中村獅童と神奈川屈指の人気ラーメン店「麺やBar 渦」のコラボレーションで生まれたラーメン「湘南獅龍麺(しょうなんしりゅうめん)」が、7月21日限定でオープンする片瀬海岸・海の家で販売される。無類のラーメン好きである中村獅童にとって、湘南は幼い頃、叔父(故・萬屋錦之介)とラーメンを食べた思い出の場所。同ラーメンは、そこにある名店「麺やBar 渦」の全面協力によって開発された。ネーミングの由来は中村獅童の「獅」と湘南・江ノ島のシンボル「龍」を組み合わせたもの。スープははまぐりや鯵干しなど、湘南地産の海の食材をふんだんに使った「湘南醤油味」。中村獅童と「麺やBar 渦」大西氏がこだわった、シラス入りボールが乗った夏の海にぴったりの味だ。さらに、同日14時~16時にはイベントが行われる。開発者とのトークショーをはじめ、中村獅童本人が作るラーメンを1名限定で試食できるコーナーがあるという。試食はYahoo!チャリティーオークションで”本人からのラーメン試食権”を落札した人限定。オークション落札金額は、日本赤十字社を通じて、東日本大震災被災地へ寄付される。なお、営業時間は、第1部・11時~14時、第2部・16時~18時30分(ラストオーダーは18時)。イベント実施中は営業をしていない。また、ラーメンは具材が無くなり次第終了とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月12日WOWOWのシナリオ大賞(第4回)で昨年、大賞を受賞した「エンドロール ~伝説の父~」が同局のドラマWにて映像化され3月18日(日)に放送されることが決定し、3月13日(火)に記者会見を開催。中村獅童に萩原聖人、子役の鈴木励和(れお)、そしてこの日の午前中に第二子の妊娠を発表したばかりの板谷由夏が出席した。20年ぶりに故郷に帰った売れない映画監督の雄司(獅童さん)が、余命わずかの親友・明生(萩原さん)に頼まれて街中を巻き込んで映画を撮影するさまを描く。獅童さんと励和くんからの「おめでとうございます」という祝福、夫婦を演じた萩原さんの「お体に気を付けて」という労わりの言葉に、板谷さんは「ありがとうございます」と少し照れくさそうな笑顔を浮かべた。新たな命を自らの中に宿したことでの変化を問われると「すでにうちには3歳になるやんちゃ坊主がいるので(笑)、“母”としての気持ちの変化はありませんが」と前置きした上で、「長男のときもそうだったんですが、新しい命を宿すと、不思議なことに同時に“死”というものについて考えるものです。それはもしかしたら芝居に影響を与えているかもしれませんね」と真剣なまなざしで語った。もしも明生のように余命を宣告されたらどうするか?という問いに獅童さんが、がんで亡くなった叔父の萬屋錦之介や父の存在に触れ「最後まで仕事をし続けたいというのが本心」と語れば、萩原さんも「毎回、そういう気持ちで仕事に臨んでます」と自らの覚悟を明かした。萩原さんはまた、今回初めてドラマの演出を務めた石井裕也監督(『川の底からこんにちは』)を絶賛。「自分だけでは出せないポテンシャルを引き出してくれた」と感謝の思いを語った。重いシーンの撮影を含みつつも現場の雰囲気は温かかったようで、励和くんも「クランクアップの日は寂しかったです」と告白。さらに萩原さんと板谷さんについて「本当のお父さん、お母さんだったらいいのにと思いました」と語ると2人は嬉しそうにニッコリ。さらに励和くんが獅童さんについて「TVでは話せないような裏話を暴露してくれて楽しかった」と語ると会場は笑いに包まれた。この会見に先立って、第5回WOWOWシナリオ大賞の授賞式が開催されたが、今年の大賞は“該当なし”という結果となった。審査委員長を務めた映画監督の崔洋一は、ちょうど1年前の東日本大震災を受けて「私たち一人一人の存在が同じ場所に立つという、ある意味で分かりやすくフェアな社会性を背負わざるを得なかった」とこの1年で日本人が置かれた社会状況を論じつつ、「この賞においてはそうした状況とは一線を画し、突き抜けていくということが書き手に求められている」と応募者に対し辛口のエールを贈った。「エンドロール~伝説の父~」はWOWOWにて3月18日(日)22:00より放送。第5回WOWOWシナリオ大賞受賞結果一覧■大賞該当作品なし■優秀賞「ハートに火をつけろ」(伊勢尚子)「父さんはムーンフェイス」(中西隆裕)「プラタナスの枯葉」(播磨弘規)「WOWOWシナリオ大賞」公式サイト
2012年03月13日新橋演舞場10月公演『芸術祭十月花形歌舞伎』の昼の部、『江戸ッ子繁昌記御存知一心太助』にて、中村獅童が叔父・萬屋錦之介の当り役、一心太助と徳川家光の二役に初挑戦する。同作品は、義理人情に厚く、粋な江戸ッ子、魚屋の一心太助が江戸の町で大活躍する物語。上演に先駆けて9月29日、“平成の太助”こと中村獅童が、ねじり鉢巻きに半纏姿で、活気溢れる築地の魚河岸を訪れ、魚屋「山治」で、店主に旬の魚の目利きについてアドバイスを受けた。獅童は「あんこうの口の色がピンク色になっていたんですけど、色が変わった頃が一番おいしいって言ってらっしゃいましたね」と店主に聞いた話をさっそく披露した。『芸術祭十月花形歌舞伎』チケット情報獅童は一心太助について、「叔父が最後に歌舞伎座でこの作品をやった時にも、僕は腰元の役で出させて頂いておりまして、今回太助をさせていただくのは、身の引き締まる思いですね。太助と家光の二役の演じ分けが、難しい所でもありますので、一生懸命やりたいと思います。今回の公演は、とても年の近い役者が多く揃っておりますので、活気のある舞台になるんじゃないでしょうか。女房の役が亀治郎さんなので、とても心強いです。今稽古中ですが、楽しくやってます」と意気込みを語った。また、錦之介を参考にした部分として「太助と家光、二役の演じ分けですかね。錦之助の叔父はそこがとても面白かったです。自分なりに工夫にしつつ、叔父の昔の舞台を参考にしている部分もあります」と新しいアイデアもあるようだ。獅童と錦之介は1989年の6月に歌舞伎座で共演しているが「とにかく、その当時ちょうど僕も高校生で、成長期で身長もすごく伸びた頃。声変わりしている頃の女形だったので、毎日毎日、背の高い自分が慣れない女形をやらせて頂いているということだけで、いっぱいいっぱいでしたね。普段から明るい人だったので、無邪気で、明るい太助をやりたいと思います」と当時を振り返りながら話していた。公演は同劇場にて10月26日(水)まで上演。チケットは発売中。
2011年10月03日