DMM.comは23日、ソニーの液晶テレビ「ブラビア」向けに、動画配信サイト「DMM.com」で購入した動画作品をブラビアから視聴できるサービスを開始した。このサービスは、購入済みのPCやスマートフォン向けの動画コンテンツをブラビアで視聴できるサービス。視聴できる動画は一部のテレビ対応コンテンツに限られるが、購入したものであれば追加料金はかからない。動画のジャンルは映画・ドラマ、アニメ、バラエティ、アイドルなどがある。利用方法は、ブラビアのリモコンで「ホーム」ボタンを押し、アプリケーション一覧から「DMM.com」を選択。その後、DMM.comのログインIDとパスワードを入力し、購入済みの作品リストから視聴したい作品を選ぶと再生される。サービス開始時の対応機種は、「X9500B / X9200B / X8500B / X9200A / X8500A / X9000」、「W920A / W900B / W800B / W700B / W600B / W500A / W900A / W802A / W650A / W600A」、「HX950 / HX850 / HX750 / HX920 / HX820 / HX720」、「EX750 / EX550 / EX540 / EX720 / EX72S / EX420 / EX52H / EX42H / NX720 / CX400」。
2015年04月28日DMM.com証券は22日、同社で展開している店頭FX取引(店頭外国為替証拠金取引)において、顧客からの預かり資産が4月時点で1000億円を突破したと発表した。同社は、「低スプレッド」による取引環境を顧客へ提供することを使命と捉え、2009年7月にDMMFXをリリースして以降、一貫した事業展開に取り組んできたという。あわせて口座開設や取引に応じた各種キャンペーン、取引毎にポイントが貯まり、換金が可能な「取引応援ポイント」など、魅力的な付加サービスを継続的に開催、提供しているという。また、顧客への一方的なサービス提供に偏ることなく、顧客の意見、要望を反映したシステム改善を実施し、その成果を特設サイト「お客様の声を反映しました」に公開するなど、双方向型のサービス改善を行っているとしている。これらのサービス提供に加え、昨年はシステムの全面リニューアルによる多様なチャネルの取引環境の改善を図ったことなど、これらの取り組みが顧客に総合的に評価されてきた結果として、DMMFXリリースから約5年9カ月という短期間で預かり資産1000億円達成できたものと考えているとしている。
2015年04月23日DMM.com(DMM)は4月1日、同社のロボットキャリア事業で販売するロボットの予約販売を同日より開始すると発表した。予約販売がスタートしたロボットは、人との会話を通じて成長しいていく「Palmi」、外出先と家との間で簡単に伝言を送ることができる見守りロボット「BOCCO」、ユーザー自身で組み立てる運動能力に優れた「PLEN.D」、デアゴスティーニとの特別タイアップ企画である「Robi組立代行バージョン」の計4体。8月以降にはメイド型ダンシングロボット「プリメイドAI」の予約販売を開始する予定だ。また、今回の予約販売開始を記念して、4月5日にららぽーとTOKYO-BAYで一般コンシューマ向けのタッチアンドトライイベントも開催される。
2015年04月01日DMM.comは4月1日、ロボット「世界の亀山モデル(KAMEYAMA)」を発売すると発表した。販売価格はプライスレス(送料も無料)。KAMEYAMAは、ユーザーが頼れる存在として、ニーズに寄り添った機能を特徴としている。必要のない時にはおとなしく待機しつつ、オーナーの問題を感知すればすぐに駆けつけるエコ機能を採用。ユーザーの意思を瞬時に読み取れるため、内容を伝え終える前に答えてくれるウザ…臨機応変かつ柔軟な対応ができる機能も搭載している。また、KAMEYAMAのもう1つの特徴として、ユーザーの好みに声やテンション、カラーをカスタマイズできるオーダーメイドである点が挙げられる。ユーザー自身のテンションに比例してテンションを上げたり、与える飲食物によってカラーが変更できるなど、世界に一つだけの亀山モデルを実現した。DMM.comが秋葉原に昨年開設した「DMM.make AKIBA」との事業連携を想定しており、「場所と技術の共有」によるロボット産業の脱ガラパゴス化に貢献するとしている。なお、ロボットの燃料はガソリンで、当日購入者を対象にガソリンが特別にプレゼントされる予定だ。なお、ご想像通りかと思いますが、このニュースはエイプリルフール企画の紹介記事です。エイプリルフール関連記事今年もやります! エイプリルフール 2015まとめ - 続々更新!!エイプリルフール 2015 ネット企業まとめ - ECナビ、グルーポン…etc純金で作られた「GOLDEN Pepper」、販売価格は198億円マイクロソフト、"かわいいクラウド"を採用した「Bing Cute Cloud」バイドゥ、スマホから愛を伝えるメッセージを送信できるツール開発
2015年04月01日DMM.comは26日より、同社が提供するMVNOサービス「DMM mobile」において、全14プランの月額利用料金を値下げし、業界最安値(同社調べ)を目指し展開すると発表した。これにより月額1,280円だった「3GBプラン」のデータ専用SIMは月額850円で利用可能となる。今後、他社がDMM mobileより安価でサービスを提供する場合、それよりも安い価格で提供するという。加えて、同日より「2GBプラン」も新設する。改定後の月額料金は、データ専用SIMの場合「3GBプラン」が850円(旧料金1,280円)に、「5GBプラン」が1,270円(旧料金1,780円)、「7GBプラン」が2,040円(旧料金2,280円)などに値下げされる。音声通話付きSIMも同様で、「3GBプラン」が1,550円(旧料金1,980円)に、「5GBプラン」が1,970円(旧料金2,380円)に、「7GBプラン」が2,740円(旧料金2,880円)などに値下げする。新設される「2GBプラン」の月額利用料金は、データ専用SIMが770円、音声通話付きSIMが1,470円となる。これら新料金は3月利用分から適用されるという。同社は、「業界最安」に挑戦するとし、他社が同等のプランにてDMM mobileより安価で提供する場合、さらに安い価格で提供するという。ユーザーには常に最新の料金が適用される。なお、割引きの対象となるのは月額の基本料金で、通話料・SMS送信料・オプション料金・各種手数料・端末料金は対象外となる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月27日DMM.comは4日、2015年2月12日より開始した「DMMふるさと納税」の寄附金額の合計が、同年2月28日時点で5,300万円を突破したと発表した。同社は2015年2月、発祥地である石川県加賀市へのふるさと納税の申し込みが、インターネットから行える「DMMふるさと納税」サービスを開始。同サービスを通じて加賀市に寄附した人に、特典として寄附額の50%分のDMMマネーを還元している。寄附の決済はクレジットカードの利用も可能となっており、自宅から気軽にふるさと納税に参加することができるという。サービス開始後、DMM.com会員を中心に話題を集め、2月の寄附申し込み数、寄附金額ともに大幅に伸長。1件あたりの寄附金額分布は、1万1円~5万円の寄附申込件数が65%、5万1円~10万円の寄附申し込み件数が15%となっている。詳細を見ると、「刀剣乱舞」や「艦隊これくしょん」といった人気タイトルを展開するDMM.comオンラインゲーム利用ユーザの寄附金申し込みが多く、贈呈されたDMMマネーはオンラインゲームやアニメ動画、電子書籍といったコンテンツに利用されているという。
2015年03月04日DMM.comは12日、同社創業の地である石川県加賀市へのふるさと納税の申し込みがインターネットから行える「DMMふるさと納税」を開始した。「DMMふるさと納税」を通じて石川県加賀市に寄附した人には、特典として寄附額の50%分のDMMマネーが還元される。DMMマネーは、DMM.com内の動画や電子書籍、英会話、3Dプリントといった様々なサービスの代金を支払うことができるプリペイド式の支払方法。なお、50%分のDMMマネー還元は、2015年3月31日申込分までとなる。利用する場合は、同社公式サイトから「申し込みページ」へ遷移して、寄附の申し込みを行う。寄附の決済はクレジットカードの利用も可能で、気軽にふるさと納税に参加することができるという。ふるさと納税は、任意の自治体への寄附額に応じて、特産品や旅行券などの特典を受けられる制度。2,000円以上の寄附を行った場合、寄附金のうち2,000円を超える部分について、一定限度額まで、原則として所得税・個人住民税から控除される。なお、所得税・個人住民税から寄附金控除の適用を受けるには、確定申告を行う必要がある。同社は、加賀市発祥企業として、同市と協力し、DMM.comの特徴を活かしたふるさと納税を開始することで自治体発展に貢献していきたいとしている。
2015年02月13日●日本のロボット産業を"ビジネス"に1月27日に新事業「DMM.make ROBOTS」の立ち上げを発表したDMM.comが同日、都内で記者発表会を開催した。発表会では、新事業の概要説明をはじめ、アライアンス企業の代表者らが出席し、国内でロボット市場の普及・拡大を目指す意気込みなどが語られた。新事業は、ロボットがネットワークにつながったことにより、ロボットどうしの連携や、データの共有などにより、成長していく"スマートロボット"を世の中に普及、拡大していくためのプラットフォームを構築していくというもの。携帯電話業界でいうキャリア的存在として、ロボット関連ベンダーの知財を集約・集積し、DMM.comが保持する販売・プロモーションチャネルやクラウド事業などを活用し、日本のロボット市場を有機的に発展させるのが狙い。1991年に設立され、動画配信や通販、レンタル事業でスタートしたDMM.comは、2012年にソーラー事業を開始、2012年にオンラインゲーム事業、2013年7月には3Dプリントサービス事業を立ち上げるなど、近年、多角的な事業展開が目立つ。記者発表会に登壇した、DMM.com代表取締役社長の松栄立也氏によると、今回の新事業は「人との出会いがあってビジネスを展開してきたため、(ひとつひとつの事業に)脈絡はない。2014年末にスタートアップ支援施設"DMM.com AKIBA"を東京・秋葉原の富士ソフトのビル内に設立した際、富士ソフトさんがロボットを開発していることを知り、面白いと思ってロボット事業を実施することにした」と今回の新規事業参入の経緯を説明した。また、同社ロボット事業部長の岡本康広氏は「日本はロボット大国と言われながら、新しいものが世に出てはすぐに消えてしまい、なかなかその後の発展に結びつかない」と日本のロボット産業の問題点を指摘。その課題として、「日本のロボット産業は、今までそれを事業化していくビジネス視点がなかった。昔はものをつくれば売れる時代だったが、そういう意味ではロボットは製品訴求力が弱く、顧客目線が不足している。さらに、日本は独自に技術開発しておのおのは優れたものを作っているのに、技術連携がなく、国際競争力が低下してしまっている」と述べ、日本のロボット産業の課題を、(1)事業化意識の欠如、(2)産業技術のガラパゴス化の2点と認識し、これらをクリアにしていくためのプラットフォーム作りに今回DMM.comが名乗りを上げたことを表明した。今回の新事業に初期アプライアンスメンバーとして参画するのは、富士ソフト、ユカイ工業、プレンプロジェクト、ロボットゆうえんちの4社。いずれの企業も人型のスマートロボットを開発している。さらに、"ロビ"の企画・販売を行ったデアゴスティーニ・ジャパンも特別タイアップで参加し、DMM.make ROBOTSを通じ、組み立て完成品としてのロビの販売を5月から予定している。●次世代のデバイスとしての人間型ロボット発表会には、人型コミュニケーションロボット"ロビ"の開発を担当したロボットクリエイターの高橋智隆氏がエンドーサーも出席。現在の産業界から見たロボット業界の位置づけや、今回の新規事業の立ち上げの意義を次のように語った。「iPhoneの躍進にも言えるように、ロボットもベンチャーが活躍できると思われながら、なかなかその先に進まなかった。というのは、ハードウェアの開発にはそれなりの投資とリスクが必要。そこで『どこかがリスクを背負ってくれないかな』と思いつつも、お見合いをしていたのがロボット業界の状況だった。しかし、世界ではシリコンバレーを筆頭にビジネスマインドを持った人たちがロボットの開発をし始めている。そうした中で日本のロボット業界が危機感を持っている中で、DMMが参入してくれた」さらに、「世の中の流れとして重要なのは、スマートフォンの伸びが鈍化してきた点。そこで、世界中の技術者がスマートフォンの次を血眼になって探している。しかし、眼鏡型、時計型といったウェアラブル端末も登場したが、なかなか普及していかない。スマートフォンがヒットした理由は直感的に操作できるインタフェースに改良したことが大きかった。次の機能として期待されていたのが音声認識だが、いまや精度は十分高まったのに普及していかない。これは、人々が四角い箱に話しかけるのに抵抗を感じているからではないか」と疑問を呈し、それをカバーする次世代のデバイスとしての人間型ロボットへの期待感を語った。なお、発表会の終わりには、DMM.comの松栄社長、岡本事業部長、初期アプライアンスメンバー企業の代表者に加わり、"人に優しいパートナーロボット"の研究で知られる首都大学東京の久保田直行教授と、IT業界のご意見番ともいえる堀江貴文氏が登場。スマートロボットのこれまでと未来を語るパネルディスカッションも行われ、ロボットの未来やIoTについて、堀江氏を中心に各人が展望を語った。○DMM.make ROBOTSで販売されるロボット同事業の初期に販売が開始されるロボットは以下の通り。9月発売予定の「プリメイドAI」を除いた4台は、予約を4月1日より受け付け、5月1日より販売を開始する。
2015年01月28日DMM.comは27日、スマートロボットの市場普及に向け、ロボットキャリア事業「DMM.make ROBOTS」の開始を発表した。コミュニケーションロボットやホビーロボットを中心に、ロボット販売プラットフォームを構築し、Web上で販売。また、スマートロボットから行動解析データの蓄積や分析、AIシステムの構築などを行なうことで、継続的な技術革新を目指す。合わせて、DMM.comが2014年に秋葉原に開設したものづくり施設「DMM.make AKIBA」との連携も図る。ビジネスフローとしては、ロボット関連ベンダが設計や開発、製造量産を担当し、DMM.make ROBOTSがプロモーションやEC販売を担当。製品企画はDMM.make ROBOTSとロボット関連ベンダの両方で行なう。ロボット販売プラットフォームの初期アライアンスメンバーには、富士ソフト、ユカイ工学、プレンプロジェクト、ロボットゆうえんちの4社に加え、特別タイアップとしてデアゴスティーニ・ジャパンが参画。今後、各社がロボット頭脳のビッグデータを構築することで革新的なロボット発明につなげる。各社が開発するスマートロボット製品は下記の通り。
2015年01月27日動画配信事業などを手掛けるDMM.comは1月27日、新事業「DMM.make ROBOTS」を開始すると発表した。同社の販売・プロモーションチャネルやクラウド事業などを活かし、ロボット関連ベンダーと連携して、国内のロボット市場の普及・拡大を目指す。新事業は"世界初のロボットキャリア事業"と銘打ち、ネットワークを通じてロボット同士がつながり、データ連携することで成長していく"スマートロボット"を普及・拡大していくためのプラットフォームを築く。ロボット製造メーカーやロボット技術企業、ロボット開発ベンチャーなどの関連企業の知財を集約する場として展開していく。携帯電話業界で言うところの"キャリア"的立ち位置から、ロボットキャリア事業と称している。○「DMM.make ROBOTS」製品ラインナップまた、初期アプライアンスメンバーには、フジソフト、ユカイ工業、プレンプロジェクト、ロボットゆえんちの4社と、デアゴスティーニ・ジャパンが特別アイアップで参画。いずれの企業もスマートロボットを開発しており、自社で手がけたロボットを「DMM.make ROBOTS」にて販売。デアゴスティーニ・ジャパンに関しては、同社が展開する「週刊ロビ」の組み立て代行品を提供する。なお、DMM.comによると、同事業による2015年の年間売上目標は30億円。その後は、2017年に100億円の年間売上目標を掲げている。
2015年01月27日ケースレーインスツルメンツは1月22日、デジタル・マルチメーター(DMM)と超高分解能デジタル・オシロスコープ(超高分解能デジタルオシロ)の両方の機能を備えた計測器「DMM7510型 7.5桁グラフィカル・サンプリング・マルチメータ」(以下は「DMM7510型」と表記)を販売すると発表した。7.5桁のDMMと1Mサンプリング/秒の18ビット・デジタルオシロを内蔵しており、DMMによる静的な信号測定と、デジタルオシロによる動的な波形観測を同時に実行できる。価格(税別)は47万8000円である。DMM7510型の主な特長は、以下の3点でまとめられる。測定レンジの拡張入力信号波形の表示(超高分解能デジタルオシロ)スマートフォンに近い操作性である。(1)の測定レンジの拡張は、確度の向上が背景に存在する。直流電圧測定による基本確度(最小基本確度、1年間)は14ppmと高い。これまでの7.5桁DMMの最小基本確度は18ppm、8.5桁DMMの最小基本確度は10ppmであった。DMM7510型では、8桁クラスの確度を実現していることが分かる。そして測定レンジは、電圧測定が最小100mV(従来は200mV)、電流測定が最小10μA(従来は10mA)、抵抗測定が最長1Ω(従来は100Ω)であり、より微小な信号の測定が可能になっている。(2)の入力信号波形の表示(超高分解能デジタルオシロ)では、サンプリング速度が1Mサンプル/秒で分解能が18ビットのデジタルオシロを内蔵した。サンプリング速度はそれほど高くないが、分解能がずば抜けて高い。通常のデジタルオシロは、分解能が8ビットである。言い換えると、デジタルオシロでは波形観測に高い精度をあまり求めていない。これに対し、DMM7510型の波形表示は高精度であることが前提になっている。その意味では「デジタルオシロ」と呼んで良いものかどうか、ややためらう。なおケースレーでは「デジタルオシロ」ではなく、「デジタイザ」と呼んでいる。(3)のスマートフォンに近い操作性では、ディスプレイに静電容量式のタッチパネルを搭載した。指でディスプレイに触れることで、スマートフォンのように、様々な操作を実行できる。アイコンやボタンなどのグラフィカルなインタフェースにより、DMMの操作に熟練していないエンジニアでも、簡単に操作できるようにした。また従来のDMMに慣れているエンジニアに配慮し、フロントには回転式のノブを残している。なおケースレーインスツルメンツでは、DMM7510型を新しい製品シリーズの第1弾と位置づけている。今後は同じ製品設計に基づく派生品が登場する予定である。
2015年01月22日昨年末、動画配信やレンタルDVDなどを行っているDMM.comがドコモの回線を使った下り速度最大150MbpsのMVNOサービス「DMM mobile」をスタートしたのは記憶に新しいところですが、2月28日まで通話SIMプランを新規契約すると、最大2ヶ月間基本料金が無料になる期間限定キャンペーンを実施中です。○DMM mobileとは?改めてDMM mobileに触れておくと、特徴は音声通話付きのプランや高速データ通信量を3枚のSIMでシェアできるということ。SIM単体のプランは高速データ通信量に応じた6種類あり、それぞれデータ専用と音声通話ありが選べるようになっています。容量を超過すると200kbpsの低速モードになります。8GB、10GBコースについては最大3枚のSIMで共有も可能なシェアコースが用意されています。例えば、夫婦で10GBの通話SIM2枚プランを契約して1枚ずつ使う場合だと、2人の合計は5,702円/月で済みます。10GBを2人で分けて使用し、音声通話の基本料も込みで5,702円というのは大手キャリアでいうところの1人分の料金と同程度かそれよりも安いレベル。単純に半額以下です。低速時に嬉しいバースト転送を備えており、200kbpsの低速時でもバースト転送によってテキストやSNSなどの更新を素早く行えるのも特徴です。容量を使い切れなかった場合には翌月に繰り越される点も見逃せません。なお、月々の無料通話や留守番電話はないので注意が必要。データSIMプランでは解約手数料はありませんが、通話SIMプランでは12ヵ月以内に解約すると9,000円の解約手数料がかかります。映像コンテンツやオンラインゲームなどDMMグループのサービスで利用可能なDMMギフト券を月々の請求額の10%分還元してくれる特典も魅力的。月5,702円の利用なら570円分のDMMギフト券をもらえ、1話108円で配信しているアニメ「妖怪ウォッチ」などを5話見ることができます。DMMは目まぐるしい早さで映像やゲームコンテンツの幅を広げており、DMMギフト券の利用価値はどんどん高まっていくのではないかと予想します。料金の安さとシェアの魅力が高いDMM mobileを家族で利用して、浮いたお金で映画館に行くのも良し、貯まったギフト券を使って家で映画やアニメを観てみてもいいかもしれません。■ 記事提供:SIM通SIMフリー端末、SIMカード比較、格安SIM情報など、あなたのスマホライフに使える、役立つ、得する情報をお届けします! SIMカードをはじめとするお困りごとは「教えて!goo」で解決!
2015年01月10日DMM.comは、格安SIMサービス「DMM mobile」の提供を開始した。データ通信のみのプランであれば、月額税別660円から利用できる。「DMM mobile」は、NTTドコモのLTEおよび3Gネットワークを利用したMVNOサービス。データ通信のみのプランと、音声通話がついたプランを用意する。また、高速データ通信のON/OFF機能にも対応し、選択したデータ容量の1カ月間の使い方を任意で調整することができる。そのほか、利用上限に達し、高速通信制限がかかった後でも、3秒間までLTEと同等の速度でのデータ読み込みが可能な「バーストモード」機能を搭載している。最低利用期間は、データ通信のみのプランが、利用開始月の末日まで、通話SIMプランは12カ月間。月額の料金プランは以下の通り。そのほか、8GB/10GBプラン限定で、3枚までのSIMカードを利用できる「シェアコース」も用意する。「シェアコース」の料金表は以下の通り。また、「DMM mobile」では、「ZenFone 5」(ASUS製)などSIMフリーAndroidスマートフォン6機種も用意する。一括購入のほか、24回の割賦払いで購入することも可能また、MNPによる契約にも対応する。それぞれの端末価格は以下の通り。加えて、「DMM mobile」の提供開始を記念して、新規で通話SIMプランを契約すると、基本料金が最大で2カ月無料となるキャンペーンも実施する。期間は2015年2月28日まで。さらに、新規で契約したユーザーには、請求月の10%分のDMMギフト券がプレゼントされる(記事提供: AndroWire編集部)
2014年12月18日DMM.comは17日、NTTドコモのLTE/3G網を利用する低額データ通信SIMサービス「DMM mobile」の提供を開始した。通信容量1GBで税別660円/月のプランなど、SIMカード単体の月額サービスのほか、端末と組み合わせたスマホセットも展開する。料金プランは6種類を用意。データ通信のみの「データSIMプラン」の場合、通信容量と税別の月額料金は1GBで660円、3GBで1,280円、5GBで1,780円、7GBで2,280円、8GBで2,780円、10GBで3,680円。通話も可能な「通話SIMプラン」の場合、1GBで1,460円、3GBで1,980円、5GBで2,380円、7GBで2,880円、8GBで3,580円、10GBで4,480円。また、上記プランのうち、8GB/10GBコースでは、最大3枚のSIMでデータ通信容量を分けあえる「シェアコース」も用意する。いずれも、規定の通信容量を超過した場合、200kbpsの速度制限が設定される。利用には別途、ユニバーサルサービス料や初期登録手数料3,000円(税別)が必要となる。また、「データSIMプラン」では利用開始月の末日まで、「通話SIMプラン」では利用開始月の翌月から12カ月後までの最低利用期間が設定されており、最低利用期間に満たず契約を解除した場合、解約手数料が必要となる。選択できるSIMカードは、標準サイズ、マイクロSIM、ナノSIMの3種類。通信容量は有料で追加チャージが行えるほか、150円/月のSMSオプション、250円/月のセキュリティオプションも用意される(いずれも税別)。
2014年12月18日Skypeを利用して自宅に居ながら毎日25分のレッスンが今なら1カ月2,950円で受講できる「DMM英会話」。毎日利用すれば、1回のレッスンはたった95円という激安価格だ。さらに、初回2回は無料で体験レッスンが受けられると聞き、これは体験してみない手はない。早速体験レッスンを試してみた。まずはニックネームや性別など簡単な基本情報を入力する会員登録。レッスンにはSkypeを利用するため、Skypeのアカウント情報が必要となる。入会登録が済むと、次はレッスン予約だ。“講師・スケジュール検索”のページで、日時を選択して条件を絞り込み、レッスンを受けてみたい講師を選択、スケジュール表の中で“予約可”となっている日時から都合のいい日時のボタンをクリックする。講師は、簡単なプロフィールや本人からのメッセージ、スタッフによるコメント、また実際に受講した人からの評価を参照できるので、決定する際には大変参考になる。レッスンは、朝6時から26時(深夜2時)の間、30分刻みで予約が可能で、15分前まで受け付けてくれるので、急に時間ができた時にでも、有効に隙間時間を活用できるのがうれしい。DMM英会話の登録講師の国籍は60カ国以上。しかも、合格率わずか5%というプロによる厳しいトレーニングや日本人スタッフがきめ細やかにチェックする80項目に及ぶ最終評価をクリアしたレベルの高い講師陣とのこと。実際に検索してみると、最も多いのはフィリピンだが、アメリカやイギリスといったネイティブはもちろん、英語を母国語としない国の講師も多数登録されており、非常に興味深い。筆者は実はフランスに滞在歴があり、特に会話は英語よりもフランス語のほうが得意。英語でなんと言っているかわからない時にはフランス語で訊くことができると一石二鳥だと思い、フランス国籍で検索してみたところ、2人ヒットした。フランス人に英語を習うという機会は他ではあまりないので、レッスンを受けてみようと思ったが、あいにく直近のスケジュールが合わず、今回は断念。次回以降、ぜひチャレンジしてみたいと思う。というわけで今回は、スケジュール優先で検索。当日にも関わらず、予約可能な講師が大勢ヒットしたため、まずは女性に絞り込み、同年代で、かつ“初心者向け”と“日本語サポート”にチェックを入れて、最終的にマイヤ先生というフィリピン人の講師を予約した。まともな英会話自体ももう10年ぶりぐらいだし、フィリピンはこれまであまり個人的に接点がなかった国ということもあり、プロフィール欄に「日本で3年働いていた経験があり、そこで日本の文化と日本語を学んだ」という一文が決め手となった。というのも、今回初体験となるオンラインの英会話レッスンなので、どのようにレッスンが進むかはわからないが、会話に困った時にはできるだけ会話の接点となる共通事項があれば間が持つと考えたからだ。あとは予約時間を待つだけ。開始時間の5分ほど前にSkypeでマイヤ先生から連絡先の追加依頼があった。これを許諾すると、コンタクトリストに追加され、その後先生からのコールに応答すると、画面に先生の姿が映し出された。プロフィール写真で見るよりも美人。さらに、ヘッドセットを着けた姿は当たり前だがいかにも講師という感じ。自宅レッスンということで、かなり気楽な格好で応対してしまった自分がちょっと恥ずかしくなったが、マイヤ先生が優しく慣れた感じでレッスンを誘導してくれたため、そんな気後れもすぐに吹っ飛んで楽しくレッスンがスタートした。初めてということで、まずはお互いに簡単な自己紹介から。中学生レベルの英語でまずは先生のほうから見本を見せてくれるので、こちらもやりやすい。ただ、これだけだとただの“挨拶”となってしまうが、そこは英会話のレッスン。文法の間違いや適切な英語表現をその都度言い直して教えてくれる。海外暮らしをしていた経験のある筆者の場合、外国語で会話をすること自体にはまったく抵抗がないため、少々間違っていようが稚拙な表現であろうともとにかく発するのが問題。友人どうしの日常会話だと意味が通じればいいぐらいの感じで割とスルーされがちだが、マイヤ先生は適切なタイミングできちっと直してくれた。自分が発した言葉をネイティブが言い直してくれるという方法が外国語を自分のものにする一番手っ取り早い方法なので、非常にありがたく、習得効果も高かった。また、Skypeを通してテキストチャットで文字によるコミュニケーションができるのも利点。今回、音声は非常にクリアで聞き取れないというような状況はなかったが、万が一聞き取れない場合やヒアリングに自信のない人でも安心だ。初めて耳にする単語であれば、スペルとともに覚えることで習得速度も定着度も高くなる。さらに、レッスン終了後に気付いたのだが、DMM英会話のサービス画面にある“単語一覧”にその日のレッスンで先生に教わった英単語が表示されるようになっている。意味は後から自分で入力するようになっているため、復習用に役立つ。それ以外にも画面共有機能を使えば、PCの画面上で教材を共有したり、問題集を添削したりといったことも可能。今回は初回ということで教材は用いずにフリートークによる英会話レッスンだったが、オンラインだとこうした機能を駆使することができるので、実はオフラインの英会話レッスンよりもオンラインのほうが高い学習効果が得られるのではないかと感じたくらいだ。そんな感じで25分間のマイヤ先生によるマンツーマンの英会話レッスンはあっという間に終了。ここ数年の英語力の低下っぷりを改めて痛感したものの、同時にもう一度勉強し直そうというモチベーションはすっかり高まった。筆者の場合、英語を再び強化したいという思いがありながらも、昼間は仕事、夜間や休日は育児や家事に追われて長年実現できずにいたのだが、この方法なら自宅に居ながら時間を気にせず気楽に続けられそうだ。語学の上達はとにかくしゃべり倒すこと、経験を積むというのが一番の近道。また、何より語学力は継続は力なりであるということを、筆者は既に他の外国語の習得で経験済みである。毎日少しでも話し、触れることが重要だが、通学式の場合にはなかなか毎日というのは難しい。でも、オンラインであればそれが可能だ。しかも、今回体験してみたDMMは卓越したティーチングスキルを持った選りすぐられた講師陣。今回担当してくれたマイヤ先生に関しては、その落ち着いたわかりやすい話し方だけでも本物のプロの講師だという印象を持った。さらに本サービスでは、気軽にいろいろな講師を試せる点もメリットだ。毎日レッスンを受けるのであれば、1週間曜日ごとに講師を変えてみるというのも1つの方法になる。毎日同じ講師よりもバラエティに富んでいたほうがマンネリ化せずに続けられやすい。非常にリーズナブルな料金ながらレベルの高いレッスンを、自分の都合と自分メイドで受講できるのが本サービスの一番の魅力だ。英会話を楽しみながらも毎日貪欲に、そして着実に実力を伸ばしたいという欲張り派には特にオススメのサービスだ。
2014年12月05日●金属チェーンと高速カッターが登場!?DMM.comが秋葉原に開設した、ハードウェア・スタートアップ拠点「DMM.make AKIBA」が11日に運営を開始した。「DMM.make AKIBA」は、東京都・秋葉原に位置する、ものづくりのための施設。総額5億円を投じて、設計から小ロット生産までに必要な設備を1拠点に集約し、ハードウェア・スタートアップを総合的に支援する。「DMM.make AKIBA」では同日、オープン記念式典として、テープカットイベントのほか、ABBALab代表の小笠原治氏とMistletoe代表の孫泰蔵氏、Cerevo代表の岩佐琢磨氏によるトークセッションが行われた。■ニュース記事秋葉原にハードウェア・スタートアップの新拠点「DMM.make AKIBA」誕生 - 総額5億円を投じた最新設備で本格的ものづくり○金属チェーンと高速カッターが登場、火花散るテープカット16時から行われた、関係者らによるテープカットは、「DMM.make AKIBA」の中でも、ハードウェアの開発や環境試験などが設置されている「DMM.make AKIBA Studio」の「Work」スペースで行われた。テープカットには、同施設で投資プログラムを提供するABBALab代表の小笠原治氏、設備監修を担当したCerevo代表の岩佐琢磨氏が参列。岩佐氏はなぜか金属チェーンを手に持って登場し、用意された高速カッターに設置。テープカットならぬ金属チェーンカットで、「ものづくりの聖地」ならではの、豪快に火花を散らすテープカットで幕開けが飾られた。●ものづくりでユーザーに伝える「最高の体験」○ものづくりでユーザーに伝える「最高の体験」テープカットの後は、「DMM.make AKIBA」の"総支配人"を務めるDMM.comの3Dプリント事業部企画営業プロデューサーの吉田賢造氏が施設の概要と、オープン時の反響を紹介。また、ABBALab代表の小笠原治氏とMistletoe代表の孫泰蔵氏、Cerevo代表の岩佐琢磨氏によるトークセッションが行われた。ABBALabとCerevoは、10月31日に「DMM.make AKIBA」に移転。スタートアップ向けに投資を行うABBALabは、同施設で、IoTハードウェア分野のスタートアップ企業やエンジニア向け投資プログラム「ABBALab Farm プログラム」を提供する。同じくスタートアップ投資企業であるMistletoeの孫泰蔵氏は、「ABBALab Farm プログラム」でプログラム参加者をサポートするMentorの一員でもある。また、Cerevoは同施設に導入する設備監修を行っており、開設後も電子機器設備の運営やノウハウ提供を担当する。「DMM.make AKIBA」は10月31日にメディア向け発表を行ったが、その前後1週間に一般向け事前ツアーを開催していた。吉田氏によると、メディア発表前はそれほどの応募はなかったものの、メディア公開以降の反響が大きく、11月10日時点では、事前ツアーの参加者は総計358名に上る結果となった。また、10月31日より、施設利用の事前応募を募っていたが、これも11月10日時点で、当初予定数を超える321名の登録者が集まった。オープン日となる11日は、事前ツアーの一般参加者に加え、事前登録を行った個人・企業らが集まっていた。吉田氏は、「スタートアップ企業の注目の高さが伺える」と反響の高さについてコメント。オープン日時点では、ロボット/ハードウェア開発・製造・販売を行うユカイ工学、iBeaconを利用したすれ違い通信を行うスマートフォン向け機器「AYATORI」を開発するウィンクル、筋電義手「handiii」を展開するexiiiなどの入居が決まっているという。「世界に通用するハードウェア・スタートアップがここから生まれてくれれば嬉しい。何かの聖地、という文化を持つ渋谷や六本木のように、スタートアップの聖地として「DMM.make akiba」を活用してほしい」(吉田氏)。トークセッションでは、ABBALab代表の小笠原治氏が進行役を担当し、孫泰蔵氏やCerevo代表の岩佐琢磨氏と、ハードウェア・スタートアップの現状やCerevo設立時の振り返りや現状の運営方法、「DMM.make akiba」の役割などについて語った。Cerevo代表の岩佐氏は、実際に施設でできることについて、「カメラや電子機器、スマホくらいならこの設備で作れる。ルータやNASなども。実際に製品化するには、4m四方に準拠した電波暗室が必要だが、基礎設計は十分に作れる。タブレットも、iPadとまではいかないが、一般に流通する低価格タブレットレベルは十分に作れる。音の反響設備もあるのでAVアンプやワイヤレスマイクなど、オーディオ系のハードウェアも作れる。耐圧潜水設備もあるので防水ガジェットも大丈夫」とコメント。「ノウハウを持つ人にちょっとした設備があれば、実際にモノが作れる。(DMM.make akibaの設備は)誰も考えなかったような使い方をしてほしい」と期待をみせた。また、孫泰蔵氏によると、スタートアップでは「最初は、ユーザーのすそ野を広げるため、汎用機で動くアプリを開発し、その後気に入った人がハードウェアも購入する、という展開と、ソフトもハードも作るが限られた人にしか使われない、という展開の2択で悩む人が多い」という。孫氏は、開発者が望む「最高の体験」を提供する製品を作るには、ソフトウェアとハードウェアを両方開発する必要がある、と説明。しかし、この方法は手間と時間と費用が掛かる上、リリース当初はアーリーアダプターしか購入せず、ニッチな製品となってしまう。氏は、「本当の最高の体験は、ハードもソフトもクラウドも自分達で用意するのが一番良い。しかし、汎用機で動くソフトの提供では『そこそこの体験』にしかならない。すると、ユーザーは"こんなもんか"と考え、それより上の体験をしたいと思わない。だとすると、当初は、人数が限られていても、最高の体験を提供した方が良い」と持論を展開。アウトドア用のウェアラブルカメラ『GoPro』も、初代は限られたユーザーが使っていたが、2代目、3代目になるにつれ、ユーザー数が広がっていったと、米国のスタートアップから始まったGoProの成功に触れ、ハードウェア、ソフトウェア、クラウドを一貫して提供することが大事だと結んだ。
2014年11月12日●ものづくりの「聖地」目指すDMM.comは10月31日、総額約5億円の費用を投じ、ハードウェア・スタートアップの新拠点「DMM.make AKIBA」を東京都・秋葉原に開設すると発表した。運営開始の11月11日に先立ち、同日、記者向けに施設の一部が先行公開された。コンセプトは、「モノを作りたい人が必要とする、全てを」。最新の業務用3Dプリンタや3D CAD、各種計測機器、試験機器など、量産に必要な約150点の機材を設置。設計から小ロット生産までに必要な設備を1拠点に集約し、ハードウェア・スタートアップを総合的に支援する、ものづくりの「聖地」を目指す。「DMM.make AKIBA」は、富士ソフト秋葉原ビルの10階~12階を改修して開設。ハードウェアの開発、環境試験、量産試作、小ロット量産までが行える「DMM.make AKIBA Studio」、ハードウェア開発のコンサルティングを行う「DMM.make AKIBA Hub」、シェアオフィスやイベントスペースを備える「DMM.make AKIBA Base」の3機能で構成され、それぞれ同ビルの10階、11階、12階に分かれている。富士ソフト秋葉原ビルは、東京都千代田区神田練塀町3に所在。運営はDMM.comが担当する。施設を見学できるオープン前ツアーへの申し込みも同日より開始する。○DMM.make AKIBA Studio「DMM.make AKIBA Studio」は、ハードウェアの開発に必要な最新機材が揃う、実際の"ものづくり"が行えるワークスペース。全体の広さは624.57平方メートル。電子工作や量産試作の開発に必要な基板実装や業務用3Dプリンタなどの大型機械に加え、熱衝撃や恒温恒湿、荷重破壊、水圧試験、技適基準適合、HDMIやUSBなどの試験機などを揃える。専属スタッフが常駐し、操作に一定の知識や技術が必要な設備にはサポートが入るほか、操作に関する講習を受講し合格すれば、利用者自身で機材を操作することも可能だ。○DMM.make AKIBA Hub「DMM.make AKIBA Hub」は、ハードウェア開発、販売に関するコンサルティング窓口。「DMM.make AKIBA Studio」およびDMMの3Dプリント設備を使った造形の相談、部品や工場選定など製造の相談、試作製造や起業資金調達の相談などを受け付ける。広さは354.15平方メートル。○DMM.make AKIBA Base「DMM.make AKIBA Base」はオフィススペース、イベントスペース用のフロア。「TeamRoom」と呼ばれる25の個室エリアは各部屋にテーブルとイスが用意され、3名以上で利用できる。「FreeAddress」と呼ばれるイベントスペースは、バーカウンターも設置され、カフェのような印象。約60名が着席できるスペースにプロジェクタを用意し、セミナーや新製品発表会の場としても利用できる。今後は飲食サービスの提供も予定する。TeamRoomでは会社登記や所在表記、郵便受取などの法人業務が可能で、FreeAddressでもオプション契約で上記業務に対応する。なお、TeamRoomの利用には面接が必要。全体で1,134平方メートルの広さとなる。●「DMM.make AKIBA」を利用するには?施設を利用するには、同施設の会員登録と、初期費用、月額料金が必要。対象利用者は、20歳以上のハードウェア開発志望者や起業志望者で、10月31日より利用者の募集を受け付けている。利用期間は最短2カ月間から。基本料金は、オフィススペース「DMM.make AKIBA Base」のFreeAddress自由席が初期費用40,000円、月額料金20,000円。TeamRoom3(利用可能人数3名)が初期費用240,000円、月額料金120,000円。TeamRoom6(利用可能人数6名)が初期費用480,000円、月額料金240,000円。ワークスペース「DMM.make AKIBA Studio」の利用は初期費用30,000円、月額料金15,000円。「DMM.make AKIBA Base」と「DMM.make AKIBA Studio」の両方を利用する場合(Studio+Baseプラン)は、初期費用60,000円、月額料金30,000円。なお、TeamRoom契約者は「DMM.make AKIBA Studio」も利用できる。なお、FreeAddressおよび「DMM.make AKIBA Studio」、Studio+Baseについては、11月10日までに利用申し込みを行うと、初期費用および2015年1月まで約3カ月の月額料金が無料となる。△:Lockerオプション契約者は利用可能。▲:事前購入資材のみ一時預かり可○あとは『モノを作りたい』気持ちだけ(DMM.com 吉田氏)「DMM.make AKIBA」には、ネット接続型の家電製造メーカーCerevo、IoT関連のスタートアップ向けに投資を行うABBALabが、10月31日付で移転。施設運営や造形設備はDMM.comが担当するが、Cerevoは同施設に導入する設備監修を行っており、開設後も電子機器設備の運営やノウハウ提供を担当する。また、「DMM.make AKIBA」の設備を使用した製品開発も行う。設備の監修はCerevo代表取締役の岩佐琢磨氏が行った。2007年に設立したCerevoは、当時から小ロット生産によるハードウェアを開発してきた。「DMM.make AKIBA」では、Cerevo設立当時に、スタートアップが利用できるこのような施設があれば、という思いも踏まえ、導入設備などを考えたという。企画検討から回路設計、3D設計、試作試験など、ハードウェア製品はプロダクトを量産化させるまでに多くの設備が必要だが、「DMM.make AKIBA」では、ベア基板製造や金型作成、量産立ち上げラインを除く全工程が行える。「DMM.make AKIBAは道場に似ている。黒帯の人もいれば、気軽な気持ちでとりあえずやってみようと門を叩く人もいると思う。利用者だけでは難しい部分はサポートもする。『作りたい』という気持ちが大事」(岩佐氏)。ABBALabは、IoTハードウェア分野のスタートアップ企業やエンジニア向け投資プログラム「ABBALab Farm プログラム」を提供する。プログラムの対象となった企業やエンジニアには、製品の試作や生産モデルの開発など、段階に応じて必要な資金提供やスキル教育の支援を行う。資金提供プログラムは、同社が主体となる予算型と、利用者が法人化し主体となる投資型を用意。プロトタイプ作成後、クラウドファンディングなどでの少量生産、審査などを経て、適量生産モデル化した際にリターンを回収する。デモイベントの運営や、メジャーメーカーとのアライアンスもサポート予定だ。企業・エンジニア向け投資プログラムを担当するABBALab代表取締役の小笠原治氏は、ものづくりをトータルでサポートする同施設の利用者は「作らない言い訳はできない」と語る。「せっかくの技術を職場の企画書だけで終わらせず、実現して欲しい。お金の言い訳をする方もいる。電子工作なら数千円、数万円程度だが、製品化となると数十万円、数百万円が必要。でも数百万円で悩んでいるのであれば、ここへ来て手を動かして欲しい」(小笠原氏)。実際の運営に携わるDMM.comの3Dプリント事業部企画営業プロデューサーの吉田賢造氏は、ものづくりに必要な機材全てを集約した「拠点」を強調。「恒温恒湿試験機や水深30mの耐水試験が行える耐水試験機、目玉となる半田自動印刷機や自動実装機、全てが揃っている。あとは『モノを作りたい』という利用者の気持ちだけ。それだけあればモノが作れる設備を揃えた」と話す。DMM.comがDMM.make AKIBAを開設した背景は、クラウドファンディングなどに代表されるように、ものづくりのブームが到来していると説明。支援策として3Dプリントサービス「DMM 3D プリント」やハードウェア開発情報コミュニティ「DMM.make」を展開してきたが、世界に通用するものづくり支援プラットフォームとして、今回「DMM.make AKIBA」を開設した。しかし、施設開設に投じた約5億円という金額に対し、利用料金は低額に設定されている。これに関し吉田氏は「設備投資の回収という意味では正直厳しい。しかし、今後、ハードウェア開発に成功した企業へDMM.comの流通サービスの利用提案などは予定している。この施設からヒット商品を生む企業が2つ、3つと出てきてくれれば」と希望を語った。
2014年11月01日DMM.comは10月31日、秋葉原に最新鋭機材を導入した「DMM.make AKIBA」を11月11日に開設し、同日より利用者の募集を開始すると発表した。また、入居企業第1弾としてABBALabとCerevoが同施設に移転し、共同でハードウェアスタートアップ支援を展開する。「DMM.make AKIBA」はハードウェア・スタートアップを志す人たちに向けて、開発機材やオフィスペースなどを貸し出す開発拠点。富士ソフト秋葉原ビルの10階から12階までの3フロアを使用しており、10階が各種機材や設備を集約した「DMM.make AKIBA Studio」、11階が開発のコンサルティングを行う「DMM.make AKIBA Hub」、12階がシェアオフィスやイベントスペースを提供する「DMM.make AKIBA Base」という構成になっている。同施設の目玉はなんといっても機材だ。3Dプリンタ、5軸CNC、チップマウンタ、自動半田印刷機、半田リフロー炉、職業用ミシン、3DCADといった開発機材だけでなく、熱衝撃試験機、恒温恒湿試験機、オシロスコープ、梱包振動試験機、荷重試験機などの各種試験機まで、量産を目的としたハードウェア開発に必要なありとあらゆる機材がそろえられた。これら約150点、総額約5億円の規模の設備を利用者は自由に使うことができるという。専属スタッフも常駐し、操作に一定の知識や技術が必要な設備についてはスタッフがサポートするとのこと。また、操作に関するワークショップを受講しライセンスを取得することで、当該設備を利用者自身が操作することも可能だ。利用料金は月額1万5000円から(初期費用別途)。使用する設備に応じて5種類の基本料金プランが用意されており、11月10日までに申し込むと初期費用と2015年1月までの月額料金が無料になる。もちろん、開発環境が充実しているというだけでハードウェアスタートアップが成功するわけではない。入居企業第1弾であり、DMMと共同でスタートアップ支援を行うABBALabとCerevoは、それぞれ異なった側面から開発者をサポートする。ABBALabはIoTハードウェア分野に絞った支援プログラム「ABBALab Farmプログラム」を提供。プログラムの対象となった企業やエンジニアには、製品のプロトタイピングや適量生産モデルの開発など、そのフェーズに応じて必要な資金、活動拠点、スキル教育に関する支援が行われる。Cerevoは「DMM.make AKIBA」導入機材を技術監修したほか、電子機器関連の設備をDMMと共同で運営し、同社がこれまで培ってきたハードウェア開発のノウハウを利用者に提供していく。またCerevo自身も「DMM.make AKIBA」の設備を活用することで製品開発の品質向上や開発期間の大幅な短縮を図るという。「設備・資金・ノウハウ」とハードウェア開発に必要な環境すべてがトータルでそろったといえる「DMM.make AKIBA」。DMMにとって収益の確保という意味で課題があるが、「世界に通用するハードウェアを秋葉原の地から出す」という目標に対する本気度の高さが伺える。今後、ここから生まれていく製品についてはもちろん、開発支援ビジネスのモデルケースとしても注目していきたい。
2014年11月01日