女優の尾碕真花(19)が4日、東京・明治記念館で行われたマスコミ向けイベント「晴れ着撮影会」に初めて出席した。「晴れ着撮影会」は、米倉涼子、上戸彩など人気女優を多数かかえる芸能事務所・オスカープロモーションが、毎年12月頃に行っている恒例イベント。その年の活躍や今後への期待が込められた女優、タレントが10名前後選出されている。尾碕は2012年の「第13回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞し、芸能界入り。今年は『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(テレビ朝日系)のヒロイン・アスナ役で注目を集め、12月6日には初写真集『いちか』を発売するなど大きな飛躍を遂げた。充実の一年について、「高校を卒業して学生じゃなくなったことも1つ大きなこと」とし、「お仕事の面ではお芝居を中心に活動させて頂くことになって、小学6年生から活動はしているんですけど、スタートラインに立ったような感じ」と率直な感想を述べ、「このまま失速せずに2020年も進んでいけたらいいなと思っています」と来年に向けても気合十分。2019年を表す漢字として「始」を挙げ、「『騎士竜戦隊リュウソウジャー』という作品でピンクをやらせていただいています。ほとんど毎日撮影をしているんですけど、お芝居とこんなに毎日向き合うことは本当になかったので」「始まりの年になりました」とその理由をうれしそうに話していた。今年の「晴れ着撮影会」には尾碕のほか、藤田ニコル、小芝風花、吉本実憂、岡田結実、本田望結、宮本茉由、井頭愛海、是永瞳、井本彩花、川瀬莉子が出席した。
2019年12月04日スーパー戦隊シリーズ『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(テレビ朝日)でアスナ/リュウソウピンクを演じている尾碕真花が、20日発売の漫画雑誌『週刊少年サンデー』(小学館)51号の表紙と巻頭グラビアに登場した。今や人気女優の登竜門となっている戦隊モノのヒロイン役に抜てきされ、「可愛すぎる」と注目を集めている尾碕。表紙はキュートな笑顔を見せているカット。自身のツイッターでも公開し、「この表紙を見つけたらぜひお家に連れて帰ってあげてください!!」と記した。これに対し、ファンから「尾碕真花さーん!大切に持って帰って来ました」「可愛い」「家に連れて帰りました」「笑顔がステキ」「かわいい!」「笑顔が最高」などと絶賛の声が寄せられている。12月6日には、尾碕のファースト写真集『いちか』が発売。初の水着カットに数ポーズにわたって挑戦している。
2019年11月23日現在公開中の感涙ヒューマンドラマ『ひとよ』の白石和彌監督のティーチインイベントが11月17日(日)に行われ、本作の主演・佐藤健が飛び入り参加し観客を沸かせた。イベントでは観客との質疑応答を1問終え、白石監督が「誰か来られないか?とTwitterでつぶやいたら、音尾琢真君がすぐに『行けない』と返答してきた」とジョークで笑わせつつ、サプライズで登場したのは次男・雄二役の佐藤さん。残念ながら本編には登場しない“カット”されたシーンもあるというが、佐藤さんは「カットされることに関して僕は前向き。残念には思わない」と語り、「良くなかったからカットされたわけで、カットされてありがとうぐらいに思う役者です」と俳優としてのポリシーを明かす。なお、そんなカットシーンのひとつに、鈴木亮平演じる長男・大樹と別居中の妻(MEGUMI)との激しい口論シーンがあったそうで、白石監督は「いいシーンだったけれど、それがあると長男のシーンが続きすぎて、長男の映画になり過ぎると思った」とカット理由を打ち明けていた。またラストシーンについて「監督が急にバナナを持ってきて驚いた」と明かす佐藤さん。白石監督は「筑前煮も撮影場所のタクシー会社の方々が出してくれたもので、とても美味しくて。それもその場の判断で雄二に持って行かせようと思った。田舎って何かをお土産に持って行かせようとすることってありますよね」とリアリティを追求したという。さらに、こだわりは稲村家の家族写真にも。佐藤さんは「もらったバナナを持って写真に写ろうとか、(稲村家の長女・園子役の)松岡茉優さんがはじけたバージョンとか、数パターンを撮影したけれど、使用されたのは全員が真面目な顔の写真でした」と裏話を明かした。ラストの車中のシーンは2テイク撮影したそうだが、使われているのはファーストテイクだという。白石監督は「健君の目に涙が溜まっている感じがよかった」と選んだ理由を述べ、「実はそのシーンでは、僕が健君の横でヤドカリみたいに小さく丸まって隠れていました。現場は結構グチャグチャでしたよね」とふり返っていた。そして、今回が初めてとなった佐藤健×白石和彌監督のタッグ。今後の再タッグへ向けて佐藤さんは「色々なアイデアがあります。一つには絞れない」と構想を練っているようで、「いつか時代劇をやりたいと白石監督は現場でおしゃっていましたよね?」と確認する場面も。これに白石監督は「まだ一度も時代劇はやったことがないので。アクションものの時代劇もいいかも」と意欲を見せていた。『ひとよ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ひとよ 2019年11月8日より全国にて公開(c)2019「ひとよ」製作委員会
2019年11月18日11月7日(木)、KAAT神奈川芸術劇場にて『ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~』が開幕した。ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の新作で、「もしフランツ・カフカの第4の長編が発見されたら?」というifから構想されている。【チケット情報はこちら】カフカは3作の長編を手がけたが、40歳の若さで結核で亡くなった小説家だ。晩年のカフカは、公園を散歩中の幼い少女と交流していた……というエピソードが本作の軸となる。100歳になった少女(麻実れい)の孫ブロッホ(渡辺いっけい)は、少女が持っていたカフカ第4の長編の未発表原稿を出版社に持ち込んでお金にしようと奮闘していた。そんな“現実世界”と平行するように、第4の“小説世界”が物語られていく。主人公カーヤ(多部未華子)は婚約者の兵士・ラバン(瀬戸康史)と旅行をしていた。幸せなふたりだが、不穏な空気に飲み込まれるように旅の途中で生き別れてしまう……やがてカーヤのもとに「ラバンが戦死した」との報せが届く。ラバンの生死を確かめるため、戦地に向かうカーヤは、さまざまな誤解、裏切り、欲望など不思議な出来事に翻弄されていく。いつしか“現実世界”と“小説世界”は影響しあい、さらにはカフカが生きていた過去までもが入り交じっていく。KAATの広い舞台を活かした舞台美術と映像がダイナミックで、客席までも吸い込まれそうだ。生演奏と小野寺修二の幻想的な振付によりステージを行き交うダンサー達の動きに、何度もぞっとさせられる。先の見えない展開により渡辺や多部の困惑の演技が増す。一方、瀬戸や麻実や音尾琢真ら周囲が真剣で、そのギャップに物語の不条理さが際立つ。大倉孝二らによって客席は笑いつつも、リアリティある俳優の演技と演出が、つねに不穏さを漂わせる。これはカフカによって書かれた話なのかもと錯覚しそうだ。カフカが小説家として有名になったのは死後だ。親友に「小説を焼き捨ててほしい」と言っていたカフカは自身の人生を後世に残す気はなかったのだろう。その人生を、さらに謎多く、彼の小説のように不条理に描き出した今作。まるでカフカの小説に迷い込み、物語に現実まで飲み込まれてしまうような不思議な感覚になる。しかしKERAのポップさと小野寺の振付の美しさにより、恐ろしくも居心地が良い。いつしか虜になる……これが条理の魅力だろうか。上演時間は3時間30分(休憩15分をふくむ)。KAAT神奈川芸術劇場<ホール>にて11月24日(日)まで上演。チケットぴあにてチケット発売中。
2019年11月08日ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)がKAAT 神奈川芸術劇場と初タッグを組む公演『ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~』が、11月7日に開幕した。2019年は、とにかく精力的に活動していた印象のKERA。ヤスミナ・レザ作品の演出『LIFE LIFE LIFE~人生の3つのヴァージョン~』から始まり、全国ツアーも含んだ『キネマと恋人』の待望の再演。そして今年の締めくくりは、満を持しての書き下ろし。しかも題材はKERA自身が愛してやまないカフカだというから、期待せずにはいられない。KERAはこれまでカフカを題材にした作品を2作上演している。2001年、広岡由里子とのユニット「オリガト・プラスティコ」で上演した『カフカズ・ディック』は、カフカと彼の家族、彼の遺稿を出版したマックス・ブロートなど周囲の人物との関係を描き出した評伝的な内容だった。一方、2009年の『世田谷カフカ~フランツ・カフカ「審判」「城」「失踪者」を草案とする~』は一転、世田谷パブリックシアターという空間を虚実ないまぜにした“カフカ的世界”に巻き込むような作品に。そして3作目となる今作は、「カフカ4作目の長編小説の遺稿が発見され、それが舞台化されたら……」という内容だという。多くの人は中編小説『変身』、もしくは未完の長編である『失踪者(アメリカ)』『審判』『城』のイメージが強いカフカだけに、4作目の長編小説と聞いて驚くかもしれない。でももちろん、そんな遺稿は発見されていない。書かれていない“第4の長編”をもとに作り上げられる舞台作品。KERAは今回、作品が上演される前から観客の私たちを、不条理が満ち満ちた“カフカ的世界”にいざなっているというわけだ。KERA作品初登場の多部未華子、『陥没』(2017年)での好演も記憶に新しい瀬戸康史、近年映像作品でも活躍目覚ましいTEAM NACSの音尾琢真、そして渡辺いっけい、麻実れいなど豪華キャストが顔を揃えた。KERA×カフカという唯一無二の世界観、じっくり楽しもうではないか。11月24日(日)までKAAT 神奈川芸術劇場 ホール、11月28日(木)から12月1日(日)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、12月14日(土)・15日(日)に北九州芸術劇場 中劇場、12月20日(金)から22日(日)まで愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホールにて上演。文:川口有紀
2019年11月08日「第32回東京国際映画祭」GALAスクリーニング作品『カツベン!』(12月13日公開)のレッドカーペットセレモニーが31日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、主演の成田凌、ヒロインの黒島結菜をはじめ、永瀬正敏、高良健吾、音尾琢真、渡辺えり、小日向文世、竹野内豊、周防正行監督が登場。報道陣の取材にも応じ、音尾は竹野内の“新たな才能”として、「アクションの振りを覚えるのがすごい早い」と明かした。本作は、『Shall we ダンス?』など数々の名作を生み出してきた周防正行監督の4年ぶりとなるオリジナル新作。今からおよそ100年前、映画(活動写真)がまだサイレントでモノクロだった頃を舞台に、楽士の奏でる音楽とともに独自の“しゃべり”で物語を作り上げた活動弁士、通称“活弁”(カツベン)を夢見る青年・染谷俊太郎(成田)を主人公に、日本映画の未来を夢見た人々の群像を描いた。音尾は、大金を追う泥棒・安田虎夫役、竹野内は、ニセ活動弁士を追う熱血刑事・木村忠義役を演じたが、音尾は「成田くんと竹野内さんと3人で追いかけっこをしていた」と共演シーンを回顧。「走っているシーンが多くてヘロヘロになった」と言い、竹野内は「音尾さん大丈夫かと心配になった」と振り返った。音尾はまた、「格闘シーンも大変だった」と打ち明け、さらに「竹野内さんの新たな才能を見つけました。アクションの振りを覚えるのがすごく早い! パッと教えてもらってすぐにできる」と竹野内の新たな才能を紹介。竹野内が「よく『動かない』と言われる」と笑うと、「ところが違いますから! 竹野内さんは実はできる!」と熱く語り、「ぜひオファーをお待ちしています!」と売り込んで笑いを誘った。
2019年10月31日俳優の成田凌が31日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた「第32回東京国際映画祭」GALAスクリーニング作品『カツベン!』(12月13日公開)のレッドカーペットセレモニーに、黒島結菜、永瀬正敏、高良健吾、音尾琢真、渡辺えり、小日向文世、竹野内豊、周防正行監督と共に登場した。本作は、『Shall we ダンス?』や『それでもボクはやってない』など数々の名作を生み出してきた周防正行監督の4年ぶりとなるオリジナル新作。今からおよそ100年前、映画(活動写真)がまだサイレントでモノクロだった頃を舞台に、楽士の奏でる音楽とともに独自の“しゃべり”で物語を作り上げた活動弁士、通称“活弁”(カツベン)を夢見る青年を主人公に、日本映画の未来を夢見た人々の群像を描いた。活動弁士を夢見る青年・染谷俊太郎役で映画初主演を務めた成田は、「『カツベン!』という作品にかけた半年という時間…準備と撮影期間を含めて、キャストと監督・スタッフのみなさんと、時間というものを丁寧に扱った僕の宝物のような作品になった」と作品への思いを語り、「みなさんの宝物のような作品になればなと思っています」と観客にメッセージ。主演として豪華俳優陣の中央に立ったが、「オーディションをやっている最中から、この方々の真ん中に立っているのが想像できなかったので、今日を迎えて実感として、ここに事実としてあるというのが不思議でしょうがないです」とまだ信じられない様子。そして、共演者や監督から「楽しかった」という声を聞いて、「みなさんが『楽しかった』って言ってくれていることが本当にうれしいなと思います」と喜んだ。ステージでのあいさつ後、キャストと監督はレッドカーペットを歩いて、報道陣の囲み取材やファンサービスに対応。成田は、ファンとハイタッチやグータッチ、握手も交わす大サービスで喜ばせていた。
2019年10月31日毎日放送(MBS)主催の音楽イベント「MBS音祭2019」が本日、10月6日に大阪城ホールで開催される。「MBS音祭」は毎日放送が、2014年から開催している音楽イベント。9回目となる今年はEXILE SHOKICHI、ゴールデンボンバー、Da-iCE、日向坂46、ベリーグッドマン、オープニングアクトで大阪☆春夏秋冬の出演が予定されている。公式サイトにはEXILE SHOKICHIが「ソロとして大阪でイベントに出演させて頂くのは久しぶりで個人的にも大阪が大好きなので、とても楽しみにしています!」、日向坂46・齊藤京子が「MBSラジオのレギュラー番組に出演させていただいているご縁もあり、このような素敵なイベントに呼んでいただき、とても光栄です」など、出演者のコメントが寄せられている。今年も多彩なパフォーマンスによって、大阪城ホールが熱く盛り上がることだろう。■公演情報「MBS音祭2019」日時:10月6日(日)開場15時/開演16時(予定)会場:大阪城ホール出演:EXILE SHOKICHI、ゴールデンボンバー、Da-iCE、日向坂46、ベリーグッドマン(五十音順)オープニングアクト:大阪☆春夏秋冬※大阪☆春夏秋冬の出番は15時30分を予定。MC:大吉洋平(MBSアナウンサー)、三戸なつめ
2019年10月06日「一人のキャラクターの人生を時間をかけて演じるという経験は、やはり朝ドラならでは。役の成長を表現することを心がけていましたが、難しくもあり、やりがいも感じました」昨日、最終回をむかえた連続テレビ小説『なつぞら』(NHK総合)。ヒロインの夫を演じ、“一久さん”と親しまれた中川大志(21)は、すでにデビューから10年のキャリアをもつ。「『なつぞら』では、松嶋菜々子さんと、『家政婦のミタ』(’11年)以来にお会いして。僕、松嶋さんの身長を抜きました!(笑)オフには、共演の音尾琢真さんや清原翔くんと一緒に釣りを楽しみましたね」(中川・以下同)この秋からはドラマ『G線上のあなたと私』(10月15日スタート、TBS系・22時~)に出演。バイオリン教室に通う大学生・加瀬理人役に、「朝ドラで“お父さん”を演じたばかりだから、今度はフレッシュに」と意気込む。理人は8歳年上の女性に思いを寄せるが、自身は年上との恋愛ってあり?「全く想像できないことではないな、と。人を好きになるときって直感なんです。会って間もなくても、『この人、絶対合う』と思うとけっこう当たっている(笑)。ポイントは、一緒にいて自分の世界や視野が広がる人で、それは恋人でも友人でも同じ。僕が細かいことをうじうじ考えちゃうタイプなので、ポジティブなほうに引っ張ってくれる人が合うのかなあって思います(笑)」
2019年09月29日映画『ひとよ』(11月8日公開)のジャパンプレミア試写会が25日、都内で行われ、主演の佐藤健、共演の鈴木亮平、松岡茉優、音尾琢真、佐々木蔵之介、メガホンをとった白石和彌監督が登壇した。本作は、鶴屋南北戯曲賞、読売文学賞戯曲・シナリオ賞などを受賞した注目の劇作家・桑原裕子率いる劇団KAKUTAの代表舞台作品『ひとよ』を実写作品。どしゃ降りの雨が降る夜に起きたひとつの事件で運命を激変させられ、心に傷を抱えたまま別々の人生を歩んだ母親とその子どもたち3兄妹が、事件の15年後に再会し、葛藤と戸惑いの中で1度崩壊した家族の絆を取り戻そうともがき続ける姿を描く、感涙のヒューマンドラマとなっている。15年前の事件に縛られ家族と距離をおき、東京でフリーライターとして働く次男・雄二役を演じる佐藤は「素晴らしい共演者の皆さまと、白石監督のもとということもありまして、今回の現場では気負いのようなものが一切なく、過去に経験したどの現場よりも力の抜けた状態で臨めたんじゃないかなと思います」と打ち明け、「完成した作品は素晴らしかったです。そんな作品に出演できたことを光栄に思います」と感慨深げにあいさつした。その後、MCから「まずは3兄弟の方にお聞きします」と声が掛かると、事件によって美容師になる夢を諦め、スナックで働きながら生計を立てる末っ子の妹・園子役を演じる松岡は「だんご?」と口を挟み、兄役の鈴木と佐藤に詰め寄られると「今、お叱りを受けています…」とタジタジになり会場を笑わせ、「3兄弟って聞いたらだんごじゃないですか。初めて買ったCDが『だんご3兄弟』だし…」と必死に弁解した。続けて、松岡が「いかがでしたか? 白石監督と初めてご一緒して」とMCの仕事を奪って質問すると、佐藤は本作へのオファーが来る前から「もし白石作品に出演できるんだったら、こういう役作りをして行こう」と考えていたそうで、「それくらい念願叶っての出演でした」と声を弾ませ、白石監督からどんな役作りをしようと思っていたのか追求されると「もし出られるんだったら、今より線を太くして、体内を汚して挑もうと思っていました。それを今回も取り入れました」と返答。すると松岡は「汚いですよ、今回の佐藤さん。ビックリするくらい汚い! こんなきれいな顔をしているのに、こんなに汚くなるのかって」と言葉に力を込めると、佐藤は「あんまり言うな、そういうこと。傷つくから。自分で言うのはいいけど、女性に言われたら悲しくなる」と一喝した。また、町の電気屋に勤務し、3兄妹で唯一自身の家族を持つが夫婦関係に思い悩む長男・太樹役を演じる鈴木が「僕は活発な役が多かったりするので、こういう内向的な役を鈴木にやらせてみたいと思ってくれたことに感謝しています」と語ると、松岡は「今まで見たことのないくらい汚い佐藤健さん。今まで見たことがないくらい頼りない鈴木亮平さんが見られます。『せごどん』はどこに行ったんだというくらいです」と紹介した。さらに松岡は自身の紹介もほしそうな表情で鈴木と佐藤の顔を覗き込むと、佐藤は「今まで通りの松岡。期待通りの松岡」と答え、白石監督が「ここまで試写を見た人たちからは『松岡茉優は凄まじいな』という声が非常に多いので、それは今まで通りなんでしょう」と褒めると、松岡は「ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべた。また、『自身にとっての特別な一夜』を尋ねられると、佐藤は、本作の撮影で佐々木に全力で飛び蹴りをしたシーンを挙げ「アクションシーンって巧妙なテクニックで計算して作っていくものなんですけど、そういったプランがなかったので、あれはアクションシーンじゃなくてただの暴力なんですよ(笑)」と笑いつつ、「それでも行くしかなかったのですが、蔵之介さんに快く『全然いいよ』と言っていただいたので、全力で行かせていただきました。あのときはありがとうございました」と感謝すると、佐々木は「心地よかったです」とコメントして笑わせた。
2019年09月26日家族の絆を描いた映画『ひとよ』ジャパンプレミア試写会が9月25日(水)、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、出演する佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優、音尾琢真、佐々木蔵之介、白石和彌監督が登壇した。出演したいという俳優が引きも切らない白石組だが、佐藤さんも例にもれず“念願の“出演となったそう。想いを爆発させた一幕もあった。佐藤さん、想いがあふれ「勝手に役作りを…」佐藤さんが、「『ひとよ』の話がくる前から“もし出演できるなら、こういう役作りをしていこう”と考えるくらい勝手に想定していました。念願叶っての出演です」と思いをあらわにすると、当の白石監督から「どんな役作りを想像していたの?」という純粋な質問が飛ぶ。「もし出られるなら、いまより線を太くして、体内を汚して挑もうと思っていたんです」と答えると、横から松岡さんが「汚いですよ、この映画の佐藤さん! こんなキレイな顔をしているのに、こんなに汚くなるか! っていうくらい」と話を膨らませる。苦笑気味で、佐藤さんが「あまり言うなよ…傷つくだろ(笑)」と突っ込んだ。オファーについては、白石監督も「観てみたい、一緒に仕事をしてみたい」と切望していたようで、「相思相愛」という言葉も飛び交っていた。佐藤さんらとの撮影に白石監督「夢のような時間だった」撮影をふり返った白石監督は、「夢のような時間だったし、今後の監督としてのキャリアにとっても、いろいろなことを学ばせていただいた豊かな時間でした。演出で言うと、これだけのメンバーでいてくれたら“超楽”みたいな感じですよね」と笑顔を見せる。佐藤さんは、「僕はかつてないほどの他力本願スタイルで現場にいました。誰かが何とかしてくれるだろう、じゃないけど。すべての信頼を置いていたから、準備もほぼしていっていないです。それができたのは白石組だからですね」と、やはり相思相愛トークに落ち着いていた。『ひとよ』は、『彼女がその名を知らない鳥たち』、『孤狼の血』などで知られる白石監督の最新作。次男・雄二(佐藤さん)、長男・大樹(鈴木さん)、長女・園子(松岡さん)の三兄妹は、母が父を殺めた15年前から抱えた心の傷を隠したまま、大人になった。それぞれが願った将来とは違ってしまったいま、母が帰ってくることに。再会を果たした彼らがたどりつく先は、いったい――。鈴木さん「脱ぐのが当たり前みたいに言わないで(笑)」ジャパンプレミアでは、タイトルにかけて「思い出深い特別な一夜は?」という質問が登壇陣に投げられた。佐々木さんが「この仕事をやると決めた夜かもしれない」と言えば、鈴木さんも「僕も、この仕事をやっていこうと決めた夜がありました」と、大学の演劇サークルで初日の本番が終わった夜の話を始め、「俺、これ一生の仕事にしようと、やっぱこれだと思ったんです。人生を変えた夜です」と、いい話で終わりそうだった…。が、白石監督が「『フルモンティ』?」と鈴木さんが企画・演出した全編英語のストリップの劇タイトルを口にする。「違う(笑)!」と否定する鈴木さんだったが、「当時から脱ぎたかった?」とさらに白石監督が聞けば、鈴木さんは「今回、脱いでないから! 脱ぐのが当たり前みたいに言わないでください(笑)」と制止しながらも、「懐かしいな」と当時の思い出話も繰り広げていた。『ひとよ』は11月8日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:ひとよ 2019年11月8日より全国にて公開(c)2019「ひとよ」製作委員会
2019年09月25日海岸線に沿って並ぶ白沢(はくたく)市と蝦蟇倉(がまくら)市。その架空の街で起きる事件が3つの章に織り込まれ、終章は全体をくくる大きな謎解きへとつながる。道尾秀介さんの『いけない』は、カタルシスに満ちた技巧ミステリーだ。架空の街で絡み合ういくつもの事件。二読、三読したくなる面白さ。「本書の第1章にあたる『弓投げの崖を見てはいけない』は、もともとは競作アンソロジーのために書いた中編でした。けれど、自殺の名所になっている崖や死亡事故が多発しているトンネルがある海沿いの土地、生まれ変わりを信じている新興宗教など、舞台設定や道具立てが、僕にとっても魅力的でした。いつかあの世界観を膨らませて書いてみたいと思っていたんです」第1章は、蝦蟇倉東トンネルの前で起きたある残忍な事件から始まる。その遺族であり悲しみに沈む安見(やすみ)弓子のもとに十王還命会(じゅうおうかんめいかい)の宮下志穂や、蝦蟇倉警察署の隈島(くまじま)刑事が訪ねてくる。いまだ犯人逮捕に至らない事件をめぐって、物語は二転三転。第1章最大の謎は、死んだのは誰かだ。「被害者は誰だったのかという点で、地図がすごく重要になってくる。今回は全面的に改稿し、街の地図も描き直し、さらに写真にして、最後のページをめくった後ろに入れるアイデアが浮かびました。各章の最後にそれぞれ違う写真が入っています。読み終わったあとに出てくる写真によって、それまで見えていた事件の顔ががらりと変わるというのは、僕にとっても初めての試みだったので、書いている間中、ずっとわくわくと緊張がありました」第2章では、5歳のときに家族で日本にやってきた中国人の少年・珂(カー)が語り手。不思議な〈あいつ〉の気配を感じる珂は、文房具店で、違和感を覚える光景を目撃してしまう…。各章とも独立した中編として楽しめるが、人物同士の関わりなどが見えてくるにつれ、どんなエンディングが待ち受けているのだろうと、ページを繰る手は否応なくはやる。ちなみに、各章の最後に置かれている写真はラフから道尾さんが自作。写真撮影にも立ち会い、ヒントのさじ加減にもこだわったそう。「各事件の謎解きの面白さと、消化不良にならない程度の真相の開示。それを両立させるのが難しかったですね。読了後に『まだ秘密がありそうだ』と、2度、3度と読んでもらえたら最高にうれしいです」みちお・しゅうすけ作家。『向日葵の咲かない夏』でブレイクを果たし、2010年、『龍神の雨』で大藪春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞、’11年、『月と蟹』で直木賞を受賞。今年はデビュー15周年。『いけない』4つの各章題は、すべて「てはいけない」の6文字で終わっているだけでなく、文字数もすべて揃っている。細やかな技巧性にもはっとする。文藝春秋1500円※『anan』2019年9月11日号より。写真・土佐麻理子(道尾さん)中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2019年09月06日吉岡秀隆が金田一耕助を演じる単発ドラマ「八つ墓村」の放送日が10月12日(土)に決定。村上虹郎、真木よう子、蓮佛美沙子ら第2弾となる出演者も明らかになった。昭和24年発表の「八つ墓村」は、横溝正史作品としては最多9回も映像化された人気作。すでに、訪れた村で事件に遭遇する名探偵の金田一役に吉岡さんが決定しているが、このほど新たに7名の俳優の出演が決定。田治見家の跡取りとして呼び戻され、事件に巻き込まれる井川辰弥役を「この世界の片隅に」『銃』の村上虹郎。都会から嫁入りした未亡人で辰弥に寄り添う森美也子役を現在放送中のドラマ「ボイス 110緊急指令室」が話題の真木よう子。田治見家の長女で辰弥の姉・田治見春代役を連続テレビ小説「べっぴんさん」の蓮佛美沙子。また、辰弥のいとこで彼に好意を寄せる里村典子役を佐藤玲。今回の事件の発端を作る田治見要蔵役と辰弥の兄・田治見久弥の2役を音尾琢真。そのほか、金田一とは旧知の磯川警部を小市慢太郎。美也子の亡き夫の兄・野村荘吉を國村隼が演じる。あらすじ戦国時代に村人が8人の落武者を惨殺し、大正時代に旧家の当主が32人の村人を殺害した過去を持つ、八つ墓村。その旧家・田治見家に長らく縁が途絶えていた井川(原作:寺田姓)辰弥が跡継ぎとして戻ってくる。だが、それこそが悲劇の発端だった。祖父、異母兄、僧侶、尼僧…次々と殺害される関係者たち。だが、真相はようとして分からない。そんな中、辰弥は巨大な鍾乳洞へと迷い込む。そこで見たものは、落武者の鎧を身につけた田治見家当主の死蝋だった。大伯母の老婆、異母姉、村の医師…殺人は留まるところを知らない。辰弥の出生の秘密を探り当てた金田一だったが、その頃、当の辰弥はたたりを恐れる村人によって鍾乳洞の奥に追いつめられていた。スーパープレミアム「八つ墓村」は10月12日(土)21時~BSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2019年08月01日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデルの新野尾七奈さんです。仕事も学業も充実!夢が膨らむ華のセブンティーン。「クールそうに見られるけど、喋ると小学生みたいって言われます」と、無邪気に笑いながら話す新野尾さん。「オーディションでもずっとモノマネをしていました。みんなを楽しませたくて、笑いをとりにいっちゃうんです(笑)」。動画メディア「C CHANNEL」で配信するミニ動画が大人気。「ネタ出し、撮影、編集を全部一人で行っています。少し長めの動画でYouTubeにも挑戦してみたいな」。大学での目標も。「数学が好きなので工学部に入りたいです。仕事と両立して、教員免許取得を目指します!」毎日食べたいくらい小籠包にハマり中。『京鼎樓』の小籠包が特に好き。横浜の中華街で食べ歩きをすることも…。夜眠る前に本を読むと、気持ちが前向きに。実生活に活かせることを学べたり、癒してくれたり、必要不可欠なもの。友達といっぱい遊んで青春しています!ディズニーやカラオケに行って、高校最後の年を思いっきり満喫中~しんのお・なな2002年生まれ。2017年の「TOKYO GIRLS AUDITION」でデビュー。動画メディア「C CHANNEL」公式クリッパーを務め、多数雑誌で活躍中。Instagramは@nanagirl7※『anan』2019年7月17日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2019年07月11日公開中の映画『凪待ち』の全国78館 生中継舞台あいさつ付き上映イベントが6日、都内で行われ、香取慎吾、音尾琢真、白石和彌監督が出席した。6月28日に全国85館で封切られ、初週好スタートを切った映画『凪待ち』。そんな本作の好発進を記念した同イベントは、初日3日間の舞台あいさつ行脚に参加出来なかったファンの要望で実現したもので、全国78館の劇場で生中継された中、香取慎吾らが登壇して行われた。主演の香取は「1年前に撮影していたこの映画が公開されて、『観ました』という方々とお話をするのが最近の日課です。それぐらい色んな方が映画館に足を運んで観てくれて、幸せを感じています」と周囲の反応も上々のようで、「これからライブビューイングが終わったら一気に皆さんが観ると思うと、こんなに幸せなことはないですね」と全国の78館を訪れた観客に感謝した。舞台あいさつ中には、全国78館の観客から3人への共通質問を香取らが答えるコーナーも。観客の質問に3人が答えながらも、劇中で音尾が「ジェニファー」というセリフを言う場面で、西田尚美と恒松祐里が笑いをこらえていたエピソードを明かした香取は「こんなところで負けられないなと。(劇中で演じた)郁男プラス香取慎吾として『あー? なんだ? こいつ? 何言ってるんだ? 全然面白くない! 俺は笑わない!』」とその時に思った胸中を告白して笑いを誘った。イベントの翌日が七夕ということで、「自身の願い事は?」という質問に音尾は「今の願いごととしては白石監督とウチの娘がひいている夏風邪が早く治ればいいなという思いが正直なところです」と回答。音尾は白石監督作品に多数出演しており、それを羨ましく思ったという香取は「白石組にもう一度入ることですかね。監督が本当に香取慎吾が必要だと思った役でいいので、ぜひ白石組にもう一度参加出来たらという思いです」と願望を。『孤狼の血』では、音尾が男性のシンボルに入れた真珠を役所広司らにナイフでえぐり出される拷問を受けたが、香取は「真珠も入れますよ」と並々ならぬ覚悟であることを白石監督に猛アピールした。主演の香取慎吾と『孤狼の血』(2018年公開)や『麻雀放浪記2020』(2019年公開)を手掛けた白石和彌監督が初めてタッグを組んだ本作は、宮城県石巻市が舞台。人生のどん底まで堕ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンスで、恋人を殺され、さらに次々と襲いかかる絶望的な状況から自暴自棄になっていく主人公の郁男を、香取が熱演している。
2019年07月07日香取慎吾と白石和彌監督が初タッグを組んだ映画『凪待ち』(公開中)の生中継舞台挨拶付き上映が、7月6日に全国78館で実施されることが3日、明らかになった。6月28日に公開を迎え、「アイドル香取慎吾の面影はもうない」 「香取くんのどうしようもなさが完璧」「男臭い香取慎吾がすんごい良かった!」など、SNSで香取の今までのイメージを完全に払拭した芝居を評価する声が続出している本作。ロケ地ともなった東日本大震災の被災地・宮城県石巻市の、いまでも復興を続ける地元の人々の姿も描かれ、本作のタイトル通り、いまでも“凪”(海面が静まった海)を待つ被災地の“現在”を映したことでも話題となっている。そしてこのたび、初週好スタートを記念し、主演・香取慎吾、共演の音尾琢真、そして、白石和彌監督による、全国78館の生中継舞台挨拶付き上映が7月6日17時から(本編上映前イベント)開催されることが決定した。中継映像でしか見ることのできないアングルでゲスト登壇の様子を演出予定。「よりたくさんの人に観て欲しい!」とキャスト・監督が初日舞台挨拶でも語ったように、公開後になっても“凪待ち”PRキャンペーンは続く。これまで公開前キャンペーンとして、塩釜・名古屋・大阪・福岡・札幌で完成披露イベントを実施、初日3日間では、ロケ地・石巻から始まり、六本木・横浜・川崎・府中・錦糸町・西新井・流山を巡る舞台挨拶を行い、その他エリアの全国の『凪待ち』ファンが舞台挨拶の様子を見たいと熱く希望したことからこの生中継舞台挨拶付き上映の実施に至ったという。本作は、宮城県石巻市を舞台に、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして、切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。恋人が殺され、さらに次々と襲い掛かる絶望的な状況から自暴自棄になっていく主人公・郁男を香取が演じた。(C)2018「凪待ち」FILM PARTNERS
2019年07月03日7月2日、尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(72)がインスタグラムを更新。《免許返納者が増えますように》とつづった七夕の短冊を投稿した。これに対して、尾木ママに共感するコメントがよせられている。《高齢者の免許返納…ホント節に願います》《最近、高齢者の事故が多いですもんね!》《さすが、尾木ママですね。私も、そう思いますね》尾木といえば、6月11日に都内の警察署にて運転免許証を自主返納した。相次ぐ高齢ドライバーによる死傷事故を防ぎたいとの思いで決意したという。また1日には、初めて免許証返納特典を受けたともブログで報告した。運転経歴証明書を提示したことでカフェの代金が割引になったといい、《免許返納の恩恵は確かにあります!迷っている方には返納を強くオススメします》とつづった。このような尾木の啓蒙活動には共感の声が続々と浮上。ただいっぽうで住んでいる環境から車が手放せない人も多く、こんな複雑な思いも上がっている。《田舎は、バスも1時間に1本…。車がないと、本当に不便なんですよね》《トラクター・軽トラ運転出来ないと仕事にならないです》《都市部は移動手段があるからいいけど鉄道もバスなど、交通機関がないところをどうするか?農家のお年寄りたちは、「車」がなければ出荷も買い物もできません》先月は俳優の杉良太郎(74)も免許証を返納し、高齢ドライバーによる交通事故防止を呼びかけた。運転免許証を返納する高齢者は年々増加傾向にあるが、まだまだ課題は残されている。
2019年07月03日女優の恒松祐里が28日、都内で行われた映画『凪待ち』の初日舞台挨拶に、主演の香取慎吾をはじめ、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキー、白石和彌監督とともに登壇。シースルー衣装で、スラリとした美脚を披露した。本作は、宮城県石巻市を舞台に、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして、切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。恋人が殺され、さらに次々と襲い掛かる絶望的な状況から自暴自棄になっていく主人公・郁男を香取が演じた。郁男の恋人・亜弓(西田)の娘・美波を演じた恒松は「香取さん演じる郁男の大きな背中に愛を感じたり、その背中に怒りをぶつけたり、悲しみを一緒に共有したり、いろんな感情をぶつけた作品でした」と撮影を振り返り、「どんなどん底なときでも小さな希望はあると思わせてくれる作品。美波もその小さな希望の光を少しでも放って演じられていたらいいなと、それがみなさんに伝わったらいいなと思います」と語ると、観客から温かい拍手が起こった。舞台挨拶では、キャスト・監督がそれぞれ考えたクイズを出題。恒松は「撮影前に私と西田さん2人でカフェに行ったときにあるものを忘れてしまったことに気がつきました。それはなんでしょうか?」と石巻でのロケにまつわるクイズを出した。そして、「西田さんとご飯に行くのすごい好きだったんです」とうれしそうに話し、夜ご飯もよく一緒に食べに行ったことを明かすと、香取は「えー!」と驚き、「僕まったくそんな時間なくて、1人部屋で毎日牛タン弁当を。カフェに行ってたんですね」と少しうらやましそうだった。この問題になかなか正解者は現れず、恒松はヒントを出そうとしたが「お財布に普段入っているものです。あ、お財布じゃない。カバンに…」と、うっかり答えを言ってしまうハプニング。共演者も観客も爆笑し、恒松は「ごめんなさい」と申し訳なさそうに謝った。また、音尾から「最初からおごってもらうつもりで?」とツッコまれると「違います違います」と否定し、「お財布を持って行ってもおごってくださいました。ありがとうございます。ごちそうさまでした!」と西田に感謝した。
2019年06月29日俳優の香取慎吾が主演を務める映画『凪待ち』の初日舞台挨拶が28日、都内で行われ、香取、恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキー、白石和彌監督が登壇。白石監督は、同じキャストで次回作を作るとしたら「ミュージカルをやりたい」と話し、観客から大きな拍手が沸き起こった。香取と『孤狼の血』(18)や『麻雀放浪記2020』(19)で知られる白石監督が初タッグを組んだ本作は、宮城県石巻市を舞台に、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして、切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。恋人が殺され、さらに次々と襲い掛かる絶望的な状況から自暴自棄になっていく主人公・郁男を香取が演じた。香取は「いよいよ公開。この日を迎えることができました。本当にうれしく思っています」とあいさつ。「初日からこんなにたくさんの方が来てくれて本当に幸せ者だと思っています」と喜んだ。また、「1人でも多くの方に見てほしいと思える作品を白石監督が作ってくれました」と監督に感謝。「僕が演じた郁男は、苦悩の中で逃げることばかりで先が見えない男でしたが、そんな先が見えない人間でも踏ん張って周りの方々のあきらめない絆、優しさで、少しずつでも光が見えてくる、そんな作品になっていると思います」と紹介し、「たくさんの方に劇場に足を運んでもらいたい」と願った。舞台挨拶では、キャスト・監督がそれぞれ考えたクイズを出題。白石監督は「このメンバーで次回作を作るとしたら、どんな映画でしょうか?」というクイズを出し、音尾が「『凪待ち2』」と答えると会場から笑いが。そして、「サスペンス」「ヤクザもの」「アニメーション」とさまざまな意見があり、香取は「西田さんが復活するゾンビ(作品)」と答えた。正解は出ず、白石監督が「全員に歌って華麗なステップを踏んでもらうミュージカルにしたい」と発表。香取が「今までミュージカルは?」と尋ねると、白石監督は「ないです。でもWEBドラマでちょっとそういうのがあります。なのであながちできなくはないと思っています。今度は楽しい映画を作りたい」と語り、会場からは大きな拍手と「見たい」という声が上がった。
2019年06月28日俳優の香取慎吾が28日、都内で行われた主演映画『凪待ち』の初日舞台挨拶に、共演の恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキー、白石和彌監督とともに登壇。宮城県のロケ地での恐怖体験を語った。本作は、宮城県石巻市を舞台に、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして、切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。恋人が殺され、さらに次々と襲い掛かる絶望的な状況から自暴自棄になっていく主人公・郁男を香取が演じた。舞台挨拶では、キャスト・監督がそれぞれ考えたクイズを出題。香取は「撮影終わり目を光らせて何者かが僕を狙っていました。一体何者でしょう?」というクイズを出し、「私たち見ました!」という西田と恒松が、「シカ」と答えて正解した。香取は「家からホテルに帰るときの暗い夜道でウン十匹が見ているんですよ。車で走っていると横切ったりするから怖くて怖くて。ものすごい量でした」と振り返った。このクイズでは、キャストたちの撮影現場でのエピソードが明らかに。恒松と西田は一緒にカフェでお茶したり夜ご飯を食べたりしていたそうで、音尾は川で釣りを楽しんでいたことを告白。リリーは、石巻在住の男性とよく飲みに行っていたというが、「いまだにあの人誰なのかわからない」と笑った。主演の香取は撮影で忙しく、そういった時間はなかったようで、「僕そんな時間まったくなくて、1人毎日部屋で牛タン弁当を」と打ち明け、「カフェに行っていたんですね」と少しうらやましそうだった。左から白石和彌監督、リリー・フランキー、恒松祐里、香取慎吾、西田尚美、音尾琢真、吉澤健
2019年06月28日『孤狼の血』『止められるか、俺たちを』『凪待ち』などを手掛け、いま俳優たちが最も出演を熱望する映画監督のひとりである白石和彌監督の最新作『ひとよ』。この度、佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優、そして田中裕子が演じる稲村家を取り巻く人物たちを演じる第2弾キャストが発表された。佐藤さんが、15年前の事件に縛られ、東京でうだつのあがらないフリーライターとして働く稲村家の次男・雄二を演じ、しがない町の電気屋に勤務し、三兄妹で唯一家庭を持つが夫婦関係に思い悩む長男・大樹を鈴木さん、事件によって美容師になる夢を諦め、スナックで働きながら生計を立てる末妹・園子を松岡さん、そして15年ぶりに三兄妹との再会を果たす母・こはるを田中さんが演じる本作。まず、別れた妻との間に17歳の息子を持つ、“稲丸タクシー”の生真面目そうな新人ドライバー・堂下道生に、来年の大河ドラマ「麒麟がくる」にも出演が決まった佐々木蔵之介。堂下が抱える息子への想いが、稲村家の行く末にも大きく影響を与えることになるという。稲丸タクシーの2代目社長であり、稲村こはるの甥にあたる、丸井進を演じるのは、高校の先輩でもある白石監督作品への参加が通算9作目となる音尾琢真。未亡人で一人娘を養う、稲丸タクシーの事務員・柴田弓に、来月公開の『よこがお』で再び深田晃司監督とタッグを組む筒井真理子。稲丸タクシーのドライバーで雄二の同級生・歌川要一に「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」「相棒」シリーズなどで幅広い演技力をみせる浅利陽介、同じく雄二の同級生で女性ドライバーの牛久真貴に鈴木清順監督に見出された『ピストルオペラ』でデビュー以来、存在感を放つ韓英恵、別居中の大樹の妻・稲村二三子には、『孤狼の血』に続き白石組への出演を果たし、多才ぶりを発揮するMEGUMI。そして、稲丸タクシーに乗りあわせるチンピラ・友國淳也に、バラエティ番組で大活躍中の大悟(千鳥)。今回、白石組には欠かせない存在となった音尾さんと2度目のタッグのMEGUMIさん以外の全員が、白石組に初参加。実力派俳優、芸人、タレントとバラエティに富んだ演者たちが、それぞれの家族が抱える問題に真摯に向き合いながら、物語を紡いでいく。堂下道生(どうした・みちお)役/佐々木蔵之介「この空気は良い作品になる」初参加の白石組は、撮影の流れ、段取り、雰囲気がとても良く、この空気は良い作品になると感じました。丁寧に作られた作品になっていることは間違いないです。親子、兄弟、家族…日本に限らず世界に共通する問題で、非常に普遍的な映画になる気がしています。映画をご覧いただく皆さんが、特別な家族に、どれだけの感情を乗せていただけるか、もし乗ってきていただけたとしたら高いハードルを越えてきてくださったことになるので、この映画はそういう面で挑戦した作品になっていると思います。同じ観客の立場としても、出来上がりの作品を楽しみにしています。丸井進(まるい・すすむ)役/音尾琢真「故郷に帰ってきたような感覚」白石監督は温厚な方なので、相変わらず現場の雰囲気は良くて、落ち着くお家に帰ってきたような、故郷に帰ってきたような感覚になりました。作品の手ごたえは自分には分からないですが、ただ白石監督が撮っているのだから大丈夫だと思っています。この作品も世界に羽ばたき、日本だけでなく世界中の皆さんに楽しんでいただけるようなものになったらいいなと思っています。柴田弓(しばた・ゆみ)役/筒井真理子「みんな楽しげで、ちょっと意外」白石監督の作品を数多く拝見していて、作風から緊張感のある現場かなと思っていましたが、すごく柔らかくてみんな楽しげで、ちょっと意外でした。良い意味で緊張感を抜いていただける現場で、リラックスして監督の思う世界に入れたかと思います。出来上がりを楽しみにしています。歌川要一(うたがわ・よういち)役/浅利陽介「もう少し撮影現場に居たかった」白石組が初めてなので、自分が持っている引き出しや芝居のアプローチがうまく白石監督や他の役者さんのヒントになるといいなと思い、撮影に挑みました。クランクアップして、撮影が終わったという達成感と、もう少し撮影現場に居たかったという気持ちが入り混じっています。稲丸タクシーの現場は、ゆったりした時間が流れていたのでリラックスした状態で撮影ができました。台本を読んだ限り、ズシッと残るものがあり、最後に家族の愛っていいなと思ったので、皆さんにも伝われば嬉しいなと思います。それぞれの個性的なキャラクターが相まって、どんなクライマックスになるのか、期待しています。牛久真貴(うしく・まき)役/韓英恵「まだあの世界に浸っていたい気持ち」モー(牛久真貴の愛称)はヤンキーながら、稲丸タクシーを支えていく気持ちがあり、頼り甲斐のあるキャラでありたいと思い演じました。白石監督とは助監督時代にご一緒したことはありますが、監督作品への参加は初めてでした。撮影当初は不安もありましたが、監督が役者の芝居にきちんと向き合ってくれて、のびのびと演じることができました。全力を出し切ったのでクランクアップして率直に寂しく、まだあの世界に浸っていたい気持ちが残っています。稲村二三子(いなむら・ふみこ)役/MEGUMI「心が震えるような場面が何度も」スタッフの方全員の想いが一つになった空気感が、本当に気持ちが良く、私もこの場にいれて幸せだなという思いとプロフェッショナルさを感じた現場でした。役柄と同じく私も子供がいるので、感情移入できた部分があり、心が震えるような場面が何度もありました。出演するほぼ全シーンが怒りに震えていて、激しくて、台本を最初に読んだ時よりも何百倍も肉体的に削られましたが、精神的には鈴木亮平さんに監督、そしてスタッフさんに今までの自分にないものを引き出していただき感謝しています。インターネットが流通し、実際に会話するよりもテキストや絵文字でのやりとりがメインになっている世の中とは真逆で、自分の辛さ、弱さ、喜びをぶつけ合っている、すごく人間らしい家族の話です。観た方もちょっと思ったことを言ってみようかなとか、家族に辛いことや喜びをシェアするような、共感のきっかけになったらいいなと思います。友國淳也(ともくに・じゅんや)役/大悟(千鳥)「『クセ』は強くなかった」白石監督は、『孤狼の血』とかを観て、勝手にめちゃくちゃ怖い人かなと思っていたら、すごい物腰の柔らかい方でビックリしました。「クセ」は強くなかったですね。とても優しい、紳士な方でした。撮影は、緊張しました。フワッフワしたまま、こんなことになるんや、と思いました。『ひとよ』は11月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ひとよ 2019年秋より全国にて公開(C) 2019「ひとよ」製作委員会
2019年06月26日公演初日を迎えた舞台『オレステイア』のフォトコール&囲み取材が6日、東京・初台の新国立劇場 中劇場で行われ、主演の生田斗真をはじめ、音月桂、趣里、横田栄司、神野三鈴が出席した。同舞台は、世界から注目されているイギリスの作家・演出家であるロバート・アイクによる『オレステイア』の日本初演。アイスキュロス作の『オレステイア』三部作(『アガメムノン』『供養する女たち』『慈悲深い女神たち』)を軸に、ギリシャ悲劇を換骨奪胎して大胆に再構成した意欲作だ。 主人公のオレステス役にあは生田斗真、演出には近年話題作を発信しつづける上村聡史が担当している。主演の生田斗真は、演じるオレステスというキャラクターについて「基本的にずっと悩み続けていて、何が現実で何が夢の中で何が頭の中の話なのか、ひたすら思い悩んでいるという感じです」と説明し、「4時間半舞台上にいるというのが、今回一番大変なところだと思います。細かな表情だったり声色の変化を出していけたらと思います」と見どころを語った。4時間半という長丁場については「インスタグラムやYouTubeで短い映像が多く見られると思いますが、その時代と逆光して4時間半もあって、4時間半僕はずっと出ずっぱり。僕の腰が壊れるか、お客さんのお尻が壊れるかガチンコ勝負ですよ(笑)」と笑いを誘いつつも、「良いクッションを用意していますので安心かなと思いますが、お尻にはぜひ気をつけてください」と観客を気遣った。前日には生田の高校の1年後輩にあたる蒼井優が南海キャンディーズの山里亮太と結婚を発表。それをニュースで知ったという生田は「ビックリしました。あっ! (相手が)山ちゃん! ってビックリしましたよ」と驚いたといい、「(蒼井のことを)すごく良い奴ですよね。いい子というよりは、いい奴というイメージです。山ちゃんも大ファンですし、ハッピーな話題は僕たちもうれしくなりますよ」と祝福。蒼井にはまだ連絡はしてないそうだが、「芸能ニュースを見て連絡するのもミーハーみたいで恥ずかしいですから、会った時にでも言おうかなと思っています」と再会を楽しみにしている様子だった。舞台『オレステイア』は、6月6~30日(10・17・24日は休演)に東京・初台の新国立劇場 中劇場で公演される。
2019年06月06日俳優の香取慎吾が5日、都内で行われた主演映画『凪待ち』(6月28日公開)の完成披露試写会に、共演の恒松祐里、西田尚美、音尾琢真、リリー・フランキー、白石和彌監督とともに登壇した。2017年9月に「新しい地図」としてスタートした香取だが「新しい道を歩み始めて、初めてのひとりの映画。プレッシャーや緊張、ちょっと気負いすぎている部分もあった」と告白。白石監督の映画として「素晴らしい映画になっていた」と喜びを語り、さらなる役者業への意欲を燃やした。2018年6月~7月に石巻市を中心に撮影された本作は、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして、切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。あるきっかけをもとに墜ちる所まで堕ちきった男・郁男を香取が演じた。香取は「心ズタズタ」「毎日誰かにボコボコにされた」と苦笑いを見せつつも、「これ以上の(過酷な)役でも、どんな役でももう一度ご一緒したい。リリーさんや音尾さんのように『白石組を観たら僕がいる』というぐらい、自分も参加できたらうれしい」と再タッグを望むなど、白石監督に惚れ込んだ様子だ。香取にとって「今までは正義感にあふれていたり、困っている人がいたら走り寄って問題を解決する役が多かった。今回はそれに背を向けるような役。これまでに演じたことのない役で、どうしようもない男」と新境地となったが、リリーは「男の色気を感じた。強烈な色気。撮影期間もそれにドキドキしながら過ごした」、郁男の恋人役を演じた西田も「大スターなのに、現場ではやさぐれた感じの郁男になっていた。石巻で椅子に座って風に吹かれている香取さんの姿が、大好きでした」と香取の演技を大絶賛だった。アーティスト、歌手、俳優などさまざまな活動を行なっている今、記者から「今の肩書きは?」と聞かれる一幕も。香取は「今日は俳優。俳優の雰囲気を出してます」とお茶目に語り、「僕を素材として何かやってみたいと思ってくださる方がいれば、ぜひご一緒したいです」とアピールした。またこの日は、お笑い芸人・山里亮太と女優・蒼井優の結婚が明らかとなり、完成披露イベント後に行われた囲み会見でこの話題を振られた香取は「ハッピーですよね。本当なら」と疑いの目を向けて、記者陣も大爆笑。結婚報告会見が行われていることを耳にして、「じゃあ、本当なんだ!」と目を丸くし、リリーも「ファンタジーを感じる。夢があるなあ」としみじみと語っていた。
2019年06月06日香取慎吾が『孤狼の血』などの白石和彌監督と初タッグを組んだ映画『凪待ち』完成披露試写会が6月5日(水)、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、香取さんと白石監督のほか共演の恒松祐里、西田尚美、音尾琢真、リリー・フランキーもわいわいと舞台挨拶に登壇した。香取さん、白石監督との再タッグを希望!公式SNSに寄せられた質問に香取さんが回答する段では、「今後、監督とご一緒するならどんな役がいいですか?」という質問が挙げられた。香取さんが、「どんな役でも。またぜひご一緒したいですね」とすぐ答えると、白石監督が「ある程度、限定しておかないとひどい目に遭うので」と含み笑い。すると、香取さんは「今回、監督の作品の中でもあまりないようなヒューマンドラマ、人間の心を描きたいとおっしゃってくれたけど、毎日誰かにぼこぼこにされていって…あれ?ヒューマンドラマって…(笑)」と、驚きの表情を見せつつ「だから全然平気ですよ!これ以上の役でも、どんな役でも、音尾さんとリリーさんのように、“白石組を観たら僕がいる”みたいに、自分も参加できたらうれしい」と笑顔を見せていた。『凪待ち』は、ギャンブル依存症の男の暴力と狂気を描いたヒューマン・サスペンス。毎日をふらふらと過ごしていた郁男(香取さん)は、恋人の亜弓(西田尚美)とその娘・美波(恒松祐里)と共に、亜弓の故郷・石巻で再出発しようとする。少しずつ平穏を取り戻しつつあるかのように見えた暮らしだったが、ある夜、亜弓が何者かに殺害されてしまう。リリーさんが香取さんを絶賛「色気にドキドキ」白石監督と3度目のタッグとなったリリーさんは、「今まで殺人鬼ばかりで、今回はすごくやさしいおじさんをやらせていただきましたので、新鮮でした。男が男の色気を感じる経験はないんですけど、慎吾ちゃんが強烈な色気で。それにちょっとドキドキしながら過ごしていた撮影期間でしたね」と、香取さんの色香についてコメントを寄せると、香取さんも照れ顔に。さらに、音尾さんが「僕は香取さんの1個上、監督が香取さんの2個上、1年後はこう(自分のように)なり、2年後にはこう(白石監督のように)なる!男にはやってくる!」とわめくと、白石監督が「何の話してるの(笑)?」と突っ込み。場内からは何かを想像したのか「えええ…」という悲痛な叫びがこだました。『凪待ち』は6月28日(金)より全国ロードショー。(cinamacafe.net)■関連作品:凪待ち 2019年6月28日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2018「凪待ち」FILM PARTNERS
2019年06月05日香取慎吾主演×白石和彌監督による映画『凪待ち』(6月公開)の予告編が23日、公開された。2018年6月~7月に石巻市を中心に撮影された本作は、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして、切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。あるきっかけをもとに墜ちる所まで堕ちきった男・郁男を香取が演じた。このたび、郁男役の香取の悲しみと狂気が交錯する演技が印象的な予告編映像が公開された。また、恋人の娘・美波役の恒松祐里が香取と見せるガチンコな演技力も見どころ。郁男の恋人・亜弓を演じた西田尚美は、「現場に西田さんがいるととても安心した」という香取の言葉からもわかる通り、姉さん女房としての役どころにぴったりとはまっている。監督が若松孝二監督の助監督時代のスターとして見てきた吉澤健も、石巻で郁男や美波とともに暮らし始める亜弓の父親役として登場し、本作の重要な役どころを担当。白石組常連としてお馴染みの音尾琢真は、亜弓の元旦那・美波の実父として石巻に住む男を演じ、本作でも味のある芝居を見せている。そして、香取が現場で思わず高揚する気持ちを押し殺したというリリー・フランキーの方言まじりのリアリティある演技にも注目だ。(C)2018「凪待ち」FILM PARTNERS
2019年04月23日「朝ドラに出ることがひとつの目標でした。でも(出演決定が)自分の中で大きな出来事すぎて、マネージャーさんから聞いたときは正直実感がわかず、え、本当ですか?という気持ちでした」4月1日の放送開始以来、高視聴率を維持しているNHK連続テレビ小説『なつぞら』。今週から物語は昭和30年に移り、なつ(広瀬すず)は高校3年生になった。柴田家の長女・夕見子もなつと同じ高校3年生に。夕見子を演じるのは福地桃子(21)。3度目のオーディションで、念願だった朝ドラ出演への夢をかなえた。最初はぎくしゃくしていたなつと夕見子だけれど、どんどん距離を縮めていく。撮影現場では広瀬とどのように過ごしているのだろう。「すずちゃんはヒロインで誰よりもエネルギーを使うのに、ずっと元気だから本当にすごいなって。長丁場の撮影にもかかわらず、疲れたそぶりをいっさい見せないんです。それどころか、かわいらしいのに不意に変顔をしてきたりして、和やかな雰囲気を作ってくれるので、とても元気をもらっています。お芝居でも尊敬する部分ばかりなので、お話しする時間を、楽しみながらも大事にしています」(福地・以下同)そして、撮影現場ではやっていることをこう続ける。「撮影が始まったばかりのころ、藤木直人さん(夕見子の父役)がルービックキューブを持ってきてくださって。藤木さん、すごくお上手なんです。あと、菊介役の音尾琢真さんが、藤木さんや松嶋(菜々子)さん(夕見子の母役)とワカサギ釣りに行かれたそうです。私も釣りが好きなので、そのお話を聞いたときにいいなって思いました。私、お正月にアマダイが釣れたんです。めでたくないですか!?魚拓も取りました!」演じる夕見子の人物像については「夕見子の魅力を語ると止まらなくなるかもしれない」と笑顔に――。「ひとことでいうとすごくかっこいい女性です。頭の回転がものすごく速くて、人のためにエネルギーを使える人。来週(第4週)や再来週(第5週)も夕見子が言うかっこいいせりふが出てきますよ!」
2019年04月22日毎週木曜日、『めざましテレビ』(フジテレビ、4時55分〜)に出演している伊野尾慧さん。4月11日の放送では、伊野尾さん自らがレポーターを務める「イノ調」コーナーで、建築賞を受賞した学校を紹介する企画が放送されました。VTR冒頭には伊野尾さんが学校潜入するロケの際に使われる直筆の“学校へ行っとケイ”というテロップも登場。これに対し、「久しぶり」と喜ぶファンの姿も。では、建築賞を獲得した学校に潜入しながら、「壁の木の凹凸が(建築家の)フランク・ロイド・ライトっぽい」「大自然の中に建築が溶け込むように、建築物が水平に伸びている」「自然光を大きな窓から取り入れるデザイン」など、建築の知識があるからこその視点で、的確でわかりやすい解説を披露。建築の知識がなくても楽しめるレポートに、「秀逸」、「建築が楽しくなる」と行った声が寄せられました。明けでは、ゲストとしてスタジオに出演していた事務所の先輩、KAT-TUNの亀梨和也さんに対し、「亀梨さん、僕のロケはいかがでしたか?」と、質問する伊野尾さん。亀梨さんは、「非常に楽しまれてて良かったと思います」とコメント。亀梨さんも納得の建築愛でした。建築の知識を噛み砕いて視聴者に伝えられるのは、アイドル界では伊野尾さんだけ。これからも唯一無二のポジションとして、建築系の仕事を沢山してくれることを期待しています。文/エミチャンカパーナ画像/Shutterstock
2019年04月11日映画『麻雀放浪記2020』(4月5日公開)の公開初日舞台挨拶が20日に都内で行われ、斎藤工、もも(チャラン・ポ・ランタン)、ベッキー、岡崎体育、音尾琢真、竹中直人、白石和彌監督が登場した。同作は、阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説を実写映画化。主人公・坊や哲(斉藤)がいるのは、2020年の未来。人口は減少し、労働はAIに取って代わられ、街には失業者と老人があふれており、東京オリンピックが中止となっている。1945年の戦後からやってきたという坊や哲が思わぬ状況で立ちはだかった麻雀で死闘を繰り広げる。クラブのママ・八代ゆきとAI搭載アンドロイド・ユキの一人二役を演じたベッキーは、アシンメトリーのワンピースでスラリとした美脚を見せ、「AIを意識して、この衣装でやってまいりました!」と拍手を浴びた。さらに作中では過激な麻雀を過激な衣装で打っているという、バニーガールの鈴木ふみ奈&水口美香、衝撃的なダンスを披露するイケメンふんどしダンサーの藤田晋之助、橋本侑哉が盛り上げる。作中の印象的なシーンを語る場面では、竹中は斎藤と岡崎を絶賛しつつ、「ベッキーは久しぶりに共演したんだけど、圧倒的に不愉快で……」といじる。ベッキーは「舞台挨拶で感じ悪いですよ!?」と応じ、竹中が「失敬だな、年上だぞ! 指さすな!」と、仲が良いからこその"茶番劇"を繰り広げていた。ベッキーがさらに「斉藤工さんは本当にレディファーストで、皆さんが想像するような素敵な方なんですよ。素敵だったんですけど、ある日急に豹変しちゃって。さっきみたいに竹中さんが現場で私をいじり始めたんですよ。そしたら斎藤さん、『ベッキーはいじって大丈夫だ』と思ったみたいで」と訴えると、斎藤は「指ささないでくださいよ。新婚だからって失礼ですよ」と指摘。観客からはベッキーに「おめでとう!」と祝福の声が飛ぶ。ベッキーは「斎藤さんに、撮影に入る前にも『ちょっと待って、ベッキーさんのヒゲが生えてるから』とかいじられ倒されて」と明かすと、斎藤は淡々と「午後だったので生えてきてたんですよ」とジョークを飛ばす。竹中もサイド参戦し、ももは「ずっとこんな感じで、楽しませてもらいました」と笑顔を見せた。
2019年04月05日映画『麻雀放浪記2020』(4月5日公開)の公開初日舞台挨拶が5日に都内で行われ、斎藤工、もも(チャラン・ポ・ランタン)、ベッキー、岡崎体育、音尾琢真、竹中直人、白石和彌監督が登場した。同作は、阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説を実写映画化。主人公・坊や哲(斉藤)がいるのは、2020年の未来。人口は減少し、労働はAIに取って代わられ、街には失業者と老人があふれており、東京オリンピックが中止となっている。1945年の戦後からやってきたという坊や哲が思わぬ状況で立ちはだかった麻雀で死闘を繰り広げる。テクノバンド・電気グルーヴのメンバーで俳優のピエール瀧容疑者が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことを受け、白石監督と東映代表取締役社長・多田憲之氏がノーカットのまま公開することを会見で発表するなど、波紋を呼んでいた同作。4日に瀧容疑者が保釈となったことで、舞台挨拶後に斎藤と白石監督が囲み取材に応じた。斎藤は「保釈されたからといってこちらが変わるわけではないんですが、これだけ大きな波紋が広がることも、想像ができてもいざ目の当たりにして初めて実感されてるんじゃないかなとも思います」と苦しそうな表情を浮かべる。また白石監督がメディアからの厳しい質問に答えている姿を間近で見てきたことから、「その(監督の)姿こそをピエールさんに見ていただきたい。猛省していただきたいと思ってます」と気持ちを表した。さらに「もしかしたら僕ら自身も、信用され過ぎているんじゃないか」という考えも提示。「常に検査をというのも……僕自身はそれくらいでもいい」と明かし、「そのくらい、キャストもスタッフも信頼という上で仕事が成り立って、放送や公開にたどりつくというプロセスについて、深く考えました」と語る。「作品ごとに審議議論は必要だと思うし、特殊なケースかもしれないけど、一つの『麻雀放浪記2020』が出した答えが、映画人、映像にまつわる方達の希望になることを願っております」と語りかけた。一方、白石監督は「"映画監督とピエール瀧"という関係性では、作品を作るのは難しいかもしれませんけど、ここからは一友人として、必要であれば、瀧さんの治療とか、社会の中で何を貢献していけるかは、協力できることはしたい」と今後への思いを明かす。「僕も今まで映画の中で薬物のシーンを出して、この映画にも少しあるんですけど、ただ撮るだけじゃなくて、一緒に考えていきたいなと思っています」と改めて語った。「いろんな事件がありますけど、一本一本、出演者、我々スタッフ含めて、どういう思いで作品を作っているかということは、関わっているものみんなが考えなければいけない」という白石監督。「そもそもなぜエンターテインメントとして、見ているお客さんに何を届けようとしているかということは、この世界に関わるものが、みんな考えて真摯にやってくしかないなと思ってます」と今後への思いを吐露した。舞台挨拶では、シークレットゲストとして、前都知事の舛添要一氏も登場。本人役で出演し、麻雀五輪の開会宣言を行うことも発表された。舛添前都知事は「世の中暗いことがあるから、みんなで楽しくできればいいなという感じで」とオファーを受けた時の気持ちを明かし、斎藤も「センセーショナルなシーンになっております。おかげさまで」と感謝していた。
2019年04月05日毎週木曜日、『めざましテレビ』(フジテレビ、朝4時55分〜)に出演していた伊野尾慧さん。4月からの出演に関しては告知されていませんでしたが、4月4日の放送にもいつも通り出演したことで、無事木曜朝の顔として4年目を迎えました。これに対し、ツイッターではお祝いの声が続々と届いています。4年目を迎えられたのも、伊野尾さんの努力の賜物。与えられた仕事に対し、しっかりと成果を残す姿勢は流石ですね。伊野尾さんのプライベート写真を紹介する「いのおピクチャー」のコーナーでは、目黒川沿いの桜並木で同じくHey! Say! JUMPの有岡大貴さんとのツーショットが公開されました。仲睦まじい“いのあり”コンビに「可愛い」「尊い」という声が続出。混雑している目黒川での撮影の割に、周りに騒がれなかったことに対し、「スターが2人揃ってたんですけど、全然騒がれなかった」と自ら語り、スタジオでは笑いが起こりました。伊野尾さんがめざましファミリーに愛されている証拠ですね。さらに伊野尾さんがリポーターを務めるコーナー「イノ調」では、生ナレーションにも挑戦。こちらも視聴者に大好評でした。今やめざましテレビには欠かせない存在となった伊野尾さん。4年目も様々なことにチャレンジして欲しいですね。木曜は早起きが楽しみです!文/エミチャンカパーナ画像/shutterstock
2019年04月04日