周りの子たちの成長に焦りを感じるけんとの1歳半健診へ行ったとき、言葉が出ておらず、指差しをしない、指を差したところを見ない、歩き方がぎこちない息子が、周りの子どもたちと違うことに気がつき、衝撃が走ります。発達相談をして、そのときに臨床心理士さんに勧められた市の親子教室へ通うことにしました。親子教室には言葉が出ていない子も多く通っていて、悩みごとも同じように感じていました。毎週楽しく通い、月日が経つにつれ、気がつくと、ほとんどの子が言葉が出ておしゃべりをしていました。けんとは相変わらずお話しをする気が感じられず不安に。Upload By ゆきみ親子教室の個別進路相談で「地域の幼稚園に通おうと思っています」と伝えると、臨床心理士さんに「少人数制の発達支援センターがいいと思います」と強く勧められ、専門家の方にそこまで言われるなら、と入園を決意しました。Upload By ゆきみなぜ、そんなに発達の遅れを気にしていなかったのかというと、2歳5ヶ月のときに1~50までの数字を順番に並べたり、3歳になってすぐに47都道府県を覚えたりと、むしろ記憶力の良さに驚いて、祖父にいたっては「天才だ」と張り切っていたほどだったからです。「言葉が遅いだけで、体の成長が追いつけば、すぐに平均的な成長になるだろう」と、当時は夫婦、親族みんなで思っていました。Upload By ゆきみもしかして?のきっかけは友人の娘さんある日、親子教室で仲良くなった友人が「うちの娘は自閉スペクトラム症なのでは」と思い始め、児童精神科の受診を決意したと聞きました。娘さんは、タイプは違うものの、けんとと同じように発達がのんびりした子だと思っていたのでビックリ。もしかしてうちも?と、慌ててネットで調べはじめました。そして、「自閉スペクトラム症傾向チェック」ができるサイトを見つけ、たくさん当てはまってる項目があることに気がつきます。Upload By ゆきみ急いで旦那、祖母に相談しました。私たち家族は、自閉スペクトラム症について全く知識がなく、笑わない子、ずっと家にこもっていて人と全く関わらない子、だと思い込んでいたので、最初は誰も「違うでしょ」という反応だったのですが、サイトを見ながらみんなで話し合い、児童精神科の受診を決めました。かかりつけ医に相談に行くと「この子は違うと思うけどね」と言われましたが、紹介状を出してくださり、地元では有名な大病院の児童精神科に予約を取ってくださいました。Upload By ゆきみ予約は取りにくく、私は5ヶ月待ち。友人はその後1年待ちと言われ、さらには新規予約は受けつけないと言われた友人もいました。心の準備「0」で告げられてこのころ、身長が成長曲線の下に大きくはみ出してしまい、「低身長」が気になりはじめました。そこで専門の病院で検査をしていただくことに。問診で低身長専門の先生がけんと君にたくさん話しかけてくださいました。が、全く反応せず、マイペースに遊びだしたかと思えば、カレンダーの数字に大興奮する姿をじっくり見て、「この子、自閉スペクトラム症だと思いますよ」と、思いもよらぬ一言。Upload By ゆきみUpload By ゆきみ児童精神科での診察を受ける前に「低身長」のことで病院へ行っただけなのに、自閉スペクトラム症の可能性を伝えられるという、まさかの事態になったのでありました。モヤモヤにサヨナラ。スッキリ向き合えた低身長検査から約1ヶ月後。予約していた児童精神科に行きました。このころには数人の友人の子どもが受診していて、初診では診断名がつかなかったというお子さんもいました。うちの子はどうなんだろう?と、おそるおそる「診断名はつくのですか?」と先生にお聞きしたら、あっさり「自閉スペクトラム症ですね」と。初診で診断名がつきました。Upload By ゆきみ低身長の先生に伝えられていたので、分かっていながら受診したにも関わらず、やはりいざ、診断名がつくと数日間は落ち込みました。でも、それ以前の「そうかもしれない」とモヤモヤしていた時期よりも、スッキリした気がしました。そして、診断名がついたからといっても何も変わらない、可愛い息子がニコニコと目の前にいました。少しずつ受け入れていくにつれ、自閉スペクトラム症についてや、この子の特性をもっと知りたい!と思うように。まだまだ不安なことはたくさんありますが、この子にあった育て方を探っていきたいなと思う毎日です。執筆/ゆきみ(監修:初川先生より)けんとくんに診断が下りるまでのさまざまな展開を臨場感たっぷりに読みました。心の準備0で自閉スペクトラム症について指摘を受けたのはさぞ衝撃だったことと思いますし、児童精神科の初診で診断が下ったことも予想していたとはいえ、さまざまなお気持ちが去来したことと思います。落ち込んだ気持ちのあとに、いつもと変わらない可愛いけんとくんの姿をしっかりと捉えられたこと、何よりです。診断があってもなくても“変わらないもの”はあります。その一方で、自閉スペクトラム症という診断がついたことで、けんとくんの世界の捉え方や感じ方に、ご家族はじめ周りの大人は思いを馳せやすくなる面もあると思います。そして、発達障害という切り口を持つことで、こんなときにはこんな風に対応するとうまくいきやすいといった蓄積がさまざま積み重ねられています。お子さんに合った育て方を考えるうえで、診断がその1つのヒントになるといいですね。
2021年11月24日しのくん1歳半、保育園の先生に言われたこと息子のしのくんは、現在診断名がついていない発達障害グレーゾーンです。2歳まで発語がなかったしのくん。初めて「違和感」を指摘されたのは1歳半のときでした。その日、しのくんを保育園へお迎えに行ったら、担任の先生にビックリすることを言われました…。Upload By keikoUpload By keikoUpload By keiko「しのくん、耳聞こえてますよね?」と先生に聞かれました。普段家で過ごしていて、ピアノや太鼓など音の出るおもちゃで遊んだり、「ちょうだい」と手を出したらおもちゃを渡してくれたり、音は聞こえている様子だったので、私は「聞こえていると思いますけど…」と答えました。「実は、気になることがあって…。同じクラスの子たちは、お名前を呼んだらお返事するのですが、しのくんだけお返事がないんです」と言う先生。当時の私は、しのくんがほかの子と比べて発達が遅いとか、そういうことは全く気にしていませんでした。そのため、先生からの指摘に驚き、ここで初めて「ちょっとほかの子より発達が遅いのかも?」と思ったのを覚えています。しかし、しのくんは3月末生まれ。「3月30日生まれだし、そりゃほかの子より発達も遅いよね!」という感じで、深く考えることなく終わってしまいました…。2歳4ヶ月。保育園からお呼び出し。それから10ヶ月ほど経ったころ、担任の先生と園長先生と私の三人での面談があるということで保育園からお呼び出しがありました。クラスの子全員が面談の対象ではないと聞かされていたので、ドキドキして面談に挑んだのを覚えています。面談の内容は…先生からは普段の園での様子についてお話がありました。Upload By keikoしのくんが教室から脱走してしまうこと、ドアの開け閉めが大好きでしょっちゅうドアで遊んでいること、一人で遊んでいることが多いこと、絵本に興味を示さず読み聞かせの時間はウロウロしてしまっているということを伝えられました。ほかにも「集中力が続かない」「好きなことしかしない」という指摘もありました。中でも1番衝撃を受けた指摘が…Upload By keiko今まで「コップちょうだい」とか「ズボンはいて」とか、簡単な指示ができていたので、言葉は通じていると思っていました。しかし、「きっと、しのくんは『言葉ではなく、動作で覚えている』のだと思います」という先生の指摘に私は動揺を隠しきれませんでした。この出来事がきっかけで、発達検査を受け、療育へ通うことを決心します。それと同時に、お家でも何かできないか?と模索して、家庭でのしのくんへの接し方を見直すことになりました。3歳5ヶ月。現在は…現在しのくんは、1ヶ月に一度言葉の教室、2ヶ月に一度療育センターに通い、保育園の先生をはじめ、いろいろな先生にお世話になっています。まだまだ言えない言葉や理解してない言葉もたくさんあって、集団行動もままなりませんが、しのくんの成長を信じ、優しく見守っていこうと思います。執筆/keiko(監修:鈴木先生より)1歳半はちょうど自治体で1歳半健診がある時期ですが、集団の健診の中では多少言葉が遅れていてもまず「様子を見ましょう」と言われてしまうこと多いようです。言葉の出方にもよりますが、まずは難聴を否定することが先決です。生まれつきの先天性なのか、中耳炎など患ったあとの後天性なのかはわかりませんが、現時点での耳の聞こえをABR(聴性脳幹反応)などの客観的な検査で確認することが丁寧です。一般的には2歳までに意味のある言葉1語が、3歳までに2語文の出るのが平均的です。3歳では3歳児健診があるので、そこで相談しないと就学時健診まで相談できる一般の健診はほとんどありません。難聴が否定されたら、知的な遅れを考慮してDQ(発達指数)検査が必要になる場合が多くあります。自治体の保健師やかかりつけ医に相談するといいでしょう。
2021年11月23日現在、5歳になる長男は言葉が遅く、3歳になっても「パパ」「ママ」の発語もありませんでした。同い年の子どものおしゃべりばかりが気になり、毎日ネットで発達障害の情報を検索していました。「この子は、このまま一生おしゃべりができないのかな?」と悩んだ日々についてお話しします。 長男がしゃべらない!長男は本当に言葉が遅く、3歳になっても「ママ、パパ」もはっきりとした言葉で話すことができませんでした。言葉の理解はあり、1歳のころには「おいで」や「ちょうだい」の言葉に反応して行動することができましたが、自分の名前に反応しないなど心配な点も……。 昔のビデオを見ても宇宙人のような喃語(なんご)を話す長男の動画が残っています。最初の子どもということもあって、私はとても悩み、同級生の子どもたちが流ちょうに話すのをうらやましく見ていました。 「男の子は遅いから」「そのうち話すようになるから」という周囲の言葉を信じて待っていましたが、一向に話す気配がありませんでした。 子どもが話さないのは母親のせい?年齢が上がるにつれ、はっきりとしゃべれない長男に私はとても焦りました。他の同級生の子どもたちに引け目も感じて、一緒に遊ぶこともできませんでした。 絵本も毎日読み聞かせ、言葉掛けもしましたがそれでも発語は増えません。義理の母からは「母親の言葉掛けが少ないからだ」「保育園に入れているからだ」など心ない言葉を言われ、「私のせいなのかな……」と悩みました。 毎晩、長男が寝たあとにネットで発達障害について書かれたブログやネット記事を読み漁り、長男と同じ症状の子どもを探して一喜一憂するという日が続きました。 療育に通いみるみる話すように当時は長男とおしゃべりする夢を見るほど、悩んでいた日々でした。しかし3歳から「言語遅延」ということで療育に通い、発語の練習をおこなったところ、だんだんと滑舌が良くなってきたのです。そして、4歳の誕生日を目前に他の子たちと同じようにおしゃべりができるようになりました。 今では、幼稚園の先生に「発音が良い」と褒められるほどです。私が当時、言葉の遅い子に多いと聞いていた言葉の爆発というのではなく、本当に少しずつ、いつの間にか言葉が話せるようになっていったのです。 悩んだ日々も後悔しない結果、話せるようになった長男は、月に1度通っていた療育も「問題ない」ということで卒業しました。 「あれだけ悩んだ日々はなんだったんだろう?」「狂ったようにネット検索している間に、もっとやれることがあったんじゃないか」「もっと他の子どもとも遊ばせてあげればよかった」などと後悔した時期もありました。しかし、今は「私にとっては悩んでいたあの日々も育児の一部だったんだ」と思えるようになっています。 当時の私に声を掛けるとしたら、「この子はもう少しでしゃべるようになるよ」ではなく、「ゆっくりと見守ってあげてね」だと思います。今の私にとっては悩み抜いたことも、子育ての一環だと思えるからです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 原案/竹内優実作画/YUDAI9℃監修/助産師REIKO
2021年11月22日こんにちは! おにぎり2525です~。うちの息子ももう7歳になるのですが、いまだにママっ子の甘えん坊です。休みの日には何回も「ママ」と呼ばれて、夕方にはぐったりすることもあります(笑)■1日に何回「ママ」と呼ばれているだろう?息子が5歳のころ、1日に何回「ママ」と呼ぶのか数えたことがあるのですが…。びっくりの66回でした!こんなに呼ばれていたら、疲れるのは当たり前ですね(笑)7歳になり、子育ても少しだけ落ち着いてきた今…どれだけ「ママ」と呼ぶのか検証です!!いまだにママっ子なので、結構な回数呼ばれていると思うのですが…■この2年でグンと回数が減っていた!思ったより少なくなってる!!もっと呼ばれていると思ったけど、かなり減っていました!たしかに自分で遊ぶ時間が増えた気がしますね~。大きくなったら、逆に会話すらなくなるのかな・・・??(笑)男の子育児、不安でいっぱいです!
2021年11月19日私には5歳と2歳の息子、生後8カ月の娘がいます。しっかり者のお兄ちゃんである長男、まだまだ手がかかる次男と長女。下の子2人に手がかかるため、長男には「お兄ちゃんよろしくね」とつい言ってしまい、頼ってばかりいました。そんなあるとき、兄弟喧嘩をして次男を思いっきり叩いている長男を見て私は叱ってしまったのですが、そのときの返答で長男にごめんねと思いました。 頼りになるしっかり者の長男わが家の長男は幼稚園ではクラスのリーダー役を任されており、先生たちからも「しっかりしていますね」とよく声をかけてもらえます。家では親の手伝いだけではなく、下の子2人が泣いていたらあやしてくれたり、遊び相手になってくれるほか、時には長女にごはんを食べさせてあげたりとよく面倒をみてくれるしっかり者。 わが子ながら長女が生まれてからますますしっかりしたなと思っています。そんな長男を私たち夫婦は本当に頼りにしています。 いつもと違う長男の姿そんな頼りになる長男ですが、あるときの兄弟喧嘩でいつもとは明らかに違う姿を見ました。わが家の子どもたちはおもちゃやお菓子を取り合ったり、仲良く遊んでいるなと思った次の瞬間には喧嘩が始まったりなど、毎日と言っていいくらい兄弟喧嘩をしています。 しかし、その日は長男が次男の頭を何回も叩いている光景を目の当たりにしました。いつもとは違う様子に私は驚いてしまい、叩くのを静止し、長男を叱りました。 2人ばっかりずるい! 抱っこしてよ!私が叱ると長男は一時目をそらし黙っていましたが、「なんで僕ばっかり怒られるの!」との返答が。なぜ叩くのか長男に聞くと「いつも2人ばっかりずるい。僕も抱っこされたい」とのこと。この言葉に私はハッとしました。 考えてみると、買い物に行くときなどは下の子2人を優先して抱っこしていて、長男には「ちょっと待ってね」と言うことが多かったなと……。こんなやりとりが原因で長男の不満が爆発してしまったのかと思い、反省しました。 しっかり者で頼りになる長男。下の子2人に手がかかるためついつい頼ってしまっていました。いつもと違う長男の姿を見て、我慢させてしまうことが多かったなと反省。お兄ちゃんになったとはいえ、まだまだ甘えたい5歳児。これからは長男と2人で接する時間を作りながらたくさん抱っこしてあげたいなと思います。 監修/助産師REIKOイラストレーター/おもち著者:西川しょた普段は看護師として勤務する5歳と2歳の息子、0歳の娘の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2021年11月06日言葉が遅く、自由な息子Upload By keikoはじめまして、keikoです。3歳6ヶ月の息子「しのくん」と夫の三人で暮らしています。しのくんは、サメ大好き、水族館大好き。2歳半までほぼ発語がありませんでした。集団行動の苦手なところがあり、視覚優位のタイプの男の子です。診断名はついておらず、いわゆる発達障害グレーゾーンです。しのくんは2歳4ヶ月まで「パパ」しか言えませんでした。そして、言葉を発しない、相手の言葉を理解することがまだできないしのくんは、とにかく自由でじっとすることができません。保育園のクラス写真ではそんなしのくんは、保育園のクラス写真のほとんどに写り込んでいるのです。Upload By keikoそして、集合写真では必ず先生のお膝の上に座っているのでした…。いつしか私は、集合写真を見るのが怖くなり、「今回こそ、先生のお膝に座っていませんように」と祈る想いでクラス写真を見るようになりました。ですが、その度に先生のお膝の上に座っているしのくんを見つけて、落ち込んでしまっている自分がいました。Upload By keikoそんな、ある日のクラスの集合写真では先生の膝の上にしのくんの姿がなく…?Upload By keikoUpload By keikoしのくんが2歳9ヶ月のころ、クラスの集合写真を見ると、いつもならいるばずの先生のお膝の上にしのくんが座っていませんでした。「すごい!じゃあ、どこに?」と探してみると…なんと、サンタさんの膝の上にいました! 誰もが羨む場所にいて、これはこれで恐縮しました。3歳6ヶ月の現在でも、集合写真は先生の膝の上や、先生がそばで付き添ってくれています。今では、「特等席に座らせてもらってラッキーだね!」と、思うようにしていますが、いつか一人で写真に写れる日がくるといいなと思っています。ほかの子より言葉が遅く、じっとできない自由なしのくんですが、周りのお友達や先生たちに恵まれて、毎日楽しく暮らしています。そんなしのくんとの生活を、紹介していけたらいいなと思っておりますので、これからどうぞよろしくお願い致します。執筆/keiko(監修:井上先生より)お子さんが小さいときは周りの子と比べてしまって、子どものできない部分や苦手な部分に親も注意がいきがちになりますよね。お子さんの多動を「活発だ」とか、注意がうつったりウロウロすることを「何に関しても興味が高い」とプラスに考えることはなかなか難しいと思います。しかし当時は難しく感じられたことも、お子さんが少し大きくなったときに、少し距離を置いて振り返ってみると、プラスな見方もできるようになると思います。特等席をゲットできる「自由な息子」という表現はユニークでとても素晴らしいと思いました。
2021年10月29日100日を過ぎたころから始まった夜泣きUpload By かさはらあやこ0歳〜1歳。睡眠に関する問題は産まれたときから顕著に現れていました。育児記録を読み返すと生後2ヵ月までは〝一日中ぐずり、ぐずって23時にやっと寝る。2時までぐずる。5時までぐずる。〟などと書かれており、夫婦で交代しながら抱っこをして部屋を歩き回っていなければずっと泣いている状態で、疲労と寝不足でイライラし、お互いに余裕が持てず険悪な状態になっていました。100日を過ぎ、寝返りをするようになったころには夜泣きが始まり、毎日23時ごろから2〜3時間、だいたい決まった時間に泣くようになりました。生後半年ごろには、〝最近、4時から5時に起きる癖がついている。謎。〟と書かれており、このころから1歳までは、事あるごとに自閉スペクトラム症(ASD)を疑ったり、疑ってごめんね、と葛藤する様子が書いてあったり。【ギャン泣き】という言葉や【なぜ泣くのだろう?】という言葉がたくさん出てきて、当時を思い出すとつらくて心がギュ〜ッとなります。昼間の癇癪と夜驚に悩まされる日々Upload By かさはらあやこ1歳〜2歳。1歳を過ぎ、クレーン現象が始まったころには、23時に入眠、24時半の夜泣きが3時まで続き、それから朝まで遊び続けるという地獄のような日々が始まりました。早めに入眠できた日も、〝夜すんなり寝たのだけれど、2時半に起きてしまって6時まで寝なかった…確実に私のせい〟と、起きた原因で自分を責めたり、夫を責めて喧嘩になったりすることも多くなりました。息子は昼間の癇癪が増え、私は寝不足で余裕もなく、叱ることが増え…第二子妊娠中の眠気もあり、身体がだるくて外に連れ出してあげることもできず、精神的にも肉体的にもつらい日々を過ごしていました。2歳〜3歳。第二子を出産後、昼間の癇癪や夜泣きは激しさを増しました。夜泣きというより夜驚で、突然泣き叫んで起き、何をしてもおさまらないギャン泣きが数時間続くという感じでした。出産から2ヵ月後には睡眠不足とストレスから、乳腺炎に。私に40℃近い発熱があっても容赦なく夜驚は起こり、泣いたあとには2時から5時まで騒ぎ、走り回る…。このころは授乳と夜驚で眠れず、昼間も眠れる状況ではなかったため、ほぼ寝た記憶がありません。夜中にパニック状態で数時間泣かれることに耐えられず、車の中に連れて行って泣かせることもありました。そんな状態で耐えられたのは、先輩ママさんたちの「3歳になったら落ち着くよ」説があったからでした。3歳になって落ち着いた⁉も束の間Upload By かさはらあやこ3歳〜4歳。3歳になり幼稚園(プレ)に入園したころ、一瞬、夜泣きがなくなりました。本当に落ち着いた!!!と思ったのも束の間。秋になり行事が増え、ストレスも溜まってきたころにはまた再開。息子の睡眠障害は3歳になって落ち着くような甘いものではありませんでした。夜中に覚醒して朝になっても全く眠らず、やっと昼寝をしたと思ったら10分で目が覚めてしまうショートスリーパー。さらに寝不足のため 集団生活の中で受ける刺激も多く、過敏は増し、大癇癪を起こすことも多くなりました。早い段階で医師から薬を勧められてはいましたが、低年齢のうちはまだ薬に頼らず環境を整えることで解決したいと粘っていた私。夜も昼も眠れず、苦しみ悶えながら癇癪を起こすつらそうな息子を見ていることに耐えられず、4歳が近づいてきたころに投薬の決意を固めました。それと同時に、息子は映像や歌が記憶に残りやすいので、その残像にうなされているのではないかと療育の先生から助言もいただき、テレビやYouTubeなどの映像を観せる時間を大幅に減らしました。易刺激性の薬を飲み始めてUpload By かさはらあやこ現在 朝晩に易刺激性の薬を飲み始めて3ヶ月ほど経ちました。入眠はスムーズになり、夜中に一瞬起き上がるタイミングがあったり、夜泣きをしたり、覚醒して遊び始めることも未だにありますが、何もなければ午前5時くらいまで、9時間ほど安定して眠るようになりました。(本当はもう少し寝てほしい…)あくまでも私個人の考えですが、投薬は親が楽になるためにすることだと思っていたので、自分が我慢をすれば飲ませなくてもよいという気持ちでした。でも、いざ投薬をしても親はぜんぜん楽にはなりません。相変わらず大変です。ただ、息子は入眠が安定し、受けていた刺激も和らぐのか、日中、酷い癇癪が起こることが減りました。夜中に何か恐ろしいものに怯えて突然起き上がり、泣き叫ぶことも減りました。決して投薬を勧めているわけではありません。今、この瞬間に悩んでいる親御さんの参考になれば幸いです。睡眠の問題といっても症状はみんなそれぞれ違います。入眠も遅く、夜泣きは酷い。早朝から騒がれて、昼寝もしてくれない。もう何日も寝ていなくて、本当につらくて、こんなことがいつまで続くのかと闇のなかで子どもを眺めながら泣いている人がいたら、一人じゃないよと伝えたい。みんなでこのつらい幼少期をなんとかやり過ごしましょうと伝えたい。あ~!寝過ぎて逆に眠い!!と言える日がきっと来ると信じて。執筆/かさはらあやこ(監修:鈴木先生より)脳内で睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンが分泌される4ヶ月頃から赤ちゃんは夜間中途覚醒なく眠ってくれるようになり、サーカディアンリズム(概日リズム)が確立してきます。メラトニンは光によって抑制されるため、夜更かししているとTV映像や室内の光等でメラトニンが抑制され覚醒状態になり、サーカディアンリズムが乱れてきます。リズムが乱れると癇癪を起こしやすくなります。昼夜の区別をしっかりと分けて早寝早起き朝ごはんがいいのです。お子さんの将来のためには、2歳までの規則的なサーカディアンリズムが必要です。ただ、自閉スペクトラム症(ASD)のお子さんは感覚に敏感なためなかなか寝てくれません。抱っこして寝ても布団に下ろすと目が覚めて泣いてしまうのです。こうして入眠時刻が遅くなり、サーカディアンリズムが乱れると夜泣きが多くなります。サーカディアンリズムを乱さず夜泣きを防ぐためには投薬によるコントロールも必要です。昼間の癇癪を抑えて行動を落ち着かせる「リスペリドン」などの抗精神病薬や最近登場したメラトニンホルモンである「メラトベル」などを使用します。また、夜間騒いだり、歩き回ったりするような夜驚症には「ジアゼパム」を使用します。一生飲むわけではありません。日中や夜間の環境が整ってくれば中止できます。親御さんの中には薬の副作用などを心配される方もいるかもしれませんが、投薬によって叱ることが減りお子さんの自尊心を高めることができます。親子ともバタンキューのリズムでぐっすりと眠り、翌朝から元気に活動できる生活が理想なのです。
2021年10月21日「5歳で熱性けいれんになった話」第7話。長女が突然顔面蒼白になって意識を失い、3カ月ぶりの救急要請!意識が戻ったあーちゃんに呼び掛けても、無反応。なんだか様子がおかしい……!5歳で熱性けいれんになった話 #7 診断結果は「熱性けいれん」。 5歳で初めて熱性けいれんになる子は珍しいそう。 普段とってもおしゃべりなあーちゃんが、言葉を発さず、反応もいつもと違う……。 あーちゃんは大丈夫なのでしょうか。 ◇◇◇ かとさんの最新話はインスタグラムやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター かと幼稚園児の姉弟のママ、かとさん。Instagram(@kato_usausako)では、育児や実体験した怖い話などをマンガ化し、フォロワー10万人超と人気。ベビーカレンダーでは、実体験マンガやフォロワーさんの体験談マンガなどをご紹介しています。
2021年10月04日現在6歳になる息子が2歳のときのことです。息子は内服が極端に苦手で、いろいろと試しても克服できずにいました。ある日、生まれたときからお世話になっている小児科医にそのことを説明したのですが、まさかの返答。今までの努力や本当につらい状況を理解してもらえず、悲しくなってしまった体験談です。内服がとにかく苦手な息子味覚がとても敏感な息子。大人にはわからないような変化にも反応します。完熟を少し過ぎたバナナや加熱しすぎたお肉などは口にしません。好き嫌いが多いというより、苦手な味付けがあるようです。 一番大変なのは内服。粉を練って小さくしても、アイスに混ぜてもだめです。「うぇっ」となってしまい、ひどいときには吐いてしまいます。風邪で薬を処方されたときは何とか飲ませようと必死に努力しましたが、どれも失敗。風邪の症状に加えて内服の苦痛が強く、息子がかわいそうでした。 小児科医のひと言が…ある日発熱があり、かかりつけの小児科を受診。風邪とのことでした。「解熱剤は坐薬でいただけないでしょうか? 薬を飲むのがどうしても苦手で……吐いてしまうこともあるので」とお願いすると、「アイスに混ぜたりしていますか? 2歳で飲めないというのは問題ですよ。ちゃんと練習しないと。お母さんがしっかりしないと、もっと重い病気になったときにお子さんが苦労することになりますよ」と先生。 今までさまざまな努力をしてきたこと、どうしてもうまく飲めないことを説明しましたが、理解してもらえませんでした。 息子や私が悪い?できないものはできない結局、粉薬が処方されました。先生の言うことは理解できますが、薬が飲めないのは甘えだと言われたようで、とても悲しい気持ちになりました。風邪で熱があって食欲もないなか、どうしても薬を飲んでくれない息子に飲ませる大変さを少しでもわかってほしかったです。 泣いて嫌がる息子の口を無理やり開けて薬を入れても、「うぇっ」と出してしまいます。ひどいときには食べ物も吐いてしまい、むしろ体力を奪っているのではないかとすら思う状態。練習しろと言われてもその方法がわかりませんでした。ただ途方に暮れながら家路につきました。 その後も息子が4歳になるまで、内服はとにかく大変でした。効果的な方法が見つからず、風邪を引くたびにとてもつらい日々を過ごしました。何とか乗り越えられたのは、年に2回ほどしか風邪を引かなかったからです。4歳を過ぎると少しずつ飲めるようになり、6歳の今では問題なく飲めるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師REIKO著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2021年10月03日現在、やんちゃな5歳と2歳の男の子を育てています。長男がまだ1歳のとき虫歯になったのですが、歯科でエナメル形成不全と診断されました。結果、長男は3歳まで治療により前歯が真っ黒の状態で過ごすことになってしまったのです。一生懸命歯磨きをしていたのに低年齢で虫歯にしてしまい、後悔したエピソードや治療の様子もお伝えします。 長男が1歳で虫歯と診断長男が1歳のとき、市役所でおこなっている任意の歯科検診に行きました。前歯が以前よりも若干、短くなったような気がして心配だったのです。ただ、歯磨きは念入りにおこなっていたので「まさか、虫歯じゃないよね」と楽観的に考えていました。しかし、歯医者さんに診てもらった直後、「これはちょっと……」とつぶやかれ、前歯が虫歯になっていると伝えられたのです。短くなったように見えたのは、虫歯が原因で先端が溶けてしまっていたのが原因でした。早急に歯医者に通ってくださいと言われました。歯磨きだけでなく、お菓子やジュースも与えずに気を付けていた私は、ショックで頭が真っ白に……。 歯医者で「エナメル形成不全」と診断その後、すぐに歯医者に行きました。そこでもう一度診察を受けると、「エナメル形成不全ですね」と診断されたのです。エナメル形成不全の子どもは生まれつき歯のエナメル質が弱く、そのため虫歯になりやすいとのこと。私がもっと気を付けて歯の生え始めに歯医者に連れて行っていれば、虫歯を防げたのかもしれない……と、とても後悔しました。また、前歯がちょっと短くなったような……と違和感を覚えていたにもかかわらず、診察が遅れてしまったことも反省するしかありませんでした。 進行を止める薬を塗って前歯が真っ黒に長男はまだ1歳できちんとした治療ができず、歯医者さんと相談してサホライドという虫歯の進行を止める薬を塗ることになりました。結果、長男の前歯は虫歯の箇所が黒くなってしまうことに……。口を閉じているとわからないのですが、笑うと黒い前歯が見えるため、最初はとても気になってしまいました。初対面のママさんにも、聞かれてもいないのに「この子は歯が弱くて虫歯になって~」と説明していたほどです。しかし歯医者さんは診察のたびに落ち込む私に、「母親がどんなに気を付けていても歯の弱い子は仕方ないよ」と慰めてくれました。一番心強かったのは、「幸いまだ乳歯だから、いくらでも取り返しがきくからね」と励ましてもらったことです。 その後、長男は3歳になって歯を削る治療をおこないました。歯は見た目も白くなり、幸いにも他の歯は虫歯になりませんでした。今回のことを機に、子どもの体に少しでも気になることがあれば、すぐにお医者さんに相談するべきだと痛感しました。その後生まれた次男も一緒に3カ月ごとに定期検診を受け、歯の状態を診てもらっています。1歳での虫歯はショックでしたが、歯の健康を考える良い機会だったと思えるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2021年09月27日子育てをしていると、ふとしたタイミングで子供の成長を感じて、驚かされることがあります。2021年9月現在、5歳の息子さんを育てる、母親のちい(chii_manga)さん。予防接種のために、息子さんを病院へ連れて行ったところ、成長を感じる出来事があったといいます。『注射で成長見せつけてくる~4歳の場合~』まずは、息子さんが4歳になったばかりの頃に、病院へ連れて行った際のエピソードをご覧ください。母親の心配をよそに、息子さんは泣かずに注射を済ませて「僕はもう大人だしね」と鼻高々!ついには夕飯にもつ鍋を所望するほど、大人になった自分を見せつけてくるのでした。ちなみに、リクエスト通りにもつ鍋を用意したけれど、息子さんは食べなかったとのこと。思い切り背伸びをしたい気分だったのかもしれませんね!5歳になった息子さんの態度が急変し…『注射で成長見せつけてくる~5歳の場合~』息子さんは5歳になり、約1年半ぶりに注射を打ちに行くことになりました。母親は「4歳の時は余裕だったし、今回も大丈夫だろう」と思っていましたが…。母親の予想に反して、息子さんは大暴れ!抱っこしてもらいながら、痛みに耐えきれずに泣いてしまったのです。帰り道に歩きながら、息子さんはこうつぶやくのでした。「我慢するのはもうやめた」と…。約1年半の間に、息子さんは何かを学び、「大人だからって我慢する必要はない」と気付いたのでしょう。悟りを開いた息子さんの成長っぷりに、読者からは次のような感想が相次ぎました。・深すぎる!笑いながらも感動しました。・吹き出してしまいました。これは名言ですね。・私も我慢するのはやめます。大人だからね!息子さんの発言から、大事なことに気付かされた人も多いようです。息子さんが考える大人像の奥深さに、クスッとしますね。6歳になった息子さんは、どんな大人像を描くのか…今から楽しみです![文・構成/grape編集部]
2021年09月26日「5歳で熱性けいれんになった話」第3話。長女あーちゃん(当時5歳3カ月)が、ある日急に発熱。その後、突然白目をむいて意識を失ってしまった! 急いで救急要請!5歳で熱性けいれんになった話 #3 「救急車をお願いします!!!」 顔色は真っ青、ひどい歯ぎしり、普段ならありえないような奇行…… 絶対に様子がおかしいと思い、119番に電話をかけて、救急車を呼んだママ。 果たして、あーちゃんは無事なのでしょうか……。 ◇◇◇ かとさんの最新話はインスタグラムやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター かと幼稚園児の姉弟のママ、かとさん。Instagram(@kato_usausako)では、育児や実体験した怖い話などをマンガ化し、フォロワー10万人超と人気。ベビーカレンダーでは、実体験マンガやフォロワーさんの体験談マンガなどをご紹介しています。
2021年09月24日【登場人物】■ほかほか命…大天使はるくんを育てている、限界ハスキーボイスの母。忙しいのを言い訳に雑な絵を描きます。■はるくん…2020年11月生まれ。母と全く同じ顔をしているのにものすごい大天使という不思議。■旦那…鋭い眼光を持つ男。はるくんの前ではメロメロが過ぎて液体になりがち。【生後5ヶ月】赤ちゃんオーディションに挑戦!編集後記ママやパパにとって我が子はとにかく愛おしい存在ですよね。かわいい赤ちゃんをモデルにしてみたいと思っている方も少なくないでしょう。いまはスマホで写真をとれば、WEBで簡単に応募ができるので記念に挑戦してみる方もいることでしょう。さて、ほかほか命さんはお姉さんからの熱いプッシュによりオーディションを受けてみたそうです。そして1次審査に見事、合格!おめでとうございます!さすが大天使はるくんですね。「面接、どっちでも良いけどなぁ?」と言っているほかほか命さんですが、この表情です。これは面接を受ける気満々ですね?とういうことで、次回は「面接編」をレポートしていただきます。楽しみにお待ちください!ままのて編集部周囲を夢中にさせる!はるくんの最強エピソードはこちらほかほか命さんの過去の作品はこちらままのて公式アカウントはコチラままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてくださいね著者情報ほかほか命2020.11息子誕生大天使はるくんを育てている、限界ハスキーボイスの母。忙しいのを言い訳に雑な絵を描きます!
2021年09月24日最近、3番目の子どもとなる女の子が生まれたわが家。4歳と2歳のお兄ちゃんに囲まれながら、すくすく成長しています。2歳のお兄ちゃんは妹の面倒をたくさん見てくれますが、2歳ということもあってか、行き過ぎた行動をしてついつい怒ってしまうことも。今回はその体験談について話をしたいと思います。暴れん坊な次男わが家の2歳の次男はかなりの暴れん坊です。長男が2歳のころは、2歳児ながら考えてもう少し慎重に行動していたような気がします。しかし、次男の場合はまったく違いました。 魔の2歳児と言われることだけあって、後先考えずに突っ込んでしまうタイプ。いつも走りすぎて壁にぶつかったり、目を離すとすぐにどこかに消えてしまったり、何か気に食わないことがあると出先でも足をバタバタさせて叫んでしまいます。 妹が大好きな次男暴れん坊な次男ですが、とにかく妹のことは大好き。もちろん長男と遊ぶこともたくさんあるのですが、家にいるときは常に妹の近くにいて、「大丈夫?」「一緒に遊ぶ?」「寒くない?」などと声をかけてくれています。 その他にも、泣いているとすぐに妹のもとへ行ってくれたり、寝るときも必ず隣で手をつないでくれたり、保育園から帰ったら真っ先に妹のところに行ったり。2歳児なりに“お兄ちゃん”をしてくれています。 妹に頭をよくぶつけてしまう今まで2歳といったら自分の好きなことばかりを考えているイメージでしたが、次男はお兄ちゃんとして面倒を見ようとしているのだと思います。 しかし妹のことが大好きなあまり、距離が近くなりすぎて頭をぶつけ、妹を泣かせてしまうことも。妹が泣いているときは、より勢いが増して妹のもとへ一直線に突進。 あまりの勢いで頭をぶつけたりするので、ついつい怒り過ぎてしまい……。怒ったあとに次男が「妹が泣いてた」と悲しそうな顔をしているので、「必要以上に怒ってしまった……次男に申し訳ない」という気持ちになりました。 次男は暴れん坊だけど、妹が大好きで、2歳児なりにお兄ちゃんをしてくれようとしているのだと感じます。私に怒られたあとの悲しそうな表情を見て、妹のことが大好きだからこそ行動にするその気持ちも、大切にしてあげたいと思いました。これからは注意すると同時に褒めてあげるつもりです。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2021年09月07日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「育児マンガ」をご紹介♪ マンガを描いているのは、8歳と5歳の兄弟のママ、星河ばよ(@bayo_fantasy)さんです。このエピソードは、お兄ちゃんが5歳、弟くんが2歳のときのお話です。歯磨き嫌いな息子さんたちに困っていたばよさん。ある日、スマホの鬼のアプリを使って、なんとか歯磨きをしてもらおうと思いついたのですが……!? 鬼の力を借りて、息子たちに歯磨きをさせようとしたら…? お兄ちゃんは子どもらしくてかわいい反応でしたが、消防帽をかぶり、水鉄砲を持った次男くんがたくまし過ぎて驚きました(笑)! 星河ばよ(@bayo_fantasy)さんの育児マンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてください♪ 監修/助産師REIKO ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!
2021年09月03日けいれんが起きた時の表情をリアルに描いています。閲覧にご注意ください。■前回のあらすじほんの数秒目を離しただけで、子どもは怖い思いをしたくさんの方のお世話にもなってしまった。2度と119番はしたくないと思っていたのですが…。家には大人ひとりで解熱剤を入れようにもままならない状態。仕方なく、体を冷やしてよく休ませ、翌日病院に行くことにしたのですが…あーちゃんの様子が急変したのです。次回に続く 「3ヶ月で2回119番しました」(全13話)連載は17時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年08月27日2歳ごろから物を並べるようにUpload By かさはらあやこ知的障害を伴う自閉症の息子は2歳前後から、物を並べるようになりました。ミニカー、ブロック、フィギュア、ペットボトル、その他…。自閉症児はどうやら物を並べるらしい、ということを調べて既に知っていた私。最初に息子がミニカーを並べ始めたときは、かなり動揺しました。そしてそのことを周囲に話すと「うちも並べてたよ、みんなやるよ!」なんて言われて、あぁ…そうなのか…みんなやるのか。と無理矢理 自分を納得させ、モヤモヤをごまかしていました。ある日、お絵描きをさせようと真っ白い紙にクレヨンを用意しました。私が幼いころは落書きは基本的にチラシの裏だったので、真っ白い紙に絵が描けるなんてとても嬉しいことなのに、息子は白い紙には見向きもせず、ただクレヨンを並べるだけでした。いま思い返すと、本当に酷い親なのですが、当時はその姿を見ることがつらくて「ねぇ!どうして描かないの⁉︎描かないならもうだめ!ないないだよ!!」と無駄に怒り、クレヨンを取り上げて泣かせる。そんなことを何回繰り返したかわかりません。2歳半で初めて受けた発達検査Upload By かさはらあやこ〝もしかして…〟と思ってから約2年。黙々と検索をして調べたり、そんなはずはないと自分に言い聞かせたり、なぜこんなに指示が通らないのかと叱りすぎて自己嫌悪に陥ったり。本当に苦しい時間でしたが、児童発達支援の先生に、環境を整えてあげる必要があると言われて初めて、息子は知的障害を伴う自閉症なのかもしれないと気づき、知的障害の有無とその程度はどうなのか、状態を把握するために、2歳半で初めて、発達検査をすることになりました。検査では指示の通りには何もすることができず、結果は全領域 1歳3ヶ月(言語は0歳8ヶ月)DQ50の軽度〜中度知的障害でした。「発達検査で知ることができるのは、子どものほんの一側面にしかすぎません。10歳のお子さんの発達年齢が仮に5歳だったとして、じゃあ5歳児のように接しましょうとか、そういうことにはなりません。発達年齢が低かったとしても、いっちゃんが今まで生活してきただけの生きる知恵や、哲学や想いが必ずあるはずです」心理士の先生がかけてくれたその言葉を、私はきっと一生忘れません。驚きの事実Upload By かさはらあやこ発達検査から数ヶ月経ったある日、いつものようにフィギュアを並べて遊んでいた息子を眺めていました。なぜかこの日は、並べたあとに離れたところから確認し、また戻って微調整をしてまた離れて…そんなことを繰り返していました。あまりにも長いことやっているので、何がそんなに楽しいのかと息子が確認をしていた位置に立ち、視点を低く目線を合わせてみたところ、驚愕の事実が発覚しました。なんと息子は、アニメのワンシーンを再現し、夕日がフィギュアに当たるように向きを整え、それが夕映に包まれる様子を離れたところから俯瞰していたのです。自分の中にある情景を納得がいくまで作業をし、見事につくり上げたその様子を目の当たりにし、鳥肌が立ちました。並べ方に現れる成長Upload By かさはらあやこそれからは、彼のつくり出す世界がとても好きになりました。散らかった部屋の一部に、きちんと並べられた何かがあったり、錦糸卵を手でちぎって並べたり、お菓子を並べたり。同じ色で並べたんだな、同じ形で揃えたんだな、凄いなぁ、楽しいなぁ。そんな風に思えるようになりました。並べ方にも成長が現れます。最初は、同じ色、同じ形を揃えるだけでした。一方向を向いて並んでいたフィギュアは、幼稚園に入園したころには、向かい合わせに並んでいたり、円になったり。なんの規則性もないと思っていたお皿に並べたおままごとの食べ物が、全部オレンジ色の食べ物だったり、自分が食べたことのある物だったり。おままごとのポテトが人のかたちになったときには感動しました。いまは好きな番組の再現で、数字や文字を並べています。同じ視点に立って、目線を変えてみることで何がしたいのかわかるようになったり、意味がないと思っていたことに意味があったり。息子のつくる世界を通して見える気持ちの変化や成長にいつでも気づける母でいたいと思います。執筆/かさはらあやこ(監修:初川先生より)いっちゃんの思いや意図をお母さんが理解した、その瞬間からまさにお母さんにとっては世界が広がり、色が鮮やかになったように感じられたのかもしれませんね。子どもには子どもの思いや意図があって、さまざまな言動をしています。大人の世界にはそれを狭く切り取ってしまう言葉(例えば「こだわり」「症状」「自閉症の特徴」など)があり、その枠組みで目の前のお子さんの様子を見てしまうと、その枠に合うことしか見えなくなってしまいます。子どもの目線で子どもの見ている世界を見る。それがどれほど大切なことか改めて伝わるエピソードだと感じました。
2021年08月23日「5歳で熱性けいれんになった話」第14話。長女あーちゃん(当時5歳3カ月)が突然顔面蒼白になって意識を失い救急要請!「熱性けいれん」と診断されたものの、あーちゃんの様子がおかしいため、入院して様子を見ることに。言葉を発さなくなってしまったことを心配していましたが、一度だけ返事をしてくれて一安心。しかし、まだ高熱が続いて……。「5歳で熱性けいれんになった話」第14話 ざ・や・く・は・い・や!!! 40度超えの高熱にうなされながらも、必死に抵抗するあーちゃん。 お薬を飲んで、ようやく熱が下がりぐっすり眠ることができたそう。 次回、最終回。あーちゃんが発した驚きの言葉とは?!前回の話:「し、しゃべった!」奇行のあと無反応になった娘。医師が呼びかけると…!? #13監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター かと幼稚園児の姉弟のママ、かとさん。Instagram(@kato_usausako)では、育児や実体験した怖い話などをマンガ化し、フォロワー10万人超と人気。ベビーカレンダーでは、実体験マンガやフォロワーさんの体験談マンガなどをご紹介しています。
2021年08月13日2人目は何歳差で産むのが良いのか? ママ友ともよくそんな話題になっていたころ、「3歳差は入園・入学が重なるから大変だよ」と複数人から聞き、深い考えもなく、ならば2歳差でと妊娠・出産してみたところ……。マタニティ期間の苦悩私には11月末生まれの長女と、1月生まれの次女がいます。長女は2歳1カ月でお姉ちゃんになりました。マタニティ期間に大変だったことは、長女を抱っこできなくなることでした。当時1歳半の長女はまだあまり歩けず、抱っこをせがまれることがよくありました。 けれど私は貧血で通常の暮らしもつらいときがあり、抱っこしてあげたり、してあげられなかったり……。おなかが大きくなってからは切迫早産の不安があり、まだ小さい長女が満足するまで抱っこしてあげることができませんでした。 0歳と2歳の育児はドタバタ次女誕生後、ちょうどトイレトレーニングをしていた長女。トイレの間隔が短かったので、次女のおむつ替えや授乳などをしているときでも、「トイレ!」となることが多く、あっちこっちにお世話をしにいかなければならず、体力的に大変でした。 また、長女は3歳まで夜泣きがあり、授乳で泣く次女に母乳をあげながら泣くので、1年間は夜にあまり眠れませんでした。 2歳差と3歳差の大変の違い私の周りで言われていた「3歳差は大変」は、行事が重なることや金銭面で一度にお金が出るという部分が大変という意味でした。 2歳差は行事や支出はタイミングがずれますが、まだ自分のことを自分ですることができない、うまく気持ちを伝えられない時期の2歳の長女と、何にも自分でできない0歳の次女との生活は忍耐と体力がかなり必要でした。愛情を持って接していましたが、私自身も毎日がいっぱいいっぱいになり、イライラしがちでした。 眠れない日々が続いたときは、2歳差で出産したことを後悔するときもありました。けれどもそれは2歳差だからではなく、子どもの性格にもよるものも大きく、同じように出産した友人とはまったく悩みが違い、何歳差だから良いとかラクというのはないんだと気がつきました。金銭的なことは予想できますが、育てる際の大変さは何歳差であろうとしてみなければわからないと思いました。 原案/横山まい作画/やましたともこ監修/助産師REIKO
2021年08月10日娘さんと柴犬の花子ちゃんの日常をYouTubeに投稿している、YouTubeチャンネル『MomoHana Diary』。当時2歳だった娘さんと、花子ちゃんのある日の様子を収めた動画が600万回以上再生されています。優しい花子ちゃんは、娘さんからちょっかいを出されても決して怒ることはありません。怒りたくても、自分より小さい子供と分かっているのか手を出さずにペロペロと顔をなめるだけ。そんな花子ちゃんですが、母親から叱られている娘さんを見ると…。「ねぇねぇ、もう叱るのはやめてあげて…」いうことを聞かない娘さんを叱る母親の元に来て、もう叱らないように止めてきたのです。どこまで娘さん想いの優しい柴犬なのでしょうか…!動画には、花子ちゃんの健気な行動に称賛の声が上がっていました。・ちゃんと分かっていてすごい。優しいお姉ちゃんみたいだね。・いつの間にか涙が出ていた。昔飼っていた犬を思い出します。・動物って本当に賢しいし、心がキレイだと思う。娘さんは、これからも優しい姉のような存在の花子ちゃんと一緒に、心も身体も大きく成長していくことでしょうね![文・構成/grape編集部]
2021年08月02日第2子が誕生して、2歳差育児が始まりました。お姉ちゃんとはいえ、まだまだ手のかかる2歳。今まで以上に甘えん坊でわがまま全開の娘にイライラしてしまった私が、娘に教えてもらった大切なことをお伝えしたいと思います。これが赤ちゃん返り?コロナ禍の影響で、入院中は一切面会ができないなかでの出産となりました。退院後、娘は1週間ぶりに会った私と、突然現れた赤ちゃんに少し変なテンションに。授乳を見たがったと思えば、逆に嫌がって私と赤ちゃんの間に割って入ったり。 「〇〇も赤ちゃんだよー。泣いてますよー」と素直に寂しさをアピールしたかと思えば、赤ちゃんをなでなでして褒めてもらおうとチラチラ私の様子をうかがってみたりと、いわゆる「赤ちゃん返り」状態となりました。 壮絶な2歳差、2人育児もともと大雑把で楽天的な私は、「大変そうだけどなんとかなるだろう」と思っていましたが、2人目育児をなめていたと痛感しました。夜間授乳による睡眠不足や、どうやっても泣き止まない新生児時期は経験があったためイメージできていましたが、これが2人になるといきなりハードに。 泣き止まない妹、甘えたい姉、どちらも大切にしたいですが、私はひとりしかいません。「上の子優先」という言葉はよく聞きますし、実際そうしていたつもりですが、甘えたい盛りのお姉ちゃんにはまったく足りないようでした。 イライラの限界のときの娘のひと言ある日の夕食のとき、娘がいつも通りゆっくりゆくっりごはんを食べていました。そんなときに下の子が大泣き。下の子を抱っこしながら、娘にごはんを食べさせていましたが、ごはんを口から出したり、お皿に手を突っ込んだりと一向に進みません。 私は、娘の食べるのが遅いことや、下の子が泣き止まないことに対して我慢の限界になり、「早く食べて! 」と大きな声を出してしまいました。娘はびっくりした顔で私を見つめたあと、笑顔で「ママ、ニコニコして?」と私の手をトントンしてきたのです。 私はそのひと言で、食事中ずっと笑っていなかったことに気が付きました。食べるのが遅くたって、テーブルがぐちゃぐちゃになったって、お風呂や寝る時間が少し遅くなったって、そんなこといいじゃないか。家族みんなでにこにこ笑って過ごすことが一番大切なんだと、少しずつですが確実にお姉ちゃんになっている娘が教えてくれました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように!監修/助産師REIKO著者:桜田ここ2歳と0歳の姉妹のママ。総合病院で看護師としての勤務経験あり。現在は育児休暇中。趣味は食べ歩きや旅行だったが、コロナ禍で思うようにできず、自宅での料理や晩酌、娘の服や小物作りなどに目覚める。最近は、ワークライフバランスについて考え始めているアラサーズボラ主婦。
2021年07月31日こんにちは、保育士の中田馨です。乳児から幼児になり、ママを悩ませることの一つがイヤイヤ期です。このイヤイヤ期、親がしてほしくないことをしたり、親がこうしてほしいことをイヤイヤ言って困らせるので、親はついイライラしてしまいます。 イヤイヤ期は、ママとパパにかまってほしい気持ち、表現力が未熟で気持ちを言葉で伝えられない、自分がイメージしていることが思うようにできないなどの気持ちから起こります。イヤイヤ期は2歳というイメージがありますが、実は1歳代から徐々にスタートし、3~4歳ごろで収まってきます。今回は、イヤイヤ期にママができる対応の基本を年齢別に話します。 しかるときの基本ポイント子どもが「イヤ」と言うことに対して、すべてをしかっていては子どもの気持ちがおさまりませんし、ママの体が持ちません。ですので、しかるポイントを決めておきましょう。大切なのは、危険なことをしたときと、他人に対して迷惑をかけたときです。 危険なことの例例えば、道路を歩いていてママの手を振りほどいて車道に向かって走って行ったら……。それはとても危険なことです。「外ではママと手をつなぐ」というルールを教えます。歯ブラシをくわえたまま歩いていたら……。もし転んだりしたら危険です。「歯を磨くときは、歩かない」ことを教えます。 このような危険なことをした場合は、その場で「ダメ!」と教えます。例えば、階段の上り下りをする、高いところに登ってジャンプするなど、危険だけど子どもがしたいチャレンジは、大人ができる限り付き合ってあげることも大切です。 他人に迷惑をかけることの例友だちをたたいた、噛んだ、物を投げた、砂をかけたなどした場合は、「ダメ!」と教える必要があります。また、電車の中や公共の施設内で走ったり騒いだりするときは、その都度「騒がない」というルールを教えます。子どもが走り回りたいなら公園に連れていき、力いっぱいに走らせましょう。 子どもがすることすべてを「ダメ!」と言っていると、子ども自身がしかられている感覚がなくなる場合もあります。子どもからすると、ママがずっと「ダメダメ」言っていて、何が本当にダメなのかわからなくなります。しかるときは、その場ですぐにしかります。そして、しかるポイントを明確にし、メリハリが必要です。しっかり伝えようと長い言葉でしかるのではなく、短い言葉で伝えることも大切です。とはいっても、些細なことを感情的に怒ってしまうこともあります。そんなときは、「さっきはごめんね。〇〇ちゃんが大好きだよ」と伝えましょう。次から年齢別の対策をお伝えします。 1歳のときのイヤイヤ期対策1歳半ごろになると自分でできることが少しずつ増えてきます。例えば、スプーンなどを使って自分で食べられるようになったり、洋服も袖に手を通すのを協力してくれたり、物を投げたり、少し高いところに登ってみたり、そのままジャンプしようとしたり。 「危ない! ダメ!」と言っても、そのダメの理由がよくわかっていなくて何度も繰り返します。「ダメ」と止められると、気持ちを伝える言葉がまだ分からないので大声で泣きます。こんな「自分の思い通りにしたい!」というのが1歳のイヤイヤ期の特長です。このときにママができることは、子どもの気持ちを受け止めること。そして、子どもの気持ちを親が言葉にして代弁すること。「イヤだったんだね」と共感することで、「ママに気持ちを受け止めてもらえた」と思います。この思いを積み重ねることが大切です。 2歳のときのイヤイヤ期対策2歳はよく「魔の2歳」なんて言い方をされることもあります。言葉が少しずつ増えてきて「ダメ!」「イヤ!」「しない!」という自分の気持ちを簡単な言葉で伝えることができるようになります。自分でできることも増えていて、「自分で服を着る!」と言い出したと思ったら、「服を着ない!」と言ってすっぽんぽんでのけぞって泣くこともあります。 したくないこと、気にくわないこと、できないことがあると感情が爆発して、ママもお手上げ状態になることもあるのではないでしょうか? これがまさしくイヤイヤのピークの時期です。このときにママができることは、子どもの言うとおりに動かないこと。イヤイヤ言っている子どもは自分でも訳が分からない状態になっています。子どもの気持ちが落ち着くまで待ちます。子どもができないことは「一人でできた!」と思わせるくらいにさりげなく手伝ってあげましょう。 3歳のときのイヤイヤ期対策3歳になると、言葉の数がかなり増えてきて、簡単な言葉のキャッチボールができるようになってきます。先の見通しもつくようになるので、2歳のときのようなイヤイヤはおさまってきます。こだわりが強くなるので譲れないところは頑として譲らないという姿も見られます。 自分でできることが増えてきますし、できることとできないこともわかってくるので、例えばこれまで怖がらずにチャレンジしていた高い場所からのジャンプを急に怖がり出したりします。 このときにママができることは、言葉でしっかり伝えること。寝る前に、まだ遊びたいと駄々をこねたりした場合は、「明日また遊ぼうね」と簡単な言葉で分かりやすく伝えましょう。 イヤイヤ期は永遠に続くものではありません。今は、これから社会に出ていくときの人間関係やルールの基礎を学んでいる時期ととらえ、気長に見守りましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年06月24日登場人物おかめ:息子の成長記録にと日々育児マンガを描いている。夫:普通のサラリーマン。最近の悩みは『ちょっぴり出てきたお腹』おまめ:2015年夏に生まれた我が家の長男。電車と恐竜に夢中。最近の乗りたい電車は『京とれいん』こまめ:2021年冬に生まれた我が家の長女。とてもよく寝る。足が強い。前回のあらすじ妊娠糖尿病での入院生活もようやく終わり、苦労半面良かったこともいろいろありました。そして旦那さまからのまさかの言葉に嬉しさが…。第二子すくすく成長中編集後記第二子であるこまめちゃんを出産し、育児に奮闘中のおかめさん。こまめちゃんが寝返りを始めるまでのねんね期は、自分の時間をのんびりと堪能しようと考えていました。しかしこまめちゃんは、生後3ヶ月になった次の日に、なんと寝返りができるように。それからは、寝返りしては戻してあげることを繰り返す毎日になりました。思ったよりも早くにはじまった寝返りを機に、おかめさんののんびり時間は早めに終わりました。こまめちゃんからますます目が離せなくなったものの、我が子の成長はとても嬉しいものです。昨日できなかったことが今日できるようになる、赤ちゃんの成長スピードに驚きですね。(ままのて編集部)※一般的に寝返りは生後5〜6ヶ月に始まると言われています。※寝返りを始める月齢には個人差があります。寝返りが遅くても焦らず成長を見守りましょう。妊娠糖尿病に関する漫画はこちら妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2021年06月21日ちくまサラさんは、5歳のムーコちゃんと1歳のナナオ君のママです。今回は、5歳の娘ムーコちゃんとの生理のお話をしたエピソードをお届けします。 ある日、お風呂に入っていたとき「血が出ている」とムーコちゃんに言われたちくまさん。以前は「生理だからだよ」と軽く伝えていたそうですが、5歳になったムーコちゃんは「どうして血が出るのか」ということに疑問を持つように。そこで、ちくまさんは生理のお話をすることにしたそうなのですが……。 なぜ、5歳のムーコにここまでこまかく話をしてるかというと、それは私の過去の話に由来するのですが……。 ミレーナを入れる前は生理の出血が多く、シャワーしている間に2回くらいは流れ出てきてしまっていました。血は不衛生だし、見せるものでもないとは思うのですが、量が量なので隠せるはずもなく、ムーコに何回か指摘されました。 元々生理の話はしようと思っていたので、「ママ今生理中だから」「生理中は血が出ちゃうのよ」みたいな言い方をしていたのですが、5歳になり「なんで血が出るのか?」という疑問を持つようになったムーコ。それに対する私の説明は……。「女の人って赤ちゃんを産めるでしょ。この血は、赤ちゃんのためのベッドなの。おなかの中にベッドを作って、いつ赤ちゃんがきてもいいようにしてるの。でも、赤ちゃんがこなかったらベッドはいらないから、出てくるの。そんで、また新しいベッドができて、また出てきて…っていうのを繰り返してるの」 血のベッドという表現は、前にどこかで見て「いい表現だな」と思ったので使わせてもらっています。この説明で、ムーコには伝わってる感じがします。 女は全員生理になるよ。と言うと、血が出るの嫌だ! 痛いの嫌だ!と言うムーコ。気持ちはわかる……。 必要以上に怖がらせちゃいけないと思って「ママはそんなに痛くないよ」と言ってるけど、実は結構痛くてロキソニンが手放せないのは……内緒です(ミレーナを入れてからは生理痛はなくなりました!)。 ちなみに、私の初潮は小6だったのですが、もう学校で生理について習ったあとだったので、冷静に親に言えました。タブーの雰囲気を感じ取っていたので本当は言いたくなかったんだけど、生理用品のこともあるし言っておいたほうがいいだろうなと思って報告しました。 パンツを汚してしまったので洗ったのですが、そのあとに母親から案内された場所。母親の寝室の、クローゼットの奥の奥に隠されたナプキン。「ここから使いなさい」とだけ言われました。ここまでして隠す?と正直、引きました。今までは用事があったときに私もそのクローゼットは開けてたんだけど(裁縫道具とか入ってたから)、ナプキンは見たことなかったから、私のために他の隠してた場所から移動させて、そこに置いたんか、と……。 しかも、ここまでして隠すのに、私が使ったら母親にモロバレじゃん。母や姉たちは内緒にしてるのに、なんで私だけ母親にモロバレなの? 嫌だ……。と思いました。 そしてそのナプキン、使ってはみたものの、ものすごく使い心地が悪い。母親が用意したのはレギュラータイプ(1種類だけ)だったんだけど、使い心地が悪いとか、ほかのナプキンを使ってみたいとか言うのもタブーな空気だったし、モロバレなのも嫌で、中学に入ってからは私は自腹でナプキンを買うようになりました。 今思うと「自分の部屋に置くから袋ごとちょうだいよ」とか「もっと大きいサイズのも買って」とか、別にそのくらい言ってもいいんじゃないかと思うんだけど、当時はそんなこととても言えるような空気ではありませんでした。もちろん生理に関する悩みなんか言えるわけない。 親になった今思うと、生理用品は必ず必要な消耗品なんだから、トイレットペーパーを用意するのと同じようにナプキンも用意してあげて、子どもには不自由なく使わせてあげるべきだよなあと感じます(別に自分で買ってもいいんだけど、それならその分のお金は出してあげたい)。生理痛があったら休ませてあげたいし、悩みがあったら相談にのってあげたい。そのためには、「気まずくなる前」から生理について話をし、生理の話題OKな雰囲気を作っておこう。と、現在に至ります。 ムーコには生理のしくみに加えて、家の中で生理の話はOK。外では話はしないけど、困っている子がいたら助けてあげること。 という話もしています。まだ先だけど、もちろんナナオにもゆくゆくは話していこうと思います。ムーコに話したことをすべて同じように言う必要はないと思うけど、様子を見つつ……。 そんなわけで、私がムーコにどんな感じで生理の話をしているのか、というお話でした。 関連リンク:「千曲がり奮闘記~紆余曲折の育児記録~」ホームページ(外部サイト)LINEでブログの更新通知を受け取る(外部サイト) 監修/助産師REIKO ちくまサラさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:イラストレーター ちくまサラ長崎県在住、2児の母。ライブドアブログ公式ブロガー。自分のメンタルや、子供との向き合い方を考察した育児漫画、エッセイ漫画を中心に描いています。
2021年06月12日長女が2歳のとき、次女が生まれました。全体的に発達がゆっくりで、3歳を過ぎても2語が出なかった長女に対し、次女はとにかく成長が早く、1歳後半には2語文を話すように。手遊びや踊りなども堂々としていて、周りから褒められることが多い次女を横目に、長女はだんだんと自信をなくしていっているようでした……。 妹ばかり褒められるおっとりして少し人見知りの長女とは違い、次女は物怖じしない性格で、とにかく目立つのが大好き。長女が3歳だったころ通っていた児童教室でのことです。 長女は恥ずかしがって私の後ろで隠れていることが多かったのですが、1歳の次女は教室の一番目立つところで踊ったり、手遊びのときは先生と一緒にお手本をやったりしていました。そんな次女は周りから褒められることが多く、それに比例するように長女は縮こまっていきました。 「お姉ちゃんのおかげだよ」ある日の児童教室の帰りに長女がぽつり。「次女ちゃん、ぜんぶじょうず、ねー……」。悲しそうな様子にさすがに「何とかしなければ」と思いました。 「そんなことないよ」「長女ちゃんもじょうずよ」。どれも児童教室での2人の様子からしたら、とってつけたような慰めに聞こえてしまいます。考えたあげく、私が思いついた言葉が「うん、お姉ちゃんのおかげだよ」でした。 家ではしっかり者の長女長女は私の言葉に不思議そうな顔。私は続けます。「次女がおしゃべりや踊りがじょうずなのは、長女がいっぱい一緒に遊んであげてるからだよ。次女は一緒に遊んでくれるお姉ちゃんのことが大好きだから、お姉ちゃんと一緒のことしたくって頑張ってるんじゃないのかな」。 実際、家では長女もよく踊ったりおしゃべりしたりしていました。また、次女が大好きな長女は、私よりもたくさん次女に話しかけたり、手遊び歌で遊んであげたりすることもありました。 姉妹の関係性が変化その後、次女が褒められるたびに「長女が教えてあげたからだね」と長女を持ち上げていると、長女は少しずつ自信を取り戻していきました。そして、「教えること」に自信を持った長女に次女は尊敬の眼差しを向けるようになり、何かにつけて「お姉ちゃんに教えてもらったんだ!」と言うように。 長女の自信が次女の尊敬に繋がり、尊敬されたことを感じた長女はより次女のお世話に力を入れるようになって、2人ともが褒められる、という良い循環ができあがりました。 今では長女は7歳、次女は5歳になりました。自身の成績は振るわないまでも、次女にひらがなやカタカナ、足し算などをどんどん覚えさせていく長女は私より「教える才能」があるように思います。これからも姉妹2人、互いに切磋琢磨しながら成長していってほしいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2021年06月03日物心がつく前の幼い子供は、たくさん遊んで、たっぷり眠るのが仕事といっても過言ではありません。2歳の娘さんを育てる、もす(mosumanga30)さんは、日中に娘さんと公園へ出かけました。帰りの車内、遊び疲れた様子でぐっすりと眠っていた娘さん。もすさんは自宅に到着後、娘さんをそっと布団に寝かせますが…なんとパチリと目を覚まし、「遊ぼう」といってきたのです!どうやら娘さんは、たった15分で、公園での遊び疲れを回復した様子。その後も、もすさんの予想を次々とくつがえし、夜早く眠ることもなく、遊び続けたそうです。もすさんは一連の出来事を漫画化し、Instagramに投稿。子供を持つ親たちから共感の声が寄せられました。・私の子供も、がっつり遊んで自転車で少し寝たら全回復。「こっちは休んでないのに…」ってなりますよね!・子供の体力は本当にすごいですよね。戦友よ…毎日お疲れさまです!・共感しかない!持ち上げたり動かしたりしても起きないのに、布団に置いたら目が覚める。不思議です。しかし、子供の成長は、親が思うよりあっという間に過ぎるもの。親が子供とたくさん遊べるのも、幼いうちだけかもしれません。もすさんと娘さんの日常に、心が和みますね![文・構成/grape編集部]
2021年05月29日考えないわけにはいかない、「きょうだい児」の妹のことUpload By かさはらあやこ障害や病気がある子の兄弟姉妹のことを〝きょうだい児〟といいます。私がこの言葉を知ったのは 自閉症について調べるようになってからなので、一般的にみるとたぶん知らない人の方が圧倒的に多いだろうし、当事者の気持ちになって考えることなど身近にいない限りはないと思います。そして自閉症育児に奮闘しているわたしが、きょうだい児について悩んでいると言ったら、周囲の人はきっとこういいます。まだ小さいのに考えすぎ大丈夫育て方次第そう、そうかもしれない。でも、考えないわけにはいかないのです。兄に手がかかって我慢を強いてしまうのではないか。しつけが不平等になってしまうのではないか。好きな人と結婚できないのではないか。この先に感じるであろう疑問や将来への不安に、しっかり耳を傾けてあげられるだろうか。食事中に首をひたすら振る兄をみて喜んで笑いながら真似をする。突然泣き叫んで酷い癇癪を起こす兄を不思議そうにみつめる。おもちゃを奪い合った後にこちらに視線を投げてくる…。そんな娘に、なんと声をかけてあげればいいのか、どうやって接していけばいいのか、ずっとずっと悩んできました。医者から言われた「誤学習をする可能性がある」Upload By かさはらあやこ娘が1歳になったばかりのころ、息子の通院している病院で、娘について「みたところ発達が非常に良いので、早く集団に入れたほうがいい。誤学習をする可能性がある」と言われました。兄の真似をして首を振ったり、兄が食事を口に運んでもらう様子をみて自分で食べなくなったり、〝誤学習〟に心当たりがあったわたしは、とても焦りました(その日のうちに某幼児教材を契約したくらい焦りました)。翌日に児童発達支援の先生が、「私はそれを誤学習だとは思わない」とはっきり言ってくださったため、モヤモヤした気持ちは打ち消すことができましたが、医者からの「誤学習」という強いワードは心の中から消えることがなく、いまも、ことあるごとに脅かされています。妹が保育園でお友達を押してしまった。押し寄せる不安Upload By かさはらあやこ4月から保育園に入園。慣らし保育が終わって少し落ち着いたころ、妹がお友達に対して「だめ!やだ!」と言ったり、ときには手が出て、押してしまったりする案件が発生。家で遊んでいるとき、兄におもちゃを奪われることが多い妹は、大きな声を出して抵抗し、奪い返しに行きます。兄も、こだわりのあるおもちゃであれば何度でも奪いに行き、奪い奪われ癇癪を起こし、妹は大声で泣く。そんなことが目の前で起こっているとき、両者にどう声を掛けていいのかわからず、ただ呆然と見ているしかない状態で、こちらに余裕がないときは特に、息子に癇癪を起こされては困ると、「いっちゃんはいいの!」と兄を庇うこともあり…。そのせいで、「だめ!いいの!」と、娘も混乱しているような言葉を発しながら、おもちゃを奪うようになってしまいました。私が母親だから、兄が自閉症だから、というような家庭環境のせいで、このまま娘が保育園という社会の中で、横暴な振る舞いをするようになったらどうしよう。どうしよう。どうしたらいいんだろう。そんな気持ちが一気に押し寄せてきて、涙が止まりませんでした。きっと正解なんてない。関わってくれる人たちと一緒にUpload By かさはらあやこすぐに保育園の担任の先生に相談し、それから児童発達支援の先生方にも相談。先生方はすぐに時間を割き、真剣に話を聞いてくれました。そして、いま私が悩んでいる娘の行動は問題行動ではなく、年齢的には相応しい2歳児の遊びであり、コミュニケーションの取りにくい兄とのやり取りの一つであること。物を取られるかもしれないという不安感をなくすため、取られても戻ってくる見通しを持たせる遊びを取り入れて、物の永続性を学習させる。家庭でのルールを少し緩和する(兄によしとすることを妹にもよしとする)。など〝私に対しての〟具体的なアドバイスをくれました。(先生方、本当にありがとうございました!!)〝きょうだい児〟の問題に関しては、同じように悩んでいるひとたちが数多く存在すると思います。沢山いるはずなのに、〝きょうだい児・喧嘩・正しい声の掛け方〟と検索しても、欲しい答えは見つかりません。どう声をかけたらいいのか。どう接したらいいのか。正解なんてないのだと思います。だから、・聞いてもらう・色々な人の意見を聞いて考える・いまはやりすごす(成長を待つ)・目を瞑ってなんとか乗り越える・一人で悩みすぎないそんなことが必要なのだと思いました。そして、この問題に関しては、成長と共に悩みの種類も変化し、一生悩みは尽きない気がします。自分ひとりで抱え込むのではなく、関わってくれている人たちみんなに育ててもらうつもりで悩みとうまく付き合っていかなくてはと思います。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年05月20日息子は話し始めるのが遅く、文章として話せるようになったのは2歳が終わろうとしているころでした。3歳8カ月ごろになるとすらすらと話せるようになったのですが、ちょうどそのとき、突然びっくりするようなことを言い出したのです。 そこまで覚えていたの!?息子が話していたことがあった当時、息子はやっと単語をつなげて話せたころで、周りからも口数の少ない子だと言われていました。私自身、子育てが初めてということもあり、そのころ息子が何を考えているのかわからないことが多かったです。 なので、この話を聞いたとき「あのときはまだあまり話せなかったけど、よく状況を見て、感じていたことがあったのだなぁ。それを覚えていたんだなぁ」と感心したのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:なつお0歳、4歳の2児の母。漫画、アニメ、イラスト、ハンドメイド(フェイクスイーツ)、ネイルが好き。漫画の専門学校卒で担当付きの経験有り。
2021年05月15日私は7歳と2歳の男の子の母親です。1人目出産後しばらくしてから2人目が欲しいという気持ちが芽生えましたが、仕事や金銭面の課題が残り、5歳差での出産となりました。私が2人目出産時に悩んだことや、5歳差でよかったと思ったことをお伝えします。 1人目出産からのあわただしい生活私が長男を妊娠したのは19歳のときです。医療系の専門学校に通っており、国家試験を翌年に控えていました。いろいろ大変なことが多かったですが、ドタバタしながら20歳で結婚してすぐに出産・育児・復学・国家試験合格とトントン拍子に進み、仕事も決まって徐々に生活は落ち着いていきました。長男が3歳になったころ、私に「2人目が欲しいな……」という気持ちが芽生え、ちょうどそのタイミングで夫から「そろそろ弟か妹をつくってあげたいね」という話が挙がったのです。その夫の一声をきっかけに、「2人目のことを真剣に考えてみようかな」と思うようになりました。 仕事や金銭面の大きな不安2人目について意識しだしたものの、仕事も慣れてきたばかりで、まだまだ勉強したいこともたくさんありました。しかも、私の勤め先は総合病院で、ある特定の分野に関わる専門職は私だけでした。まだ広く浸透していない職種ということもあり、代わりの人が見つかる保証もなく、すぐに妊娠・出産に踏み込める状態ではなかったのです。さらに、やりがいのある仕事をほかの人に取られてしまうかもしれない、私のポジションがなくなってしまうかもしれないという不安も大きかったです。産休・育休に入ってからの生活資金の不安もあり、「もう少し、あともう少し……」と先延ばしにしていた自分がいました。 念願の2人目妊娠計画始動それから2年後のことです。仕事でも少しずつですがキャリアを積み重ね、金銭的にも貯えを増やすことで、「もうそろそろいいかな」と思えるようになりました。自分のなかで不安だった要素は、お金がなかったことと仕事に十分な自信が持てていなかったことだったのです。数年の年月を経て、どちらの課題もクリアし、念願の“2人目妊娠計画”をスタートさせることができました。基礎体温や適度な運動、病院の受診など下準備は定期的にしていたため、順調に妊娠・出産へと至りました。 年の差育児バンザイ!結果としてこのタイミングでの2人目の妊娠は、私にとってベストでした。その理由は2つあります。1つ目は、年中・年長に至るまで上の子だけに愛情をしっかり注げたということです。兄弟がいて学ぶこともたくさんあると思いますが、わが家の場合は上の子と1対1で向き合う時間をじっくりとることができたこともあってか、次男出産後も長男は赤ちゃん返りせずに弟をかわいがってくれました。2つ目は、学校関係です。上の子が6年生のときに下の子が1年生という5歳差であるため、今のところ通学もあまり不安に感じていません。弟の面倒を見ることができる年の差はありがたかったです。高校や大学進学もかぶらないため、金銭的にも大変助かると思います。 2人目を妊娠するまで、たくさんの不安や葛藤がありました。「もし仕事で干されたら?」「もしお金が足りなくなったら?」と、たくさん悩みました。今となれば、2人目妊娠までのモラトリアム期間があってよかったと思っています。自分のタイミングで2人目妊娠に踏み込めたことで、今は何のモヤモヤもなく毎日を過ごしています。 監修/助産師REIKOイラスト/おもち著者:菅田ゆうり1歳・7歳の男児を育てるワーキングマザー。自身の体験をもとに、妊娠や出産、育児、仕事との両立についての体験談を中心に執筆している。
2021年05月13日現在、私は7歳、5歳、4歳、2歳の4人の子をもつ20代の母親です。初めての出産は17歳のときでした。今では4人の子どもたちに囲まれて、忙しくも楽しい毎日を過ごしています。そんな私の初めての出産体験談を紹介します。 それぞれの思い私が妊娠に気がついたのは妊娠3カ月のときです。妊娠がわかったときはとてもうれしかったのですが、これからどうしたらいいのか何もわからない不安もありました。17歳ということもあり、家族とも話し合いをしましたが、「若いのに大丈夫なのか」と心配されるばかりでした。その心配はとてもありがたく思ったのですが、私の中では若いから母親になることはいけないと言われているように感じたのです。 その後も話し合いを重ね、産むことに賛成してもらえたときはとても安心できました。同時に、若くても大丈夫だと思ってもらえるような母親になりたいと思いました。家族の協力もあり、落ち着いた環境の中で、妊娠生活を送ることができたことはとても感謝しています。 想像以上の痛みと感動私は出産予定日3日前の妊婦健診で、赤ちゃんの頭が少し大きく、それに加え私の骨盤が狭いと担当の医師に言われました。そのため出産予定日の前日から入院をして、陣痛促進剤を使用することに。初めての出産に加え、まだ17歳で情報共有する先輩ママも身近にいないため、ネットで陣痛促進剤による出産のことを調べました。 実際、陣痛促進剤の点滴が始まると、おなかの張りや生理痛のような痛みがありました。ですが時間が経つにつれて我慢ができないほどのおなかの痛みになり、声を出さずにはいられませんでした。そしてこの激しい痛みこそが、陣痛だと気づいたのです。 そして、9時間の陣痛を乗り越え、無事に赤ちゃんと会えたときは安心とうれしさで自然と涙が溢れました。そして支えてくれた家族の大切さが身に染みてわかることができた瞬間でした。 子育ては何事も全力で初めての出産の次は初めての子育てに奮闘する日々が待っていました。私は通信制高校に在学していたため、学業に追われているときもありました。そのため泣くばかりの赤ちゃんに困り果て、一緒に泣いてしまうこともありました。そんなときは家族の手を借り、学業とバランスをとっていきました。 離乳食が始まったときは、親に作ってもらっていたごはんを自分で作る練習からでした。母に教えてもらいながら調理の仕方を学び、アレルギーなど赤ちゃんにあげてはいけない物を保健師さんに聞きました。学ぶことが多く大変でしたが、赤ちゃんの笑顔のために頑張ることができました。 赤ちゃんがハイハイをするようになると、トンネルのおもちゃなどを購入。私も一緒になって遊びました。体力が尽きず一緒になってとことん遊べるところは若くてよかったなと思います。 10代の出産で不安もありましたが、周りのサポートのおかげで頑張れました。ひとりで抱えずに相談したからこそサポートを受けることができ、相談することの大切さにも気がつけたのでよかったです。当時のアドバイスのおかげで今も頑張れていると思います。現在も家族にサポートを頼むこともたくさんありますが、これからもわからないときや不安なときは家族や周りの方などに相談していきたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修/助産師REIKOイラストレーター/ムチコ著者:河村アリス7歳、5歳、4歳、2歳の4人の母。4人の子どもと忙しくも楽しい日々を満喫中。自身の子育て経験をもとに執筆している。
2021年04月27日