悪質な自転車の運転者に対し、安全講習の受講を義務づけた改正道路交通法の施行令が1月20日、閣議決定された。改正道路交通法では酒酔い運転や信号無視など計14項目の違反を「危険行為」と定め、3年以内に2回以上摘発された違反者へ講習を義務化し、受講をしなかった場合には5万円以下の罰金を科す見通しだ。警察庁によると、2008年から2013年までの都内・全国における自転車事故は徐々に減ってはいるものの、2013年における自転車事故数(死傷者数)は都内で1万4,049件、全国で11万9,929件など依然として多い。今回定められた14項目の悪質運転危険行為は以下の通り。信号無視通行禁止違反歩行者専用道での徐行違反など通行区分違反路側帯の歩行者妨害遮断機が下りた踏切への立ち入り交差点での優先道路通行車の妨害など交差点での右折車優先妨害など環状交差点での安全進行義務違反など一時停止違反歩道での歩行者妨害ブレーキのない自転車運転酒酔い運転携帯電話を使用しながら運転し事故を起こしたケースなどの安全運転義務違反
2015年01月20日電車内でのベビーカー利用については度々議論が巻き起こっているが、今回はマイナビニュース会員のママ139人に、公共交通機関での子連れ移動についてのアンケートを実施。子連れ移動時特有の問題について聞いてみた。○電車やバスなど、公共交通機関での子ども連れの移動の際に困ったことはありますか。はい 41.0%いいえ 59.0%ここからは、具体的にどのようなことで困ったかを紹介していこう。○やはりベビーカーが問題に・「満員電車でベビーカーが乗れなかった」(27歳女性/医療・福祉/専門職)・「ベビーカーを使っていて、エレベーターがないところだと一度畳んで片手で抱っこ、片手で荷物とベビーカーを持つのが大変」(27歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント /販売職・サービス系)・「エスカレーター、エレベーターのない駅がまだ多いこと。新宿駅とかただでさえダンジョンなのに、ベビーカーだと移動が大変すぎてマップが欲しくなった」(29歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「新幹線乗車時にベビーカーをたたんだときの置き場にすごく困った」(37歳女性/その他)○授乳場所や子どもの大声など・「長時間移動のとき、授乳をどうしようか困った」(30歳女性/機械・精密機器 /事務系専門職)・「二人子供をつれて、一人抱っこだと自分がトイレに行きたいときに身動きが取れずこまった」(31歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)・「電車に乗せていると、年配の人から小さいのにかわいそうといわれた」(34歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)・「子供がじっと座ってくれないときや、大きな声を出してしまうとき」(33歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)もっとも多かったのがベビーカー関連の回答。満員電車でベビーカーと一緒に乗れなかったという声や、エスカレーターやエレベーターがない駅での移動に困るといったママの声が目立った。また、新幹線利用時のベビーカー置き場も問題に。最前列や最後列ならスペースはあるが、それ以外の座席だと通路に置くこともできず困り果てるママの姿を見かけたことがある。それ以外だと、授乳スペースの少なさから長時間移動時の授乳についての回答も。さらには、「電車に乗せていると、年配の人から小さいのにかわいそうといわれた」という声もあった。2013年12月掲載の『子連れで街を歩くと……「おばさんやおばあさんに絡まれる」という声多数』記事でも、いきなり母乳育児かどうかを聞かれたり、抱っこひもを引っ張られたりといったママたちの経験談を紹介した。親切心からの言動かもしれないが、こちらに関しては適度な距離感を保ってもらいたい、というのがママたちの本音かもしれない。調査時期: 2014年12月5日~2014年12月16日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 女性139名(ママ限定)調査方法: インターネットログイン式アンケート※画像は本文と関係ありません。
2014年12月24日大阪市建設局は、「御堂筋の道路空間再編について(案)」について多くの市民から意見を集めるため、パブリック・コメント(意見公募)を受け付けている。受付期間は11月14日まで。○御堂筋南側には自転車専用レーンを設置御堂筋は、平成26年に建設から77周年を迎えた大阪市のメインストリート。市の南北幹線の基軸として機能しているが、建設当時とは社会情勢が大きく変わり、人々の行動形態や周辺の状況も変化している。社会の変化や時代の要請に対応する道路とすべく、道路空間再編について関係機関との協議や社会実験などを実施しながら検討を進めてきた。このほど、御堂筋の道路空間再編に向けた大阪市としての基本的な考え方などをとりまとめた「御堂筋の道路空間再編について(案)」が完成した。再編案は、シャンゼリゼ通り(フランス、パリ)やオーチャード・ロード(シンガポール)など、海外におけるシンボルロードを参考に構想している。御堂筋の自動車交通量は約40年前に比べ約4~5割減少しているが、自転車交通量は増加傾向で、約40年前の約6~7倍と大きく増えているという。そこで、南側(新橋~難波西口間)東西の側道を閉鎖し、車道を6車線から4車線に縮小。その分、歩行者や自転車のための空間を新たに設ける。増加する自転車交通量に対応するため、自転車専用の通行空間も設置。専用道路にして、歩行者と自転車の通行空間の分離を図る。北側(淀屋橋~新橋間)は、南側に比べると自動車の交通量が多く、現時点で側道を閉鎖した場合、本線の渋滞など車の交通に与える影響が大きいと考えられる。そのため、段階的な整備として当面は側道の機能(6車線)を維持したまま道路構造を見直すことで、歩行者と自転車の通行空間の分離を図っていく。将来的には南側と同様、歩行者と自転車の通行空間を分離。最終的には側道を閉鎖し、南側と同じように多機能空間の充実を目指すという。同市では現在、同案についてのパブリック・コメントを募集している。同案の詳細は、大阪市のホームページで見ることができる。同市は、寄せられた意見等を参考にしながら、御堂筋の道路空間再編に取り組んでいくとしている。
2014年10月31日JAFはこのたび、高速道路の料金制度やネットワークのあり方、および道路を賢く使う取り組み等についての検討が行われる国土交通省の社会資本整備審議会 道路分科会 第14回国土幹線道路部会ヒアリングに出席し、自動車ユーザーの立場から下記の提言を行ったと発表した。我が国の経済分野においてサービス産業の比率が高まる中、人の流れを活発化することが一層重要となってきている。 特に自家用車交通は、観光における旅行利用交通機関で最大のものであり、人の流れを地方の隅々へと向ける特色があり、都市への一極集中を解決する極めて重要な役割を担っている。高速道路はその基幹的なネットワークと位置付けられる。一方、レジャー、観光の分野では、グローバル化が進展し、競争の激化は一層進んできている。今夏JAFが実施した「ドライブ旅行に関するアンケート」においては、ドライブ費用の中で負担に感じるものとして、実に76.2%のドライバーが「高速道路・有料道路の通行料」を挙げている。また、JAFが別途実施した「高速道路に関するアンケート」では、高速道路の利便性向上がどのような地域活性化につながるかとの質問に対しては、「観光やレジャーで地方を訪れる人が増える」との回答が圧倒的であった。実際、過去には高速道路料金を下げた場合に利用者は増えている。最近は、高速道路料金の割引見直しに加え、ガソリン価格の上昇、自動車保険料の引き上げ等により自動車ユーザーの負担はこれまで以上に大きくなっている。このような状況において高速道路料金が高いまま維持されれば、自動車が必需品である地域の観光に重大な影響を与え、都市部から地方への人の流れを阻害することになり、今後の地方創生にも大きな障害となると考えるという。○提言事項高速道路の利用促進のため、料金割引等の施策を図るべき自動車ユーザーは高速道路料金を高いと感じており、かつ負担に感じている高速道路の利用促進を図ることで地域活性化(地方創生)が期待できるもともと諸外国と比較して通行料金の設定が高い時間距離・価格距離の比較でドライブ旅行は、例えばLCC(ローコストキャリア)に対して競争力を失いつつある料金制度の根拠をわかりやすく理解できるようにし、積極的な情報の発信を図るべき料金割引の見直しが行われたこと等、料金制度に関する情報の認知度が低い自動車ユーザーは料金設定に敏感であるユーザーが理解しやすく、納得できる料金体系の構築が必要「道路を賢く使う」取り組みを推進するべき道路側の渋滞緩和策…路肩の走行車線への転用については、今後も安全に配慮しつつ推進するべき車両側の渋滞緩和策…先進技術の積極的活用を推進するべきJAFではACC(車両前方に装備されたレーダーやカメラを用いて先行車との車間距離を一定に保つように速度を制御し(追従機能)、先行車がいない場合は設定した速度を維持して走行する(定速走行機能)装置)の積極的な活用推進を呼びかけている。JAFは、道路利用者としての自動車ユーザーの声が道路行政や施策に反映されるよう、今後も積極的な提言活動を行っていくとしている。
2014年10月17日三菱重工業は10月2日、従来の新交通システムの約2倍に相当する120km/時の最高速度を持つ「高速新交通システム」を開発したと発表した。新交通システムは、路線計画の自由度の高さや、環境負荷の低さから都市部の支線や空港の路線で幅広く導入されている。同社が開発した「高速新交通システム」は高速化を達成したことで乗り換えなしに都市部と郊外をつなぐことを可能とし、利便性の向上が期待できる。また、新開発の高速台車によって振動・騒音の低減も実現したとのこと。同社は、日本の新交通システムを空港向けAPM(全自動無人運転車両)や都市内向けAGT(自動案内軌条式旅客輸送システム)として「Crystal Mover」ブランドで世界各地に展開しており、今回の「高速新交通システム」の投入により、都市交通システムのさらなる受注拡大に力を注いでいく。
2014年10月03日NTTデータ関西は9月10日、同社の提供する道路事象検知システム「Road-Eye」が、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されたことを発表した。新技術情報提供システム(NETIS)とは、国土交通省が新技術の活用のため、新技術にかかわる情報の共有・提供を目的として整備したデータベースシステム。同データベースに登録されると、国や地方公共団体などの公共工事の発注者や応札者、施工者へと情報が提供され、技術の活用が期待できるという。今回、NETISに登録された「Road-Eye」は、道路の監視カメラの映像より、落下物や停止車両、混雑、逆走、人や動物の侵入どの異常事象をリアルタイムで自動解析し、道路管理者や利用者に情報を通知するシステムとなる。設置するカメラのメーカーや既存・新規は問わず、単独トンネルだけでなく明かり部にも対応するほか、少ないカメラ台数で広範囲を監視できるという。これにより24時間の自動監視や設備維持費の縮減、道路管理業務の効率化が可能なほか、初動対応の迅速化により、道路利用者のヒヤリハットの縮減や2次被害の回避を実現する。同社は、「国土交通省や地方自治体など道路沿線の監視や交通流計測を必要とする団体・企業等に販売活動を行い、今後5年間で20億円の売上高を目指す」としている。
2014年09月10日大阪市交通局と京阪電気鉄道は14日、お得な乗車券「宇治・伏見1dayチケット 大阪市交通局版」を発売する。このチケットは、大阪市交通局の大阪市営地下鉄・ニュートラム・バス全線のフリー乗車券と、京阪電車の宇治・伏見区間フリー乗車券のセット。京阪電車のフリー区間は、淀屋橋~守口市間と中之島線、および中書島~伏見稲荷間と宇治線。その他、「往復区間」として守口市~中書島間も乗車できる(途中下車不可)。発売額は1,000円(大人券のみ)。発売期間は6月14日から2015年3月1日までで、有効期間は発売期間中の任意の1日。大阪市交通局の地下鉄・ニュートラム全駅の駅長室、地下鉄駅構内の定期券発売所(天神橋筋六丁目を除く)、市営交通案内コーナー(新大阪)にて販売する。同きっぷは、宇治・伏見の観光施設などで優待が受けられる特典付き。平等院ではきっぷの提示で特製はがき2枚がもらえるほか、三室戸寺や萬福寺では拝観料が団体扱いに。その他、飲食店や土産物店などでも割引や一品サービスなどの特典が付く。
2014年06月06日交通事故で被害者となった場合、治療費・関連する交通費の他に相手側に請求出来る範囲に決まりはあるのでしょうか?(Willy)交通事故に遭い、けがをした場合にはさまざまな出費がかかります。被害者としてはこれらの出費を加害者である相手側に請求する必要があります。例えば、治療費や通院のための交通費、診断書などの文書代、入院した場合の入院費・諸雑費などがかかってきますね。付添が必要になった場合には「付添介護費」も請求する必要があります。さらには、けがのために会社を休まねばならなかった場合には「休業損害」として休んだ給与分を請求したいですね。当然、けがをしたら「痛いし辛い。病院に通うのも大変」という意味で精神的苦痛も味わいますので、慰謝料というかたちで補償してもらう必要があります。また、「治療は終わったけど痛みが消えない」というように、後遺障害が残ってしまった場合、別途、後遺障害に基づく賠償請求もする必要があります。後遺障害が残ってしまった場合には「後遺障害が残ったことに関する慰謝料」を請求することになります。一番低い14級の等級でも裁判上は110万円という金額が相当と考えられています。また、将来の仕事や収入に影響が出るという意味での「後遺障害に基づく逸失利益」も請求できます。この逸失利益については、後遺障害の等級に応じて、将来の減収分を計算するのですが、例えば12級であれば、「年収×14%×就労可能年数×将来利息の清算」という計算をするのが通常です。これも年収の考え方や補償してもらう年数などについて争点になることが多いです。不幸にも死亡するに至ってしまった事故では、さらに損害項目が複雑になりますが、これらの計算をしたうえで、相続人が事故による賠償金を受け取ることになります。このように交通事故被害に遭った場合には、相手方に対し、さまざまな賠償項目を請求することになりますが、法律上の説明としては、民法709条の不法行為に基づく請求ということになります。民法709条では、「故意又は過失によって他人に損害を与えた者はその賠償責任を負う」と書かれています。要は「自動車運転に際し、不注意で人にけがをさせたことになるので、それにより被害者に発生した損害はしっかり弁償しなさい」ということになっているのです。ただ、自動車の運転手は任意保険に加入していることが多いので、結論としては加害者側の任意保険会社が全額負担することが多いですね。ここで、みなさんに知っておいていただきたいことは、「保険会社から提示される示談金は極めて低い」ということです。不法行為に基づく損害賠償請求は「被害者に生じた損害は法律上の計算方法によって全額賠償されるべきもの」と考えられますが、保険会社の提示はこれをはるかに下回ることが多いのです。例えば、通院6カ月程度のけがをした場合の慰謝料は法律上の考え方だと89万~116万円程度ですが、保険会社からの提示は半額以下にとどまることも少なくありません。また、後遺障害14級の場合の慰謝料も本来は別途110万円を補償してもらうのが相当ですが、保険会社から提示される金額は40~50万円程度にとどまることも多いのです。専業主婦の場合も「収入がないから休業損害は出ない」と言われることが多いのですが、主婦であっても「家事」という立派な仕事がある以上、家事に支障が生じたのであれば休業損害は請求すべきですね。実際に認めてもらえることもままありますので初めから諦めてしまうのはもったいないです。相手方に請求できる金額の範囲は、事故の態様、けがの程度や通院状況、お仕事の内容や収入、残ってしまった後遺障害の内容等により異なってきますが、法律上「相当」と考えられる金額はおよそ算定が可能です。保険会社の提示をそのまま受け入れるのではなく、遭遇した事故の態様やけがの程度によって、自身が請求できる項目や金額を把握し、妥当と考えられる示談金を受領することが大切です。不安に感じた場合は、やはり弁護士に相談いただくことをお勧めします。ご自身の車両保険や火災保険に弁護士費用特約というものが付いていれば弁護士費用の負担もなく弁護士に依頼ができます。厄介な手続きも全て弁護士にお任せしてしまえば、気持ちの上でも労力の上でも負担が軽くなりますよね。アディーレ法律事務所篠田恵里香弁護士(東京弁護士会所属)債務整理、交通事故被害、離婚問題、刑事事件など幅広い案件を扱うアディーレ法律事務所に所属する弁護士。男女トラブル、交通事故問題などを得意分野として多く扱う。また、離婚等に関する豊富な知識を持つことを証明する夫婦カウンセラー(JADP認定)の資格も保有している。外資系ホテル勤務を経て、新司法試験に合格した経験から、独自に考案した勉強法をまとめた「ふつうのOLだった私が2年で弁護士になれた夢がかなう勉強法」(あさ出版)が発売中。また、公式ブログ「弁護士篠田恵里香の弁護道」も更新中。●ブログ篠田恵里香の弁護道●弁護士が教えるパーフェクト離婚ガイド●アディーレ法律事務所HP
2013年11月07日三重県伊勢市の伊勢神宮周辺で、年末年始に交通渋滞緩和のための大規模な交通規制が実施される。伊勢市では、2012年12月31日(月)~2013年1月6日(日)までの、市内交通規制情報を発表し、交通規制への協力を呼びかけている。同市が渋滞緩和のために取り入れるのが、「パーク&バスライド」。これは、伊勢神宮周辺に向かう車を県営サンアリーナ周辺の臨時駐車場に誘導し、シャトルバスで外宮と内宮へ送迎するというもの。12月31日(月)22時00分~1月1日(火)16時00分まで、1月2日(水)~6日(日)9時00分~16時00分まで、それぞれサンアリーナ周辺臨時駐車場から外宮と、サンアリーナ周辺臨時駐車場から内宮の2ルートでシャトルバスを運行する。また1月12日(土)と13日(日)10時00分~16時00分までは、サンアリーナ周辺臨時駐車場から内宮の1ルートで運行。なお、パーク&バスライドのシャトルバスは、サンアリーナ駐車場に駐車した人に限り利用できる。駐車整理料は1台1,000円で、シャトルバス運賃は無料になる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月13日内閣府はこのほど、「道路に関する世論調査」の結果を発表した。同調査は、10月4日~14日の期間に調査員による個別面接方式にて行われ、全国の20歳以上の男女1,866人から有効回答を得た。同調査で、将来世代が高速道路を利用するために必要な更新費用を、現在の料金に上乗せすべきと思うか尋ねたところ、63.9%が「上乗せすべきでない」と回答。一方、「上乗せすべき」は21.6%、「わからない」は14.5%だった。男女別に見ると、「上乗せすべきでない」は男性66.9%、女性61.4%と男性の方が高い。年齢別では、「上乗せすべき」は40歳代(26.1%)で、「上乗せすべきでない」は50歳代(70.5%)で、それぞれ高くなっていた。高速道路では、料金割引が実施されている結果、一部区間で渋滞が発生しているが、渋滞と料金との関係についてどのように考えるか聞くと、最も多かったのは「一部区間で渋滞が発生していても、現在の料金を維持すべき」で47.2%。以下、「料金を現在より引上げてでも、渋滞を解消した方がよい」が25.0%、「さらに渋滞が悪化するとしても、料金を現在よりできるだけ引下げる方がよい」が17.0%となった。都市規模別に見た場合、「料金を現在より引上げてでも、渋滞を解消した方がよい」と答えた割合は中都市が最多で27.7%。男女別では、「さらに渋滞が悪化するとしても、料金を現在よりできるだけ引下げる方がよい」としたのは男性20.2%、女性14.2%と男性の方が高かった。高度経済成長期に集中的に整備されてきた橋などの高齢化が今後進んでいくが、これらについて、どのように維持や修繕、更新を行うべきだと思うか質問すると、60.7%が「傷みが小さいうちに予防的な補修を進め、できるだけ長持ちさせる」と回答。次いで、「補修するよりも積極的に更新(作り直し)を進める」が22.1%、「傷みが大きくなってから補修し、必要に応じて更新(作り直し)を進める」が11.6%となった。車両の大型化に伴う橋・道路の劣化への対応については、「重い車両が走行できる道路を限定して、橋や道路への影響を軽減する」が36.1%、「重い車両が走行できるよう、橋や道路の劣化が発見され次第、その都度費用をかけて補修していく」が31.2%、「重い車両が走行できるよう、費用をかけてより頑丈な橋・道路に作り替える」が21.8%となった。また、今後、どのような分野の道路整備に力を入れてほしいと思うか尋ねたところ、「大地震や津波、大雨、大雪などによる災害に備えた対策」が最も多く55.7%。以下、「すれ違いが困難な狭い道路や急カーブの改良」が49.5%、「歩道の設置や拡幅,段差解消など」が38.3%と続いた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日山梨県富士河口湖町で11月25日(日)に実施される「第1回富士山マラソン」により、河口湖、西湖周辺道路の交通規制が実施される。交通規制日時は11月25日(日)07:00~15:00まで。規制箇所は「全面通行止め」となるので注意。なお、エリアにより規制時間が異なる。富士山マラソン(旧名・河口湖日刊スポーツマラソン)は、東日本最大級のマラソン大会で、去年までとコースを変更し、フルマラソンと河口湖1周コースの2つが行われる。フルマラソンのスタート時間は08:15。制限時間は6時間30分(14:45まで)。河口湖1周コースのスタート時間は08:00。距離は17.2kmで制限時間は2時間30分(10:30まで)となる。交通規制詳細は富士河口湖総合観光情報サイトで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月21日中日本高速道路(NEXCO中日本)は14日、「新東名(静岡県)インパクト調整会議」(会長:国土交通省 中部地方整備局 道路部長)において、新東名高速道路(以下、新東名)開通後の交通状況および整備効果をとりまとめたものを発表した。4月15日~8月31日の期間における御殿場JCT~三ヶ日JCT間の平均旅行速度および平均所要時間について見ると、東名高速道路(以下、東名)は開通前の旅行速度約90㎞/h、所要時間112分から、開通後は旅行速度約95㎞/h、所要時間106分となり、速度が5㎞上昇、所要時間は6分短縮。一方、新東名は旅行速度約98㎞/h、所要時間99分となった。この結果から、新東名は区間100㎞/h程度の一定速度で走行可能な走りやすい道路だということがわかる。同区間における東名の「日々の所要時間のばらつき(上位・下位10%を除いた所要時間幅)」は、開通前の34分(所要時間101~135分)から12分(同100~112分)と約3分の1に減少し、定時性が大きく向上。それに対して、新東名の所要時間のばらつきは12分(同90~102分)となった。また、同区間における東名のゴールデンウィークやお盆時のワースト所要時間は、開通前の273分から197分へと76分短縮した。このほか、国土交通省中部地方整備局では「道路利用者アンケート調査」を駿河湾沼津SAなどにて実施。それによると、新東名の利用について「満足」と回答した割合は、業務利用で96%(「大変満足」40%、「満足」56%)、観光利用で94%(「大変満足」35%、「満足」59%)と、ともに9割を超えたことが分かった。効果の実感としては、業務、観光利用ともに「運転しやすく快適に走行可能」の割合が最も多く、業務利用で94%、観光利用で92%。以下、業務利用では「移動時間の短縮」「渋滞や事故時の経路選択性の向上」がともに70%、観光利用では「移動時間の短縮」が75%、「渋滞や事故時の経路選択性の向上」が64%と続いた。一方、東名の利用について「満足」とした人は、業務利用で91%(「大変満足」13%、「満足」81%)、観光利用で85%(「大変満足」13%、「満足」72%)。交通状況の実感としては、「交通渋滞が以前より減った」と答えた割合が、業務利用で90%、観光利用で80%に上り、定時性の向上を実感している人が多くなっていた。同調査は配布式アンケートにて実施し、配布数4,835通のうち942通(回収率19.5%)を回収した。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月15日中日本高速道路(NEXCO中日本)は18日、「新東名(静岡県)インパクト調整会議」(会長:国土交通省 中部地方整備局 道路部長)において、新東名高速道路(以下、新東名)開通後6カ月間の交通状況をとりまとめたものを発表した。それによると、4月15日~10月14日の半年間に静岡県内で発生した10㎞以上の渋滞は11回(新東名と東名の合計)となり、新東名開通前となる前年同時期(2011年4月17日~10月16日)の148回と比べると、約9割も減少したことが分かった。新東名開通後半年間の平均交通量は、全日が1日あたり4万1,000台、平日が3万8,000台、休日が4万7,000台。静岡県内の新東名および東名の交通量の合計は、全日で前年同時期比16%増、平日で同15%増、休日で同17%増となった。新東名の区間交通量について見た場合、最も多かったのは新清水IC~新清水JCT間の1日あたり4万6,400台。以下、新富士IC~新清水IC間の同4万5,900台、長泉沼津IC~新富士IC間の4万4,800台と続いた。一方、東名の区間交通量について見ると、減少量トップは清水JCT~清水IC間で3万6,200台(開通前7万1,300台→開通後3万5,100台)。次いで、沼津IC~富士IC間の3万3,000台(同7万4,100台→同4万1,100台)、富士川SA~清水JCT間の3万2,300台(同7万1,300台→同3万9,000台)となった。新東名の商業施設「NEOPASA(ネオパーサ)」(7カ所)の半年間の来場者数は約2,400万人。「NEOPASA駿河湾沼津」利用者(休日)に対して行ったアンケート調査にて移動の目的を尋ねたところ、「観光」が最も多く65%だった。次いで、「買い物」8%、「帰省」5%となったほか、「駿河湾沼津SA」も5%とサービスエリア自体を目的とする利用者も見られた。利用者からは「快適なサービスエリアでリフレッシュすることで安全運転につながる」などの声が寄せられたという。新東名の開通後6カ月間の平均IC(インターチェンジ)利用交通量は、全日が1日あたり3万4,000台、平日が3万台、休日が4万2,000台。静岡県内の新東名と東名の平均IC利用交通量は、全日で前年同時期比14%増、平日で同11%増、休日で同19%増となった。静岡県内の主要断面における新東名、東名、国道の断面交通量は、全日が前年同時期比最大14%増、平日が同14%増、休日が同15%増。並行する国道は、新東名の開通に合わせ4車線化した国道1号静清バイパスの静岡県中部断面において増加傾向が見られるが、全体的に著しい変化はないとのこと。新東名に接続する伊豆縦貫自動車道の交通量は、全日が1日あたり2万4,500台、平日が2万4,700台、休日が2万4,300台。同じく新東名に接続する三遠南信自動車道については、全日が2,200台、平日が1,700台、休日が3,400台だった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月19日地震が発生した場合、避難・救助・救援物資の運搬など、道路の果たす役割は大きなものです。そのため復旧は段階的に行われ、優先順位の高い緊急車両などから通行が可能となるように修復が進められていきます。初期における緊急復旧がどのように行われているのか、NEXCO東日本の例を挙げて見ていきましょう。発災後の初期段階は、警察や自衛隊、消防などの緊急車両や支援・復旧車両が走行できるよう、最低でも1車線を確保できるよう、作業を行います。震災直後の高速道路の状況は、段差やひび割れが生じており、車両の通行が困難になっています。そこで緊急交通路を確保するために、アスファルト合材といった舗装合材や、土のう・砂、鉄板などを用いて段差やひび割れを埋めることにより、緊急車両等が通行可能な状態にします。また、一時的に中央分離帯を取り払い、損傷の少ない片側2車線を使って相互通行とする緊急工事も実施されます。東日本大震災の発生時には、NEXCO東日本による迅速な復旧が世界を驚かせました。管内の被害は甚大で、全体で20路線、854kmもの区間に及びました。これに対し地震発生直後から震災対策室を立ち上げ、緊急点検を開始して、仮復旧に向けた作業が開始されました。東北エリアでは、釜石自動車道の花巻空港IC~東和IC、山形自動車道の湯殿山IC~酒田みなとIC以外を通行止めとしました。岩手、宮城、福島では数cmから数mの段差も見られ、最も被害が大きかったとされる沿岸部の仙台東部道路では、料金所2か所が浸水したほか、若林JCTなどでは津波によって押し流された堆積物が本線にまで流入したそうです。しかし、夜を徹した作業の結果、地震翌日の3月12日には緊急車両の通行を可能とする仮復旧が完了していました。続いて19日には東北道の浦和IC~宇都宮IC間の緊急交通路の指定を解除し、21日には常磐道の水戸IC~いわき中央ICの指定も解除されました。そして翌22日には、東北道全線を含む813km区間、全体の93%の応急復旧が完了したと発表され、24日には仙台東北道路の一部を除いて、交通規制が全面解除されました。震災から2週間を待たずしての全面復旧というスピードに、国内外から、「神業」「まるで魔法のようだ」などの賞賛の声が寄せられたそうです。本復旧工事は現在でも行われており、今年12月の完了が予定されています。よりよい高速道路へと発展させる「前向きな復旧」へ――。それは人の手だからこそ作り出せる希望なのかもしれません。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月10日地震大国と呼ばれる日本では、建築物の耐震強度を高めることは常に重視されてきました。近年では道路についても、日常的な通行の安全性確保を当然の前提としながら、災害時にはライフラインの一つとなることから、耐震補強が課題になっています。さらに、高速道路に関しては阪神淡路大震災において、阪神高速道路が甚大な被害を受けたことを教訓に、NEXCO各社は道路だけでなく橋梁の耐震補強にも力を注いでいます。地震などの災害で橋梁部に甚大な損害が生じた場合、復旧には土工部(土を掘り、運び、盛り固めるなどの基礎的な作業)より多くの時間や費用がかかります。NEXCO東日本では、阪神淡路大震災を教訓にして、災害に強い高速道路ネットワークを構築するため、多くの橋梁にRC(鉄筋コンクリート)巻立工法という耐震補強を行っています。これは既設の橋梁周囲に鉄筋を巻き、その上から厚さ200~250mm程度のコンクリートを巻き立てて補強するものです。東日本管内には開通から30年以上経過した東北道や常磐道がありますが、いずれも補強工事が一通り完了していたため、2011年3月11日に発生した東日本大震災でも、倒壊や落橋などの甚大な損傷はなく、早期復旧につながりました。NEXCO中日本の管内では、供用後30年を経過する道路が全体の約7割を占めており、適切な点検と集中的な補修・補強といった、高齢化する高速道路ネットワークの長期的な保全事業の推進が急務となっています。国民生活に必要不可欠な高速道路を健全な状態で百年以上維持するという「百年道路」を目指し、対症療法的な「事後保全」から「計画保全」への転換を推進しています。「百年道路」計画の着実な実行に向けて、橋梁の耐震補強、盛土補強対策など災害に強い道路づくり計画的に取り組んでいます。NEXCO西日本でも、東日本大震災の経験を踏まえて、津波を含めた自然災害による被害想定と災害復旧対策の見直しを行うとともに、地域や関係機関との連携強化により、防災機能を高め、災害に強い高速道路を目指しています。また、高速道路は地震などの自然災害が発生した場合、救援活動に重要な役割を担う道路として位置付けられており、橋脚の耐震補強を積極的に進めるとともに、さらなる耐震性の向上を目的とした検討を進めています。大規模地震時にも緊急輸送路として機能を十分発揮できるよう、橋脚などの耐震補強工事を行っています。備えることは、たゆまぬ努力であり、挑戦でもあるのです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月05日東京都交通局は10月11日より、テレビアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』の放送開始を記念し、「都営交通×『PSYCHO-PASSサイコパス』都営線完全包囲キャンペーン!」を実施する。記念の都営まるごときっぷを発売するほか、オリジナル待ち受け画像などが手に入る記念スタンプラリーも実施する。記念の都営まるごときっぷは大人700円(小児半額)で、10月11日の始発より販売開始。都電、都バス、都営地下鉄、日暮里・舎人ライナーを販売当日に限り何度でも乗り降りできる。図柄は都営新宿線・都営三田線各駅の自動券売機で販売されるA図柄と、都営浅草線・都営大江戸線各駅(押上駅、目黒駅、白金台駅、白金高輪駅、都営新宿線の新宿駅を除く)の自動券売機で販売されるB図柄の2種類。各図柄とも2万枚の限定で、なくなり次第販売終了となる。スタンプラリーでは、都営地下鉄内の8駅に設置されているポスターのQRコードを携帯電話やスマートフォンで読み込むと、『PSYCHO-PASS サイコパス』のキャラクター待ち受け画像が手に入る。8駅すべてを回ると、コンプリートした人だけに用意された限定待ち受け画像をもらえるほか、同作品のサイン入り台本など超レアグッズが当たる抽選に参加できる。スタンプラリー対象駅は、都営浅草線新橋駅、都営三田線日比谷駅・大手町駅、都営新宿線岩本町駅・市ヶ谷駅・神保町駅、都営大江戸線新宿駅・六本木駅。獲得できる待ち受け画像は、10月11日~27日のキャンペーン前半と10月28日~11月11日の後半とで入れ替わる。アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』は、人間の心理状態や性格的傾向を数値化できるようになった未来世界を舞台に、治安維持に当たる刑事たちの活躍や葛藤などを描く作品。10月11日より、フジテレビにて毎週木曜24時45分から放送を開始し、関西テレビ・東海テレビほか各局でも放送予定だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月29日高速道路には「こんなところにこんなものが?」と驚くような施設があります。いずれも高速道路を安心、安全、快適、便利に利用するために設置されています。NEXCO東日本管内の東京湾アクアラインには、トンネルの地下に緊急避難用通路があります。緊急避難用通路は車両も通行できますが、通常のトンネルより小さいため、一般の緊急車両は通行できません。そこで、海ほたるPAには緊急避難通路用の緊急車両が配置され、火災などの緊急時にも即座に現場に向かうことができるようになっています。上信越自動車道の横川SA(上り線)では、実際に使用していた電車の一部を設置して、昭和30年代の信越本線の横川駅を再現しています。売店では、駅弁で有名な「おぎのや」の峠の釜めしを販売しています。もちろん、購入した釜めしを電車の中で食べることもできます。東北道の佐野SAには、高速道路から直接出入りが可能な宿泊施設「E-NEXCO LODGE」があります。1名で宿泊の場合は1室5,250円、4名で宿泊の場合は1室10,500円で利用できます。いずれもレギュラーシーズンの金額なので、詳しくはE-NEXCO LODGEまでお問い合わせください。E-NEXCO LODGEは上り線の敷地内にありますが、下り線からも階段を経由して上り線に行くことができます。予約はインターネット上の他、電話でも受け付けています。NEXCO中日本も負けてはいません。名二環こと名古屋第二環状自動車道には、設置面積1万4千㎡・発電量約2千kwの、高速道路に設置された太陽光パネルとしては最大のメガソーラーを設置しています。高速道路では全国初の、バイオディーゼル燃料製造プラントも設置しています。新東名などのSA・PAから発生した廃食油を回収・精製し、高速道路の維持管理車両の燃料として使用しています。資料写真を見ると意外にこじんまりした規模なのが、地に足が着いている良い感じです。その他にもNEXCO中日本には、世界に一台しかないという走りながら路面の落下物を回収できる新型路面清掃車を所有しています。清水PAでは、併設された「ぷらっとパーク」でバイクをレンタルできる『レンタルバイクNEOPASA清水』を2012年7月21日~11月30日の期間限定で設置しています。しかもこの清水PA、フードコートに隣接して車やバイクを展示・販売しているのですから驚きです。まだまだ紹介しきれなかった設備がたくさんあります。みなさんも、ひとっ走り探検に出かけてみてはいかがですか?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月25日冬になると、高速道路上に「白い物体」が撒いてあることがあります。この正体は「凍結防止剤」の塩化ナトリウムです。高速道路では雪が路面に積もると除雪を行うほかに、路面が凍結するのを防ぐため、「凍結防止剤」を撒きます。道路に凍結防止剤として塩を撒くのは、路面上の水分が凍って氷で覆われた状態になるアイスバーンや、降り積もった雪を車両が踏むことで氷の層が形成される圧雪アイスバーンを解消するためです。凍結防止剤のほとんどは、塩化ナトリウムや塩化カルシウムです。小学校の理科の時間で『試験管に入れた真水は0℃で凍るのに、食塩を入れたら0℃では凍らない』という実験があったのをご記憶の方もいらっしゃるでしょう。これは塩水を作ることによって凍結開始温度を下げる、いわゆる凝固点降下を起こし、氷を水の状態にするという原理です。よって、0度より低い温度でも凍らなくなります。また、塩化ナトリウムや塩化カルシウムが溶けるときに熱を発生するため、その周りを溶かすこともできるのです。道路脇や橋のたもとに袋が設置されている場合もあり、各自で散布することもあります。ただし、塩化ナトリウムや塩化カルシウムは金属を錆びさせる力や環境への影響もあるため、有機系の凍結防止剤など代用品も出てきています。凍結防止剤の散布の他にも、アイスバーンなどを解消するため、砂や砕石といった滑り止め材を散布したり、除雪後のツルツルした路面に傷をつけてタイヤの摩擦抵抗を高めることも行われています。路面の凍結を防ぐ凍結防止剤の散布は、通常はこれから雪が降ると予測されていたり、既に降った雪が解けて、路面に残った水分が気温の低下で凍ってしまうような場合で行います。また、気温低下に伴って霜が降りる場合にも、路面がぬれて凍ってしまうことがあるので、凍結防止剤を撒くことがあります。路面に雪が無いのに凍結防止剤を撒くのはそのためです。高速道路の除雪や凍結防止剤の散布は、気象予測と道路巡回による現場確認に基づいて作業の実施を判断します。気象予測では、気温や降水確率、降水量の他に、一般には耳慣れない「路温」と呼ばれる路面の温度予測なども使って効率的な作業を行うようにしています。雪が降ることは止められませんが、路面が凍るのを防ぐことはできます。冬季の路面凍結防止と安全性向上のため、地道な作業が続けられています。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月19日NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本の3社では、高速道路を安全・安心・快適・便利に運用するために、作業の目的に応じた車で高速道路を管理しています。今回は、そんな「働く車」をご紹介します。NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本の3社では、高速道路を安全・安心・快適・便利に運用するために、作業の目的に応じた車で高速道路を管理しています。今回は、そんな「働く車」をご紹介します。地震や大雨などで高速道路が壊れた時、その場所に行って衛星通信で音や映像を配信します。この車から送られる映像を基に復旧方法を検討します。道路照明や標識など、高いところに設置した設備のメンテナンスに使用する車です。道路照明は高さが12mもあり、作業の際には背の高い車が必要です。この車は15mまで高くすることができます。降雪時に雪かきを行う車です。ブルドーザーのような「スノープラウ」という大きな道具を取り付け、何台もの除雪車がチームを組んで並び、雪を一気に端に寄せていきます。スノープラウの大きさは幅4mと、間近で見ると思わず圧倒される大きさです。作業に応じて装置を載せ替えて、中央分離帯部の樹木選定や、のり面の草刈り、トンネル照明灯具清掃、除雪作業などを行います。写真はトンネルの側壁洗浄を行う装置を取り付けた状態です。遮音壁外装板の点検作業や補修作業に使用します。NEXCO東日本管内の東京外環道の場合だと、高さは約8mにもなります。遮音壁に近づいて作業が出来るよう、アームが遮音壁の高さを越えて、遮音壁背面に作業台を配置します。高速道路の巡回に使用します。落下物の回収等や交通規制を行うこともあるため、後続車に落下物の存在を知らせる電光式の標識を設置したり、カラーコーン等の規制機材を搭載したりしています。トンネル内の照明や換気装置「ジェットファン」などの設備の点検や清掃、補修などに使用します。最大で5m以上の高さまで荷台を昇降させて作業を行います。道路の上に落ちているゴミを掃除します。高速で回転する「掃き寄せブラシ」やゴミを吸い取る「吸い込みブラシ」で土やゴミを吸い取ります。いかがでしたか?上記の車両は、高速道路で働く車の代表的なものです。この他にも、災害時に活躍する災害対策本部車や、雪道での作業に特化した圧雪処理車など、多くの車が高速道路を安全に管理するために活躍しています。高速道路を走行中に見慣れない作業車があったら、調べてみるのも面白いかもしれません。ただし、わきみ運転にはご注意を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月14日日本損害保険協会は6日、交通事故を経済的損失の観点から捉えた報告書「自動車保険データにみる交通事故の実態(2010年4月~2011年3月)」を作成したと発表した。同書は、自動車保険統計における支払保険金データをもとに、「経済的損失」という観点から近年の交通事故の実態を分析し、提言としてまとめたもの。特に、運転免許保有者の高齢化に伴い、高齢運転者の関係する事故が増加している実態を踏まえ、高齢者に向けた交通安全対策に焦点をあてている。これによると、2010年度の交通事故による経済的損失は3兆2,108億円に上っている。このうち、物的損失が1兆7,424億円で、全体の54.3%を占めている。損保協会では、交通事故の低減に向けた啓発活動や交通安全教育の現場、あるいは交通安全施策に関する調査研究などの場面で、本書の内容・データを活用してもらいたいとしている。交通事故による経済的損失は依然高水準。高額化しやすい後遺障害の軽減対策とともに、増加傾向にある自損事故の対策も必要重傷化しやすい腹部受傷のほか、車外放出等による全身受傷の危険を軽減するため、全席でのシートベルトの正しい着用推進が重要運転者全体に占める高齢運転者の割合の増加を踏まえ、高齢運転者による人身損失の低減に向けた交通安全啓発が重要高齢運転者による、構築物衝突などの物的損失の増加も深刻であり、効果的な対策が必要同書の入手方法は、同協会サイト中のリンク先からダウンロード可能。また、冊子を希望する場合は、郵送料として140円分の郵便切手を同封し、「交通事故実態報告書2010~2011」と明記のうえ、郵便番号、住所、氏名、電話番号を記入して、〒101-8335東京都千代田区神田淡路町2-9一般社団法人日本損害保険協会生活サービス部安全安心推進グループあてに申し込む。(無償頒布)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日東京都交通局は23日、明治神宮外苑聖徳記念絵画館前で行う「環境交通キャンペーン」(東京都環境局主催)にて、ポイントサービス「ToKoPo」会員にポイントをプレゼントする。「ToKoPo」は都営交通(都営地下鉄4線、都電荒川線、日暮里・舎人ライナー、都営バス)への乗車でポイントが貯まるサービス(定期区間は対象外)。貯まったポイントはPASMOにチャージできる。「環境交通キャンペーン」の会場では、イベントに来場している「ToKoPo」会員に100ポイントがイベントポイントとして付与される。「環境交通キャンペーン」は、CO2などの温暖化ガス削減のために自動車の使用を見直し、公共交通機関や自転車などを積極的に利用するライフスタイルやビジネススタイルをめざすために、毎年開催されているイベント。今年もトークショーやパフォーマンス、環境ブースの出展などを通して啓発活動を行う。安田大サーカスや白戸太朗氏、K&Dなどの出演も予定されている。開催時間は9月23日11:00~16:00。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日高速道路では、供用中の高速道路の上に高速道路を横断するための橋を建設することがあります。道路と橋が交差するので、工事の際は安全確保のために通行止めを行いますが、影響を最小限にするため、過去の交通量などから工事を実施する曜日や時間を想定するほか、工事の方法も工夫しています。大型クレーンは架設工事の一般的な方法として、多くの現場で採用されています。クレーンで橋桁を吊り下げて、一晩で橋を架設します。クレーンのアームの長さは最大で約100m、吊り下げ能力は1000tを超えます。1000tと言われてもピンとこないという方のために、参考までにジャンボジェットの愛称で呼ばれる大型旅客機「ボーイング747」の重量は約180tです。ちなみにこのボーイング747、2005年にエアバスA380が登場するまで、世界最大の旅客機でした。大型クレーンの力がいかに強いか分かります。大型多軸台車は、橋桁の組立場所から架設地点まで車体が移動できる平坦なヤードがある場合に採用されます。現地で橋桁をあらかじめ組み立て、大型多軸車を使って運搬し、一晩で橋を架設します。大型多軸車の大きさは全長約10m、軸の数は一般的には6軸程度です。幅は3m以上あり、橋の大きさによっては2台の台車を使って運搬します。大型クレーンや大型多軸台車が実際に稼働する姿を見ることができる、見学会やツアーが各地で行われています。NEXCO東日本では関越道での工事が予定されており、一般の方向けの見学スペースを設ける場合があります。深夜の工事にもかかわらず、多くの参加者が訪れるそうです。事前に調整ができれば、施工ヤード内からの撮影も可能です。詳しい工事の予定につきましてはNEXCO東日本までお問い合わせください。NEXCO中日本ではオリジナルバスツアーを実施しています。開通前の高速道路や工事現場の見学を企画していて、その都度NEXCO中日本のサイトに情報が掲載されますのでチェックしてみて下さい。NEXCO西日本でも同様に工事現場の見学会や、毎年夏休みには親子見学会を実施しています。こちらもNEXCO西日本サイトをチェックして下さい。大きな橋が目の前で出来上がっていく様子は、土木の専門家でなくてもワクワクする光景です。お気軽に参加してみてはいかかでしょう?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日ジャンクション(JCT)は、道路において複数の車両が異なる方向に進もうとする交通を制御し、交通事故を最小限にするために設けられる施設です。JCTを作る際は、周辺の用地状況や通過する車両交通量などを勘案して、最適と思われる形状としています。道路を結節させる方法は、交差点による制御(平面交差)と、ICによる制御(立体交差)に分けられます。高速道路のJCTで用いられているICは、多量の交通が一点で交わることを防ぐために、異なる高さで交わらせた複数の道路を、「ランプ」という勾配をつけた連絡路で接続させた構造となっています。それではさまざまなJCTの形状を紹介していきましょう。「直結Y型」は、直結ランプという、右折および左折のランプのみで3方向を接続しています。日本の高速道路における三叉路JCTでは、ほとんどがこの構造を採用しています。直結Y型の変形で、本線の走行車線から直接分岐する「左折直結ランプ」を組み合わせているため、進行方向を変えることなく走行ができる安全性が高い形です。大きなものからコンパクトなものまで種類の幅は広く、複雑な構造形式で高低差があるものが多いです。「トランペット型JCT」は、くるっと回る連絡道路が特徴的な構造です。その部分がトランペットに似ていることから「トランペット型」と呼ばれています。米原JCTが代表例ですが、東京外環道の大泉JCTもこれに分類されます。日本では鳥栖JCTのみで見られる形状でしたが、車両の混雑に対処するため、2001年に連絡道路「サガンクロス橋」が設置されました。よって、現在では純粋なクローバー型のJCTではなくなっています。代わりといってはなんですが、変形クローバー型とされるJCTがいくつもあります。そのうちの一つ川口JCTは、タービン型右折とクローバー型右折の組み合わせた形状です。クローバー型の変形型が「タービン型」です。回転機械というべきタービンの名前にふさわしく、立体交差に伴う高架橋を何カ所も必要とします。近年の技術進歩により、新しく建設されるJCTはタービン型が多くなっています。このほかに、高速道路同士の接続にもかかわらず、信号機を設置して平面交差にした前代未聞の「直結型」の美女木JCTや、日本一複雑と言われている垂水JCTなども有名です。JCTの世界は掘り下げれば掘り下げるほど奥が深い、まさに「JCT道」なのかもしれません。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月06日前回は高速道路の安全を支える2本柱のうち、情報を司る交通管制室について紹介しましたが、今回はもう一つの柱である施設制御室をご紹介します。道路管制センターに設置されている施設制御室は、遠方監視制御施設で、道路やトンネルのさまざまな施設の動作と運転状況を24時間計測・監視・制御しています。トンネル内で火災や事故が発生した場合には、さまざまな非常用設備を操作して、安全を確保し、被害の拡大を防止します。雨量計・風向風速計・路温計・視程計などの気象観測設備や、地震計・地滑り計などを常に観測しており、定められた基準値を超えたら、関係部署へ連絡します。大規模災害を未然に防ぐことも、施設制御室の役割の一つです。火災が発生すると、まず火災検知器が自動的に火災を検知します。高速道路やトンネル内に設置されたカメラからも状況を確認します。もし走行中に火災を発見した場合には、携帯電話などでの通報だけでなく、押しボタン通報機や、トンネル内に200m間隔で設置されている非常電話も利用することができます。火災発生が確認されたら、迅速かつ的確に避難誘導を行い、トンネル非常用設備を稼働させます。水噴霧設備で天井から霧状の水を出して冷却、ジェットファンがトンネル内の煙を排出します。トンネル入口情報板で、中の状況をドライバーに知らせます。トンネル内には50m間隔で消火栓・消火器が設置されていますので、初期消火に使用して下さい。ただし、あくまでも安全第一で、無謀な消火活動は控えて下さい。非常電話で事故や故障の状況、負傷者の有無を交通管制室に伝えることも、被害を最小限に抑えるために役立ちます。こうした非常時への備えだけではなく、日々の設備操作や故障監視も重要な仕事です。高速道路に設置された設備の状況を監視し、照明の点灯やトンネル内の換気運転など、必要に応じて操作をしています。設備の故障を監視し、故障が発生したら管理事務所と連携して修理を行います。無駄のない効率的な運転を目指すべく、設備の稼働状態記録を分析して施設の保守支援や改善につなげています。また故障状況を解析して、設備の延命化を図っています。私たちが安全かつ快適に高速道路を利用できるのは、こうした地道な、不断の努力に支えられているからなのです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月05日高速道路上で発生するさまざまな事象を集約し、対応を行う高速道路の心臓部ともいえる設備が道路管制センターです。24時間・365日、休むことなく高速道路を見守っています。道路管制センターは、大きく分けて、道路や交通の流れに関することを取り扱う交通管制室と、高速道路上にあるさまざまな電気系の設備を管理する施設制御室の2つとなっています。交通管制室では、刻々と変化する高速道路上の情報を迅速に提供するため、各方面からの情報を収集する経路を整備して、道路状況の把握に努めています。故障車、事故、落下物、道路の損傷といったさまざまな情報が、高速道路上に設置された非常電話による利用者からの通報や、道路緊急ダイヤル(#9910)、交通管理隊及び警察からの連絡などにより、交通管制室に届けられます。また料金所や休憩施設からも情報は送られてきます。その他にもカメラや気象観測機器などを使った道路状況の把握と、工事規制や除雪作業状況の把握も交通管制室の役割です。集まった情報は、さまざまな機器を使って即座に提供されています。高速道路走行中は、道路情報版やハイウェイラジオで道路状況を知ることができます。カーナビゲーションを搭載している車両であれば、VICS(ビックス)から送信される情報を受け取ることができます。VICSとは、渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムに送信し、カーナビゲーションなどの車載機に文字・図形で表示する画期的な情報配信システムです。サービスエリアの情報ターミナル、インターネット交通情報、道路交通情報を音声で案内するハイウェイテレフォンからも情報を入手できます。ひとたび事故が発生して交通管制室に一報が届くと、併設している管区警察局高速道路管理室がパトカーの出動を要請して現場に急行させます。交通管制室は必要に応じて救急車と消防車の出動を要請し、交通管理隊への出動指示を出します。他の道路管理者、河川管理者、関係自治体への連絡も行っています。さらに緊急事故復旧工事を手配し、修理業者への連絡も行います。こうした動きに並行して、交通管制室が事故に関する道路状況の情報を発信するとともに、道路交通情報センターからもさまざまなメディアを通して道路交通情報を提供しています。交通管制室は、24時間・365日休みなく常に流動する高速道路の情報を収集し、高速道路の安全に目を光らせているのです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日広い北海道を旅行する手段としてレンタカーは最高だ。交通機関がとぼしい北海道だが、レンタカーがあればどこへでも自由に行くことができる。また北海道は道路が広いだけでなく、直線道路が多い。一度は味わってほしいと思う。ところで、北海道のレンタカーにはある奇妙なうわさがあるのをご存じだろうか?レンタカーは一般的に「わ」ナンバーというのが常識である。しかし「北海道のレンタカーは『れ』ナンバーだ」といううわさが流れているという。北海道在住ライターの私にしてみれば寝耳に水のようなビックリするではないか。だって北海道で走っているレンタカーは、他府県と同様全て「わ」ナンバーなのである。なぜそんなうわさが流れるのか。私の遠い記憶を思い起こすと、昔北海道で走っていたレンタカーのナンバーは確かに「れ」だった。レンタカーというものがこの世に出てきた頃、子どもだった私は「レンタカーだかられナンバーなんだなぁ」などと、友達や親兄弟と会話したことがあった。いつの間にかレンタカーのナンバーが「わ」になり、なんで「わ」になったのか…などと考えていたのである。むしろ全国的に同じ流れではなく、これが北海道だけの流れであるとしたら?むしろ北海道民としてなぜそんなことになったのか確かめたいものである。車のナンバー登録を所管する北海道陸運局(国土交通省)の札幌陸運支局に聞いてみた。すると「確かに昔、北海道のレンタカーは『れ』ナンバーでした」という回答をいただいた。乗用車のナンバープレートを上から順に見ながら説明すれば、話は早い。まず左上に所管している陸運支局名が入っている。「札幌」とか「品川」とか書かれているあれだ。その右横に3桁の数字が入っている。年齢が30代後半ぐらいの人なら、この部分が以前は2桁だった記憶があるだろう。更に年齢が40代後半ぐらいの人であれば、この部分が1桁だった時代を記憶している人もいるだろう。車の台数が増加するに従い、この数字の桁数は増えてきたのである。当然、地域によって車の所有台数は異なるため、桁数が増えた時期も異なるが、札幌支局では平成10年から3桁に移行した。次にナンバープレートの下側の左端、問題になっている平仮名の表記だ。この部分は車の用途により使われる文字が決まっている。「レンタカーは『わ』、あるいは『れ』にしましょう」という通達が出たのは昭和46年。北海道運輸局では「れ」を採用することにした。ところがどうした偶然か、全国的には「わ」を採用する支局が圧倒的に多かったのである。そこで北海道でも、全国から来る利用者に分かりやすいようにと、上段の数字の3桁移行に合わせて「わ」登録に統一したのである。「わ」統一化から既に10余年。おそらく現役として使用されている「れ」ナンバーのレンタカーは、もう無いのではないかと推測できる。万が一見つけた方がいたら、ぜひご一報いただきたい。しかしまあ、レンタカーのナンバーが「わ」であろうが「れ」であろうが、どっちでもいい。一気に盛り上がりをぶち壊す全否定的見解であることは分かっているが、そういうコアなことはさておき。北海道でのレンタカー旅行をぐんと楽しめるアイデアを紹介したい。北海道は都市部から離れると、主要幹線道路に通称「パーキングエリア」と呼ばれる施設が点在している。当初は広い北海道を移動するトラックドライバーが仮眠できるよう、あるいは不意に雪が降ってきた際にチェーンを取り付ける場所として、道路際に設けられた駐車場のことだ。一般のドライバーも自由に利用できる。この場所を今はやりの「車中泊」の場所として利用しながら旅をすると、がぜん面白いのである。なにせ長距離ドライバーの仮眠施設としての役割があるので、一泊程度であれば誰に注意されることなく利用できる。北海道は自由にキャンプできる場所が多いが、テントを張るのは面倒だし、最近は熊の出没も多い。ちょっと奮発して、2人ぐらいならゆうゆうと足を伸ばして眠れるミニバンやワンボックスタイプのレンタカーを借りてみる。宿代を節約しながら、自由でワイルドな旅を満喫できるだろう。着替えや洗面・入浴道具も用意しておこう。途中に日帰り入浴できる温泉や洗面ができる施設などを利用すれば、清潔感を十分保ちながら旅ができる。またパーキングエリアの設備は本当にまちまち。トイレや自動販売機が設置されている所もあれば、舗装すらされていない所もある。トイレがあるパーキングエリアならより便利だろう。また、自炊の道具を調達して、夜はパーキングエリアの隅でバーベキューなどということも可能だ。ただし注意事項もいくつかある。全てのパーキングエリアは自由度が高く、特に利用時間などを設定していない。しかし、必要以上にスペースを確保しての自炊や、長期の滞在などは止めていただきたい。迷惑行為が多発すると規制も多くなり、迷惑するのは地元の人々である。ゴミの投げ捨てなどは論外だ。また、どんなドライバーがやって来るかも分からない。女性だけでの利用は十分気をつけた方がいい。場所によっては不良たちのたまり場になっている可能性もある。パーキングエリアを探す際は、買い出しなどするお店などでできるだけ情報を集めるのが無難だろう。注意事項はあるものの、レンタカーの野宿旅はガイドブックに無い北海道の魅力を存分に味わえること間違いなしだ!【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日東日本高速道路(NEXCO東日本)では、NEXCO東日本管内の高速道路において、今年に入ってから死亡事故が激増しているとして、注意を呼びかけている。NEXCO東日本によると、今年に入ってから、NEXCO東日本管内の高速道路において44件の死亡事故が発生し、60人の命が失われている(8月8日現在、NEXCO東日本調べ)。この状況は、件数で前年同期比+15件(151%)、死亡者数で同+27名(182%)という同社発足以来、例のない深刻な状況になっている。同社では、こうした状況を受け、夏の交通混雑期を控え、死亡事故を減少させるため、今後さらなる交通安全啓発の取り組みを強化していく。死亡事故の要因としては、下記のキーワード・傾向が上げられるという。人と車の事故 : 事故発生時など高速道路上で、人が後続車に轢かれるケース停止車両 : 故障、渋滞後尾など、停止している車両へ衝突するケース車外放出 : シートベルトの未装着により、車外へ放出されるケースこれらに起因する死亡事故は、ドライバーのほんの少しの注意と行動で、死亡事故に至らずに済むケースも考えられるため、NEXCO東日本は、ドライバーに再度、注意して利用するよう呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日日本自動車連盟(以下JAF)は、高速道路上での逆走車による事故が毎年発生していることから、そうした状況を再現した動画を作成し、JAFホームページに公開した。警視庁発表の高速道路における逆走事故発生状況は、平成19年~23年の5年間で106件。高速道路3社の平成23年度報告事案でも、高速道路上の逆走車事案は937件にものぼる。こうした状況を受けて作成された動画は、NEXCO中日本の協力を得て開通前の高速道路を使い、逆走車に遭遇した際の状況を再現した映像を収録したもの。逆走事故の危険性や事故を回避するポイント、逆走車に遭遇した際の注意点を解説している。また、過去の事故事例から逆走事故が起きやすい場所や原因についても解説。サービスエリアなどに設置されている逆走防止装置などの防止策を紹介し、ドライバーに注意を呼び掛けている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月16日東日本高速道路(NEXCO東日本)では、NEXCO東日本管内の高速道路において、今年に入ってから死亡事故が激増しているとして、注意を呼びかけている。NEXCO東日本によると、今年に入ってから、NEXCO東日本管内の高速道路において44件の死亡事故が発生し、60人の命が失われている(8月8日現在、NEXCO東日本調べ)。この状況は、件数で前年同期比+15件(151%)、死亡者数で同+27名(182%)という同社発足以来、例のない深刻な状況になっている。同社では、こうした状況を受け、夏の交通混雑期を控え、死亡事故を減少させるため、今後さらなる交通安全啓発の取り組みを強化していく。死亡事故の要因としては、下記のキーワード・傾向が上げられるという。人と車の事故 : 事故発生時など高速道路上で、人が後続車に轢かれるケース停止車両 : 故障、渋滞後尾など、停止している車両へ衝突するケース車外放出 : シートベルトの未装着により、車外へ放出されるケースこれらに起因する死亡事故は、ドライバーのほんの少しの注意と行動で、死亡事故に至らずに済むケースも考えられるため、NEXCO東日本は、ドライバーに再度、注意して利用するよう呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月15日JAF(日本自動車連盟)では、この夏の帰省最盛期を前に、同団体のWebページで「高速道路で事故や故障が発生したらどうすればいいのですか?」というノウハウページを公開中。JAFの公式サイト内「クルマなんでも質問箱」では、クルマと運転に関するノウハウを豊富に掲載している。渋滞や事故、故障が頻発するお盆時期に向け、事前にノウハウを学んできたい。記事では、高速道路で事故や故障が起き、クルマが停止してしまった際の、絶対に忘れてはならない避難手順などが解説されている。動画解説もあり、初めて高速道路を利用する人にも分かりやすい。詳細は「高速道路の事故や故障」解説ページへ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日