私は、スイミングのキッズスクールでコーチをしています。あるレッスンが終わったときに、子どもたちとプールを出たところ、まさかの光景を目にして……。 スイミングコーチをしている私私は生理不順で、予定日から外れることがしょっちゅうあります。気分がイラついたり食欲が増大したりと、生理前の兆候はあらわれるのである程度の予測はできるのですが、なかなかピタリと合うのは難しくて……。 そんな私がアルバイトとして働いているのは、スポーツジムが併設されたスイミングスクール。ここで水泳のコーチとして子どもたちに教えています。生理不順ではありますが、プールに入る前は必ずトイレに行き、経血があればタンポンを入れてからプールに向かうため、これまで生理トラブルを起こしたことはありませんでした。 赤い水たまりが!?ところがある日、プールから上がると目の前に赤い水たまりが。「子どもがケガをして流血したのかも!」と思った私は、その確認をしようと流血元を探していると、私の動きと合わせるように赤い水たまりがポタポタ……。そこでようやく、自分から経血が漏れていることに気がついたのです! すぐに他のコーチに事情を説明し、子どもたちの対応を任せました。けれど、私から血が流れていることに気づいてしまった子どもからは泣かれてしまい、申し訳なさと恥ずかしさでいたたまれない気持ちになりました。 この出来事以降、コーチとして最善の準備をと、少しでも生理の兆候があれば小さいサイズのタンポンを入れてからプールに入るようになりました。私にとって、スイミングコーチは生きがいでもあるので、今後も生理とうまく付き合いながら続けていきたいと思います。 ※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。 著者/土井らん作画/ふるみ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ふるみ
2024年04月04日排卵痛があった日の夜、彼との営み中に激痛を感じたにしこさん。慌てて中断し、その日はおとなしく就寝したのですが、翌朝になってもまだ痛みは続いています。歩こうとするたびに下腹部に激痛が走るため、にしこさんは立っていることすらできなくなってしまって……。 玄関の先に待っていたのは…うみくんから職場に欠勤連絡を入れてもらい、病院へ行くことにしたにしこさん。しかし、その日はあいにくの祝日。病院はどこも休診か、午後からしか開いておらず、困ってしまいます。するとここで、「#7119」(救急安心センター)に電話相談をしてくれたうみくん。担当者から「今すぐ近くの急患センターに行ったほうがいいですね」と言われ、2人は近所に救急センターがあることを思い出し……? 急患センターに向かうと決まり、アパートのすぐ近くに車を用意してくれたうみくん。彼に支えてもらいながら、ゆっくり時間をかけて玄関へ向かうにしこさんでしたが……玄関の扉の先に待っていたのは、あまりにも絶望的な光景でした。平坦なところを歩くだけで下腹部に激痛が走るため、今のにしこさんにとって「階段」は、ゲームでいうラスボスのような存在なのです。 うみくんに抱っこやおんぶをしてもらう方法もありますが、にしこさんとしては、抱っこなどをしてもらったときの振動でふいに痛みに襲われるより、自分のペースで少しずつ歩くほうが痛みがマシだろうと考えたようですね。急患センターに着いて処置をしてもらうまであと少し。ゆっくりでいいので無理のないように行動してほしいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年04月04日約30年ほど前のことです。まだ成長中の体だったのか、生理痛やPMS(月経前症候群)の症状などはなく、経血量も少なかった私。「生理=秘めごと、恥ずかしいこと」のように感じ、生理について家族や友だちと話したり相談したりすることができずにいました。そんなときにしてしまった生理の失敗が、私の中で生理に対する考え方を変えたと言っても過言ではなくて……。 生理は慣れたもん?中学2年生のある日、生理経験も4年目のことです。良くも悪くも生理の過ごし方に慣れ、初潮を迎えたころのような緊張感や不安がなくなっていました。生理用のショーツをはくことはダサいし、ナプキン交換のためにトイレに何度も行くことがおっくうで仕方がない。そう感じていて、持ち歩くナプキンは1日に2、3枚でポケットに入る分だけ。こまめに交換しなきゃいけないなんてこれっぽちも思ってもいませんでした。 そして、この日は昼前に交換したのが最後。「あとは午後の授業と掃除、帰りの会だけだし」と、高を括っていました……。 それは突然やってきた午後の授業のあと、ドロリとした塊が自分の体から溢れ出てくるような、今まで経験したことのない感覚が。 慌ててトイレに行ってみると、普通の日用のナプキンがすでに満タン状態! 「うわ……」と、初めて見る経血の量に驚きつつも、このときはすでに予備のナプキンはなし。友だちや先生に相談することもできず、このまま下校まで乗り切る決意をするしかありませんでした。 バレた! まさかの対応に涙その後も何度となくドロリとした感覚があって……。帰りの会のときには、なんとなく太ももの内側やおしりのあたりに濡れていている感じまでしてきて、「もしかしてモレてるかも……」と思っていました。 見ると……案の定、椅子には赤い経血の染みがくっきり。幸い席は一番後ろで壁際でしたが、隣の席にはいつもからかってくるAくんが……。気づかれたら笑われるかもしれないと挙動不審な動きになったせいで、号令で立ち上がったとき、椅子についた経血汚れをAくんに見られてしまいました。 「バレた!」 恥ずかしいけれど、私は何も言えなくて……。からかわれてしまう、と思いましたが、Aくんは何を言うわけでもなく、さっと体ごと横を向き、私に背を向けたのです。 そして、教室にいたみんなに「さっさと部活行けよ」「早くしろよ!」と、いつもなら絶対言わないであろうを言葉をかけ始めました。 Aくんの声かけもあり、しばらくすると教室には誰もいなくなりました。そして、Aくんも何も言わずに去っていって……。おかげで、私はスムーズに椅子の掃除と、トイレットペーパーでの緊急手当てをして下校することができたのです。 Aくんも私も何も言えず、実際のところAくんが経血汚れに気づいていたかどうかはわかりません。それでも、彼なりのさり気ないやさしさだったと信じていますし、そのやさしさが今でも忘れられません。 生理の失敗はいくつになっても恥ずかしいですし自己嫌悪に苦しみますが、私がこれまで生きてきた中で、失敗を責めたり馬鹿にしたり、笑ったりする人は、Aくんを始め1人もいませんでした。この経験から、もし私の周りで生理で困っている女性たちがいて、自分にできることがあるならば、サポートを惜しまずおこなおうと思えるようになったのです。 著者/天木 みみ作画/加藤みちか監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2024年04月02日「生理がきた」と思い、いつものように過ごしていたものの、一向に減らない血の量。貧血でフラフラになりながら病院を受診したところ、医師から驚きのひと言が。本作は、著者である岡田ももえさんのお母さんの実体験を描いた作品です。 いつ気絶してもおかしくない状況だった生理だと思っていたものは、実は「閉経前のホルモンバランスが乱れたことによる不正出血」だろうと医師から言われた岡田ももえさんの母(51歳)。しかし、検査結果によっては子宮体がんや子宮頸がんの可能性もあると聞き、不安な気持ちになりながら検査結果を聞きに行くのでした。 検査の結果、やはり「閉経前のホルモンバランスが乱れたことによる不正出血」であり、他の異常は見見られなかったよう。そして医師からは、「自己判断せず、すぐに病院に来るように」と言われます。 岡田ももえさんの母は、多量の出血によりいつ気絶してもおかしくない状況で、血圧が低くなりすぎていたことで、脳の機能不全などになる可能性もあったとのこと。その後も2回ほど多量の不正出血がありましたが、薬の服用で徐々に出血は治り、閉経に至ったそうです。 今回のような症状は、けっして珍しいことではありません。生理の血の多さは放置してしまいがちですが、受診時に輸血な必要になるケースも。定期検診に通い、気になることがあれば医師に相談するようにしてください。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 岡田ももえさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 岡田ももえ
2024年04月01日「親しき中にも礼儀あり」という言葉がある通り、私はどんなに仲が良くても超えてはいけないラインがあると思っています。しかし、中にはモラルに欠けていると思うような言動をする人もおり……。 トイレに行きたいと上司に言うと…私には仕事上だけでなく、プライベートでも親しくしている男性の上司がいました。仕事ができて時にユニークで、私はその上司のことをとても尊敬していました。 そんなある日、いつも通りに仕事をしていると、突然下半身からにゅるっとしたあの独特の感覚が。「うわ、これ絶対生理きた……」と思いましたが、職業柄、勝手にその場を離れるのは厳禁です。そのため上司に「トイレに行きたいです」と言ったところ、「我慢できないの?」とイヤそうな顔に。 しょうがなく生理がきたことを伝えると、「この前も生理じゃなかった? なーんか◯◯さんって、毎日生理じゃない?」と、笑いながら大きな声で言ってきたのです。いくら親しい関係とはいえ、周囲には人がいます。私は恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。 同僚に上司のことを話すと…上司は冗談のつもりで言ったようですが、あまりにもデリカシーのない発言に私は幻滅。後日、同僚に愚痴をこぼすと、「ひどい!」と一緒に怒ってくれ、モヤモヤした感情が少し落ち着きました。 そして数日後、「この前のあの発言……ごめんな」と、上司から謝罪されました。どうやら同期がほかの上司に、「セクハラまがいの発言をしていた」と報告してくれたようです。 プライベートでも仲が良いとはいえ、まさか職場であのような発言をされるとは予想外でした。この事件以降、私たちの仲はなんとなく気まずくなってしまったのですが、その後、上司は異動をし、会うこともなくなりました。 著者/花山花子作画/まっふ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年03月31日「生理がきた」と思い、いつものように過ごしていたものの、一向に減らない血の量。1週間以上も大量の出血が続き病院を受診したところ、本当は生理ではなく……。本作は、著者である岡田ももえさんのお母さんの実体験を描いた作品です。 「ホルモンバランスが乱れたことによる…」貧血でフラフラになりながら病院を受診したところ、医師から「これは生理ではない」「何で早く来なかったの」「死んでしまうよ」と言われた岡田ももえさんの母(51歳)。検査のため大きな病院の紹介状をもらい、薬を処方されたことで異常な出血は正常に戻ったのですが……。 大きな病院を受診した岡田ももえさんの母は、医師から「閉経前のホルモンバランスが乱れたことによる不正出血」だろうと言われます。そして、薬が効いたことで不正出血は止まったそう。 ただ、検査結果によっては子宮体がんや子宮頸がんの可能性もあるとの話を聞き、不安な気持ちになりながら検査結果を聞きに行くのでした。 岡田ももえさんの母の場合、生理と不正出血を見抜けず受診が遅れたのは、「元から生理が重く、出血が多かった」「最初は生理のときと同じような血の出方だった」ことが原因とのこと。血の量が多い場合は病気が隠れている場合もあります。「もともとそうだったから」と思わず、生理についておかしいかも?と感じることがあれば、受診して医師に相談してみてください。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 岡田ももえさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 岡田ももえ
2024年03月31日生理が遅れると多少なりとも不安を感じるという方も多いはず。周りの人に話すべきかも考えてしまいますよね。そこで今回MOREDOORでは、「生理が遅れていることをパートナーに話しますか?」というアンケートの結果をご紹介します。監修:森女性クリニック院長、森久仁子産婦人科専門医、医学博士。大阪医科大学を卒業後、同大学産婦人科学講座に入局、同大学産婦人科学講座助教、和歌山労災病院をへて、平成25年和歌山市に森女性クリニックを開院。産婦人科としての枠組みだけではなく、女性医療の充実を目指すべく診療を行っている。生理が遅れると不安になりますか?【調査期間】2024年03月12日〜25日【調査方法】MOREDOOR編集部によるインターネット調査(アンケート調査)【調査人数】20代30代の女性70人生理が遅れていることをパートナーに話しますか?多数派だった「生理の遅れをパートナーに話す人」の意見「遅れている」と話したときのパートナーの反応は?少数派だった「生理の遅れをパートナーに話さない」人の意見生理が遅れているとき、パートナーにどう寄り添ってほしい?1人で抱え込まないで大丈夫生理の遅れについては、婦人科や産婦人科、レディースクリニックなどで専門家に相談ができますので、近所のかかりつけ医をぜひ見つけてみてくださいね。オンラインクリニックでも相談可能です。身体の悩みに限らず、いざという時には日頃からのパートナーとの対等な関係性が大切なのかもしれません。女性たちの本音を、皆さんはどう感じましたか?※監修:森女性クリニック院長、森久仁子※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOO編集部)調査主体:MOREDOOR編集部調査方法:クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」によるインターネット上のアンケート調査調査期間:2024年3月14日〜25日調査対象:20〜30代の女性70名
2024年03月31日生理の量が多い私は、頻繁に起こる漏れと大量消費する生理用品が悩みのタネでした。そこで、漏れる心配がなく、経済的でエコな月経カップを使ってみることに。確かに快適にはなったのですが……。 漏れと大量に消費する生理用品私は生理の量が多く、特に生理初日から2日目にかけての血がドッと出る不快感が苦手です。ナプキンがズレて漏れを起こすこともよくあり、毎回、大量に消費するナプキンがどうにかならないかと思っていました。 そこで目をつけたのが月経カップです。正しく挿入すれば血が漏れる心配がなく、洗って繰り返し使えるので地球にもお財布にもやさしい。非常に便利なアイテムだと感じていました。 悩みが一気に解消!のはずが…実際に月経カップを使ってみると、確かにいい! 漏れやドッと出る不快感もなく快適に過ごせました。 ただ私の場合、外出時での使用には不向きだと感じました。腟にカップを直接挿入するので、手の消毒は欠かせません。再度装着するにはカップを洗浄する必要もあり、それには手洗い場のある多目的トイレでないといけないのです。 さらに、まだ月経カップに慣れていないのに外出先で再装着しようとし、うっかり手や衣服が血だらけになり、その日は帰宅するハメになったこともありました。 この失敗を踏まえ、月経カップを装着して外出する際は、手洗い用の水を入れたペットボトルと消毒用のウェットティッシュの持参が必須に。持ち歩く生理用品のかさを減らしたいという気持ちもあり月経カップを使い始めたのに、本末転倒になってしまいました。 月経カップは、慣れれば自宅でも出先でも快適に過ごせる便利なアイテムです。ただ、最初はどうしても扱いに失敗しやすいので、スムーズに使えるよう自宅で慣らしておくことが大切だと感じました。また、直接腟に入れる物だからこそ、挿入時の手洗いや使用後の煮沸消毒など、月経カップの衛生管理も徹底するようにしています。 著者/さくまねこ作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年03月31日排卵痛があった日の夜、彼との営み中に激痛を感じたにしこさん。慌てて中断し、その日はおとなしく寝ることにしたのですが、翌朝になってもまだ痛みが続いています。出勤の準備をするためベッドから起きあがろうとしたところ、体を動かそうとするたびに下腹部に激痛が走り……。 救急安心センターに相談した結果…下腹部の激痛に加えて下痢をしたときのような痛みもあり、彼氏のうみくんに支えてもらいながら、なんとかトイレまで移動したにしこさん。しかし、猛烈な痛みと気持ち悪さにより、立つどころか座ることすらできなくなってしまいます。その後、うみくんから職場に欠勤連絡を入れてもらい、かかりつけの婦人科へ行くことにしたにしこさんでしたが……? 動くのもつらいにしこさんの代わりに、近くの病院を片っ端から調べてくれるうみくん。お盆シーズンかつ祝日ということもあり、今すぐに診てくれそうな病院はなく、にしこさんは痛みと焦りから「わあ〜どこもかしこも休診だぁ〜」と絶望してしまいます。 最後の手段として、うみくんは「#7119」(救急安心センター)に電話相談することに。にしこさんの症状を把握した担当者から「今すぐに急患センターに行ったほうがいいですね」と助言をもらい、2人は自宅のすぐ近くにある、急患センターの存在を思い出したのでした。 当時のことを振り返って「うみくんの対応には本当に助けられた」と語るにしこさん。このとき、もしにしこさんがひとりきりだったら、痛みにパニックになってどうすべきか冷静な判断ができなかった可能性もありますし、病院に行くだけでも大変だったかもしれませんよね。頼れるパートナーがそばにいるだけで心強いものです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年03月31日生理になると、私は生理痛のつらさや気分の落ち込みなどでため息が多くなってしまいます。そんなとき、私が夫にお願いしていることとは……。 生理中は気分が沈んでしまいがち私の場合、生理1日目〜2日目は市販の鎮痛薬を飲んで過ごしています。ただ、たまに飲み忘れて外出してしまうことがあり、そういった際は「おなかが痛いな」と気持ちが沈んでしまいます。また、経血が出る感覚などが不愉快で、生理期間中はため息が増えてしまうことが多くありました。 夫は、そんな私の様子を心配してくれて「体調悪い?大丈夫?」とよく聞いてくれていたのですが……「生理のことを打ち明けても理解しづらいだろうな……」という思いがあり、「そのうち治るから大丈夫だよ」と無理やり笑顔を作っていた私。 しかし、夫に心配をかけてしまうことも増え、あるときから「このままでは余計に心配させるだけかも」と思うように。そして、「生理は恥ずかしいものではないのだし、ちゃんと生理時の症状を説明したほうがいいのではないか?」と考えるようになったのです。 生理中にお願いしていることそして、生理がきたタイミングで夫に自分の生理症状について伝えることに。「私は生理がきたら気分が沈みがちになって、1、2日はため息が増えてしまうの。ぼーっとしていることもあるけれど、次第に落ち着くから気にしないでほしいな」と。 夫は一生懸命理解しようとしてくれ、私としてはその気持ちがうれしかったです。私自身、夫に打ち明けたことで不思議と心が軽くなり、生理中は無理をしすぎることなく過ごせるようになりました。 もちろん、生理によるつらい気持ちが解消したわけではありません。でも、生理中は気分が沈みがちになるということを伝えておけば、無理に元気を装う必要はありませんし、家族としても、理由がわかっているので余計な心配をせずに済むはずです。 生理をオープンにしてからどうなった?今では、生理が始まり不調があると「今は血が足りていないんだから、仕方ないよね」と夫が言葉をかけてくれるように。「今は仕方ない」と言ってくれるだけでも、私としては気持ちが落ち着きます。 また、私の生理中は、普段は私が担当している娘のお風呂も夫に頼んでいます。出歩くことがしんどいときには、買い物を頼むこともあります。 最近は、夫が娘に「今日、お母さんは元気がない日だから、いつも以上にやさしくしてあげてね」と言っていることも。1歳の娘にはまだわからないかと思いますが、子どもにそう伝えてくれる気づかいがうれしく、とても微笑ましいなと思っています。 生理中に気持ちが沈んでしまうことを、以前は夫に隠していました。しかし、「余計な心配をかけてしまうのではないか」「生理は恥ずかしいことではないのだ」と思うようになり、自分のことを伝えるようになってから、生理期間を以前よりストレスなく過ごすことができています。 まだもう少し時間が必要ですが、今後娘が理解できるくらいの年齢になったら、「女の人には定期的に体調が悪くなる日がある」というかたちで生理のことを少しずつ伝えていこうと考えています。 著者/さみ作画/ののぱ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ
2024年03月30日彼氏と浴衣で夏祭りデートをする約束をした私。彼のママが着付けをしてくれるとのことで、楽しみにしていました。しかし当日、突然生理がきてしまい……。 浴衣デートでウキウキのはずが…彼氏と2人で浴衣を着て夏祭りに行くことになり、彼ママが「着付けしてあげる」と言うのでお願いすることに。「彼ママにいい印象をもってもらえるよう頑張ろう!」と思っていました。 そして夏祭り当日、浴衣とキャミソールを持参して彼のお宅に行ったのですが、彼ママが「専用の肌襦袢をつけたほうがきれいに見えるよ」と、肌襦袢を貸してくれました。着付けが終わり2人でデートに出かけたのですが、お祭りを楽しんでいる最中、最悪のタイムングで生理がきてしまったのです。ナプキンは持っていませんし、コンビニも見つからず……。さらにトイレも混んでいてなかなか入れません。 肌襦袢を急いで洗濯!結局、彼にピンチを伝えて早めに帰ることにしました。そして、彼の家に着いて着替えをしたのですが、なんと下着だけでなく、彼ママに借りた肌襦袢にも血が付いていたのです。 彼ママは不在だったため、急いで洗濯機で洗濯することに。すぐに洗ったのでシミにはなりませんでしたが、生理の血が付いてしまったなんて彼ママに知られたら、いい印象どころか大失敗です。私は彼ママに合わせる顔もなく、そそくさと彼の家を出たのでした。 彼ママに借りた服に生理の血を付けてしまったという、最悪な思い出です。この失敗以降、常にナプキンを携帯して、急な生理にも対応できるようにしています。もう絶対に繰り返したくないトホホな体験でした。 著者/浜田理央作画/まっふ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年03月30日ある日の仕事中、排卵痛に見舞われたにしこさん。夜には痛みがおさまっていたため、彼からのお誘いをOKしたところ……途中で下腹部に激痛が! 慌てて中断し、その日はおとなしく寝ることにしたのですが、翌朝になってもまだ痛みが続いていて……。 彼に助けを求めると…?出勤の準備をするため、ベッドから起きあがろうとするにしこさん。そのとき、体を動かそうとすると下腹部(特に股の奥あたり)に激痛が走り、下痢をしたときのような痛みもあることに気づきます。その後、彼氏のうみくんに支えられながらなんとかトイレまで辿り着いたのですが、猛烈な痛みと気持ち悪さにより、立つどころか座ることすらできなくなってしまって……。 指先にうまく力が入らず、トイレの洗浄レバーを回すことすらできなくなったにしこさん。彼氏のうみくんに助けを求めると、急いで駆けつけてくれました。 その後、うみくんは「救急車を呼ぼうか」と心配しますが、にしこさんは救急車を呼んでいいのか判断がつかず、一旦うみくんには代わりに職場へ欠勤連絡を入れてもらうことに。しばらく休んでいると手足のしびれがマシになってきたため、にしこさんはかかりつけの婦人科に行くことを決意。しかしここで問題が……。この日は祝日のため、婦人科が午後からしか開いていないようなのです。 今まで体験したことのない症状が次から次に現れると「どうすればいいんだろう」とパニックになってしまいますよね。このように、救急車を呼ぶか呼ばないか判断がつかないときのために、「#7119」で救急電話相談ができることを覚えておくといいかもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年03月30日2人目を出産したのち、生後6カ月の娘を連れて市の健診に行ったときにの出来事です。突然の生理再開にびっくりして、慌てた私を救ってくれたのはまさかのアレでした! 産後の生理再開のタイミング1人目の出産後、生理が再開したのは産後1年以上経ってからでした。そして、2人目の出産後、産後3カ月過ぎたころから急に母乳が出なくなったのですが、生理が再開する様子はなく、このまま1年ぐらいはこないだろうと思いながら過ごしていました。 ある日突然、再開した生理しかし、突然再開したのです。この日は、娘の6カ月健診で市役所を訪れていました。待ち時間が長く、ぐっすり眠っている娘を横目に眠たくなってウトウト……と、そのとき! 下着の中をタラッと何かがつたい、私は「尿もれ!?」とびっくりして目が覚めました。 とりあえず、ベビーカーに乗った娘を連れて駆け足でお手洗いへ。確認すると、下着に付いていたのは生理の血だったのです。まさかこのタイミングで生理が再開するとは思わずびっくり。もちろん生理用品は何も持っておらず、トイレの便器に座ったまま頭を抱えました。 緊急事態を救ってくれたのは娘のアレとりあえずマザーズバッグに入っている持ち物を見ながら、何かナプキンの代わりになる物はないか考えました。 そこで、娘のおむつを借りることを思いついたのです。私はすぐにおしり拭きで下着の血をできる限り落とし、テープタイプだったおむつを下着に合わせてみると……なかなかいける! とりあえずの応急処置として、娘のおむつを下着に着けて健診に戻りました。 洋服に血がついていなかったので、なんとかその場を乗り切ることができました。健診が終わったあとは急いで薬局へ走り、生理用品を購入。この事件以降、常に生理用品をかばんの中に携帯するようにしています。 著者/なかまる あゆみ作画/まっふ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年03月29日これは、中学生だった私が宿泊学習に参加したときのお話です。タイミング悪く、経血量の多い2日目と被ってしまい、とんでもないことが起きて……。 宿泊学習で…中学生のとき、宿泊学習と生理が被ってしまったことがありました。経血漏れを防ぐため、いつでもナプキンを替えられるように、生理用品をリュックの中に入れて活動に参加することに。 宿泊学習で最初の活動は、オリエンテーリングでした。オリエンテーリングとは、配られたマップをもとに自然の中を歩き回り、指定されたポイントをたどりながらゴールを目指す、野外スポーツの一種です。 宿泊施設外での活動だったため、いくら歩いても公衆トイレのようなものはどこにもありませんでした。さらに、歩き回っているせいか普段より出血量が多く、ナプキンにどんどん経血が溢れてくるのを感じていたのです。 結局、オリエンテーリング中にトイレに行くことはできずにゴール。宿泊施設に戻ってくるやいなや、私は「とにかくナプキンを交換しなきゃ!」と急いでトイレに向かいました。 トイレに駆け込んでびっくり!トイレで確認すると、経血は漏れてしまっていて、体操着のズボンの股からおしりにかけての部分が真っ赤になっていたのです……。「うそでしょ」と困惑しながらも、次の活動が始まってしまうため、上着を腰に巻いて汚れを隠し、急いでトイレを出ました。 体操着についていた経血はとても目立っていたので、同じ班の子はどうして教えてくれなかったのだろう……とショックを受けながら、班に戻った私。すると、同じ班の女の子から「漏れてたね」とからかわれてしまったのです。 そんなことを言われるなんて思ってなかった私は、いたたまれない気持ちに。その日は経血漏れを先生にさえ相談できず、ひとりでこっそりと汚れたズボンを洗って乗り切りました。 同級生の女の子から「漏れてたね」とからかわれたことで、同じ女性であっても生理に理解がない人もいるのだとわかり、とても悲しくなりました。当時のことを振り返ると、性教育の大切さをしみじみ感じます。ちなみに現在も経血量は多いほうで、過去に何度か経血漏れを経験したことから、最近はパンツ型の生理用品を使うようにしています。 著者/奥 ちま作画/加藤みちか監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2024年03月29日私は普段、ネットで生理用ナプキンを買っています。ところがあるとき、ナプキンを切らしてしまったため、やむなくドラッグストアに行くことに。すると、店内には驚くべき配慮があって……。 久しぶりにドラッグストアへ行くと…?私は日ごろ、ネットで生理用ナプキンを買っています。ところがあるとき、家のストックを切らしてしまいました。ちょうどそのとき生理がきていたので、ネットの配達を待つよりも店舗に買いに行ったほうが早いと考え、ドラッグストアへ行くことに。 しかし、久しぶりにドラッグストアを訪れたため、まずナプキン売り場を探すのが大変でした。店内でいくら探しても生理用ナプキンが見当たらない……と思っていたら、店内に「生理用ナプキンは女性用化粧品と一緒に2階で売っています」と書かれた看板を見つけたのです! 1階をぐるりと回ったあとにこの案内を見つけ、私は2階へと向かいました。 レジに行ってもっとびっくり!「ナプキンを買うとき男性に見られるのが嫌な人もいるから、女性用化粧品と一緒に2階に売られているのかもしれない」。そう考えると、店側の配慮に思わず感心してしまいました。 そして2階に着き、店の奥のほうにあった生理用ナプキンを見つけ、カゴに入れてレジに向かいました。するとそこで、もう1つびっくりすることがあったのです。 それは、レジの店員さんから「紙袋にお入れしましょうか?」と聞かれたことでした。 店舗での配慮に感謝店員さんからの問いかけにびっくりしながらも、私はその発言を聞いて「透明のビニール袋にナプキンを入れて持ち歩くのを恥ずかしいと思う人がいるかもしれないから『紙袋に入れましょうか?』と聞かれた」と解釈しました。 このとき、持ち帰り用に使おうと自宅からエコバッグを持参していた私。その袋は透けるタイプの袋ではなかったので「紙袋はいりません」と断ったのですが、売り場での陳列の工夫に加えて、買ったあとのことも考えてくださる店側の配慮を、とてもありがたく感じた出来事でした。 久しぶりにドラッグストアに生理用品を買いに行った私。お店ではさまざまな人の気持ちを考え、買いやすくする工夫をしていることを知って、非常に驚きました。最近はこのように店舗側が工夫してくださっているようで、とてもありがたく思うのですが、少しずつ「ナプキンを買うことは恥ずかしいことではない」と思える人が増えて、男性の前でも堂々と生理用品を買えるような、女性が生きやすい世の中になったらいいのにな……とも思います。 著者/nanoka22作画/おみき 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おみき
2024年03月29日私は生理前、いつもより感情的になりやすく、ダメだとわかっていてもつい口調が強くなってしまいます。それは娘も同じで、お互いPMS(月経前症候群)でイライラしていると、女子同士のバチバチが始まり。 お互いの生理が重なると…14歳の娘は、反抗期を迎えてつんつんとした態度をとるようになりました。いつもならスルーできるのですが、私が生理前だとついつい口うるさくしてしまいます。 最悪なのは、お互いPMS(月経前症候群)でイライラしているとき。感情の振り幅がジェットコースターのようで、激しい口喧嘩が勃発。母親の私が一歩引ければいいのですが、だんだんとストレスが溜まってきて、ある日突然、娘に対して爆発するなんてことも……。夫からは2人とも、「危険人物」なんてあだ名を付けられてしまいました。 スイーツと紅茶を飲みながら会話ある日、夫に「娘にきつい言葉をかけてしまう」と悩みを口にしていたところ、「普段のあなたたちなら落ち着いて話すことができるんだから、感情が落ち着いたタイミングでちゃんと話し合わないとダメだと思う」とのアドバイスをもらいました。 そのため、私の機嫌が悪いときにはコンビニスイーツを差し入れしてくれる夫を見習って、娘に甘い物を買ってきて2人でお茶をすることに。甘い物を食べて大好きな紅茶を飲んだおかげか、このときは落ち着いて話すことができました。 冷静に話し合いをしてみると、娘のことを理解しているようでわかっていない部分が多くありました。だんだんと大人になってきて、悩みも増えてくる年ごろ。娘の生理時の症状や考えていることを聞いて、生理についてはきちんと話せていなかったなと反省したのでした。 著者/伊藤未唯作画/まっふ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年03月28日彼氏のうみくんと同棲中のにしこさん。ある日の仕事中、排卵痛に見舞われたにしこさんでしたが、夜には痛みがおさまっていたため、彼からのお誘いをOKしました。すると、途中で下腹部に激痛が走って……。 果たしてトイレへ辿り着けるのか…?前日の夜、下腹部に猛烈な痛みを感じたにしこさんはすぐさま彼との行為を中断し、そのまま横になって休むことに。しかし、翌朝に目覚めても痛みは続いたまま。その後、出勤の準備をしようとベッドから起き上がろうとすると、再び下腹部に激痛が。さらにおなかを下したときのような痛みもあり、にしこさんはトイレに向かおうとしますが……。 おなかを下したときのような痛みに襲われ、このままベッドの上で漏らすわけにもいかず、とりあえずトイレに向かうことにしたにしこさん。うみくんに補助をしてもらいながら一歩ずつ進みますが、足を踏み出すだけで股の中にある金属が擦れるような激痛が走り、なかなかトイレに近づけません。 ようやくトイレに到着してひと息つくと、おなかを下したときのような痛みは一旦おさまったようです。しかし、下腹部の激痛と気持ち悪さはまだ残ったまま。さらに、手足がしびれるような感覚もあり、意識がぼーっとしてきてしまったのです。 このままでは仕事に行くのは難しそうですし、うみくんの助けを借りて早めに病院に行ったほうがよさそうですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年03月28日私が久しぶりに会う友人とランチをし、気になっていた映画を2人で見たときのこと。私は生理が始まってしまっていたようで……。 映画を見終わったあと、友人から「もしかして、生理がきているかも」と言われました。急いでトイレに行くと……たしかに生理が! その日は白いジーンズをはいており、そこまで目立つ赤い汚れではなかったものの、茶褐色の汚れがついてしまっていて……。友人はそれを見て指摘をしてくれたようでした。 日常的に生理用品を持ち歩いていたためナプキンを着けることはできました。しかし、ジーンズの汚れはその場でティッシュで軽く拭くことしかできず、落とし切ることができなくて……。汚れはさほど目立つものではなかったですが誰かに見られたら……と思うと気が気ではありませんでした。 すると、そんな私を心配してくれたのか友人が自身が着ていたジャケットを貸してくれたのです。おしりが隠れるほどの丈があったため、私はありがたく借りることに。そして、念のため映画館のスタッフの方に事情を説明しました。映画を見る前にトイレに行ってちゃんと確認をしておけば……と友人にも映画館の方にも申し訳ないことをしたなと反省した出来事でした。 その後は友人の言葉もあり、帰宅することに。ジーンズはすぐに洗い、無事にシミを落とすことができました。また、友人から借りたジャケットもきれいに洗濯し、次の日に返したのでした。 著者/中村幸子作画/ちゃこ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年03月28日当時、中学生で思春期真っただ中だった私。生理中ナプキンをトイレへ持っていく際、過剰に人の目を気にしていた私は、人の目が気にならなくなるある方法を思いつき……。 人の目が気になった中学生時代私が中学生になって間もないころ。生理中にトイレへ行く際は、ナプキンの入った生理用のポーチをかばんから出し、これをポケットに入れてトイレでナプキンを使っていました。 しかし、トイレへ行く際にわざわざかばんからポーチを取り出し、トイレから帰ったあとにポーチを戻すと、ナプキンの入ったポーチだとわかりやすく、生理であることが周囲にわかってしまうのではないかと、気恥ずかしさを感じるようになりました。 今考えれば、まったく恥ずかしいものではないと思うのですが、思春期真っただ中だった当時の私は、過剰に人の目を気にしており、目立つことを嫌っていたため、友だちからポーチに言及されたり、男子にからかわれたりすることを恐れていたのです。 ナプキンを持ち運ぶアイデアをひらめく私はこの恥ずかしさや言及される不安をどうにか軽減できないかと悩み、ある日、ナプキンをハンカチでくるむアイデアをひらめきました。方法としては、かばんの中で生理用ポーチからナプキンを取り出し、ハンカチにくるんでポケットにしまい、トイレへ持っていく、というもの。 はたから見れば、かばんからハンカチを出してポケットにしまったように見え、トイレを出るときにはナプキンはもうないため、ハンカチも普段通りに使えます。私はこれだ!と大喜びし、さっそく次の生理から実践するようになりました。 人目を気にせず持ち運びが可能によくよく考えると、かばんの中でごそごそと手を動かしたあとに、わざわざハンカチを取り出すのも不自然ではあるのですが、当時の私は「画期的な方法だ!」と感激しており、実際、この方法を実践するようになってから、人目を気にせずにナプキンを持ち運べるようになったのです。 誰かにこの方法について突っ込まれることもなかったため、私にとっては効果のある方法だったのだと思います。 今はもう恥ずかしい行動だとは思わないので生理用ポーチを直接トイレへ持って行くことがほとんどですが、生理用ポーチを開くときに時々ふとこの持ち運び方を思い出すことがあります。そのたびに、中学生のころは必死だったな、そこまで気にしなくてもよかったのにな、と懐かしく思う出来事です。 著者/百田作画/ちゃこ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年03月27日小学5年生のころ、思春期を迎えていた私は、素直に親と話すことができなくなっていました。そんなとき、あることを隠し通そうとして……。 親に話すのが恥ずかしい私は小学5年生で初潮を迎えたのですが、恥ずかしさから親に話すことができませんでした。そのため、自宅のトイレに置いてある生理用ナプキンを使ったら生理になったことが親にバレてしまうと考え、私は「家にある物でこっそりナプキンを作ること」を思いつきました。 使った物は、トイレットペーパーとガムテープです。トイレットペーパーを折りたたんで、ガムテープでパンツに固定するという、超簡易型ナプキン。この「自作ナプキン」を作ったときは、我ながら天才だと思いました。 自作ナプキンを使った感想実際、自作ナプキンを使ったところ、パンツが汚れることもなく誰にも生理がバレなかったため、なかなか万能でした。しかし、夏場などの汗には弱く、トイレットペーパーが溶けてボロボロになってしまうことが。体育の授業中にポロッとトイレットペーパーのカスが地面に落ちたときは、とても焦りました……。 それでもなんとか生理期間を乗り切り、小学生時代は自作ナプキンを使い続けていた私。中学生になるころには、親にバレる恥ずかしさがなくなり、「生理がきた」と伝えてナプキンを使うようになりました。ナプキンの使い心地がとてもよかったので、恥ずかしがらずにもっと早く親に報告すればよかったと後悔しました。 生理になっていると親にバレるのが恥ずかしく、小学生のころの私は「自作ナプキン」を使って過ごしていました。今振り返れば、自作ナプキンを使っていたことのほうが、恥ずかしく思えます。けれど、必死になって隠していたことも、今となっては思春期ならではの笑えるいい思い出となっています。 ※すべて個人の感想です。デリケートゾーンのトラブルにもなりますので、市販の生理用品を使用しましょう。 著者/匿名作画/ふるみ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ふるみ
2024年03月27日中学生になり、周りの女子が次々と初潮を迎えているのを「うらやましいなぁ……」と思っていた私。その後、1年生の修了間際に待ち焦がれていた初潮をついに迎えられたのですが、ストレートには喜べない状況で……。 中1の終わりに初潮が! しかしその日は…私は中学生になっても小学校中学年と見間違われるほど身長が低く、体の発達が遅いのか、なかなか初潮がきませんでした。 同級生たちは「生理が始まった」と女子トークをしたり、ナプキンを交換するため、休憩時間にサニタリーポーチを持ってトイレに行ったり……。そういった行動がなんとなく大人っぽく思えて、私は同級生たちに秘かに憧れを抱いていました。「早く初潮を迎えて大人になりたい」。そんな思いもあり、私は初潮がくるのを心待ちにしていたのです。 そして中学1年生の終わり、ついに私は待望の初潮を迎えます。しかし……初潮がきたのはなんと、3年生の卒業式当日の朝! まさか大事なイベント当日に生理がくるとは予想していなかったため、うれしさより動揺のほうが大きく、母親に心配そうに見送られながら登校しました。 別の意味でドキドキだった卒業式学校に到着した私はまず、嬉々として友だちに「生理がきた!」と報告しました。そして、私にとって初めての生理で「いつもと違う」と感じる環境の中、先生の話もまったく耳に入らないまま、卒業式が始まります。 卒業式の最中は、合間に立ったり座ったりしながらも、長時間椅子に座っていなければなりません。卒業式が始まってしばらく経ったとき、ふと「経血は今どのくらい出ているのだろう」という緊張感に襲われました。トイレに行ってナプキンの様子を確認したいのですが、卒業式の途中で席を立って先生に「トイレに行ってきます」と報告する行動はとても目立つため、席を立つ勇気が出ません。 隣に座っている友だちは仲のいい先輩の卒業が寂しくて泣いていましたが、私は経血漏れへの焦りと不安で涙が出そうでした。「校歌斉唱! 起立!」の合図で立ち上がったときには、経血がドロッと出てくる感触がしっかり伝わってきて、体中が嫌な汗で湿っているのがわかりました。式典中は感傷に浸る余裕もなく、ただただ「早く終わってくれ!」と願っていました。 そして、ようやく卒業式が終わって在校生が寂しがっている中、私はトイレに猛ダッシュ。思っていたほど経血が出ていないことにひと安心し、ようやく初潮を迎えられた喜びがこみ上げてきました。 ちなみに、この日だけではなく、その後も大事な試験当日や修学旅行、彼氏とのデート、海水浴当日など、「ここぞ!」という場面を狙ったかのように生理が重なることが何度もあり、そのたびに「どうして今日なの!?」と残念に思っていました。それでも初潮を迎えた卒業式の日が特に印象深く、今でも鮮明に記憶に残っています。 著者/米津あや作画/モリナガアメ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モリナガアメ
2024年03月27日私が初めて生理になったのは中学2年生のとき。周りに比べて少し遅かっただけに、「やっと私も大人になれた」とうれしくなりました。ただ、いいことばかりではなく、失敗もたくさんあって……。 楽しみにしていた修学旅行がブルーデーに生理にまつわる大事件が起こったのは、高校2年生の修学旅行のときです。旅行へ行く前日から生理が始まってしまいました。生理期間や経血量などまだ不安定な状態でしたが、2日目が一番経血の量が多くなるとわかっており、リュックには少し多めにナプキンと生理用ショーツを入れておきました。 せっかく楽しみにしていた修学旅行がブルーデーと重なりましたが、生理痛は特にひどくありません。いつもより少し体がだるい、眠い程度だったので、友だちとたくさん話をしながら旅行を満喫していました。 夕食後は大浴場での入浴となりますが、さすがに生理2日目で入るのは周りに申し訳なく、担任の先生に生理中であることを伝えると、部屋に備え付けられたお風呂を使っていいと言われました。大きなお風呂に入れないのは少し残念でしたが仕方ありません。 ここまでトラブルも起きず順調でしたが、ただ最後まで気がかりだったのが、就寝中に経血漏れを起こさないかということ。旅館の布団には真っ白なシーツが敷かれており、少量の血でも目立ってしまいます。夜用の特大ナプキンをしてお布団に入ったものの「大丈夫かな?」と気になり、深夜の2~3時ごろまではなかなか眠れませんでした。そしてようやくウトウトと眠りに入り、周りの賑やかな声で目を覚ました瞬間に嫌な予感が的中したのです。 真っ白なシーツが! 動けない私を救ったのは…おしりのあたりに何とも言えないヒンヤリとした感覚を覚え、祈るような気持ちで布団の中を覗いてみると、真っ白なシーツに大きな赤いシミがついていました。「どうしよう」とうろたえてしまい、布団の中から出ることができません。友だちが「おはよう」と声をかけてきても返事ができず、布団の中でシクシクと泣き出してしまいました。 友だちは私の体調が悪くなったのかと思ったようで、「先生を呼んでくるね」と部屋を出ていきました。同部屋は6人で、他の子たちも心配そうに声をかけてくれました。 たまたま部屋の近くにいたのが女の先生でした。「どこか具合が悪いの?」と聞かれ、絞り出すような声で「布団を汚してしまいました」と伝えると、先生はすぐに状況を察知し、「とりあえず着替えようか」と私の腰に羽織っていたパーカーを巻き付けてくれました。 私が別室で着替えている間に先生は手際よく布団を片付け、他の子たちにも「〇〇さんは大丈夫だから。みんなも早く準備して」とごく普通に対応してくれたのです。 少し気分が落ち着いたころに、友だちに正直に話すと、彼女もびっくりした様子で、「それはさすがに焦るね」と同情してくれました。先生にはパーカーを洗ってから返そうと思いましたが、「そのままでいいよ」と言われ、結局洗濯せずに返してしまいました。 修学旅行の悲劇を教訓に自宅に帰ってから修学旅行での出来事を母に話すと、母はすぐに学校に連絡を入れ、対応してくれた先生に謝罪やお礼の言葉を繰り返していました。結局、修学旅行は楽しかったのか悲しかったのかわかりません。ただ思い出を聞かれると、真っ先に生理の失敗の記憶が蘇ってきます。しばらくはトラウマのようになっており、ホテルや旅館で白いシーツをみるたびにドキドキしてしまいました。 月日が流れていく中で、少しずつ傷は癒えてきましたが、旅行や夫の実家へ行くときに生理が被るとかなり神経質になります。そして、就寝の際は普通のナプキンではなく、ショーツ型のナプキンを使うように。また敷き布団の上に直に寝るのではなく、家から持参したタオルも敷くようにしています。荷物は多くなりますが、ここまで対策をすれば漏れも気にならず、朝までぐっすり安眠できるようになりました。 35歳を超えたころからは、経血漏れの失敗はありません。若いときに比べて経血量が少なくなったのはもちろん、自分なりに対策できるようになったのも大きいと思います。 次はそろそろ思春期を迎える娘の番ですが、寝相が悪いだけに就寝時の失敗も起こると予想できます。娘が慌てないよう、トラウマにならないよう自分の経験談を踏まえて漏れ対策を教えていきたいです。 著者/田中花代作画/ちえ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年03月27日中学2年生のときの出来事です。私のクラスには、女子生徒が生理を理由に学校を休んだり保健室に行ったりすると、嫌味を言ってくる男子生徒・A君がいました。先生が何度注意しても、A君の態度は変わりません。そんなA君に、あるハプニングが起き……。 体育を見学する女子に嫌味を言うA君私の中学校には、両親が好きな時間にきて授業を見学できる自由参観日がありました。ある自由参観日、体育でバスケットボールをすることになったのですが、1人の女子が生理痛のため授業を見学していました。 見学している女子を見ると、A君はいつものように「いいよなー、女子はー。生理でしんどいですってサボれるんだからー」と嫌味。もちろん周りの女子や先生は注意をし、ほかの男子も冷たい目でA君を見ていました。 A君に激怒したのは……しかし、A君の嫌味は止まらず、「俺も女に生まれたかったー! 授業サボりたーい!」と発言し、見学していた女子は泣きそうな表情に。 そのとき、体育館の入口のほうからA君に対して「いい加減にしろ!!!」と顔を真っ赤にして怒っている男性が歩いてきました。最初は女子のお父さんかと思いましたが、A君はその人を見ると顔を青くしながら「父さん!!!」と絶句。その男性は、A君のお父さんだったのです。 A君のお父さんは女子に頭をさげて謝罪し、何が起こったのか理解ができずに突っ立っているA君の頭をつかみながら下げさせました。 生徒と保護者からは拍手A君のお父さんはA君に向かって、「女性は毎月、1週間、動けないほどの腹痛に耐えながら生活しているんだ。お前のお母さんもそうだ。動くのもつらいのにお前のごはんを作って洗濯をしている。それがお前にはわからないのか!」と激怒。 「世の中の女性をバカにするな。俺の大事な奥さんを、お前のお母さんをバカにするな!!」と続け、生徒と保護者からは拍手が起こり、やっとA君は自分の口から女子に謝罪をしたのでした。 A君は家でも説教されたようで、それ以降は女子に対して嫌味を言わなくなりました。また学校では、女子だけが受けていた生理の授業を男子も受けるべきではないかという話になり、性別に関係なく生理を勉強する時間ができました。 著者/櫻井 藍作画/まっふ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年03月26日楽しみにしている親友との旅行に、生理が被ってしまうことが判明。旅行を楽しむために、生理日をズラそうと低用量ピルを服用し始めたのですが……。 旅行に被っちゃう!数カ月前から立てていた親友との旅行計画。旅行の日が近づいてきたころ、このままだと生理予定日が被ってしまうかもしれない!と私は気が付きました。 旅行中に生理になって、おなかが痛くなったり、何か親友に迷惑をかけてしまったりしたら嫌だなと思った私。ネットで調べると、低用量ピルを飲むと生理日をズラすことができると書いてあったので、思い切って婦人科へ行くことに。そして、医師と相談して、低用量ピルを処方してもらい飲み始めました。 低用量ピルを飲み始めると…しかし、飲み始めると、医師から説明があったように副作用が……。吐き気が止まらず、気持ち悪さで立ち上がれないほどだったのです。副作用は薬の種類によって異なると思いますが、このとき処方された低用量ピルは私にはまったく合わないようでした。 このままでは旅行に行くことすらできないと思い、医師に相談して服用をやめることに。結果、生理がきて旅行の日と被ってしまいましたが、それでも思いっきり楽しむことができました。そもそも、女の子との旅行だったのでそこまで気をつかう必要もなかったのかもしれません。 やはり生理を止める薬というのはそれだけの副作用があるのだと勉強になりました。体質や使い方によってはとても便利かもしれませんが、このとき処方された薬は私には合いませんでした……。親友に迷惑をかけてしまうと気にしすぎていましたが、結果として生理を忘れるくらい楽しい時間を過ごせたのでよかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/北野唯作画/加藤みちか監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2024年03月26日彼氏のうみくんと同棲中のにしこさん。彼女は毎月、排卵日付近になると排卵痛を感じることがあります。この日も仕事中に排卵痛に襲われました。ただ、夜には痛みがおさまっていたため、彼からのお誘いをOKしたら……。 次から次に押し寄せる激痛仕事中に排卵痛に襲われたにしこさん。しかし、帰宅するころには痛みがおさまっていたため、夜に彼からのお誘いをOKしました。すると、下腹部に猛烈な痛みが! 2人はすぐさま行為を中断し、にしこさんはそのまま横になって休むことにしたのですが……。 ※卵巣痛→排卵痛 結局、その日の夜はおなかが痛くてあまり深く眠れなかったにしこさん。痛み始めたときから8時間が経過しても、下腹部にはまだ痛みが残っています。そしてベッドから起き上がろうとした瞬間……耐えられないほどの激痛が! あまりの痛みにパニックになったにしこさんは、慌ててうみくんを起こします。さらにその後、今度はおなかを下したときのような痛みに襲われ、にしこさんはなんとかトイレに行こうと試みるのでした。 このときはまだ痛みの原因が「排卵痛? それとも別に何か原因が?」くらいしか予想できていなかったにしこさん。実は卵巣出血を起こすと、下腹部の痛みに伴って吐き気や嘔吐、下痢などの症状が起きるケースもあるそうです。 卵巣出血が原因だと判明していない時点では、次から次に襲ってくる痛みに「もしかして何か重大な病気?」と不安になってしまうかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にしこ
2024年03月26日私は出血量が多いため、毎回、生理のときは四苦八苦しています。ある日、生理中に4歳の娘と一緒にお風呂に入ったのですが、思わぬトラブルが起きて、娘をひどく驚かせてしまいました……。 生理を理解していない娘私は毎月かなりの量の経血が出るので、生理期間に子どもと一緒にお風呂に入るときは、できるだけタンポンをするようにしています。そのため、4歳の娘は経血を見たことがなく、私が生理痛で苦しんでいるときも、なぜ痛がっているのかわかりません。 性教育のためにも、「生理は赤ちゃんの通る穴から血が出るんだよ」とは伝えましたが、言葉だけではイマイチ理解できないようでした。 お風呂場で娘が絶叫!ある日、生理2日目にいつものようにタンポンをして娘とお風呂に入ったのですが、そのときはタンポンを挿入してから4時間が経過していて、かなりの経血を含んだ状態でした。私はいつも3時間おきにタンポンを交換しているものの、忙しさからタンポンの交換を忘れていたのです。 娘と体を洗いながら、いつものようにシャワーでおしりを流そうと前傾姿勢になった瞬間、スポッとタンポンが腟から出てしまいました! まさか娘とのお風呂でタンポンが出てくるとは思わず大慌て。 娘に見られないようにしなければと、とっさに背を向けましたが、時すでに遅し。飛び出たタンポンと大量の血液を目にした娘は、そんな言葉をどこで覚えたのか、大きな声で「ママから内臓が出ちゃってる!」と絶叫しました。 浴槽は血だらけで、慌てふためいていた私は風呂桶にタンポンを入れ、流れ出る経血を風呂桶で受け止めながら、なんとか娘とお風呂場から出ました。その間ずっと、娘はスプラッター映画を見たかのような表情を浮かべ、怖がっていたのでした。 この事件をきっかけに、娘にはしっかりと生理の仕組みを伝えることにしました。赤ちゃんを産むために必要な機能であることも詳しく教えると、怖さが少し軽減したよう。性教育のいいきっかけになった出来事でした。 ※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。 著者/大野肉美作画/まっふ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年03月26日チョコレート嚢胞(のうほう)の手術をしてからの数カ月の間、私は不正出血に悩まされていました。生理を止め、卵巣の働きをおさえる薬を飲んでいましたが、その薬の副作用でだらだらと出血が続いていたのです。何日もナプキンをつけていなければいけない不快感、いつまで出血が続くのかわからないという不安がとても大きく、憂うつな気持ちでいました。そんなとき、帰省の際に義母から言われた言葉が、今でも忘れられません。 憂うつな義実家への帰省わが家では、春休みや夏休みなど、まとまった休みの日には義実家に帰省します。実家周辺は、たくさんの温泉がある場所で、帰省の際はみんなで温泉に行くことが恒例となっていて、私も温泉に入るのがいつも楽しみでした。しかし、このときの帰省は憂うつな気持ちで……。 というのも、私はこのときチョコレート嚢胞の手術をしてから数カ月経ったころで、服用中の薬の副作用で不正出血が長く続いていたからです。出血は生理3日目くらいの量で、トイレに行くたびにナプキンを替えないといけません。そのため温泉に入ることはできなかったのです。 ショックだった義母からの言葉義母には事前に夫から、術後の不正出血が続いていること、温泉は入れないことなどを伝えておいてもらいました。しかし、どこまで理解してもらえているかわからなかったため、義実家に着いて改めて私から義母に事情を説明。すると、義母からはこんな言葉が返ってきました。 「私はパンツを汚したことなんて1回もないし、わからないわぁ。おりものだってないのよ」。 私は義母からの言葉にあ然。自分の意思で下着を汚しているのではなく術後の薬の影響で不正出血が続いているのです。そのことをちゃんとわかってもらえなかったことと、「私の体調を気づかってくれるわけではないんだ」という悲しみが広がってきて……。私としてはとてもショックを受けてしまいました。 義母は悪気があって言ったわけではないとは思うものの、術後で心身ともにつらかった私にはとても堪え、心をえぐる言葉となりました。義母からのこの言葉は、今でもずっと覚えていて、いまだにモヤッとした気持ちが残る出来事となってしまいました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/新谷けご作画/ちゃこ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年03月25日結婚したてのころ。義実家に行ったときに突然生理になってしまった私。まだ義家族に気をつかっており、なかなか生理だと言い出せず私は困ってしまいました。そんなとき夫が……。 義実家に帰省することになった私たち夫と結婚したばかりのころのお話です。当時、私は生理周期が乱れており、いつ生理がくるのか予定が読めない状態でした。そんなとき、夫の親族が義実家に集まると連絡があり、私たち夫婦も帰省することになりました。 帰省当日、朝からおなかがなんだかむずむずする感覚が。「おかしいな……」と感じていましたが、結婚したてだったこともあり、義実家に帰省する緊張だろうと思っていました。 違和感の正体は義実家に着いたときも、少しおなかに違和感がありました。本来ならば、何もしないで横になりたい……と思っていましたが、義実家の暗黙の了解として、女性は座らずに動き続けなければいけないというものがあり……。 おなかの違和感を我慢しながら、食事の準備や片付けを手伝っていたときです。ふと動いている最中に、ドロッとしたものが下着に落ちていく感覚が。私は一瞬で「生理がきたんだ! あのおなかの違和感は生理の予兆だったんだ」と気づいたのです。 夫の行動に感謝しかし、周囲の女性たちがバタバタと動いている中、トイレに行きたいとは当時の私は言えず……。家のことが一段落し、やっとトイレに行けたときには、下着にかなりの経血がついてしまっていました。幸い、ボトムスには経血はついていなかったので義家族たちに見られることはなかったと思いますが、このままでは経血がボトムスに漏れてしまうのも時間の問題。しかし、当然ナプキンは持ってきておらず、私はどうしたらいいのかと絶望してしまいました。 ひとり「買い物に行きたい」と義実家から出られる雰囲気でもなく……。仕方なくトイレットペーパーを下着に当てトイレを出た私。すると、トイレから出た私の表情から何か異変を感じたのか、夫がこっそり声をかけてくれたのです。 「実は生理がきてしまった」と事情を話したところ、夫は機転をきかせてくれました。「食べる物が足りないと思うから追加で買ってくるよ」と義家族たちに話し、私を連れ出してくれたのです。夫と近くのコンビニへ行き、私は新しい下着とナプキンを購入。すぐに新しい下着にはきかえ、ナプキンを着けることができました。 その後、食材も買い足して何気なく義実家に戻りましたが、結婚したてで義実家にはいろいろ気をつかっていたときだったので、夫の行動には感謝しかありませんでした。 それからは、いつ生理がきても平気なようにナプキンは常に持ち歩くようにしています。また、結婚して数年が経ち、義家族との関係にも慣れてきた今では、義実家でもトイレは我慢せず、行きたいときに行けるようになりました。 著者/さとうみく作画/ちゃこ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年03月24日学生時代の私は、「生理」という言葉を人前で使うことを、なぜかとても恥ずかしく感じていました。とはいえ、生理がきたことで授業を受けられなくなるときもあります。体育の授業でプールがあった日、私は勇気を出して「実は生理で……」と伝えたのですが、先生から返ってきた言葉はとても悲しいものでした。 プールの前日に生理が中学2年生のとき、体育の授業でプールに入ることになりました。ところが、前日に生理になってしまったのです。そこで、まず母に相談すると、「午前中の授業だけ出て午後のプールの前に帰ってきなさい」との指示が。 担任は男性教師だったこともあり、そのことを伝えるのが苦痛で仕方ありませんでした。それでも当日、私は勇気を出して早退したいことを話したのです。 すると、担任からは「生理は早退の理由にならない」との返事が。おまけに、職員室の中で他の先生たちもいるというのに、大きな声で「タンポンは使わないのか?」と聞かれたのです。恥ずかしくて恥ずかしくて、すぐにでも逃げ出したかったです。 みんなの前で言わないで!担任から「見学だけでもいいから授業に参加しなさい」と言われ、私もみんなと一緒に教室からプールへと向かうことになりました。水着に着替えない私に、クラスメイトたちがふしぎそうな視線を向けていたことを覚えています。 私の学校では男女に分かれて授業を受けるため、プールに着いたあとは「男子から何か言われることはないな」と私は安心していました。ところが男女別に分かれる前、クラスメイトが全員いる前で、担任は大声で私が生理中だとみんなに説明し始めたのです! 確かに、見学理由を説明しなくてはならないのかもしれません。しかしそれでも、大声で言う必要はないと思います。あまりの恥ずかしさに、私は耐えられず泣き出してしまいました。その後、担任から謝罪されましたが、気持ちは晴れませんでした。 大人になった今でも、当時のことは心の傷になっています。担任に悪気がなかったとはいえ、多少の気づかいは必要だと思います。生理について人前で話して当事者がどう思うのかを、もう少し考えてほしかったです。 著者/長岡亮子作画/おみき監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おみき
2024年03月24日中学生になって私が初潮を迎えたばかりのころの話です。母から「もっとこまめにナプキンを交換しなさい」とよく注意を受けていました。私としてはこまめに替えているつもりだったので「ちゃんと交換してるもん!」と思わず母に反発し、親子喧嘩が勃発。しかし、その喧嘩から、ある事実が判明したのです。 母に注意されムカッ!ある生理中、母から「ナプキンがあまり減っていないようだけど、ちゃんと交換してる? もっと頻繁に替えなさい」と注意された私。しかし、私は経血量や装着時間にも気を配り、必要に応じてちゃんとナプキン交換をしていました。 過去にも同様の注意を受けていた私は思わずムッとして、「お母さんしつこいよ! ちゃんと交換してるもん!」と、つい母に言い返してしまいました。すると、母も私のことを心配してかムキになってしまい……「交換の頻度が足りないよ!」「足りてるよ!」と、プチ親子喧嘩へと発展したのです。 お互いの経血量を教え合うと…?母との喧嘩は、父や祖父母が「どうしたの?」「そんなに怒らなくていいじゃない」と仲裁に入ってくれたため、事態が大きくなることはありませんでした。 その後、冷静さを取り戻した私は、トイレに行くたびにちゃんとナプキンの状態を確認していることや、つけっぱなしにして肌トラブルを起こした経験もないことを母に報告。すると母は「もしかして、私とあなたとでは経血量が全然違うのかな?」とポツリと呟いたのです。 そこで私たちは「多い日は何時間くらいでナプキンが汚れる?」「2日目の朝のナプキンってどんな感じ?」など、おおよその経血量をお互いに教え合うことにしました。 経血量の個人差にびっくり少し恥ずかしさもありましたが、お互いの生理事情を正直に話してみると、私よりも母のほうが格段に経血量が多いことが判明! 母が何度も私にナプキン交換を促してきたのは、自身の経血量を基準にしていたからだとわかりました。 当時の私は初潮を迎えたばかりで、「生理なんてだいたいみんな同じようなもの」と思っていたので、大きな個人差があると知って驚いたことを覚えています。「生理は、1人ひとり違うもの」だと実感した私と母は、これ以降は生理のことで喧嘩しなくなりました。 この出来事以降、母は「ナプキンを交換しなさい」ではなく「ナプキンを替えなくて平気なの?」といったように、こちらにも配慮しながら心配してくれるようになりました。ナプキンを巡って親子喧嘩をするなんて、今となれば笑い話ですが、初潮を迎えたばかりで知識が浅いときに「生理の個人差」を知ることができて、いい勉強になったと思っています。 著者/ごとうゆき作画/ののぱ 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ
2024年03月23日