22日、虎の門病院皮膚科部長の林伸和医師を中心にニキビの予防・治療に関する啓発活動を行う「ニキビ治療推進委員会」が発足され、同日、同委員会が主催する「女性のためのニキビ対策セミナー」が開催された。まずは、林医師より、女性の悩みの一つである「隠れニキビ」と「近年のニキビ治療」についての講演があった。それによると、赤く炎症を起こす前の白いニキビを隠れニキビと呼んでいるが、その段階で治療を行う人は少ないという。林伸和医師が実施した調査(N=793)によると、ニキビ患者がニキビにどう対応するかという質問に対しては、「薬局で薬を買う(254人)」がもっとも多く、次に「肌の手入れ(247人)」、「自分でつぶす(184人)」となっており、「何もしていない」と回答した人は、159人にものぼった。また、日本人は海外と比較しても病院で治療をする割合が少ない。ニキビ患者を100とした場合、病院で実際に受診している割合は、フランス41%、イタリア39%、韓国29%、アメリカ23%、ドイツ20%なのに対して、日本は19%と相対的に低くなっている。林医師は「近年のニキビ治療法は、抗生物質とアダパレンという薬を処方する治療法が確立しています。これらは処方が必要ですので薬局で自分では購入できません。なので、病院、中でも皮膚科に来ていただき、治療していたきたい」と話した。さらに、セミナーの最後には、林医師や、同委員会で秋葉原スキンクリニック院長の堀内祐紀医師、美容ジャーナリストの小田ユイコ氏らによるトークセッションが行われた。ニキビを悪化させない方法は?と聞かれ、堀内医師は「ごしごし洗顔するのはニキビを悪化させますし、1日何度も洗うのも良くないので、1日2回程度に洗顔はとどめるようにしてください」とアドバイスし、小田氏は「化粧や洗顔はこすらずにふんわりとしてください。さらに女性の方は化粧で使うスポンジだけでなく、ブラシも洗いましょう」と述べた。セミナーの最後に林医師は「『洗顔すればするほどニキビはよくなる』、『チョコレートを食べるとニキビになる』、『ニキビができていたらメイクはできない』など不確かな情報がネットや口コミでニキビ患者の方に伝わっています。正しい情報をこの委員会を通じて発信していきたい」と締めくくった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月28日20代から30代前半の女性を悩ませる大人ニキビの改善・治療の推進を目的として、2012年3月22日に「ニキビ治療推進委員会」が発足。ニキビの専門家である皮膚科医や美容ジャーナリストが集まり、ニキビの効果的な予防法・治療法、そして、治療中の過ごし方などの情報発信を行っていく。メディアセミナーとして、虎の門病院 皮膚科部長の林伸和医師による、「女性を悩ませる“隠れニキビ”と近年のニキビ治療の実態」講演が行われた。大人の女性を悩ませる、あごや首、口元から頬などのフェイスラインにできやすい、大人ニキビ。思春期にはほとんどなく、20代から30代前半の女性に多く見られる症状だ。メカニズムは思春期にできるニキビと同じ、だが、ストレスや不規則な生活、睡眠不足など、原因は多岐にわたり、月経前に悪化することが多く、乾燥肌にもできやすいといった特徴が見られる。そんな大人ニキビの始まりは、一見すると、あまり気にならない小さく白いポツポツ。赤く盛り上がったり、腫れた状態になる前の、この状態がお肌の大敵“隠れニキビ”だ。20代女性の3割以上がこの、隠れニキビの状態にあり、赤いニキビに移行する可能性は大。赤いニキビになってからの治療だと、繰り返しできてしまったり、跡が残ってしまったりということもある。まちがった洗顔やケアで、症状が悪化してからの受診も目立つ。だから「まだ大丈夫」あるいは「自分でケアできる」と思わずに、早期に皮膚科を受診し、治療することが重要。最近では、飲み薬や塗り薬も進化し、隠れニキビの治療を継続することで、再発も予防できるということだ。自己流のケアでは繰り返すことも多いニキビ。ほとんどが、保険適用の診療だから、気軽に医師に相談してみては。左から、美容ジャーナリストの小田ユイコさん、皮膚科・美容皮膚科「秋葉原スキンクリニック」院長の堀内祐紀医師、虎の門病院 皮膚科部長の林伸和医師。林氏コメント「現状、初期のニキビで受診する方はほとんどいませんが、自己流のケアや洗顔のしすぎで悪化する場合も多いので、ぜひ早期に皮膚科での治療を始めてください。ニキビは皮膚の病気ですから、保険も適用されます。また、ニキビを髪や厚塗りのファンデーションで隠すのはいけませんが、ノンコメドジェニックの化粧品でスキンケアをきちんとして、ポイントメイクを工夫すれば、メイクだって楽しめますよ」堀内氏コメント「働く女性に多く見られる、大人ニキビ。まずは、肌や頬に手を触れないで過ごして欲しいですね。正しい洗顔方法なら、朝と晩、1日2回で十分です。摩擦に気をつけ、洗顔だけでなくタオルでも、コシゴシこするのはNG。また、通院のメリットは、一緒にがんばれること。治癒に時間がかかる方もいらっしゃいますが、本人が気づいていないサイクルや原因を見つけ、アドバイスできることもありますので、まずは受診してみてください」小田氏コメント「基本の洗顔は、洗顔料をよくあわ立てて、肌をこすらずに泡の力で洗顔してください。よく、すすぐことも重要です。ファンデーションのスポンジやメイクブラシのお手入れも忘れずに。指でファンデーションをつけるなら、手をまずよく洗いましょう。メイクは、ファンデーションの厚塗りは避け、目や唇のポイントメイクで印象的な自分を演出して」
2012年03月28日ポツンとひとつできただけでも、鏡を見るのが憂うつになるニキビ。なかなか直らない大人ニキビに悩む人も多いのではないでしょうか?治っても同じ場所に繰り返しできてしまう、という場合も多いようですが、ニキビができる場所によって原因が違うそう。美肌作りに関する著書も多い、女性専門クリニック「私のクリニック目白」の平田雅子院長にお聞きしました。(以下、平田雅子先生)ところかまわず出ると思われているニキビだけれど、ニキビが出る場所によって、厳密ではないけれど問題の傾向がわかります。●おでこニキビ……比較的若い女性に多いのだけれど、シャンプーやリンスのすすぎ残しや、前髪の汚れが付着して炎症を起こしている可能性があります。ニキビの炎症が治まるまで髪の毛が顔にくっつかないヘアスタイルを心がけましょう。また、大人であれば睡眠不足や偏食、ストレスやホルモンの乱れによるものが考えられます。生活習慣を一度見直してみては?●鼻ニキビ…実は、鼻は皮脂が活発に分泌される割には、ニキビが出にくい場所だと言われています。それは比較的毛穴が大きく皮脂の詰まりが少ないせい。それにもかかわらずニキビが出るのは、鼻を頻繁に触るくせによる汚れ、あるいは、厚いファンデーションや紫外線による刺激でターンオーバーが乱れ、毛穴が詰まっているせいかもしれません。鼻ニキビができた時は、とにかく清潔にして手で触らないこと。炎症が治まるまでは薄化粧に切り替え、食事も刺激性の強いものや、ナッツ類や脂っこいもの、甘いものはほどほどにしておきましょう。●Tゾーンニキビ…皮脂が最も多く分泌されるのがTゾーン。思春期ニキビの典型的ゾーンだけれど、大人になって出てくる場合は、顔ダニの繁殖も疑ってみましょう。顔ダニは皮脂を食べてくれる友好的な部分もある反面、増え過ぎると炎症を拡大させるもとに。顔ダニを敵にしないためには、肌を清潔に保つことはもちろんだけど、肌の免疫力を下げないことが大事です。副腎皮質ホルモン剤、いわゆるステロイド剤を常用したり、睡眠不足や偏食が多いと免疫力は急降下するので要注意。ステロイド剤を使っている場合は、皮膚科に相談してください。●ほおニキビ…男性ホルモンの影響で、男のコに多いのがほおニキビです。でも、女性がここにできる場合、胃腸が荒れていたり、便秘や肝機能障害の可能性、さらに、糖質や脂質の取り過ぎが疑われます。また、ストレスが多い場合も出やすくなります。サイドの髪の毛が肌に触れている場合も。●口まわりのニキビ…まっ先に頭に浮かぶのは、胃腸トラブルやビタミン不足。最近、食べ過ぎたりしていませんか?脂っこいものや甘いものをやたら食べていないでしょうか?胃腸の疲れは体の疲れにつながります。栄養バランスに気をつけ、十分な睡眠をとりましょう。●あごニキビ…生理前になると、あごにニキビができるという声が多く聞かれます。この時期は、男性ホルモンの分泌が増えて肌の新陳代謝が崩れ、ニキビの原因に。また、メイクの洗い残しや寝不足、過剰なストレス、それに体の冷えも原因だと言われています。忙しい時期だからこそ、一日の終わりにゆっくりお風呂に入り、メイクもストレスもすっきり洗い流しましょう。●首ニキビ…エアコンを使用する時期になると出てくるのが首ニキビ。エアコンの効いた室内で長時間過ごしていると、肌の新陳代謝、ホルモンバランスが乱れやすくなります。ホルモンバランスの乱れは肩こりを引き起こしやすくなります。そうなるとますます悪循環に。首にニキビが出た場合は、生活習慣、生活環境の見直しが必要です。ニキビのできる場所別に説明しましたが、原因はひとつではなく、いくつもが重なりあっていることが多いものです。食事、運動、睡眠、入浴など、もう一度生活スタイルを見つめ直してみてください。特に、食事は大事。ニキビが治まるまでは脂っこいもの、甘いもの、刺激の強いものは控え、皮膚の炎症を抑えるビタミンB2、B6を積極的に取るようにしましょう。ビタミンB2はお肉のレバーやウナギ、青ノリ、ワカメ、煎茶(せんちゃ)や抹茶に多く含まれ、ビタミンB6はマグロやカツオ、銀杏、ピスタチオ、ニンニクなどに多く含まれています。ただし、消化にも気を配ってメニューを考えてね。食べ過ぎ、早食いは厳禁です。それでも、なかなか改善が見られない場合は、皮膚科の専門医に相談してください。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年03月10日生活リズムが不規則だし食生活も乱れている今日この頃なんて思う方。その上、睡眠もろくにとれてないせいで顔には大人ニキビといわれる吹き出物に悩まされている方。このようなニキビは、体内のホルモンバランスや生活環境やストレスが原因なのでなかなかすぐに改善できないことが多いです。だからといって薬に頼るのは嫌だし……。そんな方には、是非「漢方」を生活に取り入れていただきたいのです。■漢方薬ってなに?漢方薬というのは、基本的には体内のバランスをとって自分自身がもっている自然治癒力を高めるといことがポイントとなります。要は、無理やり治すのではなく自分の体に合わせてゆっくり改善させていくというイメージです。上記のような大人ニキビに対して、ホルモンバランスを整える効果があるものや、皮膚自体の免疫力を高めるものがあります。また大人ニキビに共通していえる体質なのが、冷え性や血行不良の方です。このような体質だとさらに頭痛や肩こり、生理痛が伴い血行が悪くなる悪循環なのです。この体質を改善させることが最優先です。実際、大人ニキビの治療でよく使われる漢方薬はこちらです。●当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)……冷え性でむくみやすい体質の方にオススメです。●清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)……額など皮脂の多い部分にニキビができやすい方に。このようにタイプにあった漢方薬はたくさんあります。薬局やドラッグストアにも漢方薬を手軽に購入することもできるので薬剤師さんに相談するか、もしくは漢方薬を扱う専門の病院に相談されることをオススメします。体の中が原因なのであれば、外からではなく中からケアしていくことが大切ですよ。(平野宏枝)
2012年02月13日トータルでニキビケアができるようラインを強化クラシエホームプロダクツは、基礎化粧品ブランド「肌美精」の「大人のニキビ」シリーズから、「肌美精大人のニキビ薬用美白クリーム」(医薬部外品50gオープンプライス)を、3月5日に発売する。「肌美精大人のニキビ」シリーズは、「石鹸」、「化粧水」、「シートマスク」が発売中で、今回、仕上げに使える「保湿クリーム」が加わり、トータルでニキビケアができるようラインが強化される。*画像はニュースリリースより「ニキビ予防」、「ニキビ跡ケア」、「美白」、「うるおい」の4つの機能「肌美精大人のニキビ薬用美白クリーム」は、「ニキビ予防」、「ニキビ跡ケア」、「美白」、「うるおい」の4つの機能を備えた仕上げクリーム。アクネ菌を繁殖させる元となる「油分」を大幅にカット。肌表面をたっぷりの水分で覆う新技術「水のマスク効果」で配合成分をしっかり閉じ込め、肌の角質層の深部まで成分を浸透させ、大人のニキビを予防し、ニキビ跡ケアもしながら、うるおいのある、すべすべの白肌へ導くという。元の記事を読む
2012年02月08日アレルギー性鼻炎である筆者が最近はまっているのは、「鼻うがい」です。大型のドラッグストアでは、市販の鼻うがい薬に「売れています!」とポップが貼(は)ってある人気ぶり。でも、その方法など詳細についてはあまり知られていないようです。そこで、正しい情報を知るべく、耳鼻咽喉科専門医でとおやま耳鼻咽喉科院長の遠山祐司先生にお話をうかがいました。■真水で鼻うがいをしてはいけない――鼻うがいがどのようなものか教えてください。遠山先生「鼻洗浄」とも呼びます。鼻から専用の洗浄剤や生理食塩水を注入して、ほこり、ウイルス、うみなどの汚れを取り除く方法です。鼻の奥にあたる上咽頭(じょういんとう。鼻の奥とのどの境界付近で、その少し前方の耳管咽頭口からは中耳とつながっています)まで洗うことができるので、鼻をかむよりすっきりとした感覚になります。――アレルギー性鼻炎や花粉症など、鼻のトラブルの改善に効果はありますか。遠山先生正しい方法で行えば、鼻のトラブルには有効でしょう。感染症などで鼻の奥にうみがあるときに、鼻うがいをしてから軽く鼻をかむとうみを除くこともできます。――鼻うがいは、のどのうがいと同様に、食塩水を使うと有効なのですよね。遠山先生鼻うがいはのどのうがいと違って、重要な注意点があります。それは、「鼻は、真水でうがいをしてはいけない」ということです。真水で行うと、つまり、真水を鼻から入れると、「つーん」という感触がして、鼻の奥や耳の奥が激しく痛みます。シャワー中やプールで鼻から水が浸入してきたときに、そんな経験はありませんか。これは、体液と水の浸透圧が違うために起こります。――あの、つーん、はつらいですね。そうならないようにするには、どうすればよいのでしょうか。遠山先生人間の体液の浸透圧と同じ、0.9%の食塩水で行うようにしてください。1リットルの水に、9グラムの食塩を溶かして作ります。薬品メーカーが洗浄液を市販していますが、値段が高いとよく言われますね。耳鼻科で処方することもあります。■鼻から食塩水を吸って鼻か口から出す――鼻うがいの方法は、大きく分けて2通りあると言います。遠山先生慣れないうちは、まず、洗面器を使っての鼻うがいをお勧めします。0.9%の食塩水を作るところから始めます。具体的な方法は次のとおりです。1.洗面器に2リットル(ペットボトル1本)程度のぬるま湯(25~30度)を入れます。そこに、18グラム(大さじ1杯程度)の食塩を入れます。2.鼻から水がこぼれて洋服や床がぬれることがあるので、タオルなどをかけておきます。3.洗面器の食塩水に顔を近づけて、片方の鼻の穴を指で押さえ、もう片方の鼻の穴から食塩水を吸い込みます。飲み込まないように、少しだけ息を止めましょう。4.洗面器から顔をはずし、吸い込んだ食塩水を鼻から出します。5.もう片方の鼻も同じ要領で行います。これを、3~5回繰り返します。6.軽く鼻をかみます。鼻の奥にたまっているものが出やすくなるでしょう。ただし、食塩水が鼻に残ったままかんではいけません。鼻の粘膜が炎症を起こす原因になります。――これなら気軽にチャレンジできそうです。慣れてきたらどうすればいいでしょうか。遠山先生先の4番のところで、少しだけ上を向き、口の方へ水を落とし、口から水を吐き出すようにします。わりとしっかり吸い込まないと口まで届きませんが、一気に吸い込んだり、強く吸い込んだりし過ぎないようにしてください。洗面器でなくても、「コップ1杯のぬるま湯(200cc)にティースプーン1杯(1.8グラム)の食塩を溶かしたものを使用する」とか、「ドレッシングボトルのような、細いノズルがついている容器に0.9%の食塩水を入れてから鼻に注入する」という方法もあります。この場合は、やや上を向き、片方の鼻を指で押さえ、もう片方の鼻からノズルを利用して、ゆっくりと食塩水を注入します。このとき、「えー」と声を出しながら行うと注入しやすくなりますよ。――鼻うがいの最中にうがい水を飲んでしまったことがあるのですが、体に悪いですか。遠山先生自分の体の中のものを飲んだだけですから、悪くはありません。しかし、鼻うがいの最中に唾(つば)やうがい水を飲み込むと、耳に流れて中耳炎になることがあります。「プールで鼻から水が入って中耳炎になった」というのと同じ現象です。ですから、飲み込まないように注意してください。実践したけれど、抵抗感があってうまくできない、つい飲み込んでしまう、どうも不安、というときは、耳鼻咽喉科で相談してください。適切な指導をしてくれると思います。――よく分かりました。ありがとうございました。先生の注意事項にあるように、筆者も耳が痛くなったり、鼻にうがい水が残ったままで不快だったりという覚えがあります。特に、アレルギーや蓄膿(ちくのう)症、花粉症、風邪、インフルエンザなどの症状があるときは、医師のアドバイスを仰ぐことをお勧めします。監修:遠山祐司氏。耳鼻咽喉科・気管食道科専門医。医学博士。とおやま耳鼻咽喉科院長。とおやま耳鼻咽喉科TEL: 06-6923-4187大阪市都島区御幸町1-9-1地下鉄谷町線都島駅から徒歩7分藤井空/ユンブル)【関連リンク】【コラム】上司の歯に青のりが!あなたはどうする!?【コラム】専門医に聞く。鼻毛は抜くな!?正しい鼻のいじり方【コラム】「足の指が鼻の穴に入るんです」私のどうでもいい自慢集
2012年01月15日あれ?いつの間にか吹き出物ができてる…。なんていう悩みを抱えた方って多いと思います。ついつい気になって触ってしまったりしちゃいますよね。それはタブーです!一番良くないのは、触ったりつぶしたりしてはいけないこと。触ったりつぶしてしまうことで雑菌が入って化膿しやすくなって痕が残りやすくなってしまいます。■気をつける3つのルールとは?1.肌に触れるものは清潔にファンデーションで使うスポンジやパフなど直肌に触れてしまうものは清潔に保ちましょう。また枕などの寝具も素肌に触れるものなのでまめに洗濯をしましょうね。2.シャンプーやリンスのすすぎはしっかり行う首やあごや額などにできやすい方は、すすぎ残しのシャンプーなども原因とされます。すすぐ際には十分に時間をかけて洗い流しましょう。3.前髪がかかったり整髪料がつかないように髪の毛が触れると毛穴を刺激して悪化することがあります。ヘアスタイルに気を配ったりまとめるなどしましょう。これからの時期はタートルネックなどの服も首周りを刺激する可能性があるので気をつけましょうね。もちろんこれだけではなく、元の原因を断つことが大切です。一つの原因にこだわらすぎず、その他にも原因は考えられます。例えばホルモンバランスの乱れだったり、睡眠不足や栄養不足など。したがって多方向からケアしていくように意識していきましょう。長期的に治らない方は、自己流ではなく医師の正しいアドバイスを受けることをオススメいたしますよ。---------------------------------------ビューティーコーディネーター 平野宏枝セミナー講師、美容ライター、美容コンサルタント、読者モデルなどで活躍中。積極的にメイクボランティア活動も行う。独自の小顔マッサージ、 ファンデーションを使わないツヤ肌立体ベースメイクなど、好評なオリジナルセミナーを都内中心に行い、女性の美サポートに力を注ぐ。 Blogはこちら Facebookはこちら ---------------------------------------
2011年10月31日「クリアモイストチャージジェル」新発売へ悩みが複雑な大人の乾燥性ニキビ。またできちゃった…と鏡を見てがっかりした経験をもつ人も少なくないのではないだろうか。そんないやなニキビを徹底予防するアイテムがオルビスから登場だ。アイテム名は「クリアモイストチャージジェル」。10月1日より発売開始される。「クリアモイストチャージジェル」は、ニキビや肌荒れを防ぐ薬用の高保湿ジェルだ。100%オイルカットでできており、新処方「ACケアネットシステム」を採用しているという。朝晩のスキンケアで美肌を手に!この新処方で、0.1ミクロンのきわめて細かな網目状のネットが、含まれる有効成分や保湿成分を逃がすことなく、つけた肌にしっかりキープ。じっくりと浸透させていくから、高い効果が望めるそうだ。乾燥性ニキビの主要な原因は、“乾燥、角層の肥厚、ニキビによる肌荒れ、肌のバリア機能低下”の4つといわれている。この4点をジェルで徹底的にケア。さらに紫外線や乾燥などのダメージから肌をガードして、バリア機能を助け、肌本来が持つ美しさを引き出して、美肌を守ってくれるという。べたつき感もなく、さらっとした付け心地で使いやすいのもマル。毛穴を防ぐこともないから、毛穴詰まりの心配もない。日々のスキンケアに取り入れれば、乾燥性ニキビの悩みとはさよならできそう。要因も複雑で頑固な大人ニキビに悩むあなたには、スペシャルなアイテムとなりそうだ。元の記事を読む
2011年09月26日テレビを見ている最中に、うっかり無意識に鼻をほじってしまい、つめがあたって鼻血ダラダラ……なんて姿は、カレ・カノジョに絶対見せたくないものですが、「鼻のいじり方としても避けたいですね」というのは、耳鼻咽喉科専門医で、とおやま耳鼻咽喉科(大阪市都島区)院長の遠山祐司先生。そこで遠山先生に、鼻掃除の方法、鼻血の止め方、鼻毛の抜き方など、正しい鼻ケアについてレクチャーしていただきました。■鼻血が出たら、上を向かずに下を向く――鼻掃除の方法は、どうすればよいのでしょうか。遠山先生 「鼻の粘膜はとても繊細です。指、特につめでほじるとすぐに鼻の粘膜を傷つけ、鼻血を出してしまうこともあります。さらに、鼻の入り口は雑菌が多いため、傷口から雑菌が侵入し、炎症を起こしてできものになってしまうことも。鼻掃除は、お風呂に入って鼻の穴の内部が湿った状態で、鼻の入り口から1センチメートルくらいのところを綿棒でぐるりと内回り、外回りと2周ぬぐう程度にしてください。実は、みなさんが鼻クソだと思ってほじっているものは、鼻の粘膜を傷つけたあとのカサブタの場合もあるんですよ。知らず知らずのうちに傷つけていることも多いわけです。そっと掃除してください」――では、鼻血の止め方を教えてください。遠山先生 「鼻血が出やすい場所はだいたい決まっています。それは、鼻の入り口の内側のキーセルバッハ部位と呼ばれる部分です。このキーセルバッハ部位は、毛細血管が集まっているうえ、粘膜のすぐ下に血管が網目状になった血管叢(けっかんそう)があり、少しの刺激で出血してしまいます。鼻血が出たら、ティッシュペーパーや綿などの柔らかいもので、鼻の入り口部分をふさぎ、小鼻を軽くつまみます。出血を早く止めるために、鼻の位置は心臓より高くしてください。つまり、あおむけに寝転がったりせずに、いすに座る、立っているなどのほうがいいのです。状況が許せば、いすに坐って軽くうちむき、小鼻をつまみ、洗面器などで受けて、そのまま鼻血をポタポタ垂らしてしまってください。顔を上に向けてしまうと鼻血がのどの方に流れ、鼻の奥で血がゼリー状に固まってしまう、のんだ血で気分が悪くなって吐いてしまうということもあります。のどに流れてきた鼻血は、のみこまず必ず吐き出すようにしましょう。通常、鼻血は5分から10分で止まりますが、15分くらいはティッシュを詰めたまま安静にしましょう。ティッシュが鼻血で真っ赤になっても、できるだけ交換しないように。何度もティッシュを交換すると、ティッシュの出し入れで鼻の粘膜を傷つけ、傷口が深くなってしまうからです。そっとしておくことが大事です。もし、鼻血がしょっちゅう出る、なかなか止まらないといった異常な状態がある場合は、鼻に腫瘍(しゅよう)があるなど別の病気が隠されていることもあります。頻繁に鼻血が出る人は、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう」■鼻毛は抜かずに、根元を切る――鼻水が出る場合、正しいかみ方はありますか。遠山先生 「鼻は、耳管(じかん)を通じて耳とつながっています。耳管は普段は閉じているのですが、鼻を両方いっぺんに強くかむと、この耳管が開き、鼻水が耳(中耳・ちゅうじ)のほうへ流れることもあります。その結果、中耳に細菌感染をおこして急性中耳炎になることもあります。ですから、ティッシュやハンカチなどで片方の鼻を押さえ、口から息を吸って、鼻から息を出すようして、何回かに分けて軽く鼻をかんでください。鼻水が出るのは、バイ菌を鼻水と一緒に外に出そうという生体の防御反応です。奥にすするのではなく、外に出すようにしましょう」――鼻毛を抜く時の注意点はありますか。遠山先生 「そもそも、鼻毛を抜くのはおすすめしません。鼻毛に限らず、髪の毛など、あらゆる体毛に言えることですが、毛を抜くと毛根から細菌が入りやすくなり、毛嚢炎(もうのうえん)を起こすことがあります。また、鼻毛は、異物が外から入らないようにフィルターの役目をしていますから、全部切ってしまうと、空気中の汚いホコリを吸いこみ、痛みや腫れなどの炎症を起こしてしまいます。鼻毛を切るのは、できれば鼻から出ている部分だけにしたいものです。気になる毛だけを、鼻毛カッターなど専用の器具を使って根元から切るとよいでしょう」空気がキレイな田舎から排気ガスの多い都会に移動すると、急に鼻毛が伸びるように感じますが、それだけ鼻毛は身体にとって必要とされているわけです。自分自身を思い起こせば、鼻血が出ると、上を向いて首の後ろをガンガンたたいたり、鼻をほじったり、今まで正しい鼻のケアと正反対のことばかりしてきました。みなさんもぜひ、これらの注意点を今後の鼻ケアの参考にしてください。監修:遠山祐司氏。耳鼻咽喉科・気管食道科専門医。医学博士。とおやま耳鼻咽喉科(大阪市都島区)院長。 06-6923-4187(下関崇子/ユンブル)【関連リンク】【アンケート】鼻毛のお手入れ、あなたはマメにしてますか?【コラム】1日2回シャンプーOK?皮膚科医に聞く間違いだらけの清潔習慣【コラム】見たくなかった……! あこがれの人に冷めた瞬間
2011年09月25日目が届きにくい背中のニキビ株式会社ピカイチでは、背中専用のニキビ専用ジェル『Jewel Rain(ジュエル・レイン)』の販売人数が、2011年7月現在3万人を突破したと発表しました。背中のニキビやシミの跡、意外と自分では気がつきにくいのですが、他人からは見られているというのをご存知でしたか?これから夏まっさかり。露出も増えてきますが、背中のケアをしっかりしているという方は少ないのでは。しかし男性は意外と背中を見ていることが同社のアンケートからも判明。なんと20代男性の75.4%、30代男性の78.1%が、恋人の体のニキビを気にしているとの結果が出ているそうです。過去にできた、ニキビ痕のケアも大丈夫『Jewel Rain』は、低分子オリゴヒアルロン酸がお肌の奥まで浸透し、高分子ヒアルロン酸が、表面の角質層を潤すというダブルの効果でお肌のケアをしてくれます。また、長年できたニキビ痕やシミ、そばかす対策にも効果的とのこと。すでに黒ずんでしまったニキビ痕でも、このジェルを使用しているうちに、すぐにはわからなかったけれど、いつの間にか目立たなくなっていたという方も多くいらっしゃるそうです。より深刻化する前に、これからのケアに、ぜひ一度お試しになってみてはいかがでしょうか。詳細については以下サイトよりご覧ください。背中用ニキビ専用ジェル『Jewel Rain』◇集中ケアプラン(毎月の定期コース)初回割引につき5,980円のところ、初回分を4,980円◇その都度買い8,900円編集部吉沢元の記事を読む
2011年07月07日就職、転職、引っ越しなどで環境が変わったときや、残業が続いて忙しすぎる、社会不安が大きいような状況のとき、ひどく肌が荒れる、ニキビが急増したなどという経験はありませんか。ストレスと大人ニキビの関係ついて、皮膚科専門医で小林皮フ科クリニックの小林照明院長にお話をうかがいました。■大人ニキビの原因とは大人ニキビとはそもそも、どうしてできるのでしょうか?小林先生は、こう説明します。「大人ニキビも思春期ニキビも、できるメカニズムは同じです。思春期のころから、男性も女性も、男性ホルモンが増えてきたり、ホルモンバランスが乱れやすくなります。また皮膚が定期的に入れ替わる「角化」のリズムも乱れやすくなります。『ホルモンバランスの乱れ』による皮脂の過剰分泌と『「角化」のリズムの乱れ』による毛穴の閉鎖が進むとニキビが生まれやすくなり、さらにニキビ菌が増えやすくなります。ニキビ菌は毛穴にたまった皮脂を栄養にして増えていき、その結果、毛穴の壁が破れて炎症がさらに拡大し、赤みが強くなったり膿(うみ)を持つような状態に進んでいくことも多いのです」■ニキビそのものがストレスになる大人ニキビができるのには、ストレスがかかわっているのでしょうか?小林先生は、「『季節の変わり目』、『脂っこいモノを食べた』、『便秘』、『不摂生な生活』、『睡眠不足』などのストレスがかかるとホルモンのバランスが崩れます。その崩れが皮脂の分泌を高めることになって、先ほどのニキビができるメカニズムに結びつくわけです。当然、ニキビは発生しやすくなります」と言います。たしかに、生活環境の変化や社会不安な状況は、睡眠不足や疲労、ストレスに直結します。「それがニキビを生む一因になっています。また、ニキビそのものがストレスになることもあるわけです。放っておくと、シミになる、赤みがとれない、肌が隆起や陥没したりするなど、ニキビあとに悩むことはよくあるんです。それらのストレスを取り除くためにも、皮フ科医は、まずはニキビケアのポイントや、正しいスキンケアの方法を指導します」(小林先生)■大人ニキビはあとに残りやすいではここで、小林先生に「自分でできるスキンケア」を教えていただきましょう。1 1日2回以上、次の正しい洗顔を行います。特に、汗をかいたらすぐに洗顔を。気温が高い夏は皮脂と汗が混じってニキビを悪化させるので注意してください。<洗顔法>(1)蒸しタオルで毛穴を開かせておくと、毛穴の奥の汚れや皮脂が出やすくなります。(2)36℃~40℃の人肌程度のぬるま湯で顔を素洗いします。(3)石けんをよく泡立てて、泡で皮脂や汚れを包んで乳化させ、泡といっしょに落とします。その際、人さし指と中指の腹で円を描くようにして、次の順に力を入れずに軽くマッサージします。額→こめかみ→まゆ→鼻→目のまわり→ほお→口のまわり→あご→首すじ泡をころがすイメージで洗いましょう。肌に負担をかけないために、ごしごしとこするなど力を入れないようにします。(4)最後の洗い流しが重要です。こめかみ、あご、首すじに石けんを残さないようにたっぷりのお湯で繰り返し、流しましょう。(5)人さし指で、鼻の横、ほお、額を下から上へなぞり、さらっと指がすべる感じであればOK。ぬるっとして指に脂分が残る感じがしたら、まだ洗い足りない証拠です。再度その部分を泡で洗ってからよくすすぎましょう。(6)柔らかいタオルで、肌の上から軽く抑えるようにふきます。<ガーゼ洗顔法>皮脂の多い部分や、白ニキビ、黒ニキビにはガーゼを使った洗顔を行います。「ガーゼの布を利き手の人さし指に一重に巻き、指先のガーゼにニキビ用の石けんをつけてよく泡立てます。ニキビ部分をその泡で、力を入れずに、円を描くように洗ってください。直線で洗うと汚れがとれないし刺激が強いので、かえって肌に負担になることもあります」と小林先生。この方法は、症状の改善が見られたら毎日は行わずに週に2~3回だけにして、上の洗顔法だけを1日2回行うようにします。ガーゼ洗顔をしすぎると皮膚が刺激を受け、皮脂の分泌が盛んになってしまうことがあるからです。この方法は、断水下などで水が貴重なときにも応用が利きます。ガーゼやコットンに水を適量含ませて、円を描くように顔をなぞります。なぞる順番は、上の<洗顔法>の(3)に習ってください。2 ストレスをためない生活を心がける。就寝前に趣味の時間を持つなどして、リラックスタイムをつくる。3 夜ふかし、睡眠不足は大敵。4 食事は1日3回、分量の比率として、朝が3、昼が2、夜が1の割合が理想。夜9時以降の食事は避ける。5 ヘアスタイルに注意。前髪で額を隠したり、ほおやあごに毛先がかかったりすると肌を刺激してニキビを悪化させる原因になります。6 ほおづえをつくクセをやめる。手がほおにつく部分のニキビが悪化します。オフィスのデスクや部屋のソファなど、ほおづえをしやすい場所の近くに鏡を置いてチェックするというような工夫をしてください。7 日やけに注意。日やけをすると皮膚の角化が高まってニキビを悪化させます。帽子や日傘は必須です。8 ニキビを指でつぶしたり、こすったりしないようにします。ニキビあとが残る原因になります。薬を塗っておくと触らなくなるはずですが、とにかく触れないことが重要です。「当たり前のことのようですが、これらを丹念に行うことがニキビ予防、またニキビあとの予防につながるんです」と言う小林先生。皮膚科へ行くタイミングについて尋ねると、「ニキビあとを残さずに治すには、赤くなってきたり膿(う)んだりする前の段階で行くことです。目安としては、顔全体に10個ほどのニキビができて正しい洗顔をしても2週間以上消えない場合などです。診断の上、適切な処方薬や化粧品を指導します。一番の注意点は、大人ニキビは、ストレスフルな生活を送っている人の場合、なかなか完治せず、あとを残してしまうということです。早めに皮フ科に行くことで予防できることが多いのです。大人ニキビにかかわらず、ストレスでかぶれる、ひどいクマ、くすみなどの肌荒れを起こした場合、ひとりで鏡を見て悩んでいるよりも、皮膚科へ相談するほうが解決は早いでしょう」とアドバイスします。ニキビ、肌荒れは悪化すると人前に出たくなくなることもあります。正しいスキンケアに取り組んで、きれいになることで心の内にもアプローチをかけていく。これが肌のトラブル解消への近道のようです。監修:小林照明氏。皮膚科専門医。医学博士。小林皮フ科クリニック・皮フとビタミン研究所(院長。(阪河朝美/ユンブル)【関連リンク】【コラム】大人ニキビができる原因【コラム】大人ニキビの予防法6つ【コラム】乾燥?枕?意外に知られていなかったニキビの原因を追求
2011年04月23日