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ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)の2024年秋冬コレクションが発表された。今季のビデオプレゼンテーションにおいても、2022年秋冬シーズン以来に続いて、音楽はダムタイプ(DUMB TYPE)の山中透による。夢という不可能性の空間「ぼくはその罠/夢であることを知りながら夢を/つい見てしまう/自分で自分にしかける奇妙な手品に/むしろ自然に/むしろ快く/ひっかかってゆく/──鏡の中にはいり込むのだ」──今季のドレスドアンドレスドは、デザイナーの北澤武志が見た夢を着想源としているという。それならばここで、清岡卓之の詩篇「ほぐれてくる昏睡」のこの一節にあるように、鏡の中の空間へと──それが夢であると知りながら──降りていってもいいだろう。ジークムント・フロイトに従うのならば、夢とは、欲望の充足である。しかし夢の中において、充足は快楽として表出することはなく、逆に夢を見る人の抑圧、検閲を受ける。こうして否認が働くため、夢の中では、欲望は自分の望まぬものとして表れる。その人の記憶を素材としつつも、ある要素が置換を受けたり、複数の要素が集まってひとつのイメージを作ったりすることで、夢はさまざまな記憶からひとつの物語を紡ぎだす。夢が往々にして非現実的な空間を織りなすのは、このためだといえる。光沢を帯びたシルクが凝固する──時計が溶解するサルバトール・ダリ的なイマージュにも比せられる、北澤の夢。柔らかな織物が固まるという、この矛盾。それは今季、凹凸感のあるハンマーサテンを用いたテーラリングとして表現されている。ワイドスラックスであれば流麗に波打つ、この柔らかなファブリックはここで、構築的なフォルムに仕立てたテーラードジャケットへと固化されているのだ。夢とはこのように、どういうわけか相反するものがともに成り立ってしまう、言うなれば不可能性の空間である。この空間は、しかし、北澤の夢にあってはある種の温かみを帯びている。白い布団に包まれる夢──端正に仕立てられたドレスシャツは、一見するときわめてフォーマルに思えるものの、しかし中綿が閉じ込められている。襟は硬く、しかし身体を包み込むボディやスリーブは柔らかい。そこには、硬さと柔らかさばかりでなく、覚醒時のドレッシーさと睡眠時のリラクシングさという矛盾もまた具現化されている。そして、夢の中であるモチーフが執拗に回帰するかのように──あるいは、鏡の空間の中のように──テーラリングは異なる素材で反復される。シングルブレストとダブルブレストのジャケットは、ハンマーサテンばかりでなく、ハリとドレープに秀でたウールギャバジン、ほどよい起毛感を持つコットンモールスキンで繰り返される。あるいはダブルブコートにおいては、首回りのシャツカラーが、トロンプ・ルイユのように白さを添える──あたかも、2022年秋冬シーズンのシャツカラーの記憶が、突如露わになるかのように。さて、睡眠中には欲望の充足が夢として表れるものの、目覚めているあいだは、夢に代わって幻想がその役割を担うことになる。今季のドレスドアンドレスドが、空想・幻想を意味する「Rêverie」をテーマとしたのは、夢のイマージュを、身にまとう衣服として具現化することを試みたからだといえる。それではなぜ、鏡の空間へと──夢が夢であると知りながら、むしろ自然に、快く──降りてゆくのか。イマージュとは、なるほど論理的には「不可能性の空間」に湧き起こるものの、主観的には、自らの自我を示し、存在を確立するものである。ならばドレスドアンドレスドにおいて、衣服とは、目覚めたままに見る夢の謂いにほかならなかったであろう。
2024年03月20日ソウシオオツキ(SOSHIOTSUKI)の2024年秋冬コレクションが、2024年3月16日(土)、東京の渋谷ヒカリエにて発表された。記憶と変奏「good memory」と題された今季のソウシオオツキは、洗練された佇まいのなかに、その裏側を仄めかすようなノスタルジックな表情が蠢くようである。たとえば、テーラリング。コレクションの基調となるジャケットは、端正なセットインショルダーとボクシーなシルエットで仕立てつつ、ラペルには裏地とポケットをあらわにすることで、奥深く眠っていた記憶に微かに光をあてているかのようだ。内側を曝けだす──それは、文字どおり衣服の表側と裏側を反転できるリバーシブルのウェアに、いっそう豊かにあらわれているといえる。ジャケットには、シルエットを作る曲線的なパターンやライニングの切り替え、内ポケットなど、衣服の構築性を内側から支える構造上の要素が、反転というひとひらの操作によって、造形性へと転換されていることが見て取れる。記憶とは、ある時の出来事が時を経て現れるものであり、あるいは過去を振り返ってみて事後的に立ち現れるものであるというように、必ず過去と現在──そして、未来?──を架橋するという、時間のアナクロニズムに棹さすものである。だから、バルカラーコートやテーラードジャケットなど、ドレープ感のあるファブリックを用いつつ、その分量を多く取ることで、さながら余韻を残すような、リラクシングな佇まいに仕上げられている。こうして、過去から現在に立ち現れる衣服は、原型とは異なる表情を帯びよう。ダブルブレストのスーツは、ハリのあるウールから一転し、光沢とドレープに秀でたファブリックへ。ショルダーも、些かドロップさせることで、テーラリングの構築性をリラックスさせているといえる。あるいは、デニムジャケットやデニムパンツは、グラデーションを帯びた表情に仕上げ、さながら経年変化を帯びたような佇まいへと昇華した。このように、テーラリングを基調とするクラシカルな佇まいのなかに、日本的な要素を随所に見て取ることができるように思われる。着物を彷彿とさせる、ショルダーの直線的なパターンやカシュクール風の前合わせは、その例だろう。あるいは、神社のしめ縄を彷彿とさせるディテールをあしらったニットやタッセル、光沢のあるシャツにのせた極彩色の花鳥など、洗練されたウェアにアクセントを添える装飾的な要素としても取り入れられている。
2024年03月19日カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)の2024年秋冬コレクションが、東京の渋谷ヒカリエにて、2024年3月13日(水)に発表された。ふれないできたものに向き合う「女性の乳房において愛と飢えが出会う」──精神分析を創始したジークムント・フロイトは、その著書『夢解釈』のなかでこう書いている。ひとりでは生きられない赤子、どうしようもなく助けのないこの存在は、その飢えを乳房で満たす。こうして赤子は、外部から差し伸べられた助け=愛を受け取り、他者と関係を取り結ぶことで、ようやく生きてゆけるようになる──。このストーリーを全面的に受け入れたくて、フロイトに言及したのではない。そうではなく、人との関係を織りなすうえでこうまで特権化されてしまう乳房というものこそ、今季、デザイナーのサカイカナコが、いわゆる「女性性」について考える回転扉となったからだ。「女性性」とはサカイにとって──幾分言いよどみつつも──これまで自分がふれないでおいたもの、であったという。サカイはコレクションを準備するにあたって、歴史家マリリン・ヤーロムの著書『乳房論』を手に取った。古代から現代にいたる乳房の文化をたどる同書において、乳房は赤子を養うものとして、男性に欲望されるものとして、あるいは隠すことを強いられるものとして登場する。つまり、乳房は女性のものであるはずが、つねに他者のもとにあったのだ。そしてそれは、「女性性」にも敷衍できることだろう。ヤーロムは書く──「自分の選択が実は自分本来の希望ではないことに気がつかぬまま、他の人を楽しませるために商品を選んでいる」。サカイが「女性性」を避けてきたのは、それがつねに、自分ならぬ存在によって課せられたものにほかならないからであった。だからこそ今季、サカイが試みたのは、他者の規定ゆえに遠ざけてきたものを自ら選び取り、向き合うこと。自身が得意としてきたクリーンな佇まいを軸とはしつつ、自身が苦手に思い続けてきた「女性的」な要素を取り入れることである。カナコ サカイを代表するアイテムが、洗練された佇まいのテーラリングであったり、すっとクリーンなラインを描くワイドスラックスであったりするならば、今季は対照的に、「女性的」とされてきた要素が数多く見られる。たとえば、コーンブラが鋭く突き出た、コルセットを彷彿とさせるビスチェ。ハート柄のカットアウトを施した、レザーやラメ素材のパンツ。テーラリングのフロントにあしらった、ドレスのような結び目。レースドレスのバックに入れた、大胆なカットアウト。あるいはトレンチコートやジレは、ヘリンボーンという重厚な素材ながら、レースを重ねたような軽やかな効果を醸しだす。もちろん、これまでのカナコ サカイのスタイルとは異なる要素を織り交ぜるなかにも、ブランドが重んじてきたエッセンスはたしかに底流している。たとえば、日本の職人の手仕事に支えられた素材。京都・丹後の民谷螺鈿が手がける「焼箔」の織物は、硫化し、鈍く七色を織りなす銀箔を織り込んだものであり、サカイ自身が得意とするテーラリングのロングコートや、今季を特徴付けるビスチェに用いられた。日本的なモチーフも、サカイが積極的に取り入れてきたものであった。今季はたとえば、ネクタイ、ブーツやミュールに用いた家紋柄・亀甲花菱を挙げることができる。六角形の伝統的な文様を採用しつつも、それをメタリックなきらめきへと昇華することで、ロックなスタッズを彷彿とさせる力強い表情を生みだしていると言えるだろう。あるいは、焼箔が織りなす曖昧なグラデーションも、偶然的な表情を愛でる日本的な感覚のあらわれであったはずだ。ところで、サカイは今季の製作に、草間彌生の身振りを重ねている。よく知られるように草間は、無数の突起物を生やした作品を手がけてきた。それは、自らが育った環境ゆえに刷り込まれた、性は隠すべきものだというファルスへの恐怖心を、ひたすら作品を作ることで克服しようとすることにほかならない。それならばサカイのコレクションとは、自分のものでありながら自分のもののようではなかったものを、自らなぞり直す試みであったのだ。
2024年03月16日フェティコ(FETICO)の2024-25年秋冬ウィメンズコレクションが、2024年3月13日(水)に東京都国立博物館で発表された。永遠に変わらない“お気に入り”を込めてテーマは「Eternal Favorites」。デザイナーの舟山瑛美は日頃から、女性が、歳を重ねることに後ろめたさを感じ、エイジングを理由に自由な感性を失ってしまうことを悲観的に捉えていると語る。いくつになっても少女のように、好きなものを愛でていたい。そんな素直な気持ちを肯定するかのようなテーマを掲げた今季は、舟山が幼少期から好んでいる映画『アダムス・ファミリー』のゴシックな世界観や、アメリカの絵本作家 エドワード・ゴーリーのダークな作品群、ブロードウェイ版『ドラキュラ』やドイツ人アーティストのハンス・ベルメールが手掛けた奇妙な人形などを着想源としている。クロスカットが引き出す女性らしさドレスの胸元やトラウザーのサイド、ボディスーツのスリーブや背面などで散見されたのは、ゴシックな雰囲気を漂わせるクロスカットのディテール。施された十字の切り込みは、わずかに素肌をのぞかせ、秘めたる女性的な色気を解放していた。また、クロスカットをフェミニンンなフラワーモチーフに昇華させたデザインも登場。ニットトップスやドレスにあしらわれていた。ランジェリーライクなコルセット風ビスチェフェティコらしいランジェリーライクなモチーフは、コルセット風のビスチェでお目見え。チュールのベビードールブラウスや、ネグリジェを彷彿とさせるキャミソールドレス、ガーゼのシャーリングドレスなどに取り入れられた。腰回りのラインに沿うようにフィットするコルセット風のピースは、身体のメリハリを強調し、洗練されたスタイルを叶えている。優雅な表情を見せるベルベット素材また今季を象徴する素材として、福井・鯖江産の上質なベルベットがあげられる。肩にフリルをあしらったジャケットや、ビスチェなどあらゆるウェアで採用された。マットな光沢感のベルベット素材は、多彩なスタイルにエレガントな存在感を与える。しなやかな素材感で、ドレスやスカートでは優雅なドレープを生み出しているのも印象的だった。キルティングを用いた大胆なシルエット女性の造形美を浮かび上がらせるタイトなシルエットは今季も健在。しかしその一方で、キルティングの素材使いによる立体的なフォルムや、ジャケットのパワーショルダーなど、大胆なシルエットもひと際目を惹いた。特に注目したいのが、ボディとスカート部分をキルティングで切り替えたドレス。絶妙な光沢感で、歩みを進めるたびに異なる表情を見せていた。モノクロの世界でカラーパレットは、ホワイトやブラックのベーシックな色彩をメインに。ブラウンのジャケットやボルドーのオフショルダーワンピースなども加え、全体的に落ち着いたトーンでまとめられていた。束の間差し込まれたライトブルーのサテン風シャツやデニムスタイルは、モノクロ中心の世界にささやかなアクセントを添えている。英国ブランドとのコラボレーションバッグやハットもまた、コラボレーションアイテムも登場。イギリスのバッグブランド「ザ・ケンブリッジ サッチェル カンパニー(The Cambridge Satchel Company)」とのコラボレーションバッグや、ハットブランド「ミサハラダ(misaharada)」とのバケットハットやボーターハットなどが揃う。
2024年03月16日ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)の2024年秋冬コレクションが、2024年3月12日(火)、東京・原宿にて発表された。テーマは、「THREE FARMERS ON THEIR WAY TO A DANCE」。写真家アウグスト・ザンダーに誘われて今季のハルノブムラタが着想源としたのが、20世紀ドイツの写真家アウグスト・ザンダーだ。ザンダーは、人物写真を通して同時代の社会を記録するというテーマのもと、作品を手がけている。被写体を克明に捉えたその作品に、表現主義的なところはない。しかし、感情的なものを抑制した簡潔な表現を通して、そこには逆説的に、被写体となった人々の人間味が溢れてくる──それこそ、デザイナーの村田晴信が関心を抱いたところであった。今季のコレクションはしたがって、装飾性を抑制したシンプルな佇まいを基調とはしつつも、そこから柔らかな人間味を立ち上がらせているのだといえる。たとえばダブル仕立てのロングコートは、ほどよくドロップさせたショルダーから、量感のあるファブリックがすっと流れ落ちる。テーラードスーツやキャミソールドレスは、トップのシルエットを抑え、ボトムにのボリュームを持たせることで、動きに合わせていきいきと躍動する表情を生みだしている。こうした簡潔さは、素材の質感を通して、いかにフォルムが生まれるのかを示している。上述のダブルコートには、ハリとドレープの引き立つファブリックを用いることで、ダイナミックなシルエットを際立てる。襟を大ぶりに設定したコートには、膨らみのあるウール素材を採用し、丸みを帯びた佇まいに。あるいは、コンパクトな丈感のハイネックニットにはモヘアのボアを採用しており、切り詰めたフォルムながら、ボアのボリュームによって存在感を獲得しているといえる。さて、ザンダーの作品のなかで村田がとりわけ関心を寄せたのが、今季のテーマとなっている《舞踏会に向かう3人の農夫》であったという。背景に広がるのは農地だろうか。3人の農民が、些か不慣れな佇まいでスーツに身を包んでいる。隣街の舞踏会に向かうのだ。そこには、農村から街へと向かう──先取りして言うのならば、そこに近代文明の「発展」を読み込んでもよい──その姿が、どこか不安な表情のうちに捉えられている。その装いは、襟を大きく取った上述のコートの直接的な着想源となっているという。ところでなぜ、3人の農夫は「不安」なのだろう。ザンダーは街の記録写真において、まずこのような農民を捉え、次に種々の専門職に携わる人々を撮影し、そして最後には街に住まうホームレスにレンズを向けたという。いわば、近代化が孕む光と闇に、等しく視線を注いだのだ。ザンダーはこんな言葉を残している──「わたしたちは、真実を見ることに耐えねばならない。それが都合のいいことであろうとなかろうと、この真実を、共に生きる仲間たちへ、また後世の人々へ伝えなくてはならない」。ザンダーが行った「記録」とは、このように容赦ない真実に目を向け、それをのちに残すことにほかならなかった。では、村田はザンダーの写真に、どのように応えたのであろう。ダウンジャケットやトレンチコートに用いたシルクコットンは、コーティングにより光沢を帯びている。そこに朧げに浮かび上がるのは、掠れたような花の姿だ──なぜなら花とは、ひと時のあいだ美しく咲き、しかしたちどころに萎れるというように、栄華と退廃の両義牲を帯びるものであるのだから。
2024年03月15日チカ キサダ(Chika Kisada)の2024年秋冬コレクションが、2024年3月11日(月)、東京・青山にて発表された。テーマは「砂漠の花」。頭の中のメモリーを形にピアノの音色と共に現れた少女たちは、トゥシューズのリボンを結び、ニコニコとお喋りをしながら柔軟を始める。その準備の様子は、さながらバレエのレッスン前を思わせる。今季のチカキサダは、「砂漠の花」がテーマ。デザイナーの幾左田千佳は、幼少時のバレエ教室での思い出を皮切りに、これまでの思い出など頭の中のメモリーが表れるようなコレクションを作りたかったという。同時に、絵画の中に登場する象徴的なドレス、主にパーティドレスを着想源に、ブランドが得意とするチュール使いを取り入れ、日常着とダンスを融合したようなルックを提案した。踊りのポーズこれまでもコレクションに多く取り入れてきた動きの残像と共に、今季は“踊りのポーズ”にも着目。背筋が伸びるようなポーズ、とりわけバレエの基本的な動作を始める前の、基礎的なポーズをパターンに取り入れているのが、今季の特徴のひとつだ。そんな中目を惹くのは、片脚で立ち、もう一方の脚を高くのばしたポーズのアラベスクを想起させるような、上に大きく持ち上がったチュールスカート。たっぷりのチュールが使われており、躍動感が感じられる。日常着とダンス日常着とダンスが融合したかのようなルックも登場。たとえばレザージャケットやデニムジャケットに、レオタードを思わせるチュールタイツやトップスを合わせたルックが例として挙げられるだろう。なおデニムジャケットはウエストが絞られ、とことんフェミニンな雰囲気を纏っている。見え隠れするクリノリンブランドが毎シーズン取り入れているクリノリンは、今季も様々な形でお披露目された。19世紀のヨーロッパでは、スカートを膨らませるための下着であったはずのクリノリンをあえて前面に持ってくるようなルックを提案し続けてきたチカキサダであったが、今季もその提案は健在。テーラードの上に、下着としてのシルエットをそのまま形にしたようなクリノリンが重ねられ、クリノリンとしての役割を率直に表した。同時に、従来の使い方が為されたルックが登場したのも印象的であった。ジャージ素材のワンピースには、本来そうあるべき姿として、ワンピースの下にクリノリンを配置。スカートの膨らみ、歩みに合わせて揺れるその動きが、確かにそこにクリノリンの存在を感じさせた。クラシカルな花柄プリントチュールやデニム、レザーは、いたってシンプルな単色使いである一方、コレクションに新鮮な風を吹き込んだのは、鮮やかな絵画に描かれたような花々のプリントだ。そのプリントが用いられたドレスは、スカート部分がクリノリンによりふわりと膨らみ、さらにその下にもスカートが重ねられた2重構造に仕上げられている。
2024年03月14日サンローランは、2024年3月5日(火)パリ時間の午後9時、2024年冬メンズコレクションを発表しました。Courtesy of SAINT LAURENTSAINT LAURENTMEN’S WINTER 24 SHOWBY ANTHONY VACCARELLOサンローラン 2024 年冬のメンズコレクションでは、前シーズンに発表した要素をベースに、そのトーンや内容を変化させています。Courtesy of SAINT LAURENT1980 年代のパワーシルエットを連想させる、クラシックなダブルブレストのスーツがファーストルックを飾ります。ショーが進むにつれて、フォーマルなシルエットは和らぎ、サテンの裏地をつけたクレープジョーゼットのクチュールジャケットは強さでなく、最新のウィメンズ冬コレクションを彷彿させます。ウィメンズと同様に、淡いヌード、グリーン、スミレといったカラーパレットが、フィナーレに向けてダスティな色彩に明るく変化していきます。この変化は、色に対する稀有な感性を持ったメゾンの創始者によるサルトリアルの進化を間接的に反映しています。Courtesy of SAINT LAURENTコレクション全体を通して、仕立ては流動的で、服には動きと軽さが表現されています。1960 年代のアーカイブを再解釈した、ブラックレザーの帽子と構造的なラバー製のピーコートの組み合わせは、ルーズなパンツと合わせることでコンテンポラリーな印象を与えます。Courtesy of SAINT LAURENT今シーズンは、23 年冬メンズコレクションと同じ会場である旧証券取引所の現代美術館「ブルス・ド・コメルス - ピノー・コレクション」で発表されました。 コンクリートの円柱に黒いカーペットが敷かれた会場には、ムッシュ イヴ・サンローランの歴史的なショーを彷彿させる、カラユリ、アネモネ、ランなどのダークな花々が咲き誇るモニュメンタルなアーチが飾られました。Courtesy of SAINT LAURENTCourtesy of SAINT LAURENTCourtesy of SAINT LAURENTCourtesy of SAINT LAURENTCourtesy of SAINT LAURENTCREDITS© Tadao Ando Architect & Associates, Niney et Marca Architectes, agence Pierre-Antoine Gatier.#サンローラン #ysl #SaintLaurentお問い合わせ:サンローラン クライアントサービスTEL 0120-95-2746https://www.ysl.com/ja-jp
2024年03月13日ミュウミュウは、3月5日に2024年秋冬コレクションのショーをパリにて発表しました。Courtesy of Miu Miu子どもから大人へと移り変わる「服」という言葉。ミウッチャ・プラダによるミュウミュウ2024年秋冬コレクションのインスピレーション源は、人生のステージ、 そして性格や世界の移り変わりと共に変化する服の数々です。Courtesy of Miu Miu同時に使われる複数の要素は、人生のさまざまな瞬間を表現しています。1つの経験に複数の思い出があるように、1枚の服にはさまざまな要素が共存しているのです。クロップドスリーブやラウンドトゥシューズといった幼い頃に着た服を想起させるアイテムは、意図的に少女のようなバランスでコーディネートし、子ども時代の思い出を表現しています。逆に大人らしさは、手袋、ハンドバッグ、ブローチ、かっちりとした仕立ての服、リトルブラックドレスといった格式と上品さの象徴を通して表現されています。Courtesy of Miu Miu子ども時代の特徴とも言える衝動性や反抗心を表現するのは、相反する2つのアイテムの自由な組み合わせです。パジャマにアウターウエア、かっちりとしたラインにゆるりとしたライン、正統と異端の組み合わせが登場しました。服は、私たちに昔を思い出させると同時に、前進するきっかけにもなります。Courtesy of Miu Miuこうした相反する要素と考えが、異なる素材や仕立てに表現されています。2枚の異なる素材の生地を貼り合わせて1枚生地にしたり、全く性質の異なるアイテムを組み合わせたりする工夫が随所に見られます。シルクとカシミヤのセーターやカーディガン、ポプリン生地のスカートに合わせたニット、高価なファーに見えるよう加工したシアリングなどがその一例です。シワ加工を施したシルクのドレスは、コットンジャージーのシースドレスと一体となり、素材の印象や質感は残しつつ、ボリューム感を控えめに仕上げられています。Courtesy of Miu Miuこのコレクションが服という言葉を通して人生の特徴を再考するように、私たちの文字通りのボキャブラリーを読み直すことができます。それは、「女の子らしさ」という言葉の意味を再定義できるかもしれません。以前は、特定の年齢の、特定の性別に用いられる名詞だったかもしれませんが、今は反抗心という強さ、自由な精神、そしてその人ならではの個性を表す万国共通の慣用句として用いられています。ミュウミュウが最初から持ち合わせている性質だと思われていますが、一つの特徴としてではなく、広範な意味で、気質の根本的要素として捉えるべきでしょう。こうした考えが、ランウェイに登場するそれぞれのモデルにも反映されています。彼らが表現するのは、絶えず変化し続けるミュウミュウの外的人格の一つなのです。Courtesy of Miu Miuクリスティン・スコット・トーマス、ダラ・アレン、エセル・ケイン、ギヨーム・ディオップ、ルーサー・フォード、エンジェル・ヘイズ、キン・フリアン、リトル・シムズ、ジャスミン・サヴォイ・ブラウン、そしてミュウミュウのショートフィルムプロジェクト「女性たちの物語」にも出演したアンヘラ・モリーナがランウェイを歩きました。Courtesy of Miu MiuCourtesy of Miu Miu会場のイエナ宮に映し出されたのは、ベルギー系アメリカ人アーティストであるセシル・B・エヴァンスが手掛けたビデオインスタレーション。芸術は人々の会話をより豊かに広げるツールである、とエヴァンスは考えます。コレクションから独立して制作されたインスタレーションは、芸術の中に残る記憶に、服が共鳴しているかのようでした。これは、私たちが生きる瞬間が形作る万国共通の言語であり、それぞれの経験とも呼応し合います。Courtesy of Miu MiuCourtesy of Miu Miu#MiuMiuFW24#MiuMiu@miumiu
2024年03月11日CFCL(シーエフシーエル)の2024年春夏コレクションから、新作ドレスなどが登場。大阪の阪急うめだ本店では、新作をいち早く展開する期間限定ストアを、2024年3⽉13⽇(⽔)から19⽇(⽕)まで開催する。豊かに表情を変えるノースリーブドレスノースリーブドレスは、細かな凹凸構造のニットを採用し、見る角度によって異なる表情を織りなす「HYPHA」シリーズの1着。ダーツを部分的に施すことで、フィット&フレアのシルエットを生み出した。透明のナイロン、2⾊のキュプラとポリエステルを用いた、軽やかで透明感のある風合いも特徴だ。滝のようなティアードドレス滝をイメージした「CASCADES」シリーズからは、ダイナミックなフレアシルエットを描くミニドレスが登場。ショルダーから裾にいたるまで、縫製することなくプログラミングによって出力することで、力強いティアードのシルエットを生みだしている。光きらめく壺型ニットスカート壺をイメージしたCFCLの代表的なシリーズ「POTTERY」には、ラメ糸がきらめく新作スカートが仲間入り。柔らかなベージュ、グレーやブラックを取り揃える。阪急うめだ本店で期間限定ストアなお、2024年3⽉13⽇(⽔)から19⽇(⽕)まで、阪急うめだ本店にて開催される期間限定ストアでは、「HYPHA」シリーズのノースリーブドレスを先行販売。また、7型のインラインアイテムを関西エリアでいち早く展開するほか、一部のコレクションピースの受注販売も行う。詳細CFCL 2024年春夏取扱店舗:CFCL直営店・オンラインストア ほか展開アイテム例:・HYPHA LUCENT SLEEVELESS DRESS 69,300円カラー:エメラルドマルチ、ブラック※期間限定ストアにて先行販売・CASCADES SLEEVELESS TIERED MINI DRESS 74,800円カラー:ホワイトマルチ、シャドーグレーマルチ、ブラック・POTTERY GLITTER SKIRT 66,000円カラー:ライトベージュ-シルバー、シャドーグレー-シャドーグレー、ブラック-ブラック・FLUTED LUCENT GLITTER PUFF SLEEVE CROPPED CARDIGAN 94,600円カラー:ライトベージュ-ホワイト、ブラック-ブラック■CFCL 期間限定ストア期間:2024年3⽉13⽇(⽔)〜19⽇(⽕)場所:阪急うめだ本店 3階 コトコトステージ31住所:⼤阪府⼤阪市北区⾓⽥町8-7営業時間:10:00〜20:00TEL:06-6361-1381(代表)©CFCL Inc.
2024年03月10日双日インフィニティ株式会社が展開するブランド「McGREGOR(マックレガー)」より、男女向けの「McGREGOR GOLF」が2024年春にデビュー。英国にルーツを持ちニューヨークで生まれたMcGREGORが、100年を超える歴史を背景に、時代感と遊び心に溢れたゴルフスタイルを提案します。シーズンビジュアル全国百貨店のメンズマックレガー売場と直営店で順次展開を開始。同時に公式オンラインストアでも販売します。春スタイル夏スタイルデビューイベントとして、税込27,500円以上お買い上げのお客様に、先着でオリジナルのアルミスポーツボトルをプレゼントします。ノベルティ【商品のお取り扱い】■展開店舗 : ■公式オンラインストア: ■24SSコレクション : 【Social Media】■Instagram @mcgregor_golf 【「McGREGOR」について】1921年ニューヨーク5番街、スコットランド出身のデビッド・D・ドニガーによりマックレガーブランドが誕生。伝統に裏付けられたアイデンティティとクオリティを大切にしながら、クリーンでスポーティーなアメリカンカジュアルを展開。ブルゾンの名作モデル、DRIZZLER(ドリズラー)、ANTI-FREEZE(アンチフリーズ)はマックレガーを代表するアイテム。 <会社概要>・名称 :双日インフィニティ株式会社・代表者:中村 靖明・所在地:〒106-6009 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー 9階双日インフィニティ株式会社 企業サイト : 双日インフィニティ株式会社 公式オンラインストア: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月07日マックスマーラがミラノで、2024年秋冬コレクションを発表しました。Courtesy of Max Maraふっくらとした唇の膨らみ、首のくびれ、まつげ・・・。コレットの作品にはこうした要素が多く登場します。繊細な感情の陰影のひとつひとつが、正確かつ率直に描かれる彼女の官能的な散文は、深い情熱を暗示し、心の琴線に触れます。コレットはその特有の率直さで、「愛は名誉ある感情なんかではない」と宣言しました。Courtesy of Max Mara洗練され、知的で、性的に自由であった女性、コレットは、作家、ジャーナリスト、脚本家、時にはビューティシャン、そして大胆なミュージックホールのパフォーマーとして多彩な才能を発揮しました。彼女をインスピレーションソースとしてマックスマーラが描くのは、人生を自らコントロールできる完璧な女性像。彼女が持つベル・エポックのエレガンスと、ドゥミ・モンドのグラマラスな魅力の中に、内に秘めた官能的な女性の一面を垣間見ることができます。Courtesy of Max Maraモダンで余分なものは一切なく、それでいて深い感動を呼ぶデザイン。文学界で最も知られた女性がコレットであるならば、マックスマーラはまさにデザイン界におけるコレットのような存在だと言えるでしょう。そして、ブローニュの森 のベル・エポックの美女たちの姿を捉えたきめの粗いモノクロ写真が、魂のこもったスマートなルックを生み出します。Courtesy of Max Mara1910年代の日本の影響を受けた卵形シルエットから着想を得た新しいコートは、キモノスリーブを取り入れ、ボンバージャケットのように背中でブラウジングしてふくらみを持たせたシルエットで登場します。コンパクトなカシミアのメルトンコートでは、手触りの良いダブルフェイスのキャメルとアルパカが、ストリートスマートなラグジュアリーの最終形として提案されます。Courtesy of Max Maraニットやフェルトに施されたピンクの縁取りは、コートとカーディガンの中間のような、アウターウエアにおける新鮮なアプローチを際立たせます。ロングでもショートでも幅広のニットバンドと帯のような細いストラップベルトでウエストを協調したスタイルや、柔らかなカーフスキンのバッグ、スタイリッシュなヒンジとクラスプが印象的な柔らかなカーフスキンのバッグなどが登場します。かつてコレットが、「ワインの鑑定家がいるように、ブルーの鑑定家もいるの」と言ったように、マックスマーラは、深みのあるネイビーと、漆黒やスモーキーグレーとのコンビネーションを提案します。Courtesy of Max Maraコレットは、しばしば男性のような恰好をしていました。彼女の小説に登場するハンサムなアンチヒーロー、シェリは、権威あるオフィサーコート、ピーコート、そしてマックスマーラの得意とするパワージャケットなど、非の打ち所のない完璧なクラシックスタイルのお手本です。ペニョワール、パジャマ、パウダー・・・。濃密に遮られたブドワール(婦人の私室)やバックステージの特別席で繰り広げられるシーンは、キャミソール、テディ、スリップドレスにインスピレーションを与えます。また、フランネルやドレープ、そしてオープンステッチを施したツイードなどは、マックスマーラの都会的な鎧とは対照をなす誘惑的なデザインに仕上がっています。ゆるやかにうねるフリルは、大胆なブロードクロスのスカートやチュニックドレスに新しいフェミニニティをもたらします。フランネルや豪華なミッドナイトブルーのベルベットを使用した、ボリュームたっぷりのパジャマやローブ・ド・シャンブルは、昼夜を問わず新たな雰囲気を醸し出し、日が暮れるとブラックやブルーのクリスタルの輝きがその厳格な幾何学模様を際立たせます。Courtesy of Max MaraCourtesy of Max MaraCourtesy of Max MaraCourtesy of Max MaraCourtesy of Max Mara#MaxMara#MaxMarafw24#MFWマックスマーラ ジャパンTEL: 0120-030-535
2024年03月07日フェラガモ(FERRAGAMO)は2月24日、ミラノで2024年春夏コレクションを発表しました。Courtesy of FERRAGAMOフェラガモの2024年秋冬コレクションで、マクシミリアン・デイヴィスは1920年代を独自の視点で探求し、その自由なアイデンティティのエッセンスを抽出します。短いヘムライン、流れるようなファブリック、ドロップしたウエスト、リラックスしたカッティングなど、これまでの社会的慣習から解放された象徴的なビジュアル・コードを凝縮し、より磨きをかけて洗練させたコレクションは、19-20世紀の2つの感覚を持ち合わせた1920年代の自己表現を反映させています。1920年代において服は、自由を謳歌する手段の代表の一つでした。そしてその自由の表現は、私自身や私の財産、そしてフェラガモと共鳴するものなのです。ラッカー仕上げのオーガンジーのドレスやきわめてフェミニンな透け感、フェザーやスパンコールの刺繍と並んで、ジョーン・クロフォードやグレタ・ガルボなど男性的なシルエットを好んだ当時の女優たちのワードローブが、広い肩幅、重厚なウール、しなやかなレザーに反映されました。テーラリングでは、シャープで彫刻的なラペルがシュルレアリズムの精神を感じさせ、変形したプロポーションと相まって、まるでレイヨグラフのポートレートのように印象的に仕上げられました。フェラガモのアーカイブにもよく見られるブランケット・ケープは、身を守るためのものとして使用されていた1920年代を表徴するアイテムの一つです。20年代、人々は自分たちを取り巻く社会に対する意見を交換する場として、スピークイージー(禁酒法時代に密かにお酒を提供していたバーなど)を通じて、コミュニティを形成していました。危険を避けるために人々はケープをまとい、身の安全が確保されるまでは着ているものを隠していました。Courtesy of FERRAGAMOこの“身を守る”という発想はこのコレクションのテーマの一つであり、当時のユニフォームに加え、太ももまであるウェーダーやレザーのアウターウエアなどのフィッシャーマンの実用的なワークウエアがインスピレーション源となり、流れるようなドレープと対をなしています。上質なウールカシミアや、エフォートレスな繊細さを演出する裏地のないレザーは、それぞれが異なる柔らかさを表現し、コレクションにフェティッシュな魅力を与えます。Courtesy of FERRAGAMOCourtesy of FERRAGAMOフットウエアでは、スウィートハートシェイプのサテンパンプス、エレガントなTストラップのスティレットヒール、アーカイブから取り出したストラップサンダルなど、当時を象徴するようなディテールが、控えめながら確かな存在感を示します。「私はいつも、物事を徹底的に見直します。歴史を振り返り、その時代の象徴や流行したものを、よりクリーンでモダンに再定義するのが好きなのです。Courtesy of FERRAGAMOアンドロジニーの精神に基づき、伝統的なブローグシューズのディテールやモンクストラップのバックルをシガレットヒールのミュールに取り入れました。メンズのフォーマルな厳格さはさりげなく姿を変え、ダービーシューズは少しシュールなインパクトを与えるために緩やかに細長いシルエットになり、幾何学的な四角いヒールを採用しました。実用的なブーティは緩やかにボリュームを持たせ、つま先をスクエアにすることで、ヴィンテージのシルエットを現代的にアレンジしています。Courtesy of FERRAGAMOバッグでは、アイコニックな「ハグ」バッグのシーズナルバリエーションとして、フェザーや、グレインドカーフ、新しいフェラガモのモノグラムのスタイルが登場します。950 枚のラミネートレザーのスパンコールを19時間かけて手作業で縫い付けた、まるで人魚の鱗のような特別なモデルは、フェラガモの卓越したクラフツマンシップを表現します。「フィアンマ」バッグには、このコレクションテーマを反映した新しいサイズと陰影のあるアニメーションが仲間入りし、さらにフェラガモの故郷フィレンツェのシンボルであるユリの花をモチーフにしたガンチーニで開閉する、ソフトなフォルムの新しいハンドバッグも登場します。Courtesy of FERRAGAMOCourtesy of FERRAGAMOCourtesy of FERRAGAMOCourtesy of FERRAGAMOCourtesy of FERRAGAMOCourtesy of FERRAGAMOCourtesy of FERRAGAMOお問い合わせ:フェラガモ・ジャパン0120-202-170
2024年03月06日ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)の2024年秋冬ウィメンズコレクションが発表された。身体と装い、官能の関係性今季のドルチェ&ガッバーナがテーマとしたのが、「タキシード(TUXEDO)」──一般に男性のもっともフォーマルな装いのひとつに数えられるものである。ドレスに見られるような装飾を一切廃し、色彩の繚乱すらも厳しく抑制することで、身体の理想的なフォルムを純粋に描きだすこの構築的なテーラリングは、ここでは女性の装いへと転換されることになる。コレクションはしたがって、ブラックのなかにシルクの光沢が華やぐ、タキシードの多様さを軸としている。テーラリングは、ダブルブレストのジャケット、ミドルコートやロングコート、ショート丈やワイドショルダーのジャケットなど、さまざまな丈感やバランスで変奏するばかりでなく、その特徴である大ぶりのピークドラペルを引き継ぎ、ジレや付け襟にも反映している。先に、テーラリングはその明晰な構築性でもって、身体の理想的なフォルムを具現化するものであると言った。では、ここで試みられているのは、いかなるシルエットか。シャープなセットインショルダー、流麗にシェイプさせたウエスト、すっと直線を描いて伸びる裾と、いわばアワーグラス型のラインを、力強くセンシュアルに描きだしているといえる。テーラリングが具現化する、シャープな身体のライン。ではここで、衣服をまとう身体は、装いの圧倒的な不透明性の裡に隠蔽されるのか。その答えは否である。装いは身体を覆うことで、逆説的に身体を際立てる。それは裸形の官能性にも当てはまる。つまり、ヌードはそれ自体としてエロティックであるのではなく、衣服に覆われうるからこそ──換言すれば、衣服との関係裡にあるからこそ──、事後的に官能性を帯びてくるのだ。ドルチェ&ガッバーナは、衣服と裸形の官能的な関係性を、積極的に引き受けているように思われる。ランジェリーを彷彿とさせる、レースのキャミソールドレスやジャンパードレス。タキシードのラペルを引用した、シースルーのガウン。シアー素材のボリューミーなブラウス、あるいはネットのドレスやトップスなど、その透け感でもって身体のシルエットを二重化するウェアが数多く見られる。そして、衣服と裸形が重なる臨界に、愛でるべき官能が装いへとのり移るフェティッシュがあるのではなかろうか。透け感のある素材が光の行き交う視覚性であるのならば、フェティッシュはむしろ、艶かしい触覚性である。それは、ダイナミックなロングコートやショート丈ジャケットのファー、タキシードを基調としたジャケットやコートのベルベットなどと、肌理を愛でるかのように豊かな素材感の裡に表されている。
2024年03月05日2024年は4年に一度の“うるう年”。1年の中でいつもより「1日多い」と聞くと、何だか少し得したような気分になりますよね。そんな“うるう年”にあなたは何をしますか。もしかしたらそのアクション次第では、運が開かれる場合も! そこで今回は、「うるう年の開運行動」をご紹介します。4年に一度の内省をするタイミングうるう年は、4年に一度暦の上に表れる、天体運行と人為的な暦のズレを修正するために設けられた特別な日。西洋占星術でもエレメントは4年周期で巡るとされています。そんな日だからこそ、自分の内面を振り返って“棚おろし”をしてみましょう。今の自分の強みと弱みを洗い出し、どこにエネルギーや時間を投入するかの見極めをしてみてください。4年も月日が流れれば、当然自分の置かれる状況も活かし方も変わってきます。そこで改めて自分を振り返るタイミングにすることで、これからの4年の在り方を定めることで、運が呼び込まれるはず。特別な日だからこそ特別なことを「うるう日」は、一般的に特別な日というイメージがあるのではないでしょうか。そんな日には、何か新たに特別な目標を立てたり、普段とは違うことをやってみることをおすすめします。「4年に一度」という珍しい日取りに、やりたかったけれどやれなかったことにトライすることで、あなたの中でずっと記憶に残る一日になるはず。「あの頃のうるう年は、こんなことをしたな…」と振り返ることができるだけでなく、ちょっとした“まじない”のように自分の殻を破るきっかけになるかもしれませんよ。自分の習慣や行動のズレを修正するうるう年は暦のズレを解決するもの。自分自身の習慣や行動のズレを修正するのにも、うるう年は最適のタイミングといえるでしょう。暦に生き方を重ねて、自分らしく生きるのは古来より私たちの祖先がやってきたことだと言えます。いつもはやらないことをあえてやるうるう年には様々な言い伝えがありますが、その中でも有力なのは「四国八十八ヶ所(お遍路)」を逆打ち(逆コースでたどる)すると、そのご利益が通常の3倍になるという内容です。通常、四国のお遍路では「順打ち」といい、決められたコースを順番通りに回ることが吉とされており、逆打ちをすると呪われるなど怖い伝えもあります。実際に逆打ちをするコースの方が道も険しく、その分危険も伴うため縁起が悪いという伝えが生まれたのかもしれません。しかし、うるう年にはそんな「逆張り」が功を奏することも少なくありません。いつもはやらないようなことをあえてやってみることで、あなたの視座が高くなることも往々にしてあるでしょう。おわりに「うるう年」は不吉や不運をもたらす、という言い伝えを聞くこともあると思います。しかし、うるう年に自分の生活を振り返ったり、新しいチャレンジをしたりすることで、運を呼びこむことができるかもしれませんね。脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター株式会社ヒューマン・ライフ出版代表取締役社長、企業占術鑑定士、大学講師、秀心寺住職。©Srdjan/Adobe Stock ©rh2010/Adobe Stock文・脇田尚揮
2024年02月28日オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)は、2024年2月21日(イタリア時間)、ミラノファッションウィークにて、2024年秋冬イエローコレクションを発表しました。Courtesy of Onituska Tiger本コレクションのテーマは、「アーバン・ウインター」。日本製のアパレルで構成されたルックは、ウェットなコーティング加工により、突然雷雨に見舞われた東京を彷彿させながら、都市的な冬風景のエッセンスを表現しています。Courtesy of Onituska Tigerカラーは、アイコニックなイエローに加え、メトロポリタングレー、ブラック、ベージュ、ヘーゼルナッツを組み合わせており、全ルックを通して斬新なツイストを加えたシルエットを創り上げています。コート、ジャケット、ピーコートは、ワイドショルダーと細いウエストのコントラストを、チューブ状のパディングやリブなどテーラリングならではの加工で強調しています。ダブルカシミヤのフーディーは、同素材のコートやブルゾンの上から羽織るアウターウエアとして、新たな重ね着の概念を提案します。Courtesy of Onituska Tigerメンズには、エクストラロングとアンクルカットのチノパンと5ポケットのワイドパンツ、ウイメンズには、ストレッチのきいたスリムフィットとオーバーサイズのトラウザー。流れるようなシルエットのマイクロスカートや、光沢のあるスパンコール刺繍がなされたシルクパネルドレス、ウールソックスやクリーパーシューズとコーディネートが可能です。また、ブランド初のVカットハイヒールは、快適性と機能性も注力されました。ラバーソールとトレッキングブーツを融合させたハイブリッドシューズや、ショルダーストラップのついたシンセティックレザーのダブルバッグもコレクションに加わっています。Courtesy of Onituska Tiger生誕75周年を迎えるアニバーサリーイヤーのショーとして、創業年である1949年にちなんだ49ルックを披露しました。また、ルックのアクセントとなるのは、ブランドにとって最もアイコニックなトラックトップからインスピレーションを得た、リブ編みのジップネックウールウエアです。モダンなスカーフやエクストリームクロップトップとしても着用可能であり、Onitsuka Tigerのセレブレーションピースとなっています。Courtesy of Onituska Tigerショー冒頭では、振付師のAkane 氏がプロデュースするダンスチーム「アバンギャルディ」が、ダンスパフォーマンスを披露しました。17 名が着用したイエローの制服と、オニツカタイガーストライプのない特別なデザインのMEXICO 66 SDは、映画「キル・ビル」をオマージュしたものであり、ヘリテージをモードに解釈した新たなスタイルとして、ブランドの進化を表現しています。またランウェイショーでは、世界的ピアニストのYuja Wang氏によるライブ演奏が行われました。楽曲は、今回のコレクションテーマに合わせて作曲されたものであり、ピアノも時代を超えて愛される世界最高峰のピアノメーカーSteinway & Sons 社がこのショーのためにイエローにラッピングした特別仕様となっています。Courtesy of Onituska TigerCourtesy of Onituska TigerCourtesy of Onituska Tiger#OnitsukaTigerOnitsuka Tiger(オニツカタイガー) 日本のファッションブランド、オニツカタイガーは、革新的なデザインと快適さを追求し、ファッション性を兼ね備えたコレクションを発表し続けています。このブランドの姿勢は、伝統と現代的なデザインへの敬意を表し、研ぎ澄まされたデザインは品質とディテールにこだわる職人技により実現しています。 常に新たな価値を提供し続け、"新しいラグジュアリー" を探し求める人々に寄り添うことを目指します。Onitsuka Tigerオフィシャルサイト::@onitsukatigerjp※2/26更新(画像追加)
2024年02月26日フェンディ(FENDI)は、2024年2月21日(イタリア現地時間)、アーティスティック ディレクター キム・ジョーンズ(Kim Jones)による2024-25年秋冬 ウィメンズコレクションを発表しました。Courtesy of FENDIフェンディの1984年のアーカイブを見ていると、そのスケッチには、ブリッツ・キッズや、ニュー・ロマンティックス、ワークウエア、貴族や日本のスタイルが描かれ、当時のロンドンを思い起こさせます。英国のサブカルチャーやスタイルがグローバル化すると同時に、世界の影響を吸収する時期でした。それでも、依然と英国独自の気品と余裕があり、他人がどう考えようとも気にしない、ローマのスタイルに共鳴する部分がありました。フェンディには”ユーティリティ”を重視する背景があり、フェンディファミリーの着こなしは、まさにそれを意識したものです。初めてシルヴィア・フェンディに会ったとき、彼女はシックなサファリ風のユーティリティスーツを身につけていました。それが私のフェンディに対する根本的な視点を形作りました。衣服を纏う時、それには実体があり、さらにそれを楽しむことができるのです。― アーティスティック ディレクター キム・ジョーンズ(Kim Jones)Courtesy of FENDI実用的で贅沢、シンプルで劇的、サロンとストリート、都市と田舎。本コレクションでは、それぞれの要素が重なり伝統と破壊が融合した英国的なスタイルが、ローマ的なスタイルと結びついています。同時に、これらの衣服を身につける女性たちにとって、それは“ただ何かである”ことではなく、“何かをする”ということが基本になっています。この最新コレクションを通して、キム・ジョーンズは、ロンドン風の無頓着さがローマ的な自由に出会い、”実用性”が“意思表示”に変わっていくような着こなしやすさを探求しています。この場での贅沢さとは、衣服とアクセサリーが着用者に自己表現をするための豊かな快適さと強い自信を与える点にあります。実用的でありながら遊び心もある、フェンディならではの二面性がコレクション全体に息づいています。Courtesy of FENDI厳格なテーラリングに始まり、丸みを帯びたシルエットに波状ラインの渋さが取りこまれたフェミニンな感性は、リッチに引き締まったウールの精密さによってもたらされます。レイヤードスタイルのウールコートは、ゆるく結ばれ、ベルトで留められ、ローブの表現が広がります。ニットウエアはシルクのリブを使ったなめらかなセカンドスキンとして現れることもあり、アラン編みやガンジーセーターのようにまさに英国の伝統スタイルを用いた、ホームスパン(手織り)のような介入がなされていることもあります。Courtesy of FENDI実用主義を主張するドレスは、より繊細さを取り入れて、実用的かつエレガントでありながら、タフな姿勢も見せています。チュールやオーガンザの透明感、ローマの彫像*のプリント、あるいは破壊的にも見えるドット刺繍と対照的な仕上げになっています。同時にシアリングとレザーは、フェンディの職人の技巧を発揮するとともに、独自の存在感が示されています。つややかな光沢のあるワックス仕上げから、ユニークなアグリアートのニードルパンチング製法や究極のインターシャまで、着ている人をそっと保護しながら、満足感、触感、快適さを提供する新しいファブリケーションが生み出されました。Courtesy of FENDIメゾンの創業時まで遡り、繰り返されるコードとモチーフを通して、フェンディの過去が現在として蘇ります。2025年の創業100周年を前に、「セレリア(Selleria)」が現在と過去を結び、衣類やレザー製品のモチーフとして現れています。ローマの一流馬具職人のインスピレーションとクリエイションから生まれた「セレリア」は、コレクションを圧倒するレザーの乗馬ブーツとして登場します。また、サルバドール・ダリ(Salvador Dalí)がロゴを描き、「FF」ロゴラッピングと一体化した「チュッパチャプス(Chupa Chups®)」のロリポップホルダー、さらには、ジュエリー部門アーティスティックディレクター、デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)のデザインでもその姿を見ることができます。金属糸の金具がレザーのバングルに縫いつけられ、巨大なレザーとメタルのチェーンにも反映されています。Courtesy of FENDIアクセサリーおよびメンズウエア部門のアーティスティックディレクター、シルヴィア・フェンディによるレザーグッズは過去のスタイルが解体され、柔らかい構造で再構成されています。装飾を避け、触感と実用性を追求し、豊かで自然な色合いの豪華なレザーが、「ピーカブー(Peekaboo)」、「バゲット(Baguette)」、「バイ ザ ウェイ(By The Way)」バッグの主役を務めています。Courtesy of FENDIまた、ソフトなサッチェルバッグ、「シンプリー フェンディ(Simply FENDI)」とそれに組み合わせた丸みを帯びた新しいショッパーバッグ、「ロール(Roll)」も新たに登場しました。複数個身につけて多面性を捉えることで、たった1人ではなく、多くのフェンディウィメンがいるということを改めて示し、自分で選ぶものと身につけるものの中に、自分自身を見出すことを推しています。Courtesy of FENDICourtesy of FENDICourtesy of FENDICourtesy of FENDIフェンディ ジャパンTEL. 03 6748 6233URL. www.fendi.com
2024年02月26日プラダは、2024年2月22日(現地時間)、2024年秋冬レディスコレクションをミラノにてランウェイ形式で発表しました。Courtesy of PRADAロマンスという考え方に触れてみました。今、特にファッション界において、その言葉はある意味タブーなのかもしれません。ロマンチックな雰囲気を湛えたコレクションです。服に、愛や優しさという価値観を織り込んだのです。ロマンチックな愛もあれば、家族間の愛もあります。それは、理論的見解というよりもむしろ感情に関する会話なのです。私は、こうした考え方をとても大切にしています。そして常にこの考え方の下に制作を行っています。美を作り、愛をもってつくっています。歴史と人々の生活の間には密接なつながりがあります。過去のファッションは過去の生活を語ってくれますが、同時に現在の私たちの生活についても解き明かしてくれます。歴史を振り返ると、私たちの犯している過ち、そして強みが見えてきます。私たちが持っている唯一のもの、それが過去です。歴史から学ぶことをしない、懐古主義という考え方は好みません。歴史は、私たちにすべてを教えてくれます。困難な時期こそ、その教えは重要な意味を持ちます。歴史によって形作られているのが、本コレクションなのです。大切なのは懐古主義ではなく、理解です。私たちが何者なのか、どうしてそのような服を身につけるのか、ということへの理解です。それは過去を思い出し、前進するためにその知識を活用する、ということなのです。 ― ミウッチャ・プラダ私たちは美しいものを作ろうと努力しています。過去を振り返ることなく、美について語ることはできません。美の歴史を消し去ることはできません。理想の美に対する現在の考え方を決めるのは、過去なのです。私たちはいつも時を遡ります。今のように混乱の時期、歴史を知ることに大きな意味があります。私たちは何者なのか、どこから来たのか。そうした過去を知ることができて初めて、未来を見据えることができるのです。そこには、感傷、そして激しい感情を感じた際の記憶があります。歴史を感じさせますが、現代の私たちの目には新鮮に感じられる要素を切り取っています。最大の難関は、過去の歴史(ビクトリア朝、1920年代、1950年代など)から借りた要素を念頭に置きつつ、その当時のシルエットをそのまま再現して制作することはしない、という点でした。歴史を語ろうとしているのではないからです。このコレクションが表現しようとしているのは、ファッションに対する愛、私たちがファッションに対して感じる愛なのです。 ― ラフ・シモンズ PRADA 2024 年秋冬レディスファッションショー 「INSTINCTIVE ROMANCE」本能的に惹かれる歴史。ミウッチャ・プラダとラフ・シモンズによる 2024 年秋冬レディスコレクションは、歴史の断片をファッションに埋め込み、美についての考え方、そして記憶によって形作る現代世界を模索しました。過去と共にそこにあるのは、ロマンスです。Courtesy of PRADA歴史に関する知識は、過去を解き明かすだけでなく、現代を定義します。さまざまな年代の要素をちりばめた服が、これまでとは異なる新しい視点を提案します。過去は、学びを授けてくれる有効な手段です。本コレクションでは、新しいものを作り上げるために過去を振り返りました。過去を理性的に考察するのではなく、現代にも通じる美の理想に対して心がどう揺れ動くのかを探求します。Courtesy of PRADA文字通り過去が、今日のファッションを形作りました。現代ファッションの典型とも言えるバイカージャケット、ボンバージャケット、ニットウェアに、過去から着想を得た要素を加え、ラインやディテールを変えて異なるシェイプに仕上げました。Courtesy of PRADAさまざまな要素が一つの服に織り込まれ、ボディに沿うように作られたものもあれば、下に重ねた服が見えるよう工夫されたものもあります。ファブリックが主役のスカートには、儚げなシルクにかっちりとした仕立てのウールを合わせ、繊細さと力強さのコントラストを際立たせています。縦のラインを強調することによって、細身のシルエットが際立ちます。シューズやハットが、全体のバランスをさらに極端なものにし、ボディに沿う服は、女性らしさを明白に表現しています。女性らしい身のこなしを讃える工夫も随所に見られます。ハンドバッグは腕から吊り下げられ、サングラスはメイクの一部のようです。制作の背景には生き方があります。人間の生活という無形のものを、形にしました。Courtesy of PRADA定型的な表現も、具現化や、再加工、受け止め方を変えることによって変化させることができます。これまで男性的な素材として用いられたものを、繊細で女性的なものに変容させました。また、リボン、フリル、ラッフルといった女性らしさを表現するありきたりなディテールには新たな解釈を施し、その意味を根本から見直しました。Courtesy of PRADA疑問を投げかけ、答えを導き出す。ファッションショーは、世界と対話を始め、さまざまな考え方を交換し合う場です。対話や表現することへの欲求は、人間なら誰もが持っている根本的な本能です。身につけるものを通して、私たちは互いに触れあい、感情を表現するのです。Courtesy of PRADACourtesy of PRADACourtesy of PRADACourtesy of PRADACourtesy of PRADAお問い合わせ:プラダ クライアントサービスTEL:0120.45.1913
2024年02月25日グッチがサバト・デ・サルノによる2024年秋冬ウイメンズコレクションをミラノのFonderia Carlo Macchiにて発表しました。Courtesy of Gucci小さく破壊的なジェスチャーを求める。ルールに従わず、最も適切と思われるものとは異なる視点から物事を見る。これが、私の夢の描き方です。急ぐことなく、レンガで家を建てるように目に見える形で積み上げ、階層化します。ファッションにおいても、そのプロセスは同じです。私は埋められたいと願っている空洞、襞の隙間を探します。より自由になるために、広い視野を求めて離れる前に、近づいてディテールを見つめます。そして平凡だと思われている場所で非凡なるものを見つけ出すのです。私の夢、私のファッションは、常に現実と対話しています。なぜなら、私は別の世界で生きるのではなく、何よりもこの世界で生きる方法を模索しているからです。 ― SabatoCourtesy of Gucci主役となるコートは、マスキュリンなファブリックとシルエットを用いながら、カバーされたプラケットと背中の隠しボタンによって、ボディを抱擁するような雰囲気を醸し出します。ボンバージャケット、ピーコート、レザージャケットにも同様のスタイルが用いられています。Courtesy of Gucciコートの仕立てはクラフツマンシップとその卓越したテクニックを象徴するものです。構造から始まり、ライニングや内側の仕上げ、ファブリックの落ち感、着用したときの動き、ウールと新しい繊維を混紡した場合の色調の変化など、さまざまな要素が入念に考えられ、細心の注意を払いながら進む創造の旅を経て仕上げられます。2024年秋冬コレクションは、その旅を幾度も繰り返すことで、レディトゥウェアのルールに対する小さな破壊的行為を描き出します。Courtesy of Gucciハンドバッグは「GG ミラノ」と名付けられた新しいトップハンドル バッグが登場。このバッグは、シルクのようになめらかなナッパレザーを重ねて軽くふんわりとした印象に仕上げ、フラットなパンチング加工で表現されたロゴから下の層が見えるようにデザインされています。グッチのアーカイブにある乗馬のモチーフをコンテンポラリーに再解釈したハーフムーンシェイプの新作バッグにも、同様のロゴがあしらわれています。さらにアイコニックなディテールであるバンブーを模したゴールドトーンのメタルバーで装飾されたクラッチバッグや、ゆったりとして包みこむようなシルエットとバンブー ハンドルを組み合わせたバケットバッグも登場します。Courtesy of Gucciシューズは、グッチと乗馬の世界のつながりを象徴する代表的なアイテムである乗馬ブーツは、クラシックなシルエットを細身のホースビット ハードウェアが飾っています。ホースビットローファーは、卓越したクラフツマンシップにより洗練されたプラットフォームサンダルへと進化しています。Courtesy of GucciCourtesy of GucciCourtesy of GucciCourtesy of GucciCourtesy of GucciCourtesy of GucciCourtesy of Gucciお問い合せ:グッチ クライアントサービス0120-99-2177www.gucci.com
2024年02月24日ユニクロ ユー(Uniqlo U)は、2024年春夏コレクションを2024年3月8日(金)に発売。新作ウィメンズアイテムを紹介する。>>>ユニクロ ユー 2024年春夏メンズアイテムはこちらユニクロユー24年春夏、機能美と軽やかな色合いを追求クリストフ・ルメール率いるパリのデザインチームが手掛けるユニクロ ユーの2024年春夏シーズンでは、服の機能美と洗練された色合いにフォーカス。機能的でありながらエレガントな“フューチャー クラシック”のウェアを展開する。湖着想のセージグリーンやクリームホワイトなど軽やかなカラーでカラーパレットは、湖から着想を得たセージグリーンや青磁色、落ち着いたパープル、明るいカーキ、クリームホワイト、チェスナットブラウンなど、新たな季節の訪れを感じさせるフレッシュな色彩が魅力だ。春先に活躍する「Vネックカーディガン」では、グリーン、パープル、ベージュ、ブラックの4色を用意。スウェットシャツから着想を得たドロップショルダーデザインで、色合いだけでなく着心地も軽やかに仕上げている。軽量のオーバーサイズコートアウターでは、フード付きの軽量コートに注目。長い丈感とオーバーサイズシルエットで、さらっと羽織りやすいアイテムとなっている。裾のアジャスターを絞ればボクシーシルエットにも変化するので、気分やコーディネートに合わせて表情の違いを楽しむことができる。上質なスーピマコットン使用のTシャツが仲間入りウィメンズに新たに加わった「スーピマコットンクルーネック T シャツ」は、上質な「スーピマ(SUPIMA)」コットンを100%使用したやさしい肌触りが特徴。すっきりとしたネックラインと少し長めの丈は、1枚で洗練されたボディシェイプを演出してくれる。ホワイト、グレー、ブラックのモノトーンに加え、ピンクやダークブラウン、クリーム、ネイビーの全7色展開で、様々なコーディネートに合わせられそう。ふんわりパラシュートスカートまた、ふんわりシルエットの「パラシュートスカート」にも注目したい。軽やかなコットンとナイロンのブレンド素材を採用。ウエストはゴム入りで、内側にはドローストリング付きのため、腰回りのフィット感を自分で調節できるのも嬉しい。魅力的なシルエットを気楽にまとえるボックススカートに仕上げた。脚長効果のハイウエストパンツさらに、パンツでは、洗練されたラインが魅力のデニムハイウエストパンツや、ウエストの後ろをゴム素材にしたジョガーパンツなどがお目見え。ゆるやかなカーブシルエットで、自然に脚を長く見せてくれる。【詳細】ユニクロ ユー 2024年春夏コレクション ウィメンズアイテム発売日:2024年3月8日(金)フルラインナップ販売店舗:ユニクロ 75店舗、ユニクロオンラインストア※一部商品を国内全店舗で展開商品ラインナップ:ウィメンズ 20アイテム/グッズ 5アイテム※メンズは24アイテム展開商品価格帯:・アウター 3,990~12,900円・ニット 3,990円・パンツ/スカート 2,990~4,990円・ワンピース 3,990円・シャツ 2,990~4,990円・カットソー 1,500~3,990円・グッズ 1,990~3,990円※上記価格帯は変更となる可能性あり。
2024年02月17日焼き菓子専門店「ビスキュイテリエ ブルトンヌ」から、2024年ホワイトデー&春限定焼き菓子やクッキー缶が登場。2024年2月15日(木)より順次販売される。爽やかなホワイトデー限定クッキー缶2024年ホワイトデーギフトの中でも注目は、期間限定の「トワルドジュイ グリーン缶」だ。「ガレット・ブルトンヌ ドゥミ〈ショコラチップ〉」をはじめ、「ショコラ・ キャラメル」「ディアマン・アマンド」など、5つの限定フレーバーなどの計6種が、白地にグリーンでトワルドジュイ柄があしらわれたクラシカルな印象の缶に詰め合わせられている。キャンディラッピング型のフィナンシェ&マドレーヌまた、ビオラやすみれのイラストが添えられた華やかな春限定デザインの可愛いキャンディ型の焼き菓子2点セットも目が離せない。バターの風味豊かなフィナンシェとマドレーヌが詰め合わさったホワイトデー限定パッケージとなっており、ちょっとしたギフトにぴったりだ。ビオラやすみれの華やかなボックスのアソート春らしいデザインのボックスには、ベルギー産クーベルチュールチョコレートと、香ばしいヘーゼルナッツを合わせた期間限定の濃厚なフィナンシェ〈ショコラ・ノワゼット〉と、定番人気のフィナンシェ、マドレーヌがアソートされている。ホワイトデーはもちろん、春の新生活を迎える方へのギフトにも向いている。ロップイヤー・ポシェット型ポーチもたれ耳うさぎのようなオリジナルコットンポーチも春限定カラーのベビーピンクになって登場。ビスキュイテリエ ブルトンヌ自慢の焼き菓子がセレクトされている。阪急うめだ本店限定の焼き立て商品"焼き立て"で提供されるホワイトデー限定スイーツも店舗限定で登場する。クロッカン・エクレール「ジャンドゥーヤ・ショコラ」は、ざくざく食感のシュー生地に濃厚なショコラクリームを合わせているのが特徴だ。こちらは阪急うめだ本店限定にて、各日50個限定で販売なのでぜひチェックしてほしい。関東店舗限定のカヌレ・オ・ショコラ関東3店舗では、洋酒をアクセントにした濃厚な味わいの「カヌレ・オ・ショコラ」が各店50個限定で販売される。スイートとミルクの2種のベルギー産クーベルチュールチョコレートを使用した濃厚なカヌレ生地に、上からガナッシュをしぼった、贅沢な仕上がりとなっている。【詳細】ビスキュイテリエ ブルトンヌ 2024年ホワイトデー&春限定焼き菓子発売日:2024年2月15日(木)~順次取扱店舗:ビスキュイテリエ ブルトンヌ店舗、公式オンラインショップ価格:・ブルターニュ クッキーアソルティ〈缶〉トワルドジュイ Printemps 2895円・プティ・ギフト〈プランタン〉2個入 540円・ショコラアソート〈プランタン〉7個入 2,096円・ロップイヤー・ポシェット〈ショコラアソート〉プランタン 5個入 1,674円・クロッカン・エクレール〈ジャンドゥーヤ・ショコラ〉 357円 ※阪急うめだ本店限定・カヌレ・オ・ショコラ 303円 ※関東3店舗限定※販売期間は商品によって異なる※公式オンラインショップでは2月15日(木)より販売開始
2024年02月15日伊賀鉄道では、2024年3月16日(土)にダイヤ変更を行います。主な概要につきましては下記のとおりでございます。記1.ダイヤ変更日 2024年3月16日(土)2.対象路線 伊賀鉄道全線3.主な変更内容(1)ご利用状況を鑑み、上野市発伊賀神戸行の始発列車の時刻を繰り下げます。(2)発着時刻を見直しすることにより、伊賀神戸到着を繰り上げ、近鉄伊賀神戸で10時~16時台の大阪難波行特急と接続します。(平日、土休日とも)※変更前は伊賀神戸で名張行普通に接続し、名張から大阪難波行特急に接続。(3)発着時刻を見直しすることにより、伊賀上野到着を繰り上げ、JR伊賀上野で関西本線亀山行との接続を改善します。4.列車運転本数(1)伊賀上野~上野市間 平日24往復 土休日22往復(2)上野市~伊賀神戸間 平日35往復 土休日34往復※平日、土休日とも変更ございません。5.その他この他にも、ご利用状況に合わせた時刻調整を行います。詳しい内容につきましては、上野市駅へお問い合わせください。以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月14日ダブレット(doublet)の2024年秋冬コレクションが発表された。癒し、あるいは闇から光へと「THE CURE」、つまり「治療」や「癒し」をテーマとした、今季のダブレット。構造的には、闇から光へ、死から生へと向かう動きを「癒し」と捉えるならば、その特権的なモチーフこそ、死してもなお蠢いてやまない、ゾンビという存在であったようだ。ゾンビのおどろおどろしさは、パターンや素材、ディテールによって、ある種のウィットを含ませつつ巧みに表現されている。たとえば、クラシカルなハリスツイード(Harris Tweed)のスーツは、端正に立ったときではなく、身体を捩ったようなポーズのときに合わせて構築。立体的なパターンをベースとしつつも、独特の歪みを帯びた表情に仕上げている。この世を去った人の「死後の生」を願うのが、ミイラだろう。包帯でぐるぐる巻きにされたミイラの姿は、パッチワーク状に仕上げたニットやデニムパンツ、カットソーのデザインに着想を与えている。つまり、ニットやデニム、カットソー素材のパッチを、包帯よろしく繋ぎあわせ、それを身体に巻き付けるかのように組み上げているのだ。ミイラを真似たような遊び心を示しつつ、そこには粛々と手を動かすひたむきさが感じられる。癒しというテーマは、それこそ体の疲れを和らげ、健康を促進させる、日常のモチーフを取り入れることでもなされている。たとえば、温泉。なめらかなカシミヤ混素材を用いたテーラードジャケットは、バックに大胆なスリットを設け、ライニングには暖簾をモチーフとしたプリントを施すことで、それ自体温泉の暖簾を彷彿とさせる1着に。ファブリックには温泉の成分を吹き付けているらしく、その効果はジャケットを身にまとうだけでも現れるとか、現れないとか……。ユーモアを含ませつつ、死と生をめぐる物語を紡ぐ今季のダブレットを象徴するのが、温かみのあるシルクのニードルパンチを用いたアウターであるように思われる。そもそも蚕とは、すぐれて死と生を体現する昆虫ではなかろうか。4回の脱皮を繰り返すその生態が、死と生の反復を思わせるばかりではない。糸を取り出すには、命ある蛹の生を奪わざるをえず、だから生糸とは蚕の命そのものにほかならないのだから──。蚕の姿が安らうシルクのボンバージャケットやロングコートには、だから、再生への希望が蚕に仮託されて宿っているのではなかろうか。
2024年02月12日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する今日の夕食にオススメの献立は、 「ボンゴレロッソ」 「タコとジャガイモのガリシア風」 「スモークサーモンのサラダ」 「イチゴとバナナのつぶつぶスムージー」 の全4品。 さっと作れるイタリアンで手軽に手料理! 【主食】ボンゴレロッソ アサリのうま味とトマトのうま味を味わって。 調理時間:20分+漬ける時間 カロリー:383Kcal レシピ制作:料理家、フードジャーナリスト 崎野 晴子 材料(2人分) スパゲティー 160g 水 1500ml 塩 大さじ1 アサリ 300g ニンニク 1/3片 オリーブ油 大さじ1/2 白ワイン 大さじ1 水 大さじ1 赤唐辛子 (刻み)1/3本分 水煮トマト (カット缶)200g 塩 少々 コショウ 少々 パセリ (刻み)適量 【下準備】 アサリは殻と殻をこする様に洗い、水気をきり、3%の立て塩に入れ3時間程度砂抜きをする。 立て塩は水250mlに対し大さじ1/2です。 ニンニクは芽を除き薄切りにする。 【作り方】 1. スパゲティーをゆでる。深鍋に分量の水と塩を入れて強火にかけ、沸騰したら中火にしてスパゲティーを加え、袋の表示時間より少し短めに茹でる。 2. 鍋にアサリ、ニンニク、半量のオリーブ油、白ワイン、水、赤唐辛子を入れ、フタをして中火にかける。沸騰したらゆすってアサリを酒蒸しにする。 3. アサリがすべて開いたら一度取り出す。フライパンに水煮トマトを加え、1/3量になるまで煮詰める。 4. 残りのオリーブ油、塩、コショウを加えてさっと混ぜる。スパゲティーとアサリを加え、よく混ぜ合わせる。 5. 器に盛りパセリをちらす。 【主菜】タコとジャガイモのガリシア風 ジャガイモはゆでずに蒸すと味がぎゅっと濃厚に。 調理時間:15分 カロリー:170Kcal レシピ制作:料理家、フードジャーナリスト 崎野 晴子 材料(2人分) ジャガイモ 1個 ゆでタコ足 200g 岩塩 小さじ1/3 オリーブ油 大さじ2/3 パプリカパウダー 適量 カイエンペッパー 少々 パセリ (刻み)適量 【下準備】 ゆでタコ足は足先を切り落とし、さっと熱湯に通してひとくち大に切る。ジャガイモは洗って芽を除き、ひとくち大に切る。 【作り方】 1. 蒸し器にジャガイモを入れ、竹串がすっと通るまで10~15分蒸し、粗熱を取る。 2. ボウルにタコとジャガイモを入れ、岩塩を振り入れてさっくりと混ぜる。次にオリーブ油を回しかけて底から混ぜる。 先に岩塩を混ぜてからオリーブ油を混ぜることで味がしみやすくなります。 3. 器に盛り、パプリカパウダー、カイエンペッパーを少々振り、パセリをちらす。 【副菜】スモークサーモンのサラダ 好相性のサーモンとケイパーを合わせて。 調理時間:10分 カロリー:91Kcal レシピ制作:料理家、フードジャーナリスト 崎野 晴子 材料(2人分) ベビーリーフ 1パック スモークサーモン 4枚 ケイパー 小さじ1 <ドレッシング> ドレッシングビネガー 大さじ1 粒マスタード 小さじ1/3 ニンニク (すりおろし)少々 塩 ひとつまみ 粗びき黒コショウ ひとつまみ オリーブ油 大さじ1/2 【下準備】 ベビーリーフはよく洗い、冷水にしばらく放ち、水気をきっておく。スモークサーモンは3~4等分に切る。<ドレッシング>の材料を混ぜておく。 【作り方】 1. 器にベビーリーフ、スモークサーモンを盛り、ケイパーをちらす。<ドレッシング>を回しかける。 【飲み物】イチゴとバナナのつぶつぶスムージー 旬のイチゴをたっぷり使って。 調理時間:10分+冷やす時間 カロリー:214Kcal レシピ制作:料理家、フードジャーナリスト 崎野 晴子 材料(2人分) バナナ 2本 イチゴ 9個 牛乳 300ml 【下準備】 バナナは皮をむいて横6等分にする。イチゴは洗ってヘタを除き、2/3量を縦4等分にする。すべて冷凍庫に入れる。 切ったものどうしがくっつかないように凍らせてください。 【作り方】 1. バナナと縦4等分にしたイチゴ、牛乳を入れてなめらかになるまで撹拌する。残りのイチゴは5mm大の角切りにする。 2. グラスに角切りにしたイチゴを分け入れ、撹拌した(1)を注ぐ。
2024年02月12日ユニクロ(UNIQLO)は、2024年春夏コレクションの新作アイテムを発表。ユニクロ2024年春夏メンズ・ウィメンズ新作ウェアユニクロが2024年春夏シーズンに向けて掲げるテーマは、「Ease into Lightness」。明るいカラーや涼し気な素材、機能性など、軽やかさを意識したアイテムを幅広く展開する。「リネン」を用いたカジュアルウェアまずはじめに注目したいのは、爽やかなリネンを使用したアイテム。リネンとビスコースをバランスよくブレンドしたジャンプスーツは、柔らかな着心地が特徴だ。ナチュラルなオリーブ、ブラック、ベージュといった無地に加え、ストライプ柄も用意する。透け感のあるメッシュ素材のニットベストと合わせるのもおすすめ。上質なヨーロピアンリネン100%を用いたメンズの「プレミアムリネン」シリーズからは、ロングスリーブシャツが幅広いカラーラインナップで登場。ブルーやテラコッタなど、自然に根差したカラーパレットを基調としている。“くすみピンク”のパンツやジャケット全体を通して優しいニュアンスで明るいペールトーンカラーが多く見受けられる今季。イチオシは、くすんだ色合いが魅力のペールピンクだ。ウィメンズでは、中でもパラシュートパンツが引き続き人気のアイテム。UVカット機能付きで、ワイドシルエットに仕上げた。裾にはストッパーを配しているので、自由にボリュームを変えることができる。メンズではジャケットに注目。春先に軽やかに着こなせる1着となっている。同様のカラーでハーフパンツも用意するので、セットアップでも着用可能だ。「エアリズム」もコットンで人気の「エアリズム」シリーズにも、コットンを使用したアイテムが勢揃い。ストレッチ、ドライ、接触冷感などの機能を持ち、快適な着心地に仕上げた「エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ」などが展開される。イエローやセージグリーン、淡いテラコッタなどのカラーが揃う。「ラウンドミニショルダーバッグ」新作も“ユニクロ史上最も売れたバッグの”ラウンドミニショルダーバッグから、ひとつひとつ丁寧に手編みした素材の「ラウンドミニクロシェバッグ」がラインナップ。体にフィットするフォルムはそのままに、ビーチなど夏のお出かけに持ちたい見た目へとアップデートした。また「ラウンドミニショルダーバッグ」の新色として、ピンクやブルーもラインナップに加わる。【詳細】ユニクロ 2024年春夏新作コレクション発売時期:2024年2月より順次
2024年02月10日リンシュウ(RYNSHU)の2024-25年秋冬メンズ・ウィメンズコレクションが2024年2月6日(火)、東京・アニヴェルセル 表参道にて発表された。瞳に宿る熱い想い瞳に宿る熱い思いを意味する"Eyes On Fire"をテーマに掲げた今季のリンシュウ。会場には空港のアナウンスや足音が流れ、出発前のターミナルを彷彿とさせる。新たな旅立ちの前の高揚感と勇気、そしてこれからの未来でも持ち続ける情熱を、ブラックとホワイトのモノトーンカラーを基調に、リンシュウ流のシックな世界観で落とし込んだコレクションを展開する。軽やかな黒の装いランウェイは、ベーシックなシャツに艶やかなシルクのロングコートを纏ったファーストルックからスタート。漆黒のダークなカラーリングながら、歩く度にコートが“ふわりと”揺れ、軽やかな雰囲気にまとめている。門出を彩るテーラーリング今季を象徴するのが、“新たな門出にふさわしい”テーラードジャケットの華やかなルックの数々。伝統工芸のように切り取られたレザーライクな素材や、六角形を連ねたジャカードなど、多彩な生地を用いていた。また、白黒の花柄にスパンコールを縫い付けたジャケット、裾の中央に向かって山型にカットされたコート...など、ギミックを効かせたディテールも印象的だ。内に秘めた“RYNSHU”の情熱ブラックのワンカラーで統一されていたコレクションが一転、ランウェイ中盤からホワイトが登場。"RYNSHU"のロゴが立体的に浮かび上がるフクレジャカード生地のテーラードジャケットや、ほどよく体躯に沿うシルエットのパンツ、背面にオーガンザを組み合わせたロングコートが披露された。新たな自分への出発ラストには、妖精のような角の生えたヘッドアクセサリーが目を引くルックがお目見え。アーチ状の曲線にカットされたドレスは、鱗のように縫い付けられたスパンコールがキラキラと輝き、圧倒的な存在感を放っていた。やがて、出発の合図である教会の鐘が鳴り響くとともに、コレクションは幕を閉じた。
2024年02月09日チョコレートブランド「Madame Delluc」は1月15日より、2024年のバレンタインコレクションをマダムドリュック直営店(東京・京都・高崎・大阪)、全国27店舗の百貨店催事およびマダムドリュック オンラインショップにて、数量限定で発売しています。■ショコラやサブレの詰め合わせを天使のパッケージデザインで同コレクションでは、新作フレーバー4種のほかサブレの新作2種が登場。“Mon ange(私の天使)”をテーマに、「ハートを注ぐ天使」「音楽を奏でる天使」「ハートを射止める天使」など、様々な天使の様子をパッケージに表現した、中世ヨーロッパの絵画を彷彿とさせるレトロなデザインが特長の商品となっています。新作ショコラには、はちみつのガナッシュをダークチョコレートでコーティングした「Cupidon(キュピドン)」、プラリネとミルフィーユをホワイトチョコレートでコーティングした「Raphael(ラファエル)」、パッションフルーツキャラメルをミルクチョコレートでコーティングした「Passion(パッション)」、ドライストロベリーが入ったストロベリーフレッシュクリームをルビーチョコレートでコーティングした「Aphrodite(アフロディーテ)」が登場。ショコラの詰め合わせには、6粒入り、8粒入り、10粒入り、16粒入りにて展開。定番のガナッシュ、プラリネ、トリュフ、キャラメルなどもあわせて楽しめるアソートも販売しています。サブレには、ミルクチョコレートチップとホワイトチョコレートチップの2種類入りが登場。10枚入りと24枚入りでの展開です。また、期間中は直営店舗および公式オンラインストアでの5,400円以上の購入で、店舗限定アソートのAttrape-Coeur(アトラップ クール)をデザインしたポーチのプレゼントも用意しています。そのほか、百貨店催事限定でDeclaration(デクリエーション)をデザインした限定TOTEバッグ(税別1,200円)の販売も行います。■商品概要商品名/内容:価格(税別)Serenades(セレナーデ)/ショコラ6粒入り:3,000円Declaration(デクリエーション)/ショコラ8粒入り:4,000円Attrape-coeur(アトラップ クール)/ショコラ10粒入り:5,000円Bouquet d’amour(ブーケ・ダムール)/ショコラ16粒入り:8,000円Muses a croquer(ミュゼ ア クロッカー)/サブレ10枚入り:2,500円Peche gourmand(ペチェ グルマン)/サブレ24枚入り:5,500円(フォルサ)
2024年02月09日フルラは、2024年春夏コレクションを発表しました。また2024年春夏のキャンペーン「イタリアンモーメンツ」も合わせて発表。アメリカ人写真家、ショーン・トーマスが撮影を担当し、テレビシリーズ「マイ・ブリリアント・フレンド」で注目を浴びたイタリア人女優、ガイア・ジラーチェと、ティーン向けドラマ「スカム・イタリア」の役で知られるルドヴィカ・マルティーノが起用されています。Courtesy of FURLAイタリアの自然景観へのオマージュ、その色彩と香り、そして熟練したハンドクラフトの技を再発見し、柔らかなフォルムと幾何学的なシルエット、革新的な構造が絶妙なハーモニーを奏でます。自然から得たインスピレーションが、新しいカラーコンビネーション、アーモンド・ブラウン、ネクター・イエロー、セージ・グリーン、アイビー・グリーン、コーラル・ピンク、ウォーム・ウィート・ベージュが、ブラック、ホワイト、地中海ブルーといったクラシックな色調に散りばめられています。Courtesy of FURLAベルベットのようなイタリア製レザーから、職人技が光るストライプ柄に織られたラフィアに至るまで、素材にも絶え間ない探求が見られます。エレガントな実用性の代名詞であるナチュラルさは、フルラの新しい方向性を発表することを目的とした新たなプロファイル、スタイルの面で探求されています。Courtesy of FURLA2024年春夏コレクションを象徴するのは、新しいホーボーバッグ、フルラ ヌヴォラ。堅苦しさを取り払った自由なバッグです。ソフトレザーを使用し、アイコニックなアーチロゴを幾何学的な球体で表現した、新しいフォルムも特徴です。Courtesy of FURLAその他にも、ラフィア素材を使用したバケツ型バッグのフルラ ジョベや、ボリューミーなソフトウーヴンが特徴的なフルラ ゲルラなど、モダンなサイジングとラインナップで春の新作コレクションに登場します。Courtesy of FURLACourtesy of FURLA@furla#FurlaItalianMomentsお問い合わせ:フルラ カスタマーサポートTEL: 0120-951-673月曜日~金曜日 午前10時~午後6時 (土日、祝祭日、年末年始を除く)
2024年02月08日サンローランは、サンローラン・ヘリテージへのオマージュがテーマとした2024年春コレクションを発表しました。Courtesy of SAINT LAURENT鮮やかな色紙とアースカラー、また流れるようなジャージ、なめらかなサテン、ソフトなモスリン素材など、洗練さとロマンティックなアティチュードを演出し、60年代から90年代までのアーカイブの架け橋となり魅惑的な融合を生み出しています。Courtesy of SAINT LAURENT本コレクションと呼応するかのように、ノンシャランな佇まいが特徴のハンドバッグ「ル・サンカセット(LE 5 À 7)」。本シリーズより「ル・サンカセット スープル」と「ベア」の新作が登場します。Courtesy of SAINT LAURENTディアスキン(鹿革)を採用しており、使い込んでいくうちにレザーの色合いや質感も変化し、その様子を楽しむことができる「ベア」。好みに合わせてインナータイでサイドを折り畳みシェイプを変えることも可能です。新色のライトムスクカラーは、その柔らかな色合いがどんなスタイルにもマッチし、様々な場面で活躍します。Courtesy of SAINT LAURENT「ル・サンカセット スープル」は、ラムスキンレザーをまとった新作がブラックで登場。より柔らかな質感が特徴で、ソリッドなサンローラン・ウーマンの装いに絶妙な調和を生み出します。さらに、カーフレザーを使用したラージサイズに新色のライトムスクカラーが登場。フランス語で“午後5時から7時”を意味する本シリーズは、仕事終わりの女性の充実した時間を表現しています。小脇に抱えられるコンパクトなサイズと、ドキュメントやノートパソコンまで収納可能なラージサイズの2サイズで展開。カラーバリエーションも豊富で、幅広いセレクションから自身の好みに合ったものが選べます。LE 5 À 7 SERIESル・サンカセット シリーズCourtesy of SAINT LAURENT商品名: ベア素材: ディアスキン 100%カラー: ライトムスク (新色) / ブラックサイズ: 50 X 28 X 18 CM金額: 45万6,500円 (税込価格)Courtesy of SAINT LAURENT商品名: ル・サンカセット スープル素材: ラムスキン 100%カラー: ブラックサイズ: 23 X 22 X 8.5 CM金額: 35万2,000円 (税込価格)Courtesy of SAINT LAURENT商品名: ル・サンカセット スープル ラージ素材: カーフレザー100%カラー: ライトムスクサイズ: 30 X 28 X 11 CM金額: 39万500円 (税込価格)#サンローラン #ysl #SaintLaurentお問い合わせ:サンローラン クライアントサービスTEL 0120-95-2746
2024年02月01日バーバリーはダニエル・リーによる2024年オータムコレクションを発表しました。Photo:Jonathan Frantini/Courtesy of Burberryダニエル・リーは2024年秋、バーバリーのビジョンをさらに強化します。アティテュードに基づき、ファブリケーションとディテールによって昇華されたコレクションは、英国文化(原型、イコノグラフィー、人々)に根ざしています。伝統的なアイコンから新しいシグネチャーに至るまで、ハウスコードが再認識されました。落ち着いたクラシックカラーにアースカラーが加わり、バーバリーチェックを新たに表現しています。Photo:Jonathan Frantini/Courtesy of Burberry今回のコレクションではリラックスしたエレガンスを体現。ゆったりとしたプロポーションと軽めの素材は、季節の変わり目のレイヤリングに最適です。トレンチコートはシルクツイルとウールを使用し、ボリュームを出すためにベルトを無くし、長めにカットされ、バーバリーのクラシックなカラーを使ったプロテクションバージョンは、シアリングとテクニカルブレンドで作られています。Photo:Jonathan Frantini/Courtesy of Burberryシアリングのアビエイターコートとジャケットは、スリーブレスやスカーフとしてアレンジが加えられ、航空の伝統を物語っています。シアリングとフェイクファーでトリミングされたレザースタイルは、モータースポーツウエアの歴史からインスピレーションを受けています。原型的なブリティッシュコートとジャケットは、よりフォーマルなシルエットに仕立てられたチェックの新色ウールダッフルコート、機能的なコットン フィールドジャケット、コットンとガーメントダイのキャンバスから作られた丈違いのパーカーなどがそろいます。デニムとウール混チェックのハリントンジャケットはウエストにベルトをあしらっています。Photo:Jonathan Frantini/Courtesy of Burberryウエアはリラックスしていて機能的、かつ保護的なのも特徴。ウールのケープ、ドレス、ヘリンボーンシャツには、モーターコートのアーカイブからインスパイアされたプレススタッズの巻き襟があしらわれています。スリップドレスはボイルウールにウールレースのトリミングが施され、アウターとしても着用することができます。考え抜かれたディテールは、意外性も兼ね備えています。ジップはプリーツスカートの形状を整えたり、ダブルブレストのコートやテーラードジャケットのボタン代わりにもなります。ガーメントダイのコットンを使用したカーゴパンツは、サイドにプレススタッズがあしらわれています。ナイトバッグは、グレインカーフレザーのミニスカートとして再構築されています。Photo:Jonathan Frantini/Courtesy of Burberryコレクションを支えるのは、暖かさと着用感を高めるために起毛加工が施されたウールモヘアのハイネックセーター。ウール製のタッセル付きブランケットスカーフには、「馬上の騎士」デザインとチェックが織り込まれています。郵便ポストやダブルデッカーバスの鳥瞰図など、英国のアイコンを再現したシーズナルのマイクロプリントが特徴です。クレープジャージーとベルベットのラップドレスには、アイレットや花柄のカットアウトが散りばめられています。しわ加工を施したクレープ素材のゆったりとしたドレスには、ぼかした水彩画のようなカモフラージュプリントとクラッシュスタッズのディテールを取り入れています。Photo:Jonathan Frantini/Courtesy of Burberryシューズは、一般的な形状が誇張したプロポーションで表現されています。新しいハイヒールローファーのWedge(ウェッジ)は、モカシン構造とチャンキーなカーブソールを備えています。レザーのBuck(バック)シューズには ラバーソールにダブルモンクストラップをあしらっています。Photo:Jonathan Frantini/Courtesy of Burberry乗馬スタイルにインスパイアされたStirrup(スターラップ)ブーツは、足首や膝上でカットされ、アウトドアの機能性を高めています。バーバリーチェックのサイドパネルを備えたラバー製のBoulder(ボルダー)ブーツ、厚手のスエードを使用したLog(ログ)シューズ、シアリングのラバーソールのSnug(スナッグ)ブーツ、バーバリーチェックのPillow(ピロー)ミュールなどが新しく登場しました。Photo:Jonathan Frantini/Courtesy of BurberryフェイクファーとチェーンでトリミングされたキトゥンヒールのB Minnie(ビーミニー)とストラップデザインのSlinky(スリンキー)サンダルは、ストレッチレザーのオーバーザニー ブーツとしても展開。ナッパレザーを使用したDuck(ダック)パンプス、Chisel(チゼル)ミュールとスリングバックには「B」のメタルトゥキャップがあしらわれ、どちらもスタッズをあしらった花柄のカットアウトが施されています。Photo:Jonathan Frantini/Courtesy of Burberry構造的なShield Case(シールド ケース)バッグがコレクションに新加入。ミニ シールドスリングバッグは両サイドにタッセルが付いたデザインに仕上げました。ナイトバッグは、レザーのトップハンドルが付いたスエード製の新作 ロッキングホース トートとともに再登場しました。そしてレザーのSnip(スニップ)クラッチバッグも新登場、バーバリーのアイコンから着想を得たトレンチトートはレザーとガーメントダイのコットンキャンバスで展開されます。バッグのカラーは、ロッホ、ヘーゼル、シケット、ミリタリーといったアウトドアテイストと、カワセミのような豊かな色合いのポップな雰囲気があります。Photo:Jonathan Frantini/Courtesy of Burberryジュエリーでは、幾何学的なデザインが複雑に絡み合います。Bコレクションは、バーバリーのイニシャルをチェーンリンクさせ、ブレスレットやイヤリングにアレンジしました。シールドコレクションは、スリムなイヤリングと、ストーンをはめ込んだインフィニティ リング、ネックレス、フープイヤリングを新たに展開。ホロウ グラフィックリングとイヤリングは、ダイアモンドシェイプをフィーチャー。アーマー イヤリングは、カーブしたケージ構造の中にパヴェセッティングされた球体が特徴です。Photo:Jonathan Frantini/Courtesy of Burberryお問い合わせ:バーバリー・ジャパンTel. 0066-33-812819
2024年01月29日フェンディ(FENDI)は、2024年1月25日午後2時30分(フランス現地時間)、アーティスティック ディレクター キム・ジョーンズ(Kim Jones)とアクセサリー アーティスティック ディレクター シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)、そしてジュエリー アーティスティック ディレクター デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)によるフェンディ 2024年春夏 クチュールコレクションを発表しました。Courtesy of FENDI「僕は、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が抱いていたフェンディのフューチャリズム(未来主義)について考えていました」とクチュールおよびウィメンズウエアのアーティスティック ディレクターを務めるキム・ジョーンズ(Kim Jones)は語ります。「このコレクションでは、身体、シルエット内のシルエット、人物、そしてクチュールの手仕事が、未来の中心にヒューマニズムを据えています。構造と装飾をテーマとし、この二つの要素は不可分に結びついています。僕は精密さと情緒を同時に表現したいと思いました」Courtesy of FENDI今シーズンのクチュールコレクションでは、詩情と現実との間で交わされる対話が続いています。「コスチューム」を避けて、実用主義を謳う本コレクションは、刺繍職人から仕立て職人、パタンナーからレザー職人、ドレスメーカーからファー職人に至るまで、フェンディ アトリエの卓越した職人技を駆使して、シームレスに実現された合成作品とも言えます。クチュールを身につける人に対するフェンディのアプローチは、その人の人間性を再認識させてあげることです。何故なら彼らは単に「何か」ではなく、「誰か」であるからです。Courtesy of FENDI幾何学のシンプルさからクロコダイルの原始的なチャームに至るまで、「人間のフューチャリズム」がコレクションを貫き、過去の恒常性を結びつけて、現在と未来を作り上げます。このようにして構造は装飾になり、装飾は構造へと変化していくのです。Courtesy of FENDI本コレクションは、箱を意味する新しい「スカトラ(Scatola)」シルエットから始まり、そのシルエットで終わります。フルー(軽く広がったデザイン)の精密な幾何学的なパターンカッティングが、シルクのガザールのようなファブリックで軽さと構造を持つまったく新しいボリュームを生み出します。タイユールは、厳格なカットを通じて女性の体の線に従いながら、伝統的な男性のテーラリング生地であるスーパーキッドモヘアを使用して着用者を人間工学的に包み込みます。最高級カシミアとビクーニャ糸で実現された、リブ編みのドレスは、シルエットに不可欠な「シバリ(Shibari)」結び目のハーネスで優雅に包まれています。しなやかなクロコダイルは、本能的な引き寄せを発揮しながら、衣類とアクセサリーを含むコレクション全体に広がっています。このような異なるアプローチのひとつひとつが、軽さ、しなやかさ、動きやすさなど、まるでダンスを踊るかのように最適化されているのです。Courtesy of FENDI集中的に作られた刺繍の数々において、装飾と構造はコレクションの中で真に絡み合い、ほぼ未来の肌として現れます。最も驚くべきことに、刺繍の中で自然と人工の世界のDNAが接合され、切り刻まれる瞬間が訪れます。例えば、新しい形状のフェザーのようなオールオーバーフリンジの見た目は、まるで新種のファーのように現れます。有機的な形状でありながら、厳格で繊細な手刺繍によって超軽量かつ流動的な輪郭が描かれ着用者とともにしなやかに動きます。Courtesy of FENDI昨シーズンは「クチュールアンサンブル」というアイデアがファインジュエリーにも拡張しましたが、本コレクションにおいてはファインジュエリーが「貴重な実用品」の領域に入って行きました。ジュエリー アーティスティック ディレクター デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)がデザインした高級アイウエア「シンギュラー ビジョン(Singular Vision)」は、顔のスキャンによって計測されたサイズをもとに、その人に合うアイウエアの構造を18Kホワイトゴールドとホワイトダイヤモンドで作られています。これらは、サングラスや眼鏡あるいは装飾品として使えます。Courtesy of FENDIこの「貴重な実用品」の概念は、コレクションのバッグにも拡張されており、一連の特注の「バゲット(Baguette)」バッグが登場します。衣服の素材と響き合うように、アクセサリーおよびメンズウエア部門のアーティスティック ディレクター シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)のアプローチは、ミンク裏地を施したしなやかなクロコダイルから、フリンジや流れるような刺繍まで、ナノからラージサイズに至る「バゲット」バッグを豪華でパーソナルなアイテムとして捉えています。Courtesy of FENDIランウェイには、高度な職人技と貴重な素材を使用した「フェンディ ジェムズ バゲット(FENDI Gems Baguette)」バッグをはじめ、18K ホワイトゴールドのハードウエアとホワイトダイヤモンドのパヴェが散りばめられたバックルとクロコダイルにプラチナ箔が施された「ミニ バゲット(Mini Baguette)」バッグも登場します。Courtesy of FENDIショーのサウンドトラックでは、作曲家マックス・リヒター(Max Richter)による楽曲が使われ、「精密さと情緒」というキム・ジョーンズの思考がその音楽に反映されています。Courtesy of FENDIフェンディ ジャパンTEL. 03 6748 6233URL. www.fendi.com
2024年01月29日