女優の中谷美紀が主演を務める、日産自動車初の短編映画『CHASING THE LIGHT〜これは、私を旅する物語。〜』が16日より、特設サイトにて全編公開される。同作は、ある女性が自分自身の心の中の世界に迷い込み、プレミアムコンパクトカー「ノート オーラ」とともに幻想的な4つの世界を旅することで、自分を“解放”していく物語を描いた短編映画。中谷が抑圧されていた心を解きほぐしていく主人公を演じる。撮影には、近年注目を集める最先端の映像撮影技術「バーチャルプロダクション」を使用。臨場感あふれる高画質な大型LEDディスプレイにバーチャル背景を投影し、南極から宇宙まで、普通では走れない場所を巡るロードトリップムービーとなっている。○■中谷美紀インタビュー――(バーチャルプロダクションを使用しての)撮影を終えて、いかがでしたか?これまででしたらグリーンバックや、マットペインティングのような形で背景を想像しながら撮影に臨んだことはありましたけれども、実際にリアルな映像をバックにその情景を感じながら、まるで気温や湿度まで感じられるような背景で撮影をすることができて気持ちがとても高ぶりました。楽しかったです。――今回「オーラ」とともに巡った4つの世界の中で特に印象に残った世界は?南極なのか、北極なのか(の世界は)頑張って行けば行けるかもしれないけれど、でもきっと生涯のうちで辿り着くことはないのかなという場所で、大変興味が沸きました。宇宙でしたら「きっと無理だろうな」と最初から諦めがつきますし、オーロラはむしろ少し頑張れば体験しに行けるかなと思うのですが、さすがに南極・北極というのは訪れるのに決意が入りますよね。でも「オーラ」が連れて行ってくれるのでしたら、本当に「オーラ」とともに世界中どこへでも行きたいですね。――ストーリーを通して感じたことを教えてください。どうしても私たち人間って些細な事にとらわれてしまったり、自分で自分を縛ってしまったりということが多いかと思うのですが、(同作では)この「オーラ」に乗って自分の中で勝手に作っていた枠組みを超えて、想像の世界に羽ばたかせていただけました。本当に、自由って願えば手に入るものなんだな、とか「オーラ」と一 緒ならどこへでも向かっていける、「オーラ」とともにあればまだ見ぬ世界を旅をすることができる、また自分自身を解き放ち、解放することができる。(オーラは)プライベートな空間を保ってくれるのと同時に、自分自身を本当に自由に羽ばたかせてくれる存在だなと思いました。――中谷さんにとっての“解放”とは?今回の撮影のように雄大な自然を目の前にしたとき、ドライブをしている最中に手付かずの自然が目の前に現れたとき、あるいは素晴らしい音楽に耳を傾けているようなとき(に“解放”を感じます)。音楽に身をゆだねると本当に音楽も「オーラ」と同じようにどこへでも旅立たせてくれます。大海原だったり、深い山中の森の中であったり、あるいは宇宙にすら飛んでいけるような感覚がありますね。――リアルな世界でも「オーラ」とドライブに行くとしたら行きたい場所は?海外、ヨーロッパでしたら、クロアチアにまだ行ったことがないので、クロアチアのドブロブニクに自分が住んでいるオーストリアから陸路で行ってみたいなと思います。日本でしたら、北海道一周とか、九州を一周するとか、四国を一周するとか、それぞれ地域を巡ってみたいですね。もしくは日本の47都道府県をすべて「オーラ」で制覇するロードムービーを撮るというのはいかがですか? もしチャンスがございましたら是非お願いします。――視聴者の方へのメッセージをお願いします。日産の技術の集大成ともいえる「オーラ」と、その背景には今、日本にある最高峰のCGの技術で素晴らしい映像が繰り広げられているので、きっとご覧くださる方々も、本当に映像に没頭してワクワクしながらご覧いただけると思います。是非じっくりと美しい映像をご覧いただきたいです。
2022年11月16日中谷美紀主演で描く、すえのぶけいこ原作の連続ドラマW「ギバーテイカー」の追加キャストが発表、初映像となる特報映像と新スチールが公開された。本作は、累計発行部数1000万部突破の「ライフ」が社会現象を巻き起こした、すえのぶさんの初の青年誌連載作品「ライフ2 ギバーテイカー」のドラマ化。中谷さん演じる娘を殺された刑事・倉澤樹と、その娘を殺した猟奇殺人犯・貴志ルオトの死闘を描く本格クライムサスペンスだ。猟奇殺人犯の貴志ルオトを演じるのは、「ファイトソング」『もっと超越した所へ。』など近年、演技にも注目が集まる「Sexy Zone」の菊池風磨。ルオトは医療少年院にて更生したとされるが、「幸せは奪うもの」という異常な価値観と、倉澤への執着は変わらなかった。WOWOW初出演、中谷さんとの共演も初となる菊池さんが今回、巧みな演技力と人を惹きつけるカリスマ性が求められた難役を怪演する。また、倉澤が所属する神奈川県都筑中央署の刑事で、倉澤の唯一の理解者となっていく今井要を池内博之。倉澤の警察学校の同期で親友、ルオトに利用され事件に巻き込まれてしまう椿理子を、元「乃木坂46」の深川麻衣。退院後、ルオトが就職するパン屋「幸せの穂」の従業員で、ルオトに心酔し洗脳状態に陥っていく津山聡美を馬場ふみか。ルオトのルーツを知る唯一の人物、母・貴志茉莉絵を斉藤由貴が演じる。そして、本作唯一のオリジナルキャラクター、倉澤の元夫・小野塚優一役で吉沢悠が出演。倉澤とは12年前の事件をきっかけに離婚。苦しみを背負いながらも、歩みを進める被害者遺族の心情を繊細に表現しており、感情をぶつけ合わせる中谷さんとの共演シーンに注目だ。キャストコメント・菊池風磨台本を読みながら、ルオトは自分が演じる役柄ではありますが、樹先生に「とにかく早く捕まえて、裁いて欲しい」と思わずにはいられませんでした。残酷な事件をきっかけに始まる物語なので、登場人物の感情に心が苦しくなる部分も多いですが、樹先生がルオトを追い詰めていく姿、そして、ルオトを通して抱えている過去と向き合っていく刑事として、母親としての姿が、とても魅力的だと思いました。ルオトは一手先、二手先に“何かがある”と予感させる不気味さ、奇妙さがあり、不安を煽る恐ろしいキャラクターです。当たり前のように残酷なことをするルオトの“人が苦しんでいるところを楽しむ”という、自分自身の引き出しにない感情をどのように表現すればいいのかと悩みましたが、自信を持って演じ切るようにしました。素敵なキャストの皆さんに囲まれて、のびのびと撮影させていただきました。今まで出演したことのあるジャンルの作品、多く演じてきた明るい役とは真逆なので、全部が新鮮で楽しかったです。是非、色々な視点からお楽しみいただけると嬉しいです。・深川麻衣私が演じる理子は、生活安全課少年係の巡査部長であり、正義感に溢れた強く優しい女性です。中谷美紀さん演じる樹さんとは同期で、強い絆のある2人ですが、貴志ルオトの一件から2人の間にも亀裂が入り始めます。それぞれにとっての正義と悪について、深く考えさせられる作品でした。撮影期間は短い時間でしたが、素晴らしい出演者の皆さま、スタッフの皆さまとご一緒でき、とても濃厚な時間を過ごさせていただきました。息つく間もない展開と心理戦で、エンターテイメントとしても楽しめるお話になっていると思うので、是非お楽しみにしていてください。・馬場ふみか聡美は、とにかく苦しくて辛い日常を生きている女性です。そんな中で、優しく寄り添ってくれるルオトを信頼して拠り所にしてしまうというのは、どこか共感してしまう部分もありました。残酷で悲しいシーンが続く撮影の日々ではありましたが、安心して作品に向き合うことができたのは、キャストの皆さんの空気感がとてもあたたかかったからだと思います。特に、中谷美紀さんとの撮影中に掛けていただいた優しい言葉には、何度も励まされました。それぞれが自分の過去や人生と向き合いながら戦っていく姿を是非ご覧ください。・吉沢悠愛する娘を殺人で奪われるって、どんな苦しみなのかという問いから今作の役作りが始まりました。その母親役である中谷美紀さんは、現場で声をかけられないくらいの狂気と絶望感に包まれた凄い状態で撮影されてた姿が、今も目に焼き付いています。僕の中で「明るく楽しいイメージ」のあった菊池風磨さんの雰囲気は、このドラマではほとんどありませんでした。怖いです。サイコです。ご注意ください。・斉藤由貴貴志ルオトの母(貴志茉莉絵)を演じました。とても可哀想なお母さんの役でしたが、それ故に繊細で複雑な表現が必要だったのでとてもやり甲斐がありました。中谷美紀さんとは初めてご一緒致しましたが、お芝居に対する真摯で謙虚な姿勢にとても感動しました。「ギバーテイカー」というタイトル通り、真剣勝負の駆け引きの醍醐味が味わえる作品なのではと思います。どうぞお楽しみください!・池内博之がむしゃらに事件を追う倉澤樹を冷静に見守り、バディとして共に行動する今井を演じさせていただきました。時には厳しく時には樹を支え、またある時はチャーミングな一面をみせたり、後押ししてあげたりと魅力的な役柄でした。とても緊張感ある作品で、もし自分が倉澤樹の立場だったらどうなってしまうのだろうと思うとこもあります。そんなヘビーな役を演じた中谷さんのお芝居は本当に素晴らしかったです。原作を読まれた方も読まれてない方にも楽しんでいただける作品だと思います。倉澤樹と貴志ルオトの闘いが非常にスリリングな展開になっていきますので、そこも楽しんでいただけたらと思います。連続ドラマW「ギバーテイカー」は2023年1月22日より毎週日曜日22時~WOWOWプライム/WOWOW4Kにて放送、WOWOWオンデマンドにて配信(全5話)。(cinemacafe.net)
2022年11月07日“斜陽族”という流行語を生み出し、大ベストセラーとなった太宰治の名著「斜陽」執筆75周年を記念する映画『鳩のごとく蛇のごとく斜陽』。この度、宮本茉由、水野真紀、萬田久子が演じた没落貴族の娘と母、居酒屋の女将と、戦後を生き抜く女性たちの生きざまをとらえた場面写真が一挙解禁となった。いまもなお多くの読者に読み継がれている「斜陽」は、戦後の日本を舞台に没落貴族の娘・かず子と彼女が想いを寄せる売れっ子作家との“恋と革命の物語”。古い道徳とどこまでも争い、“太陽のように生きる”道ならぬ恋につき進んでいく主人公かず子を演じるのは映画デビューにして初主演の宮本さん。最後の貴婦人の誇りを持ちながらも病床に伏してしまう母親には、時代劇から現代劇まで幅広く活躍する水野さん。かず子が叶わぬ想いを寄せる作家・上原(安藤政信)が毎夜のように訪れる居酒屋「千鳥」の女将を、映画、ドラマ、舞台、CMなど、幅広いジャンルで活躍する萬田さん。今回解禁となった場面写真では、父を失ったかず子と母・都貴子が、東京西片町の実家を売って西伊豆へと電車で向かう場面が。困窮していく生活のために地方へと向かう2人の曇った表情が印象的。また、引越した先で、隣の農夫から畑仕事を教えてもらったかず子が農作業衣を着ている姿、病床に伏しながらも気品あるブラウス姿の都貴子がとらえられている。そして、萬田さんが演じる「千鳥」の女将が笑顔で客にお酌する場面。太宰が描いた終戦後の日本、混沌とした社会を真っ直ぐに生きようとするかず子、病に冒されながらも気品を保ち続ける都貴子、苦楽を内に秘めて女将を続ける3人の女性たち。それぞれの演技にも注目だ。『鳩のごとく蛇のごとく斜陽』は10月28日(金)よりTOHOシネマズ甲府先行、11月4日(金)よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:鳩のごとく蛇のごとく斜陽 2022年11月4日よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開※甲府先行あり©2022『鳩のごとく蛇のごとく斜陽』製作委員会
2022年10月24日女優・水野美紀が主宰を務める演劇ユニット プロペラ犬が、2016年以来、6年ぶりに上演する第8回公演「僕だけが正常な世界」。第4回公演「ネガヒーロー」から脚本、第7回公演「珍渦虫」からは脚本に加え、演出を担当するなど、作品ごとに新たなチャレンジを重ね、外部公演でも高い評価を得てきた水野美紀。本作で東京芸術劇場に初登場となります。虚構と現実が入り混じる多層的な世界を描いて来たプロペラ犬が今回新たに挑戦するのは、歌やダンスも取り入れて描く、ダークファンタジーです。崎山つばさ、鳥越裕貴、安里勇哉、定本楓馬といった2.5次元作品で大活躍する俳優と、浅野千鶴、福澤重文、宮下貴浩、そしてノゾエ征爾ら演劇界に欠かせない俳優陣が集結したことでも大きな注目を集めています。10月29日のチケット一般発売に先駆けて、主演を務める崎山つばさと、水野美紀が並ぶメインビジュアルが公開。さらに水野美紀から新たにコメントが届きました。【水野美紀コメント】メーテルリンクの「青い鳥」。幸せの青い鳥を探してチルチルとミチルは妖精たちと旅をします。しかし捕まえても捕まえても、青い鳥は2人の手をすり抜けていってしまう。この物語の主人公「ミチル」が探し求める青い鳥は、誰がどう見ても青い鳥ではありません。シュールとユーモアをスピード感に乗せ、歌い踊るダークファンタジー。どうぞご覧くださいませ。さらに追加キャストとして、江藤萌生、西野優希、猪俣利成、武藤心平の4名が発表されました。幻想的なメインビジュアルが公開され、ますます注目を集めそうだ。<公演概要>プロペラ犬第8回公演「僕だけが正常な世界」【作・演出】水野美紀(プロペラ犬)【キャスト】崎山つばさ鳥越裕貴安里勇哉定本楓馬浅野千鶴入手杏奈竹内真里江藤萌生西野優希猪俣利成武藤心平福澤重文宮下貴浩水野美紀ノゾエ征爾【スケジュール】2022年12月16日(金)~12月25日(日)【劇場】東京芸術劇場シアターウエスト(住所:東京都豊島区西池袋1-8-1 B1)【チケット料金(全席指定・税込)】前売:8500円、夜割(★の回):8000円、高校生以下3000円(前売のみ、要学生証提示、取扱:カンフェティ)※当日券は各500円増し【チケット販売】一般発売(先着)開始:10月29日(土)10:00〜【チケット取扱】■Confetti(カンフェティ) ■チケットぴあ Pコード:514-073■東京芸術劇場ボックスオフィス0570-010-296(休館日を除く10:00〜19:00) 【公演に関するお問い合わせ】 bokudake2022@gmail.com 舞台『僕だけが正常な世界』 公式HP プロペラ犬公式Twitter プロペラ犬公式Facebook 【宣伝衣装協力】YOHJI YAMAMOTO【主催】プロペラ犬 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月14日宮本茉由が主演を務め、安藤政信、水野真紀、柄本明、萬田久子ら実力派も集結する『鳩のごとく蛇のごとく斜陽』。この度、作品を彩るキャストたちの場面写真が一挙解禁となった。「人間は恋と革命のために生まれてきた」太宰治の名言が刻まれた名著「斜陽」執筆75周年、また山日YBSグループ創業150周年記念作品として太宰治が新婚時代を過ごした山梨県内でも撮影された、戦後の日本を舞台に“恋と革命の物語”が綴られる本作。名匠・増村保造の脚本で描く“真っ直ぐに生きる女”が希望を見出す物語となっている。映画初主演となる宮本さんが演じるのは、戦後の混沌とした社会で古い道徳とどこまでも争い<太陽のように生きる>道ならぬ恋につき進んでいく主人公かず子。そして、彼女が思いを寄せる作家・上原を安藤さんが演じている。今回解禁された場面写真は、宮本さん、安藤さんのメインカットに加え、没落貴族の母、都貴子を端正に演じた水野さん、戦争から帰還し夢と現実の狭間で貴族の血に抗いながら破滅的な日々を過ごす弟役の奥野壮の姿をとらえている。さらに、上原行きつけの酒場の女将役の萬田さん、病に冒された都貴子を診察する三宅医師役の柄本さんの姿も初披露。実力派俳優の存在が真っ直ぐに生きる女性、かず子と自由に生きる男・上原の混沌の時代に放たれる“恋と革命の物語”に彩りを与えている。『鳩のごとく蛇のごとく斜陽』は10月28日(金)TOHOシネマズ甲府先行、11月4日(金)よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:鳩のごとく蛇のごとく斜陽 2022年11月4日よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開※甲府先行あり©2022『鳩のごとく蛇のごとく斜陽』製作委員会
2022年10月07日女優の中谷美紀が10月1日、東京スカイツリーで行われた伊藤園「日本茶の日 お~いお茶大茶会」に出席した。伊藤園は、10月1日の「日本茶の日」にあわせて全国各地からお茶の魅力やおいしさ、楽しさを届けるイベントを開催。健康・おいしさ・楽しさ・環境・文化の5つのテーマで、オンラインを通して全国各地の茶畑やお茶にゆかりのある場所やお店などからお茶の魅力を紹介した。そんな同イベントに、特別ゲストとして「一番摘みのお~いお茶」のCMキャラクターを務める中谷美紀が登壇。茶道部の所属する女子学生らとお茶にまつわるトークショーを行った。女子高生から「キレイで眩しすぎて言葉が出ません」とお褒めの言葉をもらった中谷。「そのように言えって誰かに言われたの?」と笑いを誘いながら、お茶の魅力を発信している女子高生たちを「まだお若いのに日本の文化を発信していらっしゃって、私も見習いたいです」とべた褒め。中には人見知りを克服するために茶道を始めたという女子高生もいたが、茶道に親しんでいる中谷は「女優業は人前で恥をかくことが多く、それがお茶に親しむまで怖かったんです。でも私はお茶室で見知らぬ方々の前でお点前を失敗することで先生からご指導を受けるようになり、失敗することが怖くなくなりました。失敗してこそさらに自分が成長できるもの。人見知りも私は克服できましたね」と茶道を通じて人間的に成長したという。続けて「私も大人になって日本文化を学び始めました。若い方々がお茶を広めている活動をしていることに本当に感動しました。私も見習いたいです」と女子学生から刺激を受けた様子だった。この日は「お茶で乾杯チャレンジ」と題し、ギネスワールドレコーズが認定する正式記録名「お茶のオンライン交流会に参加した最多ユーザー数」にチャレンジ。結果、ギネス記録が達成され、イベントに参加した中谷は「素晴らしいですね。この記録は皆さんとご一緒して樹立した記録。たくさんのご応募ありがとうございました」と参加者に感謝の言葉も。中谷は伊藤園のCMキャラクターを27年間続けており、「いずれはギネスに挑戦することは可能でしょうか?」と同社のスタッフに訴え、承諾の言葉を受けた中谷は「生涯のCMをさせていただいた記録をいずれギネスに載せていただけるということで、是非とも一緒に歩んでいけたらと思います」とやる気を見せていた。
2022年10月01日指揮者、クラシカルDJ(クラシック音楽専門のDJ)として活動するアーティスト水野蒼生が、昨年結成した自身のバンド「水野電氣交響楽団」を率いて単独公演「The Dawn of Humanity」を10月28日に渋谷のライブハウス「WWW」にて行います。メインビジュアル水野蒼生は、2018年にクラシカルDJとして、名門クラシックレーベル「ドイツ・グラモフォン」からメジャーデビューし、同レーベルが主催するイベント「Yellow Lounge」の東京およびベルリン公演に出演。また、ヨーロッパで最もエキサイティングな音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」の本場、フランスはナントの公演にも出演を果たしました。指揮者としては昨年から今年にかけて葉加瀬太郎氏のオーケストラ全国ツアー「The Symphonic Sessions」に帯同するなど、国内外で精力的な活動を続けています。また、昨年春にリリースした自身の3rdアルバムではROTH BART BARONのフロントマン三船雅也氏や世界的に注目を集めるピアニスト角野隼斗氏らをゲストに迎えたアルバム「VOICE - An Awakening At The Opera -」も話題を呼びました。当アルバムのリリース記念として、昨年末にはアルバムに参加した総勢5名のアーティストをゲストに迎え開催した初のワンマンライブ「An Encounter At The Opera」(@渋谷WWW)は完売となりました。公演開催に伴う資金をクラウドファンディングで募り、開始から5日間で目標金額150万円を達成、最終的には238万5千円の支援を受けました。2021年WWWでの公演の様子この開催に合わせて、水野は、クラシック音楽を現代的アプローチで演奏する電子楽器による11人編成のバンド「水野電氣交響楽団」を結成。当バンドは、ギター、ベース、キーボード、ドラムに加え、エレキの弦楽四重奏とサックス、更にはリアルタイムでバンドサウンドにエフェクトをかけるダブワイザーで編成されており、現代的なグルーヴとシンフォニックな没入感を併せ持つ唯一無二なサウンドを生み出します。約1年ぶり、2回目となる本公演のテーマは「The Dawn of Humanity(人間性の夜明け)」。アルバム「Voice -An Awakening At The Opera-」に収録されている楽曲に加え、ベートーヴェンをはじめとする有名作曲家たちの作品を「もし作曲家が現代に生きていたら、どんな楽器や機材を使い、どんなサウンドを奏でていたのか」という妄想のもと、オーストリア国立ザルツブルク・モーツァルテウム大学で研鑽を積んだ水野が、現代の演奏手法をもとに再表現、再定義していきます。本公演に設けられたテーマ「The Dawn of Humanity(人間性の夜明け)」は、感情表現の拡張が見られた19世紀頃の音楽(ロマン主義音楽)へのオマージュでもあり、閉塞感に満ちた現代社会に対し、感情の解放を喚起するライブパフォーマンスとなります。「クラシック音楽の再定義」を目指す水野が、今回はどんな世界へ連れて行ってくれるのか。聴き逃せない一夜となります。乞うご期待ください。出演:水野蒼生(ボコーダー・指揮・シンセサイザー)水野電氣交響楽団Vn :西野絢賀、西原史織Va :世川すみれVc :渡邊ゆかりSax:笠村勇樹Pf :三好タケルGt :bejaBa :加藤由梨Dr :岩下奏Dub:韓雄万■Tickets前売り:4,000円 当日:4,500円(ともにドリンク代別)イープラスにて9月23日正午より販売中 ■ライブ配信決定!配信:2,500円(アーカイブ期間 11月4日 23:59まで)イープラスにて9月23日正午より販売中 ■Biography水野蒼生 指揮者/クラシカルDJ1994年東京生まれ。2018年に120年以上の歴史を持つレーベル「ドイツ・グラモフォン」から史上初のクラシカルDJ(クラシック音楽専門のDJ)としてメジャーデビュー。同レーベルが主催するイベント「Yellow Lounge」の東京、ベルリン公演に出演。 2021年と2022年の両年には葉加瀬太郎氏のオーケストラツアーに指揮者として帯同。2019年にはオーストリア国立ザルツブルク・モーツァルテウム大学オーケストラ指揮専攻及び合唱指揮専攻の第一ディプロム(学部相当)を首席で卒業。2021年と2022年の両年には葉加瀬太郎氏のオーケストラツアーに指揮者として帯同。現在は国内外でクラシック音楽の再定義とアップデートをコンセプトにした幅広い活動を続けている。Twitter : Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月29日すえのぶけいこ原作の「ライフ2ギバーテイカー」(講談社アフタヌーンKC)が、中谷美紀主演で連続ドラマ化が決定。ティザービジュアルならびにコメントが到着した。原作の「ライフ2ギバーテイカー」は、累計発行部数1000万部超えのメガヒット漫画「ライフ」にて社会現象を巻き起こしたすえのぶけいこの初の青年誌連載作品。娘を殺された刑事・倉澤樹(くらさわ・いつき)と、その娘を殺した猟奇的殺人犯・貴志ルオト(きし・るおと)が繰り広げる死闘を描いた本格クライムサスペンスだ。連載開始前から注目を集め、迫力あるタッチでエネルギッシュに描かれたその強烈なストーリーと独特な心理描写が「ライフ」に次ぐ、“第2の衝撃作”と話題を呼んだ本作。今回、そんな話題作を“連続ドラマW”としてドラマ化するにあたって、原作とキャラクターの魅力を最大限に活かし、作品に刻まれたメッセージを映像化ならではのアプローチでより深く表現するため、原作の設定である“妹が殺された刑事”を、“娘が殺された刑事”へと変更した。主演を務めるのは、来年、女優デビュー30周年を迎える中谷美紀。中谷さんの連続ドラマ主演は2019年の「ハル~総合商社の女~」(TX)以来となり、WOWOWのドラマへの出演は2017年の主演作「連続ドラマW東野圭吾片想い」以来の2度目となる。中谷さんが演じる主人公・倉澤は元小学校教諭の刑事。彼女は可愛がっていた教え子・ルオトに、愛する娘を惨殺された過去を持つ。事件当時12歳という犯人の幼さも相まって、この猟奇的殺人事件は日本中に大きな衝撃をもたらした。倉澤は被害者遺族として絶望を味わい、その経験から生まれた“自分と同じように苦しむ人を一人でも多く救いたい“という想いのもと、刑事になった。その強い信念に突き動かされ、事件解決に奔走する日々を送ること12年。倉澤は娘の命日を目前に、ルオトが医療少年院を退院することを知る。そして、ルオトが「完全に更生した」との話を聞くも、被害者遺族として疑心を抱かずにはいられない彼女のもとに、ある日、不審なメッセージが届く。「あなたの大切なものを、もういちど奪います」それは、再び日本中を震撼させる新たな事件の始まりだった。倉澤は普段は冷静を保っているが、時に自身の危険を顧みずに行動する、“クールな頭脳派”とも一味違った刑事。理不尽な相手と闘い続け、刑事として理性を保とうとしながらも、内在する犯罪者への怒りや憎しみを発露させてしまう難役だ。中谷さんはそんな倉澤を見事に体現し、ルオトとの悲しき追跡劇の根底にある強いメッセージを、説得力のある確かな演技力で表現。今回の解禁に合わせて公開されたティザービジュアル(倉澤ver.)では、添えられたキャッチコピー、そしてその表情、目線から、倉澤の信念を強く感じさせるデザインとなっている。なお監督は、WOWOW開局25周年記念「連続ドラマW沈まぬ太陽」、「WOWOWオリジナルドラマヒル」、「連続ドラマWシャイロックの子供たち」の鈴木浩介、脚本は「連続ドラマW黒鳥の湖」、「ドクターホワイト」などを手掛けた小峯裕之が務めた。◆中谷美紀(倉澤樹役)「もしも自分の娘を自らが教鞭を執る学校の生徒に惨殺されたら?」という、想像もしたくないような事件がこの物語の冒頭で起こります。今回演じた倉澤樹という元教師は、これ以上の被害者を出さないように、同じ苦しみを味わう人を少しでもなくすために、刑事になることを選択しました。以来、警察の縦社会など物ともせず、単独行動で犯人逮捕に血道を上げる一方で、マザーテレサのような質素な暮らしぶりを続けます。しかし、娘を殺した犯人・貴志ルオトが医療少年院を退院したことをきっかけに、快楽のために人を殺める孤独な少年と、倉澤樹の死闘が開始のゴングを響かせます。怒り、憎悪、悲しみ、絶望と、ありとあらゆる感情を抱えて貴志ルオトと向き合う過程で、ハラハラドキドキな緊張感の絶えない、めくるめく展開が待ち受けています。この人物の底なしの悲しみに寄り添いつつも、がむしゃらに事件に立ち向かう倉澤樹を演じる日々は大変苦しく、常に自責の念がつきまとい、死の淵に立たされているかのような感覚で現場におりましたが、素晴らしい監督とスタッフ、キャストの皆様に支えられて、怒濤の撮影を終え、無事に生還することができました。果たして被害者遺族として犯人に復讐をするのか、あるいは刑事として事件を追うのか、究極の選択に迫られる倉澤樹と、周囲の登場人物たちの豊かな心情描写、そして、貴志ルオトというモンスターが仕掛ける数々の罠をお楽しみいただけましたら幸いです。◆鈴木浩介(監督)原作から脚本という形に変わり、色々な変更点など加味されましたが、わたしなりに作品のテーマを「家族」と捉え、主人公の樹が背負わされた生き方にどう寄り添うことができるか、驚愕な行動をしたルオトの家族の描き方も踏まえ、どのように映像にするかを模索する毎日でした。中谷さんとは初めてご一緒させていただきました。とても素敵な時間を共有させていただき、貴重な人生分の2ヶ月を過ごすことができました。そして何より、心地よい緊張感をスタッフ・キャストと共有し、本作と真摯に寄り添うことができました。10年ほど前からWOWOW作品に参加させていただきましたが、日々の撮影が終わった瞬間、もの凄い安堵感に包まれたのは本作がはじめてでした。本作独特の世界観が、そうさせたのかもしれません。◆すえのぶけいこ(原作者)最初にドラマ化のお話をいただいた時は主人公の年齢設定が変わるとのことでどうなるんだろう?と思っていたのですが、倉澤樹を中谷美紀さんに演じてもらえるという予想外の展開に大興奮。喜びとワクワクが込み上げてきました。連載中は未成年の犯罪や遺族となった家族の手記を調べていくうちに暗澹たる気持ちになったり、重いテーマに葛藤を感じながら日々奮闘していたので、豪華なキャストの皆様に演じていただけることになり感激しています。映像でよりリアルに、スリリングになっている部分がたくさんあると思うので私自身も放送が楽しみです。原作を読んでくれている方も、初めて知ったという方も、ぜひ「ギバーテイカー」の世界に浸ってもらえたら嬉しいです!連続ドラマW「ギバーテイカー」は2023年、WOWOWプライムにて放送、WOWOWオンデマンドにて配信予定(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2022年09月15日阿部寛主演、消えた恋人“F”をめぐるミステリアスでビタースイートなラブストーリードラマ「すべて忘れてしまうから」。この度、本作に酒井美紀が出演していることが分かった。酒井さんが演じるのは、阿部さん演じる作家“M”の消えた恋人“F”の姉。失踪後、“M”の前に現れる“F”の姉。“M”は全く知らなかった“F”の一面を知ることに。また、“F”の姉はある理由のため、“F”を血眼で探すが、必死に探す理由は、姉妹だから身を案じているというわけでもなさそう。今回、2回目となる阿部さんとの共演について、酒井さんは「役のプランをとても緻密に考えていらっしゃって、学ぶことが多くありました」と刺激を受けたそう。役柄については「台本を初めて読んだ時クエスチョンだらけでした。(笑)」「“F”の姉のちょっと大胆な行動は、思い込みや裏切られているかもしれないと思う心の動揺と彼女の煩悩の表現していると受け取って演じました。めったにみないキャラクターでとても楽しかったです」とコメント。また、「このドラマは、主役に正式な名前がついていないというとても珍しい作品です!いつもと同じように過ごしていても、人間は世の変化の流れの中で生かされていることに気が付き歩みを進めることがメッセージとしてあると思います。映画のようなお洒落な映像と共に楽しんでいただけたらと思います」と視聴者へ呼びかけている。そして公開されたキャラクタービジュアルには、“F”の姉の姿も。少々気弱ではかなげな雰囲気の“M”をはじめ、“M”を翻弄する女性たちが「Bar 灯台」のカウンターに腰掛けながら、こちらを見つめている。そして“M”の横には、姿を消した恋人“F”の空いたままになっている席もあり、ラブストーリーでありながら、主人公の恋人が不在という謎に包まれたビジュアルが完成した。そんな謎に包まれた消えた恋人“F”は、未だキャストが発表されていない。阿部さんは「“F”役の女優さんとは以前にも共演させていただきましたが、いつも変わらず、彼女が現場に入るとパッと雰囲気が明るくなる。今作品では、恋人役なので長い時間ご一緒させてもらいました。本当に演技力に定評のある女優さんが演じられています」と“F”役のヒントを明かす。Charaは「初めて撮影した日がハロウィンの夜のシーンで、仮装しているのが本当にかわいくて、もっと仲良くなりたいぜ!って(笑)。だけど、やっぱりカメラの前では本当に全然違っていて、オフスクリーンではものすごく明るくて、役に入っている時からすっと素に戻る感じとか、女優ってすごいなと思いました」と印象を語る。大島優子は「私の役も“F”と対面しているのは一瞬だけ映っています。しかも衝撃の格好で。楽しそうに真っ赤になっていました。またお会いしたいです」と気になるコメントを寄せた。また、酒井さんは「お芝居の幅の広い実力派の女優さんです。私もいつかご一緒したいと思っていたので、今回共演できて大変うれしく思っています。普段からとっても気さくな方で、誰に対しても壁のない素敵な女優さんですよ」と述べている。「すべて忘れてしまうから」は9月14日(水)ディズニープラス「スター」にて独占配信。(cinemacafe.net)
2022年08月30日女優の酒井美紀が、ディズニープラス「スター」の日本発オリジナルドラマシリーズとして9月14日より独占配信される『すべて忘れてしまうから』に出演することが30日、発表された。作家・燃え殻氏の同名エッセイを、国内トップクリエイターがドラマ化を手掛ける本作は、日本発のディズニープラス「スター」オリジナルドラマシリーズとして初めての配信作品。国内では9月14日より独占配信され、さらに順次世界配信予定となっている。ハロウィンの夜に突如姿を消した恋人をめぐる、ミステリアスでビタースイートなラブストーリーを描く本作。阿部寛演じる、流されるままに生きるそこそこ売れっ子のミステリー作家“M”は、消えた恋人“F”を探すことに。しかし、次第に“M”の知らなかった“F”の一面や秘密が明らかになっていく。長年俳優として第一線で活躍してきた阿部にとっては、キャリア初の配信ドラマ出演、かつ久々のラブストーリー作品への出演となる。また、主人公Mが通う行きつけであり、ハロウィンの夜に彼女が消えた場所でもある、物語のキーとなる舞台“Bar 灯台”のオーナーを、1996年公開の『スワロウテイル』以来26年ぶりの演技となり、ドラマ作品への出演が初となるCharaが演じ、同じバーで働く元バンドマンの料理人役を宮藤官九郎が務める。さらに、“F”と関係のある謎の美女役で大島優子の出演が先日発表された。今回、消えた恋人“F”の姉を演じる酒井美紀の出演が発表された。“F”失踪後、“M”の前に現れた“F”の姉から明かされるのは、“M”が5年も付き合っていたにもかかわらず全く知らなかった“F”の一面。姉が“F”を必死に探す理由は、姉妹だから身を案じているというわけでもなさそうで。謎が深まる“F”が失踪した真相とは――。酒井は、2回目となる阿部との共演について「役のプランをとても緻密に考えていらっしゃって、学ぶことが多くありました」と阿部の演技への姿勢に刺激を受けたことを明かした。また自身が演じる“F”の姉役については、「台本を初めて読んだ時クエスチョンだらけでした(笑)」と述べ、「“F”の姉のちょっと大胆な行動は、思い込みや裏切られているかもしれないと思う心の動揺と彼女の煩悩の表現していると受け取って演じました。めったにみないキャラクターでとても楽しかったです」と語った。そして、本作を楽しみにしている人たちへ、「このドラマは、主役に正式な名前がついていないというとても珍しい作品です! いつもと同じように過ごしていても、人間は世の変化の流れの中で生かされていることに気が付き歩みを進めることがメッセージとしてあると思います。映画のようなお洒落な映像と共に楽しんでいただけたらと思います」とメッセージを送った。あわせて、新キャストを含めたキャラクタービジュアルも公開。近年演じることが多かった、力強いイメージの役とは異なる、すこし気弱ではかなげな雰囲気を醸し出す小説家“M”役の阿部をはじめ、“M”を翻弄する女性たちが劇中の舞台であるBar 灯台のカウンターに腰掛けながらこちらをみつめる姿が映っている。個性あふれるファッションとヘアスタイルに身を包み唯一無二の世界観を持つCharaらしい一面ものぞかせるカオル。“F”の秘密を知りながら怪しげな笑みを浮かべる謎の美女役の大島、なぜか右目に眼帯を付け物憂げな表情を浮かべる“F”の姉役の酒井。そして、目を引くのは“M”の横にある突然姿を消した恋人“F”の空いたままになっている席。ラブストーリーでありながら、主人公の恋人が不在という謎につつまれたビジュアルになっている。また、物語の重要な鍵を握る登場人物にもかかわらず、いまだ発表がなされていない、失踪した恋人“F”を演じる女優について、各キャストからコメントが到着。阿部は「“F”役の女優さんとは以前にも共演させていただきましたが、いつも変わらず、彼女が現場に入るとパッと雰囲気が明るくなる。今作品では、恋人役なので長い時間ご一緒させてもらいました。本当に演技力に定評のある女優さんが演じられています。ミステリアスな F を皆さんぜひ誰なのかを推理してみてください」と共演経験があると明かし、Charaは「初めて撮影した日がハロウィンの夜のシーンで、仮装しているのが本当にかわいくて、もっと仲良くなりたいぜ!って(笑)。だけど、やっぱりカメラの前では本当に全然違っていて、オフスクリーンではものすごく明るくて、役に入っている時からすっと素に戻る感じとか、女優ってすごいなと思いました」と、撮影初日の印象と思い出を明かした。大島は「私の役も“F”と対面しているのは一瞬だけ映っています。しかも衝撃の格好で。楽しそうに真っ赤になっていました。またお会いしたいです」と“真っ赤”という気になるコメントを寄せ、酒井は「お芝居の幅の広い実力派の女優さんです。私もいつかご一緒したいと思っていたので、今回共演できて大変うれしく思っています。普段からとっても気さくな方で、誰に対しても壁のない素敵な女優さんですよ」と念願の共演の喜びを語った。全員が口を揃えて語る“F”を演じる女優が持つ演技力と人柄の良さ。果たして、“F”役を誰が演じているのか、今後の発表にも注目だ。(C)Moegara, FUSOSHA 2020
2022年08月30日©AKINORI ITO FOR DIORクリスチャン ディオールが、ファイン ジュエリー&タイムピーシズのジャパンアンバサダーに女優の中谷美紀を起用しました。1998 年、現ファイン ジュエリー アーティスティック ディレクターのヴィクトワール・ドゥ・カステラ―ヌが着任以来、革新的で豊かな創造性と最高峰のクラフツマンシップによる唯一無二の逸品を生みつづけるディオール。類まれな演技力に加え、芸術や音楽への造詣や美意識で人々を魅了する中谷美紀がメゾンのエレガンスを体現し、魅惑的に表現します。アンバサダー就任に際して、中谷美紀は次のようにコメントを寄せました。「歴史に裏付けされたエレガンスと、時代に即した革新性を共存させ、常にファッション史を牽引して来たオートクチュール メゾン ディオールにて、ファイン ジュエリー&タイムピーシズのジャパン アンバサダーを務めさせていただくことになり、大変光栄に思っております。マリア・グラツィア・キウリさんがムッシュ ディオールのクチュリエ精神に敬意を払いつつ、私たち女性のリアルな生き方に寄り添ってデザインなさるお洋服とヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌさんの織りなす遊び心に溢れたジュエリーとタイムピースを身に纏い、ディオールの紡ぐ新たな物語を皆様にお伝えする媒介となれるよう励んで参りたいと存じます」今後、中谷美紀はさまざまな取り組みを通して、ディオール ファイン ジュエリー&タイムピーシズの多面的な魅力を発信します。©AKINORI ITO FOR DIOR©AKINORI ITO FOR DIORクリスチャン ディオール ファイン ジュエリー&タイムピーシズについて1998 年、貴族にルーツを持つヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌがアーティスティック ディレクターとして就任。メゾンの創設者 クリスチャン・ディオール自身やメゾンが紡ぐストーリーに敬意を表し輝きに満ちたアートピースへと再解釈されるジュエリーとタイムピースは、女性美、エレガンスと洗練性が際立つ大胆さと遊び心に溢れるデザインへと昇華されている。オフィシャルタグ : @DIORハッシュタグ : #DiorJoaillerie # DiorHauteHorlogerie【お問合せ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2022年08月22日Amazon Original番組『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2 最終回大予想イベントが18日、都内で行われ、大泉洋、小林幸子、水野美紀、関口メンディー(EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBE)、潮田玲子、山田優が登壇した。『ザ・マスクド・シンガー』は、マスクで正体を隠した有名人が実力勝負のパフォーマンスに挑み、出演者や視聴者がその正体を推理する音楽バラエティ番組。シーズン2は、25日に最終回の配信を迎える。イベントでは、本作のMCを務める大泉洋、シーズン1にパフォーマーとして出演し、シーズン2ではパネリストとして白熱の推理合戦を繰り広げた歌手の小林幸子と女優の水野美紀が登壇。シーズン2で惜しくも敗退したパフォーマーより、関口メンディー(キャラクター名:ベンケイ)、山田優(ラム)もコスチューム姿で登場し、何も聞かされていない大泉、小林、水野がトークを展開している中で、マスクオフを行って姿を現した。3人はサプライズにびっくり。大泉は山田に「あなた子育ていいの? なんでいるの?」と声をかけ、「これは本当にダメなドッキリ。私はいない人の悪口を言うから。危ない! これ以上やっていたら危なかった。ゾッとする」と動揺。また、「山田優ちゃんの旦那とずっと仕事していたからね。(山田が同番組で)敗退して帰ったあとに、小栗旬から『お世話になりました。残念がっていました』って」と『鎌倉殿の13人』で共演した小栗から連絡があったことを明かした。また、マスクオフ前にメンディーについて「ここまで音を外された方もいなかった」と話していた大泉だが、マスクオフ後は「ベンケイは素晴らしかったですよ。迫力があって本当にかっこよかった」と絶賛。メンディーは「手のひら返しダメンディー!」とツッコんで笑いを誘った。さらに、大泉が昔からファンだったという潮田玲子(スパイダー)もサプライズ登場し、コスチューム姿で中島美嘉の「Glamorous Sky」を披露。マスクオフして潮田だと明かされ、大泉は「うれしい」と喜びつつ、「(マスクを)外して歌ってほしかった」と話していた。
2022年08月18日女優・水野美紀が主宰を務める演劇ユニット・プロペラ犬が、2016年以来6年ぶりとなる第8回公演『僕だけが正常な世界』を、12月東京芸術劇場 シアターウエストにて上演することが決定した。第4回公演『ネガヒーロー』から脚本、第7回公演『珍渦虫』からは脚本に加え演出を担当するなど、作品ごとに新たなチャレンジを重ね、外部公演でも高い評価を得てきた水野美紀。虚構と現実が入り混じる多層的な世界を描いて来たプロペラ犬が今回新たに挑戦するのは、ダンス・歌を取り入れて描く、ダークファンタジーだ。脚本・演出はプロペラ犬主宰の水野が務め、自らも出演。母となってから初のプロペラ犬の公演であり、また東京芸術劇場には初登場となる。本作の主演は、ミュージカル『刀剣乱舞』や舞台『幽☆遊☆白書』、TVドラマでも活躍する崎山つばさ。共演には、ミュージカル『刀剣乱舞』に出演、音楽ユニットWINWINのメンバーとしても活動する鳥越裕貴、舞台『黒子のバスケ』に出演、TVアニメの声優としても活躍している安里勇哉、最近では舞台『呪術廻戦』への出演が話題となった定本楓馬と、2.5次元作品で人気を誇り活躍の場を広げているキャストが決定した。また、玉田企画に出演するなど演劇界に欠かせない存在の浅野千鶴、数多くの舞台や音楽PVに振付、出演するダンサー・振付家の入手杏奈がプロペラ犬に初参加。 入手は本作でも振付を担当する。さらに、水野が脚本・演出を担当した舞台『2つの「ヒ」キゲキ』でも見事な歌唱力を披露した竹内真里、舞台のみならずドラマ『しもべえ』などTVでも活躍する福澤重文、最近では映画『浜の朝日の嘘つきどもと』など多くの作品に出演する傍ら、『2つの「ヒ」キゲキ』など舞台もプロデュースする宮下貴浩と、個性豊かで高い表現力に定評のある俳優が水野作品に再び集結。そして、『○○トアル風景』で第56回岸田國士戯曲賞受賞するなど、自らも脚本家・演出家・俳優として活躍し、劇団「はえぎわ」の主宰を務めるノゾエ征爾が、俳優として再びプロペラ犬に参加する。■水野美紀 コメントこのたびプロペラ犬第8回公演を上演することにいたしました。前回の公演の直後に妊娠が分かり、そこから出産、子育てと母業に邁進している間にコロナ禍に突入。怒涛の月日が過ぎ、(その間、去年の新国立劇場での公演など外部での作演は続けておりますが)プロペラ犬としては6年ぶりの公演となってしまいました。ここ数年で演劇のあり方も大きく変わりました。2.5次元というジャンルの台頭。配信の定着。演劇の枠はどんどん広がっています。「今」を反映できるのが演劇の面白さで、今、同じ場所、同じ時代を生きる我々が肌で感じる今ある不穏な空気、怒り、不安、喜び、 希望、それらの言語化できない感覚を「今」作品化して「今」劇場でお客様と共有する。これが演劇の一つの醍醐味なのではないかと私は思います。最高のキャストと共に、楽しくも突き刺さる、プロペラ犬らしい盛り沢山の作品に仕上げたいと思っております。どうぞ、よろしくお願いいたします。■崎山つばさ コメント冷酷な無差別殺人を犯した男のストーリーで僕が演じるミチルという人物はまず死ぬことばかり考えているという激重なプロットを読みとても興味が湧きました。いや、そういった願望がある訳では決してありません。しかし演じてみたかった役であることは間違いありません。ミチルがミチルになった経緯や由縁を紐解いていき、作品が繊細な物語だからこそ、人物の与えられてきた環境、見てきたもの、聞いてきた音、感じてきた想いなどに細かく向き合っていけたらと思います。是非、楽しみにしていて下さい。■鳥越裕貴 コメント皆様、初めまして。"プロペラ犬"に初参加をさせて頂きます、鳥越裕貴です。舞台観劇が好きな自分でもよく間違える、東京芸術劇場シアターウエストとシアターイースト。皆様も1度はあるのではないでしょうか?今回の役どころ、シアターイーストと間違えてやってきた俳優。そして、そのまま物語に紛れ込んでいく。 。 。現実に置き換えるとゾッと致します。この物語にシアターイースト急遽代役俳優がどう絡んで行くのか、、、僕自身、楽しみです!■安里勇哉 コメント発表されましたー!!!めちゃくちゃ楽しみなキャストばかり。そして主宰の水野美紀さんとは日替わりゲストでお世話になったのですが、今回はガッツリです!本番はもちろんそうだけど稽古から既に楽しみ。皆さんも楽しみにしていてください!宮下さんは丸坊主の役なのかなー。■定本楓馬 コメント今回初めて参加させて頂きます。「僕だけが正常な世界」タイトルを見て感じる『正常』と書いてあるのになぜか感じる違和感。この言葉に込められた意味が何なのかこれから知っていけると思うと楽しみです。僕はミチルの幼馴染である「元気」を演じさせて頂きます。観に来てくださる皆さまにこの作品が届くよう精一杯演じさせて頂きます、よろしくお願いいたします。■ノゾエ征爾 コメントプロペラって、おそらく、水野さんのことだと思うんです。あの危険なまでにブンブン回り続ける感じ。そして回っているうちに逆回転してるんじゃないかって錯覚してくる感じ。それはまさに水野さんそのものであるし(どんなものだ)、そして犬も、おそらく水野さんだと思うんです。全てを見透かしているかのようにじっと見つめていたり、いきなり飛びかかってきたり、かと思えば妙な安心感があったり。あ、水野さんは決して飛びかかりはしませんが。つまり、掌握不能な領域、それが水野さんであり、プロペラ犬の作品なんだと思います。今回は踊ったり歌ったりですって?よくぞ呼んでくださいました。ってのは冗談半分。私に何ができるだろうか。いや、考えるだけ無駄だ。ブンブンなプロペラな犬に、思いきり身を投じてみようこの秋。いや、冬。<公演情報>プロペラ犬 第8回公演『僕だけが正常な世界』2022年12月16日(金)~12月25日(日) 東京芸術劇場 シアターウエスト受付開始:開演の1時間前開場:開演の45分前【作・演出】水野美紀(プロペラ犬)【キャスト】崎山つばさ / 鳥越裕貴 / 安里勇哉 / 定本楓馬浅野千鶴 / 入手杏奈 / 竹内真里福澤重文 / 宮下貴浩水野美紀 / ノゾエ征爾【チケット料金(全席指定・税込)】前売:8,500円夜割:8,000円高校生以下:3,000円(前売のみ、 要学生証提示、 取扱:カンフェティ)※当日券は各500円増し■一般発売(先着)2022年10月29日(土) 10:00~※各種先行販売あり。詳細は公式サイトにてご確認ください。チケットはこちら:公演に関する問い合わせ:mailto:bokudake2022@gmail.com舞台『僕だけが正常な世界』公式HP:プロペラ犬 公式Twitter:プロペラ犬 公式Facebook:
2022年08月16日一人の独身女性が、多数の男性との旅を通して運命の相手を探す『バチェロレッテ・ジャパン』。注目の2代目バチェロレッテ・尾﨑美紀さんに、恋愛観や旅を経ての変化などを伺いました。自分を大事にすることが運命の人を知る第一歩に。今回、誰もが憧れる完ぺきな女性=バチェロレッテに選ばれた尾﨑美紀さん。これまで仕事に邁進してきた彼女が恋愛に向き合おうと決意したのは、「寄り添ってくれるパートナーが欲しい」と思ったことがきっかけだったという。「起業して5年経ちますが、昨年、会社に関して大きなショックを受ける出来事がありました。それまでは、どんなに辛くても“私が頑張らなきゃ”と一人で乗り越えてきたのですが、その時初めて辛い気持ちをシェアできる人がいたら幸せだろうなと思ったんです。ずっと、恋愛よりも仕事が大事だからとあえて深い関係を作ってこず、ちゃんと話し合いをせず別れたことも。このままでは一生一人だし、そんな自分を変えたいと思って参加を決めました」男性参加者は全部で17名。旅の中で行われるデートやイベントを通じてコミュニケーションをとり、運命の一人を見つけていく。「どんな男性が来るかということは本当に会うまでわからず、資料なども一切ありませんでした(笑)。実際に対面する日の前日は、初めましての人と短い時間で距離を近づけることができるのかなと、不安でドキドキ。でも、みなさん本当に気持ちを惜しみなく伝えてくださるので、私も対等に向き合い、自分の個性を知ってもらうために心を開くことを意識しました。大事にしたのは、“この人を幸せにしたい!”と思えるかどうかです。今後、ずっと一緒に過ごす結婚相手としてのパートナーを選ぶので、自分が無償で何かをしてあげたいと思える相手じゃないと続かないなと思ったんです」毎回、バチェロレッテが気に入った男性にローズを渡すローズセレモニーは大きな見どころの一つに。「正直、旅の中で一番迎えたくない時間でしたね。みなさん本当に素敵な方たちで、それぞれにいいところを持っていて、真剣に向き合ってくださる。だけど、人として好きであっても結婚のパートナーとして違うのであれば断らないといけないので辛かったです。“もっと自分のことを伝えればよかったかな”などと後悔して、眠れない夜もありました。でも、そうしてコミュニケーションをとる時間が少ない中で、お互いをどうやって理解するかということを真剣に考えたからこそ、旅を終えた後、恋愛に限らずどんな人間関係においても、自分の気持ちをちゃんと言葉にして伝えることを以前にも増して意識するようになりました」男性だけでなく自分のこともしっかりと見つめたことで成長し、自己肯定感も高まったと尾﨑さん。「これほど自分に向き合った体験は本当に久しぶりでした。会社の成功を考える機会は多かったけど、自分個人の幸せに関しては、ほとんど考えてこなかったので。旅の間はずっと、私が望んでいること、誰といるのが幸せかを知ることに時間を費やしました。そうして気づいたのは、まず、私が私のことをきちんと理解していなかったり、認めていないと、ほかの誰かを幸せにするのは難しいということです。相手に合わせるのではなく自分軸を大事にし、自分が自分のファンでいることが、運命の人を見つけて幸せにするための第一歩なんだなって。きっと、anan読者のみなさんも、これからの人生について真剣に考えている方が多いと思うんです。私は今回、仕事を脇に置いて、一人の人間として恋愛に向き合いました。この旅を通じて共感してくださったり、自分の幸せについて考えるきっかけになったり、“この人も頑張ってるんだな”と前向きな気持ちになっていただけたら、旅に参加した甲斐があります。ほかにも、海外での豪華なデートなど非日常的な世界観を堪能したり、参加男性の中に推しを見つけたりと本当にいろいろな楽しみ方ができる番組だと思うので、ぜひ、見ていただけたら嬉しいです!」『バチェロレッテ・ジャパン シーズン2』配信開始日:2022年7月7日(木)夜10時よりPrime Videoにて独占配信開始(全10話)7月7日(木)夜10時 第1話~第3話7月14日(木)夜10時 第4話~第6話7月21日(木)夜10時 第7話~第8話7月28日(木)夜10時 第9話~第10話©2022 Warner Bros. International Television Production Limitedおざき・みき愛知県出身。実業家。「DINETTE」代表。美容メディアと、コスメブランド『PHOEBE BEAUTY UP』を手がける。趣味はピアノやクラシックバレエなど。※『anan』2022年7月13日号より。写真・土佐麻理子取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2022年07月09日起業家の尾崎美紀氏(崎はたつさき)が2代目バチェロレッテを務める、Amazon Prime Video『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2のキービジュアルと新予告映像「彼女の鎧」編が、22日に公開された。才色兼備の独身女性(バチェロレッテ)が主役となり、多数の男性候補の中から未来の結婚相手を選び抜く同番組。2020年にシーズン1が配信され、約2年ぶりとなる最新作が7月7日から配信される。今回、公開された新予告映像「彼女の鎧」編では、尾崎氏が今回の旅のテーマを「鎧を脱ぐ」ことと掲げ、真実の愛を見つける旅に込めた思いを告白。周囲に弱さを見せられず恋愛でも“鎧”をまとってきたという悩みを吐露する中、「結婚相手が欲しい」と決意を固め、自身の幸せと真摯に向き合っていく様子が映し出される。「ギリギリの瞬間まで悩み切りたい」と臨む尾崎氏は、旅の結末でどのような決断を下すのか。あわせて公開になったキービジュアルでは、あたり一面に咲くバラと個性豊かな男性陣に囲まれ、1本のバラを手に持った尾崎氏が真剣な表情で振り向く姿を捉えている。同番組は、7月7日(22:00)に第1話から第3話の配信を開始し、7月28日まで毎週木曜22時に順次配信される。
2022年06月22日起業家の尾崎美紀氏(崎はたつさき)が、Amazon Prime Video『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2の2代目バチェロレッテに選ばれたことが9日、明らかになった。才色兼備の独身女性(バチェロレッテ)が主役となり、多数の男性候補の中から未来の結婚相手を選び抜く同番組。2020年にシーズン1が配信され、約2年ぶりとなる最新作が7月7日から配信される。今回、2代目バチェロレッテに選ばれた尾崎氏は、愛知県名古屋市出身の28歳。大学卒業とともに起業し、コスメブランドと美容メディア運営を行う会社を設立した。わずか2年で年商15億円を達成し、経済誌『Forbes』が発表した「Forbes 30 Under 30 Asia」で“世界を変える30歳未満の30名”の起業家に選出されたカリスマ経営者だ。今回公開されたインタビュー映像で尾崎氏は、「(経営する会社が軌道に乗り)やっと自分の幸せを考える時間ができた」と参加に至るまでの思いを話したほか、過去の恋愛についても「モテてきました(笑)。でも好きな人からモテないと意味ないので、自分がいいなと思う人からモテたい」と語った。また、理想のタイプは「私のことを好きでいてくれる人。見た目では選ばないようにしてます」と明かした。同番組は、7月7日(22:00)に第1話から第3話の配信を開始し、7月28日まで毎週木曜22時に順次配信される。コメントは以下の通り。■尾崎美紀こんなに自分と向き合って恋愛だけに没頭したのは起業して以来、久しぶりのことです。男性メンバー達それぞれとの出会いを大切にし、“幸せになること”を最後まで諦めずに、旅をやり切れたらいいなと思っています。仕事を日本に置いて、1人の女性として真剣に愛に向き合っている私の旅を通して、何か感じていただけるものがあれば嬉しいです。ぜひたくさんの方に楽しんでいただけますように。
2022年06月09日「探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~」の5話が5月12日深夜放送。水野美紀演じる橋田の「ティブ橋」発言に「ツボすぎ」など爆笑の嵐が巻き起こる一方、秋菜の身に起きた衝撃的な出来事には視聴者から“偽装”疑惑も持ち上がっている。ほんの些細な違和感やミスを察知し未然に殺人計画を防いでしまう“早すぎる探偵”こと千曲川光を滝藤賢一が演じ、千曲川が巨額遺産を相続した十川一華を守る…というストーリーの2ndシーズンとなる本作。再び巨額の遺産を相続することになった十川一華には広瀬アリス。一華の育ての親で千曲川に彼女を守るよう依頼する家政婦・橋田政子に水野美紀。一華に積極的にアプローチしてくるが、彼女を狙っている疑惑が持ち上がった大谷和馬に塩野瑛久。一華が狙われていることを知る美津山宗介には萩原利久。巨額の遺産を一華に相続させると言い出した宗介の祖母で美津山財閥の会長・美津山秋菜に宮崎美子といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。千曲川から大谷に命を狙われているのではないかと告げられた一華。大谷を信じたい気持ちと消えない疑いがせめぎ合い、大谷から連絡が来ても一華は返信できないでいた。そんななか宗介のBarでサッカー日本代表の試合を観戦するイベントが開かれることになり、一華は大谷からそのイベントに誘われる。一方、成美は毒物を作りフェイスペイント用の塗料に混ぜ、街を歩いていた大谷に渡す。サッカー観戦イベント当日、一華は真央とともに宗介のBarへ向かう。店に入るとそこには千曲川と橋田の姿が…というのが5話の展開。「最近参加型になって、めっちゃアクティブになったよね!?」と橋田に問う一華。橋田は「ある日、読書をしていて気がついたんです」と切り出し、読書の合間にスマホの歩数計を見たら17歩しか歩いてなかったと語る。全然歩かない生活を送っていたせいか、ちょっとした段差にもつまづくようになったという橋田は「このままの生活が続けば、老後に歩けなくなってしまう」と思い立ち、「老後のために、アクティブに生きていこうと決めました」と、その理由を明かす。そして「アクティブ橋田と呼んでいただいて結構です。ティブ橋でも結構です」と語る橋田に視聴者からは「ティブ橋ツボすぎてwww」「ティブ橋さんwwwwww大好きwwwwww」などのツッコミが殺到。また「2期になってから橋田さん大暴走してるなって思ったらそういうこと笑」と、橋田の変化の理由を知り納得する声や、「アクティブ橋田、ティブ橋~!前より橋田さんの感情が表に出て嬉しい」と橋田の変化を喜ぶ声も。疑いがかかっていた大谷だが、成美から塗料をもらったのは単に利用されただけだったことが判明。大谷が“シロ”だったことに「大谷さんが清廉潔白な人でよかった」「大谷さん、無実だとしたら美津山きょうだいに利用されまくって気の毒」といった反応が上がる。そんななか秋菜が病院に搬送されその後死亡するという展開に。冒頭では千曲川と秋菜がなにやら“密談”しているかのような場面もあったことから、「おばあさま、亡くなってない気がするんだけど…」「最初に2人でなんか相談してるから、おばあさまは死んでない」「おばあさま倒れた、は嘘。千曲川さん、何かやってるよね」と、秋菜の死が偽装ではないかと考える視聴者も続出している。【第6話あらすじ】秋菜の葬儀で宗介と葉子(木下彩音)を気遣う一華。そこに二郎(和田正人)たちが現れる。彼らは母親の葬儀を利用して、一華だけでなく宗介と葉子の命まで奪おうと企てていた。葬儀に現れた二郎たちを追い返そうとする葉子に対して、宗介は「好きにすればいい」と告げるが、千曲川は宗介に彼と葉子の命も狙われていると伝え、宗介は自分が葉子を守ると決意する…。「探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~」は毎週木曜23:59~読売テレビ・日本テレビ系で放送。(笠緒)
2022年05月13日「探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~」が4月14日から放送開始。滝藤賢一演じる千曲川と広瀬アリス演じる一華、水野美紀演じる共演する橋田のやり取りに「ホント大好き」「掛け合いが最高」などの声が集まるほか、BE:FIRSTの主題歌にも多くの反応が寄せられている。井上真偽による同名の異色ミステリーを映像化、2018年7月クールの1stシーズンに続き、2019年12月に2週連続でスペシャルドラマが放送した人気コメディ・ミステリーの2ndシーズンとなる本作。キャストは事件そのものを未然に防いでしまう「早すぎる」探偵・千曲川光を滝藤さんが、父親の5兆円に及ぶ遺産を相続した十川一華を広瀬さんが、両親のいない一華を育ててきた橋田政子を水野さんが演じ前作から続投。また今シーズンからかつて一華の母に命を救われた美津山財閥の会長・美津山秋菜に宮崎美子。秋菜の孫でシステムエンジニアの仕事を辞めバーの経営をはじめる美津山宗介には萩原利久。宗介の妹で思ったことはズバズバ言ってしまうところがある美津山葉子に木下彩音。相続廃除され秋菜や一華を狙う美津山家の次男、二郎に和田正人。美津山家の長女で二郎とは言い合いになる事も多い成美にはMEGUMI。美津山家の次女・明日香にソニン。兄妹たちからバカにされがちな美津山家の三男・純三郎には永野宗典といった顔ぶれが共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。千曲川の前に秋菜が現れる。2年前に他界した夫の遺産目当てで子供たちが自分を殺そうとしていると察した秋菜は、数日後の夫の三回忌に立ち会って、秋菜の子供たちを相続廃除する条件を満たす証拠を見つけるよう依頼。千曲川は二郎たちによる秋菜殺害計画を阻止、彼らは相続廃除される。一方、橋田に連れられ美津山邸を訪れた一華は、秋菜から遺産を宗介、葉子、そして一華に分配しようと考えていると告げられ驚く。秋菜は一華の母に命を救われたことがあり、それで遺産を一華にも分配したいという。さらにそこには千曲川の姿も。美津山家の遺産を相続したことで二郎と明日香から狙われる一華と宗介だが、千曲川の活躍でその目論みは阻止される…というのが1話の展開。前作でも視聴者を爆笑の渦に巻き込んだ一華と千曲川、橋田のやり取りに「滝藤さんと水野さんと広瀬アリスさんの掛け合いが最高」「メイン3人の掛け合いやっぱ好きだわー!」「千曲川さん、一華ちゃん、橋田さんのやりとりホント大好き」などの反応が続出。また今シーズンの主題歌となったBE:FIRSTの「Betrayal Game」にも「今回主題歌がBE:FIRSTとかもう、ありがとうございます」「ドラマに合っていて最高でした」「ドラマにあってるぅーーーBE:FIRST、主題歌かっこいい!」「ドラマの中で BE:FIRST の曲が流れるのが嬉しい」などの反応も多数寄せられている。(笠緒)
2022年04月15日4月14日(木)より放送がスタートする痛快コメディ・ミステリー「探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~」が、3月上旬、某所でついにクランクインし、前作から続投する滝藤賢一、広瀬アリス、水野美紀とメインキャストが揃って撮影が行われた。ほんの些細な違和感やミスを察知し未然に殺人計画を防いでしまう、“早すぎる探偵”こと千曲川光(滝藤さん)の活躍により、Season1で父の遺産5兆円を相続した十川一華(広瀬さん)だったが、Season2となる本作では、別の財閥の遺産2000億円も相続することになり、その一族の人間からまたも命を狙われることになってしまう。ついに撮影がスタートした本作。クランクイン初日は、千曲川役の滝藤さん、十川一華役の広瀬さん、橋田政子役の水野さんと、3人が揃っての撮影が行われた。久しぶりの3人での撮影ではあったが、「戻ってきた感じ!」と、アドリブが飛び交う前作同様のグルーヴ感を発揮。和気藹々と撮影が進んでいったという。「探偵が早すぎる~春のトリック返し祭り~」は4月14日より毎週木曜日23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2022年03月11日女優の中谷美紀が出演する、MIKIMOTOの新WEB動画「STORY 01 中谷美紀 ― 人生をともにするパール」編が、15日に公開された。同動画は、「人生の節目に、ミキモトのパールがある。」と題し、中谷の人生とパールの関係に迫った新企画の第1弾で、初めてミキモトのパールを手に取ったときの思い出や、中谷流のパールの楽しみ方を語っている。初めてパールを手にしたのは「たしか24歳ぐらいの時ですかね」と振り返った中谷は、「清水の舞台から飛び降りるような気持ちで、求めにうかがいました」と当時の心境を吐露。また、最近では楽しみ方も変わってきたといい、「若い頃はフォーマルのために求めたりもしていたのですが、より年齢を重ねることによってカジュアル使いをするようになりました」と年齢とともに訪れた意識の変化も明かした。そして、「冠婚葬祭はもとより、普段お食事に行かれる時にもそうですし、街歩きにも携えて行けるもの。自由な発想で日々の暮らしに寄り添ってくれるものだと思っています」とパールの使い勝手の良さにも言及。「わずか半年で忘れ去られてしまうような、あるいはわずか半年で捨てられてしまうようなものではなく、生涯自分の人生を歩んでいくのとともにあるジュエリーになると思いますので、そういった意味では、ずっと世代を超えて大切にできるものだと思います」とその魅力を伝えている。
2022年02月15日「奪い愛、高校教師」最終夜が12月30日オンエア。水野美紀のゲスト出演に「本家の怪演は凄味が凄い」「冬と繋がったよ…」など視聴者が沸き上がるとともに、「展開マッハ」「今までで1番濃厚」などSNS上ではスピード感ある展開も高く評価されている模様だ。鈴木おさむが描き出す“ドロキュン”ワールドが話題を呼んで「奪い愛、冬」を皮切りに「奪い愛、夏」「殴り愛、炎」とシリーズ化された「奪い愛」シリーズ最新作として4夜にわたり連続放送されてきた本作。バイオリニストを目指していたが今はバツイチの看護師で、想いを寄せる三太を高校生の娘・灯に取られ“暴走”する星野露子に観月ありさ。私立高校「蘭桜女学院高等学校」で音楽教師をしており、同じ学校の英語教師・十仲華子と婚約中だが、生徒の灯と愛しあってしまう冬野三太に大谷亮平。大企業の社長である父親の反対を押し切り三太と結婚を決めるが、露子から三太を守ろうとして学校の屋上から転落してしまう十仲華子に松本まりか。転校先で三太と出会い、自分と露子を捨てた父親への憎しみから封印していたフルートを再び吹き始める星野灯に岡田奈々。華子の父で巨大ショッピングモールを全国に展開する十仲武に渡辺裕之。華子の元婚約者で腕っぷしには自信がある鏡真一に板橋駿谷。家柄も成績も良く灯に想いを抱くクラスメイトの晴山五月に松川星といったキャストが出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。学校の屋上から転落し足が動かなくなった華子。三太は「僕が一生、華子さんの足になります」と彼女と結婚。灯は露子から「あなたの人生をプロデュースするから」と告げられ、厳しい管理下に置かれることになる。それから3年、露子の束縛に限界を感じた灯は思い出の湖に入水しようとするが、そこにフルートの音色が…それは灯を想いフルートを吹きに来た三太のものだった。2人だけで山奥に逃げひっそりと暮らしていた三太と灯だが、三太がある女性を助けたことで再び危機が訪れる…というのが最終夜のストーリー。三太が助けた女性というのが「奪い愛、冬」に登場した蘭(水野美紀)。蘭は三太の顔を見て驚いた表情を見せ「なんだか死んだ夫に似てて…」と、同作で大谷さんが演じた森山信を思い出す…。この展開に「出た初代wwwwwwwwwwwwwwww」「足をさするいつもの展開wwwww水野美紀」「やはり本家の怪演は凄味が凄い」「水野美紀出てきたよ…冬と繋がったよ…」など、水野さんの登場にタイムラインが沸く。その後露子がTVの人探し番組に出ているのを見た蘭が、TV局に連絡したことから、2人の居場所が判明。三太と灯は露子と華子の挟み撃ちに遭うことに。メスで迫る露子とスタンガンで追い詰める華子だったが、華子のスタンガンが露子を直撃、露子は川に転落して華子は逮捕されるという展開に。放送後のタイムラインには「毎回ドキドキで楽しかった!!」「全4話、展開マッハ」「今までで1番濃厚じゃなかった?」「奪い愛ファンには堪らないスピード感と展開!怖すぎてもう…」など、スピード感ある展開を楽しんだ視聴者たちからの感想が続々と投稿されている。(笠緒)
2021年12月31日漫画家・水野英子さん(81)といえば、女性が描く少女漫画のパイオニアだ。代表作は『白いトロイカ』『ファイヤー!』『星のたてごと』など、どれも当時の先進的なテーマばかり。そんな水野さんは駆け出しのころ、手塚治虫、赤塚不二夫、石ノ森章太郎、藤子不二雄A、藤子・F・不二雄、寺田ヒロオといった昭和を代表するマンガ家が青春時代を過ごした「トキワ荘」で暮らした。研鑽を積み、その後「赤塚不二夫、石ノ森章太郎と合作で、少女マンガを描きませんか」という依頼を引き受け、迷わず引き受けた。「いまでこそ少女マンガの描き手は女性という認識ですが、当時は男性が描いていたんです」そんな水野さんだが、トキワ荘を出たあと、人気シリーズを数多く手がけつつも思いもよらない逆風にさらされたこともある。『女のくせに生意気だ』という視線は、少なからずあったというのだ。■著作権の勉強会の影響でヒット作は打ち切り。未婚の母になったことに後悔は一度もない7か月過ごしたトキワ荘で十分実力を蓄えた水野さんは、その後、次々に話題作を発表していく。60~62年、『少女クラブ』(講談社)に描いた『星のたてごと』は、少女マンガで初めて、男女の恋愛を描いたと、話題になった。「女性には、タブーだらけの時代です。『女のくせに』『女はこうあるべき』という圧力を常に感じていましたね。なぜ、男性に許されることが、女性は許されないのか、それが不思議で不満でした。少女マンガで恋愛はご法度。男女の手が少しでも触れ合うとか、スカートがめくれる程度でも描き直しを命じられたものです」64~65年には、『週刊マーガレット』(集英社)で、帝政ロシアを描いた少女マンガ初の歴史ロマン『白いトロイカ』を発表。その後に続く歴史マンガの礎となった。衣装も斬新だった。昔の男性作家が描くヒロインは、常に同じ衣装で着たきりだ。しかし、水野さんはキャストによって、ドレスや衣装を絶妙に描き分ける。衣装でもキャラクターを表現した第1号のマンガ家だったのだ。その後の『ブロードウェイの星』では、アメリカを舞台に、人種差別問題やベトナム戦争など、当時の社会的テーマを重層的に描いた。69年、ロックミュージックとカウンターカルチャーをテーマに、『週刊セブンティーン』(集英社)で『ファイヤー!』の連載を開始。当時の洋楽界を席巻したジミ・ヘンドリクスやジャニス・ジョプリンの「現体制をぶっ壊す」という強烈な思想に共感した水野さんは、アメリカやヨーロッパで取材をし、怒濤のように描き続けた。人気投票は常にトップ。70年、小学館漫画賞を受賞する。水野さんは31歳。いつしか少女マンガのパイオニアとして若い世代に慕われる存在になっていた。水野さんはマンガ家を目指す少女やファンが、いきなり自宅に訪ねてきても家にあげ、おおらかに対応する姉御肌。新人からもさまざまな相談ごとを持ちかけられた。マンガ人気の高まりとともに、マンガ家を取り巻く状況が大きく変わり始めた時期でもあった。「雑誌社は当たりそうなテーマとノウハウで、マンガを量産するようになりました。そのために、描ける新人を安価なギャラで囲い込む。ところが『よその雑誌に描いてはダメ』と言いながら、その後の仕事がありません。新人は大勢出ましたが、デビューしても生活できない人が多かったのです」まだ、著作権の考え方が普及していない時代だ。水野さんも、赤塚やちばてつやから著作権の意味を初めて教えられ、驚いたという。「著作権を知ることは、とても大切なことだと思いました」そこで、ごく親しい友人に声をかけ、自宅で著作権勉強会を開くことになった。5~6人の仲間で、赤塚らから話を聞くだけのつもりが、集まったマンガ家は30人を超えていた。「みんな同じ不安を抱えていたんでしょう。家の居間はあふれんばかりの状態でした」ところが後日、この勉強会のことが雑誌社に漏れ伝わり、首謀者は水野さんと決めつけられた。「労働組合を作って、雑誌社に圧力をかけようとしたと捉えられたようです。参加した人は皆、編集に相当絞られ、マンガ家をやめた人もいました。フリーの仕事の私たちに組合なんて作れるわけがなくて。ただの勉強会だったんです」水野さんの『ファイヤー!』も突然、連載が打ち切りになった。「多分、勉強会が影響していたと思います。結局、女がやったから『生意気』ということ。でも、私は悔いていません。男女関係なく権利を主張できる社会になるための先駆けになれた。マンガ界の役に立てたという思いがあります」連載終了後しばらくして妊娠に気づく。「うれしかったです。私にもようやく人間らしいできごとが訪れたという思いが込み上げてきました」72年3月、未婚のまま出産。シングルマザーへの世間の風当たりはいまとは比べものにならないほど冷たく、厳しかったが、水野さんは右手にペン、左手に乳飲み子を抱いて描き続けた。「でも、長男が物心つくまで、長編連載は断念し、短編や短期連載でしのぐしかありませんでした」収入は最盛期の4分の1まで落ち込んだ。「ただ、子どもを持ったことを後悔したことは一度もありません。作風も変わりました。以前は激しく切り捨てるような描写もしていました。ですが子どもと向き合って、全てをゆったりと受け入れるしかないんだなと気づいたのです。日が昇り、日が沈む、ありのままに、自然のままに(笑)」とはいえ、仕事で妥協しない姿勢は微動だにしていない。86年から『別冊婦人公論』で連載を開始した『ルートヴィヒII世』では、ドイツまで3度、自費で取材に赴いた。ライフワークという思い入れもあったが、連載途中で雑誌が休刊。それでも水野さんは屈しない。「自分にしか描けないテーマと筆致がある」そう信じて、00(平成12)年ごろからしだいに自費出版にシフトしていった。10年には、日本漫画家協会賞文部科学大臣賞を受賞した。「いまでもやりたいことは山ほどあります。プロットが入道雲のように頭のなかに湧いてくる。マンガ家とはそういうものです。描いていれば幸せという人にしか、マンガ家は務まりません」■自費出版でのデジタル処理は息子さんが担当。いまでも描きたいテーマは湯水のように湧いてかつての水野さんが暮らし、手塚治虫、赤塚不二夫、石ノ森章太郎、藤子不二雄A、藤子・F・不二雄、寺田ヒロオといった昭和を代表するマンガ家が青春時代を過ごしたことで、マンガの聖地となった「トキワ荘」が再現されている「トキワ荘マンガミュージアム」(東京都豊島区)。そのミュージアムの前で水野さんの写真撮影をしていたときのこと。「水野先生ですか?会えるなんて夢みたいです!」高揚した声で近づいてきたのは、2人のファンの女性だった。「私は『白いトロイカ』『すてきなコーラ』『ハロー・ドク』が大好きです。昭和30年生まれで、まさにリアルタイムで読んでいました」恐縮しながら話し続ける彼女たちに、水野さんは気さくにうなずき、求められるままサインをした。キュートな文字の「水野英子」はデビュー当時から変わらない。現在、ミュージアム1階で特別企画展「トキワ荘の少女マンガ」を開催中。11月7日には、サイン会とオンラインでのトークショーが開かれる。水野さんの後輩にあたるマンガ家の里中満智子さん(73)は語る。「初めて読んだ水野先生の作品は、男性がとても魅力的に描かれて、それまでの少女マンガにはない画期的なものでした。私たち次世代のマンガ家は、水野先生の作品に憧れて、一生懸命描いたものです」里中さんも少女時代、水野さんにファンレターを送った1人だ。「自分で描いたイラストを同封して、マンガ家になれるか相談したら、きちんとお返事をくださった。『作品ができたら送ってね。見てあげる』とあって、ワーッと感激して、さらに懸命に描きました。私がデビューした後も、先生は常に世の中をリードするテーマを手がけ、そのスケールの大きさには、ただ圧倒されるばかりです。ですから、水野先生は、私たちの道を切り開いてくださった、ずっと大切な憧れの存在なのです」昨年、画業65周年の節目に、デビュー当時からの主な作品を収めた『薔薇の舞踏会水野英子画集』(玄光社)が出版された。原画はすでに紛失していたため、掲載誌から起こして、デジタル処理で修復するという膨大な作業の末に完成した画集だった。その修復を一手に引き受けたのが、一人息子の春暁さんだ。美大出身の春暁さんは、樹木洋二のペンネームで、画家、マンガ家、イラストレーターとして活躍。水野さんの自費出版の作品も、HPなどに掲載する際のデジタル処理は、春暁さんの存在なしにはできないことだ。「私が作業中に張りついて、あれこれ注文をつけるので、ときどき侃々諤々(かんかんがくがく)となって(笑)。でも、根気強く付き合ってくれています。家族だから、できることですね」一瞬、優しい母の顔になった。いまでも描きたいテーマは湯水のように湧いてくる。「クラシック音楽をテーマに据えた作品は描きたかったですね。私には、音楽を感じさせる絵を描く自信がある。読者が、どんな音楽か想像するほうが、音が飛躍して、きっと面白いはずです。私じゃなければ描けません」ひとつとして同じ音楽を作らない吟遊詩人が主人公。同じ気概が水野さんのなかで燃え盛る――。
2021年10月31日「本当によく再現されています」玄関のたたきをあがるとすぐに続く木製の広い階段を、ゆっくりと上りながら、水野英子さん(81)は感慨深げにつぶやいた。一段上るたびにギシギシとたわむ階段、ミシミシ軋む廊下の薄暗さ、ガスコンロやブリキのタライ、木製の洗濯板が雑然と置かれた共同炊事場、男女共同のくみ取り式和式便所……。隅から隅まで昭和30年代当時の面影が残る。ここは「トキワ荘マンガミュージアム」(東京都豊島区)。手塚治虫、赤塚不二夫、石ノ森章太郎、藤子不二雄A、藤子・F・不二雄、寺田ヒロオといった昭和を代表するマンガ家が青春時代を過ごしたことで、マンガの聖地となった「トキワ荘」が再現されている。水野さんは、ここで暮らした紅一点のマンガ家だ。「『ここに女のコが住んでいたの?』と、何度、驚かれたことでしょう。私はずっとジーパンで過ごしていたから、女のコとして見られていなかったのです」老朽化を理由に、1982(昭和57)年11月末、解体されたトキワ荘が、全国のマンガファンの4千筆もの署名や地元商店街の要望で蘇ったのは、昨年7月7日のことだ。元の設計図も何もない状況で、当時を知る水野さんら、かつての住人の記憶を手がかりに、40年ぶりに再現された。2階の中央に広めの廊下、その両側に四畳半の部屋が並んでいる。「私の部屋は石ノ森さんの部屋の真向かいでした。自分の部屋にいても、後ろを振り返ると石ノ森さんが机に向かって描いている姿が見えるという具合でしたよ」「水野英子の部屋」も、もちろんある。机上には、サジペンが置かれていた。「私が使っていたのはこのサジペンです。Gペンは私の次世代の人たちが使ったのですよね」くるりと部屋を見渡すと、開け放されたドアの先には、石ノ森の部屋がたしかに見える。「とにかくみなさん、ドアも開けっ放し。誰でもいつでもウエルカムだった。私も、赤塚さんのお母さんに『寝るときぐらいは鍵をかけなさいね』と言われて、ああ、そうかと思ったくらいでしたね」水野さんは当時18歳。懐かしそうに目を細めた。「本当に贅沢な時間でした」■貸本屋で出合った手塚治虫の『漫画大学』がバイブル。手塚の推薦でマンガ誌デビュー1939(昭和14)年、水野さんは、山口県で生まれた。両親は旧満州で結婚したが、戦況の悪化で、妊娠中の母だけが帰国。故郷の下関市で水野さんを出産している。「満州の高官をしていたという父の写真1葉だけが家に残っていましたが、戦後の混乱で父は帰らず、私には父の記憶はありません」仕事で不在がちな母に代わって育ててくれたのは、祖母と、水野さんより12歳年上の叔父だった。マンガとの出合いは、小学校2年のころ。銭湯の真向かいに貸本屋があり、学校から帰ったらすぐ、カバンを放り出してマンガを借りて帰るのが日課になった。「小学校3年のときに貸本屋で借りた手塚治虫先生の『漫画大学』は衝撃でした。初心者が使いやすい画材など、マンガの描き方が懇切丁寧に説明されていたのです。掲載されていた5~6編の中編マンガもミステリ、西部劇、メルヘン、SFなど、新鮮なテーマのものばかり。悪人も単なる悪人ではなく、その人の背景や人生が深く描かれ、考えさせるものでした」水野さんは、一気にマンガにのめりこむ。小学校5~6年ごろには、『漫画大学』をバイブルに、コマ割りをし、ペンを使って、本格的なマンガを描くようになっていた。「家族みんな絵心があったんです。叔父は美術部でしたし、母も自治会に頼まれて、非常に綿密な紙芝居を作っていた記憶があります」その母も、中学2年生のときに早世してしまい、水野さんはますますマンガに没頭。尊敬する手塚が審査員を務めていた『漫画少年』に投稿を始めた。ほどなく14歳で描いた『赤い子馬』が佳作に選出される。「その作品は雑誌には掲載されませんでしたが、手塚先生が気に入って、家に持ち帰ってくださっていたんです」運命の歯車が回り始めていた。『少女クラブ』(講談社)の編集長・丸山昭氏が、打ち合わせで手塚の仕事場を訪ねたときのこと。 仕事場の天袋に積まれた手塚の漫画原稿のなかに紛れていた『赤い子馬』に目を留めた。「これは誰の作品ですか?」丸山氏が尋ねると、「この子、なかなか描けているから、マルさん、育ててみたら」と、手塚が推してくれたのだ。ほどなく丸山氏から、下関の水野さんに連絡が入った。「もっと、あなたの作品を見てみたいから、送ってほしい」すぐさま送った『赤っ毛子馬』が『少女クラブ』でのデビュー作。16ページの西部劇だ。中学卒業後、水野さんは下関の漁網工場に就職し、魚を取る網を作り、補修する仕事についていた。昼は、40kgもの大網を抱えて階段を上り下りする重労働をこなし、帰宅後、夜半からマンガを描く生活に疲れ果て、マンガ1本に絞ることを決断。57年には初の連載『銀の花びら』が始まり、このころ丸山氏から思いがけない依頼が届く。「赤塚不二夫、石ノ森章太郎と合作で、少女マンガを描きませんか」水野さんは迷わず引き受けた。「いまでこそ少女マンガの描き手は女性という認識ですが、当時は男性が描いていたんです」女性の手による本格的な少女マンガが嘱望されていた。■トキワ荘には赤塚の母など女性も出入りして。24時間マンガ浸りの生活は天国だった水野のM、石ノ森のI、赤塚のA。3人の頭文字をとり、「うまいや」にひっかけた“U・マイア(MIA)”をペンネームに、3人の合作マンガの連載が始まった。すでに、赤塚と石ノ森はトキワ荘の住人だったが、水野さんは下関。メールもFAXもない時代、この遠距離を、郵送と長距離電話のやりとりで埋めつつ、作品に仕上げていたという。「丸山さんと石ノ森さん、赤塚さんが打ち合わせをし、石ノ森さんが構成とネームを担当。コマ割りとアタリ(鉛筆の下描き)を入れ下関に郵送し、私が主人公にペン入れをして送り返すという手順です」まさに離れ業だ。こうして生まれた『赤い火と黒かみ』は、大きな反響を呼び、1作で終わるのは惜しいという声があがる。と同時に、トキワ荘に1室、空きが出た。58年3月、上京を心配する祖母を「3カ月だけ」と説き伏せ、水野さんはバッグ1つで汽車に乗り、トキワ荘の住人となった。おかっぱ頭に丸眼鏡、ジーンズ姿の水野さんを出迎えたのは、色白でほっそりした青年だ。「いらっしゃい。赤塚です」赤塚は、水野さんの部屋を掃除しておいてくれるなど、なかなか気の利く青年だった。石ノ森は顔一面にニキビが満開。手塚治虫にあやかってか、茶色のベレー帽をかぶっていた。「おふたりの作品を『漫画少年』で見ていたためか、初めて会った気がしませんでした」赤塚の母親が何くれと世話をやいてくれ、炊事も担当。時間になると3人分の食事ができている。水野さんはマンガだけに専念できた。「24時間マンガ浸りの生活は天国のようでした。とにかく私は描いてさえいられれば幸せですから」石ノ森の姉、藤子不二雄両氏の母や姉も、付き添っていたという。トキワ荘には思いがけなく多くの女性が出入りしていて、ホッとしつつ、伸び伸びとマンガに没頭できたようだ。「石ノ森さんの部屋はいつも乱雑で、ちゃぶ台もありました。石ノ森さんが机に向かい、私と赤塚さんはちゃぶ台で、顔を突き合わせて描いていました」個室はあったが、四六時中、石ノ森の部屋でマンガを描いて、「そろそろ休んだら?」と、言われて午前2時ごろ部屋に引き揚げる。銭湯へ行くのも3人一緒。いつも先に出た2人が、水野さんを待っていてくれた。気がつくと、トキワ荘の滞在期間は祖母との約束を大幅に過ぎて、7カ月に及んでいた。水野さんは仕方なく一度、故郷に戻ったが、早々に祖母を説き伏せて再上京。しかしトキワ荘に入りたい者は列を作って待っていたため、すでに空室はなく、荘に真っすぐ向かいの目白通りの下宿に住んだ。「トキワ荘で勉強になったことは数えきれません。私たちは、動かない絵で、映画と同じように、物語をいかにドラマチックに表現しようかと日夜考えていました。石ノ森さんは、左右2ページにわたる見開き画面いっぱいに、バーンと見せ場を描いたり、コマを斜めにスパッと切り取ったりと、画面にリズムをもたせる手法を使い始め、目を奪われたものです。あの7カ月で、自分の画力が飛躍的に向上したのが実感できました」トキワ荘で得たものは数知れず。その後続く長い作家人生では『白いトロイカ』『ファイヤー!』などヒット作を連発し、いまなお描きたいテーマは湯水のように湧いてくる。「クラシック音楽をテーマに据えた作品は描きたかったですね。私には、音楽を感じさせる絵を描く自信がある。読者が、どんな音楽か想像するほうが、音が飛躍して、きっと面白いはずです。私じゃなければ描けません」ひとつとして同じ音楽を作らない吟遊詩人が主人公。同じ気概が水野さんのなかで燃え盛る――。
2021年10月31日水野美紀と矢島弘一がタッグを組んで上演する舞台『2つの「ヒ」キゲキ』が10月7日(木)から新国立劇場 小劇場で開幕。初日の舞台に先駆け、ゲネプロ・囲み取材が行われ、水野と矢島に加え、和田雅成、剛力彩芽が公演への意気込みを語った。本作は、水野と矢島が「悲喜劇」をテーマにそれぞれ脚本を書き下ろし、1幕と2幕でひとつの作品として上演。その2つの別々の物語がリンクしていく2作品同時上演作品だ。矢島が手がける1幕は「パンティーアナキズム」と題した女子高生の物語。この時代に馴染めない桜子は、同級生からはイジメられ、家族とはうまくいかない毎日を送っていた。隕石が衝突して燃え尽きるように、周りの人と衝突し、「私は誰からも支配されたくないし、誰のものでもない」という思いの中に生きていたある日、桜子はクラスメイトのパンティーを手にする。その時から、何かが変わり始める。1幕では、閉塞的な学校生活、そして思春期の悩みや戸惑いが、苦しいくらいにじっくりと描かれた。それは、きっと誰しもが感じたことのある息苦しさで、共感を覚える人も多いだろう。ある出来事をきっかけに、そこから抜け出し、“成長”していく桜子の姿に、自らの生き方も改めて考えさせられる。また、笑顔が魅力的な剛力が、1幕では笑顔を封印し、葛藤し続ける主人公をみずみずしく演じる姿も印象的だ。続く2幕は、水野による「テクタイト」が上演される。本作の舞台は、とある舞台公演の千秋楽。謎に包まれた主演俳優の過去が暴かれ、混乱する中、幕が開く。しかし、ある瞬間から、時間の狭間でみんなが劇場に取り残されてしまう。舞台を観に来た謎の「小田島」と呼び合う集団と主演俳優たち、それぞれの過去や想いが交錯していく。1時間強の作品でありながら、タクトだけでなく小田島たちの過去まで丁寧に描かれ、群像劇のような重厚さを感じる2幕。重くどっしりとした物語が中枢にありながらも、小田島たちのもたらす笑いがスパイスを与える。ドタバタな“おばちゃん”たちの母性と愛が光っていた。また、タクトを演じる和田の熱演も見どころのひとつ。難しい役どころを、表情をコロコロ変えて演じきり、観客の目を惹きつける。脚本・演出/小田島愛役/小田島水役:水野美紀コメント「今回は、矢島さんの作品と私の作品という全く違う毛色の2本を並べて上演するという珍しい試みを行っています。読み応えのある短編小説を2編読んだような、そんな読後感を味わっていただけたらと思います。私は、通常は2時間弱の脚本を書きますが、今回は1時間強に凝縮して詰め込むという挑戦をしています。そのスピード感は今の時代にも合っているのかなと思いますし、きっと楽しく観ていただけるのではないかと思います。脚本、演出、出演を担当したので、ずっと鼻血が出そうでしたし、禿げそうで、切り替えが思うようにいかないことがありましたが、キャストの皆さんに助けてもらってここまで楽しく作り上げられました。とても観やすい尺になっています。劇場に来られるのが難しい方は配信でも、ぜひ観ていただけたらと思います」脚本・演出/舞台監督役:矢島弘一コメント「私の書いた1幕は、校内のヒエラルキーに巻き込まれた女子高生が、とある事件に遭遇し、それをきっかけにして成長していく姿を描いた物語です。主演は剛力さんで、桜子という世間でいうと面倒臭いタイプの女性の役です。彼女は、生きにくい世の中で自分自身がどう生きていこうか、ずっと葛藤しています。世の中に対する皮肉を盛り込んだ作品です。今回、どちらもエネルギッシュな作品になっていると思います。お客さまにはこれが応援歌になるかはわかりませんが、この時代にあった『生きるとはなんぞや』という作品2つが1つになっていると思います。総合して、両方セットで楽しんでいただけたらいいなと思っています」内山正晴役/タクト・望役:和田雅成コメント「矢島さんの作品では、主人公・桜子のクラスメートの男子を演じます。中盤では桜子に影響を与える人物です。矢島さんには、自分たちが隠している嫌な部分や人間のリアルな部分を引き出していただき、人間ってこうだよなというのをお芝居で教えていただきました。水野さんの作品では主人公のタクトを演じています。水野さんはパワーがある方なので、演出されている時も、舞台上にいらっしゃる時も引っ張っていってもらいました。今、僕の持っているものすべてで勝負させていただいている作品になっていると思います」中村桜子役/小田島X役:剛力彩芽コメント「私が矢島さんの作品で演じるのは、常に何かに葛藤している女の子です。それは誰しもが持っている感情だと思うので、バランスよく表現できたらいいなと思います。久しぶりの制服なので、大丈夫かなと思いましたが(笑)、衣装合わせで『全然いける』と言っていただいたので安心して女子高生になりきろうと思います。水野さんの作品の役柄は、難しい役ではありますが、根底にあるものは母性です。今回は、真逆なキャラクターを演じさせていただいているのでやりがいがあります。どちらの作品も感情がきちんと伝わったらいいなと思ってお芝居しています」【公演概要】 タイトル:舞台『2つの「ヒ」キゲキ』脚本・演出:1幕「パンティーアナキズム」矢島弘一2幕「テクタイト」水野美紀キャスト:水野美紀和田雅成剛力彩芽富田翔真凛椎名鯛造宮下貴浩福田ユミ水原ゆき南部麻衣竹内真里久保田武人西野優希永松文太猪俣利成中原果南竹若元博(バッファロー吾郎)日程:2021年10月7日(木)~10月14 日(木)劇場:新国立劇場 小劇場東京都渋谷区本町1丁目1番1号チケット料金:S席12000円A席8000円高校生以下5000円※ご来場特典付き※全席指定・税込【ご来場者特典】本公演は、国が新型コロナ対策として効果を認めている光触媒の抗菌コーティングを提供している、株式会社バベル様にご協力を頂いております。みなさまが少しでも安全に過ごせます様、ご自身でお手軽に抗菌出来る本公演限定ルミコートをご来場特典としてプレゼントさせて頂きます。 * チケット好評発売中!Confetti(カンフェティ): 配信決定!!本公演をPCやスマートフォンでお楽しみいただけます! ※WEB予約のみでの受付となります。カンフェティチケットセンターでの電話受付はございません。<10月8日(金)18:30公演>[配信期間]10月8日(金)18:30~10月15日(金)23:59<10月12日(火)18:30公演>[配信期間]10月12日(火)18:30~10月19日(火)23:59[視聴券販売期間]10月7日(木)12:00~各配信終了4時間前まで※※セブンーイレブン決済時の支払締切は各配信終了3時間前です。公式サイト:2-hi-kigeki.com公式Twitter: お問い合わせ: 2hikigeki@gmail.com 宣伝衣装協力:ISSEY MIYAKE INC.企画・プロデュース:宮下貴浩・水野美紀・矢島弘一共同プロデューサー:中道正彦主催:水野美紀×矢島弘一『2つの「ヒ」キゲキ』企画 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月08日今年すでに出演映画3作(『哀愁しんでれら』『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』)が公開され、ドラマでも映画でも、目にしないときがないほど引っ張りだこの田中圭と、ドラマ『JIN-仁-』、大河ドラマ『軍師官兵衛』、映画『嫌われ松子の一生』など、多くの代表作を持つ中谷美紀がW主演を務める、映画『総理の夫』が9月23日より公開される。原作は、原田マハ氏のベストセラー小説『総理の夫 First Gentleman』。妻が日本初の女性総理大臣となり、いつの間にやら自身もファーストジェントルマンになってしまう鳥類学者・日和を田中が、日本を変えるべくしなやかに立ち上がる政治家・凛子を中谷が演じ、夫婦の愛と絆を試す問題に直面していく。本作で夫婦役を演じ、カメラの外でも会話をする機会が多かったという2人に、互いの印象や、日和と凛子と似た部分があるかどうか、また田中と中谷が、自身の結婚から受けた影響や、日本における女性の社会進出へ思うことを直撃した。○■理解に一瞬間があったタイトルについて——『総理の夫』というタイトルを聞いて、最初に何を思いましたか?田中:僕は全然ピンと来なくて、自分のことだとも思っていなかった。「何役だろう」と思っていました(笑)。脚本を読んでいくうちに、「総理の夫ってそういうことか。あ、僕のこと?」みたいな感じでした。中谷:ははは。田中:脚本を読んでいくと、日和がなにもしない主人公で、そこがすごく好きだと感じました。主人公って、何かを解決したり、人の気持ちを揺さぶったり、何かやらかしたりと、普通はいろいろなことをするんですけど、日和は、まあ、何にもしないんです。そういうキャラクターが中心にいるって、あまりない形なので、すごく面白そうだと思いましたし、凛子はもちろんのこと、他のキャラクターがすごく立っていたことにも惹かれました。実際にお芝居を一緒にさせてもらっても、みなさん面白かったですし、できあがった映像を観たら、現場で感じた以上にみなさんキャラが立って輝いていました。中谷:私は最初、男性の総理大臣の夫が男性なのかなと思いました。それも圭くんにはぴったりの役柄ですけど。田中:(笑)中谷:この1年くらいでだいぶ変わってきてはいますが、私が脚本をいただいた時点では、今ほどジェンダー平等という考えが日本に出てきていなかったので、タイトルの「総理」が女性だと知って、「そんなことがあったらいいよね、でも絶対に無理だよね」とある種のファンタジーとして、少し意地悪な視点で脚本を読み始めました。けれど、理想の社会を作ろうと、自分では絶対にできないことを凛子がやろうとしてくれていたので、凛子の夢に乗って演じたいなと思いました。○■日和と田中圭は全然違う、凛子は中谷美紀にぴったり——久々の共演です。以前の印象と、今回夫婦役を演じてみての印象を教えてください。田中:現場での居方だったり、お芝居に対する取り組み方だったり、すごく真面目というか、ストイックというか、真剣に取り組む方だというイメージは、前作でも、これまでの作品を観させていただいていても持っていました。そのイメージは変わることなく、さすがだと思いました。そこに加えて、今回はカメラが回っていないところでもお話しさせていただく機会が多かったんです。正直僕は、最初、若干ビビっているところがあったんです。中谷:ええ!? そうなの?田中:なんですけど、今までの中谷さんのイメージが壊れることなく、それプラスすごくフレンドリーで気さくで、意外と天然なことを言っている姿を傍で見て、おまけをいっぱい教えてもらえた感じだったので、すごく楽しかったです。中谷:私は、前回共演させていただいたときも、自分が求められていることを的確にキャッチしてお返しするという、エゴで何かを捻じ曲げようとしない方だという印象を持っていました。今回、それがより強く感じられて、楽しいシーンは本当に楽しく演じてくださいますし、心のひだを大切に演じるシーンではそういった雰囲気を作ってくださる。ご一緒していてとても楽でした。なにか、愛を乞う人ではないんですよね。自分の実力を証明しようとしたり、注目を得ようとする人ではない。それはたぶん、ご自身が積み上げてきたものへの確固たる自信があって、証明する必要がないというか。だからフラットでいらっしゃるんだなと感じます。田中:そうなんですかねぇ。照れますね(笑)中谷:すごく柔軟な方だという印象です。監督とも戦ったりしないだろうなと。それは監督の求めているものを的確に見極められることと、最終的に編集するのは監督だということをきちんと分かってらっしゃるからだろうと。田中:そこまで考えてはいないですけど(笑)。そういう風に見えますか? じゃあ、そうなのかな(笑)——日和と似ている部分もあるのでしょうか?中谷:日和とは全然違うと思います。田中:そうですね。日和要素は、僕にはないです。日和には「凛子のために」という思考が第一にありますが、僕にはそういうのはないです。結婚したてのときも、「家庭のために、これからよりお仕事を頑張れますね」みたいに言われたりしてましたが、家族のために頑張る気なんてさらさらないです。中谷:そうなんだ! じゃあ、好きだからやっていることがたまたま上手く行っている感じなの?田中:そうです。自分が自分のために頑張ったことが、結果的に家族のためになればいいなとは思いますが。だから日和が凛子のために引っ越しをするとか、凛子のために自分が大好きな鳥の仕事の出張に行けなくなるとか、自分だったら絶対に文句を言います。「なんでだよ!」って(笑)中谷:あはは! 奥さんが急に田舎暮らしがしたいと言い出したら?田中:「行ってこい、行ってこい。田舎に城を買ってやる!」と言って、自分は行きません(笑)——(笑)。中谷さんと凛子についてはどうでしょうか。田中:僕はぴったり! だと思いました。それこそ映画を観てくださった方たちのほとんどがそう思うと思うのですが、それと同じです。だけど、カメラの外ではふとしたときに「おやおや、ちょっとおかしな発言してる」みたいな抜けたことを言ったりするので。中谷:え~、どんなことだろう。田中:大したことじゃないんですけど。でも中谷さんでもちょっと抜けたところもあるんだなと思って、それが嬉しかったんです。○■自身の結婚は仕事や生き方に影響を与えた?——本作はひと組の夫婦の物語で、結婚が仕事へも影響を与えています。おふたりは、結婚したことで、仕事や生き方に影響があったと感じることはありますか?田中:たくさんあります。僕は自分の父の記憶がないんです。だから理想の父親とか、父とはこうあるべきといったものがもともとない。自分に家族ができて、父親になったときも、どういう風にしていいんだろうというところから始まっています。それを日々少しずつ教えてもらっているし、結婚している人の感覚が分かったり、血縁についても、こういうのがそうなのかと感じたり。なにか不思議で。当たり前に一緒に暮らしていることが。結婚したことによって、考え方とか、視野は広くなったと思います。中谷:私はなにかあるかなぁ。結婚の紙きれ自体にはそんなに重きを置いていないんです。我が家は夫婦別姓ですし、結婚指輪もありませんし、結婚式もしていない。そもそも結婚への憧れも、実感も人よりなかったんです。ただコロナ禍によって、婚姻関係になければ国境をまたげない状況に遭遇したことで、結婚したことには本当に意味があったのだなと感じました。結婚していなければ家に帰れない状態でしたから。視野が広がったかどうかは、結婚してからということではなく、夫と出会えたことが大きいです。人生は楽しむためにあるもので、仕事のために人生が犠牲になってはならないという考え方を教えてもらいました。——夫婦の物語とは別に、女性の社会進出も本作のテーマです。その点はどう感じていますか? 中谷さんは日本を外側から見られる環境にもありますが。田中:僕らが仕事をしている世界って、女性がたくさん働いていて、現場によっては女性のほうが多かったり、プロデューサーが女性だったりすることがあるので。だから女性の社会進出に対して、僕は特別な感情をそんなに持っていないんです。ただ、一般的には、今は古い体制からの変革期というか、変わっている最中なのかなとは思います。芸能の世界においてはそれがちょっと早かったのかなと。中谷:ただ、私たちの仕事場で、俳優はまた別として、スタッフの方々で子どもを育てながらある程度の立場にいる方を考えてみると、正直なところ、映画のカメラマン、照明さんなどは少ないですね。助手さんとして頑張ってきてチーフになったかと思うと、出産でいなくなって、そのまま姿を見なくなってしまう。両立は難しかったのかなと感じるケースが多い印象です。ヨーロッパでは、日本よりはるかに女性がまた同じ職場に復帰することが可能になっています。それから男性が日曜日の公園でベビーカーに赤ちゃんを乗せている姿も多く見ます。日本でも増えてきているのかもしれませんが、日本に住む女性たちの話を聞いていると、やはり違いを感じます。ヨーロッパでは女性が意見を言うことを認める土壌があり、それを認めないと逆にマズイ雰囲気なので。そこは日本とは違うかもしれません。——終盤で、余貴美子さん演じる日和のお母さんが、日和と凛子の夫婦を見て、ある感想を漏らしますが、「まさに!」と日本の問題を突いた言葉です。2人:そうですね。田中:『総理の夫』を観て、確かに今は女性総理というのは、まだまだ先のことかもしれないとも思いますが、僕は、いつかはこうなるだろうなと思うし、男とか女とか、別に考えなくなるときも来るんじゃないかな、女性の社会進出とかって言ってること自体がそのうちなくなるんじゃないかなと。要はやる人はやるわけだから。男でも女でも。楽観的かもしれませんが、僕はそう考えています。■田中圭1984年7月10日生まれ、東京都出身。2000年から活動を開始し、03年のドラマ『WATER BOYS』で注目を集める。08年に映画『凍える鏡』で初主演。翌年の4月には連続ドラマ『子育てプレイ』と単発ドラマ『ホームレス中学生2』でテレビドラマ主演を果たした。16年から放送されたドラマ『おっさんずラブ』シリーズの主演にて絶大な人気を博し、シーズン2と映画版でも主演を務めた。その後もドラマ『あなたの番です』(19年)をはじめ、さまざまな役柄で映画、ドラマに引っ張りだこの人気俳優。公開待機作に『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)、『あなたの番です 劇場版』(12月10日公開)がある。スタイリスト:伊里瑞稀、ヘアメイク:花村枝美(MARVEE)/EMI HANAMURA(marvee)■中谷美紀1976年1月12日生まれ、東京都出身。1993年に女優デビュー。98年~99年の映画『リング』シリーズで話題を集め、99年に『ケイゾク』でドラマ初主演を務める。06年『嫌われ松子の一生』にて第30回 日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞に輝く。舞台では11年に『猟銃』で初舞台を踏み、1人3役に挑んで紀伊國屋演劇賞 個人賞を受賞した。ドラマ『JIN-仁-』(09年〜11年)、大河ドラマ『軍師官兵衛』(14年)、映画『自虐の詩』(07年)、『ゼロの焦点』(09年)、『阪急電車〜片道15分の奇跡〜』(11年)ほか代表作多数。1年の約半分をオーストリアで暮らしている。著書『オーストリア滞在記』が幻冬舎文庫より発売中。インスタグラムアカウント@mikinakatanioffiziellスタイリスト:岡部美穂/MIHO OKABE、ヘアメイク:下田英里/ERI SHIMODA、衣装協力=ドレス:バイ マレーネ ビルガー(エスアンドティ)/イヤリング:ヴァンドームブティック(ヴァンドームブティック 伊勢丹新宿店)/ブレスレット:ハム(エスケーパーズオンライン)/パンプス:スタイリスト私物
2021年09月22日田中圭と中谷美紀が夫婦を演じると聞いて、どんな関係の夫婦かとワクワクする人が多いだろう。しかも、その夫婦が「日本初の女性総理大臣(妻)とその夫」と聞けば、いったい何が起こるのか? と想像を膨らませずにはいられない。原田マハによる同名小説を映画化した『総理の夫』が公開を迎える。田中が演じるのは、妻が日本初の女性総理に選出されたことで、思いもよらぬ騒動に巻き込まれていく主人公・相馬日和。中谷は、日和を深く愛し、信頼すると同時に、強い信念で日本を引っ張っていく女性リーダー・相馬凛子を演じている。久々の共演を果たしたふたりに話を聞いた。――タイトルから非常にインパクトが強いですが、最初にこのタイトルを聞いた時、さらに脚本を読んで抱いた印象、感想などを教えてください。田中:『総理の夫』と聞いて全然ピンとこなくて、自分の(演じる役の)ことだとも思っていなく「俺、何役だろう?」って思っていたんです。脚本を読んで「あぁ! “総理の夫”ってそういうことか!ていうか、僕!?」って気づくくらい、最初はピンときていませんでした。脚本を読んで最初に「おぉっ!」と思ったのが、日和が本当に何もしない主人公なんです。僕はそこがすごく好きでした。なかなかないんですよ、そういう主人公って。普通は何かを解決したり、人の気持ちを揺さぶったり、何かやらかしたりするものだけど、(日和は)何もしない(笑)。そういうのが中心にいて、周りでみんなが動くって、あんまりない形で、「面白そう!」って思ったし、凛子をはじめ、周りのみんなのキャラクターがすごく立っていて。実際、お芝居を一緒にさせていただいてもすごく面白かったし、映像で観たら現場にいた時以上にみなさんがすごく立ってて、よかったなぁって思いました。中谷:タイトルは単純に考えたのは「男性の総理大臣の夫が男性」ということなのかな? と。それも圭くんにピッタリだなと思いましたけれど。(脚本を読んで)ある意味、ファンタジーといいますか、この1年くらいで少し機運が変わってきていますが、脚本をいただいた時点では「どう考えても無理だろう」と。ジェンダー平等という意識がそこまで浸透していなかったので、ファンタジーというか「そんなことあったらいいよね?でも絶対に無理だよね」という意識で読んでいましたが、「働く女性が子供を産み、育てやすい社会をつくる」という、自分では絶対にできないことを凛子が実現しようとしてくれるので、凛子の夢に乗って演じたいなと思いました。『総理の夫』――久々の共演ですが以前、共演された際の印象について、また今回、夫婦役で再共演されてみての印象の変化などがあれば教えてください。田中:女優としての中谷さんは、現場での佇まいだったり、お芝居に対する取り組み方だったりに関して、すごく真面目に取り組まれるというのは、以前の現場でも見せていただいていたし、そこは全然変わらず「さすがだな」というのはありました。ただ、今回はカメラが回っていないところでもお話させていただく機会が多かったんです。基本的には、その(前の現場で抱いた印象のままの)中谷さんなんです。上品で、何かしたら怒られるんじゃないかな? と…言葉は難しいけど若干ビビっていたんですが(笑)、思っていた以上に――といっても、これまでの中谷さんのイメージが壊れることなく――フレンドリーで気さくで、意外と天然なことを言っていたりという“おまけ”の中谷さんの姿を教えてもらえたので、すごく楽しかったです。中谷:前回もとても空気を読んで、ご自分が求められていることを的確にキャッチして、求められていることをお返しするという…。何と言うのでしょう? “余計なことをしない”と言うと語弊があるかもしれませんが、エゴで何かを捻じ曲げようとしない方という印象でした。今回もそれはより強く感じられて、シーンによって、ものすごく気持ちの切り替えをしてくださって、楽しいシーンはとても楽しい空気を作ってくださるし、心のひだを大切に演じるシーンではそういった雰囲気を作ってくださって、ご一緒していてとても楽だったんですね。これもまた誤解が生じる表現かもしれませんが(苦笑)、“人畜無害”といいますか、本当の人畜無害ではないのですが、“気配を消せる”というのか、“愛を乞う人ではない”というのか…何かを証明したり、自分の実力を示して注目を得ようとする方ではないんですよね。ご自身の中で確固たる積み上げてきたものがあるので、そんなに証明する必要がないんでしょうね、とてもフラットな方だと思いました。田中:そうなんですか(笑)?中谷:どうなんですか?すごく柔軟な方だなと思いました。無用なケンカもしないんだろうなぁと。田中:しないですね。中谷:監督と戦ったりもしないんだろうなと。それは恐らく、監督が求めていらっしゃるもの、ある意味、各々の監督の器といったものまで的確に見極めていらっしゃるからなんだろうなと。どんなに議論をしても、どんなに捻じ曲げても、監督のキャパシティー以上のものは作れないじゃないですか。最終的に神の視点をもって編集するのは監督なのだということをわかってらっしゃる方だなと。田中:そこまで考えてないです(笑)。でもそういうふうに見えますか?中谷:きっとそうなのだろうなと。田中:じゃあそうなんでしょうね。――それって作品の中の日和と近いのかなと…。中谷:いえ、日和とは全然違います! 全く違いますよね?田中:そうですね。日和要素は全くないです、僕の中に。――田中さんと日和の間の決定的な違いとは…?田中:まず日和は「凛子のために」というのがあるじゃないですか? 僕、そもそもなくて(笑)!中谷:ははは。田中:何て言えばいいんですかね? 結婚したばかりの頃とか「家族のために」とか「お仕事、また頑張れますね?」とよく言われたんですが、そもそも「家族のために頑張る」気なんてさらさらないですという。中谷:あ、そうなんだ?好きだから励んでいたことがたまたまうまくいった感じ?田中:そうですね。自分が自分のために頑張ったことが結果的に家族のためになればいいなとは思っていますし、自分が頑張りたくないから、それで家族が食べていけなくなっても困るじゃないですか? 「家族にご飯を食べさせないといけないから仕事する」何て感覚は一切ないですね。中谷:なるほど。田中:凛子のために引っ越すとか、凛子のために出張に行けないとか、俺だったら絶対に文句を言いますね。「なんでだよ!」って(笑)。中谷:奥さんが急に「田舎暮らしいがいい」と言い出したら…。田中:「行ってこい! 行ってこい!」って言いますね。「田舎に城買ってやるぜ!」って(笑)。中谷:すごい! 城ですって(笑)。スケールが違いますね。田中:そう言って送り出しつつ、自分は行かないという感じですね(笑)。――中谷さんから見て「日和と田中さんは全然違う」というのは…?中谷:「人畜無害」と言いましたが、本当の人畜無害ではないですので。本当に人畜無害だったら、いまのポジションにはいないでしょうし、野心もあるし、やりたいこと、夢もあるのでしょうけど、それをあまりひけらかしたりはしない方ですよね。日和くんは鳥さえ観察していれば幸せなので、恐らく「目標」や「野心」がないと思うんです。――日和のほうは本当の意味で人畜無害だと(笑)?中谷:はい(笑)。だから全く違うんですよね。田中:確かにそうですね。鳥さえ観察していれば幸せですね(笑)。中谷:高級レストランでおいしいものを食べたいなどという思いもなくて、原作では、お弁当は、実家にいた頃は、運動会でも高級料亭の幕の内弁当が出てきて、結婚後も凛子はお弁当を作っことは一度もなくて、(映画の中で)るい(松井愛莉)に作ってもらったのが初めての手作りのお弁当だったと。「久しぶり」ってセリフを言ってるけど、実は言ってみただけで、本当は手作りのお弁当は初めてだったと。――河合勇人監督から、この映画をどういう作品にしたいなどといった話は?田中:コメディ要素を大事にというか「楽しい映画にしたい」というのは衣装合わせで言われましたね。コメディは監督自身が好きだと思いますが、とはいえ過剰なことはしないんですよ、演出も。すごくバランスがいいなというのは思いました。中谷:凛子の総理大臣像については、肩肘張るのではなく、マスキュリンにするのでもなく、柔らかくしましょうと意見が一致していました。基本的には、私たちを自由に泳がせつつ、でも手綱はしっかりと握っていらして、編集でいかようにもできるという自信がおありだったんじゃないかと思います。きっと監督の中で、物語の流れや緩急がある程度計算されていて、その枠にさえハマっていればあとは自由にしていいと。それは器の大きさと自信の表れですよね。田中:監督の演出について、一個だけ思い出しました! 終盤の凛子の会見のシーンで、僕が家を飛び出すじゃないですか。あの道がすごくデコボコで。走ったら、足元を見ないとグキッといくんじゃないかってくらい。それで「監督、これ下を見てもいいですか?」って聞いたら「下は見ないで!」って。「え? 全力?」(田中)「全力!」(監督)って(苦笑)。「下を見ないで全力か……、よっしゃぁ!」って思いました(笑)。――日和と凛子のなんとも“いい感じ”の夫婦の雰囲気は自然と現場で生まれたのでしょうか??中谷:でもその“いい感じ”の雰囲気を作りたいというのは監督のこだわりで、後半、凛子が総理大臣になってから、ふたりの関係にすれ違いやすきま風が生じるので、その前の部分をとても良い雰囲気にしたいというのは大事にされていましたよね。――特にコミュニケーションを意識した部分などは?田中:変に「しゃべらなきゃ!」と意識してしゃべっているというわけでもないですし、自然とですね。いままではガッツリとご一緒させていただいたわけでもなかったですし、今回は夫婦役というこの作品での関係もあったと思いますが、そうやって一緒にお話をさせていただく機会がたくさんあったということですね。中谷:別にずっとしゃべっていたというわけでもないですしね。――カメラが回ってないところでも“夫婦”の空気を出そうと意識するわけでもなく?中谷:「本番」と言われたらそういう空気を出せばいいだけのことですので。仕事ですからね。それなりに長くこの仕事をやってきましたものね(笑)?田中:そうですね(笑)。中谷:ずっと一緒にいなくとも、そういう空気を瞬時に作るように様々な現場で鍛えていただきました(笑)。――田中さんは、中谷さんが凛子を演じるということについてはどのように感じられましたか?田中:僕はやっぱり「ぴったりだな」と。おそらく映画を観てくださる方のほとんどが「中谷さん、ぴったりだな」と思うじゃないですか? そういう感じなんですけど、でもふとした時に「おいおい、この人ちょっと、おかしな発言してるぞ…」みたいな…。中谷:え? 何? どういう発言(笑)?田中:いやいや、たいしたことじゃないですよ(笑)。ただ、たまに抜けたところを見せてくれて、それが嬉しかったり、こんなこと考えたりもしているんだなぁ…というのは楽しかったですね。――中谷さんは、演じられる前から、周囲にそこまで「ぴったりだ」と見られていて、逆にプレッシャーなどはなかったですか?中谷:こういう作品って、それこそファンタジーですよね。もちろん、どうしたら(観客に)信じていただけるか? というすり合わせは監督とさせていただきましたし、例えば「ヒステリックに叫んでもいまの日本では総理大臣になれないのではないか」といった話は丁寧に重ねましたが、一方で、そもそもそう見えるように本も書かれているわけですし、衣装や照明なども含めて、みなさんのおかげでそう見えるように神輿をかついでいただけているので、そこに乗っていれば、無理に変なことしなくてもいいだろうと。威厳や存在感は出そうとすると失われていくものだなと思うので、変に気負ってもしかたがないなと思っていました。あとはバランスですよね。田中圭さんが日和の“何もしない”キャラクター…本当は何もしていないわけではなく、陰ながら凛子を支えてくれているんですけど、そこに徹してくださっていたからこそ、凛子の総理大臣としての存在感が出てくるはずだと信じていたので、ひとりで作るものではなくて、そこはみなさんに委ねていました。――女性総理大臣を演じる上で、スピーチや佇まいなど、どなたかモデルにした人物などはいましたか?中谷:ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相、ドイツのメルケル首相、EUのウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長など女性リーダーは海外にはたくさんいらっしゃいますし、特に参考にさせてもらったのはアンガーマネジメントでしたね。不当な扱いを受けても直情的に反応するのではなく、常に冷静に感情をコントロールしているからこそ周囲の人たちが付いてくるのでしょうし、だからこそ時に本当に(強い気持ちを)見せないといけない時に、その発言が際立つんだと思います。例えばメルケルさんも一度、議会で声を張って、コロナ禍における政策の実現について激しくおっしゃったことがありましたし、ニュージーランドでもテロがあったとき、アーダーンさんが「イスラム教徒に対する迫害は、我々の問題である」とおっしゃったことがありました。凛子もヒステリックに声高に何かを叫ぶのではなく常に柔らかく言うことを心がけていました。――先ほど、田中さんが日和と近いか否かという話がありましたが、田中さんは作品ごとにいつも全く異なるタイプの役柄を演じられていて、同一人物が演じていると思えないような驚きを観る者に与えてくれます。とはいえ、見た目をガラっと変えるという感じではないですが、いつもどのように役作りをされているんでしょうか?田中:おっしゃるように見た目はそんなに変えたことなくて、変えたいんですが、その機会がなかなかないままにやってきたのが正直なところで。そもそも、あんまり役作りをしないというか、「役作りって何?」という感じで。当然、台本は読みますし、頭の中で「これはこうなって…」と組み立てたりはするんですけど、でも“役作り”って何なのかがいまだにわかっていなくて、結局、想像でしかないじゃないか? と思ってるんですよね。見た目の部分で思い切り太ったり、痩せたりとか、実在の人物であればその人について調べて…ということはできるとは思いますが…。それこそ医者をやるといっても、役作りで患者さんを切ることなんてできないし、犯罪者だってそうですよね?そういう意味で、僕ひとりでやれる役作りなんてたかが知れてるなと思っているので、そこまで「これが僕の役作りです!」みたいなことは、一切していないんです。――それで毎回、役ごとに切り替えられるところがすごいですが…。田中:逆に周りのみんながどんな感じでやっているのかわからないし…そういっても、そこまでみんな、してないでしょ(笑)?って。――今回、こうして政治をテーマにした作品に出演されて、改めて感じた「政治に期待すること」などがあればお願いします。田中:コミュニティの規模として「夫婦」のことであれば夫婦で決めればいいし、「クラス」の問題であればクラス内で話し合って決めること。「会社」であれば、社長や取締役が何かを決定したり、そういう小さな規模のコミュニティであれば、物事をガラッと変えることも可能だと思うんです。でもそれが大きくなればなるほど大変になっていくし、それが「国」となると、やはり舵取りをしていくのは政治家の役目ですよね。それは大変なことだと思うけど、「面白い」トップの人たちが政治の世界にも現れてくれたらいいなとは思います。中谷:難しいですよね…。凛子のような政治家がいてくれたらいいなと思いますけれど。田中:それは最高ですよ。中谷:私たちではできないことを凛子がやってくれているのでね。ポピュリズムにはしらずに増税も断行したり、いまの自分の立場を守るためではなく、国民の未来を守るために動いてくれる政治家、リーダーがいてくれたらいいなと思いますけれど…。民間から登用したほうがいいのかな? とも思わなくもないですけれどね…(苦笑)。コスト意識もあって視野も広いイノベーター――「名声やお金のため」ではなく志のために政治を司ってくださる方に任せるほうがいいのかなと。そういう意味では、やはり経済的な基盤も重要かもしれません。田中:難しいところですね(苦笑)。中谷:ただ、経済的ゆとりがあることが良いかというと、原作の中でも日和が日記に「“うらやましい”が“妬み”になってはいけない」という意味のことを書いてましたし…。日本人の感情として“平等”を求める部分も強いので、そのあたりも難しいですよね。ぴあのアプリ(無料)をダウンロードすれば、アプリ読者限定写真が見られます!ダウンロードは こちら(dpia-app://contentAll?contentId=8f965a8e-00e0-4b10-b8dd-1deb8c5597d1&contentTypeId=2) から『総理の夫』9月23日(木・祝)全国ロードショー(C)2021「総理の夫」製作委員会取材・文:黒豆直樹撮影:伊藤彰紀(aosora)、AKINORI ITO(aosora)田中圭スタイリスト:伊里瑞稀ヘアメイク:花村枝美(MARVEE)中谷美紀スタイリスト:岡部美穂ヘアメイク:下田英里衣装協力=ドレス/バイ マレーネ ビルガー(エスアンドティ)イヤリング/ヴァンドームブティック(ヴァンドームブティック 伊勢丹新宿店)ブレスレット/ハム(エスケーパーズオンライン)パンプス/スタイリスト私物エスアンドティ 03-4530-3240ヴァンドームブティック 伊勢丹新宿店 03-3351-3521 エスケーパーズオンライン 03-5464-9945
2021年09月21日女優であり、演劇ユニット<プロペラ犬>の主宰も務める水野美紀と、2016年放送、TBSテッペン!水ドラ!『毒島ゆり子のせきらら日記』(主演:前田敦子)で全話の脚本を手がけ、第35回向田邦子賞を受賞し、その後もドラマ・舞台など多くの脚本を手がける東京マハロの矢島弘一がタッグを組み上演する舞台『2つの「ヒ」キゲキ』。和田雅成、剛力彩芽、富田翔、真凛、椎名鯛造、宮下貴浩ら、注目のキャストが名を連ねる本作のメインビジュアルが公開された。本作は、共通のテーマ「悲喜劇」に応じて、水野美紀と矢島弘一の2人がそれぞれ脚本を書き下ろし、1幕と2幕でひとつの作品として上演。その2つの別々の物語がリンクしていく2作品同時上演作品となる。今回、メインビジュアルとともに、それぞれの作品のタイトルも発表された。1幕は矢島弘一による脚本・演出で、タイトルは「パンティーアナキズム」。そして2幕は水野美紀が脚本・演出を担当する「テクタイト」。キャストはこの2つの物語にそれぞれ異なる役に挑戦する。2つの全く違う脚本が、どのようにリンクしていくのか、注目である。そんな2つの作品の脚本・演出を担当している水野美紀と矢島弘一が、それぞれの作品についてコメントを寄せた。「パンティーアナキズム」脚本・演出矢島弘一コメント「この子は何がしたいのか?この子はどこへ向かうのか?この数ヶ月、この物語の主人公・中村桜子のことばかり考えています。静かに激しい子であり、冷たくて熱い子。流されたいけど泳ぎたくなくて、歌いたいけどマイクは持たない。いつも目には見えない何かと戦っている。向こう側へ行くか、こっち側へ来るか。パンティーを履くか、パンティーを脱ぐか。これは喜劇か、さもなくば悲劇か。」「テクタイト」脚本・演出水野美紀コメント「悲劇と悲劇を重ねてエンタメスパイス放り込んで捏ねて焼き上げたら喜劇になってました。70分に詰め込みまくりました。歌に踊りに殺陣に悲劇、結果喜劇!劇場に集まった複数人の小田島に、カリスマ舞台俳優の隠されていた過去。時が歪んだ劇場で、終演を待つ不気味な影。全員が交じり合い、カーテンコールに向けて再び時が進みはじめた時、皆の抱える心の叫びが溢れ出す。」【公演概要】タイトル:舞台『2つの「ヒ」キゲキ』脚本・演出:1幕「パンティーアナキズム」矢島弘一2幕「テクタイト」水野美紀キャスト:水野美紀和田雅成剛力彩芽富田翔真凛椎名鯛造宮下貴浩福田ユミ水原ゆき南部麻衣竹内真里久保田武人西野優希永松文太猪俣利成中原果南竹若元博(バッファロー吾郎)日程:2021年10月7日(木)~10月14 日(木)【タイムテーブル】10月7日(木)18:3010月8日(金)18:3010月9日(土)12:00/17:0010月10日(日)12:00/17:0010月11日(月)18:3010月12日(火)13:00/18:3010月13日(水)13:00/18:3010月14日(木)11:30/16:00※開場は開演30分前劇場:新国立劇場 小劇場東京都渋谷区本町1丁目1番1号チケット料金:S席12000円A席8000円高校生以下5000円※ご来場特典付き※全席指定・税込【ご来場者特典】本公演は、国が新型コロナ対策として効果を認めている光触媒の抗菌コーティングを提供している、株式会社バベル様にご協力を頂いております。みなさまが少しでも安全に過ごせます様、ご自身でお手軽に抗菌出来る本公演限定ルミコートをご来場特典としてプレゼントさせて頂きます。 * チケット好評発売中!Confetti(カンフェティ): 公式サイト:2-hi-kigeki.com公式Twitter: お問い合わせ: 2hikigeki@gmail.com 宣伝衣装協力:ISSEY MIYAKE INC.企画・プロデュース:宮下貴浩・水野美紀・矢島弘一共同プロデューサー:中道正彦主催:水野美紀×矢島弘一『2つの「ヒ」キゲキ』企画 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月18日中川大志主演の「ボクの殺意が恋をした」第7話が8月22日オンエア。田中みな実演じる千景と水野美紀演じる詩織の対峙シーンに「めっちゃ熱い」などの声が集まるとともに、藤木直人演じる丈一郎の復活も話題を呼んでいる模様だ。身体能力100点、ルックス100点、しかし最高に“間が悪い”男虎柊が、ある日育ての親である男虎丈一郎を何者かに殺される。幼い頃から何かと柊の面倒を見てきた刑事の綿谷詩織から、実は丈一郎が裏で警察が法で裁けない相手を消す“殺し屋”をしていたと聞かされた柊は、自分も殺し屋となって丈一郎の仇を取ろうと決意する。しかし丈一郎を殺したとされる美人漫画家・鳴宮美月は、自分の初恋相手、葉山葵だった…という本作。男虎柊に中川さん、葉山葵に新木優子、美月を暗殺しようとしていたが、一転守る側となった八乙女流星に鈴木伸之。柊の前に突如現れた“許嫁”の莉奈に松本さん。表向きは美月のアシスタントとして振る舞う水瀬千景に田中さん。美月の編集担当、風岡樹生に中尾明慶。警察の殺し屋組織“SOS”の綿谷詩織に水野さん。男虎丈一郎には藤木さんといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。柊に撃たれそうになったところを流星に助けられた葵は、流星を千景のもとへ連れて行く。そこで流星は千景が本物の“鳴宮美月”だと明かされる。一方、柊も詩織から鳴宮美月の正体が千景であることを聞かされていた。千景は恋人の武尊(小池徹平)をSOSに殺されていた。武尊は葵の生き別れの兄で、葵もまた千景とともに“復讐”に参加する…しかし彼女たちの本当の復讐相手は丈一郎ではなかった。実は詩織こそ事件の黒幕。詩織は自分の不正を暴こうとした武尊を殺し、流星に美月殺害を依頼。さらに不正をただそうとした丈一郎を殺したのも彼女だった…というのが今回のストーリー。これまで隠されてきた謎の数々が一気に明かされた詩織と千景のフェンス越しの対峙シーンに「田中みな実vs水野美紀めっちゃ熱い」「黒幕っぽそうな田中みな実vs黒幕っぽそうな水野美紀の戦い良いな」「これは水野美紀さんと田中みな実さんが豹変しないタイプの奪い愛」などの反応が集まる。そんななかラストでは亡くなったはずの丈一郎が詩織の前に現れる。丈一郎が生存していたことに「一気に内容も進んで丈一郎さんも生きててと色々ありすぎて頭が追いつかない」など驚きの声とともに、丈一郎を演じる藤木さんに「ラストに少し姿を見せただけで視聴者の注目を全部持っていくさすがの存在感」といった感想も。また葵を抱きしめ「好きだ」と告白、「僕の全てをかけると誓う、守らせてくれ」と想いを伝えたうえで柊の自宅に乗り込み、自分との会話を葵に聞かせ、柊に本当は丈一郎を殺してないことを伝えるよう促す流星の行動にも「デス・プリンス良いやつやん」「自分で当て馬認定してしまったデスプリンスが急に恋しくなってきた」といった声が送られている。(笠緒)
2021年08月23日中川大志主演、新木優子、鈴木伸之らが共演する「ボクの殺意が恋をした」第5話が8月8日放送。視聴者からは“鳴宮美月の正体”について田中みな実演じる千景、水野美紀演じる詩織を中心に様々な憶測が飛び交う事態になっている。本作は身体能力100点、ルックス100点、しかし最高に“間が悪い”殺し屋になった男虎柊を中川さんが演じ、柊が育ての親、男虎丈一郎を殺され、その仇を取るべく殺し屋となって、丈一郎の仇である漫画家の鳴宮美月を討つため彼女に接近するのだが、殺すどころか恋してしまい、さらに美月が初恋相手の葵だったことが判って…というスリリング・ラブコメディドラマ。中川さんはじめ、大人気漫画「ハリネズミ探偵・ハリー」の原作者で、これまで一切表に顔を出さない完全にベールに包まれた大人気漫画家だったが、漫画大賞受賞を機にメディアの前にも顔を現すようになった鳴宮美月こと葉山葵に新木さん。表の顔は世界をまたにかける人気モデルだが、裏の顔は芸術的な殺し方に強いこだわりを持つ天才肌の殺し屋“デス・プリンス”で、美月を殺害しようとする八乙女流星に鈴木さん。美月のチーフアシスタントだが、美月が葵だと知っていた水瀬千景には田中さん。表は警視庁生活安全課所属の準キャリア刑事だが、実は法では裁けない人間を闇に葬り去る殺し屋組織“SOS”を束ね、幼い時から何かと柊の面倒を見てきた綿谷詩織に水野さん。鳴宮美月のデビュー時からの担当で、〆切通りに原稿を上げさせる忠実な仕事人間の風岡樹生に中尾明慶。清掃会社を経営しながら裏ではSOSのトップエージェントとして活動、美月の返り討ちで帰らぬ人になってしまった男虎丈一郎に藤木直人といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。葵が美月になりすました経緯を聞いた柊は、秘密を知っていたはずの千景を問い詰めるが、千景もまた美月には会ったことがなく、向こうから一方的に連絡が来るだけだと答える。葵になりすましを辞めさせ、清掃会社の事務所に匿う柊だが、詩織は葵が丈一郎を殺したという疑惑は消えていないと答える。そして幾度も美月暗殺に失敗した流星も、任を解かれることに。そんななか、新たな刺客が葵を襲う。葵のもとに駆けつけた柊は仮面の刺客を倒すが、それは詩織が送り込んだ殺し屋で、詩織は丈一郎殺害現場が映された防犯カメラの映像を科捜研に鑑定してもらったところ加工の形跡はなく、映像に映り込んだ葵は丈一郎殺害犯だと言い放つ…というのが今回のストーリー。新たな展開にSNS上では“鳴宮美月の正体”について様々な憶測が飛び交うことに。[どう考えても田中みな実が鳴宮美月でしょ」「やっぱり田中みな実なのか…?」などの声が上がる一方、「千景さん(田中みな実さん)と思っていたけれど、綿谷詩織さん(水野美紀さん)が何気に…」「ミステリーの定石だと、黒幕は最初から登場してた人物ってことになるから、来週から登場する許嫁ではないと思うんだが…。1番怪しいのは今のところ水野美紀なんだよなぁ」「詩織さん柊の意見に対して聞き分け良すぎだし、どんどんラスボスなんじゃないかという疑念が深まる」など詩織が美月なのではと推測する視聴者も。なかには「そもそも藤木さんとあおいちゃんが繋がってて、本物の美月がやっぱり黒幕なのか、藤木が美月なのか」と丈一郎生存説を唱える視聴者や「詩織ちゃんと丈ちゃんの子供が鳴宮美月とか」といった声も。後半に向けて視聴者の謎解き合戦も過熱している模様だ。(笠緒)
2021年08月09日水野美紀が脚本と演出、主演を務める舞台『2つの「ヒ」キゲキ』が10月7日(木)~14日(木)にかけて、新国立劇場 小劇場で上演されることが決定した。本作では、女優であり演劇ユニット「プロペラ犬」の主宰・水野美紀と、2016年放送のTBSテッペン!水ドラ!『毒島ゆり子のせきらら日記』(主演:前田敦子)で全話の脚本を手がけ、第35回向田邦子賞の受賞後もドラマ・映画・舞台など多くの脚本を手がける東京マハロの矢島弘一がタッグを組む。『2つの「ヒ」キゲキ』は共通のテーマ「悲喜劇」に応じて、水野美紀と矢島弘一の2人がそれぞれ脚本を書き下ろし、1幕と2幕で1作品として上演。別々の物語がリンクする2作品同時上演作品という形となった。水野と矢島はそれぞれの作品で脚本と演出を務め、水野は主演も務める。共演には舞台『刀剣乱舞』シリーズや『おそ松さん on STAGE』など多くの2.5次元作品の他 TV・ドラマ・映画など活躍の幅を広げていて注目の集まる和田雅成 、ドラマ『ごくせん』(日本テレビ)でデビュー以降、数多くのドラマや映画、舞台作品に出演し、確かな演劇力に定評のある富田翔。さらにTVをはじめ舞台での活躍も目覚ましい真凛、子役経験もありミュージカル『薄桜鬼』や舞台『刀剣乱舞』などの2.5次元作品で活躍する椎名鯛造、水野美紀に見出され、多くの作品に出演する他、自身のプロデュース公演も精力的に上演している宮下貴浩らが発表された。詳細は後日発表予定。第2弾のキャスト発表には大きなサプライズもほのめかされており、続報に期待したい。水野と矢島からのコメントは以下の通り。<脚本・演出・主演:水野美紀>演劇でしか表現できない事をやりたいと思っています。ふたつの作品は場所も設定もキャラクターも違い、ひとつの作品として完結しますが、同じセット、同じ役者によって演じられます。通して観る事で浮かび上がってくるものがあります。対比することでより強く伝わるものがあります。ふたつの別々の作品であって、ひとつの作品です。世に蔓延する絶望と怒りの空気を感じ取りながら、スカッと爽快、楽しい作品に仕上げたいと思います。<脚本・演出:矢島弘一>まずは無事に発表できること、嬉しく思います。この企画の話は美紀さんと宮下と3人で焼肉を食べに行ったことで産まれた企画です。その時も大した話はしてなくて「ハラミが旨かった」記憶しかないけど、こうして実現出来たのはきっと3人が「演劇好き」だからだと勝手に解釈をしています。無事に幕が開きますように。そして、お客さんに観てもらえますように。■公演情報舞台『2つの「ヒ」キゲキ』10月7日(木)~14日(木)上演会場:新国立劇場 小劇場公式サイト: 2-hi-kigeki.com
2021年07月28日