カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で公式上映された奥山大史監督作『ぼくのお日さま』。5月20日に行われたフォトコールに池松壮亮、越山敬達、中西希亜良らが参加した。田舎町のスケートリンクを舞台に、吃音のあるアイスホッケーが苦手な少年タクヤ(越山敬達)と、選手の夢を諦めたスケートのコーチ荒川(池松壮亮)、コーチに憧れるスケート少女さくら(中西希亜良)の3人の視点で紡がれる本作は、フランス現地時間の5月19日に開催された公式上映では、約8分間にものぼる熱狂的なスタンディングオベーションで称えられた。(C) KAZUKO WAKAYAMAカンヌの清々しい青空をバックに、温かみがありながら明るさも感じる「エルメス(HERMES)」のグレイッシュな半袖シャツとカジュアルシックなカーキパンツに身を包んだ奥山監督。同じく「エルメス」の濃いグレイの長袖ポロシャツにブラックのタック入りパンツ、そして腕にはエレガントなレザーベルトの「カルティエ(Cartier)」の時計を着用した池松さん、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の真っ白なシャツ風のつなぎというユニークでフレッシュな装いの越山さん、柔かな素材にドットがプリントされた可憐なドレスを身に着けた中西さんらが笑顔でフォトコールに登場。(C) KAZUKO WAKAYAMAポーズを求める大勢のメディアからの掛け声に順番に答えながら、終始溢れんばかりの笑顔で答えながら、時には4人全員で肩を組む姿を見せるなど、最後までリラックスした雰囲気で撮影に応じた。(C) KAZUKO WAKAYAMA本作は、「ある視点」部門の〈最優秀作品賞〉、〈審査員賞〉、〈監督賞〉などの賞の対象となり、これまで同部門では、黒沢清監督が2008年に『トウキョウソナタ』で〈審査員賞〉を、2015年に『岸辺の旅』で〈監督賞〉を、2016年には深田晃司監督が『淵に立つ』で〈審査員賞〉を受賞しているが、同部門で〈最優秀作品賞〉を受賞すると日本史上初の快挙となる。第77回カンヌ国際映画祭は、フランス現地日程5月14日~5月25日まで開催され、「ある視点」部門の授賞式はカンヌ現地日時の5月24日に行われる。『ぼくのお日さま』は9月、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくのお日さま 2024年9月、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年05月21日海の宝石・活け烏賊と味わい豊かな創作料理海の京都と呼ばれる京都府京丹後市の夕日ヶ浦温泉を中心にホテル・旅館を運営する佳松苑グループ(佳松苑、佳松苑 別邸ふうか、雨情草庵、一望館、一望館 はなれ櫂、みなと悠悠、温もりの宿 ひだまり、HOTEL&湖邸 艸花)。大人のための静寂の宿「佳松苑別邸ふうか」にて、「活け烏賊(イカ)」を味わう、期間限定プランの予約受付を開始しました。漁火と共に訪れる旬の美味、海の宝石とも呼ばれる「活け烏賊」2023年冬リニューアル。お食事処「風水」造里夕日ヶ浦海岸夏霧一例前菜一例日没とともに水平線へと浮かぶ漁火、その漁火に誘われ現れる、海の宝石とも呼ばれる「活け烏賊」。活きたまま捌く「活け烏賊」はコリコリの食感と噛むほどに甘みが増し、美食家にも親しまれる逸品です。イカはたいへん繊細な生き物、水温の変化、ストレスに弱く、ストレスがかかると墨を吐き出し、水槽や輸送中の活魚車のイカが全滅することも珍しくありません。漁、運送、保管、そして調理へとルートを築き、丹後の新定番として、地域をあげて取り組んでおります。旬の美味を食事処でじっくりと味わい、最上階ラウンジテラスで水平線へ浮かぶ幻想的な漁火を眺め、今しか出合えない初夏の丹後をお愉しみください。活け烏賊の姿造り一例■夕食 お品書き活け烏賊付き創作会席<初夏一例>・テイスティング本日の一番出汁・先付夏の涼・前菜鮎有馬煮太刀魚若草焼き他・御碗長芋摺り流し・造里夕日ヶ浦海岸夏霧●旬の逸品活け烏賊の姿造り2〜3名で1杯・台物但馬牛と鰻の出合い・蒸物岩牡蠣と夏野菜の蒸籠蒸し・鍋物ふうか名物「雲丹鍋」鮑赤海老・食事リゾット風雑炊 又は 梅茶漬け・香物三種・デザート玉蜀黍プリンシャーベット夏の果物※天候等の条件より活け烏賊が入手困難な場合は、料理長厳選の他食材をご用意させていただきます※お品書きは初夏一例です、次期・仕入れ状況により内容は異なる場合がございます■期間、参考価格・期間2024年6月1日~6月30日・参考価格一泊二食付き1名様料金 ( 2名様1室利用時 )31,350円 ~(税サ込)・料金は日により変動いたします。【佳松苑別邸ふうか】丹後の絶景と海幸を堪能する”和のリゾート”ワンフロアに3室のみ、全18室の客室はすべて温泉展望風呂付き。何かしないのがもったいないのではなく、何かするのがもったいない静かな時間がある、静寂を求める大人のための宿です。【ラウンジテラス 碧 -AO-】軽いドリンクとスイーツはご自由に。語らいのひとときを。【コンセプトフロア】温泉展望風呂、リビング、夕日カウンターのある特別室。夕日ヶ浦の絶景を望むラウンジテラス2023年春にオープンした、ゲスト専用の「ラウンジテラス 碧 -AO-」からは、青い空と海、そして水平線に沈む夕日(冬は山側へと沈みます)、薄暮から漆黒へと移り変わるドラマチックな情景が望めます。また、白砂青松のロングビーチ「夕日ヶ浦海岸」までは徒歩約5分。夏のひととき、潮風を感じながら大人の休日をお過ごしください。漁火夕日ヶ浦海岸の文字モニュメント施設概要施設名 :佳松苑別邸ふうか所在地 :〒629-3241 京都府京丹後市網野町木津247 佳松苑横直通TEL :0772-74-9009URL : Instagram:@kasyouen-fuka公式サイト : 公式Instagram : 地図 : 本件に関するお問い合わせ先株式会社アウルコーポレーション営業本部企画課:安井本社TEL:0772-74-9018mail: yasui.kasyouengroup@gmail.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年05月15日近鉄グループの文化事業である「松伯美術館」では、開館30周年を記念して、2024年5月18日(土)から7月15日(月・祝)まで松伯美術館開館30周年記念特別展「文化勲章 三代の系譜 上村松園・松篁・淳之展」を開催します。上村松園は格調高い美人画で1948年に女性として初めて文化勲章を受章しました。松園の息子・松篁は花鳥画の世界で新たな日本画表現を切り開き、1984年に同章を受章。そして、花鳥画を通して東洋独自の絵画空間を追求してきた松篁の長男・淳之が2022年に同章を受章しました。日本画の分野で三代にわたり文化勲章を受章した事例はこれまでにない空前の快挙です。松園、松篁、淳之はそれぞれ描く対象や画風は異なりますが、日本画ならではの美を追い求める情熱や根底にある美意識は受け継がれてきています。本展では、3人の画業を振り返り、他館所蔵作品も含め、それぞれの名品約60点を一堂に展観します。特に上村松園の作品(本画)については、「月蝕の宵」(大分県立美術館蔵)など当館で初めて展示する作品も含め、すべて他館所蔵作品です。本展開催期間中にご来館いただいた皆さまに、開館30周年記念クリアファイルをプレゼントします。詳細は別紙のとおりです。上村松園「月蝕の宵」大正5年(1916)大分県立美術館蔵艶やかな着物を来た女たちが月蝕を鏡に映して楽しんでいる。著作にも繰り返し取り上げられており、松園自身にとっても思い出深い作品と思われる。別紙1. 名 称 松伯美術館開館30周年記念特別展 文化勲章 三代の系譜 上村松園・松篁・淳之展2. 開催期間 2024年5月18日(土)~2024年7月15日(月・祝)3. 主 催 公益財団法人 松伯美術館、読売新聞社4. 会 場 松伯美術館5. 休 館 日 月曜日(ただし、7月15日は開館)6. 開館時間 午前10時00分~午後5時00分(入館は午後4時00分まで)7. 入 館 料 大人〔高校生・大学生を含む〕1,400円、小・中学生700円・20名以上は団体割引(入館料1割引)・障がい者手帳のご提示によりご本人と同伴者1名まで入館料2割引8. 展示作品数 約60点9. 主な展示作品 ※作品名に下線のあるものは当館初展示●上村松園【通期展示】「月蝕の宵」大分県立美術館蔵、「静」東京国立近代美術館蔵、「初雪」大川美術館蔵 ほか【5/18~6/16展示】「青眉」吉野石膏コレクション、「春さめ」大分県立美術館蔵 ほか【6/4~6/16展示】 「夕暮」京都府立鴨沂高等学校蔵(京都府文化博物館管理)【6/18~7/15展示】「砧」山種美術館蔵、「美人詠哥」吉野石膏コレクション ほか●上村松篁【通期展示】「蓮」・「熱帯花鳥」・「真鶴」・「松虫草」松伯美術館蔵 ほか【5/18~6/16展示】「杜若」神奈川県立近代美術館蔵、「閑庭迎秋」松伯美術館蔵【6/18~7/15展示】「池」京都市美術館蔵●上村淳之【通期展示】「秋映」・「双鶴」松伯美術館蔵、「十二支」京都花鳥館蔵、「月の水辺」個人蔵 ほか【5/18~6/16展示】「憩」松伯美術館蔵【6/18~7/15展示】「雁金」 京都市美術館蔵10. その他 本展覧会開催期間中、ご入館の皆さまに開館30周年記念クリアファイルをプレゼントします。※お一人様一部、無くなり次第、終了。以 上《参考画像》上村松園「静」昭和19年(1944)東京国立近代美術館蔵上村松園「青眉」昭和9年(1934)吉野石膏コレクション上村松園「砧」昭和13年(1938)山種美術館蔵上村松篁「杜若」昭和53年(1978)神奈川県立近代美術館蔵上村淳之「十二支 辰」平成18年(2006)京都花鳥館蔵《参考》〇松伯美術館について松伯美術館は、上村松篁・淳之両画伯からの作品の寄贈と近畿日本鉄道株式会社(現 近鉄グループホールディングス株式会社)からの基金出捐により1994年3月に開館した。当美術館では、上村松園・松篁・淳之三代にわたる作品、下絵、写生等、美術資料の収集と保管、展示を通じ、三代の画業を紹介することを目的としている。また、広く日本画の普及、作家の育成を図るため、特別展、公募展等も開催している。○当館の名称の由来「松」は、松園・松篁両画伯の名前と、美術館所在地である故佐伯勇近鉄名誉会長旧邸の庭に植えられている百数十本の松に、「伯」は、画伯の伯と佐伯氏の伯あるいは邸内の茶室の号、「伯泉亭」に由来するものである。また「松伯(しょうはく)」の音は、常磐木である「松柏」にも通じるようにとの意味が込められている。松伯美術館 (外観)※大渕池の対岸から臨む。【開館時間】 10時~17時(入館は16時まで)【休館日】 月曜日、年末年始、展示替期間【電話番号】 0742-41-6666【所在地】 〒631-0004 奈良市登美ヶ丘2丁目1番4号【館長】 上村 淳之【所蔵作品数】上村松園・松篁・淳之の作品 約600点 ほか●上村松園明治8年(1875)~昭和24年(1949)京都に生まれる。鈴木松年、幸野楳嶺、竹内栖鳳に師事。1948年、女性として初めての文化勲章を受章。京都の風俗、歴史、謡曲の物語等に取材した気品ある格調高い女性像を描く。●上村松篁明治35年(1902)~平成13年(2001)京都に生まれる。母は上村松園。京都市立絵画専門学校に学び、西山翠嶂に師事。1948年、日本画団体「創造美術」の結成に参加。1984年、文化勲章受章。近代的造形、色彩感覚を取り入れた花鳥画で知られる。●上村淳之昭和8年(1933)〜京都に生まれる。父は上村松篁。京都市立美術大学に学び、在学中より新制作協会展に入選。以後、同展及び創画展を中心に作品を発表する。東洋独自の空間表現を模索しながら花鳥画の新しい展開を求め研鑽を重ねている。2022年文化勲章を受章。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月26日タレントの北斗晶が23日に自身のアメブロを更新。女優でタレントの田中律子に教えてもらおうと計画していることを明かした。この日、北斗は「沖縄行きたいなー」というタイトルでブログを更新。久しぶりに田中と再会したことを報告し、田中との2ショットを公開。「沖縄に行くと、りっちゃんを思い出して連絡しようと毎回思うんだけど…」と述べつつ「のんびり出来ることがなく」とつづった。続けて「今度はプライベートで沖縄に行って、りっちゃんにマリンスポーツを教えてもらおうと計画中」と明かし「小麦色の肌に、元気一杯の可愛い笑顔 りっちゃんって全く変わらない」とコメント。「人生を楽しんでるりっちゃんはかっこいい~!!」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年04月24日池松壮亮、若葉竜也が出演する映画『ぼくのお日さま』が、2024年度の第77回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門に正式出品されることが決定した。グザヴィエ・ドランが審査員長を務めることでも注目される「ある視点」部門。過去の日本作品では、北野武監督『ソナチネ』や、黒沢清監督『トウキョウソナタ』、是枝裕和監督『空気人形』が選出されてきており、近年では特に、新しい映画監督を国際的な舞台へと輩出する部門として注目されており、今年は2000本以上の作品の中から選ばれた。日本人監督の作品が出品されるのは、2022年の早川千絵監督『PLAN 75』以来、2年ぶり。本作の監督・奥山大史は、カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション「ある視点」部門に日本人監督として史上最年少で選出されることとなった。今回、会見の中で「Hiroshi Okuyama」と名前が呼ばれると、映画祭の総代表も務めるティエリー・フレモーから「是枝(裕和監督)の再来だ。10分もみればこれがまさに映画であることが分かる。ぜひとも大きなスクリーンで見てほしい」と選出理由も述べられた。『君たちはどう生きるか』の主題歌である米津玄師「地球儀」のMVを手掛け、国内でも注目される奥山監督。商業映画デビュー作が選出されたことを受けて、「光栄の至りです」と喜び、「物語のインスピレーションを与えてくださったハンバート ハンバートさん、ずっと力強く背中を押し続けてくださった池松さん、そして、共にこの映画を作り上げてくださった皆さん。ここまで連れてきていただき、心から感謝しています」とコメント。企画段階から奥山監督を支え、コーチ荒川として出演している池松さんは「映画そのものを祝福してくれるような世界最高峰の地で、自分にとって本当に大切な作品を、様々な国の映画人、映画ファンにみていただけること、大変光栄に思っています」と心境を述べる。また、主題歌を担当した「ハンバート ハンバート」は「嬉しすぎて恐ろしいです」(佐藤良成)、「こんな幸せなことはありません」(佐野遊穂)と語っている。『ぼくのお日さま』は9月、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定。「第77回カンヌ国際映画祭」は5月14日(火)~25日(土)開催(※フランス現地日程)。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくのお日さま 2024年9月、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年04月11日池松壮亮と若葉竜也の出演が発表されていた奥山大史監督の商業映画デビュー作『ぼくのお日さま』の公開が9月に決定。池松さんが「この世界の光の粒のような二人の才能に出会えました」と称賛する主人公の吃音をもつホッケー少年のタクヤと、フィギュアスケートを学ぶ少女さくら役のキャストが30秒予告とともに解禁となった。本作は、雪の降る街を舞台にタクヤとさくら、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ荒川(池松さん)の3人の視点で紡がれる物語。本作の主人公で、すこしばかり吃音をもつホッケーが苦手な少年のタクヤ役に大抜擢されたのは、本作が映画主演デビューとなる越山敬達。ドラマ「天狗の台所」にメインキャストとして初出演し、映画『スイート・マイホーム』『かぞく』に出演、アーティスト・演劇集団「EBiDAN(恵比寿学園男子部)」の研究生「EBiDAN NEXT」としても活躍する、フレッシュな才能溢れる14歳。越山敬達スケートは4歳から経験があったが、劇中で披露するアイスホッケーとアイスダンスは初めて挑戦したという越山さん。ホッケーはスケートと靴が違い、アイスダンスも音楽に合わせ多種の滑走を伴うが、持ち前の運動神経で、どちらも習得に必要とされる目安の時間の半分以下の日数で習得したという。そして、フュギュアスケートを学ぶ少女・さくら役には、本作が演技デビューとなり、フランス語、英語も堪能のマルチリンガルでもある12歳の中西希亜良。中西希亜良4歳から現在までフィギュアスケートを習い、シングルのほかに、アイスダンスでは全日本フィギュアスケートノービス選手権大会にも出場経験があるフィギュア上級者。本作出演のきっかけは、キャスト募集を知ったスケートのコーチからの勧めで応募し、100名以上が参加したオーディションを経てヒロインに大抜擢された。また、さくらの母親役として山田真歩、タクヤの友人役として潤浩(ゆんほ)が出演する。今回解禁となった30秒予告は、田舎町のスケートリンクでコーチの荒川が、タクヤとさくらに、ペアでアイスダンスを練習しようと提案するところからはじまる。吃音をもつホッケーが苦手な少年、選手の夢を諦めたスケートのコーチ、コーチに憧れるスケート少女。3人の雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、淡くて切ない小さな恋の物語を映し出し、「ハンバートハンバート」による主題歌「ぼくのお日さま」があたたかく包み込む映像に仕上がっている。キャスト&監督よりコメント吃音をもつホッケーが苦手なタクヤ役/越山敬達(こしやま・けいたつ)タクヤ役を演じさせていただきました、越山敬達です。『ぼくのお日さま』は、僕にとって初の主演映画だったので、クランクインした時はこれまでにないほど緊張していました。ですが、すごく明るい現場で、キャストの皆さんやスタッフさんも優しい方ばかりだったので、一瞬で馴染めたし、撮影期間もあっという間に過ぎていきました。スケートをしながら何テイクも重ねたことは大変でしたがそれが報われる素敵な映像になっています。僕にとって『ぼくのお日さま』という作品が忘れられないように、皆さんにとってもきっと忘れられない作品になると思います!是非劇場に足を運んでみてください!!荒川に憧れるスケート少女さくら役/中西希亜良(なかにし・きあら)こんなすてきな作品に参加できて、本当に幸せで、ありがたくて、今でも信じられない気持ちです。演技もはじめてで緊張しましたが、奥山監督や池松さん、越山くん、そしてスタッフのみなさんがいつも助けてくれました。でもその分、スケートでは誰よりも頑張ろうと撮影に臨みました。とっても寒い冬の撮影現場でも、いつも心はあったかくて、この映画はそんな気持ちにさせてくれる作品だと感じています。たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。監督・撮影・脚本・編集/奥山大史主役となる二人を探すため、繰り返しオーディションを行い、スケートリンクにも度々足を運びました。その末に越山くんと中西さんに出会えたことは、本作にとって、この上なく幸せな出来事でした。スイッチを入れるべきシーンでは、グッと集中して役に入り込み、自然体でいて欲しいシーンでは、嘘のない無邪気さを見せてくれた越山くん。吹替やCGでは決して表現できない優雅な滑りを魅せ、初挑戦となるお芝居にもまるでスポーツのように粘り強く取り組んでくれた中西さん。この2人と池松さんの組み合わせだったからこそ生まれた奇跡のようなシーンが、本作には映っています。『ぼくのお日さま』は9月、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくのお日さま 2024年9月、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年04月10日ブラジルの公園で夫婦が目撃したシーンに反響が上がっています。池のそばでピクニックをしていた夫婦の前を、パンの欠片をくわえた1羽の鳥が通りすぎました。そこで妻は何が起きるのかを知りたくて、鳥の様子を撮影することにします。鳥は池の水際に近付いて、くわえていたパンを水面に落としました。どうやら鳥はパンをエサにして、魚を捕まえたいようです。鳥は魚の気を引くために、何度もパンを取り出しては水に戻すという行動を繰り返します。そうして魚がパンに食い付くのを辛抱強く待っている鳥。するとこの後、予想外の展開が起きたのです。何が起きたのかは、実際の動画をご覧ください!鳥がもっているパンを狙って、カモが近付いてきます。そしてパンはあっさりとカモに食べられてしまいました。目の前でパンを取られた鳥はその場から動かず、背中には哀愁が漂っています。きっとこの鳥の姿を見た人の多くが、魚釣りは失敗に終わったと思ったでしょう。ところがその直後、鳥は水面に残っていた小さなパンくずを使って見事に魚をゲット!落胆しているように見えた鳥は、実は冷静に魚を狙っていたようです。動画を見た人からは、この鳥の賢さに驚きの声が上がりました。・どんでん返しだ!・かわいそうに…と思ったら、お見事!・諦めない精神がすごい!鳥さん、やったぜ!・鳥は人間より賢いな。この鳥はカモにパンを食べられてしまった時、すぐ近くに魚がいるのが見えていたのかもしれません。だからその場から動かず、魚が水面に上がって来るタイミングを狙っていたのでしょう。パンを使っておびき寄せるという賢明な作戦で、魚を獲って見せた鳥。カモにパンを取られて気の毒と思いきや、一瞬で勝者になった鳥に誰もが感嘆したようです![文・構成/grape編集部]
2024年04月01日池松壮亮、若葉竜也が出演する映画『ぼくのお日さま』の劇中写真が公開された。本作は、雪の降る街を舞台に、吃音のホッケー少年・タクヤと、フィギュアスケートを学ぶさくら、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ・荒川の3人の視点で紡がれる物語。今回の写真は、池松さん演じる荒川が、フィギュアスケート選手時代をふり返るワンシーンで使用されている。真剣な眼差しで氷上を優雅に舞う様子、氷飛沫をあげながら回転ジャンプをする場面と、完成度の高い写真だが、うっかりすると見逃してしまうため、要注目だ。池松さんは出演に向けて、クランクインの半年前から練習を開始し、別作品のために行っていたピアノの練習と並行する形でスケートの練習も重ね、劇中では完璧なスケーティングを披露している。『ぼくのお日さま』は秋、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくのお日さま 2024年秋、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年04月01日池松壮亮を主演に迎えた、『僕はイエス様が嫌い』(2019)奥山大史監督の商業映画デビュー作『ぼくのお日さま』が今秋公開。この度、第2弾キャストとして池松さん演じる元フィギュアスケート選手のコーチ・荒川の恋人役として若葉竜也が出演する。本作は、雪の降る街を舞台に、吃音をもつホッケー少年のタクヤと、フィギュアスケートを学ぶ少女さくら、そして元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ・荒川の3人の視点で紡がれる物語。主題歌は「ハンバートハンバート」の楽曲「ぼくのお日さま」に決定した。若葉さんは、本作で池松さん演じるコーチ・荒川の恋人・五十嵐を演じている。解禁されたシーン写真は、荒川と五十嵐が、眠りにつく前の2人を捉えたもの。五十嵐が荒川に向ける優しい眼差しや雰囲気が2人の関係性を伝える印象的なカットになっている。若葉さんは、狂気的な殺人犯を演じ各界から絶賛された『葛城事件』(2016)、少し頼りないけれど愛すべき青年・青を演じ、スマッシュヒットを記録した主演作『街の上で』(2020)、そして3月22日には主演映画『ペナルティループ』(2024)の公開が控えるほか、4月スタートのドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」にも出演するなど活躍中。若葉さんは、本作について「こぼれ落ちてしまいそうな小さな欠片を拾い集めてこんな傑作を作ってしまう奥山大史監督は天才だと思います。試写を観た僕は、柄にもなく『映画っていいな』なんて思ってしまいました」とコメント。また、奥山監督は「五十嵐という役は、若葉さんに当て書きしました」と明かす。「だからこそ、引き受けてくださると知ったとき、たまらなく嬉しかったです。いざ撮影して繋いでみたら、そこには、書きながら想像していたよりも更に魅力的で説得力のある五十嵐が映し出されていました」と語り、「どんな役でも、どんなセリフでも、『こういう人いる!』と思わせてしまう若葉さんの魔法の仕掛けがいつか知りたいです」と絶賛を寄せた。奥山大史監督是枝裕和監督、岩井俊二監督らにも一目置かれる奥山監督。是枝監督総合演出のNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」で5、6、7話の監督・脚本・編集(5話は是枝監督との共同監督回)を務め、演出を担当したNHK夜ドラ「ユーミンストーリーズ」の第3週「春よ、来い」(主演:宮崎あおい)が現在放送中と、大きな注目を集めている。『ぼくのお日さま』は今秋、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくのお日さま 2024年秋、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年03月19日「ディズニープラス」で独占配信中の池松壮亮、仲野太賀、渡辺大知出演ドラマ「季節のない街」が、4月5日(金)より地上波放送が決定した。宮藤官九郎が20代のころから切望していた企画で、テレビ東京とディズニーの共同制作で実現、昨年「ディズニープラス」で先行配信が始まった本作。原作は、山本周五郎の同名小説。誰もがその日の暮らしに追われる、裕福とはいえない“街”を舞台に、弱さや狡さを隠さずに逞しく生きる個性豊かな住人たちの悲喜を紡いだ物語。1970年には、黒澤明監督が『どですかでん』のタイトルで映画化したことでも知られる。本作では小説をベースに、舞台となる“街”を12年前に起きた“ナニ”の災害を経て建てられた仮設住宅のある“街”へ置き換え、現代の物語として再構築。希望を失い、この“街”にやってきた主人公が“街”の住人たちの姿に希望をみつけ、人生を再生していく青春群像エンターテインメントとなっている。キャストには、怪しげな男の指示で人々の暮らしぶりを報告する仕事を請け負い、猫のトラと一緒に街に潜入する主人公・半助こと田中新助を池松さん、親思いの次男坊・タツヤを仲野さん、好きな子目当てで街に出入りしているオカベを渡辺さんが演じるほか、三浦透子、坂井真紀、濱田岳、片桐はいり、ベンガル、増子直純(怒髪天)、高橋メアリージュン、荒川良々、MEGUMI、皆川猿時、又吉直樹、前田敦子、塚地武雅、藤井隆、鶴見辰吾、岩松了らが出演している。今回の放送に池松さんは「ディズニープラスで配信された『季節のない街』が地上波で放送されること、とても嬉しく思います。未見の方にも、もうみていただいた方にも是非楽しんで頂けたらと思います」と喜び、仲野さんは「宮藤さんのもとに最高のスタッフとキャストが集って、撮影したのが約一年前。仮設住宅で笑ったり泣いたり、踊ったりブチ切れたりした日々が懐かしいです。あの街にしかないカオスがとっても恋しいです」と撮影を回顧する。渡辺さんは「毎話、魅力的なキャラクターたちが大暴れしています。このドラマが地上波で観られるのはいまの時代だからこそとても意義のあることだと思うので、放送が待ち遠しくて仕方ないです。あの街のみんなが思いっきり生きているのを、ぜひ目撃してください!」とメッセージを寄せている。また今回、仮設住宅で暮らす曲者揃いのキャラクターポスタービジュアルも公開。見ただけでキャラクター同士の関係性や街での立ち位置が伝わるような、個性溢れるビジュアルとなっている。さらに放送開始に合わせて、全10話のノーカット版シナリオに加え、各話の監督解説や美術セット図面、場面写真などを収録した「季節のない街 シナリオ」の発売も決定した。ドラマ25「季節のない街」は4月5日(金)24時42分~テレビ東京ほかにて放送。※初回、最終回は5分拡大「季節のない街 シナリオ」は4月5日(金)発売。(シネマカフェ編集部)
2024年03月06日映画『ぼくのお日さま』が、2024年9月に公開される。池松壮亮が出演。雪の降り始めから雪が解けるまでの少年の成長を描く映画『ぼくのお日さま』は、雪の降る街を舞台に、吃⾳をもつホッケー少年のタクヤと、フィギュアスケートを学ぶ少⼥さくら、元フィギュアスケート選⼿でさくらのコーチ荒川の3⼈の視点で紡がれる物語だ。雪が降り始めてから溶けるまでの、淡く切ない小さな恋の物語を映し出す。池松壮亮が元フィギュアスケート選手のコーチにさくらのコーチで、夢に敗れた元フィギュアスケート選手・荒川は池松壮亮が演じる。池松は以前、奥山大史が手掛けたエルメス(HERMÈS)のドキュメンタリーフィルム『HUMAN ODYSSEY —それは、創造を巡る旅。—』に出演。その際、池松の佇まいに魅せられた奥山が『ぼくのお日さま』に大人の目線を加えたいと思ったことから、荒川というキャラクターが作られた。また、池松演じる荒川の恋人・五十嵐役として若葉⻯也が出演。五⼗嵐という役も、若葉への当て書きで作られたという。映画『ぼくのお⽇さま』登場人物タクヤ…越⼭敬達吃音をもつホッケーが苦手な少年。さくら…中⻄希亜良荒川にフィギュアスケートを学ぶ少女。荒川に憧れている。荒川…池松壮亮元フィギュアスケート選手でさくらのコーチ。五十嵐…若葉竜也荒川の恋人。監督は奥⼭⼤史監督を務めるのは期待の新鋭、奥⼭⼤史。大学在学中に制作した長編初監督作『僕はイエスが嫌い』で、史上最年少となる22歳で第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新⼈監督賞を受賞した。映画『ぼくのお日さま』は、奥山が子どもの頃の約7年間、フィギュアスケートを習っていた経験から、「雪が降り始めてから雪が解けるまでの少年の成⻑を描きたい」という思いを抱きスタートした作品だ。あたたかくて懐かしくて、しかしながら今まで誰も観たことのないような映画に仕上げている。なお、『ぼくのお⽇さま』は第77回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション「ある視点」部⾨に正式出品。ワールドプレミア上映される。なお、『ぼくのお⽇さま』は第77回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクション「ある視点」部⾨に正式出品。ワールドプレミア上映される。主題歌はハンバート ハンバート主題歌は、ハンバート ハンバートが2014年に発表した8thアルバム「むかしぼくはみじめだった」の収録曲である「ぼくのお日さま」。監督の奥山は、映画のプロットを考える中で「ぼくのお日さま」と出会ったという。その歌詞を聞いた途端「主⼈公の少年の姿がはっきり浮かび、物語がするすると動きだした」と語る。これまで主題歌オファーがあっても全て断ってきたほどの大切な楽曲だったが、奥山からの手紙を読みオファーを快諾したそうだ。映画『ぼくのお日さま』あらすじ吃⾳をもつホッケー少年・タクヤは、「⽉の光」に合わせフィギュアスケートを練習する少⼥・さくらの姿に、⼼を奪われてしまう。ある⽇、さくらのコーチ荒川は、ホッケー靴のままフィギュアのステップを真似て何度も転ぶタクヤを⾒つける。タクヤの恋の応援をしたくなった荒川は、スケート靴を貸してあげ、タクヤの練習をつきあうことに。しばらくして荒川の提案から、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習をはじめることになり……。【作品詳細】映画『ぼくのお日さま』公開時期:2024年9月監督:奥山⼤史撮影・脚本・編集:奥山⼤史出演:越⼭敬達、中⻄希亜良、池松壮亮、若葉⻯也、⼭⽥真歩、潤浩主題歌:ハンバート ハンバート配給:東京テアトル
2024年03月03日マイナビ転職の新CM「出会い」編に出演した池松壮亮と一ノ瀬ワタル。元キックボクサーから俳優というキャリアチェンジを遂げた一ノ瀬、そして幼少期から役者として活躍し続ける池松に“仕事”について話を聞いた。それぞれがこれまで歩んできた道のりを振り返りながら、自身にとっての転機、そしてその当時の心境を明かす。○一ノ瀬ワタル、格闘家から俳優へ「性格的にすごく合っていた」――今回の新CMでは、“転職”というものが大きなテーマになっています。一ノ瀬さんは格闘家から俳優にキャリアチェンジされましたが、当時はどんな心境でしたか?一ノ瀬:期待が大きかったと思います。キックボクサーとしての最後の頃にトレーナーから「ガードを殴っているぞ」とよく言われていて。計量のときに対戦相手に初めて会うんですけど、めちゃくちゃいい人やったんです。俺がその人に勝って、すごい泣いている姿を見たときに、試合で勝つことよりも罪悪感の方が勝ってしまったんです。キックボクシングにすごい悩んでいた時期でもあって、そのときに俳優という職業に出会ったんです。俳優って、演技で死闘は繰り広げるんですけど、1つのいい作品を一緒に作るという同じ目標がある。だから俺には性格的にすごく合っていたんです。もちろん不安もあるんですけど、俺の好きなアントニオ猪木さんの言葉「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ、行けばわかるさ」の通り。最初の一歩は怖かったですけど、自分が行きたい道に進んでみてよかったです。――これは今悩んでいる方にもとても響くお話ですね。一方で池松さんは、幼少期から俳優として仕事をされてきていますが、仕事として意識が変わった瞬間はありましたか?10代からやっていたので、よくわからないまま始まってるんです。最初は仕事というものもわからなかった。一番大きく意識が変わったのは、生まれ育った福岡から東京に出てくる18歳ぐらいのとき。そこからまた大学卒業するタイミングで変わったり……それでいうと、今年(2023年)お世話になってた事務所を離れて独立したんです。そこでもまた変わりました。いろんなタイミングで目標に向かってちゃんとやろう! と、覚悟を新たにするタイミングが数年に1回は訪れます。まさに2023年がその年。大きく変わった年でした。○一ノ瀬ワタル、『サンクチュアリ』続編に意欲「完結させたい」――新しい一歩を踏み出すことは勇気のいることだと思います。新たな一歩を踏み出す方にアドバイスをお願いします。一ノ瀬:では、先ほどの言葉をちゃんと改めて。転職という道は怖いと思うんですけど、「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ、行けばわかるさ」。ありがとう! 猪木さん、拝借させていただきました! 一歩踏み出すのが怖いとき、俺はこの言葉を思い出します。池松:怖いというのは当たり前のことであって、怖いことを怖がらなくていいと思います。真剣であればあるほど誰でも怖いはずです。僕自身にも言えることですけど、「怖いことを経験してまで何を獲得したいか、その先を見たいかどうか」だと思います。――一歩踏み出すことが大事だと。最後に2024年に達成したいことをお聞かせください。池松:僕はもうあんまり具体的にこれ! ということはないんですけど、毎年思うのはコツコツと続けること。目標はいつだってあるし、例えば映画だったらこういうものを作りたいという思いは毎回あるので、そういうことに対してコツコツと続けることですね。年々、より丁寧にと思いながらやろうと思っています。一ノ瀬:『サンクチュアリ』の猿桜というキャラクターが、まだ俺の中では完結してなくて。俺の中で暴れてるというか……モヤモヤしているヤツがいるんです。こいつを完結させたいというのが目標です。■池松壮亮1990年7月9日生まれ、福岡出身。2003年に映画『ラストサムライ』でスクリーンデビューを果たし、注目を集める。その後、映画を中心に様々な作品に出演、近年では海外作品でも活躍。2019年公開の映画『宮本から君へ』では第93回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞を受賞した。近年は『シン・仮面ライダー』(23)、『白鍵と黒鍵の間に』(23)、『愛にイナズマ』(23)に出演した。■一ノ瀬ワタル1985年7月30日生まれ、佐賀出身。元プロキックボクサー。映画『クローズZERO II』(09)に出演し、俳優を志す。その後、映画『宮本から君へ』(19)、『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズ、映画『ヴィレッジ』(23)など話題作に出演。2023年にはNetflix『サンクチュアリ -聖域-』で初主演を務めた。
2024年01月25日俳優の池松壮亮と一ノ瀬ワタルが、15日から放送されるマイナビ転職の新CM「出会い」編に出演。新CMでは映画『宮本から君へ』(19)以来の共演となる2人が、サラリーマンと人間っぽいAIという間柄で登場する。今回、CM撮影終了後の現場でインタビューを実施。互いに「特別」だという再共演が実現した心境を聞いたほか、得意なもの・苦手なもののトークでは、池松と一ノ瀬が意外な一面と驚きのエピソードを明かしてくれた。○池松壮亮、一ノ瀬ワタルへの“特別”な思い「いいバディをやれた」――映画『宮本から君へ』以来の共演になりましたね。池松:5、6年くらい前?一ノ瀬:共演はそうですね。でも『サンクチュアリ』を撮影していたときに、隣のスタジオで、『シン・仮面ライダー』を撮っていたからその時に少しおしゃべりしましたね。池松:『宮本から君へ』という映画での間柄が強烈すぎて。死闘を繰り広げる間柄で、あれだけ一緒に戦ったから、本当に特別ですね。一ノ瀬:本当にそうっすね! 俺も池松さんとやった『宮本から~』以降、人生が変わったというか……本当にありがたいです。――今回の共演は感慨深いものがありますね。一ノ瀬:池松さんやっ! と思って、めっちゃ嬉しかったです。今回のCMでは池松さんがサラリーマンの役で、『宮本から~』でもサラリーマン役だったんです! 役柄としては死闘を繰り広げている関係だったんですけど、一ノ瀬ワタル的には宮本というキャラクターがすごい好きだったんです。なので俺の中ではちょっとフィーチャリングしているというか、コラボレーションしている感じがして……。池松:何を言ってるの?(笑) 繋がっているってこと?一ノ瀬:そうっすな! 嬉しかったです。――池松さんは一ノ瀬さんとの再共演はいかがでしたか?池松:嬉しかったです。やっぱり対俳優さんの中でも特別な思いがありますから、まさかこんな形で再共演ができるとは……映画を観たことある人はびっくりしますよね! 共演経験もありますけど、やっぱり相性の良さって出ると思うんです。僕としては一ノ瀬さんと2人でいいバディをやれたんじゃないかなと思ってます。――少しお話しにも出てきましたが、今回は池松さんがサラリーマン、一ノ瀬さんはAIを演じられました。一ノ瀬:ドラえもんに憧れもありましたし……そういうキャラクターになれたらいいなと思いました。池松:(一ノ瀬さんがAIを演じることについて)僕は何かの間違いだと思いました(笑)。でも、そうきたか! と。一ノ瀬さんできたか! とも思いました。撮影でも本当に楽しそうに、より愛らしくチャーミングに演じられてましたから。一ノ瀬さんがAIであることを忘れさせてくれるというか、油断してしまう。危ないAIですよね(笑)。すぐ心を開いてしまいました。見事でした。一ノ瀬:いやぁ~嬉しい!!○一ノ瀬ワタル、キックボクサー時代の過酷すぎる経験を告白――今回のCMでは、得意なことを生かして働こうというメッセージが込められていました。お二人が得意なこと、苦手なことを教えてください。池松:運動とかは昔から割と得意な方だったかなぁ。でも一ノ瀬さんも得意でしょ?一ノ瀬:いやぁ、どうだろう。運動神経というよりも結構力の部分で運動はやってきたから……。プレイステーションの『ファイティングイリュージョン K-1グランプリ98』っていうゲームでは誰にも負けたことないです! でもこんなのじゃ……(笑)池松:難しいよね。得意なことって(笑)。すっごい普通の回答だけど、死ぬほどカエルが苦手なんだよね。一ノ瀬:あっ! 俺もカエル苦手!! カエルを見ると一瞬、固まっちゃうんですよ。池松:なるなる。画面とかで出てくるのでも結構きつい。一ノ瀬:でも、タイでカエル食べたなぁ……キックボクサー時代にタイに修行に行ったときに、ジャングルみたいなムエタイジムに約2年間住んでいたんです。そこは1日に食事が2回だけで、みんな足りないから、ジャングルに飯を獲りにいくんですけど、他の選手たちがカエルとかを捕まえてきていて。“苦手だけど腹減っとるしなぁ”と思いながら食べました。――すごい経験談ですね。カエルは焼いたりして?一ノ瀬:全部煮込むだけです。キッチンもないのでレンガに鍋を置いて煮込むだけです。池松:すごいよなぁ……ほかに苦手なものはある?一ノ瀬:んん~デートとか……? 女性があまり得意じゃないかもしれないですね。いまだによくわかってないかもしれないです。池松:それ5年前も言ってましたよ(笑)。こんなこと言っていいかわからないけど、なんか本を読んでたよね?一ノ瀬:恋愛教習本は滅茶苦茶読んでました! 15万円くらいかけて……。池松:15万円かけてまだ苦手なの?(笑)一ノ瀬:そうなんすよ。定型文なら大丈夫なんですけど、イレギュラーなことが起きるとどうしたらいいか、わからなくなっちゃうんですよね。池松:応用編が必要か……。一ノ瀬:得意になりたいですなぁ……。■池松壮亮1990年7月9日生まれ、福岡出身。2003年に映画『ラストサムライ』でスクリーンデビューを果たし、注目を集める。その後、映画を中心に様々な作品に出演、近年では海外作品でも活躍。2019年公開の映画『宮本から君へ』では第93回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞を受賞した。近年は『シン・仮面ライダー』(23)、『白鍵と黒鍵の間に』(23)、『愛にイナズマ』(23)に出演した。■一ノ瀬ワタル1985年7月30日生まれ、佐賀出身。元プロキックボクサー。映画『クローズZERO II』(09)に出演し、俳優を志す。その後、映画『宮本から君へ』(19)、『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズ、映画『ヴィレッジ』(23)など話題作に出演。2023年にはNetflix『サンクチュアリ -聖域-』で初主演を務めた。
2024年01月15日俳優の池松壮亮と一ノ瀬ワタルが出演する、マイナビ転職の新CM「出会い」編が、15日より放送される。新CMでは、映画『宮本から君へ』で共演した池松と一ノ瀬がCM初共演。突如「AI」を名乗る不思議な人物(一ノ瀬)が現れ、仕事について悩んでいた会社員(池松)が、転職を前向きに考えていくストーリーになっている。オフィスビルの屋上で、会社員(池松)がため息をつきながら空を眺めていると、隣に現れた人物(一ノ瀬)が突然「働くってなんだろう……って思ってない?」と話しかけてくる。男性はにこやかに「AI」と書かれた名刺を差し出すが、心を見透かされ驚いた主人公は怪訝な表情を見せる。人間離れした超高速のキーボードさばきで作業の途中だった資料を完成させられ、AIの優秀さを見せつけられた主人公は「オレいらないじゃん」と自信を喪失するが、AIは「ボクに合う仕事があるように、君に合う仕事がきっとある」と励まし、“人間とAIの共存”が大切であることを語りかける。得体の知れないAIを訝しく思いながらも徐々に心を開いていく池松の表情、そして“擬人化したAI”という奇抜な役を個性的に表現する一ノ瀬の熱演に注目だ。○■池松壮亮&一ノ瀬ワタルインタビュー――マイナビ転職のCMに出演し、久しぶりに共演された感想を聞かせてください。池松:本当にあっという間で「会社員と AI」という設定も忘れるぐらい、2人で朝からお喋りしていたら終わりました(笑)一ノ瀬:楽しかったです。いろいろ大変な時もあったけど(笑)池松:久しぶりでしたね。一ノ瀬:池松さんとは節目節目でお会いさせていただいていますけど、こんな大きなCMで……池松さんとのご縁を感じています。CMでちゃんと起用してもらったのは初めてなんです。池松:そんなところに立ち会えて光栄です。――今回は転職にまつわるCMですが、俳優以外の仕事ならどんな職業に就いてみたいですか?池松:人里離れて、森の中で何か物を作っているとか、そういうことには憧れますね。スポーツ選手とかミュージシャンとか、いろいろ考えたことはあるけど……ずっと野球をやっていたので、野球選手になりたかったです。一ノ瀬:オレもいろいろ考えたんですけど……転職するって本当に考えたら、ウサギのブリーダーやりたいなと思ったっすね。池松:やろうと思えば、今からでもできるんじゃない?一ノ瀬:いやでも、ちゃんと面接から始まって……みたいな、「ウチの子を里親に出す」ようなスタイルで。ウサギのグッズとかオレがプロデュースしたり、ウサギ第一の餌とか作れたらいいですね。池松:ウサギを飼ってるんですもんね。一ノ瀬:8匹飼っています。もう家族みたいな。ウサギのために日々がんばってます(笑)――仕事で悩んだときは、どのような方法で息抜きをしていますか?池松:お花の匂いを嗅ぐ(笑)一ノ瀬:お花の匂いですか(笑)。それだったらオレもウサギの匂い嗅ぐっす(笑)。ウサギは草食ですから、めっちゃ牧草の匂いするんですよ。ウサギは牧草を食わないといけないから、4~5種類あるんですけど、好みによって匂いがちょっと違うんですよ。甘い牧草が好きな子は甘い匂いがするんです。――AIに手助けしてもらえるなら、どんなことを頼んでみたいですか?一ノ瀬:もう今もAIに手助けしてもらっているような感覚はありますね。池松:この時期は、領収書の整理とかね。一ノ瀬:自動運転とかあったらイイっすね。事故は怖いですし。池松さんのサラリーマンを手助けできる、『働く』をもっと広げられればいいなと思っていました。――マイナビ転職のキャッチコピーは“すべての「働く」を、もっとひらく。”ですが、2024年に仕事で開拓したいこと、押し進めていきたいことはありますか?池松:常に目標とかやりたいこととか開拓したいことがありますから、毎年変わらずコツコツと地道に続けること。それをより丁寧にやりたいと思います。一ノ瀬:本当に1個1個の作品に向かっていく。開拓という点では……恋愛モノ(の出演依頼)とか来たらイイっすね(笑)。なんか楽しそうです。池松:ボクは見たいですね~(笑)一ノ瀬:何かドラマのような……あまりやったことないから、開拓できたらいいですね。池松:いいですね~。2024年の目標、恋愛モノ!一ノ瀬:よっしゃ~! できたらイイっすな~(笑)【編集部MEMO】池松壮亮は、1990年7月9日生まれ。福岡出身。主な出演作に映画『シン・仮面ライダー』、『ちょっと思い出しただけ』、『白鍵と黒鍵の間に』など。一ノ瀬ワタルは、1985年7月30日生まれ。佐賀出身。主な出演作にNetflix『サンクチュアリ‐聖域-』、映画『ヴィレッジ』、映画『宮本から君へ』など。
2024年01月11日「ブラッシュアップライフ」制作チームが贈る新春スペシャルドラマ「侵入者たちの晩餐」に、白石麻衣、池松壮亮、角田晃広(東京03)が出演することが分かった。バカリズムが脚本を手掛ける本作。家事代行サービス会社「スレーヌ」の清掃専門スタッフ・田中亜希子(菊地凛子)は、ある年の瀬、同僚の小川恵(平岩紙)からやり手社長・奈津美が脱税をし、自宅には大量のタンス預金を溜め込んでいるという噂を聞き、恵の友人・江藤香奈恵(吉田羊)と共に3人でその家に侵入し、タンス預金を盗み出すことに。しかしそこで、予想外の出来事が起こり、物語は二転三転し、驚きの結末が待ち受ける。そんな侵入先の持ち主・藤崎奈津美を演じるのが、1月スタートの新ドラマ「恋する警護24時」でヒロインを務めることも決定している白石さん。「スレーヌ」の若き女性CEOで元グラビアアイドル、ややヒール感ある役柄だ。白石さんは「バカリズムさんの作る世界観を大切に、テンポよく進むセリフの掛け合いに注目していただければと思います」とメッセージを寄せている。また、謎の配達員・重松洋介を池松さん、奈津美が暮らすマンションのコンシェルジュ・毛利貴弘を角田さんが演じる。彼らがどう物語に関わってくるかは、放送までのお楽しみ。バカリズム脚本のドラマはこれが初出演となる池松さんは、「『ブラッシュアップライフ』のチームは素敵なモノづくりをしているチームとして業界内でもかなり噂になっていたので、この話が来て非常にうれしかったです。様々に展開していくドラマをお正月のお茶の間に届けられればと思います」と喜ぶ。角田さんは「オファーをいただきテンションが上がりました。升野君(バカリズム)とはずっと一緒にコントをやってきた仲間。今回こういう形で一緒にやれることになるとは、すごくうれしいです」とコメントしている。なお、バカリズムさんと菊地さんの2ショットインタビューが公開。菊地さんは「山場ばかりの展開でずっと見逃せない。演じていて自分たちもすごく楽しかったです!バカリズムさんの脚本は伏線が巧みなので、ぜひ何度でも繰り返し見てほしいです」と語る。バカリズムさんは「放送の後、気になった所を配信で見返していただければ。それが一番いい楽しみ方じゃないかなと思います」とコメント。放送後は、「TVer」で期間限定配信されるほか、「Hulu」および「Netflix」で配信される。新春スペシャルドラマ「侵入者たちの晩餐」は2024年1月3日(水)21時~日本テレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年12月20日恵比寿から洗足池へ移転オープンしたフレンチの名店素材ありきのフレンチを追求した、自然なおいしさで魅了自然なおいしさを大切にしたオーガニックワインが充実恵比寿から洗足池へ移転オープンしたフレンチの名店2023年に恵比寿から洗足池へ移転オープンしたフレンチの名店【月夕堂】。店名は「花朝月夕」にちなみ、月が輝く秋の夜長のような楽しい一時を届けるという思いを込められたそう。オーナーシェフの廣瀬さんが繰り出す自然で誠実なおいしさの料理はそのままに、輝く月を水面に映す洗足池近くという風雅な立地が加わり、さらなる魅力を披露しています。風雅な店名にふさわしいインテリアまた「ゲスト一人一人の楽しみ方に寄り添う料理とサービスを」との思いから、ゲスト、生産者を主役とし、自身は脇役に徹するシェフの奥ゆかしい人柄も、この店が人気を集める理由のひとつです。誰もが自然体でくつろげる雰囲気そして一度味わうとまた食べたくなるシェフの皿は、引き算の料理。雑味や不要な食感を除きつつ、食材を磨くような調理と加熱の技で、素材の香りと五味を巧みに表現。自然でありつつ重厚な旨みに驚くことでしょう。素材ありきのフレンチを追求した、自然なおいしさで魅了メニューの軸は少量多皿の『季節の味わいを楽しめるコース』2種。多彩な旬食材を多様な調理法で仕上げた10品前後が絶妙なタイミングで提供されます。ここでは3品をご紹介しましょう。『身元のはっきりした30種ほどの野菜 色々な味わいで』約30種の野菜をソテー、ロティ、エチュべなど10種ほどの調理法で別々に仕上げ、田園の詩情を感じる盛付けに。野菜それぞれの食感、甘みや旨みを楽しめる『A5熊本牛のローストと貝類のタルタル 抹茶と貝のブイヨン』多種多様な構成要素を一緒に味わうことで生まれる、ドラマティックな感動と重厚な旨みにひたれます。サプライズ感のある盛付けも魅力『季節のジビエ』各地の山野で猟師が捕獲するジビエは、繊細で自然な肉質が格別。熱源を使い分けてゆっくり火入れし、素材の頂点のおいしさをテーブルへ。白糠の蝦夷鹿、丹波篠山の猪、新潟の青首鴨などが季節に応じて登場自然なおいしさを大切にしたオーガニックワインが充実店の料理と好相性のナチュラルな味わいのワインが充実。ブルゴーニュやロワールなどのフランス産が中心となり、手摘みで収穫するなど小さな畑から手作業でつくられるオーガニックワインが豊富に揃っています。料理との相性も抜群なワインを多数取り揃える素材のおいしさを存分に引き出して重ねた、ドラマティックな味わい、サプライズ感のある盛付けで織りなすコース料理は、特別な日のディナーにもぴったり。洗足池近くにあり、ディナーの前後に周辺を散策するなど、プチトリップ気分を味わうのもオススメです。料理人プロフィール:廣瀬龍一さん1970年、東京都生まれ。【月夕堂】オーナーシェフ。東京下町の商店街で育ち、8歳の時、母親の入院をきっかけに料理を始める。友達の家が青果店や精肉店、鮮魚店を営んでおり、食材を選んで料理をつくり、味わって喜んでもらえる食の素晴らしさに惹かれる。高校卒業後、プロの道を歩み始め、フレンチを中心に多彩な料理ジャンルの腕を磨く。1997年、恵比寿で今の店を創業して独立。2023年に移転し、洗足池で店の新たな歴史を紡ぐ。月夕堂【エリア】池上/洗足池【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】12000円【アクセス】洗足池駅 徒歩1分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年12月12日12月23日(土) 大阪・淀屋橋 朝日生命ホールにて、七代目笑福亭松喬独演会『松喬三昧~芸歴40周年記念公演~』が開催される。今年で芸歴40周年を迎えた今回は、2部制に渡り上方落語の大ネタ『住吉駕籠』『三十石船』、松喬自身が大好きといっている演目で落語作家・小佐田定雄氏の盗人ネタ『月に群雲』、そして新作落語『碁盗人』の計4席を2部に分けて披露する。ゲストは長年、松喬がラジオ番組で共演し親交の深い神戸新開地・喜楽館支配人兼ABCテレビアナウンサーの伊藤史隆を1部・2部ともに迎え、芸歴40周年を振り返るゲスト対談コーナーを開催。また、七代目松喬の門弟が集合する大喜利コーナーも予定している。<本人 コメント>~四十周年独演会ごあいさつ~ 笑福亭松喬師匠の門を叩いて40年、師匠と別れて10年。気が付けば私の方が年上になりました。でも何も変わりません。師匠に教えて頂いた落語の道を真っ直ぐに進むだけです。この日、大好きな盗人ネタ『月に群雲』(小佐田定雄・作)を演じます。最高の出来にして、弟子たちへの形見分けにする事に決めました。「令和の時代、門外不出は古過ぎる」と批判もありましょうが、それだけ私の思いが詰まったネタだと門弟に、そしてお客様に伝えたいと思っています。皆様のご来場、心待ちに致しております。<公演情報>『松喬三昧~芸歴40周年記念公演~』『松喬三昧~芸歴40周年記念公演~』ビジュアル12月23日(土) 大阪・朝日生命ホール【一部】10:30 開場 / 11:00 開演(13:30終演予定) ■番組笑福亭喬路『手水廻し』笑福亭松喬『碁盗人(新作)』ゲスト対談:笑福亭松喬×伊藤史隆(ABCアナウンサー)~中入り~門弟大喜利笑福亭松喬『住吉駕籠』【二部】15:00 開場 / 15:30 開演(18:00終演予定)■番組笑福亭喬龍『金明竹』笑福亭松喬『月に群雲』ゲスト対談 笑福亭松喬×伊藤史隆(ABCアナウンサー)~中入り~門弟大喜利笑福亭松喬『三十石船』笑福亭喬若笑福亭喬明はやしや香穂(三味線)【チケット料金】前売:3,000円当日:3,500円※全席指定席※未就学児入場不可■一般発売:10月21日(土)チケットはこちら:笑福亭松喬 Facebook:松竹芸能HP:
2023年10月11日映画『白鍵と黒鍵の間に』の公開を記念して、本作の主演を務める池松壮亮が出演する映画3作品を、10月21日(土)にテアトル新宿にてオールナイトで上映することが決定した。テアトル新宿では、正確な音域を全席で解放し、セリフや環境音をより正確に伝えることで、映画の持つ感情をよりリアルに、より鮮明に届ける音響システム・odessaをフルに体験できるオールナイト企画「odessa Midnight Movies」を、月1で開催中。その第14弾となるのが、<『白鍵と黒鍵の間に』公開記念!俳優・池松壮亮AN>。最果タヒの詩集を原作とした、言葉にできない不安や孤独を抱えながらも、誰かに甘えることもせず日々をやり過ごす美香と、死の気配を常に感じ、どこかに希望を見出そうとひたむきに生きる慎二が、東京で生きづらさを抱えながら出会い、恋がはじまる瞬間を描くラブストーリー『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(監督:石井裕也)。人気漫画の実写化で、ドラマに引き続き池松さんと蒼井優らが出演し、極限の人間賛歌を描くエンターテインメント『宮本から君へ』(監督:真利子哲也)。コロナ禍という時代性を纏った、新しい形のちょっぴりビターな完全オリジナルラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』(監督・脚本:松居大悟)を今回上映する。▼「odessa Midnight Movies[vol.14]『白鍵と黒鍵の間に』公開記念!俳優・池松壮亮AN」開催概要【スケジュール】10月21日(土)22:00開場/22:30開演22:30~0:28『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(108分)+予告10分0:28~1:00休憩(32分)1:00~3:09『宮本から君へ』(129分)3:09~3:40休憩(31分)3:40~5:35『ちょっと思い出しただけ』(115分)※変更となる場合もございます【鑑賞料金】通常2,800円/TCG会員2,500円※各種割引、サービスデー適応外各種招待券、株主招待券、無料券不可【チケット販売】テアトル新宿オンラインチケット予約:10月13日(金)17:00~上映開始20分前まで販売劇場窓口:10月14日(土)朝OPEN時~※残席があった場合※全席指定立見なし※18歳未満のお客様はご入場になれません『白鍵と黒鍵の間に』は10月6日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ 2017年5月13日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースにて先行、5月27日(土)より全国にて公開© 2017「映画夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会宮本から君へ 2019年9月27日より全国にて公開Ⓒ2019「宮本から君へ」製作委員会ちょっと思い出しただけ 2022年2月11日より全国にて公開(C)2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会白鍵と黒鍵の間に 2023年10月6日よりテアトル新宿ほか全国にて公開Ⓒ2023 南博/小学館/「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会
2023年10月05日映画『白鍵と黒鍵の間に』(10月6日公開)のスペシャル・ジャズライブイベントが26日に都内で行われ、主演を務める池松壮亮、冨永昌敬監督が登場した。同作は南博氏による回想録の実写化作。ピアニストとしてキャバレーや高級クラブを渡り歩いた3年間の青春の日々をつづった原作を、南氏がモデルの主人公を「南」と「博」という2人の人物に分けて、“3年”におよぶタイムラインがメビウスの輪のようにつながる“一夜”へと誘い、観る者を翻弄する。池松は「南」と「博」を一人二役で演じる。○■池松壮亮、『白鍵と黒鍵の間に』ジャズライブイベントに登場今回のイベントでは、原作者の南氏、池松演じる博のキャバレーバンドの仲間役・K助を演じたサックス奏者の松丸契氏、同作の音楽を担当したピアニスト・魚返明未氏が一夜限りのジャズセッションを披露。「南」と「博」を一人二役で演じた池松も冨永監督とともにステージに登場した。池松は「素晴らしいイベントを開催していただいて、映画はこれからですけど、ここから盛り上がってくれればなと思ってます」と挨拶。続けて「さっき飲んでしまって……」と登壇前にお酒を飲んでしまったことを告白し、「酔いが回っています(笑)。僕が話しているときは飲食タイムということで……」と話し、笑いを誘った。また、同じく冨永監督もビールを飲んだそうで、ほろ酔いの2人によるツーショットトークとなった。今作で「ゴッドファーザー 愛のテーマ」のピアノ演奏に挑戦した池松。「半年間やりました。今回音楽監修をしてくださった鈴木先生に週1で習って、あとは家でやってました」と練習を回顧。特にジャズアレンジに苦労したそうで、「やりますと言ったことを何度後悔したことか……。映画の中にキーワードのセリフとして『俺は一体何をやってるんだ』というセリフが出てくるんですけど、毎日思ってました」と振り返った。あえて池松のピアノ練習の進捗を確認しなかったという冨永監督は、「まさかここまで……」と現場で池松の腕前に驚いたそう。「本来、作中で使う音は魚返くんが弾いた音を使う予定で、それを弾いている指のお芝居を完ぺきにしてもらうために練習してくれていた。だけど、音の方も完ぺきだったので、撮影現場で池松くんが弾いている音を劇中で使っています」と明かした。そんな池松は「せっかくなら今日弾きたかったんですけど……」と自ら言い出し、会場からは大きな拍手が。しかし、「撮影から1年触っていないので一切弾けないです! すみません……」とタジタジの様子で笑顔を見せた。
2023年09月26日俳優の池松壮亮が主演を務める、映画『白鍵と黒鍵の間に』(10月6日公開)の特別ビジュアルが20日、公開された。同作は南博氏による回想録の実写化作。ピアニストとしてキャバレーや高級クラブを渡り歩いた3年間の青春の日々をつづった原作を、南氏がモデルの主人公を「南」と「博」という2人の人物に分けて、“3年”におよぶタイムラインがメビウスの輪のようにつながる“一夜”へと誘い、観る者を翻弄する。池松は「南」と「博」を1人2役で演じる。○■写真家・ホンマタカシ氏撮り下ろしの『白鍵と黒鍵の間に』特別ビジュアル今回公開されたのは、池松演じる2人のジャズ・ピアニスト「南」と「博」に焦点をあてた特別ビジュアル4種。写真家・ホンマタカシ氏が撮影を担当し、「南」と「博」が2人そろってピアノに寄り添い、力強い眼差しで正面を見据える1枚や、物憂げな雰囲気をまとわせたまま、ピアノの前でタバコを吹かす様子を捉えたビジュアルのほか、ティザービジュアルと同じ構図でジャケットを脱ぎ、サングラスも外したパターンが新たに解禁となった。
2023年09月20日池松壮亮が一人二役でピアニストを演じる『白鍵と黒鍵の間に』よりインタビュー映像と本編映像が解禁された。この度解禁となったのは、ジャズピアニストを夢見る希望に満ちた若きピアニスト・博と、ピアニストとして活躍しながらも、夜の世界のしがらみに囚われて夢を見失ってしまったピアニスト・南の一人二役を演じた池松壮亮と、南と博を翻弄する、刑務所から出てきたばかりの謎の男“あいつ”を演じた森田剛による特別インタビュー&本編映像。インタビューでは、2人が撮影中、印象的だったシーンについて語っており、池松さんが「なぜかヤクザとピアニストが二人三脚をしているというよく分からない、非常に面白いシーンがあって…」と語り出すと、隣の森田さんが必死に笑いをこらえる様子を見せ、和やかな様子が捉えられている。至近距離で息を合わせて動かないといけない二人三脚という本シーンの撮影時、「森田さんが割りと早めに肩を組んでくださって、そこから解除してくれなくて…」とかなり気まずい状況だったと明かす池松さん。「体感でいうと5分くらいだったかな。胸キュン映画で駆け出しの俳優さんと女優さんが、よーい!の声がかかる前に手を繋いじゃって、解除できなくなったみたいな…そういうことを思い出しましたし、5分間ドキドキしてました」と、撮影裏話を披露した。さらに、当時を思い出し「凄く大事なシーンでグーッとなってて。早めに肩を抱いてしまったんですけど、一回抱いたものを離すのもね…」と撮影時の心境を告白する森田さんは「気まずい?って聞いたんだよね?」と現場の状況を池松さんに確認。池松さんも撮影時の思い出が蘇ってきた様子で「“池松くん気まずい?”“気まずいですね”と。でもその後もずっと……。あ、それでも解除してもらえないんだ!?」と当時を笑いながらふり返り、楽し気な撮影現場の雰囲気が伝わってくるエピソードを明かした。映像では、2人がそろって“印象的でした”“楽しかった”と公言する、二人三脚の本編シーンもあわせて解禁。森田さん演じる“あいつ”自らが池松さん演じる博の足にベルトを巻いて、勢いよく二人三脚を始める。しかし走り出した途端、出所したばかりで痩せている“あいつ”のズボンがずれ落ち、そのはずみでナイフや拳銃といった危険物が次々と落ちていく…。あまりの恐怖と異様な状況に博は耐えきれなくなり、ついに逃げ出すことになる。果たして、銀座の夜の闇に消えていく博の運命は?そして謎の男・あいつがもう一人のピアニスト・南に出会ったとき、一体何が起きるのか…。その後の展開が気になる本編シーンとなっている。『白鍵と黒鍵の間に』は10月6日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:白鍵と黒鍵の間に 2023年10月6日よりテアトル新宿ほか全国にて公開Ⓒ2023 南博/小学館/「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会
2023年09月15日俳優の池松壮亮が主演を務める、映画『白鍵と黒鍵の間に』(10月6日公開)の場面写真と本編映像が15日、公開された。同作は南博氏による回想録の実写化作。ピアニストとしてキャバレーや高級クラブを渡り歩いた3年間の青春の日々をつづった原作を、南氏がモデルの主人公を「南」と「博」という2人の人物に分けて、“3年”におよぶタイムラインがメビウスの輪のようにつながる“一夜”へと誘い、観る者を翻弄する。池松は「南」と「博」を一人二役で演じる。○池松壮亮が胸キュン映画にたとえた撮影裏主演の池松と、刑務所からシャバに出てきたばかりの謎の男で南と博を翻弄する“あいつ”を演じた森田剛による特別インタビューと本編映像。インタビューでは、2人が撮影中の印象的だったシーンについて明かしている。池松が「なぜかヤクザとピアニストが二人三脚をしているというよく分からない、非常に面白いシーンがあって……」と語りだすと、隣の森田が笑いをこらえつつも思わず「ふふっ」と声を漏らしてしまう和やかな様子を見せた。至近距離で息を合わせて動かないといけない二人三脚の撮影時、池松は「森田さんが割りと早めに肩を組んでくださって、そこから解除してくれなくて……」とかなり気まずい状況だったと明かす。「体感でいうと5分くらいだったかな。胸キュン映画で駆け出しの俳優さんと女優さんが、よーい! の声がかかる前に手を繋いじゃって、解除できなくなったみたいな……そういうことを思い出しましたし、5分間ドキドキしてました」と、森田にときめいた撮影裏話を披露した。森田は「凄く大事なシーンでグーッとなってて。早めに肩を抱いてしまったんですけど、1回抱いたものを離すのもね……」と撮影時の心境を告白。「『気まずい?』って聞いたんだよね?」と確認すると、池松は「あ、そうそう!」とさらに思い出が蘇ってきた様子で「『池松くん気まずい?』『気まずいですね』と。でもその後もずっと……。あ、それでも解除してもらえないんだ!?」と現場で衝撃を受けたエピソードを語った。「印象的でした」「楽しかった」と2人が公言する本編シーンもあわせて公開。本編では、森田演じる“あいつ”自らが池松演じる博の足にベルトを巻いて、勢いよく二人三脚を始める様子が映される。しかし、走り出した途端、シャバに出てきたばかりで痩せている“あいつ”のズボンがずれ落ち、そのはずみでナイフや拳銃といった危険物が次々と落ちていく。あまりの恐怖と異様な状況に博は耐えきれなくなり、ついに逃げ出してしまうといった内容になっている。
2023年09月15日ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」が11日より、アニメ『おそ松さん』との初コラボオーディションイベント『大人気アニメキャラクターコラボ おそ松さん〜イチナナにあの6つ子がやってきた!〜』を開催している。同イベントは、 「17LIVE」で活動中もしくは活動予定であれば、誰でも参加が可能。イベント期間中には、主人公の6つ子たちを用いたオリジナルコラボアニメーションギフト(有料)が登場する。そして、当該イベントの参加条件を満たして配信を行い、見事一定の基準をクリアした参加ライバーには、6つ子それぞれをモチーフにしたキーホルダーやアクリルスタンディ、6周年記念グッズであるサーモタンブラーやクリアファイルなどの『おそ松さん』オフィシャルグッズがプライズとして贈呈される。
2023年09月11日●宮藤官九郎との初タッグ作で充実感数々の名匠に愛され、話題作への出演を重ねている俳優・池松壮亮。このほど、山本周五郎の小説を宮藤官九郎の企画・監督・脚本によって映像化した青春群像劇『季節のない街』(ディズニープラス「スター」で全10話独占配信中)の主演に抜てきされ、また新たな魅力を放っている。宮藤との初タッグが実現した本作の撮影は、「とても贅沢な時間。ものすごく楽しかった」と充実感をみなぎらせた池松。『ラストサムライ』の映画デビューから20年が経った今、池松が振り返る分岐点と、俳優としての幸せを明かした。○■「いつか一緒にやりたい」と夢見ていた宮藤官九郎との初タッグに喜び裕福とは言えない“街”を舞台に個性豊かな住人たちの悲喜を紡いだ原作は、黒澤明監督が『どですかでん』のタイトルで映画化し、1970年に公開されたことでも知られる名作。今回の映像化は、「黒澤明監督作品の中で『どですかでん』がいちばん好き」という宮藤が長年温めてきた企画となる。舞台となる“街”を、12年前に起きた災害を経て建てられた仮設住宅のある街に置き換え、現代に再構築。希望を失い街にやってきた主人公の半助が、その住人たちの姿に希望を見つけ、再生していく姿を描く。池松は「『どですかでん』として映画化された山本周五郎の小説を、宮藤さんが映像化する。しかもディズニープラスで。良い予感しかなかった」と微笑み、「すべての掛け合わせがうまくいきそうだなと心がときめきました。いい作品になるという予感しかなかった」とオファーを受けて胸が躍ったと述懐する。意外にも宮藤とは初タッグとなったが、「宮藤さんとは、なんとなく近いところにいるような感覚がありました」と特別な想いを抱いていたという。「僕は20代の頃に、ミュージシャンの峯田和伸さんとよく一緒に過ごしていたんですが、宮藤さんと峯田さんもすごく仲が良くて。いずれ出会うけどまだすれ違っているだけのような、近いところにいるような感覚が勝手にありました。また宮藤さんの作品を観ても、そういった感覚があって。『いつか一緒にやりたいな』と宮藤さんとのご縁を夢見ながらも、僕はあまり舞台やドラマを多く通ってきていないのでなかなかお会いする機会がなくて」と打ち明けつつ、「今回オファーをいただいて、とてもうれしかったです」と喜びを噛み締める。しかも今回は、池松のファンだった宮藤が「一緒にやるならこの作品だ!」と熱烈なラブコールを送って初タッグが実現した。池松は「俳優として何よりも幸福なのは、作り手の方が『どうしてもやりたい』と思っていた企画に混ぜてもらえること」としみじみ。「僕が演じた半助という役は、この街のホスト役のような存在です。半助が街をどのように見つめるのかによって、この物語のトーンや色、見え方も変わってくる。つまりこの物語を描いた宮藤さんの分身のような存在になるわけです。宮藤作品初参加でそういった役を任せていただけたことは、本当に光栄なことでした」と笑顔を見せる。○■個性たっぷりの面々と過ごした2カ月半は「とても贅沢は日々だった」黒澤監督の『どですかでん』は、日本を代表する名優たちが人間の生きる力を体現し、今なお多くのファンを生み出し続けている名作だ。宮藤による『季節のない街』にも、仲野太賀や渡辺大知、三浦透子、濱田岳、藤井隆などなど、個性派俳優が集結。仮設住宅のある街で、たくましく生きるワケあり住人たちをユーモラスかつ情感豊かに演じている。池松は「宮藤さんの脚本は、本当に見事。どんな設定も、どんなキャラクターも面白くしてしまうような包容力がある。宮藤さんならではのユーモアと鋭さと人間味を持ったキャラクターばかりが描かれていました」と称えながら、「さらに今回驚いたのは、宮藤さんの監督としてのすごさです。本作は群像劇なので、かなりの人数で一斉にお芝居をすることが多くありました。そんなとき宮藤さんは、その場の空気やタイミングなど一発でパッと修正ができる。舞台を何本もやっていらっしゃるからなのか、まるで特殊能力でも使っているかのようでした。とても感動しました」と手腕に惚れ惚れ。実際に仮設住宅を建てて行われた撮影は、2カ月半に及んだ。「毎日のようにみんなでご飯を食べて、一緒に過ごして。近くに銭湯があって、お風呂に入ると荒川(良々)さんがいたり、水風呂に入ると隣に宮藤さんがいたり。都心から離れて、オープンセットの街で、日が昇って沈んで、一緒に星を見て、また明日、という生活はとても贅沢は日々だったと感じます。本当にその街でみんなと暮らしているような期間を過ごすことができたあの日々は、この作品を特別なものにしてくれたと思っています」と充実感もたっぷりだ。信頼を寄せるメンバーと作り上げた本作は、どのような作品になっただろうか。「本作は、この国が経験した痛みを扱っている」と切り出した池松。「東日本大震災から12年が経ち、2025年には戦後80年を迎えます。そういった時代の変わり目の中で、失われていくものってたくさんありますよね。期限付きだけれど、その街に確かに暮らしていた人々を描くことで、忘れることや、失われていくことへの、ささやかな抵抗になればと思っていました」と願いを込めていた。●俳優としての現在地と分岐点○■「もっと自由に、もっとより良いものを目指していきたい」池松が13歳にして『ラスト サムライ』(2003)で映画初出演を果たしてから、今年で20年が経った。近年は、石井裕也監督作『アジアの天使』(2021)で第20回ニューヨーク・アジアン映画祭ライジングスター・アジア賞を受賞。庵野秀明が監督・脚本を務めた映画『シン・仮面ライダー』(2023)では主人公の本郷猛を演じるなど、常に唯一無二の存在感を発揮して、今や多くの監督から起用を望まれる存在となった。子役からキャリアをスタートさせた彼が「俳優の道を進んでいこう」と決意したのは、高校卒業後のことだと打ち明ける。「僕は福岡県出身で、上京したのは高校卒業後の18歳のとき。それまでは学校優先の生活を送っていました。とにかく野球が好きな少年で、俳優業も『年に1本だけ』と決めてやっていたんです。ただ映画を作る現場にとても興味があったので、日本大学藝術学部映画学科監督コースに入学をして。大学生活の4年間は今後自分のやりたいことを見つめる時間になり、そこで映画をちゃんとやっていこう、俳優としてやっていこうと腹を括りました」と告白。プロとして取り組むからには、「皆さんに面白がってもらえるものを作らなければいけないと思っています。そして人が期待するものよりも、その期待を上回るものを届けないといけない。自分の芝居がどうかということよりも、良い作品を届けたいという思いがより強いです」と力強く語り、俳優業に打ち込んでいる今が「とても幸せです」とキッパリ。「ただそこにまったく満足はしていないので、もっと自由に、もっとより良いものを目指していきたいです。人に届くもの。その時代に有効なものを作っていけたら、とても幸せだなと思っています」とさらなる高みを求めていた。■池松壮亮1990年7月9日生まれ、福岡県出身。2003年に映画『ラストサムライ』でスクリーンデビューを果たし、注目を集める。その後、映画を中心に様々な作品に出演、近年では海外作品でも活躍。2019年公開の映画『宮本から君へ』(2019)では第93回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞をはじめ、その年の映画賞をにぎわす。近年の出演作には『斬、』(2018)、『アジアの天使』(2021)、『ちょっと思い出しただけ』(2022)、『シン・仮面ライダー』(2023)など。今年は『白鍵と黒鍵の間に』、『愛にイナズマ』の公開が控えている。ヘアメイク:FUJIU JIMI
2023年08月24日舞台『おそ松さんon STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~2nd SEASON』の記者会見が7日に都内で行われ、中西智也(おそ松)、大野紘幸(カラ松)、杉咲真広(チョロ松)、 三井淳平(一松)、中村碧十(十四松)、本間一稀(トド松)、草地稜之(F6おそ松)、中本大賀(F6カラ松)、松井健太(F6チョロ松)、磯野亨(F6一松)、木村優良(F6十四松)、松本勇輝(F6トド松)、おそ松(着ぐるみ)、高崎翔太(脚本)、井澤勇貴(振付)が登場した。同作は、20歳を過ぎてもニート生活を続ける6つ子を描いたTVアニメ「おそ松さん」を舞台化した『おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~2nd SEASON』の新シーズン。新キャストを迎えた舞台となる。会見には、1stシーズンでおそ松役を務め今回は脚本を担当する高崎、F6おそ松役で今回は振付を担当する井澤も登場。草地が先輩に「同じF6のおそ松役として無茶振りというか、お願いいいですか? F6としてキュンとするような一言を井澤さんからいただけたらうれしいです」とねだると、井澤は「わかりました、じゃあやりますね。ちょっと乳首触ってもらっていいかな?」と雲行きが怪しくなる。「せーの」と息を合わせ、高崎が井澤の乳首を人差し指で上下にエアーで触ると、井澤はリズムに合わせて「ジャース、ジャース、ジャスジャスジャスジャスジャスティス」と囁き、MCも「今のめちゃめちゃおもろいな!」と絶賛。井澤は「これが『おそ松さん』です」と胸を張った。高崎が「カラ松、やってあげてよ」と言うと、中本は「同じグループ(円神)でやってますけど初めて乳首触ります」と戸惑いながらも真似し、草地が「ジャース、ジャース、ジャジャジャじゃジャスジャスジャジャジャじゃジャスジャスジャスティス」と長めに披露。周囲は拍手し、「声がいいな」と感心する。一方で、最後の挨拶で草地は「今からキュンとするような一言を、F6のおそ松としてやらせてもらっていいですか? 『え? 俺の行きたい場所? そんなの君の隣だよ』」と胸キュンセリフもやり遂げていた。
2023年08月07日舞台『おそ松さんon STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~2nd SEASON』が上演されることが7日、明らかになった。同作は、20歳を過ぎてもニート生活を続ける6つ子を描いたTVアニメ「おそ松さん」を舞台化した『おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~2nd SEASON』の新シーズン。新キャストを迎えた舞台となる。おそ松役に中西智也、カラ松役に大野紘幸、チョロ松役に杉咲真広、一松役に三井淳平、十四松役に中村碧十、トド松役に本間一稀の6名が決定。そして6つ子のイケメンver.であるF6役として、F6おそ松役に草地稜之、F6カラ松役に中本大賀、F6チョロ松役に松井健太、F6一松役に磯野亨、F6十四松役に木村優良、F6トド松役に松本勇輝と今をときめくフレッシュな面々が集結した。今回メインビジュアルに加え、新キャスト12名のソロビジュアル、特報PVも解禁。“6つ子ver.”と“F6ver.”の2種類があるメインビジュアルは、舞台第1弾である「おそ松さんon STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~」のメインビジュアルのオマージュとなっている。舞台第1弾~第3弾でおそ松役を務めた高崎翔太が脚本、F6おそ松役を務めた井澤勇貴がダンスの振り付けで参加することが決定。また舞台第1弾である舞台『おそ松さんon STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~』がYouTubeで期間限定無料公開される。(8月7日18:00〜17日18:00)公演は東京・シアター1010にて11月23日~27日、兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeにて11月30日~12月3日。○おそ松役・中西智也 コメント皆さん初めまして! おそ松を演じさせていただきます。中西智也です。僕が2.5次元を知った初めての作品がこの舞台おそ松さんで、そして僕がこの世界を目指すきっかけとなった作品です。そんな作品に出演することができて本当に嬉しいし、とても光栄です!皆さんにお会いできる日を6つ子のみんなと心からお待ちにしています!!○カラ松役・大野紘幸 コメントオーディションからこの役に賭けていたので、カラ松役に決まったときは本当に嬉しかったです!キャスト、スタッフの皆さんと共に、観に来てくださるお客様に素敵な作品を届けられように頑張っていきます。応援よろしくお願いします!○チョロ松役・杉咲真広 コメントアニメもたくさん見ていたので、役に決まったときは「チョロ松を演じさせてもらえるのか」とすごくうれしい気持ちでした。自分は長男なのですが、チョロ松とは「ムッツリしているところ」や「真面目なところ」などの共通点があるので、演じるのが非常に楽しみです!○一松役・三井淳平 コメント皆さまはじめまして。この度、一松役を務めさせていただきます。舞台化の話を聞いた時、この作品に何としても関わりたいと強く感じました。僕自身、役者としての新たなチャレンジです。全力でゆるく、本気でふざけるエンターテイメントを作っていきたいです。○十四松役・中村碧十 コメントアニメ、舞台、映画とおそ松さんの一ファンとして見ていた自分が、その中でも大好きな十四松くんを演じることになるなんて、信じられない気持ちと嬉しさで胸がいっぱいです。舞台上でどれだけ十四松として存在できるか、どれだけ暴れ回れるか楽しみです!よろしくお願いし〜〜マッスルマッスル!ハッスルハッスルゥゥーー!!!○トド松役・本間一稀 コメント皆さん、初めましてこの度トド松役を演じさせて頂きます。本間一稀です。決まった時はまさか自分が!?と驚きました。実際に衣装を着た時凄くワクワクしたのと同時にプレッシャーも感じましたが、末っ子としてお兄ちゃん達に頼りながらトッティの魅力を余すところなく伝えれたらなと思ってます!○F6おそ松役・草地稜之 コメントこの度F6おそ松役を務めさせていただきます草地稜之です。長年愛されるおそ松さんの世界で誠心誠意F6のおそ松に愛を込め、そして魅力を最大限に引き出せるよう精一杯頑張ります。ステージ上で皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。○F6カラ松役・中本大賀 コメントF6カラ松役を演じさせていただく中本大賀です。オーディション時からカラ松を希望していたので、役が決まった時は本当に心の底から嬉しかったです。原作のカッコ良さや過去に演じられた方に引けを取らないよう、原作ファンの方からカラ松はタイガがやって良かったと思ってもらえるよう精一杯頑張りたいと思います!○F6チョロ松役・松井健太 コメント決まった連絡を頂いた時は非常に嬉しかったです。正式決定してから前作F6チョロ松役の小野健斗さんに連絡したのですが、何かわからないことがあったらいつでも聞いてくれと頼もしいお言葉を頂きました。毎晩、電話しようかな…(笑)新F6チョロ松も好きになって頂けるように頑張ります。楽しみにしていて下さい!!○F6一松役・磯野亨 コメント「おそ松さん」という沢山の方々に愛されている作品に出演させて頂けると決まった時は素直にとても嬉しかったです。新たなキャストでの六つ子、F6という事で、僕達だからこその兄弟感、世界観を見つけて、切磋琢磨しながら作り上げていけたらと思います。そして、ご観劇下さる全ての方に楽しんで頂ける様に全力で頑張りたいと思います。宜しくお願い致します!○F6十四松役・木村優良 コメントてやんでぃ!! この度F6の十四松を演じさせて頂くことになりました、木村優良(きむらまさたか)です!F6の十四松という役を頂けた時は正直驚きましたが、同時に大変嬉しかったです!十四松としても木村としても、とにかく楽しんで最高のステージを、唯一無二のパフォーマンスを皆様に届けさせて頂きます。よろしくお願いします!!!○F6トド松役・松本勇輝 コメントこの度舞台おそ松さんに携わる事が出来てとても光栄です。小さい頃からアニメのおそ松さんが大好きでよく友達などと一緒に観て過ごしておりました。その為、今回F6トド松役を演じさせて頂く上で、より多くの人に共感して頂けるそんなF6トド松さんを演じていけたらと思います。人生で初の舞台なので全力で頑張ります!
2023年08月07日池松壮亮主演、冨永昌敬監督最新作『白鍵と黒鍵の間に』より予告編とメインビジュアルが解禁された。昭和末期、夜の街・銀座を舞台に、2人のピアニストの運命が大きく狂い出す一夜を描く本作。ジャズミュージシャンで、エッセイストとしても才能を発揮する南博がピアニストとしてキャバレーや高級クラブを渡り歩いた3年間の青春の日々を綴った回想録「白鍵と黒鍵の間に-ジャズピアニスト・エレジー銀座編-」を原作とし、共同脚本を手掛けた冨永昌敬監督と高橋知由が一夜の物語として大胆にアレンジした。この度解禁となった予告編映像は、半年間の猛練習を経て習得した池松壮亮本人による“あの曲”「ゴッドファーザー愛のテーマ」の演奏シーンから始まる。この曲を銀座で演奏できるのはただ一人。界隈を牛耳るヤクザの会長、熊野(松尾貴史)のお気に入りで、銀座を代表する高級クラブ「スロウリー」と「リージェント」を掛け持ちする敏腕ピアニスト「南」(池松壮亮)だけ。熊野会長にしかリクエストできない“あの曲”として、一帯のクラブ・キャバレー・スナックでは弾いてはならない曲という暗黙の掟が守られていた。しかしある夜、銀座の夜の世界に足を踏み入れたばかりの若きピアニスト「博」(池松壮亮)がその掟を破ってしまう…。「ゴッドファーザー、弾いちゃった? リクエストしていいのは一人だけなんだ。銀座で一番エラーイ人」、「その指、ぜ~んぶ切り落とされちゃうよ?」と銀座のクラブバンドを仕切るバンマス・三木(高橋和也)や、先輩ピアニストの千香子(仲里依紗)らに脅される博。博に“あの曲”を弾かせたのは、刑務所から出所してきたばかりの謎の男“あいつ”(森田剛)だった。一方、南は千香子に「俺さ、ボストンに行くんだ。ここでピアノを弾くのは今夜が最後だ」と打ち明けるが、千香子は「今夜の問題をどうするかだ」と今夜の不吉な予感を匂わせる。“あの曲”が鳴らされたことで、クセ者たちが銀座に集い、狂騒の“一夜”が幕を開けることになる。未来に夢を見る若きピアニスト「博」と、夢を見失った敏腕ピアニスト「南」。2人のピアニストの人生が交わり連なり、一つの人生が浮かび上がる。現実と夢の間に、博と南の間に、そして、白鍵と黒鍵の間には何があるのか?予測不可能な“一夜”に誘われるような本編への期待がふくらむ予告編映像となっている。さらに併せて2種類のメインビジュアルも解禁。ポスタービジュアルでもあるメインビジュアルAは、切なげにピアノを弾く池松さんの横顔ともう一人のピアノを弾く手元が交わる、青のグラデーションが幻想的なビジュアルとなっている。メインビジュアルB<人生が交わる“一夜”のジャズ・セッション>メインビジュアルBは、池松さん演じるピアニストと本作で映画初出演を果たしたサックス奏者、松丸契演じるK助が、路上に捨てられていたピアノでジャズ・セッションを響かせる姿が切り取られており、青い夜の世界が印象的なビジュアルに仕上がっている。また、本作のムビチケ(前売券)が8月11日(金)より発売開始される。特典は池松さん、仲さん、森田さんのキャラクタービジュアルを使用した「特製ステッカーセット」となっている(数量限定・一部劇場を除く)。特製ステッカーセット『白鍵と黒鍵の間に』は10月6日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:白鍵と黒鍵の間に 2023年10月6日よりテアトル新宿ほか全国にて公開Ⓒ2023 南博/小学館/「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会
2023年08月04日俳優の池松壮亮が主演を務める、映画『白鍵と黒鍵の間に』(10月6日公開)の場面写真が20日、公開された。同作は南博氏による回想録の実写化作。ピアニストとしてキャバレーや高級クラブを渡り歩いた3年間の青春の日々をつづった原作を、南氏がモデルの主人公を「南」と「博」という2人の人物に分けて、“3年”におよぶタイムラインがメビウスの輪のようにつながる“一夜”へと誘い、観る者を翻弄する。池松は「南」と「博」を一人二役で演じる。今回公開されたのは、同作の世界観を先取りする場面写真11点。赤、紫、オレンジや黄色、漆黒など、多くの写真に夜の銀座に集う登場人物たちの心情を表すようなカラーが映し出されている。場面写真には、未来に夢を見て銀座の夜に足を踏み入れたばかりの「博」が謎の男“あいつ”(森田剛)と共にピアノの前で楽譜と向き合うカット、サングラスをかけてバンド仲間の千香子(仲里依紗)と2人、夜の街を眺めながら真剣な表情を見せる「南」の姿を収めたカットも。さらにお調子者だが音楽への熱い思いは失っていないバンマスの三木(高橋和也)、三木や「南」が演奏を任されているクラブ「スロウリー」のホステスとして働くY子(中山来未)、銀座を牛耳るヤクザの会長・熊野(松尾貴史)と、博と千香子の大学時代のピアノの恩師・宅見(佐野史郎)らの姿、クリスタル・ケイ演じるアメリカ人シンガー・リサが「南」の演奏するピアノにあわせて歌声を響かせる演奏シーンも切り取られている。また、池松はピアニスト役を演じるにあたり、ピアノ演奏を半年かけて猛特訓。劇中で弾いてはいけない“あの曲”として大きな意味を持つ「ゴッドファーザー 愛のテーマ」は全て池松本人によって演奏された。
2023年07月20日ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」にて宮藤官九郎が、企画・監督・脚本を手掛けるドラマ「季節のない街」。この度、池松壮亮演じる主人公の相棒猫・トラの“裏”の顔を、皆川猿時が演じていることが分かった。本作は、希望を失い、12年前“ナニ”が起きた「街」にやってきた主人公が「街」の住人たちの姿に希望をみつけ、人生を再生していく青春群像エンターテインメント。本作の主人公で、街の住人を観察し、それを報告して収入を得るために街に潜入した半助こと田中新助を池松壮亮、半助を街の青年部に引き入れるタツヤを仲野太賀、タツヤと同じく青年部のメンバーで酒屋の息子・オカベを渡辺大知が演じ、3人が所属する青年部が仮設の「街」での物語をリードする。池松さん演じる本作の主人公の半助は、12年前の“ナニ”と呼ばれる災害で住む場所を失った人たちが集まる街の住人の情報を、依頼主に報告することで収入を得ている孤独な男。そんな半助の唯一の家族であり、相棒でもある猫のトラは、人間と猫という関係性を超えて半助と半助を取り巻く超個性的な住人たちと対等に渡り合う威風堂々とした猫。このトラを演じているのは映画『ねことじいちゃん』での名演でも話題になり、俳優猫として確固たるキャリアを築いているアメリカンショートヘアーのベーコン(8)。半助曰く「でっぷりと肥えていて、サッカーボールのように大きくて顔も丸い」というトラを、ベーコンのもふもふフォルムとベテランの風格でそのまま体現している。実はこのトラ、半助の家の中と外では別の顔を持っている。その姿をWキャストとして皆川猿時が演じている。大きな体で尻尾をピンと立て、相手を威嚇しては腕っぷしの強さで日々縄張りを拡大している街の“ボス猫”の一面を持っている一方で、街で揚げ物屋を営むくに子(片桐はいり)が作ったコロッケを狙う“食いしん坊猫”でもある。今回さらに、ベーコン“トラ”と皆川“トラ”の可愛すぎるメイキング写真も到着。秘密を抱え、街に潜入した半助が相棒猫・トラと共に過ごす“街”での日々は、半助をどのように変えていくのか、気になるところだ。「季節のない街」は8月9日(水)よりディズニープラス「スター」にて配信開始(全10話一挙配信)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月20日宮藤官九郎が企画・監督・脚本を手掛ける、ディズニープラス「スター」の配信ドラマ「季節のない街」より、主演の池松壮亮が出会う“この街”の住人たちをとらえた初映像となる本予告映像が解禁された。本作は、宮藤さんが長年温めてきた企画で、山本周五郎の小説「季節のない街」の映像化。黒澤明監督によって『どですかでん』のタイトルで映画化され、1970年に公開されたことでも知られる不朽の名作。この小説をベースに、本作では舞台となる「街」を、12年前に起きた“ナニ”の災害を経て、建てられた仮設住宅のある「街」へ置き換え、現代の物語として再構築した。この度解禁された予告編は、主人公・田中新助(池松壮亮)が相棒猫・トラ(ベーコン)と街にやってくるシーンから始まる。“ナニ”と呼ばれる災害で被災した人々が暮らす仮設住宅が建てられてから12年が経ち、世間からは「忘れられた街」となっている。街で見たものや聞いた話をメールで報告するだけで報酬がもらえるという怪しい(!?)仕事のためにやってきた新助は、早速「どですかでん~、どですかでん」と毎日見えない電車を走らせる六ちゃん(濱田岳)に遭遇。六ちゃんから、半ズボンを履いているからという理由だけで「半助」と命名される。そんな半助を街の青年部に引き入れるタツヤ(仲野太賀)、青年部のメンバーで酒屋の息子・オカベ(渡辺大知)の姿のほか、無口なかつ子(三浦透子)、六ちゃんとともに仏壇に手を合わせる母・くに子(片桐はいり)、街を見守るたんばさん(ベンガル)、タツヤの母・しのぶ(坂井真紀)とタツヤの兄・シンゴ(YOUNG DAIS)が再会するシーン。隣に住む大親友の益夫(増子直純)と初太郎(荒川良々)の楽しげな様子、その妻・光代(高橋メアリージュン)と良江(MEGUMI)、博識なホームレス父(又吉直樹)と息子(大沢一菜)、気品をまとった男・島さん(藤井隆)と、そのワイフ(LiLiCo)がキャベツを手に八百屋に啖呵をきる姿。街の暴れん坊・熊(奥野瑛太)らが次々に映し出され、優しい夫・良太郎(塚地武雅)の妻でともに5人の子どもを育てる、元アイドルのみさお(前田敦子)の“ビフォー・アフター”も映し出されている。“全員いわくつき!”の住人たちの様子が垣間見られる本予告。映像の終盤では、この街に暮らし、次第にここが自分の居場所だと感じはじめた半助と、この街に変化が訪れることを予感させる映像に仕上がっている。音楽は、「あまちゃん」をはじめ宮藤官九郎とのタッグが多い大友良英が担当し、大友節の効いた軽快なリズムが映像を盛り上げる。また、本作の撮影のためにゼロから制作された街のセットも垣間見ることができる映像となっている。「季節のない街」は8月9日(水)よりディズニープラス「スター」にて一挙配信(全10話)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月14日