今年はどんなコト、モノが人気だったのか、そこにはどんな背景があったのか、カルチャー好きの「SHOWROOM」代表の前田裕二さんとフリーアナウンサー・宇垣美里さんの2人が考察。その魅力をたっぷり紹介します。今年はどんなカルチャーが人気だったのか。まずは、トレンドの動向にも敏感な「SHOWROOM」代表の前田裕二さんに、ご自身が注目したことについて伺うと、「個人的にインパクトが大きかったのは、韓国カルチャーです。昨年から『梨泰院クラス』や『愛の不時着』など、エンタメの勢いはすごいものがありましたが、今年も9月から配信が始まった『イカゲーム』(すべてNetflixオリジナルドラマ)が、Netflixで過去最高の視聴者数を記録。僕の会社でも、『smash.』でBTSのコンテンツを立ち上げ、その反響の大きさを実感しています。ただ、これは韓国カルチャーに限ったことではなく、今年のトレンド全般に言えることですが、ヒットするコンテンツに共通しているのは、“顧客目線”をこれでもかというくらいに徹底的にやりきっているところ。受け手の感動に関して半端じゃないくらい研究している。また、設定が小難しくなく、間口が広いこともポイントです。特にこの一年の映像作品やゲームのヒットにはこの傾向を顕著に感じます」人気の秘訣は、いかに「ハラハラドキドキ」をやりきるか。映像作品では、映画『東京リベンジャーズ』や、Netflixオリジナルドラマ『今際の国のアリス』など、「渋谷」を舞台にした映像作品が目立った一年に。「妻夫木聡さんが出演していて日本でもヒットした中国映画『唐人街探偵 東京MISSION』にも渋谷が出てきましたよね。私の大好きな漫画『GALS!!』は、渋谷のギャルの物語ですが、原作と東京ガールズコレクションがコラボするなど人気です。渋谷はこれまでも注目されてきた街ですが、今年はなぜかな…。『東京2020オリンピック・パラリンピック』が開催されて、東京に注目が集まり、なかでも渋谷は象徴的な街だからかもしれませんね。特に駅前のスクランブル交差点は、関西出身の私も上京する前から知っていましたし、海外でもあの光景を見れば東京だとわかる人は多いと思います。“画”としての強さが、選ばれる理由なのでは」(フリーアナウンサー・宇垣美里さん)また、渋谷の雑多なイメージが、今どきヒットする作品のムードにハマりやすいと、前田さんは感じている。「『今際の国のアリス』でいうと、登場人物が、歩きスマホをしたり、吸ったタバコを道にポイ捨てするんです。TVでは扱えないような表現ですよね。渋谷は、そんな一種の危うさや、社会的に必ずしも許容されがたい人間の業や荒削りさも内包されている街。ちょっとハラハラする街です。デスゲームを軸とした『イカゲーム』しかり、最近人気になるコンテンツに共通しているのは、共感できるベースシナリオの上に、ピュアなハラハラドキドキが乗ってくるところ。そういう刺激的な描写と相性がいい街なんですよね。僕は以前から、渋谷が併せ持つ危うさの側面と希望の側面という一見相反するエネルギー、いわば、どこかベンチャー的な性格が大好きです。大きなリスクを張って勝負しに来て、ぺしゃんこに潰されちゃうかもしれないけれど、一方で何かすごいことが起こりそうな、えも言われぬ期待もある。僕の会社も渋谷にありますが、そういう常にドキドキと向き合えるところに惹かれて、ベンチャーが多く集まるのかなと思います」今年はコロナ禍も2年目となり、カルチャーを摂取する場は家の中が基本という人も多かったはず。インドアな娯楽の代表格ともいえるゲームでは、バトルロイヤル系の『Apex Legends』や、宇宙を舞台にした人狼ゲーム『Among Us』など、前田さんの話ともつながるハラハラドキドキ系タイトルがトレンドに。「僕が今年よくやっていたのは、『グランド・セフト・オート V』という、プレイヤーが街で車を盗むなど、かなりの悪事を働くゲームで、現実の世界では体験しないことの連続です。ちょっと悪さをするとすぐ警察が追いかけてきますが、捕まらないように逃げるというハラハラを一瞬で味わえます(笑)。『Apex Legends』や『Among Us』はオンライン上でプレイヤーが殺し合うゲームですが、今はまったり楽しむということより、こうした現実とはかけ離れた刺激がバーチャル空間で求められていると感じます」(前田さん)その理由には、昨今のユーザー側の志向の変化が影響していると考えられるという。「ある大ヒットネット配信ドラマの脚本を友人が手がけていたのですが、物語の開始5分で“事件”を起こす、つまり早い段階で刺激を作ることを意識していたと言っていて、これは面白いと思いました。配信ドラマでは、映画館と違って、ドキドキしない単調な流れに直面すると視聴者がすぐに離脱できてしまうからです。サクッと体験できるインスタントな刺激を提供することが重要なのでしょう。1.5倍速での再生が増えているのも、サクサク進んでほしいからだと思います。これはゲームにも言えることで、ヒットゲームに共通することは、実況映えすること。つまり、プレイ実況動画がたくさん上がるゲームは流行ります。最近は面白い実況を見て、自分でもプレイするという人がかなりいると思いますが、では、どうやったらたくさんプレイされるか?それは、「リアクションがとりやすい」ことです。つまり、ここでもやはり“刺激”です。『うわあびっくりした!』などリアクションをとれないと実況が面白くならない。となると、必然的に刺激的な展開が次々起こるゲームがプレイされますよね。FPS系(プレイヤー視点のシューティングゲーム)の、人を銃で倒し、倒される世界はまさに刺激の巣窟です。また、今年人気を集めたのは、最後の一人になるまで殺し合うなど設定がシンプルで初心者でも入りやすい、かつAPEXなど初心者でも熟練者に勝ちやすいタイトルでした。これらのわかりやすく始めやすいゲームが、コロナ禍を機にゲームを始めたライトゲーマー層を多く取り込んだのだろうと思います」(前田さん)現実世界では癒しやエンパワーメントを感じたい!ほかにもカルチャー系で話題だったものといえば、ストップモーションアニメの『PUI PUI モルカー』が印象的。羊毛フェルトでできたモルモットの姿の車“モルカー”は、SNSで話題となり、日本はもちろん台湾など海外でも大人気に。「私が出演している『アフター6ジャンクション』のパーソナリティの宇多丸さんが、『PUI PUI モルカー』放送開始前の記念イベントに参加されていたこともあり、私も最初から見ていて大好きでしたが、まさかこれほどブレイクするとは!まずはもふもふと丸いフォルムがめちゃくちゃかわいいのと、トコトコした動き…。たまらないです!なのにストーリーにはシュールなところがあって。そこも含めて楽しめたのが、多くの人の心を掴んだ要因だったのではないでしょうか」(宇垣さん)もふもふしたフォルムで、かわいいだけじゃないというのは、個人のクリエイターが手がけ、販売すると争奪戦になるという一点もののユニークなぬいぐるみのブームにも共通する模様。「余白というか、突っ込みどころがあるというのも愛される理由だと思います。人は誰しも矛盾やいびつさを抱えながら生きていると思いますが、そんななか、剛速球ストレートど真ん中みたいな、ただ純粋にかわいいだけ、というキャラは、劣等感すら覚えてしまう。その点、たとえばモルカーの場合は、行動も良い意味でツッコミどころが多いですが、そもそも“モルモットが車になる”なんて、ある意味、設定が狂気じみているところがむしろいい(笑)。しかも、モルカーも最近流行りの韓国ドラマの主人公も、原則弱い人の目線に立って寄り添います。こうしたキャラクターが報われる過程で心打たれるし、共感できる。コロナ禍で弱い立場に置かれた人が多い今、優しい弱者の勝利に自分を投影しやすいのかもしれません」(前田さん)もふもふつながりでいうと、上野動物園に双子のパンダが生まれたことも話題に。「ぬいぐるみに触ったり、うちにはワンコがいるのでその子を抱っこしたり、もふもふに触れて癒されていますが、家で動物の赤ちゃんの動画を見ているだけでも、ほっこりできる。直接会いに行きづらい今、動物園の職員さんが以前にも増して動物の動画をネットで配信してくれるので、それを私のようにありがたく享受している人はたくさんいると思います」(宇垣さん)一方、エンタメ作品では、昨年、アカデミー賞4部門受賞した映画『パラサイト 半地下の家族』など、社会問題が盛り込まれた物語がヒットする傾向が続いているが、今年は女性たちが自らの生きづらさを解消するために連帯するシスターフッドもののドラマや映画が豊作だった一年でもある。「私も今年、『17歳の瞳に映る世界』や『モロッコ、彼女たちの朝』『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』などシスターフッドが感じられる作品をたくさん観ました。私はシスターフッドものが好きで以前からよく観ていましたが、最近は作品数が増えているなと思います。『#MeToo』運動からの価値観のアップデートが目覚ましく、幸せな関係性の象徴として描かれてきた恋愛も、今はそれだけがすべてではないということが浸透し始めているからかもしれませんね。女性同士の連帯からは、すごくエンパワーメントされますし、女性特有の辛い現実があるからこそ、シスターフッドものが響くところはあると思います」(宇垣さん)「それこそ優しい弱者の勝利ではないですけど、難局を乗り越えるために弱い立場の人同士が手を取り合うのは、現実でもフィクションでも今の時代、とても必要とされている。それに、愛のカタチは恋愛だけじゃないという価値観は、確かに広がっていますよね。世の中には男女の恋愛ありきという風潮に息苦しさを感じている人もいて、そういう人たちが生きやすい社会にしたいと活動する人が増えると、そこを目掛けてコンテンツを作る人も多くなる。シスターフッドのような作品は、今後ますます増えていくと思います」(前田さん)まえだ・ゆうじ1987年生まれ、東京都出身。「SHOWROOM」代表。日本テレビ系『スッキリ』火曜コメンテーター。著書『メモの魔力 The Magic of Memos』(幻冬舎)がロングヒット。愛読者による“メモ魔会”も開かれている。うがき・みさと1991年4月16日生まれ、兵庫県出身。フリーアナウンサー。TBSラジオ『アフター6ジャンクション』火曜パートナー。『週刊プレイボーイ』(集英社)などでコラムを連載中。著書に『愛しのショコラ』(KADOKAWA)ほか。ニット¥35,200ワンピース¥39,600(共にドレステリア/ドレステリア 京都店 TEL:075・211・0213)ネックレス¥20,900リング¥18,700(共にココシュニック TEL:03・5413・5140)クオーツリング¥19,580(ステラハリウッド TEL:03・6805・0390)シューズ¥56,100(ザ・グランドインク〈ロランス〉/ザ・グランドインク TEL:03・6712・6062)※『anan』2021年11月17日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・滝沢真奈(宇垣さん)ヘア&メイク・山下智子(宇垣さん)取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2021年11月13日「田中圭チャレンジしよ!」ほにゃぴ(@honyaoO)さんは、弟さんからこのように誘われたといいます。『田中圭』とは、もちろん俳優の田中圭さんのこと。では、『田中圭チャレンジ』とは何を指すかというと…。弟が田中圭チャレンジしよ!って言ってきて何かと思ったらあみじゃがで田中圭の文字に合わせてかじってくらしいwwwww pic.twitter.com/2epY89HFmG — ほにゃぴ (@honyaoO) October 20, 2021 すごい!でも『田中圭』…じゃなくて『田中主』…!ほにゃぴさんが弟さんに聞くと、お菓子の『あみじゃが』を、『田中圭』の文字に合わせてかじったのだとか。もともとのお菓子の形は、網模様をした円形。それを、文字に合わせてかじった…器用でないとなせない技といえます。しかし、『圭』になるには、一画足りていません。弟さんが鍛錬を重ねた結果、成功した『田中圭』がこちら!やっと!田中圭チャレンジ成功しました #田中圭チャレンジ #あみじゃが pic.twitter.com/K3cXUZHNO8 — ほにゃぴ (@honyaoO) October 21, 2021 これで『田中圭』の完成ですね!器用にかじりながら、田中圭さんのことを想う弟さんの姿が目に浮かぶことでしょう。『田中圭チャレンジ』に、「天才の発想ですね」「ほほえましい…。このお菓子を買ってやってみようと思います」と、多くの人が反応してました。田中圭さん本人がこのチャレンジを知ったら、どのような反応をするか…楽しみにしておきたいですね![文・構成/grape編集部]
2021年10月21日俳優・田中圭は、愛される天才だと思う。9月17日から配信がスタートする痛快ミステリードラマHuluオリジナル『死神さん』。そこで田中圭が演じたのは、「死神」と呼ばれる曲者刑事・儀藤堅忍。誰とも群れず、誰からも愛されない孤高のダークヒーローだ。けれど、田中圭自身は、儀藤とは正反対。人なつっこくて、あっという間に距離を縮め、周囲の心を掴んでいく。どうして田中圭は愛されるのか。彼自身の信条から、その理由が見えてきた――。台詞覚えは地獄です(笑)ウェーブのかかった髪に、大きなホクロ。そして、独特の喋り口調。これまでたくさんの役を生きてきた田中圭だが、その多数のフィルモグラフィの中でも儀藤堅忍は極めて独特だ。特徴的な台詞回しや前のめりの姿勢など、外側の部分に関しては、監督の堤幸彦からもらったアイデアをベースにつくり上げていったという。「息継ぎのポイントや抑揚のつけ方が独特で、完成したものを家で観ているときに、『これ、どうやって練習したの?』って聞かれました。それぐらい特殊なキャラクターではありますが、僕自身は全然何も意識していなかったというか。難しいと感じることもあまりなく、自然に、何も考えずにやっていたら、ああなりました」唯一苦戦したのは、長台詞。思えば、8月に上演された舞台『もしも命が描けたら』でも、前半はほぼ一人芝居と言ってもいいくらい膨大な台詞量だった。忙しい毎日の中でどうやって覚えているのかと聞いてみたら、コツは「ない!」ときっぱり言い切った。「特別なことはやってないです。本当に1文字ずつ覚えているだけ。基本は黙読です。黙読で覚えて確認で声を出すという感じ。でもひとりでやっていても覚えているかどうかわからないので、現場に入るまでいつも不安なんです」と言いつつ、今作でも台詞が飛んでNGを出すことはほぼなかったそう。「自分でもわかりませんが、なんとかできているみたいで。でも台詞覚えは苦行です。地獄です(笑)。台詞を言うということは、それを覚える作業が必要ですけど、その覚える時間を事務所もスタッフも考えてくれていない。そこはどうにかしてくれと思っています(笑)」こんな人いそうだな、と思いました。これまで多くの作品で多くの役を生きてきた。どちらかと言うと、日常の延長線上にある題材が多く、その役がどこかで本当に生きていると感じさせる人物造形を得意としてきた田中圭にとって、儀藤堅忍というキャラクター性の強い役は新鮮な印象もある。「新鮮は新鮮ですけど、やっぱりどこまで行っても僕だなと。良くも悪くもキャラクターが立ちすぎていないというのは、自分で見て感じました。僕がやるとフィクションになりきらないというか、実際こんな人いそうだなってなるんですよね」そう答えてから、付け加えるようにこう続けた。「それは日頃から自分の武器だと捉えてはいますが、ここまで強烈な役をやってもそうなるのかと。だったらもっと大げさにやってみても良かったかなと思ったので、できれば続編というか、もう1回、儀藤をやりたいです」自分に対するジャッジは常に厳しめ。簡単に及第点をつけないから、俳優・田中圭の進化は止まらないのだ。ペットボトルの分別をしない人は許しません芝居に対しては一切妥協を許さないが、素の人柄はどこまでも親しみやすい。「逃げ得は許しません」が儀藤の決め台詞。では、田中圭が許せないことと言えば何だろうか。「結構ありますよ。ペットボトルのラベルを、明らかにみんな外して捨ててあるところに、取らずに捨てる人を見ると腹立ちます。見たらわかる!っていう(笑)。別にそんなに分別にうるさい方とかではないですけどね。ちゃんとキャップもラベルも分けているところに、そのまま捨てていく人を見ると、『いやいやどうして?気づかなかった?』ってなります(笑)」また、今作は各話ごとに儀藤の相棒が替わるのも見どころのひとつだ。「毎話相棒が替わるからこそ感じる刹那的なものがある。短い時間の中でもお互いの間に一瞬でも生まれる何かが確実にあって、演じていてもすごく楽しいです。お芝居の達者な方々が勝負しに来てくれているので、僕自身、迎える立場として、来てくれている人に儀藤を楽しんでもらえるようにいようとは毎回思っていました」ちなみに、田中圭自身の相棒を聞いてみると…?「嫁です。嫁しかいないです(笑)。物で言ったら、結構いろいろあるかも。ケータイとか財布とか、あとは目薬とか、今だったら蜂蜜味ののど飴も。カバンの中には、これは手放せないっていうものがいつも入っています」“楽しんでいるやつが一番強い”と思うんです堤幸彦監督とは、2007年に公開された映画『包帯クラブ』以来のタッグ。こうした再会が、田中圭の原動力のひとつとなっている。「お互い違う現場で吸収したり修行したりして、またどこか別の現場で再会する。それが、僕がこの仕事が好きな理由のひとつです。仲が良いからつながっていくのではなくて。何て言うんだろう。久々に再会したときに、そこで『この会っていない何年間の間に何をしてきた?』っていうのをやり合えることがうれしいんです。それはスタッフもそうだし、俳優同士もそうだし」そう語る言葉の温度がぐっと上がる。好きなことを話しているときの田中圭は、ものすごく素直な顔をしている。「堤さんとも、さすがに14年も空くと、ほぼ初めましてと変わらないみたいなところもありましたが。それでも懐かしさみたいなところもあったし、自分自身もあのときとは違いますよと。いい意味で新鮮で、刺激的で、チャレンジな毎日を過ごすことができました」今から約14年前。あの頃の田中圭はどんなことを考えながら日々現場に立っていたのだろうか。「何を考えていたんですかね、あの頃の自分は。みんなすごいなあと思いながらやっていました。それこそ石原さとみちゃんが監督から急に今までと違うオーダーをもらって、でもそこですぐに芝居を切り替えて涙を流しているのを見て、『すごい、こうやって泣けるんだ女優さんって』って思ったりとか。基本的に過去のことを覚えていない人なので、14年も前となるとより覚えていないですけど、考え方も、蓄積しているものも、全然違うんだろうなとは思います」積み重ねた時間の分だけ俳優として成長した。久々の再会でそれを感じると同時に、あの頃と変わっていないものも見つけることができた。「堤さんの、監督自ら第一線で楽しそうに現場にいてくれるところが僕はすごく好きで。何だろうな、合うんですよ、自分とベースの部分が」そう言って、田中圭が話しはじめた信条は、彼自身の魅力がたっぷりつまったものだった。「そもそも自分の考え方で、“楽しんでいるやつがいちばん強い”というものがあるので。撮影中ってしんどいことが押し寄せてくると思うんです。というか、生きているだけでしんどいこととか山ほどあるし。でもその中で、まずは楽しむ。その姿勢が、周りの士気を上げてくれる。堤さんはそういう人で。そんな堤さんを見て、僕も楽しもうと思ったし、もっと監督を楽しませたいなって思いました」ここ数年、ドラマ、映画、舞台と出演作が切れ目なく続く。傍目から見ていても、時々心配になるほど多忙な日々を送っている田中圭が、それでもまるで色褪せないのは、どんな状況でも楽しむ気持ちを忘れないから。ハードなスケジュールも、膨大な台詞量も、「まじか…」と言いつつ、最後は楽しんで乗り切ってしまう。そんな姿に人は惹かれていく。「そう考えたら、『包帯クラブ』をやっているときも、監督から無茶振りをいっぱいされて、それに応えると監督がケラケラ喜んでくれて。監督が喜んでくれるから頑張ろうと思っていたなって、今思い出しました。そこは今もあの頃も変わらないかも。ただ、あの頃とはっきり違うのは、無茶振りされるたびにイヤ~なプレッシャーはあるけど(笑)、当時はただのイヤなプレッシャーだったのが、今は監督の無茶振りに乗った上で、そう来るならこう動いていいですよねって自然な流れでそこから派生する動きや感情を出せるようになった。この『死神さん』は、そうやって『あのときの自分とは違うぞ!』って自分を鼓舞しながらやれた現場でした」この取材が行われたのは、9月7日に生配信された記念イベントの後。ひっきりなしに続く取材の最後で、時間はすでに22時をまわっていた。それでも田中圭は疲れなんて感じさせないように、カメラの前でおどけたポーズをとる。それを受けたカメラマンが「元気ですね」と声をかけると、「空元気っす」と笑った。これもまた楽しむことを大切にする田中圭らしい一コマだ。ピンチも、プレッシャーも、疲労すら、楽しむ。だから、田中圭は愛されるのだ。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント田中圭さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!Huluオリジナル『死神さん』は9月17日(金)より配信スタート撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明
2021年09月17日お笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二、女優の芦田愛菜らが28日、都内で行われたハリウッド映画『ゴジラvsコング』(7月2日公開)ジャパンプレミアイベントに出席した。本作は、『GODZILLA ゴジラ』(2014)より展開してきた、ハリウッド版『ゴジラ』と『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)の世界観がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズの第4弾。2大モンスターの“破壊神”ゴジラと“守護神”コングが激突する。この日のイベントには、本作でハリウッドデビューを飾った小栗旬、日本語吹替版で声優を務めた芦田愛菜、田中裕二、尾上松也、笠井信輔が出席した。芦田は、前作に引き続き、ゴジラを信じてゴジラを追い続ける高校生マディソン・ラッセル(ビリー・ボビー・ブラウン)役を担当。田中は、マディソンの親友でハイテクヲタクの高校生ジョシュ・ヴァレンタイン(ジュリアン・デニソン)役を演じた。田中は「愛菜ちゃんが高校2年生、17歳。僕56歳なんですけど、同級生役と聞いて、40歳違う、下手すりゃ孫くらい。こんなことがあるんですね」と驚いた様子。「身長的には今ちょうど同級生くらいだと思うんですけど」と話して笑いを誘った。そして、「子供の頃からゴジラが大好きだったので。まさかこんなすごい作品に参加させていただけるとは、とてもうれしく思っています」と喜び、「生まれて初めて映画館で映画をみたのが『ゴジラ』のシリーズ。映画館に父親と行って見た。それ以来、『ゴジラ』が大好きで、時を経てこういう形に。そう考えると本当に感慨深いです」としみじみと語った。
2021年06月28日世の中の進歩や変化に伴って、私たちの“仕事のあり方”は近年大きく変わりつつあります。これからの働き方についてSHOWROOM社長の前田裕二さんと安田顕さんの対談で考えてみました。仕事はなぜ必要なのか。働くのはなんのため?安田:自分にとって仕事とは何かをあまり考えたことはなくて、「なんか好きなんだよね」で終わっちゃってるんですけど…。でもどんな業種であっても、お金をいただくには、それが何かしら社会に貢献している必要があって、それは人様に何かしらの満足を提供するってことだと思うんです。僕の場合、それが人の心を動かすとか、何かしら豊かになってもらうってことで。それを自分なりに頑張って提供することで仕事になっているのかなと。前田:まさにそれが仕事の本質だと思います。僕は仕事には2つのフェーズがあると思っています。まずは、生きていくために必要なお金を稼ぐために働く、という段階がひとつめ。一般的に、最初の仕事の目的ってここだと思うんですよね。僕も大学生の時など、自分の学費など、生きていくために必要なお金を捻出するために働くという感覚がありました。でも、仕事をガムシャラにやっていくと、次第に能力が上がって、当然ながら、「人や社会に求められる度合い」が増していくんですよね。そうなってくると、今度は仕事の目的に、第一段階の「稼ぐ」という機能的な側面だけじゃなく、「必要とされる」という精神的な側面が見えてくる。仕事を通じて“誰かの役に立てている”という精神的な充足への比重が大きくなってくるというか。これが“機能”から“意味”の段階に移ったっていうことで、もっと言うと目的が“利己”から“利他”に移ったということでもある。安田:僕の場合、自分で言うのもですけれど、比較的恵まれた環境だったこともあって、どちらかというと仕事に関しても人様に譲るようなところがあったんです。でもある時、この世界で生きていくには“コンチクショー”の精神も必要なんだってことに気づいて。でも、そうやって自分主軸で生きていくと、ある段階から「自分を広げるためには人様の支えが必要なんだ」ってことがわかってくる。まあ、それに気づいたのは最近なんですけど。前田:なるほど。確かに、自分の中の悔しさなど、自分がどう思うかという感情も重要ですよね。つまり仕事というのは、コンチクショー負けたくねぇ、というある種の“利己”と、誰かの力になりたいという“利他”、この2つの掛け算によって成り立っているものなのかもしれませんね。人によってグラデーションがありつつも。前田裕二さん起業家。外資系投資銀行などを経て、2015年に株式会社SHOWROOMを設立。そのビジネス哲学は広く支持され『メモの魔力』など著書も多数。やすだ・けん1973年12 月8日生まれ、北海道室蘭市出身。放送予定のドラマ『らせんの迷宮~DNA科学捜査~』(テレ東)に出演。主演映画『ハザードランプ』が2022年公開予定。ジャケット¥44,000シャツ¥26,400パンツ¥40,400(以上ブラームス/ワンダリズム TEL:03・6805・3086)靴¥52,800(サンダース/グラストンベリーショールーム TEL:03・6231・0213)スカーフ¥19,800(ア ピース オブ シック/グラストンベリーショールーム)時計¥52,800(ツェッペリン/ウエニ貿易 TEL:03・5815・3277)※『anan』2021年5月19日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・村留利弘(Yolken/安田さん)ヘア&メイク・横山雷志郎(Yolken/安田さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年05月12日2021年4月2日、お笑いタレントの有吉弘行さんとフリーアナウンサーの夏目三久さんが結婚を発表し、話題となりました。結婚発表を受け、有吉さん夫婦へ結婚祝いを贈ったという、お笑いコンビ『爆笑問題』の太田光さんと田中裕二さん。同月27日放送の、ラジオ番組『JUNK爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)の放送で、2人は有吉さんからの結婚内祝いを絶賛し、反響を呼んでいます。太田光が絶賛した有吉の『お返し』とは?太田さんに「有吉からお祝い返しをもらったか」と聞かれた田中さんは「妻には高品質な筆で有名なブランド『白鳳堂』の化粧筆、自分はおそらくお菓子をもらった」といいます。続けて、太田さんは「へえ、僕はね…」と得意げな様子でこう話しました。僕は、社長(太田光代さん)のところにはお化粧の筆。僕のところには手紙が入っていて、『白鳳堂』の絵筆が入っていた。「太田さん、絵を描かれるのでぜひ使ってください」って。JUNK爆笑問題カーボーイーより引用自身で絵本を制作している太田さんに、細い絵筆を贈った有吉さん。太田さんは、「もっと細くていい筆が欲しい」と思っていたそうで、お返しの品に対し「本当に有吉は気配りというかさ、偉いなぁと思ったよ。嬉しくなっちゃう」と喜びをあらわにしました。俺が絵を描くなんてさ、おそらく誰かに聞かなきゃ絵本のこととか知るわけないんだけど。多分調べてやってんだな。悪いやつに見えて、本当にいいやつだよね。そこだな、こいつの人気の秘密を知った気がした。JUNK爆笑問題カーボーイーより引用太田さんが絵を描くことを知らなかったはずの有吉さん。きっと太田さんが1番欲しいものを自身で調べ、絵筆を選んだのでしょう。太田さんは、「悪いやつに見えて、本当にいいやつだよね」と冗談交じりに有吉さんを絶賛。田中さんも「みんな(有吉さんが)本当に悪いとは思ってない。みんな分かってる。じゃなきゃこんな人気でない」と改めて有吉さんの人柄のよさを感じたようです。ネット上では、有吉さんの『結婚内祝い』に対し、このような声が上がりました。・粋なお返しですね。太田さんが喜ぶものを一生懸命考えたことが伝わってくる。・有吉さんが芸能界で生き残っている理由が分かった気がします!・素敵なお話をありがとう。お返しにこんなに喜んでくれたのは、有吉さんも嬉しかっただろうな。多くの人から結婚のお祝いをもらったであろう有吉さん。きっと、その一人ひとりに対し、想いをこめたお返しをしたのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年04月28日4月13日より東京・よみうり大手町ホールで上演中の「坂元裕二 朗読劇2021」。ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』、映画『花束みたいな恋をした』などのヒットで知られる脚本家の坂元裕二が作・演出を手掛け、高橋一生×酒井若菜、千葉雄大×芳根京子、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳の6組が読み手となることも話題の本公演。この度、4月22日(金)の東京公演と、4月30日(金)~5月2日(日)の大阪公演に出演する福士蒼汰を招いて、合同取材会が行われた。参加が決まったときは「嬉しかった」という福士だが、「朗読劇が初めてなので、どんな感じになるのか、僕にできるのか」という不安もありつつ、「挑戦してみたい気持ちが強くて。是非やりたい」とオファーを快諾。あとわずかとなった本番に向けて、「緊張もするし、どうなるかわからない」と話しながらも、「稽古1日を通して楽しみになってきました」といまの心境を語った。共演する小芝風花については、「凄くナチュラルではつらつとした方。彼女の持つ声質は本当にきれいで、一緒に心地よくお芝居ができる人」、作・演出の坂元については、「厳しい方かなと思っていたんですが、フラットでナチュラルな印象を受けました。一緒に居て相談をしやすい環境を作ってくださる方です」と、それぞれの印象をコメント。今回上演する「忘れえぬ忘れえぬ」「不帰の初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」では、境遇も年齢も異なる3人の男性をそれぞれで演じるが、「人間の本質を描いたような作品なので、捉え方が色々ある。捉え方が人によって違うであろう作品を、この瞬間に朗読劇としてできることが嬉しいという感覚が大きいです」と意気込んだ。舞台を楽しみにしている観客に向け、「本当にありがたいなと思います。朗読劇や舞台をやってほしいという声があって、実際にやることができて、ありがたいです」と感謝の気持ちを述べた。小芝風花とのタッグで、個性豊かな3作の朗読劇をどのように展開するのか、期待が高まる。【公演情報】『坂元裕二 朗読劇 2021「忘れえぬ 忘れえぬ」、「初恋」と「不倫」』出演:高橋一生×酒井若菜、千葉雄大×芳根京子、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳(出演日順)●東京公演公演期間:2021年4月13日(火)~25日(日)会場:よみうり大手町ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:3月28日(日) 10:00~主催:フジテレビジョン / MA パブリッシング / サンライズプロモーション東京お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日 12:00~15:00)●大阪公演公演期間:2021年4月28日(水)~5月2日(日)会場:松下IMP ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:4月10日(土) 10:00~主催:関西テレビ放送 / サンライズプロモーション東京運営協力:キョードー大阪お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(月~土 11:00~16:00)●札幌公演公演期間:2021年5月7日(金)~5月8日(土)会場:道新ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:4月15日(木) 10:00~主催:道新文化事業社 / 道新スポーツ / エフエム北海道お問合せ:道新プレイガイド 0570-00-3871(月~土 10:00~17:00)公式サイト:
2021年04月20日中田裕二が4月17日、東京・LINE CUBE SHIBUYAでソロ活動10周年を記念したワンマンライブ『YUJI NAKADA 10TH ANNIVERSARY SPECIAL LIVE “ALL THE TWILIGHT WANDERERS”』を開催した。エリック・クラプトン、クリス・アイザック等、男性シンガーソングライターの名曲群がSEとして流れる中、ふらりとステージに現れたこの日の主役は、おもむろにアコースティックギターを手に取り、東日本大震災を契機に書き下ろし、ソロとしての出発点となった「ひかりのまち」からライブをスタート。艶やかな歌声が広いホールいっぱいに豊潤に響きわたるさまに沸き上がる大きな拍手に、「ありがとう、うれしい。日本一の黄昏野郎、中田裕二でございます(笑)。本日めでたく40歳を迎えました。今日は誕生日ということもありますし、ソロ10周年記念のライブでもあります。今日は素晴らしいミュージシャンの方々と、同窓会みたいな感じでセッションを楽しもうと思います!」と挨拶し、早速、朝倉真司(Per / ヨシンバ)と8年ぶりの共演となるYANCY(Key)を呼び込む。ソロの初期に行われていたツアー『SONG COMPOSITE』の編成で、その再会を喜びながら「リバースのカード」「ベール」と1stアルバム『école de romantisme』からの楽曲をアップデートし魅せていく。そして、ミュージシャンとして多くのことを学び影響を受けたと認める奥野真哉(Key / ソウル・フラワー・ユニオン)が「久しぶりだな中田裕二!待ってたぜ~40歳おめでとう!」と現れるや、全編ラップ調の「ランナー」、情熱的なギターのカッティングが印象的な「幻を突き止めて」と一転、ソロ後期の7thアルバム『Sanctuary』からの楽曲を演奏するなど、3月にリリースされたキャリア初のベストアルバム『TWILIGHT WANDERERS -BEST OF YUJI NAKADA 2011-2020-』の収録曲より、めくるめく中田裕二の世界を展開するセットリストだ。「楽屋がすごいですよ、仮面ライダーの最終回とかに全員出てくる状態よ(笑)」と早くも奥野がMCを乗っ取れば、「10年ちゃんと一筆書きでやってくれたから、こういうことがある」と朝倉。奥野がアレンジを手掛けた中田裕二の代表曲の1曲と言える「薄紅」では、美しいピアノの音色と和と哀愁に満ちたメロディに、会場中のオーディエンスがグッと息を呑む。「ロン毛です。素敵な歌声、横で聴かせていただきました。久しぶりに「薄紅」を聴いたんですが、良い曲ですね」と、ここでカトウタロウ(G, Cho)が登場するなり総合司会ばりの立ち振る舞いで場を沸かせ(実際はこの10倍しゃべってます)、トリオ編成から千ヶ崎学(B)、小松シゲル(Dr / NONA REEVES)、平泉光司(G,Cho / COUCH、benzo)、sugarbeans(Key)によるバンドセットへと移行。腰にくるグルーヴが心地いい「正体」を皮切りに、「en nui」「Deeper」とメロウなミドルナンバーを連発。ファンク、ソウル、R&B…etcと、この10年の中田裕二の音楽的変遷とそこから抽出されたオリジナリティに聴き惚れるような珠玉の楽曲が続く。そして、平泉、カトウ、小松が残り、八橋義幸(G / The Uranus、Yoshiyuki & Megumi)、隅倉弘至(B / 初恋の嵐)、トオミ ヨウ(Key)を迎えた布陣で、トオミのアレンジによる浮遊感漂うエレクトロポップ「ロータス」、中田流ダンディズムにシビれる「DOUBLE STANDARD」と立て続けに披露していく。追及して音楽をやれるのは幸せなこと「演奏しててすごく楽しいです。没入できるというか。ソロで10年間、いろんなアプローチでやってきましたけど悩むことも多くて、自分だけの居場所を、自分にしかやれない音楽を求め続けて、時流とか自分の精神状態の複雑な絡み合いでいろんな曲ができていくんですけど、これを作ったことで自分が救われたというか、僕はこういう表現がやりたかったんだという…黄昏感のある、大人が味わえるようなどっしりした音楽をやりたいと思い続けて、ある日突然開眼した…そういう曲を聴いてください」近年の中田裕二のスタンスと音楽性を確立した「海猫」をじっくりと聴かせたところで、前半戦は終了。15分の換気休憩を経た後半戦は、新たに張替智広(Dr / キンモクセイ、HALIFANIE)、そしてsugarbeansが再び参加。コロナ禍に書かれた「君が為に」では八橋泣きのギターが冴えわたり、「IT’S SO EASY」では中田がスタンドマイクでソウルフルに歌い上げる。そのまま中田がエレキギターを手にし、八橋、平泉とのトリプルギター編成で掛け合った「ゼロ」と、凄腕のミュージシャンたちとせめぎ合いそのうまみを最大限に発揮していく、中田裕二のこの10年の楽曲群の層の厚さには感心させられる。「スタンドアップ渋谷!」と、ベストアルバムに収録された新曲「DIVERS」では総立ちの絶景に見守られながらハンドマイクで熱唱し、「いろんなフォーメーションで中田裕二の音楽を楽しんでいただいてますけど、次のチームがかなり濃い目で、ちょっと胸焼けするかもしれない(笑)。ここから飛ばして参りますんで準備はいいですか!?」と、白根賢一(Dr / GREAT3)、真船勝博(B / FLOWER FLOWER)に、奥野、朝倉、平泉、カトウの6人をバックに、「灰の夢」「STONEFLOWER」「UNDO」「ユートピア」と、ライブでも人気の高いアーバンでアグレッシブなナンバーで、一気に会場の熱量を引き上げる。「音楽的にも人間的にも素晴らしい人たちと、しかも追及して音楽をやれるというのは幸せなことだと痛感します。今日は大変な状況の中、こんなに集まってくれてうれしいです、本当にありがとう!最後は僕の代表曲というか…やっぱり渋谷の夜はこの曲でシメたいなと思います」最後は中田裕二が傾倒し磨き上げた歌謡AORの極みとも言える「誘惑」。冒頭の中田、平泉、カトウの三声のコーラスも絶品で、先ほどのMCに大いに頷いてしまうような贅沢な時間が名残惜しく終わっていく…。が、しかし、鳴り止まない拍手に呼び戻されたアンコールでは、思いもよらない衝撃の展開が!作務衣を身にまとった3人がブルーの照明に照らされる中、聴こえてきたのは椿屋四重奏の「群青」!?そして、それを演奏しているのは中田裕二と、永田貴樹(B)、小寺良太(Dr)という紛れもない椿屋四重奏のメンバー!これまでに中田がバンド時代の楽曲をライブで演奏することはあれど、メンバーがステージに揃うことはこの10年一度もなかっただけに、オーディエンスも今、目の前で起きていることが信じられないという様相に。椿屋四重奏ここに見参!「演者紹介、低音部・永田貴樹、続きましては太鼓侍・小寺良太。そして私が歌唱部・中田裕二でございます(笑)」という何とも懐かしい自己紹介に、ステージ上で思わず笑みがこぼれるメンバー。「椿屋四重奏ここに見参!というわけで同窓会を。10年ぶりです。この2人が40歳のお祝いに駆けつけてくれました。かたじけない(笑)」と中田が切り出せば、他愛のないやりとりに「この感じ、久しぶりねー(笑)」と笑う小寺。そして、「どうですか10年経ちましたけど、調子はどうですか?」と中田が促せば、「元気モリモリー!」と返す永田と、当時を彷彿とさせるノリに会場も大興奮。中田が「思ったより全然変わんないな。イイ感じで四十という感じで、四重奏だけに(笑)。まぁまた再解散という感じで(笑)。次は10年後かな?それが僕らの成れの果てです」とぶち上げ、エッジィで疾走感溢れるバンドサウンドで聴かせた「成れの果て」でも、当時のトレードマークであったギターやベースを手に楽しそうに演奏する姿に、あの日の青春を垣間見る。音楽性は変われど地続きと言い続けてきた中田裕二のキャリアだけに、10年という節目に再び3人が引き寄せ合ったのもまた必然なのか。会場のどよめきがいまだに止まらない中、奥野、白根、八橋、朝倉、平泉、隅倉、カトウ、真船、sugarbeansが再登場し、そこに着替えを終えた永田、小寺、そして中田裕二が帰還。イントロの合間にサプライズで「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」が差し込まれた粋な流れには、中田も「リハでやってなかったじゃんこれ!最高です」と思わず照れ笑い。「今日はそうそうたるスーパー黄昏ミュージシャンと演奏できたことがうれしいし、ものすごく思い出に残りました。本当に10年間いろいろお世話になりました、ありがとうございます!そしてみんなも、ずっとついてきてくれて感謝します!最高のTWILIGHT WANDERERS、それでは皆さんでこの渋谷の夜に飛んでいきましょう。アー・ユー・レディ!?」中田裕二のライブでは欠かせない鉄板の「MIDNIGHT FLYER」では、総勢12名という大所帯によるド迫力のサウンドにクラップ&ウェーブが巻き起こる大盛り上がり!この多幸感しかない光景は、決して一朝一夕で生まれたものではなく、中田裕二が出会ってきた人々と縁が導いた宝物と言えるだろう。「目標を勝ち取るとか、数字的な結果を出すとか、そういう気持ちで20代はいました。今思うのは、こうやって最高のミュージシャンと演奏ができて、最高の皆さんの前で歌えて、これが続けられること、自分のやりたい音楽を追求してこれたこと、これこそが正解かなと思います。人生、目に見える結果が全てじゃないと思います。今をどう納得して人生を楽しんでいるか、苦しみさえも面白がれてるか、それを繰り返せば、いつか何かつかめるものがあるのかなと。大変な日々が続きますけど、いつでも僕の音楽は皆さんのそばにあります。今夜はどうもありがとうございました。親愛なる我が、黄昏のさまよい人たちに捧げます」最後の最後はアコースティックギター1本で、ベストアルバムに冠されたタイトルであり、この10年の感謝を込めた新曲「TWILIGHT WANDERERS」を切々と届け、ステージの端から端までを巡り、深く頭を下げる。満場の拍手に見送られ、自らのたどった人生を音楽にした全25曲を歌い切った中田裕二が、「ここからもやりたいようにやります、よろしく!」と、次の10年へと向かいステージを後にした。取材・文:奥“ボウイ”昌史撮影:笹原清明
2021年04月18日坂元裕二 朗読劇2021 「忘れえぬ忘れえぬ」、「初恋」と「不倫」が4月13日(火)に開幕した。6組の男女が3つの作品の朗読をする本作で、初日の高橋一生×酒井若菜ペアによる「忘れえぬ忘れえぬ」の公演をレポートする。本作は、映画『花束みたいな恋をした』やドラマ『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』などの脚本で知られ、これまで芸術選奨新人賞や向田邦子賞など数々の賞を受賞している脚本家・坂元裕二が脚本・演出を手がける朗読劇。2012年から始まり、今回は高橋一生×酒井若菜、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、千葉雄大×芳根京子、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳というペアが出演。これまでも上演されてきた「不帰かえらずの初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」と、書き下ろしの新作「忘れえぬ 忘れえぬ」の3作が上演される。朗読は、高橋の「おい、おまえ」という乱暴な言葉から始まった。それぞれ一人掛けのソファーに座り朗読する、シンプルな舞台。新作「忘れえぬ 忘れえぬ」は、11歳の夏に出会った最里(もり/高橋)と木生(きお/酒井)の数年間を描いていくストーリーだ。粗暴でガタガタした高橋の語り口と、明晰でツヤツヤした酒井の語り口。ギャップのあるふたりの朗読を聴いているうちに、彼らがどんな人物か、彼らがいる場所の様子、そこから見える景色、気温、光などがむくむくとカタチをもちはじめ、世界が彩られていくような感覚が得られた。どちらかというと淡々とした読み方だが、不思議なほど豊かで、そこに書かれている文字が漢字なのか平仮名なのかまで感じ取れてしまうほどであった。「不帰かえらずの初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」とはテイストが違い、けれど坂元裕二の書く言葉や物語の魅了を存分に堪能できる脚本は、同い年の最里と木生の、11歳の夏、12歳の夏、13歳の夏……というふうに1年ごとの夏が描かれる。ストーリーの中にはふたりが持つやさしさ、残酷さ、純粋さ、だけでなく、家庭環境のギャップなどもきっちりと描かれており、その物語は、受け取る人によってさまざまに感じるだろう。一作観ると、この作品を他のペアがどう朗読するのか、このペアが他の作品をどう朗読するのかと、興味がどんどん膨らんでいく。朗読劇の楽しさをたっぷりと堪能できる公演だった。東京公演は4月25日(日)までよみうり大手町ホールにて。その後、4月28日(水)から5月2日(日)まで大阪・松下IMPホール、5月7日(金)・8日(土)に札幌・道新ホールにて上演。取材・文中川實穂
2021年04月16日人気脚本家、坂元裕二の作・演出による 「坂元裕二朗読劇 2021」が、4月13日に東京・よみうり大手町ホールにて開幕。初回公演となった高橋一生×酒井若菜の「忘れえぬ 忘れえぬ」のオフィシャルレポートが到着した。この春スタートしたドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』をはじめ、『カルテット』や『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、映画『花束みたいな恋をした』などのヒットで知られる脚本家の坂元が作・演出を手掛ける「坂元裕二 朗読劇 2021」。今回は、過去にさまざまなキャストが演じてきた「カラシニコフ不倫海峡」「不帰の初恋、海老名 SA」の2作に、本公演のために書き下ろされた「忘れえぬ 忘れえぬ」を追加し、1公演につき3つの物語から1つを上演する。高橋一生×酒井若菜、千葉雄大×芳根京子、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳の6組が読み手となることも話題の本公演が、4月13日によみうり大手町ホールで幕を開けた。初回は、高橋と酒井による「忘れえぬ 忘れえぬ」を上演。問題を抱える少年の最里(もり)と少女の木生(きお)が、とある場所で出会い、いくつかの夏を越えていく様子を描いた作品で、彼らを取り巻く環境や登場人物の雰囲気は、そのやりとりから知ることとなる。時間が経つにつれてキャラクターの輪郭がくっきりと浮き出て、彩度があがっていくような物語を、ステージ上で台本を手にした高橋と酒井が、純粋かつ巧みに演じていく。さまざまな出来事を通じて起こるふたりの変化や成長を声だけ伝えることで、聞き手の想像を掻き立て、ラストへと繋いでいく姿が印象的だった。主人公である最里と木生は舞台の上のふたりが紡ぐ言葉によって誕生し、1時間半をかけて進んでいくが、演じる役者によってその印象はがらりと変わっていくだろう。そこが「坂元裕二 朗読劇 2021」の面白さであり、奥の深さなのだと改めて感じずにはいられなかった。東京・よみうり大手町ホールでは、4月25日(日)までの期間中に全6組のキャストが日ごとに出演。続く4月28日(水)~5月2日(日)の大阪・松下 IMP ホールには風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花が、5月7日(金)と8日(土)の北海道・道新ホールには、風間俊介×松岡茉優が登場する。東京公演は現在上演中。大阪、札幌のチケットの情報はオフィシャルサイトで確認してほしい。【公演情報】『坂元裕二 朗読劇 2021「忘れえぬ 忘れえぬ」、「初恋」と「不倫」』出演:高橋一生×酒井若菜、千葉雄大×芳根京子、林遣都×有村架純、風間俊介×松岡茉優、福士蒼汰×小芝風花、仲野太賀×土屋太鳳(出演日順)●東京公演公演期間:2021年4月13日(火)~25日(日)会場:よみうり大手町ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:3月28日(日) 10:00~主催:フジテレビジョン / MA パブリッシング / サンライズプロモーション東京お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日 12:00~15:00)●大阪公演公演期間:2021年4月28日(水)~5月2日(日)会場:松下IMP ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:4月10日(土) 10:00~主催:関西テレビ放送 / サンライズプロモーション東京運営協力:キョードー大阪お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(月~土 11:00~16:00)●札幌公演公演期間:2021年5月7日(金)~5月8日(土)会場:道新ホール上演作品 :1.「忘れえぬ 忘れえぬ」、2.「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」、3.「カラシニコフ不倫海峡」チケット料金:全席指定 6,800円(税込) ※未就学児入場不可チケット発売日:4月15日(木) 10:00~主催:道新文化事業社 / 道新スポーツ / エフエム北海道お問合せ:道新プレイガイド 0570-00-3871(月~土 10:00~17:00)公式サイト:
2021年04月15日5月14日(金)より公開される映画『ゴジラVSコング』。この度、日本語吹き替え版キャストが発表され、予告編が公開された。ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズ、東宝が提携し、『GODZILLA ゴジラ』(2014)より展開してきた、ハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)の壮大な世界観がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズ。本作は映画史上で最も象徴的な伝説の2大モンスター、<破壊神>ゴジラと<守護神>コングが激突する待望のシリーズ最新作。前作で強大な怪獣たちとの死闘の末、王<キング>として覚醒したゴジラが今回対峙するのは、同じく映画史に君臨してきた究極のモンスター・コング。かつて日本で制作された『キングコング対ゴジラ』以来となる夢のマッチメイクが、再び実現する。日本語吹き替え版キャストには、前作に引き続きの芦田愛菜、田中圭に加えて、新たに田中裕二、尾上松也、田中みな実、さらには声優の津田健次郎、坂本真綾の参加が決定。ゴジラとコングに負けず劣らず、バラエティに富んだ破壊力抜群の豪華メンバーが、この“究極バトル”に参戦する。前作に引き続き、ゴジラを信じてゴジラを追い続ける高校生・マディソン役を芦田愛菜が演じ、そのマディソンの父親であり特務機関モナークの幹部・マーク・ラッセルを田中圭が務める。そして、今回新たに、マディソンの級友でハイテクヲタクの高校生ジョシュ役に、大のゴジラファンでもあり、長編実写映画で初の声優となる爆笑問題の田中裕二、ハイテク企業エイペックスの陰謀説を唱える変わり者で、マディソンと行動を共にするバーニー役に実写映画吹き替えは初経験の歌舞伎俳優・尾上松也、そして、世界最強のハイテク企業エイペックスを先導するやり手の重役マイアを、本格的声優初挑戦となる田中みな実が演じる。さらに、『テニスの王子様』やNHK朝ドラ『エール』のナレーションなど数多くの作品で人気の声優・津田健次郎、『黒執事』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』など人気声優で歌手の坂本真綾も参戦。また、先日発表された、日本版主題歌を務めるMAN WITH A MISSIONの新曲「INTO THE DEEP」を使用して、超巨大級のモンスタービートと共に繰り広げられる圧倒的な日本語吹き替え版予告映像も公開された。情報発表に合わせて寄せられたキャスト陣のコメントは下記の通り。芦田愛菜【マディソン・ラッセル役 / ビリー・ボビー・ブラウン】長い間多くの方に愛されているゴジラという作品に再び参加させていただくことができ、とても嬉しいです。そして、今回もすごく勇敢でカッコよく、冷静で落ち着いている、そんなマディソンの雰囲気が出せたらいいなと思って、ミリー・ボビー・ブラウンさんの演技や顔の表情、声のトーンなどをよく見て、真似しながら演じさせていただきました。私は、マディソンみたいに勇敢に勇気のある行動ができるわけではないですが、思い立ったことは、どちらかと言えば行動に移すタイプかなと思います。でも突っ走ってしまうこともあるので、そこは気をつけようと思っています(笑)本作は、前作よりもさらに面白く、最初のシーンからラストにかけてまで、本当にハラハラドキドキするシーンがたくさん続いていて、私自身食い入るように映画を楽しみました。今までゴジラ映画をご覧になったことがない方も、きっと充分楽しんでいただける作品になっていると思いますので、この迫力を早く皆さんに体感していただきたいという気持ちで一杯です!!田中裕二【ジョシュ・ヴァレンタイン役 / ジュリアン・デニソン】3、4歳の頃、父親に連れて行ってもらい映画館で初めて観た映画がゴジラシリーズ作品で、「ゴジラ」は子供の頃からの憧れだったので、今回のオファーを受けた時は遂に来たか!という気持ちになりました。その反面、今までに吹き替えのお仕事の経験はありますが、難しくて苦手意識があるので、実写映画は初めてなこともあり、来てしまったかという気持ちもあります(笑)。相方の太田に、『ゴジラ』吹き替えのオファーがあったことを言うと、「なんで下手くそなお前にオファーが来るんだ!」と自分がやりたいから絶対怒るんです。だから太田にはこのお仕事は極秘です(笑)。演じるジョシュは芦田愛菜さんが声を演じているマディソンと同じ高校生の役柄なので、遂に愛菜ちゃんと同級生か!と何だか(鈴木)福くん気分です(笑)。今作は、凄い迫力で面白く、昔からのゴジラファンもそうでない方も楽しめる作品ですので、ぜひ大きなスクリーンの映画館で観て欲しいです!尾上松也【バーニー・ヘイズ役 / ブライアン・タイリー・ヘンリー】オファーをいただいてとても嬉しかったです。前作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』からどのように物語が展開していくのかをとても楽しみにしておりましたので、まさか自分が吹き替え声優で参加させていただけるとは思ってもいませんでした。友人の小栗旬さんに、オファーがあったことをすぐにお伝えしましたら喜んでくれました。吹き替えを収録しながら、あらためてこんな大作に友人が出演しているのは凄いことだなと感動していましたね(笑)(組織の陰謀を探る)バーニーというとても重要な役どころで、ミステリアスな部分も持ち合わせ、個性のとても強いキャラクター。やりがいのあるお役を演じさせていただきました。難しい説明セリフが多く、独特のリズムで喋るのでかなり大変でしたが、そのニュアンスがなるべく伝わるように演じました。最近、映画館に行く機会が無い方がいらっしゃるかもしれませんが、今作は久しぶりに大迫力のハリウッド映画の醍醐味がつまった映画です。僕は松井秀喜さんの大ファンなので絶対的なゴジラ派ですが(笑)、ゴジラファンもコングファンも納得の内容になっておりますので、この衝撃の体験を映画館でぜひ味わってください!田中圭【マーク・ラッセル役 / カイル・チャンドラー】演じたマーク役のカイル・チャンドラーと年齢差があって、前回同様に年上の声を出す難しさは痛感しました。とにかく声を少しでもおっさんになれ!と思って、その一点に集中して頑張りました(笑)。吹き替えすることの面白さや楽しさも難しさと同じくらい感じられたので、今後もやってみたいと素直に思えるお仕事の一つになりました。今回は前作よりも出番が少ないので、だいぶ気が楽でしたね(笑)。前作の時に、ジャパンプレミアにてゴジラロード歩かせてもらって、とにかく本当に年齢問わず、性別問わず、多くのファンの方がいて、「ゴジラ」は世界中で根強く愛され続けている作品だと感じています。その作品に旬くんが出演されていて、旬くんらしさのまま、世界の舞台で戦っている先輩はカッコいいなと思いました!流石です。そして、『ゴジラvsコング』は、今回も大迫力の最高にカッコいい、モンスターバトルが繰り広げられる映画になっていて、めちゃくちゃ面白い作品に仕上がっています!!皆さんもぜひお楽しみにしていてください!田中みな実【マイア・シモンズ役 / エイザ・ゴンザレス】声の仕事をライフワークにしたいと局アナのころから漠然と考えていて。吹き替えという、自身にとって新たなジャンルの声の仕事のお話をいただけて嬉しく思います。短い時間ではありましたが、程よい緊張感のなか楽しく臨むことができました。演じたマイアは感情を表に出さない、クールで勝気なキャラクター。周囲の意見に耳を貸さず正しいと思ったら突き進むその様は、若干自分と通ずる部分があるとも感じました(笑)余談ですが、私の父が大のゴジラ好きで書斎に大小様々なゴジラのフィギュアを飾っているんです。子供の頃は車でよくモスラのサントラCDを聴いていました!きっと、父が今回の出演を一番喜んでくれると思います。壮大なスケールで描かれる今作を、劇場の大きなスクリーンで観てスカッとして頂ければと思います!コングの切ない表情にグッときて涙するはず。ぜひ、劇場でご覧ください!津田健次郎【ネイサン・リンド役 / アレクサンダー・スカルスガルド】このような大作に吹き替えで参加出来る事を嬉しく思いました。映画は意外性に溢れた迫力ある映画になっていると思います。収録は丁寧に、そしてとてもスムーズに進みました。劇場で観られるのを楽しみにしています。坂本真綾【アイリーン・アンドリューズ役 / レベッカ・ホール】「ゴジラvsコング」の公開を待ちわびている友人がたくさんいるので、私が声の出演していること、早く自慢したくてたまりませんでした。今日からやっと言えて嬉しいです!大きなスクリーンで見たいシーンの連続。映画館で見るのが私も楽しみです。『ゴジラVSコング』5月14日(金)公開
2021年04月15日2021年3月29日、お笑いコンビ『アンガールズ』の田中卓志さんは、Instagramを更新。母親から届いたという実家の映像を投稿しました。「長旅、ご苦労様です」という言葉とともに、アップされたのは…。 この投稿をInstagramで見る アンガールズ田中卓志(@ungirls_tanaka)がシェアした投稿 家の中に、ツバメのファミリーが…!田中さんの実家では、家のダイニングで毎年ツバメが巣作りをしています。昨年は、Instagramにヒナたちが飛行訓練する様子が投稿され、話題になりました。アンガールズ田中の投稿に、心温かくなる人続出「実家のダイニングがカオス」田中さんのお母さんは、ツバメたちを迎えるため、壁に新聞紙を貼っておいたり、天井からハンガーを吊るしたり準備をしていたようです。「どう?今年の仕上がり具合は?」とツバメたちに声をかけているのがほほ笑ましいですね。投稿を見た人たちからは、ツバメが無事に戻ってきたことを喜ぶ声が相次いでいます。・今年もツバメさんファミリーを見れて嬉しいです!かわいいですね。・田中さんの実家を、安心して子育てができる場所と認識してるのでしょうね。・季節の風物詩!待っていました。今年も成長を楽しみにしています。・もうそんな時期なんですね。お母さんが優しくて素敵です。これから誕生するヒナが元気に巣立つまで、田中家でお世話になるツバメたち。その成長の様子は、多くの人の心を和ませることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年03月30日タレントの山口もえが18日、都内で行われた「分子マスク」プレス発表会に出席。くも膜下出血と脳梗塞で療養し、先月21日に仕事復帰した夫でお笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二について言及した。復帰した田中の近況を聞かれると、「ありがとうございます。すこぶる元気になりました」とにっこり。そして、「あの人、外で『お菓子食べない』って宣言しちゃって、どこの現場に行ってもお菓子が出なくなっちゃったみたいで、かわいそうになっちゃって。なので、家では適度においしくいただける程度に、お菓子食べたりしてます」と明かした。続けて、「お仕事行った先でもまったく禁止ではないので、ちょっとは与えてくれたらうれしいです。お願いします。食べ過ぎないようには注意していますので」と呼びかけ、「マスクしていると食べ過ぎないと思う」と言われると、「本当に食べることが大好きなので、家でも食べているとき以外もマスクさせるようにしますね」と返して笑いを誘った。「分子マスク」は、100ナノメートルの微粒子を99.9%以上キャッチし、不織布の2倍呼吸がしやすいマスクとして昨年12月に話題となり、総支援額1億8413万970円と、マスクジャンルにおいて「クラウドファンディング史上最も売れたマスク」。イベントには、俳優の前田旺志郎も出席し、山口も前田も「付け心地がいい」「スポーツのときにつけていても呼吸もしやすい」と気に入っていた。
2021年03月18日「田中一村展 奄美へとつづく道」が5月8日(土)から6月6日(日)が京都・美術館「えき」KYOTOで開催される。本展示は自分の信じる道を歩み続けた画家・田中一村の「奄美へとつづく道」を辿る展覧会。明治41(1908)年、木彫家の父のもとに生まれた田中一村(本名・孝)は幼少期より画才を発揮し、7歳の時に父から「米邨」の号を与えられた。大正15(1926)年には東京美術学校に入学するも、わずか2カ月で退学。退学後数年は南画家として活動しますが23歳の時に南画と決別し、30歳で移住した千葉で20年間風景や動植物の写生に明け暮れる。その間に美術団体・青龍社に出品し入選。 39歳で念願の画壇デビューを果たし「米邨」から「一村」へと改名。 しかし、その後も日展や院展に挑戦するもことごとく落選。 以後中央画壇との関係を断った一村は50歳の時、新天地を求めて奄美大島へ。そして昭和52(1977)年に69歳で亡くなるまでの19年間、奄美の亜熱帯の多様な自然に魅了された一村はその風景を独自の画風で描き続けた。本展では若き南画家としての栃木~東京時代、新しい画風を模索し「一村」と名を変えた千葉時代、 そして亜熱帯の植生と出会い、 新たな表現に挑戦しひたすら描き続けた奄美時代と、 大きく3つの章に分けて一村の画業をスケッチを含め約80点の作品からご紹介する。■展示情報「田中一村展 奄美へとつづく道」5月8日(土)から6月6日(日)開館時間:10時00分~19時30分(入館締切:閉館30分前)会場:美術館「えき」KYOTO入館料(税込):一般1100円(900円)/ 高・大学生900円(700円)/ 小・中学生500円(300円)※()内は前売料金。「障害者手帳」をご提示の本人とご同伴者1名は、 当日料金より各200円割引。前売券:【販売期間】3月13日(土)~5月7日(金)【販売場所】当館チケット窓口(休館日を除く)、 京都駅ビルインフォメーション、 チケットぴあ(Pコード685-523)、 ローソンチケット(Lコード52532)。
2021年03月12日2021年1月20日、お笑いコンビ『爆笑問題』の田中裕二さんが、くも膜下出血と脳梗塞で救急搬送されました。その後、大事を取って1か月間、休養していた田中さん。同年2月21日に、『爆笑問題』がMCを務める情報番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演し、元気な姿を見せました。田中裕二、元気な姿で1か月ぶりの復帰頭の痛みについて聞かれると、「相方である太田光のツッコミのほうが痛い時があった」と笑いを誘う場面も。救急搬送までの状況や、頭の痛みについて明かしました。たまに頭痛いことあるじゃないですか。僕もたまに偏頭痛じゃないですけど、頭痛いんですけどそういう経験値とは違う種類だと分かったんですよ。言葉にすると難しいんですけど、急にぐにゃんと痛くなった。殴られたようではなく、グインって引っ張られるように来たんですよ。これってなんか変だな。あんまり経験した痛みじゃないなと。いろんな人の話を思い出すじゃない。それで、「痛い痛い」ってなって痛み止め飲もうかなと思ったんですけど、「これそのレベルじゃなさそうだな」と。この辺(頭の右側)が痛くなって「どうしよう、俗にいう脳の病気とかのたまに聞くやつかな」と。その時夜中2時なので、今から家族起こして救急車だなんだってどうかと思ったんですけど、(痛みで)寝られるわけないなと思ったんですよ。大事を取っていったほうがいいと思って。サンデー・ジャポンーより引用その後、救急車で運ばれた田中さん。しかし、ところどころの記憶しかないといいます。幸い、緊急手術などの処置には至らず、出血した量が少なく、脳梗塞も後遺症になるような場所ではなかったそうです。しかし、脳梗塞の影響で、麻痺が起きた瞬間があったのだとか。一瞬だけ、ちょっとね左の手と足が動かなくなる瞬間があった。「動かしてください」っていわれたんだけど、ちょっとどうしたらいいの分からないみたいな時は一瞬なりました。そのあと気が付いたら元に戻っていた。サンデー・ジャポンーより引用田中さんの復帰に際し、妻でタレントの山口もえさんは番組に手紙を寄せ、山本里菜アナウンサーが代読しました。療養中はの夫はというと、毎日ボーっとしておりました。特に何をするわけでもなくボーっとしておりました。けれどお仕事復帰の日が決まってからは、目がキラキラしてずいぶんと明るく元気な夫に戻ったように感じました。食欲もしっかり1日3食残さず食べております。お医者様からも血圧を上げなければ特に日常生活に問題はないとおっしゃっていただきましたので、今後も家族みんなで見守っていきたいと思います。サンデー・ジャポンーより引用ネット上では、田中さんの復帰を喜ぶ声や、体調を心配する声が寄せられています。・元気そうで何よりです。でもちょっと痩せてるのが心配。・もえさんからの手紙に感動しました。無理しすぎないでくださいね。・田中さんお帰りなさい!改めて脳の病気は怖いと思いました。同月27日に開催される『タイタンライブ』で舞台に復帰する田中さん。再び、『爆笑問題』の漫才で多くの人を楽しませてくれるでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年02月21日「私の経験を通して新型コロナウイルスの実態を知ってほしい」、そう話す彼女。感染するとどういう生活になるのか、いまだに消えない後遺症の恐怖とはーー。「昨年3月、親交のあった志村けんさん(享年70)が新型コロナで亡くなりました。それまで、どこか遠いところの出来事だと思っていたコロナを、急に身近に感じるようになったのです。それから、うがい、手洗い、マスクなど、一般的な感染対策に加え、次亜塩素酸水を使った加湿など、対策には気を使ってきました。しかし、そんな生活が長引くにつれて、気の緩みもあったのかもしれません。マスクを外して食事しているときに、スタッフと会話してしまったり……。会食もともにしていた近親者より、11月4日に『発熱した』と連絡があったときも、単なる風邪だと思っていました」こう語るのは、昨年11月に新型コロナウイルスに感染した女優の川上麻衣子さん(55)。その翌日、彼女は主演ドラマの撮影のため、大阪へ移動した。「夜に到着しましたが、なんとなく体がだるくて、食事もしないでそのまま寝てしまったんです。ここでも“移動の疲れかな”と考えていたんですね」(川上さん・以下同)だが、心に引っ掛かりはあった。撮影初日となる11月6日の朝、体温計を買って検温をした。「平熱でしたので安心して、夜まで撮影をしました。体調の変化はなかったんですが、ロケ弁当がひどく塩辛く感じたんです。いま振り返ると、コロナによる味覚障害だとわかりますが、そのときはコロナで味がなくなることはあっても、過敏になることはないと思っていました」その晩から発熱し、体の節々の痛み、悪寒、疲労感におそわれた。プロデューサーに体調を報告し、7日の撮影を休みにしてもらった。ホテルで待機しているタイミングで、東京の保健所から「濃厚接触者なので、2週間、外出を控えてください」と連絡があった。発熱を伝えてきた近親者の陽性が先に確認されたのだ。「起きていると熱が下がって、横になると上がる感じ。39度は超えませんでしたが、38度をいったりきたりでした」11月11日、数回の再検査を経て、陽性が確定した。芸能人ならではの悩みもあった。感染を公表するか否かだ。「テレビ局側から『出演者から感染者が出たため撮影を中止したことを発表します。川上さんの名前は仮名にもできます』と言われました。でも、いずれわかることですから、公表することにしました」SNSを通じてコメントも発表したが、その際に気をつけたのは“謝らないこと”だ。「撮影が中止になり、“申し訳ございません”という気持ちはありました。でも、芸能人である私がそれを表明すると、ますます感染者の方が“言いづらい”雰囲気を作ってしまうのではないかと思ったのです」11月14日、3日連続で発熱せず、発症から10日たっている(大阪の基準)ことで、3泊4日の療養施設での生活が終了。ようやく東京の自宅に戻ることができた。その後、嗅覚障害の回復までには1カ月も要した。後遺症の不安はいまも消えない。1月20日、爆笑問題の田中裕二(56)がくも膜下出血、脳梗塞で救急搬送された。田中は8月にコロナに感染しており、後遺症への懸念をさまざまな場所で語っていた。たとえ軽症でも、血栓などによる後遺症の可能性があることがさまざまな報告から明らかになりつつある。「コロナは本当におそろしい病気です。私が原因で感染したと思われる50代の知人女性は、基礎疾患の自覚がなかったんですが、感染後に糖尿病や血栓が見つかり、脳梗塞も起こして重症化。2回も危篤状態に陥りました。幸い脳の障害もなく、現在、リハビリで回復してきています。主演予定だったドラマは、すでに代役で撮影が終わっているはずです。病気で役を失うのは、芸能生活40年で初めてのことでした。多くの人が油断せず、感染対策をしてくださるように、自分の経験を語ることにしました。みなさんも気をつけてください」「女性自身」2021年2月23日号 掲載
2021年02月12日「2度目となる緊急事態宣言発令後も収束の兆しはなく、2月1日には3月7日までを目安に延長することが発表されました」(全国紙記者)1月に11都府県を対象に緊急事態宣言が発令されるも、27日には重症者数が過去最多となる1,043人を記録。なかでも、世界中で新たな悩みの種となっているのが後遺症だ。「最初に感染が拡大した中国・武漢市では、感染者約1,700人の7割以上が退院から半年たっても後遺症とみられる症状を抱えていることが先日、発表されました」(医療ジャーナリスト)昨年8月末、新型コロナに感染した爆笑問題の田中裕二(56)は、1月20日に脳梗塞とくも膜下出血で病院に搬送された。一部ではコロナによる後遺症の疑いが指摘されている。そんななか、英国から後遺症に関する衝撃的な知らせが届いた。英国の国家統計局とレスター大学が、昨年1月から8月末までに退院した同国内の新型コロナ患者47,780人(平均年齢65歳)を追跡調査。その結果、回復後に退院してから140日以内に全体の29.4%が再入院。12.3%が死亡したという研究論文を発表したのだ。■医療崩壊が進めば日本でもイギリスと同じ数字に…ただ、実際にこの論文を読んだ元WHO専門委員でハーバード大卒の医学博士・左門新氏は「日本で同じような数字が出るとは考えにくい」と言う。「日本の死亡率は欧米より低いです。論文では新型コロナの重症化要因として基礎疾患を挙げていますが、基礎疾患を抱えている人は日本より欧米のほうが多いことは一因としてあるでしょう。またイギリスは移民が多く、移民の死亡率が高いことももともと指摘されています。なので日本とは状況が違うのです」感染症を専門とする「のぞみクリニック」の筋野恵介院長も日本でイギリスと同じ数字が出ることには懐疑的だが、“油断は禁物”と警鐘を鳴らす。「日本でも東京都で1日2,000人も感染者が出るような状況に再びなり、医療崩壊が進んでいけば、イギリスと同じような数字を追う可能性もあります。また日本でも確認されているイギリスの変異株でリスクが高まる可能性もあるでしょう」そして、この論文には“恐ろしい続き”が。左門氏は言う。「論文では、新型コロナに感染して入院したグループ(以下A)と非感染者のグループ(以下B)を比較。その際、適切に比較するために病歴や年齢などの特徴をBの人はAと同等になる人を選出しています。その結果、追跡期間内(Aは平均140日、Bは平均153日)に再入院したAはBより3.5倍、死亡者は7.7倍多くなっています。この比率に関しては日本でもあまり変わらない可能性があります」■中高年の再入院、死亡リスクが高くなる理由また、論文ではAとBのグループを70歳以上と未満に分けて分析しているが、そこには衝撃の事実が……。「退院後に再入院や死亡など何らかの障害が起こるリスク自体は70歳以上のグループが高かったです。ただ、再入院や死亡した69歳以下のグループでは、70歳以上と比較して新型コロナ感染者の比率が高かったんです。調査対象の平均年齢が65歳というのを見る限り、若者というよりは、中高年なのではないでしょうか」英論文で明らかになった、高齢者より高い中高年の再入院リスク。その原因について、筋野院長はこう分析する。「おそらく69歳以下といっても40歳以上や50?60代がメインだと思います。70歳以上の人は新型コロナ感染の有無にかかわらず、若い世代と比べて死亡率が上がります。もともと死亡リスクの高い高齢者よりも、感染していなければ元気でいられた中高年世代のほうが新型コロナによって相対的にリスクが高まるということだと思います」回復後も油断できないコロナ後遺症の脅威。果たして、防ぐ方法はあるのだろうか。前出の筋野院長は言う。「年齢に関係なく、生活習慣に気をつけることです。たとえば、糖尿の人は血糖のコントロールがよくない人が多い。ふだんから持病をしっかり治療しておくことが大切です。イギリスの論文では相対的にリスクが高まった40~60代の人が多いので、血糖値や血圧で引っかかるものがある人は特に気をつけてください」感染防止策だけでなく、“なった後”も見据えてふだんの生活を見直す必要がありそうだ――。「女性自身」2021年2月16日号 掲載
2021年02月03日フリーアナウンサーの田中みな実が出演するNTTコミュニケーションズ「OCNモバイルONE」のスペシャルムービー「田中みな実、新しい生き方のゆくえ」と、新WEB CM「新しい生き方に、のりかえよう。砂浜」編、「新しい生き方に、のりかえよう。最新端末」編が1日、公開された。「新しい生き方に、のりかえよう。」というキャッチコピーのもと、田中の本音をドキュメンタリータッチで描写したWEB CMシリーズ第2弾となる今作。夕暮れ時の海辺、一面が幻想的な雰囲気になるマジックアワーでロングインタビューを行ったスペシャルムービーでは、まだ何者でもなかった「昔の田中みな実」が、いかにして「新しい田中みな実」に変わっていったのかを、当時の出来事や価値観、世界を広げてくれた新しい出会い、未来への決意を交えながら赤裸々に語る。人生の“正解”について「今この場に身を置いていて、誰かに求めてもらえてるんだったら、きっとそれは正解だったんだと思います」と、話す田中の胸の内とは。さらに、美しい景観をバックに「1歩を踏み出すことで新しい景色が見えてくる」と人生観を語る「砂浜」編、インタビュー中に突然虫が飛んできて悲鳴を上げてしまうも、その田中らしいりアクションが本編に採用された「最新端末」編にも注目だ。
2021年02月01日映画『花束みたいな恋をした』の公開初日イベントが行われ、TOHOシネマズ六本木にW主演の菅田将暉、有村架純、土井裕泰監督、さらに脚本の坂元裕二が本作のイベントに初登壇。その模様は北海道から沖縄まで全国321館に生配信された。本作が無事に公開され、「今日はこの映画の生みでもある、坂元さんも駆けつけてくれて本当に嬉しいです」と土井監督が述べると、「普段、イベントなどなかなか駆け付けることがないもんですから、うまく駆け付けられるか心配でしたが(笑)皆さんも駆けつけてくださってありがとうございます。どうぞ宜しくお願い致します」と坂元さんが挨拶。また、生配信のカメラに向かって「こんにちは、菅田将暉です!ここはちょっと暑いですが、皆さんの劇場はどうでしょうか?」(菅田さん)、「有村架純です、やっほー!東京の会場にいらっしゃれない方も見てくださっているかと思いますが、気持ちは一つです!」(有村さん)とW主演の2人が各地域のファンに呼びかけた。有村架純「役名が“麦”と“絹”になっていて、物凄く好きな名前」まず「自身が関わっているものなので恥ずかしいですが、素直に染みて、少し泣きました。俳優さんが演じた時点で自分が書いたことは忘れてしまって、麦くんと絹ちゃんの姿を見ている一人として感動しました」と、坂元さんが語る。「菅田くんと初めて会ったのは5年くらい前なんですが、3年くらい前にとあるところでお会いして、『またお仕事したいんだよね』と話をしたら、菅田くんが『ラブストーリーがしたい』と言ってくださったんです。そのときの想いが果たせて感無量です」と本作の誕生秘話も。菅田さんは「坂元さんが脚本をされているTVドラマを観てきた世代ですし、ラブストーリーを今のうちにやらなきゃな、やりたいなという気持ちがあったんです」と当時を振り返ってコメント。有村さんも坂元さんの感想に「すごく嬉しいです。試写の際も坂元さんが『とっても良かったじゃないですか』と感想を言ってくださって、胸を撫でおろしました」と安堵の表情。「映画にすると3時間半ほどの長い脚本を一番初めに頂いて、そこからブラッシュアップして今の形になった」と語る監督は、「ありふれた人たちの、ありふれた恋の話であるのは変わらず、そこに障害や枷があるわけでもなくて、彼らの日常を描き、その恋の始終を見つめていく。非常に難しいですがこの物語を二人が演じることが本当に楽しみでしたし、上手くいくと新しいラブストーリーになると信じていました」と手応えを見せる。菅田さんは「本当に面白かったです。実際の商品や人が沢山登場するので、リアリティもすごいなと感じました」と、初めて脚本を読んだときの感想をコメント。有村さんも「私も3時間半分の長い台本を頂いたんですが、何も引っ掛かることなく一瞬で読めちゃったことに驚きました。最初の脚本では役名が違ったんですけど、次に頂いたときには役名が“麦”と“絹”になっていて、物凄く好きな名前だなと思いました。読み進めていくと、登場人物たちがどんどんチャーミングに見えて、菅田くんとどういう日常を創り出せるだろうかという楽しみを覚えました。」とワクワクしていたそう。坂元裕二から見た2人は「多面的」&「ミステリアス」そんな脚本は坂元さんが2人の出演を想定して執筆(当て書き)したもの。「菅田くんが、有村さんがお芝居をしたときにどんな役を演じたら面白いか、どんなシチュエーションだったら面白いのかと考えながら書きました。過剰に若者とか、時代の変化とかを意識してしまうと、どうしても上から目線になってしまったりするので、今の子は違うんじゃないだろうか?など意識せず、とにかくフラットに書いています」と坂元さんは語り、若者たちの恋愛をリアルに描くこだわりを明かす。この2人の魅力について坂元さんは、「初めて映画で拝見した時から感じているんですが、菅田さんはとても多面的で矛盾したものを抱えた俳優さんだなと常々思っています。良い人な面や悪い人な面、純粋な部分やどこか擦れた部分、闇を持っていたり、光を持っていたり。二つの反するものを同時に表現できる、とても人間的なものをお持ちになった俳優さんで、唯一無二だと感じています」と語る。そして有村さんについては、「とてもミステリアスで、何を考えていらっしゃるのか分からない。その存在が世間から外れたような佇まいが演技にも感じられて、何とも言えない不思議な手品のようなお芝居で感激しています」と熱く語る。「なかなか直接お言葉を頂くことがないので、改めてそう言われると恥ずかしいですね」と有村さん。「以前、坂元さんと対談をさせていただいたときも、『有村さんのことは、一生分からないと思う』って仰っていて、このままずっと分からないままでいてほしいな、と思います」と照れくさそうにし、菅田さんも「そんなことを思ってくださっていたなんて、嬉しいですね」とシンプルに喜びを露わにした。さらに、気軽に交流できていた撮影時とは世の中の状況も大きく変わってしまったいま、本作が公開されることについて話が及ぶと、「この映画はラブストーリーであると同時に、文化やカルチャーというものが生活の中から消えていく瞬間を描いている作品でもある」と坂元さん。「それがこの1年間と重なるように感じます。この映画と同時に、『ヤクザと家族 The Family』、『名も無き世界のエンドロール』も無事公開を迎え、僕はタッグを組んでいるような気持ちです。このコロナ禍で映画が公開されて、改めて私たちにとって映画とは、カルチャーとは何なのかを考えて頂くきっかけになればいいなと思います」と、エンターテイメントへの思いを込めて熱くエール。最後にも「ヤクザと家族も見てね!」(菅田さん)、「見てくださーい!」(有村さん)と、2人も本イベントの直前に同所でイベントを行っていた『ヤクザと家族 The Family』もアピールした。また、舞台挨拶では、菅田さんと有村さんがフィルムカメラで撮影したオフショットがスクリーンに映し出され、2人はそれぞれのカットについて振り返る仲睦まじい姿も。有村さんがギターを演奏している写真は「家にギターがあるという話になって、菅田くんと一緒にやろうって話になって」「麦も絹もお互いカルチャーで共鳴していたので、僕たちもせっかく家にギターがあるなら、何か1曲弾けるようになろうよって練習したんです」と、菅田さん指導のもと有村さんは練習を重ね、クランクアップには1曲弾けるようになったことを明かしていた。『花束みたいな恋をした』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:花束みたいな恋をした 2021年1月29日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
2021年01月30日《検査の結果、前大脳動脈解離による、くも膜下出血、脳梗塞と診断されました》1月20日の午前2時ごろ、自宅から救急搬送された、爆笑問題の田中裕二(56)。冒頭の所属事務所の発表によれば、現状では手術の必要はなく、1週間程度入院した後は、大事を取って1カ月ほど休養するという。「田中さんの現在のレギュラー番組は11本。この年末年始の番組収録では出番前、椅子にぐたっと座っていて疲労がたまっていると感じていました」(テレビ局関係者)田中といえば、昨年8月に、妻・山口もえ(43)とともに新型コロナウイルスに感染。3週間後に仕事復帰したが、周囲にコロナ後遺症の不安を漏らしていたという。「田中さんは、匂いがしない嗅覚異常が続いていることを気にしていました。入院する直前まで収録していたラジオ番組でも“最近、自分の言ったことや、やろうとしたことを忘れる”といった記憶障害に悩まされていることも明かしていました」(田中の知人)コロナ感染と今回のくも膜下出血・脳梗塞に関連はあるのだろうか。東京女子医科大学脳神経外科・清水俊彦客員教授はこう語る。「新型コロナも血管炎を起こすといわれており、血管の損傷によって脳血管の膜が裂け、血管乖離によるくも膜下出血と脳梗塞を起こした可能性は否定できません。ウイルス感染症の後に脳の血管にトラブルが起こることはよく知られています。コロナ感染から数カ月がたって、じわじわと血管にダメージが加わることもありえるでしょう」■専門家語るリスク高める3つの要因生活習慣による発症を指摘するのは、パークサイド脳神経外科クリニックの近藤新院長だ。「不摂生によってコレステロールが高かったり、田中さんが甘いもの好きだったことも原因かもしれません。ただ、今回は症状が軽く1週間ほどで退院できるみたいですから予後も問題なく、そうとう軽いケースだったのでしょう」田中は“お菓子王子”と呼ばれるほどスイーツ好きで、妻として山口も注意していたという。「血圧も高かった田中さんを心配し、もえさんはカロリー計算をして手料理を作っていました。田中さんのお母さんが56歳で肝炎で亡くなったこともあり、同い年になった田中さんは気にしていたそうです」(前出の知人)前出の清水教授はくも膜下出血と脳梗塞のリスクが高まる3つの要因を挙げる。「(1)血圧が高い(2)糖尿(3)高脂血症です。年齢にも関係があり、40代以上は成人病も増え、コロナ後遺症のリスクも高まるのです。対策としては、体重を増やさないこと。田中さんは少し太りすぎだと思うので、その点でも、発症しやすかったかもしれません」今回は“不幸中の幸い”だった田中。山口と子供たちのためにもダイエットに励んでみては――。「女性自身」2021年2月9日号 掲載
2021年01月27日2021年1月20日、お笑いコンビ『爆笑問題』の田中裕二さんが前大脳動脈解離によるくも膜下出血、脳梗塞と判明。1か月の休養を取ることになりました。同月24日、妻である、タレントの山口もえさんはInstagramを更新。田中さんの様子などを報告しました。山口もえ夫の『お菓子食べすぎ』に苦言山口さんは、Instagramに父親へのお見舞いの手紙を書く、次女の手元が写る写真を投稿。 この投稿をInstagramで見る 山口もえ Moe Yamaguchi(@moe_yamaguchi0611)がシェアした投稿 次のようなメッセージを添えています。ご心配をおかけしております。大事に至らず本当に良かったです…今は普通に会話ができ食事もできているようです。長女と長男は家事を手伝ってくれて助かってます。次女は毎日パパに手紙を書いています。笑はやく逢いたいです。お菓子。知らぬ間に…たくさん食べてたようです笑お菓子が悪いわけではありません!!食べ過ぎが良くないのです。ほんとに・・・もう…いやんなっちゃうわ。笑でもほんとに大事に至らずに良かったです。#なんでも食べ過ぎはよくありません!!moe_yamaguchi0611ーより引用入院中の田中さんは会話もでき、食事も食べられるなど、順調に回復中とのこと。子供たちは父親が不在の中、よく手伝いをしてくれているといいます。『お菓子王子』と呼ばれるほど無類のお菓子好きで知られる田中さん。山口さんは、夫のお菓子の食べすぎはよくないとつづり、「もう、いやになっちゃうわ」と苦笑している様子でした。この投稿に対し、コメント欄には励ましや応援の声が寄せられています。・パパが早く、家族のところに戻ってきますように。応援しています。・無事で本当によかったです。私もお菓子を食べすぎてしまうので、気を付けます。・かわいいお手紙ですね。もえさんも大変かと思いますが、無理しないでくださいね。田中さんの病気については、何が原因か明確には分からないため、『お菓子の食べすぎ』が問題だとはいいきれません。しかし、これからもお菓子をおいしく味わうためにも、健康に気を付けて、ほどほどに楽しんでほしいものですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月25日2021年1月20日、お笑いコンビ『爆笑問題』の田中裕二さんがくも膜下出血と脳梗塞と診断され、1か月の間休養することが発表されました。同月24日に『爆笑問題』がMCを務める情報番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)には、太田光さんだけが出演。太田さんたっての希望でお笑いコンビ『くりぃむしちゅー』の上田晋也さんが田中さんの代打を務めました。太田さんは、田中さんの病状を番組で報告。救急搬送される日の異変も明かしました。太田光、最後に田中裕二に送った言葉とは太田さんは、まず田中さんの現状を報告し、特に後遺症もなく普通の生活を送れていると話しました。結論からいうと、田中は今全然大丈夫です。普通の状態。食事も普通に食べてて、お医者さんとも会話してます。サンデー・ジャポンーより引用救急搬送される前には2人でラジオの放送をしており、そこである異変があったといいます。太田さんは「たまたまラジオで、あいつがいつもいわないといけないところを間違えたんです」と、田中さんにミスが目立ったことを気にしたようです。そこで「脳ドックに行けばいいんじゃないの?」と、田中さんに提案したものの「毎年行ってるんだよね。脳には心配ないな。多分バカなんだと思う」という話題になったのだとか。その後、夜中2時頃に、田中さんの妻でタレントの山口もえさんから連絡が来て病状が発覚。しかし、病院に着いたときはすでに治っていて血も引き、傷もふさがっていた状態だったといいます。新型コロナウイルス感染症との関連性については…同番組に出演していた、医学博士の奥仲哲弥さんは「1つ間違えれば大変だったが、今回は不幸中の幸い」と見解。また、田中さんは2020年8月に新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)に感染しているため、関連性が疑われていますが、「血管が脆弱になっていた可能性は否定できない」とコメントしました。太田さんは、田中さんが風呂あがりに発症したことを踏まえて、「正直分からない」と持論を展開。ただ、コロナの後遺症とかみなさん心配されると思うんですけど、コロナ自体がまだ分かってないので、それで田中のなった要因っていうのは何が原因かというのは正直分からないんですよ。特に冬の間というのはこういうことは増えるので、田中も風呂あがりだったということもあったり、そういう話もあるので、あんまりコロナと結びつけて必要以上に、コロナを怖がるっていうか。それはあんまり進めないほうがいいと思うね。サンデー・ジャポンーより引用コロナウイルスについては、まだ解明されてないことが多く、はっきりとした関連性は分からないのでしょう。健康第一でいることが、何よりもの予防策となるはずです。最後に太田さんは、上田さんから「番組を見ているであろう田中さんにメッセージを」と促されると…。また一緒に漫才やろうぜ。サンデー・ジャポンーより引用カメラ目線で田中さんにメッセージを送った太田さん。きっとその言葉は届くはずでしょう。番組を見ていた人たちからも、「早く漫才を見たい」といった声が寄せられていました。・相方っていいね。また漫才を見たいです。・コンビ愛が伝わってきて感動した。・太田さんの話を聞いて安心した。大丈夫そうでよかった。田中さんに後遺症などなく、再び元気な姿で爆笑問題の漫才が見られる日が楽しみですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月24日2021年1月20日、お笑いコンビ『爆笑問題』の田中裕二さんが病院へ救急搬送され、前大脳動脈解離によるくも膜下出血、脳梗塞と分かりました。田中裕二、くも膜下出血と脳梗塞で休養1か月ネット上で心配の声相次ぐ同日午前2時頃、ラジオの収録を終えた田中さんは頭痛を訴えたため、妻でタレントの山口もえさんが119番通報したといいます。山口もえ、夫の緊急事態への対応に称賛の声同月21日放送の、情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、田中さんの緊急入院について取り上げました。番組内で、脳神経外科医は「くも膜下出血や脳梗塞のような病気は、早期発見・早期治療が非常に重要。緊急手術を要する場合が多い」と話します。入院前に仕事で田中さんと会っていた、番組コメンテーターの杉村太蔵さんは、山口さんの対応についてこう話しました。(田中さんの様子は)全く変わりなかった。もえさん、本当によく119番かけたなと思って。「夜遅いから、ひと晩様子見ようかな」と思っていたら最悪のことが起きていたかも。よく勇気を出して119番通報をしてくれたなと思います。情報ライブ ミヤネ屋ーより引用サンケイスポーツによると、山口さんは「救急車を呼んだ時は気が動転した」と明かしています。きっと緊迫した状況の中、必死に気持ちを落ち着かせて119番通報をしたのでしょう。また、山口さんは119番とともに田中さんの所属事務所の社長、太田光代さんにも連絡をいれたといいます。ネット上では、田中さんの緊急搬送について、このような声が上がっています。・田中さん、無事で安心しました。山口さんの連絡が少しでも遅かったら、どうなっていたか分からないですもんね…。・突然の事態でも、119番通報と社長への連絡を忘れないなんて…すばらしい対応。・私も昔、母の容態が急変し救急車を呼んだことがあります。山口さんの冷静な対応は、なかなかできないことだと思います。現在、会話も食事もできているという田中さん。119番通報がもう少し遅くなっていたら、大事に至っていたかもしれません。身近にいる人の異常を察知したら、緊急性が高い場合は迷わず救急車を呼ぶことが大切ですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月22日2021年1月20日、お笑いコンビ『爆笑問題』の田中裕二さんが頭痛を訴え病院に搬送後、くも膜下出血、脳梗塞と分かりました。田中さんは、早めに異変に気付き処置をできたために、大事には至りませんでしたが、1週間の入院と1か月の休養をするそうです。所属事務所『タイタン』の代表取締役社長で、相方の太田光さんの妻である太田光代さんは同月21日にTwitterを更新。田中さんの病状について報告しています。お騒がせしております。色々と、ありがとうございます。先程、田中と電話で話せました。痛み止めの点滴に血圧を下げる投薬を受けておりますが、滑舌も良く、いつもの田中です。奥さんの手料理が恋しいことを遠回しに言いました。心配性の田中の本質が垣間見れ、これは回復していると安堵しました— 太田光代 (@ota324) January 21, 2021 田中さんは順調に回復をしているようで、滑舌もよく、妻の手料理を食べたがっていたとのこと。元気そうな様子に、ネット上でも安堵の声が相次ぎました。・ニュースを見た時は驚きしかなかったです。元気とのこと、ひとまずは安心しました。・無事でよかった。田中さんが戻って来るのを楽しみにしています。・こういう近い人からの報告を聞くと安心しますね。1日も早い回復をお祈りしています。2020年8月には新型コロナウイルス感染症に感染した田中さん。病気が続くと、心身ともにストレスや不安が積み重なってしまうこともあるでしょう。焦らずに、ゆっくり静養をしてほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月22日1月20日、前大脳動脈解離によるくも膜下出血、脳梗塞によって入院が報告された爆笑問題の田中裕二(56)。所属事務所の公式サイトでは、「搬送された病院での処置により、幸い大事に至る事はなく」と無事を報告。そして、「今のところ手術等の必要性もなく田中裕二本人にも変わりはありませんので、入院期間1週間程度の診療計画となりました」と伝えられた。退院後も大事をとって、1カ月ほど自宅で休養するという田中。命の無事が伝えられ、安堵の声が広がっている。《発見が早かったから良かった。ラジオやテレビ出演で多忙だから、暫くは休んでいて元気な姿を見せて欲しいな》《前大動脈解離によるくも膜下出血・脳梗塞と聞いて驚いたけど、命には別状ないみたいでほっとした。お大事に》《田中さん、大事に至っていないようで良かった。ゆっくり休んでください》「田中さんに異変が起きたのは、所属事務所の太田光代社長(56)と別れて2時間後の深夜2時ごろ。それまで異変はなかったようですが、突如激しい頭痛に襲われたようです。すぐに田中さんの妻・山口もえさん(43)が救急車を呼びました。現時点での後遺症はなく、田中さんは会話もできているようです。ただ新型コロナもあるので、家族の方とは面会できないようです」(スポーツ紙記者)21日、山口は事務所を通じてコメントを発表。「夜中に救急車を呼んだ時は気が動転しました」と当時の胸中を明かした。そして、「家族皆で夫の退院する日を心待ちにしております。引き続き温かく見守ってくださると嬉しいです」と呼びかけている。昨年8月には、新型コロナウイルスに感染した山口。田中も濃厚接触者として2週間の自宅待機となったが、のちに感染が報告された。夫よりも一足先に退院を報告した山口だったが、精神的な苦痛にもさいなまれたという。「山口さんは新型コロナに感染した時、『夫の仕事に穴をあけてしまった』などと自分を責めていました。ですが新型コロナの流行に関わらず、冬場はマスクをストックするなど山口さんは家族の健康に人一倍気を遣っています。田中さんがジム通いを始めたのも、山口さんの提案だったといいます。今回、夫の異変に気づいて迅速に対応できたのは、日頃の行き届いた健康管理が功を奏したのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)夫を支える山口に、Twitterではエールが寄せられている。《もえちゃんが早くに119してよかったよ素晴らしい奥様だ!》《気が動転…と言われてますが、もえさんはしっかり頑張られましたよ。田中さんの回復を願い、ご家族の皆様もご自愛ください》《山口もえさん、無理しないでね。子供たちのためにも頑張ってください》
2021年01月21日2021年1月20日、お笑いコンビ『爆笑問題』の田中裕二さんが頭痛を訴え、都内の病院に搬送。くも膜下出血と脳梗塞と診断されたことが明らかになりました。所属事務所『タイタン』は次のように、説明しています。田中裕二入院のご報告平素より大変お世話になっております。本日、午前2時ごろ、弊社所属の爆笑問題・田中裕二が自宅にて頭痛の為、救急車により都内の病院に搬送されました。その後、検査の結果、前大脳動脈解離による、くも膜下出血、脳梗塞と診断されました。搬送された病院での処置により、幸い大事に至る事はなく、さらなる検査の結果、今のところ手術等の必要性もなく田中裕二本人も変わりありませんので、入院期間1週間程度の診療計画となりました。しかし、動脈解離が前大脳であるために大事を取って一か月程度休養させて頂くことと致します。いつも応援してくださる皆様、関係者の皆様には、大変ご迷惑とご心配をお掛け致します。弊社と致しましても田中裕二の健康を第一に考え、当面の間、担当医と相談の上、活動再開に向けて最善を尽く所存です。大変お騒がせし恐縮ではございますが、何卒、宜しくお願い申し上げます。タイタンーより引用(原文ママ)幸い、手術などの必要もなく、田中さん本人も変わらずに過ごしているとのことですが、大事をとって1か月ほど休養をするといいます。ネット上では、心配やお見舞いの言葉が相次ぎました。・同年代で好きなタレントさんなので、心配。ゆっくり静養してまた戻ってきてくださいね。・ご家族や太田さんも心配でしょう。どうぞお大事に。・知り合いがくも膜下出血で亡くなったのを見ているだけに、心配でした。大事に至らないでよかった。多くのレギュラー番組を抱え、お茶の間に明るい空気をもたらしてくれる田中さんの不調に、驚いた人も多いでしょう。十分な休養を取って、また元気に活躍する姿を見せてほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月21日お笑いコンビ・爆笑問題の田中裕二(56)が、前大脳動脈解離によるくも膜下出血と脳梗塞のため、入院したことが20日、明らかになった。所属事務所が公式サイトで発表した。公式サイトでは、太田光代社長名義で文書を掲載。それによると田中は、同日午前2時ごろ、頭痛のため自宅から救急車で都内の病院に搬送され、検査の結果、「前大脳動脈解離による、くも膜下出血、脳梗塞」と診断されたという。そして、「搬送された病院での処置により、幸い大事に至る事はなく、さらなる検査の結果、今のところ手術等の必要性もなく田中裕二本人も変わりありませんので、入院期間1週間程度の診療計画となりました。しかし、動脈解離が前大脳であるために大事を取って一か月程度休養させて頂くことと致します」と説明。「いつも応援してくださる皆様、関係者の皆様には、大変ご迷惑とご心配をお掛け致します。弊社と致しましても田中裕二の健康を第一に考え、当面の間、担当医と相談の上、活動再開に向けて最善を尽くす所存です」とした。
2021年01月20日2020年11月29日放送の、情報番組『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ系)に、タレントの山口もえさんが出演しました。山口さんは、同年8月に新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)に感染。山口さんの感染発覚後、夫である、お笑いコンビ『爆笑問題』の田中裕二さんの感染も判明したため、子供たちとともに一家で入院していました。その後、家族全員無事に回復し、退院したものの、山口さんはコロナウイルスに感染したことが原因で精神的にダウンしてしまったのだそうです。8月の終わりに(コロナウイルスを)発症しまして、熱が出ました。熱は37度8分くらい。それで入院しました。でも私は、(コロナウイルスに)かかってしまったことに精神的にダウンしてしまって。「なんでかかってしまったんだろう」「夫の仕事にも穴を空けてしまった」「子供が学校で、もしいじめにあったらどうしよう」とか…。そういう精神的なもののダメージが大きくて。ご飯も食べられず、飲めず、眠れず…。心理カウンセリングを受けていました。お医者さんがおっしゃっていましたけど、今回かかった方には、精神的につらくなる方が多くて。(身体は)元気になったけれども、仕事に復帰できなかったりだとか、その地域に住み続けられなかったりだとか。そういうことが問題だっておっしゃっていました。そこまで言って委員会NPーより引用コロナウイルスの症状自体は重いものではなかったものの、かかってしまったこと自体を気に病んでしまったという、山口さん。山口さんの経験談を受け、同番組の司会を務める、ニュースキャスターの辛坊治郎さんは「コロナウイルスに関しては、異常なことが起きている」とし、また「患者や医療従事者などへの差別や偏見は、マスコミの問題が非常に大きい」とコメントしています。山口さんのエピソードに、視聴者からはさまざまな声が上がりました。・山口さん、無事に回復したというニュースを聞いてほっとしていましたが、精神的にダウンしていたことは知りませんでした。・確かに、コロナウイルスにかかることも怖いけど、その後の周りの目も怖い。・感染対策を徹底していた人ほど、当事者になってしまった時に自分のことを責めてしまいそう。対策を怠った人だけがかかる病気ではないことを、改めて意識して差別をなくしたい。コロナウイルス感染者には、感染経路がはっきりしていない患者もいます。中には、山口さんのように徹底的に気を付けていたにも関わらず、感染してしまったという人もいるかもしれません。誰もが感染する可能性があるからこそ、感染してしまった人のことを差別することのないよう、改めて気を付けたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月29日SHOWROOMの前田裕二社長が18日、都内で行われた「ananAWARD」授賞式に登壇。女性グラビア週刊誌『anan』が選ぶ“時代を象徴するスター”を表彰する同アワードで、「ananAWARD 2020 トレンドカルチャー」を受賞した。「ananAWARD 2020 トレンドカルチャー」は、『anan』の特集誌面に多く登場し、今の時代にあった仕事、恋愛、ライフスタイル、エンターテインメントについての考え方や切り口を提案し、先駆者として新しい生き方を切り開いている人を表彰するもの。前田氏のほか、美容家の神崎恵、お笑いコンビ・フォーリンラブのバービー、YOASOBIが受賞した。前田氏はタキシード姿で登場し、「年に一度か二度くらいしかフォーマルな恰好をしないので、すごくフレッシュな気持ちです」と照れ笑い。「驚きと喜びと、そして感謝が大きいです」と受賞した心境を語った。そして、「この1年を通じて、自分の実力以上の成果が出ていると感じました」と前田氏。『anan』に何度も取り上げられたことを例に出し、「何度も取材していただけるのは、毎回取材いただいた記事がネット上でちゃんと話題になっていたり拡散されていたりするということがあると思いますが、それは僕の発信を応援してくださるコミュニティーがいて、僕と同等以上に前田裕二の活動を広げていきたいと思ってくださる方がいるから」と説明し、「高いところまでつれていってくださっているみなさんのおかげだなと心底感じました」と感謝した。授賞式には、神崎、バービー、そして、「ananAWARD 2020 ミューズ」に選出された白石麻衣も登壇した。
2020年11月18日11月20日公開の映画『家なき子 希望の歌声』の公開直前イベントが16日、都内で行われ、山口もえ、熊谷俊輝が出席した。フランスの作家エクトール・アンリ・マロが19世紀に発表し、日本でも3度にわたりアニメ化されて親しまれてきた児童文学の金字塔『家なき子』を完全映画化。原作にはない澄みきったレミの歌声と豊かな音楽性、そして壮大に広がる南フランスの美しい風景、波瀾万丈のレミの冒険にハラハラしつつ、人と人との心の通い合い、胸を締めつける別れと出会い、そしてレミの何があってもひたむきに前へ進み続ける姿を描く。公開を目前に控えたこの日は、日本語吹き替え版で主人公のレミを担当した熊谷俊輝と、その熊谷と年齢が同じ子どもを持つ山口もえが登壇してトークショー。本作について山口が「南フランスの素晴らしい景色に見ているだけでフランスの香りがしそうで、素敵な映像で作られています」と感動した様子で、「中を覗くとレミが大変なんです。こんな大人になりたくないと思う大人から素敵な大人までフルコースで味わえます。短い間にいろんな人の人生を描いているので、あっという間に観てしまうぐらい濃厚な作品になっています」と絶賛。主人公・レミの日本語吹き替えを担当した熊谷とはこの日が初対面で、「すごく上手でした。レミにピッタリな方だなと思いました。あまりに可愛くてどうやったらこんな子に育つんだろうと、後でお母さんに聞こうかと思います。うちも13歳の子(長女)がいるんですが、全然違います。本当に可愛いです」と語った。8月に夫・田中裕二とともに新型コロナウイルスに感染した山口。それについては一言も触れなかったが、感染者の急増が予想されるこの冬でオススメの体調管理を問われて「これから寒くなってきますので、生姜をすり落としてお味噌汁に入れたり葛湯に生姜を入れて飲んだりと、とにかく身体をポカポカするようにしています。映画で香りを嗅ぐシーンがありましたが、香りって癒やしの効果があるので、私はリラックスしたかったり深い眠りに入りたい時はアロマを焚いたりします。香りの効果も是非皆さんにやってもらいたいですね」と話した。また、ステイホームでの自宅の過ごし方について、「家庭菜園でハーブやミニトマトを育てたり家族で受粉を助けたりしたりと野菜を育ててます。あとは家族でダンスを踊ったりしてました。クラップダンスで言うんですか? 家族みんなでお風呂の前に5セットやっていました。運動不足だから頑張って踊りましたが、成果は夫を見ていただけたら分かると思います(笑)」と苦笑いを浮かべていた。映画『家なき子 希望の歌声』は、11月20日より全国公開。
2020年11月16日