新橋演舞場にて、1月6日(土)から開幕する『平家女護嶋 恩愛真絲央源平-SANEMORI PART II-』に出演する市川團十郎が取材に応じた。同所での新春公演は、これで11度目。「年中行事のひとつではありますが、慣れることなく、新しい気持ちで、舞台に立つという決意をする(1年の)最初の舞台なので、大事に舞台に向かいたい」と意気込みを語った。本作は、上演回数の多い「鬼界ヶ島の場」(『俊寛』)に、『平家女護嶋』という外題のもととなっているものの、なかなか上演されることのない「朱雀御所の場」を加え、新たな解釈や視点で、近松門左衛門が全五段の人形浄瑠璃で描こうとした、平家全盛の世に源氏再興を願った人々の熱い生き様に迫る。團十郎が俊寛、実盛、常盤御前の3役を勤め、市川ぼたんは実盛の娘・ひな鶴、市川新之助は常盤御前の息子・牛若丸(のちの源義経)を演じる。演出を手がける石川耕士氏からの提案で上演が決まり「コロナ禍や襲名披露もあり、なかなかできずにいたが、これ以上(ぼたんと新之助が)大きくなると、親子のバランス的にもできなくなるので、このタイミングになった」と説明。家族が題材の物語になっており「古典の部分も、新しい挑戦もある演目。きっと皆さんの心に残るような演目になる」とアピールした。取材にも同席したぼたんと新之助に対しては、「怪我なく終わってほしい」と視線を注ぎ、「とってもすくすくと、のびのびと、成長していると思う。ぼたんは、周りに気を使いながら、自分を見つめ、行きたい方向に向かうような人になっているし、せがれも気は使いつつ、それを表に出さず、大らかにいる。精神年齢は、私が一番幼い(笑)」と目を細めた。ぼたんは「セリフを覚えるのは、早くできたが、それからが大変でした」と稽古での苦労を回想。一方、新之助は、お気に入りのセリフを問われると「ないです!」と即答し、マイペースぶりを発揮。それでも「緊張はしますね、立ち回りもあります」と背筋を伸ばしていた。また、團十郎は元日に発生した能登半島地震について「心からお見舞い申し上げます」。北陸は旅巡業で頻繁に訪問した土地であり、12代目團十郎との縁も深い場所だけに、「今、自分に何ができるのか。仲間たちと話しながら、やれることを模索している」と話していた。取材当日の1月5日には、公私ともに親交の深かった写真家・篠山紀信氏の訃報も届き、「新之助時代、海老蔵時代、一番多く撮ってくださったのが巨匠(篠山氏)だった。とてもかわいがってくださったし、感謝しきれない。この2~3年は体調がお悪かったが、エネルギーのかたまりだった姿はすごかった」と哀悼の意を示した。取材・文・撮影:内田涼<公演情報>『平家女護嶋 恩愛真絲央源平-SANEMORI PART II-』近松門左衛門 歿後三百年近松門左衛門 作石川耕士 補綴・演出藤間勘十郎 演出・振付出演:市川團十郎市川ぼたん市川新之助※昼夜同一狂言2024年1月6日(土)~1月25日(木)※11日(木)・18日(木) 休演会場:東京・新橋演舞場チケット情報:()公式サイト:
2024年01月05日沖縄の大物民謡師範・護得久栄昇(ごえくえいしょう)が21日、デビューアルバム「護得久栄昇大全Ⅱ」発売イベントを地元沖縄・パレット久茂地1F正面広場 UFURUFU(ウフルーフ)にて開催。駆けつけた門下生と呼ばれるファン200人の前でアルバム収録曲「Mr.バンシルーチャメ!おじさん」、「愛さ栄昇節Ⅱ」などを披露した。沖縄のメディアや数多くのCMなどに出演し、その存在を知らない人は沖縄ではいないとも言われる護得久栄昇の登場に、会場は大きな拍手に包まれたが、大物民謡師範でありながら歌詞を忘れてしまうというまさかのハプニングに会場は大爆笑。弟子の仲座健太との絶妙な掛け合いでデビューアルバムをアピールした。護得久は、演歌の老舗であるテイチクエンタテインメントからのメジャーデビューが決まった際、「テイチク君。ようやく私の素晴らしさに気づいたようだね。遅すぎたと言いたいところだけど本当に良かったね。私と一緒に世界を目指そうね。ちゃんとついて来ないとチンダミするよ。チャメッ!」と、大物民謡歌手らしく堂々とコメントしていたが、この日のステージでは「いっぱい買いなさい。今年度中にCD1000枚売らないと、護得久栄昇がちゃんとした大人に怒られるんだよ!」と悲壮感を漂わせ、切実なる思いを門下生(ファン)に訴えた。弟子の仲座が、「これから色んな所に出向き沢山の方々に会って、護得久先生の曲をどんどん広げていきたい」とステージで語っていたように、現在SNSを通じて依頼のあった沖縄県内の介護施設や学校といった様々な場所に赴く『出前ライブ』(簡単な条件あり)を行い、大御所でありながらも地道な活動で『1000枚のCD完売』を目指している一方、配信サービスのiTunesアルバムランキング歌謡曲部門では、発売直後に1位となるなどすでに反響も出始めている。前川守賢、よなは徹、山川まゆみをはじめ沖縄の大物ミュージシャンやアーティスト達がバックアップした『本人以外すべて本物』のデビューアルバム「護得久栄昇大全Ⅱ」と共に、いよいよ“沖縄の大物民謡歌手“護得久栄昇が全国に向けて動き出した。■「Mr.バンシルーチャメ!おじさん」Music Video<商品情報>護得久栄昇メジャーデビューアルバム「護得久栄昇大全Ⅱ」2023年1月18日(水)発売TECL-1003¥2750(税込み)【サウンドプロデュース】よなは徹【題字揮毫】豊平峰雲<収録曲>1.出羽作編曲/東外門 清順2.愛さ栄昇節Ⅱ作詞/仲座 健太 作編曲/與那覇 徹3.Mr.バンシルーチャメ!おじさん作詞・曲/前川 守賢 編曲/與那覇 徹&赤嶺 勝也4.タンナファクルー節作詞・曲/東外門 清順 編曲/赤嶺 勝也&東外門 清順5.宇宙人V~いっぱいいるなら長男から来なさい!~作詞・曲/東外門 清順 編曲/赤嶺 勝也&東外門 清順6.護得久栄昇のどぅまんぎたベスト3作演出/仲座 健太&金城 博之 作編曲/赤嶺 勝也7.愛さハミガキ節(たっくゎしVer.)作詞/仲座 健太 作編曲/與那覇 徹8.1&15~ワンアンドフィフティーン~作詞・曲/東外門 清順 編曲/赤嶺 勝也&東外門 清順9.模合節作詞/東外門 清順&仲座 健太 作編曲/赤嶺 勝也&東外門 清順10.沖縄夜のまち情話(ブルース)*山川まゆみとのデュエットソング作詞/東恩納 盛雄 作曲/與那覇 徹 編曲/赤嶺 勝也11.護得久栄昇の負けじ魂Ⅱ作演出/仲座 健太&金城 博之 作編曲/赤嶺 勝也12.椿油とワンピース作詞・作編曲/東外門 清順13.笑売繁盛節作詞/東恩納 盛雄 作曲/與那覇 徹 編曲/與那覇 徹&赤嶺 勝也14.シーサーは笑ってる作詞・曲/東外門 清順 編曲/ドン久保田真弘&東外門 清順15.入羽16.ムスマイニ―ニー(CDのみ特別Tr.)作詞/仲座 健太 作曲/沖縄民謡Twitter投稿 : 護得久栄昇(GOEKU EISHOU) / LIFE and MUSIC : 護得久栄昇|プロフィール 有限会社FECオフィス : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年01月22日山口県周南市では、自宅で手軽に燻製が体験出来るスモークハウスが付いた「鹿野ファーム燻製体験セット」の取り扱いを10月11日より開始いたしました。周南市の人里離れた鹿野高原で育て、飼育から生産までを愛情込めて行う鹿野ファームのハムやウインナーを、お好みで燻製してお楽しみください。キャンプやバーベQなどでのご利用もオススメです。鹿野ファーム燻製体験セット返礼品についてふるさと納税限定商品【鹿野ファーム40周年記念返礼品燻製器付鹿野ファーム燻製体験セット】寄付金額:30,000 円■内容[スモークハウスセット]・スモークハウス・スモークウッド・網、フック、トレイ、棒[加熱済ハム・ウインナー]スモーク前・ウインナー200g×2・ベーコン100g×3・ボンレスハム100g×3・ロースハム100g×3スモークハウスセット①スモークハウスセット②展開図「鹿野ファーム燻製体験セット」は、下記のサイトからお申し込みいただけます。▼「ふるさとチョイス」商品ページふるさと納税限定商品鹿野ファーム40周年記念返礼品燻製器付鹿野ファーム燻製体験セット - 周南市周南市 | ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス] : 地元で愛されて40年鹿野ファームよりお届けする「鹿野高原豚」周南市では、しゅうなんブランド認定品として地元でも愛される鹿野高原豚をふるさと納税返礼品としてお届けしています。1.鹿野高原豚ローストポーク600g(300g×2個)【寄附金額: 10,000 円】鹿野高原豚ローストポーク(ふるさとチョイス) : 山口県産豚ロースを使用してじっくり丁寧に低温調理で仕上げました。しっとり滑らかな歯触りと豚肉の旨味が堪能できる一品です。サラダのトッピングやラーメンのトッピング、その他使いやすい一品です。2.鹿野高原豚リングハンバーグ3種(200g)×各2個【寄付金額:13,000円】鹿野高原豚リングハンバーグ3種(ふるさとチョイス) : 山口県産豚100%使用したリングハンバーグです。見た目の可愛らしさや肉汁たっぷりのジューシーなハンバーグにプレーンタイプ、チーズ、香草の3種をご用意致しました。お子様のプチ祝い事や家族の祝い事等、食卓を華やかに彩ってくれる逸品です。リングの真ん中に卵を入れるなどのアレンジレシピもおすすめです。3.女性に人気!コラーゲン豊富な柔らか豚足4分割(約2kg)【寄付金額:10,000円】コラーゲン豊富な柔らか豚足(ふるさとチョイス) : 自社農場で肥育した豚の豚足を食べやすい大きさにカットし、丹念にボイルを行い、臭みを取り除いた一品です。4.訳あり・業務用豚足4kg【寄付金額:10,000円】訳あり・業務用豚足(ふるさとチョイス) : 分割していない訳あり商品として、大満足のボリュームある豚足のセットです。ぜひ揚げ物や焼き物などお好みでお召し上がりください。まだまだあります周南市が誇る数々の銘品・特産品は、下記のサイトからご覧ください。▼ふるさとチョイス ▼楽天ふるさと納税 ▼ANAのふるさと納税 ▼ふるなび ▼三越伊勢丹ふるさと納税 ▼さとふる お問い合わせ周南市役所シティプロモーション課〒745-8655山口県周南市岐山通1-1Tel:0834-22-8238Mail: citypro@shunan.lg.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月14日上野の森美術館で、『長坂真護展 Still A “BLACK” STAR Supported by なんぼや』が開催中です。廃棄物を使ってアートをつくる美術家、長坂真護(ながさかまご)さん。アートの力で世界を変えていこうとしている彼の力強い作品と、本人のコメントをご紹介!長坂真護さん、登場!長坂真護さん【女子的アートナビ】vol. 260『長坂真護展 Still A “BLACK” STAR Supported by なんぼや』の開幕前日、プレス内覧会が実施され、作家本人が出席。作品解説やフォトセッションが行われました。1984年福井県生まれの長坂さんは、2007年にアパレル会社を起業しますが1年で倒産。その後、路上アーティストとなり、世界を回りながら作品を描いていきます。2017年、ガーナの首都近くにあるスラム街・アグボグブロシーを初訪問。“世界最大級の電子機器の墓場”といわれるその場所で、彼は先進国が捨てた電子機器を燃やすことで生計を立てている人たちと出会います。電子ゴミを燃やすとき大量に発生する有毒ガスにより、30代の若さで亡くなっていく現地の人々の惨状を知り衝撃を受けた長坂さんは、アートの力で現実を変えていこうと決意。スラム街の子どもを描いたり、投棄された廃棄物を使ったりしてアートをつくりはじめます。作品が売れるとガスマスクを現地に届け、さらにその後も作品の売上をもとに完全無料の私立学校や文化施設をスラム街に設立。長坂さんの活動は、エミー賞受賞歴のある監督率いるクルーが撮影し、ドキュメンタリー作品『Still A “BLACK” STAR』も製作されました。自身の活動について、長坂さんは次のように述べています。長坂さん僕らだけで文化芸術を楽しんでいてはダメなんです。先進国の僕らだけが幸福でいいわけがない。2018年にはじめて展覧会をしたとき、僕は「スラムを変える」と言いました。そのときのメンバーは、僕だけでした。声を上げたとき、正直、自信はなかったです。でも声を上げてチャレンジすることと、声を上げずに後悔する生き方、後者だけはしたくないと思い、毎日一生懸命描いてきました。僕は100億円集めて、ガーナに最先端のリサイクル工場をプレゼントします。ここで得たものをガーナに返しに行きます。僕は絶対にやります。僕らは先進国の人間なので、みんなで集めれば100億だって集まると思うのです。経済大国の人間である僕らが、世界のスラムをはじめて撲滅したメンバーになる。それを僕が必ずやるので、どうか応援してください。美しい湿地帯に廃棄物が…《真実の湖Ⅱ》について解説する長坂さんまずは、本展のメインビジュアルにもなっている《真実の湖Ⅱ》について、長坂さんの解説をご紹介。長坂さんスラムを知るきっかけとなったアグボグブロシーの大地、そこをはじめて訪れたときの思いを表現した作品です。真ん中にいるのはアビドゥーという男の子。実際、このスラム街はもともと美しい湿地帯で、湖があり野鳥がいるような場所でした。そこに16年間、毎年のように60万トンの違法廃棄物が置かれるようになった。ゲーム機のコントローラーやテープ、パソコンなど、もしかしたら僕やみなさんが使ったものがスラムにあるかもしれない。先進国のゴミが堆積しているのに、それでもなお、この純真無垢な男の子はスラムの中で笑顔を咲かせている。この笑顔を表現したかった。ここから僕の画家としての人生が大きく変わったのです。コロナ前につくられた“ワクチン”作品《世界平和のワクチン》について解説する長坂さん続いてご紹介するのは、《世界平和のワクチン》。2018年に生み出された作品です。本作について、長坂さんは次のように述べています。長坂さん国の首相や大統領がテーブルに集まっていますが、よく見るとテーブルは3脚。脚が1本ないのです。テーブルの上に描かれているのは、もともと湖だったアグボグブロシー。この首脳たちが手を離すと、テーブルが傾きすべてが流れ落ちる。無理矢理、今の社会を保っている様子を表しています。地球を脅かす何者かが現れると、僕らは一致団結するんじゃないかなと考えてタイトルを「世界平和のワクチン」にしたら、コロナがきた。僕らは今、一致団結して社会を変えようとしている。まさに過渡期に僕らは立たされているのです。小豆島にもゴミが…長坂真護《向日葵》2022年2021年、長坂さんはスラム街の人たちに仕事を提供する必要性を感じ、農業事業を展開するため瀬戸内海の小豆島でオリーブ栽培の勉強をはじめます。そこで彼が遭遇したのは、島に流れ着いたマイクロプラスチックやシーグラスのゴミでした。長坂さん現地でビーチクリーニングを行い、そのときの廃材やシーグラスを使って、ひまわりをモチーフにした作品をつくりました。今回の新作です。ほぼゴミだったものが芸術品になりました。持続可能でパワフルなアート『長坂真護展』展示風景ちなみに、今回ご紹介した長坂さんの《向日葵》や《世界平和のワクチン》など、さまざまな作品原画(1点もの)は、展覧会のオンラインショップで購入可能です。作品の売上や入場料の収益の一部が、ガーナのリサイクル工場建設や、開拓農地の取得などの支援につながるシステムになっています。先進国が出した電子ゴミがもたらす惨状に衝撃を受けたことからスタートした長坂さんのアート活動は、わずか数年で億単位の売上を記録。デジタルなNFTアートの分野でも、300点出品したものが即日完売するという人気ぶりで、彼の創作活動は世界が注目しています。展示室で作品解説する長坂さん産業廃棄物や環境問題などの社会課題をアートの力で解決するという彼の活動もすばらしいですが、作品が発するエネルギーも半端ではありません。絵画だけでなく、立体作品や貯金箱のようにお金を投入できる作品もあり、単純に見ていて楽しいですし、パワーや元気をもらえます。「アートの力で世界を変える」なんて、文字だけで見たら胡散臭く、キレイごとのように思えるかもしれません。でも、本当に実行した人の軌跡を本展で体感できます。ぜひ一度、足を運んでみてください。Information会期:~11月6日(日)※会期中無休会場:上野の森美術館開館時間:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)※最新情報などの詳細は展覧会公式HPをご覧ください観覧料:一般 ¥1,400、大学・高校生・専門学校生 ¥1,000、中学・小学生¥600
2022年10月01日9月10日(土)より、上野の森美術館にて「長坂真護展 Still A “BLACK” STAR」がスタートした。長坂氏は、先進国が廃棄した電子機器などを駆使し、「ガーナのスラム街を救う」をモットーに掲げて活動する美術家。このたび、自身初の美術館での大規模展覧会を開催することとなった。2017年6月に初めてガーナを訪れた長坂氏。スラム街で目にした、果てしないゴミの荒野に衝撃を受けた。「我々の豊かな生活は、このスラム街の人々の犠牲のもとに成り立っている」。そう感じた長坂氏は、アートを通じてこの状況を先進国に伝える決意をする。この思いこそが、彼の創作の原動力だ。「スラムを変えたい。その思いを実現するために、チャレンジし続ける決意をしました」2018年3月に開催した個展以降は、「サステナブル・キャピタリズム」を提唱。スラム街の廃棄物をアートに転換し、その売上を現地の人々へと還元する活動を続けている。その規模は、億単位を優に超えているというから驚きだ。そんなエネルギーに満ち溢れる長坂氏の軌跡をたどる本展覧会では、世界平和への願いが込められた約200点の作品を展示。ダイナミックでメッセージ性あふれる廃材アートの数々は、まさに圧巻の一言。ビビッドかつポップな画風のなかに、作家の強い思いと圧倒的な熱量がにじみ出る。家電やゲーム機器の廃棄物が散りばめられた中央にガーナの男の子が描かれた作品「Ghana‘s son」では、「スラム街のなかで咲く笑顔を表現しました」と語る。そのほか、同氏が立ち上げたアニメーションプロジェクトのキャラクター「ミリーちゃん」の立体作品や、一時創作活動ができなくなってしまったときに描かれたという「月」シリーズ、新型コロナウイルス感染症拡大による「ニューノーマル」の概念を作品に落とし込んだ「Let’s Go Diversity」など、実に幅広い彼の世界観を一挙に目にすることができる。多岐にわたる作品の数々は、最初から最後まで見る者を飽きさせない。「先進国だけがいい思いをしていていいわけがない」。その力強い言葉通り、長坂氏の活動は、単なるアート制作のみにとどまらず、新しいビジネス、社会変革に働きかける取り組みとして広がり続けている。彼が歩んできた軌跡をたどり、これから先に見据える「世界平和」という壮大な未来の予感を感じに、本展覧会にぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。取材・文/飯塚さき
2022年09月12日陶芸、油絵、襖絵の制作など多岐にわたる創作活動を展開している、細川護熙。今回、ウクライナにおける悲惨な現状について、ひとりのアーティストとして「何かできることは無いか」と考え個展を企画。6月4日(土)から銀座・ポーラ ミュージアム アネックスにて『細川護熙展「明日への祈り」』が開催される。同展では、ウクライナを想い、明日への祈りをささげた新作《百鬼蛮行―わたしのゲルニカー》のほか、漆絵や書など過去に制作された作品を展示・販売。また、平和と安寧を願い、2019年に奈良・薬師寺慈恩殿に奉納された障壁画大下図と2022年5月13日に京都 龍安寺に奉納した雲龍図襖絵の下図も併せて展示される。展覧会での収益はUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に寄付を予定している。作家ステートメントウクライナの悲惨な状況が毎日伝えられていますが、 今日の事態は決して、 日本から1万キロも離れた国のひとごとでは済まされません。 まさに我々は自分のこととして対応しなければならない大変な問題です。今、 この戦火の中で苦しんでいる人たちのことを思うと、 とてもじっとしてはいられません。私はこれまで書、 陶、 絵、 漆などの創作活動をしてきましたが、 いま私にできることは、 せめてアーティストとして絵筆を執り、 平和への願いを込めて作品を描くことだと改めて強く思いました。 ウクライナの状況に心を揺さぶられ描いた油絵「百鬼蛮行―わたしのゲルニカー」などを展示させていただくと共に、 今まで描いた絵画や書などの作品を展示、 販売し、 あるいは、 募金箱にご寄付いただき、 その益金を、 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じて支援したいと考えています。ひとりでも多くの方にご賛同いただけることを心から願っています。細川 護熙《神よ憐み給え ―私のミゼレーレ―》2022年撮影:齋藤芳弘【開催概要】『細川護熙展「明日への祈り」』会期:2022年6月4日(土)~2022年6月12日(日)会場:ポーラ ミュージアム アネックス時間:11:00 - 19:00 (入場は18:30まで)※会期中無休ギャラリー公式サイト:
2022年05月16日久保帯人による超人気漫画作品の実写化『BLEACH』。この度、主演の福士蒼汰が演じる黒崎一護の魅力がぎゅっと詰まった予告映像をシネマカフェが入手した。本作で福士さんが演じている主人公・一護は、ユウレイが見えること以外は普通の高校生。オレンジ色の地毛と一見ぶっきらぼうで無愛想に見える態度、また喧嘩も強いことから不良扱いを受けることが多いがしかし、実際は霊感が強いことを活かして子どもの幽霊を守ったり、家族や仲間を守るためなら自らの危険も顧みない、心優しい性格の持ち主なのだ。そんな正義感の人一倍強い一護だが、ある日見てしまった人を襲う悪霊・虚<ホロウ>を倒すため、死神を名乗る謎の女・朽木ルキア(杉咲花)から力を譲り受け、死神代行として活動するように…。今回到着した映像では、制服姿で見た目普通の高校生の一護の姿から、突如死神の力を与えられて悪霊・虚<ホロウ>に果敢に立ち向かっていく姿。そして、壮絶なバトルアクションがスピーディーに映し出されていく。『BLEACH』は7月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:BLEACH 2018年7月20日より全国にて公開© 久保帯人/集英社 © 2018映画「BLEACH」製作委員会
2018年06月15日「週刊少年ジャンプ」で長期連載された、久保帯人の大ヒット同名コミックを実写映画化する『BLEACH』。先日、福士蒼汰が主人公・黒崎一護、杉咲花が朽木ルキアを演じることが明らかになったが、この度新たに、長澤まさみ、江口洋介、田辺誠一、真野恵里菜、小柳友といった豪華キャストが出演することも判明した。■究極のアクション・スペクタクルと熱いドラマに豪華キャストが参戦!今回解禁となった出演キャストには、幼い一護を虚(ホロウ)から命を賭して守った母・黒崎真咲(くろさき まさき)を、長澤まさみ。妻の真咲をなくして以来、男手ひとつで子育てに奮闘する前向きで熱血な父・黒崎一心(くろさき いっしん)を、江口洋介。街の片隅で古びた店を営んでいるが、裏では現世で虚と戦う死神を援助する、風変りな出で立ちの商店主・浦原喜助(うらはら きすけ)を、田辺誠一。一護のクラスメイトで、天然な性格とアイドル顔負けの容姿を持つ井上織姫(いのうえ おりひめ)を、真野恵里菜が、“チャド”の愛称で呼ばれる、寡黙で無表情だがケンカが強く屈強な身体を持つ茶渡泰虎(さど やすとら)を小柳友が演じる。なかでも長澤さん演じる真咲は、一護は母を護ることができなかった出来事から自責の念を抱え、“護る”という言葉が一護にとって大きな意味を持つようになる重要な役どころだ。自身の意に反して突如死神の力を得た一護は、虚から家族や仲間たちを護ることが出来るのか。ますます期待が高まる。『BLEACH』は7月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:BLEACH 2018年7月20日より全国にて公開© 久保帯人/集英社 © 2018映画「BLEACH」製作委員会
2018年05月30日オートデスクは、デザイン、設計、エンジニアリングの未来を体感できるイベント「Autodesk Gallery Pop-Up Tokyo」内で、さまざまな分野のスピーカーがトークセッションを行うイブニングイベントの概要を発表した。会期は10月23日~11月8日。Autodesk Gallery Pop-Up Tokyoは12:00~18:00で、イブニングイベントは各日19:20から(19:00開場、ただし10月31日のみ18:00~、開場は17:30)。会場は東京都・表参道のギャラリーBA-TSU ART。入場、イベント参加ともに無料(一部のイベントは事前登録制)。同イベントは、建築、映像、製造、ファッション、アートなどさまざまなワークショップや企画展示が行われるイベント。「The Future of Making Things - 創造の未来 -」をテーマに、プロダクトデザイン、建築、社会インフラ、エンタテインメント、アート、ファッションといった幅広い分野の企画展示が実施されるほか、デザインソフトや3Dプリンタ、レーザーカッターなどを使用したワークショップなどが開催される。このたび概要が発表された「イブニングイベント」は、各日19時以降に開催され(10月31日の学生限定イベントのみ18時から)、さまざまな分野の第一線で活躍するデザイナーのトークセッションやアーティストおよびプロダクトデザイナーと交流できるスペースが提供されるものだ。日程は、10月23日が根津孝太氏(ツナグ デザイン)と中村正樹氏(オートスタッフ末広)による『zecOO x「The Future of Making Things」~ものづくりの未来~「ぼくらの夢☆近未来のバイク」と「未来のものづくりプロセス」』、10月26日には塩田周三氏(ポリゴン・ピクチュアズ)による『(仮)3D CGIの過去と未来』、10月27日 はジェイアール東日本コンサルタンツ、大林組による『(仮)鉄道や社会インフラから考える未来の東京』、そして10月28日には齋藤精一氏(ライゾマティクス)が登壇する(タイトル未定)。また、10月29日には、未来の世の中を良くするアイデアや社会問題を解決するアイデアを作品として募集したアワードの表彰式と審査員が参加するトークセッション『MAutodesk Creative Design Awards 表彰式』が行われる。審査員は、田川欣弥氏(takram design engineering)、建築家・藤本壮介氏、WOWアートディレクター・鹿野護氏、齋藤精一氏(ライゾマティクス)が務める。10月30日には豊田啓介氏(ノイズ)の『コンピューテーショナルデザインは未来を変えるか?』、10月31日は学生限定の交流イベント(要・学生証)『デザイン ステューデント ナイト』が、11月1日には近藤玄大氏(イクシー)による『ストーリー・ウィーヴィングとしてのものづくり』、11月3日には赤塚大典氏(Mozilla Japan研究員)の『MozOpenHard プロジェクトのご紹介~コミュニティ主導で考え・作る Web of Things~』、11月4日はトヨタ自動車 商品・事業企画部 未来プロジェクト室による『都市の移動をゼロからデザインする』、11月5日には伊東豊雄氏(伊東豊雄建築設計事務所)が登壇(タイトル未定)。11月6日には、FabCafeに集まる多種多様なバックグラウンドの人たちが月に1度、作品やプロジェクトをシェアするイベント「FabMeetup」をGallery Pop-Upに出張開催する『Fab Meetup "CREATOR’S STARTUP"』を開催。11月7日は横井康秀氏(カブク インダストリアル デザイナー)が登壇(タイトル調整中)。11月8日には『PechaKucha Night Tokyo Special@Autodesk Pop-Up』が開催予定となっている。なお、ワークショップやイブニングイベントの参加希望者は、イベント概要ページから申し込む。
2015年09月23日オートデスクは、"より良い未来"に繋がるアイデアを広く募集する「Autodesk Creative Design Awards 2015」を開催し、応募受付を開始した。締切は2015年9月6日。同アワードは、少子高齢化、エネルギー需要、温暖化、食料・水問題といった社会問題を解決するアイデアや、世界の産業構造における変化に順応したアイデアなどの発表の場として開催されるもので、「The Future of Making Things -創造の未来-」をテーマに、ジャンルや形式にとらわれない自由な作品を募集する。募集部門は工業デザインやプロダクトなどを想定した「デジタルプロトタイプ」、建築分野のアイデアを募る「BIM (Building Information Modeling)」、土木、インフラ、都市計画分野を対象とした「CIM (Construction Information Modeling)」、CG・映像制作分野を想定した「ビジュアライゼーション」、業界を問わず、コンセプト性の高いアイデアを対象とした「コンセプト・デザイン」の5つ。応募作品の審査は、Takram代表の田川欣哉氏(デジタルプロトタイプ担当)、建築家の藤本壮介氏(BIM/CIM)、WOWアートディレクターの鹿野護氏(ビジュアライゼーション)、ライゾマティクス代表の齋藤精一氏(コンセプトデザイン)の4名が担当する。各分野の受賞者には、12月に米・ラスベガスで開催されるユーザーカンファレンス「Autodesk University Las Vegas 2015」の入場券および30万円の旅行ギフト券か、Autodeskソフトウェア1本の使用ライセンス(1年間分)のいずれかを贈呈。また、応募者全員を10月9日に都内にて開催される「Autodesk University Japan 2015」に招待するとのこと。受賞者発表は10月を予定。応募に関する詳細は特設サイトまで。
2015年07月07日