■前回のあらすじ夫・やすしが、小2の息子・たかしになんでもかんでも買い与えることに悩むこずえ。決定的なできごとが起こり、家を飛び出してしまい…夫と息子に対しあまりに腹が立った私は、冷静になろうと公園にきていました。外で一人で過ごしていると、だんだん落ち着いてきました。突然いなくなったことで、2人は心配しているかもしれない…反省しつつも戻れないでいると、聞き慣れた声がしました。私たちが話し合えたことで、私たちはいい方向に進むことができました。私も普段のたかしの様子を伝えていなかったので、夫も真剣に私の話を聞くこともなく、だんだんお互いが考える教育やしつけの感覚にズレができていたようです。夫婦とはいえお互い育った環境も違う他人なので、一緒に子どもを育てていくためには、常に話し合いが必要だなと実感しました。今回のことで夫との足並みがそろってよかったです。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・ 山口しずか
2020年09月03日■前回のあらすじ夫・やすしが、小2の息子・たかしになんでもかんでも買い与えることに悩むこずえ。さらにこずえを追い詰めるできごとが…私は、子どもの頃、なんでも買ってもらえる家庭環境ではありませんでしたが、親から愛されて育ったなぁという実感があります。今考えると、一緒に公園で遊んでくれたり、話を真剣に聞いてくれたり、ダメなことはきちんと説明してくれたりなど、私にしっかり向き合ってくれていたことが嬉しかったのです。なので、私もたかしにそう接してあげたいと思っていたのですが…ある日、母から電話がありました。気にしていたことを母から指摘されてしまい、正直ショックでした。さらにその翌日。たかしの友達、けんたくんママとあつしくんママから連絡があり…違和感を感じていたのは、私だけじゃなかった…。次第に、焦りと夫へのイライラが止まらなくなりました。私はもういっぱいいっぱいになっていました。本当はあんなに怒りたくない。私だって、優しいママでいたい。そうできない自分にも嫌気がさしてしまう…。子どもの前でケンカしたくないのに怒りが抑えられなくて、思わず家を飛び出していました。結婚してから初めてのことでした。→次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・ 山口しずか
2020年09月02日うちの夫は仕事が忙しく週末しか子どもと遊べません。小2の息子・たかしをかわいがってくれるのは嬉しいのですが、ちょっと甘やかしすぎているところがあります。気づくと注意をしているのですが夫は真面目に聞いてくれないばかりか、最近は行き過ぎることもあって困っています。 夫は、自分のためのお金はほとんど使いませんが、子どもの好きなことへのお金の投資は惜しみません。すべてを否定するわけでは有りませんが、あまりに甘やかしすぎているのです。また別の日…その日の夜、あらためて夫に話をしたのですが…子どもに愛情をかける方法はものを買い与えること以外にもあると常々夫に言っているのですが、全然聞く耳を持ってくれません。たかしが欲しいものを買ってもらうことがあたりまえになっているのも心配です…夫がいない平日、言うことをきかないたかしの面倒を見ているのは私です。ゲームを我慢させて勉強をやらせたりしているのですが、夫がいると私を悪者にして2人でやりたい放題…そんなモヤモが続いたある日のこと、さすがに我慢できないできごとが起こるのです…次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・ 山口しずか
2020年09月01日孫が大好きな義母。息子もよく懐いていて、休みのたびに「ばあばのお家に行く!」と言っていました。とてもありがたいのですが、息子への甘やかしが気になってくるようになり……。義母と険悪にならないように、甘やかしをやめてもらった私の体験談をご紹介します。甘やかします宣言!夫はひとりっ子だったので、義母にとって孫は息子ひとりだけです。そのためもあって、義母は生まれてからずっと息子をかわいがってくれています。義実家に行くと「この家にいるときは、甘やかすけど許してね」「今日だけだから、特別だし」と言って、息子が欲しがるお菓子やおもちゃをたくさん買ってくれていました。 あるときは、「欲しそうに見てたから」という理由でおもちゃを買ってくるほど。義実家に行くのは月に1、2回ほどでしたので、私も「かわいがってくれるおじいちゃん、おばあちゃんがいてくれてよかった」と思っていました。 衝撃的な光景その後、2人目の子どもができ、夫は息子と2人だけで頻繁に義実家へ行くようになりました。おかげで私は下の子のお世話に集中することができ、ありがたかったです。しかし数カ月後、下の子を連れて義実家に行くと衝撃的な光景を見ることに……。 「先に息子君へごはんをあげるわね」と言った義母が、テレビアニメを見ながら自動車のおもちゃに乗って部屋をぐるぐると走り回る息子に、スプーンを持って追いかけながら食事を与え始めたのです! あまりの光景に絶句当時息子は4歳で、幼稚園にも通っていました。園や家では自分でごはんを食べることもできています。以前も義実家ではテーブルで食事をしていました。あまりの光景に夫へ「いつもこうやって食べているの?」と聞くと、夫は「そうだよ~。こうじゃないと食べないし」と何が悪いのかわからない様子。 私がいない間、このスタイルが定着したようでした。さすがに行儀が悪すぎると思い、意を決して義母にやめてもらうようにお願いすることに。 わかってくれた義母義母にお願いするときに、あらたまってではなく、できるだけさり気なく伝えるように心がけました。雑談をしているときに、「そういえば、食事の仕方ですがおもちゃに乗りながら食べるのはちょっと……」「お義母さんも手間がかかって大変じゃないですか?」と伝えると、「やっぱりちょっと甘やかし過ぎたかしらね」と言って私の意見を尊重してくれたのです。 実は、義母自身も少し行儀が悪いと感じていたようでした。次からは食卓について自分で食べさせることを約束してくれました。その後も夫と息子の2人で義実家に行くことはありますが、きちんとテーブルについて自分で食べているようです。 これからも義母に言いにくいことでも、マナーに関わる点はきちんと伝えていこうと思っています。息子をかわいがってくれるのはありがたいのですが、母親としてどうしても譲れないラインがあることを実感しました。 監修/助産師REIKO作画/やましたともこ著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年08月27日ラブラブな恋愛をして、カレにいっぱい甘えたい!でも、カレはどんな甘やかし方をしてくれるのか、気になりませんか?そこで今回は、男性の12星座別に「カレがどんな甘やかし方をしてくれるか」を占ってみました。さっそくチェックしてみてくださいね。■ おひつじ座(3/21~4/19)……すぐに駆けつけてくれる情熱的なおひつじ座の男性は、「俺についてこい」タイプ。恋愛でも自分がリードすべきと思っています。ですが案外、彼女が「寂しいの」「会いたいの」と言えば、すぐに駆けつけてくれるでしょう。そんなに一緒にいたいのかと、つい甘やかしてしまうのです。■ おうし座(4/20~5/20)……吟味しながら買ってくれる彼女の持ち物や服装、髪型まで自分色に染めたい、おうし座の男性。「これが似合うよ」「これがいいと思うよ」と、あれこれ吟味しながらプレゼントしてくれるのです。おねだりすれば「ああ、ここのブランドは品質がいいよね」と、甘やかして買ってくれるでしょう。■ ふたご座(5/21~6/21)……スマートに甘やかすスマートさが魅力のふたご座の男性。重たい荷物を持っていたらサッと持ってくれるなど、彼女が困っていればすぐに手を貸してくれます。法律的な問題などちょっと難しいことでも、頼りになる専門家を探してくれるでしょう。とにかく親身になって、甘やかしてくれます。■ かに座(6/22~7/22)……世話を焼いてくれる12星座イチ父性があると言われているかに座の男性は、とにかく世話好き。普段から、たっぷりと彼女を甘やかすでしょう。お泊まりした日には、朝食を用意してくれるなど、至れり尽くせり状態。甘えっぱなしにならずに「一緒に作ろう」と言えば、大喜びしますよ。■ しし座(7/23~8/22)……甘えてくると奔走王様気質、ナイト気質と言われるしし座の男性。普段は「俺が王様」と、我がままなところを見せているでしょう。ですが、女性が甘えてくれると、途端にナイトになって願いを叶えようと奔走してくれます。難題であればあるほど張り切ってしまうのも、しし座男性の特徴ですよ。■ おとめ座(8/23~9/22)……元気づけてくれる生マジメなおとめ座男性は、細かすぎる注意をしてウザがられてしまうことも。でも、困っているときや悩んでいるときには、一緒に悩み、話を聞いて励ましてくれるでしょう。元気のない彼女のために、美味しいものを取り寄せてくれるなど、甘えさせてくれるのです。■ てんびん座(9/23~10/23)……つきっきりで看病観察力のあるてんびん座男性は、顔色や雰囲気から体調が悪いかどうか察して気づかいができる、優れたところがありますよ。もちろん、具合が悪いときにはつきっきりで看病してくれるでしょう。「食べたいものはない?」「具合はどう?」「熱を測ろうか?」と、甘えさせてくれるのです。■ さそり座(10/24~11/21)……神がかりな甘やかし方飲みたくなったらお酒、眠たくなったらベッド……そんな歌がありましたが、まさしくさそり座のカレの甘やかし方は「神がかり」。何も伝えていないのに、彼女の甘えたい気持ちを察してくれるのです。心を見透かされているみたいに思えますが、それだけ愛情があると言えるでしょう。■ いて座(11/22~12/21)……要求すれば応えてくれる行動的で忙しいいて座の男性は、女性が甘えたいと思っているのに、気がつかないことも多いでしょう。その代わり、「あれをやりたい」と伝えると「いいね!」と応援、協力をしてくれます。さらに「ここに行きたい」と甘えると、プランを立てて連れて行ってくれるでしょう。■ やぎ座(12/22~1/19)……ふたりきりのときはスキンシップ多め堅実で実直なやぎ座の男性は、人前で女性を甘やかすのが苦手。甘えられるのが嫌なのではなく、気恥ずかしさもあって素気なくなってしまうのです。でも、ふたりきりになったときには、頭を撫でたり、ハグしたりと、スキンシップ多めの甘やかしが始まるでしょう。■ みずがめ座(1/20~2/18)……いろいろ教えてくれる知識が豊富なみずがめ座の男性。課題や仕事など、彼女が苦手な分野で四苦八苦しているときに「仕方ないなあ」と言いながら手伝ってくれたり、資料を調べてくれたりするでしょう。「つまり、まとめるとこういうことだよ」とわかりやすく教えてくれることもあります。■ うお座(2/19~3/20)……ずっと側にいて甘やかす12星座イチの甘えたがりやと言われるうお座の男性ですが、実は甘えられるのも大好き。「寂しいから側にいて」と言われたら、ずっと側にいて甘やかしてくれるでしょう。もちろん、愚痴や不満、悩みなども「うんうん」と聞いて、彼女の味方をしてくれるのです。■ さいごに気になる男子や彼氏がどんなふうに甘やかせてくれるか、わかりましたか?でも、甘やかしてくれるからと安心して、甘えっぱなしになってはいけません。お礼を伝えたり、時にはカレが甘えたりできるようにしてあげましょう。そうすることが、恋愛を長続きさせる秘訣なのです。(マーリン・瑠菜/占い師)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年08月10日自分のことを「甘やかしてくれる」ような彼氏が欲しい……!そう切望している女性も中にはいますよね。できれば交際以前から、甘やかして優しくしてくれるタイプの男性を見極めたいところ。そこで今回は、女性の体験談を元に、お付き合いしたら彼女を「甘やかしてくれる」男性の特徴を3つご紹介します!■ 無口で一見女性慣れしていない男性「付き合う前、無口で怖い感じの人だなと思っていたけど、付き合ったらすごく優しくてびっくり!相変わらず口数は少ないけど、誕生日には私の好きな物をサプライズプレゼントしてくれたり、記念日に花束をくれたり……幸せです♡」(21歳/大学生)無口な男性は、自分が話すよりも相手のことをよく観察している場合が少なくありません。彼女の話をしっかり聞いてくれたり、彼女が何気なく言った「いつかこのバッグ欲しいな」なんて言葉を覚えていてプレゼントしてくれたりすることも。無口だけど素敵な男性がいたら、チェックすべきかもしれません。■ やたらと心配性な男性「交際前からやたら心配性だった彼。付き合い始めてからは、心配症が高じて私への甘やかしが半端ないです。残業で帰りが遅いと『心配だから』と絶対迎えに来てくれますよ。甘やかされてるなって思いますけど、居心地良いですね」(24歳/事務)「海に行って溺れたらどうするんだ」とか「友達と数日音信不通になると心配になる……」など、やたら心配性な男性っていますよね。男性としてドーンと構えていてほしいと思う人もいるかもしれませんが、心配性の男性は彼女を「甘やかしてくれる」彼氏候補としては優等生。心配性が高じて、飲み会や残業のときに迎えに来てくれたり、こまめに連絡をくれたり、過保護タイプの彼氏になるケースが多いようです。そんな男性がそばにいたら、「心配症=器が小さい」と思わずに新しい見方で見直してみることをおすすめします♡■ 親や兄弟など、家族を大切にする男性「今の彼氏は、交際前に弟さんの誕生日ケーキ買って帰ってたり、『家族思いな人だな』という印象でした。交際してからは、家族と同じように私のことも大事にしてくれて、優しいですね。電話口で咳しただけで『大丈夫?風邪?』って部屋に飛んできてくれたり、布団にくるんでくれたりします」(28歳/塾講師)「今日家族の誕生日だから二次会は出ない」とか「休みは家族と旅行行く予定」など聞くと、「恋愛嫌いなのかな?」なんて思いがちかもしれません。実際には、家族や友人など、身近な人を大切にするタイプの男性は、彼女になった女性にも優しく甘やかしてくれる可能性大。反対に、親兄弟をないがしろにするタイプの人は、彼女のこともぞんざいに扱う可能性があるので要注意です。■ 「甘やかしてくれる」彼氏候補の男性を見つけよう無口だったり心配性だったりと、彼女のことを「甘やかしてくれる」男性の特徴はさまざまです。一見、女性慣れしていないタイプでも、付き合うと彼女に優しくて甘やかしてくれる男性の場合も。交際前から、「甘やかしてくれる」彼氏候補の男性を探して、素敵な恋愛を楽しんでくださいね。(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年07月04日「甘えさせる」と「甘やかす」――。同じ「甘」という文字が使われているために、つい混同してしまいがちです。でも、子どもの成長にとっては、甘えさせてもらえることと甘やかされることは大違いだというのは、欧米で学んだ心理学を子育てに生かし、母親たちをサポートしている公認心理師の佐藤めぐみさん。そこにあるちがいとはどんなものなのでしょうか。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹「甘えさせる」と「甘やかす」とは、それぞれどんな行為?「甘えさせる」とは、子どもが求めてくる愛着行動に対し、温かみを持って受け止める行動を指します。たとえば、「抱っこして」「お膝に乗っていい?」というふうに子どもが甘えてくることがありますよね?そういった欲求を満たしてあげることが、「甘えさせる」ことです。あるいは、子どもの「負の感情」を受け止めることも「甘えさせる」ことに含まれます。子どもが悔しい思いをした、悲しい思いをしたというときに、それらの感情を受け止めて寄り添ってあげることです。大きくは、このふたつのことが「甘えさせる」というものです。一方の「甘やかす」には、大きく3つの行為が含まれます。ひとつは子どもの物質的な要求を無条件に受け入れること。少子化であるいまの時代にはよくある話ですが、子どものおじいちゃんやおばあちゃんが、子どもに求められるままにおもちゃを買い与えるようなことです。ふたつ目の「甘やかす」は、年齢相応に子どもが身につけておかなければならない行動まで親がやってあげてしまうこと。子どもが自分で靴下を履ける年齢になっているにもかかわらず、親が靴下を履かせるようなことです。最後の3つ目の「甘やかす」は、いわゆる「先回り」で、子どもが失敗をしないようにと我が子が通る道をあらかじめ平坦に整えることです。ふたつ目の「甘やかす」とも通じるところがありますが、たとえば荷物の準備などが含まれます。未就学児や小学低学年であれば、幼稚園や小学校に持っていく荷物の準備を親が行ったり、手伝ったりするのはよくあることですが、小学高学年や中学生になってもそうしているようなケースがあてはまります。甘えさせてもらえなかった子どもは、人間関係の壁にぶつかるここまでの話を総括すると、「甘えさせる」ことは大切で、「甘やかす」ことはNGです。「甘えさせる」こととは、「絶対的な愛情で子どもを包み、親子の絆を深める」ことといえます。子どもはそのなかで、良好な人間関係の在り方を知っていくことができる。どういうふうに人とかかわればいいのかを学ぶのです。この学びが少ないと将来的に大きな問題を生んでしまうこともあります。他人と親密な対人関係をうまく築けないために、恋人とどのようにかかわればいいかわからなかったり、結婚して子どもが生まれたとしても、今度は自分の子どもとどうかかわればいいのか難しく感じたり……ということが起こり得ます。また、その問題は「他人に助けを求める」という場面にも出てきます。きちんと親に甘えさせてもらった子どもは基本的に人を信頼していますから、大人になってなにか困ったことがあったときに、素直にまわりに助けを求めることができます。もちろん、それは怠慢などではありません。そういう人は、今度は他人が困っているときには自ら助けてあげようと動けるでしょう。そうして、良好な人間関係を築けるのです。一方、親に十分に甘えさせてもらえなかった子どもは、人を心から信頼することがなかなかできないため、他人にうまく助けを求められず、他人を助けることもできない大人になってしまうことがあります。「手」を差し出すか、「気持ち」を差し出すかこんな話をすると、すべての親御さんが「我が子にはきちんと甘えさせて、甘やかさないようにしたいな」と思ったことでしょう。でも、先に「甘えさせる」と「甘やかす」がどういったものかは解説しましたが、自分ごととして考えると、なかなか見わけがつかないという人もいます。そこで、なにが「甘えさせる」で、なにが「甘やかす」なのか、その判断基準をお伝えしたいと思います。それは、親が子どもに対して提供しているもののちがいです。「甘えさせる」場合、親は「気持ち」を差し出していて、「甘やかす」場合は、親は「手」を差し出しているのです。子どもの要求に応じておもちゃなどを与えるにも、自分で靴下を履ける子どもに靴下を履かせるにも、子どもの荷物の準備を親がするにも、「甘やかす」ときには手を差し出していますよね?一方、「甘えさせる」場合、抱っこをするときにはたしかに手を差し出しているかもしれませんが、子どもを膝に乗せたり子どもの負の感情に寄り添ったりするにも、主に差し出しているのは親の「気持ち」、愛情であるはずです。あとは、共働き世帯が多いいまだからこそ、以下のことにも注意してほしいと思います。毎日、両親ともに忙しく働いていることで、「子どもに寂しい思いをさせている」という罪悪感を持っている親御さんが多くいます。そして、その罪悪感を、子どもが欲しがっていたおもちゃを与えるなどして解消しようとするケースが多いのです。でも、そういう物質的なものは一時的な満足をもらえるだけで、子どもが本当に求めている「甘えたい気持ち」を満たすことはできません。忙しく働き子どもと過ごせる時間が限られているからこそ、その貴重な時間を、子どもたちが真に欲するかたちで満たしてあげてください。『子育て心理学のプロが教える 輝くママの習慣』佐藤めぐみ 著/あさ出版(2012)■ 公認心理師・佐藤めぐみさん インタビュー記事一覧第1回:「登園時、毎朝大泣き」問題は、親がコレをしてあげると解決できる!第2回:子どもの「泣き落とし」を収めるテクニック。コツは“ルール作り”にあり第3回:子どもは「甘やかす」より「甘えさせる」!甘えさせてもらえない子は将来こうなる第4回:「過干渉、ヘリコプターペアレント予備軍」親の意外な特徴。もしかしてあなたも?(※近日公開)【プロフィール】佐藤めぐみ(さとう・めぐみ)1969年生まれ、東京都出身。公認心理師。オランダ心理学会認定心理士。イギリス・レスター大学大学院修士号取得。欧米で学んだ心理学を日本のお母さんが取り入れやすいかたちにしたポジティブ育児メソッドを考案。現在は公認心理師として、ポジティブ育児研究所でのオンライン子育て心理学講座、育児相談室ポジカフェでのカウンセリング、メディアや企業への執筆活動等を通じ、子育て心理学を活用した育児支援を行っている。HP:megumi-sato.com【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年04月17日子どもを十分に「甘えさせる」ことは、育児をするうえで重要だと言われていますよね。しかし、子どもを「甘えさせる」のと「甘やかす」のでは、大きく意味が異なります。「甘やかす」ほうに偏ってしまうと、子どもの成長に悪影響を及ぼす可能性もあるのです。今回は、子どもに対する「甘やかし」と「甘えさせ」の違いについて紹介しましょう。「甘やかし」と「甘えさせ」を間違えることのリスク子どもを甘やかすことで、「親からの愛情で満たされてほしい」「自己肯定感を高めてほしい」と考える人は珍しくないでしょう。「子どもをかわいがるゆえに、ついつい甘やかしてしまう」という人もいるかもしれません。しかし、「甘やかし」と「甘えさせ」は意味が違い、子どもに与える影響にも差があります。発達心理学・幼児教育の専門家である東京学芸大学の岩立京子先生によると、子どもを「甘えさせる」ことによって、親子の愛着形成や子どもの自立心が芽生えるきっかけとなり、やがて子どもが家族以外の人との信頼関係を築くことにもつながるそう。一方で、「甘やかしてしまう」と、子どもは自分の要求は何でも応えてもらえると認識してしまい、わがままになってしまいます。いつまでもパパ・ママを頼り、精神的にも社会的にも自立できなくなってしまう恐れも。「甘やかし」と「甘えさせ」の違いでは、実際のところ「甘やかし」と「甘えさせ」は、何が違うのでしょうか?「自己肯定感を高めることの大切さ」を広める活動をしている、一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会によると、「甘やかし」は、大人の都合で子どもに何かを促したり、言うことを聞かせようとしたりすることだそう。「心配だから」「どうせできないだろう」と子どものやることなすことすべてに手を出す、過保護や過干渉と言われるような行動も含まれます。対して「甘えさせ」は、あくまでも子どもが主体となって、子どものペースが守られている状態で、どうしてもできない場合に親がサポートしてあげることだそう。たとえば、「お友だちのおもちゃを貸してほしいと思っているものの、恥ずかしくてうまく言えないときに、親が先回りしてお友だちにおもちゃを貸してもらえるよう頼むのではなく、子どもと一緒に『貸して』とお願いする」といった状態です。同協会によると、親や祖父母にしっかりと甘えさせてもらった子どもは、自己肯定感が高まったり、失敗してもまた頑張ろうと思えたりするそうです。さらに、人に助けを求めたり、自分の弱い部分を見せたりすることもできるようになるとのこと。加えて、人を信じる力も強くなり、相手に対する思いやりも深くなるとか。「甘えさせ」は、子どもが強く生きていくための力や、人間関係を構築するうえでの基礎を育むといえるでしょう。子どもを伸ばす「甘えさせ」3つ子どもを「甘えさせる」ためには、具体的に何をすればいいのでしょうか。家庭でもすぐに取り入れられる方法を3つご紹介しましょう。「体と心のコミュニケーション」を大切にする子どもの心を育む家庭教育の専門家・田宮由美氏によると、子どもが親にスキンシップを求めてきたり、「お話し聞いて」と言ってきたりするのは「精神的要求」であり、「自立に必要な甘え」だそう。もし「いつまでも甘えちゃダメ!」と突き放してしまうと、子どもは「一度お母さん(お父さん)から離れると、もう二度と受け入れてもらえないかもしれない」と不安になり、自立しようとしなくなると言います。子どもがこうした行動をとった際には、十分に時間を確保して、甘えさせてあげましょう。何かを欲しがったときは「約束」で対応する子どもがおもちゃやお菓子を欲しがり、スーパーで泣きわめいてしまう……といった場面は、多くの保護者が経験していることでしょう。周囲に迷惑がかかるし、泣き止んでくれるのなら……と買ってあげたくなってしまう方も多いかもしれません。しかし、「買わないと泣き止まないから」と、すべての物質的要求に応えてしまうのは、子どもに悪影響を及ぼす「甘やかし」でしかありません。田宮氏いわく、こうした状況に陥った場合は「これはお誕生日に買おうね」「お菓子とジュース、両方は買えないから、どちらかひとつだけだよ」と約束するなどして、節度を持って対応することが重要だそうです。断るときは「理由」を話す「弟や妹が生まれたばかり」「親の体調が悪い」といった場合は、「甘えさせ」の時間が十分にとれないこともあるかもしれません。前出の岩立京子先生によると、子どもの「抱っこしてほしい」という要求に応えられない場合は、「お母さん具合が悪いから、少し休んでから抱っこしてあげるね」などとできない理由を説明し、我慢できたらしっかり褒めると良いそう。子どもの気持ちに寄り添いつつも、親が無理しすぎることのないよう、上手に甘えさせていきたいですね。***似ているようでまったく違う「甘やかし」と「甘えさせ」。違いをしっかりと認識して、子どもを十分に甘えさせてあげましょう。文/田口 るい(参考)一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会|子どもを「甘やかす」と「甘えさせる」の違いは?All About|子供を自立させる甘えと、ダメにする甘やかしの違いベネッセ教育情報サイト|「甘え」と「甘やかし」の違いを知って自立心を育てよう!ベネッセ教育情報サイト|自立する子に育てる!幼児の甘えさせ方【前編】甘えとわがままの違いとはベネッセ教育情報サイト|自立する子に育てる!幼児の甘えさせ方【後編】こんな時はどうする?NHKエデュケーショナルすくコム|甘えと甘やかし、どう違う?
2020年01月18日私が子どもの頃、親のしつけはそれなりに厳しかったような気がします。小学校のうちは、子どもだけで買い食いはダメ、休日は友だちと遊ぶのではなく家族と過ごす、夜10時には寝る、無駄なものは買わない、サンタさんは5000円以下(笑)…。わりと「ダメなものはダメ!」と言う親でした。さて、そんな親ですが、孫が産まれると…。■厳しかった親だったのに…「あまぁぁぁぁーーーい!」小沢さんかよ。他にも100均でなんか買ったり、セールで「かわいい」という理由で服買ったり…。なんか私のときとだいぶ違う。そしてそんな母に対して、上の子が小さいときは、「甘やかさないで!」と思っていました。ただ、上の子が5歳になった今…。■ママの建前を立て、子どもの気持ちを満たしてくれる親子どもが5歳になり、適当…もとい程良く力が抜けたので、こういう対応がありがたくなりました!そして元々あまり小さい子が得意ではない父は…めちゃめちゃかわいがってくれてます!ありがたや…!孫が産まれて、甘くなったばぁばとじぃじ。そして、子どもが産まれて、親への感謝の気持ちがどんどん大きくなる私。これからも楽しい時間を一緒に過ごせたらいいなぁと思います!
2019年10月28日皆さんこんにちは、チッチママです。以前実家へ帰省した時のことです。都内で一人暮らしをしている弟も帰ってきていたので、皆でデパートにでも行こうという話になりました。(大人の人数>子どもの人数になると、お出かけも強気! 笑)チッチの可愛さに一同ノックアウト。結局、誕生日が近いということで、チッチが欲しいと言っていたおもちゃを買ってもらいました。家に着いてから早速おもちゃで遊び出すチッチ。その姿を見ながら、母がこんなことを言いました。私が小さい頃、母は同居している義父(私の祖父)が、孫の私にお菓子やおもちゃを必要以上に買い与えるのが嫌だったそうです。ですが、自分が孫を持った今、義父の気持ちがわかるようになったのだそうです。やっぱり、お爺ちゃんお婆ちゃんというものは、孫には敵わないのかな、なんて思いました。ちなみに、話に出てきた私の祖父はかなり強面だったので指図する人は誰もいなかったそうなのですが、孫の私だけがめちゃくちゃこき使っていたようです…笑やっぱり孫は最強ですね。
2019年10月16日子育てをするなかで、子どもにとって祖父母にあたる親の手を借りる人もいるでしょう。家事に仕事に忙しいパパやママたちにとって、祖父母が助けてくれることは、ありがたい援助の力となります。ただ、祖父母と子育てにおいて意見の食い違いが発生してしまうことも。今回は、子育てにおける祖父母との関わりについて考えてみたいと思います。■6割のパパママが祖父母と子育ての意見の食い違いを感じているアンケートでは、親や義理の親と子育ての意見の食い違いがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が31.2%、「少しある」と答えた人が30.9%となり、6割以上の親が子育ての意見に食い違いを感じていることがわかりました。Q.親(義理の親)と子育ての意見の食い違いある?ある 31.2%少しある 30.9%ほとんどない 21.2%ない 11.0%その他 5.8%■将来大成するかで習い事決める? 祖父母のトンデモ発言まず、祖父母と親との間で子育てについて意見の食い違いがあると答えたパパとママたちの声をご紹介します。「習い事をさせようとしたら、すぐに将来大成するかどうかを基準に出したのにはびっくりした」、「生後1週間のときに『インターナショナルスクールに通わせる』と義父母に言われて驚いた」などと、教育方針を巡るトラブルについて多くの意見が集まりました。「習い事や幼稚園選びなど、チクチク言われました。その後も高校選びについて、『近くないとダメ、近所の私学でいいんだ』など、その都度意見を言われてウンザリします」(神奈川県 40代女性)「息子がミニバスケットボールでけがしたら、『辞めさせたほうがいい』と言うし、娘がピアノを習いはじめたら、『将来音大に進んでも何にもならない』といちいちうるさい!」(千葉県 40代女性)子どもをどう育てていきたいか、子ども自身がどうなりたいかというのは、親としての最大の課題であり、もっとも悩むところですよね。そもそも親と子どもの間でも考えが一致しないことが多いのが現実。そういったもっともデリケートで芯の部分に祖父母が入ってきて、意見を押しつけられた場合はたしかに困ってしまうでしょう。■子どもの体調は親がみているのに…子どもの健康管理については、病院の受診、薬、保育園や学校を休ませるかなど、その都度、親も判断を迫られる難しい問題です。「子どもが少しでもせきをしたり微熱があったりすると、『病院に行かせた方がいい』と言う。私は子どもを3人を育ててきて、いますぐ病院に行ったとして医者になんて言われるかなんてわかるのに」(神奈川県 30代女性)「熱が出たら、『なんで調子が悪いのに気がつかないの。すぐお薬で熱を下げさせないとかわいそうだ』など。“高熱が出ても、菌と戦ってる証拠だから大丈夫”と育児書などではよく見ますが…」(茨城県 30代女性)医療は日々発達しているため、祖父母世代が子育てしたときとは対処法の常識が変わっている場合もあります。それがゆえに、さらに反発心を持ってしまう人も少なくないのかもしれません。また、一人目育児中のパパやママにとっては、その判断がはたして正しいのかどうか、不安でいることも。そんな親としても悩んでいるときに、異なる意見を祖父母から言われてしまうと、より戸惑ってしまうという気持ちはとても理解できます。■子ども自身の価値観に影響する発言はやめて!生活のなかでの祖父母のささいな発言が気になるというパパやママは多数。「実母は『女の子なんだから』とか、『お姉ちゃんなんだから』という言い方を娘にします。私はそういう言い方を子どもにはしたくない」(北海道 30代女性)「妹や弟が兄を名前で呼んでいて、義母に注意された。『弟妹は長男を敬いなさい! 呼び捨てなんて言語道断!』と。義母の言っていることも理解はできるけど、私の子育て。今さら変えようとは思いません」(神奈川県 40代女性)子ども自身の価値観を作っていくことにも影響しそうな内容なだけに気になるという人は多いようです。現代は、昔に比べて性別や立場などで格差をつけることの影響が問題となり、またそうした比較を良しとしない傾向にあります。大きく社会環境も変わっている背景も、祖父母の発言に納得できないと感じる人が生まれやすいのかもしれません。また親が子どもを自立させたいという気持ちと裏腹に、祖父母が孫を甘やかして困るという声は多数聞かれました。■「働くママは愛情が足りない」説をいまだに言われるママたち祖父母世代が子育てしていたときに比べて働くママが増えたというのも、大きな社会の変化のひとつです。「親に仕事するのを我慢させられた。1人目が3才になるまでは親の言うことを聞いて我慢したけど、2人目のときは1才から働いた。それに対して『愛情が足りないんじゃない』と何かにつけて言ってきた」(愛知県 30代女性)祖父母世代の時代では専業主婦が多く、働くママに対して「愛情が足りていない」といったつらい言葉はいま以上にかけられたのだろうと思います。昔も今も自分の常識が正しいとして発せられた言葉は、心にモヤモヤしたものを感じてしまいそうです。ほかには、「義父母とは文化や習慣の違いが多々あって、自分たちの尺度でしか物事を判断しなくて困る」という、そもそもの価値観の違いに苦しんでいるという声も。■義理の親との関係に悩むパパやママが多数また寄せられた意見の多くは、実親よりも「義理の親との意見の食い違い」でした。「喜んで子どもを見てくれるのはありがたいけど、テレビをずっとつけっぱなしにするのはやめてほしい! 義理の親だから言えないけど、毎回イライラしてしまう」(静岡県 30代女性)「2歳、3歳のときはなるべくチョコや炭酸を与えたくなかったけど、 デビューは義母。はっきり『やめてください』と言えなかった」(神奈川県 30代女性)「うちは義理の両親と同居なのですが、意見が合いません。子どもは自由に育てたい私と、厳しくしつけたい義理の両親。無視もできないし、主人は『我、関せず』で本当に困り果てています」(東京都 50代女性)「義両親には『母親失格』とまで言われた。ダメな母親だと洗脳されているみたいなので、相談できません」(神奈川県 40代女性)義理の親の場合には、遠慮して本音がいいにくいというところが多分にあります。また、そもそも別の家庭で、育った場所も環境も異なるという場合も多いため、その価値観もまったく違うということも多くありますよね。■「意見の食い違いはない関係」は距離感が影響?ただなかには、親とは意見の食い違いはないと答えた人もいました。「義理親は勝手には進めず、『どうしたらいい?』と聞いてくれました。また実親は感覚が同じなのか、とくに言われることもないです」(千葉県 40代女性)「義理の両親は子育てについて、私自身についても文句はもちろん否定的なことも押し付けがましいことも何も言わずすべて受け入れてくれます。相談すればアドバイスをくれ、とても良くしてもらっています」(東京都 30代女性)祖父母と円満な関係を築けているという人たちは、意見の食い違いはないと感じているようですね。ただなかには、円満というより「離れて暮らしていること」が結果的には意見の対立をうまないといった声もありました。筆者も実の親とも義理の親とも離れて暮らしているため、年に会える機会は数回。せっかく会えたときには、お互いに意見をぶつけ合おうとも思わないので、食い違いを感じる間もないというのが実情です。また「口を出さない、金も出さない」といった淡白なタイプ、孫に関心がない義両親などもいて、「それはそれで『孫がかわいくないのか?』と寂しい」という意見も。言われても困る、けれど言われなさ過ぎても心配になる、子育てに関して祖父母の関わり方がいかに難しいか、伝わってきます。しかしそれはもしかしたら同じように、祖父母側にとっても頭を悩ませている問題なのかもしれません。■みんながやってる「祖父母とうまくうまくやっていく秘訣」それでは、どうすれば義両親、実親とうまくやっていけるのでしょうか。▼衝突を恐れずにきちんと話し合う「意見の食い違いは多いし、子育ての基本方針が真逆。お互いにぶつかり合いをしたら、『私が言い過ぎた。ごめんね』と義母が謝ってきました。義母はしゅうとめに子どもの世話を手伝ってもらっていたので、すべての子育てをほぼ1人でやっている私とは意見が合わないのは当然。いまでは無駄なもめ事はなくなりました」(北海道 30代女性)「ためになるアドバイスは盛大に感謝して、違うと思ったら我慢せずけんかになってでも『違う』と反論する。口を出していいラインをわかってもらうためには多少のけんかも必要」(北海道 30代女性)祖父母に対してはっきりと意見を言うのは気まずいと思っているパパやママは多いでしょう。ただ、集まった意見のなかには、そうした話し合いを通じて、解決に導いたという体験談もありました。お互いの性格や普段からの関係性がおおいに関係すると思いますが、一度「私たちはこう思っている」と意見をぶつけあうのも解決策のひとつとしてありそうです。▼祖父母の意見も認める「数十年生きた人間ですから、考え方が違ってあたり前だ と、ようやく心から理解して、親のやり方を受け入れられるようになりました。いまは『それはないでしょ(怒)』から『それもありか!(感心)』の間を行き来している感じですね」(宮崎県 30代女性)「子どもが小さい頃は義母との考え方の違いでイライラもしましたが、いまは子育てはいろんな答えがあるものなのだと理解し、こういう考えもあるんだと認められるようになりました」(兵庫県 50代女性)昔の常識といまの常識が異なっていることについては祖父母側に責任があるわけではありません。またパパママ世代が祖父母になるときには、また常識が異なっている可能性もあります。「意見が違う時は『病院で言われた』とか『保健師さんや保育園、学校などで言われた』と、他の人のアドバイスだと言うようにしてました」(茨城県 40代女性)祖父母の育児知識アップデートには、「私はこう思う」というよりも、病院の先生の話、育児書など「だれかに言われた」と言ったほうが、もめごとになりにくいですよね。その場に第三者を存在させることにより、祖父母と1対1の闘いに持ち込ませないという効果も期待できそうです。▼聞き流す、我慢する「義理の父は、『抱き癖がつく』とか『ハイハイは長くさせろ』とか言ってきて、正直イラッとしますが、年に数回しか会わないし、子育てをねぎらってくれるので我慢できる。逆にこれだけ口出せるってことは、ちゃんと子育てに参加してたんだなあと感心もしました」(神奈川県 40代女性)「私は親の言うことを気にしない性格。私の母は何かにつけて最低一言は言ってきますが、ともかくスルーです」(神奈川県 40代女性)「聞き流して戦いません」というコメントもありましたが、いちいち親に言われたことを気にするよりも、スルーしてその場を乗り切るというのもひとつの手ですよね。▼まずは自分の意見をしっかり持つ「考え方が違うのは当たり前だし、アドバイスと思って話は聞きます。でも育てるのは私なので、実行するかは内容次第。パパ、ママの意見がしっかりしていれば、何を言われても大丈夫だと思います」(神奈川県 50代女性)「それを受け止めて、自分たちで考えて子育てしていくものだと思います。 親だけだけでなく、友人でも、子どもたちが入園入学すれば、そこで関わる人たち、いろいろな人のいろいろな考えを聞きながら、自分たちなりに子どもたちを見守りながら、子育てしていくことが大事だと思います」(静岡県 60代女性)祖父母と親の間だけでなく、そもそも夫婦間、そして関わる友人同士でも、子育てに関しての考え方は違うでしょう。「自分の意見をしっかり持ちつつ、柔軟に回りの意見を取り入れていくことが理想」と考える人の意見には納得させられます。最後にこんな意見も紹介したいと思います。「以前、義母とさせたい習い事の種類が正反対。でも結局、『お互いに子どもの意思を尊重したほうがいい』と気づいてからは、いい関係です」(神奈川県 40代女性)一番大切なのは、主役である子どもたちの意思ですよね。まだ小さいうちは、なかなか子ども自身がどうしたいか、どうなりたいかというのははっきりしないため、大人がサポートしてあげる必要があります。ただ、子どもたちはきっと何かしらの「やりたい」、「やりたくない」というサインを日々発していると思います。だからこそもし意見が異なってしまったときは、目の前で子どもをいつも見ている親自身が「子どものために何が一番いいのか」を考えて決めていくことが大切だろうと思います。子どもの送迎や預かりなど恩恵を受けながら、口は出されたくないとしてしまうと、祖父母の貴重なアドバイスも受けられなくなってしまうかもしれません。ただ時代の変化によって、育児の考え方にはギャップが出ていることもたしか。そんな祖父母の育児知識アップデートにはコメントにあった方法も参考にできそうです。子どもを思う気持ちは、きっと親も祖父母も同じはずと信じたいところ。スルーしてみる、話し合ってもみる、ぶつかってみるなど、夫婦でも祖父母との関わり合いについて話し合いながら、お互いに気持ちよく子どもたちの成長を見守れる距離感が見つけられるといいですね。Q.親(義理の親)と子育ての意見の食い違いある?アンケート回答数: 5107件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年05月26日こんにちは。助産院ばぶばぶ院長 HISAKOです。今日は、「祖父母が子どもを甘やかし過ぎるとき」についてお話しします。 年寄りっ子は三文安い?以前、某育児雑誌の取材で「『年寄りっ子は三文安い』ということわざをどう思われますか?」という質問を投げられたことがあります。「おばあちゃんっ子は三文安い」など、微妙に言い回しが違うバージョンもあるみたいです。 祖父母に甘やかされて育った子は、ほかの子よりも人間的な値打ちが低い=三文安いという意味で、根気がなく、ぜいたくをしがちで困る、すぐ他人を頼る子になる、ということわざです。「三文」っていうのはわずかばかりのお金のこと。「早起きは三文の徳(得)」の「三文」と同じ使い方ですね。 甘やかしすぎるじいじやばあばにイライラじいじやばあばは、孫には甘くなりがちです。「子どもが欲しがったらなんでも買い与えたり、食べさせたりするのはやめてほしい」というママたちからの相談を、よく聞くことがあります。 子どもも2~3歳になると、誰だったらおやつをくれるのかがわかるようになるので、甘やかしてくれるじいじやばあばに懐くようになることもあるでしょう。ママたちは、自分がしつけのためにやっていることをなんだか否定された気分になってしまうこともあるのでしょうね。 異なる愛情をいっぱい受けて子どもは育つ自分以外の人に懐く子どもを見て、悲しくなったり、なんだか不愉快な気持ちになったときこそ、自分がママであることを思い出してください。ママと子どもは普遍的な愛で結ばれているから大丈夫。 たとえ今、じいじやばあばにべったりしていたとしても、それは一時的なもの。パパやママはパパやママなりの愛情を、じいじとばあばは、じいじとばあばなりの愛情を子どもに注いであげることが大切です。 みんなで力を合わせそれぞれの立場で子どもに関わっていけば、子どもはパパやママからも、じいじやばあばからもそれぞれ異なる愛情をいっぱい受けて、すくすくと育つと思います。 監修者・著者:助産師 助産院ばぶばぶ院長 HISAKO総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2016年11人目出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。
2019年05月17日上の子と下の子は5学年違います。下の子が生まれたとき、上の子は年中さん半ば。パパのサポートがあって赤ちゃん返りはなかったのですが、やはり「ママに甘えたい」というのはあったと思います。体調を崩しやすくなったりしました。そこで年に3回くらいは…とママと二人きりの時間をつくりました。ちょうど息子の観たい映画があるのでそれに便乗して…という感じです(;^ω^) 普段あまり甘やかしてあげられないので、この時間だけは可能な限り甘やかしてます。お兄ちゃんといえど、子ども。こういう「特別な時間」大切ですよね。年3回くらいしか時間を作ってあげられないのが非常に心苦しいのですが…私も二人に配分していた子どもたちへの愛を、このときばかりは息子ただ一人に注ぎまくります!今年の夏もポ●モン映画に行ってきます。また二人で楽しもうね!
2018年07月27日待望の赤ちゃんを授かったとき、自分たちはもちろんのこと、両親もとてもよろこんでくれることでしょう。しかし、わが親ながら、ちょっと引いてしまうほど盛りあがってしまうこともあるようで…。妊娠発覚でフィーバー、出産すればさらにヒートアップ! ママたちが実際に困った、親の「孫フィーバー」の実態とその対処法をご紹介します。■仕事ひと筋の父が激変!「子どものころに一緒に遊んだ記憶がないほど、仕事人間だった父。子どもには興味がないのかと思っていたけど、孫にはメロメロでびっくり! 実家に連れて行くと、抱っこしながら赤ちゃん言葉で話しかけている」(30歳・Yさん)すでに定年退職し、家でゆっくりしているというYさんのお父さん。時間に余裕があるという要因もありますが、もしかするとわが子にできなかったことを孫にやってあげようという気持ちがあるのかもしれませんね。最初は親のひょうへんぶりにとまどったYさんですが、慣れると「率先して面倒を見てくれるから楽」とのこと。いまでは過剰に甘やかしたりしなければ、親がしてくれることを見守ることにしているそうです。■プレゼント攻撃への対処術「妊娠を報告したとたん、赤ちゃんグッズを買いに行こうとした義母。まだ性別もわからないし、安定期に入る前だったから、気が早いなーと感じました。せっかく買ってくれるのであれば、私の希望も入れてほしいのですが、それには応えてくれず…」(39歳・Hさん)Hさんの義母にとっては初孫で、すっかりテンションがあがってしまった様子。お祝いしてくれる気持ちはうれしいけれど、先走りすぎるのも考えものです。Hさんは「まだ性別がわからないから」とたしなめて、ベビー服の購入を止めることには成功。しかし、それでもまだベッドやバギーなどのアイテムを買いたがったのだとか。「自分が欲しいと思っている商品のパンフレットやチラシをさりげなく義実家の家に置いておきました。何を言っても聞かないだろうから、それならお祝いとしていただこうかと思って」と、考え方を変えたHさん。祖父母にとって、初孫にはなにかをしてあげたいという気持ちはかなり強いもの。ママたちとしては、それを受け止めつつ、さりげなく自分の欲しいものへのおねだり作戦に導くほうが平和に収まるかもしれません。■いくつになっても甘やかす母「中学生になった孫を、いまだに甘やかす母。実家に行くたびに、おこづかいを与えてしまいます」(49歳・Mさん)子どもが小さいころは離れて暮らしていたので、「たまにならいいか」と許容していたMさん。しかし、子どもが中学入学を機に実家付近に引っ越したことで孫と会う機会が増えて、実母の孫フィーバーがより激しくなってしまったといいます。「子どもも、おこづかいをもらえるのがわかっているから、ひとりで遊びに行ってしまうんです。これではお金のありがたみがわからなくなってしまうので、母には誕生日やお年玉など、特別な日以外には渡さないようにお願いしました」最初は「自分の金だから好きにさせて」と言われたそうですが、「子どもの金銭感覚を養うための教育方針」といったことを説明することで理解してもらえるように。頭ごなしに「やめてほしい」というよりも、親が「こうしていきたい」とお願いするほうがよさそうです。とくに初孫の場合は親たちも舞いあがってしまいがち。子どもである私たちは、その姿にただただ驚くばかり。でも、新たな命の誕生を心から祝福してくれるわけですから、温かく見守っていきたいものです。ただし度が過ぎた場合には、しっかりと親としての立場で主張しつつ、お願いするといった姿勢で臨んだほうがいいかもしれません。
2016年12月15日私は日頃、NPO法人で子育て支援活動を行っているのですが、その中でママたちから「おじいちゃん、おばあちゃんが孫に対して甘やかしすぎる」という悩みを聞くことは意外と多いものです。我が家の娘たちも昨年から、夏休みなどの長期休みに子どもだけで祖父母の家に泊まらせていますが、大抵ワガママになって帰ってきます。子どもからすると、「おじいちゃん、おばあちゃんは何でも買ってくれる! 何でも好きなものを食べさせてくれる!」という存在だと感じているようです。たしかに、孫をかわいがってくれるのはありがたいですが、親の本音としては「あまり甘やかさないでほしい」と伝えたい時もあるではないでしょうか。どう伝えればよいのか、ママたちの意見で多いケースを取り上げ、対応策を紹介します。■祖父母が、孫の欲しがるおもちゃやモノをどんどん買ってしまう場合(1) 子供の感謝の気持ちを育てたい、と祖父母にも協力を求める「欲しいものを何でもすぐに買ってもらえる、ということに慣れてしまうと感謝の気持ちを持たなくなってしまう。おもちゃやモノを買ってもらったことに対して、きちんと感謝の気持ちを持つ子に育てたいので、時には我慢させる環境も一緒に作って欲しい」と、祖父母にも孫のしつけへの協力をお願いするとよいでしょう。そのほか、「おもちゃがありすぎて、ひとつのものでじっくり遊ばなくなって、困っているんです」と悩みを打ち明けるかたちで、暗に「おもちゃを買い与えないでほしい」という気持ちを伝える手もあります。(2)「子供を片付けのできる子に育てたい」と、親としての目標を祖父母に伝える小さいうちから自分のものを自分で管理する、お片付け上手な子どもに育てたいと祖父母に伝え、協力を仰ぎましょう。そして、どんなおもちゃを持っていて、どこにしまうかということを子どもが自分で理解できるようにするためには、収納とおもちゃの量のバランスをとることが必要だと伝えてみましょう。■祖父母が孫に、お菓子や好きな食べ物を何でも食べさせてしまう場合祖父母世代との食に関するギャップは、多くのママたちの悩みどころ。特に、アレルギーや食品添加物などに慎重になっているママにとって、構わずどんな食べ物でも与えてしまう祖父母の対応は、気が気でないかもしれません。そんな時は、はっきりとママの食に対する考え方を伝えましょう。「こういうものをあまり与えすぎると、こういう悪影響を及ぼすので、なるべく控えたいと思っています」「この段階では、まだ●●を口にするのは早いと考えています」「お菓子を食べすぎると、夜ご飯を食べなくなってしまって栄養的に心配です」など、しっかりと伝えたほうがよいでしょう。はっきり言うことがなかなか難しい場合は、母子手帳や育児本など、育児方法について書かれているものを見せて、「今はこう書いてあるので、それに従おうと思うのですが、そのほうがいいですよね?」と相談形式をとってみましょう。「テレビで(有名な教育者が)そう言っていたので、そうしようと思っているんです」と言うのもよいかもしれません。■祖父母のように、子供を甘やかしてくれる存在は、実は必要であることもまた事実孫を甘やかす祖父母への対応を紹介しましたが、一方で甘やかしたくなる祖父母の心理を理解することも忘れてはいけません。祖父母は「孫を甘やかす」ことで「孫への愛情」を表現しています。親は、どうしても子どもに対して責任と期待がある分、厳しくなってしまったり、余裕がなくなったりして、本当に子どもの思いに気づかないこともあります。それゆえ、子どもの気持ちを笑顔で受け止める存在、時には子どもの逃げ場になる存在というのはとても重要なのです。それがまさに、子どもにとっての祖父母の大切な役割なのです。『ちびまる子ちゃん』でいう、まる子とおじいちゃんの関係(お母さんやお父さんが相手にしないバカバカしいまるこの話も笑顔で受け止める関係)と言えば、わかりやすいでしょうか。ですから、「おもちゃや食べ物を与えるのではなく、遊び相手や話し相手、孫の気持ちをよしよしと受け止める相手になってほしい」と伝えるのも、孫を甘やかす祖父母への有効な対応策になるかもしれませんね。
2015年01月02日毎日仕事で忙しく、自分とゆっくり向かい合うことができない女性も多いのではないだろうか。ストレスを思いっきり発散するなら、自分をとことん甘やかしてみるのはどうだろう。滞在型リゾート「星のや 軽井沢」では、そんな女性が自分を思いっきり甘やかす「秋、甘やかして綺麗になる」をコンセプトにした「おひとり様のご褒美滞在」を企画し、人気を博している。日常から離れるといってもアクセスのいい軽井沢なら気軽に出発できるのも魅力で、深い自然に囲まれた環境で、チェックインしてしまえばやることは「自分を甘やかす」ことのみ! また、夏に疲れた肌をリセットし、冬の乾燥に耐える肌を作るにはスパも欠かせない。というわけで、自分を甘やかすご褒美は3つ。ご褒美の代名詞ともいえるスパの特別プログラムは、その名も「甘(かん)」。信州の秋の力を巧みに取り入れたトリートメントとなっており、ナチュラルに、しかし贅沢に肌を整えてくれる。身体を温める効果の強い柿の葉を使った足湯は、ビタミンCがレモンの20倍! 保湿効果もあり、足からしっとり温まる。オイルトリートメントもマンダリンやローズなど、自然素材を使ったもので、「美肌」「代謝アップ」「疲労快復」などテーマ別にブレンド。また、ジェルマスクを使ったフェイシャルも組み込み、つるつる肌に。さらにトリートメント後にはビタミンとミネラルが豊富な信州産のあんずとハチミツのドリンクで内側から美パワーを取り入れる。さて、「いちばんの贅沢」は朝寝坊、という人も多いかも。そんな女性には、ふかふかベッドでゆっくりと眠ってもらい、朝昼を兼ねたブランチをお部屋のテラスで楽しんでもらうことができる。「五果」と呼ばれ、古くから身体を整える働きがあるといわれている桃、すもも、あんず、なつめ、栗をビタミン・ミネラル。食物繊維をバランスよく含む五穀シリアルとともにいただくのが主役だ。ほかにも清水牧場のしぼりたてミルクや信州野辺山高原のヨーグルト、とれたて野菜のサラダと信州産エメラルド卵のポーチドエッグ、そして秋野菜のバーニャカウダにフルーツと、ライトミールながら女性にうれしい食材がたっぷり組み込まれた贅沢ブランチとなっている。また、知識を深めたいという人にワイナリーツアーへの参加がおすすめ。専用車で40分ほど走り、「ヴィラ・デスト・ガーデンファーム&ワイナリー」を訪れてワイナリーツアーに出掛けよう。もちろん試飲や散策もでき、知的な女性にとってもっとも贅沢な時間になりそうだ。最近ちょっと疲れちゃったな、と思っている女性にとことん寄り添ってくれるこのプラン。たまには自分を甘やかして。お問い合わせ:星のや 軽井沢 公式サイト
2011年09月26日