読売テレビ入社1年目の黒木千晶アナウンサーが、10月より「読売テレビPR隊長」に就任することになり31日、現・隊長の諸國沙代子アナウンサーからバトンを受ける「引き継ぎ式」を大阪市内の同局内で行った。歴代の新人アナウンサーが務めている「PR隊長」。黒木アナは4代目で、10月1日からは初冠となる番宣番組『Let’s Go! チアキちゃんねる』もスタートする。黒木アナは神奈川県横浜市出身。「関西に来てまだ4カ月。慣れないことも多いですが、関西のみなさんに早く顔を覚えていただけるように、明るく元気に番組をPRしていきたい」と抱負を。「関西らしい文化に体当たりでチャレンジしたい。お笑いのノリを勉強中です」と意気込んだ。先輩の諸國アナは"タイガース愛"を語り出すと止まらない熱狂的な阪神ファン。これに対抗するアピールポイントを聞かれた黒木アナは「レジ打ち」と答え、学生時代にスーパーのアルバイトで経験したおかげで「1円もミスを出さない!」という見事なレジ打ちの技を身につけたことを強調。この特技から「ミス0円」とのニックネームもついたそうで、「お金には厳しいので、関西らしく値切りをするロケにも番組で挑戦したい」と張り切っていた。そんな黒木アナに、諸國アナは「関西なので体を張るロケも多いですが、何事もやり切ることが大事。期待しています」とエールを。「私もいろんな失敗をしましたが、メンタルは強くなった」と新人時代を振り返り、「多少の失敗があっても死なないから(笑)」と黒木アナにアドバイスを送った。また、「夜、タクシーに乗ったとき、運転手さんに『今日はアカンね』と話しかけられたら、主語がなくてもだいたい阪神のこと」と関西の"常識"も伝授。黒木アナを「いいアドバイスをいただきました!」と感激させていた。
2016年09月01日熱狂的な阪神ファンであるお笑いコンビ・ココリコの遠藤章造と、読売テレビの諸國沙代子アナウンサーがMCを務める単発特番『金本阪神サポーターズ "超変革"大追跡SP』が、20日(10:30~11:25、関西ローカル)に生放送される。今年のプロ野球開幕時にも放送された同番組では、金本阪神が目指す"超変革"の進捗状況を追跡。このペナントレースの5カ月間を振り返り、遠藤は阪神の裏側に密着する。また、育成選手から支配下登録されて即スタメン出場、5月には月間MVP賞を獲得、7月のオールスター出場まで果たした"超変革"の申し子である原口文仁選手を、阪神OBの赤星憲広氏が解説。掛布雅之二軍監督の育成法や、次のネクストヒーローにも迫っていく。さらに、阪神ファンの芸能人たちで結成された「金本サポーターズ」のメンバー増員計画も実行。3月の放送では、金本監督から直接「公認サポーター第1号」を授かった長州小力が、女優・岩下志麻、ラグビー日本代表・堀江翔太の勧誘に成功したが、今回は兵庫県出身のシンガーソングライター・井上苑子にアタックする。スタジオには、小力のほか、川藤幸三、山本昌、杉原杏璃、銀シャリ(橋本直・鰻和弘)が出演。なお、同局では同日15時からは巨人戦を中継し、翌21日も15時から同戦の中継を放送する。
2016年08月17日BearTailは4月4日、クラウド経費精算サービス「Dr.経費精算」コーポレートプランのオプションとして、交通系ICカードび読み込み機能を搭載した専用タブレットのレンタルサービスを開始すると発表した。Dr.経費精算コーポレートプランは、企業内で紙やExcelで管理している経費管理をクラウド上で申請承認できるワークフローを実現するもの。スマートフォンやWebブラウザから領収書を撮影、送信すると、保守義務を結んだ2000名以上の入力オペレーターが、ユーザーが撮影した領収書を代行して入力する。自動取得ではクレジットカードのほか、モバイルSuica、SMART ICOCAなどの交通系ICカードにも対応している。今回発表したサービスは、Dr.経費精算コーポレートプランのオプション機能として提供され、月額1万円台で、専用タブレット(Google Nexus 10)をレンタルできるもの。タブレットに交通系ICカード(Suica、PASMOなど)をかざすことで、Dr.経費精算へのデータの取り込みを自動的に行う。一度読み込ませたことがある交通系ICカードは、次回以、降乗車履歴データが自動的に転送されるようになり、取り込まれたデータは、ビジネスで利用したもののみを選択して、経費として登録が可能。これにより、面倒な交通費検索や入力から開放されるため、電車を多用する営業職が多い企業の活用を期待できるという。
2016年04月05日読売テレビの諸國沙代子アナウンサーが28日、月曜日の新レギュラーとして加わった同局の情報番組『生朝ワイドす・またん!』(毎週月曜~金曜 5:20~6:30)の初出演し、生放送終了後にレギュラー出演者の辛坊治郎と会見を行った。諸國アナは「初出演を終えて、ホッとしたというのが正直なところです」と感想を。本番では緊張もあったようだが、大の阪神タイガースファンとして知られる諸國アナだけに、このほど開幕3連戦を2勝1敗で勝ち越した阪神の快進撃を伝えたスポーツコーナーだけは「朝からウキウキだったので、緊張もほぐれました(笑)」とニッコリ。初出演を自己採点すると何点? という質問にも「66点。内野安打というところですかね。ダッシュで駆け抜けて、スライディングはできなかったけど1塁セーフ!みたいな感じで(笑)」と野球に例えて答え、笑いを誘った。そんな"初打席"を辛坊は「100点満点じゃないですか?」と評価。来月で入社2年目を迎える新人ながら人気番組のレギュラーに抜擢された諸國アナを「まだ1年目でこれだけできればたいしたもの」と褒めたが、「ただ、この人は阪神の話題を振ると話が止まらなくなるので、気をつけた方がいい(笑)」とツッコミも。その言葉通り、諸國アナの阪神トークは止まらず、開幕3連戦の感想を聞かれると、「もう"確変"してますよね!(4年ぶりに阪神に復帰した)藤川球児投手が入場するときのLINDBERGでもう涙腺が緩みかけまして…」と"阪神愛"をさく裂させていた。さらに、今後の意気込みも「(プロ初安打を放った)横田慎太郎選手のように、泥くさくひたむきにヒットを稼いでいきたい」と阪神の選手になぞらえて語った諸國アナ。「まだまだ勉強することばかりですが、来週からも元気に明るく、楽しい朝をお届けできるようにがんばります」と抱負を話していた。
2016年03月29日マネーフォワードは2月26日、クラウド型経費精算ソフト「MFクラウド経費」の正式版の提供を開始した。同社によると、2016年1月14日のβ版の提供開始から、ユーザー数が5,000を突破し、ユーザーからは「領収書を1枚1枚入力する月末の作業がほとんどなくなった」「スマホで簡単に入力ができて本当に簡単に申請できる」といった声が寄せられているという。同ソフトは、フリープラン、パーソナルプラン、ビジネスプランの3種類の料金プランで提供されることとなった。無料のフリープランは、オペレーターによる領収書内容の入力撮影が累計5枚まで、経費登録上限数が累計50件までとなっている。月額300円(税別)のパーソナルプランは、オペレーター入力撮影が1枚あたり20円(最初の5枚は無料)、経費登録上限数が無制限。1人あたり月額500円(税別)のパーソナルプランは、オペレーター入力撮影が1枚あたり20円(最初の5枚は無料)、経費登録上限数が無制限、パーソナルプランには付随されていないチャットサポートや電話サポートも対応となっている(チャットサポート、電話サポートは近日開始の予定)。同ソフトは、今年の春をめどに「MFクラウド給与」との連携が予定されている。また、正式版スタートに合わせて、3月31日まで「無料お試しキャンペーン」が実施されている。
2016年02月29日アカウンティング・サース・ジャパンは2月26日、BearTailと業務提携を開始したと発表した。本提携により、BearTailが提供するモバイル型経費精算ソリューション「Dr.経費精算」から、アカウンティング・サース・ジャパンが提供する税理士のためのクラウド税務・会計・給与システム「A-SaaS(エーサース)」へのデータ連携が可能となった。BearTailの持つ経費精算省力化のノウハウと、「A-SaaS」の持つ経理業務から税務申告まで一気通貫で行える製品の強みを活かし、今後はマーケティング・セールス領域でも協業を行う予定としている。また、「スキャンマン」による、領収書スキャン代行サービスもオプションで提供される予定となっている。
2016年02月26日クレディセゾンは2月15日、住宅購入時に発生する諸費用に対し、手持ち資金の準備ができる「セゾンのホームアシストローン」の取り扱いを開始した。○住宅購入時、手持ち資金が必要な手数料・保険料などに利用できる「セゾンのホームアシストローン」は、2009年より提供している「セゾンの住宅ローンパッケージ」として新たに加わった。同商品は住宅購入や建築、住宅ローン借換時の諸費用に対応しており、住宅ローンと同時に申し込むことができる。さらに同社以外の住宅ローンとの組み合わせも推進しているとのことだ。同商品を利用できる諸費用は、住宅ローンの融資事務手数料や保証料・火災(地震)保険料、固定資産税および都市計画税の初年度精算料・修繕積立基金。このほか、登記費用・印紙代、建築検査費用、外構費用等となっている。融資金額は10万円以上500万円以内(1万円単位)、融資期間は最長35年(1年単位)。商品プランは2種類。Aプランが長期プライムレート+2.5%、5万円(税別)、Bプランが長期プライムレート+1.5%、12万円(税別)となっている。融資金利の見直しは1年ごとに行われる(10月1日を基準日とし、同年12月の約定返済日より新利率を適用)。返済方法は元利均等返済、引落日は毎月4日(金融機関休業日の場合は翌営業日)。連帯保証人は原則不要となっている。
2016年02月17日BearTailは2月1日、中小企業向けのクラウド経費精算サービス「Dr.経費精算」のコーポレートプランβ版をリリースした。同社は金銭管理アプリ「Dr.Wallet」を一般向けに提供しており、レシート送付で人力入力による高精度なデータ化が最大の特徴となっている。同社はKDDI ∞ Laboの5期卒業生でもある。「Dr.経費精算」コーポレートプランは、SOHO/SMBなどの中小規模事業者向けソリューションで、スマートフォンで領収書を撮影してサービスへ送信するだけで、自動的に経費をデータ化し、仕分けも行う。クレジットカードやモバイルSuica、SMART ICOCAなどと連携して利用明細の自動取り込みもでき、経費に該当する項目を選択することで経費申請・登録が可能となる。同社は人力入力を活用しており、秘密保持契約を結んだ2000名以上の人力オペレーターがデータの入力を行う。ユーザーが撮影した領収書は、分割されて別々のオペレーターに送られて入力するため「匿名性・安全性が高い」としている。電子帳簿保存法の改定にも対応予定で、サービスの利用で企業のさらなるペーパーレス化を支援するという。なお、同社は今春を目処に正式版の公開を予定している。アプリはGoogle PlayかApp Storeよりダウンロード可能で、Webサイト(ブラウザはChrome推奨)からも利用できる。利用料金は、月額制で1人あたり980円(最低10ユーザー以上)。
2016年02月02日マネーフォワードは1月14日、クラウド型経費精算システム「MFクラウド経費」(β版)の提供を開始した。同システムは、「完全自動化」、「スマホで完結」、「ペーパレス」を特長とし、経費精算にかかる時間や手間を削減する経費精算サービス。自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」や「MFクラウド会計・確定申告」とも連携対応する。「MFクラウド経費」は、クレジットカードや電子マネーの明細の自動取得に対応しており、経費申請者は取得された明細の中から経費登録が行えるため、領収書ごとの手入力が不要となる。「ICカードリーダー by マネーフォワード」と併用すれば、SuicaやPasmoの明細も取り込み可能となる。スマートフォンで撮影された領収書については、同社のオペレーターにより入力される。同社によると、オペレーターの作業期間は1営業日が目標とされている。また、申請や承認のプロセスなどすべての経費精算業務は、スマートフォンだけで完結させることが可能となっている。さらに、スマートフォンで撮影した領収書は、電子帳簿保存法に対応した形で、仕訳に直接ひも付けられる。領収書と明細はオンライン上でセットで確認できるようになるため、経理担当者は経費チェックをスムーズに行えるようになる。平成28年税制改正大綱によると、今後はスマートフォンやデジタルカメラで撮影した領収書も証憑として認められ、原本廃棄が可能となるため、企業のペーパレス化実現に貢献する仕組みとなっている。そのほか、勘定科目や税区分のカスタマイズ、外貨対応などに対応しており、利用している会計システムに取り込み可能な仕訳データが出力可能となっている。β版期間中の同システムは無料で提供される。
2016年01月14日クラビスとコンカーは1月7日、クラビスが運営する自動経費精算アプリ「STREAMED(ストリームド)」とコンカーが提供するクラウド型経費精算システム「Concur Travel & Expense」との連携サービスの販売を開始した。「STREAMED」は、スマートフォンのカメラやスキャナで領収書の画像を取り込むことで、代わりにオペレーターがデータ入力するクラウド経費精算アプリ。「Concur Travel & Expense」は、出張旅費・交際費・近接交通費などの出張・経費管理をクラウド上で実現できるサービス。今回のサービス連携により、「STREAMED」のスマートフォンアプリが、コンカーが提供する外部アプリケーション連携システム「Concur App Center」を経由して「Concur Travel & Expense」に接続できるようになった。初期設定をすれば、「STREAMED」のスマートフォンアプリで領収書を撮影すると、画像とともにオペレーターによって入力された経費情報が「Concur Travel & Expense」に登録されるため、ユーザーは領収書の入力時間を軽減できる。ユーザーの利用手順としては、「1.STREAMEDのスマホアプリで領収書を撮影」「2.オペレーターが入力」「3.自動でデータ送信」「4.Concurで申請」となり、1営業日以内に完了できるとしている。料金プランは、月々300円で10枚までのデータ化が可能で、10枚を超えた分は1枚20円のライトプランと、月々980円で無制限でデータ化が可能なアンリミテッドプランの2種類が用意されている。「Concur Travel & Expense」を利用中の企業でアカウントを持っていれば、誰でも「Concur App Center」を通じて「STREAMED」との連携サービスを利用できる。
2016年01月08日パナソニック ネットソリューションズは1月6日、経費精算のクラウドサービス「MajorFlow(メジャーフロー)クラウド」を、OSKが提供する中小規模事業者向けの会計ソフト「SMILE BS 2nd Edition 会計(SMILE BS2 会計)」に連携対応した。今回の連携対応により、「MajorFlowクラウド」のワークフローで申請~承認された経費精算データを「SMILE BS2会計」に取り込めるようになった。「SMILE BS2会計」は、中堅・中小規模企業を対象とした会計ソフト。「MajorFlowクラウド」から「SMILE BS2会計」用の仕訳データが自動生成される。連携対応後も「MajorFlowクラウド 経費精算」の価格に変更はなく、1IDあたり月額350円(税別)。そのほかに連携対応している会計ソフトには、「勘定奉行i8」や「freee」、「MFクラウド会計」、「弥生会計15 スタンダード」「弥生会計15 プロフェッショナル」などがある。
2016年01月06日BearTailは12月24日、経費管理を効率化するクラウド経費精算サービス「Dr.経費精算」パーソナルプランβ版をリリースした。同サービスは、個人事業主・小規模事業者を対象とし、スマートフォンやウェブブラウザから領収書を撮影、送信することで、自動的に経費データをExcel、CSVの汎用フォーマットにまとめ、データ化すると同時に仕訳も行うもの。ユーザーは、日々の領収書保管や紙やExcelへの入力、年度末の納税処理で面倒な経費データ入力の作業を省略でき、同サービスが作成した経費データを自社の会計システムに利用、または納税書類の作成に利用することが可能となる。2016年1月には、中小規模事業者向けに「Dr.経費精算」コーポレートプランβ版のリリースも予定されている。
2015年12月24日Concur Technologiesの日本法人であるコンカーは11月18日、中堅・中小企業向けの出張・経費管理統合サービスである「Concur Standard」シリーズを日本で展開することを発表した。まず、経費管理クラウドサービス「Concur Expense Standard」を同日より開始した。同社はこれまで、従業員数1,000人以上のグローバル展開・グループ展開しているような大企業を対象に、サービスを提供してきた。中堅・中小企業への展開にあたって、同社の代表取締役社長である三村真宗氏は次のように説明した。「現在、日本では大企業クライアントを中心とした事業構成となっており、中堅・中小企業は全体の約15%前後となっている。これに対し、米国では中堅・中小企業の実績が約半数。また、国内企業におけるコンカーの普及率は従業員3,000人以上の企業では14%、1,000~3,000人規模の企業は9%であるのに対し、500~1,000人規模の企業では2%、100~500人規模の企業では1%と、大規模企業と中規模企業以下の普及率に大きな差が生じている。時価総額トップ100の日本企業に対して、15%の普及を目標にしてきたが、2015年末時点で14%の普及を見込んでおり、大企業への導入は順調に進んでいる。今後は中堅・中小企業もターゲットに展開していく」(三村氏)「Concur Standard」 シリーズは、これまでアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアで展開されており、今回英語圏外では日本が初めての展開になるという。「Concur Expense Standard」は、大企業向けに提供されてきたプロフェッショナル版の基本機能とほぼ共通だという。プロフェッショナル版と比較すると、スタンダード版は1つの組織での利用を想定していることから、組織の拡張性機能を限定し、サービス導入時のコンサルティングで発生する導入費用を無償化している。「プロフェッショナル版では、コンカーのコンサルタントが、ユーザー企業の担当者の要望を元に、パラメータの設定を行っていたが、スタンダード版では、ユーザー企業が自身でパラメータを設定してもらう。従来、この導入費用の部分で年間約4割のボリュームとなっていたが、この部分を無償化することによって、中小規模の企業でも導入しやすくしている」(三村氏)またコストだけでなく、機能が限定されている分、導入期間を短縮することもできるという。セルフサービス型の導入ウィザードが搭載されており、そのほか詳細なマニュアルや、同社による電話サポートによって、専門のITスキルなしに導入が可能だとしている。10月に試験的に導入した300人規模の企業では、21日での稼働を実現しており、同社の国内最短導入を記録しているという。また、オープンプラットフォーム戦略に基づき、9月に提供を開始した「App Center」にも対応し、日本交通グループの「全国タクシー」や、国内外の出張・経費精算関連の外部サービスやアプリケーションと連携して、出張手配や経費明細情報の入力作業など、非効率な間接業務の自動化をサポートする。同社はまず、2016年は従業員数300~1,000人規模の中規模企業を対象とし、2017年以降に300人未満の小規模企業へ展開していくとしている。なお、「Concur Expense Standard」は、今後3年間で400社の獲得を目標に掲げられている。
2015年11月18日日本交通グループのJapanTaxiは11月5日、コンカーと共同でタクシー利用料金の経費精算自動化サービスを開始した。JapanTaxiが提供する「全国タクシー」は、「あなたのスマホがタクシーのりば」をコンセプトに、今いる場所にタクシーを呼ぶことができるアプリ。2011年12月にサービスを開始し、同社によると、現在全国47都道府県の約500都市、2万3000台以上(全国の法人タクシーの約10%)をカバーしているという。コンカーが提供するConcur Travel & Expenseは出張・経費精算クラウドサービスで、出張申請、出張手配、出張旅程管理、出張先でのリスク情報把握、経費精算、領収書原本ののり付け作業、経費申請に至る一連のプロセスを統合、効率化するために外部サービスやアプリケーションとの連携を進めるオープンプラットフォーム戦略を推進している。本連携サービスは、まず「全国タクシー」アプリを立ち上げ、タクシーの配車先を指定して「ネット決済」より注文し、その後に乗車。目的地で降車すると同時にConcur Travel & Expense に利用明細がeレシートの形式で取り込まれるようになっている。これにより、これまでのように降車後、領収書を紙で受け取り、後日スケジュールを確認しながら経費システムに入力するといった業務を省くことができる。本連携サービスを利用するには、Concur App Centerよりセルフサービスで設定が可能となっている。
2015年11月06日freeeは9月17日に、「クラウド会計ソフト freee」の経費精算機能と、「クラウド給与計算ソフト freee」の給与計算機能を連携させたことを発表した。同社によると、中小企業向けの経費精算と給与計算が連携したソフトは日本初だとしている。今回の連携によって、経理担当者が従業員から申請のあった経費を「クラウド会計ソフト freee」上で承認すると、経費精算額を該当社員の給与額に反映できるようになっている。この結果、毎月の給与と経費精算額をまとめて振り込むことができ、振り込み作業の手間や手数料の削減を可能としている。また、ワンクリックで経費精算額が該当従業員の給与額に反映され、給与を支給することで従業員へ支払われるため、経費精算額の支払い忘れや経費精算額を支払う従業員の取り違えを防ぐことができる。
2015年09月17日パナソニック ネットソリューションズは8月19日に、同社が提供する経費精算クラウドサービス「MajorFlow(メジャーフロー)クラウド」に「経費事前申請機能」を追加した。同社では、「経費精算を事前申請制にして、無駄な支出を減らしたい」というユーザーからの要望を受け、利用予定金額を事前に申請できるよう機能追加したという。今回の機能追加により、新しい帳票として「経費事前申請書」が利用可能となった。経費利用前に「経費事前申請書」で利用予定金額を申請~承認することで、経費利用後の精算書を承認する際に、事前申請の内容を確認できるようになった。また、経理担当者は「経費利用状況一覧」で実際に利用された経費の詳細情報を確認できる。これにより、経費利用状況のより正確な把握が可能となる。承認済みとなった「経費事前申請書」は、その内容を引き継いで「経費精算書」・「支払依頼書」を起票することもできる。また、事前に申請した利用予定金額を修正するための「経費変更申請書(仮)」も実装されている。サービス利用料金は、新機能実装後も価格に変更はなく、1ユーザーあたり月額350円(税別)となっている。
2015年08月19日会社は働いてお金をもらうところ。なのに、なぜか起こってしまうのが経費の自己負担……。仕方がないと諦めても、後味の悪さが残るものです。そんな経費の自己負担について、ビジネスパーソンのみなさんはどう感じているのでしょうか?■4割は「自腹できる」と社畜な回答!まず、30代男女300人に「会社の経費は自己負担できますか?」と聞いてみたところ、なんと41.7%が「できる」と回答。ちなみに、男女比率はきれいに半々でした。それにしても、半数近い人たちが会社のために自腹を切れるとは驚き。でも、よ~くコメントを見てみると、自腹を切れるという人も、気前よくガバガバ財布を開けているわけではないことがわかります。■月に自腹できるのは10,000円まで次に、自腹を切れると答えた人に、月に何万円までなら負担できるかを質問。すると、以下の結果になりました。[1位]:10,000円[2位]:1,000円[3位]:5,000円なんかわかります、現実的です。たしかに1,000円から10,000円までなら、出そうと思えば出せない額ではないですよね。ちなみに最低額は1円。これはもう「自腹できない」といっているのと同じことではないでしょうか……。そして最高額は、なんと驚きの50万円!よっ、太っ腹!■不満だけど自腹を切っている実態ただ、なんでもかんでも自腹を切るということではなく、ちょっとした傾向がありました。携帯の使用料、ガソリン代、補助では足りない交通費、ボールペンなど、「仕事とプライベートでの使用の区別がつきにくいけれど必要なもの」が対象になってしまうということ。交通費に関しては限度額のある会社もあり、涙を飲んでいる人も。また、タクシー代を自己負担している人も多いようです。なかには「仕事の効率が上がるから、個人的に必要なものは高くても買う」という高尚な人もいましたが、真似できる人は決して多くないのでは?どういう理由であれ身銭を切っているのですから、自腹を切ることで損していることは間違いありません。なかには、自腹を切りすぎて「貯金ができなかった」という人もいましたが、それでは本末転倒。なんのために会社に行っているのかわからなくなります。■経費の自腹をどうすれば減らせる?本来なら会社の経費を自己負担する必要はないのですから、自腹を切っていた人は、今後はしない、もしくは減らしていくべきですよね。少額でも積もり積もれば大きな額になってしまうのですから、足りないときや困るときは、コミュニケーションが取りやすい上司にはっきり伝える勇気も必要です。仕方なく自腹を切ってしまった場合は、必ず、お店から正式な領収書をもらって、あくまで立て替えにして経理に請求しましょう。レシートだと経費と見なされないこともあるので注意。なお、立て替え請求が遅いと、経理の人に目をつけられ、だんだん請求しづらくなってふたたび自腹に……というパターンに陥るので、締切厳守は必須です。また、本当に必要な備品は、自分だけではなく他の人にも必要かも。仲間を誘って、会社に頼んでみてもいいでしょう。社員に経費を負担させる会社って、かっこ悪いですよね。会社のためにも、細かい記録と明確な目的を提示して、「自腹を切るのが当たり前」な空気をつくらないようにしましょう。(文/猫野うた)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『リサーチプラス』調査期間:2015年6月4日(木)調査対象:全国30代の男女300名
2015年06月25日アックスコンサルティングが開発・提供するクラウド会計ソフトCrew(クルー)が5月14日、クラウド経費管理サービス「STREAMED(ストリームド)」、経費精算・出退勤打刻の「MajorFlow(メジャーフロー)クラウド」と提携し、両サービスのデータをCrewに簡単に取り込むことが可能になった。2014年4月に正式リリースされた「ハイブリッド会計Crew」は、簿記知識がなくても、会計帳簿から個人・法人決算書の作成、顧問税理士とやりとりができる会計ソフトで、同シリーズのクラウド給与計算ソフトやクラウド請求書ソフトと連携し、個人事業主や中小企業経営者のバックオフィス業務の効率化をサポートする。クラビスが提供する「STREAMED」は、経費精算や経理の手入力を自動化するクラウドサービス。領収書をスマホやスキャナで取り込むとクラウドサーバに送信され、顧客の代わりにオペレーターが目で見て手作業でデータ化するので、手書きの領収書でも正確にデータ化が可能。今回の提携でSTREAMEDのデータをCrew管理画面から取り込むことができるようになった。また、クラビスは会計事務所向けにクラウド記帳サービス「STREAMED会計事務所プラン」も販売しており、Crewの会計事務所ユーザーはこのプランを利用することで日々の記帳作業をアウトソースし、入力済みのデータをCrewに取り込むことができる。「MajorFlowクラウド」は、パナソニック ネットソリューションズが提供する経費精算、出退勤打刻に関するクラウドサービス。今回の連携で、「MajorFlowクラウド」の経費精算ワークフローで申請・承認された交通費精算データを「ハイブリッド会計Crew」に取り込めるようになった。
2015年05月15日パナソニック インフォメーションシステムズは4月17日より、連結子会社であるパナソニック ネットソリューションズ(以下、パナソニックNETS)が提供している経費精算、出退勤打刻に関するクラウドサービス「MajorFlow(メジャーフロー)クラウド」をクラウド型会計ソフト「ハイブリッド会計Crew(クルー)」に連携対応させたことを発表した。今回の連携により、「MajorFlowクラウド」の経費精算ワークフローで申請・承認された交通費精算データを「ハイブリッド会計Crew」に取り込めるようになった。「MajorFlowクラウド」は5名からのスモールスタートが可能な、PC/スマートフォン/タブレットで利用できるクラウドサービスだ。同サービスには経費精算と出退勤打刻の2つの機能がある。「MajorFlowクラウド 経費精算」では、経費申請から承認までのワークフローから、支払い業務まで含めて、一元管理が可能。経費計上処理や仮払管理、支払処理だけでなく、「MFクラウド会計」や「freee」など、複数の会計ソフトと連携している。「MajorFlowクラウド 出退勤打刻」は、Webブラウザやスマートフォンを利用して、オフィスにいなくても勤務時間の記録が可能となっている。「MajorFlowクラウド 経費精算」の価格は350円/月(1ID)と連携対応後も価格に変更はないという。※最低申込数は、クライアントID:5ID単位
2015年04月17日NTTデータスマートソーシングとコンカーは4月17日に、出張・経費精算に特化したBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)分野で業務提携することを発表した。コンカーが提供する「Concur Travel & Expense」は、出張旅費・交際費・近接交通費などの出張・経費管理ができるクラウドサービス。「Concur Travel & Expense」の持つ経費申請事前チェック機能により、規定外の経費申請を未然に防ぐ事が可能となり、企業のガバナンス・コンプライアンスの向上が図れるだけでなく、経費精算などの事務処理に必要となる人的稼働を約60%削減することが可能だという。これらのメリットから、全世界で30,000社、日本国内においてもユニクロや三菱重工など大手企業を中心に400社以上で採用されているという。コンカー 代表取締役社長の三村真宗氏は、「日本企業では、従業員の経費規定の理解不足から規定に反する内容を入力したり、またその内容をチェックする管理職も経費規定の理解不足やほかの業務の忙しさから十分なチェックを行わずに経理部門へ申請しているケースが多く見受けられる。その結果、経営層は経費の正当性が把握できない状況となってしまう。『Concur Travel & Expense』は経費規定チェックなどを自動的に行うことができるため、従業員も管理職も申請前にミスを減らすことができる。今までサービス導入いただいている企業では、経費精算の担当を行っていた人員の約60%の削減を実現している」と説明した。NTTデータスマートソーシングは、国内外複数のBPO拠点において2009年からNTTデータグループの間接部門および一般企業向けに各種BPOビジネスを展開してきたという。今回の提携により、企業の出張・経費精算に関する全ての業務を、フルアウトソーシング可能なサービスとして提供できるようになった。NTTデータ 執行役員 ビジネスソリューション事業本部長 笹田和宏氏は、「NTTデータグループは現在日本国内を除いた全世界で、約43,000人の従業員を抱えている。BPOサービスにおいては、このグローバル力を活かして、『オンサイト』『ニアショア』『オフショア』と対象事業の要件によって拠点を選択し、柔軟な対応が可能だ」と語った。NTTデータスマートソーシング 代表取締役 和田泰之氏は、「今回の提携によって、企業の出張・経費管理に関する人件費をゼロにするサービスを目指したい。また、われわれはビッグデータ分析なども行っており、『Concur Travel & Expense』の導入からコンサルティング、業務BPO、サポートサービスまでトータルでサービス提供ができる」と語った。今後は、「Concur Travel & Expense」の導入と、各種BPOサービスをセットにして、NTTデータスマートソーシングが提供を行っていく。提供料金については、要件によって個別見積となる。サービス開始は2015年9月の予定。「Concur Travel & Expense」は多言語化に強みを持っており、今後日本国内でグローバル展開しているような大手企業を中心に提案していく構えだ。
2015年04月17日東洋新薬はこのほど、同社の阿波晩茶(あわばんちゃ)由来の「サポート乳酸菌FG」に、花粉症諸症状の緩和作用があることを明らかにした。「サポート乳酸菌」とは、徳島県に伝わる「阿波晩茶」から単離した乳酸菌のこと。阿波晩茶は、茶葉を微生物によって発酵させた"後発酵茶"で、同じ種類のお茶としては中国のプーアル茶が挙げられる。日本国内ではなじみの薄い後発酵茶だが、阿波晩茶のほか、富山黒茶(富山)、碁石茶(高知)、石鎚黒茶(愛媛)などもある。「サポート乳酸菌」は、抗ウイルス作用をもつ「サポート乳酸菌YM(Lactobacillus pentosus)」と、抗アレルギー作用をもつ「サポート乳酸菌FG(Lactobacillus plantarum)」の2種がある。そこで同社は、抗アレルギー作用をもつサポート乳酸菌FGが、花粉症患者にどのような影響を与えるか研究を行った。研究では、花粉症を患う成人男女に1カ月間、サポート乳酸菌FGを摂取してもらった。すると、典型的な花粉症の症状である「水っぱな」「くしゃみ」「鼻づまり」「鼻のかゆみ」「目のかゆみ」「涙目」が、摂取後は緩和していることが確認できた。グラフでは、摂取前と比べると、症状の程度が半減されていることがわかる。
2015年03月06日コンカーは3月3日、ファーストリテイリングがグローバル経費管理基盤として、経費管理のクラウドサービス「Concur Expense」を採用すると発表した。ファーストリテイリングはユニクロやジーユー、セオリー、コントワー・デ・コトニエ、プリンセス タム・タム、J Brandなど多くのブランドを展開しており、日本だけではなく、海外においても多数の店舗展開を行っているグローバル企業。そのため、経費管理にConcur Expenseを2015年2月より日本で利用を開始。その後、中国や韓国、東南アジア、欧米各国などに順次、グローバル展開を行っていくという。コンカーの代表取締役社長 三村真宗氏は「Concur Travel & Expenseが提供する日本市場向け特有機能に加え、グローバルオペレーションで必須となるガバナンス統制、多言語多通貨、経費の可視化、モバイル対応など弊社が提供する製品機能の総合力を評価いただけた。また、SaaS型クラウドサービスであればビジネスをグローバルで拡大する際はライセンスの追加、適用範囲の拡大だけで対応が可能で、弊社が提供するクラウドならではの特徴により海外売上比率が高まる日本企業のグローバルビジネスをさらに支援できると考えている」とコメントしている。
2015年03月04日この時期になると、個人事業主にとって頭が痛いのが確定申告。もちろん、売上などの金銭の流れも大切だが、確定申告を決定するもう1つの要素、「経費」を入力するのも大変だ。そこで、特に帳簿を付けるのが初めてという人が迷いがちな「経費」についてまとめてみたので、紹介しておこう。○どこまでが「必要経費」なの?経費を簡単に説明すると、「事業で使うお金」ということになる。新聞や雑誌も、事業に必要な情報を入手するためであれば経費として認められるので現金出納帳へ記入できる。この他、自家用車のガソリン代や家賃、水道光熱費、通信費というものでもケースによっては経費とすることができる(後述)。また、ゴルフ代や野球の観戦費用も、得意先からの誘いで断れないようなケースであれば計上することが可能だ。注意しなければならないのは、プライベートで使ったお金や家族のために支払ったお金を経費として計上してしまうこと。後日税務調査があった場合、追求されるだけでなく、ケースによっては「脱税」として扱われることだってある。普段から、財布を2つ用意して、プライベート用、事業用と分けるぐらいの管理が必要になる。経費はどんな用途に使ったのかを考えて計上していくようにするとよい。○食事代は経費になる?事業目的での飲食なら経費になる。ただし、この場合も誰とどんな目的で食事をしたのか、という部分で勘定科目が変わるので注意。例えば、取引先とお酒の入った食事をしたらそれは接待交際費になる。また、一人あたり5,000円以下の食事の場合は会食費など、他の科目でも経費として計上できるという違いがある。ちなみに接待交際費とは一定の制限がある科目で、資本金1億円超の会社の場合は接待交際費の50%しか計上できず、それ以外であっても800万円を超える部分は経費として認められない。個人事業主や小規模法人が800万円を超える接待交際費を使うケースはほとんどないので、事業絡みの飲食であればすべてを接待交際費にしても問題はないが、きちんと区別しておいたほうが整理しやすいはずだ。スーツを買ったけど経費で落とせる?2013年に節税制度ができ、スーツが節税になるという噂が立った。実際にできるかといえば可能だが、会社が仕事で着用することを証明する必要があることや、確定申告をしなければならないこと。そもそも節税に基準額が決められており、年収400万円ならスーツの購入金額が67万円以上超える必要があるなど制約が多い。さらに節税したとしても数千円単位となるケースが多く、実際にこの制度を使う人は少ない。○自家用車を仕事に使いたい新規事業を起ち上げた当初に営業車を購入できる企業は少ない。そうした場合、自分が所有している車を使って事業をこなすということがほとんどだろう。これには「按分」という考え方があり、プライベートと事業の割合に応じて、車両のローン残高、自動車税、ガソリン代などをそれぞれ分けて計上するのが一般的だ。具体的には勘定科目に「車両費」という項目を設けておき、車に関する費用の一切すべてをそこへ計上しておく。すると確定申告の際に分けるのも楽なのでオススメの方法だ。ただし、事業のみに使った駐車料金や高速代といった費用は、あらかじめ旅費交通費に入れておいてもよい。もう一つの方法に会社が車を買い取るというやり方もある。社長の所有車を会社名義にするのだが、その際の買取費用が社長の所得税となるため、返って計算が難しくなることもあるので注意していただきたい。自宅兼事務所はどうするの?経費の考え方を当てはめて、プライベートな空間と事業で使う空間を分けるようにすればよい。例えば、100平方メートルの自宅で40平方メートルの部屋を仕事に使っているのであれば、事業用として自宅40%の割合で家賃や水道光熱費を分担して経費とする。自宅が賃貸であれば家賃も事業用とプライベート用に分けて処理することができる。社長の持ち家の場合は、相応額を割って会社が社長に家賃を支払うことになる。ただし、この場合は家賃は社長の収入になるので、別途個人の確定申告が必要だ。○領収書のもらい方は領収証は経費として処理するための証明書のようなもの。必要事項はしっかりと書いてもらうようにしないと、計上したはよいが認められないこともある。基本的には、宛名、日付、金額、品目、支払い先および認め印があればよい。ちなみにこの要素を満たしていればレシートでも構わない。気を付けたいのは、社名、日付、品目を明確にすること。社名は「上様」ではなく自社名、日付は空欄ではなく発行日、品目はなるべく現実に近いものを、それぞれ書いてもらおう。相手が気を使って、「空欄にしておきますか?」などと聞いてくることもあるが、実態と沿わなくなると、内容を忘れてしまうこともあるので、できるだけ正確に発行してもらうクセをつけておくとよい。また、平成26年4月より、それまで3万円以上の買い物をした場合には収入印紙が必要だったが、今では5万円以上からと収入印紙貼付の上限が上がっている。5万円以上の買い物や飲食などをした場合は印紙と割り印をもらうようにしてほしい。○交通費はどこまで認められる?電車代やバス代などはよく使うのに領収証が出ないケースがある。しかし、これも経費として計上できるので、まめに入力しておきたい項目だ。得に少額負担の場合に忘れがちになる交通費だが、旅費精算書のような書式を用意しておくと安心できる。何の目的で、どこからどこまで行って使った交通機関と料金を書き込むだけのシンプルなもので構わない。この精算書をもとに、旅費交通費として経費にすれば、損のない計算ができる。また、SuicaをはじめとするICカードも事業で使う分には交通費として扱える。厳密にはチャージした金額を会社から借り入れて、事業で使った分だけ経費として計上するのが正式なやり方。面倒な人は、ICカードを使ったら、旅費精算書にそのことも記載するようにしたり、履歴サービスを利用するなど、プライベートと事業をきっちり分けて運用すればオッケーだ。新規事業用に名刺を作ったのだけど名刺も事業用なので経費として落とすことができる。名刺も会社と人を知ってもらうための道具なので、広告宣伝費として計上すればよい。○まめな入力が経費節約の最大のポイントさて、覚えてしまえば簡単だが、知らないと損をするポイントを紹介していったがいかがだろう? 経費の計上はついつい忘れがちになることが多い。手作業で領収証とにらめっこしている方は、特にその傾向が強くなる。一番の方法は会計ソフトを使って、小遣い帳感覚で記憶が新しいウチにどんどん入力しておくこと。直感的に操作できる画面が特長の「ソリマチ 会計王」などは、特に入力項目や科目が分かりやすいのでオススメだ。今回の記事のように、面倒な経費と家事関連費の振り分けは「家事関連費計算表」で家計分の割合か金額を設定することで一括して「経費」と「家事関連費」に振り分けることができる。個人事業者と法人の入力に対応しており、個人事業者が将来法人化する際にも買い換えずに使用することができる。定価4万円(税別)と、割と高価なソフトだが、2万円台で販売している販売店もあり、さらに今なら、1万円のキャッシュバックや無償電話サポート、次期製品無償提供などのキャンペーンを実施しているので、お買い得だ。面倒なことが嫌いな人は、会計ソフトを使って、楽に経費を入力して、確定申告を乗り切ってほしい。
2015年02月26日「 主婦クリエイターが、扶養の範囲で働くには? 」では、主婦クリエイターの税務の基本的な仕組みを知った。今回は、益田先生の主婦クリエイター向けマネー講座でよくある、経費についての質問4つにQ&A形式で回答してもらった。Q1.経費とは、どこまでのことを言うのでしょうか? A1.売上を生み出すために必要なお金すべてです益田先生曰く、「経費とは、事業に関連のあるもの。売上を生み出すために必要なものはすべて経費です」。そこで、具体例で考えてみた。結構いろいろなものが経費として落とせるようだ。【ネットを使ってビーズ細工を販売している場合の経費例】・材料費・仕入れに行く時の交通費・打合せの際のカフェ代金・プロバイダー料金・パソコン購入費・ビーズ細工をするのに必要な道具類・ビーズ細工に関する資料の本代 などQ2.領収書がない場合は大丈夫ですか? A2.大丈夫です「所得税は、帳簿ありきなんです。国は“帳簿をつけなさい”とは言っていますが、“領収書を集めなさい”とは言っていません」(益田先生)。つまり、領収書を集めるよりも、帳簿つけをきちんとする方が大切だということだ。まずは、お金の出入りをノートにつけてみよう。書くべき項目としては、(1)取引日 (2)何を買ったか (3)どこから買ったか (4)金額。「帳簿つけの最初は、これくらいで充分です。とにかく『帳簿をつけることを習慣にする』ことから始めてみましょう」。Q3.仕入れの支払いは、夫名義のクレジットカードですが大丈夫ですか? A3.問題ありません「主婦クリエイターの方は、支払いをダンナさん名義のクレジットカードでする場合も多いようですね。こちらは問題ありません。その分のお金の出入りを、帳簿にきちんとつけていれば大丈夫です」。Q4.自宅で事業を行っているのですが、家賃、水道・光熱費は経費になりますか? A4.リビングで作業をしている場合は厳しいことが多いです「税務的には、経費とできるのは『明らかに区分ができる部分』と言い方をしています」。たとえば、自宅の一部屋を完全に仕事部屋として、そこで仕事のすべてを行っているような場合。これは、仕事部屋として「区分」できるので、家賃や水道・光熱費のうち、仕事部屋分の割合を経費にできる可能性はある。「リビングの一角で作業をしている、という場合は区分が難しいので、経費とするのは厳しい場合が多いですね」と、益田先生。経費のよくある疑問点は、クリアになった。次回は、「妻の収入が配偶者控除の範囲を上回ってしまったら?」について考えてみよう。【連載:主婦クリエイターのお金特集】・ 第1回 主婦クリエイターが、扶養の範囲で働くには? ・ 第3回 主婦クリエイターが目指すべき収入の目安とは?
2015年02月06日米Appleは25日(現地時間)、iOSの最新版となる「iOS 8.0.2」の提供を開始した。「iOS 8.0.1」で報告されていた諸問題が修正され、8.0.1本来の修正項目であった「HealthKit」の関連アプリがApp Storeで入手できない問題なども改善されている。24日(米国時間)にリリースされたiOS 8.0.1は、公開直後から、「携帯ネットワークに接続できない」「Touch IDが機能しなくなった」といった問題の報告がサポートフォーラムなどで相次ぎ、数時間後にアップデートが取り下げられた。Appleは同社サポートページにて、その件に関する報告を行うとともに、数日中に「iOS 8.0.2」を公開するとアナウンスしていたが、わずか1日で最新版を提供する運びとなった。iOS 8.0.2では、iPhone 6およびiPhone 6 Plusユーザーが、携帯ネットワークに接続できない、Touch IDが機能しない問題、「HealthKit」関連アプリがApp Storeで入手できない問題、一部のアプリがフォトライブラリの写真にアクセスできない問題などが修正され、iPhone 6およびiPhone 6 Plusにおける「Reachability」機能の信頼性の向上が図られている。詳細はダウンロード前にiOSの「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」の「詳しい情報」から確認できる。
2014年09月26日マイホームは家族の夢。いざ、買おうというときに「しまった!」となりやすいのが、物件価格以外の諸費用の準備です。新築で物件価格の3~5%、中古物件で6~9%かかるといわれています。しかし、この金額幅がクセモノ。3,000万円の新築マンションなら3%で90万円、5%で150万円と、60万円もの開きがあります。大きな買い物ですから、できる限り出費は抑えたいですよね。今回は諸費用を節約する5つのポイントをご紹介します。「不動産取得費用」と「ローン関連費用」の2種類がある諸費用は「不動産取得にかかる費用」と「住宅ローンを組むときにかかる費用」の大きく2種類に分けられます(表参照)。表:マイホーム購入にかかる諸費用【概要】詳細につきましては、国税庁等のホームページ等でご確認ください。上記のほか、不動産取得費用として、不動産所得税、固定資産税、都市計画税が入居後にかかります。(都道府県・市町村等により異なります)(例)東京都主税局不動産取得費用に関しては節約の余地はありません。しかしローン関連費用については、どこで融資を受けるかどんなローンを利用するか契約時の設定をどうするか…によって金額が異なります。たとえば、最近流行りのミックスローンの場合、複数のローンを組むので、1つのローンで借り入れをする場合に比べて、ローン事務手数料は高くなることが多いです。ローン関連費用のなかで、工夫次第で当初の諸費用を抑えることができる5つの費用を紹介します。(1)ローン保証料住宅ローンの場合、連帯保証人を立てる代わりに金融機関が指定する保証会社と保証委託契約を結ぶのが一般的です。このときに発生するのがローン保証料です。住宅金融支援機構のフラット35や一部の金融機関で取り扱っている住宅ローンには、ローン保証料が無料のものがあります(ただし、フラット35の場合には団体信用生命保険の保険料が別途かかります。また、ローン保証料が無料の金融機関では、ローン事務手数料を徴収するところがほとんどです)。ローン保証料については、一括前払する方法と、毎月の返済に加えて支払う方法があり、どちらを選択するかでトータルコストは異なります。(2)ローン事務手数料住宅ローンを借り入れる際の事務費用です。「借入額にかかわらず一律31,500円」等の定額タイプが主流ですが、「融資金額×2.1%」等の定率タイプもあります。(3)団体信用生命保険料住宅ローンの返済途中で契約者が死亡・高度障害になった場合に、契約者本人に代わって生命保険会社が住宅ローン残高を支払うというものです。大半は借入金利の中に含まれていますが、フラット35等一部のローンは有料で、借入残高等と特約料率に応じて算出した保険料を毎年支払うことになります。無料の場合でも、がん保障付き住宅ローン(死亡等に加えて、がん(悪性新生物)と診断されれば残債を清算するもの)や三大疾病付き住宅ローン(同様に、がん、急性心筋梗塞、脳卒中で所定の状態になった場合に残債を清算するもの)等を付加した場合は、融資金利が0.2~0.3%上乗せされることが多いです。なお、団体信用生命保険に加入した場合、契約者である世帯主が亡くなると、以後の住宅ローンの返済義務はなくなります。生命保険で高額な死亡保障を備えている家庭は保険の見直しを行いましょう。生命保険の保険料を軽減することができるかもしれません。(4)火災保険料住宅ローン契約時に入る火災保険については、不必要な補償を削ることで節約できます。たとえば、水災リスクの低い立地・建物の場合は水災補償を、高セキュリティのマンションなら盗難補償を外す・・・といったように、優先順位の低い補償(特約)から見直していきましょう。建物の火災保険を付けることが住宅ローン締結の要件ですが、必ずしも住宅ローンを組む銀行で付けなければいけない、というわけではありません。火災保険の保険料も自由化していて、各社で料金設定が異なります。2~3の保険会社に見積りをとって、比較検討するとよいでしょう。(5)司法書士報酬等登記は司法書士に任せるのが一般的ですが、自分で手続きをすることもできます。ある程度の専門知識は必要ですが、登記の勉強をしたり、法務局に出向いたりする等の時間がある方なら、司法書士報酬分を節約することができるので、チャレンジする価値があります。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2013年12月26日