11月中旬から紅葉が見頃を迎えます!多摩丘陵の一角である「京王百草園(けいおうもぐさえん)」では、毎年恒例の「紅葉まつり」を11月14日(土)から11月29日(日)まで、開催します。イベント期間中には、和太鼓の演奏、じゃんけんプレゼント大会などが行われる予定です。自然を感じながら、鮮やかな赤に染まった京王百草園の紅葉を見ながら歩いてみてはいかがでしょうか。東京でおすすめ紅葉スポット京王百草園は、京王線百草園駅を下車し、徒歩10分にある歴史ある日本庭園です。約26,000㎡の園内では、毎年2月下旬には50種類500本の梅が咲き、4月を迎えるとツツジやカタクリ、5月はフジや牡丹、6月にアジサイ、7、8月はスイレンや百日紅、秋には紅葉と四季折々、年間を通じて、様々な草花が咲きます。また、季節ごとにイベントも開催されており、子供から大人まで楽しむことができます。大人気の台湾発祥のドリンク専門店も登場京王百草園への入園には、入園料:大人300円(小人100円)が必要となります。園内の売店では、京王線沿線で4店舗を展開している台湾茶ドリンク専門店「HAPPYLEMON(ハッピーレモン)」の美味しい台湾茶が販売されます。美味しいお茶を飲みながら、紅葉を楽しんではいかがでしょうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※京王電鉄株式会社のプレスリリース※京王電鉄株式会社の公式サイト
2020年10月30日俳優の加藤清史郎(かとう・せいしろう)さんが、2020年10月2日にインスタグラムを更新。俳優・草なぎ剛(くさなぎ・つよし)さんとのツーショットを公開し、大きな反響が寄せられています。加藤清史郎&草なぎ剛の共演に「懐かしい…」2009年にドラマ『任侠ヘルパー』(フジテレビ系)で共演している、加藤清史郎さんと草なぎ剛さん。それから約11年、2人はバラエティ番組『ぴったんこカン・カン』(TBS系)に出演し、同作以来の共演を果たしています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る ・ 〜出演情報〜『ぴったんこカン・カン』 今夜の『ぴったんこカン・カン』ご覧いただけましたでしょうか! 隠しゲストだったので、放送後のご報告です。 草彅さんにお会いしてきました! お仕事でご一緒するのは、 2009年の『任侠ヘルパー』ぶり 久しぶりにほっぺをつまんで頂きました‼︎笑 彦一と19歳になった涼太です‼︎ #ぴったんこカンカン #草彅剛 さん #加藤清史郎 #任侠ヘルパー #ピヨ口 加藤清史郎 Seishiro Kato (@kato_seishiro_official)がシェアした投稿 - 2020年10月月2日午前4時22分PDTカメラに嬉しそうな笑顔を向けている加藤清史郎さんと草なぎ剛さん。2枚目の写真では草なぎ剛さんからほっぺたを摘まれている加藤清史郎さんの姿が見られ、2人の仲のよさが伝わってきます。投稿を見たファンは「最高の写真!」「ラブラブですね」とコメント。「また一緒にドラマに出てほしいです」と再共演を臨む声もあがっています。・清史郎くんが、すっかり大人に!草なぎさんもびっくりされたことでしょう。・かっこいい2人に癒されました。「ほっぺたムギュッ」が懐かしい。・また2人の作品が見てみたいです!応援しています!!子役時代から内面、外見ともに成長し続ける加藤清史郎さん。これからどんな姿を見せてくれるのか、非常に楽しみです!加藤清史郎の現在の姿に「信じられない…」弟・憲史郎ってどんな人?[文・構成/grape編集部]
2020年10月06日昨年公開された、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾主演の3作品、阪本順治監督『半世界』、市井昌秀監督『台風家族』、白石和彌監督『凪待ち』が、“1週間限定映画祭”として、期間限定で一挙同時公開されることが決定した。この“1週間限定映画祭”は、9月25日に公開される草彅剛主演映画『ミッドナイトスワン』の公開決定を記念したもの。本上映企画は、TOHOシネマズ60館にて、7月17日(金)よりスタートする。草彅剛主演『ミッドナイトスワン』公開記念“1週間限定映画祭『半世界』『凪待ち』『台風家族』2020年7月17日(金)~7月23日(木・祝)劇場:日比谷ほか全国60のTOHOシネマズ※上映時間は各劇場の上映スケジュールをご確認下さい。料金:一般・シニア:1,100円/学生以下:500円*1本で1100円(500円)、2本で2200円(1000円)、3本で3300円(1500円)チケット販売■劇場窓口:2日前劇場オープン時より■インターネット販売:2日前0時より(シネマイレージ会員 3日前21時より)詳細:
2020年07月08日シチズン(CITIZEN)が展開するウィッカ(wicca)から、“カスミ草”モチーフの限定ウオッチが登場。2020年4月9日(木)より、数量限定で発売される。今回登場するウオッチは、「清らかな心」や「感謝」を花言葉に持つカスミ草をデザインした限定モデルだ。上品な色合いの白蝶貝文字板の上には、カスミ草のブーケをデザイン。ピンクゴールドのケースとバンドでかわいらしく仕上げている。また、1時と2時のあいだにはピンクの蝶を配したほか、2時と8時の位置にはオパールカラーのスワロフスキー(SWAROVSKI)・クリスタルを、7の位置には透明のスワロフスキー・クリスタルをあしらい、華やかな雰囲気を演出した。なお本ウオッチは、イメージキャラクターの有村架純とのコラボレーションモデルとなる。【詳細】有村架純コラボレーションモデル〈2,300本限定〉発売予定日:2020年4月9日(木)希望小売価格:25,000円+税仕様:ケース ステンレス、バンド ピンクゴールドめっき、クリスタルガラス、ケース径 24.0mm / 厚さ 7.2mm、Cal.E011、ソーラーテック(光発電)、月差±15 秒、フル充電時約6か月可動、5気圧防水、3ポイント スワロフスキー・クリスタル入、限定ボックス付き※デザイン、価格、発売日、スペック、限定数量は予定【問い合わせ先】シチズンお客様時計相談室 フリーダイヤルTEL:0120-78-4807(受付時間 9:30〜17:30 祝日のぞく月〜金)
2020年03月13日草彅剛が、白井晃の演出で、ドイツ演劇の巨匠ベルトルト・ブレヒトの大作『アルトゥロ・ウイの興隆』に挑む。ヒトラーが独裁者として上り詰めていく過程をシカゴのギャングの世界に置き換えて描いた問題作に、ファンクミュージックを散りばめた斬新な演出で挑む意欲作だ。【チケット情報はこちら】草彅と白井が初めてタッグを組んだのは、2018年の舞台『バリーターク』。その時の経験が草彅の中には強烈に残っているようで、「すごく新しい感覚でした。読んでみて全く分からない内容だったんですけど、実際にやってみたらすごく楽しくて。だから今回、白井さんが声をかけてくれるということで、別に台本を読まずとも、やりたいと言いました」と出演を決めた理由を話す。本作は、1956年にブレヒトがこの世を去った2年後の58年にドイツ・ヴュルテンブルグ州立劇場にて初演された。日本では1969年に田中邦衛主演、劇団俳優座による『ギャング・アルトゥロ・ウイ~おさえればとまるアルトゥロ・ウイの栄達』のほか、2005年に新国立劇場が招聘したマルティン・ヴトケ主演、ベルリナー・アンサンブルによる公演が上演されている。すでに稽古に取り組んでいる草彅は、難解な戯曲と向き合いながら「膨大なセリフの量だし、何を言っているのか、意味がよく分からないんです」と苦笑い。一方で、「すごく刺激的です。知らない扉を白井さんが開いてくれる感じがするし、自分が分からなければ、分からないほど未知の自分に出会える。舞台にはそういうところがある。今回もそれを期待しています」とも語っていた。劇中の音楽は、キング・オブ・ソウルと呼ばれるジェームス・ブラウンの楽曲を中心に構成され、オーサカ=モノレールによる生演奏というのも大きな見どころの一つ。『道(La Strada)』(2018年)で音楽劇に挑戦した草彅だが、改めて音楽劇の魅力を聞くと、「より僕の役の中の眠っている魂が、音楽によって呼び覚まされる。そんなことを白井さんは狙っているらしい。それができたら、観客の皆さんに新しい感動を届けられるのではないかなと思います」と話してくれた。公演は2020年1月11日(土)から2月2日(日)まで、KAAT神奈川芸術劇場大ホールにて。共演者には、古谷一行、神保悟志らベテラン陣のほか、渡部豪太といった若手キャストに加え、『バリーターク』でも草彅と共演した松尾諭、小林勝也など、個性豊かな俳優がそろっている。取材・文:五月女菜穂
2019年12月25日草彅剛主演、映画『ミッドナイトスワン』が、2020年9月25日(金)に公開。Netflix作品「全裸監督」の内田英治監督によるオリジナル作品となる。切なき疑似母子のラブストーリー映画『ミッドナイトスワン』は、新宿を舞台に生きる、トランスジェンダーの凪沙(なぎさ)が主人公。今夜もメイクを施して、孤独な仲間たちとともにステージに立つ凪沙。そんな彼女のもとに、ひょんなことから育児放棄にあった親戚の娘・一果(いちか)が一緒に暮らし始める。理解しあえるはずもない2人だったが、いつしか一果は凪沙の孤独をとかしてくれる存在に。そしてこれまでにない“母性”という感情が凪沙の心に芽生えたとき、“命をかけて一果を守る”と決意するのだった──。登場人物(キャスト)物語を彩る登場人物を紹介。『台風家族』に続き主演を演じる草彅剛をはじめ、厳しいオーディションをくぐりぬけた実力派俳優の顔ぶれにも注目だ。凪沙(なぎさ)役/草彅剛トランスジェンダーとして日々身体と心の葛藤を抱え新宿を舞台に生きる。一果との出会いで母性が芽生え、生活が困窮するも、バレリーナになるという一果の夢を応援する。トランスジェンダーという難しい役どころを演じる草彅は、“今までにない大挑戦”と意気込みをみせると同時に、「この作品は“人の愛、エネルギーにすごくあふれていて国境や性別を超える力があり、皆さんに楽しんでいただけると思います。難しい役ですが“変えられない運命”“逃れられない運命“の悲しみ、切なさといったものは人が誰しも抱えていると思うので、それを作品のなかで表現できたら」と、本作についての意気込みを語っている。一果(いちか)役/服部樹咲母親からネグレクトを受け、遠い親戚である凪沙の元にやってきた少女。バレエダンサーを夢見ている。講師・実花役/真飛聖家庭環境に恵まれないもののバレエに憧れる一果の類い希な才能を見いだし、愛情をもって育てようとするバレエ講師。早織役/水川あさみまた、若くして一果を産み、水商売で生計を立てながらも日々酒に飲まれ育児放棄とネグレクトに走ってしまった母。洋子ママ役/田口トモロヲ凪沙が日々働くショーパブ「スイートピー」のママ。性の偏見も多かった昭和の時代から力強くトランスジェンダーとして生きてきた心優しい女性。脇を固めるキャストそのほか、凪沙と共に「スイートピー」で働く面々には、田中俊介や吉村界人といった若手俳優が抜擢。また一果の同級生であり同じ教室のライバルでもあるりん役に上野鈴華、そしてりんをバレエのプロダンサーとして育てる事に必死な母親を佐藤江梨子、父親を平山祐介、さらにトランジェンダーとして生きる凪沙を素直に受け止める事が出来ない凪沙の母を根岸季衣が演じる。監督に内田英治監督を務めるのは、「全裸監督」で2019年一躍注目を集めた内田英治。草彅の配役については、「内面的な演技が要求されるこの難しい役を演じるのは、誰もが知っている方でないと意味がないと思っていたところ、草彅さんが演じていただけるということで本当にうれしく思います」とコメント。さらに本作について、“人間ドラマ”であると同時に普遍的なエンターテイメント作品であると語りながら、「多様化の時代における一つの愛の形として受け止めていただければ」と述べている。小説『ミッドナイトスワン』も発売9月の劇場公開に先立ち、7月8日(水)には内田英治監督による同名小説も発売。劇場版だけでは知ることのできない、登場人物たちの知られざるバックグラウンドや新エピソードが描かれているため、より作品の理解を深めることができる。【詳細】映画『ミッドナイトスワン』公開日:2020年9月25日(金)TOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー出演:草彅剛、服部樹咲、田中俊介、吉村界人、真田怜臣、上野鈴華、佐藤江梨子、平山祐介、根岸季衣、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖監督:内田英治配給:キノフィルムズ<ストーリー>故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立ち、ひたむきに生きるトランスジェンダー凪 沙。ある日、養育費を目当てに、育児放棄にあっていた少女・一果を預かることに。常に片隅に追いやられ てきた凪沙と、孤独の中で生きてきた一果。理解しあえるはずもない二人が出会った時、かつてなかった 感情が芽生え始める。
2019年11月03日思いがけない事情で公開が危ぶまれていた草なぎ剛主演の映画『台風家族』が、この作品を観たいと訴えるファンの後押しもあって、9月6日に公開を迎えた。『箱入り息子の恋』(13)、『ハルチカ』(17)などの市井昌秀監督が12年間温めていたオリジナル・シナリオの映画化した本作は、銀行強盗をして行方をくらました両親の“見せかけ”の葬儀に集まった4兄弟とその家族が遺産分与をめぐって醜くも激しい争いを繰り広げる姿を炙り出すもの。兄弟だからこそ容赦なく炸裂するその剥き出しの感情は傍から見たら滑稽だが、当事者たちにとっては真剣そのもので、昨年7月11日に栃木市藤岡町の撮影現場に潜入したときも、一家の長男・小鉄を演じた草なぎ剛がいままでに見たことのないダメでクズな中年男を生々しい形相で演じている姿を目撃することができた(以下、一部ネタバレを含みます)。この日の撮影は、10年ぶりに実家に戻ってきた兄弟の骨肉の遺産争いを中村倫也の演じた三男の千尋が盗撮し、全世界に配信していたことが分かる面白いシーン。少し前まで実際におばあさんが住んでいたロケセットの日本家屋もぴったりの雰囲気だったが、気温が40度近くて、カメラが回る本番は扇風機も止めるため、現場はサウナ状態に。全員が汗だくなのが離れたところからでも分かったが、その極悪に環境が草なぎを始め、長女の麗奈を演じたMEGUMI、小鉄の妻に扮した尾野真千子ら出演者のイライラを募らせて、映画的にはいい効果になっていた。しかも、市井監督は長回しが多く、俳優陣から生の芝居が出てくるまで何度でもテイクを重ねるため、現場はどんどんヒートアップ。千尋の告白を聞いて「オマエ、盗撮していたのか?」と声を荒げる草なぎの声もどんどん迫力が増していったが、何度テイクを重ねても、当然のことながら誰も不平を言うものはない。それこそ草なぎは、撮影の合間には共演者たちに声をかけて現場の空気をやわらげたり、考え込んでしまう監督をほどよくイジッて緊張をほぐしたりして、座長として現場をさりげなくサポート。だが、カメラが回ると豹変したように汚い言葉で毒つき、千尋の配信が儲かると分かった瞬間に「いいじゃないか、配信続けよう」と絶妙な変わり身の早さを見せ、劇中の人物だけでなく取材陣も驚かせた。それにしても、この日の草なぎは舌好調で、囲みの取材の場では「このお茶、誰のか分からないけれど、栓が開いてないから飲んじゃおう、僕、このお茶のCMをやっていたから」と言って笑わせたり、市井監督に「草なぎさんと初めてお仕事をされていかがですか?」「小鉄役は僕をあてがきしたんですか?」と自ら質問したりして大暴走!完成した映画では、その充実ぶりが形になって全開しているのは言うまでもない。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月09日KinKi Kidsの堂本剛が、24日に放送されたラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』(bayfm/毎週土曜22:00~22:30)に出演し、“笑い”について持論を展開した。「笑うツボやタイミングが一緒の人とだったら暮らしていけそう」というリスナーからのお便りに、剛は、「これは理想じゃない?こんな人いたらいいやん」と賛同。「しんどいときこそ、笑いでポジティブに持っていけるみたいな」「笑いで空気をバーッと変えるということが、僕の人生の中でいっぱいあるといいな」と、自身が思う“笑い”について語った。さらに、剛は、7月に亡くなったジャニーズ事務所代表取締役社長・ジャニー喜多川さんについても言及。亡くなる前の病室で、お笑い好きだったジャニーさんに“笑い”を提供していたそうで、「『ちょっと、あの人うるさいな~』って思われてへんかな?というときもありましたけど(笑)。重たい空気を明るくしたいなと思って、いろいろボケ倒してたんですけどね」と当時の様子を振り返る場面も。また、「そういうことを言える間柄だった」というほど、ジャニーさんと親交の深かった剛。亡くなってからも、「ちょくちょく夢に出てくる」そうで、「この間は、なんか知らんけど、ご飯を一緒に食べました」と笑いながら打ち明けていた。
2019年08月26日KinKi Kidsの堂本剛が、24日に放送されたラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』(bayfm/毎週土曜22:00~22:30)に出演。男性が持つ“女子力”の話題になり、「着眼点が女子っぽいなと思うことがすごくある。どうやら女性っぽい」と自身の性格について打ち明けた。「男っぽい女の人の方が話していて楽」だと語った剛。「世の中では、男っぽいイメージがあるかもしれない。やんちゃな感じとか、よく言われたので。でも、そんなに男、男してないねんけどなって思いながら生きてきた」と話し、続けて、「『剛くんに強く抱きしめてほしい』とかあるじゃないですか。そんなことしいひんな~って思ったりしてて。どっちかというと、逆がいいなって思ってたんでね」と正直な気持ちを告白した。さらに、剛は、カバンの中をポーチで小分けにしたり、スタッフにも分けてあげられる量の風邪薬を持ち歩くなど、”女子力”エピソードも披露。「女子っぽいところが多いなと思うよね。男の人はそこまでしないような気がする」「心配しいなんでしょうね。ちょっと神経質なんかな……」と自身の性格を分析しつつ、「荷物なんていらないよっていう自分になってみたいんですけど。雑に生きてみたいんですけどね」と内なる理想を語る場面も。そんな剛の様子に、番組スタッフは、「お母さんみたいな役割をしていますよ」とコメント。剛は、「自分が母性的なものを持っているのか分からないけど、現場でみんなが笑っててほしい。楽しくしててほしい。みんなが楽しかったり、平和だったりするために、自分が引き算の役割をしているというか。みんなが優しい気持ちになれる愛ある場所で、自分らしく、生きてて良かったと思える時間を過ごせたらいいなと思って生きてるだけやから」と返して、話題を締めくくっていた。
2019年08月26日KinKi Kids・堂本剛と俳優・ムロツヨシのラジオ特番『剛とツヨシ 漢字とカタカナ。』(文化放送/8月29日20:00~21:30)に女優の水川あさみがゲスト出演し、このほど収録が行われた。昨年10月に放送され、大反響を呼んだ『剛とツヨシ 漢字とカタカナ。』の第二弾。水川は共演経験のある堂本、ムロと仲が良く、堂本は自身のラジオ番組『KinKi Kids どんなもんヤ!』で、「はぁ~、怖いわ……」「もうバチクソにやられますよ」と戦々恐々としつつ、「とんでもないオモロイ回になりそう」と待ち望んでいた。収録では、水川がゲストとして登場した直後に、堂本が「ラジオをお聴きの方には伝わらなかったですけど、僕が拍手をしなかったら(水川に)人差し指で『おい、やれよ』みたいな感じで強制的に拍手をさせられました」と冗談を飛ばすと、水川も「ここ(スタジオ)に入って来たときに(堂本が)挨拶もせえへんのよ。仕事するんやから『おはようございます』とか言おうや」と応酬。その後、ムロを含めたそれぞれの共演作の舞台裏で見せ合ってきた「素」の部分についてたっぷりと語り合った。また、水川は第1弾でも好評だったコーナー「漢字とカタカナの組み合わせについてアカデミックに考えていこう」にも参加。「水川あさみ」という名前にカタカナのミドルネームを付け足すなら何がいいかという話題では、「インパクトのある名前がいい。『ダレノガレ』とか『トリンドル』とか」と要望を出し、その後も「歌手デビューすることになったとき用の名前」「大阪のローカル番組に出演するとき用の名前」などのテーマで、堂本とムロからの提案に戸惑いを見せつつも、収録を楽しんでいる様子だったという。
2019年08月26日KinKi Kidsの堂本剛が、17日に放送されたラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』(bayfm/毎週土曜22:00~22:30)で、ジャニーズ事務所代表取締役社長・ジャニー喜多川さんが亡くなった日のエピソードを語った。番組内では、お盆の話になり、剛はジャニーさんが亡くなった日の夜を回顧。「ジャニーさんは、『普通にしててよ。僕は魂になっただけだよ』って絶対言うから、普通に過ごそうと思って。ライブもあったので、『ライブちゃんとやれよ』って絶対に言われるから、普通に寝ました」とその日の様子を明かしつつも、「でも、やっぱり眠れなかった……」としんみり語った。眠ることができなかったため、曲作りをしようと鍵盤を弾き始めたところ、「右肩の方から、右手が伸びてきたような感じがあって。『あれ? なんか手が出て来てるやん』みたいな。あくまで僕の感じなんだけど」という不思議な体験を告白。「普段は選ばないような音階をちょっとずつ選びながら、曲を軽くデッサンして終わったんですが。なんとなくですけど、『ジャニーさん、来たな』みたいな感じはありましたね」と振り返って、話題を締めくくっていた。
2019年08月18日KinKi Kidsの堂本剛が、10日に放送されたラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』(bayfm/毎週土曜22:00~22:30)で、先月9日に亡くなったジャニーズ事務所代表取締役社長・ジャニー喜多川さんから受けた教えや思いを語った。番組内で、ソロプロジェクト「ENDRECHERI」の最新アルバム『NARALIEN』(8月14日発売)について紹介した剛。5月から7月にかけて開催したツアーでも、多数の新曲を披露しており、「まだアルバムができてないけど、僕がやりたいからセットリストに入れた。みんなが困惑していてもそれはそれ。俺が格好いいと思ってて、やりたいと思ってる表現をステージでやる」とその真意を明かした。以前は、自身の意見が反映されないステージもあったそうで、それを見たジャニーさんに、「君は、君が思っていることをステージで表現すればいいだけ。とても最高のファンを持っていることに自信を持つべき。君が悩み、その中で何を考えているのか、どうしたいのかを、追い求めて楽しめるレベルの高いファンなんだよ。だから、人から言われたからじゃなくて、君がやりたい世界をステージでぶつけて表現することが正解なんだ」と言われたそう。また、剛は、ジャニーさんが誕生日に自宅で一人過ごしていたところ、「一人の誕生日は寂しすぎじゃない? 今から行くよ」と電話をかけて、自宅訪問したエピソードも披露。そのときも、ジャニーさんに、「僕の考えてることを形にしてくれた人はいない。僕はこう思ってるのに、誰も分からないんだよ」という話をされたそうで、「『めっちゃグチるやん!』と思いながら聞いてたけど、もしかしたら、『僕も考えてることがすべて表現できてないけど、表現し続けなさい』って言ってくれたのかな」としみじみ振り返った。そして、「そういうちょっとしたことが教えとしてある」と、敬愛するジャニーさんの言葉を改めてかみしめた剛。ツアー中にジャニーさんが亡くなり、「すごく強烈なツアーでしたね。でも、泣かないって決めたので、ずっと泣いてませんけど」としながらも、7月の最終日は感極まったようで、「気が抜けちゃったのか、思うようにギターが弾けなくて悔しかった。最後、オーディエンスに『ありがとうございました』って言ったときは、『危ない!泣いてまう……』と思ったけど、グッとこらえてステージを後にしました」としんみり告白していた。
2019年08月12日KinKi Kidsの堂本剛が、1日に放送されたラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』(bayfm/毎週土曜22:00~22:27)で、自身の体調についての現状を明かした。先月8日、神奈川・横浜アリーナで、ソロプロジェクト「ENDRECHERI(エンドリケリー)」のライブを開催した堂本。突発性難聴を患っている中でのライブパフォーマンスだったため、「1年ぶりくらいにステージに立つから、体の部分で僕自身も緊張しました」と心境を吐露。「お客さんが大人しいなと思ってやってたんですけど、僕の体のことを気にしてくれてるんだろうなと。良くも悪くも、体のことを気にしてもらう、自分が何かをやる際に体のことを気にしてもらうって、すごくありがたいこと。だけど、それを思わせてしまうことをやるわけであって」と、ファンに対して正直な気持ちを語った。現在の状況としては、音響障害で大きな音がハウリングしてしまうため、ライブでは耳栓をしたり、耳に綿を入れたり、ヘッドフォンをしたりして、耳に負担をかけないように工夫しているそう。「音よりは、音を遮断するっていう矛盾の中でライブをやらないといけないから、体への負担っていうのはもちろん大きいと思う」と打ち明けつつ、「でも、周りにケアしてくれる人がいるので、そのおかげでステージに立てたなと思います」と周囲への感謝も語った。また、今月には、東京・NHKホールや中野サンプラザでのライブを予定しており、「今色々お伝えしたように、職人魂で、体のケアや負担を自身で最大に考えてやってます。みなさん本当に気になさらず。『楽しそうだし、大丈夫かな~』みたいな感じで思っててくれたら。ライブ中に本当に辺だったら、変かもって言いますから。おしっこ行きたくなったら、ライブ中におしっこも行きますからね(笑)。そんな感じでやらせてもらうので、みなさん楽しみにしていらしてください」とアピール。最後は、「こうなりたいと思ってもなれないのが体なんでね。そういう現状を受け止めて色々やっていきたい」と明るく意気込んでいた。
2019年06月03日Kinki Kidsの堂本剛が、13日に放送されたラジオ番組『堂本剛とFashion & Music Book』(bayfm/毎週土曜22:00~22:27)で、40歳になった心境を語った。4月10日に40歳の誕生日を迎えたばかりの堂本は、「不思議な気持ちでいっぱいです。自分が40歳になるときが来るんだなぁ」と感慨深げ。ジャニーズ事務所に入所した小学生のころを思い出しながら、「40歳までこういうお仕事を続けているとは想像がつかなかった。今のような生活をしてるとは思ってなかったし、辞めて海外にいるのかなっていうイメージだったので、現実はそうじゃなかったという気持ちです」と打ち明けた。続けて、「簡単なことじゃないけど、自分として生きていられるのが大事」だと語った堂本は、「40歳にはなりましたが、特に変わることもなく、普通に何となく過ごしていけたら。その中で出会う人もいれば、お別れする人もいるとは思いますけど、毎年毎年、変わらない自分で生活できたら。自分の体と相談しながら、色んなことにもチャレンジしていきたいと思っています」と40代への意気込みを語った。また、堂本は、自身の誕生日に合わせて、大好きなホットケーキの曲を作ったそう。「めちゃくちゃパーティーチューンですから。ほぼホットケーキしか言ってないけど盛り上がりますね」と自信たっぷりで、「5月のライブから多分やると思う。みんなが『ホットケーキ』って言いながら、手を挙げてる感じが異様なんで、早くやってみたい」と含み笑い。さらに、ソロプロジェクト「ENDRECHERI(エンドリケリー)」の新アルバムを制作中だと明かし、「全然ブレーキを踏んでなくて、ディープな曲をいっぱい作りました。早くみんなに聴かせたいっていう衝動に駆られています」とファンに向かって報告した。
2019年04月15日将棋のように勝負する習い事では勝って嬉しいという気持ちも大事プライベートでは、大の将棋ファンとしても知られる木村草太さん。基本的に子どもたちの習い事の教室などを決めるのは奥様の担当だが、こと将棋の習い事に関しては、木村さん主導で進めてきた。現在は娘、息子ともに将棋道場に通っている。「将棋道場っていうのは、すごく弱い子どもでも、ちゃんと敬意を払われる場所なんですよ。というのも、将棋道場に通っているおじいちゃんたちは、最初は本当に弱かった子どもが、あっという間に自分を追い抜かして、場合によってはプロになる、みたいなことを体験している。目の前にいる子が1年後には先生になっているかもしれない、という世界なので。子どものことをまったくあなどらないんです。それがけっこうおもしろいですね。これがスポーツだと体格の問題があるので、1年や2年で子どもが大人を追い抜かすっていうことはまずない。でも、将棋は強い子は本当に強いですから。負けて悔しいと感じることも大事ですけど、やっぱり子どもにとっては勝って嬉しいという気持ちも大事ですね」習い事というのは奥が深いものだ。単純に向いている、向いていないではなく、その習い事の場所にどんな意味を見出すかは、子ども個人によって違ってくる。「ここ1本に賭ける!という気持ちで真剣にやっている習い事と、趣味として楽しんでいる習い事とではだいぶ違うので。うちの娘は将棋道場に通っていても、自分で本を読んで勉強したりしないから、あんまり好きじゃないのかな?と思って見ていたんです。でもあるとき、道場に向かう途中で、娘が武者震いをしながら『あー、楽しみだ~』と言っていて。あ、この子はこの子なりに、将棋の時間を楽しんでいるんだなと思いました。で、やっていることも、けっこうおもしろいんですよ。娘がある日『新しい戦法を考えたので、やってみたら勝った』と。そうしたら『まわりの男の子たちが、みんなでその戦法の破り方を会議したから、翌週は負けてしまった』と話してくれたことがあって。これ、非常にプリミティブなんですけど、プロがやっていることと一緒なんです(笑)。もちろんプロや、プロになるような子から見ると、本を読めば1時間で分かることだったりするんですけど。そういうことを自分で考えて、何日か、何週間かというスケールでやっていることに、私はすごく意味があるなと思うんですよね。自分で道なき道を歩むっていう体験。子どもには時間があるので、その時間を大切にしてほしいと思いますね」親の苦手を補うようなことも子どもの習い事を選ぶときのポイント木村さんの娘にとって、純粋な楽しみの時間であり、のびのびと自分のやりたいようにできる習い事が将棋だとすると、その一方で「プレッシャーがかかり、自分のベストを尽くそうとガチンコでやる習い事」はピアノとフランス語とのこと。あらゆる種類の子どもの習い事が存在する中で、これ!と親が選ぶときの決め手は何なのだろう。「自分たちの子どもなので、自分たちの性格がある程度、受け継がれますよね。将来何で困るか、自分の体験を通して予測できるじゃないですか。だから、子どもの習い事を選ぶとしたら、好きなこと、得意なことだけじゃなくて、それを補うようなこともポイントです。運動が苦手だろうから、バレエをやらせるとか。娘の場合、妻も私も外国語がそれほど好きではないので、早めに語学をやらせてあげようとか。ただし、英語を習うと、学校の授業がつまらなくなりすぎる気がしたんです。たとえば、今は小学生で英検2級とか準1級を取る子いますよね。でも、その子、中学校の英語の時間、何やるんだろう?って思うんです。その点、フランス語なら、中学校の英語の時間が無駄にはならない。あと、フランス語やドイツ語は、英語と文法構造が似ているので、実は英語を勉強するときにプラスになるんですよ。しかも、フランス語は女性名詞と男性名詞があって、第一人称、第二人称、第三人称、かつその複数の6項目で動詞が変化するなど、英語より文法がずっと複雑です。それに慣れていれば、きっと英語の勉強はラクになるんじゃないかなと(笑)」子どもの権利を守るためには学校側の管理の都合に流されない木村さんが研究している憲法の役割とは、強大な権力を持っている人々から、私たちの自由や権利を守るためのもの。木村さんは著書『子どもの人権をまもるために』の中で、貧困、虐待、指導死、保育不足など、現代の子どもたちに降りかかる困難から、子どもを守るために何をすればよいかについて論考している。子どもが小学校に通うようになって、学校という場所が抱える問題点も、よりリアルに浮かび上がってきた。「たとえば、小学校では掃除を子どもにやってもらっていますけど、それはちょっと問題があるな、と最近は思っていて。教育としてやるなら、家庭科の授業でやれば十分です。しかも、ちゃんと技能検定もやらなくちゃいけない。でも、掃除の技能が身についたかどうかは見ていないということは、完全に学校の利得のためにやっているんですよね。『でも、掃除をする人を雇うと、すごくお金がかかるんです』って反論されることがあるんですけど、その反論って、致命的だと思うんですよ。だって『お金がかかるから、子どもたちにやらせています』っていう主張になるわけですから。経費節減が目的なら、児童酷使とか、意に反する苦役とかになるんです。そういう視点がないと」また、他の先進国と比べると、小学校だけでなく、中学や高校でも学級制度が導入されているのが日本の大きな特徴だ。「私は “学級” というものが、あまりよくないと思っています。それは、『学校とは勉強するところだ』という大前提に照らして、不合理だからです。今も昔も学級の中で学力の差がすごくある。そうした環境で、みんなで一律に授業をやるのはなかなか大変なんですよ。しかも、今の学校教育では、校則を守らず髪を金髪にする子と授業に追いつけずに勉強をやらなくなる子とでは、『風紀が乱れるから』という理由で金髪の子を問題視する風潮にある。学校=勉強する場所なはずなのに、これっておかしいですよね?全ての子がしっかりと学べるようにしようという目的を置いたときには、どこに基準をおくか、が大事な話だと思います。勉強が得意な子を基準に学校制度を組み立てても、全体としてはあまり学習効果が上がらないと思います。それぞれの子どもに適した学習を目指すなら、できる子にはどんどん自習をしてもらって、本当にできない子に学校の先生のコストを割いていく、というようなことをしたほうがいいんじゃないかなと思います。担任制も、学級制度の弊害ですよ。学級というのは、基本的に1年間、その先生だけに任されます。これをやっちゃうと、変な担任とか、相性の悪い担任にあたったときに、1年間が地獄になってしまうんですよね。だから、学級制度をやめて、大学のような単位制にして、子どもたちが先生も選べるようにする。教える人と成績評価をする人を分けるということもしていくといいですよね。学校側の管理の都合に流されず、“子どもは権利の主体である” という出発点を私たちが意識として強く持つことが大事だと思います」PROFILE木村草太 Sota Kimura1980年、神奈川県生まれ。2003年、東京大学法学部卒業、同年、同大学大学院法学政治学研究科助手に就任。現在、首都大学東京法学部教授。専門は憲法学。首都大学東京の法科大学院での講義をまとめた『憲法の急所――権利論を組み立てる』(羽鳥書店)は「東大生協で最も売れている本」と話題を集めた。立憲主義を重視する立場から、各種メディアで積極的に発言を続ける。著書に『自衛隊と憲法――これからの改憲論議のために』(晶文社)、『子どもの人権をまもるために』(晶文社)、『AI時代の憲法論人工知能に人権はあるか』(毎日新聞出版)など。Photo:Shin HamadaText:Keiko IshizukaConposition:Shiho Kodama
2019年03月22日今月の人。Illustration:Hidemi Ito憲法学者木村草太さん1980年神奈川県生まれ。2003年、東京大学法学部卒業、同年、同大学大学院法学政治学研究科助手に就任。現在、首都大学東京法学部教授。専門は憲法学。首都大学東京の法科大学院での講義をまとめた『憲法の急所――権利論を組み立てる』(羽鳥書店)は「東大生協で最も売れている本」と話題を集めた。立憲主義を重視する立場から、各種メディアで積極的に発言を続ける。著書に『自衛隊と憲法―これからの改憲論議のために』(晶文社)、『子どもの人権をまもるために』(晶文社)、『AI時代の憲法論人工知能に人権はあるか』(毎日新聞出版)など。子どもを決してなめない、という作者の姿勢がうれしかった色彩豊かなファンタジーの世界『クレヨン王国の十二か月』作:福永令三絵:三木由記子¥650/講談社大みそかの夜、ユカが目を覚ますと、12本のクレヨンたちが会議を開いていました。クレヨン王国の王様が「王妃の悪いくせがなおるまでは帰らない」と言って、ゆくえをくらましてしまったのです。おどろいた王妃はユカと一緒に、王様を探す不思議な旅に出かけます――。続編が47冊を超えるベストセラー人気シリーズの第1作。1997〜99年にはシリーズのうち数作を原作として『夢のクレヨン王国』のタイトルでテレビアニメ版も放送された。「子どもの頃に好きだった、講談社青い鳥文庫から出ている『クレヨン王国』シリーズ。今は娘も読んでいます。このシリーズの特徴は、作者が子どもをなめていないというところですね。ワクワクするファンタジーでありながら、意外と凄惨な場面もけっこう出てきますから。でもそれは、読んだ子どもたちはちゃんと理解してくれるはずだ、と作者が信じて書いているということ。自分が子どもの頃に読んでいて、嬉しかった記憶がありますね」おもしろいシリーズを見つけたら1巻から順にどんどん読んでいくお母様が図書館司書だったということもあり、「字を覚えたての幼い頃から、近所の図書館に通っては、気になる本を片っぱしから読んでいった」と振り返る憲法学者の木村草太さん。そんな木村さんに似たのか、現在小学5年生の娘さんも “本の虫” で、絵本は早々に卒業し、保育園に入るころにはすでに児童書を夢中になって読んでいたという。この本はまだこの年齢の子どもには難しいのでは……などと大人はつい考えてしまいがちだが、木村さんは「子どもをなめないということが大事だと思います」と話す。それを子どもの頃に実感させてくれた本が『クレヨン王国』シリーズだった。作者は1956年に文藝春秋のオール新人杯(現 讀物新人賞)を受賞し、成人向け小説の作家として活躍していた福永令三さん。児童文学である本シリーズも上質なエンターテインメント性に満ちている。Illustration:Kashiwai「心に残る印象的な場面がたくさんあります。たとえば、『クレヨン王国月のたまごPART4』で登場人物のカメレオン総理が暗殺されそうになるエピソード。総理が乗るヘリコプターに爆弾を仕掛けられて、パラシュートで脱出するんですけど、そのとき、総理が操縦士に『君のパラシュートと交換しよう』と言って交換するんですよ。で、その後、操縦士のパラシュートが開かないという……。すごい描写だなと思いました。子どもにしてみたら、ギョッとしますよね。でも、確かに暗殺者なら、そこまでやるなと思って。これが政治的暗殺なんだと。その場面を読んだとき、作者が読者である子どもたちのことを信頼してくれていると感じました」アラン・リーの美しい挿画が物語の情景を浮かび上がらせる外国作品で、木村さんが小学生のときに熱中して読んでいた本といえば、J.R.R.トールキンの壮大なファンタジー『指輪物語』。映画化された『ロード・オブ・ザ・リング』3部作も大ヒットし、刊行から60年以上経った今なお、世界中で愛されている名作だ。「『指輪物語』は、いろいろなバージョンの本が出ていますが、全3巻のカラー版は表紙装画だけでなく、中にもアラン・リーさんの挿画がたくさん入っているんです。このアランさんの絵が本当にすばらしい。以前、ニューヨークに旅行したときに、バーンズ・アンド・ノーブルという書店で、箱入りのカラー版を見つけて、衝動的に大人買いしてしまいました(笑)。この絵だけでも、子どもに見せたいと思うくらい気に入りましたね。実は映画化されると聞いたときは、アランさんが描いた世界がどこまで実写化できるのかなぁと、大変懐疑的だったんですよ。でも、監督はアランさんを映画のコンセプト・アート・デザイナーとして招請しましたよね。映画を観たら、挿画のイメージどおりだったので驚きました」スリリングなストーリー、描写の細密さなど、多くの魅力がある『指輪物語』の中でも、特に木村さんが惹かれるのは “多様性” というテーマ。「人間はデコボコである、ということですね。『指輪物語』は登場人物全員が何かしらの欠点を持っていて、さまざまな種族、キャラクターたちが、それぞれの欠点と長所を生かして協力していくという姿が描かれている。そこが大変すばらしいなと思って読んでいます。なので、この解釈が正しいかどうかは微妙なんですが……私自身はこの本を通して、人間には欠点があっても、長所がしっかりしていればいいんだ、というふうに理解しました。大人になっても繰り返し読んでいて、そのたびに、常にそこに戻ってくる感じがします」この本を読みたい!と子どもが思うタイミングが訪れるのを待つことわが子を本好きにしたい、と思っている親は多いだろう。そのために、読み聞かせをたくさんしたり、子どもの視線に入るように本棚に絵本をたくさん揃えてみたり……。しかし、それでも子どもがなかなか本に興味を示さなかった場合は、どうすればよいのだろうか?「本が好きになるかどうかというのは、本人の資質だと思いますよ。好きになる本も子どもによって違いますし、たとえ名著でも合わないものは合わないし。娘は小さい頃から、時間があれば本ばかり読んでいて、母親に『もうやめなさい』って叱られるくらいの本好きですが、現在、年長の下の息子は、去年くらいまでは本に全然興味を示さなかったんです。本人が読みたがらなかったから、絵本の読み聞かせも娘に比べると少なかったですね。でも、そんな息子も、ひらがなが読めるようになったとたんに本をたくさん読むようになりました。今は絵本というより、『小さなおばけ』シリーズなどの児童書をよく読んでいます。『読みたくない』という子に無理やり読ませようとしても、本は読めないと思うんですよね。本は降ってくるものなので。なんかこう無性に『今日はたこ焼きが食べたいなぁ』みたいな気分と一緒なんです(笑)。子ども本人が『この本を読みたい』って思う、ベストなタイミングが来るはず。で、親はそれを待つということが大事だと思います」しいて言えば、親ができるのは “そのタイミング” が来たときを見逃さず、その瞬間、即、子どもが本にアクセスできるように準備しておくこと。「地元のどこに大きな図書館があるのかを確認して、本を読みたくなったときに、ここに来れば本を探せるということを伝えておく。そして、子どもが『これを読みたい!』と言ったときに連れて行ってあげる。あとは、子どもがたまたま読んでおもしろかった本がシリーズものだったら、お父さん、お母さんが調べて、1作目から揃えてあげるとか。シリーズものは、子どもが芋づる式にどんどん本を読むきっかけになりますよ。うちの息子のように、これまで読んでいなくても、急に本好きになることはよくあるので。あとはもう本当に、親がその子を信じるしかない、と思いますね」【 木村草太さん、これもオススメ 】魅力的なキャラクターが活躍する大人気ロングセラー・シリーズ『スパゲッティがたべたいようアッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけシリーズ1』絵作:角野栄子絵:佐々木洋子¥900/ポプラ社アッチはレストランの屋根裏に住んでいる小さなおばけの男の子。“レストランヒバリ” のコックさんを務める食いしんぼうの彼は、ちょっと変わっているけれど、とびきりおいしい料理を作って、お客さんに提供しています。2018年に国際アンデルセン賞・作家賞を受賞した角野栄子さんのライフワークとして、毎年新刊が発表される『アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけ』シリーズ。今年は40周年記念の各種イベントも予定されている。Illustration:Kashiwai「下の息子がすごく好きなシリーズです。1作目からダーッと読んでいって、今出ている本はぜんぶ読み終わっています。『おばけのソッチラーメンをどうぞ』や『おばけのアッチのゲームのえほん』も印象に残っていますね。シリーズを通して主人公のアッチがいつも一生懸命なところがいいんでしょうね。角野栄子さんらしい自由な発想で、ストーリーの展開が読めないのも魅力。あと、アッチはおばけですから、“いもむしグラタン” とか、名前だけ聞くと、それどうなんだろう!?って思うようなユニークなメニューがたくさん出てくるのもおもしろいですね(笑)」フィクション世界がリアルになる『指輪物語』ファンのための地図『指輪物語 フロドの旅――「旅の仲間」のたどった道』著:バーバラ・ストレイチー訳:伊藤盡¥1800/評論社『指輪物語』著:J.R.R.トールキン訳:瀬田貞二/田中明子装画&挿画:アラン・リーカラー版全3巻各¥7800/評論社(『指輪物語』は他に、A5新装版 全7巻 各¥2200、 文庫版 全10巻 1~9巻各¥700、10巻¥900があります)『指輪物語』に登場する9人の旅の仲間がたどった道筋を、詳細な地図で再現した副読本。熱烈な『指輪物語』のファンだったバーバラ・ストレイチーが、作者トールキンの手になる地図とは別に、より詳しい地図作りに挑戦した。地図には、フロドたちが敵から身を隠した場所、食事をした場所、野宿をした場所にいたるまでを記載。日本語版では巻末に地図索引があるほか、訳者によって、旅の行程についても日を追って詳しく解説されている。「私はフィクションの世界の地図がすごく好きで、小説に地図がついていると、それだけで嬉しくなっちゃうところがあります(笑)。『指輪物語』は本編にも地図がたくさん載っているのですが、この本の地図は登場人物たちがどう歩いて行ったのかが明確に分かるほど、きちんと描かれているんですね。彼らがどこに、どうやって行って、そこで何が起きたかを、さらに具体的に想像することができる。物語の世界が非常に生き生きとするんです」Illustration:Hidemi Ito/KashiwaiText:Keiko IshizukaConposition:Shiho Kodama
2019年03月11日2月26日、稲垣吾郎さん、香取慎吾さん、草彅剛さんによるユニット「新しい地図」ファンミーティング「NAKAMAtoMEETING」が名古屋で開催されました。このイベントは2月16日の東京公演を皮切りに、名古屋、大阪、宮城、福岡と全国を回る、新しい地図初のファンイベントになっています。名古屋公演では新しい地図の楽曲『#SINGING』、『雨上がりのステップ』などを披露。3人の姿を見て感激で涙するファンの姿に対し、草彅さんが「泣いてる方もいますけど花粉症ですか?」と聞くなど、お茶目な一面も。また香取さんは、「皆さんに会いたくて、やっと会えたなという感じがあるから(中略)、『雨上がりのステップ』の歌詞が「今日の状況とぴったりな詩に思えてくる」と語りました。さらにイベントではTikTokの撮影や、SNS PRタイムという写真撮影タイムも設けられ、最後には3人によるお見送りで幕を閉じました。ファンをとても大切にする新しい地図の愛がたくさん詰まった素敵なイベントとなりました。文/エミチャンカパーナ画像/Shutterstock
2019年02月27日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。立春が過ぎ、春が待ち遠しい今日この頃ですね。【シネマの時間】第56回は、世代を超えて愛される再生と感動の物語、映画『まく子』をお送りします!原作は、第152回直木賞作家・西加奈子が、(『サラバ!』)受賞後、1作目として書き下ろした小説『まく子』。児童小説では、異例の累計55000部の売り上げを記録、待望の映画化です。主人公サトシには、『真夏の方程式』で福山雅治演じる湯川と心を通わせる少年役を好演した山崎光が務め、思春期の少年の揺らぎを見事に演じています。謎の転校生・コズエを演じるのは、これまでモデルとして活躍し透明感のある美しさを持つ新音(にのん)。そして、旅館を明るく切り盛りするサトシの母・明美役には、NHKドラマ『半分、青い。』に出演し話題の女優・須藤理彩。また、舞台『道』映画『僕と妻の1778の物語』など実力派俳優として人気の草彅剛が、女好きなダメ親父だけれど、息子の成長を陰ながら見つめ背中を押す料理長の父・光一役を演じ、色気を漂わせた演技で存在感を放っています。監督は、初長編映画『くじらのまち』がPFFアワード2012にてグランプリ&ジェムストーン賞をW受賞し、第63回ベルリン国際映画祭をはじめ各国の映画祭で高く評価された鶴岡慧子監督。原作のエッセンスを大切に、幅広い世代から愛される世界観を心温まる感動作として描き、親子で楽しめる映画としてもおすすめです。小学5年生のサトシの成長を通して、私もいろいろな気づきを得ることができました。ぜひ、映画館でお楽しみください!3月15日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー。■映画『まく子』あらすじー少年が不思議な少女との出会いを通して成長する姿を描いた人間ドラマ温泉街の旅館「あかつき館」を営む両親と暮らすサトシ(山崎光)は小学5年生。サトシの母・明美(須藤理彩)は代々続く旅館を明るく切り盛りし、父・光一(草彅剛)は料理長として働いています。人口の少ない街では誰もが顔見知り、クラスメイトも小さいときからずっと一緒で変わりません。そんな環境の中、サトシは猛スピードで「大人」に変わっていく女子たちを恐ろしいと思い、精神的に成長しない男子たちを冷めた目で見つつ、否応なしに変わっていく自分の身体に抗おうとしていました。また、女好きのサトシの父が女性と密会しているのをたまたま目撃してしまい、大人に対して嫌悪感を募らせていました。春のはじめ、旅館の従業員用の寮「いろは」に母娘が越してきます。娘は、サトシと同じ年の美少女・コズエ(新音)といいました。コズエはとても変だけれど、とてもきれいで、ありのままで、変化を恐れず楽しんでいる――そんな感じがしました。コズエは「まく」ことが大好きで、小石、木の実、ホースから流れ出る水、なんだってまきちらします。つかみどころのないコズエに最初は困惑していたサトシでしたが、話すうちに彼女に魅せられていきます。そしてコズエから「私とお母さんは、ある星から来たの」と大きな秘密を打ち明けられます。町では、子どもたちが作ったお神輿を壊すことで、再び生まれ変わる”再生”を祝うサイセの祭りが近づいていました。お祭り当日、サトシたちが作ったお神輿が壊される寸前に、「いろは荘」の方から火の手が上がり大騒ぎに。幸いすぐに火は消火されましたが、火事のあとサトシの周りでさまざまな変化が現れてきます。そしてコズエたちとの別れの日がやって来るのですが……。”大人になりたくない僕が恋をした不思議な少女彼女がまく奇跡に世界は美しく輝きだす”■エンディング曲は高橋優の楽曲『若気の至り』クライマックス、感動の余韻に寄り添うエンディング曲は、『映画クレヨンしんちゃん襲来!!宇宙人シリリ』『パパはわるものチャンピオン』などの主題歌を手がけてきた高橋優が、本作のために書き下ろした楽曲『若気の至り』!誰もが通り過ぎる思春期の揺れる気持ちをスローナンバーで仕上げた名曲です。切ないメロディーラインにのせて、歌詞にある”今ここにしかない光”が、映像とともに心に響くでしょう。『若気の至り』は、高橋優の6thアルバム『STARTING OVER』に収録。■映画『まく子』作品紹介2019年3月15日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次ロードショー!公式サイト:監督・脚本:鶴岡慧子原作:「まく子」西加奈子(福音館書店 刊)製作:畠中達郎、新井重人、飯田雅裕、板東浩二エグゼクティブプロデューサー:千葉伸大、福家康孝プロデューサー:依田剛大、久保美夏、高橋信一、赤城聡、久保田傑撮影:下川龍一照明:明星知録音:高田伸也美術:徐賢先装飾:斉藤暁生衣装:田口慧ヘアメイク:有路涼子、永嶋麻子VFXプロデューサー:赤羽智史砂絵アニメーション:佐藤美代音響効果:勝亦さくら編集:普嶋信一音楽:中野弘基主題歌:高橋 優『若気の至り』(ワーナーミュージックジャパン/unBORDE)スクリプター:押田智子助監督:関谷崇制作担当:大川哲史協力プロデューサー:佐藤美由紀製作年:2019年製作国:日本配給:日活上映時間:108分映倫区分:G©︎2019「まく子」製作委員会■映画『まく子』キャスト山崎光=南雲慧新音=コズエ草彅剛=南雲光一須藤理彩=南雲明美つみきみほ=コズエのオカアサン村上純=ドノ橋本淳=小菅内川蓮=生類根岸季衣=キミエおばちゃん小倉久寛=校長【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2019年02月09日稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さん出演の第11回『7.2新しい別の窓』(AbemaTV、午後5時~)が2月3日に放送されました。こちらのネット番組は「SNSを本気で遊び倒す」をテーマに、新しい地図の3人による月1回、7.2時間の生放送番組で、毎回登場する豪華ゲストも注目されています。この日の放送は、アパホテルの元谷芙美子社長のお宅訪問からスタート。開運セラピストによる稲垣さん、草彅さん、香取さんへの開運アップ術伝授や、スチャダラパーとのスペシャルコラボライブと内容目白押し!なかでも盛り上がりを見せたのが、#THEものマネー という3チーム対抗のモノマネ対決コーナー。稲垣さんは羽生結弦選手に、香取さんは「市川どん十郎」というオリジナルキャラクターに、草彅さんはサンシャイン池崎さんに扮して登場し、序盤から熱気が高まりました。そして番組中盤、モノマネ芸人のモリタク!さんが、中居正広さんに扮して登場!その姿を見た稲垣さん、草彅さん、香取さんの笑顔が一瞬映ると、ファンは「最高」「うれしい」とツイッターで声が続々。その後もコージー冨田さんと原口あきまささんのモノマネにより、『笑っていいとも!』風の番組が復活するなど、最後まで視聴者を楽しませてくれました。最終的には番組を延長するほどヒートアップし、視聴者SNS投票による結果、草彅剛チームが優勝しました。次回放送は3月3日午後5時から。また今回番組を見逃した人は、AbemaTVで2月10日まで見逃し放送を視聴することができます。文/エミチャンカパーナ画像/Shutterstock
2019年02月04日草彅剛主演の映画『台風家族』が、2019年9月6日(金)に全国ロードショー。監督は『箱入り息子の恋』の市井昌秀監督は『箱入り息子の恋』『僕らのごはんは明日で待ってる』の市井昌秀。『台風家族』は市井が構想に12年かけたオリジナル脚本となっており、ブラックユーモア溢れる"ある一家の真夏の1日"を描いた。たった1日の中に“苦笑”と“共感”そして“衝撃の愛のラスト”が詰まっているという。ストーリー2000万円の銀行強奪をし、一時世間を騒がせた鈴木一鉄とその妻・光子の夫婦。2018年夏、その事件から10年経って、鈴木家のきょうだいが集まることを決めたのは、事件後行方不明になった両親の仮想葬儀で財産分与を行うためだ。どんな仕事も長続きしない小鉄が妻の美代子と娘のユズキを引き連れて10年ぶりに実家へやってきた。しばらくすると長女の麗奈がやってくる。遅れて次男の京介がやってきた。そして始まる見せかけだけの葬儀。居間の中には大きな空っぽの棺が2つ。待てど暮らせど末っ子の千尋はやって来ない。とうとう葬儀が終わった時、実家のインターホンが鳴る。ドアの外には千尋ではない、チャラチャラした男が立っていた・・・。草彅剛など個性豊かなキャストが集結"世界一クズ"な一家を演じるキャストには、個性豊かな俳優陣が集結した。続編制作も決まっている『クソ野郎と美しき世界』に出演し、現在はユーチューバーとしても活躍する草彅剛が、一家の長男・小鉄を担当。次男・京介役は新井浩文、長女の麗奈役は、『アイネクライネナハトムジーク』への出演も決まっているMEGUMI、三男・千尋役は、『美人が婚活してみたら』『屍人荘の殺人』の公開を控える中村倫也が演じる。小鉄の妻には、尾野真千子を起用。『クソ野郎と美しき世界』でも共演した草彅とは、2度目の夫婦役となる。小鉄の一人娘役には、甲田まひるを抜擢。プロのジャズピアニスト、ファッションサイトでの人気ブロガー、2つの顔を持つ17歳が、女優デビューを果たす。長女・麗奈の彼氏役は『愛がなんだ』などに出演する若葉竜也が、観客を驚かせることになる物語の重要人物・謎の女は、蜷川幸雄演出作品に過去多く出演している長内映里香が演じる。鈴木家兄弟の両親役は、「帰ってきたウルトラマン」でのヒロインなど多くのドラマ・映画に出演してきた榊原るみと、『龍三と七人の子分たち』や『空母いぶき』などで演技を続ける藤竜也が担当する。主題歌にフラワーカンパニーズ主題歌「西陽」を担当するのは、名古屋出身の4人組バンド・フラワーカンパニーズ。市井監督からのラブコールを受けて作成したという楽曲は、騒がしい台風の中を駆け巡る本作にぴったりなアップテンポに仕上がっている。【詳細】映画『台風家族』公開時期:2019年9月6日(金)監督:市井昌秀出演:草彅剛、新井浩文、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子、甲田まひる、長内映里香、若葉竜也、榊原るみ、藤竜也
2019年01月25日デヴィッド・ルヴォー演出、草彅剛主演の舞台『道』が12月8日に幕を開けた。フェデリコ・フェリーニ映画の代表作の日本初の舞台化は、“道”を旅しながら生きる意味を見つけようとする人間の物語を、どこか幻想的でもある劇空間のなかで力強く見せつけた。主演の草彅が演じるのは、大道芸人のザンパノ。鎖を引きちぎる芸を見せる力の男である。そんな彼に貧困の家族を助けるために買われて、助手としてともに旅をしているのが、蒔田彩珠扮するジェルソミーナだ。そして、粗暴なザンパノから逃げ出したいと思い悩む彼女の前に、ザンパノとは犬猿の仲で、綱渡りの芸を持つイル・マットが現れる。演じるのは海宝直人である。物語は、ザンパノとイル・マット対立の狭間で、ジェルソミーナが自分の進むべき道に葛藤することから大きく展開していく。このままザンパノのもとにいるのか、イル・マットのように飛ぶのか。演出のルヴォーはこのふたりの男の対比をクリアに見せ、また、草彅と海宝も見事にそれに応えている。筋肉をつけ低い声で乱暴なセリフを発する草彅。飄々と軽やかに動き明るいセリフを繰り出す海宝。ジェルソミーナの前にくっきりとふたつの道が浮かび上がる。ザンパノ、ジェルソミーナ、イル・マットの3人を取り囲むのはサーカスの芸人たち。舞台上もサーカス小屋を模し、実際に観客を上げている。そのサーカス芸人たちはほかの様々な人物を演じ、ときにはコロスの役割も担い、多様で多重な世界観を見せていく。なかでも、ドラキュラ伯爵のような出で立ちでストーリーテラーとして観客を作品世界に引き込んでいく佐藤流司のクールさは印象的だ。3人の人生を突き放して見るかのような目線がそこにある。事実、3人は悲劇へと向かっていく。望むほうには進まないそれぞれの人生。この物語が描く人生の残酷さを草彅は早い段階から直感的に感じ取っていたのだとルヴォーは語る。初日開幕直前の囲み取材では、「彼はいい演出家にもなれるんじゃないかと思います」とも。草彅のザンパノは、粗暴さの裏には弱さがあること、純粋すぎるがゆえに残酷になってしまうことを伝えてくれる。そして、人間とはそんな哀しい存在なんだと言うように響かせた慟哭。忘れられない。公演は12月28日(金)まで、東京・日生劇場にて。取材・文:大内弓子
2018年12月14日2019年3月より映画「まく子」が全国で公開することが発表されました。原作は作家・西加奈子さんの同名小説。小さな温泉街で繰り広げられる、小学生の男女の成長物語を若手キャストや草彅剛さんが演じます。西加奈子さんの小説「まく子」が実写映画化作家・西加奈子さんの小説「まく子」が実写映画化することが発表されました。本作は、小学5年生の男の子・慧と転入生の美少女・コズエが織りなす人間ドラマ。2019年3月から全国ロードショー予定です。作家・西加奈子さん1977年イラン・テヘラン市生まれの作家。2004年『あおい』でデビューし、『サラバ!』で第152回直木賞を受賞。ほかにも数々の受賞経歴をもつ人気作家です。豪華な出演者が多数登場本作は主人公・慧役を中学3年生の山﨑光さん、転入生・コズエ役を13歳の新音さんが担当。注目の若手キャストを中心に物語が展開されます。また、主人公・慧の父親役を“新しい地図”の草彅剛さんが務め、物語を盛り上げます。映画「まく子」詳細公開時期2019年3月予定スタッフ監督:鶴岡慧子原作:西加奈子脚本:鶴岡慧子プロデューサー:赤城聡出演者山崎光新音須藤理彩草彅剛など問い合わせ先公式HP:映画「まく子」オフィシャルサイト映画「まく子」を見に行こう注目の若手キャストが織りなす物語に注目が集まる、映画「まく子」。ぜひこの機会に話題の作品を見に劇場へ足を運んでみませんか。
2018年11月09日日本とフランスの共同制作で話題のアニメーション映画「ムタフカズ」。日本語版の吹替声優を草彅剛さんが務めるなど、豪華なメインキャストでも注目の本作の内容や、大盛り上がりんの初日舞台挨拶の様子をお届けします。映画「ムタフカズ」が公開開始!日本財団パラリンピックのスペシャルサポーターとしても活躍が目覚ましい、“新しい地図”の草彅剛さんが吹替声優を担当した映画「ムタフカズ」の公開が開始しました。「ムタフカズ」はフランスのコミックを原作に、フランスの映像制作会社ANKAMAとSTUDIO4°Cが共同制作したアニメ映画。本作で草彅剛さんは、主人公のアンジェリーノ役を担当しています。映画「ムタフカズ」舞台挨拶レポート2018年10月12日の映画公開初日に、メインキャストの草彅剛さん・満島真之介さん・柄本時生さん・西見祥示郎監督による舞台挨拶が行われました。DA PUMPの「U.S.A」ダンスも飛び出す?!本作がアメリカでは日本語版+英語字幕で公開されるそう。アメリカにちなんで草彅剛さん・満島真之介さんによるDA PUMPの話題の「U.S.A」ダンスが繰り広げられるなど、終始賑やかな舞台挨拶だったようです。SNSでは早くも絶賛の声が止まらない! “参加させて頂きました。スピード感があって、これはアクション映画かなって思っちゃいました。音楽もカッコよく、どの街の色合いも魅力的でした。#アンジェリーノ 強かったぁ~!!また観ます!!”出典:“#ムタフカズ完成披露上映会 行ってきました!入って来る時つよぽんとハイタッチ相変わらずテンション高くUSA踊ったりヤンチェ オンテンバールって叫んでふざけたりw相方も私もリノゲット❣️”出典:公開にちなんで特別なイベントを多数実施!数量限定!非売品の入場者プレゼントを配布10月12日より入場者限定で週替わりオリジナルシールに配布が決定!週末限定・かつ数量限定のようなので注意しながら、お近くの劇場へ足を運んでみてください。・1週目10/12(金)~10/14(日):アンジェリーノ(草彅剛)・2週目10/20(土)~10/21(日):ヴィンス(柄本時生)・3週目10/27(土)~10/28(日):ウィリー(満島真之介)※一週目のみ、金曜日を含めた3日間での配布MUTAFUKAZ展も開催中!渋谷の「GALLERY X BY PARCO」にて、10月24日までMUTAFUKAZ展が開催中です。本作の貴重な原画や設定資料の展示や、会場でしか見ることのできない映像コンテンツが楽しめます。映画「ムタフカズ」作品詳細キャスト草なぎ剛柄本時生満島真之介上坂すみれ成河などスタッフ監督:ギョーム・“RUN”・ルナール、西見祥示郎プロデューサー:田中栄子、フレデリック・ピュエッシュ、アンソニー・ルー作品情報原題:Mutafukaz製作国:日本・フランス合作配給:パルコ上映時間:94分映倫区分:PG12お問い合わせ公式HP:映画「ムタフカズ」オフィシャルサイト映画「ムタフカズ」を見に行こう日本とフランスの共同制作で話題の本作。公開されたばかりの最新映画「ムタフカズ」を見にお出かけしてみませんか。イベント情報イベント名:MUTAFUKAZ展催行期間:2018年10月11日 〜 2018年10月24日住所:渋谷区宇田川町13-17 「GALLERY XBY PARCO」
2018年10月16日故・大杉漣さんが主演・エグゼクティブプロデューサーを務めた映画『教誨師』(10月6日公開)に、草彅剛、天海祐希、黒沢清監督が感想を寄せた。同作は、2月21日に急逝した俳優の大杉さんが主演・エグゼクティブプロデューサーを務め、教誨師と6人の死刑囚の対話を描いた。半年前に着任したばかりの教誨師・佐伯(大杉)は、死刑囚に寄り添いながらも、自分の言葉が本当に届いているのか、死刑囚たちが心安らかに死ねるよう導くのが正しいことなのか苦悩する。さらに葛藤を通し、彼もまた自らの人生と向き合うことになる。ほぼ全編が教誨室という限られた空間で、会話劇ながら息つく暇もなく、時にユーモアを交えて魂のぶつかり合いが展開される。 同作の公開に寄せて、草彅、天海、黒沢監督が映画の感想、そして最後の主演作となった大杉さんへの想いを語った。○草彅剛 コメント映画『教誨師』を見た夜、僕は珍しくなかなか寝付けませんでした。〝生〟と〝死〟 誰にでも共通して存在する事。それはとてもシンプルな事なのに、何で人はうまく生きられないのか?いつの間にか、僕も、薄暗い小さな面会室の中に入って、死刑囚の方と一緒に、目の前の漣さんの話を聞いているかの様でした。こんなにも映画と、僕自身の距離が近く感じたのは初めてかも知れない。きっと、それは漣さんの心と牧師、佐伯保の心が重なり、本当の教誨師になっていたからだと思います。300の顔をもつ男、〝大杉漣〟さんの顔がまた一つ、これからも増えましたね。ありがとう、漣さん。○天海祐希コメント漣さんの、優しくも鋭い矢で心の真ん中を射られた気がした。真っ直ぐ、誠実な瞳で漣さんが見ていた事、そして伝えたかった事が今、ここに残っている。もう一度、漣さんに触れられた様な、そんな気がした。○黒沢清監督 コメント日本映画の俳優はつくづく層が厚いなあと思った。 凛とした俳優、いかにも何気ない俳優、得体のしれない俳優、 見ていてほっとなる俳優。そして、それらの頂点に大杉漣がいる。(C)「教誨師」members
2018年10月04日KinKi Kidsの堂本剛と俳優のムロツヨシによる文化放送のラジオ特番『剛とツヨシ漢字とカタカナ。』が、10月13日(19:00~19:55)に放送されることが決定した。堂本は、同局の夜ワイド『レコメン!』内で放送している番組『KinKi Kids どんなもんヤ!』にレギュラー出演中。その番組内で「ムロくんと2人で話してるとずっと終わらない」など、ムロツヨシと親交が深いエピソードを披露していた。今回の特番は、そんな話の流れから堂本剛が「2人の番組、もしあったらやりまっせ!」と発言したことをきっかけに実現した。番組タイトル『剛とツヨシ漢字とカタカナ。』も、堂本本人が考案したもの。2人は同じ名前であるため、堂本がムロのことを「カタカナ」と呼んでいることを『KinKi Kids どんなもんヤ!』の中で明かし、大きな話題になった。放送ではリスナーメールを紹介する他、「ヌケ感」たっぷりの"ゆるい企画"で放送していく。
2018年09月27日映画『まく子』(2019年3月公開)のイラスト入り第一弾チラシ&場面写真が20日、公開された。同作はテアトル新宿系他、全国で上映される。同作は小説家・西加奈子の同名小説を実写映画化。小さな温泉街に住む小学5年生の男の子・慧(山﨑光)が、不思議な魅力をもつ美少女・転入生のコズエ(新音)と出会い、ほんの少しだけ大人へと近づいていく。慧の父・光一役を草彅剛、母・明美役を須藤理彩が演じる。今回公開されたチラシ表面には著者・西加奈子によって描かれた、読者をじっと見つめる「猿」がデザインされた。原作本の装幀を手がけた鈴木成一と西は当初、表紙に美少女コズエを正面から描いた絵を表紙にする予定でいたが、ある日、西が「どうしても猿の絵が描きたくなった」と申し出をしたという。鈴木も担当編集者も一瞬戸惑ったが、完成した猿の絵をみた鈴木が「すごくいいね。これでいきましょう」と頷き、原作の表紙が誕生した。これまでも西は自著の装幀の多くを自身のイラストで飾り、『まく子』では段ボールにクレヨンで小説の独特の世界観を彩っている。チラシの裏面には、主人公・慧と家族、そしてコズエの写真をメインに、慧が不思議な魅力をもつ美少女コズエに思春期ならではの戸惑いを見せるシーンや、"ダメ父ちゃん"な光一が息子を思いやる優しさが垣間見られるシーンなど、鶴岡慧子監督が映し出す映画『まく子』の場面写真が散りばめられた。(C)2019「まく子」製作委員会
2018年09月20日アニメーション映画『ムタフカズ』が、2018年10月12日(金)より全国で公開される。『鉄コン』制作の「STUDIO4°C」最新作本作は、『鉄コン筋クリート』などの長編映画を中心に、CMやMV、ゲーム映像など、ジャンルを超えた意欲的な企画と、ハイクオリティな映像で世界から高い評価を得ているアニメーション制作会社「STUDIO4°C」が手掛ける最新作。日仏の海を越えたコラボレーションその作品に惚れ込んだフランスのバンド・デシネ(コミック)作家のギヨーム“RUN”ルナールと、ゲーム・書籍など多彩なメディアで作品を発表する制作会社「ANKAMA」がラブコールを送り、コラボレーションが実現。ルナール原作による同名の短編漫画『ムタフカズ(MUTAFUKAZ)』を原作にした、海を越えた日仏合作のアニメーション作品となっている。『鉄コン』メインスタッフが再集結制作陣には、監督に『鉄コン筋クリート』のキャラクターデザイン・総作画監督をつとめた西見祥示郎、美術監督に木村真二を迎えるなど、同作のメインスタッフが再集結。最新の技術と洗練された世界観をひっさげて、新たなアニメーションを世に送り出す。ストーリーここはDMC(ダーク・ミート・シティ)、犯罪者と貧乏人の吹き溜まり。この街に生まれ育ったアンジェリーノ・通称 “リノ”(声:草彅剛)は、ガイコツ頭の親友ヴィンス(声:柄本時生)とボロアパートの一室に同居中。バカで臆病な友達のウィリー(声:満島真之介)も加え、3人で毎日つるんでダラダラ過ごしているが、将来の見通しはない。そんなとき、リノの残念な人生を 一変させる出来事が立て続けに起こる。まず、天使のような美少女ルナにひと目惚れ。直後に遭った交通事故のせいで奇怪な幻覚を見 るようになり、さらに黒服の男たちや武装警官に命を狙われ、街じゅうを逃げ回る羽目に。ついに絶体絶命の危機に陥ったとき、スー パーパワーに目覚めたリノは、あっという間に追手どもを血祭りに上げる! 一体、何が起きてるっていうんだ?!吹き替え声優に草彅剛、柄本時生、満島真之介日本語吹き替え版には、豪華俳優陣の出演が決定。“リノ”こと主人公のアンジェリーノ役を務めるのは、映画・テレビに限らず、YouTubeやウェブ番組など多方面で活躍している草彅剛。草彅は本作について、「鉄コン筋クリート」という作品が大好きなので、そのスタッフとご一緒できるのがとても嬉しかったです!人間の愛という普遍的なテーマがストレートに表現されていて、“愛によって弱さが強さに変わる!”ということを感じていただけたら嬉しいです!」と意気込みを語っている。その草彅に、唯一無二の存在感を放つ柄本時生(ヴィンス役)、その独特な感性と個性的な芝居が注目されている満島真之介(ウィリー役)を加えた3人が、“人間のクズ”ばかりが住む街「DMC(ダーク・ミート・シティ)」に暮らす、訳ありな少年たちを演じる。その他、声優・アーティストの上坂すみれ、『美女と野獣』で吹替を務めた成河といった実力派キャストや、桜庭和志や中井祐樹など格闘界から参加するキャスト、お天気キャスターの木原実など、多彩な声優陣が共演する。作品情報映画『ムタフカズ』公開日:2018年10月12日(金)監督・絵コンテ:西見祥示郎(『鉄コン筋クリート』『バットマン ゴッサムナイト』)監督・編集:ギヨーム“RUN”ルナール(バンド・デシネ「MUTAFUKAZ」原作者)総作画監督:滝口禎一美術監督:木村真二(『鉄コン筋クリート』『STEAM BOY』)声の出演:草彅 剛 ・ 柄本時生 ・ 満島真之介・上坂すみれ・成河・柴田 秀勝・藤井 隼/桜庭 和志・中井 祐樹・所 英男・中村 大介・木原 実・福井 謙二・吉田 尚記・男色ディーノ・Creepy Nutsアニメーション制作:STUDIO4°C製作:ANKAMA
2018年08月10日タレント・俳優の草彅剛が、アニメーション映画『ムタフカズ(MUTAFUKAZ)』(10月12日公開)の声優を務めることが7日、わかった。同作は、『鉄コン筋クリート』で知られるSTUDIO4℃に、フランスの「バンド・デシネ(コミック)」作家のギヨーム“RUN”ルナールと、フランスの映像制作会社ANKAMAがラブコールを送り実現した日仏コラボレーション映画。犯罪者と貧乏人の吹き溜まり・DMC(ダーク・ミート・シティ)を舞台に、ダラダラと過ごしている訳ありの少年たちに様々な事件が起きる。東京・渋谷のシネクイントをメインに全国で公開される同作は『鉄コン』のメインスタッフが再び集結し、監督には同作品のキャラクターデザイン・総作画監督をつとめた西見祥示郎、同じく美術監督には木村真二を迎えた。2017年のアヌシー国際アニメーション映画祭(フランス)、東京国際映画祭ではオリジナルのフランス語版をプレミア上映。 SNS上でも大きな話題を呼び、多くのアニメーションファンが劇場での公開を待ちわびている。草彅が演じるのは、DMCに生まれ育った少年・アンジェリーノ(通称:リノ)。天使のような美少女・ルナにひと目惚れした直後に遭った交通事故のせいで奇怪な幻覚を見るようになる。さらに黒服の男たちや武装警官に命を狙われ、街じゅうを逃げ回るが、スーパーパワーに目覚め追手どもを血祭りに上げる……と、人生を一変させる事件に見舞われる。さらに、リノと一緒にボロアパートに住むガイコツ頭の親友・ヴィンスを柄本時生、バカで臆病な友達・ウィリーを満島真之介が演じる。西見監督は「性格と雰囲気とボディイメージが3人のキャラクターにピッタリなこと、それに加えて3人のバランスが上手く出ることを大切に考えてキャスティングさせて頂きました」と起用理由を明かした。○草彅剛 コメント『鉄コン筋クリート』という作品が大好きなので、そのスタッフとご一緒できるのがとても嬉しかったです! 人間の愛という普遍的なテーマがストレートに表現されていて、“愛によって弱さが強さに変わる!”ということを感じていただけたら嬉しいです!○柄本時生 コメント望まれずにバケモノになってしまった主人公がそれに抗っていく物語は面白いと思います。キャラクターたちの想像力が存分にでていてアニメーション映画の魅力が最大限に出ていると思いました。自分の声が人様に届くことはなかなかないので楽しくきいていただけたらと思います○満島真之介 コメント僕が演じたのは、中身は人間、見た目は“矯正しているコウモリ”として描かれている役柄です(笑)。アニメーションでしかできない世界観の中で、今まで自分には無かったやり方で挑戦したいと思ったんです。“声だけで表現をする”という事に、とても希望を感じていて、眼で見える情報だけではなく、あえて”耳で聞く”という事にフォーカスを当てると、人間の元々抱くイメージや記憶を超えた新鮮な驚きや、ハッと気づくものがあると思うんです。ものすごく興味深い作品と共に、自分自身も前進させてもらっています。(C)ANKAMA ANIMATIONS - 2017
2018年08月07日何をやらかすかわからない危うさが魅力という人がいる。綾野剛もそのひとりだと思う。現在、“朝ドラ”ことNHKの連続テレビ小説『カーネーション』が夕方に再放送されている(ただし一旦休止中)。本放送は2011年で、綾野剛はこのドラマに出演したことで一躍人気俳優の仲間入りをした。彼が演じたのは、長崎から岸和田に活路を求めてやって来た周防という男。戦争で夫を亡くしたヒロイン・糸子(尾野真千子)は彼に惹かれて行くが、なにしろ妻子のいる身、周囲は大反対するし、本放送の時、視聴者からも批判の声が上がったため、それ以後、“朝ドラ”では既婚者が恋する描写には慎重になったとか。でも、綾野演じる”周防さん”の魅力には抗いがたいものがあり、糸子だけでなく視聴者の多くが彼に惹かれた。なんといっても、周防さんには危うい魅力があった。“朝ドラ”らしい清涼感あふれる青年のようでいて、その涼しそうな皮膚の奥に色気が閉じ込められていてドキリとさせられたものだ。綾野剛には炭酸飲料の蓋をうっかり勢いで開けて中身が溢れ出して焦る、みたいなサプライズ感がある。○ギャップを作り出す綾野剛俗に言う塩顔で、目鼻立ちがすっきりしており、こんな酷暑でも綾野剛の顔を見ていると夜風に当たりながらモヒートを飲んでいるような気持ちになる。現在の所属事務所トライストーンに入るきっかけであり、事務所に誘ってくれた小栗旬と知り合った映画『クローズZERO II』(09年)でも熱い高校生たちのバトルのなか、黒い傘を差して立っている綾野剛はひとり体温が低そうだった。それが数年後、『日本で一番悪い奴ら』(16)で下衆な警官役を演じたときには慄いた。痰を吐いたりゲップをしたり、清涼感のサンズイがひとつもなくなっていたからだ(演技です)。俳優にとってギャップを作り出すことは大事な技能である。綾野剛は、一見、色白でひょろりとして見えるが、アクションには重量感がある。象印、圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」のCMで火の燃え盛る棒をくるくる回して「私は何を表現しているのでしょう」とやっている姿などただごとではない。また、無口そうな顔立ちにもかかわらずインタビューすると熱心に長いこと自論を語る。代表作のひとつである連続ドラマ『コウノドリ』シリーズ(TBS)では穏やかな産婦人科医の顔と激しいピアニストの顔のふたつを持つ人物を好演していた。○サプライズの男・綾野剛華麗なる変化は、まるで真夏のソルト&レモンのように鮮烈な俳優・綾野剛にとって、『パンク侍、斬られて候』(石井岳龍監督)の主人公・掛十之進はハマり役といえるだろう。掛は剣の腕は一流だが浪人の身。彼が通りすがりの巡礼の父娘の父のほうを腹ふり党と勘違いして斬り殺してしまうところから物語ははじまる。その場に居合わせた黒和藩の者に、世にはびこる怪しい宗教団体・腹ふり党に詳しいから黒和藩に士官できれば対応策を教えると出まかせを言ってまんまと藩に入り込む。自分が得することしか考えておらず、適当なことを言ってその場をやり過ごす、倫理観のかけらもない汚い根性の持ち主で、おおよそ物語の主人公らしからぬ人物だ。でも、主人公以外の人物もたいがいろくでもなく、感情移入し辛い人のオンパレード。黒和藩の藩主(東出昌大)は世間知らず、家老(豊川悦司、國村隼)は出世を狙って牽制し合っている。腹ふり党の幹部(浅野忠信)はクレージーで何を考えているのか皆目わからない。若い武士(染谷将太)は任務のストレスから腹ふり党に傾倒して裸で踊りまくる。少しまともそうなのは……しゃべる大猿(永瀬正敏)というシュールなストーリーだ。罪のない人を殺して誤魔化すわ、おしりを丸出しにしたりして不謹慎だわ、腹ふり党の美女(北川景子)に心を奪われでれでれしていて役的にはあまり感心できないとはいえ、掛の派手なアクションシーンには目を瞠る。デニム素材か薄いブルーの着物の裾を見出しまくって走り回る綾野の勇姿は、役の人格を越えて問答無用にかっこいい。しつこいようだが、炊飯ジャーのCMの無駄にかっこいいアクションを成立させるだけはある。にもかかわらず、豊川悦司演じる家老にしょっぱなから掛の調子の良さが見抜かれてしまう底の浅さ。とても残念キャラを綾野剛は懸命に演じている。おそらくとても真剣にやっているのだろうが、顔立ちがクールなので真意がわからない。ちょっとはいいところを見せてくれるのではないかと最後の最後まで期待をして映画を見ると……。うっかり炭酸の缶を勢いよく開けてしまったように、わわわ! まさにサプライズの男・綾野剛の面目躍如である。ちなみに、撮影現場を見学したことを『キネマ旬報 7月上旬号』で書いていて、綾野について書いたことを一部引用してみよう。"飯屋・変粉の場面では、スタッフの手が足りないと気を利かせて「いま(2階の)照明直してます」と現場に自ら声出して伝えたり、別日、にわか雨でしばし撮影が止まってしまったとき「今日やばいんで(天気)、がんばりましょう」と腹ふり衆役のエキストラたちに呼びかけたりしていて、演技のパンクと実直そのものの素とのギャップが興味深かった。"やっぱりおもしろい人だと思う。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP 』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2018年07月19日草彅剛さん、佐々木蔵之介さん、日村勇紀さん…この3人の共通点ってご存知ですか?職業も見た目も年齢もバラバラだし、未婚者も新婚さんもいるしで、わからん!って思う人がほとんどなのでは?実はその共通点は「名前」なんです。え?どういうこと?…とその前に、先日、配信スタートした“実力派鑑定士”小野十傳(おのとでん)先生監修の、“よみ仮名”だけで恋や未来をチェックできる占いサイト
2018年06月22日