一般財団法人松本市芸術文化振興財団主催、『テンペスト』が2023年7月にまつもと市民芸術館 トップガーデン特設会場にて上演されます。この度出演者オーディションの開催が決定しました。エントリー期間は2022年12月7日(水)〜2022年12月23日(金)です。まつもと市民芸術館 2023年、まつもと市民芸術館では新作公演として、六畳一間の密室劇から広大な空間を生かした野外劇まで、溢れるユーモアとロケーションを活かした作品創作で注目を集める演出家・益山貴司を迎え、劇場の屋上庭園を舞台にシェイクスピア晩年の傑作「テンペスト」を上演します。主演のプロスペロー役には、長野県出身で舞台をはじめドラマ、映画と幅広く活躍する実力派俳優の羽場裕一が決定。巨大なスライディングウォールを開放し、半野外状態となったスタジオに客席を仮設。衣裳にひびのこづえ、振付に黒田育世と国内外で活躍するアーティストが、夕暮れから日没、そして夜景へと移りゆく松本の街を背景に「島」として浮かび上がる屋上庭園をスペクタクルな演劇空間に変身させます。つきましては、本作品に出演する俳優を募集します。奮ってご応募ください。オープンスタジオ(客席側)から臨むトップガーデン(アクティングエリア)トップガーデン側よりまつもと市民芸術館 新作野外公演「テンペスト」■公演概要公演名:『テンペスト』作:W.シェイクスピア演出:益山貴司衣裳:ひびのこづえ振付:黒田育世出演:羽場裕一 ほか日程:2023年7月21日(金)~23日(日)(予定/全て日没頃からの上演)会場:まつもと市民芸術館 トップガーデン特設会場演出家プロフィール、コメント益山貴司(ますやま・たかし)[演出]劇作家・演出家・俳優。1982年、大阪森町生まれ。お化けと女の子に怯える幼少期を過ごした後、20世紀の終わり頃に演劇活動を開始。2006年に劇団子供鉅人を旗揚げ、2022年の解散まで作・演出・代表を務め、会話劇から音楽劇と幅広い作品を発表。現在は東京を拠点に舞台や映像など、多ジャンルに渡って活動中。シェイクスピア作品は100人の出演者による「マクベス」(本多劇場)、同じく100人による野外劇「夏の夜の夢」があり、「テンペスト」で3作品目となる。【コメント】まつもと市民芸術館の屋上庭園を一目見て、「ああ、ここは魔法の島だ!」と思えた時に、「テンペスト」の上演が決まったのでした。長い間波で洗われた石のような、柔らかい曲線を描く庭園を、松本の街の明かりが夜光虫のように取り囲む…シルエットとなった鳥たちがあがたの森へと帰っていく…。シェイクスピアでなくとも、マジックアワーの屋上庭園に立てば、誰だって詩人になれる。そんな素晴らしいロケーションで野外劇が上演できるなんて! しかも、私の大好きなこづえさんに育世さん、遠くから憧れていた羽場さんと言う「魔法使い」たちが集結してくれるこの幸せ! この幾年か、辛いことが多かった世の中だったけれど、主人公、プロスペローが我が身を破滅させた者どもを赦したように、この作品で世界を赦し、新しい時代の幕開けを寿ぎたいと思うのです。私にとっても、劇団を解散し、二年ぶりの舞台演出。新しい演劇人生を、沙翁最後の作品「テンペスト」で華々しく、祝祭に満ち満ちた舞台でスタートさせたいと考えています! ファンタジーとマジカルに溢れた、「松本の魔法の夜」、ご期待ください!出演者プロフィール、コメント羽場裕一(はば・ゆういち)[プロスペロー役]1961年長野県生まれ。1982年、野田秀樹主宰の「劇団夢の遊眠社」出身。ドラマ『ぽっかぽか』シリーズ(94~96年・TBS)が話題を呼び、現在はその確かな演技力でテレビ、映画、舞台と幅広く活躍。近年の主な出演作に、テレビドラマ『東京地検の男』(EX)、『イチケイのカラス』(CX)、『必殺仕事人』(EX)、「大富豪同心2」(NHK)、舞台『No.9 -不滅の旋律-』(白井晃演出)、ミュージカル『恋のすべて』(鈴木聡作・演出)、『喜劇 老後の資金がありません』(マギー演出) 、『きっとこれもリハーサル』(土田英生演出)など。【コメント】40数年前、高校生の僕は付き合っていた彼女と松本のケンタッキーフライドチキンにいました。僕は伊那市出身。彼女は中学校の同級生。そんな僕らがなぜ松本に行ったのかは覚えていないんです。覚えているのは、白いプラスチック製のバスケットに入ったフライドチキンとポテトフライ。当時の僕は成績も悪く、これからの進路、彼女との事、不安だらけの高校生でした。今回のお話をいただき、嬉しさと同時にあの頃の夢か幻か、希望も不安もごちゃまぜな、はっきりしない感じを思い出しています。シェイクスピアのテンペスト。魔法を使い、人を幻惑し復讐を果たそうとしますが、最後はすべてを許し幸せになるというお話。この松本の地で作り上げていく中で、僕自身が魔法にかかり、あの頃の自分に会えるんじゃないか、大丈夫、君はとりあえず何とかやってるよと、言えるんじゃないかと思っています。作品「テンペスト」についてシェイクスピアが単独で執筆した最後の戯曲『テンペスト』。「歴史劇」、「喜劇」、「悲劇」を経て、シェイクスピアが最後に辿り着いたのは、まるで嵐のあとの凪のような透明感漂う「ロマンス劇」と呼ばれる劇世界でした。それらの作品には、運命や大自然の猛威によって引き裂かれた者の再会、憎しみ合った者たちが時の流れによって和解に至る、いわば人間礼賛、人間肯定に満ちたシェイクスピアのメッセージが込められています。<あらすじ>前ミラノ大公であるプロスペローは、弟アントーニオとナポリ王アロンゾーに大公の座を奪われ、娘ミランダとともに海に流された。やがて漂着した孤島で魔術の修練を積み、空気の精エアリエル、醜い怪物キャリバンを従えて暮らしている。ある日、アントーニオらが乗った船が近くを航行することを知ったプロスペローは、魔術で嵐を起こし、船を難破させて復讐をしかける…。<主な登場人物>・プロスペロー ミラノ公国の正当な君主・アントーニオ その弟、ミラノ大公の地位の簒奪者・ミランダ プロスペローの娘・エアリエル 空気の精・キャリバン 野蛮で異形の奴隷・アンソロゾー ナポリ王・セバスチャン その弟・ファーディナンド ナポリ王の息子・ゴンザーロー 忠実な老顧問官オーディション概要<エントリー受付期間 2022年12月7日(水)〜2022年12月23日(金)【23:59必着】>◎応募条件・男性(本オーディションでは、アントーニオ、キャリバン、アロンゾー、セバスチャン、ファーディナンド、ゴンザーロー等の選考を行う予定です)。※今後、別日程で女性俳優を対象とした「ミランダ」役のオーディションを行う予定です。詳細は後日まつもと市民芸術館HPにてお知らせ致します。・2023年4月1日時点で18歳以上の方。・2023年1月の二次選考に参加できること。・稽古~本番期間に責任をもって参加できること。・国籍不問(ただし、相応の日本語でのコミュニケーション能力を必要とする)。・演劇、ダンス等、舞台芸術の経験者(演出家に指示される内容を記憶し実践する身体能力を有すること)。※劇団、事務所等のご所属がある場合は、応募の了承を予めご確認ください。◎待遇謝礼あり(出演料/長野県外在住の方には別途宿泊交通を提供)※本オーディションの参加に関しての謝礼や交通費の支給はありません。◎選考方法1.一次選考【書類審査】以下の応募方法にもとづき、2022年12月7日(水)~23日(金)の期間にエントリーシートをご送付ください。一次選考通過の場合は二次選考についての情報を12月27日(火)までにいただいたメールアドレスにご連絡いたします。2.二次選考【実技審査】日程:2023年1月8日(日)~9日(月・祝)〔時間未定・詳細は連絡します〕会場:まつもと市民芸術館オープンスタジオ(〒390-0815 長野県松本市深志3-10-1)◎応募方法以下の必要事項をエントリーフォームに記入してください。(メールでの応募不可)1.氏名(ふりがな)2.氏名のローマ字、アルファベット表記3.生年月日と年齢4.住所(郵便番号を明記のこと)5.日中連絡のつく電話番号6.所属7.身長8.メールアドレス9.応募者の写真2種(①顔写真(正面からのもの)②全身写真)*3ヶ月以内のもの10.舞台経験・経歴11.特技12.志望動機(200字程度)※1~2は、芸名の場合、本名も併せてご記入ください。※選考結果は二次選考に進まれる方にのみ、メールでご連絡いたします。オーディション係からのメール( tempest23.mpac@gmail.com )が受信できるメールアドレスを必ずお書きください。◎エントリー登録フォームに入力してください。※Googleアカウントからのログインが必要です。オーディション詳細/エントリーフォーム→ ◎連絡先 tempest23.mpac@gmail.com からご連絡します。(メールが届くように受信設定してください)※お送りいただきました個人情報は、オーディションの選考のほか、本事業に関連する連絡のため利用することがあります。◎稽古スケジュール(予定)稽古:2023年6月20日~7月20日会場:まつもと市民芸術館オープンスタジオ(予定)※詳細なスケジュール、条件は合格者の方に追ってご連絡、調整いたします。◎出演者募集についてのお問い合わせ先〒390-0815長野県松本市深志3丁目10番1号まつもと市民芸術館「テンペスト」オーディション係TEL:0263-33-3800FAX:0263-33-3830E–mail: tempest23.mpac@gmail.com 主催:一般財団法人松本市芸術文化振興財団企画制作:まつもと市民芸術館 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月14日寺岡呼人25周年プレゼンツとして、寺岡呼人、奥田民生、斉藤和義、浜崎貴司、YO-KING、トータス松本ら全員50代のフロントマンによるスーパーバンド「カーリングシトーンズ」が誕生。デビューライブを2018年9月23日(日)にZepp Tokyoで開催する全員ボーカル&ギターの異色編成、ドリームマッチ!それぞれ異なるレコード会社、プロダクションに所属していながらの結成となる「カーリングシトーンズ」。日本の音楽シーンに例を見ないロックンロールバンドと言っても過言ではないだろう。この豪華面々がバンドで担う、演奏パートも面白く、寺岡呼人(Vo.G.B.KEY.)奥田民生(Vo.G.B.Dr.)斉藤和義(Vo.G.B.Dr.) 浜崎貴司(Vo.G.)YO-KING(Vo.G.B.Dr.)トータス松本(Vo.G.)となる、ツインドラムの4人ベース、そして全員がボーカル&ギターという異色の編成だ。また自身のレパートリーのみならず、オリジナルソングまでも制作するという。今回のバンド結成は、お祭り的なオールスターゲームではなく、“本気の公式戦ドリームマッチ”なのだ。ライブ情報寺岡呼人25周年 presents カーリングシトーンズデビューライブ!開催日:2018年9月23日(日)会場:Zepp Tokyo時間:会場 17:00、開演 18:00出演:カーリングシトーンズ(寺岡シトーン、奥田シトーン、斉藤シトーン、浜崎シトーン、キングシトーン、トータスシトーンチケット:前売り 8,800円(税込)、当日 9,300円(税込)※ドリンク代別途500円<チケット販売詳細>・イープラス プレオーダー申込期間:7月28日(土)12:00~8月1日(水)23:59当落確認期間:8月4日(土)13:00~8月8日(水)20:00URL:・プレオーダー2次申込期間:8月11日(土)12:00~8月14日(水)23:59当落確認期間:8月17日(金)13:00~8月21日(火)20:00・一般発売発売開始日時:8月25日(土)10:00~※要イープラス無料会員登録。
2018年07月14日レプロエンタテインメント創立25周年プロジェクト「浅草九劇(あさくさきゅうげき)」製作発表会見が行われ、こけら落とし公演に出演する羽田美智子、川島海荷、内田理央、「ベッド&メイキングス」の福原充則と富岡晃一朗、「カンパニーデラシネラ」の小野寺修二、「ONEOR8」の田村孝裕、「劇団子供鉅人」の益山貴司が登壇した。「浅草九劇」とは、ホテルと飲食店などの複合施設として来春オープンする「浅草九倶楽部(あさくさここのくらぶ)」の核となる新劇場。【チケット情報はこちら】こけら落とし公演・第一弾で川島が出演するベッド&メイキングスの『あたらしいエクスプロージョン』について脚本・演出の福原は「この国にキスの文化を広めた人間たちを描いた作品です。この劇場が新しく文化の出発点になり広がっていくイメージを持って、キスがここまで一般的になって、キスから始まって結婚して子供が生まれて…と広がることをテーマに創りました」と解説。富岡が「毎回違うメンバーを集めてはいますが、劇団という形をとって公演しているので、劇団員として働いてもらいます。海荷ちゃんにも劇団員としてやってもらいたい」と話すと、川島は「私もがんばって劇団員として働きたい」と笑顔。「舞台は直で伝わるものが大きいので、パワーも声も出してがんばります!」と話した。こけら落とし公演・第二弾を担うカンパニーデラシネラの小野寺は「浅草は外国の方もいらっしゃいますが、僕は言葉を少なめにした身体の表現(パントマイム)をやっているので、観てご理解いただけるのではないかと思います。がんばります」と話した。来年11月に内田出演で公演を行う劇団子供鉅人の益山は「血に飢えた演劇集団の我々にとって、こけら落としというのはかっこうの餌食ですので、全力でしとめにいきたい。一番若い劇団として積極的に汗をかく芝居をしていけたら」。この場で“女子プロレス”の作品になると聞いた内田は「想定外です。運動が苦手なので身体を鍛えるところから始めたいです!」と驚きながらも気合を入れていた。来年12月に羽田出演で公演を行うONEOR8の田村は「うちの劇団員が子役の頃に羽田さんと共演し、待ち時間1時間ずっとじゃんけんをし続けたというエピソードがあって(笑)。そういう羽田さんにあて書きしていく作品になると思います」。舞台出演は12年ぶりの羽田は「今から恐れてはいるんですけど(笑)、ずっと『映像の人』だと言われ続けてきたその殻を破りたい」と熱く語った。『あたらしいエクスプロージョン』は2017年3月3日(金)から21日(火)まで、カンパニーデラシネラの公演は3月24日(金)から31日(金)まで東京・浅草九劇にて上演。取材・文:中川實穗
2016年12月01日