Q:黒カビの発生を予防する効果があるのは、次のうちどれでしょうか?A:わさびB:からしC:しょうが(答えは矢印の下です!)↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓解答:A:わさび解説:わさびには抗菌作用があり、浴室や冷蔵庫など、カビを防止したい箇所で役立ちます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月28日手洗い、うがい、適度な運動、加湿にマスク…。風邪予防で気を付けていることは多いけれど、食べ物ではどうでしょうか? 風邪予防に効果的なビタミンCなど気軽にとりたいですよね。最近ビタミン不足だなぁと感じたときにも、冬にぴったりの熱々で美味しいレシピのご紹介です。材料(作りやすい分量*4~5人分)・卵:3~4個・鶏肉:1枚(300~400g程度)・レンコン:正味200g程度・生姜:1~2片・水:5カップ(1リットル)・麺つゆ:適量・粉末だし:適量・うどん:4~5人分・お好みの薬味:適量作り方1. まず、材料を準備します。レンコンは皮を剥き、薬味はお好みで刻んでおきます。2. 鶏肉は今回もも肉を使用しましたが、胸肉でもOKです。厚みが均一でない場合は厚い部分をそぎ切りして開きます。全体をフォークで刺して穴をあけたあと、一口大に切り、分量外の塩を少量ふって揉み込みます。 3. レンコンは水を入れた鍋の上ですりおろします。(特に白だし等を使ってつゆの色味を綺麗に出したい場合はこの方法が酸化しにくく、おすすめです。)4. 生姜もすりおろして加えます。香りも活かすため、皮は剥かずにすりおろします。5. 粉末だし、麺つゆ、鶏肉を加えて中火で加熱します。(生姜を入れているため味付けは普段より少し薄めでOK。)沸騰してきたら灰汁をとり、香りがとぶため灰汁をとった後は弱火にし、沸騰させすぎないようにします。6. かるく溶いた卵を2~3回にわけて加えます。円を描くように少しずつ加えてその都度よく混ぜます。終わったら、卵が固まる前に火を止めて完成! おろしレンコンの、温かい大根おろしとふやけた揚げ玉の中間のような不思議な食感も魅力的です。また、意外にビタミンCが豊富なため、定期的に食べると風邪予防にもつながります。体を温めてくれる生姜も一緒に、美味しく食べて風邪予防しませんか?
2013年01月11日髪は女の命。昔からそんな風にも言われますが、みなさん髪に自信はありますか? パサつきやゴワつき、くせやうねりなど、髪にもさまざまなトラブルが潜んでいますが、近年多くの女性の悩みのタネとなっているのが薄毛。男性であれば一つの愛されキャラになりえるものの、女性の薄毛はどうにもいただけません。いくら肌が美しくとも、スタイルが良かれども、髪が美しくなければ台無しです。どうすれば薄毛を防ぎ、豊かな髪を維持できるのでしょうか? ■女性の薄毛の傾向男性は、生え際や頭頂部が薄くなる「男性型脱毛症」が多いのに比べ、女性は全体的に髪が薄くなる「びまん性脱毛症」が圧倒的に多いと言われています。これは年齢に関係なく起こりえる症状で、20歳以上の女性の約40%が生涯に一度はこの「びまん性脱毛症」になる可能性があるのだとか。■女性の薄毛の理由男性に多い「男性型脱毛症」が男性ホルモンの作用によるものであるのに対して、女性に多い「びまん性脱毛症」は、ストレスや栄養不足が主な原因となります。仕事では長時間パソコンに向き合い、プライベートでもスマホを眺める時間が多い生活で、目や肩がガチガチになっていませんか? 目や肩の疲労によって血行が悪くなり、頭皮も凝り固まって、結果抜け毛が増えやすくなります。また、過度なダイエットなどによる栄養不足も抜け毛の原因になります。ダイエット中には野菜中心の食生活になりがちですが、髪をつくるのに欠かせないタンパク質は肉や魚に多く含まれるため、ダイエットをするとタンパク質が不足しやすくなります。このほか、過剰な疲労蓄積や、誤ったヘアケア、喫煙やアルコールなども薄毛の原因になります。■生活を見直して薄毛を予防それでは、どうすれば薄毛を防ぐことができるのでしょうか? 上述した通り、女性の薄毛は生活習慣によるものが主です。逆にいえば生活習慣を見直すことで、ある程度の薄毛は改善することができると言えます。対策としては、「生活習慣を改善させること」と「頭皮と毛髪を回復させること」が最も重要です。「生活習慣の改善」として第一にあげられるのが食生活の見直しです。タンパク質を適度に摂取するように心がけ、塩分や脂分を摂りすぎないバランスの良い食事をするように心がけましょう。また、睡眠を十分に摂り疲れをためないこと、パソコンや携帯電話の利用は適度にすること、お風呂にゆっくり浸かってデトックスする、などごく基本的な生活の見直しが必要です。「頭皮と毛髪の回復」は、とにかく頭皮をやわらかく健康に保つことが重要です。髪の健康のためには頭皮の健康が欠かせません。頭皮は畑のようなものであり、良い土壌(頭皮)でなければ良い植物(髪)は絶対に育ちません。水路の役割を果たすのが栄養を運ぶ血管です。肩や首はもちろん、頭皮も頻繁にマッサージするようにして、血行を良くし、髪にとって良い土壌を整えてあげましょう。頭皮の健康のためには、毎日のシャンプーも念入りに行ってください。界面活性剤の入っていない薬用シャンプーや、頭皮をスッピンに戻せるノンシリコンシャンプーがオススメです。自分の抜け毛の原因となっている生活習慣は何なのかをよく見極めて改善し、美しい髪に一歩近づけましょう。(金沢 霞)
2013年01月10日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「ホウレン草のカレー」を含めた全4品。風邪予防、美肌効果などに効果があるホウレン草を使ったカレーに、ニンジンの甘みが広がるライスを添えて。 たっぷりホウレン草のカレー ホウレン草を1.5束も入れた、鉄分たっぷりのカレー。食べやすく、お子様にもオススメ! おろしニンジンライス すりおろしたニンジンをお米と一緒に炊いた、彩りのきれいな一品です。 カリフラワーのサラダ カリフラワーのゆで加減はお好みで! 手に入りやすい旬の野菜を使っても。 お好みフルーツヨーグルト プレーンヨーグルトとキウイ、バナナの身体に良いデザート。カレーの後に最適。 ⇒今週の献立一覧はこちら レシピ制作: E・レシピ
2012年12月26日髪を洗う度に抜け毛が増えると心配になりますよね。薄毛対策のために刺激の少ないシャンプーを選んだり、頭皮をマッサージするなど、ヘアケアに気を使う方も多いのではないでしょうか。正しいヘアケアを知るため、薄毛治療を専門とする「銀座HSクリニック」の院長・北嶋渉先生に、薄毛対策に効果的といわれるヘアケアの真偽について教えていただきました。頭皮の脂を除去すれば抜け毛が減る――△過剰な皮脂は毛穴づまりの原因になりますが、皮脂を取り除くだけで抜け毛を改善することは困難です。また、皮脂を取りすぎると頭皮を傷めてしまいます。男性の薄毛のうち、実に95%はAGA(男性型脱毛症)と言われていますが、AGAの場合、抜け毛と皮脂に因果関係はありません。朝シャンをすると抜け毛が増える――△朝の洗髪が抜け毛の直接的な原因になることはありません。ただ、洗髪に時間をかける余裕がなくてすすぎが十分にできず、洗い残しが抜け毛の原因になることはあります。薄毛対策のためには、ドライヤーを冷風に設定するといい――×ドライヤーの熱風は、切れ毛の原因になることはありますが、薄毛にはほとんど影響しません。熱風、冷風どちらを使っても大丈夫です。抜け毛を気にして自然乾燥する方もいらっしゃいますが、髪がぬれた状態で寝てしまうのは厳禁。蒸れてしまい、頭皮のトラブルの原因になってしまいます。シャンプーブラシで頭皮を洗うといい――×髪を無理に引っ張ってしまったり、頭皮を傷めてしまったり、抜け毛の原因を作りやすくしてしまいます。シャンプーブラシそのものが悪いわけではありませんが、力加減が難しいので、指の腹を使って洗う方がいいですね。ヘアブラシで頭皮をたたくと毛が生える――×血行促進のためか、カウント機能のついたヘアブラシで頭をたたいているという患者さまがいらっしゃいました。たしかに、育毛剤の有効成分を浸透させるためにヘッドマッサージなどで血行促進することは効果的ですが、このやり方は意味がありません。頭皮を傷つける原因にもなるので止めた方がいいでしょう。髪を洗うたびに100本抜けても問題ない――○髪は5~10年サイクルで生まれ変わります。ですので、健康な方は毎日50~100本抜けても問題ありません。また、毛根つきで抜けていても大丈夫です。ただし、細い毛が多く抜けている場合は注意が必要。髪は細い髪から太い髪へとなるのですが、細い髪が抜けたということは、まだ生えて間もない髪が抜けたということです。薄毛かどうかは、抜け毛の量よりも「質」を重視してください。育毛シャンプーを使えば発毛する――×育毛シャンプーは頭皮の環境を整えるものなので、シャンプーだけで毛が生えるということはありません。ただ、フケやかゆみ、炎症を抑え、制菌効果のあるものを選べば、抜け毛予防には効果が期待できます。若年齢の薄毛は治りやすい――○確率の話になりますが、男性の薄毛の原因として95%を占めるAGAは、男性ホルモンや遺伝が主な原因とされています。特に近年は大きな要因として、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンが注目されています。この生成を抑えることができれば、AGAによる薄毛を治すことができます。つまりAGAが原因であれば、治療は比較的男性ホルモンが高い若年齢ほど、効果が望みやすいといえるでしょう。ちなみにAGAには、フィナステリドという内服薬が有効です。女性には使用が禁止されていますが、男性患者の98%に効果が認められています。また、ミノキシジルという成分が配合されている育毛剤も、フィナステリドの内服薬と並び高い効果が実証されています。薄毛にも様々な原因がありますが、生え際や頭頂部が薄くなってきた場合はAGAが疑われます。AGAは早期発見、早期治療によって改善することができます。薄毛が気になる方は、早めに専門医へ相談しましょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月18日年を重ねるとともに、頭髪に関する悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。薄毛を防ぐための方法を調べてみても、本当に効果があるのか疑問ですよね。そこで、薄毛治療を専門とする「銀座HSクリニック」の院長・北嶋渉先生に、髪の毛にまつわるウワサの真相について解説していただきました。海藻類を食べると髪の毛が増える――×ワカメなどの海藻類には、ミネラルが含まれています。これは髪を形成する成分のひとつではありますが、効果を実感できるほどの量は含まれていません。他にも、ミカンの皮や緑茶なども髪に効果のある食材といわれていますが、増毛効果を期待できるものではないですね。残念ながら、「これを食べれば薄毛に効く!」といえる食材は存在しません。ひとつの食材にこだわるよりも、全身の健康バランスを考えた食生活を送ることが重要です。睡眠不足は薄毛の原因になる――○睡眠不足は身体に様々なトラブルを引き起こしますが、薄毛の一因にもなります。なぜなら、就寝中に毛髪の成長に大きく作用する成長ホルモンが分泌されるからです。毎日6時間は睡眠時間を確保していただきたいですね。成長ホルモンは20歳をピークに減少します。そのため、薄毛治療にこられた中高年の方には、成長ホルモン分泌促進剤の併用もおすすめしています。帽子をかぶり続けると薄毛になる――△帽子をかぶって汗をかく程度であれば、それほど問題ありません。しかし、赤みやかゆみなど、頭皮に異常が生じると、抜け毛の原因になります。また、蒸れることによって菌が繁殖すると、抜け毛の原因になるので注意してください。ストレスが強いと毛が抜ける――×薄毛はストレスがきっかけになることはありますが、強いストレスを受けたからといって必ず毛が抜けるわけではありません。阪神・淡路大震災の時にも、これが原因で薄毛になったという人は増加しませんでした。ただ、ストレスは様々な病気の原因になるので、上手に発散した方がいいですね。貧血になると抜け毛が増える――○貧血だけでなく、急激なダイエットや大病を患った時など、身体のバランスを崩すと抜け毛が増える傾向にあります。ただし、症状が緩和されると薄毛も解消されるので、まずは健康な状態を取り戻すことが重要です。体毛が濃い人は薄毛になりやすい――△これについては、因果関係を検証中です。しかし、体毛を濃くする男性ホルモンが多いからといって、薄毛が進行するとは限りません。薄毛ケアには、専門医の治療やアドバイスだけでなく、規則正しい生活も重要なことです。薄毛が気になる方は、生活習慣を見直してはいかがでしょうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日アデランスは10日、薄毛が気になる部分をパウダーでカバーできる「HairPlusSPEED E(ヘアプラススピードE)」を発売する。同商品は、分け目やつむじ、薄毛など気になる部分に振りかけるだけで地肌が目立たなくなる、パウダータイプの薄毛カバー商品。光触媒作用を持つレーヨン繊維を原料とした「センサーヘアー」を使用し、蛍光灯の光にも反応して生活臭やたばこ臭のアセトアルデヒドを分解する消臭作用や、黄色ブドウ球菌、大腸菌などに対する抗菌・制菌作用があるという。容器には、好きな箇所に好きなだけ使用できるシーソー式のヘアジャストシステムを採用。多く使用したい部分と少量でよい部分の使い分けが容易になっている。また、パウダーでの処理部分にスプレーすることでパウダーを髪に定着させ、雨や風にも強く水で流しても落ちにくくする「ヘアプラススピードEセトルミスト」も同時発売される。価格は「ヘアプラススピードE」が30gで5,040円。「ヘアプラススピードEセトルミスト」が150mlで2,625円。両商品の小型ボトルを同梱した携帯セットも3,360円で用意。詳細は「アデランス」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月09日電機メーカーのパナソニックは、11月10日の「いい頭皮の日」を前に、20代から40代の男女200名ずつ(男性は「薄毛である人」「やや薄毛である人」、女性には特に条件はない)を対象に、「頭皮・頭髪に関する意識調査」を実施した。調査期間は10月17日から10月18日。同調査では、まず、女性に対して「ある男性の髪を0.5cmずつ後退させた図」を提示して年齢を聞いた。その結果、1センチ髪が後退するごとに見た目年齢が平均して「5.7歳」プラスして見えるという結果になったという。また、「今までに何らかの薄毛対策をおこなったことがありますか?」と質問したところ、「薄毛男性」の約半数が、過去何らかの薄毛対策を実施したことがあると回答。「自身に合っていると感じた薄毛対策は何ですか?」という質問をしたところ「自分に合っていると思うものはない・わからない」が32%となり、効果的な薄毛対策に出会えていない人の存在が明らかになった。また、「あなたが異性からプレゼントされたらうれしい頭皮ケア商品・グッズは?」という男性への質問では、「市販の育毛シャンプー」が1位で43%となった。中でも頭皮ケア商品に関しては、「やや価格が高いため、プレゼントされたらうれしい」、「薄毛だと直接指摘されていないような気がするから」といったコメントが寄せられた。一方、「薄毛で悩んでいるパートナーの頭皮ケアに協力したい?」と女性に質問したところ、「とても思う」、「思う」が66%に達し、男性の頭髪ケアに対して協力的な女性が多くみられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月06日正しい頭皮・頭髪のケアを啓発し、セラピストの育成を行っているJHMA日本ヘッドセラピーマスター協会は、10月20日、30代から40代の男性117人(薄毛の人59人、薄毛でない人58人)を対象に「頭皮・頭髪に関する実証実験と意識調査」を実施した。頭皮の専門家が触診やマイクロスコープを用いて、30代から40代男性の「頭皮の状態」を調査したところ、頭皮の硬さは人によって大きな差があり、薄毛の人で頭皮が硬い人は59%に上ることが判明。また、薄毛で頭皮が固い人に対して、「真面目な性格だと思いますか?」と「神経質ですか?」と質問したところ、自分が「真面目な性格」であると考えた人が88%、「神経質」が71%と、薄毛で頭皮が固い人には考え方が真面目であったり、きちょうめんであったりすることが分かった。「PC・携帯電話の1日の使用時間は平均何時間ですか?」と質問したところ、薄毛でない人よりも薄毛の人の方が、1日あたりのPC・携帯電話の使用時間が平均5時間から8時間以上も多く、目の使い過ぎと薄毛には関連があると考えられる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月03日においが気になるこの季節…特にワキガで悩んでいる女のコには死活問題。実は、身近な果物でワキガなどの気になる体臭が予防できるとしたら、こんなにうれしいことはないですよね!その果物とはいったい・・・実はその果物とはリンゴ。リンゴには、ワキガなどの「体臭を予防する効果がある」と言われています。汗腺には、全身に分布する「エクリン腺」と、ワキの下や陰部などに集中する「アポクリン腺」の2つがあります。このうちワキガの原因となるのは「アポクリン腺」。アポクリン腺から分泌される「タンパク質」や「脂肪酸」などに、誰の皮膚にでも存在する「常在菌」が繁殖してしまうとワキガ臭となります。でも、アポクリン腺から分泌される数ある成分の中で「どれが臭いの素なのか」、それはまだ明確には解明されていません。ただ研究が進むにつれ、「アポタンパク」という物質が関係しているのではないかと考えられています。アポタンパクとは、アポクリン腺から分泌される「リポタンパク」という物質が、常在菌によって分解されたもの。そしてリンゴには、このにおいの元となる「アポタンパク」を抑制する作用があると言われているのです。現在の段階で明確に分かっていることは、アポクリン腺から分泌される「物質」は、汗腺の中にある内はにおわないということ。だから、汗をかいたら雑菌が繁殖する前にふくことが大切です。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年08月12日6月1日、日本記者クラブで「ワクチン予防医療フォーラム」が開催された。このフォーラムは、今後の日本の予防医療をめぐる環境を充実させていくことを目的として開催されている。7回目となる今回は、独立行政法人国立病院機構三重病院院長の庵原俊昭氏による「ワクチンのABCからXYZまで~ワクチンの基礎から臨床応用まで~」と題した講演が行われた。庵原氏は厚生労働省の「新型インフルエンザワクチンの流通改善に関する検討会」の座長を務めたほか、2010年12月には、インフルエンザワクチンの治験調整医師として治験を主導。国産ワクチンの開発を実現させたことが評価され、第23回人事院総裁賞(個人部門)を受賞した経歴をもつ。ワクチンは、感染予防のほかに、感染しても発症を予防したり、発症したとしても重症化を防ぐ効果があるという。また、一人が感染、発症しても、周囲の人がワクチンを接種していれば、流行を防げるとのこと。現在、麻疹が局地的に出ているが、日本全国に広がっていないのは、多くの子どもたちが麻疹のワクチンを受けているからだと、庵原氏はワクチンの効果をあげた。ウイルスの感染症には、潜伏期間が2週間程度の全身性ウイルス感染症と、潜伏期間2~3日の局所性ウイルス感染症がある。全身性ウイルス感染症には、種痘、麻疹(別名はしか)、水痘などがあり、感染しても、急いでワクチンを接種することで、発症を予防することができる。一方で、インフルエンザウイルスやロタウイルスなど、局所性ウイルス感染症には、ワクチンを接種しても効果はない。流行する前に接種することが必要だ。では、ワクチンを接種すれば、完全に発症を予防できるのだろうか。庵原氏によれば、ワクチンを受ける側とワクチン側、両方の免疫をつくる力や、作られた免疫が持続する期間、そしてワクチンで作られた免疫でカバーできる割合や範囲を考えなければならないそうだ。最近では、子宮頸(けい)がんを予防するワクチンや、肺炎球菌を予防するワクチンなど、新しいワクチンがあるが、子宮頸(けい)がんをおこすウイルスは15種類あり、ワクチンに入っているウイルス2種類ではカバーできるのが70~80%にとどまる。肺炎球菌も90種類以上あるが、ワクチンでカバーできるのは75%程度。しかし、100%ではなくても、予防効果があることはたしかだ。ワクチンを接種したのに発症した場合、血清型や遺伝子型の流行を監視してワクチンの改良に役立てているという。ワクチンは、当然のことながら、その疾患の発症リスクが高まる前に、必要な回数を接種することが大切だ。接種による副反応出現リスクが高くなる前であり、適切な免疫が獲得できる時期に接種することが望ましい。新生児は生後2カ月から6カ月までに、BCG、ポリオ、DPT(三種混合ワクチン)、インフルエンザ、肺炎球菌、ロタなどのワクチン接種が必要。ワクチンによっては、半年の間に3回の接種が必要なものもある。そこで庵原氏は、同時接種を提案。生ワクチンと不活化ワクチンを同時に行っても、個別接種時と免疫原性はかわらず、副反応の増加もない。また、人の免疫力にはゆとりがあり、一度に多くの抗原が入っても、対応する能力が十分あるのが同時接種をすすめる理由だ。庵原氏が病院長を勤める三重病院では、注射ワクチンの単独接種のスケジュール例のほかに、2種類同時接種、3種類同時接種のスケジュール例を作成。母親と相談して接種スケジュールを決定している。もし、複数回の接種が必要なワクチンで、2回目、3回目の接種を逃してしまったとしても、気づいたときに病院で相談することを庵原氏はすすめる。例えばロタワクチンの場合、1回しか接種していない場合では、効果が60%程度なのに対し、2回の接種では81%、3回の接種で88%の効果が報告されているとのこと。3回できなくても、2回接種するだけで、効果がかなりアップするのがわかる。「接種し損ねたことで、子どもに対する負い目を感じるお母さんは多いですが、気にする必要はありません。子どもから大人まで感染症予防のために、ぜひワクチン接種をうけてください」と庵原先生は講演を締めくくった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月05日最近、テレビCMなどでもよく見かけるようになった「薄毛」という言葉。ひとごとじゃない、という人も多いはず。特に父親の頭を見ていると……。ハァ~と、ため息をつきたくなる人もいるのでは?若いうちは大丈夫でも、将来のことを考えれば、早めの薄毛予防対策を練っておきたいものです。そこで今回は、「ヘアーサロンさつま」の店長・大田裕之さんに、若いうちからできる薄毛予防のポイントを教えていただきました。――男性美容師や理容師には薄毛が少ないように感じるのですが、何か理由はありますか?「やはり、毎日きちんとケアをしていることがポイントですね。特に頭皮のマッサージは、薄毛の予防にとても効果があります。頭皮の健康を意識しているかどうかが問題ではないでしょうか。また、ある程度の皮脂は薄毛予防にも必要です。シャンプーによって地肌の状態を整えていれば、薄毛になる可能性も低くなります」――どのようなシャンプーを選べばいいでしょうか?「市販されているシャンプーの多くは、石油系の界面活性剤を含んでいます。できることなら、早いうちから植物性などの体にやさしい界面活性剤を使用しているシャンプーに変えてください。アミノ酸系のシャンプーが良いですね」――男性の美容師さんのカラー&パーマ率は高いように感じますが、パーマやカラーリングは薄毛の原因になるのでしょうか?「薬剤を使用しますので、頭皮に多少のダメージはあるでしょう。しかし、パーマやカラーリングが薄毛に直結しているとは言えません。近年は頭皮ダメージの少ない薬剤も登場しています。それよりも、毎日のマッサージやシャンプー選びのほうが大切です。頭皮の状態が良ければ、パーマやカラーリングを楽しみながら薄毛を防ぐことは可能ですよ」美容師の薄毛率がどうして低いのか……長年の疑問が解決しました。やはり、きちんと頭皮をケアしているからこそなのですね。ほかにも、若いうちから取り組める薄毛対策を教えていただきました。育毛剤よりも、育毛サプリメントがおすすめ!「育毛サプリメントというものがあります。実は、一番効率よく栄養を吸収できる方法は、やはり食べることなのです。これは、頭皮ケアの場合も同じです。育毛剤などは頭皮から直接養分を補いますが、頭皮の状態によってはきちんと吸収されないこともあります。その点、サプリメントなら効率良く吸収できるのです。例えば、大豆イソフラボン、亜鉛、ノコギリヤシ、コラーゲンといった成分が含まれているサプリメントがおすすめ。本当は食事で摂取するのが一番ですが、忙しいとなかなか難しいですからね」いますぐできる、おすすめケア!「まずはシャンプー選びです。それ以外では、最近よく見かけるようになった、シャンプーブラシが良いですね。頭皮の血行がよくなります。ただし、毛先の硬いブラシは避けて、マッサージは気持ち良い程度にとどめてください。あとは、行きつけの美容室・理容室で、薄毛の心配をしていることをきちんと伝えましょう。言いにくいかもしれませんが、絶対に言ったほうが良いと思います。カラーやパーマをするにしても、頭皮に負担の少ない方法を提案してもらえますから。すでに薄毛が気になっているなら、毛量に合わせたスタイルを提案してもらいましょう」シャンプーを変えてブラッシングする。この程度のケアなら続けられそうですね。自分は関係ないと思っている人でも、今から薄毛対策をしておけば安心です。今晩、お風呂に入ったら、早速シャンプーの成分をチェックしてみては?(OFFICE-SANGA 森川ほしの)
2012年04月29日