■これまでのあらすじ先輩の紹介で倹約家の俊一と結婚した有希。子どもの頃親の事業が失敗し苦労した俊一の節約は度を超えていて、自由になるお金がない有希は離婚を考えるまでになる。しかし俊一との楽しかった日々を思い出した有希は本当は別れたくないという自分の気持ちに気付く。お金がなくなる不安を抱えた夫に、夫婦で助け合っていけば大丈夫だと伝える有希。そして有希が自由になるお金で、俊一にとってムダに思える使い方をすることを受け入れてほしい、と訴える。 お金の価値観が違いすぎる私たちですが…、これからも一緒にいるためにお互い歩み寄る努力をすることにしました。とはいえ、どうしても譲れない部分はあります。夫がトラウマを克服するのが難しいなら、それは仕方ありません。日々できるだけ前向きに、私たちなりの解決方法を探しています。俊一は相変わらずのケチではありますが…、前より表情が柔らかくなった気がします。それに、少しずつ私たちらしい普通が見えてきたような…。これからも家族3人幸せに暮らしていくために、夫婦で節約に励んでいきたいと思います。※この漫画は実話を元に編集しています原案:ウーマンエキサイト編集部、脚本:久保みのり、イラスト: のばら こちらもおすすめ!未来に向けて節約していたのに…夫がボーナスを隠していた!結婚前から気前がよく、すぐにお金を使ってしまう夫。夫婦で相談して妻が家庭のお金を管理することになったのですが…。夫婦協力して節約していたのに…夫は嘘をついていた? 「夫婦のお金」1話目はこちら>>
2024年05月05日■これまでのあらすじ会社の先輩の紹介で真面目な俊一と結婚した有希。俊一は貯金は多いが度を超えた倹約家で、有希が誕生日に息子を新幹線に乗せてあげたいと頼んでも2駅しか乗ることを許さず、息子があまりに喜ぶため思わず3駅乗せた有希に怒るほどだった。有希の母が倒れたと聞き駆け付けようとする有希だったが、俊一から命に係わる病気ではないのだから帰省する必要はないと言われる。病気の母に会いに行く飛行機代すらケチる夫に有希は「私にはあなたが理解できない」と言う。夫のやっていることは経済DVじゃないかと思った私は、息子を連れて家を出ることにしました。会社の上司に長期休暇の許可を取れば、先輩の並木さんが何事かと声をかけてきて…。この時に初めて、夫とお金の価値観が違いすぎるため、離婚を考えていることを話しました。並木さんは俊一の行動がおかしい、悪いのは俊一だから俺がガツンと怒ると言ってくれましたが、私はもう何も話す気になれず…。俊一から連絡やメールがきても無視しました。そんな時に、先輩から電話がきて…ずっと話さなかった夫の過去を聞くことになるのです。※この漫画は実話を元に編集しています次回に続く(全15話)毎日更新!この話のイラストは、一部下記クレジットの写真を使用しています。©haikeisouko - stock.adobe.com
2024年05月01日■これまでのあらすじおひとりさま1パックの特売品を、幼い息子まで頭数に入れて購入するケチな夫の俊一。特売を求めてスーパーをはしごする彼に付き合わされる妻の有希は疲れ果てていた。ふたりは先輩の紹介で結婚。結婚当初、有希はしっかり者の俊一といる安心感に惹かれて結婚した。ふたりで婚約指輪はいらないと決めたのだが、俊一は結婚式を挙げることも渋った。さらに式場では仏滅に式を挙げるプランの金額を聞くなど、いかんなくケチぶりを発揮するのだった。夫のおかげでかなり結婚式の費用は抑えられましたが、ウェディングドレスも妥協させられ、私としてはもう少しお金をかけたかったと不完全燃焼でした。外食も結婚当初は月に1度は行けていましたが、子どもが生まれて難しくなり、現在は誕生日だけ…。私は夫のおすすめのイタリアンのお店をとても楽しみにしていたのです。まさか近所のファミレスのことだったなんて想像もしていませんでした…。次からは絶対に自分の行きたいお店に行こうと思った瞬間でした。※この漫画は実話を元に編集しています次回に続く(全15話)毎日更新!この話のイラストは、一部下記クレジットの写真を使用しています。©haikeisouko - stock.adobe.com
2024年04月23日がんは今や誰にとっても他人事とはいえない病気。国立がん研究センターが発表した「2016年がん統計予測」によると、2016年のがん罹患数予測は101万200例(男性57万6,100例、女性43万4,100例)で、昨年よりも約28,000例増加しているといいます。今回ご紹介する『がんは治療困難な特別な病気ではありません!』(真柄俊一著、イースト・プレス)の著者は「がんと食」「自然治癒力」を軸に置いたがん専門クリニックで多くの患者さんのがんを治すのに成功しています。そこで本書の中から、あまり知られていないがんに関するデータをご紹介します。■日本と欧米の「がん死亡率」には大きな差があるイギリス、フランス、アメリカ、日本の「がん死亡率」の推移を比較すると、1950年の時点では、日本人のがんでの死亡率は最も少なく、トップのイギリスの40%程度でした。その後各国ともに死亡率が上昇しますが、1990年頃を境に日本以外の3カ国はがん死亡率が軒並み下がり始めます。しかし日本だけはぐんぐん死亡率が上昇し、90年代半ばでアメリカを抜き、2000年代に入るとフランスを抜き、主要先進国の中でがん死亡率が1、2を争う国になってしまいました。もし他の3つの国のように日本も死亡率が下がっていたとしたら、10万人以上が亡くならずにすんだという計算になります。■アメリカではがん死亡率が20%も減少しているアメリカでは1970年代から国をあげてがんの対策を行ってきました。そのため、1990年を境にがん死亡率が年々減少しています。アメリカがん協会は2013年版の発表で、ピークとなった1991年から20%減少したと述べています。著者は、日本とアメリカではがん医療の違いがはっきりあるといいます。日本では臓器転移のあるがんの場合、治癒は困難で「がん放置療法こそが最善である」という風潮があります。しかし、アメリカの医療現場でそんな指導をする医師がいれば、医師免許が剥奪されてもおかしくありません。■肉の発がん性はタバコ並みに高いことが明らかに2015年10月、IARC(国際がん研究機関)が「肉にはアスベストやタバコ並みの発がん性がある」と発表しましたが、うやむやのうちにこの話題は消えてしまいました。しかし、WHO(世界保健機関)の傘下であるIRACが肉や肉加工品の発がん性をはっきり認めたということは極めて重要です。動物性食品の危険性に関する研究は進んでおり、イギリスの研究論文では「赤身肉の大量消費は体内のDNAにダメージを与え、がんの発生を引き起こす」と発表しているのです。■じつは移民労働者は高齢者ほど元気に生きているイギリス王立会議の医師トロウエル博士は、「先進国民は動物タンパク狂」だと指摘しています。肉食中心の食生活が現代病の原因だということです。同じように食生活と病気の発生について指摘している医師は大勢いるといいます。1972年にアメリカ人医師がハワイに赴任した際、ハワイの農園で働く日系人は高齢者ほど元気だということに気づきました。アメリカ本土では同じ年代の老人たちは心臓疾患やがん、リウマチなどの何かしらの病気を抱えているのが普通でした。しかし、ハワイの農園で働くアジア系の高齢者たちは病気とは無縁。90歳になっても元気に働いている人もいました。ところが、そんな移民の人たちも第2世代になるとやや不健康、第3世代以降では本土のアメリカ人と同様、肥満や糖尿病、心臓病などを抱えていました。さらに彼らの食生活について調査すると、上の世代では出身地で食べていた米と野菜を多く食べていたものの、子どもたちの世代になると食生活が欧米化していました。やがて食事を植物性食品から動物性食品に変えるととたんに病気になるとわかりました。実際、彼のもとを訪れた乳がん患者が動物性食品と油脂分をやめ、穀物は全粒粉、果物や野菜を多くとる食事に変えたところ、がんを克服し、トライアスロン選手になって30年経った今も活躍しているそうです。*本書では病院で治らないといわれたがんが「自然療法」によって完治した事例も掲載されています。がんには特効薬がなく、未だ解明されていないことも多いです。しかし、いつ誰がかかってもおかしくない病気だからこそ、最新の情報やデータをチェックしておきたいものです。(文/平野鞠) 【参考】※真柄俊一(2016)『がんは治療困難な特別な病気ではありません!』イースト・プレス※2016年のがん統計予測-国立研究開発法人国立がん研究センター
2016年10月11日