堺雅人主演、絶対に騙せない詐欺師が主人公のコメディードラマ「ダマせない男」の放送が決定。門脇麦、広末涼子、生瀬勝久ら共演者も明らかになった。超が付くおひとよしのサラリーマンの絹咲正(堺雅人)は、婚活パーティーで浅香澪に出会う。正は、澪に頼まれて彼女の父親に会いに行くが、正が会った相手は裏社会にも繋がりのある大手ゼネコン社長・貴島だった。実は澪の正体は、「フレグランスの澪」という異名をもつ女詐欺師。澪は貴島から5億円を騙し取ろうとしたものの失敗し、貴島の支配下にあった。貴島は、リゾート会社社長の大森から10億円を奪ってきたら許すが、それができなければ殺すと正と澪に告げる。澪は、大森から10億をせしめる計画を立てるが、嘘がつけず悪いことのできない正には、とても引き受けられる話ではなかった。しかし、正のあまりの人の良さから、10億円詐欺計画は思わぬ方向へと転がっていく――。本作は、誰も傷つけない、新時代の詐欺師を描く極上のコメディードラマ。超おひとよし男・正を演じる堺雅人は、「変な奴だな、と思いました(笑)」とキャラクターの印象を明かし、「この作品の絹咲正という人は、ちょっとずつ操られて、ちょっとずつ嘘をついて、ちょっとずつ詐欺師に仕立て上げられていくんですが、なんだかその過程って、役者が台本をもらって、徐々に役を作って、本番に行くまでをドラマにしているような感じなんです。ちょっとずつキャラが自分のものになっていく感じを、ずっと撮られているみたいな。手の内を全部バラしているようで、商売上、非常に厄介です。『ああ、この程度なのね、堺は』みたいになるんじゃないかと(笑)。あまり人に見せたくない姿を見せてしまっているけれど、視聴者の皆様には、その姿も見て楽しんでいただければと思います」と視聴者へメッセージを寄せる。また、正を騙して詐欺師に仕立て上げる女詐欺師の澪を門脇麦、正と澪から詐欺計画のターゲットとして10億円の土地売買を持ち掛けられる社長・大森を広末涼子、その10億円を奪うよう指示する貴島を生瀬勝久が演じる。「台本を読んだ時から撮影が待ち遠しく、面白い作品になる予感しかありませんでした」とワクワクしていたという門脇さんは、「日々の撮影も本当に楽しく、何度笑いが止まらなかったことか! 本番中も多々吹き出してしまい、プロ失格ですが、あんなに魅力的な堺さんには誰も逆らえないでしょう」と現場の様子を明かす。広末さんは「このドラマを観てたくさん笑って元気になってもらえたら嬉しいです」と話し、生瀬さんも「この作品の堺雅人さんこそ、僕が見たかった堺雅人さんです!是非、楽しみにしていてください」と視聴者へ呼びかけている。ほかにも、村川絵梨、皆川猿時、小手伸也、岡部たかし、遠山俊也、光石研の出演も明らかになった。スペシャルドラマ「ダマせない男」は3月26日(土)21時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2022年03月09日菅田将暉が月9初主演する「ミステリと言う勿れ」の7話が2月21日放送。早乙女太一演じる香音人の“真実”に「鳥肌立った」「演出が最高にやばい」などの声が殺到、門脇麦演じるライカの正体と、回想シーンに登場したゲストにも多くの反応が集まっている。天然パーマで友だちも彼女もおらず、カレーをこよなく愛する久能整を菅田さんが演じる本作は、整が淡々と自身の見解を述べるだけで難事件や人の心の闇を解きほぐしていく新感覚ミステリー。菅田さんのほか誤認逮捕でえん罪事件を起こした刑事・青砥成昭に筒井道隆。お調子者キャラで署内のムードメーカー的存在の池本優人に尾上松也。警察組織のなかで心が折れそうな日々を送っている風呂光聖子に伊藤沙莉。2話と3話に登場、整が再会を願っている犬堂ガロに永山瑛太。整の大学で心理学を教える准教授・天達春生に鈴木浩介。整が入院先で出会ったライカに門脇さん。虐待を受けている子どもを救うため親を“焼殺”している井原香音人に早乙女さん。香音人に救われ、彼の指示で整を拉致する下戸陸太に岡山天音といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。イブの夜、大隣総合病院で行われるイベントの手伝いをして欲しいと陸太に頼まれた整だが、陸太によって倉庫に監禁されてしまう。一方、その2日前、青砥たちは放火殺人事件で香音人を洗うことに。イブの夜、青砥たちは放火犯“炎の天使”を扱う都市伝説サイトの管理人、鷲見翼(今井悠貴)も放火殺人事件で生き残った子供だった事を突き止め。事情を聞きに向かう。捕われた整も陸太の弱点をついて形勢逆転に成功。整は香音人と会い放火殺人事件の真相を聞くことになる…というのが今回のストーリー。陸太に連れられ香音人の部屋で、2人から話を聞く整。こっそり風呂光に電話し会話を聞かせるのだが、風呂光は会話に奇妙な点を感じる。整は陸太に「あなたは香音人さんを殺したんですか」と問いかけ「僕は1度も香音人さんって人をみていません」と続け、以前火事の現場で陸太を見かけた際も1人だったことを指摘する。“天使”を辞めると言い出した香音人に見捨てられると思った陸太は、彼を刺殺。その後は自分の理想の香音人が生きていると思い込んでいたのだ。衝撃展開に「まさかのイマジナリーフレンド」「ここめっちゃ原作鳥肌立ったとこ」「演出が最高にやばい…すご…うわ…漫画読んでるのに寒気がした」などの声が上がるなか、陸太を演じた岡本さんに改めて「岡山天音天才すぎるのう」「岡山天音くんがすごいことは分かった、、さすがだ…」といった反応も多数。そこに現れるライカ。ライカは香音人の遺体を見ると最近の“天使”の仕事は雑で香音人のものとは思わなかったとつぶやき、何かを祈り出す。続いて青砥たちが突入してくる。するとライカは姿を消す…「ライカは、存在しない!?」「え?生きてるの?蛙の人の幻覚天使みたいにもう死んでるの?」「小日向文世さんが幽霊役だったから、もう一人いるんだろうな、とは思ってたけど、やっぱり」など、ライカの“正体”にも驚きの声が広がる。また回想シーンで幼い整のもとに現れた女性役で水川あさみが登場。「水川あさみも出るんか!!結構豪華だな!」「出る情報出てた???急に出てきてびっくりしてんけど…」など、こちらにもざわめきが広がっている。(笠緒)
2022年02月21日菅田将暉月9初主演作「ミステリと言う勿れ」の5話が2月7日放送。門脇麦演じるライカに「しっくり来ちゃった」「想像してたライカそのもの」などの反応が続出、牛田役の小日向文世の演技に「さすがすぎ」といった声も寄せられている。菅田さんが演じる天然パーマがトレードマーク、友だちも彼女もいなくてカレーをこよなく愛する久能整が、淡々と自身の見解を述べるだけで難事件や人の心の闇を解きほぐしていく新感覚ミステリーとなる本作。冷静沈着な実力主義者だが、誤認逮捕によるえん罪事件を起こした過去を持つ刑事の青砥成昭に筒井道隆。お調子者キャラで署内のムードメーカー的存在だが、出産を控えナーバスになった妻がいる池本優人に尾上松也。警察組織のなかで心が折れそうな日々を送っている風呂光聖子に伊藤沙莉といった面々が共演。また1話では遠藤憲一が、2話と3話では永山瑛太が、4話では柄本佑が犯人役として出演。永山さん演じるガロの亡くなった妹を白石麻衣が演じるなど豪華なキャストも話題を呼んでいる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。三船の事件で頭を打った整は念のため大隣総合病院で検査入院をすることになる。入院した整のもとに身に覚えのない小荷物が届く。箱を開けると中にはドライフラワーと手紙が入っており、手紙の文章から整は犬堂我路(永山さん)からのものだと気づく。その夜、整が寝ようとすると隣のベッドの老人から声をかけられる。老人は元刑事の牛田悟郎(小日向さん)だった。牛田は相棒の刑事、霜鳥信次(相島一之)と担当した事件について話し出し、それを整に問題として解かせる。整は2問目までを見事に正解。3問目は22年前、女性が次々に殺害された未解決事件に関するものだった。容疑者が凶悪犯の羽喰玄斗(千原ジュニア)と特定されるが逮捕には至らない。そんな時、羽喰に狙われているという女性から保護を求める連絡が警察に入る。牛田が10分遅れで現場に着くと女性は殺害され、霜鳥も刺され深手を負っていた。整は霜鳥が犯人である可能性を指摘。牛田も同じことを思っていて証拠も見つけていた…というのが5話のストーリー。その後整は院内の貼り紙の漢字に書き間違いが多いことに気付く。間違った箇所を繋げると“温室三時招待”。ガロ(永山さん)からのメッセージだと思った整は、深夜に温室に行くとそこには金髪の女性がおり、自らをライカと名乗る…。門脇麦演じるライカに「門脇麦さんのライカの雰囲気好きだな」「門脇麦さんのライカよかった。あのほんの少しの出番でしっくり来ちゃった」「喋り方が想像してたライカそのものだった」「この得体のしれなさはやっぱりライカだよなぁ、流石は門脇麦さん」などの反応が続くなか、「トドメの接吻、二重生活も見てたからなんか興奮した」「門脇麦ちゃんと菅田将暉くんが共演ってドラマ、トドメの接吻以来??」と、菅田さんと門脇さんの久々となる共演に喜びの声も上がる。また牛田を演じた小日向さんにも「初め犯罪者の闇かと思った何かされそうな怖さ 生理的になんかこの人ヤバい危険って感じ 死者だった」「小日向さんはなんというかさすがすぎて…本当に本当にすごい俳優さんだなあと思う」など絶賛の声が送られている。(笠緒)
2022年02月07日広瀬アリス演じるイラストレーター・ミキと失恋人たちが、おいしいめしを味わううちに、傷ついた心がいつしか癒され、前向きな気持ちになっていくドラマ「失恋めし」。この度、第1話の本編映像が到着した。第1話では、エッセイ漫画「失恋めし」のネタ探しに出かけたミキが、神社で出会った失恋人・サバ子(門脇さん)を尾行。そして、定食屋に入り、女性の失恋エピソードを聞くことに。今回公開された映像は、そんなサバ子が立ち寄った定食屋で、サバ子の失恋エピソードが語られる場面。「失恋めし」本編映像プロポーズされると思っていた元カレとの衝撃のエピソードを、独り言のように話し始めたサバ子をよそに、美味しそうなサバに箸を伸ばすミキ。その味に感動するミキは、「食べませんか」とサバ子に声をかけるが、「食べたら泣いちゃいそうで」と返答が。しかし、あまりにも美味しそうに食べるミキを見ているうちに、我慢できなくなったサバ子は「一口だけ」と口に運ぶと、思わず顔が緩む。じっくりとその味を噛み締める様子は、失恋でぽっかりと穴が空いてしまった心に優しく沁みわたり、美味しさがじんわり広がっていくようなシーンに仕上がっている。「食べ方にはこだわった」と言う広瀬さん。美味しそうに頬張るシーンは、思わずお腹がすいてくる。なお、本作は全て実在する飲食店で撮影されており、各話ごとにその店の人気メニューが登場する。「失恋めし」は1月14日(金)Amazonプライム・ビデオにて一挙独占配信、読売テレビにて7月放送予定。(cinemacafe.net)
2022年01月13日大九明子監督が手掛ける広瀬アリス主演「失恋めし」より、各話“失恋人”の姿を切り取った場面写真が到着した。本作には、広瀬さん演じる本作の主人公でイラストレーター・キミマルミキをはじめ、井之脇海演じる近所の花屋の青年、村杉蝉之介、臼田あさ美、安藤ニコが演じるミキのマンガを連載する出版社の編集者たち、若林拓也演じる近所のお弁当屋さんらがレギュラー出演。加えて、失恋で心を傷めた失恋人たちが各話ごとに登場。忘れられない美味しい味のエピソードとともに、ストーリーが展開する。そんな各話のゲストとして、門脇麦、前野朋哉、小西桜子、三浦透子、大友花恋、紺野ぶるま、深川麻衣、林遣都が参加。今回到着した場面写真では、門脇さん演じる彼氏からプロポーズされると勘違いしてしまった“サバ子”が呆然と歩き、それを尾行するミキとの2ショットが公開。「子鹿のように愛らしい」と大九監督が話すサバ子は、この後、定食屋の前で足を止めることに。また、結婚式でスピーチをお願いしていた上司に、婚約解消を告げようとする、前野さん演じる部下は、焼き鳥屋の店の前で覚悟を決め、その隣を偶然、ミキが通りかかる場面も到着。さらに、高校時代に失恋したミキが、路上ライブで元気をもらった歌手HARU(三浦さん)が大学芋を見つめる様子をミキが笑顔で見守るシーン。高校時代の秘めた想いをミキに打ち明ける同級生エイコ(深川さん)と、焼きそばパンを手に笑顔で自撮りするミキのカットも公開。「(深川さんに)衣装を着て、河原に座ってもらったその瞬間、心を撃ち抜かれた」と絶賛した大九監督。2人が持つタコさんウィンナーつき“焼きそばパン”にも注目だ。「失恋めし」は1月14日(金)Amazonプライム・ビデオにて一挙独占配信。7月、読売テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年01月10日柳楽優弥と大泉洋が共演、芸人・ビートたけしの原点であり、師匠である深見千三郎と過ごした日々を描いたNetflix映画『浅草キッド』。この度、若き日のビートたけし(柳楽さん)の背中を押した存在、門脇麦演じる浅草フランス座の踊り子・千春の場面写真がシネマカフェに到着した。解禁となった場面写真では、若者がそれぞれの夢を追いかける浅草で、“歌手”を夢見る千春が、ステージや日常生活で魅せる様々な表情が収められている。華やかな衣装に身を包み、踊り子としての魅せる妖艶な顔。また、歌手としてスポットライトの当たる舞台でマイクを握り歌う儚げな表情。そして、互いに夢を語り合った仲間との別れ際に、寂しさと祝福をこめてタケシを抱きしめるカットなど、彼女の魅力が散りばめられている。今作で、半分は“歌手”の夢を諦めながらも、タケシと夢を語り合うことで再び歌への情熱を取り戻す千春を演じるのは、『あのこは貴族』『あなたの番です 劇場版』など多くの作品で高い演技力を魅せてきた門脇さん。ビートたけしとその師匠・深見との師弟愛を中心に、夢を追いかける若者達の“青春”、それぞれの努力と葛藤が描かれているのも見どころの1つである本作。劇団ひとり監督も、門脇さんの演技に対して「素晴らしかったです。歌も踊りも徹底的にやってくれて」と絶賛。「普段はドライな感じで、努力を当たり前のようにできる人なんですね。格好良いですよね。笑いながら泣くというシーンでは、うますぎてひっくり返りました」とふり返っている。Netflix映画『浅草キッド』はNetflixにて独占配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年12月19日原田知世と田中圭がW主演を務める『あなたの番です 劇場版』が現在公開中。この度、西野七瀬演じる“黒島ちゃん”を狙う4名の要注意人物が明らかになった。週末動員ランキングで堂々の1位を獲得(12月11、12日・興行通信社調べ)した本作は、菜奈(原田さん)と翔太(田中さん)が引っ越してきたあの日、住民会に出席したのが翔太で、あの交換殺人ゲームが始まらなかったら…そんな“もしもの世界”で、マンションの住民たちを招き、2人の船上結婚パーティーが開かれる。しかし、連続殺人事件が巻き起こってしまう。ドラマ版から引き続き、今回もキーパーソンとして活躍するのが、可憐な姿の裏に狂気を隠し、ドラマでは黒幕だった黒島沙和。ドラマとは異なる世界ながらも、過去やキャラクターの性質はそのままゆえ、黒島はつねに疑惑の渦中に。そんな黒島の周りで殺意を交錯させる要注意人物が、赤池美里、床島比呂志、南雅和、浦辺優の4名。1人目、峯村リエが演じる赤池美里は、ドラマでは黒島によって衝撃的な死を遂げた人物。犬猿の仲である姑・赤池幸子の隠し孫が、黒島であることが判明。幸子にいびられながらも介護するのは、莫大な遺産のためであり、黒島には絶対に渡さないという思いで彼女を狙う。2人目は、美里にそそのかされた竹中直人演じる管理人・床島比呂志。金曜ロードショーのSPドラマにて、美里との不穏なやり取りをみせた床島だが、船上でのその行動は怪しく、美里と常に携帯で連絡を取り合うシーンも登場。3人目は、黒島に我が子を殺された疑惑を持つ、田中哲司演じる南雅和。劇場版では、マンションの住民としてではなく、正体を隠し船員としてクルーズ船に乗り込んでいる。そして最後は、新キャスト・門脇麦演じるこれまで素性が明かされていなかった謎の女・浦辺優。彼女の正体は、黒島の高校時代の家庭教師であり、謎の死を遂げた男の恋人。大切な人を黒島に殺されたという疑念を持ち、乗船を決意する。彼らは黒島へどんな行動を取るのか?劇場ではこの4名に要注目だ。『あなたの番です 劇場版』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:あなたの番です 劇場版 2021年12月10日より全国東宝系にて公開©2021『あなたの番です劇場版』製作委員会
2021年12月16日俳優の大泉洋が12月7日、東京・台東区で実施されたNetflix映画『浅草キッド』(12月9日配信)の配信直前イベントに柳楽優弥、門脇麦、土屋伸之(ナイツ)、鈴木保奈美、劇団ひとり監督とともに出席。熱のこもった面白トークを展開した。大泉が劇団ひとりと映像作品でタッグを組むのは、映画『青天の霹靂』以来2作目。劇団ひとりは、今作のプロモーションで大泉と何度も会っていると言い、「もう飽き飽きしてるんですよ! ずっと一緒だから。おとといも一緒にいた。話すことがなくて困ってる」とぼやいた。しかし大泉は、劇団ひとりについて「友達が多くいるわけではない。撮影現場でも相当……いないんです、友達が。僕がいるときだけは、ちょっと楽しそう。僕のクランクアップが、作品のなかで早めだった。そのあとまだ1カ月くらい撮影が残っている感じだった。監督が『大泉さん、寂しいっすよ』とおっしゃって。たしかにそう。僕がいなくなると本当にしゃべる人がいない。寂しそう」と話し、反撃。門脇も、劇中で見せる歌やダンスの練習を劇団ひとりが視察に来たと言い、「本当に表情が出づらい……方(笑)。『大丈夫かな?』ってずっと不安でした」と胸中を吐露。「大泉さんのシーンで、すごい監督が楽しそうにしていらっしゃって、初めて監督の笑顔を見たかもしれない。すごいうれしそうだった」と証言。すると劇団ひとりは「おれは、大泉さんの前でだけ素直になる」と自白。満面の笑みを浮かべていた。さらに柳楽も「大泉さんといるときは楽しそう。『おれといるとき、つまらないのかな……』と」とネガティブ発言。劇団ひとりは、柳楽の今作に関する記事を読んだと話して「『作品を初めて試写で見て、監督のこと好きになりました』と。作品見るまでは嫌いだったのかな」とぼやいた。イベント最後に大泉は「劇団ひとりはダメな男ですけど、この作品はすばらしいと思います! 劇団ひとりを嫌っても、『浅草キッド』は嫌わないでください!」と往年のアイドルの名文句をもじって猛烈にアピール。会場を笑わせた。本作は、大泉と柳楽がW主演を務める青春映画。若き日のビートたけし(柳楽)とその師匠・深見千三郎(大泉)を中心としたお笑いをめぐる生き様を描く。今回のイベントは、ビートたけしが深見とかつて過ごした浅草フランス座(現・東洋館)で実施された。
2021年12月07日ドラマから引き続き、原田知世と田中圭がW主演を務める映画『あなたの番です 劇場版』。この度、本作の新たなキャスト、門脇麦と酒向芳の2名の出演が明らかになった。菜奈と翔太が引っ越してきたあの日、もしも、住民会に出席したのが翔太だったら、あの交換殺人ゲームが始まらなかったら…そんな“もしもの世界”を描く本作。今回新たに出演することが分かった門脇さんが演じるのは、とある目的でクルーズ船に乗り込んだ謎の女。何一つ明かせない謎と疑惑に満ちた彼女が、登場人物たちとどのように絡んでいくのかが大きな見どころだ。「まさか自分が出演させて頂けるとは思っていなかったので、驚きでした」と出演が決定した当時をふり返った門脇さんは、「私が演じるのは、ある目的を持って、船に乗り込んでいる女性です。ドラマとは違う設定で、さらにパワーアップしていて、ドラマを観ていた方は勿論、ドラマを観ていない方も楽しめるようになっています」と説明。そして「たくさんの登場人物がいて、時系列が入り乱れていたり、いろんな伏線が張られているので、何度でも劇場に足を運んで楽しんで頂けたらと思います」とコメントしている。また、ドラマファンには馴染み深いながらも、名前しか登場しなかったあの早川教授が、ついにその姿を現す。演じるのは、名バイプレーヤー酒向さん。本作では彼の研究内容も明らかになる。早川教授は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の博士のイメージだそうで「ワクワクしながら、役作りを模索しました」と酒向さん。「この『あな番』チームに、ある種“違う雰囲気の存在”として、参加できていれば良いなと思います。是非、劇場で楽しんで下さい」とメッセージを寄せた。さらに今回、新キャストたちも怪しげに登場する最新映像が到着。衝撃のドラマ映像からスタートする本映像は、なぜか水の勢いで空高く飛んでいく藤井(片桐仁)や、「黙祷~!」と謡う尾野(奈緒)、絶望の表情で何かを見上げる菜奈や、なにかありそうな笑みを浮かべる黒島(西野七瀬)、二階堂(横浜流星)の華麗なキックと、気になるシーンが次々と映し出されていく。『あなたの番です 劇場版』は12月10日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:あなたの番です 劇場版 2021年12月10日より全国東宝系にて公開©2021『あなたの番です劇場版』製作委員会
2021年08月19日人気ドラマの劇場版『あなたの番です 劇場版』が12月10日(金)に公開される。この度、本作より新キャストも登場する最新映像が解禁された。2019年4月~9月に日本テレビ系列で放送された、ドラマ『あなたの番です』。企画・原案を秋元康が担当するほか、民放連ドラ出演が2003年のTBS系日曜劇場『末っ子長男姉三人』以来16年ぶりとなる原田知世と、大ヒットドラマ『おっさんずラブ』をはじめ、話題作に数多く出演する田中圭が、W主演を務めた。ふたりが演じる“年の差新婚夫婦”手塚菜奈(原田)と翔太(田中)が、東京都内のマンションに引っ越し、幸せいっぱいの新婚生活を始めるはずが一転、住民たちの“交換殺人ゲーム”に巻き込まれていく……というストーリー。1クール(第1章)のラストに、謎を解こうとしていた主人公の菜奈本人が、殺されてしまうという、まさかの衝撃展開。亡き妻・菜奈への想いを胸に復讐を誓う翔太と、超個性的なマンションの住人たちが、2クール目(第2章)で謎を解明していった。そんな本作が、ついに映画化。ドラマから引き続き企画・原案を秋元康が担当するほか、原田知世と田中圭がW主演を務める。映画の舞台は、ドラマのパラレルワールド。菜奈と翔太が、引っ越してきたあの日、もしも、住民会に菜奈ではなく翔太が出席したら…?そして、あの“交換殺人ゲーム”が始まらなかったら…!?そんなもしもの世界を描く。3月の映画化発表時は、SNS上で「菜奈ちゃんが生きてるーーー!!」と歓喜の声が巻き起こり、6月の追加キャスト発表時は、カムバックする出演者や、翔太インスタグラムでの様々な投稿に、ドラマから考察を続けているファンたちがSNS上で考察合戦を繰り広げ、話題を呼んでいる。解禁された映像は衝撃のドラマ映像から始まり、菜奈(原田知世)&翔太(田中圭)の幸せいっぱいの船上結婚パーティから一転、乗船客たちの不穏な行動や表情から「鮫」まで登場する怒涛の内容。なぜか水の勢いで空高く飛んでゆく藤井(片桐仁)や「黙祷~!」と謡う尾野(奈緒)。そして絶望の表情で何かを見上げる菜奈や、いわくありげな笑みを浮かべる黒島(西野七瀬)、二階堂(横浜流星)の華麗なキック!さらには門脇、酒向も怪しげに登場し、新たなる連続殺人に巻き込まれる人々が『あな番』ワールド全開で描かれる。劇場版からの新たなキャストとなる、門脇麦と酒向芳からのコメントも到着。引き続き続報を待とう。<門脇麦:謎の女役>とても話題になっていたドラマで、“絶対、映画化するだろうな”と思っていたのですが、まさか自分が出演させて頂けるとは思っていなかったので、驚きでした。今回、私が演じるのは、ある目的を持って、船に乗り込んでいる女性です。ドラマとは違う設定で、さらにパワーアップしていて、ドラマを観ていた方は勿論、ドラマを観ていない方も楽しめるようになっています。たくさんの登場人物がいて、時系列が入り乱れていたり、いろんな伏線が張られているので、何度でも劇場に足を運んで楽しんで頂けたらと思います。<酒向芳:早川教授役>今回、ドラマでは何度も名前が上がりながらも最後までついに姿を現さなかった、あの“早川教授”役を演じました。最初は自分でもどういう人物でいいのか分からなかったのですが、監督とプロデューサーから『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の博士のイメージと伺ったので、ワクワクしながら、役作りを模索しました。現場は大変良い雰囲気でしたが、この『あな番』チームに、ある種“違う雰囲気の存在”として、参加できていれば良いなと思います。是非、劇場で楽しんで下さい。『あなたの番です 劇場版』12月10日(金)公開
2021年08月19日安藤裕子の新曲「ReadyReady」が、8月9日よりスタートするテレビ東京系ドラマ『うきわ ―友達以上、不倫未満―』のオープニングテーマに決定した。本ドラマのために書き下ろされた「ReadyReady」は、オリジナリティ溢れるメロディと歌詞世界を表現する安藤のヴォーカルに、二胡の音色をフィーチャーするなどトライバルなサウンドが枯れたギターリフやビートと同居したダンサブルなナンバーとなっている。合わせてドラマ初回オンエア後の8月10日に本楽曲が配信リリースされることも発表された。『うきわ ―友達以上、不倫未満―』は、社宅のベランダを舞台に「不倫まで壁1枚」というお隣同士の危うい関係を描いたドラマで、主人公・中山麻衣子役を門脇麦、麻衣子の隣室に住んでいる“二葉さん”こと二葉一役を森山直太朗が演じる。■安藤裕子コメント原作の中の麻衣子さんは夢の中にふわふわと沈んでいる様な印象でしたが、ドラマの中の彼女は二葉さんと出会い、どう浮上していくのだろう?実はお話をいただいて曲を描いては迷ったりを繰り返しておりました。麻衣子さん、二葉さんが互いの存在により浮上していく模様がこの夏の蒸し暑さの中、より濃く、ちょっと妖しく描けたんじゃないかな?と思っております<リリース情報>安藤裕子「ReadyReady」8月10日(火) 配信リリース配信リンク:<番組情報>『うきわ ―友達以上、不倫未満―』8月9日(月) より毎週月曜23時6分放送『うきわ ―友達以上、不倫未満―』告知画像監督:風間太樹 / 太田良出演:門脇麦 / 森山直太朗 / 田中樹(SixTONES)/ 高橋文哉 / 小西桜子 / 大東駿介 / 蓮佛美沙子 / 西田尚美原作:野村宗弘『うきわ』(小学館ビッグスピリッツコミックス)放送局:テレビ東京 / テレビ大阪 / テレビ愛知 / テレビせとうち / テレビ北海道 / TVQ 九州放送配信:動画配信サービス『Paravi』と『ひかりTV』にて配信予定Paravi:ひかりTV:公式HP:関連リンク安藤裕子オフィシャルサイト安藤裕子オフィシャルTwitter安藤裕子オフィシャルInstagram安藤裕子オフィシャルオフィシャルYoutubeチャンネル
2021年07月27日門脇麦主演で社宅のベランダを舞台に、不倫まで壁1枚というお隣同士の危うい関係を描く新ドラマ「うきわ ―友達以上、不倫未満―」。この度、新たに大東駿介、西田尚美、蓮佛美沙子、田中樹(SixTONES)、高橋文哉、小西桜子の出演が決定した。大東駿介が演じるのは、社宅住まいの主婦・中山麻衣子(門脇さん)の夫、“たっくん”こと中山拓也。「日常の決断で生まれた小さな波紋が、いつの間にか大きな波に変わり、大切な人が“うきわ“を必要とすることになってしまう。僕のせいですごめんなさい。と毎朝心で唱えてから現場へ向かい、それは心にしまって、日々波を起こしております」と撮影の日々を語り、「とはいえ、その波が心地よいこともあるのかもしれませんね」ともコメントしている。また西田尚美が、麻衣子の隣人・二葉さん(森山直太朗)の妻の二葉聖。蓮佛美沙子が、たっくんの同僚・福田歩。田中樹(SixTONES)が、聖が通う陶芸教室の先生・田宮悠を演じる。西田さんは「原作では、顔が一切描かれておらず後ろ姿だけなのですが、彼女の想いがすごく感じられて胸が詰まるような、なんとも言えない気持ちになりました。ドラマでは聖さんのそんな表情や感情が表現出来たらと思っています」と意気込み、蓮佛さんは「福田さんは、息苦しく海を泳ぐ魚のような人です。彼女が何に囚われ、何に救いを求め、どう変わっていくのか、ぜひハラハラザワザワしながら、見守ってもらえたら」と呼びかける。「田宮くんはストレートでピュアな男の子」と演じるキャラクターの印象を語った田中さんは、「素直にシンプルに演じようと思い臨んでいます。このドラマはいい意味で平凡。そこが溶け込みやすく、自分と状況が違ってもどこか共感しやすいのではないかなと思います。『不倫』『浮気』といったジャンルに騙されず、そしてフィルターをかけずに見てもらえると嬉しいです!」と話している。そして高橋文哉が、麻衣子のパート先のクリーニング屋のアルバイト・佐々木誠役。小西桜子が、二葉さんとたっくんの部下、愛宕梨沙役で出演。高橋さんは「一見クールでありながら、人の事をよく見ていて相手の気持ちを汲み取ることができるからこそ中山さんの変化や心情に言及していく」と役どころを明かしつつ、「中山さんと佐々木くんの掛け合いは温度差や考え方の違いが見えて、とても面白いと思います。佐々木くんの成長も合わせてご覧ください!」とアピール。今回脚本を読み、純粋さや切なさがじわじわと沁みて胸が苦しくなってしまったという小西さんは、「人間らしく魅力的な登場人物に、男女問わずどこか共感したり、少しでも救われることがあるのではないかなと思います。愛宕さんの妙に達観したユニークなキャラクターも、楽しんでいただけたら幸いです」とコメントを寄せている。さらに今回、本作の“不倫まで壁一枚”の関係を表現したポスタービジュアルも到着した。「うきわ ―友達以上、不倫未満―」は8月9日より毎週月曜日23時6分~テレビ東京ほかにて放送。Paravi&ひかりTVにて配信予定。(cinemacafe.net)
2021年07月14日映画『あのこは貴族』のBlu-ray&DVDが10月27日(水)にリリースされることが決定。撮影現場の様子をふり返るメイキングやオーディオコメンタリーが特典収録される。本作は、山内マリコの同名小説の映画化。都会の異なる環境を生きる2人の女性が、恋愛や結婚だけではない人生を切り拓く姿を描いた。邦画ではまだ珍しい女性の連帯・シスターフッドを描き、生まれや育ちと向き合う登場人物たち、衣装や小道具にこだわり抜いた丁寧な描写、キャスト陣の演技と、多くの話題と共感を呼び、SNSを中心に絶賛評が続出した。門脇さんが、主人公の箱入り娘・華子役を演じたほか、地方から上京し自力で生きる美紀役で水原希子、2人を繋ぐことになる弁護士・幸一郎役を高良健吾、華子の友人でヴァイオリニストの逸子役を石橋静河、美紀の地元の友人・平田役を山下リオが演じている。今年2月に公開された本作は、現在期間限定先行レンタル配信&デジタルセル配信中。これに続きこの秋、Blu-ray&DVDでのリリースが決定。パッケージデザインは、劇場ポスターに引き続き大島依提亜が担当。Blu-ray(特装限定版)には、衣装や音楽、撮影の各視点から作品を紐解くインタビューを綴った解説書を封入。緻密で繊細な作品を生み出した撮影現場の様子を監督とプロデューサーのインタビューでふり返るメイキングを映像特典として収録。さらに、公開時にも話題となった門脇さん、水原さん、石橋さん、山下さん、岨手由貴子監督によるオーディオコメンタリーを音声特典として収録している。『あのこは貴族』Blu-ray&DVDは10月27日(水)リリース、レンタルDVD同日リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年07月06日門脇麦主演のドラマ「うきわ ―友達以上、不倫未満―」の放送が決定。森山直太朗が共演することも明らかになった。原作は、現在新作「うきわ、と風鈴。-友達以上、不倫未満-」が連載中の野村宗弘による「うきわ」。「最終巻は涙なくしては読めない!」と、2015年に完結した本作。社宅のベランダを舞台に、不倫まで壁1枚というお隣同士の危うい関係が描かれる。門脇さんが演じるのは、自称“可もなく不可もない”主人公・中山麻衣子。不倫に揺らぐ、人妻役に初挑戦。麻衣子の隣人で、麻衣子の夫の上司でもある二葉一役を森山さんが演じる。ベランダでの会話を機に、仲良くなる2人。そんな2人の共通点は、配偶者に浮気されていること――。お互いの傷に寄り添いあう中で、ベランダの時間は2人の楽しみになっていく。不倫を通して描かれる、麻衣子の中に眠っていた強さ、二葉夫婦の過去、不倫に走ってしまった人たちの背景も見どころな、ビターで切ない、大人のラブストーリーとなっている。門脇さんは本作について「裏切った人裏切られた人、どんな人にもそれぞれの事情があり、そしてどんな状況でも誰かにとって救いの存在になることができる。今作はそんな人間模様を否定も肯定もせず、優しいまなざしで切り取った作品のように思います」とコメントし、「何より、二葉さん演じる森山さん、最高です。良い作品をお届けできるよう、現場の皆様と力を合わせてがんばります。お楽しみに!」と呼びかける。一方、「毎日がクランクアップのつもりで挑んでいます」と語る森山さんは、「門脇さんはただ真っ直ぐ前を見つめている人。ただただ頼もしいです」と共演した印象を明かし、「テーマは普遍的で裏切りや一定の嘘が介在しているけど、人の持つ業を肯定する愛情に満ちた物語です。駄目で不器用な人たちだけど、"悪い人"が一人も出てこない理想の世界がそこにあります。誰かと語らえるようなドラマです」と作品について説明した。なお、脚本は「アライブ がん専門医のカルテ」で市川森一脚本賞を受賞した倉光泰子、監督は「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」を手掛けた風間太樹が担当する。「うきわ ―友達以上、不倫未満―」は8月、月曜日23時6分~テレビ東京系にて放送予定。Paravi&ひかりTVにて配信予定。(cinemacafe.net)
2021年07月02日門脇麦が主演、岨手由貴子監督のもと山内マリコの同名小説を映画化、都会の異なる環境を生きる2人の女性が人生を切り拓く姿を描いた『あのこは貴族』。その興行収入が1億円(5月16日時点で累計興行収入1億127万140円、動員7万4,062名)を突破、期間限定で先行レンタル配信が決定し、門脇さんと岨手監督からコメントが到着した。2回目の緊急事態宣言中の2月26日(金)に公開となった本作は、興収ランキング15位(初週土日:1,535万4,700円、初週金土日:1,912万400円)でスタート、同時期に邦画話題作がひしめき合う中、3月5日(金)には緊急事態宣言延長が発表され、上映回数の減少、レイトショー中止などがあった。しかしながら、邦画ではまだ珍しい女性の連帯(シスターフッド)を描き、生まれ育ちと向き合う登場人物たち、衣装や小道具にこだわり抜いた丁寧な描写、キャスト陣の演技と、多くの話題と共感を呼び、SNSを中心に絶賛評が続出。「こんな映画が観たかった」「暫定今年1位」などの感想がアップされたほか、「絶対に観た方がいい」という後押しの声も多く寄せられた。公開直後から開始したオーディオコメンタリーやトークイベントなどの効果もあり、リピーターも相次いだ。東京、大阪のミニシアターを中心に、興行収入が徐々に上昇。2週目、3週目と初週を上回った劇場もあり、公開から2か月以上にわたる粘り強い興行となった。3回目の緊急事態宣言が発令された4月25日(日)まで上映が続いた劇場もあったほか、再上映になるケースも。現在は緊急事態宣言中のため、休館している劇場もあるものの、地方を中心に上映が続いており、GW中の5月5日(水)に1億円を突破し、ロングラン上映が継続中となっている。主演:門脇麦「愛される作品になったことを日々実感」私も大好きで大切な作品が多くの方に届いていること、本当に嬉しく思います。素敵な感想や反響もいまだに沢山聞こえてきて、『あのこは貴族』が多くの方に愛される作品になったことを日々実感している次第です。この度、先行配信も始まるそうで、さらに輪が広がっていくのかと思うとこれ以上嬉しいことはありません。なかなかエンターテイメントの場に足を運びづらい世の中の状況ではありますが、だからこそ映画の素晴らしさや豊かさを私自身も改めて考え直す毎日です。これからも『あのこは貴族』が愛され続ける作品でありますように。そして1人でも多くの方にこの作品が届きますように。監督:岨手由貴子「映画を観る/観てもらう喜びを改めて感じ」2月26日の公開から2ヶ月半、たくさんの方に『あのこは貴族』をご鑑賞いただくことができました。緊急事態宣言中の公開ということもあり、公開直後は(正直)苦戦しまして、SNS上で「『あのこは貴族』、お客が全然入っていないらしい」と心配されていました...。が、リピートしてくださる方、熱い感想をあげてくださる方のおかげで、じわりじわりと客足が増え、大きな数字を達成することができました。劇場に足を運んでくださった皆さまのおかげです。また、上映を続けてくださった劇場様、再上映してくださった劇場様にも感謝しております。コロナ禍でさまざまな判断があったと思いますが、映画を観る/観てもらう喜びを改めて感じ、そのタイミングに監督として立ち会えたことは良い経験になりました。5月26日から先行配信も始まり、これまで上映を届けられなかった地域の方、見逃した方にもご覧いただけるようになります。今後も『あのこは貴族』が多く観客に出会えることを祈っています。『あのこは貴族』は5月26日(水)より期間限定先行レンタル配信開始、全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年05月19日テンポよく繰り出される膨大なセリフ。笑いを含んだ軽快な会話のなかに切っ先鋭い刃が交じり、ふいに世の本質を問う言葉でずばりと観客に切り込んでくる。そんな野田秀樹さんの傑作戯曲『パンドラの鐘』が、熊林弘高さんの手により上演される。出演する門脇麦さんが作品について語ります。熊林さんの演出で、よりストレートに本題に向き合う作品になる気がします。「熊林さんが野田さんの戯曲を演出するって聞いたとき、少し意外だと思いました。これまで西洋の翻訳劇を演出している印象があったし、どちらも肉体先行型の演出をされる方だと思いますが、その方向性がまったく違うんです。たとえば野田さんの場合は、体を動かしながら早口で喋ることで、あの大量の言葉たちを転がしていく感じがあって、言葉と体が相乗効果を生んでいく演出なのかなって気がします。でも熊林さんは、言葉を転がしたり説明したりする動きというよりは、愛してるって言いながら殴り合う…といったような体と言葉が相反する動きをさせることが多いと思います。言葉にたくさんの意味が生まれるし、強い言葉を発せられる。そんな感覚です」そう話すのは、舞台『狂人なおもて往生をとぐ』で熊林演出を経験した門脇麦さん。過去には野田作品への出演も果たしているが、今回の作品は「難しくてまだ語れるところまではいけていなくて…」とぽつり。物語は、太平洋戦争開戦前夜の長崎と、遥か遠い昔の古代王国の2つの時間軸で展開されていく。そこに長崎の原爆や天皇制などのモチーフが複雑に絡まり、時空を超えて描かれるのは重厚で壮大な世界。「日本の演劇は、小さな空間で見せる物語に魅力的なものが多いと思うんです。でも、野田さんの舞台の特徴のひとつは、大きな空間をめいっぱい使っても広さを感じさせないこと。それだけスケール感のある作品を生み出せる方って、あまりいないと思います」それが熊林演出によって、「艶っぽくなるし、重心が重くなって、よりストレートに本題に向き合う作品になるんじゃないかと思う」と話す。「熊林さんが描く女性って、どこか生々しさがあるんですよね。野田さんとの一番の違いはそこだと思います。私自身はたぶん艶っぽくない人間ですが、言葉の重力と相反する肉体の動きを取り入れることで、逆の効果が生まれる気がするんです」さまざまな映像作品で引っ張りだこの門脇さんだけれど、数年に一回は舞台に立つ機会を作っているそう。「舞台に立つと、自分の実力不足を映像よりダイレクトに感じられて、とても貴重な時間です。映像の現場は撮り終えたら次のシーンに進むけれど、舞台は毎日同じシーンと向き合わなきゃいけない芝居の訓練って感じ。でも、いろんな試みができる嬉苦しい作業でもある。私、出番直前の、袖に立つ瞬間が好きなんです。ジェットコースターに乗っているときのゾワゾワッてする感覚に似た高揚感があるんですよね」『パンドラの鐘』太平洋戦争開戦前夜の長崎で、考古学者のオズ(金子)は巨大な古代の鐘を発掘。一方、古代王国では兄の死によりヒメ女(門脇)が王位を継承。王の埋葬を依頼された葬式屋のミズヲは、棺の中に隠された死の秘密を知ってしまう。彼は、処刑される代わりにヒメ女にある任務を命じられる。長年隠されてきた古代王国の謎が長崎の地で明らかに…。4月14日(水)~5月4日(火)池袋・東京芸術劇場 シアターイースト作/野田秀樹演出/熊林弘高出演/門脇麦、金子大地、松尾諭、柾木玲弥、松下優也、緒川たまきほか一般7000円ほか(4月13日にプレビュー公演あり。一般6500円ほか)東京芸術劇場ボックスオフィス TEL:0570・010・296大津、西宮、金沢、水戸、名古屋公演あり。かどわき・むぎ1992年8月10日生まれ、東京都出身。最近のおもな出演作に、大河ドラマ『麒麟がくる』や映画『さよならくちびる』など。出演映画『あのこは貴族』が公開中。また、今年冬に全世界同時配信予定のNetflix映画『浅草キッド』にも出演。ニットベスト¥35,200Tシャツ¥18,700(共にキャバン/キャバン 代官山店 TEL:03・5489・5101)プリーツスカート¥33,000(エストネーション TEL:0120・503・971)イヤリング、ベルトはスタイリスト私物※『anan』2021年4月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・吉田 恵ヘア&メイク・石川奈緒記インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年04月12日ビートたけしの原点であり、師匠である深見千三郎と過ごした青春時代を描くNetflix映画『浅草キッド』に出演する新たなキャストが発表された。舞台は、昭和40年代の浅草。大学を中退し、“ストリップとお笑いの殿堂”と呼ばれていた浅草フランス座に飛び込み、伝説の芸人・深見千三郎に弟子入りしたタケシ。深見の元、タケシは芸人としての成功を夢見て笑いの修行に励んでいたが、テレビの普及と共に演芸場に足を運ぶ人は減る一方…。本作は、師匠・深見との日々、個性と才能に溢れる仲間たちとの出会い、そして芸人・ビートたけしが誕生するまでを描いた青春ドラマだ。たけしさんが作詞作曲した「浅草キッド」、自叙伝「浅草キッド」を原作に、劇団ひとりが監督・脚本を務め映画化。大泉洋が深見を、柳楽優弥が若き日のタケシを演じることが決定している。そして今回、タケシと共に夢を追いかける浅草フランス座の踊り子・千春を門脇麦。のちにタケシとツービートを結成することとなるキヨシを映画初出演の土屋伸之(ナイツ)。深見と共にフランス座を守る麻里を鈴木保奈美。いち早くテレビに進出し人気を博している深見の弟子・東八郎を尾上寛之。タカラ座社長・田山淳を風間杜夫が演じることが明らかになった。門脇さんは「監督の作品への愛情の深さと熱量が常に静かにひしひしと充満し、緊張感と多幸感で爆発しそうな撮影期間でした」と撮影をふり返り、「国境を超えて多くの方の胸に刺さる作品になるのではないか」と自身も期待を寄せている。土屋さんは「すごく幸せでした。そして改めて、映画になる漫才師・ツービートの偉大さを思い知りました」と映画初出演を回顧し、鈴木さんも「劇団ひとり監督の、ビートたけしさんへの愛、尊敬、憧れ。絶対に撮りたいイメージ。口数少なく、しかし決して諦めない監督の思いを実現しようとチームが一致団結して撮影に臨む、あたたかく優しく純粋な現場でした」と現場の様子を明かしている。Netflix映画『浅草キッド』は今冬配信予定。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年03月20日東京に生きる、境遇の違う女性たちを描いたシスターフッドムービー『あのこは貴族』から、“上京組”の美紀と平田を演じた、もともと旧知の仲である水原希子&山下リオの特別映像を独占入手した。東京生まれ、東京育ちの箱入り娘・華子(門脇麦)と、大学進学をきっかけに上京してきた地方出身の美紀。同じ空の下、まったく違う世界を生きてきた2人が出会い、交差することで、それまで囚われていた価値観から抜け出し、思いも寄らない人生を切り拓いていくシスターフッドムービーの新境地である本作。公開直後からSNS上では「『これしかない』と納得の感動ものだった」「かけがえのない1本に出会った」「傑作です」といった絶賛の声が相次いでいる。そんな本作で、上京組の美紀と平田を演じた水原さんと山下さんの2人が、自身の上京当時のエピソードやお互いの印象などをオープンに語り合う特別映像が到着。もともと仲が良かったという水原さんと山下さんだけに、終始笑顔が絶えず、笑い合いながら思い出話に華を咲かせる楽しそうな様子が映し出されている。水原さんは、山下さんと初めて会った作品で彼女が演じていた一風変わった役柄を思い出し、「変な人の役でそこがスタートだからこんなに曝け出せるのかも」と馴れ初めを明かしつつ、山下さんも「あまりに気さくだった」と当時の水原さんの印象について答えている。さらに、映画で演じた役柄同様、地方から東京へと上京してきた2人は、自身の上京エピソードを披露。髪が長かったという山下さんは、都内の原宿近辺を歩いていて美容師から声をかけられるのが怖かったと明かすと、水原さんも共感、2人の仲の良さが伺える一幕が映し出されている。一方、水原さんは上京したことで“それまで隠していた自分自身を出してもいいんだ!”と実感したそう。「もっと自分のままでいいんだと思ったのは衝撃的だった」と、劇中の華子や美紀、平田さながら、人生の一歩を踏み出せた思い出について語っている。『あのこは貴族』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年03月16日門脇麦主演、監督・岨手由貴子×原作・山内マリコで贈る映画『あのこは貴族』。本作で門脇さん演じる箱入り娘の主人公・華子の良き相談相手を演じた石橋静河が、ヴァイオリンに挑戦するメイキング映像が解禁された。昨年、ドラマ「この恋あたためますか」で中村倫也の元カノ役を演じ、洗練された存在感を見せたほか、4月からは松たか子、高橋メアリージュンとともに連続ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」に出演。『きみの鳥はうたえる』や『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』でも映画ファンを魅了してきた石橋静河。本作で演じたのは、東京生まれ、東京育ちの主人公・華子の良き相談相手であり、自立した世界観を持つヴァイオリニスト・逸子。本作では世界で活躍するヴァイオリニスト役ということで初めてヴァイオリンにチャレンジした石橋さんは、「撮影に入る1カ月前から練習を始めて、それからは毎日していました」と明かす。「すごく難しい楽器だと思うのですが(逸子は)海外でプロとして活躍している役だったので、(実際にヴァイオリンをやってる方がみて、あれは嘘だと簡単に思われないように)ある程度そう思わせる説得力がないとダメかなと思い、まずはプロの演奏家に見えることを大事にして一生懸命やりました」と撮影をふり返る石橋さん。本来であれば数回のレッスンで、ヴァイオリンの持ち方などの練習の予定だったが、石橋さんの熱意が勝り、急遽15回以上のレッスンがみっちり組まれることに。それまでヴァイオリンに触ったこともなかった石橋さんは猛練習の末、ラストシーンのカルテット演奏では実際に音が出せるようになっていた。今回解禁されたメイキング映像でも、石橋さんがヴァイオリンを演奏している姿が確認できる。「最後の演奏シーンは自分の撮影アップの日でそれまでに練習ができたことと、カルテットでの演奏でしたので私の他に3名のプロの方たちがいらっしゃってみんなで演奏する感じだったので楽しかったです」と、楽しみながら演奏するまでに成長したよう。逸子が劇中で演奏しているヴァイオリン曲は、本作で様々なシーンを彩るテーマ曲。この楽曲について音楽を担当した渡邊琢磨は、「石橋さんのレッスン(初歩的な楽器の持ち方など)を楽曲の完成に先立って進めていったのですが、その練習に立ち会った際、逸子が演奏する音が映画の主題とどのようにかかわっていくべきかを掴んだような気がします」とコメント。「逸子の個性をなぞるだけに留まらず、本作固有の時間感覚の中でヴィヴィッドに変遷していくような音ではないかと。練習スタジオから帰宅後すぐに数小節のモチーフを書き、岨手監督にリファレンスをお聞かせして以降、石橋さん、須原(杏)さんはじめ指導にあたられたヴァイオリニストの方々が、逸子の演奏を圧倒的な集中力と感性で作り上げていきました」と語り、「最終的にその練習模様を収めた動画を、当初から劇伴の演奏をお願いしたいと思っていたヴァイオリニストの梶谷裕子さんにお見せし、石橋さんの演奏やニュアンスを踏まえた上で録音を行いました」と楽曲制作の裏側を明かした。華子と美紀(水原希子)、全く違う境遇に生きる2人の女性が自らの足で人生を切り拓いていく姿に、優しくエールを送るかのように流れる音楽も本作の魅力の1つとなっている。『あのこは貴族』は全国にて公開中。『あのこは貴族』オリジナル・サウンドトラックは発売中。定価:¥2,200+税発売・販売元:P-VINE(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年03月09日Huluオリジナル「THE LIMIT」第2話「タクシーの女」(3月12日配信)より、スペシャルPR映像が到着した。「THE LIMIT」は、限られた空間、限られた時間、限られた状況でリアルタイム進行する、半径3メートルの人間ドラマをオムニバス形式および、4K・HDR映像&5.1chサラウンドで配信する究極の1シチュエーションドラマ。今週配信の門脇麦と古川琴音、事務所の先輩後輩コンビが姉妹役で出演する「タクシーの女」は、タイトル通り、タクシーという限定された空間で、2人のテンポの良い会話のみで進んでいくドラマ。門脇さん演じる弁護士の咲希は、運転手に行き先を羽田空港と告げるが、うたた寝から目を覚ますと、車は高速道路を行き先とは逆方向へ走っていた。慌てて運転手を問いただすと、その人物は、なんと咲希の妹の里美(古川さん)。2人は母親との確執を引きずっており、長らく実家に帰っていないが、母が危篤状態のため、里美は強硬手段に打って出たのだ。どうにかして空港へ向かおうとする咲希と、それを制しながら車を走らせる里美、2人の言い争いがヒートアップしていく――。門脇さんは「タクシーという密室の中でほぼ2人っきりのお芝居で緊張はしましたが、クスッとホロッとしていただけるようなドラマになっていると思います」と作品について語り、最初は撮影に不安もあったという古川さんは「門脇さんとのお芝居にとてもワクワクしました。物語全編通して楽しんでもらえたら嬉しいですが、特にハプニングが起こるシーンを皆さんにも楽しんでもらえたらいいなと思います」と見どころをアピール。本作にちなんで“人生でリミットを感じたこと”を問われると、「最近セリフ覚えが悪くなってきていて(笑)今まで2、3回読んだらだいたい全部入っていたんですけど、最近一生懸命に覚えないとセリフが入ってこなくなってて…これからも自分の中で色々なことが目まぐるしく変わっていくことを思うと、『今』というこの瞬間が常にLIMITなのかなと思います」(門脇さん)、「甘いものが好きで、3食甘いものを1週間くらい続けて食べて…お腹が痛くなってしまったことがあります。お医者さんに聞いたら、糖分って分解するのにすごいパワーや熱量を使うので、腸が限界を迎えていると言われて、私の腸は甘いもの21食分で限界、LIMITを迎えるんだなと思いました(笑)」(古川さん)とそれぞれ明かした。また今回公開された映像では、特殊な撮影方法、投影された映像の前で役者が演技をするシステム「LED スクリーン・プロセス」を体験した感想を語る門脇さんのインタビューに加え、「リミット告知」と題し、10秒で作品の見どころを伝える早口告知に2人が挑戦している。Huluオリジナル「THE LIMIT」は毎週金曜に新エピソードを配信中(通常配信に加え、4KHDR/5.1chでも配信)。(cinemacafe.net)
2021年03月08日現在公開中の門脇麦主演映画『あのこは貴族』のオーディオコメンタリー付き上映が3月5日(金)より公開されることが決定した。今回公開が決定したオーディオコメンタリーに参加したのは、主人公の箱入り娘・華子役を演じた門脇さん、地方から上京し自力で生きる美紀役の水原希子、華子の友人でバイオリニストの逸子役の石橋静河、美紀の地元の友人・平田役の山下リオ、そして本作の監督の岨手由貴子。収録では、映画の本編に合わせて撮影当時の裏話や爆笑エピソードを思い出し、和気あいあいと行われ、門脇さんは、錚々たるキャストが集った榛原家の会食のシーンについて「重厚感があってゴッドファーザーみたいだった」とふり返り、食事シーンが多かったものの食べられないシチュエーションばかりだったそうだが、「蓋が締まっていた小鉢はこっそり中身を食べていた」と明かす場面も。そんなキャスト陣が撮影時の裏話を語りつくすオーディオコメンタリー付き上映は、主に視覚障がい者向けに音声ガイドを提供している仕組みを使用して、全ての上映劇場・上映回で利用可能。スマートフォンなどの端末を使って専用アプリから副音声データを事前にダウンロードすれば、上映中はネットの接続なしで利用できる。そして今回、コメンタリー収録時に一番の盛り上がりを見せたという「華子と美紀の初対面」のシーンが到着。逸子がそれぞれを紹介し、お雛様展の話題から、幼少期のそれぞれの家庭の差が垣間見える。「希子ちゃんが小鹿みたいに震えているんだよね」という岨手監督に、水原さんは「東京のお嬢様たちを目の前に緊張しました」とふり返る。一方、華子と美紀を会わせる仲介役となった逸子役の石橋さんは「華子ちゃんがフワ―としているのに意外とボス感がある」と印象を語った。また山下さんは、美紀との印象的な自転車のシーンについて「希子ちゃんに自転車を漕がせるのは私の体重が支えられるかどうかと思って不安だった」と明かしている。お昼帯の収録だったため、途中お腹が鳴るハプニングに見舞われつつも、終始、和やかな雰囲気だったという。『あのこは貴族』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年03月03日伊藤沙莉、門脇麦、細田善彦、岡山天音、泉澤祐希、浅香航大ら“未知の可能性を感じさせる若手俳優”が集結した、“究極”の1シチュエーションドラマ「THE LIMIT」が3月5日(金)よりオンライン動画配信サービス「Hulu」にて配信。この度、第1話「ネコと井戸」に出演する伊藤さんと堺小春が“リミット“告知と題し、10秒間で見どころの告知を行った。本作は、“限られた空間、限られた時間、限られた状況”でリアルタイム進行する“半径3メートルの人間ドラマ”をオムニバス形式および、4K・HDR映像&5.1chサラウンドで贈る1シチュエーションドラマ。今回のスペシャル映像では、伊藤さんが「ネコと井戸」の見どころを熱弁。そのほか、「THE LIMIT」に出演が決まった時の思いや、タイトルにちなんだ人生で“リミット“を感じたことなどのコメントも到着。プライベートでも大の仲良しという伊藤さん、堺さんがチャレンジした「10秒”リミット”告知」では、想像以上の早口に思わず笑ってしまう2人。息の合ったコメント映像に注目だ。■Huluオリジナル「THE LIMIT」 第1話「ネコと井戸」見どころ&あらすじネコの救出劇が生み出す恋のトライアングルを描いた作品。6作品中唯一のオープンロケを敢行し、朝から日没までの間にドラマを撮影。まさに撮影そのものが"リミット"な状況下、なんと思わぬピンチも到来...!? 意図せず生まれた“リアルな役者陣の表情”も収められている。■「THE LIMIT」出演が決まったときの感想は?伊藤沙莉会話劇が本当に大好きなので、台本を読んでいてあっという間でしたし、今まで自分がやらせてもらったのは友人を応援するという役割が多かったので、今回自分が応援される側というのは初めてで新鮮でした。撮影もリアルにちゃんとその場をハラハラしたり、ドキドキしたりでき、1つのシチュエーションでそういう気持ちがどんどん生まれてくるというのが、すごく面白く、初めての感覚でとても楽しかったです。堺小春伊藤沙莉の友達役と最初に聞いた時は、驚くと同時にすごくテンションが上がりました。また、脚本の玉田(真也)さんが大好きで、玉田さんの作品に出るのが夢だったので、沙莉と本当に親友みたいな役、そして玉田さんの作品に出演するというのはすごく夢が詰まっていると思いました。とにかくなにより嬉しかったのを覚えています。■人生で”リミット“を感じたことは?伊藤沙莉飯塚健監督の作品を何作か出演させて頂いているのですが、その中でも序盤の方はキャラものの役が多かったんです。でもある作品で初めて、普通というかリアルな女性を演じることがありまして。その時に、「いつもじゃない沙莉を作りたい」と言われて「分かりました」と答えたのですが、自分が思いもしない瞬間に変顔とかしている時があるんです。普通に話しているのですが、リアクションが基本的に大きいので、そこでのNGがあったというのが、今まで経験しなかった制限というかリミットだったかもしれませんね。笑堺小春コメント大学3年生の時に役者になろうと決めたのですが、当時は建築の勉強をしていて、お芝居とかけ離れたところにいたので、役者をやりたいと母に初めて伝えた時は反対されたんです。やりたい!という気持ちとやっちゃダメなのかな?という気持ちでぎゅーと押し込まれた感じがしていたのですが、逆にそれが燃えて、自分でオーディションとか受けていたのですが、その制約があったからこそ原動力になったなと今は思います。受かってから親に報告したのですが、自分で進んでいったからこそ、そこからは母も応援してくれていて、あの時は人生で制限されたな~って感じでした。Huluオリジナル「THE LIMIT」は3月5日(金)より毎週1話ずつ配信(通常配信に加え、4KHDR/5.1chでも配信)。(text:cinemacafe.net)
2021年03月01日●影響を受けた人は三浦貴大『愛の渦』『二重生活』『止められるか、俺たちを』『さよならくちびる』など、20代にして、多くの代表作を持ち、演技派女優としてまい進している女優・門脇麦の最新主演映画『あのこは貴族』が2月26日より公開になった。山内マリコ氏の原作小説をもとに、結婚こそが幸せという価値観で生きて来た良家の子女の華子(門脇)が、全くことなる人生を生きて来た美紀(水原希子)と出会い、自身の人生を模索し始める。自らの生き方を見つめていくヒロインを演じた門脇に、自身の仕事や人への向き合い方を聞いた。また、昨年開始したInstagramのことやSNSの活用法からは、素顔がちらりと覗いた。○■『あのこは貴族』はヒロイン解放の物語――親の敷いたレールの上を歩いてきた華子ですが、大人になってから、自分自身を見つけようともがき始めます。本作から、どんなメッセージを受け取りましたか?華子という女性を主人公にしてはいますが、女性に限らず、人は生まれ育った場所や環境、仕事、出身校といったことで、知らず知らずのうちに自分のことをカテゴライズしているってことあると思います。学校や結婚など、確かに華子は両親が敷いたレールの上を歩かされてきたかもしれない。でも、そこを実際に歩いてきたのは華子です。外れることなしに。大人になればなるほど、敷かれたレールの上を歩いたままのほうが楽ですよね。ということは、歩かされているようでいながら、その上を歩くことを選択してきたともいえる。でも、自分を見つめ直したり、人との出会いや経験によって新しい自分を見つけてあげたりすること、認めてあげること、自分のことを許してあげることで、そこから外れることが可能になり、解放されていく。そうした人間の物語だと思いました。○■以前は“やってる感”の中で安心していた――門脇さんは、ご自身のキャリアや年齢について考えることはありますか?あんまりないですね。ただ、今が一番楽しいです。経験を積むことによって、だんだんバランスが取れるようになって、今まで力み過ぎていたんだなとか、そうしたことが分かるようになりました。最近は釣りをしたり山に行ったり、休みの日は外に出るようにしてますが、以前はそうした余裕がありませんでした。ストイックに追い込むことで安心感を覚えていたのでしょうね。でもそれはある意味で自己満足というか、“やってる感”の中で安心してたんだなと気づいたんです。それでやめようと。今の方が想像以上に楽だし、すごく精神的にも健康で以前よりもアイディアも作品欲も自然と湧いてくる感じがします。プライベートも仕事もいい感じで両立できるようになりました。――本作の華子ではありませんが、門脇さん自身も解放されたんですね。仕事現場でどなたか影響を受けた人はいますか?三浦貴大さんです。わたしが仕事への向き合い方に悩んでいる時期に、たまたま何度か共演する機会があって。三浦さんの作品への取り組み方が本当に素敵で、ものすごく影響をうけた先輩です。○■人と向き合っている感覚を忘れたくない――多くの人と関わるお仕事ですが、仕事人として、何か気を付けていることはありますか?真心を持つこと。ちょっとしかいられない現場もありますし、大河ドラマのように期間をかけて向かい合う仕事もありますが、どの現場でも変わらず真心を持つこと。誠実に人と向き合うこと。たくさんの人と会えば会うほど、適当におざなりにしようと思えばできると思うんです。でもちゃんと真摯に向き合う。エネルギーを使うことだけれど、そこは心掛けています。――常に、対象が人であることを意識している。そうですね。分かりやすく具体的に例を出すならば、たとえばこうした取材でも、どうしても同じ質問が出てきますよね。でも、質問内容は同じでも、質問して下さる方は毎回違うわけだから、目の前にいる方とお話しているんだという感覚になれば、全然大変じゃない。ちゃんと人と向き合うという感覚を持っていると毎回新鮮な気持ちでしゃべれるわけで。撮影の現場には本当にたくさんの人がいて、さらに現場によってスタッフさんが変わるので皆さんのお名前を覚えるのは確かに大変ですが、そういう部分を今後も大切にしていきたいです。●大河ドラマの撮影途中に手術○■昨年の夏にICLの手術をして、よりパワー全開――それも経験を積むことによって、見出してきたことですか?そうですね。昔は全然余裕がなくて。周りを見たりできていませんでした。あと、単純に目が悪くて見えていなかったのもあります。特に芝居中はコンタクトを外して、見えない状態でお芝居をしていました。それが、去年の夏くらいに、ICL(眼内コンタクトレンズ)の手術をして、すごく見えるようになったんです。見えない方が芝居しやすいと思って10年間やってきましたが、見えた方が間違いなく楽だと知りました。(笑)。――見え過ぎて疲れませんか?全然疲れないです。大河ドラマの撮影の途中に手術したので、視界の悪い大河も、すごく見えている状態での大河も、両方経験しました(笑)。以前は、カメラの向こう側の人まで見えてしまったら、集中できないんじゃないかと思っていたのですが、むしろ一緒に頑張っている感じがして、パワーが出るんです。目が見えるってすごいです。――なぜこのタイミングに?昔から興味はあったんです。ただ怖くて。でも、やっぱりやりたいことはやっておこうと。ちょうど同じくらいの時期に引っ越しもしました。何か行動を起こしたい時期だったのでしょうね。○■趣味の情報収集はもっぱらTwitterで――ちなみに「行動」といえば、昨年はInstagramも始めましたよね。SNSとはどう付き合っていますか?今まで自分のコンテンツを持っていなかったので、ファンの方との交流の場になればいいなと思って始めました。でも、どうやって活用していいのか、まだ分かってません。もっと素敵な活用法があるんじゃないかなと思って模索中です。――では今は発信より、情報を見たり集めたりするツールとして使っている感じですか?それはもうお世話になりっぱなしです。ニュースも何もかも、情報収集はTwitterです。私が大好きな釣りとか、キノコとかって、情報戦なんです。今年はここの太刀魚がとか、富山でこのキノコが出たとか。そうした趣味仲間がTwitterを使っているので、わたしも使っています。――すごく謳歌している感じが伝わってきて、プライベートの充実が女優としてのお仕事にも反映されていきそうで、これからの活躍も楽しみです。最後に主演作公開へのメッセージをお願いします。生まれた環境だったり、こういう自分でいなきゃいけないとか、こう生きていくべきなのだと、自らを囲ってしまった人たちがたくさん出てくる物語です。もう少し自分をいい意味で諦めたり許してあげたり、そうした勇気を持ったり、人との出会いを重ねることで、もっといい自分が見つけられる、そう思える映画になっていたらいいなと思っています。■プロフィール門脇麦1992年8月10日ニューヨーク生まれ、東京育ち。幼少期よりバレリーナを目指し、クラシックバレエに勤しむが、その後、芸能界へ。2011年に女優デビューを果たし、翌年公開された映画『愛の渦』での果敢な演技により、多くの賞を獲得。16年、『二重生活』で映画単独初主演。近年は『止められるか、俺たちを』(18)で第61回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。また『さよならくちびる』(19)で第41回ヨコハマ映画祭主演女優賞を受賞。第59作大河ドラマ『麒麟がくる』ではヒロインを務めた。今後は、主演舞台『パンドラの鐘』が、4月14日~5月4日、東京芸術劇場シアターイーストで上演予定。望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら
2021年02月28日門脇麦と水原希子が都会の異なる環境を生きる2人の女性を演じる『あのこは貴族』。この度、門脇さんと水原さん、それぞれの友人役を演じた石橋静河、山下リオの4人が見事なカルテットで魅せたメイキング映像が到着した。東京生まれ、東京育ちの箱入り娘・華子(門脇さん)と、大学進学をきっかけに上京してきた上京組の美紀(水原さん)。同じ空の下、まったく違う世界を生きてきた2人が出会い、交差することで、それまで囚われていた価値観から抜け出し、思いも寄らない人生を切り拓いていく。そんな女性2人の姿を小気味よく、清々しく描いた本作。門脇さんと水原さんがいまを生きる女性たちの葛藤と成長を見事に表現する中、本作には華子と美紀、そして門脇さんと水原さんにとっても欠かせない重要な役を担った女優がいる。華子の友人であり、プロのヴァイオリニストとして海外でも活躍、上流階級の家庭に生まれ育ちながら、地に足つけた独自の価値観で華子に良きアドバイスを送る逸子役を演じた石橋静河。そして、美紀と同郷で同じ大学に進学、一時は疎遠になっていたが、美紀と同窓会で再会したのを機に意気投合、美紀の良き相談相手となる平田役を演じた山下リオだ。華子にとっては、自分の素直な本音を明かせる唯一の友人といえるのが逸子であり、美紀にとっては、共に地方から上京し、支え合いながら東京を生き抜く戦友ともいえる役どころの平田。先日行われた公開直前イベントの中で、門脇さんは「この2人(華子と美紀)の友達に逸子と平田がいて本当によかったと思う」と口にしており、劇中では絶妙な距離感で心地よい空気感を作り出し、抜群の存在感を放っている。今回解禁となる映像では、そんな4人の女優に焦点を当てたメイキングシーンが切り取られている。門脇さん、水原さんの初共演シーンとなるホテルのラウンジでのひと幕や、タブレットを見ながら和やかな雰囲気で撮影の合間時間を過ごす門脇さんと石橋さんの姿、さらに、以前共演して以来、プライベートでも仲がいいという水原さん、山下さんは本当の親友のように和気あいあい。勢いあまって頭をぶつけるちょっとしたハプニングも映し出された。それぞれが演じた華子、美紀、逸子、平田という4人の女性。それぞれが抱える生き辛さを共有し、支え合いながら、自らの足で人生を切り拓いていく劇中の姿が浮かび上がるメイキング映像となっている。『あのこは貴族』は2月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年02月25日21歳にして『愛の渦』で大胆な演技に挑み、表現することへの果敢な姿勢で観客の心を奪った門脇麦さん。東京に生きる2人の女性がそれぞれの人生を切り拓いていく『あのこは貴族』では、大きな愛に胸を熱くさせてくれる。愛する表現の深さは、私自身の生き方で決まる。門脇さんが演じるのは、東京生まれの箱入り娘・榛原華子(はいばら・はなこ)。結婚こそが幸せと信じて育った彼女は、良家の青年・青木幸一郎と出会うのだが、甘くない現実に息苦しさを感じる。そんななか、地方出身で自分とは違う世界に生きる時岡美紀と人生が交錯する。「華子と美紀は育った環境も価値観も違うし、気が合う者同士ではないかもしれません。でも、ひょんなことから出会い、ほんの一瞬、人生が交わるなかで共鳴し合う。すごい人間賛歌ですよね」結婚や恋愛だけではない人生を見つめる作品の根底に流れるのは、大きな愛。幸一郎への「恋」から始まった華子の成長は、ラストシーンで彼を見つめる眼差しに「愛」を感じさせる。「幸一郎への最後の眼差しは、男女の関係性を超えた人類愛ですよね。ふたりは似た環境に育っているので、おたがいの息苦しさをより感じ合える。あの表情は、華子が自分自身という人間を少し受け入れることができたから生まれたものなのかな」そう、自分を認められない人間は、誰かを愛することなどできない。華子は、それに気づかせてくれる存在でもある。「愛する」という表現で、門脇さんが大切にしていることは?「表現しようと思って出てくるものではないですからね。自分を愛せないと人を愛せないのと同じように、現場を丸ごと愛さないと愛情は溢れてこないと思っていて。脚本も監督も、共演者もその役も、自分の役もそうですし、現場の空気やスタッフさん全員に愛情がないと、そこが太くならない。愛をどう表現するかというよりは、作品丸ごと愛情を注ぐというのが、自分の中ではいちばん演じやすい方法です」演技の話をするときには、「役になりきる」という表現がよく使われる。けれども、門脇さんの感覚は、それとはまったく別物なのだそう。「役になりきるという感覚になったことがなくて。もちろん相手役の人にだんだんと情が湧いたり、その役を愛おしく感じたりもしますけれど。でも、私、そもそも恋愛の“愛する”みたいな役はそんなにないんですよね(笑)」恋愛の「愛する」表現も見てみたい。門脇さん自身は、ラブストーリーを演じてみたい?「とてもやってみたいです。『天安門、恋人たち』みたいな骨太なラブストーリー。時代に翻弄されて関係性が変わらざるを得ないけど、それでも一緒にいるみたいな話が好きなので。結局、男とか女とかじゃなくて、そこに人類愛を感じるんですよね」そんな門脇さんが「愛する」という表現に思うのは?「お芝居でいうと激しい愛でも穏やかな愛でも、使う言葉や肉体表現、瞬発力や表現の大小が違うだけで根っこのスイッチは一緒な気がします。愛の種類よりも発動スイッチがいかに深くて大きいかのほうが大事なのかなと思います。その深さや大きさは、今まで自分が生きてきた全部によって決まってくるから、自分で深くしようと思ってできるものじゃない。自分がどれだけ真剣に物事に取り組んできたかにもよりますよね。だから、その表現は役じゃなくて、完全に私自身の私生活で決まってくる。子供を産んだら、もっと深くなるんでしょうし、新しい出会いや別れによっても育ってくる。どういう表現がしたいかというよりは、自分の生きていく人生の中で、そのスイッチをどう深められるかに尽きるのかな」門脇麦1992年8月10日生まれ。東京都出身。2011年に女優デビューし、『愛の渦』(‘14年)で数々の新人賞を受賞。主人公・榛原華子を演じた『あのこは貴族』(監督:岨手由貴子、原作:山内マリコ)は2月26日公開。ワンピース¥67,000(マメ クロゴウチ/マメ クロゴウチオンラインストア TEL:0120・927・320)サンダル¥17,200(スタッカート/バロックジャパンリミテッド TEL:03・6730・9191)イヤリングはスタイリスト私物※『anan』2021年2月17日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・小谷雄太(UM)ヘア&メイク・草場妙子取材、文・杉谷伸子撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2021年02月11日伊藤沙莉、門脇麦、細田善彦、岡山天音、泉澤祐希、浅香航大らが出演する、リアルを徹底追求した“究極”の1シチュエーションドラマ「THE LIMIT」より、選りすぐりの映像が映し出されるPR映像が公開された。「限定された空間、限られた時間、限られた状況」でリアルタイム進行する「半径3メートルの人間ドラマ」をオムニバス形式および、4K・HDR映像&5.1chサラウンドで配信する本作。リアルな臨場感を漂わせながら、様々な限定空間の中で追い詰められた主人公たちが、深みのある人間ドラマが展開されていく。配信開始まであと約1か月となった今回、全6話のエピソードがそれぞれ放つ世界観を、満を持して初めて映像で一挙公開。第1話の井戸を覗く男女3人や、第2話のタクシーに乗っている門脇さん、第3話の狭いユニットバスのシーンなどと、不思議な世界観を覗くことができる。“ここから一体何が起こるのか!?”とワクワクするような緊迫シーンや衝撃シーン、思わずハッとさせられる主人公たちの追い詰められた様子が厳選収録されている。Huluオリジナル「THE LIMIT」は3月5日(金)より毎週1話ずつ配信(通常配信に加え、4KHDR/5.1chでも配信)。(cinemacafe.net)
2021年02月05日歌手の秦基博が3月17日、弾き語りにフォーカスしたアルバム『evergreen2』をリリースする。収録内容の発表と共に、新アーティスト写真と本人コメントが到着した。秦にとって音楽スタイルの原点である弾き語り。2014年10月にリリースされた前作『evergreen』に続く弾き語りベストアルバムの第2弾は、スタジオで新たにレコーディングした全21曲を収録する。DISC1には、映画『あん』の主題歌「水彩の月」から、現在放送中のNHK連続テレビ小説『おちょやん』の主題歌であり最新シングルの「泣き笑いのエピソード」までの代表曲を網羅。さらに東京海上日動CMソングに採用された新曲「Tell me, Tell me」も。“みんなと作る evergreen2”と題したDISC2はこれまでのカップリング曲、アルバム曲、提供曲の中から楽曲リクエスト企画を実施し、ランキング上位の10曲が収録された。投票で1位となった、映画『さよならくちびる』の劇中に登場する小松菜奈と門脇麦のギターデュオ・ハルレオへの提供曲「さよならくちびる」のセルフカバーや、人気バラード曲「綴る」が選ばれている。また、初回限定盤Blu-rayには、新型コロナウイルスの感染拡大により配信ライブで開催となった「HATA MOTOHIRO CONCERT TOUR 2020 -コペルニクス-」のフルサイズ映像が。同ライブでは最新アルバム「コペルニクス」全楽曲のほか、代表曲「ひまわりの約束」や「鱗(うろこ)」が披露された。秦は、「前回の『evergreen』から7年、『evergreen2』を皆さんに届けられることが、とても嬉しいです」と喜びをあらわにし、リクエストで楽曲が決まったDISC2については「皆さん、たくさんのリクエストありがとうございました」と感謝。そして「約1年かけて作ったこの2枚組の作品に、今の秦基博の弾き語りが詰まっていると思います。是非、聴いてください」と呼びかけた。
2021年02月04日門脇麦と水原希子が対照的な2人の女性を演じる『あのこは貴族』。この度、その2人の女性をつなぐ幸一郎役を演じた高良健吾の特別映像が解禁となった。東京の上流階級に生まれ育った華子(門脇さん)と、大学への入学を機に地方から東京へ出てきた美紀(水原さん)。異なる世界を生きてきた2人を結びつけることになるのが、高良さん演じる弁護士の幸一郎。華子とはお見合いを経て、後に結婚。美紀とは大学時代の同級生であり、お互い社会人となってからも、つかず離れずの関係を続けているキーパーソンだ。代々政治家を輩出してきた名家の子息であり、将来も約束されているほかに類を見ない最高の“ハイスペ男子”である幸一郎。高良さんはそんな役柄に対して、「一流のものが生まれたときから用意されている」と明かしており、演じてみて「あまり感じたことのないドキドキ」を感じていたとか。華子と美紀、2人の女性にはそれぞれ違う表情をみせ、上流階級の家庭に生まれたからこその葛藤や悩みを抱える様を嫌味なく表現した高良さん。幸一郎が素直なキャラクターとして受け止められるのは、高良さんが演じればこそ。映像内には、実際に高良さんと対峙した門脇さんと水原さんも、「高良さんが幸一郎を演じることでどこかチャーミングな人になる」と語り合っている様子も映し出されている。幸一郎との出会いをきっかけに、引き合わされた華子と美紀。同じ東京という街でまるで違う世界を生きる互いの存在に驚きながらも、それぞれを受け入れることで自らの世界を切り拓いていく彼女たちの人生の選択に注目だ。『あのこは貴族』は2月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年02月02日2020年・第33回東京国際映画祭で「階層を越えて手を取り合う女性たちの姿は、これまでになかったジャンル」と喝さいを浴びた『あのこは貴族』が2月26日(金)より全国公開。この度、主人公・華子と美紀を演じた門脇麦と水原希子が撮影秘話を語る特別映像が解禁された。東京の上流階級に生まれ育った“箱入り娘”の華子と、猛勉強して入った名門大学を家庭の事情で中退した“上京組”の美紀。同じ東京という空の下、異なる境遇を生きてきた2人が、人生を交差させ、恋愛や結婚だけではないそれぞれの人生を切り拓いていく…。そんな姿を小気味よく、鮮やかに描いたシスターフッドムービーとなっている本作。今回の特別映像では、華子と美紀を演じた門脇さんと水原さんが、映画について、自身が演じた役柄についての想いを明かしている。「女の子2人の映画って世界中でも今までもたくさん作られてきているけど、お互いバラバラに一歩一歩歩む、そういう映画は見たことが無かった」と語るのは、華子を演じ、主演として現場を牽引した門脇さん。「今までになかったガールズムービーになる」と自信に満ちた表情とは裏腹に、劇中では、少ないセリフと控えめな表現で華子を見事に体現した。結婚=幸せであることを信じ、家族や家柄といった狭い世界の価値観から抜け出せずにいる華子について、「自分が“これをしたい”と決断することで、家族が傷ついたり、裏切ってしまった、ということもあるからレールを踏み外せない」と分析をしながら、「台本を更新していく喜びがすごくあった」と当時の撮影をふり返っている。一方で、自身が演じた美紀という役柄を「挫折を繰り返しながらも、自分の居場所を一生懸命見つけて強く生きていく女性」と語る水原さん。門脇さん同様、現場で進化していく台本や物語を肌で感じたようで「実際やってみて(台本より)もっと膨らむ感じはあったよね」とふり返っており、その言葉を裏付けるように、映像内には岨手由貴子監督と念入りに話し込む2人の姿も映し出されている。現場での共演シーンでは「鳥肌がたった」と水原さんを褒め称える門脇さんに対し、「かっこよかった」と最大の賛辞を贈る水原さん。同時代を代表しながらも、異なる持ち味を持つ女優2人の個性が静かに交わる共演シーンは、本作の大きな見どころとなっている。『あのこは貴族』は2月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年01月28日門脇麦と水原希子が都会の異なる環境で生きる2人の女性を演じる『あのこは貴族』。この度、主人公の“箱入り娘”華子を演じた門脇さんとその夫役を演じた高良健吾のウエディング写真と本編シーンが解禁された。代々東京の中心地に居を構える良家の娘・華子は、結婚=幸せだと信じて疑わず、20代後半に差し掛かった彼女は、義兄の紹介で出会った幸一郎(高良健吾)とお見合い結婚をすることに。後に、門脇さん演じる華子と水原さん演じる美紀を結びつける重要な役どころとなっていく幸一郎は、代々政治家を輩出してきた名門の家柄であり、華子と同様に歴史ある名家の子息。今回到着した場面写真には、そんな2人を象徴するかのような麗しいウエディング姿が写し出されている。特に華子を演じた門脇さんのウエディングドレス姿には注目。シンプルでありながら、上質で清楚な印象を放ち、華やかさも欠かさない見事なドレスの着こなしを披露している。加えて、暖炉の前で指輪を差し出し、華子にプロポーズする幸一郎の姿や、薬指に光る指輪を幸せそうに見つめる華子の姿を捉えたカットも到着。さらに、親族一同が揃う記念写真を撮影するシーンを切り取った本編映像も解禁。両家ともに代々続く名家として、格式高い式を迎えたばかりの厳かな雰囲気が漂う中、ドレスを着る華子を気遣うように後ろを振り向き、ゆっくり進む幸一郎とその小さな優しさに柔らかく微笑む華子の姿など、2人の幸せそうな様子も見て取れる。このシーンの撮影は岨手由貴子監督のこだわりで気品漂う、昭和初期の代表的華族邸宅・和敬塾本館(旧細川侯爵邸)で撮影された。和敬塾本館は東京都指定有形文化財であり、挙式を迎えたシーンの空間を演出するのに一役買っている。門脇麦、後半のシーンは「関係性が変わったと感じた」門脇さんは、幸一郎を演じる高良さんとの芝居の中で、次第に2人の関係性が変化していくことが興味深かったようで、「最初のお見合いのレストランシーンは全て幸一郎にすべて身を委ねるという感じだったのですが、後半のシーンは不思議と自分(華子)が引っ張っていっている感じがあって、関係性が変わったと感じたのも面白かったです」と撮影をふり返っている。劇中では、その言葉通り、美紀との出会いによって結婚=幸せという価値観が次第に変化していく華子。その様を、控えめなセリフと表情を通して雄弁に表現してみせた門脇さんの演技は圧巻。自分自身の選択によって人生を切り開いていく女性たちを描いたシスターフッドムービーの新境地の体現者となっている。『あのこは貴族』は2月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2021年01月19日