歌手で俳優のGACKTが、22日に都内で行われた映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』(7月26日公開)の製作報告会見に浜辺美波、赤楚衛二、観月ありさ、竹中直人、野村萬斎、武内英樹監督とともに登壇した。同作は、2021年に出版されビジネス小説としては異例の14万部を突破した同名小説の実写化作。舞台はコロナ禍真っ只中の2020年の日本。首相官邸でクラスターが発生し、総理が急死してしまい、未曾有の危機に直面する政府は最後の手段として「歴史上の偉人達をAIで復活させ、最強内閣を作る」ことに。窮地に追い込まれた日本を救うべく、誰もが知る日本の歴史に名を刻む錚々たる偉人が、議員バッジをつけて集結する。○■GACKT、唯一話しかけてくれた高嶋政宏との会話が原因で「他の方は誰も……」武内監督とは、映画『翔んで埼玉』でもタッグを組んでいたGACKT。今作の出演オファーがあった際には「話も聞かないで断ったんですよ」と話し、会場を驚かせる。「そこから信長役と聞いて、『ちょっと話を聞いてもいいですか?』というところから始まり、武内監督がいちばん求めているものってなんですかという話をしたら、『今までの映画・ドラマで演じられてきた他の織田信長よりもいちばんかっこいい信長をやってほしい』と言われた。それならできるかもしれない(と思った)」と信長役に興味を持って参加を決めたことを明かした。撮影現場では、武内監督の行動が気になったそうで「武内監督は褒めてくれるんですけど、褒め方が下手すぎる」とチクリ。「カットがかかると、『無駄にかっこいい!』『本当無駄にかっこいいわ~』と。無駄って要ります?」と苦言を呈し、笑いを誘っていた。一方の武内監督も撮影を振り返り、「ミステリアスな織田信長を演じてほしいとお願いしていて、現場でも異様に怖くて、GACKTだけが1人浮いていました」と回顧。GACKTも「キャラクター的に、『他の共演者の方と仲良くなっちゃいけないのかな』とか僕なりに感じていた。僕に声かけてくれたのは高嶋(政宏)さんだけで……一番最初に話したのはSMの話でした。その会話を他の方たちは多分遠巻きで見ていたと思うんですけど、それがきっかけに他の方は誰も話してくれなくなりました」と語った。
2024年04月22日アーティストのGACKTが、あす13日放送の日本テレビ系『メシドラ 兼近&真之介のグルメドライブ』(後10:00)にゲスト出演する。同番組は、兼近大樹(EXIT)と満島真之介が、おいしいものを食べにドライブする台本も仕込みもない旅番組。誰が旅の代金を支払うかは、ゲームで決める。毎週土曜日午前11時55分から関東ローカルで放送しているが、今回は「メシドラSP」として土曜の夜に放送する。千葉・野田市をめぐる3人は「座生川排水樋門」で待ち合わせ。GACKTは以前の放送を見て「ちょっとこれ(メシドラ)出ようぜ」と出演を決めたという。「米は25年食べてない」「基本的に1日1食」というGACKT、同じく沖縄出身の大先輩を前にいつになく緊張気味の満島、自称“リトルGACKT”の兼近がそろい、番組がスタートする。住む場所を探して世界80ヶ国、360都市を回ったというGACKTは現在マレーシアに移住して11年が経つ。そんなGACKTの希望で最初の店はハンバーグが食べられるカフェ「BLOCK VILLAGE」。25年前にはまだその概念すらなかったオートファジーを実践してきたというGACKTに兼近は「俺も8年くらいやってる!」と最初の共通点を見つける。「お酒は飲むんですか?」という満島の質問に「(酒を)飲む場だったら飲むけど、普段必要かって言われたらなくていいかな」というGACKTの答えに、酒を飲まない兼近は「俺、リトルGACKTかもしんないっす!」と大喜び。GACKTの独特の食リポにドキドキしつつ、イチャイチャしながらカフェメニューを満喫する2人をみてGACKTは「仲いいんだなー」とほほ笑む。ハンバーグだけ食べて「うん、もうもう、満足だな」というGACKTに満島が「GACKTさん好きな色、好きな色って?」と唐突に質問。兼近が「今さら聞くことか?!」とツッコむも、“エヴァパープル”で車の色は統一しているときちんと答える。果たしてGACKTが半年かけて再現した“エヴァパープル”とは。次に3人が到着したのは、GACKT自ら取材交渉の電話をかけて許可を取った「もりのゆうえんち」。地元で30年以上愛され続けているという昭和レトロな遊園地では、パンダの乗り物やメリーゴーラウンドを楽しむGACKTというなかなか見られない貴重な画も収め、3人で観覧車に乗り込む。マレーシアの自宅近くに本気で観覧車をつくろうとしたことがあるほど観覧車が好きだというGACKTの最初の感想は「なんかエロいなー」。その後も「出来たばっかりの彼女と2人で乗った時のドキドキ」感を懐かしそうに語る。遊園地を満喫した後、満島が「焼肉屋とか最後にちょっと」と切り出すとGACKTは「まだ食べんの?まだ食べんの??」と難色を示すが「ちょっと飲み物だけ飲むとか」との必死の説得に「全然良いよ」と快諾する。移動中の車内で満島がまたしても唐突に「GACKTさん初恋は何歳ですか?」と切り出す。GACKTは「初恋は幼稚園だ」と回答し、“くるみちゃん”との淡い初恋の思い出を楽しそうに語る。最後に3人が到着したのは創業31年の焼き肉屋「満良」。遠方からくる人も多いという隠れた名店でGACKTと兼近がガッチリかみ合う。「焼肉ではハラミが1番うまい」で快調に滑りだし、「ゲーム好き」を確認し合い、最後は互いの「好きな漫画」をすすめ合うほどの一体感が生まれる。GACKTは「この雰囲気で番組ができるのは2人のキャラあって、なんだろうって思う。久しぶりに番組出て楽しかったなー、ってそう思えたかな」と優しい言葉をかける。
2024年04月12日俳優の川崎麻世が2日と3日に自身のアメブロを更新。歌手のGACKTから届いた61歳の誕生日プレゼントを公開した。2日のブログで、川崎は「昨日は俺の61歳の誕生日で」と61歳の誕生日を迎えたことを明かし「沢山の仲間達が集まってくれました」と報告。「今年もミラクルひかるちゃんが来てくれた」とものまねタレントのミラクルひかるも来てくれたそうで「長年毎年来てくれるから嬉しいな」とつづった。続けて「寿司好きなんで寿司のバースデーケーキ」と誕生日ケーキの写真を公開。「引越して来て4ヶ月半 新旧の友達同士が仲良くなれてよかった」とコメントし「そして皆様からの沢山のお祝いメッセージ等ありがとうございました」と感謝をつづった。3日に更新したブログでは「今年もGACKTからバースデープレゼントとカードが届いた」と写真とともに報告し「カードには『麻世さん自由に生きよー!!』と書かれている」とGACKTの手書きのメッセージカードについて説明。「お祝いLINEも来た」といい「長年毎年忘れないでくれていてありがとう 使わせていただきます」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「お誕生日おめでとうございます」「優しいですね」「良かったですね」「素敵なプレゼント」などのコメントが寄せられている。
2024年03月04日2024年2月22日、歌手のGACKTさんがX(Twitter)を更新。現代を生きる『若者』たちへ向けた言葉に、31万件以上の『いいね』が寄せられました。GACKT「老後のためにすべて犠牲にするのはナンセンス」さまざまな社会問題が渦巻く昨今。将来に漠然とした不安を感じている若者は、たくさんいるでしょう。大人が思っている以上に『将来』『老後』のことを見据えて、行動している若者は多い様子。しかし、GACKTさんは「老後だけを考えて『今』を犠牲にする必要はない」と、自身の考えをつづりました。若者へ。老後に向けて2000万貯めたり、投資するのは大事な考えだが、20代の内から老後だけを考え”今”を犠牲にする必要は無い。若いからこそ行ける場所、着れる服、遊べる友達、付き合える恋人。色々ある。カネをかけずに世界中を旅することだってできる。若いからこそ、受け取れる刺激。そこから仕事の活力や、アイデアを受け、自分のビジネスの確立に繋がることも沢山ある。その年齢だから味わえる感覚をくるかも分からない老後のためにすべて犠牲にするのはナンセンスだ。大いに遊び、本気で仕事しろ。そうすれば見えてくるものがある。結果、カネも貯まる。浪費を無くして中途半端に仕事をするだけじゃ、大したものは残らない。今を楽しめないヤツは、老後はもっと楽しくない。@GACKTーより引用特に20代の若者に向けて「大いに遊び、本気で仕事しろ」と伝える、GACKTさん。若いうちにしかできないこと、受け取れない刺激があることをつづり「『今』を楽しめば結果的に将来、お金も貯まる」といいました。「今を楽しめないヤツは、老後はもっと楽しくない」という言葉には、世代を問わず、ハッとさせられた人は多いのではないでしょうか。GACKTさんの投稿には「まさにこれ」「心に響いた」などのコメントが寄せられています。・まさにそのとおりだと思います。一言一句に共感しました。・年齢を経て、私もそう思うようになりました。もっと早く気付いて行動すればよかった。・最後のひと言が素敵すぎる。もう自分は若者ではないけど、めっちゃ響いた。・私は親友からの旅行の誘いを「高いから」という理由で断ったことを、未だに後悔しています。お金を理由に今を犠牲にするのはもったいない。・本当にそう。今を真剣に考えて行動した人じゃないと、素敵な老後は待ってないと思います。将来のことを考えるのは、とても大事なこと。しかし、不安な気持ちに縛られすぎて、やりたいことや貴重な時間を犠牲にするのはもったいないですよね。GACKTさんの投稿は、多くの人の心に響いたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2024年02月23日浜辺美波、赤楚衛二、野村萬斎らが出演する映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』に、GACKTと竹中直人も参加していることが分かった。GACKTさんが演じるのは、武力だけではなく、楽市楽座などの経済政策に秀でていることから、コロナ禍で冷え切った日本経済と対峙するため、経済産業大臣を任された織田信長。『翔んで埼玉』シリーズでタッグを組んだ盟友・武内英樹監督からの熱いオファーを受け、強烈な個性とカリスマ性を兼ね揃える信長を熱演するGACKTさんは「武内監督からは『日本で一番かっこいい織田信長を演じてほしい』と撮影当初に言われ、正直、そこは問題ないかなと。(笑)武内監督は一言で表すと“人間おもちゃ箱”。頭の中に完成形が描かれていて、その世界観にボクらが近づいていく。最初は意図が分からないこともあったけど、出来上がった作品を見ると、セリフの強さ、テンポと歯切れのよさ、シーンの強さのバランスが取れているんです。まさに天才です。テーマ的にもこの作品が日本の明るい未来へとつながる一歩になればとても嬉しいです」とコメント。また竹中さんは、桁外れの構想力と実行力を併せ持ち、そのプロデュース力で農民から天下人まで上り詰めた空前の成り上がり者、本作では財務大臣として国家の財布を握り、驚愕の政策を打ち出す豊臣秀吉を演じる。これまでにも大河ドラマ「秀吉」、「軍師官兵衛」などで秀吉を演じ、作品としては5作目の秀吉役について「『また秀吉!?』と思いましたね(笑)これまでドラマなどでも演じているので不思議な感じです」と心境を語り、「撮影は笑っちゃうくらい大御所の方々が勢揃い(笑)一瞬たりとも息を抜けないなぁ…なんて思っていました(笑)野村萬斎さん演じる徳川家康、GACKTさん演じる織田信長、そして僕演じる豊臣秀吉。この3人が揃ってもう大騒ぎ。本編では僕が演じる秀吉らしい“あるもの”を披露します」と見どころも明かしている。『もしも徳川家康が総理大臣になったら』は7月26日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:もしも徳川家康が総理大臣になったら 2024年7月26日より公開Ⓒ2024「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会
2024年01月26日1月7日放送の『芸能人格付けチェック!2024お正月スペシャル』(ABCテレビ・テレビ朝日系)に出演したGACKT(50)。平均世帯視聴率は20.7%(ビデオリサーチ調べ、第2部19時~21時56分、関東地区)を記録する人気ぶりで、個人での連勝記録は76に伸ばした。その放送のなかで、ワインの問題に挑む前のGACKTの発言が注目を浴びていた。「ボク、ワイン作り始めたんですよ、北海道で。それで間違えたらダメじゃないですか」実はGACKTは昨春、北海道上ノ国町の「上ノ国ワイナリー」を訪れ、新設するブドウ畑で自身が選定したワイン用ブドウ「ピノ・ノワール」の苗木を植え付けた。世界中のワイナリーから熱視線を受ける北海道の道南地区で、世界に誇れるワインの醸造を目指す上ノ国開発からのオファーを受け、ワイナリー運営に参画していたのだ。自ら選定した2千本の苗を新設のブドウ畑に植樹。こだわりの「GACKTオリジナルワイン」の出荷を目指すという。そんなGACKTに本誌は改めてワインについて話を聞いた。――国産ワインの魅力はどこにあると思いますか?「国産ワインは他国に負けない品質の良さと特徴があります。手頃な価格帯の商品も多くなっています。葡萄農家、ワイナリーでも葡萄の品種や製法のこだわりなどが素晴らしい国産ワインがあることを多くの方に知ってもらいたいです。飲食店での取り扱いなどこれからワインに触れる機会も増えて行くことを望んでいます」――好きな産地はありますか。また、なぜ北海道でワインを作ろうと思われたのですか。「産地に強いこだわりはないのですが、北海道で取り組んでいるGACKT専用圃場(GACKT Vineyard)では1からワインを作ることを大切に、思い入れのあるピノ・ノワールを苗木からセレクトし、土づくり、肥料選びにもこだわりをもってサポーターの皆様とおいしいワイン作っていくことを目指しています。最近では葡萄農家の育成に協力したり、地域全体を巻き込んで、国産ワインの発展に貢献できればという想いです。10年、15年かけて世界に発信できるワインを送り出したい。オーガニック(や無添加)などにこだわり、体に良いものを届けていきたいので、多くの方にも参加、協力していただければと望んでます。畑のある上ノ国ワイナリーでは廃校をリノベーションし、宿泊施設も兼ねたワイナリーにするなど、ブドウ育成、ワインづくりだけでなく地域連携の新しい形を目指している取り組みにも共感しています。ぜひ皆さんも一度現地にいらしてください」――「格付け」に出演するソムリエについて、GACKTさんは「安価でも美味しいワインを見つけて来る」と絶賛されていましたが、ご自身がいままで出会われた印象的なソムリエはいらっしゃいますか。「いや、格付けのソムリエが一番いじわる、つまり、よく見つけてくるなぁと感心します。 番組が公表してないので銘柄は言えないですが、かなり美味しかったので、銘柄を聞いて自分で買って飲もうとしたら、簡単には手に入らないものでした」――これまで飲まれたワインで最安値で美味しいと思った、または印象的だったワインを教えて下さい。「まさに、その、2020年だったかな、格付けの安いほうのワインですかね(*1976年、フランス・ボルドー産のテーブルワイン。番組では銘柄は発表されず)」■米とは違って、ワインは一滴では判別が難しい彼の最新の自伝『自白II』には、ワインに対する思いが熱くつづられている。《【格付け】にはワインの問題が毎回出るが、そもそもワインを好きになったのは24歳の時だ。最初はグラスを回しているのがただカッコいいというレベル。何が美味しいかなどまったくわかっていなかった。飲んでいるワインのレベルも相当低かった。基本、芸能人の友達が少ないボクにとっては起業家の友人たちと遊ぶことがほとんどで、その付き合いで彼らから教えてもらった多くの知識は人生の糧となった。経営者が集まる場に呼ばれて行くと、必ずと言っていいほど上質なヴィンテージワインが出てくる。それまでに飲んでいたワインとはまったく違うもの。『何故、これほどまでに味が違うのか、口の中に含んだ時の感覚がまったく違う』と。更に値段を聞いてビックリした。ワインに関する知識を彼らから聞き深みにハマり、世界各国からワインを集めるようになった。仕事柄、海外に行くことも多いが、それぞれの国で有名なワインを飲み漁った。自分が美味しいと思うワインの中で、好んで飲むのはブルゴーニュ。そのブルゴーニュの中で群を抜いて素晴らしく、別格だと感じるのはやはりロマネコンティのヴィンテージだ。今なら1本700万円は軽く超えるだろう。会食でロマネコンティを開ける場に何度かいたが、初めて口にした時、『こんなワインがあるのか!』と驚愕した。そして値段を聞いて『誰が買うのか?』と理解できなかった。それからDRCのことを勉強し始めた。もちろん、そんな高級ワインだけを頻繁に口にするわけではない。普段、口にするもので好きな銘柄はリシュブール。大切な人と飲む時はこれだ。仲間と飲む時、一人で飲む時とでは開けるワインも変わってくる。仲間と気軽に飲む時はシャンベルタンが多い。作り手にもよるが、手頃なものだと15万~25万円ほどで手に入るだろう。シャンベルタンと言っても好みが分かれるほど種類は多く、シャルム、マジ、シャペル、シャンベルタン、クロ・ド・ベーズ、リュショット、ラトリシエール、グリオット、マゾワイエールをその時の気分で飲み分け作り手の味の違いを比べながら、「そもそもブルゴーニュとボルドーは何が違うのか」などという基礎的な長い話から始め、アルマン・ルソーとは?などと御託を並べながらワインの素晴らしさと知識を共有するその時間が好きなだけだ。フランスのボーヌに行った時はフランスのワインやワインに携わる人を守る姿勢に感動した。ボーヌを守るために取っている政策など、ワイン話は話し始めればキリがない。ちなみに、この話を何度しても覚える気のない者は、「なんか聞いたねぇ」と何度も同じ質問をしてくる。これが現実だ》――ロマネコンティをGACKTさんは「神の雫」と呼ばれているそうですが、漫画「神の雫」をご覧になっていますか?「はい、全巻持ってます。樹林(伸)さんとも仲良くさせてもらってます」――今回の格付けでは、米一粒で正解したことが話題になりました。さすがにワインは一滴では判別は難しいですか?「ワインは香りでも判断している部分が多いですし、かなり難しいですよ。口に転がす量が最低必要です」――ちなみに、国産ワイン以外に、将来手掛けたい、あるいは興味がある製造業はありますか?「卵です。自然の中で走り回って、オーガニックの良い餌を食べたニワトリたちが産んだ有精卵を安心して食べたいです。自分の口に入るものは将来的に全部自分で安全なものを作りたいと思っています」格付けで勝ち続けるGACKTの食への追求は、さらに広く、深くなりそうだ。
2024年01月21日芸能人たちがチームを組み、さまざまなジャンルの格付けチェックに挑戦する、正月恒例の特別番組『芸能人格付けチェック!』(テレビ朝日系)。元日に発生した令和6年能登半島地震の影響で延期となった、『芸能人格付けチェック!2024お正月スペシャル』が2024年1月7日に放送されました。同番組では、歌手のGACKTさんが高級食材を使ったチャーハンを見極め、大きな反響を呼んでいます。『芸能人格付けチェック!』に挑む時の考え方をGACKTが明かす格付けチェックの3番目に登場したのは、海鮮チャーハンの格付け。こちらの海鮮チャーハン3点を目隠しした状態で食べ、ミシュランシェフが作った1品を当てなければいけませんでした。・ミシュランガイド東京に掲載された店の料理長が、高級食材で作った海鮮チャーハン・町中華の店主が、スーパーマーケットで販売されている冷凍海鮮を使って作った海鮮チャーハン・お笑いタレントの浜田雅功さんが、カニ、ホタテ、エビにそっくりなかまぼこで作った海鮮チャーハン「普段は米を食べない」というGACKTさんは、米を2粒のみ食べ、粘り気などを吟味。浜田さんのチャーハンをミシュランシェフの料理だと勘違いする人が続出する中、GACKTさんのチームのみ見極めに成功したのです!この件について、GACKTさんは自身のX(Twitter)で番組の本質に触れました。格付けは「美味しい」じゃなく「高い」を当てる番組。「美味しい」という感覚は人それぞれで、基準はかなり曖昧。必要なのは「高いものにはなにが使われているのか」という予測からの考察。今回の米はそれがハマっただけ。むしろ全部食べてたら間違うよ。味の濃い方に引っ張られるし。— GACKT (@GACKT) January 10, 2024 食べ慣れた味で、おいしく感じても惑わされるのは禁物。高い料理の特徴を把握し、食べて得られた情報と照らし合わせて、判断することが重要なようです。GACKTさんの考え方に気付かされた人は多く、10万件以上の『いいね』やコメントが寄せられました。・なんて冷静さ…勉強になります!・頭がいい人は、何を見極めたらいいのかを理解していますね。・ハッとさせられた。分かっているようで、正しく理解していなかった。・自分の好みで判断せず、経験や知識から導き出すのですね。・そうだとしても、たった2粒の米で分かるのはすごいよ…。音楽やダンスなども含め、「高級なものを知っているかどうか」が問われる『芸能人格付けチェック!』。GACKTさんのコメントにより、2025年放送の同番組では、見極め方を理解した猛者たちが集まる…かもしれません![文・構成/grape編集部]
2024年01月11日2024年1月7日、元日に発生した令和6年能登半島地震の影響で延期となっていた、特別番組『芸能人格付けチェック!2024お正月スペシャル』(テレビ朝日系)が放送。出演するミュージシャンのGACKTさんは、2009年の初登場以来71連勝を記録しており、今回も無事に更新されるのか、多くの視聴者の関心を集めていました。2024年初となる放送では、シークレットゲストとして、ミュージシャンのDAIGOさんが登場。先輩であるGACKTさんのパートナーを務めることになったのですが…。なんと、DAIGOさんが不正解を連発したため、2人は最低ランクである『映す価値なし』組に転落したのです!これまで連勝記録を伸ばしてきたGACKTさんが、パートナーの全問不正解によって、年始早々テレビから消えるという事態に視聴者は大盛り上がり。2人の名前はX(Twitter)のトレンドにも挙がりました。GACKT、DAIGOの『誤送信LINE』を公開同月9日、GACKTさんは自身のXを更新。番組の裏話を明かし反響を呼んでいます。「格付けが終わった後だからいえるDAIGOの秘密」とつづり、『格付け』の放送1時間前にDAIGOさんが自身のLINEで配信したメッセージを公開しました。格付けが終わった後だから言えるDAIGOの秘密。これは格付け1時間前のDAIGOの 公式 LINE。絶対に言うなって番組サイドから言われてたのに、シークレットゲストの意味が分からなかったのか、ボクのパートナーだってみんなにお知らせしてたんだって。… pic.twitter.com/mYLtdfQn6H — GACKT (@GACKT) January 9, 2024 『シークレットゲスト』として出演した、DAIGOさん。番組の制作スタッフからは、放送日まで出演していることを秘密にするよういわれていました。しかし、DAIGOさんはなぜか公式LINEで多くの人にGACKTさんのパートナーであることを知らせてしまったのです!その後、誰かに指摘されたのか慌てて「誤送信です。拡散せずにお願いします」と送っていました。DAIGOさんの天然っぷりにGACKTさんも笑ってしまった様子。「誤送信で済まそうとするところが天才のなせる技。ポンコツ万歳!」とつづっていました。GACKTさんの投稿にDAIGOさんも反応。LINEの誤送信がGACKTさんに、バレていたことをこの時に初めて知ったようです。GACKTさんご存知だったんですね始まる前からポンコツでした!!キリショーくんのアイディアでとりあえずアラスカの方に跳ぼうかと考えています!!!跳んでアラスカ!です! — DAIGO (@Daigo19780408) January 9, 2024 一連の投稿は拡散され、「爆笑しました。DAIGOさんはやっぱりかわいい!」「じわじわ来る。これは天性だね」「もうやめてお腹が痛い。愛おしささえ感じるポンコツ」など多数のコメントが寄せられていました。DAIGOさんの『やらかし』は、人々を笑顔にした模様。愛される人柄ゆえになせる技といえますね!「次回もぜひ、GACKTさんとコンビを組んで出演してほしい」と願っている視聴者は多くいることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2024年01月10日7日放送の『芸能人格付けチェック!2024お正月スペシャル』(ABCテレビ・テレビ朝日系)に出演したGACKT(50)。チームの相棒・DAIGO(45)のミス連発により、最後は“映る価値なし”になったものの、今年の平均世帯視聴率は20.7%(ビデオリサーチ調べ、第2部19時~21時56分、関東地区)を記録する人気ぶりだった。個人での連勝記録は76に伸ばしたGACKTが「格付け」で過去一番エグかった問題は?そして勝ち続けている秘策とは?発売中の自伝『自白II』に収録された《第3章格付け》からの“自白”を再編集して緊急公開する――■もちろん、【格付け】の問題は偶然で正解しているわけではない。ボクの正解率に対し『ヤラセ』『勘』などと頭の悪い言葉を使う者もいるが、『ヤラセ』など問題外、勘で当てているとすれば天文学的確率をクリアーする運の強さを持っているということになる。そんなものを持っているのなら、そもそも別のことに使ってる。知識と経験をもとに勝負しているにすぎない。もちろん、わからない時もある。偶然当たったこともある。興味のなかったものや苦手なものだ。だが、番組の特性上、自信満々で答えなければならない。番組では二人ペアでチームを組んで出ているが、パートナーに対しての出題でボクが間違っていたことも少なくない。パートナーが当て、自分の予想が間違っていた時「マジか…、間違ってたのか、ボクじゃなくて良かった…」とその都度安堵している。ボクが得意とするジャンルは、エンタメ、音楽、ダンス、肉、ワイン、食材に関してだ。特に音楽に関しては、『役者の人たちにわかるわけがない』と思う高すぎるレベルの問題も多い。音楽に携わっている者にとってもかなりレベルの高い問題だ。そもそも【格付け】には間違っても仕方がないという気持ちで出始めた。だが、連勝を重ね始めた途端、周りが勝手に期待し始めた。無責任に騒ぎ始めた。『勘弁してくれ、ストレスでしかない…』これが正直な気持ちだ。数年前、ヘアサロンに行った時のことだ。突然、そのサロンのオーナーに指摘された。「GACKT氏、言いづらいけどハゲができてるよ…」と。鏡で見た時に「マジか!」と思わず声が漏れた。500円玉ほどの円形脱毛症が後頭部にできていた。格付けの収録1カ月前の出来事だ。「もう、格付けはやめた方がいいんじゃない?」と心配そうに言われたことが、なおさら悲しかった。『いやいや、バラエティー番組のことをそんなにシリアスに言うなよ…』と。写真を撮った。ひくつく顔で。もちろん、その時はショックでもあったが、メンタルの弱い男だと自身を笑った。髪をショートにしようと思っていたが泣く泣く諦めた。連勝の責任も勝手に自分で感じていたのだろう。だから、ボクは常に言う。『バラエティーに向いてない』と。どうしても熱が入る。そもそも性格が向いてない。格付けの番組収録中、盆栽の問題解答後、「盆栽のことなんてわからない!」と言えば、放送終了後しばらくして盆栽協会から大量の資料が送られてきた。『ボクに何を期待してんだ…?』と多くの資料を目の前にし愕然とした。だが、このまま何もしないのはもっと癪に障る。その資料を読み漁り猛烈に勉強した。普段、自分が好きなものは自分から勉強するが、腹立たしさから勉強するのは妙な気分だ。だから何度も言う。ボクはテレビに向いてない。この言い方が自分を表現する上で正しいかはわからないが、ボクはただの〈追求癖のあるオタク〉だ。ただのハマり症のオッサンでしかない。■浜田さんから叱られた2023年の元日に放送された格付けの100万円のワインを当てる問題は過去一番にエグかった。ワインの銘柄の表示もない。いつもはラフィット、ムートンとワインの銘柄の発表がある。何年物かの情報も出る。それに対し5000円相当の銘柄のわからないワインとの味を比べ、どちらがその高級ワインかを見極める。これが通例の出題形式だが、今回の収録時は一切なんの情報もなし。つまり参考にするヒントがない。これを番組収録時に聞いた時、内心では『ふざけんな!』と叫んでいた。これではまるで世界でトップのソムリエテストだ。ただでさえプレッシャーが大きい復帰一発目の番組にもかかわらず、『なんてことやらせんだ!』と怒りが込み上げた。結局、答えを導くまでに番組出演史上一番時間がかかった問題となった。色を見ればブルゴーニュかボルドーかはすぐわかる。この深く鮮やかな漆黒赤色はボルドー。それを口に含み転がす。値段のことも考え始めた。『今は円安、2年前は70万、100万ってことはヴィンテージではない…』とこんな感じだ。今回はメルローか、カベルネソーヴィニヨンかという二つの選択肢しかなかった。かなりラッキーなことに普段よく飲んでいるワインということもあり、答えを導き出すことができただけだ。ワイン通の人は当然、カベルネだと思ってしまうだろう。メルローなら予想できる銘柄はニコイチ(二者択一)となるが、カベルネなら銘柄まで辿り着くのは異常なほど難しいだろう。メルローだったからこそ銘柄も自ずと当たったというだけにすぎない。その後、浜田さんに「勘弁してくださいよ、あんな出題!」と言うと「オマエが当てすぎなんや!オマエを間違えさせるためにこっちは必死なんじゃ!」と叱られる始末。なぜ叱られるのか。【格付け】にはワインの問題が毎回出るが、そもそもワインを好きになったのは24歳の時だ。最初はグラスを回しているのがただカッコいいというレベル。何が美味しいかなどまったくわかっていなかった。飲んでいるワインのレベルも相当低かった。基本、芸能人の友達が少ないボクにとっては起業家の友人たちと遊ぶことがほとんどで、その付き合いで彼らから教えてもらった多くの知識は人生の糧となった。経営者が集まる場に呼ばれて行くと、必ずと言っていいほど上質なヴィンテージワインが出てくる。それまでに飲んでいたワインとはまったく違うもの。『何故、これほどまでに味が違うのか、口の中に含んだ時の感覚がまったく違う』と。更に値段を聞いてビックリした。ワインに関する知識を彼らから聞き深みにハマり、世界各国からワインを集めるようになった。仕事柄、海外に行くことも多いが、それぞれの国で有名なワインを飲み漁った。自分が美味しいと思うワインの中で、好んで飲むのはブルゴーニュ。そのブルゴーニュの中で群を抜いて素晴らしく、別格だと感じるのはやはりロマネコンティのヴィンテージだ。今なら1本700万円は軽く超えるだろう。会食でロマネコンティを開ける場に何度かいたが、初めて口にした時、『こんなワインがあるのか!』と驚愕した。そして値段を聞いて『誰が買うのか?』と理解できなかった。それからDRCのことを勉強し始めた。もちろん、そんな高級ワインだけを頻繁に口にするわけではない。普段、口にするもので好きな銘柄はリシュブール。大切な人と飲む時はこれだ。仲間と飲む時、一人で飲む時とでは開けるワインも変わってくる。仲間と気軽に飲む時はシャンベルタンが多い。作り手にもよるが、手頃なものだと15万~25万円ほどで手に入るだろう。シャンベルタンと言っても好みが分かれるほど種類は多く、シャルム、マジ、シャペル、シャンベルタン、クロ・ド・ベーズ、リュショット、ラトリシエール、グリオット、マゾワイエールをその時の気分で飲み分け作り手の味の違いを比べながら、「そもそもブルゴーニュとボルドーは何が違うのか」などという基礎的な長い話から始め、アルマン・ルソーとは?などと御託を並べながらワインの素晴らしさと知識を共有するその時間が好きなだけだ。フランスのボーヌに行った時はフランスのワインやワインに携わる人を守る姿勢に感動した。ボーヌを守るために取っている政策など、ワイン話は話し始めればキリがない。ちなみに、この話を何度しても覚える気のない者は、「なんか聞いたねぇ」と何度も同じ質問をしてくる。これが現実だ。■世界の一部の金持ちが、高級なものの価値を決めるバンドをやっている20代半ば、よく遊びに行っていた神奈川の友人・市川氏がいた。20代半ばの頃から30代半ばの彼が亡くなるまでの間、車屋だった彼から常にクルマを買っていた。ディーラーからではなく個人である彼からクルマを買っていたのは、彼のこだわりがクルマに対してはもちろんのこと、他のことに対しても素晴らしく繊細で、彼の物事に対する姿勢に惚れたからだった。めちゃくちゃデカい屋敷に住み、屋敷の入口には売り物のクルマを並べ、整備から改造まで一人ですべてやってのける知識と技術、そして強いこだわりを持っていた。夜中仕事が終わってから彼の屋敷に向かう東名高速のドライブもまた、当時のボクには貴重な憩いの時間だった。彼の屋敷で寝落ちし、朝の5時半にそのまま東京の現場に向かうこともザラにあった。それほど、彼と過ごした時間は貴重で彼から受けた影響は大きかった。そんな彼のこだわりはクルマだけではなく、コーヒー、酒、音楽、映画と幅が広く、彼とはよく映画談義を交わしていた。「コーヒー飲む?」と笑顔で言うと、そこからコーヒーを出してくれるまでの間、その豆はどうやって作られたのか、その豆の特徴など背景を細かく説明しながら最後にカップを並べ優しくコーヒーを淹れる。そして、「はい、どうぞ」とここまでが長編CMを見ているかのような、まるでバリスタと話しているかのような感覚だ。話の引き込み方が非常に上手い。彼から学んだことは知識だけではなく、その独特の話し方、雰囲気作りがいかに大事かということだ。映画の話をし始めると、監督、出演している俳優の名前をすべて覚えているだけでなく、その俳優の他の出演作品もすべてエッセンスとして盛り込んでいく。彼の話の引き込み方に感動し『覚える』という意味、知識を物にするという努力と覚悟はこういうことなのだと気づかされた。映画の話を一つするにしても、作品のタイトル、俳優の名前だけでなく、『どれだけ感動したか』を誰かに話すためには、伝えるためのドラマの組み立てができないとダメなんだと思うようになった。単純に、「あの人」「あの作品」では説得力に欠ける上に話が薄っぺらい。当時、スマホなどなく調べるのもいちいち大変な時代だ。そもそも『あれ』『これ』『あの』『その』では自分が感動したというドラマを組み立てることもできない。話を組み立てるために必要な『覚える』という基本行為には、さらに専門用語も理解する必要がある。その背景までも深掘りするならより覚えることは増えてくる。次々に出てくる新しい言葉に苦しみながらも、『覚える』ことがいかに本気の覚悟と実行力が必要であるかを実感した。彼との出会いから、常にどんなことにも深さを意識し追求するようになっていった。今のGACKTを形成する大きなきっかけとなった。ワインに話を戻すが、価値・価格には色んな要素があり、美味しい美味しくないはもちろんのことだが、希少性・ブランディング・設備や作り方・設備投資さえも価値付けの対象となる。世の中の大多数の価値観で高級なものの価格が決まるのではなく、世界の一部の金持ちがその価値を決める。彼らが価値・価格を上げる。だから高くなる。知識のない者たちは「なんでこれがそんなに高いんだ!」と言う。彼らにとっては世の中の大多数が[高い物]という共通認識を持てば、『これは高い物だ』と受け入れるのだが、認知されていないものであれば『これがなんでそんなに高いのかまったく理解できない!』『無駄』『無駄遣い』となる。つまり、これは[知識=価値]とも言える。[知識を増やす=その物の詳細や価値を理解できる能力を手に入れる=自身の能力が上がる=自身の価値が上がる]と言っても過言ではない。知識を増やすためには多くの時間を費やすが、その対価は想像よりも遥かに大きいということだ。知識は誰にも奪われることのない財産。知識を増やすことを軽んじている者も多いが、死ぬまで知識を増やすことにもっと貪欲になるべきだろう。自分自身の価値が上がっていくことだと認識できれば、勉強であれ、研究であれ、知識を増やす行為がとても貴重な時間となる。そして人との出会いは、人生をより豊かにする大きなきっかけとなる。
2024年01月10日7日放送の『芸能人格付けチェック!2024お正月スペシャル』(ABCテレビ・テレビ朝日系)に出演したGACKT(50)。チームの相棒・DAIGO(45)のミス連発により、最後は“映る価値なし”になったものの、個人連勝記録を76まで更新した彼の「格付け」への美学とは?また、昨年末は映画『翔んで埼玉』続編のPRのため、『まつもtoなかい』『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)など、バラエティ番組にも多数出演した彼が改めて感じたこととは?発売中の自伝『自白II』に収録された《第3章格付け》からの“自白”を再編集して緊急公開する。■【格付け】に関しては正直、ストレスでしかない。ここ数年、ディレクターやプロデューサーにはいつも「もうよくないですか?無理ですよ」と伝えている。浜田さんに「もうやめていいですか?」と聞くと、一言「あかんやろ!」で終わる。浜田さんも歳を取って昔に比べれば随分と丸くなったとは言え、あの目から出る殺人ビームはいまだ健在だ。怖すぎる。普段は本当に優しい兄貴だが、少しでもあのビームが出ると全員が凍りつく。まるで[男メデューサ]だ。番組を続ける理由はただ一つ。兄貴である浜田さんの存在だけだ。浜田さんに「もう必要ない」と言われればいつでも喜んで身を引く。ボクにとっては芸能界で一番大切で尊敬している兄貴であり恩人だからだ。ボクはそもそもテレビ番組に出たいとは思っていない。基本的にほとんどのオファーは断る。ギャラと見合わない問題はもちろんだが、そもそも性格がまったくテレビに向いていない。だが、浜田さんは20年来の芸能界の恩人であり、誰よりも尊敬している大先輩だ。浜田さんに「ガクちゃん、出てーな」と言われれば返事はひとつしかない。【格付け】は1年で数回放送があるようだが、ボクは年に一度しか出ない。浜田さんも「毎回出ろ」とは決して言わない。GACKTの存在そのものを大切にしてくれているからだ。テレビの世界はシビアでほとんどのプロデューサーやディレクターは、出演者に対し使い捨てのような感覚さえ持っている者も少なくない。だが、彼は一流のプロデューサーでもあり、常に大局を見て判断し行動する。「GACKTを安売りするな!」とそう思ってもらえることが誇りであり、何よりも嬉しく、だからこそ今も全力で恩を返そうと心が動く。もともとの出会いのきっかけは『HEY! HEY! HEY!』だった。浜田さんに関わっている人たちがボクの仕事にも多く関わってくれていた。仲がいいというのもあるしお世話にもなっている。プライベートでは、誕生日会やイベントのタイミングで顔を出し挨拶をさせてもらうが、だからと言ってちょくちょく浜田さんと遊びに行くことはない。怖いからだ。恐れ多いという感覚もある。もちろん、誘われればすぐに顔を出すが、仕事以上に一緒にいるだけで緊張する上にドッと疲れる。人間性も含め非常に器が大きく、そして威圧感は半端なく、リーダーとしての確たるものを持っている。笑顔はチャーミングだが、笑っている顔でさえ時折り恐ろしく見えることもある。『あっちの世界でもこの人は成功しただろう…』とつくづく感じる。この歳になって人にビビることなどないが、彼は例外、いや規格外だ。とにかく頭がいい。ここまで色んなところに目が届く人もいない。この業界でずっと一線でやっていくということはこういうことだと見せてくれる。いつも勉強させてもらっている。凄いという言葉が陳腐に聞こえるほどだ。それほど、彼は別格と言わざるを得ないものを持っている。■ダウンタウンは風神と雷神ボクは浜田さんだけではなく、松本(人志)さんも同じく恐ろしく心から尊敬している。『HEY! HEY! HEY!』に出ている時は浜田さんと松本さんの二人に挟まれて話をすると、鬼が両脇にいると常に感じていた。風神と雷神とでも言えばいいのか。妥当な言葉が見つからない。自分が想像すらしていない、気配を感じていないところからいきなり飛んでくる松本ビームは、暗闇から突如現れるステルスミサイルだ。攻撃されるとひとたまりもない。彼らの作る独特の空気に呑まれたことに毎回落ち込む。『エグい…』とため息が止まらない。あの二人は芸人だからそんなのは当たり前だと思う読者もいるかもしれないが、決してそうではない。あの二人以外にコンビで同じ異質さを感じる人はいない。三国志にたとえると芸能界の[張飛と関羽]だ。ダウンタウンの元マネージャーだった大﨑さん(吉本興業元会長)と会食した時に聞いたことだが、まだ彼らを売り出し始めた時浜田さんが言っていた言葉がある。「今のオレでは松本の才能を活かし切れていない」「オレがもっと頑張らないと松本をダメにする」とずっと言っていたそうだ。大﨑さん曰く、浜田さんは努力の秀才。松本さんは生まれながらにして天才と言っていた。もちろん松本さんも努力はしているのだろうが大﨑さんはそう言っていた。大﨑さんも彼らと出会った頃からこの二人は日本の頂点に立つと思っていた、と。彼らは笑いや番組作りに対してかなりシビアだ。テレビが嫌いなボクでも、ライブや映画、ドラマの番宣でバラエティー番組に出なければならない時がある。2時間放送の番組に5時間の収録はざらにあるが、ダウンタウンの番組に出ると実質の放送時間が45分だとすれば、カメラを50分しか回さないこともよくあることだ。生での表現に対するこだわりとプライドがまったく違う。収録をできるだけ長回しして、面白い部分だけをピックアップし切り取り繋げて作る感覚ではなく、[いかにその密度と鮮度で面白くするか]ということにこだわっている人たちだからこそ、現場のテンションも緊張感も格段に違うものとなる。出演者全員が異常に緊張しているのがヒシヒシと伝わってくる。ボクはミュージシャンという立場だからこそ、緊張こそすれど面白くある必要はないが、一緒に出演する芸人は違う。番組前に彼らと話をすることもあるが、「吐きそう…」と言っている芸人も少なくない。若手芸人ではなく、そこそこ番組慣れをしている中堅どころの有名な芸人でさえそう感じざるを得ないものがあの二人にはある。リズム感、テンポ感がよく、ダラダラする隙もなければ、中弛みもしない。それはポリシーと強い意識がなければできないこと。そして、ポリシーがあったとしても、実際にそう簡単にできるものでもない。浜田さんは仕事に対し凄くシビアだが愛情は深く、プロ意識も異常に高い。目の前でスタッフが「こら~!」と怒鳴られるのを何度も目にしてきた。もちろん、ボクの現場ではボク自身も同じように怖いと思われているのだろうが、恐怖のレベルが違う。彼の醸し出す緊張感が辺りを支配しているのがよくわかる。番組のプロデューサーが言っていた興味深い言葉がある。浜田さんの『声』の魅力。「浜田さんはタイトルコールをして、何を言っても声が遠いところまで届く。あんな声を持っている人は他にいないよ」と。そう言われて『確かに!』と思った。タイトルコールするだけで面白いってどういうことだ?意味がわからない。
2024年01月09日正月を迎えると、テレビではお笑い番組を中心とした多くの特別番組が放送されます。2024年1月7日、元旦に発生した令和6年能登半島地震の影響で延期となっていた、特別番組『芸能人格付けチェック!2024お正月スペシャル』(テレビ朝日系)が放送。同番組は、ミュージシャンのGACKTさんによる連勝記録が有名であり、2009年に初登場して以来、71連勝を記録しています。多くの視聴者が「GACKTさんは連勝記録を更新できるのだろうか」と見守る中、ついに番組がオンエアされました。GACKT、初の『映る価値なし』でDAIGOに愛あるメッセージ毎回、同番組のプレッシャーや、やらせ疑惑による心労をSNSなどで明かしつつも、連勝記録を更新しているGACKTさん。2024年初となる放送でも、そういったストレスと闘いながら順調に正解を重ねていきますが…まさかのアクシデントが発生します。なんと、パートナーである、ミュージシャンのDAIGOさんが全問不正解になったことで、最下位である『映す価値なし』組に転落してしまったのです!史上初!!GACKT 映す価値無し!! #GACKT #DAIGO #格付けチェック pic.twitter.com/sqju4bpk0e — 芸能人格付けチェック (@kakuzukecheck) January 7, 2024 その名の通り、『もはやカメラに映す価値もない』という烙印を押されてしまう、芸能人として屈辱極まりないポジション。これまで連勝記録を伸ばしてきた『王者』といえるGACKTさんが、そのポジションに収まるとは、誰も想像していなかったことでしょう。全問正解した人を全問不正解した人が道連れにするというまさかの展開を受け、その原因となったDAIGOさんは土下座。視聴者からは「そんなことある!?」「ごめん爆笑した」といった声が相次ぎ、X(Tweitter)では、またたく間に2人の名前がトレンドに挙がりました。GACKT「ある意味すごい男」番組終了後、GACKTさんはXを更新。思い出の写真を公開するとともに、同番組の収録を振り返りました。写っているのは、『映す価値なし』の席にいるGACKTさんと、申し訳なさそうに頭を下げるDAIGOさんの姿。表情こそ写っていませんが、DAIGOさんがどんな気持ちでいるかが伝わってきます…!いろいろな意味で『最強のパートナー』といえるDAIGOさんに向けて、GACKTさんはこのようにコメントを送りました。そろそろ番組がおわった頃だろうか。今回の格付けで誰が一番驚いてるって…ボクだよ!DAIGOはボクを『消した』唯一のオトコ。ある意味すごい、、、んだろうな。やっぱDAIGOは何かを持ってるんだろう。とりあえずDAIGOさ、料理番組は大丈夫か?番組が突然終わらないことを祈る。 pic.twitter.com/fSNe3szFa2 — GACKT (@GACKT) January 7, 2024 『王者』であるGACKTさんを最下位に引きずり込んだDAIGOさんの行動は、『最強』というより『最凶』といったほうがいいのかもしれません。そんなDAIGOさんを、GACKTさんは『僕を消した唯一の男』と評し、愛あるいじり…もとい激励のメッセージを送ったのでした。このメッセージはしっかりと届いたようで、DAIGOさんは「消してしまって本当にすみませんでした!料理番組のほうは大丈夫そうです!」と返信。続けて、「よければ、来年リベンジさせてください!」とつづり、ネバーギブアップの精神をあらわにしました。2025年の放送で、またこのペアを見ることはできるのでしょうか。そして、DAIGOさんはリベンジを果たすことができるのか…早くも気になって仕方がありませんね![文・構成/grape編集部]
2024年01月08日7日放送の『芸能人格付けチェック!2024お正月スペシャル』(ABCテレビ・テレビ朝日系)に出演したGACKT(50)。今回のチーム戦のパートナー・DAIGO(45)がミスを連発したため、最後に“映す価値なし”となり、GACKTは初めて画面から消える波乱の展開だった。とはいえ、個人連勝記録を76にまで伸ばした彼に心境を直撃した。――今回の格付け収録にあたり、何か準備されたことはありましたか。「格付けの二カ月前ぐらいからはワインのテイスティングの練習をします。それぐらいです」――今回の格付け収録は、いままでの収録と変わっていた点がありましたか。「いろんなハプニングがありました。びっくりするぐらい」――今回の格付けでいちばん苦労したお題は何でしたか。「チャーハンです。米一粒しか食べなかったので。でも、それが結局は一番正解を導く理由になったので、間違いではなかったなと」――今回の結果を受け、収録後に浜田さんはどんなリアクションをされていましたか。「『お疲れさん!ホンマ、よー当てんな!』と睨まれました。いつもそうですが、あの人は鬼です」GACKTが最近刊行した自伝『自白II』では「格付け」収録では毎回、大きなプレッシャーがかかると綴っている。《数年前、ヘアサロンに行った時のことだ。突然、そのサロンのオーナーに指摘された。「GACKT氏、言いづらいけどハゲができてるよ…」と。鏡で見た時に「マジか!」と思わず声が漏れた。500円玉ほどの円形脱毛症が後頭部にできていた。格付けの収録1カ月前の出来事だ。「もう、格付けはやめた方がいいんじゃない?」と心配そうに言われたことが、なおさら悲しかった》(著書『自白II』より)――収録後の率直な感想を教えてください。「疲れました。本当に。また禿げました。今、育毛中です」――GACKTさんがもし一問だけ格付けを制作するとしたら、どんなお題を出されますか。「ボクなら蕎麦を出します。まあ、自分が得意な問題なので。あと、炭酸水も出すかもです。 かなり飲み分けができるので」――25年の正月もオファーがあれば格付けに出演されますか。「今は考えたくありません」個人連勝記録をまた更新した彼は、果たして来年も格付けに出演するのか――。
2024年01月08日映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』 (公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が19日に都内で行われ、GACKT、二階堂ふみ、加藤諒、益若つばさ、はなわ、L.shuが登場した同作は『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央氏が1982年に発表した作品で、2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。埼玉県民が東京都民からひどい迫害を受けている世界で、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)と、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)の活躍を描く。○■映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』でGACKTの幼少期を演じたL.shuイベントでキャストの前に大きな“クリスマスBOX”が現れると、GACKTは「大丈夫ですか? 開けたらゆりあん(レトリィバァ)が出てくるとか……」と警戒し、箱を叩く。しかし、開けてみると中からは麗の子供時代を演じた子役・L.shu(シュウ)がサンタの格好で登場し、会場からは「かわいい!」の声が。L.shuは「そこらへんの草束です」と、埼玉県の県花であるサクラソウの花束をGACKTと二階堂に渡す。箱を叩かれて「怖くなかった?」と聞かれるが、大丈夫だったという返答も。撮影以来の再会となったGACKTは「幼少期からこんな綺麗な顔だったらすごいだろうなと。きれいなおでこをしているんですよね」としみじみとする。二階堂が「何歳?」と尋ねると「6歳」、「撮影はどうでしたか?」と尋ねると「楽しかったです」と答えるL.shuに、GACKTは「答え方がクールな感じでいいですね。大人に媚びない感じで」と頷いていた。二階堂はL.shuについて「映画の中でもすごい存在感でしたし、麻実麗の幼少期はこんな感じだったんだろうなというのをまさに表現してくださってて、すごく素敵だなと思ってた」と印象を表す。「みんなの前でちょっと緊張しちゃうかな? そんなに緊張しないかな?」と尋ねると、L.shuは「はい」(緊張しない)と答え、二階堂は「スター性を感じます」と感心していた。
2023年12月19日映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』 (公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が19日に都内で行われ、GACKT、二階堂ふみ、加藤諒、益若つばさ、はなわ、L.shuが登場した同作は『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央氏が1982年に発表した作品で、2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。埼玉県民が東京都民からひどい迫害を受けている世界で、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)と、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)の活躍を描く。○■映画『翔んで埼玉』大ヒットにGACKTの反応は現在観客動員数124万人、興行収入17億円突破と大ヒット中の同作だが、GACKTは「そういう声は本当に多くいただくんですけれども、今回の作品で完結ということで。もう心置きなく演技したので、これ以上は『翔んで埼玉』はありません」ときっぱり。「え〜〜!!」と不満を叫ぶ客席に、GACKTは「僕の代わりに主役はきっと西川(貴教)くんがやることになると思うので。ちょっとサイズは下がりますけれども、意外と顔は似てると思うので大丈夫です」とジョークを飛ばす。その言葉にも「ええ〜!」と不満の声が上がり、GACKTは「さすがにそれは西川くんに失礼です」とたしなめていた。また二階堂は「第1作目を本当に多くの方に見ていただけて。それでいろんな企業の方々も今回賛同してくださっているということで、すごい経済効果なんだろうなと感じております。このままいい感じで景気よく明るい空気を日本中に広めていけたらいいのかなと思っております」とさらなるヒットに意気込んだ。
2023年12月19日芸能人たちがチームを組み、さまざまなジャンルの格付けチェックに挑戦する正月恒例の特別番組『芸能人格付けチェック!』(テレビ朝日系)。2024年1月1日、午後5~9時に放送される『芸能人格付けチェック!2024お正月スペシャル』に、歌手のGACKTさんの出演が決定し、話題となっています。『芸能人格付けチェック!』出演の本心2023年12月14日、GACKTさんがX(Twitter)を更新。同番組の出演について、心境を明かしています。1年間で1番気が乗らない仕事。格付けに関してはかなりのストレス。でも浜田さんに「ガクちゃん、今年もしっかり頼むで!」と言われれば、返事は1つしか無い。(本当は断りたいが)しかも、今年のパートナーはアイツだ…。どんな結果になるか元旦まで楽しみにしてくれ。— GACKT (@GACKT) December 14, 2023 GACKTさんは、『芸能人格付けチェック!』に対して「気が乗らない仕事で、ストレスになっている」と告白。しかし、同番組で司会を務める、お笑いコンビ『ダウンタウン』の浜田雅功さんから、「ガクちゃん、今年もしっかり頼むで!」と激励されたため、断りたい気持ちがありつつも出演を受けたことをつづっていました。2009年に初登場して以来、格付けチェックで71連勝を記録しているGACKTさんにとって、番組に参加することは、相当なプレッシャーになっているのかもしれませんね。過去には、収録が近づくと、腹痛に悩まされたり、円形脱毛症になったりしたことを明かしており、連勝記録の重圧と闘いながら参戦しているようです。また、ともに『芸能人格付けチェック!』に出演するパートナーについて「今年のパートナーはアイツだ…。どんな結果になるか元旦まで楽しみにしてくれ」と投稿。含みを持たせた投稿に「『ゴールデンボンバー』の鬼龍院翔さんがパートナーになるのではないか?」といった予想の声も。鬼龍院さんといえば、2023年にGACKTさんとペアになった際にクイズで不正解となり、GACKTさんを降格させてしまったことで、『スライディング土下座』をしています。【ネットの声】・プロ意識が高いからこそ、プレッシャーがきついですよね!・『アイツ』って誰だろう。まさか鬼龍院さんのリベンジか…?・格付けチェックといえばGACKTさんですね。楽しみにしています。・連勝記録を期待しています!GACKTさんの番組出演を楽しみにしている人は多いのではないでしょうか。GACKTさんは、『アイツ』呼びしたパートナーと、無事に連勝記録を更新できるのでしょうか…注目ですね![文・構成/grape編集部]
2023年12月18日良好な人間関係を築くことに、多くの人は難しさを感じています。時には、ストレスを感じる環境から脱するため、人間関係を整理することもあるでしょう。大概の場合は、SNSで特定のアカウントをブロックしたり、職場や学校などの数人と距離をおいたりする程度ですが、人によっては思い切った行動を取る場合も。転職や引っ越し、スマホ内の連絡先をすべて消すなど、人間関係をリセットすることがクセになっている人たちの精神状態は、通称『人間関係リセット症候群』と呼ばれています。正式な疾病ではありませんが、年末年始に人間関係を断ち切るケースが増えるとして、話題になっているのです。GACKTが人間関係のリセットについて「怖がらなくてもいい」歌手のGACKTさんは2023年12月8日にX(Twitter)を更新。『人間関係をリセットするのはよいと考える派』として、自分の考えをつづりました。無駄に広げた人間関係には、必要のないつながりもあると考えるGACKTさん。自分の人生を大切にして、「付き合っていて楽しくない、明るくなれない人間とは距離をおくべきだ」と述べています。「1つ捨てれば1つ拾える」ともいえ、フットワークが軽くなり、行動力も上がれば、今までにない出会いが増えることにつながると指摘しました。自分の判断力や、観察力が磨かれ、人間として成長できるプラス面もあると考えられます。しかし、人によっては自身が『人間関係リセット症候群』であることに、苦しさを感じる人もいる様子。また、人間関係を切られた側の人たちからは悲しみの声も上がっています。そんな人々を安心させるべく、GACKTさんは投稿の最後で「本当に縁のある人とは、何年離れようが、いつかまたつながるもんだ。怖がらなくてもいい」との温かな言葉を贈りました。年末になると人間関係リセット症候群になる人が多いと聞く。ボクは人間関係をリセットするのは良いと考える派。無駄に広げた人間関係には必要の無い繋がりもある。自分の人生なのだから付き合っていて楽しく無い、明るくなれない人間とは距離をおくべきだ。1つ捨てれば1つ拾える。…— GACKT (@GACKT) December 8, 2023 人間関係について考えさせられるGACKTさんの言葉は、人々の心に届いたようです。投稿には2万件以上の『いいね』と、このような声が寄せられました。・自分自身を否定し、消えたかった頃は『人間関係リセット症候群』でした。今は大好きな人たちと幸せに暮らしています。・ものすごく共感しました。自分の『人間関係リセット症候群』が不安でしたが、少し肯定的に考えられそうです。・進みたい未来から逆算して、人間関係をリセットすることはあります。手放すのも勇気。・50代にもなると、人間関係は切ったり切られたりでお互い様。つらく感じている人は、どうか心を痛めないでください。・人間関係をリセットされた側ですが、いつどこで再会しても、また友達になれると思います。GACKTさんの考え方は、『人間関係リセット症候群』の当人だけでなく、周囲の人々も照らした様子。自分の言葉が、前向きに人生を歩んでいくための誰かの指針となれば、GACKTさんも喜ばしく思うことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年12月09日4年ぶりの主演映画第II弾『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』(11月23日公開)でも話題のGACKT(50)。彼の20年ぶりの続編自伝となる『自白II』(光文社)が刊行された。もともと初の自伝『自白』が発売されたのは03年9月のこと。「神秘のアーティストが初めて明かした謎の半生」が反響を呼び、累計10万部を突破するベストセラーとなった。03年8月19日・26日発売合併号の本誌インタビューでは、GACKTを“大人”にした20歳のころの恋愛を振り返っている。自伝『自白』にも収録された当時の“自白”を再編集して公開する――。■僕は、怖いのかもしれない。結婚したとき、思ったんだ。自分にとって特定の人だと思う気持ちは、絶対に相手には言ってはいけない――と。言ってしまうと、自分も相手も「モノ」みたいになってしまう――と。相手を自分の所有物のように思う気持ち。僕にはそれが耐えられない。独占したと思った瞬間から、人は壊れてしまうと思った。人が変わってしまう。自分が僕にとって特定の存在なのか、そうではないのか。そういう括りを気にする女のコに限って、絶対に壊れた。壊れて、イヤなことまでするようになる。留守電に残すメッセージの内容も、回数も、完全におかしくなる。そのことを問いただしたこともある。でも、そういう女のコは必ず言うんだ。自分でもやめられない。頭ではわかっているけれど、どうしてもやめられない…と。独占欲は人を壊す。恋人付き合いをしたせいで、好きな人を壊してしまうということが、僕はとても怖いのかもしれない。だから、僕は女性に対してかなりキツイことまで、ハッキリと言ってしまう。たとえば「あなたと1秒でも多く、長く一緒にいたい」ということを熱い思いで言われたとする。すると、僕は、こう答えるはずだ。「それは、僕にはできない。僕には仕事があって、やらなきゃいけないことが山ほどある。だから、会える時間はほとんどないよ」と。好きな人と一緒にいることを、いちばん強く願っているんだったら、その相手は僕じゃない。僕にしかできないこともあるけれども、僕にはできないこともある。僕にしかできないことを、一番に望んでくれるんだったら、それには僕は命をかけて応えてあげられる。でも、周りの人にはあたりまえにできても、僕にはできないことを強く望むのなら――。それを叶えてくれる人と一緒にいたほうがいい。独占したい気持ちがわからないわけじゃない。僕だって、独占欲は強かった。異常なほど強かった。それは今も、僕のなかにある。でも、独占欲は人を不幸にすると知ってから、意志の力で抑えている。自分でコントロールしているんだ。自分の好きな人が、僕以外の人を好きになったとしても、それは、相手の判断だ。仕方ない。僕よりも、好きな人ができたんだったら、それはそれでいい。その人が、相手にとっては必要なんだから。でも、だからといって、僕が相手を好きじゃなくなるわけじゃない。僕が相手を好きだという気持ちは、僕の勝手な気持ちなんだ。相手にその気持ちがまったくないのなら、僕は、自分の気持ちを抑えていけばいい。それが、今の僕の恋愛スタイル。僕が好きだという気持ちは貫きとおすけれども、相手がそうじゃないことだって、当然ある。それは完全な失恋だけど……。■彼女のほうから、もうこれ以上は一緒にいられないとても痛い失恋をしたことがある。20歳ぐらいのときだった。相手は2歳ぐらい年上で付き合ったのは4カ月……。突然、言われた。「白紙に戻そう」と。でも、白紙になんて戻るわけがない。あのとき、僕は、おかしくなった。自分の弱さがあったと思うけれど、笑えるぐらい、おかしくなった。彼女は白血病だった。付き合い始めてから、それを聞いた。でも、僕たちには関係ないと思った。彼女が病気だろうと、何だろうと、僕が彼女を好きな気持ちは変わりない。命にかかわる病気だということもわかっていた。でも、僕が思っている以上に、彼女はもっともっと深く病気のことを、そして、僕のことを思っていたんだ。そのことを、僕が理解できなかったということが、いちばん大きな別れの理由だったような気がする。彼女が僕の目の前で倒れることはしょっちゅうあった。僕には、どうしていいのかわからないこともよくあった。彼女のほうから、もうこれ以上は一緒にいられないという答えを出してきた。嫌いになったわけじゃない。でも、もうこれ以上は一緒にいられない……と。別れの言葉は、電話だった。僕は彼女に会いに行った。どうしても納得できなかったから。嫌いじゃないのに、別れなければいけない?なぜだ?そんな理由があるのか?そんなの全然わからない。でも、彼女は、もう決めたことだからとしか言わなかった。彼女の性格はよく知っていた。決めたことを簡単に覆す人じゃない。僕も、わかったと、言うしかなかった。どうにでもなれという気分だった。だから、車で無茶をした。前にも話したことだけど、大破した車を前にして、僕がぼんやりタバコを吸っていると、彼女から電話がかかってきた。「何やっているのよ!」と、彼女に泣かれて、僕は、目が覚めた。そんな自分が心底情けないと思った。僕は、自分のことしか考えられない子供だったんだ。彼女は、僕と付き合う前にフィアンセがいた。彼は、いつも車で、彼女を迎えに来てくれたという。でも、あるとき、彼女を迎えに来る途中、事故に遭って、亡くなってしまった。彼女は、ずっとそのことを考え、悩んでいた。好きだと思っている相手が、突然、いなくなるって、どういう気持ちかわかる?あなたに、そんな思いをさせたくない……。彼女は、一生懸命だった。僕に自分の気持ちを伝えようとした。その言葉の底にあったのは、フィアンセを失った悲しみ、病気と闘い続ける覚悟、そこに潜む死ぬかもしれないという恐怖――。でも、当時の僕はまだとても未熟で、彼女の真意がわからなかった。そんなの勝手じゃないかと思っていた。だから、車で無茶なんかできたんだと思う。彼女に泣かれて、僕は彼女を傷つけたことに気づいた。本当に何をやっているんだ、俺は……。それから二度と、僕は車で無茶をしない。命を粗末にすることもない。彼女の近況は聞いている。時々、連絡をとっている。幸いなことに、病気はよくなっているそうだ。頑張っているんだと思う。表面的な優しさは、世の中には多い。表面的な優しさで、相手を傷つけないようにしようというんじゃなく、そのときは相手を傷つけてでも、その後、相手が前に進めるんだったら、自分はどう思われてもかまわないというのは、すごいと思う。長い時間がかかるとしても、最終的に相手はわかってくれるという思いでできる行為。自分が誤解されたとしても相手のことを思い、相手を信頼しているからこそできる行為。相手の背中を押すことに対して、何の見返りも求めていない決断の表れ――。それが、本質的な優しさだ。そのことを僕は、彼女に教えられたと思っている。■『自白』刊行から20年、今回刊行された『自白II』では波瀾万丈のアーティスト人生を歩んできた彼が50歳となった今、20年の沈黙を破って後半生を振り返っている。遺書を20通書いた活動休止期間の苦闘、主演映画『翔んで埼玉』の舞台裏、個人71連勝中のバラエティ番組『芸能人格付けチェック!』の葛藤、先輩アーティストたちとの華麗なる交流録、実業家として億単位の負債、最後の恋など仕事と私生活を自ら明かしている。
2023年12月09日GACKTと二階堂ふみがW主演を務める映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』(公開中)の本編映像が8日、公開された。現在、公開初日からの累計で、観客動員数83万8,000名、興行収入11億5,000万円を突破し大ヒット中の同作。しかし、公開前から主演のGACKTや他キャストらが「早いタイミングで公開中止になるのではないか?」と不安を募らせていたシーンがあり、この度そのシーンの一部が解禁された。公開されたのは、大阪甲子園球場の地下に拡がる謎の施設”タコランド”のすがた。冷酷無慈悲な大阪府知事・嘉祥寺晃(片岡愛之助)の罠にはまり、甲子園の地下深くへ連行される麗は、巨大なタコと奇怪な工場長の姿を目にする。どこか既視感もある世界観が広がるこの工場は、通称”タコランド”で、そこには奇妙な歌に乗りながら「たこ焼き」「豚まん」「お好み焼き」など大阪名物の“粉もん”をひたすらに作り続ける労働者たちの姿があった。白塗りに「551蓬莱」の衣装を纏った施設長の「姫路組アウト~!」の声と共に尼崎組の労働者がミュージカル映画さながら息ピッタリの歓迎ダンスを披露する。「粉物工場で働く労働者A」はお笑い芸人・タレント・女優として活躍の舞台を多彩な世界へと広げているゆりやんレトリィバァ(奈良県出身)、「粉物工場で働く労働者B」はバブリーダンスで注目を集めた大阪府立登美丘高校ダンス部の振り付けを担当した、日本を代表する振付師・akane(大阪府出身)、「施設長」は『カメラを止めるな!』(2017年)で長編映画デビューし、その後も『ルパンの娘』シリーズに出演するなど、俳優として活躍の幅を広げている竹原芳子(大阪府出身)がそれぞれ演じ、強烈なインパクトを残している。【編集部MEMO】『翔んで埼玉』は、『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央が1982年に発表した作品。2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。2019年に二階堂ふみとGACKTをW主演に実写映画化。続編となる映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』が全国公開されている。(C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会
2023年12月08日映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』 (公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が4日に大阪で行われ、GACKT、加藤諒、益若つばさ、アキラ100%、モモコ、藤原紀香が登場した。同作は『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央氏が1982年に発表した作品で、2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。埼玉県民が東京都民からひどい迫害を受けている世界で、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)と、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)の活躍を描く。○■映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』大阪で舞台挨拶公開初日の興行収入が前作比160%(全国エリア)のロケットスタートとなったこと、さらに、公開初日の関西エリアの興行収入が330%という驚異的な数字を記録したことを受け、GACKTは「3.3倍の人が観に来ている事と(ディスっている事で)敵に回していないかはイコールではないですよね……。前作はヒエラルキーがありましたけど、今回大阪はただの悪者になっています」と未だ心配が晴れない様子で大阪人の反応を探る。益若は、滋賀県での前作対比の興行成績が約1000%であることを挙げ、「私たちの想像以上の盛り上がりで凄く嬉しいです」と素直に驚きを見せた。関西への愛ある「ディス」も話題になっている本作について、周りからの反響を聞かれた藤原は「やっぱりありましたね。ネタバレにならない様に言いますと……」と少し思案してから、「和歌山、奈良、滋賀の方々のことをディスらなきゃいけないので、全国に向けて色んな人が来たら嬉しいなあ!という思いで思いっきりディスらさせてもらいました」明かす。モモコは「初日観に行ったのですけど、すっごい人でビックリしました。上映回数アホちゃうかと思いました。でも皆さんいっぱい入ってくれて嬉しかったです」と喜びと感謝を伝えた。アキラは父親が滋賀県出身で、母親が埼玉県出身であることを告白し、「僕はこの映画のために生まれてきたんじゃないかと、お袋がめちゃくちゃ喜んでて嬉しかったです」と反応を明かした。注目してほしいポイントを聞かれたGACKTは「いい表現で言うとオマージュ、普通に言うとパクリですね」とここでひと笑いをかっさらいつつ、「(パクリが)沢山入っているので、いくつパクリが入っているのか数えていただくのはアリなんじゃないかと……。後こういう作品を作るときって許可を取るのが普通なんですけど、ほとんど許可を取っていない。(監督が)未だにクレームが入ってないと喜んでましたから、ボクは訴えられると思ってます。ボクの予想ではあと2週間くらいで公開中止になると思う」と自虐ネタで語る。藤原は「(愛之助との)結婚後の2人の共演は初でしたのでそこのシーンを楽しんでほしい、凄く仲の悪い役だったのでお芝居はやりやすかった」と盛り上げた。イベントでは映画の大ヒットを祝し、鏡開きを実施。樽の中にはたこ焼きを模したたこ焼きボールが入っており、6人はそこにサインを書き込み観客に投げ込む。サインを書き込む際には、GACKTが日付を誤って「11月4日」と書いてしまったことを加藤・益若が目ざとく見つける一幕も。さらに、もう一つおまけにと6人の手に握られたたこ焼きボールは人気店「くくる」のたこ焼き無料券付きで、大阪人は大歓喜でキャッチしていた。
2023年12月05日4年ぶりの主演映画第II弾『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』(11月23日公開)でも話題のGACKT(50)。彼の20年ぶりの続編自伝となる『自白II』(光文社)が先月22日に刊行された。もともと初の自伝『自白』が発売されたのは03年9月のこと。「神秘のアーティストが初めて明かした謎の半生」が反響を呼び、累計10万部を突破するベストセラーとなった。03年8月5日発売号の本誌インタビューでは、1999年について振り返っている。1月に彼はMALICE MIZER(以下、マリスミゼル)を脱退。6月に同バンドのドラムス・Kamiさん(享年27)がくも膜下出血で亡くなっている。自伝『自白』にも収録された当時の“自白”を再編集して公開する――。■夏に入る直前だった。撮影中にいきなり気分が悪くなった。目眩がして、立っていられない。直感的に思った。身内に何かあったんだ……。僕は身内全員にすぐに電話を入れた。皆、無事。何事もなかった。でも、モヤモヤした気分は少しも消えない。身内が亡くなるとき、いつも起きる現象だった。だから、また誰かが死んだんじゃないかという不安があった。でも、誰なのかはわからない。ただ、ただ、苦しい。呼吸が乱れて息苦しく、普通に生活ができないレベルになってしまう。虫の知らせのようなものだと思う。そのあと、僕はマリスミゼルのメンバーとつながりのある人間に電話を入れた。メンバーは無事か?という僕の切羽詰まった問いに対して、答えは「今日、会いましたけど、元気でしたよ」というものだった。それでも不安は消えなかった。もっとマリスに近い人物にも会いに行った。夜中だったが、メンバーが無事かどうかをすぐに確認してくれると、言ってくれた。でも、結局、連絡は来なかった。それから1週間後だった。Kamiの死が公表された。後でわかったことだけど、僕の気分が悪くなったのは、Kamiが亡くなった直後のことだったらしい。Kamiの死は、結局、回り回って友達から聞くことになった。すでに、葬儀も終わっていた。ちょうどレコーディングの最中で、僕は、スタジオにこもっていた。全く何も手につかない。でも、やらなきゃいけない。自分にそう言い聞かせていた。やらなきゃおかしくなりそうで……。すごい後悔が残っている。なぜ、僕は直接、Kamiに電話をしなかったんだろう。間に人を介するのではなく、なぜ直接、Kamiと話そうとしなかったんだろう。僕はまだ、大人になりきれていなかった。大人になるということは、たとえ、感情をむき出しにしてぶつかりあっても、そのあとで、相手を受け入れることができるかどうかだと思う。子供はぶつけるだけで終わり。そこで、関係は途切れてしまう。でも大人であれば、感情の嵐が過ぎ去ったあとで、冷静に事態を見つめ、自分自身を客観視することで、相手を受け入れる態勢がとれるはずだ。あのころの僕には、それができなかった。都合のいい解釈を見つけ、本気でぶつかり合うことをしなかった。そこに、相手に対する遠慮があった。それ以前にも、イヤな予感は何回かあった。そのたびに、僕は、Kamiとの間に入っている人と連絡をとったが、とうとうKamiに直接、電話をすることはなかった。互いに子供っぽい意地と遠慮で、僕らは電話ができなかったと、今では思う。でも、もし、すぐに電話をしていたら……。もしかしたら、僕にも何かできたのではないだろうか。すごくおこがましいかもしれない。もう、取り返しのつかないことだ。でも、もし、あのとき、直接、話ができていたら……。■僕が頑張ることが、彼の生きた証しになる。その後、Kamiの実家に行ったんだ。最初は、彼の誕生日、2月1日だった。Kamiに会いたいと思った。Kamiの墓に行きたい。僕は葬儀にも出られなかったから、手を合わせたかったし、とにかく会いたかったんだ。実家のある町は知っていたけれど、家がどこかは全く知らない。だいたいこのあたりに住んでいるということだけ聞いて、僕は車を走らせた。そして、近所の……といっても、田舎だから、かなり広い町だけれど、あちこちの家のインタホンを押し、人を探しているんです。こういう人を知りませんか? このあたりに住んでいると聞いたんですけど。などと、聞いて回った。朝、東京を発ち、昼ごろ、茨城に着いて、ずっと探し回った。ようやく住所がわかって家にたどり着いたのが夜7時ごろ。玄関を開けたとき、わかりますか?と、聞いていた。お父さんもお母さんも、ライブに来たことがあったから、僕のことは、すぐわかった。よく来てくれました。とにかくあがってください。そう言って、家の中に招き入れてくれた。家族みんなで夕食に出て、鍋をつつきながら、お父さんもお母さんも、いろんな話をしてくれた。僕の知らなかった子供のころのKamiの話もいろいろ聞いた。そして、こう言ってくれたんだ。「まだ、忘れられないけれど仲間が頑張ってくれることが、あの子が生きた証しだから」それを聞いて、とても救われた気がした。僕が頑張ることが、彼の生きた証しになる。以来毎年、僕はKamiの誕生日と命日には、彼の実家へ顔を出している。「いつでも遊びにおいで」というご両親の言葉に甘えて。最初の年は、大勢、お墓参りに来てくれていた。命日にしても、誕生日にしても。あれから4年、どんどん人が来なくなった……。来たから、どうこうということじゃない。お墓参りをすれば、Kamiが喜ぶというわけじゃないんだろう。でも、僕には皆がどんどん……、あいつのことを忘れていくように思えて……それが、すごく辛い……。もっと頻繁に、彼の墓へ行けるといいんだけど、結局、命日のときと誕生日のときになってしまっている。でも、そのたびに、お父さんもお母さんも歓迎してくれて、今では、自分の親のような感覚なんだ。ご両親のほうも、僕を実の子供のように思って、僕にKamiの姿をダブらせているように思う。僕は今もずっと、Kamiの果たせなかった夢を追い続けている。それがKamiがこの世に存在し、生きた証しだ。Kamiは今も僕の中に生きている――。■GACKTは今年2月にも、Kamiさんの墓前で手をあわせる姿をインスタにあげていた。今回刊行された続編自伝『自白II』では波瀾万丈のアーティスト人生を歩んできた彼が50歳となった今、20年の沈黙を破って後半生を振り返っている。遺書を20通書いた活動休止期間の苦闘、主演映画『翔んで埼玉』の舞台裏、個人71連勝中のバラエティ番組『芸能人格付けチェック!』の葛藤、先輩アーティストたちとの華麗なる交流録、実業家として億単位の負債、最後の恋など仕事と私生活を自ら明かしている。
2023年12月02日漫画家の魔夜峰央さんによる作品であり、およそ37年の時を経て2019年に実写化された、漫画『翔んで埼玉』。俳優の二階堂ふみさんと、歌手のGACKTさんがダブル主演を務めており、未完の原作にオリジナル要素を加えた勢いのあるギャグストーリーは、高い評価を得ました。2023年11月23日には、第2作である映画『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』が公開されるなど、時には『ダ埼玉』と揶揄されてきた埼玉県の勢いはとどまることを知りません。GACKT、『翔んで埼玉』のオフショットを公開第2作の公開からおよそ1週間が経過した同月29日、同作の主演を務めるGACKTさんがX(Twitter)を更新。『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』のロケ現場で撮影した、オフショットを公開しました。写っているのは、GACKTさんが演じる麻実麗の姿。この写真が撮影された時、GACKTさんはあまりにも過酷な状況に息も絶え絶えだったといいます。映画を観た人であれば、どのシーンの撮影時かが分かるであろう、ファン必見のオフショットをご覧ください!暗いニュースも多いご時世、そんな時代だから翔んで埼玉でも見て大声で笑ってくれ。見た人は分かると思うが、あの甲子園の地下のシーン。撮影中はカイロを20個も貼って、極寒の洞窟で朝から夜中まで連日撮影。リアルに死ぬかと思った。それを想像しながら見てくれ。 pic.twitter.com/qCnjhKZmx6 — GACKT (@GACKT) November 29, 2023 極寒の洞窟内で撮影を行ったため、全身にカイロを貼るなど、体温維持に努めたというGACKTさん。それでも、あまりの寒さに大変な思いをしたといいます。GACKTさんは、「暗いニュースの多い時代だからこそ、『翔んで埼玉』を観て、大声で笑ってくれ」というメッセージとともに、オフショットを公開。ショッキングな事件や戦争などのニュースが飛び交う中、少しでも多くの人を笑顔にしたいという思いから、同作に出演する俳優として過酷な撮影を乗り越えてきたのでしょう。GACKTさんのプロとしての本気が伝わってくる投稿に、多くの人から反響が上がっています。・あの笑いの裏に、こんな苦労があっただなんて…!本当にお疲れ様です。・GACKTさんたちのおかげで、お腹が痛くなるくらい笑うことができました!・そんな裏話を聞いたら、映画を観に行きたくなった…!明日、映画館に行ってくる。「面白くて元気が出た」「今年で一番笑うことができた」といった感想が相次いでいる、『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』。GACKTさんの熱い想いは、埼玉県から全国に届いているようです![文・構成/grape編集部]
2023年11月29日4年ぶりの主演映画第II弾『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』(11月23日公開)でも話題のGACKT(50)。彼の20年ぶりの続編自伝となる『自白II』(光文社)が11月22日に刊行された。もともと初の自伝『自白』が発売されたのは03年9月のこと。「神秘のアーティストが初めて明かした謎の半生」が反響を呼び、累計10万部を突破するベストセラーとなった。03年6月3日号の本誌インタビューでは、GACKTがカジノのディーラーとして働いていた19歳のときを振り返っている。自伝『自白』にも収録された当時の“自白”を再編集して公開する――。■10代のころ、僕はとにかくメチャクチャだった。バイクや車で無茶をした。僕は僕であることの意味がわからなかった。別に、いつ死んでもいい。そんな投げやりな気分が、いつも僕の中心に渦巻いていた。僕を変えたのは、ある人との出会いだった。19歳。僕にとって、それは衝撃的な出会いだった。彼は、カジノの客だった。30代で独身。実業家で、お金もあるし、地位も名誉もある、おまけにキレイな彼女もいる。完璧な人だった。当時の僕は、バンドのヘルプをしながら、水商売をしていた。ヘルプとしてドラムを叩いていた最大の理由は、そのバンドのボーカリストの魅力にあった。彼には存在感があったし、プロになるという志を持っていた。だから、ボーカルの彼がほかのバンドに引き抜かれてしまうと、ヘルプを務める意味がなくなってしまったんだ。それから約1年、僕はバンド活動から遠ざかっていた。その間も、ライブハウスには出入りしていたけれど、彼以上のボーカリストには出会えなかった。当時の僕は、音楽に対してもっと本気になりたかった。でも、周囲のバンドの連中とは、ずいぶん温度差があった。周りには、プロになれればいいという意識の低いヤツばかりが多かった。バンドをやってれば、とりあえず女のコにモテる、そんなヤツらがほとんどだった。音楽は趣味。収入はバイトでという連中は、ガソリンスタンドで働いていたり、飲み屋でバイトをしたり。僕はホストやカジノのディーラーをしていたから、彼らとは生活レベルが明らかに違う。そういう意味でも、僕は彼らにはなじめなかったんだ。このまま水商売で生きていこうかと思った時期もあった。ちょうどそんなころだったんだ。彼と出会ったのは。彼が、いちばん最初に僕に言ってくれた言葉は、今も忘れていない。「自分の人生を本気で素敵だと思って生きたいか、自分自身はどうでもいいと思って生きたいか。どっちがいい?僕は、自分の人生を本当に素敵だと思って生きているよ」彼は穏やかに微笑みながらそう言った。「どっちがいい?」と言われたとき、瞬時に思った。僕は自分の人生を素敵だと思っていきたい!そんなことを考えたのは、生まれて初めてだったかもしれない。僕はそれまでずっとどこかで自分を否定して生きてきたのだから。それから、彼と行動をともにした。できる限り一緒にいた。よく彼の家に遊びに行って、いろんな話をした。その人も忙しかったから、毎日じゃないけれども、時間があれば、会いに行っていた。初めて、自分以外の他人に興味を覚えた。僕は、彼のような人間になりたかった。彼はいつも、「こっちとこっち、どっちがいい?」というふうに、わかりやすい話し方をする人だった。でも、話せば話すほど、彼の考え方、行動の仕方がすべて僕とは違うところにあるということが、わかり始めてきた。何よりも、人としての器が全然、違う。僕は負けず嫌いだから、今まで自分より少しでも大きな人と出会うと、なんとかして追いつき追い越してやろうと思ったものだが、その人は、そんなレベルじゃなかった。僕は彼と同じ土俵にすら立てない。それをひしひしと感じていた。あれから10年たった今でも、彼にはまだ、近づけない。同じ土俵にも立っていないと僕は思う。僕は、あのとき――彼に出会ったときに、この世に生まれたんだ。本気でそう思っている。19歳が、僕が生まれたとき。だから、僕はまだまだ子供なんだ。その分、精神年齢が若いのかもしれない。カジノのディーラーになったきっかけは、水商売をやめたかったから。なんとなく始めたけれど、最後はそのお店のトップディーラーの位置だったと思う。■国籍なんて、僕にとってはどうでもいいことだ。その店では、もうひとつの出会いがあった。僕と同じディーラーをしていた女性との出会いだ。彼女のことは、以前、スポーツ新聞にも書かれたことがある。『8歳年上の金髪美女と結婚!』なんて見出しが躍っていたっけ。僕には、当時、金髪の女性の知り合いすらいなかったというのにね。ロスへレコーディングに行くときに、記者に成田で話しかけられた。変なことを聞いてくるなと思ったけれど、それほど気にしなかった。そうしたら「金髪美女と結婚」って書かれていた。ロスでその新聞を見たけど、おかしくって笑っちゃったよ。彼女は白人女性じゃない。国籍は韓国だった。でも、国籍なんて、僕にとってはどうでもいいことだ。それに、国籍がどうのこうのということ自体がバカバカしいことだと、僕は思う。僕は何も気にしていなかった。愛があって、一緒にいて、ふとした仕草を見たときに「好き」って思うことがある。「好き」というのは形を変える。でも、いつも前提には愛がある。それでいいんじゃないかなと思うんだ。籍を入れたのは、彼女のほうから、「籍を入れたい」と言ってきたからだった。僕は、「いいけど、僕は何も変わらないよ」と、言ったんだ。「婚姻届を出したことで安心したとしても、それは意味のないことだよ」籍なんて、ただの紙の問題だと、僕は思う。でも、彼女は証明のようなものを欲しがっていたようだった。でも、最後はそれが2人にとって、負担になってしまった気がする。結婚したから、こうしなきゃいけないとか、そういう決まりみたいな考えが、逆に2人をギクシャクさせたのかもしれない。熱狂的なファンが、家の前で待っていたりするのも、彼女にとってストレスの原因の一つになっていた。いやがらせもあった。自宅へいたずら電話がかかってくる。いたずら電話は、ずっと鳴りっぱなしだった。そんな状況のなかで、彼女はだんだん家にいられなくなっていった。最後は、ノイローゼ状態になって、「別れたほうがいいね」という話になったんだ。もちろんファンのいやがらせだけが、別れた理由ではないけれど、彼女には、いつもいろんなプレッシャーがつきまとっていたんだと思う。結婚していた時期は、短かったね。僕はもう、結婚はしない。籍を入れることがあるとしたら、それは僕が死ぬ時だと思う。死ぬ直前に、最後まで一緒にいてくれた相手が籍を入れておきたいと言うのなら、2人で共に生きた証しとして、入籍するかもしれない。■『自白』刊行から20年、今回刊行された『自白II』では波瀾万丈のアーティスト人生を歩んできた彼が50歳となった今、20年の沈黙を破って後半生を振り返っている。遺書を20通書いた活動休止期間の苦闘、主演映画『翔んで埼玉』の舞台裏、個人71連勝中のバラエティ番組『芸能人格付けチェック!』の葛藤、先輩アーティストたちとの華麗なる交流録、実業家として億単位の負債、最後の恋など仕事と私生活を自ら明かしている。
2023年11月25日2023年11月23日放送のバラエティ番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)に、歌手のGACKTさんが出演。他人に興味がない、孤高なイメージを抱かれがちなGACKTさんですが、その印象をくつがえすエピソードを明かしました。本物降臨!GACKTのマッチングアプリ失敗談バーで飲んでいる時に、知り合いのダンサーから、出会いを求めている人が使う『マッチングアプリ』を勧められたGACKTさん。「何とマッチングするんだ?」と質問するほど、まったく知識がなかったのですが、説明を受けて「世界は変わったな!」と衝撃を受けたそうです。人に勧められたものはとりあえず試してみる性分のため、GACKTさんは早速『マッチングアプリ』に登録することに。詐称しないよう、正直に自身の顔写真とプロフィールを登録したといいます。課金制だったため、数千円の支払いも済ませたのですが…翌日、なぜかログイン画面から進めない状態になっていました。メールを確認すると、アプリの運営から「あなたは詐称により、アカウントが停止されました」との連絡が来ていたとか!GACKTさんは、理不尽に拒絶されたことについて、次のように語っています。何ひとつ詐称していない僕だけBAN(アカウント停止)して…そのアプリの中に、僕の写真使ってるやついっぱいいるんですよ!僕それめちゃめちゃショックで…。うちのマネージャーに、「とりあえず金はいいから、会社に電話しろ」と。「詐称したっていわれるのは納得いかないから、それだけ伝えろ」って。ぽかぽかーより引用GACKTさんの行動には出演陣から擁護の声が上がった一方、「誰も信じないでしょ!」「GACKTさんは何も間違っていないけど、向こうの気持ちも全然分かる」と、運営側に寄り添った声もありました。なお、運営からは「一度、停止したアカウントは戻りません」との返事があったとのこと。芸能人が正直に個人情報を入力し、『マッチングアプリ』を活用しようとした話はネット上でまたたく間に広がり、人々に衝撃を与えました。・かわいそうで面白すぎる。・GACKT様とマッチングしてみたかった!・そりゃあ、運営側も本物が来るとは思わないよな…。番組の放送後、GACKTさんは自身のX(Twitter)を更新。もう『マッチングアプリ』に登録しない意思を示しました。世の中には不条理ってある。もう、マッチングアプリにボクはいないぞ。他は皆フェイクだ。@GACKTーより引用芸能人だからこそ、自身に過失がなくとも、一般の人より自由が制限されてしまうGACKTさん。『マッチングアプリ』が使用できないのは残念でしたが、ほかの方法で交友関係を広げていくことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年11月24日11月23日、映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』の公開を記念した舞台挨拶が行われ、GACKT、二階堂ふみをはじめ、加藤諒、益若つばさ、川﨑麻世、藤原紀香、武内英樹監督らキャスト陣が登壇した。全国373館で公開がスタートし、大ヒットを記録した前作『翔んで埼玉』(2019) 超えに期待がかかる本作。上映終了後、熱気冷めやらぬ観客を前に主人公・麻実麗を演じたGACKTが開口一番「映画いかがでした?」と問いかけると、観客からは割れんばかりの拍手と歓声が起こった。GACKTはこの反応に「これでもう帰れます」と冗談を飛ばし会場を笑わせつつも「皆さんのリアクションが薄かったら泣いて帰るところでした」と胸をなでおろした。続いて、麗とともに“日本埼玉化計画”を推し進める壇ノ浦百美役の二階堂が「今日は豪華な皆様と初日を迎えることができました。最後まで楽しんでいってください!」と声援に応え、埼玉解放戦線のメンバーの信男役の加藤、おかよ役の益若らも笑顔で続いた。そして今回、滋賀解放戦線のリーダー桔梗魁を演じる杏は不在だったものの、滋賀解放戦線のメンバー近江美湖役の堀田真由と近江晴樹役のくっきー!(野性爆弾)が駆けつけた。「前作『翔んで埼玉』も大好きで……!滋賀県出身として、この作品に滋賀県人役として出演することができて本当に嬉しく思います!」と喜びを語る堀田に続いて、MCから「近江晴樹役のくっきー!さんです」と紹介されたくっきー!は「あ、役名間違ってます……。星の王子様役のエディ・マーフィーです~」と独特のボケを炸裂し、「滋賀をこんな重宝していただいた作品は今世紀初だと思うので、ぜひ滋賀のことも好きになってください!」と、堀田と共に滋賀県への愛をアピール。さらに、滋賀のジャンヌダルクを演じた高橋メアリージュンは「ちょうど、ジャンヌダルクみたいな役をやりたいなあと思っていたところに、この“滋賀のジャンヌダルク”という役を頂けて自分の引き寄せにびっくり……!」と、役柄との奇跡的な出会いに、喜びを爆発させた。続いて関西で待ち受けるヴィラン軍団の一人・京都市長役を演じた川﨑は物語の中でも驚きの展開、藤原紀香演じる神戸市長とのラブシーンについて客席に「どうでしたか?」と問いかけると、なぜか客席からは爆笑が巻き起り、これに川﨑は「何がおかしいねん!!」と役柄さながらの京都弁で鋭いツッコミ!一方で川﨑とのラブシーンについて神戸市長役の藤原も「台本を読んで、ひっくり返りました!役者なので、お互いをリスペクトしながら演じさせていただきました」と、現場で貫いたプロ意識を振り返った。また、藤原は博多座の千秋楽のため残念ながら欠席となった大阪府知事・嘉祥寺晃役の片岡愛之助の「本当は皆様にご挨拶をしたかったのですが今日はどうしても行くことができず残念です」というメッセージも代弁した。埼玉はもちろん、滋賀、奈良、和歌山が虐げられる物語が展開されることもあって武内監督は「昨日から眠れなかったのですが、今のところ関西人からクレーム来ていません!」と安堵の表情を浮かべた。そんな監督からGACKTは「監督から『今、埼玉がおかしくなっている。埼玉で1つの映画館で、何回上映していると思う?』と聞かれて、ボクが答えた回数の倍以上でした。20回まわしだと……」と驚いたと告白。客席からも驚きの声が響く中、続けて「滋賀は23回まわしだそうで……これが(公開から)3日間しか続かなかった、とならないように盛り上げていきたいと思います!」と意気込んでいた。二階堂も「2作目ができると聞いた時は、大丈夫なのかな、と思いましたが予想をはるかに上回って、多くの方に届いていると実感しました」と感動を露に。続けて「3列目に座られている、滋賀、和歌山、奈良の方々にはお詫びの気持ちでいっぱいです」と謝罪をする二階堂。その目線の先には、なぜか客席中央で「滋賀」「和歌山」「奈良」と書かれたズタ袋を着た謎の軍団が。実はこの軍団、映画とジェットスター航空とのタイアップの一環「滋賀・和歌山・奈良県人限定 翔んでジェットスターツアー!!」に見事当選したツアーのお客様たち。ツアーのメニューとして劇中で使用された奴隷服のズタ袋衣装を纏った一行に会場からは大きな拍手が巻き起こっていた。前作に引き続き出演となった加藤と益若は制作現場でのエピソードを振り返り「いつも完璧な麗様(GACKT)がリハーサル途中で、顔の調子が悪いと感じた時がありまして……」と益若が告白。益若がその時の顔をGACKTに向かって披露するが、「何も覚えてないですね」と無反応のGACKT。対して加藤は益若の大胆な行動に「マジで(GACKTさんの)目が見れない……!」と戦慄。益若は現場でGACKTが「関西弁をやるなら顎を出した方がいいかなと思って……」と一生懸命顎を出す練習をしていた衝撃エピソードを明かし、GACKTのストイックすぎる役作りに会場からは笑いが起きていた。イベント終盤には琵琶湖の最大水深104mに因み、映画の中でも大活躍した「とびだしとび太」(滋賀県発祥の交通安全の人型看板)に扮した子供たち104名の大群が一挙に劇場に流れ込むサプライズ演出にキャスト陣はじめ会場も驚愕。GACKTは、「かわいいなと思って見ていたが、彼らが目を合わせてくれないので、僕は傷ついている……」。二階堂は、「エネルギーが一気にアップしましたね!」と、子どもたちとの触れ合いを楽しんだ。昨年10月の再始動から約1年間に渡り様々なイベントに参加し、埼玉県民をはじめとするファンの想いを沢山感じてきたGACKTと二階堂。最後に二階堂は「また是非劇場に観に来ていただけたら嬉しいです!そして家族やお友達にも広めて頂いて、パート3に向けてさらに盛り上げていけたら!」と早くも新章に意欲を燃やした。GACKTは「どんな風に思われたか、感動していただいたか分からないんですけど、その感動を家にもって帰る前に物販コーナーがありますので、お一人ずつ出来るだけ買ってください」と茶化しつつも「今日は本当にありがとうございました!」と改めて心からの感謝を届けていた。<作品情報>『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』公開中公式サイト: 映画「翔んで埼玉」製作委員会
2023年11月24日映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』(11月23日公開)の公開初日舞台挨拶が23日に都内で行われ、GACKT、二階堂ふみ、加藤諒、益若つばさ、堀田真由、くっきー!(野性爆弾)、高橋メアリージュン、川崎麻世(崎はたつさき)、藤原紀香、武内英樹監督が登場した。同作は『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央氏が1982年に発表した作品で、2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。埼玉県民が東京都民からひどい迫害を受けている世界で、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)と、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)の活躍を描く。○■映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』舞台挨拶でサプライズ同作でネタにされた県に対し、二階堂「お詫びと感謝の気持ちでいっぱいです。先にお詫びさせていただけたらと思います」と苦笑していた二階堂。フォトセッション時には、琵琶湖の最大水深104mにちなみ、滋賀県発祥の交通安全看板「とびだしとび太」に扮した104人の子供たちが登場する。キャストには人数が少なく伝えられていたため、二階堂は「最初聞いていた数と(違う)。全然途切れない」と驚き。GACKTは「出てきたタイミングでああ、かわいいなと思って後ろ振り返ったら、誰も目を合わせない。けっこうそれに傷ついている」と怖がられていた様子。一方、二階堂はしゃがみこんで子供たちに話しかけ、一緒に「とびだしとび太」ポーズで盛り上げていた。
2023年11月23日映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』(11月23日公開)の公開初日舞台挨拶が23日に都内で行われ、GACKT、二階堂ふみ、加藤諒、益若つばさ、堀田真由、くっきー!(野性爆弾)、高橋メアリージュン、川崎麻世(崎はたつさき)、藤原紀香、武内英樹監督が登場した。同作は『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央氏が1982年に発表した作品で、2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。埼玉県民が東京都民からひどい迫害を受けている世界で、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)と、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)の活躍を描く。○■映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』舞台挨拶にGACKTら登場GACKTは監督から「埼玉は今おかしなことになってるんだよ」と話を聞いたそうで、「『映画館一つで、何回回ししてると思う?』と聞かれて、数えたんですけど、僕の言った数字を遥かに超える、“20回回し”という」と明かす。武内監督が「15分に1回、『翔んで埼玉』が始まってる。4つくらいのスクリーンで」、益若が「MOVIXさいたまというところです」と補足した。さらにGACKTは「滋賀はもっとおかしなことになってて、23回回しがある」と明かし、観客も驚き。「これが3日ほどしか続かなかった、とならないようにみんなで盛り上げていけたらと思います」と意気込んだ。この日はジェットスターとのタイアップ企画で、滋賀・和歌山・奈良の住民が作中で虐げられている3県人が着用しているズタ袋を着て、関西航空から同作を鑑賞。川崎は「滑走路に、お出迎えに行ったんです。そしたらみんなタラップからこのままの格好で降りてきました。機内の中で、他の観客もいらっしゃたんですけど、どんな反応だったのかと思って。この格好でお写真撮って……」と語っていた。またフォトセッション時には、琵琶湖の最大水深104mにちなみ、滋賀県発祥の交通安全看板「とびだしとび太」に扮した104人の子供たちが登場。キャストたちは「10人ほど」と聞かされていたため、サプライズに驚いていた。
2023年11月23日4年ぶりとなる主演映画第II弾『翔んで埼玉~琵琶湖より愛を込めて~』が11月23日に公開されるGACKT(50)。さらに20年ぶりに続編自伝『自白II』が22日に緊急刊行される(光文社刊)。本誌でのインタビューをもとに、衝撃の後半生を本人がすべて書き下ろしている。役者GACKTの“心の父”は大河ドラマ『風林火山』(’07年)で共演した緒形拳さんだった。同書から一部を抜粋、再構成してお届けする。■ボクを導いてくれたのは心の師、心の父とも言える〈緒形拳〉との出逢いだ。拳さんが謙信の軍師・宇佐美定満役を受けてくれたことがボクの人生にとって大きな転機となった。彼は本当に面白い人だった。会うたびにどんどん惹かれていった。ある日、台本読みのリハーサル中に監督のアシスタントが「緒形さん、そのセリフはカットになりました」と言った時のことだ。拳さんはしばらく間を置いて無表情で「おお、そうか…」と答えその場はサラッと進んだ。もう一度、頭から台本を読み始めることに。拳さんのカットになったセリフの手前まで来たとき、「なあ、監督…。これはなんで短くしたんだ?」と言った。アシスタントが間髪入れずに「時間の都合です。よろしくお願いします」と割って入った。しばらくの沈黙の後、拳さんはまた「おお、そうか…」と答え台本読みが進む。もう一度、初めから読み合わせが始まる。拳さんのカットしたセリフの前でまた「なぁ監督…。これは、なんでカットしたんだ…?」と無表情ながら強い語気で質問した。すると、困った監督が「あの~、時間の都合で〜」と申し訳なさそうに言った。長い沈黙の後、「おお、そうか…」とまた再開する。その場にいた全員がこの凍りつく時間にドキドキしていた。『何かが起きるぞ!』とボクだけがワクワクしていた。台本の読み合わせが終わって全員が立とうとした時、拳さんが口を開いた。「監督…、セリフっていうのはな、役者の命だ。つまりオマエは…、時間の都合でオレの命を奪うのか…?」と。監督があたふたしながら「いえいえいえいえ!奪いません!」と支離滅裂なことを口走る。『この人、めちゃくちゃ面白い!』とボクは笑いを堪え肩を震わせていた。どこまでが本気で、どこまでが歌舞いているのか、誰にもわからない。亡くなってから聞いた話だが、拳さんはこの大河ドラマに出る直前にガンの摘出手術をしていた。退院もかなり早め、過酷な撮影に挑んでいた。体調が悪い日も多く3時間待ち、4時間待ちの時もあった。実はこの時、体調が悪くて起きられないような日でも、マネージャーに「ガックンが待ってる」と言ってくれていたらしい。ある日のリハーサルのことだ。謙信の父親の宿敵だった、拳さん演じる〈宇佐美定満〉を説得し自分の軍師になってくれと願う[三顧の礼]のシーンの台本の読み合わせの時のこと。宇佐美はもともと謙信の父親の宿敵で何度も謙信の父親の行手を阻んだ人物だ。宇佐美に初めて自ら会いに行き、己の軍師になってほしいと願いを届けるシーンだ。リハーサル終わりに、「ガックンな、大河ってのは恋愛のシーンがほとんどないだろ?このやり取りは、言わば恋愛のシーンみたいなもんだ。オマエの今の言葉では、オレの心は動かん。本番までに仕上げてこい」と言われた。その日から本番までの5日間、一人でセリフの練習を何度も何度も重ねたが、やればやるほどわからなくなっていった。[演じることとは演じないこと][演技とはそれを表現する技術のこと]、普段から拳さんがボクに言っていた言葉だ。これがずっと理解できなかった。このセリフの練習をしている時にふと、一つの考えが頭をよぎった。『演技をすることとは、与えられた役を自分に纏うのではなく、自身の積み重ねた経験によって得た多くの感情や想いを、役を通して表現していくことなのか?』と。この頃のボクはすでに拳さんに心底惚れていた。しばらく考えた。『謙信のセリフとして[意味]や[内容]を相手の役・キャラクターに届けるのではなく、ボク自身が拳さんに想う素直な気持ちを役のセリフに乗せ、その想いを真っ直ぐに届けよう』と決めた。本番当日、「カメラリハが終わったら、すぐに本番にしてほしい」と監督に伝えた。何度もできないかもしれないからだ。拳さんも「ガックンがそう言うならそうしよう」と答えてくれた。■拳さんの動きが止まり顔が急に怖くなった拳さんの背中側にカメラが何台も並び、すべてのカメラが拳さんの背中越しにボクを狙っている。拳さんは背中しか映っていない。本番が始まった。拳さんに対する想いを謙信の長いセリフに乗せ素直に届ける。セリフの途中で拳さんの厳しい表情がスーッと『ほー』という顔に変わっていった。最後のセリフが終わった。まだカットがかかる前だ。拳さんはカメラにわからないようにニコッと微笑み、そっと親指を立て『よかったぞ!』と満面の笑みを届けてくれた。その時に新たな喜びと気づきを得た。『ボクはこの人に喜んでもらうために、それだけのためにここに来ているんだ…』と。今までは仕事はすべてファンのためだけのものだった。自分の感情はまったく関係なく、私情などはいらないと思っていた。その日、初めて持った感覚に驚いた。『ボクは拳さんに喜んでもらうためだけに演技をやってるんだ…』と。『たった一人に喜んでもらうために何かをすることが、これほど幸せなことだったんだ』と初めて気づかされた。それまで演技をするということに迷い道を見失いかけていたボクを、拳さんの優しい笑顔がいつも導いてくれていたことに気がついた。撮影中盤に差し掛かった長野のロケに行った時のことだ。昼休憩に入り車内で休んでいた。拳さんがいきなり車のドアをパッと開けて、「おい、ガックン。シイタケ食うか?」と言ってきた。カセットコンロの上で、フライパンでシイタケを焼いていた。「オレは弁当、食わないんだ。どんなことがあってもその場で火を通したものしか食わない。便利なものを口にすると早死にするぞ…」と言った。フライパンを囲み、ふたりで食べた。ボクはなぜ、その時にこんなことを言ったのかわからなかったが、拳さんに言った。「拳さん…、ボクの演技でこれは違うなと思うことがあったら必ず言ってくださいね…」と言うと、拳さんの動きが止まり顔が急に怖くなった。こちらをずっと見ている。暫く沈黙が続いた。ゆっくりと箸を置いた拳さんが口を開いた。「なあ、ガックン…。オマエがやらなきゃいけないことは、オレはこれまで全部言ってきた。周りがオマエの演技をどうこう言うかもしれない。だがな…、この緒形拳が言うんだ。オマエはできてる。オマエがやらなきゃいけないことはすべてできている。他の周りの誰が何と言おうとオマエはできているんだ」と。すごく厳しい顔で一つ一つゆっくりと言葉を届けてくれた。そして急にニコッと微笑み、「大丈夫。パパがついてる…」と言い、また箸を取りシイタケを食べ始めた。ボクは届けてくれたそのあまりにも優しい言葉に、『ずっとこの人はボクを守ってくれていたんだ…』という想いに胸がいっぱいになった。それまで詰まっていた感情が雪崩のように溢れ出た。気がつけばボロボロと涙がこぼれ落ちていた。泣きながら何度も何度も「ありがとうございます…、ありがとうございます…」と繰り返していた。愛情に疎遠だったボクにとって、人生で初めて他人からの愛を深く感じた。この日の出来事は昨日のことのように鮮明に覚えている。大河の撮影も終わり、その後すぐにハリウッド映画の撮影でルーマニアに行くことになった。同時に拳さんは北海道での撮影が始まった。その作品が拳さんの遺作となる。撮影の間もずっとLINEで連絡を取り合っていた。「撮影が終わったら、日本で一緒に蕎麦を食べに行きましょうね」「おー、蕎麦かぁ。大好きだぞ」とたわいもない話を交わしていた。拳さんと食事に行く約束の日のちょうど2週間前、突然、彼のマネージャーから連絡が入った。なぜかわからないが携帯を見た瞬間に『亡くなった』と虫の知らせを感じた。電話を取り「亡くなったのか?」と聞くと、「先ほど亡くなりました…」と泣きながら言葉にならない声で彼女がそう言った。その後、遺族の方たちが特別に時間を作ってくれた。ふたりきりで過ごす時間を作ってくれていた。棺に寝ている拳さんは穏やかな顔をしていた。その顔を見て、「アナタは本当にすごい人ですよ。きっと、撮影の最中もずっと痛かった、苦しかったはずなのに…。いつも笑ってましたもんね」と語りかけていた。歌舞いて生きてきた人のとても安らかな最期の寝顔だった。『自分もそういう人生でありたい』と素直に思った。最後まで笑って見送ろうと、とにかく笑顔でいることを心がけた。拳さんに別れを告げた後、玄関で待つ遺族の方たちに挨拶をした。「本当にこうやって時間を作っていただいてありがとうございました。ボクは拳さんに本当に救われました。ボクにとって拳さんは父親のような存在でした」。そう告げた瞬間に急に壊れた蛇口のように涙が溢れ出てきた。我慢しようとしたがどうにもならないほど泣いていた。そこから2週間、完全に壊れてしまい、何もできなくなってしまった。[拳さんから受け取ったもの。それを一人でも多くの人に届けなければ]という想いだけがいまだにボクが演技を続ける理由だ。拳さんが最後に遺してくれたもの。それを止めたくはない。毎年、彼のお墓に行って「まだ頑張っています、次はこんな作品をやるんですよ」と報告している。それは自分がまだ笑顔で頑張っていることをただ伝えたいだけなのかもしれない。だが、あの出逢いがあったからこそボクは大河を乗り切れた。こうやって演技を続けてきたからこそ【翔んで埼玉】や他の多くの素晴らしい作品にも巡り合えた。人生の節々でキーとなる人たちが多くの生きる[意味]と[教え]をくれたことが今のボクのすべてに繫がっている。大河の共演を機に緒形さんから数多くのことを学んだ。
2023年11月22日GACKTと二階堂ふみがW主演を務める、映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』(11月23日公開)の追加キャストが20日、公開された。○■映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』追加キャスト公開今回、追加キャストを一挙公開。実力派俳優・北村一輝をはじめ、ものまね芸人と声優の二刀流で活躍する山本高広、NMB48メンバーで無類の「阪神タイガース」ファンとして知られる川上千尋、3児の母としてママタレントの側面も持つお笑いコンビ・クワバタオハラのくわばたりえが出演している。さらに、タレントでコメンテーターの坂下千里子、NHK大河ドラマ『光る君へ』への出演も決まっている本多力、そしてロックバンド・カブキロックスのリーダーでボーカルの氏神一番も出演する。主人公・麻実麗を演じたGACKTや他のキャストは「え!? どこに出てた!?」「そんな無駄遣いしてんだ!?」「なんてことしてくれてんだ!?」とインタビューで語っており、クセ強めなキャストたちがどこで出てくるのか、本編で明らかになる。【編集部MEMO】『翔んで埼玉』は、『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央が1982年に発表した作品。2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。2019年に二階堂ふみとGACKTをW主演に実写化。11月23日に続編となる映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』が全国公開される。(C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会
2023年11月20日映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』(11月23日公開)のイルミネーション点灯イベントが埼玉・コクーンシティで行われ、GACKT、二階堂ふみ、加藤諒、益若つばさが登壇した。同作は『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央が1982年に発表した作品で、2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。埼玉県民が東京都民からひどい迫害を受けている世界で、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)と、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)の活躍を描く。○■二階堂ふみ、『翔んで埼玉』イルミネーション点灯式に登場「埼玉県民の日に埼玉に来ることができ、皆様と顔を合わすことができて本当に嬉しく思います! イェーイ!!」とテンション高めに挨拶をした二階堂。「皆様のお力もありまして、パート1はいろんな方に観ていただけて大ヒットとなりました。パート2はより羽振りのいい作品になっております。今作は(埼玉だけでなく)かなりいろんなところに飛び火をしているので、一体どうなるのかな? という心配もあります」と続編をアピールしつつ、公開を控える心境を明かした。また、二階堂は「いち映画ファンとして、この『翔んで埼玉』で劇場にたくさんの方が来ていただけているということを本当に嬉しく思っております。皆様の『翔んで埼玉』への愛で(作品を)より大きく、そしてパート3に向けて盛り上げていきたいと思います!」と続編制作に意欲を見せる。しかし、この話を聞いたGACKTはどこか冴えない表情を浮かべ「『翔んで埼玉3』はきっとやると思うんですよ。でも僕の代わりに“ウィッシュ”のDAIGOがやると思う。ちょっと背が低くなるけど、雰囲気は限りなく寄せてもらう。やってみてダメだなと思ったら途中から僕が戻るかもしれませんけど、(DAIGOが)ダメだったらT.M.Revolutionの西川(貴教)くんに頼むとか……」と笑いを誘っていた。
2023年11月15日映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』(11月23日公開)の舞台挨拶が埼玉で行われ、GACKT、二階堂ふみ、加藤諒、益若つばさ、アキラ 100%、はなわが登壇した。同作は『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央が1982年に発表した作品で、2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。埼玉県民が東京都民からひどい迫害を受けている世界で、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)と、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)の活躍を描く。○■GACKT、『翔んで埼玉』続編出演への思い埼玉県在住、埼玉に通勤・通学している対象として“埼玉県民の日”に開催された今回の舞台挨拶。GACKTは「埼玉県民の日には、埼玉の方たちはみんな東京ディズニーランドに行くって聞いたんですけど、ということは(ここに集まっているのは)東京ディズニーランドに行かなかった暇な人たち……? それともわざわざこの日のために東京ディズニーランドよりもこちらを選んだ?」と語り掛け、会場を盛り上げる。大ヒットを受け、続編制作が決まった同作。GACKTは「正直な話、1作目の撮影に入る前から撮影中、そして撮影後、ずっとこの映画は当たることはないと思ってました」と告白。「役者の力なんて全く関係なく、大ヒットしてしまいました」と振り返る。そんな大ヒットを記録した『翔んで埼玉』だが、パート2制作の話を聞いた際、二階堂とGACKTは全力で止めたそう。GACKTは「止めるというより、断ったんですよ。『やりませんか? (続編制作が決定して)多くの方が動いているんです』と聞いて、何考えているんですか? とお断りさせていただいて」と明かし、驚かせる。しかし、その後も2度、3度オファーがあったそうで、「最後には他のキャスト全員固めた状態でリストを出されて、『もう逃げられませんよ』と言われ、最終的にも踏み絵を踏む気持ちでこの作品に挑みました」と続編出演の裏話を明かした。
2023年11月14日