手足をバタバターー赤ちゃん時代〜歩き始め39週3400gで生まれた息子。ミルクをよく飲みうんちもご立派、よく寝るタイプではないのに声を出したりモゾモゾしたり、「元気いっぱいだなぁ」と思いました。元気いっぱいな子だとは思っていましたが、生後1ヶ月半でこんなに動くの?というほど手足を激しくバタつかせて遊んでいました。Upload By ネコ山ずりばいで息子の行動範囲が広がってきたのでテレビの周りを柵で囲うと、その柵でつかまり立ちを始めました。そして伝い歩きを始めると、柵に沿ってずっとサイドステップを踏んでいました。大好きな子ども向けの番組がついてるし「落ち着いて止まって見たら?」と声をかけたくなります。1歳ちょうどで歩き始めた息子は「自由に好きなところに行ける!」と気づいたのか、止ることなく目についた興味のあるところに向かって歩いて行きました。しかしのんびり歩いていたのは最初の1週間ぐらい。走れるようになると息子の移動は常に駆け足になりました。まだ歩き始めたばかりで転ぶことが多いので「手を繋いでほしいな」と思っていましたが、手を繋ぐと逆に歩きにくいのかまったく手を繋いでくれません。最も多動な時期ーー1歳半~3歳頃1歳半~3歳が息子が最も多動な時期で、外出時がすごく大変でした。歩行が安定していき、走ると本当に速くなりました。興味を引くものが目に入ると一目散に突進、振り返りもせずに走っていきます。走っていった先では親がいなくても不安にならないのか、私が背後に立ってもしばらく気づきません。そんな多動の息子なので、屋外に出かけたときは事故に遭ったり、変なところに入って行かないように神経をすり減らしていました。公園でさえもいっときも目が離せません。遊んでいても1つの遊びに集中することなく次々と場所を移動するため、私は一緒に行ったママ友と話していても、必ず途中で追いかけることになっていました。ちょっと目を離したら、なぜか魚を手にしていたこともあります(公園内に川や池がないので鳥が落としていったものと思われる)。Upload By ネコ山息子のあまりの多動っぷりや公園から帰るときに起こす癇癪に疲れ切った私は、近所の公園に行きづらくなっていました。バスや電車は大人しくしていられないのが予想されるため怖くて乗れません。チャイルドシートだったら息子を固定できるので、私の息抜きを兼ねてドライブがてら遠めの公園へよく遠征していました。お昼どきや早朝が狙い目で、人が集まらない時間帯に公園を貸し切るのです。「お友達と一緒に遊べたらいいな」と思っていましたが、息子のハチャメチャぶりにどうにも叶いそうもなかったので、このときは人目を気にせず自由に遊ばせることを優先しました。もしかして発達障害?家の中では手に届く範囲のもの全てを触りたがります。「やめてね」「触らないで見ててね」など声掛けしても伝わりません。1日中怒っていたくないので、リビングの出入り口をベビーゲートで完全に封鎖、戸棚などには全てチャイルドロックを設置、ゴミ箱もティッシュも息子が届かないところに移動しました。これでリビングが完全に息子仕様になりました。おしゃれな家にはほど遠く……。小さい子どもがいても素敵な小物や植物が置かれているお宅もあるのに……。きっとそんなお宅の子は「触らないでね」と言えば伝わる子なんだろうな……と羨ましくなったこともあります。公園でも家の中でも、ほかの子と比べて明らかに動き方が激しく制御不能、言葉で注意しても伝わらないため「もしかして発達障害……?」と頭によぎったのがこの頃でした。飛び出し・迷子、あわや交通事故!きょうだいができ大変さ倍増息子が3歳頃、妹である娘はちょうど1歳半でした。娘も活発に動く時期で意思表示も強いタイプなので、公園では2人ともが各々好きなところに行き手に負えませんでした。右目で息子を、左目で娘を見る日々。多動がある子にきょうだいが増えると、さらに大変さが倍増しました。そんなある日事件が……!気晴らしにパン屋さんのパン食べたいなと思っても、息子が売り物のパンを触りまくることが予想されるのでほとんどのパン屋さんは行けません。しかしコンテナ型のパン屋さんを発見。ここなら入店せずに店外からショーケースを見てパンを注文できるので、よく利用していました。外出先では常に息子の手を握ったり体の一部を掴んでいましたが、お会計のときはそうもいきません。苦肉の策で、足で息子の動きをガードしていましたが突破されてしまいました。初めは近くのポストなどをいじっていましたが、急に道路に向かって急発進!道路に飛び出す直前で私が捕まえてことなきを得ました。私が追いつくのがちょっとでも遅かったら……、または息子がもっと足が速かったら……と思うと背筋が凍る思いでした。気晴らしに行ったパン屋さんでも気が抜けず、むしろより疲れてしまったことがありました。その後も同じような状況の場所(例えば電気屋さん)で息子は走りたくなるらしく、事前に注意するようになりましたが……。Upload By ネコ山Upload By ネコ山息子が幼稚園入園前の春、もう完全に手に負えなくなり私も疲れ切っていたのだと思います。とうとう動物園で迷子になりました。小さい子どもがたくさん集まった小動物とのふれあいコーナーで、ついに息子を見失ってしまったのです。幸い5分くらい周囲を探すとトボトボと歩く息子を発見できましたが、たった5分でも息子1人にしてしまい「怖い目に遭わなくて本当によかった」と思いました。そして不謹慎かもしれませんが、息子が私から離れてしまったことにしょんぼりした様子だったので少し安心した気持ちがありました。今まで私がいなくても気にする様子がなかったので……。落ち着きだしたーー4歳~5歳頃3歳までは息子の多動に神経をすり減らしていましたが、4歳を過ぎた頃から急に落ち着いてきて無駄に立ち歩いたりしなくなりました。以前は目についたおもちゃで次々と遊び散らかしていましたが、興味のあるものに集中するようにも。その集中力はなかなかすごいもので、私が声をかけても気づかないほどです。バスや電車でも静かに座れるようになったので、お出かけの幅も広がりました。そしてクラシックのコンサート(未就学児入場可のもの)さえも静かに最後まで座って鑑賞できるように……!Upload By ネコ山一体何があったのでしょうか……以前SNS上で、うちの息子と同じように多動がある子どものママたちから「多動はそのうちおさまるから大丈夫!」と言われていたことは本当だったようです。もっと先だと思っていましたが、その時が来たのかもしれません。「落ち着いているね」と決して言われるような子ではないけど、体の多動がおさまり興味のあることに集中したり、いろんなところに出掛けられるようになり、息子の成長を感じられました。執筆/ネコ山(監修:室伏先生)乳幼児期の息子さんのご様子とそれに対するネコ山さんの工夫や苦労を具体的に共有していただき、ありがとうございました。息子さんの成長、嬉しいですね!とっても大変な時期を過ごされたことと思いますが、ネコ山さんが耐えた日々は、息子さんが好奇心のおもむくままにさまざまな経験を積み、大きく成長することの礎となったのですね。先が見えないので、親御さんは、この状態がいつまで続くのかとご不安になられることが多いかと思うのですが、注意欠陥多動症のお子さんも、多動の症状は幼児期が一番強く、落ち着いてくることが多いように思います。しかし、お子さんによっては衝動性や不注意などが目立ってくることがあります。成長段階によって困りごとも変化していくので、都度対応をしながら見守ってあげることが大切です。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2023年08月16日自閉スペクトラム症のある中1娘、1歳の次男にどう接していいか分からない…!?小児科に行ったときに…広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のある娘は、中学1年生。2人の弟(長男・小学1年生、次男・1歳9ヶ月)がいます。娘はコミュニケーションが苦手という特性があり・話すこと・察することが得意ではありません。1歳の次男のことは大好きなのに、しゃべることのできない次男は長女にとっては苦手要素の塊。どう接していいか分からないようで…。ある日、娘と次男を連れて小児科を受診すると・・・Upload By SAKURAよその家族が、上の子が下の子を抱っこして、お母さんがゆっくり看護師さんと話している横で、わが家は、私が次男の相手をし、娘は優雅に本を読むという状況。薬局での処方説明のときも…。Upload By SAKURA暴れる次男を抱っこしながら、私が必死に話を聞き、娘はぼーっとしています。何も知らない人からどう思われてるのか気になってしまいもしかしたら…何も知らない周りの人は「あの大きなお姉ちゃんは、弟の面倒を見ないのだろうか…」と思うかもしれません。しかし、この状況で、もし娘に次男の相手を頼むと…Upload By SAKURA抱っこが苦手な娘が、暴れる(重すぎる)次男を抱えきれなかったり…Upload By SAKURAイヤイヤする次男に、娘がイライラして、肌をかきむしったり…Upload By SAKURA外に出ようとする次男を娘が止めなかったり…結局、私が代わることになってしまいます。Upload By SAKURAまだまだ親のフォローが必要な娘。「一般的な当たり前」について考えるこんな感じで、自分の言葉が通じない、言葉をちゃんと話すことができない、小さい子どもの面倒が苦手な娘。コミュニケーション以外にもいろいろな苦手があるので、親のフォローがまだまだ必要です。私は今まで「上の子が中学生なら、下の子の面倒を見てもらえるでしょ」と言われたら、「そうですね」と答えていました。実際にはいろいろありますが、知り合い程度の人だと、そこら辺の事情を話して、(娘に発達障害があると知り)相手がリアクションに困ったりすると、申し訳ないと思っていたからです。Upload By SAKURA話を合わせたあとは、少しだけ違和感がありました。これは発達障害がある娘を責めているわけではありません。誰にだって、得意不得意があります。発達障害がなくても、小さい子の世話が苦手な子だっています。しかし、一般的な当たり前が、どこにでも当てはめられると思われ、できて当たり前だと思われるのが、嫌でした。そんなふうに思いながらも、私は、娘に次男の世話を頼み続けていました。娘に対して、下の子の面倒をよく見るお姉ちゃんを、ついつい求め、一般的なことをあてはめようとしていたのかもしれません。次男の遊び相手やお世話を頼んだとき、娘はいつも、どうしていいか分からないといった顔で、次男のそばに立ち、楽しそうではありませんでした。Upload By SAKURAそんな娘ですが、何もできない訳ではありません。実は家ではかなりの戦力になっており、大活躍な一面もあり…!? 弟の世話だけが姉の役割じゃない。娘の特性を活かしたわが家の役割分担はまた別のコラムで書いていければと思います。執筆/SAKURA(監修:初川先生より)娘さんは次男くんが大好きだけれど、お世話を頼まれると困ってしまうのですね。次男くんは1歳とのこと。1歳児を相手にする場合、年長者の側が察して・先んじて、さらには次男くんを楽しませてといった気遣いや配慮をすることまでもを含んでの「お世話」になります。なかなかの難度です。ASD特性をお持ちの娘さんだとなおのこと難しい面はありますね。そして、1歳児の育児をする保護者は、平常時からしてなかなか大変だからこそ、兄姉に助けてほしい面もあるでしょうし、中学生だったらできてほしいという思いも自然なものだと思います。しかしながら、実際に娘さんに頼んだ経験から手間やひやひやする思いが増えたこともあり、娘さんには(小児科や薬局で)頼まず、おひとりで見ることにしたけれど、しかしもやもやする面が多少あるのですね。そんな中、SAKURAさんは、娘さんの家庭内での大活躍もしっかりと気づいていらっしゃるのですね。次回のコラムも楽しみにしています。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年08月02日今年3月、米インディアナ州ラファイエットで、1歳4カ月だったイザイヤ・ジョンソンくんが5歳の兄に銃で撃たれて命を落とした。この事件で、兄弟の父親デオンタ・ジョンソン被告(27)と母親シャティア・ウェルチ被告(24)が25日に逮捕・起訴された。ラファイエット警察発表のプレスリリースによると、2人には育児放棄と薬物所持など複数の重罪に問われているという。事件当日、母親は外出しており、父親は自宅で眠っていた。大きな音を聞いて子どもたちの様子を見に行くと、寝室でイザイヤくんが倒れていたため911に通報したそうだ。ラファイエット警察のマット・ガード警部補はJournal&Courier誌に「現場に到着したときにいたのは、大人1人と子ども2人。救命措置が取られたとは思えない状況だった」と語っている。検察によると、イザイヤくんの遺体からはマリファナの陽性反応が、兄からはコカインが検出されたという。自宅からはフェンタニルの錠剤93個をはじめ、マリファナ、吸引器具などが見つかったとNBC NEWSは伝えている。両親は扶養義務者による遺棄罪や麻薬取引共謀罪、麻薬所持罪で起訴された。
2023年07月27日想像力が豊かに。4歳頃の心と体の発達、社会性子どもは4歳から6歳頃にほとんどの運動機能を一通り獲得すると言われています。心の発達とも相まって、周りから何も言われなくても、朝起きて着替えてトイレに行き、ごはんを食べるなど、自立が進んでいきます。友達とは言葉を使って気持ちを表現し、その中で団結したりけんかしたり仲直りしたりを繰り返して社会生活の基礎的な力を育てていきます。こうして小学校就学を迎えます。4歳頃になると、多くの子どもは体を思ったように動かす力がつくのと同時に想像力が豊かになり、自然の中にあるものや身近なもので遊ぶようになります。友達との関係は、同じ目的をもって行動したり、ただ楽しいだけでなく、不安や葛藤など複雑な気持ちも経験します。ただ歩く・走る・手足を動かすというだけでなく、全身のバランスのとり方がうまくなり、片方の足だけで立つ・跳ぶこともできるようになります。手先は、ひもを通す、はさみを扱うなど、より器用な動きができるようになり、絵を描いたり、粘土や空き箱などを組み合わせて、想像しながら作品作りもします。また、遊びながら声をかけるなどのように、並行して同時に2つの行動ができます。手足を使い、見たり触ったりしながら、水遊び、砂遊びをしたり、花を摘み、虫を観察するなど、自然の中にあるものや身近なものに興味が出てきます。大人から見ると、危ないと思う場面もあるかもしれませんが、自由な感性に任せて遊ぶことで、色彩感覚や身体感覚を育んでいくので、心配かもしれませんが安全に気をつけて見守っていきましょう。ますます語彙は増えていき、想像力も豊かになり、現実に起きたことと絵本で見たことなどを重ね合わせたりしながら、遊びの世界を広げていきます。また、おばけやこわい夢、一人になったときの不安感など、「こわい」という感情も芽生えていきます。友達と言葉を介して同じ想像の世界を繰り広げる、ごっこ遊びを行うようになってきます。自分は周りの人にどう見られているのか、という自意識が芽生えます。その中で、周りの人に褒められたり励まされたり、共感したりしながら、人の気持ちを理解するようになっていくでしょう。友達と一緒に遊ぶことが楽しくなるのと同時に、競争する気持ちも芽生えてけんかも多くなります。「悔しい」という感情を経験しながらも、友達が言うことに従ったり、あるいは自分の言うことを受け入れてもらったりします。こうして、ただ楽しいだけでなく、一緒に遊ぶ中で複雑な面白さを覚えていく時期でもあります。自立性が育つ。5歳頃の心と体の発達、社会性5歳頃になると生活に必要な身体能力はほぼ整い、自分の身の回りのことを大人に言われなくても一通りできるようになります。友達との関わり方も複雑になっていき、ただ楽しいだけでなく、競争心が生まれ、その中で切磋琢磨しながら育っていきます。5歳頃になると、大人が行う動きのほとんどができるようになります。鬼ごっこのような一定の制限やルールの中で体を動かすような遊び方ができます。手先の動きでは、ひもを結ぶ、雑巾を絞るといった生活に必要な細かい動作ができるようになり、さらに、包丁やのこぎりなど危険性が伴う道具を大人の助けを受けながら扱うことができるようになります。自主性や自立性が育ちます。身の回りのことができる身体能力がついたことで、食べる、着替える、トイレに行く、運ぶ、片づけるなど、朝起きてから夜寝るまでの行動がほとんど一人でもできるようになります。大人に指示されなくても、だいたいの一日の流れを分かって行動できます。自分のことだけでなく、相手の気持ちになって考えたりする感受性も身につけます。人の役に立ち褒められることが嬉しく、誇りをもってお手伝いをするようになります。友達と過ごす中で、自分の気持ちを伝えたり相手の気持ちを理解したりするために言葉によるコミュニケーションが重要になっていきます。ルールを理解して集団遊びをしたり、活動したりするときにそれぞれが「役割」をもっていることを理解して行動します。そのためにはルールを守る、約束を果たすことが大事だということも学び始めます。また、すぐに大人に頼らないで、子どもたちで解決しようとする様子が見られるようにもなります。こうして、社会生活に必要な基本的な力を身につけて、これまでは個々の成長だったものから、集団の中での成長へと変化していきます。就学前に何ができるようになる?6歳頃の心と体の発達、社会性自分が思ったように体を動かし、友達とのかかわりが生活の大事な部分を占めるようになる6歳。次第に社会的、科学的なことに興味を持つようになり、世界が広がっていきます。大人に甘えながらも、外へ向かって経験を積んでいくのが6歳代です。身体機能が成熟し、さらに体力もついてくることから、活発に動きまわります。ボールを蹴りながら走ったり、跳び箱のようにいくつもの連続した動作を組み合わせるような運動ができるようになります。手の動きはさらに細やかになり、頭でイメージしたものを描いたり、思考しながらダイナミックに表現していく楽しさを覚えていきます。特別に教えなくても、自分から文字を書いたり読んだりするようになります。ニュースなどの社会的な話題や、自然現象などにも興味を持ち始め、自分の好きなジャンルの図鑑を見たりするなど、学ぶことの面白さが芽生えていく頃です。自分と自分以外の人は違う、ということを意識し始め、周りの人の特徴や個性を感じとりながら関わるようになっていきます。子ども同士の集団的な遊び方が活発になります。遊びの中で役割が生まれ、より複雑なルールを自分たちで考えます。こうして、社会生活をしていくときに大事な自主性と強調性を獲得していき、就学へとつながっていきます。参考:保育所保育指針解説書|厚生労働省参考:<参考> 0歳児から2歳児の発達過程|東京都教育委員会参考:東京都こども医療ガイド|東京都福祉保健局4歳、5歳、6歳の発達チェックリストー運動・心と言葉・社会性の目安Upload By 発達障害のキホン参考:保育所保育指針解説書|厚生労働省発達に遅れや凸凹がある?通院の目安や、保護者ができること4~6歳頃になると、自己免疫力も高まり、頻繁に高熱を出すことも減ってくるでしょう。とはいえ、インフルエンザ、ヘルパンギーナ、溶連菌、麻疹、水ぼうそう、おたふく風邪、ウイルス性/細菌性胃腸炎などの感染力が強いウイルスや細菌には注意が必要です。身体機能的には、手洗い・うがい、体を清潔にすることは自分でできる年齢になってくるので、習慣化を心がけましょう。ただし、けいれんを繰り返す、急に意識がなくなる、手足が動かない、慢性の頭痛を繰り返す、一度できたことができなくなるなどの症状がみられる場合には、かかりつけの小児科医や病院を受診してください。参考:年代別・世代別の課題(その1)|厚生労働省(7ページ)参考:保育所における感染症対策ガイドライン(2018 年改訂版)|こども家庭庁参考:白河市 保健福祉部こども支援課発達の遅れや、言葉や発語が遅いと感じたときは、小児科医や地域の相談窓口で相談しましょう。また、5歳の前半に5歳児健診を行なっている自治体があります。気になることを相談するチャンスとなります。5歳児健診でチェックすること5歳児健診では、保健師などの専門家による問診をしながら、子どもの体の動かし方やコミュニケーションの様子、言葉の発達の様子などをみていきます。健診では次のような項目があります。・保健師による問診・身体計測・視力検査・医師・保健師・担当保育士による診察・集団遊びや工作などをさせて、様子を観察・個別の歯科衛生士による歯科相談、栄養士による栄養相談このほかにも、保育士、保健師、臨床心理師、教諭などによる個別の相談ができます。3歳児健診では特に問題ないと言われたけれど、5歳児健診で発達障害の可能性を指摘されることがあります。また、数字や文字を読んだり書いたりができるようになってくる年齢でもあるので、教育相談の場も設けられているのが、それまでの乳幼児健診とは違う点です。正式に診断できるのは就学後ですが、学習障害の可能性を指摘されることもあります。もし、子どもの発達で気になることがあったら、また、育てにくいと感じていることがあったら、健診時に保健師さんなどに相談してみるといいでしょう。また、健診が行われていなくても気になることがあれば、まずはかかりつけの小児科や病院で相談してください。また、地域の相談窓口に行ってみると、心理や医療の専門家に相談できるので、困っていることが解決される糸口が見つかるはずです。地域の相談窓口地域の相談窓口がどこにあるかは、5歳児健診の際や自治体の役所に問い合わせましょう。主な相談窓口としては次のような場があります。健診や発達相談などを行うセンターで、健康や保育に関するさまざまな相談窓口です。引っ越したばかりなど、どこに相談していいかわからない場合にも地域医療を紹介してくれる場にもなります。保健センターと同様に公的機関ですが、子どもの発達支援に特化した窓口となります。発達相談をしたのちに、児童発達支援センターでもっと具体的な子育てについての相談などができます。就学時健診とは別に、発達が遅れていると感じられる子どもの場合、就学先をどこにするのかを、地域の教育委員会と相談していくプロセスが就学相談です。子どもの様子や状況に合わせて、通常学級なのか、通級指導教室(地域によっては特別支援教室)や特別支援学級、特別支援学校なのか、地域の選択肢の中でどこに就学するのが良いかを、面談や診察、学校見学などの機会を重ねながら決定していきます。就学時健診のように自治体からお知らせが届くものではないので、保護者が直接、教育委員会に連絡して申し込むか、保育園・幼稚園を介して申し込む必要があります。参考:軽度発達障害児に対する気づきと支援のマニュアル|平成18年度 厚生労働科学研究「軽度発達障害児の発見と対応システム およびそのマニュアル開発に関する研究」4~6歳の発達の遅れが気になる子どもへの家庭でできる関わりとは発達の遅れが気になる子どもを育てるときに、保護者としては不安があるとともに、日々の生活の中で子どもにどう接していいかわからないといった困りごとがあります。下記は代表的な3つの困ることについて、どうしたらいいかのアドバイス例になります。1. 落ち着きがない家庭で、音や光の刺激が多いようだったら、改善しましょう。大きな音でテレビがつけっぱなしだったり、長時間、場面展開の早い動画を繰り返し見ていたりしているようなら、見たい番組が終わったらスイッチオフにする習慣をつけましょう。また、音量も適切かを確認しましょう。2. 癇癪を頻繁に起こす自己主張する力よりも自己抑制する力のほうがゆっくりと発達する傾向があります。このため、4~5歳頃は、自分がしたいことがあってそれを押さえられないというギャップから強い癇癪を起すことがあります。何回も何回も、「こうすればなんとかうまくいく」という経験を積んで、見通しをもてるようになることが大切です。また、予定が見通せるように、1日のスケジュールを伝えたり、これが終わったら次に何ができるのかということを伝えたりするといいでしょう。3.指示が伝わりにくい言葉の発達に合わせて、子どもが分かる言葉遣いで伝えましょう。また、聞こえてはいても話し言葉で伝わりづらく、絵や数字など視覚から分かるようであれば、カードやメモを使う方法もあります。また、「だめ」と叱られることが、子どもにとっては大人に反応されて「面白い」と感じることになってしまうことがあります。大人が禁止すればするほど、悪いことをしたがるような場合は、叱らずにしばらく無視しておくことも効果的です。見ないようにしたり、取り合わないようにしたりするうちに、子どもは「これでは気を引くことができない」と気づくとやめます。まとめ体が自在に動かせるだけでなく、体力がついていく4~6歳代。自分の身の回りのことは自発的にできて、遊びの幅も複雑さもぐんと成長します。小学校入学も視野に入ってくる分、発達が遅れているかもと気になる面も多くなるかもしれません。その子らしさを見守りながら、周りの人や地域の相談窓口をうまく活用していくことをお勧めします。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年07月27日先日小4の娘イチコと服屋さんに行きました!私はほしいアイテムを探して、娘は子ども服コーナーで服を眺めて、ふたりで楽しい時間を過ごしました!そのときふと、イチコが赤ちゃんのとき、私の服を買いにバーゲンに行ったときのことを思い出しました。当時イチコは生後4ヶ月ごろ。授乳の間隔も空いて、日中はわりとご機嫌で過ごしていました。行き先はショッピングモール。いろんなお店に行ける! ということで、作戦を立てました。こんな作戦でいざ決行!思ったよりイチコは寝てくれず、途中で授乳を挟んだりおむつ替えを挟んだりしましたが、おおむね満足な買い物ができました!(そのとき買ったスエットパンツ…今も運動会や公園など動くお出かけのときに履いてます)予想外だったのは…平日のショッピングモール、お客さんが少ないからか、店員さんがめちゃめちゃイチコをかわいがってくれました。中には「赤ちゃん見とくんでゆっくり試着してきてくださーい」と言ってくださる店員さんや(そこはドキドキしちゃって丁重にお断りしました…笑)、イチコをあやしながらマザーズバッグの相談に乗ってくださるママ店員さんまで…!赤ちゃん連れで自分のための買い物は初めてだったので、「赤ちゃん連れで服屋さん行くと嫌がられないかな」「迷惑をかけないようにしなきゃ」と不安な気持ちがあったので、すごーくホッとしてありがたかったのを覚えています。あれから9年…イチコと一緒に服の買い物が楽しめるようになりました! 大きくなったなぁ…!赤ちゃんのときのバーゲンも楽しかったですが、今一緒に服を見るのも楽しい!これからも楽しもうと思います!(時には私ひとりでも…笑)
2023年07月24日猛烈な暑さが続く、2023年の夏。外に出ると太陽がジリジリと照りつけ、ものの数分で汗をかき始めてしまいます。そんな時、多くの人はこう思うことでしょう。「暑さで溶けてしまいそう…」と。田口ナツミ(@NatsuTagu)さんは、4歳と2歳の息子さんが、まさに溶けている姿を目撃したそうです。暑すぎて溶けた4歳児と2歳児ある暑い日に、外で遊んでいたという兄弟2人。涼しい部屋に帰ってくると…。と、溶けているー!兄弟は、ソファの背もたれに足を乗せるという、まったく同じ格好でくつろいでいました。飛び出している足が、なんともかわいらしいですね。全力で遊んできたことが伝わってきます!兄弟の写真に心をつかまれた人は多く、さまざまなコメントが寄せられました。・溶けている~!かわいすぎます。・見事な『電池切れ』ですこと。・同じ姿勢で寝ているの『兄弟あるある』ですね!・兄弟がシンクロしていて、ほほ笑ましい。全力で遊んで、全力で休むのが子供の仕事といっても過言ではありません。兄弟にはこれからも、熱中症などに気を付けつつ、夏を満喫してほしいですね![文・構成/grape編集部]
2023年07月23日気象庁が、中国、近畿、東海の3地方の梅雨明けを発表した、2023年7月20日現在。梅雨明けをしていない地域でも、全国的に真夏日が観測されているため、熱中症対策が欠かせません。4歳の息子さんを育てる、ジェーコ(jeeeeeeeeko)さんがInstagramに投稿したエピソードをご紹介します。ジェーコさんは、祝日である海の日が休日と重なり、3連休になった同月15~17日、家族と夏ならではのことをして楽しみました。庭でプールに入り、バーベキューや花火をしてはしゃぎまくったジェーコさんは、熱中症のような頭痛を引き起こしてしまったのです。『大丈夫だよ』息子さんの遊びの誘いを、理由とともに丁寧に断った、ジェーコさん。すると、息子さんは「頭が痛い」というジェーコさんのため、小さな身体で冷蔵庫を開け、冷たすぎないようにティッシュを敷いた冷却まくらを用意してくれたのです!横たわるジェーコさんの頭をなでて、「大丈夫だからね」「すぐによくなるよ」と声をかけてくれた息子さんの優しさに、ジェーコさんは感涙。息子さんに優しく介抱されたおかげで、頭痛も治ったといいます。【ネットの声】・なんてできる息子さんなんだ!本物の天使がいた…。・神対応。ジェーコさん夫婦から受けた愛情が、小さな身体にいっぱい詰まっているのだろうな…。・頭が痛いというジェーコさんに、冷却まくらを用意しようと思い立つ優しさ!私の息子も、こういう子に育ってほしい。きっと息子さんは、ジェーコさん夫婦からたくさんの愛情を受けて育ったからこそ、こうした行動をすぐに実行できたのでしょう。親子愛を感じるエピソードに、多くの人が笑顔になりました![文・構成/grape編集部]
2023年07月20日1歳半健診後、発達教室に通うが…1歳半を目前にやっとひとり歩きができるようになった息子は、運動面の発達も遅く、指差ししない、呼んでも振り向かない、円盤状のものをひたすらクルクルと回すのが好き、表裏色の違う布をひらひらし続けるなど、特性が顕著に現れていました。1歳半健診で息子の発達で気になっていることを相談し、ひとまず保健センターが行なっている発達教室に通うことになりました。その発達教室のカリキュラムは、約2ヶ月間で1クールとなっていました。生後3ヶ月の娘を連れて週一回、2時間の教室…その教室に参加している間娘は預かってもらえるものの、1歳児と0歳児を連れての外出はなかなかのものでした。やっとみんなの準備を終えて出発しようとしたら、娘がうんち…なんてことも多々あり(赤ちゃんあるある…)、教室に着いてから娘を預ける際も、初期の人見知りがはじまった娘がギャン泣きでメンタルをやられ…。夜間授乳で寝不足、産後でまだまだガタガタの身体で、母親の存在をフル無視で走っていく息子を追いかけ回さねばなりませんでした。そのころの息子は横目(つまり前を一切見ない)で壁ギリギリを走るという感覚遊びにハマっていて、教室でもやりまくっていたのでお友達にぶつかりそうになったり、転びそうになったり…本当に目が離せませんでした。…壁じゃなくて遊具で遊んでくれ!!(懇願)Upload By 海乃けだま教室の後も問答無用のカオスタイム。人に頼ることが苦手だった私も…発達教室の時間はいつも午前中だったので、終わるのはちょうどお昼の12時前でした。2時間みっちり遊んだ息子は体力も気力も使い果たし、歩くのも拒否して激グズり…そこに教室の間ぐっすりとお昼寝をして腹ペコの状態の娘も加わり、帰りの車内はギャン泣きの大合唱でした(私も泣きたいわー!!…ついでに泣いていました。笑)。Upload By 海乃けだま家に着いてから授乳と昼食の用意、そして食後は元気いっぱいの娘をなだめながら息子のお昼寝…それまで私は人に頼るのが苦手でしたが、もともとのキャパシティーも少ないため、寝かしつけの間に義両親に娘を預かってもらったり、娘のお昼寝中に息子を散歩に連れて行ってもらったりしなければ乗り越えられませんでした(今では義両親に頼りまくって育児しています。母として強く…図太くなりました。笑)。発達教室が終了し、発達検査をしてもらった結果は…2ヶ月ほどで発達教室の1クール目のカリキュラムが終了し、いよいよ発達検査をしてもらう日がやってきました。1歳10ヶ月で受けた発達検査の結果は「10ヶ月程度の発達年齢」でした。"10ヶ月程度"その言葉で頭がいっぱいでした。反応の少ない息子の興味を惹こうと一生懸命話しかけてきたけれど、息子には届いていなかったのかと…息子と過ごした1年間が"なかったこと"にされたような気持ちでした。いざ、病院へ。予約は2ヶ月先までいっぱい!?児童精神科の現状。忘れられないクリスマスとなった日。10ヶ月程度の発達年齢と言われた検査の後、保健師さんは児童精神科へ紹介状を書いてくれました。発達障害についてなんの知識もなかった私は、発達障害の病院受診の現状をそこで初めて知ることとなるのです…。初回の受診は月に2回指定の日があり、朝6時から配布される整理券をもらい、病院が開く8時に再び来院し、整理券の順に翌々月の予約を取れるというものでした。0歳児と1歳児を連れて何度も病院を往復…できるわけないので、夫に仕事を休んでもらいました。予約が取れたのはちょうどクリスマスの日でした。受診日当日は「今日でもしかして診断がつくかもしれない…」と、ドキドキしながら診察の時間まで落ち着きませんでした。いよいよ診察の時間になり、診察室に呼ばれました。医師の顔も見ることなく、真っ先におもちゃのある方に向かっていく息子。日々の様子や指差し・発語について聞かれた後、医師はペンライトを持って息子の方へ。医師「海乃ひとで(息子の名前)くーん。」息子「……。」返事どころか振り向きもしません。医師「ひとでくん、ちょっとあーんってして?」ペンライトを光らせ、息子に見せる医師息子「…!あー!」ペンライトを欲しがる息子医師「あーん、は?できる?」息子「んー!!」ペンライトを頑なに欲しがる息子医師「お母さん見て。ひとでくん、このライトしか見てないでしょ。さっきから私と一度も目が合わないんです。人に興味が薄い子はね、人じゃなくて物を見るんですわ。」Upload By 海乃けだま医師からの言葉で、それまでの息子を育児してきて感じていた違和感がストンと腑に落ちた気がしました。結果は「自閉スペクトラム症疑い」でした。「あぁ、やっぱりそうか…」と思う反面、疑いという形ではありましたが、自閉スペクトラム症の可能性があると言われたことに、ショックを隠しきれませんでした。その後に看護師さんが療育に通うための通所受給者証の申請や特別児童手当について話してくれましたが、ほとんど耳に入ってきませんでした。ついに自閉スペクトラム症と診断。療育先探しへ年が明けてから、通所受給者証や特別児童手当の申請を行いました。受給者証を申請してから交付されるまで、2~3ヶ月かかるため、その間に2クール目の発達教室に通うことになりました。相変わらず壁際スレスレを横目で走っていく息子を追いかけまわしていました。2クール目の教室も終了し、児童精神科の再診日が来ました。診察の結果、息子は「疑い」ではなくはっきりと「自閉スペクトラム症」と診断されました。初回の診察のときほどのショックはなかったものの、その日にはっきり診断がついてしまうとは…(涙)。でもいつまでも落ち込んではいられません。私は息子の療育先を探すため動き出しました。保健センターの保健師さんから療育施設の資料をもらいましたが…無知な私には、息子にどんな支援が必要なのかさっぱり分かりませんでした。保健師さんにアドバイスをもらいながら、親子通園クラス・単独通園クラス・並行通園クラスに加え、個別療育(OT・STなど)もある療育先に見学に行きました。新設されたばかりで、施設も綺麗で先生達もとても親身で明るく親切で…ちょうど空きがあり、さらに娘の保育もしてくれる!!「運命や!ここしかない!ここがいい!!」とその日のうちに決めて帰ってきました。結局1ヶ所しか見学に行きませんでした(笑)。支援利用計画を引き受けてくれない…繁忙期の事業所。そこに現れた救いの手。療育先が見つかりホッとしたのも束の間、今度は「障害児支援利用計画」を作成してもらう相談支援事業所を探さねばなりませんでした。とりあえず家から近い何件かに連絡してみるも、繁忙期だったこともあり、全て断られてしまいました。「せっかく療育先も決まったのに、こんなところで足踏みせなあかんなんて!!」と最後の望みで連絡した事業所。最初はやはり断られそうな雰囲気でしたが、私の必死さが伝わったのか「お母さんのその必死な気持ちに応えてあげたい」と特別に引き受けてくれました。後日、その方が面談のために家庭訪問に来てくれましたが、息子を見て「お母さん、この子は大丈夫。ちゃんとしゃべれるようになるからね」と勇気づけてくれました(涙)。その後、無事に療育に通えるようになった息子は、めきめきと成長しました。療育に通い始めてから約3年(母子通園クラス1年、単独通園クラス2年)、今では一日中ずーーーーーーっとしゃべっています。今年の4月から、息子はこれまで通っていた療育園から幼稚園に転入しました(今は週1回並行通園クラスに通っています)。やはり定型発達のお友達より1歩も2歩もゆっくりですが、お友達に助けてもらいながらも遊んでいる姿を見ると、療育で頑張ってきて良かったと感じています。Upload By 海乃けだま執筆/海乃けだま(監修:室伏先生より)児童精神科への受診と診断、そして療育へ繋がるまでのご苦労やお気持ちについて共有してくださり、ありがとうございました。中でも、「反応の少ない息子の興味を惹こうと一生懸命話しかけてきたけれど、息子には届いていなかったのかと…息子と過ごした1年間が"なかったこと"にされたような気持ちでした」というお言葉が印象的でした。お母さまのお気持ちを想うと、私もとても悲しい気持ちになってしまいました。お子さんが療育を受けること、療育を通じて支援者が正しい知識、テクニックを学ぶことはもちろん大事ですが、療育で最も大事なことは、お子さんにコミュニケーションの楽しさ、喜びを知ってもらうこと、気づいてもらうことです。自閉スペクトラム症のお子さんには、言葉を含む他者とのコミュニケーションへの興味が高まり、ぐんと伸びる時期があることが多いです。お母さまがひとでくんに対して、赤ちゃんのころから抱きしめたり、一生懸命話しかけた結果、ひとでくんの内面に他者、そして言葉への気づきや、興味が少しずつ育まれ、それが幼児期になってから言葉がぐんと伸びる土台になったのではないかと思います。また、療育への通所開始後も療育施設でもらったアドバイスをもとに、おうちでも療育的な関わりを実践されていたのではないでしょうか。ご家族の頑張り、そして、ひとでくんへの愛情が、ひとでくんの成長を促したのだと、私は思います。お子さんから期待するような反応が得られず戸惑い、どのように接したらよいのか分からず苦しみ、挫けてしまいそうになることもきっとたくさんありましたよね。同じようなお子さんをもつご家族にも、周りのサポートを受けて自らのケアもしながら、お子さんを信じて、言葉や笑顔を届け続けてほしいと思います。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年07月14日つかまり立ちを始めたのは生後10ヶ月ごろ生まれてからずっと発育が順調だった息子。しかし、生後10ヶ月ごろになっても、なかなかつかまり立ちをしはじめません。今まで順調に育っていたのに、どうしてつかまり立ちをしないのだろう?そう思った私は部屋の中の家具を見渡しました。すると、背の低い家具がないことに気づいたのです。ローテーブルはあるものの、ハイハイ状態の赤ちゃんからすると手を伸ばしても届かない高さ…。そこでダンボールに本や雑誌を詰め込み、上部にタオルを貼りつけたお手製の台を作ってみました。物珍しいものに興味津々の息子はハイハイで近づき、そのまま一発でつかまり立ち成功!Upload By ネコ山「やったー!」とうれしい気持ちと同時に、はじめてのつかまり立ちをした息子の足はつま先立ちで、まるで小鹿のように小刻みに震えていたのを覚えています。その後、息子は楽しそうにこの台でつかまり立ちをするようになりました。それから数日後、低い台での練習を経てついにローテーブルでのつかまり立ちに挑戦!立ち方のコツをつかんだのか、まずはお座りをしてからテーブルに手を掛け、一気に立ち上がったのです。「やったー!すごいよ頑張ったね!」と私もはしゃぎ、息子の一つひとつの成長がうれしかったです。つま先立ち…!?つかまり立ちができるようになってから数日、息子がいつ転んでも助けられるように近くで構えていて気づいたことがあります。それはずっとつま先立ちをしていること。初めは「足の裏の感触が慣れないのかな?」と、思っていましたが、伝い歩きを少しだけしはじめてもつま先立ちのまま。たまにかかとを地面につけて足全体に重心を置くことはありますが、伝い歩きするときはつま先立ち。いや普通に疲れると思うんですが!?つま先立ちが気になったのでインターネットで検索してみると『発達障害』の文字がたくさん浮かび上がってきました。その文字にドキリとしたことを覚えています。これが私が初めて発達障害という言葉を意識した出来事でした。Upload By ネコ山発達障害について調べていくと、10ヶ月くらいの乳児にみられる発達障害かもしれない特徴がいくつか紹介されていました。しかし息子は、つま先立ち以外の特徴には当てはまりません…どういうこと?保健師さんに相談してみた私たちの住む自治体では、3歳までの乳幼児と保護者向けに予約なしで参加できる親子健康相談というのがあります。保健師さん・栄養士さんが常駐で、身長体重などの測定・発達や離乳食などの相談ができる行政サービスで、私たちはこちらをよく利用していました。主な目的は身体測定だったのですが、保健師さんにちょっとした悩みや疑問を話したり、アドバイスや知らなかった行政サービスを紹介してもらったり、初めての育児に奮闘する私にとって、心の支えのような存在でした。この日も身体測定を目的に親子健康相談を訪れました。身長体重ともに成長曲線上振れの息子、「ほかに何か聞いておきたいことなどありますか?」と保健師さんに聞かれたので、最近気になっているつま先立ちについて話すことにしました。つかまり立ちをし始めた月齢や、つま先立ちの様子などを話すと、保健師さんは「つかまり立ちしはじめたばかりだから、どんなもんかな〜こんな感じかな〜って模索してるんじゃないかな」とのことでした。Upload By ネコ山その言葉に「確かに!つかまり立ちをはじめたばかりだから、きっとそうかも!立つことに慣れてきたり、歩きはじめたりしたらかかとをつけて歩くんじゃないかな」と、私も納得しました。その日から息子がつま先立ちをしていても気にならなくなりました。しっかり歩くようになっても…1歳ちょうどで1人歩きをはじめた息子は、靴を履いて外を散歩するようになりました。歩くときは足裏全体を地面につけてドテドテと歩く、いかにも幼児らしい歩き方でしたが、ふと見ると、つま先立ちをしていることがありました。本当に不意につま先立ちで歩くのです。Upload By ネコ山相談した保健師さんは「つかまり立ちをしはじめたばかりだから…」と、仰っていましたが、歩きはじめても息子はつま先立ちをしています。あれ?とは思いましたが、基本的に足裏をつけて歩いているし、たまにつま先立ちで歩いていても何も不都合なことがないので「よく分からないなぁ、個性的だなぁ」と思うに留まっていました。発達検査で指摘された4歳ちょうどで発達検査をしました。このころには、つま先立ちのことは私もすっかり忘れていたので、検査のときに指摘されたことが衝撃でした。発達支援センターで心理士さんに検査をしていただいたのですが、検査以外の息子の様子も注視する心理士さん。「つま先立ちが気になります」とのことでした。どうやら息子のつま先立ちは、歩きはじめで模索中なのではなく、心理士さんにとって発達上、気になるポイントだったようです。Upload By ネコ山生後10ヶ月のころ、インターネットで検索したときに「つま先立ち」「発達障害」と出てきたのに、そのときは「発達障害かもしれない」とは疑いませんでした。それは当時の息子には、「つま先立ち」とともに記載されていた、逆さバイバイやくるくる回る、目が合わないといった様子はまったくなかったからです。その後、5歳になった息子はADHD+ASDの傾向があり、児童精神科医からグレーゾーンの診断を受けることになるのですが…そのお話はまた次回以降に書きたいと思います。執筆/ネコ山(監修:新美先生より)つま先立ち歩きについて聞かせていただきありがとうございます。確かに、「つま先立ち」で検索すると、「自閉症」「発達障害」のキーワードはけっこう出てくるので、心配になって受診したということはよく聞きます。また自閉スペクトラム症などの発達障害と診断されたお子さんの幼児期早期を振り返ると、つま先立ちで歩いていたという記録が残っていることはあります。ですが逆に、つま先立ち歩きをしているお子さんの大半は、特別何かの診断につながることはなくただの歩き方の個性だったということも多いのです。特に、歩き始め数ヶ月程度は、歩き方を模索する過程で、一時的につま先立ち歩きをするお子さんは少なくありません。歩き始めの数ヶ月は何も気にしなくてよいでしょう。歩き始めて1年以上経ってつま先立ち歩きが目立ち、足を床につくことができないぐらいかかとの関節やふくらはぎが固くなっている場合や、歩き始めよりも1年以上たってからの方がだんだん転びやすくなってきた場合、片足だけ明らかにつま先立ちでアンバランスな場合などは、まれに神経などの病気が隠れていることがあるので、一度受診をおすすめします。かかとの関節が固いわけじゃなく足をついて歩くこともできるけど、ときどきつま先立ち歩きもするという場合の多くは、特別何かの診断につながるものではない、歩き方の個性の範囲のことが多いので、つま先立ち歩きだけで何かを疑って心配する必要はないでしょう。自閉スペクトラム症のお子さんがつま先立ち歩きをすることがある理由として、足底の感覚が過敏で足底をべったりつきたくないという場合や、足底の感覚が鈍感でつま先に集中して感覚を入力したいという場合、体の使い方が不器用な場合などがあります。つま先立ち歩きは確かに自閉スペクトラム症のお子さんにときどき見られる特徴ではあるのですが、つま先立ち歩きだけで自閉スペクトラム症だといえるものではないので、「こういう歩き方をする子なんだな、もしかしたら足の裏が敏感なのかもしれないな、だから靴下履くの嫌がるのかな?」などなど、お子さんの特徴の一つとしてただ観察していればいいと思います。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年07月11日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します! マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:モナ・リザの戯言嫁の入院直後に起きた出来事主人公は体調を崩し、1ヶ月の間入院していました。久しぶりに我が家に帰れるためワクワクしています。家では愛する夫や息子が待っているはずでした。家に異変が…出典:モナ・リザの戯言家の前まで来ると表札がなくなっています。不思議に思いながらも中に入ってみると、驚きの光景が広がっていました。問題さあ、ここで問題です。1ヶ月の間、入院していた主人公。退院して家に帰ると驚きの光景が…。それは一体何でしょうか?ヒント主人公は一瞬、部屋を間違えたのかと思いました。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:モナ・リザの戯言正解は「家具ごと誰もいない状態」でした。その後、夫や義実家に電話をかけますが繋がりません。その後夫や義実家に連絡が着き、逃げられたことを理解するのでした。突然の出来事病院から帰ってくると、家には何もありませんでした。あまりに突然の出来事に主人公が感じた驚きは計り知れませんよね…。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年06月26日小さいころから言われたことしかできず、機転が利かない私。「しっかりして!」と実母や旦那から心配されながらも、今や4歳の娘と1歳の息子をもつ母親に。そんな私から生まれた娘はなんと、母親を華麗にサポートするスーパーマネジャー! 外出先で本領発揮!しっかり者の娘 4歳になる娘は、いわゆるしっかり者。最近は口も達者で、母親である私が娘に助けてもらう場面も増えました。ある日、娘と幼稚園用のプールバッグを買いにスーパーへ行ったときのこと。荷物が多かったので店員さんにレジ袋をお願いしました。すると娘がすかさず「いいえ、袋はいりません! このプールバッグに入れて帰ります」とひと言。他にも、アイスクリームを注文するときは「スプーンを2本ください!」と私のフォローをしてくれたり、欲しいお菓子があっても「これ、高い?」と家計の心配をしてくれたりします。 小さいながらも大人の会話や行動をしっかり見ているんだなぁと感心する一方で、「抱っこして〜」とまだまだ甘えたい年頃の娘。 私の頼りない部分をサポートしてくれる娘ですが、ママの役に立ちたい、褒めてもらいたいと頑張りすぎているのかもしれないと心配することも……。息子が先に寝た日は、少しだけ夜更かししてお喋りしたり、頑張りすぎなくても大丈夫だよと抱きしめたりして、娘と2人だけの時間を大切にしています。 作画/yacco著者:中川まなこ
2023年06月25日皆さんは節約を意識して生活していますか? 自分に合った節約方法を実践できればいいですが、無理をするとうまくいかないこともあります。 今回は皆さんから集めた節約エピソードを紹介します!節約術を実践!節約術の特集で見た「1日の食費を2,000円の予算に抑える」という方法に挑戦しました。給料日に1ヶ月の食費予算(2,000円×30日=60,000円)を千円札で準備し、1日ごとにクリアファイルで管理していました。始めた当初は予算の範囲内で買い物を行い、節約できていると悦に浸っていましたが、1回の買い物で日用品などを一緒に購入することもあり、だんだん予算管理が面倒に…。食費を予算内に抑えようとして…さらに、牛肉などの高額な商品を購入するとそれ以外に購入できるものが限られ、お肉の質を落とすなど食生活にも影響が出てしまいストレスに。育ち盛りの子どももいたため、貧相な食事に気分が落ちることも…。よく考えてみたら、月60,000円の食費ではそれほどの節約にはならないことに気づき、わずか3ヶ月で断念する結果となりました。(40代/女性)節約は無理なくコツコツと!節約は大切なことですが、無理をして食費を抑えようとするとかえってストレスになってしまうこともありますね。生活のスタイルは人それぞれなので、自分に合った無理のない節約術を実践しましょう!※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年06月25日通常学級入学し1ヶ月で登校渋りが始まった長男長男は、3歳で自閉症、小学校1年生でADHD、LD(学習障害)の診断を受けていますが、おとなしくて、周囲の大人を困らせるような行動もない長男は、小学校入学時は通常学級と判定されました。実は長男は年長になってもひらがなを覚えられず、入学前から療育に相談をしていました。ですが、学習障害があるのかは小学校に入学してからではないと判断できないと言われ、様子見状態だったのです。そして入学後、案の定、ひらがなの読み書きでつまずいてしまいました。授業についていけない長男に、隣の席の女の子が勉強を教えてくれたそうなのですが、長男は女の子の言い方がきついと感じたようで、学校に行くのを嫌がるようになり、入学1ヶ月で登校渋りが始まってしまいました。Upload By ユーザー体験談このままではいけないと、相談支援専門員さんに相談し、学校で放課後等デイの先生も参加したケース会議を開いてもらいました。その場で「長男を通級指導教室(※)に通わせたいです」とお願いしたところ、1年生の夏から週1回、通級指導教室に通えることになりました。ほかにも、クラスでは席替えをして席を前の方にしてもらう、近くの席は穏やかな性格のクラスメイトしてもらうなど配慮してもらいました。さらに、ひらがなについては、当時利用していた療育施設でも見てもらえることになり、この結果、登校への拒否感も軽減されて、毎日教室で過ごせるようになっていきました。しかし、その後も友だちからきつい言い方をされて落ち込んだり、宿題が分からないと怒ってやらなかったりなど、問題がないわけではありませんでした。※通級指導教室とは、小・中学校に通う比較的障害の程度が軽い子どもが、通常の学級に在籍しながらその子ども一人ひとりの障害特性に合った「通級による指導」を受けるための教室です。週に何時間かある通級による指導の時間、通級指導教室に移動して、それぞれの困りごとや課題に合わせた支援・指導を受けます。通級指導教室は拠点校に設置されているため、在籍する学校に設置がない場合は拠点校まで出向く必要があります。東京都など一部の地域では、公立小・中学校の「特別支援教室」で一部の時間、在籍校内の別の教室で指導を受けることができます。通級指導教室と違う部分としては、対象の児童・生徒が在籍する学校に専門の職員が巡回してきますので、特別支援教室では子どもたちが普段通っている学校で自立活動による指導を受けられます。参考:通級による指導の現状|文部科学省参考:小学校における特別支援教室の導入 ガイドライン(改定版)|東京都教育委員会参考:東京都の発達障害教育|東京都教育委員会特別支援学級に入学時から通う次男は順調に成長。長男にも特別支援学級がいい?わが家には、長男とは2学年差で現在小学3年生の次男がいます。次男は5歳で自閉スペクトラム症と診断され、小学校では特別支援学級へ通うことになりました。次男はマイペースなので、もし通常学級に行くことになっていたら、周りの流れについていけずつらい思いをしていたと思うので、この進路が合っていたと思っています。次男は、少人数の環境の中で、少しずつ自分で考えて行動できるようになっていきました。負けるのが嫌で、保育園では運動会も参加できませんでしたが、いつの間にか、勝ち負けのある遊びにも参加できるようになり、成長を感じています。特別支援学級だからこそ、できた成長だと思います。もともと私は、長男も特別支援学級に行ったほうがいいのではないかとずっと思っていました。小学校に入学した次男の様子を見て、その思いは強くなっていきました。そこで、当時3年生だった長男に、特別支援学級に転籍してみてはどうか?と勧めてみました。ですが、「このまま通常学級がいい」とのこと。それならばと本人の希望を優先することにしました。ただ、もう限界なのでは?という出来事が、4年生になって起こりました。Upload By ユーザー体験談授業参観で見た長男の表情。教室にいることが「とてもつらい」ことを理解した母4年生になった長男は、難しくなった算数の学習でつまずきました。さらに追い打ちをかけるように、仲の良かった友だちとトラブルが起こり関係が悪化、これがきっかけで不登校になってしまいました。4年生のクラスは、きっちりした乱れのないようなクラスだったようで、誰かが何かトラブルを起こしたり、統率を乱すような行動をすると目立ってしまいました。そのような環境の中、うまくいかない出来事が続き、長男は「自分はダメなんだ…」という思いを募らせてしまったのかもしれません。最初、長男が「学校に行きたくない」と言ったとき、私は行ってしまえば何とかなると、無理やり連れて行ってしまいました。家では毎日「自分はなにをやってもダメだ」と言う長男。ただ、私も夫も仕事を休み続けるわけにはいかず、自傷行為や刃物持ち出しなどもある長男を一人で留守番させられないと、とにかく一人にさせないための居場所探しに躍起になっていたのもあります。適応指導教室やフリースクールについても調べましたが、結局学校の「相談室」(教室に入ることが難しい子どもがいることができる教室)へ登校して自習したり、通級指導教室に行っては早退して放課後等デイサービスに行くという日が1ヶ月ほど続きました。そして5月になったころ、授業参観がありました。長男はその時間だけ相談室ではなく教室に行くことになったのですが、教室で授業を受ける長男の表情を見て愕然としました。ここにいることがとてもつらいのだと、ようやく理解できました。それくらい絶望感に満ちたひどい表情だったのです。私は何も分かってなかったのだと痛感しました。Upload By ユーザー体験談私は再び長男に特別支援学級を勧めてみました。今までは拒否してきた長男でしたが、次男に学校での様子を聞いて楽しそうと思うこともあったようです。試しに行ってみると自分で考えて、転籍を決めました。長男が自分で考えて、自分の意志で選んだことを嬉しく思いました。さっそく担任の先生に特別支援学級へ行かせたいと伝えたのですが、年度中の移籍はイレギュラーな対応になり、学校側でも通常学級と特別支援学級の連携がうまくいっていないようでなかなか話が進みません。そこで、特別支援学級在籍の次男の担任の先生からアプローチしてもらったり、放課後等デイサービスの先生が間に入ってくれたおかげで、なんとか年度中での移籍への流れができたように思います。長男は夏休み前ごろから特別支援学級で過ごすようになり、最初は早退することもありましたが、だんだんと1日授業を受けられるようになってきました。そして正式に手続きを踏んで、10月から特別支援学級に入級することができました。特別支援学級で登校できるようになり、表情も良くなってきました特別支援学級に入った長男は、最初はこれまでのクラスとの違いに戸惑ったそうです。ですが、失敗したりトラブルがあっても、授業中に静かにできないことがあっても大丈夫なんだ、受け入れてもらえるのだと感じられたことから、少しずつ前向きになっていったように思います。特別支援学級には次男がいたり、放課後等デイサービスで一緒の友だちがいたりと、顔見知りのみんなが温かく迎えてくれたのも良かったと思います。いろいろあった長男、今ももちろんすべてが順調というわけではありませんが、本当にたくさんの方に支えられて、特別支援学級で頑張っています。ずいぶん落ち着いていますが、やはり自己肯定感の低さはあり、心配なところです。これから思春期の難しい時期に入りますが、自分に自信を持てる環境で過ごせるよう、今後の進路を考えていきたいと思っています。次男は、長男がいたからこそ、幼少のころから支援に繋がることができたと思います。このまままっすぐ育ってほしいです。Upload By ユーザー体験談長男のような、大人側があまり困ることがないようなおとなしい子どもは、入学時に通常学級判定になりがちなのではないか、と感じています。ただ、通常学級で一度深く傷ついてしまうと、その後の成長に強く影響を及ぼしてしまのかもしれないと長男の経験を通して感じました。最近は笑顔も増えた長男ですが、最初から特別支援学級に入っていれば良かったのでは…と今も後悔をしてしまうことがあります。イラスト/星河ばよ※エピソード参考者のお名前はご希望により非公開とさせて頂きます。(監修:初川先生より)長男くんの通常学級での入学、登校渋り、通級指導教室の利用、学年が上がってからの苦戦、そして特別支援学級への移籍という一連の流れのシェアをありがとうございます。入学前の就学相談にて通常学級判定が出た、ということでしょうか。初就学時(小学校入学前)の就学相談では、知的な遅れの度合いの把握や行動観察、保護者からの聞き取りや園の先生からの聞き取りなどをふまえて、総合的に判断をします。基本的には、知的な遅れのあるなしによって、「通常学級または特別支援教室/通級利用」か、「特別支援学級」(いわゆる固定級)かの判断が大きく決まります。遅れのない場合に、その他の課題(行動面や注意集中の持続など)をふまえて、特別支援教室/通級の利用を勧めるかどうかについても判断がなされるイメージです。長男くんに関してはおそらく知的な遅れがなかったことで、通常学級判定になった(そして行動面にも大きな問題がないように判断された)のかなと感じます。このあたりについて、例えば就学相談への補助資料として療育機関や相談機関から情報提供書を出していただいたり、園の先生とも事前によく面談して就学先の希望があれば伝えていただいたりといった工夫はできるかもしれません。また、就学相談の判定結果は強制力のないものですので、それをふまえてどう判断するかは最終的には本人や保護者の意志で決めるものになります。入学してみないと分からないこと(集団の中で学習を積むことがどのくらいできるか、学習そのものでどのくらいのつまずきが見られるか)はたくさんありますし、また、学年が上がるにつれて学習の進度が飛躍的に速くなっていくため、低学年時では大丈夫だったことも中学年高学年となるにつれつらくなることもあります。そういう意味では、例えば“一度通常学級と決めたのだから卒業までずっと!”のように6年間をひとまとめにして考えてしまうとお子さんが苦しくなる場合があります。この長男くんの保護者さんのように、お子さんの様子を見て、都度先生方や関係する方にご相談され、よき環境について考えていくことはお子さんの学習面のみならず、精神面(こちらのエピソードでは自己肯定感について触れられていますが、まさにそうしたことなど)にもとても重要なこととなります。クラスのメンバーや担任の先生の方針などによってもクラスの雰囲気や居心地は変わります。通常学級や特別支援学級というくくりで検討するだけではなく、現在在籍するクラスの中でお子さんがどう過ごしているかをまずご覧になるのも大切なことです(この保護者の方は授業参観でつらそうな姿をご覧になったとのことでしたね)。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月16日1ヶ月間ゲーム禁止「理由はご想像にお任せします」 この投稿をInstagramで見る AKIYOSHI NAKAO 中尾 明慶(@akiyoshi0630nakao)がシェアした投稿 仲里依紗さんと中尾明慶さんは2013年4月に結婚し、同年10月に長男が誕生。夫婦それぞれのYouTubeに長男のトカゲくん(愛称)が登場することもあります。中尾さんはYouTubeで、トカゲくんが学校で収穫してきたじゃがいもを使って、親子でポテトチップスを作る様子を公開。 その中で、中尾さんが「1ヶ月間ゲーム禁止から本日解放されました」「同じような過ちを犯したら許さんぞ」としてトカゲくんにゲーム機を渡すシーンがありました。トカゲくんはゲーム禁止だった1ヶ月間、文句も言わずきちんと我慢していたそうです。中尾さんはちょうど1ヶ月前に投稿した動画で、トカゲくんが「いまゲーム取り上げられてる」状態で「1ヶ月間ゲーム禁止」であると報告。「理由はご想像にお任せします」とも明かしていました。どこの家庭でも、子どもとゲームとの付き合い方に悩むことはつきもの。制限時間などのルールを設けても、守れないこともありますよね。ゲームについては仲さんも以前、トカゲくんがオンラインゲームに集中するあまり、話しかけてもなかなか返事が返ってこなかったり、無視されたりすることがあるとYouTubeでこぼしていました。そうした状況に仲さんは「ゲームを取り上げるとかじゃなくてWi-Fiをなくす」のが良いかもしれないと言いつつ、「今の子の雰囲気って(ゲームを使う場合のルールなどを)どういう感じにしたらいいのか、ダメって言いすぎてもだめなのか」と、自分が子どもの頃とは時代が違うこともあって、悩んでいたようでした。そして今回、とうとう「1ヶ月間ゲーム禁止」を課され、それを乗り越えたトカゲくん。禁止された経験から、ゲームとの付き合い方を見直すことができたのでしょうか。ゲームをめぐる親子のルール作り、最初に決めておきたいことは?ゲーム自体は悪いものではありませんが、子どもがゲームばかりに熱中していると心配になる親は多いもの。親子の衝突を防ぐためにも、親子でゲームをするときのルールを決めることが大切です。まず第一に、なぜ親がゲーム時間を減らしてほしいと思うのか、理由を伝えた上で、「1日30分まで」「ゲーム機の利用はリビングのみ、子ども部屋には持ち込まない」などのルールを決めましょう。ルールを決めても守れないことはあるものなので、このときにルールを破った場合のペナルティも決めておきます。子どもが好きなゲームを親もやってみて、何が楽しいのかを知るのもいいです。頭ごなしに叱るよりも、子どもと一緒に楽しみながら、ゲームのマナーなどを注意する方が意図が伝わりやすくなります。同時に「このゲームにはネットで知らない相手とメッセージをやりとりできる機能がある」など、リスクに気づくこともできます。
2023年06月15日まだまだ幼い我が子だと思っていたのに、ふとしたことで成長を感じ、目頭が熱くなる親御さんも多いのではないでしょうか。小さな身体でも大きな優しさと頑張りを見せてくれたお兄ちゃんのエピソードをご紹介します。4歳と0歳の兄弟を育てるブロガー・きのこの子(kinokonoko_73)さん。買い物で予定外にいろいろと買い込んでしまい、エコバッグに荷物が入りきらなくなってしまいました。0歳のお子さんを抱っこしながら片手で重いエコバッグを、もう片方の手でエコバッグに入りきらなかった大容量の詰め替え洗剤を持ったものの、重くて手がプルプル震えてしまいます。すると4歳の長男くんが…。4歳のお兄ちゃんが見せた優しさと頑張り「長男がいっこもつよ」という発言に驚いたきのこの子さんは、「これ重いし!」と断ります。しかし、なんと長男くんは「ママ重そうだからいっこ持ってく!」といい、洗剤をひとつ持ってすたすたと歩き出したではありませんか。「疲れたらママが持つからね」と声をかけたものの、長男くんは車まで運んでくれたそうです。車に荷物を載せ、長男くんにお礼をいったきのこの子さん。ところが、大仕事を果たしたはずの長男くんはなぜかしょんぼりしています。いったいどうしたのでしょうか。「せんざいくらいしかもてない…灯油がもてない…」先週、きのこの子さんは苦労して重い灯油を運んでいました。長男くんはその姿を覚えていたのですね。だから今日は重い荷物を運ぶお母さんを助けてあげようと思ったのに、灯油よりも軽い洗剤しか運べなかった…と気にしていたようです。これにはきのこの子さんも思わず感涙!長男くんが今日してくれたことで、とても助けられたとしっかり伝えました。「灯油は大きくなったら持って」といわれた長男くんは「そうする!」とかわいらしい笑顔で返事をしてくれました。「小さい身体でいっぱいがんばってくれてありがとう」と感動でいっぱいのきのこの子さん。息子くんの成長がいとおしいエピソードでした。感動のコメントが続々!息子くんの優しさに、感動コメントが続々と集まりました。「天使なの?」「本当に尊いです」「お兄ちゃん優しい~」「泣けるくらいかわいいです」家族のために頑張った姿は多くの人の感動を誘ったようです。中には「育て方が素晴らしい」「尊敬しかありません」といった、親御さんへのリスペクトコメントも。小さくても大きな成長を見せてくれたお兄ちゃん。これからも素敵な家族と一緒に元気いっぱい、笑顔いっぱいで成長していくことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年06月14日名優アル・パチーノが83歳にして再びパパになることが分かった。2022年4月より交際している29歳の恋人ノア・アルファラが、現在妊娠8か月だという。パチーノの代理人が認めた。パチーノには演技コーチのジャン・タラントとの間に34歳の娘、俳優のビヴァリー・ダンジェロとの間に22歳の双子の男女をもうけており、まもなく誕生する赤ちゃんは第4子となる。「People」誌によるとパチーノの恋人のノアは映画・テレビのプロデューサーで、最近ではパチーノ、パトリック・シュワルツェネッガー、チャーリー・ヒートンらが出演する『Billy Knight(原題)』の製作総指揮を務めている。奇しくも、パチーノと20代で知り合い長年の親友であるロバート・デ・ニーロ(『ゴッドファーザー PART II』『ヒート』で共演)も、79歳という高齢でありながら4月に第7子が誕生。おめでたいニュースが続いている。このニュースに、ツイッターには「ミック・ジャガー73歳の時に、第8子が誕生したことにも十分驚いた。それなのに、デ・ニーロとパチーノはもっと年上だ」「2人はぼくらに希望をくれている」「どこまでも似ている2人」「パチーノは83歳には見えない。若すぎる」などの声が寄せられている。(賀来比呂美)
2023年06月01日皆さんは、婚活をしたことはありますか?今回は婚活失敗体験談「嘘ばっかり!」のエピソードを紹介します。イラスト/フジネズミ同棲の話女性はマッチングアプリで彼と出会いました。自分のことをしっかり説明してくれる彼を信頼し、お付き合いを始めます。付き合って1ヶ月経ったころ、彼は突然同棲の話をし始めました。彼の買ったという家に住み、家具は選びなおそうと言い出します。どういうことかわからず、女性が混乱していると…。すべて嘘だった出典:lamire「前の嫁が選んだものは残さないようにするからね」と言う彼。なんと彼はバツイチで、子どもまでいました。そして結婚後は、義両親と同居してほしいと言うのです。以前結婚の話をしたとき、彼は初婚で子なし、同居はしないと言っていました。嘘ばかりの彼に、女性は呆れてしまうのでした…。1度の嘘で失う信用これまで信頼していたとしても、大きな嘘をつかれたら不審に思ってしまいますよね。結婚前に彼の嘘に気付けてよかったのかもしれません。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年05月22日自分でできることが増えてくる4歳前後の子供は、なんでも「自分で挑戦したい」といい出すことがあります。大人と同じように、1人で買い物に行きたがる子供もいるかもしれません。ポケット(okan_no_poketto)さんの息子さんは、4歳になったばかりの頃に「1人でお菓子を買いに行きたい」と、お願いをしてきたことがありました。4歳息子の『初めてのおつかい』で気付いたこと我が子の「やってみたい」という気持ちを尊重したくても、親としては4歳の子供を1人で外出させるのは、とても心配なもの。ポケットさんは、息子さんを元気に見送った後、尾行することを決意しました。息子さんは普段、ポケットさんと買い物に行く時は、じっくり悩むものの、毎回同じお菓子を選ぶのだそう。しかし、この日は悩まずレジに向かいました…以前、母親がオススメしていたお菓子を手に持って!実は、息子さんが1人で買い物に行ったこの日は『母の日』でした。息子さんは母親のためにお菓子を買うべく、1人でスーパーマーケットへ買い物に行きたがったのです。ポケットさんは息子さんが帰宅して、初めてそのことに気が付き、思わず涙を流したのでした。「思い出すと、今でも息子を抱きしめたくなる素敵な母の日の思い出です」息子さんの成長と優しさに感動した母の日の思い出は、時が経ってもポケットさんの心に残っているといいます。投稿には「涙が止まらない」「とても素敵な話」といったコメントが寄せられていました。・これはあかん…泣ける。素敵なお話をありがとうございます。・心配している時のお顔で笑っていたのに、読み進めていたら…。これは一生忘れられない思い出になりますね。・仕事の休憩中に読んだので、涙をこらえるのに必死です。ポケットさんが普段から思いやりと愛情を持って我が子に接しているからこそ、息子さんも同じように母親へ優しさを届けようとするのでしょう。素敵な母の日のエピソードは、ポケットさんだけでなく、多くの人の心を温かくしたようです。[文・構成/grape編集部]
2023年05月20日「息子の記憶には残らないかもしれないけど……」衛藤美彩さんは2019年に、埼玉西武ライオンズ所属で今年のWBCメンバーとしても活躍したプロ野球選手・源田壮亮さんと結婚。昨年1月に誕生した長男のみーくん(愛称)は、この度1歳3ヶ月になりました。そんな衛藤さんが、YouTubeに長男との公園デート動画をアップ 。最近は「歩くのがとっても上手」になり、天気の良い日はほぼ公園遊びをしているそう。公園ではすべり台や葉っぱなど、ありとあらゆるものに興味津々。葉っぱを片手に、ママと一緒に公園内を探検し、アリの巣を見つけたり、お花を見たりして楽しんでいました。遊び疲れた長男は、その後ベビーカーで寝たものの30分ほどで目覚め、ふたたび公園へ。今度は砂遊びに夢中で、砂場の中にあった穴に入るなどして砂まみれになりました。全力で遊ぶみーくんに対して、衛藤さんは終始やさしく声かけ。ママが見守ってくれているという安心感もあって、思いっきり遊べるのかもしれませんね。息子と過ごす時間をとても大切にしている衛藤さん。動画の最後には、ママとしての想いを明かす場面もありました。「これから大きくなっていけばママと公園で遊ぶより、きっとお友達と遊んだほうが楽しくなります。みーくんの記憶には残らないかもしれないけど、ママはこの時間を一生忘れないよ」(衛藤美彩さん公式YouTubeチャンネルより)✅元乃木坂46衛藤美彩さん「産後は太ったよ? 幸せ太りだもん」夫の源田選手との会話が尊すぎる! 義実家にもグイグイ♡1歳3ヶ月は「赤ちゃんらしさが抜け幼児に向かっていく時期」最初は何もできなかった赤ちゃんも、1歳を過ぎると徐々にひとりで移動できる範囲が広がり、意味ある言葉も少しずつ口にするようになって大きな成長を感じますよね。1歳3ヶ月頃には歩けるようになる子が増えるほか、大人のまねも上手になります。拍手のまねなど簡単なものに加えて、「ねんね」などの簡単な言葉に対してしぐさで応えてくれたり、親子でやりとりしながらの遊びが楽しくなってくるころです。この時期は、身長や体重、運動発達、離乳食の食べ具合、できることなど、子どもの個性も加わってかなり個人差が大きくなってきます。子どもにはその子なりの成長のペースがあるので、親子のコミュニケーションを楽しみながら、焦らずに成長を見守ってあげてくださいね。子供の発育・発達でなにか不安があるときは、1人で抱え込まず、保健相談所や小児科医などに相談しましょう。
2023年05月18日皆さんはご自身の生理周期や生理期間を把握していますか?中には、生理が1ヶ月続いて婦人科を受診した方もいるようで……。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Jさんの場合……もともと生理不順だったのですが、ある月に生理が1ヶ月ほど続いたことがあります。他の月でも1週間以上続くときがあったので、とくに気にしていませんでした。しかし、日に日に生理痛が酷くなり「さすがに1ヶ月は長いかも……」と不安に。職場の先輩に軽い気持ちで相談したところ、すぐに婦人科に行くように言われました。次の日に休みを取り婦人科で診察を受けたところ、子宮内膜症だったことがわかりました。どんな治療を受けましたか?低用量ピルを処方していただきました。小さなクリニックに行き、そこの先生が親身になってくれました。世の女性陣へ伝えたいことは?初潮を迎えたときから生理不順だったこともあり、慣れてしまっていて事の重大さに気づいていませんでした。生理不順の人はできるだけ早く診てもらった方が良いと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。生理不順にも原因が……生理不順と生理が長引いていたのは、子宮内膜症が原因だったというJさん。生理不順が常態化していたため、気づくのが遅くなってしまったというケースもあるようです。ご自身の生理周期や生理期間が正常かどうか、皆さんもチェックしてみてくださいね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月18日ひどい癇癪は経験してこなかったUpload By まる穏やかタイプの息子を育ててきて、今まで特に癇癪やこだわりに悩まされることはなかった。もちろん気に入らないことがあるときは泣いたり、散歩中息子の行きたい方向と違う方向へ行こうとすると泣いて地面に座り込み動かなくなるなどはあったが、息子自身の切り替えがうまいのか、その場を移動してしまえば長時間泣き続けて悩まされる…といったことはほぼなかった。ただし、苦手な場所やこの場にいたくないなどの状況だと、その嫌な場所を離れるまで泣いたり不機嫌は続く。今までも慣れない療育に通い出したときは泣いて教室から出ようとしていたり、いつもと違う保育園の行事のときには泣き続けて行事に参加できずに帰宅したこともあった。つい最近だと息子は動物園や水族館が苦手なようで、動物園内に入ってからずっと不機嫌で動物を何も見ずに通り過ぎ早々に帰宅するなどがあった。嫌なことに対する表現ができているからか、暴れたり手がつけられないほどの癇癪はない。思い通りに行かないときUpload By まるそんな息子も最近になって困りごとが出てきた。自分の気持ちを表現できるようになったが、その方法が思い通りにいかないことがあるときに叩いてくるようになったのだ。息子はテレビが見たいのに「今からご飯だからあとで見ようね」と言われたときや、息子は別の方向へ行きたいのに「こっちに移動しようか」と言われたときなど、思い通りにならないとすぐに手が出てしまう。ママの「ダメよ」「やめなさい」などの否定的な言葉にはとても敏感で、すぐに不機嫌になり叩いてくるので、あまり否定的な言葉にならないように言い換えたりしてるが、日々忙しい毎日を送っていると言い換えなど忘れて叩かれお互い嫌な気持ちになることが増えている。療育の先生に相談したところ、まだ嫌な気持ちを説明できないせいで、叩くことが表現方法になってしまっている。言葉で説明できるようになれば変わってくるよ。と言われた。「いらなーい」「かえるー」の連呼Upload By まる息子自身単語はよく出るようになっており、最近は気に入らないことがあると「いらなーい」「かえるー」などのマイナスな言葉を連発するようになっている。この前、ファミリーレストランに入った際に混んでいて少し順番待ちをしなくてはいけなかった。私は息子に「順番だよ」「待ってようね」などのできるだけ簡単な言葉で何度も説明したが、息子はそれが気に入らなかったようですぐに「いらなーい、かえるー」を連発で私を叩く。それなら仕方ないとレストランを出ると、「(さっき出てきたレストランへ)いくー!」と怒っている。仕方なく戻るとまた順番待ちをしなければいけないため「いらなーい、かえるー」の連発。息子に繰り返し説明しながら順番待ちをしたが、周りの目も気になるしなんだかとても疲れてしまった。手が出たときはUpload By まる保育園でも話を聞くと、気に入らないときに先生を叩くことも増えているとのこと。ただ「もっと前はかみつくこともありましたよね」と先生から言われて、そういえばと思い出した。頻繁じゃないからすっかり忘れていたが、気に入らないときにガブっとやられてあざになったこともあった。かむではなくて手で叩くになっただけ成長しているのかもしれないとふと思った。ただ、叩くのが今のところまだ大人に対してだけだが、いつお友達に手が出るか分からない不安があり、先生にも相談をしている。叩かれるたびに息子の目を見て「痛いよ」「悲しい気持ちになる」「○○が嫌だったね」などとお話するようにし、状況に応じて「ごめんね」と言ってもらうようにしている。執筆/まる(監修:新美先生より)お子さんが小さいころ、同世代の子どもが喜ぶ場所や、そこまで嫌がらない場面でも、自分の子どもだけが不機嫌になってしまうと、保護者としては困ってしまって、そうしたことが繰り返されると疲弊してしまうことがありますね。お子さんが一人ならお子さんに合わせて行動することができても、ほかのきょうだいもいたりすると対応できないこともあります。この子はこういう場面は苦手だからと、はっきり分かってしまえばそこには近寄らないようにすればよいですが、そこまで開き直るまでの期間が保護者としては苦い思い出になることもありますね。お疲れさまです。まだ言葉が十分育っていない時期に、拒否やイライラを伝える手段として、「叩く」などの手段をとることがあります。もちろん不適切な表現であることは確かで、やめさせたいものではありますが、このことに対して「だめだよ」と言葉で叱っても効果はほとんどありません。嫌だということを伝える手段が獲得できれば叩くということをしなくてもよくなるのですが、簡単にはいかないです。視覚支援などを使って活動の見通しを伝えて、やるかやらないか選べるようにする、やりたくない行動は「×」などのジェスチャーで拒否すれば受け入れてもらえる、その場を離れてカームダウンスペースで落ち着けるなど、本人が拒否できる環境と手段を獲得していくことが必要です。ですがそんなことを試みる前に、言葉が増えてきて、言葉で伝えられるようになると、激しい他害・癇癪は減っていくということも実際には多いかもしれません。お子さんがまだ発語は単語レベルという場合、言葉の理解もしているようで、複雑なところは十分に伝わっていないかもしれません。この段階では、叩いたことを謝るということにはこだわらなくてもいいかもしれません。「叩くー謝る」が、ただのパターンになって定着するだけになることもあります。叩くことがよくないことであることを伝えたいのであれば、〇と×を絵にかいて伝える(〇:「いや」のジェスチャーの絵、×:叩いている絵)とか、叩くとけがをして血が出てしまって泣いてしまう、というような場面をイラストにして伝えるなど、言葉だけではなく視覚的に伝える工夫もしてみるといいかもしれません。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年05月17日「むしろ遅くてもいい」と思っていた(※画像は川田裕美さんオフィシャルブログより)2019年に一般男性と結婚し、2020年に第一子の長男、2022年第二子の長女を出産した川田さん。YouTubeの最新動画 では、このところ長男のトイレトレーニングに取り組んでいると明かしています。トイレトレーニングを始めようと思ったのは、息子の「おむつがあまり濡れなくなってきた」ためで、身体の発達的に「膀胱におしっこを溜められる」ようになったのでは? と思い、トイレトレーニングに踏み切ったそうです。まずは「トイレ行く?」と声かけからはじめ、徐々にお風呂の洗い場で自力でおしっこを出せるように。すると、そのうち保育園の先生から「トイレでできましたよ」という報告を受けるようになったといいます。現在もおむつを使用しているものの、子ども用の補助便座と踏み台を使ってトイレでも成功することがあるそうで、成功したときは、思いっきり褒めるようにしているといいます。川田さんはもともとトイレトレーニングに焦りはなく、むしろ遅くてもいいと思っていたそう。それは、おむつ卒業必須の幼稚園に通うなどの特別な理由があるわけではないのに、早めにやり始めてうまくいかず自分がイライラしたり、息子にもイライラが伝わったりするのは避けたいと思っていたから。仕事をしながら育児していることもあって、「息子と意思疎通できるようになり、自分も余裕があるとき」に取り組めばいい、と考えていたそうです。ただ、余裕を持ってトイレトレーニングを進めるつもりではあるものの、「いつからトレーニングパンツに切り替えればいいのか」「他の家庭ではどういう感じで進めているのか」「完了まで何ヶ月スパンでみればいいのか」などなど、気になることはいろいろあるという川田さん。今回の動画を受けて、コメント欄には「保育園の先生から、そろそろパンツにしてみませんか?って言われて、パンツにかえたらすんなりオムツとれました」「トレパンにオムツ履かせれば漏れても安心かなぁなんて聞いたのでやってみようかなと考えてみたり」と、同じようにトイレトレーニングに取り組んでいる保護者たちからさまざまな反響が寄せられていました。✅4歳娘の「オムツ」指摘に、森渉さん「早くオムツ取れるとそんなに大きなメリットありましたっけ」と反論母の日には長男が選んだ素敵なカーネーションをもらったそう(※画像は川田裕美さんオフィシャルブログより)トイトレは子どものがんばりを認めてあげるトイレトレーニング中のおもらしは幼い子どもにはつきもの。でも、子ども自身「うまくできなかった」という自覚はあるので、傷ついてしまうこともあります。だからこそ、失敗しても「もう少しだったね」と子どものがんばりを認めてあげることが大切。そのうえで、「今度はおしっこをしたくなったらもう少し早めに行ってみよう」と、今後のために具体的に何をすればいいかを伝えるといいでしょう。もちろん、できたら思いっきりほめることも忘れずに。トイレトレーニングを始めると、おもらししたときの掃除や洗濯など家事負担は増えますし、イヤイヤ期と重なってしまうとイライラが増幅してしまうなど、大変なこともあります。さらに、「お友達はもうおむつがはずれている」とつい比較してしまったり、世代間ギャップによる祖父母世代からのプレッシャーを受けたりと、焦りを感じて疲弊しがちです。排尿機能の発達には個人差があり、早ければ3歳くらいで完成しますが、7〜8歳でも完成しない子もいます[*1]。また、うんちに関しても子どもによってこだわりがあり、トイレ以外の場所でしゃがんで出したがる子や、おしっこはトイレでできるのにうんちはオムツで出したい、という子もいます。無理にトイレに誘うと、出すのを我慢して便秘の原因になったり、便秘を悪化させたりすることがあります。子どもが嫌がるようならトイレで排便させることは急がず、おしっこで慣れてからうんちのトレーニングを始めれば大丈夫。焦る必要はまったくないので、マイペースに取り組んでいきましょう。参考文献[*1]日本小児泌尿器科学会「小児の排尿機能発達・尿失禁症」
2023年05月16日Instagramにて息子・みるくくんとの日常や子育てについて発信しているしるくさん。2023年現在、みるくくんは4歳。幼少期からの性教育について発信している投稿をよく目にするようになったと言うしるくさんは、みるくくんへの性教育を考え、まずは「生理について」を伝えてみることにしました。 お風呂後にナプキンを見せていたら… 普段、生理中もみるくくんとお風呂に入るしるくさん。しかし、生理で体がつらいときなどは、夫・らるくさんにお願いするときもあるかもしれません。そんなとき、みるくくんに「ママが一緒にお風呂に入れない理由」を、ちゃんとわかってもらえるよう、性教育の第一歩として生理についてを伝えることにしました。 みるくくんがトイレについてきたとき、みるくくんと一緒に買い物へ行きナプキンを購入した際などに、生理についてを少しずつ話すことに。時には脱衣所で実際にナプキンの着け方を見てもらうこともあったようです。らるくさんが脱衣所に入ってきて驚かれてしまった……ということもあったそうですが、お風呂の際など、「子どもがなぜ?」と思いやすいタイミングで教えてあげるというのは、子どもも素直に聞いてくれそうですね。皆さんはお子さんへの「性教育」で意識されている点、工夫された点などはありますか? 監修/助産師 松田玲子 しるくさんの投稿は、このほかにもInstagramにて投稿されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター しるく
2023年05月11日いい雰囲気で冗談を言い合う仲だった先輩から告白されて喜んでいた主人公。しかし、付き合って1ヶ月後の記念日に彼から言われた衝撃の言葉とは…。相性いいかもね!記念日って何?冗談でした先輩の言葉はいつもの冗談だったようです…。冗談だったから、周りに付き合ってることは内緒にしようといっていたのかもしれません。冗談でも言っていいこととダメなことがありますよね。原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年05月09日6歳の息子と4歳の娘、実母と4人で大型ショッピングモールに行きました。初めは4人でおもちゃ屋さんにいましたが、母だけ一時別行動に。息子は本屋さんに行きたいということで、3人で本屋さんに移動しました。しかし、ふと気がつくと本を見ていたはずの娘の姿が見えなくなってしまったのです。 娘がいない!探し回った結果、見つかった場所は? 6歳の息子と4歳の娘、実母と4人で大型ショッピングモールに行ったときの話。最初は4人でおもちゃ屋さんにいましたが、母が「見たいものがある」と言うので、母だけ一時別行動に。次に息子が「本屋さんに行きたい」と言ったため、3人で本屋さんに移動しました。しかし、ふと気がつくとさっきまで近くで絵本を見ていたはずの娘の姿が見えません。 息子と一緒に児童書コーナーを回るも、娘はいません。15分~20分ほど広い本屋さんの中をぐるぐると歩き回りましたが、まったく見つかりません。徐々に私はパニックに。そんなとき、用事の終わった母から着信がありました。私は半泣きで「娘が迷子になった!」と伝えました。 すると母は、「え? 今、目の前でおもちゃを見てるけど」と。なんと娘はおもちゃ屋さんに戻り、たまたま戻ってきた母と遭遇していたよう。本屋さんとおもちゃ屋さんは、同じ階ではありますが端と端でかなり離れています。まさかおもちゃ屋さんまで行っているとは……。 すぐにおもちゃ屋さんへ戻り、娘と再会。4歳の行動力に驚きながら「勝手に行ってはいけない、ひとりで行くのは危ない」としっかり伝えました。私の顔つきと話し方で事の重大さを理解した娘は「ごめんなさい……」と反省した様子。興味があるものにはすぐに走って行ってしまう娘に油断していたことを反省し、もう絶対に目を離さないと心に誓うきっかけになりました。 作画/yacco著者:新宅ゆき
2023年04月27日こんにちは❤︎akaneです。今月はもうすぐ8歳になる二年生の長男と、4歳の年中さんの長女の習い事事情をご紹介させていただきます❤︎〜ECCで遊び感覚で英語に触れる時間〜年中の秋から続けているECC。インターナショナルや、ネイティブの先生でやらせたい、、っと思っていた英語でしたが、当時は下の娘もまだ小さく送迎が大変だったため、近所のECCを選び少しでいいので英語と触れ合う時間を作りたいなと思いはじめました。同学年のお友達と2人という少人数だった為、先生も子供たちのペースに合わせながら授業を進めてくれて本人も楽しく通っていました!年中の頃からしっかりホームワークもあったので、毎日CDやDVDをみながら英語を耳にする時間を作り、勉強感覚ではなく遊び感覚で取り組めているのが今も続けられてるポイントです!一年に一回ネイティブの先生とのスピーキングテストや、ペーパーテストもありしっかり実力が伸びているのか確認もできるので、親としてはそれもありがたいポイント。一年生になった時に、同じ小学校の子が入ってきてくれたので、今はその子たちと学校から直接ECCに行って楽しく授業をうけてきています❤︎ホームワークは今も変わらずあるので、毎日娘も一緒にみながら単語を言ったり、踊ったり歌ったり、、兄妹で取り組んでくれています。本格的な英語の勉強!!とまでは行きませんが、確実に単語の量は覚えているし、ここから少しずつ文法等も自ら使えるようになってくれたら嬉しいな、と思っています❤︎英語は嫌いになってほしくないので、今はまだ遊びの延長感覚で続けてくれたらいいな。っと願います!〜オススメポイント〜▪︎遊び感覚で勉強が出来る!▪︎ホームワークもあるので毎日自宅で英語に触れることが出来る!▪︎年に一回テストがあるので、伸び代がわかる!〜お習字は字が綺麗になるだけじゃない!集中力も身につき一石二鳥!〜大人になった今でも、字の綺麗な人には本当に私自身も憧れているので、息子には是非やって欲しい!と思い年長さんになったころから始めたお習字教室。未就園児の一年はひらがな帳で硬筆をメインにご指導していただきました。何度も何度も丸がもらえるまで書き直すことは5.6歳の子供にはとても大変なことでしたが、その分集中力もつき、回数を重ねるごとに帰れる時間も早くなってきました。小学生になったタイミングで協会に入会し、毎月毛筆と硬筆を提出し添削してもらうようになりました。1年間ひらがな帳でみっちり練習したこともあり、とても良いペースで進んでくれ、一年たった今硬筆毛筆共に4級まで進むことができています!こんな感じで書いては先生に直してもらい、また書いて、、と何度も何度も繰り返してその月の提出作品を書き上げるので、本当に集中力が必要になります。作品を作り上げるのに自然と集中力が身につくのは本当にありがたいし、とてもいいことだと思います。こんなふうに書いていても、普段のノートの字はびっくりするくらい汚いので、、笑そこもどうにかならないもかな、、っと思いますが、、。男の人で字が綺麗な方は、本当に素敵なことだと思うので、高校生くらいまで続けてくれたら嬉しいな、、っと密かに思っています❤︎〜オススメポイント〜▪︎集中力が高まる!▪︎鉛筆の持ち方から綺麗になる!▪︎進級ごとに字を書くことに自信がつく!〜塾では学校とは違う内容も!少しずつ受験モードに〜中学受験に向け、少しずつ取り組むのもいいかな?と思い、1年生になるタイミングで入会した進学塾。正直まだ早い、、なんて思いながら始めた塾でしたが、学校の勉強とはまた違った応用問題等にもチャレンジできて、自分の得意不得意がわかったのがとても良いと思いました。本人の中でも算数が楽しい!算数が好き!という考えに代わり、今では応用問題も投げ出さず最後までやり切る努力を見せてくれるようになりました❤︎低学年のうちは宿題量も少なく、授業も週一なので負担も少ないので通いやすいです!テストも年に数回あるので、場慣れにもいい経験にもなるのはもちろん、テストの結果や順位でさらにモチベーションが上がるのも本当に家庭学習だけじゃ得られないものだと思っています。テスト前の勉強のサポートは親も必須で大変ではありますが、以前は解けなかった問題が溶けるようになっていたり、成長を見るのはとても楽しいですし、本人も頑張ってくれているので、引き続き息子のペースでやっていけたらいいなと思っています。〜オススメポイント〜▪︎学校の授業に不安な抵抗が無くなる!▪︎学習習慣がしっかりと定着する!▪︎応用問題を解いたり、テストの結果で勉強への意欲が上がる!兄妹で習える!計算力upにはそろばんが最適❤︎息子が1何歳になった頃、計算力を上げるために公文かそろばんに行かせたいな。と思い体験に行きました。どちらも体験したのですが、そろばんの体験時に一緒に付き添いで行った娘がそろばんにどハマりしてしまい、、笑先生からの一押しもありその場で兄妹で入会することにしました。一緒に入会しても、それぞれのペースで進めるので息子は息子のテキストを、娘も幼児用のテキストから開始して毎日コツコツ進めていきました!我が家は毎朝学校と幼稚園に行く前に15〜20分ほどの短い時間ですが、朝勉の時間作っています。朝は暗記物より計算がいいと聞くので、そろばんは朝勉にピッタリ❤︎そうやって毎日コツコツ続けて、もうすぐ習い始めて一年経ちます。息子は珠算、暗算共に5級をチャレンジ中!娘は珠算7級、暗算6級にチャレンジ中です!年少のころからそろばんのおかげで、大きな数にも抵抗なく取り組むことができ、確実に計算のスピードも上がりました!通っているお教室がスピードを重視する教室なので、この他にもフラッシュ暗算やスピード検定など様々なコンテンツを受けることができ、他の子達と競い合うことで、さらにやる気が出ている気がします。また、そろばんは級が上がるごとに賞状も貰えるので、なかなかもらう機会がない子供達はとても嬉しいようで、貰った賞状をファイルに入れるのも楽しみの一つになっています❤︎まだまだ始めたばかりなので、これからも兄妹で一緒に頑張って行けたらいいなと思います❤︎〜オススメポイント〜▪︎計算スピードが早くなる!▪︎暗算力がとにかくつく!▪︎大きな数の計算に抵抗が無くなる!▪︎数字が好きになる!特に長男は結果が目に見えてわかるからこそ、継続して頑張れてるようです。2人ともまだまだやりたい習い事が沢山あるので、少しずつまた体験等に行って、本人たちのやる気を形にしてあげれたらなと思っています。一週間が7日じゃ足りない、、笑子供達も頑張っているので、私も引き続きサポートを頑張っていきます❤︎
2023年04月27日7歳と4歳の娘さんを育てる、さざなみ(@3MshXcteuuT241U)さんがTwitterに投稿した、心温まるエピソードをご紹介します。ある日、さざなみさんの家に、学生時代からの友人が遠方から遊びに来ました。休暇を利用して遊びに来た友人は、さざなみさんの自宅に短期間滞在。娘さんたちとも遊んでくれて、楽しい時間を過ごすことができたそうです。そんな友人が帰る日、さざなみさんは娘さんたちとともに、空港の出発口まで見送りました。(2/2) pic.twitter.com/SYbH1Xuzn9 — さざなみ (@3MshXcteuuT241U) April 22, 2023 さざなみさんの友人と過ごした時間が、とても楽しかった様子の次女。ガランとした車の後部座席を見た瞬間から、家に着いて1時間が経過するまでの長時間、泣き通したといいます。さざなみさんいわく、親戚以外で自宅に来たのは、友人が初めてだったとか。人見知りな性格の次女は徐々に打ち解け、ヒザに乗るほど友人のことを好いていたのでしょう。短期間で、初めての経験をたくさんした次女の姿に、多くの人が心打たれました。・美しい情緒の発達。涙が出ました。・尊い…。友人に連絡して、教えてあげないとですね!・もらい泣きしちゃった。泣いている時にあれこれいわない、さざなみさんと長女も素敵。・小さい頃、優しくしてもらった人って大人になっても覚えているもんね。友人のような人になりたいって思いました。・すごくよく分かる。切なくて、美しいエピソードだな。子供は、日常生活で得たあらゆる経験から刺激を受け、大人への階段をのぼっていきます。楽しいことがある一方で、時には心が沈むような経験をすることもあるでしょう。我が子の気持ちを大切に、時には言葉をかけずにそっと寄り添い、見守ることが大切なのかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2023年04月23日幼い子供同士のケンカはよくあること。時には親が仲裁に入ったり、叱ったりすることもあるでしょう。ある日、なっぱ(bejibeji_nappa)さんの2歳の息子さんが、4歳の娘さんの髪の毛を引っ張ってしまいました。とても痛かったのでしょう。娘さんは、なっぱさんに泣き付きます。その後も荒くれる息子さんに、なっぱさんはお説教をしようとしますが…。息子さんに注意をしようとしたなっぱさんさんを、「だめぇぇえ!!」と涙ながらに止めてきた娘さん。なっぱさんから生まれた大事な子供である息子さんを、「叱らないであげてほしい」というのです。娘さんを想って息子さんを叱ろうとしていたなっぱさんは、なぜか悪者のような立場になってしまいました。なっぱさんは、弟想いな娘さんに免じて、その日は叱らないことを決意。ついさっきまで、叱られる雰囲気を察して泣いていた息子さんに目をやりました。そこにいたのは、まったく悪びれる様子のない息子さん。なんと息子さんは、娘さんが味方になってくれている間、なっぱさんと娘さんのやり取りを、真顔で傍観していたのです!テーブルにヒジを掛け、足をクロスさせている様子からは余裕がある雰囲気を感じられます…。【ネットの声】・息子さんの表情に吹いた!・娘さん、なんて優しいの!?・下の子って強いですよね。爆笑しました。・息子さん、実は人生2周目?なんともいえぬ表情で、泣きながら弟を守る娘さんの背後にたたずむ息子さんの様子は、多くの人の笑いを誘いました。娘さんの優しさが感じられる、このエピソード。すべては斜め上な立ち回りをした息子さんの思惑通り…だったのかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2023年04月20日4月15日に33歳の誕生日を迎えたエマ・ワトソンが、約4か月ぶりにインスタグラムを更新。近年をふり返った。「これが33歳なんだ。なんということでしょう。29歳になる前はサターンリターン(※)という概念を聞いたことさえなかったけれど、いまはよくわかると言っておこうかな」という書き出しで長文をつづった。いままでの生活から少し離れ、サーフィンや乗馬、セラピーをたくさん受けたこと、『ハリー・ポッター』の同窓会番組(『ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ』)を撮影したこと、女性向けの環境投資ファンドを立ち上げたこと、自炊していたところ両手の親指の爪を切り落としてしまい、数か月間何をするにも片手でしかできなかったことなど、挑戦したことやハプニングについても報告。「色んなことに対してすごく落ち込んだり、腹を立てたりもした」という感情の揺れや、「愛や女性であることについてもさらに学んだ」と、得られたものにも触れた。「3年かかったけれど、ようやくどうやって日々実践すればいいのかということがわかったし、実際に数日以上続けられるようになった」と様々なことと向き合った結果、自信をつけた様子も明らかにしている。長文と共に投稿した写真は、昨年の誕生日に撮影したものだという。ファンから誕生日を祝福するメッセージや「あなたは私のインスピレーション」「人生って長い旅だよね」などのコメントが届いている。※土星回帰。土星は約29年に1度の周期で、その人が生まれたときと同じ場所に戻ってくる。占星術で人生の一大転機として考えられている。(賀来比呂美)
2023年04月17日幼い子供を育てながら、イラストレーターや漫画家としての仕事を自宅でこなしている、さざなみ(@3MshXcteuuT241U)さん。4歳になる次女のぴよちゃんは、さざなみさんが仕事中、テレビ番組を観るなどして過ごしています。しかし、たまにさびしくなるようで…。日常 pic.twitter.com/R0Ve6enP9E — さざなみ (@3MshXcteuuT241U) March 28, 2023 さざなみさんの家では、『母親の仕事中は邪魔をしない』というルールがあります。しかしこの日、次女が甘えてきた時に『ぴよちゃんの場所』というメモがさざなみさんの目に入りました。自分の居場所は母親の元だというかわいらしいメッセージに、さざなみさんはあれこれと考えるのはやめて、ヒザに乗せてあげたそうです。次女のかわいらしい行動には、さまざまな声が寄せられました。・私は親が共働きで、甘えたい時に甘えられなかった。娘さんは、きちんと甘えたい気持ちを伝えられて、とってもえらいと思います。・娘さんのメモの内容がいじらしくてきゅんとした。・我が子からもらったものを目に見える位置に保管する、さざなみさんも素敵!親は、子供にかまってあげたい気持ちがあっても、生活していくためには仕事をして、お金を稼がなければなりません。一方、子供にも、どうしてもさびしい時があるようです。そんな時は、さざなみさんのような対応もいいかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年03月31日