現在公開中のアニメーション作品『コードギアス 亡国のアキト 第3章「輝くもの天より墜つ」』の初日舞台あいさつが2日、東京・新宿バルト9で開催され、キャストやスタッフからさまざまな新情報が発表された。上映終了後に行われたこの日の舞台あいさつでは、日向アキト役の入野自由、レイラ・マルカル役の坂本真綾、シン・ヒュウガ・シャイング役の松風雅也のメインキャスト3名と、赤根和樹監督とサンライズの河口佳高プロデューサーが登壇。『第3章』について入野は「『第3章』ではキャラクターの内面や関係について掘り下げているので、派手なアクションがあまりない分、地味に見えるかもしれませんが、内容としては重要な話になっています」と切り出し、「見どころ満載ですし、セリフもすべてに意味があって、何度観ても楽しめる作品になっています」と自信を持って作品をアピール。続いて坂本は、「レイラが凄く不器用だったことや、ユキヤがオペレーターの女の子たちに人気があったことが分かったり、今まで描かれてなかった部分を想像させるシーンが面白かったです」と、本作での新たな発見や驚きを語った。続く松風は、「久しぶりに坂本さんに会うので、ちゃんとした格好をして来たんですが、開口一番『カタギみたいだね』って言われました(笑)」とドヤ顔でボケると、入野が「違う違う。松風さんと坂本さんの関係性とかそういう話は誰も聞いてないです(笑)。作品のことを話してください」とすかさずに鋭いツッコミ。また、『第3章』では登場しなかったが、『第4章』の予告に登場したシンのナイトメアフレーム「ヴェルキンゲトリクス」のことを、松風が「僕のヴェルキン」と呼ぶ一幕も。そして、赤根監督は、「今までは取り憑かれたように戦っていたアキトが、周りとコミュニケーションが取れるようになって、少し笑みを見せるようになっています」と本作の見どころを語っていた。キャストとスタッフのコメントにひとしきり盛り上がった後に、全4章での完結を予定していた『コードギアス 亡国のアキト』が、新たに『最終章(第5章「愛シキモノタチヘ」)』を追加制作し、2015年秋に公開することが明らかに。「当初の予定よりストーリーがボリュームアップしたため、『第5章』を追加制作することにしました」と語る河口プロデューサーは「その分、クライマックスは派手になっているので、引き続き応援して頂けると有り難いです」とファンへのうれしいサプライズを報告した。そして、7月4日から劇場公開される『第4章「憎しみの記憶から」』の話題では、すでにアフレコの収録は終了。その出来上がりについて松風は「凄いですよ、ハードルを上げてもらって大丈夫です!」と手応えと自信を覗かせた。一方、赤根監督は「アクションのボリュームが凄くて、そのせいで『第5章』まで伸びてしまった部分もありますが(笑)、5.1chを活かした内容になっているので、劇場の大きなスクリーンで観て欲しいです」とファンの期待を煽る力強いコメントを寄せた。最後に河口プロデューサーは「現場は『第4章』と『第5章』の制作をがんばっております。皆さんに応援していただければ彼らも励みになります。最後までお付き合いください」、赤根監督は「これ以降も色々なストーリーの展開を考えておりますので、もうしばらくお待ちください」とファンに呼びかけた。坂本は「『第5章』の制作が発表されましたが、楽しみがまた一つ多くなったと思って、また観て頂ければと思います」と喜びを語り、舞台あいさつを締めくくった。『コードギアス 亡国のアキト』は、大ヒット作『コードギアス 反逆のルルーシュ』のスピンオフ作品として、2012年に第1章が公開。舞台をユーロピア共和国連合に移し、新たな主人公・日向アキトが、超大国・ブリタニア帝国に戦いを挑む姿を描いている。監督は『天空のエスカフローネ』『ノエイン もうひとりの君へ』で知られる赤根和樹氏、キャラクターデザイン原案をCLAMP、キャラクターデザインは木村貴宏が担当し、そのほかメカデザインや脚本など、豪華クリエイター陣が顔をそろえている。現在『第3章「輝くもの天より墜つ」』が上映中で、7月4日から『第4章「憎しみの記憶から」』、秋に『第5章「愛シキモノタチヘ」』が公開される。(C)SUNRISE/PROJECT G-AKITO Character Design(C)2006-2011 CLAMP・ST
2015年05月11日幅広い活躍を見せる若村麻由美と元宝塚トップスターの久世星佳によるふたり芝居で、ロンドンで人気を呼んだデイヴィッド・ヘアの話題作の日本初上演となる「ブレス・オブ・ライフ ~女の肖像~」。初日を直前に控えた10月初旬、稽古場に足を運んだ。新国立劇場演劇『ブレス・オブ・ライフ~女の肖像~』チケット情報新国立劇場が贈る気鋭の演出家による「二人芝居 -対話する力-」シリーズの第1弾で、劇団「モダンスイマーズ」の作・演出の蓬莱竜太が演出を担当。人気女流作家のフランシス(久世)は英国のワイト島に暮らす、夫の長年の不倫相手だったマデリン(若村)の元を訪れる。ふたりは時に反発し、共感を覚えながら、夜を徹して愛したひとりの男との時間を語り合うが…。ロンドン上演ではマデリンをマギー・スミス、フランシスをジュディ・デンチという名女優が演じた。フランシスがマデリンの家に足を踏み入れてから翌日、出ていくまでを描き、全てはマデリン宅のリビングのワンシチュエーションで展開。昼、夜、深夜、そして翌日の朝と時間の変化が微妙な照明で表現される。時折、波音と海鳥の鳴く声が響くほかはBGMもなく、ただ女たちの会話によってドラマが紡がれていく。妻と愛人。立場も人生観も全く異なるふたりだが、ひとつハッキリしているのは、ふたりが愛した男は、もう彼女たちの元には戻ってこないということ。マーティンという名の彼は既に若い女が出来て、シアトルへと去っており、ここで何を話そうとどうしようもない。虚しさと諦観を漂わせながらも静かに、しかし不思議な“熱”を帯びつつ女たちの会話は弾む。見どころはこの会話と共に変化していくふたりの距離感。最初はコートを脱ぎもせずに、立ったままのフランシスと彼女への敵意を隠さないマデリンだが、少しずつ話をするうちに茶を飲み、ビールを飲み、食事を摂り、タバコを吸い、パジャマを借りてソファに足を投げ出すようになる。だが確実に距離を縮め、互いを以前よりも理解し、冗談まで言うものの、ふたりはベタベタと馴れ合うこともない。通し稽古を見て、ふたりがごく近い距離で肩を並べて話したり、並んで腰掛けるシーンが決して多くないことに気付かされる。互いを理解しつつも保たれる微妙な距離と緊張――やはり、ふたりは戦っているのだ。どこに行き着くこともないはずの女の戦いは最後に何をもたらすのか?いまを生きる日本の女性に響く作品になりそうだ。新国立劇場小劇場にて10月8日(水)より上演。取材・文:黒豆直樹
2014年10月06日アシックスはこのほど、「シーズンコンセプト発表会」をアクトスクエア(東京都渋谷区)にて開催した。同発表会には、卓球の石川佳純選手やハンドボールの宮崎大輔選手のほか、タレント・平井理央さんらが登場。特設ランウェイを歩き、コンセプトにそった商品をアピールした。同社は、走る目的やシーンに応じて、ランニング関連商品のコーディネートのコンセプトなどをトータルで提案する「RUN you ready? 」を、5月下旬より展開する。シドニー五輪の女子マラソン金メダリスト・高橋尚子さんがアパレルやシューズの選び方を監修するとともに、練習方法や心構えなども伝えていくという。この日は、高橋さん自らプレゼンターを務めた。○吸汗・速乾機能付きウエアが適する「朝ラン」個々のライフスタイルに合わせてウエアやシューズ使用してもらえるよう、同社が提案するのが「朝ラン」「街ラン」「山ラン」「夜ラン」という4テーマだ。各シーンのお薦めウエアの特徴を紹介していく。「朝ラン」……汗を効果的にすばやく処理できる吸汗・速乾機能を持ったウエアや、体温上昇を緩和する赤外線・紫外線カット機能を持ったウエアがお薦めだという。「朝ラン」スタイルで登場したのは、バレーボール日本代表としてロンドン五輪で銅メダルを獲得した竹下佳江さん。「水色という色は朝にぴったりな色だなと思います。今日を機に、走りこみたいなと思います」と話した。○鮮やかな色のウエアがお薦めの「街ラン」「街ラン」……女性は「かわいく美しく」、男性は「かっこよく」なれるよう、ビビッドカラーのウエアがお薦めだという。UVケア機能も備え、女性にも配慮している。「街ラン」スタイルで登場したのは、日本女子卓球界を引っ張る石川佳純選手。「すごくおしゃれでかわいいなと思います。こういうかわいいユニフォームで(卓球の)試合をしてみたいです」と、かわいらしいウエアにぞっこんの様子だった。また、タレント代表として平井理央さんも「街ランスタイル」で登場。今年11月に開催予定のニューヨークシティマラソンに参加するそうで、「完走を目指して、ニューヨークの街を楽しめるようにしたいです。最後まで走りきりたい」と抱負を語った。○安定性のあるシューズで臨む「山ラン」「山ラン」……山で冷え込んだときに羽織ることができる上着が入るバックパックと、でこぼこした山道対策用に安定性の優れたシューズを用意して走るのが適しているという。「山ラン」スタイルで登場したのは、ラグビー日本代表の福岡堅樹選手。「シューズもとても安定感がありますし、ウエアもオレンジ(色)で緑の山にすごく映(は)えるなと思います」と感想を語った。○リフレクター付き装備がお薦めの「夜ラン」「夜ラン」……夜間での視認性を高めるリフレクターが随所に採用されたシューズとウエアが、お薦めコーディネートとのこと。ハンドボール日本代表の宮崎大輔選手は、「夜ラン」スタイルで登場。「夜は暗くて危ないというイメージがあるんですけれど、安心して走れる。軽いし着心地がいいし、スッと(走りに)出て行ける」。高橋さんは「止まってもいいです。歩いてもいいです。『してもいい』という気持ちで(ランニングを)始めることで、より長続きすると思います」と、ランニングをする上での心構えを話してくれた。春の穏やかな陽気が続くこの時期、新たにランニングをスタートしてみてはいかがだろうか。
2014年04月24日山梨県南都留郡富士河口湖町の河口湖では、12月1日に「光のナイアガラ&ウェーブ」がスタート。2013年1月31日まで行われる予定だ。会場となるのは河口湖北岸の大石公園。澄んだ冬の夜を幻想的なイルミネーションで彩るのが「光のナイアガラ&ウェーブ」だ。全長280m、高さ3mの光の滝と、ラベンダー畑を覆う電球により、波を連想させる幻想的な光のモニュメントが出現する。会場までのアクセスは、車の場合は東京方面からは国道139号線経由で河口湖大橋を渡り河口湖北岸道路を大石方面へ。関西方面からは東名高速道路御殿場ICより東富士五湖有料道路経由で河口湖大橋へ。大橋を渡り河口湖北岸道路を大石方面へ。電車の場合はJR中央線大月駅で富士急行線乗換え河口湖駅へ。駅前よりレトロバス河口湖線で大石公園下車。バスの場合は富士急行線河口湖駅で下車し、レトロバス河口湖線乗り換えで大石公園下車。帰りの最終は路線バス「河口湖駅」行きが8時20分ごろ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日