彼がお金がない…でも結婚を?「考えておくべき」4つの視点「なんでも話が合う彼。優しくて理解力もある。でも、経済面だけが気にかかる」なんてことありませんか?毎日の暮らしで大切な恋愛にお金は無視できない要素です。特に結婚を考えるとき、その重要性は増します。今回は、お金と結婚で迷うときにチェックしたい4つのポイントを紹介します。彼はあなたにお金の管理をまかせてくれる?まず大事なのは「お金の管理」を彼があなたに託すことができるかどうかです。あなたが理想的なお金の管理ができても、彼がそれを託さない場合には問題があるでしょう。一家のお小遣いを規則的に設定したり、貯金をあなたが管理するなど、彼が約束を守る気持ちがあるかどうかを確認してみてください。低予算でも適切なお金の管理でどうにかなることもあります。しかし、あなたたち夫婦がお金を管理するのが苦手なら、結婚後は困難な状況になりそうです。「お金がない」が口癖になっていない?2つ目のポイントは「お金がない」というフレーズが、彼の口癖になっていないかです。頻繁に「お金がないから」と言っている男性については、注意が必要です。お金不足に慣れてしまっており、お金を貯めるための努力をしていない可能性があります。既に口癖になっている場合、彼を変えるべきです。あなたの幸せの基準がお金になってない?3つ目のポイントは、あなたの幸せの基準がお金に依存していないことです。たとえば、毎回のボーナスで自分へのご褒美を買ったり、定期的に旅行に行くことやブランド品を好むなどする場合、幸せの基準がお金に依存していると言えます。経済的に苦しい彼と結婚すると、こういった贅沢な生活は手が届かないかもしれません。それでも「休日は自宅でゆっくり過ごすこと」「高級レストランより自炊を楽しむ」など、お金に大きく依存していないライフスタイルが可能なら、彼との結婚も明るい景色を見せてくれるかもしれません。結婚に向けての目の前の壁友人としての付き合いならいいのですが、結婚を考えると「お金」が壁となることもあります。結婚後の後悔を避けるために、結婚前にこれらのポイントを確認してみましょう。自分だけでなく、彼と一緒に話し合うのもいいかもしれませんね。(愛カツ編集部)
2023年11月29日結婚を考えたい!「器の広い」男性とは?おおらかで、包容力を持つ男性と結婚したいと考える女性は多いでしょう。「器の大きい」男性は安定感があり、結婚相手としても魅力的と感じるはずです。そんな男性の特徴とはどのようなものでしょうか。今回は、器の大きい男性の特徴を紹介します![nextpage title="0~0Z0o0S0nry_"]容忍力がある寛大な「器の大きい」男性とは、人生の苦悩やたくさんの経験を経て成熟した人物と言えます。後輩の失敗を落ち着いて受け止め、アドバイスをしたり、彼女が気分を害したときでも、優しく受け入れてくれます。こんな彼は結婚生活において、穏やかで信頼できるパートナーになるでしょうし、あなたに安心感を提供するでしょう。小さな努力を重ねる未来への希望や夢を持ち、小さな努力をコツコツと積み重ねることができる男性は、日々、成長する姿勢が見受けられます。このような男性は、満足しないで自己成長を追求し、将来の実現可能性が高い人物です。さらに何年後には、もっと素敵な人になっていることでしょう。[nextpage title="k!0k0S0nry_0"]大切な人を大事にする友人、家族、仕事上のパートナーなど、身の回りの人を大事にする男性は、その器の大きさがわかります。誰に対しても公平で優しい男性を見つけたら、彼は最愛の恋人や妻に対しても優しい親切さを持っていると言えます。このような男性を見つけたら、絶対に手放さないようにしましょう。男性の本質を探る一目惚れとは異なり、人の本質を理解し、さらに、柔軟な器を持つ男性を見抜くのは時間がかかるものです。ですが、見抜けることができれば、安心感のあるパートナーと共に楽しい毎日を過ごすことができるでしょう。安定した未来のために、素敵な彼の特徴を見逃さないようにしましょう。(愛カツ編集部)
2023年11月21日今や、サッカープレイヤーの必須アイテムの1つとされる「サッカーノート」。多くの子どもたちが上達のためのツールとして日々記入していることでしょう。せっかく書くなら本当にサッカーが上手くなるように活用してもらいたいものですが、それを叶えるためにはどうしたらいいのでしょうか。今回はサッカーノートを子どもたちのために自作しているというJACPA東京FCの鈴木宏輝コーチと、サカイクサッカーノートの監修者である藤代圭一さんの対談をお届けします。(構成・文:小林博子)JACPA東京FC強豪チームでも使用中!練習の質が上がる「サカイクサッカーノート」■独自のサッカーノートを自作して選手に使わせている理由鈴木さんのサッカーノートの歴史は、自身が選手時代から今も継続中です。今は選手としてではなく「指導者ノート」に変わり、子どもたちへの日々の指導に役立てています。指導者ノートは現在17冊目。ノートを大切そうに手にとり、ページをめくりながら鈴木さんはこう話します。「選手時代のサッカーノートも、今の指導者ノートも、後から見返して気づきがたくさんある"財産"になっています。書かなかったら忘れて流してしまったかもしれないことがしっかり残っていますし、何気なく書いたことが後から重要な発見につながることも多々あります。また、これまでのノートを見返すと、"指導者として成長している"と感じることもでき、自信にもつながっています」指導する選手に配っているサッカーノートは、鈴木さんが自作した独自のノート。子どもたちに問いかける形で、練習前や練習後のその日の目標や反省が記入できたり、サッカーだけでなくメンタルや生活習慣面の記入ができたりする箇所も。どの項目も質問形式になっていて、文章を書くことが苦手な子どもでも無理なく書ける工夫が施されています。「一般的なノートをサッカーノートにしても、真っ白なページには何も書けない子がたくさんいます。何かを書かなくちゃと頑張ってくれても『今日の天気は晴れでした』など意味のないものになりがちです。うちのチームはノートの提出を義務づけていないのですが、そうはいっても何か書いて出さなくてはと思って頑張ってくれるんです。意味のない内容のものだと書く方も見る方も無駄な時間になってしまい、お互いのストレスになります。子どもたちのためにもそれではいけないという思いから自作のノートをつくるようになりました」実は鈴木さんの自作サッカーノートは、サカイクサッカーノートの監修もしてくださっている藤代圭一さんのメソッドが取り込まれたものなのだとか。というのも、鈴木さんは藤代圭一さんの著書を読み込み、そのメソッドに強く共感しているためです。そんな鈴木さんと藤代さんにサッカーノートを書くことや、サッカーにおける「質問」の大切さについて語り合っていただきました。■自分自身と向き合うこと、習慣づけの大切さ、自信など子どもたちに伝えたいことを盛り込んだ藤代さん(以下、藤代)鈴木さんのサッカーノート、拝見させていただきました。「すごい」のひとことです。僕が作ったノートよりいいのではないかと思ったほどです(笑)鈴木さん(以下、鈴木)藤代さんの書籍を何冊も読んで、しつもんメンタルトレーニングを勉強して作らせていただきました。藤代僕が伝えたいことが伝わっていてむしろ嬉しくなりました。現場で日々子どもたちと向き合っている方が作ったノートだからこその魅力もありますよね。僕が監修したサカイクサッカーノートは、レベルや環境に関わらず多くの子どもに使ってもらいたいので、ベーシックな項目が中心です。鈴木さんのノートは、チームの方針がノートで体現されているところがさすがだと思うんです。鈴木ありがとうございます。自分自身と向き合う選手に成長してほしい思いや、習慣の大切さ、そして何かで1番になることで育まれる自信など、僕が子どもたちに伝えたいことをたっぷり盛り込んでみました。■サッカーノートを作ったきっかけ藤代さんとサカイクが開発したサカイクサッカーノート鈴木ところで、藤代さんがサッカーノートを作ったきっかけを教えていただけますか?藤代サッカーの指導者だった頃、僕も子どもたちにサッカーノートを書くように指導していたんです。でも鈴木さんもおっしゃっていたように、白いノートに何かを書くのは子どもたちにはハードルが少し高いんですよね。やっとの思いで一生懸命書いても、「こんなことを書くな」「誤字脱字が多い」などの理由で親御さんに叱られてしまったりする子も......。それを見ていて、かわいそうだぞと思いました。鈴木さんがサッカーノートを自作した理由と全く同じです。鈴木わかります。本当にそうなんですよね。■しつもん形式にすることで自分と向き合う時間に!自分で決めると意志を強く持って行動できるようになる藤代人は質問されると答えを探したくなるという性質をもっているから、しつもん形式にすることで、子どもはその答えを無理なく紡ぎ出してくれるんです。ナチュラルに「自分の言葉で書く」ことができる。ノートを書く時間が、自分と向き合う時間になります。鈴木「自分としっかり向き合うことができる」は、僕が子どもたちになってほしい姿そのものです。藤代さんそういった「考えるきっかけ」を自然に与えられるのはしつもん形式のノートの良いところです。しっかり自分と向き合って思いや考えを整理してアウトプットすることができます。人から言われたことではなく、自分で決めたことになるので、さらに意志を強くもてるのも大きなメリットです。ちょっと難しい表現にはなりますが、思考を整理して言語化することで自分自身を認知し、行動につながるわけです。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■サッカーノートは記憶の外部メモリ。先週の内容をノートで思い出すだけで練習の濃度がぐっと上がる鈴木ちなみに藤代さんの影響で僕の自作ノートにも「練習前」の項目ができました。練習は土日しかないこともあり、この1ステップがとても効果的です。先週のことを練習前に思い出してもらって、その日の課題を意識して練習に来てくれるようになりました。それだけで練習の濃度はぐっと上がりますから。藤代それがノートのもう1つの魅力である「記憶の外部デバイス」なんですよ。人間は2日で60%は忘れる生き物と言われています。(※エビングハウスの忘却曲線下記イラスト参照)先週末のことを翌週まで全て覚えているのは誰にもできないことだからこそ、サッカーノートに記憶してもらうことは有効な手段です。エビングハウスの忘却曲線復習しないとどんどん忘れる■サッカーノート会話だけでは知れない相手の心を知る、他者とのコミュニケーションツールでもある鈴木僕は藤代さんの本を読んで、子どもへの質問の仕方にも変化がありました。昔はつい、期待する答えを求めるための質問になってしまっていたと思うのですが、今は答えを誘導しないようにしています。そして答えが出るまで黙って待てるようになりましたし、どんな答えがきても正解にしています。藤代素敵ですね!鈴木サッカーノートに関しても、子どもがどんなことを書いてもネガティブな言葉がけをしないことを僕は意識していますし、保護者のみなさんにもそうしていただけるようにお便りなどで伝えています。それを続けるうちに子どもは自由に書くようになり、指導やコミュニケーションもしやすくなりました。藤代サッカーノートは「自分と向き合う(=自分とのコミュニケーション)」のほかに、コーチや保護者にコメントを返してもらうなど、「ノートを通してお互いのことを知り合える(=他者とのコミュニケーション)」ツールにもなっています。子どもの頭の中にあることが明確になるほど寄り添った会話ができますし『こうしなさい』ではないアプローチが可能になり子どもの主体性や自主性も伸ばしてあげられます。子どもは『わかってくれる大人がいる』と感じ、コーチや親との信頼関係が強固なものになります。鈴木本当にそうだと思います。ノートをみていると「この子はこんなところまで気づけているんだ」と驚くことも。会話だけではそこまでの発見は難しいでしょうね。藤代どんなことを書いても一方的な評価されることのないノートだという安心感があればこそです。そこがうまくできているのはジャクパさんはさすがだと思います。■サカイクサッカーノートをチームに導入藤代さんのメソッドを取り入れたサッカーノートの手応えが上々なこともあり、JACPA東京FCではこの秋から2、3年生にサカイクサッカーノートの導入を開始しました。それによる子どもたちの成長や、まわりの大人たちの関わり方の変化について1年間の成長を追っていきます。お楽しみに。鈴木宏輝(すずき・ひろき) 昨年、全国大会に出場した「JACPA東京FC」U-11コーチ。株式会社ジャクパスポーツクラブ東京第一支部 支部長。幼稚園・保育園・こども園において体育指導を行っている幼児体育のプロ。アンブロの「はじめてシューズ」を開発したり、幅広く活躍している。自身による自作サッカーノートを選手たちに配り、指導ツールとして活用している。藤代圭一(ふじしろ・けいいち)一般社団法人スポーツリレーションシップ協会代表理事。サカイクサッカーノート監修者。スポーツスクールのコーチとして活動後、教えるのではなく問いかけることで子どものやる気を引き出し、考える力を育む「しつもんメンタルトレーニング」を考案。全国優勝チーム、日本代表チームなどさまざまなジャンルのメンタルコーチをつとめる。子どもや選手に「やらせる」のではなく「やりたくなる」動機付けを得意とし、全国各地の指導者のコーチとしても活躍。2023年からはオンラインのメンタルトレーニングスクールを開校。著書に「子どものやる気を引き出す7つのしつもん」(旬報社)、「教えない指導―子どもの主体的な学びを引き出すしつもんメンタルトレーニング」(東洋館出版社)など。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年10月31日化粧をする人の必須アイテムである、化粧ポーチ。しかし、気に入ったデザインでも収納力がイマイチなど、さまざまな理由で理想の化粧ポーチに出会えていないという人は多いでしょう。メイクボックスなら手持ちの化粧品を収納できて便利ですが、旅行などで持ち運びをする際にはかさばってしまいますよね。そんな化粧品の収納に悩んでいる人におすすめのアイテムを、日用雑貨店『3COINS』で発見しました。それが『【and us】取り外しポーチ』(以下、取り外しポーチ)。価格は税込み550円です。グレーとベージュの2色展開で、筆者はベージュを購入しました。本記事では、実際に筆者が『取り外しポーチ』を使ってみた感想などをお伝えします!収納力が抜群!3COINS『取り外しポーチ』『取り外しポーチ』は、中にサイズの異なるメッシュポーチが3つ付いています。それでは、筆者の化粧品やメイク道具を入れてみましょう。まず、収納前の状態がこちらです。『取り外しポーチ』に収納してみると…。チークやアイシャドウはもちろん、ファンデーションや化粧下地を収納しても十分な余裕があります。横のポケットは試供品や歯ブラシ、小物が入るサイズで、とても便利!かなり収納力に優れており、通常のメイク道具であれば楽に収納できそうです。『取り外しポーチ』は、ほかにも使いやすい工夫がされています。メッシュポーチの底と本体にはマジックテープが付いており、取り外しが可能です。使わないメッシュポーチを外すなど、さまざまな使い方ができそうです。メッシュポーチは中身が透けて見えるため、中に入れたものがすぐに分かるのも便利なポイント。収納後は巻いてゴムで留めるため、かさばりませんよ。収納力と利便性に優れていて、デザインもかわいい化粧ポーチに出会える確率は、意外と少ないと感じていた筆者。『取り外しポーチ』は、シンプルなデザインで収納後のフォルムもかわいらしく、「もう普通のポーチには戻れない…」と思いました!リーズナブルな価格でコスパも優れているので、気になった人は使ってみてください。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2023年09月28日2016年にスペインに渡り、以後スペインリーグで活躍を続けている柴崎岳選手。試合の流れや状況に応じて繰り出される精度の高いパスが特徴で、キックの質は誰よりも高いことは皆さん周知のとおり。柴崎選手のパスやキックのセンスは、日頃から「考える」ことが元になっているようです。今回、スパイク、ウェアの契約メーカー「アンブロ」を展開するデサント社にて1日社員として活動した柴崎選手にインタビューする機会をいただいたので「考える力」や「チャレンジ」について聞いてみました。(取材・文:前田陽子)サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■一つ一つのプレーについて、どうだったのか、どう思ったのかを常に考えていた「サッカーで自分がしたプレーに対して、今のはどうだったか、今どう思ったのかを考えることが多かったです」と語る柴崎選手。この習慣は子ども時代からだっそうで、自分のプレーに対して、どう思ったのか、どうしてうまくいかなかったのかをよく考えていたとのこと。負けず嫌いなところもあり、うまくできなかったプレーに対して、どうしたら次が良くなるのか、成功するようになるのかということを考えることはクセのようだったそうです。考えることでプレーを反復でき、解決策のアイデアが生まれ、そのアイデアを実践することができるのは、サッカーだけでなく日々の生活の中でも大切なことです。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■自分がどう思っているか他人に伝える力も大事「考える力というのは、本人がそもそも持っているものだと思います。性格的なところもありますが、自分がどう思っているのかを素直に考える力はあった方がいい。何か起きたことに対してどう思うのかを子ども自身がまだできないなら、親御さんから投げかけたり、促したりすることが大事かなと思います」子どもが興味のあることに対して「これどう思う?」「これどう感じる?」という問いかけは考えるきっかけになります。そうすることで、子ども自身が考え、意見を持つようになります。個人差や経験値の差もありますし、小さなときから簡単にできる子と、ある程度大きくなってもできない子はいますが、多くの場合低学年ではまだまだ難しいので、親が投げかけをすることで促していきましょう。さらに「自分がどう思っているかを他人に伝える力も大事」とのこと。考えて生まれた自分の意見をきちんと周囲の人に伝えることで、チームワークやコミュニケーション力もアップしていきます。■チャレンジしなければ何も変われない、目指す自分にもなれないチャレンジする・しないに関わらず、時間の経過とともに物事は変わっていきます。だからこそ、自分の理想や目指すところがあるなら、チャレンジしなければ成し遂げることはできません。「僕はプロサッカー選手になりたかったので、そのためにチャレンジし続けました。そう思ってチャレンジしていなければ、プロサッカー選手にはなれていなかったと思います。自分のなりたいものに向かってチャレンジはしなければ何も変わりません。自分のこうなりたいというものが明確にあるのに、何もチャレンジしないならそれにはなれないということです」子どものころからの目標だった、プロサッカー選手。その目標に向かうプロセスのすべてがチャレンジで、その結果、高校卒業と同時に鹿島アントラーズに入団、プロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせました。プロになってからも、言葉も生活習慣も違う海外リーグに挑戦するなど、自分のプレーについて自問自答することは続いています。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年07月07日「そうじゃない」「左のスペースへ出せ」など指示命令ばかりのベテラン指導者の声掛けを受けている子どもたちから笑顔が消えた。まだU-8だしサッカーが嫌いにならないよう、改善してほしいけど何かアイデアはない?と悩むコーチからご相談。今回も、ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、ベテランコーチとの対立リスクを避け、少しずつ改善するための方法を伝授します。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<主要メンバー病欠により苦肉の策で「勝つための作戦」を授けたが、そのやり方は間違いか。指導者としての選択を教えて<お父さんコーチからの質問>「そうじゃない」「ちがーーう」「もっと前」「左のスペースへ出せ」等の指示命令コーチングをされる定年を迎えたコーチ歴が長い指導者がいます。試合や練習時のミニゲーム中にこのような声かけをされた子どもたち(U-8)からは笑顔がなくなり、楽しくサッカーができていません。半年ほど前に、このような声かけではなく子ども達が良い判断でプレーしようとしたときにそれをまずは認めてあげて肯定してあげるような声かけをお願いしたのですが改善されず困っています。この年代に期待して張り切っているようですが保護者さんからの反応も良くなく。一部の子は聞く耳持たず「また何か言ってるわ」程度で受け流す事ができるのですが、全員がそうではないのでフォローが大変です。そのコーチの方がいないときは笑顔でサッカーをおもいっきり楽しんでいるので少し安心なのですが、このまま改善されないとサッカーが嫌いになってしまわないかと心配です。何か改善方法のアイデアはないでしょうか。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。過度な指示命令は、子どもが自分で考える機会を奪ってしまうことになりかねません。ご相談者様が指摘されているように、子どもたちが委縮してしまい楽しくサッカーができなくなるのは避けたいものです。では、どうすればいいのでしょうか。■新しい学びを得た指導者たちが未来を変えていく可能性がある私がかかわっている地域のサッカー協会では、子どもたちを指導する人たちを対象にした独自のライセンス制度を設けています。そこで私はスクールマスターとして講習会を行っています。参加者は中堅から若いコーチが多いようです。彼らは変化が非常に早く、それぞれの学びたい気持ちが伝わってきます。今まではこうしていたけれど、実はそれは間違っていたのだとすぐに認めることができます。良い傾向だと思います。一方で、ベテランの人たちはこのライセンス制度にはあまり興味を示さないようです。制度運用を進める人たちにとって悩ましいところでもあるのですが、そのような変化を好まない人たちと、新しい学びを獲得した若い人たちがつながってくれると新しい未来が開けそうです。若い人たちが少しずつ働きかけてくれれば、今後5年くらいの期間の間に変化できる可能性は大いにあると考えています。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■リスク回避のためにもお伺いを立てるような言い方で少しずつ働きかけようご相談者様も、ぜひ少しずつ働きかける感覚でこの問題に向き合っていただけるといいなと思います。基本的には、このベテランの指導者と話し合う必要はあるでしょう。ただし、議論が決裂するなどすれば、もしかしたら自分がチームをやめなくてはいけないことにもなりかねません。残念ながら日本は、意見が違う者同士がすぐに対立してしまう傾向があります。特に、ベテランの方が「若いくせに」とはじき出されてしまう文化があります。もしご相談者様が「このクラブから出てもいい」と思うなら、きちんと方法論を話し合えばいいと思いますが、そうでないのなら、そういったリスクを回避するためにこのベテランコーチに対し少しずつ働きかけてください。例えば、ここはこうじゃないでしょうか?とお伺いを立てるような姿勢で聞いてみます。あくまでも「こういうやり方もありますね」という言い方です。■「○○のところはやれてるよ」など、子どもたちを肯定する言葉をかけるほかにも、このコーチが「そうじゃないだろう」とか「こうしろ」といった否定や指示命令的な声をかけているときに、ご相談者様たちが「いいぞ。うまくいってるぞ」とか「大丈夫だよ」「○○のところはちゃんとやれてるよ」などと言ってあげると、子どもたちは自分たちは肯定されていると感じます。また、「そうじゃないだろう」という否定は抽象的な声なので、私ならそんなときに「今、何見てた?」とか、例えば「左のスペースは見えてる?」と問いかけます。もしくはプレー後などに子どもに説明してあげましょう。いまこうなっていたけど、なぜだかわかる?そんなうに対話して「これはどう?」「どう思う?」と子どもに決定権をもたせましょう。ずっと指示されていると子どもは考えなくなるので、考える力を耕す役目を担ってあげてください。■支持を分解して伝えると同時に、他の選択肢があることも示すコーチが指示していることの意味を恐らく子どもたちはあまり理解していません。したがって、そこを分解して伝えるのと同時に、それがわかったうえでほかにも選択肢があることを伝えてください。「君たちならどうする?」「ほかにどんな方法がある?」「どうしたいと思った?」そんなふうに問いかけ続けていると、「いまこうだったから、コーチに言われたところにはパスできなかった」などと自分の主張を言えるようになるかもしれません。そんなふうに言えたり、考えられる子どもをぜひ育ててください。■教員を目指す大学生でさえ、自分で考える経験が少ない(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)私は、将来教員を目指す学生が通う大学で講義をしています。授業で「運動部の顧問になったときにどんな目標を立てますか?」とか、「教員になったときにどんな生徒に育ってほしいですか?」といったタイトルでレポートを書いてもらったことがあります。すると、学生たちは「持ち込み可能ですか?」と尋ねてきます。つまり、書籍などを参考にしていいかというのです。私はこう答えました。「OKだよ。何でも持ち込んでいいよ。ただ、そこを見ても答えは載ってないよ。なぜなら、レポートには自分の考えを書かなきゃいけないからね」すると、学生たちは「えーっ!めっちゃ大変!」と慌てていました。自分の考えを述べる。構築するという経験をあまりしていないようです。このことはスポーツ指導の現場にも大いに問題があると私は思います。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2023年02月10日結婚を考える男性の中には、女性に「聡明さ」を求める人がいるようですよ。ここでいう聡明さとは、学歴や学力ではなく「人間力の高さ」のこと。そこで今回は、男性から見た「聡明な女性」の特徴をリサーチしてまいりました!■ 話し合いができる「いまの彼女は、ケンカになっても感情的になりすぎず、話し合いで解決しようとしてくれます。元カノは泣いて感情をぶつけるだけで、ケンカは未解決のまま……ってことも多かったから、いまは助かってる。結婚を考えると、いまの彼女みたいに賢い子がいいなって思う」(26歳男性/消防士)言い合いになったとき、冷静に話し合いで解決を目指そうとする姿は、聡明さを感じさせるようですよ。そのため、ケンカのときに、つい彼を責め立てるような言葉が出てきてしまう女性は要注意。気になるようなら、自分を客観的に見るクセをつけるのがオススメですよ。■ 効率的に動ける「効率的に仕事を片付ける同僚女性に、いつも惚れぼれしています。タスクの全体像が見えているからか、行動に迷いがないんですよ。きっと家事も手際よくこなせるんだろうなあ……と想像しちゃいます」(28歳男性/メーカー)効率を考えて動ける女性の姿に、聡明さを感じる男性は多いようです。結婚すると、細々としたタスクが増えていくため、「やらなければいけないこと」を計画的に片付けていけるかは大事なポイント。仕事でも家事でも、手順を考えて確実にこなしていくよう意識するところからやってみましょう。■ コミュニケーション上手「僕の周りで『この子、頭いいな』って思う子って、コミュニケーションが上手な人が多いんですよね。テンポがよかったり、要点の理解が早かったり。あと話題の引き出しが多くて、話してて楽しい!」(29歳男性/営業)このように、男性はなにげない会話から聡明さを感じることがあるようです。とくに気になる彼との会話では「理解のしやすさ」を考え、順序立てて話すクセをつけるといいでしょう。他人の話を聞くときも、相手の伝えたいことを考えながら聞くのがベストですよ!■ 聡明さを磨くことが結婚への道!意中の彼との交際はもちろん、いまお付き合いしている彼と結婚も視野に入れるなら、聡明さを磨いて損はありません。今回ご紹介したような特徴をヒントに、彼からずっと愛される女性になってくださいね!(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2022年11月21日自分で考える力やコミュニケーション力など、人間性を高めることがサッカーの上達にもつながる、とする「ライフスキルプログラム」をサカイクキャンプで導入しています。慶應義塾大学准教授の東海林祐子先生の監修によるプログラムは、参加した子どもたち自身、「考える力がついた」「声が出せるようになった」など、サッカー面でも成長を感じています。その内容に賛同してくれるプロチームも増えつつあり、これまでに野球の西武ライオンズとのコラボキャンプを開催。この夏もセレッソ大阪のアカデミーコーチたちとサカイクキャンプコーチによるコラボキャンプを開催します。今回は、どうして人間性を高めることがサッカー面での成長につながるのか、改めてご紹介します。■「ライフスキル」を身につけることでスポーツの結果が変わる今回のセレッソ大阪×サカイクのコラボキャンプ開催に当たり、担当コーチたちにライフスキル指導をしてくれた慶応義塾大学准教授の東海林先生は、かつてサカイクのインタビューにこう答えてくれました。「私が過去やってきた研究では、ライフスキルのレベルが高い選手の方がより高いレベルで活躍している選手が多いという結果が出ています。たとえば陸上競技の選手たちですが、インカレなど全国大会に出場するAグループと都道府県大会の出場にとどまるBグループでは、Aグループの選手たちの方がライフスキルのレベルが高いことがデータとして現れています」最近ではサッカー上達のために「人間力」が必要であるとして、自主性やマナーなど心を育てる指導を行っているチームも増えていますが、それを裏付ける結果があることを教えてくれました。どんなスポーツにおいても「上達するために課題を見つけ、どう解決すべきか」を自分で積極的にできる選手と指導者に頼りっぱなしの選手とでは成長に違いが出るのは共通のようです。ただ、育成年代の子どもたちは「何をどうすれば上達ができるのか」という経験が少ないため、解決策を見つける材料をあまり持っていません。だからこそ、指導者の存在が重要なのです。サカイクでは東海林先生のアドバイスを受け、2017年のキャンプからライフスキルプログラムを導入。初日と3日目にアンケートを取った結果、5つのライフスキル(考える力、リーダーシップ、感謝の心、チャレンジ、コミュニケーション)に変化が現れました。出典:上達のために必要なのは「こうしなさい」ではない!課題に気づき、考える力をつける指導とは【2022夏休み通い開催】セレッソ大阪×サカイクSummer Camp>>■3日間の体験で「プレーの流れを読む力」がつく今回開催するセレッソ大阪とのコラボキャンプでは、元日本代表で「ドーハの悲劇」を経験した勝矢寿延コーチをはじめとするセレッソ大阪のスクールコーチたちと、サカイクキャンプのヘッドコーチである菊池健太コーチが「サッカーの技術向上」と「人としての土台作り」を指導します。キャンプでは、風間八宏さんが提唱する止める・蹴る・運ぶなどの基本技術を軸とした、セレッソアカデミーとしてのトレーニングメソッドを取り入れたサッカーの技術向上と、自分の現在地を知り、サッカーへの思考を深める「サカイクサッカーノート(※)」を使ってのライフスキル講習で「人としての土台作り」を行います。実際にノートを書いてもらい、初日と3日目でどんなふうに変わったか可視化できるので、参加した子どもたち自身が成長を実感することができるのが特長です。セレッソ大阪のスカウトとして活動していた勝矢コーチは、ライフスキルプログラムがサッカーの上達にも繋がると語ります。「サッカーは常に状況を判断して、プレーを選択していくスポーツです。ボールの展開であったり、プレーの流れを読む力は、すごく大切です。先を読んでプレーすることも、考える力につながりますよね」また、「試合に向けた気持ちの準備や用具の準備ができる子は、将来的に伸びていく子が多かった」という経験を通じて、今回の参加者に「5つのライフスキルのように、人間として成長する上での気づきも与えられたらと思っています」と意気込みを語ってくれました。開催場所は、普段はセレッソ大阪のホーム、ヨドコウ桜スタジアムです。憧れの選手たちが試合をするピッチで、この夏サッカーと人間力を高める体験をしてみませんか。<スクール・アカデミー割引あり>セレッソ大阪とのコラボキャンプの詳細・お申込みはこちら>>※E-3ショップで販売しているサッカーノートとは異なる、ライフスキルプログラムを導入したサカイクキャンプ参加者のみに渡されるサッカーノート【2022夏休み通い開催】セレッソ大阪×サカイクSummer Camp>>window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag(’js’, new Date()); gtag(’config’, ’AW-966008133’);gtag(’event’, ’conversion’, { ’send_to’: ’AW-966008133/ztHsCNzBn8cDEMW60MwD’, ’value’: 1.0, ’currency’: ’JPY’, ’aw_remarketing_only’: true });
2022年08月04日こんにちは。恋愛婚活コンサルタントの菊乃です。口下手な女性は、「私はコミュニケーション力がないからモテないんだ」と考えてしまいがちです。でも、本当にそうでしょうか?今回は、会話が盛り上がらない本当の原因について考えてみます。■ コミュニケーション力とは?コミュニケーション力は、自分を相手に伝える力です。それは言葉だけに限りません。耳だけでなく、目から入ってくる情報も重要です。誰しも、明るくフレンドリーそうに見える人に対しては、そういう人として接するでしょう。大人しそうで自己開示をあまりしなさそうな人には、深く踏み込んだ質問をしません。会話力や語彙力を身につけるだけでなく、見た目を変えることもコミュニケーション力を上げるひとつの手。服装、メイク、ヘアスタイルも全てコミュニケーションです。そして、こちらを変える方がずっと簡単でしょう。■ 見た目から変えよう!外見が大人しそうだと、たとえお喋り好きでも相手はそう思わないかもしれません。落ち着いた色を選びがちだったり、体型が隠れる服を選んだり。落ち着いたファッションだけでなく、子どもっぽいファッションもまた大人しくみられやすいものです。■ 性格は一緒でも見た目だけで印象は変わるたとえ中身は同じでも、外見を変えるだけで相手が受け取る印象はだいぶ変わります。実際のエピソードとして、今までほとんどお化粧をしていなかったが、メイクをちゃんと習って外見を変えて婚活パーティーに参加した看護師の女性の話があります。男性が積極的に質問してくれるので会話の話題を考えなくても自然と話が盛り上がるようになったという報告をいただきました。もちろん、そこで出会った男性とお付き合いしているそうです!実際の会話力を磨く前に、外見に変化をつけてみましょう。(菊乃/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2022年06月19日新しい時代に必要な「物事をいろんな角度から考える力」を育てる株式会社アスコムは、2021年10月23日(土)に発売した、放送作家・石原健次さん、芸人でマンガ家・矢部太郎さんの著書『10歳からの 考える力が育つ20の物語』が3万部を突破しましたことをお知らせします。本書は、子どもの「考える力」を育てることをテーマに好評を頂き、7刷りまで重版を重ねています。■今もっとも必要な「考える力」とは?本書は、「3匹の子ブタ」「裸の王様」「さるかに合戦」「アリとキリギリス」など、誰もが知る20の童話を、現代に合った新しい視点から読み解く物語です。童話探偵ブルースと秘書シナモンのコンビが、童話に隠されたもうひとつのストーリーを読み解くことで、子どもたちの「物事をいろんな角度から考える力」を育てます。「考える力」は、2020年度から小学校で実施されている新学習指導要領でも重要視されており、新しい時代を生きる子どもたちに必要な3つの柱のひとつとして「思考力・判断力・表現力等」が挙げられています。また、それと同時に「多様性への理解」を、子供たちに伝えるべき大切なこととして強調しています。 本書で培われる「物事をいろんな角度から考える力」は、まさに「多様性への理解」を育むものであり、読者の子どもたち、親御様から評価の声を多数頂いています。■本書へ寄せられた読者の声「『正義の反対は悪ではなく、もうひとつの正義』という考え方は、いま一番子どもたちに伝えたいことです」(39歳 女性)「『3匹の子ブタ』が一番好き。オオカミの立場なんて考えたことなかった。相手の気持ちを想像することが大切だと思った」(9歳 男子)「10歳の娘が、一気に読み終えてしまいました。いろんな角度から物事を見るヒントをくれる本。大人こそ読むべき一冊です」(39歳 女性)「ブルースの読み解きが面白くて、ノートに書きながら読んでいます」(9歳 女子)「4年生に進級する孫に買いました。夫とふたりで読む姿がほほえましいです」(73歳 女性)「暗いニュースが多い中、矢部太郎さんの優しいと絵、この本の明るいメッセージに救われました」(45歳 女性)「目からウロコが落ちました。この本は大人の道徳書だ!」(45歳 男性)子どもはもちろん、「大人が読んでもハッと気づかされる」という声が多数よせられている点も、本書の特徴です。■書籍内容の一部要約「3匹の子ブタ」オオカミだって、生きなきゃならない!オオカミが悪者である、という前提で書かれているが、果たしてそうだろうか?童話探偵ブルースが出した結論は、「子ブタを襲ったオオカミは、果たして悪なのか?人はそれぞれ、自分の置かれた環境や立場で違う正義を持っている。正義の反対は悪ではなく、もうひとつの正義。オオカミにもまた、オオカミの正義があったことを知っておくべきなのだ。」童話「アリとキリギリス」キリギリスは本当になまけ者だったのか?キリギリスの気持ちになって童話を読み解いたブルースの見解は「コツコツ働いたアリは立派だ。でも、得意な音楽で周りを楽しませたキリギリスも同じくらい素晴らしい。なにが得意か、なにを好きと思うかは、人それぞれ。自分の「好き」や「得意」でだれかを楽しませることができるなら、だれもそれを否定することはできない。」■読み解き童話一覧第1話アリとキリギリス第2話ウサギとカメ第3話3匹の子ブタ第4話鳥と獣とコウモリ第5話さるかに合戦第6話こぶとりじいさん第7話裸の王様第8話雪女第9話王様の耳はロバの耳第10話三年寝太郎第11話3つの願い第12話泣いた赤鬼第13話北風と太陽第14話ごんぎつね第15話ウサギどんとキツネどん第16話ハーメルンの笛吹き男第17話鶴の恩返し第18話北風のくれたテーブルかけ第19話ヒツジ飼いとオオカミ第20話梨売りと仙人■書籍概要・タイトル:『10歳からの 考える力が育つ20の物語 童話探偵ブルースの「ちょっとちがう」読み解き方』・出版社:アスコム・発売日:2021年10月23日(土)・定価:1,430円・判型:四六判・ページ:336ページ・著者:石原健次 作、矢部太郎 絵■著者プロフィール石原健次(いしはら・けんじ)1969年生まれ。兵庫県神戸市出身。放送作家。元お笑いトリオ「インパクト」のメンバー。解散後に放送作家となり『アウト×デラックス』(フジテレビ)、『行列のできる法律相談所』『人生が変わる1分間の深イイ話』(ともに日本テレビ)など、数々の人気番組を手掛ける。第2回沖縄国際映画祭では脚本を書いた『クロサワ映画』が2つの賞を受賞。本の執筆は本書が初となる。矢部太郎(やべ・たろう)1977年生まれ。東京都東村山市出身。芸人・マンガ家。1997年に「カラテカ」を結成し、舞台やドラマ、映画で俳優としても活躍。初の著作『大家さんと僕』で第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。『大家さんと僕 これから』『ぼくのお父さん』(すべて新潮社)などの著作も持つ。週刊マンガ雑誌『モーニング』(講談社)で「楽屋のトナくん」を連載中。10歳からの 考える力が育つ20の物語 童話探偵ブルースの「ちょっとちがう」読み解き方 | 石原 健次, 矢部 太郎 |本 | 通販 | Amazon : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月28日「あのコーチは厳しいけど、情熱があっていいコーチだ」。みなさんの周りにもそんな発言をする方いませんか?随時声を出して指示するなど熱い姿勢を見せる方を「情熱がある」コーチをありがたがる親御さんの声は少なくありませんが、はたしてそれは子どもたちを伸ばす指導なのでしょうか。いつもは保護者からの相談にスポーツと教育のジャーナリスト・島沢優子さんがアドバイスを授けるこの連載ですが、今回は編集部からの質問に答えていただきました。(構成・文:島沢優子)(写真はフリー素材)<<Bチームで苦しむ中学生の息子にどんな言葉をかければいいのか問題<サカイク編集部からの質問>みなさん「情熱のある指導者」の「情熱」意味をはき違えていませんか?熱い指導は保護者にとってわかりやすく、いかにも子どものことを思っているように映ります。しかし、あれこれ言い過ぎ、指示しすぎる指導は選手を恐縮させ、逆に子どもたちの考える機会・思考力を奪うことにつながるのではないでしょうか。(もちろん人格を否定するような発言は言語道断です)子どもたちのことを本当に考え実践する指導者たちが持つ「情熱」とは、どんなものなのか。今回は、過去から変わらず続く価値観が現代の子どもたちの指導に合っているのか、というテーマについてお送りします。<島沢さんからの回答>先日、池上正さんと、祖母井秀隆さんが、とあるリモートセミナーに登場されていました。池上さんはサカイクで連載されたり、講習会をしています。池上さんが師匠と仰ぐ祖母井さんは元ジェフユナイテッド市原・千葉でGМなどを歴任し、2007年には当時フランスリーグ1部だったグルノーブル・フット38のGМも務めました。恐らく皆さんはご存知でしょう。セミナーの中で、池上さんがジェフで中学生チームを指導したときの話が出ました。■保護者がコーチの指示を求める試合中、保護者から池上さんにこんな声が飛んだそうです。「どうして何も言わないんですか?相手のコーチはたくさん指示を出してますよ」語気鋭く訴える父親に、池上さんは答えます。「いや、私は選手が自分で考えてプレーするかどうかを見ています。実は日本一厳しいコーチかもしれませんよ」■怒鳴ったり指示を与える言動は、子どもの自立と成長を育む多くの日本人は、怒鳴ったり、叱ったり、煽ったりする態度からしか「厳しさ」をイメージできません。しかし、池上さんは「主体的に取り組まなければ、君は何も獲得できないよ」というメッセージを込めた態度を一貫して取ってきました。私は、それが真の厳しさだと考えます。怒鳴ったり指示を与える言動は、実は甘やかしているのかもしれません。怒って刺激を与えているのですから、それは「世話を焼いている」ことになります。それは時に「過干渉」にもなります。子どもに対し過度に干渉する言動は、自立と成長を阻む。このことは現在、教育界や幼児教育、保育の世界でも少しずつ認識されています。この大事なことを、すでに40年近く前から共有していたのが、前述した池上さんと祖母井さんなのです。セミナーで上記の話が出たとき、祖母井さんは「そうだね。池上、フェンス越しに呼びつけられたねえ」と笑みを浮かべながら振り返っていました。■日本でも池上さんらが40年近く前から自主性を尊重するコーチングに取り組んでいたさて、さきほど書いた40年近くの話です。ドイツの大学を卒業され、欧州の育成指導に詳しい祖母井さんが、オランダのサッカー協会が育成の指導者用に制作した一本のビデオテープを池上さんに見せてくれました。そこには向こうのクラブのトレーニングの様子が紹介されていました。池上さんはコーチと選手の姿に大きな衝撃を受けたそうです。コーチが笛を吹いて選手を動かし、指示命令を繰り返すといった日本によくある練習風景はそこにはありませんでした。選手を煽るのではなく、じっと見守って良いプレーはほめる。何よりコーチと選手が頻繁に対話をしている。子どもが自分の意見をきちんと伝えている。そしてコーチもそれを歓迎している。そのことにとても驚いたそうです。祖母井さんから、「ほら見て!(指導が)一方的じゃないよ」といわれ、「本当にそうですね」と答えたといいます。池上さんはYMCAで子どもにサッカーを教え始めたてまだ数年でしたが、その際祖母井さんに「おまえのところから育成を変えていけよ」と言われました。池上さんはそれ以前から子どもの自主性を尊重するコーチング法を自分なりに追求していましたが、「このやり方をもっと深めていこう」と再確認したと話されていました。これが、お二人が「考える力と創造力をひきだす指導」を追求し始めた出発点になったのかもしれません。恐らく、コーチの誰もが子どもをしかり飛ばし、時には暴力もあった時代、しかもこんなに若い頃から、指導のパラダイムシフトに取り組まれていたのです。■「厳しい指導」が暴走すると、生徒の自殺につながることも私は、2012年に大阪の市立高校でバスケットボール部員が顧問による不適切な指導が原因で自死した事件のルポを本にするなどして以来、スポーツ指導の実態や改革について取材してきました。指導者の中には「私は熱血なので」「私は厳しいので、子どもは怖がっているかも知れませんが」と自虐的に話す人は少なくありません。子どもは怖がっているけれど、自分は子どものことを考え、愛情をもって指導しているといいます。ところが、この怒鳴ったり、叱ったり、煽ったりする「厳しさ」は、本人が感情的になりすぎると、指導が暴走します。ご本人も制御できない場面が出てきます。指導現場での生徒の自殺事件はどれもその果てに起きています。一方で、子どもや生徒が、暴言など不適切な指導をするコーチを慕う場面は少なくありません。なぜかといえば、暴力を受けたり怒られるのは「自分のせい」という自責の念が湧くからです。この心理は「コーチに認められたい。見捨てられたらおしまいだ」という「見捨てられる恐怖」によるものと思われます。■怖いコーチが見せる「瞬間的な優しさ」に惑わされず本質を見て(写真はフリー素材)心理学の専門家によると、暴言の多い怖いコーチが少しでもやさしいふるまい、言葉がけ、行動をすると「被害者である子どもはそこを掬い取ってしまいやすい」と言います。つまり、他者からみたら良くない指導者なのに、被害者にとってはそれだけではないからです。やさしくされたこともある、大事にされた瞬間もある。その瞬間のイメージが大きく残り、揺れ動いてしまうわけです。このような指導者に気をつけなくてはいけません。当事者である子どもは判断しづらいのですから、親がそのような眼で指導者を見る。そのためにはぜひ、さまざまな変化があることを学んでほしいと思います。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2022年03月10日自分で動ける子になってほしいと思ったら、先を予測させる声かけにチェンジ「自分のことは自分でできるようになってほしい」そんな期待から、子どもにあれこれ指示を出しているお母さん。でも、できれば言われる前に自分で動いてほしいと思うのが親心ではないでしょうか。毎回言っても自ら動けないのはお母さんの指示が習慣になっている可能性もあります。そもそも、子どもは先のことを予測する能力である“予測脳”が未発達。先の行動を予測して動くことがまだできないのです。しかし、お母さんの声かけで予測脳を鍛えてあげると、しつけがぐっと楽になります。お母さんのしてほしいことは本当に伝わってる?もう一度確認してみよう夫が単身赴任でワンオペ育児中のお母さんは、毎晩1人で3歳の男の子と4歳の女の子をお風呂に入れています。2人はお風呂からあがったと思ったら体を拭くのもそこそこに、全裸でリビングに走っていきそのまま遊びだしてしまいます。お母さんは「服着てから遊んで!」と毎日のように言っていますが、なかなか言う事を聞いてくれません。また、一向に自分から着る気配もなく、毎日同じことのくり返しにお母さんのイライラも募っていました。「○○しなさい」から「この後どうする?」で自分で考え行動できる毎日同じ指示ばかりしていると思ったときは「お風呂あがりは、脱衣所で服を着てから違う部屋に行こうね」と、してほしい行動をもう一度確認してみましょう。その上で、お風呂からあがる前に「あがったらどうするんだっけ?」と声をかけます。最初は「何だっけ?」と言うかもしれませんが、2週間から1カ月ほどあれば習慣になるでしょう。習慣になるまでは少し根気はいりますが、1度習慣になってしまえば、あとは言われなくても自然と服を着るようになります。言われたことをするのではなく、自分で考えるのが自主的に動くようになる鍵毎回「服着て!」のように指示を出してしまうと、言われたことをするだけの指示待ち状態なので、自分で考える機会がありません。実は、子どもは4歳を過ぎると“予測脳”が発達してきます。この時期に身の回りのことを習慣化させるのは最適なタイミング。ぜひ「この後何するんだっけ?」の質問を取り入れ、自分で考え行動する力を育ててあげてください。自分で考え行動できるようになると、身の回りのことも自分でできるようになり、将来的に自立した子に育っていくでしょう。今日の1日1成長「この後どうする?」子どもへの指示を質問に変えて自分で考えてもらおう子どもの自ら考える力も1成長、お母さんの忍耐力も1成長。あおのともか(文)わたなべみゆき(編集)日本キッズコーチング協会(監修)
2022年02月18日「包容力のある男性と付き合いたい」と考えていることもあるのではないでしょうか。しかし、男性の包容力は見た目ではわかりません。そこで今回は、彼氏にしたい「包容力のある男性の特徴」をご紹介します。「男性を見る目」を養うきっかけにしてくださいね。■ 1.精神年齢が高い多くの女性は、自分より年齢が上の男性に頼りがいを感じるはずです。人生経験を積んでいて見識が広い男性こそ、「包容力がある」と言えるでしょう。あなたが困ったときにアドバイスをくれたり、冷静に手助けしてくれたりする人が、包容力のある男性の特徴です。そういう男性ほど精神的に落ち着いていて、困ったときも頼ることができます。彼がどんな行動を取るかによって、包容力があるかどうかをチェックできるでしょう。男性の日ごろの行動にもぜひ注目してみてください。■ 2.相手の立場に立てる仕事でミスをしてしまった、プライベートで悲しい出来事があった……。そんなときは、誰かに話を聞いてもらいながら、気持ちを整理することも多いですよね。自分ひとりでは消化できない気持ちを、上手に整理してくれる男性がいれば、救われることもあるでしょう。包容力のある男性は聞き上手なので、相手が単に話を聞いてもらいたいと思っているのか、具体的なアドバイスがほしいのかをきちんと見極めているはずです。相手の気持ちに立って考えられる男性かどうか、言動を通してチェックしてみましょう。■ 3.謙虚な姿勢を持っている包容力のある男性は、謙虚な姿勢を持ち続けているものです。年齢を重ねたり上の役職に就いたりしても、誰とでも謙虚に接することができる人は、周囲との関係を大事に思っているのでしょう。物事を謙虚に受け止められる姿勢に周囲は親しみと信頼を持ち、人間としての深みも感じさせるはずです。そんな男性は、相手の年齢や立場は関係なく教えを乞うことも多いはず。常に自分自身を成長させて、見識を深めようとしている男性は包容力があると言えます。彼が周りの人とどう接しているか確かめましょう。■ 外見は関係ない包容力の有無を見極めたい場合は、男性の見た目や年齢だけではなく、まず相手の人となりに注目してみてください。そのうえで包容力の部分に目を向けてみると、目の前の男性が違ったふうに見えてくるかもしれません。(柚木深つばさ/ライター)(恋愛メディア・愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2022年01月16日サッカーの技術だけでなく、人間的な成長を促すサカイクキャンプ。実際参加した子どもにどんな変化があったのか、親御さんは成長を感じているのか。気になる方、いますよね。この夏のサカイクキャンプに参加してくれたお子さんと親御さん、それぞれの声を聞いたのでご覧ください。愛知県に住む小学4年生のリュウノスケくんと1年生のシュンノスケくん兄弟は、今年の富士キャンプ(静岡会場)が初めての参加でした。兄弟そろっての参加ではありますが、1年生のシュンノスケくんが親元を離れて宿泊を伴うイベントに参加するのは初めてだったそう。話してくれたエピソードや感想は「低学年での参加はまだ早いかな」とお思いのお子さんや親御さんのご参考になるかもしれません。(取材・文:小林博子)夏のサカイクキャンプに参加したリュウノスケ君(左)とシュンノスケ君(右)兄弟<<夏キャンプ参加者の声「自信がなかった息子がキャンプ後も自信をもって声掛けができるようになった」理由■サカイクが提唱する「自分で考えて決める力」に共感サカイクキャンプ参加は、ご両親からの提案でした。お母さんはこう話します。「なんとなく始めたサッカーでしたが、お兄ちゃんの学年が上がるにつれて、ポジションやレギュラー争いなどで親の欲のようなものも出てきていました。そんなモヤモヤした気持ちで過ごす日々を送っていた時に出会ったのが、サカイクの『自分で考えて決められる賢い子供 究極の育て方(KADOKAWA)』でした。1冊読み終わるころには、夫婦ともに気づくことが多くモヤモヤした気持ちも一気に晴れ、強く共感。そのメソッドを子どもたちに体感してもらいたいと、キャンプへの参加を提案しました」試合の結果について自宅でもダメだしをしてばかりだった頃にこの本を読み、子どもたちにサッカーを通して学んで欲しいこと、どんな大人になって欲しいかに着目するようになったそう。ご両親が心から望むのは、サッカーを通して自分で考えて行動する力を養ってほしいということです。子どもたちへの接し方も変わったそうです。ご自宅ではサカイクのYouTubeチャンネルを2人に見せ、子どもたちも共感。サカイクキャンプで本格的に体験することを2人とも楽しみに当日を迎えました。■自分で考えて行動する力が身に付くキャンプ参加後の取材では、シュンノスケくんは「自分で考える力がちょっとついたと思う」とはにかみながら教えてくれ、お兄ちゃんのリュウノスケくんは「考える力とコミュニケーション能力に自信がつきました」とりりしい表情で話してくれました。キャンプに帯同した柏瀬翔太コーチによると、まずリュウノスケくんは「考える力」に違いが現れ、初日より2日目、そして最終日には5つのライフスキルを理解した行動がとれるようになったとのことです。例えば、チームを組んで試合をする際、ミスをしたチームメイトにかける言葉が相手を敬い、前向きな言葉になったなど、例を挙げればきりがありません。それは、キャンプ後のチームでの活動でも活かされているといいます。キャンプ初日に学ぶ「5つのライフスキル」は、考える力のほか、感謝の気持ちやコミュニケーション、リーダーシップなど、サッカー選手としてはもちろん、これから生きていくうえで大切なスキルばかりです。それは、ご両親が願う「サッカーを通して学んでほしいこと」にほかなりません。■低学年は「感謝」「チャレンジ」にフォーカスサカイクキャンプでは、低学年の子どもたちには5つのライフスキルのうち「感謝する心」と「チャレンジ」の2つについて話します。感謝の気持ちは、3日間の生活の中でコーチが少しずつ実感させてくれます。例えば、衣類や道具を自分で片づけることで、普段道具を買ってくれたり、洗濯や手入れをしてくれているご両親への感謝の気持ちに気づくこと。サッカーグラウンド以外の場所でも学ぶことはたくさんありました。チャレンジは、「失敗してもいいからやってみる」ではなく、「失敗を怖がらず成功するようにやってみる」という姿勢を重視します。「"ダメでいいからやってごらん"ではなく、考えてチャレンジするように声をかけ、できたことを認めます」と柏瀬コーチ。最年少の1年生で参加した弟のシュンノスケくんは、キャンプで嬉しかったことを聞くと「サッカーのプレイでスーパー1年生って言われた!」とはじけるような笑顔で教えてくれました。自分で考えて行動する力がつくサカイクサッカーキャンプとは>>■キャンプでは低学年も自分の荷物を自分で片づけたり、身の回りのことを一人でやるコーチによると、シュンノスケくんは試合中、周りをしっかりと見てその時に最善となる行動(ドリブルで突破するのではなくパスを出す......など)にチャレンジでき、それが結果につながったことから最上級の誉め言葉である「スーパー1年生」という表現を使ったそうです。シュンノスケくんが宿舎で自分の荷物を一生懸命片付けていた姿も印象的で、そんな生活態度も含めての褒め言葉だったそうです。低学年において、5つの中で「感謝」「チャレンジ」にフォーカスしているのは、わかりやすい聞きなれた言葉であることと、サッカー以外の生活の場でも発揮できるスキルであることが理由です。その2つが身に付けば、おのずと残り3つにもつながっていく点も加味しています。「私たちは学年に関わらず、子どもたちの5年後、10年後の姿を想像して指導しています。大人になったときに迷わず、自分で考えて決められる人になってもらうためにはという観点で接しています」と柏瀬コーチ。その学年に応じた理解しやすさや実践しやすさを計画的にプログラムし、長い目で「ライフスキル」の構築をサポートします。子どもたちは大好きなサッカーを通して、サッカーの技術だけでなく、かけがえのない一生もののスキルを身に着けて帰っていきます。■褒められ、認められるサッカーで自信も育もうキャンプ中は、些細なことでも褒められ、認められ、子どもたちは自信をつけていきます。「所属しているクラブチームでは試合に勝つために、サッカーの技術やチームプレーを学ぶ場所。時には厳しいことを言われて自信を失って帰ってくる日もあります。それに対してサカイクキャンプは自信を付てくれる場所である点も魅力的です。親ではなく第3者から褒められる機会はこれからもたくさん作ってあげたい」とお母さんは話してくれました。「また参加したい!」と口をそろえて言うシュンノスケくんとリュウノスケくん。親御さんも「スケジュールが合えばぜひ参加させたい」と言ってくれました。初心者でも自然と長く書けるようになるサッカーノートとは>>
2021年11月15日サッカーの技術だけでなく、人間的な成長を促すサカイクキャンプ。実際参加した子どもにどんな変化があったのか、親御さんは成長を感じているのか。気になる方、いますよね。この夏のサカイクキャンプに参加してくれたお子さんと親御さん、それぞれの声を聞いたのでご覧ください。今回お話をしてくれたのは、今夏のサカイクキャンプが初参加だった小学4年生のユウゴくんとお母さん。ユウゴくんは「自信を持ちたい」「声かけができるようになりたい」と、明確な目標を持って挑んだキャンプでした。キャンプで指導にあたった柏瀬翔太コーチによると、ユウゴくんは初日と最終日で印象が大きく変わったといいます。気になる理由やエピソードも気になるところです。(取材・文:小林博子)サカイクキャンプ<<春キャンプ参加者の声「大人が思っている以上に子どもの成長を促してくれるキャンプだった」■「自信を持ちたい」という目標に結果が出た3日間サカイクキャンプ参加理由をお母さんはこう話します。「今年もコロナ渦の夏になり、どこにも連れて行ってあげられないから、何かイベントをと探していて見つけたのがサカイクキャンプです。サッカーのキャンプにこだわったわけではなく他の合宿も提案したのですが、本人はサッカーがいいと即答。だったらと、申し込みました」地元の少年団チームに所属するユウゴくん。サッカーを始めたのは小学2年生の終わりごろですが、チームメイトは小学校入学前からサッカーをしていた子が多いこともあり、試合での出場機会が少ないそう。サッカーへの自信があまりついていないことをお母さんは懸念していました。参加理由を聞いた時に、本人が「自信を持ちたい」と最初に口にしていたのはそういう事情があったようです。親御さんと離れて初めて過ごした2泊3日。最終日にキャンプ会場へ足を運んだお母さんは、「3日前に出発したときとが明らかに違う、イキイキとした表情をしていたのが印象的でした。"俺がやってやるぜ"という顔でサッカーをしていて、表情から自信がついたことが伺えました。それを見て参加させて良かったなと思いました」と語ってくれました。■自信を育んだのは、たくさんの成功体験からサカイクキャンプの感想をユウゴくんに聞いたところ、まずは笑顔で「楽しかった」との回答。そして「嬉しかった」と答えてくれました。嬉しかったのは「2日目の試合で負けたけど、3日目は勝てた」というエピソードが理由のようですが、詳しく聞くとキャンプで学んだことをすぐに実践したからこその喜びだったことがわかります。サカイクキャンプではサッカーの技術習得のほかに「5つのライフスキル」を学び実践することにも力を入れています。小学4年生のユウゴくんは初日に座学でそれを学び、キャンプ中はコーチの声がけのもと、実践しながら過ごしました。柏瀬コーチにお話を伺うと、ユウゴくんは2日目の試合で負けた後、ライフスキルの学びをいかし、チームメイトに前向きな声がけができたそう。相手の立場になって自ら考え、翌日の試合に向けポジティブな言葉を選んで積極的に声をかけることができていました。チームは試合で翌日勝利。それはユウゴくんにとって何よりも嬉しかったことのようです。キャンプ中、コーチ陣は一人一人の行動をしっかり見て、積極的に褒めます。積極的に声がけができたこと、学びをすぐに活かせたこと、試合に勝てたこと、コーチに褒められたこと......。たくさんの成功体験を積んで、ユウゴくんの「自信」はキャンプで強いものになったことでしょう。キャンプ終了から1ヶ月後に行われる「フォローアップ研修」でコーチが聞いたところ、ユウゴくんはキャンプ後のサッカーにおいても、前向きな声がけがしっかりできていると実感し、それまでより堂々と、自信をもってサッカーができているそう。お母さんも同じように感じ、「ひとまわりたくましくなった」と感じているとのことです。■ピッチ外の行動にも変化がサカイクキャンプにおいて、コーチはサッカー以外の「オフザピッチ」の行動にも重点をおいて子どもたちと接しています。柏瀬コーチは「ピッチ外での行動はピッチ上でサッカーをしているときと同じくらい重要」と話します。その観点で、ユウゴくんにはとても印象深いエピソードがあると話します。キャンプ中にあった試合の合間の待ち時間、ユウゴくんは子どもたちの仲間に入れずに孤立してしまった子に声をかけ、子どもたちの輪の中に誘うシーンがありました。そういう子がいることに気づけたこと、そしてしっかり声をかけて仲間に入れてあげられたこと。小学4年生で、それができる子は多くはありません。そのエピソードを聞いて、「もともとお友達に優しくて気遣いができる子だったけれど、その良いところがさらに伸びたと思います」と目を細めるお母さんは、その後のチームでの活動や普段の行動にも良い影響が出ていると感じていると言っていました。自分で考えて行動する力がつくサカイクサッカーキャンプとは>>■サッカーで友達が増えたまた、ユウゴくんがサカイクキャンプに参加して「嬉しかった」と語った理由のもう1つに「サッカーをする友達が増えたこと」があるとも語ってくれました。5つのライフスキルの中にある「リーダーシップ」や「コミュニケーション能力」もキャンプ中にしっかり育まれ、「次のキャンプに参加できたらまた同じチームになりたいね」などと話しているそうです。ユウゴくんに「お友達が参加するか迷っていたら、どう声をかける?」と聞いたところ「だったら僕と一緒に行こうって言う」とにっこり。ポジティブで相手の立場を考えた声がけは、どんなところでも発揮できているようです。初心者でも自然と長く書けるようになるサッカーノートとは>>
2021年11月10日学校へ行く支度からサッカーの準備まで、子どもの行動につい口を出したり、手を出したりと先回り。「もしかしたら過干渉かも......」そう感じている親御さんは多いのではないでしょうか?大人がアレコレ指示をしてやらせるのは、親も子も楽な部分もありますが、結果、何もかも親任せな子になってしまう可能性も。過干渉とはどんなことなのか、子どもにどんな影響を及ぼすのかを、公認心理師・心理カウンセラーのあさくらゆかりさんに聞きました。(取材・文:前田陽子)■過干渉とは"親の思い通り"にすること干渉とは、命令的な関与や介入。立ち入って他人のものごとに関係し、自分の意見に従わせようとすること、と辞書にあります。子育てでの干渉とは、子どもの考えや行動に働きかけ、親の思い通りにさせようとするための言動で、「ごはんを食べなさい」「歯磨きしなさい」という口出しや、親が「宿題をやる(例:夏休みの課題など)」「合宿の準備をする」などが手出しに当たります。過干渉とは、「干渉」に「過」が付いたもので、子どもの年齢や発達に照らし合わせたときに、手出し口出しをやりすぎているということ。親の命令に従わせるという意味も含まれ、親子というより主従の関係になっているとも言えます。■過保護とは過干渉とどう違うのか過干渉に似たものに過保護がありますが、保護とは外からの危険に対して気を付け、かばい、見守ること。まだ正しい判断ができない子どもには必要な場合も多々あります。「危ないからやめなさい」には、内容や子どもの年齢によって、干渉にも注意喚起(保護)にもなるのでシチュエーションによって判断は異なります。「適切な干渉や保護は、子どもたちには必要なこと。何を手伝って、何を手伝わないかは、子どもの年齢はもちろん、個々の発達状態によって変わります。親の声掛けに対して、子どもが楽しそうか、つまらなそうか。進んでやっているのか、自分はやりたくないけどしているのか。子どもの様子でそれが干渉なのか、保護なのかの目安になると思います」とあさくらさんが、判断の方法を教えてくれました。■「自立」とはどういうことか言われたことに従うということが続くと、自分で決めてその通りに行動をすることが苦手になってきます。それでもつい干渉してしまうのが親心。「まずは、子どもがやらないのか、やれないのかを見極めることが重要です」とあさくらさん。例えば低学年の子に2泊3日の合宿の支度をひとりでやりなさいと言うのは、まだハードルが高いもの。でも、高学年なら可能ですよね。能力はあるのに、意欲などの理由で進まないなら、時間がかかっていても子どもに任せてみる、親は自分の支度や家事などをして子どもの様子を見ないようにする、など視界に入れつつも見守るのが良いとアドバイスをいただきました。子どもには子どものタイミングがあります。子どもが動き出すのを待ちましょう。自立とは①自分で決めて自分で行動する②自分の行動に責任を持つ③絆を大切に他者と協調することとあさくらさんは言います。■過干渉が続くと自分で決めて動けない子になる過干渉が続くと、子どもは言われたことに従うようになります。結果、自分で決めて自分で行動をすることができない子に。さらに失敗しときに「ママ/パパが言ったから」と原因は他者にあると他責的になります。また、失敗や困るという経験がないと助け合いを経験する機会も奪われ、コミュニケーションが苦手になります。自分の気持ちや考え、行動を否定されたり、無視され続けると他者の気持ちや考えを大切にできなくなります。子どものころは素直に従いますが、大人になって立場が上になると、対等な人間関係ではなく、相手を従わせる関係、上下や主従を持つことが当然となってしまうのです。その結果、相手と意見が食い違っても話し合いができず、従うか従わせるか。自立ができないまま大人になってしまう可能性があります。親が子を干渉してしまうのは、子どもがかわいいから。ですが、子どものためと思っているその行動が、子どもから考えたり、責任を取ったり、お友達や周囲の人たちとコミュニケーションをする場を奪ってしまっているのかもしれません。子どもの気持ちを尊重して、子どもがしてほしい方法で、してほしい援助ができる親になりたいですね。あさくらゆかり公認心理師・心理カウンセラー一般社団法人日本ライトカウンセリング協会代表理事、株式会社kikiwell所属カウンセラー・統括責任者幼稚園教諭・保育士・公立小学校学級支援員を経て心理カウンセラーに。2007年1月より(株)kikiwellが運営するキキウェルメンタルヘルスサービス(旧:聞き上手倶楽部)に所属。ライトカウンセラーとして活動開始。「聞ける人ほどうまくいく」をスローガンに、カウンセラー養成講座の講師を務めている。また「聞かせて下さい、あなたのお話」、このひとことを熱く胸に抱え(株)kikiwellで電話カウンセラーとしても活動している。【カウンセリング実績】電話カウンセリング11,400件、メールカウンセリング4,000件、対面カウンセリング100件。連続最長電話カウンセリング記録11時間。クライエントのリピート率は85%
2021年10月12日コミュニケーションで重要な“会話力”。スムーズな会話をする上で求められる“3つの力”とは?うまく話すことよりも相手に好奇心を持つ意識で。日々のコミュニケーションを通じて、自分の会話に苦手意識を持っている人も多いのでは。「最も重要なのは、不得意だと自分にレッテルを貼らないこと」と教えてくれたのは、コラムニストのひきたよしあきさん。「会話のプロであっても、上手に話せたと実感できるのは100回に1回だったりします。うまく話そうとばかり考えずに、話し相手の好きなところやよいと思えるところを、なんでもいいので1つ見つけましょう。相手に好奇心を持つことが、いい会話の第一歩です」そこで、まずはスムーズな会話をする上で求められる“3つの力”をレクチャー。スキル1:聞き上手をめざして!“リアクション力”「あなたの話、聞いてますよ」が伝わるリアクションを。会話をする上で重視すべきは「しゃべり上手よりも、聞き上手であること」と、ひきたさん。「人間は、自分のことをしゃべりたい生き物。“なんか今日は自分のことをうまく話せたなぁ”と思ってもらえたら、その会話はいい会話だったと言えるはず。“あなたの話、ちゃんと聞いてるよ”と伝えるため、リアクションのバリエーションを増やして、安心して話してもらいましょう。大げさなあいづちで声を出すのが恥ずかしい人は、大きく頷くだけでも」会話例・なるほど、確かにねぇ~。・うん、うん、ほお~、そうなんだ!・わぁ、面白いね!それでそれで?スキル2:一歩踏み込んで聞き出す。“インタビュー力”主体はあくまで“あなた”。たくさん話を聞き出そう。とはいえリアクションを返すばかりでは、会話にならない。「会話とは、相手の情報を引き出した上で、私はこう思うんですけど、と深めていくもの。最初から自分の話をしていては空回りするばかりで、聞いてもらえません。“あなた”を主体にすることで、さらに深く聞き出しましょう。会話を始めてしばらくは『あなたはどう思う?』と尋ねる気持ちで、一歩踏み込んだ情報を聞き出していけば、自然と『あなたはどうなの?』と聞いてくれるはず」会話例昨日、明け方まで映画観ちゃってさー。明け方まで!?どんな映画?船が沈没するパニック系(笑)。パニック系!そういう映画よく観るの?うん。好きなんだ。最近なんか面白いの、観た?スキル3:相手と衝突せずに、主導権を握る。“会話のペースを作る力”司会進行になってしまえば、自分の話が聞いてもらいやすく!“それで、あなたはどう思う?”そんなふうに聞かれたら、自分のことや思いを伝える大チャンス。「“賛成”“反対”に分かれやすいのが現代のコミュニケーションの特徴。だからこそ、いざ自分が話す時には、会話のペースを掴んで進行する側に回ってしまえば、話をぐっと聞いてもらいやすい。これまでの会話をまとめたり、考えられる反対意見を挙げた上で、主語を“私は”に切り替えて話すと、印象がやわらいで受け入れてもらいやすくなります」会話例・つまり、今日は疲れてるんだね。じゃあ遠出するのは土曜日にしようか。・ってことは、海に行きたいんだね。それもいいけど、私は山に行きたいなぁ。・わかる!今日寒いしめっちゃラーメン食べたい!でも、実は昼もラーメンだったから別のものがいいなぁ。どう思う?ひきたよしあきさんコラムニスト、コミュニケーションコンサルタント。博報堂勤務時代には数々のCMを手がけ、現在は講師としても活躍中。『「スルーされない人」の言葉力』(大和出版)など、著書多数。※『anan』2021年10月6日号より。イラスト・oyumi(by anan編集部)
2021年10月03日考える力を伸ばすオンライン学習教室を展開する合同会社スクモール(本社:埼玉県川口市、代表:田中 大介)は、子どもたちの思考力や想像力を伸ばすことを目的としたワークショップ「考える授業」を、2021年8月に神奈川県藤沢市にある学童クラブ「アウラ湘南辻堂」にて実施しました。学童クラブ「アウラ湘南辻堂」【思考力を伸ばすワークショップ】この授業の内容は、冒頭に10分程度の当社制作の映像コンテンツを子どもたちが視聴した後、映像に出演していた本物の講師とキャラクターが登場するというサプライズからスタート。内緒のサプライズ演出に子どもたちも驚きを隠せず歓声が上がります。今回の授業のテーマは、「学校の机の新しい機能を考えよう!」という子どもたちにとって非常に身近なものです。グループごとに分かれ、高学年のリーダーのもと「どんな機能が学校の机にあったら嬉しいか」について活気あふれた話し合いを行います。それぞれのグループから発表されたアイデアの中には、小学生とはいえ、「想像力は素晴らしい!」と感じさせるアイデアが数多く出てきます。『自分の考えたモノが机に出現する』や『先生には見えないけど生徒には見えるモノが映し出される』など、まるで最先端技術を知っているかのようなテクノロジーアイデアや、『机が冷たくなったり暖かくなったりする』といった、教室全体にエアコンを強くしなくても良いエコアイデアも出てきて、もう大人顔負けです。子どもたちからは「楽しかった!」「またやりたい!」など約1時間におよぶ本プログラムは大好評に終わり、夏休みの1つの思い出として楽しい時間を提供しました。プログラム当日の様子【映像コンテンツを無料提供】この授業で放映された当社制作の映像コンテンツは、学校の机の金額や歴史を学びながら、講師とキャラクターによる笑いも満載。学校の机の新機能を自由に発想しながら、思考力や発想力を伸ばします。映像コンテンツはこの他にも、「コンビニの新商品を考えよう!」「宇宙旅行で何をしたい?」「宝くじの1億円を何に使う?」など、楽しいテーマが盛りだくさん。当社はこのプログラムを「無料」で提供し、すでに埼玉県にある公立中学校でも実施されるなど、今後も関東近辺の小中学校や学童クラブで展開していく予定です。<詳細・お申し込み>スクモール「学活・総合学習 支援プログラム」 実際の映像コンテンツ■オンライン学習教室「スクモール」概要スクモールとは、これからの社会で子どもたちが活躍するための「考える力」を育てる、新しいオンライン学習教室です。愉快なキャラクターのモルモルと一緒に、学校や塾では教えてくれない「思考力と発想力」を楽しく学べる授業を、月額980円から提供しています。■会社概要商号 : 合同会社スクモール代表者 : 代表社員 田中 大介所在地 : 〒343-0035 埼玉県越谷市大道300-201設立 : 2020年11月事業内容: オンライン学習事業、学校教育支援事業、教育コンサルティング資本金 : 200万円URL : ●本プログラムに関するお問い合わせ先合同会社スクモール代表 : 田中Tel : 048-400-2840E-Mail: info@schmole.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月07日不景気に加えて、コロナショックで経済的に厳しい世の中。収入もさることながら、貯蓄もままならない方も大野ではないかと思います。パートナーの経済力から、将来を考えることも少なくはないでしょう。そこで今回は、お金がない男性とのお付き合いのなかで、考えておきたいことについてまとめてみました。■ 今後の見込みについて彼とゆくゆくは結婚したい。そうした気持ちがあるのなら、お金は避けて通れない問題です。彼でなければいけないのであれば、お金の感覚も含めて彼であることを受け入れるほかありません。ある程度の収入があるのなら、あとはお金をいかにして貯めていくか、も大切になるでしょう。いまは苦しくても、大成する可能性が大きいのであれば、それまでともに我慢する、という選択肢もあります。出ていくお金をできるだけ少なくして、時間がかかってもいいので、お金が貯まるを待つなど、具体的な計画を立てていくことも大切です。お金が貯まるかは、時間と意識の問題です。いまお金がないことに目を向けるのではなく、ぜひこれからの彼に目を向けてみてください。彼の状態や将来への見込み、あなたの気持ち、ふたりの関係を考えてみて。■ お金がないのはどうして?かを考える定職には就いているけど、給与が低い。仕事でお金を使うことが多い。実家に借金があって、その返済をしている。……などなど、「お金がない」ことについては、さまざまな理由が考えられます。なぜ、彼にお金がないのか、その理由を恋人なりにおさえておきたいところです。納得できる理由であれば、お金がない彼を大目に見ることができるかもしれません。もし仮に浪費が激しいのであれば、恋人として、冷静に注意をしていったほうがよいでしょう。あなたとの将来を真面目に考えているのであれば、彼なりの改善が必ず見えてくるはず。あなたとの付き合いをきっかけに、彼のなかでお金に対する考えが変われば、それが一番いいですよね。■ 愛情を感じられるか彼の貯金がゼロに近くても、これから貯めていけばいい。私のほうが稼ぎは多いし、貯金もあるから心配しなくても大丈夫。……そう前向き考えられるは、彼との関係に信頼があってこそではないでしょうか。あなたの思いはもちろんのこと、彼が本当にあなたを思っていてくれるからこそ、思えることなのでしょう。その愛はお金には替えられません。とはいえ、やはりお金も大切です。愛情をただのきれいごとだけに収めず、将来への活力にできるとよいですね。■ 愛はお金では買えない、でも彼の愛はお金では買えないでしょう。しかし、生活していくために、お金が必要なのも事実です。2人の関係を冷静に見極めつつ、どうしていけばいいのか。考えるきっかけにしてみてくださいね。(柚木深つばさ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年08月12日「包容力のある男性と付き合いたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、男性の包容力の有無は見た目ではわかりません。今回は恋をするなら押さえておきたい、「包容力のある男性の特徴」をご紹介します。「男性を見る目」を養うきっかけにしてくださいね。■ 相手の立場で物事を考えられるたとえば、仕事でミスをしてしまった、プライベートで悲しい出来事があった。そんなときは、誰かに話を聞いてもらいながら、気持ちを整理することも多いはず。自分ひとりでは消化できない気持ちを、上手に整理してくれる男性がいれば、包容力のある男性と感じるのではないでしょうか?相手が単に話を聞いてもらいたいと思っているのか、具体的なアドバイスがほしいのか。包容力のある男性は聞き上手なので、そういったことをきちんと見極めているはずです。相手の気持ちに立って考えられる男性かどうか、言動を通してチェックしてみましょう。■ 精神的に大人である多くの女性は、自分より年齢が上の男性に頼りがいを感じるはずです。そのため、人生経験を積んでいて見識が広い男性こそ、「包容力がある」と言えるでしょう。困ったときにいいアドバイスをくれたり、冷静に手助けしてくれたりする人が、包容力のある男性の特徴です。そういう男性ほど精神的に落ち着いていて、困ったときも頼ることができます。つい相手の年齢を気にする女性は多いと思いますが、男性の日ごろの行動にも注目してみてください。彼がどんな行動を取るかによって、包容力があるかどうかをチェックできるでしょう。■ 謙虚な姿勢を持っている包容力のある男性は、謙虚な姿勢を持ち続けていると言えます。年齢を重ねたり上の役職に就いたりしても、誰とでも分け隔てなく接することができる人は、周囲との関係を大事に思っているのでしょう。物事を謙虚に受け止められる姿勢に周囲は親しみと信頼を持ち、人間としての深みも感じさせるはずです。本当に包容力がある人は、相手を選びません。常に自分自身を成長させて、見識を深めようとしている男性のほうが、包容力があると言えます。彼の包容力が老若男女に通じるかどうか、考えてみることもおすすめです。■ 人となりに注目すること包容力の有無を見極めたい場合は、男性の見た目や年齢だけではなく、まず相手の人となりに注目してみてください。そのうえで包容力の部分に目を向けてみると、目の前の男性が違ったふうに見えてくるかもしれません。(柚木深つばさ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年05月28日2020年末に福島県のJヴィレッジで開催された『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020』。この大会に「エコノメソッド選抜」が参加し、見事ベスト4に進出しました。大会のハイライトだったのが、兵庫県の強豪チーム、西宮SSとの準々決勝。エコノメソッド選抜は、個の力に秀でた相手にチームとして対抗すると、一瞬の隙を突いて2ゴールを決めて勝利。大会ベストゲームのひとつに数えられる試合でした。日本サッカー協会とパートナー契約を結び、Jリーグのクラブも取り入れる選手に考えることを求める指導法で選手を育てているエコノメソッドのスクール生たちが見せた、フィジカルに劣る試合での戦い方とは。(取材・文鈴木智之)自分たちより大きい相手にも頭を使ったプレーで戦えることを見せたエコノメソッド選抜■何を見て、どうマークを外し、ボールを受けるのかを普段から指導エコノメソッド選抜とは、これまで約20年にわたり、世界のトップ選手のレベル向上に寄与、パリ・サンジェルマンFCなどと協働しているプロの指導者団体が日本で展開するサッカースクールの選手選抜チームです。選手個々の判断に加えて、チームとして戦う部分に優れていたエコノメソッド選抜。チームを率いたウリオール・ソラーナス監督は、指導のコンセプトを次のように話します。「エコノメソッドが重視しているのは『頭を使ってプレーすること』です。たとえば、ボールを受ける前にどうするのか。何を見て、どんな動きをしてマークを外し、ボールを受けるのか。どこにスペースがあるのか、味方はどこにいるのかなどを認知して、プレーを実行していきます。スクールでそれらを学んだことで良いプレーができましたし、勝利につながったと思います」エコノメソッド選抜は、東京、埼玉、大阪、兵庫の4県にあるスクールから選ばれた選手たちです。多くの選手が、普段は異なる場所でトレーニングしています。しかし、同じメソッドのもとでトレーニングをしているので、いざ集まって試合をすることになっても、共通理解のもとにプレーできていました。ウリオール・ソラーナス監督は言います。「サッカーは連携が重要なスポーツです。そのため、お互いの特徴を知ることが大切です。選抜チームなので難しいところがありましたが、試合を重ねるにつれて『この選手はドリブラーだ』『ボールを持ったときに遠くを見ている選手だな』と、選手同士がわかるようになってきて、うまくプレーできるようになってきました」と、子どもたちの成長を感じたようです。■エコノメソッドのスクールでは場面ごとのプレーの判断を学べる選手たちにもエコノメソッドのプレースタイルは浸透しているようで、準々決勝で2点目を決めた岡崎葵選手は「戦術を学びたくて、エコノメソッドのスクールに入りました。コーチは、この場面ではこういう動きをしたほうがいいとか、この場面ではこうやってボールを動かした方がいい、ドリブルしたほうがいいとか、細かく教えてくれます。前まではドリブルで引っかかることがあったけど、慌てずにボールをつなぐことができるようになりました」と成果を語ります。同じく、準々決勝でゴールを決めた大和海音選手は「小学2年生でサッカーを始めたときから、エコノメソッドのスクールに通っています」と話し、何を学んでいるかを教えてくれました。「コーチからは1対1の仕掛ける場面やボールの受け方などを教えてもらいました。エコノメソッドの特徴はボールを保持して、自分たちのリズムに持っていくこと。ボールを受ける前に周りをよく見て、ボールを呼び込む動きをしないと取られることがわかったので、それを意識しています」■フィジカルに優れた相手と戦う際に大事なことU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020で、エコノメソッド選抜の子どもたちは、フィジカルや個の力に優れた相手と競い合う場面が数多く見られました。そのような相手に対して、ウリオール・ソラーナス監督は、こうアドバイスをしているそうです。エコノメソッド選抜を率いたウリオール・ソラーナス監督「選手たちには『フィジカルに優れた相手には、それを出させないことが重要』と言っています。スピードに乗らせないことも同じで、一発で奪いに行くのではなく、相手のプレーを遅らせたり、速くパスをつないで接触を回避することで、プレーがしやすくなります。サッカーは賢くプレーすることが重要で、パスを受ける前に相手の逆を突くことなど、相手を攻略するためにどうすればいいのかを教えています」賢くプレーすることは、エコノメソッドがもっとも大切にしていることです。それは、日本のすべての年代のサッカー選手において、向上の余地がある部分です。「エコノメソッドが大切にしてるのは、サッカーを理解すること、ゲームを理解することです。フィジカルが強い、弱い、身体が大きい、小さいあると思いますが、それは関係ありません。メッシやイニエスタは大きい選手ではありませんが、ゲームを理解できているので、うまくプレーできています。年代が上がり、身体のサイズが変わったとしても、大切なのはゲームを理解すること。年代が上がればさらに理解しやすくなるので、そこを重視しています」■日本の子どもの勤勉さは他国より上賢さを身につけるのは、一朝一夕でできることではありません。時間が必要で、指導者がすべきは「選手たちを長い目で見ること」だと言います。「子どもたちは一つずつ学び、段階を経て、長い時間をかけて身につけていきます。トライアンドエラーをして積み上げていくものなので、仮にいまできなくても、最終的にできるようになります。そのためにも、指導者は我慢強く見守ることが大切なのです」日本で活動して10年になるエコノメソッド。世界各国で指導をしている彼らですが、日本の子どもたちの学ぶ姿勢は「とても素晴らしい」と感じているようです。「日本の子どもたちの学ぶ姿勢は、10点満点中10点です。学ぶ姿勢、勤勉性、真面目さなど、サッカーがうまくなるために大切な要素を、日本の子どもたちは持っています。我々は世界中で指導していますが、他の国の子どもと比べても、勤勉性はとくに高いものがあります」世界最先端のサッカーを知るエコノメソッドで多くのことを学び、成長していく子どもたち。将来、どんなサッカー選手になるのか、とても楽しみです。
2021年01月08日これからの時代に求められる力として、いま最も注目されているのが「思考力」、そして「発想力」です。これらの力を伸ばすために、たくさんの習い事やさまざまな体験をさせたい、と考えている保護者の方も多いのではないでしょうか。もちろん、特別な体験を通じて得られるものはたくさんあるでしょう。しかし、子どもの思考力や発想力を鍛えるヒントは、日常のなかにあふれているのです。今回は、すぐに実践できる「子どもの思考力・発想力を鍛える方法」について解説していきます。将来のためにいま「思考力」「発想力」の土台を築こう子育てをしていると、いまの子どもたちを取り巻く環境は、昔に比べてガラリと変わったと感じさせられます。私たち親世代が子どもであったほんの数十年前には想像もできなかったほど、社会全体がものすごいスピードで変化していることは、誰の目から見ても明らかでしょう。特に幼児期~学童期にかけての教育においては、昔といまでは「常識」とされていることがまったく違っているケースも多く、保護者のなかには戸惑う人もいるはずです。社会の仕組みが大きく変われば、教育のあり方や進むべき方向性も一変します。これまではペーパーテストで高得点をとることを目標にして、よい学校へ進学して安定した職業につくことが、一般的に「理想のコース」とされてきました。しかし、これからの時代に求められる能力やスキルは、テストの点数だけでは判断できないようなものばかり。そのなかでも、子どもたちが将来のために身につけておきたい能力として、重視されているのが「思考力」と「発想力」です。「考える力」と「ひらめき力」が伸びるとき思考力と発想力について、具体的に説明していきます。■思考力とは「思考力」いわゆる「考える力」は、当然誰にでも備わっているものであり、特別な訓練などしなくても “ただ考える” ことはできるでしょう。しかし、幼児期において育むべき「思考力」は、「物事を自分で判断し、自分で学んでいく力」だと東北大学加齢医学研究所教授の瀧靖之先生は述べています。情報があふれる現代社会では、正しい情報や自分にとって有益な情報を選び抜き、そこからさらに学びを深めていくことが求められます。そのために必要なのが、嘘やうわさに惑わされずに自分で考えて判断する力。そして、正しい判断力のベースとなるのは「考える力」です。子どもの「考える力」を育てるためのカギとなるのは「好奇心」にほかなりません。「知ることが楽しくてしょうがない!」という状態になった子は、親に「勉強しなさい」と言われなくても、勝手に知識をどんどん吸収していきます。まずは、子どもが好きなことに没頭できる環境づくりと、見守ってあげる心の余裕が必要かもしれませんね。■発想力とは「発想力」とはつまり「ひらめき力」。これからの時代は、常識にとらわれない柔軟な考え方ができたり、新しい感性で独創的なものをつくり出したりと、その人なりの個性を発揮することが求められます。子ども教育アドバイザーの岩田かおりさんは、「子どもは、周りの大人やお友だちとの『おもしろいね』『楽しいね』という会話や経験を通じ、自分とは異なる発想があることに気づき、学び、取り込み、新しいイメージをつくり出していきます」と説明しています。幼児期はこのような “楽しい体験” を重ねやすいため、自然と「ひらめき力」が育まれていくそう。子どもの発想力を伸ばそうとして、大人が無理に「考えなさい」と強要してしまうと、子どもは考えること自体が嫌いになってしまいます。大事なのは、自由な環境のなかで、のびのびと「ひらめき力」を伸ばしてあげること。そのためにも、どんどん楽しい体験をさせてあげましょう。思考力・発想力がアップする声かけの工夫続いて、子どもの思考力と発想力をアップさせる声かけ例を紹介します。■思考力アップの声かけー「なぜそう思ったの?」「どうしてこれを選んだの?」教育評論家の石田勝紀さんによると、「人間は『なぜそうなの?』『なぜだと思う?』と問われると考えるようになる」のだそう。子どもが興味をもっているものや好きなものに対して、「なぜ?」と問いかけてあげることで、考えるきっかけが生まれます。ー(子どもが自分で調べたあとに)「どういうことがわかった?」子どもの知的欲求が高まっているときは、質問をされてもすぐに答えを教えてあげるのではなく、調べる方法を伝えましょう。心理カウンセラーの浮世満里子さんによると、「調べたことに対して『どういうことがわかった?』と聞き、子どもに発表してもらうと効果的です」とのこと。それにより、ますます理解力が深まるというわけです。■発想力アップの声かけー「ゆっくりでいいよ」「待ってるから大丈夫」せっかく子どもが考えているのに、「まだ?」「早く早く」と急かしていませんか?親としてはパッとひらめいてほしいと考えてしまいますが、岩田さんいわく「『楽しい経験』や『周りの人の好反応』がなければ、子どもの発想力は育まれません」とのこと。ひらめきが生まれるまでじっくり考えさせてあげましょう。ー「○○ちゃんらしい絵だね」「世界にひとつの絵だね」浮世さんは、「お絵かきや工作などで、お友だちとは違う独創的な表現力を発揮している場合、ほかの子と比べたり評価したりするのではなく、ありのままの表現を認めてあげましょう」とアドバイスしています。それが自信につながり、さらに創意工夫を重ねることにつながるのです。ドリルを活用して、さらに思考力・発想力アップにつなげよう!声かけのほかにも、思考力・発想力を鍛える効果的な方法があります。書店やインターネットですぐに手に入るドリルなどは、まさにうってつけのアイテムだといえるでしょう。■『脳みそぜんりょくドリル』のここがスゴイ!○遊びのジャンルは13種類(おえかき、クイズ、こうさく、かいぶん、いたずら、など)。その日の気分に合わせて選べる!○300以上の遊びを詰め込んだ全600ページという大ボリュームで、飽きずに続けられる!○どこから始めてもOK、どこでやめてもOK!○1ページだけでもOK、10ページ進めてもOK。自由な遊び方で思考力・発想力がぐんぐんアップする!また、ページの途中でも切り離せるようなつくりになっているのも嬉しいポイント。「おえかき」ジャンルから数枚選んで切り離し、色鉛筆と一緒に荷物に入れておけば、車での移動中や食事の待ち時間にも遊ぶことができますね。このように『脳みそぜんりょくドリル』には、子どもたちの脳をフル回転させて、思考力・発想力を伸ばす工夫がたくさんつまっています。集中してよ〜く考えれば小さな子どもにも簡単に解ける問題ばかり。「どっちが早く見つけられるかな?」と親子で競争しても◎めがねやイヤリングを描き込んだり、お化粧をしてあげたりしてもいいですね。楽しみ方は無限大!少し難易度が高い問題もあるので、年齢に応じて長く楽しめます☆こちらもおすすめ!『しりとりあそび』遊びながら言葉を覚えるのに最適な「しりとり」は、小さな子どもが言葉を使いこなせるようになる訓練にも。たったの32ページなので、「最後までやりきった!」という達成感を得やすい構成になっています。『ちえあそび6』折る、切る、貼る、描き足す、といった動作によって手先を器用に使いながら、子どもの自由な発想力を育みます。迷路や仲間さがしなど、子どもが楽しみながら学べるしかけがたくさん!『めいろ1』子どもの能力が飛躍的に伸びる2~3歳は、脳に刺激を与えてあげることで思考力や直感力がぐんぐん発達していきます。カードを切り抜いて迷路をたどったり、ページを折ったりと、手を動かしながら進めていくことでさらに効果アップ!***特別なことをしなくても、日常生活のなかで子どもの思考力や発想力は確実に鍛えられます。声かけを工夫したり、ドリルを活用したりしながら、お子さまの能力を伸ばすサポートをしてあげましょう。(参考)PHPのびのび子育て 2020年12月号 ,PHP研究所.東洋経済オンライン|「考える力がない子」を変える3つの問いかけ新井洋行(2020),『脳みそぜんりょくドリル』, ポプラ社.宮西達也 著, みやしたはんな 絵(2015),『しりとりあそび』, ポプラ社.宮西達也 著, 下間文恵 絵(2014),『ちえあそび6』, ポプラ社.たかいよしかず 著, 吉田朋子 絵(2014),『めいろ1』, ポプラ社.
2020年12月02日近年、数値で測れる学力などの「認知能力」だけでなく、「非認知能力」の重要性が話題となっていますね。「非認知能力」とは伝達力・想像力・発想力・協調性など生きる力に直結する力のこと。その中でも、想像力や伝達力を鍛えるのにぴったりな遊びが「お話作り」です。わが家の子どもたちの想像力と表現力がグンとアップしたと感じる取り組みを紹介します。お話作りゲーム知ってる?想像力を鍛える脳トレ遊びお話作りゲームというのは、題材を元に自分でお話を作る遊びです。遊び方は、・絵カードを見てお話を想像する・「いつ・どこで・誰が・何をした」の4つの言葉をランダムで並べて文章を作るというもの。準備するものも少なく、家だけでなくお出かけ先でも家族みんなで楽しめます。小学校受験対策にも!絵カードを使ったお話作り小学校受験で出題されることもある「お話作り」。例えば「並んでいる4つの絵を見てお話を考えましょう」という問題が出題されます。試験と考えると堅苦しいですが、実はとっても楽しい遊びなんです。お話作りは、自由な発想の中に生きる子どもたちには得意なことかもしれません。【用意するもの】・写真やイラストなどお話作りの題材となるもの自宅にあるものでもOKですが、お話作り用のカードが市販されています。それを用意すると簡単に始められますよ。【遊び方】まずは1枚の絵から、自由にお話を作ってもらいます。おそらく最初は絵の説明になってしまうでしょう。その時は登場人物の感情や情景について、深掘りする質問を投げかけてみます。例えばこの絵を見て、子どもが「動物たちが集まってパーティーをしている」と言った場合。「なんのパーティーなんだろう?」「誰が主役なのかな?」「飾りつけは誰がしたのかな?」など、カードにある要素について質問します。そうすると単調な説明に肉づけがされ、お話らしくなっていきます。このやりとりを繰り返していくと、だんだんとストーリーを構成できるようになるのです。次は、複数枚のイラストを使ってみましょう。複数の題材があると、起承転結のあるストーリーが作りやすくなります。こちらも最初は状況説明になりがちなので、深掘り質問をしていきましょう。そうすると子どもの頭の中に隠れていた豊かな発想が次々と表れます。カードを時系列順に並べるミッションも加えると、よりレベルアップした遊びになります。おかしな文章で大爆笑!紙とペンだけでできるお話遊び私が小学校時代に担任の先生との遊びでとても思い出に残っているものがあります。まず、「いつ・どこで・誰が・何をした」この4つの言葉を自由に考え、紙に書きます。シャッフルして、ひとつずつ紙を引いていくと…あら不思議。それはそれは面白おかしい文章ができあがるのです。例えば、わが家ではこんな文章ができました。【用意したカード】・いつ:「ママの誕生日に」「クリスマスに」「地球最後の日に」「大晦日に」・どこで:「オーストラリアで」「動物園で」「幼稚園で」「デパートで」・誰が:「僕が」「仮面ライダーが」「じぃじが」「小島よしおが」・何をした:「おならした」「逆立ちした」「爪を切った」「オッパッピーした」【完成した文章】「地球最後の日に幼稚園でじぃじがオッパッピーした」完全にハチャメチャゃな文章になりましたが、息子は大笑い。意味がわかる文章が完成すれば大成功、そうでなくても大爆笑できるので盛り上がります。これは選択肢が多ければ多いほど面白くなるゲームです。たくさん題材を用意するか大人数で遊ぶと盛り上がります。パーティーでの余興遊びとしてもおすすめです。人に伝える文章構成の基本「5W1H」。ベースとなる「When・Where・Who・What」について楽しく学べます!知らない言葉が出てきたら、チャンス到来!お話作りゲームをすると、今子どもがもっている語彙力や文章力がよくわかります。日本語は豊かな言語で、ひとつの意味でも複数の表現法がありますよね。幼いうちは語彙数が少なく単調な表現になりがち。お話作りをすることで、表現力アップにも繋がります。もし題材の中で知らない言葉が出てきたら、チャンス到来!図鑑や辞書を使って一緒に調べてみましょう。「百聞は一見に如かず」の言葉通り、ただ教えるより自分で調べる方が深くインプットされます。わが家では知らないことが出てきたらすぐに調べるようにしています。知りたかった情報以外も得られることがあり、学びが広がりますよ。わが家で愛用中!お話作りにおすすめの知育玩具わが家で実際に使用しているお話作り用の知育玩具を紹介します。【100てんキッズ お話づくり絵カード】写真右幼児教室のこぐま会が監修している絵カードセットです。4枚のカードで構成されるお話が12話分入っています。それぞれのカードの裏面には例文が書かれているので、読みの練習もできます。カード1枚でも、4枚でも遊べます。お話作りのスターターキットとも言えるでしょう。【イーブー (eeBoo) テルミー・ア・ストーリー 森の動物たち】写真左動物たちが主人公でイラストがとてもかわいい絵カードです。様々な場面のカードが36枚入っています。「1枚の絵を見て、お話を考える遊び」「1枚のカードから始め、カードを加えていきお話を発展させる遊び」「1人ずつ順番にカードを引きお話をつなげていく遊び」と、シンプルですが多様な遊びができます。【ローリーズ・ストーリー・キューブス】写真中央さまざまなモチーフが描かれたサイコロが9つ入っています。好きな数のサイコロを振り、出ためのイラストを元にお話を作りあげる遊びです。情景が描かれた絵カードと違い、イラストはたったひとつ。そこからストーリーを考えるので、非常に想像力が鍛えられます。コンパクトサイズなので、おでかけのお供にぴったりです<文・写真:ライター秋音ゆう>
2020年09月15日男性に頼りたいと思っている女性ほど、「包容力のある男性がいいな」と考えるのではないでしょうか。でも、男性の包容力の有無は、いったいどこから見抜いたらいいのでしょう?今回は、頼りたい女性がチェックしたい、包容力のある男性の特徴を考えてみました。男性の見る目を養うきっかけにしてみてくださいね。■ 精神的に落ち着いている多くの女性は、自分より年齢が上の男性に頼りがいを感じるのではないかと思います。そう考えると、人生経験を積んでいて、見識が広い男性こそ「包容力がある」と言えそうですね。ほかにも、何か困ったことが起こったときにいいアドバイスをくれたり、冷静に行動を手助けしてくれたりする人が、包容力のある男性といえるかもしれません。そういう男性ほど、精神的に落ち着いていて、地にしっかりと足がついている印象が強いのではないかと思います。つい相手の年齢に目が行ってしまう女性は多いと思いますが、ぜひ男性の日ごろの行動にも注目してみてください。たとえば、デートで行くつもりだったお目当てのお店が閉まっていた、あなたの体調が悪くなってしまったときなど。彼がどんな行動を取るかによって、包容力があるかどうかをチェックできるでしょう。■ 相手の立場になれるたとえば、仕事でミスをしてしまった、プライベートで悲しい出来事があった――。そんなとき、誰かに話を聞いてもらいながら気持ちを整理していくことも多いはず。それこそ、自分ひとりでは消化できない気持ちを、上手に整理してくれる男性がいれば、包容力のある男性と感じるのではないでしょうか?相手が単に話を聞いてもらいたいと思っているのか、具体的なアドバイスが欲しいのか。包容力のある男性ほど聞き上手で、そういったことをきちんと見極めているはずです。つまるところ、相手の気持ちを察するのが上手なのでしょうね。相手の気持ちに立って考えられる男性かどうかを見てみるといいかもしれません。■ 謙虚である包容力のある男性ほど、謙虚な姿勢を持ち続けていると言えます。たとえ年齢を重ねても、上の役職に就いても、誰とでも分け隔てなく接することができる人は、周囲との関係を大事に思っているのでしょう。さらに、物事を謙虚に受け止められる姿勢に、周囲は親しみと信頼を持ち、人間としての深みも感じさせるのでは。本当の包容力は、相手を選ばないはずです。下手にプライドが高く自信家な男性ではなく、常に自分自身を成長させ、見識を深めようとしている男性のほうが、包容力も違ってくるでしょう。謙虚さに目を向け、彼の包容力が老若男女に通じるかどうか、ちょっと考えてみるといいかもしれません。■ おわりに見た目の印象や年齢だけではなく、ぜひ相手の人となりに注目してみてください。そのうえで包容力さに目を向けてみると、目の前の男性がまた違ったふうに見えてくるかもしれません。(柚木深つばさ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年07月21日子どもたちが求められる能力のひとつに「思考力」があります。思考力とは考える力のこと。いま、小学校から高校までの学校教育と、大学入試が大きく変わってきています。そう、教育改革です。これからは、学習したことをしっかり理解するだけでなく、理解した内容を駆使して自分で考え、表現し、判断できるかどうかが求められるようになります。言い換えれば、「思考力」の高さが子どもたちの将来を決める時代がやってきているのです。社会に出てからもずっと必要になる「思考力」を子どもたちに身につけさせるには、学校教育だけでなく家庭教育が必須になってきます。今回は、「思考力」とはどのような能力のことか。そして、子どもの思考力を育むために、親が身につけるべき習慣を3つ紹介します。「思考力」は、学校と家庭との連携で育む先ほど、教育改革の影響で、子どもたちは考える力をより求められ、思考力の高さで将来が決まると書きました。じつは、教育改革の移行期間として、平成30年度から新しい学習指導要領に沿って授業が進んでいます(プログラミング体験など一部を除く)。いま、子どもたちは「思考力」を問われる教育の真っただ中にいるのです。学校での教育内容について、最も重要な基準となる学習指導要領の第1章総則には、「第1 小学校教育の基本と教育課程の役割」として以下のことが書かれています。基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ,これらを活用して課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現力等を育むとともに,主体的に学習に取り組む態度を養い,個性を生かし多様な人々との協働を促す教育の充実に努めること。その際,児童の発達の段階を考慮して,児童の言語活動など,学習の基盤をつくる活動を充実するとともに,家庭との連携を図りながら,児童の学習習慣が確立するよう配慮すること。(引用元:文部科学省|学習指導要領 第1章総則「第1 小学校教育の基本と教育課程の役割」2(1))いままでと同じように、知識や技能はきちんと身につけたうえで、思考力、判断力、表現力を育んで問題を解決することを求められているのです。そして、学習の習慣づけは家庭と連携を図るようにとはっきり記されています。子どもたちは学校で、クラスメートと課題を見つけ、仮説を立て、資料を調べ、時にはインタビューをし、それをまとめて発表するといった、いわゆるアクティブラーニングを行なって思考力を鍛えています。では、家庭ではどうでしょう。子どもが家に帰った途端、「あれをしなさい」「それはだめ」「こうするのよ」「いつまで〇〇しているの」「あなたは△△の道へ進むべき」など、子どもに考えさせる時間を与えず、口や手を出していませんか?もし、「子どもの考える時間を奪ってしまっているのかも」と感じるのであれば、次に紹介する3つの習慣を上手に取り入れてみませんか?思考力を鍛える習慣1:たくさんおしゃべりをさせるお笑いコンビ「パックンマックン」として活躍しながら、相模女子大学と東京工業大学で教鞭をとるパトリック・ハーランさんの専門は「コミュニケーションと国際関係」。パトリックさんは、ご自身のお子さんふたりが通う日本の小学校の授業参観で、お友だちどうしでのおしゃべりが禁止されていることに驚いたのだそう。しゃべる場面が少ないから、しゃべる技術が身につかない。議論が生まれない。討論ができない。問題提起ができない。指摘されても反論ができない。(引用元:朝日新聞DIGITAL|子どもの「思考力」を伸ばすために、親ができること~パトリック・ハーランさん)「しゃべる場面が少ないために、必要なスキルが身につかない」。パトリックさんは、そう指摘します。おしゃべりでの基礎トレーニングがあってこそ、議論や討論といった応用スキルを身につけられるのです。学校でおしゃべりができないなら、家庭でたくさんおしゃべりをさせましょう。パトリックさんは、「大人が当たり前に思っていること」について、子どもに質問することをすすめています。「交番はどうしてあると思う?」など、大人にとっての常識を質問すると、子どもからは予想の斜め上をいく答えが返ってくるのだそう。思考力を鍛えるためには、普段の会話から子どもに考えさせる機会をつくることが大切です。思考力を鍛える習慣2:親は子に “具体的に” 問いかける私たち大人は子どもに対して、すぐに「考えたらわかるでしょう?」「なんでもすぐ聞かずに考えなさい」と言うことがよくありませんか?しかし、この「考える」という言葉がどういうことを意味しているのか、大人もよく理解していないのではないでしょうか。言っている本人が明確にわかっていない言葉を子どもが受け取ったところで、理解できるはずがありません。長年、学習塾を経営して都留文科大学特任教授を務める石田勝紀さんは、「考える」の定義として以下を挙げています。【「考える」とは】「自分の言葉で語れること(What)」「疑問に思うこと(Why)」「手段や方法を思いつくこと(How)」のいずれかのことをしているときに、「考えている」という状態になると考えます。(引用元:東洋経済オンライン|「考える力がない子」を変える3つの問いかけ)そして、この考え方を教えないかぎり、子どもは考えられないし、応用力を身につけることもできないと指摘します。つまり、「考えなさい」と言いたくなったとき、一度、私たちは子どもに対してどのような考え方をしてほしいのか咀嚼し、「これってどういう意味なんだろうね(What)」「なんでそう思ったの?(Why)」「じゃあ、どうすればいいかな(How)」と具体的に問いかけるべきなのです。思考力のトレーニングには、具体的な問いかけが必要になりますよ。思考力を鍛える習慣3:「なぜ・どうして」を考えさせる具体的に問いかけても、子どもからは「わからない」と返ってくることもあるでしょう。それを「なんでわからないの」と責めるのはNG。子どもの「自分はできる」という自己肯定感を低くしてしまいます。大手進学塾で数学の指導経験がある教育クリエーターの秋田洋和さんは、子どもに倫理的思考力を身につけさせるために、「答えをあえて見せ、正解までの途中経過を考えさせる」ことがあるのだそう。よくありがちな「結果だけを見て叱る」ことを100回繰り返すよりも、「なぜ・どうして? を自力で考える習慣づくり」を仕掛けたほうが、子どもは算数・数学好きになるし、急激に成長していく。(引用元:プレジデントオンライン|中国の「子どもの論理的思考力」が高い理由は?)親がやりがちな「結果だけを見て叱る」よりも、「なぜ・どうして」を考えさせるほうが、子どもは成長するのです。たしかに、親に「どうしてわからないの」と叱られたところで、「わからないんだから、その理由なんてもっとわからないよ!」となりますよね。子どもが「どうしてもわからない」と言うときは、答えや親の考えを先に伝えて、どうしたらそこへたどり着くのか考えるように促すとよさそうです。子どもの思考力を高め、「わかった」という経験を積ませることが自信につながり、自己肯定感も高めることにもつながるでしょう。***思考力がついてくると、自分で考えて判断することができて、「自分はこう思う」「自分ならできる」「自分は任されている」と自信がついてきます。この自信は「自己肯定感」につながり、意欲的に学ぶ土台を形成するという相乗効果を生み出してくれますよ。(参考)文部科学省|学習指導要領 第1章総則「第1 小学校教育の基本と教育課程の役割」2(1)ベネッセ 教育情報サイト|子どもの「考える力」と「自己肯定感」を育む[やる気を引き出すコーチング]朝日新聞DIGITAL|子どもの「思考力」を伸ばすために、親ができること~パトリック・ハーランさん東洋経済オンライン|「考える力がない子」を変える3つの問いかけプレジデントオンライン|中国の「子どもの論理的思考力」が高い理由は?
2020年06月30日こんにちは。ライターの和です。何年も前から話題になっている「女子力」というワード。筆者も「女子力」という言葉をテレビや会話で聞くたびに、「本当の女子力とは・・・?」と疑問に思っていました。今回はそんな誰しも一度は聞いたことがある、「女子力」について考えたいと思います。女子力を上げる方法が知りたい人も、そもそも「女子力」の実態が分からないと行動できませんから、じっくり読んでみてくださいね。■「女子力」は「見た目を磨くこと」だけじゃない「女子力」というと最初に思いつくのが、メイクやファッション、ダイエットなどの外見に力を注いで「かわいくなること」だと思います。もちろんこれも確かに女子力のひとつです。かわいくなると外に出たくなるし、実際に「モテる」というイメージはあります。でも見た目だけ努力することを「女子力」と呼ぶのかというと、それはちょっと違いますよね。■小手先の「女子力アピール」は、割とすぐバレる見た目がかわいくて良い香りがしたら、男性も「この子イイじゃん!」と飛びつきます。食事の席でおしぼりやお皿を配るのも、同じように「優しい!」と良い印象を与えますよね。でもそれも最初のうちだけなんです。話しているうちに「あれ?この子、性格悪いな」「自分じゃ何もできないじゃん」なんて思われてしまうと、彼らもすぐに離れて行ってしまう。しかもみんなが付き合いたいと思うような男性ほど「この子はハリボテだな」とすぐに察知するのです。なぜならモテる男性ほど、たくさんの女性を見てきているから。素敵な男性ほど、中身がしっかりしている。彼らは男女問わず、上辺だけの人には騙されないんですよね。つまりいくら外見を磨いたり、行動を見せつけたりしても、それは一時的なモテにしかなりません。でも私たちが望んでいるのって、一瞬だけ誰かにチヤホヤされることじゃないですよね?ひとりの男性に、長い間愛されたいと願っているんですよね?■女子力って結局のところ「人間力」なんです女子力の根本について考えてみると、結局のところ「人間力」にたどり着くのではないかと思います。つまり普通のことを普通にする。朝起きてご飯を食べて仕事へ行って、色んなことで悩んで、たまに楽しいことがあって。そういうごくごく日常的なことをすることに意味があると思います。逆にどんなにかわいくても、親のスネをかじって遊びまくっている人は、女子力が高いとは言わないと思うんです。話は戻りますがこういう普通のことをしていると、時には辛いことにも出くわします。そういう問題をひとつひとつ乗り越えたり、逆に「自分にできない」と判断する力を身に着けたりしていく。このように経験値が上がっていくと「これは違う」と思ったときに引き返せるようになるのです。そうすればダメ男と出会ったときも、たとえ好きでも「付き合わない」という判断ができますよね。わざわざ棘の道を進まなくて良いので、自分の心も穏やかになっていきます。そして「男子力」って言葉は聞かないけれど、いま書いたような「日常生活を送りながら学び、自分を成長させること」ができる男性って、やっぱりモテるんですよね。私たちがよく言う「誰か良い人いないかな~」「普通の人で良いんだけど!」に当てはまっている。だからやっぱり女子力だろうが男子力だろうが、結局のところ「人間力」につながっているんだと思うんです。■おわりにあくまで「かわいくなる女子力」がダメなわけではありません。でもたったひとりの人に長く愛される女子になりたいのであれば、こういった内面的な部分の「女子力」も並行して意識すると良いのではないでしょうか。(和/ライター)(ハウコレ編集部)
2020年05月28日男性にモテたいと思ったら、「女らしさをアピールできるように」と女子力アップのために行動する人が多いでしょう。しかし、女子力アップの前に“人間力の高さ”に注目するのも大切です。男性が思わず惚れるような“人間力の高い女性”を目指すべく、男性の体験談からヒントを探っていきましょう。■ 会話の中に“大人”を感じる!言葉遣いがきれい「職場で周りが年上ばかりなのもあって、友だちと集まったとき『マジ』とか『ていうか』って言葉を使う女子が気になって……親しみがあっていいんだけど、ちょっと子どもっぽいかな。きちんと言葉を遣っている職場の先輩と話すと、大人の魅力を感じます」(25歳/建築メーカー)言葉遣いは、聞き手の印象を大きく左右するものです。大人の女性としての魅力をアピールしたいなら、まずは普段の言葉遣いに目を向けてみましょう。親しみやすさを大切にしつつ、きれいな言葉遣いを心がけたら、男性から「人間力の高い女性」と思ってもらえるかも。■ 努力家な一面にドキッ!目標に向かって努力している「同期の子がペン字検定に挑戦中。“きれいな字がかけたらいいなって思ってはじめたんだけど、どんどん上を目指すのが楽しくなっちゃって!”と明るく楽しそうに話す姿にドキッとしました。何かの目標に向かって努力できる子はキラキラして見えますね」(23歳/出版社)目標に向かって努力することは、人間力アップにも男性の印象アップにも効果を期待できるでしょう。こちらの例ではペン字検定となっていますが、女性らしさのあるものや賢いイメージのあるものでも◎人間力の高さを意識するなら、目標を立てることからはじめたいものですね。■ 忙しくても笑顔を忘れない!気遣い上手「仕事でみんなバタバタしてるとき、忙しいながらも笑顔を忘れない○○さんは“できた人だな~”と思います。忙しいとつい暗い顔になっちゃうから、余計笑顔や明るさが目立つんですよね。仕事仲間をフォローしたりはげましたりするところも好印象です」(26歳/食品メーカー)周りを気遣えるタイプの女性は、男性から人間力の高さを認めてもらえるよう。場の雰囲気を明るくするための笑顔やはげましが、周囲へのフォローとなるでしょう。“気遣い上手”はいきなりできるようになるものではないため、周りをよく見るなど、日々のちょっとした努力で少しずつ身につけていくのがおすすめです。■ 人間力の高さが好印象につながるカギ男性からの印象アップには、人間力を高めることも効果的です。まずは人間力アップにつながる行動から。続いて女子力アップも考えて……と順を追っていけば、女性としての魅力はぐっと高まるでしょう。今回ご紹介した例を、女子力アップの前の“基本”として参考にしてくださいね。(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年04月14日過去には考えられないほど、時代が変化するスピードは上がっています。そんな「いま」を生きる子どもたちに必要とされる力は、じつにさまざまです。研究者によって意見は異なりますが、大切な力として「自己決定力」「協働性」を掲げるのは、幼稚園教諭の経験もあり、著書『非認知能力を育てるあそびのレシピ 0歳〜5歳児のあと伸びする力を高める』(講談社)で注目を集める玉川大学教育学部教授の大豆生田啓友先生。その真意を伺ってきました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)多様性ある社会をつくるためにも重要な「自己決定力」と「協働性」いまの時代、あるいはこれからの時代を生きていく子どもにとって大切な力のひとつとして、わたしは「自己決定力」と「協働性」を挙げています。なぜなら、自己決定力と協働性は、自分らしく主体的に、あるいは他者とともに生きていく力そのものだからです。いま、外国人がどんどん増えている日本でも、「多様性のある社会をつくることが大切だ」と盛んにいわれています。そういう社会をつくるためにも、自己決定力や協働性は欠かせません。自分の考えを自分で決められないと、自分自身のことを大事に思えませんよね?同時に、他者のことも大事に思えないのではないでしょうか。自分らしさを大事にすることと他者を大事にできることは同時に大切なのです。近年、選挙があるたびに投票率の低さについて懸念するニュースを目にします。もしかすると、投票に行かない人は自己決定していないということなのかもしれません。そうではなく、社会全体を見回して、「いまの時代にはこういう政治が必要だ」と、自分の考えを決めることも大切です。その一方で、「自分はこう思うけど、別の考えを持つ人もいる。ちがう考え方のなかにもいいところがある」というふうに考えることも、また重要ではないでしょうか。子ども時代に自分らしさや個性を大事にされ、興味関心に即した遊びを大事にすることは、自己決定力を養い、他者の視点にも立ちながら他者と協力して生きていくことを大事にすることなのです。子ども自身が興味を持っていることについて決断させるでは、どうすれば子どもに自己決定力はつくのでしょうか?大切なのは、なるべく小さい頃から自分で選ぶ・決めるという経験をさせることです。いま、日本では、早期教育が盛んです。その多くは先取りしてなにかを伝えること。それは、その子がなにを必要としているかではなく、こうしたことがあとで役に立つのではないかといった「先回り」です。でも、それは、その子の個性や、興味関心に合っていない可能性もあります。日本よりも海外が優れているというわけではないですが、欧米などでは幼い子どもに対しても、食事をする際には「なにをどれくらい食べたい?」というふうに、基本的に「あなたはどうしたいのか?」ということを確認し、決断させることを目にすることがあります。もちろん、日本には日本の良さもあるのですが、もう少し自己決定の文化を取り入れるのも大切なのではないでしょうか。それこそ、子どもが着る服を選ぶにも、着せ替え人形のように親が服を決めてしまうのではなく、夜に寝る前に「明日はどの服を着ようか?」というふうに、子どもに選ばせてもよいのかもしれません。ただ、子どもの興味関心は十人十色。服を自分で選ぶことにまったく興味を示さない子どももいるでしょう。そこで、「自己決定力が大切だ」と考え、「どうして自分で選ばないの!」と叱ってしまっては本末転倒です。その子にとっては、「服には興味がない」「服は自分で選ばない」ということも自己決定なのです。ですから、その子が本当に興味を持っていることについて自分で決断させればいい。「切り替える力」を得ることにもつながる自己決定また、まだ小さい子どもの場合だと、たとえ興味があることに対してであっても、自分で決めることはそう簡単ではありません。そういうときは、子どもに選択肢を与えてはいかがでしょうか。服を選ばせるのであれば、いくつかの服を見せて「どれにする?」と選択させるのです。この行動は、「切り替える力」を伸ばすことにもつながります。遊びに夢中になっている子どもも、ご飯やお風呂の時間が迫ってきたら、切り替えておもちゃを片づけ、やるべきことをやる必要がある。しかし、小さい子どもにとっては、その切り替えがなかなか難しいのです。親としては、予定通りに遊び終えない子どもに「いつまで遊んでいるの?」といってしまうこともあるでしょう。でも、子どもにもまだやっていたいという気持ちがあって、なかなか終われないのかもしれません。そこで、その子の自己決定を促すための声かけをしてみてはいかがでしょうか?たとえば、「時計の大きい針が3のところまできたら、おもちゃを片づけようか」「このテレビ番組が終わったら片づける?」というふうに、選択肢を示してあげる。本来であれば、そんな選択肢がなくても自分で決められればいいわけですが、選択肢を与えられていても自分自身で決めることには変わりありません。そういった経験を積み重ねることで、段階を経て自己決定力を身につけていくのです。■ 玉川大学教育学部教授・大豆生田啓友先生 インタビュー一覧第1回:非認知能力は育っているか?子どもが「目をキラキラさせる世界」があれば安心です第2回:かわいい子には“いたずら”をさせよ!?「自由に遊んでいいよ」で子どもは学ぶ第3回:親が先回りしたら「自己決定力」は育たない。幼くても決断力を伸ばせる声かけのコツ第4回:イヤイヤ期に「悩まない、苦しまない」。子育ては“ほどほど”がちょうどいい(※近日公開)『非認知能力を育てるあそびのレシピ 0歳〜5歳児のあと伸びする力を高める』大豆生田啓友・大豆生田千夏 著/講談社(2019)【プロフィール】大豆生田啓友(おおまめうだ・ひろとも)玉川大学教育学部教授。青山学院大学大学院文学研究科教育学専攻修了後、青山学院幼稚園教諭等を経て、現職。専門は乳幼児教育学・保育学で、現在、日本保育学会副会長。メディア出演も数多い。著書は、『子育てを元気にする絵本』(エイデル研究所)、『非認知能力を育てる あそびのレシピ 0~5歳児のあと伸びする力を高める』(講談社)、『日本が誇る!ていねいな保育 0・1・2歳児のクラスの現場から』(小学館)、『マンガでわかる! 保育っていいね』(ひかりのくに)、『子どもの姿ベースの指導計画』(フレーベル館)、『あそびから生まれる動的環境デザイン』(学研みらい)、『21世紀型保育の探求-倉橋惣三を旅する』(フレーベル館)、『子育てを元気にすることば』(エイデル研究所)他、多数。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年02月01日できれば親としては子どもが本当に好きなことを思いっきりさせてあげたいところですが、それがなかなか難しいと感じている人も少なくないでしょう。そこで、 『「パッション」の見つけ方: 「人生100年ずっと幸せ」の最強ルール』 を上梓し、子育てやキャリア構築などについて日本やアメリカで講演会やワークショップを展開するボーク重子さんに、親ができることについてお話を伺いました。ボーク重子(ぼーくしげこ)さん作家、ICF会員。米・ワシントンDC在住。2004年、アジア現代アートギャラリーをオープン、2006年、ワシントニアン誌上でオバマ前大統領(当時は上院議員)と共に「ワシントンの美しい25人」のひとりとして紹介される。2017年、一人娘であるスカイが「全米最優秀女子高生コンクール」で優勝、多くのメディアに取り上げられた。現在は、日米で講演・執筆活動中。Instagram: @shigekobork ■いま必要な「考える力」と「楽しむ力」――人工知能(AI)が進化して、私たちの生活もどんどん便利になっています。そんな今の時代に、子どもたちに必要なのはどんな力だと思いますか? ボーク重子さん(以下、ボークさん):人工知能は、インプットしたら正確にほしいことを瞬時にアウトプットしてくれますよね。そういう部分では、もはや人工知能の方が人間よりも早くて、太刀打ちできないんです。ただ、人工知能には、「楽しんで仕事をする」とか、「だれかの役に立ちたい」とか、そういった感情を持つことはできません。私たちには、考えること、そして楽しむことができる。そういうところこそが大きな力となります。これこそが「非認知能力」と言われるもので、子どもたちは、今後この力を伸ばしていくことが重要だと思っています。――「非認知能力」を育むためには、何が必要となってくるのでしょうか? ボークさん:そうですね、子どもたち自身は、自分がやりたいと思えることについては、「やる気」と「エネルギー」がわいてきます。だれかに無理やりやらされたことについて、なかなかがんばれないのは大人も同じですよね。だからこそ、子ども自身が「こんなことがしたい」という思いを持つことが重要なのです。これこそまさに、「出る杭」と言われるようなものを持った人だと私は考えています。 ■「出る杭は打たれる?」子どもがやりたいことを見つけるには ――日本では、どうしても「出る杭」は打たれる傾向にある気がします。そんななかで、子どもたちの考える力や楽しむ力をどう伸ばせばいいのか悩んでしまいます。 ボークさん:私は、思考力のベースにあるのは知識なので、知識を身につけさせることに重点を置いてきた日本の教育もすばらしいと考えています。そして、現在は非認知能力の大切さもだんだんと認識されてきて、学校での教育も徐々に変わってきています。ただ、それでも非認知能力に重きを置く教育は、アメリカなどと比べると、まだまだ日本では進んでいるとは言えない状況です。そんな学校状況でも、家庭での親から子どもに対する接し方によっては非認知能力を伸ばすことができるんです。 ――具体的には、どのように接すればいいのでしょうか。 ボークさん:たとえば子どもが、「相撲取りになりたいから、今日からたくさん食べる!」と言い始めたとして…。ママの内心では「本当はサッカー選手になってほしかったな、大変だな」なんて思ったとしても、「わかった、ママも相撲大好き! がんばれ! がんばれ!」と言える家庭環境がいいですよね。子どもの意見をけっして否定せず、意思を尊重して、自分自身でいられる場所を確保してあげてほしいです。 ――小さい子どもの場合だと、やりたいことがよくわからないこともあって、どう聞き取ってあげればいいか悩むこともあります。 ボークさん:乳児だと、まだ話せない子も多いですね。それなのに「何したいの?」と聞いても、知識と経験が格段に少ないので、何も言えません。そうしたときは、選択肢をいくつか与えてあげて、どれがいいか選ばせてあげる。そうすることで、選ぶ力、選んだことに責任を持つ力を少しずつ伸ばしてあげられると思います ■習い事で子どもの可能性を広げる!――子どものやりたいことを見つけるために、習い事は効果的だと思っています。だから空いている時間があると、ついできるだけたくさん詰め込みたくなってしまうのですが。 ボークさん:わが家では、娘が本当にやりたいことを見つけるまで15ほどの習い事を試しました。でも同時にやるのは、多くても2つまでと決めていたんです。多くの習い事をすると、それだけ毎日のスケジュールがプログラミングされてしまって、子どもの自由時間がなくなってしまいます。そうしたことを続けると、子どもが「指示待ち」の状態になってしまいかねません。さらに、習い事が増えることによって、ママも子どもも疲れ切っちゃうことが大きな問題です。――子どもにとって、夢中になれる習い事を探してあげるにはどうすればいいですか? ボークさん:親が決めてさせるのではなく、子どもが主体的に決めることが大切です。見学や体験に行ってみて、もしイヤだというようなら、無理にはさせない。また、習い事にこだわる必要はないと思います。仕事で忙しいママにとっては、習い事の送り迎えも大変ですから、無理をしてまでやるのは本末転倒です。たとえばおうちでのお手伝いとか、近くの公園に行くとか。習い事でなくても、いろいろな体験をさせてあげることができますよ。■子どもの「やりたいこと」の見つけ方 ――たとえば、子どもにとってやりたいことが「ゲーム」だった場合、それでも「がんばれ!」と言っていいものか悩んでしまいます。 ボークさん:ゲームが大好きで、何時間もできるというのはすごいことですが、それは内向きで、自分が楽しいだけですよね。それを外向きにしてあげる。たとえば、おじいちゃんにゲームを教えてあげるといったように、じつはほんの少しだけ向きを変えるための働きかけをして、子どものすぐ身近にあるモノや人を使えばいいんです。大事なのは、意識を変えること。やりたいこと、大好きなことがあったら、それを外向きに、周りの人も巻き込んでいくことができないかと考えることが大切です。 ――意識を外向きにしていくために、親はどういった声がけをすればいいですか? ボークさん:日本ではよく「大きくなったら何になりたい?」って聞ききますよね? そうすると子どもは「サッカー選手」なんて答えが返ってきます。一方、アメリカでは、「どんな人間になりたい?」と聞きます。そうすると、「僕が元気に走り回る姿を見てみんなに元気になって欲しいからサッカー選手になりたい」といったように答えます。この2つは似ているようで全然違うんです。「どんな人間になりたいか」を考えることで、社会と自分のつながりを意識できます。自分が社会の一部で、何ができるのかということを考える、そうした生き方をこれからの子どもたちは意識できるように声がけできるといいですね。 ここまで、ボークさんには子どもたちが自分らしく生きていくためのヒントをお伺いしました。ちょっと意識を変えるだけで、子どもへの声がけや習い事の選び方など、子どもの非認知能力を高められそうなヒントが多く得られましたね。次回は、子どもだけでなくママも自分のやりたいことを見つけていこうという、ボークさんの考えをさらにうかがっていきます!■今回お話を伺ったボーク重子さんのご著書 『「パッション」の見つけ方: 「人生100年ずっと幸せ」の最強ルール』 (ボーク重子/小学館 ¥1,400(税抜))
2020年01月07日運動神経が悪くて体操やスイミングも、3つか4つぐらい年下の子より下手なほどの息子がサッカーをやりたいと言い出した。きっと試合には出られないだろうし、今より劣等感を持たせたくない。でも、楽しさ重視のスクールは通わせるメリットが見いだせない。夫婦ともにスポーツができないし、近所の友達付き合いもないのでプライベートでサッカースキルを上げてやることもできない。さらに、親の私自身が「スポーツの得意な子の親」の雰囲気が苦手......。どうしたらいい?とご相談をいただきました。すべての項目が、ではなくても共感される親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、ご自身の体験と数々の取材活動で得た知見をもとに、アドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<チームで一番上手いから?息子が努力しないんですけど問題<サッカーママからのご相談>息子(10歳)は運動神経が悪く不器用な子です。器械体操とスイミングを二年程習っていますが、どれも3、4歳下の子より下手なくらいです。最近サッカーがやりたいと言い出し、本人が望むならやらせてあげたい気持ちもありますが、団体競技で、なかでも人気のスポーツであるサッカーをやらせることに親としては抵抗があります。絶対ということはないかもしれませんが、監督やチームの温情以外では試合には出られないだろうし、そのような中でも試合を見ないといけないと思うと耐え難いです。そもそもスポーツが得意な子や親御さんの雰囲気が、親の私自身が苦手で、息子も年下や気の強い子どもにいじめられるのでは、という心配もあります。サッカーを始めることで、「自分は出来ないんだ」と今以上に劣等感を持ってしまうのではと子どもが実感してしまうことが人格形成上心配でもあります。一方で、楽しさ重視のスクールにはお金と時間をかけて通うメリットが感じられません。私たち夫婦はサッカーやスポーツは出来ませんので相手をしてあげることもできませんし、近所での友達付き合いもないので、スクールにいれるほかなく。色々と矛盾しているのですが、子どもがこれ以上スポーツが苦手にならず、嫌いにならず、サッカーに参加したりスクールや少年団に入る前に、サッカーに関する基礎が身に付けられる方法はないでしょうか。<島沢さんのアドバイス>ご相談、ありがとうございます。ご相談文を読んで、お母さんはお子さんをとても愛しているのだなあと感じました。なぜなら「運動神経が悪く不器用な」息子さんに、器械体操とスイミングを習うことを許可しています。文中に「サッカーをやりたいと言い出した」とあるので、器械体操もスイミングも通いたいと言い出したのは息子さん本人なのだと推測します。「下手なんだからやめなさい」「やっても無駄」と出来栄えだけを見て辞めさせることもできるのに、お母さんはそれをずっと見守ってきた。「本人が望むならやらせてあげたい」と書かれているように、子どもの気持ちを尊重する子育てをやってきた。とても素晴らしいと思います。■子どもの「好き」を優先させましょうところが、今度はサッカーをやりたいと言ってきた。サッカーは体操や水泳とは少し勝手が違う。試合に出る、出ない。試合に勝つ、負ける。先の2競技よりも、子どもがシビアな局面にさらされる。試合に出られないのでは?いじめられるのでは?劣等感をもつのでは?お子さんが傷つくと、同じように痛くてたまらず混乱するタイプの親御さんにとって、少年サッカーは(ところによって)ハードな要素がてんこ盛りです。そのため、お母さんが貫いてきた「本人が望むことをやらせてあげたい」子育ての軸が揺らいでしまったのではありませんか?どこかのチームに入る前に、息子さんに基礎的なスキルをつけさせて、入っても苦労しないよう準備させよう。ところが、最近のスクールときたら「楽しさ重視でお金と時間をかけて通うメリットが感じられない」こんなんじゃ、ダメじゃん、ってなりますよね。どこかに、サッカーの家庭教師とかないのかな?何かいい方法はないのかな?と、一所懸命に考えて私にメールをしてくださったのでしょう。しかしながら、今の子育てのベクトルがゆがんだ状態で突き進んではいけません。ちょっと立ち止まってみませんか。ここは、ぜひお子さんの「好き」を優先する子育てに戻りましょう。そこがお母さんの原点だと私は思います。■子ども時代の挫折や失敗などかすり傷以下原点に戻らなくてはいけない理由は、「転ばぬ先の杖」のリスクです。昨今は、サッカーやったら?野球やったら?スイミング行ったら?と、親の思惑に振り回されて自分が一体何が好きなのかさえわからなくなっている子どもが少なくありません。大学生にしても、就職する前に自分の好きなこと、やりたいことが見つからない。それは好きだと感じる機会や、やりたいことかどうかを確かめる冒険をしていない。いろいろな経験を積ませてもらっていないからです。つい最近も「何の資格取ったらいい?」と大学生の息子に尋ねられ「自分の意思がないんです」と困惑するお母さんの相談に乗りました。このような場合、親がわが子に、あれはダメ、こっちをやれと指示命令してきたことが往々にして影響しています。そんなふうに指示してしまうのは、子育てのベクトルがゆがんでいるからです。「子どもに決めさせた方がいいのかもしれないけれど」「好きなことをさせてあげたほうがいいかもしれないけれど」「余計な口出しはしないほうがいいかもしれないけれど」多くの親御さんが、「子育てに大切なこと」を知っています。つまり、正論は理解しているのです。ところができない。私も同じ道をたどっていているので、痛いほどわかります。転ばぬ先の杖を渡してしまうのは、親自身が子どもが失敗したり、苦労する姿を見たくないからです。お母さんも「そのような中でも試合を見ないといけないと思うと耐え難い」と書かれています。お母さんは、ぜひ達観する力をつけてください。目の前の子どもではなく、私はこの子の人生を応援するのだ。そんなふうにマインドセットを変えましょう。子ども時代の挫折や失敗などかすり傷以下。逆に、早期の栄光や名誉がその先の人生を狂わせることだってあるのですから。子どもが試合に出られず、途中でサッカーが嫌になれば、やめるでしょう。もっと試合に出られそうなチームへ行きたいと言えば、一緒に考えてあげればいい。でも、子どもがそこで仲間と続けたいと言えば「ああ、そうなんだね。じゃあ、頑張って」と送り出せばいい。試合を見たくないなら見に行く必要はありません。当番などがないクラブを選べばいいし、行きたいチームにそれがあるなら、当番のときだけ行けばいいのです。■「転ばぬ先の杖」が奪う、子どものエネルギー(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)最後に。転ばぬ先の杖は、前述した大学生のように、自分で考える力を養えない、段取り力がつかないといったさまざまなリスクをもたらします。そのなかでも、自分の好きを見つけて取り組むエネルギーを奪うリスクが一番怖いと感じています。「好きだ」と感じて、それを「やってみよう」と前に踏み出す。そこにはエネルギーが必要です。ところが、お子さんはそんなエネルギーをすでに持っています。3つも4つも下の子より体操も水泳ができなくても、今度は「サッカーしたい!」と言い出した。いい。とてもいい。彼が、楽しさ重視のスクールに通いたいと言うなら、無理のない範囲でやらせてあげてください。お金と時間をかけて通うメリットはあります。ただ、体操と水泳、サッカーはやり過ぎだから、どれかひとつはやめるように。何かを得るためには、何かを失うことだということを学ぶ機会にもなります。お子さんの意思を尊重できる、肝っ玉母さんになってください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2019年11月19日