気になるあの人×トレンドメイク。今回は、駒木根葵汰さんが木枯らしメイクにトライ!美容を積み重ねることでゆるぎない自信が生まれる。演じる役柄によって変幻自在にイメージが変わる駒木根葵汰さん。メイクがスイッチとなり、自然とキャラクターをシフトできるのだそう。「メイクをすると違う自分になれるというか、背筋が伸びて堂々とすることができるんです。まさに自信が宿るという感じ。今日みたいな撮影の時は、『メイクでここまで変わるのか』と毎回驚きます。メイクをすることで、いつもはしないような表情が引き出されたりするから、本当に不思議ですよね。自分でもできたら楽しいんだろうけど、まだまだテクニックが伴わない(笑)。でも普段やっていないからこそ、この華やかさが際立つのかな」メイクは初心者という駒木根さんも、スキンケアには相当アグレッシブに取り組んでいるのだとか。「この仕事を始めて、スキンケアをするように。詳しい成分とかはわからないけど、ファンの方からいただくことも多く、色々試しています。最近はドラマ撮影で毎日メイクをするから、スチーマーを使ってクレンジングしたり、ビタミン系のスキンケアで肌荒れ予防をするのが日課に。肌って清潔感に直結するし、毎日ちゃんとケアを続けることが肌への自信にもなっている気がします」そんな駒木根さんが目指す美容のゴールとは?「将来娘が生まれたら、娘に躊躇なくほおずりしてもらえる肌でいたいんです。そのためには毎日コツコツスキンケアを続けて、良い状態をキープしなきゃ(笑)」Makeup PointAソフトマットなオレンジベージュが目もとの陰影をブラッシュアップ。ルナソル アイカラーレーションN 01¥7,700(カネボウ化粧品 TEL:0120・518・520)Bカーキの中にゴールドのパールが輝き、奥行きを演出。ザ リキッド アイライナー パール 002P¥3,300(アディクション ビューティ TEL:0120・586・683)C多彩なパールが光とともにゆらめき、濡れたように輝く。ダズリング ジェム 02¥3,520(コスメデコルテ TEL:0120・763・325)Dチョコレートのようにとろける、湿度のあるミルクブラウン。リップ カラー 17¥8,250(トム フォード ビューティ TEL:0570・003・770)メンズでも取り入れやすい肌なじみのいいAのベージュアイパレットで、まぶたにさりげないグラデーションをつくる。上まぶたのきわをBのカーキラインで引き締め、さらに眉下にCのグリッターをのせて、色と光の抜け感で一気に今っぽいムードに。Dのリップを直塗りし、しっとりとした色気を潜ませて。My Beauty Rules1、シートマスクは朝晩違う成分でアプローチ。「せっかくやるなら毎日続けたいから、大容量のシートマスクを常備。ビタミンCは朝取り入れるのがよいと聞いて、朝にビタミンCマスク、夜はグルタチオン入りのマスクで保湿します。20歳頃から欠かさず続けているから、一年中透明感をキープできています」2、ヘアケアは保湿重視で手厚く、が信条。「ドラマのためにしばらくハイトーンにしていた影響で、ヘアケアにはこだわりが。ブリーチすると手触りや見た目に影響が出るので、保湿力の高いヘアケアアイテムを使います。週1のヘアパックやアウトバストリートメントも取り入れて、ツヤのある髪が復活!」3、サプリをルーティン化して美意識をキープ。「SNSで、海外セレブやインフルエンサーの人たちがビタミンCのサプリを当たり前に飲んでいるのを見て、『飲んだ方がいいのかな?』と軽い気持ちでスタート。でもルーティンになるほど『せっかくサプリを飲んでいるんだから』と、健康的な選択をするように」こまぎね・きいた2000年1月30日生まれ、茨城県出身。高校時代に始めたInstagramをきっかけにスカウトされ芸能界入りする。人気漫画を原作にしたドラマ『25時、赤坂で』が話題に。『伝説の頭 翔』でヤンキー役に挑戦し、10月からは『天狗の台所 Season2』が放送開始。ニット¥19,800(GALAABEND/3RD[i]VISIONPR TEL:03・6427・9087)パンツ¥52,800(mando TEL:03・5716・6862)ネックレス¥287,450ブレスレット¥1,630,000(共にKINRADEN/CPR TOKYO TEL:03・6438・0178)その他はスタイリスト私物※『anan』2024年10月2日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・千葉 良(AVGVST)ヘア&メイク・吉村 健取材、文・野崎千衣子
2024年09月29日2024年秋冬「ananモテコスメ大賞」のトレンド部門。ここでは、俳優の駒木根葵汰さんが新作ネイルをお試し&紹介します。駒木根葵汰×秋空ノスタルジックネイル指先から与える印象は自分が思っている以上。幅広い役柄を演じ分け、その繊細な表現力に注目が集まる駒木根葵汰さん。セルフメイクは初心者というものの、ネイルケアの意識は高い。「たまたま撮影で整えてもらった直後にファンの方と会う機会があって、その時に『爪がキレイですね』と言われたのがネイルケアを意識するきっかけに。ここまで見られているのか!と驚く半面、自分も意外と人の指先を見てるなって気づいたんです。それからはプライベートでも専用のヤスリで整えたり、気になったらケアをするように。ちょっとしたことでも気分が上がるんですよね」そう語る駒木根さんが、今回カラーネイルに挑戦。「撮影以外では塗ったことがなかったけど、ネイルを変えることでファッションの幅も広がりそう。ツヤや輝きのあるもののほうがカジュアルに纏えるというのも発見でした」ネイルビギナーでも簡単に洒落る 賞【Celvoke】クレイヴド ネイルポリッシュ 13シックな赤みブラウンで存在感のある指先に。ノンパールのブリックカラーが、ジェンダーを問わずフィット。グラマラスでありながら洗練されているのは、ダークな発色と透明感のあるツヤのなせる技。酸素の透過性が高いので、爪へのストレスも軽減してくれる。「重ねてしっかり発色させるのもいいけど、ささっと塗ってあえてムラを作るのも味わい深い。1本でいろんな発色が楽しめそうです」。¥2,640(セルヴォーク TEL:03・5774・5565)「ノンパールだからか、意外とサラリと纏えて驚き。いつものファッションにプラスするだけで、普段着が洒落て見えそう」指先の小さな世界に宇宙を閉じ込められるで 賞【ADDICTION】ザ ネイルポリッシュ + 120SP金糸を練り込んだようなギャラクシーネイル。クイックドライ&ロングラスティング処方で、塗りたての発色とツヤが続く。植物由来成分を配合し、爪の潤いにも配慮した設計に。刺繍の世界からインスパイアされたコレクションから、夜空のようなネイビーをチョイス。「この色はかなりヒット!複雑に輝くゴールドは、眺めているだけで高揚します。特別な日に使いたい」。¥2,420 限定発売(アディクション ビューティ TEL:0120・586・683)「オールブラックのコーディネートに合わせたい。全身黒のスーツで爪だけさりげなく輝いてたらカッコよくないですか?」シンプルなTシャツにサラッと合わせたいで 賞【CANMAKE】カラフルネイルズ N108塗り方次第で表情が変わる秋らしいコッパーゴールド。イチョウをイメージしたゴールドに、コッパーのラメがチラつき落ち着いた印象に。1度塗りでシアーに、2度塗りでツヤツヤにと、重ねるごとに異なる表情を楽しめる。「ゴールドは難しいと思っていたけど、意外と肌になじんでさりげない。近くで見てもキレイだけど、遠目で見た時にさりげなく輝くところも気に入りました」。¥396 限定発売(井田ラボラトリーズ TEL:0120・44・1184)「適度なインパクトがあるから、シンプルなTシャツを着る日の差し色として使いたい。深みがあるから秋にぴったり」Kiita Komagine2000年1月30日生まれ、茨城県出身。人気漫画原作ドラマ『25時、赤坂で』が話題に。『伝説の頭 翔』でヤンキー役に挑戦し、10月から『天狗の台所2』が放送。※『anan』2024年9月25日号より。写真・河野 望スタイリスト・大島有華取材、文・野崎千衣子(by anan編集部)
2024年09月22日ボーイズラブドラマの撮影現場で起こる、俳優同士の恋を描いた『25時、赤坂で』。夏野寛子による大人気原作が、駒木根葵汰&新原泰佑のW主演でドラマ化される。撮影にクランクインする前におこなわれた取材で、まだ対面して間もない二人の“阿吽の呼吸”っぷりが伝わってきた。俳優として、新たな世界へ飛び込む――『25時、赤坂で』で描かれるのは、駒木根さん演じる羽山麻水と、新原さん演じる白崎由岐の間で起こる、ボーイズラブドラマの撮影現場を舞台にした俳優同士の恋愛模様です。原作や脚本を読まれたうえで、惹かれたポイントについて教えてください。駒木根葵汰(以下、駒木根)脚本を読んだあとに原作を読んだのですが、俳優同士の恋愛という設定がすごく新しいな、と思いました。僕自身まだまだ俳優として若手で、芸能界のことをすべて知っているわけではないんですけど、私生活のことも配慮しなくちゃならない世界なんだ、と少しずつわかってきて。きっと、登場人物たちに共感できる部分があると思いましたし、シンプルにこの二人の恋愛がすごく素敵だなと思いました。新原泰佑(以下、新原)この漫画で描かれている撮影現場の様子って、スタッフさんの配置だったり、メイクを直すタイミングだったり、「あるある!」なポイントが詰まっていておもしろいんです。それをドラマで表現するとなるとより一層、細やかな「あるある」が表現できるんじゃないかと思っていて。きっと、これまで見たことのないような、本当に芸能界に入り込んだような世界をお届けできるんじゃないかと思います。――本作への出演が決まったときは、どんなお気持ちでしたか?駒木根今年初めに僕のレギュラーのラジオで、ゲストに来てもらった同じホリプロのパシンペロンはやぶささんに今年の運勢を占ってもらったんです。「2024年、駒木根くんはあんまり良い年じゃないかも」と。「開運のためには、新しい世界に飛び込んでみること」って言われたんです。あまり占いとかは信じない方なんですが、その言葉がずっと心にあったタイミングで、本作のオファーをいただきました。これまでご縁のなかったボーイズラブ作品という新しいジャンルに飛び込めることは、僕自身にとっても、また俳優人生においても楽しいことなんじゃないかな、と思ったんです。何よりも「俳優同士の恋愛物語」という点に一番惹かれて、ぜひよろしくお願いします! とお受けしました。新原僕はこれまで何作かボーイズラブ作品に出させてもらっているんですが、恋愛をする役柄は今回が初めてなんです。そういう意味では、僕自身も新しい世界に飛び込むような気持ちです。人気原作でファンの方も多いのでプレッシャーも強く、緊張しますが、駒木根さんと手を繋いで、一緒に新しい世界に飛び込んでいければと思っています。役柄とリンクする、作品づくりへの熱量――原作の第一話で、ドラマのオーディションを受けた白崎が「自分が演じる役との共通点は?」と聞かれるシーンがありますが、それぞれご自身が演じる役と似ているところはありますか?新原僕が思うに、白崎はすごく不器用でまっすぐで、お芝居に対しての熱がある人。彼の「俺にはこれしかないんです」「俺にはこの仕事しかない」っていうセリフが、すごく印象に残っています。僕を含めてどの俳優さんも、一つの作品にかける熱量をものすごく大事にしています。自分が演じることによって、もっとこの作品を良くしたいという気持ちが強い。そんな思いを持って芝居をしているので、この仕事に懸ける思いの強さは、白崎と共感できる部分だと思います。(C)「25時、赤坂で」製作委員会(C)「25時、赤坂で」製作委員会駒木根羽山と同じように、僕自身もスカウトされてこの世界に入ったので、彼の考えることに近しいものを感じています。ありがたいことに、この世界に入ってからさまざまなお仕事をさせていただいていますが、当初はまさに右も左もわからない状態で。結構、必死にもがいていた部分があったんですよね。でも、そんなときに感じることや悩みって、なかなか家族や友人には相談できない。話しても共感してもらえないかも、と感じて、自分のなかに押し込める想いがたくさんありました。羽山もそういった感情を抱えているんじゃないか、と想像しながら演じたいと思っています。キービジュアル撮影時に感じた「阿吽の呼吸」――本作が実写化されるニュースとともに、原作イラストを再現したキービジュアルも解禁されています。撮影時の感想を教えてください。駒木根キービジュアルの撮影時に初めて新原くんと対面しました。上半身裸での写真も撮ったよね?新原撮りましたね!駒木根初めましての方たちの前で上半身をさらけ出しながら撮影したのが、すごく新鮮でした。少し緊張しましたが、何より原作のビジュアルを忠実に再現することにこだわっていたので、試行錯誤しました。ちょっと顎を上げたり、顔の角度を変えたり。新原指一本の動きについても、人差し指をちょっと上げて、小指と親指をちょっと立てて……とか、二人で写真を見ながらやりましたね。スタッフの方とディスカッションしながら、時間をかけて丁寧に撮影しました。僕は漫画やアニメが大好きで、二次元オタクというのもあり、漫画のビジュアルを細部まで再現するっていうのは胸熱ですごく嬉しかったんですよ! 現場のスタッフさんたちの熱の入り方にもモチベーションが上がって、この座組でよかったな、と感じた瞬間でもありました。(C)「25時、赤坂で」製作委員会――キービジュアル撮影の現場が、お二人の初対面だったんですね。お互いのファーストインプレッションはどんな感じでしたか?駒木根新原くんは、すっごく明るくて、フレッシュな人です。僕は口数が少ないタイプなので、初めて会ったときも率先して話しかけてくれて、すごく助かりました。僕にないものを補ってくれる人、という印象です。新原僕は駒木根さんのこと、すごく特別なオーラを持っている方だな、と思いました。一緒にキービジュアルを撮影しているときも思ったんですけど「あ、僕、いまこの人が考えていることがわかる」って。確かに駒木根さんは口数が少ないタイプですけど、言葉がなくても、思っていることが自然と相手に伝わる不思議なオーラがある人。「どうしてそんなオーラが出せるんだろう?」って思いながら撮影していました。――具体的に、どういう瞬間にそう感じたんですか?新原なんだろう……。たとえば今日みたいに、取材で写真を撮ってもらうときも、駒木根さんを見ていると「もしかしたらこの人、いまポーズを変えたいんじゃないかな?」ってわかる瞬間があるんです。だから僕もそれに合わせて、自然と動ける、というか。これって、当たり前のことじゃないと思うんです。違う人間同士だし、これが上手くいかないこともあるけど、駒木根さんとは最初から波長が合ったように感じました。今後、羽山と白崎を演じていくうえでも、すごく大事な部分なんじゃないかと思います。これから撮影をとおして、もっと駒木根さんを観察して、いろいろなことを知りたいなと思いました。――駒木根さんは、どんな風に感じましたか?駒木根正直、そこまで深く考えてませんでした(笑)。でも、いま思い返してみると……確かに自然と同じタイミングで動いてるなって、肌で感じていました。本当にやりやすかったですね。阿吽の呼吸を感じました。駒木根&新原、共通の趣味は?――趣味や好きなものなど、お互いの共通点はありますか?駒木根お互いに、アウトドアな趣味でいうと登山が好きですね。しっかりした山登りではなく、散歩の延長線上でフラフラ歩くのが好き。新原インドアな趣味だとゲームですかね。やっているゲームは違うけど。あとは、料理かな?駒木根そうだね! 僕は最近、ちょっと食事制限をしているので、ヘルシーな料理が多いんですけど。ラジオ繋がりで、『M!LK』の吉田仁人から「アウトドアスパイスほりにし」っていう調味料をいただいたんです。それ以来、お皿にもやしとキャベツを並べて、そのうえに鶏肉や豚バラを敷いて、ほりにしをパパッとかけて電子レンジでチンするっていう料理をずっと食べてます。これが美味しくて!新原僕も最近は食事制限をしてたんですけど、前に自宅で角煮をつくってみたら、本当に美味しかったです! 低温でじっくり火を通したら、箸で持てないんじゃないかってくらいにトロットロに仕上がりました。お米が進む進む。駒木根それって減量中につくったの?新原さすがに減量前です(笑)!あと僕は、調味料だったら『魔法のスパイス マキシマム』が好きです!撮影前に知っておきたい、二人のトリセツ――本作でお二人がそれぞれ演じられる、羽山麻水と白崎由岐の関係性は、なかなかお互いに本音を言えない、素直になれない二人です。駒木根さんと新原さんは、相手に対して素直に感情表現できるタイプですか?駒木根難しいですね……。言おうと思っても、なかなか言えないタイプかもしれない。素敵な関係性でいること自体が僕にとっての幸せなので、それが崩れてしまう可能性があるなら……たとえそれが小さな可能性であっても、一歩は踏み込みづらいかな。新原僕も、ハッキリ言うタイプではあるんですけど、できれば良い関係性を保ちたいので……すごく些細なことだったら言わないかなあ。それか、なるべくオブラートに包んで伝えるかも。相手に対する違和感が重なって、自分のなかにある相手への好意が薄れてしまうのが嫌なので、それを避けるために伝える。お互いのことを理解したうえで、次のステップに進むために言葉にする、という感じですかね。――現在はクランクイン前ですが(取材は3月中旬、クランクイン前に実施)、撮影に入られる前に、お互いに知っておきたいことはありますか? たとえば「お腹が空いたら無口になっちゃう」といった、取扱説明書のような。駒木根無口でボーッとしていることが多いので、不機嫌に思われがちなんだけど、ただいろいろ頭のなかで考えてるだけだよ! って伝えておきたいかも。新原そうなんだ、それは聞けて良かった! やっぱりW主演だから、やりやすい現場をつくっていきたいですもんね。ちなみにそういうときって、話しかけてもいいの? そっとしておいたほうがいい?駒木根もう、全然大丈夫! 駄目だったら「ちょっと待って」って言うから。新原ありがとう、それは遠慮なく言ってね。僕は、何かあるかなあ……。たとえば、僕がすごくペラペラおしゃべりになっているときは、頭のなかで違うことを考えてるかも。駒木根え、それって、その言葉が僕に向いている可能性もある?新原いや! まったく関係ないことを「こうですよね、あれはこうですよね!」って早口でガンガン話しているだけ。でも頭のなかでは「みんな大丈夫かな~?」ってまったく違うことを考えてるんです。駒木根それは……無視して大丈夫なの?新原大丈夫! 僕ね、無言な状態が苦手なんです。不安になっちゃうんだと思う。その場にいるみんなが楽しんでるかどうかを考えちゃう。だから、新原の喋りが多くなってきたら「きっとこの人、盛り上げようとしてるんだな~」って思っておいてください。駒木根オッケー! でもそれって、線引きが難しいよね?新原あんまり深い意味はないので、もし気づいたら、温かく見守ってください。取材・文:北村有撮影:映美ヘアメイク:(駒木根さん)吉村健(新原さん)岩村尚人 (SPIELEN)、スタイリング:(駒木根さん)千葉良(AVGVST)(新原さん)秋山貴紀ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼントおふたりのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<番組情報>木ドラ24『25時、赤坂で』テレビ東京 テレビ大阪 テレビ愛知 テレビせとうち テレビ北海道 TVQ 九州放送/2024年4月18日スタート 毎週木曜深夜24:30〜25:00BSテレ東、BSテレ東4K/2024年4月23日スタート 毎週火曜深夜 24:00〜24:30公式サイト:
2024年04月10日令和を彩るスーパーヒーローたちがぴあに集結!現在絶賛放送中の『機界戦隊ゼンカイジャー』から主人公・五色田介人/ゼンカイザーを演じる駒木根葵汰さん、9月5日(日)より放送開始の『仮面ライダーリバイス』から主人公・五十嵐一輝/仮面ライダーリバイを演じる前田拳太郎さんのインタビューをお届けします。二人の出会いのお話やヒーローを演じる上での共通点、先輩ヒーロー(駒木根さん)から後輩ヒーロー(前田さん)へのアドバイスなどなど、たっぷりお話いただきました!初対面でサウナへ!?二度目ましてでも息ぴったりの二人ーーお二人は今日が初対面ですか?駒木根今日が2回目です! すでに裸の付き合いですよ(二ヤリ)。前田ふふ(笑)。初対面の日に、一緒にサウナに行きました。ーー初対面でサウナに行った経緯をお伺いしても……?前田『仮面ライダーリバイス(以下、リバイス)』で僕の弟役(五十嵐大二)である日向亘くんが、きいちゃんの事務所の後輩なんですよ。それでたまたまきいちゃんと撮影現場が同じ日があったから、今日(8月16日)の撮影の前にあいさつをしておきたいなと思い、日向に連れて行ってもらって。駒木根それで、そのままサウナに行こうか!と。三人で行ってきました。ーーそんな自然な流れでサウナに(笑)。サウナではどんなお話をされたのでしょう。駒木根「撮影どんな感じ?」みたいな話しをしたよね。前田そうだね。『リバイス』の撮影が始まったばかりのタイミングだったので、「TV本編の撮影も大変だけど、TV本編と劇場版が重なる時期の撮影は特に大変だよ」とか教えてくれました。先輩ヒーローに色々聞きましたよ!駒木根半年間ヒーロー歴が長いだけで、先輩面しているんですよ……。前田あははは(笑)。ーー先輩ヒーローであることは変わりないですからね!駒木根サウナの時、けんちゃんから相談された話しがまたすごく面白くて!『リバイス』は銭湯で撮影しているんですよ(主人公・五十嵐一輝の家族が銭湯を営んでいる)。そしたら「『リバイス』が始まって時間が経ったら、身バレするかもしれないから普通の銭湯に行けなくなるかも。(銭湯での)撮影が終わったらもう銭湯には一生行けなくなっちゃうのかな……」と話していて(笑)。その素直な悩みがピュアだなぁと。「行けるから!気にしなくて大丈夫!」とフォローしました(笑)。前田でも一緒にサウナへ行った時、きいちゃんが子どもからガン見されていたんですよ(笑)。ーー「五色田介人(ゼンカイザー)」だと気づかれていたのでは……?駒木根どうなんでしょうね?たしかにお父さんに連れられた子どもがジーっと見ていましたけど……。前田きいちゃんも目をそらさないから、ずっと見つめ合っていて(笑)。駒木根サウナの心地がよくて、ボケーっとしながら見ていましたね(笑)。『仮面ライダーリバイス』のテーマは「家族」妹を思い浮かべて役づくりをーー現在、『リバイス』の撮影が始まってから、どれくらい経ちましたか?前田3~4ヶ月くらい撮影しています。これまでのライダーはTV放送からスタートでしたが、『リバイス』は劇場版(『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』)からスタートなので、撮影開始が少し早くて。劇場版では、まだ五十嵐一輝がどんなキャラクターなのかあまり分からない状態で演じていたんです。TVの撮影が進んでいくうちに、こういうキャラクターなんだと分かるようになってきました。駒木根僕も劇場版(『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』)からだったので同じですね。それにしても撮影入って、そんなに経つのか!早いなぁ。ーー一輝を演じる上で意識していることを教えてください!前田『リバイス』は「家族」がテーマで、一輝には弟と妹がいます。これまで「家族」がテーマの仮面ライダーはあまりないですし、「家族」がテーマだからこそ共感できる部分も多いので、一輝を演じる上では一番意識したいところです。僕にも妹がいるので、兄としての気持ちを重ねながら役づくりをしています。あとはアニメやマンガが好きなので、そういう作品から似たキャラクターを参考に役づくりしました。今回で言うと、妹はいるけど弟はいないから、弟がいるお兄ちゃんキャラクターを参考に「弟とはこう接するのか」「こんな関係性なのか」とアニメやマンガから知識を得ました。駒木根(拍手をしながら)素敵な回答。スーツアクターさんとのお芝居、大変じゃない?僕もスーツアクターさんとのお芝居を経験した身として、大変さをすごく感じていて。前田大変です。一輝という一人の人間を、変身前は僕が、変身後はスーツアクターさんが演じるから、仕草とか挙動とかを合わせないといけない。僕、自分で言うのもおかしいのですが、すごく姿勢がいいんですよ(笑)。スーツアクターさんは僕の姿勢を真似て、僕の身体に合わせた動きで演じてくださっている。だから、僕もなるべく自分の撮影がない日はスーツアクターさんの撮影現場へ行って、どういう動きをしているか、仕草や姿勢に癖があるかと見学しています。『仮面ライダーリバイス』『機界戦隊ゼンカイジャー』の共通点とはーー『リバイス』『ゼンカイジャー』の共通点はありますか?。駒木根スーツアクターの方々と一緒にお芝居をするということですかね。前田僕のバディである「仮面ライダーバイス」のスーツアクターをされているのは永徳さん。バイスは僕一人にしか見えていないことになっているからか、すごく好き勝手しているんですよ(笑)。駒木根自分にしか見えていないていでの撮影、戸惑わなかった?前田戸惑ったね……。バイスは画面上では透けているように見せているので、バイスがいる状態といない状態どちらも撮影して、最後に合成しているんです。バイスが空の状態で一輝を演じる時は、目線とか顔の向きとかが難しい。それに、透ける演出を取り入れる分、普通の撮影の3倍は時間がかかるんですよ。テストやって、サンプル撮って、本番の撮影をして、バイスが空の状態で僕の撮影をして、一輝が空の状態で永徳さんも撮影をする……みたいな。駒木根大変だね。『ゼンカイジャー』もカッタナーとリッキーはリアルタイムの合成で撮ったりするんですよ。スーパー戦隊シリーズの中でも新しい試みとして、現場に機材を持って行って、カッタナーとリッキーをコントローラーで動かして、撮影して……と。回を追うごとにやり方は変化しているんですけど。前田そうなんだ!新しい挑戦には手間がつきものだけど、バイス演じる永徳さんとの撮影は日々楽しいんです!ーースーツアクターさんとのお芝居だけでなく、お二人は声優さんとのお芝居も共通していますよね。『ゼンカイジャー』放送前に駒木根さんへインタビューをした際、「すごく大変」とお話されていたなと。駒木根大変でしたよ!思いっきり経験の差が出ますからね。僕はアフレコ初体験なので、台本に書かれていることを映像に合わせて読み上げるだけで精一杯なんですけど……声優のみなさんは気にせずガンガン声を入れていくから、自分のセリフはどこだ!?となってしまって。前田分かるなぁ……あれ?ここに僕のセリフ、あった?となります。駒木根同じ境遇を辿っているんだね(笑)。前田本当に声優さんってすごくて。バイス役の木村(昴)さん、台本の台詞に加えて、アドリブをたくさん入れるんですよ。。バイスがボケで一輝がツッコミだから、木村さんがアドリブでどんどんボケてくるとツッコミが追い付かない(笑)。大変です……!駒木根最初に言った方がいいよ、「これはチームプレーなので!(語気強め)」って(笑)。前田あははは!でも、木村さん、めちゃめちゃ助けてくれるし、教えてくれるので助かっています。半年間「五色田介人/ゼンカイザー」を演じて変化した心境ーー駒木根さんは『ゼンカイジャー』の放送から早くも約半年が経ちました。演じる上でのマインドに変化はありましたか?駒木根この半年間さまざまな人たちと関わったことで、心の変化はとてもありましたね。特に7月公開した映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』を経て、ヒーローに携わるすべての人たちの愛をすごく感じました。だからこそ、今のスーパー戦隊のセンターに立つ身としてヒーローに対する愛が一番強くなくちゃいけないと。自分が演じる『ゼンカイジャー』への愛は一番しっかり持たなければいけないと思いました。この思いがあれば、撮影に情熱をぶつけることができるし、見てくださっているみなさんにも情熱や愛を伝えることができると改めて実感しています。ーー話が進むにつれ、ステイシー役の世古口凌さんやゴールドツイカー一家の増子敦貴さん・森日菜美さんなど同年代の方たちも増えていきましたよね。同世代の役者さんがいることで、撮影中の空気感や雰囲気などにも変化はありましたか?駒木根同世代が増えたことで等身大でいられるので、僕自身すごく楽になりました。それまではフランクではあるもののみなさん年上ですし、スーツアクターさんや声優さんと職業的にも少し異なるので、気楽に話す間柄というよりは勉強になるなぁという感覚でした。同世代の人たちはやっぱり普段の自分が出しやすいですよね。趣味も仕事も話が合うから、より楽しさが増えました。ーー以前、ぴあでインタビューした増子さんが駒木根さんについて「みんなをまとめてくれて頼りになる」「きいちゃんがいると安心する」とおっしゃっていました。駒木根えー、嬉しい!直接言ってもらったことはないんだけどな(笑)。僕の方が先に撮影に入っていたので、後から入ったメンバーにキャストさん・スタッフさんの紹介をするように動いてはいましたね。あとは分からないことがあったら聞いてというスタンスでいました。最初はどういう立ち回りをすればいいのだろうと考えて気を遣うこともあったのですが、時間が経つにつれて変に気を遣いすぎなくてもいいんだと分かったので今はすごく自然体です。ーーSNSでも共演者のみなさんとの写真をアップしていて仲の良さが伝わってきます!また、SNSでは視聴者の方たちからコメントをいただくことも多いと思うのですが、印象に残っている反応はありますか?駒木根SNSだと『ゼンカイジャー』を見てくれている子どもたちのお父さん・お母さんから、お子さんの気持ちを代弁していただくことが多くて。「息子が介人になりたい!と言っています」「娘が介人と結婚したいと言っています」など、すごく嬉しいのですが……よくよく考えると本当にいいのだろうか?と思うんですよ(笑)。ーーと、言いますと?駒木根僕自身、介人は本当に心優しい人間だと思うけれど、1話ではスカイツリーからバンジージャンプをしようとする人間なんですよ!?子どもたちに胸を張って目指してほしいと言える人間なのだろうか……そんなことを言い出したら止めた方がいいのでは……と複雑な思いが自分の中にあります(笑)。親御さん的にも娘さんと結婚する相手が介人で大丈夫なんですかね?要検討だと思います(笑)。「自分だけのヒーローをつくりたい」(駒木根)「ヒーローらしいヒーローになりたい」(前田)ーー駒木根さんは「一年間をかけて、僕にしか見せられないヒーロー像を見せていけたら」と以前のインタビューでお話されていましたが、今もその気持ちに変わりはないのでしょうか。駒木根自分だけのヒーローをつくっていきたいという気持ちは変わりないですね。演じていく中でも、既存の像を追いかけるのではなく、介人とともに歩んでつくり上げていく方が面白いと確信に変わってきている感覚があります。介人の新しいいい面を見つけては、付け足して、僕なりのヒーローをつくり上げていきたいです。前田「自分だけのヒーローをつくる」か。めちゃくちゃカッコいい!学ばせてもらいました……!この後の取材で、その言葉使わせてもらおうかな(笑)。ーー前田さんは『リバイス』を演じる上で、「こういうヒーローになりたい!」という理想のヒーロー像はありますか?前田ちっちゃい頃からカッコいいヒーローに憧れていたので、彼らのようなヒーローらしいヒーローになりたいです。考え方が古いと言われるかもしれないけど、熱くてカッコいい、少し昭和っぽいイメージのヒーローになりたいと思っています(笑)。駒木根それもすごくいいと思う!ーーちなみに、前田さんが先輩ヒーロー(駒木根さん)に聞いておきたいこと、伝授してほしいことはありますか?この機会なので、ぜひ!駒木根銭湯ですでにしゃべっているかもしれない(笑)。前田たしかに(笑)。なんだろうな……朝一の撮影でのテンションの上げ方とか聞きたい!(笑)駒木根挨拶をする時、めちゃくちゃ大きな声を出すこと。朝一の撮影って僕だけじゃなくて、スタッフさんたちもテンションが上がり切っていないんだよね。だから、「おはようございまーす!!!!」と大きな声で挨拶をして入る。そうすると「元気だなぁ」と場を和ませられると思っていて。自分だけテンションが上がっていても周囲の環境が伴っていなければ落ちてしまうから、周りのテンションも一緒に上げてしまう方がいいと思うよ。前田それなら実践しやすくていいかも。部活みたいな感じだね(笑)。駒木根挨拶は基本ですからね。何より撮影はチームプレーだから、みんなでテンション上げて頑張ろう!という意味も込めています(笑)。前田すごくいいことを聞いちゃいました。やっぱり、さすが先輩ですね!もしも共演するなら『HiGH&LOW』に!ーー今後もし二人で共演できるとしたら、どういう作品に出たいですか?駒木根それはもう決まっていますよ。作品名を出しちゃいますね、『HiGH&LOW』です!媚びが8割くらいありますけど!(笑)前田あははは!いいね!『HIGH&LOW』は僕の所属するLDHの作品なので、きいちゃんと共演させてください!ってお願いしておきます(笑)。駒木根お願いします!(笑)僕らのアクションの経験も活きてくる一方で、ヒーローでは見せられないような役柄じゃないですか。僕ら自身も新しい役柄を演じるのは楽しいと思うし、見ている人も新鮮に楽しんでもらえそう。でも、けんちゃん的にはどう?『HIGH&LOW』みたいな作品は演じてみたいと思う?前田めちゃくちゃやってみたい!親が不良マンガ大好きな影響で、僕自身不良マンガが大好きなんですよ。小学生の時から不良マンガしか読んでいないくらい(笑)。だから、不良役はすごく演じてみたい。駒木根逆によくヒーローになれたね(笑)。不良マンガ以外でどういう作品を読んできたのか知りたい!前田特撮も好きだったし、ジャンプっ子でもあったよ。中でも特に好きなのは『ONE PIECE』。人生の教科書だと思っている。学校の教科書より『ONE PIECE』を読んでいます(笑)。駒木根やっぱり戦う系の作品が好きなんだね。ーー駒木根さんの人生の教科書は?駒木根僕は勉強っ子だったから、真面目に学校の教科書ですよ!前田えぇ~(笑)。駒木根ははは(笑)。でも、親が教科書かもしれないですね。親の背中を見て育つと言うじゃないですか。歳を重ねてきて、自分の中で親に似ていると感じる部分がありますし。お父さんとお母さんを見て育ったんだなと。前田またいいことを言うな~。なんかズルいですね(笑)。ーーそれでは最後に、前田さんから『仮面ライダーリバイス』、駒木根さんから『機界戦隊ゼンカイジャー』の意気込みをお願いします!前田『リバイス』は「仮面ライダー」50周年という記念すべき作品です。僕が憧れてきた歴代のライダーの先輩たちに負けないよう、しっかり背中を追っていけたらなと思っています。一番カッコいいヒーローになれるよう頑張ります!駒木根(拍手)絶対になれるよ!『ゼンカイジャー』は今まではコメディメインで話が進んできましたが、23カイ!(「三大合体 地球最大の戦い!」)の放送では介人の家族についてなどシリアスな話にもなってきました。今後は新しい『ゼンカイジャー』の姿も見れるかなと僕自身、期待しています。今まで通り真面目にふざけることは忘れずに、みなさんに楽しんでもらえる作品にしていきたいなと思います。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント駒木根さん、前田さんのサイン入りポラを2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!撮影/鬼澤礼門、取材・文/阿部裕華
2021年09月03日『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』が2021年2月20日に公開となる。本作はテレビ朝日で現在放送中の『魔進戦隊キラメイジャー』、前作の『騎士竜戦隊リュウソウジャー』、次作の『機界戦隊ゼンカイジャー』の三本立てだ。それぞれ全く異なるテーマやモチーフの3作品に、スーパー戦隊も“多様化”していることが伺える。そんな『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』から、一ノ瀬颯(リュウソウレッド/コウ役)、小宮璃央(キラメイレッド/熱田充瑠役)、駒木根葵汰(ゼンカイザー/五色田介人役)の3人が集結! インタビューを決行した。各スーパー戦隊の魅力を語り合ってもらうとともに、スーパー戦隊の先輩である一ノ瀬・小宮から駒木根へ「ヒーローとして受け継いでほしいこと」、逆に駒木根が「先輩ふたりに聞きたいこと」などを聞いた。現在(いま)のスーパー戦隊俳優の魅力がギュッと詰まった内容をお届けする。『リュウソウジャー』は古代、『キラメイジャー』は現代、『ゼンカイジャー』は近未来-- 『騎士竜戦隊リュウソウジャー』『魔進戦隊キラメイジャー』『機界戦隊ゼンカイジャー』は全く異なるテーマ・モチーフの作品です。お三方が思うそれぞれの魅力について教えていただけますか?駒木根キラメく、ソウル、全力全開!(『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』のキャッチコピーが「“キラメ”く、“ソウル”で“全力全開”!」)一ノ瀬完全にまとまったね(笑)。駒木根ははは。(ふたりに対して)どう思います?一ノ瀬『ゼンカイジャー』はこれからどうなるかまだ予想がつかないですけど、スーパー戦隊の中で人間が一人だけなのでビジュアル的にとても惹きつけられますよね。人間一人という点で駒木根くんは大変かと思うのですが、そこは頑張ってほしいなってすごく思いますね。駒木根(頷く)一ノ瀬『ゼンカイジャー』はこれからどうなるかまだ予想がつかないですけど、スーパー戦隊の中で人間が一人だけなのでビジュアル的にとても惹きつけられますよね。人間一人という点で駒木根くんは大変かと思うのですが、そこは頑張ってほしいなってすごく思いますね。『キラメイジャー』はほかの戦隊に比べてコメディ要素が強いと思っていて。小宮Wikipediaにコメディって書いてありますよ。一ノ瀬『リュウソウジャー』もWikipediaにコメディって書いてあるよ!小宮そうなんですね! 西部劇が『ルパパト(快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー)』だったかな。Wikipediaに書いてあった。-- Wikipediaすごく見ていらっしゃるんですね(笑)。駒木根Wikipedia大魔神みたい(笑)。一同あはははは。一ノ瀬『キラメイジャー』はモチーフもキラキラしているというか、今の時代に沿った感じがしますね。小宮現代を感じますよね! 今までのスーパー戦隊の中にいなかった職業の人が登場しますし。一ノ瀬eスポーツとかね。小宮そうそう。為朝はeスポーツプレイヤーだったり、時雨はアクション俳優だったり。職業からも現代という時代を感じます。駒木根『リュウソウジャー』は恐竜がモチーフだから“古代”、『キラメイジャー』はふたりが言うように“現代”、『ゼンカイジャー』はロボットが登場するから“未来”という違いがありますよね。――たしかに、それぞれ取り入れた要素の時代感が違いますね。駒木根僕が演じる『ゼンカイザー』はアカレンジャーをモチーフにしているし、4人のロボも(この言い方でいいのか?)過去のスーパー戦隊がモチーフになっているから、歴史を感じつつ近未来的ですね。作品としての魅力とは少し違うかもしれませんが、『リュウソウジャー』は役者として力を蓄えられる作品なのかなと僕は思いました。シンプルなヒーローとしての演技だけではなく、物語の中に感情を揺さぶられる演出もあります。そういったお芝居を楽しんで見られるのは『リュウソウジャー』の魅力なのかなと。一ノ瀬そうですね。『リュウソウジャー』の強みはシリアスさにあります。大人ウケする作品なんじゃないかと思います。なので、ほかの2作と比べると難しいお話ではあるかもしれないけど、小さい子が見ても何か感じるものがあるのではないかと。小宮3作品ともそれぞれ全く違うので、『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』ではその違いを楽しんでほしいです。ヒーロー像はキャラクターの人間性そのもの――テーマ・モチーフに違いがあると、それぞれのヒーロー像に違いもあるのかなと思いました。一ノ瀬さんはリュウソウレッド、小宮さんはキラメイレッドを一年間演じてきて、どのようなヒーロー像を抱きましたか?一ノ瀬“思い切って行動することの良さ”みたいなものをコウ/リュウソウレッドから感じました。コウは向こう見ずで突っ走ってしまうキャラクターです。一人だったら絶対に失敗してしまうような人なんですよ。だけど、周りにはメルト/リュウソウブルーやバンバ/リュウソウブラックのように落ち着いていて頼りになる仲間がいた。コウはそういう仲間に支えられていたし、逆にコウの思い切って行動する姿を見てみんなも支えたいと思う。みんなのいいところが組み合わさって一つの大きな力になり、結果敵と上手く立ち向かうことができました。ヒーロー像なのかは分からないですけど、一年間演じてみて仲間の存在のおかげで思い切って行動することの大切さを感じられましたね。小宮俺が演じる(熱田)充瑠は“人を支える力”の強い人間だったと思います。肯定力の塊なんですよね。だから、最初は充瑠のことをあまり良く思っていなかった(射水)為朝とも、徐々に信頼し合う関係になったんだと思います。でも、それがヒーロー像と言えるのか……難しいですね。駒木根難しいよね。ヒーロー像って根本は一緒だと思うんですよ。何かを守りたいという気持ち、諦めない気持ち。そういうものを僕らはみんなヒーローから学んだと思います。そんな中で作品によって少しずつ見えてくるヒーロー像が違うのは、キャラクターの人間性がヒーロー像に反映されているからなんじゃないかと。コウ、充瑠のキャラクターそのものがヒーロー像になっているというか。一ノ瀬くん小宮くんが一年間かけてつくり上げた作品を見て、今のヒーロー像を感じているのかも。一ノ瀬&小宮その通りだと思います。――駒木根さんも一年を通して、ヒーロー像をつくり上げていくわけですね。駒木根はい。僕もふたりのように一年かけてみんなのヒーローの象徴になりたいなと思います!昔はヒーローって特別な存在というか、強くて正義感のある人しかなれない存在だと思っていました。でも今は、職業も性格も、そもそも人間か機械かも問わずヒーローになれる。心が強くなくてもなれるんだというのを、ここ最近のスーパー戦隊を見て感じています。ヒーローも多様化している今の時代だからこそ、僕にしか見せられないヒーロー像を見せていけたらと思います。ヒーローは子どもたちの見本であり影響を与える存在――一ノ瀬さん、小宮さんは駒木根さんに「ヒーローとして受け継いでほしいこと」はありますか?一ノ瀬ヒーローって子どもたちに影響を与える存在であり、見本となる存在です。子どもたちのこれからの人格を形づくっていくと言ったら大袈裟かもしれないし、子どもたちは意識していないかもしれないけど、少なからず性格的な面でも影響を与えるものであると思います。なので、子どもたちに伝えたいものを何か一つでも強く持ってもらいたいなと。僕の場合は「道徳」というテーマを意識して一年間演じました。ただカッコいい存在であるだけでなく、時に失敗をしたり仲間と喧嘩したりする。言葉で何かを伝えるだけではなく、どう行動を取るべきかという姿を見せて、子どもたちに何か良い影響を与えられればと考えていて。きっと駒木根くんなりに伝えたいものがきっと見えてくるはずなので、一つ何か強く持って一年間演じてもらえたらと僕は思います。小宮『ゼンカイジャー』はほかの作品と比べるとちょっと特殊じゃないですか。人間が一人、ほかはロボットの撮影はとても大変だと思うんです。自分はとても仲間に助けられたと感じることが多い一年間だったから、周りに例年通りの仲間がいない環境はきっと大変なんだろうなと感じます。とはいえ、スーツアクターさんとたくさんお話ができて、それが自信に繋がることもあると思います。特殊な一年に絶対になるだろうと思うので、どんどん壁を乗り越えてもらって、自分なりのヒーロー像をつくってほしいですね。――おふたりのお話を聞いて、駒木根さんはどう感じましたか?駒木根すごく身に沁みました。一ノ瀬くんが言うように、子どもの頃って言葉を聞いて頭で考えて見ているわけではないですよね。それなのにヒーローの意思を受け取っている。なぜだろうと考えたら、ヒーローの姿、背中を見て受け取っているんですよね。言葉じゃない部分で何かを伝えることは役者としても必要不可欠です。僕も伝えたいことを見つけて、言葉だけではなく伝えられる術を一年かけて培い、次の代に引き継げたらと思います。小宮くんは今の言葉もそうですけど、さっき舞台上で言っていたことが印象的で。――完成報告イベントの舞台ですね(2月9日取材)。どのようなお話をされていたのでしょう。駒木根今、コロナ禍で子どもたちと直接会う機会が少なくなっているからこそ、子どもたちとのふれあいを大切にしてほしいと言われました。小宮『リュウソウジャー』はファイナルライブツアーが開催中止になって、『キラメイジャーは』超英雄祭が開催中止になってしまいました。子どもたちだけじゃないですけど、スーパー戦隊を好きでいてくれる人たちに会えないのはとても寂しかった。僕たちを好きでいてくれる人たちとふれあいが限られている今だからこそ、意識してほしいなと思いました。駒木根僕自身、今『ゼンカイジャー』をつくり上げるにあたって、それを忘れていたというか……。映像作品として完成させるためだけに頑張っていたんです。だけど、子どもたちにとって僕たちヒーローとふれあえることは大きな財産になる大切な時間です。しっかり見つめていかないとと思いました。今日はふたりから多くの学びを受け取りましたね。スーパー戦隊の先輩に二つの質問!――最後に無茶ぶりで大変恐縮ですが、駒木根さんからスーパー戦隊の先輩であるおふたりへ相談や質問したいことを教えていただけますか?駒木根お! 二つあるんですけど!――ではまず一つ目をお願いします!駒木根やっぱり周りに人間の仲間がいた方がいいですか……?一同あはははは。一ノ瀬さっき、誠(直也)さん(『秘密戦隊ゴレンジャー』アカレンジャー/海城剛役)がそのことについてめっちゃ話していたよね。駒木根そうそう。誠さん曰く、「(チームより)一人でガムシャラにバーっとやれた方が絶対にいい!」と言っていて(笑)。だけど、みんなが仲間の話しとかしているのを見るといいな……とも思うんですよ。小宮たしかに、撮影終わりに一緒にご飯に行けるのは良かったな。一ノ瀬そういうこと?(笑)小宮簡単なことだとそういうこともありますね!一ノ瀬まあたしかにね(笑)。僕にとっては『リュウソウジャー』が最初の作品ということで不安だらけだったので、仲間の存在はすごく大きかったです。いろいろ相談もできましたし。『ゼンカイジャー』は一緒に演じられる方たちはベテランで経験豊富なので、いろいろ教えてもらえると思うんですよね。ヒーローのアクションで大切にしていることをお話する機会は僕たち以上に多いと思うから、それは僕自身経験したかったことでもあります。駒木根ないものねだりですね……。――どちらも良い側面はありますよね。もう一つの質問はいかがでしょう?駒木根毎日メイクするじゃないですか。肌のケアってどうしていますか?小宮(一ノ瀬さんに対して)乾燥肌ですよね?一ノ瀬うん、乾燥肌。小宮俺も乾燥肌なんですよ……。俺、『キラメイジャー』に出るまでメイクをしたことがなかったから最初の方は慣れなくて、触るだけで痛かったりメイクしても粉をふいちゃったりしていて。10話ら辺をよく見てもらうと分かると思うのですが、顔が荒れて赤くなっています。ヒリヒリして痛かったな。駒木根荒れるのは仕方ないのかな……。それはどう対処したの?小宮保湿しまくった。あと皮膚科にも行って根本的な原因から治していきましたね。駒木根メイクしたことをきっかけに肌と見つめ直すようになったんだ。小宮そう。今もまだちょっと乾燥肌なんですけど、そこまで荒れることはなくなりましたね。保湿と皮膚科のお薬のおかげ。駒木根同じく乾燥肌の一ノ瀬くんはどうしていましたか?一ノ瀬はい、「乾燥肌代表の一ノ瀬です」とこれまで名乗ってきましたけど……化粧水を入れるとスって乾燥がなくなっていました(笑)。駒木根あははは。小宮化粧水はべたべたしていてもちょうどいいんだよね。一ノ瀬そうそう。僕は小宮くんみたいに荒れなかったんですよ。寝不足の日が続いても、、なぜか荒れない。荒れないので肌のきれいさだけは売りでした(笑)。-- 乾燥肌代表ではなかったわけですね(笑)。一ノ瀬そうですね(笑)。リュウソウブルーの(綱)啓永や『ルパパト』の(伊藤)あさひくんとも肌荒れ問題については話していて。だから、あさひくんに皮膚科を紹介してもらったりしてましたね。駒木根みんな皮膚科行くんだ!小宮皮膚科も受け継いでもらえればと思います(笑)。3人のサイン入りチェキを3名様にプレゼント!ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=85f27e43-abc2-46dd-bc20-2c039aa47ae8&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。撮影/杉映貴子、取材・文/阿部裕華
2021年02月25日