「ありがとうございました~!」劇場のロビーで、甲斐甲斐しく観客を出迎える小泉今日子(52)。その隣には豊原功補(53)が――。豊原功補が演出を務める舞台『またここか』が、9月28日からDDD青山クロスシアターで上演されている。脚本は『東京ラブストーリー』や『カルテット』で知られる坂元裕二(51)。そしてプロデューサーは、この公演を企画した株式会社『明後日』の社長・小泉今日子だ。「坂元さんが脚本を書かれたドラマが好きでこの舞台も観に来たのですが、劇場に入ったらキョンキョンがいたのでビックリしました。キョンキョンは上演前も上演後も豊原さんのすぐ隣にいて、2人そろってお客さんにあいさつしていましたよ」(公演を観た女性)小泉は2月に事務所からの独立、妻子ある豊原との恋愛関係を公表し注目を浴びた。さらに6月には2年間の女優休業を宣言。現在は舞台制作などの”裏方”としての活動に専念している。「豊原さんとの“共作”は2度目ですが、事務所独立と豊原さんとの不倫関係を公表してから初めての公演ですから、小泉さんがこの作品にこめる思いも並々ならぬものがあったでしょう。彼女はプロデューサーとして、若手や小劇場の実力派にも声をかけてキャスティングしたようです。今はマネージャーもおらず、取材依頼の電話も小泉さん自身が対応しています。ときには稽古場のモップかけまでやっているそうですよ」(演劇関係者)小泉みずから雑用までこなし、豊原との共同作業で作り上げた『またここか』。Twitter上では《感情をぐわんと持っていかれる》《全ての役者さんから熱いものを感じて胸がじーんとなった》と、絶賛の声が上がっている。「前売り券は早々に売り切れ、急遽増席が決まったほどの盛況ぶりです。初日にはタレントのYOUさん(54)が、わざわざ当日券を買い求めて見に来ていたようです。上演は10月8日までですが、全公演満席になるのではないでしょうか」(前出・演劇関係者)豊原は現在の妻との離婚がまだ成立していないとみられるが、小泉との堂々としたツーショットはもはや夫婦のよう。『またここか』の成功は、2人の絆をさらに強固なものにすることだろう――。
2018年10月01日吉村界人主演舞台「またここか」が9月28日(金)から10月8日(月・祝) まで、東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERで上演される。ガソリンスタンドを舞台にした、異母兄弟を含む男女4人の危うい愛の会話劇だ。【チケット情報はこちら】2度目の演出となる豊原功補と、坂元裕二の脚本という、付き合い長く互いの魅力を知るタッグ。坂元はこれまでテレビドラマ『カルテット』『最高の離婚』『それでも生きてゆく』『anone』など数々のヒットドラマ作品を世に送り出しおり、今回は本舞台のための当て書き&書き下ろしとなる。脚本について豊原は「テレビドラマだと女性を主人公に描くことが多いですが、今回は男兄弟の話。かなり新しい気がする」と期待しているようだ。主演は、今回が初舞台の吉村界人。出演が決まった時には、緊張で逃げ出したかったそうだ。しかし同時にワクワクもしたと言う。「正念場。この舞台をクリアしないと役者としてやっていけない。自分をぶつけないといけない状況がきた」と力が入る。ガソリンスタンドで働く青年の役と知り、「ガソリンスタンドに行きバイトの相談をしました。「数時間になるのですが、見学だけでも」と頼みましたが、さすがにできなかった」と真顔で振り返る。これまで吉村は映画「モリのいる場所」や連続ドラマ「スモーキング」などで強い印象を残してきた。しかし役作りのために舞台の現場にまでリサーチしたことはなかったそうだ。初舞台に対する気合いの入りようが伺える。これを知った豊原は「嬉しいですね。俺も頑張ります」と笑顔を見せた。吉村が演じるのは、秘密を持ち、危うさのある青年・近杉。自らの妄想におびえるという役どころだが「やっちゃいけないことをやりたくなる衝動、わかります」と共感をつかんでいる。当て書きのため、稽古を重ねていくうちに役が変化し、吉村にしかできない舞台になるだろうことも楽しみだ。ほかの出演者は、舞台俳優として長年独特の存在感を放ってきた岡部たかし。映画『あゝ、荒野』で印象的なヒロインを演じた木下あかり。ナイロン100℃の小園茉奈。豊原は「負担はそれなりにあるだろうけれど、大丈夫でしょう」と信頼を見せる。取材の最後に豊原は、吉村について「異質感のある俳優で、一歩先へ行こうともがいている印象がいいなと思っていた。実際に会うと、役者に、芝居に、真剣に向き合ってる人だと言う印象。出っ張った感じが面白いですね」と期待が高まる様子だ。公演のチケットは発売中。取材・文:河野桃子
2018年08月30日「これまで小泉さんは自身の豊富な経験を活かし、後輩女優の活動をサポートしてきました。その影響力は絶大で、小泉さんの飲み会にはたくさんの大物女優たちが集まってくるそうです。業界内では“小泉会”とも呼ばれています」(テレビ局関係者) 2月1日、所属事務所からの独立と、妻子ある豊原功補(52)との恋愛関係を公表した、小泉今日子(52)。堂々の“不倫愛宣言”から2カ月ーー。公式HPに《より成熟したエンターテイメントの世界を見てみたい》と綴っていた通り、小泉は“新しいステージ”に向けて日々邁進している。 「今後は若い人たちのプロデュースに比重を移していきたいと考えているそうです」(舞台関係者) そんななか、前述した“小泉会”存続の危機がささやかれているというーー。 「姉御肌の小泉さんを頼ってくる後輩女優は、今でも後を絶ちません。でも、人生の再スタートを切ったばかりの彼女としては、いつまでも“女優のリーダー”であり続けるプレッシャーが大きいのでしょう。最近では『そろそろ自分のポジションをだれかに譲りたい……』と周囲に漏らしているそうです」(芸能関係者) 彼女は昨年12月に出版した対談集『小泉放談』(宝島社文庫)で、後輩への思いをこう語っている。 《生きにくそうにしてる人がいっぱい目に入ってくるんですよ。そういう時、「もうちょっとどうにかして、環境を整えられないかなぁ」という気持ちになる》 もちろん、いまでも後輩を大切にしていきたいという思いは変わらないだろう。しかし、これからは次世代に引き継いでいきたいーー。こうして白羽の矢が立ったのが、小泉とも親交の深い米倉涼子(42)だという。 「米倉さんは小泉さんの飲み会の主要メンバーで、仲間内では“ヨネ”という愛称でみんなから可愛がられています。お酒が入ると米倉さんは“泣き上戸”になってしまうという意外な一面も。そんな米倉さんに小泉さんは『ピーピー泣いてんじゃねぇ!』と、いつも一喝していると聞きました(笑)。独立発表後にも、小泉さんの新しい門出を祝う“小泉会”が開かれたそうです。そこで小泉さんは『これからはヨネがみんなを引っ張ってほしい』と米倉さんを“次のボス”に指名したといいます。主演ドラマの『ドクターX』はじめ、女優として確固たる地位を築く米倉さん。小泉さん同様、後輩思いで義理深いところがあるので“後継者”には適任でしょう」(前出・芸能関係者) “華麗なるバトンタッチ”の行く末やいかにーー。
2018年03月29日毎月のように報じられる“芸能人の不倫”。不倫は周囲の人や自分の人生を大きく変えてしまうもの。そんなリスクを知っていながら、それでも不倫の道を選ぶのは、なぜなのでしょう?今回は、不倫報道で世間を騒がせたカップルを占星学的に分析!占いサイト『前世からの約束』の監修者である占い師・波木星龍先生に解説いただきました。■かつて「秘め事」であった不倫恋愛かつての日本では「不倫」というのは“世を忍ぶ恋”や“許されない愛”というイメージでした。道徳的にも、社会的にも、“あってはならない”こととして捉えられ、世間に知られてはいけない「秘め事」としての時代が長く続きました。もちろん現代でも、その基本は変わらないのですが、いつの間にか意外なほど多くの「不倫カップル」が存在する状況となってしまいました。そして近年、著名人の中には批判覚悟で、「不倫カップル」であることを公表している人たちもいます。今回は、そういう意味で「注目すべきカップル」の占星学的なデータからの分析と解読を試みてみました。■不倫に引き込まれやすい女性の特徴数々のデータを分析した結果、「不倫恋愛」に最も関係しているのは「金星」で、その次が「火星」、さらに「月」の順で影響が見受けられました。①「金星」のアスペクト金星と天王星の90度と150度金星と冥王星の90度と150金星と海王星の0度と135度金星と土星の0度と90度②次が「火星」のアスペクト火星と土星の0度火星と天王星の90度火星と木星の150度③「月」のアスペクト月と天王星の90度月と海王星の180度これらのアスペクトを複数備えている女性は「不倫恋愛」に引き込まれやすい傾向が窺われます。ただし、これらのアスペクトを持っていても、恋愛期間中に変則的な「同棲体験」や「三角関係」、或いは結婚生活中の「単身生活」を経験することで、惑星がもたらす占星学的な暗示をすでに消化しているケースも見受けられます。また女性の側で「不倫恋愛」に見受ける惑星アスペクトをほとんど持たず不倫関係に陥っている場合、それが「正式な結婚」に繋がる恋愛となるとか、長続きせず「浮気対象」と見られているケースもあります。それでは、実際に話題のカップルのホロスコープを解説していきましょう。■必ずしも良い相性ではない二人◎豊原功補さん×小泉今日子さんの場合俳優・豊原功補さん、女優・小泉今日子さんの場合、占星学における「相性」そのものの観点から言えば、必ずしも“良い相性”とは言えません。互いに「共通のアスペクト(同じ惑星同士が作る角度相)」が見受けられないからです。つまり、性格的に“似ているから惹かれ合った”カップルではない、ということです。それなのに「不倫恋愛」と進んだのは、なぜかというと、お二人には「強い縁」があったから。解りやすく言えば「運命的な結びつき=絆」が強いのです。運命的に結ばれていくカップルには、この「縁」で繋がっていることが多いのです。■たとえ不倫でも引き寄せあう縁それぞれのホロスコープでは“共通する部分”がなくても、互いのホロスコープを“重ね合わせた時”に「アスペクト」で結ばれている惑星同士が多く見受けられます。この“結びつき”が俗にいう「縁」なのです。具体的には、小泉さんの金星と豊原さんの太陽が120度、同じく金星と月が120度、逆に小泉さんの太陽と豊原さんの金星が90度、同じく月と金星が120度、小泉さんのドラゴンヘッドと豊原さんの太陽が120度と完璧です。おそらく小泉さんは、自分たちの「縁」としての“結びつきの強さ”を本能的に感じており、二人の関係に自信があるからこそ批判されるのを覚悟で“公表”されたのではないかと思われます。ただし、「相性」としての“共通アスペクト”が見られず、「縁」だけの強さで繋がっているカップルは、時に「トランジット」と呼ばれる惑星の進行によって、双方にとって「トラブル生じやすい運気」がやって来ると、激しくぶつかり合うとか、離別するとかの状態を引き起こすケースもあります。元々、性質に“共通のものがない”ので、いったんぶつかると和解が難しいのが特徴です。お二人の場合、重要なのは“仕事上の繋がり”です。実は豊原さんのホロスコープは、太陽と月とが0度で一体化していて、先天的に社会生活を表す太陽と、私生活を表す月とが完全に結びついています。したがって、社会生活上の関わり、つまり仕事での関わりが強ければ強いほどプライベートでの関わりも強まる惑星配置なのです。一方、小泉さんは、金星とドラゴンヘッドの120度アスペクトがあり、これは人と人との偶然の「出逢い」や「繋がり」を重要視し、そこに「運命の愛」を感じ取っていく惑星配置です。おそらく、お二人の中では、単なる仕事上のパートナーというだけでなく「運命共同体」としての“離れがたい意識”があるからこそ、世間的な非難を浴びてでも動じるところがないのです。小泉さんのホロスコープには、不倫恋愛に引き込まれやすい女性にありがちな惑星配置が多数出現しています。金星は天王星、冥王星、土星などとアスペクトを持ち、極端なことを言えば「愛がなければ生きていけない」女性なのです。一方、豊原さんのほうは小泉さんほど、愛に貪欲ではありません。豊原さんのデリケートな感性が徐々に負担を感じ出した時が、お二人の関係の転機になると思われます。道ならぬ恋の入り口で運命を感じたとしても、先に進むか、心にブレーキをかけるか、決めるのは自分自身です。もしあなたも恋する気持ちに迷っているなら、まずはホロスコープをチェックしてみませんか?波木星龍先生監修の占いサイト『前世からの約束』をぜひご覧ください。占星術が、視点を変えて状況を見つめ直すきっかけになるかもしれません。次回は、再婚間近と話題の矢口真里さんのホロスコープを分析します>>明日公開!プロフィール~古今東西のあらゆる占いに精通し、確かな実績と実力を持つ本格占い師~波木星龍(なみきせいりゅう)公式サイト:鑑定暦30年以上、延べ5万人以上の鑑定実績をもつ本格占い師。古今東西のあらゆる占術に精通している。対面鑑定のほかに「正統占い教室」という占い教室を主宰し、数多くの有名占い師を生み出している。『占星学秘密教本』(魔女の家BOOKS)、『江戸JAPAN極秘手相術』、『神占開運暦』、『この占いがすごい!―神聖開運占術大全〈2017年版〉』(八幡書店)など著書・監修書籍も多数。『この占いがすごい!―神聖開運占術大全〈2017年版〉』★鑑定所「波木星龍」波木星龍による本格鑑定を受けられる鑑定所です。あなたの悩める「人生&運命」と真摯に向き合い、各種の占術を通じ“最良の選択肢"をアドバイスいたします。住所:札幌市中央区南1条東7丁目2-2 ラピスアクアシティー大通1205※札幌地下鉄東西線「バスセンター前」駅10番出口から徒歩3分。▼鑑定のご予約はこちら電話:011-231-3344メール:namiki.s@jcom.home.ne.jp
2018年03月20日「やっぱりキョンキョンはすごいよね!」「ほかの女優とは生き方が違うからなのかな……」 3月上旬の夜、東京・下北沢の劇場の外には小泉今日子(52)の“出待ち”をしている一団がいた。 小泉は3月14日まで舞台『毒おんな』に出演し、「首都圏連続不審死事件」の木嶋佳苗被告をモデルにした“毒婦”役に挑んだ。春間近とはいえ冷え込みも厳しかったが、舞台の興奮が冷めないためか小泉を待つファンたちのテンションは高い。彼女と同世代の女性たちも多かった。 2月に長年所属した事務所からの独立と、妻子がいる俳優・豊原功補(52)との不倫愛を公表した小泉。「自分の罪は自分で背負って生きていきたい」と、宣言したことも印象的だったが、彼女の“自分を曲げない生き方”を支持するファンたちも大勢いるようだ。 舞台『毒おんな』を手がけたのは、俳優で演出家の外波山文明氏(71)。彼は新宿ゴールデン街でバーを経営しているが、小泉もそのバーの常連の1人だという。 「“酒豪”としても知られている小泉さんですが、最近では外波山さんのバーで飲んでいる姿がよく目撃されています。恋人の豊原さんといっしょに来ることもあるそうです」(出版関係者) 演劇と酒に造詣が深い外波山氏は、小泉にとっては“ゴールデン街の父”ともいうべき存在。人生について相談することも多いのだという。バーの常連客は言う。 「豊原さんとの交際を公表することは彼女にとって一大決心が必要でしたが、事前に外波山さんには報告していたそうです。しかし彼女は豊原さんとの再婚のことは、すでにあきらめているようです。外波山さんには、こんなことを話していたと聞いています。『(豊原との)交際については、もう彼の奥さんとも話がついている。でも彼は子供がいるので、奥さんとは当分離婚することはないし、彼と再婚することもないと思う』」 不倫公表で批判も受けたが、すでに吹っ切れた様子だという小泉。女優としても新境地を拓けるか――。
2018年03月14日私たちは不倫という他人の問題にどう反応すべきか、今まさに問われている。 女優の小泉今日子さん(52)が先日、36年所属した事務所から独立。あわせて俳優の豊原功補さん(52)と公私にわたってパートナー関係にあることを公表しました。しかし豊原さんには別居中の妻子がおり、キョンキョンは不倫関係をみずから“けじめ”の意味で、発表したことになります。 今回の公表には「キョンキョンらしい!カッコイイ」との声が多いものの、「公表することで豊原さんの妻子を間接的に追いやっている」とも言われています。前代未聞の発表にみんながみんな、どう解釈していいか混乱しているようです。 不倫ニュースは音楽プロデューサーの小室哲哉さん(59)の一件から、どうあるべきか転換期にきています。芸能人といえども、色恋沙汰で社会的な制裁を受けすぎるのはどうなのか。その是非が問われているのです。小泉さんは文書で「全てをこの身で受け止める覚悟」と決意を固めていましたが、公表のタイミングは絶妙だったといえます。 隠すくらいなら公表して損害や社会的責任を負うというのは、たしかに弁明するよりも潔いとは思います。ただ、カッコイイと言ってよいのでしょうか。なぜなら2人はそれぞれの関係性について明言したものの、“今後の希望”は明言を避けているから。希望とは具体的にいえば今の関係を続けるか、離婚して一緒になるつもりなのかというスタンスです。 もちろん相手の主張と都合もあるので、希望どおり進む話ではないでしょう。しかし今現在どうなっているのかがうやむやのまま「付き合っています、責任は負います」とだけ発言するのは、発言力と決断力のある人が得をしてしまう気がしてならないのです。 もしこの「離婚もしないけど別れもしない」という“公認二股カップル”が認められたら、私たちはもう少し楽になれるのでしょうか。不倫問題を考えるうえで思うのですが、日本人はもしかしたら結婚に多くを求めすぎなのかもしれません。 恋愛関係、子育てのパートナー、心の支え、そして介護の相手。昔は“家を守る”という使命のもと、すべてを夫婦で支え合ってきました。ただ最近だとそうしたものをどんどんプロへ委託し、負担を分散させるという流れができています。だったら支え合うパートナーも、本当はそのときどきで別であったほうが健全なのかもしれません。 豊原さんが今後も今の関係を続けるなら、「都合がよいなあ」と思います。しかし公私にわたるパートナーの小泉さんも母であり妻である奥様も、どちらも完全には失いたくない。そんな発想は許したくないけれど、時代の考え方としては至極当然なリアクションなのかもしれません。 今回の報道を受けて、まずは豊原さん夫婦がどう決断していくのか。そして、社会が小泉さんの決断を受け入れていくのか。この不倫問題には今の社会が抱えるさまざまな複雑さが、隠されているのかもしれません。
2018年02月13日《あなたに会いたくてたまらない》《あなたを決して忘れません》 それぞれ、赤いカーネーションとピンクのカーネーションの花言葉だ。神奈川県内にある寺の墓には、2つの色のカーネーションが手向けられていた。この墓には小泉今日子(52)が深く愛した姉・葉子さん(享年56)が眠っている。小泉が“私の知恵袋”と呼んだ葉子さんは、幼いころからずっと彼女の頼れる相談相手だった。 「葉子さん、私はもう自分を隠さない……」 小泉は人生の大転換へ踏み出すにあたって、いまは亡き最愛の姉の墓前へ報告に来ていたのだ――。 《……俳優豊原功補氏は同じ夢を追う同士だと思っております。また一部の週刊誌などで報道されている通り恋愛関係でもあります》 2月1日、小泉今日子はデビュー以来36年間所属してきたバーニングプロダクションからの独立と、妻子のある豊原功補(52)との恋愛関係を公式サイトで発表。同時に豊原もコメントを発表し、2人の絆の固さを世間に示した格好となった。“キョンキョン”という愛称で親しまれながらも、アイドルらしからぬ率直な言動と生き方で常に芸能界の最先端を走ってきた小泉。 この“略奪愛公表”は世間に大きな衝撃を与えたが、振り返ってみれば小泉も豊原も、ずっと2人の関係を隠そうとはしなかったのだ。本誌も16年12月に、2人が居酒屋で食事をしながら演技論を熱く語り合う姿や、豊原が小泉のマンションから舞台へ向かう姿などをキャッチしている。小泉は独立にあたり周到に準備を進めていたという。 「3年前に、豊原のアドバイスを受けながら個人事務所『明後日』を設立したころから、独立に向けての話し合いを続けていたそうです。昨年秋には、小泉さんにCMのオファーがあったそうですが、独立の話し合いが進んでいたこともあり結局、彼女は、出演しませんでした」(広告代理店関係者) それにしても長年所属した事務所を離れ、豊原との交際を発表するためには、大きな覚悟が必要だったことは想像に難くない。その契機となったのが、3年前の最愛の姉・葉子さんとの永訣だった。昨年12月に出版した対談集『小泉放談』(宝島社文庫)の巻末には書き下ろしエッセイも掲載されている。 《結局ヨーコさんの56年の人生は楽しかったのか?幸せだったのか?やりたいこととか、行きたいこととか、言いたいこととか、本当はたくさんあったのではないか?と、時々考えてしまう》《ヨーコさんの死によって、残された人生の時間についても改めて考えるようになりました》 姉・葉子さんは、がん闘病の末に亡くなった。 「まず大腸がんが発見され、手術したものの、肝臓や肺、最終的には脳にも転移したのです。その闘病は壮絶なものでした」(小泉家の知人) 姉が他界した50代を迎えるにあたって小泉は「この仕事は本当にやりたいものなのか?」「もっと自分の幸せを大事にするべきではないか?」など、懊悩の日々を送ったことだろう。そしてたどり着いたのが、“愛する男性といっしょに生き方を変える”という決断だったのだ。そんな彼女は、今後はどのように活動していくのだろうか? 「プロデュースのほうに比重を移していきたいと考えているそうです。特に自分で演出も出演もする舞台を目指していて、豊原さんにも協力してもらうつもりだそうです」(小泉をよく知る舞台関係者) 衝撃の告白から一夜明けた2月2日、小泉は3月に出演を予定している舞台『毒おんな』の稽古場に現れた。駆けつけてきた報道陣からの質問や無数のフラッシュにも怖じる様子を見せず、彼女はこう答えている。 「自分の罪は自分で背負って生きていきます」 毅然とした意志が込められていたが、きっと亡き姉の墓前でも、彼女は同じ言葉を誓っていたに違いない――。
2018年02月06日《俳優・豊原功補氏は同じ夢を追う同士だと思っております。また一部の週刊誌などで報道されている通り、恋愛関係でもあります》 “キョンキョン”こと女優の小泉今日子(51)が2月1日、自身のホームページで所属事務所「バーニングプロダクション」からの独立を発表。同時に、かねてから交際が報じられてきた俳優の豊原功補(52)との恋愛関係を明かした。同日、妻子のある豊原も自身のホームページで小泉との交際を認めている。 突然の"不倫宣言"に日本中に激震が走るいっぽう、芸能界では"小泉らしい"との肯定的な意見も少なくない。しかし、なぜあえて不倫を公言する必要があったのか? その答えを紐解いてくれるのが、昨年12月に小泉が出版した対談集「小泉放談」(宝島社文庫)だ。小泉は親友でタレントのYOU(53)との対談のなかで、50代独身女性の苦悩をこう吐露している。 《YOUは出産して、子どもが大きくなってというところまで成し遂げているけど、独身で子どもも持たなかった身からすると、いったい自分は世の中に対して何ができるんだろう? みたいなことを、やっぱり考えたりするんですよねぇ》 いつまでも若く美しく、何の悩みもないように見える彼女も、人並みに年を取ることが不安だったのだろう。さらに、小泉はこう続けている。 《何かね……周囲を見回すと、生きにくそうにしている人がいっぱい目に入ってくるんですよ。そういう時、「もうちょっとどうにかして、環境を整えられないかなぁ」と思うことは、確かにある》 悩み抜いたすえ、彼女なりの新しい生き方を見つけたようだ――。
2018年02月04日■潔い?それでこそ我らがキョンキョン?冗談ではない低くジャズが流れる西麻布あたりの会員制バー。まもなく午前2時になろうという時刻、カウンターでひとり強めの酒をあおっているのは、タレントのYOUだ。そこへ「ギギ……」と重いドアを開けて小柄な女性が姿を現す。そう、「豊原功補との不倫交際宣言」で話題の、小泉今日子が。「やだも、今日子~!」駆け寄るYOU。「ごめん、心配かけて……」うつむく小泉今日子。「も、やだばか、なにいってんの。それより今日子がんばった。がんばったよ~」黙ったままの小泉を固く抱きしめる、涙まじりのYOU……。ここまではすべて筆者の妄想であるが、親友だと聞くふたりの間で、これに近いやりとりが実際にあったのではないかと本気で想像している。なぜなら業界人、一般人の別を問わず、小泉シンパの見解はなべてこのようなニュアンスで統一されているからだ。「小泉今日子、がんばった。よく言った。世の批判も一身に受けて立とうというその覚悟、潔いぞ。それでこそ我らがキョンキョンだ」だが筆者はあえて言いたい。小泉今日子、51歳。あなたには大人の女性としての思慮、配慮が足りなくはありませんか?自己中心的もいいところじゃありませんか?と。■現在の豊原の妻子への配慮は、一体どこに小泉今日子が「恋愛関係にある」と認めた相手は豊原功補。妻子がある。つまり小泉と豊原は、不倫関係にある。不倫が法的に認めがたい不貞行為に該当することは明らかだ。だが、小泉と豊原。それ以前に豊原夫妻というひと組の男女の間になにがあったかなど、第三者であるわたしたちには知るよしもない。仮に仔細を知り得たところで、利害関係にない者にその是非を断じる権利なんてあるはずがないのだから、不倫は不倫として、ここでは「ああそうですか」と脇へ置く。「小泉今日子の不倫、許しがたし」と思われる方は、彼女の出るドラマや映画を観なければよいし、彼女が宣伝する商品を買わなければよいと思う。それだけの話だ。不倫そのものは措くとしても、小泉がいまこうして豊原との恋愛関係を認めると宣言したことには、筆者も違和感を禁じ得ない。個人事務所に移籍したことで、ようやく真意を口にできる環境を得た。だから交際を公のものとしたい。前所属事務所が「豊原は離婚済み」と流したのは誤情報であった、豊原にはご家族の存在があると訂正し、詫びたい。表面的に見ていると、うっかり「小泉潔し」の論調に賛同してしまいそうになるけれど、待てよこれ、なにより大事なものが見落とされていないか?豊原のご家族。奥様、お子さんに対する真の配慮は、一体どこに見出せばよいのか?■「恋愛関係」が物語る小泉今日子の本質離婚済みというのはウソだった。実は豊原にはまだご家族がある。豊原とわたし(小泉)は恋愛関係にある──。「小泉が独立したタイミングで」「小泉が言いたくてもいえずにいたことを」「小泉は」言った。「一個人として全てをこの身で受け止める覚悟」で「人間としてのけじめ」をつけた彼女は、いまごろさぞすがすがしい気分を味わっていることだろう。だが、小泉が巻き起こしたこの騒動によって、にわかに望まざる脚光を浴びることになった豊原の妻子は、小泉が味わっているすがすがしさとは対極の、虚しさ、苦しさに身悶えしているんじゃないのだろうか。マスコミから夜討ち朝駆けで取材攻勢を受けているであろうことは想像に難くない。そのとき奥様、お子さんを守ってくれるはずの豊原は家にいないんだよ?別居中だから。おそらくは小泉と一緒にいるのだろうから。ご家族は自分たちの身を自分たちで守るしかない。住み慣れた家での静かな生活は、このまま破綻させられてしまうかもしれない。自社のHPに掲載された小泉の文章には、どこを探しても「不倫」の2文字は見当たらない。代わりに「恋愛関係」という甘美な言葉を置いてみせる彼女のズルさが、千の言葉よりも雄弁に「小泉今日子」そのひとの本質を物語っている。筆者にはそのように思えてならないのだが、あなたはどう思うだろうか──。
2018年02月04日小泉今日子(51)と不倫関係にあることを公表した豊原功補(52)が2月3日、都内のスタジオで会見した。 約100人の報道陣を前に豊原は「私の方から文章を出させていただいてるんで、深く読んだ方には分かると思う。抜粋された部分もあるんで、今日はできる限りお話しさせていただきたい」と切り出し、会見を始めた。 小泉とは、3年前から交際スタート。小泉との交際がきっかけで妻子と別居に至ったというが、同棲は否定。小泉の事務所独立に合わせての公表となったが、「打算的、作為的にやっていない」と説明した。 また妻と離婚には至っておらず、小泉とも一度も結婚の話をしていなかったと告白。「どんな石でも投げつけたい方は僕に投げて下さい」と矢面に立つ覚悟を口にした。 「豊原さんは98年のクリスマスに11歳年下の一般人女性と結婚しており、子どももいます。妻との離婚や小泉さんとの結婚について言及させたい報道陣に、豊原さんは困惑気味でした。現状の関係がベストと考えているのかもしれません」(会見に出席した記者) 小泉の存在を聞かれた豊原は、「天然記念物みたいな人」と回答した。 「今後、小泉さんと豊原さんは同じ担当者が窓口になるそうです。これからも公私ともに良好なパートナー関係を築いているようです」(前出・記者) ”不倫”を公表したところで、2人の関係に変化はなさそうだ
2018年02月03日女優の小泉今日子(51)が1月末をもって所属事務所から独立したことを、15年に設立した制作会社の公式サイトで発表。また、一部で報じられた妻子ある俳優・豊原功補(52)と恋愛関係にあることも認めた。小泉今日子小泉は「バーニングプロダクションにはデビューから36年もの間、育て守って頂いたことに返しきれないほどの恩を感じておりますが、50代になり、残りの人生を意識した時にこのままでいいのかという疑問が心に生じました。より成熟したエンターテイメントの世界を見てみたい。そのために自分が出来ることは何か。マネージメントとアーティストとの関係性も含めて模索して行きたいと思っています」と独立を決めた思いを告白。そして、「2015年に立ち上げた株式会社明後日は新しい夢のために設立した制作会社です。設立当初から力をお貸し頂いている俳優豊原功補氏は同じ夢を追う同士だと思っております。また一部の週刊誌などで報道されている通り恋愛関係でもあります」と豊原と恋愛関係にあることを認めた。だが、「事実ではない記事も多く、豊原氏の関係者の皆様にはご迷惑お掛けしております」と続け、「豊原氏にはご家庭があります。最初に写真誌に記事が掲載された時、私はご家族に迷惑を掛けないように守って欲しいという旨をスタッフに伝えました。その結果、事は思わぬ方向に動いてしまったまま数年の時を過ごしてしまいました。インターネットや雑誌などには既に離婚されているという誤った情報が流布されており、そのためにご家族の存在自体が伏せられたような形で報じられ続けてしまいました」と説明。「この一連の報道に対して豊原氏からの発言の機会を奪ってしまったのも私の行動に一因があったのかもしれません。このようなことになり、ご家族にはお詫びの言葉もございません。そして今まで自らが発言しなかったことには後悔の念しかありません」と心境をつづり、最後に「事務所から独立した今、一個人として全てをこの身で受け止める覚悟でございます。私事では御座いますが、人間としてのけじめとしてご報告させて頂きます」と締めくくった。
2018年02月02日俳優の豊原功補(52)が1日、自身の公式サイトを更新。女優の小泉今日子(51)との関係について「恋愛感情も伴っております」と、一部週刊誌で報じられた恋愛関係が認めた。同日、小泉は公式サイトで、1月末をもって所属事務所からの独立を発表し、豊原との恋愛関係を認めたが、豊原も「本日、小泉今日子さんから独立のご報告と共に記されている件について、私からも述べたいと思います」とし、「私と小泉さんとの関係性はご本人からの報告にあるように、互いに志を共にするパートナーシップであり、恋愛感情も伴っております。そして私が既婚者であるということも事実です」と発表した。続けて、「しかし一部週刊誌やネット上で伝えられてきた内容には実際と異なる部分もあり、中には私が既に離婚しているかのように書かれたものもありますが、それは事実ではありません。私には家族、妻子があります」と報道の一部を否定。「このことで双方関係者の皆様にはご心配ご迷惑をおかけしておりますこと大変申し訳なく思っております」と謝罪し、「また私自身、家族に対し様々な厳しい思いを強いていることへの自責の念は尽きませんが、それをどのような言葉を持ってここに記すのも相応しいとは思えません。自分自身と家族の問題としてこれからを考えていきたいと思っております。責任は私にあります」とつづった。さらに、「これまでの間、虚実ないまぜの記事や、直接の取材要請も他メディアでの報道もなかったことに違和感を覚えつつもこれを黙認し、口を閉ざしていた自分の数年を反省しております。おこがましくも、半ば私的なことを述べさせていただくことになりましたが、私の心で置き捨てにしてはならないと思うところ、また俳優業の端くれとしての自己と、この先の純然たる創作世界を見つめる上でも、私における事実として発することにさせていただきました」と思いを伝え、「つきましては、今後全て私の一身で受ける所存でありますことご了承いただきたく存じます」とした。最後に、「尚、家族とは三年近く以前より住まいを別にしており、家族はこの仕事とは携わりのない明らかな私人であり、一般的な環境の中で日々の暮らしを過ごしております。大変恐縮ですが、家族及び親類などへの取材、詮索等は一切ご遠慮下さいますよう、ご配慮、ご理解のほど切にお願い申し上げます」と呼びかけた。
2018年02月01日2016年本多劇場にて演出小泉今日子、主演安田顕で「日の本一の大悪党」の初公演を行った明後日プロデュース。その第2弾公演が芝居噺『名人長二』だ。豊原功補が自ら企画と脚本、演出、主演の4役を初めて担当する話題作。江戸・明治期の落語家、三遊亭圓朝が落語速記(口演を速記で記録したもの)としてまとめた本作を、舞台上にどうよみがえらせるのか。豊原に聞いた。芝居噺『名人長二』チケット情報モーパッサンの短編『親殺し』を下敷きに、圓朝が翻案・創作した『名人長二』。職人気質の指物師・長二郎が偶然自分の出生を知ったことから運命の渦に飲まれていくさまが、圓朝らしく人情味たっぷりに描かれる。「元々落語は好きで、この作品も大ファンの古今亭志ん生のCDで知ってはいたんです。ただ色々と調べているうちに、圓朝本人も高座に上げておらず、その後の落語家も志ん生のほか数人しか手をつけていない“幻の名作”だというのが分かったんですね。だからこそ、これを芝居にしてみたいという気持ちが強くなりました」と豊原は話す。実は『親殺し』と『名人長二』とは、内容がかなり異なる。国はもちろん、発表された19世紀当時の宗教観の違いもあるのだろう。「ただ、今回の舞台化ではモーパッサンの原作に漂う陰惨さと、江戸の匂いがする円朝の世界観、両方の要素を取り入れようと思っています。そうすることで、時代や国を越えて人々の間にどうしようもなく“残ってしまったもの”、普遍的な人間の姿というか、そういった部分が僕なりに描けるような気がしています」と豊原。「落語の“語り”がもつ気持ち良さは残したかったので、初めての脚本書きは大変でしたね(笑)」としながらも、「長二郎の周りの人物像を膨らませて、その背負っているものを描くことで、ひとつの物語としてまとめていきました」と内容の一端も明かしてくれた。一方、こだわりはキャスティングにも及んでいる。これが初舞台となる森岡龍を始め、モロ師岡に梅沢昌代、花王おさむ、山本亨、高橋惠子ら、演劇・映画ファンにはたまらない顔ぶれが揃った。「俳優って、もっともっと“遊べる”と思うんですよ。落語がそうでしょう。声の出し方やリズム、表情やたたずまいで、いくらでも作品の奥行きが広がってゆく。この演者たちとならそれが出来るし、また、出来るんですよっていうのを観る人に知ってほしくて」と豊原は語る。「なんて、自分でハードルを上げてますけど」と笑いつつ、言葉の端々には本作への思い入れがひしひしと。豊原らの身体を通して現代によみがえる“長二”の世界。ナマの舞台の醍醐味を、存分に味わいたい。*明後日プロデュースとは…小泉今日子が仲間たちと立ち上げたプロジェクト。舞台、映像、音楽、出版など、ジャンルに捉われず企画製作している。舞台は東京・紀伊國屋ホールにて上演中。6月4日(日)まで。取材・文佐藤さくら
2017年05月29日10月21日(金)より「Netflix」にて配信開始となるオリジナルドラマ「深夜食堂 -Tokyo Stories-」。この度、本作の配信に先駆け、予告編とポスタービジュアルが解禁された。繁華街の路地裏にある小さな食堂「めしや」。マスター1人で切り盛りする小さなお店の営業時間は、深夜0時から朝の7時頃まで。「深夜食堂」と呼ばれるその店のメニューは「豚汁定食、ビール、酒、焼酎」それだけ。マスターの「できるものなら何でも作るよ」という営業方針のもと、深夜食堂に今宵も様々な客たちが訪れる。マスターと料理と客たちとのつながりから生まれるユーモラスで時に切ないエピソード、心も小腹も満たす人情物語が繰り広げられる――。深夜ドラマとしてスタートしたにも関わらず、回を重ねる毎に大きな反響を呼び、いまや元祖“めしテロドラマ”として、日本のみならずアジア中の人気ドラマとなった小林薫主演「深夜食堂」。本作の監督には、ドラマシリーズ第1部から、11月公開予定の映画『続・深夜食堂』まで全シリーズを通して手掛ける松岡錠司を中心に、山下敦弘、小林聖太郎、大森立嗣、野本史生、吉田康弘と気鋭の監督陣が参加している。今回の新シリーズでも、もちろん美味しそうな食べ物が登場。そんなメインのメニューは全部で10品。タンメンやアメリカンドッグ、トンテキ、オムライス、ハムカツ、年越しそば…などなど、フードスタイリストの飯島奈美が手掛け、エピソードタイトルにもなっているメニューの数々が、思わず食欲を刺激すること必至となっている。このほど解禁された予告編では、ファンにはすっかりお馴染みとなった、鈴木常吉が歌う主題歌「思ひで」と共に豪華ゲスト陣やお馴染みの常連客たちが次々と登場。第2話の「アメリカンドッグ」では、佐藤B作と新井浩文が絶縁してしまった浅草芸人と元付き人として登場し、佐藤さん演じるケセラ世良夫が新井さん演じるハジメからアメリカンドッグを奪おうとするシーンなどが映し出される。そのほか、映画『続・深夜食堂』から常連客の仲間入りを果たした余貴美子、多部未華子を始めお馴染みの常連客メンバーが勢揃いの「年越しそば」(第10話)も登場。そして中には、久しぶりに見られる常連客の姿も。風間トオル演じるカリスマAV男優・エレクト大木は、ドラマシリーズ第1部「ポテトサラダ」ぶりにメインゲストで出演。今回は、「長芋のソテー」(第8話)で緒川たまき演じる富士子との間に秘められた過去を抱え再登場するほか、常連客カタギリと警官・小暮の一人二役を演じるオダギリジョーが「オムライス」(第4話)で登場。風来坊のカタギリは、シリーズ第2部最終話「ギョウザ」以来の登場となっている。Netflixオリジナルドラマ「深夜食堂-Tokyo Stories-」は10月21日(金)よりNetflixにて配信。映画『続・深夜食堂』は11月5日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年10月05日●"推しチーム"に全力で声援EXILE TRIBEによる総合エンタテインメント・プロジェクト『HiGH&LOW』の映画第1弾『HiGH&LOW THE MOVIE』。5つのチームが拮抗した勢力をもつ「SWORD地区」の中で男たちが思いをぶつけ合うエンタテインメントムービーで、公開1週間で興行収入10億円を突破し、現在も快進撃を続けている。元々のファンだけではなく、インターネット上のクチコミでじわじわ火がついているとあり、全国約40館で「応援上映」の開催決定が発表されると熱く注目を集めていたわけだが、今回は、14日にユナイテッド・シネマ豊洲で行われた応援上映の様子をレポートする。○応援上映とは?今回行われた応援上映とは、通常の映画上映と違い、声援OK、フラッグ・サイリウムの持ち込みOKの特別上映回のこと。最近では、映画『シン・ゴジラ』の「発声可能上映」や、アニメ映画『KING OF PRISM by Pretty Rhythm』の「応援上映」が話題になっていたが、EXILE TRIBEは元々ツアーのライブビューイングなども行っており、実は今回も東京ドームで行われた『HiGH&LOW THE LIVE』のLIVEビューイング上映と連動した企画。上映館では、ライブビューイングから応援上映へ、館内を"はしご"する観客の姿も多く見られた。松竹宣伝部によれば、同作はチームに分かれたキャラクターが多数存在し、観客が"推しチーム""推しキャラ"を応援するスタイルが当てはまること、チームのテーマソングなどの音楽をライブ感覚で楽しめること、更にリピーターの多さといった理由から、観客参加の上映形式はまさに「最適」ということで、今回の企画が進められたそうだ。○人気セリフの唱和もそんなわけで、開始された応援上映。最初は少しおとなしめの雰囲気で、「松竹」ロゴが出た際には客席の各所から小声で少し恥ずかしそうに「松竹……」「ありがとう松竹……」と囁きが聞こえていたが、本編が始まると雰囲気は一変した。燃えさかる無名街に場内のペンライトがオレンジ色に変わり、「SWORD」各チームが次々と紹介されると、それぞれのチームカラーで満たされる。作中でのキーとなるキャラクター・琥珀(AKIRA)が現れると「琥珀さん!」「琥珀さん!!」と一体となって呼びかけが起こり、李(V.I)の「SWORDをつぶして下さい」、ヤマト(鈴木伸之)の「街がめちゃくちゃだろうが!」等の人気セリフでは唱和が起こるなど、序盤からノリノリの空気が続いた。●観客が「琥珀さん!」と叫び続ける○"おにぎりペンライト"持参の人も今回の応援上映でキーとなっていたのはやはり、音楽だった。各チームのテーマソングの特徴的なイントロがかかると、客席は歓声に包まれ、ライブさながらに体が揺れる。通常のEXILE TRIBEのツアー等ではフラッグの使用が主流のため、ふだんのライブとは違う雰囲気で楽しめていたのかもしれない。会場では、ペンライトにおにぎりをくっつけて、ノボル(町田啓太)にささげているファンもいた。また、湾岸地区で着実に勢力を伸ばし続けていることでお馴染みのチーム・MIGHTY WARRIORSがクラブに現れるシーンでは、まるで作中の観客と劇場内が一体化したようなパーティー・ピープル・エアーが発生した。「FUNK JUNGLE! FUNK JUNGLE!」と掛け声も完璧だ。応援上映では、観客の巧みな掛け声も魅力に。悪徳刑事・西郷(豊原功補)に「税金泥棒!!」、スモーキー(窪田正孝)に「お兄ちゃーん!」、バトルの背後で暗躍しているものがいれば「うしろうしろ~!」と、映画と観客のやりとりで物語が進んでいく。人気キャラたちも登場するたびに歓声があがっており、山王連合会・コブラ(岩田剛典)のアップになると「かわいい……!」と漏れ出るような声が。RUDE BOYS・スモーキーの手術シーンでは「がんばれ~!」「スモーキー!」と悲鳴があがり、鬼邪高校・村山(山田裕貴)と轟(前田公輝)の絆にも黄色い声があがった。またWhite Rascalsが出てくれば「ROCKYさ~ん!」という呼びかけとともにペンライトが一斉に白く光り、達磨一家・日向(林遣都)の名セリフ「SWORDの祭りなら達磨通せや」は、観客が一斉にセリフを言ったため、劇中の声が聞こえないほどだった。ひときわ歓声が大きかったのは、映画第2弾『HiGH&LOW THE RED RAIN』(10月8日公開)で主役を務める雨宮兄弟。兄・雅貴(TAKAHIRO)の壁ドンシーンでは「フ~!!」と歓声があがり、コミカルなシーンでも「広斗!? 女!? バイク!?」と、セリフの順番も完璧なファンが一緒になって発声。苺美瑠狂が「雨宮兄弟、来たー!!」と叫ぶシーンも、まるで一員になったように叫んでいた。そして100人VS500人の最終決戦では、「MIGHTY負けるな!」「SWORDが勝つに決まってんだろ!」と、ファン同士のやりとりに場内が笑いで包まれた。○琥珀さんの応援上映にしかし、やはり一番人気だったのは琥珀さんだった。家村会に挑発された琥珀が震えるシーンでは「おさえて琥珀さーん!」と声援が飛び、我慢すると「えらい!!」と大拍手。天使の絵の前で佇む琥珀さんに、2本のペンライトを十字の形に組み合わせ掲げるファンも多かった。コブラとヤマトと再会のシーンでは、観客も一緒になって「どういうことすか!」「どうしちまったんだ」「琥珀さん!」「琥珀さん!!」と畳み掛けるように琥珀さんに呼びかけ、迫力は倍増。琥珀さんが出てくる度に熱いコールが起こり、松竹宣伝部も驚くほどの「琥珀さん応援上映」状態となっていた。また九十九(青柳翔)に対しても、「琥珀さん」と同じくらいに「九十九さん!!」と呼びかけがあった。琥珀VS九十九のシーンでは、殴られても殴られても琥珀に立ち向かう九十九に「九十九さん!」「琥珀さん!!」コールが混じりに混じっていた。○映画の劇場体験の変化実は松竹では、映画館で歌舞伎を上映する「シネマ歌舞伎」で、実際の公演のように屋号を叫んでくれる体験上映や、『映画けいおん!』ライブスタイル上映などの企画上映も多数行っている。昔は『男はつらいよ』シリーズも、観客の掛け声や笑い声など想定して演出が行われていたことなどもあり、劇場で観る映画の価値が「体験型」に戻っているのかもしれない、とは松竹宣伝部の談。今回紹介したのはほんの一部、一館での様子だが、映画の劇場体験を塗り替える「応援上映」と『HiGH&LOW』の相性はピッタリ。観客の盛り上がりによっては、第2弾『HiGH&LOW THE RED RAIN』でも同様の企画が期待できるだろう。
2016年09月15日俳優の三上博史が、7月7日スタートの読売テレビ・日本テレビ系深夜ドラマ『遺産相続弁護士 柿崎真一』(毎週木曜23:59~24:54)で主演を務めることが31日、明らかになった。三上は深夜ドラマ初挑戦となる。三上が演じる柿崎真一は、もともと辣腕(らつわん)を振るっていたが、現在は膨大な借金に追われるというやや変わった弁護士。以前、弁護士業務の停止処分を受けた際、セレブ老人の遺産相続問題で法廷に出ることなく多額の報酬を得たことから遺産相続専門となり、財産をめぐる骨肉の争いを、常識やモラルを超えたとんでもない形で決着させていくストーリーが見どころとなる。三上は自身の役柄を、世間とズレのある「ひとことで言えば、だらしのない男」と説明。続けて、「人間臭いといいますか、どこか人に対してスキがある」とも付け加え、「そのスキが、それぞれのエピソードに登場する死者をとりまく人々と、遺産(死者の思い)をめぐり、愛らしくつながっていける魅力」とアピールする。森川葵が、柿崎法律事務所の新米で金に執着する貧乏恐怖症の弁護士・丸井華役で出演。金のためならボスの柿崎も平気で裏切るというキャラクターだが、森川にとって弁護士役は初挑戦、三上とも初共演となる。森川は華について「内緒でいろんなことをしているけれど、かわいくて、おちゃめで、なんか憎めない子になれば」と思いを語り、「今回のドラマでもまた、新しい女の子の姿にチャレンジしていきたい」と意気込む。このほか、柿崎と付かず離れずという関係の歯科医・水谷美樹役を酒井若菜が、柿崎の借金を回収する闇金会社の社長・河原井正役を豊原功補が演じることも決定。読売テレビの田中雅博プロデューサーは「映像・音楽含めて、ミスマッチあふれる世界観を、ぜひ楽しんでいただければ」と呼びかけている。
2016年05月31日WOWOWの連続ドラマ「死の臓器」の完成披露試写会が7月10日(金)に開催され、主演の小泉孝太郎をはじめ、豊原功補、小西真奈美、武田鉄矢らが来場。この日、37歳の誕生日を迎えた小泉さんのためにケーキが用意され、小泉さんは「東京五輪までに結婚したい!」と宣言した。麻野涼の小説を原作に、富士の樹海での女性の遺体発見を機に、臓器売買の闇を追うTVディレクターの戦い、刑事、大病院の院長らの思惑を描き出す。WOWOWドラマ初出演となった小泉さんは「10年以上前から、いつかWOWOWのドラマの世界には入れるような役者になりたいと思ってました」と念願かなっての出演に万感の思い。ジャーナリストを演じるのも初めての経験となったが「正直、息苦しさを感じました。ジャーナリストを動かす原動力は怒りに似た感情であったりして、自分より大きな敵、時には国家権力に向かっていく。信念を貫き通すエネルギーの苦しさを感じました」とその立場の“重み”を明かした。武田さんは、小泉さんとの初共演について聞かれると「楽しみにしていた」と語るが「来たところが違うからね。キャバクラのせがれが東京に出てきてフォークシンガーから俳優になったのとは違うから、家柄が…」と自虐的に語り、会場は笑いに包まれるが小泉さんは困惑顔!それでも武田さんは「容姿にプラスして声がいい。大成してもらいたい」と小泉さんへの期待を口にした。自身の役柄についても「半年に一度人間ドックで女医にクソミソに言われている自分が病院の院長を演じるのは脇がかゆくなる…」とこれまた自虐的に語り、会場を笑いに包んだ。また、小泉さんと小西さんの共演は12年ぶり!小泉さんは「(刑事役の)豊原さんと(院長役の)武田さんとの共演はハードボイルドでしたが、小西さんには癒しをもらいました」とニンマリ。小西さんは「12年前はお互いにほとんど喋ることがなかった」と語ると、小泉さんが「若い時は殻を被ってたんですね(笑)。30を過ぎてお互いに素で話せるようになり『小西さんて、こんなに喋るんだ!』と思いました」と楽しそうにふり返っていた。最後に小泉さんの誕生日を祝うケーキが運び込まれ、小西さんがスプーンでひと口分をすくって「アーン」。小泉さんは嬉しそうに頬張り「おいしいです!披露宴でよく見ますね(笑)。37歳独身、東京オリンピックまでには結婚したいです!」と力強く語り、会場は期待の(?)拍手がわき起こった。「死の臓器」は7月12日(日)より放送開始(全5話)[第1話無料放送](text:cinemacafe.net)
2015年07月10日小泉孝太郎がWOWOW初出演にして主演を務める、連続ドラマW「死の臓器」。先日、『ストロベリーナイト』『脳内ポイズンベリー』の佐藤祐市監督の演出のもと、小泉さんと共演の川野直輝による、クライマックスとなる臓器売買の真相に迫る重要シーンの撮影が、日本以上に蒸し暑い亜熱帯の地・台湾にて敢行された。麻野涼の同名小説を原作とした本作は、臓器移植をテーマに、小泉さん始め、武田鉄矢、豊原功補、小西真奈美ら豪華キャストで贈る本格・社会派医療サスペンス。現在、クライマックスに向けて佳境に入っている撮影は、7月上旬に行われたこの台湾ロケが、物語の重要ポイントとなる模様だ。小泉さんが本作で演じるのは、富士の樹海で腎臓が摘出された女性の遺体を発見したことをきっかけに、臓器売買の闇に迫っていくテレビ番組制作会社のディレクター・沼崎恭太。事件の背後にある真実を追究するべく奔走していた沼崎は、やがて臓器移植ブローカーを務める日本人の存在を知ることとなり、その実態を調べるため、一路、台湾に向かう。まず、最初の撮影スポットは、若者のサブカルチャー・ファッションの発信地である台湾一の繁華街・西門町。この地は、市民の日常の足である路線バスやバイクなどの往来が激しく、エネルギッシュな風景が特色。小泉さん演じる沼崎が、台湾まで来たことを刑事の白井(豊原功補)に電話で告げ、雑踏の中を歩いていくシーンから撮影はスタートした。この日の台湾は、亜熱帯の国だけあって35度を超える猛暑に。しかし、台湾の撮影スタッフの動きもよく、撮影はスムーズに進められたようで、佐藤監督も「台湾のスタッフは非常に優秀。機転も利くし、頭の回転も速いから、本当に助かっています。あとは監督の腕次第ですね(笑)」と、充実した笑顔を見せていた。佐藤監督と小泉さんとは連続ドラマを中心にタッグを組み、本作で3度目。「佐藤監督は、普段は陽気で明るい方ですが、芝居のこととなると非常に繊細。芝居の中のリズム感もそうですし、その場のポイントを押さえた演出をされるんです」と小泉さんが語る通り、気心知れた監督には全幅の信頼を寄せている様子。また、監督も小泉さんの演技には満足げな様子で、親指を立てながらオッケーを出すひと幕も見られた。さらに、この日の午後には、汐止と南港において最初に五ツ星を獲得した台湾のホテル「富信大飯店」での撮影を敢行。臓器売買の実態を調べていた沼崎は、臓器移植のブローカーをやっていると見られる謎の男・船橋甫の存在を知ることになるが、本作のキーパーソンともいえる人物を演じるのが、演技派俳優として知られる川野さん。「何を考えているか分からない感じがにじみ出たらいいと思い、演じました」と本人も言うように、そのただならぬ存在感から沼崎の緊張が伝わる対面シーンとなった。そのほか、鮮やかなネオンサインがきらめく台北のナイトスポット・林森北路、そして異国情緒あふれる屋台街など、台湾ならではの雰囲気を存分に切り取りながら撮影が終了。7月下旬のクランクアップを目指し、撮影は進められている。【小泉孝太郎コメント】台湾の街中を歩いていると、台湾でしか感じられない空気を感じます。撮影された画も、やはりここでしか撮影できないものであり、説得力があります。作品の内容が、日本から台湾に舞台を移すことで、ご覧になる方もきっと、この作品の世界観に大きく引き込まれることと思いますし、作品の重みも違って来たように思います。ハラハラドキドキするようなこの作品のテイストをぜひとも楽しみにしていただきたいですね。ただ、台湾の蒸し暑さは想像以上。僕は台湾に来たのは初めてだったので、空港を降りた時はビックリしました。【川野直輝コメント】台湾は想像した以上に暑いです。でもそれだけにこの暑さも含めて、日本では撮れない画が撮れるんじゃないかとわくわくしています。これまで、こういった社会派のドラマに参加する機会があまりなかったので、参加できて光栄です。臓器移植を巡る人たちの思いが交錯しあうこのドラマは、いろいろなことを考えるきっかけになると思います。登場人物は、家族のためであったり、正義のためであったりと、それぞれの立場から自分の正しさを主張し、そしてその主張と主張がぶつかりあいます。船橋という役は演じていて、非常に面白いキャラクターです。彼の行動の是非はともかく、その主張は間違っていないと思うし、行動力に共感する人も少なからずいるんじゃないかと思っています。そのあたりをぜひ観てもらいたいです。【佐藤祐市監督コメント】台湾ロケのあった2話のクライマックスから3話にかけては物語の展開が大きく転がり、テイストがガラッと変わっていくところなので、そういったところがうまく出ればいいなと思って撮影を行いました。やはり日本とはガラッと違う景色は撮りたかったですからね。台湾の街中で撮影を行っていたんですが、(歩行者や車で通りかかる人に、撮影の間、)少しだけ待っていてくださいとお願いするときもありました。それでもみなさん、何も文句を言わずに待ってくださった。本当に優しい人たちだなと思いましたね。こういった作品は、ひとりひとりのキャラクターがしっかりと地に足がついていなくては説得力も生まれない。やはり最終的には、人間ってどういうものなのか、という重いテーマをしっかりと突き詰めて描いていきたいですからね。だから真摯(しんし)に役に向き合って、撮っていくことが大事なのかなと思っています。現場の役者陣はいい感じですよ。孝太郎くんをはじめ、皆さんが自分の役柄を楽しんで演じてくれいているんで、ありがたいですね。連続ドラマW「死の臓器」は7月12日(日)22:00よりWOWOWにて放送(全5話、第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年07月08日小泉孝太郎が7月12日からスタートするWOWOWの連続ドラマ『死の臓器』で主演を務めることが19日、明らかになった。原作は麻野涼の社会派医療サスペンス小説。腎臓が摘出された女性の遺体と、ある一人の医師(武田鉄矢)にかけられた人体実験容疑の接点とは…。患者を救うために必要とされる「臓器移植」をテーマに、大病院と製薬会社の暗躍と現代医療の倫理を問いかけていく問題作だ。女性の遺体を樹海で発見するテレビ番組制作会社のディレクター・沼崎を演じる小泉は「今回演じる沼崎という役は、最終的にこれが正しいんだという答を出す役ではないので、彼が心の中で揺れ動く姿を表現したいと思います。今の日本の医療の現状を考えると、サイコロを上から見るのと下から見るのとで数字が異なるように答が出ない難しい作品ですが、視聴者のみなさんと一緒にこのテーマについて向き合える時間を共有出来たらと思います。30代半ばという年齢から見ても、自分にとって大きな転機となるような作品にしたいです」と意気込んでいる。佐藤祐市監督(映画『ストロベリーナイト』『脳内ポイズンベリー』)は「グレーゾーンに相当する『レストア腎移植』(※癌に侵された腎臓を摘出し、病巣を取り除いた後に腎臓を修復。その腎臓をレシピエントに移植するという術式)というものをどうやってエンタテインメントとして構築するのか、これが最大の問題です。作品を創るというのはいつでも挑戦だと思っていますが、今回はハードルが高いと感じています。とても難しいテーマを扱うからこそ出来る新しいドラマになれば素敵だなと思います」と語っている。出演はほかに豊原功補、小西真奈美、小木茂光、川野直輝、新妻聖子、柴俊夫。『死の臓器』はWOWOWプライムにて7月12日(日曜 22:00~)スタート。全5話(第1話無料放送)。
2015年05月19日映画『新宿スワン』のジャパンプレミアが7日、東京・新宿区の歌舞伎町で行われ、キャストの綾野剛、山田孝之、沢尻エリカ、金子ノブアキ、深水元基、山田優、豊原功補、伊勢谷友介と園子温監督、脚本の鈴木おさむが出席した。和久井健の同名漫画を実写化した本作は、歌舞伎町を舞台に、スカウトマンの成長を描く青春群像劇。一文無しの白鳥龍彦(綾野)は、クラブやキャバクラに女性を紹介するスカウト稼業を始める。男たちの野望が渦巻く世界で、龍彦は思いもよらぬ試練に立ち向かう――というストーリーで、映画は30日から全国公開する。綾野らキャスト陣は、歌舞伎町に敷かれたレッドカーペットに登場し、集まったファン約2,500人は大熱狂。「いよいよ始まった。ようやく一歩踏み出せた」と感慨深げな綾野は、その後行われた舞台あいさつで、「出し惜しみをしない事に徹した」と自信たっぷり。一方、ファンへのサインに快く応じていた沢尻は、龍彦に恋するソープ嬢のアゲハを演じ、「誰もが持ってる恋のキャピキャピ感を大切にしました。アゲハの健気な部分を女性のみなさんに共感して欲しい」と笑顔でアピールした。また、劇中で対決する綾野と山田孝之は、プライベートでも親しい間柄。登壇中は、2人で“2年後入籍”宣言をして笑いを誘っていたが、園監督から、「山田くんはおちゃらけて自分を隠すタイプ。撮影中は役になり切って、怖くて話しかけられなかった。カットがかかってから泣き出したり」という暴露も。そんな男性キャスト陣の奮闘を、山田優が、「お腹の底がギューッとするような感覚。男性陣がメチャクチャ格好良い」と大絶賛すると、伊勢谷は、「この第1作ではやりきれてない。もう少しやらせて欲しい」と続編への想いを吐露していた。
2015年05月08日綾野剛が5月7日(木)、東京・新宿で行われた主演作『新宿スワン』のジャパンプレミアに出席。駆けつけたファン2,500人を歓喜させた。イベントでは金髪パートのスカウトマンを演じた綾野さんに、イベントMCが「かつらですか?」と疑うと、即座に「地毛です」と反論する場面もあった。約4,000店以上の飲食店・風俗店がひしめきあうアジア最大の歓楽街“新宿・歌舞伎町”を舞台に、綾野さん演じる主人公・白鳥龍彦が、人生のどん底を味わいながら、女性たちに水商売の斡旋するスカウトマンとして、頂点へと成り上がろうとする“男のロマン”あふれる本作。本作の撮影も行われた歌舞伎町のセントラルロードには、約50mのレッドカーペットが!綾野さんを始め、共演する山田孝之、沢尻エリカ、金子ノブアキ、深水元基、山田優、豊原功補、伊勢谷友介、園子温監督、鈴木おさむ(脚本)、山本又一朗プロデューサーという豪華メンバーが、乗りつけたリムジンから颯爽と現れると、沿道からは大歓声があがっていた。一歩一歩レッドカーペットを踏みしめた綾野さんは、「いよいよ『新宿スワン』が第一歩を踏み出しました!こんなにたくさんの皆さんに集まっていただき、大変光栄です」と感謝の意。本作での演技について「出し惜しみせず、何も怖がらず表現することを目指した」と胸を張った。一方、「新宿は青春の地」と豪語する園監督は、「新宿はたくさんの芸術家、表現者を育てた町。僕のいろんな思いが残像として刻まれている」と誇らしげ。初めて自身が脚本を手がけない作品となり、「大いなる挑戦でした」と語っていた。そんな園監督に対して、「監督、現場で女の子をスカウトして、本当に出演させていましたね!」と暴露したのは沢尻さん。これには園監督もタジタジで、「まあ、こういう(スカウトマンを描いた)映画だし、自分もスカウトしないとと思って…」と照れ笑いを浮かべていた。『新宿スワン』は5月30日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:新宿スワン 2015年5月30日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2015「新宿スワン」製作委員会
2015年05月07日俳優の綾野剛が5月7日に、東京・新宿で行われた主演作『新宿スワン』のジャパンプレミアに出席。レッドカーペットが敷かれた歌舞伎町セントラルロードには、約2500人のファンが来場し、「いよいよ作品が第一歩を踏み出した。たくさんの方に集まっていただき、大変光栄です」と感激していた。その他の写真この日は綾野をはじめ、共演する山田孝之、沢尻エリカ、金子ノブアキ、深水元基、山田優、豊原功補、伊勢谷友介、園子温監督、鈴木おさむ(脚本)、山本又一朗プロデューサーが勢ぞろい。映画はアジア最大の歓楽街・新宿歌舞伎町を舞台に、女性たちに水商売を斡旋するスカウトマンたちの熾烈なだまし合いや抗争、頂点へと成り上がろうとする男たちのロマンを描く。歌舞伎町でもロケを敢行した本作では、閉館前の名所『TOKYU MILANOビル』なども登場し、園監督は「僕にとって新宿は青春の地。多くの芸術家、表現者を育てた町へのいろんな思いが、残像として刻まれている」と感無量の面持ち。東京・TOHOシネマズ新宿では舞台あいさつも行われ、「そういえば、現場で女の子をスカウトしていましたよね?」(沢尻)、「かわいいなと思ったら、声をかけて、実際に出演してもらった。こういう映画なので、自分でもスカウトしないとと思って」(園監督)と舞台裏も明かされた。また、この日は綾野から、歌舞伎町商店街振興組合理事長の片桐基次氏に、映画特製の“スカウト行為防止PRポスター”が手渡され、新宿東宝ビルのオープンを機に生まれ変わった歌舞伎町の健全性アップに一役買っていた。『新宿スワン』5月30日(土)TOHOシネマズ新宿ほかにて全国拡大公開取材・文・写真:内田 涼
2015年05月07日綾野剛を筆頭に山田孝之、沢尻エリカ、伊勢谷友介ら豪華キャストが集結している『新宿スワン』。奇才・園子温が「ヤングマガジン」の人気コミックを実写化する本作からこの度、金髪を振り乱し天に吠える綾野さんのオープニングが強烈な最新予告編が公開された。物語の舞台は、わずか600メートル四方の地に約4,000店以上の飲食店・風俗店がひしめきあうアジア最大の歓楽街“新宿・歌舞伎町”。人生のどん底を味わいながら、アテもなく歌舞伎町を彷徨う、金髪・天パ・一文無しの白鳥龍彦が、足を踏み入れた裏社会…それは様々な男女の危険な思惑が交錯する混濁した世界。女性たちに水商売の斡旋するスカウトマンたちの熾烈な騙し合いによる抗争と、頂点へと成り上がろうとする熱き男たちのロマンを描く。今回公開された予告編は、無一文からスカウト稼業に足を踏み入れた白鳥龍彦の、揺るぎない決意が表れた遠吠えから始まる。風を切って街を歩く龍彦を待ち受けるのは、一筋縄ではいかない、夜の住人たち。山田孝之が演じる、龍彦の因縁のライバル秀吉。沢尻エリカが演じる、儚い運命を背負った風俗嬢アゲハ。伊勢谷友介が演じる、龍彦の兄貴にして夜のフィクサー真虎も登場。また、この予告編で映像初披露となる登場人物たちを演じる俳優陣にも注目。金子ノブアキや深水元基の策士たる表情や、暗躍する山田優。豊原功補や吉田鋼太郎の滲み出る重厚感。彼らがどのように絡んでいくのか期待が高まる。そしてラストで映し出される「いまが命の賭け時なんだよ!」と目を見開く龍彦の、視線の先にあるものとは…?本作の世界を彩る楽曲群には、主題歌を「MAN WITH THE MISSION」、挿入歌を「UVERworld」が担当し物語を盛り上げる。『新宿スワン』は5月30日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月27日岡田将生が本格アクションに初挑戦し、染谷将太や成海璃子、松岡茉優、高月彩良、黒島結菜、さらに豊原功補、石橋蓮司、伊原剛志らと共演する次世代アクション超大作『ストレイヤーズ・クロニクル』。『DEATH NOTEデスノート』『GANTZ』の製作チームが再結集し、鮮烈な映像表現と若手からベテランまで超実力派俳優たちが共存する本作から、岡田さん、染谷さんの目力が印象的な、スタイリッシュなティザーポスターが到着した。舞台は、1990年代の始め。バブル経済に踊る日本で秘密裏に行われていた実験。その一つは両親に強いストレスをかけ生まれた子どもに突然変異を促し、極限まで人間の能力を発達させる方法。もう一つは、遺伝子操作によって動物や昆虫の能力を持つ子どもを生み出す方法だった。そして現在、この忌まわしき実験により生まれた二組の若者たちが、20歳になろうとしていた…。今回到着したティザーポスターのビジュアルは、岡田さん演じる昴(スバル)は鮮やかな色、染谷さん演じる学(マナブ)はモノトーンと、完全に対比する形のもの。ふたりを分かつ空間には「僕らは、こんな“能力”望んじゃいなかった。」という、本作を象徴する意味深なコピーが配され、“特殊能力の持ち主”同士でありながら、対抗する両者の構図を描き出している。岡田さんが演じるのは、視覚・視神経・脳伝達速度が高度に発達した、“未来が見える力”を有する昴。相手の動きの先を読み、反応できるため、すべての攻撃をかわし、視覚で得た情報のみですべての体術を駆使できる最強の男だ。その昴の立ち姿が右側に大きく配され、ただならぬ存在感をアピール。そして、その左側には、体内に致死率80%を超えるウィルスを保持し、自身が死ぬとそのウィルスが拡散してしまうという能力を有する、染谷さん演じる学の姿が。昴たちと闘い合う殺戮集団アゲハチームのリーダーである学の顔がアップで配され、インパクトたっぷりにじっと正面を見据えている。その静かな恐ろしさを湛えた眼差しの奥では、いったい何を考えているのか…。岡田さん、染谷さんの目力に思わずくぎ付けとなるこのティザーポスターから、物語の行方を想像してみて。『ストレイヤーズ・クロニクル』は2015年6月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月04日初の映画『YOSHII CINEMAS』の公開を記念して、吉井和哉が1月11日(金)に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台挨拶を行う事が決定した。『YOSHII CINEMAS』は3部形式で構成されている作品で、ひとつは内田けんじ監督、吉井和哉・主演、相武紗季、豊原功補ら出演による話題の「予告編の形をとった超短編」作品『点描のしくみ Queen of Hearts』予告編。ひとつは最新ツアー「YOSHII KAZUYA .HEARTS TOUR 2012」の一部をスピード公開。あとひとつは山本透監督が過去のドキュメンタリー映像を再編集し、品川徹・大野拓朗出演による新たな撮り下ろし映像を加えて完成させた『LOST -誰が彼を殺したか-』の3作品からなる。『YOSHII CINEMAS』は1月11日(金)より全国の映画館で公開。公開初日に吉井が行う舞台挨拶はMCを交え、30分程度のトークショーを予定。なお、チケットぴあではこちらの舞台挨拶付き前売りチケットの先行抽選プレリザーブを実施中。受付期間は12月24日(月・祝)午後11時59分まで。■「YOSHII CINEMAS」舞台挨拶日時:2013年1月11日(金)19:00(トークショーは30分を予定しております)劇場:TOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都)登壇メンバー:吉井和哉料金:全席指定2500円(税込)※劇場特典付き
2012年12月19日市村正親主演の舞台『エンロン』が4月13日、東京・天王洲 銀河劇場にて開幕した。本作は全米7位、世界で16位の売上を誇った米国に実在した総合エネルギー会社・エンロンの2001年の経営破綻を描いた作品で、市村は時代の寵児ともてはやされながらも最後は哀しい末路をたどったエンロン社の最高経営者ジェフリー・スキリングを演じている。この作品は2009年に英国・マンチェスターで初演され、ウエストエンドで大ヒット。その後ブロードウェイに進出し、イギリス人演出家デヴィッド・グリンドレーが手がけた日本版は今回が初演となる。物語はスキリングとその部下で経理担当役員のアンディ・ファストウ(豊原功補)を中心に描いた皮肉に満ちた人間ドラマだ。ケン・レイ(たかお鷹)が会長兼CEO(最高経営責任者)を務めるエンロンにスカウトされたスキリングは、将来の見込み収益を現時点で計上できる会計システムを導入。本業のエネルギー供給以外の事業進出を担い、株価は上昇、世間を味方につけて社内の権力闘争にも打ち勝ち、ついにCEOになる。しかし表の華やかさとは裏腹に、社内では利益を見込んだ事業の多くが莫大な損失を出していた。そこでファストウは公にできない損失をダミー会社に肩代わりさせる方法をスキリングに持ちかけて……。舞台装置は簡素で少々物足りなく感じるが、作品の狙いはそこにある。デヴィッド・グリンドレーの演出はエンロンが築き上げたものをすべて映像で見せ、それがいかに机上の空論の産物であったかを物語る。また登場人物の性格が垣間見られるセリフを大事に言わせることにより、この作品が特別な事件でなくどこにでもある人間ドラマで、渦中にいる人間は常に周りが見えず愚かであることを浮き彫りにする。主演の市村は経済用語を連発する上にほぼ舞台に出ずっぱりのスキリング役を好演。頭は良いがコミュニケーション下手の冴えない男が、自らの欲に駆りたてられた挙句、最終的に全てを失うという落差の大きい人生をエネルギッシュに演じきった。一方、3年ぶりの舞台となる豊原はファストウ役をスマートにこなす。初めはスキリングに頭が上がらないが、ダミー会社での損失隠しを持ちかけて以降、彼と対等に接しようとするなど、ファストウの姑息な様が芝居の中から滲み出ていた。そのほかスキリングに権力闘争で敗れるクローディア・ロウ役の香寿たつき、たかお鷹の演技も光った。末次美沙緒演じるアナリストが、エンロンの経営状態を見抜けなかったのかと問われて「私は信じていたのよ」と言うセリフがある。株価はある一定の人間たちの期待度で簡単に上下し、専門家のチェックもずさんだったことを意味している。AIJ投資顧問の年金消失問題で揺れる日本にとっては、滑稽を通り越して耳の痛い話と言えそうだ。東京公演は同劇場にて、4月29日(日)まで。その後5月12日(土)・13日(日)の大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!、5月16日(水)の愛知・名鉄ホールと各地を回る。なお、東京公演は通常のチケットに加え、豪華東京湾クルージング付チケットもあり。チケットはいずれの公演も発売中。
2012年04月16日永井大が時代劇に初主演するBS時代劇「新選組血風録」が収録されている神奈川・緑山スタジオで1月27日(木)、土方歳三に扮する永井さんをはじめ、近藤勇役の宅間孝行、沖田総司を演じる辻本祐樹、芹沢鴨役の豊原功補らが取材に応じた。原作は司馬遼太郎さんの同名小説。幕末を舞台に、武士であることに異様ともいえる情熱を捧げた男たち「新選組」の激しく切ない生き様と、彼らを見守る女たちの姿をエネルギッシュに活写。4月3日(日)からBSプレミアムで全12回放送される。現在はロケ収録を終え、この日スタジオ収録初日を迎えた。永井さんは「誰もが知る歴史上の人物。緊張やプレッシャーもあった」と語るが、撮影前には土方がその最期を迎えた北海道・函館を訪れ、「一本木関門でご挨拶させていただいた。背中を押された気がしました」といまは背筋を伸ばし、撮影に日々邁進中だ。「まずは怪我がないように。そしていま、僕たちに何ができるのか、どんな気持ちで演じるのかが勝負」と永井さん。ちなみに函館ではタクシー運転手に「土方役が似合いそうだね」と太鼓判を押されたといい、より気持ちも高まった様子だ。局長・近藤勇を演じる宅間さんは「彼らは成り上がり。武士以上に武士らしく生きる姿が、いまも多くの人を惹きつけるのだと思う」。現場にはスタッフや関係者も含め“近藤さん”がおり、撮影中は宅間さんのことは“局長”と呼ぶルールがあるのだとか。「決まりを破ったら、罰金10円」と早くもリーダーの風格漂う宅間さんだった。一方、豊原さんは「芹沢は酒好きで女好きのムチャクチャな男。品行方正で汚れのない僕がどう演じたらいいのか。まぁ、僕はどうせ死にますので」と後ろ向きな発言!?沖田総司をフレッシュに演じる辻本さんは、「殺陣も含めて僕はまだまだで、訓練の余地が有り余る。ひとりでできるものではないので、みなさんと息を合わせて、沖田らしい殺陣をやっていきたい」。ここで会見に同席したNHKの後藤高久プロデューサーから「辻本さんの殺陣が終わった後、スタッフから拍手が起こった」と明かされると、照れくさそうな表情を見せた。また、前田亜季が土方に想いを寄せる料亭の一人娘・お美代、井上和香が芹沢の娼婦・お梅を演じる。「とにかく現場は熱いの一言。新選組のみなさんは思わず応援したくなるし、殺陣は近くで見ていても壮観」と前田さん。井上さんも「必死に生きて、命に代えても志を貫く姿は尊敬できる」と新選組にメロメロの様子。今回は初の京都弁セリフに挑むが「母が京都なので、半分、京女の血が入ってる。それをどうにか引き出して、魅惑の女を演じた」と気合十分だった。「新選組血風録」は4月3日(日)よりBS時代劇にて放送開始。
2011年01月27日「涼しげな」という表現がぴったりの笑顔をたたえてインタビュールームに現れた堺雅人。だが、網走での撮影は「涼しげ」どころではなかったらしく「マイナス15℃で風が吹いていて、笑ってるつもりじゃないのに、寒さで顔が引きつって笑顔に似た“何か”になってました」とのこと。『南極料理人』というタイトルの通り、極寒の南極基地で働く男たちのために食事を作る料理人・西村を演じた。「西村に対して、誰ひとりとして『いただきます』も『ありがとう』も言わないんですよね」と自らが演じた役柄の悲哀(?)を語りつつも、撮影をふり返るその表情は楽しげだ。「サザエさん」と言ったら言い過ぎかもしれないが、家族の元を離れて極寒の地で暮らす8人の男たちのやり取りは、ごく普通の家庭以上に家庭的であるようにも感じられる。「まず、台本を読んで面白いと思ったのは、南極という劇的な場所を舞台にしているのに、やっていることは全く劇的じゃない、というギャップですね。すごく贅沢な素材を使ってシンプルな料理を作るような面白さがあるなと感じました。西村に関して、監督からは『お母さんのような存在』という明確な指示はありました。擬似家族的に、一緒にご飯を食べているうちに、本当の家族っぽくなっていくという。ただ、僕自身としてはこの作品に関して、西村という役がどういう人間かということはあまり考えなかったですね。彼自身についてよりも、8人でこの作品を作っていく上で、どちらかというと一歩引いた、お客さんの目で見るようなつもりでいました」。では役を離れて、8人の俳優の中での堺さんの役割は?と尋ねると、話は俳優陣の血液型に…。「撮影中に気づいたんですが、豊原(功補)さんと、古舘(寛治)さん以外はみんなO型なんです。豊原さんはA型で、モジャモジャの主任(古館さん)はAB型。だから基本的に6人がボケで、豊原さんがいちいち突っ込んで、時々モジャモジャが面白いこと言うという感じで。そういう意味で僕は“ボケ5”くらいですね(笑)。豊原さんは『どうりで疲れるはずだよ!』って言ってました。豊原さんがいなかったらもっとバラバラだったでしょうね(笑)」。映画のもうひとつの主役は料理、と言えるほど、おいしそうな料理の数々が南極基地の食卓に並ぶ。堺さん自身、料理の訓練を受けて撮影に臨んだということで「おにぎりに関して、自分の隠れた才能に気づきました(笑)」と誇らしげ。一方で「“あおり”と呼ばれる中華鍋を振る動作が難しかったです。コツは…自分の家のキッチンではやらないこと!汚してもいいや、と思えるほかの人の家のキッチンで大胆にやることですね(笑)」とおどけたような表情を見せる。さらに、この作品に出演し、料理人という他人をもてなすことを生業とする人間を演じて得た、意外な悟りとは…?「まず、僕にはもてなすということが無理だと分かりました(笑)。『ありがとう』と言われるでもなく、他人の喜ぶ顔を楽しみに仕事をするということに対し、すごいなと思いつつ、僕には出来ない。自分がやっている俳優というのは“踊らされる”側の人間。料理を作る方ではなく、おいしそうにご飯を食べる方なんですね」。こうした意識は「オファーを受けた際に、出演を決める自分の中での基準やきっかけは?」という質問に対する答えにも表れている。「(基準は)ないです。基本的に選ばないですね。『これをやると面白いと思うんですよ』と声を掛けていただけるなら、そこに乗ってみたいって思うんです。僕の知らない人や面白いことがいろいろある。それを知ってみたいですね。これからやってみたい役?それもないです。僕自身が脚本を書いて、監督もやるならその問いも意味を持つと思いますが、そうでないなら、なまじそんなこと考えない方がいいですね」。彼が自信を持って送り出す“おにぎり”にももちろん注目だが(手を伸ばしたくなること必至!)、その優しい笑顔の裏にある表現者・堺雅人の凄みを感じてほしい。(photo:HIRAROCK)■関連作品:南極料理人 2009年8月8日よりテアトル新宿にて先行公開、22日より全国にて公開■関連記事:もりもり食べて夏バテ知らずvol.2涼し〜い映像×美食が効く!『南極料理人』堺雅人の自慢の娘の登場に“タイチョー”きたろう、いきなり「恋人はいるの?」堺雅人らO型キャストに、A型・豊原功補ブチギレ『南極料理人』プレミア舞台挨拶最も浴衣が似合うと思う俳優は?「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼント堺雅人も登場!『南極料理人』プレミア試写会に15組30名様をご招待
2009年08月20日「いいな、堺雅人の手料理…」。映画を観ているあいだ中、ずっとそんなことばかり考えていた私。あ、あと、大笑いしたり、お腹をすかせたりもしていたけれど。『南極料理人』の話です。最近は、お弁当男子が急増中で、料理にハマる男性が急増中といいますから、何ともタイムリーな作品です。お弁当男子の中には料理上手になってモテ始めたと自覚する人もいるらしいのですが、やはり料理をする男性に惹かれる女子は少なくないようです。女性がそうであるように、料理が上手いというだけでモテるわけではありませんが、料理が上手いことが“引き”になることは大いにあるはず。もともとあった魅力により一層磨きがかかる、知らなかった魅力が強調されるとかそういう類のことでしょう。だから、もともと魅力的な人が、料理上手だったら最強です。で、『南極料理人』のお話。そこで堺雅人です。彼が演じるのが料理人。ご存知の通り、これは実際に南極観測基地で料理人をやっていた方のエッセイが原作。その原作者を演じているというわけです。各分野のエキスパートが寄り合い所帯を作っている、南極観測隊のドームふじ基地には、隊員の食事を作る専属料理人がいました。持ち込んだ食料を管理して、朝・昼・晩と8人分の食事を作る。大変なお仕事です。しかも、南極の中でも、生物はおろかウイルスさえ生存できないというとんでもなく寒く、とんでもなく不便そうな場所。そんなところでも食卓に乗る料理は実に豪華。田舎料理あり、フレンチのフルコースあり、伊勢エビのフライあり、ラーメンありと満腹で観たとしてもお腹がすいてくるほど美味しそう。きっと夏バテで食欲減退気味の人でも、涼しい風景と美食のコントラストに、思わずお腹がなるはずです。それにしても、ここまで豪華な美食の日々を隊員たちが送っていたことを知らなかった私は「なぜここまでなのか?」と考えたのですが、やはりどんなに厳しく短調な生活の中でも、美味しい料理さえあれば人間はやっていけるということなのだと思い至りました。美味しくいただくという最低限の幸せを感じることは、人間にとって何より必須なのでしょう。“何より”に集約された、数々の不便と過酷さは、映画を観て驚いてください。でも、当人たちにとっては不便で辛い現実の数々が、映画では笑いとともに描かれているので、魅力的。いや、本当に笑いますって。それにしても、料理を作っている男性の色気というのは、いったいどうしたものでしょうか。わき目もふらず皮をむく。一心不乱に刻む。真剣な顔で味見…などなど。「ものを作る手は美しい」とある料理研究家が言っていましたが、料理男子の魅力もそこにあるのでしょう。普通の男子が、料理によってワンランク上がるなら、もともと素敵な人はいったいどうなってしまうの。という結果が、『南極料理人』の堺氏。随所で、隊員の食事を作り、彼らが美味しそうに料理を頬張る姿を優しい見つめる姿はいつしか母親のように…と紹介しているメディアもありますが、いやいや、私にはとことんかっこいいお料理男子にしか見えませんでした。そんな個人的偏見を読者の皆様に押し付けるのはこの辺にして、美味しい情報を。この映画、いろいろとコラボ企画があるようなのですが、個人的には“実際に美味しいものを食べられる”という企画に関心が高かったので、<食べる『南極料理人』>企画をご紹介しておきます。■ Chai Fleurs シェ・フルール横濱期間:8/1(土)〜9/6(日)映画に登場するローストビーフをメインにしたオリジナルメニューを展開■ミッドタウン納涼祭期間:8/21(金)〜8/23(日)場所:東京ミッドタウン プラザ1F東京ミッドタウンの納涼祭でオリジナルメニュー販売■『南極料理人』公開記念限定「南極」アイス発売!期間:発売中/販売:大阪、東京ほか(予定)大阪名物、老舗のアイスキャンディー「北極」が、限定「南極」アイスを販売!3つのオリジナル味が登場■柿安 三尺三寸箸期間:8/1(土)〜8/31(月)、日比谷店を除く全店舗映画で登場するメニューのアレンジが登場■『南極料理人』×PICO BAR渋谷区神南1-20-17TEL:03-6415-2017期間:8/1(土)〜9/5(土)映画に登場する料理やカクテルをPICO BAR風に再現『南極料理人』を観て、食欲が回復したら、がっつりいただきにでかけましょう!!(text:June Makiguchi)■関連作品:南極料理人 2009年8月8日よりテアトル新宿にて先行公開、22日より全国にて公開■関連記事:堺雅人の自慢の娘の登場に“タイチョー”きたろう、いきなり「恋人はいるの?」堺雅人らO型キャストに、A型・豊原功補ブチギレ『南極料理人』プレミア舞台挨拶最も浴衣が似合うと思う俳優は?「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼント堺雅人も登場!『南極料理人』プレミア試写会に15組30名様をご招待伊坂ワールドで暗躍する“泥棒”堺雅人の映像が解禁『ラッシュライフ』予告編が到着
2009年08月14日ペンギンやアザラシはおろか、ウイルスさえもいない極寒の南極ドームふじ基地で、観測隊員として暮らす男たちと彼らのために料理を作る料理人の姿を描いた『南極料理人』。8月7日(土)に都内で本作の先行公開が始まった。初日舞台挨拶には主演の堺雅人を始め、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、豊原功補、古舘寛治、黒田大輔、小浜正寛、そして沖田修一監督が登壇し、大きな盛り上がりを見せた。この舞台挨拶付きの回の鑑賞券は、発売開始5分で完売したというだけあって、会場は熱気ムンムン。堺さんらが登場すると大歓声がわき起こった。調理担当・西村役の堺さんは「ここにいる9人に加え、スタッフ・キャストいろいろな人の力を借りて、時間をかけて少しずつ作りました」と作品への愛着を語った。また、堺さんは南極での場面に加え、日本での家族とのシーンもあるが、娘の友花を演じた小野花梨ちゃんを絶賛。「(共演して)手の内をコロコロと転がされているようでした。末恐ろしい女優で、自慢の娘です!」と本当の父親のように誇らしげに語った。生瀬さんは雪氷学者の本(もと)さんを演じたが、自身の演技について「僕は魂で演じるというよりも天才肌なんで(笑)」と自賛。そしてこれから映画を観る観客に対し「前の上映のお客さんは、観終わって涙涙で大変なことになってましたので、みなさんもハンカチだけはお忘れなく!」と呼びかけた。タイチョー役のきたろうさんは、そんな生瀬さんに対し「登場のとき、堺くんが出てくると『キャーッ』って言うのに、生瀬くんには何の反応もなかったね」とニヤリ。ドクター役の豊原さんは「(撮影中)みんな、好き勝手で大変でした。これから、世界各国で絶賛浴びたらどうしようかといまから心配してます」と語った。車両担当の主任役の古舘さんは、劇中のあるシーンについて「蟹が大好きなのに、僕だけ食べられなかったんです」と残念そうな表情で語り「どれだけ悔しかったか…映画で観てください!」といまだ消えぬ蟹の恨みを訴えた。雪氷サポートの兄やん(にいやん)に扮した高良さんは、年上の先輩俳優陣との共演について「僕らの世代は『大人になりたくない』って考えてしまうものですが、こういう大人になりたいなって思わせてくれる方々でした」と笑顔で語った。黒田さんは通信担当の盆を演じたが、撮影現場について「和気あいあいと話してました。でも、よく考えると何を話したか覚えてない。ためになることは全く話してないんですね」とほのぼのとした口調でふり返った。これに“タイチョー”きたろうさんは「喋ることないなら喋るなよ!『パス』って言え!!」とツッコミを入れ、会場は笑いに包まれた。小浜さんは、撮影中にお子さんが誕生したそうで「みなさん『生まれた?』、『まだ?』などと気遣ってくださいました。名前も(映画に因んで)“南ちゃん”や“氷河ちゃん”、それからロケ地の近くにうちこ(蟹の卵巣)のおいしいお店があったので“うちこちゃん”などと考えていただいたのですが、却下しました(笑)」と語った。因みに、こうした名前の案を出したのは主に豊原さんだったとか…(豊原さんは『おれじゃねーよ!』と慌てて否定)。沖田監督は「撮影中は夢中でしたが、一歩外に出れば僕はこの8人のファンなんです。幸せな時間でした」と満足そうな表情で語った。そしてこの日は、先ほど堺さんが“天才”と大絶賛した小野花梨ちゃんが来場し、壇上の男たち一人一人に花をプレゼント。これに大喜びのきたろうさんが「恋人はいるの?」と聞くと、花梨ちゃんは満面の笑みで「いません!」と即答。再び会場は笑いに包まれた。『南極料理人』はテアトル新宿にて先行公開中。8月22日(土)より全国にて公開。■関連作品:南極料理人 2009年8月8日よりテアトル新宿にて先行公開、22日より全国にて公開■関連記事:堺雅人らO型キャストに、A型・豊原功補ブチギレ『南極料理人』プレミア舞台挨拶最も浴衣が似合うと思う俳優は?「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼント堺雅人も登場!『南極料理人』プレミア試写会に15組30名様をご招待伊坂ワールドで暗躍する“泥棒”堺雅人の映像が解禁『ラッシュライフ』予告編が到着堺雅人が巨大伊勢海老のフライを料理!『南極料理人』撮影現場は高校の部室のよう?
2009年08月10日