雑誌『オレンジページ』で2020年にスタートした、フィギュアスケーター・浅田真央さんの料理連載の書籍化がこのたび決定!2月22日(火)に株式会社オレンジページ(東京都港区)より『浅田真央 私のおうちごはん』を刊行いたします。発売に先駆け、オレンジページnet特設ページでは真央さんへのインタビューを先行公開中。さらに、真央さんからの動画メッセージを2月16日(水)正午より公開予定です。『浅田真央 私のおうちごはん』真央さんがプロの料理家に習ったレシピを収録。特別インタビューも!本書は、『オレンジページ』の連載「浅田真央さんのおうちごはん1年生」「おうちごはん2年生」で真央さんがプロの料理家に教わってきたレシピをレッスンの様子とともに収録したもの。さらに書籍だけの特別企画として、リラックスタイムや全国各地での食の楽しみ、めざしたい暮らしやスケートについて語った、ここでしか読めないインタビューも掲載しています。自分らしく食を楽しみながら挑戦を続ける、浅田真央さんの魅力がたくさん詰まった一冊です。本書「はじめに」より「私、とっても食いしんぼうなんです。食べるのはもちろん、料理をするのも大好き。今まで家で料理はしていましたが、自己流なので、きちんと習ってみたいと思っていました。そんなとき、『オレンジページ』の連載が始まり、私がリクエストした料理を一から作って学ばせてもらうことに。和食・洋食・中華の定番料理から世界の料理、スイーツまで、たくさんの先生がたに教えていただきました。おかげで、得意料理がたくさんできました!この本では私の大好きなレシピとともに、リラックスタイムの過ごし方や食にまつわる思い出をお届けします。皆さんのおうち時間を楽しくする一冊になればうれしいです」レッスンの様子:マカロニグラタンレッスンの様子:ボンゴレビアンコレッスンの様子:ドーナツオレンジページnet特設ページにてインタビュー先行公開中浅田真央さん、大好きな食について語る「料理とスケートって、似ていると思います」 ※同ページにて、浅田真央さん動画メッセージを 2月16日(水)正午より配信予定!浅田真央さんフィギュアスケーター。2010年バンクーバーオリンピック銀メダリスト。2017年に競技生活引退後、3年間にわたり日本全国をめぐり、感謝を届けるアイスショー「浅田真央サンクスツアー」を実施。2022年、自らプロデュース・出演する新しいアイスショーを全国で開催予定。【目次】・PART1この定番料理は作りたい!(鶏のから揚げ、オムライス、肉じゃが、ハンバーグ、麻婆豆腐etc.)・週末のごちそうメニュー(マカロニグラタン、豚と野菜の春巻き、ビーフシチューetc.)・PART2旅した気分で! 世界の料理アジア編(チャプチェ、ガパオ、魯肉飯etc.)フランス・イタリア・ロシア編(ニース風サラダ、アクアパッツァ、ビーフストロガノフetc.)・PART3私がおうちで作りたいデザート(バナナマフィン、ドーナツ、カスタードプリン)・special interview「私が考える食の大切さめざしたい、理想の暮らし」ほか真央さんお気に入りメニューのひとつ「肉じゃが」いも栗かぼちゃが大好きな真央さんが、連載の第1回で大庭英子先生に習ったメニュー。煮る時間や味つけなど「煮ものにはいろんなコツがあるんですね」と語っていた真央さんですが、撮影後、おうちでたくさん作って復習したんだそうです。~真央さんコメント~「これでじゃがいものおいしさに目覚めました。じゃがいもの種類を変えて作ってみたり、豚肉で作ってみたりと、いろいろ試しているうちに、すっかり得意料理になりました」肉じゃがレッスンの様子:左/大庭英子先生右/浅田真央さん『浅田真央私のおうちごはん』2022年2月22日(火)発売1650円(税込)B5変形版、無線綴じ、総ページ100ページ ※本書は2020~2021年に刊行された『オレンジページ』より記事を抜粋し、加筆・修正して、新たな記事を追加したものです。〈先着特典つき予約受付中〉楽天、Amazon、セブンネットでのご注文に限り、先着(※)で、書籍未収録のレシピページがダウンロードできる特典がつきます。・楽天ブックス ・Amazon.co.jp ・セブンネット ※特典はなくなり次第終了となります。ご注文のタイミングによっては、売り切れでご用意できない場合がありますので、ご容赦ください。<このリリースに関するお問い合わせ先>〒105-0004東京都港区新橋4-11-1株式会社オレンジページ広報担当遠藤 press@orangepage.co.jp 20220215浅田真央私のおうちごはん.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月15日松本潤が遊川和彦とタッグを組む「となりのチカラ」が1月20日スタート。松本さん演じるチカラに「見たことない松潤」「めっちゃ新鮮」などの声が殺到、ずっとセーターを裏返しのまま着ている姿にも「可愛い」の声が多数寄せられている。「人を救いたい」「周囲を平和にしたい」という思いから、いつも中途半端に他人の問題に関わり、簡単に解決できない問題だとわかるとオロオロと中腰になりながら悩んでしまう中越チカラを主人公に、そんなチカラが同じマンションに住む住人たちの悩みを解決し、やがてそのマンションはひとつのコミュニティーとなって強い繋がりを持っていくという、現代人の心に癒しと少しの勇気を与えてくれる、社会派ホームコメディーとなる本作。中越チカラを松本さんが演じるほか、チカラの妻で12歳の娘・愛理と10歳の息子・高太郎の母親、アパレルショップで店長を務めている中越灯に上戸彩。小学6年生のチカラの娘・中越愛理に鎌田英怜奈、高太郎に大平洋介。中越一家のお隣に住むエリート会社員で、妻と娘と仲良く暮らす理想的な3人家族に見えるが、なぜか妻と娘は何かに怯えている木次学に小澤征悦。学の妻の達代に映美くらら。小学3年生の娘・好美に古川凛。中越一家の真下に住み、数人でルームシェアをしているマリアにソニン。凶悪少年犯罪事件の真犯人“少年A”という噂がある上条知樹に清水尋也。震災で両親を失い祖母の清江と暮らす高校3年生の柏木託也に長尾謙杜(なにわ男子)。託也の祖母・清江に風吹ジュン。チカラの担当編集者・本間奏人に勝地涼(友情出演)。チカラが仕事場に使うカフェの店主に夙川アトム。マンションの管理人・星譲に浅野和之。中越一家の隣人で占いにハマっている道尾頼子に松嶋菜々子といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。東京の郊外にあるマンションにチカラたち一家が引っ越してくる。個性豊かな住人たちに思いを巡らせるチカラに対し、灯は「ご近所のことに首を突っ込まないように」と諭す。しかし隣の部屋から叫び声が聞こえ、心配でいてもたってもいられなくなったチカラは隣の木次家を訪ね、学に怯えたような表情をみせる達代と好美が気になる。実は好美は虐待を受けているらしく…というのが1話のストーリー。チカラ役の松本さんに「面白かった! 見たことない松潤だった!」「こういう役の松潤新鮮だなー。凄い好き」「今までの松潤と違うキャラでめっちゃ新鮮」などの反応が上がるとともに、「歩き方も話し方も違って松本潤くんなのに松本潤くんじゃ無かった」など、これまでにない役柄を演じる松本さんの演技力を高く評価したコメントも。一方、放送が開始してしばらくたつとSNS上には「セーター裏返しじゃんチカラくんw」「セーター表裏逆じゃございませんか?」など、チカラがセーターを裏返しに着ているという指摘が相次ぐように。その後、裏返しに着ていることを灯に指摘されたチカラはあわてて脱ごうとするのだが、視聴者からはその姿にも「セーター表裏逆可愛い」「チカラくん可愛すぎ セーター裏返し」など、多数の“カワイイ”という反応が寄せられている。(笠緒)
2022年01月20日大橋卓弥(スキマスイッチ)、阿部真央のツーマンアコースティックライブイベント『ZUTTOMOTTO』が、2月15日(水)大阪・なんばHatchにて開催される。「ZUTTOMOTTO」チケット情報もっとずっと聞いていたい、心温まる一夜をお届け。MCは、FM802加藤真樹子が担当する。どんな一夜になるのかは見てのお楽しみ!公演のチケットは1月21日(土)10:00より一般発売開始。一般発売に先駆け、1月12日(木)23:59までオフィシャル2次先行(抽選)を受付中。
2022年01月06日「真央さんは沙也加さんの死を受け止めきれず、憔悴のあまりコメントを出せるような状況にないと聞いています」(スポーツ紙記者)12月18日に急逝した神田沙也加さん(享年35)。母の松田聖子(59)と父の神田正輝(71)は21日、札幌市内で密葬を執り行った後に記者会見を開いた。位牌を抱いた聖子は沈痛な面持ちで、「本当にみなさん、お寒い中、申し訳ありませんでした。ありがとうございます」と声を絞り出していた。沙也加さんから“ママ”と慕われた大地真央(65)もまた、実の両親と同じくらい深い悲しみの中にいるという。大地の代表作でもあるミュージカル『マイ・フェア・レディ』の主人公・イライザ役を沙也加さんが演じる最中での出来事だった。’01年にCMデビューした沙也加さんは、「SAYAKA」の芸名で歌や舞台、映画など幅広い分野にチャレンジしてきた。しかし、’05年の高校卒業を区切りに活動休止を発表。再び芸能の道を選んだのは、背中を押してくれた大地の存在が大きかったという。デビュー20周年を迎えた今年5月、沙也加さんはスポーツ報知のインタビューで次のように語っていた。「19歳で芸能活動を休止してアルバイトをしていたんです。真央さんに芸事をやめようと思っていると伝えたら、『もったいない』と言って舞台に誘っていただきました」その舞台とは、’06年に大地が主演した『紫式部ものがたり』。当時20歳だった沙也加さんは、本名である「神田沙也加」として再スタートを切ることに。復帰に際して行われた大地との本誌対談(’06年12月5日号)では、2人の“仲良しエピソード”を披露してくれた沙也加さん。大地を「ママ」と呼んでいることを、そこで打ち明けてくれたのだった。■2人の母の存在に「とても幸せ」大地との出会いは、沙也加さんがまだ13歳の頃。大地が聖子のディナーショーを見に行った際、初めて会話を交わしたという。もともと沙也加さんは、大地のセリフを全て覚えてしまうほど彼女の大ファン。沙也加さんは、「真央さんが舞台に出てくるだけで泣くんです。あれ、私どうしたんだろうって思うくらい」と話していた。そして大地を「ママ」と呼び始めたのは、沙也加さんが復帰したての頃。きっかけは、「私がどんどん甘えはじめた」と明かしていた沙也加さん。そのことについて、大地は嬉しそうにこう話してくれた。「私も『ママ』と呼ばれたのは初めてで。いつも自分の年をすっかり忘れているので、最初は『えっ?』と思いましたけど(笑)。でも、考えたら、全然不思議じゃないんですよ。『ああ、こんな娘がいたらいいな』と思って嬉しくて、そう呼ばれています」一方、聖子のことは「お母さん」と呼んでいることも教えてくれた沙也加さん。“2人の母”がいることについて、「私には舞台をやっていくうえで大先輩であるママ的存在の真央さんと本当のお母さんがいて、とても幸せです」と喜んでいた。沙也加さんの休業期間中も彼女を励まし続けた大地。役者を志す沙也加さんに、こう期待を寄せていた。「私はやっぱり『役者』という言葉が好きなんですね。だから、いろいろな役に巡りあえて、そのつど、その役の人になりきれる『役者さん』になってもらえたら、嬉しいかな」今年2月から上演された大地主演の『ローズのジレンマ』では、13年ぶりの共演を果たした2人。同月5日に行われた取材会は奇しくも、大地の誕生日だった。沙也加さんから65本のバラの花束をサプライズで手渡された大地は、嬉しさのあまり涙ぐんでいたという。沙也加さんの死に沈黙を守っていた大地だが、22日に自身のInstagramを更新。沙也加さんが主演していた舞台「マイ・フェア・レディ」の東京公演千秋楽後に2人で撮影した写真とともに、「さややすらかに……Love」と綴られていた。■「日本いのちの電話」ナビダイヤル:0570-783-556(午前10時~午後10時)フリーダイヤル:0120-783-556(毎日・午後4時~午後9時/毎月10日・午前8時~翌日午前8時)
2021年12月23日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「親ガチャ」です。階層の固定化をどのように崩していくのか。「親ガチャ」とは、カプセル玩具やソーシャルゲームの“ガチャ”になぞらえて、親や生まれる境遇を選べない状況を表す言葉で、国会でも取り上げられました。かつては「一億総中流」といわれ、どの家庭に生まれても平準化された暮らしがありましたが、いまは大きく変わってしまいました。一般的に親の年収ごとに400万円以上ならN(ノーマル)。1000万円以上ならR(レア)。3000万円以上ならSR(スーパーレア)、400万円以下はB、C、D…と、ゲームのランキングのように、年収と職業を符号させることがネット上で流布されています。階層化をまざまざと認識させるような手法は、社会の分断を加速させてしまいます。一番の問題は、階層移動が不可能な格差が固定化されていることでしょう。これまでは、個人の努力によって、いかなる家庭に生まれようとも望む暮らしが手に入れられるチャンスがありました。ところが、いまは頑張ったところでどうにもならない状況に追い込まれています。この問題の解決には政治の力が求められます。少なくとも、「機会の均等」について対策をとるべきでしょう。日本は教育への投資がGDP比率で圧倒的に低い状況にあります。大学までは国が無償で面倒をみる、給食費は国や自治体が税金でまかなう、タブレットやパソコンなどのデジタル機器・通信環境は家庭によって差が出ないように補助していくなど、方法はいくつもあると思います。アメリカのシリコンバレーでは、難民や移民、貧困層の子供たちに民間の企業が寄付を呼びかけるなど、教育機会を与えて人材育成に力を注いでいます。日本では孫正義さんが率いる財団で、進学や留学、研究などを志す若者たちのサポートをしていますが、民間企業全体ではそういうサポートがまだ足りていません。自分たちの国を支える技能者を育てるという観点からも、必要なことなのではないかと思います。子供たちを国や社会で育成するという視点が重要なのではないでしょうか。読者のみなさんも、自分が親になったときに、子供の人生が自分の年収で決まってしまう社会でいいのか?考えていただけたらと思います。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年12月8日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年12月04日阿部真央が、12月15日に約10カ月ぶりとなる新曲「I Never Knew」をデジタルリリースすることを発表した。本日、11月27日の20時より生配信『AbeMao YouTube Live vol.2』を行った阿部真央。その配信内で発表された同曲は、音楽的にも新たなモードに突入した阿部真央のターニングポイントとなる楽曲で、ギターからピアノでのソングライティングに変わり編曲には初めてESME MORIを迎えている。併せて、新しいビジュアルとジャケットアートワークが公開された。「I Never Knew」は、今回の生配信で阿部真央自身が制作したリリックビデオShort ver.が公開されたほか、12月2日の21時より放送される阿部真央のラジオレギュラー番組FM FUJI『阿部真央のゴチャゴチャらじお』内でラジオ初オンエアされる。さらに、阿部真央は12月19日20時より『AbeMao YouTube Live vol.3』を開催することが決定。2022年1月22日には、神戸ワールド記念ホールで開催される『SOUL FIRE - GO LIVE, GO GREENS -』にて1年5カ月ぶりに有観客ライブのステージに立つことも決定している。<リリース情報>阿部真央配信シングル「I Never Knew」2021年12月15日配信リリース「I Never Knew」配信ジャケット配信リンク:そのほか、阿部真央の楽曲配信はこちら:<ライブ情報>『AbeMao YouTube Live vol.3』2021年12月19日(日) 20:00スタート(21:00終了予定)『AbeMao YouTube Live vol.3』告知画像配信URL: YouTube Live特設サイト:阿部真央 YouTube公式チャンネル:『SOUL FIRE - GO LIVE , GO GREENS -』2022年1月22日(土) 神戸ワールド記念ホール開場 17:00 / 開演 18:00出演:阿部真央 / 竹原ピストル / SUPER BEAVER詳細はこちら:<番組情報>FM FUJI『阿部真央のゴチャゴチャらじお』毎週木曜日 21:00~23:00番組アカウント:阿部真央「ロンリー」from AbeMao YouTube Live (2021.9.11)阿部真央「Don’t leave me」from AbeMao YouTube Live (2021.9.11)阿部真央「千本桜」Lyric Video阿部真央「いつの日も ~MY INNER CHILD Ver.~」MV関連リンク阿部真央 オフィシャルサイト阿部真央 Twitter阿部真央 スタッフTwitter阿部真央 Instagram阿部真央 Facebook阿部真央 TikTok阿部真央 音源配信
2021年11月27日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「中国TPP加盟申請」です。中国も台湾も加盟を申し出た。行く末に注目。TPP(環太平洋パートナーシップ)協定の始まりは、ASEAN(東南アジア諸国連合)や南米地域の経済連携でした。ところが、オバマ政権時にアメリカが加わることになり一気に色合いが変わりました。中国の台頭が目覚ましくなり、中国を牽制する連携が必要と、自由主義諸国の中国経済圏への対抗措置として交渉が進められるようになったのです。日本は最初は関心を示していませんでしたが、この巨大な貿易圏に入っておかなければ、将来孤立しかねませんし、最初からルール作りに参加しておいたほうがよいだろうと判断。反対意見もあるなか、民主党政権下で参加を決め、交渉を開始しました。ところが2017年、ようやく貿易交渉も合意したところに、トランプ政権が誕生し、アメリカはTPPを離脱。一気に、規模が縮小してしまいました。そこからは日本主導となり、2018年に11か国がTPPに署名しました。今年、バイデン政権になり、日本はアメリカのTPP復帰を求めていますが、バイデン大統領は静観しています。そんな折、中国がTPP加盟を申し出ました。習近平国家主席は当初からTPPに関心を持っていたらしく、米国が抜けたいまがチャンスだったんですね。中国は戦争という武力で圧力をかけることよりも、交渉のなかで自国に有利なルールを作り、中国の貿易圏に取り込むことで他国を経済的支配下におくことに注力してきました。TPPはその大きな入り口になるところでした。そこへTPP加盟を申し出て牽制に入ったのが台湾です。これには「中国は一つではなく、台湾は台湾」というメッセージが込められています。TPPの加盟には参加国全員の合意が必要です。中国を先に入れれば台湾やアメリカの加盟は不可能になるでしょう。また、台湾を先に入れれば中国を敵に回すことになり、アジア太平洋地域の緊張につながります。日本にとって頭の痛い問題なのです。TPPの先には、さらに国や地域を拡大した連携などの構想があります。政治と経済を切り離し、東アジア全体の安定につながるような交渉ができるといいのですが、そう簡単にはいかないでしょう。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年12月1日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年11月26日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「東京オリパラ」です。パラの成長を見た東京大会。認知に広がりも。東京オリンピック・パラリンピックは大会としては結果的に成功だったように思います。無観客でさまざまな制約があったにせよ、特にパラリンピックは過去の大会に比べると注目度もたいへん高く、史上最多の4403人の選手が参加しました。アフガニスタンでは開催直前に政変が起き、選手が大会に参加できず他国に逃れるという事態に。開会式では国連難民高等弁務官事務所の方が代わりに国旗を持って入場行進をし、最終的にはサポートを得て2人の出場が叶いました。女性選手も、LGBTQをカミングアウトする選手も、これまでの大会以上に参加が増えました。僕はパラリンピックの取材に関わっていましたが、会場内の感染対策は徹底していました。関係者はPCR検査を毎日無料で受けられ、毎朝専用アプリに体温を入力。それが自分のIDナンバーに紐づけられていました。誰か記入漏れがあると同じ取材グループ全員にメッセージが届き、入力を促すシステムで、すごく安心感がありました。こういうデジタル化された管理システムが街中でもできればと思います。日本のボランティアは、海外から高い評価を得ました。しかしそのバックヤードでは、1年延期により指揮命令系統や担当者の引き継ぎに不具合があり、ボランティアのみなさんに大きな負荷をかけてしまっていたようです。東京五輪は、政治的な抗議パフォーマンスが認められた初めての大会でもありました。女子サッカーなどでは試合開始前に選手が片膝をつき、女子砲丸投げの銀メダリストは表彰台で両腕をクロスして人種差別等に抗議を示しました(表彰台上でのパフォーマンスは本来は禁止)。Black Lives Matterなどの流れを受けたことが背景にあります。ミャンマーの選手の日本への難民申請が異例の早さで認定されたのも、オリパラという世界が注目する場だからできた判断だったと思います。今回、オリンピックよりもパラリンピックのほうが、理念をより体現した大会だった印象です。世界中の人々が集まり、出身国の政治状況を身近に知る機会になったのは、大きな財産になったのではないでしょうか。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年10月27日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年10月23日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「世界の気温1.5℃上昇」です。加速する温暖化。脱炭素に向けた新技術に注目。8月、IPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)は、今後20年以内に、世界の平均気温上昇が産業革命前と比べて1.5度に達するという予測を発表しました。これは3年前の報告よりも10年早まっています。温暖化は人間の影響により起きており、そのせいで熱波や豪雨、干ばつなどの異常気象が増加。気温の上昇は2050年頃にCO2の排出をゼロにしても1.5度、ゼロにならなければさらに上がり、脱炭素対策が急務であると警告しました。日本政府は4月、2030年度には‘13年度比でCO2を46%削減すると発表しています。しかし、産業界からは、それさえ難しいという声が上がっており、再生可能エネルギーの普及促進を政府に求めています。家庭でのCO2排出量削減は66%減が必要と国は試算していますが、個人でできる範囲は限られます。電力の使用量を可視化できる「スマートメーター」も個人で新たに設置するには高額です。国は街づくりと一体化して、効率的に電力を運用していく必要があるのではないでしょうか。環境省は、‘19年より省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」をウェブで公開。また、ステイホームで長時間使用するようになったエアコンのサブスク化の検討も進めています。新しい省エネ機種を購入するのではなく、月額使用料を支払い、導入しやすくする狙いがあります。また、大学や公的機関のインフラを再生エネルギー100%に変えていく試みも始めようとしています。企業に対しては、太陽光パネルの設置の義務化も提案されましたが、それには森林を切り開かなければいけなかったり、台風や土砂災害により太陽光パネルが産業廃棄物になってしまうという環境負荷の問題もあり、異論が出ています。そんななか、非常に薄いフィルム状の「ペロブスカイト太陽電池」が開発されました。世界で注目の次世代型太陽電池で日本でも研究が進んでいます。将来は自分の使用するエネルギーを、身につけているものでまかなう時代になるかもしれません。新しいテクノロジーに社会的関心が高まり、研究促進の後押しになるといいなと思います。ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年10月6日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年10月01日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「アフガニスタンとタリバン」です。タリバンの圧政を恐れ、逃げる国民。世界の監視が必要。8月16日、武装勢力タリバンがアフガニスタンのほぼ全域を制圧しました。タリバンは1996年に政権を樹立。しかし2001年、アメリカ同時多発テロの首謀者・ビンラディンを匿っているとして米軍などがアフガンを空爆、政権を崩壊させました。その後、約20年間、タリバンは駐留米軍や政府軍と戦闘状態にありましたが、前トランプ政権時に米軍が撤退することで合意。引き継いだバイデン大統領が5月から撤退を本格化させるとタリバンは次々に全土を掌握、首都を包囲されたガニ大統領は国外に逃れ、8月末の米軍の完全撤退前に政権が崩壊しました。元タリバンの兵士で、現在は現地で平和構築活動をしている方を3年前に取材したことがあります。そのときに、「シリア内戦やISの台頭など、世界の注目がアフガニスタンから外れていった。その空白(時期)が生まれると暴力が起きる」とおっしゃっていました。今回の制圧も急に進んだのではなく、ガニ政権は腐敗しており、タリバンの活動は近年活発化していたのです。旧タリバン政権は女性の教育や就労を認めず、男性家族が同伴しない外出を禁止。人権侵害だけでなく、反政府勢力となってからは無差別テロをたびたび起こすなど残虐性が増していると指摘する海外メディアもあります。復権による圧政を恐れた国民は、国外に逃れようと空港に押し寄せ、離陸する飛行機にしがみつき振り落とされて亡くなる悲劇も起こりました。そんななか、中国やロシアはいち早くタリバン新政権を支持すると表明しました。中国にとっては一帯一路構想の重要な地域なので、タリバンと良好な関係を築いておきたいのです。一昨年、アフガニスタンの緑化運動を進めていた中村哲医師が、武装勢力に殺害されました。現地には日本の人道支援に対して、強いリスペクトを持つ人が大勢います。こういうときこそ、アメリカかタリバンかではなく、市民の側に立ち、生活が安定するように関わり続けることが重要なのではないかと思います。いま現地では、激しい攻撃を受けながらも、女性たちが権利を求めて抗議活動を行っています。動向を注視しなければなりません。堀 潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年9月29日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年09月24日俳優の井上真央さんにとって3年ぶりとなる出演CMが、2021年9月14日から放送され話題を呼んでいます。井上真央、3年ぶりのCM出演に反響テレビドラマ『キッズ・ウォー』(TBS系)や『花より男子』(TBS系)など、2000年代前半に人気女優の仲間入りを果たした井上さん。今回、植物性乳酸菌飲料『ラブレ』シリーズのイメージキャラクターに起用された井上さんは、当時と変わらぬ美貌だけでなく、テレビでは初となる歌声も披露しています。コンスタントに映画やドラマに出演している井上さんですが、年に1~2本のペースなこともあってか、今回のCMで「久々に見た」という印象を受けた人は少なくない様子。また、2021年で34歳となった井上さんですが、20代前半のようなあどけなさも感じさせる容姿に「変わらない」「相変わらずかわいい」と絶賛の声が寄せられています。・井上真央ちゃん、久々に見たな~!『キッズ・ウォー』の時と変わらないかわいさ。・あの井上真央がもう30代半ばとは…時が流れるのは早いな。・歌がうまくてびっくり。2021年の秋からは、テレビドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室 -』(日本テレビ系)への出演も決定している井上さん。再び、井上さんの演技を見られることに心を躍らせるファンは多いことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年09月20日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「新型コロナの治験」です。多くの治験が新薬の完成を早めます。新型コロナウイルス感染症の感染拡大がなかなか収まらないなか、急がれるのは治療薬の開発です。そのために行われるのが「治験」です。治験とは、新しい治療薬の候補が開発される過程で、健康な人や患者さんに使ってもらい、効果や安全性、副作用の有無などを確かめる臨床試験のこと。体を使って調べるため、もちろんリスクを伴いますが、検査費用の負担はなく日本では何かあればすぐさま医療機関による手厚いフォローが受けられます。現在、国立国際医療研究センターの治験管理室や「生活向上WEB」で、新型コロナの治験参加者を募集しています。「生活向上WEB」の募集案内によれば、自宅で服薬しながら病院に定期的に通い、7か月にわたり経過を調べる。通院は、自宅から病院まで専用タクシーが送迎。参加することにより、薬の開発は進み、社会貢献になると記されています。ただし、治験にはデータを採るのに適した検体でなければいけません。新型コロナの治療薬候補の場合、陽性患者で症状があり、ワクチンをまだ一度も接種していない成人男女が対象になります。あらゆる治療薬の開発に治験は欠かせません。日本での治験の数は近年増えていますが、先進国のなかでは下位に位置します。アメリカなどは医療費が高額なため、無料で治療を受けられる治験を希望する人は大勢いますが、日本では一定水準の医療が保険適用で受けられるので、無理して受けようという人は限られているのです。治験の数が足りない分は、アジアの他の国のデータを活用しますが、日本人の治療には、やはり日本人による治験の結果が必要です。たとえば、海外の製薬会社で新薬が開発されても、日本人の治験結果がなかなか採れないためその薬が日本に投入されない、もしくは日本向けには開発されないという問題が起きてしまいます。このことに厚労省は危機感を抱いています。治験については、まだ一般にはよく知られていません。政府はもっと広くアナウンスするべきではないでしょうか。新型コロナの治療薬も、多くの治験データ収集が、完成に少しでも近づけることになります。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年9月22日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年09月18日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「熱海土砂災害」です。突発的な災害に備えるため、住む地域を見直そう。7月、熱海市伊豆山地区にて大規模な土石流が発生し、約130棟の建物が被害に遭い、多くの死者と行方不明者を出しました。現地に行ってみると、典型的な土石流とは明らかに様子が違いました。これまでの現場では大岩や根から折れた木などが流れてきて、土は粘り気のある泥状でした。ところが今回は、土を踏むと膝まで埋まってしまうサラサラのシャーベット状で、足が掬われそうになりました。専門家の調査では、「盛り土」により造成された山が崩壊し、そのまま土砂となって流れていたことが判明。この場所の、度を越した盛り土問題は県も把握しており、業者に対して指導をしていたにもかかわらず、対策が取られていなかったことが問題になっています。土石流を引き起こしたのは短時間の集中豪雨。熱海市の72時間降水量は、過去最大量の1.3倍にあたる500mm以上だったことが分かりました。明らかに気象が変わってきているため、防災基準の見直しは必須でしょう。国土交通省は大規模盛土造成地の徹底調査を行っており、全国で5万1306か所存在していると昨年3月に発表していました。しかし、自治体に対し国が安全対策の必要性を伝えても、自治体には、民間業者に販売権利を撤回する権限はありません。また、この背景には、都市近郊に人口が集中し、土地のないところに土地を造成して住宅を増やさねばならないという近年の宅地開発の流れも深く関係しています。やはり自分の身は自分で守るしかないと思います。山や川が近い、液状化が起きるかもしれないなど、自分の住む地域に災害の可能性を少しでも感じているのならば、何らかの対策を検討する必要があります。熱海の土砂崩れの第一報は、公的機関の発表より前に住民のグループラインによって、「あそこが危ないらしい」と連絡が回ったそうです。集中豪雨はすさまじい雨音のため、広報車の避難アナウンスもほとんど聞こえなくなります。予期せぬ大規模災害を即座に察知するには、地域住民の連携による防災発信が大切になります。これからは、“地方創生と防災”が、住みやすさの大きなキーワードになると思います。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年8月25日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年08月24日阿部真央が9月11日(土)、YouTube公式チャンネルにて生配信ライブ「AbeMao YouTube Live」を行うことが決定した。阿部真央は2020年3月から5月まで予定されていた全国ホールツアー「阿部真央らいぶNo.9」の開催を、コロナウイルス拡大防止のために見送っている。それに伴い、2020年8月に大阪城ホールで開催されたイベント「Osaka Music DAYS!!! THE LIVE in 大阪城ホール」に出演して以来、有観客でのライブは行っていない。無観客のオンラインライブに関しても2020年8月末に開催されたSWEET LOVE SHOWERのオンラインイベント「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHARE supported by au 5G LIVE」に出演して以来、自身の楽曲を披露するライブも未開催だ(※10月11日に千葉・ZOZOマリンスタジアムで開催された無観客生配信ライブ「ONE OK ROCK 2020 "Field of Wonder" at Stadium Live Streaming supported by au 5G LIVE」には“[re:]project”メンバーの一員として出演している)。今回発表された生配信はピアニスト・ミトカツユキ氏を迎え、ふたり編成での約60分間のライブを予定。自身のYouTubeチャンネルでライブを生配信するのは、2018年3月11日にYouTube Space Tokyoにて開催された8thアルバム「YOU」リリース記念イベント以来、実に3年半ぶりだ。1月にカバーアルバムをリリースした際にも、彼女は多くのメディアで歌を歌う喜びを語っていた。自身がパーソナリティを務めるラジオレギュラー番組FM FUJI「ゴチャゴチャらじお」でも、ことあるごとに歌ってしまう阿部真央にとっては、思い切り歌えないストレスの溜まる日々が続いている。そんな彼女にとって、ようやくの約1年ぶりとなるライブパフォーマンスとなる。■配信情報「AbeMao YouTube Live」9月11日(土)20:00スタート(21:00終了予定)配信URL: 特設サイト:
2021年08月17日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「育休法改正」です。現場の声を反映。男性が取得しやすい制度に。改正育児・介護休業法が成立し、2022年より施行されることになりました。この改正の大きなポイントは、「男性が育児休業を取りやすくするように定めた」ということです。これまでの男性の育休取得率は7.48%、1割にも達していませんでした。さらに、取得した人のうち、7割が取った期間が1週間以内。もっと長期に、必要なときに分割して何度でも取れるようにと、現場のお父さんお母さんの声が改正案には反映されました。これは大きな前進だと思います。現在、孤立してしまうお母さんの産後うつの問題が深刻です。また、僕も経験がありますが、働く男性にしてみたら、いったん長期間休んで前線を離脱してしまったら、元のポストに戻れないのではないかという怖さもあります。さらに、休めば残業代が減ってしまいます。そういう経済的理由からも育休は取りにくいものでした。改正後は新たに出産日から8週間の間に4週間の育休を取れ、子供が1歳になるまでに女性は2回、男性は最大4回に分けて取得することが可能になります。さらに、育休取得日の半分を上限に仕事をすることも認められます。給付金は育休開始時賃金の67%が支給され、厚生年金など社会保険料が免除されるため、実質、収入の8割程度が保障されることになります。これまでは正社員だけの制度でしたが、改正法では、働いて1年未満の非正規雇用でも育休を取れるように変更されました。ある調査で男性の5人に1人が、育休を取らなかった理由を「職場が育休制度を取りづらい雰囲気だったから」と答えています。「取っていいと思っているのか?」と上司に言われ、申請できなかったという例も聞きました。そんな職場の空気を是正するため、育休取得対象の男性に、会社は制度の説明をし、取得の意向を確認をすることが義務化されることになりました。日本は有給休暇も取得率が極端に低い。けれども休みを取りやすい会社のほうが生産性が高いという数字も出ています。休むことで仕事のパフォーマンスも向上します。子供の有無にかかわらず、休みが取りやすい職場に変わっていくことを期待したいですね。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年8月4日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年08月03日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「LGBT法案」です。LGBTと一括りではなく個別の課題解決を。与野党合意で進められていた、性的少数派をめぐる「理解増進法案」は自民党内の強い反対を受け、今国会での提出を断念しました。オリンピック憲章では、いかなる差別も認めず、ジェンダー平等を謳っています。オリンピック開催国でありながら、この法案が成案できないというのは恥ずかしい状況だと思います。2014年のソチオリンピックでは、ロシア政府が同性愛を認めないとLGBT運動を弾圧したため、各国の首脳は抗議の意を示し、開会式の参加をボイコットしました(日本は参加していました)。自民党内でも、稲田朋美議員をはじめ、LGBT当事者と対話を重ねてきた議員はなんとか成案させようと与党幹部に詰め寄りましたが、「家族観が壊れる」など、ベテラン議員からのクレームがついて進みませんでした。もともと野党は、ヘイトスピーチや、同性愛者という理由で入居を拒否されたり、社内で差別を受けたりすることを禁止する「差別解消法案」を提出していました。それに対して自民党はLGBTの人々の実情をまず知ってもらおうと「理解増進法案」を進めていました。結局、自民党案を修正する形で与野党合意したのですが、「差別は許されない」という文言に対して、与党内の保守派が「権利を与えることで、権利を極度に主張されると訴訟が起こり、かえって分断を生む。何をもって差別とするかを定義づけないかぎり法案は認められない」と強硬姿勢を崩さず、国会提出も叶わなかったのです。たとえ法律ができたとしても、差別感情を持つ人の意識が一変するわけではありません。理解を深めるためには、対話や交流の場を増やすことが肝要なのだと思います。残念なのは、この制度を決める国会議員の中に、公表しているLGBT当事者がほとんどいないということです。議員の多様性のなさにも問題があると言わざるを得ません。最初からLGBT法案に賛成か反対か、という二択から始めるのではなく、もっと小さな主語で、性別の問題で困っているさんの課題に対処するには、どんな方法があるのか。具体策を一つずつ見出すことが、状況改善の糸口になるのかもしれません。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年7月21日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年07月17日元フィギュアスケーターの浅田真央が21日、アンバサダーを務める宝酒造 スパークリング清酒「澪(みお)」の発売10周年記念イベント「『澪』presents MIO×MAO NIGHT」に登場。7月7日の七夕にちなんで短冊に願い事をしたため、和やかにトークを展開した。浅田がしたためた願い事は「過去の自分を乗り越えることができますように」。「今、3年間続けてきたアイスショーが無事に終わりました。自分の気持ちもゼロからのスタートだと思っています。過去の自分を超えていけるように、これから前に進んでいきたい」と話した。幼少期からの願いで叶ったことを問われると「私は、子供の頃から目標を常に持ってやってきている。目標は叶うと思って、叶えてきました」とキッパリ。世界選手権やオリンピックで活躍してきた浅田らしい回答を示した。またこの日は、爽やかな浴衣姿で姿を現して「とってもかわいらしい着物。着て華やかな気持ちになりました。もうすぐ夏が来るんだなという気持ちでいっぱいです」とニッコリ。夏と言えば「花火のイメージが強い。浴衣を着て町を歩いたり写真を撮ったり、夜は花火を見ながら、おつまみをつまみながら澪をグビグビッと飲みたい」と話し、司会のリクエストに応えてゆっくり1回転。報道陣のフラッシュを浴びて、照れ笑いを浮かべていた。浅田は、自身でボトルデザインを手がけた商品を紹介した他、6月21日が「スパークリング清酒の日」の認定証を披露。YouTubeチャンネル「MIO × MAOチャンネル」における活動について語った。
2021年06月21日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「温室効果ガス46%削減」です。環境の問題だけではなく、経済の生き残り策 。4月に気候変動サミットが開かれ、各国が温室効果ガスの削減目標を表明しました。日本は2030年度までに2013年度比で46%削減するという新たな目標を掲げ、「50%の高みに向けて挑戦を続ける」と発表。それまでの目標値は26%削減でしたから、一気に引き上げた形になります。ところが、環境問題に熱心に取り組む若い人たちが、その数字では足りないと、経産省前でハンガーストライキを行いました。パリ協定では、世界の気温上昇を産業革命前と比べて1.5°Cに抑えることを目標に定めています。そこまで効果を出すには日本は62%の削減が必要だと訴えたのです。ちなみに他国の目標値は、アメリカは2005年比で50~52%削減。EUは1990年比で55%以上減。イギリスは1990年比で78%以上減です。アメリカのバイデン大統領は、オバマ政権で謳われた、温暖化防止と経済格差是正の両方を行う経済刺激策「グリーン・ニューディール」をさらに強化し、「クリーンエネルギー/持続可能インフラ計画」に4年間で総額2兆ドルを投入すると公約で掲げました。中国は、公害により健康被害が多く出たことを機に、環境対策に積極的になり、2030年までの温室効果ガス削減目標は2005年比で65%以上削減。また、2035年の新車販売でガソリン車をゼロに。電気自動車を中心に省エネ・新エネルギー車の割合を5割にし、残りの5割もすべてハイブリッド車にすると昨年秋に発表しました。欧米や中国の削減目標値が高いのは、環境対策がこれからの経済の主戦場になると踏んでいるからです。欧米の大手企業は、石炭や火力による電力に依存する企業とは取引しないと公言していますから、日本も再生可能エネルギーの比率を上げるなどの対処をしないと、このままでは世界の経済市場から日本の企業は排除されてしまいます。環境対策は、地球を守るというイデオロギー的なものから、産業の生き残り策に大きく変わったんですね。AIや再生可能エネルギーなど、あらゆるテクノロジーを駆使し、環境に負荷をかけない産業政策を、国が本格的にとる必要があるのではないかと思います。堀 潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年6月16日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年06月12日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「出入国管理法改正案」です。難民は犯罪者ではない。廃案後も対応是正を求める。日本の入国管理のあり方が国際的に問題視されています。まず、難民認定率が1.2%(2020年)と、とても低い。さらに、難民申請を却下された外国人が、入国管理の施設に長期間収容されていることも問題になっています。家族と引き離され、無期限勾留のような状況で、体調を崩してもきちんとした手当てが受けられません。扱いが非人道的ではないかと、国連からも再三勧告を受けていました。今国会では出入国管理法の改正が審議されました。改正案には、難民認定手続き中は強制送還が停止されるという規定を3回目以降の申請には適用せず、本国に送還できるという変更が含まれていました。しかし、内戦や封建的な軍政から命からがら逃れてきた人を母国に送り返せば、その人は殺されてしまうかもしれません。改悪案だと、多くの人が反対の声をあげ、3月に名古屋入管施設に収容中だったスリランカ人女性が死亡し、その管理状況が問題視されたことも受け、与党は今国会での審議を断念しました。難民申請をしている人が本当に難民なのかを判定するのは確かに難しいです。パスポートはもとより、その人を証明するものがないからです。けれども、難民=犯罪者ではありません。ただ、入管庁は麻薬カルテルの一味や武装集団を入国させないよう水際を守るのが仕事ですから、入管庁の中で難民審査を行うこと自体に無理があると思います。たとえば、難民局を作り、難民なのか、虚偽の申請をする偽装難民なのかを審査できる体制を整える必要があるのではないでしょうか。日本は難民申請を厳しくする一方で、特定技能制度など、外国人労働者を受け入れる規制緩和はしてきています。労働力のためには門を開き、助けを求める人には閉ざすというのは矛盾しています。欧米には多民族、多文化の土壌があり、移民を国力に反映させる術を持っています。その点、日本は多様性を受け入れるのが不得意なんですね。廃案になっても難民に対する日本の対応は問題が残っています。もしも日本が戦争状態になり、自分が国を逃れ難民になったとしたら?と想像力を働かせて考えてみてほしいです。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年6月9日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年06月05日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「Z世代」です。世界中で抱える問題。解決の鍵となるZ世代。バブル世代と氷河期世代は「X世代」、‘80~‘90年代半ばに生まれたゆとり世代は「Y世代」、‘90年代半ば~2010年代初めに生まれた若者たちは「Z世代」と呼ばれています。Z世代に注目が集まるきっかけとなったのは、人権運動家のマララ・ユスフザイさんや環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんの登場でしょう。ティーンエイジャーが、人権や地球環境が脅かされている窮状をSNSを通じて訴え、それらを守ろうとするアクションは世界で同時多発的に起こりました。そうして、経済至上主義とは別の新しい幸福の価値観を広げていきました。日本のZ世代は、小学生~中高生の多感な時期に東日本大震災や原発事故を体験しています。義務教育課程で環境や人権、SDGsについて学び、働き方は会社員ベースから、フリーランスベースに移行しつつあります。国や集団に属さずに、強い個として生き抜く新自由主義者がフィーチャーされた時代を経て、人々は戦いに疲れてしまいました。さらに自然災害が頻繁に起こり、景気は回復せず、格差は広がるばかり。個人の力ではどうしようもない状況に陥っています。そんな背景のもと、多様な個が足りない部分を補填し合い、困難を共に乗り越えようとする「コミュニタリアニズム(共同体主義)」がZ世代に広がっていきました。社会環境は目まぐるしく変化しています。人権や環境部門に積極的でない企業は投資の対象にならなくなり、SDGsというゴールを目指さねばなりませんが、大人たちは策がなく困っています。以前、ベンチャー企業と大手企業をマッチングさせる取り組みを取材したとき、大企業の社員はZ世代の新しい感性や価値観をサービスに取り入れようと、熱心に若い起業家たちの意見を聞いていました。これまでは若者の意見といえば、流行物やギャル語など、トレンドとして取り上げられる程度でした。しかし、今後は、デジタルネイティブのZ世代から新しい知見を学び、大人は資本やマーケットを若者に提供するなど、ウィンウィンの関係を築く必要があると思います。互いに協力しなければ乗り越えられそうにない問題が世界に山積みなのです。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年5月26日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年05月21日2021年4月29日に放送された、トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、元フィギュアスケート選手の浅田真央さんがゲスト出演。浅田さんは、同月現在30歳です。プライベートでは、色鉛筆でぬり絵をしたり、土いじりをして野菜を育てたりしながら過ごしているといいます。浅田真央が外出自粛中に投稿した写真ネットで「人柄が出てる」と話題に番組で「いずれは自分のスケートリンクを作りたい」という夢を語った浅田さん。もっと年齢を重ねてからの展望としては、畑を耕すなど、いずれは自給自足の生活をしたいと考えているようです。将来にまつわる話題が上がったタイミングで、MCを務める黒柳徹子さんが「年齢的に『結婚についてはいかがですか』とみんなに聞かれない?」と尋ねると、浅田さんはこう答えました。そうですね…。やっぱり、結構聞かれることも多いですね。タイミングが合えばという…。まずはお相手いれば、ですよね。お相手がいなければちょっと先に進まない話なんですけど。いつかは…。自分のいろんなタイミングが合えばですかね。徹子の部屋ーより引用「相手がいて、自分のタイミングが合えば」と心境を明かす浅田さん。すると、黒柳さんはこう言葉を送りました。でも、もったいないから、いつかちゃんとよい方がいらっしゃればね。だって、あの…1人で生きてたって、生きていられるんですからね。結婚しなきゃいけないなんてことはないんですから。徹子の部屋ーより引用黒柳さんは、浅田さんの気持ちをおもんぱかり、エールを送ったのでしょう。その言葉を受けて、浅田さんは「どちらの道を選ぶのか楽しみですね」と笑顔を見せました。番組の視聴者からは、さまざまなコメントが寄せられています。・徹子さんの、こういう柔軟なところが好き。・さすが。年頃の女性の心を、ふっと楽にする言葉をかけてくれたね。・本当にそう。まずは相手ができてから結婚を意識するぐらいでいいと思う。・別の選択肢もあることを伝える徹子さんも、「どちらになるか楽しみ」と答える浅田さんも素敵。人生で何を優先し、何を選択するかは人それぞれです。ほかの誰でもなく自分の意思で決断したことは、長い人生を支える道しるべにもなるでしょう。黒柳さんの言葉は、多くの人の心に刺さりました。[文・構成/grape編集部]
2021年04月30日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「米中外交」です。体制の違いにより対立が顕著に。注視が必要です。アメリカの外交政策を、国際協調から「アメリカ第一主義」に大きく方向転換したトランプ前大統領。バイデン大統領は2月の演説で、「アメリカは戻ってきた」と世界に向けてメッセージを発し、再び協調体制に戻すこと、失われた同盟関係を修復することを宣言しました。問題は対中国です。就任前には「弱腰になるのでは?」と推測する声がありましたが、それを覆すかのようにバイデン政権は中国に強い姿勢を示しています。人種や宗教によって差別することは許さないと、新疆ウイグル自治区や香港、東南アジアに対する中国の挑発的な支配姿勢を批判。「中国の経済的虐待に立ち向かう」「人権や知的財産、グローバルガバナンスに対する中国の攻撃を押し返す」などと表現しました。中国への強硬姿勢は、トランプ時代と変わりませんが、バイデン大統領は「アメリカの国益となる場合は、中国政府と協力する用意がある」と付け加えることも忘れませんでした。しかし、米中関係は日に日に緊張感を増しています。3月に行われた米中外交トップ会談では、人権に反する中国の行為を非難したアメリカに対し、「内政に干渉する行為には断固として反対」と、中国側は強く反発しました。中国は自らを民主国家と謳いますが、民主主義の定義が私たち自由主義国とは異なり、最終決定権はすべて中国共産党にあります。バイデン大統領は、中国が民主国家に変わることを期待していたのですが、体制の違いは露わになるばかり。3月末の記者会見でバイデン大統領は「21世紀における民主主義と専制主義のどちらが機能するかの闘い」と発言し、対立を極めました。習近平国家主席は、オバマ政権のころには「G2」として、中国とアメリカで世界の秩序を作ることを呼びかけていました。ところがトランプ政権になり対立関係に。本音ではビジネス上で繋がっておきたい両国ですが、不当逮捕や弾圧が日常的に行われる国相手では安心して投資はできません。今後、たとえば台湾をめぐり、米中関係がさらに悪化した場合には、日本の米軍基地から中国にプレッシャーをかける可能性も。他人事ではいられないのです。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。新しい朝の報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~8:00)が放送中。※『anan』2021年4月21日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年04月16日舞台『ローズのジレンマ』の取材会が5日に東京・シアタークリエで行われ、大地真央、神田沙也加、村井良大、別所哲也が登場した。同作は“ブロードウェイの喜劇王”として不動の地位を築き、米国を代表する喜劇作家ニール・サイモンの晩年の傑作。経済的危機に瀕している大物女流作家ローズ(大地)が、最愛のパートナーだった作家ウォルシュ(別所)の亡霊に提案され、助手アーリーン(神田)や売れない作家クランシー(村井)と共に彼の未完の遺作を仕上げる中で、残された人生と向かい合っていく様を、ユーモラスに描く。5日は大地の65歳の誕生日。会見では、別所による「今日は何の日かご存じですよね? 大地真央さんのバースデーです!」という合図で音楽が流れ、村井から神田、神田から大地へと、役名の"ローズ”にちなんだ65本のバラの花束が手渡された。大地は「まさかこの場でこんなお祝いをしていただけるなんて、ありがとうございます。ちょっとうるうるしちゃいました」と感謝を表す。さらに共演者からも一言ずつ、という流れに大地は「泣いちゃう! ちょっと待ってちょっと待って」と動揺。神田は「これまでも私的にもおめでとうと言ってきて、この日に共演できて、こうして舞台上に……一緒にいられるのがすごく嬉しく思っています」と涙を見せる。「生けるオーラみたいな方で、リーダーシップ、アイディア、女性としても役者としても勉強になることいっぱいです。これからもいっぱい追いかけていくしいっぱい色んなことを教わりたいと思います。大好きです」とメッセージを送った。続く村井も「おめでとうございます」と声を詰まらせ、「涙の会見みたいに……」と笑顔を見せる。「このために皆さんをお呼びしたので、そういう会見で」と笑わせつつ、「全員最後まで走り抜けられるように、ぜひよろしくお願いいたします」とコメント。別所は「本当におめでとうございます。こんなにバラが似合う女優さんは、この日本でいない。まさに演劇界のローズとご一緒できること、誕生日の日に皆さんの前に立てることを光栄に思っています。おめでとうございます」と祝った。大地は「まさかこんなサプライズがあるとは、本当にありがとうございました」と改めて感謝。「みんな健康に気をつけて、コロナに負けないように、そして皆様に夢と希望をお届けすることができますように頑張りたいと思っています」と意気込んだ。東京公演はシアタークリエにて6日〜25日、大阪公演は新歌舞伎座にて27日〜3月1日、愛知公演は刈谷市総合文化センター アイリスにて3月3日。
2021年02月05日松本潤(37)が’23年のNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演の徳川家康を演じることが発表され、さっそく“家潤”と愛称がつくなど話題になっている!「たぬきっぽいイメージの徳川家康を松潤が演じるのは意外、と思った方もいると思いますが、彼はこれまでさまざまな役をうまく演じ分けてきました」そう語るのは、『ジャニヲタ女のケモノ道』などを著書に持つ、芸人の松本美香氏。「『花より男子』の俺様キャラの印象が強いかもしれませんが、『99.9−刑事専門弁護士−』では飄々とした弁護士役。『きみはペット』で演じたモモは年上のお姉さまに甘える男のコ。本当に幅広いんです!」松本氏はこう続ける。「松潤は嵐のライブでも『これ以上のものはないやろ!』という最高の演出をしてくれました。家康のことを研究し尽くして、まったく新しい家康を見せてくれるんじゃないでしょうか。体重を増やしたりもするのかな」さらにはこんな期待も。「日舞のシーンや馬術は持ち前の華やかさと貫禄があるだろうし、真逆にコミカルな部分もあったりして……。もう、いろんな“家潤”に1年間翻弄されたいですね(笑)」「女性自身」2021年2月9日号 掲載
2021年01月30日ファーストサマーウイカが、シンガーソングライター阿部真央作詞・作曲のデジタルシングル「カメレオン」で2月22日にソロメジャーデビューすることが決定した。ファーストサマーウイカは2013年5月にアイドルグループ「BiS」に新メンバーとして加入しメジャーデビュー。2014年7月横浜アリーナの単独公演で「BiS」が解散後、NIGO®プロデュースで「BILLIE IDLE®」を結成。2019年12月に解散するまでライブを中心に活動していた。その後はバラエティ・ドラマ・ラジオで目にはしない日はないほどの活躍を見せているが、音楽に対する愛情は人一倍強く、ニッポン放送、TOKYO FM、FM yokohamaのパーソナリティを務めていることもあり音楽に関する知識も多く併せ持っている。また、類稀なる歌唱力を持ち、テレビではカバーなどでその歌声を披露していた。デビュー曲となる「カメレオン」は、阿部真央節がふんだんに盛り込まれた激しくメロディアスが楽曲となっている。ファーストサマーウイカ コメントユニバーサルミュージックよりメジャーデビューが決定いたしました。日頃より応援してくださるファンの皆様、支えてくださるスタッフの皆様のお陰です、ありがとうございます!思えば色々な肩書きを渡り歩いてきましたが、振り返れば原点は音楽にあります。夢のひとつでもあったソロデビュー、その喜びと感謝の気持ちを原動力に、アーティストとしても様々な挑戦をしていきたいと思います。1stデジタルシングル「カメレオン」は私の敬愛する阿部真央さんが、ご自身のこと、私のことを丁寧に織り込み、愛を込めて作詞作曲してくださいました。また一味違ったファーストサマーウイカをお見せ出来ればと思います、よしなに!ティザーサイトリリース情報ファーストサマーウイカ デジタルシングル「カメレオン」2020年2月22日(月) リリース作詞・作曲:阿部真央編曲:akkin関連リンクファーストサマーウイカ 公式Twitterファーストサマーウイカ 公式Instagram
2021年01月12日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「子供・若者白書」です。自己肯定感の低い若者たち。長所を伸ばせる社会に。内閣府が毎年国会に提出している「子供・若者白書」。2019年に発表された「日本の若者意識の現状~国際比較からみえてくるもの~」が話題になりました。これは‘18年の冬に7か国の13~29歳の男女を対象に行われた調査で、国際競争力や結婚観、自ら切り拓く力など、日本の国力に関わる若者の実態を知ることが目的で行われました。この結果、日本の若者は他国の若者と比べて、自己肯定感が低い傾向にあることがわかりました。「自分自身に満足しているか」という問いに対して、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」を含め、イエスと答えた若者は、日本は5割に届きません。ところがアメリカは「そう思う」が57.9%。肯定的回答を合わせると、欧米諸国はほぼ8割を超えています。「自分に長所があると感じているか」という問いには、「そう思う」と断言する日本の若者はわずか16.3%。他の6か国は日本の倍近く、さらにそれ以上の高い割合で「そう思う」と答えています。日本の若者の自己肯定感の低さは、自分は役に立たないと感じる「自己有用感」の低さが関わっているようだと内閣府は分析しています。一方で、家族に大切にされていると感じる若者は多く、海外留学や海外居住を求める割合は低い。堅実で謙虚な優しい日本の若者像が浮かび上がりました。なかでも気になったのは、「よく嘘をつくか」という問いに7割の若者が、つかないと答えている一方で、「人は信用できないと思う」という設問に肯定的回答をした割合が5割以上。これは、政府のモリカケ問題や桜を見る会の問題、ブラック企業やいじめを隠蔽しようとする学校など、社会に対する不信感の表れなのではないかと思います。「うまくいくかわからないことに意欲的に取り組むか」という設問にはイエスとノーの回答がほぼ半々でした。成功体験の有無が影響しているのかもしれません。1月11日は成人の日。若者たちがそれぞれの特性に応じて活躍できる環境を、社会として作るべきではないでしょうか。若者のみなさんには、とるに足らない人間なんていないのだから、好きなことを追求して長所を伸ばしていってほしいと思います。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が昨年公開された。※『anan』2020年1月13日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年01月09日井上真央と『超高速!参勤交代』の本木克英監督が贈る史実「米騒動」に基づく痛快エンタテインメント『大コメ騒動』。この度、怒れる女性たちの本編映像とそのメイキング映像、“凛々しい”場面写真が解禁となった。解禁された映像は、コメの値段の急騰から始まり、理不尽な社会を目の当たりにして「もう我慢できん!!」と立ち上がった女性たちが一挙になだれ込むシーン。3人の子どもを育てながら働きづめの主人公いと(井上さん)が、「コメを旅に出すなー!」と掛け声をあげ先陣を切り、それに続く女性たちの大群が、コメを積み荷にさせまいと砂浜を駆け抜ける。あまりの迫力に慌てふためく業者たちの姿が対照的で、真剣ながらもコミカルな雰囲気も忘れない“本木節”全開の映像になっている。あわせて公開されたメイキング映像では、監督から演出を受ける井上さんの姿や、100人近いエキストラが海岸に集まって撮影が行われた様子が映し出されている。本木監督は「船に運び出す米俵をおかかたちが奪うシーンでは、エキストラの皆さんがとても“楽しそう”だったんです。でもここは、男たちと激しくぶつかり合うシーン。申し訳ないという思いを持ちながらも『家族の命がかかっています!楽しそうにはしないでください!』とスピーカーで何度もお願いしました(笑)」と明かす。「皆さん思っていた以上に積極的に撮影に挑んでくださったことが、僕としては信じられない光景として感じられていました。と同時に、とても誇らしい気持ちにもなりました。おかか役の女優陣も思わず『すごいすごい!』とエキストラの皆さんに拍手を送ったほど。浜のおかかたちの、迫力あるシーンになったと思いますよ」と振り返っている。主人公いとを演じた井上さんは、「いつの世も女性を怒らせたら怖いですが(笑)、自分の力を試すためではなく、大事なものを守るために声を上げていく。生活に根付いているからこそ響く訴えというものがあるのだと思います。今の時代とちょうど重なる部分もあると思うので、そんなことも感じてもらいながら楽しんでいただけたらうれしいですね」と、本作の魅力を語っている。『大コメ騒動』は2021年1月1日(金)より富山県にて先行公開、1月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:大コメ騒動 2021年1月8日よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開©︎2021「大コメ騒動」製作委員会
2020年12月28日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「脱ハンコ」です。無駄な手続きを省くのが目的。押印否定ではない。菅政権になり、書類に押印をする手続きを簡略化しようと「脱ハンコ」の動きが官民で急速に進んでいます。コロナ禍のなか、テレワークが推奨されながらも、経理部門などでは、押印のためにわざわざ出社しなければいけないというような事態になっていたことも、改革の後押しとなりました。ただ、河野太郎行政改革大臣も話していましたが、政府はすべての押印をなくそうとしているわけではありません。印鑑証明や銀行印、契約書の押印などは残ります。そもそもハンコの問題ではなく、書類申請や申し込みなど、責任を分散させるために何人もの承認印を押させるなど、煩雑だった手続きを見直すことから始まりました。契約書の押印も、実は民法上では必須ではありません。口約束でも証明さえできれば契約は成立します。ただ、たとえば裁判になったとき、「自分で判を押した」ということが本人の承認意志の有無の証明になるため、押印を求められることが常になっているのです。インターネットの登場とともに電子取引が増え、2001年には電子署名法が施行されました。しかし、電子認証の申請手続きのハードルが高く、なかなか利用されませんでした。その後、テクノロジーが発達し、民間企業の方で電子署名の仕組みが進み、2017年以降、電子契約サービス市場は急速に伸びています。2018年に約37億円程度だったのが2023年には198億円になる見込みです。コロナ禍で契約者数が増え、電子契約サービスを導入している日本の法人数は300万社前後にのぼりました。Eメールの登場で、逆に、手書きの文書が特別なものになったように、今後、印を押す行為は文化として継承されていくのではないかと思います。脱ハンコは菅政権の行政改革の「1丁目1番地」。デジタル化の一つとして進められました。安倍政権のころから提案されていた事案。代替サービスもありますし、押印の必要性は法的根拠もなく、なんとなく皆が続けていた古い産業形態だったので、おそらく誰も反対はしない。ここにメスを入れるのは、菅総理にとって、手柄を立てるのにもってこいのテーマだったんです。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年12月23日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年12月24日阿部真央が、人気バラード曲「いつの日も」のピアノ弾き語り一発撮りのミュージックビデオをYouTube公式チャンネルで公開した。「いつの日も」は、阿部の楽曲の中でも特に寒い季節に心に染み入る曲。ギター弾き語りのイメージが強い彼女だが、公開された映像は、初めてピアノ弾き語りで感情豊かに歌い上げる姿が新鮮な印象を残すものとなっている。また、ミュージックビデオ公開と同時に、映像収録時に一発録りした音源も、「いつの日も ~MY INNER CHILD Ver.~」として各音楽配信サイトで配信スタート。12月9日には、事前告知を一切せずに「ロマンスの神様」のカバーを配信リリースし話題となった阿部だが、新たに冬に聴きたい名曲「いつの日も」のセルフカバーを今回も突然公開したことになる。◆リリース情報2020年12月23日(水)配信スタート「いつの日も ~MY INNER CHILD Ver.~」
2020年12月23日《ここまで怒ったことはないんですが、これは本気のケンカ》《1年半ぐらいずっと連絡を取っていない時期があった》浅田真央(30)が7日に放送された『とくダネ!』(フジテレビ系)のインタビューでこう打ち明けた。怒りの矛先は、なんと彼女の実父。「番組のなかでは、原因や時期については触れませんでした。しかし、“やはりあの一件が原因では”と関係者間ではささやかれています」(テレビ局関係者)“あの一件”とは’15年に一部週刊誌で浅田の父親と当時の交際女性とのトラブルが報じられたこと。「真央さんのお母さんは’11年に病気で他界しています。真央さんは交際女性がいるのを知らなかったようで、その存在にもショックを受けたようですね。それにこの時期は、真央さんが1年の休養を経て現役復帰を決めたころ。再出発に泥を塗られたわけですからね。かなり怒っていたそうです。怒りのあまり父に渡していた生活費を入れるのをやめた、とも報じられました」(スポーツ紙記者)しかし、ここまでこじれた父娘の仲が、現在は良好だというのだ。真央が30歳になったのを機に発売されたばかりの『浅田真央100の言葉』(扶桑社)でも、父が4ページにわたってインタビューに答えている。「本の中でお父さんは、真央さんの幼少時代やお母さんが闘病していたときのこと、そして家族葬のことなど、初めて明かすエピソードを語っています。現役時代は“パパが見に来ると気持ちが緩んじゃう”と言われ試合会場に行っていなかったそうですが、引退後、真央ちゃんがサンクスツアーを始めてからは“来てね”と言ってくれるそうですよ」(スポーツ紙記者)1年半の“確執”の和解のきっかけを、真央自身は冒頭の『とくダネ!』でこう話している。《とある方から“世界に1人しかいないお父さんだから許してあげて”と言われて、そうだな、と》距離を置いていた期間の反動だろうか。真央はいまでは父をとても大切にしているという。「お父さんの還暦祝いに一緒に京都旅行をしたそうです。お父さんは現在61歳前後ですから、旅行したのはこの1~2年のこと。旅行のプランは真央ちゃん自身が考えてセッティングしたとか。実は彼女、CMや雑誌の撮影でたびたび訪れていることもあって、京都が大好き。自分のお気に入りの場所にお父さんを連れていって喜んでもらい、2人の間に残る、わだかまりを完全に解消したいという意図もあったのではないでしょうか」(フィギュア関係者)最近では“アイスリンクをつくる”という目標を掲げている浅田。再び結束した家族のバックアップを受けながら、30代の夢を実現させるに違いない。「女性自身」2020年12月29日号 掲載
2020年12月18日