11月20日に初日を迎える『ルパン三世』とリアル脱出ゲームがコラボした「サンマリノ城からの脱出 -マリー・アントワネットの首飾りを盗め-」の詳細が14日、公式サイトで明らかになった。今回のリアル脱出ゲームでは、新TVシリーズ『ルパン三世』の舞台となるサンマリノをタイトルに冠し、作中さながらの脱出劇を体験。参加者は、サンマリノ城のどこかに眠る「マリー・アントワネットの首飾り」を手に入れるために、ルパン三世とともに城に忍び込んだという設定で、首飾りに行き着くためには、城内にある三つの「鍵の塔」に隠された暗号を解く必要がある。さらに、銭形警部の仕掛けた罠も発動し、残された時間はわずか1時間。参加者はチームで協力し、制限時間内でさまざまなトラップを乗り越えて脱出することを求められる。見事脱出に成功すると、参加者にはプレゼントが贈られるという。「サンマリノ城からの脱出 -マリー・アントワネットの首飾りを盗め-」は、11月20日の東京公演を皮切りに、名古屋・大阪・札幌・福岡など全国28都市で順次開催される。10月からは、30年ぶりとなるTVシリーズが日本テレビ系(毎週木曜25時29分~25時59分)でスタートした『ルパン三世』。総監督に『ルパン三世』シリーズ(劇場版『ルパンVS複製人間』原画、劇場版『カリオストロの城』原画、カーチェイス全般)など、アニメーター・作画監督として数々の作品に参加した友永和秀氏を迎え、監督は『もやしもん』の矢野雄一郎氏が担当。シリーズ構成は『LUPIN THE III RD 次元大介の墓標』や『TIGER&BUNNY』の高橋悠也氏が務めている。(C)モンキー・パンチ/TMS・NTV
2015年10月14日『ルパン三世』とリアル脱出ゲームがコラボした「サンマリノ城からの脱出 -マリー・アントワネットの首飾りを盗め-」が、11月20日の東京公演を皮切りに、28都市を巡る全国ツアーを行うことが発表された。10月からは、30年ぶりとなるTVシリーズが日本テレビ系(毎週木曜25時29分~25時59分)でスタートした『ルパン三世』。今回のリアル脱出ゲームでは、新シリーズの舞台となるサンマリノをタイトルに冠し、参加者は作中さながらの脱出劇を体験することができるという。詳細に関しては、特設サイトで10月14日より公演情報が更新される予定。ルパンが、"脱出"という言葉を体現したかのようなキャラクターであるだけに、イベントがどのような内容で展開されるのか注目が集まる。『ルパン三世』新TVシリーズは、総監督に『ルパン三世』シリーズ(劇場版『ルパンVS複製人間』原画、劇場版『カリオストロの城』原画、カーチェイス全般)など、アニメーター・作画監督として数々の作品に参加した友永和秀氏を迎え、監督は『もやしもん』の矢野雄一郎氏が担当。シリーズ構成は『LUPIN THE III RD 次元大介の墓標』や『TIGER&BUNNY』の高橋悠也氏が務める。(C)モンキー・パンチ/TMS・NTV
2015年10月08日30年ぶりのTVシリーズとなる『ルパン三世』(10月1日から、日本テレビ系 毎週木曜25時29分~25時59分)で、ストーリーのカギを握る新キャラクター・レベッカ役を声優の藤井ゆきよが担当することが明らかになった。レベッカは、サンマリノ共和国を代表する財閥の若き会長でありながら、モデルや女優としても活躍。数々の著名人と浮き名を流す世界的なゴシップクイーンとして描かれており、先日公開された場面画像ではルパンと結婚式を挙げる姿が捉えられていた。レベッカを演じる藤井は、『サカサマのパテマ』(2013年)のパテマ役をはじめ、あどけなさの残る少女役などを得意としており、沢城みゆき演じる峰不二子との対比にも注目が集まる。「子供のころから見ていた『ルパン三世』に、まさか自分が出演することができるなんて想像もしていませんでした」と語る藤井は、「最初の収録の時にルパンファミリーの皆様の声を聞いた時はすごく感動したのと同時に、自分もその場にいたことが今でも不思議な感覚です」と振り返っている。浄園祐プロデューサーは、「藤井さんならば、レベッカの若くてじゃじゃ馬な感じをうまくコミカルに演じてくれると思い起用しました」と、抜てきの理由を説明。さらに、「レベッカはルパンファミリーに化学反応を起こす新たなキャラクターです」と、ストーリーを動かしていく重要な役どころであることをにおわせるとともに、「紅一点の峰不二子という存在は揺るぎませんが、レベッカの存在に不二子の感情も揺れるのか? 金も美貌も全てを手に入れた女同士が、ルパンに吸い寄せられていく展開にもご期待下さい」と、ルパンをめぐって対峙していく二人の関係性を予感させるコメントを寄せた。1985年『ルパン三世 PART III』終了以来30年ぶりとなる本作は、TVシリーズのPart4にあたる。総監督に『ルパン三世』シリーズ(劇場版『ルパンVS複製人間』原画、劇場版『カリオストロの城』原画、カーチェイス全般)など、アニメーター・作画監督として数々の作品に参加した友永和秀氏を迎え、監督は『もやしもん』の矢野雄一郎氏が担当。シリーズ構成は『LUPIN THE III RD 次元大介の墓標』や『TIGER&BUNNY』の高橋悠也氏が務める。声優キャストには、ルパン三世役の栗田貫一、次元大介役の小林清志、石川五ェ門役の浪川大輔、峰不二子役の沢城みゆき、銭形警部役の山寺宏一と、おなじみのルパンファミリーが名を連ねている。原作:モンキー・パンチ(C)TMS
2015年09月02日30年ぶりのTVシリーズとなる『ルパン三世』の放送開始日が10月1日(日本テレビ系 毎週木曜25時29分~25時59分)に決定し、同時に最新プロモーションビデオが公開された。今回のPVでは、作曲家・大野雄二氏が新シリーズのために新録した「ルパン三世のテーマ」を初公開。さらに、ルパン三世、次元大介、石川五ェ門、峰不二子、銭形警部らおなじみのメンバーに加え、「だってあなたのワイフ。ミセス・ルパンよ、私」という衝撃発言を繰り出す新ヒロインのレベッカ・ロッセリーニも登場し、本作の舞台となるイタリアとサンマリノで大暴れする様子が捉えられている。1985年『ルパン三世 PART III』終了以来30年ぶりとなる本作は、TVシリーズのPart4にあたる。総監督に『ルパン三世』シリーズ(劇場版『ルパンVS複製人間』原画、劇場版『カリオストロの城』原画、カーチェイス全般)など、アニメーター・作画監督として数々の作品に参加した友永和秀氏を迎え、監督は『もやしもん』の矢野雄一郎氏が担当。シリーズ構成は『LUPIN THE III RD 次元大介の墓標』や『TIGER&BUNNY』の高橋悠也氏が務める。声優キャストは、ルパン三世を栗田貫一、次元大介を小林清志、石川五ェ門を浪川大輔、峰不二子を沢城みゆき、銭形警部を山寺宏一が担当。なお、2015年10月21日には新テーマ曲を収録したオリジナル・サウンドトラックが発売される。モンキー・パンチ(C)TMS
2015年08月26日10月1日より日本テレビ系で放送がスタートするTVアニメ『ルパン三世』(毎週木曜25時29分~25時59分)のエンディングテーマを石川さゆり、作詞をつんく、作曲&プロデュースを大野雄二氏が担当することが明らかになった。楽曲名は「ちゃんと言わなきゃ愛さない」。石川、つんく、大野氏という三者初顔合わせのコラボ作品となり、「ルパン三世のテーマ」で知られる大野氏らしいクール&ゴージャスなビッグバンドサウンドに仕上がっているという。同曲は、シングルとして10月21日に発売予定で、5,000枚限定の初回限定盤(紙ジャケット仕様)と通常版(初回プレス分のみジャケットと同絵柄ステッカー封入)の2バージョンを展開(ともに1,389円/税別)。今回の発表に合わせて、新生ルパン三世と石川の2ショットをアニメーターチームが描き下ろしたジャケットイメージも公開されている。代表曲「津軽海峡・冬景色」の発表と『ルパン三世』テレビ第2シリーズのスタートがどちらも1977年であることに「不思議なご縁も感じます」と語る石川。収録について「作詞のつんくさんはルパンのストライクエイジだそうで、ルパン、不二子ちゃん、石川と、そんなキーワードがくるくると膨らみ、チャーミングで、せつないツンデレ女子の詞が完成! 大野雄二さんのサウンドに載せて歌ってみました」と振り返っている。作詞を担当したつんくは、「幼少の頃から何度となくテレビで見て来たルパン三世。その格好良さに理屈はなかったと思います。時に三枚目、なのに格好良いルパン三世は少年たちの憧れでした」と『ルパン三世』の魅力を力説。「そのルパン三世が久々にTVシリーズ化されるということでも驚いたのに、僕がエンディング曲に参加できるなんて!」とオファーの喜びを明かした。歌詞については「この曲は女性が主人公です。セクシーで意地っ張りで甘えるのが下手。そんな女性の心の葛藤を描きました」と話すつんく。大野氏から届いた楽曲をもとにした作詞を「曲は謎解き怪文のようになっていて、歌詞を書き込むときワクワクしました。『あ、ここは韻を踏む場所だな』『お、ここはあの場所を繰り返せだな』とか。ルパン三世になった気分でしたね」と振り返り、完成した楽曲とともに「『大人』で『艶やか』で『強気』で『恥じらいのある』。そんなたくさんの表情が入った歌声にほれぼれしました」と石川を絶賛した。そして大野氏も「歌ったら、それで全てが成立しちゃう『存在感』と心安らぐ『声』。さすがでした」と石川をたたえ、「石川さゆりとルパンサウンドのコラボをどうぞお楽しみください」とファンに呼びかけている。シングルには表題曲に加え、THE BOOMのメンバーとして活躍した宮沢和史と大野氏がコラボした「ニヒルに愛して」、『ルパン三世』の定番曲「ラブ・スコール」、さらにルパンマニアから評価の高い名曲「MEMORY OF SMILE」のカバーが、石川のボーカルで収録されているという。10月1日より新TVシリーズとしてスタートする本作は、1985年『ルパン三世 PART III』終了以来30年ぶりとなる、TVシリーズ第4作。総監督に『ルパン三世』シリーズ(劇場版『ルパンVS複製人間』原画、劇場版『カリオストロの城』原画、カーチェイス全般)など、アニメーター・作画監督として数々の作品に参加した友永和秀氏を迎え、監督は『もやしもん』の矢野雄一郎氏、シリーズ構成は『LUPIN THE III RD 次元大介の墓標』や『TIGER&BUNNY』の高橋悠也氏が担当する。さらにキャラクターデザインを横堀久雄氏が務め、青いジャケットに身を包んだ新生ルパン三世が描かれる。モンキー・パンチ(C)TMS原作:モンキー・パンチ(C)TMS
2015年08月26日パリ7区にあるケ・ブランリ美術館を会場に2016春夏コレクションのショーを発表したイッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)。デザイナーの高橋悠介は、写真家の水谷吉法の作品を取り込みながら、イッセイ ミヤケ メンらしいアーティスティックな世界観を描き出した。東京に生息する野生のインコを撮影した水谷吉法による「TOKYO PARROTS」をモチーフにしたシリーズでは、色鮮やかなプリントコットンシャツや、写真を緻密に表現したジャカードのジャケットが登場。写真をプリントした不織布でスリット糸を作り、その糸を織り込んだ軽量のツイードやニットも、このブランドらしい革新性を感じさせるアイテムだ。メキシコの建築家、ルイス・バラガンやメキシコの街並みからインスパイアされたヴィヴィッドなカラーブロックのシリーズでは、ヘンプやコットンリネンのアイテムを組み合わせ、春夏らしい色鮮やかさも加わって強い印象を残した。東京の街を断片的に撮影した水谷吉法の「COLORS」を引用したシリーズでは、コットン素材にインクジェットでプリントし、グラフィカルなストリートスタイルを提案。アート写真とファッションのミクスチャーを巧みに表現して見せていた。
2015年07月16日声優の悠木碧が、モンブランやコーヒーゼリーなどの"お菓子擬人化"に挑戦したフォトブック『悠木碧フォトブック Sugary Fairy~季節のスイーツを添えて~』(主婦の友社)が、24日に発売される。『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公・鹿目まどかや、『妖怪ウォッチ』の未空イナホ、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』の比企谷小町など、数々の人気アニメで声優を務めてきた悠木は、2011年度の第6回声優アワードでは歴代最年少の19歳で主演女優賞を受賞。アニメ公開を控える『ワンパンマン』で主要キャラクター・戦慄のタツマキ役も決定するなど、声優としてさらなる活躍が期待されている。今回発売されるフォトブックは、雑誌『声優グランプリ』(主婦の友社)で2013年5月号から開始された連載「悠木碧のSugary Fairy」を書籍化したもの。「甘~いお菓子を擬人化したら…」というテーマのもと、さまざまなテイストの衣装に身を包み、わたあめ、ローズジャム、コーヒーゼリーなどの"お菓子の妖精"になりきった悠木を、29パターンも見ることができるという。『悠木碧フォトブック Sugary Fairy~季節のスイーツを添えて~』は、6月24日発売。B5判96ページの仕様で、定価は3,000円(税別)となる。
2015年06月23日30年ぶりの新テレビシリーズとして今秋に放送が開始される「ルパン三世」。今回、新展開のキーパーソンとなる謎の美女レベッカ・ロッセリーニのビジュアルが公開され、また、1話目のストーリーの一部も解禁となった。放送新シリーズの総監督には、『ルパン三世』シリーズなどアニメーター・作画監督として数々の作品に参加した友永和秀、監督には「もやしもん」「アイカツ!」の矢野雄一郎、シリーズ構成には『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』、「TIGER&BUNNY」の高橋悠也。さらにあの「ルパン三世のテーマ」を生んだ大野雄二が音楽を担当する。ルパンにニッコリと微笑む金髪美女はイタリア・サンマリノ共和国を代表する財閥の若き女社長レベッカ・ロッセリーニ。モデルや女優としても活躍しながら数々の著名人と浮き名を流す世界的なゴシップクイーンだ。峰不二子に引けをとらない美貌の持ち主だが誰にも言えない秘密を持っているという。1話目では、銭形刑事になんとルパンから結婚式の招待状が届く。レベッカと結婚するというルパンの元に次元、五右衛門、不二子が集結し、物語の舞台はサンマリノからイタリア全土へと広がっていく。ルパンが根強い人気を博すイタリアでは、RTI局が全世界に先駆け放送を行った新シリーズ。イタリア発ルパン三世の新たな歴史に期待が高まる。2015年秋、日本テレビにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年05月27日30年ぶりのTVシリーズとして、今秋から日本テレビほかにて放送される人気アニメ『ルパン三世』のストーリーの一部が27日、明らかになった。公開されたストーリーは、ルパン三世から銭形警部宛てに、盗みの予告状ではなく結婚式の招待状が届くという衝撃のオープニングで幕開け。気になるルパンのお相手は、なんと峰不二子ではなく、物語の舞台となるサンマリノ共和国を代表するロッセリーニ財閥の若き会長で、数々の著名人と浮名を流す世界的なゴシップクイーンとして知られるレベッカ・ロッセリーニだという。2人の結婚式の招待を受けた次元、五ェ門、不二子たちは、イタリアへと向かう。今回、設定画とともに詳細が明らかになった新キャラクターのレベッカは、先日公開されたプロモーションビデオにも登場しており、"謎の美女"として話題を呼んでいた。自由奔放な性格で、不二子に引けをとらない美貌の持ち主として描かれているが、制作サイドいわく「誰にも言えない秘密を持っている」という。1985年『ルパン三世 PART III』終了以来30年ぶりとなる本作は、TVシリーズのPart4にあたる。総監督に『ルパン三世』シリーズ(劇場版『ルパンVS複製人間』原画、劇場版『カリオストロの城』原画、カーチェイス全般)など、アニメーター・作画監督として数々の作品に参加した友永和秀氏を迎え、監督は『もやしもん』の矢野雄一郎氏が担当。シリーズ構成は『LUPIN THE III RD 次元大介の墓標』や『TIGER&BUNNY』の高橋悠也氏が務める。さらに、シリーズの劇伴を担当してきた作曲家の大野雄二氏が、本作のために「ルパン三世のテーマ」を新録した。原作:モンキー・パンチ(C)TMS
2015年05月27日「ルパン三世」新テレビシリーズの放送を記念して、TOHOシネマズ新宿にて開催される「新TVシリーズ放送決定記念特別企画ルパン三世アニメ・ナイト@TOHOシネマズ新宿」。4月に上映された「峰不二子スペシャル」スペシャルに続き、「石川五ェ門・銭形警部スペシャル」の上映が決定。新シリーズのプロデューサーと脚本家が登壇するトークショーも開催される。昨年10月にフランス・カンヌで開催されたMIPCOMにてベールを脱いだ「ルパン三世」新テレビシリーズ。1985年「ルパン三世 PARTIII」終了以来30年ぶりとなる新シリーズでは、イタリア、サンマリノ共和国が舞台となり、イタリアRTI局が全世界に先がけ放送することでも日本のみならず世界中で話題となっている。TOHOシネマズ新宿にて実施中の「新TVシリーズ放送決定記念特別企画ルパン三世アニメ・ナイト@TOHOシネマズ新宿」では、4月から「峰不二子スペシャル」を上映。今回決定した「石川五ェ門・銭形警部スペシャル」では、新シリーズで総監督を担当する友永和秀がほとんど一人で原画を担当した「カリブ海の大冒険」をはじめ、傑作の数々を上映する。また、上映を記念して、6月26日(金)には、浄園プロデューサーと新シリーズの脚本をつとめる高橋悠也のトークショーの実施が決定。秋から始まる新シリーズ情報や制作秘話が飛び出すことが期待される。本イベントと特集上映を通して、新シリーズへの期待を膨らませてみては。「第2弾石川五ェ門・銭形警部スペシャル」は6月26日(金)よりTOHOシネマズ新宿にて上映。(text:cinemacafe.net)
2015年05月22日今秋より日本テレビほかにて放送されるモンキー・パンチ原作の新作TVアニメ『ルパン三世』のプロモーションビデオが公開された。本編映像を使用した映像の公開は、世界初となる。1985年『ルパン三世 PART III』終了以来30年ぶりとなる本作は、TVシリーズのPart4にあたり、イタリアのサンマリノ共和国が新たな舞台。作品の世界観を作り上げるために、制作スタッフたちはイタリアの地を実際に訪れたという。公開されたPVでは、シリーズの劇伴を担当してきた作曲家の大野雄二氏が新録した「ルパン三世のテーマ」とともに、ルパン三世、次元大介、石川五エ門、峰不二子、銭形警部のおなじみの4人が登場。「新たな歴史がここから始まる」というメッセージに続いて、イタリアの街を車で疾走し、ワイヤーアクションを披露し、銭形警部から逃走劇を演じる"動く"新生ルパンたちの姿を見ることができる。また、ルパンと一緒に空を飛ぶ美女の存在も。本作では、総監督に『ルパン三世』シリーズ(劇場版『ルパンVS複製人間』原画、劇場版『カリオストロの城』原画、カーチェイス全般)など、アニメーター・作画監督として数々の作品に参加した友永和秀氏を迎え、監督は『もやしもん』の矢野雄一郎氏が担当。シリーズ構成は『LUPIN THE III RD 次元大介の墓標』や『TIGER&BUNNY』の高橋悠也氏が務める。モンキー・パンチ(C)TMS
2015年04月24日モンキー・パンチ原作の人気アニメ『ルパン三世』が、2015年秋に新たなTVシリーズとして日本テレビほかにて放送されることが明らかになった。1985年『ルパン三世 PART III』終了以来30年ぶりとなる本作は、昨年10月にフランス・カンヌで開催された世界最大級のコンテンツ国際見本市「MIPCOM」にて制作を発表。TVシリーズとしてPart4であるとともに、イタリアのサンマリノ共和国が舞台となり、2015年5月イタリアRTI局が日本に先がけ放送を予定していた。これを受けて、全国のルパンファンの期待に応える形で日本での放送が決定した。さらに劇中の音楽を、「ルパン三世のテーマ」を生んだ作曲家の大野雄二氏が担当することも明らかに。ルパン同様、30年ぶりのTVシリーズ参加となる大野氏は「どまん中のルパンが帰ってくる。これぞルパンサウンド! そんな音楽をお楽しみに」とコメントを寄せており、放送では、新たにレコーディングした「ルパン三世のテーマ」が披露されるという。ほかにも、総監督には『ルパン三世』シリーズ(劇場版『ルパンVS複製人間』原画、劇場版『カリオストロの城』原画、カーチェイス全般)など、アニメーター・作画監督として数々の作品に参加した友永和秀氏を迎え、監督は『もやしもん』の矢野雄一郎氏が担当。シリーズ構成は『LUPIN THE III RD 次元大介の墓標』や『TIGER&BUNNY』の高橋悠也氏が務め、世代を超えたコラボレーションが実現している。モンキー・パンチ(C)TMS
2015年04月21日ワコムは2月10日、「CGアーティスト森田悠揮ZBrushテクニックセミナー」をデジタルハリウッド駿河台ホールにて開催した。セミナーにはCGアーティスト森田悠揮氏とPixologic社COOのハイミ氏、マーケティング担当のトマ氏が登壇。オークの山田有祐氏が司会を務めた。森田氏の実演に会場が沸いたセミナーの様子をレポートする。○デジタルライブスカルプティングを披露同セミナーは、3Dモデリング制作を行っている人から3Dモデリング制作に興味がある人までの幅広い層を対象に行われた。「ZBrush」はゲームや映像作品の3Dモデリング制作に使われているデジタルスカルプティングソフトウェア。今回のセミナーに登壇した森田氏は、「CG Student Awards 2013」にて、世界第3位を受賞。セミナーでは、ZBrushとペンタブレットを使ったデジタルライブスカルプティングを披露した。また、実演と平行してZBrushの開発元であるPixologic社のハイミ氏とトマ氏がソフトウェアを解説し、質疑応答も実施。会場には液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズのフラッグシップモデル「Cintiq 27HD」を中心とした液晶ペンタブレットを展示し、その場で体験できるようになっており、セミナー終演後には、実際に試してみる参加者の姿も見られた。○「爬虫類っぽい」クリーチャーを作成セミナー冒頭で進行の山田氏が尋ねたところ、来場者の中でZBrushを使っているのは4~5割程度。森田氏はセミナーが行われる1時間半~2時間の間にクリーチャーの頭部を作ると話し、実演が開始された。森田氏が作るのは「爬虫類っぽい」クリーチャーということで、トカゲを意識しながら作ると説明。普段はクリーチャーであれば何の動物をベースに作るかを考え、大量の資料を見て、動物の構図を頭にたたき込んでからさっと作るようにしているとのこと。最初の段階では印象だけを重視しているので、ディテールにはあまり凝らずに進めるのだという。目の周りが決まるとそれ以外の部分も決まるということで、目の周りから重点的に作っていた。会場からの「自分で絵を描くのか」という質問に対しては、デッサンを本格的に習ったことはないが、デッサンは観察力をつけるためにあるため、観察力さえあればできなくても大丈夫だとの回答をしていた。○ZBrush 4R7をPixologic社が紹介森田氏による作業の中盤には、Pixologic社によるZBrushの説明が行われた。ZBrushの特徴は、紙とペンがあれば何かが描けるのと同じように、ZBrushがあれば経験がなくても制作を始められるということだ。「粘土をこねるように作業を進められる」と例えていた。産業分野ではゲーム、映画、マーケットデザインのイラストレーション、製品製作前のコンセプト段階でのアート、テレビコマーシャルなどさまざまな場面で使われており、利用者に合わせて幅広く活用できるという。ハイミ氏とトマ氏は、今回の来日で2月8日に行われたワンダーフェスティバルに参加し、「日本では漫画文化が強い」と実感したとのこと。このほどリリースされた「ZBrush 4R7」についても、いち早く詳細を紹介。ZBrushの特徴のひとつに「ZBrushだけですべての作業が完結できること」があるが、4R7ではそれがさらに強化されたという。○最終的な質感をイメージして作業を進行Pixologic社が「ZBrush 4R7」の説明をしている間に、森田氏の実演も進行。大まかな形が完成。続くディテールでは、質感を考えて作業を進めるという。今回のクリーチャーについては、ぬるっとした首の皮にし、ヒダや顔のシワをつけていた。最終的な質感をイメージしていると作業が早く進むのだという。その様子を見ていたハイミ氏は、球からアウトラインを作っていったことに注目し、「作業をやっていく中で調整を重ねてドラゴン(クリーチャー)ができあがっていった」と話した。トマ氏は作業の早さがZBrushならではであると強調。山田氏は、「デジタルでは、良くも悪くもとことんディテールを突き詰められる」とデジタルならではの特徴を読み取って説明していた。○液晶ペンタブレットは「アナログで制作しているみたい」セミナーの後半では、山田氏が事前アンケートの結果を紹介。会場にいるZBrushユーザーではペンタブレットを使っている人が多いという内容だった。それについて、最近液晶ペンタブレットを買ったという森田氏は、「アナログで制作しているみたいで慣れるとすごく使いやすい。5時間で慣れてしまった」と話した。購入したのは「Cintiq 13HD」だという。メインのディスプレイとミラーリングして使っているという山田氏は、「Cintiq 13HDなら原型を作る感覚のまま、フィギュアを作る感じに近いので良い選択だった」と振り返っていた。そしていよいよ森田氏のクリーチャーが完成。ハイミ氏は「2時間以内で作った作品ではハイクオリティ」と評価していた。森田氏はもともとはモデラー志望ではなく、いろいろなものを作っていたのだという。しかし、クリーチャーを作るのが楽しく、生き物が好きだったことから、現在ではクリーチャーの仕事が9割を占めるようになったそうだ。また森田氏は、日頃から使えそうな質感や造形を頭にストックしておくことの大切さを強調。現存の動物から使える要素を探して、イマジネーションに取り入れておく。実際の作業においては、シルエットが決まれば完成形も見えるため、ディテールにとらわれずに形を突き詰めて、最終的に良い物をつくることを心がけるように意識していると話し、セミナーは幕を閉じた。
2015年02月17日NHKBSプレミアムドラマ「ラギッド!」の取材会が5日(金)、東京の日活調布撮影所で行われ、主演の芦田愛菜、岩城滉一、いしだあゆみ、黒沢年雄、小野武彦、前田吟が出席。天才子役の名をほしいままにする愛菜ちゃんは、大人びたコメントの数々でベテラン勢をざわつかせた。同作は「35歳の高校生」「金田一少年の事件簿N」で知られる脚本家・高橋悠也による書下ろしドラマで、亡き父に代わって零細企業の社長に就任した10歳の乃亜(芦田愛菜)が、年金運用の失敗を装い詐欺を働いた金融グループから3億円を取り返すべく、被害者老人たちと共に立ち向かう。ツナギ姿で登場した愛菜ちゃんは「本当に社長になったわけではないけれど、みなさんに支えられているのが実感できる」と共演陣に10歳とは思えぬ気遣いを見せ「みなさんの足を引っ張らないようにしなければいけないと、ヒシヒシと感じています」と意気込み。しっかりした愛菜ちゃんのコメントに、ベテラン共演陣は「おい、おい…」と笑うしかないようだった。その“しっかり感”は撮影でも発揮されているようで、いしださんが「愛菜ちゃんとの共演は3回目ですが、愛菜ちゃんについていけば間違いないと思う。一生懸命ついていくつもりです」と10歳の座長に最敬礼をすれば、最年長の小野も「愛菜ちゃんについていく」と宣言。また映画『のぼうの城』共演の際に「愛菜ちゃんを一日中肩車した」という前田さんは「そのときもセリフ覚えが良くて、負けちゃうかなと思った。4年経って、12行の長セリフをあっと言う間にスラスラと。僕は3行しかないのにとちったりして……完全に負けた」とその天才ぶりに舌を巻いていた。そんな中、最近の趣味を聞かれた愛菜ちゃんは「落語にハマっています」と即答し「本で読むよりも噺家が話している方が面白い。ほのぼのするし、一人の人が色々な役をやるのが凄い」と激シブなマイブームを明かしていた。NHKBSプレミアム「ラギッド!」は2015年2月21日、28日19:30~放送。(text:cinemacafe.net)
2014年12月05日フランスのカンヌで開催されている映像コンテンツの国際見本市「MIPCOM」で現地時間14日、モンキー・パンチ氏原作のアニメ『ルパン三世』新シリーズの製作が発表された。今年は小栗旬主演の実写版やアニメーション映画『LUPIN THE III RD 次元大介の墓標』が公開されたものの、TVアニメシリーズとしては、1985年に放送された『ルパン三世 PARTIII』が終了して以来およそ30年ぶり。舞台は、イタリア・サンマリノ共和国で、2015年春にイタリアRTI局が全世界に先がけ放送を予定しているという。総監督には『ルパン三世』シリーズ(劇場版『ルパンVS複製人間』原画、劇場版『カリオストロの城』原画、カーチェイス全般)など、アニメーター・作画監督として数々の作品に参加した友永和秀氏を迎える。監督は『もやしもん』の矢野雄一郎氏、シリーズ構成は『LUPIN THE III RD 次元大介の墓標』や『TIGER&BUNNY』の高橋悠也氏が担当し、世代を超えたコラボレーションが実現している。原作者のモンキー・パンチ氏は「新しいアニメーション・シリーズのスタートに、わくわくしています。ルパン三世の活躍に期待しています」とメッセージを寄せ、新たな『ルパン三世』シリーズの誕生について喜びをあらわに。そして、総監督の友永氏は「40年前ぼくらが観たルパンは、それまであったような子供向けのアニメと全く違っていました。大人っぽくてマニアックで、本当にインパクトが大きかったんです」と当時に立ち返りながら、「その驚きを経験した世代、当時を知らない世代両方に向けて、リアルだけれど奇想天外な味付けがされた、わくわくするアニメーションを作りたいです」と世代を超えた人々に作品を届けていきたいという。また、矢野監督は「あえて昔の強弱のある線で荒々しい表現を試みる一方で、大人のかけひきの部分などは繊細に描いていきたいです。かっこ良くかわいく、色っぽい。そんな本シリーズの魅力が明確に引き出せたらと思います」とこれまでの『ルパン三世』シリーズを引き継ぐ部分についても言及。シリーズ構成の高橋悠也氏は、「いつの時代も変わらないルパンと、今の時代だからこその新しいルパン。一見矛盾する二つのテーマを可能にするのが、ルパンという作品の無限の魅力なのではないかと思っています。その可能性に真正面から挑み、世界に羽ばたくルパンの大冒険を紡いでいきたいと思っています」と意気込みを語っている。そして、プロデューサーの浄園祐氏は「ここ数年『峰不二子という女』、『次元大介の墓標』といったエッジのたったスピンオフを手がけてきたのですが、久しぶりにどまん中のルパンに取り組みます」と決意を示している。モンキー・パンチ(C)TMS
2014年10月15日現在、フランスのカンヌで開催中のMIPCOMで『ルパン三世』の新シリーズの製作が発表になった。スピンオフなどのシリーズはあったが、『ルパン三世 PARTIII』以来、約30年ぶりの新シリーズになる。来年の春にイタリアで全世界に先がけて放送を予定しているという。その他の情報『ルパン三世』は数々のシリーズを生み出し、今夏には実写映画も公開。『LUPIN the third ~峰不二子という女~』『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』などのスピンオフ作品も人気を集めている。新シリーズでは『ルパン』シリーズでアニメーター・作画監督を務めた友永和秀が総監督を、『…次元大介の墓標』の高橋悠也がシリーズ構成を務める。友永総監督は「40年前ぼくらが観たルパンは、それまであったような子供向けのアニメとまったく違っていました。大人っぽくてマニアックで、本当にインパクトが大きかったんです。その驚きを経験した世代、当時を知らない世代両方に向けて、リアルだけれど奇想天外な味付けがされた、わくわくするアニメーションを作りたいです。ハードボイルドだがコミカル、クールだがおちゃらけている、相反する要素が同居しているルパンを描きたいと思っています」とコメント。新シリーズのルパンたちは20代の設定で、監督を務める矢野雄一郎は「スピーディーに動き回ります。キャラクターみんなのやんちゃぶり、泥水すすってでも行動を起こすような熱い感じを描きたいですね。懐かしい手法が逆に新しさを感じさせるような、新旧取り混ぜたハイブリッドな方向の画面作りをしていきたい」と語る。アニメーション制作はテレコム・アニメーションフィルムが手がけており、原作者のモンキー・パンチも「新しいアニメーション・シリーズのスタートに、わくわくしています。ルパン三世の活躍に期待しています」と期待を寄せている。『ルパン三世』2015年春、イタリアRTIで放送開始予定
2014年10月15日現在、フランス・カンヌで開催中の世界最大級の映像コンテンツ国際見本市「MIPCOM」にて、10月14日(現地時間)「ルパン三世」新シリーズの製作が発表された。今年に入り、孤高のガンマン・次元が主役の『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』や、小栗旬主演で実写化された映画『ルパン三世』などスクリーンに登場しては世間を賑わしてきた「ルパン三世」。今回発表されたのは、1985年「ルパン三世 PARTIII」終了以来30年ぶりの新シリーズとなるアニメーション。イタリア、サンマリノ共和国が舞台となり、2015年春、イタリアRTI局が全世界に先駆け放送を予定している。総監督には、『ルパン三世』シリーズ<劇場版「ルパンVS複製人間」(原画)、劇場版「カリオストロの城」(原画、カーチェイス全般)>などアニメーター・作画監督として数々の作品に参加した友永和秀を迎え、監督には「もやしもん」「アイカツ!」の絵コンテにも参加している矢野雄一郎、シリーズ構成には『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』、「TIGER&BUNNY」の高橋悠也と世代を超えたコラボレーションが実現。原作者モンキー・パンチは「新しいアニメーション・シリーズのスタートに、わくわくしています。ルパン三世の活躍に期待しています」と喜びのコメントを寄せている。本作を手がける矢野監督は「ルパンたちはこのシリーズでは20代。スピーディーに動き回ります。キャラクターみんなのやんちゃぶり、泥水すすってでも行動を起こすような熱い感じを描きたいですね。懐かしい手法が逆に新しさを感じさせるような、新旧取り混ぜたハイブリッドな方向の画面作りをしていきたい。あえて昔の強弱のある線で荒々しい表現を試みる一方で大人のかけひきの部分などは繊細に描いていきたいです」と語った。「ルパン三世」新シリーズは2015年春、完成予定。(text:cinemacafe.net)
2014年10月15日(画像は高橋愛オフィシャルブログ「I am Ai」より)高橋愛が始球式!夏に向けて暑くなってくると、熱くなってくるのがスポーツ観戦です。目前に控えたワールドカップも見逃せませんが、日本には世界が認めたプロ野球があります。プロ野球ファンの中には芸能人もたくさんいるようで、元モーニング娘。の高橋愛さんの夫でタレントのあべこうじさんもそのひとり。「Y155愛の親善大使」に任命された2人は、25日に行われた横浜スタジアムで始球式を務めたのですが、注目したいのは高橋愛さんのユニフォーム姿です!オシャレ!ユニフォームはこう着る!高橋愛オフィシャルブログ「I am Ai」の5月25日付けの記事では、始球式の臨んだ彼女のユニフォーム姿の写真がアップされました。帽子を斜めにちょこんとのせて、黒の丈の短いトップスでおへそをちらっとのぞかせた彼女。それでも黒のジーンズでセクシー度は抑え、スポーティに仕上げています。その上にベイスターズのユニフォームシャツをアウター感覚で羽織るバランスは、さすがオシャレ上級者です。これからプロ野球はますます苛烈な試合展開となり、ヒートアップすること間違いなし。観戦をしに行くのなら、高橋愛さんをお手本に、オシャレなユニフォーム姿で応援に行ってみてはいかがでしょうか。【参考】・
2014年05月27日14SSコレクションのショーのオープニングを飾ったシャツとパンツは、滲みのある大きな格子柄が強い印象を与えた。その柄は、板締めと捺染(プリント)を合わせたものだった。「若い人が、染めって古いという印象を持っている気がしているんですよ」。だが、高橋はその古さがとても格好いいと感じている。「27歳って若いじゃないですか。表裏一体で、フレッシュな分、浅いんですよ」。よく自覚していると思うが、はたして、そのことが現実的なものづくりとどうかかわっているのか。「伝統と若さをぶつけると、うまくバランスがとれるのではないかと思い、どっしりした染めを選び、一方でポップな柄を選んだ」と、明かしてくれた。イッセイミヤケというブランドの重さに、若い高橋が向かっていく姿勢、それが、デザイン上の方法“極端と極端をぶつける”に、つながっていたのだった。さらに、染めへの“愛着”は続く。「染めの印象が古いから、若くしたいんだったら、染めを省けばいい」と、短絡的に考える風潮があるという。「実際はそうではなくて、古いものをちょっと変えれば、今の時代のものになるんです」先のオープニングを飾った染めについて、深く解説してもらった。一般の人にとって、技術の見えない部分はわかりにくいものだ。染める時は反物になっており、板締めは、布を何回も折って板に挟んで染める。折る回数の検討。そして、布の選択、つまり、布に撚りがかかってシボができているのか、平滑なのかでも、染めた際の滲みが変わってくる。染めたあとは、洗って、乾燥する。次に手捺染(ハンドプリント)の工場で、黒の格子の白地部分を染める。分業になっているので、今度は、蒸し屋に持って行き色を定着させる。というように、工程は、簡単に説明してもらっただけでも、これだけある。染めには染めの良さがあるし、その技術を継承していくことも、次世代の大切な役目だ。高橋は考える。若い人にもっと日本の伝統技術を知ってもらいたいと。「若い人って、色と形だけで見てしまって、それこそ、染めとプリントの違いがわからないじゃないですか。でも、それでいいんです。それがきっかけでうちの店に入って、店員さんが話して、凄いなと感じてもらえば、間口を広げていかなければ」。使命を感じているようだ。こうして、話を聞いていくと、高橋の好奇心がファッションだけでなく、建築、デザイン、芸術と幅広いことがわかる。加えての海外生活。その経験がさらに見識を深めた。学生時代から既に、三宅一生氏が築いた社内文化と共通するベースを持ち合わせていたと思うが、「会社に入って、ファッション以外のことに興味を示すかが、いかに大事かということがわかった」と、しみじみと語る。目前の仕事だけに埋没している暇はない。あらゆる方面に向かって、常にアンテナを張っていなければならない。■スタートに立ったばかり学生時代を知っている青年が、世界の表舞台に躍り出た。正直言って嬉しい。デビューショーは、ドキドキして見てしまったし、最後に挨拶に出てきた時は、眩しく感じた。もちろん、日本人として応援態勢だが、それゆえに厳しい意見も言わせてもらいたくなる。なぜなら、日本のデザイン界を担う人材の1人として期待しているからだ。あるメディアに「イッセイミヤケメンを率いる高橋悠介」と書かれていたが、まだ、船出したばかり。デザイナー=ブランドを率いる、という短絡的な図式はあてはまらない。まだ、率いらせてもらっている状況と、辛口トークを展開させてもらった。デザインは、1人でできるものではない。技術スタッフやショップスタッフ、店頭ディスプレイなどに加え、工場の人々にも支えられている。と同時に、またそういう人達に対して、デザイナーは、大きな責任を負っている。とはいえ、名前を張ってチーム全体持っていこうという意志は、相当なもの。三宅一生氏の鋭い眼にかなうコレクションをつくっていく厳しさにも、日々直面していることだろう。本人も言っていたが、「スタートに立ったばかり」、これからだ。1/4に戻る。
2013年09月04日「子供の頃から、建築家になりたいと思っていた」高橋は、中学校の3年生頃に、ファッションに出合う。反抗期と共に、自分のお小遣いで自ら服を買い始めるが、ちょうどその時期は裏原ブーム、“おしゃれな友達”と人気のあったショップを回っていた。さらに、メンズファッション雑誌の裏原マップを見て、奥の奥まで行こうと友達を誘う。ところが、周りはそこまでする気がなかった。「他の人よりファッションが好き、という気持ちが強いことがわかりました」と、高橋。ぼろぼろのデニムにも自分でヤスリをかけたり、染料を買って染めたりして、手を加えていた。その“好き”は、衣服だけではなく、ジョン・ロブなどの革靴ブームにも影響され、靴職人にも興味を抱くことに。“手でものを作ることが好きな”少年が、将来ファッションデザイナーになることを、無意識に思い描いていたとしても不思議はない。しかし、“ファッションにはまった”少年が、それを仕事とするまでには、まだいくつかの出会いと経験、そして時間が必要だった。高校2年の時、進路を考えるようになった高橋は、建築家という選択肢もありつつ、受験を避けて、中学・高校からそのまま推薦で大学へ。そこで、1年生の時は、油絵や彫刻などの美術から、プロダクト、インテリア、テキスタイルなどのデザインに至るまで、幅広いフィールドから10種類のクラスをとることができた。高橋の旺盛な好奇心を満たすだけではなく、視野を広げることに大いに役だったことは想像に難くない。2年生になると、専攻を決めなくてはならなくなり、テキスタイルデザインを選ぶことに。そのきっかけの一つが、「ミシン屋さんに行って、シャツの縫い方を教えてもらった時に、『これからはテキスタイルの時代』と言われたわけですよ」という。その人が、どういう根拠からアドバイスをしたかは知るよしもないが、的を射ていたことは確かだ。だが、ファッションだけでなく、「同時にインテリアも捨てきれない。両方できるのではという思いもあった」という。若いということは、さまざまな可能性に満ち溢れていることでもある。ファッションデザインに絞られていくには、まだ時間が掛かる。「芸術論の授業をとって、現代アートにも出合い、特にミニマルアートやコンセプチュアルアートにはまりました」。その頃はパリコレにも興味を持ち、好きになったフセイン・チャラヤンの作品について、「蘊蓄(うんちく)を並べていた」という。そういう高橋に、先生からうってつけの大学があると勧められ、2年生の時、大学の国際教育プログラムでテキスタイルコースがあるロンドンのカレッジに留学することになる。3/4に続く。
2013年09月03日リアルタイム・シンガーソングライター・高橋優が、自身最大規模となる14都市16公演のホール・ツアー「高橋優秋の全国ツアー~高橋は雨男?晴れ男?はっきりさせようじゃないか2012」のツアー中だ。ツアー初日は10月12日、神奈川県民ホール。楽曲制作のプロデューサーでもある浅田信一(G)の率いるバンドをバックに、高橋は曲ごとにギターを取り替えながら力強い歌声を聴かせる。コンディションはばっちり良好だ。高橋優 ライブ情報「一番恐れていたことが起きました。気象庁発表によると、本日の天気は“曇り”です(笑)」ツアータイトルに引っ掛けたユーモラスなMCで笑いを誘い、「でもステージ上は晴れですから。みなさんの心の中までも晴れ渡るように歌います」と呼びかける高橋。観客は時に座ってじっくりと、時に総立ちになって拳を振り上げ、徐々に一体感がホール全体を包み込んでゆく。セットリストは高橋優のベスト選曲とも言えるもので、出来たてほやほやの新曲も聴ける。MCも饒舌で、高橋は日常で感じる様々なエピソードを交えて、「同じ時代に生きていること」の喜びを観客に向けて何度も語りかけた。「僕にとっての幸せは、ここにいる人と同じ時代に生まれてよかったということです」この日のライブを体験した人は、必ずもう一度ライブを見たいと思っただろう。同時代を生きる人々と共に歩み、等身大の歌を作り続けるリアルタイム・シンガーソングライター。このツアーを通して高橋優は、さらに大きく成長するに違いない。本ツアーは、12月11日(火)・12日(水)中野サンプラザホールまで全16公演が行われる。また、本公演のライブレポートをチケットぴあwebサイトで公開中。取材・文:宮本英夫
2012年10月26日「医療モノということで、“カッコよく”見えてしまうイメージを抱いていたんですが、ここで描かれているのは、ひとりひとりが背負っている人生なんです」――。吉沢悠は、出演作『孤高のメス』をこう表現する。この言葉にこの映画の魅力、そして演技者としての彼の揺るぎないスタンスが表われている。ベストセラー医療小説を実写化した本作。吉沢さんは「自らの素の感情を役柄に重ね合わせながら演じた」と言葉に力を込めた。この“人間ドラマ”に彼はどのような思いで向き合ったのか――?映画の公開を前に話を聞いた。物語の始まりは1989年、とある地方の市民病院に当麻鉄彦(堤真一)という名の外科医が赴任するところから始まる。大学病院に依存し、満足な手術ひとつ行えない腐敗した環境を当麻はその腕で、変えていく。当麻が変えたのは何より、そこで働く人々の意識。吉沢さん演じる青木はまさに、彼との出会いによって自らの生き方を省み、そして変わっていく若き医師である。「大学病院の古い体質があって、その下で働く青木はいろんな思いを抱えつつ、“権威”という壁にぶつかる。当麻との出会いで大きく変わっていくこの人物をしっかりと演じ切れないことにはこの作品のテイストが観る人に伝わらない。そのプレッシャーはありました。と、同時に青木が感じる葛藤は、ひとりの俳優として僕にとっては感じたことのある思いでした。それを生かして演じ切ることができれば楽しいだろうな、という相反する複雑な気持ちでした」。90年代末から2000年代の前半に掛けて、次々と話題のドラマ、映画に出演し、主演も数多くこなしてきた吉沢さんが芸能活動を休止したのは2005年。奇しくも本作で演じた青木と同様にアメリカに渡り、帰国後、俳優としての活動を再開した。役柄に自らを重ねた、という部分についてさらに深く尋ねた。「自分なりの信念を持って俳優という仕事をやっていましたが、やればやるほどに『いまのままでいいのか?』というクエスチョンがついて回るようになった。それはまさに、約束された道を見失った青木そのもの。前半部分の彼に、その当時、自分が抱いていた感情を乗せました。それからアメリカに渡って何より感じたのは、俳優として現場に立てるということは、決して当たり前のことではないのだということ。そう感じたときに無性に俳優をやりたい、演じたいって思えてきたんです。帰国して初めての仕事が映画だったんですが、あのときは本当に嬉しかった。それはまさに、青木が当麻先生を手伝いたくて帰国するときと同じ気持ちでした」。復帰後、彼が出演した映画は『夕凪の街 桜の国』、『逃亡くそたわけ−21才の夏』、『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』に本作と物語性と共に、社会への強いメッセージを感じさせるところがあるが…。「決して、それを意識して作品を選んでいるわけではないです。ただ、例えばニューヨークにいる頃、『自分は日本のことを何も知らない』と強く感じて、帰ったら広島に行きたいと思うようになった。そうしたら(広島を舞台に被爆を扱った)映画『夕凪の街 桜の国』のお話をいただいた。不思議なめぐり合わせは感じますね(笑)。常に、観る人に何か良い影響を少しでも与えられたら、という思いはあります。そうした思いがこういう良い循環を生んでいるのかも」。そうした流れに身を投じる中で、映画というメディアへの熱い思いが自身の内側からも沸々とわいて来ていると明かす。「映画人の熱…独特の温度の高さへの憧れは以前以上に強く感じます。周りが見えなくなるような強い思いで、わが子を育てるようにみんなが映画に夢中になっているあの環境は、本当に気持ち良いんです。30歳を過ぎて、ここにいられることが幸せだな、と感じるようになりましたね」。最後に「今後演じてみたい役は?」という質問に「もちろん、当麻先生のような役もやってみたいですね」と語り、「それから…」と、生瀬勝久が演じた、自らの保身しか考えない大学病院の医師・野本の名を挙げ、少し興奮気味にこう続ける。「生瀬さんが仰ってたんです。『俺は、野本という役を“悪”として演じたわけじゃない。一人の人間として演じた結果がこうだったんだ』って。それを聞いて、ああいう役をいつか演じられるようになりたいな、と思いました。僕自身今回、野本という存在に生かしてもらってるんです。そんな深みを演じられるようになりたいです」。(photo:Ryusuke Suzuki)■関連作品:孤高のメス 2010年6月5日より全国にて公開© 2010「孤高のメス」製作委員会■関連記事:堤真一天才外科医役に都はるみのこぶしを聴いて特訓目の前の命を救うため、禁断のオペに挑む『孤高のメス』試写会に15組30名様をご招待小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!堤真一、大組織の悪しき体制と闘う熱血医師に「ヒーローではない、医師を演じたい」
2010年06月23日