市原隼人が、6月29日(土) 午後10時よりWOWOWで放送・配信される『WOWOW×テレビ東京共同製作連続ドラマダブルチート偽りの警官Season2』の主演を務めることが発表された。WOWOWとテレビ東京の共同製作となる本作は、近年ネットの普及とともに拡大し続ける様々な詐欺被害をテーマにした、正義と悪を使い分けながら法では裁けない悪を裁くクライムエンターテインメント。Season1では交番勤務の警察官・多家良啓介(向井理)が、法では裁けない相手ばかりを狙う“詐欺師K”としての顔を持ち、法を超えて悪人を華麗に欺いていくが、市原演じるSeason2の主人公・田胡悠人は巨大詐欺組織を喰らう詐欺師。かつて海外拠点の特殊詐欺で逮捕された経験を持ち、出所後に詐欺会社に入り込む。Season1に引き続き、内田理央、荒川良々、結木滉星、橋本じゅん、伊藤淳史、そして向井が出演するほか、Season2より、謎のサロンを主宰する詐欺師・海藤周役で陣内孝則、詐欺会社の代表・木崎竜一役で淵上泰史が登場。また新キャストとして升毅、羽場裕一、岩松了らが名を連ねている。監督は、映画『サイレント・トーキョー』、フジテレビ系『SP 警視庁警備部警護課第四係』シリーズ、『連続ドラマWコールドケース』シリーズの波多野貴文と、Season1から続投する河野圭太が担当。脚本は、Season1から引き続き田康弘と、新たにSeason2から藤澤浩和が務める。なおSeason1は、現在テレビ東京系で毎週金曜日夜8時より放送中。■田胡悠人役:市原隼人 コメント共同製作ならではの手法を期待し、地上波であるSeason1では描き切れない物語や表現をSeason2で深く掘り下げ描くことで、生々しい作品をお届けするべく、今回の主演を精一杯務めさせていただきます。今の時代、大衆の時代から個の時代へと、それぞれの価値観の基準が個に変化していっていると感じます。私が演じる田胡も、彼にしかない基準、ボーダーラインで動く男です。ただ生きている、生かされているというわけではなく、道義を失うほどに、何かをやらなければならないという使命感に突き動かされて生きている。田胡は詐欺師であり、当然いろいろな人間をだましていくのですが、なぜ、田胡が人をだますのか。どこに行きつくのか。きっと、視聴者の皆様にも想像できない結末にたどり着くと思います。本当の正義とは何なのか。そんな問いを投げかける作品となっております。ひとつ笑みを零せばすべて崩れてしまうような、そんな繊細な空気感の中で撮影が進んでいくのではないかなと感じます。役者としては、できる限りの準備をもって、現場に挑んで参ります。本作は、息をするのも忘れてしまうような、瞬きをする間も惜しくなるようなサスペンスであり、深い人間ドラマでもあります。時には、視聴者の皆様のことも騙しながら、物語は進んでいきます。WOWOWとテレビ東京の初の共同製作であり、エンターテインメントでありながらも、後々までずっと残せるような作品創りを心掛けます。ぜひ、主人公である田胡の動向を見守っていただけたら幸いです。■海藤周役:陣内孝則 コメント出演が決まった時は、ものすごく嬉しかったです。役者をしていて一番嬉しいのは、仕事がきた時とギャラをもらった時(笑)。今回は、僕と年齢が近いベテラン俳優や、個性的な俳優が多く出演しているなと思いました。市原くんとは、映画『チェケラッチョ!!』(2006年)で親子を演じて以来の共演です。20年近く経つので、久しぶりに再会して、ここまで精悍な男に仕上がるんだなという印象です。充実した、しっかりとした人生を生きてきたんだろうなと感じました。今は特殊詐欺などが世間にあふれていて、身近なテーマだなと思います。まさに今の時代を切り取った作品になるんじゃないかな。詐欺師の中には、そんなに悪い奴じゃないんじゃないかと思わせるような奴もいるんですよね。「こいつ上手いな」って思うような芝居をするし、役者になった方が良いんじゃないかって思ってしまうぐらい、善人に見せるのが上手い。海藤役もいかにも胡散臭い男ではなく、フラットな感じで演じようと思っています。Season1あってのSeason2なので、作品が盛り上がっていけば嬉しいなと思いつつ、個人的には、40年くらい役者をやってきた中で、今回の海藤役は今まで演じてきたキャラクターとは違ったキャラクターにしてみたいです。ぜひ、視聴者の皆さんにも楽しみにしていただければと思います。■木崎竜一役:淵上泰史 コメントWOWOW作品には過去に出演していますし、テレビ東京さんにもお世話になっているので、そんな2社の共同製作作品に出演することが決まった際は、純粋に楽しみだなと感じました。まだ最後まで台本を頂いていないのですが、とても緊張感があって、どうなるか結末がまったく読めない物語です。演じる木崎は、純粋な悪。欲が強くて、成り上がることを目指している一方で、世渡り上手。ずる賢くて、人を引き込むような人たらしな部分も持っています。不幸な生い立ちがあるわけでもなく、大学のサークルで始めたビジネスの延長で詐欺師の今があるような男です。市原さんや、陣内さんとは、今回が初共演になります。心理的な駆け引きや緊張感が大事な作品だと思うので、現場では共演者の皆さんと芝居の応酬を楽しみつつ、ミステリアスでいたいなと思います。視聴者の皆さんにも、物語の緊張感や、どうなっていくのか分からない展開を楽しみにしていただけたら嬉しいです。■WOWOW ドラマ制作部 堤口敬太 コメントWOWOWでお届けするSeason2は、よりサスペンスフルかつ緊迫感溢れる心理戦が展開されます。詐欺師たちの裏の世界を舞台に、詐欺師同士の“危険な駆け引き”から、“巧妙な詐欺の手口”がどう生み出され、仕掛けられていくのか、そして、警察は、彼らを阻止できるのか、視聴者の皆さんにはハラハラしながらご覧いただけるのはないかと思っています。詐欺師たちが創り上げる「偽りの世界」に日々翻弄される中、人は何を信じられるのか―。正義と悪の狭間に、生い立ちや立場によって見える景色も変わってくるのだと思います。そんなテーマを描くSeason2では、息を呑むようなワンシーンワンシーンの空気感を大事にしたいと思っており、主人公の田胡をイメージしたとき、市原さんにぜひ演じていただきたいとオファーさせていただきました。市原さんは、観るものを一瞬にして作品へ引き込む求心力と存在感がある俳優さんであり、謎多き詐欺師・田胡のキャラクターに深みをもたらしてくださると思っています。さらに向井さんはじめSeason1の俳優陣に、陣内さんや淵上さんら実力派キャストも加わり、皆さんのお芝居の駆け引きも見応えのあるものになるだろうと視聴者の皆さんにお届けできる日が楽しみです。監督陣には「コールドケース」シリーズの波多野監督がご参加くださり、河野監督とともにおふたりが創り上げるSeason2の世界感にもぜひご期待ください!そして、Season1からSeason2のラストのラストまで、私たちが仕掛けるダブルチート、トリプルチートを楽しんでいただければと思います。■テレビ東京 制作局 ドラマ室 木下真梨子 コメントテレビ東京で放送中のSeason1をたくさんの方に観ていただき、本当に嬉しく思っています。Season1では向井理さん演じる多家良は警察官でありながら、詐欺師として法を超えて詐欺師たちを欺く姿を描いています。そんな中、Season2では悪である詐欺師たちがどんな顔をしているのか?を描いていきたいと考えています。何故、人を騙すのか?そして、詐欺師同士の欺き合いの先にある目的は何なのか?果たして、本当の悪は誰なのか?たくさんの謎が隠された物語になっています。「詐欺師を騙す詐欺師」である多家良と「詐欺師を喰いものにする詐欺師」である田胡……似て非なる新たな主人公が見せるSeason2です。主演の市原隼人さん演じる田胡は多家良とはまた違う、野心のある詐欺師です。人が人を騙す理由、そして、そんな彼の【偽りの姿】は――。そして、多家良はこの先、いったいどうなっていくのか?田胡とどう関わっていくのか?ぜひ、楽しみにしていただけたらと思います。Season1もラストに向けて物語が大きく動き出しました。Season1の多家良VSヤマガミ……その結末は一体どうなっていくのか、衝撃のラストへ向けて皆さんには最後まで楽しんでいただきたいです。そして、そこから広がる新たな物語もぜひご期待ください。<番組情報>『WOWOW×テレビ東京共同製作連続ドラマダブルチート偽りの警官Season2』6月29日(土) 22:00~WOWOWプライム・WOWOWオンデマンドで放送・配信スタート公式サイト:テレビ東京
2024年05月15日WOWOWとテレビ東京の共同製作連続ドラマ「ダブルチート 偽りの警官 Season2」の主演を市原隼人が務めることが分かった。テレ東系にて毎週金曜夜8時より好評放送中のテレビ東京×WOWOW 共同製作連続ドラマ「ダブルチート 偽りの警官 Season1」。主演に向井理を迎え、近年ネットの普及と共に拡大し続ける様々な詐欺被害をテーマにした、クライムエンターテインメントとして話題を呼んでいる。Season1では、交番勤務の警察官・多家良啓介(向井理)が、法では裁けない相手ばかりを狙う“詐欺師 K”としての顔を持ち、法を超えて悪人を華麗に欺いていく。「ダブルチート 偽りの警官 Season1」そしてこの度、6月29日(土)午後10時よりWOWOWにて放送・配信がスタートするSeason2の主演を市原隼人が務めることが決定。市原さん演じるSeason2の主人公・田胡悠人は、なんと巨大詐欺組織を喰らう詐欺師。かつて海外拠点の特殊詐欺で逮捕された経験を持ち、出所後に詐欺会社・ライドクリーンに入り込む。圧倒的な詐欺の知識とセンスを武器に、成り上がっていく田胡の目的とは…。さらにSeason2より、謎のサロンを主宰する詐欺師・海藤周役に陣内孝則、ライドクリーン代表・木崎竜一役に淵上泰史の出演が決定。そして升毅、羽場裕一、岩松了ら実力派俳優陣がSeason2新キャストとして物語を彩る。また、Season1に引き続き、捜査二課の刑事・宮部ひかり役に内田理央、“詐欺師・K”の相棒・矢柴等役に荒川良々、捜査二課の刑事・山本貫太役に結木滉星、捜査一課の刑事・坂本正隆役に橋本じゅん、捜査二課長・岩合拓真役に伊藤淳史、そして多家良啓介役で向井理が出演する。生粋の詐欺師・田胡の危険なマネーゲームに、捜査二課や警察官でありながら詐欺師の裏の顔を持つ多家良の物語がどのように交差していくのか。そして多家良がSeason1で追い続ける大物詐欺師“ヤマガミ”と繋がりのある詐欺師が登場するのか…?続報にも期待したい。≪キャストコメント≫■田胡悠人役・市原隼人 コメント共同製作ならではの手法を期待し、地上波であるSeason1では描き切れない物語や表現をSeason2で深く掘り下げ描くことで、生々しい作品をお届けするべく、今回の主演を精一杯務めさせていただきます。今の時代、大衆の時代から個の時代へと、それぞれの価値観の基準が個に変化していっていると感じます。私が演じる田胡も、彼にしかない基準、ボーダーラインで動く男です。ただ生きている、生かされているというわけではなく、道義を失うほどに、何かをやらなければならないという使命感に突き動かされて生きている。田胡は詐欺師であり、当然いろいろな人間をだましていくのですが、なぜ、田胡が人をだますのか。どこに行きつくのか。きっと、視聴者の皆様にも想像できない結末にたどり着くと思います。本当の正義とは何なのか。そんな問いを投げかける作品となっております。一つ笑みを零せばすべて崩れてしまうような、そんな繊細な空気感の中で撮影が進んでいくのではないかなと感じます。役者としては、できる限りの準備をもって、現場に挑んで参ります。本作は、息をするのも忘れてしまうような、瞬きをする間も惜しくなるようなサスペンスであり、深い人間ドラマでもあります。時には、視聴者の皆様のことも騙しながら、物語は進んでいきます。WOWOWとテレビ東京の初の共同製作であり、エンターテインメントでありながらも、後々までずっと残せるような作品創りを心掛けます。ぜひ、主人公である田胡の動向を見守っていただけたら幸いです。■海藤周役・陣内孝則 コメント出演が決まった時は、ものすごく嬉しかったです。役者をしていて一番嬉しいのは、仕事がきた時とギャラをもらった時(笑)今回は、僕と年齢が近いベテラン俳優や、個性的な俳優が多く出演しているなと思いました。市原くんとは、映画『チェケラッチョ!!』(2006年)で親子を演じて以来の共演です。20年近く経つので、久しぶりに再会して、ここまで精悍な男に仕上がるんだなという印象です。充実した、しっかりとした人生を生きてきたんだろうなと感じました。今は特殊詐欺などが世間にあふれていて、身近なテーマだなと思います。まさに今の時代を切り取った作品になるんじゃないかな。詐欺師の中には、そんなに悪い奴じゃないんじゃないかと思わせるような奴もいるんですよね。「こいつ上手いな」って思うような芝居をするし、役者になった方が良いんじゃないかって思ってしまうぐらい、善人に見せるのが上手い。海藤役もいかにも胡散臭い男ではなく、フラットな感じで演じようと思っています。Season1あってのSeason2なので、作品が盛り上がっていけば嬉しいなと思いつつ、個人的には、40年くらい役者をやってきた中で、今回の海藤役は今まで演じてきたキャラクターとは違ったキャラクターにしてみたいです。ぜひ、視聴者の皆さんにも楽しみにしていただければと思います。■木崎竜一役・淵上泰史 コメントWOWOW作品には過去に出演していますし、テレビ東京さんにもお世話になっているので、そんな二社の共同製作作品に出演することが決まった際は、純粋に楽しみだなと感じました。まだ最後まで台本を頂いていないのですが、とても緊張感があって、どうなるか結末がまったく読めない物語です。演じる木崎は、純粋な悪。欲が強くて、成り上がることを目指している一方で、世渡り上手。ずる賢くて、人を引き込むような人たらしな部分も持っています。不幸な生い立ちがあるわけでもなく、大学のサークルで始めたビジネスの延長で詐欺師の今があるような男です。市原さんや、陣内さんとは、今回が初共演になります。心理的な駆け引きや緊張感が大事な作品だと思うので、現場では共演者の皆さんと芝居の応酬を楽しみつつ、ミステリアスでいたいなと思います。視聴者の皆さんにも、物語の緊張感や、どうなっていくのか分からない展開を楽しみにしていただけたら嬉しいです。テレビ東京開局60周年 ドラマ8「テレビ東京×WOWOW 共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官 Season1」は毎週金曜日20時~テレビ東京ほかにて放送中、Season2は6月29日より毎週土曜22時~WOWOWにて放送・配信開始。(シネマカフェ編集部)
2024年05月15日芸人で漫画家、俳優活動も行うカラテカの矢部太郎が3月27日、新潮社より新作コミックエッセイ『プレゼントでできている』を発売。同書に相方・入江慎也との思い出が描かれていることから、同社の『波』5月号内で5年ぶりに入江と対談した。13日、入江は自身のSNSを更新し、思いをしたためた。同書は、矢部のさまざまな「もらう・あげる」の体験を時にほのぼのと、時に深く描く内容。入江とのエピソードについて矢部は、「入江君に読んで欲しくて描いた」と話す。一方入江は、「確実にあの言葉に救われた」と矢部からのある「プレゼント」についても言及。出会いから「カラテカ」結成、入江が矢部に嫉妬心を抱いていた20代の頃のアフリカロケ、良かれと思った“プレゼント”が迷惑につながる恐ろしさ、自暴自棄になりそうだった入江を救った矢部の言葉など、二人が今の気持ちを語り合った。入江は、2ショット写真を添えて「2019年6月4日吉本興業を契約解除されてから5年。オフィシャルで初めて、カラテカで相方矢部と、新潮社さんが出されている『波』という雑誌で、相方が出版した『プレゼントでできている』の話しの対談をさせていただきました。五年振りのカラテカとしての仕事でした。この五年間、色々なことを思い出しました。またこうして雑誌ですが、対談が出来たことが嬉しかったです」と回顧。続けて「吉本興業の社員さんにも実現させて頂いたことを感謝致します。本当にありがとうございました。芸人として仕事をしていく訳ではなく、ピカピカという清掃会社の社長としてこれからも頑張っていきます。いつかまたカラテカで何か表現ができる日がきましたら幸いです。カラテカはまだ解散していないので、カラテカ入江としてこれからも活動させて頂きます」とつづった。その上で「せひ読んでいただけましたら幸いです。昔話をたくさんしました笑久しぶりの写真すぎて、照れがあり、立ち位置さえ、忘れていました。もう芸人より、清掃業の社長が日常になっているんだということを改めて実感して自分自身で驚きました笑これからもカラテカを宜しくお願い致します。本当にありがとうございました」と呼びかけた。同書の公式X(旧ツイッター)でも「矢部太郎さんの新作漫画『プレゼントでできている』の刊行記念で、相方の入江慎也さんと5年ぶりの対談です。すごくリラックスされた矢部さんのお姿が印象的でした」と伝えられている。
2024年05月13日芸人で漫画家、俳優活動も行うカラテカの矢部太郎が3月27日、新潮社より新作コミックエッセイ『プレゼントでできている』を発売。同書に相方・入江慎也との思い出が描かれていることから、同社の『波』5月号内で5年ぶりに入江と対談した。同書は、矢部の様々な「もらう・あげる」の体験を時にほのぼのと、時に深く描く内容。入江とのエピソードについて矢部は、「入江君に読んで欲しくて描いた」と話す。一方入江は、「確実にあの言葉に救われた」と矢部さんからのある「プレゼント」についても言及。出会いから「カラテカ」結成、入江が矢部に嫉妬心を抱いていた20代の頃のアフリカロケ、良かれと思った“プレゼント”が迷惑につながる恐ろしさ、自暴自棄になりそうだった入江を救った矢部の言葉など、二人が今の気持ちを語り合った。対談では、闇営業騒動時期での入江の様子にも触れており、「自分が吉本から契約を解消された時、矢部がSNSに相方としての謝罪の言葉を投稿して……」と、矢部の謝罪コメントについて言及。入江は「『相方であり友である入江慎也が』って書いたんだよな。それに、『今後もカラテカの矢部太郎です』って……。あれは自分にとって、本当に、特別な『プレゼント』だった」としみじみ。「そんなこと…書いたっけ?」ととぼける矢部に入江は「確実にあの言葉に救われたし、自暴自棄になりそうな時、踏みとどまらせてくれるものだなって思っている」と感謝を伝えた。矢部は同書について「プレゼントを開ける時にドキドキするのは、プレゼントがとても嬉しいことでもあるし、とても怖いことでもあるからのような気がします。たくさんの皆さんからプレゼントをもらって僕にできたのは、こうして新しいマンガを描くことでした。開けてみてもらえたらうれしいです」とコメントしている。入江は2019年6月4日、週刊誌に「闇営業」騒動が報じられ、所属していた吉本興業から契約解除となった。その後は、清掃会社「ピカピカ」を立ち上げ、活動を行っている。
2024年05月13日俳優の市原隼人が主演するグルメドラマ『おいしい給食 season3』がCS(ファミリー劇場)で初放送されることが決定した。25日午後7時25分から全10話一挙放送される。給食マニアの中学教師・甘利田幸男(市原)が目の前の給食に全力で立ち向かい、そして燃え尽きる笑いと感動をうまそげに描く「おいしい給食」シリーズ。食の宝庫・北海道を舞台にしたseason3とあわせて、season1、season2、劇場版第1弾、第2弾も特集放送する。市原が過去作や劇場版最新作の見どころなどを語った最新コメントが到着した。――season3制作が決定した時はどう思いましたか?【市原】season1の時でさえ、season2をつくらせていただけるとは思ってもいませんでした。お客様が続編を熱望してくださったその思いに感謝し、恩返しがしたいという一心でseason2を制作いたしました。まさか、season3まで続くとは夢にも考えていませんでした。お話をいただいた時、season3をやる意義を見出さなければと考えました。これまでも「おいしい給食」は、お客様にとって人生の糧となる事や、支えになる作品となれるように、エンターテインメントの象徴を目指してつくってきました。唯一無二の世界観を創るために、その都度、自分ができることの全てを尽くしてやってきましたので、また新たなものをつくるには、さらにギアを入れていかなければなりませんでした。制作するにあたって精神的にも体力的にも結構ハードな作品ですが、役者冥利につきる作品です。原作もない完全なオリジナル作品だからこそ、現場を生ものとしてどんどんその場で新しいものを創りだしていける、スタッフキャストそれぞれがより生きていくんです。そのような挑戦をさせていただける作品とご縁が結ばれることは多くありませんので、season3もその環境を多いに活用するべく腹をくくって挑みました。――甘利田役をいただいたときはどんな思いで受けましたか。甘利田先生にかける思いは?【市原】脚本を読ませていただき、10人いれば10通りの甘利田が出来ると想像できました。もし自分が演じたらどんな甘利田になるのか試したいとかき立てられました。給食という誰もが通ってきたツールが主材になっていて、生きとし生けるものの青春を描いているような作品で、おもしろそうだと思い、二つ返事で「やらせてください」と答えました。甘利田が身に着けるものから表現方法まで、ギリギリまで話し合いを重ねて、現場でどんどん創り上げていった作品ですので、今でもseason1のつくり始めた頃については忘れられません。王道なコメディでありながらも社会派でありたいとメッセージを込めました。今作も人生の糧となるような言葉がたくさんあふれています。僕が理想とする映画の形というのはこういうものなんだという想いで「おいしい給食」に向き合いました。――第3シーズンから函館ということで、函館はいかがでしたか?函館の給食についても。【市原】函館の給食、最高でした。これまでの「おいしい給食」の主戦場は摂氏40度越え、灼熱の夏の中走り回ったりしながらの撮影だったのですが、それがガラッと変わって冬がテーマになりました。そして実際の地名“函館”が出てきたのも今回初めてです。豊かな土地と豊かな食と、道民の皆様の温かさに触れて、函館は日本の宝だと改めて感じましたし、ここでロケをさせていただけた事で、甘利田にいままでに無かった表情やシチュエーションを引き出してくれたので感謝しきれません。プライベートでもすぐに行こう!と思う土地になりました。色とりどりの食に囲まれ、毎日幸せでした。――ここまで本作が支持されてきた理由とはどうしてだと思いますか?【市原】ある意味、甘利田が理想の男だからでしょうか。甘利田のように生きたくても生きられない。彼のように、人生を謳歌したいけれども、自分を見いだせない。僕も、この作品に救われていることがたくさんあります。滑稽な姿を見せても、笑われても、好きな物を好きだと胸を張って人生を謳歌しようとする勇気のある背中を見て、「私ももっと人生を楽しんでいいんだな」と感じていただけたことが、支持されている理由の一つなのかもしれません。登場人物の人間臭くチャーミングな部分、1980年代の時代背景、給食という世代を超えて人と人をつなぐツールなど、物語やキャラクター、食というテーマが奇跡のパズルのようにピタッとハマったのではないかと思います。――粒来ケンを演じた田澤泰粋さんの印象、生徒役の皆さんとの交流はありましたか?【市原】ケン(田澤泰粋)の台本は、付せんだらけで、監督が何か言ったらすぐにメモをとる子です。頭の回転がすごく速い子で、学もしっかりしていて、とても優秀な子なんです。それでいて、給食のシーンになるとカットがかかってもずっと食べているんです。「まだ食べられます!」と言って(笑)。前作までのライバル生徒・神野ゴウ役の佐藤大志もとっても素敵な子だったのですが、また違う新たな魅力をまとった子です。泰粋は、本当に食べることが大好きで、撮影が終わってからも端の方で座ってなにかしているなと思ったら、ずっとおかわりして食べているんです(笑)。山盛りの給食を!それを見て、ああ、この子がライバルで本当に良かったなと思いました。純粋無垢で一生懸命で、常に自分は何をすべきかということを真面目に考えている子でした。現場では一緒にキャッチボールしたりして。青春、思春期の2ヶ月というものはすごく大きい時間だと思います。だからこそ、生徒役の皆さんにも何かを経験して持って帰ってもらいたいという切実な思いがありました。緩急をつけた現場で、シリアスなシーンの時はみんなで涙するほど真剣勝負をして、それがカットがかかった瞬間に笑顔があふれる、モニターチェックの時にはペンギンのように集まって顔を寄せて観たりとか。可能性に満ちあふれる子どもたちの貴重な2ヶ月間をぜいたくにともにさせていただきました。だからこそ濃密な時間にしたかったので、それが形になって本当に良かったです。――市原さん自身の給食の想い出は?【市原】給食のために学校に通っていたようなものでした。給食の時間は、授業から解放された自分の時間、遊びの時間のように感じていました。小学校の頃僕は、早く食べる人がカッコいいと思っていました。誰よりも早く食べて、誰よりも早くおかわりをしに行って、「みんなの分食べちゃうぞ!」って言いながらおかわりたくさんしちゃったりして。牛乳を飲み終わったらすぐ走っておかわりじゃんけんに参加したりして。そうやって友達みんなや誰かと一緒に食べるからこそ食をありがたくおいしく感じる、学校も好きになれるという、大好きな時間でした。早く給食の時間が来ないかなと思いながら授業を受けてましたから(笑)、甘利田先生と一緒ですね(笑)。――おいしい給食特集放送、『おいしい給食 Road to イカメシ』を楽しみにしている視聴者の皆さまへ【市原】とてつもなくパンチの効いた、ものすごく面白い「おいしい給食」劇場版の第3弾が完成いたしました。一貫して、お子様から、ご年配の方全てに楽しんでいただける、極上のエンターテインメントです。根底はコメディでありながら、人生の糧となるような言葉であふれています。私もこの作品に支えられています。是非一人でも多くのお客様に私と同じように、この作品を支えにしていただき、人生をより謳歌していただきたいと思っております。ぜひ、お楽しみください。■放送スケジュール●『おいしい給食 season3』(2023年・全10話)5月25日(土)後7:25~(一挙放送)●『おいしい給食』(2019年・全10話)5月11日(土)24:10~(一挙放送)●『おいしい給食 season2』(2021年・全10話)5月18日(土)深0:10~(一挙放送)●『劇場版 おいしい給食Final Battle』(2020年)5月12日(日)深1:50~●『劇場版 おいしい給食 卒業』(2022年)5月24日(金)深4:05~
2024年05月11日映画コメンテーターの有村昆が5日に自身のアメブロを更新。顔が小さすぎて驚いた俳優の市原隼人との2ショットを公開した。この日、有村は4日に神奈川県のみなとみらい地区で開催された『第2回横浜国際映画祭』のレッドカーペットに登場したことを報告し「そこから船上パーティと豪華でした」とコメント。「市原隼人さん顔小さすぎてびっくり」と述べ、市原との2ショットを公開した。続けて、俳優の小澤征悦とも久しぶりの再会をしたことを写真とともに報告し「#しずちゃんや#入江慎也さんなど、久しぶりに色んな方とお話できて嬉しかったです」とコメント。最後に「本日はマーダーミステリーの映画のイベントです。よろしくお願いします」と述べ、ブログを締めくくった。
2024年05月06日お笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之とメッセンジャーの黒田有がMCタッグを組む、MBSテレビ『ゼニガメ』が5月からレギュラー化(毎週水曜後8:00※関西ローカル)され、初回の8日は2時間番組としてスタートする。当日は、同局の各番組で「黒田まつり」が実現する。関西で行列のできる繁盛店や、激安で話題の店の“ゼニ”儲けのからくりを“ガメ”つく暴くお金情報バラエテティー。矢部&黒田の東西タッグで2022年5月に誕生し、計5回の特番を経て、満を持してゴールデン帯レギュラーに進出する。ナインティナインを1990年に結成し、東京で活躍してきた矢部が、地元・関西でレギュラーMCを務めるのは久しぶり。さらに、MBSとしてもゴールデン帯に自社制作のローカル番組をレギュラー編成するのは23年ぶりとあって、“関西を代表する芸人”黒田とのコンビに期待がかかる。8日の初回は、大阪の「朝から大行列グルメ」、激安の「リノベーション団地」、高額査定連発の「出張買い取り」、鮮魚に特化したスーパーなどのゼニの秘密を調査。「はじめての黒田くん」では、黒田がセレブの街・芦屋を訪れる。進行役は見取り図(盛山晋太郎、リリー)、ゲストは鈴木紗理奈、NON STYLE・石田明、アシスタントは山崎香佳アナ。そして、番組スタートをMBSを挙げて盛り上げる。黒田が、『ゼニガメ』オンエア前に、『よんチャンTV』(後3:40)、『水野真紀の魔法のレストラン』(後7:00)のスタジオを“はしご”出演し、「黒田まつり」が実現する。■矢部浩之コメント特番で何回かやらせてもらって、いまは大阪を離れて東京進出みたいな若手が多いんですが、逆行しようかなと。ここへきて大阪進出を目論んでおりまして、『ゼニガメ』から進出させてもらって、大阪でも楽しんでいければと思います。レギュラーになるにあたって楽しみにしてたのは、『黒田が切られへんかな』と思ってたんですが、いてました。これは我慢してやります。よろしくお願いします。■黒田有コメントテレビ業界はどこも厳しいなかで、毎日放送さんが矢部さんを呼んできて、レギュラーにすると。聞いたら制作費もかけてくれてるということで、社員さんが私物をフリマアプリで売ってるという噂もまわってて。大変ななかやっていただいてるんで、私は微力ながら全力集中でこの番組を盛り上げていきたいと思います。矢部さん先輩なんでね、よく大阪に戻ってきてくれたという言葉半分と、もう東京におったらええんちゃうん、というのはあります。
2024年05月03日●子育ての情報をシェアしたいとの思いで本を出版10歳の長男と8歳の次男の子育てに奮闘しているフリーアナウンサーの青木裕子にインタビュー。子育てで大切にしていることや夫であるナインティナインの矢部浩之との夫婦生活について話を聞いた。4月19日にFRaUwebの連載『子育て歳時記』を書籍化した『3歳からの子育て歳時記』(講談社)を発売。同書では、自身が実践してきた親子で楽しめる体験を紹介し、子育てに悩むリアルな姿をつづったエッセイや、小学校受験や中学受験などのプロによるアドバイスも掲載しており、「子供の受験を経て、子育てに関する情報をシェアしたいというところから連載を始めさせてもらい、この本は集大成。念願でした」と熱い思いが込められている。「我が家は全く小学校受験を考えてなかった」というところから、長男が受験に興味をもったことで受験を意識するようになったという青木。「自宅から一番近い幼稚園に通っていたのですが、受験する子が多い幼稚園で、周りの子たちが受験をする、こんな塾に通っているという話を聞いて、『僕も塾に通いたい』と言い出したんです。習い事も好きなタイプなので、じゃあやってみようかということになりました」長男に言われるまで小学校受験を考えてなかったため、親として受験のスイッチが入るのは遅かったという。「塾に通っているから大丈夫かなぐらいの感じでしたが、ありがたいことにいろんな方から『どうせ通うならしっかり合う先生を見つけたほうがいいよ』とアドバイスをいただいて、家庭教師の先生を紹介してもらったり。そして、興味が湧いた学校があったので、そこに入るためにやるべきことをやっていくという感じでした」子供の小学校受験を経験し、就職活動と似ていると感じたという。「どこの小学校がいいとか悪いとか、この学校のほうがレベルが上というのは全くなく、教育方針が合致するところを見つけるという作業。この学校の教育方針が素敵だなと思ったら、その学校の求めるものを考えるというのが小学校受験だなと感じています」長男と次男は結果的に同じ小学校に通うことに。「2人の性格が全く違うので、それぞれに合う学校をと考えていましたが、結果的に同じ学校になったので、まさにご縁だなと感じています」2人とも楽しく通っているそうで、青木は「結果的に今の学校と合うところがあり、学校が見抜いてくださったのかなと。だから、あえて言うなら、この学校を受験したことが、私が受験のためにできた一番大きなことだったなと思います」と笑顔を見せる。●矢部は基本「そうやな」 しっかり意見することも子供たちが相性のいい学校に入れたという点では、夫である矢部と教育方針などについてしっかり話し合えたことがよかったと考えている。「受験に臨むにあたって、我が家はどんな子育てをしてきて、これからどうしていきたいのかというのを夫と一緒に考えて、うちはこうですと伝えられたのがよかったのかなと思います。日々家族で楽しんでいろんなことに取り組んだり、子供としっかり向き合っていたり、うちが大事にしているのはそういう教育だよねというところにたどり着きました」矢部のおかげで、無理せず、ありのままの姿でいられていることもよかったと振り返る。「私はかっこよく見られたいとか、いいママって思われたいとか、欲が出てしまうタイプですが、うちの夫はかっこつけず、このままでいいじゃんというタイプなので、うちの家庭はこうで、これ以上ではないよねと。大きく見せすぎず、本質のところを見定められたというのも大きかったと思います」『3歳からの子育て歳時記』で漫画化されているエピソードだが、矢部に相談すると口癖のように「そうやな」と返されることが多いそうで、「ちゃんと聞いているのかな」と思うことはあるそうだが、違うと思ったときにはしっかり「それは違う」と言ってくれるという。「例えば、『こういう学校に入ってバリバリ勉強させたほうがいいんじゃないかな』『こういう塾に通ったほうが優秀になるんじゃないかな』という話をすると、『そういう風にさせたかったわけではないよね。何のために始めたんだっけ?』と言ってくれます」と、矢部の助言で子供がやりたいことを応援するという受験を始めた原点に戻ることができたと感謝。「私はすぐブレるんです。旅行の時も、宿を決めても、こっちの宿のほうが良かったかなという思いが出てきたりするんですけど、そういう時に『もう決めたやん』と夫に言われます」とも話した。●さまざまな体験を通して親子の時間が作れている小学校受験をきっかけに“体験からの学び”の大切さを知ったという青木。同書では、青木が親子で楽しんだ潮干狩りや登山、昆虫飼育など、さまざまな体験を紹介している。「小学校受験は、『いろんな体験をしましょう』と言われるんです。最初は何のためにやっているかわからないまま、山に登ったり果物を収穫したりしていましたが、そこから何を学べるかが大事なのだと知り、今回の本では、身近に家で楽しめる体験をたくさんご紹介しています」体験教育によって親子で多くの時間を過ごせていることもいい経験になっていると感じているそうだ。「これをしたからこの成果が出ましたと現時点で胸を張って言えることはありませんが、何かに結びついていると信じて取り組んでいます。実際、体験することで親子の時間を作ることはできている気がしていて、会話は多いほうだと思います。こう話していて、うちの子がグレたらごめんなさいという感じですが、こればかりはまだ子育て中なので探り探りです」いろいろな体験を通して視野の広がりも期待しつつ、正解はわからないという子育ての難しさを感じる日々だという。「もしかしたら小さい頃から体験なんてそんなにしていないという子のほうが最終的に視野が広がる可能性だってあるというのが子育ての難しいところだなと。子育ては正解というものはないので、とにかく自分が楽しいなと思うことや、子供たちが楽しんでくれているなと思うことを信じてやっていくしかないなと思っています」また、子育てにおいて「一人ひとりとしっかり向き合うこと」も大切にしているという。「特にうちは、本当にタイプの違う兄弟で、お兄ちゃんの時こうだったからこうでしょというのも成立しないし、もちろん兄弟間だけでなく、他の子がこうだからあなたもこうでしょというのも成立しないので、一人ひとりとよく向き合うことを大切にしていきたいと思っています。全力でぶつかっているよというのが伝わると、安心感にもつながると思うので」そして、2人の子供の今後について「自分の考えを持って、自分の言葉できちんと発信できる人間になってほしい」と願う青木。「あとは、人に迷惑をかけないとか、曲がったことはしないとか、親なら当然抱くような思い以上の思いはありません(こんな職業についてほしいとか)」と話した。●矢部は次男が生まれてから家事や子育てに参加3月27日に結婚11周年を迎えた青木。結婚記念日に矢部から贈られたという、「毎日ありがとう! 感謝しています!」というメッセージを添えた花をインスタグラムで公開し、「素敵です」「おめでとうございます」といったコメントが寄せられた。夫婦円満の秘訣を尋ねると、「期待しすぎないことと、相手の一生懸命を認めること」と回答。「この間、『宇宙兄弟』を読んですごく響いたのが、相手に与える優しさもですが、与えられた優しさに気づく優しさもすごく大切だと。本当にそう思うんですよね。ほかのパパを見て、うちのパパもこうなったらいいのにという思いはたくさんありますけど、きっと矢部さんは矢部さんの100をやっていると信じてお互い歩んでいる感じです」矢部は次男が生まれてから家事や子育てに参加するようになったという。「次男が生まれるまでの2年間ぐらいはぶつかることも多かったです。それまではお皿を下げることもやらないぐらいの人だったので。次男が生まれて物理的に手が足りなくなって、やってほしいと私から言いました。どこまで求めていいかもわからなかったので全部言って、そうするとぶつかることもありましたが、徐々に、ここまで頑張ってくれているからここまででよしとしようとか、お互いのいい妥協点が見つかってきたのかなと」衝突もしながら、しっかりと関係を築いてきた2人。夫婦としての抱負を尋ねると、「どうなるか全くわかりません」と笑い、「私と夫は正反対のタイプで、趣味も共通したものがないので、子供が育った後、2人で旅行に行くかといったらたぶん行かないと思います。それぞれで行動しながらも、互いを尊重しながら存在できればいいなと思っています」と話していた。■青木裕子1983年1月7日生まれ、埼玉県出身。2005年に慶応義塾大学を卒業し、TBSテレビにアナウンサーとして入社。『サンデージャポン』や『News23X』をはじめ、バラエティ・報道・スポーツ等多くの番組を担当。2012年12月末にTBSテレビを退職し、フリーアナウンサーとして活動スタート。2014年3月に第1子、2016年1月に第2子を出産し、2児の母として子育てに奮闘中。また、モデル、ナレーション等、活動の幅を広げている。
2024年04月25日2023年11月9日、ダンスロックバンド『DISH//』のメンバーで俳優の矢部昌暉さんが、結婚したことを発表しました。お相手は、アイドルグループ『ラストアイドル』の元メンバーである、長月翠(ながつき・みどり)さん。なお長月さんは妊娠中とのことで、ネットでは祝福の声が相次いでいます。DISH//矢部昌暉&元ラスアイ長月翠が結婚『DISH//』のウェブサイトで「いつも応援してくださるみな様へ」と題し、コメントを公開した、矢部さん。自身を応援するファンに向けて、真っ直ぐな言葉で想いをつづりました。この度、矢部昌暉はかねてよりお付き合いをしてまいりました長月翠さんと結婚いたしました。そして新しい命を授かりました事をご報告させて頂きます。ファンの皆様の応援や関係者の方々の支えがあり、これまで様々な活動をすることができました。まだまだ未熟ではありますが、一つ一つのお仕事に真摯に向き合い、応援して頂いているファンの皆様に感謝を伝えながらより一層精進してまいります。DISH//ーより引用また、『DISH//』のメンバーである、北村匠海さん、橘柊生(たちばな・とうい)さん、泉大智さんも連名でコメントを公開。矢部さんに向け、愛のある祝福のメッセージを送っています。初めましてからもう10年以上が経って、言い合いや喧嘩みたいな事もちょっとなくなってきたなぁくらいの年齢になって、大人だなぁなんてもう俺たちもアラサーだねーなんて話してました。そんな我々の家族のような仲間に、家族ができました。昌暉!おめでとう!新たな人生の報告、心から嬉しいです。より一層、昌暉らしさ全開で俺たちもファン//のみんなもワクワクさせてほしいです。DISH//ーより引用突然舞い込んできた嬉しいニュースに、ネットでは驚きと喜びの声が続出。X(Twitter)では『まーくん結婚』『まさき結婚』が一時トレンド入りするなど、反響を呼びました。・まーくん、おめでとう!幸せな家庭を築いてね!・え!?推し同士が結婚したんだけど、そんなことある!?・友達と学校で叫んだよ!本当におめでとう!・ビックリして声が出た。お幸せに!矢部さんと長月さんの2人は、ファンからの祝福と応援を胸に抱き、これから素敵な家庭を築いていくのでしょう。本当におめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2023年11月09日俳優の市原隼人さんが、2023年4月14日にInstagramを更新。歌手の長渕剛さんとの、心温まるエピソードを紹介しました。同日時点で36歳の市原さんは20代前半の頃、仕事のプレッシャーで眠れなくなったり、嘔吐したりすることがあったといいます。自らの代わりがいない俳優という職業と、感情を商売道具にすることに対し、思うところがあったようです。そんな時、長渕さんに連絡をすると、「優しく受け止めてくれた」と振り返りました。作品に向かう中で悔しくて悔しくて、悔し涙が止まらない時も、迷わず剛さんに連絡し吐露した事がありました。その時も全てを受け止め背中を押し、周りを優しく包み込む事の大切さを忘れさせずにいさせて下さいました。今でも本当の優しさや強さというものは分かりません。その中でも自分を支えて下さる方へ愛情を持つ事の大切さを忘れさせずに居させてくれます。hayato_ichiharaーより引用 この投稿をInstagramで見る 市原隼人(@hayato_ichihara)がシェアした投稿 2022年に行われた長渕さんのツアーでは、写真家として同行していたという市原さん。常に長渕さんの近くで撮影を続け、時には一緒に温泉に行ったり食事をしたりするなど、関係が深まったと明かしました。市原さんは長渕さんのことを、「侘び寂びを感じられる唯一無二の人間臭い素敵な存在で、自分にとってかけがえのない大切な存在」と信頼しています。長渕さんと市原さんのエピソードに、ファンからは「知らなかったですが、素敵な関係性ですね!」「涙が止まりません」といったコメントが上がりました。市原さんは今後も、長渕さんとの信頼関係を築き、仕事に取り組んでいくことでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年04月14日現在公開中の映画『シン・仮面ライダー』より、登場人物のそれぞれに絡み合う関係性を描いたキャラクター映像の第2弾「本郷猛×一文字隼人編」が公開された。仮面ライダーとして戦うことになった本郷猛(池松壮亮)と、SHOCKERに反旗を翻した緑川ルリ子(浜辺美波)のふたりが繰り広げる戦いを軸に描かれる本作。その一方で、一癖も二癖もある個性的な登場人物たちと、その関係性を描く濃厚な人間ドラマにも注目が集まっている。公開された映像では、仮面ライダーと仮面ライダー第2号/一文字隼人(柄本佑)が1対1で戦うシーンや、ダブルライダーとしてともにSHOCKERに立ち向かっていく姿が映し出されている。『シン・仮面ライダー』キャラクター映像「本郷猛×一文字隼人編」<作品情報>映画『シン・仮面ライダー』公開中原作:石ノ森章太郎脚本・監督:庵野秀明【出演】池松壮亮浜辺美波柄本佑西野七瀬本郷奏多/塚本晋也手塚とおる松尾スズキ仲村トオル安田顕市川実日子/松坂桃李大森南朋竹野内豊斎藤工/森山未來(C)石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会関連リンク公式サイト::公式アプリ「SHOCKER」fromシン・仮面ライダー:
2023年03月30日木村拓哉主演のこの春スタートの月9ドラマ「風間公親-教場0-」に、市原隼人が第1話のゲストとして登場することが分かった。俳優キャリア20年以上にして、月9は初出演となる。木村さん演じる風間が、教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く本作。市原さんが演じるのは、機械部品製造工場の社長・益野紳祐。妻を交通事故で亡くし、小学生の娘と2人で暮らす益野には、ある心配事が。それは、母親の死後、娘が言葉を話せなくなり、喉の調子が悪く、度々苦しそうにすること。交通事故は、妻と娘が横断歩道を渡っているところに、一時停止を無視した車にひき逃げされたのが原因。犯人は捕まっておらず、益野はそれを恨んでいる。また、益野にはひき逃げの犯人に心当たりがあるようで…。主演の木村さんとの共演は、『無限の住人』以来、ドラマでは初共演となる市原さん。「今作品の中であふれ出る感情を抑えきれずに涙が止まらなく、NGを出してしまうことがありました。愛してやまない娘がそばにいるのに、孤独を感じてしまう過去を背負った男の拭いきれない悔しさを感じながら現場に立つことは、言葉に表せないほどに苦しかったです」とふり返る。また、同じく第1話ゲストとして内田理央も登場。演じるのは、謎の女性・日中弓。ある夜、ホストクラブオーナー・芦沢健太郎(久保田悠来)とタクシーに乗り込み、移動中に「俺の旅の記録だ」とタブレット画面を見せられ、弓は血相を変える。そんな中、「急に飛び出してきた猫をひいてしまったかもしれない」とタクシーが急停止。タクシー運転手が確認して車内に戻ってくると、弓は寝てしまっている芹沢を指定した場所まで送り届けるよう指示して、車から降りていく。そして、指示された場所で芦沢を下ろそうとしたとき、タクシー運転手は芦沢の胸にナイフが刺さって死んでいることに気づく…。内田さんは「撮影現場は、やはり張り詰めるような緊張感がありましたが、木村さんを筆頭に携わっている全ての方がひとつひとつのせりふやシーンを大切に、魂を込めている『教場』の現場を感じることができて、俳優として素晴らしい経験をさせて頂きました」と語る。弓は「第1話のストーリーが始まってすぐに出てくる」というが、「多くは語れないので、是非見ていただけるとうれしいです」と呼びかけている。「風間公親-教場0-」は4月10日より毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送(※初回30分拡大)。(cinemacafe.net)
2023年03月20日4月に歌舞伎座で上演される新開場十周年記念『鳳凰祭四月大歌舞伎』昼の部『新・陰陽師 滝夜叉姫』より、中村隼人・市川染五郎から公演へ向けたコメントが到着した。原作は、夢枕獏が描いた伝奇小説『陰陽師』。10年前、歌舞伎座新開場の際にも上演された作品を、市川猿之助の脚本・演出のもと、次代を担う花形俳優が顔を揃え、新たな『陰陽師』の世界が誕生する。物語の主人公・稀代の陰陽師である安倍晴明を演じるのは中村隼人。そして、その親友で笛の名手・源博雅を演じるのは市川染五郎。共に平成生まれで歌舞伎はもちろん、映像作品や一般演劇など活躍の場を広げる二人が、相棒役で共演する。<中村隼人&市川染五郎 コメント>■10年ぶりの上演中村隼人10年前に幸四郎さんを中心に、ほぼ同世代で上演なさった作品を上演するということで、まさか自分が見ていた作品を、時を越えて自分がさせていただけるとは思わず、びっくりしました。市川染五郎僕も「まさか」という感覚でした。10年前に拝見した時も、こんな歌舞伎もあるんだというインパクトがすごくて、今でもそれが強烈に残っているので、それを猿之助のおにいさんがどのように生まれ変わらせるのか気になるなと思いました。■相棒役を勤めるお互いの印象中村隼人本当に、自分より一回り下とは思えない落ち着きだったりとか、歌舞伎の舞台で共演したり、舞台を拝見して、雰囲気をもった役者さんだなと思っているので、こういう機会に共演できることは本当に嬉しいです。二人で行動する場面が多いので、色々と相談して作っていけたらなと思っています。市川染五郎これまで共演の機会は少なかったのですが、舞台を拝見させていただいたりして、すごく明るさを持っていらっしゃるような気がしていて、そんなおにいさんがどんなふうに晴明を作られるのかがすごく楽しみです。親友という関係性ですので、お互い心を許して、二人の平和なシーンではリラックスした、落ち着いた空気感にできればいいなと思っています。■公演への意気込み中村隼人この『新・陰陽師』という作品で、晴明という役は物語の核を担う役だと思っているので、一本筋の通った、そして風情のある安倍晴明にしていきたいと思います。市川染五郎晴明が少し人間離れした人物でもありますので、僕はそれと対照的に博雅のピュアなところ、人間らしいところ、かわいらしいところというのを大事に、新しい博雅を作りたいなと思っています。<公演情報>歌舞伎座新開場十周年記念『鳳凰祭四月大歌舞伎』『新・陰陽師 滝夜叉姫』2023年4月2日(日) 初日~27日(木) 千穐楽『新・陰陽師 滝夜叉姫』ビジュアル
2023年03月13日2023年2月、俳優の木村拓哉さんは、同じく俳優仲間の市原隼人さんからもらったという手紙と5円玉の写真をInstagramに投稿。2023年3月現在、27万件以上の『いいね』が集まり、話題となりました。木村拓哉が5円玉に感動した理由とは?ことの始まりは、市原さんのInstagramに投稿された『ある包丁の写真』。市原さんは料理が得意で、普段から手料理や調理器具の写真を投稿しています。ある朝、市原さんが料理をしている時にインターホンが鳴ったので出てみると、木村さんから贈り物が届きました。早速開けてみると、ずっと気になっていた包丁が…!届いた包丁に感動した市原さんは、喜びと木村さんへの感謝の気持ちをInstagramにつづりました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 市原隼人(@hayato_ichihara)がシェアした投稿 朝食の準備をしてたら、インターホンがなり木村さん(@takuya.kimura_tak )から包丁(@terukazutakamura)が届いた。ずっと気になっていた代物。たまらない…。すぐに使いたい気持ちを我慢して、しっかりと向き合いながら包装を開ける事にした。夜にペティナイフでフルーツカクテルを…。切ってるというよりも、包丁に切らされてる感じ。。もはや何を言ってるか分からないくらい言葉にできない…。その勢いで、我が家の冬の定番、具沢山の豚汁と明日の朝食用に炊き込みご飯の仕込みを終え…感動しっぱなし。。食材は切られてる事に気付いてないかも。笑勿論、今愛用してる包丁も凄くいい、それぞれ違う顔がある事に感動してる。更に料理が好きになった。本当にありがとうございます。この包丁を持って和食屋さんで料理を学ぶ事に決めた。hayato_ichiharaーより引用市原さんは木村さんへの感謝の言葉とともに、「5円を渡しに行かなきゃ」というハッシュタグも付けています。その理由は、木村さんのInstagramの投稿を見れば分かります! この投稿をInstagramで見る Takuya Kimura(@takuya.kimura_tak)がシェアした投稿 「市原隼人君が現場にいきなり現れて“押忍 ご縁を”と。この間包丁をプレゼントした時に、“縁が切れちゃわない様に、いつか5円頂戴ね”って伝えたら、わざわざ持って来てくれました。何だか“じぃ〜ん”としちゃいましたぁ〜映画も観てくれて…。ありがとう 隼人。PEACE‼︎STAYSAFE!拓哉takuya.kimura_takーより引用テレビでは分からない、2人の関係性とやり取りが、とても素敵です。市原さんが以前から気になっていた包丁をプレゼントしただけではなく「縁が切れないように5円ちょうだいね」と、さらっとお願いできる木村さんもかっこいいですね。人から何かをもらった時、電話やLINEで済ませてしまう人も多い中、手紙を贈る市原さんの誠実さも垣間見えます。木村さんと市原さんのInstagramのコメント欄には、「感動した」「すごく素敵!」などの声が寄せられていました。お互いを思いやるエピソードに、投稿を読んだ多くの人たちも「じ~ん」となったようですね![文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2023年03月08日舞台『巌流島』の公開ゲネプロが9日に都内で行われ、横浜流星、中村隼人、堤幸彦(演出)が取材に応じた。同舞台は、剣豪・宮本武蔵と佐々木小次郎の「巌流島の戦い」に焦点をあてたアクション時代劇。脚本・マキノノゾミ氏と演出・堤幸彦氏がタッグを組み、新解釈、新設定をもとに新たに脚本を創り上げ、オリジナル作品(新作)として上演する。横浜が宮本武蔵を演じ、歌舞伎以外の舞台への出演は初めてとなる隼人が武蔵と対峙する佐々木小次郎を演じる。 ほか猪野広樹、荒井敦史、田村心、岐洲匠、押田岳、山口馬木也、凰稀かなめらが出演する。主演の横浜は「『巌流島』は本当にたくさん作られてますけど、新解釈新設定なので、全く新しい形の『巌流島』ができたと感じています。武蔵と小次郎の関係性は特に注目して観ていただきたいです」とポイントを説明。「ついさっきまで稽古していたんですけど、本当にやるべきことはやってきたので、あとは役として舞台上で生きるのみだと思っております」と語った。隼人も「大先輩たちがしてきたことを演じようというふうに思ったんですけど、お話を聞いてみると、令和版新解釈ということで、マキノノゾミさんが書かれた脚本に堤さんの力を加えてまた新しい作品ができあがったと思ってます」と自信を見せた。演出の堤は今回「モノクロ」の世界にこだわったそうで、「背景は大変でした。シンプルな世界を作っています。結構私はごちゃごちゃとカラフルな舞台が多く、またそれも大事なんですが、今回は封印し、ギャグも封印し、本当にシリアスな人間ドラマ、特にこの2人がどういう過程を経てなぜ対決しているのかということに上りつめていく人間ドラマしたい」と意図を明かす。横浜は改めて「3年前に中止になってしまった作品が明日からスタートします。あの時の申し訳ない気持ちだったり、悔しい思いをしっかりと放てるように、新たなキャスト、堤監督も加わってパワーアップした作品になっていると自信を持って言えますので、皆さん期待して待っていてください」とメッセージを送った。公演は東京・明治座にて2月10日~22日。ほか金沢、新潟、秋田、名古屋、神戸、高松、福岡公演を巡り、全国8カ所で上演する。
2023年02月09日市原隼人が、台湾で放送されるオリジナルドラマ「商魂 TRADE WAR」(原題)に出演することが分かった。市原さんが台湾制作の作品に出演するのは、本作が初となる。本作は、台湾史上最も深刻なインフレ時代といわれた1950年代を舞台に、当時台湾で重要な物資であったセメントを加工する会社をのちに台湾を代表する会社へと発展させた実業家・林燈(リン・ドン)の実話を基にしたストーリー。セメント会社の経営権をめぐる台湾経済界の権力争いを、人間模様や愛憎劇を交え、見どころ満載のヒューマンドラマとして描かれる。主人公・林燈を演じるのは、2018年に台湾で最も権威ある映画賞「金馬賞」の最優秀新人賞にノミネートされたフー・モンボー。市原さんは、第二次世界大戦後まもなくして起きた、政権交代と激動の時代を前にした台湾商人たちに交じり、数々の劣勢のなか、あらゆる手段を使って台湾の経済界で爪痕を残そうとする台湾在留の日本人・武田遼平を演じる。日本の貧困家庭に生まれた武田は、低学歴を卑下し、人を信用しない。相当上に上り詰めないと他人から見捨てられると考え、強く成功を望み、大きな野心を抱くようになる。日本専売公社で職に就き、台湾へ出向。その頃、日本政府は積極的に台湾のインフラを構築しており、台湾はますます栄えていた。武田は新竹県のタバコ専売局の販売統括人に任命され、新竹県に赴く。この職で初めて全てを牛耳ることができると感じられる地位に就いた。武田は新竹県の盛衰を一手に握っており、その状況を心から楽しんでおり、今後決して日本には戻らないと心に決めるが、日本の敗戦を受けて、強制的に帰国させられ、台湾で築いた名声は消えてなくなる。武田はまたも裏切られたと感じ、彼を見捨てた社会に激しい怒りを抱く。本作のプロデューサー・高瑞陽が、『ヤクザと家族 The Family』での市原さんの演技に注目し、オファーしたことから今回の出演に至ったという。演じる前には様々な葛藤があったという市原さんだが「振り切って覚悟を持ち完全なヒールに徹底いたしました。この先、中々出逢わないであろう程に、金、性、名誉…etc全てにおいて強欲で冷徹な人間です。あまりの闇の深さに現場にいる時は食事が喉を通りませんでした」とふり返り、「衝撃的映像が収められた今作品は台湾だからこそ成し得た事で、貴重な経験をさせていただき心から感謝しています“台湾の制作クオリティ=世界基準”だという事を改めて感じさせていただきました」とコメントしている。なお本作は、来秋の台湾での放送開始に合わせ、日本でも同時期に配信コンテンツを通じて視聴開始を予定している。「商魂 TRADE WAR」は2023年秋、台湾で放送開始(全6話)。(cinemacafe.net)
2022年12月12日俳優の横浜流星、歌舞伎俳優の中村隼人が26日、舞台『巌流島』のオンライン製作発表会見に演出の堤幸彦氏とともに出席した。同舞台は、剣豪・宮本武蔵と佐々木小次郎の「巌流島の戦い」に焦点をあてたアクション時代劇。脚本・マキノノゾミ氏と演出・堤幸彦氏がタッグを組み、新解釈、新設定をもとに新たに脚本を創り上げ、オリジナル作品(新作)として上演する。横浜が宮本武蔵を演じ、歌舞伎以外の舞台への出演は初めてとなる隼人が武蔵と対峙する佐々木小次郎を演じる。会見は巌流島で実施。横浜は「ここで武蔵と小次郎が世紀の一戦を行って、その場に今、自分が立っていること、そして同じ空気を吸えていることがすごく感慨深いですし、必ず役作りに影響してくると思うので、来ることができて良かったです」と述べ、隼人は「船に乗って巌流島に上陸したんですけど、ただならぬエネルギーを感じて、踏み入れた瞬間に厳かな雰囲気というか、パワーを感じて、役作りに反映させたいなと思いました」と語った。同舞台は2020年7月に上演予定だったが、横浜が新型コロナウイルスに感染し、全公演中止に。横浜は「一度中止になってしまって悔しい思いや責任感をすごく感じていたんですけど、また上演することが決まって非常にうれしく思います」と心境を述べ、「あのときから積み重ねてきたものをすべて注ぎ込んで、深みの増した武蔵を生きられたら」と力を込めた。隼人も「一度中止になってしまった舞台ということで、そのとき僕はこの作品には携わってなかったのですが、初日を見越してやっていた熱量が絶対残っていると思う。出来上がった空間に自分が入っていくことにすごいプレッシャーや緊張はありますが、僕が入って新しい風というか、作品のエネルギーになれればいいなと思います」と意気込んだ。横浜と隼人は今回初共演。初対面となった本作のポスター撮影を振り返り、横浜は「刀を合わせたときに、物腰は柔らかいんですけど、内に秘めた熱いものをすごく感じたので、稽古が楽しみになりました」と隼人の印象を述べ、「舞台に関しては大先輩なので、しっかりと胸を借り、ぶつかっていき、切磋琢磨し合いながら高め合っていけたら」と語った。一方、隼人は「いろんな作品を見させていただいて、本当に繊細な芝居をされる方だなと思っていて、その方が無骨な男くさい武蔵をどういう風に演じられるんだろう、どういう風にスチール撮影で作ってこられるのか楽しみにしていたんですけど、来た瞬間、そのまんま武蔵だったので、僕も自然と入っていけて、メラメラ燃えたんです。引き出してもらったなという印象が強かったです」と語った。舞台『巌流島』は、2月10日に東京・明治座で開幕し、金沢、新潟、秋田、名古屋、神戸、高松、福岡を巡り、全国8カ所で上演する。
2022年10月26日横浜流星が主演、共演に中村隼人を迎えて、剣豪・宮本武蔵と佐々木小次郎の「巌流島の戦い」に焦点をあてた舞台「巌流島」。2020年7月から9月にかけて上演予定だった話題作が、2年半の時を経て2023年2月から3月にかけて上演されることが決定した。武蔵と小次郎はどこで出会い、どんな人生を歩んできたのか、なぜ戦わなければならなかったのか…。闘いの裏に隠された人間ドラマ、決闘の真実を捉え、関門海峡に浮かぶ「巌流島(船島)」で繰り広げられた大勝負、その壮絶な戦いを、壮大かつ画期的なアクション時代劇として描き出す。舞台は、新解釈、新設定を基に新たに脚本を創り上げ、オリジナル作品(新作)として上演。脚本は深みのある描写を得意とし、時代物の舞台に敏腕を振るうマキノノゾミ、演出は大型スペクタクルエンターテインメントを次々と世に送り出す堤幸彦が担当。2人はこれまでに「真田十勇士」や「魔界転生」などの大ヒット作を産み出しており、今回も最強のタッグが実現した。主演の宮本武蔵役は、アクションにも抜群の冴えを魅せる横浜流星。TVドラマでは「DCU」や「私たちはどうかしている」「着飾る恋には理由があって」など、映画では今秋公開の『線は、僕を描く』、来年公開予定の『ヴィレッジ』をはじめ、『流浪の月』『アキラとあきら』など主演作・注目作への出演が続いている。舞台への出演は2017年以来6年ぶり。佐々木小次郎役は、若手歌舞伎俳優の中でも活躍目覚ましく注目を集める中村隼人。古典歌舞伎はもちろん、「スーパー歌舞伎II ワンピース」や「新作歌舞伎NARUTO-ナルト-」などにも出演し、歌舞伎の可能性を追求。TVドラマ「大富豪同心」にも主演し、新たなファン層を開拓している。歌舞伎公演以外での本格的な舞台への出演は今回が初めてとなる。横浜さんと中村さんは今回が初共演。火花散る剣豪2人のぶつかり合い、語り継がれてきた名勝負が新脚本、新演出で鮮やかに甦り、迫力満点の大殺陣や、LEDなどの映像効果にも期待が高まる。横浜流星 コメント約3年前に中止になったこの作品が3年の月日を経て公演が実現します。今回は参加できない方々の思いも背負い、堤監督そして新キャストの皆さんと一致団結して、最高に熱い作品をお届けできればと思います。勝ちにこだわる剣豪で、武骨で我が道をいきますが、心根が優しく人間らしい漢です。晩年に「五輪書」を書くほど哲学的な部分も持っていて、色々な面を持っているので、男として尊敬しかありません。その魅力を最大限に引き出し、自分にしか生きられない武蔵を生きたいと思っています。あれから3年の月日が経ち、身も心もアップデートされたと思うので、3年前よりもより深みの増した武蔵を生きることを誓います。中村隼人 コメント佐々木小次郎を演じさせていただきます。歌舞伎俳優の中村隼人です。巌流島と聞くと、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘が一番に思い浮かびます。日本人に馴染みが深く、人気の題材に出演させて頂くことに嬉しく思っています。そして宮本武蔵といえば、私の大叔父である萬屋錦之介が演じていたイメージが強く、男臭くてカッコいい世界観に憧れていました。数多くの名優達が演じた役をさせていただくのは怖さもありますが、横浜流星さんと共に、自分にしかできない武蔵のライバル“佐々木小次郎”を作っていければと思います。堤 幸彦 コメント巌流島。関門海峡の早瀬、日本史上もっとも有名な対決の島に至るマクロな歴史のうねりとミクロな心模様の交差。巷間語られる巌流島像とは異なる固唾を呑む裸の個性のぶつかり。横浜流星、中村隼人、水墨画のように虚飾を排したモノクローム舞台で勢いある二人の「真剣」を見たいのだ。存在の陰影を見たいのだ。技あるたくさんのキャスト、表現の達人スタッフと新たな強い「令和の時代劇」を創出したいのだ。カンパニーひとつとなって一目散で千秋楽まで走り抜ける!ご期待ください!「巌流島」東京公演は2023年2月10日(金)~22日(水)明治座にて、2月から3月に掛けて東京・金沢・新潟・秋田・名古屋・神戸・高松・福岡全国8か所にて上演。(text:cinemacafe.net)
2022年08月30日お笑いコンビ・ナインティナイン(矢部浩之、岡村隆史)が21日、千葉・幕張メッセで開催中の日本最大級のお笑いフェス「LIVE STAND 22-23 TOKYO」に出演し、報道陣の取材に応じた。この日は、日本テレビpresents「ぐるぐるナインティナイン LIVE STAND SP」と題し、若手芸人の登竜門「おもしろ荘」が開催された。MCを担当したナインティナインは、ゲストの宮川大輔、優勝したおミュータンツ(川嶋おもち、宮戸フィル)とともに取材に対応。矢部は川嶋の女装姿を「かわいい」と褒め、ネタについても「ウケていた」と評価。岡村も「見ていてわかりやすかった」「笑ってしまった」と感想を述べた。岡村は、今年2月に第1子が誕生してから半年。「今日ちゃんとウンチふいてきましたけど、まだあんまりわかってないみたいで。ディズニーチャンネルを見ています。まだ帰ってきてもじーっと見ているだけで、何もわかってないと思う」などとパパの顔を見せ、矢部は「これが妄想やったらごめんなさい。まだ見たことがないからわからないのよ」と話して笑いを誘った。2007年から2010年まで行われた大型お笑いフェス「LIVE STAND」が、今年12年ぶりに開催。8月19日~21日の幕張メッセでの東京公演を皮切りに、9月は大阪、来年1月には福岡で開催し、総勢1000人を超える吉本芸人が出演予定となっている。
2022年08月21日大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)で、北関東を治める御家人の八田知家(はった・ともいえ)役を演じている、俳優の市原隼人さん。茨城県笠間市にある八田の墓を訪れ、手を合わせる様子をInstagramに投稿しました。墓参りをした市原隼人「言葉にできない」八田は、鎌倉幕府の合議制を担う13人のうちの1人でありながら、一匹狼として行動する人物。2022年8月7日の放送回では、俳優の新納慎也(にいろ・しんや)さんが演じた、頼朝の異母弟・阿野全成(あの・ぜんじょう)を謀反の疑いで誅殺し、話題となりました。生と死が入り乱れる時代を舞台に、役を演じる中で、市原さんは考えさせられることが多いのでしょう。八田の墓参りで、落ち葉を集め、周りに生えている雑草を抜くなどの掃除をしていた時のこと。17時を知らせる防災行政無線のチャイムが、1963年に発売された楽曲『明日があるさ』であったことから、思わず手が止まるほど胸が締め付けられたといいます。※画像は複数あります。スライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 市原隼人(@hayato_ichihara)がシェアした投稿 自身の10代を思い出し、言葉にできない想いで胸がいっぱいになった市原さん。墓参りの写真を投稿するとともに、このような言葉をつづりました。”明日がある”からその為に苦しいことや、耐えなければならない事が沢山あるけども、明日があるから希望となり喜びや胸を躍らせていられる。未来ってのは憎いやつです。笑いただいた役と、正解のない世界で逡巡しながら奮闘出来ることに感謝しながら、どんな時も答えよりプロセスを問い、今日も1日が始まる。hayato_ichiharaーより引用生きて、明日があるからこその苦しみと喜び。市原さんが感じたことには、続々と共感が寄せられています。・その繰り返しが人生ですよね。励みになります!・市原さんの考え方が好きです。御霊への礼節、そしていつも熱い演技、ありがとうございます。・八田知家の存在感は、市原さんだからこそ。・私も先日、故人に手を合わせました。市原さんのように思いながら、毎日を乗り越えていきたいです。未来に想いをはせながら、日々を歩んでいきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年08月13日お笑い芸人の藤井隆、矢部太郎(カラテカ)が28日、東京・明治座で行われた舞台『ゲゲゲの鬼太郎』の公開ゲネプロに参加した。1965年の『週刊少年マガジン』の連載にはじまり、漫画、アニメ、映画、小説、ドラマ、ゲームなど、半世紀以上にわたり多くの人に愛され続けている『ゲゲゲの鬼太郎』。水木しげる生誕100周年となる今夏、7月29日~8月15日に東京・明治座にて、8月19日~8月28日に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて舞台『ゲゲゲの鬼太郎』が上演される。主人公であるゲゲゲの鬼太郎役には明治座初座長となる荒牧慶彦。ねこ娘役には、舞台初出演の上坂すみれ、ねずみ男役は藤井隆、そして、天邪鬼-リン役は七海ひろき、砂かけばばあ役は浅野ゆう子が務める。また、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』で目玉おやじの声を務める野沢雅子が同役で声の出演をし、さらに、タケルとタケルの祖父役の立花裕大、子泣きじじい役の矢部太郎(カラテカ)、水木役の君沢ユウキ、シーサー役の伊藤修子ら個性豊かな出演者が集結する。困ったことがあったら人間がゲゲゲの鬼太郎(荒牧)に手紙を投函できる妖怪ポストをきっかけに物語がスタート。最近依頼がなく不審に思ったねこ娘(上坂)が妖怪ポストを張り込んでいると、ねずみ男(藤井)が勝手に依頼を受けていた。とある村で、天邪鬼のリン(七海)が現れ人間の邪魔をすると聞いたねずみ男は、「これで天邪鬼を退治できる」と、村人たちに妖怪に効く薬を売りつけ……。公開ゲネプロでは、さまざまな演出やセットで妖怪の世界が表現された。藤井は、金儲けのことばかり考えているお調子者のねずみ男をユーモアたっぷりに熱演。ほかのキャラクターたちとのコミカルな掛け合いや、ねずみ男ならではのクスッと笑える攻撃シーンも楽しめる。矢部は子泣きじじいに扮し、お酒好きな一面も再現。砂かけばばあに叱られるシーンも登場した。藤井と矢部のコメントは以下の通り。○■藤井隆どんな舞台美術なのか稽古場で模型を見ながら劇場に入るのをずっと楽しみにしていました。荒牧さんが毎日誠実に稽古を重ね、先頭を走ってくれたのでみんなで一丸となれました。上坂さんの初舞台が楽しい気持ちで始まって大阪で終わることができたらいいな~と思ってます。浅野ゆう子さんにとっても華やかな砂かけばばあも楽しい場面がいっぱいで見どころです! スタッフ、出演者一同、万全の体制で感染症対策を心がけ劇場でお待ちしております。○■矢部太郎(カラテカ)稽古を重ねるたびに「ゲゲゲの鬼太郎」が大好きだった子供の頃の記憶がどんどん思い出されて、目の前に鬼太郎が! ねずみ男が! 妖怪たちがいることに感動します。僕も子泣きじじいなのですが……。「ゲゲゲの鬼太郎」の世界はどこかひんやりとしていて、納涼にとても良いと思います。舞台「ゲゲゲの鬼太郎」はお客さまの身体をゾッとさせたり、ひんやりさせたり、そうしながらもどこか心はあたためてくれます! 間違っても子泣きじじい役の僕の演技で寒い気持ちはさせないよう頑張ります。(C)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション(C)舞台「ゲゲゲの鬼太郎」製作委員会
2022年07月29日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『正直不動産』(NHK)の見どころや考察を連載していきます。桐山(市原隼人)のスパイ疑惑が浮上。そんな矢先、社長の命令で永瀬と桐山はペアを組み、大型案件を任されることに。一緒に仕事をする中で、永瀬は桐山の壮絶な過去と仕事に対する想いを知ることになる。桐山の不審な行動桐山の不審な行動は、以前から見られた。ライバル会社であるミネルヴァ不動産の社長との密会や、深夜に会社のパソコンにアクセスしていた痕跡などがある。また月下(福原遥)が挨拶をしていた近所の優しいおばあちゃん・衛藤明子さん(松金よね子)の家についてもそうだ。月下の調べた限りでは1億円の価値があるところを桐山は7500万円で売ろうとしていたのである。どうして2500万円も下げているのか不審に思った月下は桐山に問いかけるも、答えてはもらえなかった。ますます怪しさのます桐山。しかし、これがきっかけで我々も『本当の桐山』を知ることになる。永瀬が物にした正直営業スタイル永瀬と桐山がペアを組み、今回担当したのは『建築条件付き土地』。あまり聞き慣れない言葉だが、土地を買って、そこに家を建てる場合、特定の建設業者と契約を結ぶことが条件となる土地である。しかし、問題なのはその建築を担当する竹鶴工務店だった。竹鶴工務店は下請けに安い金額で建築を丸投げし、無茶な工期を要求する。さっそく永瀬と桐山が二人で挨拶に行くも、社員の士気は低く、雰囲気は最悪だった。金額に見合った材料と無茶な工期で建てた場合、欠陥住宅となるのは明らか。この状況を変えるべく、プランの見直しを求めて下請けの秋川工務店へと足を運んだ。しかし、なかなか取り入ってもらえず、永瀬は信頼してもらうため作業を手伝うことに。桐山は呆れたように永瀬のお得意の嘘で信じてもらえばいいじゃないですかと皮肉を言うも、永瀬ははっきりと「もう嘘はつかない。営業スタイルを変えた。顧客一人ひとりに正直に営業する」と反論。これまで嘘がつけない正直との戦いに苦戦していた永瀬だが、ここに来て顧客にも感謝され、会社にも貢献できたという経験がさらに強い彼の信念を生み出していた。それから永瀬は顔や服を汚しながら、毎日作業場へ通い、熱心に作業していた。その姿は心を打たれるものがある。営業は信頼を得るために足繁く顧客のところへ通ったり、お手伝いに行ったりするということを耳にするが、スマホやパソコンなどの電子機器が主流になった現在、対面で一生懸命に何かをしてくれるのはさらに重みがあるように思える。めげずに真摯に向かい合う、この姿勢は我々も見習わなければならない。永瀬の努力の甲斐あり、ようやく秋川工務店の棟梁がプランの見直しを検討することに。またも永瀬は『正直』で信頼を勝ち得るこができた。桐山の壮絶な過去と想い月下は近所の明子との会話を重ねる中で、桐山の過去を知ることになる。それは14年前、川崎のマンションが新築なのに壁にヒビが入って傾いたことで問題になっていた『サンフラワー建材問題』。最後には下請けの現場責任者が自殺したのである。その自殺した人が桐山の父だったのだ。秋川工務店が欠陥住宅を建てようとすることにすごい剣幕をしていた桐山。欠陥住宅を作らされた桐谷の父親は元請けや会社から全ての責任を押し付けられ、トカゲの尻尾切りのような状態にあっていたのだった。桐山が欠陥住宅を建てようとする工務店に敏感なのも腑に落ちる。やはり桐山は不正をするような人間ではなかった。明子の家についても、すぐに売りたいという明子自身の希望から、価格を下げてより買い手が早く見つかるよう、しっかりと練られたプランだったのである。仕事をする理由って何?これまで桐山が営業成績にこだわっていたのは、ここで実績を作って会社を興し、父親のような真面目な社員が報われる職場をつくりたいという想いからだった。桐山の過去と仕事に対する姿勢を目の当たりにした永瀬は「張り合ってた俺がバカみたいじゃん」と、冗談混じりに話す。仕事をする理由は人それぞれ。桐山のように明確な目的がある人もいれば、そうでない人もいるだろう。金のために仕事をしていた永瀬だが、今は何のために働いているのか。桐山に聞かれた永瀬は答えに詰まる。彼がその答えを見つけるのはもう少し先になりそうだ。今回はかなり胸が熱くなるシーンも多く、せっかく良い相棒になれそうだった二人だが、ラストで桐山が退職願を提出するという衝撃展開。『正直不動産』は、まだまだ目が離せない![文・構成/grape編集部]
2022年05月15日連続ドラマW「正体」の完成報告会見が2月25日に行われ、キャストの亀梨和也、黒木瞳、市原隼人、貫地谷しほりが登壇した。本作は、殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑宣告された主人公が、移送中に脱獄し、潜伏先で出会った人々を窮地から救っていく姿を描いたエモーショナル・サスペンス。劇中で金髪に染めたり、一重まぶたにしたりと、変装を行った亀梨さんは「(逃亡先で変装した)何人もの人物を演じたというよりも、ひとりの人間が状況によって変装しないといけなくなるという役だったので、どのキャラクターを演じるにしてもリアルさというのは大事にしました」と明かす。主人公が容疑者とされている事件の被害者夫婦の母親・井尾由子役の黒木さんは「亀梨くんの言葉ですごいなと思ったのが、正体を隠して演じないといけないということ。だから現場では、自分がどこにいるか、スタッフにも分からないようにオーラを消す、そういう努力をしていたと。そういう心持ちでやっているんだなと。ただ、素晴らしいなと思ったんですけど、オーラは消せないですね」と笑いながらコメント。また以前、姉弟役で共演経験があった貫地谷さんについて、「今回はしっかりと恋をさせていただきました」と亀梨さんが語ると、貫地谷さんも「最初は恥ずかしいかなと思っていました。以前はお姉さんを支える弟という間柄だったんで、どうだろうなと思ったんですけど、でも現場に入ったら、相変わらず大好きでした」と笑顔。一方、市原さんとは初共演だという亀梨さん。「市原くんが持たれている独特のオーラとか、お人柄。本当にこの作品にかける熱量、エネルギーを近くで見させていただいて、この熱量はすばらしいなと思いました」とふり返ると、市原さんも「亀梨さんに会った瞬間から本当に真摯に作品に向き合っていると感じたんです。その思いを大切にすべく、僕も話しかけることはできなかったんですが、亀梨さんとの芝居の空気感がとても好きでした」と言い、「後に作品全体を拝見させていただいて、この作品に参加できて、心から満足しています。亀梨さんが孤独になって、声も発せないような現場の中で、本当に難しい重い役を担って、しっかりと受け止めている姿に本当に惚れました」と絶賛した。会見最後には、「本当に色々な亀梨さんが見れます。見事なドラマになっているので多くの方に見ていただきたいです」(貫地谷さん)、「色々な情報が飛び交う現代で、何を信じればいいのか、人や物事の正体が見えてないかもしれない。今一度、個々のそれぞれの物差しで、相手の真実の声や姿を見つめ直すことを願っています。何をもって正義というのか課題は残っていますが、改めてこの世の中で正義がしっかりと認められることを心から祈っています」(市原さん)、「役者業をさせてもらってる中で、大きなギフトをもらったような、素晴らしい作品の一部として自分も立たせてもらったので、この作品が少しでも多くの方に届いてくれると嬉しいです」(亀梨さん)とアピールして締めくくった。連続ドラマW「正体」は3月12日より毎週土曜日22時~WOWOWにて放送・配信(全4話)。(cinemacafe.net)
2022年03月02日お笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之が25日、神奈川・川崎市でサッカー大会「やべっちCUP トレーニングver supported by SPORTS DEPO」を開催。久々のサッカーで得点を決めるなどして活躍する一方、50歳の苦労などを語った。本イベントでは、佐藤寿人や中澤佑二ら多数のプロサッカーリーグ経験者と、ピースの又吉直樹やペナルティ(ワッキー、ヒデ)など多数のサッカー好き芸人が、小学生を相手にサッカー教室やエキシビジョンマッチを実施。囲み取材には矢部のほか、井原正巳、駒野友一、お笑いコンビ・ミキ(亜生、昴生)が参加した。今回は、コロナ禍を考慮してトレーニングverを初実施。矢部はイベントを振り返って「いつもの試合だけよりもちびっ子とボールを蹴れて、近くでコミュニケーションをとれて、いつもより楽しかったんじゃないかと思いました。プロの方たちやサッカー経験者のタレントとボールを蹴れて、子どもたちの笑顔が見られて良かったです」とほほ笑んだ。今年10月に50歳になったばかりの矢部。ピッチ上ではハツラツとした動きを見せたが、日頃運動はしていないと告白。「リフティングは番組であるけど、サッカー自体は去年のやべっちCUP以来」と明かし、「番組でボールを蹴ったら『(日頃から運動を)バリバリやってるんでしょ?』と言われる。ぜんぜんやっていない。朝起きて、腰の調子がいい日はないです」と笑った。亜生は2年ぶり、昴生は4、5年ぶりにサッカーをプレイ。亜生は「本当に楽しかった。中澤選手、井原さん、両サイドが僕とお兄ちゃん。今後一切存在しない4バックをやらせてもらった。夢のようだった。小学校4年生ぶりにお兄ちゃんとパス交換をした。いい思い出になった」と満面の笑みを浮かべていた。
2021年12月25日ナインティナイン・矢部浩之が、歌手デビュー曲「スタンドバイミー」を10月29日に配信リリースすることが決定した。10月7日深夜にオンエアされたニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』にて音源が初解禁された「スタンドバイミー」は、石崎ひゅーいが作詞・作曲、トオミヨウがサウンドプロデュースを担当した楽曲で、人生を代弁するようなバラードソングとなっている。また、10月31日に横浜アリーナで開催されるイベント『ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭』にて「スタンドバイミー」を初歌唱することが発表された。同イベントのチケットの一般発売情報とライブ配信視聴券の情報は後日『ナインティナインのオールナイトニッポン』でアナウンスされる。矢部はよしもとミュージックとユニバーサル ミュージック合同会社による共同音楽レーベル「YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.」の第1弾アーティストとしてデビューすることが決定しており、ユニバーサル ミュージックのHPでは、矢部のアーティストページとアーティスト写真に加え「スタンドバイミー」のジャケット写真が公開されている。■矢部浩之 コメント芸能生活30年でまさかソロ歌手デビューするなんて考えたこともなかったので、話が進み始めた時から震えています。話が進んでいき、今までいなかった音楽スタッフも動き出し、オールナイトニッポンの一企画から飛び越えたと感じ、腹をくくりました。自分は何ができるか考えた時に、カラオケは大好きですが、上手さもテクニックもないので、とにかく一生懸命誠実に歌うことを決意しました。■岡村隆史 コメント1:デビューについて矢部本人もそう思っていると思いますが、大変な事になったなーと思っています。自分は歌の宣伝を一生懸命頑張りたいと思います。2:宣伝部長として、どう売っていくのか(意気込み)とにかく1人でも多くの人に聞いてもらえるように、コネも使って全力で宣伝していきます!■石崎ひゅーい コメント矢部さんの歌を作る日がくるなんて、びっくりです。いつも沢山お腹の底から笑わせて頂いている分、一生懸命歌を作る事でお返しができればいいなと思いました。ナイナイのお二人が作るお笑いのように、この歌が誰かの心を温かくする、そんな景色を想像しています。<リリース情報>矢部浩之「スタンドバイミー」10月29日配信リリース<イベント情報>『ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭』10月31日(日) 横浜アリーナ開場 15:00 / 開演 16:30HPリンク:関連リンク矢部浩之 Official HP Profile Twitter Instagram岡村隆史Official Instagram
2021年10月08日映画『都会のトム&ソーヤ』(7月30日公開)の公開記念舞台挨拶が31日に都内で行われ、城桧吏、酒井大地、豊嶋花、渡邊心結、玉井詩織、森崎ウィン、市原隼人、はやみねかおる(原作)、河合勇人監督が登場した。シリーズ累計200万部を超える人気推理小説シリーズ『都会(まち)のトム&ソーヤ』を映画化した本作。サバイバル能力を持つ内藤内人(城)、財閥の御曹司で学校一の秀才・竜王創也(酒井)という凸凹中学生コンビが、天才ゲーム・クリエイター集団が仕掛けるリアルRPGゲームの謎に挑み、推理と冒険を繰り広げていく。主演の城と、第一回スタ☆オーディションでグランプリに輝き今回初映画となった酒井は、「最初に会った時よりも遥かに、ぐっと」(城)距離が縮まった様子。そんな後輩達の様子を見ていた市原は「わあ、がんばってるなあ! と。自分もデビューが13とか14かな。その時って全てが輝いて見えるんです」と振り返り、「でもだんだん芝居をする日常が当たり前になっていくんですよ。皆さんがリラックスして現場にいるのを見てて感じました」と語った。そんな市原の演技について、城は「(市原が)創也の顔をグッとつかむシーンが1番心に残ってて。表現だけでリーダーという存在感をすごい強く感じて、動きだけで表現するところも勉強になりました。僕も市原さんのような演技ができるように頑張りたいと思いました」と憧れを表す。市原は「恐縮です。もうなんでもやっていいんだよ、現場は。ものが言えない現場なんてだめだ」とアドバイス。「顎を持つのも台本にないんですけど、そういうことがすごく楽しいじゃないですか。ないことをやったら相手はびっくりするかなとか、違う化学反応が生まれるかなとか、そいうハプニングが大事だと思うのでどんどんやってください」とメッセージを送った。顎をつかまれた方の酒井は「台本になくて、カメラテストで捕まれたんですが、本番までの間にお弁当を一口も食べれなくて、緊張がすごかったんです。それで現場の隣にあったコンビニにいって、歯磨きを買って……」とその時の様子を説明する。玉井も「『顎をつかまれるから』と言って、焼き肉弁当を我慢して、歯磨きをして、ちゃんとタブレットまで食べてました」と思い出し笑い。酒井は「市原さんが『ちゃんと目を見て』という指導をして下さったんです。僕の目が泳いでて、それが劇場で流れてたら、緊張感のないシーンになってしまってたかも。アドバイスがあったからこそ、緊張感のあるシーンになったのかなと思います」と改めて感謝する。市原は「あの日に戻りたいなあ、みたいな日をたくさん作って下さい。達成感って儚いんですよね。何が正解かわからないし、色んな作品で色んなものを得て、映画とかドラマとか舞台は何のためにあるんだろう、なぜ存在するんだろうという意味を自分たちで見出さなければいけない。映画なんてなくていいんだから、生活できちゃうんだから、よりいろんな人に見ていただけるような作品しなきゃいけない。その情熱を持たなきゃいけない。自分達の個性を大事にしながら、育んでください。一生応援していますから、頑張ってください」と熱い言葉を贈っていた。
2021年07月31日高齢の大家さんとのかけがえのない日々をマンガにした「大家さんと僕」のシリーズに笑って泣いて…。矢部太郎さんの次回作を心待ちにしていた読者は多かったはず。今度は、自身の子ども時代にフォーカス。『ぼくのお父さん』では、父である絵本作家のやべみつのりさんと自分や家族の思い出を綴った。「父のことを描くのが照れくさいとかはなかったんですよね。最初から、いわゆるいい話を描くつもりがなくて、わりと俯瞰で、批評的に描くつもりだったので。連載中、お父さんにも『もっとダメに描いた方がいいよ』とアドバイスをもらったんです」何でも絵に描く父の様子、つくし採りや夏休みの思い出、父が始めた畑のこと、父と友だちと一緒に挑戦した土器作り…。ユーモアとペーソスの絶妙なバランスが、矢部さんのマンガならではの柔らかなタッチと相まって、見入ってしまう。「今回、僕自身の記憶だけで描いたのではないんですね。『たろうノート』という父による僕の成長記録がもとなんです。セリフなどほぼそのままのものもあって、原案ですよね。大家さんの話を聞いてそれを今度は僕から見た形で素直に描く。あのときのやり方と同じです」たとえば、矢部さんの描くお父さんは優しいけれど少し頼りない。流れるプールに浸かりながら〈僕は流されない〉と踏ん張っていたり、迷子になってしまって子どもの矢部さんに探されたりしている。「父のふるまいは少し変わってはいるかもしれませんが、“天然”というのはしっくりこなくて。いま思えばですけど、どの行動も、父自身が率先して選択した暮らし方、生き方なんだろうなと思うんです」インタビューの際にはさまざまなお宝も拝見。お父さんが当時描いていた数々の日記やノート、誕生日プレゼントにもらった父特製のおもちゃ、矢部さんが読み札、お父さんが絵札を描いた共同制作のかるた、矢部さん責任編集の「たろうしんぶん」…。矢部さんが初めてひとりで自作した紙芝居もあった。「裏に〈きょうりょく・やべみつのり〉とか〈(この紙を)抜きながら〉とか書いてある。ちゃんとプロ仕様なんです(笑)」豊かなクリエイティビティは、少なからずお父さんから受け継いでいるのだろう。いつかお父さんのように、絵本も描いてみたいそうだ。「父は子どものお絵かき教室などもやっていたんですが、子どもに教えるというより、子どもから教わりたいという意識が強かった気がします。孫の、つまり僕の姪の絵を見ても『すごい!』とベタ褒めです。プリミティブなものにとても敬意を持っているというか。土器が好きなのも、そんなところがあるのかな」男の子だって泣いていい。大人だって間違うこともある。既存の価値観に安易に乗っからないでいいと、お父さんは背中で伝えていたのではないかと思う。「僕も、親や先生や大人が、正解を知っているとか、正解を子どもに教える立場だということには疑問がありますね。そんなふうに考えてしまうところは、父に影響されているかもしれませんね」矢部太郎『ぼくのお父さん』よりスケッチ×小さなメモ。『たろうノート』の一部。お父さんが描き続けた矢部さんやお姉さんの成長記録は合わせて40冊くらいあるという。「僕を描いたのは3冊。姉のが圧倒的に多くて38冊。でも僕の話も出てきますから。会社に行かない父のことは、友だちの家と違うなとは思っていました。でも、絵を描いたり何か作ったりしていつも遊んでくれる父といるのは楽しかったです」『ぼくのお父さん』一風変わったお父さんを囲んで、大変なこともあるけれど、いつも愛情に包まれていた少年時代の矢部さんと、家族のお話。こんな毎日、実はかなりうらやましいかも。全編オールカラー。新潮社1265円やべ・たろう芸人、マンガ家。1977年生まれ。’97年「カラテカ」を結成。初めて描いたマンガ『大家さんと僕』はシリーズ累計120万部、手塚治虫文化賞短編賞を受賞。舞台やドラマ、映画など、俳優としても活躍。※『anan』2021年7月28日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2021年07月26日市原隼人主演「おいしい給食 season2」が10月に放送されることが決定した。2019年10月期に放送された「おいしい給食」は、市原さん演じる給食マニアの教師・甘利田幸男と、給食マニアの生徒・神野ゴウによる、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメディ。今回放送が決定した「season2」は、昨年公開の映画『劇場版 おいしい給食 Final Battle』の2年後が舞台。前作で転勤になった甘利田は、新しい中学に赴任して2年が経っていた。毎朝献立を執拗に確認し、ランチタイムに万全を期していたそんな折、担任する3年1組に転校生がやって来る。それは、かつて甘利田と給食対決をくりひろげてきた宿敵・神野ゴウで――。引き続き、甘利田を演じる市原さんは「愛してやまない『おいしい給食』のチームに逢える事がどれほどの喜びか、言葉では伝えられません。完全オリジナルの元、手探りで創った世界に、また没頭できる事に胸が躍っています」と今回の制作決定を喜ぶ。そして「“給食”とは、いわば人生で初めての会食です。こんな時代だからこそ、人と顔を向き合わせて味わう“食”がこんなにも楽しいものだという事を忘れないでいただきたいです」と呼びかけ、「すべての方へ送る、あたたかく人情深い、完全にふりきったコメディです。是非、シーズン2の放送まで胸を躍らせてお待ちくださいませ」とコメントした。監督の綾部真弥は「視聴者の皆さまに楽しんでもらえるよう、スタッフ・キャスト一丸となり全力で臨んでいきますので、パワーアップした『おいしい給食』の世界を、どうぞご期待下さい!」と話し、「前作映画で『FINAL BATTLE』と言っておきながらファイナルじゃなかったことをお詫び致します。スタッフ・キャスト共に、この物語を続ける欲が勝ってしまいました」と語る企画・脚本の永森裕二は、「時は1986年。あれから2年後の甘利田幸男とその給食道を描きます。今回の甘利田は、下校時に駄菓子屋で買い食いをするという見事な成長を遂げております」と明かしている。「おいしい給食 season2」は10月、テレビ神奈川、TOKYO MX、BS12トゥエルビほかにて順次放送予定(全10話)。(cinemacafe.net)
2021年07月21日カラテカ・矢部太郎が17日、最新作『ぼくのお父さん』の刊行を記念し、千原ジュニアとの対談イベントを実施。ジュニアが矢部の漫画家としての才能を絶賛した。120万部突破の大ヒット漫画『大家さんと僕』シリーズ完結以来、2年ぶりとなる矢部の最新作『ぼくのお父さん』が6月17日に新潮社より刊行。本作は、実の父である絵本作家・やべみつのり氏と自身の幼少期のエピソードを描いた家族漫画で、つくし採取、自転車の二人乗り、屋根から眺めた花火など、普遍的でノスタルジックな心温まるストーリーだ。ジュニアは「本当に素晴らしい。マジで素晴らしい。ほんまにすごい!」と絶賛。「まず、絵。この少ない線の数でこれだけ人のハートをつかむ。画家として素晴らしい。ネギ1本だけなのにめちゃめちゃうまいみたいな。ゴボウ削っただけなのにめちゃめちゃうまいみたいな。こんな少ない線でこんだけ奥行きと温度を感じる絵って、ほんまに素晴らしいと思う」と絵の魅力を熱弁し、「引き算の極致」と表現した。また、「矢部太郎先生の佇まい。芸人の中にいると浮き出ているのは、品だね。矢部太郎が芸人がいっぱいいる中で、しゃべってもないのに目立つのは、この本を読んでわかりました、ご両親からいただいた品」と品の良さも魅力だと言い、「吉本いてよかったよ。一番浮き立つ事務所だから。吉本やから引き立った」と笑いを誘ったジュニア。矢部は「こんなお言葉をいただけるなんてありがたいです」と感激していた。ジュニアはさらに、「『お嫁さんと僕』、『僕と僕』を描いて、最後の最後に『僕と入江くん』。初めて太郎ちゃんの作品に闇が出てくる」と今後の展開を提案。バイク事故の際に入江慎也にお世話になったエピソードを明かすと、矢部は「『僕と入江くん』にはそのエピソードも書かせていただいて……」と話した。
2021年06月17日●サッカーに感謝「自信をつけさせてもらった」サッカー経験者で、サッカー好きとして知られているお笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之(49)。18年半にわたってテレビ朝日系『やべっちF.C. ~日本サッカー応援宣言~』でMCを務め、現在は動画配信サービス・DAZNで配信中の『FOOTBALL PROGRAM やべっちスタジアム』でサッカーの魅力を発信している。また、女子サッカーを舞台にした『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』(6月11日公開)で声優に初挑戦。サッカー経験が仕事につながっているが、自身の人格も「サッカーで作られた」と矢部は言う。人間関係においても、サッカー部の仲間とは深い絆で結ばれているようで、相方の岡村隆史も高校のサッカー部の1個上の先輩だ。高校卒業後に吉本の養成所NSCに入学し、お笑いの道へと進んだ2人。高校時代に培った絆が根底にあるからこそ、コンビとして30年以上も続いていると矢部は考えている。また、矢部は中盤、岡村はフォワードというポジションがコンビの関係性に直結。「アシストが好き」という矢部は、「相方に振ってドカンとウケたら心の中でガッツポーズしてます」と笑った。――『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』は、子供の頃から男子に交じってサッカーを続けてきた主人公・恩田希(ノンちゃん)が、男子サッカー部のなかで苦闘する姿を描いた物語です。本作を見て、ご自身のサッカー部時代を思い出しましたか?思い出しましたね。僕はそのまま、ノンちゃんなんです。フィジカルが弱くて選抜メンバーから落とされたりしましたが、ボール扱いは自信があって顧問に褒めてもらったり。一つ一つのエピソードが当てはまる。ただ、大きな違いは、僕はただ腐っていったという……。――高校までサッカーをやり抜き、全然腐ってないと思うのですが。高2の夏前に大阪選抜のトレセンに行き、自信がありましたが、180cmくらいの人に当たられてこけたんです。監督から「矢部は線が細い。体を大きくしよう」と言われ、180cmのディフェンスの人が選抜に入り、そこで僕の中では腐りました。でも、選手権の予選が残っていたので、そこを最後にすることに。そして、4回戦で当時全国常連校だった北陽高校と当たって5-0で負けて、燃え尽きました。――全力で取り組まれていたサッカー部時代に人間としても大きく成長されたと思うのですが、当時の経験が今のご自身の軸になっているなと感じる部分はありますか?めちゃめちゃあります。僕はサッカーで作られたと思っています。――具体的に、何を得たと感じていますか?いいことも悪いこともありましたが、自信をつけさせてもらいました。小3のときに少林寺拳法を習っていたのですが、1時間前に体育館に入って同級生とボールを蹴るのが楽しくて。そうしたらある日、先生に「そんなにボール蹴りたかったらサッカー部に入れ!」と言われ、部活は5年生からでしたが、サッカー部の顧問が「ええよ」と言ってくれて、公式戦も3年生なのに5年生登録で出してもらって。その入り口が自信になり、中学でも先生から「うまい」と言われ、自信がつきました。――その自信が、生きていく上での自信にもつながっていったのでしょうか。そうですね。学校における自分のポジションがあると思いますが、芸能界においても同じようなポジションにいるなと思える。なんとなく目立っていたグループにいたし、サッカーでちやほやされたし、高校は一番いいポジションの副キャプテンをやりましたし。キャプテンは責任が大きくて嫌だったので断って(笑)。また、強運もあるなと感じています。学校のそのポジションにいられたのも運、この世界に入れたことも、先輩方や番組スタッフ、マネージャーとの出会いも運だと思います。――今後、何があっても、いいポジションにいられる自信と運があるということですね。そうです。この先もなんとかなるだろうというか、変わらない自分でいられると思っています。●養成所で出会っていたら「どこかでコンビ別れを…」――濃密な時間をともにした部活の仲間との絆は一生モノだと思いますが、人間関係に関しても、サッカー部時代に得られたものは大きいと感じていますか?それはあると思います。高校時代のサッカー部の連中は、今でもたまに会います。そして、毎年同じ話をしている。「あのときお前のあれで点を入れられたな」とか、試合の失点の話をいまだに (笑)。でもそれはサッカーをやってないとできなかったことだなと。立ち位置も変わらずキャプテンは今でも偉そうで(笑)。しゃべっていることや関係性がまったく変わらない。濃密な3年間だったんだなと思います。――岡村さんとも、コンビという形で関係が続いています。結成から30年経ちましたが、出会ってからだと33年。相方は1個上なので高校で一緒に過ごしたのは2年間ですが、今でも一緒にいるというのは特別ですね。――昨年5月にニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』が復活した際、岡村さんの失言騒動をきっかけに密に連絡を取り合うようになったと明かされていましたが、今も密に連絡を取り合っていますか?今はまた戻りましたけど、普通にしゃべるかな。それまで普通のことをしゃべれず、コンビってこんなもんやろと思っていましたが、今は普通にしゃべります。――サッカー部時代に培った関係性が根底にあるから、ピンチも乗り越えられるのかなと思ったのですが、いかがでしょうか?そうですね。養成所で知り合って組んでいたら、どこかでコンビ別れしてるんちゃうかなと思います。この世界に入る前からの知り合いで、腐れ縁。高校で相方と出会ってなかったら僕は吉本に入ってないですし、人生が大きく変わりました。相方に断られていたら、ほかの子を誘っていたかというと、そんなことないので。――岡村さんだから組みたいと思われたんですね。サッカー部の同級生で一番仲良かったセコチンに「なんで俺、誘ってくれへんかってん。なんで岡村さんやねん」って泣かれて、「面白いのは岡村さん。セコチンは仲いい友達や」と。自分の中で線を引いていたんですよね。面白いのはこの人って。相方と出会ってなかったら絶対に養成所、そして吉本に入ってないですし、相方も吉本に入ってない。真面目で、国家公務員になるって言ってましたから(笑)●サッカーでのポジションがコンビの関係性に直結――コンビの関係性に関して、サッカー部時代に培ったものが生きているなと感じている部分はありますか?僕はずっと中盤をやっていたので、アシストが好きなんです。周りを見るというのは、今カメラ前でもやっていることだなと。相方はフォワードで、それがよかったと思っています。――当時の関係性が今にもつながっているんですね。そうですね。僕がガチガチのセンターフォワードやったら、このスタイルではないと思います。何とか笑いを取りにいこうとして、相方とかぶってしまう。――高校時代、矢部さんのアシストで岡村さんがゴール決めたことはありましたか?相方がレギュラーではなかったので少なかったと思いますが、僕がAチームとして出場したあとにBチームの試合に出ることもあったので、何点かあったと思います。――アシストした選手はガッツポーズしないことが多いと思いますが、矢部さんもそういうタイプですか?そうですね。そこでガッツポーズもドヤ顔もしないのがかっこいいというのが僕の中にあって、相方やゲストに振ってドカンと受けたら心の中でガッツポーズしてます(笑)――矢部さんのいるチームが強いと思われるのがうれしい?そうですね(笑)。あいつが回してるんやと思われているくらいが一番気持ちいい。恥ずかしさもあるんです。パスを出してフォワードが喜んでいるのを見ずに自陣に帰っていく……「この俺の後ろ姿を見ろ!」って(笑)。フォワードに抱きつかれたら、あんまりしてくれるなって。そんなかっこつけ方が好きです。●サッカーの仕事に喜び岡村も「やりたい」――サッカーに関わるお仕事をずっとされてきて、『さよなら私のクラマー』では声優としてサッカーに関わることに。原作には登場しない、矢部さんのために用意された“矢部先生”を演じられていますが、オファーを受けたときの心境を教えてください。「え、何したらええの?」ってマネージャーに言いました。番組内の企画で声優をやったことはありましたが、難しいという記憶しかなくて。「矢部先生という本人のシーンを付け足します」と言われ、ありがたいなあと思いましたし、サッカーが好きなのでやらせていただくことにしました。――完成した映画を見てどう感じましたか?うまいことやってくれたと思いました。いらないっちゃいらないけど、本編ともつながっていて。この作品にいっちょかみさせていただいて、ありがたい。これはもう、めいっぱい宣伝しないといけないなと思いました(笑)――作品全体の感想もお聞かせください。自分と勝手に重ね合わせながら、あっという間に終わって面白かったです。また、今の時代を象徴しているのかなというのも感じました。女子だからあかんのかという、大きな問題のメッセージもあると思いました。――本作を見てサッカーに興味を持つ人もいると思います。その手伝いができるというのは、うれしいですか?この作品をきっかけにサッカーをやってくれたら、そんなうれしいことはないですね。女子のサッカー経験者も増えていますし。長男がスクールに行っていますが、女の子4、5人いて、アンダー10、アンダー12と、残っている女の子ほどうまいです。で、髪型は澤穂希さん。すごい影響力だなと思います。――サッカーのお仕事はコンビではなく矢部さんお一人で担当されているイメージが強いですが、2人でサッカーの仕事をやりたいという思いはありますか?相方はずっとやりたいと言ってます。『やべっちF.C.』を1人でやったことを根に持ってますから(笑)。ピンで話が来たから自然な流れでこうなったんですけどね。でも、お話をいただけるのであれば、ぜひコンビでやらせていただきたいです!■矢部浩之1971年10月23日生まれ、大阪府吹田市出身。1990年に高校サッカー部の先輩・岡村隆史を誘い、ナインティナインを結成。NSC卒業後、1991年に吉本の若手コンビ6組で構成されるユニット「吉本印天然素材」に加わり東京進出。『新しい波』『とぶくすり』『めちゃ2イケてるッ!』『ナインティナインのオールナイトニッポン』など数々の番組で人気を博す。個人としても活躍しており、現在は『アウト×デラックス』や『FOOTBALLPROGRAM やべっちスタジアム』などに出演している。
2021年06月11日