組織ではなく単独でテロ行為をするローンオフェンダー犯罪が増加。安倍元首相襲撃事件や岸田首相への襲撃事件のように昨今は要人襲撃が多発。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は当社が運営するSNS、Surfvoteで「『ローンオフェンダー』による犯罪を未然に防ぐにはどうするか?」というテーマで意見投票を開始しました。 ■ローンオフェンダーとは?テロリストと聞いて組織やグループを想像する人も多いかもしれません。組織で行われるテロに対しては、警察側は監視体制を強化することでテロを未然に防いだり、抑止したりすることができます。しかし単独でテロを行う場合はこのような監視をすり抜け易く、昨今は一匹狼のテロリスト「ローンオフェンダー」が主流になってきています。例えば、京都アニメーション放火事件やカリタス小学校襲撃事件、京王線刺傷事件、大阪心療内科クリニック放火事件など、いわゆる「自暴自棄犯罪」や、津久井やまゆり園大量殺傷事件のような障がい者を対象にしたヘイト・クライムにも見られます。このような事件に共通する点として、仕事や人間関係などの問題からひきこもりがちになったり、社会的関係が切れて孤立したり、精神的・思想的な問題を抱えて、人生が行き詰まっていることに起因していることが挙げられます。当社は、このようなローンオフェンダーの原因ともなる、社会的孤立や人生に行き詰まった人たちが助けを求められるような、安心して発言できるような場をSurfvoteで提供・実現したいと考えています。そこで様々な課題について問題提起ができるSurfvoteを通して、追い詰められた個人をそもそも作らない社会にするために、私たちができることは何か?を問うイシュー(課題テーマ)を立て、皆さんが意見投票できる場を設けました。 ■Surfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。 イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。 ■Polimill 株式会社Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月22日インターネットの進化によって、どんどん便利になっていく私たちの生活。さまざまな手続きが、ネット経由で簡単にできるようになりましたよね。しかし、その手軽さを利用した犯罪行為も、同時に増加しています。社会の変化に合わせて、犯罪の手口も巧妙になってきているのです。代表的なのが詐欺メール。パソコンや携帯電話を持つようになってから、誰しもが一度は詐欺メールを受け取った経験があるのではないでしょうか。クロネコヤマトをかたった『詐欺メール』の増加を注意喚起2023年5月9日、ヤマト運輸株式会社(通称:クロネコヤマト)は、ウェブサイトやSNSを通して注意喚起を行いました。同社によると、クロネコヤマトをかたった詐欺のメールや電話の報告が急増しているといいます。電話やメールを通して、セキュリティに必要な個人情報を聞き出そうとしてくる、巧妙な詐欺。直近では、クレジットカード情報を入力させようとする手口も増加しているのだとか。クロネコヤマトは、実際に報告されている詐欺の手口を参考に、本物か偽物かを見分ける3つのコツを発表しました。1.不在連絡や配達予定の通知URLが『~.com』詐欺メールは、さまざまな手口でURLに誘導してきます。「重要な情報があるから確認してほしい」「告知があるのでウェブサイトを見てほしい」といったウソの情報で、ウェブサイトへのアクセスをうながすのです。メールに記載されたURLのドメインが『~.com』の場合、リンク先は確実にクロネコヤマトのウェブサイトではありません。2.不在連絡や配達予定の通知がSMSでくる携帯の電話番号宛てにメッセージを送ることができる、SMS(ショートメッセージサービス)。しかし、クロネコヤマトはSMSを使っての不在連絡や、配達予定の通知は行っていません。また、セキュリティに必要な認証番号を確認することもないといいます。3.電話でセキュリティに必要な情報を確認してくるクロネコヤマトを装い、セキュリティに必要な認証番号を電話で聞き出そうとする手口も多数報告されているのだとか。前述したように、クロネコヤマト側が利用者のセキュリティに関わる情報や、クレジットカードの暗証番号を聞き出すことはありません。注意喚起に「自分も同様の詐欺メールが来た」という声通販サイトを使い、気軽に買い物ができる現代。クロネコヤマトをはじめ、運送会社には日頃からお世話になっている人が多いでしょう。注意喚起はまたたく間にネットで拡散され、多くの人から「気を付けないと…」「犯罪を防ぐためにも、この呼びかけはもっと広まるべき」といった声が上がっています。中には、すでにクロネコヤマトをかたった詐欺メールを受け取ったことがあったり、電話がかかってきたりした経験のある人も。上記3つのポイントを覚えておくだけでも、詐欺被害を防ぐことができるはず。しっかりと自営をして、忍び寄る魔の手を振り払いたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年05月10日夏休みや年末年始と並ぶ大型連休である、ゴールデンウイーク。気候がちょうどいい時期ということもあり、家族や友人と賑やかな旅行をしたり、一人旅で羽を伸ばしたりする人は多いでしょう。しかし、楽しい連休の裏では、魔手があなたを狙っているかもしれません。多くの人が数日間家を空けやすいタイミングだからこそ、気を付けてほしいことがあります。ゴールデンウイークは空き巣に注意!前述したように、ゴールデンウイークなどの大型連休は、多くの人が旅行や帰省で数日間、家を空けることがあります。そのため、家主の不在を狙って忍び込み、金目の物を物色する空き巣が増加する傾向にあるのだとか。各都道府県の警察や警備会社は、ウェブサイトなどで毎年のようにゴールデンウイークの空き巣対策を呼び掛けています。※写真はイメージ空き巣から家を守るには、どうすればいい?覚えておきたいポイントさまざまな手口を使い、家への侵入を試みる空き巣。どのようにして、犯罪者から家を守ればいいのでしょうか。ここでは、警察やさまざまな警備会社が推奨している対策方法をご紹介します。出かける際、玄関や窓の施錠をしっかりと確認するのは、大型連休に限らず空き巣を防ぐ方法としては基本中の基本。それに加えて、こういった対策をとってみてはいかがでしょうか。・長期外出中は、郵便物や新聞の一時停止手続きを行うポストに郵便受けが溜まっていると、視覚的に「この家はしばらくの間、人がいない」と空き巣に伝わってしまう可能性が。中でも新聞が溜まっているとマークされやすいため、配達の一時停止などを申し込みましょう。・家を空けていることが外から分からないように工夫をする。夜遅くになっても室内の電気が点かない家は、空き巣のターゲットにされがち。近年は、タイマー付きの電灯も増えているため、夜間は居間の電気を点けるよう設定してみてはいかがでしょうか。・防犯フィルムや補助錠、警報ブザーなどを設置する。窓ガラスが割れにくくなるフィルムや、補助錠や警報ブザーで空き巣が侵入しづらい家造りを。ほか、センサーライトは比較的安価で設置することができるのでオススメです。・SNSへの投稿は、身元が分かりにくいようにする。もしかすると、犯人はSNSであなたの自宅や生活リズムをチェックしているかもしれません。普段から身元の分かりづらい投稿を心掛けるほか、外出中はあまりリアルタイムで情報を発信しないほうがいいでしょう。また、空き巣を防ぐだけでなく、侵入されてしまった最悪のケースを想定するのも大切です。万が一の場合に備えて、空き巣が侵入した際、動線となるであろう場所に防犯カメラを設置しておけば、犯人逮捕が迅速になるかもしれません。防犯カメラは少々値が張りますが、対策していることが視覚的に伝わるため、目立つ場所に設置すれば抑止力にもつながります。ゴールデンウイークに空き巣被害に遭ったら、せっかくの楽しい思い出が悲しい経験で台なしになってしまうでしょう。これを機に、自宅の防犯対策を見直してみてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2023年04月30日手口を変え、今も横行している詐欺事件。架空請求や、オレオレ詐欺など、その手口はさまざまです。百貨店の高島屋の柏店は、ウェブサイトを通じて、自社の名前を使った詐欺の手口が横行しているとして、注意喚起をうながしています。最近、高島屋の担当者を名乗り、「あなたのカード番号を使って買い物をしようとした人がいました。カードの不正利用は阻止できましたが、カードの使用ができなくなっていますので、全国銀行協会へ連絡をしてください」などと言って、指定した電話番号に電話を架けさせ、言葉巧みにお客様の取引銀行・口座番号・預金残高、住所等を聞き出す事案が発生しています。当社からこのような電話をおかけすることはございませんので、当社の社員を名乗る者から電話を受けても、絶対に指定された電話番号に連絡をしたり、住所や口座情報を教えたりすることのないよう十分ご注意ください。柏高島屋ーより引用この注意喚起が掲載されたのは、2022年のこと。しかし、ネット上には2023年4月現在も、同様の手口の詐欺と思われる電話を受けた報告が、散見されます。また、高島屋の柏店だけでなく、新宿店や横浜店など、地域もさまざまです。・高島屋百貨店店員を名乗る人から「カードの有効期限が切れています」という不審な電話がかかってきた。・母親あてに、カードに関する話をしつつ、一人暮らしか否かを確認する電話がきたとのこと。・怪しいと思って「知らない」と断固拒否の姿勢を見せたら、一方的に切られた。仮に本当の高島屋店員だとしたら、そんなことはしないはず。共通するのは、高島屋の名前を出し、カードの不正利用疑いや有効期限切れを理由にあげるという、2つの点です。例え思い当たる節があったとしても、電話で自身の詳細な情報を伝えることは避けましょう。詐欺を働く人は、相手を焦らせ、冷静な思考を奪おうとします。もしも電話を受けた場合、「確認します」と伝えて電話を切り、すぐに警察や高島屋に確認すれば、冷静な判断ができるようになるまでの時間もかせげるはず。詐欺は誰もが詐欺の被害にあう可能性があるからこそ、注意の意識を常にもっておきたいものです。[文・構成/grape編集部]
2023年04月25日毎年、多くの被害が報告されている詐欺行為。中でも、判断力の低い高齢者を狙って虚偽の情報を伝え、金銭を振り込ませる『振込詐欺』が横行しており、警察は積極的に注意喚起を行っています。また、近年はプリペイドカードや電子マネーを購入させる手法も増えており、詐欺の手法は時代とともにどんどん巧妙になっているのです。『セブン-イレブン』の店員が詐欺を阻止し、表彰兵庫県加古川市にあるコンビニエンスストア『セブン-イレブン』加古川美乃利店は、2023年4月10日にTwitterを更新。同店で働く店員が、高齢者を狙った詐欺を阻止したとして、加古川警察署から表彰されたことを明かしました。投稿によると、口車に乗せられた高齢者の利用客が、同店で『POSAカード(プリペイドカード)』を購入させられそうになっていたといいます。従業員が詐欺を阻止当店の従業員がposaカードの詐欺を阻止し加古川警察から表彰されました高齢者を狙う詐欺が頻発しています身に覚えの無い請求は詐欺の可能性大ですので、先ずは警察に相談してください特にご高齢の近親者の方への注意喚起をお願いいたします #詐欺メール pic.twitter.com/lf2KupgbyR — セブンイレブン加古川美乃利店 (@minori_seven) April 10, 2023 昨今のコンビニエンスストアには、さまざまな種類のプリペイドカードが並んでいるため、気軽に購入することができます。しかし、そんな利便性を悪用した、「高額のプリペイドカードを購入させ、利用番号を伝えるよう指示する」という詐欺が全国で多発しているのです。※写真はイメージもちろん中には、自分で利用するために高額のプリペイドカードを購入する人もいます。しかし、比較的デジタルに疎い高齢者が、そういった買い物をするとは考えにくいものです。全国のコンビニエンスストアで高齢者を狙ったプリペイドカードの詐欺が増加しているため、同店の店員はいぶかしんだのでしょう。全国で被害が相次ぐ『プリペイドカード購入詐欺』「公共料金の支払いが未納である」「ネット通販の利用額が支払われていない」といった虚偽の電話やメールで、プリペイドカードの購入を迫る悪質な手口。加齢で判断力が鈍っていることに加えて、インターネットに疎い人が多い高齢者は、詐欺師にとって恰好の的なのでしょう。親族に高齢者がいる場合、金銭の支払いを求める連絡が来たら、必ず家族か警察に相談をするよう伝えたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年04月12日特殊な機材を家屋に仕込んでプライベートを覗き見るという、盗聴や盗撮などの犯罪行為。昨今では、その手口が多様化しており、知らないうちに自宅の様子を撮影されているということもあるかもしれません。本記事では、大阪市で探偵として活躍しているカモシカさんに、知っておきたい盗聴や盗撮を防ぐポイントを聞いてみました。――近年の盗聴や盗撮には、どんな機器が使われている?最近だと機材の性能も向上しているため、盗聴よりも盗撮の被害が増えていますね。カメラのレンズも小型なものが多いですから。盗聴器を仕掛けるのとほとんど手間が変わらないため、映像も盗むことができる盗撮カメラが台頭しているのです。近年では数が減っている盗聴器――カメラでも音声が拾えるので、まさに完全上位互換として盗撮カメラが増えている?そうですね。ネット通販などを利用して小型カメラを容易に購入できる環境であることも、被害増加の一助につながってしまっています。「特殊な探知機を利用しないと自力で盗撮カメラを発見するのは難しい」と語るカモシカさん。インタビューでは、「『どのようなカメラが存在するか』を知るだけでも、被害に気付く確率は上がる」と教えてくれました。――今まで発見した盗撮器の種類は?私が出会った盗撮器には大きく分けて2つのパターンが存在していました。1つ目は、小物に偽造した小型カメラです。こちらは従来の盗聴器と同じように、コンセントなどに仕込まれているものもありますね。コンセントに仕掛けられた盗撮器を探す様子――ほかにはどんなものがある?ボールペンや置時計などに偽装して設置されているケースもあります。モバイルバッテリーやボイスレコーダーにも隠しカメラが仕込まれていたことがあり、気付かずに盗撮されてしまう人も珍しくありません。ボールペン型の小型カメラボイスレコーダーに偽装した小型カメラ2つ目のパターンはいわゆるDIY系。盗撮用のカメラを自作するケースです。基盤ユニットにつながっている小型カメラを物に取り付けるだけなので、容易に作成できてしまいます。調べてみると分かりますが、結構安価な値段で盗撮カメラが自作できるのですよ。――手作りが可能…?わりと簡単に。こうした機材は被害者が留守の時を見計らって家に設置されるケースが多いです。まったく知らない赤の他人でも自宅まで入り込んでくる可能性があるため、特に注意してほしいですね。DIY用の隠しカメラ――自宅に侵入して仕掛けることもあるとは…。例えば駅前で見かけた女性をターゲットにして尾行を開始。自宅を特定したうえで、留守のタイミングを見計らって設置する、といった具合です。私に調査を依頼した20代の女性は「オートロックのマンションだから自宅のカギは開けっ放しだった」という女性がおり、残念ながら盗撮器を仕掛けられていました。――心あたりがある人も多いのでは?そういう人は自分の部屋を探してみるといいと思います。盗撮器は小さいとはいえ、レンズが露出しているという点は共通しています。そのため、疑いの目で観察してみると、意外と簡単に見つけられるはずですよ!※写真はイメージ盗撮用のカメラを設置する場所について、カモシカさんはさらに別の手口を教えてくれました。被害者の自宅に限らず、加害者自身の自宅も盗撮器を仕込むにはうってつけです。自分の家に誘い込んで、トイレや寝室に仕込んだカメラで盗撮するというわけですね。――そんな手口まで…。自宅で盗撮器を発見してしまった場合はどうすればいい?警察に連絡するのが一番でしょう。しかし、通常の『110』番だと回線が込み合って、なかなかつながらないということもあります。そういった場合は警察相談専用電話『#9110』番へダイヤルするのがおすすめです。こちらなら警察の専門窓口につながるため、相談しやすくなるはずですよ。ちなみに、カメラの中にはSDカードが入っていることが多く、内部の映像に盗撮者自身が映っていることもあるのです。そこから犯人逮捕につながることもありますね。少しでも犯罪の手口を知ることで、被害の発見確率を高められる盗撮や盗撮。知らないうちにプライベートを覗かれることのないように、一度自宅をチェックしてみてはいかがでしょうか。カモシカさんのInstagramには、探偵目線のさまざまな防犯対策などの情報が投稿されています。気になった人は覗いてみてくださいね。tantei_kamoshika[文/キジカク・構成/grape編集部]
2023年03月15日愛知県長久手市にある、スタジオジブリ作品の世界を表現した公園『ジブリパーク』。愛知万博の跡地を活用するため、2022年11月1日に、第1期となる『ジブリの大倉庫』『青春の丘』『どんどこ森』のエリアを『愛・地球博記念公園(モリコロパーク)』内にオープンしました。大きなアトラクションや乗り物はありませんが、自然と調和したテーマパークを自分の足で歩いて楽しむことができるとあって、人気を集めています。ジブリパーク内での不適切な写真撮影が波紋企画展示の1つである『ジブリのなりきり名場面展』では、スタジオジブリ作品のワンシーンを立体で再現。映画の世界に没入しながら記念撮影ができるスポットとなっています。テーマパークを訪れた記念として、SNS上には名場面を楽しんだ人たちの和やかな写真が多数投稿されていますが、一部の人たちの行いによって波紋が広がりました。SNS上で批判を集めたのは、映画『思い出のマーニー』に登場するマーニーや、映画『ゲド戦記』のヒロインであるテルーの人形に対し、性犯罪を想起させる行為におよぶ人々の姿。人形のスカートにスマホを差し込んで下着を盗撮するほか、胸を揉んだり、口を塞いだりする自身の姿を、SNS上に投稿している人物が複数確認されたのです。※写真はイメージネット上では「相手は人形なので犯罪ではない」という声や、「個々人の良識に頼る『マナーの範囲』だ」とする意見もありました。ウェブサイトに記載する禁止事項を増やすこともできますが、一部の迷惑行為のために追加していくと、際限がないと考えてのコメントでしょう。一方、写真に不快感を抱いた人たちからは、怒りや困惑の声が噴出しています。・思った以上に悪質でビックリした。子供が多くいる施設で、性犯罪を模倣するのはアウトでしょ。『ジブリパーク』は怒っていい。・頼むから不問にしないでほしい。スタッフを配置して、撮影の時はスマホをその人に渡すなど、対策できないの?・法的な処置は難しいのだと思う。でも防止策はとれるので、話し合いに時間がかかってもいいからどうにかして…!・『ネタ』っていえば見逃されるわけでもない。ジブリが大好きだからすごくショック。宮崎駿先生や鈴木敏夫プロデューサーはどう思っているんだろう?『ジブリパーク』の管理運営を行っているのは、スタジオジブリと中日新聞社が共同で設立した、株式会社ジブリパーク。当該の出来事に関して広報部に問い合わせると、「コメントは差し控えさせていただきます」との返答がありました。今後、株式会社ジブリパークがなんらかの対応や、コメントの発表をするかは、2023年3月9日現在では不明。一方で、愛知県の大村秀章知事は「極めて遺憾」だとして、同日の記者会見にて「多くのみなさんが楽しんでご利用しているところに、水を差すようなことはやめてほしいと、株式会社ジブリパークにも伝えさせていただいた」とコメントしています。客の振る舞いをどの程度制限するかは、施設の運営側の方針次第だと、多くの人が理解しています。とはいえ、客側としては、スラジオジブリ作品を扱う『ジブリパーク』だからこそ、家族で安心して出かけられる施設であることを願っているでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年03月09日学生時代、バックパッカーとして各国を旅していた筆者。ペルーのマチュピチュやボリビアのウユニ塩湖など、さまざまな絶景を楽しめる南米には特に興味があり、片道24時間かけて旅立ったことがあります。旅先で見た数々の風景は、大人になった今でも貴重な思い出として心に残っているものです。筆者撮影のボリビア・ウユニ塩湖筆者撮影のペルー・マチュピチュ広大な自然を目の当たりにして非常に思い出深い旅になった南米旅行ですが、実は身の回りで恐ろしい事件も…。本記事では、旅仲間の日本人が体験したケチャップ強盗という犯罪の手口について紹介したいと思います。『ケチャップ強盗』の姑息な手口とは?チリの首都・サンティアゴを訪れた際、筆者はユースホステルで1人の日本人男性のAさんと出会います。彼はどことなく浮かない表情だったため、何があったのか尋ねたところ「ケチャップ強盗に遭った…」とため息交じりで話し始めました。ケチャップ強盗とは、ケチャップや汚い液体などを使ってカバンや財布を盗み取る軽犯罪で、南米の一部地域で頻発しているとのこと。※写真はイメージより詳しい内容を聞いてみると、どうやらAさんは街を散策していた際、突然現地人と思われる男性から「あなたの服とリュックに何か付いてるよ」と呼び止められたそう。すぐさま確認したところ、リュックや服にはケチャップのような謎の液体が付いていたというのです。身に覚えのないことにAさんが戸惑っていると、男性はおもむろにポケットからティッシュを取り出し、リュックを拭き始めたのでした。そして男性はティッシュを何枚かAさんに渡して「あなたは自分の服を拭いて」といってきたため、Aさんは服の汚れを取ることに専念。この時Aさんは「なんて親切な人なんだ」と、感謝の気持ちでいっぱいだったそうです。その後男性は先に拭き終わると、そそくさと立ち去っていったといいます。※写真はイメージここまで聞くと、男性はただの親切な人だったようにも思えますが、しばらくしてAさんのカバンから財布がなくなっていることが発覚。そして液体をかけた犯人は親切にしてくれた男性で、ケチャップ強盗という手口だったと後になって知ったそうです…。親切心を装った卑劣な手口ですが、筆者は後日、別の日本人からさらに大胆なケチャップ強盗の体験談を聞きました。それは「服の汚れを取るためにカバンを置いた瞬間、犯人とグルの男性がカバンを持ち去ってしまった」というエピソード。※写真はイメージ盗まれた人はすぐに犯人を追いかけてどうにか追いついたものの、今度はその犯人がナイフを突き出してきたそうです。どうやら南米では「やられる前にやる」と考える人も少なくないようで、話を聞いた筆者も思わず絶句。同じ目に遭わないために、「犯罪が多い地域では早朝や夜は1人で出歩かない」「もしスリや強盗に遭遇しても、絶対に深追いしてはいけない」といった対策を教わりました。筆者自身は何事もなく南米旅行を終えましたが、日本とあまりにも違う他国の文化には驚かされることばかり…。もちろん本当に親切な人や優しい人も大勢いますが、海外では「いつ何が起こるかわからない」という意識もある程度持っておいたほうがいいかもしれません。[文/キジカク・構成/grape編集部]
2023年02月28日2023年2月23日、京都府京都市東山区にある大将軍神社東三條社(@taishougun3)は、Twitterにある悲痛な訴えを投稿。その内容に、驚きや憤りの声が相次いでいます。大将軍神社東三條社の末社『荒熊稲荷社』では、先祖代々より受け継がれてきた、2体の狐像が社を守ってきました。2017年には台風による被害を受け、社が倒壊したこともありましたが、その際も狐像は無事に救出され、復旧後も大切にされてきたのです。しかし、この狐像が突然、何者かによって持ち去られてしまったといいます。荒熊稲荷社の狐像二体が居なくなってしまいました警察の方にお願いして捜査して頂いておりますが先祖代々より大切に守ってきた狐さんですので元の場所に帰って来ることを願います pic.twitter.com/COy4LBZb9Q — 大将軍神社東三條社 (@taishougun3) February 23, 2023 狐像は同月24日時点で、まだ見つかっておらず警察が捜査を続けているとのこと。神社の関係者は今回の事件にとても心を痛めており、「元の場所に戻って来てほしい」という想いから、この投稿をしたそうです。守り神でもある狐像を大胆に盗んでいくという、あまりに罰当たりな行為に衝撃を受けた人も多いでしょう。投稿は拡散され、ネット上でさまざまなコメントが寄せられていました。・犯人は早く返さないと大変なことになるぞ。お稲荷様を盗むなんて、罰当たりな怖い物知らず…。・なんで盗むんだろう。理解できない。無事に戻ってくるよう、お祈りいたします。・狐さんたち、怪我なく無事に戻ってきますように。手荒な扱いされてませんように。・同じく神社の関係者としては、怒りで震える。どうか無事に戻りますように。神社の関係者は、こうした声に対して「みなさまの温かいお言葉に感激しております」と感謝の意をつづっていました。悲しいことですが、神社や寺の像などが盗難されるニュースは全国でたびたび報告されています。おそらく転売などを目的に、窃盗を犯す者がいるのでしょう。一刻も早く、2体の狐像の行方が分かり、あるべき場所に戻るよう、多くの人が祈っています。[文・構成/grape編集部]
2023年02月24日SNSが発達し、今や遠く離れた人とも簡単にコンタクトをとることができるようになった現代。インターネットの進化は、私たちの生活を便利にしてくれる一方で、残念なことに犯罪にも利用されています。世の中には、常人では思いつかないような手を使い、時には他者の善意を利用してまで悪行を働く人が存在するのです。『人探しの投稿』を簡単に拡散してはいけない理由シェア機能に長けたSNSで、『拡散希望』のひと言とともに、こういった投稿を目にしたことはありませんか。「家族が行方不明になりました。目撃情報を待っています」行方不明者は、昔から全国でたびたび報告されています。多くの人に情報を拡散できるSNSは、目撃情報を募りやすい場といえるでしょう。近しい人が突然いなくなる不安は、誰もが想像できるはず。だからこそ、そういった投稿を目にした人は、「拡散するだけで協力できるなら、ぜひ力になりたい」と思うのではないでしょうか。しかし、拡散する前に一度立ち止まり、確認してほしい点があります。善意が『加害』につながってしまう恐れ投稿に、行方不明になった対象の情報が細かく記載されていたら、信用してしまうのは仕方のないこと。ですが、もしかすると投稿者はストーカー行為をする人や、家庭内DV、虐待などをしている人かもしれないのです。『行方不明者』を心配するふりをしているだけで、ネットを通して目撃情報を集め、相手の居場所を特定するのが目的の可能性があります。もちろん中には、本当に助けを求めて投稿をした人もいるはず。拡散してもいい投稿かを見分けるには、主にこういったポイントがあります。・掲示されている連絡先が警察の電話番号か・警察に行方不明者届を出した際の、受理番号が記載されているか・投稿者の過去の投稿や、フォロー欄などに怪しい部分はないか拡散ボタンを押す前に、これらの点を確認すれば、不審な部分に気付きやすいかもしれません。『行方不明者』について、投稿者がどれだけ詳しい特徴をつづっていても、警察が把握している情報かを確認するのは重要といえるでしょう。なお、警察はウェブサイトでも行方不明者の情報を公開しているため、そちらも併せて確認するとより安全です。※写真はイメージ2012年に神奈川県逗子市で起こった『逗子ストーカー殺人事件』では、加害者がネット上で被害者の情報を募っていたことが明かされています。いうまでもなく、悪いのは他者を利用して悪事を働こうとする人です。しかし、よかれと思った行動で意図せず人を傷付けてしまうのは、とても悲しいもの。善意を正しく活用するためにも、一人ひとりが気を付けたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月11日悲しいことに、人のモノを盗んだり、傷付けたりする人は後を絶ちません。盗難の場合、大切なモノだけでなく、それにまつわる思い出も奪われることになるのです。2023年2月5日、お笑いコンビ『シャンプーハット』の、てつじさんは車上荒らしに遭いました。車の中からは、舞台衣装が奪われていたとのこと。クロスタイなど一連のモノが取られていたといい、「漫才師のすべてと私の歴史が詰まったスーツです」と、失ったモノの思い出をつづっています。車上荒らしにあい。大切な舞台衣装がなくなりました。代々受け継いできた 胸のコサージュもクロスタイも無くなりました。たくさんもらった大入り袋もなくなりました。漫才師の全てと私の歴史が詰まったスーツです。犯人へ 警察に貴方の事言うだけなので返して下さい。 pic.twitter.com/ODViI7Ixc7 — 宮田 麺児 (@miyatamenji) February 5, 2023 Twitterを通じて、犯人に「返してください」と呼び掛けた、てつじさん。投稿は拡散され、てつじさんのもとにはファンから温かい声援が寄せられました。車上荒らしの被害を報告した後、てつじさんは再びTwitterを更新。「たくさんの励ましの言葉をありがとうございます」と、ファンに感謝しています。同時に、「スーツはなくなったけど、何か温かいモノを得た」とファンからの言葉に、ジーンときたようです。警察にも 直ぐに対応して頂きボルボディーラーさんにもすぐに代車用意して頂きなにより たくさんの励ましのお言葉ありがとうございます。スーツはなくなりましたが何かあたたかいものを 得ました。もし町にスーツ捨てられていてこの大入り袋あれば 私の大切なスーツです ご一報下さい。 pic.twitter.com/QeIZn2tuyS — 宮田 麺児 (@miyatamenji) February 5, 2023 車上荒らしを見つけ、スーツがなくなっていると分かった時、てつじさんは大きなショックを受けたはずです。そんなてつじさんを励まそうと、ファンたちは続々と温かい言葉を寄せていました。てつじさんが「温かいモノを得た」という投稿に対しても、大きな反響が上がっています。・なんだか泣けてくる文章です。きっと、手元に戻ってくるはずですよ!・1日でも早く、てつじさんのもとに戻ってきてほしい。・大切な思い出はお金じゃ買えないのよ…。犯人が、てつじさんを知っていて犯行を行ったのかは分かりません。しかし、てつじさんの大切なスーツ、そして思い出も奪ったのは紛れもない事実。てつじさんのもとに、衣装が戻って来ることを願うばかりです。[文・構成/grape編集部]
2023年02月06日『トイレの隅で光ったもの』というタイトルで、盗撮被害者の体験談を漫画にし、Twitterに投稿した、尾添椿(@ozoekkk)さん。そこには、男女兼用のトイレで行われていた悪質な盗撮行為の実態、そして犯人逮捕にいたるまでの経緯が、詳細に描かれていました。トイレの隅に目立たないよう隠されていたスマホ尾添さんに体験談を寄せた被害者が盗撮の被害を受けたのは、カラオケ店でした。当時、急いでいたこともあり、男女兼用のトイレで用を足していた被害者は、ふと何かが光っていることに気付きます。フォロワーさんの痴漢遭遇話『トイレの隅で光ったもの』 pic.twitter.com/TVXd6U8vUT — 尾添 椿 (@ozoekkk) January 22, 2023 盗撮の恐ろしいところは、被害者が被害を受けたという事実に気付かず、さらにはその画像や動画がネット上で拡散されてしまう危険性があること。また、盗撮の被害者がその後、ストーカーの被害にまであう危険性もあるといいます。今回は、被害者がすぐにカラオケ店の店員に訴え出て、その後の対応も迅速だったことから、犯人逮捕につながりました。しかし、もともと盗撮は被害が発覚しない場合も多く、また復讐を恐れて泣き寝入りをしている被害者もいるかもしれません。誰もが被害者になり得るからこそ、他人事では終わらせたくない今回の体験談。盗撮をする側に非があることは間違いありませんが、公衆トイレなどで不審物が置かれていないのか、日頃から自衛も心がけたいものです。尾添椿さんの書籍はこちら漫画家として活躍している尾添さんの作品が発売中です。気になった人はこちらもご覧ください。 #生きるために毒親から逃げました の表紙が公開されました!物理的に親と絶縁したい人は読んでください☺️2月17日発売です!Amazonはこちら☺️ pic.twitter.com/URV28jB4lS — 尾添 椿 (@ozoekkk) January 14, 2021 『そんな親、捨てて良いよ。毒親サバイバーの脱出記録』の表紙見本ができました☺️ダ・ヴィンチでの連載に加え、新たに2人に取材し描きおろしました。現在進行形のサバイバーのエピソードもあります!精神科医の和田秀樹先生による解説も収録。3月23日発売、予約受付中です☺️ pic.twitter.com/OqswyJ5jC1 — 尾添 椿 (@ozoekkk) February 10, 2022 [文・構成/grape編集部]
2023年01月25日2023年1月24日、大阪府警曽根崎署が、元プロボクサーの出花久美子さんに感謝状を贈呈しました。なんと、出花さんは痴漢行為を繰り返していた男を一喝し、被害拡大を防いだのです!出花さんは、女子ボクシングの元世界王者であり、現役時代には『池原シーサー久美子』というリングネームで活躍。2016年に引退しました。元世界王者「おっちゃん、触ったらあかんで」と一喝産経ニュースによると、出花さんは2022年12月21日、バス内で不審な動きをする男を発見。男は、乗客の女性の髪の毛を触ったり、不自然に腕をもたれかけたりしていました。※写真はイメージ証拠が必要だと考えた出花さんは、スマートフォンで動画を撮影するとともに、被害に遭っていた女性に声をかけて移動させ、身の安全を確保。その後、終点のJR大阪駅でバスを降りた際、出花さんは男を呼び止め「おっちゃん、触ったらあかんやろ」と一喝しました!男は「証拠はあるのか、見せてみろ」と開き直りましたが、落ち着いて証拠の動画があることを伝え、通報したとのことです。「声を上げるのは勇気がいること」そんな出花さんは、高校生の頃に痴漢の被害に遭った経験があるといいます。中網健治署長から感謝状を受け取った出花さんは「私も高校生のときに痴漢の被害にあったことがあるが、そのときは怖くて声も出せなかった」と明かし、「声をあげたり防犯ブザーを鳴らすのも勇気がいること。鍛えていたこともあり、今回は勇気を出すことができた。痴漢行為はやめてほしい」と訴えた。中網署長は「積極果敢に府民の安心安全に貢献してくれた」と感謝した。産経ニュースーより引用痴漢される恐怖を身をもって体験した過去がある、出花さん。今回救われた被害女性は、出花さんに心から感謝していることでしょう。その後、出花さんは大阪府大阪市北区で行われた、同署の防犯活動に加わり、女性のための防犯冊子を配布したそうです。今回の出花さんの勇気ある行動に、称賛の声が多数上がっています。・勇気ある行動!すごい!・かっこいいなあ。「触ったらあかんで!」ってズバッといえるところにしびれる!・元世界王者のパンチで撃退したのではなく、きちんとした手順で撃退しているところがなおさらかっこいい!!・感謝状を受け取った後、防犯活動に参加しているのもすごい。本当に尊敬すべき人だわ。出花さんの行動は、多くの人に勇気を与えたようです![文・構成/grape編集部]
2023年01月25日詐欺や窃盗といった、人をだまして金品を奪う犯罪は、残念なことに世間からなくなりません。時代が変化するとともに、進化したさまざまなデジタル技術が犯罪に利用され、その手口はどんどん巧妙になっています。たとえば、紛失物を防止するために開発されたApple社製の『AirTag』も、犯罪に利用されているデバイスの1つです。車に『AirTag』が付けられていた意味にゾッ…Twitterへ注意喚起を投稿したのは、関東で車販売店『Ultimate Garage』を経営している、Ultimate Garage Boss(@hirooooomi964)さん。社内の乗用車として『レクサス LX』を使っていたところ、ある日、従業員の間でこのような話になったといいます。「最近『iPhone』の通知で、『不明なAirTag』の反応が検出される…」位置情報を発信することができる『AirTag』は、プライバシー機能が搭載されているため、本来であれば持ち主しか追跡できないようになっています。しかし、持ち主の手元を離れた『AirTag』が『iPhone』を持つ他者の近くに一定の時間ある場合、不正利用を防止するため「AirTagがあなたと一緒に移動しています」という通知が届くのです。不審に思い、投稿者さんが実際に『iPhone』を持った状態で『レクサス LX』に乗ってみると、同様の通知が来ることを確認。自力で設置された箇所を探そうとしたものの、いくら車を探しても『AirTag』を見つけることができませんでした。その件を警察に相談をしても取り合ってもらえなかったため、投稿者さんがリフトを使って車を点検すると…。予想通り、そこには見覚えのない『AirTag』が仕込まれていたのです。『AirTag』はケースに入れた状態で、磁石を使って車に設置されていました。きっと、車を盗難するために『AirTag』を利用したのでしょう。※注意喚起レクサスLXに不明なAirTagが仕込まれてました。下回りには潜らず手を入れて仕込める場所。ご丁寧にケースに入れて磁石で貼り付け。Bって書いてあるから絶対AもCもあるよね?めちゃくちゃ気持ち悪いし盗難に際してこのような手口もあるので皆様もお気を付け下さい! #注意喚起 #拡散希望 pic.twitter.com/sAnvHr6BoP — Ultimate Garage Boss@魔界クン (@hirooooomi964) January 20, 2023 ケースに『B』と書かれているということは、犯人は複数個の『AirTag』を使い、手あたり次第に車へ仕込んだと思われます。その中から『AirTag』が見抜かれなかった車の位置情報を確認し、時機を見計らって盗難するつもりだったのでしょう。車が好きだからこそ、卑劣な行為に強い憤りを感じたという、投稿者さん。車の盗難被害を少しでも減らすため、こうして注意喚起を行うことにしたのです。車を持つ人であれば、誰もがその巧妙な手口に恐怖を感じるはず。注意喚起は拡散され、さまざまなコメントが寄せられました。・こんなの、こまめに点検しても見抜けないよ…怖すぎる…。・悪いやつは本当にいろんな手を使ってくるな。自分も気を付けよう。・怖いけど、わりとよく聞く話だよね。高級車持ちに限らず、車を持っている人に知ってほしい。減少傾向にはあるものの、日本国内での車の盗難被害は数多く報告されています。被害は車本体が狙われるケースだけでなく、車両の部品だけが盗まれるものも。車は持ち主にとって、長年人生をともにする大切な存在といえます。世間に悪いことを考える人が一定数存在する以上、愛車を守るためには自衛が必要です。施錠はもちろんのこと、盗難防止のセキュリティグッズを導入するなど、さまざまな対策をとっておきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年01月22日2023年1月16日、福岡県福岡市にあるJR博多駅付近で女性が知人男性に刺され、命を奪われる痛ましい事件が発生。警察の調べにより、殺人の疑いで逮捕された男性は女性の元交際相手であり、以前から付きまとい行為をしていたことが明らかになりました。被害女性からの度重なる相談を受け、警察は男性に対し、ストーカー規制法に基づいた禁止命令を出していたといいます。今回の事件も、男性が被害女性の行動を把握した上で実行した、計画的な犯行と予想されているとのことです。中川翔子、ストーカー事件に『被害者の視点』でコメントストーカー事件であることが明らかになった同月18日、タレントの中川翔子さんが事件についてTwitterで言及。中川さんはこれまで何度もストーカー被害に遭ってきたことを明かしており、行きつけの店で赤の他人に「自分は中川翔子と結婚している」と騒がれたり、マンションで突然腕をつかまれたりしたといいます。付きまとうことで相手に強い恐怖心を与える、ストーカー行為。事件を受けて、中川さんは被害者の視点で持論を展開しました。ストーカー事件はもう何回も起こっている、犯人が悪いのだからGPS持たせて一定範囲に近づいたら警報が鳴るとかなにか対策できるようになればいいのに。話が通じないおかしい人に一方的に執着されたら被害者がいたたまれない。そしておかしい人は世の中に本当にたくさんいる。— 20周年の中川翔子⬛ (@shoko55mmts) January 18, 2023 中川さんもストーカー被害を受けていた当時、警察に相談をしていました。しかし、加害者がストーカー規制法に違反した場合でも、今回の事件のように、警察が警告や禁止命令を出す程度で済ませてしまうケースがあるのです。警察側にも、はっきりとした被害がないと逮捕することができないという事情はあるのでしょう。しかし、それでは手遅れになってしまうこともあるはずです。自身の過去を振り返り、中川さんはストーカー行為の厳罰化を願いました。引っ越しってお金かかるしそう簡単にはできないのに過去にストーカーのせいで何回も引っ越して、大切な猫に会えない時間が悲しすぎた。なんで被害者が心身も金銭もえぐられなきゃならないんだ、変な人に狙われたらどうするべきか。なにかあってからでは遅いんですよ。ストーカーに厳罰化するべき。— 20周年の中川翔子⬛ (@shoko55mmts) January 18, 2023 加害者の身柄が拘束されない以上、被害者は自分で身を守らなければなりません。そのため、引っ越しを余儀なくされる人は少なくないといいます。命を守るためとはいえ、貴重な金銭や時間を費やすのはつらいもの。また、無事に引っ越したとしても、付きまとわれる恐怖は消えません。中川さんは「一度狙われたら、命を奪われる恐怖におびえながら自衛しなければならない」という現状を訴え、怒りを悲しみをあらわにしました。一連の投稿は拡散され、多くの人が今回の事件をはじめとするストーカー被害について考えさせられたようです。・自分も本当にそう思う。ストーカー行為に対して、あまりにも甘すぎる。・実際に被害に遭って、その恐ろしさがよく分かった。あんなのは個人で対策できないよ…。・ストーカー以外にも、被害者が泣き寝入りを強いられるケースは多い。人命を守るためにも、厳罰化を切に願います。1999年に、埼玉県桶川市で女性が元交際相手の男性によって命を奪われた、桶川ストーカー殺人事件。この事件はストーカー問題を世間に提起し、ストーカー規制法が立法されました。警視庁によると2021年は、1年で千件を超えるほどの、ストーカー行為にまつわる相談が寄せられたといいます。加害を抑止し、被害者の心身を守るために、今一度ストーカー規制法を見直すべきではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年01月19日相手の合意なく、身体に触れる痴漢行為はれっきとした犯罪です。しかし被害者の多くが、恐怖心から声を出せず、その場から逃げることはもちろん、被害を訴えることもできずにいるといいます。尾添椿(@ozoekkk)さんは、かつて痴漢被害に遭遇した際の経験から、「もし痴漢にあったらどうすればいいか」を漫画に描き、Twitterに投稿しました。スマホの画面を見せてきた見知らぬ女性込み合う電車の中で、見知らぬ女性からスマホの画面を見せられた、尾添さん。震える手で差し出されたスマホ画面には、女性からの『SOS』がつづられていました。痴漢被害に遭遇した話 pic.twitter.com/58UgLKR8oT — 尾添 椿 (@ozoekkk) January 8, 2023 痴漢にあっている自身の状況を知らせるとともに、助けをもとめるメッセージが打ち込まれたスマホの画面を見て、尾添さんはすぐさま行動に出ます。一部始終を動画で撮影していたこともあり、被害者の女性も尾添さんもケガなく、痴漢の犯人を引き渡すことができました。痴漢被害に遭遇した際、被害者や目撃者がすべきこととして伝えられたことは2つ。『スマホを使って助けを求めること』と『助けを求められた側は、状況証拠を動画で撮影する』でした。痴漢被害を目の当たりにし、「実際は怖くて声も出ないんだな…と、被害に遭った人の隣にいて思いました」と、被害者が置かれている状況を痛感したという、尾添さん。だからこそ、声を出すことなく、被害を周囲に知らせる方法としてスマホを利用するのは有効な方法です。そもそも痴漢という犯罪行為がなくなることが一番ですが、万が一にも遭遇してしまった際には、スマホを使い被害を知らせ、その場の状況を撮影することを思い出したいもの。そして、犯人にはしかるべき裁きを受けてほしいものです。尾添椿さんの書籍はこちら漫画家として活躍している尾添さんの作品が発売中です。気になった人はこちらもご覧ください。 #生きるために毒親から逃げました の表紙が公開されました!物理的に親と絶縁したい人は読んでください☺️2月17日発売です!Amazonはこちら☺️ pic.twitter.com/URV28jB4lS — 尾添 椿 (@ozoekkk) January 14, 2021 『そんな親、捨てて良いよ。毒親サバイバーの脱出記録』の表紙見本ができました☺️ダ・ヴィンチでの連載に加え、新たに2人に取材し描きおろしました。現在進行形のサバイバーのエピソードもあります!精神科医の和田秀樹先生による解説も収録。3月23日発売、予約受付中です☺️ pic.twitter.com/OqswyJ5jC1 — 尾添 椿 (@ozoekkk) February 10, 2022 [文・構成/grape編集部]
2023年01月09日悲しいことに、世の中には人をだまして利益を得ようとする人たちが存在します。身分を偽ったり、虚偽の情報を流したりする許しがたい詐欺行為。いつの時代も、そういった卑劣な手口はなくなりません。直接顔を合わせず、遠方にいる人にも気軽に声をかけられるようになったインターネットの発達も、詐欺に利用されています。クロネコヤマトが『詐欺メール』を注意喚起2023年1月5日、ヤマト運輸株式会社(通称:クロネコヤマト)がウェブサイトを更新。最近急増しているという、クロネコヤマトをかたった詐欺メールについて、注意喚起を行いました。クロネコヤマトによると、「クロネコヤマトをかたった迷惑メールが届く」「セキュリティに必要な情報を聞き出そうとする電話がかかってきた」「なりすましサイトを見つけた」といった問い合わせが増えているのだとか。以下のメールは、クロネコヤマトがウェブサイトで詐欺メールの1例として公開しているもの。筆者のメールアドレスにも、たびたび届いています。実際に筆者へ届いたもの文末には、クロネコヤマトの連絡先が記載されていますが、このメールはまったくの偽物。記載されたURLにアクセスしてしまうと、個人情報の入力を求められるほか、インターネットウイルスに感染してしまう可能性もあるのです。クロネコヤマトは詐欺メールを警告し「ショートメールでの不在連絡や、お届け予定の告知は行っていない」「暗証番号を電話で確認しない」と呼びかけています。ネットでクロネコヤマトの注意喚起は拡散され、多くの人から「広まってほしい」「怖すぎる」といった声が上がっています。中には、既に引っかかってしまった人もいるようです。どうすれば、詐欺メールを見抜ける?クロネコヤマトに限らず、さまざまな企業や著名人をかたった詐欺メールが横行している現代。では、どのように詐欺メールを見抜けばいいのでしょうか。まず、分かりやすいのはメールアドレスです。送信者のメールアドレスを確認すると、かたった企業とはまったく関係ないワードが入っていたり、ドメインが不自然だったりします。また、詐欺メールはやたらとURLに誘導しようとしていたり、個人情報を求めてきたりするのも特徴。文面の日本語がおかしい場合も、怪しいといえるでしょう。詐欺師は巧妙な手口で人をだまそうとしてきます。だからこそ「自分は引っかからない」と過信せず、慎重に確認をしたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年01月05日マ・ドンソクが演じる刑事と犯罪組織の死闘を描き、韓国でメガヒットとなったクライムアクション『犯罪都市 THE ROUNDUP』。この度、マ・ドンソクと捜査を共にする、一筋縄でいかない刑事たちを紹介する映像が公開された。前作から劇中では4年、さらにグレードアップして戻ってきた、主人公マ・ソクト(マ・ドンソク)の所属する衿川署強力班のメンバー。相変わらず犯罪者の取り締まりに駆り出される強力班の日常からスタートする。チェ・グィファ演じるリーダー、チョン・イルマン班長は、言うことをなかなか聞かない部下たちに振り回され、少々頼りない様子だが、今回はマ・ソクトとベトナムに犯罪者の引き渡しに向かうことに。映像では、拳銃を向けて威嚇する姿も確認できる。また、みんなの兄貴分でマ・ソクトも信頼を置くオ・ドンギュン(ホ・ドンウォン)は、荒廃した地域を単独で捜査するベテランの風格が感じられ、前作では末っ子として登場し、刑事を続けることに葛藤を見せたカン・ホンソク(ハジュン)は、頭脳派でありながらも対犯罪者のアクションもこなし、立派な成長を遂げた。そして、今回からの加入のキム・サンフン(チョン・ジェグァン)は、新たな末っ子刑事として犯人逮捕のため奮闘。チーム一丸となって行う追跡作戦開始の瞬間も映し出され、彼らの活躍に期待が高まる。『犯罪都市 THE ROUNDUP』は11月3日(木・祝)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:犯罪都市 THE ROUNDUP 2022年11月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©ABO Entertainment Co.,Ltd. & BIGPUNCH PICTURES & HONG FILM & B.A.ENTERTAINMENT CORPORATION
2022年10月27日刑事と犯罪組織の死闘を描いたクライムアクション映画『犯罪都市 THE ROUNDUP』が、11月3日(木・祝)に公開。この度、本作で主演し、プロデュースも務めた“マブリー”ことマ・ドンソクの来日が決定した。本日、本作のジャパンプレミアがにTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、一足先に本編が上映。マ・ドンソク演じるマ・ソクトが犯罪者を次々と懲らしめる怪物刑事っぷりを集めた特別映像と共に、メッセージ動画が公開され、「11月、ついに僕が日本へ行きます」と来日を発表した。公開初日には舞台挨拶の開催も決定し、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにマ・ドンソクが登壇。さらに、日本版主題歌アーティストの「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」も登壇、「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」のメンバーは本作の公開を盛り上げるべく都内各所の劇場でも登壇予定だ。なお、チケット販売は10月26日(水)12時正午より開始となる。『犯罪都市 THE ROUNDUP』は11月3日(木・祝)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:犯罪都市 THE ROUNDUP 2022年11月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©ABO Entertainment Co.,Ltd. & BIGPUNCH PICTURES & HONG FILM & B.A.ENTERTAINMENT CORPORATION
2022年10月25日近年深刻化する犯罪のひとつである振り込め詐欺を韓国で初めて描き、韓国でオープニング成績1位の大ヒットを記録したピョン・ヨハン主演のリアル犯罪アクション『声/姿なき犯罪者』より、メイキング映像が解禁された。今回解禁となったメイキング映像の冒頭で、詐欺グループに立ち向かう元刑事ソジュンを熱演したピョン・ヨハンは「韓国では振り込め詐欺の電話がよくかかってきます」と驚きの実情を話す。その上でキム・ゴク監督が「映画には警告の意味もある」と語るように、本作は徹底したリサーチで「とても緻密で組織的」な犯人の手口や相手をだますために使われるシナリオも細部まで再現。劇中、振り込め詐欺組織の責任者で極悪非道なクァクを演じたキム・ムヨルも「(被害者がかかってきた電話を怪しんで)リコールしても、また電話が行き(犯人たちの)シナリオどおりに進む」と説明するように、できるだけ現実的に描こうとした製作陣と俳優たちの熱演で、観る者を一気に物語に引き込んでいく。また、「中国の閉鎖されたショッピングモールを改造しているという設定で、そこで欲望を抱く人々が詐欺を働く」というコンセプトのもとに作り上げられたコールセンター本拠地のセットも迫力満点。監視者を演じたパク・ミョンフンも「コールセンターのセットがリアルで驚いた」と語る。さらに、「アクションに感情を込めた」と言うピョン・ヨハンの身体を張ったアクションシーン撮影の様子も映し出され、「悪者を倒せるほどの肉体を作るためにアクション監督と厳しい訓練をした」と明かしている。アクション監督も「ピョン・ヨハンさんが代役なしで演じた。キャラクターにピッタリで自己犠牲が徹底した俳優」と絶賛。一方で、巨大な詐欺組織の総責任者クァクを演じたキム・ムヨルは「極悪だが魅力的」で二面性のあるキャラクターを怪演。ピョン・ヨハンとの激しいバトルも見どころで、撮影の合間には役柄を離れたふたりの満足気な笑顔もみられる。「映画の中であっても警告したかった」とピョン・ヨハンが熱く語る本作。日本にいる我々にとっても身近な犯罪の実態を暴くリアル犯罪アクションをスクリーンで楽しんで欲しい。『声/姿なき犯罪者』は10月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:声/姿なき犯罪者 2022年10月7日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開ⓒ 2021 CJ ENM Co., Ltd., SOOFILM ALL RIGHTS RESERVED
2022年09月28日人は想定外の出来事に遭遇すると、困惑から思うように行動できないもの。事故や事件に遭遇した場合や、目の前でほかの人が倒れた時、すぐに行動に移すのは、当たり前なようで実は難しいといえます。悲しいことに、そういった状況下で、スマホのカメラを向けて撮影をするなどの野次馬行為をとる人も少なくありません。新しく始まる『映像通報』を知ってほしい!「多くの人に広まってほしい!」という想いを込めた漫画をTwitterに投稿したのは、志水恵美(@shimizoon)さん。2022年10月1日から、各都道府県の警察で試用運転が開始される『110番映像通報システム』について、分かりやすく漫画を描きました。なんとこのシステムは、110番通報をした人がスマートフォンやタブレット端末を使い、事件や事故の写真や映像を直接送信することができるのです!スマホからの110番通報で、現場の映像が送れるようになります。10月1日から全国で。特別なアプリが必要ないというのがいいね。仕組み的に、「襲われてますナウ」な人には厳しそうなので、善良な市民の連携がカギになりそう! #アクティブバイスタンダー というわけで、漫画書きました。広まれー pic.twitter.com/tsD59Byeo0 — 育児に迷える親羊☆志水恵美 (@shimizoon) September 24, 2022 『110番映像通報システム』の使用方法は、いたって簡単。事件や事故を目撃した人が110番通報を行うと、通報者の安全性などを確認した上で、警察から動画送信用のワンタイムURLがSMS(ショートメッセージサービス)で送られてきます。URLにアクセスし、留意事項に同意すると、撮影した映像をリアルタイムで警察に送信することができるのです!このシステムによって、警察官は現場に到着する前に、視覚的な情報を受け取ることが可能。110番通報を受け、迅速かつ的確に対応することができるといいます。志水さんの漫画によって同システムを知った人からは、「画期的な取り組みだ!」と称賛する声が上がりました。・これは画期的!多くの人が待ち望んでいたシステムだと思う。・今後、どんどん仕組みが改善されていくのかな?期待!・スマホのいい使い方だ。もっと広まってほしい!『110番映像通報システム』は半年におよぶ試用期間を経て、2023年4月1日に本実施予定です。今や、多くの人が手元のスマホで気軽に写真や動画を撮影することができる時代。撮影した写真や動画をネットに公開する野次馬になるのではなく、警察に送信することで協力をしていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年09月25日韓国で初めて振り込め詐欺を描き、公開時にはオープニング成績1位の大ヒットを記録したリアル犯罪アクション『声/姿なき犯罪者』。この度、本作の世界観を支えるキャラクター予告編、主演の元刑事役ピョン・ヨハンと詐欺集団の仕切り役キム・ムヨルによるキャストメッセージ映像が解禁となった。『茲山魚譜 チャサンオボ』「ミセン-未生-」「ミスター・サンシャイン」など映画、ドラマ問わず活躍する人気実力派俳優ピョン・ヨハンは、本作で振り込め詐欺本拠地に潜入する被害者で元刑事ハン・ソジュンを熱演。解禁されたキャラクター予告では、ソジュンの妻のもとに、警察を名乗る男から一本の電話が…。そこから巧妙な手口で振り込め詐欺の罠にかかってしまう。会社と自分たちの金あわせて30億ウォンを取り戻すため、相手を「殺す」覚悟でソジュンが詐欺組織に潜入する決死の様子が描かれる。『悪人伝』「未成年裁判」のキム・ムヨルが演じるのは、巨大な詐欺組織の総責任者クァク。「目標額は180憶ウォン!地獄を味あわせてやろう」と詐欺軍団を鼓舞する、極悪非道な犯罪者を狂気の表情で演じる。また、『アジョシ』『名もなき野良犬の輪舞』など数々の映画で悪役として存在感を放つキム・ヒウォンは、本作では詐欺犯を追う知能犯罪捜査隊チーム長イ・ギュホを存在感たっぷりに演じる。『パラサイト 半地下の家族』で豪邸の家政婦ムングァンの夫を演じた話題となったパク・ミョンフンは、詐欺のコールセンター監視者チョンを不気味に演じ、潜入するソジュンの前に立ちはだかる。元刑事の被害者VS振り込め詐欺組織VS知能犯罪捜査隊、それぞれのリアリティある演技が“振り込め詐欺”の怖さと、我々の身近なところに犯罪があることを実感させる映像だ。続くメッセージ映像では、ピョン・ヨハンとキム・ムヨルが演じた役を紹介しつつ「多くの被害者がいながらも、加害者の足跡一つ見つけることのできない振り込め詐欺の実態を描いた本作を観て頂きたいです!」と強調、熱くメッセージを寄せている。今回、元捜査一課の刑事でTVのコメンテーターの佐々木成三氏(元埼玉県警察本部刑事部捜査第一課)からのコメントも到着。「犯罪組織のセクションが細分化されている様子などかなりリアル!」と驚いたという佐々木氏。「昨年の日本の特殊詐欺被害額は約280憶円を超え、警察と犯罪組織はいたちごっこの状態。本作は特殊詐欺犯罪の抑止につながる一作と確信!」とコメントを寄せ、「今は自分で自分を守る時代、不審な電話には注意」と警告を伝えている。『声/姿なき犯罪者』は10月7日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:声/姿なき犯罪者 2022年10月7日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開ⓒ 2021 CJ ENM Co., Ltd., SOOFILM ALL RIGHTS RESERVED
2022年09月14日近年深刻化する犯罪のひとつである振り込め詐欺を韓国で初めて描き、オープニング成績1位の大ヒットを記録したピョン・ヨハン主演のリアル犯罪アクション映画が、邦題『声/姿なき犯罪者』として、10月7日(金)より全国公開されることが決定した。本作は、振り込め詐欺の罠にかかり、大金を失ったソジュン(ピョン・ヨハン)が、奪われた金を取り返すため詐欺組織に潜入し、壮絶な復讐を下すスリルに満ちた犯罪アクション。韓国では2020年に日本の2.5倍にもなる振り込め詐欺被害があり、その手口もSNSやスマホアプリ、メッセンジャーを使うなど、想像を超えた巧妙な犯罪になりつつある。この日常に潜む振り込め詐欺を韓国で初めて映画化したのは、双子の兄弟キム・ソン&キム・ゴク監督。これまでに「T-ARA」ウンジョン主演のホラー『ホワイト:呪いのメロディー』、実写とストップ・モーションアニメを用いたブラックコメディ『ポドリ君の家族残酷史X 韓国の夜と霧』など、個性豊かな作品を手掛けてきたふたりは、本作を製作するにあたり、実際に詐欺犯罪を担当する知能犯罪捜査隊に徹底した事前取材を行い、最新の事件も参考にした。そして主人公ソジュンには、『茲山魚譜 チャサンオボ』で流刑の天才学者と友情を育む貧しい漁師役を演じ、藤原竜也&竹内涼真出演『太陽は動かない』では、産業スパイ役として日本人俳優たちと共演するなど、幅広い活躍を見せるピョン・ヨハン。本作では激しいアクションシーンをノースタントで挑み、製作スタッフと共演者を驚かせた。さらに対峙する詐欺組織の主犯を『悪人伝』のキム・ムヨル、犯人を追う刑事を『鬼手』のキム・ヒウォンが演じ、ほかにも『ただ悪より救いたまえ』のパク・ミョンフンや『サムジンカンパニー1995』のイ・ジュヨンら、実力派俳優たちが脇を固める。また監督のひとり、キム・ソン監督は「振り込め詐欺犯罪は社会的な問題になるほど悪質で現代的な犯罪」としたうえで「劇中のセリフのように“振り込め詐欺は悪質な犯罪であり、被害者たちは何も悪くない”ということを伝えたかった。振り込め詐欺はあまりにも精巧で緻密なのでだまされやすい犯罪。映画を観て振り込め詐欺犯罪の警戒心が伝わって少しでも詐欺犯罪が減ったら…という思いだった」とメッセージを寄せている。『声/姿なき犯罪者』は10月7日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年07月27日韓国で観客動員1200万人を突破し、異例の大ヒットを記録している『犯罪都市 2』(原題)が『犯罪都市 THE ROUNDUP』の邦題で、11月3日(木・祝)より全国公開されることが決定した。怪物刑事マ・ソクト(マ・ドンソク)が所属する衿川(クムチョン)署の強行犯係は、ベトナムへ逃亡した容疑者を引き取りに行く任務を与えられる。マ・ソクトとチョン・イルマン(チェ・グィファ)班長は、現地の容疑者から怪しい気配を感じ、秘密裏に異国での捜査を開始した。すると、背後に残忍な凶悪犯罪を繰り返すカン・ヘサン(ソン・ソック)が存在することを知る。マ・ソクトと衿川署の強力班は、韓国とベトナムを行き来しながら歴代級の犯罪を引き起こすカン・ヘサンを本格的に追い始めるが…。本作は『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)、『悪人伝』(19)などの超ド級アクションと、愛されるルックスから“マブリー”の愛称で親しまれ国内外から熱烈な人気を博す、韓国の人気俳優マ・ドンソクが主演・プロデュースした最新作。マ・ドンソクが演じる刑事と犯罪組織の死闘を描いたクライムアクションだ。韓国のオープニング興行収入は、同時期に公開された『トップガン マーヴェリック』の倍以上の動員数を記録し、正真正銘の“メガヒット”作となり、すでに世界132か国での公開も決定している。公開情報と併せ、この度超特報映像と場面写真3点も解禁に。 ベトナムへ逃亡した容疑者を引き取りに行く任務を与えられた、怪物刑事マ・ソクト(マ・ドンソク)が所属するクムチョン署の強行犯係。秘密裏に捜査を開始した彼は得意の腕っぷしで背後にいる凶悪犯を追うが…。マ・ドンソクの拳が炸裂するインパクトある特報となっている。本作で、“最強”&“最狂”の悪役を演じるのはNETFLIX ドラマ「私の解放日誌」(22)で話題沸騰中のソン・ソック。マ・ ドンソク演じるマ・ソクトのパワーアップした拳と愛嬌はもちろん、キレッキレのアクションで魅せるソン・ソックの悪役っぷりも必見だ。『犯罪都市 THE ROUNDUP』は11月3日(木・祝)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年07月26日2022年7月3日、お笑いコンビ『TKO』の木下隆行さんが、自身のYouTubeチャンネル『TKO木下のキノちゃんねる〜天まで届け〜』に動画を投稿。ベトナムで、なんと総額270万円のスリ被害に遭ったことを明かしました。TKO・木下隆行、総額270万円のスリ被害に遭う転勤した友人に会うため、遠路はるばるベトナムを訪れたという木下さん。事前に「ベトナムはスリが多いから気を付けて」と助言を受けていたため、外出時はできるだけ財布を持ち歩かないように気を付けていたといいます。最悪の事態が起こったのは、旅行の最終日。木下さんはショッピングモールで買い物をするため、財布を持ち歩き、バッグを後ろ向きにして行動をしていました。そこで、スリ集団による盗難被害に遭遇。すぐに警備員に伝えたところ、監視カメラに犯行の決定的な瞬間が映っていたそうです。動画では、スリの実行犯である4人組の姿が。木下さんのバッグを開け、巧妙な手口で財布を抜き取る一連の行動が映っています。財布には、所持金の50万円と、免許や保険証が入っていました。また、盗まれた財布は高級ブランド『エルメス』のものであり、220万円相当の値打ちだそうです。不幸中の幸いか、パスポートは無事だったのだとか。木下さんは沈痛な面持ちで、動画を見る人に向けてこのようにコメントをしました。コロナで(いろいろな影響があり)、正直治安も悪くなってると思います。ベトナムだけじゃなく。どこの国も。だから、今まで以上に、もっとより気を付けなあかんやろうし。今からコロナ明けて、海外に行けるようになって、みんなが浮足立って、今まで溜めてたぶんバーンと開くと思うねんけど、本当にね、「誰がいうてんねん」やけど、本当にみなさんも(気を付けて)。TKO木下のキノちゃんねる〜天まで届け〜ーより引用自身の不注意を悔いた上で、今後海外旅行の予定を立てるであろう人たちに、木下さんは真剣な表情で注意喚起をしました。そして、最後は「まさか自分がこんな目に合うとは」とコメント。きっとスリ被害に遭ったほとんどの人が、同じ気持ちになったことでしょう。動画を見た人からは、木下さんに対する励ましの声や、注意喚起に対する感謝の声などが寄せられました。・絶対つらいはずなのに、こうして発信してくれてありがとう…!・ブランドものの財布を入れて、バッグを後ろに向けるのは確実にアウト。みんなも気を付けよう。・怖っ!決定的瞬間がしっかりと映ってて、すごく貴重な犯行映像だ…。日本でももちろん起こり得ますが、一般的に、海外は日本よりもスリの被害総数が多いといわれています。木下さんのように財布を持ち歩かないように心がけていても、油断をした隙に盗まれてしまうケースもあるでしょう。「自分が被害に遭うはずがない」という過信は捨て、旅行をする際はしっかりと対策をとりたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年07月04日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「戦争犯罪」です。ルールはあっても、現実的には大国を裁くのは難しい。国連憲章では、他国への侵略行為、戦争は禁じられています。しかし、戦争になった場合も最低限守るべきルールが、ジュネーブ条約(赤十字条約)によって国際的に定められました。まず、民間人への攻撃は禁止。市民の暮らしの要になるインフラを故意に攻撃することも禁じられています。また、無差別攻撃を目的とする兵器、クラスター爆弾や焼夷弾、化学兵器や生物兵器、毒ガス、対人地雷も使用は禁止されています。兵士を含め、病人や負傷者は手当てを受ける権利が保障されており、それらの人々を助ける赤十字の関係者や施設は、中立的な立場のため攻撃してはいけません。捕虜への拷問や残虐行為も禁止。これらのルールを犯した場合、戦争犯罪になります。また、特定の民族や人種を意図的に根絶やしにするような民族虐殺(ジェノサイド)も禁じられています。ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻では、数々の戦争犯罪の証拠が挙がっています。自転車に乗った民間人を殺害したロシア兵は、明白な戦争犯罪だとして、ウクライナで終身刑が言い渡されました。国家間の紛争を解決するために設立されたのが国際司法裁判所(ICJ)。ウクライナ政府はロシア政府をICJに訴えましたが、ICJは国連の司法機関で、執行は国連安全保障理事会が担います。しかし安保理の常任理事国であるロシアは拒否権を持っています。そのため、ICJがロシアを戦争犯罪を起こしている国と認定しても、実際には裁くことは難しいのです。もうひとつ、国連から独立した国際刑事裁判所(ICC)があり、人道に対する罪や戦争犯罪に問われる、組織のリーダーや個人を裁きます。ICCは、ウクライナでのロシアの戦争犯罪に十分な証拠が揃っていると述べています。しかし、ICCは警察機関を持っておらず、犯罪者の逮捕はその国の警察機関に働きかけます。ただ、ロシアもアメリカも中国も、ICCには加盟していません。そのため、戦争犯罪が立証されても逮捕する手立てはないのです。そもそも戦争を起こさないための知恵を、諦めずに出し合うしか解決方法はないのだろうと思います。堀 潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2022年7月6日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年07月03日「寝つきがよくなった」「生活リズムが整った」との報告が相次ぎ、売り切れ店舗が続出、さらにはヤクルトの宅配サービスでは新規の申し込みを一時休止するほど人気の『ヤクルト1000』。あまりにも人気なあまり、『ヤクルト1000』を狙った、不届きな行為を働く人まで出ているのだそうです…。VTuberとして活動している、阿曲りん(@nakakuma68)さんもまた、もしかしたら被害にあっていたかもしれない1人。もともと、ヤクルトの宅配サービス『ヤクルト届けてネット』を利用していた阿曲さんのもとには、『ヤクルト1000』が毎週届いていました。『ヤクルト1000』の売り切れも、一部で転売されているという話も「自分には関係ない」と安心していた阿曲さんですが…。恐怖!ヤクルト1000転売屋の魔の手! pic.twitter.com/dNNRQ6q110 — 阿曲りん/中村くまりん2日目東Z-15a (@nakakuma68) June 28, 2022 保冷受け取り箱で、毎週、商品を受け取っていた阿曲さん。しかし、商品が届かない日に、受け取り箱のフタが開いていることに気付いたのです。もちろん、阿曲さん自身は触っておらず、『ヤクルト1000』を転売している人がいるという話を思い出し、最悪の答えにたどり着いたのでした…。転売目的で、誰かが盗もうとして、開けたってこと…!?もしかしたら、風か何かで偶然フタが開いてしまっただけという可能性も考えられます。しかし、ヤクルト商品ではないものの、同様の被害にあった人からの報告もあり、阿曲さんの予想は外れていないのかもしれません。【ネットの声】・もはや転売じゃなくて窃盗。・「届く日ではなかった」ということは未遂なんですね。被害がなくてよかったです。・そもそも、ヤクルトの受け取り箱は、『性善説』に基づいたシステム。誰かが、阿曲さん宅に届く商品を狙っていたのかは分かりません。しかし、疑ってしまうような状況になっていること自体が悲しい話です。コメントにもあるように、万が一、盗まれていた場合、それは窃盗という犯罪行為。盗んでまで利益を得たいと考える人は、自分がいかに危険な行為をしているか、今一度考えてほしいものです。[文・構成/grape編集部]
2022年06月29日インターネットの発展によって、パソコンやスマホを使えば、いろいろな動画を見ることができる時代になった現代。配信サイトも多く存在しており、公開されている映画の中から作品を検索し、気軽に触れられるようになりました。そんな時代でも、映画館に足を運ぶ人は絶えません。大きなスクリーンと優れた音響が備わったシアターで、多くの人と作品を見る…それが、映画館の魅力なのです。映画館で『盗撮らしき人』を見かけ…?映画館での出来事を漫画に描き、Twitterに投稿したのは、漫画家の福井セイ(@fukuisei)さん。ある作品の公開初日に、胸を弾ませながら映画館に向かったところ、気が散ってしまうような出来事に遭遇したといいます。映画館いったら隣の人が盗撮してそうだった体験談(2/2) pic.twitter.com/mBf3VI8zKa — 福井セイ@かけあうつきひ (@fukuisei) May 5, 2022 一般的に、音や光が上映の妨げになるため、上映中は携帯の電源をオフにするよう推奨されています。にもかかわらず、隣の席の人はスマホを取り出すどころか、カメラをスクリーンに向けるような動きを取っていたのです。勇気を出して福井さんがスタッフに声をかけたことで、なんとか盗撮行為を防ぐことができました。彼らがなんの目的で盗撮をしていたのかは分かりません。ですが、もし福井さんがスタッフに報告をしなければ、ネット上に公開されるなど、動画が悪用されていた可能性があります。投稿は拡散され、盗撮行為に対する非難の声や、犯罪を防いだ福井さんの勇気ある行動に称賛の声が寄せられました。・素晴らしい対応!投稿者さんに、今後いいことがありますように。・こういうのって犯罪以前に、周囲の人が作品に集中できなくなるから本当に迷惑。・平然と盗撮するだなんて、怖すぎる…。「盗撮かも?」と思ったらスタッフに報告を!文化庁は映画の盗撮行為について、たとえ私的使用が目的であっても、著作権法に基づき10年以下の懲役、もしくは1千万円以下の罰金、またはその両方が科せられると警告。また、映画業界や多くの施設が、シアター内で不審な人物を見かけた場合は、スタッフに報告するよう声を上げています。福井さんのように、相手が盗撮行為をしているかの判断が難しいケースもあるでしょう。確証のない状態でスタッフに報告をするのは、気が引けるものです。ですが、勇気を出してスタッフに盗撮の可能性を告げることによって、犯罪を防ぐことができるかもしれません。映画という1つの文化の未来を守るためにも、盗撮行為には「NO」といい続けていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年05月06日映画監督の園子温(その・しおん)さん、俳優としても活躍する映画監督の榊英雄さん、さらに俳優の木下ほうかさんの性行為強要疑惑が立て続けに一部週刊誌で報じられ、芸能界はもちろん世間に大きな衝撃を与えています。2022年4月13日には、俳優の橋本愛さんがInstagramのストーリーズ機能で、一連の問題に対するコメントを投稿。性被害や性暴力の被害者が受ける傷の深さ、告発する難しさを自身の言葉でつづっています。橋本愛「その思いを踏みにじるような言葉を投げかけないで」橋本さんは、性行為強要疑惑が報じられた後、「被害に遭った時に声を上げればよかった」「なぜ今更、告発をするのか」というコメントを見かける機会が多かったといいます。そうした考えを持つ人たちに対し「同様の被害に遭ったことがないのかな、と思いました」とし「もしそうならば、それはとても幸せなこと」「どうかずっと分からないままでいてほしいと思うほどです」と正直な思いをつづりました。一方で、なぜなのかが知りたいと思う人に対しては「分かってほしい」といい、こうも続けます。言えないんです。言葉を発そうとすると、たとえば口に汚物を塗りたくられたような感覚に。記憶を思い返すだけで、人の糞を無理やり口に、体内に捩じ込まれたような感覚に。とまで言えば、どこか体感として伝わるでしょうか。または全身を虫が大量に這うような感じ、もあります。耳や、口、鼻、目、に、虫がわらわらと侵入してくる感じ。です。感覚は人それぞれですが、私自身の感覚を表すとすれば、これが一例にあたります。たとえば窃盗なら、盗まれたものを取り返したい、そして、どこかで「取り返せるのではないか」という希望が持てるのだと思います。きっととても怖いしショックだけれどこの場合警察や然るべきところにすぐに相談される方は多いのではないかと思います。けれど、性被害は、一生、何があっても取り返せないんです。たとえ加害者が逮捕されようと、罰せられようと、どうなろうと。だから一番は、記憶を消すしかないんです。ai__hashimotoーより引用あまりにも生々しく、リアルな表現が並ぶ、橋本さんの投稿。被害者が受けた苦痛と嫌悪感、癒えることのない傷を負った絶望感が強く伝わってきます。また、だからこそ言葉にして被害を告発することは難しく、橋本さんはそれでも今回、声を上げた人たちを思い「それでもどうにか何かを変えたいと、なんとか言葉にしてくれた」とし「その思いを踏みにじるような言葉を投げかけないで」と訴えかけました。最後に「被害者の方々の気持ちは、全部私の想像なので、間違ってることもあるかもしれません。でも、私自身が想像した体感に、ウソは1つもありません」とつづった橋本さん。この投稿は反響を呼び「とても大きな意味がある投稿」とさまざまなコメントが寄せられました。・被害者に寄り添う姿勢が伝わってきた。・橋本さんの投稿で、勇気をもらった人も多いのではないだろうか。・影響力のある橋本さんがいうことで、被害者の苦痛が伝わってほしい。悲しいことに、性被害や性暴力は映画業界、芸能界に限った問題ではありません。今も誰かが被害を受け、声を出せずに苦しんでいるのです。被害者が受けた傷は癒えることがなく、過去を変えることができなくても、それでも被害を告発したその勇気は、もっと尊重されるべきではないでしょうか。そして、この声が大きくなり理不尽な被害を受ける人がいなくなることを多くの人が願っています。[文・構成/grape編集部]
2022年04月14日2022年4月4日、映画監督である園子温(その・しおん)さんに性的関係を迫られたという、複数の女性の証言を、一部の週刊誌が報じました。また、同年3月には俳優や映画監督として活躍する榊英雄さんや、俳優の木下ほうかさんの性行為強要疑惑が報じられています。原作者「映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます」同月12日、作家の山内マリコさんと、柚木麻子さんが、「映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます」という声明を発表しました。過去には、山内さんの作品『ここは退屈迎えに来て』『あのこは貴族』や、柚木さんの作品『伊藤くん A to E』が映画化されています。山内さんたちは、「物語がスクリーンに映し出される感動は、作者として何物にも代えがたい幸せ」とつづりました。一方で、「その作品がいかなるものであっても、自分の生み出した物語である責務を負う」と訴えています。原作者の名前は、映画の冒頭にクレジットされ、その作品がいかなるものであっても、自分の生み出した物語である責務を負います。映画制作の現場での性暴力・性加害が明るみに出たことは、原作者という立場で映画に関わる私たちにとっても、無関係ではありません。不均等なパワーバランスによる常態的なハラスメント、身体的な暴力、恫喝などの心理的な暴力等が、業界の体質であるように言われるなかで、今回、女性たちが多大なリスクを背負って性被害を告白したことは、業界の内外を問わず、重く受け止めるべきと考えます。声をあげてくださった方々の勇気に応えたく、私たちは、連帯の意志を表明します。原作者として、映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます。ーより引用また、「映画業界の内部にいる人たちは声を上げづらい状況にあることを目の当たりにした」という、山内さんたち。映画業界と特殊な関係性を持つ原作者だからこそ、連帯し声を上げられると考えたことが、今回の声明を発表したきっかけだそうです。今後は、契約の段階から適切な主張を行っていくとともに、万が一、被害があった場合は原作者としてしかるべき措置を求めていけるよう、行動するそうです。映画界が抱える問題は、出版会とも地続き声明では、「映画界が抱える問題は、出版界とも地続きです」ともつづっています。これからは、出版界のハラスメント根絶のためにも、声を上げていくという、力強い意志を表明しました。声明には、数々の作家が賛同しています。山内マリコ「さすがにここでアクションを起こさないのは」声明とは別に、山内さんは自身のTwitterで、このように想いをつづっています。ステートメント【原作者として、映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます。】公開しました。小説家は自作が映画化される際、蚊帳の外というか、直接なにか意見を言える機会はとても少なく、言っても反映されることはまずない無力な存在(わたしだけか)ですが、 — 山内マリコ (@maricofff) April 12, 2022 一連の性加害報道を受けて、さすがにここでアクションを起こさないのはどうなんだと思い、映画化経験のある知人作家まで、という小さな括りで賛同者を集めました。— 山内マリコ (@maricofff) April 12, 2022 また、「ここから何かが変わることを心から望みます」ともつづりました。山内さんたちの力強いメッセージに、ネットからも賛同の声が上がっています。・映画ファンとして、賛同します。勇気ある行動に拍手を送りたい。・声を上げることは大切なことだよね。一時的なニュースとして話題になるだけじゃなく、いい方向に変わっていかないと。・「素行は悪いけど、あの人の作る作品は素晴らしいから」ということがなくなることを祈ります。・素晴らしい、大切な一歩だと思う。作品を楽しむ側も、ハラスメントに対しては厳しい声を上げたいね。まずは、原作者として声を上げた18名の作家たちの勇気ある行動に拍手を送りたいですね。そして、この声明が、映画業界や出版業界のみならず、さまざまな業界によい影響をもたらすことを願います。[文・構成/grape編集部]
2022年04月13日