変わりダネのコーラシリーズが話題を集める今日このごろ。先月末に発売された「グリーンコーラ」や「ペプシバオバブ」もその一つですね。皆さんはもう飲まれましたか?筆者はこれまでさまざまなコーラを試飲してきましたが、うっかりしたことにこれらを飲み比べることを忘れていました。ほかのサイトは発売日にしっかりと飲み比べていてえらいなあと思うのですが、あくまでもマイペースなコブス横丁も一歩出遅れつつも、今あらためてこれらを飲み比べてみることにしました。■ペプシバオバブ販売元:サントリーフーズ原材料:果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、カラメル色素、保存料(安息香酸Na)、カフェインパッケージには「アフリカの大地にそびえるバオバブの木をモチーフにした開放感あふれるさわやかなコーラ!」とあります。これまで「きゅうり味」、「しそ味」、「あずき味」など変わりダネコーラを出し続けてきたペプシですが、今度ばかりは味の想像がつきません。液体が黄金色なのも従来のコーラとは違うところですね。<味の特徴>・酸味がある(炭酸も強い)・甘みがある(が、しつこくはない)・バジル(?)のような、独特の香味を感じる<感想>エキゾチックな風味に好き嫌いは分かれるかもしれませんが、そんなに嫌みさはなく、思ったよりもさっぱりしていて飲みやすいと思いました。見た目はジンジャーエールなのに、味はコーラというミスマッチもちょっとおもしろいですね。■グリーンコーラ販売元:アサヒ飲料原材料:砂糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、レモン果汁、モルトエキス、香料パッケージには「力強い刺激と爽快感。果実など植物本来の原料でつくった大人の素材派コーラ」とあります。また、なぜかローマ字で「OTONA TANSAN」とも。なんでローマ字なんでしょうか。ちなみに原材料で目を引く「モルトエキス」は、大麦の麦芽から抽出されるシロップのこと。お菓子やパン作りなどにも使われることがあるようですね。<味の特徴>・ズッシリとした甘み(濃い印象)・やや辛い(バオバブに比べて)・奥の方でかすかにレモンの風味<感想>大人のコーラをうたっているゆえんは、このズッシリ感ですね。さっきのバオバブが昼間に飲みたいとしたら、グリーンコーラはまちがいなく夜中ですね。では、これらのコーラをミックスさせるとどんな味になるのでしょうか。オーソドックスなコカ・コーラを交えて、三つどもえで相性を検証しました。■バオバブ×グリーンコーラ判定:△感想:双方の特徴がかき消されてしまったような印象を受けました。かすかにバオバブの風味が後ろの方からやってくる感じはあります。グリーンコーラの特徴でもあるレモン風味は、残念ながらよく分からなくなってしまいました。■バオバブ×コカ・コーラ判定:△感想:これも先ほどと同様、バオバブが薄れた形で後方からやってきます。競馬で言うと、ものすごい追い込み馬だが、切れる末脚を持ってないタイプと言えばお分かりいただけるでしょうか(分かりにくいでしょうか)。ただ、それぞれがやはりコーラなので、相応にコーラの風味は保たれていて、コーラであるということだけは間違いがありませんし、むしろ、うどんやそばにほんのちょっとだけ七味唐辛子を加えた(?)ぐらいの微細な変化とでも言うべきなのでしょうか(さらに分かりにくくなってしまいました)。■コーラ×グリーンコーラ判定:○感想:違和感がないですね。グリーンコーラとコカ・コーラの味は似ているところがあるのかもしれません。混ざってもお互いを殺しあわないというか。ちなみに、これまでの結果からある一つの結論を導き出すとすれば、「バオバブを混ぜると、バオバブになってしまう」ということ。最後にバオバブ、グリーンコーラ、コカ・コーラをすべて混ぜ合わせたところ、やはり結果は予想通り。「バオバブがどこかにいる」ことだけは証明されました。バオバブ、おそるべし。抑えきれない個性があふれ出ていますね。(根岸達朗/プレスラボ)【関連リンク】ゼロカロリーってほんとにゼロなの?コカ・コーラさんに聞いた【男性編】ドリンクバーでついいっぱい飲んでしまう飲み物ランキング【男性編】心に響いた好きなCMランキング
2010年06月11日