彩の国さいたま芸術劇場が、開館30周年を迎える2024年に芸術監督・近藤良平率いる新しいシアターグループ「カンパニー・グランデ」を立ち上げ。そのメンバーを一般から募集する。「グランデ」はスペイン語で“大きい”を意味し、「カンパニー」には“仲間”という意味がある。年齢、性別、国籍、障がいの有無、プロ、アマ、などの垣根を越えて、様々な創造性をもった人々が集い、そこから生まれる表現を探求することを目的とした、大きな船のようなカンパニーとなる。舞台芸術には日常生活のあらゆる要素が含まれている。「カンパニー・グランデ」では舞台芸術を軸としてジャンルを超えた様々な学びを得ながら、メンバー同士がそれぞれの人生や生活からアイデアを持ち寄って、対話を重ね、ともに実験を繰り返しながら、作品の創作に向かっていく。劇場という創造・発信する空間で、ここでしか出会えない仲間とともに感性を磨き、表現の世界を深め、未来に向けた新しい創作のありかたを模索する。募集するのは16歳以上で性別・国籍などは不問。「表現意欲がある」「探求心・好奇心旺盛に新しいことに取り組む」「自分とは違う意見や考えを受け入れる」という志向があれば、応募可能。表現活動の経験やジャンル、コミュニケーションの得意・不得意も不問としている。応募の締め切りは6月9日24時。応募の方法は公式サイトおよびオーディション情報サイト「デビュー」に掲載されている。【カンパニー・グランデとは】・舞台芸術を軸とした様々な学び・実験の場・知識・技術よりも、感覚・感性を磨き、深め、開いていく場・様々な属性の人々同士の交流を通して、劇場を中心とした緩やかなコミュニティを創出する場■彩の国さいたま芸術劇場 芸術監督・近藤良平コメント「カンパニー・グランデ」は「集いの場」と考えます。いつ来ても誰かがいて、絵を描いたり人形をならべたり寝そべったり、そんな部屋を思い浮かべています。「人生のちっぽけな疑問」「花の美しさ」について語ったりもします。誰のためでもなく、自分のためでもなく、巡るように空想にふけったり、試みたり、大合奏になったりしながら「楽しみ方」を見つけていこうと思います。ギジュツやタテマエやミブンはいらないです。劇場にある集いの場で、ぜひそんな旅をしたいと思います。■近藤良平プロフィール振付家・ダンサー。1996年にダンスカンパニー「コンドルズ」を旗揚げ。全作品の構成・映像・振付を手がける。これまでに 世界約30ヶ国で公演 を行い、NYタイムズ紙で高く評価される。渋谷公会堂公演やNHKホール公演が即日完売など、日本のコンテンポラリーダンスでは異例の躍進を遂げる。 TBS系列『情熱大陸』、NHK総合『地球イチバン』、『AERA』表紙 などで脚光。NHK教育『からだであそぼ』内「こんどうさんちのたいそう」、『あさだ!からだ!』内「こんどうさんとたいそう」、NHK総合『サラリーマンNEO』内「テレビサラリーマン体操」振付出演、 NHK連続テレビ小説『てっぱん』、NHK大河ドラマ『いだてん』振付 など、親しみやすい人柄とダンスで幅広い層の支持を集める。野田秀樹作・演出による演劇作品や前田哲監督、三池崇史監督の映画、テレビCMなど、多方面で表現者として活躍。0歳児からの子ども向け観客参加型公演「コンドルズの遊育計画」や埼玉県との共働による障害者によるダンスチーム「ハンドルズ」公演など、多様なアプローチでダンスを通じた社会貢献にも取り組んでいる。多摩美術大学教授、東京大学、立教大学などでも講師を務めるほか全国各地で公演やワークショップを行っている。2022年4月から彩の国さいたま芸術劇場芸術監督に就任。第4回朝日舞台芸術賞寺山修司賞受賞、第67回芸術選奨文部科学大臣賞受賞、第67回横浜文化賞受賞。愛犬家。【講師陣】(予定) ※各分野50音順ディレクター:近藤良平スタジオワーク講師音・声:内橋和久、武徹太郎、中納良恵、森洋久身体・動き:川口隆夫、島崎麻美、目黒陽介美術:川村亘平斎、日比野克彦言葉:DJみそしるとMCごはんほか
2024年05月01日彩の国さいたま芸術劇場の公開対談シリーズ『芸術監督クロストーク「夢の人に逢う」』の第4弾が、2024年5月28日(火) に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 映像ホールで開催されることが決定した。『夢の人に逢う』は、彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督・近藤良平が様々なジャンルで活躍する「夢の人」をゲストに迎える公開対談シリーズ。第4弾は、1993年よりシェイクスピア戯曲の翻訳に取り組み、2021年に37本ある戯曲の翻訳を完結させた松岡和子をゲストに迎え行われる。松岡は、近藤が主宰するダンスカンパニー・コンドルズが1999年に東京グローブ座でブレイクするきっかけを作ったキーパーソン。コンドルズ埼玉公演新作の開幕を6月初旬に控える近藤が、松岡とコンドルズの出会い、そしてライフワークである翻訳の仕事などについてたっぷりと伺う。<イベント情報>芸術監督クロストーク『夢の人に逢う』Vol.4 松岡和子(翻訳家・演劇評論家)×近藤良平(振付家・ダンサー/聞き手)日時:2024年5月28日(火) 19:00~20:30(終了予定)※開場は30分前会場:埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 映像ホール出演:松岡和子(翻訳家・演劇評論家)、近藤良平(振付家・ダンサー/聞き手)料金:入場無料(全席自由・要事前申込・先着順・定員130名)公式サイト:
2024年04月11日2024年2月22日、お笑いタレント『ハリセンボン』の近藤春菜さんがInstagramを更新。母校を訪れた際のエピソードを投稿し、反響が上がっています。近藤春菜「変わんなくない?」母校である高校に呼ばれたことを明かした、近藤さん。母校に通う生徒たちと話をしたそうで、「とてもキラキラした後輩たちでまぶしかったです」とコメントしていました。素敵なエピソードがつづられた中、人々から注目を集めたのは、近藤さんの高校時代の写真。近藤さんは、高校1年生の頃、3か月間だけバスケットボール部に所属していたといいます。関東で行われた大会の時、近藤さんがプラカードを持って入場している姿が、母校に保管されていたようです。先生に見せてもらったという、実際の写真がこちら。 この投稿をInstagramで見る ハリセンボン 近藤春菜(@harisenbon_haruna)がシェアした投稿 面影が残るどころか、現在の近藤さんとなんら変わりありません!この写真には、近藤さん自身もビックリした模様。感想を次のようにつづっていました。え?え?変わんなくない?16歳?プラカード持ってなければ、ジャージでコンビニ行ってるおとといの写真だわ。harisenbon_harunaーより引用近藤さんは、あまりにも自分の近影に似ていた写真が、ツボにはまったよう。ひとしきり笑ったのか、「はぁー自分でワロタ」というひと言で締めくくっていました。【ネットの声】・今でも高校生でいけるってことですね!・『永遠の16歳』とはこのこと!今と変わらないなんて素敵です。・写真と今とを見比べると、むしろ若返っている!?爆笑した!映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』に登場する主人公、ベンジャミン・バトンを重ねた人も多かった様子。近藤さんの若さの秘訣は、人々を笑わせ、自分も笑顔になることなのかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2024年02月23日シェアハウスに同居する男女の青春模様を記録したリアリティー・ショー『テラスハウス』に出演していたタレントの近藤あやが12日と13日に自身のアメブロを更新。海外でのツアーの金額が信じられなかったことを明かした。12日に、近藤は「タイのプーケットで1日アクティビティの日」と述べ「KKdayで予約した」と説明。「私たちが予約したプランはこれ」と「¥5,942」と表示されたアプリのスクリーンショットを公開し「お得すぎない!?」とタイ最大の島で、世界有数のリゾート地として知られるプーケットを巡るツアーの金額についてコメントした。続けて更新したブログでは「ひとつめのスポット マヤビーチにきたよ」と報告し「ここは、映画のロケ地なんです!!みんなどこかわかる??そう、映画ザ・ビーチです」と説明。「ここのロケ地、大人気ですごい人人人なの」と述べつつ「この写真じゃまるで人がいないみたいでしょ??笑」と水着姿の自身と夫の2ショットを公開した。13日に更新した「1日中遊んでこの金額のツアーは破格なのよ」と題したブログでは「海で遊び倒してきた!」「写真はすべてゴープロの中」と水着姿の自身の後ろ姿を公開。「めっちゃ泳いで遊んでつかれて、爆睡した帰り道の船」と船内での夫婦ショットも公開し「ほんと楽しかった!」「このツアーが6000円いかないくらいなんて信じられない」と感激した様子でつづり、ブログを締めくくった。
2024年02月14日シェアハウスに同居する男女の青春模様を記録したリアリティー・ショー『テラスハウス』に出演していたタレントの近藤あやが11日に自身のアメブロを更新。1人約120円で堪能し美味しかった夕食を公開した。この日、近藤は「海外での手数料が高すぎてびっくり」というタイトルでブログを更新。「チェックインしてから夜ご飯」と述べつつ「現金2000円しか両替できなくて2000円で3日間過ごす」と説明。「2000円分両替すると1000円の手数料かかる」といい「高すぎる」と驚いた様子でつづった。続けて「プーケット意外に全然クレジット使えなくてびっくり」と述べ「仕方なく、エアビーの近くの小さかなカフェみたいなとこ」(原文ママ)と訪れた店を写真で公開。「雰囲気いい感じじゃない?」とコメントしつつ「基本的にカード使ってたから現金しかないと急にめちゃ貧乏旅になる」とつづった。また「ごはん!」「ひとりひとつ、120円くらい!」と注文した料理の写真を公開し「え、安くない?」と驚いた様子でコメント。最後に「美味しかったー やっぱタイ料理美味しい!」と述べ「2000円でどれだけ楽しめるか…!戦いが始まります」とお茶目につづり、ブログを締めくくった。
2024年02月13日元SKE48で女優の松井玲奈が1日、SNSを更新し、シンガーソングライター・近藤晃央との結婚を報告した。松井は「謹んで新春をお祝い申し上げます」の書き出しから、「私事で恐縮ですがかねてよりお付き合いさせていただいておりました近藤晃央さんと入籍いたしましたことをご報告させていただきます」と発表。「いつも応援し、支えていただいている皆様には心より感謝しております」と伝え、「まだまだ未熟な私ですが今後ともご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます」と結んだ。一方の近藤もSNSで結婚を報告し、「一緒に笑い合い、一緒に考えながらお互いにほっとできるような穏やかな居場所を共に作っていけたらと思っています」「まだまだ未熟な私ではございますが思いやり、謙虚さ、感謝の気持ちを忘れずに人として成長していけるよう精進して参ります」と記している。2人の交際は今年5月に一部メディアで「今夏にディズニーランドで結婚式を予定」などと報じられ、松井はSNSで「この度は突然の報道で驚かせてしまい、すみませんでした。記事に書かれていた結婚、挙式の予定はありませんが、優しく見守ってくれる寛容な方で、良いお付き合いをさせて頂いています」とコメントしていた。
2024年01月01日大人のことをよく観察してる……!近藤千尋さんは2015年にお笑いトリオ・ジャングルポケットの太田博久さんと結婚。現在は6歳と4歳の姉妹を育てるお母さんです。夫婦そろってバラエティ番組に出演するなど太田さんとは自他ともに認める仲良し夫婦。番組では付き合いはじめた頃から10年続いているという夫婦のルールを披露。それは、寝る前にどちらかが「I love you」と言ったら、もう一方が「I love you too」と返すというもの。最近では子どもたちも、誰かが「I love you」と言ったら、「I love you too」と返すようになったそうで、家族の温かい雰囲気が伝わってくるようです。姉妹は「パパとママの言ってることを聞いててマネをする」ようになってきたと言い、お店やさんごっこをしながら長女が次女に向かって「領収書いります?」と言い、次女が「太田でお願いします。太いに田んぼの田で」と話しているのを聞いたという爆笑エピソードも明かされました。そんな可愛い姉妹について、「長女はちょっとパパに似てて、次女はちょっと私に似てる」と近藤さん。しかし長女はパパに似ていると言われるのが嫌で、あるとき初対面の人に「パパにそっくりだね」と言われて、泣いてしまったことがあるといいます。それ以来、近藤さんは初対面の人にはあらかじめ「パパに似てるって絶対言わないでくださいね」とこっそり伝えるようにしているのだとか。ちなみに、そのとき泣いた長女を見て、太田さんも号泣……。自分に似ていると言われて泣かれてしまうと、たしかにパパとしては悲しくなってしまいますね(苦笑)。一方で姉妹はパパのことだってもちろん大好き。普段はほとんど夫婦喧嘩をしないものの、半年に1回は近藤さんが爆発することがあり、あるとき娘たちがYouTubeを見ている間に太田さんを別室に呼び出し、半年分の溜まっていた不満をぶつけたのだといいます。ひとつひとつは「なんでハイボールをソファの背面に置いて寝るの?」など細かいものながら、これまでの積み重ねで大きな不満になっていたものをぶつけたところ、太田さんは泣いてしまったそう。すると見かねた娘さんが部屋に入ってきて、「なんでパパを泣かせるの!」とママを一喝。「パパはね、ママがお仕事のとき私たちにチャーハン作ってくれてるよ!いつもゴミ捨ても3個持って行ってるよ。本当にがんばってるんだから、パパをいじめないで!」と、パパをかばったのです。子どもたちはパパががんばっていることをちゃんと見てくれているのですね。太田さんにとって本当に報われたと思う瞬間だったのではないでしょうか。
2023年09月08日お仕事前にパパ汗だくで「ドデカイプールを作ってくれましたー!」(※画像は横澤夏子さんオフィシャルブログより)横澤夏子さんは2017年に会社員の男性と結婚し、2020年2月に長女、2021年10月に次女、今年6月に三女を出産 。一方、近藤千尋さんは2015年9月にお笑いトリオ「ジャングルポケット」の太田博久さんと結婚し、2017年5月に長女、2019年10月に次女を出産。ともに姉妹を育てています。親交が深い横澤さんと近藤さんはそれぞれのInstagramに先日、横澤さんが子連れで近藤さん宅を訪れた際の様子を投稿。近藤さんの投稿によれば、当日はケーキを用意して横澤さんの誕生日をお祝いし、「家でプール開き」 をして、お互いの子どもたちを遊ばせたといいます。「姉妹同士遊んでて可愛かったな」と綴り、横澤さんお手製の「ビニールスカート」を着てポーズをキメる子どもたちの写真も公開していました。横澤さんも「#近所の児童館ちぴ宅へ」とハッシュタグをつけて、近藤さんとのツーショットを投稿 。「#太田さんはお仕事前に汗だくになりながらドデカイプールを作ってくれましたー!」と、プールを用意してくれた太田さんに感謝しつつ、「#ちーちゃんと話していても#子どもがわちゃわちゃしてて#最後まで話ができてない気がするのよー!」と、ゆっくり話すことは叶わなかったと明かしていました。子連れの場合はどうしてもそうなりがちですが、気のおけないママ友と会うだけでもリフレッシュになりますよね。6月に三女を出産したばかりで、長女と次女のお世話もあり、毎日大忙しの横澤さん。長女と次女が通う保育園の連絡帳をたびたび公開していますが、最新投稿では次女について「なんでも自分でやりたいモードで、私が手助けすると怒り、初めからやり直しになります」と綴った連絡帳の写真をアップ。いわゆるイヤイヤ期に突入したようです。特に次女は「ズボンを自分ではく」ことにこだわっているそうですが、まだうまくはけないこともあるようで「片っぽに両足入れてしまい、タイトスカートのようになっています」とも。「#この状態も直したら怒るのよー!#とにかく直すの厳禁なのよー!#なんなのよー!」とユーモアたっぷりのハッシュタグで笑いを誘っていました。イヤイヤ期のアプローチ途中まででもできたことは褒めてあげる子どもは1歳半前後から自我が芽生え始め、自己主張が強くなっていきます。「自分」や「自分のやりたいこと」がはっきりしてくる一方で、それを正確に言葉で伝えたり、思った通りにやり遂げられるほどには成長していません。感情を抑えることも難しいため、思い通りにいかないとかんしゃくを起こして泣き叫んでしまうことも。イヤイヤ期は子どもの発達の中で自然に起こることで、親にとっては苦労させられますが、子どもの大切な成長過程です。小さな体と心で精一杯成長しようとしているサインなのですね。やがておさまっていくものなので、気長にやり過ごしていくしかありません。できる・できないにかかわらず、とにかく何でも自分でやりたがるのがイヤイヤ期の子どもの特徴です。急いでいるときなどは親がやってしまった方が早く、もどかしいものですが、できる範囲で構わないので「やりたい気持ち」を応援してあげることが大切です。まだできないことでも、まずはやらせてみましょう。子どものやりたい気持ちを押さえつけてしまうと、意欲が育ちません。時間がかかっても見守りながら適宜声をかけて手伝い、途中までになってもできたことは褒めてあげましょう。ただし、危ないこと、してはいけないことは、たとえ子どもがかんしゃくを起こしてもまずやめさせます。子どもが落ち着いてから理由を説明してあげましょう。参照:【医師監修】イヤイヤ期はどう対応する? 絶対やってはいけないNG例とは
2023年08月02日長塚圭史演出の音楽劇「モグラが三千あつまって」の開幕を前に7月12日(水)、稽古の一部が公開され、その後、長塚をはじめ、振付の近藤良平、音楽の阿部海太郎、キャストの吉田美月喜、富山えり子、小日向星一、栗原類が出席して会見が行われた。長塚が新国立劇場にて取り組んできた「こどもも大人も楽しめるシリーズ」の4作目となる本作。長塚自身が「9歳の頃に読んで、強い衝撃を受けた」という武井博の児童文学を原作に、モグラ族、ネコ族、イヌ族の食料を巡る攻防を描き出す。吉田らキャスト陣は、たった4人で約三千匹のモグラ族をはじめ、イヌ族、ネコ族、合計約四千匹弱を表現する。この日は、冒頭のモグラ族の面々がどうやって食料のタロイモを守るかを話し合うシーン、ダックスフントたちがモグラ島に上陸してタロイモを掘り起こすシーンが公開。歌やダンスを組み合わせ、一族の存亡を懸けた争いのさなかにありつつも、どこかコミカルなやりとりが展開された。長塚は“こどもも大人も楽しめる”としつつも「この先に展開する世界は決して甘くはありません。争いを起こしてはならないというメッセージも入っていて、戦争というものを考えさせる作品になっており、2023年にやるべきと思い、提案しました」と語る。振付を担当した近藤は、長塚から「4人を三千に見せるのがあなたの仕事」と“圧”をかけられたそうだが「無理難題で大変でしたが(苦笑)、イマジネーションを働かせるのが大事になってくる」と語る。また、劇中でキャスト陣が楽器を演奏するシーンもあるが、音楽を担当した阿部は、戦火のウクライナでシェルターに避難した人々が楽器を演奏する姿にインスピレーションを受けたそうで「(モグラが)地下で演奏するという風景がよぎった」と明かした。舞台初主演となる吉田は、劇場にやってくる子どもたちの存在を念頭に「初めて劇場に来るというお客さまもいると思いますが、想像力をかきたてられる作品をお届けできるのが嬉しい」と語る。栗原は、これまで演じたことのないような“鬼教官役”をはじめ「一人で6役以上をやらないといけないし、早替えや移動もあって…」と苦労を口にしつつ「楽しい気持ちで過ごしています」と充実した表情を見せていた。なお、本作では4歳~小学生の観客向けに公演終了後に舞台装置などを見られるガイドツアーを行なうなど、様々なスペシャル企画が実施される。「モグラが三千あつまって」は新国立劇場にて7月14日(金)より上演。取材・文:黒豆直樹
2023年07月14日田中圭主演のサスペンスドラマ「ブラックポストマン」に、志田未来、高橋メアリージュン、平山浩行、近藤春菜(ハリセンボン)、杉本哲太らが出演することが明らかになった。かつてあった大人に苦しめられている子どものために生まれた郵便ポスト――。それは、投函すれば“ネバーランドの悪魔”が悪い大人を懲らしめてくれるという不思議なポストだったが、”悪魔”はある事件をきっかけに突然消えてしまった。あれから10年。ホスピスで働く元郵便配達人の副島力也(田中さん)は、「ネバーランドの悪魔は終わっていない」という不思議な手紙を手にする。それを機に、地元で復職することに。そんな折、“ネバーランドの悪魔”に絡む新たな展開が。河川敷で発見された扼殺体の口から、「ネバーランドの悪魔 再降臨」と書かれた紙片が見つかった。そして力也は、町で起こる「ネバーランドの悪魔」連続殺人事件に巻き込まれていく――。ごく普通の人が、いまを生きるために小さなアクションを起こす、ほんのちょっと勇気を出し、そこから世界が変わっていく様を、二転三転する謎や敵・味方が入れ替わる戦いをエンターテインメントに徹して描く本作。今回出演が決定したのは、田中さんが演じる主人公の郵便配達人・副島力也を取り巻くレギュラーキャストたち。「勝利の法廷式」で主演を務めた志田さんが、明るく爽やかな後輩郵便配達人・草薙桃役で出演。バディ・力也との掛け合いに注目だ。志田さんは「ミステリーでありサスペンスでもあるので、とても先が気になる読み応えのあるストーリー」と物語の印象を明かし、「田中圭さんとは今回で三度目の共演になります。安心して現場に入れそうですし、ご一緒させていただくのがとても楽しみです。暑い夏の撮影ではありますが、後輩役として、明るさや爽やかさを忘れずに日々の撮影に臨んでいきたいと思います」と意気込んでいる。また、力也の幼なじみの刑事・祖父江ひなた役で高橋メアリージュン、力也の良き相談相手でもある開業医・加納直樹役で平山浩行、10年前に起きた事件を取材している記者・風間翔子役で金澤美穂、力也と桃の先輩郵便局職員でムード―メーカーの原田遥香役で近藤春菜、ひなたの後輩・長谷祐介役で濱尾ノリタカ。力也たちの住むシェアハウスの住人・山崎界斗役で堀丞、力也たちが勤める郵便局の局長・江口道夫役で正名僕蔵、刑事課課長・三倉文雄役で甲本雅裕、市長・佐伯敏治役で杉本哲太が出演する。「ブラックポストマン」は8月18日より毎週金曜日20時~テレビ東京ほかにて放送(※初回2時間スペシャル)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月05日「パパをいじめないで」 この投稿をInstagramで見る 近藤千尋(@chipichan.1215)がシェアした投稿 近藤千尋さんは2015年にお笑いトリオ「ジャングルポケット」の太田博久さんと結婚し、二人の女の子のママに。夫婦で朝の情報番組やバラエティ番組にも出演しています。番組では芸人妻たちによる「(妻から見た夫の)芸人あるある」がVTRで流され、そのすべてに「共感しかない」と近藤さん。太田さんが仕事でうまくいかなかったときは、帰宅したときの「ただいま」の「た」で落ち込み具合がわかるのだとか。そんなときは気をきかせて寝たふりをするのだそうですが、「寝てあげたのに……話を聞いてほしいんでしょうね」。太田さんはかまってほしいタイプのようで、起こしてくるそう。どういう対応をするのが正解なのか、未だわからないといいます。そんな夫婦の馴れ初めは、「ダメンズに惹かれてしまう」と自認する近藤さんが上京したときのこと。男友達が「(近藤さんに)男運がないから俺が紹介する」と引き合わせてくれたのが太田さんで、初デートは「うなぎランチ」。お酒の誘いではなく「ランチ」だったところに誠実さを感じ、好印象でした。結婚してからは大喧嘩をしたことがないそうですが、近藤さんが激怒することはしばしば。太田さんは特に単独ライブ前のネタ作り期間はそのことに意識を集中させているためか忘れ物がひどく、近藤さんがブチ切れることがあるのだとか。あまりにキレられて太田さんが泣いてしまったこともあるといい、子どもたちの前で喧嘩をしないよう寝室で話をしたもののパパの泣き声を聞いた娘さんが、「ママがいない時にご飯作ってくれたり、頑張ってくれてるからパパをいじめないで」と陳情してきたこともあるそう!パパを守ってくれる娘さんの優しさはもちろんですが、日頃から頑張っている太田さんの奮闘が認められた瞬間ともいえますね。パワフルな近藤さんですが、生理のときは心身ともにつらいもの。近藤さんは自身の生理周期をアプリに入力して夫婦で共有していると明かしました。生理の日が近づいてしんどそうにしていると、太田さんは気づいて「今日、全部家事やっとくから、寝といて」とサポートしてくれるそうで、ヒコロヒーさんは「そんなんおんの? この世に」といたく驚いていました。そんなパパの姿を見ているからこそ、娘さんも「パパをいじめないで」と庇ってくれるのかもしれません。
2023年06月30日女優の松井玲奈が27日、自身のインスタグラムとツイッターを更新。一部メディアで報じられたシンガー・ソングライターの近藤晃央との交際について認めた。松井は「いつも応援してくださる皆様、並びに関係者の皆様へ。この度は突然の報道で驚かせてしまい、すみませんでした。記事に書かれていた結婚、挙式の予定はありませんが、優しく見守ってくれる寛容な方で、良いお付き合いをさせて頂いています」と説明。続けて、「今後も仕事に真摯に向き合い精進していきますので、引き続き応援宜しくお願いします。どうぞ皆様、暖かく見守って頂ければ幸いです」と呼びかけた。松井と近藤の交際については、25日に「文春オンライン」が報じ、「今夏にディズニーランドで結婚式を予定」などと伝えていた。
2023年05月27日「金額じゃなく、選んでくれるのがうれしいのに……」2015年9月に太田さんと結婚し、2017年5月に長女、2019年10月に次女を出産している近藤さん。Instagramでもたびたび家族の仲睦まじい様子が投稿されていますが、今回番組内で明かしたのは太田さんの困ったエピソード。芸能人やスポーツ選手などの夫を持つ女性ゲストたちが夫婦エピソードを語るなか、近藤さんは誕生日の外食エピソードを告白。サプライズをするのが大好きだという近藤さんは、最近全然サプライズをしてくれなくなってしまった太田さんに不満がいっぱいの様子です。誕生日にレストランを予約した際には当日、念のため太田さんに「プレートあるよね?」と確認したところ、「あ!」と慌てた様子で、隣で電話をかけ始めると「予約した太田ですけど、サプライズでハッピーバースデーのプレートお願いします」と頼んだのだそうです。これには「サプライズじゃないし……。(知ってるから)プレートが出てきたときどういう顔したらいいのかわからなくて」と不満が爆発!ついに「なんで最近サプライズしてくれないの?」と太田さんに聞くと、「だってちーぼーちゃん(近藤さん)自分でなんでも買えるじゃん」と言われてしまったといい、「金額じゃなく、旦那さんが選んでくれるのがうれしいのに……」とこぼしていました。また、太田さんには困ったクセがあり、とにかく忘れ物が多いのだとか。ケータイ、キーケース、財布、iPad、ジャケットなどことごとく忘れてきてしまうため、持ち物にはGPS機能のあるチップをつけているそうです。しかし物を出先で忘れるのみならず、家から間違えて持って行ってしまったというトンデモエピソードも。あるとき、近藤さんのケータイが見当たらずGPSで探したら、所在が「ルミネtheよしもと」と表示されたというのです。「私のケータイまで間違えて持っていくようになっちゃった」と気づいた近藤さんは、すぐに太田さんに連絡して「今、私のケータイがそっちにあるから。ないと仕事できないし、持ってきて」と頼みました。ところが現場を抜けられなかった太田さんは、タクシーの運転手さんにケータイを託して、運転手さんが自宅に届けてくれたのだとか。「しかも着払いで!」と憤慨するのも納得の顛末に、ゲスト陣も驚きを隠せません。最近では太田さんに甘えることもなくなってしまったという近藤さん。「子どもが大きくなるとどんどん母は強くなっちゃって。涙もでなくなっちゃって……」と明かすと、今度は「爆笑問題」太田光さんの妻で芸能事務所タイタンの社長である太田光代さんが、「私は甘えられるばっかり」とコメント。「もう別れたいんです」と衝撃的な発言も飛び出し、「何も言ってくれないし、愛情表現も『ありがとう』もないし。もう疲れました」と告白する場面もありました。太田さんは以前出演した占い番組で「人生は60歳から。61歳が人生のピークの出会い」だと言われたそうで、「あと3年。60歳で離婚しとけばなんとか間に合う」と明かし、スタジオを沸かせました。夫婦生活が長くなればなるほど、エピソードの数も深みも増していくようですね。
2023年05月20日7月に日本青年館ホールで上演される『シュレック・ザ・ミュージカル』の応援サポーターに、ハリセンボンの近藤春菜が就任することが発表された。『シュレック』は、『マダガスカル』『カンフー・パンダ』など数多くの子供向けアニメ映画を手掛けてきたドリームワークスが2001年に制作し、史上初のアカデミー長編アニメ映画賞を受賞したアドベンチャーコメディ映画。「仲間との絆」や「真実の愛」「困難に立ち向かう」という普遍的テーマをジョークやパロディ満載で描いた本作は子供だけでなく、大人も夢中にし、公開から20年以上経った今でも世界中で愛されている。本公演は、映画版を基にしたミュージカル作品で、2008年にブロードウェイにて初演。2022年8月には、90分短縮バージョンのトライアウト公演として日本初上陸した。スタッフは、昨年のトライアウト公演でも遺憾なくその力量を発揮した翻訳・訳詞・音楽監督の小島良太と演出の岸本功喜。出演者には主人公・シュレック役のspi、ヒロイン・フィオナ役の福田えり、喋るロバ・ドンキー役の吉田純也、ファークアード卿役の泉見洋平をはじめ、メインキャスト陣が続投する。併せて、応援サポーターに就任したハリセンボン・近藤春菜からコメントが到着した。■ハリセンボン・近藤春菜 コメント前回に引き続き、『シュレック・ザ・ミュージカル』の応援サポーターをやらせていただきます、ハリセンボンの近藤春菜です。前回も映画そのままに、観客がシュレックたちのいる世界に入り込んでいるかのような楽しさがあったのですが、今回は更にパワーアップすると言うことで、とても楽しみにしています!みなさんもぜひ一緒にわたしの世界を体感してください。って、シュレックじゃねーよ!<公演情報>『シュレック・ザ・ミュージカル』フルバージョン公演7月8日(土)~16(日)、7月22日(土)~7月30日(日) ※全20回(予定)会場:日本青年館ホール※開場時間は、開演45分前※上演時間は2時間30分(休憩20分を含む)を予定原作:ドリームワークスアニメーション『シュレック』/ウィリアム・スタイグ『みにくいシュレック』脚本・作詞:デヴィッド・リンゼイ=アベアー作曲:ジニーン・テソーリ翻訳・訳詞・音楽監督:小島良太演出:岸本功喜出演者:spi、福田えり、吉田純也、泉見洋平 ほか【チケット料金】S席:10,800円(税込)A席:8,800円(税込)一般発売日:5月20日(土) 10:00~チケットはこちら:公式HP:
2023年04月25日TBSテレビアナウンサーの近藤夏子さん(26)は、高校3年の時にJJ専属モデルオーディションに応募しグランプリを受賞。モデルやタレント活動を経てTBSテレビに入社しアナウンサーに。『サンデージャポン』や『エス・ワン』では圧倒的なスタイルの良さや持ち前のキャラクターが人気を集めているようです。先日、自身のインスタグラムにサッカー日本代表選手とのツーショット写真を投稿し注目を集めているようです。早速チェックしてみましょう!板倉滉選手とツーショット公開に「結婚報告かと思った」とフォロワー注目 この投稿をInstagramで見る 近藤夏子/TBSアナウンサー(@kondokako0804)がシェアした投稿 「サッカー日本代表板倉滉選手にインタビューさせて頂きました!!!」とワールドカップ2022で活躍した板倉滉選手とのツーショット写真を公開した近藤アナ。ユニフォームを一緒に持ち、素敵な笑顔の2人からはインタビューがとてもいい雰囲気だったことが伝わってきますね。コメント欄には「結婚報告かと思った」「お似合い♡」といい雰囲気のお2人に称賛のコメントが相次いで寄せられておりました。先日には写真週刊誌『FLASH』でグラビアに初挑戦した近藤アナ。今後の活躍からも目が離せないですね!あわせて読みたい🌈「胸が!谷間がエロい!」足立梨花さんの大胆水着ショットに生駒里奈さんも「あらあらっ」と反応
2022年12月23日SNSの普及によって、インターネットを通したコミュニケーションの輪は急激に広がりました。一度も顔を合わせたことがない、遠くに住む人と気軽に交流をするのは、現代ならではの新しいコミュニケーションといえるでしょう。ですが、インターネット上の遠いようで近い距離感だからこそ、トラブルが起こることもあるようです…。見知らぬ人から近藤春菜の元に届いた『驚きのDM』2022年12月9日、お笑いコンビ『ハリセンボン』のYouTubeチャンネル『ハリセンボンOfficial Channel』が動画を公開。近藤春菜さんと箕輪はるか(みのわ・はるか)さんがプライベートで撮影した写真を見せ合う、人気企画の第3弾を投稿しました。さまざまな写真を見せながら、思い出を笑顔で語り合う2人。そんな中、近藤さんは「これ、ちょっとやめてほしいなって話なんですけど」と切り出します。なんと、近藤さんのInstagramのアカウント宛てに、最近「お金を貸してほしい」というダイレクトメール(通称:DM)が届くようになったのだとか。さらには「貸してほしい」という要望の、そのまた上を行くメッセージも届くようで…。ついこの間来たのが「お金をくれませんか?」って。で、まあそれは「いろんな事情があって…」みたいな感じなんだけど。「はるな様、お金をくれませんか。30万くれませんか。貸してでは返せないと思ってまして、くれませんか。よろしくお願いします」ってこれ、(私は)なんだと思われてんの?あげません!あげませんし、貸しませんので、今後こういったDMはやめていただいて…っていう話なんですけど。ハリセンボンOfficial Channelーより引用いうまでもなく、赤の他人に突然お金をせびることはマナー違反といえるでしょう。それも、近藤さんの元に届くのは数十~数百万円級の要求。また、最近は「返せないので、ください」というある意味正直なDMも来るようになったのだとか。見ず知らずの人から大金を要求され、おいそれと渡す人はほぼ存在しません。近藤さんはこういったDMに対し、ハッキリと「あげません」と告げ、迷惑行為であることをやんわりと呼びかけました。【ネットの声】・怖ッ!そんな要求を。見ず知らずの人に?・「事情があるのは分かっているけど」って前置きする近藤さん、なんて優しいんだ…。・信じられない。それで本当に「いいですよ!」って大金をもらえると思っているのか…?相手と直接顔を合わさずとも、簡単にコミュニケーションがとれるようになったのは、いいことです。しかし、いくら遠距離の交流でも、常識や相手への礼儀を忘れてはいけません。近藤さんの言葉が相手に伝わり、今後そういったDMが届かなくなることを祈るばかりです。[文・構成/grape編集部]
2022年12月11日西岸良平画業50周年記念展実行委員会は、『三丁目の夕日』や『鎌倉ものがたり』をはじめ、名作を生み出し続ける西岸良平先生の画業50周年を記念して、大規模展覧会「三丁目の夕日と鎌倉ものがたり ~昭和レトロとSFミステリー~」を11月18日(金)より、東京スカイツリータウン・ソラマチ(R) 5階 「スペース634」にて開催します。昭和の懐かしさを感じさせる素朴な絵柄と、SFミステリー漫画の名手として名高い西岸良平先生。本展覧会では、映像化もされた『三丁目の夕日』、『鎌倉ものがたり』を中心に、これまで発表された短編作品の原画展示をはじめ、西岸先生の愛用品や、昭和の街並みを感じさせるライスカレーの匂い、作中に登場するキャラクター・猫王と一緒に撮影できるフォトスポットなど西岸良平の世界観をお楽しみいただけます。物販コーナーでは貴重な直筆サイン入り複製原画をはじめ、オリジナル商品の販売や、レトロ雑貨やプロマイド写真など昭和にまつわる商品を取り扱う店舗が出店する「夕日町商店街」を併設します。また、開催に先立ち実施された関係者向け内覧会での様子を公開します。<西岸良平画業50周年記念展 三丁目の夕日と鎌倉ものがたり ~昭和レトロとSFミステリー~> <チケット販売ページ> ■西岸良平画業50周年記念展「三丁目の夕日と鎌倉ものがたり ~昭和レトロとSFミステリー~」【開催概要】催事名:西岸良平画業50周年記念展 三丁目の夕日と鎌倉ものがたり ~昭和レトロとSFミステリー~会期:2022年11月18日(金)~11月27日(日)会場:東京ソラマチ(R) 5階 スペース634住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ5階「スペース634」入場時間:10:00~20:00(最終入場は閉場の30分前まで) ※最終日は18時閉場入場料金:前売券 大人1,300円 子供(小中高生)700円当日券 大人1,500円 子供(小中高生)900円・公式サイト: ・公式Twitter:@saiganryohei_50( )・お問い合わせ先:西岸良平画業50周年記念展事務局TEL:03-6260-4818(平日10:00-17:00) ※会期中のみ土日祝も対応・主催:西岸良平画業50周年記念展実行委員会・協力:小学館/双葉社【物販情報】西岸良平画業50周年記念展オリジナルグッズ、直筆サイン入り複製原画、書籍ほかレトロ雑貨をはじめとした懐かしい商品を取りそろえた出展店舗が集う「夕日町商店街」を併設。※物販スペースはどなたでもご覧いただけます。■夕日町商店街出店店舗※一部店舗は、期間限定の出店です。・昭和レトロ雑貨『小熊山雑貨店』・昭和ビンテージ洋品店『スミックス』『すみれ』・ビンテージラジカセ『DESIGN UNDERGROUND』・プロマイド写真『浅草マルベル堂』※27日(日)のみ出張プロマイド撮影実施・ホーロー風ミニプレート制作『D-CAN金澤』※11月19日(土)・20日(日)のみ出店■情報の掲載及び画像掲載の際は、下記のコピーライトの記載をお願いいたします。(C)西岸良平/小学館 (C)西岸良平/双葉社■会場の様子開催に先立ち実施された関係者向け内覧会での様子を公開します。貴重なネームと原画の比較展示や、昭和の家電・玩具などがご覧いただけます。物販コーナーでは、オリジナルグッズのほか、先着で貴重な西岸先生直筆サイン入り複製原画の販売を行います。■エントランス■西岸先生の部屋展示は、西岸良平先生の紹介から始まります。壁には50周年を迎えファンの皆様へ向けた西岸先生からのメッセージが皆様をお出迎えします。ガラスショーケースには先生が所蔵する鉄道模型や蓄音器、懐中時計やステレオカメラなど、物語にインスピレーションを与えた品々が展示されています。■三丁目の夕日原画ギャラリー夕焼けを思わせるオレンジ色の壁と、影で描かれた街並みがノスタルジックな「三丁目の夕日 夕焼けの詩」コーナー。まず目に飛び込んでくるのは、物語に出てくる架空の街「夕日町三丁目」の巨大イラスト。古き良き、作品世界を思い出させてくれます。続いて、本作の創作のプロセスに迫る「比較展示」コーナーが登場。ネーム(著者直筆)、原画、雑誌・単行本掲載と、漫画が出来上がっていく過程を楽しむことができます。貴重なカバーイラストの複製原画展示も見逃せません。■三丁目の夕日ワールド~夕日町三丁目~ここでは、昭和の夕暮れどきを連想させる「ライスカレー」の匂いを巨大イラストとともに楽しめるコーナーも。ぜひボタンをポチッと押して、鼻を近づけてみてください。また、鈴木トモエが家の前でサンマを焼くイラストにも仕掛けが。横の覗き穴を見てみると……? さらに、昭和の玩具や家電が展示されています。登場人物たちが作中でどのように使用していたか、原稿と併せてご覧ください。当時の街頭テレビを想起させるコーナーで、夕日町三丁目の人々と一緒に映像を眺めてみてはいかがでしょうか。ほかにも、懐かしのダイハツ・ミゼットに乗った鈴木則文と一平と一緒に写真が撮れるフォトスポットも用意されています。■鎌倉ものがたり原画ギャラリー暗い青色の壁に、海から顔を覗かせる妖怪の姿が描かれています。ここからは「鎌倉ものがたり」の展示が始まります。こちらのコーナーでも、鎌倉ものがたりの比較展示やカバーイラストの複製原画展示を楽しむことができます。一色先生と亜紀子の仲睦まじい様子や、ひょうきんな妖怪たちの姿に思わず頬が緩みます。■鎌倉探訪こちらでは、作品の舞台となった鎌倉の「江ノ電」の鉄道模型やジオラマ模型が並んでおり、鉄道ファンも楽しめる展示コーナーとなっています。西岸先生が紫綬褒章を受章した際の「鎌倉ものがたり号」のパネルにもご注目ください。また、一色先生と亜紀子の横に並んだり、鎌倉の猫の総大将「猫王」の隣に座って記念写真が撮れるフォトスポットも用意されています。■SFミステリー原画ギャラリーさらに、西岸先生がこれまで発表してきた、心温まるノスタルジックな作品の数々が見られるギャラリーも。特に、単行本未収録の幻の読み切り作品「ラドン」の原画を一話分まるごと展示したコーナーは必見です。他にも「ヒッパルコスの海」「地球最後の日」「たんぽぽさんの詩」など、さまざまな名作の原画や、タペストリーの展示を楽しめます。■実写映画コーナー展示のラストは、大好評を博した実写映画「ALWAYS 三丁目の夕日」と「DESTINY 鎌倉ものがたり」のコーナーです。胸を熱くさせる予告映像集を見られるほか、映画ポスター、映画グッズなどが展示されています。また、両作品の映画監督を務めた山崎貴監督が、本展示会に寄せた直筆サイン入りコメントも読むことができます。■夕日町商店街(物販コーナー)「夕日町商店街」と題した物販コーナーでは、「三丁目の夕日」と「鎌倉ものがたり」の単行本や、ポストカード、マグカップ、クリアファイルなどオリジナルグッズのほか、今流行りの「昭和レトロ」グッズの数々が販売されています。昭和ビンテージのファッションアイテムや、昭和の大スターたちのプロマイドや木製パネル、ビンテージラジカセなど、昭和レトロマニアにもたまらない物販コーナーとなっています。さらに、西岸先生の直筆サイン入り複製原画も販売。ここでしか購入できない貴重な原画なので、お見逃しなく。■プロフィール■西岸良平1972年、立教大学在学中、「夢野平四郎の青春」で第8回ビッグコミック賞佳作第一席に入選。9月、同作品で本格的に漫画家デビューを果たす。その後「三丁目の夕日」を発表。1984年2月「鎌倉ものがたり」をWeekly漫画アクション(小社刊)にて開始。同作品で2009年、第38回 日本漫画家協会賞・大賞を受賞。2010年春の叙勲で紫綬褒章を受章。2022年9月、画業50周年。郷愁的な時代の風俗だけではなく、人間の普遍的な生き方や生活をテーマとして多くの読者の共感を得る。ほのぼのとしたメルヘンチックな世界は他の追随を許さない。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月18日歌手で女優の中尾ミエ、元フジテレビアナウンサーの近藤サトが出演する、ホーユー「ビゲン グレイスタイル」の新CM「グレイヘアを楽しもう」編が9日より放送される。新CMでは、「きれいなグレイヘアは特別なものかしら……?」と問いかける近藤に対して、中尾は「いいえ、グレイヘアはみんなのもの!」と勢い良く回答。そして、中尾がほんのり色をのせ自然なグレイヘアを叶えるトリートメントを、近藤は伸ばしかけの色の差をぼかすことで、移行期間に対応したスプレーを紹介する。○■中尾ミエ、近藤サト インタビュー――グレイヘアにしたきっかけについて教えてください。中尾:髪って1日で伸びるでしょ。若返っていくわけじゃないし、もういいやと。どっちみち白髪になっていくんだからもう早いうちにやっちゃったほうが楽だなって。多少は周りからの反対もあったけど、自分が良ければいいやと思って。近藤:自分らしく生きていくための選択肢として、白髪染めをするしない、の選択肢が生まれた感じ。私はこう、あなたはこう、を選べていいんじゃない、ということに気付きました。多様性にシフトしてもいいと思ったんです。自分を追い込んでいる「染めなきゃいけない」という社会通念や、若さの演出に苦しくなった自分に気付きました。――グレイヘアにすることに対して心配や不安はありましたか?中尾:逆に先取りしていかないと。結局自分が慣れればいいわけ。まだらを生かして、伸びてこようが関係ないから、すっごくラクなのよ。白髪を活かすために、黒い部分は色を抜いてもらっている。そうやって白髪をメインに。だからどんどん白髪増えてきているけど、工夫しているからウェルカム。近藤:不安はあったけど、決心してからは戻ろうとは思わなかったです。美容室に行って、「グレイヘアにしたいんで す」と。「あ、そうなんですね」と、向こうも何の躊躇もなくじゃあ短くしましょうとざっくりで切っちゃって。当時は富士山の初冠雪みたいになっていました。だからその当時、この商品があれば本当に良かった。伸ばすのにどれだけ苦労したか……。――グレイヘアへの移行期に、工夫をしていたことがあれば教えてください。近藤:テレビに出ていたので、いわゆるスプレーとか、洗い流せる簡易的な白髪隠し(のアイテム)を(使っていました)。移行期の初期を(白髪を)どう隠すか、乗り切るかは大きな問題でした。(グレイヘアにしたい)みんなの問題ですよね。でも、引き返すのも一つの選択だから全然いいと思います。タイミングを見計らって再度チャレンジするのもあり。――グレイヘアにして友人や家族の評判はいかがでしたか?中尾:結局、白髪になっていくのがその人のナチュラルな姿。そのナチュラルな姿を受け入れられれば、ラクなのよ、気持ちも。逆に、仕事が増えたよ。いい時代になりましたね。おばあさん役が増えました。一手に引き受けるわって感じ。自分がその気になったら、グレイヘアでも何でも関係ないでしょ? 逆に若い人が羨ましがってくれる。近藤:想定外だったのが、女性からのイイね。とても多かったです。女性ファンが激増しました。おばあちゃんに見えるとかはネガティブな要因として言われたけど、そんなものより、女性から私もそうしたいとか、じつはわたしもとか、そういう声がいっぱいいただけて嬉しかった。――これからグレイヘアになりたいという方へメッセージをお願いします。中尾:グレイヘアになりたいじゃなくて、自然を受け入れればラクですよ、ということですね。受け入れるも何も、それがあなたなんだから。素のままの自分でいることってどんなにラクか。まず自分を受け入れて、その上で自分に投資して、おしゃれを楽しんでください。近藤:グレイヘアにしたい人は多いと思います。グレイヘアにしたら、あなたは自分のことをもっと好きになるよと言いたいです。自分のことを肯定してほしい。グレイヘアにしたらもっとあなたは自分のことが愛おしいと思うし、自分を大切にしようと思えるし、自分を好きになれると思うから。
2022年11月09日一般社団法人黒田育世事務所主催、近藤良平・黒田育世デュオ作品『私の恋人』が2022年11月10日 (木) ~2022年11月13日 (日)に吉祥寺シアター(東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目33番22号)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 近藤良平と黒田育世の伝説のデュオ作品吉祥寺シアターこけら落としで上演された「私の恋人」が16年ぶりに吉祥寺シアターに登場!コメント<近藤良平>この作品にむかうには、それなりに「振り切った気分」と「無駄な体力」が必要です。どちらも今の時代なんか欠けてるなあ!と思いつつ、踊らない理由はないのでやりたい!と思います。そこそこの年齢ではありますが清く正しく「わたしの恋人」に出会えますように。「だいじょうぶよ!」と言ってください!育世さん。<黒田育世>20年近く前に良平さんときちんとせずに創った作品で、いつだって踊りたい程大好きな作品です。きちんとしなかっただけに、この作品は私を「楽」にするという現象もあります。久しぶりの再演で心底楽しみですが、ミドルエイジな二人になりまして、少々照れてもおります。が、ここは一つご愛嬌とお許し頂き、ピンクのドレスもひらひらと「楽」の向こう側まで行ってしまえ、で良いですよね?良平さん。16年前の映像を見ながら、二人で復習。「若いね〜」「こんな事やってたんだね」と盛り上がりながら絶賛稽古中です。プロフィール近藤良平(コンドウリョウヘイ)ペルー、チリ、アルゼンチン育ち。現在、豊島区在住。振付家・ダンサー、コンドルズ主宰。NHK「サラリーマンNEO」「からだであそぼ」などに振付・出演として携わるほか、連続テレビ小説「てっぱん」NHK大河ドラマ「いだてん」振付など親しみやすい人柄とダンスで幅広い層の支持を集める。第4回朝日舞台芸術賞寺山修司賞、第67回文化庁芸術選奨文部科学大臣賞受賞。第67回横浜文化賞受賞。女子美術大学、立教大学などで非常勤講師としてダンスの指導にあたる。現在、子供向け観客参加型公演「コンドルズの遊育計画」や、埼玉県と組んで行う「近藤良平と障害者によるダンス公演」ハンドルズ公演など、多様なアプローチでコンテンポラリーダンスの社会貢献に取り組んでいる。22年4月1日より、彩の国さいたま芸術劇場芸術監督に就任。愛犬家。黒田育世(クロダイクヨ)6歳よりクラシックバレエを始め、97年渡英、コンテンポラリーダンスを学ぶ。02年BATIKを設立。バレエテクニックを基礎に、身体を極限まで追いつめる過激でダイナミックな振付は、踊りが持つ本来的な衝動と結びつき、ジャンルを超えて支持されている。 03年トヨタコレオグラフィーアワード 「次代を担う振付家賞」「オーディエンス賞」、04年「朝日舞台芸術賞」、06年「舞踊批評家協会賞」、10年「第4回日本ダンスフォーラム賞」、15年「第9回日本ダンスフォーラム賞」を受賞。BATIKでの活動に加え、金森穣率いるNoism05、飴屋法水、古川日出男、笠井叡、野田秀樹、串田和美など様々なアーティストとのクリエーションも多い。公演概要近藤良平・黒田育世デュオ作品『私の恋人』公演期間:2022年11月10日 (木) ~2022年11月13日 (日)会場:吉祥寺シアター(東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目33番22号)■出演者演出・振付・出演:近藤良平/黒田育世■スタッフ照明:中山奈美音響:牛川紀政舞台監督:寅川英司宣伝イラスト:ハト記録映像:高橋啓介宣伝美術:横山彰乃制作:瀧本麻璃英制作アシスタント:関あゆみ■公演スケジュール11月10日(木) 19:3011月11日(金) 19:3011月12日(土) 15:0011月13日(日) 15:00※開場は開演の30分前■チケット料金前売:4,000円当日:4,500円(全席自由・税込)協力:公益財団法人武蔵野文化事業団主催:一般社団法人黒田育世事務所文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月05日公演初日を迎えた『シュレック・ザ・ミュージカル』の初日会見が16日、東京・池袋の東京建物 Brillia HALLで行われ、応援サポーターの近藤春菜(ハリセンボン)が主演のspiとともに報道陣の取材に応じた。ドリームワークスが2001年に製作して史上初のアカデミー長編アニメ映画賞を受賞した大ヒットアドベンチャーコメディの映画『シュレック』。仲間との絆や真実の愛、困難に立ち向かうという普遍的なテーマをジョークやパロディ満載で描き、公開から20年以上経った今でも世界中で愛されている。2008年にブロードウェイでミュージカル化されて大好評を博した。そんな本作がいよいよ日本に上陸。主人公のシュレックにspi、ヒロインのフィオナには福田えり、喋るロバのドンキーに吉田純也、ファークアード卿は泉見洋平が務める。公演初日となったこの日は、公演後に応援サポーターの近藤春菜と主演のspiが記者会見。90分にわたる公演を鑑賞した近藤は「めちゃくちゃ面白かったです。シュレックってCGのアニメだからこそ出来る世界ですが、それをミュージカルで生でどんな風にやるかと思ったら想像を遥かに超えてめちゃくちゃ面白かったですね。シュレックの特殊メイクをされながらあの歌唱力にあの演技、本当に感動しました!」とすっかり魅了された様子。大好きなシーンは「2幕のフィオナ姫とのやり取り」といい、「あんなにオナラのシーンがあるのは志村けんさん以来ですよ。する度に黄色い花が咲いたりしてメルヘン!ミュージカルだからこそ楽しかったです」と賛辞を惜しまなかった。お馴染みの「シュレックじゃねーよ!」というキレるネタで応援サポーターに就任した近藤。「不思議な感じですね。『シュレックじゃねーよ!』と10年以上言わせてもらって今回応援サポーターをやらせてもらっていますが、不思議な縁を感じますよ」としみじみと振り返り、「『シュレック』は結構初期なんですよ。最初は角野卓造さん、そしてマイケル・ムーア。シュレックは『何とかじゃねーよ!』の中でもトップ3に入るぐらい似ているんじゃないかと思っています」と胸を張った。また、この日初めて対面した主演のspiから「ダブルキャストでやっていただけたら。ノーメイクで」と提案されて「ダブルキャストの一人がノーメイクっておかしいでしょ!」とキレながら「見たからこそ自分でやるものではないと思いました。見て楽しませてもらうものだと思っています」とやんわりと拒否反応を示していた。
2022年08月16日・ついに実写化したんですね。・めっちゃ似てる。本物としか思えない。・もしかして、親戚?お笑いコンビ『ハリセンボン』の近藤春菜さんがInstagramに投稿した写真に、そんな驚く声が寄せられています。近藤さんが投稿したのは、クッキー専門店『ステラおばさんのクッキー』に描かれているステラおばさんに扮した、自身の姿。近藤さんといえば、俳優の門野卓三さんやアニメキャラのシュレックなどに似ている容姿をネタにした「~じゃねーよ!」というギャグで知られています。今回、写真を投稿したステラおばさんもまた、近藤さんの鉄板ネタでたびたび登場しているキャラクター。しかし、近藤さんのギャグが通用しないほどのそっくりぶりが、反響を呼んでいます。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る ハリセンボン 近藤春菜(@harisenbon_haruna)がシェアした投稿 画像4枚目の、ステラおばさんのロゴと近藤さんが並んだ写真を見ると、いかに似ているかがよく分かるはずです。これは、「実写化したんですね」というコメントが寄せられるのも納得!ファン待望のコラボは、多くの人に笑顔を届けてくれたようです。[文・構成/grape編集部]
2022年07月18日埼玉・彩の国さいたま芸術劇場(以下:埼玉)の芸術監督に就任した近藤良平が構成・振付を手がける、コンドルズ埼玉公演2022新作『Starting Over』。2006年以降、ほぼ毎年埼玉で創作・発表してきた彼らにとって15作目の舞台作品となる。ジョン・レノンのラストシングル「(Just Like) Starting Over」から想を受けて冠したタイトルには、「やり直そう、新しくはじめよう」という前向きなメッセージが込められている。本作の構想をはじめ、昨年の振り返りや“コンドルズと音楽”について、近藤と若手メンバーのスズキ拓朗・黒須育海の3人に語ってもらった。「鳥のような自由」を真っ白な劇世界で体現した、2年越しの埼玉新作──昨年6月に上演された『Free as a Bird』は、コンドルズにとって2年ぶりの埼玉新作でした。「埼玉アーツシアター通信」(VOL.97 2022.2-3)に掲載されているインタビューで、プロデューサーの勝山康晴さんが「帰りの車でみんなウルっとした」とおっしゃっていましたが、どんな想いが胸に去来していたのでしょうか?近藤去年の6月って今よりコロナ禍どっぷりだったんです。2020年の埼玉新作『Golden Slumbers』が中止になって、「今年は無事にやれるかな」と不安に思いながら稽古していた気がするな。でも、ちゃんと2日間の公演期間を終えることができました。自分たちのメッセージを前面に打ち出して、まっすぐステージに立てたことに達成感があったんですよね。(前後左右を空ける)千鳥格子状の客席ではなくて、2年越しにほぼ満席の客席だったことも大きい。「フルだよ!」ってたぶん拓朗あたりが最初に泣き始めたんじゃない?スズキ僕、良平さんが芸術監督になった時も泣いて……泣きキャラみたいじゃないですか(笑)。でも、そうだったかも。バラシの時もみんなボーッとしていましたしね。黒須放心状態で、みんな頬に涙が伝ってる……みたいな。スズキリノ(リノリウム:演技面のステージ床に敷く長尺のマット)を巻くのも久しぶりで、いちいち感激しちゃってました。コンドルズ 埼玉公演チラシより、左から)中止となった2020年の公演『Golden Slumbers』、2年ぶりに彩の国さいたま芸術劇場の舞台に立った2021年の公演『Free as a Bird』黒須(公演中止になった2020年の『Golden Slumbers』チラシを手にして)これ、初めて見ました! Webに載ったのは知っているけど、手に取れる紙媒体で見るのは初めてですね。埼玉の劇場外壁に大型ポスターが出ている様子も見てたから、2020年の公演中止は寂しかったです。だから去年、『Free as a Bird』ができたのは余計に嬉しくて!近藤上演できなかった『Golden Slumbers』の構想も残しておこう、って話があってね。「いつかやれたら」と思っています。──『Free as a Bird』では、真っ白な舞台美術の中に白い学ランやカラフルなTシャツをまとったコンドルズメンバーの姿が際立ちました。タイトルに謳われている“自由”について観客の想像力をかき立てるステージだと感じたのですが、どういった想いがあってあの白い劇世界に行き着いたのでしょうか?コンドルズ埼玉公演2021『Free as a Bird』より(c)HARUコンドルズ埼玉公演2021『Free as a Bird』より(c)HARU近藤メンバーと「真っ白な世界を一度つくってみたいね」「鳥のような自由ってテーマにも合うんじゃない?」って話になって。各地を回るツアー公演には舞台美術にも制約があって、セットについてじっくり考えることは少ないんです。でもコンセプチュアルな埼玉の新作公演なら、セットを含めた創作が存分にできる。それで「お金かかるかもしれないけど挑戦だ」って。黒須実際、お金かかりましたよね!(笑)近藤めちゃくちゃ真面目に「仕方ない、電柱1本減らすか」とか考えてた(笑)スズキ良平さん、去年あの時期にパネル系の美術にハマってませんでした?近藤そうそう! 僕の娘が美術系に進学して、幾何学模様を円錐や円柱みたいな立体で形づくる課題があったんです。で、持ち帰って家に置いてある娘の作品を見たら……「こういうの、舞台でもできないかな」って。あの白い劇世界、身近なところから見つかったんだよね。白は僕たちを浄化させたし。スズキ唐突な名言どうしました(笑)黒須(爆笑)「やり直す」「新しくスタートしよう」が時代とコンドルズの空気──今回の『Starting Over』には「やり直そう、新しくはじめよう」という想いが込められているそうですね。止まっていた何かを前向きに再始動させる楽曲はこれまでいろんなアーティストが発表していますが、なぜジョン・レノンのラストシングル「(Just Like)Starting Over」だったのでしょうか?スズキジョン・レノンには我々みんな思い入れがあって。勝山さんを筆頭にビートルズも大好きだから、タイトルは彼らの楽曲から想を得て冠することが多いですよね。今回もしかり、で。近藤『Starting Over』というタイトルについては、4〜5年前くらいから勝山と温めていました。そこにコロナ禍がやって来て、「もとの生活をやり直す」「新しくスタートする」って英語の意味が「時代にフィットするのでは」と思って今回の埼玉新作タイトルに据えた。でもタイトルを決めたあと、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって。ジョン・レノンの考えていた“平和”に対する想いを受けると、いまは「やり直そう」ってニュアンスの方が大きくなっている気がします。──スズキさん・黒須さんは、近藤さんや勝山さんのコンセプトを受けて、どんな想いを観客に届けたいと考えていらっしゃいますか?黒須いま良平さんから出た「やり直す」って言葉が、いまの空気にぴったり合うなと感じていて。コロナ禍もまだ現在進行形という中で「一歩踏み出さなきゃ」って想いもあるし、深刻なウクライナ情勢も「早く終わらないかな」と感じています。そういった時代の空気を踏まえて「日々の暮らしをやり直そう」って、すごくいいメッセージだと思いました。鬱屈した何かを抱えて劇場にいらした皆さんが、コンドルズのステージを観て「明日からがんばろう」と思ってもらえたら嬉しいです。僕自身、観客としてコンドルズを観ていた時にそういう前向きな感情になれたので。コンドルズ埼玉公演2022新作『Starting Over』スズキ僕は、良平さんの芸術監督就任1年目に、この『Starting Over』を打ち出す意味は大きいと思いました。良平さんが「やり直す」というか……生まれ変わっちゃったんで!近藤芸術監督になったからって、僕自身の人間性や作品に対するスタンスは何も変わらないよ(笑)スズキというより、僕らもがんばって良平さんについていくというか、追い抜いていかないと……コンドルズが生まれ変わらない。いつも新作をつくる埼玉で、芸術監督になった良平さんと何ができるか──。僕の場合、「新しくスタートする」という文脈での『Starting Over』に使命を感じています。ジョン・レノンと同じ舞台で「共生」します──「埼玉アーツシアター通信」(VOL.98 2022.4-5)に掲載されている勝山さんの寄稿文には、「コンドルズが大切にしたいのは、ダンスと音楽が、対等かつ同価値で舞台空間に“共生”していること」といった内容が書かれています。これを受けて御三方は「コンドルズと音楽の“共生”」についてどのように考えていらっしゃいますか?近藤結成当時のコンドルズって、ロックの持っている音楽性に着目して大きな音を上げてガンガン踊っていたのね。ロックと同じように、ワールドミュージックもクラシックも扱っていて。だから勝山の大好物であるブルーハーツや僕が好きなエレカシ(エレファントカシマシの愛称)は、ベートーヴェンと同じ名盤扱いなんです。そういう音楽をかけてエネルギッシュに踊るのって、コンテンポラリーダンスの世界では当時誰もやっていなかったんだよね。名アーティストと呼ばれる人たちのつくる音楽に、正々堂々と立ち向かう──。これがコンドルズと音楽の「共生」だと思っています。──勝山さんも、寄稿文のラストで「僭越ながら言わせてください。この6月、コンドルズはジョン・レノンと同じ舞台に立ちます」と覚悟を述べていらっしゃいました。一同勝山さんらしいですね(爆笑)スズキ多くの場合、ダンスって音楽が最初にあって、メロディやリズムに対していかに振付をはめるか。これが普通なんだけど、コンドルズや良平さんはその反対を行ってるんですよね。音楽に合わせるのではなく、僕らが興味のあること・僕らがいま持っている身体が先にあるんです。だから昔、良平さんは「お前の好きな音楽で振り付けるぞ」ってCDを持って来させた。──コンドルズと音楽は「対等」なんですね。スズキまさに。音楽に追いつこうとするんじゃなくて、コンドルズと音楽が出会って何が生まれるか。これが大切で。勝山さんは、その状態が成立している様子を「共生」と呼んだのかもしれません。僕らがいきいきしていないと、音楽と一緒に生きることはできないんじゃないかな。そういう稽古場の雰囲気をいつも感じますし、コンドルズはそうやってダンスをつくっています。……だからカウントがいつも音楽とズレる(笑)黒須拓朗さんの言うこと、すごくわかります! 良平さんがつくる振付を、コンドルズのメンバーで踊る時に発されるエネルギーって不思議で。振付をつくったあと、いろんな楽曲で試していくんですが……どの曲でもメンバー全員がカッコよくポップに見えるのが不思議なんですよね。コンドルズ埼玉公演2018『18TICKET』より(c)HARU──ダンススキルやそれぞれのルーツは異なるのに、皆さんが同じようにカッコよくポップに見える瞬間、たしかにありますね!黒須そうなんですよ。すごい踊れる人から微妙な人まで(笑)コンドルズには多様なメンバーがいますけど、そういう個性豊かな踊り手が揃っているエネルギーが前面に出てくる。そういうステージを生み出している状態が、コンドルズと音楽の「共生」なんだと思います。だから、カウントはズレます(笑)一同(笑)芸術監督になったら稽古の出席率が上がった(笑)──去年のインタビューで「スズキさんが近藤さんの芸術監督就任を泣いて喜んだ」とお聞きしました。活動が本格化しているいま、スズキさんは近藤さんの横顔や後ろ姿をどんな想いで見つめていらっしゃいますか?スズキ僕、蜷川さんが埼玉の芸術監督をやっている時に師事したんですよね。そうしたら次は良平さんが……。背中を追いかけたふたりが、同じ芸術監督になるって運命感じちゃうじゃないですか。だから嬉しくて! 長塚圭史さんとの『新世界』も観に行ったし、今度やる松井周さんとの『導かれるように間違う』も拝見しようと思っています。この一年はもう、良平さんの手がけた作品はすべて目撃したい!──近藤さんの芸術監督就任って、コンドルズにどんな良い影響をもたらしていますか?黒須就任して間もないので明確な反応はわからないですが……稽古の出席率が上がっています(笑)近藤事情があってもなくても、稽古を休む人が減ったんだよね。スズキちょっとピリッとする言い方やめましょう(笑)黒須これまで稽古初日は少人数で迎えていたんですが、今回は10人以上揃っていて! 良平さんもアクセル踏んで、初日からいきなり創作が進みましたもんね。──みんなの本気度がこれまでと違った?黒須強く意識しているわけではないと思うんです。「良平さんが芸術監督になったから気合い入れよう」ってことは決してなくて(苦笑)。でも気づかぬところで、無意識下にはあるんじゃないかな。──2022年度ラインナップの記者会見で打ち出したテーマ「クロッシング!」の取り組みが、「ジャンル・クロス」シリーズで形になろうとしています。その一作目である『新世界』の上演を終えたいま、近藤さんは現時点でどんな手応えを得ていらっしゃいますか?近藤「クロッシング」というテーマを打ち出すことは簡単だけど、舞台はやっぱりナマモノですからね。自分なりに「やるべきことはできたかな」とホッとして、「次はどうしようか」って考え始めたところです。──パフォーミングアーツの世界は「点の熱狂」と見なされがちで、ダンス好きはダンス、演劇好きは演劇しか観ないなど越境しないジレンマが現状あると思います。『新世界』でその壁が薄くなるような手応えを受けることはありましたか?近藤まだコロナ禍だから、お客さんと直に触れ合う機会がないんです。舞台上で完結できる取り組みしかできないのが、もどかしい。でも「これから徐々に」かな。「クロッシング」の中には地域との交流も含まれているんだけど、『新世界』を劇場のあるさいたま市中央区の区長が観に来てくださって。──区長が舞台作品をご覧になる世界、いいですね!スズキ仲良いんでしたっけ?近藤苗字が同じ近藤なんだよ。スズキ・黒須まさかの(爆笑)近藤ワークショップにもご参加いただいて。区長が興味を持ってそういった姿勢を取ってくださると、より地域との交流が盛んになるようなきっかけが生まれるかもしれないので嬉しいです。──区長をはじめ、あらゆるエンタメファンの越境(クロッシング)に期待しつつ、最後に近藤さんからメッセージをお願いします。近藤埼玉の大ホールで上演する、フルパッケージの作品としては15作目になります。けっこうな数ですよね。贅沢な稽古場の環境もあって、舞台をつくる条件としては申し分ありません。その中で明確なメッセージを打ち出せる『Starting Over』を届けることができる幸せを噛み締めながら、いま創作しています。埼玉でしかつくれない作品を楽しんでもらえたら。取材・文=岡山朋代<公演情報>コンドルズ埼玉公演2022新作『Starting Over』2022年6月4(土) 14:00 / 19:00・5日(日) 15:00彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
2022年05月27日女優の上戸彩とお笑いコンビ・ニッチェの近藤くみこが出演する、アサヒビール・クリアアサヒの新CM「クリアと、晴れよう。」編が、23日より放送される。プライベートでも親交があるという上戸と近藤。新CMは、上戸が友人たちと久しぶりに会い、和気あいあいと過ごすひとときを描いている。撮影では、上戸が近藤との約3年ぶりの再会に、感極まってうれし泣きする場面も。近況について語り合うなど、仲の良い姿を見せていた。また、季節に合わせたWEBオリジナル動画9パターンを、23日からインスタグラムを中心に展開。同商品を片手に、カメラ目線の上戸が、近藤と和気あいあいと語り合う。■上戸彩&ニッチェ近藤くみこインタビュー――CMを撮影した感想をお聞かせください。上戸:楽しかったですね。時間もあっという間で、まだまだいけるなって感じでした。ニッチェのお二人とは仲良くさせていただいていて。しばらく会えてなかったからうれしかったですね。久しぶりに近ちゃんがクリアアサヒを持っているのを見て嬉しかったです。近藤:クリアアサヒのCMで出会ったので。今もこうして仲が続いてるので。感慨深かったです。上戸:ほんとうに、このご時世、会いたくてもなかなか声もかけられなくて。こうやってお仕事で会えるチャンスをもらえたことが嬉しかったです。再会するシーンの撮影では、本当に久しぶり過ぎて、うれしすぎて思わず泣いちゃいました(笑)。――クリアアサヒがある「親しい人と一緒の愛おしい時間」を描いたCMですが、最近これが「幸せで愛おしい時間」と思う時間を教えてください。上戸:子どもが6歳と2歳なんですが、2人だけで遊んでいる姿がとっても愛おしい時間です。お姉ちゃんが弟に合わせて遊んでる姿が愛おしくてたまらないです。最近、お姉ちゃんが抱きついたり、がっつり構いにいくことに弟も慣れたようで、2人で遊んでいます。近藤:私は、夫もご飯が好きなので「ご飯おいしいね」って一緒に言っている時間が愛おしいです。上戸:大ちゃん(近藤さんの夫)のどんな姿が愛おしい?近藤:気づいたらアイス3つ食べてるところ(笑)。毎日焼き肉食べたい人なので。――CMでは、改めて日常の中にある忘れかけていた大事なものとして、「日常のちょっとした喜び」を表現するシーンもありましたが、「最近気づかされた、忘れかけていた大事なもの(こと)」を教えてください。上戸:まさにCMでの再会の瞬間ですね。泣くと思わなかった。会えてなかったんだって。近藤:そういう人がいっぱいいるんだと思います、何年かぶりに会うと、そんなに好きじゃなかった人でも、会えなかった時間ですごい好きになっちゃうのかも。私はこの人のことこんなに好きだったんだって気づくかも。上戸:近ちゃんにそう思ったもん。近藤:……はーい(笑)。――撮影でうれしくてたまらないシーンがありましたが、最近「うれし泣き」した(しそうになった)ことを教えてください。近藤:姪っ子が、「くみちゃん」行かないでって言われたら泣きそうになります。周りに愛すべき子どもたちがたくさんいるので、そういう子たちに一緒に遊ぼうといわれるとうれしくて泣きそうになりますね。赤ちゃんから知ってる子が、認識してくれるようになったのは嬉しいです。上戸:わたしは、4月なんで卒園だったり入学だったりですね、節目ですし。――5月は5月病など気持ちが落ち込みやすくなる季節ですが、気持ちを「晴れやか」にする秘訣はありますか?近藤:笑うことですね。楽しくすることです。上戸:お花や観葉植物を飾ることと、運動することですね。 運動は、最近空いた一人時間はやるようにしてます。ヨガに3回いきました。近藤:昔ヨガに誘われて一緒にヨガに2回行きました。上戸:またいこうよ。近藤:……そうだね。上戸:来る気無いでしょ(笑)。
2022年05月20日今年4月、彩の国さいたま芸術劇場芸術監督に就任した、近藤良平。就任後第1作となるのが、この「ジャンル・クロスⅠ 近藤良平 with 長塚圭史『新世界』」だ。かつては近藤が主宰する「コンドルズ」の舞台に立ったことがあり、近藤とは長年信頼を寄せ合う仲である長塚。昨年からは、KAAT神奈川芸術劇場芸術監督を務める。そんな旧知の仲のふたりが作る、ジャンルを超えた“新世界”とは?まるでおもちゃ箱をひっくり返したような感覚――創作の起点となったことは?近藤芸術監督として今後のラインナップを考えた時、“クロッシング”って言葉をテーマにしたい、という思いがじわじわと湧いてきたんです。いろんなジャンルが混じった、クロスしたものを創作したいなと。そこで(長塚)圭史に声をかけた理由はふたつあって、まずはよく知った仲なので、なにか一緒にやれないかなってことと……。長塚使いやすさね(笑)。近藤そう(笑)。ふたつ目は、お互い芸術監督として、今後埼玉と神奈川でなにかやるためのきっかけになるかなと。まぁ理由としてはひとつ目のほうが大きいですけど(笑)。長塚良平さんから「オープニングやるよ」って連絡があって、やるよってなんだろう?と思いました(笑)。どういう関わり方かもまったくわからなかったですけど、良平さんとの関係上、僕としてはもちろんオッケーしました。なおかつ芸術監督同士、東京を挟んで埼玉と神奈川でキャッチボールをし合う。そういうことが少しずつ始められたら、なにか面白くなる可能性があるなと。あとはもう、長年のしがらみですよね(笑)。近藤しがらみってすごいね。取っても、取っても離れない(笑)。――稽古は順調に進んでいるそうですね。近藤サーカスにダンサーに音楽に切り絵と、今回本当にいろんな素材があるんですよね。今はそれをぶちまけた状態なので、結構バテバテです(笑)。長塚なんかおもちゃ箱をひっくり返した、みたいな感覚ですね。プラレールもぬいぐるみも全部が混じり合っている。近藤プラレールとぬいぐるみって相性悪いよね(笑)。長塚うん、悪い(笑)。だからといってそのふたつを離すとちょっと悲しい感じもするし、それでまた近づけると、もうぐっちゃぐちゃで。近藤圭史のことも、そのぐっちゃぐちゃの中に追い込んじゃっているのかもしれないですね。今回は“言葉”っていうのも大事なジャンルのひとつで、この遊びの中でどう同時に使えるのか。今はそこを探っている状態です。すべてを鮮やかにし、もう一度新たに発見する――近藤さんの身体的な表現に、言葉はどう絡んでいくのでしょうか?近藤ね?僕もそれを教えて欲しい(笑)。長塚シェイクスピアの『テンペスト』が、ひとつ起点にはなっています。一部の台詞を抜き出したりして、この物語を裏面に持ちつつ、近藤良平の“新世界”が進んでいく。それをどうやるかって言うと、やっぱり難しくて。ジャンルはないですし、僕が舞踊に寄せた思考で「言葉を削ろう」と提案すると、良平さんはぶんぶん頭を横に振る(笑)。言葉はなきゃダメだ!って。もうどうすればいいんだよ!みたいな(笑)。近藤ハハハ!長塚あと音楽もありますしね。近藤言葉と音楽が合わさると歌が生まれるんですけど、歌うわけでもなくて……。長塚僕は提案したんですけどね(笑)。でも出来ちゃうことはやりたくないみたいで。近藤そこで消化されちゃうからね。歌って踊ったら、完全にミュージカルだし(笑)。長塚とにかく良平さんは、言葉を発する、音楽を奏でる、切り絵で紙からなにかが生まれる、そういったものすべてを鮮やかにしたいんだと思います。しかも当たり前のことじゃなく、もう一回新たに発見したいと思っているんですよね。――長塚さんに言語化していただけると、非常にわかりやすいです。近藤本当にそう!長塚だいたいこういう取材の時、僕は通訳なんですよ(笑)。近藤やっぱり言葉って大事だよね。長塚でも言葉は直接的だから、もうちょっと体に響くようなものにしていかないといけないですよね。劇体験ってそういうものだから。普通に明るく生きることが、強く訴えるものに――これだけ多ジャンルの素材がある中で、近藤さんの中ではどんなことが指針になっているのですか?近藤指針?なんだろう、よくわかんないな。長塚近藤良平に指針とか聞いちゃダメですよ(笑)。指針というか、良平さんの頭の中にはすでに形があって。稽古初日、ひとり芝居として全部見せてくれましたから。で、これじゃないってところからスタートしている。つまり“リボーン”なんですよね。しかも今、世界がどんどん動いていっていて、そこからの“新世界”を作ろうとしているので。近藤2月以降、寝ても覚めてもプーチン、みたいな感じですからね。でもアーティストは今、みんなそうなんじゃないかな。3月にコンドルズの映像配信があったんですけど、『武器よさらば』ってタイトルに決まった途端、どんどんアイデアが出てきたんです。――それも“言葉”の力ですね。近藤うん、そう思う。長塚でも同時に言葉は、対立や揚げ足しか生まないこともありますからね。今の社会の状況を批判しようと、言葉を尽くしても尽くし切れない。言葉を失った世界でこそ訴えられるものがあって。でもそれは、言葉のある世界の中で起きなきゃいけないとも思うんです。――では最後、読者にメッセージをお願いします。長塚それでもやっぱり、今回の公演はある種祝祭的なものではあると思っています。良平さんの作り方って、すべてを鍋に入れてかき回しちゃうんですけど、そうでなければ生まれない色彩がある。そしてそれは本当に強くて、魅力的なものになると思います。近藤今って日常がすごく尊いものになってしまっただけに、普通に明るく生きるということが、ものすごく強く訴えると思うんです。とはいえ皆さんはあまり囚われず、なにか面白いことがありそう、くらいの気持ちで観に来て欲しいですね。取材・文:野上瑠美子撮影:塚田史香ジャンル・クロスⅠ<近藤良平 with 長塚圭史>『新世界』2022年4月29日(金・祝)~5月1日(日)各日15:00開演会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
2022年04月23日「AZUL BY MOUSSY(アズール バイ マウジー)」と「AJUGA.(アジュガ)」がコラボして発売する、「DISNEY COLLECTION」に注目。 ひとつのブランドだけでママ・パパ・キッズ、みんなで着られる家族リンクが完成しちゃいます♡2022年4月21日(木)正午からはEC予約での受付、4月29日(金)からは店頭で販売スタート!気になる「DISNEY COLLECTION」のデザインは?AZUL BY MOUSSYの顔ともいえるデニム着用のミッキーデザインや、「Fun together All the time.」のメッセージととも愛らしいミッキーがプリントされた商品、AJUGA.で大人気のマザーズバッグやバックパック、マルチポーチを中心とした雑貨など、全12型が登場!パパも使いやすいデザイン♪・男性でも持ちやすいシンプルなバッグママバッグやリュックはシンプルな黒で落ち着いたデザインで、汚れが目立ちづらく、パパとも兼用しやすいのがポイント。ちぴちゃんプロデュースブランドなので、ママ目線での使いやすさも間違いなし!・レディース/メンズ/キッズそれぞれ丈や形など計算済み◎【LADIES】No. 250FSX90-222DSIZE / S,MCOLOR / WHT,BLK,柄NVYPRICE / ¥4,180(in tax)【MENS】No. 251FSX90-153DSIZE / M,LCOLOR / WHT,BLKPRICE / ¥4,400(in tax)【KIDS】No. 252FSX90-021DSIZE / S(100),M(110),L(120)COLOR / WHT,BLK,柄NVYPRICE / ¥2,750(in tax)Tシャツもレディース・メンズ・キッズと丈感や形が絶妙に違い、着やすさやスタイル盛れもしっかり設計されています◎リンクはしたいけどちょっとダサい‥なんてことにならない安心感は形のきれいなアズールバイマウジーならでは♡ママブランドとアズールのレアコラボ、お見逃しなく♡かわいさも機能性もバッチリで、ファミリーリンクに使えるアイテムがたくさんそろう今回のAJUGA.とAZUL BY MOUSSYのコラボレーションによる「DISNEY COLLECTION」。この機会にぜひチェックを♡あわせて読みたい🌈思わずキュン♡【ルコックスポルティフ×ミッフィー】の高機能スニーカーが登場
2022年04月22日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は俳優の近藤華さんです。菅田将暉さんの楽曲のMVで、クリエイティブな才能が開花!現在14歳。デビュー1年目にして、三井のリハウスや資生堂150周年記念のCMなどに出演。「小さい頃に杏さん主演の朝ドラを見て以来、俳優になりたくて。お芝居以外でも幅広く活躍している杏さんにずっと憧れています」。事務所の先輩・菅田将暉さんの新アルバム収録曲「ギターウサギ」のMVでは、クリエイティブディレクターを務めている。「脚本やアニメーション作り、衣装や小道具も考えました。アニメ制作が好きなので、今後もクリエイティブのお仕事は機会があればぜひやりたいです!」家族旅行が大好きです。これはバリの浜辺で撮った写真。いつかフィンランドに行ってみたい!ハマっている食べ物はもんじゃ!2週に一度は自分で作っています。食べながらアニメを見るのが幸せ。描いた絵が動くとワクワクします父がアニメーションを趣味で作っていて、それを見て作り始めました。こんどう・はな2007年生まれ。ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』などに出演。「ギターウサギ」MVはアルバム『COLLAGE』の初回生産限定盤Blu‐rayに収録。※『anan』2022年4月6日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2022年04月05日お笑いトリオ・ジャングルポケットの太田博久、モデルの近藤千尋が出演する、ケイミュー「光セラ」の新CMが5日より、放送されている。なお太田と近藤が夫婦でCMに出演するのは今回が初めて。新CMで、自宅のリビングでCMの絵コンテを持ちながら「汚れをガッツリ、洗い流す!」とセリフの練習を始める太田。それを見て、近藤が「洗剤のCM来たの!?」と問いかけると、太田は「ううん、壁!」と返答する。そして最後は二人が爽やかな踊りとキメポーズでCMを締めくくっている。
2022年04月05日4月より「彩の国さいたま芸術劇場」の芸術監督に就任するダンサー、振付師でダンスカンパニー「コンドルズ」主宰の近藤良平が2月14日に行われた記者会見に出席。「クロッシング!」をテーマにジャンルを超えた交流を目指していく方針を掲げた。同劇場の芸術監督は作曲家・音楽評論家の故・諸井誠、演出家の故・蜷川幸雄に続く同劇場3代目となる。2016年の蜷川氏の逝去後は空席となっていたが昨年、近藤良平が時期芸術監督に就任することが発表されていた。近藤は、諸井氏、蜷川氏の名をあげつつ「遺してきたものが大きく、素敵な作品、記憶を与えてくださったので、そこはぜひ心に受け止めて、この劇場から発信していきたい」と語る。世界的な巨匠の後を引き継ぐということでの重圧について問われると「“プレッシャー”と言われても意味が分からないし、そういうことで悩みたくはないんですが、蜷川さんがやってきたこと、考えたことをつなげていこうという思いはあります」と意気込みを口にした。特に「僕はダンスが専門で、ダンスには社会を変えていく力があると真剣に向き合っています。ダンスの力で楽しい芸術文化を届けたい」と語る一方、就任にあたっては「クロッシング!」とテーマに掲げ、枠組みにとらわれずにジャンルや人々を交差させたいとも。「まずひとつには、アーティストが行き交い、考えを交流させて、そこから創作物を作っていくということ。もうひとつは、この場所。人々が出会う場所として劇場の存在を知ってほしい。それから、地域のつながり。埼玉から日本全国、さまざまな劇場や場所とつながってクロスしていきたい」と語った。彩の国さいたま芸術劇場 芸術監督就任会見の様子撮影:宮川舞子具体的なラインナップに関しては、<ジャンルクロスI>として4月の終わりから5月にかけて近藤良平with長塚圭史による『新世界』が上演される。詳細は不明ながら近藤によると「キャストはサーカスの人やダンスの人、ミュージシャンもいて、音楽の生演奏もあります。シェイクスピアの『テンペスト』も下敷きに使用している」とのこと。また7月には<ジャンルクロスII>として、松井周の脚本、近藤の演出による『導かれるように間違う』が上演される。演劇に関しては、蜷川氏の後を引き継いで、吉田鋼太郎が芸術監督を務める「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の継続を明言。2020年に公演が途中で中止となった『ヘンリー八世』が再演されるほか「吉田鋼太郎さんともいろいろ相談しています」と新たな展開についても模索中であることを明かした。10月からは、大規模な改修に伴い、約1年半の休館を挟むことになる(2022年10月3日~2024年2月29日予定)。休館中の期間を利用し、キャラバン企画「埼玉回遊」を行なうことになっており、近藤自身をはじめ、県内各地をアーティストが訪れてワークショップを行うなど、地域文化の掘り起こしやその土地の人々と一緒に作品を発表する企画などを考えているという。コロナ禍にあって、特に劇場、演劇公演が厳しい状況に置かれているが、近藤は改めて劇場という場所の重要性について強調。「人が行き交わないと劇場は存在しない。用がなくとも人々が行き交う――それくらい劇場というのは人々にとっての財産であり、日常の中で当たり前のように劇場という存在を知ってもらい、子どもたちにとっても『そんなに遠いところじゃない』という思いが生まれる場所であってほしい」と語り「みなさんの人生にアートがあるということを共有したい」と熱い思いを口にしていた。取材・文:黒豆直樹彩の国さいたま芸術劇場 ・埼玉会館2022年度ラインナップ◎ジャンル・クロスI近藤良平with長塚圭史『新世界』2022年4月29日(金・祝)~5月1日(日)◎【共催】加藤訓子『META-XENAKIS~クセナキス生誕100年を祝う』2022年5月12日(木)・13日(金)◎イレブン・クラシックスVol.5 大萩康司(ギター)&江戸聖一郎(フルート)2022年5月18日(水)◎コンドルズ埼玉公演2022新作『Starting Over』2022年6月4日(土)・5日(日)◎ディミトリス・パパイオアヌー『TRANSVERSE ORIENTATION』2022年6月30日(木)~7月3日(日)◎大塚直哉レクチャー・コンサートバッハ“平均律”前夜~月明かりのもと書き写した楽譜たち~2022年7月3日(日)◎Noism×鼓童『鬼』2022年7月8日(金)~10日(日)◎ジャンル・クロスII近藤良平×松井周『導かれるように間違う』2022年7月8日(金)~18日(月・祝)◎ピアノ・エトワール・シリーズVol.44 三浦謙司ピアノ・リサイタル2022年7月18日(月・祝)◎さいたまダンス・ラボラトリ企画Vol.62022年7月26日(火)~8月7日(日)※ワークショップ・公開リハーサルあり◎ユナイテッド・ユーロ ブラス・クインテット2022年7月30日(土)◎【共催】ピアノデュオ ドゥオール デュオ・セミナー2022年8月3日(水)~6日(土)◎オープンシアター『ダンスのある星に生まれて2022』2022年8月20日(土)・21日(日)◎さいたまダンス・ラボラトリ企画岡田利規×湯浅永麻『わたしは幾つものナラティヴのバトルフィールド』2022年9月◎【共催】マームとジプシー『cocoon』2022年9月◎彩の国シェイクスピア・シリーズ『ヘンリー八世』2022年9月16日(金)~25日(日)◎ピアノ・エトワール・シリーズVol.45松田華音ピアノ・リサイタル2022年9月17日(土)◎クロノス・クァルテット『ブラック・エンジェルズ』2022年9月30日(金)◎NHK交響楽団(埼玉会館)2022年10月2日(日)◎マギー・マラン『MayB』(埼玉会館)2022年11月19日(土)・20日(日)◎バッハ・コレギウム・ジャパン ベートーヴェン『第九』(埼玉会館)2022年12月3日(土)◎日本昔ばなしのダンス(埼玉会館)2023年3月25日(土)・26日(日)◎彩の国さいたま寄席 四季彩亭2022年4月16日(土)/8月6日(土)2022年12月4日(日)(埼玉会館)2023年2月4日(土)(埼玉会館)◎光の庭プロムナード・コンサート2022年4月23日(土) 第130回2022年5月21日(土) 第131回『ばらまつりスペシャル』2022年6月25日(土) 第132回ほか、夏休みスペシャルを予定◎埼玉会館ランチタイム・コンサート2022年6月24日(金) 第53回NHK交響楽団メンバーによるヴィオラ十重奏2022年10月26日(水)第54回佐藤采香(ユーフォニアム)2023年2月3日(金)第55回坂本彩&坂本リサ(ピアノデュオ)2023年3月30日(木)第56回春休みスペシャル 東京交響楽団メンバーによるアンサンブル※各公演の最新情報は、劇場公式サイト にてご確認ください。
2022年02月15日YouTubeドラマ『おやじキャンプ飯』、NHK朝の連続ドラマ小説『カムカムエヴリバディ』で話題沸騰中の俳優・近藤芳正と、劇団「☐字ック」主宰で脚本家、映画監督など、気鋭のクリエイターとして注目を集めている山田佳奈が、2020年の公演中止を経て3年越しで取組んだ近藤芳正SoloWork『ナイフ』が1月21日に開幕、23日までの3日間、水戸芸術館・ACM劇場で上演された。本作は重松清の原作の同名の小説の舞台化だが、息子の“いじめ”をめぐって葛藤する父親、その妻、その息子といった全ての登場人物を60歳になった近藤が演じ分ける一人芝居である。フィジカルコーチでムーブメントも担当した大石めぐみの指導で見事に瞬時に役柄を演じ分けた。入念な稽古に加え、緻密で大胆な山田の演出も相まって心理描写が続く原作を見事にビジュアル化して印象深い作品に昇華させた。近藤と山田のこの野心的な挑戦は、ふたりの代表作とも言えるような作品に仕上がった。<ストーリー>いろんなことから逃げてばかりいた父親。ある日、父親は息子のカバンにひどい落書きをされた教科書を見つけ、息子がいじめられていることにようやく気付く。この事実とどう向き合っていいかわからない。そんな中、幼馴染であこがれの「よっちゃん」が自衛隊で命の危険にさらされながらも頑張っている姿を目にしたり、偶然サバイバルナイフを手に入れたことから少しずつ心に変化が訪れる。やがて父親は少しずつ息子と向かい合い始める・・・。傷ついた親子の愛と再生の物語。“再始動(reboot)”と銘打った近藤芳正 SoloWork『ナイフ』、今後の上演は1月29日(土)・30日(日)愛知県・穂の国とよはし芸術劇場PLATアートスペース、2月4日(金)~6日(日)東京・東京芸術劇場シアターイースト、2月11日(金・祝)兵庫・兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール、2月13日(日)山口・山口情報芸術センター〔YCAM〕スタジオAにて。上演時間は1時間10分を予定。撮影:田中亜紀
2022年01月24日俳優の近藤芳正が来年2月、兵庫県立芸術文化センターで一人芝居『ナイフ』を行う。公演に先駆け年末に同劇場で開催された「近藤芳正演技塾」ワークショップ終了後、近藤が合同取材に応じた。コロナ禍での中止を経て約1年半ぶりに実現する本公演。今年還暦を迎えた近藤は「常に挑戦して生きるのが好きなんでしょうね。でも今回はちょっと無謀かも」と苦笑い。父、母、息子の登場人物3役をひとりで演じ分ける初の試みで、未開の地へ一歩を踏み出す。近藤芳正Solo Work「ナイフ」チケット情報原作は重松清の同名小説。近藤はかねてから重松作品には「自分がいる」と感じ、重松もまた近藤を目にするたび「私の小説の中の登場人物がいる」と感じていたという。そんな両者の思いが『ナイフ』に結実する。いじめを題材に、傷ついた親子の愛と再生を描く物語。近藤は、重松作品は「常に弱者の味方である」点にシンパシーを感じるという。「自分も弱い人間ですから。物語に出てくる親子も決して器用に生きていける人たちではない。客観的に見れば他に方法はあったりもするけど、当の本人たちは必死になればなるほど客観的には見られなくなるし、あがくと思う。そこを重松さんは否定せずお書きになっていて、冷静に見つめて頑張れと言ってくれている気がする」。とりわけ『ナイフ』には現代人に届けたいメッセージがあるとも。「生き方として大事なのは、一歩を踏み出す勇気だと思う。踏み出すことで失敗するかもしれない。だけど挑戦する前と後では見える景色が違う。一歩踏み出す勇気のなかに、本当の成長があるのではないかと。失敗したっていいんですよ。真の意味では成功も失敗もないですから。結果じゃない。生きているとはそういうこと。何かそういうものが伝われば最高ですね」。舞台公演はホームグラウンドであり「大切に付き合っていきたい存在」。それゆえコロナ禍で経験した公演中止は想像以上に堪えた。本作の中止以降、舞台の仕事を止めているのもそれが理由だ。「スタッフらと一生懸命作ってきた作品なので『ナイフ』だけはやり遂げようと。今回3つの役を入れ替わるということは、本来ならもっと身体の動く人がやるべきだと思うんですけど。慣れていない自分が挑戦することで、計算ができない何かが生まれるんじゃないか」と期待する。観客は往々にして作り手の思惑を超えた反応を見せることがある。そんな“小さな誤解”にも面白味を感じている。「今回もそこがうまくいけばいいなと。僕はただひたすら一生懸命やるしかない。ただ、稽古を考えると憂鬱ですね。人間って何でやりたいと言っておきながら、いざやるとなると『大変なことを引き受けちゃった』って思うんでしょう。いつもその繰り返しです(笑)」。公演は2月11日(金・祝)、兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2021年12月28日