映画『スマグラー おまえの未来を運べ』が10月22日(土)に公開初日を迎え、主演の妻夫木聡を始め永瀬正敏、松雪泰子、満島ひかり、安藤政信、阿部力、我修院達也、石井克人監督が都内で行われた舞台挨拶に登壇した。「闇金ウシジマくん」で知られる人気漫画家・真鍋昌平の初期の作品を映画化した本作。借金を背負って闇の運送屋の一員として働くことになった青年が、やくざやチャイニーズ・マフィアも絡んだ抗争に巻き込まれていくさまを描く。この日は初回上映前の舞台挨拶ということで朝9時半からスタート。妻夫木さんは「初日ってこんなに早いものでしたっけ?何かどんどん早くなってますね」とボヤきつつも劇場に足を運んだ観客への感謝を述べた。石井監督は自らの作品であるにもかかわらず「前半は面白いので…」と中途半端に作品をアピール。妻夫木さんから「全部面白いでしょ!」としっかりとツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。劇中、闇の運送屋やマフィアなど危険な生業に手を染める者たちが続々登場するが、これまで危険な仕事を経験したことは?と尋ねられた永瀬さんは「若い頃、アジアを回っていろんな国の映画に参加していた頃、警官だと思ってた人が実はゲリラで、一緒に車に乗ってる監督がマグナム(銃)を抱えていたということがありました」と驚きのエピソードを披露。一方、安藤さんは「小学生の頃に車にはねられて…」と語り、すかさず妻夫木さんから「それ、危険な目に遭ったというよりもうはねられてるじゃん(笑)!」と突っ込まれていた。また、女性陣2人に劇中の登場人物の男たちの誰とならパートナーを組みたいか?と尋ねると、松雪さんは「冷静で仕事もキッチリしてる」と永瀬さん演じる運送屋のリーダーのジョーを選択。これには永瀬さんも「嬉しいです」とガッツポーズを見せた。満島さんが選んだのは、運送屋のメンバーのひとりで我修院さん演じるジジイ。「ふざけてても温かい心を持ってる人がパートナーだったらいいなと思います」と笑顔を見せた。妻夫木さんはこれから映画を観る観客を前に「気に入ってもらえると思う!」と自信のコメント。「来週は三谷組の作品(『ステキな金縛り』)があるので、今週がっつり取っとかないと」と猛アピールし、会場は笑いに包まれた。『スマグラー おまえの未来を運べ』は全国にて公開中。■関連作品:ステキな金縛り 2011年10月29日より全国東宝系にて公開© 2011フジテレビ 東宝スマグラーおまえの未来を運べ 2011年10月22日より全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラーおまえの未来を運べ」製作委員会■関連記事:安藤政信インタビュー10代20代を経ていま、感じる「生の感覚」高額の運送バイトの実態は…『スマグラー』手ぬぐいを5名様にプレゼント「三谷幸喜映画祭」に深津絵里、綾瀬はるか、妻夫木、佐藤浩市ら14名がズラリ鈴木えみ、人生初ゴスロリ衣裳に「上がりました!」三谷幸喜が贈る、“笑えて泣ける”『ステキな金縛り』試写会に20組40名様ご招待
2011年10月22日映画『スマグラー おまえの未来を運べ』のスピンオフドラマ「スマグラー おまえの役はどれ?」(LISMOドラマ!)の撮影が10月8日(土)に行われ、鈴木えみがゴスロリファッションの高利貸しを怪演するさまが公開された。映画は「闇金ウシジマくん」で知られる漫画家・真鍋昌平の初期の代表作を実写化。借金を背負った青年が裏社会のワケありの運送屋となり、事件に巻き込まれていくさまが描かれる。LISMOドラマ!として配信されるスピンオフドラマでは、映画以前の物語が展開。妻夫木聡を始め、永瀬正敏、我集院達也、テイ龍進らが演じる登場人物たちの過去が描かれる。鈴木さんは映画の中で松雪泰子が演じる闇社会の便利屋の社長・山岡の妹・白羽(しらはね)役で、ゴスロリファッションに身を包んで高利貸しに精を出す。事前に映画本編を鑑賞し「松雪さんの演技に注目して、そのDNAを引きずるイメージで演じました」と明かす。「元々、コスプレが好き」と言う鈴木さん。ファッションモデルとして活躍するが、実はゴスロリは初体験ということで「メイクさんと相談して口紅も黒寄りの赤にしてもらって、ダークな気持ちになりました。普段、なかなかできないので(テンションが)上がりましたね」と笑顔を見せた。女優、モデルとしての活動に加え、自身が編集長を務める「s’eee」(SDP刊)が発売されるなど活躍は多岐にわたるが「モデルはやれるところまではやりたいです。今回、久しぶりにお芝居をやりましたが、機会があればやりたい。すごいラブストーリーもやってみたい」と野望を口にする。映画について「安藤(政信)さんがとにかく強い。ときめく…というより感動に近いです。最後の38分間の拷問、タイマンは、こっちの頭がおかしくなりそうなくらいすごかったです」と強い男たちが繰り広げる壮絶シーンを絶賛。一方でスピンオフドラマに関しては「私は(映画)本編に出てないので、ぜひドラマで私を見てください!」としっかりと自らをアピールした。「スマグラー おまえの役はどれ?」は毎週金曜日、LISMOドラマ!で配信中。『スマグラーおまえの未来を運べ』は10月22日(土)より公開。「LISMOドラマ!」PCサイト■関連作品:スマグラーおまえの未来を運べ 2011年10月22日より全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラーおまえの未来を運べ」製作委員会■関連記事:安藤政信、肋骨を骨折するほどの熱演!4年ぶり邦画への強い思いを語る妻夫木聡、石井克人監督と念願タッグも「観終わったら、ご飯食べづらい映画」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第18回)“理想の上司”俳優は?ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!妻夫木永瀬正敏と本格初共演長年の絆で「拷問シーンもクリアできた」
2011年10月11日映画『スマグラー おまえの未来を運べ』で4年ぶりの邦画出演を果たした安藤政信が10月3日(月)、日本外国特派員協会(有楽町)で行われた記者会見に出席し外国人記者たちの質問に答えた。「闇金ウシジマくん」で知られる漫画家・真鍋昌平の初期の代表作を原作に、多額の借金を背負った主人公が闇の運送屋の一員として働く中で、中国マフィアやヤクザの争いに巻き込まれていく姿を描く。「石井(克人)監督を敬愛していた」と語る安藤さんは、「新たな自分の代表作になった」と本作を自信を持って送り出す。演じたのは“背骨”という名の中国人の殺し屋で、その名の通り背中には背骨の入れ墨が入っており、激しいアクションも披露している。安藤さんは「石井監督と初めて会ったときに『凄まじいアクションが大事なシーンになるので、壊れない体を作ってくれ』と言われた」明かし、「1か月くらいしかなかったのですが、パーソナルトレーナーをつけて、中国語とアクションの2つの役作りを同時に行っていきました。(演じるときは)裸なのでごまかしが効かないし、シーンごとに傷も増えていった。実際にあばらも折りました」と苦労をふり返った。一方で「5年前の『スキヤキ・ウエスタンジャンゴ』からファンの中での僕についての思考は止まったまま。それを戻したくて、どんな痛みがあっても背骨という男を理解し、彼に光を当てたかった。何より僕自身、石井さんに光を照らしてほしかったので、何があってもやり抜く覚悟でした」と役者魂を見せつけた。この4年間、中華圏の作品で映画出演を重ねてきたが、邦画から離れたその歳月は本人も長いと感じているようで「石井さんがもっと早くオファーくれてたら…」と苦笑する一幕も。一方で「『スキヤキ・ウエスタンジャンゴ』の後、日本を離れて違う風景を見たいと思っていたときにチェン・カイコー監督からオファーをいただいた。その後、彼の作品に出たからこそ、中華圏の作品のオファーをいろいろいただいた。4年は離れすぎたとも思いますが、無駄ではなかった。この4年があったからこそ石井さんとも出会えたし、この役にも出会えた」と充実した表情。「痛みや挫折があっても、一歩踏み出せば光が見えてくる」と映画が描き出すテーマを自らに置き換えて語った。改めて本作について「日本にも海外にも自信を持って発信できる」と語り「これをきっかけにいろんな仕事をして、また海外に発信したい」とさらなる飛躍を誓った。詰めかけた外国人記者からは映画はもちろん、“背骨”というキャラクターを絶賛する声が寄せられた。『スマグラーおまえの未来を運べ』は10月22日(土)より全国にて公開。■関連作品:スマグラーおまえの未来を運べ 2011年10月22日より全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラーおまえの未来を運べ」製作委員会■関連記事:妻夫木聡、石井克人監督と念願タッグも「観終わったら、ご飯食べづらい映画」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第18回)“理想の上司”俳優は?ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!妻夫木永瀬正敏と本格初共演長年の絆で「拷問シーンもクリアできた」妻夫木、永瀬、満島らで漫画「スマグラー」映画化!松雪泰子のゴスロリ姿も!
2011年10月04日エンターテインメント性豊かな演出が国内外から高く評価されている石井克人監督の最新作『スマグラーおまえの未来を運べ』の完成披露試写会が9月22日(木)、東京・新宿バルト9で開催され、石井監督を始め、妻夫木聡、永瀬正敏、松雪泰子、安藤政信、高嶋政宏、我修院達也、テイ龍進という豪華キャスト陣が舞台挨拶を行った。妻夫木さんは長年、石井監督とのタッグを待ち望んでいたといい「もう最高ですね!今回はオファーをいただいた瞬間に『やる』と決めました。とにかく五感で感じてもらえれば…。スカッとしますが、観終わったらご飯は食べづらい映画かも」とアピール。一方の石井監督は「基本、アクションエンターテインメントですが、ある種ホラー。心の準備をしてもらえれば」と意味深に語った。主人公は妻夫木さん演じるフリーターの涼介。誘われるままに儲け話に乗り、逆に多額の借金を背負ったために“日給5万円”という危険な裏稼業に手を染める。“スマグラー”と呼ばれるその仕事は、死体の運搬処理だった。たった一度のミスすら命取りになる、死と隣り合わせの世界に飛び込んだ涼介の身にさらなるトラブルが襲いかかり…。原作は「闇金ウシジマくん」(小学館刊)で知られる漫画家・真鍋昌平の初期の連載作品「SMUGGLER(スマグラー)」。妻夫木さんは「冒頭は『こいつ、ダメだなぁ』という第一印象を抱いてもらいたかったので、役作りはとにかく不摂生すること。毎日眠らずダラダラ過ごして、食事のバランスも悪くしました。おかげでいい具合に顔がむくんで(笑)」と仰天エピソードを披露。スマグラーのリーダー的存在を演じる永瀬さんとは10年来の友人ながら、今回が初めての本格的な共演で「やっと実現できてうれしいですね」と大喜び。一方の永瀬さんも「ずっと努力を見てきたので、感慨深いですね」と少し照れくさそうだった。松雪さんはゴスロリファッションに身を包む闇社会の便利屋の社長・山岡役で「楽しませていただきました」とご満悦。また、妻夫木さんと安藤さんは『69 sixty nine』以来の共演で「妻夫木とはいい関係ができていたので、『今回もいい映画にしようぜ』的なメールを送った」(安藤さん)、「してないでしょ!」(妻夫木さん)と丁々発止のやり取りで会場を沸かせた。高嶋さんは妻夫木さんを相手に、拷問シーンを怪演!「妻夫木さんの表情がいいんですよ〜。だから僕もどんどんのめり込んで、遠慮せずバンバンやらせていただいた」と妻夫木さんにホレボレ(!?)していた。『スマグラーおまえの未来を運べ』は10月22日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:スマグラーおまえの未来を運べ 2011年10月22日より全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラーおまえの未来を運べ」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第18回)“理想の上司”俳優は?ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!妻夫木永瀬正敏と本格初共演長年の絆で「拷問シーンもクリアできた」妻夫木、永瀬、満島らで漫画「スマグラー」映画化!松雪泰子のゴスロリ姿も!
2011年09月22日シリーズ計170万部突破の西原理恵子の人気漫画を原作に、家族の絆を描いた映画『毎日かあさん』が、日本でのヒットに続き、5月に台湾と香港で劇場公開されることが決定した。中国語字幕による上映となる。原作者・西原理恵子の実話を基に、仕事と育児に奮闘する漫画家・サイバラと、アルコール依存症の夫・カモシダの離婚と復縁、そして別れを描いた本作。実生活でも夫婦だった小泉今日子と永瀬正敏が夫婦を演じたことが話題となり、国内では2月5日の全国公開以来約50万人を動員、現在もロングラン上映中だ。現在テレビ東京系で放送中の同TVアニメシリーズが今年1月より放送されている台湾では、アニメと同じタイトル『元氣媽媽』(「媽媽」は中国語で「母」の意味)で劇場公開。5月13日(金)より台北、台中、高雄などを中心に全台湾、計17館で封切られる。一方、香港では5月12日(木)より『毎日媽媽』とのタイトルで、1館での劇場公開となり、5月7日(土)からはTVアニメシリーズも、TVB(地上波放送局)にて同タイトルで放送スタートが決定している。台湾と香港、採用されているビジュアルは異なるものの、いずれの現地ポスターでも「泣いてるヒマがあったら、笑おう。」という映画のメッセージを継承しているのに加え、東日本大震災への支援メッセージが記されている。香港では1週目興行収入の全額が、香港救世軍を通じて日本の震災復興費用として寄付されるという。また、台湾での公開に際して、西原さんが現地でプロモーションイベントに参加することも決定、台湾のお母さんたちとの交流会などが予定されている。日本のお母さん代表として、作品メッセージを世界に伝えていく、また新たな足がかりとなりそうだ。『毎日かあさん』は全国にて公開中。■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:永瀬正敏涙声で追悼メッセージ「鴨志田さん、ありがとう」撮影の合間も父・永瀬&母・小泉!『毎日かあさん』家族のメイキング映像到着永瀬正敏インタビュー“戦友”小泉今日子との共演は「目指すゴールが同じだった」西原理恵子の娘『毎日かあさん』観て号泣、そのとき息子は…まさかの行動!小泉&永瀬16年ぶりの子連れ“ツーショット”披露
2011年05月06日俳優、永瀬正敏が2月5日(土)、東京・新宿の新宿ピカデリーで行われた映画『毎日かあさん』(小林聖太郎監督)の初日舞台挨拶で、演じた役のモデルで漫画家・西原理恵子さんの元夫の戦場カメラマン、故・鴨志田穣さんに涙声でメッセージを送った。西原さんが、2人の子供とアルコール依存症と闘う夫・鴨志田さんと過ごした日常生活を描いた同名漫画の実写化。鴨志田さんになりきるため撮影時、12キロ減量するなど入魂の演技で挑んだ永瀬さんは、舞台挨拶の最後の場面でキャスト、スタッフのほか「もうひとりどうしても感謝したい人がいる」と真摯な表情。「それは天国の鴨志田さんです。どうしても一緒に初日を迎えたかったので、さっきお墓参りに行ってきました」と明かし、一緒に登壇した西原さんにチラッと目線を送りながら「西原さんの横で、鴨志田さんも喜んでいると思う。その感じがみなさんに伝わればいいな…鴨志田さん、ありがとう」と涙を見せるのをなんとか堪えながら涙声で語った。その様子を見守っていた小泉さんは「泣き虫の夫を育てた気分」と母性を感じさせる優しい笑み。言い終わって永瀬さんと2人で一瞬見つめ合い、頷き合ってみせ、実生活での元夫婦という深い信頼関係をうかがわせた。一方、劇中で2人の長男を演じた子役、矢部光祐くんが「クランクアップの日、おかあしゃん(=小泉さん)が、おとうしゃん(=永瀬さん)におかゆを温めてあげて、それをおとうしゃんが嬉しそうに食べていました」と暴露するひと幕があり、小泉さんは爆笑。関係者によると、減量した永瀬さんのために、小泉さんが自らおかゆを用意し、現場でふる舞ったという。『毎日かあさん』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:撮影の合間も父・永瀬&母・小泉!『毎日かあさん』家族のメイキング映像到着永瀬正敏インタビュー“戦友”小泉今日子との共演は「目指すゴールが同じだった」西原理恵子の娘『毎日かあさん』観て号泣、そのとき息子は…まさかの行動!小泉&永瀬16年ぶりの子連れ“ツーショット”披露小泉今日子元夫・永瀬正敏との共演に「同業者としてがっつり戦えた」
2011年02月07日まもなく公開となる映画『毎日かあさん』。劇中で家族を演じている小泉今日子、永瀬正敏、そして子役の矢部光祐、小西舞優の撮影現場での様子を捉えた貴重なメイキング映像がシネマカフェ独占で到着した。漫画家・西原理恵子の人気エッセイ漫画を映画化した本作。小泉さんと永瀬さんという、かつて実際に夫婦だった2人が夫婦役を演じることで製作当初より大きな話題を呼んできたが、今回、到着した映像からは、4人が撮影を通じて本当に“家族”だったことがうかがえる。小泉さん、永瀬さん共に撮影の合間も自分の控室に戻らずに、子供たちと一緒に昼食を食べたり一緒に遊んだりすることが多くあったそう。この日も、“お母さん”小泉さんが光裕くん、舞優ちゃんとじゃんけんをして遊び、“お父さん”永瀬さんが横からその様子を撮影する、というホームビデオさながらの映像から和気あいあいとした様子が伝わってくる。撮影の期間を通じて自然と培われてきた絆があったからこそ、劇中のサイバラ家…少し変わっているけれど、どこよりも温かく、強く結ばれた家族が生まれたと言える。本作の劇中でも愛らしい笑顔で観客を魅了すること間違いなしの子役の2人だが、共に映画やCM、ドラマでも活躍中。映像の中では小泉さんを相手にはしゃぎ回っている2人だが、劇中では思わずホロリとさせてくれる場面も…。今回の映像の最後にも出てくる写真は永瀬さん撮影によるものなので、こちらも注目!『毎日かあさん』は2月5日(土)より全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:永瀬正敏インタビュー“戦友”小泉今日子との共演は「目指すゴールが同じだった」西原理恵子の娘『毎日かあさん』観て号泣、そのとき息子は…まさかの行動!小泉&永瀬16年ぶりの子連れ“ツーショット”披露小泉今日子元夫・永瀬正敏との共演に「同業者としてがっつり戦えた」【シネマモード】今年、映像界を賑やかにしてくれた人
2011年02月04日どういう神経をしているのか?と言うと言葉が悪いが、かつて妻だった女性と映画の中で夫婦役を演じるというのはどういうものなのだろう?永瀬正敏が(そしておそらく小泉今日子も)そんな周囲の喧騒を全く意に介さないタイプであろうことは予想がつくが、それでも問わずにはいられない。映画は西原理恵子の人気エッセイ漫画を実写化した『毎日かあさん』。つまり2人は、実際に夫婦であった西原さんちの2人(※夫の鴨志田譲氏は故人)を演じているのだが、なぜだか観ている内に、この物語が見たこともない「永瀬―小泉」家の物語のようにさえ見えてくるから不思議なもの…。もちろん、映画の見どころはそれだけではない。さて、永瀬さんの見解は?鴨志田さんの墓参りで許可取り永瀬さんが演じているカモシダは、アルコール依存症の元戦場カメラマン。永瀬さんの演技からは、彼のどこか憎めない人柄はもちろん、見ているこちらが辛くなるような人間の弱さや、業の深さというものが伝わってくる。永瀬さんは彼を「いろいろな“想い”を落としながら生きていかれた方」という独特の言葉で表現し、演技についてこう語る。「今回に関しては、上手いお芝居をしようとかではなく、なりたかったんですよね、鴨志田さんご本人に。普段は基本的に、頭の中の宇宙で作り出す人物像だけでなく、現場で動いて、監督の世界観も入れた上で膨らましていった方が面白そうだな、とか考えつつ、でもあれこれ考えすぎてしまうので、現場に入ったらできるだけゼロにする、という感じです。でも今回はそういう構築の仕方ではなく、まず皮膚感覚や空気感を大切にしたかった。実際に鴨志田さんが撮られた写真やご自身やご家族が写っている写真をあちこちに貼って、見るというでもなく、目に入るようにしたり。それから、クランクイン前にはひとりでこっそり鴨志田さんのお墓参りに行って“許可”を取ってきましたね。30〜40分くらい話しましたよ。内容?最初は『俺でいいすか?』って(笑)。それから『力を貸してください』ってお願いしたり、『そっちはどうすか?』とか普通の会話をね。カップ酒持ち込んで『もう、さんざん飲んでも大丈夫ですよ』って言いながら」。具体的に、カモシダの内面的な部分を表現する上で、どのような部分に取っ掛かりを見つけ、演じたのだろうか?「鴨志田さんが書かれたエッセイも読んだんですが、前半部分は西原さんが描かれる世界観の文章版という感じでよく似てるんです、表現するものが。この2人はものすごくガッチリとコネクトして生きてるんだなって思う。でも2人が離婚して、ある瞬間に文章が変わるんですよ。そこにはやはり大きな何かがあったんだな、と感じさせられて、演技の上でのひとつの大きなきっかけになりましたね。映画の中では編集でカットされてしまったんですが(苦笑)、離婚のシーンでカモシダは『まあしょうがねぇか』って感じのへっちゃらな顔してるんだけど、離婚届に判を捺すときだけ指が震えてるんです。そこから何かが少しずつ変わっていったんだろうな、という思いはありました」。では冒頭の問いに。映画の製作が発表された当初より、小泉さんとの共演については期待と驚きと好奇心でもって大きく報じられてきた。演じる側として、特別な思いはあったのだろうか?「大前提として知らない方ではないからね…“方”って言い方も変だな(笑)。ある時期を一緒に過ごした人だから、『はじめまして』って会って、『この人、どういう人なのかな?』と勘ぐり合いながら入っていくのとは違いますね。でも、何より一緒に現場に立ってみて、彼女は女優として素晴らしいんですよ。お互いいろいろな過去はありますが、何を置いてもそこですね。だから、最初に衣裳合わせで久々に会ったときくらいですね、『どうしようかな…?』って感じでちょっと恥ずかしかったのは(笑)」。「一本でも良い映画を遺したい」プライベートで一緒に過ごした時間があったからこそ、映画の中で夫婦を演じる上でそれが活かされた、という感覚は?「いや、それはどうだろう…。僕らとは過ごしてきたシチュエーションが違うから。繰り返しになりますが、それよりも小泉の女優としての素晴らしさによるところが大きいと思います。たぶん、僕らがこの映画で目指していたゴールは一緒で、演技の“色合い”や“濃度”が同じだったんでしょうね。それは、夫婦だったということとは関係ないと思います。だから少し残念な気もするんです。お互いもっと若いときに、俳優と女優としてもっともっと一緒に仕事ができていれば面白かったなって」。いやいや、共にまだ40代。夫婦役にとどまらず、これからもいろんな関係性の中での2人の絡みを見てみたいところ。ちなみに“若い頃”という言葉も出たが、永瀬さんは20代だった1980〜90年代の頃から、常にこれまでにない新しい俳優の在り方を体現してきた存在。30年近くにわたる俳優人生の中での自身の“変化”について尋ねるとこんな答えが返ってきた。「20代の頃はひとりで戦ってるという感覚が強かったですね。何とか面白い映画をいっぱい作って、映画館をいっぱいにしてやろうって。いろいろな“槍”や“言葉”で突かれて、傷つけられても、何でもいいから走ろうという気持ちでやってました。いまは、みんなが好きで、みんなでひとつの作品を作ろう、という思いが強いです。そう考えるようになったきっかけは、デビュー作(『ションベン・ライダー』)の相米慎二監督が亡くなられたことですかね。それまでは自分ひとりで行こうって気持ちが強かったけど、相米慎二という存在が映画界から失われたときに、自分の寿命がどれくらい残ってるのか分からないけど、一本でも良い映画を遺したいって思ったんですね。でも、立ち返ってみると、映画はひとりじゃできない。だから、確信的な“共犯者”をいっぱい作っていきたいんです(笑)」。(hairmake:KATSUHIKO YUHMI<THYMON>/stylist:yasuhiro watanabe/photo:Toru Hiraiwa)■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:西原理恵子の娘『毎日かあさん』観て号泣、そのとき息子は…まさかの行動!小泉&永瀬16年ぶりの子連れ“ツーショット”披露小泉今日子元夫・永瀬正敏との共演に「同業者としてがっつり戦えた」【シネマモード】今年、映像界を賑やかにしてくれた人小泉今日子と永瀬の共演シーンがついに解禁!『毎日かあさん』予告編が到着
2011年02月01日西原理恵子の実人生を基にしたベストセラー漫画の映画化『毎日かあさん』の女性応援試写会が1月26日(水)、東京・スペースFS汐留で行われ、西原と主人公の“ママ友”役で映画デビューを飾った北斗晶が出席。共に仕事と母親を両立させている2人は、「何もかも完璧にこなす必要はない」と口を揃え、「今夜は夕飯作らず、なまけてください」(西原さん)、「うちは芸能人だから特別、なんてことは一切ない。一緒に頑張りましょう」(北斗さん)と会場に集まったお母さんたちを応援した。主人公の漫画家サイバラ(小泉今日子)と元戦場カメラマンの夫・カモシダ(永瀬正敏)、6歳の息子と4歳の娘が織りなす驚きと喜びに満ちたエピソードをつづる本作。西原さんは「私しか知らないカモシダの笑顔を演じてくれた」と永瀬さん渾身の役作りに驚いた様子。そして西原さんの娘は本作を観始めると、すぐに泣き出してしまったのだとか。一方、「息子はすぐに居眠りしちゃって(苦笑)。本当やってくれますよ」と西原さんも呆れ気味だった。しかしそんな肩の力を抜いた子育てこそが、西原流。「最初から勉強もしなくていい。片付けもしなくていいって考えれば、子どもを叱らなくて済む。絶対譲れない部分だけイヤだといえる“野村沙知代”が心の中にいれば。何でもこなすいい嫁なんて、ただの女中」と西原節が炸裂だ。娘にはしっかり働くように教育し、息子には「家庭的な女性は求めちゃダメ。あなただけが頼りなんて言う女の子もダメ」と言い聞かせているそうだ。その心はずばり「何かあったとき、母親が明るく元気でなければいけないから」(西原さん)。これには北斗さんも大いにうなずき、「母親が笑顔じゃないと、家の中も暗くなるもんね。うちも(夫の佐々木)健介が無職になったときがあるけど、そんときは『私の出番だな』と思ったね」。小さな子どもを残し、仕事に出かけなければいけないときも「寂しい思いをさせて辛いけど、悩みは一時(いっとき)」と笑い飛ばした。この日は厚生労働省の小宮山洋子副大臣も来場。この度『毎日かあさん』と同省が実施する「子育て支援・児童虐待防止キャンペーン」の啓発ポスターと特別タイアップすることになったのだ。小宮山副大臣は「本当にお母さんへの応援のような映画」と太鼓判。「子どもが減り、高齢者が増えている日本は草食系男子では維持できない。女性が能力を発揮し、働きやすい環境ができるよう法案作りを呼びかけている」と会場を勇気付けるメッセージで、西原さん&北斗さんも頼もしい援軍を得たようだ。『毎日かあさん』は2月5日(土)より全国にて公開。■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:小泉&永瀬16年ぶりの子連れ“ツーショット”披露小泉今日子元夫・永瀬正敏との共演に「同業者としてがっつり戦えた」【シネマモード】今年、映像界を賑やかにしてくれた人小泉今日子と永瀬の共演シーンがついに解禁!『毎日かあさん』予告編が到着小泉今日子×永瀬正敏『毎日かあさん』試写会に350組700名様ご招待
2011年01月26日女優の小泉今日子と俳優の永瀬正敏が1月20日(木)、東京・新宿区の新宿ピカデリーで行われた夫婦役を演じる映画『毎日かあさん』(小林聖太郎監督)の完成披露試写会に出席。約16年ぶりに公の場でツーショットを披露した。人気漫画家、西原理恵子さんが、夫で戦場カメラマンの鴨志田穣(ゆたか)さん(2007年逝去)と2人の子供との日常生活を綴った同名漫画の実写化。実生活で元夫婦の小泉さんらが、夫婦役で離婚以来初共演することで話題を呼んでいる。本作は昨年夏に撮影。小泉さんは「子供たちが自然に笑ってくれるのが目標だったので、ずっと一緒にいました」と“一家団欒”を楽しんだ様子。隣の永瀬さんは、アルコール依存症とガンに苦しむ役どころに12キロ減量して臨んだが「必要なことだったので役者として当たり前のことをしただけ」と表情を変えずに謙虚な言葉。だが子役の小西舞優が「お弁当を食べるとき、みんなご飯を食べていたのに、お父しゃん(=永瀬さん)だけ水を飲んでいてかわいそうでした」と話すと、恥ずかしそうに顔をほころばせた。ほかに、原作者の西原さんも出席。映画の感想を司会者から聞かれると、「1番ビックリしたのは永瀬さんが、私しか知らない鴨志田の表情や仕草を演じられていたこと。彼はいろんなことがあってやっと家に帰ってきたんですけど、またすぐ出て行かないといけなくて、困った表情をしたり、息子の靴下を写真に撮ったりしていたんですが、それが映画に出ていた」と大絶賛。小泉さんについても「私の知っている輝けるキョンキョンじゃなく、すっかりオカンになっていた。役者さんはばっちいヨゴレの役もできるんだなぁ、と」と感心しきりだった。小泉さんは、西原さんについて「本当に大好きでほとんどの作品を読んでいた。演じることになり、絶対かなわないので1つずつ組み立て直して役作りをした。それくらい素敵な人」と思い入れタップリに話していた。『毎日かあさん』は2月5日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:小泉今日子元夫・永瀬正敏との共演に「同業者としてがっつり戦えた」【シネマモード】今年、映像界を賑やかにしてくれた人小泉今日子と永瀬の共演シーンがついに解禁!『毎日かあさん』予告編が到着小泉今日子×永瀬正敏『毎日かあさん』試写会に350組700名様ご招待『毎日かあさん』に大森南朋ら出演!母・小泉今日子、父・永瀬の姿も明らかに
2011年01月20日妻夫木聡が石井克人監督と初タッグを組む映画『スマグラー』(仮題)の撮影現場がこのほど、初公開された。ドラマ化もされた「闇金ウシジマくん」などで知られる人気漫画家・真鍋昌平が2000年に発表した同名作品の映画化で、借金を抱えた役者志望のフリーター・砧涼介(妻夫木さん)が借金返済のため、死体や法律に触れるものばかりを扱う運び屋・スマグラー(smuggler=密輸業者、密入出者)のバイトを紹介され、死と隣り合わせの世界に踏み込む物語。スマグラーは砧を含む3人組で行動し、ほかに仕事を取り仕切る通称“ジョー”こと花園を永瀬正敏、花園と長く行動している相方の通称“ジジイ”を、石井作品常連の我修院達也。ほかに裏社会の女社長役に松雪泰子、やくざの田沼組組長の若妻役で満島ひかり、チャイニーズマフィアの最強の殺し屋・背骨役で安藤政信らが出演する。撮影は、11月から今月6日(月)までに、千葉・木更津市内を中心に関東近郊で行われた。撮影中盤の11月26日(金)、ロケ現場が初公開された。妻夫木さん、永瀬さん、満島さん、我修院さんが蕎麦屋で食事をするシーンを収録。蕎麦をすすりながら、「前向きに…」と更生への思いをにじませる妻夫木さん演じる砧に、永瀬さん演じるジョーが「どっちが前か分かっているのか!」とぶっきらぼうながら温かみを感じさせる言葉を浴びせる。さらに砧はジョーから七味唐辛子を大量投入されながら食べてむせる、という場面。何回目かのテストと本番を合わせて、妻夫木さんは相当量の蕎麦をキッチリ美味しそうにすすり、大量の唐辛子を躊躇せず摂ってむせる迫真の演技を繰り返した。撮影を終え、妻夫木さんは、念願の初タッグが実現した石井監督について「現実的ではない中に現実的なものがある。ならではの世界を確立している。コミカルでファンタジックで心にくる…いろんな要素のあるおもちゃ箱のような映画を作る人」と寸評。「頭の中は理解できないけど、石井監督というおもちゃ箱の中で、僕というおもちゃを遊んでもらっている感覚」と恍惚の笑み。石井監督は妻夫木さんについて「すごく細かいことに気づく人で、すっごい助かりますね」と温かい視線を送りながらお返しした。さらに妻夫木さんは、10年近くにわたる親交があるという永瀬さんについて「2002年のJRAのCMで共演させていただいて、その前から共通の知人がいて仲良くさせていただいていました。ちゃんと本編でやるのは初めてです。今回、最初に拷問シーンがあったりと順撮りじゃなくて大変でしたが、なーさん(=永瀬さん)との関係性があったからイメージしやすく、クリアできた」と全幅の信頼を寄せた。永瀬さんも「男気があって柔らかなナイスガイ。現場を引っ張っていく感じ」と愛らしそうに見つめ、さわやかな男の絆をうかがわせた。『スマグラー』(仮題)は現在、編集作業中。来秋全国にて公開。(text:Yoko Saito)■関連作品:スマグラー (仮題) 2011年秋、全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラー」製作委員会■関連記事:妻夫木、永瀬、満島らで漫画「スマグラー」映画化!松雪泰子のゴスロリ姿も!
2010年12月21日西原理恵子さんの傑作ベストセラーを実写映画化した『毎日かあさん』に主演する女優・小泉今日子が、現在テレビ東京で放送中の同名アニメに本人役でゲスト出演することになり、12月20日(月)に都内スタジオでアフレコを行った。実写版では元夫である永瀬正敏との“夫婦役”共演も話題を集めており、小泉さんは「どのツラ下げて共演してるんだという状況なんですけど(笑)、同業者としてがっつり戦えた」と誇らしげに語った。原作は2002年10月より「毎日新聞」朝刊に毎週日曜日、連載されている漫画で、単行本はシリーズ累計発行150万部を超えるベストセラー。西原さんの実人生を基に、主人公の漫画家と元戦場カメラマンの夫、6歳の息子と4歳の娘が織りなす驚きと喜びに満ちたエピソードをつづる。主人公のサイバラ役に小泉さん。永瀬さんは夫・カモシダを演じており、「以前から『いつかまた同じ現場に立てるといいね』と彼女(小泉さん)と話していたことが、この素敵な物語で実現することを、嬉しく思ってます」とコメントを寄せている。今回、“かあさん”役にチャレンジした小泉さんは「親になったことはありませんが、お母さんって本当に大変なんだなと疑似体験できた。一生をかける仕事なんですね」。サイバラを演じるにあたり、西原さんとはあえて会っていないそうで「もともと西原さんの漫画は大好きで、勝手に分かったつもりで演じました。漫画のキャラクターを演じる、といった難しいことは考えなかった。大切にしたのは、西原さんの気持ちを考えること」と役作りをふり返った。現場では小泉さん、永瀬さん、そしてメガホンをとる小林聖太郎監督が積極的にディスカッションを交わしたといい「永瀬さんが『それ、監督に言った方がいいよ』って言うんで、『えっ、私が言うの?』みたいな(笑)。3人で話し合って作り上げたし、私と永瀬さんの意向も反映されている」。控室では小泉さんが子供たち(子役の矢部光祐と小西舞優)をガミガミ叱りつけ、その様子を永瀬さんが静かに眺める場面もあったとか。「撮影が進むにつれ、自然なアドリブができるようになった」と小泉さん。スクリーンに投影される“ありのまま”の家族像も大きな見どころとなりそうだ。小泉さんは、永瀬さんとの共演について「がっつり共演したのは実は初めてで。結婚して共演のチャンスがなくなり、離婚してさらに機会がなくなった。正直、すごく残念でしょうがないなと思っていた。でも時間は過ぎるもの。時間が過ぎたからチャンスが回ってきた」としみじみ語っていた。ちなみにアニメ版に登場する自分の姿は「似てないっちゃ、似てない。もうちょっとやせてるかな」とダメ出し!?「本人役なので楽しんでアフレコできました」と笑顔を見せた。小泉さんが本人役でゲスト出演するアニメ「毎日かあさん」は2011年2月2日(水)に放送される予定。『毎日かあさん』は2011年2月5日(土)から全国公開。■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:【シネマモード】今年、映像界を賑やかにしてくれた人小泉今日子と永瀬の共演シーンがついに解禁!『毎日かあさん』予告編が到着小泉今日子×永瀬正敏『毎日かあさん』試写会に350組700名様ご招待『毎日かあさん』に大森南朋ら出演!母・小泉今日子、父・永瀬の姿も明らかに小泉今日子&永瀬正敏が西原理恵子原作『毎日かあさん』で夫婦役!
2010年12月20日最近は、邦画を観る方が増えてきました。そのせいか、日本での映画作りも盛り上がり続けているここ数年。そんな中で、オリジナリティ溢れる映画作品に大いに貢献している女性がいます。人気漫画家の西原恵理子さん。彼女の個性的な作品群は、オリジナリティ溢れる原作を求める映画関係者には、とにかく魅力的なのでしょう。昨年は『いけちゃんとぼく』、『女の子ものがたり』が映画に。ただ、面白いのは彼女自身、TVコメンテーターとして、歯に衣着せぬ率直な言葉で世相を斬り、人気を博してもいるところ。彼女の作品のみならず、彼女自身の生き様が個性的で興味深いということなのでしょう。それを証明するかのように、今年、2010年は『パーマネント野ばら』(原作)のほかに、彼女の実生活が元となった作品も続々映像化。TVドラマでは、彼女の若き日々を描いた「崖っぷちのエリー〜この世でいちばん大事な「カネ」の話」(テレビ朝日)が放映に。さらに、『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』も現在公開中。この作品は、西原氏の元夫で戦場カメラマンの鴨志田穣さんが執筆した同名小説が原作。重度のアルコール依存症だった鴨志田氏が自身の体験をベースにし、地獄のような日々から、西原氏や周囲の人々の支えを得て立ち直り、愛情溢れる家庭へと戻っていく姿を描いています。2人を演じているのは永作博美、浅野忠信。実は、2011年2月5日(土)には、そんな日々を、西原氏の視点から描いた漫画を映像化した作品『毎日かあさん』も公開に。こちらでは、同じ2人を小泉今日子、永瀬正敏の元夫婦コンビが熱演。距離感、阿吽の呼吸、「あ、いまの本音でしょ?」といった勘繰りも可能なセリフの数々などが、この2人だからこそという感じで、かなり楽しめます。もちろん、それ以外の部分も魅力たっぷり。西原氏の人間性、たくましさ、そして形にこだわらない家族の愛などが気取りなく描かれていて、「なんでもない毎日も楽しい」、「泣いているヒマがあったら、笑おう」など、温かいメッセージに心動かされるのです。メディアに登場するときの西原氏は、いつも元気ではつらつとしていますから、うわさには聞いていたもののこれほどの苦労を抱えていたとは思いもよらなかった私。そんな苦労の最中にも、笑って前に進んできた彼女。その半生を覗いてみて、「彼女(&彼女が生み出す作品)が引っ張りだこになる理由」を垣間見た気がして、妙に納得しきりでした。2010年の映像界を大いに賑わせた彼女でしたが、この分だと2011年も引き続き…となりそうですね。(text:June Makiguchi)■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会酔いがさめたら、うちに帰ろう。 2010年12月4日よりシネスイッチ銀座、テアトル新宿ほか全国にて公開© 『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』製作委員会パーマネント野ばら 2010年5月22日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010映画「パーマネント野ばら」製作委員会女の子ものがたり 2009年8月29日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009西原理恵子・小学館/「女の子ものがたり」製作委員会いけちゃんとぼく 2009年6月20日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2009「いけちゃんとぼく」製作委員会■関連記事:小泉今日子と永瀬の共演シーンがついに解禁!『毎日かあさん』予告編が到着小泉今日子×永瀬正敏『毎日かあさん』試写会に350組700名様ご招待浅野忠信×永作博美『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』試写会に10組20名様ご招待大東俊介が北乃きい、佐野和真らと共演の携帯配信ドラマで“憧れのお兄さん”役に浅野忠信妻に迷惑かける役に「僕もその通りだった、ちょうどいい」
2010年12月08日漫画家・西原理恵子が実生活を基に描いた漫画「毎日かあさん」。2002年の連載開始以来、幅広い年齢層の女性から支持を受け、シリーズ累計150万部を突破したこの大人気漫画を原作に、実際に元夫婦である小泉今日子と永瀬正敏が夫婦役を演じていることでも話題の『毎日かあさん』の予告編映像がついに解禁となった。漫画家として活躍する一方で、わんぱく盛りの2人の子供を育てる母・サイバラと、元戦場カメラマンで、アルコール依存症の夫・カモシダ。やがて2人は離婚するが、夫の病気を期に、再び家族としての束の間の幸せな生活が始まる。避けては通れない別れ、苦悩や葛藤に立ち向かう家族の姿が描かれる。元夫婦の小泉さんと永瀬さんが、夫婦役を演じることが、製作発表当初より話題を集めていたが、今回到着した予告編で、元夫婦ならではの(?)、2人の息の合ったやり取りが解禁!ほかにも、息子・ブンジ、娘・フミも交えての一家での団欒の様子や、カモシダのアル中っぷり、そんな彼が時折見せる切ない表情など見どころ満載。かつて愛した人がもう長くないと知ったとき、自分ならどうするか――。この一見、重く暗いテーマを、温かさとユーモアを持って演じる小泉さんと永瀬さん。特に小泉さん演じるサイバラの哀しみを抱えつつも前を向き、ハツラツとした様子、希望を与えてくれる。『毎日かあさん』は2011年2月5日(土)より全国にて公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:小泉今日子×永瀬正敏『毎日かあさん』試写会に350組700名様ご招待『毎日かあさん』に大森南朋ら出演!母・小泉今日子、父・永瀬の姿も明らかに小泉今日子&永瀬正敏が西原理恵子原作『毎日かあさん』で夫婦役!
2010年12月07日つい先ごろTVドラマ化された「闇金ウシジマくん」(小学館刊)で知られる漫画家・真鍋昌平の初期の連載作品「SMUGGLER(スマグラー)」が妻夫木聡主演で、石井克人監督の手で映画化されることが明らかになった。11月1日にクランクインした本作。原作は2000年に3か月にわたって「アフタヌーン」(講談社刊)で連載された。主人公は役者になる夢に挫折し、その場しのぎで暮らすフリーターの砧涼介。誘われるままに儲け話に乗って、逆に借金を背負うことになった彼が、日給5万円の高額の運送屋のバイトをすることに。初仕事で涼介が運ぶことになったのは、なんと死体!“スマグラー”と呼ばれるこの運び屋の仕事は、危険な荷物の運搬だった。たった一度のミスが命取りになる、死と隣り合わせの世界にいることを知る涼介だったが…。『鮫肌男と桃尻女』での鮮烈な長編デビューを飾って以来、常にその独自のエンターテイメント性が高い評価を受け、観客はもちろん、多くの映画人の支持を集めてきた石井克人がアクの強いキャラクターたちが織りなす強烈な物語を実写化。ハイスピードカメラを駆使した迫力のアクション演出とその映像美に注目が集まる。NHK大河ドラマ「天地人」に続き、今年は映画『悪人』が高い注目を浴びた妻夫木さんが、夢をあきらめ無為に生きる若者・涼介を演じる。生死に関わるトラブルに直面した彼が、わずかに芽生えた周囲の人間との絆をきっかけに、ある“奇跡”を生み出すが、その爽快感、カタルシスを妻夫木さんが体現!妻夫木さんからは「『鮫肌男と桃尻女』を観て以来、石井克人作品の世界観の大ファンです。今回、一緒に作品作りをしていて、『楽しい!』そのひと言です。一日一日が過ぎるたびに終わりが近づいてしまうことが悲しいくらい。クランクイン前日は緊張して寝不足で初日を迎えましたが、撮影のテンポにも慣れ、いまは監督の『素晴らしい!』の一言をもらえるよう全力で楽しんじゃってます。僕の演じる役柄は、ニートやフリーターが多い中、夢があるけど何をしていいか分からない若者を代表するような男です。撮影は中盤ですが、手応えはめちゃめちゃあります!確実に面白い作品になると思います。期待していてください!」との力強いコメントが到着した。さらに、涼介の周囲の個性的な人物を演じる共演陣にも豪華な面々が!“スマグラー”の仕事を取り仕切る無口な男で、新人の涼介に対し表面上は冷たく接しつつも、突き放すことなく見守る花園丈を演じるのは、『毎日かあさん』での元妻・小泉今日子との共演が話題を呼んでいる永瀬正敏。松雪泰子が裏社会でヤクザや金貸しの便利屋として稼ぐ女社長・山岡有紀を演じる。ちなみに今回到着した写真でも分かるように、山岡のファッションはゴスロリ系!松雪さんが劇中、どのようにゴスロリ衣裳を着こなしているのか、いまから楽しみだ。さらに、ヤクザの組長の妻で、見た目と裏腹に繊細で賢い一面を持つ田沼ちはるに、いま最も勢いのある女優のひとり、満島ひかりが扮する。ほかに、花園とは長い付き合いのスマグラーの仲間の“ジジイ”こと塚田を我修院達也、伝説の殺し屋“背骨”を安藤政信、さらには小日向文世、高嶋政宏、阿部力など、個性派、実力派俳優陣がズラリ。この面々が奏でるのはハーモニー?それとも…。撮影は12月上旬まで行われる予定。映画『スマグラー』(仮題)は2011年秋、全国にて公開。© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラー」製作委員会■関連作品:スマグラー (仮題) 2011年秋、全国にて公開© 真鍋昌平・講談社/2011「スマグラー」製作委員会
2010年11月25日実際にかつて夫婦関係にあった小泉今日子と永瀬正敏が夫婦役を演じることで話題の映画『毎日かあさん』の共演者が新たに発表され、古田新太、大森南朋らが出演することが明らかになった。併せて劇中の写真も公開され、小泉さんの母親ぶりをうかがわせるビジュアルも解禁となった。漫画家・西原理恵子が実人生を反映させる形で毎日新聞に週1回のペースで連載している漫画が原作で、単行本はシリーズ累計で150万部を突破している。主人公の漫画家・サイバラとその夫・カモシダ、そして6歳の息子と4歳の娘の物語が綴られる。今回、新たに本作への出演が明らかになったのは子役の2人(矢部光祐、小西舞優)を含め総勢12人。古田さんと大森さん以外に、“かしまし娘”の正司照枝に田畑智子、光石研、鈴木砂羽、柴田理恵、安藤玉恵、遠山景織子、さらに元女子プロレスラーの北斗晶の名も!また、到着した写真では小泉さん演じるサイバラが、ペンを手に机に向かう姿や、ベッドで子供たちと話をしている様子が写し出されている。一方、永瀬さん演じる夫のカモシダは短髪で口の周りに薄くひげを残しており、渋い表情を浮かべて枡でお酒を呑む姿が…。対照的な雰囲気を感じさせる妻と夫だが、“元夫婦”の小泉さん、永瀬さんが、どのような掛け合いを見せてくれるのか?また古田さんや大森さんといった実力派の俳優陣とどのように絡むのか楽しみなところ。『毎日かあさん』は2011年2月5日(土)より全国にて公開。■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:小泉今日子&永瀬正敏が西原理恵子原作『毎日かあさん』で夫婦役!
2010年10月07日漫画家・西原理恵子の傑作「毎日かあさん」が、小泉今日子と永瀬正敏という、元夫婦の2人が夫婦役で共演し、実写映画化されることが決まった。原作は、2002年10月より毎日新聞朝刊の毎週日曜日の生活家庭面にて連載中の漫画で、単行本はシリーズ累計150万部を超えるベストセラー。西原さんの実人生を基に、主人公の漫画家と元カメラマンの夫、6歳の息子と4歳の娘の驚きのエピソードがつづられる。これまでに文化庁メディア芸術祭賞(2004年)、手塚治虫文化賞短編賞(2005年)を受賞し、TVアニメ化もされ、現在、テレビ東京系で放送されている。『女の子ものがたり』、『いけちゃんと僕』、『パーマネント野ばら』と近年、西原さんの作品が立て続けに映画化されているが、本作は笑いとどこかホロリとさせる部分、そして鋭い毒をはらんだ、西原ワールドの真骨頂とも言える作品。多様化する価値観の中で、変化する家族の形と、変わらない絆が描き出される。主人公のサイバラを演じる小泉さんは「大好きな作家、西原さんの、あの『毎日かあさん』を演れるなんて小躍りしたい気分です。永瀬氏との共演は、時が過ぎたと言いますか、同業として戦える日が来たのだと嬉しく思います。いろいろあった私たちだからこそ出来ることがあるはずです。信頼する小林(聖太郎)監督とそのあたりを探りながらよい映画になるように頑張りたいと思います」とコメント。サイバラの夫・カモシダを演じる永瀬さんも「以前から『いつかまた同じ現場に立てるといいね』と彼女と話していたことが、この素敵な物語で実現することを、嬉しく思ってます。僕にとっては久々の映画なので監督に身を委ね、皆で力を合わせ、愛される作品になる様、精一杯頑張ります」と意気込みを語る。酸いも甘いも知る2人が、西原ワールドでどのような“夫婦姿”を見せてくれるのか――。西原さんは「『毎日かあさん』は自分の人生の代表作になるかもしれないので、嬉しくもあり心配でもあり、という感じですねホントに。自分の子供が成人してどっか行っちゃうような感じですね」と語り、小泉さんについては「(西原さんの原作映画の主演女優で)初めての同年代の人で。アイドルと言っても、ちょっと“叩き上げ臭”のする人という(笑)。前から私の本を読んでくれているというのは聞いていました。お会いしたことはないのですが。お互いいろんなことがあった同世代の女性なんで『いろいろあったね』というところを上手にきっとやってくれるんじゃないか、と」とコメント。さらに、永瀬さん、そして2人の共演についても「鴨ちゃんっぽい人ですよね、雰囲気が。『どのツラ下げて帰ってきたんだい感』みたいのが映画の中でばっちり出ると思います(笑)。居心地の悪そうなお父さんの感じがよく出るんじゃないでしょうか(笑)。(2人が演じることで)いろんな喜びや、いろんな悲しみをね、同年代で経験してきて『あんたもいろいろあったろうね』という気がするんで、そんな感じでやっていただけたら、と」と期待を口にする。メガホンを握るのは『かぞくのひけつ』が注目を集めた小林聖太郎。「実在の人々を題材にしたベストセラー漫画が原作…というのは、映画の作り手にとって、チャレンジしがいがあると同時に、非常に手強い相手でもあります。『毎日かあさん』という原作に恥じない映画にできるのか?不安はありますが、小泉今日子さんと永瀬正敏さんという心強い共犯者たちと一緒に、いい作品にすべく全力を尽くします。まぁ、とは言うても、そんな気負いなんて微塵も感じさせないような、軽やかでオモロい映画になったらいいな、と夢見ております」と意気込みを語っている。明るく、愛情深いが独特の毒と鋭さを持つサイバラと、時に豪放磊落で規格外の魅力を放ちながらも、繊細な面を併せ持つカモシダ。小泉さん、永瀬さんのやり取りを想像するだけで胸が高鳴る『毎日かあさん』。公開は2011年新春、全国にて。■関連作品:毎日かあさん 2011年新春、全国にて公開
2010年07月07日マーティン・スコセッシにクエンティン・タランティーノなど、名だたる映像作家たちがその影響を公言している伝説的な映画『鉄男』を、20年の時を経て塚本晋也監督自身が新たに甦らせた『鉄男 THE BULLET MAN』。まもなく公開を迎える本作に対し、“意外な”と言っても過言ではないほど多彩な業界、面々から絶賛のコメントが寄せられている。怒りをきっかけに男の身体が鋼鉄の銃器と化していく、という設定は20年前のオリジナル作品と同じく、今回の作品でも生かされているが、加えて大きな特徴となっているのがその“音”。マスコミ向けの試写会では、塚本監督自らが音響を調節しており、その“爆音”に試写会場が揺れたとか。配給のアスミック・エース宣伝担当者によると「音量チェックを監督自身が行うのは前代未聞。通常よりも2〜3割増しで設定したところ、試写室前の床が振動してお客さんが地震と勘違いしたり、隣の会議室の上司が『何だ?この音は!』と怒り出した」という話も。こうした噂が広まり、塚本ワールドを大音響で堪能すべくミュージシャンや俳優を中心に各界の著名人がこぞって試写室を訪れているとのこと。俳優の竹中直人は「破裂っ!炸裂っ!爆裂っっっ!!!塚本晋也がスクリーンに叩きつけるっ!覚悟は出来るのかっ!?」と、上映中のテンションそのままに絶賛。同じく俳優の村上淳は「この映画への抵抗は不必要」と本作の規格外の迫力を表現。永瀬正敏は「パイオニアの作品は、やはり本人にしか越えられない。この作品がまさにそうだ」、浅野忠信は「いまこそ、『鉄男』のような映画が必要」という言葉で、圧倒的な本作の“存在感”、塚本監督の力量を説明している。意外なところでは、“爆音”とはかけ離れた、美しく優雅なイメージの女優・鈴木京香が「塚本監督は鉄を得てより深く沈み、より高く飛ぶ。映画の自由さに目をみはり、瞬きの間さえ惜しかった」と塚本監督の表現への共感を語っている。また、音楽界からの評価が高いのも本作の特徴で「逃げ場がない。エンドロールをか見ながらやっと、自分は興奮しているのだと気付いた。」(9mm Parabellum Bullet 菅原卓郎)、「アナログにこだわった作品作りに共感。視覚と聴覚はもちろん、なんだか味覚まで鉄の味がしました。」(ACIDMANオオキノブオ)など、時代の先端を走るミュージシャンたちからの絶賛コメントも次々と到着している。一方で、先日のトライベッカ映画祭のプレミア上映で会場のスピーカーを飛ばしてしまうなど、その爆音と、塚本作品独特のカメラワーク、スピーディーなカット割りに圧倒されて、上映中にドロップアウトする人も少なくないとか…。「上映時間は『アバター』の3分の1ですが、観た後の疲労度は『アバター』の3倍は間違いなくある」とは塚本監督本人の弁。果たしてあなたはこのエネルギーに耐えられるか?『鉄男 THE BULLET MAN』は5月22日(土)より全国にて公開。■関連作品:鉄男 THE BULLET MAN 2010年5月22日より渋谷シネマライズほか全国にて公開© TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009■関連記事:塚本監督・鉄男から誕生した世界初映像システム初披露『鉄男』最新作にニューヨーカー熱狂!予想外の大音響に騒然『鉄男』最新作N.Y.上陸!エンディング曲にナイン・インチ・ネイルズ塚本晋也の新たな『鉄男』が北米上陸!真田広之と共にアメリカでの栄誉の喜び語るマット・デイモン、主演するソダーバーグ監督の新作を携えてヴェネチア映画祭に登場!
2010年05月20日