2023年の暑かった長い夏もようやく終わり、季節が秋に変わろうというころ、背中にかゆみが出始めました。子どもに背中を見てもらうと、湿疹があるとのこと。自分でも鏡を見てみて、驚がく! 背中の中央部分に小さな湿疹が大量発生していました。帯状疱疹(たいじょうほうしん)で苦しんだばかりだった私は、その痛みを思い出して、また帯状疱疹かと青ざめながら病院へ。しかし医師の見立ては意外なものでした。帯状疱疹だと思い病院へ2カ月ほど前に帯状疱疹(ウイルスによって皮膚の痛みや発疹などが起こる病気)にかかっていたので、湿疹は帯状疱疹の再発だと疑わず、すぐさま病院へ。しかし診察室に入り、湿疹を見せると即座に「帯状疱疹ではないね。痛くないでしょ?」と医師の言葉。続けて「ダニかもね」とのこと。季節の変わり目で毛布などを押し入れから出して使わなかったかを確認されました。1週間前に厚い布団に替えたことを思い出し、そのことを伝えると、その布団が原因なのかもと言われました。今までダニに反応したことはなく、皮膚は強いほうだと思っていました。しかし「まだ40代だけれども、加齢とともに皮膚が確実に乾燥しやすくなり、過敏に反応しますので気を付けてください」と言われ撃沈。塗り薬を処方してもらい、とりあえずその薬でかゆみを抑えることはできました。かゆみ対策に試行錯誤する日々布団は天日干しをして、その後に念入りに布団用掃除機をかけました。家族で同じ部屋、同じ布団で寝ているのに私だけ症状が出る現実。本当にダニが原因なのか、そして布団が原因なのか疑いが拭えませんでした。母にそのことを伝えると、もしかして洗剤が合わないのかもという意見があったので、洗剤を赤ちゃん用の無添加洗剤に替えました。私と家族の服を分けて洗い、天気が良い日は毎日シーツを洗ってを干しました。しかし、洗剤を替えて1週間たっても改善が見られませんでした。薬を塗るのを忘れるとかゆくなり、湿疹もなくなるまでにはならず……。シーツを独自にメンテナンスしても、効果があるのかないのかよくわからず、かゆみと闘う日々は続きました。毛布を洗濯機の乾燥機にかけてから洗い直すある日の夜、テレビを何げなく見ていたら、ダニを退治するシーツの洗い方が紹介されていました。食いつくように目を丸くしてテレビを凝視。毛布を洗うときに、最初に乾燥機にかけてから洗ってまた乾燥機にかけるという方法でした。ダニは、60度以上にならないと死滅しないようなので、ただ洗っただけではダニは退治できないとのこと。早速、次の日に試してみました。シーツを洗濯機の乾燥機に2時間かけて、それから洗濯をして、再び乾燥機にかけました。そのあと、洗ったシーツの上から布団用の掃除機をかけて、念のため布団乾燥機にもかけて終了。とても大変でしたが、乾燥機にかけたのはその1回のみで、湿疹が悪化することなく過ごしています。1週間たつころにはかゆみも湿疹も治まってきて、やはりダニが原因だったのだなと納得しました。まとめ皮膚は比較的強いほうで、肌荒れに悩んだのは思春期のにきびくらいの私が、40代に突入して、立て続けに皮膚トラブルで悩むことになるとは驚きです。医師にも言われましたが、加齢とともに皮膚が確実に乾燥しやすく、過敏になるということもあるようです。これからの季節は寒くなってくるので保湿をしっかりおこなって、皮膚トラブル回避に努めたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著者/徳 衿唯(40歳)最近夫が「サウナー」になり、誘われるのでついていったある場所で「ロウリュウ」を体験。サウナの醍醐味を体感し、「サウナー」一歩手前な専業主婦。
2023年12月08日6年ごろ前、両肘付近に湿疹ができてしまいました。最初は直径1cmくらいの湿疹が1つだけだったので虫刺されかな?と思って、市販の虫刺されの薬を塗っていました。しかし、いつまでもかゆみが治まらず、そのうち直径3cmを超える大きさになってしまいました。そこから私と湿疹との長い闘いが始まったのです。夏は良くなるのに冬は悪化のいたちごっこ大きくなった湿疹は、特にお風呂に入るとかゆみがひどくなりました。かきむしりたい衝動をこらえて、ドラッグストアでいろいろな市販薬を購入して試してみましたが、どれも効果はありません。1つだった湿疹が悪化して複数になり、赤い斑点が出るようになったので、皮膚科を受診することに。医師に患部を見せるとすぐに「湿疹ですね」と言われ、ステロイドの塗り薬を処方されました。1日1回患部に塗って2週間ほどであれだけかゆかった湿疹が治り、夏場は快適に過ごすことができました。しかし、冬になって乾燥してくると同じようなところに湿疹が出てきたため、再び皮膚科を受診。違う軟膏が処方されてそのときは治りましたが、冬になるとまた湿疹が復活してしまいました。3年間で3回、同じ皮膚科に通い続け、そのたびに薬が変わりましたが、特に疑問は感じませんでした。湿疹が出て一番困ったことは、肌に密着する服を1日着ていると患部がボコボコして赤くなり、かゆみが増してくることでした。ニットが肌に触れるとかゆくなるので、新しいニットを買ってもたんすの肥やし状態。薄手のタートルネックセーターにネックレスを合わせるようなおしゃれな着こなしは、しばらくお預け……となってしまいました。漢方を試してみたところ…とある中医学の講座に参加したことをきっかけに漢方に興味を持った私は、通勤途中の駅に漢方の調剤薬局があったことを思い出し、試しに寄ってみました。相談窓口で皮膚トラブルと合わせて更年期の症状と思われるホットフラッシュや動悸を相談したところ、粉薬を2種類処方されました。朝と夕食前に服用すると、3日目には湿疹が治り、かゆみも消えたのです。私の症状に合う薬は保険適用外になるということで、2種類を10日分で5,000円という料金でした。良く効きましたが、高すぎて3カ月ほどでやめてしまいました。結局市販のクリームが一番合っていた!?保険診療で漢方を処方してくれる病院を探し、受診しました。初診時に今まで行った病院や更年期症状について伝え、聴診と脈を診てもらいました。脈から体の状態を診るのだそうです。診断の結果、加齢により体内の水分が減っているとのこと。更年期症状を和らげる漢方と皮膚トラブルに効く漢方、そして外用薬として皮膚の乾燥を軽減するヘパリンスプレーが処方されました。やっと自分に合う病院に出合えたと、ホッとしました。トータル1年3カ月くらい通い、湿疹は少しずつ改善しました。しかし保険適用でも薬代が1カ月3,000円強かかるのが気になっていました。更年期の症状はそれほどひどくなく、湿疹を治したいだけなので、結局医者通いをやめることにしました。そこで、テレビCMや新聞広告などで見た、乾燥性のかゆみや湿疹に効く薬に興味を持ち、ドラッグストアで購入していろいろと試すことにしました。その中でも一番私の湿疹に効果があったのは、「メンソレータムADクリームm」でした。肌のボコボコした感じはほとんどなくなったので、今もこれを愛用しています。まとめ空気が乾く冬に繰り返す湿疹の原因は、皮膚の乾燥によるものでした。突如湿疹が現れたのは、加齢により皮膚が乾燥してきたためだと思います。残念ながら、加齢と共に皮膚の状態は変化しています。年齢にあったスキンケアを心がけ、乾燥から皮膚を守ることで湿疹を予防していきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。著者/ナツメ(53歳)天気や気圧の変化での更年期症状に悩むアラフィフ。好きな作家は吉村昭。
2023年10月11日アトピー性皮膚炎とは?原因も解説アトピー性皮膚炎とは、皮膚の上層にかゆみを伴う湿疹が慢性的に繰り返し生じる病気のことです。乳幼児期に生じて成長と共に症状が落ち着くことが多いですが、まれに成人してからも症状が表れる場合があります。アトピー性皮膚炎の原因は遺伝などが挙げられていますが、まだ明確にはなっていません。さまざまな要因が絡んでいると考えられており、花粉症や喘息のある子どもや、家族にそのような症状のある子どもに発症することが多いことが分かっています。発症すると皮膚に赤みのあるぶつぶつができたり、乾燥して皮膚がむけたりといった症状が表れます。強いかゆみが伴うため、子どもが皮膚をかいてしまうことで、症状が悪化することも多くあります。アトピー性皮膚炎によるかゆみがあることで、子どもが夜眠ることができなくなり、身体の成長に影響が出たり、日中の園や学校での活動に影響が出ることも考えられます。また、顔に症状が表れている場合は、白内障などの合併症を発症することもあります。そのため、早めに病院を受診し、適切な治療で症状を改善させていくことが大切です。参考:アトピー性皮膚炎(湿疹)|MSDマニュアル家庭版参考:アトピー性皮膚炎|国立成育医療研究センターアトピー性皮膚炎と発達障害の関連性発達ナビでは「わが家の「アレルギー事情」アンケート&エピソード募集!」としてアレルギーについてのアンケートを募集いたしました。今回はその結果をご紹介いたします。(2023年9月5日~9月7日までに実施/発達ナビ会員65名が回答)Upload By 発達障害のキホン「子どもに発達障害があり、なんらかのアレルギーがある」と答えた方が77%と一番多い結果となりました。多くのご家庭が発達障害とアレルギーに関して悩んでいるようです。参考:わが家の「アレルギー事情」アンケート&エピソード募集!実際にアトピー性皮膚炎がある子どもは、ADHD(注意欠如・多動症)などの発達障害を併存していることが多いと言われています。参考:アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2021|日本皮膚科学会発達障害のある子どもは感覚過敏などの特性が見られることが多く、アトピー性皮膚炎のかゆみに対して強い力でかいてしまうことがあります。そのことで、皮膚の傷が深くなり、治りが遅くなることもあると言われています。そのため、アトピー性皮膚炎に発達障害が伴う場合は、子どもの特性に合わせた治療を行うことや、心理療法も組み合わせて行っていくことが大事と言われています。もし、アトピー性皮膚炎のほかに発達で気になることがある場合は、受診時にそのことも伝えるようにしましょう。アトピー性皮膚炎の症状とは?これは初期の症状?代表的な症状も解説アトピー性皮膚炎は乳幼児期に発症することが多く、通常は生後4ヶ月未満から症状が表れてきます。症状は早期(急性期)と慢性期(後期)といった時期によって異なっています。早期では、赤いじゅくじゅくとした発疹や水泡が生じ、1~2ヶ月続きます。慢性期では、かゆい部分をかくことによって皮膚が固くごわごわした状態になります。年齢によって症状が表れやすい箇所が異なっています。乳幼児では顔から頭皮、首、手、足と広がっていき、年長の子どもや成人の場合は特定の場所に繰り返し表れ、特に首の前面、肘の内側、膝の裏が多いと言われています。また、アトピー性皮膚炎には合併症が多いことでも知られていて、先ほど紹介した白内障のほか、掻いた傷口から細菌が入ることで感染症を引き起こすこともあります。ほかにも、アトピー性皮膚炎のある方が単純ヘルペスウイルスに感染すると、通常よりも重い症状が表れると言われています。参考:アトピー性皮膚炎(湿疹)|MSDマニュアル家庭版アトピー性皮膚炎の治療方法とは?ステロイドを使うの?アトピー性皮膚炎の症状を改善するためには、ステロイドなどを用いた治療やスキンケア、悪化要因の除去などを行っていきます。アトピー性皮膚炎の治療では、ステロイド外用薬を用いた薬物療法がよく行われます。主にコルチコステロイドという種類のステロイドの軟膏を直接患部に塗っていき、皮膚の炎症を抑えていきます。コルチコステロイドには副作用もあるため、子どもの様子も見ながらほかの治療法に変更することもあります。ほかの治療法としては、光線療法といって紫外線を照射していく方法や、内服薬、注射などを用いた治療法があります。治療は基本的には家庭で行っていきますが、症状が重い場合には入院する場合もあります。アトピー性皮膚炎の症状の改善や予防のためには、適切なスキンケアをしていくことも大事です。ここでいうスキンケアとは、皮膚を清潔にすることと保湿することを意味しています。皮膚を洗う際には専用のせっけんを使用し、拭くときはごしごしとせずに軽くたたくように水分を取り、まだ湿っているうちに保湿剤を塗っていきます。スキンケアをする際には以下のような点を心がけていきましょう。・皮膚を洗う際に洗浄力の強いせっけんは避ける・入浴は1日に1度にする・皮膚を拭くときはごしごしとこすらずに、軽く叩くように水分を取る・皮膚が湿っているうちに保湿剤を塗るアトピー性皮膚炎には症状を悪化させる「悪化因子」と呼ばれるものがあり、それらを取り除くことも予防や改善のために大切です。悪化因子にはダニやカビ、ほこり、ペットの毛、ストレス、風邪による体調不良などがあり、子どもによって何が因子となるか異なっています。日常生活における悪化因子を取り除くには、以下のような対策が有効と言われています。・熱湯を使って寝具を洗う・ぬいぐるみやカーペットといったほこりなどが付きやすいものを取り去る・ペットを飼わないようにする、飼っている場合は部屋を分けるなど子どもから遠ざける・子どもがよく過ごす場所に空気清浄機を設置する・湿気の多い場所に除湿器を設置する・子どもの精神的なストレスを減らしていくこのように、アトピー性皮膚炎ではステロイドなどの薬物療法、スキンケア、悪化因子の除去を行いながら症状の改善を目指していきます。参考:複数科間の連携によるアレルギー診療アトピー性皮膚炎を例として|小谷 信まとめアトピー性皮膚炎は皮膚にかゆみを伴う赤みのある湿疹などができる病気で、子どもに多く見られます。合併症が多いことでも知られており、皮膚をかくことで傷ができてほかの感染症や白内障などを発症することがあります。また、発達障害と併存することもあり、その場合は感覚過敏の特性などによって、強くかいてしまうことも考えられます。アトピー性皮膚炎は治療を行うことで症状を改善させることが可能な病気です。子どもに皮膚の赤みなど気になる症状が見られたら、早めに病院を受診するようにしましょう。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2023年09月27日とあるインフルエンサーがラーメン店で背脂を追加した際、メニューに有料との記載がなかったとTwitter(現X)で不満を漏らしたことを機に勃発した“トッピングの有料・無料問題”。インフルエンサーの投稿によれば、ラーメンを注文する際に「背脂多めにできますか?」と聞いたところ店員は「できます!」と快諾。その後、食事中に店員が持ってきた会計伝票を見たところ、背脂の追加料金「100円」が加算されていたという。だがメニューには背脂の追加が有料と記載されていなかったといい、“追加料金が発生するのであれば客に確認するべき”と問題提起。《久しぶりにイラッときました…》と、不満をあらわに。最終的には店側の落ち度として背脂の追加分はサービスしてもらったようで、店に対して感謝の気持ちを記していた。そんななかこの投稿に噛みついたのが、東京・高田馬場にある「博多ラーメン でぶちゃん」の店主。インフルエンサーの投稿を引用する形で、《なんでも無料だと思っているのか。注文したら加算されるのはおかしな事ではない。何故イラッとするのか》と反論。続けて《当店も注文の都度説明なんかしない》と同店のケースを引き合いに出し、《本来は無料な事が感謝されるべき。有料なのは当たり前。くらいの感覚でいるべき。勘違いするな》とインフルエンサーを猛批判したのだった。店主の主張にインフルエンサーは、《ん?だったらメニューに追加料金掛かりますと記載しとくべきです。それか注文の際追加料金かかりますけど宜しいでしょうか?と一言あれば済むだけの話ですよ。当たり前とは一言も言ってません》と反論。ネット上でも《これは店側の説明不足としか思えない》《追加料金とるなら明記してくれというのは客からしたら当然の反応だろう》と、店側の説明責任を問う声が相次いでいた。■「株主にでもなったつもりか?」店主の“不遜態度”でGoogleの口コミが大荒れだが店主の主張は止まらなかった。インフルエンサーの「メニューに追加料金を記載すべき」との主張に対して、こう批判したのだった。《なんでもかんでも記載するわけないだろ。株主にでもなったつもりか?店を利用するかしないか選ぶ権利はあるが 意見する権利はない。ただそれだけの話。逆もまたしかり うちもそのつもりでやっている。勘違いするな》その後の投稿でも、《無料だと思うのも暴論になる。コストがかかるものを無料で頂けると思うな。有料が当たり前。無料なら感謝するべきはなし。何故、有料だとキレららたり 文句を言わらなきゃならんのだ》(原文ママ)と不快感を示していた。店主の主張に《マジ店主正論!》《本当それです》と共感の声もあるが、あまりにも強気な店主の姿勢に引き気味のコメントも続出。《この店主大丈夫?きちんと最後まで文章読んだんであろうか?》《追加料金かかることの説明しない店は客商売としてどうなん?てか自分の店に文句言われたわけでもないのになんでこんな偉そうなんww》《流石にラーメン屋擁護の声も少なくなってきてるやんw》騒動に発展したためか、現在までにインフルエンサーのアカウントは非公開となっている。いっぽうで、「博多ラーメン でぶちゃん」側にも思わぬ悪影響が……。「店主の主張に批判的なユーザーによって、Googleマップの口コミが荒らされはじめています。5段階を表す星マークで最も低い評価の“星1つ”を付けるユーザーや、『有料なら料金表示すべき』とレビューに書き込むユーザーもいました。たしかに店主の言い分も理解できますが、そもそもインフルエンサーと話が噛み合っていない印象でした。また、インフルエンサーが訪れた店でもない店主による強弁は、多くの人にとって“不遜な態度”に映ってしまったようです。とはいえ、わざと店の評価を落とすような行為は許されるものではないでしょう」(WEBメディア記者)
2023年09月07日オリジナルの犬、猫の健康食品、フードの販売を行うドッグダイナー株式会社の、犬・猫のアレルギー、痒み、湿疹をサポートする無添加のサプリ「カユイの痒いの飛んで行け」を、2023年8月24日より販売をスタートいたしました。カユイの痒いの飛んで行け犬、猫のアレルギー、食物アレルギー、湿疹、発疹でお悩みの方へ朗報です。“強いお薬を服用して一時は治るけど、薬をやめるとすぐに痒みは発疹が戻ってしまう…”そんなお悩みをサポートする、完全無添加のサプリを開発しました。天然の素材から出来た健康食品になりますので、ステロイドのような即効性の効果はございませんが、長期でご利用いただきアレルギー体質を改善をサポート。完全無添加のサプリなので、長期ご利用いただいても安心です。【商品の特徴】■完全無添加アレルギーの改善には、長期時間がかかります。「カユイの痒いの飛んで行け」は完全無添加なので、安心してご利用いただけます。■ご飯にかけるだけ粉末のサプリメントなので、ご飯にかけるだけでご利用いただけます。発酵酵素の香りで、美味しく召し上がっていただけます。■50種以上の生きた酵素で、体内をお掃除「カユイの痒いの飛んで行け」で使用されている酵素は、麹菌発酵の生きた酵素を使用。この酵素で、体内の働きをサポートします。■50種の発酵野菜で腸を理想的なバランスに身体の中でも最も大切と言われている、腸。「カユイの痒いの飛んで行け」は、50種の発酵野菜を使用し、腸内環境を理想的なバランスに整えて、アレルギー体質をサポート■アガリクスで身体の力をアップ「カユイの痒いの飛んで行け」には免疫力をアップさせるアガリクスが入っております。アガリクスには、アレルギーに抵抗する力をアップさせるβグルガンが豊富に含まれております。これらの原材料で出来ている「カユイの痒いの飛んで行け」で、犬や猫のアレルギーをサポートする完全無添加のサプリメントになります。【商品概要】商品名: カユイの痒いの飛んで行け価格: 3,100円(税込)※簡単なアンケートに回答いただくと半永久的に20%OFF内容量: 45g(小型犬で約1ヶ月分)素材: 米ぬか・米麦芽・麹菌・アガリクス・青パパイヤ・リンゴ・ニンジン・ダイコン・キャベツ・セロリ・キュウリ・バナナ・ゴボウ・ホウレンソウ・ナシ・ミカン皮・トマト・ピーマン・リョクトウモヤシ・ナス・レンコン・カボチャ・生シイタケ・ショウガ・レタス・ニンニク・ミツバ・ウド・アスパラ・クマザサ・クローバー・コンブ・フキノトウ・タンポポ・オオバコ・エンドウモヤシ・スギ葉・パセリ・カブ・パイン・ブドウ・イチゴ・イタドリの若芽・アサツキ・ハクサイ・エノキタケ・サラダナ・シュンギク・ヨモギ・セリ・ニラ・トドマツ葉・アオシソ・ワカメ販売場所: ドッグダイナー公式 ウェブショップ(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年08月30日これは、ある夏の忘れられない出来事です。当時、私は妊娠37週目でした。真夏の暑い日に突然、首にできたジュクジュクとした湿疹。このときはいつもの湿疹だと思い、まさか命に関わる病気になるとは想像がつきませんでした! しかも、その原因は思ってもいなかった意外なもの。なんとも思わなかったちょっとした出来事から、まさかの入院にまで至った私の体験談をお話しします。★関連記事:「なぜ早く受診しなかったのですか?」突然、激痛が走り帯状疱疹に!実は怖い病気、受診が遅れて…夜中に激しい頭痛が!右側の首に謎の湿疹妊娠37週目に入ったある日のことです。ふと気付くと、右側の首の所に痛がゆくてジュクジュクした湿疹ができました。もともとアトピー性皮膚炎持ちだったので「いつもの湿疹かな?」と思い、しばらくそのまま様子を見ていましたが、湿疹は日に日に広がっていく一方。ただ、いつも使用している常備薬を塗ると症状が落ち着いていたので、特に気に留めることはありませんでした。それから数日後、その日は偏頭痛がするので早めに就寝。すると夜中に右後頭部にズキズキとした激しい痛みを感じ目が覚めました。再度、寝ようと試みるも頭が痛すぎて、まったく眠れず……。頭痛薬を飲みたかったけれど、妊娠中ということもあったので薬を飲まずに我慢しました。朝になったら病院に行こうと考えていましたが、そのうちあまりの痛さに脂汗をかき始め、気分も悪くなったので頭痛に効くツボを調べて押してみたりもしましたが症状は改善されません。しばらく安静にして様子を見ていましたが、これは明らかにおかしい! と判断。そのまま夜間受け入れをしてくれる近所の総合病院に駆け込みましたが、そこには脳神経外科がなく、ひとまず痛み止めの点滴で応急処置をしてもらい帰宅しました。命に関わる病気かも!?翌朝になり改めて脳神経外科を受診しましたが、MRIの検査結果を見た医師からは予想もしていなかった診断結果が!「頭部の血管が一部膨れ上がっている箇所があり、未破裂椎骨動脈解離(みはれつついこつどうみゃくかいり)の疑いがあるので専門医のいる市民病院で診てもらって欲しい」と紹介状を渡されたのです。もし診断通り未破裂椎骨動脈解離だった場合、出産時に力んで血管が破裂したら命に関わるという説明がありました。初めて見る自分の頭部の断面図は、知識のない私でもわかるほど血管が大きく膨れている箇所が確認でき、とてもショックでした。 帰宅後、カロナールという妊娠中でも飲める痛み止めを服用するも効き目はまったくなし。夜になっても痛みが治まらず、「これは血管が破裂する寸前なのでは!?」と不安でたまらなくなり、今にも泣き出しそうになったのを覚えています。痛みが続く中、「私はともかく、おなかの子に何かあってはいけない……」と思い必死に気を紛らわせようとしましたが、症状は変わらず……。今までに体験したことのない強い頭痛と発熱症状も出てきたので、翌日を待たずして夫と一緒に専門医のいる市民病院へ行きました。当時はコロナ禍でもあり、ちょうど緊急事態宣言の真っ最中! 私も念のためPCR検査をすることになり、病院の外でしばらく待機することに。痛みで焦る気持ちのあまり時間の感覚もわからなくなり、時間がたつのが長く感じました。そしてしばらく待った後、無事に陰性が確定しそのまま即検査入院となりました。市民病院では、脳神経外科と産婦人科が併設されていたため、万が一のことを考えてNSTテストという赤ちゃんの心拍の状態や私自身のおなかの張り具合を診る検査をしながら入院ができたので、とても心強かったです。ようやく頭痛の原因が判明!入院後、3回のMRI検査をおこないさまざまな角度から頭部を診てもらいましたが、検査結果に異状はありませんでした。疑いのあった未破裂椎骨動脈解離ですが、頭部内の血管同士が重なって偶然にも血管が膨れているように見えたという、医師も見間違えるほどのまれなケースだったそうです。MRIの検査結果からは原因が特定できなかったため、別の可能性から痛みの原因を探ったところ、原因は頭部内にできた帯状疱疹だということがわかりました。「ここ最近で何か思い当たる節は?」 と医師から聞かれ、すぐに数日前にできた首の湿疹が思い付きました。数日前に見つけた首の湿疹はあせもではなく帯状疱疹で、それが枯れて痕となり、頭部へとウイルスが移動したようです。その後は、痛み止めの点滴と念のためNSTテストも引き続き受けながら4日間の入院生活。退院時には、痛み止めの点滴をしなくてもいいくらい頭痛は和らぎましたが、医師からも「個人差があるのですが痛みは当分、続くでしょう」と言われました。その後もときどきズキッ! という電気が走ったような痛みが続き、その度に薬を服用していました。結局痛みが完全に取れ完治するまでには1カ月以上かかりました。帯状疱疹になったこと自体ももちろんつらかったのですが、出産時に命に関わることもあると言われた未破裂椎骨動脈解離ではなくて、本当によかったとつくづく実感。その後は安心して無事出産に挑めました。まとめ初めに首に湿疹ができたと気付いたときにいつものアトピー性の湿疹と思い込まず、早めに医療機関を受診していれば、このような大事にはならなかったのではないかと思います。慣れというのは、怖いと改めて感じました。私の場合は妊娠中で免疫力が低下していたのも原因の1つかもしれませんが、コロナ禍も相まって何かしらのストレスを常に感じて生活している状態だったのも影響したのかなと思います。今後は、適度に気分転換をおこなうなどして、気持ちにゆとりを持ちながら、なるべくストレスをためない生活を心掛けて過ごしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。著者/かみもとゆき(38歳)不妊治療の影響もあり、ここ最近で増えた体重をどのように減らすか、日々奮闘中!趣味は田舎のパン屋巡り。年子の娘息子とお出かけがてらパン屋を巡るのを楽しみにしています♪
2022年11月09日4人目の育児。何事も慣れたものかと思いきや、初めてのひどい乳児湿疹に悩まされたというママ。赤ちゃんが脂っぽい肌やかさついた肌で悩み、症状が快方に向かうまでの体験談を紹介しています。 4人目ともなると、なんでも「もうベテランよね」と言われてしまいますが、何人産んでも初めてのことはあります。私の場合は、4人目にして初めてのひどい乳児湿疹に悩まされました。脂ぎった肌から、カサカサぼろぼろのお肌……見ていてつらかった乳児湿疹にまつわる体験談をお話しします。 ひどい乳児湿疹。外出先でつらい思いも…湿疹ができ始めたのは生後3週間くらいから。脂漏性湿疹のことは退院前にも助産師さんに聞いていましたし、上の子たちも多少は経験していたので「せっけんで洗い、保湿する」という対処をしていました。しかし一向に症状は良くならず、どんどんひどくなるばかり。 元々活動的な私でしたが、1カ月健診を過ぎても人にわが子の顔を見られるのが嫌で、ふさぎこんでしまいました。たまに出かけると「小さくてかわいいー!」の次には「でもお顔が……」と言われてしまい、ありがたいけれどスキンケアについていろいろアドバイスもされ、余計つらい気持ちになってしまいました。 湿疹が落ち着いてきたと思ったら今度は…わが子が生後2カ月を過ぎるころ、ニキビっぽい湿疹はようやく落ち着いてきました。しかし今度は全身がカサカサに。足や腕、乳輪が赤くなり、頭皮からはフケがいっぱい落ちるようになってしまいました。義母からはローションを渡される始末。 「自分でもしっかり保湿対策しているのに……」と、ありがたいけれどなんとも言えない気持ちになりました。頭皮には魚の鱗のようなものもできていましたし、わが子もかゆいのかかきむしってしまい、枕に血がつくことも。4人目にしてとても髪の毛の薄い子だったので、傷も目立って痛々しかったです。 病院に行くのも気をつかう湿疹を診てもらいたいけど、風邪やインフルエンザなど、病気をもらったらどうしようと思うとなかなか病院に行く気にもなれずにいました。ましてうちは4人の子どもがいて、ほぼワンオペ育児。 産後で弱っている私は、何か病気をもらったらヤバイ!と思っていました。しかし、カサカサでつらそうなわが子を見るとかわいそうで……。そこで生後3カ月のとき、義実家の都合の良い日に上の子たちを預け、午後一番でかかりつけの病院を受診しました。 病院で診てもらってよかった!病院で診てもらったところ、「アトピーっぽいね」と言われ、弱めのステロイド入りの軟膏と、非ステロイドの保湿剤を処方してもらいました。ステロイドと聞くと少し不安もありましたが、湿疹のひどい部分に決められた回数を守れば大丈夫ということで、使っていくとすぐに良くなりました。 しかし、良くなった途端にステロイド剤の使用をやめたら、また湿疹がひどくなってしまったので再受診することに。医師からは、「いきなりやめるのではなく、様子を見ながら徐々に回数を減らしていきましょう」との指導。それ以降、様子を見ながら、不安になったらまた受診しています。 4人目の育児ですが、初めてのひどい湿疹に一喜一憂した日々。病院でもらった薬で、なんとか症状は改善してきたように思います。とはいってもやっぱり保湿は欠かせません。子どもが増えると病院を受診することも大変ですが、いろいろな助けを借りながら頑張っていこうと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/Michika監修/助産師 REIKO著者:小林まり6歳、4歳、2歳、0歳の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2022年10月27日MCTプラス・コンソーシアムは、WEBサイトにて新コラム『この夏、身体に潜む余分な「脂」は「油」で落とすべし!ティップネスがMCTオイルの脂肪燃焼効果に注目!!』を7月29日に公開しました。URL: 「戻り梅雨」もようやく終わりいよいよ夏本番!暑い日が続くと食欲が落ち、何もしなくても汗をかくため痩せやすいと思う人も多いのではないでしょうか?実は夏は冬に比べて基礎代謝が落ちるため、体質的には痩せにくい季節と言われています。今回は、2022年6月から新パーソナルプログラムの『TIPNESS式 痩せて得するダイエット』をスタートした大手フィットネスジムのティップネスに注目。プログラムの食事指導において「脂肪燃焼オイル」として「MCTオイル」を推奨しています。暑い夏でも実践できるダイエット中の食事法について、株式会社ティップネス(本部:東京都千代田区、代表取締役社長:酒巻 和也)丸の内スタイルの堀 悠樹トレーナー、有井 芙結トレーナーにお話を伺いました。堀トレーナー堀 悠樹(ほり・ゆうき)トレーナー長らく水泳の競技選手として身体づくりと向き合ってきた。自身の経験をもとにしたわかりやすい指導でさまざまな世代に人気を博している。有井トレーナー有井 芙結(ありい・ふゆう)トレーナーエンターテインメントの世界で役者として活躍していた一方で、自身のケガの経験をきっかけに、ケガをしづらい身体づくりを学び始める。丁寧なカウンセリングで初心者にも寄り添った提案を行っている。■「栄養をプラス」する食事法と人気の運動メソッドをプロトレーナーが指導する『TIPNESS式 痩せて得するダイエット』がスタート!在宅ワークの方もまだまだ多い中、運動不足で20キロ増えてしまったという方も。運動習慣を取り戻したいということで、パーソナルプログラムの受講を検討される方が多くいらっしゃいます。ただ、ダイエットを成功させるには、運動と食事それぞれの習慣をセットで改善することが不可欠。そのような背景から、運動だけでなく、食事にもフォーカスしたプログラムをスタートしました。痩せて得するダイエット本プログラムでは、まずお客様の運動習慣と普段の食事についてカウンセリングを行います。食事においては、三大栄養素である炭水化物・タンパク質・脂質のバランスをチェックします。そこで分かるのは、多くのお客様が偏った食事をしているということ。たとえば、炭水化物が中心の食事やタンパク質の不足、脂質においては飽和脂肪酸の摂り過ぎなどが挙げられます。そのため、まずは栄養の足し算・引き算をしながらバランスを整えるところから始めます。食材を選ぶ際も、血糖値が乱高下しないものをおすすめしています。食材例■脂質代謝を促す「MCTオイル」は毎食の必須食材!本プログラムでは食事法のノウハウやテクニックを詰め込んだ『食事BOOK』を教科書として用い、学びながら「痩せ手法」を実践します。その中でも毎食の必須食材として設定しているのがMCTオイルです。MCTオイルは健康油としても注目されており、脂肪燃焼オイルと呼ばれることも。ダイエットにおいて油は敬遠されがちですが、MCTオイルは一般的な油脂と比べて、エネルギーとして利用されやすい働きがあるというのが特長です。MCTオイルを摂り続けることで、エネルギー源となる「ケトン体」をつくり出し、脂肪を燃やしてエネルギーを生成しやすい体質(脂肪燃焼体質)となります。身体づくりのプロであるトレーナーもサラダやスープなどの毎日の食事にMCTオイルを積極的に摂り入れています。MCTオイルは必須の食材■ティップネストレーナーに聞いたダイエットの極意 「脂」は「油」で落とすべし!Q. 脂質の摂り方を伝える際に工夫していることはありますか?脂質は「体に悪いもの」というイメージをお持ちの方が多いのですが、体の「悪い脂」は「良い油」でしか落とせないんです。まずは意識を変えてもらい、良質な油を摂る必要性をお伝えしています。中でも、「MCTオイル」は日々の食事に摂り入れるだけで脂肪を燃焼してエネルギーに変える効果があるのでよくおすすめしています。ヒアリングの様子Q. 実際にプログラムを実践されているお客様からの声があれば教えてください。食事を厳しく制限するプログラムという風に思われがちなのですが、食べて良いもの・控えるべきものがはっきりと決まっているので、実践しやすいというお声をいただいています。必要な栄養素を質にこだわって摂ることで、本来人間に必要な食事のサイクルに戻すことができますし、運動も併せて実施することで、相乗効果で結果が出ています。本プログラムは「痩せたい」を叶えるだけでなく、学びながら「痩せ手法」を実践していくので、終了後も一生使える食事の知識が身に付くというのもポイントです。トレーニングの様子<『TIPNESS式 痩せて得するダイエット』概要>食事BOOKプログラムのテーマは「しっかり動いて賢く食べる」。過酷なカロリー制限や食べないダイエットは行いません。「減らす」ではなく「栄養をプラスする」ティップネスオリジナルの食事法で、健康的に美しく、しかも2か月という短期間で効率よく痩せることを目指します。また、運動においては、パーツ別に効率よく鍛える筋トレと、関節にやさしい有酸素運動「登坂トレーニング」を組み合わせた、オリジナルの“筋活メソッド”を採用。抗重力筋を鍛えスタイルや姿勢を良くしながら、脂肪燃焼と筋肉の増量をバランスよく行い、ダイエットを成功に導きます。詳細はこちら: ■「MCTプラス・コンソーシアム」について「MCTプラス・コンソーシアム」は、近年市場拡大を続けているMCT(中鎖脂肪酸)の健康価値や日常生活での取り入れ方を、カラダづくりの専門家による最新研究・調査などを交えながら広く発信しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月29日生まれたばかりの赤ちゃんをお風呂に入れるのってドキドキしますよね。ただでさえ赤ちゃんの扱いに慣れないなか、お風呂の温度やケアの仕方など、私も疑問ばかりでした。今回は、新生児期のお風呂で特に悩んだエピソードをお伝えします。大人が思う以上に赤ちゃんは汗っかき!わが子が生まれたのは、季候のいい10月でした。暑さも和らぎ、過ごしやすい時期だったのですが、わが子の顔を見ると汗をかいています。赤ちゃんは汗っかきと聞いたことがありましたが本当なんだなと思いました。 そこで大切なのが赤ちゃんのお風呂。ただ、なんとか体は洗えても顔が難しい……。せっけんを使うと顔をうまく洗えなかったので、ガーゼで拭くだけにしていました。ところが、それがいけなかったのか、「乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)」を発症してしまったんです。 赤ちゃんの顔もせっけんで洗うことに!産院に相談したところ、やはり顔もせっけんで洗ったほうがいいとのこと。新生児期は新陳代謝が盛んなうえに、ママの女性ホルモンの影響が残っていると言います。そのため、生後3カ月ごろまでは皮脂分泌が盛んだと教わりました。ただ、赤ちゃんによく見られる症状なので過剰に心配する必要はないと聞き、安心しました。 その日から私はわが子の顔をせっけんで洗ったあと、しっかり洗い流すように心がけました。数日すると症状が緩和されていって、ひと安心。ケアの重要性を痛感した出来事でした。 健康な肌を守るために必ず保湿を顔をせっけんで洗うほかに、赤ちゃんの保湿をつい怠ってしまうこともありました。すると、肌はカサカサ、おしりには湿疹ができたことも。赤ちゃんのデリケートな肌を守るために、保湿は欠かせないことを実感しました。 頻繁に排泄する新生児期。特におしりは、お風呂に入ったあとに必ず保湿。日中もカサカサしている箇所を保湿してあげると肌トラブルが少なくなりました。 せっけんは無添加で刺激の少ない物を、お風呂の温度は38~39度くらいなど、赤ちゃんのお風呂で気を付けることってたくさん! 悩んでいる間に子どもはどんどん成長していきました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2022年07月19日若いころからコスメが大好きだった私。さまざまなコスメブランドを気の向くままに使っていました。しかし、40歳を過ぎたころから顔全体がどうにも脂っぽい感じで、ファンデーションがよれるように。化粧直しをするとファンデーションがよれてまだら顔になるし、あぶらとり紙を使ったあとはかさかさとした感触。昔、お肌の曲がり角は25歳と聞いたことがあるけど、本当は40歳過ぎてからよね……なんて感じていました。基礎化粧品を変えてみたけど解消しない!40歳を過ぎるまではTゾーンが少し脂っぽい程度だったので、普通肌用の基礎化粧品を使っていました。しかし、ファンデーションがよれるほど脂っぽくなってしまったことで、脂性肌~混合肌用の基礎化粧品に変えました。すると若干脂っぽさがなくなったような気がするものの、時間がたつとやはりまたギトギト……。年齢肌用の基礎化粧品も使ってみましたが、逆に脂っぽさが際立ってしまい、なかなか「これだ!」と思う基礎化粧品に出合えずにいました。この肌悩みを解消するために、私は雑誌の美容特集を読みあさりました。そのなかで気になったのが、一時期流行した、洗わない洗顔。せっけんや洗顔フォームなどは使わず、お湯だけで洗うという方法です。 友人がこの洗わない洗顔法をしているということで、お金をかけなくても良いなら助かると軽い気持ちで試すことに。ぬるま湯で顔を洗うだけという手軽さなのでとりあえず2日くらいやってみましたが、肌がザラザラするし、かえってくすんだ状態になるし、何より脂っぽさに我慢できず、すぐにいつもどおりの洗顔に戻しました。その後も、美容雑誌を読んでは基礎化粧品を模索する日々が数年続きました。45歳で肌断食との出合い雑誌の美容記事を読んでいたときに、美容研究家の方が肌の調子が悪いときは肌断食をしていると書いてありました。肌断食とはなんぞや?と思って読み進めていくと、洗顔後に何も付けない美容法とのこと。この美容研究家の方いわく、胃腸の不調時にファスティングをすると体調が良くなることから、化粧品類による肌への負担を取り除く、つまりファスティングで自助回復力を高める美容方法だそうです。基礎化粧品ばかり探していた私にとっては目からうろこで、早速試してみました。しかし、洗いっぱなしだと突っ張り感がひどい……。それもそのはず、最初に試した時期は花粉が飛ぶ季節。乾燥する時期でもあったので1度目の肌断食は断念し、湿度のある梅雨の季節に再び試してみました。思ったとおり、梅雨の時期なら突っ張り感はさほど感じませんでした。朝は化粧をするので、夜だけ肌断食をすることにしてしばらく様子を見ることにしました。そのうちに、夜は何も付けなくても、脂は自然と出ていることにと気付きました。これが自助回復力だろうか? 若干脂っぽさが気になるなぁと思ったので、雑誌のコラムで見つけた炭酸洗顔を朝に始めてみました。次に、炭酸洗顔についてお伝えします。断食と炭酸洗顔の相乗効果炭酸水で洗顔することで、毛穴の汚れをしっかりと落とすことができると雑誌には書いてありました。そこで、朝15分ほど早起きして炭酸洗顔の時間を捻出。朝の忙しい時間でも丁寧な洗顔をするルーティンを作るにはとても良い時間だったと思います。最初、市販の炭酸水を使って炭酸洗顔をしていたのですが、炭酸が抜けやすいので、そのうちにドラッグストアで売っている医薬部外品の重炭酸ナトリウムとクエン酸で洗顔用の炭酸水を手作りをするようになりました。2~3カ月したころ、炭酸洗顔のあとは化粧水や乳液の肌なじみが良いかもと、思うようになりました。そして朝の炭酸洗顔と夜の肌断食のダブル効果なのか、炭酸洗顔を始めて1年ほどたつころには、脂っぽさもかさつきも感じなくなりました。透明感も出てきたような気がして、素肌を生かしたナチュラルメイクに変化していきました。まとめ美容研究家の方は肌の調子が悪いときだけということでしたが、私は今、毎夜肌断食をしています。脂っぽさとかさつきが同居する難しい肌の私でも、朝の炭酸洗顔を1年ほど、夜の肌断食を5年ほど継続して、脂っぽさもかさつきもだいぶ改善することができました。肌断食で私の場合は自助回復力が高まったのか、乾燥や花粉の時期に洗いっぱなしでも突っ張りません。化粧品をプラスするのではなくマイナスする美容法は私の肌には合っていたようで、すべすべ肌を実感できています。ちなみに、肌断食に出合う前の基礎化粧品代は月2万円程度でしたが、現在は月2千円以内。基礎化粧品代を大幅に節約することができたのもうれしかったです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)イラスト/サトウユカ★関連記事:【ダイソー】「この手があったか!」スキンケアが時短できる便利すぎる神アイテムを発見!★関連記事:「化粧水が肌に浸透しない…」化粧水を変える前に試して大正解だったこと【体験談】★ウーマンカレンダー肌のお悩み記事をもっと読む著者/cat herba (50歳)保護猫17匹のお世話をしているアラフィフ女子。近所の農家さんから畑を借りてオーガニック野菜を栽培し、収穫した野菜を使って発酵食品づくりを楽しんでいる。
2021年11月27日4人目の育児。何事も慣れたものかと思いきや、初めてのひどい乳児湿疹に悩まされたというママ。赤ちゃんが脂っぽい肌やかさついた肌で悩み、症状が快方に向かうまでの体験談を紹介しています。 4人目ともなると、なんでも「もうベテランよね」と言われてしまいますが、何人産んでも初めてのことはあります。私の場合は、4人目にして初めてのひどい乳児湿疹に悩まされました。脂ぎった肌から、カサカサぼろぼろのお肌……見ていてつらかった乳児湿疹にまつわる体験談をお話しします。 ひどい乳児湿疹。外出先でつらい思いも…湿疹ができ始めたのは生後3週間くらいから。脂漏性湿疹のことは退院前にも助産師さんに聞いていましたし、上の子たちも多少は経験していたので「せっけんで洗い、保湿する」という対処をしていました。しかし一向に症状は良くならず、どんどんひどくなるばかり。 元々活動的な私でしたが、1カ月健診を過ぎても人にわが子の顔を見られるのが嫌で、ふさぎこんでしまいました。たまに出かけると「小さくてかわいいー!」の次には「でもお顔が……」と言われてしまい、ありがたいけれどスキンケアについていろいろアドバイスもされ、余計つらい気持ちになってしまいました。 湿疹が落ち着いてきたと思ったら今度は…わが子が生後2カ月を過ぎるころ、ニキビっぽい湿疹はようやく落ち着いてきました。しかし今度は全身がカサカサに。足や腕、乳輪が赤くなり、頭皮からはフケがいっぱい落ちるようになってしまいました。義母からはローションを渡される始末。 「自分でもしっかり保湿対策しているのに……」と、ありがたいけれどなんとも言えない気持ちになりました。頭皮には魚の鱗のようなものもできていましたし、わが子もかゆいのかかきむしってしまい、枕に血がつくことも。4人目にしてとても髪の毛の薄い子だったので、傷も目立って痛々しかったです。 病院に行くのも気をつかう湿疹を診てもらいたいけど、風邪やインフルエンザなど、病気をもらったらどうしようと思うとなかなか病院に行く気にもなれずにいました。ましてうちは4人の子どもがいて、ほぼワンオペ育児。 産後で弱っている私は、何か病気をもらったらヤバイ!と思っていました。しかし、カサカサでつらそうなわが子を見るとかわいそうで……。そこで生後3カ月のとき、義実家の都合の良い日に上の子たちを預け、午後一番でかかりつけの病院を受診しました。 病院で診てもらってよかった!病院で診てもらったところ、「アトピーっぽいね」と言われ、弱めのステロイド入りの軟膏と、非ステロイドの保湿剤を処方してもらいました。ステロイドと聞くと少し不安もありましたが、湿疹のひどい部分に決められた回数を守れば大丈夫ということで、使っていくとすぐに良くなりました。 しかし、良くなった途端にステロイド剤の使用をやめたら、また湿疹がひどくなってしまったので再受診することに。医師からは、「いきなりやめるのではなく、様子を見ながら徐々に回数を減らしていきましょう」との指導。それ以降、様子を見ながら、不安になったらまた受診しています。 4人目の育児ですが、初めてのひどい湿疹に一喜一憂した日々。病院でもらった薬で、なんとか症状は改善してきたように思います。とはいってもやっぱり保湿は欠かせません。子どもが増えると病院を受診することも大変ですが、いろいろな助けを借りながら頑張っていこうと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/Michika監修/助産師 REIKO著者:小林まり6歳、4歳、2歳、0歳の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2021年08月14日こんにちは! 甥&姪大好きおばバカ平八です!今回は「赤ちゃんの肌トラブル」についてのお話です!双子の姪が生まれて2ヶ月程たった頃、乳幼児健診をしてもらいました。健康状態には問題なかったものの、その頃の双子は肌が荒れやすく、頭や眉に細かな皮脂がこびりついてカサカサしていました。念入りに洗ったつもりでも全く良くならない…というかむしろますます皮脂が頑固になっていくようで、頭を悩ませる状況でした。保健師さんによると「生後2〜3ヶ月くらいまで皮脂の分泌が多いためこのような状態になりやすいが、月齢が上がるとともに落ち着いていく」とのことで、家でケアしつつ自然に良くなるのを待つことにしました。 さて、その日の健診終了後、早速教えてもらった方法で洗うことに。いざガーゼを巻いてみると…。可愛いラーメン屋の誕生!予想外の姿に癒されます!(笑)こうして毎日、双子をラーメン屋にしてから皮脂汚れを浮かして洗っていきました。最初の頃は「やらないよりは落ちが良いかも?」くらいの感覚でしたが、日に日にお肌の状態が改善!成長によるところも大きいとは思いますが、適切なホームケアも大切なのだなぁと実感しました。この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年07月27日生まれたばかりの赤ちゃんをお風呂に入れるのってドキドキしますよね。ただでさえ赤ちゃんの扱いに慣れないなか、お風呂の温度やケアの仕方など、私も疑問ばかりでした。今回は、新生児期のお風呂で特に悩んだエピソードをお伝えします。 大人が思う以上に赤ちゃんは汗っかき!わが子が生まれたのは、季候のいい10月でした。暑さも和らぎ、過ごしやすい時期だったのですが、わが子の顔を見ると汗をかいています。赤ちゃんは汗っかきと聞いたことがありましたが本当なんだなと思いました。 そこで大切なのが赤ちゃんのお風呂。ただ、なんとか体は洗えても顔が難しい……。せっけんを使うと顔をうまく洗えなかったので、ガーゼで拭くだけにしていました。ところが、それがいけなかったのか、「乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)」を発症してしまったんです。 赤ちゃんの顔もせっけんで洗うことに!産院に相談したところ、やはり顔もせっけんで洗ったほうがいいとのこと。新生児期は新陳代謝が盛んなうえに、ママの女性ホルモンの影響が残っていると言います。そのため、生後3カ月ごろまでは皮脂分泌が盛んだと教わりました。ただ、赤ちゃんによく見られる症状なので過剰に心配する必要はないと聞き、安心しました。 その日から私はわが子の顔をせっけんで洗ったあと、しっかり洗い流すように心がけました。数日すると症状が緩和されていって、ひと安心。ケアの重要性を痛感した出来事でした。 健康な肌を守るために必ず保湿を顔をせっけんで洗うほかに、赤ちゃんの保湿をつい怠ってしまうこともありました。すると、肌はカサカサ、おしりには湿疹ができたことも。赤ちゃんのデリケートな肌を守るために、保湿は欠かせないことを実感しました。 頻繁に排泄する新生児期。特におしりは、お風呂に入ったあとに必ず保湿。日中もカサカサしている箇所を保湿してあげると肌トラブルが少なくなりました。 せっけんは無添加で刺激の少ない物を、お風呂の温度は38~39度くらいなど、赤ちゃんのお風呂で気を付けることってたくさん! 悩んでいる間に子どもはどんどん成長していきました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2021年06月05日わが家の長男は皮膚があまり強くありません。夏休みに川遊びをした長男のおなかに、見たことのない赤いポツポツができました。何かに触れてかぶれただけだろうと安易に考えていたわが家。クリニック受診から大きな病院へ紹介され、聞いたことのない病名の診断を受けてから治療完了までの体験談をお話しします。 小児科を受診したら、紹介状を渡されて年中の夏休みに帰省先で川遊びした長男。川遊びから帰ってくるとおなかに赤いポツポツが……。2日後に帰京しても消えておらず、かかりつけの小児科を受診しました。ただのかぶれだと思っていたのですが、先生が赤いポツポツを定規で押して診察。 さらに下まぶたを下げて、「おなかは痛くないの?」とたずねると、長男は「痛くない、大丈夫」と答え、診察も終わりかなと思っていました。すると先生が、「このポツポツは紫斑で、血液の病気だと心配だから今から国立病院へ行ってね」と紹介状を書き始めていました。 国立病院で追加検査・大泣きの採血血液の病気ってどういうこと?と頭が混乱するなか、小児科から車で10分の国立病院へ。小児科には生後9カ月になる次男と3人で受診をしていたので、夫にも病院で待ち合わせをし付き添ってもらいました。 国立病院ではまず体温、血圧などを計ったあと、まずは診察。やさしそうな女医さんがおなかのポツポツを診察しました。かかりつけの先生と同じように、「このポツポツは紫斑で、血液に関する病気のときに出ることが多いです。まずは採血します」と言われ、診察室に長男だけを残して私は退室。廊下には長男が採血に抵抗し、大泣きしている声が響きました。20分後、診察室に戻ると泣きじゃくる長男の顔にもポツポツができていました。 アレルギー性紫斑病泣いただけで顔に紫斑ができた長男。女医さんは「力を入れるだけで紫斑ができたので、何かしらの血液凝固の異常があるかと思われます。採血の結果次第ではこのまま入院です。血液の凝固に関する血小板が少ない場合、出血のリスクがあります。」と淡々と説明しました。 「出血のリスクが高い? 脳出血とかもありうるの?」と、採血結果が出るまで最悪のことを想定しながらスマホで検索しまくる私。30分後に検査結果が出て、女医さんから「心配していた血小板減少紫斑病ではなく、典型的ではありませんがアレルギー性紫斑病だと思われます」と家族みんなで説明を受けました。 強い腹痛を伴うと入院になることが多いようですが、長男は紫斑だけだったため2日後の受診予約を済ませ、帰宅することに。「下血を伴う腹痛やぶつけた記憶がないのにあざができたら相談してください」と注意を受けました。 半年後の尿検査で問題なく、通院終了アレルギー性紫斑病は、原因不明のアレルギー反応によって全身の毛細血管で炎症が起こり、血管が弱くなってしまうことで紫斑が生じる病気だそうです。 長男の紫斑は1週間ほどでなくなりましたが、半数の人に腎炎がみられるとのことで、1カ月後、さらに2カ月後と尿検査を受けました。そして、発症から6カ月後の受診で異常は見られず、通院は終了となりました。 もし、ただの湿疹だと思い、そのままにしていたらと思うと怖いです。こどもの小さな変化に気づき、少しでも変だと思ったら受診するべきだと思いました。長男は別の用事で国立病院に行くと、「あそこで泣きながら注射をしたよね」と当時のことを話してくれます。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:渡辺かほ6歳2歳の男児2人のママ。保育士資格を持つ元保育園看護師。訪問看護で働きながら、ライターとして子育てや医療に関する情報を発信している。
2021年01月02日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は乳児湿疹に関するご相談です。 Q.乳児湿疹がひどくて心配です。生後1カ月になる女の子を育てていますが、乳児湿疹がひどくて心配です。新生児訪問で、保健師さんからお母さんのホルモンの関係で乳児湿疹が出やすいと言われました。小児科の先生には、お湯で濡らしたガーゼで朝昼晩拭き、アズノールを塗り、ひどいところはイソジンで消毒後、テラコードリルを塗るように言われています。 今、朝昼晩温かい湯で濡らしたガーゼで 一度顔全体をふき、アズノールをつけているのですが、ガーゼで拭き取ることが刺激にならないかなと思いながらしています。続けていいものでしょうか。 1人目の子があまり乳児湿疹がなく、そのときと食べたものとかホルモンバランスとかが違うのかなあと思っています。食事など私が気をつけないといけないことはありますか。 高杉絵理助産師からの回答小児科で診てもらって、お手入れについても教えてもらっているのですね。その後湿疹が広がってきたり、赤みがひどくなってくるご様子はありますか? じゅくじゅくしてくる感じがあったり、赤みがひどくなるようでしたら早めにまた受診されることをおすすめします。赤ちゃんのお肌はデリケートで敏感です。免疫力も弱いので日常よくある細菌にも感染しやすいです。早目にお薬を使うことで治癒するのも早くなります。沐浴のときにはたっぷりの泡でママの手を使ってお顔もしっかり洗ってあげましょう。2〜3回洗ってあげても大丈夫です。ガーゼで擦って拭き取らずにシャワーで流してあげるといいですよ。ガーゼで拭くときはあまり強く擦らずにやさしく拭いてあげれば大丈夫ですよ。 乳児湿疹はママのおなかの中にいたときのホルモンの影響なので、質問者さんの今の生活が影響しているということではありませんよ。ご安心くださいね。 今の治療が合えば1週間もすればかなりきれいになってくると思いますが、乳児湿疹ではなく他の可能性もあるので、今小児科で教わった通りにケアしていただいて、それでも改善する様子がなければ再度受診されることをおすすめします。※参考:ベビーカレンダー「専門家に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 乳幼児湿疹とは?乳児湿疹とは、新生児期から乳児期に起こりやすい湿疹をともなう皮膚トラブルの総称です。現れる症状は、カサカサした湿疹や赤みを帯びた湿疹、黄色くてジクジクとした湿疹などがあります。ほとんどの場合、生後数日から、皮脂腺が多いとされる部位を中心に現れます。 正しくケアすれば、一過性で終わることが多いですが、なかには湿疹が慢性化してしまい、アトピー性皮膚炎に発展したり、ひっかくことで傷ができて、そこから細菌感染したりする可能性があるため注意が必要です。 乳児湿疹の分類とそれぞれの原因乳児期に現れる乳児湿疹には、原因によって分類することができます。主な湿疹は次の4つです。■乳児脂漏性(にゅうじしろうせい)湿疹新生児期から乳児期初期ごろの月齢が小さい子どもによくみられる湿疹で、母親からのホルモンの影響で皮脂の分泌が多くなるために起こり、頭部や額などに現れやすいのが特徴です。湿疹部分はニキビに似た状態で、黄色いかさぶたのようなものがついているという特徴があります。 ■乳児乾燥性湿疹軽度な皮膚の乾燥によってかゆみがあり、ひっかくことでできる湿疹が乳児乾燥性湿疹です。皮膚が乾燥しているとバリア機能がとても弱くなるため、外部からの刺激に対するアレルギー反応が強く出ることで、さらに悪化することもあります。 ■乳児汗疹性(にゅうじかんしんせい)湿疹夏場など、汗をかきやすい時期に生じやすい乳児汗疹性湿疹は、汗疹(あせも)と呼ばれます。赤みを帯びた湿疹が特徴で、かゆみが強く、ひっかくことによって悪化し汗疹の状態が続くことでさらに症状が悪化するという悪循環が起こりやすい湿疹となります。 ■おむつかぶれおむつをはいている部分にできる湿疹で、主な原因は尿や便がおむつの素材と混ざり合うことで刺激物となることですが、ゴムの圧迫や紙おむつの材質、繊維などの刺激が原因となる可能性があります。 乳児湿疹の治療と予防効果のある対処方法乳児湿疹は適切な治療をおこない、じょうずに対処することで早く治すことができ、予防もできます。 ■治療方法肌の乾燥やかゆみがひどくならないよう、保湿剤で皮膚をよい状態に戻す治療が一般的です。症状がひどい場合はステロイド外用剤を使うこともありますが、軽度な湿疹であれば、日々のスキンケアの改善や保湿剤だけで皮膚の状態が改善できることもあります。 ■予防効果も期待できる対処方法乳児湿疹は、赤ちゃんの肌を清潔に保たれていないということも原因としてあげられます。また、乾燥の予防が目的の保湿剤の量が十分でなく、日々のスキンケアも正しくできていないことも乳児湿疹が起こる原因と考えられています。それぞれ正しい方法をマスターし、症状の改善や予防を心がけることが大切です。 <赤ちゃんの肌の洗い方>赤ちゃんの肌を洗うときのポイントは、次の7つです。・せっけんはよく泡立て、やさしく手で洗う・洗い残しやすい部分を意識して洗う・せっけんをしっかりと流す・お湯はぬるめ・水分は押さえるようにしてふく・脇や首などは伸ばして洗うようにする・長湯はしない 固形のせっけんの場合、泡立てネットなどを使用してよく泡立て、キメの細かな泡を作ったら、肌を泡でくるむように洗っていきます。洗い残しやすいおでこの生え際、後頭部、鼻、耳の周り、首回り、四肢のくびれやしわ、手の指先などは特に丁寧に洗いましょう。 低刺激なせっけんを使っていてもきちんと流せていなければ、湿疹の原因になってしまいます。洗ったあとは、お湯で泡をきれいに流しましょう。お湯は、熱すぎると刺激となり、余分な皮脂まで落としてしまうため、39度前後のぬるめのお湯でしっかりと流すのがポイントです。 水分が残っているということも湿疹の原因になることがあるため、洗い終わったあとも肌を傷つけないようゴシゴシせず、タオルでやさしく押さえるようにしてふきましょう。 <保湿剤を塗るタイミング>医師から指示があれば指示に従って塗る必要がありますが、特に指示されていない場合は、着替えのタイミング、濡らしたガーゼタオルでやさしく汚れをふき取ったあとや入浴後に塗るのがおすすめです。 <保湿剤の塗り方>赤ちゃんの肌は大人の肌よりも薄いため、少しこするだけでも刺激となります。保湿剤を塗る際は、すりこむのではなく、やさしく伸ばすイメージで塗っていきましょう。 <生活環境や衣服>生活環境や着ている服がかゆみや湿疹を助長してしまうことがあるため、日常生活においては次のことに気をつけましょう。・清潔な環境を心がけ、温度や湿度にも気を配る・爪をこまめに切る・赤ちゃんを抱っこする人もチクチクする素材の服は避ける 乳児湿疹は、正しくケアすることで症状が早く改善し、やわらぐこともあります。そのため、気づいたタイミングで病院を受診して正しいケアをすることが大切です。皮膚トラブルが悪化させないためだけでなく、きれいな赤ちゃんの肌を守るためにも、スキンケアや予防のポイントをマスターし、乳児湿疹が起こりにくい状態を保つようにしましょう。※参考:基礎知識(ベビー)「赤ちゃんの湿疹(乳児湿疹)の原因は?対処法と予防法について」【監修者:医師 TANI先生 小児科 | 小児科医】
2020年10月15日4人目ともなると、なんでも「もうベテランよね」と言われてしまいますが、何人産んでも初めてのことはあります。私の場合は、4人目にして初めてのひどい乳児湿疹に悩まされました。脂ぎった肌から、カサカサぼろぼろのお肌……見ていてつらかった乳児湿疹にまつわる体験談をお話しします。 ひどい乳児湿疹。外出先でつらい思いも…湿疹ができ始めたのは生後3週間くらいから。脂漏性湿疹のことは退院前にも助産師さんに聞いていたし、上の子たちも多少は経験していたので「せっけんで洗い、保湿する」という対処をしていました。しかし一向に症状は良くならず、どんどんひどくなるばかり。 元々活動的な私でしたが、1カ月健診を過ぎても人にわが子の顔を見られるのが嫌で、産後うつのような症状とも重なってふさぎこんでしまいました。たまに出かけると「小さくてかわいいー!」の次には「でもお顔が……」と言われてしまい、ありがたいけれどスキンケアについていろいろアドバイスもされ、余計つらい気持ちになってしまいました。 湿疹が落ち着いてきたと思ったら今度は…わが子が生後2カ月を過ぎるころ、ニキビっぽい湿疹はようやく落ち着いてきました。しかし今度は全身がカサカサに。足や腕、乳輪が赤くなり、頭皮からはフケがいっぱい落ちるようになってしまいました。義母からはローションを渡される始末。 「自分でもしっかり保湿対策しているのに……」と、ありがたいけれどなんとも言えない気持ちになりました。頭皮には魚の鱗のようなものもできていましたし、わが子もかゆいのかかきむしってしまい、枕に血がつくことも。4人目にしてとても髪の毛の薄い子だったので、傷も目立って痛々しかったです。 病院に行くのも気を使う湿疹を診てもらいたいけど、風邪やインフルエンザなど、病気をもらったらどうしようと思うとなかなか病院に行く気にもなれずにいました。ましてうちは4人の子どもがいて、ほぼワンオペ育児。 産後で弱っている私は、何か病気をもらったらヤバイ!と思っていました。しかし、カサカサでつらそうなわが子を見るとかわいそうで……。そこで生後3カ月のとき、義実家の都合の良い日に上の子たちを預け、午後一番でかかりつけの病院を受診しました。 病院で診てもらってよかった!病院で診てもらったところ、「アトピーっぽいね」と言われ、弱めのステロイド入りの軟膏と、非ステロイドの保湿剤を処方してもらいました。ステロイドと聞くと少し不安もありましたが、湿疹のひどい部分に決められた回数を守れば大丈夫ということで、使っていくとすぐに良くなりました。 しかし、良くなった途端にステロイド剤の使用をやめたら、また湿疹がひどくなってしまったので再受診することに。医師からは、「いきなりやめるのではなく、様子を見ながら徐々に回数を減らしていきましょう」との指導。それ以降、様子を見ながら、不安になったらまた受診しています。 4人目の育児ですが、初めてのひどい湿疹に一喜一憂した日々。病院でもらった薬で、なんとか症状は改善してきたように思います。とはいってもやっぱり保湿は欠かせません。子どもが増えると病院を受診することも大変ですが、いろいろな助けを借りながら頑張っていこうと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:小林まり6歳、4歳、2歳、0歳の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2020年09月27日生まれたばかりの赤ちゃんをお風呂に入れるのってドキドキしますよね。ただでさえ赤ちゃんの扱いに慣れないなか、お風呂の温度やケアの仕方など、私も疑問ばかりでした。今回は、新生児期のお風呂で特に悩んだエピソードをお伝えします。 大人が思う以上に赤ちゃんは汗っかき!わが子が生まれたのは、季候のいい10月でした。暑さも和らぎ、過ごしやすい時期だったのですが、わが子の顔を見ると汗をかいています。赤ちゃんは汗っかきと聞いたことがありましたが本当なんだなと思いました。 そこで大切なのが赤ちゃんのお風呂。ただ、なんとか体は洗えても顔が難しい……。せっけんを使うと顔をうまく洗えなかったので、ガーゼで拭くだけにしていました。ところが、それがいけなかったのか、「乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)」を発症してしまったんです。 赤ちゃんの顔もせっけんで洗うことに!産院に相談したところ、やはり顔もせっけんで洗ったほうがいいとのこと。新生児期は新陳代謝が盛んなうえに、ママの女性ホルモンの影響が残っていると言います。そのため、生後3カ月ごろまでは皮脂分泌が盛んだと教わりました。ただ、赤ちゃんによく見られる症状なので過剰に心配する必要はないと聞き、安心しました。 その日から私はわが子の顔をせっけんで洗ったあと、しっかり洗い流すように心がけました。数日すると症状が緩和されていって、ひと安心。ケアの重要性を痛感した出来事でした。 健康な肌を守るために必ず保湿を顔をせっけんで洗うほかに、赤ちゃんの保湿をつい怠ってしまうこともありました。すると、肌はカサカサ、おしりには湿疹ができたことも。赤ちゃんのデリケートな肌を守るために、保湿は欠かせないことを実感しました。 頻繁に排泄する新生児期。特におしりは、お風呂に入ったあとに必ず保湿。日中もカサカサしている箇所を保湿してあげると肌トラブルが少なくなりました。 せっけんは無添加で刺激の少ないものを、お風呂の温度は38~39度くらいなど、赤ちゃんのお風呂で気を付けることってたくさん! 悩んでいる間に子どもはどんどん成長していきました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2020年06月11日秋の美味しい食材といえば「秋刀魚」です。脂がたっぷりのった秋刀魚は逆に太ってしまうのでは?と思う方もいるでしょうが、実は食べることを我慢する必要はありません。美味しい秋の味覚、秋刀魚を楽しみながらダイエットを成功へと導きましょう。秋刀魚はダイエットに活用できる脂がたっぷり乗った秋刀魚は高カロリーなため、ダイエット中は避けたほうが良いのではと考えがちですが、実はこの脂こそがダイエット効果を高めてくれる重要な栄養素なんです。他にもダイエット中に積極的に取り入れたい次のような栄養素を摂取することができます。関連記事【レシピつき】秋刀魚の美容効果が凄い!!旬の秋刀魚を食べて美肌作り&ダイエット良質な脂質秋刀魚に豊富に含まれる脂質、EPA(エイコサペタンエン酸)と、DHA(ドコサヘキサエン酸)は、体内の機能を活性化させるのに必要なオメガ3脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)。血液をサラサラにし内臓脂肪をを減少させる働きや、脳の機能を活性化する働きがあるため、体内を健康的で代謝のよい状態に整える効果が期待できます。良質なたんぱく質秋刀魚に豊富に含まれるアミノ酸は、ボディラインにメリハリをつくる筋肉の主な材料です。筋肉量が増えることでボディラインが引き締まるだけでなく、エネルギー消費量を増やして痩せやすい体質に整えることができます。鉄分・カルシウム体内がエネルギー不足になると起こりやすい貧血や骨の老化を防ぎ、運動によるダイエット効果を高めやすくなります。豊富なビタミンカルシウムの吸収をサポートするビタミンDや、体内の老化を抑制する効果が期待できるビタミンE、血液の生成を助けるビタミンB12などが豊富。ダイエット効果の期待できる栄養素の働きをさらに高めてくれます。食べ方の工夫で秋刀魚はダイエット食になる秋刀魚は秋になると脂が乗るため、その分カロリーも高くなります。正確なカロリー計算は秋刀魚の大きさや脂の乗り具合にもよって変わるため難しいですが、中くらいのサイズの秋刀魚(100〜120g)で、300〜350kcal程度です。鮭1切れ(80〜100g)の100〜150kcal程度と比べるとやはり高カロリーです。そこでカロリーオーバーを防ぎながらダイエット効果を高めるためには、次のような食べ方がおすすめです。刺身よりも「塩焼き」を選ぶお刺身は調味料のカロリーがほとんど上乗せされないため、ヘルシーなイメージがありますが、身に含まれる脂質をそのまま摂取する食べ方です。生で食べるよりも、焼いて油を2割程度落とした方が摂取カロリーを減らし脂質の摂りすぎを防ぎやすくなります。中でもおすすめは、シンプルな味付けの塩焼きです。調味料による摂取カロリーの増加を防ぎ、余分な脂を落とした状態で楽しむことができます。蒲焼きや南蛮漬けは「量」を調節蒲焼きや南蛮漬けは調味料のカロリーが高い調理法です。避ける必要はありませんが、塩焼きと同じ感覚で食べるとカロリーオーバーになりがちなので、1度に食べる量を減らしましょう。付け合わせに大根おろしやレモンを合わせる食物繊維が豊富な大根おろしと、疲労回復をサポートするクエン酸が豊富なレモンは、秋刀魚の付け合わせとしてよく合う食材です。どちらも内臓機能を活性化し代謝を高めるのに役立ちます。秋刀魚をダイエットに取り入れよう食べ方の工夫次第で痩せやすい体質づくりに役立つ「秋刀魚」。ダイエットで食事を我慢するやり方ではストレスを溜め込みリバウンドしやすくなってしまいます。美味しい秋の味覚を楽しみながら代謝を高めていきましょう。Nao Kiyota美容・健康ライター
2020年01月16日里帰り出産をした私は、産後は両親のもとで生活していました。そして生後1カ月を過ぎたころ、息子に出始めた乳児湿疹。両親は湿疹を見るたびに、「こんなになってかわいそうねぇ」と特に深い意味もなく言うので、その言葉を聞くたびに悲しい気持ちになりました。子どものことについて言われる何気ない言葉で、こんなに悲しい気持ちになるのかと自分でもびっくりした体験談です。 乳児湿疹ができた息子息子も無事生まれ、特にトラブルもなく1カ月健診を終えたころでした。息子の顔に赤くプツプツとニキビのような湿疹が出始め、あっという間におでこ全体から頭皮、頬にも広がっていったのです。念のため小児科で見てもらいましたが、乳児湿疹ということで塗り薬をもらって様子をみることになりました。育児書にもよくあることだと書いてあったし、おそらく一時期的なものだろうと思い、小児科で聞いたケアをしっかりしながらなるべく気にしないように息子に接していました。 「かわいそう」という両親の言葉がつらい息子の乳児湿疹はなかなかよくなりません。両親は「こんなになっちゃってかわいそうねぇ」「かわいそうに。早くよくなったらいいのにねぇ」と何気なく息子に声をかけます。それを毎日聞いていると、私はだんだん気持ちが沈んでいき……。別に深い意味もないし、つい言ってしまうんだろうとわかっていました。確かに湿疹が出てかわいそうと感じる気持ちは自然なのかもしれません。それはわかっているのですが、私の気持ちはどんどん悲しくなっていきました。そしてついに「かわいそうって言わないで!」と両親に怒鳴ってしまったのです。 息子への言葉は何十倍もつらく感じた両親は「ごめんね。もう言わないようにするね」と気をつけて言葉を選んでくれるようになりました。「かわいそう」という言葉を聞かなくなると、私のつらく沈んだ心もだんだん軽くなり、乳児湿疹をひどく気にすることはないなという気持ちになっていったのです。息子に向けられる「かわいそう」という言葉は、私にとって本当に悲しくつらい言葉でした。自分に直接向けられる言葉よりも、何十倍も心にグサッと刺さったのです。何気ない言葉だと理解していても、こんなに悲しい気持ちになるのかと自分でもびっくりしました。 初めての育児で手探り状態だったなか、乳児湿疹が出て困惑していたところに、息子に向けられた「かわいそう」というネガティブな言葉。それがこんなにも心を乱して悲しくなるなんて思いもしませんでした。子どもに向けられる言葉によって、これほど親が動揺するなんて……と初めて知ったできごとでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:山下 ひいこ一児の母。看護師・鍼灸師の資格を持ち、逆子治療やマタニティケアなどを行っている。自身の経験を生かし、不妊や妊娠・育児に関する体験談を中心に執筆活動を行う。
2019年09月23日生まれたばかりの赤ちゃんを、お風呂に入れるのってドキドキしますよね。ただでさえ赤ちゃんの扱いに慣れないなか、お風呂の温度やケアの仕方など、私も疑問ばかりでした。今回は、新生児期のお風呂で特に悩んだエピソードをお伝えします。 大人が思う以上に赤ちゃんは汗っかき!わが子が生まれたのは、季候のいい10月でした。暑さも和らぎ、過ごしやすい時期だったのですが、わが子の顔を見ると汗をかいています。赤ちゃんは汗っかきと聞いたことがありましたが本当なんだなと思いました。 そこで大切なのが赤ちゃんのお風呂。ただ、なんとか体は洗えても顔が難しい……。せっけんを使うと顔をうまく洗えなかったので、ガーゼで拭くだけにしていました。ところが、それがいけなかったのか、「乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)」を発症してしまったんです。 赤ちゃんの顔もせっけんで洗うことに!産院に相談したところ、やはり顔もせっけんで洗ったほうがいいとのこと。新生児期は新陳代謝が盛んなうえに、ママの女性ホルモンの影響が残っているといいます。そのため、生後3カ月ごろまでは皮脂分泌が盛んだと教わりました。ただ、赤ちゃんによく見られる症状なので過剰に心配する必要はないと聞き、安心しました。 その日から私はわが子の顔をせっけんで洗ったあと、しっかり洗い流すように心がけました。数日すると症状が緩和されていって、ひと安心。ケアの重要性を痛感したできごとでした。 健康な肌を守るために必ず保湿を顔をせっけんで洗うほかに、赤ちゃんの保湿をつい怠ってしまうこともありました。すると、肌はカサカサ、おしりには湿疹ができたことも。赤ちゃんのデリケートな肌を守るために、保湿は欠かせないことを実感しました。たびたび排泄する新生児期。特におしりは、お風呂に入ったあとに必ず保湿。日中もカサカサしている箇所を保湿してあげると肌トラブルが少なくなりました。 せっけんは無添加で刺激の少ないものを、お風呂の温度は38~39度くらいなど、赤ちゃんのお風呂で気を付けることってたくさん! 悩んでいる間に子どもはどんどん成長していきました。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月19日うちの子どもたちは2人ともアトピー性皮膚炎です。 最初に選んだアトピー治療の病院では、長男も次男も湿疹(しっしん)がひどくなるばかりで悩む毎日でした。 でもあるきっかけで病院を変えてからは湿疹も治まり、今ではアトピーと言われないとわからないくらいになりました。■転院したきっかけ 最初に転院したのは次男からでした。なぜ次男からだったかというと、以前の病院の方針が合わずに体調を崩してしまったからでした。医師の指示によりミルクを変えたのですが、そこから体調が激変。肌の炎症は悪化し、一日に何度も何度も下痢をするようになりました。一日を通して機嫌も悪く泣いている時間も増えました。おかしいと思い小児科に連れて行ったところ、小児アレルギー科がある今の病院を紹介され、治療方法を変えることになりました。その後、次男の変化を目にして私の考えも変わり、カサカサしている範囲は広いけれど次男よりは比較的軽い長男も、次男の病院に転院させてみることにしました。■症状が軽いはずの長男が!?転院した長男にまず言われたのが「入院しましょう」でした。え? アトピーで入院? そんなこと聞いたことない! と思いました。「うちの病院では重症の子には入院してもらって薬の塗り方の指導や経過をみていきます」と言われました。そこで初めて長男が重症なんだと気づきました。■病院を変えて初めて気付いた長男の状態目も腫れぼったく目の周りも赤かったです。足はところどころジュクジュクしているところもありました。(※何もせず放置していたわけではなく、前の病院の治療方針に従っていました)入院は診察したその日!急いで家に帰って入院の準備をしました。付き添い入院になるので、私の支度もしてバタバタでした!病院について手続きを済ませました。看護師さんに薬の塗り方などを説明されたのですが、その塗り方にびっくりしました。「2~3時間おきに全身に薬を塗る」と言われました。しかも2~3時間って、寝ている間も塗るんです…!寝ている間はさすがに子どもを起こさずに塗るとのことでしたが、私は起きなくてはいけないので3泊4日と言えど長い入院になるな…と覚悟を決めました。(次回につづきます)=========================================本記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。=========================================
2019年03月21日摂りすぎてしまう塩・糖・脂をサプリでケア化粧品、健康食品、雑貨の製造・販売・輸出入事業を展開する株式会社KIYORAは、ベジエシリーズからサプリメント『ベジバリア塩糖脂ブラック』を3月15日に発売した。同製品は、全国のドラッグストアで販売を開始する。ベジエ(vegie)とは、vegetable(野菜)+diet(ダイエット)から生まれたブランドである。ダイエットにおける3つの大敵は「塩・糖・脂」の過剰摂取とされている。同社は、ダイエットや美容の妨げになる糖質と脂質のほかに、塩分対策もできて、手軽に栄養を補えるサプリメント『ベジバリア塩糖脂』を2018年9月に発売した。3種の活性炭配合で不要なものを体外へ今回、同社は、塩糖脂対策サプリメント第2弾として『ベジバリア塩糖脂ブラック』を発売する。同製品は海外でダイエット素材として注目されている活性炭(チャコール)を使用した自然由来のサプリメントである。炭には、たくさんの空洞があり、毒素などの不要なものを吸着し、デトックスを促す効果が期待できるとされている。同製品に配合されている炭は、吸着力が期待できて、食物繊維が豊富で腸活に優れているといわれる「ヤシ殻活性炭」「伊那赤松妙炭」「鎌倉珪竹炭」の3種である。黒い食材は、アントシアニンを多く含むものが多く、同製品には黒大豆・醗酵黒タマネギパウダー・醗酵黒ニンニクパウダー・ゴボウ末・黒房スグリ(カシス)を配合し、エイジングケアをサポートする。『ベジバリア塩糖脂ブラック』は、1日1回3粒を目安として、食事と一緒に摂取することがオススメである。価格は、90粒入りで税抜き1,600円、180粒入りが税抜き2,850円。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース 株式会社KIYORA※ベジエ ベジバリア塩糖脂ブラック
2019年03月16日イノシシ脂を使った保湿クリームが誕生株式会社アップトゥーミーは、2018年11月21日より、イノシシ脂を使用した保湿クリーム「TAON ワイルドボア トリートメントバーム」を発売開始する。農作業被害を防ぐために捕獲されたイノシシの脂を使用した画期的な保湿クリームだ。これは、捕獲されたイノシシの多くが食べられることなく廃棄されていることを受けて発見された活用法。イノシシ脂が持つ高い保湿力を有効活用すべく商品として誕生した「TAON ワイルドボア トリートメントバーム」。その効果を試してみるよい機会となっている。「TAON ワイルドボア トリートメントバーム」の特徴「TAON ワイルドボア トリートメントバーム」に使用されているイノシシ脂は高い保湿力を有する上、刺激が少ない。また、クリームを手に取ると体温で溶けてオイル状になるのも特徴だ。また、イノシシ脂にはオレイン酸、リノール酸、リノレン酸という不飽和脂肪酸を含んでおり、その割合が人肌に近い。高い保湿力に加えて低刺激、浸透力のよさといったメリットもある。肌に優しいから全身に使えるイノシシ脂は人肌に近く刺激も少ないため、顔や手、足やかかとなど、気になるところに安心して使用できる。また、イノシシ脂の他にはビタミンEしか含んでいないため、赤ちゃんでも安心して使える保湿クリームだ。水分を閉じ込めて乾燥から守ってくれるため、乾燥対策だけでなくシワ予防にも便利な商品となっている。高い保湿力でしっかりと潤いを閉じ込めてくれるのにベタつきがないため、クリームのベタつきが気になって避けていた人も、ぜひ試してみてはいかがだろうか?(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社アップトゥーミーのプレスリリース
2018年11月21日専門家・プロ:野﨑誠第4回風邪をひいたら湿疹が悪くなるってホント?さて、秋の湿疹のお話は最終回の4回目になりました。今回は風邪のお話です。もちろん、皮膚科では直接風邪の治療はしませんよ。でも皮膚科は風邪に振り回される所ではあるのです。今回はそんなお話をしていきます。風邪と湿疹の関係性風邪をひくと湿疹が悪くなる。そんなことを聞いたことはありますか?教科書や本を見てもそのような文章にはなかなかお目にかかれません。が、外来で患者さんをみているとそのように実感することが多々あります。とくに秋など変わりゆく季節には結構な頻度で見られます。風邪をひきやすい季節は、湿疹が悪くなりやすい季節?どうも両者には関係がありそうです。このように湿疹と風邪の間には、教科書に載っているような「証明された関係」はありません。「医者の直感としては関係があるよ、でもなぜかははっきりしないよ」という「なんとなくな関係」です。「なんとなくな関係」止まりではあるものの、両者が関係していることをにおわせる理由がいくつか考えられるのです。そのあたりから話を進めていきましょう。風邪という「炎症」が湿疹を悪くする?どこかに感染が起きたとき、そこは外からやってきた微生物たちとの戦いの場となります。その反応をまとめて「炎症」と呼びます。炎症が起きているとき、体はいろいろな化学物質を出して、微生物からの攻撃を押さえ、自分たちの体を守ろうとしています。けれども体を守るための化学物質が、湿疹を悪化させている可能性があります。そう考えられる理由はいくつかあります。のどの風邪や鼻の風邪をひいたときは、お腹の風邪をひいたときに比べて顔に湿疹ができるようにみえること予防接種(人為的に病原体を体に入れて抗体をつくるため、その過程で炎症が起こります)のあとには湿疹ができやすいこと予防接種のあとの湿疹と風邪をひいたあとの湿疹の形が似ていること。などです鼻水、よだれで湿疹が悪化する鼻風邪をひいたあとには鼻と口の間に湿疹ができることがよくあります。同様によだれのせいで口の周り、とくにあごにかけて湿疹ができることもよくあります。これは鼻水・よだれそのものの刺激に伴い皮膚が炎症を起こすためでしょう。もちろん、それらを洋服でこすったり、ティッシュでかんだりするという子どもたちの行為も皮膚への刺激になって、湿疹を悪化させる場合もあるでしょう。涙によって目の周りに湿疹ができることもあります。ひょっとすると鼻水、よだれ、涙の成分は外に排出されることで、皮膚に対して刺激の強いものに変化している可能性もあります。風邪をひくとスキンケアの量と質が変わってしまうから、湿疹が悪化する風邪に伴うスキンケア、とくにシャワーや入浴習慣の変化は湿疹を悪化させることになるでしょう。とくに熱を出したとき、日本人は入浴やシャワーの回数を減らします。すると、汗などの刺激物が皮膚に対して、より長時間接触することになり、結果として湿疹を悪化させることになってしまいます。熱が上がれば当然発汗の量が増えますので、皮膚科の立場で言えば、発熱があまり強くなくて本人に元気があれば短時間で良いので入浴したり、シャワーでざっと汗を流したりしてほしいところです。石鹸は使わなくてかまいません。保湿剤についても、熱を出している子に元気なときと同じ回数塗ることは難しいですから、湿疹悪化の一因といえそうです。ストレス・寝不足も湿疹を悪化させる最後に体調を悪化させるような生活の変化そのものも湿疹を悪化させるというお話をします。たとえば夜、よく眠れないだけでも湿疹がひどくなるというのは、大人のアトピー性皮膚炎では頻繁に起きる話です。大人の湿疹もこの季節に悪化することが多いのですが、これは気候の変化によるものだけではなく、お盆に休んで溜まった仕事をなんとかしようと無理をしてしまうのことも1つの原因です。子どもたちも同様に、風邪のためによく眠れない、ずっと体調が悪くてストレスをためてしまうというのも湿疹を悪化させる1つの原因となってしまうのでしょう。このように細かく考えると、風邪と湿疹との密接な関係が十分に考えられるのです。ではなぜ知られていないのか。それは証明が非常に難しいから。証明するためには風邪をひいた子どもたちを集めて、いろいろと調査し、条件を変えて研究をして・・・さすがに難しいですよね。難しいことはいろいろありますが、知っておくべきことは1つだけ。「風邪をひくと湿疹が悪化する可(・)能(・)性(・)が(・)あ(・)る(・)」――それさえ押さえておけば十分に対処できます。子どもが風邪をひいたときには湿疹が悪くなることを想定して、いつもよりもしっかりと薬や保湿剤を塗ってあげる、体調の良い時間を見計らってシャワーをしてあげる、こまめに体を拭いて洋服を替えてあげる。そんなちょっとしたケアで湿疹をしっかりと抑えてあげることができるのです。子どもが風邪をひいたとき、このお話をぜひ思い出してくださいね。野﨑誠(のざきまこと)わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市・皮膚科、小児皮膚科)院長。国立成育医療センター(小児皮膚科)、東京都立東大和療育センター(皮膚科)勤務。2001年山形大学医学部卒業山形大学医学部皮膚科入局山形県公立置賜病院(山形県長井市)、国立成育医療センター(東京都世田谷区)、はせがわ小児科医院(東京都武蔵野市)などの皮膚科・小児皮膚科を経て、2013年、わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市)開院。院長を務めるかたわら、専門家向け、一般向け、教育機関(保育園、幼稚園、小学校、中学校など)向けの各種講演会、勉強会を精力的にこなす。雑誌他執筆多数。広い年齢層の皮膚病、あざの治療やスキンケアに携わる。わかばひふ科クリニックWebサイト
2018年10月23日■子どもが生まれて主婦湿疹(手湿疹)がひどく…もともと手荒れする体質でしたが、子どもが生まれて水仕事がグッと増えたら…このありさまです。ハンドクリームは使っていましたが、それじゃケアしきれなかったらしく湿疹(しっしん)がかゆくてかゆくて…特に夜はかゆくて寝られない!!市販の湿疹薬を使ってましたが効き目が薄く…病院にかけこみました。■主婦湿疹(手湿疹)対策、続けてみると…先生いわく、私の皮膚は乾燥しやすいらしく「保湿を! とにかく保湿を!! 」といわれました。薬でかゆみや皮膚を修復しても保湿しないとまたぶり返す…といわれたのでモノグサな私でしたが先生のいった通りにやってみたら、きれ~~~~に治りました!レジでお金を受け渡すとき、あまりの荒れ様で手を見せるのがイヤだった日々ともサヨナラです。保湿大事って身にしみました。私はこの方法で治りましたが個人差ありますので、もし疑問などありましたら最寄りの皮膚科にご相談くださいね。【お知らせ】第14話 「『食べない』問題は解決したけれど…離乳食の“後ろめたさ”に悩む日々」 の記事下アンケート「Q1.離乳食期に市販のベビーフードをあげることに抵抗がありましたか?」のアンケート結果はこちら↓≫ 離乳食、ベビーフードばかりに抵抗がある…罪悪感からママを救うには =========================================本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。=========================================
2018年10月05日専門家・プロ:野﨑誠第1回夏の戻りが湿疹を呼ぶ楽しかった夏休みも終わり、秋がやってきました。しかし、今年の夏は少し変でしたね。梅雨はあっという間に終わり、その直後から熱波が襲来。8月には毎週のように台風がやってくるという慌ただしい夏休みでした。そして待ちに待った秋があっという間にやってきた印象がありますね。道端の朝顔が今頃になって咲いているのを見るとなんともはや。過ごしやすく活動的になる秋ですが、一般に湿疹が悪化する傾向があるとされています。実際に外来でも湿疹が悪くなって受診される患者さんが結構いるのも事実です。一体なぜでしょうか。今回はそのお話を数回に分けてしていきたいと思います。1回目は夏の戻りについての話です。夏が戻ってきた?要注意だ!三寒四温というように、日々の温度の変化が大きいのも秋の季節の特徴です。まず気をつけたいのが、しばらく涼しかったのがある日突然暑くなる、いわゆる夏の戻りです。もう少し先の季節だと小春日和のときも同じことがいえるでしょう。そのあとに湿疹が悪化する子が非常に多くなります。どちらかというと男の子が多いような気がします。なぜでしょう。原因は・・・汗?その原因は汗です。涼しくなって徐々に厚着をしていく途中にやってきた暑い日。そのときに前の日と同じような格好で外に出たら、当然汗をかきますよね。その汗が原因となり湿疹を作ることが十分に予想されるのです。そうです、夏のあせもや汗かぶれの再来です。そのまわりを引っ掻いているうちに、だんだん湿疹の範囲が広がってしまう。そして湿疹の季節の冬に突入というパターンが秋に多く見られる特徴です。そう考えると、男の子に多く発生するのもうなずけます。だって彼ら、どんなに暑くっても洋服をぬがないんですもの。横着というかなんというか・・・そういう女の子もときには見かけますが。だからシャワーは必要なんだ対策はどのようにすればよいのでしょうか。最も良い対策方法はしっかりとシャワーを浴びることです。学校帰り、外出帰りにはしっかりと浴びたいところですし、できれば朝にもしっかりと浴びたいです。学校が始まってなんとなく朝のシャワーの習慣がなくなった。その後、湿疹が悪くなったということはありませんか?夏の湿疹の、しっかり洗う、しっかり流すという原則はこの時期も有効です。できれば最高気温が20度を下回るくらいまではしっかりと流してあげたいところですね。湿疹の治療もお早めにそんなわけで冬になる前から湿疹を作ってしまう子が増えてくるのがこの季節です。予防はスキンケア・シャワーで汗や汚れを上手に落とせばなんとかなりますが、痒みが出てしまうともうそれだけでは抑えることはできません。早めに薬を使って湿疹を抑えていきたいところですね。子どもがひっかく動作をするようだったら皮膚科・小児科の受診を考えたいです。今回は秋の最初のお話ということで夏の残り香について話を進めていきました。次は冬の先触れをテーマにお話をすることにしましょう。野﨑誠(のざきまこと)わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市・皮膚科、小児皮膚科)院長。国立成育医療センター(小児皮膚科)、東京都立東大和療育センター(皮膚科)勤務。2001年山形大学医学部卒業山形大学医学部皮膚科入局山形県公立置賜病院(山形県長井市)、国立成育医療センター(東京都世田谷区)、はせがわ小児科医院(東京都武蔵野市)などの皮膚科・小児皮膚科を経て、2013年、わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市)開院。院長を務めるかたわら、専門家向け、一般向け、教育機関(保育園、幼稚園、小学校、中学校など)向けの各種講演会、勉強会を精力的にこなす。雑誌他執筆多数。広い年齢層の皮膚病、あざの治療やスキンケアに携わる。わかばひふ科クリニックWebサイト
2018年09月27日「ベジバリア塩糖脂」発売9月1日、累計188万個出荷(2018年7月現在)を誇る化粧品や健康食品のベジエシリーズの新商品「ベジバリア塩糖脂」が株式会社KIYORAより発売された。塩分・糖質・脂質の過剰摂取抑える「ベジバリア塩糖脂」は、塩分・糖質・脂質の過剰摂取を抑えるサプリメントで、外食や加工食品に頼りがちな現代人にピッタリの商品となっている。また、13種類もの野菜粉末が配合され、手軽に野菜の栄養素を摂取することもできる。形状は小粒タイプで、食事の前に手軽に摂取することが可能。毎日続けやすい仕様だ。【ダイエット3大敵は塩・糖・脂の過剰摂取】現代人の食生活に共通する悩みは塩分・糖質・脂質の過剰摂取。近年、海外でも塩分の摂り過ぎが問題視されています。外食・加工食品に頼りがちな現代人は、「糖」「脂」だけでなく「塩」もケアすることが重要です。そこで、塩分、糖質、脂質の食事が多い現代人のために、手軽に栄養を補えるサプリメントを開発しました。(プレスリリースより)9月1日より一部のドラッグストアで先行発売し、10月20日に全国発売。価格は90粒(30回分)が1350円(税抜)、180粒(60回分)が2380円(税抜)となっている。ダイエットの大敵である塩分・糖質・脂質を抑える「ベジバリア塩糖脂」を是非お試しあれ。なお、詳細な配合成分はプレスリリースに記載されている。そちらも要チェックだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース「ベジバリア塩糖脂」発売※ベジエシリーズ公式HP
2018年09月02日赤ちゃんに湿疹ができたり、肌が乾燥して荒れるのを見ると「もしかしてアトピーかも?」と不安になってしまうものです。また、自分がアトピー性皮膚炎だから子どもにも発症するのではないか心配になるなど、親の立場になると不安や心配はつきないものです。しかし、アトピー性皮膚炎は、まだまだわからないことが多い病気ですが悲観することはありません。中には、妊娠時から食べ物を制限したり、母乳がアトピー発症に影響を与えるのではないか、という情報が出回っていますが、そういったことはありません。乳児のうちから正しい治療、適切なケアを実践することは、アトピー性皮膚炎の予防や治療面で大きなメリットがあります。まず、アトピー性皮膚炎がどういった病気であるのか、乳児のうちにやるべきケア、ステロイドは本当に怖いものなのか?基本的なことを押さえておきましょう。乳幼児のアトピー性皮膚炎まず、アトピー性皮膚炎とはどういったものであるかを理解しておきましょう。アトピー性皮膚炎の特徴主には、かゆみをともなう湿疹(赤み、ブツブツ)がひどくなったり、ゆるやかになったりする「憎悪と寛解」をくり返すのがアトピー性皮膚炎の特徴です。アトピー性皮膚炎は誰もが治らない病気ではないのです。多くの場合、乳児の頃に発症しますが、幼少期、学童期へ進むにつれて症状はゆるやかになり、やがて症状が出なくなったり、自然治癒する場合もあります。このように成長と共に症状が治まっていくことが多いのですが、中には重い症状が続く患者さんがいたり、大人になってから再発するなど、さまざまなケースもあるため、アトピー性皮膚炎といっても症状の程度や状態は個々で異なります。アトピー性皮膚炎の原因症状の程度や原因などに大きな個人差があり、アトピー性皮膚炎の明確な原因や確立された治療はありません。しかし、アトピー患者にはいくつかの共通点がみられます。いわゆるアトピー性皮膚炎になりやすい体質や要素のことで、これを「アトピー素因」と言います。たとえば、親がアトピー性皮膚炎であることや気管支喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症、結膜炎などの疾患があることも、素因のひとつにあてはまります。しかし、それだけでアトピー性皮膚炎が発症する遺伝性のものであるとは言えません。なぜなら、アトピー性皮膚炎は生活環境や習慣なども密接に関係してくるので、親に特定の疾患があるからといって、必ずしもアトピー性皮膚炎が発症するわけではないのです。アトピー性皮膚炎の主な症状や現れる時期アトピー性皮膚炎の症状は生後数か月あたりから見られはじめます。皮膚の症状や現れる部位は年齢によっても変わりますが、乳幼児期(2歳未満)では頬、おでこ、頭部に「潮紅(ちょうこう)」という、いわゆる赤みが現れたり、「丘疹(きゅうしん)」という、細かいブツブツや腫れたように盛りあがった症状が現れます。また、症状は他の皮膚炎や皮膚疾患と類似する場合があります。もともと乳児は湿疹ができやすいため、湿疹ができたからといって、すぐにアトピー性皮膚炎であるとは言えません。その他のアレルギー症状なども見ながら判断するため、一般人による診断は難しく、小児科や小児皮膚科を受診して診断する必要があります。我慢できないほどの強いかゆみに襲われるアトピー性皮膚炎の症状といえば、非常に強いかゆみが起こることです。手指で皮膚をかかずにはいられないほど強いかゆみに襲われるため、子どもに指でかかないように言う程度で止まるものではありません。皮膚が傷つき、血がにじんでくるほどやめられないかゆみが生じるため、皮膚に潮紅や丘疹が出るだけでなく、手指でかきむしってしまう「掻破(そうは)」が加わり、皮膚がただれたり(びらん)、ジュクジュクとした状態(湿潤局面)になることも特徴です。このように、強いかゆみによって皮膚をかきむしってしまうことがアトピー性皮膚炎の症状が悪化する大きな原因となります。赤ちゃんアトピー性皮膚炎の治療とは?ステロイドによる薬物療法などアトピー性皮膚炎における治療の基本は「薬物療法」、「スキンケア」、「悪化させるアレルギー因子を避ける」という3つの観点から行うことです。根本的な治療が難しいアトピー性皮膚炎ですが、治療で目指すのはアトピー性皮膚炎診療ガイドライン(日本皮膚科学会)によって、以下の項目があげられています。症状がない状態症状があったとしても日常生活に支障がない状態薬物療法をあまり必要としない急性に悪化することがあっても長引かない子どものアトピー性皮膚炎は、多くが軽症であること、そして成長と共に症状が落ち着いていくケースが大半であるため、上記のとの状態を目指すのは、成人と比較しても容易と言うことができます。しかし、子どもによっては、必ずしも症状が穏やかになっていくとは限らないため、ステロイド外用薬を用いた薬物療法は視野に入れておくことが必要です。ステロイドは危険ではないの?アトピー性皮膚炎の治療に使用されるステロイド外用薬は、強い副作用が取り上げられ問題視されることがあります。そういった情報を鵜呑みにして無理にステロイドを避けることは、かえってアトピー性皮膚炎の悪化につながります。ステロイド外用薬は、症状が憎悪と寛解をくり返すなかで、使うタイミングや使用を止めるタイミング、ステロイド外用薬の強さを調整する必要があります。そのため、医師の指導を十分に守り適切に使用することです。子どもの成長にかかわるステロイドの重要なポイント強いかゆみを伴う皮疹は睡眠の妨げになるのですが、赤ちゃんや子どもにとっては、睡眠障害が成長障害と深く関係してきます。そのため、赤ちゃんや子どもは、睡眠障害になっているかどうかの観点からもステロイド外用薬の使用を検討する必要があります。睡眠障害や成長障害をきたすと低身長や顔面の皮疹(ひしん)が強い場合は、網膜離(もうまくはくり)や白内障など、さまざまな合併症を起こすことがあります。また、過剰な食物制限も、カルシウム不足や成長障害をおこす危険性があります。原因になる?予防できる?アトピー性皮膚炎の間違った認識アトピー性皮膚炎は原因がはっきりとしていないことから、根拠のない話が出回ることがあります。古くから伝えられている方法や予防など、今では影響がないとわかっているものがあります。母乳が原因で赤ちゃんがアトピーになることはない赤ちゃんがアトピー性皮膚炎になる原因として、母乳の「質」をとりあげ、それによってアトピー性皮膚炎の発症に影響を与えるといった情報が出回っていますが、これには根拠はありません。また、アトピー患者の母親による授乳が、子どものアトピー性皮膚炎の発症を促すということもありません。妊娠時や授乳期の食物制限は子どものアトピー予防に関係しない一昔前は、アトピー性皮膚炎の原因が食物アレルギーではないかと考えられていました。このことから、妊娠時に母親が食物制限をすることで、子どものアトピー性皮膚炎の発症を予防するのではないかと考えられていました。しかし、妊婦の食物制限によってアトピーをはじめとしたアレルギー疾患の発症を予防する効果はないということわかっています。妊婦が避けるべき基本的な食べ物に注意して、栄養バランスのとれた食事をしっかりとりましょう。また、母乳によるアトピー性皮膚炎の発症には根拠がないのと同様に、授乳する母親が食物制限をしても、子どもに対してアトピー性皮膚炎の予防効果はありません。赤ちゃんのアトピー性皮膚炎のケア対策アトピー性皮膚炎の治療で基本となる「スキンケア」と「悪化させるアレルギー因子を避ける」をみていきましょう。赤ちゃんのうちからスキンケアをすることアトピー性皮膚炎の治療において、日々行なうスキンケアは非常に有効な要素です。スキンケアの目的は、皮膚を清潔にし、保湿と保護で、低下した皮膚(角層)の機能を補うこと。ワセリンやシンプルな成分で構成された保湿剤の使用が推奨されます。新生児期から保湿剤を塗ることで予防につながることも角層は皮膚の水分を保持する機能があり、同時に外部からの刺激から守るバリア機能として働きます。皮膚が乾燥したり、かきむしってしまうことで皮膚のバリア機能は低下します。これが肌のかゆみを引き起こすことになるため、肌を保湿して保護することはアトピー性皮膚炎の発症と悪化を防ぐ重要なケアになります。現在では、新生児期から保湿剤を塗ることで、アトピー性皮膚炎の発症率を低下させることが期待されています。悪化させるアレルギー因子を避けるアトピー性皮膚炎を発症する患者は、食物アレルギーや気管支喘息、アレルギー性鼻炎、ハウスダストなど、アレルギー疾患を持っている場合が多いといわれています。これらのアレルギーを引き起こす抗原(アレルゲン)を避けることもアトピー性皮膚炎の症状を抑えるために必要なことです。特に、乳児期は食物アレルギーを合併することが多くなります。食物アレルギーは食べることで、アレルギー反応を起こすだけでなく、バリア機能が低下した皮膚から、食物(卵やミルク、小麦など)が侵入することでもアレルギーを起こしてきます。そのためにもしっかりとした、保湿ケアが重要になってきます。お子さんがアトピーになっても悲観的にならないでアトピー性皮膚炎は、さまざまな原因が複雑に関係して発症する病気です。親がアトピー性皮膚炎である場合、子どもも発症するケースが考えられますが、遺伝という点だけで発症するわけではありません。近年、アトピー性皮膚炎患者が増えているのは、日本の住環境や食生活などの変化などが大きな要因になっていると考えられています。もし、子どものアトピー性皮膚炎の発症したとしても、乳児期から適切なケアをすることで予防や発症しても重症化しにくいことがわかってきています。そのためにも、アトピー性皮膚炎を理解することは重要なことです。決して悲観的にならず、医師と相談しながら適切なケアを続けて、子どもの成長を見守っていきましょう。<参考文献>・小児アトピー性皮膚炎 大矢幸弘(J-Stage)・アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2016年版(日本皮膚科学会)・日本アレルギー学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン監修:篠原三秀
2018年06月28日アレルギーにより湿疹が引き起こされる場合、どのようなメカニズムで発症するのかを理解しておくと、いざというときに対処ができます。ここでは、湿疹とアレルギーについて見てみましょう。アレルギーによる湿疹とは湿疹を発症させるアレルギーには以下のものがあります。食物アレルギーアレルギーによる湿疹でよく見られるのが、食物アレルギーです。アレルゲンとされる特定の食べ物で、湿疹が発症されるとされています。アレルゲンとなる可能性がある食べ物は非常に数が多いので、どれが自分にとってアレルゲンになるのか問うのがわからないことが多いです。また、食物アレルギーの場合は、皮膚症状として湿疹だけにとどまらないことも多く、じんましんや血管性浮腫、発赤などの症状がでたり、目やのど、呼吸器系などの異常が引き起こされたりすることがあります。接触アレルギー接触アレルギーの場合は、主に皮膚に現れるアレルギーとして知られています。皮膚にアレルゲンが接触することによって、皮膚に湿疹などの異常が引き起こされることがあります。軽い接触アレルギーの場合、触れた部分だけに異常が起こりますが、アレルギーの反応によっては、接触した部分以外にも症状が進行してしまうこともあるため注意が必要です。アレルギーによる湿疹のメカニズムアレルギーが引き起こされるメカニズムについて解説します。防御反応人の身体は、外部からの異物に対しての防御機構を有しています。異物が体内に侵入すると、血液中の白血球などの細胞がその異物を除去しようと活動を始めます。このため、なにか異物がはいりこんだとしても、すぐに異常をきたすというわけではありません。そして、一度異物を排除すると、その異物に対して記憶しており、次回侵入したときには、最初の侵入に比べてより早く対処できるようになっています。これを免疫と呼びます。アレルギーというのは、この免疫反応に異常が起こったときに引き起こされるといわれています。抗体が過剰に反応するアレルギーは、異物に対して必要以上に反応を起こしてしまうことが原因で引き起こされるようです。アレルギーの原因であるアレルゲンが体内に入ると、特異的IgEを経由してアレルギー反応が引き起こされます。さらに、アナフィラキシーショック症状が引き起こされた場合は、一度症状が現れなくなった後に、再び発症するといわれています。アレルギー反応はあくまでも、異物が入ったときだけに反応するので、アレルゲンを体内に取り込んだり、皮膚に触れたりしない限りは、アレルギー症状は発症しないとされています。アレルギーによる湿疹の治療アレルギーによる湿疹の治療法を見ていきましょう。アレルゲンを特定するアレルギーに対する治療を行っていくためには、アレルギーを引き起こしているアレルゲンを特定する必要があります。アレルゲンを特定するためには、血液検査によって血中の特異的IgE抗体がどれくらいあるのかを調べるという方法が行われます。そのほかの方法としては、実際に食べ物で検査を行う食物検査や、皮膚にアレルゲンの可能性のある物質を付着させるパッチテストなどによって、アレルゲンを見極めていきます。ただし、これらの検査は、あくまでもアレルゲンを探す検査です。見極めたアレルゲンが、必ず湿疹の原因だという事は決めつけることができません。アレルゲンを同定してからさらに検査をしていくことで原因を特定できるとされています。できるだけアレルゲンを避けるアレルギーを根本的に治療するのは非常に難しいことです。そのため、対症療法がメインの治療となります。抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬などを投与して、アレルギーによる症状を緩和させていく薬物療法を行っていくことが多いです。そして、症状が緩和された後は、できるかぎりアレルゲンを摂取したり、触れないように予防したりしていくことが重要だとされています。日ごろから気をつけたいこと検査や治療によって、自身の湿疹の原因となっているアレルゲンが同定されているのであれば、そのアレルゲンからできるだけ避けて生活していくことによって、症状を予防することができます。たとえば、軽度の食物アレルギーであり、それが普段から食べたり飲んだりしているものであれば、徐々に摂取量を減らしていって、症状が出ない摂取量を見極めることも必要かもしれません。また、生活や仕事に支障をきたすレベルであるのであれば、アレルギーの出ないような生活、および仕事に変えていく必要があります。家族や職場での理解が必要になるため、しっかりと相談をしてよい方法を探していくようにしましょう。監修:大利昌久
2017年10月24日肌にかゆみや赤みを引き起こす脂漏性湿疹の原因は、カビの一種である「マラセチア菌」の増殖です。菌の異常増殖の原因である皮脂の過剰分泌を起こさないためのポイントや皮膚科での治療法などについて見てみましょう。脂漏性皮膚炎とは脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)は、脂漏によって引き起こされる皮膚炎です。「脂漏」とは、毛穴から分泌される皮脂が多くなりすぎている状態を指します。脂漏の状態になると、皮脂をエサとするマラセチア菌というカビの一種である真菌が異常増殖します。マラセチア菌自体は、人間の皮膚に生息する常在菌で、正常な状態ではトラブルの原因となるようなことはほとんどありませんが、異常に増殖するとマラセチア菌自身の代謝物によって肌に炎症を引き起こします。脂漏性皮膚炎の原因脂漏性皮膚炎の原因は、皮脂の増加によるマラセチア菌の増殖です。脂漏性皮膚炎の原因と考えられるものについて解説します。ホルモンバランスの乱れ生活習慣の乱れやストレス、睡眠不足などが続くと、ホルモンバランスの乱れが生じます。特に、ストレスや睡眠不足はテストステロンやアンドロゲンといった男性ホルモンの分泌量を増加させます。テストステロンやアンドロゲンには皮脂の分泌量を増加させる働きがあり、脂漏性皮膚炎の原因である脂漏の状態を作ってしまう場合があります。食生活の乱れ食生活の乱れは、皮脂の分泌量にも関係していますが、脂っぽい物や甘い物など脂分が多い食事ばかりをとり続けていると、皮脂の量も増加してしまいます。また、皮脂量を調整してくれるビタミンB2やビタミンB6、ビタミンCが不足すると、皮脂量の調整が不十分になり、肌に脂分が増加する場合があります。不十分な洗髪・洗顔きちんと洗えているつもりでも、洗顔や洗髪が不十分になっている方は意外と多いものです。生え際や後頭部、フェイスラインなどは洗い残しが生じやすく、皮脂汚れをためてしまう原因にもなります。また、反対に頭皮や顔を洗いすぎてしまい乾燥を引き起こすと、皮膚が皮脂の分泌量を増加させようとするのでかえって状況が悪化する場合もあります。脂漏性皮膚炎の症状脂漏性皮膚炎は、皮脂の過剰分泌による真菌の繁殖が原因で起こるため、皮脂の分泌量が多い頭皮や生え際、鼻の横などにできやすい傾向があります。また、顔・頭部以外では背中やわきの下などによくみられます。脂漏性皮膚炎の主な症状は、かゆみや赤み、湿疹です。黄色っぽい垢(鱗屑)などが出る場合もあり、頭皮に脂漏性皮膚炎ができた場合は、大量にフケが出るケースもよく見られます。また、大量の皮脂が酸化して悪臭を放つこともあります。脂漏性皮膚炎の治療脂漏性皮膚炎かもしれないと感じたら、すみやかに皮膚科などで診察を受けましょう。皮膚科で受けることができる脂漏性皮膚炎の治療について解説します。皮膚科での治療皮膚科では、皮膚に起こった炎症を抑えるためのステロイド剤や、原因となるマラセチア菌を殺すための抗真菌薬などが処方されます。これらを使って原因菌や炎症を抑え、症状の改善を目指します。これに加え、補助的にビタミン剤が処方されたり、かゆみ止めとして抗ヒスタミン薬が処方されたりする場合もあります。脂漏性皮膚炎の予防脂漏性皮膚炎の予防には、生活習慣の改善や洗顔・洗髪方法の見直しが効果的です。睡眠不足を解消する前述の通り、睡眠不足は皮脂を増加させる原因になります。睡眠時間をしっかりと確保し、自律神経やホルモンバランスを整えましょう。ストレスを解消する心身が強いストレスを受けると男性ホルモンの分泌量が増加し、皮脂が増加してしまいます。休息の時間を十分に取り、自分が好きなことをする時間を確保するなど、ストレスをためこまないよう注意しましょう。食生活を改善する食生活の乱れは肌のトラブルに直結します。脂っこい食事を避け、肉・魚・野菜をバランスよく食べるようにしましょう。ビタミンB類を多く含むレバーなどの肉類や卵、ビタミンCを多く含む野菜や果物などを選ぶとより効果的です。洗顔・洗髪の方法を見直す洗顔・洗髪時は洗い残しがないようにすすぎをしっかりと行うことが大切です。特に、洗い残しやすすぎ残しを発生させやすいフェイスラインや生え際などは念入りにすすぐようにしましょう。地肌や顔を洗いすぎると皮膚が乾燥し、かえって皮脂の分泌量が増加してしまう場合があります。地肌や顔を洗う際はゴシゴシと肌をこすらず、指の腹でやさしく洗いましょう。洗浄力が高すぎるものは避け、低刺激のシャンプーや洗顔料を選ぶことをおすすめします。また、洗顔・洗髪後は適宜保湿などを行い、肌に水分を与えるとよいでしょう。監修:大利昌久
2017年09月20日