いままであまり明かされてこなかったある英雄たちの実話をもとに、ジョージ・クルーニーが監督・製作・脚本・主演を務めた話題作『ミケランジェロ・プロジェクト』。一時は日本での公開が危ぶまれていたという本作が、多くのファンからの願いに後押しされ、満を持してついに公開されました!第二次世界大戦も終戦間近、ヒトラーの命令により、ドイツ軍はヨーロッパ各国の美術品を次々と略奪していた。そのなかには、なんとレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」や「モナ・リザ」だけでなく、ラファエロ、フェルメール、ピカソ、モネ、そしてミケランジェロといった巨匠たちの傑作も数多く含まれていたのだった。そこで、歴史的財産の損失を阻止すべく結成された特殊部隊が“モニュメンツ・メン”。リーダーとなる美術館の館長をはじめ、学芸員や建築家、彫刻家、歴史家といった芸術のエキスパート7人が集められ、下されたミッションは「ナチスが略奪した美術品を奪還すること」だった。しかし、彼らは戦争経験ゼロの中年男たち。周りからの協力も得られないなか、全力で任務を遂行する彼らに立ちはだかる新たな危機は、敗戦を悟ったヒトラーが発令した「すべてを破壊すること」という非情な指令だった。はたして、彼らは世紀の美術品を見つけ出し、守ることはできるのか?「第二次世界大戦を従来の戦争映画とは異なる切り口で撮りたい」と熱望していたジョージ・クルーニーにとって、監督作品としては過去最高の興行成績を収めた記念すべき作品。そんなクルーニーのもとには、ハリウッドを代表するマット・デイモンやビル・マーレイ、ケイト・ブランシェットといった豪華俳優陣が集結したことでも話題となっています。今回、この作品が公開されるまで、ナチスが約500万点もの美術品を略奪して破壊しようとしていたことやその裏で“モニュメンツ・メン”という特殊部隊が存在していたことはあまり知られていなかったようですが、現在私たちが多くの歴史的な芸術作品を楽しむことができるのは、命懸けで“人類の歴史”を守るために戦った彼らの存在なしには語れないのです。芸術のために戦った“知られざる英雄たち”の物語は、芸術の秋にぜひ観ておきたい一本。そんな彼らの熱い想いに感謝しながら、“知られざる芸術の裏側”ものぞいてみては?イベントデータ:『ミケランジェロ・プロジェクト』公開表記:11月6日(金)、TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー配給:プレシディオ©2014 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2015年11月19日田中芳樹氏のSF小説『銀河英雄伝説』を原作とした新アニメの制作を、『攻殻機動隊 新劇場版』や『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』などを手掛けるアニメーションスタジオ・プロダクションI.Gが担当することが決定した。■原作者・田中芳樹氏のコメント「物好きな人がいるもんだなあ」という失礼な感想を、27年ぶりにふたたび味わうことになりました。考えてみれば、本当にありがたいことです。原作の小説でも、コミックでも旧作のアニメでも出来なかったことを、思いきってやって下さい。感謝と期待で若返る思いです。宇宙を舞台に壮大なスケールで描かれる田中芳樹氏の『銀河英雄伝説』は、1982年に第1巻が刊行されて以来、累計発行部数1,500万部を超えるベストセラーSF小説。1988年からは、アニメシリーズが制作され、OVA110話、外伝52話、劇場公開作品3本という、圧倒的ボリュームで展開された。今回の新アニメプロジェクトは原作小説から再度映像化の許諾を受け、制作される新たな映像展開である。なお、本プロジェクトの展開時期は2017年の予定。詳細は公式サイトなどで告知される。
2015年08月13日美少女英雄に囲まれて世界を征服する地域制圧型シミュレーションゲーム『英雄*戦姫GOLD』の円卓の騎士「パーシヴァル」が、FREEingより1/4スケールで立体化され、2015年8月に発売されることが決定した。現在「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注で、価格は22,037円(税別)。今回は、キャラクターデザイン・大槍葦人氏の魅力的なイメージを1/4スケール、全高約320mm(うさ耳まで含む)という大ボリュームで立体化。ストッキングは実際の生地を使用するというこだわりようで、その艶かしいポーズとともに「パーシヴァル」の魅力を凝縮したフィギュアに仕上がっている。商品価格は22,037円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約締切は、2015年4月22日21:00。商品の発売および発送は、2015年8月を予定している。(C)大槍葦人/英雄*戦姫GOLD製作委員会 All Rights Reserved.
2015年03月27日俳優のクリスチャン・ベールが旧約聖書の英雄モーゼを演じるリドリー・スコット監督最新作『エクソダス:神と王』(2015年1月30日公開)が現在、東京・表参道をジャックしており、運勢を占う「エクソダスおみくじ」が実施されている。2014年12月29日~2015年1月4日、東京メトロの表参道駅改札を入った11本の柱が本作に染まり、柱の絵柄には「初詣の前に、初奇跡を起こそう。」「表参道で今日、何人が奇跡を目撃するのか?」「紀元前1300年。モーゼの奇跡。2015年。あなたの奇跡。」「モーゼは紅海で。あなたは表参道で。奇跡を起こす。」など、全11種類の啓示が描かれている。この11本の広告は、5台のデジタルサイネージと合わせて展開中のキャンペーン企画の一環。表示されるQRコードからキャンペーンサイトにスマホでアクセスし、スマホを振ると、運勢を占う「エクソダスおみくじ」を引くことができ、旅行券5万円が10人に当たる。配給元の20世紀フォックス映画担当者は「モーゼの奇跡を、身近に感じていただけるよう企画しました」とコメント。「本作ではあの有名な紅海の奇跡のほか、ナイル川が真っ赤な血に染まり、カエルやイナゴの大量発生、エジプト全土にひょうが降るなど、"10の奇跡"が圧倒的スペクタクルで描かれます。モーゼが体験した数々の奇跡にあやかり、ぜひ2015年最初のちょっとした奇跡を体験してください」と呼びかけている。(C)2014 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
2015年01月01日1988年~89年にかけて日本テレビ系で放送されたTVアニメ『魔神英雄伝ワタル』に登場する敵魔神の「ガッタイダー」が、バンダイの展開するフィギュアシリーズ「ROBOT魂」でアクションフィギュア化され、「プレミアムバンダイ」にて予約受付がスタートしている。「ガッタイダー」は、ドアクダー四天王のザン三兄弟(ザン・コック、ザン・ギャック、ザン・ゴロツキー)が搭乗する魔神。ボーディ、レフター、ライターの三体が合体した姿で、通常の魔神よりも数倍のパワーや速度を持つ。3体で相手を翻弄・攻撃し、怯んだ隙に合体して一気に叩くという戦法を使用し、主人公・戦部ワタルの操る龍神丸たちを苦しめた。これまで「ROBOT魂」シリーズでは、龍神丸、戦王丸、幻王丸、龍王丸、邪虎丸、龍星丸といった主要魔神が続々と商品化されてきたが、ついにガッタイダーがラインナップに加わることになる。『ROBOT魂<SIDE MASHIN<ガッタイダー』では、ボーディ、ライター、レフターの変形合体を差し替えなしで完全再現。合体後の全高は、龍神丸たちを上回る150mmの超大型モデルとなる。武器合体や龍神丸との戦いで見せた「ズームパンチ」も再現でき、眼球可動による躍動感のあるアクションポーズが可能。ボーディ、ライター、レフターは、それぞれ単体のアクションも備えており、プレイバリューの高い商品に仕上がっている。商品価格は10,260円(税込)で、予約締切は後日商品ページにてアナウンス。商品の発送は、2015年1月を予定している。(C)サンライズ・R
2014年09月02日2014年夏に発売される『魔神英雄伝ワタル2』Blu-ray BOXの発売を記念して、1月11日に動画サービス「バンダイチャンネル みんなでストリーム」にて無料ライブ配信される。今回の無料ライブ配信は、『魔神英雄伝ワタル2』 Blu-ray BOXの発売決定を記念して行われ、公式サイトのファン投票によって選ばれた『魔神英雄伝ワタル』の人気の高いエピソード3話に加え、『魔神英雄伝ワタル2』の第1話~第3話も配信。配信時間は1月11日21:00~24:00。Blu-ray BOX用にHDリマスターされたクオリティの高い映像を、『ワタル2』のBlu-ray発売前にいち早く観られるスペシャル配信となる。(配信はSD解像度)また、今回の配信では、現在発売中の『魔神英雄伝ワタル』Blu-ray BOXと『魔神英雄伝ワタル2』Blu-ray BOXを合わせて購入したユーザーにプレゼントされる連動特典「ビデオパッケージアート集(仮)」についての追加情報も発表されるという。無料ライブ配信のラインナップは以下のとおり。■『魔神英雄伝ワタル』(人気投票で選ばれたトップ3)第22話「必見!龍王丸誕生」第39話「虎王は宿命のライバル」第44話「輝け!創界山の虹」■『魔神英雄伝ワタル2』第1話「帰ってきた救世主」第2話「ピザの町でハイチーズ」第3話「壁の町のハンブン兄弟」現在発売中の『魔神英雄伝ワタル』のBlu-ray BOXには、オーディオコメンタリーが収められ、田中真弓(戦部ワタル役)、西村知道(剣部シバラク役)、山寺宏一(渡部クラマ役)、玄田哲章(龍神丸役)、林原めぐみ(忍部ヒミコ役)、伊倉一恵(虎王/翔龍子、戦部アキコ役)といった豪華声優陣が出演。制作スタッフのこだわりとして、主要キャストを揃えること、そして最低でも各々で2話以上収録したいという想いから実現したという。スケジュールの都合によりキャスト全員揃っての収録は敵わなかったが、収録話数は制作陣の計らいにより発表時の全3話から全5話となり、新たにスペシャルセレクションとして第29話「変身!ワタルのわんわん物語」と第31話「ヒミコの子守り大作戦!」が追加。以下のオーディオコメンタリーが収録されている。○『魔神英雄伝ワタル』オーディオコメンタリー/参加声優■WEB投票1位:第44話「輝け!創界山の虹」(田中真弓、西村知道、山寺宏一、玄田哲章、伊倉一恵)2位:第39話「虎王は宿命のライバル」(田中真弓、林原めぐみ、伊倉一恵)3位:第22話「必見!龍王丸誕生」(田中真弓、西村知道、山寺宏一、玄田哲章)■スペシャルセレクション第29話「変身!ワタルのわんわん物語」(田中真弓、林原めぐみ、伊倉一恵)第31話「ヒミコの子守り大作戦!」(田中真弓、西村知道、玄田哲章、伊倉一恵)1988年~89年に『魔神英雄伝ワタル』、90年~91年に『魔神英雄伝ワタル2』が放送された同シリーズは、タカラが展開していた「プラクション」シリーズをサンライズ制作でアニメ化した冒険ファンタジー作品。当時はリアルロボットをデフォルメさせた『SDガンダム』や『ビックリマンチョコ』が大ブレイク中で、そこに同じく流行していた『ドラゴンクエスト』シリーズなどのRPG風ストーリーをミックスし、爆発的な人気を博した。このデフォルメロボット系のアニメは、例えば『魔動王グランゾート』『NG騎士ラムネ&40』といった後の流れにも繋がり、『ワタル』はその中でもエポックメイキング的な作品と言える。また、『サクラ大戦』シリーズや『天外魔境』シリーズのゲームクリエイターで知られる広井王子氏がアニメ版の企画に参加しており、ゲームや小説、ラジオなどさまざまなメディアミックスも展開され、いまだに根強いファンは多い。玩具・フィギュアについても同様で、現在バンダイから発売されているフィギュアシリーズ「ROBOT魂」では、「SIDE MASHIN」として龍神丸、龍王丸、邪虎丸、戦王丸といった商品が発売されており、リバイバル的な流れも加速している。『魔神英雄伝ワタル』の物語は、龍神池で出会った龍に異世界「神部界」へと召喚され、神部界を救うため救世主となった小学4年生・戦部ワタルたちの冒険を描き、七つの虹を取り戻し元の平和な世界に戻すために、仲間と共にドアクダーに立ち向かっていく。『魔神英雄伝ワタル2』は、前作にてワタルと仲間が取り戻した平和な日々もつかの間、同じ神部界のはるか上空に存在する星界山にドアクダーの弟・ドワルダーの魔の手が忍び寄り、ワタルたちは再び創界山へと赴くことになる。2014年夏にバップより発売される『魔神英雄伝ワタル2』Blu-ray BOXは、TVシリーズ全46話とOVA『魔神英雄伝ワタル -終わりなき時の物語-』全3話をニュープリントしたマスターポジよりHDリマスター化したものを収録している。(C)SUNRISE・R
2014年01月10日宝塚歌劇宙組の新トップスター・凰稀(おうき)かなめと、新トップ娘役・実咲凛音(みさき・りおん)のお披露目公演となる『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』が、10月19日、東京宝塚劇場で開幕した。初日当日行われた通し舞台稽古の後には、新トップコンビによる会見が開かれ、時折顔を見合わせて微笑み合うなど、固い信頼感で結ばれている様子が窺えた。宝塚歌劇宙組東京宝塚劇場公演『銀河英雄伝説』チケット情報『銀河英雄伝説』は、田中芳樹の人気長編SF小説を原作に、ヒットメーカー小池修一郎が脚本・演出を担当。まさに新生宙組の門出にふさわしいスペース・ファンタジーだ。「人間模様の面白さと、スタッフの方々が凝ってくださって、舞台全体が芸術になっているのが見どころ」と言う凰稀が演じるのは、豪奢な金髪と蒼氷色(アイス・ブルー)の瞳を持つ銀河帝国元帥ラインハルト・フォン・ローエングラム。「東京公演に向けて、小池先生と一から見直しました。宝塚大劇場では役を自分の物にしようと突っ走ってきましたが、東京ではもっと漫画のイメージが強くなっていると思います。感情面でも、ラインハルトをはじめ、登場人物それぞれがかなり変わってきているので、その辺をご覧になって感じてください」。実咲は、後にラインハルトの秘書となる伯爵令嬢ヒルデガルド(ヒルダ)を演じる。「ヒルダ役は原作と違い、ラインハルトへの思いを出せる所がたくさんあるので、東京ではその部分をもっと追究し、毎回どう感じたかを忘れずに、膨らませていきたいです」。お互いの印象を聞かれると、凰稀は、「凛音は器用に見えて不器用ですね(笑)。でも真面目で一生懸命ですし、すごく考える子で、毎公演新鮮に向き合えます。これからも常に相手を見てお互いわからない所を突き詰めていきたいです」と語り、実咲は「凰稀さんはクールに見えて熱い方。私が何も言わなくても、私のことをよく見てくださっていて、細かい所までわかってくださいます。特にデュエットダンスでは凰稀さんへの思いが一番出せるので、より新鮮に気持ちを込めて頑張ります」と応じた。トップとしての舞台への心構えについては、「観に来てくださるお客様や、これまでに出会い温かく支えてくださった方々への感謝の気持ちをお伝えしたい、という思いでいつも舞台に立っています」と凰稀。実咲は「例えば今回なら“『銀河英雄伝説』の世界観が素敵だったな。人間模様に感動したり悲しくなったり心が温かくなったな”と思っていただけるような、何かをお届けできる娘役、舞台人でありたいです」と話した。公演は11月18日(日)まで東京宝塚劇場で上演。チケットは発売中。取材・文:原田順子
2012年10月22日宝塚歌劇宙組の新トップスター・凰稀(おうき)かなめのお披露目公演『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』が8月31日、兵庫・宝塚大劇場にて開幕した。1982年の刊行以来累計1500万部の売り上げを誇る、田中芳樹のベストセラーSF小説を原作とするミュージカルで、原作ファンからも注目を集めている。宝塚歌劇宙組『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』のチケット情報名将ラインハルト率いる「銀河帝国」とヤン・ウェンリー擁する「自由惑星同盟」の対立を軸に、個性豊かなキャラクターたちの人間ドラマが絡み合う本作。多彩な登場人物、宇宙戦争が起こるまでの経緯など、ストーリーを追うのに必要とする膨大な情報を、映像を駆使してスマートに紹介していく。そしてその映像に重なるように登場する、ラインハルト役の凰稀。その颯爽とした格好良さ、凛とした佇まいに一気に引き込まれる。クールビューティな凰稀の個性が生きる役柄だ。ラインハルトの参謀、オーベルシュタイン役の悠未(ゆうみ)ひろは妖しげなオーラをまとい、ヤン・ウェンリー役の緒月遠麻(おづき・とうま)は、軍人ながら温かみのある雰囲気を放つ。ラインハルトの腹心の部下・キルヒアイス役の朝夏(あさか)まなとは、誠実さと優しさを際立たせて演じるなど、個性豊かで粒ぞろいのメンバーが、それぞれのキャラクターを生かした演技で魅せている。凰稀が公演前のインタビューで「男祭になりそう」と言っていたように、各登場人物にも物語がしっかりと組みたてられ、見どころがある。娘役新トップスターの実咲凛音(みさき・りおん)も、ラインハルトを敬愛するヒルダを真っ直ぐに、知性をのぞかせながら演じている。原作では2巻までのストーリーを、130分の上演時間にギュッと凝縮しているが、演出・小池修一郎の手により、壮大なSF作品に、華やかで美しい宝塚歌劇の魅力がうまく合致。基本は原作に忠実でありながら、ラインハルトとヒルダのラブロマンスのように、宝塚歌劇として膨らませるところはより深く描き出す。宝塚ファンはもちろんのこと、原作ファンも楽しめるであろう、美しくも迫力ある新たな『銀河英雄伝説』が生み出された。兵庫公演は10月8日(月・祝) まで上演中。また、10月19日(金)から11月18日(日)まで、東京宝塚劇場にて上演される。東京公演のチケットは9月9日(日)より一般発売開始。取材・文:黒石悦子
2012年09月06日宝塚歌劇宙組トップスター・凰稀かなめと、トップ娘役・実咲凜音のお披露目公演『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』の制作発表会見が7月12日、東京宝塚劇場にて行なわれた。会見には凰稀、実咲ら宙組生と演出の小池修一郎が登壇した。『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』チケット情報本作は、人気作家・田中芳樹が書いた大ベストセラーSF小説『銀河英雄伝説』をもとに宝塚版として制作する。演出の小池は「ファンの多いこの作品を上演することで宝塚歌劇の観客層を広げたい」と語り、「複数のヒーローたちが活躍する英雄伝説なので、(宙組の)新しい門出に相応しい」とコメントした。物語は銀河を舞台に、彗星のごとく現れた名将を中心に『銀河帝国』対『自由惑星同盟』の戦いと、人間ドラマを壮大なスケールで描く。名将ラインハルト・フォン・ローエングラムに扮する凰稀は「喜怒哀楽のすごい人。少年のような表情もみせたりと、魅力的なキャラクターです。SFを宝塚でどういう風に舞台化するんだろうとドキドキしています」と期待に胸を膨らませていた。伯爵令嬢のヒルデガルド・フォン・マリーンドルフを演じる実咲は「頭脳明晰な芯の強い女性だと思うので、そのあたりを意識したい。衣裳でズボンを履くのは初めてですが、その中でも女性らしさを出したい」と意欲を見せた。また初めてコンビを組むことになるふたりに互いの印象はと質問が飛ぶと、凰稀が「みんなから聞いたイメージではサバサバしていると聞いてましたが、そんなことはなく、この子は天然だと思いました」とキッパリ。すると「そんな~」と思わず呟いた実咲だが、「(凰稀は)熱く、かつ繊細で意欲的な人」としっかり凰稀を立てていた。この日は物語の主要なキャラクターを演じる生徒も出席。パウル・フォン・オーベルシュタイン役の悠未ひろ、ヤン・ウェンリー役の緒月遠麻、ジークフリード・キルヒアイス役の朝夏まなと、オスカー・フォン・ロイエンタール役の蓮水ゆうや、アンスバッハ役の凪七瑠海、ウォルフガング・ミッターマイヤー役の七海ひろきがそれぞれ役に合わせた扮装で登場。凰稀、実咲とともに、作品をイメージしたショーも披露された。SF小説が原作だけに、戦闘シーンの演出プランについて訊かれた小池は「最初は頭に戦艦を乗せてとか考えましたが、映像を使ったり、ダンスで表現したりと“@TAKARAZUKA”らしさを出したい。(観客に)“あっと”驚いていただけるといいんですけど」とサブタイトルに引っ掛けたジョークで笑いを誘いつつ、構想を明かした。公演は8月31日(金)から10月8日(月・祝)まで兵庫・宝塚大劇場、10月19日(金)から11月18日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。チケットは兵庫公演が7月28日(土)より、東京公演が9月9日(日)より一般発売開始。
2012年07月13日レイフ・ファインズが、出演だけでなく監督も務めたサスペンス・アクション『英雄の証明』が25日(土)から日本公開される前に、ファインズがインタビューに応じた。その他の写真『英雄の証明』は、ウィリアム・シェイクスピアの悲劇『コリオレイナス』を現代に置き換え、斬新な解釈で描いた作品。強大な権力でローマ帝国を率いるも護民官の策略によって国を追われた王コリオレイナス(ファインズ)と、ローマ侵略を狙う小国リーダー、オーフィディアス(ジェラルド・バトラー)を主軸に、戦乱の世で“戦うこと”によってのみ、自らの存在を確認しようとする男たちの姿を、スリリングな物語と重厚な演出で描く。『愛を読むひと』などの文芸作品で名演を見せる一方で、『ハリー・ポッター』シリーズなどの超大作にも出演するなど、幅広い分野で活躍を続けるファインズがついに初監督を務めた。まず彼は本作を手がけるにあたり、『グラディエーター』や『ランゴ』などを手がける脚本家ジョン・ローガンとタッグを組み、万全の体制で準備を整えたという。「シェイクスピアが描いた世界や問題は現代社会にも存在しますから、現代化することは特に難しいとは思いませんでした。脚本家のジョン・ローガンには大きくふたつの才能があります。キャラクターを理解する力。そして、視覚的に文章を書く力です。初めて彼の脚本を読んだとき『まるで映画を観ているみたいだ』と思いました」。シェイクスピアが描いた時代も、ファインズが生きる現代も悲しいことだが世界は“戦い”に満ち、多くの裏切りや悲劇が生まれている。そして状況はより複雑に、過酷になっている。「撮影ではとにかく“リアルさ”を追求するよう心がけました。私自身も、対テロリスト特殊部隊SAJと共に集中訓練を行い、兵士の無駄のない動き、武器の構え方や使い方、白熱する戦闘の中で戦術的に考える方法を学びました」。そんな過酷な撮影現場でファインズと共に戦ったのは、バトラーを始め、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、ブライアン・コックスら“名”も“実力”もある俳優たちだ。「私は俳優として監督にアイデアを提案するのが好きですから、自分が監督する際も俳優には様々な提案をしてほしいと思いました。ただ、監督として自分のビジョンをかなえるためには、彼らのアイデアを受け入れられないこともあります。そういった時は『タフにならなければ』と思いましたね」。ファインズが実力派俳優たちがアイデアを戦わせて撮りあげた『英雄の証明』。そこには名優たちの“真剣勝負”が写しとられているのではないだろうか。『英雄の証明』2月25日(土) 丸の内ルーブルほか全国ロードショー(C)Coriolanus Films Limited 2010
2012年02月23日名優レイフ・ファインズが出演だけでなく監督も務めたサスペンス・アクション『英雄の証明』が来年2月25日(土)に日本公開されることが決定し、このほど日本版ポスター画像が公開された。その他の写真『英雄の証明』は、ウィリアム・シェイクスピアの悲劇『コリオレイナス』を現代に置き換え、斬新な解釈で描いた作品。強大な権力で帝国を率いるも護民官の策略によって国を追われた王コリオレイナス(ファインズ)と、ローマ侵略を狙う小国リーダー、オーフィディアス(ジェラルド・バトラー)を主軸に、戦乱の世で“戦うこと”によってのみ自らの存在を確認しようとする男たちの姿をスリリングな物語と、重厚な演出で描く。ファインズは英国出身の演技派俳優で、王立演劇学校を卒業後、シェイクスピアやベケット、イプセン、ツルゲーネフなどの作品に出演。1995年には『ハムレット』の演技でトニー賞を受賞している。また、映画俳優としても『イングリッシュ・ペイシェント』『愛を読むひと』などの文芸大作から『ハリー・ポッター』シリーズのヴォルデモート役まで幅広いジャンルで活躍。本作でついに映画監督デビューを果たしており、精緻な分析と静謐ながら印象に残る役作りで定評のあるファインズがどんな演出を見せるか期待が高まっている。このほど公開されたポスターはファインズ演じるコリオレイナスとバトラー演じるオーフィディアスの姿がダイナミックにデザインされたもの。それぞれが戦いの中で困難を背負うふたりは宿敵ながら、互いを認め、窮地に立ちながらも互いに相手を殺すという目的を果たそうとする。果たしてふたりが戦いの果てに見たものとは? そしてタイトルにもなっている“英雄の証明”とは何を意味するのか気になるところだ。『英雄の証明』2012年2月25日(土) 丸の内ルーブルほか全国ロードショー
2011年12月16日成海璃子と北乃きいが4月24日(土)、東京・テアトル新宿で行われた、W主演映画『武士道シックスティーン』(古厩智之監督)の初日舞台に出席した。剣道に青春をかける女子高生2人、剣道エリートの磯山(成海さん)とお気楽少女の西荻(北乃さん)が挫折、苦悩を味わいながら成長する姿を描く物語。成海さんは「撮影中は西荻にしか見えなかった。西荻と磯山の関係に似ていたと思う。剣道のシーンは毎日あって、結構参っていたんですけど、きいちゃんはお茶を持ってきてくれたり、すごく優しくしてくれました。ありがとうございました」とニッコリ。北乃さんは「言葉がなくても通じ合っている感じでした。磯山が成海さんだったから、西荻ができたと思っています。心を心で受け止めてくれる方だから」と好相性だった様子。また共演したい?と聞かれ、「はい!、ぜひ」と声を揃え見つめ合った。ほかに石黒英雄、荒井萌、高木古都らが出席。石黒さんは「古厩さんの現場はすごく温かい。撮っているというより、そこで生活しているみたい。僕は今回出番が少しだけだったけど、原作はセブンティーンなど続いているので、続編ができたらいいな」と願っていた。『武士道シックスティーン』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:武士道シックスティーン 2010年4月24日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2010映画「武士道シックスティーン」製作委員会■関連記事:成海璃子×北乃きいインタビュー悩みながら疾走する10代後半の2人の“いま”成海璃子重要シーン撮影前日の号泣裏話を語る「できねぇー、でもやるしかねぇー」柔と剛、現代の巌流島の戦い!『武士道シックスティーン』試写会に5組10名様ご招待小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目
2010年04月24日行方不明の兄を探すため、吸血鬼に支配された島に乗り込んだ明と仲間たちの戦いを描いた、同名人気漫画を原作とした『彼岸島』が1月9日(土)に公開初日を迎えた。初日舞台挨拶に主演の石黒英雄をはじめ渡辺大、水川あさみ、山本耕史、弓削智久が登壇。翌10日(日)に誕生日を迎える石黒さんのためにケーキも用意され、会場は大きな盛り上がりを見せた。石黒さんは「撮影から公開まで2年かかっておりまして、色々見どころもあるので、別の角度からも2度3度楽しんでください!」とアピール。島での撮影について「魚料理ばかりで、一度、マクドナルドのハンバーガー80個くらい差し入れがあったんです。でも、僕が撮影を終えて行くと全てなくなっていたんですよ!悲しい現実でしたね。みんなは食べたの?」と恨みをぶちまけ舞台を見渡した。これに「僕食べたよ!」と反応したのは渡辺さん。さらに「(加藤役の)半田(晶也)くんがポケットというポケットに全部つっこんでたからね〜」と暴露し会場の笑いを誘った。渡辺さんには実生活で妹(モデルの杏さん)がいるが、もし妹が映画のような危機的状況になったら助けるか?という質問には「喜んで差し上げます!というのは冗談で妹ですから、明(石黒さん)と違ってサバイバル能力低いので助けてあげないとね」と回答した。弓削さんも、島での撮影を懐かしそうに「孤島での撮影なので、便利なものから離れていました。満月を見てきれいだなぁと思ったり、陽が登るまで将棋をやったり」とふり返った。水川さんは、男性陣に囲まれて「私も男性勝りの方なので、ガツガツいってました。山本さんが美しすぎて隣に並びたくなかったですね。ベッドシーンではどっちが女かわからないくらいでしたから」と美しき吸血鬼“雅”役の山本さんに完敗宣言?その山本さんは「山本“雅”です。いままでに経験のない役でしたので、楽しみながら思いっきりできました。素の自分では感じられないほどのワクワク感がありました。ただ、どのような目線でどう演じればいいか、分からないところもあったんですが、水川さんとのベッドシーンが全てを救ってくれました(笑)」とコメント。ちなみに、全身白塗りの雅に“変身”するのに「全裸だと2時間半くらいかかりました。さらに落とすのに2時間くらいかかって。ヘアメイクの女の子2人に手伝ってもらったのですが…新しい趣味を見つけたな、と(笑)」と明かしてくれた。これだけ苦労しただけあって、山本さんの変身ぶりは一見の価値アリ!そして、翌10日(日)に誕生日を迎える石黒さんのために、劇中にも登場する“丸太”をイメージしたケーキが登場。石黒さんは「毎日、おうちで一人なのですごい嬉しいです!食べきれるかなぁ?」と顔をほころばせた。『彼岸島』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。■関連作品:彼岸島 2010年1月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2010松本光司/講談社・「彼岸島」フィルムパートナーズ■関連記事:石黒英雄インタビュー「骨折以下ならOK」の覚悟で臨んだ『彼岸島』全裸でポーズ?渡辺大、『彼岸島』撮影中の“裸の付き合い”を明かす石黒英雄、胸に秘めたコンプレックスを吐露?『彼岸島』トークイベントファン待望!実写化不可能と言われた『彼岸島』試写会に5組10名様ご招待石黒英雄、『彼岸島』引っさげ釜山映画祭デビュー!日韓タッグにファン熱狂
2010年01月11日ここ数年、映画やドラマで確実に存在感を増している石黒英雄。昨年はTV放映ののちに映画化された『激情版 エリートヤンキー三郎』への主演に、彼の名を全国区に押し上げた「ごくせん」の劇場版『ごくせん THE MOVIE』への出演、さらに若いキャスト陣と組んでの『携帯彼氏』とそれぞれ異なるカラーの出演作品が公開された。そして2010年、いきなり1月の第1週目から公開となる主演作が、人気漫画を原作にした日本発、サバイバル・アクションエンターテイメント『彼岸島』である。激しいアクションと人間の内面を残酷なまでにえぐり出すドラマの果てに、石黒さんが掴んだものは――?石黒さんが演じたのは、行方不明だった兄の消息を聞きつけ、仲間と共に吸血鬼たちが支配する島へと向かう明(あきら)。この明という役柄に「惹きつけられた」と石黒さんは明かす。「僕自身と変わらないなと思いました。兄に対するコンプレックスであったり、友人を失うという、心が痛くなるような体験――明になりきって脚本を読んでましたね」。その言葉通り、生命の危機が迫る各局面で、感情を絞り出すように明を人間くさく演じている石黒さん。「吸血鬼という空想上の存在を自分の演技でどれだけリアルに見せられるか、人間と吸血鬼をどれだけ近づけることができるか、考え抜きました」と語る彼が、一番大切なシーンとして挙げてくれたのは、友人のポン(森脇史登)の死に立ち会う場面。「かなり感情の上がり下がりがあったんですが、(相手の攻撃を)よけながら悲しんだりしなくちゃいけない。殺陣を演じながら感情を持っていくというのがこんなに大変なのか、と初めて感じました。僕の役はどちらかというと『みんなでチームワークで仲良くやっていこう』という役。ほかのメンバーたちが人間の一番腹黒い部分を演じてくれて…。森脇さん自身は、最期に『明…』と言うシーンの前は、感情を持っていくためにあえて、その日は朝から飲まず食わずのまま演じているんです。あの『明…』の瞬間は僕もゾクッと来ましたね。あのひと言でスイッチが入りました」。加えて、見逃せないのが凄まじいアクション。石黒さん自身、以前から本格的なアクションをやってみたかったという。マネージャーからは「骨折だけはしないで」と言われたとか…。「じゃあ、骨折以下ならいいんだ?って(笑)。そのつもりで暴れさせてもらいました。ただ、実際に準備期間はそんなになくて、3日間ほど。絵コンテもなくて、監督がやりたいことを現場でアクション指導の方が型をつける、という感じでした。よし覚えた、じゃあ本番といった具合で、僕はいっぱいいっぱいでしたけど(苦笑)」。メガホンを握ったのは、『火山高』などを手掛けた韓国人監督キム・テギュン。監督についての印象は?「すごく熱い方でした。妥協せずに納得いくまでやるという気持ちがストレートに伝わってきました。言葉が分からない分、僕も気軽に『やあ!』とか言ってましたが、実は相当怖い監督なんじゃないかと思います(笑)。『死ぬほどやってくれ』と言われましたし(苦笑)、実際、僕が相手を殴るシーンで遠慮していたら、『何で手を抜くんだ?お前のせいでもう一回撮らなくちゃいけなくなったんだ』と激しく叱られたこともありました」。そんな監督やスタッフ、共演者を巻き込んで、撮影中にはこんなことも。「撮影中、加藤役の半田(晶也)さんが誕生日で、ドッキリをやることになって。公園で撮影してたんですけど、僕がストレスもあってブチキレるというシナリオで…。加藤(半田さん)に『加藤さぁ、さっきの芝居どうなの?』って(笑)。20歳の僕がですよ!途中で僕が『うっせーんだよ!』ってキレて、マネージャーが『ヒデ、現場だからやめよう』とか、スタッフが『石黒くん、落ち着こうよ』とかマジっぽく止めに入って、それで加藤は信じたみたいです。深夜の公園で『ふざけんじゃねえ!』とか言って、徐々に近所の電気が点き始めて…『はい、ハッピーバースデイ!』(笑)。現場が一丸となった瞬間でした!」最後に、“俳優”石黒英雄がこの映画を通じて得たものとは?さらに今後について、そしてこの作品の続編の話も。「まず、この作品に出演させていただき、純粋に感動しました。芝居について、作品のスケール、スタッフの数全てが新鮮でした。アクションについてはさらに練習を積みたいと思いました。完成した作品を観て『もっと、もっと』という気持ちや反省もありました。芝居に関してもいろんな現場で経験積んで、その上で続編が出来たら、新しい明をお見せできたらと思います」。■関連作品:彼岸島 2010年1月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2010松本光司/講談社・「彼岸島」フィルムパートナーズ激情版エリートヤンキー三郎 2009年2月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009「激情版 エリートヤンキー三郎」製作委員会携帯彼氏 2009年10月24日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009「携帯彼氏」フィルム・パートナーズごくせん THE MOVIE 2009年7月11日より全国東宝系にて公開© 2009「ごくせん THE MOVIE」製作委員会■関連記事:全裸でポーズ?渡辺大、『彼岸島』撮影中の“裸の付き合い”を明かす石黒英雄、胸に秘めたコンプレックスを吐露?『彼岸島』トークイベント三浦春馬&佐藤健がN.Y.の中心で鍋をつつく?5日間の旅を収めたDVD発売!ファン待望!実写化不可能と言われた『彼岸島』試写会に5組10名様ご招待川島海荷インタビュー衣裳のスカートが短すぎてドッキリ!?切ない恋にキュン!
2010年01月07日週刊ヤングマガジン(講談社刊)に連載中の人気漫画を映画化した『彼岸島』がまもなく公開される。これに先駆けて1月5日(火)に本作のプレミア試写会が開催され、主演の石黒英雄に渡辺大、水川あさみ、さらに監督のキム・テギュンも韓国から来日し舞台挨拶を行った。石黒さんの「明けましておめでとうございます!」という挨拶で始まったこの日の舞台挨拶。石黒さんと渡辺さんは袴姿で、水川さんは振り袖で登場し会場を沸かせた。韓国から到着したばかりの監督に3人の和装について感想を求めると「(石黒さんと渡辺さんの)2人とも、こんなにかっこよかったんですね。撮影中はボロボロの格好で泥だらけでしたので」と語り観客の笑いを誘った。渡辺さんも「撮影の間はずっと薄汚れたポンチョでしたが、最後に報われました」と笑顔を見せた。さて、最初の話題はそれぞれのお正月の過ごし方。石黒さんは「寝正月でしたね(笑)。たまに散歩して…まだ初詣にも行ってません」と苦笑い。これに対し“兄貴分”渡辺さんは「僕はもう初詣にも行きましたよ。この映画にも出てる芸人(※フレンチトースターズの半田晶也)が近所なので我が家にラチって(笑)、新年の朝までWiiで遊んで、その後、家族でお参りに行きました」と勝ち誇った口調。水川さんも「(本作の)カウントダウンイベントに出た後、大阪に帰ってゆっくりしました。(初詣で)ヒット祈願もしましたよ」とニッコリ。「普通、しますよね」(渡辺さん)、「普通はね」(水川さん)という2人の圧力に耐え切れず石黒さんは「家でしました!」と苦しい言い訳。すかさず渡辺さんに「お前の家には氏神様でもいるのか?」と突っ込まれていた。ちなみに監督は「アメリカに家族がいるので、そちらへ行ってきました。食べすぎてお腹が出てしまい、いまはグッとお腹に力を入れて耐えてます(笑)」とゆっくりと過ごした様子。続いて話題は撮影の思い出に。島での撮影では、監督以下、俳優陣は一緒にお風呂にも入ったそう。渡辺さんは「裸でお風呂のへりに立って(ポーズを取って)こうやったり(笑)。いま、冷静に考えるとかなり恥ずかしいですね。大声出したりして島のみなさんにはご迷惑をおかけしました」と反省モード。水川さんは監督からいつも「かわいい」「美しい」と言われ続けていたそうで「たくさん言われすぎて『本当かな?』と思うこともありました(苦笑)」と明かした。最後に、お正月に因んであらかじめ一人ずつが書いておいた今年の目標の書き初めを披露。石黒さんは「闘志満々」、渡辺さんは「一人前」、水川さんは寅年に掛けて「虎視眈眈」とそれぞれ目標を掲げた。監督はハングルで書き初め。「人々が苦労しないように、助けることができる人間にならなくてはならない」という意味とのことで「もっと面白い作品を作って世の中を良くしたいです」と語り、会場は拍手で包まれた。『彼岸島』は1月9日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:彼岸島 2010年1月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2010松本光司/講談社・「彼岸島」フィルムパートナーズ■関連記事:石黒英雄、胸に秘めたコンプレックスを吐露?『彼岸島』トークイベントファン待望!実写化不可能と言われた『彼岸島』試写会に5組10名様ご招待石黒英雄、『彼岸島』引っさげ釜山映画祭デビュー!日韓タッグにファン熱狂
2010年01月06日川島海荷の映画初主演作となる『携帯彼氏』が10月24日(土)に初日を迎え、川島さんと共演の朝倉あき、石黒英雄、そして監督の船曳真珠が舞台挨拶を行った。キャスト陣3人は制服姿で登場!若い層を中心とした客席からはキャスト陣に声援が飛んだ。川島さんは「(舞台に)出て来るときに凄い不安で、こんなにたくさんの方が来てくれると思っていなかったので、本当に嬉しいです!ありがとうございます」と満員の客席に感謝。制服に話が及ぶと「(初めて着たときは)衝撃的だった」という告白が…。「いまの女子高生ってこんなに短いスカートはいてるんだーって(笑)。撮影が3月だったのでまだ肌寒くて、あきちゃんと『寒いね〜』なんて言ってたんですけど…。いまではだいぶ慣れてきて、もう着られなくなるのは寂しい気がします」と愛着を見せた。朝倉さんは、自身の出演シーンを「恐怖パート」と表現。「私はかなりヘビーなシーンが多くて、演技をしていて暗い気分になってしまうこともあったんですけど、海荷ちゃんと話すと本当に明るい気分になれて、現場もすごく楽しかったですね。海荷ちゃんが助けに来てくれるシーンは、素で救われたというか(笑)。彼女の明るさには本当に助けられました」と年下の川島さんを絶賛。石黒さんは現場の様子について「すごい男臭くない現場でしたね」と苦笑気味に語り「汗臭くない現場は初めてでした。でも、川島さんも朝倉さんも、女性のスタッフさんも、みなさん強いな、と思いました。男っぽいというか、野心みたいなものを持っているので、見習いたいと思いました」特に川島さんについて共演してみての感想を尋ねられると「15歳なんですが、考えがしっかりしていて素晴らしいと思います。そうは見えなくても(笑)、実はしっかりしていますね。あれ?おれ、良いこと言ってるかな…?」と正直なコメントに会場は笑いに包まれた。初主演で、年上の女子高生を演じるのも初めて、などなど川島さんにとって“初モノ尽くし”となった本作。石黒さんとの切ないラブシーンにも注目の『携帯彼氏』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。■関連作品:携帯彼氏 2009年10月24日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009「携帯彼氏」フィルム・パートナーズ■関連記事:川島海荷主演『携帯彼氏』 女子中高生限定ライヴイベントに10組20名様ご招待!特別イベント付き『携帯彼氏』完成披露試写会に15組30名様をご招待川島海荷「中学のときに先輩に憧れていたことを思い出した」『携帯彼氏』ヒット祈願
2009年10月26日8日夜に韓国で華々しく幕を開けた第14回釜山国際映画祭。日本からも数々の作品が出品する中、10日、累計410万部を突破した松本光司の大人気漫画を実写化した『彼岸島』の公式上映が行われ、主演の石黒英雄がキム・テギュン監督と共に舞台挨拶に登壇し、韓国の映画ファンから温かい歓迎を受けた。彼岸島と呼ばれる、吸血鬼と化した住人たちに支配された孤島を舞台に、絶体絶命の極限サバイバルを描く本作で、石黒さんは行方不明の兄を探しに島に赴く主人公・明を演じる。原作は日本のみならず韓国でも熱狂的な人気を呼んでおり、当日は深夜0時の開映にもかかわらず、ワールドプレミアには10代、20代の女性を中心に約1,000人が集結!司会が石黒さんの来場を伝えると歓声が沸き起こった。石黒さんはキム監督の母国でのワールドプレミアに敬意を表し、「はじめまして、石黒英雄です。今日は『彼岸島』のプレミアにお越しいただきありがとうございます。今夜は楽しんでください!」と韓国語で挨拶。約半年ぶりに再会した監督と撮影中のエピソードを語り、ファンの声援にも笑顔で応えながら「夜遅いけどみんな寝ないでね!」と呼びかけた。無事に海外映画祭デビューを飾った石黒さんは、「どんな舞台挨拶になるかすごく不安だったけど、お客さんがみんな本当に温かいですね」と感激した様子。また、日韓コラボの作品としては、ほかにも映画祭常連の是枝裕和監督による『空気人形』(現在公開中)が、主演のペ・ドゥナの地元で初披露とあって高い注目を集めていたが、同日の公式上映ではこちらも満席の興奮状態。現地入りした是枝監督を盛大な拍手が迎え、「全編が詩のようでとても感動的だった」などの感動の声が伝えられていた。『彼岸島』は2010年1月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:彼岸島 2010年1月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2010松本光司/講談社・「彼岸島」フィルムパートナーズ空気人形 2009年9月26日よりシネマライズ、新宿バルト9ほか全国にて順次公開© 2009業田良家/小学館/『空気人形』製作委員会■関連記事:是枝監督、真田広之登壇東京国際映画祭「映画人の視点」招待券を10組20名様にプレゼント是枝裕和監督&ARATAインタビュー喪失を乗り越えていく姿にある“何か”板尾&ARATA、カンヌでの居眠りを告白もペ・ドゥナが優しくフォローみずみずしく純粋な空気人形に、感情の素晴らしさを再確認『空気人形』ペ・ドゥナ『空気人形』インタビュー誰もが持つ“空っぽ”な感覚とそれを満たすもの
2009年10月13日映画化もされ話題を呼んだ「恋空」、「赤い糸」といった人気ケータイ小説を生んだ「魔法のiらんど」において、異色のサスペンスタッチが女子中高生を中心に圧倒的な支持を集めた「携帯彼氏」が映画化!本作で映画初主演を果たした注目の若手女優・川島海荷を始め、共演の朝倉あき、石黒英雄、そして船曳真珠監督らが出席して、8月11日(火)に神田明神にてヒット祈願イベントが開催された。主人公の里美を演じた川島さんは、以前から原作を読んでいたという。「だから主演が決まったときはびっくりしました。嬉しいというより戸惑いが大きくて…『本当に私でいいのかな?』と。でも、いまの自分に出来ることを精一杯やろうと思いました」と語った。撮影の思い出を尋ねると「いままで、あまり同世代の方と共演することがなかったのですが、今回はあきちゃんとずっと一緒だったので、いろいろ話せて楽しかったです。ラスト近くに、強風でものが飛ぶシーンがあるんですが、顔に当たって大変でした(笑)」とふり返った。さらに「サスペンスは初めてで、恐怖の表情はゴキブリとか、怖いものがあると思ってやったり、ホラー映画を観て研究したりしました」と明かした。映画の中で、先輩役の石黒さんとのラブシーンも披露しているが「初めてだったので緊張しました」と語り、里美という役についても「回想シーンのところは、中学のときに先輩に憧れていたことを思い出して共感しました」と初々しい表情で語った。劇中に登場する、自分で好きな“彼氏”を作成する恋愛シミュレーションゲーム“携帯彼氏”が実際にあったらやってみたいか?と尋ねると、川島さんは「やってみたいですね。映画のようになったら怖いけど…。ゲームとしてだったらやってみたい!」と乗り気の様子。一方、朝倉さんは「(恋愛シミュレーションの)勉強のためにやってみたいですね。あと、みんながどんな携帯彼氏を作るのかは、興味あります(笑)」と慎重な答え。そして、石黒さんは「どこまでリアルか、ですね。アニメだったらやりたくないかな」と三者三様の答えが返ってきた。船曳監督は「初の長編劇場映画だったので大変でしたが、素晴らしい経験でした。ティーンムービーではありますが、老若男女楽しめるエンターテイメントになっています」と作品をアピールした。因みに神田明神は、商売繁盛と縁結びでも有名だが、秋葉原電気街を氏子に持つため、ケータイ、ITの神様との異名も。まさに本作にぴったりの神社で一行はヒットを祈願。果たしてそのご利益は――?『携帯彼氏』は10月24日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:携帯彼氏 2009年10月24日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009「携帯彼氏」フィルム・パートナーズ
2009年08月12日