ブロードウェイで大評判となった『カラー・パープル』に主演し、2016年のトニー賞主演女優賞を受賞したシンシア・エリヴォ。オペラ座の怪人の続編にあたる『ラブ・ネバー・ダイズ』オリジナル版の主演コンビであるラミン・カリムルーとシエラ・ボーゲス。そして城田優が加わり、ミュージカル界の4人のスターが贈る世界レベルのコンサート『4Stars 2017』の東京公演が12月20日、東京国際フォーラム ホールCで開幕する。同日、彼らが見どころを語った。4Stars 2017 チケット情報先に開幕した大阪公演も評判で、満を持しての東京公演。みな、口々に「今エキサイトしている、ワクワクしている」と語る。ブロードウェイやウエストエンドで『オペラ座の怪人』『レ・ミゼラブル』といった大作に主演し、日本でも大人気のラミンは「東京が大好きですし、戻って来れてとても嬉しい。実は(大阪公演後)2日間お休みを頂いたので、フレッシュな気持ちで臨みます」と東京公演への意気込みを。今年は日本でソロ公演も行ったシエラは「この劇場で出来ることが嬉しい。昨日みんなでサウンドチェックをしましたが、みんなでハッピーになりました」と笑顔だ。SNSなどでも4人の仲の良さが発信されており、この4人だからこそのハーモニーが舞台上では披露される。来日組の3人と英語でコミュニケーションをとり、常に場を和ませている城田について、シエラは「優さんには面倒みていただきっぱなし。大変お世話になっています。本当の意味でファミリー。食事も、私たちが何を食べたくて何が食べられないか知り尽くして、連れていってくれます(笑)」。「東京に来るのは初めて。この3人と出来て、ワクワクしている」というシンシアも、靴が好きだと語り、このあと城田にスポーツショップへ連れて行ってもらう約束をしているそう。その城田は「僕、いつも舞台に立つ時はメンタルが弱くなってしまうのですが、3人のポジティブな力に助けられて、久しぶりに舞台の上で楽しいなと思いました。本当に世界トップの3人の歌声を、ひとりでも多くの方に聴いていただきたい。色々な国の言葉が出てきますが、音楽は国境を越えるというものを体感できる、日本では本当にレアな公演です」とアピール。ちなみに今回は5か国語が登場。城田が英語やスペイン語で歌うだけでなく、ほかのキャストが日本語、ドイツ語、フランス語で歌うものもあるそうなので、お楽しみに。演出はブロードウェイが注目する気鋭の演出家、サラナ・ラパインが担当する。サラナは「色々な作品から楽曲をひっぱってきていますが、その中にもストーリーを展開したかった。今回のコンサートは“愛の探求”がテーマになっています」と語った。“ミュージカル・コンサート”の枠を超えた“作品”であり、世界最高峰の歌声が日本で聴ける貴重な機会である『4Stars 2017』、お見逃しなく。公演は12月28日(木)まで。チケットは発売中。
2017年12月20日ブロードウェイをはじめ、世界で活躍するトップスターと、日本のミュージカル界を担う城田優が共演するコンサート『4Stars 2017』が12月14日に梅田芸術劇場で幕を開けた。「4Stars 2017」チケット情報初めに城田が登場し、観客に「今回はミュージカルや映画の楽曲の中から愛を探求する旅になる」と語りかけ、ミュージカル『ピピン』の『コーナー・オブ・ザ・スカイ』を英語で歌い出す。驚いたのは城田の成長だ。彼は2013年に上演した『4Stars』にも出演し、そのときもブロードウェイスターに引けを取らなかったが、初々しく少しぎこちない場面もあった。しかし、今回はさらにグーンと歌唱力、表現力が増し、堂々たる大人のエンターテイナーぶりだ。城田の紹介で、『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンなどを演じてきたラミン・カリムルー、『ラブ・ネヴァー・ダイズ』のクリスティーヌ役などで知られるシエラ・ボーゲスが現れ、その歌唱力に圧倒される。このふたりは前回の『4Stars』にも出演し、日本にファンが多い。そして、最後に登場したのは、今作で初来日を果たしたブロードウェイの新星シンシア・エリヴォだ。彼女がブロードウェイデビューを飾ったミュージカル『カラー・パープル』を筆者は現地で見ているが、劇中でもスタンディングオベーションが嵐のように起こり、その実力は格別だった。同作で共演した有名歌手ジェニファー・ハドソンがノミネートさえされなかったのに、彼女は2016年のトニー賞主演女優賞を獲得。その『カラー・パープル』から同名曲を披露する。憂いをおびたしっとりとした深い歌声は、日本でもファンが急増するはずだ。最後に「アーメン」とほかの3人もエリヴォに重ねて歌い、ハーモニーが波のように広がる。大ヒット映画『ラ・ラ・ランド』の『アナザー・デイ・オブ・サン』では、ダンサーが客席に登場し華を添える。さらに、『エリザベート』の有名曲『闇が広がる』を、城田とカリムルーが日本語でデュエット。ふたりの日本語が美しく調和し、観客も意表を突かれて大喜びだ。『オペラ座の怪人』からボーゲスが歌う『墓場にて』、カリムルーが熱唱する『ミュージック・オブ・ザ・ナイト』など、それぞれが演じてきた役のナンバーも飛び出す。いくら聞いても聞き足りないほど味わい深い。アンコールでエリヴォが歌うミュージカル『天使にラブ・ソングを』の『天国へ行かせて』もパンチがきき圧巻だった。4人はまさに輝くばかり。その一音一音に心が洗われた。「愛を探求する旅」というが、スターたちの歌声に包まれると、ミュージカルは、音楽は、そんな芸術が生まれるこの世は何て愛おしいものなのだろうと今更のように実感する。探せばすぐに見つかるはずだ。何度でも旅して確かめたい。公演は、12月14日(木)から17日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、12月20日(水)から28日(木)まで東京国際フォーラム ホールCにて開催。チケットは発売中。取材・文:米満ゆうこ
2017年12月15日演劇界に2.5次元ブームをもたらしたミュージカル『テニスの王子様』の魅力とは。過去にも人気漫画の舞台化はあったけど、テニミュが社会現象とまでいわれるほどのブームになったのはなぜなのか。演劇に精通する中井美穂さんにその魅力を聞きました。スタッフ×キャスト×観客三位一体の熱写真は初演より。初日の客入りは1/3程度だったが、1幕終了後の幕間の観客の熱狂がすごかったそう。「スタッフの情熱とキャストの必死さとで生まれる熱が、観客にアイドルライブにも似た高揚感をもたらしてくれます」漫画そのままと見紛うビジュアルクオリティ「過去の漫画原作ものの多くは、キャストにキャラを寄せていっていたのですが、テニミュは徹底してキャラに寄せていった。だからこそ原作ファンも心置きなく応援できるんです」。いまでは当たり前になっているけれど、その先鞭をつけたウィッグ製作、ヘアメイクのスタッフの技術力の高さに脱帽する。代替わりで受け継がれる伝統と刹那と過去には斎藤工さんや加藤和樹さん、城田優さんなども出演。「どんな人気メンバーも必ず卒業するから、いま必死に応援するんです。2ndシーズンでリョーマ役の小越勇輝さんを残して青学メンバーが入れ替わった時は、こちらも特別な思いが湧き上がりました」。ライブなど、卒業キャストを観客が見送れる場が用意されているのも心憎い。「初めて観た時、他の舞台作品にはない、お客さんの熱量の高さにまず驚きました。幕が開いてからはステージに釘付け。セットも簡素だし、キャストの歌もダンスもけっして上手いとは言えなかったけれど、それを補って余りある圧倒的な情熱とパワーがそこにあったんです」(フリーアナウンサー・中井美穂さん)とくに惹きつけたのは、「俺様の美技にブギウギ」などの「思わず口ずさんでしまう」キャッチーな歌と、試合シーンの臨場感だ。「ボールをピンスポットの明かりと音で表現する演出は発明と言ってもいいレベル。そして若い俳優たちが必死の形相でラケットを振る姿は、舞台で激しい殺陣を見た時のカタルシスに近いものがあるのではないかと思います」後追いする形で原作漫画を読み、「ビジュアルの再現度の高さに驚いた」そう。「テニミュの一番の魅力は、制作側のスタッフ、キャストが誰ひとり原作を疎かにしていないこと。それが舞台の細部から伝わってくる」。ともすれば原作ファンに批判されがちな世界だが、最大限に原作を尊重する姿勢が受け入れられたのではないかと分析。そして、キャストが入れ替わるシステムが、テニミュがここまで長く続いた理由だろうと語る。「まだ未熟なキャストが、ここでチームワークを学び、成長して、卒業していく。それはまさに学生時代の部活動そのもの。限られた時間にしかないからこそ尊いし、キャストが入れ替わることで、伝統が受け継がれて、観客はマネージャーや保護者(笑)のような目線で彼らを応援する。そのすべてがとてつもなく純度が高いからこそ、感動を呼ぶんだと思います」なかい・みほフジテレビアナウンサーとして活躍した後、フリーに転身。宝塚をはじめ演劇全般に造詣が深いことから、舞台のアフタートークの司会や演劇コラムも執筆。’13年からは読売演劇大賞の選考委員も務めている。ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学 vs 比嘉12月21日(木)~24日(日)TOKYO DOME CITY HALLほか、大阪、福岡、愛知、宮城公演あり。2018年2月8日(木)~18日(日)には東京凱旋公演も。原作/許斐剛オリジナル演出・脚色/上島雪夫演出補佐/三浦香音楽/佐橋俊彦・坂部剛作詞/三ツ矢雄二脚本/三井秀樹振付/本山新之助・上島雪夫ネルケプランニングTEL:03・3715・5624(月~金曜11:00~18:00)※『anan』2017年12月6日号より。写真・五十嵐瑛仁(TRON)取材、文・望月リサ(C)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト(C)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会(by anan編集部)
2017年12月04日俳優の鈴木亮平が、2018年6月公開の映画『羊と鋼の森』(橋本光二郎監督)に出演することが4日、発表された。映画『羊と鋼の森』に出演する鈴木亮平同作は、宮下奈都による同名小説の映画化作品。舞台は北海道、主人公の青年・外村直樹(山崎賢人)が、高校でピアノの調律師・板鳥宗一郎(三浦友和)に出会ったことをきっかけに、板鳥のいる江藤楽器店で調律師として働くことになる。外村が、悩み、迷い、挫折を経験しながらも、調律師として一歩一歩前へ進んで行こうとする成長物語。今回、鈴木が演じるのは、外村が勤める江藤楽器店の調律師で、外村にとって一番年齢の近い先輩であり、成長のきっかけとなるアドバイスをしていく兄貴分・柳伸二を演じる。鈴木は、撮影前からピアノ調律の練習を重ねていき、役に挑んだという。ほか、江藤楽器に勤める事務員で、ムードメーカー的存在の女性・北川みずき役は堀内敬子、同じく江藤楽器に勤め、口は悪いが調律師としての腕は優秀な男・秋野匡史役は光石研、柳の恋人役であり、外村に柳の過去を伝える女性・濱野絵里役は仲里依紗。柳の顧客であり、ジャズバーで演奏するプロピアニスト・上条真人役は城田優が演じる。さらに、外村の顧客であり、悲しい過去によってピアノを引けなくなってしまった青年・南 隆志役は森永悠希、厳しく接しつつも、外村を見守り続ける祖母・外村キヨ役は吉行和子、そして、外村の弟・雅樹役は、佐野勇斗がそれぞれ演じる。
2017年12月04日12月1日(金)放送の「ミュージックステーション」は、黒柳徹子の半生を描いた帯ドラマ劇場「トットちゃん!」の主題歌を担当する福山雅治が、本ドラマの主題歌「トモエ学園」をテレビ初披露。それに合わせて、黒柳さん本人がスペシャルゲストとしてスタジオに駆けつけることが急遽決定した。今週の放送は、福山さんのほか「[Alexandros]」がCMソング「明日、また」を披露。さらに、「Kis-My-Ft2」、椎名林檎、「back number」、「BiSH」が登場予定。そしてオリジナルランキングは“今年の一曲”を発表する。豪華アーティストたちが登場する中、黒柳さんがゲストで登場。黒柳さんが「ミュージックステーション」に出演するのは、2015年に初開催された大型特別番組「MUSIC STATION ウルトラFES」に、オープニング・アクトを務めた近藤真彦の応援ゲストとして登場して以来。しかし、そのときは特設会場からの放送だったため、「ミュージックステーション」のスタジオに登場するのは今回が初となる。そして、福山さんがテレビ初披露する「トモエ学園」は、黒柳さんから福山さんへの直々のリクエストで生まれた1曲。本番のトークでは、福山さんが曲の着想をどのように得たのかなど、制作秘話なども語られる予定だ。黒柳さんとMCのタモリは、「徹子の部屋」に、1978年から2013年まで年末最後のゲストとしてタモリさんが連続出演するなど親交が深い2人。黒柳さんは「スタジオへ行くのワクワクしています。お友だちのタモリさんに会えるのも楽しみです」と出演を楽しみにしているとコメントしている。果たしてどんなトークが繰り広げられるのか?楽曲披露と共にこちらも注目だ。常にエンターテインメント界の第一線で活躍を続けてきた黒柳さんと、その家族の激動の昭和史を描く物語「トットちゃん!」は、黒柳さんが生まれる4年前、母・朝と父・守綱が運命的な出会いを果たすところからスタート。戦後最大のベストセラーでありこれまで映像化されていなかった「窓ぎわのトットちゃん」の時代からもエピソードを抜粋、テレビ女優・一期生として活躍したNHK時代や、これまで一切語られることがなく、このドラマではじめて明かされる“国境を越えた恋”まで、黒柳さんの怒涛の半生を描いていく。ヒロイン・黒柳徹子役を清野菜名が務めるほか、松下奈緒、山本耕史、城田優ら豪華俳優陣が出演する「トットちゃん!」は、毎週月~金曜日12時30分~テレビ朝日にて放送(再放送は毎週月~金曜日7時40分~BS朝日にて放送)。福山雅治ら出演の「ミュージックステーション」は12月1日(金)20時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2017年11月30日昭和からエンターテインメント界の第一線で活躍を続けてきた黒柳徹子と、その家族の激動の歴史を描く帯ドラマ劇場「トットちゃん!」。先日、ヒロインの半生を体当たりで熱演してきた清野菜名がクランクアップ!感極まって涙の挨拶となるなか、恋人役の城田優が“お姫さま抱っこ”で清野さんをねぎらった。子役・豊嶋花からバトンを引き継き、11月より本格的に登場していた清野さん。そのひたむきでまっすぐな演技が注目を集めており、物語はついにヒロイン・徹子がNHK専属女優に選ばれ、テレビ草創期の熱気を伝える怒涛の展開に突入。そして今回、15歳から63歳までの徹子の半生を演じてきた清野さんがクランクアップを迎えた。■ラストシーンは海岸…“我らがトットちゃん”が感極まって涙、涙!クランクアップ当日は、関東地方の海岸での撮影。ラストシーンは恋人、カール・祐介・ケルナー役の城田さんと砂浜で2人きり、語り合うシーンとなった。すべての撮影が終わったところで、助監督が「我らがトットちゃん、清野菜名さんがオールアップです!」と声をかけると、スタッフ一同から「イエーイ!」と大歓声!清野さんも満面の笑みで両手を高く掲げて「イエーイ!」と応じ、星田良子監督と「ありがとうございました」とハグ。城田さんともがっちりと握手を交わした。最初は充実感いっぱいの笑顔を浮かべていた清野さんだが、スタッフからひと言を求められると感極まったのか涙がこみ上げ、「皆様お疲れ様でした。不慣れなところもあってご迷惑をおかけしたと思うのですが、撮影はすごく楽しかったです。ありがとうございました!」と、絞り出すように挨拶。その後は涙があふれて言葉にならず、「ただただ感無量です!」と、大役を演じきった素直な心境を明かした。清野さんが「トットちゃん!」の撮影に入ったのは、7月下旬。以来、プレッシャーを抱きながらも「徹子さんが皆さんにもたらしている“パワー”や“楽しいひととき”を、私もこのドラマを通して視聴者の方々にお届けしたい!」という強い思いを胸に、撮影に励んできた。■恋人役・城田優が清野菜名を“お姫様抱っこ”!!同じくこの日、クランクアップを迎えた城田さん。「後半からの登場だったのはちょっぴり残念でしたが、全体のクランクアップのときに、こうして皆さんとご一緒することができてうれしかったです。短い時間でしたが、本当に楽しい現場でした」と挨拶。なんと最後は、清野さんを“お姫様抱っこ”し、大役に挑んできた“恋人”をねぎらう、男前っぷりを披露した。城田さん演じるカール・祐介・ケルナーは、来週12月4日(月)放送の第46話から登場。はたして、徹子と祐介の“運命の出会い”とは!?トットちゃんの“秘めた恋”がいよいよ明らかになっていく。■近藤真彦ら登場!売れっ子女優になった徹子が見合い結婚!?そして、今週11月27日(月)からの第9週は、いよいよテレビジョンの華やかな時代が幕を開ける。徹子は売れっ子女優として活躍を見せ、森繁久彌(近藤真彦)、沢村貞子(浅野ゆう子)、渥美清(山崎樹範)らスターたちとも共演し、交流が始まっていく。そんな中、なんと徹子が突然、見合い結婚することを決意して…!?いったいなぜ徹子は結婚を決めたのか…!?その驚きの展開に、徹子に恋心を抱いていたディレクター・久松勇(三宅健)はどんな行動を!?まだまだ目が離せないストーリーが続いていきそうだ。「トットちゃん!」は毎週月~金曜日12時30分~テレビ朝日にて放送。再放送は毎週月~金曜日7時40分~BS朝日にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年11月27日浦井健治と城田優が、来年2月から上演される『ブロードウェイと銃弾』で6年ぶりの共演を果たす。ふたりが口を揃えて「すごく楽しみ」という作品の魅力、久々の共演への喜びを語った。チケット情報はこちら作品の舞台は1920年代のNY。売れない劇作家のデビッド(浦井)が、ギャングの親玉という出資者を得てやっとの思いでこぎつけた自作のブロードウェイ上演。ギャングの子分であるチーチ(城田)の監視のもと、クセのある俳優たちに翻弄されながら作品を作っていくも、さらにチーチまでも作品に口出しをしてきて……。アカデミー賞7部門にノミネートされたウディ・アレンによる同名映画を原作にブロードウェイでミュージカル化されたコメディの、日本初上演だ。浦井は「エンタテインメントを作り上げる素晴らしさを体感し、男同士の絆が生まれていく。デビッドとチーチの友情物語でもあるので、優とだったら自然体で出来るんじゃないかな」と城田との久々の共演への期待を語る。演じるデビッドについては「完全に巻き込まれ系ですね」と話し、「突飛なキャラクターたちに、いかに僕が振り回されるか。「どうしよー!」って、オドオドしていればいいかな(笑)」。対する城田は「僕は逆に周りで遊びを入れていく側。だから健ちゃんの方が大変だよね、(観客の)共感軸だからブレずにいないといけないから。でも、健ちゃんとは前回共演した2011年の『ロミオ&ジュリエット』の時に“目で芝居が出来る”関係性が築けた。今回は浦井健治を信頼して、後ろについて行こうと思っています(笑)」と浦井への絶大なる信頼を明かしつつ、「脚本がめちゃめちゃ面白いんです。「こんなんで舞台が作れるの!?」というほどクセの強いキャラクターが揃っている。最終的にそれまでの伏線が全部繋がっていくところとかもエンタメ要素が強い」と作品の魅力を熱弁する。ブロードウェイのバックステージを描いている物語ゆえ、華やかさもみどころ。全編を彩るのは20~30年代の軽快なジャズやポップスだ。「2014年に作られた割にはオールドテイストで、日本で言う昭和の匂いがします。“旧き良き”、ですね。“ジャズミュージカル”といった雰囲気のものも、僕も健ちゃんもあまりやっていませんので、僕らの新しい一面もお見せできると思いますよ」(城田)。演出はコメディを作り上げる手腕に定評のある福田雄一が手がける。映画『銀魂』やドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズで知られる福田は映像作品の印象が強いが、演劇からキャリアをスタートさせ、ミュージカル好きを公言していることでも有名だ。「脚本家でもあり演出家でもある福田さんは、デビッドと重なるところもある。そんな福田さんだから、舞台芸術の持つ力や、舞台作りへのオマージュも込めていかれるんじゃないかなと思います」(浦井)。共演は平野綾、保坂知寿、愛加あゆ、ブラザートム、鈴木壮麻、前田美波里ら。公演は2月7日(水)から28日(水)まで、東京・日生劇場にて。チケットは11月25日(土)に一般発売開始。その後大阪・梅田芸術劇場 メインホール、福岡・博多座でも上演される。
2017年11月24日高良健吾×城田優で、伊坂幸太郎の同名原作を初めて連続ドラマ化するWOWOW「連続ドラマW バイバイ、ブラックバード」。このほど、高良さん演じる主人公が恋愛関係にあった5人の女性たちを含む、オールキャストが発表された。出会って惹かれる女性すべてと付き合うため、いつの間にか5股をかけてしまった星野一彦(高良健吾)。ダメ男だが何故か憎めず、人の懐にスルっと入ってくるようなキャラクターだ。その星野を監視するのが、強烈なインパクトを放つ異色のヒロイン、繭美(城田優)。「身長3m、体重200kg、金髪でハーフ」と本人もうそぶく繭美。そのうえ「常識」「愛想」「悩み」「色気」「上品」など、自分に必要のない単語を黒く塗りつぶした“マイ辞書”を持っており、誰に向かっても「おまえ」呼ばわり、言動は常に破壊性を帯びている。そんな掴みどころのない星野と繭美のコンビが織りなす、5人の女性に別れを告げる不思議な数日間を描いた「グッド・バイ」ストーリーとなる本作。5股…改め、5人の女性と同時に恋愛関係にあった、高良さん演じる主人公・星野一彦の恋人たちは、これまでヴェールに包まれていたが、ついに明らかに。その女性たちを演じるのは、石橋杏奈、板谷由夏、前田敦子、臼田あさ美、関めぐみ(登場順)の5人。第1話から毎話変わるエピソードで、城田さん演じる怪女・繭美によって星野と“別れさせられるヒロイン”となる。さらに松村雄基、丸山智己、岡村いずみ、斎藤洋介、あがた森魚など、個性的なキャストたちが演じる謎キャラの数々にも注目だ。【第1話/廣瀬あかり】:石橋杏奈不倫明け女子。フラッとひとりで訪れたイチゴ狩りで星野と出会い、不倫地獄から救われる。可愛らしい見た目とは裏腹、繭美に対して臆することなく言い返す、気の強い性格。石橋さんは、「原作と台本があまりにも面白すぎて『最後まで読みたくない、映像として視聴者の皆さんと一緒に見たい』というのがこの作品の正直な感想です(笑)」とコメント。「あかりというフィルターを通すと、星野さんがとても魅力的な男性で、彼女が彼を好きになる気持ちが皆さんにも伝わると思います。5股云々ということを除けば、ですが(笑)。そんなあかりの恋心がたくさん描かれた第1話の見どころは、2人の出会いの場面」と石橋さん。「とても魅力的な仕上がりになっていると思います」と期待を込めている。【第2話/霜月りさ子】:板谷由夏バツイチのシングルマザー。元夫の浮気が原因で離婚後、息子の海斗と2人暮らし。大手銀行勤務。映画『フレンチ・コネクション』のごとく、車を持っていかれ狼狽している星野のところに通りかかり、星野の話に耳を傾けたことから交際がスタートする。「働きながら子育てをするというところが、私自身、霜月りさ子と重なる部分でもあり、共感しながら演じさせていただきました」と語る板谷さん。「彼女との恋愛は、彼にとって一番リアリティがあるものだったのではないかなと思います。彼女の息子に幼少期の自分を重ねたり、家庭があるところに自分が加わったり、星野さんの心の機微に触れるような繊細な一面が描かれています」と明かす。「5股ってすごいですよね(笑)。彼がお別れ後に唯一泣くシーンがあるのですが、他の女性たちとのエピソードとはひと味違ったものになっていると思います」と語っている。【第3話/如月ユミ】:前田敦子ひとりキャッツアイ。ロープ1本で“ビルから降りたい”という野望を持つ。ロープ片手に怪しい恰好で深夜に徘徊していたところ、星野に声をかけられる。人が嘘だと思うようなことでも、信じてしまう不用心(?)な、もとい素直な女の子。前田さんは「第3話はすんなりと別れられません(汗)」と激白。「なぜならば、星野っちもユミもお互い自由で、話がとにかく噛み合わないんです。監督から『普通じゃダメ、星野と噛み合っちゃダメ』と沢山怒られながら撮影をしていました(汗)。噛み合って怒られるというのが初めての経験でしたので、私にとって如月ユミという役は新たな挑戦となりました。でも、そうやって模索しながら演じたからこそ、「よくわかんないけど、バイバ~イ!」って星野っちに言えちゃうような爽快さを、彼女から感じてもらえたら嬉しいです」と語る。さらに、「3話はあの繭美が唯一アタフタするお話」という気になる見どころもコメント。【第4話/神田那美子】:臼田あさ美税理士事務所に勤め、数字で物事考えるという変なくせがあるリケジョ。耳鼻科で点滴をしていたとき、隣で同じく点滴をしていたのが星野だった。数字を見てゴロ合わせをするのが好き。鬼門の番号は元彼の名前で「105(トウゴ)」。臼田さんが演じるのは、「“すごく控えめで地味な女性”」という。「でも、選ぶ言葉はちょっと変わっているけど思ったことをハッキリと口にしたり、数字をベースに物事を考えたり、そういった“個性的”な部分がある子」と語り、星野君との別れのシーンでは「『楽しかったことを思い出しながら演じてみて』と監督に言われたことが深く印象に残っています。別れの時に辛いことは『別れよう』という言葉そのものじゃなく、良い思い出が沢山あったことに対する辛さなんだなと気づかされました」と語っている。【第5話/有須睦子】:関めぐみ“絶対に別れない”女優オンナ。時代の寵児と呼ばれたディレクター担当のCM撮影で星野と出会って以来、5人の中では一番長く付き合っている。サイボーグのようなマネージャーがいる。別れを促す繭美に「別れるつもりはない」と、毅然と立ち向かう。「台本の1ページ目を開いてから最後まで一気に台本を読み切ってしまった、初めての作品です(笑)。そして初めての女優役」と関さん。「真っ直ぐに“女優”の仕事と向き合う女性なので、“素”の睦子との対比を見ていただけたら」と明かす。「そんな彼女が恋心を寄せる星野君は、睦子にとって彼女の持っている寂しさや孤独をすくってくれる人。そして繭美さんは、発する言葉は粗暴だけど、相手の気持ちを正面から捉えることのできる優しい人。皆さんが怖いと萎縮してしまう繭美と、5人の女性の中で唯一分かり合える何かを持っている、睦子を演じてそんなことを感じました」と、気になるコメントを寄せている。「連続ドラマW バイバイ、ブラックバード」は2018年2月17日より、毎週土曜22時~WOWOWプライムにて放送(全6話 ※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年11月24日現在、テレビ朝日にて放送中の三浦春馬主演ドラマ「オトナ高校」の第6話(11月25日放送)に、本作の主題歌を担当する高橋優がゲスト出演することが明らかになった。高橋さんは、「何日も前から、警察官のつもりで役作りをしてきた」と気合十分で撮影に挑んでいたようだ。本作は、深刻な少子化問題の打開策として政府が設立した公的機関「オトナ高校」を舞台に、三浦さん演じるチェリートこと30歳のエリート童貞・荒川英人ら、異性との性経験がない30歳以上の男女たちが繰り広げる、不器用なオトナたちの“学園ドラマ”。先週放送の第5話では、超問題児・総理大臣の息子・石清水(城田優)が登場し、“感動”“まさかの号泣”する視聴者も。そしてドラマもいよいよ後半戦。第6話では、国家の極秘プロジェクトだったはずのオトナ高校の存在がSNSで拡散。野次馬たちが校門の前に押し寄せ、英人ら生徒は社会的立場の崩壊危機に直面し…という展開に。そんな中、オトナ高校の警備にやって来た警察官が、今回ゲスト出演が明らかになった高橋さんが演じる役柄。人生初となる警察官の制服に袖を通すや大興奮の高橋さんだったが、高橋さんが秋田出身ということもあり、監督からいきなり「秋田弁でセリフを言ってほしい」とのムチャぶりが。このことについて高橋さんは、「幼少の頃から警察官になりたかった男が秋田から出てきて、オトナ高校を守るために任務に就いた…というストーリーを自分の中で作り上げました。やはり、自分の中でストーリーがないと、言葉に魂が入らないので(笑)」と自身で設定を考え秋田弁で対応。さらに、「秋田弁を出すバランスもいろいろ考えて、字幕が必要なくらい出しました」と言う高橋さん。「『それはよくないよ、止めた方がいいよ』という意味の『だりゃ!』など、コアな秋田弁をさりげなく盛り込んだので、聞き取っていただければ面白いのかなって思います」と見どころも。主演の三浦さんは、そんな高橋さんいついて「ドラマでの優くんのお芝居は初めて見ましたけど、すごくナチュラルでよかったです!」と絶賛し、「見どころは、優くんが野次馬に『帰れ、帰れ』と言った後の表情です。いつも思っていたことなんですけど、優くんの口角は何とも愛らしいんです!今回もその口角の魅力が詰まった、いい表情をされてるなぁ、と遠巻きに見ながら思っていました」と笑顔で一押しシーンを教えてくれた。「オトナ高校」第6話は11月25日(土)23時05分~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2017年11月21日浦井健治と城田優がW主演するミュージカル『ブロードウェイと銃弾』の製作発表会見が11月10日に行われた。ウディ・アレンによる同名映画を原作に、ウディ自身がブロードウェイでミュージカル化した作品の、日本初上演。演出は映画『銀魂』やドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズで知られる福田雄一が手がける。ミュージカル『ブロードウェイと銃弾』チケット情報映画版はアカデミー賞7部門にノミネートされた、傑作との呼び声の高い作品。1920年代のNYを舞台に、自分の作品がやっとブロードウェイで上演されることになった売れない劇作家が、出資者であるギャングの親玉や、監視役のその部下、ギャングの愛人である大根女優、クセのある俳優たちに振り回されながらも舞台を作り上げていく様を描くコメディだ。「日生劇場(という大きな劇場)でやるということで身の引き締まる思いなのですが、真ん中のふたりがふざける気満々のようで、ちゃんと言うこときいてくれるか……」という福田のボヤきから始まったこの日の会見は、終始爆笑に包まれたものとなった。劇作家のデビッド役である浦井は「僕は福田さんの作品が大好き。福田作品の、みんなで楽しみながら楽しいものを作っていく現場も大好きです。城田優とコメディを一緒に作るのも初めてなので、そこも楽しみたい」と意気込みを真面目に語るも、会見終盤には城田に煽られ、なぜか美輪明宏氏のモノマネを披露する展開に。会場の爆笑を誘っていたが、「僕、この個性豊かな面々のなかで今も右往左往していますが、それがそのままデビッドというキャラクターになっていくんじゃないかな」。城田はギャングのボスから現場に監視役として送り込まれてきた部下、チーチ役。「みなさんに笑顔や勇気や元気を届けらるような、ハッピーなものを作りたい。チーチはクールで怖い感じなのですが、芝居作りにものすごくのめり込んでいく。そのギャップが面白いです。僕も演出家に(意見を)言ったりする面倒臭いタイプなのでそのあたりはチーチと似ているかな」と、自分と役柄の接点を語った。浦井と城田は6年ぶりの共演だが「友だちでもあり親友でもあり同志でもあり戦友でもある」(浦井)とのことで、掛け合いのようなやり取りが続いたが、コメディセンスについては「優の方がある」(浦井)、「狙って笑わせるのは僕だよね。でも天然で面白いのは健ちゃん」(城田)。ふたりがどんなコンビを生み出していくのかにも注目だ。ほかに平野綾、保坂知寿、愛加あゆ、ブラザートム、鈴木壮麻、前田美波里といった顔ぶれが脇を固める。“キンキン声で才能がないにも関らず芝居の主演を狙う”という役柄の平野が甲高いアニメ声で挨拶をしたり、“プライドの高い主演女優”役の前田が「浦井さんとキスシーンがあります!」と高らかに宣言したりと、それぞれの個性が噴出した楽しい会見に、本番の舞台への期待度が高まった。公演は2月7日(水)から28日(水)まで、東京・日生劇場にて。チケットは11月25日(土)に一般発売開始。その後大阪・梅田芸術劇場 メインホール、福岡・博多座でも上演される。
2017年11月14日ミュージカル『ブロードウェイと銃弾』の制作発表が10日、都内で行われ、浦井健治、城田優、平野綾、保坂知寿、愛加あゆ、ブラザートム、鈴木壮麻、前田美波里、演出の福田雄一が登場した。同作はウディ・アレンによって1994年公開の映画を2014年にミュージカル化。劇作家のデビッド(浦井)だが、プロデューサーが見つけてきた出演者がマフィアの親玉だったためにハチャメチャな状況に。実は舞台を愛するマフィアの部下・チーチ(城田優)とともに作品を成功させるために苦労する。ジョークを飛ばすことの多いメンバーに、福田が「2人がちゃんとやってくれるかなという不安が……」と心境を明かすと、城田は「日本語ガワカリマセン……」と返し、波乱を感じさせるスタートに。それぞれが意気込みを語る中、前田が「どうも浦井さんとキス・シーンがございます! どうぞよろしくお願いします」と主張すると会場からは拍手が起こったが、前田は「言ったら赤くなっちゃった」と照れた様子を見せた。キンキン声のマフィアの愛人を演じる平野は福田から「『レディ・ベス』は大変だけどこれはそのまま出来るね」と言われたことを暴露すると、福田は「あんまりそういうこと言わないで!! ダメ!!」と大慌て。また、デビッドの恋人を演じる愛加は「前回『王家の紋章』で(浦井と)共演させて頂いた時に片思いして全く報われず、お姉さんに燃やされてしまう役で」と恋人役となったことに喜ぶと、福田が「ずっと黒焦げでしたよね!?」つっこみ、会場も笑いに包まれていた。作中のナンバーから、浦井による「I’m Sitting on Top oh the World」、城田による「Up a Lazy River」の披露も行われ、大盛況の制作発表だったが、最後に浦井が一発芸をやる流れに。『もののけ姫』に声で出演していた美輪明宏のモノマネを披露すると、共演者陣も「すごい似てるね!!」と驚いていた。製作発表終了後の取材では、互いの歌声を褒めあった浦井と城田。浦井は城田について「喉が違う。高音の最後シのフラットまで出て」と専門的に語り、城田は「安定している。健ちゃんは必ず決めてくる」と称賛した。さらにコメディセンスがある方は? と聞かれると、浦井は「優です」と即答。城田が「狙って笑わせるのは僕です。でも天然で面白いのはこっちです」と浦井を指すと、浦井は「意図的にできません」と苦笑した。しかし、先ほどのモノマネを褒められた浦井は「もう一つやります」とやる気に。『ハウルの動く城』の美輪明宏の「その呪いは解けないよ」というセリフを披露し、城田は「これは本編に入れましょう」と絶賛した。取材終わりには、城田がレポーターに「大丈夫ですか? もっとやばい質問とか。最近恋愛はどうですか? とか」と尋ね、周囲が慌てる一幕もあったが、浦井が強引に「ありがとうございました!」と頭を下げ、場を終わらせた。東京公演は日生劇場にて2018年2月7日から28にち。また、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて3月5日~20日、福岡公演は博多座にて3月24日~4月1日。
2017年11月10日米アカデミー賞7部門にノミネートされたウディ・アレンの名作映画を監督自ら脚本化、2014年にブロードウェイで初演されたミュージカル『ブロードウェイと銃弾』が、福田雄一演出で来春上演される。1920年代のNYを舞台に、マフィアとショウビズ界のアンタッチャブルな関係をコミカルに描いた物語だ。出資者であるマフィアの親玉ニック(ブラザートム)から「愛人のオリーブ(平野綾)を主役に!」との絶対条件付きで、ブロードウェイデビューの夢を掴んだ劇作家のデビッド(浦井健治)。早速稽古に入るが、主人公が大根役者な上、突然オリーブの監視役でマフィアのチーチ(城田優)が脚本にダメ出しを始めて…。混迷を極めていくデビッド役について、浦井健治はこう語る。ミュージカル「ブロードウェイと銃弾」チケット情報「演出の福田さんがある現場で言っていたのは、『真ん中にいる人はなるべく余計なことはしないで』と。主役のデビッドまでいろんなことを仕掛けると作品の軸がブレてしまうので、僕は周囲に揉みくちゃにされながらも耐える役です。でも、先日のビジュアル撮影では、役になりきる僕を見てスタッフさんたちが爆笑していました。『一番個性のない役のはずなのに…』って(笑)」。無個性な彼でさえこの反応とは、個性際立つ共演者らの爆笑度合いは推して知るべし。とりわけ、城田優が演じるチーチとの“迷コンビ”ぶりは、物語を躍動させる鍵となる。「デビッドはチーチのダメ出しによって気づくんですよね、『こいつ、俺より才能あるな』と(笑)。彼としては劣等感を抱きつつも互いに認めあうことで、それぞれの道が拓けていく。人生何が起こるか分からない。この作品はデビッドの成長の物語でもあるのかな」。チーチとの「友情にも似た関係」を演じる上で相手役には、城田優がぴったりだとも。共演した『ロミオ&ジュリエット』では目で対話ができるまでに信頼感を深め、キスシーンも盛り込まれた『エリザベート』ではデュエット曲『闇が広がる』で万雷の拍手を獲得した。「『芝居を止めてまで拍手が止むのを待ったのは、後にも先にもあの瞬間だけだ』と後に優が言ってくれました。板の上で様々な経験を共有してきた彼とだからこそ、描ける関係がある。ただ、今回は福田組なので、逆に優とふたりで『ここで、拍手ください!』とか言っちゃってるかもしれないですね(笑)」ドラマ『勇者ヨシヒコシリーズ』や『ニーチェ先生』、映画『銀魂』など、映像でも活躍する福田雄一が手掛ける舞台は、普段演劇を観ない人や男性にも「絶対に後悔させない」と太鼓判を押す。「福田さんは現代に通じる笑いを日々追求されていると思うので、初観劇にもお勧め。逆に会社や学校で、観たことを自慢できるような舞台になると思います。きっと華やかなセットになるだろうしダンスシーンも満載で、演劇界の裏側を覗き見するような趣向にゲラゲラ笑って、すっきり爽やかにエナジーチャージができる。素敵な作品になります!」2018年2月7日(水)から28日(水)までの東京・日生劇場公演を経て、大阪・梅田芸術劇場メインホール、福岡・博多座でも上演。取材・文:石橋法子
2017年11月06日演劇、ミュージカル、伝統芸能など、舞台に関する最新情報やインタビューをお届けするフリーマガジン「ステージぴあ関西版」。11月1日発行の最新号で表紙を飾るのは、舞台『黒蜥蜴』で主演を務める中谷美紀。インタビューでは、『黒蜥蜴』の魅力や公演にかける思いを聞いた。「ステージぴあ関西版」発刊情報はこちらほかにも、年末恒例の極上落語会『夢の三競演2017~三枚看板・大看板・金看板~』に挑む桂文珍、桂南光、笑福亭鶴瓶に落語への思いを聞いたり、宝塚歌劇花組トップスター・明日海りおの『ポーの一族』にかける意気込みを聞くなど、今号もミュージカルから伝統芸能まで多彩なインタビューを掲載。さらに、板谷由夏が初舞台で初主演を務める舞台『PHOTOGRAPH 51(フォトグラフ51)』や、映画『銀魂』や『斉木楠雄のΨ難』などを手がける鬼才・福田雄一が演出し、浦井健治、城田優が主演するミュージカル『ブロードウェイと銃弾』など、注目公演の読者先行予約も実施!この機会にぜひチケット入手を。「ステージぴあ関西版」11+12月号はチケットぴあカウンター、劇場などで配布中。WEB上でも全ページ無料でご覧いただけます。
2017年11月02日城田優が、話題沸騰中の三浦春馬主演ドラマ「オトナ高校」にゲスト出演!“総理大臣の息子で童貞”という役柄で第4話と第5話に登場し、親交の深い三浦さんと制服姿では8年ぶりの共演を果たすことになった。本作は、深刻な少子化問題の打開策として政府が設立した公的機関「オトナ高校」を舞台に、“チェリート”こと30歳のエリート童貞・荒川英人(三浦春馬)ら、異性との性経験がない30歳以上の男女たちが繰り広げる、不器用なオトナたちの“学園ドラマ”。ぶっとんだ設定で話題を呼んでいるが、最近は「童貞処女たちが、ピュアすぎて可愛すぎる」など、“新しい切り口の胸キュン”や、登場人物たちの成長を応援する声が急増中。また、厚生労働省が2015年に行った「出生動向基本調査」で、実際に性経験のない30代独身男性は25%以上、30代独身女性は30%以上…というデータがあることから、「ありえないと思ったけど、リアルかも」という声も。放送開始前は「親と見られない」という意見も多かったものの、逆に家族や友だちと見るべき“リアルな恋愛指南ドラマ”として注目を集めている。そんな中、城田さんが演じる岩清水叶は、“王子”の異名をとる30歳童貞男子。オトナ高校設立までの道程を描くスピンオフドラマ「オトナ高校エピソード0」(AbemaTV・ビデオパスで配信中)でも存在が囁かれていた“総理の童貞息子”だ。このたびめでたく(!?)「息子を真のオトナに成長させたい」という総理の願いが忖度され、遅ればせながらオトナ高校に入学。ところが彼ときたら、御子息パワー全開で大暴れ!百戦錬磨の教師陣を次々と論破するわ、校則はガン無視するわ…と、学校の風紀を乱しまくる。岩清水の登場で激震が走るオトナ高校に、ますます目が離せなくなりそうだ。■「春馬のことが大好きなんです」――三浦春馬との再共演に大喜び!『ROOKIES』(’08)での学ランをはじめ、数々のドラマで制服を着こなしてきた城田さん。今回、三浦さんとは2009年放送の「サムライ・ハイスクール」以来となる“制服共演”を果たす。「制服を着るのも、春馬と“学園ドラマ”で共演するのも久しぶり。だから、懐かしさを感じています。30歳を超えた男ですけど(笑)、制服を着ると何だか若返った感覚にもなる!気分が上がって、撮影していても楽しいです」と城田さん。ちなみに、三浦さんとはプライベートでも一緒に食事をしたり、時々連絡を取り合ったりする仲ではあるが、共演自体は3年ぶり。久々の芝居合戦を心から楽しんでいる様子で「春馬を初めて見たのが『地球ゴージャス』の舞台。当時『すっげぇ俳優が出てきた!』と思っていたんですけど、その印象はいまも全然変わらないですね。落ち着きと茶目っ気を併せ持っているし、責任感も向上心もある!そんな春馬のことが僕は大好きです」と、目を細めてコメント。実は今回、城田さん演じる岩清水はピアノ一筋という役どころ。現在放送中の「トットちゃん!」でも演じており、来年公開の新作映画でも演じるという城田さんは、「昔、特技はピアノと言ったのが独り歩きしちゃって、高度な演奏を求められるんですよね。でも、実はそこまでは弾けないんですよ(苦笑)。説得力に欠けるしなぁ…と、オファーをいだいたときは悩みました」と激白。そんな城田さんの背中を押したのが、ほかでもない三浦さんと、2011年に「ジウ 警視庁特殊犯捜査係」で共演してから大の仲良しだという黒木メイサの存在だったそう。城田さんは「正直なところ、三浦春馬と黒木メイサが出てるからオファーを受けた、という部分もあるんです。それくらい、2人には強い友情と信頼感を覚えているんです」としみじみ。偶然か否か、第5話では“友情”がキーワードに!リアルな友情も反映された(!?)胸熱展開、ぶっ飛んでるけど心に刺さる名言続々の本作。城田さんも「現代社会に斬り込んだドラマ」と評する本作に、引き続き注目していて。「オトナ高校」第4話は11月4日(土)23時05分~、第5話は11月11日(土)23時05分~テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年11月01日高良健吾と城田優を主演に迎え、伊坂幸太郎のベストセラー小説を連続ドラマ化する「連続ドラマW バイバイ、ブラックバード」。このほど、本作の最新メイキング映像が公開された。『アヒルと鴨のコインロッカー』『重力ピエロ』『ゴールデンスランバー』『グラスホッパー』など、これまで数多くの名作が映画化されてきた伊坂作品だが、連続ドラマ化は今回が初めて。老若男女問わず幅広い原作ファンも注目の本作最大の見どころは、多額の借金を抱えた5股男を演じる高良さんと、謎の組織から見張り役として送り込まれたヒロイン役の城田さんという凸凹コンビが、テンポよくトップギアで繰り広げる会話劇。今回、5人の恋人たちに別れを告げる主人公・星野一彦を演じる高良さんと、“規格外のヒロイン・繭美”を演じる城田さんによる、撮影の裏側を濃縮したメイキング映像が公開。なんと本作は冬の設定ではあるもののの、クランクインは真夏。そのときの様子をはじめ、星野が涙ながらに食す謎の“ジャンボラーメン”や、繭美の無駄にカッコよすぎる(?)アクションシーンなど、見どころが盛りだくさん。城田さんは全編女性役で、真夏にもかかわらずコートを着込んでいるほか、高良さんとの撮影合間のオフシーンなども満載。そしてラストは、謎のコスプレラインナップ紹介など、本編が待ちきれなくなる映像となっている。「連続ドラマW バイバイ、ブラックバード」は2018年、毎週土曜22時~WOWOWプライムにて放送(全6話 ※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年10月30日頭髪が生まれつき茶色いのに学校から黒く染めるよう執拗に強要されたという大阪府立高校3年の女子生徒が、府に損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。このニュースに、Twitter上では著名人からも憤りの声が多数寄せられている。 脳科学者の茂木健一郎氏(55)は《女子生徒が全面的に正しい。学校や、大阪府は、根本的な勘違いをしている》と怒りのツイート。 学校側は生徒に対し、入学直後から1~2週間ごとに黒染めを指導。染色を繰り返したため生徒の頭皮はかぶれ、髪はぼろぼろに。生徒は教諭から「母子家庭だから茶髪にしているのか」などと中傷されたほか、茶髪を理由に文化祭や修学旅行の参加も認められなかったそうだ。 さらに、学校側は「たとえ金髪の外国人留学生でも規則で黒染めさせることになる」と、生徒の代理人弁護士に伝えたという。 この発言に《これは本当に酷いね》とツイートしたのは城田優(31)。《これ本気で言ってるのでしょうか?恐ろしすぎる》と憤りを露わにした。 日本の高校に通ったフィフィ(41)は、自身も頭髪指導をされた経験があるという。《アフリカ大陸出身の私もパーマか?って聞かれたり…天パにストパーかけろと強要する先生もいて、パーマかけろって本末転倒だよね》とツイートした。 高校生の頭髪をめぐっては東京都でも、茶髪やパーマが生まれつきかどうか確認する「地毛証明書」の提出を求める都立高校があるが、《黒髪ストレートじゃない人だけに「地毛証明書」を求めるのも人権侵害》という声も。頭髪指導をめぐる議論はまだまだ続きそうだ。
2017年10月28日人気ヴァイオリニストの木嶋真優が、実に5年ぶりに待望のリサイタルを開く。木嶋真優 コンサート情報プログラムのメインはプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1番。「プロコフィエフから全体のアイディアを練り始めました。十代の終わりにコンクールで弾いて以来一度も弾いていなくて、いつかもう一度戻ってこようと温めていた曲のひとつです」。そしてもう一方の核が平井真美子への委嘱作品《マゼンタ・スタリオン》世界初演。平井は桐朋学園ピアノ科出身の作曲家・ピアニスト。今夏にオンエアされた「過保護のカホコ」などドラマや映画、CMの音楽を手がけるとともに、純音楽も多数発表している。「平井真美子さんは、音を聴けばパッと映像が浮かぶような、メロディックな曲を書く方です。すでに今年の春、ワシントンD.C.の全米桜祭りで演奏した私の6821クインテットのために1曲書いていただきました」。完成して渡された譜面をただ弾くだけの作曲委嘱ではないのがポイント。創作段階から試演や協議を重ねて、ともに創っていくという試みだ。ちなみに「マゼンタ・スタリオン」は「赤い馬」の意味。平井から見た木嶋のイメージだそう。「まだずっと小さかった頃にロストロポーヴィチさんから、『音楽家として成長していくために、必ず、今生きている作曲家たちと一緒に音楽を作りなさい』と言われました。当時はその意味がわからなかったのですが、お客様の層を拡げるためにも、現代の、同じ生活をしている人たちが作り出す景色には意味があると思います。去年の9月に、それをやるなら今だと思いました」『去年の9月』というのは、優勝した第1回上海アイザック・スターン国際ヴァイオリン・コンクールの時のこと。1か月強の長丁場のなかで考えた。「SNSも全部絶って、自分と音楽しかない時間のなかで、『明日うまく弾いて優勝したい』ではなく、自分の将来についてもじっくり向き合うことができました。ヴァイオリンを始めた3歳から今までのうちで、一番意義のある時間だったと思います」優勝という結果だけでなく、むしろその体験を経て自分自身が変わることができたことのほうが大きな成果だったと力強く語る。2月のリサイタルは、そんな新しい木嶋真優を目の当たりにする貴重なチャンスだ。「建築やデザイン、現代アート、そして大好きな食。パリではさまざまなジャンルの人たちと交流が拡がります」4年前からパリを拠点にしている。でもそのきっかけは意外だ。2、3泊の小旅行で訪れた時になんとなく「私はここにいたほうがいい」と感じて、そのまま定住してしまったのだそう。13歳から住んでいたケルンの家には、今もまだ荷物が置かれたまま…。可憐な外見やミューズが降りて来たような舞台姿の印象と異なる、そんな案外大胆なところも、彼女の音楽の魅力となって現れているに違いない。公演は東京・紀尾井ホールにて2018年2月2日(金)19:00開演。チケットは10月14日(土)より発売開始。取材・文:宮本明
2017年10月12日岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット「地球ゴージャス」の15作目となる待望の新作公演のタイトルが、この度「ZEROTOPIA(ゼロトピア)」に決定。あわせて、超豪華キャストが勢揃いする圧巻のメインビジュアルが公開された。目覚めると…気がつくと…意識を取り戻すと…そこは島であった。感覚が…おかしい。五感が…変だ。確かな事は…自分は、島にいる。そんな感覚に取り憑かれ、島を見渡しているのは自分だけでは無かった。何人かの人間が島に生きていた。否、生き残っていた。彼等は自分と同じ豪華客船に招かれた人々。沈むはずのない客船が沈んだ。打ち上げられた数名の命…男と女。彷徨い徘徊している内に出逢いを重ねる人々。罪を隠す女恨みを隠す男悲しみを隠す男狂気を隠す女何も隠さない男そして、企みを隠す男…ひとつひとつ剥き出しになっていく彼らの隠された過去。そして、彼等は知る。この島に流れ着いたのではなかった…。客船は沈没したのではなかった…。「俺達は、沈没させられ!流れ着かされたのだ!この島に!」この島は、色を失った、地図にない島。そして、大きな大きな…陰謀渦巻く島。彼らは、なぜ、集められたのか。心の奥底に巣食う闇を抱えて生きてきた彼らに、魔の手が近付く…。岸谷さんと寺脇さんの2人以外のメンバーを固定せずに、ゲストを迎えて公演する人気演劇ユニット「地球ゴージャス」。昨年上演された14作目「The Love Bugs」では、城田優を始め、蘭寿とむ、大原櫻子、マルシアらエンターテインメント界の豪華キャストが集結したが、今回も柚希礼音、西川貴教を始め、新田真剣佑、宮澤佐江&花澤香菜(Wキャスト)、藤林美沙、原田薫、大村俊介、水田航生、植原卓也と、バラエティに富んだキャスト陣が参加する。そして今作では、「生」という普遍的なテーマを題材に、沈没した豪華客船から必然的に生き残った男女が待ち受ける運命は、地図に載っていない辿り着いた島を起点(ゼロ)としてユートピア(理想郷)へ向かうのか、ディストピア(地獄郷)へ向かうのか――。地球ゴージャスならではのエンターテインメントで贈る。そんな本作を象徴する、「どこにもない場所」「色彩の無い世界」に集う登場人物たちのビジュアルが完成!全キャストの撮影に立ち会った岸谷さんは、「ビジュアル撮影は演出家としても大事な時間」と語り、衣装やヘアメイク、表情、醸し出す雰囲気など細部にわたり指示。キャスト陣に作品イメージを真摯に伝えながら撮影を盛り上げ、熱気あふれる撮影となっていたようだ。地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15「ZEROTOPIA」は2018年4月9日(月)~5月22日(火)TBS赤坂ACTシアターにて上演。※そのほか、愛知・新潟・福岡・広島・大阪にて地方公演あり。(cinemacafe.net)
2017年10月02日女優の川栄李奈が30日、都内で行われた映画『亜人』(9月30日公開)の公開初日舞台挨拶に、佐藤健、綾野剛、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、浜辺美波、本広克行監督とともに登場した。同作は、桜井画門による同名漫画を映画化。研修医の永井圭(佐藤)はある日交通事故に遭って死亡するが、直後に肉体が復活し、生き返る。絶対に死なない新人類【亜人】と発覚した圭は研究施設に監禁され実験のモルモットとなるが、【亜人】仲間に救出される。しかし、人間でいたい圭は亜人の仲間と対立していくことになる。作中の綾野の裸が話題になると、綾野は「後ろにカメラがあったので、肌色のトランクスなどのせいで映る範囲を決めてしまうのが嫌だったので、『まあいっか』と思って脱いで(銃を)撃ってたら、しっかりケツも撮られてた」と明かした。一方川栄は、「ここにいる全女子は、綾野さんと佐藤さんの裸が」と女子の声を代表。「1,800円で2人の裸を見れる! 安くないですか!?」と語りかけると、会場からは大きく拍手が起こった。城田が「裸を見るための映画じゃないから!」と突っ込むも、川栄は「10回くらい見たいです。女子を代表して言いたかった」と満足そうにしていた。佐藤は「本当に、どのCM見ても最後に裸! 裸! なので。そういうつもりではなかったんですよね」と苦笑。「僕とか、2カットくらいしか映らないのに、裸押しで宣伝されるとは思わなかった」と振り返ると、綾野は「そこまで行くなら全部裸のCMを作って欲しい。『裸だ! 裸だ! 裸だ! そして裸だ!』みたいな」と希望を述べた。また、同作のMX4D版を体験した佐藤は「匂いの特殊効果もあるんですけど、一番好きな演出があって。綾野さんが裸のシーンで薔薇の香りがする」と明かす。佐藤が「綾野剛が脱いだら、薔薇の香りがする! 嗅ぎに行って欲しい。これが綾野剛の匂いだと!」アピールすると、綾野は「おかしいでしょ」と苦笑していた。
2017年09月30日桜井画門の大ヒット漫画を同名映画化した『亜人』の初日舞台挨拶が9月30日(土)、都内にて行われ、主演の佐藤健、共演の綾野剛らが登壇した。予告編でも解禁している佐藤さん&綾野さんの筋肉美も話題になっている本作で、川栄李奈が「1,800円でふたりの裸が見られるって贅沢ですよね?安くないですか!?私、10回くらい観たいです」と女子的目線で解説すると、佐藤さんが「どのCMを見ても裸、裸、みたいで。そういうつもりではなかったんですよね…裸押しとは…」と惑うも、綾野さんは「しっかりケツも撮ってもらいました!全裸のカットだけの予告作ってくれればよかったのに」と開き直っていた。本広克行監督も裸のシーンがお気に入りのようで、「CGも使っていないので本当にすごい裸で、撮影40分前にパンプアップタイムがあって。スタッフもテンションが上がって『撮れ、撮れ~!』って」と結局は尽きない裸ネタで盛り上がっていた。さらに、MX4Dでは綾野さんの裸シーンで、場内がバラの香りで満ちるという演出もなされていると、佐藤さんが押す。この日、初めてその演出を聞いたという綾野さんは、「おかしいでしょう!」と照れ笑いを浮かべたが、観客からはどよめきと共に「もう一度観る!」という掛け声が飛んでいた。『亜人』は絶対に死なない新人類・亜人が繰り広げる驚天動地のバトルアクション。研修医の永井圭(佐藤さん)は、ある日、事故で死亡したが、直後に生き返り亜人であることが発覚。そのため、国家に追われ続け、非人道的な実験のモルモットとなってしまう。そんな圭の前に突如、人類に牙をむく亜人最凶のテロリスト佐藤(綾野さん)が現れる。完成披露イベントでも話題になった千葉雄大のかわいさには、この日も注目が集まった。綾野さんは「基本、何もかもかわいいもんね」とメロメロ。ただ千葉さん本人は頑張って(?)、「上目遣いをしない」と宣言をした。しかし、直後に玉山鉄二が「絶対してるじゃん(笑)。大好きだと思う、俺も好きだもん!本当にチワワみたいでかわいいじゃん」と、上目遣いを推奨した。千葉さんは「もう28歳なんで、ちゃんとしたいなあ。お願いするとき『上目遣いしますよ』と言われて、無意識で(自分が)まじきもいな、って」とふり返ったが、佐藤さんや綾野さんなど皆に上目遣いをリクエストされると、ちゃっかり決めるというサービス精神旺盛な千葉さんだった。そのほか、初日舞台挨拶には城田優、浜辺美波が登壇した。『亜人』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:亜人 2017年9月30日より全国東宝系にて公開(C) 2017映画「亜人」製作委員会 (C) 桜井画門/講談社
2017年09月30日人気コミックを実写映画化する『亜人』で、城田優と川栄李奈が“身長差40cm”のバトルに挑んだ。2人を直撃すると、「川栄さんを壊しちゃいそうで怖かった」(城田さん)、「城田さんの背中に乗ったりすると、『でかっ!』って。大きさを実感しました」(川栄さん)と楽しそうな笑顔。迫力の肉弾戦をふり返るとともに、役者業のモットーを語り合ってもらった。命を繰り返す新人類=“亜人”だとわかった青年・圭(佐藤健)が、亜人最凶のテロリスト・佐藤(綾野剛)との壮絶な戦いに巻き込まれていく姿を描く本作。城田さんは、佐藤と行動をともにする亜人の田中役。川栄さんは、亜人でありながら、亜人管理委員会のトップを務める戸崎(玉山鉄二)のボディガードを務める下村泉役を演じており、対立する立場の田中と泉は激しいバトルを繰り広げることとなる。城田さんは「やっぱり小さいね」、川栄さんはその言葉を受けて大笑いをするなど、当人同士もその差に驚きつつ、楽しんでいる様子。新感覚のアクションが炸裂する本作のなかでも、2人が真正面からぶつかり合うシーンは、インパクト大。圧巻のシーンとなっている。城田さんは「やるからには本気でやりたい。でもこちらは体も大きくて、力も強いのに、相手は女の子で、しかもこんなに小さくてかわいらしい子。大変でした」と葛藤もあった様子。しかしながら、川栄さんが主演を務めた舞台「あずみ 戦国編」を観ていたそうで、「アクションがうまいことはわかっていました。お芝居もうまいと思っていたので、今回の共演もすごく楽しみだった」とワクワクした思いを明かす。川栄さんは「城田さんは大きいので、安心感があって。何をやっても大丈夫だという気持ちがありました。私はチビだし、城田さんの方が大変だろうなと…」と城田さんを気遣う。「実際に城田さんとお会いして、背中に乗ったりすると『でかっ!』て(笑)。大きさを実感しました。この並びだけを見ると、完全に私が負ける。アクションチームの方が、私が城田さんの背中に乗ったり、関節技を入れたりなど、体が小さいからこそできる技をたくさん入れてくれたので、それがよかったなと思います」。その言葉通り、話し合いを重ねるなかで大事にしたのが、“体格差を活かした戦い”を見せるということ。城田さんは「こちらは大振りで当てに行く。でも川栄さんはすばしっこく逃げて、後ろからダメージを与えてくる。アクションチームが優秀で、すべてをわかりやすく説明してくれるんです。とてもやりやすかったし、それだけにやりがいもあって、本当に楽しかった」と述懐。川栄さんも「私は映像でこんなにガッツリとアクションをやるのは初めて。大変でしたが、とても楽しかったです」と声を弾ませる。城田さんが「バトルのシーンは2日間、朝から夜中までやっていました。後半は記憶がないくらい。ボロボロです」というように過酷な撮影となったが、それだけに絆は深まった。城田さんは「本番は本気でやらせてもらいました。川栄さんは飲み込みも早いし、すごく動ける女優さん。2日間を一緒に乗り越えて、川栄さんが相手で本当によかったと思えたし、息も合っていたんじゃないかな」とニッコリ。川栄さんは「私は以前、城田さんの舞台『ファントム』を観に行かせていただいたことがあって。それまで私は舞台を観て泣いたことがなかったんですが、その舞台で号泣してしまったんです。城田さんはすごく好きな俳優さんだったので、一緒にお芝居できてうれしかった」と告白。今回の共演を経て、「すごく優しい方」とまるで兄妹のような信頼感を見せる。明るい笑い声とともに、生き生きと話す姿からも仕事への充実ぶりが伝わる2人。しかし城田さんは「僕の20代はダサかった。プロ意識が欠けていた」と自分にダメ出し。「20代の頃は、同じドラマの撮影期間でも平気で太ったり、やせたりしていた。ドラマ『 ROOKIES (ルーキーズ) 』 をやっていた頃は、芝居がメインじゃなくて、自分がメインだという意識が若干あって。とにかくダサかった」と苦笑いで、「30代に入る頃にやっと、それではいけないと気づいた。それからは自分に『これでいいのか』と問いかけるようになりました。いつでも自分という審判が見張っているわけですから、つらいですよ」と俳優業への姿勢に大きな変化があったという。「つらいけれど、楽しい」といまの心境を吐露。「『100点をとったら終わり』とよく言いますが、本当にそう思います。毎日『もっとできる』と悔いしか残らない。でもそう思わなくなったら成長も止まる。それは歌、ダンスにしても同じです。役者としては新しいことをどんどん吸収しなければいけないし、常にハングリーでいたい。役者をやるのはそんなに簡単なことではないと、やっと気づけたんです」と意欲をみなぎらせる。川栄さんは「私は『女優になる』と言って2年前にAKB48を辞めたので、前に進むしかない。色々な作品に出させていただけて、すごくうれしいです」と前進する意気込み。「いつも低姿勢でいるようにしているんです」と意外なモットーを明かすが、「やっぱりAKBから来た人が、色々な作品に出たりするのって、ほかの女優さんや俳優さんからしたら、あまりいい気分がしないのかな…と。女優さんをやらせていただくようになった頃は、“元AKB”という目で見られることも多かったので、なるべく低姿勢でいるようにしている」のだとか。すると城田さんは「芝居が全部、証明してくれる!だからいま、こんなに引っ張りだこなんだから」と熱いエールを送っていた。(text/photo:Orie Narita)■関連作品:亜人 2017年9月30日より全国東宝系にて公開(C) 2017映画「亜人」製作委員会 (C) 桜井画門/講談社
2017年09月29日気鋭・桜井画門による大人気漫画を本広克行監督で実写化する映画『亜人』。この度、本作にて主人公・永井圭を演じた佐藤健と、アニメ版で主人公・永井圭を熱演し、本作ではナレーションとIBMの声として出演している宮野真守の“W永井圭”の初対面が実現!それぞれの印象と、『亜人』MX4D版を一足早く体験した感想を明かした。主演の佐藤さんをはじめ、綾野剛、そのほか玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、浜辺美波と実力派俳優陣の共演も見どころの本作だが、注目なのはアトラクション型興行での上映だ。本広克行監督自ら完全監修をし、動作1つ1つをこだわり抜いた“MX4D版”が完成。そしてこの度、激しいバトルアクションが見どころの本作の“MX4D版”を、主人公・永井圭を演じた佐藤さんと、アニメ版で主人公・永井圭を演じ本作にも声で出演する宮野さんが、一足早く体験。2人は大いに揺れ、映画を観ていることを忘れ、アトラクションに乗っているかのように声を上げるなど存分に楽しんだという。佐藤さんは「『映画館に行く?』というより、『遊園地に行く?』まさにこんな体験ができました。本当にジェットコースターに乗っているような感覚です。友だち同士でワイワイ楽しんでもいいですし、デートで吊り橋効果を利用して、二人の絆を深めてもらってもいいですし!僕はデートをオススメしますね(笑)。キャーキャー言って楽しんでください!」と楽しそうな感想をコメント。宮野さんは初めて“MX4D”を経験したそうで「非常に斬新でした。映画を観ながらずっと揺れるという、滅多にない体験をしましたね。最初は誰を視点に動くのかなと思ったら、全方位で動いていたので(笑)。これはアトラクションとして、いろんな感情を体験できて面白い!是非アトラクションのように楽しんでもらいたいと思います!」と魅力をアピールした。また2人の共演シーンとなった、佐藤さん演じる永井圭と宮野さん演じるIBMのシーンでは、両者のコミカルな掛け合いに、思わず2人も大爆笑!さらに、上映が終了し場内に明かりがつくと…佐藤さんの前髪が原形をとどめないほどオールバックに!その姿に宮野さんは再び大爆笑!まさに“新感覚アクション”を“体感”したようだ。実は、本作が初共演、そして当日が初対面だった佐藤さんと宮野さん。「よくテレビなどで見てる人だ!と思い、本当に緊張した」と宮野さんは話していたが、「永井圭」を演じた者同士とあって、すぐに意気投合。佐藤さんは「ずっと宮野さんとご一緒したいと思っていました」と明かし、「今回の役作りするときに、アニメ版を沢山見て『永井圭』像の参考にさせていただいていたので、スクリーンで共演できて、本当にうれしいですね」と喜びを語った。『亜人』は9月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:亜人 2017年9月30日より全国東宝系にて公開(C) 2017映画「亜人」製作委員会 (C) 桜井画門/講談社
2017年09月27日ヒロミと「フットボールアワー」後藤輝基の2人と総勢50名を超えるガヤ芸人たちによる新スタイルトークバラエティ「ウチのガヤがすみません!」の9月19日(火)放送回は俳優の佐藤健がゲスト。ガヤ芸人たちは佐藤さんをどう“おもてなし”するのか?そして佐藤さんの反応は…!?2007年に「仮面ライダー電王」で若手俳優ファンを中心に注目を集めると、ドレッドヘアも印象的だったドラマ「ROOKIES」への出演で一躍知名度が急上昇。9月30日(土)から公開される主演最新作『亜人』では“不死身の新人類”を演じて新たな魅力を発揮している佐藤さん。今回は佐藤さんをゲストに迎え、番組が誇るガヤ芸人たちが自らの持っている技術や経験を活かして「おもてなし」する。佐藤さんと過去に関わりがあったというガヤ芸人が「佐藤さんだけが知らないドラマ共演者の決まりごと」など超恥ずかしい佐藤さんの“(秘)情報”を暴露すれば、ゲーム芸人が作った佐藤さん主人公のゲーム「タケルタンX」で大盛り上がり。さらに白米が大好きだという佐藤さんが「ごはんのお供祭り」に大興奮。またクイズ好き俳優の威厳をかけガヤ芸人選抜と勝負…するも東大芸人の本気解答でスタジオには不穏な空気が。ガヤ芸人たちは佐藤さんを上手く“おもてなし”できたのか!?放送をお楽しみに。佐藤さん主演の映画『亜人』は、桜井画門による人気漫画を実写映画化した作品。先行して製作されたアニメ版も大人気となったのは記憶に新しい。病気の妹を救うために研修医となった永井圭はある日、事故で死亡。しかし直後、生き返る。亜人と発覚し、崩れ去る圭の人生。国家に追われ続け、非人道的な実験のモルモットとなってしまう。そんな圭の前に突如、人類に牙をむく亜人最凶のテロリスト<佐藤>が現れる。やがて始まる、佐藤による衝撃の国獲りゲーム。衝突する人類と亜人、そして亜人と亜人。亜人たちは、永遠の命をどう生きるのか――?実写版では佐藤さんが主人公の永井圭を演じるほか、佐藤役に綾野剛、さらに玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、山田裕貴、浜辺美波といった豪華キャストが揃い、アニメ版で主人公・永井圭を熱演した宮野真守がナレーション&IBMの声を担当するほか、佐藤さんの出世作となった「仮面ライダー電王」で“共演”した声優・鈴村健一もカメオ出演。『踊る大捜査線』シリーズの本広克行がメガホンを取る。映画『亜人』は9月30日(土)より全国東宝系にて公開。『亜人』に続き12月16日(土)には次なる主演作『8年越しの花嫁 奇跡の実話』が公開予定。2018年4月からはNHK連続テレビ小説「半分、青い。」への出演も決定、進化し続ける佐藤さんの映画・ドラマとは違う魅力を楽しめる「ウチのガヤがすみません!」は9月19日(火)23時59分~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:亜人 2017年9月30日より全国東宝系にて公開(C) 2017映画「亜人」製作委員会 (C) 桜井画門/講談社
2017年09月19日2013年、「これが世界のクオリティ!」と言い切り上演、世界レベルの歌声を堪能させたミュージカル・ショー『4Stars』の第2弾が上演される。ミュージカル界で世界をまたにかけて活躍するトップの歌声を、日本に居ながらにして聞くことの出来る贅沢さを味わえた舞台。シンプルな演出のなか、4人それぞれの魅力を生かした楽曲も披露され、観客は大満足だった。あれから4年。出演メンバーは前回に引き続き、ラミン・カリムルー、シエラ・ボーゲス、城田優の3人に加え、2013年に『ピピン』でトニー賞ミュージカル主演女優賞を受賞したパティーナ・ミラーが初登場する。また、今回はブロードウェイで新進気鋭の演出家サラナ・ラパインが初参加、“旅”をテーマにした演出にも注目したい。『4Stars』にしかないゴージャスな顔合わせ、世界最高峰の歌声の素晴らしさ、ここでしか聞けない多彩な楽曲…。プレミア感満載のステージの緊張と楽しさを、城田優が語った。「4Stars 2017」チケット情報「前回、『なぜ城田優がここに?』と思った人がほとんどだったと思います。トップ中のトップの3人と一緒に歌うことは圧倒的な緊張と恐怖があり、『絶対に負けたくない!』と意気込んで挑んだ舞台でした」。城田にとって英語は第3言語、まさしく不利な戦いだった。さらに「僕はネガティブで、本番になると怖気づいちゃう」という彼だったが、「3人はいつも支えてくれた。愛にあふれる方たちでした」と話す。特にシエラの「証明しようとせず、共有すればいい」というアドバイスに、大きな気づきを得た城田。言葉の壁を越え、リスペクトし合った前回を経て4年、シエラやラミンとの交流を続け、絆はより一層深まっていた。「もう一度、やりたい」と訴えたのは彼自身。タイミングも合い実現となった今回、目指す先は「4年間の成長や経験を存分に生かしつつ、形にしたい。3人とスペシャルな時間を共有し、お客さんにもそれを届けて、みんなで楽しい最高の時間を過ごすこと」。メンバーは「家族思いで、おちゃめ。でも、すごい喉を持っている」ラミン、「まっすぐでピュアで、日本が大好き」なシエラ、そして「モンスター級の歌唱力を持つ人」パティーナ。「フレンチミュージカルや、僕らの持っているアイデンティティを生かした曲を歌いたい」と言う城田は、日本語で、また前回好評だったスペイン語の歌も披露してくれるかもしれない。新たな演出の中、『エリザベート』の“闇が広がる”をラミンとふたりで歌うことを楽しみにしている。「4人それぞれの魅力をギュッとまとめて、4色が混じり合うエンタテインメントショーをお見せしたい。今回は気負うことなく、自分の持っているエネルギーを全部出し切って、それぞれの相乗効果でさらに上のレベルに行くことが出来ればいいなと思っています」。12月14日(木)から17日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、12月20日(水)から28日(木)まで東京国際フォーラム ホールCにて上演。9月16日(土)のチケット一般発売に先駆け、9月14日(木)10:00より先行先着プリセールを実施。取材・文:高橋晴代
2017年09月13日高良健吾が“5股”借金ダメ男を、城田優が異色の“ヒロイン”を演じる、伊坂幸太郎原作のWOWOW「連続ドラマWバイバイ、ブラックバード」。このほど、その“グッド・バイ”ストーリーの一端が明らかになる特報映像が公開された。伊坂作品初の連続ドラマ化として注目を集める本作。惹かれた女性すべてと付き合ったことから5股をかけてしまい、5人の女性たちに別れを告げることになる主人公を、世代きっての実力派の高良さん、そのお目付役となる規格外の“ヒロイン”を城田さんが演じている。このほど、不思議な縁で出会う2人をとらえた初映像がついに公開。まずは、頭から布袋をかぶせられ、両手を縛られた3人の男が薄暗い空間で佇むシーンからスタートする本映像。その布袋がはぎ取られると、殴られた顔があらわに…。不安に怯える表情を見せる男は星野一彦(高良さん)。隠し撮りした女性の写真ファイルを乱雑にめくりながら、「5股とはすごいねぇ、びっくりだよ」とトリッキーな表情で星野に毒づくのは、お目付役の怪女、繭美(城田さん)。なんと「身長3m、体重200kg」と言ってのける。そして、謎に包まれた“あのバス”。囚われた5股男・星野の最後の願いとはいったい…!?気立てのよさそうな笑みが印象的な星野、妖艶な横顔のシルエットがさらなる想像を掻き立てる、繭美。ジャズが流れ、異国情緒漂う幻想的な風景は、ロードムービーを彷彿とさせる映像となっている。本作で監督を務めたのは、『ひゃくはち』(’08)で映画監督デビュー、2012年公開の『宇宙兄弟』が大ヒットとなり、昨年は夭折した天才棋士・村山聖の生涯を描いた『聖の青春』が各映画賞を席巻した森義隆。本作について、森監督は「一ファンでもある伊坂幸太郎さんの傑作小説をお預かりし、プレッシャーはありました」と明かしながらも、「『こんなに面白い物語、どう撮っても面白くならないわけがない』と開き直り、主演の高良健吾、城田優とともに、どっぷりと伊坂ワールドに浸かり切った2か月間は、本当に創造的で楽しい時間でした。2人の才能が生み出した“5股男”星野と“怪物女”繭美は、他のドラマでは絶対に出会うことができないと断言できるほど、痛快無比で、個性的で、魅力的な凸凹コンビになったと思います」と、高良さんと城田さんの化学反応に太鼓判。さらに、“別れ”の物語である本作について、「“別れ”のときに訪れる、悲しさとも、寂しさとも、切なさとも形容できない感情は、人生というものの答えでさえあるかもしれません。5股男と怪物女のお別れ珍道中を通して、人生のヒントがたくさん詰まった、宝箱のようなドラマに仕上げたいと思います。伊坂先生。原作よりも面白いドラマになってしまうかもしれません!(汗)」と、自信を込めて語っている。「連続ドラマW バイバイ、ブラックバード」は2018年、毎週土曜22時~WOWOWプライムにて放送(全6話 ※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年09月09日今年で31年目を迎える「FNS27時間テレビ」は、“にほんのれきし”をテーマに展開。この度、番組の中でもより注目を集める時代劇ドラマ3作品の主題歌が、人気ロックバンド「エレファントカシマシ」が書き下ろした新曲「RESTART」に決定したことが分かった。今回番組で放送されるドラマは、本格時代劇ながら現代語を用いて新たな視点で描いた「新感覚時代劇」。「源氏物語」を大胆アレンジした城田優主演平安ドラマ「源氏さん! 物語」を始め、バカリズム脚本の戦国ドラマ「僕の金ケ崎」と幕末ドラマ「私たちの薩長同盟」と3本が放送。竹中直人、大杉漣、杉本哲太、剛力彩芽、佐藤隆太ら豪華キャストが揃う中、野村周平が3作品全てに出演することでも話題だ。そして今回、その3作品の主題歌が、「エレファントカシマシ」の書き下ろし楽曲に決定。夏フェスなどの忙しい合間をぬって、夏中かけて制作されたというこの「RESTART」は、「エレカシ」らしい、大地を一歩一歩踏みしめて前に進む意志を感じるような、力強いギターリフが印象的な楽曲。作詞作曲を手掛けるボーカルの宮本浩次は、番組のテーマが“歴史”だということを聞いて「結局歴史は個人の生きている歴史の積み重ねだと思い、“どーん”と生きてゆきたいという思いを堂々と歌いました」と込めた思いを明かし、「歴史ドラマの中で、自分たちの歌が高らかに流れるところを想像するとそれだけで高揚してきます。ドラマ共々俺たちの歌がみんなの心に届くことを夢見ています」とコメントしている。「FNS27時間テレビ にほんのれきし」は9月9日(土)18時30分~10日(日)21時24分までフジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年09月05日映画『亜人』(9月30日公開)の完成披露試写会が4日、東京国際フォーラムで行われ、佐藤健、綾野剛、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、山田裕貴、浜辺美波、本広克行監督、THE ORAL CIGARETTESが登場した。同作は、桜井画門による同名漫画を映画化。研修医の永井圭(佐藤)はある日交通事故に遭って死亡するが、直後に肉体が復活し、生き返る。絶対に死なない新人類【亜人】と発覚した圭は研究施設に監禁され実験のモルモットとなるが、【亜人】仲間に救出される。しかし、人間でいたい圭は亜人の仲間と対立していくことになる。官僚の戸崎を演じた玉山は「僕と川栄ちゃんも、超ドSな男と超ドMな女の子の、ちょっと”わんわんにゃんにゃん”をみなさんに見ていただければ幸いです」と含みを持たせた。この言葉に、川栄も「玉山さんがおっしゃったように、わんわんにゃんにゃんあったりなかったり、城田さんともなかったりあったり」とのっかって答えていた。玉山は「僕はそんなにSではないと思うんですけど、川栄ちゃんとのシーンがすごく多くて、『玉山さんってすごい感じ悪い』と思われないように、カメラが回っていない時は、極力コミュニケーションをとりました」と明かした。また城田と身長差40cmの対決を繰り広げた川栄は、城田の背中に飛び乗った時「でかっ! て思いました」と振り返る。川栄が「(城田から)逆にチビだなって思われたと思うので……」と言うと、城田は「かわいらしいなと思っていました」とフォローした。城田が「何より、女性を相手に殺陣をしなければいけないというのが。普段アクションがあるシーンは同性なので、遠慮もしなくていい。本番は思いっきりやってって感じで……」と同性とのアクションについて話していると、佐藤が「(川栄相手に)思いっきりやったの!? 最悪~!」と茶々を入れる。城田が「最後まで聞け!」と反論すると、さらに綾野が「公の場で大きい声出すのやめてもらえますか」と冷静につっこみ、拗ねた城田は「マイクなしでもいけるけどね!」と舞台仕込みの声量を披露。「女性に暴力はふるうべきじゃない!」とマイクオフで叫んでいた。
2017年09月04日桜井画門による人気漫画を実写映画化した『亜人』の完成披露試写会が9月4日(月)に行われ、佐藤健、綾野剛、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、山田裕貴、浜辺美波、本広克行監督が出席した。本作は、“絶対に死なない”“何度でも命をリセットできる”というセンセーショナルな設定が話題を呼んだ人気漫画を、『踊る大捜査線』シリーズの本広監督が映画化したアクションバトル。絶対に死なない新人類“亜人”だと発覚した青年・圭が、人類に戦いを挑む亜人たちに立ち向かっていく姿を描く。佐藤さんは「死なない者同士の戦いは難しい。亜人だからこそできるアクションや、意味のある戦いをしていかなければならなかった」と“死なない男”としての苦労を吐露。「綾野さん演じる佐藤が最強。僕はそれから逃げる側で、高い所から落ちたりと、痛い思いをした。撮影が終わったら首が2cmくらい縮んでいた」と明かしていた。不死身のテロリスト役として、佐藤さんとガチンコバトルを繰り広げた綾野さんは「佐藤健を追い込むのは、なかなか楽しかった」とSっ気をチラリ。「いい顔をするんですよ。彼とだからこそ、あそこまでのアクションを最後までやり抜くことができた」と佐藤さんへの熱い信頼感を語った。また、綾野さん演じるテロリストに共感していく役どころを演じた千葉さんは、「綾野さんに言われてうれしかったことがある」と告白。「僕のセリフで『首切って、ドラム缶に封印』というセリフがあるんですが、それを言った後に、綾野さんが『かわいい顔をして言うねぇ』とアレンジを加えてくださって。すごくうれしかった」とうれしそうに顔をほころばせた。綾野さんは「いま、(千葉さんが)喜んでいるという事実を知って、めちゃくちゃうれしい」とにっこり。「彼のルックスで、そのワードを言った」とギャップを感じたそうで、「『かわいい顔をして言うねぇ』とつい、素直に出た」と千葉さんのキュートな雰囲気から、自然と出たアドリブたったとか。「だって、かわいくないですか?」と続けると、千葉さんは「めちゃくちゃうれしいです」と再び笑顔を弾けさせていた。『亜人』は9月30日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:亜人 2017年9月30日より全国東宝系にて公開(C) 2017映画「亜人」製作委員会 (C) 桜井画門/講談社
2017年09月04日映画『亜人』(9月30日公開)の完成披露試写会が4日、東京国際フォーラムで行われ、佐藤健、綾野剛、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、山田裕貴、浜辺美波、本広克行監督、THE ORAL CIGARETTESが登場した。同作は、桜井画門による同名漫画を映画化。研修医の永井圭(佐藤)はある日交通事故に遭って死亡するが、直後に肉体が復活し、生き返る。絶対に死なない新人類【亜人】と発覚した圭は研究施設に監禁され実験のモルモットとなるが、【亜人】仲間に救出される。しかし、人間でいたい圭は亜人の仲間と対立していくことになる。千葉は、綾野演じる最強の亜人・佐藤の元に集った機械に強い亜人・奥山を演じる。千葉は「『首を切ってドラム缶に封印?』ってセリフがあったんですけど、そのセリフを言った後に綾野さんが『かわいい顔して言うねえ』ってアレンジを加えて下さって、それがすごく嬉しかった」と喜びを表した。綾野は「それを喜んでるという事実を知って、めちゃくちゃ嬉しい」と笑顔に。「彼のルックスで『首切ってドラム缶に』というのは、『かわいい顔して言うこと言うね』と、つい出てきてしまったんです」と明かす。綾野が「(役の)佐藤としても、かわいいと思ったんですよね。だって、かわいくないですか?」と語りかけると、観客からも「かわいい!!」と声援が飛び、千葉は「めっちゃ嬉しいです」と喜んでいた。また、退場時にステージから降りる川栄を城田がエスコートする姿を見て、綾野も千葉をエスコート。さらに千葉を見送った後、綾野は佐藤にも手を差しのべるとがっちりと握手しながらエスコートし、絆を感じさせた。
2017年09月04日気鋭・桜井画門による人気漫画を、佐藤健や綾野剛ら豪華俳優勢揃いで実写映画化する『亜人』。アニメ版で主人公・永井圭を熱演した宮野真守も本作のナレーション&IBMの声として出演が決定し、アニメと実写のコラボに大きな注目が集まる中、さらに本作に縁深い声優・鈴村健一が、声の出演ではなく実写で出演していることが分かった。センセーショナルな設定の面白さで目の肥えた漫画好きを唸らせた「亜人」の実写化にあたり、類まれなる身体能力で数々のアクションもこなす佐藤さんが主演に。そして対峙するのは常にストイックな精神で役に挑む綾野さん。2大“憑依型”俳優の直接対決に加え、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、浜辺美波ら実力派俳優陣が出演。また、アニメ版「亜人」で主人公・永井圭を演じた宮野さんも、実写版にてナレーション&IBMの声として“声”出演。実写とアニメの究極のコラボレーションの実現は大きな話題となった。そしてこの度、「銀魂」「うたの☆プリンスさまっ♪」「黒子のバスケ」「おそ松さん」ほか数多くのアニメや、ナレーター業・歌手業でも幅広く活躍する人気声優・鈴村さんの出演が発表。宮野さんと違い、声の出演ではなく顔出しで登場するという。演じるのは、報道センターのアナウンサー・岩清水憲明役。亜人最凶のテロリスト・佐藤(綾野剛)が世間を賑わせた際、報道は一気に白熱。そんななか、熱心に情報を伝える鈴村さん演じる岩清水アナウンサーの姿が…。鈴村さんは、本作では登場しない戸崎の後輩・曽我部をアニメ版で演じており、その縁故からと思いきや、なんと本広組のアクション監督補佐を務める鈴村正樹氏が鈴村さんの“実弟”ということで、鈴村さんにオファーがあり、出演が決定!「自分が出演していたアニメーションの実写映画作品に声ではなく出演することになるとは夢にも思いませんでした。この度は私の弟、鈴村正樹が本広組の監督補佐ということで、ありがたいことにお声がけいただきました」と出演経緯を報告。「出演時間はほぼ一瞬ですが、いつもとはちがうフィールドでの撮影はとんでもなく長く感じました。幸いだったのは弟が別の現場に出ていて、撮影をリアルタイムに見られずにすんだことでしょうか(笑)」と収録をふり返った。また、鈴村さんと佐藤さんの共演といえば2007年放送の「仮面ライダー電王」がファンの間では人気が高いが、「以前、主演の佐藤健さんとは僕も思い入れの強い作品で共演させていただいたことがあったりと、沢山のご縁が繋いでくれた今回の出演。素敵な経験の場を頂き感謝しております。少しでも本作の彩りになっていれば幸いです」と10年ぶりの再共演に歓喜の様子。「亜人は深いテーマを内包しつつ、エンターテインメント作品としての楽しめる上質な作品です。今回の映画化でまたこの作品に触れる方々が増えることを喜ばしく思っております!皆様、是非劇場の大スクリーンでご覧ください!」と呼びかけた。『亜人』は9月30日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:亜人 2017年9月30日より全国東宝系にて公開(C) 2017映画「亜人」製作委員会 (C) 桜井画門/講談社
2017年09月01日