都心に近くても、休日などに子どもを思いっきり外で遊ばせることのできる公園は少なくありません。今回は広さに重きを置いてピックアップした公園&遊園地を5つ紹介します。平和の森公園(東京都大田区)40種類ものアスレッチックコースがあり、子どもをのびのび遊ばせることができます。そのほかにも、芝の広場、テニスコート、弓道場などがあり、休日には多くの人が訪れます。アスレッチックコースは水に濡れる可能性があるので、着替えを持っていくのがおすすめ。・ 公式ホームページ 総合レクリエーション公園(東京都江戸川区)いくつもの大規模公園が連なっています。子どもが思いっきり走り回れる広場や、散歩にオススメのフラワーガーデン、ポニーの乗馬体験ができるポニーランドなど、施設が充実しています。・ 公式ホームページ 国営昭和記念公園(東京都立川市)東京の多摩地区で最大の公園。広場、アスレッチック、ボート、サイクリングなど何でもあります。バーベキュー用具のレンタルも行っているので、青空の下家族でバーベキューをするのもおすすめ。家族連れで丸一日楽しめること間違いなしです。夏にはレインボープール、冬にはイルミネーションもあります。・ 公式ホームページ こどもの国(神奈川県横浜市青葉区)多摩丘陵にあるこどもの国には、サイクリング、アスレッチック、ミニSLなど数多くの施設があります。なかでも巨大なローラー滑り台は子どもが喜ぶこと間違いなし。広大な原っぱや雑木林など自然と触れ合えるスポットが多いのも特徴のひとつです。・ 公式ホームページ みさと公園(埼玉県三郷市)河川の氾濫に備えた遊水池だった場所に作られた公園。大規模なアスレッチックに加え、バーベキュー施設も充実しているので、友だち家族と出かけてみるのもいいかも。園内のあちこちに休憩用のあずまやがあるので、小さい子どもでも気楽に散歩できます。・ 公式ホームページ たまの休みに自然に触れると、大人でも気分がリフレッシュできます。休日に家族で公園に出かけて、思いっきり遊んでみてはいかがでしょうか。
2016年03月13日東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドは、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーで使用可能な「首都圏ウィークデーパスポート」販売を、3月4日(金)~発売することを発表した。1デーパスポート(大人)が6,800円で購入可能となる。東京ディズニーランド、東京ディズニーシーでは、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、群馬県、栃木県、山梨県)在住・在勤・在学の方々を対象に、4月6日(水)~7月15日(金)の期間、いずれかのパークへ入園できる「首都圏ウィークデーパスポート」を販売する。対象期間は上記の平日月曜日~金曜日(祝日を除く)で、3月4日(金)~7月15日(金)の期間に販売。1デーパスポート(大人)が6,800円で購入可能になる。対象期間中、東京ディズニーシーでは、開園15周年を盛大にお祝いするアニバーサリーイベント「東京ディズニーシー15周年“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”」を4月15日(金)~開催中で、東京ディズニーランドでは6月15日(水)まで「ディズニー・イースター」を、また6月16日(木)以降は、今年は会期を3週間に延長した“七夕”をテーマにした「ディズニー七夕デイズ」を開催。「首都圏ウィークデーパスポート」でパークを満喫して!■「首都圏ウィークデーパスポート」概要1. 内容:対象期間中の月曜日から金曜日(祝日を除く)に、東京ディズニーランドまたは東京ディズニーシーのどちらかのパークへ入園できるパスポート2. 対象日:4月6日(水)~7月15日(金)までの月曜日から金曜日(祝日を除く)3. 対象パーク:東京ディズニーランドまたは東京ディズニーシー4. 料金:大人 6,800円、中人 5,900円、小人 4,400円(通常の1デーパスポート※:大人 7,400 円、中人 6,400 円、小人 4,800 円) ※2016年4月1日以降の料金5. 販売場所:東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシー各パーク入口のチケット販売窓口、東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイト(ディズニーeチケット)、首都圏のJR主要駅、主な旅行会社・私鉄・コンビニエンスストア、ディズニーストア(一部店舗を除く)ほか6. 販売期間:3月4日(金)~7月15日(金)7. その他:東京ディズニーリゾート各施設でご購入の際は、首都圏に在住、在勤、在学を確認できる証明が必要です。※一部の窓口・店舗では取り扱いが無い場合や、販売期間が異なる場合があります※入園制限時には、ご利用になれない場合があります※対象期間以外のご入園の場合は別途、差額料金、および変更手数料がかかります※パスポートには、有効期限があります※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2016年03月02日2016年2月に行っておきたい首都圏の美術展を5つ厳選しました。誰でも名前を知っている巨匠の作品展から、小さな美術館の個性的な企画まで、いましか見られない美術展を紹介します。■これは見逃せない! 巨匠の作品展・『フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展』美術の教科書などで誰もが目にしたことのあるフェルメールとレンブラント。実際に鑑賞する機会はそう多くはありませんよね。とくにフェルメールは、生涯に制作した作品数が50ほど。現存するものは約35点しかないのです。《水差しを持つ女》もこの展覧会が日本初公開。今回を逃したら次、日本でいつ見られるかわかりません。《水差しを持つ女》は若い女性の自室でのひとこまを描いた作品。金張りの水差しや部屋のしつらえから、オランダ黄金時代の市民生活の豊かさが伝わってきます。しかし、フェルメールの生活は決して豊かではなかったといいます。彼が愛用した「フェルメール・ブルー」とも呼ばれる絵の具は、ラピスラズリが原料のたいへん貴重なものでした。フェルメールはこの絵の具に夢中になり、財産をつぎこんでしまったのです。フェルメールがこの作品を描いたのは30歳のころ。いまのわたしたちと同世代です。11人の子持ちでありながら、絵の具に財産を使いはたすとは…。しかし、そのおかげでわたしたちはこの作品に出会えるわけですね。ところで、フェルメールはデッサンが苦手だったという説があることを、ご存じですか? 彼はカメラ・オブスクラというピンホールカメラのような装置を使い、箱の内側に投影された像をなぞって下絵を描いたそう。小さい作品が多いのはそのためだといわれています。デッサン苦手説が事実だとしても、それでフェルメールの価値が損なわれるわけではありません。彼の作品に一瞬が永遠につづくような静寂を感じるのは、その作法にこそよるのかもしれませんね。会期:2016年1月14日(木)~3月31日(木)開館時間:10:00~20:00会場:森アーツセンターギャラリー・『リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展』ラファエル前派は、19世紀の英国で起こったムーブメントです。同時代の印象派が屋外で一瞬の光景をとらえる「ライブ感」を追求したのに対し、ラファエル前派は神話や伝説、文学作品に題材を求めました。展示作品をひとことで表現すれば、「ストーリーが感じられる作品」といえるでしょう。たとえば、ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス作の 《デカメロン》。イタリアの作家ジョバンニ・ボッカチオによる同名の小説に着想を得た作品です。ところが、この物語の登場人物は10人なのに、描かれているのは9人だけ。残るひとりは、この絵を見ているあなたというわけです。物語だけでなく、観衆まで作品に取りこんでしまう手法はさすがです。作品世界に流れるストーリーに想像をめぐらせる、豊かな時間を楽しんでください。会期:2015年12月22日(火)~2016年3月6日(日)開館時間:10:00~19:00会場:Bunkamuraザ・ミュージアム■春が待ち遠しくなる展覧会・冬季展『春に想う―梅・椿・桜・桃―』畠山記念館は、荏原製作所の創業者であり茶人としても知られる畠山一清が収集した、古美術品などを展示するために設立した美術館です。展示では春を象徴する花々をデザインした美術工芸品と、季節の茶道具を見ることができます。こちらの美術館では、展示室でお抹茶(干菓子つき・有料)をいただけるんです。春を思いながら、ほっとひと息つくのも粋ですね。会期:2016年1月16日(土)~年3月13日(日)開館時間:10:00~16:30会場:畠山記念館■童心に返って楽しむ 超絶技巧に舌を巻く 個性派の展覧会・特別展『なぞなぞ? ことばあそび!! 江戸の判じ絵と練馬の地口絵』「判じ絵」は絵から答えを導きだすなぞなぞ。「地口絵」は成句などをもじった言葉遊びを絵にしたものです。たとえば、「花よりほかに知る人もなし」→「腹よりほかに減るものもなし」といった具合。思わずぷっと噴きだしてしまうようなユニークな作品を、童心に返って楽しみませんか?会期:2016年1月30日(土)~3月21日(月・振休)開館時間:9:00~18:00会場:練馬区立石神井公園ふるさと文化館・『世界を驚かせた焼物 吉兆庵美術館蒐集 真葛香山展』1876年のフィラデルフィア万国博覧会に出品されて評判を呼び、海外で人気を博した真葛焼。海外向けとあって華やかな意匠が多いのですが、なかでも必見は「高浮彫」と呼ばれる超絶技巧。今回の目玉であり、香山晩年の最高傑作といわれる《真葛窯変釉蟹彫刻壷花活(まくずようへんゆうかにちょうこくつぼはないけ)》の、水盤に取りついたワタリガニのリアルな質感ときたら! いまにも動きだしそうで、ぞくぞくします。会期:2015年2月17日(水)~2月29日(月)開館時間:10:00~18:30会場:日本橋三越本店 新館7階ギャラリー歴史的名画に春を思わせる雅な美術工芸品、くすりと笑えるユニークな絵から世界を驚かせた焼物まで。早春の1日、感性を豊かにしてくれる展覧会にお出かけしませんか?
2016年02月24日オウチーノ総研はこのほど、「2015年、人気の高かった駅・沿線ランキング[賃貸/首都圏編]」を発表した。同ランキングは、賃貸サイト「O-uccino」の各駅・沿線ページのアクセス数が多い順に抽出された。調査期間は2015年1月1日~同年12月31日。1位となったのは、「人気駅ランキング」にもランクインした「荻窪駅」や「中野駅」を通る「JR中央線」。吉祥寺や高円寺、阿佐ヶ谷などの人気エリアと新宿、飯田橋、東京といった主要駅を結ぶ路線で、沿線の駅周辺には商店街や商業施設が充実している。また、一橋大学や上智大学、東京理科大学などの大学も多いため、賃貸ニーズが高く供給量も郡を抜いて多いのが特徴となっている。2位は「JR山手線」となった。沿線には慶応義塾大学や早稲田大学、立教大学などの大学が多数点在しており、家賃相場は高めだが家賃差も大きく、駅によってはリーズナブルに賃貸物件を借りられるという。通勤電車の混雑度の高さがネックとなっていたが、上野東京ラインの開通により緩和されたとのこと。3位の「JR総武線」と4位の「JR京浜東北線」は、都心から東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県の住宅地へと伸びており、幅広い条件から部屋を探せるのが特徴。5位の「小田急線」、6位の「東急東横線」、7位の「京王線」は、新宿や渋谷と東京都下・神奈川県の住宅街をつなぐ路線となっている。沿線には大学が多く、「小田急線」沿線には明治大学・中央大学・専修大学、「東急東横線」沿線には慶応義塾大学・横浜国立大学、「京王線」沿線には明治大学・法政大学などが点在。学生からの需要が高い。8位以下には、「人気駅ランキング」にも入った「三軒茶屋駅」を通る「東急田園都市線」のほか、池袋を始点とする「東武東上線」「西武池袋線」の2路線がランクインした。
2016年01月21日オウチーノ総研はこのほど、「2015年、人気の高かった駅・沿線ランキング[賃貸/首都圏編]」を発表した。同ランキングは、賃貸サイト「O-uccino」の各駅・沿線ページのアクセス数が多い順に抽出された。調査期間は2015年1月1日~同年12月31日。「駅ランキング」で1位となったのは、「荻窪駅」だった。同駅の周辺には閑静な住宅街が広がり、文化人も多く居住している。また、ラーメン激戦区としても有名とのこと。交通に関しては、JR中央線と東京メトロ丸ノ内線の2路線が通っており、丸ノ内線では新宿・東京方面への始発駅となっている。高円寺や吉祥寺、中野まで10分以内でアクセスでき、秋葉原などへも簡単に出られるため、趣味を充実させたい人に適した街となっている。また、赤坂見附や大手町、霞が関など都心に勤める社会人にとっても利便性が高いほか、東京女子大学や一橋大学、明治大学、成蹊大学や上智大学などへも20分以内で通学可能なため、学生ニーズも高い。駅前には商業施設や商店街、24時間営業のスーパーマーケットなどがあり、紅葉のライトアップで有名な日本庭園「大田黒公園」や区立図書館もある。上位3駅の中では3LDK以上の物件の家賃相場が最も安く、ファミリー層や子育て世帯にも適した環境となっている。続いて、2位は「目黒駅」となった。同駅にはJR山手線、東急目黒線、都営三田線、東京メトロ南北線の4路線が乗り入れており、交通利便性が高いのが特徴。また、公園や目黒川などの自然も多く、落ち着いた雰囲気が広がっている。駅前では2017年末に完成予定の大規模複合施設の開発が進んでおり、今後さらに注目を集める気配もある。第3位には、同ランキングで4年連続トップ3入りを果たしている「武蔵小杉駅」がランクイン。同駅がある神奈川県川崎市は2015年に「待機児童ゼロ」を達成。若年者人口も多いため財政状況が良く、地方公共団体の財政力を示す指標である「財政力指標」は政令指定都市の中で最上位となっている。駅の利便性を見ると、新宿や渋谷、品川、東京まで20分程度と、都心へのアクセスが良いのが特徴的。4位以下には、漫画『東京都北区赤羽』などで知られる「赤羽駅」(4位)や、江戸川区独自の「乳児養育手当」がある「西葛西駅」(第6位)、「平井駅」(第10位)などがランクインした。※写真と本文は関係ありません
2016年01月21日国立感染症研究所は1月19日、1月4~10日の期間中の感染症発生動向調査を公開した。同調査の結果より、同期間中に約4,000人が各地の医療機関でいわゆる「おたふくかぜ」(流行性耳下腺炎)と診断されたことが判明。直近2カ月間で患者が増加しており、警戒が必要な状況となっている。ムンプスウイルスによって引き起こされる流行性耳下腺炎は、2~3週間の潜伏期を経て発症。片側あるいは両側の耳下腺がはれ、発熱するという症状が出る。通常は1~2週間で症状が軽くなるとされているが、髄膜炎や髄膜脳炎などを併発するケースもある。成人男性では睾丸(こうがん)炎、成人女子では卵巣炎の合併症がみられることがある。同研究所によると、近年は3~4年周期で流行がみられるようになっており、患者は4歳以下が5割ほどを占めるという。感染経路は、せきやくしゃみによる飛沫(ひまつ)感染など。全国約3,000カ所の定点医療機関から1月4~10日(2016年第1週)の期間中に報告があった患者数は、3,771人。その前の週(1,715人)の倍以上の数値となっているが、直近2カ月間において増加傾向がみられていた。1医療機関ごとの患者数は、2015年の第46週(11月23~29日)に2015年シーズンで初めて0.7をマーク。そこから0.67、0.77、0.81、0.85、0.94、0.88と1近い数値で推移。患者数が1,715人だった第53週に0.56と落ち込んだものの、1月4~10日に1.2まで急伸した。全国約3,000カ所のすべての定点医療機関で、同期間に1人以上が「おたふくかぜ」と診断されたことになる。なお、過去5年間の第1週時点における定点医療機関あたりの患者数と比較すると、2016年(1.2)は2011年の1.37に次ぐ高い数値となっている。2011年7月を最後に1を下回る期間が続いており、3~4年周期での流行という法則と鑑みても警戒に値するといえそうだ。2016年の第1週において、都道府県別での患者数が最も多かったのは北海道の306人。以下は福岡県(295人)、埼玉県(240人)、千葉県(233人)、東京都(205人)と続く。ただ、定点医療機関あたりの患者数が多かったのは、佐賀県(5人)、宮崎県(4.23人)、石川県(3.31人)、沖縄県(3.21人)、山形県(2.5人)となっている。おたふくかぜおよびその合併症の治療は、発熱に対して鎮痛解熱剤を用いるなど、基本的に対症療法となる。また、予防に関しては「効果的に予防するにはワクチンが唯一の方法である」(同センター)としている。患者が増加している現状を受け、Twitter上では「おたふく風邪はだいたい4年周期で流行すると…」「おたふくかぜの予防接種、未だに打ってないわ…」「おたふく風邪はやってるのか。 こどもの頃にやってないから怖い」などのように、不安視するコメントが多数見られる(コメントは原文)。※写真と本文は関係ありません
2016年01月20日●ポイント付与とセット料金で迎え撃つJ:COMが電気サービスの料金プランを発表した翌日、1月7日に東京電力が自由化以降の新料金プランについてリリースした。こちらの戦略も、東京ガスやジュピターテレコムと基本的には同じで“電力以外のサービス”とのセット割引を目玉としている。加えてポイント付与にも注力しているのが特徴といえる。ポイント付与は東京ガスのサービスでも適用されるが、東京電力のほうがポイント利用に積極的な印象を受ける。まず、月々の支払い1,000円につき5ポイントが加算される(税などをのぞく)。たまったポイントは「T-POINT」や「PONTA」に変換できるうえ、以降の電気料金にも適用できるようになる(電気料金などへの適用は2017年春をめどに実施予定)。また、Webから申し込んだ場合、500ポイントが付与されるので、新しくリリースされた「スタンダードプラン」に加入した場合、月々の支払いで生じたポイントを足すと年間約1,000円お得になるという計算だ(40A、月平均使用量400kWhを想定)。また、月401kWh以上の電気使用量がある家庭に向けた「プレミアムプラン」では、3月31日までに2年契約をすると12,000ポイント付与もしくは10,000円のギフト券がもらえるキャンペーンも実施する。ただ、こうしたポイント付与は新たに発表されたプランに加入した場合のみ。従来のプランをそのまま継続する場合は適用されない。○リテールの販売店を提携で手に入れるセット割引については、多様な企業との提携で実現させている。例を挙げるとニチガスやレモンガス、川島プロパン、TOKAIグループ、USENなどだ。なかでも注目したいのがソフトバンクとの提携だろう。というのも、自由化当初は中部電力管内、関西電力管内で東京電力は営業するが、ゆくゆくは全国展開を視野に入れている。全国に顧客基盤を持つソフトバンクとの提携は、将来を見据えた戦略といえる。また、ソフトバンクショップの存在も大きく、顧客にダイレクトにリーチできるチャネルを手に入れたことになる。一方のソフトバンクにしても、人口の多い首都圏の大多数を顧客にしている東京電力との提携にメリットを見いだしているはずだ。さらに、ソフトバンクは以前から「FIT」(“再生可能エネルギーの”固定価格買取制度)に取り組んでいるが、再生可能エネルギーだけではどうしても電力供給量が少なく、大きな事業には発展しにくい。東京電力と組むことで、潤沢な電力仕入れ先を確保したことになる。ソフトバンク 代表取締役社長の宮内謙氏は、1月12日に行われた「ソフトバンクでんき」の発表会で「(再生可能エネルギーの)FITの展開は進めるが、(原発事故を起こした)東電と組むのに矛盾はない」と話したことをみても、東京電力との提携に価値を感じているはずだ。●都市ガス自由化で反転攻勢さて、数多くの電力小売事業者が首都圏の電力需要を取り込もうとしている。そうした事業者に市場を蚕食されるのは、ある程度予想できる。また、東京電力は原発事故を起こしたため、それを嫌忌しているユーザーが離れていくことも考えられるだろう。ただ、東京電力にも大きな突破口が2点ある。ひとつは、前述したように首都圏だけでなく、全国をターゲットにできること。そうしてもうひとつが2017年に実施される都市ガス小売自由化だ。特に後者は東京電力にとって大きな転機といえる。というのも、東京電力は都市ガスの原料となる液化天然ガス(LNG)の輸入量が日本でトップだからだ。正確には東京電力と中部電力の合弁企業「JERA」が輸入しているが、その量は年間約4,000万トンで世界最大規模。実に日本の総輸入量の半分にあたる。となればスケールメリットを生かして調達価格を抑えることができ、国内での都市ガス事業を有利に展開できる。東京電力 常務執行役 カスタマーサービス・カンパニー プレジデントの小早川智明氏は「電力自由化により激しい競争になることは覚悟しているが、来年の都市ガス自由化を含め、われわれにとって好機。電力供給会社から総合エネルギー企業へ進化したい。そして福島復興の責任を果たしたい」とした。そもそも、これほどLNGの輸入量が増したきっかけは2011年の大震災だ。原子力による電力調達が行えなくなった東京電力は、LNGによる火力発電に切り換えてきた。そして少しでも調達価格を抑え、収益を上げることで福島復興の責任を果たしたいという考えが根本にある。電力・都市ガスの小売自由化を転機に総合エネルギー企業となり、ぜひとも責任を果たしていただきたい。○全面自由化前夜……夜明けを待つ電力会社の動静●電力小売自由化目前! 過熱する首都圏の需要争奪戦の現状【後編】●電力小売自由化目前! 過熱する首都圏の需要争奪戦の現状【前編】●東京電力が高効率LNG火力発電への切り換えを急ぐ理由●“守り”ではなく“攻め”へ! 電力小売自由化に向けた東京電力の戦略
2016年01月15日●残された“低圧”領域もいよいよ自由化2016年4月に開始される“電力小売自由化”に向け、市場へ参入表明している各企業の動きが慌ただしくなってきた。今回自由化されるのは、一般家庭や小規模事業者、商店といった“低圧”に分類される部分。ちなみにオフィスビルや百貨店、大規模工場などの大口需要家向けの“特別高圧”、中規模ビルやマンション、スーパー、一般的な工場などに向けた“高圧”はすでに自由化されている。つまり、4月に自由化されるのは残された最後の領域で、今回の施策が電力“全面”自由化と呼ばれるのはそうした意味合いからだ。低圧とはいってもこの市場の価値は大きい。経済産業省によると、一般家庭と小規模店舗で約8,400万件にのぼり、金額ベースでは約7.5兆円に達する巨大市場。2015年12月28日現在、119社にものぼる小売電気事業者が名乗りをあげているのもうなずける。とくに参入事業者がねらいを定めているのが、もっとも電力需要が大きく、これまで東京電力が寡占してきた首都圏の市場だろう。そんななか、以前から市場参入を表明していた東京ガスが、2015年12月24日に電力料金プランをリリースした。東京ガスはその名のとおり東京とその周辺県で自社導管し営業しているガス事業者。その東京ガスが電力事業に乗り出すということは、提供してきたエネルギーは異なるが広域で営業区域が重なる東京電力と、真っ向から勝負することになる。また年が明けた1月6日、ケーブルテレビを主事業にしているジュピターテレコムが「J:COM電力」の先行申し込み受付をスタートさせた。J:COMは日本全国で約500万世帯の契約者を抱えるケーブルテレビ最大手サービス。ただ、日本全国で営業しているとはいっても、約315万世帯が関東圏の契約者。こちらも電力市場に乗り出すとなると、6割以上の契約者が占める首都圏を最初の足がかりにするのは間違いない。“東京電力包囲網”ともいえる一角に連なる両社だが、その戦略はわかりやすい。東京ガスは「ガス+電力」、ジュピターテレコムは「J:COMサービス(CATV・インターネット・固定電話)+電力」(※)といったように、ともにこれまで手がけていた主事業と新たに提供する電力を“セット販売”することで割引し、東京電力に対し価格競争力を生み出すのがねらいだ。ちなみに、東京ガスは年間約4,000~5,000円(40A、年間使用量4,700kWhを想定)、J:COMは6,804円(関東地域、40A、年間5,820kWhを想定)が東京電力のプランに比べお得になるとアナウンスしている。※ CATV・インターネット・固定電話のいずれかのうち、2種以上のサービスを受けている契約者が「J:COM電力」を利用した場合、割引価格が受けられる。●契約者にダイレクトにリーチできる強みを生かせるかただし、これらの試算は電力自由化前の東京電力と比べたもの。両社とも、発表の時点では東京電力の自由化以降の価格を知らず、本当に価格競争力があるかどうか確信は持てていない。また、このセット販売の施策がどこまで“首都圏電力のガリバー”である東京電力に通用するのか“手探り”といった印象だ。事実、ジュピターテレコム 執行役員 ケーブルTV事業部門 副部門長 堀田和志氏は、「中期的にエリア内加入率の20%にあたる、100万世帯を獲得したい」とするが、実際どのくらいの年数で達成できるのかは明言を避けた。また、4月の電力自由化開始までに「価格の見直しも考えられる」(堀田氏)と、逡巡している様子もうかがえる。「中期的」と断言していることを捉えれば“3~5年で100万世帯”と考えているといえそうだ。ただ、J:COMの場合、強みがある。それは、訪問販売スタッフやサービスエンジニアリング、ジェイコムショップ、専門チャンネル用番組表冊子の送付、J:COMポータルサイトなど、契約者にダイレクトにアプローチできる“接点”が整っていること。実際、今回の電力サービス開始にあたり「ヒューマンリソースの強化や営業所の拡充といった施策は考えていない」(ケーブルTV 事業部門 ケーブルTV事業統括本部長 高橋邦昌氏)という。これらの接点を効果的に活用して電気サービスを訴求すれば、数年で100万世帯は難しい数字ではないといえる。むしろ、東京ガスのほうが消費者とのダイレクトな接点探しで苦労しそうだ。自由化までまだ数カ月残しているのに、年末から大規模にテレビCMを打っているのは、その表れといえなくもない。一方、こうした事業者を迎え撃つ東京電力の戦略はどうか。後編にてお伝えしたい。○全面自由化前夜……夜明けを待つ電力会社の動静●電力小売自由化目前! 過熱する首都圏の需要争奪戦の現状【後編】●電力小売自由化目前! 過熱する首都圏の需要争奪戦の現状【前編】●東京電力が高効率LNG火力発電への切り換えを急ぐ理由●“守り”ではなく“攻め”へ! 電力小売自由化に向けた東京電力の戦略
2016年01月14日●中東3社が深夜便を理想とする「中東マーケット」の構造中東の"昇り龍エアライン"のひとつ、カタール航空が2016年3月で関空=ドーハ線を運休することを発表した。これだけ見ると単なる一路線の休廃止にすぎないように思えるが、背景には中東エアラインに課された政府間の取り決めや、中東エアラインの事業モデルの特質がある。○中東マーケットは「乗継市場」関空線はカタール航空初となる日本路線で、2005年3月31日に就航した。その後、2010年4月に成田線、2014年6月には羽田線を就航。しかし、関空線は2016年1月12日より週5便に減便を経て3月31日に運休となる。なお、成田・羽田線は現状通り毎日運航を続ける。カタール航空に関しては2015年始めに、日本路線を撤退するとの情報が駆け巡った。業界では全面撤退はあり得ないとの見方が大勢であったし、ガセネタとする論調もあった。しかし、中東諸国の"ガルフ航空群"を見てみると、カタール航空が関西マーケットで苦戦していたことも事実であり、最後発のエティハド航空が中部空港で苦戦しているのも同様である。カタール航空は「商業上の理由」で関空線を休止するに至ったわけだが、これを読み解くにはまず、中東マーケットの特殊な事情を理解する必要がある。中東エアラインのすさまじい成長を支えているのは、実は中東地域の経済成長が主要因ではない。また、アジア、ヨーロッパからの中東への需要が急激に増えているわけでもない。中東各国が「デスティネーション」として繁栄するには、地政学上・宗教上の問題に複雑な要素を多く持ち、まだ観光地としては成熟度が低いという背景もある。ではなぜこんなに伸びるのか。一言で言えば中東マーケットは「乗継市場」だからである。○中東の自国の需要は2割程度エミレーツ航空の成長の源泉は、ドバイが旅行の目的地として繁栄しているからではない。UAEという資源大国の国力高揚をバックにつくられた巨大なドバイ空港と、急激な機材・乗員の拡張によって拡大された世界中への路線ネットワークが競争力の原点なのだ。中東各社は欧州=アジア/オセアニア、アジア=中東諸国/アフリカ/南米という旺盛な航空需要に対し、ドバイ、ドーハ、アブダビという基幹ハブ空港経由で安価で快適なエコノミーや高級そのもののプレミアムクラスのプロダクトを提供、既存各社の需要やその後の成長分をごっそりさらっていったのである。典型的な「ネットワークキャリア」と言えよう。それも、欧州や日本のフルサービスキャリアが「自国の需要を事業の基幹収入として据えながら、他国の乗継需要も摘み取る」というビジネスを志向していることに比べると、中東各社は「自国の需要は2割くらいしかないが、自国を経由していく出発地、目的地の需要を大量に摘み取ることでビジネスを成り立たせる」という特徴をもつという点で、大きな違いがある。欧州エアライン等が「他人の庭で商売をする」と中東エアラインを揶揄(やゆ)するのはこうした理由に基づく。○中東各社の理想は深夜便このような事情から、中東エアラインにとっての生命線は「コネクティビティ(乗継の利便性)」ということになる。アジア側の各国から自国のハブ空港に何十便が到着し、これらからの乗継客が2時間前後の乗り継ぎ時間でスムーズに欧州、アフリカ、そして南米に向かうというのが理想的だ。これを可能とするためには、「到着便の集中時間帯」と「出発便の集中時間帯」がうまくつながるように発着のダイヤを固めることが必要になる。この時間帯を「バンク(土手)」と言うが、バンクに集中した到着便をさばくためには十分な空港容量とターミナル(発着ゲート)が必要になるので、中東各社は広大な土地をさらに拡張して空港整備を行っているわけだ。そして、この時間帯に全部の便が着くようにアジア各地の出発時間を調整するのだが、日本線の大きな問題は両国の時差と成田空港の夜間発着制限である。各社の日本線の発着ダイヤ(2015年冬ダイヤ)を見てみると、少し奇妙なことに気付く。日本発中東行きの飛行時間が長いのだ。偏西風を考慮しても2時間半も往路の方が長くかかるのは不自然なのだが、これは意図的に設定されたものだ。それは、「中東のハブ空港に早く着きすぎない」ためなのである。各社の日本発は夜だが、飛行時間と時差の関係でどうしても中東着が早朝にならざるをえず、ハブ空港の出発のバンクである9~10時には早すぎる。そのため、巡航速度を落としたり迂回ルートを飛んだりして、ハブでの接続時間を適正に保つようにしている。これは日本路線全部に当てはまるが、中東各社にとっては実は「夜中24時前後」に日本を飛び立てるのが最も都合がいい時間帯と言える。これより早いと、前述の長時間飛行(燃料コストはばかにならない)をせざるを得ないし、遅いと旅客が空港に来るのが不便で需要にひびく。この意味で、成田空港の23時以降の発着制限(不慮の遅延などを考慮して22時前後には離陸しないと便が欠航するリスクがある)は、大変悩ましい問題なのである。2015年春にカタール航空の日本撤退報道が流れた際、「羽田発着時刻が遅すぎて不利だから」との見方もあったが、オペレーションに関して言うなら、地上交通利便さえ確保されるなら羽田空港の発着時間は致命的な問題ではないように思われる。●事実上の「関空・中部縛り」の撤回が成田・羽田路線にどう影響するか○暗黙の「関空・中部縛り」話をカタール航空の関空線運休に戻す。このような市場環境の中での運休は、カタール航空が言う通り「商業上の理由」だろう。中東各社は本来まず東京に乗り入れたかった。しかし、成田空港の発着枠の制約、日本側エアラインの中東乗り入れ予定がないなどの背景があり、国交省は各国にひとつの条件を課した。「成田空港に乗り入れるなら、同便数を関空か中部空港に運航すべし」という"関空・中部縛り"である。そこでカタール航空はまず、関空に就航した。中東エアラインは当初、これに大変苦しめられた。日本での外航のマーケティングはまだまだ旅行代理店に依存するところが大きく、自社ウェブサイトで簡単に席がさばけるというものではない。まして売る商品は中東だけではなく、ヨーロッパ、アフリカまでのネットワーク全体に散らばる都市であり、これら地点ごとに細かく予算が振られて達成を求められる。日本国内で一度に2つの都市で代理店、法人相手に営業を展開するのは大変だ。エミレーツ航空にしても当初は成田空港と中部空港に就航し、中部線ではビジネスクラス客には新幹線代をサービスするようなことまで行ったが結果が出ず、関空にシフトしてしまった。この"関空・中部縛り"は航空協定本文には出てこないが、「ROD(Record of Discussion)」すなわち議事録として記録され発効している。○残る中東2社はどう動くかカタール航空は当初、成田空港を21時台に出発し、関空を経由してドーハに向かう便で就航していた。「2地点を運航する」ことと「ハブ到着時間を適正に保つ」ことの一石二鳥を狙った。経由便では東京での競争力が弱く、その後に成田線を分離して関空と別々に運航、さらには羽田線を開設するという首都圏重視の戦略に転換した。しかし、一挙に供給量が3倍になったわけだから、関空線を持て余していたのは事実だろう。今回のカタール航空の関空運休は、この二国間の"関空・中部縛りが外れた"と見ることができ、当局の大きな姿勢の変化だと言えよう。これにより、エミレーツ航空の関空線、エティハド航空の中部線も運休が可能となった。しかし、両社がすぐにカタール航空に同調するかは予断を許さない。エミレーツ航空は関西=中東以遠マーケットでの競争が減り、カタール航空の顧客の取り込みが見込まれる。エティハド航空においても、中部線は中部=北京=アブダビの経由便であり、非常にタイトな状況にある北京首都空港のスロットを取得できているという政治的な事情もあるからだ。これを自ら放棄すると、今後の中国混雑空港での発着枠争奪戦に不利に働く可能性もある。○残る「成田縛り」の行方今後の流れとしては、世界の空が広く自由化に向かう中でこの種の"縛り"は存在意義を失っていくことになるだろう。現在、各社に最も影響が大きい縛りは"成田縛り"である。羽田空港からの国際線を就航する場合、「成田空港からの乗り換えは認めず、両方の路線を運航すべし」というものだ。これは各社が雪崩を打って成田空港から羽田空港にシフトするのを防ぐのが目的だが、米国各社にしてみれば日本をハブとして活用しようとすると、まだ羽田空港は使いづらい。発着枠が限られ十分なネットワークを構築できないからだ。デルタ航空が当局に20枠を要求したのもこのロジックによる。しかし、欧州路線は米国と違って日本をハブにするというロケーションになく、日本側の利便のよい羽田空港を使いやすい状況にある。このため、ANAはロンドン線を成田空港に就航していたヴァージンアトランティック航空とのコードシェアで、「両方で運航」として実質羽田空港にシフトさせたし(その後、ヴァージンが日本線を撤退したので、現在は羽田空港しか運航していない)、パリ線もさりげなく羽田空港に移している。当局とすれば成田空港の存在基盤が揺らぐことは、空港運営としても、また、今後2020年に向けて発着枠を増加させねばならない羽田空港の飛行経路見直し交渉(千葉県民の理解が不可欠)においても好ましくないと思っているはずである。現状、パリ同時多発テロの影響で需要が減っている欧州側エアラインからの成田・羽田空港のダブル運航緩和要求にどのように対処していくのか、慎重なかじ取りが求められるだろう。首都圏空港問題はまさにこれから、佳境を迎えると言える。○筆者プロフィール: 武藤康史航空ビジネスアドバイザー。大手エアラインから独立してスターフライヤーを創業。30年以上におよぶ航空会社経験をもとに、業界の異端児とも呼ばれる独自の経営感覚で国内外のアビエーション関係のビジネス創造を手がける。「航空業界をより経営目線で知り、理解してもらう」ことを目指し、航空ビジネスのコメンテーターとしても活躍している。スターフライヤー創業時のはなしは「航空会社のつくりかた」を参照。
2015年12月08日三井ショッピングパーク ららぽーと首都圏9施設(TOKYO-BAY、豊洲、柏の葉、横浜、新三郷、磐田、富士見、海老名、立川立飛)では、2015年12月26(土)から2016年1月11日(月・祝)の期間、「ららぽーとバーゲン」を開催。毎年好評の福袋について、今年は予約販売を2015年12月26日(土)より首都圏9施設で一斉にスタート。元日よりスタートの販売に先駆け、年内に予約することで、販売当日は並ばずに購入することができる。また、年内より前倒しスタートのバーゲンに合わせて、12月26日(土)~12月31日(木)の6日間は、「全館ポイントアップデー」も同時開催する。通常、買い物100円(税抜)につき1ポイントのところ、期間中三井ショッピング パークポイントカードを利用で、100円(税抜)につき 2ポイントが加算される。【ららぽーとバーゲン 概要】バーゲン期間:2015年12月26日(土)~2016年1月11日(月)福袋販売開始日:2016年1月1日(金)~無くなり次第終了※予約期間:2015年12月26日(土)~12月31日(木)【首都圏ららぽーと紹介】▼三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY▼三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲▼三井ショッピングパーク ららぽーと柏の葉▼三井ショッピングパーク ららぽーと横浜▼三井ショッピングパーク ららぽーと新三郷▼三井ショッピングパーク ららぽーと磐田▼三井ショッピングパーク ららぽーと富士見▼三井ショッピングパーク ららぽーと海老名▼三井ショッピングパーク ららぽーと立川立飛 ※12/10(木)オープン元の記事を読む
2015年12月05日博報堂生活総合研究所が11月2日に発表した、首都40km圏・名古屋40km圏・阪神30km圏の20歳から69歳の男女各500人・計1,500人を対象として2015年10月上旬に調査した「生活インデックスレポート・消費動向編・11月」によると、2015年11月の消費意欲指数は対前月比0.7ポイント増の49.6点で横ばいだったが、対前年同月比は2.4ポイント増となり、消費税増税前の2013年11月と同水準だったという。消費意欲指数とは、物を買いたい・サービスを利用したいという欲求が最高に高まった状態を100点とした場合に、対象月の消費意欲を点数化して回答させた数値。消費意欲の理由を見ると、「景気、増税、物価上昇、円安」といった社会的なネガティブ要因を挙げる回答者は、2014年の141件から2015年は42件と比べて減少した一方、「季節の変わり目の買い物」(2014年の9件から2015年は20件)や「服が欲しい」(2014年の78件から2015年は105件)など、冬支度を理由に消費意欲が高まる人は前年より増加している。消費税増税の影響が薄らいだ分、季節的な出費への意欲が高まったと同社は見ている。消費意欲指数の点数は消費税増税前の水準に戻ったが、「年末年始のために出費を控える」という声は、2013年は64件、2014年は100件、2015年は99件と、増税の年を境に増加傾向が続いており、一度根付いた節約意識がそのまま残っている様子が伺えるという。また、「特に買いたいモノ・利用したいサービス」にも節約意識が表れているとのこと。2015年10月と比べ、化粧品・理美容・装飾品といった嗜好品は減少し、食品や飲料などの必需品は増加しており、年末年始の出費に備えて嗜好品の消費から必需品の消費へシフトすると同社は分析する。性別・年代別に見ると、女性20代の消費意欲が高いという。2015年7月からの5カ月間で6.4ポイント増加しており、ここ3ヵ月は全性別・年代の中でトップの座を維持しているとのこと。また、「特に買いたいモノ・利用したいサービス」がある人の割合も、性別・年代別で見ると比較的高い数値を継続しているという。具体的な内容としては、衣類、靴・鞄、アクセサリー、化粧品などファッション関連の消費意向が目立つとのこと。おしゃれ意識で消費を牽引してきた女性20代の元気な姿が戻ってきているようだと同社は指摘している。
2015年11月03日マンダムはこのほど、「ハロウィンに関する調査」の結果を発表した。調査は10月9日~14日、首都圏および近畿圏在住の18~39歳の女性 438名を対象に、インターネットで行われた。○ハロウィン経験者45%、うち75%が仮装はじめに、ハロウィンのイベントへの参加経験について尋ねたところ、参加したことがある女性は45.2%となった。また、そのうち仮装した人は75.3%という結果に。多くの人が仮装を楽しんでおり、特に18~24歳では87.5%と、ハロウィンを楽しむには仮装はマストとなっていることがうかがえた。○3人に1人が"本気のコスプレ"調査によると、今年のハロウィンに参加意向がある人は全体で50%、30代後半でも46.4%と、その関心度の高さがうかがえる結果に。そこで、今年ハロウィンイベントに参加する人に、どの程度の仮装をするのか聞いたところ、普段着や街着で再現できる程度のコスプレを予定している人は57.5%、専門の衣装やかなり手を加えた本気のコスプレをするという人は32.4%と、ハロウィンに参加する人の3人に1人が"本気のコスプレ"を予定していることがわかった。特に、30代後半では「素顔がわからないレベルのメイクをしたい」と回答した人が4人に1人いた。○若年層は"みんなと同じ仮装"、オトナ女子は"自分の好きな仮装"次に、仮装するときの傾向について調べてみたところ、若い層ほどみんなを意識してかぶらないようにしたり、あえて同じ衣装でワイワイ楽しんでいる一方、オトナ女子になるほど、周りに合わせるよりも自分のやりたい仮装を楽しむ傾向にあることがわかった。ハロウィンに関するエピソードでは、「本場のハロウィンが楽しかった」「普段交流のない人とも、羽目をはずして仲良くなれた」「マンションの玄関で、たまたまいた知らない子供に泣かれた」「血のりを塗った人が電車に乗ってきて、ビックリした」など、人との交流を楽しんだというエピソードが挙がる一方、公共の場でのびっくりエピソードやマナーを問う声など、ハロウィンが定着しきっていない日本ならではの意見も多数挙がった。
2015年10月23日長崎県は2016年3月下旬、現在建設中の「アーバンネット日本橋二丁目ビル」(東京都中央区)にて、首都圏では同県初となる大型アンテナショップをオープンする。今回オープンするアンテナショップの基本コンセプトは、「首都圏と地元の人・物・情報の交流を活発化することで"地域を元気にする"」。長崎県の定番商品に加え、東京で初めて販売される商品や、まだあまり知られていない観光資源なども同店から地元関係者に提案することで、新たな商品等の開発につなげていくという。また、長崎県の魅力を活用した新たなライフスタイルの提案として、同県産の食材を使った料理や陶磁器等を使用したテーブルコーディネート等も行う。開店場所に「アーバンネット日本橋二丁目ビル」を選んだ理由として長崎県は、日本橋に多彩な企業が立地することや、周辺で大規模な再開発が進んでいること、交通の便が良いことなどを挙げている。また、江戸時代、日本橋には「長崎屋」という薬種屋(薬屋)があり、長崎に駐在したオランダ商館長が江戸参府の際に滞在するなど、同地が歴史的に長崎県とゆかりの深い地域であることも選定に寄与したとしている。同店は2016年3月のオープンを目指して、10月下旬には委託業者を決定。12月下旬には内装工事や開設準備を進めていく予定となっている。
2015年10月19日野村不動産アーバンネットはこのほど、首都圏における2015年10月1日時点の「住宅地価格動向」と「中古マンション価格動向」の調査を実施し、その調査結果を発表した。それによると、四半期ベースのエリア平均の変動率は、連続してプラスを維持している。7~9月期の「住宅地価格」は、首都圏エリア平均で0.3%(前回0.5%)の変動率となった。四半期比較で「値上がり」を示した地点が15.9%(前回27.8%)、「横ばい」が81.5%(前回69.5%)、「値下がり」が2.6%(前回2.6%)となり、値上がり地点が減少して横ばい地点が増加している。エリア別の平均変動率では、3四半期連続で全エリアがプラスとなっている。7~9月期の「中古マンション価格」は、首都圏エリア平均で0.6%(前回0.8%)の変動率となった。四半期比較で「値上がり」を示した地点が26.1%(前回31.7%)、「横ばい」が70.0%(前回63.0%)、「値下がり」が3.9%(前回5.2%)となり、横ばい地点が増加し、値上がり地点と値下がり地点が減少している。エリア別の平均変動率では、4四半期連続で全エリアがプラスとなった。2014年10月~2015年9月の年間ベースで比較すると、「住宅地価格」で「値上がり」を示した地点が58.3%(前回59.6%)、「横ばい」が34.4%(前回32.5%)、「値下がり」が7.3%(前回7.9%)となり、値上がり地点と値下がり地点が減少し、横ばい地点が増加。エリア別の平均変動率では、2011年4月調査以来の全エリアプラスとなった。同時期の年間ベースで比較した「中古マンション価格」は、「値上がり」を示した地点が59.1%(前回57.4%)、「横ばい」が30.0%(前回29.6%)、「値下がり」が10.9%(前回13.0%)となり、値上がり地点と横ばい地点が増加し、値下がり地点が減少。エリア別の平均変動率では、前回調査に引き続き全エリアがプラスとなっている。同調査は、「野村の仲介+(PLUS)」各店舗の営業エリアにおいて、調査地点・対象マンションを選択し、通常取引を想定して実勢価格を査定したもの。3カ月毎(1月、4月、7月、10月)に実施。調査結果は不動産情報サイト「ノムコム」上で公表している。
2015年10月15日ハーバー研究所は10月上旬より、ハーバーファームシリーズの商品3種類を首都圏の「ナチュラルローソン」店舗と関東、東北、新潟の「NewDays」「KIOSK」店舗にて順次販売開始した(一部店舗を除く)。同シリーズは食物繊維をたっぷり配合し、砂糖、バター、マーガリン不使用で仕上げたトランス脂肪酸ゼロのクッキー。1袋98kcalと低カロリーで、水分を含むと8倍にふくらむ脱脂大豆繊維が入っているため、満腹感が得られるという。また、着色料と香料も一切使用せず、厳選したナチュラル素材を取り入れている。自然の風味を生かし、カリッとした食感に焼き上げたとのこと。商品は、ローヤルゼリーと刻み生姜をたっぷり練りこみ、隠し味にレモンを利かせた「ピリッと生姜のクッキー」、2種類のベリーとラズベリー果汁を使用した「ミックスベリーのクッキー」、うらごしカボチャと種をそのまま焼き上げた「カボチャのクッキー」の全3種類。価格は各260円(税別)。
2015年10月07日グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパンはこのほど、50歳以上の男女840人を対象に実施した「シニアの敬老意識やライフスタイルに関する意識調査」の結果を明らかにした。調査期間 は8月22日・23日。同調査では、シニア世代を50歳以上と定義している。まず、敬老の日に孫や子供、周囲の人から祝われることについて嬉しいと感じるか尋ねたところ、56.2%が「そう思う」、43.8%は「そう思わない」と回答した。首都圏と京阪神在住者別でみると、祝われることに対して嬉しいと感じていない首都圏在住のシニアは50.2%と過半数だが、京阪神在住のシニアは37.4%で、首都圏在住者のほうが「嬉しくない」と感じている人が多いことがわかった。何歳になったら敬老されたい、敬老されるべきだと思うか聞くと、87.9%が「70歳代、80歳代、90歳代以上」と回答した。同様に89.4%が「70歳代から90歳代以上」を敬老しなければならないと感じる年齢と答えている。70歳代がどちらの問いに対しても一番高い数値を示していることから、シニアの中では70歳という年齢が「敬老」という観点において、節目の年齢であると読み取れる。今後の暮らしの中で、どのような点に不安を感じているか尋ねたところ、64.5%が「自身や家族の健康」でトップ、次いで「金銭的余裕」(50.6%)が続いた。歯の健康について、気になることがあるか聞くと、67.4%が「ある」と回答した。また、今の歯の状態に関して聞くと、37.6%が「すべて自分の歯」と答えているが、27.1%が「部分入れ歯」、2.6%が「総入れ歯」と回答している。
2015年09月21日国土交通省はこのほど、「首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案)の概要」を発表した。整備の経緯の違いなどにより異なっていた料金水準や車種区分について、対距離制を基本に統一する。○首都高、利用距離に応じて300~1,300円に設定圏央道については、割高となっている西側区間を含め、現行の高速自動車国道の大都市近郊区間の料金水準(36.6円/キロメートル)に引き下げるとともに、起点と終点が同じ場合は同一料金とする。またETC2.0搭載者を対象とした料金割引(約2割引、大口・多頻度割引の対象道路に追加)を実施する。首都高速については、現在510~930円に設定されている料金を、利用距離に応じて300~1,300円に設定。例えば、利用距離が10キロメートルの場合は現行の610円から480円に値下がりする一方、86キロメートルの場合は930円から1,300円に値上がりする。車種区分については、これまで路線により異なっていたものを、軽自動車、普通車、中型車、大型車、特大車の5車種区分に整理・統一する(首都高速については段階的に実施)。今後、高速道路会社が新しい料金を決定し、2016年4月から導入する予定となっている。
2015年09月14日茨城空港の“位置”について考えてみたい。位置というのは、「東京から中途半端に遠い」という地理的な問題もあれば、およそ100ある日本全国の空港における位置、「首都圏第三の空港」という目線でみる位置もある。さらには自衛隊と共用する「国が管理するローカル空港」という目線も、茨城空港問題に関しては重要になってくるだろう。いま、この文章を読んでくださっている方々の中で、茨城空港を利用したことがある人ははたしてどれくらいいるだろうか。国土交通省の資料によると、茨城空港の国内線・国際線合わせた乗降客数は開港1年目(2009年3月開港なので1年目を2009年度1カ月分+2010年度1年分と考えた)が21万人で、5年目の2014年度は54万人。数字上はおおむね右肩上がりでしっかりと伸びている。空港別乗降客数でも42位(2014年度)と、全国におよそ100ある空港の中では中位のやや上。けっして悪すぎる数字ではない。もちろん開港前に国土交通省が見積もった需要予測は開港初年度81万人、5年後100万人達成と描いていたので甘すぎたことは間違いないが、それは神戸空港などほかの空港でも普通にみられる日本の航空行政の実情でもある。茨城空港がつくられた理由は、航空自由化を背景とした「首都圏第三空港の必要性」と「空港空白地帯への対応」の2点が柱とされている。前者は海外から日本へやってくる、いわゆる“インバウンド”の増加に対する施策、後者は羽田へ行くにも成田へ行くにも遠い北関東(茨城・栃木・群馬)における初の空港整備が眼目だった。現在、インバウンドを官民合わせて推進していることは事実であるし、一方で茨城空港開港まで北関東が空港空白地帯であったことも間違いのない事実である。とはいえ、茨城空港がこの2つの大きな役割をきっちり果たせるほどの器になるには、そもそもの現実に大きな問題があった。それはやはり「そうはいっても茨城空港は相対的に不利な場所にある」という地理的な大問題である。羽田があり、成田がある。インバウンドの流れは東京へやってくることが主流である現状からみると、茨城空港も、東京とのアクセスの利便性はどうしたって考慮されなければならない。同時に、北関東の拠点として考えるならば、茨城県内はもちろん栃木・群馬からのアクセスもきちんと考えるべきなのは当然のことだ。残念ながら茨城空港は、そのどちらも満たしていない。もちろんアクセスは単に場所の問題ではなく、交通網の整備が大きいのだが、茨城空港は地理的位置も、交通網上の位置も、実に厳しいといわざるをえない。県庁所在地・水戸からのバスは40分。お世辞にも近いとはいいがたい。つくばから約1時間、県北からは1時間半~2時間という地域もザラだ。隣県も、宇都宮が自家用車で1時間、前橋・高崎は2時間前後かかる。一方、首都圏第三の空港として東京からのアクセスはどうかというと、こちらは東京駅からバスで定刻1時間40分。道が少々混んでいたら2時間はかかってしまう。航空券を持っていれば500円とワンコインになるのはうれしいが、時間的にはかなりの余裕が必要だ。それに加えて今年6月、圏央道の神崎IC~大栄JCTが開通した。これにより常磐自動車道と東関東自動車道が結び付けられ、茨城県内はもとより北関東各地から成田空港へのアクセスが容易になった。成田まで行けば、行く先も、価格的にも選択肢が広がる。つまり茨城空港は、地理、アクセス面、さらにLCC(格安航空会社)がほとんど就航していないため価格面でも強みのない状態となっている。その不利は、残念ながら開港当初よりさらに増してしまったのが現状なのである。○民間の知恵にかかる茨城空港の今後茨城空港は、航空自衛隊百里基地の一部を“間借り”する形で2010年3月11日(2009年度の年度末)に開港した。正式には百里飛行場といい、防衛省と航空自衛隊が管理者となっている。民間利用の目的でイチから新設された空港ではなく、当然、国の防衛の論理も大きく作用する。日本には自衛隊と民間が共用する空港が数多く存在している。北海道の新千歳空港や石川の小松空港なども自衛隊との共用空港である。こうした空港は通常、管制業務や空港整備といった航空系事業を国(防衛省・自衛隊)が行っている。民間が担うのは、旅客ターミナルの管理運営といった非航空系事業である。実は茨城空港、この非航空系事業の部分では開港以来基本的に黒字となっている。「茨城空港=赤字」というイメージが強いが、航空利用と直接関係のないイベントなどを催し、ターミナル運営は、一応、黒字なのである。ただし、空港全体からみれば非航空系事業が占める割合は小さく、航空系事業の赤字が大きい(茨城空港の2013年度の非航空系事業の経常損益は約1400万円の黒字だが、対して航空系事業は約2億5000万円の赤字)。加えてほかの国管理地方空港でも非航空系事業は黒字が出ているのが一般的だから、たいして威張れるものでもない。逆にみれば、国が受け持つ航空系事業は多くの空港が赤字を出しているので、茨城空港だけが突出して悪いわけでもないのである。だから国は、たぶん、何も気にしていないと思える。茨城空港がとくに悪くいわれるのは、首都圏第三空港・北関東拠点空港という大きな目標がありながら就航路線が増えず、マスコミなどは叩きやすかった側面が大きいはずだ。現在、定期便は国内線が新千歳・神戸・福岡・那覇の4路線で、国際線が中国の2路線のみ(アシアナ航空のソウル線は運休中)。しかも国内線は今年1月に経営破綻したスカイマークが運航するものだから、今後の再建計画いかんによっては減便・運休も十分考えられる。2014年度の国内線・国際線合わせた空港別着陸回数の順位(国土交通省発表)をみると、茨城空港は年間2948回で全国55位、日平均着陸回数は9回にとどまっている。1位の羽田や2位の成田と比べるのは酷だが、参考までに羽田は21万6625回(日平均594回)、2位成田は11万4821回(同315回)。やはり路線不足に悩む神戸空港(1万4020回・39回)にも大きく水をあけられている。叩くか叩かないかは別として、茨城空港の路線があまりに少ない現状では、大目標のどちらも達成できないということは指摘しておくべきだろう。では、茨城空港活性化の糸口はないのか?「茨城空港をLCCの拠点に」という声は以前から強いが、すぐ近くの成田空港は2015年4月にLCC向けの第3ターミナルをオープン。圏央道の開通もあってさまざまな地域からのアクセスが便利になった。成田がLCC対応を充実させている現状では、明るい見通しは持ちづらい。成田に対して圧倒的に有利なLCC誘致が成功すればいいのだが、日本には海外のように巨大ネットワークを持つLCCがまだ存在しておらず、いざ誕生したとしても茨城を拠点としてもらうには相当な営業努力が求められるだろう。となれば、茨城空港の周辺住民がいかに空港を活用するかしか解決の道はないのだが……それも県民の9割以上が「利用したことがない」という状況(2013年度県政世論調査)では、急激な旅客需要の創造は無理がある。滑走路強度の問題から貨物用空港となることはできず、プライベートジェット向け空港とするのも調布飛行場のあの事故のあとでは厳しいだろう。「中国人に頼れ」という声も聞こえてくるが、はたして中国人の爆買いツアーなるものがいつまで続くのか、中国経済の状況をみても、不透明といわざるをえない。このように、茨城空港の現状と将来を冷静に、客観的にみると、まさに八方ふさがりとしかいえない。起死回生の打開策など考えにくいだろう。残念ながら、これが茨城空港の問題である。しかも茨城空港“特有”の問題ではなく、日本の多くの地方空港が抱える大問題なのだということを、日本人は改めて胸に刻むべきだ。国はどうするか? 国としては、自衛隊共用空港は所詮、防衛のための基地である。防衛には金がかかるものだから、おそらく多少の赤字などなんとも思わないのだろう。繰り返すが、国はたぶん何も気にしてはいない。しかし空港がそこに存在する以上、なんとかうまく運営し、うまく活用するしかないではないか。欧米の大都市では、3つ以上の空港で機能分担し、中心部から50km以上離れた空港も珍しくはない。2020年の東京五輪を起爆剤に観光促進が功を奏し、今後も日本へのインバウンド増が続くのだとしたら、多くの旅行客の目的地となる東京首都圏に空港が3つあること自体はけっして悪いことではないだろう。むしろ、羽田と成田の発着枠に限界がある現在、うまく機能分担すれば、強みとしてアピールできる可能性も高い。茨城空港をより有効に、“おもしろく”できるかどうかは、結局のところ民間の知恵と努力にかかっている。民間でどうにかできるところはどうにかして、どうにかできないところは国や自治体、大企業を焚きつける。エアアジアやライアンエアーのような、茨城発の強力なLCCが誕生すれば、日本の首都圏第三空港としての強みはさらに大きくなるだろう。ほかの地方空港にも増して、茨城空港の位置はきわめて重要だ。茨城空港のこれから3年、5年が、将来の日本の空を占っているといっても過言ではないのである。
2015年08月31日ネオファースト生命保険はこのほど、「喫煙に関する調査」の結果を発表した。同調査は6月23日~24日、首都圏・近畿圏在住の20~70代男女を対象としてインターネット上で実施。2,472名の回答を得た。○喫煙者の約半数が禁煙意向あり現在、喫煙の習慣がある人は、男性合計で24.9%、女性合計では10.3%だった。喫煙習慣が最も高いのは、男性40代で35.0%、次いで男性50代の32.7%だった。一方、過去に喫煙習慣があったものの、現在は喫煙していないと答えた方は(「1年以内に禁煙」と「1年以上前に禁煙」をあわせた数値)、男性合計で33.8%、女性合計は17.2%で、現在喫煙習慣がある人の割合を上回った。特に、男性の60代から70代においては、過去に喫煙経験があったものの、現在は吸っていないと答えた人の割合が半数を超えていた。現在喫煙の習慣がある人のうち、15.5%が「禁煙するつもり」、32.8%が「やや禁煙したい」と答え、喫煙者のうち約半数にあたる48.3%に禁煙意向があることがわかった。中でも、ニューファミリー形成層である男性30~40代の禁煙意向は高かった。また、同居家族から喫煙習慣のある家族へ「禁煙してほしいと思う」または「やや禁煙してほしいと思う」という禁煙希望は、配偶者に対しては87.0%、子供に対しては84.8%と、ともに8割を超えており、多くの家族が禁煙を希望していることが見てとれた。
2015年08月24日UQコミュニケーションズは10日、WiMAX 2+の周波数帯域の拡張を、2015年9月上旬から首都圏や京阪神、名古屋、政令指定都市などでも実施すると発表した。2015年9月末には、キャリアアグリゲーション(CA)による下り最大220Mbpsの全国エリア化を完了させる予定。同社はWiMAXで利用している50MHzの帯域を、WiMAXに30MHz、WiMAX 2+に20MHz割り当てていたが、通信の高速化を図るため、WiMAXの使用帯域を10MHzに縮小、WiMAX 2+の使用帯域を40MHzへと拡張する。WiMAX 2+の周波数帯域の拡張は、2015年2月12日に栃木県真岡市から開始しており、順次全国に展開するとしていた。拡張後は、複数の電波を同時に使用するCA技術の利用により、WiMAX 2+の通信速度が下り最大110Mbpsから220Mbpsへ増加する。一方で、WiMAXの通信速度は下り最大40Mbpsから13.3Mbpsに低下する。
2015年08月10日Peach Aviation(以下、Peach)は8月8日に羽田空港へ就航した。東京(羽田)=台北(桃園)のMM1029便は通常、羽田05:55発・台北08:30着だが、8日は台風13号の影響により初便の出発が大幅に遅れ、夕方出発となった。Peachは今回の羽田=台北以降も大阪(関西)=宮崎線を8月28日、沖縄(那覇)=ソウル(仁川)線を9月4日に就航するなど、国内線13路線・国際線9路線にネットワ―クを拡大する。○羽田=台北線開設の4つの狙い羽田=台北線の開設は、都心の潜在顧客層への働きかけによる航空需要の拡大、旺盛なインバウンド需要のさらなる取り組み、深夜早朝枠を利用した夜間の航空機の有効活用、そして、羽田と成田の首都圏の両輪として活用することを狙っている。羽田=台北線は週6便で運航し、片道運賃は7,680円~で燃油サーチャージはかからない。フライトは、羽田05:55発・台北08:30着、台北00:30発・羽田04:45着という早朝・深夜便となる。うまく活用すれば、宿泊なしの弾丸旅行も可能だ。現在、同社はすでに東京(成田)=関空/新千歳/福岡線を運航しており、「昼間便は成田を、深夜便は羽田を活用し、首都圏の需要に応えていく」と代表取締役CEOの井上慎一氏は語る。なお、2016年3月31日までの試験運行で、東京駅や渋谷、新宿、横浜など主要地域から羽田までの深夜早朝バスが各ルート1日1往復で運行されている。羽田発は25時台、羽田着は4時台(一部3時台)のため、この夜行バスを活用すればPeachの早朝・羽田便にも間に合う。○国内・国際ともに4時間以内の路線をPeachの今後について井上氏は、「欧米ではLCCは3~4割のシェアですが、日本ではまだ8%程度です。私たちは他社との差別化として、『運航品質』『効率化』『ブランディング』『イノベーション』を掲げています。そしてPeachはもともと、国内・国際の区別を持っておらず、片道4時間以内で行ける地域に積極的に展開しています。拠点化というよりまずは路線を増やす、プロダクトアウトではなくマーケットインを採用していきます」とコメントしている。Peachの現状を見てみると、この8月6日には就航3年5カ月で累計搭乗者数1,000万人を達成している。同社の平均搭乗率(2014年度)は85.9%と高く、特に同社のみが就航している関空=仙台線は日本で最も搭乗率が高い路線になっている。また、関空=仙台線は2011年度に比べて2014年度で56.4%増、同様に同社のみが就航している関空=松山線は同比で37.9%増、関空=長崎線は同比で49.5%増を記録している。これについて井上氏は、「LCCは既存の路線を奪うのではという声もありますが、実際、同じ大阪の伊丹=仙台/松山/長崎線の搭乗者数も増えています。つまり、Peachは航空需要の相乗効果をもたらしていると考えられます」とコメントしている。Peachの搭乗者は国内・国際ともに20~30代の女性がメインであり、特に国際線においては訪日外国人の割合が60%超まで増加しているという。「例えば、美容院に行くために台湾から沖縄へ行く人や、お気に入りのアーティストの全国ツアーを制覇する人など、飛行機による旅を日常に取り入れることによって生まれた『新たなライフスタイルの創出』がPeachの搭乗者に起きています。そんな、人生を面白くする旅をしていただきたい」と井上氏が語るように、ライフスタイルにも変化をもたらしてくれるPeachの路線展開に、今後も期待がかかる。
2015年08月08日ブラザー工業は、地上30,000mの成層圏にてプロジェクションマッピング「Mission to the Earth(ミッション トゥ ジ アース)」を実施する。一般から「顔写真」を公募し、宇宙飛行士の人形と重ね合わせて「地球をバックにした自撮り」を疑似体験するという内容。Mission to the Earthは、専用機材を搭載したスペースバルーンを成層圏まで打ち上げ、世界中から募集した顔写真を順番に、宇宙飛行士の人形に投影する試み。8月4日から、ブラザーの環境スペシャルサイト「brotherearth.com」内特設ページで顔写真を募集しており、誰でも応募できる。その後、抽選で選ばれた写真をプロジェクションマッピングによって投影し、投影の様子を撮影した映像を特設ページで公開する。動画を停止し、疑似的な自撮り画像として保存することも可能(例えば当選者なら、自分の写真が投影されたタイミングで動画を停止するなど)。スケジュールは以下の通りだが、詳細はMission to the Earthの特設サイトで確認いただきたい。自撮り画像の募集期間 : 2015年8月4日~同年8月16日スペースバルーン打ち上げ : 8月下旬を予定動画公開 : 9月下旬を予定
2015年08月05日BIGLOBEはこのほど、同社運営の情報サイト「BIGLOBEシーズン」の「全国花火大会2015」にて「首都圏でまだ桟敷席が取れるおすすめ花火大会5選」特集を公開した。「全国花火大会2015」は、全国600スポットの花火大会情報を紹介するコンテンツ。開催日時や場所、アクセス方法など基本情報のほか、打ち上げ数、例年の人出、交通規制、桟敷席の有無、トイレ情報、周辺の宿などを公開している。また、地図やカレンダーから花火大会の情報を確認できる機能や、花火大会周辺の宿や温泉宿、花火プランのある宿も紹介している。このほど公開した同特集では、NPO法人・大曲花火倶楽部が認定する花火鑑賞士が、首都圏開催の桟敷席が取れる花火大会を選定し、開催日、開催時間、打ち上げ数、アクセス、桟敷席の料金目安と合わせて紹介している。選定した花火大会は、冷暖房完備の会場で食事をしながら楽しめる「ツインリンクもてぎ 花火の祭典」(8月14日・栃木県)、全国区の花火師が集結する「常総きぬ川花火大会」(8月29日・茨城県)、世界最大級の4尺玉が上がる「こうのすけ花火大会」(10月10日・埼玉県)など。また、花火大会に行く前に確認したいアイテムを紹介する「花火鑑賞士が選ぶ『花火大会おすすめ持ち物リスト10』」も同時に公開した。
2015年08月05日ブラザー工業は4日、地上3万メートルの成層圏で参加者の自撮り写真をプロジェクションマッピングするイベント「Mission to the Earth」の開催を発表し、エントリー受付を開始した。受付期間は2015年8月4日~8月16日。本イベントは、宇宙飛行士の特権ともいえる「宇宙での自撮り」を疑似体験できる世界初のプロジェクションマッピング企画。地上3万メートルの成層圏にカメラ、プロジェクター、宇宙飛行士人形を備えたスペースバルーンを打ち上げ、参加者の顔写真を人形に投影することで、まるで本人が青い地球をバックに"自撮り"しているかのような映像を撮影するという。撮影された映像は9月にスペシャルサイト上で公開され、好きなタイミングで静止画として切り出し、ダウンロード可能とのこと。参加条件は「初めて成層圏での自撮りを体験する方」となっており、スマートフォンを使って誰でも応募できる(応募者多数の場合は抽選となる)。詳細・応募はスペシャルサイトから。
2015年08月04日東北電力と東京ガスは7月31日、関東圏における電力小売事業を行うため、共同出資により新たに電力小売事業会社を設立することに合意したと発表した。新会社の設立は、平成27年10月を予定している。両社は電力小売の全面自由化を踏まえ、互いが有する事業ノウハウと競争力のある電源を最大限活用し、新会社を通じて、関東圏の高圧・特別高圧の顧客に電力を届ける。設立時の資本は9.9億円で、出資比率は両社均等。本店は東京都内に構えるとしており、電力供給は平成28年4月を予定している。
2015年07月31日パナソニック エコソリューションズ社 エイジフリービジネスユニット傘下のパナソニック コムハートは7月27日、サービス付き高齢者向け住宅の首都圏初進出拠点となる「エイジフリーハウス川崎登戸を9月1日にオープンすると発表した。「エイジフリーハウス」は、パナソニックグループの住宅設備や電気製品、介護施設や介護サービスのノウハウを生かした住まい。同じ建物内に地域密着型の介護保険サービスである小規模多機能型居宅介護事業所「エイジフリー小規模多機能ケア川崎登戸」を併設する。これにより、介護が必要となった高齢者が、住み慣れた家、地域での生活を継続することができるように、「通い」「泊まり」「訪問」の3つのサービスを組み合わせた在宅介護サービスを、ケアプランに基づいて定額制で24時間365日受けることが可能。さらに、「エイジフリーハウス川崎登戸」は、パナソニック コムハートとして初めて、パナソニックグループの住宅会社であるパナホームがオーナー開発・設計・施工を担当し、長年にわたる高齢者住宅・介護福祉施設建築のノウハウを活用しているという。パナソニック コムハートは、近畿エリアで13拠点を既にオープンしているが、「エイジフリーハウス川崎登戸」は首都圏へ初進出となる。
2015年07月28日川崎市で毎年夏に行われているイベント『フェスタサマーミューザ KAWASAKI2015』は、2004年7月1日に開館した「ミューザ川崎シンフォニーホール」で開館2年目の2005年から行われている川崎市主催の音楽イベント。2015年は7月25日~8月9日の期間で開催される。サマーロックフェスティバル同様、首都圏で活躍する主要オーケストラや市内の音楽大学などが多数参加し、約2週間にわたって数々のプログラムを実施する、クラシック音楽ファンのためのサマーフェスティバルだ。今回は、11回目の開催となる同イベントの見どころや楽しみ方などを、ミューザ川崎シンフォニーホールのアドバイザーを務め、このイベントに第1回目から参加している、ピアニストの小川典子さんに伺った。○東京交響楽団、N響などが一堂に介する!!まずは、同イベントの醍醐味を「首都圏にあるすべてのオーケストラが短期間にこれだけ一堂に集まるというのはそれだけでもスゴイことです」と話す小川さん。今年のイベントにも、東京交響楽団、NHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団など、クラシックファンのみならず聞いたことのある楽団をはじめ、10の団体が参加する。小川さんによると、オーケストラは通常、秋冬に活動が活発になるが、このイベントが始まったことにより、首都圏の参加オーケストラは“熱い”夏を過ごすことになったという。小川さんは「集中した期間内に横並びで、これだけの演奏会が行われるのですから、観客の動員数や反応で各オーケストラの評価の明暗がはっきりしてしまいます。だからもう、どのオーケストラも相当気合を入れて本番に挑んでいるんですよ」と話した。ちなみに、『フェスタサマーミューザ KAWASAKI2015』のオーケストラプログラムのチケットは2,000円から、最も高いS席でも4,000円~6,000円と、通常の公演の半額程度。小川さんが「オーケストラには、良い悪いではなく、それぞれの色や音があります。この機会にぜひ聴き比べてみてください」と語るように、“オーケストラのチケットは高価で手が出にくい”という人にとって、10ものオーケストラをリーズナブルに聴き比べられる絶好の機会だ。○オーケストラと対等に奏でる“コンチェルト”の魅力小川さん自身は8月4日の神奈川フィルハーモニー管弦楽団にピアニストとして参加する。オーケストラと独奏楽器で合奏する形式の“コンチェルト(協奏曲)”の魅力を次のように語る。「コンチェルトは、ピアニストとしては最も華やかな形態です。数ある楽器の中でも、ピアノはオーケストラと対等にやりあうことができる唯一の楽器。片方が旋律を弾いて伴奏するのではなく、音量も大きくできるし、大変名誉なことですね」○リハーサルも公開!?同イベントの他にはないもうひとつの魅力は、当日のリハーサルを公開する公演が多くあること。なんと、本公演のチケットで公開リハーサルまで観ることができるのだ。小川さんは「リハーサルを公開するということは演奏家によってはすごく嫌がる人がいますので、こういう機会はとても珍しいと思います。例えば指揮者が演奏を途中で止めて何か指示を出している風景や、本番前のリラックスした様子、実はふつうの服を着て演奏しているふだんの姿など、そういう小さなことが面白いという観客の方もいらっしゃいます。こういった取り組みから、音楽を身近に感じていただけるとうれしいです」と楽しみ方を提案する。○舞台に上がって音楽鑑賞!また、『フェスタサマーミューザ KAWASAKI2015』では「こどもフェスタ」という、子ども向けのプログラムも用意されている。小川さんはこのプログラムに関わっている中心音楽家のひとり。今年も「イッツ・ア・ピアノワールド」と題した、4歳以上が対象のプログラムを担当する。同プログラムは、子どもたちが舞台に上がって、ピアノの演奏を間近で聴けるというユニークなもの。毎年5・6曲ほどを演奏し、今年はラフマニノフの「狼と赤ずきんちゃん(「音の絵」より)」、エルガーの「威風堂々」、ショパンの「華麗なる大円舞曲」などを予定している。この子ども向けプログラムに関して、立ち上げから関わる小川さんはこう語る。「最初にこのプログラムを始めたころは、子どもが舞台を歩き回ってしまうのではという心配がありました。ただ、いざ始まってみると、子どもたちの反応がとてもよくて。今ではもう小さな子どもも整然と座っていて静かに演奏に聴き入っていて、大人顔負けのマナーです。質問コーナーでもレベルの高い熱心な質問を積極的に発してくれます。舞台に上がれるのは子どもたちだけですので、保護者の方は客席から子どもたちの様子を含めて鑑賞し、本物の音楽に触れ合っていらっしゃいます。このプログラムが夏休みの楽しい思い出になっているようです」。こどもフェスタでは、この他にも「かわさきジュニアオーケストラ」の発表会などが用意されている。○音楽を聴くことで変わる感情の“ステージ”また、小川さんは、生の演奏が情緒に及ぼす効力について、自身の経験を踏まえながら「音楽を聴いてもらう前と後では人間の気持ちの“ステージ”が変わるんですよ。例えば辛いことがあってその話をする。それが生の演奏を間近で聴いた前と後だと、同じ話であっても様子が全然違うんです。音楽を近くで聴くことは、感情や頭のどこかに必ず作用を及ぼすということを、ここ最近、奏者として続けざまに体験しました。音楽によって感情の情緒は変わるんですよ。それが音楽の魅力のひとつですね」と語る。○会場は音楽界の神様が絶賛するほどの音楽ホールなお、小川さんによると、イベントの会場となる『ミューザ川崎シンフォニーホール』は、ヨーロッパで音楽界の神様のように崇められている、ベルリンフィルの芸術監督で指揮者を務めるサイモン・ラトル氏が絶賛するほどの世界有数の音楽ホールという。「とにかく音響がいいんです。演奏家としては、弾いた音が耳に返ってくる音が本当に明瞭で、強い音でも心地よく返ってくるんです。観客の拍手でさえも温かく響いてくる。オーディエンスの側からしても、どの席にいても美しい、いい音で聞こえるという素晴らしいホールです」とその魅力を説明してくれた。そんな場所で、首都圏のオーケストラが奮起して挑む、もはや夏の風物詩と化したクラシック音楽のビッグイベント。クラシックファンはもちろん、興味がありながらもこれまで敷居が高いと感じてなかなか踏み入れられなかった人も、この機会に気軽に参加してみほしい。
2015年07月13日長井海の手公園ソレイユの丘(神奈川県横須賀市)で8月1日~23日、「オーロラ びゅ~ ナイト 2015」が開催される。首都圏では初となるこのショーは、夜空にレーザー光線とヒノキの間伐材を使ったスモークを炊き、音響とのコラボレーションによって幻想的な雰囲気を演出する。天候など様々なタイミングが合わないと目にすることができないオーロラをこの期間限定で、体感することができる。公園は9:00~18:00に開園し(入園は無料)、8月1日~23日限定の「オーロラ びゅ~ ナイト 2015」は18:00~21:00(8月13日~16日は~22:00)に実施し、オーロラタイムは20:00~20:25(8月13日~16日は21:00~21:25も開催、荒天の場合は中止)となる。「オーロラ びゅ~ ナイト 2015」は大人(中学生以上)1,500円、小学生1,000円未就学児無料となる。なお、18:00以降はコンサートや夜市も予定しており、バイキングレストランや売店なども営業する。
2015年07月09日TOKYO Sparkling Fes実行委員会とモトックスは7月1日~8月31日、「TOKYO Sparkling Fes」を東京都を中心とした首都圏全域にて開催する。同フェスは、首都圏全域のレストラン&バー、商業施設の全500店舗(予定)が参加する街フェス。期間中は、世界各国から厳選した8ワイナリー、全40種類の"泡(シャンパン・スパークリングワイン)"が集結する。参加する店舗では、通常はボトルでの提供が多いシャンパンやスパークリングワインをグラスで提供。参加店舗ごとに提供する"泡"が違うため、店をはしごすれば、シャンパーニュ・フランチャコルタ・カバからニューワールドのスパークリングワインまで味わえるという。さらに、スマートフォンアプリ「Wine-Link(ワインリンク)」を使用したスタンプラリーを参加店舗にて実施。スタンプを3個集めるとスパークリングワインをもれなくプレゼント。10個集めると、Peach(ピーチ航空)のエアチケット購入に利用できるピーチポイント6万円分が抽選で3名に当たる。また、7月1日~3日には同フェスのオープニングイベントを東京都・豊洲の複合施設「MAGIC BEACH」内の白砂ビーチ&バカンスカフェ「THE BEACH 55」にて開催する。期間中にはフェスで展開する"泡"を、フレンチスモークBBQとともに楽しめるという。他の日程では、音楽やアートともコラボレーションしたイベントを予定している。参加店舗は同フェスの特設WEBページにて確認できる。
2015年06月29日アクサ生命保険(以下、アクサ生命)、ビッグ、イオン北海道の3社は17日、アクサ生命の事業継続体制の強化に関する災害時連携協定に基本合意したと発表した。同協定は、アクサ生命が首都圏有事の際、東京本社から応援要員を受け入れるに当たり、その応援要員の札幌市での滞在基盤を、ビッグとイオンの協力を得て迅速に確保することを目的としている。具体的には、ビッグは有事の際、アクサ生命からの要請に応じて、あらかじめ合意した条件に基づく札幌市内の賃貸マンションを必要戸数確保する。一方、イオンはアクサ生命からの要請に応じて、あらかじめ合意した生活用品を確保し、ビッグが供給する賃貸マンションに配備する。また、平時において3社は「減災・防災のパートナー」として、各社が培った減災や防災に関する情報の交換と共有、ならびに"安心、安全なまち「札幌」"の道外へのアピールを協力して行い、地域社会の持続的な発展に貢献することを目指すとしている。
2015年06月17日