第49回菊田一夫演劇賞が発表された。菊田一夫演劇賞とは、劇作家菊田一夫の功績を永く伝えるとともに、演劇界の発展のため1975年に設けられた演劇賞。毎年大衆演劇の舞台で優れた業績を示した作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフに贈られる。今回大賞を受賞したのは、2023年9月に東京・日生劇場で上演されたミュージカル『ラグタイム』の上演関係者一同。演劇賞は柿澤勇人、宮澤エマ、三浦宏規、ウォーリー木下が受賞した。また特別賞には前田美波里が選ばれた。授賞式は6月6日(木) に行われる予定だ。ミュージカル『ラグタイム』舞台映像版PV第49回菊田一夫演劇賞■菊田一夫演劇大賞・『ラグタイム』上演関係者一同(『ラグタイム』の高い舞台成果に対して)■菊田一夫演劇賞・柿澤勇人(『スクールオブロック』のデューイ・フィン役、『オデッサ』の青年役の演技に対して)・宮澤エマ(『ラビット・ホール』のベッカ役、『オデッサ』の警部役の演技に対して)・三浦宏規(『のだめカンタービレ』の千秋真一役、『赤と黒』のジュリアン・ソレル役、『千と千尋の神隠し』のハク役の演技に対して)・ウォーリー木下(『チャーリーとチョコレート工場』『町田くんの世界』の演出の成果に対して)■菊田一夫演劇賞特別賞・前田美波里(永年のミュージカルの舞台における功績に対して)
2024年05月08日第49回菊田一夫演劇賞が8日発表となり、ミュージカル『ラグタイム』上演関係者一同が菊田一夫演劇大賞に輝いた。同賞は演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する。ミュージカル『ラグタイム』の高い舞台成果が評価され、演劇大賞に選ばれた。菊田一夫演劇賞には、柿澤勇人(『スクールオブロック』デューイ・フィン役、『オデッサ』青年役)、宮澤エマ(『ラビット・ホール』ベッカ役、『オデッサ』警部役)、三浦宏規(『のだめカンタービレ』千秋真一役、『赤と黒』ジュリアン・ソレル役、『千と千尋の神隠し』ハク役)、そして『チャーリーとチョコレート工場』『町田くんの世界』の演出を務めたウォーリー木下が選出された。また、菊田一夫演劇賞特別賞は永年のミュージカルの舞台における功績が称えられ、前田美波里が受賞した。
2024年05月08日井上道義指揮、森山開次演出により、今年9~11月に全国7都市で新制作上演されるプッチーニ《ラ・ボエーム》(全国共同制作オペラ)。井上や森山、主要キャストらが出席して発表会見が、11日にミューザ川崎シンフォニーホールで開かれた。今年限りで指揮者引退を表明している井上道義。一番の注目はやはり、彼にとってこの《ラ・ボエーム》が最後のオペラになるということ。京都市交響楽団やオーケストラ・アンサンブル金沢はじめ、自身のキャリアにゆかりの楽団・自治体との共演にもなる井上は「感無量」と語った。「よく感無量というが、今回はその言葉を使いたい。人間は歳をとるとダメになる。心温かい人たちは、それを枯れた芸術と言ったりするが、ぼくは自分の一生をどう生きたらいいか考え始めた60年前の中学生の時からそういうのは疑っている。音楽というのは青春の息吹。生きている喜び。《ラ・ボエーム》を選んだのは、今の自分が持っていない青春というものへのあこがれ。人間が、ほとんどいるはずのない神というものを信じようとするように。ぼくは音楽家になりたいと思って指揮者になったわけじゃなく、舞台で一生を終えたいと思った。なぜなら世の中は虚偽に満ちているから。世の中は全部ウソじゃないか。だったら思いっきりウソついて死んでやる。舞台で思いっきり素晴らしいウソを作れたらいい。ぼくがあこがれる演出家や歌手のみんながそれを一緒にやってくれて、こんなにうれしいことはない。人はやめることを自分で決めてよいはず。みなさんもきっと考えると思う。その良い例にしたい」この「全国共同制作オペラ」は、超ジャンルの演出家の起用も特徴のひとつ。オペラ演出経験の有無に関わらず、というより、初めてオペラを手がける演出家を軸に起用することを意図しているように見える。近年の上演にも、野田秀樹(演劇)、笈田ヨシ(俳優)、河瀨直美(映画監督)、矢内原美邦(振付)、岡田利規(演劇)、上田久美子(宝塚)、野村萬斎(狂言)と、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。ダンサー森山開次も、2019年の《ドン・ジョヴァンニ》がオペラ初演出。前回に続いて井上とのタッグで登場となる今回は、演出だけでなく、振付、美術、衣裳も手がける。《ラ・ボエーム》にダンスがどのようにフィットするのかは最大の関心事だ。森山は次のように語った。「無理にダンスを入れる必要はないと、始めに井上さんから言われている。この作品でどういう身体表現ができるだろうか。単なるダンスではなく、いでたちや、たたずまい、仕草というところに身体表現があると思っている。歌とともに躍動する身体、たたずまいを届けたい。また、4人のダンサーが入るので、彼らをどう演出するかは見てのお楽しみ。ダンサーも《ラ・ボエーム》の芸術家の一員に加えさせてもらって、屋根裏部屋で一緒に生活する思いでやっていきたい」また、「ひとつだけ、お客様に視点のフィルターをかけたい」として、「藤田嗣治」という独自の切り口を挙げた。《ラ・ボエーム》が初演された時代に、物語の舞台であるパリで活躍した日本の画家(のちにフランスに帰化)。「日本人から見た視点。藤田嗣治という日本人画家がフランスに行き、フランスの一員となっていく。画家であるマルチェッロ役にその藤田の視点を掛け合わせることで、違う視点が生まれる。パリを見る私たちの視点。どんなことが可能なのか、いろいろ相談しながら作り上げていきたい」舞台模型ちなみに今回の公演のチラシやポスターなどのビジュアルに使われているのは森山の画。会見場に置かれていた舞台模型も、森山自身の手で製作したものだそう。多才。会見に出演した歌手はミミ役の高橋絵理(ソプラノ)、ロドルフォ役の工藤和真(テノール)、ムゼッタ役の中川郁文(ソプラノ)、マルチェッロ役の池内響(バリトン)の4人。それぞれの役をイメージした服装でというドレスコードがあったそうで、高橋は自分で編んだショールを羽織り、中川は華やかな赤のワンピースで出席したが、ひときわ目を引いたのは池内。髪型まで含めて森山の語った藤田嗣治そっくりに寄せてきた。「全国共同制作オペラ」は、単独では予算的にも事業規模的にも実現困難な大規模なオペラ・プロダクションを、全国の劇場や自治体が力を合わせて制作しようというプロジェクト。今年は7つの劇場が参加して行なわれる。上演予定は以下のとおり。ミミ、ムゼッタ、コッリーネ、ショナールの4役はダブル・キャスト。開催地ごとに地元のオーケストラ・合唱が出演する。取材・文:宮本明※高橋絵理の「高」はハシゴダカです。全国共同制作オペラプッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」(画:森山開次)全4幕/イタリア語上演/日本語・英語字幕付き/新制作■チケット情報()9月21日(土)・23日(月・休)東京芸術劇場コンサートホール(管弦楽:読売日本交響楽団)9月29日(日)名取市文化会館大ホール(管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団)10月6日(日)ロームシアター京都メインホール(管弦楽:京都市交響楽団)10月12日(土)兵庫県立芸術文化センターKOBELCO 大ホール(管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団)10月19日(土)熊本県立劇場演劇ホール(管弦楽:九州交響楽団)10月26日(土)金沢歌劇座(管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢)11月2日(土)ミューザ川崎シンフォニーホール(管弦楽:東京交響楽団)
2024年04月23日横浜ビー・コルセアーズのキング開、アルバルク東京のテーブス海が3月26日、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」でライブ配信を実施。お互いを初めて認識したときのことを振り返った。○高校時代にお互いを認識リスナーから「二人の馴れ初めは?」という質問を受け、キングが「俺が初めて直接見たのは、高校の関東大会だったかな?」「俺はそのとき、一方的に知ってて。そこから気づいたら……」と記憶をたどると、テーブスは「俺も知ってたよ! 関東で他のチームにハーフがいるって聞くと、絶対に見るじゃん(笑)?」とにっこり。これにキングも笑顔でうなずき、「しかも、俺らが高校生の頃って、あんまりハーフ多くなかったから。目立ったよね(笑)」と補足した。すると、テーブスは「その時、開ってさ……マジでヘタだったじゃん(笑)?」と自身の印象をストレートに告白。キングが「なんなら試合にも出てないから(笑)」と認めると、テーブスは「今と動きが全然違う」「身体が先に大きくなって、まだうまく身体が使えてないように見えた。で、(自分が)アメリカに行って、帰ってきたら、専修大学のエースになってて、めっちゃうまいじゃん!? って、超びっくりしてた(笑)。すごいな、その成長が。びっくりしたもん(笑)」と改めて目を丸くした。なお、対するテーブスの印象として、キングは「テーブスはその時から無双してたからな」と称賛していた。【編集部MEMO】ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)では、プロバスケットボール選手のテーブス海(アルバルク東京所属)とキング開(横浜ビー・コルセアーズ所属)の2人が、それぞれの自宅を中心にさまざまな場所から個人で配信を実施。プレーをしている姿とは一味も二味も違うオフのプライベートな様子を垣間見ることができ、コメントなどを通じて両選手と直接交流を楽しむことができる。
2024年04月03日横浜ビー・コルセアーズのキング開が5日、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」でライブ配信を実施。憧れの選手を明かした。○デリック・ローズに一目惚れリスナーから「NBAで憧れの選手はいましたか?」という質問を受け、キングは「NBAで憧れていたのは、デリック・ローズっていう選手」と回答。続けて、その理由を「すごく身体能力が高くて、ポイントガードというポジションは以前は派手な選手がそんなに多くなかったんですけど、デリック・ローズ選手はばんばんダンクとかもする選手で、一目惚れして(笑)。『こんな選手になりたい!』みたいな」と説明しながら、「そこからずっと、デリック・ローズ選手のマネというか、プレースタイルをマネして、アクロバティックなことをやったりとか。自分がバスケを始めた頃からの憧れの選手ですね」としみじみと語った。また、「いつだったかな? 自分が小学6年生か中学1年生くらいのときに、デリック・ローズ選手が日本に来たことがあって。会いに行って、ハイタッチができたんですよ!」と打ち明け、「めちゃくちゃうれしくて。その時に、『自分もこういう選手になりたいな』と思いました。どんな選手かぜひ調べてみてください。皆さんも絶対に『かっこいい!』ってなりますよ」と伝えていた。【編集部MEMO】ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)では、プロバスケットボール選手のテーブス海(アルバルク東京所属)とキング開(横浜ビー・コルセアーズ所属)の2人が、それぞれの自宅を中心にさまざまな場所から個人で配信を実施。プレーをしている姿とは一味も二味も違うオフのプライベートな様子を垣間見ることができ、コメントなどを通じて両選手と直接交流を楽しむことができる。ほかにも、テーブスとキングの2名が「17LIVE」の「グループコール」機能を用いて同じ配信内で共演するスペシャル回も実施予定。
2024年03月13日小学生のころ、バレエを習っている友だちの発表会を見に行って憧れた開脚の美しさと柔軟性。もちろん開脚は一日にして成らず。大人になってたまに思い出したかのようにストレッチすることはあっても、現在まで真剣に自分の体と向き合うことはありませんでした。しかし、このまま放っておいても私の体はずっと硬いまま。コンプレックスを打破するため、夢の開脚180度を目指し、47歳からトレーニングを始めました。開脚ストレッチは何歳になってもできる?放っておくと年齢とともにどんどん硬くなる股関節。実際、私の体はチャレンジを始める前、開脚して90度、前屈して90度といったありさまでした。このような状態でも開脚180度は可能なのか、お世話になっている太極拳の先生に伺ってみました。60歳を過ぎた今でこそ余裕で180度開脚できる先生も、太極拳を始めた40代前半のころは体がガチガチに硬かったそうです。毎日少しずつストレッチでほぐしてみたところ2、3年で柔らかくなり、太極拳の動きもスムーズになってきたとのこと。先生の話を聞いて意欲が湧いた私。早速夢の開脚180度に向けて取り組みを始めました。アラフィフからの開脚ストレッチに必要なのは無理をしないこと、急がないこと、コツコツ続けることの3つ。早速、開脚180度を実現するための方法を考えてみました。開脚に効果的なストレッチを考える開脚に必要なストレッチとはどのようなものでしょうか。もともと体が柔らかいタイプの人でも徐々に硬くなってしまうといわれるアラフィフ世代。私のような開脚180度未経験の初心者が無理をすると、逆に関節を痛めてしまいそうな気がします。では、どのようなストレッチがアラフィフ世代には有効なのでしょうか。私なりに調べてみました。ストレッチには大まかに動的ストレッチと静的ストレッチがあるようです。動的ストレッチは文字どおりリズミカルに動きながら関節を柔らかくするストレッチ。ラジオ体操などは動的ストレッチに入るようです。動的ストレッチは体を動かすことで心拍数が上がるため、準備運動に向いているようです。もう1つのストレッチ、静的ストレッチは20秒から40秒くらい関節を伸ばしたまま維持するストレッチ。伸ばし過ぎると軟骨や靱帯を痛めてしまうそうですが、無理のない範囲でおこなえば柔軟性を高めるのに効果がありそうです。開脚チャレンジ3カ月間の効果まずストレッチの時間帯。子育て中のためストレッチに一番効果があるといわれるお風呂上がりに時間を取るのは到底無理。子どもを寝かしつけたあと起き出すのもつらい。考えた結果、早朝1時間と生活の中で少しずつストレッチすることに決めました。朝は1日の中でも一番体がガチガチなので、まず全身を柔らかくする軽い動的ストレッチから始め、心拍数を上げて血行を促すことにしました。体がほぐれてきたらおしり、太もも、膝裏の順番に無理のない範囲の静的ストレッチで少しずつ伸ばしていきます。前屈のときは、背中が曲がらないように気を付けながら腰を前に押し出す気持ちでストレッチ。また、台所にいるときや歯磨きのときなど、チャンスがあれば流し台や洗面台につかまって開脚。床に座るときもできるだけ開脚して座り、背筋をピンと伸ばすように意識しました。そのような生活を3カ月続けた結果、開脚180度達成! なんて簡単にはいきません。しかし、変化はありました。開脚、前屈ともに10cmほど可動域が広がり、少しずつガチガチに固まっていた股関節がほぐれてきたのです。まとめアラフィフ世代、特に運動もせず関節ガチガチだった私が3カ月頑張った結果、夢の開脚180度とはなりませんでした。長年放っておいた体は簡単にいうことを聞いてくれません。しかし、今はまだガチガチに固まった関節をほぐす段階なのだと捉えることにしました。これからも無理をせず、少しずつ体を柔軟にしていきたいと考えています。体が硬いままだと転倒やけがをしやすくなったりするようです。いつまでも元気な女性、元気な母親でいるためにも、夢の開脚180度を目指して少しずつ変化していきたいと前向きに考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/マメ美著者/陽(48歳)20代で出産した娘が成人式を迎えた矢先、46歳で妊娠。現在、2歳女児の子育てに奮闘中の鍼灸師。太極拳と書道が趣味で、着物を愛するレトロ母。20年前と今の子育ての違いに驚きと新鮮さを感じる毎日。
2023年11月11日舞台『放浪記』『がめつい奴』、ラジオドラマ『君の名は』で知られる劇作家・菊田一夫が1957年(昭和32年)に創立した「劇団 東宝現代劇」の有志“75人の会”が、コロナ禍での休止を経て4年ぶりに活動を再開することが発表された。「劇団 東宝現代劇」とは、昭和32年の芸術座第1回『暖簾』公演後、次代の現代劇俳優を育てるべく菊田の主唱により公募・試験の上、1期生23名を採用して設立された劇団。第1期生出身者は、丸山博一、井上孝雄、内山恵司、小鹿番、山田芳夫、青木玲子、小林誠、竹内幸子ら。そして、続く多くの劇団員が、東宝製作の演劇やミュージカルに長年にわたり出演してきた。今回の公演では、数ある菊田作品の中から選りすぐりの2作品『夜汽車の人』『毒薬』のリーディングの会を開催する。■演出家、劇団員の言葉世界中で猛威を振るったコロナウィルス、劇場という空間での演劇公演も勿論大打撃を受け、当東宝現代劇の有志による“75人の会”も4年もの自粛期間を余儀なくされておりました。その復活を助けてくださったのは、やはり劇団創始者である菊田一夫先生でした。本年(2023年)が菊田一夫没後満50年を迎え、菊田作品をもう一度世に送り出したく「特別公演」と題し、再出発しようという考えが75人の会で浮上致しました。発足当時75人居りました会員も大分少なくなりましたが、菊田作品の選りすぐりの2作品を、リーディングという形で発表し、長年応援してくださっているお客様、そして菊田作品を知らない世代のお客様にも、ぜひ楽しんで頂ける公演を一致団結して創ろうと、意気込み新たに公演に力を注いでおります。どうぞ本年12月21日、22日、深川江戸資料館小劇場に再びお運びくださいます様、皆様の応援をよろしくお願い申し上げます。丸山博一横澤祐一東宝現代劇75人の会<公演情報>劇団東宝現代劇 75人の会 特別公演“菊田一夫没後50年 ドラマ・リーディングの会”【夜汽車の人】『放浪記』と並び評価される、1971年芸術座初演の傑作戯曲。詩人萩原朔太郎の想い人エレナとの出会いと別れ。そして、詩に向き合おうとする朔太郎のひたむきさ、それを支える妹、恩師、理解を得られない両親との葛藤を通して、詩人朔太郎の半生が描かれている。演出:丸山博一出演:大石剛、下山田ひろの、松村朋子、鈴木雅、古川けい、小林誠、柳谷慶寿、安宅忍、高橋ひとみ、高橋志麻子、劇団東宝現代劇75人の会、劇団東宝現代劇劇団員【毒薬】森光子、浦島千歌子らの出演で1963年に放送されたテレビドラマ脚本。悪運の強いある男にかかわる女性3人を描いた喜劇。素直に家に帰っていれば良かったものを……ある男が、家へ戻らず、愛人の所へも寄らず、会社の宴会等と嘘をつき、他の女の所へ行ったために巻き起こる大騒動。演出:横澤祐一出演:高橋志麻子、高橋ひとみ、下山田ひろの、古川けい、劇団東宝現代劇75人の会、劇団東宝現代劇劇団員■日時12月21日(木) 13:00 / 17:0012月22日(金) 14:00 / 18:15会場:深川江戸資料館小劇場■チケット料金前売:2,800円当日:3,000円11月10日(金) 前売開始
2023年10月21日故ジャニー喜多川元社長が、菊田一夫演劇賞特別賞を取り消されたことが18日、明らかになった。同賞は、演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する賞。2003年4月4日に第28回(2002年度)菊田一夫演劇賞の選考結果を発表し、永年のショービジネスに対する多大な情熱と功績を讃え、故ジャニー喜多川氏に対して菊田一夫演劇賞特別賞が贈られていた。この度、一般社団法人映画演劇文化協会は、故ジャニー喜多川氏による性加害の実態が明らかとなったことから「菊田一夫演劇賞における顕彰に相応しくないとの判断に至りました」と発表。贈賞を取り消すとともに、協会のホームページ、菊田一夫演劇賞の授賞記録からも削除した。
2023年10月18日全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)では長谷川一夫が出演する時代劇映画「銭形平次捕物控」シリーズを10月10日(火)よる8時から8週連続で放送します。「銭形平次捕物控美人蜘蛛」© KADOKAWA 1960「銭形平次捕物控 まだら蛇」© KADOKAWA 19571.作品紹介戦前から戦後にかけて日本映画の黄金時代を支えた俳優、長谷川一夫。彼の代表作の一つ、銭形平次捕物控シリーズ。切れのある十手さばきや殺気ある投げ銭姿は男女問わず、多くの人を魅了した。BS12では、銭形平次捕物控シリーズの中から、カラー作品の8作を連続放送します。銭形平次捕物控シリーズ | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : 10月10日(火)よる8時~映画「銭形平次捕物控 人肌蜘蛛」(1956年制作)【出演者】長谷川一夫、市川雷蔵、夏目俊二、山本富士子ほか【スタッフ】原作:野村胡堂/監督:森一生/脚本:小国英雄クレジット:© KADOKAWA 1956© KADOKAWA 195610月17日(火)よる8時~映画「銭形平次捕物控 まだら蛇」(1957年制作)【出演者】長谷川一夫、山本富士子、木暮実千代、美空ひばりほか【スタッフ】原作:野村胡堂/監督:加戸敏/脚本:伊藤大輔クレジット:© KADOKAWA 1957© KADOKAWA 195710月24日(火)よる8時~映画「銭形平次捕物控 女狐屋敷」(1957年制作)【出演者】長谷川一夫、木暮実千代、小野道子【スタッフ】原作:野村胡堂/監督:加戸敏/脚本:小国英雄クレジット:© KADOKAWA 1957© KADOKAWA 195710月31日(火)よる8時~映画「銭形平次捕物控 八人の花嫁」(1958年制作)【出演者】長谷川一夫、山本富士子、八千草薫、榎本健一ほか【スタッフ】原作:野村胡堂/監督:田坂勝彦/脚本:伊藤大輔クレジット:© KADOKAWA 1958© KADOKAWA 195811月7日(火)よる8時~映画「銭形平次捕物控鬼火燈篭」(1958年制作)【出演者】長谷川一夫、香川京子、淡路恵子、岸正子ほか【スタッフ】原作:野村胡堂/監督:加戸敏/脚本:小国英雄クレジット:© KADOKAWA 1958© KADOKAWA 195811月14日(火)よる8時~映画「銭形平次捕物控雪女の足跡」(1958年制作)【出演者】長谷川一夫、香川京子、船越英二、阿井美千子、中村玉緒ほか【スタッフ】原作:野村胡堂/監督:加戸敏/脚本:松村正温、西村八郎クレジット:© KADOKAWA 1958© KADOKAWA 195811月21日(火)よる8時~映画「銭形平次捕物控美人蜘蛛」(1960年制作)【出演者】長谷川一夫、中村玉緒、仁木多鶴子、水谷良重、三木のり平ほか【スタッフ】原作:野村胡堂/監督:三隅研次/脚本:八尋不二クレジット:© KADOKAWA 1960© KADOKAWA 1960© KADOKAWA 196011月28日(火)よる8時~映画「銭形平次捕物控美人鮫」(1961年制作)【出演者】長谷川一夫、船越英二、近藤美恵子、宇治みさ子ほか【スタッフ】原作:野村胡堂/監督:三隅研次/脚本:浅井昭三郎クレジット:© KADOKAWA 1961© KADOKAWA 1961■BS12 トゥエルビについて■三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンターテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。BS12 | BS無料放送ならBS12 トゥエルビ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月04日全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)では、松田優作、菅原文太、長谷川一夫が出演する映画・ドラマ作品を放送します。10月3日(火)~5日(木)はレジェンド松田優作の代表作「蘇える金狼」「野獣死すべし」「探偵物語」を、10月4日(水)~は「菅原文太劇場」と題して「現代やくざ」シリーズを、10月10日(火)~は大映のトップスター長谷川一夫主演「銭形平次捕物控」シリーズをお届けします。©セントラル・アーツ/©東映/©KADOKAWA19561.昭和の名優特集ラインアップ■松田優作傑作選KADOKAWA1979/©KADOKAWA1980/©KADOKAWA19832023年にデビュー50周年を迎える、レジェンド松田優作の代表作を3夜連続でお届け。10月3日(火)よる7時30分~映画「蘇える金狼」10月4日(水)夕方6時00分~映画「野獣死すべし」10月5日(木)夕方6時00分~映画「探偵物語」松田優作傑作選 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : ■ドラマ「探偵物語」松田優作主演、クールでコミカルな私立探偵 工藤俊作の活躍を描く名作ドラマ。©セントラル・アーツ10月11日(水)スタート(毎週水曜夕方6時~2話連続放送/全27話)ドラマ「探偵物語」 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : ■菅原文太劇場©東映菅原文太「現代やくざ」シリーズを一挙放送。この初主演作シリーズが『仁義なき戦い』へとつながる。10月4日(水)よる8時15分~「現代やくざ与太者の掟」10月5日(木)よる8時15分~「現代やくざ与太者仁義」※以降の放送日程は番組HPでご確認ください。菅原文太劇場 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : ■時代劇映画「銭形平次捕物控シリーズ」©KADOKAWA1956大映のトップスター・長谷川一夫主演、娯楽時代劇。野村胡堂原作の小説「銭形平次捕物控」を映画化。10月10日(火)スタート(毎週火曜よる8時~)銭形平次捕物控シリーズ | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) : 2.掲載時のお願い作品紹介画像のトリミングは不可、コピーライト表記は必須とします。■BS12 トゥエルビについて■三井物産(株)100%出資の24時間全国無料のBS放送局です。スポーツ中継や大人の趣味教養など、上質なエンターテインメント番組を総合編成でお送りしています。視聴方法は、BS+12ボタン、または3桁番号222チャンネルです。BS12 | BS無料放送ならBS12 トゥエルビ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月20日第48回菊田一夫演劇賞の授賞式が7日に東京・東京會舘にて行われ、TBSテレビ 代表取締役社長 佐々木卓、ホリプログループ会長 堀義貴、天海祐希、パルコ エンタテインメント事業部 演劇事業担当ゼネラルプロデューサー佐藤玄(坂本昌行代理)、ワタナベエンターテインメント代表取締役社長 渡辺ミキ(望海風斗代理)、瀬戸山美咲、渥美博が登場した。同賞は、演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する賞。演劇賞を受賞した瀬戸山は「私はこれまで主にストレートプレイで劇作家、演出家として活動してまいりました。音楽劇の経験もわずかで、ミュージカルに至っては今回が初めてという状況でこのような賞をいただきまして、身の引き締まる思いです」と感謝。「『スラムドッグ$ミリオネア』は、小説が原作の新作音楽劇でした。音楽制作チームや振付、パルクールなど色々な要素を取り入れ、素晴らしい俳優とスタッフの皆さん、バンドの皆さんに支えられて想像力の翼を思いっきり広げて作った作品でした。ちょうど昨年の8月公演でコロナのピークだった時期だったんですけれども、たくさんのアンダースタディや稽古場代役の方、スタッフの方に支えていただきました。チームワークがとても生きていた公演だと思っています」「『ザ・ビューティフル・ゲーム』は私にとって初めてのミュージカルでした。これまで国内外でミュージカルを作ってこられた先人の皆様の素晴らしさを実感する毎日で、特に音楽監督のビリーさんをはじめ、経験豊富なキャストとスタッフの皆さんと一緒に作品を作れたことが本当に嬉しかったです」と振り返る。さらに「楽譜の中に答えがあるというのは、私にとって初めての経験で、まだまだ全然知らなかった演劇の可能性というものがあるということを改めて知ることができました。どちらの作品も今、現実にある問題をエンターテインメントの形で提示した作品でした」という瀬戸山。「私自身もこれからオリジナルでまた、今描くべき事を描いた、力強い、骨太でとても面白い作品を作っていきたいと思っています。そうやってお世話になった皆様やお越しいただいたお客様に、お返ししていけたらと思っております」と今後への思いも表した。特別賞の渥美は「おしゃべりが担当ではないので短めで」と前置き。「諸先輩方にアクション、殺陣の芝居をということを言われて、信じてここまでやってきたこと、誰か見ていただけるんだなとここで証明できたと思います。これからも芝居の一部としてアクション、殺陣が皆さんに喜んでいただけるように頑張っていきたいと思います」と決意を新たにする。演劇大賞の堀会長は「5年前に『ビリー・エリオット』をやる時に、『人生最大の大博打だ』と言ったんですけども、ハムレットのセリフをもじるようですと、やっぱり博打というのは手を出すと、単体でやってこない。群れを成してやってくるものでして、即『メリー・ポピンズ』をやることになり、この2作品が終わってホッとするのもつかの間、弊社のプロデューサーに 『ロンドンのATGからハリー・ポッターやらないかという話があります』と。私ども劇場を持っていませんので、これは難しいかなと思っていた時に、今までの2作品を一緒に作ってきたTBSのプロデューサーと一緒に、この作品をTBSさんとやるという決断をいたしました」と経緯を説明。また堀会長は「前の2作品の時は、賞をいただいたときには博打に勝っていたんですけれども、『ハリー・ポッター』は現在の勝ち負けも決まっておらず、何年かやってやっと勝ち負けがわかるまでロングランをしなければならない作品です」と明かす。「その代わり、たくさんの初めて演劇を観る方々にも観に来ていただいております。この賞をまたいただけて、さらに菊田先生の名に恥じないように。みなさんが喜ぶ作品、社会にちょっと棘のある作品、いろんな作品を作って参りたいと思います」と語った。TBSテレビ 佐々木会長も「この『ハリー・ポッター』のキャストの方は、まるでアスリートのような激しいトレーニングをして連日舞台に立ってくださっています。それからスタッフの方はたった1秒のタイミングの狂いも生じさせないようにという緊張感の中で、舞台を支えてくださっています。心から敬意を表したいと思っています」と感謝。「TBS赤坂ACTシアターは今、ハリー・ポッター専用劇場に生まれ変わっておりますが、劇場に至るアプローチの部分も色々と作り変えまして、今ではまるで魔法の町のような風情に仕上げております。そうしますと、家族連れの方が写真を撮りに来てくださったり、最近では海外からの観光客の方が来てくださってます。そういうのを眺めておりますと、世界の人々にこの日本版の『ハリー・ポッターと呪いの子』を見てもらいたいなという野望が渦巻いてまいりました」と告白する。「菊田一夫先生は『風と共に去りぬ』を世界で初めて舞台にして、しかもあのロンドンのウエストエンドで翻訳上演したという方でございますし、栄えある菊田一夫演劇大賞をいただいたことを励みに、日本版の『ハリー・ポッターと呪いの子』を、『本家ロンドンをしのぐような作品になったね』と言われるぐらいまで努力したいと思っているところでございます」と明かした。○受賞者一覧・菊田一夫演劇大賞舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」上演関係者一同・菊田一夫演劇賞天海祐希(『広島ジャンゴ2022』ジャンゴ役、『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』アンヌ役)坂本昌行(『THE BOY FROM OZ』ピーター・アレン役、『凍える FROZEN』ラルフ役)望海風斗(『ネクスト・トゥ・ノーマル』ダイアナ役、『ガイズ&ドールズ』ミス・アデレイド役、『ドリームガールズ』ディーナ・ジョーンズ役)瀬戸山美咲(『スラムドッグ$ミリオネア』『ザ・ビューティフル・ゲーム』上演台本、演出)・菊田一夫特別賞渥美博
2023年06月07日第48回菊田一夫演劇賞の授賞式が7日に東京・東京會舘にて行われ、TBSテレビ 代表取締役社長 佐々木卓、ホリプログループ会長 堀義貴、天海祐希、パルコ エンタテインメント事業部 演劇事業担当ゼネラルプロデューサー 佐藤玄(坂本昌行代理)、ワタナベエンターテインメント代表取締役社長 渡辺ミキ(望海風斗代理)、瀬戸山美咲、渥美博が登場した。同賞は、演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する賞。演劇賞を受賞した天海は関係者への感謝を表し、さらに「劇場に足を運んでくださったたくさんの皆さん、色々と難しい時期でありましたけれども、皆様足を運び下さったことを心から感謝しています」と観客に対してのメッセージも。「演劇って生ものですから、生の人間が演じ、そして生の人間が客席で観てくださるというものになります。大変な時期もございました。今も色々と大変なこともまだまだあると思います。何もできない自分に対しての絶望感はもちろん感じました。しかし、人間の可能性、そして舞台の可能性を、たくさん感じることもできました。そこに希望を持って千秋楽まで走ることができました。その舞台二つでこのような素晴らしい賞をいただけたこと、心から感謝しています。そして、まだまだ自分でも精進して行きたいと思いますし、たくさんの方に楽しんでいただける舞台を作っていきたいなと心から思います」と思いを表した。この日スケジュールの都合により欠席だった坂本からは「この度はとても名誉ある賞をいただき、喜びと驚きで胸がいっぱいです。大先輩の東山(紀之)さんからいただいた『頑張っていれば、人は必ず見てくれている』という言葉を胸に、作品づくりをしてきました。まさにまさに今、現実となりました。この賞に恥じぬよう、これからもお客様に、より良い作品をお届けできるよう邁進してまいります」とコメントが届く。また、新型コロナウイルス罹患により欠席となった望海も「この度は素晴らしい賞をいただきましたこと、心から感謝申し上げます。授賞式に出席したら実感が湧くのだろうと、この日を楽しみにしておりましたが、残念ながら出席が叶わずとても悔しいですし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。『ネクスト・トゥ・ノーマル』のダイアナ、『ガイズ&ドールズ』のアデレード、『ドリームガールズ』のディーナ、どの役も1人で作りあげたのではなく、カンパニーのみなさんのおかげでそれぞれの人物を息付かせることができたのだと思います。皆様に感謝申し上げたいです」とコメントが代読される。そして「ここからは個人的な話になりますが、私は小学生の頃に初めて宝塚歌劇を見に行って、天海祐希さんに一瞬で恋に落ちました。天海祐希さんみたいな男役になりたいと夢見て、今から20年前に宝塚で初舞台を踏みました」という言葉に、会場にいた天海も照れ笑い。「私をこの世界に導いてくださった憧れの方と、今日同じ場所に出させていただけるなんて信じられない、という思いが強すぎたのかもしれません。こんな大事な時に健康管理ができない自分がとても情けないのですが、この悔しさをバネに、そしていただいた賞を支えに、これからも一つ一つの作品、役に真摯に向き合い続けたいです。ありがとうございました」と締めくくられた。○受賞者一覧・菊田一夫演劇大賞舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」上演関係者一同・演劇賞天海祐希(『広島ジャンゴ2022』ジャンゴ役、『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』アンヌ役)坂本昌行(『THE BOY FROM OZ』ピーター・アレン役、『凍える FROZEN』ラルフ役)望海風斗(『ネクスト・トゥ・ノーマル』ダイアナ役、『ガイズ&ドールズ』ミス・アデレイド役、『ドリームガールズ』ディーナ・ジョーンズ役)瀬戸山美咲(『スラムドッグ$ミリオネア』『ザ・ビューティフル・ゲーム』上演台本、演出)・特別賞渥美博
2023年06月07日第48回菊田一夫演劇賞が5月13日(土) に発表された。菊田一夫演劇賞とは、劇作家菊田一夫の功績を永く伝えるとともに、演劇界の発展のため1975年に設けられた演劇賞。毎年大衆演劇の舞台で優れた業績を示した作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフに贈られる。菊田一夫演劇大賞を受賞したのは、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』上演関係者一同。菊田一夫演劇賞は天海祐希、坂本昌行、望海風斗、瀬戸山美咲が受賞した。また菊田一夫演劇賞特別賞には渥美博が選ばれた。授賞式は6月7日(水) に都内で開催される予定だ。第48回菊田一夫演劇賞■菊田一夫演劇大賞・舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』上演関係者一同(舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の高い舞台成果に対して)■菊田一夫演劇賞・天海祐希(『広島ジャンゴ2022』の山本/ジャンゴ役、『薔薇とサムライ2―海賊女王の帰還』のアンヌ役の演技に対して)・坂本昌行(『THE BOY FROM OZ』のピーター・アレン役、『凍える FROZEN』のラルフ役の演技に対して)・望海風斗(『ネクスト・トゥ・ノーマル』のダイアナ役、『ガイズ&ドールズ』のミス・アデレイド役、『ドリームガールズ』のディーナ・ジョーンズ役の演技に対して)・瀬戸山美咲(『スラムドッグ$ミリオネア』『ザ・ビューティフル・ゲーム』の上演台本と演出の成果に対して)■菊田一夫演劇賞特別賞・渥美博(永年の舞台におけるアクション指導の功績に対して)
2023年05月15日第48回菊田一夫演劇賞が13日発表となり、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』上演関係者一同が菊田一夫演劇大賞に輝いた。同賞は演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する。舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の高い舞台成果が評価され、演劇大賞に選ばれた。菊田一夫演劇賞には、天海祐希(『広島ジャンゴ2022』ジャンゴ役、『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』アンヌ役)、坂本昌行(『THE BOY FROM OZ』ピーター・アレン役、『凍える FROZEN』ラルフ役)、望海風斗(『ネクスト・トゥ・ノーマル』ダイアナ役、『ガイズ&ドールズ』ミス・アデレイド役、『ドリームガールズ』ディーナ・ジョーンズ役)、そして『スラムドッグ$ミリオネア』『ザ・ビューティフル・ゲーム』の上演台本と演出を務めた瀬戸山美咲が選出された。また、菊田一夫演劇賞特別賞は永年の永年の舞台におけるアクション指導の功績が称えられ、渥美博が受賞した。
2023年05月13日明治大学商学部菊池一夫ゼミナール(研究テーマ:マーケティング)は、NEXCO中日本グループ(NEXCO中日本・中日本エクシス株式会社)と連携し、NEXCO中日本において最大の売り上げを誇る海老名サービスエリア(下り)「EXPASA海老名」を対象にした集客策、特に一般道からの集客策を提案しました。菊池ゼミは、マーケティング、特に小売業のマーケティングを研究テーマとしており、多分野の企業との共同研究を行うことで、大学の外に出た現場でマーケティング理論の理解を深め、調査手法を学ぶ機会を設けています。プロジェクト概要・期間 : 2022年10月~2023年1月・目的 : 一般道から海老名SA(下り)への集客強化を通じた周辺地域の活性化・菊池ゼミ活動内容10月16日に海老名SA(下り)にて一般道からの顧客をイメージした実地調査と、周辺地域の商業施設の見学を実施。また、海老名市周辺住民へのインタビュー調査を行うことで、地域住民のニーズや消費行動を理解しました。海老名SA(下り)での複数回の実地調査をおこなった後、12月7日には、明治大学和泉キャンパスで中間報告会として3チームに分かれて発表とディスカッションをおこないました。NEXCO中日本と研究上のすり合わせを経て、1月18日に最終報告会を行いました。報告会で提案した施策例・周辺地域の高齢者をターゲットに海老名SA(下り)に習慣化して訪問する施策・親子関係に着目して海老名SA(下り)を活用する施策・Z世代の女性に焦点を当てた施策、女子会やチートデイに着目し、イベント消費を図る提案※「チートデイ」とは、ダイエット中に設ける「好きなものを自由に食べる日」報告後には活発な質疑応答が行われ、最後にNEXCO中日本事業開発・推進本部長の片岡慎一取締役常務執行役員から、「実際の消費者の声やデータ分析を反映しており、ユニークな案に関しては今後社内で実行可能性を検討していきたい」とのコメントが寄せられました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月25日明治大学商学部菊池一夫ゼミナール(研究テーマ:マーケティング)と同志社大学商学部上田雅弘ゼミナールは、マルトモ株式会社と共同で「マルトモ杯マーケティング施策コンペ」を実施しました。本取り組みは、和食文化の継承を担うマルトモ株式会社の商品に対して、学生の新たな視点で商品開発アイデアや販促施策を提案することを目的に2019年より始動したもので、今回で4回目となります。2022年11月にキックオフした今回の活動では、学生はマルトモ常務取締役マーケティング本部長土居幹治氏の「かつお節とだし」に関する特別講義を受講したほか、「海外にかつお節やだし文化をアピールする施策」「誰もがわくわくするだしの素30周年の仕掛け」など実践的な課題に対し、新施策の提案に挑みました。プロジェクト活動最終日の12月16日には、明治大学駿河台キャンパスにおいて、コンペ形式の共同研究報告会が開催され、明治大学菊池ゼミ・同志社大学上田ゼミの学生が合計8チームに分かれ研究成果を発表しました。コンペでは主に「実現可能なアイデアかどうか」という観点で評価がされ、菊池ゼミは「ライバルを出し抜く恋かつお」というアイデアで、「学食とコラボし、学食からECサイトに送客する際に学生の恋愛や食生活への質問に回答する」という仕組みを提案し、最優秀賞を受賞しました。また、「たしおぶし」というアイデアで、かつお節を活用したダイエット方法の提案で優秀賞を受賞しました。また、本プロジェクトをきっかけとして、菊池ゼミの学生は、明治大学駿河台キャンパス内の学食「スカイラウンジ暁」において実際に明大生がかつおぶしに親しめるような新たな企画を提案しました。今後の実現に向け取り組んでいきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月16日思い起こせば小学生のころ、バレエを習っている友だちの発表会を見に行って憧れた「開脚」の美しさと柔軟性。もちろん開脚は一日にして成らず。大人になってたまに思い出したかのようにストレッチすることはあっても、現在まで真剣に自分の体と向き合うことはありませんでした。しかし、このまま放っておいても私の体はずっと硬いまま。コンプレックスを打破するため、アラフィフの悪あがきと言われても構わない。夢の開脚180度を目指し、47歳からトレーニングを始めました。この記事はそのような私の3カ月の記録です。★関連記事:40代のダイエットは今までと同じではダメだった!我慢しないで3kg減った話題のダイエットとは開脚ストレッチは何歳になってもできる?放っておくと年齢とともにどんどん硬くなる股関節。実際、私の体はチャレンジを始める前、開脚して90度、前屈して90度といったありさまでした。このような状態でも開脚180度は可能なのか、お世話になっている太極拳の先生に伺ってみました。60歳を過ぎた今でこそ余裕で180度開脚できる先生も、太極拳を始めた40代前半のころは体がガチガチに硬かったそうです。毎日少しずつストレッチでほぐしてみたところ2、3年で柔らかくなり、太極拳の動きもスムーズになってきたとのこと。先生の話を聞いて意欲が湧いた私。早速夢の開脚180度に向けて取り組みを始めました。アラフィフからの開脚ストレッチに必要なのは無理をしないこと、急がないこと、コツコツ続けることの3つ。さっそく開脚180度を実現するための方法を考えてみました。開脚に効果的なストレッチを考える開脚に必要なストレッチとはどのようなものでしょうか。もともと体が柔らかいタイプの人でも徐々に硬くなってしまうといわれるアラフィフ世代。私のような開脚180度未経験の初心者が無理をすると、逆に関節を痛めてしまいそうな気がします。では、どのようなストレッチがアラフィフ世代には有効なのでしょうか。私なりに調べてみました。ストレッチには大まかに動的ストレッチと静的ストレッチがあるようです。動的ストレッチは文字どおりリズミカルに動きながら関節を柔らかくするストレッチ。ラジオ体操などは動的ストレッチに入るようです。動的ストレッチは体を動かすことで心拍数が上がるため、準備運動に向いているようです。もう1つのストレッチ、静的ストレッチは20秒から40秒くらい関節を伸ばしたまま維持するストレッチ。伸ばし過ぎると軟骨や靱帯を痛めてしまうそうですが、無理のない範囲でおこなえば柔軟性を高めるのに効果がありそうです。開脚チャレンジ3カ月間の効果まずストレッチの時間帯。子育て中のためストレッチに一番効果があるといわれるお風呂上がりに時間を取るのは到底無理。子どもを寝かしつけたあと起き出すのもつらい。考えた結果、早朝1時間と生活の中で少しずつストレッチすることに決めました。朝は1日の中でも一番体がガチガチなので、まず全身を柔らかくする軽い動的ストレッチから始め、心拍数を上げて血行を促すことにしました。体がほぐれてきたらおしり、太もも、膝裏の順番に無理のない範囲の静的ストレッチで少しずつ伸ばしていきます。前屈のときは、背中が曲がらないように気を付けながら腰を前に押し出す気持ちでストレッチ。また、台所にいるときや歯磨きのときなど、チャンスがあれば流し台や洗面台につかまって開脚。床に座るときもできるだけ開脚して座り、背筋をピンと伸ばすように意識しました。そのような生活を3カ月続けた結果、開脚180度達成! なんて簡単にはいきません。しかし、変化はありました。開脚、前屈ともに10cmほど可動域が広がり、少しずつガチガチに固まっていた股関節がほぐれてきたのです。まとめアラフィフ世代、特に運動もせず関節ガチガチだった私が3カ月頑張った結果、夢の開脚180度とはなりませんでした。長年放っておいた体は簡単にいうことを聞いてくれません。しかし、今はまだガチガチに固まった関節をほぐす段階なのだと捉えることにしました。これからも無理をせず、少しずつ体を柔軟にしていきたいと考えています。体が硬いままだと転倒やけがをしやすくなったりするようです。いつまでも元気な女性、元気な母親でいるためにも、夢の開脚180度を目指して少しずつ変化していきたいと前向きに考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/マメ美著者/陽(48歳)20代で出産した娘が成人式を迎えた矢先、46歳で妊娠。現在、2歳女児の子育てに奮闘中の鍼灸師。太極拳と書道が趣味で、着物を愛するレトロ母。20年前と今の子育ての違いに驚きと新鮮さを感じる毎日。
2022年07月17日本日6月25日新国立劇場 中劇場にて、2021/2022 シーズン ダンス 森山開次『新版・NINJA』が開幕した。2019年に新国立劇場 小劇場をはじめ全国で上演され大好評を得た『NINJA』が、中劇場での上演版として戻ってきた。今作は、『サーカス』『竜宮 りゅうぐう』など、子どもが楽しめる作品を手掛けてきた森山開次が、子どもの頃に手裏剣を作るなど忍者ごっこをして遊んだ記憶を元に創り上げた作品。バレエや新体操出身の個性豊かなダンサーたちが、華麗な忍術を披露する。この度、開幕にあたり森山開次よりコメントが届いた。■森山開次 コメント新国立劇場で3年ぶりに『NINJA』を再演する機会をいただき、とてもうれしく思っています。この作品には、僕が子どもの頃手裏剣を作ったり、忍者ごっこに熱中した記憶を取り込みました。真剣に遊ぶ、命がけで遊ぶ、ということを伝えたかったのです。また僕は、舞踊家になり、この世に存在するあらゆる「忍ぶもの」に強く心を惹かれるようになりました。歌舞伎の黒子や能の後見の存在、そして現実世界の影や、人の心に忍ぶ思いもこの作品のインスピレーションとなっています。僕たちはサーカスのようなアクロバットはできないけれど、「忍法〇〇の舞」というように、ダンスを最大の忍術として届けることができる。ダンサーにとって自分の身体で表現をしていくためには、身体能力だけではない心の鍛錬、精神性みたいなものが必要で、忍者に通じる気がするんです。それを日本的と言ってよいかわからないけど、精神性を鍛錬する日本人の身体感を、ダンスに転換していくのがこの作品の表現のあり方かな、と思っています。会場である新国立劇場の中劇場は、山と谷を感じてもらえるスケールのある空間だと思います。忍びは森に棲んでいる。中劇場で森の中にいるような感覚になってもらえたら、より楽しんで観てもらえると思います。ここ2年間、コロナ禍でいろいろな挑戦を続ける中、中止、延期を余儀なくされることもありました。今、生で上演することにスタッフもキャストも命を懸けている。どんな時代になっても、生でダンスを伝えていくために、この2年間を再認識し続けようと思っています。<公演情報>2021/2022 シーズン ダンス森山開次『新版・NINJA』【新国立劇場 中劇場】(東京)2022年6月25日(土)・26日(日)6月25日:14:006月26日:13:00 / 17:30【秩父宮記念市民会館 大ホールフォレスタ】(埼玉)2022年7月3日(日) 14:00【オーバード・ホール】(富山)2022年7月9日(土) 14:00【スタッフ】演出・振付・アートディレクション:森山開次音楽:川瀬浩介映像:ムーチョ村松照明:櫛田晃代衣裳:武田久美子音響:黒野 尚【出演】森山開次 / 浅沼 圭 / 碓井菜央 / 中川 賢 / 中川奈奈(新国立劇場バレエ研修所)/ 引間文佳 / 藤村港平 / 美木マサオ / 水島晃太郎 / 宮河愛一郎【チケット料金】S席おとな(中学生以上):6,600円S席こども(4歳~小学生):3,300円A席おとな(中学生以上):4,400円A席こども(4歳~小学生):2,200円Z席:1,650円※こども料金は、ご観劇当日に4歳以上小学生以下の方が対象です(中学生の方はおとな料金となりますが、ジュニア割引[20%割引]をご利用いただけます)。また、ご入場時に年齢を確認させていただく場合がございます。※Z席は舞台のほとんどが見えないお席です。チケットはこちら:公式サイト:
2022年06月25日「第47回菊田一夫演劇賞」授賞式が5月30日に東京會舘で行われ、橋本環奈、上白石萌音、佐藤B作、木下晴香、森新太郎、松本白鸚が出席した。「菊田一夫演劇賞」は一般社団法人映画演劇文化協会が主催し、大衆演劇の舞台で優れた業績を示した作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフに贈られる賞。今回は舞台『千と千尋の神隠し』の上演関係者が演劇大賞を受賞(代表:橋本、上白石)、また『サンシャイン・ボーイズ』アル・ルイス役の佐藤B作、ミュージカル『リトルプリンス』王子役の土居裕子、ミュージカル『モーツァルト!』のコンスタンツェ役、『王家の紋章』のキャロル役、『彼女を笑う人がいても』岩井梨沙/山中誠子役の木下晴香、そして『ジュリアス・シーザー』、『冬のライオン』の演出について森新太郎が菊田一夫演劇賞を獲得している。また菊田一夫演劇賞特別賞には、ミュージカル『ラ・マンチャの男』の主演を半世紀以上も務めた松本白鸚が選ばれた。式では受賞者に選考委員会より賞状と、正賞の盾と副賞の賞金(大賞:100万円、演劇賞及び特別賞:50万円)が授与。なお、土居は新型コロナウイルス感染症罹患のため、授賞式は欠席となった。受賞者のコメントは以下の通り。<橋本環奈>私たちみんなで作った舞台が菊田一夫演劇賞大賞を受賞することができて大変光栄に、嬉しく思っています。『千と千尋の神隠し』という作品は誰もが知る世界的な不朽の名作で、それを舞台化するということになり、世界初演ということもあって0から1を作る作業がこんなにも大変なんだと日々の稽古で感じていて、幕を開けるために誰一人欠けても上演出来なかったと思うとカンパニー全員でこの賞を受賞できたことが嬉しいです。まだ北海道、愛知と公演が続くのでこの賞を励みにもっと磨きをかけて精進していきたいと思います。本日はありがとうございました。<上白石萌音>この度はありがとうございます。みんなで一つの賞をいただけたことがとても嬉しいです。この作品は国内のみならず海外にも上演関係者がいらっしゃいます。国境も世代も超えて大きなカンパニーが1本の映画への愛とリスペクトで強くつながっていることが素敵だなと思いますし、その輪の中に自分もいられることを幸せに思います。お客様の中には初めて舞台をご覧になるという方が多いそうです。そういった方々にもっと演劇を観てみたいと思っていただけるような、良い入り口になれるような作品でいられるよう努めてまいります。まだロングランが続くなかでこのような栄えある賞をいただけたことはカンパニー全体の活力になっています。賞に恥じぬよう1公演1公演を大切にお届けしたいと思います。ありがとうございました。<佐藤B作>佐藤B作と申します。ちょっと聞くとふざけた芸名のようですが、これは自由劇場という劇団の研究生の時にあだ名をつけていただきまして今に至ります。私は大学で東京に出てきました。絵に描いたように真面目な学生でしたが、五月病なのかだんだんと学校に行かなくなり歌舞伎町のジャズ喫茶に朝までいるようになってしまいまして、この先どうなってしまうのかと思っていたのですが、ある日『若者たち』というドラマを見てとても感動しまして「学校も行かず、ぶらぶらしていてはダメだ」と思いなぜか演劇をやろうと思い、早稲田の劇団に入りすっかり人生が変わってしまいました。その時の演出に「佐藤の演技はナイーブでよかった」と褒めてもらい、それからどんどん芝居にはまっていきまして、その後自由劇場に入り、東京ヴォードヴィルショーを作って、いろいろな劇作家と出会いました。そんな中今回の『サンシャイン・ボーイズ』で、同世代で尊敬している加藤健一さんからお声かけをいただきまして普段あまり海外の演劇をやってないので初めてのような役でこのような賞をいただき、いろんな方のお力添えがあって生かされているなと感謝の気持ちでいっぱいの佐藤B作でした。<土居裕子(欠席のため本人のメッセージ全文)>この度は、このような名誉ある素晴らしい賞を頂戴し誠にありがとうございます。30年前の初演から何度も演じた役柄とは言え、まさかまたこの年齢で演じさせていただけるとは、ましてや、小さな劇団で生まれ上演してきたこのオリジナルミュージカルが、東宝の製作で、より多くの方に観ていただけることになるとは夢にも思っていませんでした。そのご決断は大変勇気のいるものだったのではないでしょうか。本当に本当にありがとうございました。いつ中断してもおかしくないコロナ禍で、名古屋の大千秋楽まで、スタッフ、キャスト全員が、健康なまま駆け抜けることができたのは、カンパニーの皆様の意識の高さと、この作品へたくさんの愛情を注いで下さったことに他なりません。それなのに、それなのに、こんな飛び上がるほど嬉しい賞をいただいて、この日をずーっと心待ちにしていたのに、この大事な時に感染してしまうとはっ。ほんとに情けないかぎりです。星の王子さまにも、「今回ばかりは笑えない」と、真上に光るあの星から叱られてしまいました。本当に申し訳ありません。当然のことながら、私ひとりでいただけた賞ではなく、「土居さんが王子を演るなら」などと、とんでもない発言で私をこの場に導いてくださった井上芳雄さんをはじめ、プロデューサーの小嶋麻倫子さん、演出の小林香さん、全てのキャスト、スタッフの皆様、そしてパンデミックの中、ご来場下さいましたたくさんのお客様の熱意と応援のおかげと心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。<木下晴香>この度は栄誉ある賞をいただき大変ありがたく思っております。まさかこのような賞がいただける日が来るとは夢にも思っていなかったのでお知らせを受けたときは本当にびっくりしました。『モーツァルト!』『王家の紋章』『彼女を笑う人がいても』の3作ともに「どうかお客様にお届けできますように」と祈るような気持ちで過ごしていた日々でもあったので、今回ちゃんとお客様と作品を分かち合えたんだという証をこんなに素敵な形でいただけて嬉しいですし、素晴らしい出会いと学びに満ちた日々を過ごさせていただいたと改めて幸せを感じております。「挨拶、素直さ、謙虚さ、感謝」恩師からいただいたこの言葉を胸に九州から上京して5年半が経ちます。まだまだ至らないことばかりで目の前のことに真っ直ぐに取り組むことしかできない私が今日この場所に立つことができたのはたくさんの方からいただいた愛と言葉が導いてくれたおかげです。これまでお力添えをいただいた皆様、ご一緒させていただいた皆様、応援してくださる皆様には感謝してもし切れません。幼い私に夢を与えてくれたのも、心に栄養を与えてくれたのも演劇でした。作品を通して誰かの力になれるよう、出会いを大切に、そしてこの賞を糧に日々精進してまいります。<森新太郎>演出の森新太郎です。この度は栄えある賞をいただき誠にありがとうございます。演劇集団円の大先輩である立石涼子さんに言われた言葉で胸に深く残っているものがあります。「森、奇をてらう必要はないのよ。普通にやりなさい。みんな一人ひとり普通は違うのだから。あなたの普通はそれだけであなたの個性なのだから」それ以来私は普通にやることを心掛け、素直に自分が信じられることだけを追求してきました。受賞の対象となった2作品においてもそれは変わりませんでした。『ジュリアス・シーザー』は、本来は男性ばかりが登場する政治闘争劇ですが私はそれを女性のみで上演しました。しかし、オールフィメールというその看板を意識することなく吉田羊さんをはじめとする俳優陣は力強く人間・ブルータスをあるいは人間・ジュリアス・シーザーを演じてくださいました。『冬のライオン』は中世ロイヤルファミリーの崩壊を描いたコメディで俳優たちのアンサンブルが素晴らしかった。私は織田作之助の『夫婦善哉』が大好きなのですが、佐々木蔵之介さんと高畑淳子さんのロイヤル夫婦善哉に私自身が一番心を躍らせていたかもしれません。両作品とも忘れえぬ演劇体験でした。この2作品だけでなく私の演劇作品に携わってくださったすべての皆様にこの場をお借りして心より御礼申し上げたいと思います。<松本白鸚>一番懐かしい名前が刻まれた賞でございます。『ラ・マンチャの男』というミュージカルは26歳のときに初演をしました。あっという間に50年。今日は東宝さん、選考委員の方々、ご関係者、『ラ・マンチャの男』スタッフ・キャストの皆様方にお礼を申し上げたいと思います。先週くらいから『キンキー・ブーツ』というミュージカルがブロードウェイで上演されているのですがその劇場が『ラ・マンチャの男』をやった劇場でマーチンベックシアターと言います。英語でブロードウェイの俳優さん相手に60ステージやりました。懐かしいなと思いました。本当に今日はお礼の言葉で終始したいと思います。最後に初演からブロードウェイをはじめ50年以上私のそばにいて、ブロードウェイではドレッサーもやってくれました、家内の紀子にお礼を言いたいと思います。ありがとう。
2022年05月31日第46回菊田一夫演劇賞が20日に発表となり、俳優の風間杜夫が菊田一夫演劇大賞に輝いた。同賞は、演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する賞。『セールスマンの死』のウィリー・ローマン役、『女の一生』の堤章平役、『白昼夢』の高橋清役の演技が高く評価され、風間が大賞を受賞した。菊田一夫演劇賞には、『ローマの休日』ジョー・ブラッドレー役、『BARNUM/バーナム』フィニアス・テイラー・バーナム役の加藤和樹、『アリージャンス〜忠誠〜』サミー役、TOHO MUSICAL LAB. 『Happily Ever After』男役の海宝直人、『NINE』ルイザ役、『GHOST』モリー役の咲妃みゆ、『ウェイトレス』ジェナ役の高畑充希が選出された。また、菊田一夫演劇賞特別賞は『屋根の上のヴァイオリン弾き』をはじめとする永年の演劇界への功績がたたえられ、鳳蘭が受賞した。
2021年04月20日新国立劇場がこどものためのバレエ劇場として、オリジナル作品「竜宮」を上演する。新作の世界初演まであとわずか。振付・演出を手がける森山開次がインタビューに答えた。実は、「シンプルな話なのでバレエにはしにくい、と候補から外していた」と、モチーフとなった浦島太郎の物語について語る森山。「が、昔話にはいろんな伝わり方があって面白い。『御伽草子』の浦島太郎は、彼がおじいさんになって終わるのではなく、鶴の神に変化すると書かれている!」という。バレエの副題は、「亀の姫と季(とき)の庭」──。『御伽草子』をもとにしたこのバレエでは、太郎が助けた亀は実はプリンセスで、彼が招かれた竜宮城には、春夏秋冬の美しい四季が堪能できる不思議な季(時)の部屋が登場する。「『御伽草子』に出会って、これは“時の話”だったんだ、とても深い話だったんだと思ったのです。これならばバレエにできると。竜宮は、ある種の桃源郷、異世界の一つの象徴と考えています。そこにある季の部屋というものを表現することで、日本の四季のうつろいの美しさ、素晴らしさをもう一度見つめ直してもらえたら」コンテンポラリー・ダンスの世界で、ダンサー、また振付家として活躍、子ども向けの舞台、映像にも積極的に取り組んできたが、「ちゃんとバレエを創りたい、という思いがあります。バレエのファンの方や子どもたちが観て、バレエっていいなと思ってもらえるよう、バレエの醍醐味をしっかりと伝えたい。バレエには懐の深さ、広さがあります。また、トウシューズならではの表現や、バレエダンサーの持つ身体の軸の強さに、僕は惹かれるのかもしれません」そう話す森山の手には、自作の可愛らしい亀の模型が。美術、衣裳のデザインでもその才能を発揮、おもてなし担当のお茶目なフグ、タンゴを踊るイカの三兄弟など、遊び心満載のキャラクターを生み出した。森山ワールドとも呼ぶべきそのユニークな発想の源は──?「妄想、です(笑)。語呂合わせや駄洒落で遊び、出演者の皆にも楽しんでもらいたいと思っているんです」主演は米沢唯と井澤駿、池田理沙子と奥村康祐、木村優里と渡邊峻郁という3組のカップルだ。「バレエ団のモチベーションは高まっている。新型コロナウイルスのことがあって、自粛生活があって、皆さんの中で時間の感覚に対する意識が変わった部分があるのでは。劇場は玉手箱、時を封じ込めた場所でもある。時とともに、皆の思いも閉じ込めたこの劇場に、足を運んで頂けたら嬉しく思います」公演は7月24日(金・祝)から31日(金)、東京・新国立劇場オペラパレスにて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2020年07月20日180度開脚に、憧れを持ったことはありませんか。毎日、自己流で開脚ストレッチをしても効果が実感できず、「180度開脚、挫折した」という方もいることでしょう。単に180度開脚ができなかっただけならいいですが、開脚の仕方を間違えると、股関節を傷めてしまうことも。症状がヒドいと、歩くことさえ難しくなることもあるといいます。こういった状況を避けるために、正しい開脚ストレッチの方法を覚えなければなりません。そこでオススメしたいのが、Youtubeチャンネル『Kazuya Sakoda』で紹介されている『正しい開脚ストレッチの方法を解説!』。『整体院和-KAZU-』の迫田先生が、開脚のメカニズムから正しい開脚ストレッチの方法まで、詳しく説明していますので、ぜひ動画をご覧ください。開脚ストレッチのポイントは、大腿筋膜張筋を延ばしてから、内転筋を延ばすこと。ケガをしない開脚ストレッチの方法を知ってから、理想の開脚を目指しましょう![文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年06月29日モデルの松島花(まつしま・はな)さんが、2020年6月2日にインスタグラムを更新。見事な開脚ポーズを披露し、多くの反響が寄せられています。松島花のトレーニング姿に「脚、長っ!」外出自粛の影響でジムに通えず、「ウズウズしていた」という松島花さん。ようやく、パーソナルトレーニングを再開できたことを報告しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by 松島花 (@hana_matsushima_official) on Jun 1, 2020 at 9:33pm PDT写真では上下黒で統一されたセパレートタイプのトレーニングウェアを身につけ、見事な開脚を披露しました。そんな松島花さんを、ファンは「すごすぎる」「きれいですね」と絶賛。このほか、トレーニングが再開できたことを一緒に喜ぶ声も寄せられています。・いつも、花さんのスタイルのよさに憧れます!・脚が長くてきれい!!身体、やわらかすぎるでしょ…。・ジムが再開して、よかったですね。私まで嬉しいです!!・小さい頃から、クラシックバレエを習っていただけはある!すごい。松島花さんには、これからもその美しさでファンを魅了し続けてほしいですね。松島花が一般男性との結婚を発表階段から落ち、顎を骨折「歯が飛んだのが見えた」[文・構成/grape編集部]
2020年06月03日横浜中華街のテーマパーク型商業施設「横浜大世界」1Fに、食べ歩き中華で有名な「開華楼 横浜大世界店」がオープンしました。「開華楼」には、ストローでたっぷりの肉汁を吸いながら食べる「大籠包」など、注目商品や限定商品がラインナップ。ジュワッとあふれ出す肉汁を思いっきりストローですすれば口の中がジューシーな肉汁であふれ出します。他にもフカヒレや担々スープなど人気の商品も多数販売しているので、ぜひ食べ歩きの中華を楽しんでみては。濃厚なスープのような肉汁をストローで「大籠包」かつて横浜大世界内にあった超人気メニュー「ストロー付き湯包(タンパオ)」。その名品をオマージュし、開華楼のこだわりとノウハウを結集して作り上げられた逸品がこの「大籠包」です。豚×鶏に味付けしたお肉からあふれ出す、うまみたっぷりの肉汁をストローで吸ってスープのようにいただきます。あつあつジューシーな肉汁とボリュームあるお肉で温まってみてください。香り高い辛さが特徴の 「麻辣担担スープ大籠包」香り豊かでしびれる辛さが特徴の花椒(ホワジャオ)が濃厚なゴマの風味とマッチしたコクあるスープを大籠包にたっぷりかけた一品。最初に大籠包の肉汁を味わって、割って大籠包と絡めれば肉汁と担々スープが絡み合いまろやかな極上スープに。寒い冬には特におすすめの大籠包です。とろとろふかひれスープの「ふかひれあんかけ大籠包」「開華楼」でも特に人気な黄金のふかひれスープを「大籠包」にたっぷりかけた贅沢な一品。とろとろの吉切鮫のふかひれとヨード卵・光を使用したコク深いしょうゆベースのスープは、料理人の技が凝縮された極上のスープです。その贅沢なスープとジューシーな大籠包を一緒にいただけば、幸せな気持ちになること間違いなし。スープはあんになっているので寒い外でも長い時間アツアツを楽しめます。寒い冬の食べ歩きにはぴったりの「開華楼」の大籠包をいろいろな味で味わってみては。スポット情報スポット名:開華楼 横浜大世界店住所:横浜市中区山下町97 横浜大世界1F電話番号:045-681-5610
2019年12月02日7月6日、女優の武田梨奈(28)がTwitterを更新。回し蹴りでペットボトルのキャップを開栓するという「ボトルキャップチャレンジ」の動画を投稿した。華麗な回し蹴りでキャップを開ける武田の姿に、絶賛の声が続々とあがった。《すげー!かっこいい》《素晴らしい。その一言に尽きる》《一生付いて行きます》さらに、ノンスタイル・石田明(39)や品川庄司・品川祐(47)、千秋(47)も称賛のコメントを送った。投稿は2万以上リツーイトされ、8万件以上の「いいね」がついた。空手家でもある武田は、過去にもドレス姿で華麗な蹴りを披露して注目された。そんな武田は別投稿で、《父にペットボトルを持ってもらっていたのですが、本当はそのまま置いてやらなきゃいけないんですね……まだまだ修行が足りんです》と難易度の高さをつづった。この武田が披露した「ボトルキャップチャレンジ」は、国内外問わず挑戦者が急増している。3日には“宇宙最強”の俳優であるドニー・イェン(55)も、目隠しで挑んだ動画をインスタに投稿した。動画の再生回数は280万以上を超えている。さらに7日には、ジャッキー・チェン(65)のものまね芸人のジャッキーちゃん(44)もTwitterでチャレンジ動画を公開した。90年代にジャッキーが出演していたお茶のCMを彷彿させるアレンジで、外れたキャップの音までリアルに再現した。ファンからは《飛んだキャップが転がる音が、超リアル!》《CMオファー来るわコレぇ~っ!》《色んなヴァージョンやって欲しいです》など歓喜の声があがった。今後も「ボトルキャップチャレンジ」の挑戦者が急増しそうだ。
2019年07月07日女優の大竹しのぶが26日、東京・東京會舘で行われた第四十四回菊田一夫演劇賞授賞式に登壇した。授賞式には他、橋爪功、若村麻由美、古川雄大、生田絵梨花、高田次郎が出席した。同賞では、演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する。演劇大賞に大竹、演劇賞に橋爪・若村・古川・生田、特別賞に高田が選ばれた。演劇大賞を受賞した大竹は、20歳のときの初舞台を振り返り「お稽古が本当に楽しくて楽しくて、いよいよ初日の幕が開くときにはわくわくして、『舞台に立つって、こんなに楽しいものなのか』と思った気持ちが今そのまま40年……本当は41年、続いています」と演劇への愛を見せる。さらに、演劇大賞を受賞する理由となった『ピアフ』の思い出として「ある日のカーテンコールで一番後ろから、中年の女性の方がばーっと走り寄ってきて、『もう一度愛の讃歌を歌ってほしい』と泣きながら言ってくださって、普通にカーテンコールだったんですけど、もう一度『愛の讃歌』を歌い、客席みんなと一緒に『水に流して』を歌ったカーテンコールは忘れられません」とエピソードを披露。「一瞬かもしれないけど、演劇というのはこんなに、1人の人の心に光を当てることができるんだと思いまして、私は演劇をやってきてよかったなと思いました」と語る。大竹は「ピアフの言葉で『歌うことは私の肉体であり精神であり魂である』という風に言っていたんですけど、私はそこまではまだ言えませんが、魂をこめて演劇をやっていきますので、演劇がこれからも活気付くように、どうぞよろしくお願いいたします」と頭を下げた。一方、橋爪は「天才・大竹しのぶと違って、私は舞台に出ることが楽しくもなんともない」と会場を笑わせる。「辞めようと思ったことはないんですが、毎回なんでこんな商売を選んだって。でもこういう賞をいただくと、なんとなくもうちょっとやれって言われているような、いや〜な気がして、しょうがねえからもうちょっとやるかなって思ってます」と今後への気持ちを新たにした。若村は「最近ずっと、お芝居ってどういうのかわからないと思っていて、あまり自信のない数年を過ごしていた」と告白。「このようにすごい賞をいただいたら、いろいろ迷ったままなんですけど、もっと精進したい」と感謝する。特別賞の高田は「なんぼの間違いやないかいなと思ったんですけど、間違いであってもいただけるものはいただこうと決心してまいりました」と笑いを誘い、「これからも一生懸命涙と笑いの人情喜劇に邁進してまいります」と、87歳ながらに意気込んだ。受賞後の取材では、恋愛についても質問された大竹。宮原浩暢とのデート報道があったが、「あれは本当に、あんな風に書かれてすごいなと思いました。まったく関係ないです」と苦笑。「お芝居の帰りにご飯を食べてそのまま帰っただけで、それだけでこういう風に(ニュースに)なるというのは、まだまだ頑張れます」と大人な対応で、宮原に「大切な人がいると言うことも聞いています」と明かす。また、今後の恋については「したいですけど、頑張ります。『自分からやってかないとだめよ、この年になったら、待ってちゃダメなのよ』って先輩の女優さんから言われました」と意欲を見せる。報道について、娘のIMALUの反応を聞かれると「笑ってます」とさらに苦笑していた。
2019年04月26日俳優の古川雄大が26日、東京・東京會舘で行われた第四十四回菊田一夫演劇賞授賞式に登壇した。授賞式には他、大竹しのぶ、橋爪功、若村麻由美、生田絵梨花、高田次郎が出席した。同賞は、演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する賞。古川は『モーツァルト!』『マリー・アントワネット』『ロミオ&ジュリエット』での演技が評価され、演劇賞を受賞した。古川は「2012年に初めて『エリザベート』という作品でルドルフ役をやらせていただきまして、同じ作品のトートという役に憧れて、いつかこういう役ができるようにやりたい、ミュージカルを頑張っていこうと決めました」と自身のこれまでを振り返る。「音楽を一切学んでこなかったのでまったく基礎がない状態で、今までの6年間というのはかなり大変な道のりだったんですけど、ゆっくりでいいから前に進もうという気持ちを忘れずに頑張ってきました。ついに念願のトートをいただけて、さらにこのような素晴らしい賞までいただけて、幸せな気持ちです」と心境を吐露した。さらに、「僕は昭和62年生まれで、僕が生まれてすぐに平成になったんですけど、平成にミュージカルに出会い、平成最後のタイミングで自分の夢が叶い、すばらしい賞をいただけけて、このように終われるとは思っていませんでした」としみじみ。「令和に向けていいスタートが切れるように、いま稽古中のトートに挑んでいきたいと思っています」と意気込んだ。授賞式後の取材では、生田とともに登場。これまでに3回共演しており「"いくちゃん"と呼ばせていただいております」と呼び方を明かす。生田からは「古川さん」と呼ばれているが、「"なんとかちゃん"と呼んだ方がいいですか?」と聞かれ、苦笑していた。相手役が多いために、互いにキュンとするところを聞かれると生田は「役でパートナーなので、普段からも気遣ってくださる。キュンとすると言うか、安心します」と回答する。古川は「恋に落ちる役が多いので、その瞬間はすごいキュンとしてます」と明かしつつ、「実際に落ちたりはしない」とバッサリ。「舞台上では恋に落ちても、終わったら『じゃあね、おつかれ』みたいなパターンが多い。本当に恋に落ちちゃうと、日常と演技の差がつかなくなってしまうんじゃないでしょうか」と見解を述べ、生田も「兄弟とか家族とか、そういうものに近い信頼関係が生まれるんじゃないかな」と語った。
2019年04月26日綾瀬はるかや石原さとみらが所属する芸能事務所・ホリプロの創業者で最高顧問・堀威夫氏が26日、都内で行われた「第四十三回 菊田一夫演劇賞」の授賞式に出席し、『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』が大賞に表彰された喜びを語った。同賞は、劇作家・菊田一夫氏の功績を記念して1975年に創設。同氏の念願だった演劇界発展の一助として、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家を毎年表彰している。同作は舞台効果の高さが表彰され、大賞に輝いた。日本では『リトル・ダンサー』として知られる映画『BILLY ELLIOT』が、2006年にイギリスでミュージカル化。昨年にホリプロが手掛けた同作では、1,346人から抜てきされた5人の少年たちが主演を務めた。堀義貴社長は、昨年のインタビューで「素晴らしすぎて腹が立った」「ここまでのめりこむことはない」と同作への情熱を語っていたが、共に出席した堀威夫氏にとっても思い入れの強い作品だったようだ。受賞のスピーチでは、「最初に演劇と関わり合うようになったのは『ピーターパン』です。当時の榊原郁恵をアイドルから次のステップへどう展開するかを悩んでいた時に『ピーターパン』と出会いました」と振り返り、「ほとんど、マネージメントの1つのツールとして考えておりましたから、演劇の世界の皆さんからすると、甚だ不純な動機という感じがします」と胸の内を明かした。「『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』に関しては、私の立ち位置はどちらかというとスタッフというよりは、観客の一人という感じです」と作品との関係性を表現する堀威夫氏。「同じ演目を7回見たのは後にも先にも初めての経験でしたが、どの回を見てもリハーサルの情が移ったせいかもしれませんが、毎回感動致しました」と感慨深げに語る。そして、「私は芝居の世界とはやや距離を置いた形で芸能界に入りましたが」「甚だ恐縮に存じております」と受賞の心境を表し、「遅きに失したかもしれませんが、できるだけ数多くの演劇を拝見して『門前の小僧習わぬ経を読む』ということもありますので、遅ればせながら業界の一員としていくらかでもお役に立てればと念願しております」と締めくくった。
2018年04月30日女優の神田沙也加(31)が26日、都内で行われた「第四十三回 菊田一夫演劇賞」の授賞式に出席し、涙を浮かべながら受賞の喜びを語った。同賞は、劇作家・菊田一夫氏の功績を記念して1975年に創設。同氏の念願だった演劇界発展の一助として、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家を毎年表彰している。神田は昨年3月から4月にかけて上演されたミュージカル『キューティ・ブロンド』のエル・ウッズ役が評価されての受賞。同作は、ブロードウェイでトニー賞7部門ノミネート、ウエストエンドではオリヴィエ賞3部門を受賞した人気作で、神田は日本初演で主演という大役を担った。神田が演じたエルは、何事にも全力で挑み、持ち前のポジティブさで周囲の偏見や困難を吹き飛ばしていくキャラクター。来年2月には、再演されることが決定している。マイクの前に立った神田は、「こういう場で自分の言いたいことを簡潔にまとめるのが本当に得意ではないので、この場でお話させていただけるのは今日しかないと思いましたので」と前置きした上で事前に用意したメモを開き、2004年の初舞台『INTO THE WOODS』からの思いを語った。この日は、「菊田一夫演劇大賞」を受賞した『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』の上演関係者を代表してホリプロの最高顧問・堀威夫氏、同社の代表取締役社長・堀義貴氏、演劇賞を受賞した城田優、戸田恵子らが出席した。■授賞式のスピーチこの度はこのようなすばらしい賞をいただきまして、本当に本当にありがとうございます。初舞台から作品ごとに演出や指導してくださる先生方のおっしゃることに必死で食らいつき続けていたら、いつの間にか14年が経っていました。たった14年。尊敬する先輩方から見ると本当にひよっこですが、藁をもつかむ思いで先生方のご意見を一生懸命食らいついてきました。その間、この「菊田一夫演劇賞」を受賞する同年代を見ては本当にうらやましく思ってきました。この賞は私にとって本当に大きな1つの目標でした。やっと、誰かから決められたわけでもない「自分で選んだ大好きな道」を少しだけ誇ることができるような気がしています。それは私には自力で絶対にできないことだったので、あらためて観に来てくださったお客様、そして審査員の皆様に感謝申し上げたいと思っております。そして、日本で初演だった『キューティ・ブロンド』に惜しみない愛情と情熱と才能を注いでくださった、貸してくださったキャスト、スタッフの皆様方、そして日本で最初のエル・ウッズを任せてくださるのはたくさんの勇気をもって決断していただいたのではないかと思っております、東宝様、プロデューサー様。「神田沙也加の代表作にしましょう」と言ってくださった演出家の上田一豪様。ほかにもこの14年間導いてくださった皆様のお陰で今があり、この感謝は言葉では本当に言い表せません。これから携わる作品により誠心誠意向き合い、がんばってやっていきたいと思っております。そしてまた、14年が経ってもお話しできるように、長く役者をやっていられたらと、願わずにはいられません。お時間をいただき、すみません。今日は本当にありがとうございました。
2018年04月26日4月4日、俳優の城田優(32)がミュージカル『ブロードウェイと銃弾』のチーチ役で第「43回菊田一夫演劇賞」演劇賞に輝き、自身のTwitterで喜びを伝えた。 城田はTwitterで「この度、この度、第43回菊田一夫演劇賞をいただきました」と報告。「チーチは、紛れもなく、スタッフ、キャスト、そして劇場に足を運んで下さったお客様と、一緒に造った役です」とコメント。改めて「『ブロードウェイと銃弾』に関わった全ての皆様に感謝です。 心から、ありがとうございます。」と感謝した。 これに対しファンは、「おめでとうございます!めちゃめちゃ嬉しいです〜優君のチーチ、本当に最高でした!」「とっても良かったから受賞できて私達ファンも嬉しい」「優くんの努力が最高の形で実を結んだね。本当にさすがとしか言いようがないです」と受賞を祝福する声が相次いでいる。 菊田一夫演劇賞は劇作家菊地一夫の功績を記念し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する賞。 「第43回菊田一夫演劇賞」は演劇大賞にミュージカル『ビリーエリオット〜リトル・ダンサー』上演関係者一同が輝いた。 また菊田一夫演劇賞には『ブロードウェイと銃弾』のチーチ役で受賞した城田のほかに『Sing a Song』三上あい子役で戸田恵子(60)が。さらに『キューティ・ブロンド』エル・ウッズ役の神田沙也加(31)、『ベルリン、わが愛』『ドクトル・ジバゴ』の脚本・演出を務めた原田諒が受賞した。
2018年04月04日