鍋や味噌汁、蕎麦の薬味など幅広い料理で活躍する長ネギは、冷蔵庫に常備している人も多いでしょう。生ではシャキシャキとした食感が、火を通すと優しい甘さが味わえるので、さまざまな場面で重宝する食材ですよね。そんな長ネギを切る時に「包丁に張り付いてうっとうしい」と感じたことはありませんか。長ネギをストレスなく切る方法現役のシェフとして働く、麦ライス(@HG7654321)さんは、X(Twitter)に1本の動画を投稿。麦ライスさんによると、長ネギを切る時にある工夫をするだけで、ストレスなく切ることができるのだそうです。長ねぎを切っていると包丁に張り付いてうっとしい経験がある人は包丁を立てての刃先で引くように切るとストレスなく切れます。食材が張り付きやすい包丁の面積が少なくなるからって理屈です。 pic.twitter.com/zbGXkDNy9H — 麦ライス(シェフ) (@HG7654321) January 17, 2024 紹介していたのは、包丁を立てて刃先で引くように切る方法!包丁の刃先を使って切ることで、長ネギが包丁に触れる面積が少なくなり、くっ付きづらくなるそうです。動画では長ネギが一度も包丁にくっ付かず、サクサクと切り進める様子は見ているだけで快感ですね!今まで包丁の中心部分を使っていた人も、このひと手間でストレスとおさらばできるのなら「すぐに試したい!」と感じるのではないでしょうか。長ネギを切る時には、覚えておくと便利かもしれませんよ![文・構成/grape編集部]
2024年01月17日・これはご飯が進むやつ。・食べる手が止まらなくなる、危険なおかずですね。・見ているだけでヨダレが…。そんなコメントが寄せられたのは、株式会社Mizkan(以下、ミツカン)がInstagramで公開した、あるレシピ。寒い季節にピッタリな、長ネギと豚バラ肉を使った料理が反響を呼んでいます!長ネギの肉巻きをトロトロ角煮風に!ミツカンが紹介したのは、冬に旬を迎える長ネギを豚バラ肉で巻き、『角煮風』の味付けにしたもの。ご飯のおかずにもおつまみにもオススメだといいます。【材料(2人ぶん)】・豚バラ肉280g・長ネギ2本・サラダ油大さじ2ぶんの1杯・小松菜適宜・『味ぽん』大さじ3杯・砂糖大さじ3杯・水大さじ2杯・おろしニンニク小さじ2ぶんの1杯・おろしショウガ小さじ2ぶんの1杯・水溶き片栗粉まず、豚肉の幅に合わせて長ネギを切ります。豚肉を15cmほどの長さに切って、長ネギを1本ずつ巻いていき、軽く握りましょう。フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、巻き終わりを下にして、肉巻きを焼いてください。全体的に焼き目が付いたら余分な油をふき取り、ミツカンの『味ぽん』、砂糖、水、おろしニンニクとショウガを追加。蓋をして、中弱火で7分ほど煮ましょう。煮汁が減ったら、小さじ2ぶんの1杯の片栗粉に、同量の水を混ぜて水溶き片栗粉を作り、フライパンに加えてとろみが付けば完成です!ゆでた小松菜を添えれば、いろどりが鮮やかになりますよ。 この投稿をInstagramで見る ミツカン[公式](@mizkan_official)がシェアした投稿 肉で巻かれた長ネギはトロトロに柔らかくなり、甘辛い味がしっかり絡んで絶品なのだとか。ミツカンが投稿しているレシピ動画を観るだけでも、食べたくなってきますね!コメント欄には「肉巻きはよくやるけれど、長ネギの発想はなかった」「角煮よりも手軽そうだし、作ってみます」と、レシピを気に入った人が続出している模様。もし気になった人は、試してみてはいかがでしょうか![文・構成/grape編集部]
2023年12月10日夏には、さっぱりとした冷たい蕎麦やそうめんなどを食べる機会が多いでしょう。そんな冷たい麺のおいしさを引き立てる定番の薬味といえば、長ネギ。しかし「長ネギを切ったつもりが全部つながっていた…」なんて経験はありませんか。意外と知らない野菜の切り方生活用品メーカーで知られる、アイリスオーヤマ株式会社は、野菜を切る時のストレスを解消する『あるひと手間』を、TikTokアカウントで紹介しました。@irisohyama_official お悩み解決します #アイリスオーヤマ #アイリス #TikTok教室 #白菜 #ネギ #ライフハック #裏技 ♬ Cooking Time - Lux-Inspiraつながりやすい長ネギは、真ん中に真っ直ぐ切り込みを入れたら、くるっとひっくり返していつも通り切りましょう。たったこれだけで、つながらずに切ることができるといいます。また、葉が散らばりやすい白菜は、芯を縦半分に切った後、横に広げるように手で切り離すと、バラバラにならないのだそう。2つの野菜の切り方には「あるあるで困っていた!」「白菜がぱかっと割れるのはすごい」などのコメントが寄せられました。ほんのひと手間で料理中のストレスが解消されるのなら、嬉しいですよね。長ネギや白菜を切る時には、ぜひ覚えておきましょう。[文・構成/grape編集部]
2023年08月11日野菜は色が濃い部分にたくさんの栄養が入っているといわれています。しかし、長ネギの青い部分をつい捨てている人もいるのではないでしょうか。青い部分が葉先までしっかりついたネギが手に入ったら、ネギの葉を主役にした料理を作ってみるのもおすすめです。ネギの青い部分が主役に簡単にできる野菜中心のレシピをInstagramで紹介しているのがイソカカ(isokaka.kyoto)さん。ネギの青い部分を主役にしたレシピも投稿しています。動画で教えているのは、熊本県のご当地グルメ。イソカカさんは「ネギのグリグリ」と呼んでいますが、レシピによっては「一文字ぐるぐる」や「ひもとじのぐるぐる」と呼ばれています。このネギのレシピは、とてもシンプルです。まずネギの青い部分をそのまま塩茹でします。塩分の濃度はお湯に対して1%。2lのお湯に対してなら、大さじ1と1/3です。このレシピで使わない白い部分は、「味噌汁などに使用して」とのこと。茹で時間は30秒ほどで構いません。茹で上がったネギを5〜6㎝の長さになるよう、根本から2〜3回折りたたみます。残った葉先を、折り畳んだネギにぐるぐる巻きつけます。巻き終わりは、根本のほうに「キュッ」としまいましょう。フライパンでサラダ油を熱して、巻いたネギを焼きます。塩茹でしてあるので、焼き色が付くまで焼きましょう。醤油で味を付けたら完成です。家庭によって酢みそ味も紹介した巻いたネギは、フライパンで焼いて醤油で味を付けていました。家庭によっては、焼かずに酢みそを付けて食べるところもあるようです。またネギも長ネギを使う場合もあれば、わけぎを使う場合もあります。コメント欄では、「早速やってみたい」「七味かけて食べようか、とかすでに妄想中」と大好評。ネギのシャキシャキした食感と醤油や酢みその味がおいしい一品を、葉先までついた長ネギが手に入ったらぜひ試してみてくださいね。 この投稿をInstagramで見る イソカカプロが教える野菜のレシピ(@isokaka.kyoto)がシェアした投稿 [文・構成/grape編集部]
2023年05月27日炒め物や味噌汁の具、薬味など、料理だけでなくさまざまな食べ方ができる「長ネギ」。しかし料理に使うのは白い部分のみで、緑色の部分は捨ててしまうという人も多いはず。長ネギの緑色の部分は、硬く食べにくいため料理に使いづらいのが難点です。そのような長ネギの緑色の部分を使った「ネギ味噌」のレシピを、イソカカ(isokaka.kyoto)さんがinstagramで紹介しています。どのようなレシピなのでしょうか。見ていきましょう。ご飯が進む絶品ネギ味噌レシピ・長ネギの緑色の部分…1本分(65g)・ごま油…小さじ1【味噌ダレ】・味噌…大さじ2・きび砂糖…大さじ2・酒…大さじ1・水…大さじ1まずは、味噌ダレの材料を合わせておきましょう。家にきび砂糖がない人は上白糖でも問題ありません。きび砂糖を使うことで優しい甘さに仕上がります。長ねぎの緑色の部分を小口切りにし、フライパンにごま油と刻んだネギを入れて、弱火でじっくりと炒めます。水分が飛んでしんなりするまで炒めましょう。合わせておいた味噌ダレを加えます。味噌ダレとネギを絡めながら炒めましょう。グツグツと煮詰めて、味噌ダレの水分を飛ばして完成です。味噌は焦げ付きやすいので、しっかりと混ぜながら煮詰めましょう。長ネギの魅力の1つは、食欲をそそる香り。この香りを油にしっかり移すなら、まず低温で炒め始めるのがポイントです。ごま油と長ネギの香りが、甘さを加えた味噌の味わいにマッチしてご飯が進みます。長ネギの緑色の部分を使ったレシピに、次のような声が集まりました。「その手がありましたか。明日からさっそく作ります」「青いところはもったいないと思っていたんです。作るしかないですね」「おにぎりに入れてみようと思います。明日のお弁当が楽しみ」いつものご飯のお供としてだけでなく、お弁当に入れて味わうのもおすすめです。このレシピを参考に、長ネギを丸ごとおいしくいただきましょう。[文・構成/grape編集部]
2023年05月10日薬味に欠かせないネギ。素材の持ち味を引き出す縁の下の力持ちですが、ネギをメインに大量消費できる主役級のレシピは実はたくさんあるんです。今回はネギの種類や保存方法をはじめ、「ネギ」が主役の大満足レシピをご紹介します。・ネギの栄養体を温め、免疫力を高めてくれるのがネギの辛味成分アリシンです。ネギの白い部分にはビタミンC。緑の部分にはカルシウムやカロテンが含まれています。ネギは風邪予防や風邪のひきはじめに食べておきたい健康野菜です。・ネギの種類白部分が長い根深ネギ(別名千住ネギ)、細い葉が特徴的な京都の九条ネギ、太くて柔らかい群馬県の下仁田ネギや、西洋種で煮込みむきのリーキ(別名ポロネギ)、九州の博多万能ネギなど、ネギは種類が豊富です。お好みの食感や調理法で使い分けてくださいね。・ネギの保存方法冷蔵庫で保存する際はラップに包み野菜室へ。冷凍する場合は刻んで保存容器に入れておくとそのまま使えて便利です。■生で味わう【ネギサラダ4選】・白ネギのサラダ白髪ネギにしたネギを塩とゴマ油でシンプルに食べるサラダ。春巻きの皮がアクセントになります。白髪ネギの水気を絞るのがポイント。そのまま食べても焼肉と一緒にレタスで巻いても良いですね。・万能ネギのサラダ切って混ぜるだけのスピードメニュー。万能ネギが主役のエスニック風サラダ。細ネギをたっぷり2袋使います。ネギ好きさんにオススメです。・エノキとネギのシンプル春雨サラダさっぱり食べられる箸休めにピッタリの春雨サラダ。さっとゆでたエノキ、ニンジン、ネギを合わせて甘酢と胡麻油でシンプルな味付けに仕上げます。餃子や焼売などの副菜に◎。・白髪ネギとハムの中華サラダザーサイがアクセントになったネギのサラダはシャキシャキ食感が味わえます。熱したゴマ油をジュッとまわしかけて香ばしさを楽しみましょう。■お酒が進む【ネギおつまみ13選】・シラスと青ネギのブルスケッタたっぷりのネギとニンニクの香りがたまらないビールや白ワインによく合うおつまみレシピ。 熱々のうちにバゲットにたっぷりのせて。・塩ネギキムチ奴白ネギにゴマ油と塩を和えた塩ネギはキムチと一緒に豆腐に乗せたり、シラスを混ぜてトマトに乗せたり色々使えます。ネギの切り方はお好みで。刻みネギでも白髪ネギでも美味しく食べられます。・韓国風白髪ねぎのコチュジャン和え(パジョリ)白髪ネギのコチュジャン和え「パジョリ」はネギキムチと呼ばれています。甘辛い味付けでごはんに乗せたり、肉で巻いたりアレンジできる一品です。韓国海苔で巻いて食べるとビールやマッコリに合うおつまみになります。・作り置きネギのマリネオリーブオイルで焼き色をつけたネギをレモン果汁と赤唐辛子でマリネします。焼きながら塩を振るとぐんとうま味が増します。冷蔵庫で4~5日間日持ちするので常備菜にも◎。・おつまみネギ塩メンマメンマと白ネギで作るビールに合うおつまみレシピ。お好みでラー油を入れてピリ辛にしても良いですね。1日程漬けておくと味がなじみます。・ネギのサクッとおつまみ春巻きオイスターソースで味付けしたネギを巻いておつまみに。揚げずにオーブンで焼くだけなのでヘルシー。フィンガーフードにしておもてなしにも。・油揚げのネギザーサイ和え熱々のゴマ油を細ネギにかけて香り豊かに仕上げます。油揚げの香ばしさがたまりません。ビールや日本酒のお供にいかがですか?簡単で見栄えが良くオススメの一品です。・ネギの天ぷら小麦粉と片栗粉に水を合わせてトロンとした生地を作ります。ネギを絡めて油でさっと揚げた天ぷらは岩塩でシンプルに食べましょう。そばやうどんのお供にも。・やみつき!ピリ辛ネギチャーシューネギとチャーシューにコチュジャンを加えてピリ辛に仕上げました。お箸が止まらない病みつきレシピ。ごはんにも合いますよ。・焼きネギ・ユズドレユズのしぼり汁にしょうゆとサラダ油を合わせて焼きネギにかけました。ユズがネギの甘みを引き立てます。日本酒のお供にオススメの一品。・白ネギのベーコン巻き白ワインを入れて蒸すように焼くのがポイントです。白ネギだけでなく青ネギを何本かまとめてベーコンで巻いても良いですね。・ネギづくしのみそ焼きネギの青い部分もたっぷり使ったネギづくしのおつまみレシピ。ごはんに乗せたり焼いた油揚げに塗ったり色々使えて便利です。青い部分も全部つかったエコな一品です。・ネギののりチーズ焼き熱した白ネギのトロッとした食感がたまらないですね。韓国のりとチーズの塩気で味付けいらず。お酒を選ばず楽しめる簡単おつまみです。■ごはんに合う!【ネギおかず13選】・白ネギ、九条ネギの卵とじ白ネギと九条ネギをたっぷり入れたネギ独特の甘みが味わえるネギ好きにはたまらない一品です。卵を焼く時は強火で、あとは火を弱めて焼く事でふっくら仕上がります。・豚肉のネギ巻き豚肉の甘い脂分をネギが吸ってごはんがすすむおかずになります。ネギの種類は青ネギでも白ネギでもお好みで。・イカとネギのオイスター炒めイカは切り込みを入れて炒める前にサッと茹でておきましょう。固くならずプリッとした食感が楽しめます。・鮭のネギみそホイル焼き洗い物が少なく済むホイル焼き。アルミホイルで蒸し焼きにする事でしっとりふんわり仕上がります。ホイルを開けた瞬間香りが広がる瞬間がたまりませんね。・鶏とネギの炒め物火を通すとネギは甘みが倍増します。トロトロのネギと鶏肉を塩で炒めたシンプルな炒め物は、卵を入れて栄養抜群の一品に。お弁当にも良いですね。・トロトロ白ネギの和風グラタンみそ風味のホワイトソースで蒸し焼きにした白ネギと鮭をグラタンに。鮭の代わりに牡蠣やマカロニをプラスして食べ応えをUPしても良いですね。和風テイストでホッとする優しい味わいです。・ネギ焼きネギをたっぷり入れた粉物レシピ。タコも入ってたこ焼きのよう。小腹が空いた時のおやつにいかがですか?・ネギ巻きメンチカツメンチカツの真ん中にネギをドーンと入れました。肉汁を吸ったネギが美味。かさ増しになるのでお財布がピンチな時にオススメです。ごはんに合う一品です。・白ネギとベーコンのしょうゆ炒めバターとしょうゆのコンビネーションは食材の旨味を引き出します。弱火でじっくり炒めた白ネギは驚きの甘さです。是非試してくださいね。・トロトロネギのマスタードソースがけコトコト煮込んだ柔らかい白ネギに酸味が効いたマスタードソースをかけました。白ワインに合うのでパスタの副菜にオススメです。・ネギと水菜のだし浸しトロリと甘いネギとシャキシャキッとした食感の水菜を、出汁で浸したヘルシーな副菜。一緒に厚揚げや油揚げ、豆腐を入れても良いですね。優しくホッとする味わいです。・イカとネギのバターじょうゆ炒めイカとネギのシンプルな炒め物。白ネギを焼く時は動かさずに焼き、焼き色がついたら上下を返すときれいに焼き色がつきます。バターしょうゆの香ばしさがたまらない一品です。・ネギのチヂミニラの代わりに細ネギをたっぷり入れた食べ応え満点のチヂミです。ニンニクの芽も入れてスタミナ満点の一品に仕上げましょう。■大量消費【ネギスープ4選】・下仁田ネギのスープ太くて甘い下仁田ネギをトロトロになるまで煮込んだ、食べ応えのあるネギメインのスープ。・優しい味!白ネギとホタテの豆乳ポタージュ味わい深い優しい甘さのポタージュには白ネギがたっぷり1本入っています。バケットを浸して召し上がれ。白ワインにも合いますよ。・白ネギのスープオリーブオイルでじっくり炒めたネギの甘みがコンソメスープに溶けだして、体中に染み渡る優しい味のスープが完成します。・せん切り白ネギのスープネギの切り方を千切りにすることでシャキシャキした食感が楽しめます。残り野菜も一緒に入れれば食べ応えのあるスープになります。■大満足!【ネギ主食6選】・ジャコネギチャーハンたっぷりのネギとジャコと桜エビが香ばしいシンプルチャーハン。カルシウムが摂れてお子さんのお昼ご飯やお弁当に◎。・白ネギのガーリックパスタバターしょうゆが香ばしいシンプルなパスタ。白ネギの甘みが味わえます。パスタは指定の時間より少し短めに茹でるとお店のように仕上がります。・ポークネギうどんネギをたっぷり入れたシンプルなうどんです。豚肉の旨味とネギの香りと甘みが味わえます。うどんを別にして、つけだれ風に食べても良いですね。カレー粉を入れてカレーうどんにしても◎。・ネギの山椒焼きそば白ネギを一品たっぷり使い切る焼きそばは、豆板醤と粉山椒を効かせたパンチのある味。ネギだけで作れる大満足のレシピです。忙しい日のランチにもパパッと作れますよ。・九条ネギと海老のパスタ九条ネギがたっぷり入った、ペペロンチーノ風パスタは何度作っても飽きのこないシンプルな味付けです。エビのプリプリ食感がたまりません。さらに白ネギをプラスしても良いですね。・白ネギとザーサイの中華丼とろりとしたあんかけで食べ応え満点の中華丼。ネギ、ザーサイ、カニカマ、卵。お財布がピンチな時の救世主になる丼です。季節の変わり目はなんとなく体がだるくなりますね。そんなときは免疫力を高めるネギがメインのおかずで乗り切りましょう。ネギは種類が豊富なのでお好みの食べ方で楽しんでくださいね。
2023年04月27日風邪予防には「ネギ」といわれるくらい、古くから親しまれているネギは、血行を良くし、免疫力アップも期待できる、冬に食べておきたい野菜の1つ。今が旬のネギは、泥付きのまま、ドーンと束で売られているので、一人暮らしの方などは持て余しそう…と買うのを躊躇するかもしれませんね。主に薬味やお鍋に登場するネギですが、コトコト煮込んでくったりした食感のネギもとっても美味しいんですよ。よく煮込むことで、大量消費できるため、この時期オススメの食べ方なんです。そこで今回は、クタクタになるまで煮込んで、トロットロの食感を味わって頂きたい、風邪に負けないネギ大量消費レシピをご紹介したいと思います。●「鶏肉と白ネギのみそクリーム煮」お味噌とチーズの濃厚ソースがとっても美味しい「鶏肉と白ネギのみそクリーム煮」。ネギは火が通りやすいので、フライパンでパパっと作ってもくったりとした食感を味わうことができますよ。鶏肉から出た旨味を吸い込んだ美味しい白ネギを堪能してみてくださいね。●「くったり白ネギのマリネ」白ネギを1.5本使って作る、たっぷり野菜のマリネは、クタクタになるまでよく炒めてからマリネ液に漬けるのがポイントです。じんわりマリネ液を吸い込んだ白ネギは甘くて美味しい!爽やかなグレープフルーツの香りも良いですね。●「牛こま肉と厚揚げのすき焼き風煮」すきやきは1人分でも美味しく作れます!特にすきやきの甘辛いたれをたっぷり吸いこんだ、トロトロのネギは格別の美味しさですよね。牛こま肉と厚揚げを入れることで、ボリューミーで食べ応えのある一品に仕上がります。サッと作れちゃうのも嬉しいですね。●「とろとろネギのマスタードソースがけ」和風な印象が強いネギですが、白ワインにピッタリのこんな一品も作ることができるんですよ。白ネギをコトコト煮たら、マヨネーズベースのマスタードソースを上からたらり。酸味のあるソースが、ネギの甘みをさらに引き出してくれています。晩酌の箸休めにオススメですよ。●「トロトロ白ネギの和風グラタン」蒸し焼きにしたトロトロの白ネギと、栄養価の高い鮭を、みそ風味のホワイトソースで焼き上げた和風なネギグラタン。主食にしたい場合は、ペンネやマカロニを入れてボリュームを出しても良いですね。●「ネギのスープ煮」材料を鍋に入れてコトコト煮込むだけで、トロトロの白ネギを堪能できちゃう「ネギのスープ煮」。ベーコンとコンソメの優しい塩味と、ネギとジャガイモから出る甘みがとってもいい塩梅。味付けは塩胡椒のみ。失敗知らずの優しいスープです。風邪のひき始めにもオススメですよ。●「豚肉と白ネギの甘辛炒め煮」材料を炒めた後に、しっかり煮込むことで、甘辛い味付けがしっかり染み渡る、ご飯に合う「豚肉と白ネギの甘辛炒め煮」。トロトロの白ネギが本当に美味しい!ネギが大量に手に入った時は必ず作りたくなる一品です。乾燥する季節は、風邪やウイルスに体が負けてしまいがちですが、旬のネギを食べて、風邪やウイルスに負けない体を作って、この冬も元気に乗り過ごしていきましょう!
2022年02月02日長ネギは今が旬。一方で長ネギが豊作で値段が下がりすぎ畑に余ってしまい農家の方々が悲鳴を上げているというニュースが話題になっています。今一番おいしい長ネギがたくさん店頭に並んでいるなら、長ネギをたっぷり使った簡単料理をご紹介しましょう!ネギと鶏肉を電子レンジで蒸した手軽な一品。シンプルな味付けで素材のおいしさを味わえます。白ネギは青い部分も使って1本丸ごとたっぷり食べられるのが魅力です。熱々のゴマ油が香りと風味を引き立てます。洗い物も少なく済み、後片付けも楽ちんです。ぜひ試してみてくださいね。■電子レンジでネギだくチキン調理時間 30分 1人分 532 Kcalレシピ制作:おうちごはん研究家、管理栄養士、スパイスコーディネーター 金丸 利恵<材料 2人分>鶏もも肉 1枚(300~350g)塩 小さじ1/2~2/3酒 大さじ1ショウガ 1片白ネギ 1本ゴマ油 大さじ2<付け合わせ> 豆苗 1パック<下準備>・鶏もも肉は、身の厚い部分に切り込みを入れ、厚みが均等になるように開く。・ショウガは皮が付いたまま、せん切りにする。白ネギは長さ3cmのぶつ切りにする。白ネギの青い部分は薄く輪切りにする。・<付け合わせ>の豆苗は根元を切り落とし、長さを3等分に切る。<作り方>1、耐熱容器に鶏もも肉を入れ、両面に塩を振る。皮面を下にして置き、上にショウガを散らし、まわりに白ネギを置く。2、酒を振り、ラップをかけて電子レンジで3~4分加熱する。鶏もも肉をひっくり返し、ラップをしてさらに3~4分加熱して取り出し、粗熱が取れるまでそのまま置く。中心まで火が通っているか、確認しましょう。竹串を刺して、透明な肉汁が出たらOKです。3、耐熱のボウルに豆苗を入れ、ラップをかけて電子レンジで2分加熱し、ザルにあげる。4、豆苗を器に敷き、食べやすく切った鶏もも肉を並べる。白ネギをのせ、耐熱容器に残った煮汁をかけ、ネギの青い部分をのせる。5、小さなフライパンにゴマ油を熱し、様子を見ながら熱くなるまで加熱し、熱いうちにかける。コツ・ポイント ・電子レンジは600Wを使用しています。鶏肉は蒸して保存しておくと、いろんな料理に使えて便利ですよ。冷蔵庫で2〜3日保存できます。
2022年02月01日長ネギを料理に加えるとき、一度で使いきれなかったり、つい余らせてしまったりすることはありませんか? 冷蔵庫に入れたら、「使いかけのネギがいつの間にか乾燥していた!」なんてこともあるでしょう。一人暮らしだとなおさらですね。そんな状況を打開すべく、今回は、長ネギの保存方法について紹介していきます。この記事であなたにぴったりの保存方法が見つかりますように!■長ネギの基礎知識!保存はどうする?長ネギはいろいろな料理に使える万能野菜ですが、保存方法についてはよくわからず「自己流」という方も多いのではないでしょうか。長ネギを保存するときの基礎知識や気になる使い方なども紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。・長ネギに適した保存環境長ネギの保存に適した温度は0~5度です。常温の保存方法も紹介しますが、長い目で見ると冷蔵保存のほうが適していると言えるでしょう。・長ネギは傷むとどうなる?長ネギは、傷み始めると緑の部分が黄色に変化し、外側の葉が乾燥していきます。また、白い部分もくすんだ色に変色し、触った感じもぐにゃっと柔らかくなります。長ネギのハリとみずみずしさが減っている印象なら、新鮮さは少しずつ失われているかもしれません。しかし、外側から皮をむいて白い部分にハリのあれば、その部分は食べられます。見た目だけでなく、一度外皮をむいて確認してみてくださいね。・新鮮な長ネギの選び方新鮮なネギはつやとハリがあります。さらに、質のいいネギは、白い部分と緑の部分の色の違いがはっきりしています。おいしいネギを選ぶときの目安にしてみてください。というのも、長ネギは成長の過程で、何度か「盛り土」をする必要があります。日が当たると白の部分が緑色に変わってしまうので、「持ち土」をして葉に日が当たらないようにしているのです。また、よく育った長ネギは葉先の緑色がとても鮮やかです。この部分も料理には使えますし、まるっと余すところなくネギを食べられるのもいいですね!■長ネギの保存方法【冷蔵】次は、冷蔵で長ネギを保存する場合です。常温保存との違いも説明しますね。・長いまま保存する場合長いまま保存、というのは、一本丸ごとのことではありません。長ネギを買ってきたら、ある程度の長さに分割して、冷蔵保存するのがおすすめです。お店では常温で売られていても、2~3日放置しておくと変色や腐敗の恐れがあります。おいしく食べられる期間が短くなるのはもったいないですよね。皮を取って食べられる部分はあっても、せっかくなら新鮮なまま長持ちさせたいと思うはず。そこで、ここでは冷蔵の保存方法を詳しくお話していきます。1.根本を切って三等分する長ネギは長さがあるので、冷蔵庫に入らないときは3等分くらいに切ります。青い部分は切る場所によって、バラバラになってしまうので注意してください。2.濡らしたキッチンペーパーで包む長ネギをカットしたら、軽く濡らしたキッチンペーパ―などに包んで乾燥を防ぎましょう。3.青い部分と白い部分を分けて保存袋へキッチンペーパーに包んだネギは、青い部分と白い部分を別々にして保存すると、料理に応じて使い分けができます。袋は、匂いの漏れないジッパー付きの保存袋がよいでしょう。4.野菜室に立てて保存する袋に入れたら、野菜室または冷蔵室に立てて保存しましょう。長ネギはもともと立てた状態で生育されているので、横に置くと残存している栄養を使って成長しようとします。なので、なるべく自然に近い状態で保存しましょう。・刻んで保存する場合長ネギを刻んだ状態で保存しておけば、使うときに包丁やまな板がなくてもOKです。ここからは刻みネギの冷蔵保存についてご紹介します。1.キッチンペーパーをタッパーに敷く刻んだねぎを冷蔵庫で保存するときは、匂いもれのないタッパーに入れるのが最適です。まずはタッパーの底にキッチンペーパーを敷きましょう。2.小口切りにしてタッパーに入れるその上に切ったネギを入れると、キッチンペーパーがネギの水気を吸い取り、通常より長く持ちます。また、使いたいときにサッと取り出せるので、調理時間の短縮につながりますね。3.2日ごとにキッチンペーパーを交換するキッチンペーパーは湿り気を感じたら、その都度交換してください。だいたい2日間の交換が目安です。・冷蔵での保存期間購入時の状態にもよりますが、冷蔵保存だと10日はもちます。ポイントは、ネギの乾燥を防ぎ、高温多湿を避けて野菜室または冷蔵室で保存することです。■長ネギの保存方法【冷凍】長ネギは冷凍保存もできます。長いまま保存する方法や刻んで冷凍、油を使った保存方法など網羅的に紹介していきます。ぜひ、ご自身で使いやすい保存方法を見つけてみてください。・長いまま保存する場合長ネギを含めた野菜全般は、買ってすぐに保存したほうが風味やおいしさを保つことができます。ネギを冷凍で保存する一番のよさは、新鮮な状態をキープして長く保存できることです。用途別に切っておけば、まな板や包丁は不要ですし、調理の手間を減らせるのは理想ですよね。1.根元を切って三等分する長いままで冷凍する場合は、冷蔵と同じくネギの白い部分と緑の部分を分けておきましょう。青ネギの部分は捨てられがちですが、栄養素も豊富で肉の臭み取りやだしをとるときに使える優れものですから、とっておいいてもいいですね。買ってきたら洗って根元を切り、保存袋に入れやすいように3等分にしておきましょう。2.水気を拭いてラップで包むネギを切ったら水気をふき取り、ラップに1本ずつ包んで保存袋に入れます。できるだけ空気を抜いて袋の口を閉めましょう。使うときは、凍ったままカットもできるので安心してくださいね。3.保存袋に入れて空気を抜く長ネギを保存すると、冷凍庫のなかの匂いが気になりませんか? 長ネギの匂いがほかの食材に移ってしまわないか心配……そんなときは冷凍用のジッパー付き保存袋を使いましょう。袋に厚みがあって、保存効果が高いので、ほかの食材への匂い移りだけでなく、水分蒸発も防いでくれます。4.バットなどを使い冷凍する袋に入れたら、アルミ製のバットの上に置いて保存すると、冷凍が早く進みます。アルミは熱や冷気が伝わりやすい性質を持っているので、早く冷凍したいときにピッタリです。・刻んで保存する場合ネギを刻んで冷凍しておくと、すぐ使えて便利です。1回分に小分けしてラップに包んでおくと無駄なく計画的に使えますね!また、解凍したネギの匂いが気になる人も多いのではないでしょうか。これは「硫化アリル」という成分です。「硫化アリル」は水溶性なので、水にさらして拭きとってから冷凍すると、ある程度匂いを抑えられます。ただ、料理に使うときはネギの保存性を維持するため、凍った状態で使うのがベストです。1.小口切りにして保存袋に入れる小口切りのネギは、料理への汎用性も高いですよね。こちらも、カットしたら、冷凍用のジッパー付き保存袋に入れましょう。ただ、水気をきらずに入れると、冷凍庫でネギがくっついて固まってしまいます。ネギがくっつかないようにするには、保存袋の中にキッチンペーパーを敷いてからネギを入れてください。キッチンペーパーがネギの水気を吸い取り、パラパラの状態を保ってくれます。この方法では、時間が経つと次第にくっつくので、それを防ぐための方法も紹介しますね。2.空気を入れた状態で冷凍する刻んだネギ同士がくっつくのを防ぐためには、保存袋に空気を入れて保存するのが有効です。袋に詰め込みすぎず、少し余裕がある程度にとどめましょう。3.数時間ごとまたは使用ごとに袋を振る冷凍庫から出して放置している間も、食材は少しずつ溶け始めています。そこで溶けた水分が再び凍ってネギがくっつく要因になります。料理に使ったあとは、保存袋を2~3回程度振ってからしまいましょう。・油をからめて保存する場合ネギは、油とからめて保存することもできます。そのまま「ネギ油」として、炒め物やドレッシングに使えますよ。保存方法は簡単なので、ぜひ試してみてください。1.3cmほどの長さに切り油をからめる長ネギは3cmほどの長さに切り、ごま油かオリーブオイルを保存袋に入れて、ネギ全体にからめます。こうすることでネギがくっつくのを防げます。ネギの風味が油に移って、料理に深みも与えてくれますね。2.保存袋に入れ空気を抜いて冷凍する保存袋に入れるときは、油脂の酸化を防ぐために、空気を抜いて口を閉めましょう。料理に使う前は冷蔵庫で解凍しておくか、電子レンジで軽く解凍してから混ぜ込んでください。・冷凍での保存期間冷凍保存だと常温や冷蔵よりも長く持ちます。長期保存できるのはよいことですが、味や風味は、どうしても少しずつ落ちてきます。なるべく1ヶ月以内に使い切るようにしましょう。これは油をからめた場合も同様です。・冷凍した長ネギの解凍方法冷凍したネギは、一度解凍したら、できるだけ使い切るようにしてください。解凍されたネギを冷凍庫に戻すと、霜がついて風味や味が落ちる原因にもなります。・冷凍した長ネギのおすすめの調理法ここまで長ネギの保存方法をお話しました。さて、冷凍したネギはどのように使えるのか調理法に合わせて紹介していきますね。肉の臭み取りやだし長ネギの緑の部分は硬いので、場合によっては捨ててしまうこともありますよね。ですが、肉料理やスープのだしとして活用することもできます! ネギは香味野菜なので独特の香りがありますが、それが肉の臭みを打ち消してくれます。豚の角煮やチャーシューを作るときにも適した食材です。また、しょうがや鶏ガラ、野菜の皮と一緒に煮込めばおいしいだしがとれますよ。食欲そそるスープやだしとしてそのまま使えますので、お試しあれ!煮込み料理やスープ冷凍すると細胞が膨張し壊れるので、味の染み込みやすさと火の通りが早くなります。いつもの料理にひとつかみで彩りもアップ!冷凍ネギは多岐に活用できそうです。薬味としてあつあつ料理にのせても、自然に溶けるので問題ありません。炒め物小口切りや斜め切りの冷凍ネギは、冷凍のまま強火で炒めるだけで火が通ります。大きめの長ネギは、弱火でじっくり火を通していきましょう。■長ネギの保存方法【常温】長ネギは長くて、冷蔵庫に入らないこともありますよね。そんなとき、これからお話することに気をつければ常温保存は可能です。まず、購入したときに包装されているビニール袋は外してくださいね。ビニールは空気の通りがよくないので、湿気がたまり、そこからネギが腐敗しやすくなるためです。・冷暗所で保存する場合長ネギを常温で保存するときは、光が当たらないように新聞紙に包み、立てた状態で保存しましょう。そして、通気性がよく、涼しい場所(14度以下)で保存してください。・根付きは長期保存も◎根と土がついている長ネギは、白い部分を庭などに埋めておくことで1ヶ月は保存できます。・常温での保存期間ネギに適した温度は0~5度です。ですので、夏場はそもそも常温での保存は向きません。冬場の冷暗所に保存する場合でも、1週間以内には使い切るようにしましょう。■長ネギの保存方法【干す】長ネギは、干し野菜としても保存ができます。干すことでこのようなメリットがあります。野菜のカサが減り、場所をとらずに保存ができるネギのうま味や甘みが凝縮される生とは違った食感が楽しめる長ネギを干すときは、ざるや干物用のネットを使うとよいでしょう。薄い斜め切りや小口切りにしてざるにのせて、ネギが重ならないように広げて乾燥させてください。日当たりがよく、風通しの良い場所がベストです。雨の日と夜間は室内に入れて、朝になったら外に出します。晴れの日が続くようであれば、1週間程度で干しネギが完成しますよ。ネギのうま味と甘みを存分に感じられる食べ方です。できた干しネギは水で戻さず、そのままスープやみそ汁の具として使えます。保存するときは密閉容器に乾燥剤を入れ、高温多湿を避けて保存してください。冷蔵庫などでもOKです。・干しネギの保存期間乾燥しているので、2~3ヶ月間保存ができます。■長ネギの保存方法を知って料理に活かそう!長ネギは、保存するときに用途に合わせた切り分けをしておくことで、さらに使いやすくなります。冷凍でも、基本的な使い方は生のときと同じです。保存方法を知っておけば、たくさん買っておいても怖くないですね!小口切りのネギは自然解凍されるので、納豆や冷ややっこの薬味としても使えます。斜め切りのネギはみそ汁やスープ、ラーメン、炒め物などにパラっと入れて、調理にかかる時間も短縮できること間違いなしです!一方、ネギの弱点は高い温度と湿気でした。日光の当たらない風通しの良い場所での保存で、おいしいネギ料理をたっぷり楽しんでください!《参考》・ 近畿大学工学部研究報告「〈研究論文〉生活環境中の臭気成分に対する電解水の消臭効果」
2021年07月14日長ネギと言えば、炒め物から煮物など幅広い料理に使えて人気の高い野菜の1つです。寒い時期には、お鍋に入れるととってもおいしいですよね。そんな長ネギを自分で育ててみるのはいかがでしょうか。昨今では家庭菜園がはやっていて、長ネギをつくったことのある人もいるかと思います。しかし、長ネギの栽培方法を調べてみると土寄せなど手間がかかりそうなイメージが強く、家庭菜園初心者や未経験の人は、難しく感じてしまうかもしれません。今回は、長ネギの種から育てる栽培方法を詳しく解説していきます。また、土寄せなしの栽培方法も紹介するため、長ネギの栽培に挑戦しようと思っていたけれど、なかなか踏み切れずにいたという人は、ぜひ参考にしてみてください。■食卓に欠かせない長ネギ長ネギはいろいろな料理に使うことができ、誰もが食べたことのある野菜の1つと言ってもいいですよね。食卓に欠かすことのできない長ネギですが、まずはどのような野菜なのか詳しく見ていきましょう。・原産地長ネギの原産地は中国西部またはシベリアだと言われ、紀元前から栽培されていたようです。朝鮮半島を経由して、日本には奈良時代に伝わったと言われていて、その記録は奈良時代の『日本書紀』に残っています。平安時代に広く知れわたり、食用としてしだいに栽培も盛んになっていったとされています。・主な栄養素・効能ネギは緑色の葉の部分と白色の葉鞘(ようしょう)と呼ばれる部分に分かれていますが、葉は緑黄色野菜、葉鞘は淡色野菜に分類されるのです。葉の部分には、β-カロテンが豊富に含まれていて、β-カロテンからつくられるビタミンAには、強い抗酸化力が期待され、身体に害を与える活性酸素を取り除き、老化やがんの防止効果が望めると言われています。また、ビタミンCも多く含まれ、皮膚や骨を健康的に保ってくれる効果も期待できるようです。白い部分には、アリシン(硫化アリル)と呼ばれる、ネギ特有の辛みの原因にもなっている成分が豊富に含まれています。アリシンは体内でビタミンB1と結合することで脂溶性に変化すると言われています。つまり、ビタミンB1を体内に吸収しやすくしてくれる期待が持てるのです。ビタミンB1が体内に蓄えられることにより、疲労回復や新陳代謝の活性化が望めると言われています。風邪をひいたときにはねぎ湯が効果的だと聞いたこともあるかもしれませんが、以上のような効能が期待できるからなのですね。・品種と別名長ネギは別名「白ネギ」、「根深ネギ」と呼ばれ、白い部分が長い品種のネギのことを指します。日本では関東で多く栽培されていて、千葉県や埼玉県、群馬県、茨城県での生産が盛んなようです。主な品種としては「下仁田ネギ」、「深谷ネギ」などがあげられます。・2色に分かれている理由ネギは緑色と白色の2色に分かれていて、緑の部分は葉、白い部分は茎というように間違えられてしまうときもあります。実はどちらも葉で、色が違うのは日光に当たるか当たらないかで変化するためです。土から出ていて、日光を浴びると緑色になり、土に覆われて日光が遮られている部分は白色になります。そのため、ネギは2色に分かれているのです。また、ネギの茎は白色の葉の下側にわずかに存在し、茎からは、細長い根が何本も伸びています。・花は食べられる?ネギは収穫時期が終わりごろになると、緑色の葉っぱにしずく型の蕾がつくようになります。これはいわゆる「とう立ち」と呼ばれる野菜の生殖期間のはじまりです。野菜は人間の食用として流通していますが、本来、野菜も動物と同じで、子孫を残そうと成長して、花を咲かせて種をつけるのです。それが「とう立ち」です。ネギの場合、とう立ちしたときにできる蕾は「ネギ坊主」と呼ばれています。花が咲くと、ネギ自体も芯がかたくなって、食味が一気に落ちてしまうと言われているため、ネギ坊主ができはじめたら急いで収穫することをおすすめします。また、花が咲く前のネギ坊主は、天ぷらにすることでおいしく食べられるようです。■長ネギを栽培する前にまずは、長ネギを栽培する上で基本的な情報を押さえておきましょう。・種まきの時期種まきの時期は1年を通して春と秋の2回タイミングがありますが、比較的冷涼な関東より北の地域と、関東より南の温暖な地域によっても変わってきます。地域による種まきの時期を分かりやすくまとめますね。関東より北:春まき 3月下旬から4月下旬秋まき 9月中旬から10月中旬関東より南:春まき 3月中旬から5月下旬秋まき 10月上旬から12月中旬また、栽培する長ネギの品種によっても多少は変わります。園芸店などで売っている種の袋には、ほとんどの場合は裏面に種まき時期が記載されているため、確認して買うようにしましょう。・適温・日あたり長ネギの生育温度は20℃前後と言われていて、日あたりのよい場所を好みます。夏の暑さが厳しく30℃を超える場合は、長ネギの成長は衰えてしまいますが、逆に冬の寒い時期でも-8℃までは耐えることができるため、寒さに強い野菜だと言えます。・土長ネギは湿度に弱いため、水はけがよい畑を選ぶようにしましょう。水はけが悪い場合には、たい肥を多めに加えるか、畝を高くつくるようにするといいです。また、土壌酸度は弱酸性~中性を好むため、種まきの2週間以上前に苦土石灰を1平方メートル当たり100g施し、よく耕すようにしましょう。屋外にある畑では雨が降ることによって、土壌が酸性になってしまうため、アルカリ性の苦土石灰を入れることで中和してあげるということなのです。種まき1週間前にはたい肥と化成肥料を施して、再び耕しましょう。畑の土づくりはこれで完了です。■長ネギの基本の栽培方法~地植え~まずは基本的な長ネギの栽培方法を紹介していきます。簡単な流れは、種をまいて苗を育てる・ある程度の大きさになったら定植(植えなおし)をおこなう・追肥と土寄せを繰り返す(長ネギの白い部分を長くしていく)。それでは、詳細を見ていきましょう。・育苗まずは「育苗」、つまり、苗の育て方の手順を下記の通りまとめました。あらかじめ土づくりをした畑に高さ10cm、幅60cm程度の畝を立てます。※畝の長さは育てる長ネギの本数によって変えてください。畝に10cm間隔で深さ1cm、幅1cmの溝を切ります。幅60cmの畝の場合は、5本(条)の溝ができると思います。各溝に長ネギの種を5mm間隔でまいていきます。※種の発芽率の栄養で全てがきっちり発芽するわけではないため、それほど神経質になる必要はありません。種がまけたら、3~5mmほど土をかぶせ、手で鎮圧し、水をたっぷりかければ、種まきは完了です。発芽して背丈が7cm程度になったら、約1.5cm間隔になるように、成長のよくない苗を抜きます。(間引き)背丈が10cm程度のときに2回目の間引きをおこない、約3cm間隔になるようにします。背丈が45cm程度になれば苗の完成です。育苗期間は数か月間と長いため、肥料切れをおこさないように、種をまいてから1ヶ月ごとに追肥を行います。追肥は化成肥料を1平方メートルあたり約50g施すようにしましょう。また、発芽するまでは乾燥を防ぐためにわらや寒冷紗などで覆うようにしましょう。春まきの低温期には、ビニールトンネルをかけて保温すると、発芽および苗の生育が安定します。・植え方苗ができたらいよいよ植つけ(定植)です。育苗がうまくできるか心配という人は、園芸店などで苗を購入してきて、植えつけからスタートするのもありです。しかし、苗を購入すると、1本あたりの値段は種から育てた方が格安であり、種を発芽させて苗を育てる楽しみも味わえるため、種から栽培することをおすすめします。まずは、植えつけを行う場所の土づくりから紹介します。育苗を行うときと同様に、植えつけをする場所も長ネギを育てるのに適した土壌にしてあげる必要があります。植えつけの1週間前には苦土石灰を1平方メートルあたり100g程度施し、定植当日に植つけ用の溝を掘ります。溝は深さ30cm、幅20cm程度の大きさですが、このときの深さが長ネギの白い部分の長さに影響するためしっかりと掘るようにしましょう。掘ったときに出る土は、あとの土寄せ用に使うため、溝の両側に積み上げておきましょう。長ネギの苗を溝の片側の側面に5~8cm間隔で立てかけていき、根が生えている苗下側が埋まるように3cmほど覆土し、根元が安定するように鎮圧します。そのあと、覆土の上にわらやたい肥をかけると、乾燥を防ぐことができます。・土寄せ・追肥土寄せは収穫までに合計4回行い、最初から3回までは土寄せのタイミングで追肥も行います。植えつけをしてから土寄せおよび追肥のタイミングとやり方を下記にまとめますね。植付けから50日前後:7cmほど土をかぶせます。このとき、肥料が直接長ネギにあたらないように1平方メートルあたり約50gの追肥を行います。1回目の土寄せから3週間後:緑色の葉が集まっている部分が埋まらないところまで土寄せし、追肥も行います。(1平方メートルあたり約50g)2回目の土寄せから3週間後:緑色の葉が集まっている部分が埋まらないところまで土寄せし、追肥も行います。(1平方メートルあたり約50g)収穫の約40日前:緑色の葉が集まっている部分が埋まらないところまで土寄せします。追肥は行いません。・水やり種をまいてから発芽するまでの間は、土が乾燥しないように水やりをしてください。しかし、長ネギは多湿を嫌うため、発芽してからは水やりをする必要はなく、自然に降る雨だけで十分足りると言われています。・収穫長ネギの白い部分が太く長くなったら収穫時期です。長ネギは、その名の通り長くて、下側には細い根がたくさん生えているため、そのまま引き抜こうとすると途中で切れてしまう可能性が高いです。収穫するときは、ネギを傷つけないようにクワやスコップなどで周辺の土を掘りおこしていき、最後はゆっくりとネギを抜き取ります。長い期間手をかけて栽培した長ネギを収穫するのは、とても感動することでしょう。また、実際に自分で育てた長ネギを料理して食べるのも、特別な味わいになるのではないでしょうか。■土寄せ不要な長ネギ栽培方法~マルチ栽培~手間ひまかけて栽培するのは感動が大きいですが、趣味の家庭菜園として栽培する場合、どうしても時間をかけられないということもありますよね。そこで次に紹介するのが、土寄せをする必要がないと言われるマルチ栽培の方法です。土寄せ不要となればかなり手間を省くことができますよね。早速詳細を紹介していきます。・穴をあける植え方とその理由育苗方法に関しては、基本的な栽培と同様で、植えつけからマルチ栽培特有のやり方になります。植えつけの手順は下記に分かりやすくまとめました。植付けの1週間前までに苦土石灰とたい肥を施し、よく耕します。化成肥料を施し、高さ30cm、幅60cmの畝を立て、黒マルチを被せ、風で飛ばないように4辺にしっかり土をかぶせます。縦横10cm程度間隔をあけて、直径3cm、深さ30cm程度の穴をあけます。鉄のパイプなどで開けるといいです。穴に1本ずつ長ネギの苗を入れていき、穴の外に苗の頭が5cmほど出るように植えていきます。穴を深く開けることで、土寄せの工程を補い、土に埋まっている分が長ネギの白い部分へと成長するというわけなのです。・穴を開ける際の注意点土寄せをしない分、長ネギの白い部分の長さは最初に開ける穴の深さで決まってしまいます。しかし、地下に穴をあけるのには限界があるため、最初に立てる畝の高さをしっかりと確保して、穴を深く掘れるようにするという狙いです。また、穴をあけても苗を植えつけるまでに埋まってしまっては意味がないため、穴を開けたら周りの土が崩れないように注意しましょう。・肥料肥料に関しては、畝を立てるときに元肥として、1平方メートルあたり100g程度施し、その後の追肥は施しません。マルチをすることで、肥料分が雨などで流出してしまうのを防ぐ効果も期待できるため、元肥だけで収穫まで成長させることができると言われています。長ネギの成長を観察して、あまりにも生育が遅い場合は、必要に応じて追肥を施すようにしましょう。・水やり畑の土質にもよりますが、長ネギの根がしっかりとはるように、苗を植えつけたあとに水やりをたっぷりしましょう。そのあとは、自然の雨に任せておけば水やりは必要ありません。・収穫長ネギの白い部分が長くなり、収穫時期を迎えたら、周辺の土を掘りおこして収穫しましょう。土寄せなしでも白い部分がしっかりとした長ネギを収穫できることと思います。やはり基本の栽培方法である土寄せをして栽培した長ネギよりは白い部分は短くなってしまいますが、手間を省く分、仕方ないですよね。それでも、植えつけからほとんど放任で、長ネギを収穫できるのは魅力的ではないのでしょうか。■長ネギの家庭栽培方法~プランター~プランターで家庭菜園を楽しんでいるという人もいますよね。マンションなどでもベランダにプランターをおいて栽培できるため、手軽に楽しむことができます。がっちりとした長ネギをプランターで栽培するのは難しいイメージもあるかとおもいますが、実は、長ネギに関してもプランターで栽培することができるのです。詳しく説明していきます。・プランターの選び方基本的な栽培方法では溝を掘って植えつけをしますが、プランターで栽培するときは、溝の変わりがプランターだと思えば、分かりやすいです。ただ、長ネギ栽培では白い部分を長くするために深さが重要となってきます。プランター選びでは、深さ40cm、幅20cm程度のものを選ぶようにしましょう。長さに関しては、長ネギを栽培する本数によって選んでくださいね。・増し土・肥料プランター栽培では、土寄せの代わりに「増し土」をしていきます。植えつけ時には培養土を10cmほど敷きつめ、プランターの側面に長ネギの苗を5cm間隔で並べ、根元が隠れるように土をかぶせます。その後、基本的な栽培の土寄せと同じタイミングで、収穫までの間、4回に分けてプランターの中へ土を増していきます。長ネギの葉の分けつ部に土が被らないように気をつけてくださいね。肥料分が含まれた培養土を使用すれば、元肥も追肥も施す必要はなく、さらに培養土は通気性もあるため、わらを敷かなくても問題ありません。・水やりプランターを屋外において栽培する場合は、水やりをする必要はなく、自然の雨に任せましょう。ベランダなど、屋根のあるところで栽培している場合は、土が乾燥しすぎないように定期的に水やりをしてください。屋外と同じ条件になるように、雨の降るタイミングに合わせて水やりをするのも1つの手ですね。いずれにしても、長ネギは過湿に弱いため、水のあげすぎには注意して、プランターの底からしっかりと排水されているか確認するようにしてください。・収穫プランターの上部にも土をこんもり増すくらい、長ネギの分結部が成長したら、十分白い部分が長くて立派な長ネギが育った証です。培養土を使用した場合は、柔らかくて収穫しやすいかと思いますが、ネギ周辺を掘りおこしてから、切れないように慎重に収穫しましょう。せっかく長い期間かけて栽培した長ネギですから、収穫も大切におこなってくださいね。■初心者向け!長ネギの栽培方法~再生栽培~再生栽培という言葉をきいたことがあるでしょうか。長ネギは生育力が強く、白い部分もほとんどが葉で構成されているため、初心者でも簡単にできる驚きの栽培方法があるのです。それでは詳しく見ていきましょう。・用意するもの通常の栽培では長ネギの種または苗を用意しますが、再生栽培では、スーパーなどで買ってきた長ネギの根元部分を使って栽培することができます。・土を使った栽培土を使った栽培方法では、長ネギの根元のほかに下記のものを用意しましょう。2Lのペットボトル培養土鉢底石少量の場合は、プランターよりも高さのあるペットボトルの方が便利なのです。まずは、ペットボトルの口がついていて斜めに狭まっている部分をカッターなどで切り取ります。水はけがよくなるように鉢底石を敷き、培養土を5cmほど入れ、長ネギの根元を入れたら、さらに根元が隠れる程度培養土をかぶせ、完了です。期間が経つにつれ、長ネギの根元から葉が伸びてくるので、適度な大きさまで成長したら収穫してください。・水を使った栽培水を使った栽培では、長ネギの根元とネギが倒れないほどの深さがある花瓶やグラスなどを用意します。容器に長ネギの根元をいれ、根が浸るくらい水を入れたら完了です。水につけるだけでも、葉がどんどん伸びてくることが分かると思います。・根元を長めに残せば連続再生可能長ネギの根元を10cmほど使うと、より早くしっかりとしたネギを再生することができると言われています。また、再生したネギを収穫して、さらにまた再生させることも可能なようです。再生栽培は、緑の葉を成長させて収穫するのがメインですから、葉ネギにも向いています。部屋の中の日当たりのよい場所があれば、省スペースで手軽に栽培を楽しむことができるため、ぜひ試してみてください。■長ネギ栽培の注意点長ネギのさまざまな栽培方法が分かりましたね。最後に、栽培の注意点を確認していきましょう。・長ネギの病気と原因長ネギの栽培中にかかりやすい病気と原因を説明します。せっかく育てていても病気になってしまうと残念ですから、よく注意しましょう。黒斑病(こくはんびょう)緑色の葉の部分に、淡褐色で楕円形の斑点ができ、しだいに黒色に変わっていく病気です。高温期に雨が降り続くと発生しやすく、糸状菌と呼ばれるカビの一種が原因となって発生します。被害が出てしまった葉に関しては、ほかの葉に移らないように摘みとって、畑の外で処分するようにしましょう。さび病緑色の葉の表面に、オレンジ色の膨らんだ斑点ができる病気です。無数のオレンジ色の斑点が鉄さびみたいな見た目をしているためさび病と呼ばれています。春と秋の低温期に雨が降り続けると被害が目立つようになります。糸状菌が原因で伝染してしまうため、発生が確認された場合は、早期に被害を受けた葉を摘みとるようにしましょう。さび病は、アルカリ性に弱い傾向があるため、石灰を長ネギ周辺の土壌へまくことで被害の拡大を防ぐことが期待できます。べと病緑色の葉に薄い黄色や白色の淡色斑点ができ、カビが発生してしまう病気です。べと病も糸状菌が原因となり、気温23℃前後で、長雨が続いたときに発生しやすくなります。べと病の発生した葉を取り除き、畑の外で処分してください。・病気の予防方法病気は、雨が降り続いたときの多湿条件によって発生する傾向があります。水はけがよくなるように、土づくりの際にたい肥を多くすきこんだり、高畝を立てたり工夫することをおすすめします。また、園芸店などに売っている殺菌剤を使用して防ぐのも効果的です。昨今では、いろいろな種類の農薬が家庭菜園向けに少量で販売されるようになっていて、1つあればいろいろな病気に効果があるものや、ほかの野菜にもつかえるものもありますからぜひ、試してみてください。・長ネギにつきやすい害虫長ネギも植物ですから、虫の被害を受けてしまう可能性もあります。長ネギにつきやすい害虫を下記にまとめます。ネギアザミウマネギハモグリバエネギアブラムシナメクジシロイチモジヨトウハスモンヨトウネギコガネキリムシききなれない虫がほとんどでしょうか。野菜などの植物は、羽を持った蝶や蛾の幼虫などに食害されてしまうことが多くあります。どれも小さい虫ですが、大量発生してしまうと被害が大きくなってしまうため、発生初期で防ぐ必要があります。・害虫発生の原因と予防方法害虫は、暑い季節や雑草が多いところに集まる傾向があります。雑草が生い茂ってしまうと害虫が集まる原因となってしまうため、除草はこまめに行い、作物の状態を観察し、害虫を見つけたときには、取り除くようにしましょう。また、不織布や防虫ネットをかぶせることで、成虫が飛んできて、卵を産みつけるのを防ぐことができます。害虫の被害を受けてからでは、すでに多数の卵が産みつけられ、害虫も潜んでいる可能性が高いため、殺虫剤をつかうことをおすすめします。殺虫剤に関しても、園芸店などで家庭菜園用の少量タイプも売られており、有機栽培にも使うことができる天然素材の農薬もあります。また、長ネギの葉は薬剤が付着しにくいため、展着剤と呼ばれる、薬剤が作物に付着するのを手助けしてくれる薬品を使うようにしましょう。せっかく殺虫剤を散布しても効果が低いともったいないですよね。作物には必ずと言ってもいいほど虫はついてしまいます。頻繁に畑に見回りにいくことができればいいですが、なかなか時間が取れないという場合には、農薬の使用をおすすめします。■長ネギの保存方法と賞味期限長ネギの栽培に成功して収穫できたらとても嬉しいですよね。たくさん収穫できたときのために、保存方法や賞味期限についても見ておきましょう。・冷蔵庫の場合長ネギを冷蔵庫で保存するときは、保湿することを意識すると長持ちします。まずは、長ネギを洗い、根元を切り落としたら、3等分にカットします。カットした長ネギを水で濡らしたペーパータオルで包み、保存袋へ入れて、冷蔵庫の野菜室へ立てて保存します。この保存方法なら、白い部分は3週間、緑色の部分は2週間日持ちすると言われています。また、ペーパータオルは1週間ごとに交換するようにしましょう。・冷凍庫の場合冷蔵庫保存の時と同じように、長ネギを3等分にカットして、ペーパータオルなどで水気をしっかりふき取ります。長ネギをラップでくるみ、冷凍用の保存袋へ入れ、空気を抜くようにして口を閉じます。金属製のバットの上に保存袋に入れた長ネギを置き、その上に凍らせた保冷剤を乗せたら、冷凍庫で保存します。こうすることにより長ネギが凍るまでの時間を短くして、食味が落ちてしまうのを防ぎます。冷凍庫では、長ネギの緑色の部分も、白い部分も1ヶ月ほど持たせることができるようです。■長ネギと葉ネギの違いネギには、長ネギのほかに葉ネギと呼ばれる種類があります。ここでは、長ネギと葉ネギの違いについて紹介していきます。・見た目の違い白い部分が長くて太いのが特徴的な長ネギですが、一方で、関西での栽培が盛んなねぎは、比較的細く白い部分が短い「葉ねぎ」と呼ばれ、有名な品種に「九条ネギ」というネギがあります。・味の違い長ネギは、見た目からも分かるように白い部分のボリューム感があり、冬の長ネギは甘みがあり、火を通すことで柔らかく甘みが増すことが特徴です。葉ネギは独特な強い香りと辛みが特徴的です。・使い道の違い長ネギは白い部分をメインに調理して、炒め物や鍋に入れることが多いですが、葉ネギに関しては、白い部分も緑色の葉も細かく刻み、麺類や豆腐料理の薬味として用いられることが多いです。しかし、長ネギの緑色の葉も食べることができ、それぞれのネギを逆の用途で調理することもできます。ぜひ、長ネギも葉ネギもいろいろな料理に使って、違いを楽しんでみてくださいね。■自分に合った方法で長ネギ栽培に挑戦してみよう!少し手間のかかる基本的な栽培方法から、初心者でも簡単にできる方法までいくつか紹介してきたため、きっとそれぞれに合った栽培方法が見つかったのではないでしょうか。自分で育てた長ネギを収穫して食べるのは、特別な味わいになることと思います。ぜひ、挑戦してみてください!《参考》・ キッコーマン株式会社「食べ物が持つ健康パワー(ねぎ)」
2021年03月25日『おうち時間』が続いている今日この頃ですが、3月になると、そろそろ鍋料理ではない料理も食べたくなりますよね。鍋には欠かせない長ネギですが、薬味として使うことはあっても、あまり大量に使う料理は思いつかないかも…。そんな時は、思い切って『炊き込みご飯』にしてみましょう。長ネギが甘く、トロッとした食感で、鍋とはまた違う美味しさを味わえること間違いなしです。作り方:・ごはん2合・長ネギ1本・たこ(ボイル)120g・油揚げ1枚・塩昆布大さじ1・めんつゆ大さじ1・しょうゆ大さじ2・酒大さじ1・本だし小さじ1・にんにく(すりおろしチューブ)2cm・しょうが(すりおろしチューブ)2cm・ごま油小さじ1作り方:1.調味料を合わせておく。2.長ネギの根元を切り落とし、2センチ幅に切る。3.たこを一口大に切る。4.油揚げは横半分に切り、縦5ミリ幅に切る。5.白米を研ぎ、炊飯器の内釜に米、水、調味料を2合の目盛りまで入れて米を平らにする。6.長ネギ、たこ、油揚げを5にのせて広げ、白米を炊く要領で炊く。7.炊き上がったらさっくり混ぜ、10分蒸らして完成。長ネギ、タコ、塩昆布のダシがマッチして、おかずがなくても美味しく食べられます。より長ネギの風味を味わいたい場合には、水を調整して2本入れるとよいでしょう。長ネギの甘味は何にでも合いますので、アサリやホタテ、桜エビなどでもアレンジできます。大量消費だけでなく、長ネギの甘味を存分に味わいたい時に、ぜひ試してみてください。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年03月22日長ネギは、炒めものや薬味、鍋の材料などには欠かせない人気の食材。生で使うとネギ本来の辛みが生かせ、加熱すると甘みが生まれるなど、ネギはさまざまな料理に使えます。そんな長ネギですが、料理によって切り方が異なります。薬味として利用する場合は、小口切りやみじん切りが一般的ではないでしょうか。みじん切りに切る際、できれば簡単に見栄えよく、切りたいものですよね。そこで今回はネットで話題となっている、長ネギのみじん切りの切り方をご紹介します。確度を変えてみるだけで…長ネギを用意し、まず根本を切り落とします。包丁を斜めに入れ、長ネギの半分の厚さまで3mm幅で切り込みを入れていきましょう。そして、長ネギを持ったまま180度回転させ、同じように斜めに切り込みを入れます。最後に、端から細かく切っていくだけです。簡単にみじん切りができました!さていつものみじん切りと、どのように違うのでしょうか。いつもは、このようにネギの繊維に沿って3~4本切り込みを入れ、端から切る方法でみじん切りをしていきます。白い器が今回試してみたみじん切り、緑の器が通常の方法で切ったみじん切りです。ちょっと写真だと分かりづらいですが、筆者の場合は今回の斜めに切り込みを入れて切った方が、細かいみじん切りができているように思えました。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年02月28日油淋鶏(ユーリンチー)と言えば、文字通り、鶏肉で作るものですが、油淋鶏のタレは豆腐にかけても切ったトマトにかけてもおいしい。その上、お魚もおいしくしてくれるという万能さ。我が家では「魔法のタレ」的存在です。もちろん王道の鶏肉で作るのが一番美味なのかもしれませんが、鶏肉は火通りに時間がかかるので、忙しいときは火が通りやすい魚で作ったほうが時短になります。それに更年期の年代に突入した今、肉より魚の方が健康面でも良いと思い、毎日の食卓に意識して魚メニューを登場させるようにしています。ちなみにブリを買うときは、背側よりも腹側を買われたほうがお得かも。なぜなら、オメガ3脂肪酸という脂が多く含まれているから。このオメガ3脂肪酸は、血液サラサラ作用や中性脂肪を減らす作用が期待できます。つまり、ブリを購入するときは、皮が黒いものよりも白い(銀色)ものを買ったほうがオメガ3脂肪酸の恩恵を受けられるということです。魚料理が苦手な方でも、ブリを焼いて、混ぜるだけのタレをかけるだけなので簡単ですよ!■ブリの油淋鶏レシピ制作:管理栄養士 長 有里子<材料 2人分>ブリ 2切れ塩 少々片栗粉 適量ゴマ油 適量 長ネギ 15~20cm 酢 大さじ2 しょうゆ 大さじ2 砂糖 大さじ1/2 ゴマ油 大さじ1<作り方>1、ブリを食べやすい大きさに切り、軽く塩をふる。ポリ袋に片栗粉と一緒に入れる。ポリ袋を息で膨らませて風船状にし、振って片栗粉をまぶす。2、ゴマ油を熱したフライパンで(1)を焼く。3、<ネギソース>を作る。長ネギは小口切り(端から輪切り)にし、他の調味料と混ぜ合わせる。4、ブリを器に盛り、ソースを適量かける。ブリで気軽に油淋鶏!
2020年02月13日「昔から『風邪をひいたらネギを首にまけ』といわれるように、長ネギには抜群の健康効果があります。ところが、調理法次第で成分が変わるという特性があり、それを知らず、せっかくの効果を生かしきれていない人も多いんです」そう話すのは、医学博士として、食材と健康効果の関係を研究している平柳要先生。下仁田ネギなどネギの産地として知られる群馬県で生まれ育った平柳先生は、以前から長ネギに注目。国内外の最新の論文を調べたところ、予想以上に多くの健康効果があることがわかったという。「減量、感染症予防、血液サラサラ効果など、さまざまな作用があるんです。ただし、この作用を最大限に引き出すには、長ネギを斜め厚切りにして軽くつぶし、焼いて食べなければいけません」複数の人にこの調理法で焼きネギを食べ続けてもらったところ、とくに血管年齢と高血圧改善に目覚ましい効果が表れたそう。39歳の女性はわずか1カ月間で血管年齢が66歳から39歳と本来の年齢に若返り、血圧も上が127mmHgから112mmHgに下がったという。「長ネギの健康効果の秘密は『スルフィド類』と『フルクタン』という成分にあります。このうちスルフィド類は、斜め厚切りにして、軽くつぶすことで成分が増えるという特徴があるんです」長ネギには、もともと「イソアリイン」という成分が含まれるが、切る、つぶすなどして細胞が破壊されると「イソアリシン」という成分に変化し、空気中に漂ってくる。長ネギを切ったときに感じる強いにおいの正体が、この成分だ。さらに、長ネギを加熱するとイソアリシンは健康効果をもたらすスルフィド類に変化する。「長ネギを斜め厚切りにするのは、断面を広くして長ネギの細胞をなるべく多く破壊し、スルフィド類のもとになるイソアリシンをたくさん作るため。その後、軽くたたいて内部の細胞まで破壊することで、イソアリシンをさらに増やします。それならみじん切りにすればいいのでは?と思うかもしれませんが、イソアリシンは不安定で揮発しやすい成分なので、細かく刻むと逆に成分が減ってしまいます」平柳先生おすすめの“斜め厚切り焼きネギ”の作り方は次のとおり。(1)ネギを包丁で4センチくらいの斜め厚切りにする。斜め厚切りした後に表面を包丁の背でトントンとたたく。(2)油をひいていないフライパンや平底鍋にのせて、中火〜強火で焼きつけるようにする。表面がきつね色になるまで熱し、反対面にも同様にきつね色をつける。(3)焼き色がついたら火を止め、焼きネギに抗酸化作用のあるエクストラバージンオリーブオイルを注ぎ、ネギに油をまぶすようにあえてコーティングする。一日に食べる量の目安は、11グラムで、長さにして約15センチ程度。長ネギの価格は季節によって変わるが、平均すれば1本およそ100円。15センチなら1日約40円と、お財布にも優しい健康法だ。「たくさん食べても害はありませんが、一定量を毎日食べ続けることが大事です」プチプラなのに効果絶大な焼きネギで健康な1年を過ごそう。「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月29日みなさんの晩ごはんの献立の参考になりそうなメニューをご紹介する「今日のごはん」。LIMIAグルメ部が選んだのは「豚バラと長ネギの絶品パスタ」です!お鍋で活躍する食材を使うので、使いきれなかった材料のアレンジレシピとしてもおすすめですよ♪余った食材も有効活用!今日ご紹介する「豚バラと長ネギの絶品パスタ」は、再現レシピ研究家稲垣飛鳥さんのアイデアレシピ。お鍋のおいしいこの季節に、使いきれず余ってしまった食材をおいしくいただける一品です♡とっても簡単に作れるので、時間がないときの晩ごはんにもぴったりですよ。▼詳しいレシピはこちら!鍋の残りものが絶品パスタに!♪豚バラと長ネギ残ってませんか〜?パスタをゆでている間に、メインの具材となる豚肉を炒めます。このときにお好みで鷹の爪を入れてもおいしくなるそうですよ♪長ネギとエリンギを加えてさらに炒め、塩コショウで味を整えたら、ゆで上がったパスタとゆで汁少々を投入。めんつゆを加えて全体を混ぜ、仕上げにはコショウとオリーブオイルをたっぷりと!よりさっぱりといただきたい方は、めんつゆの代わりにポン酢を使ってみてください♡お箸がとまらない(フォークがとまらない!?)一品です!とってもおいしくて、何度も作りたくなる「豚肉と長ネギの絶品パスタ」をご紹介しました。お鍋ってついいろいろ材料を買い込んでしまうけれど、意外と全部は使いきれなかった……なんてこともたま~にありますよね。そんなときにはぜひこちらのレシピを参考にしてみてください♪もしかしたら稲垣飛鳥さんのように、最初からこちらのメニューが食べたくて材料を残したくなっちゃうかもしれません!(笑)明日も晩ごはんにおすすめのレシピをご紹介しますので、お楽しみに♪
2019年01月10日「長ネギが薬」なんていうと、驚く方もいるかもしれません。ですが、長ネギの白い部分は葱白というれっきとした生薬(漢方の原材料となる天然の草根木皮)なのです。そんな長ネギが睡眠にも良いと聞き、漢方薬局慈恵堂店主、薬剤師である川島恵司さんに、長ネギを効率良くとるレシピ「長ネギスープ」を伺いました。上がった陽気を下げバランスをとり熟睡に導く長ネギ漢方では、生命力が充実しているときは、陰陽の気が手をとりあっているという考え方をします。葱白、つまり長ネギの白い部分は、上がった陽気を下げ、陰陽の気のバランスをとる働きがあるのです。陽気が頭に上がっているために、体が「冷えのぼせ」の状態になり、夜眠れなくなることがあります。夜、なかなか眠れないという人は、寝る前に「長ネギスープ」を飲むと、上がった気が下がっていつの間にかスーッと眠りにつけるようになるかもしれません。「長ネギスープ」の作り方長ネギスープの作り方は簡単です。まず、水250~300mlを鍋に入れて火にかけます。その間に、よく洗った長ネギの白い部分を10cmくらいの長さに切り、それをフライパンなどで軽く焦げ目がつくように焼きます。軽く焼いたら包丁でみじん切りにします。お湯が沸騰したら、みそ大さじ1杯を加え、煮立てます。沸騰したら、火を止めてみじん切りにした長ネギを入れます。これに、おろしショウガや削ったカツオ節を少々加えてもよいでしょう。長ネギを加えて10秒ほどしたらお椀に移して完成です。ポイントは長ネギを焼いて甘みを出すこと神経質な人は漢方薬との組み合わせも長ネギは、緑と白の部分が明確で、ハリのあるものを選んでください。ポイントは長ネギの白い部分を焼くことです。甘みが出てきます。睡眠不足で体力が消耗しているときは、甘みが体力を回復させるのに役立ちますので、必ず焼いてから用いてください。1日1杯を寝る前に飲むと良いでしょう。飲むと体が芯から温まり、心までポカポカし、次第に眠気が訪れます。長ネギスープだけでも効果がありますが、とくに神経質な人の場合は、「キヒトウ」という漢方薬と長ネギスープを合わせて飲むとさらに効果的です。Photo by rosipaw
2014年11月08日