今年9月、ラスベガスに球体型アリーナ「スフィア」がオープンした。11月8日(現地時間)、この建物を包み込む巨大なLEDスクリーンに、11月10日に日米同時公開となる『マーベルズ』のキャラクター・グースが映し出され、話題となっている。グースは『キャプテン・マーベル』に登場した茶トラの猫。見た目は猫なのだが、実はエイリアンのフラーケンであり、なんでも丸ごと飲み込んでしまうという能力を持つ。グースのファンは多く、『マーベルズ』での活躍にも期待しているという声を寄せていた。スフィアのスクリーンに映し出されたグースは、はじめは“普通の猫”のようにレーザーポインターの点に興味を持って目で追い、手で捕まえようとする。しかし、しびれを切らすと口からタコのような多数の触手を出し、画面いっぱいにそのちょっとグロテスクな触手が広がる…というプロモーション映像だ。同日はラスベガスで『マーベルズ』の上映会も行われたという。マーベルの公式Xアカウントは「ラスベ“グース”へようこそ!」と、映像を紹介。映画ファンは「スフィアの使い方、完璧!」「宣伝のセンスが最高」「これぞ広告だよね」と好意的な感想を寄せている。(賀来比呂美)■関連作品:マーベルズ 11月10日(金)全国劇場公開©Marvel Studios 2023
2023年11月09日滋賀県立美術館(所在地 滋賀県大津市: )では、企画展「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」を、2023年1月21日(土)から3月26日(日)まで開催いたします。川内倫子《無題》(シリーズ〈4%〉より) 2011◆本展について川内倫子は1972年に滋賀県で生まれ、4歳までは滋賀で、その後は大阪で育ちました。川内の写真は柔らかい光をはらんだ独特の淡い色調を特徴とし、初期から一貫して人間や動物、あらゆる生命がもつ神秘や輝き、儚さ、力強さを撮り続けています。川内のまなざしは、身の回りの家族や植物、動物といった存在から、火山や氷河といった壮大な自然に対してまで等しく注がれています。日常にある儚くささやかな対象と、長い時を経て形成される大地の営みとが、独自の感覚でつながり、同じ生命の輝きを放っているところに、川内の作品世界の大きな魅力があるといえます。タイトルでもある〈M/E〉は、本展のメインとなる2019年以降に撮影された新作のシリーズです。〈M/E〉とは、「母(Mother)」、「地球(Earth)」の頭文字であり、続けて読むと「母なる大地(Mother Earth)」、そして「私(Me)」でもあります。アイスランドや北海道で撮影した火山や流氷と、コロナ禍で撮影された日常の風景とは、一見するとかけ離れた無関係のものに思えますが、どちらもわたしたちの住む地球の上でおこっており、川内の写真はそこにある繋がりを意識させます。本展は、人間の命の営みや自然との関係についてあらためて問い直す機会となることでしょう。川内は写真集『うたたね』、『花火』(リトルモア、2001)の2冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞し、今日まで精力的に写真集の刊行や個展の開催を行ってきました。2022年11月には、国際的な写真賞であるSony World Photography Award 2023特別功労賞を日本人としてはじめて受賞しています。本展は、国内では6年ぶり、そして故郷である滋賀でははじめての大規模個展です。この10年の活動に焦点を当て、未発表作品を織り交ぜながら川内の作品の本質に迫ります。◆見どころ1:故郷の滋賀でははじめての大規模個展国内では6年ぶり、そして故郷である滋賀でははじめてとなる大規模個展です。この10年の活動に焦点を当て、未発表作品を織り交ぜながら川内の作品の本質に迫ります。2:国内外で活躍する注目の作家川内倫子は、デビュー作で写真界の芥川賞とも称される木村伊兵衛写真賞を受賞。2022年11月には、国際的な写真賞であるSony World Photography Award 2023特別功労賞を日本人ではじめて受賞するなど、国内外で高い評価を受けています。3:写真にとどまらない表現川内は、写真にとどまらず、これまでも映像作品の発表や文章の執筆を行ってきました。本展でも、写真に加え、映像作品やインスタレーションなど多彩な表現を展示します。4:建築家 中山英之による会場デザイン本展は、中山英之建築設計事務所が会場デザインを手がけます。川内の「自分が作品を制作する際に感じた感覚や経験を、展示空間において観賞者と共有したい」という想いに応えた空間が作り上げられます。5:西日本では当館が唯一の開催本展は、東京オペラシティアートギャラリー(2022年12月18日(日)までの開催)と当館の2館を巡回します。西日本では、当館が唯一の開催となります。6:常設展でも特集展示「川内倫子と滋賀」を開催本展の開催に合わせ、川内の作品の中でも特に滋賀との関わりの深いものを特集展示する「川内倫子と滋賀」を開催します。この特集展示では、川内が撮り続けた甲賀市の福祉施設「やまなみ工房」の作家たちの作品を川内の作品と同じ空間で展示します。◆開催概要会期 :2023年1月21日(土)~3月26日(日)開場時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)休館日 :月曜日会場 :滋賀県立美術館 展示室3料金 :一般1,300円(1,100円)、高大生900円(700円)、小中生700円(500円)※( )内は20名以上の団体料金※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料※同時開催中の常設展もご覧いただけます※年額2,400円(一般)で何度でも観覧いただけるお得な年間パス(滋賀県美メンバーズ)入会受付中◆関連イベント[学芸員によるギャラリートーク]2023年1月29日(日)、3月5日(日)※当日先着順[講演会 光と闇の連なりをめぐって]2023年2月12日(日)※事前申込制講師:篠原雅武(哲学者、京都大学特定准教授)[たいけんびじゅつかん(子ども向けワークショップ)]2023年2月26日(日)※事前申込制[写真とピアノによるセッションライブ]2023年3月18日(土)※事前申込制出演:川内倫子、haruka nakamura(音楽家)[滋賀県美メンバーズ限定イベント「川内倫子 スペシャル・ギャラリートーク」]2023年1月21日(土)※事前申込制解説者:川内倫子、当館担当学芸員※それぞれのイベントは都合により、内容・日時等が変更になる場合があります。イベントの詳細や最新情報は当館HP等で御確認ください。◆ご来館のみなさまへのお願い滋賀県立美術館では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、安全に配慮した取り組みを行っています。・発熱や咳などの症状がある方、体調がすぐれない方はご来館をお控えください。・入館にあたり、マスクの持参、着用、こまめな手洗い、消毒、来館者同士の距離の確保にご協力ください。展覧会については、感染症拡大防止対策のため、やむを得ず延期・中止する場合がございます。実施スケジュールや、詳細に関しましては、滋賀県立美術館のウェブサイト( )をご確認ください。◆問い合わせ先滋賀県立美術館〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1TEL : 077-543-2111(電話受付時間 8:30~17:15)HP : アクセス: JR瀬田駅から帝産バスに乗り換え「県立図書館・美術館前」または「文化ゾーン前」で下車、徒歩約5分 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月22日東京オペラシティアートギャラリーでは、10月8日(土)より『川内倫子:M/E球体の上無限の連なり』が開催される。2002年に『うたたね』『花火』(リトルモア刊)の2冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞して以来、第一線で活躍する写真家・川内倫子(1972-)の、国内の美術館では約6年ぶりの大規模な個展である。柔らかい光をはらんだ淡い色調の作品が特徴的な川内倫子の写真は、一貫して人間や動物、あらゆる生命がもつ神秘や輝き、儚さ、力強さを撮り続けてきた。そんな彼女のここ10年の活動を紹介にする同展では、まず、展覧会タイトルにある〈M/E〉にスポットを当てる。「母(Mother)」、「地球(Earth)」の頭文字であり、「母なる大地(MotherEarth)」「私(Me)」とも解釈できる〈M/E〉は、川内が2019年にアイスランドで撮影した写真に、コロナ禍での身近な風景などを加えた新作シリーズで、今回初めてその全貌が明らかになる。北国の雪景色とコロナ禍の日常風景。一見無関係のように見える両者は、まぎれもなく地球で起こっている事象であり、お互いに繋がっていることが意識されることだろう。そのほか、球体や水平線など、宇宙をイメージさせる被写体が登場する〈4%〉や、川内の写真を象徴する6×6の正方形フォーマットで、日常にあるイメージや小さな命を捉えた〈Aninterlinking〉など、代表的なシリーズを未発表作品も織り交ぜ紹介。川内が2018年に出版した写真絵本『はじまりのひ』を朗読したサウンドや、映像作品など、写真以外の表現も公開される。ちなみに、これらが発表されるのは、建築家・中山英之のデザインによる展示空間。白を基調とした幻想的な会場は、「自分が作品を制作する際に感じた感覚や経験を、展示空間において鑑賞者と共有したい」という川内の想いに応えている。11月3日(木・祝)と11月4日(金)には、川内倫子と映像作品を制作したことがある兄妹音楽ユニットbaobabのミニライブも開催される。《無題》(シリーズ「4%」より)2012《無題》(シリーズ〈An interlinking〉より) 2012《無題》(シリーズ「光と影」より)2011《無題》(シリーズ〈あめつち〉より)2013【開催概要】『川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり』会期:2022年10月8日(土)~12月18日(日)会場:東京オペラシティ アートギャラリー時間:11:00~19:00(入場は18:30まで) ※11月3日(木)~6日(日)は「アートウィーク東京」の開催にあわせ10:00開館休館日:月曜(祝日の場合翌日休)料金:一般1,200円、大高生800円※『収蔵品展074 連作版画の魅力』『project N 88 䑓原蓉子』同時開催公式サイト:
2022年10月06日「チームラボ 浮遊する、呼応する球体 - 名古屋城」が、名古屋城にて開催される。会期は、2017年12月23日(土・祝)から12月30日(土)、2018年1月2日(火)から1月14日(日)までの期間。デジタルテクノロジーのスペシャリスト集団「チームラボ」によるデジタルアート作品が、名古屋城に出現する。浮遊する様々な光の球体が強く輝いたり消えたりし、神秘的な光によって名古屋城を演出。光の球体は、人が叩いたり何かにぶつかったりして衝撃を受けると、光の色を変化させ、色によって異なる音色を響かせる。連動して周りの球体も呼応し、同じ色に変化して音を放つ。周辺の球体から連続的に呼応が広がっていく様は、まるで生きているかのようにも見える、幻想的な作品となっている。なお、「チームラボ 浮遊する、呼応する球体 - 名古屋城」はイベント「Nagoya-jo Winter Festival 名古屋城冬まつり」の期間中に開催される企画の1つとなっている。【詳細】チームラボ 浮遊する、呼応する球体 - 名古屋城会期: 2017年12月23日(土・祝)〜12月30日(土)、2018年1月2日(火)~1月14日(日)※2017年12月31日(日)、2018年1月1日(月)の2日間は休演。会場:名古屋城住所:愛知県名古屋市中区本丸1番1号時間:17:30~21:30チケット発売:11月3日(金・祝)※ファミリーマートにて発売開始(ファミリーマートでは開催期間中も前売料金で販売)入場料:高校生以上 前売:1,000円/当日:1,200円、中学生 前売:600円/当日:800円名古屋市内在住高齢者 前売:680円/当日:880円※住所、年齢及び本人であることを確認できる書類を持参する必要有。(名古屋市発行敬老手帳、運転免許証、パスポート等)※名古屋城観覧料を含む(天守閣、本丸御殿は入場不可)※小学生以下無料、障害者手帳等を提示者と付き添い2名までは当日券窓口にて800円■関連イベントNagoya-jo Winter Festival 名古屋城冬まつり日時:2017年12月23日(土・祝)~2018年1月14日(日) 9:00~16:30※12月31日~1月1日はカウントダウンイベントを実施。入場料:大人 500円、名古屋市内高齢者 100円 ※敬老手帳等提示者※障害者手帳等提示者、中学生以下は無料。※「チームラボ 浮遊する、呼応する球体 - 名古屋城」は別料金。
2017年11月05日「チームラボ 大村の神社に浮遊する球体、呼応する城跡と森」が、長崎県大村市の大村公園で開催される。期間は、2017年6月3日(土)から7月2日(日)まで。“自然そのものを、自然のままアートに”。チームラボの作品群は、街の風景をそのままデジタル化することで未知なるアート空間に変えてしまう。今回は、玖島崎樹叢(くしまざきじゅそう)の木々と城跡の石垣に光を灯し、幻想空間へと導く。2016年10月に「TOKYO数寄フェス」にて披露された“浮遊する、呼応する球体”が舞台を変え「浮遊する、呼応する球体 - 大村神社」として登場する。大村神社に浮遊する光の球体は、衝撃を受けることで光の色を変化させ、色特有の音色を響かせる。強く輝いたり消えたり、まるでゆっくりと呼吸しているかのごとく鑑賞者たちに振る舞う。玖島崎樹叢は、玖島城が廃城となった後、林が自然の状態へと戻った自然林の森。この森の木々と城跡の石垣が、今回の展示では「呼応する森と城跡 - 玖島崎樹叢」として姿を変える。「浮遊する、呼応する球体 - 大村神社」と同様、鑑賞者の動きにあわせてつながる光と音は、森に新たな息吹を吹き込んでくれる。【詳細】チームラボ 大村の神社に浮遊する球体、 呼応する城跡と森会期:2017年6月3日(土)~7月2日(日)会場:長崎県大村市大村公園内(玖島崎樹叢・大村神社境内)住所:長崎県大村市玖島1-45-3時間:19:00~22:00(最終入場21:30)※荒天の場合は中止。※小学生の入場は保護者同伴とし、 中高生のみの入場は20:30まで。入場料:・市内在住者大人 500円、高校生以下(市外在住者で市内の高校に通学している生徒を含む):無料・市外在住者大人 800円、高校・中学生 300円、小学生以下 無料※障害者手帳提示者及び介助者1名までは無料。※市外在住者のうち、市内宿泊施設・飲食店の登録店(ポスター掲示店)で割引チラシを入手し提示すると入場料減額(300円割引)。
2017年05月13日世界最大の電動工具メーカー、ブラック・アンド・デッカーから、球体デザインを採⽤した最⼩・最軽量クラスのコードレスハンディクリーナーの最新モデル『orb2(リチウムオーブ)』が、11⽉下旬より家電量販店などで発売されました。最小・最軽量クラスのデザイン掃除機から最新モデルが登場!新モデルは、3.6Vリチウムイオン充電池を採用し、従来モデルに⽐べ約15%の軽量化となる640gを実現したほか、運転時間は約22%増の約9分、充電時間は2時間短縮の約4時間に改良されました。また、アクセサリーは従来の「ブラシノズル」に加え、ホコリがたまりやすい隅や溝などの細かな掃除がしやすい「極細すきまノズル」も追加されます。本体カラーはブラック、レッド、ブルーの3種類にリニューアルされます。希望⼩売価格は8,200円(税別)。本シリーズは、1979年に世界初のコードレスハンディクリーナーを発売したブラック・アンド・デッカーが、初の⽇本企画の掃除機として2011年に発売。これまでに世界で累計52万台以上を販売しています。モーターを本体中⼼部に配置した独⾃設計により、インテリアになじむ直径約13cmのシンプルな球体デザインを実現。オフィスや書斎などのデスク周りをはじめ、⽞関や脱⾐所、⼦供部屋など狭いスペースのこまめなお掃除に最適です。製品仕様製品名 Orb2(リチウムオーブ)品番(カラー) BO36LBK(ブラック)BO36LB(ブルー)BO36LR(レッド)定格電圧 3.6Vバッテリー リチウムイオン充電池充電時間 約4時間連続使⽤時間 約9分本体重量 約0.64kg本体サイズ 幅140㎜×奥⾏130㎜×⾼さ130㎜集塵容量 約170ml集塵⽅式 バッグレスタイプ付属品 充電台、極細すきまノズル、ブラシノズル、ノズルスタンド希望⼩売価格 税別8,200円(税込8,856円)ブラック・アンド・デッカーについてS・ダンカン・ブラックとアロンゾ・G・デッカーによって1910年に⽶国で設⽴されたブラック・アンド・デッカーは、電動⼯具製品における世界最⼤のメーカーです。1916年に現在の電動⼯具の原型となる世界初のピストルグリップ式ポータブル電動ドリルを発表。1971年にアポロ計画で使われた⽉⾯掘削⽤のコードレスドリルをNASAと共同製作。1979年にこの技術を応⽤した世界初のコードレスハンディクリーナーを発売。家電業界にコードレスという新たなコンセプトをもたらし、世界的なヒットを記録しました。以来、⾰新的なデザインと使い易さを追求した製品を数多く発表しています。問い合わせ先【ブラック・アンド・デッカー】TEL:03-5979-5677WEB
2016年12月05日ガチャガチャメーカーの奇譚クラブは、同社初の試みとなる球体マグネット「球体マグネット 宇宙」を、3月15日より全国のガチャガチャにて発売することを発表した。価格は1回300円。同商品は、惑星・衛星それぞれを、マグネットに360度全面プリント。球体内部のマグネットは自由に動くため、どの面でも貼り付けることが可能。そのため、ドアや冷蔵庫、ホワイトボードなどの平面だけでなく、スタンドなど棒状の金属部分にくっつけて立体的に楽しむこともできるという。ラインナップは「水星」「金星」「地球」「火星」「木星」「土星」「月」の全7種で展開する。(C)KITAN CLUB
2016年03月09日お台場にいまほど多くの人が訪れなかった1996年当時、海沿いに現れたのはこれまで見たことのない、ひときわ目を引く建物でした。格子状の構造と球体の組み合わせが印象的なそのカタチについて、株式会社フジテレビジョン 広報局にお話をうかがいました。――フジテレビ本社ビルの概要について教えてください。高さ123.45メートル(地上25階、地下2階)の建物で、正式名称は「FCGビル」といいます。1993年4月から1996年6月にかけて工事が行われ、(当時フジテレビの本社があった)新宿区河田町から移転しました。――設計者について教えてください。国外で活躍する日本人建築家の先駆けであり、「世界のタンゲ」と称された丹下健三氏です。FCGビルは後期の代表的な作品となっています。――丹下氏が直接指揮をとった最後の建築とも言われていますね。また、幅12メートル、長さ100メートルという圧巻の大階段、外のチューブ状のエスカレーターなど、印象的なデザインが目を引きます。メタリックな素材と、球体が組み込まれたオブジェのような造形が彫刻のようですが、このカタチに込められたコンセプトなどはありますか?お台場のシンボルとなるようなデザインであることと、外部と内部の空間が一体化された"開かれたテレビ局"になることを目指しました。――コンセプト通り、デザインはもちろん、観光スポットとしてもお台場のシンボルになっていますね。ところで、展望室として一般に開放されている「球体」部分(球体展望室「はちたま」)の大きさはどのくらいですか? そして、球体にはどのような素材が使われているのでしょうか?直径が32メートル、重量は1,200トンにもなり、外側には3,200枚の「チタン」パネルが貼り込まれています。チタンは耐候性に優れているので潮風にも強いですし、比重が鋼の60%と軽いこと、線膨張率も小さい(アルミの約3分の1)ことなどから、メンテナンスの面でも優れています。一方、社屋全体の直線的な部分には「アルミ」素材が使われており、その微妙な質感の違いで、より球体部分のシンボル性を強調しています。――素材の選び方にも設計者のこだわりが感じられます。それでは、球体内部の特徴についても教えてください。"どこでも放送局"を想定したこのビルは、各所に電源や連絡端子盤などの放送用設備を準備していますが、球体内部にもスタジオ機能(照明・ブラインド・副調整室)を備えています。ドームの天井は、音を吸収する「吸音天井」と音を拡散させるための「拡散天井」を設けてある二重構造で、デザイン的にも美しくなるように、拡散天井は720枚にもおよぶアルミパネルを格子状に組んでいます。――そのほかに、この造形ならではのエピソードがあれば教えてください。建設当時のエピソードですが、1,200トンもの球体は7階の空中庭園で組み立てられ、毎時5,086ミリメートルずつ、9時間半をかけて25階に設置しました。「重心のずれた非対称形の揚体(吊り荷)を、3カ所の吊点でリフトアップする」というのは、世界でも初めての試みでした。――見た目も、そして工法から見ても、やはり前例のないエピソードばかりですね。最後に、フジテレビ本社ビルを毎日見ている広報さんが一番好きな"表情"を教えてください。球体展望室からはレインボーブリッジ越しの東京タワーや東京スカイツリー、富士山など、東京らしい景色が270度パノラマで一望できます。また、夜にレインボーブリッジから見る東京湾越しの社屋がとても綺麗です。どちらも海を感じる表情です。――ありがとうございました。メタリックで斬新なデザインの外観とは裏腹に、多くの人に開かれたフレンドリーな空間を目指した、フジテレビ本社ビル。完成から17年もの歳月が経過したいまも、未来的な佇まいでお台場のシンボルとなっています。ぜひ、目近でその素材感を確かめてみてください。
2014年01月13日ブラック・アンド・デッカーは7月下旬、コードレスハンディクリーナー「オーブ(orb)」の新モデル「ORB72」を発売する。本体は直径約13cmの球体型。本体の中心部にモーターを配置した独自の設計により、掃除機に見えないコンパクトでスタイリッシュなデザインが実現した。同モデルは、軽量で大容量を蓄電できる7.2Vのリチウムイオンバッテリーとモーターを採用したことで、パフォーマンスがさらに向上したという。従来モデルに比べ、吸引力が25%程度向上したことにより、手早く掃除をすることができるとのこと。また、充電時間が6時間から3.5時間に短縮され、約8分の連続運転が可能となった。充電時の消費電力は約4.2Wで、一般的なコード式掃除機の約250分の1。1カ月の電気料金は、毎日利用した場合で約9円とのこと。ハンドル部分を持つと同時にノズルが開き、使い終わったら充電台において収納ボタンを押すだけでよい。紙パックを使わないバッグレスタイプで、ゴミ捨ては本体側面のラッチを開けてワンタッチで行える。本体サイズは130(幅)×140(高さ)×130(奥行き)mm、重量は約715g。ボディカラーはクローム。先細ノズル、ブラシノズル、充電台が付属する。希望小売価格は1万5,750円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月08日