細田守監督の最新作『バケモノの子』の主題歌が、Mr. Childrenの『Starting Over』に決定し、桜井和寿が「この素晴らしい作品に、微力でも携われることに大きな誇りを感じています」とコメントを寄せた。その他の写真『バケモノの子』は、バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちの棲む異世界“渋天街(じゅうてんがい)”での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛など、あらゆる世代が共感できる“夏休みの国民映画”を目指して制作された冒険活劇。主題歌について細田監督は、「映画『バケモノの子』は、ひとりぼっちの少年の成長譚であり、主題歌『Starting Over』は、少年が思春期の戸惑いを打ち破る、戦いの唄です。タイトルの『新たな出発』という意味を噛み締めて、どうぞ聴いてみてください」とコメント。本作について桜井は「凄い映画を観てしまった。ひとりの父親として、それから試行錯誤を繰り返す作家のハシクレとして、込み上げてくる感情に胸が苦しくなった」と語っている。主題歌に決定した『Starting Over』は、6月4日(木)に発売されるMr. Childrenのニューアルバム『REFLECTION』に収録される。『バケモノの子』7月11日(土)ロードショー
2015年06月01日7月11日に公開される、細田守監督の最新作となるアニメーション映画『バケモノの子』の主題歌に、Mr. Childrenの「Starting Over」が起用されることが明らかになった。「すべての世代が楽しめる夏休みの国民映画」として制作が進められている本作だが、製作陣は、この作品コンセプトから日本を代表するアーティストであるMr. Childrenに主題歌を依頼。打ち合わせを重ねる中で細田監督が、6月4日に発売されるMr. Childrenのニュー・アルバム『REFLECTION』収録の「Starting Over」を聴いたところ、「歌詞・楽曲共に、正しく『バケモノの子』の世界観を表現している」と絶賛し、映画の主題歌に選ばれたという。Mr. Childrenの桜井和寿は、「すごい映画を見てしまった。 一人の父親として、それから試行錯誤を繰り返す作家のハシクレとして、込み上げてくる感情に胸が苦しくなった」と作品の感想を語り、「この素晴らしい作品に、微力でも携われることに大きな誇りを感じています」とコメントを寄せている。一方の細田監督は、「Mr.Childrenさんと映画『バケモノの子』がコラボレーションできることを、大変光栄に思います」と主題歌決定を喜び、「映画『バケモノの子』は、ひとりぼっちの少年の成長譚であり、主題歌『Starting Over』は、少年が思春期の戸惑いを打ち破る、戦いの唄です。タイトルの"新たな出発"という意味をかみしめて、どうぞ聴いてみてください」と呼びかけた。映画『バケモノの子』は、『サマーウォーズ』(2009年)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)などを手がけた細田監督による、3年ぶりのアニメーション映画。バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちのすむ異世界「渋天街」での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛などが繰り広げられる新冒険活劇が描かれる。主人公のバケモノ・熊徹役には俳優の役所広司、熊徹の弟子である九太の青年期を染谷将太、少年期を女優の宮﨑あおいが担当。そして、ヒロインの楓を声優初挑戦の広瀬すずが演じる。そのほかにも、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋、山路和弘、黒木華、宮野真守、長塚圭史、麻生久美子ら豪華キャストが名を連ねている。(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
2015年06月01日『サマーウォーズ』(2009年)などで知られる細田守監督の最新作で、7月11日に公開されるアニメーション映画『バケモノの子』の世界を体感できる展覧会『バケモノの子』展が、7月24日~8月30日に東京・渋谷ヒカリエで開催される。本展示では、『時をかける少女』(2006年)『サマーウォーズ』(2009年)『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)、そして新作『バケモノの子』に至る細田監督作品の絵コンテや背景美術などの展示に加えて、話題のクリエイターとコラボした体感型展示コーナーを設置。細田監督と多くのスタッフが作り上げた映画の魅力に迫る。さらに、『バケモノの子』をはじめ、過去作のオリジナルグッズが販売される「スタジオ地図SHOP」も併設する予定だという。『バケモノの子』は、細田監督の3年ぶりとなるアニメーション映画。バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちのすむ異世界「渋天街」での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛などが繰り広げられる新冒険活劇が描かれる。主人公のバケモノ・熊徹役には俳優の役所広司、熊徹の弟子である九太の青年期を染谷将太が、少年期を女優の宮﨑あおいが担当。そして、ヒロインの楓を声優初挑戦の広瀬すずが演じる。そのほかにも、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋、山路和弘、黒木華、宮野真守、長塚圭史、麻生久美子ら豪華キャストが名を連ねている。(C)2006 TK/FP(C)2009 SW F.P.(C)2012 W.C.F.P(C)2015 B.B.F.P
2015年04月23日女優の広瀬すずが、7月11日に公開される細田守監督のアニメーション映画最新作『バケモノの子』で声優に初挑戦することが明らかになった。本作は、『時をかける少女』(2006年)『サマーウォーズ』(2009年)『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)などを手がけた細田監督の3年ぶりとなるアニメーション映画。バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちのすむ異世界「渋天街」での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛などが繰り広げられる新冒険活劇が描かれる。広瀬が演じるのはヒロインの楓。渋谷にある進学校に通う女子高生で、染谷将太演じる九太と図書館で知り合う。アフレコを終えた広瀬は「声のお仕事は初めてでしたが、会話の尺も決まっているし、自分のニュアンスと絵の表情が微妙に違ったりもするので難しかったです」と振り返る。初日は「『人間ってこんなに緊張するんだ』というくらい緊張して、とても焦っていました」と話しつつも、「非現実的な世界観だからこそ、役者さんたちがリアルに近づけることで感動を与えることができる、と今回の経験から学びました」とアニメ作品への初参加は実りあるものだったという。細野監督は、広瀬の声優初挑戦に「想像以上の素晴らしい表現力でひっくり返りました」と驚いており、「演技とか、芝居という一面的な部分だけじゃなくて、その表現力のダイナミックさ、情報量の多さに、なんでこんなことができるんだろうと、現場で驚くことが多かったです」と絶賛している。なお、主人公のバケモノ・熊徹役には俳優の役所広司、熊徹の弟子である九太の青年期を染谷が、少年期を女優の宮﨑あおいが担当。その他にも、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋、山路和弘、黒木華、宮野真守、長塚圭史、麻生久美子ら豪華キャストが名を連ねている。(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
2015年04月13日藤原ヒロシがディレクションを手掛ける、青山のコンセプトショップ「ザ プール アオヤマ(the POOL aoyama)」(東京都港区南青山5-12-24シャトー東洋南青山1階)が4月11日にリニューアルオープンする。今回のリニューアルでショップがテーマに掲げたのは“MELANISM”。メラニン色素が生成される現象をなぞり、店内が黒一色に染められる。更に、黒をフィーチャーしたブランドとのコラボも実現した。「ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)」からは、別注ライン「Black Mountaineering by White Mountaineering」が登場。麻素材とゴアテックスを組み合わせた「LINEN GORE TEX COAT」(6万4,000円)や、機能素材“SAITOS”や光沢感を抑えたナイロンタフタを使用した「SAITOS BLOUSON」(5万2,000円)などが黒一色に仕上げられた。その他、「DENIM FRANKEN SHIRTS」「HUMMING BIRD SHIRTS」「LINEN SHORT PANTS」についてはメンズとウィメンズの両モデルを用意。ブランドアイコンのホワイトグラフィックやマウンテングラフィックを使用し、更にウォッシュ加工を施したジャージープリントTシャツも展開される。一方、「ハイク(HYKE)」のドロップショルダーが印象的な「FIELD JACKET(BIG SIZE)」(3万8,000円)は、黒一色に染めたことでモードかつミニマルな印象に。ドレスシャツとビンテージスウェットのディテールをハイブリットした「CREW NECK SHIRTS」(2万2,000円)、肩と袖を広めにとってガゼットを大きくデフォルメした「SWEAT HALF SLEEVE SHIRTS」(1万8,000円)も、シックで上品な仕上がりとなっている。
2015年04月07日フランス最古のトランクメーカー「モワナ(MOYNAT)」がポップアップショップ「ル・モワナトランクショー(LE MOYNAT TRUNK SHOW)」を開催。藤原ヒロシのセンスをインプットした「ガーデナーバッグ(CabasJardinier bag)」を発売する。期間は3月25日から4月7日までで、会場は伊勢丹新宿本館4階ラグジュアリー・ステージ。ブランドを愛用する藤原がパリのアトリエに訪れた際に、アーティスティックディレクターのラメッシュ・ナイール(Ramesh Nair)と交わした会話をきっかけに製作された同バッグ。ベースは1920年にアンリ・ラパンが手掛けたイニシャルキャンバスバックのアーカイブで、リネンのキャンバス地で軽量化を追求。フラコン・カーフレザーのパイピングに、モワナのサインがプリントされている。更に、藤原が主宰するフラグメントデザイン(fragment desigin)を意味する「FRGMT」パターンがデザインに組み込まれた。サイズは2種類での展開となり、カラーパレットはセピアブラウンとカーボンブラックの2色を用意する。更に、表面加工にはマット、サテン、玉虫色に変化するモダンなフレームプリントテクニックが取り入れられた。
2015年03月04日『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』で知られる細田守監督の最新作『バケモノの子』が2015年7月に公開されることが先日発表され、大きな話題を呼んでいるが、このほど本作の特報映像が解禁。初の映像が公開された。人間界<渋谷>とバケモノ界<渋天街(じゅうてんがい)>という交わるはずのない2つの世界に生きる、ひとりぼっちの少年とひとりぼっちのバケモノ。ある日、少年は渋天街に迷い込み、バケモノ・熊徹(くまてつ)の弟子となり、九太(きゅうた)という名前を授けられる。その偶然の出会いが、想像を超えた冒険の始まりだったーー。自身が立ち上げたアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」の第1回企画・制作作品である『おおかみこどもの雨と雪』(’12)が興収40億円突破の大ヒットを記録し、第36回日本アカデミー賞では、「最優秀アニメーション映画賞」を受賞した細田監督。前作『おおかみこどもの雨と雪』では“母と子”を描いたが、本作では“父と子”をテーマに「修行と冒険の物語」を描くといい、また舞台となる渋谷からは「一歩も出ません」と、本作でのこだりも先日の会見で明かしていた。そんな本作の初の映像となる、今回の特報。後に九太と名ずけられる少年が、大勢の人々が行き交う渋谷の大交差点でぽつんと佇む姿、そしてバケモノ・熊徹との出会いの瞬間が映し出される。声優はまだ未発表とあって、劇中のキャラクターたちの“声”は聞けないものの、映像のラストには九太と熊徹の謎のダンス(?)も収められており、摩訶不思議な世界の中、彼らがどんな物語を紡ぎだすのか?続報に注目が集まりそうだ。『バケモノの子』は2015年7月11日より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月15日数々のシェイクスピア作品を手掛けてきた蜷川幸雄。彼が2015年、80歳を迎える歳に、実に8度目となる『ハムレット』に挑戦する。主演は藤原竜也。2003年、日本演劇史上最年少である21歳でタイトルロール(主人公の名がタイトルになっている作品での主役)を演じて以来、実に12年ぶりに同じ役に挑むこととなる藤原に思いを聞いた。「ハムレット」チケット情報「『ハムレット』を演じたいというのは、実は僕から直接蜷川さんにお願いしたんです」という藤原。そのきっかけはさいたまネクスト・シアターの「2012年・蒼白の少年少女たちによる『ハムレット』」を観劇したことだった。蜷川自ら率いる、若手演劇集団の公演だ。決して有名な役者たちが出ているわけではない。しかしその舞台に彼は感銘を受けた。「観ている間、自分の思いが瞬間的にその場から離れて浮かぶような、時空を超えたような感覚になったんです。キャストの若く疾走感あふれる演技もよかったし、唯一の年輩者であるこまどり姉妹さんも素敵でしたし、何よりも演出がすばらしかった」。その勢いのまま、蜷川に「『ハムレット』をやりたい」と願い出たという。「今思えば、なんて大変なことを言ってしまったんだろうという後悔にも近い思いはあります(笑)。けれど、蜷川さんが命を削るようにして作る舞台に自分もあげてもらいたいと思った」藤原といえば、デビュー作である舞台『身毒丸』で蜷川演出を受けて以来、コンスタントに蜷川作品への出演を続けてきた。観客からすれば、蜷川と藤原はすでにツーカーの仲に思えるかもしれない。しかし今年参加した、やはりシェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』で、これまでにないほど絞られたのだという。「蜷川さんに、『生まれ変わった藤原竜也を見せてくれ』と言われたんです。僕はこれまで、自分の感情が動くままに感覚的に演じてきた。それだけでは済まない場所に差し掛かったんだとわかりました」。動きや表情はもちろん、セリフひとつひとつのイントネーション、強弱に至るまで、毎日のように飛ぶ指摘。共演の吉田鋼太郎にお願いをして、自主稽古もつけてもらったという。「デビューしてから、こんなに大変だったことはない。けれどこの経験が、次に『ハムレット』を演じる時に生きてくると思う」と笑う。「感性豊かな満島ひかりさんと共演できるのも大きな楽しみ。キャストもスタッフも場所も整った。あとはもう、全力でやるだけです」公演は、1月22日(木)から2月15日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、2月20日(金)から3月1日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。大阪は2月25日(水)18:00に追加公演が決定しており、チケットぴあでは、プレイガイド独占先行受付を実施。プレリザーブ(先行抽選)が12月15日(月)11:00より受付開始される。一般発売は12月20日(土)より開始。取材・文:釣木文恵
2014年12月15日『おおかみこどもの雨と雪』で国内興収42億円を記録した細田守監督が12月11日に東京・有楽町の東宝本社で会見を行い、最新作『バケモノの子』の2015年夏公開を発表した。「ひとりぼっちの不幸な少年が、強いけれど身勝手な独り身のバケモノと出会い、想像を超えた冒険をする物語」だといい、解禁となったティーザーポスターには「新冒険活劇。」の文字が力強く踊っている。その他の写真渋谷に生きる孤独な少年が、バケモノの世界・渋天街(じゅうてんがい)に迷い込み、バケモノの熊徹(くまてつ)に弟子入り。九太(きゅうた)という名前を授けられ、修行と冒険の日々が始まる。「僕らの子ども時代はこういう“修行”ものがたくさんあったが、今の子どもたちは何を見て育つんだろうと考えた。王道でありながら、新鮮なテーマだと思う」と細田監督。本作は初の単独脚本にも挑み、「今までは優秀な脚本家さん(奥寺佐渡子)におんぶに抱っこだったので(笑)。僕にとっても修行するつもりだった」と振り返った。作画監督を務めるのは、細田監督の盟友である山下高明と西田達三の両名で、キャラクターデザインも手がけている。劇中には「たくさんのアクションがある」といい、「そのバリエーションを考えるのが大変だが、手描きアニメでしか表現できないことがあると信じている」。また、前作『おおかみこどもの雨と雪』に続き、動物がモチーフになった点に「2歳児の父親として、家では絵本を読んであげる係。子どもの絵本って、動物がたくさん登場していて、ひょっとして子どもは人間よりも先に、動物と出会うんじゃないかと思うほど」と持論を展開した。また、舞台が東京の渋谷に選ばれた理由を「前作、前々作と田舎が舞台だったし、意外と渋谷が舞台になったアニメ作品がないので。今回、物語としても渋谷区を一歩も出ません! そこにこだわって、脚本づくりも難しかった」と説明。会見では、完成を前にすでにフランスでの配給が決定していることも明らかになった。『バケモノの子』2015年7月11日から全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2014年12月11日『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』で知られる細田守監督の最新作『バケモノの子』が2015年7月に公開されることが発表された。12月11日(木)、東京・有楽町の東宝本社で行われた記者会見で発表された。すでにフランスでの公開も決定している。人間界<渋谷>とバケモノ界<渋天街(じゅうてんがい)>という交わるはずのない2つの世界に生きる、ひとりぼっちの少年とひとりぼっちのバケモノ。ある日、少年はバケモノの世界に迷い込み、バケモノ・熊徹(くまてつ)の弟子となり、九太(きゅうた)という名前を授けられる。その偶然の出会いが、想像を超えた冒険の始まりだった…。自身が立ち上げたアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」の第1回企画・制作作品である『おおかみこどもの雨と雪』(’12)が興収40億円突破の大ヒットを記録し、第36回日本アカデミー賞では、「最優秀アニメーション映画賞」を受賞した細田監督。誰もが共感できる身近で普遍的なテーマ性と、「ファンタジックでありながらリアル」という相反する設定がミックスされた細田監督独自の世界観は、新作『バケモノの子』でさらにパワーアップする。前作『おおかみこどもの雨と雪』で問いかけた“新しい家族観”を継承し、孤独を抱えたバケモノと少年の出会いと冒険を活写する。以下、細田監督からのメッセージ「現代社会の変容とともに、家族観も変化するのは必然です。旧来の伝統的な家族観はもはや参考にならず、私たちは、家族の新しいあり方を模索しなければならない瀬戸際に立たされています。新しい子どもたちは何を道しるべに成長すればよいのか。また新しい大人である私たちは、子どもたちにどんな姿を見せ、何を手渡してあげられるのか。この映画を通して共に考えていけたらと思っています」。「『バケモノの子』は、ひとりぼっちの不幸な少年が、強いけれど身勝手な独り身のバケモノと出会い、想像を超えた冒険をする物語です。子どもたちは、バケモノとの修行と冒険が、心躍るおとぎ話になるように。若者たちには『自分は何者であるか』という彼らの時期の切実な問題に、寄り添い励ましてあげられるように、そして大人たちにとっては、少年とバケモノの唯一無二の絆を通じ、大きな充実感と幸福感が得られるように。エンターテインメントの作法に則り、あらゆる世代が楽しめる清々しい映画を目指します」。細田監督は1991年、東映動画(現・東映アニメーション)に入社し、アニメーター、演出家として活躍。『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』(’05)などを監督した後、フリーランス第1作目『時をかける少女』(’06)を完成させた。同作は日本アカデミー賞の「最優秀アニメーション作品賞」や、仏アヌシー国際アニメーション映画祭の「長編部門特別賞」などを受賞し、国内でロングランヒットを記録。オリジナル脚本で臨んだ2009年公開の『サマーウォーズ』もスマッシュヒットを飛ばし、米アニー賞の「最優秀監督賞」にノミネートされた。『おおかみこどもの雨と雪』は世界90の国と地域で配給された。『バケモノの子』は2015年7月11日に公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月11日藤原ヒロシがディレクションする「ザ プール アオヤマ(the POOL aoyama)」(東京都港区南青山5-12-24シャトー東洋南青山1階)に、「ダブルタップス(WTAPS)」の西山徹をディレクターに迎えたテンポラリーショップ「オリーブ(OLIVE)」が9月13日にオープンする。「オリーブ」をテーマにインスパイアされた色や言葉を可視化し、緑のシェルターを設置した店内では、「フラグメント デザイン(fragment design)」と「エヌハリウッド(N.HOLLYWOOD)」がコラボレーションしたMA-1ジャケット「モディファイド(Modified)“V”」(18万円)を限定発売。「フライトジャケットの名品、MA-1で何か面白いことができないか」ということからコラボが開始し、実際に米軍が使用していたビンテージの「MA-1(8279)」の初期型(8279A)から最終モデル(8279F)までのラインアップを軍正式採用には存在しなかったダークブラックに染め上げ、ボディ以外の全パーツを外しオリジナルパーツにリビルトした。コラボレーションサインとして、エヌハリウッドのミリタリーカテゴリー「エヌハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.H. TPES)」のホワイトラベルと、フラグメントデザインのブラックピスネームをインサートし、左腕にハンドペイントによるカリグラフィーが施されている。
2014年09月12日作曲家・佐村河内守(さむらごうち・まもる)の新作「ピアノ・ソナタ第2番」の完成発表会が、6月13日に東京・銀座のヤマハホールで行われた。「佐村河内守 作曲 ピアノ・ソナタ第1番&第2番 世界初演ツアー」の公演情報1963年、被爆二世として広島に生まれ、4歳から母親によるピアノの英才教育を受けた佐村河内守。35歳のときに両耳の聴力を完全に失うも、絶対音感だけを頼りに作曲活動を続け、「交響曲第1番《HIROSHIMA》」を完成。NHKなどで紹介されたのを契機に大反響を集め、CDセールスはオリコン総合チャート2位、17万枚以上を記録している。今回発表の新作は、東日本大震災の被災地に捧げる鎮魂の曲。だが「自分のような人間が曲を書く資格があるのか」と葛藤を重ねたという。「3.11の後、様々な人が被災地を励まそうと行動されましたが、私は勇気がなくて何も出来ませんでした。その後、私の交響曲が、被災地で“希望のシンフォニー”と呼ばれていると聞いた時も、最初は『何かの作り話だろう』と信じられませんでした。でも、CDがどこよりも一番売れているのが仙台だと知ったとき、素直に涙がでて、背中を押してもらうことができた」と作曲を決意したことを述べた。震災で母親を失った石巻の少女と交流を続け、彼女のために「レクイエム」を作曲した佐村河内。今年3月に石巻の湊小学校で初演された模様が、NHKスペシャルで取り上げられた。その「レクイエム」をさらに拡大・昇華させたのが「ピアノ・ソナタ第2番」。約30分の長大なピアノ曲は、超絶技巧が駆使され、祈りと悲哀に満ちた壮大な作品となった。作曲は非常に難航を極める。少しでも死者の痛みを知りたいと熱望し、寒さも厳しい今年2月に宮城県女川町で6時間も野営を続けた。「疲れ果てて明け方を迎えたとき、大きな鉄の扉が開いたように感じました。亡くなった方々の魂に『曲を書けよ』と許してもらえた気がしたんです。それから音符が次々と降りてくるようになりました。普通のレクイエムは、生者が死者を悼むものですが、この曲は逆。震災で亡くなった方には、ぶつけようのない怒り、苦しみがある。その思いを生者に知ってもらうことで魂が救われる、そんな曲にしたかった」という。自身が広島出身で被爆二世でもあることから「3.11を風化させてはいけない」という思いも強い。「私が子どもの頃は、8月6日には原爆のことが大きく取り上げられていましたが、それも年々少なくなり、風化していく危機感をずっと感じています」と切実に語る。佐村河内守の新曲「ピアノ・ソナタ第2番」収録したCDは、日本コロムビアより10月に発売予定。併せて、世界初演ツアーの開催も決定。チケットの一般発売は7月6日(土)10時より開始。また一般発売に先駆け、チケットぴあではインターネット先行を受付中。
2013年06月17日変身ぶりを画像で公開!話題に女優であり、モデル、タレントとしても活躍する藤原紀香。国際活動や人道支援など、社会的な活動に熱心なことでも知られる。そんな彼女が、20日のオフィシャルサイトにおけるダイアリーと、自身のFacebookですっぴん姿を公開。大いに注目を集めた。この投稿では、自身の変身ぶりを公開してみるとのことで、ほぼメイクが完成した状態であろうと見受けられる、リップの仕上げを行っている最中の画像と、メイクを始める前のすっぴん画像を並べて掲載している。プロの技術力とともに素の美しさに絶賛の声すっぴんは、本当にナチュラルな可愛らしさも感じられる画像で、ピュアな美しさが引き立っているようだ。それに対し、メイクを行った画像では、きりりとしたアイラインも印象的で、大人の女性の魅力を発揮し、すっぴん時とは全く異なる、クール&ビューティーなもうひとつの美しさをみせている。藤原は、ヘア&メイクさんの力によって、さまざまな自分を表現できること、求められるテーマに合わせて変身できることを伝え、これぞ「プロの仕事」として、彼らの技術力の高さをほめるとともに、日頃から感謝していると、自身の思いを綴っている。このFacebookでの投稿には、スタイリストやヘアメイクスタッフの一流の技術を称えるコメントはもちろんだが、メイクされる側もさすが一流と、すっぴんのキレイさを絶賛するコメントが多数寄せられている。元の記事を読む
2013年05月23日奈良県橿原市にあった「藤原京」は日本最初の本格的な都城。その広大な藤原宮跡に、11月3日(土・祝)・4日(日)、冒険心とゲーム感覚で歴史を学べる歴史巨大迷路「藤原京ラビリンス」が出現する。11月4日には熊本県から”くまモン”も駆けつける。なお、各日とも10時00分から16時30分までの開催で、入場は無料。毎年秋の恒例イベントとなった「藤原京ラビリンス」。昨年よりバージョンアップし、重なり合った迷路へ立体的に進化。さらに大和三山をはじめ、飛鳥地方の史跡が見渡せるように迷路の中心には360度パノラマの高見台を設置し、迷路とともに眺望も楽しめる。また、今年は、藤原宮跡の上空から大パノラマを楽しむ気球体験も企画されている。実施は11時00分~12時00分、13時00分~14時00分、15時00分~16時00分。搭乗時間は5分程度で、搭乗人数は3名程度。参加条件は、中学生以下で身長100cm以上、保護者同伴不可。各回とも開始30分前から15分間、先着100名に抽選券を配布し、当選者40名が搭乗できる。雨・風速等により、予定のフライトを急きょ変更・中断・中止する場合もある。さらに古事記編さん1,300年を記念して、藤原宮跡周辺の関連資料室や古事記ゆかりの地をガイドとともに巡る「古事記ガイドツアー」も予定。13時15分に会場内西門前に集合、13時30分出発。所要時間1時間30分程度。こちらは定員なしで、事前申し込みは不要だ。ほかにもさまざまな企画が用意されている、頭と身体を使ってクイズに答え、4カ所のスタンプポイントを通過してオリジナルポストカードを作る「藤原京スタンプラリー」。1,300年前の藤原京の様子や生活様式などをパネルで詳しく紹介する展示コーナー、大切な人に宛てて、1,300年前をイメージした木簡に文をしたため、特設郵便局から郵送する「木簡体験」も予定している。また会場には地元の名産品を集めた飲食コーナーも設置される。なお、橿原市では駐車場には限りがあるため、公共交通機関での来場(近鉄畝傍御陵前駅より徒歩約20分、JR畝傍駅より徒歩約20分)を呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月23日「花は『こんなお母さんになりたい』という僕の憧れを形にした存在」―。『おおかみこどもの雨と雪』で自らが作り上げたヒロインを細田守監督はそんな言葉で表現する。『時をかける少女』『サマーウォーズ』と国内外で高い評価を得てきたが、本作に関しては「これまでとは違ったアプローチだった」とも。改めて作品に込めた想いを聞いた。その他の写真おおかみおとこの彼との間にふたりの子を授かるも、彼を失い母子3人となってしまった花。試行錯誤を繰り返しつつ子供たちと共に成長していく彼女の姿を描き出す。親となった友人の姿を見て「母親というのはすごくヒロイックな存在だと気づいた」と本作の着想を語る監督。自身に子育て経験はないが、まさにこの点こそが自らの体験や心情に基づいて作られた前2作との違いでもある。「元々、僕はヒーローに対する憧れがないんです。ひとりのヒーローが世界を救うなんてのは違うだろうって。これまでの作品の主人公にもそれは反映されてます。自分と地続きの日常に物語があったんです。逆に今回は体験しようがないことだからこそ思い切り理想と憧れを反映させましたね。それはまさしくヒーローものの作り方といえます」。経験がないからこそ感じたい。そんな想いは花の声を務めた宮崎あおいに対する「“母親”を演じようとしなくていい」という指示にも表れている。「あおいさんも子育て経験はないけれど、映画を通じて一緒に花の気持ちを新鮮に体験してほしかったんです」。人気スタイリストの伊賀大介が登場人物たちが着る服のスタイリングを手がけているのも新たな試みのひとつ。監督は「13年という長い年月を表現する上で多くの衣裳が必要でした。シーンごとの登場人物の気持ちを服で表したかった」とその意図を明かす。特に強い思い入れを持っているのが、花がデートで着る青いワンピース。「『美女と野獣』のベルもそうですが、青いワンピースの女性は素敵でしょ(笑)。映画の中で“お姫様”が着る服として伊賀さんにリクエストしました。あおいさんが実際に着たら? そりゃ似合うでしょ! ぜひ着ていただけたらうれしいですね(笑)」。その顔には母親のような(?)優しい笑みが浮かんでいた。『おおかみこどもの雨と雪』公開中取材・文・写真:黒豆直樹
2012年07月31日『時をかける少女』『サマーウォーズ』で国内外から高く評価された細田守監督の最新作『おおかみこどもの雨と雪』のジャパンプレミアが18日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された。細田監督をはじめ、声優を務めた宮崎あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門が舞台あいさつを行った。その他の写真“おおかみおとこ”と結婚し、“おおかみこども”の雨と雪というふたりの子を授かった人間の女性・花が、夫の死後、都会を離れて自然の豊かな土地で懸命に子どもを育てる姿を描く、家族愛をテーマにした細田監督のオリジナルストーリー。プレミアに先がけ、細田監督とエグゼクティブプロデューサーの奥田誠治氏が会見し、韓国、台湾、フランス、スペインなど世界34の国と地域での配給決定が発表された。細田監督は「身近な場所から題材を得た作品なので、ここまで大きな規模での配給は想定していなかった」と喜びよりも驚きが先にある様子。それでも「子育てや成長って何だろうというテーマに絞って、2時間の中で13年間のドラマを描いた。題材に誠実に向き合って作ったつもりなので、今は誇らしい」と胸を張った。現地時間の25日(月)には、フランス・パリで“ワールドプレミア”が開催され、細田監督と宮崎が現地入りする予定で、宮崎は「素直にうれしい。現地の皆さんの反応も楽しみですね」と語った。ヒロインの花を演じる宮崎は「お話をいただいたときから、完成した作品を早く観てみたいと思った。そういった作品に関われるのは幸せなこと」。“おおかみおとこ”を演じる大沢は、以前から細田作品の大ファンだったといい「参加できて、とても光栄。アフレコも役者が揃った上で順撮りだったので、声優というより普段の演技とほとんど変わらず、逆に新鮮でした」と振り返った。キャスティングに関して、細田監督は「長い時間をかけて成長するヒロインの姿をお芝居で表現できるのは、あおいさんしかいないと思った。とにかく集中力がすごい。大沢さんは役柄同様、大きな器を持っていて花たちを包んでくれた」。10代と幼少期、それぞれの雨と雪を演じる黒木と西井、大野と加部らを含め「全日本級のキャストに恵まれた」と満足そうに語っていた。『おおかみこどもの雨と雪』7月21日(土)より全国東宝系にてロードショー
2012年06月19日『時をかける少女』『サマーウォーズ』の細田守監督の新作『おおかみこどもの雨と雪』で、菅原文太、染谷将太、谷村美月、麻生久美子が声優を務めることが発表された。その他の写真『おおかみこどもの雨と雪』は、“おおかみおとこ”と結婚し、“雨”と“雪”というふたりの子を授かった人間の女性・花が、都会を離れて自然の豊かな土地で懸命に子どもを育てる姿を描いた物語。主要キャストとして“おおかみおとこ”を大沢たかおが、母親・花を宮崎あおいが担当することが決定している。本作で菅原文太は、都会からやってきた花たち家族を助ける、村の長老のような存在の韮崎を演じ、厳しい自然の中で、自給自足の生活をしようと奮闘する花に、農作業の手ほどきをするという。自身も山梨県で農業を行なっている菅原は、「日本の農業は、戦後50年である意味死んでしまったんだ。農業というものはもっと単純で、本当は楽しいもの。風や水や空気に囲まれてコツコツと作っていくものなんだということを、“おおかみこども”たちが今の若い日本人に気付かせてくれるといいね。監督、そういう作品を作りな」と力強く語っている。本作は、海外で定評の高い細田監督作品とあって、既に8月29日(水)からフランスで公開されることが決定している。『おおかみこどもの雨と雪』7月21日(土)より全国東宝系にてロードショー
2012年05月30日日本はもちろん世界各国の映画賞を席巻し、いま最も注目を集めるアニメーション映画監督・細田守の最新作『おおかみこどもの雨と雪』が7月、全国にて公開される。このたび、本作のメインボイスキャストを、宮崎あおいと大沢たかおという日本映画界を牽引する2人が務めることが発表された。人間の姿で暮らす“おおかみおとこ”に恋をした大学生の花。2人は愛し合い、やがて2つの新しい命を授かる。姉の“雪”と弟の“雨”、人間とおおかみの2つの顔を持つ“おおかみこども”として生を受けた幼き2人だったが、それを隠しながら家族4人、都会の片隅でひっそりと暮らしていた。だがある日突然、父である“おおかみおとこ”が命を落とし、花と雪と雨の3人は取り残されてしまい…。“おおかみこども”を授かった人間の女性の子育ての日々と子供たちの成長を描いた本作。宮崎さんが演じるのは、“おおかみおとこ”とのおとぎ話のような恋をきっかけに結婚、出産、そして子育てを通じて女性として成長していく主人公・花。そして、数奇な運命を受け入れ、花と子供たちを優しく見守り続ける“おおかみおとこ”を本作で初めて長編映画の声優を務める大沢さんが演じる。本作が初共演となる2人だが、お互いの印象について「言葉が心に届いてとどまってくれる印象があります。心強くなるというか、この人がいてくれれば大丈夫という安心感を、声を通して感じることができました」(宮崎さん)、「横で声を聞いて素敵な花が飛び出してきたようでした。シンプルに『守りたい。守れなくても見守っていたい』と思える、魅力ある、表現力のある方だと思いました」(大沢さん)と息もピッタリの様子。さらに、2人を抜擢した細田監督は「この映画の企画を3年続けてきましたが、2人の声を聞いて、花とおおかみおとこはこういう声をしていたんだ、3年目にしてようやく本物に出会えたと感動しました」と、その出来栄えに太鼓判を押す。また、“おおかみこども”の姉弟、雪と雨の幼少期を演じるのは、『きな子~見習い警察犬の物語~』の大野百花とTVドラマ「グッドライフ~ありがとう、パパ。さよなら~」の加部亜門。やがて10代となり自我が芽生えていく2人には、昨年『東京オアシス』で映画デビューした黒木華と、『告白』での演技が記憶に新しい西井幸人という若き才能も集結。脚本は『八日目の蝉』で第35回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した奥寺佐渡子、キャラクターデザインを『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズでも人気の貞本義行が手がける。『時をかける少女』、『サマーウォーズ』に引き続き最強の細田組が再結集した本作を、この豪華キャストがどのように盛り上げてくれるのか期待が高まる。『おおかみこどもの雨と雪』は7月、全国東宝系にて公開。■関連作品:おおかみこどもの雨と雪 2012年7月、全国にて公開© 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会■関連記事:『サマーウォーズ』細田守監督、最新作で描くのは19歳の母と“おおかみこども”
2012年04月05日チャイナドレスは藤原紀香。株式会社アルクが中国語を習いたい人や中国に興味がある人のためのメールマガジン「中国語電子雑誌(チャイ★メル)」で行った読者アンケートの結果を発表した。チャイナドレスが似合うと思う日本の芸能人・有名人はという設問では一位がぶっちぎりの藤原紀香で30人。二位は篠原涼子で6人だった。スタイルの良さが買われて堂々の一位。藤原紀香は4年前に実施された同じ設問でも1位に選ばれている。日中の架け橋はSMAP!次に、日中外交を任せたい芸能人・有名人の一位はSMAP。中国でも人気があり2011年9月に北京公演を成功させているSMAPだからだろう。二位は藤原愛、三位はAKB48となった。「この人に中国語を教えてもらいたい」と思う芸能人・有名人については、一位は再び藤原紀香。二位は向井理、三位はGACKTになっている。中国語が話せるかどうかは関係ないという質問だったので、一位二位では人気のある芸能人が選ばれたようだ。三位のGACKTは中国語が話せるそうだ。元の記事を読む
2012年03月14日藤原竜也はこう言い切る。「僕がこの映画でやった大橋健人という役を演じられる役者さんなんて、ごまんといると思いますよ」。単なる謙遜とも違う、ましてや卑屈さなど微塵も感じさせない静かな口調で。ではそんな「ごまん」の中から『おかえり、はやぶさ』の若き主人公に選ばれたことを彼自身はどう受け止め、何に心動かされ、どのように応えたのか?本作に限らず、映画監督、舞台演出家たちからいま、最も出演を望まれる俳優。作り手たちは、そして観客は彼の中の何を求めているか?その魅力に迫る。小惑星・イトカワへのタッチダウンとサンプル採取を経て、打ち上げから7年の歳月をかけて奇跡の帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」。実は、藤原さんは「子供の頃から宇宙が大好きで、はやぶさのニュースもリアルタイムで追っていた」という。演じた大橋健人は、イオンエンジンに携わる鼻っ柱の強い若きエンジニア。撮影前にはJAXAに足を運び、実際にプロジェクトに関わった研究者たちから話を聞いた。「天才的な作業をしている方々なんですが、お会いすると本当に普通の人たちでしたね。決して多くを語らないんですが、こちらからひとつ尋ねたのは『日本の宇宙技術はNASAの10分の1の予算でやっているわけですが、NASAの存在は脅威ですか?』ということ。それに対する答えは『NASAへのライバル心はもちろんあるけど敵対しているわけではなく、歩み寄り、協力していく相手。それよりも中国を始めアジアの中で負けちゃいけない』ということ、やはり三番でも二番でもダメで、一番を取らないといけないということでした。それを聞いたときに、その思いを大事に現場に入ろうって思いました」。藤原さん自身、15歳でのデビューの場がロンドンであり、以来、日本国内にとどまらず、たびたび海外の観客を相手に仕事をしてきた。それだけに日本発で世界に誇れる“モノ”を作り、発信していくかという点で共感する部分も多かったのでは?「日本の良いものを持って外国で戦えば成立し、受け入れられるんじゃないかとは思ってます。日本の俳優の方が繊細な部分もあるし、イギリスでシェークスピアを観てもダメなものはいっぱいある。(昨年亡くなった)井上ひさし先生に『ムサシ』という作品を書いていただきましたが、禅寺を舞台にしていて、死者たちが『殺し合いはやめろ』と死の連鎖を断ち切ろうとするんです。井上先生の言葉遊びを踏まえて、日本の文学が国境を越えて受け入れられるのか?と思ってましたが、そんな疑問を一瞬で捨ててしまえるほど(ロンドンやニューヨークで)受け入れてもらえましたから。井上先生が日本語の美しさを大事にされて作品を作り上げていったように、世界に誇れる作品は日本にいっぱい埋まっていると思ってます」。映画では、健人の父親(三浦友和)が責任者を務めた火星探査機「のぞみ」が失敗に終わり「税金を無駄にした」「血税で宇宙の“ゴミ”を作った」とバッシングを受けるさまが描かれるが、健人たちはこの失敗、挫折を乗り越えて「はやぶさ」を帰還へと導いていく。インタビュー冒頭の藤原さんの言葉は「失敗や挫折とどう向き合い、乗り越えていくか?」という質問に対する答えの中で出てきた一節。それに続けて藤原さんから出てきた言葉からはそれでも勝負することの大切さ、その覚悟がうかがえる。「僕らの世界も落とされるのは一瞬です。そこでの挫折や苦しみって、本当に人生を左右するくらい強烈なダメージを与えるものだと思いますよ。正直、そこからの再生とは何かって聞かれても…分からないですね。そこから這い上がれるかもしれないし、できないかもしれない。それを“ギャンブル”と言ってしまうとチープですが…それでも『のるか反るか』で勝負してるところはありますね」。「はやぶさ」に携わる研究者たちも緻密な計算と作業をひたすら積み重ねる反面、ここ一番でまさに「のるか反るか」の勝負を仕掛け、成功を手繰り寄せていく。藤原さんは作品や役との出会いを「奇跡的なチャンス」と表現するが、その勝負に乗るか否かはどのように決めているのだろうか?「その質問の答えを出すのは難しいですね(笑)。勢いで『やる』と言って成立する瞬間もあるし、勢いでも手を出せないものもある。でも、人との出会いが僕をその作品に呼んでくれるというのもあるし…本当に一言では言えない(苦笑)。でも、この映画に関して言うなら素敵な人たちに囲まれた良い本だったということかな」。ちなみにシネマカフェで藤原さんをインタビューするのは今回で3度目。過去2回いずれも、そのときに最も気になる俳優や一緒に仕事をしてみたい演出家の名を挙げてもらったが、1度目のときは「三谷幸喜監督」、一昨年の2度目のときは「豊田利晃監督」と答えており、その後、時を経ずして彼らとの仕事を実現させている。改めていま、最も気になる存在は?「去年、(『カイジ2 ~人生奪回ゲーム~』で)共演した伊勢谷友介くんはすごく魅力的で気になってます。私生活もそうだし、自分でプロジェクトを立ち上げて東北に行ったり監督をしたり、同じ世代の俳優として面白いなと思って見てます。ぜひもう一度、一緒に仕事したいですね」。インタビューが行われたのは、1か月以上に及んだ舞台「下谷万年町物語」(作:唐十郎×演出:蜷川幸雄)が千秋楽を迎えてしばらく経ったころ。休む間もなく映画の取材を受け、さらに3月の初旬からは初参戦となる「劇団☆新感線」の新作の稽古も控える。傍らに立つマネージャーを指し「セリフ入れないといけないのに(スケジュールを)空けてくれなかったんですよ」としかめっ面を浮かべつつもその口調はどこか楽しげだ。その公演がひと区切りを迎えるころに彼は30歳の誕生日を迎える。立ち止まることのない“勝負師”がどんな道を歩んでいくのか楽しみに見守りたい。(photo:Yoshio Kumagai/text:Naoki Kurozu)■関連作品:おかえり、はやぶさ 2012年3月10日より全国にて公開© 2012「おかえり、はやぶさ」製作委員会■関連記事:本木克英監督、3本の『はやぶさ』映画の中で「一番いいと自負」と対抗心あらわ藤原竜也、卒業を控えた中学生に「たくさん恋愛して!」とエール全編3D映像で贈る冒険の物語!『おかえり、はやぶさ』試写会に10組20名様ご招待「まえだまえだ」の旺志郎、杏の第一印象は「足長っ!」亀梨&杏&鈴木福で「妖怪人間ベム」実写化!「怪物くん」に続く異色のドラマ化決定
2012年03月08日藤原竜也と永作博美がW主演する舞台、劇団☆新感線 いのうえ歌舞伎『シレンとラギ』の製作発表が3月5日、都内で行われ、藤原、永作のほか共演の高橋克実、古田新太、作の中島かずき、演出のいのうえひでのりが登壇した。いのうえ歌舞伎とは、神話や史実をもとに人間の業を浮き彫りにした劇団☆新感線の大掛かりな時代活劇シリーズ。藤原と高橋は新感線初参加、永作はアイドルグループのribbon時代に初舞台『TIMESRIP 黄金丸』を踏んだ新感線に19年ぶりの参加となる。舞台は南北朝のようなふたつの王朝のある時代が背景。北と南のふたつの王国に長年潜む陰謀に翻弄される、北の毒使い・シレン(永作)と同じく北の王宮警備にあたるラギ(藤原)、さらにふたりをめぐる人間たちの愛憎が入り乱れ、ドロドロとした人間ドラマが展開される。また新感線作品では珍しいラブストーリーも今回盛り込まれており、南の独裁者・ゴダイ(高橋)の暗殺を命じられたシレンとラギが暗殺行の最中、互いに惹かれあう。そして、この恋こそがふたつの王国の運命を変えてしまう。藤原は「劇団☆新感線は初めて。不安もありますが、信頼を寄せる大好きな先輩たちに囲まれて、稽古場で積み上げて、良いものをお客さんに届けられたら」と意気込む。また新感線の印象を訊かれると、芝居についてではなく「よく飲みに行く人たち」とトボけて笑わせ、さらに劇団員の古田から「余計なものを考えずに稽古場に入っていけば、あとはいのうえさんが細かく演出をつけてくれるので」とアドバイスを受けたことを明かした。永作は初舞台だった19年前の新感線で女優開眼したエピソードを披露し、2度目の新感線出演は念願が叶ったと話す。また作品について「今回はビックリするくらいいつもの新感線のイメージとは違うヘビーな要素が含まれている。シレンやほかの役どころも同じだと思うんですけれども、色々な試練を越えてきたであろう人たちがまたその先の試練と闘わなくてはいけない。闘いの先に何が見えたのか。その部分を演技で埋めていかなくてはいけないので、どう埋めていくか思案中です」と語った。作の中島が「今、書かなければいけないことは書いた」と語る劇団☆新感線 いのうえ歌舞伎『シレンとラギ』。大阪公演は4月24日(火)から 5月14日(月)まで梅田芸術劇場 メインホールにて、東京公演は5月24日(木)から7月2日(月)まで青山劇場にて上演。チケットはいずれも3月11日(日)より一般発売。なお、大阪公演は3月7日(水)11:00まで、東京公演は3月9日(金)11:00まで先行抽選販売「プレリザーブ」を実施。
2012年03月06日2010年に上演され、セクシーな衣裳とダンスで話題を呼んだ藤原紀香主演のブロードウェイ・ミュージカル『キャバレー』が、2012年春に再演される。本公演の製作発表が12月14日に行われ、藤原紀香、諸星和己、大貫勇輔、演出の小池修一郎が登場した。「キャバレー」チケット情報本作は1966年に初演された傑作ミュージカル。日本でも度々翻訳・上演され、2010年、藤原紀香を主演に迎えた小池修一郎演出の作品は第35回菊田一夫演劇大賞など各賞を受賞し、高い評価を受けた。「キャバレー」の舞台はナチズム台頭前夜のドイツ・ベルリン。キャバレー“キット・カット・クラブ”の歌姫サリー・ボウルズ(藤原紀香)とアメリカ人作家クリフォード・ブラッドショー(大貫勇輔)が運命的な出会いを果たす。次第に忍び寄る時代の影に翻弄されながらも、力強く信じる道を生きる姿が描かれている。ファンの強い要望に応え再演することになった藤原は、「とても嬉しいです。サリーという役は、先の見えない時代の中において、後悔しない選択で人生を歩いていく、そういった女性像ですので、震災の起こった今、この役がやれることに感謝しています」と語った。相手役に抜擢された大貫は、「ホントにびっくりしました。僕は普段ダンスしかやってこなかった人間なので、純粋に嬉しかったです」と喜びを語った。藤原が初参加の大貫を「普段は普通な感じですけど、音楽がかかると彼の中からほとばしるようなエネルギーが出てきて。舞台に大貫君というスパイスが入って、いいものになっていくんじゃないかと思います。早く稽古に入りたいです」と期待を込めると、諸星は「負けたくないです」と対抗心を燃やし、会場を爆笑させた。また、ミステリアスなMC役を演じる諸星は、「舞台全体の狂言回しの役でもありますので、(小池)先生のおっしゃてる気持ちだとかを全部受け止めて、なるべくシーンの邪魔をしないように、気にならないように。表現でいったら“鹿のはく製”のような、いるんだけど気にならないみたいな。ああいう感じでやってみたいと思います」と話し、再び会場を大爆笑させた。ブロードウェイ・ミュージカル『キャバレー』は、2012年3月2日(金)から18日(日)までは東京国際フォーラム ホールC、3月30日(金)から4月1日(日)までは大阪・梅田芸術劇場 メインホール、3月23日(金)・24日(土)は石川・北陸電力会館 本多の森ホール、4月7日(土)・8日(日)は愛知・中日劇場にて上演される。チケットは愛知公演が先行受付中、その他公演は発売中。文:門宏
2011年12月15日『時をかける少女』(’06)、『サマーウォーズ』(’09)と幅広い世代に支持されるアニメーションを手がけてきた細田守監督の最新作が2012年夏に公開されることが決定。これを受けて12月13日(火)、都内某所にて記者会見が行われ、細田監督とプロデューサーの奥田誠治が出席。全世界の期待を集める最新作の一端を明らかにした。前2作では“青春”や“家族”といった普遍的なテーマとクオリティの高いアニメーション映像で国内外から高い評価を得た細田監督。最新作『おおかみこどもの雨と雪』でも磐石の布陣で臨む。前2作からの続投で脚本を担当するのは、今年大ヒットを記録した永作博美&井上真央主演の『八日目の蝉』の脚本を務めた奥寺佐渡子。さらに、キャラクターデザインを『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの貞本義行が担当。細田監督の出身地である富山県を舞台に、“おおかみおとこ”との間に授かった2つの命を懸命に育てる19歳の人間の母親の奮闘記をファンタジックに描き出す。現在製作中の本作について、細田監督は「(今回は)“お母さん”が主人公です。母親の理想像と言えるような凛とした、背筋が伸びた素敵な女性を描きたいなと思いました」と説明し、人間と“おおかみおとこ”の間に誕生する“おおかみこども”たちについては「(主人公の)花が育てていく子供たち2人がかわいらしくて、活き活きとしていて、バイタリティにあふれています」と愛しそうに我が子を紹介し“親バカ”っぷりを見せた。また、本作のテーマを“親子の絆”に据えたきっかけは自身の友人に子供が誕生したことだと明かす監督。「友人たちが子供を可愛がっているのを見ていると、素晴らしいなと思えて。そういった当たり前なものへの憧れをそのまま映画にしてみました」。実は、3月の大震災の際には映画製作のために設立したスタジオで初打ち合わせをしていたという細田監督はそこで被災体験もしたそうで「影響はあります。震災以降、世界が変わってしまいました。親子というテーマを強くしたきっかけにもなりました」と神妙な面持ちで語った。日本での成功はもちろん、世界各国にファンをもつ細田監督の最新作とあって海外での評価も気になるところ。プロデューサーを務める奥田氏は「前作(『サマーウォーズ』)ではベルリン映画祭での上映で多くのヨーロッパの方々に楽しんでいただきました。今回はさらに大きく、“細田アニメ”を世界で展開させていこうと思っております。ぜひ、お楽しみに」と含みのある言葉で本作への期待を煽った。ジブリ作品を始め、“ジャパニメーション”と呼ばれる良質な日本アニメの一翼を担う力作となりそうだ。『おおかみこどもの雨と雪』は2012年7月、全国東宝系にて公開。■関連作品:おおかみこどもの雨と雪 2012年7月、全国にて公開© 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
2011年12月13日交際中の乾氏との旅行へ女優・藤原紀香が、交際中のUBS証券会社アナリストである乾牧夫氏と婚前旅行と思われる旅行に出かけていることがわかった。6日発売の写真週刊誌「フライデー」が報じ、各スポーツ紙なども詳細を伝えている。フライデーによれば、2人は3日、成田空港にツーショットで現れたそうで、出発ロビーでも仲むつまじく寄り添う姿が目撃されたという。その後2人は南国のリゾート地へ飛んだといい、乾氏は藤原に700~800万円相当の婚約指輪をすでに渡しているとも伝えている。いよいよ結婚か?!藤原紀香の所属事務所は、プライベートなことは本人に任せているということで、とくに否定はせず、それ以上のコメントもしなかったそうだ。2人は今年7月に交際中であるということが報じられていた。その後、藤原はオフィシャルブログで交際中であることを認め、「いつの日か強い絆となるようゆっくりと大切に育められたら」ともコメントしていた。いよいよ、その絆が結ばれて結婚へ…というときが間近に迫ってきているのだろうか。2人は6日現在、現地にまだ滞在中とのことであるので、帰国後なんらかコメントが出されるか、その展開に注目が集まっている。元の記事を読む
2011年10月07日映画『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』の公開を記念して、主演の藤原竜也をパーソナリティに迎え10月18日(月)、ラジオ番組「藤原竜也のオールナイトニッポン『インシテミル』スペシャル」が放送されることが発表された。時給11万2,000円で、仕事内容は“暗鬼館”と呼ばれる館での7日間の生活を24時間監視されるだけ。この求人広告に釣られて集まった10人が思いもよらず繰り広げることになる、生死を懸けた“推理ゲーム”の模様を描いた本作。映画の公開を記念して、今回の特別番組が放送されることに。藤原さんは、親友の小栗旬がパーソナリティを務める「小栗旬のオールナイトニッポン」に飛び入りで生出演するなど、ゲストとしての出演は多数あるが、自身がパーソナリティを務めてのオールナイトニッポンは2003年以来、実に7年ぶり!「元々、ラジオが好きなので素敵なラジオ番組にしたい。自分はラジオを聴いて育った世代だから」と思い入れを語る。番組では意外なプライベートや交遊録、そして映画の撮影の裏話などが語られ、共演者の石原さとみからのコメントも届くとのこと。放送は10月18日(月)25:00〜27:00、ニッポン放送および全国36局にて。『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』は10月16日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。「藤原竜也のオールナイトニッポン『インシテミル』スペシャル」放送日時:10月18日(月)25:00〜27:00放送局:ニッポン放送をキーステーションに全国36局ネット公式サイト:■関連作品:インシテミル 7日間のデス・ゲーム 2010年10月16日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010「インシテミル」製作委員会■関連記事:藤原竜也インタビュー「劇中の状況に置かれたら?武器次第かな…(笑)」藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、北大路欣也ら、現金1億6,128万円と豪華舞台挨拶犯人は誰?かつてない心理戦がいま始まる『インシテミル』試写会に5組10名様ご招待究極の心理ゲーム『インシテミル』主題歌がMay’nの「シンジテミル」に決定!ビョンホン、主演ドラマの声優、藤原竜也と初対面「好きな俳優、嬉しい」
2010年10月15日タイトルからして謎である。藤原竜也は『インシテミル』というこの作品のタイトルについて「最初は全く意味が分からず、イメージがわかなかった」と言う。時給11万2,000円。仕事の内容は10人の男女が外部から閉ざされた館の中での7日を監視されるだけ。何も起きなければ7日後に1,600万円を超える報酬を手にして終わるはずだったこのアルバイト。だが、2日目に一人の死者が出たことで恐るべき生き残りゲームへと化していく――。一見、非現実的にも思えるこの世界観の中で、藤原さんは主人公・結城をどのように作り上げ、どのようにして物語に灯をともしていったのか?「綾瀬さんにコンビニで声掛けられたら付いて行くでしょう(笑)」『カメレオン』に『カイジ 人生逆転ゲーム』、『パレード』。ここ数年、藤原さんが主演映画で演じた主人公は、どこかで一般人とは一線を画した、屈折した感情や“闇”を抱えている人物であったが、本作で求められたのは、エキセントリックな物語とは裏腹に、ごく一般的な感情、リアクションだった。「中田(秀夫)監督に言われたのは、現実的とは言えない世界の中で、結城の目線で物語を進めていきたい。“正しい感情の流れ”で行ってほしいということ。つまり、ごく普通の人間がこの世界を見て感じる喜怒哀楽をそのままその瞬間に表現してほしい、と。実は、クランクイン後も物語の結末が決定していない部分があって、演じる上でそこに不安を感じてもいたんですが、その中で監督は『僕に付いてきてほしい』ということを仰ってくださった。撮影の中日を過ぎて決定稿が出てからは、もうその結末に向かっていく感じで。その中で、監督の『藤原くんのキャラクターは、常に“正しい”ジャッジをしてほしい』という言葉に救われた部分はありますね」。もしも、藤原さんがこの“暗鬼館”でのゲームに参加させられることになったらどのように振る舞うのだろうか?「実際、現場でもみんなで話してたんですよ。『生き残るのは石原さとみちゃんだろう』とか(笑)。そもそも僕も含めて、世の男性は、コンビニで綾瀬はるかさんに声を掛けられたら付いて行ってしまうでしょうしね…。映画の中では結城たちが暗鬼館に入る際に、警告のアナウンスが入りますよね?『非倫理的なことが起きる可能性が…』って。その時点で僕は間違いなく帰ります(笑)。時給11万2,000円ということ自体、裏があるんじゃないか?と考えちゃうと思います。強制的に参加することになったら?僕だったら、部屋から出ないで、ずっとドアを押さえてますね。じっとしていてお金だけもらうかな」。極限の状態で人はどのような反応を見せるか?「十人十色」とはよく言ったもので、人間の様々なタイプが見えてくるのが面白い。「結城は興奮とパニック状態にある人々に、平常心を持たせようと必死で説得する。僕自身、そういう面は持ってるかな、と思う。結城がとる行動は、決して自分と遠くないな、とは思いましたね。あとは…武器次第だな、武器(笑)!」「撮影所での時間の流れが好き」続いて藤原さん自身について話を聞こう。「舞台と映画、どちらが好きか?」などという問いに意味はない。が、タイプの違う役柄、表現を映画と舞台で見事なまでにこなしていく。藤原さんにとって映画という表現が持つ意味は?そう尋ねるとこんな話をしてくれた。「この間、舞台でN.Y.に行ったら、ちょうど日本の映画を集めた映画祭をやっていて『パレード』が上映されていたんです。そのとき思ったのは、国境を越えるというのは舞台であれ映画であれ素晴らしいことだけど、舞台の場合は肉体をもって表現しないと伝わらない。その点、映画は完成したら良い意味で一人歩きしてくれる。舞台では『今日もやるのか』って(苦笑)、大変な思いをして毎日やるところを、映画はひとりで繰り返し上映されて…その点を面白いなって感じましたね。それから何より、僕は撮影所が大好きなんです。撮影所での時間の流れ――早朝に入って深夜に帰ってまた早朝に入って――というのもすごく好き。極端な話、ワンカットとワンカットの間が何時間も空く日もあるけど、僕は全くそれが苦にならない。スタッフさんひとりひとりの動きを見ているのも好きだし…映画っていいなぁって思えてくるんです」。いま、一緒に仕事をしてみたい人は…現在28歳。十分に若いがすでに芸歴は10年を超える。「身毒丸」(1997年/演出・蜷川幸雄)での鮮烈なデビュー以来、周囲からは“天才”という評価を与えられ、出演作も常に話題を呼んできた。「あまり、昔をふり返ることはしない」と語る藤原さんだが、この十数年の中で、“転機”と呼べる半年間があったという。「4年ほど前にロンドンに行かせてもらったけど、そのときの時間は大きかったですね。イギリスにいながらにして、日本にいる自分を想像し、仕事や自分のあり方を客観的に考えたら、フッと楽になった瞬間があったんです。気づいたのはすごくシンプルで、魅力的な人、うまい俳優さんと一緒に仕事をさせてもらうのが面白い、ということ。それから…自分はここで何ができるか?何を表現するか?ということを少し深く考えられるようになったかな」。今後に話が及ぶと「まだまだ一緒にやったことのない監督さんはたくさんいらっしゃいますからね」とニヤリ。そういえば、数年前にインタビューした際に「仕事がしてみたい!」と語っていた三谷幸喜とは、念願かなって舞台「ろくでなし啄木」で来年、その演出を受けることに。では映画界でいま、気になる存在は?「豊田利晃監督ですかね…。つい最近、お会いしたんですが。でもいまはとにかく、いろんな新しい人と出会いたいという気持ちが強いですね。自分自身を打破して新しい一歩を進むには、地べたを這うような…人間くさい役をやった方がいいのかな?と28にして思うところもあり…」と思案顔。最後にいま、この映画のタイトルからイメージすることを尋ねると「異常なまでの世界――それは暗鬼館かもしれないし、もっと大きな世界なのかもしれないけど――そこに入り込んでいくというイメージかな。でも正解はないんだよね?」。正解のない世界へ漕ぎ出す男はこれから我々に何を見せてくれるのだろうか――?(photo:Yoshio Kumagai)■関連作品:インシテミル 7日間のデス・ゲーム 2010年10月16日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010「インシテミル」製作委員会■関連記事:藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、北大路欣也ら、現金1億6,128万円と豪華舞台挨拶犯人は誰?かつてない心理戦がいま始まる『インシテミル』試写会に5組10名様ご招待究極の心理ゲーム『インシテミル』主題歌がMay’nの「シンジテミル」に決定!ビョンホン、主演ドラマの声優、藤原竜也と初対面「好きな俳優、嬉しい」綾瀬はるか&石原さとみがこれまでにない一面見せる?『インシテミル』クランクアップ
2010年10月14日押井守監督の8年ぶりの長編実写映画として注目を浴びる『アサルトガールズ』の完成披露試写会が11月30日(月)に都内で開催され、押井監督と共に、先頃の「フリー宣言」でこちらも何かと注目を集める主演の黒木メイサが舞台挨拶に登壇した。押井監督は本作にかける意気込みを熱く語る…かと思えば力の抜けたのんびりした口調で「前作『アヴァロン』のときと比べて緊張感は20分の1くらい。ちょっとゆるくなってます。膨大な期待を持たれると、失望するかも。いいかげんな気分で観ると意外といいかもしれません」とコメントし、会場からは思わず笑いが漏れた。それでも、黒木さんとのコミュニケーションには気を遣ったようで「うちの娘より若いので何を言えばいいのか?という感じで…。何を言ってもウケず、へこみました」と打ちひしがれた様子。当の黒木さんは「どこからが本気でどこからが冗談なのか分からなかったです。互いに探り合いながらで、分かってきたところで撮影が終わった」とふり返った。舞台挨拶後には報道陣向けの会見も行われたが、劇中で黒木さんが激しいアクションを披露し、モンスターと戦うことにかこつけて「蹴っ飛ばしたい人は?」などと、黒木さんとの交際が一時期、噂された中村獅童さんを暗にほのめかす質問も飛んだが、黒木さんは「いないです」とあくまでクール!これと同じ光景が、以前の本作の製作報告会見でも繰り広げられたが、黒木さんはそのときと同様に動じず。クリスマスの予定は?という質問にも「仕事です」と即答し、「(自身が演じた)GRAYのように男いらずの女になりたいです!」とキッパリ。「熱愛説は仮想だった?」と仮想空間を舞台にした本作に無理矢理結び付けた質問で食い下がる記者に「質問の意味が分からないんですが…」とやれやれといった様子で、会見場を後にした。『アサルトガールズ』は12月19日(土)よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開。■関連作品:アサルトガールズ 2009年12月19日よりテアトル新宿、池袋テアトルダイヤほか全国にて順次公開© 2009八八粍・デイズ/ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント■関連記事:黒木メイサ、獅童との交際への執拗な質問もクールにかわす!『アサルトガールズ』会見押井守最新作!黒木メイサ主演『アサルトガールズ』予告編到着黒木メイサ、英語アフレコに初挑戦巨大モンスター“スナクジラ”と戦う!黒木メイサと菊地凛子が女ハンター役で共演!押井守『アサルトガールズ』公開決定
2009年11月30日