佐藤浩市と横浜流星を主演に迎え、沢木耕太郎の原作を映画化した『春に散る』。横浜さんがボクシングプロテストに合格したことでも大きな反響を呼んだ本作から、横浜さんと窪田正孝を元世界チャンピオン・内山高志が指導するトレーニング映像が解禁となった。ボクシングの決戦シーンに向けて、横浜さん、窪田さんはクランクインの8か月前からトレーニングを開始、“世界チャンピオン”とその挑戦者に相応しい肉体を作り上げ、技を磨き上げた。撮影では、なんと実際のボクシングの試合同様に、全12ラウンドを4日間に渡って撮影。その迫力は佐藤さんいわく「芝居だからというエクスキューズがなく、役だけでなく、リアルな役者同士としても、相手に負けたくないと思っていることが前のめりに出て、ワンカットワンカット全部にそれが映っている」と称賛。横浜さん自身も先日行った完成披露試写会で「窪田君に負けたくない気持ちが表に出すぎて」と闘争本能が丸出しだったと打ち明けている。また、ボクシングのライセンスを取得し、チャンピオンのセコンドを務めたこともある片岡鶴太郎も、別のイベントで「全くウソが無い、本物の世界戦としての、肉体とスキルになっていた」と、本作のボクシングシーンを保証している。解禁となったメイキング映像では、元世界チャンピオン・内山さんが、トレーニング中のキャストを訪問した様子が公開。窪田さん、横浜それぞれに指導をし、実際にパンチを受け、ふたりのパンチを褒めるひと幕も。ボクシング関係者もこぞってその迫力を絶賛、監督が「二人の動きが早すぎてカットがかけられないときもあった」と語るほど、横浜さん、窪田さんらが並々ならぬ気合で作り上げたボクシングシーンは期待できそうだ。また、本作の公開を記念して、佐藤さん、横浜さん、橋本環奈がYouTube特別企画「3本勝負」が行われることも決定。動体視力を測る「スープリュームビジョン対決」「かるた対決」「パターゴルフ対決」の3つの企画に挑戦する。『春に散る』は8月25日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:春に散る 2023年8月25日より全国にて公開©2023映画『春に散る』製作委員会
2023年08月16日俳優の佐藤浩市と横浜流星がW主演を務める、映画『春に散る』(8月25日公開)のメイキング映像が16日、公開された。同作は沢木耕太郎氏による同名小説の実写化作。不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)と、偶然飲み屋で出会い、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜流星)。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願し、2人は世界チャンピオンを共に目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。今回公開されたのは、メイキング映像。決戦シーンに向けて、横浜、窪田正孝はクランクインの8カ月前からトレーニングを開始し、本物のボクサーからも称賛される“世界チャンピオン”とその挑戦者に相応しい肉体を作り上げ、技を磨き上げた。実際のボクシングの試合同様に、全12ラウンドを4日間に渡って撮影。その迫力を佐藤も「芝居だからというエクスキューズがなく、役だけでなく、リアルな役者同士としても、相手に負けたくないと思っていることが前のめりに出て、ワンカットワンカット全部にそれが映っている」と称賛。横浜自身も先日行った完成披露試写会で「窪田君に負けたくない気持ちが表に出すぎて」と闘争本能が丸出しだったと打ち明けている。また、ボクシングのライセンスを取得し、チャンピオンのセコンドを務めたこともある片岡鶴太郎も、別のイベントで「全くウソが無い、本物の世界戦としての、肉体とスキルになっていた」と保証している。メイキング映像では、元世界チャンピオンの内山高志氏が、トレーニング中のキャストを訪問した様子も公開。窪田、横浜それぞれに指導し、実際にパンチを受け、2人のパンチを褒める一幕も収められた。また、この度映画の公開を記念して、佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈がYouTube特別企画「3本勝負」が行われることも決定。鑑賞意欲を上げるために、「スープリュームビジョン対決」「かるた対決」「パターゴルフ対決」3つの企画に挑戦する。公開日は今後明らかになる。(C)2023映画『春に散る』製作委員会
2023年08月16日俳優の佐藤浩市と横浜流星がW主演を務める、映画『春に散る』(8月25日公開)のメイキング写真が11日、公開された。同作は沢木耕太郎による同名小説の実写化作。不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)と、偶然飲み屋で出会い、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜流星)。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願し、2人は世界チャンピオンを共に目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。メイキング写真では、ボクシングシーンで真剣な眼差しで映像をチェックする横浜と坂東龍汰の姿や、元世界チャンピオンの山中慎介が撮影に駆けつけ、窪田正孝に指導をする姿、そして本物の師弟関係をうかがわせるように肩を組み噛みしめるような笑顔を浮かべる佐藤と横浜の姿など、白熱のボクシングシーンの舞台裏を写し出している。先日行われた舞台挨拶で「カットで止めない限り、2人は戦い続ける。役の上でも役者同士としても2人の負けたくないという気持ちが前のめりに出ているので、ワンカットワンカット全部にそれが映っている。それくらいハードルを上げても見応えのあるシーンになっている」と佐藤も語っていたように、“演じる”だけではない役者達が全身全霊で挑んだ壮絶なボクシングシーンの裏側を捉えた。劇中で使用されている対戦ポスター画像も高j会。ファイティングポーズを決める翔吾(横浜流星)と大塚(坂東龍汰)、そして挑発的な表情をみせる翔吾と中西(窪田正孝)の2枚のポスターは本当のボクシングの対戦ポスターさながらの出来上がりとなっている。(C)2023映画『春に散る』製作委員会
2023年08月11日沢木耕太郎の同名小説を原作に、ボクシングを通じて“生きる”を問う映画『春に散る』から、ボクシングプロテストに合格した横浜流星、佐藤浩市、坂東龍汰、窪田正孝のボクシングの壮絶な舞台裏を写したメイキング写真と対戦ポスターも解禁された。今回解禁されたメイキング写真では、ボクシングシーンで真剣な眼差しで映像をチェックする横浜さんと坂東さんの姿。元世界チャンピオンの山中慎介が撮影に駆けつけ、窪田さんに指導をする姿。そして本物の師弟関係をうかがわせるように肩を組み噛みしめるような笑顔を浮かべる佐藤さんと横浜さんの姿など、リアルを極限まで徹底的に追求した白熱のボクシングシーンの舞台裏を写し出している。先日行われた舞台挨拶で、「カットで止めない限り、二人は戦い続ける。役の上でも役者同士としても二人の負けたくないという気持ちが前のめりに出ているので、ワンカットワンカット全部にそれが映っている。それくらいハードルを上げても見応えのあるシーンになっている」と佐藤さんも語っていたように、まさに“演じる”だけではない役者たちが全身全霊で挑んだ壮絶なボクシングシーンの裏側を垣間見ることができる。さらに、劇中で使用されている対戦ポスター画像も解禁。ファイティングポーズを決める翔吾(横浜さん)と大塚(坂東さん)。そして挑発的な表情をみせる翔吾と中西(窪田さん)の2枚のポスターは本物のボクシングの対戦ポスターさながら、迫力満点の出来上がりとなっている。『春に散る』は8月25日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:春に散る 2023年8月25日より全国にて公開©2023映画『春に散る』製作委員会
2023年08月11日株式会社彩生舎(本社:滋賀県近江八幡市、代表取締役:西村 孝実)は、「医師監修 子どものために開発した 眠りのオーガニックアロマ 正眠KIDS」のプロジェクトを「Makuake(マクアケ)」にて2023年7月8日(土)に開始し、約一か月後の現在、目標金額の261%(8月8日11時時点)を達成いたしました。この商品は、2023年8月20日18時まで先行販売中です。商品写真1■プロジェクト詳細プロジェクトタイトル : 医師監修 子どものために開発した眠りのオーガニックアロマ|正眠KIDS先行販売期間 : 2023年7月8日 14時~2023年8月20日 18時プロジェクトページURL: Makuakeプロジェクトメインビジュアル■正眠KIDSについてお子様の眠りに満足していない方は意外に多いのではないかと感じ、睡眠姿勢研究とアロマセラピーをライフワークとしている整形外科医 山田 朱織医師(株式会社山田朱織枕研究所)監修のもと「子どもの眠りのため」のアロマグッズを開発しました。安全性を確認したうえで、子ども達に実際に使用してもらい、気持ち良い朝を迎えられるような香りに仕上げました。使用シーン1■使用想定シーン・「ブレンドエッセンシャルオイル 正眠KIDS」アロマディフューザーやテラコッタにオイルを垂らして香りを漂わせてください。寝室のベッドサイドに寝る15分くらい前にセットするのがおすすめです。お部屋の大きさや好みに合わせて使用滴数を調節してください。使用シーン2・「ナチュラルアロマピロースプレー 正眠KIDS」寝る前に枕にスプレーしてください。寝具または室内に使用するのもおすすめです。お子様と一緒にスプレーする習慣を「入眠儀式」に。こちらもお部屋の大きさやお好みでスプレーする回数を調節してください。使用シーン3■商品詳細●「ブレンドエッセンシャルオイル 正眠KIDS」内容量 :5mL分類 :雑貨原産国 :日本使用精油:ラベンダー(真正)、オレンジ(スイート)、ベルガモット商品写真2●「ナチュラルアロマピロースプレー 正眠KIDS」内容量:30mL分類 :雑貨原産国:日本成分 :エタノール、ラベンダー(真正)油、オレンジ(スイート)油、ベルガモット油商品写真3■ハイパープランツについてまだ日本では精油のことが一般的に認知されていなかった1992年頃、ハイパープランツの創始者である川人 紫は、アロマの香りに魅せられフランスに赴き、フランスの小さなアロマメーカーと独自に契約を結び輸入をスタートし、1994年に「ハイパープランツ」を設立。さまざまな分野の医師と手を結び、臨床データに基づいたアロマ製品を数多く開発してきました。2011年に彩生舎がブランドを受け継ぎ、信頼ある製品づくりを守り続けています。■会社概要商号 : 株式会社彩生舎代表者 : 代表取締役 西村 孝実所在地 : 〒523-0896 滋賀県近江八幡市鷹飼町北2丁目2−4設立 : 1984年12月4日事業内容 : 化粧品製造販売、医薬部外品企画販売、アロマ製品製造販売生活雑貨の企画・製造販売資本金 : 8,000万円HP・URL : Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月08日映画『スイート・マイホーム』(9月1日公開)のジャパンプレミアが3日に都内で行われ、主演を務める窪田正孝、蓮佛美沙子、奈緒、磯村アメリ、監督を務める齊藤工が登壇した。同作は神津凛子氏による小説の映画化作。長野でスポーツインストラクターをしている清沢賢二(窪田)は「まほうの家」と謳われた一軒のモデルハウスに心を奪われる。寒がりの妻と娘のために、たった一台のエアコンで家中を隅々まで暖められるというその家を建てる決心をする賢二は、新居が完成し2人目の娘も加わり幸せの絶頂にいた。ところが、その家に越した直後から赤ん坊の瞳に映るおそろしい影や地下室で何かに捕まり泣き叫ぶ娘など奇妙な出来事が起こり始める。「家」を取り巻く恐怖の連鎖は家族だけに留まらず、関係者の怪死などに波及し始め、そして予想を超えた衝撃の結末に向けて加速していく。直前に磯村が「磯村アメリです。6歳です!」と挨拶したことを受け、「齊藤工、41歳です。もうすぐ42歳です」と言い、笑いを誘った齊藤。「海外で上映を行ってきたんですが、役者さんたちの素晴らしい表現が、海を越えていろんな心臓を掴んできた作品を、ジャパンプレミアで皆さんにお届けできることを心から嬉しく思っています」と挨拶した。奈緒は帽子を被って登壇した齊藤の姿を見て、思い出したことがあるそうで、「(齊藤さんと)現場の助監督さんの背丈が同じで後ろ姿がすごい似ていたんですよ。監督がある日から急にめちゃくちゃかわいいニット帽をかぶってらっしゃって。『寒いから帽子なんですか?』と聞いたら、『みんなから(助監督と)間違われて声をかけられて“あ、監督か”みたいな感じになってるんです。僕の心がクランクアップまでそれに耐えられそうにないので、帽子を被りました』とおっしゃってて、すごくチャーミングだなと思い出に残ってます」と話し、会場からは笑いが起こっていた。また、同作のキャッチコピーにちなみ、「わが家の秘密」というテーマでそれぞれがトークを展開。齊藤は「謎の破裂音」とホラー作品らしい回答をし、「パァーン! という音が時折するんです……」と会場を盛り上げる。原因はすでに判明しているそうで「発酵食品を作ってまして、酵母ジュースを作っていると中の空気が破裂して瓶を弾くような音がするんです。全然怖くないです(笑)」と説明した。
2023年08月03日松岡茉優と窪田正孝がW主演、初共演した石井裕也監督作『愛にイナズマ』より本ビジュアルと本予告編が解禁された。本作は、社会の理不尽さに打ちのめされた恋人たちが、10年ぶりに再会したどうしようもない家族の力を借りて反撃の狼煙を上げる姿を描く、痛快なヒューマンドラマ。この度解禁となった本予告の冒頭では、主人公である花子(松岡茉優)と正夫(窪田正孝)の運命的な出会いから一転、夢を奪われた花子が雷の鳴り響く大雨の夜に、正夫と互いに反撃を誓う姿が描かれる。そんな花子と正夫が頼ったのは、10年以上音信不通だった花子の“どうしようもない家族たち”!やたらと場を仕切りたがる長男・誠一(池松壮亮)と、根は優しいが陰キャ全開の次男・雄二(若葉竜也)が「ほんとキモい」「うるせえクソ童貞!」と揉めだしたかと思えば、やさぐれた花子が「クソ!」と絶叫、絶妙に空気を読まずに仲裁に入る正夫と、我が子たちの争いを前に弱りはてる父・治(佐藤浩市)。監督の熱い要望で実現した「エレファントカシマシ」の名曲「ココロのままに」が軽快に鳴り響く中、カオスな空間はエスカレートしていく…。そして、コミカルな場面から一転。明かされた家族の“ある秘密”に、花子たちの目からは大粒の涙が流れ出す。「はじめて家族というものを知りました」という正夫の言葉とともに、ラストに待ち受ける想像を超えた“感動”を予感させる予告編となっている。併せて解禁となった本ビジュアルは、一瞬の雷光に浮かび上がる松岡さん演じる花子と窪田さん演じる正夫が見つめ合う姿が捉えられており、運命的な絆を感じさせる1枚。また勢ぞろいしたキャスト陣に、ハイレベルな演技合戦を期待したくなる。また、本作の魅力・見どころについて、松岡さんは「(観客にとって)この作品が“しょうがない、前を向くか!”と思えるような映画になっていたら嬉しいです」、窪田さんは「セリフにしろ映像にしろ本質的な意味で“書きなぐられた”作品で、(皆が)普段言えない想いを愛を持って串刺しにしてくる、貫いてくる何かがある作品」とコメントを寄せた。そして、石井監督からはロングコメントが到着。映画を彩る「エレファントカシマシ」の主題歌「ココロのままに」について、熱い思いを綴っている。■石井裕也監督 主題歌「ココロのままに」に寄せて。この映画のアイデアが突然ひらめいた時、若き映画監督であり友人の坂西未郁君が目の前にいました。松岡茉優さん演じる主人公の折村花子も若き映画監督という設定なので、彼の存在が発想のきっかけになったんだと思います。なので、花子が劇中で撮影する映像は全て坂西君に任せることに決めました。彼は今作の助監督でありながら、一部のパートでは監督をやったとも言えると思います。ちなみにその映像は、映画のエンドロールでも流れます。それなら、そこにかかる主題歌はもうエレファントカシマシで決まりだと思いました。他の選択肢はあり得ません。坂西君の父親は坂西伊作という人で、かつて90年代にエレカシのPVをいくつも撮っていた凄腕の監督でした。『愛にイナズマ』は、今は亡き大切な人に思いを馳せる映画でもあります。亡き父親と同じ道を選んだ坂西君が撮った映像にエレファントカシマシの曲が流れるのは必然だと、誠に勝手ながら思いました。それに加えて個人的な話をしてしまうと、まだ20代の頃、若き映画監督として苦悩し、もがいていた僕を奮い立たせていたのは、いつだってエレカシの熱く真っ直ぐな音楽でした。ヘッドホンをして目を閉じ、己の中にある情熱の炎を確かめ、また頑張ろうと気合を漲らせる。何度も救われました。エレファントカシマシ、『ココロのままに』をどうしても主題歌にしたかった理由は無数にありますが、やはり脇目も振らず一心不乱に頑張るこの映画の主人公にピッタリだと思ったんです。同じように苦しみながら頑張る方々にもこのエネルギーが届けばいいなと思っています。僕たちの思いをご存じだったかどうかは分かりませんが、エレファントカシマシの皆さん、宮本浩次さんがこのオファーを受けてくれたことに心より感謝申し上げます。石井裕也『愛にイナズマ』は10月27日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:愛にイナズマ 2023年10月27日より全国にて公開©2023「愛にイナズマ」製作委員会
2023年07月25日石井裕也監督最新作『愛にイナズマ』の本ビジュアルと本予告映像が公開された。本作では、石井監督史上最もポップ&ハッピーなタッチで、今の社会を予見したかのような“アフターコロナ”の世界が描かれる。社会の理不尽さに打ちのめされた恋人たちが、10年ぶりに再会したどうしようもない家族の力を借りて反撃の狼煙を上げるという、愛と希望とユーモアが盛り込まれた痛快なストーリーとなっている。公開された映像の冒頭では、主人公である花子(松岡茉優)と正夫(窪田正孝)の運命的な出会いから一転、夢を奪われた花子が雷の鳴り響く大雨の夜に、正夫と互いに反撃を誓う姿が描かれる。そんな花子と正夫が頼ったのは、10年以上音信不通だった花子の“どうしようもない家族たち”。やたらと場を仕切りたがる長男・誠一(池松壮亮)と、根は優しいが陰キャ全開の次男・雄二(若葉竜也)が「ほんとキモい」「うるせえクソ童貞!」と口汚く揉めだしたかと思えば、やさぐれた花子が「クソ!」と絶叫、絶妙に空気を読まずに仲裁に入る正夫と、我が子たちの争いを前に弱りはてる父・治(佐藤浩市)。監督の熱い要望で実現したエレファントカシマシの主題歌「ココロのままに」が軽快に鳴り響く中、カオスな空間はエスカレートしていくが、コミカルな場面から一転。明かされた家族の“ある秘密”に、花子たちの目からは大粒の涙が流れ出す――。「はじめて家族というものを知りました」という正夫の言葉とともに、ラストに待ち受ける想像を超えた“感動”への期待感を煽る予告編となっている。また本ビジュアルでは、一瞬の雷光に浮かび上がった見つめ合う花子と正夫の姿で、運命的な絆を感じさせる1枚に仕上がっている。今回が初共演となるダブル主演の松岡と窪田は本作の魅力・見どころについて「(観客にとって)この作品が“しょうがない、前を向くか!”と思えるような映画になっていたら嬉しいです」(松岡)、「セリフにしろ映像にしろ本質的な意味で“書きなぐられた”作品で、(皆が)普段言えない想いを愛を持って串刺しにしてくる、貫いてくる何かがある作品」(窪田)とそれぞれコメント。さらにエレファントカシマシの主題歌「ココロのままに」について、石井監督が熱い思いを綴ったロングコメントが到着した。■石井裕也監督 コメント(主題歌「ココロのままに」に寄せて)この映画のアイデアが突然ひらめいた時、若き映画監督であり友人の坂西未郁君が目の前にいました。松岡茉優さん演じる主人公の折村花子も若き映画監督という設定なので、彼の存在が発想のきっかけになったんだと思います。なので、花子が劇中で撮影する映像は全て坂西君に任せることに決めました。彼は今作の助監督でありながら、一部のパートでは監督をやったとも言えると思います。ちなみにその映像は、映画のエンドロールでも流れます。それなら、そこにかかる主題歌はもうエレファントカシマシで決まりだと思いました。他の選択肢はあり得ません。坂西君の父親は坂西伊作という人で、かつて90年代にエレカシのPVをいくつも撮っていた凄腕の監督でした。『愛にイナズマ』は、今は亡き大切な人に思いを馳せる映画でもあります。亡き父親と同じ道を選んだ坂西君が撮った映像にエレファントカシマシの曲が流れるのは必然だと、誠に勝手ながら思いました。それに加えて個人的な話をしてしまうと、まだ20代の頃、若き映画監督として苦悩し、もがいていた僕を奮い立たせていたのは、いつだってエレカシの熱く真っ直ぐな音楽でした。ヘッドホンをして目を閉じ、己の中にある情熱の炎を確かめ、また頑張ろうと気合を漲らせる。何度も救われました。エレファントカシマシ、『ココロのままに』をどうしても主題歌にしたかった理由は無数にありますが、やはり脇目も振らず一心不乱に頑張るこの映画の主人公にピッタリだと思ったんです。同じように苦しみながら頑張る方々にもこのエネルギーが届けばいいなと思っています。僕たちの思いをご存じだったかどうかは分かりませんが、エレファントカシマシの皆さん、宮本浩次さんがこのオファーを受けてくれたことに心より感謝申し上げます。映画『愛にイナズマ』本予告<作品情報>映画『愛にイナズマ』10月27日(金) 公開公式サイト:「愛にイナズマ」製作委員会
2023年07月25日俳優の松岡茉優と窪田正孝がW主演を務める、映画『愛にイナズマ』(10月27日公開)のポスタービジュアル、本予告が25日に公開された。同作は石井裕也監督の最新オリジナル作で、完全オリジナル脚本で描かれるのは、映画監督デビューを前に無責任なプロデューサーに騙され、夢を全て奪われた花子(松岡茉優)と、空気を読まない正夫(窪田正孝)が運命的な出会いを果たし、“どうしようもない父(佐藤浩市)と兄たち(池松壮亮・若葉竜也)”の力を借りて、嘘と誤魔化しに満ちた社会に反撃を仕掛ける痛快な物語となる。本予告の冒頭では、主人公である花子(松岡茉優)と正夫(窪田正孝)の運命的な出会いから一転、を奪われた花子が雷の鳴り響く大雨の夜に、正夫と互いに反撃を誓う姿が描かれる。2人が頼ったのは、10年以上音信不通だった花子の“どうしようもない家族たち”。やたらと場を仕切りたがる長男・誠一(池松壮亮)と、根は優しいが陰キャ全開の次男・雄二(若葉竜也)が「ほんとキモい」「うるせえクソ童貞!」と口汚く揉めだしたかと思えば、やさぐれた花子が「クソ!」と絶叫、絶妙に空気を読まずに仲裁に入る正夫と、我が子たちの争いを前に弱りはてる父・治(佐藤浩市)。監督の熱い要望で実現したエレファントカシマシの名曲「ココロのままに」が軽快に鳴り響く中、カオスな空間はエスカレートしていく。しかし、コミカルな場面から一転。明かされた家族の“ある秘密”に、花子たちの目からは大粒の涙が流れ出す。「はじめて家族というものを知りました」という正夫の言葉とともに、“感動”への期待感を煽る予告編となっている。また本ビジュアルでは、一瞬の雷光に浮かび上がる花子と正夫が見つめ合っている。松岡は「(観客にとって)この作品が“しょうがない、前を向くか!”と思えるような映画になっていたら嬉しいです」、窪田は「セリフにしろ映像にしろ本質的な意味で“書きなぐられた”作品で、(皆が)普段言えない想いを愛を持って串刺しにしてくる、貫いてくる何かがある作品」と見どころについてコメントしている。○石井裕也監督 主題歌「ココロのままに」に寄せて。この映画のアイデアが突然ひらめいた時、若き映画監督であり友人の坂西未郁君が目の前にいました。松岡茉優さん演じる主人公の折村花子も若き映画監督という設定なので、彼の存在が発想のきっかけになったんだと思います。なので、花子が劇中で撮影する映像は全て坂西君に任せることに決めました。彼は今作の助監督でありながら、一部のパートでは監督をやったとも言えると思います。ちなみにその映像は、映画のエンドロールでも流れます。それなら、そこにかかる主題歌はもうエレファントカシマシで決まりだと思いました。他の選択肢はあり得ません。坂西君の父親は坂西伊作という人で、かつて90年代にエレカシのPVをいくつも撮っていた凄腕の監督でした。『愛にイナズマ』は、今は亡き大切な人に思いを馳せる映画でもあります。亡き父親と同じ道を選んだ坂西君が撮った映像にエレファントカシマシの曲が流れるのは必然だと、誠に勝手ながら思いました。それに加えて個人的な話をしてしまうと、まだ20代の頃、若き映画監督として苦悩し、もがいていた僕を奮い立たせていたのは、いつだってエレカシの熱く真っ直ぐな音楽でした。ヘッドホンをして目を閉じ、己の中にある情熱の炎を確かめ、また頑張ろうと気合を漲らせる。何度も救われました。エレファントカシマシ、『ココロのままに』をどうしても主題歌にしたかった理由は無数にありますが、やはり脇目も振らず一心不乱に頑張るこの映画の主人公にピッタリだと思ったんです。同じように苦しみながら頑張る方々にもこのエネルギーが届けばいいなと思っています。僕たちの思いをご存じだったかどうかは分かりませんが、エレファントカシマシの皆さん、宮本浩次さんがこのオファーを受けてくれたことに心より感謝申し上げます。(C)2023「愛にイナズマ」製作委員会
2023年07月25日映画『春に散る』(8月25日公開)の完成披露試写会が19日に都内で行われ、佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈、山口智子、瀬々敬久監督が登場した。同作は沢木耕太郎氏による同名小説の実写化作。不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)と、偶然飲み屋で出会い、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜流星)。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願し、2人は世界チャンピオンを共に目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。撮影にあたってプロボクサーからの指導を受けた横浜は「まあ、贅沢な時間ですよ。プロの方に見てもらえるので。しかもチャンピオンですからね。この時間を無駄にはしないという思いで挑んで、幸せな時間でした」と振り返る。空手の経験がある横浜は「格闘家を目指していたので、他の格闘家への敬意は絶対に持たないといけないし、失礼がないようにという思いがあったからこそ、『今までにないボクシングシーンにしてください』というプレッシャーをかけ、それに応えてくださったので本当に感謝してます」と心境を吐露した。この日は、作中でチャンピオンの中西を演じた窪田正孝が体調不良のために欠席となったが、クライマックスでは横浜と迫力の試合を繰り広げる。瀬々監督は「今ボクシング映画が日本で流行ってますけど、ほぼ松浦(慎一郎)さんという方がボクシング指導と試合を組んでるんです」と明かす。監督は「3試合ありますけど、だんだん試合が盛り上がるように、カメラを1台ずつ増やしました。最後3台になってます。だから特に最後の試合はぜひ注目して見ていただきたい」とアピール。「今でも思い出しますが、ファーストカットであまりにも動きが速かったんで、僕はカットをかけられなかったんですね。そしたら松浦君が激怒して『カットカット! このままじゃ死んじゃうんだ!』」と鬼気迫る現場の様子を振り返る。佐藤も「止めないと2人は続けるんですよ」、横浜は「もう続けるしかないですもんね」と苦笑し、監督は「もう本当にすみませんでした! と言うぐらい迫真だったんです」と頭を下げていた。横浜は「本当に中西、窪田くんに負けたくないという気持ちが表に出すぎましたね」と撮影時の心境も。佐藤は「窪田君と役目以前の役者同士としても、役の上での勝負もあった。こちらがセコンドで見ながらも、2人とも負けたくないんですよ。その気持ちがお芝居であれ、そのシーンだったんです。2人がどれだけ真剣かという気持ちが前のめりに出るので、ワンカットワンカットにそういう気持ちが全部映ってます」と太鼓判を押した。
2023年07月19日WOWOWが開局30周年を記念して行ったプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」の第3弾として放送された、野村萬斎監督の『虎の洞窟』が、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023」ジャパン部門において、オーディエンスアワードを受賞した。予算や撮影日数など、同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを製作し、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)のグランプリ、ジョージ・ルーカス アワードを目指す「アクターズ・ショート・フィルム」。第3弾では、萬斎さんをはじめ、高良健吾、玉木宏、土屋太鳳、中川大志が監督を務め、染谷将太、林遣都、有村架純、井之脇海、板垣瑞生、窪田正孝らが出演した。今回オーディエンスアワードを受賞した『虎の洞窟』は、シェイクスピアの「ハムレット」と中島敦「山月記」をモチーフに、現代の孤独な青年の心象風景を抉るように描き出す物語。窪田さんが、社会の中に居場所を見出せない男を演じている。オーディエンスアワードは、ノミネート作品を対象に、東京会場およびオンライン会場観客からの投票を受け付け、インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパンの各カテゴリーで最も投票数が多かった作品に贈られる賞。同賞をWOWOWの作品が受賞するのは今回が初となった。本作の監督を務めた萬斎さんは、「窪田正孝さんの素晴らしい演技のおかげだと思います。『ハムレット』や『山月記』の世界観が受け入れられたことも嬉しい」と受賞に際してコメントを寄せている。「アクターズ・ショート・フィルム3」はWOWOWオンデマンドにて配信中。9月、再放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年07月15日俳優の佐藤浩市と横浜流星がW主演を務める映画『春に散る』(8月25日公開)の場面写真が5日、公開された。同作は瀬々敬久監督がメガホンを取り、沢木耕太郎氏の同名小説を実写化。不公平な判定負けでアメリカへと渡り、40年ぶりに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤)は、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜)と、偶然飲み屋で出会う。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾はボクシングを教えて欲しいと懇願し、2人は世界チャンピオンを目指すため“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。今回解禁された場面写真は、翔吾(横浜流星)の史上最強のライバル、中西(窪田正孝)の姿をとらえたもの。現チャンピオンとして翔吾と仁一(佐藤浩市)を迎え撃つ中西は、日本ボクシング界を背負ってきたという自負からか、2人を挑発するような目で見つめる。リング外ではひょうひょうとしたイメージだが、試合では存在感と迫力のあるオーラで相手を圧倒。最もキャスティングが難しい役と言われながらも、映画『初恋』『ある男』でボクサーを演じた窪田は、さらなるボクシングスキルと鍛錬を重ねた肉体を身につけて挑んだ。(C)2023映画『春に散る』製作委員会
2023年07月05日佐藤浩市と横浜流星W主演『春に散る』より、窪田正孝が演じる世界チャンピオン・中西を捉えた場面写真が解禁された。沢木耕太郎によるベストセラーを原作に、瀬々敬久監督(『ラーゲリより愛を込めて』)が、佐藤浩市と横浜流星を主演に迎えて映画化した本作。先日、横浜流星がボクシングプロテストに合格したことでも大きな反響を呼んだ。今回解禁された場面写真は、横浜流星が演じる翔吾の史上最強のライバル、中西(窪田正孝)の姿をフィーチャーしたもの。現チャンピオンとして翔吾と仁一(佐藤浩市)を迎え撃つ中西は、日本ボクシング界を背負ってきたという自負からか、翔吾と仁一を挑発するような目で見つめる。リング外でのひょうひょうとしたイメージからは一変、一度試合となると、存在感と迫力のあるオーラで相手を圧倒する。最もキャスティングが難しかったとされた中西役だが、『初恋』『ある男』でボクサーを演じた窪田さんだからこそ、説得力を持って演じることができたようだ。本作におけるさらなるボクシングスキルと鍛錬を重ねた肉体を身につけた窪田さん。過酷な挑戦を引き受けたその凄みのある演技に注目したい。『春に散る』は8月25日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:春に散る 2023年8月25日より全国にて公開©2023映画『春に散る』製作委員会
2023年07月05日今年岸田國士戯曲賞を受賞するなど、気鋭の劇作家・演出家として注目を集める加藤拓也。キャストには、加藤作品初参加となる窪田正孝ら実力派6人を迎え、新作オリジナル『いつぞやは』を上演する。癌を患い、死を意識せざるを得なくなった男・一戸。かつての劇団仲間である松坂のほか、友人や同級生たちと再会を果たしていく中で、一戸にある変化が……。間もなく開始される稽古を前に、作品にかける想いを加藤に語ってもらった。亡くなった人の会話が残る。それが不思議な感覚だなと――別のインタビューで、「ホンを書くもとになるのは自分の衝動」というお話をされていました。この『いつぞやは』に関しては、どんな衝動がもとになっているのでしょうか?友人や知り合いが亡くなっても、SNSで繋がっているとその履歴って残るんですよね。フォローを外すのも難しいし、相手のアカウントが残っているのもちょっと辛い。亡くなってもういないはずの人の会話が、ある空間には生きている言葉として残っている。それが不思議な感覚だなと感じたからです。『いつぞやは』チラシ――本作の主人公である一戸はステージ4の癌患者ですが、死に直面する原因になぜ癌を選ばれたのでしょうか?祖父も癌で亡くしていますし、亡くなるまでにいろんな意味でできることがある病気と思っていて、この作品で言えば一戸は、なにかを残してやろうって気持ちでもないですが、ステージ4だとわかったあとにSNSを始めます。――死を前にしながらも、一戸の言動には常に淡々とした、自分の現状を客観視しているような印象を持ちました。そういう状況に置かれた場合、もう少しパニックになってしまう人もいるのではないかと思ったのですが……。彼がやっていることは、いろんな理由をつけて、死を受け入れようとしていることで、心の奥底では、恐らく死ぬことを受け入れられていない。でもどうしても受け入れなきゃいけない状況に追い込まれた時、受け入れるための理由を全部自分で作っていかないと、それこそパニックになってしまうから、やりたいこともやったし、悪いこともやったし、もしかしたらみんなが70歳、80歳で経験するようなことすらも、自分はこの年齢で経験したんだと自分に言い聞かせています。ひとり分の人生はやり切ったんだと。――セリフの中には「お金」というワードも多く見られます。病気、就職、結婚、妊娠など、この世代が抱える貧困の問題が、作品の底流に漂っていると感じました。そうですね。現実的に癌と暮らしていくことってすごくお金がかかるものですし、それ以外にも僕らの前後の世代にはお金に困っていて、都内で子供を育てるとか、僕らの感覚だと無理だとも思うし、生きるのにお金がかかり過ぎやしないかと思います。これからも健康的に演劇を続けていくことが目標――主人公の一戸を演じるのは、加藤さん作品初参加の窪田正孝さんです。窪田さんのひとつの作品に取り組む姿勢みたいなものを傍から眺めていると、ストイックで、ひとつの役を立ち上げる大変さを体現されていて、ご一緒できることをとても楽しみにしています。これは窪田さんだけでなく全員に言えることですが、ひとつの作品にちゃんと真摯に向かってくれる人たちが集まっていることが、非常に嬉しいし、ありがたいなと思います。『いつぞやは』出演者(上段左から) 窪田正孝、橋本淳、鈴木杏 (下段左から)夏帆、今井隆文、豊田エリー――窪田さん以外にも実力派ぞろいですが、中でもご一緒される機会が多いのが橋本淳さんです。役者としてどんなところに惹かれるのでしょうか?良い意味で匿名性の高い俳優だと思っています。また、僕の書いてる本のせりふって簡単にしゃべれちゃうんですけれど、でもそうするとお客さんにとって大事な情報がスルスルと抜けていってしまうこともあって、でも橋本さんはそれをちゃんと伝えることができる。その時、その言葉を、どういう身体の状態でしゃべればいいのか、本当によく研究していますし、巧さがあると思います。――ちなみに加藤さんの稽古場の雰囲気ってどんな感じなんですか?始まるのも遅いし、終わるのも早い。好きなランチを食べに行ってから稽古ができるし、晩御飯をちゃんと食べに行ける時間までには終わります。――加藤さんの作品は、のぞき見するような感覚が魅力でもあります。シアタートラム(※東京公演会場)サイズの劇場はまさにぴったりですね。好きな大きさの劇場ですね。衣擦れの音とかがリアルに聞こえる空間は好きです。お客さんには変に身構えたりせず、友達の話を聞きに行く、くらいの感覚で観に来てほしいと思います。もちろんお話として真摯に受け止めてもらう部分も含めて、演劇を楽しんでもらえればいいなと思っています。――今年節目の30歳を迎えられます。今後の展望は?30という年齢には特になにもないですが、どうにか健康的に演劇を続けていきたいという想いはあります。先ほど言った稽古時間のこともそうです。40になっても健康でいたいっていうのがひとつの目標ですね。――そんな40歳と言わず、もっと長く…。じゃあ80ぐらいまで?健康に、長く続けられるように頑張りたいです。取材・文:野上瑠美子<公演情報>『いつぞやは』【東京公演】2023年8月26日(土)~2023年10月1日(日)会場:シアタートラム【大阪公演】2023年10月4日~2023年10月9日(月・祝)会場:森ノ宮ピロティホール公式サイト★7月1日(土) AM10:00より、【東京公演】チケットの一般発売直前先行を受付開始!
2023年06月30日2023年6月28日、俳優の窪田正孝さんがInstagramを更新。公開された1枚の写真に、反響が上がっています。窪田正孝の『金髪姿』に反響同日に公開されたのは、きれいな青空の下、木陰で犬をなでる、窪田さんの姿でした。ファンが注目したのは、窪田さんの髪色。写真に写る窪田さんが、金髪になっていたのです! この投稿をInstagramで見る 窪田正孝(@masatakakubota_)がシェアした投稿 同年5月から公演されていた『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』で、主演を務めていた期間中には、黒色の短髪姿を公開していました。 この投稿をInstagramで見る 窪田正孝(@masatakakubota_)がシェアした投稿 黒い髪のイメージが強い窪田さん。雰囲気がガラリと変わった金髪姿に、驚きと称賛の声が集まりました。・金髪!とても似合っている…。・窪田さんの金髪姿、最高!正面から見たいです!・かっこよすぎ。ニヤけました。めちゃくちゃいい…。また、窪田さんはアクション映画『ガチバン』シリーズに、黒永勇人役として出演していた時期にも金髪だった様子。そのため、ファンからは「金髪は勇人以来!?」「『ガチバン』を思い出す」などの声も上がっていました。今後の役作りのためなのか、休暇中のひとコマなのかは分かりませんが、大胆なイメチェン姿は、多くのファンの心をわしづかみにしたようです![文・構成/grape編集部]
2023年06月29日松岡茉優と窪田正孝がW主演する映画『愛にイナズマ』に、仲野太賀、趣里、高良健吾、MEGUMI、三浦貴大らの出演が決定した。本作は、騙されて大切な夢を奪われた花子(松岡さん)と、空気が読めない不器用な正夫(窪田さん)が運命的な出会いを果たし、音信不通だった花子のどうしようもない父(佐藤浩市)と、2人の兄の力を借り、夢を奪った社会に反撃を仕掛ける物語。今回新たに発表されたのは、花子と正夫を取り巻く9名の出演者。社会から理不尽で衝撃的な仕打ちを受ける新人俳優役で、「初恋の悪魔」で松岡さんと共演した仲野さん。徹底的にマニュアルを遵守する機械のような携帯ショップの店員役で、次期朝ドラ「ブギウギ」でヒロインを演じる趣里さん。前時代的なパワハラ社長役で、現在公開中の『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』『水は海に向かって流れる』に出演する高良さん。責任逃れをする卑怯な映画プロデューサー役で、「unknown」「あなたがしてくれなくても」に出演したMEGUMIさん、自己中なセクハラ助監督役で、夏ドラマ「CODE-願いの代償-」への出演が決定している三浦さんが決定。さらに、従業員の人生を大切にする運送会社の社長を北村有起哉、社会の不条理を知りながらも懸命に生きる料理屋の店主を益岡徹が演じ、中野英雄、鶴見辰吾(声の出演)の出演も明らかになった。▼追加キャストコメント・仲野太賀俳優という職業の危うさ、俳優のみならず時代の流れに抗いようのない人間の弱さを表現出来ればと思い臨みました。僅かなシーンでも、責任と挑戦を与えてくれた石井監督に感謝します。完成作を拝見したのですが、俳優陣の最高の演技合戦に惚れ惚れしました(実際は大爆笑)。あのシーンもう一回観たいな…是非楽しみにしていてください!!・趣里初の石井組、とても嬉しかったです。少しの参加でしたが、素晴らしいキャストスタッフのみなさんと、心地よい緊張感の中お芝居できたこと、現場を楽しむということを、石井さんが導いてくれて、自分の財産となりました。石井ワールド!ぜひお楽しみください。・高良健吾20歳の頃に石井裕也さんの監督作品『ガールスパークス』を観て衝撃を受け、それから石井裕也さんの作品は注目して追いかけていました。そして、やっと念願の石井組。台本が届いた時は嬉しかったですね。出番は少しですが現場を満喫する事ができました。現場の印象的な記憶といえば 芝居を見つめる石井さんの目、姿勢。怖くて、信頼できる、大きな存在でした。緊張したなあ、笑オリジナル脚本の『愛にイナズマ』が、どんな仕上がりになっているのか僕自身も楽しみです。・MEGUMI石井組に初参加させていただきましたが、こういう役は意外とやったことがなくて難しかったです。悩みながらも皆さんからたくさんの刺激をいただいて、ものすごく楽しくお芝居をさせていただくことができました。・三浦貴大こんなやついてほしくない。でもどこかにはいそう。そんな人物を目指して、荒川を演じました。改めて、演技は自由で、困難で、楽しいものだと、石井監督に教えてもらいました。『愛にイナズマ』楽しんでください。・鶴見辰吾試写を観終わってすぐ、石井さんの最高傑作なんじゃないかと感じた。自分が関わってる作品なのに、構わず大きな拍手を送った。唸らせるのは、友人の中野英雄が太賀と親子共演してたこと。これが親子の初共演?何はともあれ、タイトル通り、愛に溢れた映画だ。観劇後に自分の家族や友人を思い出しながら余韻に浸って欲しい。・北村有起哉まずこの映画を見て、もうコロナ禍を忘れかけてた自分にギクリとした。ついこないだのことなのにヒリヒリと思い出しながら。この家族を眺めてて、まさに突発的にうたれました、いくつもの落雷に。マスクをしたことがある人にぜひ見ていただきたいです。・益岡徹一回だけの人生、なにか苦しいことがあっても、一人で抱え込む事ことはない。家族や友人だけではない、助けてくれる誰かは、味方になってくれる誰かは、きっといる、大丈夫だと、人が人と関わる事を、ぼんやりと忘れてしまってたことを、思い出させてくれました。『愛にイナズマ』は10月27日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:愛にイナズマ 2023年10月27日より全国にて公開©2023「愛にイナズマ」製作委員会
2023年06月28日5月より上演された窪田正孝主演「舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド」が8月、WOWOWにて放送・配信されることが決定した。15年前、世界各地に謎の「侵略者」が出没。人類の敵「使徒」が出現したとの公式発表が報道される。これに対抗するため、特務機関「メンシュ」最高司令官、叶サネユキ(田中哲司)は部下の桜井エツコ(宮下今日子)と共に、四体の兵器・エヴァンゲリオンを開発。サネユキは息子のトウマ(永田崇人)をパイロットとして搭乗させる――。大人気作品「エヴァンゲリオン」が、新たなエンターテインメントとして舞台化。「東急歌舞伎町タワー」の新劇場「THEATER MILANO-Za」のこけら落とし公演として上演された。窪田さんがエヴァパイロットが通う学校の臨時教師・ソウシを演じるほか、石橋静河、板垣瑞生、永田崇人、坂ノ上茜、村田寛奈、宮下今日子、田中哲司が出演し、新たな「エヴァンゲリオン」が体現された。原案・構成・演出・振付は、演劇やコンテンポラリーダンスの公演、バレエ、オペラ、歌劇などの演出・振付でも幅広く活躍する世界的振付家シディ・ラルビ・シェルカウイが担当した。また同月、完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を含む『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ4作品も放送予定だ。「舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド」は8月、WOWOWにて放送・配信予定。(シネマカフェ編集部)
2023年06月19日窪田正孝主演、齊藤工監督作『スイート・マイホーム』より予告編と本ビジュアルが解禁された。現在開催中の第25回上海国際映画祭GALA部門や、7月の第22回ニューヨーク・アジアン映画祭コンペティション部門への出品が新たに発表され、海外での評価も高まっている本作。理想のマイホームを手に入れたはずの一家に襲い掛かる、想像を絶する恐怖を描く。この度完成した60秒の予告では、やっと手にした幸せの象徴でもあるマイホームで何か事件が起こり、血相を変えて帰宅する賢二(窪田正孝)が映し出されるが、次のシーンでは何者かの死体が…。妻ひとみ(蓮佛美沙子)のアリバイを賢二に聞き出そうとする警察。一方のひとみも「誰かに見られている感じはずっとあった」と恐怖に怯え、さらに「家に誰かがいた」と主張する。そんな中、赤ん坊である次女・ユキが忽然と姿を消す。「お前、何も見えてないのか。あいつらに見つかったら終わりだからな!」と兄・聡(窪塚洋介)に叱責され、我が子を探すため賢二は地下へと向かうが…。周囲で起きる関係者たちの変死事件。そして蘇る、賢二の隠された過去。その「家」には何があるのか、それとも何者かの思惑なのか。最後に一家が辿り着いた驚愕の真相とは!?また先日、尾崎世界観が書き下ろした主題歌「返光(Movie Edition)」を、yamaが歌唱することが発表されたが、ついにこの度の予告編でその楽曲の一部が解禁。どこか懐かしく狂気さを孕んだ世界観の中に、切ない旋律が重なる珠玉のバラードで、祈りにも似たyamaの歌声が感情に訴えかけてくる楽曲となっている。併せて本ビジュアルも解禁。賢二の背後のシルエットに、賢二・ひとみ・聡の3人に加え、賢二たちが住む「まほうの家」を建築する住宅会社社員の本田(奈緒)や、賢二の長女・サチが重なり合っている。それぞれの表情は、キャラクターの心情をあらわしているようでもあり、不穏さと不気味さが渦巻くホラー・ミステリーを予感させるデザインに。特にサチが両手で顔を覆いながらも“何か”の存在を凝視しているカットは、重要なキーとなりそうだ。本ビジュアルデザインはイラストレーター・羽鳥好美が書き下ろした本作の世界観を表現したイラストを基にグラフィックデザイナー・大島依提亜が手掛けた。さらに、本作のムビチケ前売券(カード)が本日より発売開始。オンライン通販用の特典は齊藤監督が撮影した窪田正孝・蓮佛美沙子・奈緒・窪塚洋介のポートレート写真のポストカードで、劇場販売用の特典は、本ビジュアルを手掛けた大島依提亜がイラストレーター・サイトウユウスケとともに創り出したオルタナティブビジュアルのポストカードとなっている。『スイート・マイホーム』は9月1日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:スイート・マイホーム 2023年9月1日、全国にて公開予定©2023『スイート・マイホーム』製作委員会 ©神津凛子/講談社
2023年06月16日齊藤工が監督を務める映画『スイート・マイホーム』が、「第25回上海国際映画祭」に正式出品されることが決定した。「上海国際映画祭」は、1993年から行われているアジア圏最大規模の映画祭で、今年は6月9日から18日まで行われる。新居購入をきっかけに家族が遭遇していく恐怖の連鎖を描く『スイート・マイホーム』が出品されるのは、GALA部門。これまで、加賀まりこと塚地武雅が親子役で共演した『梅切らぬバカ』、『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM "Record of Memories”』などが出品された。「第20回上海国際映画祭アジア新人賞部門」で長編初監督作である『bank13』が最優秀監督賞を受賞した齊藤監督。ワールドプレミアとして世界初上映を迎えることについて「大いに映画表現の背中を押してくれた特別な映画祭ですので上海に新作を持って伺える事は感慨深いです」と明かし、「そんな個人的な事以上に窪田正孝さん、蓮佛美沙子さん、奈緒さん、窪塚洋介さんをはじめとする日本を代表する演者の皆さんの極限の表現を撮影の芦澤明子さんが捉えて下さった『スイート・マイホーム』が海を渡る事は本作を制作する上で一つの目的だったので非常に嬉しく思います」と意気込みを語り、同映画祭へ参加することも発表された。そして、蓮佛美沙子、奈緒、窪塚洋介、中島歩、里々佳、松角洋平、根岸季衣らのベールに包まれていた役どころも明らかに。蓮佛さんが主人公・清沢賢二(窪田正孝)の妻で、暖かい新居への引っ越しを夢見るひとみ役。奈緒さんが賢二とひとみの新居「まほうの家」の営業担当で住宅会社の社員・本田役。窪塚さんが賢二の兄・聡を演じる。中島さんは長野県警の警察官・柏原役、里々佳さんは賢二が働くスポーツジムのインストラクター・原友梨絵、松角さんが賢二たち家族に何らかの執着を見せる住宅会社社員・甘利、根岸さんが聡と賢二の母・美子を演じる。また併せて、新居の前で来客を見送る清沢一家、押入れの中で何かに怯える賢二の兄・聡、車の中で刑事・柏原からある事件の話を受ける賢二、モデルルームで来客を応対する住宅会社社員・本田などの場面写真も公開された。『スイート・マイホーム』は9月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スイート・マイホーム 2023年9月1日、全国にて公開予定©2023『スイート・マイホーム』製作委員会 ©神津凛子/講談社
2023年05月30日主演に妻夫木聡、助演に安藤サクラ、窪田正孝が集い、またとない競演が実現した映画『ある男』。この度、Blu-ray特別版に収められた映像特典から、メイキング・未公開シーンの一部が特別公開された。第46回日本アカデミー賞では作品賞、監督賞(石川慶)、主演男優賞(妻夫木聡)、助演女優賞(安藤サクラ)、助演男優賞(窪田正孝)、脚本賞(向井康介)、録音賞(小川武)、編集賞(石川慶)の最多8部門で最優秀賞受賞という圧巻の結果となった本作。このほか、第65回ブルーリボン賞・作品賞&助演女優賞(清野菜名)、第77回毎日映画コンクール・助演男優賞(窪田正孝)、第32回日本映画批評家大賞・助演男優賞(窪田正孝)を受賞するなど、各方面にて高評価を獲得、まさに国内映画賞レースを席巻、2022年の日本映画を代表する1作となった。6月7日(水)よりリリースされるBlu-ray特別版(数量限定生産・2枚組)は、格調高いスリーブケースに包まれた数量限定生産の2枚組。未公開シーン入りメイキング、イベント映像集(ヴェネチア映画祭、釜山映画祭、ジャパンプレミア、公開初日舞台挨拶)など映像特典が満載。その中から、映像特典の一部(メイキング、未公開シーン)が特別公開となった。メイキングでは妻夫木さん、安藤さん、窪田さんらキャスト陣、石川慶監督をはじめスタッフ陣の、撮影の裏側での熱量あふれる真摯な姿が垣間見え、また和やかでリラックスした雰囲気も伝わってくる。映像中には、妻夫木さんが「(スタッフ、キャストなど関係者皆に)作品が愛されていることを実感しながら演じました」と語り、安藤さんは「(テイクを重ねることも多かったが)何回も何回も繰り返すことは好きなので、(撮影を)楽しむことができました」とふり返り、窪田さんが「(妻夫木さんは)大先輩、ご一緒できて嬉しかったです。半分緊張してたけど、写真を撮ってもらったりしました(笑)」と明かす様子も。そして、未公開シーンでは、走行する新幹線車内での妻夫木さんと清野菜名による、繊細かつエモーショナルなシーンを含む2シーンが公開。このほかにも、見応えある未公開シーンが複数、BD特別版映像特典には収録される。『ある男』Blu-ray&DVDは6月7日(水)より発売、デジタル配信開始。●Blu-ray 特別版(数量限定生産・2枚組):7,040円(税込)●DVD 通常版:4,620円(税込)発売元:松竹、木下グループ 販売元:松竹©2022「ある男」製作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:ある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会
2023年05月29日俳優の松岡茉優と窪田正孝がW主演を務める、映画『愛にイナズマ』(2023年秋公開)の特報、ティザービジュアル、場面写真が26日に公開された。同作は石井裕也監督の最新オリジナル作で、完全オリジナル脚本で描かれるのは、映画監督デビューを前に無責任なプロデューサーに騙され、夢を全て奪われた花子(松岡茉優)と、空気を読まない正夫(窪田正孝)が運命的な出会いを果たし、“どうしようもない父(佐藤浩市)と兄たち(池松壮亮・若葉竜也)”の力を借りて、嘘と誤魔化しに満ちた社会に反撃を仕掛ける痛快な物語となる。ティザービジュアルでは「この出会い、一億ボルト」というインパクト大のキャッチコピーとともに、花子と正夫の嵐の夜の運命的な出会いが捉えられている。雷光の一瞬のきらめきに照らされ浮かび上がるのは衝撃を受けたような2人の横顔で、恋人であり共に闘うバディでもある2人のロマンスの始まりと、降りかかる理不尽な運命に立ち向かう力強さを感じさせるティザービジュアルとなっている。また大雨の中向き合う花子と正夫の様子や、赤い服を身にまとった”どうしようもない家族”、長男・誠一(池松壮亮)と次男・雄二(若葉竜也)がにらみ合う様子などの場面写真も公開となった。特報では、念願だった夢の実現を間近に幸せそうな花子と、そんな彼女に想いを寄せ背中を押す正夫の優しい眼差しが映し出される冒頭から一転、卑劣な大人たちによって花子の夢はあっけなく奪われてしまう。雷が鳴り響く大雨の夜、2人は「クソ意味不明に舐められるのは許せない!」「じゃあ俺もです!」とやり場のない悔しさと憤りを本音でぶつけ合う。起死回生を図った2人は、10年以上音信不通だった”どうしようもない家族”の元を訪れる。そこには「おまえも少しはアクセルをビュンしてみろよ」と独特なワードセンスでマウントを取る長男・誠一(池松壮亮)、そんな長男に向かって「ほんっとヤダ!」と憤慨する次男・雄二(若葉竜也)、そんな子供たちを前に「どうすりゃいいんだろうな……」と狼狽えるしかないダメ親父・治(佐藤浩市)の姿が。豪華俳優陣によるコミカルでハイレベルな演技合戦に期待が高まる特報となっている。また今回の特報で、花子を振り回す無責任な映画プロデューサーをMEGUMI、後輩の挑戦を「若いっすね」と取り合わ、偏った価値観を押しつけてくる嫌味な年上の助監督を三浦貴大が演じることも明らかに。今年デビュー35周年を迎えるエレファントカシマシのの名曲「ココロのままに」が主題歌となることも明かされた。理不尽がまかり通る社会に「嘘ばっかついてんじゃねえ!」と、痛快な反撃の狼煙を上げる花子をパワフルに後押しする楽曲は、「どうしてもこの曲を起用したかった。花子にはこの曲を鳴らしてあげたかった」という石井監督の熱い要望で実現したという。(C)2023「愛にイナズマ」製作委員会
2023年05月26日松岡茉優と窪田正孝が主演する映画『愛にイナズマ』の特報映像と場面写真、ティザービジュアルが公開された。公開された特報映像では、念願だった夢の実現を間近に幸せそうな花子(松岡さん)と、そんな彼女に想いを寄せ、背中を押す正夫(窪田さん)の優しい眼差しが映し出されるも、卑劣な大人たちによって花子の夢はあっけなく奪われてしまう。雷が鳴り響く大雨の夜、やり場のない悔しさと憤りを、本音でぶつけ合う2人。10年以上音信不通だった“どうしようもない家族”の元を訪れる。そこには、独特なワードセンスでマウントを取る長男・誠一(池松壮亮)、そんな長男に憤慨する次男・雄二(若葉竜也)、狼狽えるしかないダメ親父・治(佐藤浩市)の姿が。ここから始まる、ハイレベル演技合戦に期待が高まる映像となっている。また今回の映像にて、花子を振り回す無責任な映画プロデューサー役でMEGUMI、偏った価値観を押しつけてくる嫌味な年上の助監督役で三浦貴大が出演していることが明らかに。さらに、「エレファントカシマシ」の名曲「ココロのままに」が主題歌となることも明らかになった。ティザービジュアルは、花子と正夫の嵐の夜の運命的な出会いが捉えられている。雷光の一瞬のきらめきに照らされ浮かび上がるのは、衝撃を受けたような2人の横顔。ロマンスの始まりと、降りかかる理不尽な運命に立ち向かう力強さを感じさせる。場面写真では、大雨の中向き合う花子と正夫や、赤い服を身にまとった“どうしようもない家族”、誠一と雄二がにらみ合う様子など、熱量のこもった演技が垣間見える。『愛にイナズマ』は10月27日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:愛にイナズマ 2023年10月27日より全国にて公開©2023「愛にイナズマ」製作委員会
2023年05月26日「第32回日本映画批評家大賞」授賞式が16日に都内で行われ、受賞者が登場した。映画『ある男』で助演男優賞に選ばれた窪田正孝は「素敵な賞をいただけて、本当に役者冥利に尽きる気持ちでいっぱいです」と感謝する。「『ある男』というタイトル通りキーになる役どころではあったんですけど、逆にあまり情報で体の中を埋めすぎないようにした」「やっぱりどうしても、役を演じる上では足してった方が楽なのかなと思うんですけど、どんどん引いていく方を意識して演じました」と振り返る。役者という仕事について聞かれると「今年で35になるんですけれども、やっぱり20代の時と感覚も変わってきて、どんどん若い方々、エネルギッシュな方々とできることもすごく楽しいですし、現場はすごく好きなんですけれども、現場と私生活って本当に表裏一体だと思うようになってきて、仕事しすぎても私生活が疎かになったりするとすごく実感して」と明かす。「インプットする時間がないとアウトプットできない。バランスというものをこれからもっと作っていくことで、この先現場が楽しくなったり、演じることにすごく意味を見出せるというか。手ではつかめないものを表すのが役者の仕事だと思うので、何かつかめないものを感じてもらえるように、届けられるように、今後も精進していきたいなと思ってます」と意気込んだ。○受賞一覧作品賞:『メタモルフォーゼの縁側』(狩山俊輔監督)主演男優賞:中井貴一『大河への道』主演女優賞:板谷由夏『夜明けまでバス停で』助演男優賞:窪田正孝『ある男』助演女優賞:吉岡里帆『島守の塔』監督賞:三宅唱監督『ケイコ 目を澄ませて』ドキュメンタリー賞: 『夢みる小学校』(オオタヴィン監督)アニメーション作品賞:『夏へのトンネル、さよならの出口』(田口智久監督)アニメーション監督賞:湯浅政明監督『犬王』新人監督賞:竹林亮監督『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』新人男優賞(南俊子賞):坂東龍汰『フタリノセカイ』新人女優賞(小森和子賞):伊東蒼『さがす』脚本賞:吉田恵輔『神は見返りを求める』編集賞(浦岡敬一賞):小林譲 竹林亮『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』ワタシタチのトキワ荘賞:一般財団法人手塚治虫文化財団特別賞(松永武賞):立川志の輔『大河への道』特別主演男優賞:岡田准一『ヘルドッグス』ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):風吹ジュン『裸足で鳴らしてみせろ』ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):宮本信子『メタモルフォーゼの縁側』
2023年05月16日1995年に放映を開始したテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』は「社会現象」と呼ばれたほどの大きな反響を巻き起こし、のちに製作された新旧劇場版も含めて世界的なムーブメントとなった。そして2023年、舞台版として新たな物語が始動する。主人公・渡守ソウシを演じるのは窪田正孝。渡守と特務機関メンシュに所属する人々、そしてエヴァンゲリオンに搭乗し使徒と戦う少年少女たちは、どのように関わり合っていくのか。原案・構成・演出・振付を務めるシディ・ラルビ・シェルカウイの下、窪田ら出演者たち、そして国内外から結集したクリエイター陣は『エヴァンゲリオン』という物語をステージ上でどのように表現するのか。稽古の真っただ中である窪田に話を聞くと、この挑戦を「すごく面白い」と語り、微笑んだ。世界へのメッセージを込めた物語を――稽古を通して、渡守ソウシという役柄をどのように捉え、創りあげていますか?彼は名前の通り、世代的にバトンを“渡す”人で、それは第一に担わなければいけない役割だと思います。この作品は子どもたちが主役だと思うので、彼らがもっと際立つように、話の軸にもっと色をつけたい。キャラクターについて、「こうです」って説明するのはなかなか難しいですね。言葉で説明しすぎてもつまらなくなってしまいそうだから、想像力に委ねる部分は大きいです。――子どもたち、つまりエヴァンゲリオンのパイロットである叶トウマ、羽純ナヲ、光条・ヒナタ・ラファイエット、秋津希エリですね。彼らが「際立つように」とは、例えばどういうことでしょう。ソウシは子どもたちの前に教師として現れ、彼らの声、彼らの思いを聞こうとする人なんです。――作中で、そういうセリフもありますね。子どもの声って、言葉に力がないからどうしても後回しにされがちじゃないですか。この作品に登場する子どもたちは14歳ですけど、まだ言葉を話せないくらいの子供たちは泣くことでしか自分の気持ちを伝えられない。どうして泣いているのか、どういう感情でその顔をしているのか、大人はたぶん言葉にしないとわからないし。でもソウシはそういうところまで含めて、ちゃんと人の声を聞ける人だとイメージしています。――子どもたちのメッセージを受け取る人なんですね。ラルビはそういう子どもたちの訴え、それも世界的な問題に繋がる内容が『エヴァンゲリオン』には描かれていると語っているんです。僕も日本のアニメやその他多くの作品も、たぶんそういうメッセージが込められていると思うし、本当にすごいなと思います。だからこそ世界ですごく評価されているんでしょうね。実際、ラルビもそこにフォーカスしているわけだから。――世界に通じるメッセージ性をもった作品であり、人物像だということですか。どれだけ歴史を乗り越えても、人間の愚かさや戦争はなくならない。自分自身、この世界で生きているっていうだけで、何かを食べなきゃいけないし、ゴミを出すし、何らかの形で地球に害を与えているじゃないですか。地球という故郷、限りある資源を次世代にバトンとして渡していかなくてはならないし、争いのない調和のとれた世界を繋いでいきたい。ソウシはそういう強い意志を持っていて、他の人には自分のような思いをしてほしくないとも思っているんです。――非常に大きく、重いものを背負った人物像ですね。彼と同世代である特務機関メンシュの霧生イオリや桜井エツコ、上の世代である叶サネユキ総司令との関係については、どう感じていますか。皆、彼の人生の中でとても大きな存在だろうと認識しています。(エツコ役の宮下)今日子さんと自分の実年齢の開きを考えると同年齢という設定には違和感もありますけど、この舞台ではそういう外面的・物質的なものがどんどん剥ぎ取られていって、別のところで戦っているような感覚があります。プロジェクションマッピングとかいろいろな視覚的効果としてデジタルな表現も使っていますけど、あくまで体現して動くのは人間。その人間の肉体や動きによる表現が、どこまで人の左脳(言語・理論)ではなく右脳(非言語・感性)にアクセスできるか。そういう作品になってほしいという願望があります。海外のクリエイターとの製作を通して――製作発表の時、窪田さんは「どれだけ身体を使って表現できるのかということに挑んでいる」といった内容のコメントをなさっていました。現状として、窪田さんはどのような表現を求められていますか。台本のプロットはできているけれども、まだ最後まで完成していない段階です。だから、結末についてまだ詳しいことはわかりません。でもそこにもっていくためには、まだピースが足りないところが結構あるんです。ラルビの描きたいところと日本側のギャップというか、日本と海外とでは製作の体制もかなり違うと感じています。――もう少し詳しく聞かせていただけますか?日本はまず役者が先頭に立ち、メディアでいろいろなことを聞かれて、答えていく。でも海外の場合は、役者が関わるようになるよりも何年も前から脚本や美術のスタッフなどが携わり、作品の深層心理というか、根本的なものを創っている。メイキングを創る場合でも、日本ではたいてい役者にフォーカスするけれど、海外ではスタッフの製作プロセスを追う。日本でももちろんそれぞれの部署へのリスペクトはあるけれど、どこかプロセスよりも結果を求めるところがあるんじゃないかと感じています。製作発表会見より、前列左から)原案・構成・演出・振付を手がけるシディ・ラルビ・シェルカウイ、出演の石橋静河、窪田正孝、田中哲司、後列左から)村田寛奈、宮下今日子、板垣瑞生、永田崇人、坂ノ上茜面白いのは、海外では演出家としての領域と脚本家としての領域がきっちり分かれているみたいで。だから、演出家であるラルビは「僕には(脚本は)書けない、でもこういうことがやりたい」と何時間もかけて、すごい熱量で伝え続けるんですよ。彼がそうやって語っている言葉(英語)を翻訳して日本語にするだけでも、時間がかかる。それに、日本語は細かいニュアンスを伝える言葉がたくさんありますよね。そういうニュアンスを汲みとることも、すごく難しくて。翻訳の方も丁寧にやってくださっているけど、文章全体を通してみると、日本ではない、大陸の空気感をまとっているような感じになっている。そういう、良い意味での違和感があります。――海外のクリエイターと一緒に創作活動をするうえでの、面白い部分でもあり難しい部分でもありそうですね。今回出演しているダンサーの方たちの中には、ラルビが以前手がけた『プルートゥPLUTO』(2015、18年)(原作:『PLUTO』浦沢直樹×手塚治虫 長崎尚志プロデュース 監修/手塚眞 協力/手塚プロダクション)にも関わっていた方がたくさんいらっしゃるんです。だから、その時はどういうふうにやっていたのか、いろいろお話を聞いたりして。『エヴァンゲリオン』をオリジナルストーリーで描くとなると、どうしてもできること、できないこと、いろいろ挑戦しながら進めなくてはならない。どこまで精度を上げていけるかは、カンパニーの皆次第ではありますね。ダンサーたちの存在に救われる居心地の良い稽古場――稽古場自体の雰囲気であるとか、キャスト同士のコミュニケーションなどについてはどう感じていますか。必要最低限の気遣いはもちろんあるけれど、それ以外の壁はなくて、和気あいあいとしています。俳優だけだとまた違う雰囲気だったのかもしれないけど、ダンサーさんたちの存在が大きくて。彼らは表現という世界では同じ場所にいるけど、アクセスの仕方が全然違うんですよ。それがすごく面白くて、彼らのアプローチに刺激を受けるというか、すごく興味があります。役者同士だと、稽古の中でぶつかる壁はどこか、どうしても似てくるんですよ。このシーンの芝居がうまくいかない、このシーンのマインドができあがらない、とか。でもダンサーの方たちは僕たちがそういうことで悩んでいる側で、それとは関係なく、すごく楽しそうに、「この動きはもっとこうしよう」とか話しながら進めている。それに救われるんです。もちろん、その逆もあるだろうし。それが、すごく居心地が良い。――大雑把にくくれば皆さん “表現者”ではあっても、バックグラウンドはまったく違う。それが良いんでしょうかね。話していると、面白いです。この舞台に関わるまでのいきさつも人によって全然違うし、ダンサーとしてご飯を食べている人もいれば、ヨガの教室を開いている人がいたり、いろいろなバックグラウンドの方がいる。台詞劇にはこれまで関わってこなかった人もいて、その人にとっては今回初めてふれることもいろいろあるし。それを共有することも楽しいですね。――これまで経験された舞台の稽古で感じるものとは、全然違うようですね。もちろん台本があってのことではあるけれど、ラルビという演出家が関わるとここまで表現が変わるのかって驚かされます。常に変わり続けているので、今は「どれだけやっても完成しないんじゃないか」と思うくらい。もしかしたら、この舞台が本当の意味で完成するのは千秋楽なのかもしれません。――常に変化し続けていく、とても挑戦的で刺激的な舞台になりそうですね。締めくくりとして、この舞台の見どころをお伝えください。普段見慣れたものとはまったく違う、僕たちのリーダーであるラルビから生まれてくるお芝居へのアプローチは、ご覧になる方にとってすごく新鮮ではないかと思います。その中に含まれている現代的な問題も、どのように伝わるのか。ぜひ感覚で観てほしい作品ですし、気軽な気持ちで劇場に来ていただけたら嬉しいです。新たなエヴァンゲリオンによる物語の幕開けは、5月6日(土) より。COCOON PRODUCTION 2023『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』リハーサル映像取材・文:金井まゆみ撮影:源賀津己ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★窪田正孝さんのサイン入りポラを抽選で1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』チケット情報
2023年05月06日THEATER MILANO-Za こけら落とし公演 / COCOON PRODUCTION 2023『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』の公開ゲネプロが、5日に東京・「THEATER MILANO-Za」にて行われた。これまでに多くの人々を魅了し続けてきた『エヴァンゲリオン』が、舞台ならではの演出によるオリジナルの物語として繰り広げられる同作では、壊滅的な状況になった地球と生き残った人々の姿が描かれる。人類再生の“切り札”を発見し、希望に向けて突き進む「エヴァンゲリオン」とそれに搭乗する14歳の少年少女たちが戦う中、計画に繋がりを持つ青年・渡守ソウシ(窪田正孝)は元恋人である特務機関の女性・イオリ(石橋静河)に接触する。ほか田中哲司板垣瑞生、永田崇人、坂ノ上茜、村田寛奈、宮下今日子らが出演する。東京公演は5月6日~5月28日にTHEATER MILANO-Za(東急歌舞伎町タワー6階)にて、長野公演は6月3日・4日にまつもと市民芸術館にて、大阪公演は6月10日~19日に森ノ宮ピロティホールにて上演される。○シディ・ラルビ・シェルカウイ(演出) コメント『エヴァンゲリオン』を舞台化するというのは、まさに道徳観や価値観と向き合い「なにが正しくて大切なのか」を問いかけることだと考えています。今回の舞台化では、『エヴァンゲリオン』という神話を使いながら、同時に新たな物語を立ち上げます。原作のアニメーション作品と同様にエヴァンゲリオンにパイロットたちが搭乗して使徒と戦いますが、私たちの物語は別の道へ向かって行きます。原作の原理や本質を反映していますが、私たち独自のやり方でそれを表現しています。ただアニメと同じものを映し出すわけではありません。これは、今の世界を映し出す鏡なのです。ですから『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』は、ある意味で『エヴァンゲリオン』とは違うことを目指しています。そこで伝えたいのは「今、我々がどう生きているか」ということ。ご覧になったあとは、ぜひ皆さんで語り合っていただけたらと思います。この作品を見てどのように感じたか、そして自分の仕事や人生についてどう考えるか。そんな会話が生まれるのを楽しみにしています。○窪田正孝 コメント今の大人たちは子供たちへバトンを渡すことができるのか。『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』はとても現代的なテーマが込められた作品だと僕自身解釈しています。渡守の生き方は自分の心を代弁してくれている気がして、舞台はそれをストレートに表現できる場所でもありました。デジタルが加速してすべてが映像やインターネットに代わっていく時代だけど、あえてそこに抗い、今『エヴァ』を演劇でやる意味はあると、僕は思っています。正直、情報に埋め尽くされすぎて心に余白のある人が以前より少なくなった気がしています。だからこそこの作品に僕は余白を作りたいし、観てくださる方の、なにかきっかけになればと思っています。先入観を捨て、目の前で起きることを自然な感覚で捉えていただけたら幸いです。○石橋静河 コメントラルビさんといつかお仕事がしたいと思っていたのが10年くらい前のこと。ダンスを志す者としていつかご一緒したいと思っていましたが、踊りを離れてお芝居の世界に入って。思っていた通りにではないけれど、確実に夢が叶ったことに不思議な感覚を覚えます。この作品ではヒエラルキーの頂点には叶が、その下にイオリ、そして子供たちがいる。そんな男性社会の中で、人には制御しきれないエネルギーを使う弊害が描かれるなど、とても今にリンクした作品になっています。だからこそ表面的な設定や世界観だけでなく、この作品の真髄をご覧になる方々へ伝えたいと思っています。○田中哲司 コメント今回の話を聞いたとき、よく『エヴァンゲリオン』の舞台化を決意されたなと思いました。でも2018年に『プルートゥ PLUTO』を観て、作品をまとめ上げる力量に感嘆したので、ラルビさんの演出ならば、そこに身を委ねてみたいと思いました。実際に稽古が始まってみて感じるのは、この作品の根底にあるのは人間の力であり、そこに『エヴァンゲリオン』を演劇にする意味が詰まっているということです。叶が手をのばすもの、僕はそこに原発をイメージします。今はしのげていても明確な未来は見えない。暮らしは豊かになったけど、電力が供給され続けなければその豊かさは維持できない。もうあとには引けない、だから科学者として突き進むしかない。叶の姿には、今の世界が如実に反映されていると感じています。
2023年05月05日映画『愛にイナズマ』が2023年10月27日(金)に公開される。松岡茉優と窪田正孝がW主演。監督は石井裕也。石井裕也監督による“愛と反逆”の物語数々の映画賞を総なめにした『舟を編む』をはじめ、『川の底からこんにちは』 『アジアの天使』など国内外の映画賞で高く評価されてきた監督・石井裕也。映画『愛にイナズマ』は、そんな石井裕也が完全オリジナル脚本で描く愛と反逆の物語だ。騙されて夢を全て奪われた一人の女性と、空気を読まない一人の男性が、運命的な出会いを果たし、どうしようもない家族と共に起死回生を図る痛快なファミリーラブコメディを描く。松岡茉優&窪田正孝W主演主演を務めるのは、日本アカデミー賞の優秀主演女優賞に3度輝いた松岡茉優と、映画『ある男』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した窪田正孝。また、佐藤浩市、池松壮亮、若葉竜也ら実力派俳優も出演する。折村花子…松岡茉優26歳の女性。幼い頃からの夢だった映画監督デビューが目前に控えていたが、卑劣で無責任なプロデューサーに騙され、全て失ってしまう。正夫に励まされ、反撃を決意し、10年以上⾳信不通だった“ダメダメ”家族を頼ることに。舘正夫…窪田正孝空気は全く読めないが、やたら魅力的な男性。折村花子と運命的な出会いを果たす。失意のどん底に突き落とされた花子を励ますように、「夢をあきらめるんですか」と問いかける。折村治…佐藤浩市理不尽な社会に真っ向から反撃しようと試みる花子が頼る“どうしようもないダメ親父”。花子とは10年以上音信不通だった。折村誠一…池松壮亮花子の兄。口だけはうまい長男。折村雄二…若葉竜也花子の兄。真⾯⽬ゆえにストレスを溜め込む次男。落合…仲野太賀社会から理不尽で衝撃的な仕打ちを受ける新⼈俳優。携帯ショップの女…趣里徹底的にマニュアルを遵守する、機械のような携帯ショップ店員。ホテルの社長…高良健吾前時代的なパワハラ社⻑。原…MEGUMI責任逃れをする卑怯な映画プロデューサー。荒川…三浦貴大⾃⼰中なセクハラ助監督。佐々木智夫…鶴見辰吾 ※声の出演従業員の⼈⽣を⼤切にする運送会社の社⻑。配送会社の社長…北村有起哉社会の不条理を知りながらも懸命に⽣きる料理屋の店主。則夫…益岡徹主題歌はエレファントカシマシ「ココロのままに」映画『愛にイナズマ』の主題歌は、エレファントカシマシの1999年の名曲「ココロのままに」。理不尽な社会に対し、痛快な反撃を繰り出す花子をパワフルに後押しする楽曲だ。映画『愛にイナズマ』あらすじ幼い頃からの夢だった映画監督デビューが目前に控えていた折村花子。若い感性をあからさまに馬鹿にし、業界の常識を押しつけてくる年上の助監督の存在に悩みながらも、空気は全く読めないがやたら魅力的な舘正夫と運命的な出会いを果たし、人生が輝きだす。しかしそんな矢先、卑劣で無責任なプロデューサーに騙され、ギャラも貰えず、大切な企画も奪われ……花子は全てを失ってしまう。静かに怒りを滾らせ闘うこと誓った花子が頼ったのは、“どうしようもない”父と兄たち。正夫と家族を巻き込んだ花子の思いもよらない反撃とその先に待っていた予想を超えた大きな“愛”とは?【作品詳細】映画『愛にイナズマ』公開日:2023年10月27日(金)監督:石井裕也脚本:石井裕也出演:松岡茉優、窪田正孝、池松壮亮、若葉竜也、仲野太賀、趣⾥、⾼良健吾、MEGUMI、三浦貴⼤、芹澤興⼈、笠原秀幸、鶴⾒⾠吾、北村有起哉、中野英雄、益岡徹、佐藤浩市プロデューサー:北島直明、永井拓郎、中島裕作音楽:渡邊崇配給:東京テアトル
2023年04月28日松岡茉優と窪田正孝がW主演、『舟を編む』『茜色に焼かれる』などの石井裕也監督による最新作『愛にイナズマ』が2023年秋、公開決定。佐藤浩市、池松壮亮、若葉竜也と共演する。石井監督による完全オリジナル脚本で描かれるのは、騙されて夢を全て奪われた花子(松岡茉優)と、空気を読まない正夫(窪田正孝)が運命的な出会いを果たし、どうしようもないダメダメな家族の力を借りて、嘘と誤魔化しに満ちた社会に反撃を仕掛ける痛快な物語。監督は、数々の映画賞を総なめにした『舟を編む』を始め、『川の底からこんにちは』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『茜色に焼かれる』、韓国俳優・製作陣と組んだ『アジアの天使』など、発表する作品が国内外の映画賞で高く評価されてきた石井裕也。石井裕也(監督)最新作『愛にイナズマ』は、明らかに何かが歪んでしまったアフターコロナの世界を舞台に、「理不尽な社会に真っ向から反撃しようと試みる花子と正夫」とそんな中で取り戻していく「家族の絆」を描く監督渾身のオリジナル脚本。喜劇要素を随所に含ませながら練り上げられている。誰もが本音を隠し、空気を読み、言いたいことも言えない鬱屈とした社会の中で、大切なものを守るために不器用でも精一杯生きる人々を、愛と希望とユーモアをちりばめながら圧倒的熱量で描き出す。そしてラストには、『愛にイナズマ』というタイトルに込められた真意が明かされ、まさに雷に打たれたような衝撃と感動がもたらされるという…。主演は、日本アカデミー賞の優秀主演女優賞に3度輝いた松岡茉優と、『ある男』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞したことも記憶に新しい窪田正孝。松岡茉優2人は共に石井監督作品への参加は初となり、本作が初共演となる。夢を奪い返すために恋より強い共闘関係を結ぶ2人を、ロマンスを交えて演じ上げた。窪田正孝共演は『シン・仮面ライダー』が現在大ヒット中、さらなる新境地を開拓した人気と実力を兼ね備えた池松壮亮と、『愛がなんだ』『街の上で』など、話題作への出演が途切れない若葉竜也が、花子の2人の兄役に。池松壮亮日本映画界を代表する名優・佐藤浩市が、花子のどうしようもないダメ親父を演じるという豪華布陣。日本映画界をけん引する俳優陣の火花散る熱演と、高いレベルで繰り広げられるコメディ合戦は必見だ。佐藤浩市監督&キャストからコメント到着!■石井裕也監督・脚本コメントこの映画の英語タイトルは”Masked Hearts”です。「マスクで覆われた心」という意味です。コロナ禍になって3年、私たちはずっとマスクという仮面を被って生きてきました。それが当たり前の世界だったのです。程度の差があったとしても、みんな本音や嘘をいくつもいくつも仮面の下に隠していたと思います。それをひとつひとつひっぺがして、人が隠し持っている本当のものを見つめていくような、そんな映画を作りたいと思いました。コロナ禍を経験したからこそ作れた、愛と希望に満ち溢れた映画になったと思います。超豪華な俳優たちが時にマスクをし、時に素顔で、全篇いきいきと最高の芝居をしています。特に家族がみんなで集まるシーンは、一流の俳優たちの凄みに圧倒され、撮りながら笑い転げ、本当に幸せでした。■松岡茉優(折村花子役)コメント「選択肢の連続への疲労」「正しさって何なのかわからない」世界の状況が変わる前から生きやすくはなかったのにもっと大変になってしまった世の中で、勝ち上がってやるんだ、という花子の全身全霊を、私が止めてなるものかと挑みました。花子と同じく、みんなにめちゃめちゃ愛してもらって、出来上がった作品です。あなたに届きますように。■窪田正孝(舘正夫役)コメントぜんぶ世の中が悪い。仕方がない。人も自分も嘘と言い訳でごまかして都合の悪いこともぜんぶ無かったことにする。そんな理不尽に抗う、とある家族の物語です。人は愚かで醜いけど、命は尊く等しく重い。監督の愛と敬意と皮肉が詰まった作品になっていると思います。是非劇場でご覧ください。■佐藤浩市(折村治役)コメント創造をすること、人を愛することは、流れも深さも判らない川を泳ぎ続ける様なものです。石井裕也監督はその2つを同じ高さの目線で語ってくれます。決して泳ぎを止めてはならないと。■池松壮亮(折村誠一役)コメント布に覆われた哀しみを、悔しさを、やるせなさを、怒りを今この主人公は、あらゆる欺瞞を越えて剥がしていく。社会に隠蔽された心を、消えゆく尊厳を、証明できない存在や愛を、イナズマが照らす。それでも人でありたいと願う憎まれっ娘が、恋人や家族を巻き込んで世にはばかる、明日への逆転反逆ファミリーラブコメディです。どうか、コロナを共に経験し共に生きる誰かの、逆境だらけの誰かの、破れた心にイナズマを。■若葉竜也(折村雄二役)コメントこの映画の『愛にイナズマ』というタイトルに敵う文章がないので、コメントを書くのが恥ずかしくなります。この映画に映るイナズマが嘘みたいに軽薄でヘラヘラした時代にヒビをいれてくれたらいい。この映画に映るイナズマが誰かの一縷の希望になればいい。そんな事を考えながら現場にいました。『愛のイナズマ』は2023年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:愛にイナズマ 2023年秋公開予定©2023「愛にイナズマ」製作委員会
2023年04月25日俳優の松岡茉優と窪田正孝が、石井裕也監督の最新作『愛にイナズマ』(2023年秋公開)でW主演を務めることが25日、明らかになった。同作は石井裕也監督の最新オリジナル作で、完全オリジナル脚本で描かれるのは、映画監督デビューを前に無責任なプロデューサーに騙され、夢を全て奪われた花子(松岡茉優)と、空気を読まない正夫(窪田正孝)が運命的な出会いを果たし、“どうしようもない父(佐藤浩市)と兄たち(池松壮亮・若葉竜也)”の力を借りて、嘘と誤魔化しに満ちた社会に反撃を仕掛ける痛快な物語となる。誰もが本音を隠し、空気を読み、言いたい事も言えない鬱屈とした社会の中で、大切なものを守るために不器用でも精一杯生きる人々を、愛と希望とユーモアをちりばめながら圧倒的熱量で描き出す。『愛にイナズマ』というタイトルに込められた真意が明かされるラストは、まさに雷に打たれたような衝撃と感動をもたらすという。今の社会を予見したかのようなアフターコロナの世界を舞台に、「理不尽な社会に真っ向から反撃しようと試みる花子と正夫」とそんな中で取り戻していく「家族の絆」を描く、喜劇要素を随所に含ませながら練り上げられた、監督渾身のオリジナル脚本となっている。主演の松岡と窪田は、共に石井裕也監督作品への初参加となり、本作が初共演。夢を奪い返す為に恋より強い共闘関係を結ぶ2人を、ロマンスを交えて演じ上げた。池松壮亮が折村誠一役、若葉竜也が折村雄二役とクセ強めな花子の2人の兄を演じ、佐藤浩市がどうしようもないダメ親父・治を演じる。○石井裕也(監督・脚本) コメントこの映画の英語タイトルは”Masked Hearts”です。「マスクで覆われた心」という意味です。コロナ禍になって3年、私たちはずっとマスクという仮面を被って生きてきました。それが当たり前の世界だったのです。程度の差があったとしても、みんな本音や嘘をいくつもいくつも仮面の下に隠していたと思います。それをひとつひとつひっぺがして、人が隠し持っている本当のものを見つめていくような、そんな映画を作りたいと思いました。コロナ禍を経験したからこそ作れた、愛と希望に満ち溢れた映画になったと思います。超豪華な俳優たちが時にマスクをし、時に素顔で、全篇いきいきと最高の芝居をしています。特に家族がみんなで集まるシーンは、一流の俳優たちの凄みに圧倒され、撮りながら笑い転げ、本当に幸せでした。○松岡茉優 コメント「選択肢の連続への疲労」「正しさって何なのかわからない」世界の状況が変わる前から生きやすくはなかったのにもっと大変になってしまった世の中で、勝ち上がってやるんだ、という花子の全身全霊を、私が止めてなるものかと挑みました。花子と同じく、みんなにめちゃめちゃ愛してもらって、出来上がった作品です。あなたに届きますように。○窪田正孝 コメントぜんぶ世の中が悪い。仕方がない。人も自分も嘘と言い訳でごまかして都合の悪いこともぜんぶ無かったことにする。そんな理不尽に抗う、とある家族の物語です。人は愚かで醜いけど、命は尊く等しく重い。監督の愛と敬意と皮肉が詰まった作品になっていると思います。是非劇場でご覧ください。○佐藤浩市 コメント創造をすること、人を愛することは、流れも深さも判らない川を泳ぎ続ける様なものです。石井裕也監督はその2つを同じ高さの目線で語ってくれます。決して泳ぎを止めてはならないと。○池松壮亮 コメント布に覆われた哀しみを、悔しさを、やるせなさを、怒りを今この主人公は、あらゆる欺瞞を越えて剥がしていく。社会に隠蔽された心を、消えゆく尊厳を、証明できない存在や愛を、イナズマが照らす。それでも人でありたいと願う憎まれっ娘が、恋人や家族を巻き込んで世にはばかる、明日への逆転反逆ファミリーラブコメディです。どうか、コロナを共に経験し共に生きる誰かの、逆境だらけの誰かの、破れた心にイナズマを。○若葉竜也 コメントこの映画の『愛にイナズマ』というタイトルに敵う文章がないので、コメントを書くのが恥ずかしくなります。この映画に映るイナズマが嘘みたいに軽薄でヘラヘラした時代にヒビをいれてくれたらいい。この映画に映るイナズマが誰かの一縷の希望になればいい。そんな事を考えながら現場にいました。(C)2023「愛にイナズマ」製作委員会
2023年04月25日松岡茉優と窪田正孝がダブル主演する『愛にイナズマ』が2023年秋より全国公開されることが決定し、監督と第一弾発表キャストからのコメントが到着した。監督を務めるのは、『舟を編む』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の石井裕也監督。石井監督の完全オリジナル脚本で描かれる本作は、騙されて夢を全て奪われた花子(松岡茉優)と、空気を読まない正夫(窪田正孝)が、運命的な出会いを果たし、どうしようもないダメダメな家族の力を借りて、嘘と誤魔化しに満ちた社会に反撃を仕掛ける痛快な物語。明らかに何かが歪んでしまったアフターコロナの世界を舞台に、“理不尽な社会に真っ向から反撃しようと試みる花子と正夫”とそんな中で取り戻していく“家族の絆”を愛と希望とユーモアをちりばめながら描く。主演は、日本アカデミー賞の優秀主演女優賞に3度輝いた松岡茉優と、『ある男』(22)で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞したことも記憶に新しい窪田正孝。名実ともに兼ね備えたふたりは、共に石井裕也監督作品への初参加となり、そして、本作が初共演となる。夢を奪い返すために恋より強い共闘関係を結ぶふたりを、ロマンスを交えて演じ上げた。共演は『シン・仮面ライダー』(23)でさらなる新境地を開拓した池松壮亮と、『葛城事件』(16)で一躍注目を集め、『街の上で』(21)に主演するなど、話題作への出演が続く若葉竜也が、クセ強めな花子のふたりの兄を演じ、佐藤浩市がどうしようもないダメ親父を演じる。日本映画界をけん引する俳優陣の火花散る熱演と、彼らが繰り広げるコメディ合戦は必見だ。■石井裕也監督・脚本コメントこの映画の英語タイトルは”Masked Hearts”です。「マスクで覆われた心」という意味です。コロナ禍になって3年、私たちはずっとマスクという仮面を被って生きてきました。それが当たり前の世界だったのです。程度の差があったとしても、みんな本音や嘘をいくつもいくつも仮面の下に隠していたと思います。それをひとつひとつひっぺがして、人が隠し持っている本当のものを見つめていくような、そんな映画を作りたいと思いました。コロナ禍を経験したからこそ作れた、愛と希望に満ち溢れた映画になったと思います。超豪華な俳優たちが時にマスクをし、時に素顔で、全篇いきいきと最高の芝居をしています。特に家族がみんなで集まるシーンは、一流の俳優たちの凄みに圧倒され、撮りながら笑い転げ、本当に幸せでした。■松岡茉優(折村花子役)コメント「選択肢の連続への疲労」「正しさって何なのかわからない」世界の状況が変わる前から生きやすくはなかったのにもっと大変になってしまった世の中で、勝ち上がってやるんだ、という花子の全身全霊を、私が止めてなるものかと挑みました。花子と同じく、みんなにめちゃめちゃ愛してもらって、出来上がった作品です。あなたに届きますように。■窪田正孝(舘正夫役)コメントぜんぶ世の中が悪い。仕方がない。人も自分も嘘と言い訳でごまかして都合の悪いこともぜんぶ無かったことにする。そんな理不尽に抗う、とある家族の物語です。人は愚かで醜いけど、命は尊く等しく重い。監督の愛と敬意と皮肉が詰まった作品になっていると思います。是非劇場でご覧ください。■佐藤浩市(折村治役)コメント創造をすること、人を愛することは、流れも深さも判らない川を泳ぎ続ける様なものです。石井裕也監督はそのふたつを同じ高さの目線で語ってくれます。決して泳ぎを止めてはならないと。■池松壮亮(折村誠一役)コメント布に覆われた哀しみを、悔しさを、やるせなさを、怒りを今この主人公は、あらゆる欺瞞を越えて剥がしていく。社会に隠蔽された心を、消えゆく尊厳を、証明できない存在や愛を、イナズマが照らす。それでも人でありたいと願う憎まれっ娘が、恋人や家族を巻き込んで世にはばかる、明日への逆転反逆ファミリーラブコメディです。どうか、コロナを共に経験し共に生きる誰かの、逆境だらけの誰かの、破れた心にイナズマを。■若葉竜也(折村雄二役)コメントこの映画の『愛にイナズマ』というタイトルに敵う文章がないので、コメントを書くのが恥ずかしくなります。この映画に映るイナズマが嘘みたいに軽薄でヘラヘラした時代にヒビをいれてくれたらいい。この映画に映るイナズマが誰かの一縷の希望になればいい。そんな事を考えながら現場にいました。『愛にイナズマ』2023年秋公開(C)2023映画「愛にイナズマ」製作委員会
2023年04月25日監督:齊藤工×脚本:倉持裕のタッグで贈る、注目の女性作家・神津凛子のデビュー作の映画化『スイート・マイホーム』。この度、公開日が9月1日(金)に決定し、初の場面写真が到着した。場面写真は、窪田正孝が演じる奇妙な事件に巻き込まれていく主人公・清沢賢二が、暗闇で目撃した何かに驚愕する場面や、家に巣食う正体不明の気配に迫ろうとする姿。新たに暮らし始めたマイホームを暗闇から監視する謎の影や、目を塞ぐ少女、雑木林に遺棄された男の死体、雪の中を切迫した表情で駆けていく賢二…と、どれも“家”に隠された謎を巡る象徴的なものばかりとなっている。さらに今回、『犬鳴村』『燃えよ剣』の吉田健悟、『サイド バイ サイド 隣にいる人』の磯村アメリ、『ゾッキ』『ロストケア』の岩谷健司が出演することも分かった。『スイート・マイホーム』は9月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スイート・マイホーム 2023年9月、全国にて公開予定©2023『スイート・マイホーム』製作委員会 ©神津凛子/講談社
2023年04月21日