ラップ、牛乳パックなど、いつもだったら料理や、そのままゴミ箱に捨ててしまう身近なものが、意外と災害時に役に立つこともあります。震災体験者の方々に、お聞きしました。■ラップ(25歳女性/新潟県中越地震経験者)「断水のときに役立ちました。お皿を洗うことができないので、お皿の上にラップを敷くのです。食べ終わったらラップを捨てるだけ。お皿を汚すことなく何度でも使えます。ひもや袋の代わりにもなったり、あると意外に便利です」緊急時だからこそ、衛生的な食事を心がけたいもの。いいアイデアですよね。■針金(40歳女性/阪神大震災経験者)「停電時に、懐中電灯を片手で持ちながら食事や作業をするのは至難の業。そんなときに、自由に形状を変えられる針金が懐中電灯の固定に役立ちました。串やフォークなどの代わりにも使えて、便利でした」なるほど。普段はあまり使わないようなものも、こういうときには意外と役立つんですね。■トランプ(38歳女性/阪神大震災経験者)「避難所にトランプが何組かあったのですが、子どもがすごく喜んでいました。長い避難所生活では、子どももストレスをためてしまいがち。ちょっとした娯楽も大切なことなんですよね」子どもの無邪気な笑顔は、復興への活力になりそうです。■牛乳パック(33歳男性/阪神大震災経験者)「牛乳パックを5mm~1cm幅に細く切って長い帯状にして火をつけると、ろうそく代わりになります。牛乳パックの内側には防水のため、ろうが塗られているので燃えやすいんです。煙くさいですが」1パックで1~2時間は燃え続けるそうです。停電時に活躍しそうですが、くれぐれも火事には気をつけましょう。■新聞紙(36歳男性/阪神大震災経験者)「新聞紙を丸めて、洋服の下に入れると保温効果があります。避難所では、ゴミ袋に丸めてよくもんだ新聞紙を入れて、枕や布団代わりにしていました」普段はゴミになってしまう新聞も、災害時には役に立ちます。今回の東日本大震災もまだまだ寒い時期の出来事だったので、保温が重要課題になったのではないでしょうか。経験者のリアルな声、とても参考になりました。イザというときのために役立つ知識を頭に植え付けておきたいですね。(桜まゆみ/プレスラボ)【関連リンク】【コラム】阪神・淡路大震災の経験者の肉声から分かる備え【コラム】賞味期限が60日間もあるパンをご存知ですか? 保存食として最適【コラム】BMWとBMW MINIへの意外な震災の影響とは?
2011年05月02日日本震災パートナーズ(株)は、10月1日から地震補償保険「リスタ」のペーパーレス申込方式を再開する。これにより、地震を補償する保険としては、ウェブ上で申込み手続きが完結する国内で唯一の保険となるという。「リスタ」は、2006年12月の発売開始以降、着実に販売件数が増加しているが、2009年8月、同社は契約管理業務の大幅な見直しに伴いペーパーレス申込方式の取扱いを一時停止し、書面による保険契約申込みの意思確認を行い、かつ、申込者の署名または記名・押印をする契約方式のみとしていた。迅速な補償開始の要望に対応。10月1日から開始しかし、国内の地震に対する補償ニーズの高まりとともに、「迅速に補償を開始したい」という顧客からの声が多く、同社での契約管理業務を再度の見直しにより、10月1日よりペーパーレス申込方式の取扱いを再開するもの。ペーパーレス申込方式では、ウェブサイト画面を通じて保険契約申込みの意思表示を行い、申込者の署名または記名・押印を省略する契約方式となり、申込み完了日の翌日午前0時から補償が開始できることとなる。地震補償保険「リスタ」について<正式名称>地震被災者のための生活再建費用保険・「地震保険」とは異なる商品で、個人向けの保険では国内唯一、単独で加入することのできる地震保険。(2010年9月1日現)・住まいが地震などによる損害を被った場合、最大で300~900万円の補償を受け取れる。・火災、津波、土砂災害、地盤沈下等の被害も地震に起因するものであれば補償の対象となり、住まいの被害の程度(全壊・大規模半壊・半壊)によって補償額が決定される。なお、保険料や関連保険との差異は、以下のサイトで確認できる。〔契約タイプと保険金額〕〔地震保険・地震共済との相違〕
2010年09月30日