彼との結婚話が出てきたとき、結婚式を挙げようにも、ある程度は先立つものが必要になります。そこで、結婚式に掛かる費用やご祝儀、親からの援助から割り出した、支払いのタイミングで必要な貯金額を紹介します。結婚式にはいくら掛かるの?結婚式に掛かる費用は、200万円台から400万円台が相場と言われています。これは、挙式・披露宴を共に挙げた場合の総額で、挙式だけであれば20万円から40万円くらいで済むことが多いです。この中には、会場代や牧師を依頼するお金、結婚証明書やフラワーシャワーなどが含まれます。披露宴の費用には、料理や引き出物、演出やウエディングケーキ、司会を依頼する費用など多くの項目が含まれます。また、披露宴の招待客は平均で70人くらいですが、この人数が増えればトータルの費用も上がってきます。親からの援助はいくら?結婚式に掛かる費用ですが、多くのカップルが親から費用を援助してもらっています。親からの援助の総額は、平均で182万円という調査がありました。両家の負担の割合は、同額ずつを出し合うパターンが最も多いので、それぞれ100万円近いお金を援助してもらっているようです。他には、招待客を呼んだ割合で援助額を決めたり、掛かる項目別にどちらが支払うかを決めることが多いようです。しかし、中には親からの援助がないカップルもいますので、援助してもらうかは事前に確認をしておく必要があります。ご祝儀の平均はいくら?会費制の披露宴以外は、結婚式の当日などに招待客からご祝儀を受け取ります。会社関連の人のご祝儀相場は、だいたい3万円です。また、兄弟などの相場は5万円、叔父や叔母などは5万円から10万円のようです。よって、ご祝儀は平均すると1人につき3万円くらいになり、それに人数を掛けた額がご祝儀総額の目安となります。支払いのタイミングからみた必要な貯金額は?結婚式費用は、一体いつ支払えばいいのでしょうか。それは、契約時と結婚式の内容が全部決まった後です。まずは、契約時に内金として5万円から20万円を支払います。そして、内容が全部決まった後に残りを支払います。そこで重要なのが、残りの費用を支払うタイミングです。多くの式場が結婚式の前に支払う必要があり、式の当日や後日に支払うパターンは少ないです。つまり、多くの式場ではご祝儀を支払いに充てることはできず、自分たちの貯金と親からの援助で賄わなければいけません。そこで、相場と同程度の300万円の結婚式を挙げる場合、両家の親から総額で180万円を援助してもらうと、結婚式の前までに必要な貯金額は120万円になります。もしも親の援助が無かったり、この貯金額が難しいのであれば、結婚式当日や後日に費用を支払う式場を探しましょう。そうすることで、ご祝儀を支払いに充てられるので、必要な貯金額を減らすことができます。
2018年08月20日貯金、できていますか?どれくらいの額が貯められていますか?周囲に聞ける話でもないため、「うちの貯金額って少ない?それとも妥当?」と気になってしまいますよね。今回は、30代夫婦の平均貯金額をご紹介します。結婚後、子どもが生まれ、家や車など大きな出費を抱える人も増えるこの世代。一体、どの程度の貯金額が平均なのでしょうか。30代の平均年収は?転職サイトDODAが行った調査によると、30代の全体の平均年収は455万円。男性は487万円、女性は386万円と100万円ほどの差があります。同じ調査での20代の平均年収の男女差は50万円程度、40代では160万円程度となっており、年代が上がるほど、男女差が大きくなっているようです。年齢別に見た結果は、以下のとおりです。30歳:416万円(男性440万円:女性372万円)33歳:452万円(男性482万円:女性389万円)36歳:475万円(男性513万円:女性393万円)39歳:501万円(男性545万円:女性396万円)30代夫婦の世帯年収次に、30代夫婦の世帯年収を見ていきましょう。共働き先ほどの平均年収から、共に30代の夫婦が共働きをしている場合、平均年収は873万円です。パートタイム一方、妻がパートタイムで勤務している場合、妻の年収は配偶者特別控除枠の上限の103万円までという場合が大半でしょう。その場合の夫婦の平均年収は586万円です。専業主婦妻が専業主婦の場合、男性の平均年収487万円が、そのまま世帯平均年収となります。 手取りから貯金に回すお金の割合は?「家計の金融行動に関する世論調査」によると、30代が手取りから貯金に回す金額の割合のうち、もっとも多いのは10~15%未満。全体の21.8%となりました。次いで35%以上(16.2%)、25~25%(14%)となっています。一方、「貯蓄しなかった」と答えた人も14.8%。堅実に貯金をしている人たちがいる一方で、なかなか貯金ができていない人も一定以上いることがわかります。このなかには、子どもの幼稚園代など、出費がかさむ時期がかさなり、貯金が難しかったという人もいるでしょう。30代世帯の平均貯金額同調査によると、30代世帯の平均預貯金額は617万円。全世帯の平均額は776万円です。30代世帯の投資・金融資産保有額30代世帯の金融資産保有額は957万円です。そのうち、株式や投資信託は、20代世帯の平均額からそれぞれ約4倍、約7倍に増えています。20代に比べて収入が上がっていることと、貯蓄以外の方法でお金を増やすことに視野が広がる人が増えていることが、その背景なのではないでしょうか。 30代夫婦で貯金なしで大丈夫?平均貯蓄額はあくまで「平均」。高収入家庭の貯蓄額が数字を引き上げているのも事実です。なかには「貯蓄が0円」という家庭もいます。30代世帯…33.7%40代世帯…33.7%なんと、30代よりも収入が上がっているであろう40代でも、収入が0円の世帯割合は変わっていません。昨今では晩婚化が進み、出産・育児にお金がかかる時期も後ろにずれています。また、20代後半~30代前半で出産していたとしても、もっともお金のかかる高校・大学に進学する時期が40代にかかることから、30代、40代ともに貯金が難しいという背景もあるでしょう。しかし、「0円」はやはり心許ないもの。まずは月に数万円ずつでも、先取り貯金をする習慣を始めたいものです。 30代夫婦の貯金テクニックライフステージが大きく変わりやすい30代夫婦。どのように貯金を進めていけばよいでしょうか。30代前半結婚や出産を迎える人も多い年代です。共働き夫婦であっても、産休や育休で一時的に片方(主に妻)が満額収入を得られない状況になる期間が発生することも。世帯収入が減る期間も、月に○万と決めて、無理なく貯金を続けたいものです。また、マイホーム購入を考えている場合、購入希望時期と頭金予定額を考えて、そのための貯金をコツコツ始めてみても。30代後半子どもが小学校に入学し、低学年のうちは習いごとへの出費も少ない期間であることから、「貯めどき」といわれます。今までよりも月の貯金に回す割合をプラスしておくと、後々出費がかさむ時期を安心して迎えられるでしょう。ただ、家族でのお出かけが楽しめる時期でもあります。貯金とは別枠で「レジャー費・旅行費」を貯めておき、家族での時間も大切にしたいものですね。 平均貯金額は617万円30代世帯の平均貯金額は617万円でした。想像よりも多かったですか?それとも少なかったでしょうか。「こんなに貯金なんてできていない…」と過度に心配しなくても大丈夫。どんどん収入の高低差が広がる30代、この貯金額のなかには、平均年収が700万、800万といった人たちの貯金額も含まれているのです。ただし、いつまでも「0円」も不安の元。一定割合を貯金に回す生活は、そろそろ始めておきたいところですね。 参考:平均年収ランキング2017(DODA)各種分類別データ(平成28年)(知るぽると)貯蓄0円世帯が約31%も!世代別の貯金なし率(AllAbout)
2018年08月20日将来のことを考えて貯金をしておきたいけど、毎月の支出を考えるとなかなか貯金できない……なんてことはないでしょうか?そこで今回は、知らない間に貯蓄できちゃう“2割貯金術”をご紹介いたします。文・山田良政■老後までに2,500万円、用意できる?老後の住居費や生活費などを考えると年金だけでは足りず、実はそれ以外に2,500万円程度必要と言われています。そのため、若いころからの貯蓄は今や必須なのです。しかし、生活を圧迫するような貯蓄では今の生活を楽しめないですし、なにより長続きせず意味がありません。そこでオススメしたいのが、“2割貯金術”です!■収入の2割を貯蓄する方法って?一般的な会社員の収入は、約2割が税金と保険料に消えていきます。そして残りの8割を無計画に使っていると、お金はほとんど残らないでしょう。とはいえ生活レベルを大幅に落とすほど貯金額を増やすのは苦しいですよね。そこで、私がオススメするのは収入の“2割”を貯金する方法です。外食の回数を多少減らしたり、好きなことを1~2回ガマンするだけで収入の2割は意外とすぐに貯まります。それほど生活レベルを落とさなくても楽に貯金ができるでしょう。私が知っている女性の中に、この“2割貯金術”を5年間続けた人がいます。彼女は手取りで年収が300万円でした。そんな彼女の年収の2割にあたる60万円の貯金を5年続けた結果、彼女の口座には300万円、年収と同額のお金が貯まったのです。自分の年収額を貯められたことに彼女は自信をつけて、次は600万円を目指して頑張っています。■2割貯金はお金と正しく付き合うトレーニングこの2割貯金術のメリットは、お金の無駄遣いを矯正し、正しい使い方へとシフトしていけることです。これを自分の生活のクセにできれば、お金に対しての感性が養われ、自然とお金が貯まりやすい体質になるのです。例えば、100万円を貯めたことのない人が、いきなり100万円貯めるのは難しいでしょう。しかし、一度少し時間をかけても貯めることに成功すれば、次回以降は前に行ったことを再現するだけなので、貯金のハードルがグッと下がります。「お金はこうすれば自分のところにやってくる」という感覚が身につくのです。以上、“2割貯金術”のやり方とそのメリットをご紹介しました。もしも十分な貯蓄が無いと、将来、子どもの養育費や老後の生活費の支払いで苦しい思いをする可能性が高いでしょう。ただ、あまり窮屈に貯金をする必要もありません。手取りの収入から2割貯金することが習慣化されれば、残りのお金は自分磨きに使っても大丈夫。自分の生活を締め上げず、将来の出費に備えられる“2割貯金術”は、バランスに優れた貯蓄法なのです。(C) TunedIn by Westend61 /shutterstock(C) aslysun /shutterstock(C) Jason Stitt /shutterstock
2018年07月08日素敵な彼氏と幸せに過ごしたいなら、モテる会話術を身につけましょう。コツをつかんでおけば、チャンスが広がります。彼氏が欲しいなら早く素敵な彼氏見つけたいと願っているのに、なかなか実現できなくて悩んでいる女性はとても多いです。そのような方におすすめしたいのは、モテる会話術を身につける方法です。二人で過ごしている時に会話が盛り上がったならば、彼氏はあなたを大切な女性だと思うようになります。もしもコミュニケーション能力に自信がない場合には、モテる会話術を学んで魅力的な女性を目指しましょう。あらかじめ話題をリストアップしておこうモテる会話術を身につけたいなら、日頃から話題をリストアップしておくことが大切です。ニュースや新聞、インターネットの記事をこまめにチェックしておけば、話題に困ることはありません。特に、音楽や映画、スポーツの話題は盛り上がりやすいので最適です。もしも特定の相手が決まっている場合には、事前に好みをリサーチしておくことが重要です。好きなアーティストの好きな曲で盛り上がったり、好きな映画監督の話ができれば、二人でライブや映画館に行く約束もつけやすいです。趣味や特技に関することならば、会話が弾みやすいのでチャンスです。ただし、音楽や映画などの好みが合わなかった時には注意が必要です。相手の好みを否定しないように、聞き役に徹する方法は効果的です。また、ひいきにしているスポーツチームが異なるために、対立してしまうケースも見受けられますので注意しましょう。相手の話に耳を傾けることも大切モテる会話術を身につけた場合でも、自分ばかり話をするのはマナー違反です。特に、自分をよく見せるために自慢話をすることは控えましょう。もしも容姿やファッションセンスなどを褒められた場合には、素直にお礼の言葉を伝えることがポイントです。また、相手の話に耳を傾けることはとても大切です。楽しそうに話していることが感じられたならば、熱心な聞き役に徹しましょう。さらに、会話の合間に、上手な相槌を打てるように心がけましょう。話しやすくなりますから、あなたとの会話に心地よさを感じます。相手の男性はもっと話したいと望むようになりますので、二人の仲が進展しますよ。
2018年06月12日こんにちは、佐原チハルです。子どもにお小遣いをあげ始めると、「ちゃんと貯金してくれるかな?」と気になりますよね。無駄な使い方はして欲しくありません。かつ私たち保護者には、「貯金という手段を通して、お金との付き合い方を学んで欲しい」という思いがあったり。そこで今回は、子どもが楽しみながら貯金できる方法について、我が家のケースをご紹介します。「お小遣いを貯金するとどうなるのか?」を見える化子どもに「お小遣いを貯金してもらいたい 」と思ったとき、我が家でまず行なったのは“貯金の結果の見える化 ”です。我が家の場合は、子どもがお気に入りの1回100円のゲームと、1つ87円のお菓子を使いました。「ここまでがんばって貯めると、ゲームもできるしお菓子も買えるようになる」また「ここで使っちゃうと、ゲームはできるけどお菓子は買えない」などのパターンを伝えました。子どもに貯金を覚えて欲しいのは、お金の使い方についての計画性を育むためです。まずは、子ども自身が「貯金のことを考えて計画してみよう 」という意欲を持てるようになることを目指せるとよいのかなと。「貯金は楽しい!」というイメージの定着がキーポイントお小遣いを貯金することの意義を学んだとしても、貯金すること自体が退屈では長続きしません。そこで子どもが貯金の過程も楽しめる ように、我が家では2つの工夫を行いました。1、貯金箱を子どもの好きなものにするお気に入りのデザインの道具を使える 喜びというのは、子どもにもあるのですよね。がんばって手に入れたお小遣いをお気に入りの貯金箱に入れる。その瞬間の子どもの表情は、達成感に満ちています。2、自分で銀行口座に入金できるようにする日頃与えているお小遣いは小銭ばかりでも、お年玉などはお札で受け取ることもあります。我が家では小銭は貯金箱に貯金していますが、お札は銀行口座に入れるようにしています。そうしたお金を銀行に預ける際は、自分の口座に、子ども自身で入金させるようにしました。貯金の過程そのものを楽しむことができれば、子どものお金自体へのイメージもプラスにできるかもしれません。お金のことをしっかり考えられるように成長してもらうためにも、お金へのイメージはポジティブに しておきたいですね。貯金したお小遣いの使い道には口出ししない子どものお金の使い道は、大人から見れば「つまらないもの」「無駄遣い」に見えてしまうことも多いです。そう感じてしまうこと自体は、仕方ありません。しかし子どもにとっては紛れもなく、がんばって貯金して得た努力の成果です。子どもが十分に達成感を得られることは、私たちの目的が果たされるための強力な助け にもなります。子どものお金の使い道については、できるだけ口出ししないようにしましょう。もし口出しをしそうになったら、「いくらの買い物までは完全に自由にさせるか 」という基準を決めておくのがいいかもしれません。我が家の場合は、1週間に使う金額は平均して200円です。倍の400円を超えるときには注意喚起、約1ヶ月分800円を超えるときには、貯金を促しています。お金をうまく使える大人に育ってくれるように、マネーリテラシーを高めてあげたいですね。----------以上、いかがでしたでしょうか。私たち大人にとっての貯金は、欲しいものの入手や、生活上の必要性によるものです。しかし子どもに貯金をしてもらう一番の目的は、お金との付き合い方を学んでもらうことにあります。その目的を見失うことがないよう注意しつつ、子どもの貯金を見守りたいですね。●ライター/佐原チハル●モデル/REIKO
2018年06月11日ファイナンシャルプランナー資格を持つちながら、何度も何度も、家計簿をつけ続けることに失敗してきた筆者。けれどもここ10年は家計簿が続いています。家計簿が続かなかった理由。それは、「きちんと」家計簿をつけることにこだわっていたから。前回の記事では、無理なく「家計簿」をつけるための手抜きワザを2つご紹介しました。今回は、さらに私が実践している「家計簿が続くヒミツ」を大公開します。【楢戸ひかるの「お困り家計」の見直し術】 Vol.1 お金は「いくら」あれば安心? 貯まらない人の失敗パターンとは Vol.2 住宅ローン、教育費…「貯金しなきゃ!」と、焦る前にすること Vol.3 「節約」ではお金が貯まらない!? 貯まる人が持っている“口座”が存在する Vol.4 結婚式、医療費…「急な出費」のピンチを救うプロの技 Vol.5 家計簿に書くのはたったこれだけ。挫折しない「手抜き」家計簿 ■家計簿は1週間単位でつける家計簿は1週間単位でつけるのがおすすめです。なぜなら、ペース配分がしやすいから。いきなりマラソンで42キロを走りきるのは難しいように、家計の配分も1ヶ月単位より、1週間単位から始める方がわかりやすいのです。また、予算がオーバーしてしまったときも、1週間という単位であれば、リカバーできる可能性は大! 最初から、1ヶ月を目指さず、最初の1歩(1週間)を着実に踏み出すことが大切です。また、1ヶ月を5週間と考えておくのもミソ。使えるお金を5等分してスタートすると、最終週は、2日か3日しかありませんからつじつまを合わせるのが楽です。●おすすめは、高橋書店の「プチ家計簿」高橋書店の「プチ家計簿」は、見開き1ぺージで、1週間分の家計簿が書けるようになっています。896円(税込)というランチ1回分ほどの価格も、「とりあえずトライしてみようか」という気分になるらしく、この話をすると「家計簿が続かない」と嘆いていた友だちも、こぞってトライアルしていましたし、私も8年ほど愛用していました。ちなみに、近年はマネーワークショップを開催していることもあり、次のようなエクセルで作った自作の家計簿を使っています。■「状差し」でムダ遣いを「ひとごと」にする家計簿をつける前に「日付ごとにレシートを並べる」という「ひと手間」、おっくうじゃないですか? 私は、お財布から出したレシートを差す「状差し」を使っています。「プシュッ」、「プッシュ」とレシートを状差に刺していく行為が、日常の中の、ちょっとした息抜きになります。いわゆる「プチプチ」と呼ばれるクッション材をつぶしていくのと、どこか似ていて生理的に心地が良いんです。意外な効用としては、「お財布からレシートを出す」と「家計簿を記帳する」のタイムラグがあること。状差しを使うとレシートがカオス化しないので、2~3週間、家計簿つけを放置できます。これくらいタイムラグがあると、記帳が「ひとごと」になります。「ああ、こんなお金の使い方をしちゃって!」などと思わないので、家計簿をつける気になるんです。反対に言えば、家計簿つけを阻む壁は、「ムダ遣いをした自分を省みるのがイヤ」という気分も大きな要因だと気がつきました。この発見、とても大きかったです(笑)。■家計簿つけの最初のゴールは、「3ヶ月」私のワークショップでは、「家計簿を3ヶ月つけてみること」が最初のゴールです。なぜなら、3ヶ月間、家計簿をつけてみると、「家計費(コスト)」(※1)が出せるからです。「コスト」と「クッション口座」(※2)をわけて集計してみることは、すごく大切です。なぜなら家計の変動は「クッション口座」のお金の上下であって、「コスト」は、そう大きくは変わらないからです。しかしながら、「コスト」という基準(ものさし)が手に入ると、家計についての視界が、グンとクリアになります。※1 コスト:生活費からクッション口座の金額を除いた金額を集計して、その月の日数で割った数字。たとえば1月であれば÷31日。それの3ヶ月の平均値を出すと、生活に必要な最低限の家計費が見えてくる。※2 クッション口座:簡単に言えば、「普段の家計費」と、「貯金」の間のクッションのような役割の口座のこと。どこかの銀行にある、特定の口座ではなく、筆者が名づけたもの。■「マクロな視点」「ミクロな視点」この連載を通じて、「お金のことを考えてみる道筋」をお伝えしましたので、最後にザッとまとめとして整理をしておきますね。「お金のことを考える道筋」で最初にやるべきは、①私(わが家)の未来をデザインしてみること。「未来のわが家の年表」は、マクロな視点で、私(わが家)のお金のことを考えてみる作業です。そして、②デザインした未来を実現するために、お金の流れを整理し、③クッション口座を上手に使いながら、④家計簿でわが家の歩幅を把握します。これは、ミクロな視点でお金のことを考える作業です。私が主婦として20年、家庭運営をしてみて感じること。それは、家庭運営には、「マクロな視点」と「ミクロな視点」が、車の両輪のように必要だということです。■貯金は、自分らしい人生を送るための「手段のひとつ」主婦が「きちんとお金のことを考える」となると、とかく「節約」と「貯金」に気持ちがいきがちです。でも、それでは、永遠に「視界30センチ」から抜け出せません。「節約」や「貯金」は、自分らしい人生を送るための「手段のひとつ」であって、「目的」ではないからです。自分らしい人生を送るためには、「お金のこと」は不可欠です。この連載が、みなさんが、自分らしい人生を送るためのお金のことを考え始めるキッカケになればうれしいです。<楢戸ひかるの「お困り家計」の見直し術>1、 私(わが家)の未来をデザインしてみる 2、 「未来のわが家の年表」を作成し、私(わが家)のお金のことを考えてみる 3、 お金の流れを整理する 4、 クッション口座を上手に使う 5、 家計簿でわが家の歩幅を把握する 6、貯金は、自分らしい人生を送るための「手段のひとつ」と捉えるべし■楢戸ひかる プロフィールHP 「主婦er」 を通じて、「これからの主婦の在り方」を発信中。吉祥寺の人気カフェで、マネーライター歴20年の経験を生かした「お金のワークショップ」を開催しています。【楢戸ひかるのワークショップ: お金のリビング 】
2018年05月26日30代で貯金が全くない…彼に話すタイミングを失ってしまい、何かと理由をつけて乗り切っている人も多いのではないのでしょうか?収入があるのにも関わらず、貯金額が0の女性に対して、「家庭を任せられない」「結婚相手にはちょっと…」という男性の意見も多いです。そこで30代貯金ゼロライフを乗り越える為の秘策を伝授します!参考にしてみて下さいね。 焦りは禁物!ライフワークの見直しから始めるまずは生活の見直しを始めましょう。お金を増やす方法としては・収入を増やす・支出を減らす・副収入を得るが挙げられます。収入を増やしても増えた分だけ使ってしまうという人もいるでしょう。今まであればあるだけお金を使っていた人が、急に貯金を始めるとストレスがたまりますが、慣れてしまうと意識しなくても増えていくものが「お金」です。順調に貯まっていけば「もっと多く貯めたい」と思考も変わっていくので安心して下さい。貯金は習慣で最初が肝心と言われるくらいです。慣れるまで我慢をして貯金する癖を身につけましょう。 お金は使うものではなくお守りお金がないと精神的な苦痛が増えますし、充実した人生を送ることも不可能になります。好きな物を買うのではなく必要な物を買うようにマインドチェンジしましょう。身につけている物がボロボロになるほど、お金を使うことが怖くなってしまっては意味がありません。自分の身の周りは綺麗にして、生活に負担にならないようなお金を貯めていきましょう。 見栄っ張りをやめて収入にあう生活を彼の収入をあてにしてやりくりを考えている人でも、収入以上にお金を使っていればお金は貯まりませんよね。 結婚前からお金の問題を軽く考えている人は、子育てや老後問題に深刻な影響が出る可能性も高くなります。計画性がない女性は結婚に不向きと考える男性も多いです。現在まったく貯金がない人は、現状を理解した上でお付き合いや結婚を考えるべきでしょう。最後に貯金が沢山あっても借金があっても独身時代の資産はあなた個人のものです。結婚後に彼と折半する必要はありませんが、貯金は多ければ越したことはありませんよね。お金を無計画に使わないでしっかり貯めて、信頼できる女性を目指しましょう。written by キララ
2018年05月14日「新年度になって『今度こそ、お金を貯めるぞ』と決意したのに、早くもあきらめモードに突入。『貯金がなかなか続かない』とお嘆きの方もいるのではないでしょうか。どんなに貯金が苦手でも、放っておいても貯金ができる仕組みさえあれば、お金は勝手に貯まっていきます。そんな仕組みのひとつ、『おつり貯金』をご紹介しましょう」 そう語るのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。おつり貯金は、スマホのアプリを利用する。ネストエッグの「finbee」か、マネーフォワードの「しらたま」。仕組みは、どちらもほとんど同じだ。 「クレジットカードで買い物をした際、あらかじめ設定した貯金ルールに従って“おつり”を作ります。このおつりを、自動的に、おつり貯金専用口座に預け替えて、貯めていくというものです」(荻原さん・以下同) 具体的に見ていこう。 「まず、本来はクレジット決済ですが、現金で、しかも同一金種で支払うことを想定します。100円の設定なら、100円玉のみで支払うイメージです。次に、貯金ルールとして、支払いに使う金種を決めます。100円玉、500円玉、1,000円札のうちから選びます。たとえば、5,280円の買い物をしたとしましょう。支払いを100円玉と設定した場合は、100円玉53枚で支払ったと想像してください。この場合のおつりは20円です」 同様に、500円玉の設定では、500円玉11枚での支払いとなり、おつりは220円。1,000円札なら、1,000円札6枚の支払いで、おつりは720円となる。 「アプリはこうして作ったおつりを、買い物した金額に加えてクレジット決済口座から引き落とし、おつり分はおつり貯金専用の口座に預け替えるのです。たとえばAさんは、支払いを500円玉と設定しました。すると、1万2,300円の買い物では200円が、7,880円の買い物では120円がおつりとしてカウントされ、おつり貯金口座に200円、120円と積み上がっていきました」 貯金するつもりがなくても、買い物をするたびに、おつりが勝手に貯まっていくので、「貯金が苦手な方にも続けやすいと思います」と荻原さん。 「『finbee』も『しらたま』も無料のアプリです。アプリをダウンロードし、おつり貯金専用口座を設定。クレジットカードと連携させれば、あとは忘れていても大丈夫です。手数料などもかかりませんし、貯まったお金はいつでも引き出せます。デメリットは見当たりませんが、お金を引き出す際はATMの時間外手数料などにご注意ください」 便利なアプリを上手に使って、コツコツ貯金を長く続けよう。
2018年04月19日結婚を考えるとき、男性に“どれくらい貯金があるのか”は気になるところ。でも、男性のなかにも、女性の貯金額を気にする人は意外と多くいます。男女平等を謳うこのご時世、貯金額も同等のものを求められるのか……?そこで、結婚を考えるにあたって、女子の貯金額が“気になる派”と“気にならない派”の男性それぞれの意見を聞いてみました。文・塚田牧夫気にならない派:「自分のも教えたくない」「もし結婚したとしても、生活費やその他諸々の費用は折半にしたい。お金に関しては別々でいいと思う。夫婦間であってもプライバシーは必要でしょう? 貯金額は相手のも知りたくないし、自分のも教えたくないですね」キミアキ(仮名)/29歳結婚後の生活費折半というのも、一般的になってきています。そのかわり、家事も分担するというのが当然の条件となっているようですね。気になる派:「金銭感覚を知っておきたい」「前に付き合ってた彼女がかなりの浪費家。服に化粧品にアクセサリーに……とにかくお金があれば使ってしまうタイプでした。当然のごとく、貯金額はゼロ。もし結婚したら、確実に俺の貯金まで使われるでしょう。だから金銭感覚を知っておくためにも、貯金額は把握しておきたい。額は、そうですね……100万円ぐらいあれば……」イッペイ(仮名)/33歳円満な夫婦生活を続けるうえで、金銭感覚は重要な要素。あまりにかけ離れているようなら、破綻してしまう恐れが……。ある程度の貯金があれば、なんとなく安心できますよね。気ならない派:「生活費は男が出すものだから」「基本、結婚してからの生活費は男が出すものだと思っているので、知る必要はないかと。自分の貯金は、自分のために使えばいいでしょう。結婚して子どもが生まれたら家庭に入ってもらいたいし。男が外で仕事を頑張って、女性は家庭を守る……というのが理想ですね」ダイト(仮名)/29歳なかなか古風な考えの持ち主ですね。「専業主婦になりたい」と考えている女性も多くいますから、そういう方にとっては理想の相手と言えるでしょう。気になる派:「結婚式を挙げたいので」「結婚するからには式は挙げたいです。調べたところ、式を挙げるのに三百万円ぐらいはかかると書いてありました。さすがに僕ひとりでは厳しい額です。折半するとしたら、百五十万円ずつ。となると、彼女の貯金額もそれぐらいあったらいいですよね」ノゾム(仮名)/28歳男性のなかにも、結婚式を挙げたいと思っている方は多くいます。理由としては、「彼女を喜ばせたい」というのが多い。そんな彼にすべて負担させるというのは、ちょっと酷かもしれませんね。女子の貯金額が“気になる派”と“気にならない派”の意見をご紹介しました。気にならないという男性もいますが、相手にばかり貯金額を求めるのはフェアじゃないかもしれません。自分にもある程度ないと、求める資格はないかも……?(C) quadshock / Shutterstock(C) Minerva Studio / Shutterstock(C) Oleksandr Lipko / Shutterstock(C) g-stockstudio / Shutterstock
2018年04月14日貯金もダイエットも「やっぱり続かなかった」と失敗を繰り返す人は多い。それは自分の本当の“体質”をまだ認識していないからではないだろうか……。 「人生経験を積み重ね、さらに老後のライフプランも考え始める40代後半は、実はお金が貯められる体質になれる絶好の機会。その成功のコツは、ダイエットと共通しています。“貯金しやすい体質”と“太りにくい体質”を同時に手に入れるチャンスです」 そう語るのは、ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さん。がんばって節約しているつもりなのに、まったくお金が貯まらない――。そんな悩みに応えてくれるのが、人気コミック『うさぎは正義』の著者・井口病院さんがイラストと解説マンガを担当した『毒舌うさぎ先生のがんばらない貯金レッスン』(日本文芸社)。監修をつとめている花輪さんがこう続ける。 「私が3年前から住んでいるシンガポールは、資産110億円以上の“超富裕層世帯”の割合が世界第2位の国。そんな超リッチな人たちのふだんの生活は、外出するときに飲み物を持参したり、水やコーヒーが無料で飲める銀行のラウンジを利用したり、徹底してムダなお金を使いません。一方で、資産価値のあるものや教育費には糸目を付けない。このお金の使い方のメリハリが、実はダイエットにも応用できるのです」 収入よりも支出が多くなるとお金は貯まらない。摂取したカロリーよりも消費するカロリーが少なければ体重が減らない――。その仕組みはわかっていても、どちらも目標を達成するのは簡単ではない。そこで、ムリなく、ムダなく貯金&ダイエットできる体質になる秘訣を花輪さんに解説してもらった。 【現状把握】自分のお金と体を“見える化”する方法 「『貯金したい!』と思ったら、まず目標金額と貯める時期を決めることです。『夏までに30万円貯金』『マンション購入のために年間100万円貯金する』など、目標額や期間は人それぞれでよいのですが、最初からムリな設定にしないほうが長続きします」(花輪さん・以下同) 次に行うべきことは、支出の“見える化”だ。 「支出を『貯金』、住居費や通信費、水道光熱費などの『固定費』、食費や生活用品、娯楽費、教育費など月によって金額が変わる『変動費』の3つの項目に分けると、おおまかに支出を確認することができます。確実に目標を達成させるためには、収入から一定額を最初にキープして、貯蓄に回すのがポイント。“余ったお金”を貯金に回すという発想では一生貯金は増えません」 ダイエットも、期間と目標数値の設定が重要。 「体重だけでなく、ウエストなど各部位を測って、現状を把握することが第一歩です」 【原因究明】お金と食の“生活習慣”の中からムダを見つける 固定費や変動費のバランスが悪い場合は、ムダな支出が習慣化しているサイン。 「自分のムダ遣いの癖を知る手段としてオススメなのがレシートチェック。『またコンビニで余計なものを』とか『なぜこんなにカフェに?』など、無自覚や惰性で使ってしまったお金を浮き彫りにしてくれます。買い物前に“必要なものリスト”を作る習慣を身につけるのもよいでしょう」 レシートは必ずもらうこと。店やカテゴリーに分類し、1週間分を見直すだけでも、かなりの効果があるとか。 「ついでにレジ前のお菓子や値引きされたジュースに手が伸びるなど“太りやすい習慣”まで見つかるかも(笑)」 そして花輪さんは、クレジットカードの多用は“貯金を妨げる”可能性があるので控えるべきだと訴える。 「支払いが繰り延べられることで余裕ができたと思い込んで、目の前のお金を浪費してしまうことが多いのです。カード使用で支出が約20%も増えるという研究データもある。クレジットカードは将来からの借金。貯蓄する苦労を一時、和らげてくれるかもしれませんが、あとでツケが回ってくるのです」 同様にダイエットにも“落とし穴”がある。 「補整下着など、見た目だけ痩せて見えるものは単なるごまかし。楽して痩せる方法もすぐリバウンドするのです」 貯金も健康な体もすべて「未来の幸せ」のため。ぜひ明日から体質改善を!
2018年04月12日何か買いたいものがあったり、漠然と目標金額を貯めるために貯金をはじめても、イマイチモチベーションが維持できず、あまり貯まらなかった経験のある人も多いと思います。しかし、世の中には楽しんで貯金ができるよう、いろいろな工夫をして貯金をしている人も多いようです。そんな面白貯金法をいくつか紹介します。●○○したつもり貯金バリエーションが多く、実践している人が多いのが○○したつもりになって、その金額を貯金するというもの。スイーツが食べたいと思ったときに、その金額をスイーツを食べたつもりになって…というものから、好きなキャラクターやアイドルに仕送りや弁当代を渡していると言う設定で、対象の写真やイラストを印刷した貯金箱にお金を入れておくという人もいるようです。●差額を貯金毎日コンビニ弁当や外食で食事をすることが多い人なら、それを自作の弁当や自炊に変えて、差額を貯金すると言う方法です。弁当を買ったときでも、スーパーなどの値引き品を買った場合には、差額を入れたりと、こつこつと積みあげていく形になりますが、食事は回数が多いため、意外と貯まっていることも。雑誌や書籍を買うことが多い人は、それらを図書館で読むことで、買わずに済んだ書籍分の金額を貯金するというのも有効そうですね。●5週間貯金1カ月は4~5週間ですが、家計を35日周期で回すというもの。それまで1カ月(約30日)で使い切っていたお金を、35日間で使うようにやりくりし、5週間たってから、次の収入に手をつけるというテクニック。これを4回続ければ、1カ月分の収入が丸ごと貯金にたまっていることに!?●引き落とし多めに貯金公共料金や携帯電話、クレジットカードなどの引き落としは1円単位の細かい金額になりがち。そこで、ぴったりのお金を引き落とし口座に入れるのではなく、1000円単位でしか入れないようにすれば、引き落としのたびに数百円の貯金がされることになります。どれもユニークな貯金方法ですが、貯金のモチベーションを維持するために、いろいろなアイディアをみんなが捻り出しているようです。これらの貯金方法だけでなく、オリジナルの貯金方法を編み出してみても良いかも?(文・姉崎マリオ)
2018年03月27日積み立てている夫婦の貯金。どのようにすれば我が家にもっとも合っているのでしょうか。日本では夫婦連名の口座を作ることができないので、夫婦の貯金をひとつの口座にまとめるには「夫」か「妻」どちらかの名義で口座を作るか、夫婦がそれぞれ貯金口座を作って管理をする必要があります。それぞれのやりかたのメリット・デメリットを考えてみましょう。1. 夫の口座で貯金(妻が専業主婦)妻が専業主婦で、夫名義の口座で貯金するパターンのメリット・デメリットをご紹介します。夫の口座で貯金するメリット贈与税や相続税などで面倒な疑いをかけられない夫婦間でも、年間110万円を超える贈与があれば「贈与税」がかかります。ただ、貯金目的などの場合は、妻名義の貯金用口座に夫が年間110万円を超える入金をしても、贈与税がかかることはほとんどないそうです。しかし専業主婦の場合、妻名義の口座が夫からの入金ばかりになるため、税務署から贈与を疑われる恐れがあります。また、夫からの生活費をこっそり「へそくり」として妻名義の口座に貯金すると、夫が死亡したとき相続税がかかる恐れも。そのため、専業主婦なら夫名義の口座で貯金をしておくと、そういった面倒なことを避けることができます。夫の口座で貯金するデメリット妻が口座を管理する際、手続きが面倒専業主婦なら日中銀行へ行って口座の管理を行うことができますが、夫名義の口座の場合、いくつかの取引に制限があります。銀行によって異なりますが、数十万~数百万の現金などを動かしたい場合は、本人でないと手続きが面倒です。夫が急死したときに口座凍結される銀行では口座名義人の死亡がわかった瞬間、貯金用・生活費用・引き落とし用など故人の名義の口座すべてが凍結され、一切の取引ができなくなります。葬儀代や当面の生活費が必要な場合、さまざまな手続きを行わないと貯金が引き出せなくなるのはかなりの痛手に。2. 妻の口座で貯金(共働き)共働き夫婦の場合、夫の給与口座は生活費用、妻の給与口座は貯金用として管理しているかたも多いのではないでしょうか。妻の口座で貯金した場合のメリット・デメリットをご紹介します。妻の口座で貯金するメリット家計管理が便利女性は出産・育児等で仕事から離れる機会があるため、家計管理を行うかたも多いと思います。妻名義の口座で貯金をしていたら管理も簡単ですし、数十万~数百万など多額の貯金を引き下ろすときに便利ですよ。妻の口座で貯金するデメリット相続時に揉める原因になる妻が死亡した場合に口座凍結されるのは、夫の口座で貯金するデメリットと同じ。さらに夫が妻の口座へ貯金として入金していたお金も、妻のお金として相続の対象になる可能性があるのだとか。他にも考えなければいけないのは、夫が死亡した場合の「へそくり」のこと。夫からの生活費の一部からこっそり抜き取っていた「へそくり」を妻名義の口座で貯金していると、相続税がかかる恐れがあります。離婚時に揉める原因になる財産分与しないといけないのに、「これは私のお金」と主張される可能性があります。さらに管理を完全に任せていると、現在の貯金金額がわからないので、いつの間にか引き落とされていたということも。住宅購入時に口座から頭金を支払うと贈与税のかかる恐れ住宅購入時に、頭金としてまとまったお金を貯金から支払い、残りは夫名義のローンで、というパターンが多いと思います。その際に家の名義も夫にしていると、妻が夫へ贈与を行ったということになり、贈与税がかかります。それを避けるためには、頭金相当分は妻の名義にするなどの必要があります。3. 夫婦それぞれの名義で貯金給与口座とは別に貯金口座を夫婦それぞれが作って、毎月決めた額を貯金する方法。夫と妻の収入額が異なる場合は、「月収の1割を貯金する」など決めておくと、不公平感がなくなりますよ。夫婦それぞれの名義で貯金するメリット離婚時、相続時に揉めにくい個人がそれぞれ管理しているのでわかりやすく、離婚や相続時の手続きに揉めることは少なそうです。片方が亡くなってしまって口座を凍結された場合も、自分の貯金があるのでなんとかやりくりをすることができます。管理が簡単本人の名義なので、お互いに必要になったときすぐに手続きでき便利です。ペイオフ対策銀行が破綻してしまった場合、預金者1人当たり1金融機関ごとに合算され、元本1,000万円までと破たん日までの利息等が保護されるようになっています。貯金を夫婦どちらかの名義で共通口座に入れていた場合、貯金額が1,000万を超えていると全額保護されません。夫婦それぞれの名義で貯金をしていると、貯金の額も分散されるため1,000万未満となる可能性が高くなり、全額保護されることも可能に。夫婦それぞれの名義で貯金するデメリット相手の口座が不透明「自分はコツコツ貯金しているけど、相手はどうだろう?」など、お互いの口座の動きが見えないので不安に。またお互いに「相手が貯金してくれているだろう」と思って貯金をしていなかったら、お互いに全く貯まっていなかったり相手がせっかく貯めていた貯金を使っていた……ということもあるので、毎月通帳を見せ合うなどして、貯金額の透明化をめざしましょう。どちらかが働けなくなった場合に見直す必要がある別々の口座で貯金するのは、共働きが前提となってしまいます。特に女性の場合は、出産や子育てなどの節目で仕事を辞める可能性があります。その際に妻の口座の支払いができなくなるので、夫の口座へ変更するなど各手続きが必要。また、これからの貯金管理についてどうするか再度話し合わなければなりません。貯金の方法は、夫婦によって合う・合わないがあると思います。ただ覚えていてほしいのが「離婚したら」「相手が亡くなってしまったら」ということ。考えたくないことですが、人生は何が起こるかわかりません。お金を貯める目的も、そういった面があるからこそですよね。そのことも視野に入れて貯金方法を考えておくと、いざというときに揉める・困る心配も少なくなりますよ。そのためには夫婦で話し合うことが必要不可欠なので、時間をかけてでもお互いが納得できるようにしてくださいね。参考:No.4402 贈与税がかかる場合私のへそくりが夫の財産?相続で泣かない備え「妻名義の預金は本当に妻のものか」を疑う税務署婦間の贈与で贈与税がかかる場合/かからない場合の具体例「共有口座」はキケン!? 弁護士がすすめる夫婦の家計管理法預金保険制度
2018年02月25日貯金は大事だと思いつつ、毎日節約してやりくりしているのに、貯金に回す余裕はない…。それが本音かもしれません。しかし将来のことを考えれば、一人あたり最低3000万円、30代のうちに1000万円は貯めておく必要があるなのだとか。「そんな大金貯められない…」と弱気になってしまう人もいるかと思いますが、今から始めればまだ間に合う!30代から始める貯金のコツを学んでみませんか?その1●30代で「最低1000万円」貯蓄が必要なワケ貯蓄のことは後回しにしがちですが、子どもの進学やマイホーム、老後の生活費など、長い目で見るといずれ大きなお金が必要になるもの…。しかし40代に突入する前に最低1000万円の貯蓄が必要とのこと。これを見れば、きっと貯金の意識が変わるはず!▼続きはこちら▼その2●6人に1人は「30代で1000万円」を達成! その貯蓄方法は…1000万円の貯金を達成した30代の方にアンケートを行うと、貯金成功の裏にはある共通点がありました。成功者の調査結果から、そのノウハウをまとめました。▼続きはこちら▼その3●30代で1000万円達成のためにすべき3つのこと仮に30歳からの10年間で1000万円を貯めるとしたら、1カ月あたり約8万3000円を積み立てれば、40歳までに達成できる計算になります。そのためにまず始めるべきこととは?▼続きはこちら▼その4●貯蓄体質に変わる!“貯め癖”をつけるにはどうしたらいい?お金を貯める第一歩として、“必須”となるのが、先取り貯蓄をすること。そして要注意なのは、クレジットカードの利用。その理由は?▼続きはこちら▼その5● 30代で1000万円を貯めるために見直すべき消費項目は?30代で1000万円の貯金ができる家庭・できない家庭、その違いを見てみると、家計のある消費項目に違いがあるようです。アンケートの結果をまとめました。▼続きはこちら▼その6●貯金を考えはじめたら改めて注目!「ゆうちょ銀行」の魅力全国どこでも利用が可能なゆうちょ銀行。そのアクセスの良さ以外にも、注目すべきポイントがあるそうです。ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに聞きました。▼続きはこちら▼
2018年02月21日結婚を考えるにあたって、金銭的な価値観は大事ですよね。「いまの彼は好きだけど、金遣いが荒いから結婚に踏み切れない」とお悩みの方もいらっしゃるのでは?そこでこの記事では、彼の金遣いの荒さを直す3つの方法をご紹介します。金遣いの荒い人の特徴金遣いの荒さを直す方法をご紹介する前に、金遣いの荒い人の特徴をお話します。物質主義的な人は自尊心が低い傾向がある、ということが心理学の研究でわかっています。自分に自信がないから、物で自信の無さを補おうとするのです。つまり、自分に自信の無い彼は、自信を補おうと物をたくさん買うため、金遣いが荒くなるというわけです。となると、彼の金遣いの荒さを直すためには「彼に自信をつけてやればいい」、ということがみえてきますね。1:感謝の手紙を送る彼に自信をつけさせるためには、感謝をすることが有効です。感謝には、「あなたのおかげで助かった」という意味合いが含まれていますから、自信をつけさせるにはうってつけ。メールや手紙で感謝を伝えると彼はいつでもその手紙を見返すことができるため、自信をつけさせる効果が長持ちします。言葉と並行して、文字でも感謝を伝えてあげましょう。2:積極的に彼を頼る彼を積極的に頼りましょう。「必要とされてる」と彼が思いやすくなり、自信になります。重いものを持ってもらう、仕事の相談に乗ってもらう、なんでもいいです。男性は頼られると嬉しくなるので、気兼ねせずにガンガン頼りましょう。そして最後は「ありがとう、おかげで助かった」と伝えるのを忘れずに。3:ボランティアをいっしょにやってみる少しハードルが高くなるのですが、ボランティアに行って人助けをしましょう。「自分も役に立てるんだ、必要とされてるんだ」と感じるためには、人助けが有効です。自身をつけさせるには「感謝の手紙」と「彼を頼る」だけでもいいのですが、余裕があれば、デートと称してボランティアに誘ってみてください。
2018年01月18日お金を貯めたい! と思っても、家計簿や節約が苦手な主婦は多くいます。筆者がまさにそうで、家計簿には何度も挫折し、「自分にはできないんだ」と貯金すらあきらめかけていました。そんな折、雑誌「サンキュ!」などでお金の記事を執筆している、マネーライターでありファイナンシャルプランナーの大上ミカさんの著書 『お金が勝手に貯まりだす暮らし』 に出会いました。家計簿が苦手で、赤字続きの人でもみるみる貯蓄が増えていくシンプルな法則にビックリしました!■お金が貯まる人の習慣とは大上さんが着目したのは、「貯まる人共通の習慣」。全国の主婦のやりくりを取材するうち、貯まる人と貯まらない人では、生活習慣やモノの持ち方が違うことに驚いたと言います。ならば、貯まる人の習慣をマネすれば貯金の効果が出るかも! と思いつき、まとめたのがこの本。そして実際に暮らしを変えることで、貯まる人に変化した例をたくさん見てきたそうです。マネする習慣は一度にひとつ本著で紹介される「暮らしの習慣」は26個。それも「こんな簡単なことがお金にいいの?」と思ってしまうぐらい実践しやすく、効果が出やすいものがセレクトされています。ただし、マネする習慣はひとつずつ実践するのがルール。暮らしとお金は密着しているので、2~3週間試してみて、その習慣によって、お金の流れがどう変わるか、じっくり観察することがポイントなのだそうです。今回は、そんな「暮らしの習慣」からマネしたい6コの習慣を厳選してご紹介します。■朝の習慣:早起きするだけでお金が貯まる!?まずは早起き。大上さんが「早起きさえすればお金は貯まるのではないか」と言うほど、貯蓄につながる習慣なのです。●家族より30分早く起きる貯まる人の朝は早く、貯まらない人は遅いのだとか。書籍でアンケート(※)を実施したところ、「平日は家族よりどのくらい早く起きるか?」の問いに、貯まる人は「30分以上早く起きる」が6割を超えているのに対し、貯まらない人では4割程度と差がハッキリ出るといいます。時間がないと、菓子パンを買ったり、慌てて忘れ物して外で購入したりしがち。こんなしなくていい「ムダ=余計な出費」が、早起きして時間にゆとりがうまれると、防ぐことができます。また、ゆとりがないと「面倒くさいから今日はいいや」なんて、やりくりが挫折する原因に。大上さんは長年の取材から、貯まる差はこの「ゆとりの差」だと言います。●予定を確認し、今日の段取りを決める貯まる人は段取り上手なところも共通点。貯まらない人は何事も行き当たりばったりになりがちで、この差が出費にも貯蓄にも大きく影響するそう。朝起きたら、その日の家族の予定、直近のイベントをざっと確認。すると、「今日は夫が出張だから夕飯の買い物は少なめにしよう」など、使うお金も自然と見えてきて、買わなくてすむものやよりお得に手に入れる方法に気づけます。大上さんによれば、貯まらない人は「長いスパンを見通す力」が弱く、車検、帰省費用など、年に数回ある大きな出費のたびに、貯蓄を崩してしまいがちなんだとか。数ヶ月先の出費が予測できるようになれば、前もって備えられ、貯蓄が安定して続きますよね。これこそ「貯まる生活が身につく」習慣。しかも「予定を確認して、段取りを決める」というのは仕事していると毎日あたりまえにやっていること。それを家庭でも実行するだけだからすぐ始められて、気負わずトライできます。■食事の習慣:食事作りが楽に続く「献立ローテ」主婦が節約を考えたときに、まず取り組んでしまうのが食費ではないでしょうか。でも大上さんは、安く買うより、「食材を使い切る」方が貯まるといいます。そして外食や惣菜になるべく頼らずに、できるだけ楽に家庭で食事作りを続けられる環境を整えられれば、それだけで食費は大きく減らせるそうです。●「ラクに回せる献立」をローテする献立に悩み、料理をする前から疲れてしまう。そんな人は、あまり凝ったメニューではなく、定番で家族が好きなものをローテする「献立ローテ」を試してはいかがでしょう? 次の3ステップで行ってみましょう。①レシピを見なくても作れるメニューを書き出すこのときメインと副菜、ごはんものなどジャンルに分けてリストアップすると思い出しやすいのでオススメ。ただし、家族が嫌いなものは除いておきます。②献立を組む書きだしたメニューからバランスを見ながら、似たようなものが続かないように組みます。③献立案をローテーションさせる煮物、揚げ物など、似たようなメニューが続かないようにすればヨシ。これで献立決めというストレスから解消され、さっと台所に立てるように。でも、こんなにラクしていいの? なんて思ってしまうのもママの心理。そんなときは、同じメニューでも旬の食材で変化をつたり、ハンバーグなら違うソースやタネにするなど、新鮮さをプラスすればマンネリになりません。このローテのいいところは、好きなメニュー中心だから、家族の不満がでない点。また作り慣れたメニューなら、野菜が高い時期なども、臨機応変に安い食材で対応できるうれしいメリットも!●冷蔵庫をカラにしてから買い物に行く冷蔵庫の在庫が一目で見渡せれば、必要な買い物も明確になります。どんなに安く買っても、使いきれなければムダ。大上さんによれば、貯まる人は「使い切り」を徹底し、ムダを減らし、必要な量だけを買える仕組みを自然に作っているそうです。先ほどの「献立ローテ」で3日分の献立を組み、必要な食材を買い出したら、3日後には冷蔵庫がだいたいカラになるはず。期間は自分がやりやすいように、1週間でも、2日でもOKです。 ■夫のお小遣い:毎月のイライラどうすればいい?夫の小遣いで悩んでいませんか? 飲み会続きで毎月のように追加の催促をされたり、そもそも小遣いが少ないと文句を言われたり。でも貯まる人は、夫を上手にやりくりに協力させ、貯蓄の力にしているのです。そのコツを早速チェック! ●夫の小遣いは高めに設定する貯まる人は、夫の小遣いが総じて高め。ただし、その中でやりくりしてもらい、 “追加はなし”をルールにしていることが多いそう。夫の小遣いをアップすると、生活は少しツラくなるかもしれません。でも月の途中で家計を崩す要因が避けられると、夫へのイライラも減少。さらに小遣いが上がった夫は、妻に感謝! 家計に協力的になり、仕事にもさらに励むなど、いい流れを生み出すのです。●夫とお金の話をちょいちょいする貯まる人は“ちょいちょい”夫に報告や相談をしているのだとか。大上さんいわく「夫の家計への協力度は貯蓄と比例する」とのこと。おおまかな家計は夫と共有しておくと、困ったときは相談でき、挫折しそうなときは励ましあえるなど、やりくりの安心感も違ってきます。「夫とお金の話をするとケンカになる」という場合は、旅行や車の買い替えなど、夫が関心を持ちやすいところから入っていくのがコツ。夫が乗ってきたところで、いくら貯めればいいか、そのためにはどこを削ればいいか、と家計の話に持ち込んでみるといいかも!習慣が変われば暮らしが変わり、暮らしが変わればお金の流れが変わる。そして、一度貯まる暮らしが整うと簡単には崩れず、ずっと貯まり続ける暮らしを手に入れられるのだと、大上さんは語ります。家計簿や節約することで貯金に挫折してきた人も、これから貯蓄をさらに増やしたい人も、まずは暮らしを整えることから、試してみてはいかがでしょうか。【まずマネしたい6コの「お金が貯まりだす暮らしの習慣」】1、家族より30分早く起きる2、予定を確認し、今日の段取りを決める3、「ラクに回せる献立」をローテする4、冷蔵庫をカラにしてから買い物に行く5、夫の小遣いは高めに設定する6、夫とお金の話をちょいちょいする参考図書、グラフ・イラスト出典: 『お金が勝手に貯まりだす暮らし』 (大上ミカ/著 リベラル社)これまで1000人を超える主婦に、お金のやりくりについて取材した著者。そのリサーチの結果、貯められる人には貯蓄方法よりも「暮らしの習慣」に多くの共通点があった。早起きや、モノの習慣、キッチンの習慣などの暮らしの習慣26個を紹介する。■大上ミカさんプロフィール1972年生まれ。マネーライター、ファイナンシャルプランナー。雑誌「サンキュ!」「女性セブン」「ダイヤモンドZAi」など多くの雑誌で、やりくりやお金に関する情報について取材・執筆中。これまでにやりくりを取材した主婦は延べ1000人以上。※アンケート調査概要:2017年6月、株式会社カクワーズ実施。対象者は全国の家計に関与している25〜44才の既婚女性556人。インターネット調査。貯まる人(115人)=最近1年で100万円以上貯蓄、かつ毎月貯蓄を実行。貯まらない人(106人)=最近1年で貯蓄が40万円以下、かつ毎月貯蓄の実行なしで比較。
2017年11月28日「35歳にして貯金がほぼないことを、結婚予定の彼に言えない」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは結婚相談所で知り合った2歳上の男性と交際中。順調交際で結婚も視野に入ってきたそうですが、自身の貯金額が70万ほどしかないことに悩んでいます。「この体たらくを知ったら嫌われてしまうんじゃないか」と思い、言い出せないでいるとか。どうするべきかアドバイスを求めています。話し合ってみないと、彼の考えは分からないけれど……結婚において「お金」を重んじる程度は、人によってかなり違います。極端な話、相手の貯金が0円でも結婚を決める人もいれば、数百万ほどあっても、「年齢にしては少なすぎる」「無駄遣いしそうな相手は嫌だ」と判断し、結婚を取りやめる人もいるでしょう。交際中の彼は、大手企業に勤続20年でずっと寮住まい、車を持っていて趣味はなく、しっかりした性格とのこと。「おそらく彼はそれなりの貯金をしているだろう」と考えられるために、トピ主さんは自身の貯金額が少ないことに負い目を感じているようです。でもそれは、一方的な推測ですよね。奨学金を返している、親や親戚に経済的な援助をしている、内緒の趣味があるなどの理由で、「彼も実は貯金が少ない」なんて可能性もゼロではありません。推測の域であれこれ考えたところで、相手の金銭事情や価値観は知りようがない――。つまり「気になるならば、話し合ってみるしかない」ということです。こちらの事情を正直に言えば、「僕がそれなりにあるから大丈夫だよ」とあっけらかんと解決するかもしれないし、「じゃあ、結婚生活は質素に始めよう」「僕が家計を管理するよ」となるかもしれない。あるいはトピ主さんが危惧しているように「お金を貯められない女性は嫌だ」と言われ、破断になるかもしれません。仮にそうなったとしても、貯金額は変えようのない事実ですし、今すぐ増やすこともできないですよね。伝え方や話し合いでの工夫はできますが、貯金額が理由で結婚を拒まれるなら、「今のこの自分」を彼が受け入れなかったのだから仕方ない、と開き直る気持ちも持っておくほかないように思います。「一緒に人生を歩みたい理由」が、お金以外にもあるはず「新卒で就職に失敗して、派遣やバイトを転々として現在3社目」「ボーナス・保険・残業代なし(年収350万)」「一人暮らしで2度引っ越しもしているためカツカツの生活」というトピ主さん。ひとり暮らしで援助も受けず、自分で自分の生活を支えてこられたようですね。その時々で自分なりに頑張ってきた自負があるならば、そう恐縮せず、自分の過去や人生に胸を張っていきませんか。結婚相手に求めるものは、本当に千差万別です。お金の価値観を気にする方は少なくないですが、「きちんと普通の生活ができる」「自炊や家事をする」「極端な浪費をしない」といった部分を相手に望む人もいますし、「上手にお金を使って人生を楽しんでいること」や「前向きな気持ちで働いていること」のほうを評価する人もいます。貯金はあればあったで助かるでしょうが、彼がトピ主さんを選んだ理由は他にもあるはず。謙虚さはトピ主さんの美点だと思いますが、必要以上に卑屈にならず、しっかり自尊心は持っておきましょう。これまでより、「これからどうするか」のほうが大事かも?お金の事情は、信頼できる相手にしか開示しづらいもの。付き合いの浅いカップルの場合、慎重になったほうがいい場面もあるとは思いますが、トピ主さんたちの場合は相談所で知り合い、具体的な結婚話も進行中のようですし、話してみても問題はないように思います。その際には、「貯められなかった理由」や「これからの意思」も併せて伝えてみるといいかもしれませんね。「私はこういうことにはお金を使うけど、こういうのには使わない」「貯金はないけど、今後も働き続けるつもり」「一人暮らしではなくなる分、今後はこういうやりくりの工夫をしたい」などなど。美容や外食、趣味分野など、何かに無駄遣いをしている自覚があるならば、これを機に止めるのもひとつです。結婚にかかる費用の大きさを考えると途方もなくて涙が出る…とのことですが、折半するならば、旅行や指輪、新居のランクを下げるなどの工夫をするのみです。なんにせよ、ない袖は振れないのですから、「悩んでも仕方ない。これから精一杯やりくりしていこう!」と前向きな心持ちに変えていきましょう。それに、今時点の貯金額よりも、「働き続ける意思があるかどうか」のほうが、トータルで見れば家庭の経済力に影響します。仮に彼がお金をうるさいタイプだとしても、貯金額より、働く意思があることのほうを歓迎するかもしれません。過去は仕方なくとも、「これからのこと」ならば変えようがある、という点は覚えておきましょう。いずれにしても、「結婚後の生活とお金」は夫婦にとって非常に重要なトピック。「この話題を避けていたら、結婚生活はうまくいかない!」と腹を据え、トピ主さんが気になっているならば、落ち着いて、まずは彼と話し合ってみてはいかがでしょうか。(外山ゆひら)
2017年08月14日毎日を生きていくうえで、お金はなくてはならないもの。それは、日々の生活費だけではありません。引っ越しや子育て、老後や予期せぬ入院など、大きな出費もあり得るもの。よその家庭は「貯金ができているのか、できていないのか」見ていきましょう。親しい間柄であっても、なかなか聞きづらいお金の話。なんとなくタブーとされている話題のひとつですが、給与や貯金、節約術など、気になることが多いですよね。今回は、そんな気になるお金の話題から「貯金」にスポットを当てます。20〜50代の女性を対象とするアンケートを実施。貯金をしている人の割合から実際の貯金額まで、リアルな声を聞いてみました。「貯金」にまつわるさまざまな疑問について、アンケートの結果を見ていきましょう。あまり学ぶ機会もないことですので、これを参考に、貯金上手を目指してくださいね。■目次1.みなさん、「貯金」してますか……?2.貯金は“子どものため”。不安を抱える人が多数まとめ1. みなさん、「貯金」してますか……?「貯金」と聞いただけでなんだか耳が痛い……という方もいるかもしれませんが、実際にはどのくらいの人が貯金をしているのでしょうか。今回のアンケートでは、約8割以上の方が貯金をしているという結果になりました。【貯金している】■「今後の生活のために、貯金は絶対必要だと思います。年金も少額だし、もらえる年齢も先送りになっているので、できるだけ多くの貯金が必要だと思います」(40代・主婦)■「自分たち夫婦の老後資金としてが主な目的ですが、ちょっとした小旅行資金のためにも行っています」(50代・主婦)■「子供が生まれたのでこれからのためと、あとはマイホームを買うためです」(20代・主婦)老後や将来のため、子どもの教育費のため、という回答が多数。車やマイホームなどの大きい買い物に備えて貯金をしている人も多いようです。【貯金していない】■「家族の為に貯めたいのですが、子供たちの学費で毎月赤字です」(40代・パート)■「生活費だけでいっぱいいっぱいで、貯金はしていません。貯金していないというよりは貯金したいけどできないと言った方が正解かもしれません……」(50代・主婦)貯金をしていないという方は、貯金をしたいという気持ちはあっても、それだけの余裕がないというのが現状のようです。お子さんの教育費や日々の生活費などをまかなうのに精一杯で、貯金をしたくてもできない。または、もっと貯金をしたいけれど、なかなか思い通りに貯められてない。そんな方も多いことがよくわかりました。2. 貯金は“子どものため”。不安を抱える人が多数それでは、日頃から貯金をしている方は、何のために貯金をしているのでしょうか。具体的に、その目的について聞きました。アンケートによると、子どもの教育費や老後の生活のために貯金をする方が非常に多数。現代のお金に対する不安は、その2つが大きな割合を占めていることが読み取れます。【教育費は子ども1人で1,000万円!?】■「多分、学資保険だけでは教育費がまかなえないので、コツコツ貯めています」(30代・主婦)■「自分も親にお金を出してもらって大学まで卒業できたので、子供のために教育費用をためておきたい」(30代・正社員)■「子どもが将来、自分の行きたい学校ややりたいことができたときに、お金が理由でそれを諦めなければならなくなってしまうことは、とても悲しく避けたいこと。子どもの将来の選択肢を広げるために、お金は大きな要素のひとつだと思うので」(40代・個人事業主)幼稚園~大学まで国公立の学校に通った場合、大学卒業までの教育にかかる費用は、1人当たり約1,000万円と言われています。私立学校や研究・芸術系の学校へ進学など、進路選択によってはさらに費用がかさむことも。学費・教材費、塾代などさまざまな方面で出費のかさむ教育費は、節約や削減のしようがない費用。奨学金を借りる人もかなり多く、子どもを持つたくさんの方が教育費について悩みを抱えていることはたしかでしょう。お金に関して子どもに負担や制限をかけたくない、というのが親の本音。奨学金制度などを上手く利用したり、貯金をしたり、子どもの将来の選択の幅を広げられるよう努めている親御さんがたくさんいるのです。【老後の不安を抱える人が多数】■「今の社会保障がいつなんどき倒れてしまうか、先行きが不安。そのためにも、自由になるお金があったほうが安心できる」(30代・個人事業主)■「自分が年を取った時に、苦労しないように、子どもたちに迷惑かけないようにしたいから」(30代・主婦)続いて多かったのが、老後の生活のために貯金をするという意見。働いて年金を納めてはいるものの、果たして自分たちは生活していけるだけの年金を受け取ることが出来るのだろうか……。そんな先行きへの不安から、貯金しているという方が非常に多くなっていました。【お金が必要な場面はたくさんある!】■「結婚十年目に、記念旅行がしたいので、今から少しずつ貯めている」(20代・パート)■「貯金はないと困る気がするので、積立は続けている。大きな買い物のときにも使えるし」(40代・主婦)■「来年家を購入するので、できるだけ節約するように心がけ、浮いた分は貯金にまわしている」(40代・主婦)その他には、まとまったお金が必要になるときのために貯めているという方や、マイホームや車の購入、旅行などの大きな出費に備えて貯金しているという方が多く見られました。なかには「通帳にお金が貯まるのを見るのが楽しい」という、貯金自体が趣味になっている方も。アンケートを通して、みなさんがさまざな事情で貯金をしているということが分かりました。まとめ今回のアンケートでは、子どもの教育費や自分の老後資金など、将来のために貯蓄しているという方が大変多くいらっしゃいました。しかし一方で、貯金したいとは思っているものの、日々の生活だけで精一杯。なかなか思うようにお金を貯められない、という意見もたくさんあります。後編では、リアルな数字を交えつつ、みなさんが実践している貯金方法についてご紹介します。お金が貯まらないという方でも、すぐに実践できる貯金方法は必見。ぜひ参考にしてみてください。【貯金のリアル・後編】はこちらからアンケート実施期間:2017年7月12日対象:20〜50代の専業主婦、パート・アルバイト、正社員、派遣社員、個人事業主の女性の方アンケート総数:50
2017年08月07日貯金があったほうがいいことはわかっているけど、なかなか貯金ができない……。そんな方へ送る「実践する貯金のイロハ」。他の家庭の主婦たちが見つけた、貯金にまわせるはずのお金がなくなる理由や、無理せず始められる貯金方法を一挙ご紹介。貯金に関するリアルを探るため、前編では貯金の有無や目的についてのアンケート結果を見てきました。たくさんの人が、自分や子どもの将来のために貯金をしていることが明らかになりました。【貯金のリアル・前編】はこちらから後編も同じく、20〜50代の女性50人を対象とするアンケートの結果を見ていきます。貯金をしている方の実践例とともに、実際にどのくらいの金額が貯められたのかという成功談も聞いてみました。手軽に始められる貯金方法もご紹介しますので、自分に合った貯金方法をぜひ見つけてくださいね。■目次1.思うように貯められない……。その原因は?2.専用口座は必須。みんなが実践している貯金方法3.今日から始められる!話題の「365日貯金」まとめ1. 思うように貯められない……。その原因は?貯金しなきゃ!と思っていても、なかなかお金を貯めるのは難しいもの。その原因はどのようなところにあるのでしょうか。原因からお金を貯めるための注意点を探っていきましょう。アンケートの結果、貯金が捗らない原因は人それぞれであることがわかります。自分はどのタイプか考えながら、対策をねる必要がありそうです。【浪費に注意!】■「お菓子や雑誌など、特に必要でないものをつい買いすぎてしまう。買ったのに着ていない洋服も多い」(40代・主婦)■「週末は外食または弁当を買って来て食べる事が多くなってしまっています。食費にお金を使いすぎているので、そのぶんを貯金にまわすべきだと感じます」(40代・主婦)お菓子やお酒・たばこなどの嗜好品は、なくて困るものではないとわかっていても、ついつい手が伸びてしまいます。大きな買い物ではないと油断してしまいがちですが、細かな出費が重なるとなかなかお金は貯まりません。“塵も積もれば山となる”と言うように、浪費も節約も日々の小さな積み重ねが物を言うのです。【現状の把握が肝心】■「1年間のお金の流れをしっかり把握していないと、急にお金が必要になったりして、結局貯金できないままになってしまう」(30代・主婦)■「支出の現状を把握することは、貯金の前段階だと思う。把握していないと、どの項目を削ってどの項目を保持するべきかの判断もつかないからです」(30代・主婦)普段どんなものにどのくらいのお金を使っているのか。自分のお金の使い道を把握することができていないと、貯金にまわせる金額も決められません。家計簿をつけるなど、まずは家計の収支をしっかりと把握することが不可欠でしょう。あまり意識していないところに、お金を使いすぎているかもしれませんよ。【心当たりのある原因は?】■「クレジットカードで払えばポイントも貯まるから良いなぁと思っていると、毎月莫大なお金になっていたりするので、便利なものほど気をつけないといけませんね」(20代・主婦)■「いつかやろうと思っているために、そのいつかがなかなかやって来ない状態が続いています。その場その場で必要な出費に対応しているうちに、貯金にまわす余裕がなくなっています」(40代・個人事業主)■「収入が少なすぎて、貯金できる余裕がない。銀行の積立は、もっと額を柔軟に設定させてほしい」(40代・主婦)お金の使用状況が見えにくいクレジットカードの利用には注意が必要ですね。また、生活に必要な出費がかさむことにより、貯金をする余裕がなかったり、つい先延ばしにしてしまったり。よほどの高給取りでもない限り、意識しなければ貯金はできません。まずは貯金ができない原因を探ることが重要です。2. 専用口座は必須。みんなが実践している貯金方法お金が貯められない原因が分かったところで、いったいどのような貯金方法が効果的なのか、みなさんが実践している貯金方法を見ていきましょう。【貯金専用口座を作るべし!】■「口座が1つだと使ってしまうので、お給料が入ったら先に別の口座に移動するようにしています」(30代・主婦)■「とにかく給料日は、決まった金額以外は銀行から引き落とさない。5年で100万円くらいたまっていたことがある」(40代・パート)■「結婚前のことですが、お給料を10万と端数というように口座を2つに分けてもらい、端数の方のみ使うという方法をとっていました。あっという間に貯まり、結婚時には1000万ありました」(40代・パート)いろいろな人のコメントを見ると、生活費の口座と貯金用の口座を分けることは必須。給与が入ったら貯金額を先取りして別の口座に移しておくのが効果的です。お金があると思うとつい使い過ぎてしまい、貯金にまわすお金がなくなるというリスクがあります。また社内預金や給与天引きの財形など、職場での積立制度を利用することで、自然と貯まっていくという声も多くありました。そういったシステムのある職場の方は、ぜひご検討ください。【自分に合った貯金方法はどれ?】■「値引きなどで安く買えた場合、その差額をこまめに貯金しています」(30代・主婦)■「銀行口座に貯金をしているが、普通預金よりも定期預金の方が、若干利率が良い」(30代・正社員)■「ボーナスが入るたびに50万円を定期預金に入れ、そのお金には手をつけないようにして貯金をして最高1000万まで貯めた」(30代・主婦)■「高額な鞄など、具体的な目標を決めてから貯金を始める。貯まるころには、気が変わっていて現金の貯金が増えている」(40代・主婦)日々の生活の中でコツコツと貯めていく方法や、臨時収入の貯金や定期預金の利用などで計画的に貯めていく方法など、さまざまな方法をとっていることがわかりました。3. 今日から始められる!話題の「365日貯金」定期預金はハードルが高いし、貯金用に新しく口座を作るのも面倒……。そんな方でも手軽に始められる貯金方法を、最後にご紹介します。■「今流行りの『365日貯金』をしています。毎日、1〜365円のどれか財布の中にあるお金でいいので、やりやすくて貯金できました」(20代・主婦)今まで簡単な貯金方法のスタンダードとして知られていたのは「500円貯金」ですが、最近話題になっているのが「365日貯金」。1~365の数字のうち、毎日好きな数字の金額分を貯金箱へ入れる。たったそれだけです。その日、財布にある小銭の中から好きなように貯金ができるため、お金のない日は1円でもでもOK。最大でも365円で済むため、気軽に取り組めて続けやすいのが魅力です。また、1~365までの数字が書かれた「365日貯金シート」を使用して、貯金した額を記録していけばモチベーションアップにもつながります。自分でも簡単に作成できますし、インターネットからダウンロードできるものもありますよ。当然のことですが、貯金はスタートすることと続けることが不可欠。小さなことからでも構いません。この機会に始めてみてはいかがでしょう。まとめ「貯金したい」と思ってはいても、日々の生活に精一杯で余裕がなかったり、目標の金額に届くまで続けられなかったり。なかなか思うようにお金を貯められないのが実情です。給与天引きの財形など、目に見えないところで貯金を続ける方法。いつでも手軽に始められる500円貯金や365日貯金でコツコツ貯めていく方法。余ったお金や臨時収入を貯金する方法。さまざまな貯金方法がありますが、自分の性格や、普段のお金の使い方に合った貯金方法を選択することが、貯金を成功させる秘訣です。今回ご紹介した実践例を参考にして、自分に合った貯金方法を見つけ出してください!アンケート実施期間:2017年7月12日対象:20〜50代の専業主婦、パート・アルバイト、正社員、派遣社員、個人事業主の女性の方アンケート総数:50
2017年08月07日夫が飲みに行くたびに、おかわりを求められるお小遣い。主婦たちはそれを許しているのか?今回は、お小遣いとして渡す金額や、許す使い道、はたまた賛否両論について赤裸々に語ってもらいました。この記事が、あなたのご家庭で行われる、お小遣い攻防戦に役立ちますように。夫婦がもめる原因にもなりかねない、お小遣い事情。20~50代の女性を対象に伺ったところ、6割を超えるご家庭が導入していることがわかりました。その中でも妻と夫のどちらが家計自体を牛耳っているのかで、各ご家庭でのお小遣いのシステムは変わってくるようです。【旦那の小遣い・前編】はこちらからそんな各ご家庭のお小遣い事情を紹介した前編に続き、後編ではお小遣いの実態について、さらに深く掘り下げていきます。果たしてよそのご家庭ではいくらお小遣いとして支給されているのか。飲み代やタバコ代は、夫のお小遣いとして妥当なのか。またお小遣い制のメリット・デメリットについても生の声を聞いてみましょう。■目次1.夫婦間でお小遣い制をとっている場合、月あたりの金額はいくらですか?2.夫婦間でお小遣い制をとっている場合、その使い道について教えてください。3.夫婦間のお小遣い制について、メリットまたはデメリットに感じることを教えてください。まとめ1. 夫婦間でお小遣い制をとっている場合、月あたりの金額はいくらですか?まずは、月額いくらがお小遣い代としての相場なのか、見ていきましょう。アンケートはそれぞれ、20〜50代の女性50人を対象にしています。■「夫の小遣いは毎月1万円としている。給料の金額を考慮すると、これでも高いほうだと思う。」(30代・パート)■「夫のみお小遣い制。給料の1割の2万円をお小遣いとしてあげています。」(30代・主婦)■「夫の小遣いは手取りの10%と決めています。5万円は多いかなと思うのですが、がんばってくれているので。」(40代・主婦)本当はもっと夫にお小遣いをあげたいけど、生活費の余裕や貯蓄を考えると、これが限界…というご家庭がほとんどでした。1万円台をお小遣いとしてはいるものの、足りなくなったぶんは追加で渡しているので、結局いくらかわからない…というご家庭も。妻に関しては、必要なものを都度買ってもらうか、家計をやりくりして残ったぶんがお小遣いになる、といった傾向が強いようです。また、家計は夫の給料でまかない、妻の給料はそのまま妻のお小遣いになる、という猛者もいました。2. 夫婦間でお小遣い制をとっている場合、その使い道について教えてください。上の設問で、1万円台、2万円台をお小遣いとする家庭が多いことがわかりました。では、家計費に含まず、そのお小遣いの中でやりくりを求められるものとは?日々出ていくタバコや昼食代、たまにではあるけれど、大きな金額になる交際費や娯楽費など、選択回答してもらいました。【趣味・娯楽】■「趣味や、娯楽に使っていますね。そのために、毎月がんばっているので!」(20代・主婦)■「昼食もお弁当持参なので、特に使い道もなく、趣味のものを買っているようです。」(40代・個人事業主)必要経費外で設定した金額だからこそ、家計にも響かないので、夫が好きに使おうが気にならない傾向です。また妻である自分も趣味を楽しみたいから、夫の趣味を否定しないと、どの方も好意的でした。【交際費】■「会社の飲み会は家計費から出しますが、個人的な飲み会は自分のお小遣いから出してもらっています。」(30代・主婦)■「飲み会を家計に含めると、際限なく大きなお金が飛んでいくので。」(50代・パート)夫が月に何度も飲みに出かけてしまう。誘われた飲み会すべてに参加しないよう、お小遣いという制限を設けた、という方もいました。自分は飲み会に行かないから、夫には限られたお小遣いの中でやりくりをさせている傾向も。3. 夫婦間のお小遣い制について、メリットまたはデメリットに感じることを教えてください。これまで、お小遣いはいくらに設定しているのか、お小遣いは何に使っているのかをご紹介してきました。お小遣い制を夫の無駄遣い対策として導入している方が多い印象だったのですが、反対の意見が11人いました。ここでは、お小遣い制に対する賛否の声をご紹介します。【賛成】■「その範囲で使うように取り決めて、追加なしにしているので、後で請求されることがなくていい」(40代・主婦)■「お小遣い制にすることによって、家計の管理がしやすくなる。」(50代・主婦)決まった額をやりくりするから、無駄遣いを防げる。余らせた分を貯めて、別のものを買おうとする中で、節約も覚える。また、お小遣いを好きなことに使うためにがんばれる。こういった好意的なコメントが大半な中、■「男はお金と時間があるとろくなことをしないし、あればあるだけ使うので、きちんと管理が必要だと思う。」(50代・主婦)といった、夫の性格をわかっているからこそのコメントもありました。【反対】■「金額を決めるのも容易ではないし、使い切ろうと思ってしまうので、もったいないこともあります。」(30代・主婦)■「突然の出費に対応できない。貯金を使い込んだりしていた。余裕が無い。」(40代・主婦)一方のお小遣い制には反対だ、とする方は、全員が専業主婦の方でした。月々で異なる出費に臨機応変に対応できない、そもそもお小遣いの運用が面倒…そんな意見が多い傾向にあります。また、夫が稼いできたお金だから、という意識もあるようです。まとめ全体を通じ、“家を買いたいから節約のために”お小遣い制度を導入しているという声が上がっていました。何かのために節約する必要がある方には、一定の金額を設定できるお小遣い制が見合っているのでしょう。今回のアンケートでは、妻と夫のどちらが家計を握っているかによって、お小遣いの額に対する発言力の大きさが変わる印象を受けました。お小遣いにあまり金額をさけないとしても、ぜひお互いが納得のできるまで話し合いをしてください。アンケート実施期間:2017年7月12日対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、パート・アルバイト、個人事業主の方アンケート総数:50
2017年08月04日家計簿をつけることは、家計を預かる主婦にとって大事な家事のひとつ。しかし、家計簿を継続することに苦手意識を持っている人も多いはず。実際のところ、家計簿を日常的につけている主婦の割合はどれくらいなのでしょうか。そしてどのような方法で家計簿をつけるのか、主婦の方々の声を見ていきましょう。月の収入と支出を管理するのに欠かせない、家計簿。日々のスーパーやコンビニでの買い物はもちろん、洋服や本、消耗品を買うときにもしっかりつけることが家計簿のあるべき理想像です。しかしいざ家計簿をつけるとなると、細かく記入していくのは面倒になってしまって続かないという悩みをお持ちの主婦の方が多いのが現実。家計簿をつけるのをついつい後回しにしてしまって、気づいたら1ヶ月以上放置していたなんていう経験はありませんか。今回は専業主婦・正社員・パートアルバイト・個人事業主の50人の方に家計簿に対する悩みや、うまくつけ続ける秘訣についてアンケートを実施しました。「家計簿はいつも続かない」と思っているみなさん、続けられるコツを見つけにいきましょう。■目次1.日頃から家計簿をつける人は約半数2.家計簿の形式は今やスマホアプリが主流まとめ1. 日頃から家計簿をつける人は約半数【家計簿をつけるのは、基本!】「あなたは日頃から家計簿をつけていますか?」という質問にて、「家計簿をつけている」と答えた主婦の方の割合は半数を超えました。面倒になりがちな家計簿の管理ですが、やはり大事な家事の仕事であると認識する方も多いようです。■「その日買ったもののレシートを、食費や日用品費に分けて手帳に書き込んでいます。」(40代・個人事業主)■「つけないと毎月の収支がわからないので。つけると把握できて節約になります」(30代・パートアルバイト)■「貯金したいが、何に消えているのか不明確な点が多く家計を把握するためにつけている。」(20代・専業主婦)家計簿をしっかりつけることで、どんな項目にどれだけお金を使ったのかが一目瞭然でわかるようになりますよね。例えば、今月は食費がついつい高くなってしまった、夫の交際費が前月より多かった、数字にしてみないとわからないことは多いものです。【家計簿はやっぱり苦手!なかなか続かない】「家計簿が面倒になってしまって、続かなかった。」という方の割合もなかなか多いものになりました。全体の4割近い方が、「最初は頑張っていたけど…」「やっぱり面倒でやめてしまった」と答えたことも判明しました。■「家計簿をつけようと思うのですが、面倒になったり、レシートがない分の計算が合わなくなってきて続きませんでした。」(40代・専業主婦)■「紙の家計簿もデジタルもつけたことがありますが、どうしても面倒になってしまって長く続いたことがありません。」(40代・専業主婦)■「家計簿のつけ始めは、続けようと頑張っていたが後半から忙しくなかなかつける事が出来ず続かなくなってしまう。」(30代・専業主婦)やはり家計簿をつけ続けるためには、確固たる信念が必要です。収入のマイナス分と支出の計算が合わなくなってしまうと、それだけで気が滅入ってしまいそうです。2. 家計簿の形式は今やスマホアプリが主流【手軽で便利!スマホの家計簿アプリは主婦の新定番】スマートフォンが普及してきた今、家計簿アプリの種類が豊富になってきています。家計簿アプリを使う人の数も、今回のアンケート調査分では1位になりました。すぐに取り出しやすいこと、項目を入力するだけで自動的に計算してくれることなどから、家計簿をつけるハードルがノートや市販の家計簿手帳よりも低いのでしょう。■「ポイントが貯まるアプリを使っています。ポイントもたまるし、お金の管理もできるので一石二鳥です。」(40代・専業主婦)■「ほぼ毎日のようにスマホを使うので、何かあった時にすぐに入力しやすいからです。」(30代・専業主婦)■「自動計算をしてくれるし、内訳をすぐにグラフ化して見ることができるから支出が分かりやすい。」(20代・正社員)スマホアプリですと、グラフやカテゴリーできれいに整理してくれるものはもちろん、最近ではレシートの写真を撮るだけで自動的に入力してくれるものまであります。家計簿が煩わしいと思っている方の強い見方でしょう。【手書きがやっぱり安心だし、落ち着くのが主婦の本音】家計の管理をデジタルで行うことが増えつつある昨今でも、「やっぱり紙に書き込むのが一番やりやすい」と考える主婦の方も多いようです。紙での管理には50人中、14人の方が投票しました。■「ノートなどに書いたほうが、内容が頭に入り参考になりやすい。去年のものともすぐに比べられて便利。」(20代・パートアルバイト)■「自分なにりにまとめることができ分かりやすく使うことができるためです。」(20代・パートアルバイト)自分なりにオリジナルな感じでまとめることへのこだわりがある方は、やはり紙を支持されるようです。スマホのアプリや市販の家計簿ノートですと、もう既に家計簿のスタイルが出来上がってしまっていますが、普通のノートやメモ帳の方がレイアウトの自由度は高いでしょう。【自分でカスタマイズが可能!実は便利なエクセル家計簿】エクセルはやや技術を要します。パソコンに慣れている方にとっては、家計簿の管理もエクセルを使ったほうが簡単かもしれません。アンケートではエクセルへの投票数はとても少なかったですが、エクセルは使いこなせるようになるととても便利なツールになります。デジタルで操作できるので、書き間違いの心配もありません。そしてカスタマイズも自由自在。アプリと手書きのいいとこ取りですね。■「最初はノートに手書きで書いていたが、月の収支や年間と考えた場合さっとできるので変更した。」(30代・専業主婦)■「項目を自分仕様にしたかったこともあり、エクセルで家計簿をつけています。」(40代・専業主婦)■「エクセルで簡単な一覧表を作って適当に直しながら今の形態になっていきました。」(40代・専業主婦)エクセルには足し算や引き算が自動的にできる関数を埋め込んでおくと、計算が楽になります。シンプルで修正も楽、自分仕様の家計簿を作るのも家事の効率がアップすること間違いなしです。まとめ家計簿をつけることは主婦の方々にとって、大事な家事の仕事のひとつに数えられます。その家計簿を管理する方法は、今までは紙のノートがメジャーだったものが、スマートフォンのアプリが主流になってきていることがアンケートの結果からもよくわかりました。後編では家計簿の悩みと、その悩みを解消する解決策を併せてご紹介します。【家計簿の書き方・後編】はこちらからアンケート実施期間:2017年6月2日〜3日対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、パート・アルバイト、個人事業主の方アンケート総数:50
2017年07月15日継続して管理するのがついつい面倒になってしまう家計簿。「ちゃんとやらないと…」と思っていても、気づいたら忘れていたなんてこともよくありますよね。今回は主婦50名の方に家計簿をきちんと継続して管理する方法をお聞きしました。「この方法なら私でもできるかも!」というアイディアが見つかります。前編では主婦の皆さんの家計簿にまつわる現状について見ていきました。家計簿を日頃からつけている人は、約半数。そして家計簿ツールはスマートフォンの家計簿アプリの支持が圧倒的でした。【家計簿の書き方・前編】はこちらから後編では、主婦の方の家計簿のお悩みとその解決策をアンケートの結果と共にご紹介していきます。■目次1.やっぱり続かない家計簿…様々な原因がそこにはあった2.主婦が日頃から実践している、家計簿をつけ続ける秘訣まとめ1. やっぱり続かない家計簿…様々な原因がそこにはあった【家計簿つけは、主婦にとって一番面倒な家事?】家計簿をつけることがなかなか続かないとお悩みの主婦の方はとても多いことがアンケートから浮き彫りになってきました。その中でも最も主婦の方々の票を集めたのは、「後回しにするから」でした。■「毎日コツコツできるタイプではないので後回しになりそのまま三日坊主になってしまいます。」(30代・専業主婦)■「面倒くさいと思う上に、後にしようと溜めてしまうので結局いつの間にか辞めていることが多い。」(30代・専業主婦)■「つい面倒で後回しにしてしまいますが、レシート等が溜まって訳が分からなくなるとお手上げ状態になります。」(30代・専業主婦)お金の計算をきっちり行うことが好きだということではない限り、家計簿をつける作業は億劫になってしまいます。嫌な作業ですから、どんどん後回しにしてレシートが溜まっていくばかり。レシートの山をみるとまた嫌な気分になってしまいます。【完璧を求めると、だんだん面倒に…】誰しもがはじめは張り切って家計簿をつけるものです。毎日のスーパーやドラッグストアでの買い物で使った金額、光熱費などの支出を漏れなくきっちり書き込むことでしょう。そんな完璧さにこだわりすぎるがあまりに、気づいたら面倒な作業になっていたと答えた方が、3割近くいました。■「家計簿をつけるならきちんと漏らさずに記入したいと思ってしまう。1回でも忘れてしまうとその後のやる気がなくなってしまう。」(20代・パートアルバイト)■「家計簿をつけるからには数字一つひとつ正確に把握しようと思うあまり、レシート集めなど家計簿をつける前の段階で面倒になってしまうから。」(40代・専業主婦)■「自分の中の理想の形の家計簿に近づけようとして途中で疲れてしまう。」(30代・専業主婦)【家計簿ツールが使いにくいと、やりたくなくなる】「家計簿ツールの使いやすさ」は、家計簿管理の継続の上で大きな指標になるそうです。全体の2割を超える方々が家計簿ノートやアプリが使いにくいことを、継続できない理由にあげています。■「今使用している家計簿にしてから続けられるようになったからです。書き込みやすく、続ける楽しさがあります。集計も分かりやすく、1週間、1ヶ月ごとに振り返りやすいので生活に反映させやすく、使いやすいと感じています。自分が使いやすいものを選ぶことが重要だと考えます。」(30代・パートアルバイト)■「いまいち書いてて全然内容が把握できないから。もう少しわかりやすくしてほしい。」(30代・専業主婦)■「レシートを読み込むだけの家計簿アプリ使ってますが、うまくレシートを読み込むことができないので使いにくい。」(30代・専業主婦)一番上の30代パートアルバイトの方のコメントにもあるように、前の家計簿よりも、今のもののほうがいいということもありますよね。自分が使いやすいものを見つけることも大事だということがよく分かります。2. 主婦が日頃から実践している、家計簿をつけ続ける秘訣面倒になってしまいがちな家計簿。主婦の皆さんが日頃から実践している家計簿を継続させる方法についてお伺いしました。【4割の主婦が合意!家計簿は張り切らないこと】全体の約4割の主婦の方々が「家計簿はおおまかな記入でOK」に投票しました。細くならず、完璧にならずにざっくりでいいから書くことが大事です。■「長続きする一番ベストは方法は、おおまかで良いと言うことです。そして自分が一番わかりやすいものであるイコール自分なりの家計簿を考えることだと思います。」(40代・専業主婦)■「完璧を求めすぎず、まずはざっくりと殴り書きから始めて、長いスパンでやり方を決めていくのがいいと思います。」(40代・個人事業主)■「「つけなくちゃいけない!」と気張らず、日記感覚でおおまかに記入しています。それが長続きする秘訣だと思います。」(40代・専業主婦)日記感覚で家計簿をつけるというのは、いいアイディアですね。今日あったことを振り返りながら、どんなものにお金を使ったのかをざっくりと書いてみませんか。ただ出費の値段だけを家計簿に書くよりも、楽しく続けられるでしょう。【毎日こまめにつけて、習慣化させよう】アンケートの結果では上位ではありませんでしたが、毎日こまめにつけていくことも家計簿を継続させる上で大事なことだと言えます。毎日料理や掃除をするように、家計簿も毎日の習慣になれば面倒だと思うこともなくなるかもしれません。■「毎日コーヒーを飲む時間があるのですが、その時に家計簿をつけるようにしています。毎日つけると時間もかからないのでささっとできます。」(30代・専業主婦)■「めんどくさくなって翌日に書けばいいやと思うと、レシートがどんどんたまっていくので、何よりも毎日こまめにつけるのがポイントだと思う。」(30代・専業主婦)■「とにかく後回しにせず、買い物をしたらすぐに付けることだと思います。後でにすると大概そのままにするものです。こまめに付けることが大事だと思います。」(40代・専業主婦)まとめ主婦の方々からのアンケートの結果、家計簿は毎日コツコツと、気楽にやっていけばいいということがわかりました。家事に正解はありません。自分が満足でき、少しでも効果が実感できれば、それが最もいい形なのだと言えるでしょう。家計簿をつけることに苦手意識がある方は、おおまかな記入をするなど自分がやりやすい方法から始めてみませんか。楽しく家計簿をつけることで、節約や貯蓄などいい結果に結びつくと嬉しいですね。アンケート実施期間:2017年6月2日〜3日対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、パート・アルバイト、個人事業主の方アンケート総数:50
2017年07月15日「貯金地獄」という言葉を耳にしたことがありますか?よく言う「借金地獄」ではありません。貯金の地獄です。「お金はあればあるほどいいじゃない。どうして貯金が地獄につながるの?」一般的な感覚を持っている人なら疑問に思って当然です。けれど今、いくら貯金しても不安でたまらず、貯め込むことをやめられない独身女性が増えているのです。 彼女らがハマっているのは、抜け出せない「貯金地獄」。とても苦しいもののようです。今回は、貯金地獄でもがいている当事者の女性たちにお話をうかがってきました。そこで語られたエピソードをもとに、「貯金地獄女子」の特徴なども分析していきましょう。●貯金地獄女子たちを襲う、老後の不安まずはこちらの女性。20代であるにもかかわらず、約1,000万円もの貯金を持っている会社員です。この年齢としては十分すぎるほどの額であるはずですが、強い不安感から貯金をやめることができないと漏らします。『雑誌やネットニュースなどで、「老後には最低○○円必要」とか、「下流老人が増加中」とか見ると、苦しくてたまらなくなってしまう。このまま自分はどうなってしまうのか、食い詰めて野垂れ死んでしまうんじゃないか って、老後がとにかく不安なんです。これはもう、物心ついたころからずっとそう。最近では、手持ちの貯金を運用した方がいいのか、そんなリスクは犯すべきではないのか、ってことで頭がいっぱいです』(28歳女性/会社員/貯金額950万円)将来のあらゆる可能性を考え、不安に陥っているという独身女性はこんな話をしてくれました。『もし結婚して子どもができても、その子が病気を抱えて生まれてきたら?夫が病気やケガで働けなくなったら?子どもが音大や美大、大学院に行きたいと言い出したら?そしてもし、私のようにいつまでも独身で、援助を求め続けてきたら?考え出すと頭がグルグルしてしまって、結局は貯金し続けることくらいしか解決方法がみつからない』(35歳女性/技術職/貯金額1,500万円)貯金地獄にハマっているのは、“おひとりさま”の女性たちだけではありません。婚約中の彼氏がいるという女性からは、悲鳴にも似たこんな発言が。『彼は会社の上司で、かなり稼いでいます。結婚後は仕事をやめて、専業主婦になってもいいよと言ってくれもします。何の心配もいらないって、頭では分かってるんです。でも、どうしても不安で、心の底から信用することができない 。結局残業して、ボロボロになるまで働いちゃうんです。お金は貯まっていきますが、この不安に終わりはないのかと思うとすごくシンドイです』(33歳女性/会社員/貯金額1,200万円)なるほど、ここまでくると確かに“地獄”の様相です。やめたいのにやめられない、いつまでも追い詰められている感じは本当につらそうですね。●貯金地獄にハマりがちな女子の共通点インタビューをしていくと、「貯金地獄女子」たちの共通点に気づくことができました。●将来への漠然とした強い不安がある彼女らは揃って、将来への強い不安を口にしていました。しかし、しっかりした将来設計や明確な貯金の目的があるか、目標額や必要額を正しく理解しているかといわれたら、決してそうではなさそうです。冒頭の28歳女性はまさにその典型。目にするニュースや情報をすべて真に受けているだけで、現実問題としていくら必要なのか個人的な試算は一度もしたことがない と述べていました。貯金女子たちの不安は、無根拠で漠然としたもの。だからこそ、得体の知れない敵と永遠に戦っているかのように貯金をし続けてしまうのでしょう。●他人を信用できないかたくなさがある仮に稼ぎのいい男性と結婚できても、彼女らの苦悩は続きます。もし夫が働けなくなったら、もし先立たれたら……そんなことを考えると、みすみす夫の収入だけに頼ることができないのです。最後に信じられるものは自分とお金だけ。そんな思いも、どこかにあるのかもしれません。そのような日々は、とてもつらいものです。●地獄を脱するためには、客観的な分析が必要もともとは不自由の少ない、楽しい老後を過ごすためにしているはずの貯金です。貯め込むことに注力しすぎて、不安な気持ちに陥ってしまうのは本末転倒ともいえます。彼女らが貯金地獄から脱するためには、一体どうしたらいいのでしょうか。何よりも必要なのは、客観的な分析 です。自分の思い描く老後を迎えるためには、実際にいくら必要になるのか。専門知識のあるファイナンシャルプランナーなどに試算を依頼するといいでしょう。身近にファイナンシャルプランナーがいなくても大丈夫。日本FP協会のホームページから、自分の条件にあった人を探すことができます。無料相談会も実施されているので、一度足を運んでもいいですね。正確に試算をし、目標額が設定されれば、漠然とした不安はなくなります。あとはその額を目指して、相応の努力をしていけばいいのです。----------いかがでしたか?貯金地獄はジワジワと心身を蝕み、弱らせる厄介なものです。陥りそうな心当たりのある人は、まず一旦冷静さを取り戻して。正確なデータを基に、現状を分析してみるといいですね。●文/パピマミ編集部●モデル/前田彩(桃花ちゃん)
2017年04月18日毎月一定額が支出として出ていく固定費。「固定費が安くなったら、もっと貯金も増やせるのに…」と思っている人も多いかもしれません。そこで今回は、削減しにくいといわれる固定費を効果的に減らしていく方法を、4つの項目に分けてご紹介していきます。これで毎月の貯金額もアップすること間違いなし!ぜひ最後までご覧ください。家賃を削減する3つの方法賃貸にしても住宅ローンにしても、一度月の支払額が決まってしまえばなかなか削減するのは難しいもの。しかし、家計の支出の中では非常に大きな割合を占めるので、住宅にかかる費用を抑えることができれば、貯金額を大幅にアップできる可能性があります。【今よりも家賃が低い家へ引っ越す】一般的に、家賃の目安は収入(毎月の給料から保険料や税金などを差し引いた手取りの金額)の約3割だといわれています。しかし、毎月一定額を貯金に回したいなら、収入の2.5割程度で考えるのがベスト。現在これより高い家賃の家に住んでいるならば、引っ越しを検討するのも選択肢のひとつです。「駅近であれば人気の沿線でなくてもいい」「今と同じ程度の広さなら、少しくらい古くてもいい」など、どこかに妥協できるポイントがあれば、希望の条件をクリアしつつ今より家賃が低い家を見つけることはそれほど難しくありません。なかには、「引っ越しするにはまとまったお金が必要になるし…」と躊躇する人もいるかもしれません。確かに、引っ越し時には初期費用として、それなりに大きな金額が一度に出ていきます。しかしそれでも、家賃が安くなるなら、長い目で見ればおトクになるケースが多いのです。たとえば、家賃80,000円の家から60,000円の家に引っ越す例を考えてみましょう。敷金・礼金・仲介手数料がそれぞれ家賃1ヶ月分、荷物の運搬など引っ越しにかかる費用が50,000円だったとすると、初期費用はトータル230,000円になります。そして、今後5年住み続けるとすれば、60,000円の家で合計3,600,000円、80,000円の家で合計4,800,000円の家賃になります。このように計算していけば、引っ越しをしたほうが、230,000円の初期費用を差し引いても5年で970,000円、1年では約80,000円の減額になることが分かりますね。【住宅ローンの繰り上げ返済を活用する】ボーナスなどを利用し、より多くの元金を早い段階で支払ってしまうことで、利息の支払額を減らす方法を「繰り上げ返済」といいます。繰り上げ返済には、毎月の返済額は変わらない代わりに返済に要する期間が短くなるタイプと、毎月の返済額が少なくなる代わりに返済期間はそのままのタイプの2種類があります。より削減効果が高いのは、前者のタイプです。ただし、ローンが安くなるからと無計画に繰り上げ返済を行うのは逆効果。繰り上げ返済に充てるために生活費を削っていては、貯金どころではなくなります。繰り上げ返済費用は、生活に必要な資金ではなく、余剰資金でまかなうことを徹底しましょう。ボーナスや賞与などの収入も、すべてを繰り上げ返済に使ってしまうのではなく、一部を緊急時の資金として取っておくのが、かしこいやり方です。【住宅ローンの借り換えを活用する】「借り換え」とは、契約している金融機関とは別のところでローンを組み直し、現在のローンを一括で支払ってしまう方法です。繰り上げ返済と同じく借り換えでも利息分を減額することができるので、返済額全体の削減につながります。ただし、ローンを組み直す際には新たに保証料や手数料といった諸費用がかかりますし、ローン残高が少なかったり、現在契約している金融機関との金利差がそれほど大きくなかったりすると、返済額を削減できない場合もあります。借り換えを検討する際は、支払いシミュレーションを行ったうえで、メリットがあるかを判断しましょう。<参考>賃貸の選び方と家賃を節約する方法|安い部屋の探し方家賃の節約術3選(1)理想の家賃、月収の何割?|マイナビニュース繰り上げ返済のメリットと落とし穴[住宅ローンの借り換え・返済]AllAbout住宅ローン借り換えのポイント借り換えとは|金融経済用語集通信費を削減する2つの方法固定費の中で最も削減しやすいのは、意外にも通信費。現在、スマホに7,000~8,000円ほどの通信費がかかっているならば、月に5,000円以上の減額が見込める場合もあります。【格安SIM・SIMフリースマホに切り替える】格安SIMとは、MVNOと呼ばれる大手3キャリア(DoCoMo、au、SoftBank)以外の新規携帯電話事業者が、格安で提供しているSIMカードのことです。SIMカードとは、スマホの“心臓”とも“脳”ともいえるもの。SIMカードがなければ、スマホを作動させることはできません。これまでのスマホは、契約するキャリアのSIMカードしか使えないようにロックされていましたが、現在ではこの制限が緩和され、ロックを解除できるようになっています。これにより、SIMカードのみをMVNOと契約することができ、今までと同じスマホを使いながらも月額料金を安くすることが可能になります。一方、SIMフリースマホとは、はじめからSIMロックがかかっていないスマホのことを指します。どのようなSIMカードにも対応しているので、大手3キャリアはもちろん、月額料金が安いMVNOを利用者側が自由に選択することができます。格安SIMやSIMフリースマホを利用して契約をMVNOに切り替えると、月額の通信費はなんと、2,000円程度に。場合によっては、1,000円台で収まることもあります。MVNOは既存のキャリアから回線を借りてユーザーにサービスを提供するため、回線にかかるコストを自社で負担する必要がなく、これまでとは比べ物にならないほど安い料金プランを提供することができるのです。ただし、大手キャリアの回線を利用するといっても、通信速度や回線の安定性が劣る場合もあります。しかし、日常生活で使用するうえで困るほどではないという人は、格安SIMやSIMフリースマホユーザーの6割以上。月額料金が今より半額以上も安くなるなら、大したデメリットにはならないと考えている人も多いようです。【不必要なオプションを解約する】格安SIMやSIMフリースマホに切り替えれば大幅に月額料金が安くなるとはいえ、「何かあったときにサポートの面で安心」「手続きや初期設定が面倒」などの理由で、大手キャリアのままスマホを使い続けたい人もいることでしょう。その場合にも、月額料金を今より安くする方法があります。スマホを契約する際は、料金の割引を受ける代わりに、さまざまな有料オプションに加入させられる場合がほとんどです。契約時に加入するオプションは一定期間無料で利用できるものもありますが、無料期間を過ぎれば以降は毎月利用料が発生します。それぞれのオプション料金は数百円程度なのですが、より高額の割引を受けるためには、それだけ多くのオプションに加入しなければなりません。そのため、解約手続きをしないまま加入し続けていると、オプションだけで毎月2,000~3,000円ほど余計に支払っているケースも少なくないのです。解約手続きと聞くと難しく思えるかもしれませんが、各キャリアのサポートに電話すれば、自分がどのようなオプションに加入していて、何が不必要なのかもすぐに分かります。また、ネットでも加入状況を見ることができるので、時間を見つけて一度確認してみるのがおすすめです。<参考>格安スマホとは?格安SIMとは?デメリットとおすすめと選び方スマホが高いと悩んでいる方必見!携帯料金を安くするための4つの項目-モバレコドコモショップでオプション強制加入の内容・解約・ペナルティについて訊いてみた-おとなのらいふはっく保険料を削減する4つの方法固定費の中でも通信費に次いで削減しやすいのが、保険料です。「なんとなく入った保険にそのまま入りっぱなし」というのが、一番もったいないこと。定期的な見直しを心がけましょう。【生命保険を見直す】加入から数年経てば、貯金額が増加したり子どもが成長したりしているので、死亡時の保障額を減らせる場合がほとんどです。ライフスタイルの変化に合わせて、保障額やプランも変更していくようにしましょう。また、現在加入している保険会社よりも、ネット保険や勤務先企業で加入できる団体保険のほうが、保障は同じでも安くなる場合が多くあります。料金比較サイトなどを有効に活用して、必要な保障を最も安い価格でまかなえる保険会社を選択しましょう。【医療保険を見直す】国の高額療養費制度(月収530,000円未満ならば、1ヶ月あたりの医療費の自己負担額は最大でも90,000円未満)や企業の傷病手当金(病気やけがで働けなくなった場合は、会社を休んでいる4日目から給料の3分の2にあたるお金が健康保険から支払われる)をしっかりと活用していけば、月1,000円台の最低限の保障でも十分です。毎月医療費として高額な出費がある人は、国や企業の制度と現在の保障内容を比べたうえで、国や企業の制度ではまかなえない最低限の部分にのみお金をかけるように変更しましょう。【自動車保険を見直す】対人・対物賠償の無制限補償などしっかりと保障してもらわなければならない部分と、車両保険など場合によっては必要のない部分とに分け、削れる部分はためらわずに削っていくのがベスト。さらに、テレビでもおなじみの「通販型」なら多くの人で大幅な減額が見込めるので、切り替えも検討してみましょう。【突然のトラブル!予期せぬ大きな出費に対応するには】「個人賠償責任保険」をご存知でしょうか?たとえば、最近急増している自転車事故で歩行者にけがをさせ、賠償金の支払いが必要になったときなど、日常生活でのトラブルに対応できるのがこの保険です。加入していれば、契約者だけでなく子どもや同居の親族などに対しても適応されるのも重要なポイントのひとつ。自動車保険をはじめ、火災保険などの特約として設けられていることが多いので、契約内容に含まれているか確認してみてください。<参考>保険料を節約する契約内容見直しのポイント医療保険は月1,000円で十分!?プロが教える保険見直し術|ナースフルらいふ水道光熱費を削減する3つの方法固定費の中でも削減しにくいのが、水道光熱費。節約には取り組みやすいものの、これまでご紹介してきた固定費に比べると、ひとつひとつが大きな削減にはならないのがネックです。とはいえ、毎日コツコツと積み重ねていけば、少しずつでも確実に金額を減らすことができます。【電気代を節約するには】水道光熱費の中でも最も大きな削減が見込めるのが、電気代です。家庭のさまざまな電化製品の中でも特に電気代がかかっているのは、消費電力が大きいエアコンと、24時間稼働し続ける冷蔵庫です。それぞれに効果的な節約方法を簡単にまとめます。<エアコン>・設定温度は夏28℃、冬20℃・弱運転ではなく自動運転を活用・フィルターをこまめに清掃(2週間に一度が目安)・室外機の周りに物を置かない<冷蔵庫>・壁や天井と間隔を空けて設置・庫内温度を強から弱に切り替える(冬場のみでもOK)・庫内に物を入れすぎない消費電力を節約するほか、契約アンペア数を下げて基本料金を安くする、ライフスタイルに合わせて時間帯割引を活用する、といった方法も有効です。電力の自由化でより安く抑えられる電気料金プランが増えているので、シミュレーションサイトを活用して電力会社の切り替えを検討してみてもよいでしょう。【ガス代を節約するには】ガス代は、温度が高くなるにつれて、金額も高くなります。お風呂を使用するときは40℃以上の設定が必要でも、食器を洗う際にはそれほど高い温度でなくても十分です。使用シーンに合わせてこまめに設定温度を変えましょう。また、特にガス代がかかるのが、お風呂の追い焚き。たった1回の利用でも約7円ですから、1日5回追い焚きをしたとすれば、1ヶ月で約1,000円以上になります。お風呂を沸かしたらすぐに入浴する、家族それぞれが間隔を空けずに入浴する、夏場はシャワーだけにする、といった工夫で、追い焚きの回数を効果的に減らしていきましょう。さらに、誰にでも実践できる方法ではありませんが、オール電化を導入することも選択肢のひとつです。オール電化なら、ガス代は0円に。もちろんその分だけ電気代は高くなってしまいますが、電力会社の切り替えで電気料金が安いプランを選べば、トータルの水道光熱費を大幅に削減できる可能性は大いにあります。また、2017年からは電気同様、ガスも自由化されます。利用者側でガス会社を自由に選べるようになれば、料金プランによってはガス代を今よりぐっと安く抑えられるかもしれません。【水道代を節約するには】家庭の中で最も多く水を使っているのは、お風呂です。毎日浴槽いっぱいにお湯を溜めているとしたらかなりの水量になるのは容易に想像がつきますが、だからといって浴槽の水を取り替えないのはちょっと抵抗がありますよね。そこでおすすめしたいのが、シャワーヘッドを節水仕様のものに交換することです。製品にもよりますが、水量を40%ほど抑えることができます。最近では水圧が弱くならないハイスペックなものも多く、ストレスなく利用できる点もメリットのひとつ。加えて、夏の暑い時期だけでもシャワーのみで済ませることができれば、節水効果はさらに高まります。また、お風呂に次いで多くの水を使用しているのがトイレです。最近のトイレは技術力の向上により節水効果が高いのですが、古いタイプであれば、1回で10L以上も余計に水を流している場合があります。長期的に見て、最新式のものに取り替えることも検討してみましょう。<参考>エアコンの設定温度の目安は何度?|エネチェンジ電気代を劇的に節約する7つの方法まとめ電気料金プランを変更する方法は?|エネチェンジガス代を劇的に安くする3つの方法とは?|タイナビスイッチ水道料金を劇的に節約するために知っておきたい全知識水圧が強い!節水も出来る人気のおすすめシャワーヘッドを紹介!まとめいかがでしたか?このように見てみると、減らせないと思っていた固定費も、やり方次第で大幅に削減できることが分かりますね。削減できた分はしっかりと貯金に回して、コツコツお金を貯めていきましょう!
2017年03月30日「よそはよそ、うちはうち」と思っていても、自分と同じくらいの年代や年収の人にどれくらいの貯蓄があるのか、気になるものですよね。貯蓄額は、生活の状況や、これからどのような生活をしていきたいかによってそれぞれに違っていてよいものですが、世の中の相場も参考として知っていて損はありません。そこで今回は、気になるみんなの平均貯蓄額をさまざまな視点から詳しくご紹介します。毎月の貯金額の目安やお金が貯まる貯金の考え方などもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。※記事内のデータはすべて、総務省統計局の2015年「家計調査報告」によるものです。貯蓄額の「平均値」と「中央値」について総務省統計局が毎年5月に発表している「家計調査報告」によると、2人以上の世帯における2015年の平均貯蓄額は18,050,000円でした。これは、通貨預貯金や定期預貯金のみではなく、生命保険や有価証券などの金融資産も加えた金額です。また、前年と比較すると0.4%、金額にして70,000万円の増加であり、2012年から考えると、3年連続の増加という結果になります。平均の貯蓄額が18,050,000円と聞くと、「我が家の貯蓄額は遠く及ばないけれど、大丈夫?」と心配になる人も少なくないでしょう。それもそのはず、貯蓄額ごとの世帯分布図を見てみると、全体の約7割は平均貯蓄額を下回っています。つまり、貯蓄額が多い一部の富裕層が、全体の平均値を押し上げているかたちとなっているのです。「平均値」という言葉を聞くと、たとえばテストの平均点といったように、全体のおおよそ真ん中に位置する値を想像します。けれども金融資産を考える場合は、このように必ずしも真ん中の値に近くならないことが多くあります。そこで参考にしたいのが、「中央値」です。中央値とは、小さい値、あるいは、大きい値から順に並べたときに、ぴったり真ん中にくる値のことを指します。2015年の家計調査報告でいえば、平均貯蓄額は18,050,000円ですが、貯蓄額の中央値は10,540,000円となっており、大きな差があることが分かります。また、総務省統計局が発表している分布図には貯蓄額が0の世帯は含まれておらず、貯蓄していないと答えた世帯を含めると、中央値の金額は9,970,000円とさらに低くなります。さらに、貯蓄がない世帯を除く全体の11.1%は1,000,000円未満の貯蓄額であり、ほとんど貯蓄をしていない世帯やまったく貯蓄をしていない世帯が一定数あることも、考慮に入れる必要があるでしょう。分布図から考えると、貯蓄がない世帯を除く全体の約半数は貯蓄額が10,000,000万円以下ですから、10,540,000円の中央値のほうが現実的で実感が湧くという人は多いでしょう。金融資産を評価するうえでは、平均値よりも中央値のほうが、より実際に即していると考えられています。しかしながら、アメリカでは金融資産に関わる統計において中央値が最重要視されている一方で、日本では金融資産に関する統計資料において、中央値が言及されることはほとんどありません。最近ではメディアが実感値として中央値を取り上げることも増えてきましたが、まだまだその重要性が認識されているとはいえないでしょう。以下、2015年の家計調査報告をもう少し深く掘り下げていきますが、平均値と中央値の違いを理解したうえで読んでいただくと、より参考にしやすいのではないでしょうか。また、ネットなどで中央値を取り上げたデータを見つけた際には、ぜひ注目して見てみてください。気になるみんなの貯蓄額はいくら?~年代別編~さてここからは、2015年の家計調査報告をより具体的に見ていきましょう。まずは、2人以上世帯における年代別の貯蓄額です。<年代別平均貯蓄現在高>40歳未満6,080,000円40歳以上50歳未満10,240,000円50歳以上60歳未満17,510,000円60歳以上70歳未満24,020,000円70歳以上23,890,000円60代までは、年代が上がるにつれて貯蓄額も増えていることが分かります。50代では多くの人で子どもが独立しはじめ、60代では退職手当などのまとまったお金が入ってくるため、60歳以上になると平均貯蓄額は20,000,000円を超えるという結果になりました。また、貯蓄額の一定の目安となるのが、10,000,000円。上記の結果から考えると、40代のうちに10,000,000円には到達しておくように貯蓄計画を立てることが、ポイントになるといえそうです。さらにここで、「純貯蓄」についても見ていきます。純貯蓄とは、貯蓄から負債を差し引いた、実質的な貯蓄のことを指します。たとえば、10,000,000円の貯蓄があったとしても、未返済の住宅ローンなどが10,000,000円残っていれば、純貯蓄は0円となります。<年代別平均負債現在高>40歳未満9,420,000円40歳以上50歳未満10,680,000円50歳以上60歳未満6,450,000円60歳以上70歳未満1,960,000円70歳以上830,000円<年代別平均純貯蓄額>40歳未満-3,340,000円40歳以上50歳未満-440,000円50歳以上60歳未満11,060,000円60歳以上70歳未満22,060,000円70歳以上23,060,000円負債の中で多くの割合を占めているのは、住宅や土地の購入に関わる費用です。そのため、住宅ローンなどの支払いが多く残っている30代・40代では負債額が大きくなっています。加えて、教育費など子どもにかかる費用もまだまだ高額なため貯蓄額も伸びず、純貯蓄額はマイナスという結果になりました。ただし、このような傾向は毎年大きく変わることはなく、年代が上がれば貯蓄額が増えて負債額が減るため、純貯蓄も増えていきます。注意したいのは、上記は負債がないと答えた世帯も含むデータであるということです。全体の割合でいえば負債なしの世帯のほうが多く、負債があると答えた世帯は4割に満たない数です。そこで、負債がある世帯のみの結果も以下に記しておきます。<年代別平均貯蓄現在高(負債がある世帯のみ)>40歳未満5,280,000円40歳以上50歳未満8,600,000円50歳以上60歳未満13,240,000円60歳以上16,540,000円<年代別平均負債現在高(負債がある世帯のみ)>40歳未満17,960,000円40歳以上50歳未満16,530,000円50歳以上60歳未満11,810,000円60歳以上7,080,000円<年代別平均純貯蓄(負債がある世帯のみ)>40歳未満-12,680,000円40歳以上50歳未満-7,930,000円50歳以上60歳未満1,430,000円60歳以上9,460,000円70歳以上のデータはありませんが、負債ありの世帯だけで見ると、平均貯蓄額はどの年代でも低くなっていることが分かります。また、30代・40代の負債額を他の年代と比較すると、負債なしの世帯を含めた平均値と同様特に高額になっており、純貯蓄額も大幅なマイナスです。さらに着目してほしいのは、50代・60代でもかなりの額の負債が残っているということ。会社勤めの場合は退職金の一部を返済に充てることもできますが、自営業や自由業の場合は、年代が上がっていっても、毎月の定期的な収入以外は期待できないでしょう。また、近年は晩婚化の影響により、子どもの養育費や教育費、住宅ローンの返済、老後の資金準備といった負担が、40代・50代で一気に重くのしかかってくる傾向にあります。20代・30代のうちから、将来を見据えて貯金をしていくことの重要性がうかがえる結果だといえるのではないでしょうか。気になるみんなの貯蓄額はいくら?~年収別編~続いて、2人以上世帯における平均貯蓄額などを、年収別に見ていきましょう。<年収別平均貯蓄現在高>第1階級(3,390,000円)7,710,000円第2階級(5,070,000円)9,160,000円第3階級(6,540,000円)11,840,000円第4階級(8,250,000円)13,960,000円第5階級(12,200,000円)22,780,000円<年収別平均負債現在高>第1階級(3,390,000円)3,450,000円第2階級(5,070,000円)6,360,000円第3階級(6,540,000円)8,270,000円第4階級(8,250,000円)9,810,000円第5階級(12,200,000円)9,850,000円<年収別平均純貯蓄>第1階級(3,390,000円)4,260,000円第2階級(5,070,000円)2,800,000円第3階級(6,540,000円)3,570,000円第4階級(8,250,000円)4,150,000円第5階級(12,200,000円)12,930,000円総務省統計局の家計調査報告では、かっこ内の平均年収別に5つの階級に分けて結果を記載しています。内容を分析してみると、年収が高くなるにつれて貯蓄額も増えていますが、同時に、負債額も増えていることが分かります。そのため、貯蓄額から負債額を差し引いた実質的な貯蓄となる純貯蓄額では、第5階級を除けば、最も年収が少ない第1階級で最多という結果です。さらに、それぞれの平均年収から貯蓄額の倍率を算出すると、第1階級で2.27倍、第2階級で1.80倍、第3階級で1.81倍、第4階級で1.69倍、第5階級で1.86倍です。年収を考慮すれば、第5階級を抜いて第1階級が最も多く貯蓄ができていることになります。また、最も倍率が低かった第4階級が、平均年収8,000,000円程度と比較的裕福であるにもかかわらず、生活に余裕があることでかえって無駄な支出が増えていることを示しているともいえるでしょう。収入がないから貯金ができないわけではなく、支出をコントロールできないからお金が貯まっていかないのです。1ヶ月当たりの貯金額の目安は?定年退職後も再就職をせず、年金と貯金だけで安定した老後の生活を送りたいと考えるならば、老後の資金として30,000,000円貯めておくことがひとつの目安になります。もちろん、土地などの保有資産の有無、持病の有無、家族構成、年金受給額などは人それぞれですから、誰にでもあてはまる金額とはいえません。あくまでも目安として参考にしてください。【退職金がある場合】退職金10,000,000円を老後の資金に充てるとすると、必要な貯金額は20,000,000円です。60代でこの金額を貯めておくためには、年収の金額によっても異なりますが、保険料や税金を差し引いた給料の手取り分のうち、毎月10~15%程度を貯金しておくとよいでしょう。【退職金がない場合】自営業や自由業、勤務先に退職金制度がない人の場合、退職金がもらえないため、30,000,000円全額を貯金でまかなう必要があります。単純に20歳から60歳までの40年間働くとすると、1年間に必要な貯金額は750,000円です。しかし、20代のうちは収入が少ないことも多く、手取りを20万と考えれば、毎月給料の約30%を貯金しなければならない計算になります。しかし、生活費をどうにかやりくりしながら給料の30%を貯金することは、なかなか容易ではありません。そこで、30代、40代と年代が上がるにつれてキャリアやスキルを積み、毎月の給料もアップすると考え、20代で年間500,000円、30代・40代で年間750,000円、50代で年間1,000,000円の貯金を目指せば、毎月手取りの約20%を貯金に回せばよいことになります。20%程度であれば、コツコツと節約を積み重ねるなどの工夫で可能な範囲だといえるのではないでしょうか。働く世代が将来にお金を残すための貯金の考え方家計調査報告や、老後に安定した生活を送るための毎月の貯金額の目安から考えると、20代・30代の若い年代からしっかりと将来を見据えて貯金をしていくことの重要性が認識できます。では、将来にまとまったお金を残すには、具体的にどのような計画を立てていけばよいのでしょうか?最後に、年代別のお金に関する考え方や貯金への取り組み方をまとめます。【20代】給料1ヶ月分からはじめよう家族を養う必要がない独身時代はお金の貯めどき。一人暮らしなら毎月手取りの10~15%、実家暮らしなら30%が貯金の目標額です。ただし、これまで貯金経験のない人がいきなりこの金額を貯めようと思っても、後々生活をやりくりするのが苦しくなって、貯金に失敗する可能性もあります。まずは、臨時の出費に対応できるようにするくらいの感覚で、1~2年で給料の1ヶ月分を貯めることを目標にしてみましょう。最初の目標が達成でき、貯金のクセがついてきたと思ったら、少しずつ毎月の貯金額を伸ばしていきます。【30代】「使うお金」と「貯めるお金」を明確にしよう20代後半から30代にかけては、自分の魅力に磨きをかけ、仕事人としてもスキルアップを目指すべき重要な時期。一定の金額を貯めつつ、必要なところにはお金をかけるメリハリが必要です。将来の資金として貯めていくべきお金は別口座に入れ、どんなにお金が貯まっても、その口座は切り崩さないようにします。貯金用の口座に入れないお金は、必要であれば自己投資のために使っていきましょう。30代後半になってきたら、お金の勉強もかねて、少額を投資信託などに充てるのもおすすめ。ただお金を貯めるのではなく、資産運用で効率よくお金を増やしていく術を学びましょう。【40代】マイホームの買い時はココ!40代でこれまで積み上げてきた貯金がしっかりとあるならば、貯金の一部をマイホームの購入に充ててもよいでしょう。貯金が習慣になっていれば、貯蓄残高が多少少なくなっても、今後の収入から老後の資金まで捻出することは難しくないはずです。40代後半から50代にかけては、30代で得たお金のノウハウを生かし、少し高額の資産運用にチャレンジしてみてもよいかもしれません。まとめいかがでしたか?平均貯蓄額といってもそれぞれに生活の状況は違うので、「必ずいくらの貯金をしておかなければならない」ということではありません。しかし、ある程度の目安として、老後も含め、今後どのような生活を送りたいか、将来設計をどうするか、といったことを考える際には役立ちます。ぜひ参考にしてみてください。
2017年03月30日お金はいくらあっても困らないものですし、将来の備えのためにも誰もが少しは貯金しておきたいと考えるでしょう。けれども、これまで貯金をしてこなかった人がいざトライしてみると、なかなか思うようには貯金が増えていきません。一方で、上手にやりくりしながら毎月一定の金額をコツコツと貯めている人もいます。そこで今回は、貯金ができる人に学ぶ10の貯金術をお教えします。■お金が貯まる貯金のコツとは?収入がそんなにないから…」と貯金をあきらめていませんか?実のところ、収入が少ない=お金が貯まらないわけではありません。毎月の収入が少ないながらその中で生活費をやりくりし、さらに毎月一定の貯金額を捻出している人も多くいます。では、お金が貯まる人とそうでない人の差はどこにあるのでしょうか?お金をコツコツと貯めていける人が実践している3つのコツをお教えします。【貯金額を先取りしよう】貯金ができない人がついついやってしまいがちなのが、毎月の余ったお金を貯金にあてようとすることです。しかし、「毎月○円貯金したいから絶対に使わないようにしよう!」と決めていても、お金が手元にあるとどうしても使ってしまうもの。結局は月の収入を使い切り、「あらかじめ決めていた貯金額が残らなかった」という経験がある人も多いのではないでしょうか?毎月コツコツとお金を貯められる人は、給料が入った時点でそこから貯金額を差し引き、残ったお金で生活をやりくりしようとします。まずは、給料が振り込まれたら生活費が引き落とされる前に貯金額を引き出し、別に貯金用の口座を開設してそこに移すようにしましょう。加えて、貯金用の口座からお金を引き出しにくくすることもポイントです。あえて遠方の銀行に口座を開設するなどの工夫しましょう。また、「毎月貯金額を引き落としたり、別口座に移したりするのが面倒で続かない…」という人には財形貯蓄の利用がおすすめ。財形貯蓄とは、給料から天引きしたお金を企業が代わりに貯蓄してくれる制度です。貯金額が差し引かれた状態で入金されるので、強制力があるという点で「なかなか貯金できない」という人には大きなメリットがあります。加えて財形貯蓄を利用すると、税金が優遇されたり融資を受けられたりすることもあります。勤務先が財形貯蓄を取り入れていない場合は、銀行やネットバンクの自動積み立てを活用しましょう。手続きの手間はかかりますが、一度給料日の翌日に積立金が差し引かれるように設定しておけば、その後は自ら貯金しようとしなくても毎月一定額を貯めていくことができます。【少ない金額からはじめよう】お金を貯めるために大切なことのひとつが、継続していくこと。「今日から貯金をはじめるぞ!」と意気込んで、いきなり50,000円や100,000円といった大きな金額を貯めようとする人がいますが、毎日の生活に無理がある金額を貯蓄しようとしても長くは続きません。たとえ貯金額を先取りしたとしても、生活費が足りなくなれば結局は貯金を切り崩して生活することになるからです。はじめは少ない金額から、生活に支障のない範囲で貯金額を設定するようにしましょう。目安は収入の1~1.5割程度だと言われていますが、今まで貯金が続かなかった人は3,000円や5,000円といった継続しやすい金額からスタートするのがベター。毎月3,000円を貯金していったとすると、1年では36,000円貯まります。5年経てば180,000円ですから、家族旅行を計画しても十分な金額です。たった数千円の貯金ですが、このように考えればバカにならない金額だと思いませんか?慣れてきて毎月の貯金が習慣化してきたら、少しずつ金額を上げてみましょう。【貯金の目的を明確にしよう】貯金も受験勉強やダイエットと同じで、長くコツコツ続けていくためにはモチベーションを保つ必要があります。ただなんとなく貯金するのではなく、お子さんの入学費に充てるため、家族旅行に行くため、車を購入するためといったように、貯金の目的を明確にしましょう。モチベーションが高まり、ちょっとした節約も苦に感じず続けていくことができますよ。もちろん、特に目的などなく「お金があったほうが、将来が安心」という理由で貯金をする人も多いことでしょう。そのような場合は、貯金の目標金額を設定しましょう。このとき、大きな目標から逆算して目の前の小さな目標も設定することが成功のポイントになります。たとえば、1年で100,000円貯めたいなら1ヶ月では約8,500円、1日では約300円を貯金できれば目標を達成できます。1日300円程度なら、仕事の日はお弁当を作って持っていく、水筒を持参して飲み物は購入しないなどのちょっとした工夫で貯金額を捻出することができますね。■家計の支出を把握し、無駄を見直そうここまでお金が貯まる貯金のコツを3つご紹介してきましたが、貯金を成功させるためにはもう1つ大切なことがあります。それは家計の支出を把握することです。毎月一定のお金を貯めるためには、給料から貯金額を差し引いたお金でいかに生活費をやりくりしていくがポイントになります。そのために、何にいくらのお金を使っているのか確認し、無駄な出費をできるだけ減らしていくようにしましょう。家計の支出には、家賃や水道光熱費、食費、通信費、保険料、医療費などさまざまなものがありますが、このうち削減しやすいのは食費と通信費です。それぞれについて、効果的な節約の方法を見ていきましょう。【食費を節約する2つのポイント】1つ目のポイントは自炊を増やすことです。仕事の日はコンビニで昼食を買っているという人は、月20日の出勤時に毎回500円使っているとしたら、1ヶ月では昼食代だけで10,000円も消費していることになります。夕食の場合はさらに高くなりがちで、外食するとなればたった1回の食事で数千円を使ってしまうことも少なくありません。食材にかかる費用や水道光熱費を考えても、自炊したほうがずっと低く食費を抑えられることが分かります。もちろん、「仕事や家事で疲れているし、今日は外食で済ませたい…」という日は誰にでもありますし、そもそも自炊する習慣がない人もいるでしょう。毎日無理して自炊をする必要はないので、まずは週に1回お弁当の日や家で夕食を食べる日を決めて、少しずつ自炊の回数を増やすようにしましょう。2つ目のポイントは、買い物はコンビニではなくスーパーを利用することです。最近ではコンビニに野菜や果物が売られている場合もあり、調味料なども充実しているので、特に1人暮らしの場合であればコンビニだけで必要なものを一通りそろえることができます。しかし、「季節限定」や「期間限定」商品の誘惑も多いコンビニでは、醤油1本だけを買うつもりでも、ついでに飲み物やお菓子、スイーツも…とついついいらないものまで買ってしまいがちです。また、コンビニで手に入るものはスーパーではもっと安く売られている場合も少なくありません。食費の無駄をなくしたいならば、コンビニの利用回数を減らしていきましょう。【通信費を節約する2つのポイント】1つ目のポイントは、無料通話アプリをフル活用することです。頻繁に通話をする人は、通信費が全体的に高くなりがち。最近ではスマホの利用率も高くなり、LINEやSkypeといった無料通話アプリも増えているので有効に活用しましょう。ただし、無料通話アプリを利用した通話はデータ通信を利用するため、仕事での通話が多い人にとっては、通信が不安定になると通話が途切れたりする可能性があることは不安点になるかもしれません。月に50分以上の通話時間がある場合は、通話し放題のプランに変更することで、月額料金を抑えられる可能性があります。ネット上で変更することも可能なので検討してみてください。2つ目のポイントは、不必要なオプションを解約することです。携帯電話やスマホの契約時には、通信費を割り引く代わりに様々なオプションへの加入が条件となっていることがほとんどです。1つのオプション料金は数百円程度ですが、これが3つ、4つと増えていくと、オプションだけで月1,000~2,000円ほどもかかっている場合があります。オプションは、各キャリアのサポートへ電話で問い合わせれば15~30分ほどで解約できます。契約内容をよく確認し、不必要なオプションを契約したままになっていないか確認してみましょう。【水道光熱費の節約はどうする?】毎月一定の支出がある固定費の中で削減しやすいのは、前述の通信費と保険料です。保険を契約した当時と現在ではライフスタイルが変わっていることもあり、契約プランを変更する、あるいは契約する保険会社自体を変える方法で、月の費用が大幅に安くなる可能性があります。一方、固定費の中でなかなか削減しにくいのが水道光熱費。水道光熱費を抑えるには、電気代の場合は契約アンペアを落とす方法もありますが、基本的にはコツコツと小さな節約を積み重ねていくしかありません。けれども、シャワーヘッドを節水仕様のものに交換する、給湯器のスイッチをこまめにオンオフする、使わない家電製品はプラグから抜くといったような節約を、一度に続けていくのはよほどマメな人でない限り難しいでしょう。そこで、水道・ガス・電気の中でも特に料金が高いもの1つに絞り、無理のない範囲で節約するようにしましょう。まずは毎月の明細を確認し、それぞれにいくらかかっているかを把握するところからはじめてみてください。■貯金成功のために身につけたい習慣とは?貯金ができる人には、自然と無駄遣いをしない習慣が身についているものです。もちろん、以下にご紹介することを一度に習慣化するのは難しいでしょうから、まずは取り組めそうなものを1つ選んで実践してみましょう。お金に対する考え方も、少しずつ変わっていくはずです。【明細を見る習慣をつけよう】毎月の水道光熱費、通信費、保険料などの明細に目を通す習慣をつけましょう。また、お金が貯まる人は支出だけでなく、収入についてもきちんと把握しています。口座の入金額だけでなく、会社からもらう給与明細も確認していますか?毎月の給料から税金などがいくら引かれているかも気にしてみるとよいです。また、貯金ができる人の多くはレシートをもらう習慣を身につけています。もらったレシートをもとに家計簿をつけられればベストですが、まずは買い物をしたら必ずレシートをもらうようにするだけでOK。時間があるときにレシートを確認し、無駄な出費はなかったか、あったとしたらいくら使っていたのかを目で見て意識するようにしましょう。【衝動買いをなくそう】貯金ができる人は、何かを欲しいと思ってもその場ですぐに購入することはしません。これは欲しい気持ちを我慢しているのではなく、一度その場から離れることで、本当に今必要なものなのか、どうしても欲しいものなのか考える時間を作っているのです。自宅に戻ってから考えてみると、「やっぱりそんなに欲しいものではなかった」となることは珍しくありません。衝動的に欲しいと思ったら、まずはその場から離れてみることを徹底しましょう。「そうはいってもついつい買ってしまうから”衝動買い”なんだ!」と思う人もいるかもしれません。どうしても購買意欲が抑えられないときは、コンビニなど誘惑が多い場所へは出向かない、ネットで買い物をする機会が多いならばパソコンを開く回数を減らすなど、無駄な消費が発生しそうな場所との接触を物理的に断ってしまうのが効果的です。【クレジットカードを整理しよう】貯金ができる人の多くは、クレジットカードを持っていても極力使わないようにしています。クレジットカードは、「たまたま手持ちがなかった」などの非常事態には持っていると助かるものですが、大金を持ったような気になってしまい、収入を超える大きな支出になってしまうことも珍しくありません。「リボ払いできるから大丈夫」と思っている人もいるかもしれませんが、それは今月分の支払いを来月以降に繰り越しているに過ぎません。いわば、マイナスの貯金をしているのと同じなのです。クレジットカードをたくさん持っている人は、1枚か多くても2枚のカードに支払いをまとめ、極力現金で支払うことを心がけましょう。【臨時収入からも貯金額を差し引こう】「ボーナスが入ったから自分へのご褒美を買おう」「家族でおいしいものを食べに行こう」そのように考えること自体はよいことです。しかし、だからといってもらった臨時収入を全部使い切ってしまうと、せっかくの貯金のチャンスを逃してしまうことになります。ボーナスなどの臨時収入も毎月の給料と同様、先に貯金額を差し引いて残ったお金を楽しみに使うようにしましょう。今後臨時の支出がないとも限らないのですから、そのときに貯金できないかもしれない分を今貯金していると考えてみてください。■まとめいかがでしたか?貯金を習慣化すれば、そのうち意識しなくてもお金が貯まっていくようになります。そして、お金が少しずつ貯まってくるのを見ると自然とモチベーションも上がり、無駄な出費を抑えようという意識が働くようになります。できることからコツコツはじめていきましょう。
2017年03月27日年末に向け忙しい季節ですが、疲れている時は、ビールやシャンパンなどのシュワっとしたのど越しが気分をリフレッシュしてくれますね。炭酸は、浸透力が高く、血行を促すなどの健康、美容効果だけでなく、お掃除にも活用できます。忙しくても心身と共にお部屋も美しくありたいですね。この時期におススメな炭酸の活用法をご紹介します。炭酸水(砂糖などの入っていないもの)クリスマス会や忘年会などで、飲食する機会が増えて、体重のコントロールが難しい時期です。過度に食べた後は、胃腸を少し休ませましょう。食前に炭酸水を飲むと、食べ過ぎを防ぐ事ができ、食事中に炭酸水を飲むと、ミネラルの吸収を良くする作用があります。ダイエット中の方は、空腹時に飲むとお腹が満たされるので、気を紛らわす事が出来ます。天然の炭酸水は、ミネラルを含み、飲み応えがあるのでさらにおススメです。*炭酸は、酸性で飲み過ぎると身体に支障を与える事があります。適量を心がけましょう。炭酸バス疲れている時こそ、お風呂につかって、身体を温め心身共にリフレッシュしましょう。美容院などでは、炭酸泉を取り入れている所が増えていますが、毛穴の汚れをしっかり落とし、血行が良くなるので髪の毛がサラサラになり、美容効果を実感できます。炭酸を作る器械などもありますが、炭酸は、重曹とクエン酸で簡単に出来るんですよ。炭酸バスで身体を温めリフレッシュし、乾燥した肌を美肌に導きましょう。炭酸バスの作り方重曹大さじ1.5杯、クエン酸大さじ1.5杯を加え良く混ぜるだけ。お好みで、塩、クレイ、ハーブ、アロマオイル(最大5滴まで)を加えても良いでしょう。(水をスプレーで少しずつ加減しながら加え、丸めればバスボムになります。)出来たものをお風呂に入れ、入浴します。おすすめのハーブ&アロマオイルリラックスしたい時や夜の入浴⇒ぬるめのお湯でラベンダー、サンダルウッド、オレンジなどリフレッシュしたい時や朝の入浴⇒熱めのお湯でローズマリー、ペパーミント、レモンなど*アロマは、乳幼児は避けた方が良いでしょう。お肌が弱い方は、刺激の強いものや、柑橘系のエッセンシャルオイルを控えた方が良いでしょう。妊娠中やアレルギーの方は、配慮が必要なエッセンシャルオイルがあります。メーカーによって香りや質が異なるので、専門化に聞きながら使用されると良いでしょう。*持病のある方は、医師にご相談しましょう。*重曹やクエン酸は、食用グレードのものを使用しましょう。*クレイは金属を腐食させる働きがあります。金属の道具や容器、ペースメーカ―などを使用している方、アクセサリーを着用しての入浴、自動循環式の浴槽での使用は避けましょう。掃除や消臭に・ 窓ふきに炭酸水をスプレー容器に入れ、窓にスプレーをしてクロスで拭き取れば、洗剤なしても綺麗になります。炭酸が抜けていても使用出来ます。・ 排水溝の掃除重曹を排水溝に振り入れ、50度ぐらいに温めたクエン酸水か酢を流し込みます。重曹が泡立ってきたら栓があれば、栓をしめて30分ほど放置し、熱湯で洗い流します。配水管の汚れと臭いを防ぐナチュラルクリーニングです。
2016年12月16日貯金したいけど、いまいちうまくいかない…そんな時は、血液型を意識してみては?実は血液型によってお金の使い方にクセがあるのだとか。心理占術研究家でお金のエキスパートの天城映さんに話を聞きました。結婚や育児、老後に備えてなど、将来のためにお金を増やしたい、貯金したいと思っている女性は少なくないはず。でも、思うように貯金が増えなかったり、いつも無駄遣いをしてしまう…なんて悩みもよく聞く話。そんな時、血液型を意識してみては?心理占術研究家でお金のエキスパートの天城映さんはこう言います。「例えば、4つの血液型の中でいちばん堅実派のA型でも、自分の体面を保つためには浪費してしまう傾向が。血液型ごとのクセを知ることで、不要な支出を抑えることができ、自分に合った貯蓄や運用法を試すことができるのです」では血液型別のお金にまつわる傾向をご紹介しましょう。■A型は…「得意の倹約&積立貯金で老後だって安心」「生真面目な性格のA 型は、コツコツと堅実にお金を貯めるタイプ。いわゆる“ドケチ”な面があり、自分の衣食住にはあまりお金をかけたがりませんが、自らの体面を保ちたい場合などには大金をはたく見栄っ張りな一面も。将来のために少しでも多くのお金を残したいなら、毎月無理のない金額を口座から天引きするスタイルがおすすめ。逆に“いかにも”な儲け話には注意が必要です。金運アップには赤やオレンジの財布が◎」■B型は…「趣味=貯金になればそれに勝るものはナシ!?」「自分の趣味を第一に考えてしまうB型は、浪費グセでいえば全血液型の中でもワーストです(笑)。解決法としては、趣味にかけるお金を見直すことがいちばんですが、“貯金そのものを趣味にしてしまう”のも手。株主優待を目当てに株を買ったり、クレジットカードのポイントを貯めるなど、“お金+α”のメリットがある方法を選ぶと興味も湧いてくるはず。茶色の財布を使うと消費欲を抑えることができるので、取り入れてみては」■O型は…「夢はでっかく、収支管理はコツコツと」「B 型に次いで、お金の使い方が豪快なO型。特に人づきあいにかかる支出が多く、後輩に気軽に奢ってしまいあとで自分が苦しむ…なんてこともしばしば。お金をコツコツ貯めるのが苦手で、新しいビジネスを起こすといったスケールの大きな場面で動物的勘を発揮するのがO型の本領。でも、現実的な面では、財布のひもが緩くならないよう、レシートの整理やカードの明細の管理を日頃から心がけて。財布の色はブルーが吉」■AB型は…「時代を読む才能あり!将来は女投資家に?」「金銭感覚にすぐれ、適度に使い、残すことができるAB型は、お金のコントロールがもっとも上手な血液型といえます。時代を読む力や分析力があるので、株や投資に手を出せば天下一品。『この業種が買い』だとか『今が底値だ』などという判断にも迷いがありません。ただ時々、お金に淡泊になりすぎる傾向があるため、値段を見ずに物を買ってしまうことも…。AB 型の美的感覚にも適うメタリックカラーの財布で理性をキープして」◇天城映さん心理占術研究家。WEBで「365日誕生日&血液型占い」を連載中。最近では「お金引き寄せ盛り塩シンプルセット」を企画。にて販売中。※『anan』2016年8月3日号より。イラスト・酒井マオリ取材、文・瀬尾麻美
2016年07月31日家計を上手にやり繰りするうえで気になる、毎月の貯金額。給料のうち、いくらを貯金にまわせばいいのか知りたい人も多いのではないでしょうか。貯金の目安は目的に応じて異なりますが、今回は「目的に関係なく、毎月決まった額を貯蓄するための目安」についてご紹介したいと思います。■「余ったら貯金」はNGよくありがちな「余ったら貯金する」という考えですが、これはあまり好ましくありません。貯蓄上手は、貯金する分は口座から引き出さず、もしくは貯蓄専用の口座に移し、預金したままの状態にします。こうしておくことで毎月一定額が貯金され、貯金分のお金には手をつけないでおくことができます。貯金分を「もともと無かったもの」として考え、差し引いた金額でやり繰りできるというわけですね。■貯金は給料の○%が目安では、その目安はいくらでしょうか。毎月貯金する額は、家族構成に応じて変わってきますし、共働きなのか専業主婦なのかによっても異なります。 ●ケース1 共働き夫婦で子どもがいない場合・・・給料の20%~30%が目安●ケース2 共働き夫婦で子どもがいる場合・・・給料の15%~20%が目安●ケース3 専業主婦で子どもがいない場合・・・給料の15%が目安●ケース4 専業主婦で子どもがいる場合・・・給料の10%が目安 「え、こんなに?」と高い比率に感じる方もいるでしょう。でも、やり繰りに慣れてくれば自然と一定額を貯める感覚が身についてきます。そのためには、「余ったら貯金」という考えを捨て、先に決まった額を給料から差し引いて手をつけず口座に残しておくことが重要なのです。家賃や水道光熱費、携帯代金といった固定費の見直し、食費や雑費などのやり繰りは、妻としての腕の見せどころでもあるでしょう。あまり節約しすぎて家族に苦痛を強いるのは好ましくありませんが、家計簿を見直せば「無駄な出費」が見えてくるはずです。「塵(ちり)も積もれば山となる」の精神で、やり繰り上手&貯蓄上手を目指しましょう。まずは、毎月の給料から一定額を貯金する習慣を心がけてみてはいかがでしょうか。「備えあれば憂いなし」です。いつ、どのタイミングで急な出費が必要になるかなんて誰にもわからないこと。今のうちから貯金に対する意識を高めておきたいですね。
2016年04月21日ゆうちょ銀行は4月1日から、通常貯金や定額貯金などの合計の預入限度額を現行の1,000万円から1,300万円に引き上げる。○限度額の引き上げは25年ぶりこのたび、4月1日から限度額が引き上げることになったのは、3月25日に限度額引き上げのための政令が公布されたことに基づく措置。通常貯金や定額貯金、定期貯金などの合計の預入限度額はこれまで1,000万円としていたが、4月1日から1,300万円に引き上げる。ゆうちょ銀行は「限度額の引き上げは、1991年11月に700万円から1,000万円に引き上げられたとき以来25年ぶり。1,300万円までに引き上げられることで利用者の利便性は高まる」としている。マイナス金利の影響については「市場金利の状況を鑑みると、限度額の引き上げによって貯金残高がそれほど大きく増えることはないと見ており、預入限度額の変更が業績に与える影響は軽微である」と予測している。なお、預金保険制度による貯金の保護の範囲には変更なく、保護されるのは預金者1人当たり元本1,000万円までとその利子。ただし、1,000万円を超えていても、金融機関の財産状況に応じて、超過分についても支払われる場合がある。
2016年03月28日みなさんは毎月、ちゃんと貯金をしていますか?『とらばーゆ』の調査によると、20歳から39歳までの女性の毎月の平均貯金額は4.5万円。なんと、10.9%は毎月10万円以上も貯金しているのだとか。しかも、金額は年齢には比例していません。年齢や収入よりも、個人の努力によるところが大きいようなのです。では、どうすれば貯金は増えるのでしょうか?アメリカの女性向け情報サイト『BUSTLE』を参考に、20代の女性が貯金するための6つの習慣をご紹介します。■1:毎月の予算を立てる毎月の自分の収入がどれくらいで、そのお金がなんに使われているか、きちんと把握していますか?毎月使うお金を、食費、交際費、趣味のための費用などに分け、それぞれ予算を立てましょう。毎月その予算をオーバーするようなら見なおしが必要です。最近は、簡単に使える家計簿アプリがたくさんあります。まずはそれらを利用して、自分がなににどれだけのお金を使っているかを知りましょう。■2:カードは毎月きれいに清算するカードの支払いは、必ず毎月きれいに清算しましょう。支払いを先延ばしにしたり、分割払いを多用したりしてはいけません。余分な手数料を取られるだけでなく、支払いが滞ると、大きな買い物をしてローンを組むとき、アパートを借りるとき、また、仕事を探すときにも影響することがあります。カードの支払いは借金と同じ。毎月きっちり清算しましょう。■3:ちょっとした節約をする節約は、あまりストイックにやりすぎると長続きしません。大切なのは、続けられそうな倹約をすること。たとえば、週4回の外食を2回に減らして自炊する、友だちと飲むときはバーだけではなく、たまには自宅でパーティーをしてみるなど。ドラッグストアなどのポイントカードを活用するのも手です。ちりも積もれば山となる。ちょっとした節約を続けてみましょう。■4:借金を早く払い終える金額はさまざまですが、借金をしている人は意外と多いもの。奨学金の返済なども含めれば、かなりの人数にのぼります。どのような支払いでも、基本はできるだけ早く返済を終えることです。一度に返すのは大変ですが、毎月決まった額を返すようにすれば必ず払い終える日は来ます。ただし、クレジットカードの返済だけは利子が高いので、なにをおいても支払いを最優先にしましょう。■5:とにかく貯金をはじめるお金は貯めはじめないことには増えません。まずは貯金専用の口座をつくりましょう。そして、「緊急用」の貯金をはじめます。貯金のモチベーションはなかなか上がりにくいものですが、困ったときに自分を助けてくれるお金だと思えば貯められるはず。当面の目標は6か月分の生活費です。万一職を失うようなことがあっても、とりあえずなんとかなります。これを達成できれば自信になります。そのあとは自分の好きなことのために貯金しましょう。■6:老後のことを考えるいまは若くても、人はいつか必ず年を取ります。そのときに暮らせるお金がありますか?年金だけでは生活が苦しいかもしれませんから、そのときは貯金を使うしかありません。年をとって働けなくなる日はいつか必ず来ます。そのときを具体的にイメージすれば、自然に無駄遣いは減るでしょう。*当たり前ですが、貯金をすれば必ずお金は増えます。目に見える成果を楽しみながら、コツコツ貯金をはじめましょう!(文/スケルトンワークス) 【参考】※6 Habits Every Woman Should Have In Her 20s To Be More Financially Stable-BUSTLE※働く女子のリアルマネー事情:1ヶ月の貯蓄-とらばーゆ
2016年03月07日