MAT実行委員会は、東京都内を舞台にしたテクノロジーアートのイベント「MEDIA AMBITION TOKYO 2015」を開催する。会期は2月11日~15日。会場は六本木、青山、お台場、飯田橋、渋谷の各所。「MEDIA AMBITION TOKYO 2015」は、都市を舞台にしたテクノロジーやアートが共生共栄する日本の次世代を世界に向けて発信すべく、ジャンルにとらわれないクリエイターやアーティスト、内外の企業・デベロッパー・アートバイヤーらが都内各所を舞台に、最先端のアートや映像、 音楽、 パフォーマンスを展開するイベントだ。過去2回の開催で約12万人を動員し、第3回目となる今年は開催エリアが六本木、青山、お台場、飯田橋、渋谷に拡大された。「六本木会場」は以下の3カ所でアートやパフォーマンスが予定されている。六本木ヒルズ 展望台チケットカウンター(森タワー3階)では、デザインと現代美術の新たな融合の方向へ向かう共同オープンラボプロジェクト 『MAT Lab.』(アーティスト:WOW×SANDWICH)を展開。日程は2月11日~15日。入場無料。また、東京ミッドタウン ダイナースクラブ アイスリンク(芝生広場)では、2人で滑ったスケートリンクの軌跡がスクリーンの映像に描き出される体験型メディアアート『Skate Drawing』(アーティスト:Rhizomatiks)が上映される。日程は2月11日~14日 17:00~22:00(受付は21:00まで)。入場料は大人1,500円、中学生以下1,000円。さらに、IMA CONCEPT STORE IMA Galleryでは、AR技術を用いた全く新しい表現のプラットフォームとしての写真体験『IMA ARART Exhibition』 (アーティスト:amana×Matilde)を実施。日程は2月11日~22日 11:00~22:00。入場無料。また、以下の2ヶ所では『MAT 2015 トークセッション』が予定されている。IMA CONCEPT STOREでは2月11日 15:00から、team Lab 猪子寿之 × Rhizomatiks 齋藤精一 × JTQ 谷川じゅんじによる『VISION 2021 ちょっと未来のぼくらの話』が、同日19:00からは本城直季 × マチルダ白鳥啓 × WIRED日本版 編集長 若林恵 × IMA太田睦子による『テクノロジーはいかに「写真」を拡張するか?』が行われるほか、2月15日には、ANTIVJ Oliver Ratsi × WIRED日本版 編集長 若林恵による『ヴィジュアルアートはジャンルではない- オリヴィエ・ラツィとANTIVJの仕事 -』の予定が組まれている。入場料はそれぞれ、一般1,500円、雑誌「IMA」定期購読会員1,200円で、チケットはIMA CONCEPT STOREサイトから購入できる。このほか、2月13日 19:00からは六本木ヒルズ 展望台チケットカウンター(森タワー3階)において、WOW 於保浩介 × SANDWICH 名和晃平 × JTQ谷川じゅんじが出演するトークセッション『デザイン×現代美術 ー クロスオーバーの可能性 ー』が開催される。こちらは、メールによる応募者の中から抽選で30名が招待されるとのことだ。一方、「青山会場」となるインターセクト バイ レクサス 東京 1F GARAGEでは、1,220mm=LEXUS LFAの高さの中で体験するビジュアル&サウンドインスタレーション『1,220』(アーティスト:Rhizomatiks)を展開。日程は2月11日~20日 11:00~22:00。入場無料。「お台場会場」となる日本科学未来館では、"プログラムによってリアルタイムで描かれ続けている花は、誕生と死滅を、永遠と繰り返し続ける"をテーマにした『増殖する生命 - Gold』(アーティスト:teamLab)を展示。場所はチームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地内。日程は2月11日~3月1日 10:00~17:00(入館は16:30まで)。入場料は大人1,800円、中人1,200円、中人(土曜)1,100円、小人900円。さらに、チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地 エントランス前(シンボルゾーン)では、さまざまなエフェクトで写真が撮れるFacebook連動型のデジタルサイネージがMATオリジナルフレーム仕様で登場する『チームラボカメラ』(アーティスト:teamLab)を体験できる。日程は『増殖する生命 - Gold』と同様、2月11日~3月1日 10:00~17:00(入館は16:30まで)。入場無料。「飯田橋会場」のアンスティチュ・フランセ東京では、先端映像表現とデジタルカルチャーのフェスティバル 『DIGITAL CHOC 2015』(第4回デジタル・ショック)が開催される。日程は2月13日~3月22日(祝日休館)の11:00~19:00(日曜日は18:00まで)。入場無料。「渋谷会場」となるアツコバルー arts drinks talkでは、日常的な都市風景の知覚に揺さぶる写真展『東京乱建築』(アーティスト:オリヴィエ・ラツィ)を開催。日程は2月28日~3月29日(毎週火曜日と3月27日は休み)の14:00~21:00(水~土)/11:00~18:00(日・月)。入場料は500円(ドリンク付き)。また、同じく渋谷のSuper Deluxeでは、フランス人エレクトロニック・デュオと日本人スターミュージシャンによる恍惚の夜 デジタル・ショック&レッドブル・ミュージック・アカデミー共同イベント『Arigato Tokyo, Bonjour Paris Egyptologyセレクション』が開催される。出演は、Egyptology+千住宗臣+中原昌也(Hair Stylistics)、AOKI Takamasa、Crystal、オオルタイチ+VJ SphinkS。日程は2月14日 19:30~(開場は19:00)。入場料はドリンク別で一般2,300円、学生1,800円(要学生証)となっている。
2015年02月05日雑誌『ワイアード(WIRED)』が主催する、次世代クリエイター発掘のためのイベント「CREATIVE HACK AWARD 2014」の授賞式が26日に行われた。今年のアワードでは『「CONNECT」コネクト“つながり”を発見し、改変せよ』をテーマに、グラフィック、ムービー、3Dプロダクト、アイディアの4部門で作品を募集した。9月30日までの約3か月間で364作品が応募され、ライゾマティクスの齋藤精一など、8人の審査員によってグランプリが選出されている。なお、その基準としては今後の日本のクリエイターに求められる資質や、担うべき領域を最重視し、ビジネスマインドやコミュニケーション能力を感じられるような作品が選ばれた。グランプリを取得した「Morphing Cube」は、大学院生の山岡潤一による作品。三次元コンピューターグラフィックスによる描画のプロセスを、丸ゴムをモーター制御によって変形させることで、現実世界に再現している。キューブ、台形、四角柱、平面体など形状は自由自在に変化し、Kinectと連動させることで、人の動きに合わせた動作も可能となった。準グランプリを獲得したのは、専門学生の長田淳美による「わたしと私」。右ページに小説、左ページに絵本を描いたブック形式の作品で、小説から拾った言葉をつなぎ合わせることで、絵本の物語が展開していく。小説は“子供に戻りたい大人の物語”を、絵本は“大人になりたい子供の物語”を綴っており、2つの物語の主人公がストーリーの中で交差するという仕掛けもユニークだ。その他、グラフィック部門では200枚のGIFイラストをつなぎ合わせた「剣舞」が、ムービー部門ではパフォーマンスバトルを3Dホログラム技術を用いて格闘ゲーム風にアレンジした「NINCHRO FIGHT with HUMAN BEATBOX」が、3Dプロダクツ部門では音声データの波紋を円周形に囲むことで物体化した「Voice 想いと形をコネクトする」がそれぞれ受賞。ベストアイディア賞にはプロジェクションマッピングや透過型スクリーンなどを用いて、能の楽しさを再発見するための演出を提案する『「能」がつなぐ Japan culture!』が選ばれた。なお、応募者による発表があまりに好評だったことから、今年の審査では急遽ベストプレゼンテーション賞が新設された。第1回目に選ばれたのは会社員の土屋泰洋で、ムービー部門に投稿された「INTERNET SHRINE」での受賞となった。
2014年12月01日2015年4月25・26日、六本木の街を舞台に一夜限りのアートフェスティバル「六本木アートナイト2015」が開催される。このイベントでは六本木ヒルズや東京ミッドタウン、サントリー美術館など、街に点在する様々な施設にアート作品を展示。インスタレーションを中心に、音楽、映像、パフォーマンスなど様々な作品を見ることが出来、中には観客参加型のアートも出品される。昨年に引き続きアーティスティックディレクターを務めるのは、現代美術家の日比野克彦。さらに、メディアアートディレクターとして、ライゾマティクスの齋藤精一を招聘し、アートナイトの新たな形を模索していく。なお、今回初の試みとして、一般から作品を募集する「オープン・コール・プロジェクト」を開催。応募されたプログラムのうち、優秀な作品は2次審査へと進むことになり、審査委員会の前で企画者自らがプレゼンテーションを行うことになる。この様子は一般に公開され、以降もこうしたプレプログラムを本番までに実施していく予定だ。【イベント情報】六本木アートナイト会場:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21デザインサイト(DESIGN SIGHT)、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース日時:2015年4月25日10時から26日18時まで入場料:無料(一部を除く)
2014年11月21日