タレントの麻木久仁子が、通信制大学「放送大学」での学業を継続することを決め、この春から2年目を迎えた。○全科目を最高評価「マルA」で修了2010年に脳梗塞を経験し、2012年に初期の乳がんが見つかった麻木。昨年、還暦を機に「放送大学」に入学し、第1学期、第2学期を通して、8科目を受講。すべての科目を最高評価の「マルA」で修了したが、「できる範囲で無理なく受講したので、思ったよりも自然に学問を生活のリズムの中に組み込むことができた」と振り返り、「2年目も同じペースで続けていきたい」と意気込んだ。「食と健康」「睡眠と健康」「健康長寿のためのスポートロジー」など、「興味のある科目だけを受講した」という麻木は、「“学ぶ方法”を選べるのは大人の特権」だと強調。1年間の学びを経て、「今は“人生100年時代”。情報や知識があるのかないのかで、老後の生き方に差が出てくる」と感じたそうで、「自ら学んで得た知識は、人生の最後の瞬間まで武器になる」と力を込めた。また、2年目も続けようと思った理由について、「面白くてやめられなくなった」と打ち明け、「2年目を終えてまた興味がわけば、3年目も続けると思います」と気合い十分。今後の目標として、「科目群履修認証制度(放送大学エキスパート)」の取得を掲げ、「単位取得が優先になるため、マルAを続けられなくなるかもしれませんが、挑戦してみたい」と笑顔で語っていた。
2024年04月20日昨年、還暦を機に放送大学に入学したタレント・国際薬膳師の麻木久仁子(61)がこの春、2年目も継続することを決め、授業がスタートした。昨年度、第1・第2学期を通して8科目を受講しすべてを最高評価の「マルA」で修めた麻木。大学生として学問に励んだ1年間を振り返り、2年目も続けようと思った理由を語った。■2023年度はすべての科目で「マルA」を修得昨年10月から始まった放送大学の2023年度第2学期で、麻木は前期同様「選科履修生」として「健康と社会(’23)」、「睡眠と健康(’21)」、「発達心理学概論(’17)」、「健康長寿のためのスポートロジー(’19)」の4科目を受講した。すでに第1学期の4科目はすべて最高評価の「マルA」で単位を修得しているが、気になる第2学期の成績を尋ねられると、麻木は「第2学期の成績もおかげさまですべて『マルA』でした」と年間を通して8科目すべてで『マルA』を修得したことを明かした。■還暦で大学生になるも、無理なく自然に学ぶことができた昨年、還暦で放送大学の門戸を叩いたが「できる範囲で無理なく受講したので、思ったよりも自然に学問を生活のリズムの中に組み込むことができました」と振り返った。「入学する前は『大学に通うなんて無理』と思っていたのですが、放送大学には自分の好きな講義を1科目から受講できる『選科履修生』というシステムがあることを知りました。実際に試してみたら自分の生活の中で自然に学ぶことができたので、1科目から受講できる放送大学の特徴がありがたいなと実感しました。2年目も同じペースで続けて行こうと思います」と声を弾ませた。■自分で選択できるのが“大人の学び”「麻木さんにとっての“学び”とは?」と質問されると「私の場合は自分の仕事があってその仕事をより深めていくうえでもっとたくさんの知識を得たい、しかも仕事と両立しながら学びたいという思いがありました。なので、興味のある科目だけを受講したのですが、逆に言うと、好きな科目だけを取って、そうでない科目を受けなくて済むということです(笑)」とにっこり。さらに「自分にとって必要な“学び”だけをチョイスするやり方が放送大学なら可能でした。他の方法でやろうとしたらカルチャースクールなどに通うことになると思いますが、『大学で学問として学ぶ』ことを自分で主体的に選択できるのは放送大学だけなのだと思います」と自身のスタイルを説明。「先日、あるタレントさんが有名私立大学法学部の通信教育課程を卒業したというニュースが流れました。実は私と同じ歳なのですが、その方が成し遂げられたことはとてつもなくすごいことです。詳しいことは分かりませんが、その方は大学にしっかりと通い学位を取得することを選択されました。自分の“学ぶ目的”や“学びたいという思い”にそって“学ぶ方法”を選べるのは大人の特権だと思いますし、自分で選択できるのが“大人の学び”だと思います。大人はそれまでの人生経験があったうえでのチョイスになるので、全科履修生になることも、選科履修生になることも受け入れられます。それが若いときとは違うのかなと思います」と実感を込めて言葉にした。■人生100年時代、武器になるのは知識さらに、放送大学に通った1年間で“学び”に対する意識が変わったそう。「今は『人生100年時代』で、いかに寿命を延ばして健康に生きていくかということが言われています。放送大学で色々と学んでみて、情報や知識があるのかないのかで、老後の生き方に差が出て来ると感じました」と言葉に。「これから体はどんどん衰えていくので、情報にアクセスする方法を知っていることが自分の身を守ることになるのかなと感じています。とくに情報が溢れている世の中だからこそ、リテラシーを見に着けることが重要だし、リスクを回避することにも繋がると思います。自ら学んで得た知識というものは人生の最後の瞬間まで武器になると感じています」と力を込めて語った。■2年目も続けようと思った理由は「面白くてやめられない」から「2年目も続けようと思った理由は?」との質問には「特別な決断とか決心はなくて、……単純に面白くてやめられなくなりました」と回答。「魅力を感じる講義がなかったらやめていたと思いますが、まだまだ受けてみたい講義がたくさんあります。しかも、興味が湧いたらすぐに選択して受講することができるんです。なので、2年目を終えてまた興味が湧けば3年目も続けると思います。軽い気持ちで入って気づいたら何年も放送大学に通っているという“放送大学あるある”かもしれません(笑)」とも。■今後の目標は「科目群履修認証制度(放送大学エキスパート)」2年目に突入した放送大学での“学び”。今後の目標には「科目群履修認証制度(放送大学エキスパート)」を掲げた。「科目群履修認証制度(放送大学エキスパート)」とは指定された特定の授業科目群を履修することにより、ある分野に目的・関心を持ち、そのための学習を体系的に行ったことを証明する制度で、学校教育法第105条「履修証明制度」に対応している。具体的には、放送大学では「健康福祉指導プラン(健康福祉運動指導者)」、「福祉コーディネータプラン(福祉コーディネータ)」、「社会生活企画プラン(社会生活プランナー)」をはじめ17のプランを実施。例えば、「健康福祉指導プラン」を履修すると「健康福祉運動指導者」の認証状が発行される。「健康福祉指導プラン(健康福祉運動指導者)」を履修するためには授業科目群46単位の中から必修科目10単位を含め20単位以上を修得することになり、科目数でいうとおおよそ10科目以上の履修が必要にある。だが、授業科目群に入っている講義の中には麻木がすでに履修済みのものもあり「頑張れば今年、認証状がもらえるかもしれません。正式な認証状なので履歴書に書けるんです」と目を輝かせる。「エキスパートを目標にしちゃうと、単位取得を優先しちゃうためマルAを続けられなくなっちゃうかもしれませんが、挑戦してみたいです」と笑顔を弾けさせた。最後に「今のご自身にとって放送大学はどんな場所?」との質問が出ると、麻木は「学ぶ楽しさを与えてくれる場所です」と笑顔を見せた。麻木は、2010年に脳梗塞を経験し2012年に初期の乳がんが見つかった。食生活を見直し、国際薬膳師、国際中医師、温活指導士の資格を取得。食を通して「体を温め、免疫力を高める」という考えなどを多方面で提案し、60歳になったことをきっかけに漠然と学びたいと思っていたことを「いつかやろう」ではなく「今やろう」と決意。2023年4月に放送大学に入学した。放送大学は、文部科学省・総務省所管の通信制大学。4月と10月の年2回、出願書類による選考で入学可能。BS放送、ラジオ、ネットなどを通じて好きな時間に学習できることが特徴で、大学卒業(学位取得)を目指す「全科履修生」(最大10年間まで在学可能)、好きな科目だけ学べる「選科履修生」、「科目履修生」がある。麻木は、2023年度第1学期に「がんとともに生きる(’18)」「フードシステムと日本農業(’22)」「食と健康(’18)」「食の安全(’21)」を、同第2学期に「健康と社会(’23)」、「睡眠と健康(’21)」「発達心理学概論(’17)」「健康長寿のためのスポートロジー(’19)」を受講し、8科目ですべて最高評価の「マルA」の成績を修めた。2024年度第1学期は「運動と健康(’22)」「リハビリテーション(’19)」「今日のメンタルヘルス(’23)」「地域・在宅看護論(’23)」を受講中。
2024年04月18日タレントの麻木久仁子が、4月に放送大学に入学したことが28日、わかった。2010年に脳梗塞、2012年に初期の乳がんが見つかったことから、検診の大切さと自身の体験を講演会や情報番組などで伝え、国際薬膳師、国際中医師の資格を取得した麻木。還暦を迎えたことを機に、選科履修生として同学に入学した。■麻木久仁子インタビュー――“大学の授業を受講する”という形で、新たな学びをスタートさせた理由を教えてください。50歳になるタイミングで脳梗塞と乳がんという大きな病気をしました。それがキッカケで“食”にまつわることに興味を持ち、東洋医学に基づいた国際薬膳師の資格を取りました。その後、国際中医師や温活指導士、漢方薬のアドバイスをしたくて登録販売者の資格も取得したのですが、“食”に関する活動をしていく中で、人間の体と食の関係や、日本全体で食を取り巻く環境がどうなっているのかなどを、もっと俯瞰的な視点で過不足なく学びたくなりました。58歳から59歳になったときも、59歳から60歳になったときも具体的には何も変わらなかったのですが、やはり60歳はひとつの節目だと感じました。50歳になるときにがんを患ったのですが、それから10年生き延びて、これから先どうなるのだろうと思ったとき、時間の大切さをすごく感じました。「時間って尊いな」、「この時間をどう使ったらいいんだろうな」と思ったときに、今まで漠然と学びたいと思っていたことを「いつかやろう」じゃなくて「今やろう」と思ったのですね。――なぜ、放送大学を選んだのですか?これまでも大学に入学したいという思いはあったのですが、仕事もあるし、体力的にもハードルが高いなと感じていました。そんなときに知人から「放送大学なら自分の興味のある科目を選んで履修することができるよ」って聞いたんです。気になってネットで調べたら、第1次産業から外食産業に至るまで人々の口に入るものすべてを学べる「フードシステムと日本農業」の講義があったのですね。「まさにこれじゃん!」と思いました。「食と健康」や「食の安全」の講義もあり、授業料もたいへんお手頃だったので、受講してみようと思いました。――放送大学で学び始めた背景には、脳梗塞と乳がんという2つの大病を経験したことと、還暦を迎えられたことがあるようですね。病気をした後に国際薬膳師の資格を取ったのですが、資格取得を目指して勉強した中で、学ぶ楽しさが蘇ってきました。60歳を迎え「いよいよセカンドライフか」と思いましたし、実際に体力と気力がガクッと落ちて「私、年取ったな」と思うときがあるんです。「自分の人生がこの先どこまで続いていくのか」と考えたときに、時間を無駄にしたくないと思いましたし、楽しく過ごしたいと思ったのですね。――講義は始まっているとのことですが、視聴した感想からお願いします。まだ、2回しか受講していないのですが、まさしく、“ここから進んで行けば正しい地図ができあがる”と思いました。その代わり、学問だから講義の1回、1回が濃密です。一瞬たりとも聞き逃せなくて、それが45分間びっしり続きます。自宅で視聴しているのですが、いつの間にか正座していました。――麻木さんが正座される様子が目に浮かびます。キャスターの経験を含めて、色々な方のお話を聞く機会はこれまでにたくさんありました。色んな場面で色んな知識を得ることは、それはそれで役に立っているのですが、その場、その場で知識を得るのではなく、知の体形が枠組みを持って存在しているところに一歩足を踏み入れると、やっぱりそれとは違って、“まさに学問!”という感じでした。――麻木さんにとっての「学ぶことの楽しさ」とは何ですか?何なのでしょうね。今は、とにかく知らないことを知ることが楽しいです。放送大学の1週間の番組表を見ると、色んな講義があって、世の中には私が知らないことが本当にたくさんあるのだなと思います。たくさんの人が楽しみながらそれぞれの講義を受けているのだと思うと、やはり、知に触れることは人間の喜びなのだなと思います。――麻木さんといえば「クイズの女王」とも呼ばれましたが、独自の勉強方法はあるのでしょうか?クイズは学問というよりもスポーツに近いんです。野球みたいにストライクゾーンがあって、そのギリギリのところにクイズ作家の方が問題を投げて来ます。こっちは球種を読んで、コースを読んで、どこで振るかを決めます。例えば、クイズでは原子や分子の構成表に関する問題は出ないんです。なぜかというと、答えを聞いたからといって、誰も翌日職場で「ねえ知ってる? 原子ってね」としゃべろうと思わないからです。一方で、東京スカイツリーの高さは「ムサシ」で634mなのですが、「ねえ知ってる? 東京スカイツリーの高さってムサシなんだよ」って言いたくなります。だから、出題されるのです。なので、クイズにはセオリーがあって、セオリーがあるから攻略方法があります。そういった“攻略”も楽しいのですが、放送大学の講義を受け始めて、知識を学ぶことに対して攻略方はないのだなと気づきました。講師の方が話すことにはすべて意味がありますし、裏読みをする必要もないんです。学問には攻略法がないから、愚直に講義を受け続ける以外の方法はないのだなと思います。――別の科目を受講してみたい気持ちはありますか?おもしろそうな科目はいっぱいあるのですが、「錯覚の科学」という人間の脳の特徴などを学ぶ講義は、もしかして私も色んなことを錯覚しているのかもしれないと思って気になっています。興味の範囲でいえばK-POPが好きなので韓国語の講義も受けてみたいですし、歴史や美術も楽しそうです。――最後に、今後の夢を教えてください。“食”に関する発信をしていきたいです。いちばんの目標は薬膳の普及なので、放送大学で“食”に関することを体系的にしっかり学んで、健康でおいしいごはんをみんなに食べさせることが夢です。
2023年04月28日ラクうまな温活薬膳で、冷えとり習慣をはじめよう2023年1月19日、合同出版から、麻木久仁子の新刊『からだ整う 温活薬膳ごはん』が発売されました。同書では、簡単でおいしい温活薬膳レシピを紹介。からだを温める食材を意識的に増やし、冷えを解消していくことを目指します。「アサリのオイル蒸し」や「青ジソのジェノベーゼ風パスタ」「サバのナッツ焼き」など、簡単でおいしいレシピに注目です。販売価格は1,540円です。Amazonや楽天ブックスなどで販売されています。手足が冷たい人や、便秘に悩んでいる人、寝つきが悪いと感じている人などにオススメです。司会者やコメンテーターとして活躍麻木久仁子は1962年11月12日生まれ、東京都出身。株式会社 パールダッシュに所属し、タレントして活躍しています。2010年に脳梗塞を発症し、2012年には初期の乳がんを手術しています。自身の経験を活かして食事を見直し、その後、国際薬膳師、国際中医師などの資格を取得しました。著書には『ゆらいだら、薬膳』『一生、元気でいたいから 生命力を足すレシピ』『おひとりさま薬膳 還暦からのごきげん食卓スタイル』があります。(画像は麻木久仁子オフィシャルブログより)【参考】※Amazon※楽天ブックス※麻木久仁子オフィシャルブログ※株式会社パールダッシュ
2023年01月29日23日、東京など4都府県に新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が発令される見通しとなった。それをうけ、東京都の小池百合子知事(68)は、同日14時からの定例会見で今後の新型コロナウイルス対策について説明。ロイターなど複数メディアによると、人出を抑制するための対策として、小池氏は「20時以降に街頭の照明を伴う看板やネオン、イルミネーションなどの停止をしていただくように要請する」とし、「夜は暗いです。街灯のみが灯るということになる。街灯を除く全ての明かりを消すように徹底していきたい」と述べたという。この発言に対し、タレントの麻木久仁子(58)は自身のTwitterで《治安とか考えないのかな。それともウイルスは電気消すと活動やめて寝るの?》とコメント。SNS上にはほかにも、《街の明かりが減り、犯罪が増えるのでは。女性の帰宅など特に心配です。》など犯罪を危惧する声や、《電気消したら集まらないだろうって…都民は蛾ですか?》などの呆れ声が集まる。’20年6月に、小池氏が「東京アラート」としてレインボーブリッジと東京都庁を夜間赤くライトアップしていたことも、《やっていることが矛盾しているのでは》と、都民の落胆に拍車をかけている。小池氏が2016年7月の都知事選の選挙公報で掲げた「7つの0(ゼロ)」。‘20年6月に東京新聞が行った公約進捗度の検証によると、昨年の知事選までに達成できたといえそうなのはペット殺処分0とコロナ禍にあっての満員電車0のみ。次に小池氏が実現する0は“明かり0”のようだ。
2021年04月23日<「ホテルで朝食」自粛の菅首相、ストレス蓄積?…「静岡県」「秋のどこかで」言い間違い散見>1月14日に公開された読売新聞オンラインのこんな記事が波紋を呼んでいる。会見で「福岡県」を「静岡県」と言い間違えたり、記者との質問に対して適切な回答ができなかったりと失態が相次ぎ、その能力を疑問視する声が高まっている菅義偉首相(72)。同記事はその原因が“激務”と“自粛”によるストレスにあるのではないかと指摘している。記事は<昨年9月の就任以来、首相は1日も完全休養に充てることなく公務をこなしている>と菅首相の激務ぶりをアピール。また日課としていたホテルでの朝食も<首都圏の1都3県に緊急事態宣言を発令した7日からは、8日連続で見送っている>と説明する。さらに、昨年の12月17日から夜の会食も自粛していることを伝えたうえで、<自民党内からは、会食自粛でストレスを抱えるだけでなく、「集める情報が減れば、判断に影響しかねない」(ベテラン議員)と懸念する声も出ている>と結んでいる。この記事が公開されると、ツイッター上ではこんな声が。《会食自粛がストレスだって!?医療従事者をはじめ、ずっと前からそれに耐えながら働いている人なんていくらでもいるのに》《なぜ会食しないと情報が集められないのか。したければリモートで自分の部屋で弁当食べながらすればいい》《菅義偉「パンケーキを食べられず福岡を静岡と読み間違えるほどのストレスです」国民「朝昼晩ろくに食べられず税金その他で持っていかれます生きるか死ぬかです」 このギャップはなに?》タレントの麻木久仁子(58)はこうツイートした。《一国の宰相ともあろう者が、会食の自粛くらいのことでストレスが溜まり任務の遂行に支障があると?これ、諸外国なら「じゃあやめてください」と言われる話。こんな情報出したらダメでしょ》この記事がここまで反発を呼んだのは、政権に近いとみられている読売新聞のものであることも関係していると思われる。《読売らしい菅ヨイショの酷い記事》《この記事は援護射撃の仕方を間違ってるぞ読売 擁護したいのは分かるけど、こんな中身のない記事ではツッコミどころしか生まない》現在も記事は<かみ合わない質疑・言い間違い続出…会食自粛の首相、ストレス蓄積?>と、なぜかタイトルがやや変えられた状態で公開されている。全国紙政治部記者はこう指摘する。「安倍内閣の末期に似てきましたね。あのときも、コロナ対策の失敗や政権のさまざまな不祥事に批判が集まるなか、安倍晋三前首相に近い議員や官僚、政治評論家たちが首相の激務ぶりや疲弊ぶりをさまざまな場所で喧伝し、政権に近いメディアが言い分をそのまま伝えていました。疲弊ぶりをアピールすることで国民からの同情を集め、“首相は頑張っているのに批判をするな”と批判する側を悪者にしようとしたんですが、結局、支持率は下げ止まらず、健康問題を理由に安倍前首相は退きました。今回、読売新聞がどういう意図で記事にしたのかはわかりませんが、情報をリークした側の目的は同じでしょうね」政権発足時に「安倍首相の取り組みをしっかり継承する」と語っていた菅首相。こんなところは“継承”してほしくないが……。
2021年01月15日強烈な暑さにエアコンは欠かせないけれど、つけたらつけたで体が冷えてつらい……。そんな悩みを解決してくれるのが、体の中からじわじわ温めるヨモギの効能を生かした「食べるお灸」。ヨモギは女性にとっての要薬。食べることで不調を予防し、未来の体が整いますーー。「お灸には血行を促進して体を温め、体を整える効果があります。施術に来られない人でも簡単に、継続して生活にとり入れられる方法はないかなと、思いついたのが“食べるお灸”でした。来院される方々に試食していただいたら好評だったので、サイトで販売するようになったんです」そう話すのは、“食べるお灸”の考案者でもある鍼灸師の栗本夏帆さん。“食べるお灸”は、ヨモギを料理としていただくだけで体が温まり、代謝アップ、便秘解消、むくみ改善など、体の中からお灸の効果が得られるというもの。ヨモギには、「血液の流れを整え、体を温める」「代謝を上げ、むくみを改善する」「有害物質を排出し、腸内環境を整える」「コレステロールや中性脂肪を正常化させる」などの効能がある。国際薬膳師として体をいたわるレシピを提案する麻木久仁子さんは次のように語る。「薬膳でもヨモギは『艾葉(がいよう)』といって、体、特に婦人科系を芯から温める食薬です。血のめぐりをよくすることでも知られています。効能をみると、月経不順や月経痛、不妊など、まさに女性のための食材なんですよね」そんなヨモギの効能を生かした、今時季に最適な“食べるお灸”レシピを麻木さんが紹介。■ヨモギ入りすいとんのすまし汁〈材料〉2人分・ヨモギの葉(乾燥)……2g・小麦粉……大さじ4・A[水……大さじ3、塩……ひとつまみ]・鶏ささみ……1本・B[だし、戻し汁……計2カップ]・しょうゆ……小さじ1・塩……ひとつまみ〈作り方〉【1】ヨモギの葉は水で戻し、刻む。戻し汁はだしと合わせる。鶏肉はそぎ切りにする。【2】小麦粉にヨモギ、Aを加えて混ぜ合わせる。【3】鍋にBを入れて煮立て、鶏肉を加えてひと煮たちさせる。【2】をスプーンで落とし入れ、浮いてきたらしょうゆと塩で調味する。〈合わせる食材の意味〉「体を温める鶏肉を合わせました。鶏肉は消化にもよく、上品なうまみはヨモギの香りとも相性抜群。暑さで食欲がないときでも、するっといただけるはずです。コラーゲンがとれる、骨付き肉を使ってもおいしいですよ」(麻木さん・以下同)■ヨモギのドライカレー〈材料〉4人分・ヨモギの葉(乾燥)……10g・鶏ひき肉……250g・パクチー……1株・パプリカ……1個・A[玉ねぎ……1個、にんにく……1かけ、しょうが……1かけ]・B[カレー粉……大さじ1、塩・顆粒コンソメ……各小さじ1/2]・オリーブオイル……大さじ1〈作り方〉【1】ヨモギの葉は水で戻し、刻む。パクチーは細かく刻み、パプリカは1cm角に切り、Aはみじん切りにする。【2】鍋にオリーブオイルとAを入れ、弱火にかける。香りが立ったらひき肉、ヨモギ、パクチーを加えて炒め、肉の色が変わったらパプリカを加え、3分ほど炒める。Bで調味し、よく混ぜる。器に盛ったごはんにかけ、目玉焼きをのせても。〈合わせる食材の意味〉「パプリカ、玉ねぎ、パクチーと、使った野菜はすべて体を温めるもの。大切な潤いを守るために、辛さは控えめにしました。更年期のほてりが気になるときは、トマトやセロリを加えるとバランスがとれます」■ヨモギソースの簡単レアチーズケーキ〈材料〉2人分・クリームチーズ……200g・きび砂糖(または砂糖)……40g・卵黄……1個分・A[ヨモギパウダー……5g、きび砂糖(または砂糖)……100g、水……50ml]・煮黒豆……適量〈作り方〉【1】クリームチーズは常温に戻し、練る。やわらかくなったら砂糖を加えてさらに練り、卵黄を加えてなめらかになるまでよく混ぜ、器に入れて冷蔵庫で冷やす。【2】鍋にAを入れて混ぜ、中火にかける。沸騰したら弱火にし、1〜2分煮て冷ます。【3】【1】に煮黒豆をのせ、【2】をかける。〈合わせる食材の意味〉「血の流れを整える黒豆は、アンチエイジング効果があり、むくみにもよく、特に更年期以降の女性におすすめです。ヨモギソースはアイスやパンケーキなどにも使えて万能なので、黒豆とセットでアレンジしてみて」ヨモギの効能を生かした“食べるお灸”を、ぜひお試しあれ。「女性自身」2020年9月15日 掲載
2020年09月04日強烈な暑さにエアコンは欠かせないけれど、つけたらつけたで体が冷えてつらい……。そんな悩みを解決してくれるのが、体の中からじわじわ温めるヨモギの効能を生かした「食べるお灸」。ヨモギは女性にとっての要薬。食べることで不調を予防し、未来の体が整いますーー。料理としていただくだけで体が温まり、代謝アップ、便秘解消、むくみ改善など、体の中からお灸の効果が得られるという“食べるお灸”。その考案者でもある鍼灸師の栗本夏帆さんと、国際薬膳師として体をいたわるレシピを提案する麻木久仁子さんが、今回、初顔合わせをした。キー食材であるヨモギの力とは。麻木「“食べるお灸”スイーツの『よもぎとあずきのムース』をいただきました。ヨモギといえば、お灸で使うモグサの原料ですよね。おいしかったですし、その発想とネーミングがすばらしいと思いました」栗本「お灸には血行を促進して体を温め、体を整える効果があります。施術に来られない人でも簡単に、継続して生活にとり入れられる方法はないかなと、思いついたのが“食べるお灸”でした。来院される方々に試食していただいたら好評だったので、サイトで販売するようになったんです」麻木「確かに、自分でお灸をするのって、けっこう大変ですものね」栗本「そうなんです。それに、食べることで“体の内側から”温められる利点もあります。クロロフィルやビタミン、ミネラルなど、ヨモギが持つ栄養も摂取できるので、コレステロール値を下げる、有害な物質を排出するなど、さまざまな効果も期待できるほか、香りには自律神経を落ちつかせる作用もあるんですよね」麻木「薬膳でもヨモギは『艾葉(がいよう)』といって、体、特に婦人科系を芯から温める食薬です。血のめぐりをよくすることでも知られています。効能をみると、月経不順や月経痛、不妊など、まさに女性のための食材なんですよね」栗本「確か、不正出血を止める作用もありましたよね」麻木「そう。めぐりをよくするだけでなく、必要に応じて止める働きもある。女性の体の状態を整えてくれるんです。冷えは万病のもとですが、悲しいことに、だんだんとみずから温める力も弱まってくるので、更年期やその後の世代の女性にとって、ヨモギで芯から温めることはとても大切です。ただ、私たちの世代は温めればそれでいいというわけではなくて、その力が強すぎると乾ききってしまうんですよね。だから、ヨモギのように穏やかに温める食材は貴重です」栗本「昔からモグサはヨモギで作られていましたし、体にいいことも知られていました。長く使われているのには、ちゃんと理由があるんですね」麻木「本当ですね。夏はエアコンでどうしても体が冷えるし、秋から冬の乾燥に向けても体を整える必要があります。コロナの流行で“闘える体”の大切さも痛感しました。年をとれば誰でもどこかにガタがくるので、ヨモギを食べて、大ごとにならないように体質改善を心がけたいですね」栗本「病気になってから治療する西洋医学と違い、その『未病治』の考え方こそ鍼灸。不調を感じる前のメンテナンスが理想です」麻木「でも、そのわりにヨモギは身近な存在ではないですよね。ヨモギ茶は比較的いつでもいただけますけど、ヨモギもちは季節のお楽しみですし。そもそもパッと思いつくのはそれくらい」栗本「そうですね。それでも、ヨモギ蒸しがはやったり、少しずつ認知度は上がっている気はします。最近は、通販でも手に入るようになってきました」麻木「それはいい傾向!素敵なヒントをいただいたので、私もヨモギのレシピを考えてみます」栗本「一緒に、“食べるお灸”を広げていきましょう」「女性自身」2020年9月15日 掲載
2020年09月04日神崎恵の新刊の予約がスタート!2020年2月25日(火)、大和書房から、神崎恵の新刊『服が似合う顔が欲しい』が発売される。同書では、服、メイク、ヘアをトータルバランスで考える方法を伝授。神崎恵がオール私物で紹介すトータルコーディネートに注目だ。販売価格は1,760円。Amazon.co.jpや書店にて予約を受け付けている。2月26日(水)には、都内にて、新刊のお渡し会が予定されている。「ダサい」から抜け出したい人や、TPOに合わせたファッションを楽しみたい人、自分をプロデュースする方法を知りたい人などにオススメだ。3児の母でもある神崎恵神崎恵は1975年12月13日生まれ。神奈川県出身。株式会社パールダッシュに所属し、美容家として活躍している。同事務所には書家の中塚翠涛や、タレントの麻木久仁子、女優の滝沢沙織らが所属している。現在は、家庭第一としながら、女性をキレイに導く情報を積極的に発信。美容誌などの雑誌やイベントで活躍し、商品開発なども行う。『読むだけで思わず二度見される美人になれる』『わたしを幸せにする41のルール』『あの人がいつも色っぽいワケ~「なんか気になる女」になる。~』など著書多数。著書累計は131万部を超えている。(画像は神崎恵オフィシャルブログより)【参考】※神崎恵オフィシャルブログ※Amazon.co.jp※株式会社パールダッシュ
2020年01月30日「若者よ、選挙に行くな」と題した動画が物議を醸している。7月21日投開票の参議院選挙を前に、「お笑いジャーナリスト」のたかまつなな(26)が投稿した動画だ。動画では中高年と思しき男女3人が「年金が破綻する?関係ないわ。だって私は貰えているもん」「教育予算が減っている?その分、医療費に回してもらえるからありがたいよ」などとカメラに向かって言う。さらに「年金を払いたくない。残業は嫌だ。給料が下がった。匿名でよくつぶやいているね」「でもあなたたちは選挙にはいかない」「だから私たちが政治を動かしているの」と代わる代わる若者を煽り、「あなたたち若者は存在しない人」「私たちは選挙に行く」「これでも、あなたは選挙に行きませんか」と言い放つ。この動画は7月15日時点で280万回以上再生され、Twitter上では《良い煽りだ》《これを観て、選挙にいこう!!》といった反響も。一方で、厳しい批判の声も寄せられている。タレントの麻木久仁子(56)は《若い人々に投票に行ってもらいたいからといって、あれはない。弊害の方が大きいですよ。偽りの対立軸に惑わされてどうするんだ》《妙な動画をありがたがって、何か良くなるというのかアタシにはわからん》とツイート。若者論研究を専門とする評論家・後藤和智氏(34)は《何度でも言うが、件の動画は、政治を選挙に、選挙を世代間闘争に隷属させる極めて悪質な煽動でしかないの》と厳しく批判。《高齢者医療と教育はトレードオフではない!高齢者の便益と若者の便益はトレードオフではない!》と呼びかけている。世代間対立を煽る側面もある「若者よ、選挙に行くな」動画には、実際に以下のような皮肉めいた反論も。《正しくは、『年寄りよ、選挙に行くな!』かと》《年寄りよ、選挙に行くな年金で買ったお酒飲んで寝ていてくれ!未来は未来のある若者にお任せ下さい!》政府統計によれば、’19年1月時点で65歳以上の人口は3562万人。50歳~64歳までを含めると5928万人になる。一方で18歳~29歳の人口は1500万人に満たない。若者が選挙に行かない理由について《圧倒的に年寄りが多いから若者が選挙に行ったって勝ち目ないのがわかってるからじゃない?》と、動画に疑問を呈するツイートも見られた。
2019年07月15日「よく言えば、頑張り屋、完璧主義。だけど、つまりはゆとりのなさだったんです」 そう語るのは、タレントの麻木久仁子(55)。乳がんの手術を受けたのは’12年のこと。それから5年がたった昨年10月、治療に一区切りついたことを発表した。がん罹患の2年前には、脳梗塞を発症していたことも明かしている。 麻木といえば、知性派のイメージと親しみやすいキャラクターを兼ね備え、これまでクイズやバラエティ番組で活躍してきた。加えて近年は、講演会を中心に、自身の闘病経験や検診の大切さを伝える活動を行い、予後について語る機会も多い。初の料理エッセイ本『ゆらいだら、薬膳』(光文社)では、毎日作りやすい薬膳レシピのほか、導き出した“生きやすい生き方”についても紹介している。 麻木は、’83年に芸能界デビュー。初仕事は、その年に開業したディズニーランドのテレビCMだった。が、以降はなかなか芽が出ず、ようやく情報番組の司会やクイズ番組などに出演するようになったのは、20代後半のこと。つかんだチャンスを逃すまいと、30代、40代は仕事に邁進した。 「『自分が信じた道を行くんだ!』という、ポジティブな完璧主義ならいいんでしょうけれど、私の場合は、人の評価ありきだったから。ちょっとでもうまくいかないと、すぐに人の目が気になって。今考えれば、それって、自分の力ではどうすることもできないことだとわかるんですけどね」(麻木・以下同) 思い悩む性格に由来するのか--8年前、脳梗塞を起こした際、その要因とされたのはストレスだった。 「私生活でつまずきがあって、それを報道された時期だったから、先生もそう判断されたのかもしれませんね」 仕事はどんどん減り、不安から眠れずに、お酒の量が増えた。街を歩いていても人目が気になり、家にこもりがちになっていった。そんな鬱々とした生活が続いていくようにも思えたが、ある日のこと……。 「当時高校生だった娘が、散歩に誘ってくれたんです。『もうそろそろいいんじゃない?一緒に出かけよう?』って。いやがる私の手を引いて。そして、『ママ、立ち直ろうよ。また一から出直せばいいじゃない』と言ってくれたんです。これじゃ親子逆転じゃない、なんて情けなく思いながらも、胸が熱くなって……」 娘の成長に伴い、2人の関係性が形を変えることはあっても、つねに、互いを唯一無二の存在だと認め合っている。 「『世間が思うほど、ママって賢くないもんね』なんてサラリと言ってくるのも、この世界に娘だけ。その一方で『ママ、大好き!』と言って抱きついてくれるのも、彼女をおいてほかにはいません。恋愛の話もしてくれるし、仲はいいですね。ただし、私が何かアドバイスでもしようものなら、『ママにだけは恋愛相談はしない、って決めてるんだけど』なんて、ズバリ言われて(笑)。褒めるのとは違うけれど、『ママはそれでいいと思う』と、私の人生を肯定してくれている。それがわかるから、今の心の余裕につながっている気がします」 人生を四季にたとえれば、50代はまさに秋。更年期障害や老眼が始まり、白髪やシワだって増えてくる。 「重力に対する抵抗力もだいぶ衰えました。でも、人相としては、よくも悪くも力が抜けて、丸くなったかな。秋は、実りの秋でもあるわけです。振り返れば、日照りの日もあった。台風の日もあった。でも、のど元過ぎれば熱さ忘れるもので、最近は、すべてが人生の一部だと思えるんです。多くの挫折を経て、こうして実りの時期に入ったんだもの、収穫にかからなくちゃ!」 残りの人生を充実したものにするもしないも、50代からの生き方次第。 「今はもう『こうあるべき!』という考えがまったくなくて。結婚だって、するともしないとも断言しません。人生って、思いどおりにならないんだもの。『明日は明日の風が吹く』と思っているくらいがいいんです。でも、新しいことにはまだまだ挑戦したい。今しかない!と思っています」
2018年02月25日「48歳のときに脳梗塞、50歳目前で今度は乳がんが見つかって。思いもしない大病を患ったことが、生き方を見つめ直すきっかけでした」 こう語るのは、タレントの麻木久仁子(55)。乳がんの手術を受けたのは’12年のこと。それから5年がたった昨年10月、治療に一区切りついたことを発表した。がん罹患の2年前には、脳梗塞を発症していたことも明かしている。 麻木といえば、知性派のイメージと親しみやすいキャラクターを兼ね備え、これまでクイズやバラエティ番組で活躍してきた。加えて近年は、講演会を中心に、自身の闘病経験や検診の大切さを伝える活動を行い、予後について語る機会も多い。初の料理エッセイ本『ゆらいだら、薬膳』(光文社)では、毎日作りやすい薬膳レシピのほか、導き出した“生きやすい生き方”についても紹介している。 「もともと血圧は低い、コレステロール値も低い。健康にはそこそこ自信があったんです。特別、気をつかうこともなかった。それが大病を重ねたことで、食生活だけでも見直そうと思い始めて」(麻木・以下同) とりあえず料理教室にでも通うか、と考えているときに、偶然目に留まったのが「薬膳」の文字だった。 「薬膳って、薬という文字が入っているせいか、苦い、味は二の次、と思われがちだけれど、漢方薬とは違うわけで。むしろ折々で、本当に自分にふさわしい、本当においしい料理があるんだと知りました。私の薬膳の先生は、『おいしくなきゃ滋養にならないわよ』とおっしゃるくらい」 とはいえ、食材の入手が難しそう、細かいルールがありそう、専門の料理人が調理するもの、というイメージがまだまだ一般的に思える。 「それは、たとえるなら“F1ドライバーの薬膳”ですよね。一方で、普通免許証の薬膳もあるわけです。そもそも薬膳というのは食養生なので、ご飯を食べて体を健康にすることが目的でしょう?それが、高いお金を払って年に1回しか食べられないんだったら、体をつくれないじゃないですか。毎日食べなきゃ、身にならないもの」 がん治療を続けながら薬膳の世界にのめり込み、’16年には、国際薬膳師の資格を取得するまでに。現在はタレント活動のかたわら、クッキングセミナーにて薬膳講座の講師も務めている。 「私の乳がんの原因が何だったのか、本当のところは誰もわからない。遺伝子かもしれないし、それまで褒められた食生活じゃなかったから、食事の問題かもしれない。運動も嫌いだしね。でも、世の中には、たばこを吸わないのに肺がんになる人もいれば、健康の秘訣は喫煙だと話すご長寿さんもいる。だから、しょせん理不尽なんですよ。こういうものを食べていれば治るよ、と言う気はさらさらないけれど、でも、よりよく生きていこう、自分の人生を大事に生きていきたいという気持ちがあるなら、おいしいものをおいしく食べる、という選択肢は、誰にでも等しくあると思うんです。一回一回のご飯がおいしかったって思えることが、すごく大事なんじゃないのかなって」 薬膳には、食べてはいけない食材がないという。そして、〝体にいいもの〟は季節や体調によって変わる。 「『今日は寒かったかな』という日に、おかゆの中にしょうがを刻んで入れれば、それだけで薬膳。いつもの紅茶に、体を温めるみかんの皮を加えてみれば、それも薬膳。食材1個。ちょい足しでいいんです。つねに自分の体の状態を意識して、必要な食材をおいしくいただくことで、心身ともに調子のいい日が増えました。腹も立たなくなったし、くよくよしなくなったし、55代の今がいちばん健やかです」
2018年02月25日「私たちアラフィフは、仕事も子育ても一段落して、正直、燃え尽きちゃった感じもある。なんとなく寂しくもある。それでも、人生はまだ長いわけだし、『よし、これからだ!』と、あらためて歩み始めようと思ったところで、今度は更年期障害が始まる……そんな年代です。イライラすることもあるし、昔のように頑張れないことだってある。でも、そんなときに、食べるといい薬膳もあるんですよ」 そう話すのは、タレントの麻木久仁子(55)。乳がんの手術を受けたのは’12年のこと。それから5年がたった昨年10月、治療に一区切りついたことを発表した。がん罹患の2年前には、脳梗塞を発症していたことも明かしている。 麻木といえば、知性派のイメージと親しみやすいキャラクターを兼ね備え、これまでクイズやバラエティ番組で活躍してきた。加えて近年は、講演会を中心に、自身の闘病経験や検診の大切さを伝える活動を行い、予後について語る機会も多い。初の料理エッセイ本『ゆらいだら、薬膳』(光文社)では、毎日作りやすい薬膳レシピのほか、導き出した“生きやすい生き方”についても紹介している。 薬膳でいう「体にいい」とは、季節、そして体調に合っている料理であること。更年期世代には、その世代なりの食べ方があるという。 「近ごろ、やたらと『体を温めなさい』と強調されるでしょう?若い女性が薄着で体を冷やすのは、確かによくない。でも、薬膳の考え方では、ポカポカすべきときがあれば、冷まさなきゃいけないときもある。特に更年期世代は、そろそろほてりも気になるし、肌の潤いが減ってくるわけです。そこへ、はやりの火鍋に唐辛子たっぷり、というのでは、体がポカポカしすぎちゃう。汗をダラダラかいて、ただでさえ少ない水分が、体から出ていっちゃうんです。われわれの世代は、火をバンバンたくように温めなくちゃならない若い人たちとは違う。じんわり温めましょうよ、と。そして、体を温めながら同時に潤いも逃したくないときに、火鍋というよりは、豆腐やカキ、豚肉の入った豆乳鍋が理にかなっているんです」(麻木・以下同) そんな、麻木おすすめの豆乳鍋のレシピを紹介。 【カキの豆乳チゲ】 〈材料〉4人分・カキ…100g・豆腐…1/2丁・にら…1/4束・だし・豆乳…各200ml・片栗粉…大さじ1・塩…小さじ1・しょうゆ…小さじ1/2 〈作り方〉(1)ボウルにカキを入れ、片栗粉、水100mlを加えて軽くもみ洗いし、流水ですすいでざるに上げる。(2)豆腐は2等分に、にらは5センチcmの長さに切る。(3)鍋にだしを煮立て、豆腐を入れる。火が通ったら豆乳を加えて弱火にし、沸騰させないように温める。カキとにらを加え、火が通ったら塩、しょうゆで調味する。器に盛り、白ごまを振る。 「私たち更年期世代は、いわば人生における秋を迎えているわけで、悲しいけれど、体の中も外も、どうしても潤いが減ってきます。カキと豆乳、白ごまは、どれも潤いを補う食材なので、この鍋はまさしく、パワフルに体を潤してくれるメニュー。そこへ、体を温める効果のあるにらを彩りに添えました。カキが苦手な人は、ホタテやムール貝に代えてもいいですね」 麻木は、’16年に国際薬膳師の資格取得後の今も、薬膳の基本となる中国伝統医学(中医学)の勉強を続けている。 「中医学のイメージがつかめてくると、自分の体の不調に敏感になるんです。風邪をひきそうなとき、熱が出る前に首筋がちょっとゾクッとすると、『背中から邪気が!』みたいな(笑)。そして、早めにマフラーを巻こう、となる。体の不調に敏感になることで、早く病院にも行けますよね」 つねに自分の体の状態を知るようになると、同時に、心の変化にも気づき始めた。 「中医学の『中庸』という考え方と出合って、物事を俯瞰して見られるようになった気がします。日々、心身の状態が変わるのが人間で、いつもゆらいでいる。楽しい日もあれば、どんよりする日もあり、すんなりとうまくいくときもあれば、どんなに頑張ってもダメなときもある。それを、自分の都合のいい場所にビシッと固定しようと画策するから、挫折につながるわけで。人も人生も、はなっからゆらいでいるものなんだし、あちこち道草したっていい。道草しながらも、少しずつ進んでいればいい。そう理解すると、気持ちが楽に、ずいぶんと穏やかになりました」
2018年02月25日「テレビショッピングの醍醐味は“偶然の出合い”です」 こう話してくれたのは、通販が大好きという麻木久仁子さん(55)。麻木さんが“買って成功”だったという商品の中から、今回2つを紹介してくれた。 【ナイサーダイサーマジックキューブ】 4面すべてが刃で、20種類もの切り方ができるスライサー。 「スライサーは次々新商品が出るので、つい買ってしまいます。拍子木切りができるスライサーは珍しいんです」(麻木さん・以下同) 【アップカート】 片側3輪、計6輪のカート。 「でこぼこ道も段差もズンズン進めるという映像を見て、衝動買い。特に階段を下れるというのが決め手!でも、出番はまだ来ていません(苦笑) 今回は、“買って成功”だった商品を紹介してくれた麻木さんだが……。 「実は、失敗した買い物もたくさん!私の場合、ダイエットグッズは全部ダメでした。テレビを見ていると『すぐに痩せそう』『これなら私でもできる』と思ってつい電話してしまうのですが、全然効果がなかった(笑)。おなかにパッドを貼って筋肉を動かす機械は、すぐに面倒になって使わなくなりましたし、ルームランナーや足踏みステッパーも部屋のオブジェとなりました」 買っては飽き、飽きては買いを繰り返し、運動系ダイエット商品の購入はまさに“ムダ遣い”だったという。 「でも、実際の商品を見ないで買うので、買い物の失敗は仕方ないと思うんです。番組を見ながら電話している時間が最高に楽しいので“買うこと自体がエンタメ”と思うようにしています。これからもいろんなアイデアを楽しみながら、買い続けますよ(笑)」
2018年02月24日麻木久仁子(55)が2月18日、都内で自著「ゆらいだら、薬膳」刊行記念イベントを開催した。イベント内で麻木は、乳ガンのホルモン治療が昨年11月をもって無事終了したと報告した。 麻木は50歳を前に乳ガンを患ったものの、初期段階での発見だったため治療経過がすべて終了したという。主治医にも「『おめでとうございます』と言っていただけました」と笑顔を見せた。 そんな麻木の闘病を支えたのは主治医を務めた男性医師の言葉だと14年6月、インタビューで明かしている。乳ガンが判明した際、気丈に振る舞っていたものの内心は揺れていたという麻木。理由は、数年前にも脳梗塞で倒れていたためだ。そんな麻木に、男性医師はこう言った。 「ま、長いお付き合いになりますな」 「長い付き合い」とは“まだ治療の効く段階”だと、麻木はすぐに理解した。「ああ、私、大丈夫なんだ」と胸を撫で下ろしたのと同時に、男性医師のどこか飄々とした人柄に安心感を覚えたという。 さらに治療を進めるなかでも、男性医師の言葉は支えとなった。気遣いつつ乳房を切除するか否かなど提案することに麻木が「先生も大変ですね」と声をかけたときのことだ。男性医師は「女性にとって乳房がどれだけ大切かわからないから、患者さんの意思が何より大事」と語った。 「でも、自分は医療のプロだから、説明の仕方で患者さんの選択も変わってしまう。医師の責任は重いよね」 その言葉から患者を尊重してくれていること、それから医師としての強い責任感が伝わった。「このひとを信頼してよかった」と麻木はさらに安心し、乳ガンの治療に取り組めたそうだ。 自著のイベントの終盤では、先月30日に亡くなった有賀さつきさん(享年52)にも触れた麻木。有賀さんとは数多くのクイズ番組で共演しており、麻木は「私も娘が1人で、同じような境遇だけに…」と言葉を詰まらせた。そしてこう語った。 「ただ一生懸命生きて行かなきゃと……同世代として思いました」
2018年02月19日明石家さんまと強烈キャラの評論家たちによるトークバラエティ「ホンマでっか!?TV」が11日(水)今夜放送され、俳優の鈴木亮平がゲスト出演する。今週の放送は“ホンマでっか!?人生相談”と“レギュラートーク「名前で人生は変わるのか!?」”の2本立てとなり、鈴木さんは“ホンマでっか!?人生相談”に登場。今回鈴木さんが相談するのは「集中するといつも失敗してしまう性格を直したい!」という悩みを明かす。鈴木さんといえば13年公開の映画『HK/変態仮面』では体重を一度15kg増量してから脂肪をそぎ落とすという方法で、彫刻のような美しいボディを仕上げたほか、ドラマ「天皇の料理番」では病死する主人公の兄を演じるために20キロ減量。その後の主演映画『俺物語!!』では40日間で30kg増量するなど、役作りのために過酷な肉体改造をいとわないことから“和製クリスチャン・ベール”とも呼ばれるほど。そんな鈴木さんだけに並外れた集中力を持っていると思われるが、果たしてどんな失敗をしてしまうのだろうか!?そして評論家軍団は鈴木さんにどんなアドバイスを送るのだろうか。見逃せない放送になりそうだ。またレギュラートークコーナーの「名前で人生は変わるのか!?」には麻木久仁子、吉澤ひとみがゲストとして登場。名前が及ぼす影響を科学的に分析するという。今回ゲスト出演する鈴木さんは主演映画『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』が5月14日(土)から新宿バルト9ほか全国にて公開される。シリーズ2作目となる今回も、前作同様鍛え抜かれた驚異の肉体をフル活用し、パンティを被って戦う変態ヒーローを熱演している。「ホンマでっか!?TV」は11日(水)21時25分~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2016年05月11日