歌手・声優のREIKAが7日に自身のアメブロを更新。主治医から“五年死亡説”を突きつけられたことを告白した。この日、REIKAは「人間ドッグで『D判定』を多々たたきだした」と自身の人間ドックでの検査結果を明かし「主治医の所に検査結果をもって行って診て貰った」(原文ママ)と説明。主治医からは「このままの数値だと五年以内に脳出血か心筋梗塞起こして死ぬね」と言われたことを告白した。続けて「主治医にこの位の数値なら行かなくても大丈夫だよ、と言われるのを期待していたんですが撃沈」とコメント。「ホルモン異常を起こしているそうで、この時点でもう通院決定」と述べ「そんな訳で病院に予約取って内分泌内科に行く事になりました」と病院を受診することを報告した。また「他にも婦人科やら十二指腸潰瘍やら色々あるんですが」と明かすも「そこはまだ気にしなくていいとの事なので」と説明し「内分泌内科だけはきっちり通院しようと思います」とコメント。最後に「『五年死亡説』突きつけられました」と述べるも「そんな私はいたって元気です!」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年02月09日高齢者のお世話をしていると、いつも頭のどこかで死ということを意識しています。普段より起きて来る時間が遅いとき、よく眠っているようでピクリとも動かないときなど、呼吸をしているかどうか、そっと確認することがしばしばあります。そして、先ほどまで普通にしていたのに、急に体調が悪くなり、残念ながらそのまま亡くなってしまう場合も……。私の実家の父がそうでした。昼間は普通だったのに。夜間の父の急変父は介護認定を受けていませんでした。母が介護認定を受ける際、父も一緒に認定を受けることをケアマネジャーにすすめられたのですが、頑として拒否されました。表面的には元気そうに見えましたが、命に関わる持病がありました。年齢も90歳近く。いつ何があってもおかしくないという覚悟は持っていたつもりでしたが、父が倒れたとき、私は混乱するばかりでした。父は、昼間はいつも通りに見えたのに、夜になって急に、起き上がることも話すこともできなくなり、救急車で搬送されました。脳出血でした。そのとき、父のそばにいたのは私と要介護3の母だけ。当たり前ですが、母はまったく頼りになりません。父に、何が起きたのかわからない状況で、私もパニック状態だったと思います。救急車を呼ぶにも、110番だっけ? 119番だっけ? とスマホを握りしめて迷ったのを覚えています。ただ、パニックを起こしている私の頭の中に浮かんできた言葉がありました。それは「気道の確保をして!」です。起き上がろうともがく父に声を掛けながら横向きに寝かせ、呼吸しやすいように衣服を緩め、救急車を呼びました。助けられなかった。父に対する複雑な思いずっと苦しかったのでしょう。横向きに寝かせた瞬間、父は激しく肩を上下させて呼吸しました。衣服を緩めると、おなかを膨らませて、腹式呼吸を始めました。また、救急車が到着するまでの間、父は何度か、嘔吐しました。それも、横向きに寝かせたおかげで、すべて口から吐き出すことができました。救急車が到着したとき、大げさなようですが神様に見えました。救急隊の方はオロオロしている私と母を気づかってくれ、小雨の降る中、担架に乗せた父の顔が雨に濡れないようにと、救急車に乗り込むまでずっと傘をさし続けてくれました。温かい対応に感謝しかありませんでした。父は、病院に搬送されましたが、残念ながら助かりませんでした。私がもっと早く父の体調の変化に気付けていたら助けられたかもしれないという強い自責の念と、倒れたときにたまたまそばにいて、ひとりで逝かせずに済んだことに対する感謝の思い。しばらくの間、この2つの感情を行ったり来たりしていました。学んでおいてよかった、救急隊員の教えしばらくたって、父が倒れたときのことを落ち着いて思い出せるようになったころ、あのとき、突然のことでとても混乱していたのにどうして気道確保という言葉が頭に浮かんだのだろう?と不思議に思いました。そして、思い出したのは、20年以上前に参加したセミナーの、救急隊員さんのお話でした。応急手当のセミナーだったと思うのですが、そのときに現場で勤務している救急隊員の方のお話が聞けました。プライバシーを配慮しつつ、実例を挙げて話されて、その中でとても印象に残ったお話です。「家族が倒れると、皆さん動かさないほうが良いと思って、救急車が来るまでそのままの状態で待っている。しかし本人も苦しいので、安全な場所でラクな体勢にして気道を確保してください。今日は気道の確保だけ覚えて帰ってください」というお話でした。人工呼吸や心臓マッサージなど過去に何度か学びましたが、いざというとき、これは私にはできないだろうと思っていました。でも、気道確保ならできる。私はそのとき、気道確保のイラストをしっかりと見ました。横向きの体勢です。これだけ覚えようと思った記憶があります。その記憶は、20年後にとても役に立ったのです。まとめ父が倒れたとき助けになったのは、かなり以前に学んだ救急隊員の方の教えでした。過去に何度か応急手当の講習を受けていたのも役立ったのかもしれません。あのときのセミナーに参加していなかったら、混乱していた私に気道確保など思いつきもしなかったと思います。倒れた父に、少しだけでも何かしてあげられたという記憶は、私の慰めにもなっています。救急隊の皆さんには、病院搬送のときも気づかっていただき、今でも深く感謝しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。イラスト/おんたまウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ころふじ(55歳)夫婦と義母の3人暮らし。 父が急死したため、実家でひとりになった母の元へほぼ毎日通ってお世話している。介護だけの毎日でうつになりそうなところを在宅ワークに救われていると感じる。
2024年02月05日40歳のときに乳がんで乳房を全摘後、ホルモン剤治療で寛解し、再発の兆候はありませんでした。しかし、その後に脳出血を起こしました。まひが残り、リハビリを受ける状態でした。無事退院できたもののリハビリは続けねばならず、更年期症状も出てきました。周囲の理解のおかげで穏やかな更年期を過ごせるまでになるまでの体験談を紹介します。コロナ禍の脳出血乳がんで乳房を全摘し、ホルモン剤治療で寛解。その後、コロナ禍で大変だったころに脳出血を起こしました。救急車で病院に搬送され入院・治療を受けましたが、まひが残り、リハビリを受ける状態でした。当時はそんな状態だったので気にしていませんでしたが、ずっと生理が来ませんでした。かなりまひがあって入院中の私にとっては、その時期に生理がなかったことは、ある意味でよかったです。結局、退院の少し前に生理は再開しました。そしてリハビリを継続することを前提に、無事に退院できました。肩が痛くて眠れない。腕が上がらない!退院して、ぼちぼち自宅での生活を始めたころ、体調に明らかな異変を感じました。特に肩を動かしていなくても肩が痛くて寝返りが打てないため眠れず、腕も上がらない状態なのです。動悸や頭痛もありました。さすがに病院に行ったところ、医師には更年期障害と診断されました。しかし、私は乳がん治療でホルモン剤を飲んでいたため、治療はできないと言われました。ちょっと更年期を甘く見ていたので、ショックでした。在宅リハビリのため来てもらっていた理学療法士さんにアドバイスをもらいながら、なんとかやり過ごし、その結果、腕は上がるようになりましたが、更年期に伴って表れるようないろいろな症状に今も日々悩まされ続けています。正直、こんなにつらいとは思っていませんでした。定期的にやってくるイライラや憂うついろいろな体の変化も、更年期だからしょうがないと自分を納得させることはできたのですが、かわいそうなのは家族です。夫と息子がいますが、母親が定期的にイライラしたり、落ち込んだりするのに、訳がわからない状況ではさすがに気の毒だと思いました。そこでまず夫に説明し、閉経が近くなると女性の体はホルモンバランスが乱れ、身体的にも精神的につらくなることを理解してもらいました。息子もなんとなく悟ってくれたようで、私は今のところ精神的に落ち着いた日々を送っています。更年期はなってみないとわからないものですし、実際これからいつまで続くのかもわかりませんが、前向きに付き合っていくしかないと思います。まとめ乳がんになって、脳出血を起こして、更年期症状を経験するというなかなかまれな状態に陥りました。今まであまり人に弱みを見せることもなく気丈に生きてきたので、中間の息抜きだったのかもしれないなと思います。更年期は個人差があり、症状も異なると思うので、周囲の人に理解してもらうことが大切だなと感じました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/sigotonin511(48歳)専業主婦。40歳のころに初期乳がんが判明、 全摘。その後ホルモン剤治療を受け、再発もなく治療は終了。47歳のころ、生理がやたら重く、肩凝りや動悸があり、気分的にも不安定になったため、更年期障害を疑い、婦人科受診。乳がんの治療の影響で、更年期の治療はできないと言われ、そのまま無治療で現在も生活。周囲の理解を得て、更年期格闘中。
2024年01月29日私の両親は私が高校生のころに離婚し、それからは父と兄の3人暮らしでした。そして時がたち、私が結婚して実家を離れたことがきっかけで、父の食生活が偏り気味になってしまいます。この食生活の偏りがきっかけで、父は命に関わるほどの大きな病を発症してしまったときのことをお話しします。★関連記事:高血圧はなぜダメなの?「サイレントキラー」を見逃さない&血圧を下げる新習慣【医師解説】父の体調の変化を心配し父は昔から、私が食べられないほどの辛いものや、塩分の多いものばかりを好んで食べる不健康な食生活を送っていました。私が物心ついたころにはすでに母と離婚していたため、食事管理は私の担当です。父の健康を気づかい、薄めの味付けをしても醤油などを追加してかけるので、「塩分が高いものは健康によくないから控えるようにして!」と、時には厳しく父に言ったこともありました。しかし私が結婚し、実家を離れてからというもの、父の食生活は再び不健康になっていたようです。1歳年上の兄が実家で父と暮らしていましたが、父とは反りが合いません。栄養のあるものを食べているのか心配だったので、私は定期的に父の様子を確認しに実家へ帰るようにしていました。実家に帰るたびに、カップ麺などの塩分が多そうな食べ物が山のように置かれている光景を目にします。あるとき、父は「毎日頭痛がする」と言いだしたのです。心配だったのでその数日後にも実家に行き父に聞いてみると、どうやら日常的に頭痛は起きているようでした。父は病院嫌いで、余程のことがない限り病院を受診しないため、痛みをごまかすために市販の頭痛薬を服用していたようです。実家へ帰るたびに父の顔色は悪く、どんどんとげっそりしていく様子が見受けられました。心配になった私は、父に一度きちんと病院を受診するように勧めましたが、父は私の言葉には耳も貸してくれませんでした。父の勤務先から着信がある日の仕事の休憩時間、ふと携帯をのぞくと、父の勤務先からの10件以上の着信がありました。普段父の勤務先から電話がかかってくることはなかったため、父の身に何かあったに違いないと思いすぐに電話をかけ直しました。すると、父が勤務中に倒れて救急車で搬送されたとのこと。私は仕事を切り上げ、急いで父の搬送先の病院に向かいました。勤務先の方が父に付き添ってくださっているとのことだったので、私も病院へ向かっている旨を伝えるために、勤務先の方に連絡。その方が、父が倒れたときの様子を教えてくれました。父は勤務中に何の前触れもなく倒れ、搬送時には意識がなかったそうです。昔から父は自分を犠牲にしてでも周囲には迷惑をかけたくないという性格でした。私が幼いころ、外出した際に知り合いと偶然出会い、笑顔で元気に接していた父を見ていましたが「実はあのとき体調がかなり悪かったんだ」と後から聞かされていたことも。おそらくこの日も、交通誘導員であった父はその場を離れると交通状況に支障が出ると思い、体調が悪かったにもかかわらず我慢していたのかもしれません。意識がないと聞いた私は、「あのとき、自分が無理やりにでも病院に連れて行けばよかった」「このまま父の元気な姿を見られなくなるかもしれない」と思うと、病院へ向かう車内で涙が止まりませんでした。父が倒れた原因は…父の職場の近くにある病院では処置ができないとのことで、少し遠方の病院に父は搬送されました。搬送先の病院は、私の職場から1時間以上かかることが予想されたため、到着するまでに時間がかかると思い、一度搬送先の病院へ電話をかけることに。すると、父の担当医から「今、脳出血を起こしている状態です。今すぐ手術をおこなわないと危険な状態なので、手術の同意をいただけないでしょうか」と言われました。私は突然のことに頭が真っ白になりましたが、それ以上今は成すすべがないとのことだったので「手術をお願いします」と伝えました。その後も私は車内で「手術が成功したとしても元気な父には会えないかもしれない……」などとよからぬことばかりを考えながらも、父の病院へ急ぎました。病院へ到着し看護師から入院の案内などの説明を聞いていると、手術を終えた父を乗せたストレッチャーが私の前を通りました。父の顔を見ようと近付くと、最後に実家で会ったときとはかけ離れた姿の父が。父の周りにはたくさんの管があり、頭は包帯で巻かれた状態だったのです。そんな父を目の当たりにし、私の気持ちはずっと落ち着きませんでした。担当の医師から、高血圧による脳出血を起こしていたことと、出血の範囲が広かったため後遺症が出るかもしれないという説明を受けました。まだ意識は回復しておらず、油断できない状態にあるため、しばらくICU(集中治療室)で様子を見ることに。そしてICU(集中治療室)での入院から2週間ほどして、病院から「状態が落ち着いているので、本日から普通病棟に移りますね」との連絡がありました。まとめ幸い父は一命を取り留めることはできましたが、右手足の麻痺と言葉が出にくくなる失語症という後遺症が出ました。医師と話した際に、脳出血が起こると頭痛を伴うことがあるということを聞き、実家に帰ったときに父が訴えていた頭痛が前兆だったのかもしれないと感じました。私が結婚して実家を出てからの父の食生活は不健康だったに違いありません。父の好む辛い食べ物や塩分の多い食事も、脳出血の原因の高血圧につながったのでしょう。食生活を見直すことも大きなポイントですが、今後父の体に異常があったときには、遠慮せずに強く病院への受診を勧めようと心に誓いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)1997年秋田大学医学部卒業循環器内科医、不整脈専門医、心血管インターベンション治療学会専門医としてアブレーション、PCI、両室ペーシング療法や植込型除細動器の手術をおこなっている。その他、総合内科専門医/指導医、救急科専門医、透析専門医、ICLSなどの資格を有し多岐に渡り活躍している。著者/akaringo元気いっぱいの兄妹に翻弄(ほんろう)されつつも子育てを楽しむママライターです。何事も全力で! をモットーに日々過ごしています。
2023年07月15日46歳のときに脳出血を起こして生死の境をさまよいましたが、その後病院での約4カ月のリハビリ期間を経て自宅で生活できる程度に回復しました。病院を退院し自宅で生活し始めたころ、いくつかの体調不良に見舞われてしまいました。私の体調不良との付き合い方をお話しします。★関連記事:目が覚めたら手と足に力が入らない! 突然発症した恐怖の病とは【体験談】突然の脳出血私は46歳のときに脳出血を起こしました。夜中にトイレに起きた際に体の自由が利かなくなり、救急搬送されました。処置を受けた病院でリハビリを開始し、少し体が動かせるようになりましたが、初めは右手で箸や鉛筆を持つこともできませんでした。その後、転院したリハビリ施設にて、本格的なリハビリが始まり、ある程度体が動くようになったころ、約2カ月間も生理が来ていないことに気付きました。気にしないでいると再開しましたが、移動するのにも歩行具がいる状況で自力ではトイレに行けない状態だったので、ナプキン交換も大変で参りました。その後自力でも基本的な生活が可能になり、右手の握力も回復しました。そして、訪問リハビリを受けることを前提に、入院生活は終わりました。追い打ちをかける体調不良自宅での生活に少し慣れたころ、右肩に強い痛みを感じました。右腕が上がらなくなり、長袖の服を着ることもつらくなってしまったのです。また、右肩を下にして眠れなくなりました。他にも就寝中にトイレに行きたくなり夜中に起きることが増えました。自宅にいるときは水分をとって、寝る直前にトイレに行くようにしました。ちょうど理学療法士の方に訪問リハビリに来てもらっていたので、肩の痛みに関してはアドバイスをもらいました。肩は適度に動かすように言われました。今は肩の痛みも、夜中にトイレに行くために何度も起きるのも少しましになっていますが、長く付き合う覚悟はしています。覚悟はできたけれどとはいえ、トイレに行くのも面倒な状況で大変なのが生理です。私は元々経血量が非常に多く、昼に夜用のナプキンを使っても数時間で交換しないといけませんでした。今でもほぼ28日周期で毎月生理が来るので、この生理時のトイレが大変な状況はもう少し続きそうです。生理周期は乱れていないものの、最近はイライラして怒りっぽくなったりすることが増えました。ついに私にも更年期が来たのかもしれません。私は40歳のときに乳がんで右乳房の摘出手術を受けているため、医師からはがん細胞を増殖させるおそれのある、更年期の症状を緩和してくれるような女性ホルモンの投与はできないと言われています。更年期をあまり深刻に捉えていなかったのですが、我慢するしかないことはショックでした。しかしダメなものはしょうがないので、今は諦めています。ストレスもよくないと思うので、あまり深く思い悩まないようにしています。まとめ私は脳出血を起こした直後に体調不良や更年期のような症状が出てきました。体が少し不自由な状況だったため、ついてなかったとは思いますが、リハビリ中で理学療法士のアドバイスを受けることができたので、ひどい肩の痛みも一番つらい時期は耐えられたと思います。更年期や体調不良に対してあまり深刻になり過ぎずに良くなっていくのを気楽に待ちたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/藤原花子(47歳)20年以上製薬会社に勤務していた。今は植物いじりと簡単なお菓子作りが好きな専業主婦。
2023年04月03日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。2022年になりましたね。今年はどのような1年になるでしょうか。去年は、父が脳出血で入院、そして退院し、祖母が亡くなるなど、実家ではいろいろな変化がありました。年末は特に慌ただしかったのですが、今年に入り、ゆったりとした気持ちで過ごせています。今年、私が一番気になっていることは、息子が小学生になることです。■小学校に入学して息子の環境が大幅に変わることが不安息子が年少のときは、登園拒否が激しかったことをよく覚えています。年中になり、泣くことは減っても、なかなかスムーズに登園することができず、“一体いつになったらスッと幼稚園に行ってくれるのだろう…”と、よく考えたものです。そして年長の今、ようやくスッと登園するようになりました。昨日まで遊んでいたと思ったら、突然、授業が始まるのです。大幅に環境が変わるので、不安がないわけではありません。せめて、ひらがなだけでも書けるようにと、ドリルを買ってみたものの、文字を書くのはめんどうくさいようで、なかなか進まないのです。大好きなことには、ものすごい集中力を発揮しますが、興味のないことは一瞬で飽きるのですね。 ■PTA活動についても気になっている勉強することが本当に苦痛ならば、勉強はしなくてもいいと思っているんです。自分に必要なことというのは自分が一番分かっている、と思うからです。やりたくもないことを無理やりやらせることによって、大人になったとき、自分が何をやりたかったのか分からなくなってしまうんじゃないか、と。とはいえ、ひらがなくらいは、早めに覚えておいてもらいたいのも事実です。もうひとつ、小学校で気になることと言ったら、PTA活動です。子どもが低学年のうちにやっておいた方がいい、とよく聞くのですが、そういうものなのでしょうか。どうせ避けては通れなさそうなので、今年はPTA活動を積極的にできたらな、と思っています。同じように考えている保護者の方もたくさんいらっしゃると思うので、実際にできるかどうかは分かりませんが、めんどうくさいながらも楽しみでもあるのです。
2022年01月26日「脳出血で倒れた清原翔さん(27)の回復状況が今回、初めて所属事務所より発表される2カ月以上前、成田さんには『清原さんが目を覚ました』といった連絡が定期的に伝えられたそうです。成田さんは家族のように清原さんのことを心配していましたから…」(成田の知人)現在、朝の連続テレビ小説『おちょやん』で杉咲花(23)演じる千代の幼馴染みであり、後に運命の相手となる天海一平役を演じている成田凌(27)。成田と清原は2013年に男性ファッション誌『MEN’S NON-NO』でモデルデビューした同期であり親友。清原が出演予定だった昨夏のドラマ『アンサング・シンデレラ病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)では、昨年6月に病で倒れた清原の代役を急遽引き受けた間柄だ。2月1日、清原の所属事務所は彼の病状についてこう発表した。《清原は2020年6月12日に感染性心内膜炎による脳内出血を発症し、緊急手術を行いました。その後複数回の手術を経て、現在は体調も安定し、脳に関しても異常はないとの診断結果を受けております。また、現在復帰に向け、医師の指導を受けながらリハビリに専念しております。これまでファンの皆様ならびに関係者の皆様から励ましのお言葉、お手紙、千羽鶴などの贈り物をいただきまして誠にありがとうございます。清原も皆様のあたたかいお気持ちに大変深く感謝しております。復帰に向けてもうしばらくお時間をいただくかと存じますが、また皆様に元気な姿をお見せできるよう、今後も本人、ご家族と共に前向きに取り組んでまいりますので、どうかお待ちいただけますと幸いです》感染性心内膜炎とは、溶血性連鎖球菌やブドウ球菌などの菌が、何らかの原因で血液中に侵入し、心臓内部に感染巣が形成される病気。その感染巣が血流に乗り、脳などの身体の別の部位に運ばれて、末梢血管を閉塞させる塞栓症状が現れることもあるという。原因菌が早急に発見され、適切な治療をすれば予後は良好だともいわれている。前出・成田の知人はこう語る。「成田さんは早いうちから清原さんのお見舞いに行くことを強く願っていたようですが、コロナ禍のうえ、『おちょやん』がNHK大阪局制作につき、大阪に滞在することが多く、なかなか実現できていないことをひどく残念がっています。2人が意気投合したのは、ただ単に同期だからという理由だけでなく、“芸能界入りを親に反対されていた”という共通項があるそうです。それゆえ、『役者として良い作品に出て、周囲から早く認めてもらいたい』という意識が強いのでしょう。清原さんが一昨年の朝ドラ『なつぞら』に出演が決まった際は、成田さんは実の兄弟のように喜んでいましたから…」成田は昨年8月10日、自身のインスタグラムで「5年前の今日、清原に撮ってもらった写真」というコメントとともに、2枚の写真を投稿。原っぱで、赤いチェックのシャツを羽織った成田が映った静と動のカットで、右下に「15.8.10」と日付が入っている。昨夏のドラマ『アンサング・シンデレラ』に代役出演する際、成田はこんなコメントを出している。《唯一の同期として、友として、清原の回復を心から願っています。祈っています》『おちょやん』で好演する成田の姿は、清原の励みにもなっているという。2月2日には清原は28歳の誕生日を迎える。今はただ、彼の回復を願うばかりだ――。
2021年02月01日「実は師匠、昨年夏ごろに脳出血で入院していたんです。一時は体重も40kgぐらいまで落ちてしまって……。でも師匠は『大ごとにしたくない』と、ひそかに自宅近くのマンションでリハビリに励まれていました。おかげで少しずつ体力も回復し、最後まで芸人として表舞台に立つための努力をしていました……」(芸能関係者)8月22日、都内の病院で多臓器不全のため亡くなった内海桂子さん(享年97)。現役最高齢漫才師として舞台に立ち続けた彼女の訃報に、日本中が悲しみに包まれている――。’38年に16歳で初舞台を踏み、’50年には相方の内海好江さん(享年61)と漫才コンビ「内海桂子・好江」を結成。’97年に好江さんが亡くなってからも、ピン芸人として奔走してきた。’98年には漫才協会の会長、’07年には名誉会長に就任。後進の育成にも力を注ぐなど、演芸界に残した功績は計り知れない。「’82年には、漫才師として初めて芸術選奨文部大臣賞を受賞。’89年には紫綬褒章、’95年には勲四等宝冠章などといった名誉ある章も受章しています。いっぽうで弟子のナイツと積極的にコラボするなど、最後まで気取らずに活躍の場を広げようとされていました。’10年には、ツイッターも開設。フォロワー数は49万人を超え、その率直な発言で若者からも支持されていました」(前出・芸能関係者)常に謙虚で、人を喜ばせようとしてきた内海さん。本誌もこれまで何度も取材してきたが、いつもプロ意識に驚かされてきた。’18年の戌年企画では「面白いから」と、犬の着ぐるみを着て登場。帰り際には、記者にこんな言葉をかけてくださった。「また何かご協力できることがあったらいつでも呼んでください。なんでもやりますから」そのバイタリティの陰には、過去の経験があった。本誌’19年5月7日号では小3から子守り奉公として働いていたことを明かし、「私の強さは、当時の貧しさからきているのかも」と語っていた。また当時のインタビューでは元気の秘訣について「私のなかには“死ぬ”と“引退する”という言葉はない」とコメント。時代を切り開いてきた彼女らしく、こんな力強い言葉を続けていた。「“もう舞台には要らないよ”と言われたら、よそに行って、金もうけをします(笑)。96歳なら96歳のネタを作る。今日のネタは、今日あったことのなかから探す。いつも舞台には新鮮な気持ちで立っていますよ」生涯現役を貫いた内海さん。それを支えたのは、24歳年下の夫でマネージャーの成田常也さん(73)だった。彼女を“おっかあ”と慕い、『大沢悠里のゆうゆうワイド』でも共演した大沢悠里(79)は語る。「あるとき、“おっかあ”に『24歳も離れた若い奴から盛んに好きだと言われて困っているんだけど、どうしたらいいかな?』と相談されたんです。それが、今の旦那さんです。ただ“おっかあ”は本当に困っていたわけじゃなくて、ノロケ話がしたかったみたい(笑)。だから僕も『そんなに好かれているなら結婚しちゃえば?』と言ったのを覚えています」実際、’99年に2人は結婚。内海さんの横には、いつも成田さんの姿があった。「成田さんは『がん、骨折、肺炎……一緒になってからずっと波瀾万丈でした』とおっしゃっていました。昨年の脳出血後も、師匠は手すりにつかまってやっと歩けるという状態でした……。でも成田さんは、決して甘やかさないんです。無理にでも立たせて、どんどん歩かせる。ここで手助けをしたら、もう動けなくなると理解していたのでしょうね」(前出・芸能関係者)夫の献身的なサポートもあり、内海さんは何度もカムバック。体に気を使いながら、今年1月まで舞台に立っていたという。そんな彼女は本誌’19年5月14・21日合併号で、令和に生きる女性たちに向けてこんなメッセージも遺していた。《“時代は自分で作るもの”なんです。ずっと働きっぱなしで世の中を見ているから、その移り変わりを見ていくうちに、“どうせ変わるなら、世の中は自分で変えていけばいいじゃないか”と思ってね。生き方ひとつで、世の中は楽しくもつまらなくもなる。自分に合った生き方は何なのか、それがわからないようでは、世間に踊らされるままに生きてしまう。そんな人間が、他人の世話なんて焼けないですよ。自分の時代は、自分の手でつかまないと》その言葉どおり時代を切り開き、97歳で大往生した内海さん。彼女の“遺言”は、これからも人々の心に残り続けるはずだ――。「女性自身」2020年9月15日号 掲載
2020年09月03日「えっ……、きよたん、どうなっちゃうの!?」共演者の清原翔(27)が救急搬送された原因が“脳出血”だったと知り、石原さとみ(33)は悲痛な声を上げたという。石原の主演ドラマ『アンサング・シンデレラ病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)にキャスティングされていた清原。ドラマは3月初旬からクランクインしたものの、コロナ禍で撮影は中断。緊急事態宣言が解除されたことで、6月8日に撮影が再開された。救急搬送された12日も、清原は撮影に参加しており、現場では変わった様子はなかったという。「その日、撮影を終えた清原さんは、夕方にプライベートの外出先で知人と会っていた際、体調不良を訴え、都内の病院に搬送されました。そして、脳出血の症状が見られたため、緊急手術を受けたといいます」(スポーツ紙記者)倒れたとだけ聞かされていた当初、石原やドラマスタッフは「熱中症かな……」などと話していた。「搬送の数時間前まで元気に過ごしていた様子を見ているわけですからね。すぐに回復するのだろう、と思っていました」(ドラマ関係者)しかし18日になって、所属事務所により“命に別状はないが脳出血で予断を許さない状態が続いている”と発表された。発症から6日がたったこの時点でも、集中治療室(ICU)で治療を受けている緊迫した状態だった。「知らせを聞いた石原さんはショックを受け、動揺していました。清原さんのことをとても心配していましたね」(前出・ドラマ関係者)脳出血に詳しいパークサイド脳神経外科クリニックの近藤新院長はこう語る。「20代の脳出血はパーセントで表せないぐらい少ないと思います。普通、脳出血の原因は血圧が上がったりするなどの生活習慣病による不摂生で、血管が劣化して起きるものです。しかし若い年代だと、もともと出血しやすい脳動静脈奇形や海綿状血管腫という血管奇形による脳出血の可能性がありますね。出血した場所などにもよりますが、後遺症が残る場合もあります」清原は、『メンズノンノ』の専属モデルとしてキャリアをスタートさせ、’16年に俳優デビュー。「昨年の朝ドラ『なつぞら』で、広瀬すず演じるヒロインの義理の“お兄ちゃん”役で認知度を高めた。今年に入ってからも連ドラ『恋は続くよどこまでも』(TBS系)や、リメークドラマ『東京ラブストーリー』(FOD配信)など話題作に立て続けに出演しています」(前出・スポーツ紙記者)2月のスポーツ紙のインタビューでは仕事の現状を、《最初に比べれば自信がだいぶつきました。ようやくスタートラインです》と話し、《大河ドラマへの出演を目指したい》という夢も語るなど、俳優として脂が乗り始めた矢先に襲った“病魔”だった。今回、『アンサング~』で石原と初共演することも、本人はとても楽しみにしていたという。出演発表時に清原はこうコメントを。《とてもうれしいです。これまで一般視聴者としてテレビで拝見していた方なので、緊張するかもしれないです…。二人だけのシーンもありますし、『がんばらないと!』って思っています》清原の役柄は、石原演じる病院薬剤師のヒロイン・みどりが出会う“なぞの青年”小野塚綾。小野塚はみどりの職業を知ってなぜか興味を示し、たびたびみどりの前に現れるミステリアスな役どころ。「小野塚は、最初こそ謎めいた男ですが、苦悩を抱えていることが次第にわかってくる。“最終的には視聴者に共感してもらえるキャラクターになるのではないか”と清原さんは意気込んでいました」(テレビ局関係者)真摯に向き合っていた役柄だが、現場復帰は叶わなかった――。「手術は成功したと聞いていますが、いまは治療・回復に努めており、すぐのドラマ復帰は難しいと判断せざるをえない病状だそうです。清原さんは“降板”となり、親友の成田凌さん(26)が代役を務めることが発表されました」(前出・ドラマ関係者)主演の石原も、初共演にもかかわらず“きよたん”と呼ぶほど清原と親しくなっていただけに……。「石原さんは、清原さんの降板を聞いて、とても残念がっていました。が、石原さんもキャストやスタッフ一同も、まずは早く元気になってくれることを祈っています」ドラマ関係者は続ける。「役自体をなくすという選択肢も検討されたようですが、最終的に代役を探すことになったそうです。清原さんが出演していたシーンを頭から撮り直すことになるだろうと聞いています」そもそもコロナ禍で撮影も放送開始も遅れているところに、撮り直しが必要となる危機的状況だ。「コロナの影響でロケ地の病院を借りられなくなって、スタッフは撮影場所探しでも苦労し、その点でも通常より時間がかかっています。7月16日からやっと放送がスタートすることが決まり、ここからはハードスケジュール。ですが石原さんは、懸命に前を向いて演技に取り組んでいます」そう教えてくれたのは、現場の制作スタッフ。「いろいろあるからこそ、主演の自分が引っ張っていかなきゃという思いがあるのでしょう。清原さんのことをもちろん心配していますが、しっかりやり遂げることこそが彼を安心させてあげられることだと思っているのだと思います」石原は、闘病中の“大切な仲間”のためにも、最高のドラマをつくりあげようと奮闘している――。「女性自身」2020年7月14日号 掲載
2020年07月02日2020年6月18日、俳優の清原翔さんが脳出血による緊急手術を受け、入院したことが明らかになりました。所属事務所は「命に別状はなく、当面治療に専念する」と発表。27歳という若さから、ネット上では驚きと心配の声が数多く上がっています。横山だいすけ「ただ無事に笑顔でまた会えるのを願うばかり」同月19日、清原さんとドラマなどで共演し、プライベートでも親交のある、タレントの横山だいすけさんがブログを更新。清原さんのことを『大事な友人』と称し、自身の想いをつづりました。昨日大事な友人の俳優・モデルの清原翔くんが、緊急手術・入院しました。ただただ無事に笑顔でまた会えるのを願うばかりです。とにかく、みんなも健康には気をつけてね。ちょっとでも異変を感じたら休むこと。休むことが大事。横山だいすけオフィシャルブログーより引用横山さんは、清原さんへのエールとあわせて「ちょっとでも異変を感じたら休むことが大事」と注意を呼びかけています。心のこもった投稿に、ネット以上ではさまざまな声が寄せられました。・清原さんのニュースにはビックリしました。本当に、無理せず休むことが大切ですね。・「体調の異変には気を付けなければ」と改めて実感させられました。・だいすけお兄さんも、心配や不安があるかと思いますが、無理しないでください。横山さんの気遣いは、清原さんのもとにも届くことでしょう。1日も早く、清原さんの元気な姿をテレビで見られる日が来ることを願うばかりです。[文・構成/grape編集部]
2020年06月19日俳優の山田裕貴が18日、自身のツイッターを更新。脳出血の緊急手術を受けたことが明らかになった俳優でモデルの清原翔にエールを送った。NHK連続テレビ小説『なつぞら』や「HiGH&LOW」シリーズで清原と共演していた山田。ツイッターで「清原翔また一緒に酒飲むぞ!!」と、清原の回復を願ってメッセージを送った。この投稿に、ファンからも「1日も早く回復されますように!!」「裕貴くんの想い、願い、清原くんに届いて早く良くなりますように」「裕貴くんやみんなの想いが届きますように」「清くんが裕貴くんと笑顔でお酒を飲めますように」などと回復を祈る声が上がっている。
2020年06月19日「現代人は食べすぎです。糖尿病、高脂血症、脳出血、心疾患、メタボ、がんなど、多くの病気や体の不調は食べすぎによるものです。食べる回数を減らして、空腹をしっかり感じる習慣をつけると、病気を遠ざけ、若さを保てます」こう話すのは、あおき内科さいたま糖尿病クリニックの院長、青木厚先生だ。青木先生は、1日の中で食べない時間を16時間持つことをすすめている。「現代人の食事は糖質が多すぎです。本来、人間の体は飢餓状態、つまり、低血糖、低栄養に耐えられるようにできています。その証拠に血糖値を上げる作用のあるホルモンは成長ホルモン、コルチゾール、カテコールアミン、グルカゴンなど複数あるのに対し、血糖値を抑えるホルモンはインスリンしかありません」(青木先生・以下同)ところが、戦後、飽食の時代に入ってから、生活習慣病と呼ばれる病気が急増し始めた。「これは1日3食の弊害かもしれません。今では、1日3食きちんと食べることが奨励されており、私たちもそれを信じて疑ってきませんでした。ところが『1日3食が健康によい影響を与える』といった確たるエビデンスは、少ないのです」むしろ3食取ることのデメリットのほうが多いと青木先生は指摘する。「ひっきりなしに内臓が働かされていることから、内臓疲労が起きているはずです。また、糖分の取りすぎによる血糖値の乱高下が、糖尿病や心疾患などさまざまな病気の原因になります。たとえば、ご飯1杯にはスティックシュガー17本分の糖分が含まれています。これを1日3回も取れば、確実に糖分過多です」健康のために3食きちんと食べていたことが、皮肉にも体調を悪化させているというのだ。そこで青木先生がおすすめするのが、プチ断食、「16時間食べない時間を作る」ことだ。これで体内の“オートファジー”がフル回転するようになるのだという。「“オートファジー”とは細胞を新しく生まれ変わらせる働きです。飢餓状態では、オートファジー活性が数倍上昇します。私たちの体は外からの栄養供給がなくなると、肝臓や筋肉に蓄えられているグリコーゲン(ブドウ糖)を使用するのですが、グリコーゲンが枯渇すると、体は“飢餓状態”と判断し、体脂肪を燃焼してエネルギーとして利用するようになります。体脂肪がエネルギーとなる際、ケトン体という代謝物質が生まれます。血中でのケトン体濃度が高くなればなるほど、飢餓状態が強くオートファジー活性も高くなるのです」空腹(飢餓状態)が継続すると、脂肪燃焼のほか、血糖値降下、免疫力アップ、記憶力・認知力アップなどがみられる。そのため、海外の医療現場でも断食療法は注目されているのだとか。「糖尿病、認知症、心疾患、動脈硬化、アレルギーなど免疫疾患の治療、老化予防のほか、がんの治療法としても効果をみせています」青木先生も9年前、40歳のときに舌がんを患った。これがきっかけで、断食療法に着目するようになったという。「私は幼いころからよく風邪をひく体質で、『免疫力が低い』という自覚がありました。舌がんになったことで、体質改善を決意し、いろいろな文献を読みあさったところ、空腹の時間を持つことの重要性に気づいたのです」早速実践してみたところ、効果はすぐに表れた。体重、体脂肪率が減り、血中のケトン体の量が増えた。仕事に集中できる時間が長くなったとも感じている。がんの再発もなく、今ではスリムな体形で、風邪ひとつひかない丈夫な体になったそうだ。
2019年05月26日少しずつ認知症の症状が現れるアルツハイマー型認知症とは異なり、脳梗塞、脳出血などの脳血管が原因で認知症になる人は少なくありません。しかも、脳梗塞は40代、50代でも発症します。とはいっても、脳梗塞は生活改善などで防ごうと思えば防げる病気です。ここでは脳梗塞で認知症を発症した人の介護について、一例を紹介します。参考になれば幸いです。■ ある日突然、父が倒れて自宅で介護することに…同居している義理の父親(78歳)が脳梗塞で倒れ、退院したら自宅での介護を考えているという主婦A(48歳)さん。KY / PIXTA(ピクスタ)Aさんのご主人は営業部で出張も多いため、主介護者となるのは必然的に自分だろうと感じていました。Aさんは事務職で比較的休暇が取りやすく、仮に会社を辞めてもご主人の収入でなんとかなるとも考えました。当初、Aさんは自宅で介護(在宅介護)するか、介護施設に入所させるかで悩んでいました。しかし、父の意識はしっかりしているため、施設入所はやはり気が引けました。■ 離職せず介護休業を利用して介護に専念Aさんは結局、自宅で介護という方法を選択しました。そして、現在の仕事について、次の4つの選択肢を考えました。勤務時間を短くして早く帰宅し、介護できるようにする地元のスーパーなどでのパートに切り替える自宅でできる仕事をする仕事をしないで介護に専念するAさんが選択したのは1でしたが、上司に相談すると、しばらく介護休業をとればいいとアドバイスされました。ふじよ / PIXTA(ピクスタ)介護休業は雇用保険から介護休業給付金が支給され、1回の介護休業期間は最長3か月です(介護休暇は最長5日間)。言われるまま介護休業をとり、父の介護に専念することにしました。■ 自宅でリハビリと介護に追われる日々に3か月ほど入院して自宅に帰ってきた父は、左半身麻痺と言語障害がありましたが、自分でご飯を食べたり、トイレに行くことはできます。KY / PIXTA(ピクスタ)リハビリ通院によって父親も機能回復を目指して頑張っていました。あまり回復はしないものの、現状を維持しながらそれなりに自立した生活が続きました。Aさんの介護は食事づくりと食事介助、歩行訓練の手助けや見守り、薬の管理、トイレ介助などです。歩行中に倒れると自分では起き上がれないうえ、下手をすると命の危険性もあります。自宅であっても目が離せないのです。しげぱぱ / PIXTA(ピクスタ)■ 「デイケア」に通い介護者も負担が軽減Aさんは父親に、より質の高いリハビリを受けさせようと考え、デイケアを利用することにしました。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)要介護3の父は毎日楽しくデイケアに通うようになり、Aさんの負担も一気に軽減されます。そして、仕事にも復帰しました。仕事の時間を短縮して、デイケアから帰ってくる父親を迎え入れることにしたのです。ところが、事態は急変しました。昼間大人しくしていた父が夜中に起きて動き回るという異常な行動をするようになります。昼夜逆転現象の始まりでした。Aさんの疲労はこれまで以上となり、睡眠不足の日が続きます。Ushico / PIXTA(ピクスタ)■ 認知症の19%にも及ぶ!脳梗塞が原因で認知症に発展するケースも多い脳梗塞や脳出血などによって発症する認知症のことを「脳血管性認知症」と呼び、認知症全体の19%にも及んでいます。主な症状としては、何に対しても意欲や自発性がなくなるとともに、感情の起伏が激しくなり、些細なことで怒ったり落ち込んだりします。NOV / PIXTA(ピクスタ)ただ、判断力や記憶力は比較的保たれています。また、手足に麻痺や感覚の障害、言語障害などの症状が現れることもあります。日中に活動する意欲が少ないため、不眠や昼夜逆転につながり、その対応に振り回される家族も睡眠不足や大きなストレスを抱えてしまいます。■ 「介護施設」に入所して落ち着きを取り戻した父その後、Aさんの父は「脳血管性認知症」を発症してしまいます。夜中に窓を割って出て行こうとしたり、家の中を歩き回るようになりました。Aさんは毎晩のように繰り返す父の対応に追われ、ついに疲労で倒れ入院してしまいます。それを見かねたAさんのご主人は、父親をグループホーム(認知症の人を対象とした介護施設)に入所させることにしました。IYO / PIXTA(ピクスタ)施設では父親に応じた介護プランが作られ、介護士が日々のケアを行います。異常行動を繰り返していた父もよやく落ち着きを取り戻し、面会に訪れるAさんとも笑顔で会話できるようになりました。Aさんの父親の場合、最初からデイサービスか施設か、という選択ではなく、自然の流れで最終的に施設に入所したケースです。自宅で介護する人が増えていますが、介護の負担が大きいか小さいかによって、最初から施設入所という選択もあり得るでしょう。脳血管性認知症の人が必ずしもこのような流れを辿るわけではありません。あくまでも参考として、一つの流れを知っておくと良いでしょう。【参考】※厚生労働省Q&A~介護休業給付~※認知症ねっと認知症とは?原因・症状・対処法から予防まで
2018年09月14日お笑いトリオ・安田大サーカスのHIRO(40)が高血圧による左脳室内出血と診断され、入院したことが30日、分かった。命に別状はないが、しばらくの間休養することが所属事務所から発表された。 事務所によるとHIROは16日に自宅で強い頭痛と嘔吐があり、自宅近くの病院で受診したところ、脳出血の疑いがあるとして脳神経外科のある都内の別の病院に救急搬送されたという。搬送先での検査の結果、高血圧による左脳室内出血と診断を受けた。 幸い、脳内での出血は軽度で命に別状はなく、言葉の不自由や手足のしびれもないという。再出血を防ぐ治療もかねて、約1カ月入院する見通しで、当面の仕事はすべて休むことが発表された。 HIROは「この度は、ご迷惑ご心配をおかけしてしまい、申し訳ありません。今まで向き合ってこなかった自分の身体と向き合い、しっかりと治療して、健康な身体になって戻ってきたいと思います」とコメントした。 また、団長安田(43)は「最初聞いた時には状況も分からず正直ビックリしましたし、焦りました……。3人の活動は少しお休みしますが、またアホで元気な安田大サーカス3人の姿をお見せしたいと思います!」と、クロちゃん(40)は「先日お見舞いに行ったらいつものHIROくんと変わらない感じで喋っていたのでひとまずホッとしました。元気になって戻ってくるまで、団長と待っていようと思います!」とそれぞれコメントを寄せている。
2017年06月30日質問:脳卒中になりやすい生活習慣とは?体質や遺伝も関係するのでしょうか?最近、30~40歳代の、特に女性が、脳卒中で倒れたというニュースをよく聞きます。どのような生活、状態になると、脳卒中になりやすいのでしょうか?体質や遺伝も関係するのでしょうか?私は一人暮らしをしていますが、自宅で一人のときに発症して、発見が遅れたらどうしようかと不安です。今から自分で準備して、何か対策できることはありますでしょうか?東京都:ゆるゆるさん(36)回答:「脳卒中」についてお答えします。――「脳卒中」になりやすい生活脳卒中は、脳血管障害ともいいますが、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の総称です。では、脳卒中になりやすい生活とはどのようなものか、見ていきましょう。■塩辛い食べ物を食べることが多い塩分が多い食事をたくさんとると高血圧になりやすくなります。高血圧は脳卒中を引き起こすリスクを格段に高めます。上の血圧が140~159mmHgの軽い高血圧者の脳卒中での死亡リスクは、一般的な方(目安:110~119mmHg)より約3倍高く、上の血圧が180mmHgを超える場合は、そのリスクは7倍以上高くなります。■脂っこいものを食べることが多い過度に脂肪を摂取すると、血中の中性脂肪と「悪玉コレステロール」と呼ばれるLDLコレステロールが増加し、「善玉コレステロール」と呼ばれるHDLコレステロールが減少するため、肥満や脂質異常症の危険が高まります。LDLコレステロールが増えると、血管が詰まる可能性が高くなり、その結果、動脈硬化につながります。 ■ストレスを抱えているストレスを感じている人は、ストレスから身を守ろうと「ストレスホルモン」を分泌します。このストレスホルモンは、血液の収縮を促進して、血圧を上昇させる働きがあるため、ストレスを感じるシーンが多い人ほど脳卒中のリスクが高まるといわれます。特に、「A型行動パターン」という行動医学に規定された性格の人は、ストレスを感じやすいことから、脳卒中を起こしやすいといわれています。A型行動パターンの人は、主に以下の項目が当てはまります。日々忙しく、時間に追われる生活をしている仕事に没頭しすぎて、気持ちの切り替えがうまくいかない徹底的にやらないと気が済まない負けず嫌いである緊張しやすい気性が激しく、イライラしやすいきちょうめんである■たばこを吸っているさらに、喫煙者は非喫煙者に比べて2.0~2.5倍も危険性が高いといわれています。<「脳卒中」と遺伝の関係>最後に、脳卒中そのものに遺伝性はありませんが、高血圧など脳卒中にかかりやすい体質には、遺伝性があるといわれます。また、脳卒中の原因は食生活と深くかかわるため、脳卒中にかかった人と同じ食事をとる家族はかかりやすいといえるでしょう。特に、脳卒中の一種であるくも膜下出血にかかった人が家族内にいる場合、そうでない人に比べて7~9倍も、くも膜下出血を発症する危険性が高いといわれています。その他、今からできることという観点では、食生活に気をつけ、適度に運動し、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病にならないように気をつけることでしょう。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:寝起きで立ち上がった時に手足のしびれや冷や汗が出たりします。脳血管疾患などと何か関係があるのでしょうか?私は毎日飲酒をしておりビールをよく飲みます (350mlを2本程度)。脱水症状にならないように同時に水を2リットル程度摂取していますが、ここ最近、寝起きで立ち上がったりした時に手足がしびれたり、冷や汗が出たりすることがあります。このような場合、脳血管疾患などと何か関係があるのでしょうか?もし何かの疾患だった場合、大きな手術が必要になることはあるのでしょうか?鹿児島県:ゆかりんごさん(32)回答:飲酒と脳血管疾患の関係についてお答えします。――寝起きの手足のしびれや冷や汗について寝起きに手足のしびれや、冷や汗をかいたりすることがあるということですね。特に、手足を圧迫するような寝方をしたわけでもないのに手や足がしびれる、という場合はいくつかの原因が考えられます。朝起きた時の手足のしびれに加えて、頭痛がある場合は要注意です。脳出血や脳腫瘍がある場合には、長時間横になった後、つまり寝起きなどに脳圧が上がり頭痛が出現すると考えられています。このタイプの頭痛は朝に強く、時間がたつと軽減する傾向があるといわれます。一方、特に頭痛や吐き気などがなく、むくみなどもないのに寝起きに手足がしびれるという場合、手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)・足根管症候群(そくこんかんしょうこうぐん)と呼ばれる病気の症状であることがあります。これは、手足に伸びる神経束が圧迫されることにより起きる病気で、手根管症候群は仕事などで手先を使って細かい作業をする人に多いといわれています。また、肘やひざの神経も何らかの理由で圧迫されると手足にしびれの症状が出ることがあります。<飲酒習慣と感覚の低下>また、飲酒習慣が原因となることもあります。特に朝に多いということではありませんが、アルコールの摂取により糖尿病などを発症すると、手足に手袋と靴下をはいたような感覚をもたらす感覚低下が起きることがあります。毎日ビール700mlの飲酒量というのは健康的な飲酒量としては少し多いように思います。ビールなら一日中瓶1本、つまり500ml程度を目安にし、週2回程度休肝日を設けることが望まれます。また、アルコールを飲む時に、脱水症状を防ぐ目的で水を摂取されるのはよいことですが、一晩に2リットルは多いと思います。あまり一度に水をとり過ぎると血中のナトリウム濃度が低下する水中毒の状態となり、最悪の場合は死に至ることもありますので、真水であればコップ数杯までを目安とし、それでものどが渇く場合は電解質を含むスポーツドリンクなどを飲まれるとよいかもしれません。当然ながら、糖分のとり過ぎにはお気をつけください。寝起きの冷や汗については、はっきりした理由はわかりませんが、毎晩お酒を飲まれている関係で、血糖値が上下し、低血糖のような状態をきたしているのかもしれません。飲酒は糖尿病のリスクになりますから、もし最近、内科を受診していないようでしたら、肝機能等の確認も含め、一度受診して血液検査などを受けると安心ですね。お大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:脳の血管狭窄、どのような場合に入院となるのでしょうか?脳梗塞でもいろんなパターンがあると思いますが、先日ふらついてまっすぐ歩けず右腕がしびれている状態になったことがあり、怖く感じましたがしばらく様子を見ることにしました。そのようなことが数日続いたため、MRI検査をした結果、脳の血管狭窄が見つかり内服薬での治療となりました。同じような病気でも入院している方もいるようですが、どのような場合に入院となるのでしょうか?大阪府:やまちゃんさん(35)回答:「頭蓋内血管狭窄(ずがいないけっかんきょうさく)(脳の血管狭窄)」についてお答えします。――内服薬による治療脳の血管狭窄が見つかり、しかも、同じ病態を持っている他の方は入院なのに、自分は薬だけの治療なのか、ということがご心配なのですね。頭蓋内血管狭窄(脳の血管狭窄)の治療について説明します。前提として、薬のみの治療でよい、ということは、よいサインだと考えましょう。薬の内服による内科的治療を行うのは、全く症状がなく、脳ドックなどで偶然この病気が見つかった場合です。また、ご相談者さまのように、症状が出た場合でも、再発予防には、まずは薬の内服による内科的治療が推奨されています。高血圧や脂質異常症の治療をまず行い、抗血小板剤(血液を固まりにくくする薬)を服用することで、再発予防に効果があるといわれています。<外科的な治療とカテーテル治療>薬の内服による治療を行っていても、脳梗塞の再発を繰り返す場合には、外科的治療、あるいは脳血管内治療が選択肢に入ります。外科的治療法としては、頭皮などの頭蓋外からの血管を脳内の血管とくっつけるバイパス手術を行うこともありますが、その手術に適応できる血管は限られており、すべての方が対象となる治療ではありません。一方、最近では、外科的手術にくらべて侵襲性(しんしゅうせい)の低い、カテーテルを用いた脳血管内治療による脳血管拡張術も行われるようになってきました。しかし、このカテーテルを用いた治療では、重大な後遺症を来すような脳梗塞や脳出血などの合併症を生ずる危険性もあり、未だに摸索が続いている治療になります。最近では、頭蓋内血管狭窄症のケースに対して、「薬の内服による治療+カテーテルを用いた治療」は、薬の内服の治療のみのケースに比べて、その後12カ月間の同一部位の脳卒中や一過性脳虚血発作のリスクが高まり、また、30日間に限ってみると、あらゆる脳卒中や一過性脳虚血発作のリスクが高まる、という報告があります。カテーテルを用いた治療の意義が問われている報告でしょう。入院が必要ということは、外科的手術やカテーテル治療を選択された患者になる可能性が高いでしょう。薬の治療で済むのであればよかった、とご納得いただけましたでしょうか。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて、調査レポート「朝食を抜くと脳出血のリスク増! ダイエット中の朝食は何がいい? 」を公開した。国立がん研究センターなどのグループによると、朝食を摂(と)るのが週2回以下の人は、毎日食べる人と比べ、脳出血を起こすリスクが36%高まるという研究結果が出たという。この研究結果から、同研究グループでは、脳出血リスクを高めないためにも朝食の摂取を勧めている。朝食にグリーンスムージーやアサイーボウルなどを取り入れている人も多いが、同サイトによると、気温が下がる秋冬は体を冷やしてしまうのであまりおすすめできないとのこと。そこで「ご飯」「パン」を比較し、どのような朝食がダイエットに向いているかを考察した。小麦粉からできている「パン」は消化が早く、すぐに満腹感を得られるという。しかし消化吸収が早いため、血糖値の急上昇・急降下を起こしやすく、すぐに空腹を感じるようになる。さらに血糖値の急上昇は、体に脂肪をため込みやすくする作用もあることを指摘。どうしてもパンが食べたいときには、白いパンではなく、食物繊維が多い全粒粉パンやライ麦パンがおすすめとのこと。比較すると、後者のほうが血糖値の上がり方が穏やかだという。また、パンは食べる際にバターやマーガリン、ジャムなどをつける場合も多く、パン自体にも製造時に脂肪が使われているため、少量でもカロリーオーバーになりやすいという。参考カロリーとして、「食パン」は1枚(約60g)で約170kcal。製造過程でかなりの量の脂肪が使われる「クロワッサン」は1個(約40g)約190kcal、「デニッシュ」は1個(約100g)約330kcalとカロリーは高めとなっている。加えて、パンに合わせるおかずにはベーコンやウィンナー、オムレツなどがあるが、脂肪が多く含まれるものが多いことも指摘する。一方、「ご飯」はパンに比べ消化吸収が緩やかで、血糖値も緩やかに上昇するので体への負担が軽く、腹持ちもよいという。ご飯のほうが噛(か)む回数が多く、だ液がよく分泌されて胃や腸で消化しやすくなる上に、噛むことによって満腹感を得られやすいという特徴もある。そのため、ダイエットにはパンよりご飯がおすすめとのこと。また、ご飯には食物繊維やビタミン・ミネラルも含まれている。納豆や魚、具だくさんの温かいみそ汁などと組み合わせれば、低脂肪で栄養バランスのよい朝食になるという。よりダイエット効果を得るには、精白米よりも胚芽米や玄米、雑穀米、麦ご飯を選ぶと良いとのこと。詳しい説明はmicrodiet.netの調査レポート「朝食を抜くと脳出血のリスク増! ダイエット中の朝食は何がいい? 」で公開している。
2016年02月22日国立がん研究センター(国立がん研)は2月4日、朝食摂取回数が少ないと脳出血のリスクが高くなることが明らかになったと発表した。同成果は、国立がん研究センター がん予防・検診研究センターと大阪大学の研究チームによるもので、米科学誌「Stroke」2016年47巻に掲載された。これまでに、朝食を欠食すると肥満、高血圧、脂質異常症、および糖尿病のリスクが上がることが多くの研究で示されてきたが、脳卒中および虚血性心疾患のリスクを上げるのかという点に関してはほとんど研究されていなかった。そこで同研究チームは、朝食欠食と脳卒中および虚血性心疾患との関係を検討するため、1995年に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、1998年に、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の9保健所管内に在住していた45~74歳の男女のうち、循環器疾患およびがんの既往がなく、アンケートの朝食に関する項目に回答した8万2772人(男性:3万8676人、女性:4万4096人)に対して調査を行った。同調査では、週に0~2回、週に3~4回、週に5~6回および毎日という4つの群に分けて、その後の脳卒中および虚血性心疾患発症との関連を分析。2010年まで追跡した結果、3772人の脳卒中発症と870人の虚血性心疾患発症が確認された。朝食を毎日摂取する群と比較して、朝食を週に0~2回摂取する群の発症リスクは、脳卒中と虚血性心疾患を合わせた循環器疾患で14%、脳卒中全体で18%、脳出血で36%高くなっていたという。同研究チームは、脳出血の最も重要なリスク因子は高血圧だが、朝食を欠食することで朝の血圧が上昇し、毎日朝食を摂取する人に比べて脳出血のリスクが高くなっていた可能性が考えられるとしている。
2016年02月05日国立がん研究センターは2月4日、朝食を食べる回数が週2回以下の人は、毎日食べる人に比べて脳出血リスクが4割近く高まるとした論文を、同日までに米医学誌に発表したことを明らかにした。これまで、朝食の欠食は脳卒中・虚血性心疾患のリスク因子である肥満や高血圧、糖尿病などのリスク増加につながると報告されていた。だが、朝食の欠食が結果的に脳卒中および虚血性心疾患のリスクを上げるのかという点に関しては、ほとんど研究されていなかった。特に脳卒中に関する研究は今までなかったという。そこで今回、朝食欠食と脳卒中および虚血性心疾患との関係を検討することを目的とした研究を実施した。研究チームは、沖縄県や茨城県などに居住していた45~74歳の男女(8万2,772人)を対象に、朝食に関するアンケートを実施。平均で約13年の追跡期間中、3,772人の脳卒中発症と870人の虚血性心疾患発症を確認したとのこと。脳卒中の内訳は脳出血が1,051人、くも膜下出血が417人、脳梗塞が2,286人だった。さらに、発症者を1週間あたりの朝食摂取回数が「週に0~2回」「週に3~4回」「週に5~6回」「毎日」の4群に分けて疾病との関連を分析した。その結果、週に0~2回摂取する群の発症リスクは、毎日摂取する群と比較して、脳卒中と虚血性心疾患を合わせた循環器疾患で14%、脳卒中全体で18%、脳出血で36%も高くなっていたという。一方で、くも膜下出血や脳梗塞、虚血性心疾患については、朝食の回数との関連が確認できなかった。同センターは、「本研究は、世界で初めて朝食欠食により脳出血のリスクが上昇する可能性を示したコホート研究です。これまで朝食をとることの重要性がさまざまな報告で指摘されてきましたが、今回の結果はそれを支持するものとなります」と、研究の意義を説明。そのうえで、これまでの報告も踏まえて「朝食を欠食することで朝の血圧が上昇し、毎日朝食を摂取する人に比べて脳出血のリスクが高くなっていた可能性が考えられます」としている。※写真と本文は関係ありません
2016年02月04日生理学研究所(生理研)は1月14日、脳卒中後のリハビリテーションによって運動機能が回復するメカニズムを発見したと発表した。同成果は生理研の伊佐正 教授と名古屋市立大学大学院医学系研究科の飛田秀樹 教授および石田章真 助教を中心とする共同研究チームによるもので、米国科学誌「Journal of Neuroscience」に掲載された。脳卒中などの脳損傷時では、随意運動に関わる運動野と脊髄を結ぶ神経回路(皮質脊髄路)が傷害されるため、四肢の麻痺が現れてしまう。リハビリテーションは損傷を受けた脳の再編成を促すことで麻痺した手足の機能の回復を導くと考えられているが、その仕組みについては詳しくわかっていなかった。今回の研究では、運動に関わる神経核「赤核」と、大脳新皮質に存在し随意運動を司る「運動野」との結合に注目。脳出血を起こしたラットに対し、リハビリテーションとして麻痺した側の前肢を一週間集中的に使用させると、前肢の運動機能が著しく回復し、運動野において手の運動に相当する領域が拡大することを発見した。さらに、リハビリテーションを実施したラットでは、訓練を行わなかったラットに比べ運動野から赤核へ伸びる神経線維が増加していることを確認。さらに、この運動野と赤核を結ぶ神経回路の機能を選択的に遮断したところ、リハビリテーションによって回復した前肢の運動機能が再び悪化することがわかった。これらの結果から、リハビリテーションによって運動野-赤核間の神経回路の強化、いわば神経回路の再編成が運動機能の回復に必要であることが実証された。同成果について研究グループは「これまでに詳細が明らかにされていなかった、脳卒中後に行われるリハビリテーションの作用機序の一端を解明したものであり、より効果的なリハビリテーション法の開発に向けて非常に重要な一歩となる知見であると考えます。」とコメントしている。
2016年01月14日