「発達・発育」について知りたいことや今話題の「発達・発育」についての記事をチェック! (19/23)
こんにちは、保育士の中田馨です。生後2~3カ月ごろの赤ちゃんは、さらに体がふっくらし、3カ月ごろには生まれたときの約2倍の体重になります。まわりの物に興味関心を持ち、好奇心がグングン育つ時期。 今回は、この時期の赤ちゃんと一緒にできる心を育む遊び方を紹介します。 生後2~3カ月の赤ちゃんの発達生後2~3カ月ごろの赤ちゃんは、手の動かし方がスムーズになってきます。自発的に手が動かせるようになるということはとてもすごいこと! 手を自分の顔の前に持ってきてジーッと見つめたり、体の前で手を合わせたり、手や指を口に入れてしゃぶります。このような行動をすることで、自分の手の存在を確認して自分の体の興味へとつなげます。 生後3カ月ごろになると、首がすわる子も出てきますが、首がすわっていなくても焦ることはありません。首がすわってくると、うつぶせにしたときに自分の力で頭を持ち上げることもできるようになります。 また、感情表現も豊かになり、気に入らないと大泣きしたり、楽しかったら声を出して笑います。まわりの物への関心もあり、赤や青などのはっきりとした色鮮やかなものを目で追ったり、音のする方向を目で確認しようとするようになります。 生後2~3カ月の赤ちゃんと遊ぶときのポイントでは、生後2~3カ月ごろの赤ちゃんと遊ぶときのポイントです。 首がすわっても無理しないそろそろ首がすわってきたかなという赤ちゃんもいますが、抱き上げたり、抱き下ろしたりするときはこれまでと変わらず、丁寧に頭と首のあたりを支えます。大胆に遊びたいところですが、赤ちゃんの体に負担のない範囲の動きにしましょう。 赤ちゃんが心地よい遊びをする生後1~2カ月の記事でもお話ししましたが、「これをしたら発達するんだ!」と思いすぎず、赤ちゃんが心地よく感じる遊びを取り入れます。赤ちゃんの表情を見て、心地よさそうな顔をしていたらそのまま続けてOK。困った顔をしていたら、その遊びが苦手なのかもしれないので無理強いしないようにしましょう。 反応をお互いに楽しむママの表情を見て赤ちゃんが笑い、それを見てママも笑う。赤ちゃんが笑うとママもうれしいですよね。それは赤ちゃんも同じこと。お互いの反応を楽しみ合うことは、コミュニケーションの始まりです。 生後2~3カ月の赤ちゃんとの遊び方この時期に楽しめる、具体的な遊びの方法です。 あんよ体操赤ちゃんの足を優しく持ち、前後にゆっくり動かします。足の裏を合わせたり、クロスさせてみたりして、「むすんでひらいて」「幸せなら手をたたこう」など、リズムのある童謡などに合わせて足を動かしてみましょう。 おてて体操あんよ体操と同じように、赤ちゃんの手を優しく持ち、ゆっくり動かします。手のひらを合わせてみたりして、こちらも童謡に合わせながら動かしてみましょう。 いないいないばあいないいないばあは、この時期だけではなくこの先長く赤ちゃんと遊べる遊びです。大人はなにげなくやっていますが、赤ちゃんとの心の絆を深めるとても素敵な遊びです。「ばあ!」とママが顔を出して赤ちゃんが笑う、これを何度も繰り返しているうちに、手でママが隠れているけれど、必ず現れることが分かり、信頼関係につながるといわれています。ポイントは「ばあ!」と顔を出したときに、赤ちゃんと目を合わせることですよ。この時期はまだ本来の遊び方をするにはちょっと早いので、ママは大げさにわかりやすくやってみて、赤ちゃんが反応を見せたらそれに応えてあげましょう。 ママと一緒に腹ばい赤ちゃんと向かい合いながら、ママも赤ちゃんと一緒に腹ばいの体勢になります。どこに肘を置いたらラクに腹ばいができるかなど、ママも赤ちゃんの気持ちになり、赤ちゃんから見える景色を一緒に楽しみましょう。 遊ぶついでに発達を確かめてみよう遊んでいるときに発見がたくさんあると思います。じっと見つめてくる、ママの声がする方向に目を動かす、よく笑うようになった、腹ばいで頭を持ち上げられるようになってきた、腹ばいを30秒できるようになったなど、毎日触れ合うことで変化が見えてきます。 赤ちゃんが手をなめて何を感じているのか、何を確かめているのか。「今日はこぶしじゃなく指を中心になめているな」「あ、指を発見したんだ!」など観察しながら遊んでみるとまた、一段と赤ちゃんとのふれあいが楽しくなりますよ。 1日1日はそれほど大きな成長があるように見えませんが、1週間、2週間、1カ月と時間が経つにつれて、できることが増えていることに気付きます。小さな成長が積み重なってできるようになっていく、赤ちゃんの成長を楽しんでくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年09月18日こんにちは、保育士の中田馨です。生まれたころよりも体つきが少しふっくらしてくる生後1~2カ月の赤ちゃん。新生児のときより、起きている時間が少しずつ長くなってきます。 今回は、生後1~2カ月ごろの首すわり前の赤ちゃんと一緒にできる心を育む遊び方を紹介します。 生後1~2カ月の赤ちゃんの発達生後1~2カ月ごろは、手足をバタバタと宇宙遊泳のように盛んに動かすようになります。新生児のころはギュッと握っていた手が、少し開くようになります。また、運動機能は、脳に近いところから発達していくので、自分で首を動かそうとする姿が見られます。首が動かせるようになると、光のする方、ママの声が聞こえる方に顔を向けることができます。身体の動きが活発になって来る時期ですが、まだ首はすわっていません。ぼんやりと見えていたものへの焦点が合うようになり、30㎝くらい先の物がよく見えるよ雨になるので、顔の前で動くものを目で追いかけるようになります。お腹がすいているときと甘えたいときの泣き方にも変化が出て、感情豊かになってきます。 生後1~2カ月の赤ちゃんと遊ぶときのポイントでは、1~2カ月ごろの赤ちゃんと遊ぶときのポイントです。 首がすわっていないので無理しないこのころの赤ちゃんには、どんどんスキンシップをとってください。自分で身体を動かそうとしてる様子があっても、まだ首はすわっていません。赤ちゃんの身体に負担が来るような大きな動きの遊びはまだNGです。 赤ちゃんが心地よい遊びをする「赤ちゃんを発達させよう!」と思わず、赤ちゃんが心地よく感じる遊びを取り入れましょう。赤ちゃんの表情をよく見て、幸せそうならそのままつづけてOK。困った顔をしていたら、もしかするとその遊びがあまり好きではないのかもしれません。 外気浴を取り入れよう1カ月健診でOKが出たら、外気浴をスタートさせましょう。赤ちゃんのペースに合わせながら、機嫌のいいときに少しずつ外の空気や光に触れていきましょう。 生後1~2カ月は赤ちゃんも小さいですが、ママも産後間もない時期です。体調が万全ではないので無理はせず、ママと赤ちゃんの調子が良いときに遊んでみましょう。 1~2カ月の赤ちゃんとの遊び方では、具体的に遊びを紹介します。 頭の先から足の先までマッサージ赤ちゃんの頭から顔・肩・胸・お腹・手・おしり・足へと手のひらでなでて、全身優しくマッサージします。歌に合わせてマッサージをするのもいいですね。マッサージをするついでに、人差し指でツンツンツンと軽くつつくと、くすぐったくて身体をねじる姿が見られます。マッサージはパパもぜひやってみてください。パパの大きな手で包みながらマッサージすると、赤ちゃんがうっとりとした顔になりますよ。 目で見て追いかけごっこ音の鳴るおもちゃを、赤ちゃんの目の前で音を鳴らしながらゆっくり左右に動かします。すると目でおもちゃを追いかけます。 「あ~」「う~」でおしゃべりこのころの赤ちゃんは、言葉の前兆である喃語(なんご)を言い始めます。「あ~」「う~」などの声で赤ちゃんが話していたら、赤ちゃんに合わせてママも「あ~」などと言ってみましょう。最初は赤ちゃんと同じ音の高さで言い合いっこすると、とても心地よく遊ぶことができます。 このおしゃべりに慣れてきた赤ちゃんには、低い声や高い声で「あ~」と言ってみる遊びをします。そうすると、目をまんまるにして、その音の出た方(ママの顔)をじ~っと見てきて、とてもかわいいです。 遊ぶついでに発達を確かめてみよう生後1~2カ月の赤ちゃんの大きな発達の特徴は、視力が発達してくるということ。動くものを追いかけてみることができます。特に明るくはっきりした色が見えやすいので、「目で見て追いかけごっこ」遊びのときに、赤い色のおもちゃなどを追いかけて見ることができるかを確かめましょう。目で追いかけることができるようになると、次は首を左右に動かすこともできるようになります。 赤ちゃんとのママとの毎日のふれあいが、親子関係の基礎になります。赤ちゃんが「楽しい」「心地よい」と思える遊びを、できることから取り入れてみましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年09月12日産院を退院して自宅での生活が始まると、赤ちゃんが夜なかなか寝なくてつらいと感じるママやパパが多いようです。抱っこしても授乳してもおむつを替えても何をしても一晩中泣き止まないとなると、いつまでこの状態が続くのだろうと頭を悩ませてしまうかもしれません。そこで今回は、生まれて間もない赤ちゃんが夜型といわれる所以や赤ちゃんが1歳になるまでの睡眠のリズムや対処方法についてお話しします。 生まれてすぐの赤ちゃんが夜型なのはなぜ?!妊娠後期の赤ちゃんはとても活発に動きます。夜になると胎動が激しくて眠れない、胎動で肋骨などあちこちが痛いという経験をする妊婦さんは少なくありません。赤ちゃんがおなかの中で活発に動くとき、赤ちゃんはへその緒を通じてママからたくさんの酸素をもらっています。日中ママの活動量が多い時間に赤ちゃんが活発に動くとママの体に負担がかかってしまうので、夜間ママが休息し、活動量が減っている時間に赤ちゃんは活発に動くのです。つまり、ママに負担をかけないためにおなかの中で夜型に活動しているのですね。そんなママ想いの赤ちゃんが中まれて間もない時期は、まだおなかの中にいたときのリズムのまま。外の世界に適応していくには少し時間がかかるのです。*目が開いても脳が寝ていることがある? また、人間の赤ちゃんは脳が未熟なまま生まれてきます。他の動物は脳が成熟してから生まれてくるので、脳が未熟なまま生まれてくるのは人間くらいかもしれません。それは人間が進化の過程において二足歩行になってくるとともに骨盤の形が変化し、出産のときに狭い産道を通ってくるために小さい脳のままでないと通過できなかったからです。そのため、生まれたばかりの赤ちゃんの脳の大きさは大人の3分の1程度しかなく、生まれた後に徐々に脳も成熟していきます。そのため、乳児期の赤ちゃんが目を開けたり、声を出したりしているとき、実は脳は睡眠状態という不思議な現象が起きている場合があります。目を開けたり、声を出したときでもすぐに抱っこしたりせず、本当に起きているのかなと赤ちゃんをよく観察してみましょう。実は寝ているのかもしれませんよ。 赤ちゃんの1歳までの睡眠のリズム赤ちゃんの睡眠のリズムはどのように変化していくのかみていきましょう。●生まれてから生後1カ月ごろまで1日の睡眠時間は15~20時間くらいといわれていて、昼夜の区別はありません。●生後2カ月から3カ月ごろ睡眠時間は14~15時間くらいになり、個人差はあるものの大体生後4カ月くらいまでにはまとまって眠れるようになり、日中よりも夜のほうが長く眠れるようになってきます。●生後4カ月以降体内時計が少しずつ発達し、昼夜の区別がつくようになるのでこのころから起きる時間や寝る時間を意識し始めるといいかもしれません。●生後6カ月からこのころから1歳までの睡眠時間は11~13時間くらいになり、生後6カ月ごろから「暗くなると寝て、明るくなると起きる」という生活リズムが身につき、夜に連続で長い時間眠れるようになります。●生後7カ月ごろ夜泣きや寝ぐずりが目立つようになることもあります。この時期の夜泣きなどの原因は、乳歯が生え始めてきて気持ちが悪いため、脳の発達に伴って赤ちゃんが日中に受けた刺激を夜整理するため、などと言われていますが、はっきりした原因はわかっていません。●生後9カ月から12カ月ごろ日中体を動かして遊ぶこともできるようになるため、日中の活動量が増えます。お昼寝もするようになり、少しずつ大人に近い睡眠リズムが作れるようになってきます。 しかし、赤ちゃんの月齢に応じた睡眠時間にはもちろん個人差はあります。赤ちゃんの個人差による睡眠時間の長さの違いによって発達が妨げられるということはありません。赤ちゃんそれぞれの睡眠リズムに合わせてあげることが大切です。 赤ちゃんの睡眠のリズムを作るための月齢別にできる工夫では、月齢に合わせて赤ちゃんとうまく過ごす方法はあるのでしょうか。 ●生後1カ月まで昼夜の区別がまだなく、どちらかといえば先に触れたように夜のほうが活動的な面もあります。この時期は赤ちゃんの睡眠リズムにできるだけあわせてあげるとよいでしょう。●生後2カ月から3カ月くらいまで日中に窓を開けて外気浴をしたり、抱っこをしたり、たくさん話しかけてスキンシップをとるようにしましょう。●生後4カ月ごろから昼夜の区別がつき始めるので、日中にお散歩をすることを日課にするのも良いでしょう。また、寝返りも始まってくるなど赤ちゃんの活動も増えてきます。赤ちゃんの日中の活動量を増やすようにすると昼夜の区別もつきやすくなってきます。●生後5~6カ月ごろ離乳食がスタートします。赤ちゃんの食事の時間を中心に日中のリズムを作ってあげるといいでしょう。●生後8カ月以降食事の時間、遊ぶ時間、お昼寝の時間を決めて、日中の生活のリズムを作ってあげましょう。また、マットを敷いたり、紙をビリビリやぶる遊びやビニール袋を膨らませて風船にして遊べるようなおもちゃをそろえたりするなど、赤ちゃんがしっかり遊べる環境づくりやお昼寝の時間を15時までにすることもポイントです。 赤ちゃんの月齢が低いうちは睡眠リズムがついていないのでなかなか寝てくれないということもあるかもしれませんが、寝かしつけをスムーズにおこなうために、「寝る前の決まり事」をするのも一つの手かもしれません。例えば、寝る前には赤ちゃんにマッサージをする、ゆったりとした音楽を流す、絵本を読み聞かせるなどです。寝る前の習慣をつけることで赤ちゃんがこれから眠るということを理解し、眠りにつきやすくなるという効果もあるようです。 このように生まれて間もない赤ちゃんが夜寝ないのには理由があるのです。赤ちゃんが夜寝なくてつらいと感じているママは、ママ想いの赤ちゃんなのね、と思うと少し気持ちがラクになるかもしれませんね。 赤ちゃんは月齢が上がるとともに睡眠リズムがついてきて、日中は活動して、やがて夜は眠るようになってきます。はじめのうちはママも睡眠不足で大変かもしれませんが、気分転換をしたり、ご家族に甘えて寝させてもらったりすることも必要です。赤ちゃんの成長を温かく見守っていきましょう。 監修者・著者:助産師 高杉絵理大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。
2019年09月02日こんにちは、助産院ばぶばぶ・院長のHISAKOです。ほとんどの赤ちゃんがする、指しゃぶり。でも、あまりしすぎるのは愛情不足、母乳不足などと言われることもあり、ママが不安に思うこともあります。そこで、今日は「指しゃぶり」についてお話しします。 個性ある赤ちゃんの指しゃぶり生後2カ月ごろになると、赤ちゃんは自分のげんこつをなめる仕草を始めます。生後3カ月を過ぎるころからは、特定の指をリズミカルにしゃぶるようになり、手が口から離れると泣き出すようなことも出てきます。 いわゆる「指しゃぶり」は、赤ちゃん全員がするわけではなく、しない子もいれば、どの指を吸うかもその子によってレパートリーはさまざまです。 指しゃぶりは、「母乳不足」「愛情不足」のサインだと育児書等に書いてあることもあって不安になりますが、 どんなに愛情をかけていても、ちゃんと母乳やミルクを飲ませていても、指しゃぶりをするときはします! 口に触れたものに吸いつく原始反応赤ちゃんは、口に触れたものに吸いつく原始反射を持っています。さまざまな体の感覚器のなかでも、口と舌の感覚が最初に発達するので、なんでも口に入れて吸いつくことでいろいろなことを感じ取ります。 このような反射があるからこそ、母乳やミルクを飲むという生きていくうえで絶対必要な本能的行動ができるのです。すごいですよね。 指しゃぶりは遊びと学習生後4〜5カ月になると、自分の手に意思を持って興味を示すようになり、物の形や大きさ、感触を確かめ、 手と目の協調運動を学び、遊びと学習の両方の意味を持ってしゃぶるようになっていきます。 何かを吸う行動には、不安や緊張を解消させる効果があり、鎮静作用があるということも明らかにされています。脳の発達においても、指しゃぶりは大きな効果があります。好奇心旺盛の赤ちゃんの自然の摂理である行動は、無理にやめさせる必要はないし、悩むことでもありません。 少し大きくなって1歳以上になると、歯並びや噛み合わせに影響することから、指しゃぶりが習慣化している子は注意が必要だという意見もありますが、11人の子育ての経験上、そんなに目くじらを立てなくても時期が来れば自然にしなくなります。 ゆっくりのんびり、指しゃぶりをしなくなるその日を待ってあげましょう。神経質にならずに子どもに安心感を与えてあげること。それさえ心がけていればOKです! 監修者・著者:助産師 助産院ばぶばぶ院長 HISAKO総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2016年11人目出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。
2019年08月22日何かできないか…その想いが療育グッズ製作の始まり2歳半の時、発育の遅れを指摘された娘は、すぐ、言語訓練に通い始めました。しかし、言語訓練は予約がいっぱいで、1か月に1回しか受けることができませんでした。娘は2歳半のころ、ほとんど発語がありませんでした。少しでも発達を促すことができたらと、言語訓練を希望していたものの、療育施設での言語訓練は月に1回しかできないと言われてしまいました。私は言語訓練に通うことができない状況に焦りました。少しでも娘の発語を促すため、何かしなければと考え続ける日々…。そこで、言語訓練で使っていたカード訓練をヒントに、自宅で真似してカードを作りました。Upload By SAKURAUpload By SAKURAUpload By SAKURA最初は、無関心だった娘でしたが…。Upload By SAKURA全く興味を示さない娘に、繰り返しカードを見せ、ほぼ独り言のような状態で、カードに描いてある絵の名前を読み上げ続けると…娘はだんだんと、カードに目を向けるようになりました。そして、少しずつ私の読み上げる言葉に反応を示し始め…。数日後には、カードを自主的に持ってくるようになりました。このカードは、私たちの療育の始まりでもあります。私が初めて作った思い出深いカードです。この後、さらに制作したカードと一緒に、今も大切にしまってあります。Upload By SAKURA現在、カードはおもちゃ箱に保管されていて、娘は(小学3年生になった)今も時々、出して遊んでいます。Upload By SAKURAその光景を見るたび、なかなかしゃべらなかったあのころを思い出し、スラスラと話す今の娘を見ながら、成長を感じ、嬉しくなります。小学校に向けて「自分で」の準備娘が幼稚園の年長になり、「ついに来年は小学生!」というころ…。私は、娘の小学校入学にいくつか不安がありました。そのうちの一つが、「(学校の)準備が一人で、できないこと」でした。そこで、小学校入学にむけて、「準備」を練習することにしたのですが…。Upload By SAKURA一緒に取り組んでも、娘は心ここにあらず。何とかやる気を出してもらおうと、明日の持ち物準備のチェックリストを作りました。Upload By SAKURAこのチェックリストにしてから自主的に、準備に取り組むようになった娘。準備を視覚化することで、「明日の準備」は娘が主体的にできる日課になりました。Upload By SAKURA小学生になった現在、スムーズに「明日の準備」ができているのは、このチェックリストが少なからず影響を与えたのだと、私は思っています。朝、言われなくても動けるようにするために小学校に入学した娘。朝起きるのがとても遅く…支度にも時間がかかり…いつも出発はギリギリでした。「早くして~!」「遅刻する~!」とイライラしながら声をかける日々を毎日繰り返し、私は精神的にいっぱいいっぱいでした。Upload By SAKURA何とかしなければと娘の様子を観察していると、あることに気がつきました。娘は、次の行動にうつる前に必ず、止まって固まっていたのです。次に自分が何をしたらいいかわからないんだ…と気づいた私は、あるものを作りました。Upload By SAKURA作ったのは、朝、娘がしなければならない支度や準備を、すべて描いたカード。娘には、終わったカードを裏返してもらいます。そうすることで、あとは何が残っているかはっきりわかり、全体の見通しも立ちやすくなることが狙いでした。カードを使い始めてから、全部クリアしようとゲーム感覚で楽しく準備してくれるようになり、朝のイライラは激減しました。そして、私が何も言わなくても、カードを自分で出してきて、自主的に身支度を始めるようになったのです。カードを使った支度は、小学1年生から2年生までの半年ほど続き、小学3年生になった今は、声かけをしなくても、出発の時間までテレビを見たり、ゲームをして過ごすことができるほど、余裕をもって支度を終えられています。Upload By SAKURA大切なのは完成度よりも、親の想い私はこれまで、娘に何か課題が発生するたびに、娘の手助けになれば…と、いろいろ作ってきました。その中には、全く娘に響かなかった失敗作も、たくさんありました。しかし、大事なのは、我が子を観察し、どうすれば過ごしやすくなるか、「考えること」ではないでしょうか。子どものために、一生懸命作ったものなら、絵がうまくいかなくても、コピーして切って貼ったものでも、子どもにとっては特別なのです。親の愛情が含まれてこそ、効果があると思います。親が子どものために、試行錯誤してやることに不正解はない。すべて正解だと私は思っています。
2019年08月21日わが家の次女は、普通のハイハイをしませんでした。その代わり、手のひらとひざを使って、立てひざのような格好で前に進みます。手で体を引っ張るようにして進む、この不思議なスタイル。寝返りやおすわりは普通にしていたのに……と、私は心配でした。 しばらく見守っていたけれど上の子はおむつのCMなどで見るような「ごく普通のハイハイ」をしていたので、そのうち次女も普通のハイハイをするようになると、最初は深く考えずに見守っていました。 ところが、何週間か経ってもまったく変化はなく、むしろ手で体を引っ張る力が強くなったのか、不思議な進み方がだんだん上達してスピードアップ。このままでいいの? とだんだん不安になっていきました。 夫の実家に帰省したときに……不安な気持ちが強くなってきたころ、夫の実家に帰省する機会がありました。「義父母に何か言われるのでは? 心配をかけてしまうかも……」と少しドキドキしましたが、義母はひと目見て「あら、次女ちゃんは『座りばい』なのね」とひと言。 「こんな変なハイハイをするのはうちの子だけかも」と私は思っていましたが、どうやら「座りばい」という名前があるくらい、時々見られるタイプのようです。 その後の発達に影響する?「座りばい」という単語を知った私は、早速インターネットで調べたところ、今度は別の不安が襲ってきました。「座りばい」をする赤ちゃんは「シャフリングベビー」とも呼ばれ、その後の発達が遅れるだとか、自閉症や発達障害と関連があるという情報も出てきたのです。 健診の機会にかかりつけ医に相談してみたところ、ハイハイ以外に気になる点はなく、問題ないとのこと。結局、1歳を少し過ぎたころには普通に歩くようになりました。 今では「座りばい」をしていた次女も幼稚園生。その後の発育発達はごくごく普通で人並みに成長し、今では心配していたことを思い出すこともほとんどなくなりました。今となってみれば、「座りばい」をする姿が少し懐かしいような気もします。著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月12日息子は出生時、身長が54cm、体重が4,300g越えのかなり大きめ赤ちゃんでした。生まれたときに大きかったため、その後の成長も大きめで、生後1カ月で身長59cm、体重5,300g、2カ月で身長65cm、体重6,600g、3カ月で身長69cm、体重7,700gと成長曲線の上限オーバー。大きめ赤ちゃんで困ったことがいろいろとありました。 とにかく抱っこが重い生まれたときから身長も体重も大きめだった息子は、とにかく抱っこが重くて大変でした。沐浴のときには、片手で頭や首を支えてもう片方の手で体を洗います。片手にかかる負担が大きく、私はこれが原因で腱鞘炎になってしまいました。 また、体は大きくても発達は月齢通りであるため、生後3カ月のころ、首はまだ完全にはすわっていないのに、体重は7,700gと生後6カ月の子と変わりなく、特に抱っこがつらかったです。 服やおむつのサイズアップが速い出産前に準備していた新生児用の肌着や服は生まれたときにはすでにジャストサイズで、生後1カ月のころには丈が足りなくなっていました。しばらくは小さめでも無理やり着させていたのですが、さすがに2カ月のころには小さすぎたため、次のサイズの服を探しに行きました。 息子に合うサイズの服はかぶりの服やセパレートの服が多く、探していた前開きのつなぎは数が少ないです。まだ首もすわっておらず、かぶりの服は着替えがしづらいため、限られた前開きの服の中から探しました。 また、おむつも出産前に新生児用のものを箱買いしていたのですが、大きめの息子にはすぐに小さくなってしまい、たくさん余ってしまいました。それからは箱買いは止め、成長の様子をみながら少しずつ買うようにしています。どんどんサイズアップしてしまい、おむつのコストもかかります。 月齢より大きくみられる生後2カ月のころに知り合いの誘いでベビーマッサージに行きました。うつ伏せでのマッサージの際に、顔が上がらない息子の姿を見て、周りのママに「首すわりまだなんですか?」と聞かれたことがあります。体の大きさから生後6カ月ぐらいに見られていたようで、生後2カ月だと言うとびっくりされました。 また、同じく生後2カ月のころ子ども写真館で写真を撮ってもらったときにも、息子が椅子に座っているときに首がグランと前に倒れそうになり、ヒヤッとしたことがあります。写真館のスタッフの人にも体の大きさから生後6カ月ぐらいだと思っていたと言われ、謝られました。 大きめ赤ちゃんで困ったことはいろいろとありましたが、よかったこともあります。息子は大きかったため生まれたときから体がクニャクニャしておらず、抱っこがしやすくドッシリと安定感がありました。また、おっぱいを飲めているのか、体重が増えているのかなどの心配はあまりなく、神経質にならずに子育てに取り組むことができました。昔の人は「小さく産んで大きく育てろ」と言いましたが、「大きく産んで大きく育てる」ほうが安心感があるなと思いました。これからも大きめ赤ちゃんの息子の成長が楽しみです。 著者:塚田さき0歳男児の母。普段は作業療法士として訪問看護ステーションで勤務、現在産休中。自身の体験をもとに、主に体験談を中心に執筆している。
2019年08月02日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、抱き癖に関するご質問です。 Q.抱き癖をつけると良くないですか? 明日で生後1カ月になる男の子がいます。朝から夜まで良く泣きます。顔が真っ赤になり、かすれた声になるまで一度泣きだしたら止まりません。見ていると可哀想ですし、結構大きな声で泣くため虐待と思われないかと心配になるため、すぐ抱っこしてしまいます。降ろすとなかなか寝ないため、何もできず、トイレすらあまり行けない状況です。 周りからは抱き癖がついたんだよと言われますが、やはり抱き癖をつけると良くないですか? 首がすわれば保育園に預ける予定なので、それまではできる限り向き合ってあげたいのですが、あまり抱っこはしないほうが良いのでしょうか? 高塚あきこ助産師からの回答基本的には、抱き癖は気にせず、お子さんが欲するときに欲しただけ抱っこしてあげて大丈夫ですよ。成長とともに、お子さんご自身が周りの物に興味が出てきたり、ひとりでゴロンして遊ぶようになりますよ。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 抱き癖って何?「抱き癖」という言葉は、1946年にアメリカで出版された「スポックマン博士の育児書」に書いてある理論をもとに使われるようになった時代的背景があります。この育児書では、子どもの自立を促すために、泣いても抱っこせずに泣かせたほうがいいとする理論を推奨していました。世界的なベストセラーになりましたが、この育児書にある多くの理論に医学的根拠はなく、子どもの成長発達にとって有害であることが近年の研究でわかっています。 この育児書が和訳され、日本国内で出版された1960年代以降、子どもの自立を促すための育児論が正しい育児方法かつ一般的な育児方法として、子育て世代へ広がりました。そのため、当時の子育て世代から現代の子育て世代へ、抱き癖は悪いものという認識が引き継がれているところがあります。抱っこに奮闘する子育て中の親に対して、祖父母世代から「抱き癖がついたら大変だよ」と言われることもあるかもしれませんが、やさしいおせっかいとして受け取って聞き流しましょう。 抱き癖とサイレントベビーは関係ある?1990年代に入ってから、親子の触れ合いや絆は大切で抱き癖は悪いものではないと認識されるようになりましたが、今度は「赤ちゃんが泣いているのに応じないとサイレントベビーになる」という育児論が国内で浸透し始めました。 しかしながら「サイレントべビー」も「抱き癖」と同様に医学用語ではなく、医学的根拠のない育児論のなかで作られた言葉です。抱き癖やサイレントベビーの責任が母親だけに押し付けられる理論も間違っています。「抱き癖」が子どもの自立が妨げるわけではありませんし、「サイレントベビー」になることを防ぐために「抱き癖」をつける必要があるわけでもありません。 抱っこしないと泣き止まなくて困っている、泣き止まないことが病気ではないかと感じる、あまり泣いたり笑ったりしないから心配など、赤ちゃんの抱っこや泣きについて思い悩むときは、小児科、居住地の保健所や保健センターの保健師や助産師、子ども家庭支援センターなどの相談窓口へ相談しましょう。※参考:基礎知識(ベビー)「【医師監修】抱き癖って? 治したほうがいいの?」【監修:松井 潔 先生 小児科 | 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長】
2019年07月27日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師の高杉絵理さんからメッセージです。 「あれもイヤ、これもイヤ」と何かにつけて泣きわめいたり、暴れたりするイヤイヤ期。子どもの成長過程の中でもママたちを悩ませるひとつがこのイヤイヤ期です。思い通りにならない子どもへの対応に手を焼き、いつまで続くの?!とやり場のないモヤモヤした気持ち、不安を抱えて、気力も体力も消耗してしまうママたちも少なくありません。そんなイヤイヤ期の原因やラクにイヤイヤ期を乗り切る方法をご説明します。 イヤイヤ期はなぜ起きる?「お着替えするのはイヤ」、「ごはんを食べるのはイヤ」、などさまざまな場面でみられるイヤイヤは、一見、わがままのような行動ですが、これは脳の成長過程に原因があると言われています。脳は未熟なまま産まれてきて、成長に伴い機能も成熟していきます。幼児期にはまだ脳は発達途中で、このような本能的な欲求を抑える抑制機能が十分には育っていません。これが「イヤイヤ期」の原因です。脳の発達が進み、抑制機能が育ってくるとイヤイヤも次第に治まってきます。 ラクにイヤイヤ期を乗り切ろう!では、イヤイヤ期には具体的にどのように対応したらいいのでしょうか。脳の発達を促し、ラクにイヤイヤ期を乗り切るには「ダメ」と叱って無理に我慢させるのではなく「子どもが自分から我慢するように促すことが大事」のようです。たとえば、子どもにもわかりやすいルールをつくり、なぜ我慢するのかを納得させる方法は効果的です。そして、我慢ができたら、ママやパパがしっかりと褒めてあげましょう。子どもは褒められることで自信がつき、またがんばろうという気持ちになります。次にもう少し具体的にみていきましょう。 ラクに乗り切るポイント 1.子どものイヤイヤな感情をまずは受け止めてあげましょう子どもがイヤイヤをおこしたら、まずは「わかったよ、いやなんだね。」と一旦子どもの感情を受け止めてあげましょう。それから、子どものイヤだという感情を具体的に言葉で表してあげ、「わかっているよ」ということを伝えてあげましょう。大泣きしている場合は子どもは冷静に物事を考えられないので、ある程度気がすむまで泣かせながら落ち着くまで様子をみましょう。 2.親が譲る親が少し譲ったり、子どもの気持ちを別のものに向けるのも一つの方法。子どもが欲求していることを少し叶えてあげたり、注意を別の方に向けてあげるのもいいでしょう。 3.叱るのではなくて子どもの自尊心に働きかけるたとえば「ママは〇〇くんにこうしてほしいと思ってるよ」などと子どもの自尊心に働きかけるような声かけをしたり、危険なことや社会のルールに反することはダメな理由をきちんと説明してあげましょう。 4.少しでもがんばりがみえたらその場で褒める少しでも我慢できたら子どものがんばりに対してその場で褒めて達成感を与えましょう。大泣きした後でも「できた自分」というのは子どもにとって自信になります。 5.根気強くつきあうことが大切最初は効き目が感じられなくても1~4を試していくうちに徐々にその子の特徴やコツがつかめるようになってきます。親が理解を示しながら根気強くつきあっていくと、子ども自身の成長もあいまって、徐々に自分をコントロールする力が身についていくでしょう。 まとめイヤイヤ期は事あるごとにイヤイヤされ、毎日そばにいるママはとてもつらいですよね。しかし、毎日のようにイヤイヤを繰り返すこの時期は脳が発達している証拠です。ママやパパがそう理解してあげて、子どもの脳の成長をうまくサポートできればずいぶん気持ちもラクになります。子どもは昨日よりも今日、今日よりも明日と着実に一歩一歩成長していきます。ママがどっしりと構えていれば子どもは安心して成長していきます。こんな風に寄り添えのも今の時期だけ。 ママもリフレッシュしながら、子どものイヤイヤも楽しんで、成長をのんびり見守ってあげたいですね。 監修者・著者:助産師 高杉絵理大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。
2019年07月24日子どもの成長は、親にとってかけがえのない喜びで、楽しみでもあります。生後間もない赤ちゃんの発育は体重で確認ができますが、自分の赤ちゃんの成長が順調なのかどうかわからないと言う声も聞かれます。ここでは、生まれて間もない赤ちゃんが順調に成長しているのかどうか、その目安となる体重について解説していきます。 出生時の体重の平均値は? 男女差はどれくらい?ここで、出生時の体重の平均と、最近の傾向を見てみましょう。厚生労働省が平成13年の出生時から1年6カ月ごとに、全国の男女の身長と体重の平均値を調べた調査結果があります。それによると、出生時の体重の平均値は、男児が3,076g、女児が2,990gとなっています。 【参考】厚生労働省「子どもの生活の状況」 出生体重について! 1カ月健診までの体重の増減の目安もチェック出生時の平均値は男児が3,076g、女児が2,990gというものでしたが、出生時の赤ちゃんの体重の幅は広く、低体重の赤ちゃんもいれば、5kg近くの巨大児と呼ばれる赤ちゃんもいます。赤ちゃんの体重を、2,500g以上と2,500g未満と分けた場合の平均値も確認しましょう。 男児で2,500g以上の場合は3,146g、2,500g未満の場合は2,173gが平均値となります。女児では2,500g以上の場合は3,068g、2,500g未満の場合は2,222gという結果でした。 その後の成長の目安になる、1カ月健診までの体重増加についてはどうでしょうか。目安としては、男児の場合3.53~5.96kg、女児は3.39~5.54kgという幅で推移しているようです。男女や個人で差はありますが、出生時より、ほぼ1,000gほど体重が増えていることが多いようです。しかし、体重の増え方は赤ちゃんの授乳状況や成長の個人差がありますし、母乳栄養と人工栄養では増加率も違います。これらの数値はあくまでも目安であり、乳児身体発達曲線を参考に、平均値内で体重が増えていれば問題ないでしょう。 【参考】厚生労働省「子どもの生活の状況」 赤ちゃんの体重が増えない! その原因と対処法は自分の赤ちゃんの体重と平均値から、成長の度合いが確認できますが、気になるのは体重が増えない場合だと思います。平均値はあくまで目安であり、成長には個人差があるとはいえ、体重が増えないことについて、その原因や対処法を探ってみることは大切です。 赤ちゃんの体重が増えないことの原因の1つに、赤ちゃん自身がしっかり母乳やミルクを飲めていないことがあります。ミルクで育てている場合は、その時期に必要な量をきちんと計り与えることが重要です。ミルクの量等に関しては、母子健康手帳を参考に考えるとよいでしょう。 母乳の場合は計測することがあまりないので、どのくらい飲めているのかわからない場合がありますが、赤ちゃんが泣くたびに母乳を与え、排泄の回数や量も目安として観察します。1か月健診までは出産した医療機関で継続的にフォローしてもらい、アドバイスをもらいながら経過を見ていくことが必要です。また、赤ちゃんの発達具合を数値で見ることのできるカウプ指数というものもありますから、それを参考にしてもいいでしょう。 そのほか、赤ちゃんの病気が原因で体重が増えない場合もあります。まずは授乳の回数や量を確認しつつ、病院や地域での健診を受けながら、継続的なフォローを受けることが大切です。また、体が大きい子、小さい子は体質の可能性がありますので、乳児身体発達曲線に沿って成長していれば大丈夫です。 【参考】厚生労働省・生活習慣病予防のための健康情報サイト「肥満と健康」 体重が増えすぎている場合はどうすればいい? 逆に、体重が増えすぎて心配な場合もあると思います。基本的には、乳児身体発達曲線に照らし合わせて、その範囲内であれば心配する必要はありません。赤ちゃんの体重が増えすぎていることの原因には、母乳やミルクを必要以上に与えすぎている、母乳のカロリーが高い、あるいは遺伝要素も考えられます。母乳の場合はあまり気にしなくてよいといわれています。ミルクの場合は、与えすぎないように一回の授乳で必要な量を超えないようにすることが大切です。それでも泣く場合は、抱っこしたりあやしたりしながら次の授乳までの時間をあけるようにしましょう。 まとめ子育てをするなかで、子どもの成長が、順調なのかなど、何かと心配になるものです。体重や身長などの成長の度合いは、乳児身体発達曲線の範囲を目安に確認するとよいでしょう。また、医療機関や地域でおこなわれている定期的な健診には必ず参加し、成長を見てもらうこと、アドバイスをもらうことも重要です。数値はあくまでも目安であり、生まれてきた週数や体重、性別などによっても成長のペースには個人差があります。数値にとらわれすぎず、さまざまな専門家の目で見て判断してもらいながら、子どもの成長を見守っていきましょう。 【参考】厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査の概況について」「乳幼児身体発育評価マニュアル」、日本小児科学会・日本小児科学会雑誌 114巻8号「新しい在胎期間別出生時体格標準値の導入について」 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医
2019年07月20日1歳8カ月の娘は外では人懐っこい性格、家に帰ると甘えん坊。私は初めての育児に悩み、自分はだめだと責めて娘と一緒に泣いた日もありました。そのとき支えになってくれたのが、町の保健師さんでした。落ち込みがちだった私が育児に少し前向きになれた体験をお話しします。 育児中に涙が止まらない町の保健師さんの訪問の際、産後の入院中に昼間眠れず、夜中は授乳しても抱っこしても娘が泣きやまず何度も助産師さんに助けを求めて大泣きした経験があったということを話しました。 私は9年前から心療内科に通院していたため、心配してくれていた保健師さんは娘の体重と私の心身の状態を見に月に2回訪問してくれました。自宅では病院で習ったようには授乳ができず不安ばかりで、授乳や体重について相談に応じていただきました。 ベビーカーで育児相談会へ娘が生後3カ月のころ、保健師さんの案内で町内4カ所で決まった日に開催される育児相談会に行きました。最寄りの会場は家からベビーカーで20分の公民館。保健師さんが娘の身長、体重、頭囲、胸囲を測ると、娘の成長がわかって安心しました。娘の体重を心配していましたが、少しずつ増えていることがうれしかったです。 また、来ているお母さん方も会場で1番小さい娘を気にかけてくださり、心配ごとがあれば毎月会場に行ってみようと思えました。 離乳食・生活リズムの不安を改善!娘が生後10カ月のころ、夫は異動で昼夜交替勤務になりました。すると、娘の生活リズムも夫に合わせるように週ごとに寝起き時間が変わってしまい、悩みました。夫が日勤のときに朝早起きしすぎたりするのです。また、離乳食をあまり食べなかったりすることにも悩みました。 そのことを保健師さんに相談すると私にベビーフードを3種類くださり、頑張り過ぎなくて大丈夫だと励ましてくれました。外で遊ばせれば生活リズムがつくし、食欲も出るかもしれないとアドバイスも頂き、気持ちがラクになりました。 あそびの教室で親子ともにリフレッシュ保健師さんのアドバイス通りに外出を心がけて半年。今は娘がはしゃぐ姿を見るのが楽しみになりました。 特に楽しみな行事が、あそびの教室です。保健師さん主催、支援センターの先生も参加する音楽遊びの会で、発語の遅れ、落ち着きがないなど、心配ごとのある保護者と子どもがのびのびと音楽に合わせて歩いたり踊ったりします。ダンスや音楽に合わせて大きなシートをゆらゆらさせるなど、大人もいい運動になりリフレッシュになりました。 娘が生後3カ月のころに保健師さんに育児相談会を案内されていなかったら、家に引きこもり、もっと自己否定していたかもしれません。健康・育児の専門家であり、先輩ママでもある保健師さんには感謝の気持ちでいっぱいです。 著者:小泉陽子1歳の女の子の母。前職は家庭教師。アニメやイラストを描くのが好きで、娘と一緒にお絵かきするのが毎日の楽しみ。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月19日わが家の長女は、赤ちゃんのころは比較的大きめで、生後6カ月で9kgほどありました。そのせいか寝返りもなかなかせず、やっと成功したのは生後8カ月ころ。しかし、うつぶせの状態になると嫌がって大泣きし、四つん這いにはならず、結局ハイハイもしないまま大きくなりました。そんな彼女の成長をご紹介します。 体が重いせい……?生まれたときは3,200gだった長女。その後順調に体重が増えていき、生後6カ月ころには9kg近くになっていました。ちょっと増えすぎ……? と感じつつも、市の健診では問題なし。 ただ、寝返りもなかなかできず、うつ伏せになることをとても嫌がり、初めての子だったこともあって「大丈夫かな? 体が重いせいかな……?」とちょっと心配になっていました。 生後10カ月を過ぎてもハイハイしない10カ月健診の問診票で、「ハイハイをしますか?」という質問がありました。ということは、この時期になるとハイハイするものなのか……と、そのとき気付いたのです。 ハイハイどころかやっと寝返りができるようになり、相変わらずうつ伏せの体勢は嫌がって泣く始末。四つん這いの姿勢になることなんてまったくありませんでした。育児書やインターネットの情報には、「ハイハイはたくさんしたほうがいい」「ハイハイをたくさんしたほうが足腰が強くなる」といったことが書かれており、「うちの子は足腰が弱いまま成長するの……?」と不安に。 健診で先生に相談すると、「ハイハイしないまま大きくなる子もいるし、体は特に異常がないから大丈夫。おうちでたまにうつ伏せで遊んだりして、様子を見てくださいね」と言われました。 結局ハイハイしないまま1歳に長女はうつ伏せは嫌うものの、立っちは大好きな様子。ハイハイはしないまま生後10カ月ころからつかまり立ちをし、ちょうど1歳になった月には歩けるようになっていました。その後の成長は目覚ましく、歩けるようになったと思ったら走り出し、もちろんハイハイもできるように。 その後、子どもが持つ可能性を引き出すことを目的とし、体操や勉強に熱心なヨコミネ式の保育園に入園した長女。何の問題もなく体操もできるようになり、かけっこもクラスで1番速い女の子に。 ハイハイしないことでその後の発達や成長を心配したこともありましたが、小学生になった今でも運動神経は良く、大きなケガや病気もない健康体です。そしてあんなにぽっちゃりさんだった体はすっかりスリムになり、痩せすぎかな……と感じるほどに。赤ちゃんのころが懐かしいと感じます。 その後第2子は尻ばい、第3子は早くからずりばいとハイハイと、本当に三者三様の成長ぶりでした。でも、3人ともその後の発達や成長に問題はなく、元気に育っています。子どもの成長過程や順序は本当に個人差があるんだな~と、今となっては実感しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2019年07月14日保育園1年目のママと子どもを待ち受けているのが、保育園でもらってくるたくさんの病気、通称「病気の洗礼」です。「はじめのうちは病気してばかりだよ」と聞いてはいたものの、「え、こんなに!?」と驚いているママも多いのではないでしょうか。この「病気の洗礼」は一体いつまで続くのか……。1歳から保育園通いを始めた、わが家の体験談をお伝えします。 入園後すぐ二度の発熱息子が保育園に通い始めたのは1歳8カ月から。0歳児から3歳児までの子どもたちが対象の小さな保育園でした。それまでは息子が熱を出したのは一度だけ。特に、風邪をひきやすいわけではありませんでした。 最初のお迎えコールが来たのは、入園して10日ほどしたときでした。「ついに来たか!」という気持ちでお迎えに行って、熱が下がるまで3日ほどお休みしました。元気になって登園したら1週間ほどですぐにまた発熱。熱以外には症状は特になかったので、軽い風邪だったのだと思いますが、こんな立て続けに熱を出すものなのかとびっくりしました。 かかりつけのお医者さんからは「最初の1年はたくさん病気をもらってくる。でも、それで免疫がついて強くなっていくから心配しなくて大丈夫」と言われましたが、熱を出すたびに心配でたまりませんでした。 最初の試練は夏の感染症それからも月一度から二度のペースで熱を出しながら、保育園に入って最初の夏がやってきました。プールが始まると、まもなく保育園では手足口病が大流行。息子ももれなく感染しました。 1週間ほどかかってやっと登園できたら、また別の風邪をもらってきて……と、夏は病気のループで、休日もなかなかお出かけできませんでした。 家族総倒れになった冬そして、相変わらず月一ペースで熱を出しながらあっという間に冬になり、インフルエンザの流行シーズンに。この年、初めて家族でインフルエンザワクチンを打ちました。そのおかげなのかどうかはわかりませんが、保育園内でインフルエンザが発生しても息子はかからず。 その代わりといってはなんですが、11月にRSウイルス、12月には感染性胃腸炎と大きな病気続きに。感染性胃腸炎は私と夫にもうつり、初めて家族総倒れとなりました。 2年目からはどんどんラクになる!こんな調子でとにかく病気ばかりだった1年目。もちろん預ける子どもの年齢や体質などで個人差はあるので、こんなに病気はしなかったという人もいれば、もっと大変だったという人もいると思います。2歳児クラスになってからは、アデノウイルスや胃腸炎などの流行りの病気はもらってきましたが、熱を出すことは半分くらいに減りました。 そして、3歳児クラスになるとさらに少なくなり、4歳児クラスになってからは病気でのお休みは年2〜3回ほどに。目に見えて病気に強くなっていくのがわかりました。 1年目の「病気の洗礼」は、誰もが必ず通る道です。集団生活をしていれば、どんなに手洗いやうがいを徹底していても、100%防ぐのは難しいのではないかと思います。病気の子どもを見るのは本当に胸が痛くなりますが、ママも体調を万全にしてうつらないように注意してください。2年目以降はどんどん病気をしにくくなっていくので、親子ともに1年目の今が頑張り時です! 著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月09日わが家の長女は生まれたころから昼夜逆転気味で、何かを吸っていないと落ち着かず泣く……ということが度々ありました。そのため、おしゃぶりを使うことにしたのです。そのおしゃぶりを卒業する時期がやってきて……。 とにかく何かを吸っていたい娘長女は生まれてすぐのころから、昼間はよく寝ているのに夜になると何をしても寝てくれず、しかもおっぱいや哺乳瓶の乳首を口から離すと泣く……ということが多くありました。そのため、「まだおなかがすいているのかな?」と思い、ミルクを足して足して結局吐かれてしまったり、私のおっぱいの出が悪いからかな……? と自分を責めたりと、夜に寝られない日々も続いて精神的に疲弊していきました。 しかし娘は、空の哺乳瓶でも吸っていれば落ち着いており、そのまますーっと寝てくれることに気付きました。おなかが空いていてミルクを飲みたいわけではなく、口寂しくて何かを吸っていたいようでした。 おしゃぶりが救世主にそんな娘におしゃぶりを購入して吸わせてみると、これが救世主に! おなかいっぱい、おむつもきれいな状態で抱っこしていても泣きやまないときは、おしゃぶりを口に入れてあげるとすぐに泣きやんで、吸いながら寝付いてくれるようになりました。 寝かしつけがラクになり、自分の体への負担も減り、電車移動時などでグズグズしたときにもとても役立ちました。私にとっても娘にとっても、お守りみたいな存在でした。 1歳6カ月のある日…歯が生えそろうと、娘はおしゃぶりのゴム部分を噛みちぎるようになってしまいました。おしゃぶりをどうやってやめさせようかと考えていた時期でもあったので、1歳6カ月の娘におしゃぶりを見せて、「ねえ、このおしゃぶりもういらなくない? もう吸わなくても大丈夫だよ、きっと」と言ってみました。 すると娘は頷き、自らそのおしゃぶりをごみ箱にポイッと投げ入れたのです。その予想外の反応には私自身も驚き、「え、本当に大丈夫?!」と言ってしまったくらいでしたが、娘はそれで本当におしゃぶりをやめました。 長いこと母子のお守りとなってくれていたおしゃぶりでしたが、最後は意外とあっけないものでした。娘も噛みちぎってしまったおしゃぶりをどのタイミングでやめようか、子どもながらに考えていたのかもしれません。たとえ小さな子どもでも、きちんと話したり相談したりすることが大事なんだな、と思った瞬間でした。 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2019年07月01日私の娘には発達障害があり、経過観察のため、5歳のときに脳のMRI検査を受けました。泊まりがけで検査を受けることになったときのエピソードをお伝えしたいと思います。 5歳時のMRI検査。一度目は失敗娘は生まれてすぐに救急搬送され、NICUに入院しました。そして退院前にMRIを撮ったのですが、経過観察のため、5歳のときに再度MRIを撮ることになりました。 疲れて眠くなる夕方に病院へ行き、診察の後に眠り薬を飲んでしばらく抱っこするとうとうとしてきたようでした。娘が寝たので、MRI室へと向かいました。ところがベッドに寝かせた時点でお目覚め。見慣れない大きな機械もあり、音も大きく、泣いてしまい、その日は検査失敗でした。 入院して再検査そこで、夏休みを利用して泊まりがけで検査をおこなうことになりました。主治医の先生によると、再び眠り薬でトライしてみて、難しければ点滴による投薬で眠らせるとのこと。身長と体重から割り出した、安全レベルの量まで薬を使用して検査し、その後呼吸面で障害が出ないか経過観察するので、念のため1泊入院するということでした。 娘にはあらかじめ話して聞かせたところ、病院に私と2人きりで泊まるということで楽しみな様子でした。 翌朝までぐっすり、ホッとしたそして当日、眠り薬ではやはり眠らず、点滴を受けました。すると30分くらいでぐっすり。娘はMRI室へと入っていきました。 しかし、MRIの機械音は激しいものらしく、始まる前に目覚めてしまったそうです。私は入室できなかったので、あとで聞いたのですが、上限量まで投薬してなんとか検査をおこなうことができたとのことでした。娘は検査後も眠り続け、翌朝までぐっすり。目覚めもよくホッとしました。 投薬量は少なく済めば安心ですが、先生がきちんと量の計算をしてくれます。また、検査後の様子もきちんと診てくださるので安心です。経験豊富な先生にお任せして、方法を選ぶことも大切だと感じた経験でした。著者:石原みどり知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年06月28日生後7カ月のころ、正座のような変わったおすわりをしていた娘。親が手で押さえていると赤ちゃんらしい座り方もするのですが、やっぱり正座がいいようでした。ちょっと心配してしまった、わが家の娘の成長過程をお伝えします。 なぜ?ヒザでコツコツ歩く娘ちょっと変わったおすわりをしていた娘は、1歳になると歩き始める兆候が見られました。ところが、ハイハイからむくっと起き上がったものの、ヒザから下は床につけ、ひざでコツンコツンと音をたてながらどんどん進むようになったんです。 「こんな成長過程あった?」と気になりつつも、そのまま過ごしていました。1歳3カ月になると普通に歩くこともできるようになりましたが、室内ではハイハイやひざで進むほうが得意でした。 保育士さんに「めずらしいね」と言われ……そのころ、ちょうど保育所に通い始めました。高速コツコツ歩きをする娘の姿を見て、たくさんのお子さんを見ているであろう保育士さんに「めずらしいね~」なんて言われてしまったので、私は「もしかして足首が弱いのかな?」と心配に。 そこで小児科を受診して医師に相談したところ、「歩いたり走ったりできるようなら、当面の心配はない」と言われ、レントゲンなどの検査はしませんでした。ひとまず、ほっとすることができました。 現在も問題なく過ごせている1歳半くらいまでは頻繁にひざ歩きをするので、眠れないほど心配したこともありましたが、足や体が弱いということはなく、娘はすくすくと成長していきました。個性の1つだったのかなと、今では考えています。 6歳になった娘にその話をすると、体重が重くなったからかゴツンゴツンと音を立てて、そのヒザ歩きを再現して見せてくれます。ヒザが丈夫なのか、痛くないようです。逆上がりやかけっこもできますし、運動面でもとくに心配はなさそうでよかったです。 発達の目安はあくまでも「目安」であるということを知っておくと、余計なストレスを抱えなくて済むかもしれません。そのうえで心配なことは保健センターや小児科などで相談することで安心できるのではないかと思います。 イラスト:imasaku著者:斉藤あや大人しく内気な娘と楽天的で活発な息子、男女二児の母。ママ・パパに役立つ情報をお届けすべく、これまでの育児経験を生かして、育児の工夫やお役立ちグッズなどの情報を発信中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年06月24日時に、コミュニケーション障害と言われることもある、発達障害。「空気が読めない」「相手の気持ちがわかりにくい」などの特性は、人づきあいでのトラブルを招きやすく、「愛想が悪い」「気が利かない」など、性格の問題にされてしまうことも少なくありません。また、発達障害は男性に多いとされてきましたが、実は、大人になってから発達障害が表面化する女性は少なくありません。発達障害のこうした特性は、男性よりも女性同士のつきあいに重視されがちだからです。女性のコミュニティは、より「空気を読みあう」ことで成り立っていることが多いため、子どもの頃から女同士の友だちつきあいがうまくいかず、ずっと悩んできたという女性も多いそうです。女性の発達障害特有の生きづらさとは? どうしたら少しでも楽に生きられるのでしょうか?発達障害当事者であり、言語聴覚士として支援者でもある村上由美さんに、発達障害の女性特有のコミュニケーションにおける苦労や悩み、周囲とうまくつきあっていくためのポイントをうかがいました。お話をうかがったのは…村上由美(むらかみ・ゆみ)さん言語聴覚士。上智大学文学部心理学科、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院(現・国立障害者リハビリテーションセンター学院)聴能言語専門職員養成課卒業。重症心身障害児施設や自治体などで発達障害児、肢体不自由児の言語聴覚療法や発達相談業務に従事。著書に『アスペルガーの館』(講談社)、『声と話し方のトレーニング』(平凡社新書)、『ことばの発達が気になる子どもの相談室』(明石書店)、『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』(翔泳社)などがある。■女性の発達障害「就職、結婚、子育て…」人生の転機に生きづらさが表面化――今まで、発達障害は男の子が圧倒的に多いと言われてきました。実際、私が息子の療育センターに通っていた頃も(息子は自閉スペクトラム症)、グループのお友だちは男の子ばかりでしたが…。 村上由美さん(以下、村上さん):発達障害は男の子の方が発生率が高いとされ、療育センターなどに通う子も、男の子の方が圧倒的に多いのは事実です。その理由は、男の子に表れる発達障害の特性の方が見えやすく、問題視されやすい傾向にあるからです。例えば、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の男の子の場合は、「多動性」や「衝動性」が目立ちます。教室で立ち歩いたり、衝動的に暴力をふるったり、周囲に迷惑をかける行動が多いので、早めに気づかれるケースが多いのです。――これが女の子だと、どう表れるのでしょう?村上さん:同じADHDでも、女の子の場合は「不注意」が目立ちます。ミスが多かったり不器用だったり、本人はできないことを悩むのですが、周囲に迷惑をかけるようなことが少ないので、問題が表面化しにくいのです。また、最近になって、そもそも発達障害の診断基準が少し男性寄りにできているのではないか? という議論も出てきています。男性と違って、女性の発達障害の場合は「受動型」の特性が多いので、現在の診断基準となる症状に当てはまりにくいのではないか、と。最近は変わりつつありますが、少し前の教育では、女性は控えめであることが美徳とされていました。「受動型」という女性に多い発達障害の特性と、社会が求める理想の女性像が重なり、さらに見えにくくなってしまった面もあると思います。そのため、発達障害の女性はひとりで悩みを抱えたまま、大人になってしまうケースも多いのです。――幼い頃から感じてきた違和感が、明らかな生きづらさとして表面化するのは、いつ頃なのでしょう?村上さん:就職、結婚、子育てなどの時期です。それまでの学校生活は、ある程度の枠組みが用意されていて、先生に言われた課題をこなしていれば、そこそこうまくやっていけるのですよ。でも、自分の意思を持って主体的に行動しなければならないライフステージにくると、うまくいかないことが増えてきます。また、特に女性は、結婚などのライフステージの変化によって役割が増大します。妻として家事をこなし、夫のサポートをし、義理家族と良好な関係を維持し、仕事をし、母親として子育てをし、園の父母会や学校のPTAの役割をこなし、ママ友やご近所づきあいもそつなくこなす…。さらに、介護まで加わってくるケースも! つまり、女性はものすごいマルチプレーヤーになることを求められるわけです。――確かに、結婚後、男性に比べると、女性は求められる役割の幅が広がる気がします。村上さん:でも、そもそも発達障害の特性として、複数の作業を並行して行うマルチタスクは苦手なのです。また、一般的に女性は「愛想がいい」「気が利く」「何でもそつなくこなす」ということがよしとされている風潮があり、家庭でも職場でも、煩雑で細かい仕事を任されるのは女性の方が多い傾向にあります。しかも、それをにこやかに、周囲へ気を配りながら行うことが評価されます。ですが、発達障害の特性はこれらとも真逆。男性よりも女性の方が、この特性が問題視されてしまうのです。不公平だと思いますが、残念ながら、ジェンダーの差があるのが現実なのです。――社会が求める、いわゆる「女性らしさ」が、発達障害の女性をますます苦しめているのですね。村上さん:さらに、男性より女性に対しては、生活のこと(家事全般)ができて当たり前という期待値が高いのです。それもまた、発達障害の特性とは真逆なのに…。加えて、日本の家事レベルはものすごくハイレベルですよね。子どものお弁当ひとつとっても、栄養のバランスを整えて、彩りもきれいに、さらに子どもが喜ぶように…と。さらに、おやつも園グッズも手作りで、などなど…!最近は、家事代行サービスを利用する方も増えてきましたが、ひと昔前は「そんなの子どもがかわいそう! 手抜きはダメよ!」というような風潮がありました。発達障害の方は基本とてもまじめなので、周囲の言葉通りに「全部やらなければ」と追い込まれてしまいます。でも、うまくできず、燃え尽きてしまうのです。■「できないこと」より「できること」 苦手から逃げる勇気――ちょっとマイナスな面ばかりうかがってしまいましたが、プラスの面はありますか?村上さん:見方を変えれば、その特性が良い方向に向かうこともたくさんあります。例えば、「空気を読まない発言が多い」ということも、「慣習にとらわれず、世の中の動きにあった提案ができる」というふうにとらえることもできます。もし今、生きづらさを感じている方がいたら、できないことではなく、できることに目を向けてください。もし、周囲にあなたを責めたり攻撃したりしてくるような人がいるなら、そういう人とは距離を置くのもひとつの手段です。また、自分を知ることもとても大切です。発達障害の人は、自分への信頼がとても低いという傾向があります。ですから、「自分がどれくらいできるか」という見積もりを、社会が求めている尺度では考えないこと。「がんばればできる」という見積もりは、実はすごく危険です。がんばり続けたら、たいていの人は燃え尽きてしまいますから。特に発達障害の人は、「がんばらなくてもできる」「がんばらなくても続けられる」というところを探っていくという発想が必要になります。――専門家などの相談機関とつながっておくことも大切でしょうか? 村上さん:相談機関とつながりを持つことは心強いと思います。お子さんが小学生なら学校のスクールカウンセラー、就学前なら保健センターなど、身の回りに専門機関はたくさんありますから、上手に人を頼りましょう。最近では、「自己責任論」がよく取り沙汰されるので、福祉などに頼るのは恥ずかしいことと思ってしまう方もいるかもしれません。でも、もともと人間はひとりでは生きられない生き物なのですから。診断を受けて合理的配慮を得るには、自分の障害を開示しなければならないので、抵抗がある方もいるかもしれません。しかし、それを上回るメリットはあると思います。まず、自分が楽に生きられることを探しましょう。診断を受けるのも、合理的配慮を受けるのも、自分が楽に生きるため。最近、楽に生きると言うと「なまけているんじゃないか?」などと非難される風潮もありますが、人生は修行ではないのですから。もちろん、がんばることは悪いことではありませんが、そもそも何のためにがんばっているのか? それは自分にとって大事なことなのか? そこをしっかり考えることも大切なのだと思います。■「生きづらい…」苦手が多いママ、3つのケースと対応法――村上さんが支援現場で、ママからよく聞く悩みはなんですか? また、それぞれ上手な伝え方や対応法を教えてください。村上さん:ママ友、子ども、夫、それぞれに対して、よく聞くお悩みを3つあげてみました。「これならできそうかな?」と思うものから、少しずつ無理ない範囲で試してみてください。ケース1:ママ友との雑談が苦手。何を話したらいいのかわからなく、その場にいるのが苦痛…。村上さんの回答:発達障害当事者にとって、実は一番難しいのが雑談です。話が飛んで主語がなく、時系列も変わる会話を文脈に落とすのは、定型発達の方には想像がつかないくらい、非常にハイレベルな作業なのです。これはもう、自分がどのくらいそこに参加したい状況なのかを見極めることが大切。社交辞令レベルの関係なら、ヘンなことを口走るよりも、黙っていた方が無難な場合も少なくありません。むしろ、人間観察のつもりで参加していても良いかもしれません。そのうちに、中には自分のつきあいやすい人が見つかるかもしれませんよ。ケース2:仕事や家事や学校の雑用が山積みで…。いつも余裕がなく子どもにあたってしまう。村上さんの回答:子育てにかかる手間は、以前よりずっと増えていると感じています。課されていることのすべてを完璧にするのは、まず無理と心得ること。得意と苦手を把握し、苦手なことには目をつむり、赤点ギリギリでいいと割り切りましょう。もし、子どもを相手に感情がエスカレートするようなら、トイレにこもる、近所を一周散歩するなど、クールダウンする方法を決めておきましょう。自分だけが背負い込まず、夫やほかの家族に頼り、周囲に助けてもらうことも大切です。ケース3:夫に対してつい感情的になって、いつも夫婦ゲンカに。自分の感情をうまくコントロールできない。村上さんの回答:感情的になるには、たいていステップ(段階)と一定のパターンがあります。家事がたまっている時、仕事が忙しい時など、自分がどういう状況で感情的になりやすいのかのフローチャートを作ってみると良いでしょう。そして、甘いものを食べるなど、自分がイライラした時に感情をうまく逃せる方法を、日頃からリストアップしておいてはいかがでしょうか。イライラしたときこそ、切り替えることを意識して。また、もともと夫婦は他人なので、気持ちをわかりあうのはとても難しいものだと思った方が気楽です。「自分を知ること」「できることに目を向けること」、これらは発達障害の取材をしていると、必ず言われる言葉です。そして、これは自分自身に対してだけではなく、他人を見る時も同じなのだ、と。「いろいろあるけど、でも、あの人のここはすごい」というふうに、常に人の得意なところ、良いところを見つける姿勢は大切だと感じるインタビューでした。次回は、もし身の回りに発達障害傾向のママがいた場合、どう対応するのが、自分のためにも相手のためにもベストなのか? お互いを尊重して生活していくための対応法についてうかがいます。参考図書: 『発達障害の女性のための人づきあいの「困った!」を解消できる本』 (PHP研究所)発達障害当事者である著者が、発達障害を持つ女性特有のコミュニケーションにおける苦労や悩み、問題の原因を解説し、周囲とうまくつきあっていくためのポイントを場面別に紹介。著者が医療や福祉、発達相談の現場などで相談を受けた中で、特に多かった日常の場面を取り上げ、うまくいかない原因と上手な伝え方や切り抜け方のポイントを掲載し、発達障害を持つ方の支援者や家族に知っておいてほしいことについて解説。※本記事は、発達障害と診断された方を前提とした記事であり、登場する例に当てはまる方がすべて発達障害とするものではありません。取材・文/まちとこ出版社N
2019年06月22日わが家の長女は仮死状態で生まれた影響で、発達障害があります。そのため、2歳離れた次女と同じように子育てをしているような状態でした。そんな長女と次女の子育てと、ある日の長女の行動に感動したできごとをお伝えしたいと思います。 長女は次女よりも手がかかる長女は、そしゃく・言語障害などの発達障害があります。そのため、自分でじょうずに食事ができないため、年齢が上がってからも離乳食に近い食事を作り、赤ちゃんのように食べさせてきました。 また、トイレの感覚もわからないようで、何年もトイレトレーニングを続けたりと、赤ちゃんと同じような状態。2歳離れた妹が生まれたのですが、赤ちゃんの次女よりも長女に手がかかる状況で毎日を過ごしていました。 姉妹同じように子育てをしている状態2歳違いの姉妹ですが、同じように子育てをしているような状態の日々。一緒にごはんを食べさせてあげて、一緒におむつを替えて、一緒に寝かしつけて……。 さらに、次女が2歳ごろになると、魔の2歳児が2人いる状態で、かなり大変な毎日になりました。2人とも「自分でやりたい」という意思が強くなり、お互いにライバル心も芽生え、お世話は大変でしたがその分お互いに成長したようにも感じました。 あるできごとに感動して涙…そんなある日、姉妹たちと公園で遊んでいると、男の子が木の棒を振り回しながら次女のほうに近付いてきました。私が次女のほうに向かおうとすると、近くで遊んでいた長女が勢いよく妹のほうまで走っていき、妹をギューっと抱きしめて、男の子に向かって大きい声で叫んで追い返したのです。その姿を見て、「お姉ちゃんとしての自覚があるんだ……」と私は胸が熱くなり、感動して涙が出ました。 今でも、喧嘩をしたり一緒に遊んだりと、お互いに切磋琢磨しながら、姉妹一緒に成長しています。姉が妹を思いやり、妹が姉を思いやる心がどんどん育っています。これからも、そんなわが子たちの成長が楽しみです。著者:石原みどり知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。
2019年06月16日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師の高杉絵理さんからメッセージです。 以前は、赤ちゃんは皮脂分泌が盛んな生後2カ月ぐらいまではスキンケアは必要がないという考え方が一般的でした。しかし、最新の研究で、赤ちゃんは生まれてすぐからしっかりした保湿ケアをすることが必要だと分かってきました。肌が成長してバリア機能が整う3歳までに肌トラブルをくり返さなければ、その後もトラブルが起こりにくくなるそうです。今回は赤ちゃんのスキンケアのメリットやポイントをお伝えします。 赤ちゃんの肌の特徴とスキンケアが大切な理由赤ちゃんの肌はとてもデリケートで、肌の表皮が形成される3歳までに肌トラブルをくりかえさなければ大人になってからも肌トラブルを起こしにくいといわれています。そのため、赤ちゃんのスキンケアはとても大切です。 赤ちゃんの肌の特徴は主に3つです。 大人の肌の約半分の厚さ赤ちゃんの皮膚の厚さは大人の約半分。そのため細菌やほこり、化学物質などから肌を守るバリア機能も十分ではなく刺激に弱いのです。 乾燥しやすい赤ちゃんは皮膚が薄いため水分をキープする角質層も薄く乾燥しやすいです。そのため1年中乾燥しやすく、水分量は夏でも大人の半分以下です。 頭皮とTゾーン以外は皮脂と水分が少ない生後間もない赤ちゃんの頭皮やおでこは皮脂が多いので赤ちゃんの肌は脂っぽいと勘違いしがちですが、他の部分の皮脂分泌は少なく、頬やあごは特に少ないです。また、生後2カ月~3歳はさらに皮脂が少なくなります。 赤ちゃんのスキンケアにはさまざまなメリットが! 赤ちゃんのスキンケアが大切な理由は肌をきれいに保つためだけではありません。肌を健やかに保つことで他にもメリットがあるのです。 ①肌トラブルを防ぐスキンケアにより肌に潤いを与えることで、細菌やほこり、化学物質など外部刺激と闘うために皮膚のバリア機能を整えることができます。スキンケアによって整えられた肌は刺激に対して強くなり、肌トラブルが起きにくくなります。 ②アレルギー予防になる乾燥した肌は、細胞と細胞の間にすき間が空いていて、そのすき間から細菌やほこり、化学物質などが侵入し、これらをアレルゲンと認識しアレルギー反応が起こることがあります。しかし、しっかりスキンケアすることで肌細胞が水分をキープしてすき間なく重なるので、バリア機能を維持することができてアレルギー予防にもなります。 ③タッチケアにより親子の絆が育まれる1日に何度もスキンケアをすることで自然に赤ちゃんにタッチケアをすることができます。赤ちゃんはママやパパのタッチケアが大好きです。タッチケアは親子の絆を育むこともできますね。 赤ちゃんのスキンケアの方法は?赤ちゃんのスキンケアを行うポイントはこの3つです。 ①ママやパパの手を使って優しく泡でしっかり洗う新陳代謝の活発な赤ちゃんの肌は汚れやすいので、たっぷりの泡でしっかり洗ってあげましょう。また、ガーゼで擦ると肌を痛めてバリア機能が低下するので、ママやパパの手を使って優しく洗うといいですね。 ②シャワーなどを使ってしっかり流しましょう洗った後は泡をしっかり流して、優しくタオルドライをしてあげましょう。 ③保湿はなるべく早く、肌がテカテカするくらいたっぷりとタオルドライ後は、乾燥しないようにできるだけ早く保湿してあげましょう。肌がテカテカするくらいたっぷりと保湿します。 まとめ赤ちゃんのスキンケアは肌がモチモチになるだけでなく、アレルギー予防にもつながったり、親子のスキンシップにもなりメリットがたくさんあります。ポイントを押さえて、赤ちゃんとのスキンシップを楽しみながら日々のスキンケアができるといいですね。 【参考】「これが最新 赤ちゃんのスキンケアがよくわかる本」山梨大学医学部小児科 小児科専門医・アレルギー専門医 杉山剛 主婦の友社出版 監修者・著者:助産師 高杉絵理大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。
2019年06月15日赤ちゃんがハイハイを始める時期を過ぎてもしないことを心配しているママやパパのために、今回はシャフリングベビーについてお話しします。 赤ちゃんの成長・発達赤ちゃんの成長は、首がすわる(生後3~5カ月ごろ)→寝返りをする(生後5~6カ月ごろ)→おすわりが安定する(生後8カ月ごろ)→ハイハイをする(生後7~9カ月ごろ)→つかまり立ちをする(生後8~11カ月ごろ)→つたい歩きをする(1歳ごろ)→ひとりでじょうずに歩く(1歳~1歳6カ月ごろ)という順に発達することが一般的です。 早産で生まれた赤ちゃんは、明らかな障害や疾患がなくても運動や言葉の発達が遅く、後から追いつくパターンもあるので、出産予定日を出生日として計算した修正月齢と照らし合わせて発達を評価します。 シャフリングベビーとは?ハイハイを始める時期を過ぎても、おすわりの姿勢のまま、おしりを浮かせて、両足でこぐように前進する赤ちゃんのことを言います。シャッフラー(shuffler)と呼ぶこともあります。日本では、医療者が親へわかりやすく説明するため、医学的な専門用語ではありませんが「いざり児」「いざりっ子」という言葉を使うことも多いです。ここからは、「シャフリングベビー」に表現を統一してお話しします。 シャフリングベビーは、非常に軽度の下肢の筋緊張低下があり、おすわりや歩行開始が遅いことがあります。寝返りやうつぶせの姿勢を嫌い、うつぶせにしてもすぐにあお向けやおすわりの姿勢になります。足の裏を床につけるのを嫌がるため、ハイハイをしないまま、つかまり立ちの時期が遅くなり、結果的に歩き始める時期が1歳半~2歳ごろに遅れることが多いです。シャフリングベビーの場合、ひとりでじょうずに歩けるようになれば、その後の運動発達は問題ないことが多いです。 しかし、一見シャフリングベビーと思える赤ちゃんの中にも神経の病気が隠れていることもありますので、足をつっぱらないだけでなく、(1)ミルクの飲みが悪く、泣き方も弱い、(2)首のすわりが悪く抱っこするとぐらぐらする、(3)表情の発達が乏しく、言葉の理解も遅い、(4)手指の発達が遅い、などが見られる場合は、念のため小児科医に相談されると良いでしょう。 シャフリングベビーの原因は?なぜハイハイをせず、おすわりの姿勢のまま前進するのか原因はわかっていません。ハイハイが歩くために必要と思いがちですが、イギリスの小児科医ロブソンをはじめとする国内外の調査によると、ハイハイをしないシャフリングベビーは歩行開始が遅くなること、大きくなるまで見守ると運動能力などに問題のない子どもに育っていくこと、親や兄弟姉妹が似たような運動発達をしている傾向にあること、多くの赤ちゃんとは異なる運動発達の経過があっても異常ではないことがわかっています。 ゆっくり運動発達する赤ちゃんの診断と治療は?10カ月健診の時点でハイハイをしない、1歳6カ月健診の時点でじょうずに歩行できるかを医師がチェックします。それぞれの健診で運動発達に遅れがある場合は、専門機関へ紹介されます。専門機関へ紹介されると、ママやパパは不安と心配で落ち込むことがあるかもしれませんが、ハイハイや歩行開始が遅くても、将来的に何も問題のないこともあります。しかし、ゆっくりと運動発達をする赤ちゃんに、筋疾患、脳性麻痺などの中枢神経疾患、運動失調、骨・関節疾患が見つかるケースもあります。専門機関できちんと発達の評価をしてもらうことで、赤ちゃんの発達に合わせた治療や遊び方のアドバイス、リハビリなどのサポートを受けられますので、親だけで悩まず、赤ちゃんの発達に詳しい専門家に頼ってみたりしましょう。 まとめ月齢の近い赤ちゃんと一緒に過ごしたときや、保育園などで集団生活を始めたときに運動発達が遅いと親が気づくケースもあります。 もし、わが子を「シャフリングベビーかな?」と思ったら、保育園の通っている時期であれば保育士へ相談してみましょう。自宅保育の場合は、居住地の保健所や保健センターの保健師へ相談したり、子ども家庭支援センターや児童館の相談窓口を利用したりすることもできます。小児科を受診するのも一つです。子どもの発達について親だけで悩まず、早めに専門家に相談することをおすすめします。 【参考】国立成育医療研究センター「乳幼児健康診査 身体診察マニュアル(平成30年3月)」『乳幼児健診マニュアル 第5版』(福岡地区小児科医会・乳幼児保健委員会 編/医学書院)楢崎修・楢崎明珠「1歳6カ月児健診におけるshufflingbabyの疫学的調査」(『脳と発達』1986年18巻 p484-489)CHILD RESEARCH NET「【子どものからだと健康】第1回 ハイハイしない子ども」一般社団法人大阪小児科医会「いざりっ子(シャフリングベビー)」 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2019年06月12日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師の高杉絵理さんからメッセージです。 生後7カ月くらいになるとママたちを悩ませる「夜泣き」。赤ちゃんの表情が豊かになったり、ハイハイができるようになったり、子どもの成長が嬉しく、ますますかわいくなる一方で、夜泣きが負担になり、終わりが見えない不安感を覚えるママたちも少なくありません。ここでは夜泣きの原因やラクに乗り切るポイントを紹介します。 夜泣きは脳が成長している証!?赤ちゃんの脳は生まれたときは未熟ですが、成長とともに成熟していきます。生後7カ月ぐらいになると記憶の脳が育ってきます。この頃に人見知りが起きるのも記憶する力が育ってきた証拠です。夜泣の原因はまだ解明しきれてはいませんが、記憶する脳が育ってきているためという説があります。この時期には2~3日間の記憶ができるようになってきます。脳は、日中の活動からたくさんの学習をして、夜寝ている間に日中に学習した記憶を整理します。しかし、脳の発達は未熟なので、整理が追いつかずに脳がくたびれて興奮し、夜泣きを起こしているのでは、と考えられているのです。しかし、多くは脳の成長とともに1~3カ月程度でおさまります。 夜泣きをラクに乗り切る秘訣とは?夜泣きをラクに乗り切りたい…そう思っているママも多いですよね。少しでもラクにするには生活リズムをつけることが大切です。生活リズムをつけるポイントを紹介します。 ①起床時間は朝7時を目安に。毎日決まった時間に起床しましょう。人の体内時計は毎朝光を浴びることで調整されます。電気をつけて明るくするだけでも大丈夫です。毎朝決まった時間に明るくして、起きる時間であることをお知らせしてあげましょう。「おはよう」など声かけをしながらコミュニケーションをとります。赤ちゃんが起きたことを確認したら、顔を拭いて、お着替えをしましょう。 ②日中はしっかり活動して、お昼寝時間は調整を日中はお散歩やお部屋でしっかり遊ばせてあげましょう。そして、お昼から午後3時くらいまでの間は家でゆっくりする時間を作りましょう。そうすることでこの時間帯にお昼寝をするようになることが多くなります。また、夕方の眠りはなるべく控えましょう。ママが夕食の支度をしている間に眠ってしまうこともありますが、この時間に寝てしまうと夜の眠りが遅くなる原因にもなります。なるべく夕方は起こしておく工夫をしたり、どうしても眠ってしまうときは30分間を目途にして起こしましょう。 ③就寝時間の目標は夜8時。眠る前のスキンシップも大切に。就寝時間の30分くらい前からゆったり一緒に過ごしましょう。抱っこして静かに話しかけたり、絵本を読み聞かせてあげたり、しっかりスキンシップの時間を作ります。毎日同じようにすることでもうすぐ眠る時間なのだと赤ちゃんも学習していきます。そして、赤ちゃんの目は大人よりも光に敏感なので、就寝時間になったら明かりは消して静かな環境を整えましょう。 どうしても泣き止まないときは?生活リズムを整えても、夜、赤ちゃんがどうしても泣き止まないということもあると思います。そんなときはほかに原因がないか探ってみましょう。・ 熱や鼻づまりはないか?赤ちゃんがいつもと違う様子はないか?・ おむつや衣類、布団の調整は?暑すぎたり寒すぎたりしないか?・ 喉は渇いてないか?などまた、興奮がおさまらないときは別室に移ってみたり、ときには車などで外に連れ出すのも効果的です。そして、ちょっとつらいかもしれませんが、どんなに夜泣きがあっても朝は決まった時間に起こすことが大切です。 まとめ赤ちゃんの毎日の成長はかわいく、嬉しいですが、目を離せない時期にもなってきて昼夜ともにママの負担感が増す時期でもあります。パパと協力して家事の負担を減らしたり、休日にママがリフレッシュすることも大切です。夜泣きは永遠に続くものではありません。脳がしっかり成長している証拠で、必ず終わりがあります。息抜きをしつつ、夜泣きを少しでもラクに乗り切れるといいなと思います。 監修者・著者:助産師 高杉絵理大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。
2019年06月11日私は長男、長女、次男の3人の子どもたちを育てています。3人の育児を通して感じたことは、三者三様の成長過程を目の当たりにした驚きと喜びでした。私の子どもたちの寝返りの時期とあわせて、3人の成長過程から感じたことを紹介します。 長男、長女、次男の寝返りの時期わが家の長男、長女、次男は、3人とも順調に成長しているところですが、運動機能の発達過程にはやはり個人差がありました。 初めて寝返りをした時期もそれぞれで、長男が生後4カ月ごろ、長女が生後3カ月ごろ、次男が生後5カ月ごろでした。長女が初めて寝返りをしたときは、「生後3カ月で寝返りができるようになる子もいるんだ!」と驚き、3カ月健診のときに先生から「早いですね」と言われたことが印象的でした。寝返りを始める時期は、平均的にはだいたい生後5~6カ月ごろといわれているようです。 成長には個人差がある子どもたちの成長過程の違いにおもしろさを感じ、ほかの子どもたちのことも気になった私は、先輩ママさんたちにお子さんの成長過程について聞いてみました。 わが家の長女と同じく生後3カ月ごろに寝返りができるようになった子もいれば、生後8~9カ月ごろに寝返りができるようになった子まで、本当にさまざまでした。寝返り1つを例にとってみても、成長には個人差があることを改めて実感する機会になりました。 気になる子どもたちの成長過程私の場合、長男を基準に長女・次男を育てることになったので、「まだ○○ができない……」と心配になったり、「もう○○ができた! もしかしてすごい!?」と喜んだり、子どもたちの成長に一喜一憂してきました。 でも、子どもの成長には個人差があるのは当たり前で、個々の細かい成長の違いを過剰に心配する必要はないと思い直してからは、以前よりも育児や子どもの成長を楽しむ余裕ができました。 子どもの成長を待ち遠しく思うがゆえに、心配や不安を感じることは多いと思います。私の場合、3人の成長過程を見守り、周りのママたちからも話を聞くことで、ゆったりとした気持ちで育児に向き合うことができるようになりました。著者:簗田智花4歳の長男、2歳の長女、1歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年06月08日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、ベビーサインのおかげで育児がもっと楽しくなったというママの体験談です。 まだお話ができない赤ちゃんとの生活は、幸せだけれど孤独を感じて息が詰まることがありました。抱っこ? おっぱい? おむつ? なんで泣いているのだろう? 何をしても泣きやまない赤ちゃんに、泣きたくなることがあった私は、赤ちゃんとの時間がより楽しく過ごせるようにとベビーサインを習いました。ベビーサインは、私のその後の生活を大きく変えてくれました。 ベビーサインって?まだ話せない赤ちゃんでも、「バイバイ」と手を振ったり、「おいしい」と頬に手を当てたりしませんか? そんな風に、ジェスチャーや手話を用いてコミュニケーションをとる方法がベビーサインです。 習い始めるタイミングはおすわりができるようになったらと教室の説明会で聞き、生後7カ月になった娘と教室へ通うことにしました。2週間に1回通うスタイルで、教室では歌に合わせてベビーサインをしたり、絵を見てそのサインを出したりする、というレッスン内容でした。赤ちゃんは音に合わせて楽しそうで、私も他の母親と話す事で気分転換ができました。 サイン習得には根気が必要!レッスン以外の日は、教材の絵本をサインをしながら読んだり、日常の動作にできるだけサインをつけていました。1回のレッスンで習得するは難しく、物や言葉とサインが一致する経験が必要だと教えられたのです。 習い始めは何をしているのかよくわからないのか、ぽかんと見ているだけのわが子でしたが、1歳になるころには本人からもサインが出てくるようになりました。(おっぱい)(おいしい)(もっと食べたい)(おさんぽ)など、頻度の高いものがサインとして出てきました。 それまで私から一方的なコミュニケーションだと思っていたものが、実は赤ちゃんと通じ合っていることがわかると、授乳もおむつ替えも単なる作業ではなくなり、孤独を感じなくなりました。 赤ちゃんが気持ちを伝えられる子どもが嘔吐・下痢になったとき、おむつも替え、水分もあげて、うとうとしていたのに泣きだす、という夜がありました。何が不快なのか、どうしてあげたらいいのか困っていたら、娘が(飲む)のサインを出しました。 さっき飲ませたばかりだけど…と戸惑いながらも少し口に含ませると、満足したように寝付いたことがあり、まだ自分の要求を言葉で伝えられない赤ちゃんが意思を伝えてくれたことに、とても感動しました。赤ちゃんの要望を理解し、きちんと対応できることで、赤ちゃんがぐずることが少なくなり、私もイライラすることが減りました。 1歳半ごろになって言葉がじょうずに話せるようになってくると、だんだんとサインは出さなくなりましたが、日常の暮らしのなかで、黒くなってきたバナナを(きりん)、オレンジの断面を(花)と表すことがあり、子どもの目で見る世界をおすそ分けしてもらえる素敵な期間でした。要求や考えがわかることでこちらもイライラすることが減りました。 著者:ライター 横山まい三児の母。夫の転勤に伴い三人別々の県で出産し子育てをしている。転勤妻としての妊娠・出産・子育ての経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2019年06月07日私の子どもは口唇口蓋裂で生まれ、障害を持っています。発達障害については小さいうちは判定ができないそうで、わが子は3歳のときに診断されました。その際に受けたいくつかの検査について、ご紹介したいと思います。 耳鼻咽喉関係の検査についてわが家の娘の場合、生まれたあと総合病院の小児科に入院し、退院してからも定期的に通っています。そしゃくと言語面に強く障害があるため、まずは3歳ごろ、耳鼻咽喉科の検査をすすめられました。 鼻や口は、目視による検査。耳の検査は、じっとして検査を受けられる場合は片方の耳ずつ、音を聞かせて手をあげさせるという聴力検査を受けるそうです。わが子の場合は泣いてしまったため、薬で眠らせて脳波で聴力を計る検査を受けました。 知能検査について耳鼻咽喉関係に問題はなかったため、主治医の先生から児童相談所への紹介状をもらい、知能検査の日程を決めて行きました。 知能検査は、子どもと職員の方のみでおこなわれるタイプのものでした。内容としては、知能指数と精神年齢を判断するための検査とのことでした。動物カードを見せてその名前を言わせたり、右から何番目がどの動物などを当てさせたりという問題が出たようです。この検査の結果で、療育手帳の等級も決まりました。 発達検査について体の動きや身の回りのことができるかなどの発達検査は、リハビリセンターでおこなわれました。地域によって指定があると思いますので、主治医の先生に相談されたらいいと思います。 通常の内科健診後、専門の先生と面談、検査の日程を決めました。2度目の来所で、子どもと先生2名での発達検査がおこなわれました。内容としては、バランス感覚をみたり、指先の動きを積み木やビーズ通しなどをさせて、その様子を観察するという内容だったそうです。 わが子の場合、耳の検査以外は3歳児のときにきちんと受けることができました。検査の時期については個人差があるので、主治医の先生と相談して子どもに無理のないように進められたらいいですね。著者:石原みどり知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年06月06日子どもの気になるしぐさやクセを「チックかな?」と心配されるママやパパのために、今回はチックについてお話しします。 チックとは?自分の意思とは関係なく、突発的に不規則な動きや発声を繰り返してしまうことをチックといいます。チックの症状には、運動チックと音声チックがあります。症状の始まりは2歳ごろ~高校生ごろまでの年齢とされていますが、小学校へ入学する前後が多いようです。2~3カ月で症状が消えるケースや、チックのパターンを変えながら数年続くケースがあります。完全に消えなかったとしても、大人になるとチックで困ることがなくなったり、軽くなったりする人がほとんどです。下記のような動きを繰り返してしまうことを、「運動チック」といいます。運動チックには、1つの動きが起こる「単純運動チック」と体のいろいろな部分が一緒に動く「複雑運動チック」があります。 【単純運動チック】・目をパチパチさせる(まばたき)・口を開けたり曲げたりする(口をゆがめる)・まぶたをギュッと閉じる・鼻をヒクヒクさせる・目を細める・白目をむく・肩をすくめる・顔をしかめる・首を振る 【複雑運動チック】・人や物に触る・においをかぐ・たたく 下記のような声を繰り返してしまうことを、「音声チック」といいます。音声チックにも、「単純音声チック」と「複雑音声チック」があります。 【単純音声チック】・咳や咳払いをする・鼻をクンクン鳴らす・「ア」「ウ」「オ」「ワ」など大きな声を出す・ほえる、うなるなど 【複雑音声チック】・他者の言ったことを繰り返して発声する・人前や公の場で言うことをはばかれるような汚い言葉を言ってしまう・自分の発した音声や単語を繰り返す 【参考】『「チック」や「くせ」をよく知ってうまくつきあっていけるように』(東大病院こころの発達診療部)『わかって私のハンディキャップ② トゥレット症候群 チックはわざとじゃないんだ』(大月書店) チックの原因は?チックになるのは、子どものせいでも親のしつけや育て方のせいでもありません。チックになるのは遺伝も1つの要因として挙げられますが、親子で顔や体格が似るのと同じように脳の体質が似るというもので、おおげさにとらえる必要はありません。チックがなぜ起こるのかは、まだ完全にはわかっていませんが、脳のドーパミンという神経伝達物質のアンバランスが関係していると言われています。そのことが土台にあって心の状態によってチック症状が引き出されます。 チックには、起こる前に動いたり声を出したりしないといられないムズムズする感じがあり、チックを起こすことですっきりする、落ち着くという特徴的な流れがあります。大人になっていくと、前頭葉が成長してチックが起こる前のムズムズする感じが起きてもチックを抑えられるようになると考えられています。 【参考】東大病院こころの発達診療部HP チックの診断と治療は?チックは小児科などチックに詳しい医師が症状を観察して診断します。子ども本人がチックに困っている、チックだけでなくこだわりや落ち着きのなさに悩んでいる、子ども本人はチックに困っていなくても親が心配している場合は、受診して相談しましょう。 チックと診断がついた場合の基本的な治療は、本人と親、家族、その他日常的に関わる周囲の大人がチックについて正しい認識を持ち、チックの症状が起きても気にせず自然に消えていくのを待つことです。 チックは時期や日によって異なります。緊張する学校行事やイベントの前や、疲れや睡眠不足によって一時的にチックの出る頻度が増えることもあり、周囲が心配することもあるかもしれませんが、普段通り自然に見守ってあげましょう。チックが起こったときは指摘したり、注意したりしないようにすることが大切です。 チックが日常生活に支障を来して困る場合には、チックが落ち着くように作用する薬を使った治療をおこなうこともあります。 チックについて知ることで、子ども本人が自分のせいじゃないと安心でき、お薬を飲まなくてもチックが目立たないようにコツをつかむこともあるので、病院では、それぞれの子どもに合わせた治療を子ども本人や親と相談しながら決めていきます。 トゥレット症候群とは?チック症状があり、運動チックと音声チックの両方が1年以上続く場合を「トゥレット症候群」といいます。トゥレットとは、1885年フランスの神経科医ジル・ド・ラ・トゥレットが報告したことに由来しています。 トゥレット症候群によくみられる合併症(併発症)には、注意欠陥・多動性障害(ADHD)や自閉症スペクトラム障害があります。また、こだわりや不安が強くなり日常生活に支障を来たす強迫性障害(OCD)、昼夜の区別に一致した生活リズムがとれない、睡眠障害などがみられます。トゥレット症候群の場合は、合併症に対する治療もおこなうことでチックを抑えられることもありますが、2つ以上の障害があると互いに症状を悪くすることがあります。 チックはチックの種類や経過期間によって分類されますが、原因が完全に解明されていないため、すべての患者さんに有効な治療方法が確立していません。チックはトゥレット症候群のように、発達障害や強迫性障害を合併していることもあるため、親がたくさんの情報を集めることもあると思いますが、病院で受ける治療から遠ざけるような助言や、「完治する」と断言する民間療法には惑わされないように気をつけましょう。 「チックかな?」と心配になったらもし、わが子が「チックかな?」と思ったら、かかりつけの小児科へ受診して相談しましょう。病院に行くほどではないけれど相談したい場合は、居住地の保健所や保健センターの保健師へ相談することや、子ども家庭支援センターや児童館の相談窓口を利用することをおすすめします。 チックに対してあまり良いイメージが持てず、受診することや医師の診断を受けることをためらう保護者もいますが、子ども本人がチックに困っているのであれば、適切な治療を受けることでチックが良くなることもありますので、自分に自信を持てる環境を整えるためにも早めに専門家へ相談することをおすすめします。くれぐれもチックの症状が出たときに注意しないことが大切です。 まとめチックは脳内での神経発達の異常が原因であり、子どものせいでも、親のせいでもありません。ましてや子どもの「悪い性格(クセ)」でもありません。チックかもしれないと思ったら、症状自体にこだわらず、生活に緊張感や不安なことがないかを見てあげてください。それでもチックで悩むことや子ども自身が困っていることがあれば、小児科の医師や居住地の保健師、子ども家庭支援センターや児童館の相談窓口に相談してみましょう。そして、本人と親、家族、その他日常的に関わる周囲の大人がチックについて正しい認識をもち、チックの症状が起きても気にせず自然に消えていくのを待つことが大切です。 【参考】国立成育医療研究センター「乳幼児健康診査身体診察マニュアル」『乳幼児健診マニュアル 第5版』(医学書院)一般社団法人日本小児神経学会HP東大病院こころの発達診療部HPNPO法人日本トゥレット協会HP公益財団法人難病医学研究財団/難病情報センターHPトゥレット症候群心をはぐくむ子育てQ&A全国情緒障害児短期治療施設協議会(P.24チック)『わかって私のハンディキャップ② トゥレット症候群 チックはわざとじゃないんだ』(大月書店)監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2019年06月06日悩まされることも多い、子どものイヤイヤ期。私は3人の子どもを育てていますが、上の2人はすでに終了し、1歳6カ月になった第3子はそろそろ始まるところです……。上の2人はだいたい1歳6カ月ごろから始まり、3歳前には終わっていました。終わってみると短いイヤイヤ期ですが、その最中は頭を抱えるほど悩んだこともあります。3回目のイヤイヤ期を迎える前に、どんなイヤイヤがあったかなあ……と、わが子のイヤイヤを振り返ってみようと思います。 自分でしたくてイヤイヤ服を着る、靴を履く、荷物を持つなど、とにかく「自分でしてみたい」という気持ちが高まる時期。それがうまくできない、ママに手を出された、納得のいく形にならないなどが引き金になることが多かったように思います。そして最終的には何をしても「イヤ」……結局何で嫌なんだっけ……と、私も本人もわからなくなってしまうことが度々ありました。 眠くてイヤイヤ結局のところ、これが1番多かったような気がします。眠くてだるいととにかく機嫌が悪くなり、それに伴って何をするにしてもイヤイヤに……。 典型的な駄々っ子の図のように、スーパーの駐車場で寝転がって大泣きされたこともありますが、その後車に乗るとすぐに爆睡、なんてことも。 これはイヤイヤ期に限らず、程度は違えどこれからも続く不機嫌になる原因のような気がします。大人でも眠いとイライラすることもありますし、仕方ないのかなと思います。 甘えたいイヤイヤわが子は生後6カ月から保育園に通っており、日中は保育園で過ごすことがほとんど。保育園が大好きで、休みの日も「保育園に行きたい」と言うほどです。しかし、迎えに行くと急に不機嫌になり、グズグズが続く時期がありました。もっと保育園にいたいのかな……なんて思ったりもしましたが、保育園の先生が「ママに甘えてるんだよね~。疲れが出る時間でもあるし」と言われて納得。保育園で頑張った疲れと、甘えたい気持ちが、イヤイヤになって現れてしまうのでした。 ある時期になると、ため息が出るほど本当にイヤイヤくんになってしまう子ども。我慢の限界が来て、トイレに立てこもった経験もあります。しかし、3人育ててみて言えることは、イヤイヤの後には必ず大きな成長が待っているということ。イヤイヤ期に限らず、0歳の赤ちゃんでも小学生の子どもでも、「なんか最近グズグズするな~機嫌悪いな~」と思った後には、笑うようになったり、歩けるようになったり、ひとりで何かができるようになったりするから不思議です。3人目のイヤイヤ期もその予兆だと思って、辛抱強く見守りたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2019年06月01日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は生後6カ月になるお子さんのおもちゃに関するご質問です。 Q.おもちゃに興味を持ってくれません生後6カ月になったばかりの息子は、おもちゃに興味を持ってくれません。おしゃぶり、メリー、ジム、タイプの違うガラガラ、布絵本、歯固めなど、息子が生まれてから月齢ごとにおすすめされているおもちゃを買ってみましたが、どれもほんの一瞬気にかけて終わりです。息子の前でおもちゃを使って見せてはいますが、それでもあまり興味を示しません。こどもセンターに行っても、多くのおもちゃに見向きもせず私が抱っこしてるかスタッフの方に抱っこしてもらうだけです。同じくらいか下の月齢の子でもお気に入りのおもちゃを見つけて遊んでいるのを見ると少し不安になります。今までの日中の遊びは私がただ抱っこしているだけだったのが良くなかったのかなと後悔しています。また、遊んでくれないのに買うおもちゃにももったいなさを感じてしまいます。発達のためには今後もおもちゃは買い続けて与えたほうがいいのでしょうか? 日中どのように過ごしてあげたらこの子のためになるのでしょうか? 高塚あきこ助産師からの回答おもちゃは、さまざまな月齢に合ったものがありますが、どれもお子さんにとっては、どのように扱っていいのか、わからないものばかりです。また、それを使って楽しいと思うのには時間がかかる場合もあります。 質問者さんが楽しそうに遊ぶのを見せても、あまり興味を示さないということですが、お子さんによっては、好みや興味の持ち方が個性的な場合もあります。成長・発達のために、さまざまな刺激を与えることも必要ですが、おもちゃでなくても、質問者さんと一緒に手遊びをしたり、うつ伏せにして遊んだりするなど、体を使った遊びをなさっても良いかもしれませんね。お子さんが何に興味を示してくれるのか、なかなか見つからないこともありますが、おもちゃだけではなく、さまざまな遊びをお試しになってみてくださいね。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 生後5~6カ月のふれあい遊び・ハンモックでゆらゆら大きいバスタオルの真ん中に赤ちゃんを寝かし、大人2人でバスタオルの四隅を持ち、ハンモックのようにゆらゆらして遊びます。 ・飛行機ポーズ赤ちゃんがうつ伏せになって両手両足をピーンとのばし、飛行機ポーズを始めたら、ママも赤ちゃんの真似をしてみましょう。ママと赤ちゃん、どちらが長くできるでしょうか? ・絵本の読み聞かせ絵本を読み始める時期に決まりはありません。最初、赤ちゃんは絵本をめくることが楽しくて仕方ないかもしれませんが、それでもOK。赤ちゃんにとって、ママとのその時間が楽しいのです。 少しずつ自分で動けるようになる、このころの赤ちゃん。大人の呼びかけに対しての反応も豊かになり、ママもパパも楽しくなりますね。赤ちゃんとのふれあいの時間を楽しんでくださいね。 ※参考:ニュース(ママネタ)「生後5~6カ月の赤ちゃんの発達とふれあい方を保育士が教えます!」【著者:離乳食インストラクター協会代表理事・保育士 中田馨】
2019年05月30日みなさんは、「発達のマイルストーン」という言葉を聞いたことがありますか? 「発達のマイルストーン」は、赤ちゃんの発達がどの段階まで進んでいるかを判断するための目安をいいます。目安はあくまでも目安ですが、どの時期に何ができるか、語呂合わせで覚えるのも楽しいかもしれません。今回は、1歳までの赤ちゃんの発達の目安と覚え方を紹介します。 首すわり赤ちゃんの首のすわりは、出生時の状態や発育環境などの影響を受けやすいといわれています。厚生労働省が平成22年に調査し、平成23年に報告された結果によると、生後4カ月以上生後5カ月未満の赤ちゃんのうち、約90%以上の赤ちゃんで首のすわりが確認できることから、生後4カ月が一般的な目安とされています。 赤ちゃんの首がすわる時期の目安は、生後4カ月。「首がしっかり(4カ月)すわる」で覚えます。 寝返り赤ちゃんが寝返りをし始めるのは、平均的にはだいたい生後5カ月~6カ月のころといわれています。ですが、寝返りの時期は意外に個人差があり、もっと早くする子もいますし、生後8カ月になろうとするころにようやく寝返りし始めたという子もいます。 赤ちゃんが寝返りできるようになる時期の目安は、生後5~6カ月。「ゴロゴロ(5,6カ月)寝返り」で覚えます。 おすわり赤ちゃんのおすわりの時期は、生後7カ月~8カ月ごろといわれています。誰かが支えてあげるとおすわりができるようになるのが生後6~7カ月、生後7~8カ月になるとひとりでおすわりできるようになります。 赤ちゃんのおすわりの時期の目安は生後7カ月ごろ。「なんとか(7カ月)おすわり」で覚えます。 ハイハイ赤ちゃんがハイハイをし始める平均的な時期は、生後7~8カ月のころだといわれています。いきなり膝をついてハイハイをするというよりは、腹ばいになってバタバタもがいていたり、くるくると回転してみたり、または後ずさりしようとしたり、ずりずり進もうとしたりという動作が見られるようになってきます。 赤ちゃんがハイハイをし始める平均的な時期は、生後7~8カ月。「なんて(7カ月)はやい(8カ月)ハイハイ」で覚えます。 つかまり立ち赤ちゃんがつかまり立ちを始める時期は、だいたい生後7カ月から生後11カ月ごろが目安ですが、早い子は生後6カ月くらいから、遅い子では1歳ごろで始める子もいます。 つかまり立ちの目安は生後7カ月から生後11カ月。少し目安の幅がありますが、「きゅっ(9カ月)と掴んでつかまり立ち」で覚えます。 つたい歩きつたい歩きは個人差が大きく、生後7カ月から1歳過ぎに始まるといわれています。早くから歩くことに興味があり、ハイハイをあまりせずにつたい歩きを始める赤ちゃんがいたり、それとは反対にハイハイが好きで、つたい歩きにあまり興味を示さない赤ちゃんもいます。 つたい歩きはの目安は、生後7カ月から1歳過ぎ。こちらも少し目安の幅がありますが、「ひといきに(11カ月)つたい歩き」で覚えます。 たっちそして、生後12カ月前後で、ひとりでたっちができるようになります。たっちができるようになると、いよいよあんよが始まりますね。 ひとりで立てるようになる目安は1歳前後。「いちにんまえ(12カ月)に一人立ち」で覚えます。 今回ご紹介した覚え方は、あくまでも成長・発達の目安です。赤ちゃんの成長・発達には個人差があり、今までできなかったことが急にできるようになることもあります。ほかの赤ちゃんと比較するのではなく、あせらずゆっくり長い目で見守ってあげられるといいですね。※参考:ベビーカレンダー「赤ちゃんの首すわりはいつ?練習は必要?確認の方法と遅い場合の対処法について」「寝返りはいつから?赤ちゃんの寝返りの時期と注意点」「赤ちゃんが寝返りをしなくても大丈夫?練習は必要?寝返りしない原因と対処法について」「赤ちゃんがお座りをする時期はいつ?練習は必要?お座りのコツとは?」「赤ちゃんのハイハイはいつから?練習は必要?ハイハイの種類や注意点について」「赤ちゃんがつかまり立ちを始めるタイミングはいつ?時期の目安や練習について」「つたい歩きはいつから?靴下や靴はどうする?練習は必要なの?」
2019年05月20日筆者の第一子は2,450gの低出生体重児でしたが、正期産での出産だったので身体機能には問題はなく、体が小さいというだけでした。それでも小さなわが子との暮らしで、思いもよらない困ったことがいくつかありました。 ぴったりサイズのおむつがない!新生児のときに困ったことは、わが子にぴったりのおむつがなかったことです。テープをなるべくきつく留めたり、できるだけ体に隙間ができないように気をつけていても、足を動かしたりすることで排泄物が漏れてしまいました。 頻繁に着替えなければならないため、小さめのおむつを探しましたが、当時は近くに購入できるお店はありませんでした。インターネットでの注文にも慣れていなかったため、産院から分けてもらったりしていました。 お洋服に埋もれてしまう出産する前に買い揃えていた肌着や洋服など、サイズ60cmのものでもわが子にはとても大きく、しっかりと着せても手が変なところから出てきたり、顔が肌着に埋もれていってしまうなど、予想外のことが起こりました。 抱っこをしていてもお洋服が大きすぎて顔が見えなくなってしまうため、お宮参りなどの記念撮影でも苦労しました。 また、プレゼントされたお洋服はどれも大きく、お礼に着せた姿を見せたくても着られるようになったころには季節が変わってしまって着せられない……というものもありました。そのため、これから大きくなるのを見越して買うことはせず、洋服は常にジャストサイズを選ぶようにしていました。 おっぱい中に寝てしまう体力があまりないのか、わが子はおっぱいを飲んでいる途中に疲れて寝てしまうということがよくありました。新生児期は特にそれがよく見られ、おなかがいっぱいになる前に疲れてしまうようでした。なので、いつでもおなかをすかせていて授乳の回数が増え、準備やげっぷなど前後の時間をあわせると、一日のなかで授乳に割く時間がとても多く、頻回授乳で乳頭が切れてしまうのがつらかったです。 育児用ミルクを与えても結局半分も飲めずに寝てしまうので、残った分は捨てて新しいものをその都度作ります。そのため、哺乳瓶の消毒の回数も多く、これが最も予想していなかった大変さでした。 出産するまで赤ちゃんの大きさの違いについて考えてもいませんでしたが、小さめ赤ちゃんにはぴったりな洋服やおむつを探す必要があることに驚きました。また、赤ちゃんは母乳をおなかいっぱいに飲んで眠るものだと思っていたので、体力が尽きて寝てしまうということに、母乳がたくさん出ないからかと申し訳なく思っていました。 体重を増やすために育児用ミルクで不足分を補うよう指導されていたため、夜中でも母乳での授乳のあと育児用ミルクを作る作業があり、体力的につらかったです。生後3カ月ころから体重が増えてきて、完母になってからはとても楽になりました。産前にもう少し小さめ赤ちゃんの特徴を知っておき、その子に合わせたお世話やグッズがあれば育児がもっと楽しめたと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 横山まい三児の母。夫の転勤に伴い三人別々の県で出産し子育てをしている。転勤妻としての妊娠・出産・子育ての経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2019年05月17日こんにちは。助産院ばぶばぶ院長HISAKOです。今日は、「うちの子、いつも同じ方向を向いて寝てるんです……」というママに向けて、「赤ちゃんの向きぐせ」についてお話しします。 胎児のときから向きぐせはある?!胎児は子宮の形に体の向きを合わせて一番楽な姿勢をとって過ごします。出産直前にもなると、首を左右どちらかに向けたまま子宮の壁にもたれかかるようにしてじっと安定していることもあります。 切迫早産で早くから胎児がママの骨盤内に下がってきてしまうと、頭が骨盤の入り口に入り込んだ無理な体勢となり、頭や首がママの骨盤や恥骨で圧迫され続けます。切迫期間が長ければ長いほど、圧迫を受ける期間も長くなるので、強い首の歪みが発生してしまうこともあります。 首がすわっていない時期は当たり前そしてお産のとき、陣痛によって「圧迫」「引っ張られる力」「ねじる力」が赤ちゃんの頭に加わります。産道で赤ちゃんが頭を挟まれたまま長時間が経過すると、首の骨がゆがんでしまったり、変形が起きます。それが向きぐせの原因だといわれています。 でも、よく考えてみれば、生まれたての赤ちゃんは首が据わっていないので、胎内や出産時の圧迫がそれほどなかったとしても、まっすぐ上を向いたまま首をキープ、なんて高度なことはできなくて当たり前なんですよね。 向きぐせの反対から話しかけよう赤ちゃんのおでこの上あたりに「大泉門」というひし形の骨の隙間があり、大泉門が閉じる1歳半ごろまでは頭蓋骨が動きやすくなっています。だから、生まれたときに少しぐらい頭が変形していたとしても、成長とともに極端なゆがみはある程度改善されていきます。 赤ちゃんは明るいほう、音のするほうに興味を示すので、向きぐせとは反対のほうに楽しいことがたくさんあるような環境づくりを心がけ、 向きぐせ方向には壁しかないようにするなど寝かせ方を工夫しましょう。 体ごと向きを変えてみて向きぐせを直すのに頭だけをまっすぐな方向に戻して寝かせようとしても、赤ちゃんはいやがって泣くか、意地でも向きたくないほうは向かない、のどちらかだと思います。 ドーナツ枕などで頭だけを逆に向かせるのではなく、背中に毛布を当てがって体全体を向きぐせと反対方向の横向けにしましょう。赤ちゃんが起きているとき、ママが目を離さない前提で1日に何度か腹ばいにするのもおすすめですよ。 監修者・著者:助産師 助産院ばぶばぶ院長 HISAKO総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2016年11人目出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。
2019年05月16日