カブクは、同社が運営する3Dプリント技術を使ったものづくりマーケットプレイス「rinkak(リンカク)」にて、3Dプリント造形を活用した賞金総額100万円の「3Dプリントデザインコンテスト」を実施すると発表した。作品の応募締め切りは2015年1月19日 19:00まで。同コンテストは、3Dプリンタを活用した自由度の高いデザインの応募・活用を通じ、デジタルファブリケーションの魅力を広くPRする取り組みの一環として実施する、世界中のクリエイターを対象とした国際コンテスト。応募テーマは「Make WOW!」。規定の3Dデータで作成した、3Dプリントが可能なファッション・インテリア・スマホ・ガジェット・フィギュアなどの分野の作品が応募対象となる。プロフェッショナル・アマチュア、法人、個人、チームを問わず、どの国籍、年齢、職業でも応募が可能。また、最優秀賞(1名)には賞金50万円とrinkak利用権20万円、3Dプリンタが、優秀賞(1名)には賞金20万円とrinkak利用権10万円が贈られる。そのほか、特別企業賞(1名)には「Stratasys Maketbot Replicato」がプレゼントされるという。加えて、参加賞として、応募者全員にrinkakクーポン2,000円分が贈呈される。なお、「rinkak(リンカク)」は、3Dプリンタなどのデジタル製造技術を用いたものづくりマーケットプレイス。ユーザーは同サイトに3Dデータをアップロードすることで、高度な製造設備を用いてプロダクトを製造することができる。受注ごとにオンデマンドで製造するため、クリエイターは在庫を持つことなくひとつからプロダクトを販売可能。素材に関しても、一般的なプラスチックだけでなく、陶器や金属、ラバーまで多様な素材で作品を製造することができるということだ。
2014年11月19日デアゴスティーニ・ジャパンは、毎号付属のパーツを組み立てると、軽量でコンパクトな3Dプリンター「idbox!(アイディー・ボックス)」ができあがる週刊「マイ3Dプリンター」(全55号/価格は創刊号が999円、第2号以降は1,850円(税別))を、来年1月5日に創刊し、全国書店および同社Webページにて発売する。それに際して、3Dプリンタ関連企業などとのコラボレーション展開を発表した。同誌の創刊にあわせて展開されるコラボレーションのひとつ目は、3Dプリントサービスを展開する「DMM.make」が同誌の読者に向けて行う3Dデータの出力のサポート。ふたつ目としては、同誌で使用する3Dモデリングソフトを扱う「オートデスク」の協力により、11月23日~24日に東京ビッグサイトにて開催されるDIYイベント「Maker Faire 2014」の同社ブースにおいて、同誌を集めて組み立てる3Dプリンタ「idbox!」が展示される。さらに3つ目の試みとして、2015年1月7日~1月20日には、日本橋三越本店 本館7階の「Hajimarino Cafe」において、「idbox!」の展示・実演や3Dプリンタ初心者向けのワークショップが開催される予定となっている。なお、週刊「マイ3Dプリンター」は、毎号付属するパーツを組み立てることで、軽量コンパクトな3Dプリンタ「idbox!」が完成するビギナー向けの3Dプリンター専門マガジン。「idbox!」の組み立て方を写真付きで解説する「組み立てガイド」、3Dプリンターの基礎知識などを解説する「ベーシック講座」、3Dプリンタを活用する企業やクリエイターの最先端の作品や技術を紹介する「3Dプリンタの世界」、立体物を出力するために必要な3Dデータの作成方法を学べる「作って学ぶモデリングガイド」の4つの章で構成される、シリーズは全55号で、約1年後に完成する「idbox!」の本体サイズは250(W)× 250(D)×270(H)ミリ、重量が約5kg。組み立てに必要な工具は一般的なドライバーとシリーズで提供されるレンチのみで、はんだ付けは不要とのことだ。同誌の刊行形態は毎週火曜日発売(一部地域を除く)、判型はA4変型判オールカラー(創刊号:23ページ/第2号以降:16ページ)。ちなみに、創刊号~第45号を購入した読者全員に、出力素材フィラメント(2色セット)と3Dプリンター専用シート「ビルドタック」が進呈されるほか、2015年1月9日までに同誌の定期購読を申し込むと、オリジナルQUOカード(500円分)がもらえる「定期購読早期お申し込みプレゼント」が用意されている。詳しくは週刊「マイ3Dプリンター」特設サイトを参照してほしい。
2014年11月19日「B.C.A.D.ウォームクレンジングジェルバーム」12月19日発売2014年11月12日、ユーグレナは化粧品ブランドB.C.A.D.(ビー・シー・エー・ディー)の新商品として「B.C.A.D.ウォームクレンジングジェルバーム」を2014年12月19日から発売する。B.C.A.D.ユーグレナは微細藻類ユーグレナから抽出した加水分解エキス「リジューナ(R)」に肌のターンオーバーを改善する作用があることを発見し、肌のエイジングケア効果(肌にハリとツヤ)がある化粧品ブランドとしてB.C.A.D.を展開。2013年から洗顔料、化粧水、美容液、クリームの販売を開始している。B.C.A.D.ウォームクレンジングジェルバーム加水分解エキス「リジューナ(R)」を配合したクレンジング。肌の上でなじませるとほのかにあたたまり、毛穴の奥のメイクや汚れを包み込んで洗い流す、質感はなめらかなジェル。ほのかにあたたまるのは、水とグリセリンで起こる反応を応用。そのあたたかさが、一時的に毛穴を開いて、毛穴の奥につまったメイクや皮脂・汗などの汚れを包み込んで落とす。イソノナン酸イソノニル、トリエチルヘキサノイン、パルミチン酸エチルヘキシルとグリセリンが複合的に、汚れの種類に応じてそれぞれに働く「ターゲットクレンジング処方」を採用。肌を整える加水分解ユーグレナエキス、加水分解ローヤルゼリータンパクと保湿成分であるスクワランなどのスキンケア成分を配合。メイクオフ後のお肌を整え、保湿を行う。商品詳細内容量は120ml、価格は3,300円(税抜き)、販売は全国の百貨店、美容サロン、バラエティショップ、また公式サイト。(画像はプレスリリースより)【参考】・ユーグレナプレスリリース
2014年11月16日カブクとStudio仕組は、刀職人が手がけた刀と、3Dプリンタを活用した鞘をアート作品として販売する。発売日は11月16日。価格は発売日をもって発表。このたび販売されるのは、3Dプリンタで出力された鞘「SUMISAYA」と、刀職人が制作した日本刀のセット。400年以上の伝統を受け継ぐ刀職人が生み出した「刃紋の奥ゆかしさ」と「刃断面の緊張感」に着目し、刃紋の波と調和するような刃断面のシルエットを、3Dプリンタを使って造形した。通常であれば鞘に収めると隠れてしまう刃の美しさを、透明な素材を用いることであらわにし、その魅力を前面に映し出すことを目標としてデザインを施したという。また、鞘の3Dデータは、3Dプリンタなどのデジタル製造技術を用いたものづくりマーケットプレイス「rinkak」にて無償でダウンロード可能。そのほか、11月16日の1日限定で、東京都・表参道のBA-TSU ART GALLERYにて展示・発表されるとのことだ。
2014年11月13日アビーとNECフィールディングは12日、アビーが提供する光造形方式3Dプリンタ「SCOOVO MAシリーズ」の年間保守契約プログラム「SCOOVO Maintenance Plus.」(SMP)にて、出張保守業務を提供すると発表した。3Dプリンタの保守体制の強化を目指すアビーと保守事業の強化を進めているNECフィールディングのニーズが合致。両社は、今回の出張保守提携により、ユーザーが首都圏や近畿圏といった大都市圏以外でも安心して製品を利用できるとする。具体的な内容としては、全国に約400カ所のサービス拠点、約3,800名のエンジニアを有するNECフィールディングが、アビーの光造形方式3Dプリンタ「SCOOVO MAシリーズ」の年間保守プログラム「SMP」のオンサイトプランにて、障害が発生した際に現地に出張し、修理作業を提供する。今後は全国約90拠点を擁するダイワボウ情報システムを中心に、「SCOOV MAシリーズ」および年間保守プログラム「SMP」を販売していく。
2014年11月12日ボンサイラボは11日、超小型3Dプリンタ「BS01」ユーザーの声を反映し、の基本性能を向上させた新バージョン「BS01+(プラス)」を発売した。カラーバリエーションは全8色。価格は従来モデルから据え置きの8万9,800円。このたび発売された「BS01+」の従来モデルである「BS01」(通称:BONSAI Mini)は、クラウドファンディング方式で資金調達に成功し、開発・販売に至った低価格・超小型の日本製3Dプリンタ。新バージョン「BS01+」では、ABSモデル、PLAモデルともにアルミテーブル仕様に変更し、従来以上の安定した造形品質が確保されたという。また、主要部分のパーツに金属製にしたことでテーブルベースが安定。これにより水平を調整するポイントが3点に減り、クリアランス調整が容易になったのに加え、本体の軽量化を実現したということだ。さらに、材料を押し出すフィーダーの設計変更によってテンション圧を6段階に切り替え可能となり、Polymakr Poly Flexのような柔らかい素材をはじめ、ペットボトルなどで使われている100%リサイクルのPETフィラメントなどにも対応したということだ。なお、ボディーカラーは、新たに「パーシモンオレンジ」、「インディゴブルー」、「コバルトグリーン」の3色が仲間入りし、従来の「オフホワイト」、「フレッシュベリー」、「アクアブルー」、「アップルグリーン」、「ウォームグレー」の5色と合わせて、カラーバリエーションは全8色となった。
2014年11月11日ボンサイラボは11月11日、小型3Dプリンタ「BS01」の基本性能を向上させた「BS01+」を発売した。価格は「BS01」と同じく、8万9800円(税込)。今回、ABSモデル・PLAモデルともにアルミテーブル仕様に変更し、造形品質の安定性向上を図った。主要な部分に金属製のパーツを採用し、テーブルベースが安定したことで水平を調整するポイントが3点に減少。クリアランス調整が容易になり、本体の軽量化も実現した。さらに、新設計のフィーダーを採用し、テンション圧を6段階で変更することができるようになった。これにより「Polymakr Poly Flex」のような柔らかい素材をはじめ、ペットボトルなどで使われている100%リサイクルのPETフィラメントなどにも対応可能となった。また、ボディーカラーにも新たにパーシモンオレンジ、インディゴブルー、コバルトグリーンの3色が追加され、全8色へカラーバリエーションが広がった。なお、経済産業省がFFF(熱溶融積層)方式の製品には「特定電気用品以外の電気用品」としてPSEマークの表示を求める方針を固めたことから、同社では11月20日の出荷分より全ての「BS01」にPSEマークを表示して出荷するという。
2014年11月11日マイナビは11月14日(金)、書籍「Shade 3D+3Dプリンター 実践活用ブック」の出版を記念したセミナー「3DCGと3Dプリンターの最新潮流を知る」を開催する。受講費は書籍付きが税込3500円、受講のみが税込2000円。受講者には3Dプリンタ造形品用研磨フィルム「TuneD3」がプレゼントされる。同セミナーで講師を務めるのは、3DCGのプロ集団「id.arts」設立者で「Shade 3D+3Dプリンター 実践活用ブック」の著者でもある米谷芳彦氏、統合型3D作成ソフト「Shade 3D」を提供するShade3D、3Dプリンタメーカーのローランド ディー.ジー.。内容は、3DCGのパートと3Dプリンタのパートで構成される。3DCGのパートでは、Shade3Dと米谷氏が、「Shade 3D ver.15」(11月28日発売)のデモを交えながら、3Dプリンタで出力するためのデータ制作の流れやコツを紹介。また、3Dプリンタのパートは米谷氏とローランド ディー.ジー.によるトークセッションで、3Dプリンタの現在のトレンドなどが語られる。さらに、会場には米谷氏の3Dプリント作品や、ローランド ディー.ジー.の最新3Dプリンタ「monoFab ARM-10」、3D切削加工機「monoFab SRM-20」も展示される予定。モノづくりの新しい流れとして注目されている3Dプリント技術について、技術を提供する側・技術を利用する側両方のプロから、テクニックや最新動向を聴くことのできる貴重な機会となっている。なお、同セミナーへの参加は事前申し込みが必要。申込みはセミナー概要ページから行える。セミナーの詳細は以下の通り。開催日程 : 2014年11月14日(金)19:10(開場 18:30)~21:00定員 : 80名申込締切日 : 11月13日(木) 0:00受講費 : 書籍「Shade 3D+3Dプリンター 実践活用ブック」付き 3500円(税込)/受講のみ 2000円(税込)受講特典 : 3Dプリンタ造形品用研磨フィルム「TuneD3」(Mipox提供)開催開場 : マイナビ本社 マイナビルーム2F-S主催 : マイナビ協力 : 株式会社Shade3D、ローランド ディー.ジー.株式会社、Mipox株式会社(マイポックス株式会社)
2014年11月10日2014年4月~6月までTV放映されたCGアニメーション作品『シドニアの騎士』を製作したポリゴン・ピクチュアズは、アニメで実際に使用されていた3Dモデルを購入することができるTVアニメ公式3D素材販売サイト「シドニア堂」を11月5日~2015年10月30日までの期間限定でオープンした「シドニア堂」では、谷風長道、星白閑、科戸瀬イザナ、岐神海苔夫、仄姉妹といったキャラクターはもちろん、大型兵器「衛人」(もりと)各機や異生物ガウナ、「継衛」「一八式」「播種船シドニア」といったメカニックや武器・小道具」など、作品に登場する3Dモデルを世界中のファンアート制作者に向けて販売している。公式の3Dモデルを直接販売するのは、世界でも初の試みとなる。本ショップは、2015年10月30日までの期間限定オープンとなり、現在お試しとして「星白閑 制服バージョン(訓練生)」「谷風長道 制服バージョン(訓練生)」「科戸瀬イザナ 制服バージョン(訓練生)」の3Dモデルが無料でダウンロード可能。また、現在制作中のアニメ続編『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の3Dモデルなどのアイテムも順次追加されていく予定だという。『シドニアの騎士』は、漫画誌『月刊アフタヌーン』(講談社刊)にて連載されている弐瓶勉氏によるコミックで、対話不能の異生物・奇居子(ガウナ)と戦う人類の姿を描いた正道ロボットSF作品。2014年4月~6月にTVアニメーションとして放映され、世界50カ国以で放送・配信されている。また、第2期となるアニメの続編『シドニアの騎士 第九惑星戦役』が現在製作中。(C)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局
2014年11月07日日本ギガバイトはこのほど、同社製マザーボード「GA-H97-D3H」もしくは「GA-H97-HD3」の購入で、QUOカードをプレゼントする「Ultra Durable ゴールドラッシュキャンペーン」の開催した。キャンペーン期間は2014年11月30日まで。国内正規代理店 保証シールが貼られた「GA-H97-D3H」「GA-H97-HD3」が対象で、製品を購入後、日本ギガバイトのWebサイトに設置された応募フォームに、購入時のレシート、もしくは購入した店舗名や購入日、購入した製品名が分かる画像を用意し、必要事項を入力して応募となる。「GA-H97-D3H」の購入者には1,000円分、「GA-H97-HD3」の購入者には500円分のQUOカードをプレゼントする。このほか、キャンペーンの詳細については日本ギガバイトのWebサイトを参照してほしい。
2014年11月06日ビジュアル・コミュニケーション事業を展開するアマナは、TVアニメ「シドニアの騎士」の公式3D素材販売サイト「シドニア堂」を開設した。同サイトは1年間の期間限定オープンで、公開期間は2015年10月30日までを予定。「シドニア堂」では、今年4月から6月まで放送されたTVアニメ「シドニアの騎士」の制作で実際に使用された3Dモデルを、国内外のファンやクリエイターが直接ダウンロード購入することが可能となっている。同作品に登場する主要キャラクターをはじめ、衛人(もりと)各機やガウナ、武器や小道具などさまざまなコンテンツが販売されており、購入前に「無料お試しモデル」をダウンロードして、各ユーザーが所有する3DCGソフトでの動作確認が行える仕組みだ。また、同社は写真やイラスト、動画、3Dモデリング素材、フォント、サウンドなど、約2,500万点ものクリエイティブ素材を扱うストックコンテンツ販売サイト「amanaimages.com(アマナイメージズドットコム)」を運営しており、その実績や運営ノウハウを生かしてTVアニメ公式3D素材を販売するという。なお、TVアニメ公式3D素材は、「シドニアの騎士」の3Dアニメーション製作を手がけるポリゴン・ピクチュアズ(アマナのグループ会社)から提供を受けるとのことだ。
2014年11月06日Texas Instruments(TI) DLP Productsは11月4日、3Dプリンタや3Dマシンビジョン、リソグラフィなどのアプリケーション向けに高解像度DLPチップセット「DLP9000/6500」2品種を発表した。同チップセットは、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)で構成され、コントローラ「DLPC900」でプログラムでき、従来品と比較して、より高解像度のイメージング、拡張された波長領域のサポート、より速いパターンレートを提供する。具体的には、最速9500Hzまでプログラム可能なパターンレートが素早い3D計測や製品の製造を実現する。さらに、400nm~700nmの波長に最適化されており、広く供給されている3Dプリンタ向け樹脂や、リソグラフィ向けレジストに対応する。そして、2品種のうち、「DLP9000」は400万(2560×1600)画素に対応し、同社のDLPラインアップの中で、最高の解像度を有する。これにより、3Dプリンタにおいて、より大きく、より高解像度な物体の製作や、より長い投射距離でのスキャニングが可能になるという。また、低価格重視のアプリケーション向けには「DLP6500」がラインナップされており、最大200万(1920×1080、1080p)画素に対応している。この他、評価モジュール(EVM)「DLP LightCrafter 9000/6500」を使うことで、 各チップセットを迅速に評価でき、製品開発サイクルを短縮できるとしている。なお、パッケージは「DLP9000」が355ピン気密封止FLS、「DLP6500」が350ピンセラミックFYE、もしくは203ピン気密封止FLQ、コントローラ「DLPC900」が516ピンBGA。すでに量産出荷を開始している。また、EVM「DLP LightCrafter 9000/6500」も供給を開始している。
2014年11月05日3Dプリンタはどこで最も力を発揮するか。それはものづくりの現場だ。近年の技術的進歩によって、ラピッド・プロトタイピング(迅速な試作品づくり)にだけでなくDDM(Direct Digital Manufacturing=3Dプリンタで最終製品を製作すること)も可能になったことで、治具(部品や工具の位置合わせなどに使う器具)や試作品の製作期間を著しく短縮し、生産・開発の効率を向上させることができるようになった。日本のメーカーでも工場に導入するケースが増えてきており、産業界における存在感はますます高まっている。そのような状況の中、大手3Dプリンタ・メーカーであるストラタシスの日本販売代理店であるアルテックが、10月よりタイでの3Dプリンタ販売を開始すると発表した。タイ進出の狙いや取り組み、今後の展望について同社 取締役 執行役員 陶山秀彦氏に話を聞いた。○タイに眠る3Dプリンタ需要数年前に顕在化したチャイナリスクによって、日系企業が中国から東南アジア、中でもタイへ製造拠点を続々と移転している。陶山氏によれば現在その数は約9000社に上り、その中で製造業は約2500社を占めるとのこと。陶山氏は「タイでは日系メーカーの工場の周りに下請けの工場があり、城下町を形成しています」と語る。工場がそれだけあれば、当然3Dプリンタのニーズもあるはず。しかし、タイでは販売代理店が1社しかなかったことから、あまり普及しておらず、「われわれに声がかかった」という。○高いノウハウを持つ主力社員を派遣 - 日本と同じレベルのサポートを提供同社は2002年にバンコクに現地法人を設立し、事業を展開してきた。同国での事業は好調とのことで、陶山氏は3Dプリンタ販売事業にも自信を見せる。「我々は、産業機械の専門商社として、ものづくりの現場におけるニーズを熟知しています。開発段階の試作品づくりだけでなく、製造ライン上でも3DプリンタによるDDMのニーズは必ず存在する。例えば、治具のように多品種・小ロットなものの場合、アルミの削り出しで作ると少なくとも数十万円はかかってしまうが、3Dプリンタで出力すればそれを数万円に抑えることができる。実際に使うことのできる治具や工具が、今までよりはるかに低コストかつ短期間で製作できるようになるのです」かねてから3Dプリンタ事業の海外展開を検討していた同社にとって、今回のタイ進出は重要な契機という認識を示しており、主力社員をタイに送り込むことで、その本気度を内外に示す。具体的には3Dプリンタ事業の豊富な経験と実績を持つ トップセールススタッフに加え、ストラタシスよりトレーニングを受けたエンジニアを併せて派遣する。同社が本気で海外展開を行っていく姿勢の表れであり、「お客様に安心してご利用いただくために、日本と同じレベルのサポートを提供していく」ための決断だ。○万全の体制づくり、現地にショールームもオープンアルテックでは、当面は国内のクライアントでタイに進出しているメーカーに対する営業活動をベースとして、現地のメーカーをはじめ、日系以外の顧客獲得も目指していく。主力社員を派遣し、日本のスタッフと連携をしながら高いサービスクオリティを保つと同時に、タイ人スタッフの雇用も並行して進めているという。また、現地のソフトウェア販売代理店と提携して販売チャネルのさらなる強化・拡大を図るなど、販売・サポートの基盤作りに余念はない。10月には営業所を兼ねた3Dプリンタのショールームも開設。FDM方式の機種ではuPrint SE Plus、Polyjet方式の機種ではObjet30pro、Objet EDEN260VそしてObjet 500 CONNEXの5機種が展示される。先日発表されたばかりのFortus450も11月末には展示される予定となっており、今後、現地のニーズに応じた最新機種を常に揃えた状態を目指すという。陶山氏は、「1年目は基盤づくりです。年間20台の販売、売り上げ1億円を見込んでおり、3年目には年間売り上げ3億円を達成したい」と具体的な目標を明かす。○東南アジア各国への展開、DDMを活かしたサービスビューローも視野に冒頭で述べたように、技術の進歩、特に素材の進化によってDDMが実現したことで、3Dプリンタの可能性はまた一段と広がった。「これからどんどん最終製品に使える素材は増えていく。日本で設計した製品データを、タイやインドネシアの工場へ送って、向こうで出力するようになる」と陶山氏は確信している。物流がなくなり、データのやり取りだけで製品の開発・製造が行われるようになるのだ。そうなると3Dプリンタ自体の需要はもちろん、設計までは自分たちで行い、出力は外注するといったニーズが発生する。同社はそうしたニーズに応えるサービスビューロー事業も視野にいれており、現地に実機を運び込んだという意味で、バンコクに新しくショールームをオープンしたことはその布石ともいえる。「最終的には機械販売だけでなく、DDMを含めたトータルなサービスを提供していきたい」というビジョンの実現に向けて、タイへの進出はその足がかりとなる。ゆくゆくは、すでに営業所のあるインドネシアをはじめ、ベトナムなど、東南アジア各国へ3Dプリンタ販売事業を広げていくことも検討しているという。ニーズの多様化、開発・製造のボーダレス化など、3Dプリンタを中心にものづくりの現場で起こっているさまざまな変化に対して、アルテックがどのような策を打ち出していくのか、これからも注目していきたい。
2014年11月05日大判インクジェットプリンタの製造・販売を手掛ける武藤工業は、米3Dシステムズのプロダクション3Dプリンタシリーズの受注を11月4日より開始したと発表した。今回受注を開始したのは、金属パウダーをレーザービームによって一層ずつ焼結して金属パーツを造形するダイレクトメタル方式の「ProX200」および、耐久性の高いプラスチックやゴム素材を使い分けることで熱可塑性パーツを造形できる「粉末焼結(SLS)」方式の「ProX500」の2機種。共に出力したマテリアルをそのまま製品として利用できる性能をもち、航空宇宙や医療、電子機器や自動車のプロトタイプなどで活用されているという。価格は「ProX200」が5980万円、「ProX500」が4090万円となっており、同社ショールームで両機を展示し、デモンストレーションを行うとのこと。
2014年11月04日Taodyneは「Tao3D - A language for dynamic 3D animations」において、リアルタイム3Dアニメーションの制作を目的としたプログラミング言語「Tao3D」をオープンソースソフトウェアとして公開した。Windows版、Mac OS X版、Linux版が提供されている。採用されているライセンスはGNU General Public License version 3.0 (GPLv3)。Tao3Dで提供される主な機能は次のとおり。複雑なアニメーションであっても60FPSで表示する能力2Dおよび3DのレンダリングOBJや3DSなど複数のフォーマットに対応VLCをベースとした統合されたオーディオおよびムービー機能CSVフォーマットによるデータファイルのリアルタイムアップデート機能HTTP経由でデータの取得が直接可能「Tao3D」にはVLCのほかNodeJS、CryptPP、GLV-Libなどが含まれている。現在提供されているバージョンは2.0系で、コーディングしながら結果がリアルタイムに反映されるなど、3Dアニメーションをシームレスに開発できる仕組みになっている。
2014年11月04日エプソンは2014年11月1日から11月9日まで、大画面で3D映画やゲームを体験できるイベント「3Dホームシアタープロジェクター体感イベント」を開催する。会場は東京都・墨田区の東京ソラマチ「スペース634」。入場は無料だ。本イベントは、3Dホームシアタープロジェクターの迫力ある映像を体験できるイベント。150型の大画面にプロジェクター「EH-TW6600W」で3D映像を映し出す「迫力の3D映像体験コーナー」、6畳程度のスペースで実現可能な100型のリビングシアターにプロジェクター「EH-TW5200」で映像を映す「リビングシアターコーナー」、ゲーム機「Xbox One」を大画面で楽しめる「大画面ゲーム体験コーナー」、メガネ型デバイス「MOVERIO」を装着できる「スマートグラス体験コーナー」などを用意する。実施期間は2014年11月1日から11月9日。開催時間は平日が12:00から20:00、土日祝日が10:00から20:00まで。6歳未満の3D映像視聴は不可。
2014年10月30日ハウステンボスは、大阪城に3Dプロジェクションマッピングを行うイベント「大阪城3Dマッピング スーパーイルミネーション」を開催する。開催期間は12月13日~2015年3月1日。営業時間は17:30~22:30(12月20日~12月25日は23:00まで/2015年1月13日以降は18:00~22:30)。会場は大阪城 西の丸庭園および天守閣。入場料は大人(中学生以上)が1,700円、小人(4歳以上~小学生)が1,000円(12月13日~1月4日および土日祝は割増料金/優先入場可能なプレミアムチケットあり)。この企画は同社と大阪観光局が2013年より連動展開させたもので、今年で2度目の開催。ハウステンボスが同社テーマパークで行う大規模なイルミネーションイベント「光の王国」の技術を生かし、光を用いた演出を実施する。今回2度目の開催にあたって、3Dプロジェクションマッピングの映像を新装。原則30分のサイクルで、大阪城を舞台に上映を行う。また、3Dプロジェクションマッピングのほか、「日本最大級の新イルミオブジェ」が登場するとのこと。さらに、一面に青い光が広がる「光のビックブルー」と光と音楽のショー「ジュエルイルミネーションショー」も展開するなど、全部で4つの見どころを設けるとのことだ。
2014年10月30日XYZプリンティングは、世界初となる3Dスキャナ機能を搭載した3Dプリンタ複合機「ダヴィンチ 1.0 AiO」を販売すると発表した。販売開始は11月中旬を予定。販売経路は全国の家電量販店やネットショップ、同社Webサイト。価格は11万9,800円。「ダヴィンチ 1.0 AiO」は、3Dプリンタと3Dスキャナが一体化した、世界初となる3Dプリンタ複合機。スキャナ機能が搭載されたことで、3Dデータを作成するモデリング技術がなくても、自宅で簡単にお気に入りの小物などを手軽に"3Dコピー"することが可能となっている。スキャンしたい物を筐体内のターンテーブルに置いてスキャンすると、左斜め上と右斜め下に配置された2方向からのセンサーによって、5分弱という短時間でスキャンが行われ、そのスキャンデータがパソコンに出力されるという。また、同製品向けに新たに開発されたPC向けアプリケーション「XYZscan」を使って、スキャンデータのサイズを変更したり、表面の滑らかさを調整できるという。3D形状を表現するファイルフォーマットのひとつである「STL」ファイルとしても保存でき、同型式のファイルに対応した編集ソフトを使って編集することも可能だ。そのほか、フィラメントはABS樹脂およびPLA(ポリ乳酸)樹脂の両方に対応。ABS樹脂フィラメントは従来の13色に加え、新色として「ゴールド」、「蛍光マゼンタ」の2色が販売されるほか、同製品から対応したPLA樹脂フィラメントとして「クリア」、「ホワイト」、「ブラック」、「ブルー」、「レッド」の5色が、同じく11月中旬より順次販売を開始されるとのことだ。価格はABS樹脂、PLA樹脂ともに各色3,280円。なお、同製品の本体サイズは468mm(幅)×510mm(高さ)×558mm(奥行)、重量は約23.0kg(本体のみ)。印刷方式はFFF/熱溶解フィラメント製法。プリントヘッドはシングルへッドで、ノズル直径は0.4mm。プリントスピードは60、90、120mm/秒。積層ピッチは0.1mm / 0.2mm / 0.3mm / 0.4mm。対応ファイルはSTL、das、XYZフォーマット。最大出力サイズは200mm(幅)×200mm(高さ)×190mm(奥行)。スキャナは200万画素カメラ+レーザーダイオード。スキャンサイズは150(直径)×150mm(高さ)、精度は0.2mm(200μm)。スキャン速度は平均4.8 分(288秒)。インタフェースはUSB 2.0。対応OSはWindows 7以降、OS X 10.8以降。
2014年10月30日XYZプリンティングは10月29日、パーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズの新製品となる「ダヴィンチ 1.0 AiO」を発表した。「ダヴィンチ 1.0 AiO」は、スキャナ機能を搭載した3Dプリンタ複合機。筐体内の専用ターンテーブルに対象物を置いてスキャンすることができる。スキャン用センサを2つ配置することによってスキャン時間の短縮が図られているほか、より遮光性の高い材質を選定し、従来製品から筐体色を変更するなど、精度を高めるための工夫もなされている。また、フィラメントは従来のAVS樹脂に加えてPLA樹脂にも対応した。本体サイズは468(幅)×510(高さ)×558(奥行)mmで、最大出力サイズは200(幅)×200(高さ)×190mm(奥行)。価格は11万9800円で、家電量販店やネットショップ、同社のWebサイトなどで11月中旬より販売を開始する。
2014年10月30日XYZプリンティングジャパンは29日、家庭向け3Dプリンタとして初めてスキャナ機能を搭載した「ダヴィンチ 1.0 AiO」を発表した。同社は同日発表会を開催し、XYZprinting会長兼XYZプリンティングジャパン代表取締役の沈軾栄氏、XYZプリンティングジャパンゼネラルマネージャーの吉井宏之氏が、製品の概要や特徴を紹介した。「ダヴィンチ 1.0 AiO」は、家庭向け初の3Dスキャナ搭載「オールインワン3Dプリンタ」。本体内部に2基のスキャンユニットを備え、直径15cm、高さ15cm以内の対象物をスキャンできる。データはPCに出力され、専用のドライバソフトウェア「XYZscan」で調整後、印刷ボタンをクリックすると、3Dプリントが行われる仕組み。XYZscanでは読み込めなかった影の部分などを補正する自動補修機能、サイズや表面の滑らかさを調節できるパラメータ機能などを備える。本体サイズはW468×D558×H510cm、重量は23kg。発売時期は11月中旬。価格は税込119,800円。家電量販店やオンライン販売サイトなどで発売予定。2014年9月にドイツ・ベルリンで開催された国際家電製品展「IFA 2014」で展示されたモデルとなる。製品詳細はニュース記事に詳しい。■ニュース記事XYZプリンティング、スキャナ内蔵の3Dプリンタ複合機「ダヴィンチ 1.0 AiO」○3Dプリンタで「5つのチャレンジ」をXYZprinting会長兼XYZプリンティングジャパン代表取締役の沈軾栄氏は、「今回紹介する製品はオールインワンの3Dプリンタだが、5年後、10年後を踏まえると世界初の3Dプリンタとなる」とコメント。沈軾栄氏は、今後3Dプリンタが発展するにともない、「5つのチャレンジ」があるという。1つ目は3Dモデリングデータの普及。現状、ほとんどのユーザーが自分で3Dモデリングができない中、方法としてはネット上からデータをダウンロードする方法と、今回発表されたように、自分でスキャンする方法があるとする。その中で「ダヴィンチ 1.0 AiO」で対象物をスキャンするには「物を中に入れてスキャンするだけ。非常に簡単。82歳の母に使い方を教えたい」と、モデリングの手軽さを強調した。2つ目は材料。今後は金属材料のほか、柔らかいもの、固いものを融合したような素材も出てくると話し、2015年1月に開催予定のCESにおける新素材の発表も示唆した。今回の「ダヴィンチ 1.0 AiO」では、シリーズ初となるPLA素材に対応し、ABS樹脂とPLAの2種類の素材が利用できるようになった。なお、残りの3つは「フルカラー印刷」、「品質」、基板などにプリントできる「電子材料」とのこと。氏は今後の3Dプリンタ市場について「今の時代は家の中でもロボットが出始めている。家庭や事務所に3Dプリンタが置かれる時代がきっとやってくる」と締めくくった。○「3Dモデリングができない人でも手軽に使える」 - 吉井氏XYZプリンティングジャパンゼネラルマネージャーの吉井宏之氏は、「ダヴィンチ 1.0 AiO」の特徴を紹介。ターゲットは一般家庭だが、今後法人営業にも力を入れるという。目標販売台数は、「ダヴィンチ」シリーズ全体で、今後1年間で数千台。吉井氏は大きな特徴として、「知識がない人でもスキャン機能により、手軽に3Dプリントできる」ことを挙げ、スキャン内蔵の優位性をアピールした。「ダヴィンチ 1.0 AiO」は、内部に200万画素カメラ・キャリブレーション用ライト・赤色レーザーダイオードを一体化したユニットを2基備え、ターンテーブルに載せた対象物を回転させてスキャンする。スキャンにかかる時間は約288秒(約5分)。スキャン精度は0.2mmで、プリンタ機能は従来と同等で、デザインも踏襲するが、側面にはスキャン精度の向上のため、外部光を遮るダークブルーを新たに採用する。また、PLA素材のシリーズ初対応にも触れ、合わせてABS新色も発売も明かした。ABS新色はゴールド、蛍光マゼンダ。発売日は11月中旬で、価格は3,280円。
2014年10月29日XYZプリンティングジャパンは29日、個人・家庭向けの3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズの新製品「ダヴィンチ 1.0 AiO」を発表した。3Dプリンタ本体に3Dスキャナを内蔵し、対象物のスキャンからPC経由でのデータ生成、3D出力までが行える「3Dプリンタ複合機」をうたう。発売時期は11月中旬。価格は税込119,800円。販路は家電量販店やオンライン販売サイトなど。2014年9月にドイツ・ベルリンで開催された国際家電製品展「IFA 2014」で展示された新製品。きょう体は、従来の「ダヴィンチ」シリーズ共通のデザインとなるボックス型を採用。側面は従来グレー色のパネルだったが、スキャン精度の向上のため、外部光を遮るダークブルーを採用する。内部に200万画素カメラ・キャリブレーション用ライト・レーザーダイオードを一体化したユニットを2基備え、対象物を1回転させてスキャンする。スキャンにかかる時間は約5分。スキャン精度は0.2mmで、スキャンサイズは最大15×15cm。スキャンに適する素材は石膏像など白色の物体や丸みのある物体など。適さない素材は光沢素材のもの、黒色など色がくらいもの、角や足など影ができやすいもの、空洞のあるものなど。スキャンデータの編集は、独自ソフトウェア「XYZscan」を使いPCで行う。XYZscanでは、スキャン対象物に合わせ、物体の色や明度、滑らかさなどをパラメータで調節可能。サポートするデータ形式は独自の.das、.stl。プリンタ部の主な仕様は、印刷方式が熱溶解樹脂積層(FFF:Fused Filament Fabrication)方式、最大出力サイズがW190×D200×H200mm、解像度が100~400ミクロン、プリントヘッド数がシングル、ノズル直径が0.4mm。本体表示は日本語(カタカナ)。PCとの接続はUSB 2.0で、対応OSがはWindows 7以降、OS X 10.8以降。プリント用ソフトウェア「XYZware」のサポートデータ形式はデータはデータは.das、.stl、XYZフォーマット。
2014年10月29日イーフロンティアは、国産3DCG作成ソフトウェア「Shade 3D」シリーズの最新版「Shade 3D ver.15」シリーズを発表した。発売日は11月28日。価格は、「Shade 3D Basic ver.15」が税抜9,800円、「Shade 3D Standard ver.15」が税抜4万円、「Shade 3D Professional ver.15」が税抜8万円。最新バージョンでは、3Dプリントに適した3Dモデルを作成するための「3Dプリントアシスタント」が大幅に強化された。「自動修正」を強化するためのモデリング新機能「ラッピング」も組み込まれており、3Dプリンタが処理できない部分の検出から修正までを、よりスムーズに行えるようになったという。また、3Dスキャナとも相性が良いモデリング機能、ポリゴンリダクションも搭載。さらに、レンダリング速度も5%から10%程度向上した。なお、ユーザーインタフェースの4Kモニタ対応や、Dropboxと連携した3Dデータ管理なども新たにサポートする。なお、上述のソフト単体のほか、「Shade 3D Basic ver.15 ガイドブック付き」(税抜1万1,800円)、「Shade 3D Standard ver.15 アカデミック」(税抜2万円)、「Shade 3D Professional ver.15 アカデミック」(税抜4万円)といった、ガイド本のセットや学割製品も用意される。
2014年10月28日ニコンは10月23日、高精度非接触センサ3D計測システム「HN-C3030」を発表した。2015年5月上旬より発売する予定。同製品は、高速デジタル変換処理により、毎秒約12万点の高スピードで表面点群のデータを取得する。また、非接触式3次元測定機として世界最高の最大許容球間測定誤差ES, MPE 5μmの高い精度で計測できる。例えば、直径約250mmの自動車用歯車の全歯面形状検査を約5分で完了できるといった、高いスループットを備えている。さらに、測定方向の自由度を高めた新開発のチルトヘッド方式のセンサを採用。レーザスキャナの作動距離が98.6mmと大きく、凹凸のある被検物の測定も可能な他、最大30kgの被検物まで測定できる。そして、オプションとして、測定ティーチングファイルの作成や、歯車を簡単に解析できる、多様なアプリケーションソフトウェアが用意されている。この他、装置チャンバ内の温度を一定に保つ温調装置(別売)を接続することにより、生産ラインなど、より現場に近い場所や恒温測定室外での使用もできる。
2014年10月24日●家電感覚で手軽に使えるコンパクトな3Dプリンタ登場!もともとは、業務用の"試作用機器"として存在した3Dプリンタ。しかしここ数年で、コンシューマー向けの小型で手軽なモデルが一気に普及し始めている。今回、株式会社ストラタシス・ジャパンから発売されている、MakerBot製品の「MakerBot Replicator Mini(メーカーボット レプリケーター ミニ)」をお借りすることができたので、実際に筆者が自宅で使ってみたレビューを、お届けしたいと思う。○信頼性・手軽さ・デザイン性、すべてを兼ね備えた「MakerBot Replicator Mini」「MakerBot Replicator Mini」は、世界で7万台以上の販売実績を誇る、コンシューマー3DプリンタのパイオニアであるMakerBot社が、今年リリースしたデスクトップ3Dプリンタである。同社が扱う3Dプリンタの中では最も小型で、手軽さを前面に打ち出している製品だ。その手軽さは、付属のクイックスタートガイドに従って作業を進めるだけで感じられた。"箱から出す"といったアクションまで含め、たったの14ステップでプリント可能な状態にたどりついてしまったのだ。その間、細かい調整やセッティングのたぐいは一切なし。気をつかったといえるのは、造形物をプリントするビルドプレートにシートを貼るときくらい。誰しもシールを貼るときは、まっすぐ貼ることができるか、ちょっとは気をつかうだろう。それくらいの気づかいでOKなのだ。フィラメントが溶かされ、精密に制御されながら3Dモデルをプリントする。最も大事な場所であるはずのエクストルーダー部分ですら、パチンとはめ合わせるだけ。強力なマグネットが仕込まれているおかげで、しっかりと位置決めが行われる。3Dプリンタは「精密機械」という先入観を打ち崩す、生活家電に近い気安さだ。まるで生活家電のような、たたずまいにも注目だ。リビングに置いても違和感がない黒を基調としたボックス形の筐体デザインは、工作機械然とした雰囲気がほとんどないのだ。●3Dプリントデザイン・コミュニティ「Thingiverse」で簡単に3D製品が作れる○早速、造形開始!象の人形編さて、そんなこんなで自宅に設置された「MakerBot Replicator Mini」だが、これをどう使うかが今回の本題だ。まずは3DCADで3Dデータでも作ってみよう……なんて、どこかで見たような流れにはならない。今回は3DCADをまったく触らずに、遊んでしまうことにする。というのも、「MakerBot Replicator」シリーズには強い味方がいる。それが「Thingiverse」(シンギバース)という世界最大規模の3Dプリントデザイン・コミュニティだ。2014年9月現在、21万8千件以上の3Dデータが投稿されており、そのすべてが無料という宝の山である。ここに投稿されているデータはSTL形式の一般的な3Dデータだが、うれしいのは「Thingiverse」と「MakerBot Replicator」の親和性だ。セットアップの過程で「MakerBot Desktop」というソフトをインストールするのだが、実はこのソフトから直接「Thingiverse」のデータを検索することができる。さらに使いたいデータを見つけたら、「Prepare(準備)」ボタンを押すだけで取り込まれ、あとは「Print(プリント)」ボタンを押すだけで造型がスタートするのだ。3Dプリンタは3Dデータがなければただの箱だ。しかし「Thingiverse」には、ちょっとした小物からロボットの部品まで、さまざまなデータが投稿されている。そこで、まず最初にプリントしてみたのは、ストラタシス社公認データだという、象の人形だ。スイッチを入れ、準備ができると「ピロリロ~♪」と明るい電子音が流れる。準備OKのサインなのだが、無機質なブザー音でないのは、楽しげな使用感を演出するためだそうだ。確かに、PCから指示を送ると、動作の所々でまた違った電子音が流れるので、まるでコミュニケーションを取っているような気分になった。あとはデータを読み込んで、「Print」ボタンをクリック。これでもう自分にできることは「待っているだけ」だ。次にプリントするデータを探しながら待ってもいいし、部屋を離れても構わない。そうはいっても進行状況が気になるという人のために、筐体内にはカメラが設置されている。専用アプリをインストールすれば、iPadやアンドロイド携帯からこのカメラで造形中の映像を見ることができる。ただ「MakerBot Replicator Mini」が接続されたPCと、同じネットワーク内でなければ見られないため、友人に見せたい場合は、造形中のデータをSNSに投稿するのがいいだろう。気になる点があるとすれば、作動音の大きさだ。ほかの作業をしている間にも、知らぬ間に"小人さん"がこつこつと造形してくれるかのようだが、寝ている横で動作させる場合は、モーターの駆動音が気になるかもしれない。とはいえ、寝室に3Dプリンタを置く人は少ないと思うので、実質的には問題にならないだろう。象はこんな形で完成する(下の写真参照)。象とビルドプレートの間に広がる部分は、造型を安定させるためのサポート材である。これをはがせば、象の完成だ。ちなみにこの象、一体成形されているように見えるが、内部構造を作ることができる3Dプリンタの利点を最大限に活かしている。プリントされた直後は両脚を前後に投げ出している姿勢なのだが、脚をたたむ方向に力を加えると、軽い手応えとともに脚がそろって動き、象を立たせることができるようになるのだ。削り出しの工作機械では不可能な、プリントしただけで動かせる人形なのである。●3Dプリンタでランプホルダー作成にも挑戦!!○実用性のあるものも作ってみたい!お役立ちグッズ編「Thingiverse」には、実用的なちょっとした小物も数多く投稿されている。ここで筆者が見つけたのがランプホルダーだ。ガラス製のものはよく見かけるが、筆者の家のランプはLED。となれば、3Dプリンタ製のランプホルダーでも問題ないはずだ。複雑な面を組み合わせた外形だったこともあって、プリント時間は長くかかったが、できあがったのは、ゆがみがまったく感じられないシャープなものだった。さらに半透明のフィラメントと内部構造を作ることができる、3Dプリンタならではの特長が活かされ、絶妙な透け感のある魅力的なランプホルダーとなった。フィラメントの色には、半透明だけでなく22色のバリエーションがある。さらに筆者は、スマホスタンド(True Purple)とペン立て(True Yellow)をプリントしてみたが、それぞれ無塗装とは思えない鮮やかなカラーで出力された。「MakerBot Replicator Mini」は、知らない誰かが生み出したアイデアを、ネットワーク経由で立体物として造型するという、ちょっとした未来感覚を味わわせてくれる存在だ。3Dプリンタは、アメリカでは教育機関に広く浸透しており、若い世代に限らず、幅広いユーザに活用されている。今後は日本においても、「MakerBot Replicator Mini」のような親しみやすい製品が現れることで、3Dプリンタによるアウトプットを気軽に楽しめるような未来は、そう遠くないのかも知れない。3DCADをまったく触ったことがない方でも、今後触る予定がなかったとしても、気軽に3Dプリンタの世界を楽しめる、この製品に注目したい。○3Dプリンタに関するアンケート調査協力のお願いマイナビニュースでは、「3Dプリンタ」についてのアンケート調査を実施しております。ご協力頂ける方は、下記概要をお読みになり、設問にお答えください。□アンケート調査概要アンケートにご回答いただいた方の中から、抽選で1名様に「Makerbot Replicator mini」を、抽選で5名様にギフト券1000円分を差し上げます。募集期間:2014年10月23日(木)~2014年12月1日(月)応募方法:アンケートページより、必要な情報をご記入いただき応募。当選発表:2014年12月下旬までに、当選者様にはメールにてご連絡。
2014年10月23日アルテックは10月23日、同社が販売するストラタシスの3Dプリンタ「Objet30pro」が、福井県鯖江市の部品メーカーである前澤金型と国立情報学研究所(NII)の合同研究「プライバシーバイザー」の開発において重要な役割を果たしたと発表した。「プライバシーバイザー」とは、ゴーグル型の眼鏡にLEDを取り付けて人の目には見えない光を顔に当てることで、SNSなどの顔認証検出機能を妨害するプライバシー保護眼鏡。今回の合同研究は、同技術を研究していたNIIの越前功 教授が、3Dプリンタを用いた眼鏡部品の試作研究を行っている前澤金型に共同研究を依頼したことにより実現した。「Objet30pro」は、Polyjet方式の3Dプリンタで、ハイエンドなラピッドプロトタイプ機に匹敵する精度と多様性、そして設置場所を選ばないという特徴をもつ。前澤金型では試作品づくりや加工シミュレーションなどに同機を導入しており、製作・加工期間の短縮だけでなく、若手エンジニアの技術教育などにも利用するなど、3Dプリンタを活用したものづくりを実践している。越前教授が検討しているフレーム形状は、市販品にはない特殊な形状をしているため、前澤金型がもつフレームの知見と、任意の形状を素早く製作できる3Dプリンタが試作品の性能評価に大いに役立ったという。また、「Objet 30pro」で試作したプロトタイプは従来より顔検出の妨害効果が高く、越前教授は「短期間にプライバシー保護眼鏡の基本構造設計が確立された」とコメントしている。なお、10月25日より鯖江市嚮陽会館にて開催される「さばえものづくり博覧会」の前澤金型ブースにて、同研究の成果発表や3Dプリンタによる実演加工が実施される予定。
2014年10月23日テクノソリューションズは、2014年11日1日より、デンマーク製3Dプリンタ「blueprinter」の取り扱いを開始すると発表した。「blueprinter」は、デンマーク工科大学が開発した3Dプリンタで、熱可塑性粉末の層に熱転写ヘッドを使用して熱を加え、焼結する、選択的加熱焼結(SHS)テクノロジーを使用している。シンプルな構造でメンテナンスもしやすく、簡単な操作で高精細な造形ができるので、比較的短期間で技術の習得が可能だという。さらに、造形中のモデルは形成室内の素材そのもので支えられるため、サポート材が不要で、造形後に余った素材は、付属のクリーニングステーション内でフィルターされ、再利用できるエコ設計が採用されている。プリンタの寸法は1150(幅)×600(高さ)×500(奥行)mm、プリントエリアは157(幅)×140(高さ)×200(奥行)mmで、価格は350万円(税別)となっている。
2014年10月22日デアゴスティーニ・ジャパンは21日、「予想をはるかに超える反響があった」として、一部地域で先行発売していた「週刊 マイ3Dプリンター」を全国展開すると発表した。全国版の発売日は1月5日。全国書店や同社サイトで発売する。「週刊 マイ3Dプリンター」は、毎号付属するパーツを組み立てると3Dプリンタが完成する週刊誌。完成予定の3Dプリンタ「idbox!」は、3Dプリンタ「BS01」などを展開するボンサイラボが監修し、一般的なドライバーとレンチ(提供予定)だけで組み立てられる。「idbox!」の本体サイズはW250×D250×H270mm、重量が約5kg。最大造形サイズはW150×D130×H100mm、ノズル径は0.4mm、積層ピッチが0.1mm、造形スピードが100mm/s。対応フィラメントはPLA、ABSで、各1.75mm径。対応OSはWindows 7以降およびMac OS X。素材や消耗品はデアゴスティーニ専用サイトで販売予定。シリーズはA4変型判オールカラーで、毎週火曜日発売。創刊号は特別価格で税込999円。2号以降は通常価格で税込1,998円。全55号、約1年で完結する予定。
2014年10月21日デアゴスティーニ・ジャパンは、毎号付属のパーツを組み立てると軽量でコンパクトな3Dプリンター「idbox!(アイディー・ボックス)」が完成する「週刊『マイ3Dプリンター』」を、2015年1月5日より全国書店(一部地域をのぞく)および公式サイトにて販売する。全55号で、創刊号は特別価格999円、2号以降は通常価格1,998円。「週刊『マイ3Dプリンター』」は、2014年9月から一部地域のみで先行販売されていたが、予想を超える反響を受けて全国一斉発売が決定。本書では、週刊で刊行される雑誌に付属するパーツを組み合わせ、家庭にある一般的なドライバーとシリーズで提供するレンチだけで簡単に3Dプリンター「idbox」を組み立てることができる。本体は、縦250mm×奥行250mm×高さ270mm、重量約5kgとコンパクトな軽量サイズ。スケルトンボディを採用しており、さまざまな角度から製造工程を見ることができるという。また、3Dプリンター本体の組み立てと同時進行で、出力に必要な3Dデータを作成(モデリング)するためのソフトウェアの使い方も学ぶことも可能。本書では、CADと3DCG両方のソフトウェアを取り上げ、操作に必要な図形のテンプレートを提供し、基本操作からステップアップしながら学ぶことができる。対応OSは、Windows7以上、Mac OS X。対応3Dプリントソフトは、Repetier Host(idbox!カスタマイズ版)。使用モデリングソフトは、123D Design(フリーウェア)。「idbox!」の監修は、3Dプリンターの開発・販売を行う「ボンサイラボ」が担当。一般的なトラブルで多く見られるノズル詰まりを起こしにくい構造設計で、出力素材はPLA樹脂とABS樹脂に対応している。特にABS樹脂は、自分のイメージを形にできるだけではなく、作品に好きな色を着色できるのが特徴。このプリンターで制作できる最大造形サイズは、縦150mm×奥行130mm×高さ100mmで、デスク周りの小物やスマホケース、フィギュアなど、自分のアイデアをさまざまな形で具現化する楽しみを味わえる。マガジンはオールカラー仕様で、3Dプリンターの組み立て方をわかりやすい写真付きの手順で紹介する「組み立てガイド」が付属。そして、3Dプリンターで立体物ができる仕組みや基礎知識をイラストや写真で解説する「ベーシック講座」、3Dプリンターを活用する企業やクリエイターの最先端の作品や技術を紹介する「3Dプリンターの世界」、専用ソフトを使って3Dデータを作る方法を実際にデータ作りしながら学んでいく「作って学ぶモデリングガイド」の4つの章で構成され、3Dプリンティングを始めるビギナーにとって役立つ情報が詰まった内容になっている。また、1冊に14号分のマガジンを保存できる「特製バインダー」は1,328円で販売(2015年2月10日~7月末までは特別価格699円)。なお、デアゴスティーニでは、恒例の読者プレゼントキャンペーンを今回も展開。創刊号~第45号を購入すると、「idbox!」推奨のノズル詰まりが起こりにくい樹脂素材の「フィラメント(2色セット)」と、ABSも出力可能な3Dプリンター専用シート「ビルドタック」がプレゼントされる。
2014年10月21日Microchip Technologyは10月15日、2Dマルチタッチと3Dジェスチャに対応した開発プラットフォーム「3DTouchPad」を発表した。「3DTouchPad」は、マルチタッチに自由空間ジェスチャ認識を追加した、開発プラットフォームおよびリファレンスデザインである。具体的には、最大10個のタッチポイントとマルチフィンガーサーフェスジェスチャをサポートする応答性の高い投影型静電容量式2Dマルチタッチソリューションに加え、同社のGestICテクノロジにより、パッドから最大で10cm離れた空間での3Dジェスチャを検出する機能を備えている。このうち、2Dマルチタッチは、新しい静電容量式タッチスクリーンラインドライバ「MTCH652」で機能を強化したという。この他、ドライバなしですぐに使えるWindows 7/8.x、およびOS X向けの機能、3D空中ジェスチャ、サーフェスジェスチャなどの最新のマルチタッチ機能、開発者向けの無償でダウンロード可能なGUIおよびSDK/APIパッケージが含まれている。同技術の可能性は、PC市場とコンピュータのタッチパッドに留まらず、手で触らずに使える衛生製品、ホームオートメーション、リモコン、ゲーム コントローラ、ウェアラブル機器、車載アプリケーションにも広がるとコメントしている。なお、「3DTouchPad」はすでに提供が開始されている。ソフトウェアはWebページから無償でダウンロードできる。
2014年10月20日ロフトワークは、3Dプリンタやレーザーカッターなどで作成したハロウィン・アイテムを身につけ、仮装して参加できる「FabCafe ハロウィンパーティー」を、東京(日本)、台北(台湾)、バルセロナ(スペイン)の3カ国で同時開催する。東京会場は、渋谷にあるデジタルものづくりカフェ「FabCafe Tokyo」。日時は10月31日 20:00~22:00。参加費は2,000円(1ドリンク、フード付き、小学生以下は無料)。このパーティーは、同社がスタートさせたプロジェクト「GRUE」のリアルイベントとして開催されるもの。3Dプリンタやレーザーカッターなどのデジタル工作機器で作れるハロウィン・アイテムのデザインデータをオンラインで共有し、3カ国に拠点をもつデジタルものづくりカフェ「FabCafe」でハロウィンパーティーを開催するという試みだ。パーティー参加者は、クリーチャーやロボット、モンスターなどのデザインをダウンロードしてアイテムを作成し、装着したりかぶったりして盛り上がることができる。また、参加希望者は、申し込みページにて登録したうえで、今年のテーマ「White Nightmare」に合わせたドレスコード(コスチュームのどこかに「白」を取り入れた仮装)で参加する。なお、当時は世界中から集まったの3Dデータを巨大3Dプリンタで出力した「かぶりモノ」が用意されるほか、メイクブースも用意されるため、手ぶらで行っても大丈夫とのことだ。この催しには直接の参加のほか、デザインの投稿で参加することも可能。クリエイターコミュニティサイト「ロフトワークドットコム」のプロジェクトページから作品のデータを投稿できる。募集しているのは、3Dプリンタで出力するモンスターのかぶり物やアクセサリーのデータ、レーザーカッターを使用して作るキャラクターのカットデータ、段ボールとはさみで作るロボットコスチュームの型紙、布や紙などにプリントするハロウィンマスクのプリントデータなど、ハロウィンで楽しめるアイテムのデータおよび型紙。作品はパーティー当日の10月31日まで投稿でき、パーティー会場では集まったクリーチャーやロボットをプリントアウトし、ミニコンテストが行われる。
2014年10月14日