絵本画家・いわさきちひろ(1918-1974)の没後50年を記念した展覧会が、練馬区の自宅兼アトリエ跡に建てられた「ちひろ美術館・東京」で、3月1日(金)から開催される。かつて、ちひろの絵本を読んで育った世代も、今まさに絵本を手にしている世代も、ともに楽しめる展覧会だ。福井県に生まれ、東京で育ったちひろは、書と絵画を学び、第二次世界大戦後は子供の本を中心に画家として活躍。55歳で亡くなるまで、子供や花の絵を描き続けた。活動期にあたる戦後の日本は高度成長期のまっただ中で、多くの自然が失われていった時代だ。ちひろは、「私は私の絵本のなかで、いまの日本から失われたいろいろなやさしさや、美しさを描こうと思っています」と語っていた。そこには、身近な自然が失われていくことへの危惧が含まれていたのだろうという。同展は、「あそび」「自然」「平和」の3つのテーマに現代科学の視点も加え、ちひろの絵を通して、様々な「いのち」と仲良く生きるにはどうしたらよいかを考える展覧会だ。タイトルの「あれ これ いのち」には、「あれ? とたちどまってみる。これ? とみつけてみる。あれこれかんがえてみる」という呼びかけが示唆され、身近な自然やいのちの存在に自ら気づき、考えようという気持ちが込められている。見どころは、生態学の視点とアートユニット「plaplax」 による観客参加型のインタラクティブな展示を通して、ちひろの描いた絵の中の草花や生きものたちに、まるで道草をするように出合えること。作品を見たり、展示に触れたり、身体を動かしたりしながら、楽しみつつ学ぶ体験型展示は、通常の絵本展とはまた違った新鮮さをもっている。科学の視点から企画された興味深い展示もある。ちひろが愛した紫色は、生態学的には、植物が動物と共生関係を結ぶために進化させた花や熟した果実の色なのだとか。様々な紫色を「共生の色」として注目した後には、ぜひ、美術館の庭へ。「共生の庭」と名づけられた庭では、絶滅が心配されるサクラソウや、絵本『あかまんまとうげ』にも登場するワラビやフキも目にできる。実物の植物を実感することで、地球の未来に想いを馳せる機会ともなるだろう。<開催概要>『いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへあれ これ いのち』会期:2024年3月1日(金)~6月16日(日)会場:ちひろ美術館・東京時間:10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(祝日の場合開館翌平日休館)※GW期間は無休料金:一般1,200円、65 歳以上・大学・18歳以下に同伴する保護者(お子さま 1 名につき 2 名まで) 900円展覧会特設サイト: 2024kodomo/
2024年02月28日浜辺美波、赤楚衛二、野村萬斎らが出演する映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』に、GACKTと竹中直人も参加していることが分かった。GACKTさんが演じるのは、武力だけではなく、楽市楽座などの経済政策に秀でていることから、コロナ禍で冷え切った日本経済と対峙するため、経済産業大臣を任された織田信長。『翔んで埼玉』シリーズでタッグを組んだ盟友・武内英樹監督からの熱いオファーを受け、強烈な個性とカリスマ性を兼ね揃える信長を熱演するGACKTさんは「武内監督からは『日本で一番かっこいい織田信長を演じてほしい』と撮影当初に言われ、正直、そこは問題ないかなと。(笑)武内監督は一言で表すと“人間おもちゃ箱”。頭の中に完成形が描かれていて、その世界観にボクらが近づいていく。最初は意図が分からないこともあったけど、出来上がった作品を見ると、セリフの強さ、テンポと歯切れのよさ、シーンの強さのバランスが取れているんです。まさに天才です。テーマ的にもこの作品が日本の明るい未来へとつながる一歩になればとても嬉しいです」とコメント。また竹中さんは、桁外れの構想力と実行力を併せ持ち、そのプロデュース力で農民から天下人まで上り詰めた空前の成り上がり者、本作では財務大臣として国家の財布を握り、驚愕の政策を打ち出す豊臣秀吉を演じる。これまでにも大河ドラマ「秀吉」、「軍師官兵衛」などで秀吉を演じ、作品としては5作目の秀吉役について「『また秀吉!?』と思いましたね(笑)これまでドラマなどでも演じているので不思議な感じです」と心境を語り、「撮影は笑っちゃうくらい大御所の方々が勢揃い(笑)一瞬たりとも息を抜けないなぁ…なんて思っていました(笑)野村萬斎さん演じる徳川家康、GACKTさん演じる織田信長、そして僕演じる豊臣秀吉。この3人が揃ってもう大騒ぎ。本編では僕が演じる秀吉らしい“あるもの”を披露します」と見どころも明かしている。『もしも徳川家康が総理大臣になったら』は7月26日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:もしも徳川家康が総理大臣になったら 2024年7月26日より公開Ⓒ2024「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会
2024年01月26日有村架純主演で、安田弘之の原作漫画を今泉力哉監督が映画化した『ちひろさん』のBlu-ray&DVDが2024年2月23日(金)にリリースされる。海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで働く主人公・ちひろ役を務めるのは、有村架純。優しさと厳しさの両方を併せ持ち、どこか陰があってひょうひょうとしているという難しい役どころを、有村さんは深みと軽やかさをまとって演じ、新境地を開拓。脇を固める役者陣には、弁当屋の主人の妻・多恵を演じる風吹ジュンや、風俗店の元店長役のリリー・フランキーといったベテラン陣から、若葉竜也、豊嶋花、佐久間由衣といった若手の注目俳優まで、個性的なメンバーが集まった。メガホンを取るのは、『愛がなんだ』や『街の上で』など立て続けにヒット作を生み出し、最新作の『アンダーカレント』も話題の今泉力哉。本作では、純粋な恋愛とは距離を置いた登場人物たちの人間模様を繊細に描き、新境地を見せる。主題歌は今泉監督が愛するバンド「くるり」が書き下ろし、岸田繁が全編の劇伴音楽を作曲した。「くるり」と岸田さんならではの大胆かつ繊細に心に響くメロディと言葉は、ちひろのキャラクターと作品の世界に美しく寄り添い、その魅力をいっそう引き立てる。さらに、作品を彩るお弁当も欠かせない。『かもめ食堂』『南極料理人』「深夜食堂」など、日本映画を食で彩ってきた飯島奈美がフードスタイリストを務めており、食は作品の中で重要なパートを担っている。どんなにつらいことがあっても、人はご飯を食べる。誰かと、またはひとりで。食べることは生きること。悲しみや孤独を癒してくれるのだと教えてくれる作品となっている。『ちひろさん』は2024年2月23日(金)よりBlu-ray&DVDリリース。Blu-ray:5,390円(税込)DVD:4,290(税込)同日DVDレンタル開始発売・販売元:ギャガ(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ちひろさん 2023年2月23日よりNetflixにて全世界配信&新宿武蔵野館にて公開©2023 Asmik Ace, Inc.©安田弘之(秋田書店)2014
2023年11月28日アベンジャーズ最強のヒーローキャプテン・マーベルを主人公にした映画『マーベルズ』の日本版声優として、水樹奈々、松岡美里、村中知、竹中直人が続投することが分かった。『キャプテン・マーベル』からアベンジャーズ最強ヒーローのキャプテン・マーベル(キャロル・ダンヴァース)を演じ続けてきた水樹さんは、「前作に引き続き、キャプテン・マーベルの日本版声優を担当させていただくことになり、とても幸せです!」と熱き思いを語り、「圧倒的な力を持つからこそ、ヒーローのいない様々な星で独り戦い続けてきたキャプテン・マーベルが、チームを組むことで、どんな戦いをし、そこでどんなドラマが生まれるのか…前作とはまた違った彼女の表情が見られるのではないかと、私もとても楽しみにしています!収録が待ち遠しいです!」と最新作への気合も十分。キャプテン・マーベルひとりでは救えない強大な危機が迫る中、ミズ・マーベルとモニカ・ランボーの3人が入れ替わる謎の現象が発生。これまでひとりで戦ってきたキャプテン・マーベルは、彼女たちとチームを結成し、新たな強さに目覚めていくことに。普段はごく普通の高校生だが、実は強大なパワーを持っているミズ・マーベル(カマラ・カーン)役の松岡さんは「とてつもない強さのキャプテン・マーベルを中心に、次世代のヒーローたちで結成されるチーム・マーベルズ。どのようにコミュニケーションをとり、どのように力を合わせて戦っていくのか、一挙一動がとても気になります!」と最強チーム参戦へ意気込み。キャプテン・マーベルの親友の娘であり、現在は立派なエージェントに成長したモニカ・ランボー役の村中さんは、「フューリー含めこの面々が合わさることでそれぞれが何を得て、何を魅せてくれるのか!彼女達ならではの戦いが観られる事を期待しています!今後MCUで重要になってくる要素が描かれていたら、更に興奮しちゃいますね」とコメント。『アベンジャーズ』以降、10年以上もニック・フューリーの声を務めてきた竹中さんは、フューリーとの関係性も深いキャプテン・マーベルの活躍について、「アベンジャーズ最強のヒーロー、キャプテン・マーベルを目の当たりに出来る事、目が眩むほどの想いで爆発寸前です!まだ未知の存在である【マーベルズ】の世界!いったいどんな脅威が待ち受けているのか!?」と期待を寄せた。『マーベルズ』は11月10日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マーベルズ 11月10日(金)全国劇場公開©Marvel Studios 2023
2023年09月28日大人も子どもも、家族みんなが過ごしやすい家づくりに大切なことってなんだろう? vol.4では、東京の西側、上水道が近くに流れる、イラストレーター・よしいちひろさんの住まいへ。目が合うと自然と笑顔になれる、子どもの作品や可愛い雑貨に囲まれた賑やかな空間が広がるよしいさん宅。さっそく子育ても家事もおしゃれもはかどる、理想の住まいのヒントを探ります。profileよしいちひろさんイラストレーター雑誌や書籍、広告などで幅広く活躍するイラストレーター。エッジの効いたライフスタイルにファン多数。8歳男の子のママ。Instagram:@chocochop2FAMILY:3人家族(パパ・ママ・長男8歳・犬・ハムスター)HOUSE TYPE:一軒家/注文HOUSE DETAIL:築8年/73㎡/3LDK(+小部屋、WIC、ロフト)AREA:東京都こだわりの住まいについてひとり時間を楽しみながら、家族の仲も深まる間取りイラストレーター・よしいちひろさんの住まいは、8年前、息子さんの出産を機に建てたという一軒家。「家づくりのテーマは、ライフステージやそのとき感じたことに耳を傾けること。今年の春、息子の成長や夫の働き方が変わったこともあって、リノベーションを行いました」リノベを担当したのは、国分寺の建築事務所〈straight design lab〉。大きな変更は、扉付きの子ども部屋と、夫婦それぞれの仕事部屋を新設したこと。「家を建てた当初は、家族みんながいつでも繋がれるように、できるだけ壁や扉を取り払った間取りにしました。今は各々のパーソナルスペースを持てたことで、家族の時間をより大切に過ごせるようになったと思います」家族が集まるのは、2階のリビングダイニング。ボードゲームをしたり、ソファに横並びに座ってのんびりテレビを見たり。リビングは以前よりスペースが狭くなった分、親密さが増して、かえって居心地のよさが増したそう。「家の満足度は広さで測れるものではないと嬉しい気付きもありました!」LIVING & WORKSPACEコンパクトでも視界は広々!仕事も団らんもはかどるリビング窓を大きめに設計した、開放感あふれるリビング。お気に入りのシンボルツリーは「ポリシャス」という名で〈SOLSO farm〉で購入。リビングの一角には、よしいさんのワークスペースも新設。「設計士さんと選んだ、グリーンの窓枠がお気に入りです。派手な色だと飽きちゃうかなと悩んでいたとき、『みんなそうやって無難な色を選んじゃうけど、塗り直したらいいんですよ!』と背中を押してもらいました」10年以上使っているソファはセレクトショップ〈OCAILLE〉のオーナー・恩田登喜枝さんが雑誌で紹介していたもので、駒沢公園近くの家具屋〈GECKO〉でセミオーダー。家族3人で座っても余裕のある3シーターで、〈LAPUAN KANKURIT〉のモスグリーンのブランケットも相性◎。可愛く結ばれたカーテンの先には、家族の写真やイラストなど、思い出がたくさん。「額は蚤の市やアンティークショップなど、手頃でいいものを見つけたらストックしています」国立の〈LET’EM IN〉で購入したチェアと、プラントスタンドと組み合わせてサイドテーブルに見立てた太鼓。「息子がときどきドンドコ叩いて遊んでいます」小屋のような2畳の仕事部屋。「コンパクトになった分、極力ものが増えないように心がけるようになりました。窓越しに愛犬のおいも(ときには息子)がソファでうたた寝しているのを見るのが至福の時間です」アウトドア好きのよしいさんが使う作業デスクは〈callman〉。「とりあえず家にあるものでまかなってみたら、サイズもちょうどよく、窓枠のグリーンとも相性◎。そのまま使ってみることにしました」天井からぶら下がるのは、息子さん作の新幹線のオブジェ。「絵は飾れるけど、工作ってそんなに置ける場所もないし、持て余しますよね。わが家では天井から吊るして飾ってみることが多いです」KITCHEN & DINING大きめのダイニングテーブルで、家族がくつろげる空間にダイニングテーブルは北欧家具を扱う〈haluta〉で見つけた〈アアルト〉のもの。「ヴィンテージというほど古くはない90年代ぐらいのもので、珍しい爽やかなグリーンの天板がお気に入りです。友人たちにもよく褒められます!」キッチンは〈無印良品〉のシステムキッチンを導入。「キッチンは空間を広く取るためにオープンで設置しましたが、次は個室のように空間を分けるなど、ゆるやかに検討していきたいです」器は、北欧ブランドのものや日本の作家もの、ヨーロッパの蚤の市で出会ったものなどさまざま。食器棚上の置き時計は〈ZARA HOME〉の無地の時計に、息子さんが手書きで文字盤を描いたもの。「こういう味のある文字って、小さいときしか書けなくて貴重ですよね」オモチャのクモに一瞬驚く、キッチンの窓際。ミカンが入っていた赤いネットはリンゴ型に、シソは水につけてお花のように飾って。「近所の農家さんで茎についた状態で販売していました。シソは水に浸けていると根っこが生えてきて、わりと長持ちします」お気に入りの〈THONET〉のチェア。「ラタンで編まれたものはよく見かけますが、これはビニール素材。半透明なのが可愛くて気に入っています。穴が空いてしまったので、今は半分観賞用です(笑)」フラップ扉のアンティーク棚は、〈LET’EM IN〉でひと目惚れ。「わが家の古家具はほとんど〈LET’EM IN〉。素敵なアイテムがお手頃価格で手に入ります。“日本人の買い物の軌跡”をテーマに、すべて日本で買い付けされていて、店主の原さんの美学には芯があり、共感しています」BEDROOMひとつの部屋を3つにセパレート!狭さが落ち着く寝室にもともと家族みんなの寝室だった1階の大部屋は、夫婦の寝室と子ども部屋、ご主人のワークスペースとして、分けて使えるようにリノベーション。夫婦のベッド上のスペースは、息子さんのベッドスペースとして活用している。「珍しいタイプの2段ベッドです(笑)。巣ごもり感があり、落ち着きます」愛犬のおいもちゃんのベッドはクレートを上下に分解して重ねたもの。「何か災害があったときでもクレートにすぐ慣れるように、わが家では普段からベッドとして使っています」絵はイギリスのブランド〈creamore mill〉の木製ポスターハンガーに挟んで飾る。「マグネットで挟むため、紙や布に穴を開けることなく、気軽に飾ることができます」寝室は巣穴のようなこもり感。上にかかっているタオルケットは〈HAY〉、毛布は〈LAPUAN KANKURIT〉、緑のフチが可愛い掛け布団は〈NORDIC SLEEP〉、レースのクッションカバーは〈ZARA HOME〉で購入。KIDS ROOM秘密基地のような空間で、ひとり時間を覚える学習机は天板を〈IKEA〉、足はフランスのインテリアブランド〈TIP TOE〉でチョイス。イスは約20年前にリサイクルショップで見つけたもの(500円!)で、グレーに塗装して使い続ける。机の下には工作用の空き箱や緩衝材をたくさんストック。「自分の部屋があるのはやっぱり嬉しいみたい。工作をしたり、漫画を読んだり、ひとり時間を満喫していますね」自分で育てたカブトムシやクワガタは標本にして思い出に。デスクの壁には穴が大きめの〈IKEA〉の有孔ボードを設置。「〈IKEA〉は、クリップやハンガー、小物入れなど付属品も豊富に揃います」天井を見上げると、お花紙でつくった花のオブジェや、〈ボーネルンド〉で見つけたパラシュートのオモチャ、幼稚園のときにつくった気球の作品が吊るされている。デスクの向かいにははしご付きのベッドが。ベッドサイドのてんとう虫ライトは〈IKEA〉で購入。2段ベッドの一角にはジャストサイズの〈IKEA〉の本棚が。寝転びながら漫画を読める至福空間。HALLWAY-WIC & STAIRS-風通しのいい廊下&階段下は収納スペースとして大活躍!吹き抜けで風通しもいい1階の廊下は、夫婦のウォークインクローゼットと、本や雑貨の収納スペースとしてフル活用。ウォークインクローゼットは、左手奥の洗面所&バスルームとつながっていて動線も◎。「服はすべて見えるように収納することで、いろんな服を満遍なく着られるようになりました」ウォークインクローゼットの一部にはお店のようなオープン棚も設置。「昔はガーリーな服も好きでしたが、今はそれらをスポーティなものや癖のあるもの、上質なものなどとミックスしながらおしゃれを楽しんでいます」〈OZ VINTAGE〉の鈴木里美さんから譲り受けたヴィンテージ棚の引き出しを開けると、たくさんのジュエリーが!「ここ数年、アクセサリーは〈R.ALAGAN〉で探すことが多いですね」階段下は本などの収納場所に。手前の古い棚は、閉店してしまう文房具屋さんで譲ってもらったもの。旅先で見つけた袋やスイーツのパッケージ、可愛い包装紙など偏愛コレクションを保管。ハムスターのポテちゃん。「気が強くて、本気噛みされることもしょっちゅうですが、ずっと見てられます♡」ケージは、イタリアのブランド〈ferplast〉のもの。「備品が全部カラフルでデザインも可愛くお気に入りです」落下防止のために、透明なアクリルパネルを取り付けた階段。木の幹をイメージした、マスキングテープのデコレーションも可愛い!リノベーションは苦労もあったけれど、家族でああだこうだ言いながら家のプランを考えるのが何より楽しかったと教えてくれた、よしいさん。リノベーションの工夫や雑貨や家具のセレクトなど、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2023年09月27日企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」が、2023年11月30日(木)まで、長野・安曇野ちひろ美術館にて開催される。童画画家・初山滋の回顧展初山滋(はつやま しげる)は、1991年21歳の時に児童文芸誌『おとぎの世界』表紙を描き注目を集めて以来、大正から昭和にかけての50年余りにわたり活躍した童画画家。江戸の装飾美に西欧のモダンな要素を融合させ、自由な表現を落とし込んだ絵は、没後50年を経た今もない新鮮さを失わず人々を魅了し続けている。企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」では、初山滋の人生を辿りながら、童画や木版画、装丁画、絵本の原画、貴重な資料など約170点を展示。流麗な線と明澄な色彩で描かれた煌めきに溢れる世界観を楽しむことができる。絵雑誌『コドモノクニ』代表作や木版画初山は日本初の本格的な絵雑誌『コドモノクニ』にも数多くの作品を発表した。会場では、1935年に出版された初めての画集『初山滋童画集』にも選ばれた代表作を展示する。また、戦時中に子どもの本の仕事が徐々に減っていった初山は、時局に合った絵は描かずに、自画・自刻・自摺の創作木版画の制作に熱中。本展では、手摺の私刊本や「彫りすすみ」の手法で制作された希少な作品などを展示し、童画画家としてだけでなく木版画という画業についても紹介する。アンデルセン童話『にんぎょひめ』や宮沢賢治の絵本原画さらに、戦前からアンデルセン童話の書き手としても評価を得ていた初山による、『にんぎょひめ』『おやゆびひめ』『マッチうりのしょうじょ』といったアンデルセン童話の絵本も紹介。加えて、チャイコフスキーのバレエ曲を絵本にした『はくちょうのみずうみ』、宮沢賢治の童話集など、戦後に出版された絵本原画の展示も行う。展覧会概要企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」会期:2023年9月9日(土)~11月30日(木)※会期は予告なく変更になる場合あり会場:安曇野ちひろ美術館 展示室4住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24開館時間:10:00~17:00休館日:水曜日(祝休日開館、翌平日休館)出展作品数:作品 約140点、貴重書を含む書籍資料 約30点料金:大人900円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生は700円※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料※年間パスポート3,000円【問い合わせ先】TEL:0261-62-0772(受付時間:10:00~17:00)※3月 10:00~16:00/GW/8月 9:00~17:00、休館日、冬期休館期間中を除く
2023年09月25日展覧会「ちひろ美術館コレクション 冒険する子どもたち」が、2023年11月30日(木)まで、長野・安曇野ちひろ美術館にて開催される。“冒険する子どもたち”に着目世界の絵本画家の作品を展示する絵本美術館・安曇野ちひろ美術館では、“冒険や探検をする子どもたち”を描いた作品をセレクトした展覧「冒険する子どもたち」を開催。非現実的な景色や、一生懸命な主人公の姿を、世界中の絵本画家たちが想像力を膨らませて描いた絵本を紹介する。『不思議の国のアリス』や『ニルスの不思議な旅』ここでは、イギリスのルイス・キャロルが書いた女の子の冒険物語『不思議の国のアリス』と、女性初のノーベル文学賞を受賞したスウェーデンのセルマ・ラーゲルレーヴによる『ニルスの不思議な旅』の2作品をピックアップ。まず『不思議の国のアリス』は、今回の展示ではクロアチアの絵本画家アンドレア・ペトルリック・フセイノヴィッチによる作品で紹介する。ルイス・キャロルによる原作とは趣が異なり、明るく鮮やかな色彩に溢れる世界を描きつつも、不条理な物語を綴っている。一方の『ニルスの不思議な旅』は、誰にも好かれない乱暴者のニルスが、小人に体を親指ほどの大きさにされ、ガンの群れとともにスウェーデン各地を旅するという物語。本展では、ロシア出身のボリス・ディオドロフによる『ニルスの不思議な旅』が展示される。彼による作品は、エッチングの手法を用いて細密に場面が描かれており、鳥の群れは暗い画面の中で白く浮かび上がるように見えるのが特徴だ。このほか会場では、『ピノキオの冒険』や『ミオよ、わたしのミオ』といった作品が展示される。展覧会概要展覧会「ちひろ美術館コレクション 冒険する子どもたち」会期:2023年9月9日(土)~11月30日(木)※会期は予告なく変更になる場合あり会場:安曇野ちひろ美術館 展示室3住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24開館時間:10:00~17:00休館日:水曜日(祝休日開館、翌平日休館)出展作品数:約30点料金:大人900円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生は700円※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料※年間パスポート3,000円【問い合わせ先】TEL:0261-62-0772(受付時間:10:00~17:00)※3月 10:00~16:00/GW/8月 9:00~17:00、休館日、冬期休館期間中を除く
2023年09月25日展覧会「いわさきちひろと師・中谷泰」が、2023年11月30日(木)まで、長野・安曇野ちひろ美術館にて開催される。いわさきちひろと師・中谷泰の姿に迫る戦争と家制度に翻弄されながらも、いわさきちひろは絵を描くことへの情熱を断ち切れず、終戦後画家になることを決意。そんなちひろが画家として巣立つまでの過程を見守った唯一の画家が、戦中にちひろが師事した中谷泰(なかたに たい)であった。油彩や2人の交流の証を紹介展覧会「いわさきちひろと師・中谷泰」では、戦後美術の奔流の中、それぞれの道を模索したちひろと中谷の姿に迫る。会場では、戦災を逃れた唯一のちひろの油彩《なでしことあざみ》や、戦時中に中谷がちひろをモデルに描いたとされる油彩《婦人像》が展示される。さらに2人が一緒に滞在した旧満州(中国東北部)での資料や中谷の油彩、終戦後にちひろが中谷へ送った手紙など、歩んだ道は少しずつ違えど亡くなるまで続いた2人の交流を紹介する。“民主主義的な表現”を求めていた画壇の潮流に近づきながらも、ちひろと中谷は終戦後、身近な人物や静物を見つめ、独自のリアリズムを追求した。1960年代後半以降、ちひろは絵本を舞台に活躍の幅を広げ、絵で展開する絵本シリーズで新たな表現の可能性を切り拓いた。一方の中谷は、常滑の陶工や、炭坑風景など同じ題材に繰り返し取り組みながら、実直に自身の造形世界を深めていった。そんな中谷が度々訪れた常磐炭坑は、ちひろも取材し作品として残していることから、2人の交流が続いていたことが見て取れる。会場では、2人が描いた炭鉱の風景も鑑賞することができる。展覧会概要展覧会「いわさきちひろと師・中谷泰」会期:2023年9月9日(土)~11月30日(木)※会期は予告なく変更になる場合あり会場:安曇野ちひろ美術館 展示室1・2住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24開館時間:10:00~17:00休館日:水曜日(祝休日開館、翌平日休館)出展作品数:いわさきちひろ 約55点、中谷泰 約20点料金:大人900円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生は700円※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料※年間パスポート3,000円【問い合わせ先】TEL:0261-62-0772(受付時間:10:00~17:00)※3月 10:00~16:00/GW/8月 9:00~17:00、休館日、冬期休館期間中を除く
2023年09月25日●「自分じゃない人間になれる仕事に憧れる」俳優、映画監督、声優など幅広い表現活動を見せる竹中直人。気がつけばデビューから40年という歳月が流れた。そんな竹中の最新作は、10年以上にわたり日本語吹き替えを担当しているサミュエル・L.ジャクソン演じるニック・フューリーが主人公となるドラマシリーズ『シークレット・インベーション』(ディズニープラスで独占配信中)だ。すでに手の内に入れている役柄のように思われるが、「常に毎回新鮮な気持ちです」と語る裏側には、作品の質の高さはもちろん、竹中の仕事に向き合う姿勢が影響しているようだ。2012年公開された映画『アベンジャーズ』でニック・フューリーの声を担当して以来、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でフューリーの声を担当してきた竹中。「声優という仕事にずっと憧れていました。俳優もそうですが、自分じゃない人間になれる仕事に憧れます。外国の俳優に日本語を吹き替える事でその役のイメージも大きく変わります。とても責任ある仕事ですね。フューリーを演じるサミュエル・L.ジャクソンには、いろんな方が声を当てている。そんな中で『アベンジャーズ』のニック・フューリーは竹中でと声を掛けて下さった事、とても感謝しています。もしも許されるなら最後までニック・フューリーを演じたいですね」ニック・フューリーが、アベンジャーズを結成した理由となった地球外からの侵略者の阻止。しかし最強チームが表舞台から消えたとき、あらゆる人物に擬態する能力を持つスクラル人によって、さらなる脅威が地球に訪れ、フューリーが立ち上がる……という本作。長年フューリーとして声を吹き込んできた竹中にとって、どんな思いでのアフレコだったのだろうか。「スタジオ収録当日まで話の内容は分からない。『どうなるんだろう?』と想像力を掻き立てられながら演じる方が絶対面白いと思います。普段の生活だって、明日はどうなるかわからないわけですからね。マーベル作品は常に脚本が素晴らしいので先が分からなくても心配ご無用だと思いますが」そんななか、10年以上フューリーを演じてきて、変化は感じているという。「1作目の『アベンジャーズ』のときは、真っ黒なロングコート、そしてアイパッチ、そのコスチュームから生まれるフューリーの声は、どういう音色なのか。ディレクターともお話をしました。そのとき『竹中さんの声のままで』という言葉をいただいたんです。でも今聞くと、ちょっと硬い感じはありますね…。そこから回を重ねるごとにニックの像が僕のなかで変化してきたのかな。声も変わってきていると思います」作品を重ねるなか、印象に残っているのが『キャプテン・マーベル』でのフューリーの声だったという。「あの作品では若い頃のフューリーを演じなくてはならなかったので、どういう感じにしたらいいのか分からなくて一番難しかったですね。でもそれを乗り越え、今回はいままでのコスチュームではなく、毛糸の帽子をかぶりアイパッチもなく普通の格好をしているニック。より人間的というか、生身のフューリーになっている。あのコスチュームではないニックを演じるのは大変難しくもあり、大変楽しいアフレコでもありました」●自分を信じてくれる人ばかりに囲まれた俳優人生俳優としての活躍はもちろん、映画監督としても最新作『零落』をはじめ10作品を数える。さらに本作のような声の芝居など、多彩な表現で芸歴は40年にも及ぶ。「もう40年になるんですよね。ベテランと言われる年になっちゃいました(笑)。でも思い返せば、若い頃からあまり監督から『違うんだよ!』と言われたことがないんです。(『シコふんじゃった。』や『Shall we ダンス?』などの)周防正行監督からは『竹中直人にやりすぎはない』という言葉をいただいたり、役所広司さんと初めて共演した時、緊張してNGばかり出してる僕に『竹中直人のためにフィルムはある』と言ってくださった」さらに竹中は、映画『十手舞』や『226』などの五社英雄監督、映画『ロケーション』などの森崎東監督、『EAST MEETS WEST』などの岡本喜八監督ら大御所監督からも「竹中のままでいい」と言われていたという。「本当に自分を信じてくれる方ばかりに囲まれた俳優人生でした。若い頃から監督に怒られた記憶がない。それでふと気づいたら周りは僕より若い人ばかりになっていたんです。若い監督にも『ダメだったらちゃんと言ってね』と言っても『全然OKです』と言われてしまう。それでもたまにエゴサーチするんですよ。そうすると『あいつの芝居ひでーな』なんて書かれている。うわぁ~やっぱり! って凹んだりするんです。『こういう風に否定してくれる人って今まで本当にいなかったな』って(笑)。このままじゃ裸の王様になりかねないでしょう? だからこそ、常にゼロに戻るということは意識しています。ま、裸の王様になっても良いんですけどね(笑)」キャリアも豊富の大ベテラン。それでも「誰もが知っているなんて思ったら大間違い」と常に客観的に自身を見つめる目を持つ。「たぶん、これまで高飛車な態度をとったことはないと思うのですが……。新しい現場に入ったら、過去のことはすべてゼロに。また一からという思いが大切だと思っています。やっぱり気を使われてしまいますからね。なんとしても気を使われないようにするために、必死に気を使っているような気がします(笑)」■竹中直人1956年3月20日生まれ、神奈川県出身。 劇団青年座に入団後、1983年にテレビ朝日系バラエティ『ザ・テレビ演芸』でデビュー。1991年には、主演も務めた初監督作『無能の人』でヴェネチア国際映画祭批評家連盟賞、第34回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。『シコふんじゃった。』(92)、『EAST MEETS WEST』(95)、『Shall we ダンス?』(96)で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。NHK大河ドラマ『秀吉』(96)で主演の秀吉を演じた。その後も話題の映画やドラマに多数出演し、映画監督として活躍。音楽、文筆、絵画などの分野でも多才な才能を発揮している。
2023年08月05日竹中直人が、10月から11月にかけて東京・長野で上演されるミュージカル『のだめカンタービレ』に出演することが発表された。『のだめカンタービレ』は2001年より月刊『Kiss』(講談社)で連載が開始された同名マンガが原作で、これまでにテレビドラマ、映画、アニメが製作されている。初のミュージカルとして上演される今回は、「のだめ」こと野田恵役の上野樹里、千秋役の三浦宏規をはじめ、峰龍太郎役で有澤樟太郎、三木清良役で仙名彩世、奥山真澄役で内藤大希、江藤耕造(通称「ハリセン」)役でなだぎ武が出演する。竹中が演じるのは、千秋の「師匠」となる世界的なドイツ人指揮者、フランツ・フォン・シュトレーゼマン(通称・ミルヒー)。ドラマ・映画版でも同役を務めており、上野との再共演が実現する。ミュージカル『のだめカンタービレ』は10月3日(火) から29日(日) まで東京・シアタークリエで上演後、11月3日(金)・4日(土) に長野・サントミューゼで上演される。■竹中直人 コメントぼくは、どんな仕事もスケジュールさえ合えば決して断らずに今までずっとやってきました。《仕事を選ぶ》と言う事がとても偉そうで、あまりにも照れ臭すぎるからです(笑)。でも……唯一、お断りした仕事があります。それは、テレビドラマ『のだめカンタービレ』(2006)のミルヒーの役でした。当時、のだめのプロデューサー、そして監督から「ぜひ、竹中さんにミルヒーを演じて頂きたい」とお話しを頂きました。ぼくは驚いて「え???! ミルヒーはドイツ人ですよね」と言いました。「ええ、でも僕たちは竹中さんなら出来ると思っています」「そんな……、だってぼくは日本人ですよ」「ええ、それは分かっています」「いやぁ……無理です。それは……。だってドイツ人です。ぼくは日本人です……」「はい。でも竹中さんなら出来るんじゃないかと」「いやぁ、無理です。それはどうしようもなく無理です。本当に申し訳ございません。出来ません」そしてぼくは打ち合わせ場所を去ろうとしました。ふとふり返るとプロデューサーと監督がどこか寂しそうにうなだれている姿が目に入りました。ぼくは思わず言いました。「カツラなどをつけて、後は特殊メイクで鼻を高くしたら出来るかも知れませんね……。あっ、いや!それじゃあコントになってしまいますものね。やっぱり無理です! ごめんなさい!」すると……「竹中さん、それで行きましょう!!」と言う応えが返ってきたのです。「えーー?!?!」なんと、ミルヒーを演らざるをえない状況になってしまったのです。まさか、そのミルヒーを、再び舞台で演じる事になろうとは……!お断りする勇気がぼくにあったのか、なかったのか……。ぼくは「演ります」と言ってしまったのです……。上野樹里さんは、こののだめが初舞台になると聞きました。そんな樹里さんの姿を静かに見つめながら演じるしかない……とぼくは思いました。これは一大決心です。いくつになっても、やる時はやる人間でいたい……と、思ったのかもしれないし、そうじゃないかも知れません。舞台『のだめカンタービレ』にて、この竹中直人、ミルヒーを再び演じるしかないでしょう!! ただただその思いです。どうか、何卒、よろしくお願い致します。竹中直人。<公演情報>ミュージカル『のだめカンタービレ』ミュージカル『のだめカンタービレ』速報ビジュアル原作:二ノ宮知子『のだめカンタービレ』(講談社「Kiss」所蔵)演出:上田一豪脚本:上田一豪 笠浦静花音楽:和田唱(TRICERATOPS)クラシック音楽監修:茂木大輔【キャスト】野田恵:上野樹里 千秋真一:三浦宏規峰龍太郎:有澤樟太郎 三木清良:仙名彩世 奥山真澄:内藤大希 江藤耕造:なだぎ武フランツ・フォン・シュトレーゼマン(ミルヒ・ホルスタイン):竹中直人【アンサンブルキャスト】石井千賀 尾崎豪 小原悠輝 堤梨菜 露詰茉悠 友部柚里 焙煎功一 松村桜李【公演日程】10月3日(火)~10月29日(日) 東京・シアタークリエ11月3日(金・祝)・4日(土) 長野・サントミューゼ公式サイト:
2023年06月22日俳優の竹中直人が、ミュージカル『のだめカンタービレ』に出演することが22日、明らかになった。同作は二ノ宮知子氏による同名コミックのミュージカル化作。音楽大学を舞台に、ピアノの天才だが変人の野田恵(通称・のだめ/上野樹里)、エリート音大生・千秋真一(三浦宏規)らの成長物語を描く。竹中は、千秋の「師匠」となる世界的なドイツ人指揮者、フランツ・フォン・シュトレーゼマン、通称・ミルヒー役に決定。ドラマ・映画版でも同役を務めており、のだめ役の上野樹里とは再共演となる。東京公演は東京・シアタークリエにて10月3日〜10月29日、長野公演は上田・サントミューゼにて11月3日〜4日。○竹中直人 コメントぼくは、どんな仕事もスケジュールさえ合えば決して断らずに今までずっとやってきました。《仕事を選ぶ》と言う事がとても偉そうで、あまりにも照れ臭すぎるからです(笑)。でも...唯一、お断りした仕事があります。それは、テレビドラマ【のだめカンタービレ】(2006)のミルヒーの役でした。当時、のだめのプロデューサー、そして監督から「ぜひ、竹中さんにミルヒーを演じて頂きたい。」とお話しを頂きました。ぼくは驚いて「え???!ミルヒーはドイツ人ですよね。」と言いました。「ええ、でも僕たちは竹中さんなら出来ると思っています。」「そんな...、だってぼくは日本人ですよ。」「ええ、それは分かっています。」「いやぁ...無理です。それは...。だってドイツ人です。ぼくは日本人です...」「はい。でも竹中さんなら出来るんじゃないかと。」「いやぁ、無理です。それはどうしようもなく無理です。本当に申し訳ございません。出来ません。」そしてぼくは打ち合わせ場所を去ろうとしました。ふとふり返るとプロデューサーと監督がどこか寂しそうにうなだれている姿が目に入りました。ぼくは思わず言いました。「カツラなどをつけて、後は特殊メイクで鼻を高くしたら出来るかも知れませんね...。あっ、いや! それじゃあコントになってしまいますものね。やっぱり無理です! ごめんなさい!」すると...「竹中さん、それで行きましょう!!」と言う応えが返ってきたのです。「えーー?!?!」なんと、ミルヒーを演らざるをえない状況になってしまったのです。まさか、そのミルヒーを、再び舞台で演じる事になろうとは...! お断りする勇気がぼくにあったのか、なかったのか...。ぼくは「演ります。」と言ってしまったのです...。上野樹里さんは、こののだめが初舞台になると聞きました。そんな樹里さんの姿を静かに見つめながら演じるしかない...とぼくは思いました。これは一大決心です。いくつになっても、やる時はやる人間でいたい...と、思ったのかもしれないし、そうじゃないかも知れません。舞台【のだめカンタービレ】にて、この竹中直人、ミルヒーを再び演じるしかないでしょう!! ただただその思いです。どうか、何卒、よろしくお願い致します。竹中直人。
2023年06月22日ミュージカル「のだめカンタービレ」に、竹中直人が出演することが分かった。本作は、ドラマ化、映画化、そしてアニメーション化もされた、二ノ宮知子の大人気コミック初のミュージカル。のだめ役は上野樹里、千秋役は三浦宏規が務めるほか、有澤樟太郎(峰龍太郎役)、仙名彩世(三木清良役)、内藤大希(奥山真澄役)、なだぎ武(江藤耕造/通称:ハリセン役)が出演する。そして、ドラマや映画版にも出演した竹中さんが演じるのは、同じく、千秋の師匠となる世界的なドイツ人指揮者、フランツ・フォン・シュトレーゼマン(通称・ミルヒー)。写真提供 フジテレビ「スケジュールさえ合えば決して断らずに今までずっとやってきました」と言う竹中さんだが、「でも…唯一、お断りした仕事があります。それは、テレビドラマ【のだめカンタービレ】(2006)のミルヒーの役でした」と、最終的には演じることになったものの、当時ドイツ人ミルヒー役の依頼があって動揺したことを明かす。今回の出演に関しては、「まさか、そのミルヒーを、再び舞台で演じる事になろうとは…!お断りする勇気がぼくにあったのか、なかったのか…。ぼくは『演ります。』と言ってしまったのです…。上野樹里さんは、こののだめが初舞台になると聞きました。そんな樹里さんの姿を静かに見つめながら演じるしかない…とぼくは思いました。これは一大決心です。いくつになっても、やる時はやる人間でいたい…と、思ったのかもしれないし、そうじゃないかも知れません。舞台【のだめカンタービレ】にて、この竹中直人、ミルヒーを再び演じるしかないでしょう!!ただただその思いです。どうか、何卒、よろしくお願い致します」とコメントしている。写真提供 フジテレビミュージカル「のだめカンタービレ」は10月3日(火)~29日(日)シアタークリエ、11月3日(金)~4日(土)サントミューゼにて上演。(シネマカフェ編集部)
2023年06月22日福士蒼汰が弁護士を演じる「弁護士ソドム」第6話が6月9日オンエア。本物の“牧師”は誰?…SNSでは「竹中直人さんはミスリード」「光石研しか牧師はおらん」など、様々な考察が投稿されている。詐欺師を専門に弁護する弁護士、通称“ソドム”と呼ばれる彼の真の目的は、自分の母を奪った詐欺師“牧師”を探し出すこと。しかし、ついにたどり着いたはずの牧師は死んでいた…という衝撃展開で視聴者を騒然とさせている本作。母を死に追いやった“牧師”を探すため詐欺師専門の弁護士となった小田切渉を福士さんが演じるほか、詐欺の被害者を守る側の弁護士だったが渉とコンビを組むようになり、彼の真の目的を知る若松まどかには玄理。渉に力を貸す天才ハッカーの八雲カイに加藤清史郎。様々な変装で渉のサポートをする元結婚詐欺師・三木天音に山下美月(乃木坂46)。特殊詐欺に加担したことをきっかけに協力者になる久保寺治に佐藤龍我。まどかの元カレで大手新聞社記者をしている青柳孝介に古川雄輝。渉とまどかが所属するSOGA法律事務所代表の曽我一馬に光石研といった俳優陣が出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。翔子のUSBのデータから牧師の名前が津田山賢だと判明するが、彼の自宅を訪れると津田山は死亡していた。津田山が死んでいたことからこれ以上、自分の母の事件を追うことができなくなった渉は人生の目的を失い、意欲を失ってしまう。そんな渉を曽我はこれからは詐欺師の弁護以外も手がければいい、と励ます。一方、曽我の紹介で五条紀明(竹中直人)の顧問弁護士となったまどかは、彼が経営する老人ホームの入居者が、ネームロンダリングという詐欺の被害に遭っていることを知り、弁護を引き受ける…というのが今回のストーリー。ネームロンダリング詐欺について調べる過程で、死亡した津田山が“偽物”で、本物の“牧師”が別にいるのでは?と疑念が生まれる。そんななか、まどかは幼い頃傍聴した裁判で見た詐欺師にあった傷と同じ傷が五条にもあるのを発見。五条が“牧師”では?と感じ、渉に電話するが、その最中、五条によって気絶させられてしまう…。五条が“牧師”なのか?…視聴者からは「竹中直人さんはミスリードで、本当の黒幕は他にいるよねぇ」といった反応をはじめ、曽我が以前から五条と知り合いであることから「竹中直人なのか?牧師は…ってことは光石研、知ってる?」「古くからの付き合いだと怪しい…」といった声も上がる。「竹中直人と光石研グル?」と“共犯説”を唱える視聴者や、「光石研しか牧師はおらんと思うねん」など、光石さん演じる曽我こそ“牧師”だとする投稿など、様々な考察もSNSにアップされている。【最終回あらすじ】まどかは五条に拉致され人質に。まどかから連絡を受けた渉は慌てて五条の会社へ向かうが、 救出できないまま追い返されてしまう。そんな折、宏から記憶が蘇ったとの連絡が。14年前に一体何があったのか?宏が渉に告げた驚愕の真実とは!?「弁護士ソドム」は毎週金曜20時~テレビ東京系で放送。(笠緒)
2023年06月10日展覧会「ちひろ 子ども百景」が、ちひろ美術館・東京にて2023年6月24日(土)から10月1日(日)まで開催される。いきいきと魅力に溢れる愛らしい赤ちゃんや子ども水彩の柔らかな筆致で子どものいる情景や物語を数多く描いた絵本画家・いわさきちひろ。ちひろの描く赤ちゃんや子どもは、やわらかな髪やふっくらとした肌、つぶらな瞳、短い手足に愛くるしい仕草など、愛らしい特徴が見事に落とし込まれ、いきいきとした魅力に溢れている。ちひろは、10か月と1歳の赤ちゃんの月齢を描き分けることができたという。こうした画風は、1951年、32歳で母親となり息子・猛やその友達をモデルにしたスケッチや、育児書のためのカットを描いた中で生み出されたものだ。展覧会「ちひろ 子ども百景」では、息子をモデルにしたスケッチや、季節のなかで遊ぶ子どもたちを描いた作品に加え、ちひろ自身の幼少期にも重なるような少女像の代表作、夏休みをおばあちゃんの家で過ごす少女が愛犬ぽちの到着を待ちわびる様子を描いた絵本『ぽちのきたうみ』などの作品を展示する。育児書の仕事にも着目また、『私は赤ちゃん』『育児の百科』など、医師・松田道雄の育児書の仕事にもフォーカス。寝返り、おしゃぶり、ハイハイ、つかまり立ちなど、育児書の中に差し込まれた、様々な仕草や表情を見せる赤ちゃんや幼い子どもを描いたカットも、拡大パネルを交えながら紹介する。【詳細】展覧会「ちひろ 子ども百景」会期:2023年6月24日(土)~10月1日(日)時間:10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)会場:ちひろ美術館・東京 展示室3・4住所:東京都練馬区下石神井4-7-2休館日:月曜日(祝休日開館、翌平日休館)出展作品数:約60点※展示室4では、ピエゾグラフによる展示を行う料金:大人 1,000円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者10名以上)、65歳以上、学生は800円。※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料。※年間パスポート3,000円。※会期は予告なく変更になる場合あり。【問い合わせ先】TEL:03-3995-0612
2023年05月21日企画展「谷内こうた展 風のゆくえ」が、2023年6月24日(土)から10月1日(日)まで、ちひろ美術館・東京にて開催される。絵本画家・谷内こうたの回顧展谷内こうたは、1971年、23歳のときに3作目の絵本『なつのあさ』で日本人として初めてボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞し鮮烈なデビューを果たした絵本画家。そぎ落とされた絵と詩のような言葉で展開される絵本は読者にインパクトを与え、日本やヨーロッパの人々を魅了した。企画展「谷内こうた 風のゆくえ」は、2019年に71歳でこの世を去った谷内の回顧展。絵本原画や、初公開作品を含めた雑誌の表紙絵など、初期から晩年の作品までを展示し、数々の写真や資料と共に彼の画業全体像を紹介する。絵本『のらいぬ』や『つきとあそぼう』を紹介回顧展では、1979年と1981年、世界最大規模の絵本原画展であるブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)で「金のりんご賞」を受賞した『のらいぬ』『つきとあそぼう』の絵本、2018年の『ぼくたちのやま』など約90点の作品を一堂に展示。数々の国で紹介された、移り行く光や空気を色の変化で表す画風や、現実と架空の世界を自由に行き来する谷内独自の表現を目の当たりにできる。ドイツで描かれた貴重な油彩画を初公開また、ドイツやフランスの四季折々の自然や街並みの風景を愛した谷内は、35歳のときに家族と共にノルマンディーに移住すると、アトリエを構えて数多くの油彩画を描いた。回顧展では、ヨーロッパに魅せられた谷内が、20代前半で初めてドイツに滞在した際集中的に描いた初期の油彩画を初公開する。【詳細】企画展「谷内こうた展 風のゆくえ」会期:2023年6月24日(土)~10月1日(日)開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)会場:ちひろ美術館・東京 展示室1・2住所:東京都練馬区下石神井4-7-2休館日:月曜日(祝休日は開館、翌平日休館)出展作品数:約90点料金:大人 1,000円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者10名以上)、65歳以上、学生は800円。※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料。※年間パスポート3,000円。※会期は予告なく変更になる場合あり。【問い合わせ先】TEL:03-3995-0612
2023年05月21日映画『サイド バイ サイド 隣にいる人』(4月14日公開)の完成報告会見が27日に都内で行われ、主演の坂口健太郎をはじめ、齋藤飛鳥、市川実日子、伊藤ちひろ監督が登壇した。同作はリアルとファンタジーが混在する「マジックリアリズム」が息づく物語。そこに存在しない“誰かの思い”が見える不思議な力を持つ青年・未山(坂口)は、体の不調に悩む人やトラウマを抱えた人をその力で癒やし、周囲と寄り添いながら、恋人の詩織(市川)とその娘・美々(磯村アメリ)と静かに暮らしていた。しかし、ある日、自身の”隣”に謎の男(浅香航大)が見え始め、元恋人・莉子(齋藤)との間に起きた事件の顛末を知ることに。そして、事件以来、一度も会うことのなかった莉子と再会し、自らが“置き去りにしてきた過去”と向き合うことになる。公開を前に「不思議です」と現在の心境を話した坂口。「この作品がどう皆さんのもとに届いて、どう持ち帰っていただくか……観終わったあとにすっきり爽快な映画じゃない」と切り出すと、「伊藤監督が余白を大事にして、説明を端折っているんです。今は言語化して伝える作品が多いと思うんですが、あえてお客さんに投げかけるような作品」と分析した。そして、「観てくださった方が受け取った感想は全部が正しいと思う。どんな風に伝わるのか楽しみです」と笑顔を見せていた。坂口を撮りたいという伊藤監督の思いで実現した同作。伊藤監督が坂口の印象を、「映画『ナラタージュ』でご一緒して、ものすごく可能性があって、面白い役者さんだなと思った」と振り返ると、坂口は「こうやって監督に言っていただけるのはすごく嬉しいし、役者冥利に尽きます」と喜びを表現した。さらに、坂口と伊藤監督との会話の中で未山という役柄が形作られたそうで、坂口と未山の共通点について、伊藤監督は「一見、捉えどころのないところ。目の前の全てを受け入れてしまうところ、サービス精神が旺盛で人に与え続けてしまうところが似ている」と指摘。坂口も「(言われて)ちょっとドキッとすることもある。人に対して勝手に作り出しているオブラートみたいなものがあって、それがバレているなと思うことがありました」と監督の分析に共感を示した。最後に、「監督がここまで言葉とか“語る”ことを排除してこの作品を作ったことを、僕はすごく挑戦的だと思います」と称えた坂口。同作への熱い思いを胸に、観客に向けて「ぜひ大きなスクリーンで観て下さい!」と呼びかけていた。
2023年03月27日Netflixにて世界配信&劇場公開中のNetflix映画『ちひろさん』の主題歌、くるり「愛の太陽」のMVが到着。豊嶋花が出演し、映画でメガホンをとった今泉力哉監督が監督した。Netflixの週間グローバルTop10(非英語映画)で2週連続で3位にランクイン、日本の「今日の映画Top10」では14日間連続で1位を獲得し、現在もTop10入りを継続中の本作。台湾・香港でも10日間以上連続で1位を獲得したほか、アジア・ヨーロッパ・中東・中南米などの37の国と地域で「今日の映画Top10」にランクイン(3月14日午前時点)しており、さらに劇場公開も大ヒットを受け、続々劇場が拡大している。今回、京都出身のロックバンド「くるり」が3月1日にリリースした2枚目となるEP作品「愛の太陽 EP」より、「愛の太陽」のミュージックビデオがくるりオフィシャルYouTubeチャンネルで公開された。映画『ちひろさん』の世界観を意識した、オリジナルのアナザーストーリーというテーマで制作され、映画で女子高生・オカジ役を演じた豊嶋花が出演、そして、映画の監督を務めた今泉力哉が本作でも監督を担当した。オカジが過ごす何気ない1日を切り取った映像は、「愛の太陽」のミュージックビデオとしてはもちろん、映画とのリンクも楽しめる。また、ミュージックビデオの公開に伴い、今泉監督さんと豊嶋さんのコメントも到着。豊嶋さんは「オカジの日常を切り取った、何度でも見ていただける素敵な映像になっていると思います」と語り、今泉監督も「なんとなく、あの映画から少し経った時期のオカジなのかな、なんて思いながらつくりました。おだやかな日差しの中、心のままに過ごすオカジを見つめてみてください。曲が沁みてくると思います」とコメントしている。なお、岸田繁が劇伴音楽を担当した映画『ちひろさん』のオリジナル・サウンドトラックは「愛の太陽 EP」の初回限定盤、各配信サービスにて聴くことができる。Netflix映画『ちひろさん』は世界配信&全国劇場にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ちひろさん 2023年2月23日よりNetflixにて全世界配信&新宿武蔵野館にて公開©2023 Asmik Ace, Inc.©安田弘之(秋田書店)2014
2023年03月15日「Netflix」と映画館で配信&公開を控える映画『ちひろさん』より、有村架純演じる主人公・ちひろさんの仕事中のシーンと、いたずらっ子に一喝するシーンの本編映像が公開された。まず今回公開されたのは、ちひろさんが弁当屋「のこのこ」で働くシーン。おじさん客の絡みを上手くあしらうちひろさんに「さすが元風俗嬢は男のあしらいが上手いね~」と嫌味ながらに言う永井(根岸季衣)。しかしちひろさんは、いつもの笑顔で「ありがとうございますぅ」と気にも止めない。店長・尾藤(平田満)は、勝手に気を遣って、元風俗嬢であることを隠していたが、永井が知っていることに驚くが、ちひろさんは街の人もけっこう知ってますよ、と言い、常連客たちに「ね~」と同調を求める。本作ならではの、あっけらかんとしたちひろさんの日常の一コマが切り取られた。そしてもう一本は、公園で本を読むちひろさんに「ねぇ、おばさん」と近づくマコト(嶋田鉄太)。おもちゃの蛇で脅かしてきたマコトに対して、ちひろさんが胸ぐらを掴むと「離せよ、ブス!」「ババア、死ね!」と言い放つが、ちひろさんは「大人舐めるな」と一喝。さらに、もみくちゃになった勢いで、ちひろさんは腕をコンパスで刺されてしまう。原作でも知られるこのシーンは、ファン必見の映像だ。なお本作は、公開初日の2月23日(木・祝)には、新宿武蔵野館で初日舞台挨拶を実施。加えて、1回目の上映後舞台挨拶をYouTubeで生中継。また、新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサ、イオンシネマシアタス心斎橋、伏見ミリオン座の公開4劇場で、原作漫画小冊子の入場者プレゼントを行い、劇場限定上映の映像をエンドロール後に上映することが決定している。Netflix映画『ちひろさん』は2月23日(木・祝)よりNetflixにて全世界配信&劇場公開。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ちひろさん 2023年2月23日よりNetflixにて全世界配信&新宿武蔵野館にて公開©2023 Asmik Ace, Inc.©安田弘之(秋田書店)2014
2023年02月16日女優に有村架純が主演を務めるNetflix映画『ちひろさん』(2月23日世界配信&全国劇場公開)の本編映像が16日、公開された。月刊漫画誌『Eleganceイブ』(秋田書店刊)で2013年から2018年にわたって第一部が連載された傑作漫画『ちひろさん』を原作とした本作。元風俗嬢の主人公・ちひろ(有村)が、とある海辺の町の小さな弁当屋で働きながら、心に傷や悩みを抱えてうまく生きることができない人々と交流し、彼女の言葉や行動がそれぞれの生き方に影響を与えていく物語で、心のままに生きることの大切さ、そして孤独と向き合うことの尊さを描く。今回公開されたのは、ちひろさんが弁当屋“のこのこ”で働くシーンと、マコトの胸ぐらを掴むシーンの本編映像2点。“のこのこ”を訪れるおじさん客の絡みを、うまくあしらうちひろさん。「さすが元風俗嬢は男のあしらいが上手いね~」と嫌味ながらに言う永井(根岸季衣)にいつもの笑顔で「ありがとうございますぅ」と気にも止めない。“のこのこ“の店長・尾藤(平田満)は、勝手に気を遣って、ちひろさんが元風俗嬢であることを隠していたが、永井が知っていることに驚く。だが、ちひろさんは、永井さんだけじゃなくて街の人もけっこう知ってますよ、と言い、男性の常連客たちに「ね~」と同調を求めると、みんなも仲良く「ね~」と返す。そんな本作ならではの、あっけらかんとしたちひろさんの日常の一コマが解禁された。もう1つは、公園で本を読むちひろさんに「ねぇ、おばさん」と近づく小学3年生のマコト(嶋田鉄太)。おもちゃの蛇で脅かしてきたマコトに対して、その胸ぐらをちひろさんが掴むと「離せよ、ブス!」「ババア、死ね!」と言い放つ。そんなマコトに「大人なめるな」と一喝するちひろさん。もみくちゃになった勢いで、ちひろさんの腕をマコトがコンパスで刺してしまう。このあとちひろさんはどのような行動に出るのか。(C)2023 Asmik Ace, Inc. (C)安田弘之(秋田書店)2014
2023年02月16日展覧会「ちひろ 光の彩(いろどり)」が、ちひろ美術館・東京にて2023年3月18日(土)から6月18日(日)まで開催される。水彩で表現する彩り豊かな光と子ども水彩の柔らかな筆致で子どものいる情景や物語を数多く描いた絵本画家・いわさきちひろ。ちひろは、水彩技法を探求する中で、あえて詳細な描きこみや説明的な描写を省略し、子どもや物語を照らし出す光を用いて心情や情景を表現するようになった。展覧会「ちひろ 光の彩」では、まぶしい陽の光、こもれび、ろうそくの灯や月明りなど、光の表現に着目した作品を展示すると共に、水彩技法の変遷も併せて紹介する。『青い鳥』や『にじのみずうみ』など“物語の中の光”ちひろが描いた絵本の中でも、光が印象的に描かれた2冊の絵本に着目。チルチルとミチルの兄妹が、光の精に導かれて青い鳥を探す『青い鳥』や、稲光や湖にきらめく朝の光、輝く虹など、自然を彩る光が印象的に描かれた昔話『にじのみずうみ』をピックアップする。1960年頃から晩年にかけて描いた“月の光”から見る表現の変遷また、1960年代から晩年にかけて、ちひろは月の光を多く描いた。そんな月の光の表現の変遷を辿るほか、にじみや余白として表現した光から、子どもたちの未来や希望を重ね合わせているように感じられる作品を展示する。【詳細】展覧会「ちひろ 光の彩(いろどり)」会期:2023年3月18日(土)~6月18日(日)時間:10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)※3月は16:00閉館。会場:ちひろ美術館・東京 展示室3・4住所:東京都練馬区下石神井4-7-2休館日:月曜日(祝休日開館、翌平日休館)※ゴールデンウィーク(4月29日(土)~5月7日(日)は無休。出展作品数:約40点料金:大人 1,000円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者10名以上)、65歳以上、学生は800円。※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料。※年間パスポート3,000円。※会期は予告なく変更になる場合あり。■松本猛ギャラリートーク日時:5月14日(日) 14:00~14:30講師:松本猛(ちひろ美術館常任顧問)参加費:無料(入館料別)定員:15名申込:当日受付■ギャラリートーク日時:第1・第3土曜日 14:00~14:30参加費:無料(入館料別)定員:15名申込:当日受付【問い合わせ先】TEL:03-3995-0612
2023年02月09日企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」が、2023年3月18日(土)から6月18日(日)まで、ちひろ美術館・東京にて開催される。“童画”画家、初山滋の回顧展初山滋は、大正時代の“童画”草創期を代表する画家のひとり。1919年、21歳の時に児童文芸誌『おとぎの世界』表紙を描き注目を集めて以来、大正から昭和にかけて50年もの期間、童画画家として活動を続けた。江戸の装飾美に西欧のモダンな要素を融合させ、自由な表現を落とし込んだ絵は、没後50年を経た今もなお新鮮さを失わず人々を魅了し続けている。企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」は、1973年でこの世を去った初山滋の回顧展。童画をはじめ木版画や漫画、装丁画、絵本の原画など約130点を展示し、初山滋の人生を振り返る。絵雑誌『コドモノクニ』代表作や『えほんのあめや』を公開本展では、日本初の本格的な絵雑誌『コドモノクニ』の「傑作集」に選ばれた代表作の展示や、戦後間もない1948年に、完成していたにも関わらず出版されなかった幻の絵本『えほんのあめや』を初公開する。アンデルセン童話『おやゆびひめ』や『にんぎょひめ』原画戦前からアンデルセン童話の書き手としても評価を得ていた初山による、絵本『おやゆびひめ』や『にんぎょひめ』などの原画展示も見逃せない。アンデルセンのファンタジーの世界を幻想的に美しく描いた絵本の数々を鑑賞することができる。光や水、鳥など自然を描く技法や木版画もまた、光や水、虹や星、小鳥などをまるで宝石箱のようにキラキラと表現する変幻自在な線や形、点描やにじみの技法を活かした作品にも焦点を当てる。加えて、創作木版画の制作にも精力的に取り組んだ初山。「彫りすすみ」の手法で製作された希少な作品など木版画作品も紹介する。【詳細】企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」会期:2023年3月18日(土)~6月18日(日)時間:10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)※3月は16:00閉館。会場:ちひろ美術館・東京 展示室1・2住所:東京都練馬区下石神井4-7-2休館日:月曜日(祝休日開館、翌平日休館)※ゴールデンウィーク(4月29日(土)~5月7日(日)は無休。出展作品数:約130点料金:大人 1,000円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者10名以上)、65歳以上、学生は800円。※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料。※年間パスポート3,000円。※会期は予告なく変更になる場合あり。■講演会「初山滋の魅力」※オンライン日時:3月26日(日) 14:00~15:30講師:竹迫祐子(いわさきちひろ記念事業団理事、『初山滋 永遠のモダニスト』(河出書房新社)著者)参加費:無料 / 定員 80名 / 要事前予約※Peatixにて2月26日(日)より受付。【問い合わせ先】TEL:03-3995-0612
2023年02月09日展覧会「ちひろ 光の彩(いろどり)」が、ちひろ美術館・東京にて2023年3月18日(土)から6月18日(日)まで開催される。水彩で表現する彩り豊かな光と子ども水彩の柔らかな筆致で子どものいる情景や物語を数多く描いた絵本画家・いわさきちひろ。ちひろは、水彩技法を探求する中で、あえて詳細な描きこみや説明的な描写を省略し、子どもや物語を照らし出す光を用いて心情や情景を表現するようになった。覧会「ちひろ 光の彩」では、まぶしい陽の光、こもれび、ろうそくの灯や月明りなど、光の表現に着目した作品を展示すると共に、水彩技法の変遷も併せて紹介する。『青い鳥』や『にじのみずうみ』など“物語の中の光”ちひろが描いた絵本の中でも、光が印象的に描かれた2冊の絵本に着目。チルチルとミチルの兄妹が、光の精に導かれて青い鳥を探す『青い鳥』や、稲光や湖にきらめく朝の光、輝く虹など、自然を彩る光が印象的に描かれた昔話『にじのみずうみ』をピックアップする。1960年頃から晩年にかけて描いた“月の光”から見る表現の変遷また、1960年代から晩年にかけて、ちひろは月の光を多く描いた。そんな月の光の表現の変遷を辿るほか、にじみや余白として表現した光から、子どもたちの未来や希望を重ね合わせているように感じられる作品を展示する。詳細展覧会「ちひろ 光の彩(いろどり)」会期:2023年3月18日(土)~6月18日(日)時間:10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)※3月は16:00閉館。会場:ちひろ美術館・東京 展示室3・4住所:東京都練馬区下石神井4-7-2休館日:月曜日(祝休日開館、翌平日休館)※ゴールデンウィーク(4月29日(土)~5月7日(日)は無休。出展作品数:約40点料金:大人 1,000円 / 高校生以下無料※団体(有料入館者10名以上)、65歳以上、学生は800円。※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料。※年間パスポート3,000円。※会期は予告なく変更になる場合あり。■松本猛ギャラリートーク日時:5月14日(日) 14:00~14:30講師:松本猛(ちひろ美術館常任顧問)参加費:無料(入館料別)定員:15名申込:当日受付■ギャラリートーク日時:第1・第3土曜日 14:00~14:30参加費:無料(入館料別)定員:15名申込:当日受付【問い合わせ先】TEL:03-3995-0612
2023年02月08日有村架純主演、今泉力哉監督によるNetflix映画『ちひろさん』が2月23日(木・祝)よりNetflixにて全世界配信と劇場公開。それに先駆け、2月5日に、有村さん、共演の豊嶋花、嶋田鉄太、van、今泉監督を迎えた完成披露舞台挨拶が行われた。ステージに登壇した有村さんはまず「わたし自身も、ちひろさんという役に出会えて良かったなと思いますし、皆さんにとっても、ちひろさんという存在が背中を押してくれたり、何かを肯定してくれるような、そんな存在になったらと思っています」と挨拶。また、本作を製作することになった経緯について質問された今泉監督は、原作漫画から「温かさだけでなく、さみしさも感じて。本当に寄り添うようにというか、応援するというよりも、ちひろさんが伴走してくれるような感じとか、出会っただけで視野が広がるような部分などにも惹かれましたし、それとさみしさということがマイナスではないようにも見えたりして。それでぜひやらせていただきたいと思いました」とコメント。さらに「Netflixで作るのは初めてでしたが、劇場公開とNetflixの両方でやれるというのもうれしいことだなと思いました」と付け加えた。一方の有村さんも原作を読んで「この世界観が大好きになりました。その時は自分が演じることも忘れて没頭してしまいました」と語りながら、「ちひろさんという女性の沼にはまっていく感覚があったんですが、それを自分が演じるとなるとすごくハードルが高いなと思いました」とコメント。さらに「でも今泉さんや製作の方たちが、どうしてこの作品を届けたいと思ったのかというところにわたしも共鳴しましたし、孤独をテーマとした作品で、今のこの年齢で、社会に対して生きづらいと思っている人や、同じ女性として生きづらいと思っている方たちにぜひ届けたい作品だなと。それをわたしも感じました」と明かした。豊嶋花、“ちひろ”有村架純は「女性としてもあこがれになりました」豊嶋さんが演じるのは、厳格な家族に息苦しさを覚え、学校の友達とも隔たりを感じる女子高生・オカジ。有村さんは「絵から出てきたようなオカジで。花ちゃんというのを忘れるくらいに(嶋田演じる)マコトとの掛け合いも自然でしたし、本番じゃないところでも、オカジとマコトのまま仲よさそうにしている様子をわたしはとてもほほ笑ましく見てました。でも(豊嶋さんは)小さい頃からお芝居をされているので、肝も据わっていますし、とにかく礼儀正しく、しっかりしてるという印象がありました」と述懐。それを聞いた豊嶋さんは「今の言葉がうれしすぎて。大興奮しています」と感激の表情を見せ、「わたしから見ても、有村さんがちひろさんにしか見えなくて。女優さんとしても、もともとあこがれだったんですけど、女性としてもあこがれになりましたね」としみじみ。一方、母親の愛情に飢える小学生・マコトを演じた嶋田さんは、撮影をふり返って「楽しかったです!」と笑顔。「有村さんと花ちゃんは、撮影の時も、終わった後も、(ちひろさんとオカジ)そのままでした!」と語る嶋田の姿に思わず笑顔が漏れてしまった有村さんが「それは喜んでいいのかな?」と問いかけると、嶋田さんは「いいと思います!」と応じ、「ありがとね」と有村さんが返す微笑ましいひと幕もあった。van「ちひろさんとバジルのいい距離感が生まれた」また、ちひろの友人でショーパブで働くバジルを演じたvanさんについては、「凛としていて。現場にいてカッコ良かったです」と語る有村さん。vanさんは「正直、緊張していましたけど、待ち時間に(有村さんが)気さくに話しかけてくださったので。仲むつまじい感じになりましたし、ちひろさんとバジルのいい距離感が生まれたなと思っています。有村さんがすごくサポートしてくださったので、初めての演技を有村さんとご一緒できてすごくうれしかったです」と明かした。また、本作がNetflixと映画館の同時公開となったことには、今泉監督が「映画館の利点は、暗闇で不特定多数の方と共有できるというところだと思っていて。今までの作品はそういう利点で作っていたんですが、Netflixで作らせていただいたことで、予算、準備、仕上げなどに余裕があり、しっかり作ることができました。それと同時に、世界中の人や、映画館がない地域の方に観てもらえるということは、配信によってもたらされた利点。本当にそれぞれの良さがあると思っています」とコメント。有村さんも、Netflix配信によってより多くの方に観てもらえることは「この先に作品を作るにあたって希望になるのかなと。その垣根を越えられたことはうれしいなと思います」と続けた。さらに今泉監督が「これはこの場で情報解禁になるんですが、映画館に足を運んでくださった方限定で、本編が終わった後におまけ映像を上映します。これは逆にNetflixさんの寛大さがあってのことなんですが、映画館のみで観られるものなので。映画館でも、Netflixでも楽しんでいただけたら」と情報を付け加えた。なお、来たる2月13日は有村さんの30歳の誕生日となり、この日はひと足先にサプライズでお祝いすることに。嶋田さんから花束を受け取った有村さんは、「早く30代を迎えたいという気持ちがあったので。ようやくという気持ちと、あとは振り返ってみると、この10年はあっという間だったなと。ものすごいスピードでいろんな景色を見ることができたなと思いますし、ありがたい10年間でした」としみじみとコメント。さらに「より質の良い作品をとどけるために、皆さんとディスカッションしながら作品を届けられたらいいなと思っています」と決意を語っていた。Netflix映画『ちひろさん』は2月23日(木・祝)よりNetflixにて全世界配信&劇場公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ちひろさん 2023年2月23日よりNetflixにて全世界配信&新宿武蔵野館にて公開©2023 Asmik Ace, Inc.©安田弘之(秋田書店)2014
2023年02月06日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回は、“アイドル×健康課題”をテーマにした書籍を発表し、話題を呼んだ振付師の竹中夏海さんにお話を伺いました。振付師として10年以上、多くの女性アイドルと関わってきた竹中さんが感じた、自分らしい不調との向き合い方とは?低用量ピルに出合って生理中の生活が一変。’21年にアイドルと生理などタブー視されていたトピックを扱った著書『アイドル保健体育』を発表した振付師の竹中夏海さん。この本を書いたきっかけは?「生理の時に白い衣装を着るのが不安だったり、ステージでは気を張っているけど終わった瞬間、倒れ込んでしまう子がいたり…。振付師として10年以上、女性アイドルたちの不安や不調に直面して、モヤモヤが溜まりに溜まっていたんです。彼女たち自身も、支えるスタッフも、応援するファンも正しい知識を持ったほうがいいと感じ、アイドルを取り囲む人たちの中で抜け落ちていた生理についても可視化させたいと思いました」ある意味、アイドルの“生々しい部分”を書いた内容を、ファンはどう受け止めたのだろう。「ネガティブな反応はまったくありませんでした。むしろ『しんどい思いをしてほしくない』と、推しの健康を願う人が増えた実感があります。男性ファンには、推しにもフィジカルやメンタルのゆらぎがあるんだと知ったことで、身近にいる姉妹や職場の女性にも寄り添おうと思ってもらえたようで、本を書いた意義を感じました」本では専門家との対話を通じて、月経困難症には低用量ピルという解決方法があるといった具体的な提案もしている。実は自身も妊活中を除き、ピル服用者だという。「学生時代は貧血で倒れるほど経血量が多く、生理痛もひどい時は3日目まで家でうずくまっているような状態。PMSもこめかみを竹串で刺されているかのような頭痛があって、不調じゃない時のほうが少なかった。それでも、母も祖母も生理が重かったので、遺伝だから仕方ないと諦めていたんですけど、働くようになり自分が耐えれば済む問題ではなくなって…。生理によってパフォーマンスが下がると、人に迷惑をかけてしまう。これはいけないと思いピルを服用したら、それまでのツラさは一体何だったの!?というくらいラクになったんです。生理は我慢するものという思い込みがひっくりかえってびっくり!私自身の経験を踏まえて、痛みは我慢しなくていいし、ピルに対する偏見がなくなってほしいと思います」ピルによって月経困難症が改善し、高いパフォーマンスを保てるようになった竹中さん。自分らしく、イキイキと働くために大切感じていることがあるそう。「人に頼るってすごく大事だと思うんです。アイドルを見ていても、プロ意識が高い子ほど、周囲に相談できない。不調を訴えるとやる気がないと思われ、仕事を減らされると考えて怖いんですね。アイドルという職種に限らず、そういう空気が日本にはまだあるじゃないですか。テクノロジーの進化で解決できることもあるけど、やっぱり安心して人に頼ったり頼られたりできる雰囲気が、自分らしく働くためには欠かせない。そう思い、昨年アイドルのためのウェルネスジムを作りました。そこでは、体のメンテナンス法を学べ、臨床心理士のカウンセリングを受けることもできます。今後は、アイドルに限らず、さまざまな悩みを抱える女性が、不調と正しく向き合うために役立つ場を作っていけたらと思っています」たけなか・なつみ1984年6月10日生まれ、埼玉県出身。国民的アイドルや『ゴッドタン』のヒム子などの振付を手掛ける。2022年、所属先にかかわらず利用できるアイドル専用ジム「iウェルネス」をオープン。『anan』2023年2月1日号より。写真・YUHO取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2023年01月29日有村架純主演、今泉力哉監督作『ちひろさん』より、原作漫画のシーンとともに場面写真が解禁された。月刊漫画誌「Eleganceイブ」(秋田書店刊)で2013年から2018年にわたって第一部が連載された同名漫画を原作とした本作は、元風俗嬢の主人公・ちひろ(有村架純)が、とある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流し、彼女の言葉や行動がそれぞれの生き方に影響を与えていくヒューマンドラマ。この度解禁されたのは、原作でも登場するシーンの場面写真。オカジ(豊嶋花)がお弁当を買おうとするシーンやちひろさんとバジル(van)でお祭りにいくシーン、店長(リリー・フランキー)と出かけるシーンなど、まるで2次元から飛び出してきたような再現度の高い場面写真となっている。また鈴木慶一演じる無口なホームレスのおじさん、市川実和子が演じる、ちひろさんの源氏名を使うきっかけとなったチヒロの姿も明らかに。本作で実写として演じられるキャラクターたちがどのように描かれているのか、ますます注目が集まっている。Netflix映画『ちひろさん』は2月23日(木・祝)よりNetflixにて全世界配信&劇場公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-【Netflix映画】ちひろさん 2023年2月23日よりNetflixにて全世界配信&新宿武蔵野館にて公開©2023 Asmik Ace, Inc.©安田弘之(秋田書店)2014
2023年01月23日有村架純主演の人間ドラマ、Netflix映画『ちひろさん』のキービジュアルと予告編が公開された。今回解禁されたキービジュアルは、有村さん演じる海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで働く元・風俗嬢のちひろが、真っ直ぐ遠くを見つめ、さみしさと希望を称えた絶妙な表情で、コピーにある「さみしさも、よろこびも。心のままに生きていく。」というちひろの想いを体現。また映像では、ちょっと口が悪くて、マイペース、そして自由で街では浮いているちひろと彼女を取り巻く人々の関係が描かれ、さらに孤独を抱えたちひろがこの先どんな道のりを歩んでいくのか、本編への楽しみが募る。映画全編を彩る劇伴音楽は、「くるり」の岸田繁が制作。主題歌として「愛の太陽」も書き下ろした岸田さんが「私はちひろさんや周りの人たちを、音楽でそっと後方支援しています」と語る通り、「くるり」ならではの大胆かつ繊細に心に響くメロディーと言葉は、ちひろのキャラクターと作品の世界に美しく寄り添い、その魅力をより一層引き立てている。なお、「愛の太陽」とサウンド・トラックが収録されたCD「愛の太陽 EP」が2023年3月1日にリリースされることが決定。また、上映劇場に新宿武蔵野館のほか、イオンシネマシアタス心斎橋、伏見ミリオン座が追加となった。Netflix映画『ちひろさん』は2023年2月23日(木・祝)よりNetflixにて全世界配信&劇場公開。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ちひろさん 2023年2月23日よりNetflixにて全世界配信&新宿武蔵野館にて公開©2023 Asmik Ace, Inc.©安田弘之(秋田書店)2014
2022年12月06日竹中直人が監督する浅野いにお原作映画『零落』の新たなキャストが発表。場面写真も公開された。漫画家として残酷なまでの“業”を描き、浅野さんの新境地となった極限の衝撃作を映像化。売れっ子漫画家から、落ちこぼれ漫画家となった主人公・深澤薫(斎藤工)が、新人時代に交際していた“猫みたいな目をした”女性を玉城ティナ。深澤の妻・町田(MEGUMI)が担当する超売れっ子漫画家・牧浦かりんを安達祐実が演じる。今回到着した場面写真では、風俗嬢・ちふゆ(趣里)、編集者・町田を含め、敗北感を抱えている深澤の心を乱す女性たちが写し出されている。さらに、向上心は高いが自己中心的な若手アシスタント・冨田奈央役で山下リオ、同じく深澤のアシスタント・近藤役で土佐和成、売れなくなった途端に深澤をぞんざいに扱う担当編集者役で永積崇、原作でも強烈なインパクトを残す風俗嬢ゆんぼ役で信江勇が出演する。『零落』は2023年3月17日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:零落 2023年3月17日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2023 浅野いにお・⼩学館/「零落」製作委員会
2022年11月21日恋愛映画の名手・今泉力哉監督が“恋愛を必要としない主人公”を描く、有村架純主演Netflix映画『ちひろさん』。この度、有村さん演じる主人公・ちひろを取り巻く魅力的なキャラクターたちを演じるキャストが発表された。元風俗嬢のちひろは、フラリと立ち寄った海辺の町にあるお弁当屋「のこのこ弁当」の味と雰囲気で働き始める。あっけらかんとした笑顔に、くだけたお喋り。彼女は風俗で働いていた過去も隠さない。軽やかに、そして心のままに日々を営む彼女の周りには、いつしか生きづらさを抱えた人々が集まってくる。やがて彼女に影響を受けた者たちは、彼女を慕っていくようになるが――。老若男女誰をも魅了する元風俗嬢の主人公・ちひろ。自由にイキイキと生きているちひろに心惹かれ、次第に自らの殻を打ち破っていく高校生・瀬尾久仁子(通称・オカジ)役を、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」「あまちゃん」「ごちそうさん」など話題作に出演した豊嶋花。近所の公園で心の寂しさを埋めるようにイタズラを仕掛けたことをきっかけに、ちひろと仲を深めていくシングルマザーの母親と暮らす小学生・佐竹マコト役を、子役の嶋田鉄太、ちひろの友人でショーパブで働く美しい歌姫・バジル役を、モデルやタレントとして活動するvanが演じ演技の仕事初挑戦。豊嶋さんは「有村さんが演じたちひろさんは、自然と人を惹きつける不思議な魅力を持った人で、生きづらさを感じてしまって辛いときには、さりげなく前を向く勇気をくれます。現場での有村さんは、まさにちひろさんそのもので、オカジだけでなく私にとっても憧れの存在でした。私もちひろさんのように強く、自分の芯を持った人になれるように、これからも自分自身を磨いていきたいと思います」と共演をふり返り、「観ていただいたみなさんに活力を与えられる作品になっていると思いますので、ぜひたくさんの方にご覧頂けると嬉しいです」とコメント。また、ちひろが務めていた風俗店の元店長・内海役をリリー・フランキー、「のこのこ弁当」の店長の妻で、病気で視力をほぼ失い入院している多恵役を風吹ジュン、「のこのこ弁当」店長の尾藤役を平田満、「のこのこ弁当」のパート主婦・長井役を根岸季衣という、豪華キャストが扮する。リリーさんは「ささくれてるのに、なにか温かい。ちひろさんの奏でるなめらかさと、今泉監督のグルーヴがすごくやわらかく、心に残る撮影期間でした」と話し、風吹さんは「今泉監督の緻密に計算された演出は、慎重な本読みや丁寧な衣装合わせからも今作への熱量の高さが有り、映画好きにはたまらない作品だと思います」と語っている。そのほか、「のこのこ弁当」の常連客で闇を抱えた建設作業員の谷口役で若葉竜也、マコトの母・ヒトミ役で佐久間由衣、オカジの不登校気味の同級生・宇部千夏役(通称・べっちん)で長澤樹、浮浪者のおじさん役で鈴木慶一、ちひろが幼い頃に偶然出会い、その後の人生に大きな影響を与えるもう一人のちひろ役で市川実和子が独特の存在感をもって演じている。Netflix映画『ちひろさん』は2023年2月23日(木・祝)よりNetflixにて全世界配信&新宿武蔵野館にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-【Netflix映画】ちひろさん 2023年2月23日よりNetflixにて全世界配信&新宿武蔵野館にて公開©2023 Asmik Ace, Inc.©安田弘之(秋田書店)2014
2022年10月31日浅野いにおの漫画『零落(れいらく)』が実写映画化され、2023年3月17日(金)より公開される。主演は斎藤工、監督は竹中直人。浅野いにお『零落』が実写映画化浅野いにおは、『ソラニン』『うみべの女の子』『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』などで知られる人気漫画家。今回実写映画化される『零落』は、浅野いにおが漫画家として、残酷なまでの“業”を描ききった衝撃作だ。竹中直人が監督監督を務めるのは、俳優・歌手・映画監督としてマルチに活躍する竹中直人。1992年に主演も務めた初監督作『無能の人』をはじめ、『119』『東京⽇和』『サヨナラ COLOR』『ゾッキ』などを手掛けており、『零落』が10本目の監督作となる。主演は斎藤工■深澤薫...斎藤工売れっ子漫画家から、落ちこぼれ漫画家となった主⼈公。敗北感にとらわれ、孤立していく。怠惰で⾃暴⾃棄な毎⽇を漂流しながらも、唯一飼い猫のチーに対してだけは慈しむようなまなざしを向けている。主演を務めるのは、俳優のみならずプロデューサーや映画監督としても活躍する斎藤工。■ちふゆ...趣里物語の鍵を握る、つかみどころのないミステリアスな風俗嬢。深澤は、虚無感を抱えたまま立ち寄った風俗店で出会い、ちふゆに急速に惹かれていく。演じるのは、『流浪の月』『もっと超越した所へ。』に出演し、NHK 2023年度後期連続テレビ小説「ブギウギ」ではヒロインも務める趣里。■町⽥のぞみ...MEGUMI夫の深澤薫と衝突を繰り返しながらも、漫画家としての彼の才能を信じ、⼀途な愛を貫こうと葛藤する漫画編集者。演じるMEGUMIは、映画『零落』のプロデューサーも兼任する。■深澤が新人漫画家時代に交際していた女性…玉城ティナ“猫みたいな目をした”女性。■牧浦かりん…安達祐実町田が担当する超売れっ子漫画家。■冨田奈央…山下リオ向上心は高いが自己中心的な若手アシスタント。■近藤…土佐和成冨田と同じく、深澤のアシスタント。■深澤の担当編集者…永積崇(ハナレグミ)連載を終え、売れなくなった途端に深澤をぞんざいに扱う担当編集者。■ゆんぼ…信江勇風俗嬢。主題歌はドレスコーズ「ドレミ」主題歌をは、ドレスコーズの書き下ろした新曲「ドレミ」。ボーカル志磨遼平は、フリーライター役で本編にも登場する。<映画『零落』あらすじ>8年間連載してきた漫画が完結を迎え、“元”売れっ子漫画家となった深澤。次回作のアイデアも浮かばず、担当編集者からはぞんざいに扱われ、募る敗北感。すれ違いが生じていた妻との関係は冷え切り、 漫画家として切望されることのない現実が始まった。時間を浪費するだけの鬱屈した日々は深澤を蝕んでいく。虚無感を抱えたまま立ち寄った風俗店で、 深澤は猫のような眼をした「ちふゆ」と名乗る風俗嬢と出会う。自分のことを詮索せず、ただ「あなたはあなた」と言って静かに笑う 「ちふゆ」に、急速に惹かれていく深澤。 ある日、深澤は「ちふゆ」とともに彼女の故郷へと向かうことになり――。【詳細】映画『零落』公開日:2023年3月17日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショー出演:斎藤⼯、趣⾥、MEGUMI、⼭下リオ、⼟佐和成、吉沢悠、菅原永⼆、⿊⽥⼤輔、永積崇、信江勇、佐々⽊史帆、しりあがり寿、⼤橋裕之、安井順平、志磨遼平、宮崎⾹蓮、⽟城ティナ、安達祐実※宮崎⾹蓮の「崎」はたつさき原作:浅野いにお「零落」(小学館 ビッグスペリオールコミックス刊)監督:竹中直人脚本:倉持裕
2022年10月30日漫画家として残酷なまでの“業”を描いた浅野いにおの衝撃作「零落」が、竹中直人監督による完全映画化が決定。斎藤工、趣里、MEGUMIが出演する。8年間連載してきた漫画が完結を迎え、“元”売れっ子漫画家となった深澤。次回作のアイディアも浮かばず、担当編集者からはぞんざいに扱われ、募る敗北感。すれ違いが生じていた妻との関係は冷え切り、漫画家として切望されることのない現実が始まった。時間を浪費するだけの鬱屈した日々は深澤を蝕んでいく。虚無感を抱えたまま立ち寄った風俗店で深澤は猫のような眼をした「ちふゆ」と名乗る風俗嬢と出会う。自分のことを詮索せず、ただ「あなたはあなた」と言って静かに笑う「ちふゆ」に、急速に惹かれていく深澤。ある日、深澤は「ちふゆ」とともに彼女の故郷へと向かうことになり――。斎藤さんが演じるのは、売れっ子漫画家から落ちこぼれ漫画家となった主人公の深澤薫。表現者なら誰もが共感する“業”に真っ正面から挑み、敗北感にとらわれ孤立する漫画家像に、リアルな魂を宿す。また先日、連続テレビ小説「ブギウギ」ヒロインを演じることが発表された趣里さんが、物語の鍵を握るつかみどころのないミステリアスな風俗嬢・ちふゆ。MEGUMIさんが、夫の深澤薫と衝突を繰り返しながらも、漫画家としての彼の才能を信じ、一途な愛を貫こうと葛藤する編集者・町田のぞみを演じ、また本作のプロデューサーも兼任している。初監督作『無能の人』から『119』、『東京日和』、『ゾッキ』などに続き、本作で監督作10本目となる竹中監督。自身で本屋を訪れた際、原作の帯に描かれている猫顔の少女の視線と出会い、零落という文字に惹かれ手に取り、読み終えた後、「絶対に映画にしたい!」と心が叫んだという。また今回、浅野さんによるちふゆが描かれた描き下ろしイラストも公開された。コメント・斎藤工私の中で「零落」は浅野作品の中でも特別な位置付けにある作品。浅野いにおさん自身の根幹部分に最も近付けた様な気がするからだと思います。浅野作品が何故こうまでも内臓に響くのか、その理由の様な"苦しみの原動力"が赤裸々に描かれている。映画『零落』は、その得体の知れない人間の業、感情に、生身の人間達が挑んだ記録なのかも知れません。竹中組の皆で『零落』に向かい、作り上げる中、深澤と言う概念は、全ての人の中に"心当たり"がある気もしました。この感覚は竹中監督の『無能の人』を観た時に近いのかも知れません。無条件で己の奥にあるモノを引っ張り出されると言うか。映画館は未知の世界と出逢える夢の場所であると同時に、目を逸らし続けて来た現実と、自分自身と対峙する場所なのだと、試写を観て思いました。これはあなたの物語なのかも知れません。劇場で味わって頂けたら幸いです。・趣里いにお先生の描く世界の中で、ちふゆとして生きられたこと、本当に嬉しく、光栄でした。ちふゆは今どこでなにをしているのか、撮影が終わった今でも想像してしまうほど、濃密で、素敵な時間でした。その一瞬一瞬が、悲しいけれど、美しく、自分以外の誰にもわかってもらえないことに寄り添ってくれている、そんな感覚になりました。素晴らしいキャスト、スタッフの皆様と紡いだ「零落」、参加することができてとても幸せでした。楽しみにしていただけたら嬉しいです。・MEGUMI若い時に描いた自分とは明らかな違い。少しづつ堕ちていく感覚。複雑すぎる日々。大人の思春期に真っ直ぐ向き合った今作が、観た方の日々をそっと照らします様に。・竹中直人監督とある日、本屋さんに立ち寄るとひとりの少女に出会った。その少女はじっとこちらを見つめてる。その少女をそっと手に取った。少女から目を逸らすと《零落》という文字が浮かび上がった。「れ・い・ら・く」その言葉が思わず口を衝いて出る。そして…原作がなんと【浅野いにお】!その文字に脳が震える!一枚、一枚ゆっくりとページをめくってゆく…どれくらいの時間が経ったのか最後のページを閉じた時、「…映画にしたい…!《零落》を絶対に映画にしたい!」と心が叫んでいた。浅野いにおが描いた《零落》を絶対に映画にする!それだけの思いでぼくは一気に走り出した!うおー!!!『零落』は2023年3月17日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:零落 2023年3月17日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2023 浅野いにお・⼩学館/「零落」製作委員会
2022年10月27日