今回は、妊娠中の飛行機の利用と海外旅行についてお話しします。 妊娠中は飛行機にいつまで乗れる?まず、航空会社によって搭乗可能な妊娠週数は異なりますので、事前に確認しておきましょう。搭乗条件に、医師の診断書の提出が必要なことがあります。 飛行機に乗る予定がある場合は、妊婦健診の際に担当医に相談してください。国内線と国際線によって、妊婦の搭乗条件、診断書の書式や提出期限は異なります。病院側が航空会社に提出する診断書を常に用意しているわけではないので、ご自身で調べてから担当医に相談するようにしましょう。 ただし、医師が診断書を書いたとしても、飛行機を利用する当日の妊婦さんや赤ちゃんの健康状態、搭乗中や滞在先で受ける医療の質を保証するものではないので注意が必要です。妊娠経過は個人差があり、週数によって起こりやすい症状やトラブルは異なるため、医学的に安定期と言える時期はありません。航空会社の説明に「安定期妊娠○~△週」と表現があるため、安定期といわれる期間は搭乗しても良いと解釈する妊婦さんもいますが「安定期」は医学用語ではなく、すべての妊婦さんの安全を保証するものではないのです。また、空港内や飛行機内には多数の利用者がいます。航空会社はすべての利用者が快適に利用できるようにルールを設けています。それぞれの健康状態に対して予防・対策をするのは利用者のマナーであり、自己責任であることを心得ておく必要があります。飛行機を予定外に着陸させることはあってはならないので、飛行機に乗る際は慎重に判断しましょう。 妊娠中は海外旅行や海外出張をしてもいいの?産婦人科医や助産師は、妊娠中に海外旅行や海外出張へ行くことを基本的には許可しません。普段以上に体調管理が必要な時期に海外へ行くことを安全だと断言できないためです。 もし、どうしても妊娠中に海外に行かなければならない場合は、担当医や助産師に正直に相談しましょう。妊婦健診では、妊娠による妊婦さんの変化やおなかの中の赤ちゃんの成長を確認しますが、旅行や仕事で海外へ行く妊婦さんや赤ちゃんの健康状態を確約できるものではありません。海外へ行くと決めた時点で妊娠経過が順調であっても、その後、いつ何が起こるかは誰にもわからないので、慎重な判断が必要になります。 担当医や助産師への相談の有無に関係なく、自己判断と自己責任で海外へ行く妊婦さんもいますが、結果的に何もトラブルなく過ごせたとしてもそれは偶然のことであり、その経験がすべての妊婦さんに当てはまるわけではありません。知人や身近な人が妊娠中に海外へ旅行や仕事で行っても大丈夫だったから自分も大丈夫、と油断するのは危険です。新婚旅行を兼ねて、リゾート地や海外での挙式を希望する妊婦さんもいますが、もし結婚式当日にその土地で入院や早産した場合を想定したうえで検討しなくてはなりません。妊婦さんの体調管理を優先すること、そして妊婦さんとパートナーの人生において優先すべきことを考えながら自己責任で慎重に判断しましょう。 妊娠中の海外旅行保険について海外旅行保険では基本的に妊娠・出産に関わる医療費はカバーされません。通常の医療保険やクレジットカード付帯保険は、海外での妊娠・出産に関わる医療費は補償対象外です。妊娠中に加入できる海外旅行保険もありますが、医療費をカバーする妊娠週数が限定されています。海外の保険会社に妊婦さんを対象とした保険もありますが、滞在先で使用する言語が堪能でないと、もしものときにサービスを受けられないことがあるので注意が必要です。また、日本国内と海外では医療システムや治療費が異なります。滞在する国によっては日本と同じ医療レベルの治療を提供してくれるとは限りません。万が一海外で入院や早産した場合の医療費、滞在費など想定しておくことも大切です。 まとめ妊娠中は、普段以上に体調管理が大切です。妊婦さんの体調と、人生において優先すべきことを第一に考えて、飛行機を利用すること、海外へ行くことを慎重に判断しましょう。 <参考>産婦人科診療ガイドライン産科編2017外務省 海外安全ホームページ「海外旅行保険加入のすすめ」 監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。退職後、平成24年8月より祖父の代から続いている「おおたレディースクリニック」院長に就任し現在に至る。著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2019年12月27日年末年始のお休み期間までもう少し。旅行や帰省で飛行機を利用する家族も多いのでは?途中下車のできない飛行機では、子どもがぐずったり騒いだりしてしまうとまわりに迷惑をかけてしまいますよね。わが家では、子どもが0歳のころから、30回ほど飛行機を利用しており、最長10時間ほどのフライトを往復したこともありました。そこで、わが家が空の旅を快適に過ごすために工夫してきたことを紹介します。飛行機内での乗り物酔い、耳抜き対策着替え一式は手荷物に。離着陸時用の飲み物もわが子は、気圧の揺れや気流で機体が揺れることの多いフライトで酔うことがあります。座席の前にはエチケット用の紙袋が用意されていることがほとんどですが、口の大きいビニール袋や、普段飲んでいる酔い止めの薬があると安心できますね。また、万が一、服が汚れてしまった時でも、スーツケースの服は取り出せません。手荷物の中に着替え一式があると便利です。そして、機体が離着陸するときは、機内の気圧の変化で耳に不快感を感じることもあります。あまりに痛いと、泣いてしまう子も。それを防ぐためには、離着陸のタイミングで飲み物を飲ませる、もしくは、ストローをくわえさせるのが効果的です。赤ちゃんには哺乳瓶をくわえてもらうといいようです。少し年齢があがれば、アメをなめたり、あくびをしたりすると改善されることが多いです。乳幼児のころの私のおすすめの席最初に降りられる前側、または揺れの少ない真ん中座席の指定が可能であれば、私のおすすめは断然前側!なぜならば、最後に乗れて最初に降りられるからです。飛行機に乗っている時間は少しでも短いほうがいいと考えているパパママには、前の座席をすすめたいです。また、乗り物酔いが心配な場合は、揺れが比較的少ない真ん中あたりの座席を選びましょう。ただ、翼があり、揺れを感じることが少ない一方、エンジン音が大きく聞こえたり、翼で外の景色が見えづらいといったデメリットもあります。0歳~2歳の子どもには、バシネットという簡易ベッドのような装備を借りるのがおすすめです。ベルトサインが消えているときのみ利用できるのですが、自分たちの目の前で子どもが寝てくれると、とてもラク。また、パパやママも、足を伸ばして座ることができるのでゆったりできます。事前予約が必要のため、搭乗券を買ったらすぐにバシネットを予約するのがおすすめ。バシネット付きの座席は横に並んでいることが多いため、右隣も左隣も子ども連れの席になることもありましたよ。航空会社の規定によって、利用対象が体重や年齢、身長別に定められているので、まずは問い合わせてみてください。また、ベビーフードやキッズミール、紙おむつやおもちゃを無料で提供してくれる会社もあります。事前にホームページをチェックするのは必須です。空港内のキッズスペースを有効活用「空港で遊んで機内で寝る」のリズムをつくるわが家のおしゃべり大好きな息子のために、私がもっともする飛行機対策は、空港のキッズスペースでひたすら遊んで、機内では寝てもらうこと。成田空港も羽田空港も、ゲートをくぐった中に無料のスペースがあります。柔らかいクッションや滑り台があり、フライトの時間によってはたくさんの子ども達が遊んでいます。0歳のころからこれを繰り返していたおかげか、最近は空港に着いてキッズスペースで遊ぶと、飛行機に乗って景色を楽しんだ後は、すぐに自ら寝てくれるようになりました。子どもの生活リズムに合わせて、お昼寝時間や夜便のフライトを予約するのもアリです。モニターにも集中できない!フライト中の気分転換は?ヒモ1本でできるアレがおすすめ大人でも長く感じるフライト。集中力がまだついていない小さい子どもは、モニターや外の景色がいくらあっても、やはり同じ姿勢には飽きてしまいがちですよね。そのため、わが家はお気に入りのおもちゃや、飛行機用にと内緒で準備した新しいおもちゃをいくつか持参しています。音の鳴るおもちゃはまわりの迷惑になりやすいので、静かに遊べてかさばらないルービックキューブのようなパズルゲームや、シールブックを活用しています。そして、意外に大人も子どももハマるのが、あやとりです。ヒモを1本持って行くだけなので、荷物にならない点もおすすめです!年末年始の飛行機、家族も周りも快適に過ごせるといいですね。<文・写真:ライターゆかダコ>
2019年12月05日「楽しみにしていた旅行なのに、長時間の移動で体がツライ……」こんな経験、みなさんもしたことがあるのではないでしょうか。せっかくの旅行を思い切り楽しむには、移動中にどう過ごすかが鍵となります。少しでも体力を温存しておくために、機内でもリラックスして眠れる方法を覚えておきましょう!座席にこだわる座席の位置によって乗り心地は異なります。中心部は安定していて揺れが少ないけれどエンジン音が大きかったり、後方部は比較的混みにくいけれど揺れやすいなど、それぞれにメリットとデメリットが。窓側か通路側かだけでなく、飛行機のつくりに注目して好みの場所を選んでみましょう。わざと寝不足にしておくあらかじめ睡眠不足にしておき、眠りやすい状況を作っておく方法。「寝なきゃ」と焦る前に自然と眠くなります。フライト時間や時差なども計算して睡眠時間をとってみましょう。搭乗前にストレッチストレッチをすると体があたたまり緊張がほぐれ、眠りやすい状態に。機内は狭いので、あらかじめ体をほぐしておくとラクになります。普段の睡眠でも取り入れられるので、ぜひ試してみてください。長時間フライトの必需品ここからは長時間移動を快適にするアイテムをご紹介。あるとないとでは快適具合が格段に変わりますよ!ネックピローを使えば重たい頭が支えられるので、首の負担が軽減されてラクに眠れます。コンパクトにできるものを選べば、かさばる心配もナシ。お気に入りを見つけてみてくださいね。リラックスして眠るのに、締めつけのある服装はNG。搭乗する前に、ゆるめの服装に着替えておくのがオススメです。席に着いたら靴をスリッパに履き替えれば、よりリラックスできますよ。寝るときに気になる周りの音は、耳栓でシャットアウトしましょう。騒音を打ち消してくれるノイズキャンセリング機能のついたイヤホンやヘッドホンを使えば、自分の眠りに集中できます。機内はとても乾燥するため、保湿ケアをしないと肌がカサカサになってしまうことも。喉や肌を守るために、マスクや化粧水を持っていきましょう。合わせてリップクリームや目薬、水も持っておくと安心です。事前の準備で快適なフライトを!フットレストなどもあると便利ですが、ものによっては持ち込みできない場合もあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。また、ご紹介した方法は飛行機ではもちろん、夜行バスなどでも応用できますよ。移動時間を快適に過ごして、旅行をより楽しんでくださいね♪宿泊や国内ツアーの予約は〔楽天トラベル〕をチェック♪
2019年10月17日こんにちは。5歳の双子と2歳の末っ子の三姉妹育児をしている田仲ぱんだです。今年の夏休みは、夫を置いて、三姉妹を連れて北海道へ飛行機に乗って帰省していた私。夏休みを北海道で過ごすことは、涼しいし、食べ物はおいしいし、楽しくて言うことなし。ですが、何よりも心配なのが、私たったひとりで、子ども3人を連れて飛行機に乗って、無事たどり着けるのか…!?■地獄だった…子どもと母だけの飛行機帰省<昨年版>なにせ、去年は、本当に地獄だったのです。当時、1歳だった末っ子、飛行機に乗るときに周りに迷惑をかけないようにと、次のようなぐずり対策をしていきました。●午前中の早い時間帯のフライト(眠くてぐずる時間にかぶらないようにする)●時間つぶし用におやつ、おもちゃ、ゲームこうして私たった1人で3人を連れて飛行機に搭乗。最初に周囲の方には「ご迷惑をおかけするかも…」とお伝えしていたのですが、飛行機に乗っている時間の半分以上泣き叫ぶ、前の席を蹴ってしまう…。本当に、周囲の方に大大大大迷惑だったのです…(汗)そのときの私の心労たるや…■早く着いて! 対策すべて失敗したときのママの気持ち早く…早く…着いてくれ…!そう思うけど、しんどいときほど、時間が過ぎるのって遅いですよね~…。おもちゃで誘ってみる、ミルクを飲ませてみる、話しかけてみる、スペースのあるところで立ってあやしてみる…すべてダメでした…。そして北海道、めちゃくちゃ遠い。フライト時間は2時間半もあります。とてつもない泣き声と暴れように、迷惑そうな周囲の人の雰囲気を肌で感じました。1時間以上、地獄を味わいながら、やっとこさ到着した思い出。到着したときには、周囲の方に何度も迷惑をかけたことをおわびしました。■子どもと母だけの飛行機帰省<再び!>そんなこともあって今回のフライトは万全を期することにしたのです。昨年対策したものに加えて●飛行機の中で汚さずに、少しずつ食べられるお菓子●手を使って遊べて、音などがしないおもちゃ●iPadに、娘の好きな動画をオフラインでも見られるようにダウンロード(子ども用ヘッドフォンも準備)前回は知らなかったのですが、私の登録している有料動画サービスでアプリに動画をダウンロードして、オフラインでも見ることができるサービスがありました。そこで、大量のアニメをダウンロード。実際に飛行機に乗った際は、おやつ、おもちゃ、ゲームとそれぞれひとつずつ消費していき、もう他に何もすることがないというタイミングで、アニメを見せました。■子連れでつらかった外出も楽しくなる日が来る!これのおかげで、去年はあんなに大泣きだった娘が、着陸までぐずることなく、ひと言も泣くことなくいられたのです。1歳のときは、あまりアニメに興味がなかった末っ子も、今はアニメが好きすぎて、止めないと何時間でも見てしまいそうな勢いだったのですが、それが飛行機では助かりました。ほかにも、5歳の姉たちが「これで遊ぶ?」「一緒に食べよう~」とあやしてくれたのも大きかったかと思います。子連れでの移動は、泣き声などで周りに迷惑をかけてしまう場面が多々あり、親も気疲れしてしたり、外出することが怖くなったりしてしまいます。でも今回、私は子どもの成長と共に楽になってきたことを実感しました。外出前にいっぱい準備して、対策を考えて、それでも泣かれてしまって、つらい思いをしているママさんも多いと思います。私のような経験をした人もたくさんいるでしょう。でもだからこそ、赤ちゃん連れのママさんをあたたかく見守っていきたいと思っている人もたくさんいますよ。あと一息。一緒に頑張っていきましょう。
2019年09月09日小さい子どもを連れて公共交通機関を利用することは、本当に大変なものです。1駅で降りるくらいなら問題ありませんが、何時間もとなると乗る前から尻込みしたくもなります。しかし必要にせまられて子連れで飛行機に乗らなければならなくなり……。ここでは、夫の海外駐在中、1歳になったばかりの子どもを連れて初めて飛行機に乗ったときの体験を紹介します。 赤ちゃん連れで使えるサービスを利用飛行機に赤ちゃんを乗せるときに使えるサービスがいろいろあります。例えば座席にチャイルドシートを設置してもらえますが、これは通常の座席1つ分の値段がかかります。しかし、日本の航空会社では特定の座席を選べば、壁についている赤ちゃん用ベッド(ベビーバシネット)を無料で利用できるようになっているので、私はそちらを予約しました。 離陸して子どもが泣き始めて変わる空気搭乗するとすぐさま若いCAの女性がにこやかにあいさつに来てくれました。しかし離陸して子どもが泣き始めると、先ほどのCAさんは緊張した感じで「さっきまではとてもいい子だったのに、いったいどうしてでしょう」と言ったのです。 ある若者は、子どもが泣き出すと私のほうを見て舌打ちをし、通路を挟んで隣に座っていた初老の日本人女性は「何歳なの?」とやさしく声をかけてきたものの「うるさくて大変よね」と、どんどん内容が嫌味に変わっていきました。子どもが泣き続けて、せっかく予約したバシネットにも寝かせることができず……。 初めて飛行機で泣く自分搭乗前から緊張していた私は、緊張性頭痛と乗り物酔いを発症し、泣く子をあやさなければいけないのに頭痛と吐き気で何もできなくなり涙が出てきてしまいました。斜め前にこちら向きで座っている先ほどの若いCAは、ぎょっとした表情に。三十路の女性が突然泣いているわけですから当然です。 シートベルト着用サインが消えると、夫がしかたなく子どもを連れてどこかへ移動していきました。本来、着用サインが消えていても危険なので、なるべく立ち歩くべきではありません。 そのとき夫は、飛行機の翼の付け根にあった空間のようなところで、子どもをゆすってあやしたそうです。そして、ようやく寝た子どもをバシネットに寝かせることができました。 ラクだった戻りの飛行機行きの飛行機では子どもが長時間泣いて、バシネットにも寝かせられず大変でしたが、戻りの便では終始子どもがバシネットで寝てくれて私と夫は機内食を楽しむことができました。行きの便は子どもにとっても初めての体験だったので、不安もあり泣き続けたのかもしれません。 小さい子を連れての搭乗は多かれ少なかれトラブルが起こるという認識が必要だな、と感じた空の旅でした。バシネットは行きの便ではあまり役立ちませんでしたが、帰りの便では大いに役立ったので予約してよかったと思いました。 著者:二橋ゆう一女の母。フリーライター。元予備校講師。2011年から2018年まで上海在住。HSK6級保有。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年07月24日赤ちゃんと初めて乗る飛行機には、何を準備したらいいのか? どう過ごしたらいいのか? わからないことだらけ……。今回は、生後5カ月で飛行機(国際線)デビューした息子との約12時間におよぶ長時間フライトの経験から、「赤ちゃんを機内で寝かしつけるために知っておきたい3つのこと」をご紹介します。 座席はバシネット席が安心座席は、飛行機の壁にベビーベッド(バシネット)が取り付けられる席を予約しました。 長時間のフライト中、赤ちゃんをずっと膝の上で抱っこし続けるのは想像しただけでかなり大変そうですよね……。わが家はバシネットがあったおかげで、食事のときにパパかママが抱っこをしている必要もなく、息子がバシネットで寝ている間は自分の時間をもつこともできたので、機内でリラックスした時間を過ごすことができました。 バシネットに使われる赤ちゃん用の布団は、機内で配られるブランケットだったり、バシネット専用の布団が用意されていたり、航空会社によってさまざま。わが家は、エアコン対策のため大判のガーゼとベビースリーパーを機内に持ち込みました。 バシネットのある座席は数に限りがあり、予約が必要な場合が多いので、事前に確認をしたほうがよさそうです。 いつもの授乳クッションでリラックスバシネットでスムーズに寝かしつけられるのがベストですが、ベビーベッドに慣れていない息子をバシネットで寝かしつけるのはなかなか難しく、苦戦しました。普段とは違う環境のなか、息子が一番よく眠ってくれたのは、いつもの授乳クッションの上でした。 授乳クッションのおかけで、長時間でも快適に息子を抱っこできたのでかなり重宝しましたが、授乳クッションは荷物になるので機内で配られるブランケットを巻いて代用するのもありかなと思いました。 抱っこひもで気分転換どうしても寝てくれない息子にお手上げ状態になってしまったとき、役に立ったのは抱っこひもでした。抱っこひもで少し歩いて、トイレ前の少し広々としたスペースで外の景色を眺めたり、ストレッチしたりすることで、座席とは違う時間を過ごせたのが私にとっても息子にとっても良い気分転換になりました。 飛行中は、フライトアテンダントさんたちが、離乳食を温めてくれたり、おもちゃを持ってきてくれたりと、息子が長時間のフライトを快適に過ごせるようサポートしてくれました。 息子と初の長時間フライトを経験し、月齢の低い赤ちゃんと一緒に機内で快適に過ごすには、気持ちよく眠れる環境作りが何より大事だと感じました。また、時差ボケや抱っこ疲れを引きずらないよう、パパとママが交代で赤ちゃんの寝かしつけをするなどチームワークを駆使して、お互いが休める時間を作ることも重要だと思いました。 著者:矢乃さきオーストリア在住の元webメディア編集者。夫・息子との3人暮らし。出産を機に移住した海外での育児経験に基づき、体験談を中心に執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月19日里帰り出産を終え、自宅に戻るために、初めて赤ちゃんを連れて飛行機に乗ることになった私。「飛行機の中で赤ちゃんが泣いたらどうしよう?」。不安でいっぱいのフライトでのエピソードを紹介します。 赤ちゃん連れで初の飛行機!長女の1カ月健診を無事に終え、里帰り出産のために滞在していた実家から自宅に戻る日がやって来ました。実家から自宅までは飛行機移動。当日は夫に迎えに来てもらい、親子3人で帰るつもりでしたが、急な事情で夫が来られず、ひとりで赤ちゃんを連れて飛行機に乗ることになりました。 産院での健診を除けば、赤ちゃん連れでの外出は初めて。しかも飛行機で1時間の移動。空港までは実家の母に見送ってもらったものの、不安は最高潮でした。 泣いたらどうしよう!? 不安でいっぱいまだ首もすわらない、生後1カ月になったばかりの長女。睡眠のリズムも排泄のリズムもまだまだ不規則でした。情報収集の結果、飛行機のトイレにおむつ替えの台があることはわかりましたが、離着陸の間の離席は不可とのこと。 もしそのときに赤ちゃんがうんちしたらどうしよう? 隣の席の人に臭いや泣き声で迷惑をかけてしまうのでは……? と、心配ばかりが募りました。 先輩ママさんのさりげない手助け結果的には、幸いにも長女は着陸までずっと静かに寝ていました。ところが、いざ飛行機を降りるときになって、今度は慣れない抱っこひもの装着でパニック! ここを先に留めて、あれ、脚はどこに出せばいいんだっけ? と、頭の中は大混乱! そのとき、近くにいた先輩ママさんが、「手伝いましょうか? うちもこのタイプ、使ってたんですよ」と、さりげなく助けてくれました。先輩ママさんのおかげで、きちんと長女を抱っこすることができました。 先輩ママさんは、ご自身のお子さんに「あなたにもあんな小さな時期があったのよ」と言いながら飛行機を降りていきました。あのときの先輩ママさんの後ろ姿は今でも忘れられません。著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年06月05日ストックホルム発のユニセックスジュエリーブランド「オール ブルース(ALL BLUES)」による“飛行機の窓”モチーフのイヤリング「エアプレイン ウィンドウ(Airplane Window)」を紹介。「オール ブルース」のジュエリーは、リサイクルされたスターリングシルバー又は18カラットのゴールドを使って、ストックホルムの職人達が手作業で作り上げている。ミニマルなデザインながらも、コンセプトのある独創的なデザインが特徴だ。“飛行機の窓”をモチーフにしたイヤリング「エアプレイン ウィンドウ」は、シルバーフレームの内側の美しいグラデーションによって、窓の外に広がる景色を表現。青空の"ブルースカイ"、夕焼けの"サンセット"、薄暗い"ナイト"といった3種のカラーバリエーションが用意されている。蛇の生態からインスピレーションを得てデザインされた「スネーク(Snake)」コレクションにも注目。獲物を飲み込むとお腹がふっくらと膨らんでしまう蛇の姿から着想したユニークなフォルムのイヤリングやリングが用意されている。【詳細】オール ブルース 新作ジュエリー■エアプレイン ウィンドウ発売中 ※2019年5月現在販売店舗:ビオトープ価格:Earrings – Airplane Window 各53,000円+税■スネーク発売中 ※2019年5月現在販売店舗:ビオトープ、伊勢丹、トゥモローランド(TOMORROWLAND)、デプレ(DES PRÉS)、インターナショナルギャラリー ビームス、エイチ ビューティ&ユース・Earrings – Hungry Snake – Silver – Polished – 1 38,000円+税・Ring – Fat Snake – Vermeil – Polished – 1 29,000円+税【問い合わせ先】エドストローム オフィスTEL:03-6427-5901
2019年05月24日息子と初めて遠くまで旅行に行ったのは、息子が3歳になる直前でした。その理由はもちろん…!一般の航空会社だと国内線は2歳まで無料なんです!■このチャンスは逃すな!準備万端で挑んだ親子旅大人が膝の上に抱えて乗る感じですね。2歳での飛行機には不安があったのですが、このタダというチャンスを逃すまいと旅行にチャレンジしたのです。あまりフライト時間が長いとぐずる可能性も高いので、1時間くらいで行ける場所を選びました。もちろん1時間でも不安だったので(笑)、あやす準備万端で飛行機に乗りました!ぬいぐるみもお気に入りの中でも小さいのを選びました。お菓子は食べたらゴミとして捨てられるし、おもちゃも最悪捨ててもいいように百均で買いました。初めて飛行機の中に入った息子は閉鎖空間が嫌だったのか、最初こそくずっていましたが… ■すべては運任せの親子旅…徐々に慣れてきたのか…子どもと窓際に一緒に座り、外の景色を楽しむのが1番ですね。1時間ほどのフライトでしたが、ほとんど泣くこともなく無事に旅行先に着くことができました。2歳児との旅行で感じたのは、当たり前ですが『計画通りにはいかない』ということ。わたしは運よく飛行機はうまくいきましたが、やっぱり旅行中は思い通りに進まないことも多々ありました。あまり計画を練りすぎると、うまくいかないときに…すごくイライラしてしまうので(笑)、ほどほどに計画を立てるべきだと思います。何パターンか考えるのもアリですね。小さいお子さんと旅行を楽しむには「柔軟性」が大事です!!
2019年04月28日こんにちは! 5歳、3歳、1歳の三兄弟のオカンあざみです。 前回 に引き続き、3人子連れの沖縄旅行記のLCC(※)攻略編です!※LCCとは、ローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略称で、低価格の運賃で運航サービスを提供する航空会社のことです。この記事は2019年にLCCのひとつ「ジェットスター」を利用した際の体験記であり、他のLCCではサービス等が異なる可能性があります。関空国際空港~那覇空港間をLCCを利用して行ってきました。初めての飛行機でぐずりはじめる三男のさぶろう。その時脳裏にあることがよぎった。もしかして……気圧で耳がきもちわるいのかも!?高度1万メートルまでものすごいスピードであがっていく飛行機。それによって気圧が急激に変化し耳が痛くなったり違和感を感じたりすることがあります。以前、次男が0歳で飛行機にのったとき、気圧のことをあらかじめ調べていたので離陸時に授乳をして予防しました。しかし、さぶろうはすでに断乳済み。というわけでストロー付き飲み物が必須!実はLCCの多くは機内での飲み物のサービスが有料となります。紙コップ一杯のお茶が地上で購入するペットボトル飲料よりも高いなんてことも…。飲み物を機内持ち込むことはOKなので事前に買っておくことをオススメします(保安検査場にて、持ち込みたい飲み物を提示する必要がある。また、手荷物検査後にある売店で買うことも可能)。ペットボトルにストローつきのふたがつけられるアイテムをあらかじめ用意しておくととても便利でした(100均でも売ってます)。もうひとつ、ふたのついたストロー付き飲み物を持ち込んだ方がいい理由としてポケットがない!座席前方にある、ちょっとしたものを入れておける便利なポケットがありません。テーブルをひらき、その上にコップに入った飲み物を置いておくと子どもが手を伸ばしてこぼれてしまうなんてことが起こりかねません。また、赤ちゃんがテーブルをバンバンと太鼓替わりにすることもあり必要なとき以外はテーブルを閉じておきたい……。なので、どこにでも置けて飲みやすいふた&ストローつきの飲み物があるととても便利でした!次回、LCCをさらに攻略! 座席の選ぶときのポイントをご紹介します!
2019年04月22日わたしは現在関東に住んでおり、実家は九州です。帰省の際に、生後3カ月の次女を連れて飛行機に乗りました。そのとき準備しておいてよかったものや、うれしかったサービスをご紹介します。 機内でもらえるおもちゃが神! 飛行機の中でグズられると困るので、いくつかおもちゃは準備していました。しかし音の出るものは避けたいし、同じおもちゃでは飽きてしまいます。機内には絵本もありましたが、まだ絵本をじっくり見る年齢でもありません。 すると、絶妙なタイミングで客室乗務員さんがオリジナルのおもちゃを出してくれました! そのおもちゃが、飛行機の形をしたふわふわのぬいぐるみのようなもので、後ろの紐を引っ張るとブルブルブル……と震えながら前に進むのです。音もほとんど出ず、危険性もなく、その何とも言えない震える感触にわが子は大喜び! ニコニコ笑って楽しんでくれました。 あってよかった! お気に入りのタオル乗り物に乗るとよく寝る子だったのであまり心配していなかったのですが、寝るときは家で使っているお気に入りのタオルがないとダメな子でした。眠いのに寝れなくてグズグズ……とならないように、手荷物は預けつつもそのタオルだけはしっかり機内に持ち込みました。 最初はいつもと違う雰囲気に驚いた様子でしたが、家のにおいが染みついたタオルを持つことで、安心して眠れたようです。 耳抜きのためのミルクは必須離陸や着陸時に耳が詰まったようになるのは、大人も赤ちゃんも一緒です。でも、赤ちゃんは耳抜きができないので、何か飲ませて耳抜きをしてあげる必要があります。 わたしは飛行機に乗る直前にミルクをつくり、離陸のときにちょうどよい温度で飲めるように準備しておきました。また、そのときおなかがまったく空いていない状態だと飲んでくれないため、その前の授乳時間も調整しました。なお、着陸時は眠っていたので無理に起こさず、そのまま寝かせていましたが大丈夫でそうでした。 赤ちゃんを連れての初めての飛行機は何かと緊張しましたが、月齢が低いうちはよく寝てくれるので逆にあまり手がかかりませんでした。さらに、航空会社の方たちや客室乗務員さんたちがとても親切で、ブランケットや絵本なども持ってきてくれました。遠くて毎回大変な帰省ですが、子どもたちも飛行機に乗るのは楽しみなようです。 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2019年04月19日こんにちは! 5歳、3歳、1歳の三兄弟のオカンあざみです。先日家族で3泊2日の沖縄旅行に行ってきました!はじめてのアクティビティやはじめての飛行機……子どもたちはたくさんの「はじめて」を経験し、またひとつ成長できた旅行となりました。今回から数パートにわたりその様子をご紹介したいと思います。今後子連れ沖縄旅行を考えている方の参考になればと思います。今回、お兄ちゃんたちは2回目の沖縄。三男のさぶちゃんは産まれてはじめての沖縄そしてさぶちゃんにとってもうひとつの初めてが……飛行機!1歳1ヶ月で初めての飛行機。わが家の最年少飛行機は次男こごろうが5ヶ月の頃、東京ディズニーランドまで行ったときのことだった。そのときは飛行機の中で大きな問題もなかったので何の心配もしていなかった。しかし今回……飛行機の中が地獄と化した絶賛動きたい期のさぶちゃん。閉塞された空間で2時間近く座りっぱなしに耐えれずギャン泣き。おもちゃやお菓子、ありとあらゆるもので気を引くがもって1分。一番興味をもってくれたのがこれだったどこかでもらったこの「吹き戻し」というおもちゃが救世主となった(10分はもった)。高度一万メートルの上空で吹き戻しを必死で吹いて、酸欠になるアラサーババアなのであった。次回、子連れ飛行機での反省点を振り返る。そして今回はLCCを利用したので、子連れでLCCを利用する際の注意点なども合わせてご紹介します。お楽しみに!
2019年04月08日海外に行く時はできるだけ直行便が良いもの。そんな時間を有効に使いたいと思っていた矢先、羽田からウィーンへダイレクト便が復活するとの情報を聞きつけ、早速行くことにしました。出発は深夜1時55分!終電に近い電車で空港に向かい、流石にこの時間の空港は閑散としてるのかと思いきや、めちゃくちゃたくさん人がいてびっくり。アクセスも良いから深夜便が増えたんですね。働いている人、お疲れさまです。 こちらはネットでチェックインを済ませていたので、スムースに荷物を預けて搭乗。ANAはオーストリア航空との共同運行便です。 駐機している機材はB789。新型。(夜なので機体のわかる写真をお借りました)乗ってすぐに、ペットボトルの水とトルティーヤサンドが出てきました(笑)深夜なので、すぐに睡魔が襲ってきます……。飛行時間は約11時間半。 座席に座り、ふと見たこの窓の下に付いていたボタン。明るさを調節するボタンでした。もはや手動ではないのですね。 そして、長距離移動での楽しみの1つがエンターテイメントプログラム。どの航空会社にもタッチパネル式の画面が付いてますが、気になったのは右下の「e-book」というところ。飛行機搭載の電子書籍!旅の本はもちろん、漫画や雑誌など、いろんなジャンルの電子書籍が揃っています。 それから機内食も。今日は紅鮭の彩りご飯、スモークサーモンとポテトサラダ、季節のフルーツ。野菜スープもありました。 そうこうしているうちにあっという間にウィーンへ。深夜に出発したので、ウィーンには早朝(6時)に到着します。 ウィーンの空港はさほど大きくなく乗り継ぎする人にも便利。パスポートコントロールもなんの質問もなく通過。日本からの直行便なので、ロストバゲッジの心配もなく荷物を受け取り、市内まで移動しますが、いつも電車です。 右側の緑色の券売機はCATという空港と中央駅を結ぶ特急。15ユーロと割と高いですが、急いでる人はこちらが早いです。乗ったことはないですが…そして、左側の券売機がSバーンと呼ばれる言わば普通列車。市内まで4.2ユーロで行かれます。CATの約1/3の料金です。 英語表記もあるので、割と簡単。行きたい駅名をインプットするだけ。クレジットカードも使えます。 改札はないので、持っているだけです。なくすと罰金なので注意が必要です。 色々な方面の電車が来てますが、ほぼ時刻通りに走っています。CATというのが空港特急(緑色なのですぐわかります)いつもローカル線なので、右側に「Wien」って書いてあるのに乗れば大丈夫です。というか、ここのホームまではWi-Fiが繋がるので、グーグルマップで乗り継ぎまで出て来るので、本当に便利。 ウィーンのホテルはもちろん、市内のカフェなどWi-FiはわりとFreeでWi-Fiが繋がります。 が、いちいちネット環境を設定するのが面倒な人には、ウィーン(国内)市内で使えるSIMカードを購入をオススメ。海外旅行では日本の空港でポケットWi-Fiを借りる方が多いかもですが、断然、SIMカードの方が安いです。ウィーンでは旅行者でも購入できるので(SIMフリー携帯のみ)難しいことはありません。このDrei(ドライ=ドイツ語で数字の3という意味)は、街中にたくさんある端末販売店。店員さんは英語も話せます。 ドイツ語ですが、6GBで10ユーロ。1週間程度なら、これで十分な容量です。SIMカードを変えるので、電話番号も現地の番号に変わりますが、もはやラインやメッセンジャーでのやり取りが多いので、電話番号はあってないようなものかもしれませんね。ただ、面倒なのがアクティベーション(使用可能状態にすること)。自分でもできないことはないですけど、携帯電話を渡して設定してもらった方が圧倒的に早いのでプラス10ユーロ。合計20ユーロで日本で使っている状態と同じようになります。 SIMカードを差し替えるだけ。他の設定は何も変えてません。これで、ストレスフリーになったので、ウィーンの街に出かけます!!つづく→(後編へ)協力:全日空
2019年04月06日みなさんこんにちは! かわベーコンです。本日は、世の中のお母さんお父さんは絶対に悩むと言っても過言ではない「赤ちゃんの泣き声」についてです。赤ちゃんを連れてお出かけ…となると「赤ちゃんが泣いたらどうしよう…」「周りに迷惑がかからないかな…」「何か言われたら…」と、まだ言い聞かせられない小さいうちは、本当に悩みましたし、実際大変でした。とくに電車とか新幹線とか「逃げ場のない密閉空間」…! 泣いたら困るし、お出かけはやめよう…と思ってるそこのお母さんお父さん! ちょっと待って! 時代も変わってきてますよ! こんなのがあるの!小さい子を連れておでかけしても、「移動だけで神経すり減らして全然楽しめなかった!」なんてことがないように、電車や新幹線も工夫されてきてるんですね。私はわりと最近こんなものがあると知ったので、知らないお父さんお母さんに届け~!!娘のときは新幹線でしたが、息子が生まれてからは飛行機にも乗りました。娘と息子はもちろん初めての飛行機ですし、私も修学旅行で沖縄に行って以来だよ…。心配だらけでしたが、飛行機には救世主というか、天使がいたんです…。CAさあああああん!! ありがとうございました! あのとき、本当に助かりました。飛行機によっては赤ちゃんを寝かせられるように、小さいベビーベッド(バシネット)を貸出してくれるところもあるらしいですよ。楽しく、楽に、移動する時間を過ごしてほしいというCAさんたちのお心遣い、大変心に染みました…。よくお子さんがその場で大泣きしてしまって、申し訳なさそうにしているお母さんを見ますが、子連れになってから私も思います。「大丈夫! うちも同じですから! 泣きますよね! こちらのことは気にしないでください!」と。こちらとしては、すれ違って目が合っての「ニコッ」としながらの会釈には、そのくらいの思いを込めています(笑)。変な人に思われてなければいいな…と、いまこれを書いていてハッとする母なのでした…。\おかげさまで2周年/ WEラブ赤ちゃんプロジェクト ~赤ちゃんの泣き声を温かく見守っている人たち、集まれ!~公共の場で泣いてしまった赤ちゃんを、温かく見守っているという人たちのポジティブな思いを可視化するために、ウーマンエキサイトが立ち上げたプロジェクト。公式サイトではワンクリックで賛同できだけでなく、温かいコメントが4000件以上も集まっています。賛同や応援の声はこちらから ※電車、新幹線、飛行機での赤ちゃん用設備については、ご出発前に各運航会社にお問合せいただけますようお願いいたします。
2018年11月16日こんにちは。4歳の双子と1歳の末っ子の三姉妹の母、田仲ぱんだです。■1歳児を連れての移動は大変!双子のお姉ちゃんたちが1歳のとき、飛行機などでは、抱っこ+ミルクでおとなしく寝てくれていたので、夫と一緒に移動すればさほど大きな問題はありませでした。でも、1歳の末っ子、すぅちゃんは、とにかく動き回るのが大好き。抱っこでも、しばらくはご機嫌でいてくれるのですが、長時間だと動きたくなるらしく、途中から機嫌が悪くなってしまいます。しかも泣き声がとてつもなく大きい! 親もギョッとするレベルの泣き声なのです。■帰省のときは飛行機に乗らなくてはならず… 親ですら、大きいと感じる声だから周囲の人には騒音でしかありません。そのため、なるべく自家用車やタクシーで移動するように心がけているのですが、引っ越しや実家に帰省するときは、電車や飛行機などの交通機関を使わざるを得ない状況があります。おやつや哺乳瓶を持っていったり、iPadに子供の好きな動画やアプリを入れたり、できる限りの対策をしていくのですが、今のところ静かに2時間半、乗れた試しがありません。そんなときは本当に周りの人に申し訳ない気持ちでいっぱいです。■あたたかい声をかけてくれる人もいる「うるさい」「静かにさせろ」と直接的に言ってきたりする人はいません。むしろ「たくさん泣いていたね、大変だったね」「眠かったのかな?」「かわいいね」と子どもに寄り添った言葉をかけてくれる方の方が多いです。こういう声かけをしてくださったのは、私の場合、女性や年配のご夫婦が多かった気がします。ご自身の子育ての記憶から、いたわってくれているのかもしれません。独身のときは、「自分ひとりで頑張らなきゃ! まわりに迷惑をかけない、頼らないで全部自分でやるんだ!」という思いで突き進んでいました。けれどひとりの頑張りだけではどうにも行き詰まってしまうのが子育て。子どもを産んでからは、本当に周囲に迷惑をかけたり、頼ったりすることが多くなりました。そして、子育てをしている私たちに、手を差し伸べてくれる人もまた多いのです。子どもを育てるようになって、人のやさしさ、温かさを身に染みて感じています。そして、そのことに感謝をしているからこそ、私はこの恩を、また新たに誕生するであろう親子に返していきたいと思っています。\おかげさまで2周年/ WEラブ赤ちゃんプロジェクト ~赤ちゃんの泣き声を温かく見守っている人たち、集まれ!~公共の場で泣いてしまった赤ちゃんを、温かく見守っているという人たちのポジティブな思いを可視化するために、ウーマンエキサイトが立ち上げたプロジェクト。公式サイトではワンクリックで賛同できだけでなく、温かいコメントが4000件以上も集まっています。賛同や応援の声はこちらから
2018年10月29日いつもの旅に少しの工夫を加えることで子どもの成長をうながす「旅育」。 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)の著者で旅行ジャーナリストの村田和子さんに、前回は、旅のプラン作りや準備のコツについてお聞きしました。今回のテーマは、旅先での旅育。持て余しがちな移動時間はどう過ごしたらいいのか、親はどう関わったら良いのか、旅の思い出を定着させるテクニックなどをうかがいました。お話をうかがったのは…村田和子さん旅行ジャーナリスト。1969年生まれ、1児の母。子どもが生後4カ月の時に家族旅行を開始し、9歳までに47都道府県を制覇。『All About』では2001年からガイドを務めているほか、『週刊文春』では子連れ旅行の連載、JALサイトの『初めての子連れ海外』ページを監修・執筆するなど、家族で旅をする魅力やヒントを多方面で伝え、2013年には子どもの生きる力を育む「家族で旅育メソッド」を発表。子どもが旅育を実践し中学入試で志望校に合格したことを機に『プレジテンドファミリー』『AERA with Kids』『日経DUAL』をはじめ雑誌・新聞・ウェブで注目を集める。 「家族deたびいく」 運営。旅行業務取扱管理者・クルーズコンサルタント。 ・公式ホームページ(トラベルナレッジ) ■話す・遊ぶで“退屈”を吹き飛ばす「移動時間」――子連れにとって、移動時間は大きな課題です。私自身、6歳息子と出かける時は、一緒に遊んであげなきゃと思いつつゲームやタブレットに頼ってしまうことがあります。村田和子さん(以下、村田さん):ゲームをやること自体は悪くないんですよ。大人がスマホをさわっているのに、子どもにだけ「ゲームをしちゃダメ」というのは説得力がないですしね(笑)。事前に「最初の30分は自由時間にしよう。ゲームをしてもいいし、ママもスマホを見るね。でもその後の30分はお話しようね」というように、時間を区切り、ちゃんとできたらほめれば、それも成功体験になります。最初、一緒にルールを決めると、子どもは案外守れるものですよ。一番避けたいのは、子どもが騒いだらゲームを渡す、というやり方。騒げばゲームができるんだとなり、負のスパイラルにはまってしまいます。そもそも、移動中は家族が一緒に過ごせる貴重なチャンスなんです。ふだんは聞けない学校や園での様子も、旅の楽しい雰囲気に押されて話してくれるかもしれません。会話だけではなく、小さなお子さんは簡単なクイズやしりとり、計算ができるお子さんなら車のナンバーで足し算クイズなどをすると、遊びながら自然と学びにつなげられます。■子どもの新しい一面を発見できる「旅の目標」――移動は大変というマイナスイメージを持つよりも、旅育に活用するといいんですね。旅先ではどう過ごすと、より効果的なのでしょうか村田さん:なにか目標を持たせるといいと思います。未就学児なら、「元気にあいさつをする」「自分の荷物は自分で持つ」といった約束をして、ちゃんとできたら具体的にほめてあげる。すると「できた」という成功体験が心に刻まれ、自己肯定力が養われていきます。旅先では親以外にも、仲居さんや施設のスタッフ、通りすがりの人など、いろいろな人がほめてくれる機会も多くあります。それまで気づかなかった子どもの長所をほめてもらえることもあり、親にとっても発見があります。小学校中学年以上なら、会計係を任せる、時刻表を調べてもらうなどの役割をお願いするのも良いでしょう。考える力がついて学習に役立つほか、頼られることで自主性と責任感が身につきます。――親として、何かやるべきことはあるのでしょうか。村田さん:子どもの「なぜ?」「なに?」にはとことん付き合うこと。今はスマホで一緒に調べればすぐにわかりますし、「どうしてだろうね?」と子どもが自ら考える時間を持つ方法もいいでしょう。旅行中は時間に余裕がある分、子どもの小さな疑問や好奇心を見逃さないようにしたいですね。帰宅後にも図鑑で調べたり、博物館に足を運んだりして、学びを深めるのも良いと思います親自身が興味を持って旅を楽しむことも大切です。例えば、めずらしい料理が出てきたら、スタッフの方に「これはなんですか? この土地のものですか?」と聞くのもいいでしょう。子どもは親をよく見ていて、親のマネをします。親のそういった姿に、子どももやる気になるものです。 ■旅の記憶を定着させる旅先からの「絵ハガキ」――旅行中はとても楽しそうだった子どもが、数日後にはすっかり忘れて日常に戻ってしまう。仕方がないのかもしれませんが、もったいなく感じてしまいます。村田さん:子どもの毎日は刺激の連続ですから、放っておくと忘れてしまい、がっかりということもありますよね。私が実践しているのは、旅先から1枚の絵ハガキを送ること。後日届いた絵ハガキを見ながら「これ見たね」「こんなことしたね」と会話をすることで、旅の記憶が定着していきます。絵ハガキは場所を取らないので、保存しやすいのもメリットです。最初はハガキからはみ出しそうな字でひらがなしか書けなかった息子が、だんだんと漢字を交えた長文を書けるようになり、思春期になると面倒がってひとことコメントだけになる(笑)。子どもの成長がダイレクトに残るので、後で見返すと面白いですよ。■中学受験直前まで続けた「週末旅行」――小さな頃から旅育を続けると、家族の思い出も増えていくわけですね。わが家は子どもが小学生になり、旅が難しくなったと感じてします。未就学児のうちに、もっと行っておけばよかったと後悔しています。村田さん:小学生になると、どうしても週末限定になってしまいますよね。わが家の場合、金曜の夕方に出発して日曜に戻ってくる、というパターンが定番でした。学校のスケジュールを見ながら、テストや行事に影響が出ない日程を選ぶので、旅行を決めるのはいつも直前でしたね。それでも、中学入試の直前まで毎月1回のペースで行き続けていました。――入試の直前まで! 試験前は勉強に集中させる家庭が多いなか、変わらずに旅を続けられたんですね。村田さん:私は「旅育からの中学受験」と呼んでいるのですが、息子は小学5年生までは塾に通わず、旅で得た経験をベースに学びを深めていました。小さい頃から地図を見ながら旅をしていたので、日本地図は学校で習う前から頭に入っていましたし、その土地の産業や気候といった知識も体験とひもづけて役立ったようです。小学校中学年からは、教科書に載っている史跡や絵画などを見に行く旅も、子どもの興味に応じてしていました。こうした体験は、単なる暗記ではなく、本質的な学びにつながります。――旅育で育った息子さんは現在17歳。息子さんご自身は、これまでの旅についてどう言っていますか?村田さん:人と出会い、いろいろな体験ができたことがためになったと言っています。特に、素晴らしく美しい料理を作るシェフ、知識豊富で話上手なバスガイドさん、カツオをさばいてタタキにする方法を教えてくれた漁師さんなど、その道のプロフェッショナルとの出会いが印象的だったようです。旅で身につけた力は、子どもにとって一生の財産となります。息子は17歳になり、旅育の経験を生かして、自ら人生を切り開く次のステージになりました。今までの経験から得た旅育の魅力やノウハウを、次世代の親御さんをはじめ多くの方に伝えたいと思い、 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 を執筆しました。多くの方が旅育を実践するきっかけになればうれしいです。また、私も旅育の環境整備など、今後もライフワークとして「旅育」に関わっていきたいと思います。親子で旅をできる時間は案外少ないもの。筆者も荷物運びを手伝ってくれたり、6時間のトレッキングを達成したりと、成長していく息子の姿に旅の力を実感しています。家族それぞれの形で、旅育に挑戦してみてはいかがでしょうか。参考図書: 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)村田和子著 1,512円(税込) 旅を通じて子どもの脳を刺激し、自立心や感受性、行動力、考える力などを育む「旅育」。旅行ジャーナリストの村田和子氏が十数年の親子旅の経験をもとにした旅育の5つの基本メソッドと、実践するための25のヒントを紹介する。47都道府県の親子旅を経験した著者が選ぶおすすめスポットやモデルコースに加え、星野リゾート代表・星野佳路氏に聞いた「子どもにとっての旅の効果・効能」、茂木健一郎先生の旅×脳コラムなども掲載。取材・文/まちとこ出版社 渡辺裕希子
2018年08月02日旅を通じて子どもの心と脳を育てる「旅育」。家族旅行はもちろん、帰省や日帰りのレジャーも、子どもを大きく成長させるチャンスです。特に、言葉を理解し始める3歳頃から基礎的な脳が出来上がる9歳頃までは、旅育のゴールデンエイジだといいます。現在、6歳の息子を持つ筆者も旅育を実践中。そこで、 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)の著者で、旅行ジャーナリストの村田和子さんに旅育についてお話をうかがいました。お話をうかがったのは…村田和子さん旅行ジャーナリスト。1969年生まれ、1児の母。子どもが生後4カ月の時に家族旅行を開始し、9歳までに47都道府県を制覇。『All About』では2001年からガイドを務めているほか、『週刊文春』では子連れ旅行の連載、JALサイトの『初めての子連れ海外』ページを監修・執筆するなど、家族で旅をする魅力やヒントを多方面で伝え、2013年には子どもの生きる力を育む「家族で旅育メソッド」を発表。子どもが旅育を実践し中学入試で志望校に合格したことを機に『プレジテンドファミリー』『AERA with Kids』『日経DUAL』をはじめ雑誌・新聞・ウェブで注目を集める。 「家族deたびいく」 運営。旅行業務取扱管理者・クルーズコンサルタント。 ・公式ホームページ(トラベルナレッジ) ■3歳~9歳が「旅育」のゴールデンエイジ――村田さんは、現在17歳の息子さんが生後4カ月の頃から親子旅を始め、9歳までに47都道府県を制覇されたと聞きました。当初はまだ、子連れ旅行が一般的ではない時代ですよね。村田和子さん(以下、村田さん):「小さな子どもを連れて旅行なんてとんでもない」とよく言われましたし、施設側も子連れを受け入れる体制が整っていませんでした。その点、今は子ども向けの施設やプランが充実した宿がたくさんあり、新幹線や飛行機などのサービスも行き届いています。親子で旅に出るには、絶好の時代だと思いますよ。――確かにそうですね。私は5年前から親子旅を始めたのですが、おいしそうな離乳食やキッズミールがあったり、キッズルームや子ども向けのイベントが用意されていたりと、レベルの高さを感じます。村田さん:それに、子どもにとって旅に出ることの重要性は増していると感じます。昔に比べて、今の子どもたちの世界はかなり狭い。子どもたちがふだんふれあう大人は、親御さん、幼稚園や学校の先生、習い事の先生、友だちのお父さんお母さんくらいではないでしょうか。子どもは自分が知っている世界が社会のすべてだと考えがちなので、日常で自分の居場所が見つけられないと悩んだり、自暴自棄になったりする危険性があります。実際、私の息子も、男の先生にほめられて自信になっていた「朝の元気なあいさつ」を、小3になり先生が変わった途端「そんなに大きな声を出さなくて結構です」と言われたことで混乱。旅先でもあいさつができなくなってしまったことがあるんです。「これまでに、たくさんの人に元気なあいさつをしてきたけれどどうだった? そうだよね? 笑顔で返してくれた人やほめてくれた人が多かったよね? 担任の先生は価値観が違うかもしれないけれど、ママはすてきだと思うよ」と話し合って解決したんですが、子どもにとって学校や先生の影響がいかに大きいかを思い知らされました。――それは辛いですね。でも、息子さんがすぐに納得してくれたのは、やはり旅を通じて多くの人や価値観とふれあった経験が大きいんでしょうか。村田さん:そう思います。息子はいかにも社交的で目立つという感じではないんですが、さまざまな地域で暮らす年代も異なる多様な人々との交流を通じて、懐の深い人間に育っていると感じます。また、旅のトラブルを乗り越えた経験などから、何事にも「手をつくせば、なんとかなる」というタフさや、臨機応変に対応する力は身についたと思います。今の子どもたちが生きてくのは変化の時代ですから、旅育は大いに役立つと考えています。――受験勉強だけできればいい、という時代ではないですものね。子どもたちが成長する頃、「生きる力」がますます重要になっていると実感しています。村田さん:私が提案している「旅育メソッド」では、生きる力を「自己肯定力・コミュニケーション力・知恵を育む力」の3つと定義しています。旅育で一番大切なのは、親子のコミュニケーションです。親のちょっとした心がけや働きかけで、この3つの力はぐんと伸びていきますよ。特に、言葉を理解し始める3歳頃から、基礎的な脳が出来上がる9歳頃までは旅育のゴールデンエイジですから、積極的に旅に出ることをおすすめします。――そうなると、赤ちゃん時代に旅に出ることはあまり意味がないのでしょうか? 確かにうちの息子も、小さい頃の旅はまったく覚えていません。村田さん:旅にはリフレッシュ効果もあります。親御さんが旅でストレスを解消して、ゆとりを持って子育てをできるのは、子どもにとって大きなメリットだと思います。また、小さな頃の旅は忘れてしまうので意味がないのでは? と思いがちですが、本の中で脳科学者の茂木健一郎先生が解説してくださったように、記憶には残らなくても、子どもが成長した時、ものの見方や行動に影響を与えると考えられています。 ■「どこに行くか」より「何をするか」――周囲のママたちに旅育をすすめると、「楽しそうだけどお金がかかりそう」と言われることが多々あります。村田さん:旅というと、どうしてもぜいたくなイメージがあるのかもしれません。でも、近場の日帰りレジャーやイベントに出かけるだけも旅育はできるんですよ。ネットで検索すると、子連れ向けの施設やイベントはたくさん見つかります。肝心なのは「どこに行くか」ではなく「何をするか」。特にお子さんが小さいうちは、無理をして遠出をしなくても大丈夫。日常と違う経験をすることは、それだけで子どもの脳に刺激となります。――小さな子を連れた旅やおでかけでは、公共の乗り物や施設で迷惑をかけないか心配、という声もよく耳にします。村田さん:小さくても旅をする仲間ですから、「どうせわからないだろう」と子ども扱いしないことが大切だと考えます。私は写真や地図を見せて「これからこの場所に行くよ」「電車に◯時間乗るよ」「眠りたい人もいるから、静かにしていようね」などと説明していました。そして、上手にできたら「頑張れたね! えらいね!」と認めてあげると、子どもにとって成功体験となります。「電車に何分乗るから、その間は何をして遊ぼうか」と相談しながら、子ども自身が持ち物を用意するのもおすすめです。――自分で用意をさせると、自主性が身につきそうですね。でも息子が3歳の頃にリュックに入れるおもちゃを選ばせたら「全部持っていく!」と言い張り、荷物がパンパンになってしまった経験があります(笑)。村田さん:3歳くらいだとまだ自分では気がつかないことも多いので、「全部使って遊ぶ時間あるかな?「持てる? ちょっと背負ってみようか。自分でずっと持つんだよ?」と親が助言してあげたほうがいいでしょうね。ただ、可能な限り、最終的には本人の判断に任せるのが良いと思います。自分で言い出したことに責任を持つのも大事ですし、失敗から学ぶことも多いと感じます。■未就学児&低学年「旅育プラン」3つのアイデア旅育のモデルプランは無数にあり、どんなプランがいいのかは子どもの個性や発達によってさまざま。「小学校中学年以上の子どもなら話し合いで決めるのも旅育の一環となりますが、小さいうちは親がナビゲートする必要があります」と村田さん。そこで、プラン作りのヒントとなる3つのアイデアを教えていただきました。1.テーマを決めてとことん追求する!子どもが興味を持っていることをより深めていくことで、探究心や集中力が育ち、自信にもつながります。例えば、電車好きの子どもなら鉄道博物館に行く、ユニークな観光列車に乗ってみる、鉄道会社のスタンプラリーに参加するなどの選択肢があります。食べることが大好きなら、フルーツ狩りや食品メーカーの工場見学もいいでしょう。「これといって興味を持っていることが見当たらない、というお子さんは、親の趣味から子どもの成長に合ったものを選んで、お子さんに提案してもOKです。ただし無理強いは禁物。もし子どもが興味を持てないようなら、違うプランを試しましょう」(村田さん)2.親子でいっしょに「初めて」を体験!人生経験が豊富な親は、つい「上から目線」で子どもに接してしまいがち。「親も子もどちらにとっても初めての体験なら、同じスタート地点に立つことができ、親子の連帯感が育まれます。例えば、見たことがない花や動物を見に行ったり、専門家のもとで簡単なトレッキングやアクティビティに参加してみたりといったプランがおすすめですよ」(村田さん)子どもにとって、初めての体験は深く心に残るもの。小さいうちから親子で、たくさんの“初めて”に挑戦してみましょう。3.家族で別々に過ごす時間を作る!旅行中に親子別々の時間を作ってみましょう。子どもは、ホテルにあるキッズクラブや子ども向けの自然体験教室などに参加。親と離れて何かに挑戦することで子どもは一気に成長し、再会した際には「こんなことをしたんだよ」と家族の会話が広がります。「もし、旅先にキッズクラブや自然体験教室などがなく、子ども1人で参加できる環境が整わないなら、ふだんとは違う家族の組み合わせで行動するのもいいですね。例えば、ママと一緒に過ごすことが多い子どもは、パパやおばあちゃんと一緒、ママはひとりなど、いつもと違う組み合わせで行動すると、意外と発見もあり、うまくいって楽しめることが多いんですよ」(村田さん)自分の子どもはどんなことに興味があり、どんな力を身につけさせたいか。上記を参考に、ぜひプラン作りに挑戦してみましょう。次回は、旅育の実践編として、旅先での過ごし方をお教えします。参考図書: 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)村田和子著 1,512円(税込) 旅を通じて子どもの脳を刺激し、自立心や感受性、行動力、考える力などを育む「旅育」。旅行ジャーナリストの村田和子氏が十数年の親子旅の経験をもとにした旅育の5つの基本メソッドと、実践するための25のヒントを紹介する。47都道府県の親子旅を経験した著者が選ぶおすすめスポットやモデルコースに加え、星野リゾート代表・星野佳路氏に聞いた「子どもにとっての旅の効果・効能」、茂木健一郎先生の旅×脳コラムなども掲載。取材・文/まちとこ出版社 渡辺裕希子
2018年07月26日夏は長期でお出かけを考えているご家族も多いのではないでしょうか。そんなとき心配なのが「乗り物の中での子どものぐずり」です。旅行好きの筆者も本当に苦労しました。その時の体験を踏まえ、3段階の準備でできるぐずり対策をご紹介します。■ 段階1. 旅行前日までにできる「ぐずり対策」とは?ぐずり対策は、予約時にできることがあります。飛行機・新幹線座席は、車両の前か後ろがオススメです。気分を変えるためやトイレに立ったりしやすいからです。また、新幹線の場合はベビーカーの出し入れがしやすいという利点もあります。ABC / PIXTA(ピクスタ)筆者も必ずこの位置を予約していました。おかげで子どもが前の椅子を蹴ってしまうようなことや、ぐずりが生じたときに周りに迷惑をかけることが少なかったように思います。電車や飛行機には子どもが快適に乗れるようにさまざまなサービスが用意されていることもあります。Caito / PIXTA(ピクスタ)飛行機:ベビーおでかけサポート(11歳までの子どもに対応できるサービスがあります)東海道新幹線:ファミリー車両事前に調べてからの予約がマストです!自動車出発して間もないうちにチャイルドシートを嫌がったり、退屈してしまったりということがあります。筆者宅もひどい場合は、サービスエリアごとに休憩という目にあったことがあります。ばりろく / PIXTA(ピクスタ)そのたびに30分くらい車に乗ってくれないこともありました。お出かけが決まったら、休憩をかねた気分転換&遊べるサービスエリアやパーキングエリア、一般道の場合は道の駅を調べておきましょう。ISO8000 / PIXTA(ピクスタ)以下のサイトで調べることをオススメします。NEXCO東日本:ドラぷら E-NEXCO全国の高速道路情報サイトトイレがあるかどうかを調べるのもマストです。onojun / PIXTA(ピクスタ)■ 段階2. 旅行当日。子どもがぐずる前にできること子どもがぐずって一番困ることといえば、「周囲に迷惑をかけてしまうこと」ですよね。mits / PIXTA(ピクスタ)ですから、席の周囲の方に「お騒がせするかと思いますが……」と声を掛けることが切です。迷惑をかけないことが一番良いのですが、イヤイヤ期などの低年齢期は声かけがマナーになります。声を掛けて知らせてもらうことがワンクッションとなり、周囲の人たちに心づもりができます。また、ぐずった時に協力を申し出てくれるなどの場合もあります。■ 段階3. 移動中にぐずりが始まったら使えるアイテムとサービス!赤ちゃんのぐずりは、眠いかお腹がすいたか、具合が悪いかなど理由をある程度限定することができます。それらを一つずつ満たしていきましょう。イヤイヤ期以降の幼児は、ずっと座っていることもじっとしていることも苦痛に感じて、ぐずり始めます。こんな時は、目を引く物を使います。我が家では以下のようなものを使っています。ポータブルDVDプレイヤー:お気に入りのDVDを見せる目新しい物を用意する:シールブック(100均で購入可能)やおもちゃのカメラなど食べ物:知育菓子など、食べながら遊べるものがオススメ(乗り物でもできそうな物を選んで)eskay / PIXTA(ピクスタ)筆者の娘(当時5歳)は、“その場で作れるお菓子”が大好きでしたので、準備して乗り込みました。その場で作れるお菓子を車での移動中でも作れるように、下準備をしていくことをオススメします。切り取る部分などはあらかじめ切っておく水は測ってお弁当用のソース入れに入れておく加熱が必要な物は出かける直前に加熱しておく(保温ケースに入れて持ち運びOK)こうしておけば、乗ってから30~40分くらいは遊んでいました。実際に食べることができますので、おやつにもなります。また、ねるねるね(クラシネ)というお菓子も娘には人気です。これらを組み合わせることで、ある程度の時間を消費させることができます。その他、新幹線にはほぼ全列車に「多目的室」があります。tarousite / PIXTA(ピクスタ)どうしてもの時は、そこを使いましょう。(授乳や着替え、体調不良のときなどに使うことができますよ!)ただし、乗る新幹線によって広さや使い勝手がバラバラです。筆者は2種類の多目的室を利用したことがあります。1つは、中に入って座り、授乳やおむつ替えができました。そこに長男が入っても十分な広さだったと記憶しています。もう1つは、座ることはできませんでしたが、カーテンの奥が棚のようになっていました。子どもを寝かせるスペースがあり、おむつ替えやミルクの準備などができました。人目を気にしなくていい分、気持ちは楽になります。飛行機を利用した時は、おもちゃやドリンクのサービスを受け、息子が寝てしまった時には、毛布を持ってきてくれました。数時間のフライトでかなりの回数見に来てくださって、本当に助かったことを覚えています。よっし / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか。旅行や帰省などで乗り物を使う場合にできることを紹介させていただきました。ちょっとした工夫と準備をすることで、親子でのお出かけが快適に、楽しくなりますよ。
2018年07月19日子連れ海外旅行の旅先として、近ごろ人気が高まっているマレーシアのコタキナバル。きらめくビーチあり、森の動物との出会いあり、地元の人とのふれあいあり…とファミリー向きの要素がいっぱい!直行便を利用すれば、成田から約6時間と意外に近く、施設の充実したリゾートホテルもあるので赤ちゃん連れでも安心です。今回は子連れ・赤ちゃん連れに楽しいコタキナバル旅行の魅力を徹底紹介します!コタキナバル沖に浮かぶ、サンゴ礁に囲まれたサピ島のビーチ。コタキナバルではアイランドホッピングも気軽に楽しめる■動植物の楽園!コタキナバルってどこ?コタキナバルは、ボルネオ島北西部に位置するサバ州の州都です。ボルネオ島は、マレーシア・インドネシア・ブルネイの国境をまたぐ世界で3番目に大きな島で、地球最古の熱帯雨林が生い茂り、多様な動植物の宝庫。そのため、コタキナバルではオラウータンやテングザルなど、動物に会いに行くオプショナルツアーも充実しています。森の野生動物を探しにいくツアーも豊富島のまわりは美しいサンゴ礁に囲まれ、マリンアクティビティも多彩。海も森もすぐ近くにあるので、本物のネイチャー体験を親子で気軽に楽しめます。サピ島でのパラセーリング体験サバ州は10~3月がモンスーン季とされますが、年間を通じて大きな気候の変化はなく、基本的に一年中旅しやすい旅先です。■コタキナバルが子連れ旅行におすすめの3つの理由自然体験が豊富なこと以外にも、赤ちゃん連れ・子連れにうれしい理由があります。1.直行便があるスケジュールは限られますが、マレーシア航空が、月・木の週2便、成田/コタキナバルの直行便を運航しています(※)。フライト時間は約6時間。直行便がない日はクアラルンプール経由で。その場合は乗り換え時間を含めて11時間強かかるので、往復のいずれかだけでも直行便が利用できるとフライトの負担がグンと減らせますね。2.時差が少ないコタキナバルと日本の時差は1時間(日本より1時間遅い)だけなので、時差ボケしらず。子どもの体力的な負担も少なくてすみます。3.温厚な国民性マレーシアの人たちは温厚な国民性で、子ども好きも多くフレンドリー。子どもと一緒にいるだけで現地の人とのコミュニケーションの機会が増えるかも! レストランも基本的に子連れウェルカム。島なのでおいしいシーフードがリーズナブルに楽しめます。マレーシア航空の成田/クアラルンプール線は、2018年5月より新機材エアバスA350-900型機で運航されている。内装もピカピカで快適※マレーシア航空の成田/コタキナバル線は2018年5月18日~7月22日までの期間、一時的に運航を休止していますが、7月23日から再開予定です。■コタキナバルの治安や衛生環境は?ガヤストリートにある人気ラクサ店「イーフン」。子連れの姿もコタキナバルは基本的に治安もよく、街歩きも安心です。ただ、スリや置き引きなどはあるので、一般的な海外旅行と同程度の注意は必要。衛生状態も良好で、とくにリゾートホテルに滞在しているのであれば神経質になる必要はありませんが、日本の夏と同様の気配りを。飲み水はミネラルウォーターを使うようにします。カラフルな建物が多く、フォトジェニックなコタキナバルの街並み日差しが強いので子ども用の日焼け止めや帽子、森へ行くときは虫よけも忘れずに。オムツは街のスーパーにも売っていますが、水遊び用のオムツは入手しづらいので日本から持っていくことおすすめ。ミルクも飲み慣れたもののほうが安心です。■コタキナバルで子連れにおすすめのホテルと選び方のポイント開発が進むコタキナバルでは年々新しいホテルがオープンしているのでホテルの選択肢は豊富。子連れなら、海沿いにあるプール付きのホテルがよいでしょう。たまにはスパやバーでのんびりしたいママパパは、キッズクラブやベビーシッターサービスの有無もチェックしておくとよいですよ。子どもはやっぱりプール遊びが大好き!「シャングリ・ラ・タンジュンアル・リゾート&スパ」コタキナバル国際空港から車で約10分、コタキナバル市街地へも車で10分と便利な立地にある「シャングリ・ラ・タンジュンアル・リゾート&スパ」も、子連れに人気のホテルのひとつ。赤ちゃん向けプールや子ども向けスライダー、ボルネオ唯一のウォーターパークなどがあり、プール・水遊びはバッチリ。5~12歳の子どもが無料で利用できるキッズクラブ(※5歳以下は保護者要同伴)もあり、図工やゲームなど日替わりアクティビティのほか、毎週金曜夜にはキッズパーティも開かれます。「シャングリ・ラ・タンジュンアル・リゾート&スパ」の朝食ブッフェにはかわいいキッズコーナーもホテル前のタンジュンアルビーチは夕陽の名所。絶景サンセットを家族で楽しむ人も多い赤ちゃん連れや子連れのコタキナバル旅行では、ホテルのプールやビーチ遊びをメインに、オプショナルツアーをいくつか組み合わせるのがおすすめ。手つかずの大自然のなかで、本物のネイチャー体験ができるコタキナバル。今後ますます注目が高まりそうな旅先です。取材協力サバ州観光局 マレーシア航空 ※この記事は2018年6月現在の情報です。
2018年06月14日みなさんご存知、マンガもアニメも大人気、『名探偵コナン』(小学館)の主人公、江戸川コナン。彼はとても優秀で、車にボート、ヘリ、飛行機などの運転ができてしまいます。ハワイで父親に習っただけで運転できてしまうなんて末恐ろしいですよね。しかし、ここで一つ気になることがあります。車はもちろんですが、船や飛行機を運転するには免許が必要なはず。緊急事態とはいえ免許を持っていないコナン君が運転したら罰せられないのでしょうか?今回は、車や飛行機などを無免許運転した場合、どのような罰則があるのか紹介したいと思います。 各免許を取得できる年齢は?無免許運転についての罰則を説明する前に、各免許の取得年齢を説明したいと思います。取得年齢の要件は、最低限、自動車の運転をするには一定の判断能力が必要だと理解されています。コナン君は元々高校2年生で年齢は17歳ですので、免許を取得できる年齢が17歳以下であれば合法の可能性もあるので、一つずつ確認していきましょう。自動車コナン君が運転を習ったハワイ州では、車の免許取得年齢は16歳以上です。ということは、コナン君は免許を持っている可能性があります。16歳にもなれば、運転に必要となる判断能力や知覚能力は発達していると考えることはできますよね。しかし、それはハワイの場合。コナン君がハワイで免許を持っていたとしても日本で運転することはできません。日本で運転免許が取得できるのは18歳になってから。そして、海外で取得した免許を日本の免許に切り替えることができる年齢も18歳以上となっています。もちろん、コナン君は日本人ですから、当然日本の法律が適用されることになるのです。そのため、もしハワイで免許を取得していても日本で運転することはできません。 ボートボートを運転するには小型船舶操縦士免許が必要です。小型船舶操縦士免許には、1級、2級、特殊小型などがあります。1級免許を取得できる年齢は18歳以上ですが、2級と特殊小型は16歳以上であれば取得可能です。1級と2級の違いは運転できるボートの大きさと航行区域が異なり、これは、運転すべき技能の能力にかかわる問題ですので、明確な区別が必要となるのです。 【2級小型船舶操縦士免許を所持していた場合】ボートの大きさ航行区域総トン数20トン未満プレジャーボートは24m未満平水区域および海岸より5海里(約9キロメートル)以内 つまり、コナン君が2級小型船舶操縦士免許を持っていた場合、運転した場所とボートが上記の表内までなら問題ないということになります。実際には、遠出をしないのであれば2級で足りることが多いでしょう。また、コナン君は水上バイクにも乗ったことがあります。運転には特殊小型船舶操縦士免許が必要で、こちらも16歳で取得できるのでコナン君は持っていたのかもしれませんね。 ヘリ・飛行機ヘリと飛行機を運転する場合には、まず、資格の取得が必要となります。資格の内容としては、以下の3種類があります。・自家用操縦士資格・事業用操縦士資格・定期運送用操縦士資格 ヘリと飛行機それぞれに上記3つの資格があり、自家用操縦士資格は航空機を飛ばしたことの対価として報酬を得ずに趣味などで運転する場合に必要となります。事業用操縦士資格は業務としてヘリや飛行機を運転する場合に、定期運送用操縦士資格はジャンボジェットなど構造上2人以上での運転が求められるものを操縦する際に必要となる資格です。操縦士資格を取得するためには国家試験を受験しなくてはなりません。自家用操縦士資格の場合、17歳以上で総飛行時間40時間以上などの飛行経歴があれば受験することができます。 この記事は、コナン君の話題でした。飛行訓練は16歳から始めることができるので、コナン君が自家用操縦士資格を取得していた可能性はゼロではありませんね。(コナン君、自家用以上のものを操縦している気がしなくもありませんが…)そのため、ヘリの運転は合法であった可能性があります。しかし、コナン君が運転したのはジャンボジェットであり、定期運送用操縦士資格が必要です。定期運送用操縦士資格は21才以上でないと取得できないため、明確に違法の可能性があるでしょう。 各乗り物を無免許運転した場合の罰則コナン君が運転したさまざまな乗り物ですが、無免許であった場合どのような罰則を受けるのでしょうか? 車車を無免許運転した場合、道路交通法違反にあたり『3年以下の懲役または50万円以下の罰金』に処されます。 ボートボートの無免許運転の場合、運転した者だけでなくボートの所有者にも罰則があります。無免許運転した者には『30万円以下の罰金』、所有者は『6ヶ月以下の懲役または100万円以下の罰金』に処されます。 ヘリ・飛行機ヘリや飛行機の無免許運転にもちゃんと罰則が存在しており、航空法149条で定められています。操縦士の資格を持っていないのに飛行機やヘリを操縦した場合は1年以下の懲役または30万円以下の罰金に処されます。 上記のような無免許運転に対する罰則がそれぞれ定められているわけですが、コナン君はあくまで緊急事態であったから運転したわけです。これをもって刑罰法規を発動するかどうかはもちろん問題となり、刑法上緊急避難として違法性を認められない可能性があります。実際、緊急事態において無免許で車などを運転するのは法律違反なのか、虎ノ門法律経済事務所齋藤健博先生にお伺いしました。 Q:「警察などの捜査機関が犯人追跡のために無免許で水上バイクやボートなどを運転した場合は違法ですか?」 A:「これは正当業務行為の範囲内といえるかどうかは、どのような運転をしたか次第ですね。たとえば、犯人を追跡するための手段だとしてもあまりにもひどい走行をすれば、当然緊急避難の範囲を逸脱します。しかし、多少動かした程度では緊急避難が成立する余地もなくはありません。しかし、場合によっては捜査行為が比例原則に反するとして、違法になりえます。」 Q:「ヘリや飛行機の操縦士が突然操縦不能になったために操縦した場合は違法でしょうか?」 A:「これは緊急避難の範囲を逸脱しえますが、だからといってそのまま墜落するのか、という話もあります。トロリー問題として、講学上も議論の対象になっています。一件一件の事案をみないと判断できないということですね。たとえば、操縦不能はどんな原因によって引き起こされたものなのかも問題になりましょう。テロリストなのか、故障によるものなのか…などですね。」 Q:「身の危険を感じる状況(ナイフを持った変質者に追われているなど)で逃走のために無免許で車を運転した場合は違法でしょうか?」 A:「これは緊急避難というより、正当防衛にも該当しえます。ただし、過剰避難、過剰防衛が成立してしまい、減刑や免除の余地はあるとしても、違法行為と評価されてしまう可能性が高いでしょう。」 以上のように、罪に問われない可能性があります。とはいえ、現実でこのような事態が起きるのは極めてまれなことでしょう。コナン君が許されているのは、あくまでアニメ・マンガのキャラクターだからということですね。 *弁護士監修/ 虎ノ門法律経済事務所池袋支店齋藤健博弁護士(弁護士登録以降、某大手弁護士検索サイトで1位を獲得。LINEでも連絡がとれる、超迅速弁護士としてさまざまな相談に対応。特に離婚・男女問題には解決に定評。今日も多くの依頼者の相談に多く乗っている。弁護士業務とは別の顔として、慶應義塾大学において助教も勤める。)*執筆/シェア法編集部 *画像はイメージです(pixta) 飛行機を運転する資格がないのに運転したコナン君は逮捕されないの?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。飛行機を運転する資格がないのに運転したコナン君は逮捕されないの?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年04月18日まるで素足のような感覚で高い支持を集める、イタリア生まれのスリッパ「le dd(レ・ディーディー)DREAM」。 マシュマロやワッフルのように感じる独特な質感と、通気性に優れたヌーディーな履き心地の秘密は、新素材にあるそうだ。この素材の特長はそれだけではない。抗菌&アレルギー対策のほか、丸洗いできたり、リサイクルも可能であるなど、機能面についても熟考されている。 体重が掛かりやすいかかと部分の生地は、二重に設計されているため、足の負担が大幅に軽減。疲れにくく、スリッパ自体も丈夫だ。 通気性や耐久性に優れ、滑りにくいということから、サウナやプールサイドなどでも使える一足、これほどまでの高い機能と造形美を備えたものだと聞けば、弱みを見つけたくなってしまうが、残念ながら見つからない。 芯材を用いていないため折りたためるところも、旅行に連れて行きたいと思わせてくれる「レ・ディーディー ドリーム」。グッドデザイン賞までも受賞しているというから、まさに“ドリーム”という名前がしっくりくる、夢のようなスリッパなのだ。 カラーバリエーションも6色と豊富にラインナップ。いろんな色を選んで、その日の気分でコーディネートすれば普段使いを一層楽しませる。 材料やデザインに強いこだわりと探究心をもって作られたスリッパだけあって、機能性を兼ね備えた美しさを感じさせてくれる。 左足だけ、アクセントとして付いている「le dd」のブランドロゴが目印。毎日の暮らしを支える脚を思いやる一足をぜひ選んでみては? le ddレ・ディーディーレ・ディーディー ドリーム(スリッパ) 各¥3,500(フライトワン原宿) photograph:Masatomo Murakamistyling:Yumika Asaitext : Akira Watanabe
2018年04月05日『mont-bell(モンベル)』は、1975年に創業した日本のアウトドアブランド。世界で愛される登山用具やアウトドアグッズの開発を目ざして、大阪を拠点に展開している。 そのブランドコンセプトは、“function is beauty(機能美)”と“Light&Fast(軽量と迅速)”。バラエティ豊かで上質なアウトドアアイテムを取り揃える『モンベル』の中から、旅先だけでなく日常的にも使えそうな「クリマプラス100トラベルピロー」をピックアップ! 『モンベル』では多くのアイテムで “クリマプラス100”を採用。極細のポリエステル繊維をパイル地に編んで起毛させたフリース素材は、細かく密集した繊維が安定した空気を多く蓄えるため、軽量な上にふわふわと暖かいのが特長。また、繊維自体の吸水率が低いため速乾性に優れ、柔らかく弾力性がある抜群の肌ざわりと、伸縮性も備えている。携帯用の枕カバーも、このフリース素材で作られているそう。 とにかく軽く、コンパクトな作りでシワになりにくいのも嬉しい。使い方も簡単で、タオルなどの変形しやすいものを中に詰めるだけでOK! すぐに首がすっぽりと収まる枕へとチェンジできる。速乾性に優れているため汚れが気になったら気軽に洗濯できるところも、旅の友として活躍してくれそうだ。 現在取り扱っているタイプはカラーバリエーションも豊か。今回紹介しているブラック(BK)とハニー(HONEY)の他にも、コバルトブルー(CBL)、カーキ(KH)、ライトカーキ(LTKH)、サンフラワー(SUF)の6色がラインナップ。 カラーバリエーションは、シーズンによって変わるらしいから、気になる人は急いだ方が良さそう!! 旅をより楽しくしたいなら、良質な睡眠は欠かせない。そのためには枕の環境も大事であることを『モンベル』が教えてくれる。 クリマプラス100トラベルピロー ※HONY、BK 各 ¥1,500mont-bellモンベル(モンベル・カスタマー・サービス) photograph:Masatomo Murakamistyling:Yumika Asaitext : Akira Watanabe
2018年04月04日実家にみんなが集まる年末年始。里帰りの季節ですが、小さな子を連れての大移動を考えて憂うつになっている方もいるのではないでしょうか? 子どもがひとりいても大変なのに、複数いればなおさら、つらい状況になります。そこで、小さな子連れの大移動で、あると便利なものと気をつけておきたい注意点をまとめました。年末年始を満喫するためにも、事前にチェックして備えておきましょう!■小さな子連れの大移動で“あると便利なもの”は?小さな子連れの大移動は、周りの迷惑にならないように気を遣いながら、子どもがいかに飽きずに過ごしてくれるかに神経を張り巡らすことになります。そこで、あると便利なものをまとめてみました。その1.お菓子はニオイがあまり広がらずこぼれないものを子連れ移動の鉄板とも言えるのが、お菓子を用意しておくことです。しかし、電車や新幹線は狭い空間にたくさんの人がいるので、ニオイが充満するものやポロポロとこぼれるタイプのお菓子は不向きです。個包装かつポロポロせず、ニオイもあまり気にならないものを用意しておきましょう。子どもの年齢にもよりますが、アメは時間も稼げるのでおすすめです。まだアメがなめられない小さな子どもには、グミ・ラムネなら周囲に気を遣わずに与えられます。いつもと違う環境で食べるお菓子ですから、なるべくくちどけの良い、子どもの年齢に合ったお菓子を選ぶと安心。揺れるので周りに飛び散らないよう袋を開けるのはママやパパがやってあげましょう。その2.飲み物はペットボトルにストローを装着!小さな子でもペットボトルから飲めるようになっていると、とりあえず飲み物を買って安心してしまいがちですが、電車や新幹線、バスは揺れます。ペッドボトルに装着して使えるストローをつけておくと、多少揺れてもこぼれにくくなるのでおすすめです。何より、混雑する電車や新幹線の自由席だと、人がたくさんいてペットボトルを掲げるのも難しいことがあります。そんなときでもストローなら立てた状態のまま飲めるので子どもが「のどかわいた〜!」と大声をあげるのを防げますよ。その3.長時間の移動ならおにぎりとパンが便利長時間の移動になると、子どもは途中で必ず「おなかすいた」と言い出します。電車・新幹線・バス・自家用車、どの移動タイプでもお店やサービスエリアは混雑していてなかなか入ることができません。そこでパッと食べられるおにぎりやパンを用意しておくと安心です。パンもロールパンなどなら、子どもが「甘いもの漬け」にならず、おなかも満たされます。選ぶポイントは“手が汚れにくく片手で食べられるもの”です。 その4.ウェットティッシュはすぐに出せるところに小さな子連れにとってウェットティッシュは必需品。大移動のときには荷物も多くなりますが、お財布とスマホ・携帯電話と一緒にウェットティッシュも入れておきましょう。おすすめは、ななめがけのポシェットを用意しておくこと。頻繁なおむつ替えが必要な小さな子がいる場合には、オムツも何枚か入るくらいの大きさのポシェットがあると便利ですよ。その5.何度読んでも飽きないタイプの絵本を小さな子どもを連れているとおもちゃをたくさん持ち歩くのも難しいので、移動中に持っていられるのは絵本程度です。そのほかお気に入りの電車やぬいぐるみなどは、子ども自身に持ってもらいましょう。絵本は小さめで何度読んでも飽きないものがベストです。“フツウに読んでみる”“「これな〜んだ?」とクイズ形式で読む”“自分で読んでもらう”の3通りの遊び方ができる本は長い時間でも繰り返し楽しめます。その6.子どもが複数いるなら共通の目印をちょろちょろ動き回る子どもが複数いる場合は、一瞬目を離したすきに見失ってしまい、探し回ることもしばしば。人混みを抜けなければならない時には、帽子などを兄弟で統一して被せ、目印になるようにしておくとすぐに見つけられますよ。もし、ひとり見失ったら、「この帽子と同じものをかぶった子を見ませんでしたか?」と周囲の方に聞くこともできますし、「兄弟(姉妹)かしら? 同じ帽子かぶった子があちらに行きましたよ」と親切に教えてくれる人に巡り会える可能性もあります。目印にするものは、目立つ色のものを選ぶのがポイントです。■利用できるものはしっかり活用しよう子連れの大移動の注意点は、何より人に迷惑をかけずに無事にたどり着くことです。そのために利用できるものはしっかり活用しましょう。大人だけの移動なら、多少荷物が重たく大きくなってもなんとかなりますが、子連れとなるとそうはいきません。そもそも子どもと手をつなぐので片手は使えなくなりますし、子どもがいるだけで荷物も倍増。もったいないと思っても、着替えなど移動中に使わないものは先に里帰り先に宅配便などで送っておくなどして、移動の際はなるべく手を空けるようにしましょう。飛行機の利用者に、格安で宅配サービスを行っている航空会社もありますので、利用してはいかがでしょうか。多少お金がかかってもこうしたサービスを最大限活用すると、移動がラクになります。また、新幹線なら指定席、自家用車なら駐車場を事前に確保、空港まではバスを予約するなど、あらかじめ予約できるもの・おさえられるものはすべて活用するくらいの気持ちで準備しておくようにしましょう。子連れの大移動は、とにかく時間がかかります。出発から到着まで、時間にはかなり余裕をもった計画を立てるのが吉です。時間に余裕があれば、途中で子どもが何回もトイレに行ったり、お菓子を買い忘れていてコンビニに寄ったりしても「大丈夫」と安心して移動できますよね。あれこれ準備をしたらあとは覚悟を決めて、子どもとの移動を楽しんで、里帰り先でゆっくり過ごしてきてくださいね!
2017年12月29日今年もいよいよあとわずか。年末年始は日本でも海外でもまとめてお休みがやってくるホリデーシーズン。というわけで、海外旅行にでかける人、故郷でクリスマスやニューイヤーを過ごす人が入り混じり、増便などのイレギュラーもあって空港は大忙しです。ファミリー旅行は楽しみだけれど、混雑する時期だけにトラブルも起こりがち。なかなか身軽に動けない子連れゆえ、うまく避けて通りたいものです。今回は、飛行機にまつわるトラブルと対処法についてご紹介しましょう。■プラス1時間前行動で、空港での混雑・トラブルを避ける空港や機内で起こり得るトラブル。子連れだから起こるというわけではありませんが、年末年始のように特に混雑が予想されるシーズンは、まずは普段よりも早めに空港に出かけるのがおすすめ。筆者は以前、発券機のトラブルに加え、手荷物検査や出国審査が予想以上の混雑ぶりで、飛行機の出発時間が迫り、2歳児を抱いたまま出発ゲートまで猛ダッシュをしたことがあります。国際線なら出発時刻の2時間前に空港へ、というのが一般的ですが、混雑時は3時間前に行ってもいいかもしれません。ただし、あまり早く行くとチェックインカウンターが開いていないので、ほどほどに。万が一、ぎりぎりになってしまった時は、職員にお願いしてトロリーに乗せてもらえば空港内を子どもを抱いて走るなんていう危ないことをせずにすみます。近くにトロリーがいなくても、空港職員に声をかけることでゲートに連絡をしてくれますので、落ち着いて(と、当時の自分に言いたい)。海外の空港では、出発ゲートが変わり、いきなり移動を余儀なくされることもありますが、子連れであれば気軽にトロリーに乗せてもらうことができます。また、小さな子どもを連れている人はセキュリティゾーンに入る際、プライオリティゲートを通ることができる空港もあり、検査場での混雑を少しだけ回避することができます。■事前ウェブチェックインでサービスを確保長蛇の列をクリアして、やっとチェックイン! という時に、「えええ!?」となってしまうかもしれないのが、座席。混雑時は家族全員が近くに座ることができるとは限らず、座席がバラバラになってしまうこともよくあります。チェックイン時に気づいても、混雑時はちょっと調整が大変。これは事前に座席指定をしておくと安心です。多くの航空会社でウェブチェックインが可能となっているほか、LCCでも追加料金を支払うことで好みの席を確実に押さえることができるので、利用しましょう。これ、子どもで予約しているからといって必ずしも配慮してもらえるわけではないようですので、忘れずに前日チェックインを。チケットをプリントすることもできますので、当日は荷物を預けるだけでOK。預ける荷物がないならそのまま出発ゲートまで進むことができますので、楽ちんです。ウェブチェックインができない航空会社の場合は、やはり空港に早めに出かけるしかありません。ちなみに、赤ちゃんを寝かしておけるバシネットを借りたい場合も、事前に手配を。当日では数が足りないなどの理由で借りられないこともあります。同じように、機内食のチャイルドミールも事前手配をしておくと確実です。■泣いても笑ってもどうにもならない! パスポートやビザの不備ウェブチェックインができるはずなのにエラーになってしまう場合、パスポートに問題があるのかも。アメリカなど、乗り継ぎするだけでもビザ(ESTA)の取得が必要な国もあり、取得を忘れると飛行機に乗ることすらできません。アメリカのESTAはウェブ手配で、空港でもすぐに取得することができます(※14USドルをクレジットカードで支払う必要があります)が、空港でタブレットなどを貸してもらえるわけではありませんから、やはり自宅で事前手配をしておくほうが無難です。ビザの要・不要は、ツアーの場合は旅行会社が気を回して教えてくれることが多いものの、本来自分で管理するもの。ビザがなくて渡航できなかったとしても、自分の落ち度となってしまいます。ESTAに限らず、空港でビザがない(泣)! と騒いでいる人をたまに見かけます。同様に、パスポートの有効期間の残りが短いと入国できない国もありますから、パスポート情報は必ず1週間以上前に今一度、確認することをおすすめします。残存期間は6カ月以上あると安心です。 ■万が一が起こってからでは遅い! 旅行保険は必須という理由混雑時は航空機の遅延も起こりがち。また、なんらかの理由で欠航してしまうこともあるかもしれません。以前、筆者は航空会社のカウンターで交渉して、別の便に振り替えてもらったことがありますが、これは持っているチケットの種類やその航空会社のアライアンス(協力関係にある航空会社)がある場合のみ可能。海外では英語など外国語での交渉が必要となるため少々面倒です。この時は、宿泊のホテル代、電話代金(仕事の予定変更があったため国際電話を日本にかける必要があり)、そして飛行機が出るまでの飲食を航空会社にカバーしてもらいました。でも、実はこれ、航空会社側の“配慮”であって、必ずしも乗客が受けられる“当然の権利”ではないと後で知りました。こんな時に活躍するのは、海外旅行保険です。オプションで航空機遅延の際の費用を補償するものがありますので、これを利用しましょう。保険商品によって補償内容が違いますが、ここでカバーされるものは航空機が6時間以上遅延し余儀なく必要となった現地の宿泊料、乗り継ぎができず行けなくなった旅行サービスのキャンセル料など。ホテル代金などに上限額はあるものの、領収書をしっかりとっておけば、日本に帰ってから保険会社に請求することができますので、語学力に自信がなくても全く問題ありません。現地でのケガや病気、盗難などさまざまなトラブルにも日本語で対応できる相談窓口がある保険が多いですから、海外旅行保険には必ず加入しましょう。クレジットカードの付帯保険を利用する場合は、補償内容をしっかり確認を。「○○円までは免責(※治療費や携行品の補償など、あらかじめ決められた額に達しない限り補償対象ではない)」といった注意事項があるものが多いからです。旅行代金をカードで支払っている場合のみ利用可能といった条件がついているものもあります。また、どの保険会社でも天災や戦争などの現地事情による遅延・欠航は免責事項で、補償対象外となっています。■LCCは安いけど…子連れ旅行なら「安心感」を第一にLCCには驚くほど安い金額で気軽で行けるという利点がありますが、子連れの場合はフルサービスを受けられる航空会社(レガシー)を選ぶのが無難かもしれません。というのも、遅延や欠航の際、配慮に関してはあくまでも配慮で、その時に対応した職員や会社の規定によるものの、保有航空機材が多ければ別の機材に振替が可能です。また、協力関係にある航空会社の数も多く、別会社の便に振り替えられる可能性も高くなるからです。外国の航空会社でも日本路線では日本語でサービスを受けられることも「サービスのひとつ」と考え、中には、日本人スタッフを機内や現地空港に置いている場合があります。でも、すべての航空会社がそうではありません。日本の航空会社なら、どこでも必ず日本語対応が可能ですので、トラブルの際はより安心感があるのではないでしょうか。年末年始は国内外への人の移動で、空港は想像以上の混雑でしょう。もしもの時のトラブルに備え、子どもと一緒に空の旅を楽しみましょう。気をつけて、楽しい旅を!
2017年12月27日旅行や帰省などで、赤ちゃん連れで飛行機へ乗るときに気になるのが、泣かずにいい子でいてくれるか…ということですよね。我が子も2歳のとき、シンガポール旅行での7時間のフライトで、親子ともにぐったりだった苦い思い出があります。以降毎年帰省で飛行機を使っているものの、子どもとの飛行機は心配事ばかり。そこで今回、ANAとコンビ、東レ、日本電信電話(NTT)が、「赤ちゃんが泣かない!?ヒコーキ」プロジェクトを立ち上げたとのお知らせが!その第一弾プロジェクトとなる、「赤ちゃんチャーター便」に、blossomのスタッフも参加してきました。今回の「赤ちゃんチャーター便」では、実際に成田〜宮崎間を飛行機が飛び、ベビーマグやタブレットによる耳抜き効果の確認や、NTTと東レが開発した赤ちゃんモニタリングウェア「hitoe」を用いて赤ちゃんの状態を推定するトライアルが行われました。パパママはもちろん、赤ちゃんが安心して飛行機に乗れるように、各社が開発する商品とその効果のほどは?その様子をレポートします!耳抜き&ぐずり対策、どうしてる?トライアルには、たくさんの親子が参加。普段から飛行機に慣れているお子さんや、飛行機でのぐずりが心配で旅行を躊躇されているママさんなど様々。みなさんが口を揃えて言うのが、離陸時・着陸時の「耳抜き」や、機内での「ぐずり」対策です。今回はコンビのマグストローと口内バランスタブレットを使って、機内での耳抜き効果を検証しました。急な気圧変化で起こる耳の痛みに、大人はあくびをしたり唾液を飲んだりして対処しますが、赤ちゃんは自分で対応できません。赤ちゃんの耳抜きには、マグなどで少しずつ水分を摂るのが効果的。耳管を開き、中耳の換気を促すそうです。飛行機のなかでは、飲みやすいストロータイプのマグが活躍しそうでした!また、タブレットはオーラルケアしながら耳抜きをできるアイテム。気管をふさぎにくい形になっています。ほかにも、飛行機慣れしているママさんたちのぐずり対策としては、とっておきのおもちゃやお菓子、そして携帯タブレットが活躍しているそう。たくさんの「耳抜き」&「ぐずり」対策アイテムを知っていれば、飛行機のなかでママもベビーも安心ですね。大泣きの前に…赤ちゃんのモニタリングウェアを開発!さらに今回のモニタリングの目玉となったのが、NTTの素材技術と、東レの繊維技術が異業種コラボした「hitoe®」。安心の子連れフライトを目指しているANA、赤ちゃんグッズ開発に関して豊富なノウハウと実績を持つコンビとの共同で生まれた、モニタリングウェアです。赤ちゃんの心拍数などの生体情報をもとに、赤ちゃんの快適さや不快などの状態をモニタリングして大泣きを予知するそう。今回のプロジェクトでは、実際にこのhitoeを装着してもらい、フライトに臨みました。赤ちゃんの心拍数は、泣いている状態や興奮している状態では心拍数は上昇。心地よい状態やぐっすり眠っている状態では心拍数が下降する傾向があります。この赤ちゃんの状態を推定する手がかりとして心拍数のモニタリングを行い、泣き出す前の兆しなどの、赤ちゃんの状態変化の察知を知らせてくれます。赤ちゃん見守り用アプリ「hitoeBABY」と同期して、スマートフォンに赤ちゃんの状態とその推移を分かりやすく表示してくれるそう!パパママ&ベビーがニコニコで飛行機に乗るために今回のプロジェクトは第一弾。各社は今後も、赤ちゃんが快適に飛行機に乗れる環境が作れるように、開発や実証を続けていくそうです。みんなが笑顔で飛行機に乗れるといいですね♪今回は、CAさんとの写真撮影や、ベビーカーの試乗などのイベントもあり、参加したパパママ&ベビーたちもとっても楽しそうな1日でした!たくさんのパパママ&ベビーたちに取材に協力していただきました♪
2017年10月09日9月に家族で遅めの夏休みをとって沖縄に旅立った。息子にとっては初めての飛行機で、家を出る前からご機嫌だった。僕も飛行機には数えるほどしか乗ったことが無いので、ちゃんと先導できるかが気がかりだった。バスが空港に到着して、搭乗手続きを済ませ乗り場へ移動。乗り場までの移動距離が思いの外長く3人でダッシュするハメになってしまった。3人で空港の窓からゆっくり飛行機を眺める時間をとりたかったが、断念した。機内でもご機嫌な息子は特に機内サービスが気に入ったようで、客室乗務員の女性がカートを押して近づいてくるとスーッと机を手前に引き出して座席前方を睨み、女性の頭がチラッと見えると「リンゴジュースっ!」とフライング気味に注文をしていた。初めての飛行機とは思えない慣れた所作が可笑しかった。3時間を越えるフライトで一睡もせずジュースをチビチビと楽しんだ息子は、飛行機が着陸態勢に入り「シートベルトをお締め下さい」のアナウンスが聞こえた瞬間「オシッコ!」と言って跳び上がった。最悪の場合、間に合わなければこれに……とビニール袋を手に握りしめたがなんとか着陸まで持ちこたえてくれた。そして今度は到着した空港でトイレまで抱っこで一目散にダッシュした。<下請けパパ日記は毎週火曜日更新中!ぜひ来週もご覧ください!>
2017年09月19日こんにちは、きたあかりです。私たちの実家は、両家とも日本を半分とかまるごと縦断する距離にあります。正直言ってやや大変めです。でも両家ともにとって初孫になるムスメ。直接会えるのを心待ちにしてくれています。ムスメにとっても私達にとってもありがたいことです。いざ乗りましょう、赤子連れフライト…!なるべく余裕を持っていこうと、離陸時間の1時間前には手荷物検査場を通過しました。これだけ時間があればちょっとお茶でもしていけるかも?と思いきやそんな事はなく、オムツ替えと授乳であっという間。優先搭乗で早めに入り、手荷物を置いてムスメを抱っこしたまま座席に座ります。さあこれでひとまず安心し…近!ふだんも膝の上で立たれることはありますが、床に下ろしたり抱き上げたり体勢を変えられるのでそんなに苦じゃないんですよね。でも機内ではそうするわけにもいきません。ムスメも同じ体勢に飽きてきて色々と動き始めるわけですが…近! 顔近!!この距離感で2時間か…とげんなりしたのもつかの間、ムスメがおっぱいを欲しがり始めます。気圧の変化で泣くかもしれないので離着陸の時まで取っておきたかったおっぱい。限りあるおっぱい…でもあげるしかありません。夫に隠してもらいつつシートの上でなんとかポジションを確保しおっぱいをあげると、すんなり大人しくなるムスメ。機内に平和が訪れます。ああよかった、静かになった…ポーン「ただいま、滑走路の順番待ちのため待機中です」…。ポーン「シートベルトをお締めになり、お座席にてお待ちください」……。おっぱい終わっちゃったよ!しかし意外とおっぱいなしでもムスメは終始ごきげんで、残りのフライト中は後ろの席の人をナンパしたり無限屈伸運動に励んだりしていただけでした。ノーギャン泣きなので、どちらかというと無事なほうの赤子連れフライトだったと思います。それでも…それでもね…夫と私の顔面は無事ではすみませんでした…。赤子連れフライト前には、入念に爪切りをしていくことをオススメいたします。
2017年08月13日女優のジェニファー・ローレンスの乗った飛行機が10日、緊急着陸を強いられたようだ。ジェニファーの乗った飛行機はケンタッキー州ルイビルからの出発後、地上3万1,000フィートの時点でエンジンの1つが故障し、パイロットが緊急着陸を試みている間にもう1つのエンジンまでもが停止してしまったという。飛行機はニューヨークのバッファローで無事、緊急着陸に成功し、多数の緊急車両が駆けつけたものの、ジェニファーに怪我はなかったとE!ニュースに発表されている。現在、映画監督のダーレン・アロノフスキーと交際中のジェニファーは、親類を訪れた後にこの不運に見舞われていたという。ジェニファーは最近、メディアの注目を避けた生活を送っていたものの、先日にはプライベートで訪れたストリップクラブでの画像がネットに流出したことで注目を浴びていた。その画像の中でジェニファーは泥酔した様子で、ポールダンスをしている姿が捉えられているが、後に楽しい時間を過ごしていたのは事実であるため、自身の行動を謝罪するつもりはないとのコメントを出していた。(C)BANG Media International
2017年06月13日アイドルグループ・嵐の5人がJALの新CMに出演することが12日、わかった。新CM JAL先得「紙飛行機」編は13日よりOAされる。CMは、広大な草原にたたずむ5人が見上げた空にJALの飛行機が通り、5人が赤い飛行機を大空に向けて飛ばすという展開に。紙飛行機は沖縄や北海道、九州と日本各地へ飛んでいく。CM曲として、嵐の楽曲「Reach for the sky ~天までとどけ~」が使用される。撮影では、白を基調としながら赤のワンポイントを差し色にした衣装でスタジオに登場した嵐。紙飛行機を飛ばすシーンから撮影がスタートしたが、久しぶりに手にした紙飛行機に、メンバーたちは少年のようなテンションで臨んでいた。相葉雅紀は飛ばし方のシミュレーションを行い、二宮和也と大野智は紙飛行機の折り方をチェックする。1カット目で一斉に紙飛行機を飛ばすと、思わず「おお~!」「飛んだ~!」と歓声を上げた5人は、撮影の合間にも仲良く雑談。相葉が「みんなで超巨大飛行機を作って飛ばしたよね!」というと、メンバーも懐かしそうにうなずいていた。また、松本潤が「みんなが夏の先得を使って行ってみたい旅先は?」と質問すると、二宮は「う~ん、四国?」と回答。他のメンバーも「いいね!」「うどん食べよう!」と同意し、「5人でゆっくり温泉も良いなあ」「名所とか巡りたいよね」と”5人旅”のプランを楽しそうに考えていた。
2017年05月12日5歳と1歳のふたりの息子さんを連れて、年に数回は沖縄を旅している島村麻美さん。学生時代から沖縄に魅了され、40回近くも沖縄を旅してきました。子連れ沖縄旅行だけでも、すでに約15回を数えるそうです。今回は、沖縄子連れ旅行の達人であり、 『子連れで沖縄 旅のアドレス&テクニック117』 の著者でもある島村さんに、沖縄はもちろん、その他のエリアでも役立つ子連れ旅行のコツを教えてもらいました。■子連れ旅行デビューは、早ければ早いほどいい!出産後、いつから旅行にいってよいかは悩むところですが、島村さんは「早ければ早いほどいい!」といいます。理由は、0歳児は寝ている時間が長く、抱っこしていれば移動も観光もスムーズだから。歩きはじめる1歳児や、イヤイヤ期真っ盛りの2歳児は、飛行機や車でもじっと座っていてはくれないので、逆に大変です。「長男のときは5か月くらいのときに温泉へ行ったのが初めて。次男は2か月で沖縄へ連れて行きました。次男は0歳のあいだに3回沖縄に行っています」子どもが0~1歳のときの旅行は、親が行きたい場所に行き、温泉やグルメなど毎日の子育てのリフレッシュができる旅行プランにしていたそう。ただ、2歳を過ぎたころからは、子どもも一緒に楽しめるような過ごし方に変えていったといいます。「いまは、5歳の長男が楽しめる場所があるかどうかで旅先を探します。子どもが退屈してグズッたり騒いだりすると、せっかくの旅行なのに親もイライラしてしまうので。幼児期になると、子どもが楽しいと思えないところ、たとえば世界遺産や神社などはゆっくり楽しめなくなるので、赤ちゃんのうちが行きどきです」■沖縄旅行のベストシーズンは6月下旬!島村さんが、沖縄が子連れ旅行に向いていると思うのは、「近くて手頃なリゾートであること」。そして、「子連れウェルカムなお店やホテルが多く、選択肢が多いこと」が大きな理由だそうです。「子連れハワイ旅行などにも憧れますが、そんなに長く仕事を休めなかったり、フライト時間が長くて不安だったりして、断念するママが多いのも事実。その点、沖縄は近いので気軽です。ハワイに負けないきれいな海もあるし、オシャレな飲食店や雑貨屋も増えていて、リゾート感をたっぷり味わえます」島村さんいわく、沖縄のベストシーズンはズバリ「6月最終週」。全国的にはまだ梅雨ですが、例年、沖縄は6月中旬に梅雨明けしていることがほとんど。さらに7~8月の夏休みシーズン前なので、観光客もそこまで多くなく、旅行代金もピーク時より安くすみます。逆にハイシーズンである夏は、店や道路が混雑するだけでなく、台風の接近や上陸が多いことにも注意が必要です。■飛行機の座席予約のコツ子連れ沖縄旅行の最大の心配が「飛行機の移動」だという人も多いと思います。島村さんは著書の中で飛行機を予約するときのポイントとして以下のような点を挙げています。●2歳児の座席を確保し、移動を快適にJALやANAの国内線は、3歳未満は座席なしなら搭乗無料。ただ、実際は1~2歳になると、じっとしていてくれず、長時間の抱っこはつらいので、2歳児はお金を払ってでも子ども分の席をとるのもひとつの選択肢です。その場合、コスト重視ならLCCを選ぶのも手です。●座席は通路側、後方がおすすめ子連れ旅行では事前の座席予約は必須。座席は、ぐずったりトイレにいったりするときにすぐ立てるので、窓側より通路側がベター。また、前方より後方ほうが比較的子連れが多く、お互いさまという雰囲気があっておすすめだそうです。 ■子連れ旅行のスケジュール・プラン作りのコツ「子連れ旅行では準備が本当に大事。育児や家事をしながら、旅のプランや移動手段のことを考えたり調べたりするのは大変ですが、移動手段や滞在先のこと、食事の店などの下調べをしておくと、思いがけない失敗をぐっと減らせます。スケジュールのコツは、予定をがっちり決めすぎないこと。子連れの移動は思わぬタイムロスがつきものなので、タイムスケジュールを作ってあれもこれもと詰め込むと慌ただしくなり、疲れてしまいます。かといって、ホテルだけを決めてあとはノープランだと、『近くに子どもが食べられるような飲食店がない』とか『よさそうなイベントやアクティビティがあったのに、事前予約制だった』とか『行きたい場所が意外にホテルから遠くて時間がたりない』なんていう失敗も出てきます。ある程度行きたいところや、距離感はしっかりつかんでおいたうえで、その日の天気や子どもの機嫌と相談しながら、行き先や過ごし方を決められるように下調べしておくとよいでしょう。初めての子連れ旅行や初めて行く旅先なら、なおさら準備は万全にしておくと安心です」このほかにも島村さんの著書『子連れで沖縄 旅のアドレス&テクニック117』には、3泊4日の沖縄モデルプランや持ち物リスト、レンタカーを格安で借りる裏技など、沖縄をはじめ、あらゆる子連れ旅行に役立つ旅のテクニックがいっぱい。読むと子連れ旅行への不安も消えて、すぐにでも旅行を計画したくなりますよ! 『子連れで沖縄 旅のアドレス&テクニック117』 島村麻美 著/ダイヤモンド・ビッグ社 1,080円(税込)沖縄を愛してやまない著者による実体験で得た“旅のノウハウとおすすめ物件”が117のテーマで掲載されています。話題のLCC活用術から、家族にやさしい宿・食・観光、そしてママにうれしい買い物情報まで――既存ガイドにはない情報が満載の1冊。家族のクチコミも多数掲載!
2017年04月27日